松永光

まつながひかる



当選回数回

松永光の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月29日第102回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  古賀先生の私に対する質問の趣旨は、これまでの教育は人間形成の面でおろそかになっている点はないのか、また、その関係で教育基本法に問題はないのか、道徳教育をさらに一層充実すべきではないのかという趣旨であったと思います。  学校教育にお...全文を見る
01月30日第102回国会 参議院 本会議 第6号
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○国務大臣(松永光君) 鈴木先生の御質問にお答えいたします。  まず、いわゆるいじめの問題、そしてそれに関係しての人権意識を育てる教育の問題についてでありますが、今日大きな社会問題となっておるいわゆるいじめの問題は、その背景として子供の家庭環境の問題、社会環境の問題などさまざま...全文を見る
02月06日第102回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○松永国務大臣 昨年九月の国立近代美術館のフィルムセンターの火事で貴重な外国劇映画フィルムを焼失してしまったということはまことに遺憾なことでございました。これを復元をしたいわけでありますが、その関係でたくさんの民間の人たちが寄附をしていただいておる。その中には矢野先生も多額な寄附...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  先ほど先生もおっしゃいましたように、臨教審の審議につきましては論議はあくまでも自由闊達にしていただく、したがって、文部省の立場からすれば、自由闊達な論議にいささかでも制約を加えるような発言はすべきじゃないという立場でございます。したがいまし...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  先生御指摘のように、木というのは吸湿性がある、湿気を自動的に調節をしてくれる、また木の廊下の上を子供がはたして走り回るということは、非常に足を刺激をして足腰が強くなる、そういう意味で学校教育施設に木がたくさん使われることは望ましいことである...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  医師が過剰ではないかという問題につきましては、先生御指摘のように、厚生省の中に医師の過剰問題についての中間答申が出されましたので、それを文部省所管の関係大学に送付をいたしまして関係大学の意見を聴取して、それに基づいて今後適切に対処していくと...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど先生もおっしゃいました、七十年度を目途に医師の一〇%、歯科医師の二〇%というのは厚生省の検討委員会の中間意見でございまして、文部省としてはその数字は一応受けましたが、医科大学あるいは歯科大学等の定員を扱う、それから教育を扱うのは文部省でありますので、それを参...全文を見る
02月08日第102回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○松永国務大臣 心臓移植の問題でございますが、先生先ほど御指摘のように、我が国では国公立の医科大学としては昭和四十三年に札幌医科大学附属病院の和田寿郎教授を中心としたチームで行った例が一件あるだけで、そのほかには国公立大学の附属病院等で心臓移植を行っておるという例は承知いたしてお...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  先生御指摘のはうに、長野県の教育委員会でその外国人について採用試験をやったようでありまして、この採用試験に合格して採用するような報道がなされましたので、これは先ほど先生もおっしゃいましたけれども、公権力の行使、公の意思の形成にかかわる公務員...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  先ほど先生申されましたような大学の教員についての任用の特例法が成立し、公布されたことは事実でありますが、まさしく大学につきましては学問の研究そして教育という任務でありますので、大学の教員については特例として任用を認めるということにしたわけで...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど申し上げましたように公権力の行使や公の意思の形成に携わる公務員については自国民をもってこれに当てるという当然の法理、これはお認め願いたいと思うのであります。ただし、実際の任用はそれぞれの都道府県の教育委員会ですることでありますから、今までにその法理を正しく理...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど申し上げたような法理で私どもはこれからも全国の都道府県教育委員会については指導していくつもりでありますが、しかし実際の任用をなさるのは都道府県の教育委員会であります。今までの現に既に任用されてしまっている人につきましてどういういきさつで任用されたか、ただいま...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど申し上げました法理というものは従来からずっとある法理なのでありまして、ただ先ほど言ったように大学の教員についての特例法をつくったときになおさらそれが明らかになったわけであります。したがって、その機会にさらに改めて全国都道府県教育委員会に通知を出した、こういう...全文を見る
○松永国務大臣 人間の死の時期がいつかという問題は、関係者の権利関係にも非常に大きな影響を及ぼすので、大変重要な問題であると考えております。  今御指摘の脳死の判定のあり方についてでございますが、私どもの方としては、厚生省で研究班を設けて指針の作成等を進めておられると聞いておる...全文を見る
○松永国務大臣 医学に関する極めて難しい問題の質問でございますが、文部省の立場としては、脳死の判定基準については、関係学会での十分な議論が行われ、また厚生省にある研究班の研究が進んで、そして指針の作成が進んで、それをもとにしてこの問題に関する国民的合意が形成されることを期待してお...全文を見る
○松永国務大臣 きのうも申し上げましたように、木というもの、あるいは木造の校舎あるいは学校の建物の中の木の廊下、木の壁、木の天井、こういったものがあるということが学校の中の雰囲気を非常に和らげる。同時にまた子供の健康にも非常によろしい。専門家の話によりますと、木には湿気の自動調節...全文を見る
○松永国務大臣 今臨時教育審議会で議論がされておるという自由化論議、中野委員今御指摘のようにその中身がまだまだ定かでありません。また、議論する人で自由化の範囲その他も人によって違うわけでありまして、文部省としては臨時教育審議会における自由濶達な議論を見守っておるという状態でござい...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のように、アメリカが去年の末をもって脱退をし、それから英国及びシンガポールも脱退する旨を通告をしてきておるということでありまして、まことに残念なことであると思います。私どもとしては、この際ユネスコが本来の使命に沿って一層有意義な活動を遂行できるよう、必要...全文を見る
○松永国務大臣 海外で活躍しておる日本人の子供の教育のためのいわゆる日本人学校でございますが、その日本人学校をあるいは小学校、中学校と出た者が、高等学校あるいは大学の段階になりますと日本に帰ってきて、そして日本の高等学校、大学に入らざるを得ないという状況。もし父親が引き続き外国で...全文を見る
○松永国務大臣 問題は二つあるわけでありまして、外国にある日本人学校、日本にある外国人学校、二つ問題があるわけであります。主権の問題だと申し上げたのは外国にある日本人学校、その学校をどう位置づけてもらうかということはまさしく外国の主権の問題です。  国内にある外国人学校の問題に...全文を見る
○松永国務大臣 親子が一緒に暮らすことが家族の幸せであると同時に、子供の健全な育成のためにも極めて大事なことであると思っております。単身赴任というのはどうして起こるのだろうか。今先生御指摘のように、子供の学校の問題が一番大きな原因のように思われます。そこで、これを解決するためには...全文を見る
○松永国務大臣 午前中、川俣先生の質問にお答えいたしましたとおり、また先生も先ほど御指摘がありましたように、公権力の行使あるいは公の意思の形成にかかわる公務員は自国の国民をもって充てる、これはもう、ある意味では近代国家の大部分が採用しておる基本的な法理であるわけでして、また教育基...全文を見る
02月09日第102回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○松永国務大臣 今委員の指摘された団体に文部省の関係者が入っておるかどうか、私はよく承知いたしておりません。しかし、先ほど総理からもお答えがありましたけれども、教育基本法につきましては、私も変える意思はありません。
○松永国務大臣 せっかくの委員の御指摘でございますから、今申された団体の性格その他をよく調べまして、そしてまた、それに文部省の主要幹部が入っておるのかどうかもよく調べまして、そして日本の教育を立派に遂行していくための努力の一環としてこれから指導していきたい、こう考えております。
○松永国務大臣 ただいまの質問にお答えする前にちょっと先生に申し上げておきますが、先ほど、協和協会という会に文部省の佐野次官が入っておるというふうに断定的に発言をされたわけでありますが、先生の方でどういう根拠でそういう御発言をなさったか知りませんけれども、先ほど私が事務当局を通じ...全文を見る
○松永国務大臣 児童生徒の急減に伴って小中学校の先生に過員が生ずるという御心配でございますが、その点につきましては、現在の標準法の施行令で最低保障という制度がありまして、それによって措置してまいりますので、過員は生じないようになるはずだ、そういうことで措置していくつもりであります...全文を見る
02月12日第102回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  給与改善等の追加需要に対処する必要もありまして、執行面において物件費を中心にした節約及び不用分もありましたので、文部省関係では合計百二十五億の節減になっておるわけであります。
○国務大臣(松永光君) 建国記念日が二月十一日ということに関連しての御質問と思いますが、今総画もお答えになりましたように、この国会で建国記念日は二月十一日と定められ、そしてその法律には「建国をしのび、国を愛する心を養う。」という意味で式典が設けられたわけでありまして、私は結構なこ...全文を見る
02月13日第102回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(松永光君) 臨教審の第一部会の先生方が二泊三日、実質二十時間以上も真剣な御討議をなさったことについて深く敬意を表しているところでございます。出されたメモ等につきましては私の方でいろいろ評価する立場にありませんで、臨教審の先生方がさらに一層自由濶達に論議を深めていかれる...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 臨教審設置法の規定に基づきまして総理大臣に尊重義務があると私は承知しておりますが、臨教審の答申につきましては私としても尊重してまいる気持ちでございます。
02月16日第102回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○松永国務大臣 お答えいたします。  一番最後からお答えいたしますが、中野区の教育委員のいわゆる準公選の問題でございますが、先生よく御承知のとおり、地方教育行政の組織及び運営に関する法律によりまして、教育委員の任免権は区長にあるわけでありまして、その区長の権限を制約するような形...全文を見る
02月18日第102回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○松永国務大臣 お答えいたします。  中教審の四六答申の中で実現を見てない大きなものは、学校制度に係る先導的試行、その中では幼年学校などという構想もあったわけでありますが、その問題、あるいは幼稚園について市町村に設置義務を課する問題、それから公立と私立の学校に関する地方教育行政...全文を見る
○松永国務大臣 臨教審の審議につきましては、臨教審の先生方が自主的に課題を決め、自由濶達に議論をしていただくということでありますので、私どもの方で事前に了解するとか知るとかということは問題にしておりません。  しかし、その問題につきましては、文部省自身も実は理科教育及び産業教育...全文を見る
○松永国務大臣 法制局長官のただいまの答弁と私の考え方は全く一致しております。  私の申し上げたことは、初等中等教育、なかんずく義務教育というものは国がその責務において行う教育でありますから、しかも普通教育でありますから、日本国民である以上、その子供に対しては全国的に同一水準が...全文を見る
○松永国務大臣 教育課程の基準、これにつきましては文部省がその責任において決めるわけですね。その基準に基づきまして、具体的な子供にどういう手順でどういう――内容の難しいものもあれば易しいものもあるでしょう。相手が、子供が理解能力があればすっと理解させることができる。しかし、理解能...全文を見る
○松永国務大臣 教科書につきましては、文部省で責任を持った内容にしなければなりませんので、そこで検定という仕組みがありますし、それを採用するのは都道府県の教育委員会が採択をするわけでありますが、その教科書に基づいてどういう手順で、どういうやり方で教えていくかということは、各教師が...全文を見る
○松永国務大臣 私は、教育基本法第三条、この解釈は、先ほど法制局長官が申されましたようにその能力に応じて等しく教育の機会が与えられなければならない、この解釈の仕方は法制局長官の解釈と同じであります。  問題は教育水準についてでございますが、これは直接的に基本法第三条というよりは...全文を見る
○松永国務大臣 今先生の読み上げられましたのは、新聞とか雑誌に、いわゆる自由化論者と言われる方の発言の断片だと思います。しかし、私は、その具体的内容につきましては一々チェックする立場でありませんし、自由な論議を臨教審の中でしていただきたい、こういうふうに思います。  ただ、学校...全文を見る
○松永国務大臣 今、池田先生早口で言われましたので、よくわからなかったわけですけれども……。
○松永国務大臣 それじゃお答えいたしますが、義務教育は「九年」と書いてありますから、九年間は学校に行かないと、義務教育が終わったということにはならぬでしょう。ただ、例えば義務教育は九年ですね、その上に高校が三年という現在の制度ですが、合計十二年ですね。それを六・三・三と区切らずに...全文を見る
○松永国務大臣 学校教育の硬直性、画一性を打破するためにいろんな議論がなされているわけでありますから、私がここでしゃべったことが臨教審の審議に影響を及ぼすとは思いませんけれども、教育基本法の精神を解釈いたしますと、まあ国が責務を持って行わなければならない義務教育の段階においては自...全文を見る
○松永国務大臣 放送大学とほかの大学との間の連携協力を推進していく、そして、その過程において放送大学と既存の大学とが単位をお互いに互換できるというのは結構なことだと思っておりまして、また、放送大学がつくられた一つの理由もそこにあるというふうに思います。ただ、教養課程全部を放送大学...全文を見る
02月19日第102回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○松永国務大臣 教材費について国庫負担をやめまして一般財源化したわけでありますが、すなわち、今まで国が負担していた分に相当する額に若干上乗せした分を一般財源化したわけでありますから、学校の設置者である市町村は五十九年度よりも若干上回る支出ができるような財源措置がなされたわけであり...全文を見る
02月20日第102回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○松永国務大臣 義務教育につきましては大きな原則が幾つかありまして、その一つは、次代を担う青少年を健全に育成するという国家的な事業でもありますし、また日本国の国民であるならば、どこに生まれても、普通教育に関する限りは同じ水準の教育が受けられるという仕組みをやっていかなければなりま...全文を見る
02月22日第102回国会 衆議院 文教委員会 第2号
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○松永国務大臣 第百二回国会におきまして、文教各般の問題を御審議いただくに当たり、所信の一端を申し述べます。  申すまでもなく教育は国家百年の大計であり、国家社会発展の基礎として一日たりともゆるがせにはできません。我が国の今日の繁栄は、これまで教育の振興に多くの困難を克服して取...全文を見る
02月22日第102回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○松永国務大臣 最近における小中学校、高等学校等における極めて遺憾な事態が多いという問題でありますが、これは学校教育でも非常に大きな責任もありますけれども、私はその前に、乳幼児期における家庭のしつけあるいは情操教育、こういったものが非常に大きな影響を及ぼしておるというふうに考えて...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどから石原先生の貴重な御意見を聞かせていただきましてありがとうございました。  私は、どうして最近情緒障害児あるいは自閉症の子供がふえているんだろうか。昔の親は学問はなかったあるいは学問的な子育ては知らなかったかもしれぬけれども、こんなに情緒障害児とか自閉症...全文を見る
○松永国務大臣 私は、小学校のときも中学校のときも廊下は全部板でした。だれが見ても、廊下とか壁とかそういったところが木材である方が感覚的にも潤いがあるし、ぬくもりがあるし、望ましい、私はこういうふうに思っておりまして、また、文部省もかねがねそれがいいんだということで、建築基準法の...全文を見る
○松永国務大臣 私自身はそれを読んでおりませんけれども、あなたから見せてもらってなるほどと、川俣委員がおっしゃったことを聞きましてなるほどというふうに思いました。
○松永国務大臣 前回、教諭としては外国籍の者はいないものと承知しているという言い方をしたと思いますが、この席で、ただいまの事務当局の答弁のとおりであるということを私も承知いたしましたので、そのように訂正をいたします。
○松永国務大臣 そのとおりであります。訂正をいたします。
○松永国務大臣 川俣先生のいろいろ御意見等があった場合には比較的同調する傾向が私にはあるのでございますけれども、この問題につきましては、前回申し上げたとおり、小学校、中学校、高等学校等の教諭につきましては日本国民をもってこれに充てるという当然の法理を私は認めているわけでありまして...全文を見る
○松永国務大臣 今、局長が申したとおり、五十九年度で教員の採用試験の受験資格に国籍条項を設けておる県及び市の数字でございますが、私の手元にあるのは五十八年度は三十県三市、五十九年度は三十一県三市になっておるわけです。これと合わないものですから、もう一回詳しく調べる、こういうふうに...全文を見る
○松永国務大臣 川俣委員も御承知と思いますが、大学に関して、大学の教員につきまして特別法をつくりましたね。その直後に、大学について外国人の任用も、一定の条件のもとではありますけれども許されるという法律になった。(川俣委員「なったんじゃない、したんだよ」と呼ぶ)法律ができましたから...全文を見る
○松永国務大臣 私どもの考え方としては、各県の教育委員会が小中高等学校の教員を、教諭を採用する場合の資格条件というものは、先ほども申したとおり、教員については日本国民の中から採用するという当然の法理があるものですから、それを改めて採用試験に応ずる人に対して、国籍条項というのをわざ...全文を見る
○松永国務大臣 都道府県の教育委員会でどういうふうな条項を書くかというのは、これはそこまで細かくは通達してないのですよ。ただ、念のために教育委員会に対して、大学の教員についての特別立法をいたしましたが、これは原則が日本人に限るということであった、大学の教員については特別法をつくっ...全文を見る
○松永国務大臣 任命権は都道府県教育委員会にあるわけでありますが、必ず法令、法理に基づいて任用なさるものと私は期待いたしております。
○松永国務大臣 任用権は、先ほど言ったとおり県教育委員会にありますが、あくまでも法令に基づいてその措置はなされるものと期待しておるわけでありまして、そこで文部省には、地方教育行政の組織及び運営に関する法律によりまして、都道府県の教育委員会の事務が法令に基づいてなされるよう指導し助...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたように、法令に基づいて正しく任用権が行使されるように私どもは期待するわけです。それをするのが私どもの方の責務なんですから。(川俣委員「さっきの論議じゃだめだよ。それはわかっている。時間が過ぎればいいと思っているのだ」と呼ぶ)  先ほどもちょ...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申したとおり、文部省では長野県で任用の候補者名簿に登載されたということがわかりましたので、そこで前に通知をしたことでもありますから、念のために指導助言をした。その指導助言に基づきまして、長野県の教育委員会が自主的に判断をして措置されたことであります。
○松永国務大臣 前にも申し上げましたけれども、日本もアメリカもドイツもフランスも韓国も、先ほど私が申し上げたような法規定になっておるわけなんです。小中高等学校、その国の国民を育成する公立あるいは国立の学校の教諭につきましては、その国の国民をもって充てるというのが原則になっておるわ...全文を見る
○松永国務大臣 私の方から法廷闘争に持っていく気持ちはありませんし、その必要もないと思っております。
○松永国務大臣 繰り返し申し上げますが、文部省としては、都道府県教育委員会の教育行政の執行が法令に基づいてなされるよう指導助言する責務があるわけでありますから、前もってその責務を放棄するような答弁をするわけにはまいらぬわけでございます。
○松永国務大臣 先ほども何回も申し上げますように、当然の法理として存在しておるわけでありまして、これは法制局の意見も再三聞き合わした上間違いないということでありますので、当然の法理を踏まえた上での処置をしていただくことを期待しておるわけであります。
○松永国務大臣 法律論を展開していけば、先ほど言ったとおりに私は言わざるを得ないわけです。(発言する者あり)
○松永国務大臣 先ほど申し上げたと思いますが、任用権は県の教育委員会にあることはそのとおりでございます。
○松永国務大臣 国土の均衡ある発展のために大学等の高等教育機関を地方に適正に配置するというのは、非常に大事なことであるというふうに認識いたしております。そういう考え方で文部省としては、適正配置の施策を進めてきたわけでありまして、簡単に言えば、大都市における大学等の新設、増設は抑制...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘の問題は、実は二月十九日に文部省の理科教育及び産業教育審議会の答申をいただいたわけでありますが、その中に、時代の進展に応じてバイオテクノロジー、そういったものに対応したような教育内容の改善などをすべきであるという御指摘もいただきました。まことにごもっとも...全文を見る
02月23日第102回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○松永国務大臣 がんを撲滅するためには、御案内のとおり予防、診断、治療が必要なんでありますが、その前提として、がんの本態を解明することが何よりも重要であります。本態の解明がなされて、初めて的確な予防あるいは診断、治療というものがなされるわけでありますから、そういうことでがんの本態...全文を見る
○松永国務大臣 私の方は、従来からのがん対策、それから「対がん十カ年総合戦略」による対策、文部省の所管は主として基礎研究でありまして、大学等における研究機関あるいは研究員に対する助成をするという仕組みになっております。もっとも、民間でもすぐれた研究をしている研究機関には応援をして...全文を見る
○松永国務大臣 全体としてのがん対策費の数字でございますが、私どもの方では八十六億と、こう考えているわけで、先生の方と少し違うのは、こちらの方では施設などの分もカウントするものですから、そこで八十六億になるんだと思います。  そこで、問題のダブって研究費補助等が支給されていない...全文を見る
○松永国務大臣 新聞に報道されておる成田市の問題、私の方では真相は承知いたしておりません。しかし、一般論として申し上げますと、先生もよく御承知のとおり、教育基本法で学校の設置はいかなるものであるかということは決められております。すなわち、学校というのは公の性質を持つものであります...全文を見る
02月25日第102回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○松永国務大臣 先ほどから先生の御指摘の事実は、教育界にあってはならぬ極めて遺憾なことなんでありまして、今までも北海道教育委員会を通じて適切な指導をしてきたつもりでありますが、今後ともなお一層その指導を的確にやってまいりたい、こういうふうに考えておるわけであります。  学校の先...全文を見る
○松永国務大臣 一番おしまいの方からお答えいたしますが、「旧土人」という呼び方は極めて不適当な呼び方であると思いますので、改正されるのが相当であると考えております。  次に、先生御指摘のように、学校教育の場でいじめということがあるとするならば極めて遺憾なことなんでございまして、...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  学校の現場で動揺、不安が起こっているとは私は思っていないのであります。しかし、現在の学校教育の現場、先ほどからいろいろな問題の指摘がございました。いじめの問題、あるいは前々からこの委員会で指摘があった非行の問題等々を含めまして、今の学校教育...全文を見る
○松永国務大臣 一国の国民教育の中で使用される教科書につきましては、その国が自主的に判断をして教科書の内容は決められるべきものだ、こういうふうに原則として考えます。しかし、歴史的な客観的な事実、あるいは国際協調、こういった面も当然参考にしながら日本独自の判断で教科書の内容は定めら...全文を見る
○松永国務大臣 当時の政府の主観的な意図は別といたしまして、客観的には侵略と見られるべき事実もあったのじゃないかというふうに私は考えます。
○松永国務大臣 先生の御指摘の事柄は高度の専門的な学問的な事柄でございますので、私はまだそれを的確に答える学問を持っておりません。幸いにその方の専門家、文化庁の次長が来ておりますので、そちらの方から正確に答えさせます。
02月26日第102回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○松永国務大臣 先生がただいま御指摘になりましたように、より充実したより効果のある教育をしていく上では、その子供の個性、特色に応じた指導をしていくということが何よりも大事であると思います。同時にまた、教育に当たる先生の指導力あるいは熱意、文字どおり先生のおっしゃるとおりでございま...全文を見る
○松永国務大臣 個人差教育というのは先生よく御承知のとおり、六十年度の予算が成立してその後に正式にはスタートするわけでありまして、そうした研究の成果というものは当然、今後教育内容等について検討する場合の参考になるものと考えております。
○松永国務大臣 学習指導要領の改訂を現在考えてはおりません。しかし、これから個人差教育を、検討会をつくり、あるいは指定校をつくってやっていくわけですね。やっていって、その研究の成果というものは、将来教育内容について検討する場合の貴重な資料になるものと考えておるわけでございます。
○松永国務大臣 個人の適性、能力に応じた行き届いた教育をするためには、現場の先生方の創意工夫、これは極めて大事なことでありますし、今先生御指摘のように自発的に先生方が工夫をし、あるいはやり方についての新しい万法を考え出し、それに基づいて教育をやっていただくということが非常に大事な...全文を見る
○松永国務大臣 日本の留学生受け入れ数が、現在のところ他の先進国に比べて少ないというのは先生御指摘のとおりであります。したがいまして、日本もこれだけ経済の面であるいは学術の面で大きくなりかつ伸びてきたわけでありますから、この力を活用して発展途上国の人づくりに協力することを通じて国...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のように、国立大学の場合に、公立大学もそうでございますが、私費留学生について共通一次試験を課しておる大学もあるわけでありますが、文部省としては、先ほど先生の御指摘にありました日本国際教育協会が私費留学生統一試験を行っておりまして、その試験の結果と外国人日...全文を見る
○松永国務大臣 御指摘のとおり、留学生問題につきましては宿舎が非常に大きな問題になってきておるわけであります。そこで、六十年度の予算では日本国際教育協会の新しい留学生会館をつくることにいたしまして、これは三百五十人収容の計画でございますが、六十年度の予算で基本設計費が計上されてお...全文を見る
○松永国務大臣 留学生問題をさらに積極的に進めていく上では、文部省だけの力では足りないわけでありまして、民間の団体、公益法人等の積極的な活動、協力というものが大事であろう、こういうふうに思います。ロータリークラブとかあるいは企業でも留学生の奨学援助等の事業を始めたいというところも...全文を見る
○松永国務大臣 先生の御意見はもっともであると私は思います。高等学校の場合には先生御承知のように進学率が九四%にもなりましたから、したがって高校生の能力や特性は種々さまざまであります。そうした子供の能力や種々さまざまな特性に応じた高等学校教育がなされるようにやっていくことが大切で...全文を見る
○松永国務大臣 子供を心身ともに健全に育てる上で、特に思いやり、いたわり、こういった豊かな心を育てる上で、親と子の触れ合い、教師と生徒の触れ合い、これが極めて大事であるということは、先生と私、全く同感であります。  人間がこの世に生まれてきて、最初に教えてくれる、教育をしてくれ...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたとおり、青少年の健全育成の上で、家庭における親子の触れ合い、学校における教師と生徒との触れ合い、極めて大事であるという認識のもとに、それを前提にして、先ほども申し上げましたけれども、自然教室事業あるいは学校と家庭との連携強化事業等々を通じて、...全文を見る
○松永国務大臣 スポーツ振興というのは、国際競技で優勝するようなそういう選手を育てることも大事なことであると思いますが、いま一つ大事なことは、ある意味ではもっと大事であると思いますが、青少年あるいは社会人になった人も含めまして、スポーツを通じて心身を錬磨していく、あるいは仕事で疲...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今後とも一生懸命努力をしていきます。
02月26日第102回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○国務大臣(松永光君) 第百二回国会におきまして、文教各般の問題を御審議いただくに当たり、所信の一端を申し述べます。  申すまでもなく、教育は国家百年の大計であり、国家社会発展の基礎として一日たりともゆるがせにはできません。我が国の今日の繁栄は、これまで教育の振興に多くの困難を...全文を見る
03月06日第102回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○松永国務大臣 先生も御指摘になりましたように、戦後日本の教育改革がなされたわけでありますが、そのときの基本的な考え方は、まさしく自由と平等、これが二つの柱となって新しい教育制度がスタートし、教育基本法もできたものと思います。  ところが、その後四十年近くたちまして、日本の社会...全文を見る
○松永国務大臣 行政に携わる者は常にみずからのなしてきた行政について、これでよかったのかどうかという反省が必要であると思いますし、いろいろな仕組みにつきましても時の経過とともに時代に合わなくなるものも出てくるわけでありますから、常に反省をしながらよりよいものを求めていくという姿勢...全文を見る
○松永国務大臣 日本の学校教育の中でも、先生御承知のとおり小学校、中学校、高等学校、大学とあるわけでありますが、いわゆる初等中等教育というものは国民に対して普通教育を施すということでありますので、しかも教育基本法の考え方として、日本全国どこに住んでおっても同一水準の普通教育が受け...全文を見る
○松永国務大臣 私は、総理が教育バウチャー制を考えているとは到底思えません。随分長くつき合っておりますけれども、そういう考え方を総理から聞いたことは私はありません。  今の義務教育費国庫負担という制度は、先ほど私が申し上げましたとおり、全国どこに住んでいようと、貧しい県、貧しい...全文を見る
○松永国務大臣 今、先生のおっしゃった学歴社会から学習歴社会へという貴重な御意見を拝聴いたしまして、私も非常に感銘深く聞かしていただきました。現在の学歴社会はぜひ打破しなければならぬというふうに私も考えておりますし、それから、先ほど先生御指摘のように、お互いが長生きをするようにな...全文を見る
○松永国務大臣 有給教育休暇制度の問題でございますが、これはILOが提案しておることでありますけれども、先ほど労働大臣の方でお答えがありましたようなことで、各方面でいろいろな問題がありますので、そうした問題についてクリアできるならば私としては結構なことであるというふうに思いますが...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のアメリカのコミュニティーカレッジでございますが、これは我が国の短期大学とは少し性質が違っているようでありまして、今先生の御指摘のように三種類ぐらいあるようでありまして、一般の教養を目的とするもの、職業教育的なもの、そして高等学校卒業の資格を与えるもの、...全文を見る
○松永国務大臣 中国からお帰りになった人が、日本の社会で溶け込んで不自由なく生活を送っていただくために、日本語の習得が非常に大事であるということは先生御指摘のとおりでございます。今まで文部省としては日本語学習教材の作成、配付、あるいは日本語を教育する指導者に対する研修会を開催する...全文を見る
○松永国務大臣 中国からの引揚者子女教育につきましては、協力校を指定して、そして子女の積極的な受け入れをいたしておりますが、今先生御指摘のように日本語習得の問題がある、それから生活慣習というものの違いがある。こういったものを早く、日本語の習得、それから生活慣習について日本の一般の...全文を見る
○松永国務大臣 先生の御指摘、まことにごもっともであると思いますので、今後一生懸命検討をし、努力をしてまいりたい、こういうふうに思っております。
○松永国務大臣 ただいま御指摘にあったようなテレビに報道されたものがそのまま学校で教材として使用される例はめったにないことでありますが、仮に使用する場合には、教育委員会や学校であらかじめ慎重に検討した上で行われなければならないものでございます。  今先生の御指摘によりますと、科...全文を見る
03月07日第102回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第1号
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○松永国務大臣 昭和六十年度文部省所管予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  昭和六十年度の文部省所管予算につきましては、現下の深刻な財政事情のもとではありますが、文教は国政の基本であるとの認識に立ち、教育、学術、文化の諸施策について、我が国の文教施策の着実な推進を...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のとおり、学校給食が法制化された時代は大変日本が貧しい時代でございまして、そこで子供にだけは十分食べさせてあげたい、栄養が足りるようにしてあげたい、こういったことから学校給食は始まったものと思います。その後、関係者の大変な努力で学校給食というものが我が国...全文を見る
○松永国務大臣 御質問が多岐にわたりましたので、総論的な部分を私が御答弁申し上げ、あとは政府委員から答弁をさせます。  まず栄養のバランスの問題でございますが、どうも日本人、最近は先生御指摘のように歯が弱くなったとかあるいはデブデブ太ってきたとか、そういったバランスの問題がよく...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど来申し上げておりますように、学校給食は子供の健全な育成のために極めて有意義な事業であるということで、今後とも学校給食という仕組みを推持し発展させていきたいということは繰り返し申しておるところであります。  ただ、それを実施するに当たりましては、材料代につい...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどから申し上げているとおりでございまして、学校給食というのは、育ち盛りの子供に対して昼食を給食することによって体位の向上を図る、あるいは教育的な効果を図っていく、そういう目的があるわけであります。その目的の趣旨を十分踏まえていただいた上で、地域の実情に応じて合...全文を見る
○松永国務大臣 先般の予算委員会で、近江先生の御質問に対する総理の答弁の趣旨は、日本としては決して去りたいとは思っていませんが、しかし何としてでも改革をやり遂げたい、やり遂げさせてもらいたい。改革ができないということは非常に残念なことでありますから、どうしても改革をしてもらいたい...全文を見る
○松永国務大臣 近江先生のお言葉をかりて使わせていただければ、悲劇的なことにならないようにぜひとも改革をやってもらいたい、こういうふうに思っておるわけであります。
○松永国務大臣 先ほどから官房長がお答えいたしておりますように、教育についての父母の負担が過大になりますと、結果的には教育の機会均等の理念が損なわれることにもなりかねない。そこで文部省としては、教育費について父兄の負担が過大にならないよう、しかもそういう施策が文教行政上極めて重要...全文を見る
○松永国務大臣 私は文部大臣であると同時に政治家でありますから、税の問題は常に公平公正を考えなければならぬと思うわけであります。先ほど義務教育についても父兄負担がかかっているという御指摘でございましたが、それはそうだと思います。しかし、決して大蔵省の肩を持つわけではありませんが、...全文を見る
○松永国務大臣 予算委員会の総括質問あるいは一般質問でもしばしばこの問題についての御質問をいただいたわけでありますが、その際申し上げましたように、日本の公務員採用に関する基本的な法理として、個人的ないろいろなことはあるにいたしましても、あるいはまた同情すべき点があるにいたしまして...全文を見る
○松永国務大臣 今おっしゃった問題は、実は教育公務員だけではなくして、一般の国家公務員あるいは地方公務員にも関係をしてくる問題でありますが、国際化が進む、他国との間の友好協力関係を推進していかなければならぬという問題は、それはまさしく私どもも先生と同じ考え方であります。  その...全文を見る
○松永国務大臣 先生の御指摘大いに参考にさせていただきまして、一生懸命努力をしていきたい、こういうふうに考えます。
○松永国務大臣 先生おっしゃるように、昭和五十七年に国立及び公立の大学において外国人教員の任用の道を開いたわけでありますが、これは、真理の探求というのはある意味では国際共通の問題でありますし、あるいは人類共通の問題であるかもしれませんが、それとあわせて学術の国際交流、こういった考...全文を見る
○松永国務大臣 先生の御指摘になった事例は、主として国または公の方から受益をするという例におきまして、国籍とかかわりなく受益がなされるというふうな御指摘だったような感じがいたします。先生の御指摘の教育の関係で申し上げますと、教育活動そのものはいわゆる権力の行使でないでしょう。しか...全文を見る
○松永国務大臣 将来の日本を背負う子供たちが、国際社会で尊敬をされ信頼される日本人として成長してもらわなければならぬわけであります。そのためには、日本人自身が諸外国の国旗や国歌に敬意を払うということが大切なんでありまして、それと同時に自分の国を愛する、自分の国の国歌や国旗を大切に...全文を見る
○松永国務大臣 昨年でございましたか、埼玉県の県議会でこの問題についてきちっとやるようにということで議論がなされて、国旗の問題でございましたか、大変遅くまでもめたという記事を私は新聞で読んだことがございましたが、そのことから見ても必ずしも十分になされてない点があるのではなかろうか...全文を見る
○松永国務大臣 四月一日から開校される放送大学の単位を取って、それが他の大学の単位と互換できるかというふうな趣旨の御質問と思いますが、それは可能であります。ただし、放送大学で教養課程を全部取ったから、それが他の大学の教養課程に全部できるかどうかについてはいま少し検討の余地がありま...全文を見る
○松永国務大臣 受けとめていただいて結構でありますが、単位の互換というのは放送大学と他の大学との間が協議をして決めることでありますから、その意味で、他の大学もそういった点について前向きな考え方を持って、より充実した教育をお互いに協力しながら施していくんだという考え方で対処してもら...全文を見る
○松永国務大臣 私の言う教育県という意味は、単に大学、短大等の進学率をもってはかるべきものではございません。学習を続けていきたい、高い学習をして、そしてみずからの教養あるいは技術を高めていきたい、そういう人が大変多い県にしたい、そして全体的に埼玉県の知識の水準、教養の水準、そうい...全文を見る
○松永国務大臣 私は、文部大臣として文教施策を進めていく上で建設的な意見を幅広くお聞きをして、そして参考にさせていただくという基本的なスタンスをとっております。したがいまして、日教組さんであろうがだれとかさんであろうが、私は建設的な意見をお持ちの方でありますならば、そしてまた私の...全文を見る
○松永国務大臣 今御指摘の日教組の委員長のあいさつは新聞で読みました。評価をするものでございますが、具体的に私の方から日教組の委員長に会いたいからというふうに今直ちに申し出るという予定はありませんけれども、先ほど来申し上げておりますように、教育に関連する事柄につきましていろいろな...全文を見る
○松永国務大臣 経済、社会も変化しますし、時代も発展してまいりますから、その意味では国民のニーズに合った国立大学を整備していくということは大事なことであると思っております。また、国立大学が整備されればそれが日本全体の学術、文化の向上の引き金にもなるわけでありますから、非常に大切な...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のように、専修学校は制度発足以来順調以上の発展を遂げてきておるわけでありまして、そしてまた、社会のニーズによくこたえて、教育的な成果を着々と上げてきておられるというふうに認識いたしております。特に、これからの日本の社会を考える場合に、社会の変化が以前より...全文を見る
○松永国務大臣 専修学校につきましては、五十七年の八月に私立学校振興助成法の改正をいたしまして、専修学校を設置する準学校法人に対して助成規定を設け、それに準拠いたしまして五十八年度から大型教育装置に対する国庫助成を開始したわけであります。今の先生の御指摘は大学あるいは短大、その他...全文を見る
○松永国務大臣 新憲法ができて四十年近くなって、なおかつ今先生御指摘のような事件が頻発しているとするならば甚だ遺憾なことでありますし、残念なことであります。実は私、大変申しわけありませんけれども、当然のことながら憲法の人権尊重、自由と平等、こういったものが定着しておるという考え方...全文を見る
○松永国務大臣 私は、部落差別の問題をこの日本からなくする、そして憲法の定める人権尊重、自由と平等、この考え方が全部の国民に周知徹底をされる、もう新憲法ができて四十年近くたったわけでありますから、大体もう大丈夫だというふうにならなければうそだと思っているくらいなんでありますが、今...全文を見る
○松永国務大臣 教育の場には学校教育と社会教育があるわけであります。また家庭教育もあるわけでありますけれども、社会のすべての教育機能が、今申したように人権思想と自由、平等の精神、そして差別はしない、みんな平等であるという教育を徹底して、みんながそういう心を持てるような状態にするこ...全文を見る
○松永国務大臣 今先生のお話及び私学部長の答弁を聞いておりまして、学校側では学生数が減少していること等があって学校の経営の安定のためということで他の場所に移転する。ところが、現在あるところは設置に当たってその地域の町から相当な応援を受けて設置されたという経過があるようにお聞きをい...全文を見る
○松永国務大臣 国語の乱れというよりは最近は一部の日本の人たち、日本人が言葉遣いを大変間違った使い方をしておるのじゃなかろうかという問題が私には目についてならぬわけであります。先ほどの「アイ ラブ ジャパン」ですか、これは国語の乱れというよりは政党関係者が日本語を使うべきところを...全文を見る
○松永国務大臣 教育が国政の中で最も重要な事柄であるということは先生と全く同感であります。今高校あるいは大学の入学時期でありますが、私はこの入学の問題について三つ考えておかなければならぬ点があると思います。  その一つは、入学試験のあり方がペーパーテストの結果あるいはペーパーテ...全文を見る
○松永国務大臣 私も自殺をした子供の「テスト戦争」という詩を読みました。どうしてこういう詩を書くような子供ができるのだろうかな、詩自身のよくできているかどうかという問題は別として、私の承知している限りでは、私自身も経験がありますが、これは出題によるでしょうけれども、テストというも...全文を見る
○松永国務大臣 私がちょっとわかりにくい点は、この子供は小学校五年生でしょう。目の前に入試があるわけじゃないのでしょう。小学校五年生でどうして入試を前提にしたテストが、なされているかどうか知りませんよ、知りませんが、小学校五年生などというものは私どもの経験では最も楽しかったときで...全文を見る
○松永国務大臣 私は、先生の御指摘は一般的じゃないと思うのです。そういう学校、そういう父兄、そういう教師もおるでしょう。しかし私は、大部分はそうじゃないと思っておるのです。むしろいろいろな報道等で小学校のときから入試のための競争勉強をやっているんだなどということがなされるというと...全文を見る
○松永国務大臣 私は一般論を申しておるわけでありますが、小学校の段階で全員が塾に通って有名中学に入ろうなどという競争をしている人が少なくとも大部分だなどということは私には思えないのですよ。私も実は町の真ん中に住んでおり、町の真ん中の学校を私も出ましたし、私の子供や関係者も出ておる...全文を見る
○松永国務大臣 中学、高校等の卒業式に国旗が掲げられている学校あるいは国歌の斉唱で始まる学校、いろいろ統計等を見ますというと、私立の中学校、私立の高等学校はほとんど例外なしに国旗を掲げてあり、国歌が歌われた上で始まるというふうに私は承知をしております。現に、私が招待を受けて出席す...全文を見る
○松永国務大臣 私学が我が国の学校教育の中で果たしている役割は極めて大きいわけでありまして、しかし、私学でありますがゆえに、公費による助成がなされなければ父兄の負担が大変重いものになる。そういった事態をなくすために、従来から私立の高等学校から幼稚園に至るまでの経常費助成の予算を確...全文を見る
○松永国務大臣 私の考え方も先生と同じだと思うのでありますが、埋蔵文化財というのは我々の祖先がこの日本列島に残してきた貴重な痕跡でありまして、日本という国、日本列島の成り立ちと発展を考察する上で不可欠の資料となるものでありまして、我々はこれをできる限り保護していかなければならない...全文を見る
○松永国務大臣 私の立場から申し上げますと、初等中等教育、育ち盛り、伸び盛りの子供に知育、徳育、体育を施して、我々の次の時代を担う人間づくりをしていかなければならぬわけでありまして、その観点からすれば、その伸び盛りのときにきちっとした教育を施していく、そして教育水準を下げないよう...全文を見る
○松永国務大臣 初等中等教育は、外国の初等中等教育と比べて、学力の水準では日本の方が今のところ劣っていない。私は、それは日本の初等中等教育の誇るべき点の一つだというふうに思います。そうした初等中等教育というものは、日曜日以外の休みは暑中休暇が四十日で、春が十四日で、冬が十四日、合...全文を見る
○松永国務大臣 望ましい初等中等教育の教育課程を編成、実施するために現在の休暇の状態になっておるわけでありますが、さて、四週五休あるいは四週六休になりました場合にこのままで実施できるかどうかという問題がありまして、その場合には、では夏休みを少し短くするかあるいは冬休みも少し短くす...全文を見る
○松永国務大臣 共通一次の問題でございますが、先生御承知のとおり昭和四十五年ごろから十八歳人口が急増いたしまして、大学の入学定員は私立も国立もそれほどふえていなかった、そういう事態が起こりまして大変な受験競争、その結果として難問奇問等が出されて受験者が大変な難儀をした、それを解決...全文を見る
○松永国務大臣 戦後の我が国の小中学校における学校給食というものが普及してきたというのは、終戦直後日本は非常に貧しゅうございまして、食べる物についても不足する状態がある程度続いたわけでありますが、その当時育ち盛りの子供たちにはきちっとした昼食を食べさせよう、そして子供の生育を図っ...全文を見る
○松永国務大臣 学校栄養士さんがいらっしゃいますね。六十年度の予算編成に当たっても学校栄養士の国庫負担の問題が一応出たわけでありますけれども、そこに担当主計官がいらっしゃいますけれども、理解を示していただいて、学校給食が大事だということで栄養士につきましては二分の一国庫負担という...全文を見る
○松永国務大臣 子供たちが食事をつくってくれた人に対する感謝の気持ちを持つということは、大変すばらしいことであると思います。家庭においては朝御飯、夕御飯、恐らくお母さんがつくってくれるのだろうと思いますが、それを食べる子供たちはやはり親に対する感謝の気持ちを持つだろうと思いますし...全文を見る
○松永国務大臣 私は今、日本人が御飯を食べる回数が少なくて、そしてパンを食べる回数がふえてきておる、若い人に、学校給食で小中学校時代を送った人に多いような感じがいたします。私自身は、先生と同じ年代かもしれませんけれども、実は御飯を食べないというと飯を食った気がしないわけであります...全文を見る
○松永国務大臣 まず、学校統合の問題でございますが、これは先ほど局長がお答えをいたしましたように、長い歴史があるようでありますし、詳細の経過が必ずしも明らかでありませんので、明確な御答弁ができないわけでありますけれども、実情をよく調査して、教育の現場に混乱が起こらないような指導を...全文を見る
○松永国務大臣 我が国が今日世界有数の工業国家として発展を遂げ、また日本の経済が自由世界第二位という大きな経済となり豊かな国になり得たその原動力をなすものは、日本における科学技術の発展であり、またその科学技術を有効に活用してきたからであると思っております。  ところで、今日まで...全文を見る
○松永国務大臣 現在における我が国の科学や技術についての大学における教育あるいは研究機関における研究、まあ決して慢心するわけにはまいりませんけれども、しかし相当程度に達していることは事実であります。例えばこの一月八日の午前四時何否かに打ち上げられたハレーすい星探査のためのさきがけ...全文を見る
○松永国務大臣 ただいま初中局長が申したのと同じ考えでございます。
○松永国務大臣 今局長が御答弁申し上げましたように、量的にはほぼ本土並みに追いついてきた。しかし、今の質問、答弁のやりとりの中で明らかになりましたように、本土の方では過大規模校は五・二%、沖縄県の場合は一〇・五%、比率が倍あるわけでありまして、これはこれからの最も大きな課題だ、そ...全文を見る
○松永国務大臣 御冗談でしょうからいいのですが、召し上げたとおっしゃいますが、結局県立大学を国が責任を持って立派な大学にしていこうというわけで、全体として移管を受けていい大学にしようというわけで国立大学にしたものだというふうに私は理解をいたします。  今お話しの県立芸術大学でご...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど申し上げましたように、県当局の意向を聞きまして、事務当局をして十分検討させて対処してまいりたい、こういうふうに考えます。
○松永国務大臣 転勤に伴ういろいろな問題でございますが、学校の関係で単身赴任というのも相当あるようでありまして、御主人が単身赴任をいたしますというと、言うなれば母親と子供だけの家庭になるわけでありまして、やはり望ましい状態は、一軒のうちにはお父さんとお母さんがいる、そして子供がい...全文を見る
○松永国務大臣 まず、総論を申し上げますが、御承知と思いますけれども、地方教育行政の組織及び運営に関する法律によりまして、文部省あるいは文部大臣は都道府県教育委員会に対する命令権が実はないわけであります。したがいまして、先生御希望と思いますけれども、入学を許可すべし、こうすべしと...全文を見る
○松永国務大臣 昔の旧制高校の場合には寮が多かったわけでありますが、最近の高校生というのは肉体的には相当成熟しておるわけでありますけれども、生活習慣とか精神的な面等におきまして親または親戚以外の者が果たして十分監督できるかなという心配もなきにしもあらずであります。それに、さて寮を...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどから局長がお答えいたしておりますように、恐らく高等学校の帰国子女の話だと思うのでありますけれども、高等学校の設置者は県それから学校法人、これがほとんどであるわけでありまして、そこで県ないし市がどういう対応をするのかというのがまず前提にあるわけであります。 ...全文を見る
○松永国務大臣 学校の教育施設、教育環境はよいにこしたことはないわけでございますが、先ほどから体育局長も御説明申し上げておりましたように、どういう施設をどういう手順でつくるかというのは本来設置者である県の計画が先行するわけでありまして、その意味では県の方とよく相談をいたしまして、...全文を見る
○松永国務大臣 今のが私の考えです。
○松永国務大臣 先生からお話を聞きまして、いろいろな仕事をしておる人がおり、その関係で、今先生御指摘のように一年間に六回も転校しなければならぬという立場の子供もおるということがよくわかりました。  問題は幾つかあるような感じがするわけでありまして、一つは、自分の子供でありますが...全文を見る
○松永国務大臣 今先生の話をお聞きいたしておりまして、九州の中で行く地区は毎年決まっておるということでございました。そうすると、それぞれの地区の教育委員会も大体承知していることだというふうに考えられるわけでありますが、そうだとすれば後で資料をちょうだいいたしまして、それぞれの教育...全文を見る
○松永国務大臣 当時の関係者の主観的な意図あるいは責任者の目的、これはいろいろあったと思いますけれども、その意図や目的は別といたしまして、客観的に見れば、特に被害を受けた立場の方から見れば、日本の行為の一部に侵略と見られても仕方のないようなものがあったと思わざるを得ない、こういう...全文を見る
○松永国務大臣 教科書というものは客観的な事実に合致しているということ、公正であるということ、そういったことが当然のことであると思います。しかし、日本という国がかつて他国を侵略し、悪事の限りを尽くしたなどという印象を与えるような教科書は、将来の日本を担う青少年を健全に育成する上に...全文を見る
○松永国務大臣 たくさんは読んでませんし、詳細にも読んでおりませんけれども、一、二読んだことはあります。
○松永国務大臣 私の感じでありますが、日本の一部の教科書には、必要以上に日本が侵略その地悪いことをしてきた国であるということを子供に印象づけるような感じの教科書があるということを承知いたしております。
○松永国務大臣 教科書というものが教育の上で大変重要なものであるということは私も深く認識いたしております。そして、特に歴史の教科書等につきましては、故意に必要以上に日本の過去の歴史を美化する必要はありませんけれども、さればといって意図的に日本の過去の歴史が過ちに満ちたものであると...全文を見る
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○松永国務大臣 人権尊重、法のもとの平等を大原則とする新憲法が施行されて三十八年たちまして、なおかつ法のもとの平等が実現してない面があるということを私甚だ遺憾に思っておりまして、そのために地域改善対策事業は極めて大事な施策と思いますので、先ほど先生も御指摘になり、局長も答弁をいた...全文を見る
○松永国務大臣 国会が終わり、体に自由ができて、そして関係の方々とも相談をいたしまして、できることならばそれもやっていきたい、そういうふうに思います。
○松永国務大臣 児童生徒教が減ったことによって余ってくるというか余裕の出てきた学校施設をどうするかという問題でございますが、それぞれの地域の特性に応じて、あるいは特別教育や多目的スポーツスペースに転用して、学校教育そのもののゆとりを持たせ、あるいは充実した学校教育ができるような施...全文を見る
○松永国務大臣 名勝というのは、清水市民、静岡県民あるいは国民の貴重な共有の財産だろう、こういうふうに思いまして、これにつきまして現状変更を認めるということになりますと、貴重な財産が失われるということにもなりかねませんので、私どもの考え方としてはあくまでもその名勝を保存をし、保護...全文を見る
○松永国務大臣 学校給食というものは、先ほど先生おっしゃいましたように、昭和二十九年に法律ができたわけであります。しかし、学校給食そのものはその前からあったわけであります。その前からあった学校給食をよりよいものにするために法律ができたというふうに私は理解しております。  なぜ学...全文を見る
○松永国務大臣 私に対する質問は社会の変化に応じて幼児教育をどう考えるかという御質問であったかと思います。  先生御指摘のとおり社会の大変な変化が進んできておりまして、婦人の社会進出、大変進んでまいりました。また共働き家庭も大変ふえてまいりました。そういう状況下で幼児教育をどう...全文を見る
○松永国務大臣 先生の御意見に私も全く同感でございまして、でありますからこそ厳しい財政状況でありますが、四十人学級を六十年度からその実現に向けて再スタートさせる、そういう予算を確保し、あるいは私立の大学、高校、小牛校、幼稚園に至るまでのいわゆる私学助成の予算も、他の補助金等は削減...全文を見る
○松永国務大臣 地域に高等教育機関ができるということは、その地域の文化の発展にあるいは地域住民の知的水準の向上に極めて有効な結果をもたらすわけでありますから、その意味で地域と学校法人が協力して大学を設置するということは望ましいことであると考えております。具体的に設置の申請が出てき...全文を見る
○松永国務大臣 いよいよ四月一日から長年関係者の努力が積み重ねられてきた放送大学の授業が始まるわけであります。当面は、この放送大学の第一期計画を着実に進行させるということが我々の使命であろうかと思いますが、同時に、この放送大学をできることならば全国的に広げていくということも大切で...全文を見る
○松永国務大臣 御指摘の大学設置審議会大学設置計画分科会の「昭和六十一年度以降の高等教育の計画的整備について」という報告は、昭和六十七年度をピークとする十八歳人口の急増、その後の急減という社会の変化に対応しながら、同時に高等教育の量的水準を確保したい、あるいは高等教育の質的充実を...全文を見る
○松永国務大臣 私の方から総論的な部分について考え方を申し上げ、より正確な各論的な部分は局長から答弁をさせたいと思います。  今、先生から福島県の大学、短大等、いわゆる高等教育機関への進学率の問題等についてお話がございました。私の埼玉県とほぼ同じくらいで、後ろの方から数えて何番...全文を見る
○松永国務大臣 教育基本法に日本の教育の目標、基本的なあり方が明記されておるわけでありますが、その中で「個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期する」、そしてまた「普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす」こういうことがうたわれており、第一条に、教育は、人格...全文を見る
○松永国務大臣 貴重な御意見を開陳していただきまして、ありがとうございました。先生の御意見は参考にさしていただきまして、今後の文教施策を進めていく上で参考にさしていただきたい、こういうふうに思います。  なお、私も時たま、私の後援会の集会等で若い奥さんから質問を受けて、はっと感...全文を見る
○松永国務大臣 貴重な御意見の開陳ありがとうございました。先生の貴重な御意見はこれからの文部行政を進めていく上で参考にさせていただきたい、こういうふうに思います。
○松永国務大臣 中学校教員の養成問題は実は午前中も公明党のある先生から御質問があったわけでありますけれども、中学生が急激に減少するという状況が出てくるわけであります。そういう状況を考えますと、現在中学校教員の免許状取得者が国立大学出身者、教員養成大学の出身者、その他の大学の出身者...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども言ったように、中学生が減少してくること、私立の二大学で中学校の教員免許を取得できる学部があるということを考えると、これだけでも徳島県内における中学校の教員の需要に対しては非常に過大な中学校の教員免許状取得者が出てくることになるわけであります。それにまたもう...全文を見る
○松永国務大臣 子供を心身ともに健全に育てる、なかんずく乳幼児期あるいは少年期において健全に育てることは非常に大事なことであります。しからば、それに最も責任のある者、最も大きくかかわる者はだれかというと、家庭であり母親であると私は思います。  最近、ややともすれば子供の育て方に...全文を見る
○松永国務大臣 文部省、厚生省、双方が協力しながら、子供の生育段階に応じて健康診断をやり、それに基づいて子供たちの健全な発育を図っていくということが極めて大事なことであるということは承知いたしておりますが、健康診断で病気がわかる前の子育ての問題が基礎にはあるわけであります。その子...全文を見る
○松永国務大臣 そのお医者さんの警告ですか、私はもっともだと思う点が多々あるように思われます。今御指摘になりました睡眠不足あるいは晩御飯を家族一緒に食べない、そしてインスタント、これはいずれも堅実な、健全な生活慣習のもとに育てられていないということになろうかと思うのでありまして、...全文を見る
○松永国務大臣 私は、子育てに関する書物は好きでありまして、何冊も読んでおりますが、その書物ももし読ましていただければありがたい、こう思いますけれども、私が今までに読んだ子育てに関する本の中で、数年前でございましたが、「母原病」という本を読んだことがございます。その本によりますと...全文を見る
03月09日第102回国会 衆議院 予算委員会 第21号
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○松永国務大臣 大学の敷地の利用問題でありますが、大学の敷地というのは教育、研究上良好な環境が保全されなければなりませんし、適正な規模が実は必要なんであります。しかし一方、今日の社会情勢のもとにおいては国土の有効利用という点も大事な点であろうかと思います。  そこで問題は、教育...全文を見る
○松永国務大臣 大学の自治と大学の敷地の有効利用の問題についての基本的な考え方は、先ほど後藤田長官が答弁されたことと私も同じ考え方でございます。
03月14日第102回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(松永光君) 今回の義務教育費国庫負担の中で教材費、旅費について一般財源化したことにつきましては、旅費、教材費とも昨年の水準を下回らないように地方財政計画で措置がなされております。特に教材費につきましては昨年度の水準を若干上回るような地方財政計画上の措置がなされておりま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今回、臨時教育審議会が設置されて、教育改革に関する検討をしていただいておるわけでありますが、それは言うなれば二十一世紀を展望した日本の教育はどうあるべきかという長期的な展望に立った教育改革の論議であるわけであります。一方、義務教育費国庫負担制度の中から教材...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 臨時教育審議会でどういう事項について審議をし、検討をしていただくかということは、先生よく御承知のとおり、教育に関連するあらゆる分野について検討していただきたいということでお願いをしたわけでありますが、具体的な検討事項というものは臨時教育審議会の方で自主的に...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 六十年度限りと申し上げたのは、これは実は高率補助の一割カット分でございまして、教材費それから旅費等につきましては六十年度限りというふうに先ほど申し上げたとすれば、それは私の言い間違いでございますので、訂正をさせていただきます。  なお、私が先生に申し上げ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) いわゆる四十人学級というのは、先生御承知のとおり、標準法改正法という法律に基づいてその年度その年度で具体的には財政当局とも相談しながら、政令でその年その年を実施をしてきたわけでありまして、五十七、五十八、五十九は抑制型で措置がなされたわけでありますけれども...全文を見る
03月15日第102回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(松永光君) 今御指摘の公民館等でございますが、御承知のとおり社会教育をする拠点でございまして、したがいまして、根幹にかかわる部分、基本的な部分についてはこれは民間委託にはなじまないと思いますけれども、その他の部分、例えば建物の保守、清掃あるいは警備、こういったものにつ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 学校用務員につきましては、これは学校の設置者である市町村がその必要に応じて、あるいは実情に応じて置くことになっておりまして、学校用務員の業務を民間に委託するかどうか、これは学校の設置者である市町村が地方の実情に応じて判断をし決められることでありまして、文部...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生から高邁な御意見をかしていただきまして感謝しておるわけでありますが、先生の御説、私はまことにごもっともであると思いまして、今後の文教施策を進めていく上で先生の御意見を十分尊重し参考にしながら進めてまいりたいと、こういうふうに考えた次第であります。
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  先生御指摘のとおり、社会科は戦後の教育改革によって生まれた新しい教科なんでありますが、終戦の年の大みそか、昭和二十年十二月三十一日にGHQから修身、歴史、地理の停止に関する指令がなされて、そして修身、地理、歴史というものが実は一時学...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 日本語教育というものは、国際交流を盛んにし、また、日本の国を外国の人に理解をしてもらう、こういう意味から非常に大事な仕事であると考えております。文部省のやるべき事柄は、言うなれば日本語教育の基盤づくりというのが主たる任務でございまして、日本語教育の優秀な教...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど政府委員も答弁申し上げましたが、審査委員会において選考し、優秀なものとして受賞されたわけでありますけれども、それはその取材、構成、表現技術、いずれも特にすぐれた作品であるというふうに認められたわけであります。
○国務大臣(松永光君) 先生仰せのとおりであろうと思います。
○国務大臣(松永光君) 今照会しておりませんものですから、先生のおっしゃることでありますから間違いないと思います。
○国務大臣(松永光君) 間違いないと思います。
○国務大臣(松永光君) 衆議院における予算委員会の議事録を私も検討してみましたが、これは質問者の方で、専門家の間で科学的に妥当であるかどうか非常に意見が分かれておると、こういうことを前提にした御質問でございました。そこで、そういう場合には、教材として使用する場合の一般原則というも...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これも一般論であるわけでありますけれども、芸術的な価値と教材として適当であるかどうか、あるいは教科書の記述として妥当であるかということとは判断の基準が少し違うと思うんであります。やはり教科書として検定する場合には、先ほど言ったような客観性、公正、それから教...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 検閲とか放送の自由の抑圧とか、そういったことはいけないと、私も先生と同感であります。
03月16日第102回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(松永光君) 今回の教育改革のあり方につきましては、臨時教育審議会設置法にありますように、「社会の変化及び文化の発展に対応する教育の実現の緊要性にかんがみ、」云々というふうに臨時教育審議会設置法に明記されておるわけでありますが、教育に関する現在の諸課題を踏まえながら二十...全文を見る
○国務大臣(松永光君) その問題につきましては臨時教育審議会の第一部会を中心にして、今鋭意検討が進められておると承知いたしております。
○国務大臣(松永光君) 今次教育改革の目標は「社会の変化及び文化の発展に対応する教育」を実現するというのが教育改革の目標でありますし、それを受けまして、臨教審第一部会を中心にして検討が進められておるというふうに承知しておるわけでございます。
○国務大臣(松永光君) いわゆる教育に関する自由として臨教審で議論されておる内容につきましては、まだ明確な結論が出ているわけでもありませんし、まさしく臨教審で議論をなされておるわけでありますが、その自由の中には、私の承知しているところでは、学校を選択する自由が認められないものか、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) いわゆる自由化論が出てきたという背景は、私なりに次のように実は理解をしておるわけであります。といいますことは、先生もよく御承知と思いますが、日本の教育には余りにも画一的なやり方が多過ぎやしないか、硬直化してはいないか、そういった画一性、硬直化、これを打破す...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 文部省の考え方というよりは、私は、戦後の教育の一つの特徴として大変な教育の量的な拡大がなされたと。先生御承知のとおり、かつては中学校、それに相当するものを現在の高等学校と考えれば、かつては進学率が二〇%か二五%というのが戦前の状態でございましたが、今では九...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 臨教審設置法に明記されておりますように、今回の教育改革は教育基本法の精神にのっとってこれを行うわけでございまして、今申された教育基本法の条文というものは言うなれば教育に関する基本原則の一つでございます。したがって、それも私は教育基本法の精神の中に含まれるも...全文を見る
○国務大臣(松永光君) その点も実は臨教審設置法に書いてあるわけでありまして、「専門の事項を調査審議させるため、」の委員を専門委員というふうになっておるわけでありまして、言うなれば、事項事項につきまして審査に加わるというのを専門委員というふうに私は理解しておるわけであります。
○国務大臣(松永光君) 教育に関する全般にわたる審議をし検討をしていただくのが臨時教育審議会でございまして、それに当たる方が委員なわけでございますけれども、委員会の審議の進め方として四つの部会をつくられて、それぞれその審議する事項を実は自主的にお決めをいただいたわけであります。そ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 専門委員の任命は総理大臣がなさるわけでありますが、私は意見を述べた立場でございます。そこで、意見を述べるに当たりましては、専門委員の分野といたしましては、高等学校教育の現場関係者、それから教育学及び教育行政の学識経験のある人、それから人文社会科学関係の学識...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 当然のことでございますが、私が総理に意見を申し上げる前に、審議会の意向を尊重するということも大事なことでございますので、会長さんの意見を聞いて、その上で意見をまとめて、私自身の意見を取りまとめて、そうして総理に具申をしたと、こういうことでございます。
○国務大臣(松永光君) 結果としては意見の調整をした上で具申をしたわけでございます。
○国務大臣(松永光君) 最終的には私の意見と総理の意見とは合致したわけでありまして、その意味では私の意見は皆通ったというふうに私は思っております。
○国務大臣(松永光君) 最終的に任命された委員よりも余計ふさわしい人の数を出しておきましたから、その中から総理が選ばれたわけでありますから、私の意見も全部通ったという結果に実はなるわけであります。
○国務大臣(松永光君) 専門委員として選ばれた数をそのまま意見を言ったわけではありませんから、それよりもちょっと多い程度の数を申し上げまして、その中からお選びになったということなんでございまして、私が最終的に選ばれる人の数だけを持っていけば、何といいましょうか、イエスかノーみたい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは会長の意見等もございまして、余り数が多いのもいかがなものかなという意見もありまして、そこで正委員を下回る数字として一応二十名程度というのが出てきたわけでございます。
○国務大臣(松永光君) 現在の教育をよりよいものにするために、あるいは現在の教育に関する諸般の事柄で改革をしなければならぬ問題につきまして臨教審の答申待ちという、それに、それ一色になっているわけじゃもちろんございません。  先生も御承知のとおり、大学の教員に、一般人で深い知識を...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 文部省としては、家庭科の履修の仕方について、それが問題で女子差別撤廃条約の批准の妨げとならないように速やかにしなければならぬという立場で、今先生御指摘のように検討会議をスタートさせて検討をお願いして、先ほどおっしゃったような報告をいただいたわけであります。...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、家庭というのは夫婦が幸せに暮らしていくための拠点であると同時に、二人の間でできる子供を立派な人間に育て上げるという、言うなれば教育の場でもございますから、ぬくもりのある、そして堅実な家庭をつくっていくということは極めて大事なことだというふうに考えてお...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  先生の御指摘のように、教育改革を進めていく上では国民の理解と協力を得ながら進めていくことが大事なことであると私どもも思っております。臨教審の方でもそういう考え方に立ちまして、先ほど総理から話がありましたように、数回にわたる公聴会もお...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 個性主義というのは、既に先生も御承知のことと思いますが、先般第一部会が埼玉県の国立婦人教育会館で合宿をされまして、集中審議をなさったわけでありますが、その際、今次教育改革の方向の一つの考え方として打ち出されたものが個性主義でございます。  そして、第一部...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど申し上げましたような個性主義の考え方のようでありますが、例えば六十年度の予算でも児童の個性に応じた指導をすることがより教育効果が上がるという問題がございまして、その点について文部省の予算で研究をするということになっておるわけでありますが、義務教育の段...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 学校選択の自由という問題につきましても、臨教審の委員並びに専門委員の方々、それぞれ意見があるようでございまして、必ずしも結論が出ているわけではございません。ただ、全く義務教育等につきまして父兄の側に学校を選ぶ自由がない。子供が行っている学校にいわゆるいじめ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 九月入学という問題も、臨時教育審議会の部会で論議がなされておると承知いたしております。  九月入学が望ましいという議論をなさる方の議論を拝聴いたしますというと、これはいろいろな議論の中身を文章で見たこともあるわけでありますが、一つは、諸外国が四月入学とい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 大学の教育活動等は、大学の自治の原則に基づいて決められておるようでございます。したがって、大学が独自の考え方でお決めになっておるというふうに私は承知しております。
○国務大臣(松永光君) 九月入学の場合に、先ほどデメリットの話をしようかと思ったわけでありますが、高校卒業が三月で、大学入学が九月ということになりますれば、幾つかの問題点が出てくるかと思います。しかし、高校卒業が六月の中旬とかそういう時期であるならば、高校卒業と大学入学の時期が三...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 小、中、高とありますが、私は特に高等学校だろうと思うのですけれども、高等学校と大学とが連動しないまま、大学だけを九月入学という仕組みにすれば、いろんなデメリットが出てくるであろうと、こういうふうに思うわけであります。議論をなさる人は、大学だけを九月にして高...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは大学入試とかかわってくるわけでございますが、いろんないきさつがありましていわゆる共通一次試験というものが国公立大学で始まりました。五十四年から始まって今七回やったことになりますか、六回ですか、後で調べてみればわかりますが。結局幾つかのメリットも出てき...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 高等学校を卒業したならば大学入学資格が与えられておるわけでありますから、改めて大学入学のための資格の試験をするということについてはちょっと問題がありはせぬかなというふうに考えますけれども、大学というものは、それぞれ自分の大学で学ぶにふさわしい能力があるかど...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生の考え方のもとにあるお考えというものは私にも理解ができます。しかし、制度上、高等学校卒業者は大学入学資格が与えられておるという現在の仕組みがあるものですから、それとの整合性をどうするかなという問題が、これは技術的な問題でありますけれどもありはせぬかと思...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 大学院とほかのすぐれた研究所との連携、協力を深めていくということは非常に重要なことであると認識いたしております。現在でも制度上は博士課程の学生が他の研究所等で必要な研究指導を受ける、そういう仕組みは実はあるわけでありますが、また学位論文の審査に当たって他の...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 初等中等教育につきましても広く社会からすぐれた人材が教員として加わって、そして学校でその経験を生かしながら教育に当たっていただくというのは大変意味のあることであるというふうに私も認識いたしております。現在でも制度上は教員資格認定試験というのがあって、それに...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  人間尊重、それから人間の生命を中心にした、動物の生命もありますが、生命尊重、これは非常に大事なことでありまして、児童生徒の段階からきちっと教え込んでいくということが大事なことであると思っております。小学校の低学年のときから道徳の時間...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 医学教育の関係で、卒業前から卒業後一貫した教育を実施すべきであるということの御提言が先生からあったということにつきましては、私前大臣から伺いまして十分承知いたしております。今後とも勉強して先生の一貫教育、一貫性を持った医学教育の実施、これにつきましては検討...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 一部の大学等で、先生の御指摘のように、善意による寄附者の気持ちを損ないかねないような書式等になっておるような学校もあるようであります。しかし、これはそれぞれの国立学校等で適宜定めて取り扱いをしているようであります。中には、大変丁重に感謝状まで添えて、そして...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生のおっしゃるとおりでありまして、寄附なさる人は善意に基づいて寄附をしようとするのに、ちょうど納めるべき税金を滞納したのじゃないかみたいな、そういう文字があったようであります。大変不愉快なことであると思いますので、そこらも是正するよう指導してまいりたい、...全文を見る
03月18日第102回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(松永光君) この問題につきましては、先生が前から大変御熱心に指摘をしていただいているところなんでございます。  申し上げますと、先生御指摘のとおり、かつては小学校の学習指導要領に産業の中で林業というのも教えるように書いてございました。その後、教育内容を精選して、ゆと...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 総理が言われました放牧教育、これ私も趣旨においては賛成なんでありまして、心豊かな、そしてたくましい体づくりを自然の中で生活をすることによって幼少のときから培っていく、これは非常に大事なことであると思うわけです。  そこで、先生たちもかねがねおっしゃってお...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 総理がおっしゃっていることと私が言っていることとは食い違いは全くないのです。要するに森林の大事なこと、自然の大事なこと、こういったことはもう小学校の時代から、中学、高等学校はもちろん、きちっと教え込んでいく、したがって学習指導要領の中に書き込むべきである、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 我が国のユネスコ改革に関する強い決意を表明したものと受けとめております。今後とも外務省と協議し、協力をして改革が実現するように最大限の努力をしてまいりたい、こう考えております。
○国務大臣(松永光君) 男性としてその能力がありながら、自分のつくった子供に対して養育費を仕送りをしない、養育費を支給しないというのは男として最低だと私は思います。そういう男にならぬように、やはり親になった場合の心構え等、子供の成長段階に応じてきちっと教えていくべきであるというふ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 現在は、この家庭科に関する履修の仕方でございますが、中学校の場合には技術・家庭科というのがございまして、男性の場合は技術・家庭科の中の技術系列から六、家庭系列から一、女性の場合にはその逆に技術・家庭科の中で家庭系列から六、技術系列から一、それから高等学校の...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この問題につきましては臨時教育審議会の方でも審議がなされるものと思っておりますが、その審議をにらみながら、できれば一、二年のうちには教育課程審議会をスタートさせたい、こういうふうに考えております。
○国務大臣(松永光君) 前回の審議会の場合には審議会の委員総数六十名中四名であり、その比率は六・七%でございました。
○国務大臣(松永光君) 立派な人がいらっしゃれば、教育課程審議会の問題の事項の審議について適当な人がおれば、男女を問わず、人格識見のすぐれた人を委員に選任するということになっておりますが、実際上は今までは少なかったわけでありますけれども、先ほどから先生の御議論にもありました一〇%...全文を見る
03月22日第102回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(松永光君) 先生の御指摘は、入学に当たっての学生が納付する金額の中で、いわゆる入学金と授業料と、それから施設設備費、この三種類あるわけでありますが、最初の入学料の問題だろうと思います。  元来、こういう学生納付金というのは、大学側と入学する者の当事者間で決めるべき事...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 相撲協会の運営費については補助はいたしておりません。ただ、去年の十一月に新しい国技館が建設をされたわけでありますが、野末先生よく御承知のとおり、相撲というのは千数百年の歴史のある我が国で最も古い伝統的なスポーツでありますので、それの振興を図るための基本的な...全文を見る
03月25日第102回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(松永光君) 基本的人権の思想が徹底をされなければならない学校の現場において、先生御指摘のようにいまだに差別事象が時に起こっておるということは、まことに遺憾なことであるというふうに私は考えます。速やかにこういう事象が起こらないような状態にしなければならぬというふうに考え...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生のおっしゃいましたように、教育、人間形成の面で、学校教育のみならずまず家庭教育が大事であると、先ほど厚生省や労働省に対する御質問の中にもありましたが、人間の基礎が形成されるのは乳児期、幼児期であると言われております。その意味で、家庭における望ましい子育...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生の御意見に一般論としては賛成であります。立派な人間を育成する上では学校教育でしっかりとした教育をしてもらわなければなりませんけれども、しかしまず立派な人間をつくっていくためには、先輩である大人がいい手本を示す必要があると思います。世の中のもろもろの仕組...全文を見る
03月27日第102回国会 衆議院 文教委員会 第3号
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○松永国務大臣 先生御指摘のように、受験戦争の問題、校内暴力の問題などが教育改革の国民的な課題となったきっかけであったというふうには私も思います。その意味では、それはあくまでもきっかけであって、それだけにとらわれてはいかぬ。むしろそういう現象面の解決もさることながら、二十一世紀を...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のように、臨教審の審議に関連する新聞等の報道を一般国民がごらんになって、あたかもその報道されていることが決められたかのごとき印象を持って御心配をなさっている面があるという御指摘、そういう面があるような感じがしないでもありません。しかし、臨教審としては、で...全文を見る
○松永国務大臣 私は、政治家というのは何かの大きな仕事をして自分の手柄を立てたいというふうな気持ちでやってはいけないというふうに思います。みずからに課せられた使命、責任を着実に果たしていくのが大臣としての務めだろう、こういうふうに思いますが、その中でやはり国民が一番気にしている問...全文を見る
○松永国務大臣 言うまでもなく、臨教審は国会で御審議をし制定をしていただきました臨時教育審議会設置法に基づいて設置された機関でございまして、内閣総理大臣の諮問に応じて現在日本の教育の各般について真剣に審議をしていただいているところというふうに私は理解いたしております。
○松永国務大臣 私は、学校というものを、子供たちにとって喜々として喜んで行きたいそういう学校にすることが望ましいことだと思っております。  ただ、子供はまだ未熟の状態でありますから、しかも、その子供を平和的な民主的な日本の国家社会を形成するにふさわしい人材に育成していかなければ...全文を見る
○松永国務大臣 私は、臨時教育審議会でいろいろな議論がなされておるわけでありますが、先ほど事務当局が答えましたように、親の教育権とか国家の教育権、こういったことの議論がなされておるとは承知いたしておりません。ただ、臨時教育審議会で意見がまとめられたならば、その意見は内閣総理大臣に...全文を見る
○松永国務大臣 臨時教育審議会は、御承知のとおり三年の時限の定められておる審議会なんでありますが、しかし、先生も御承知のとおり、高校入試、大学入試、受験地獄というものが現在の学校教育に非常に大きな問題となっておりますし、またそれは社会問題ともなっております。だから、決して命令した...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘の憲法二十六条の第二項はいわゆる義務教育に関する規定だと思いますが、その憲法の二十六条二項の規定を受けて具体的に基本を定めてあるのが教育基本法の第四条だろうと思います。これには義務教育の期間は九年となっておりますので、私はそう理解をするわけでありますが、...全文を見る
○松永国務大臣 個性主義の推進ということについて、先生御指摘のようにいろんな討議がなされているようでありますが、その中では例示として、官公庁や企業の採用基準の見直しとか、大学設置基準の見直し、こういったことが指摘されているわけであります。  この教育改革の論議と財政の論議であり...全文を見る
○松永国務大臣 二十一世紀がどういう社会になっておるか、的確にわからない面も実はあると思います。しかし、ほぼ明らかなことは、高齢化社会になるであろう、あるいは国際化がさらに一層進んでおるであろう、科学技術の進歩がさらに一層なされているであろう、情報化社会に入っているであろう、こう...全文を見る
○松永国務大臣 先生の卓見を承ったわけでありますが、二十一世紀を展望する場合にもろもろの変化が予測されることは、先生も御指摘されたとおりであります。  ただ、二十一世紀という百年の間がどうなるかということは、これはなかなか予測しがたい面もありますが、いずれにせよ、二十一世紀に向...全文を見る
○松永国務大臣 人間は生まれて三歳までの間に脳の機能の六〇%以上ができ上がってしまうという先生の御卓見をいただいたわけでありますけれども、私もそういう話を聞いたことがございます。その意味で、乳児期における家庭教育というものが非常に大事であるというふうに私も考えております。  た...全文を見る
03月27日第102回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○国務大臣(松永光君) 先生御指摘のように、現在ではお年寄りの介護は主として御婦人の方がやっていらっしゃるように思います。しかし中には、お下の問題等は別として、その他の問題については男の人もそれなりにやっていらっしゃる方も私も承知いたしておりますが、大体から言えば、先生御指摘のと...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 教育課程審議会の委員の人選の問題だと思いますが、御承知のとおり初等中等教育の教育課程を検討する場合には教科の専門家、それから教育研究者、現場の教員、学識経験者等の中からお願いをしておるわけでありますが、特定の分野の専門家についても従来から必要に応じてお願い...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 高齢化社会を迎えて文部省の取り組むべき施策は、お年寄りの方々が生きがいを感じていただきながら暮らしていただけるような施策を進めることが一つ。それから、若者がお年寄りをいたわり思いやる、そういう心を持った若者に育て上げていくということが一つ。この二つが大事な...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 文部省の施策としては、四十八年から高齢者教室を開設し、五十三年から高齢者人材活用事業に対する補助を行い、五十五年から高齢者スポーツ教室の開設をしてきたわけでありますが、五十七年度から高齢者スポーツ活動推進指定市町村設置事業というものを始めてまいりましたが、...全文を見る
03月28日第102回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○国務大臣(松永光君) 具体的な話はまだいたしておりません。今官房長がお答えいたしましたように、これから検討していこう、研究していこうということなんでございます。
○国務大臣(松永光君) いわゆる自由化論争とマスコミ等で表現されているような議論というものが臨教審の部会の中で論議があったことは私どもも承知いたしておりますが、しからばその自由化論争というのはどういう部門をどういうふうに自由にしようとするのか、これは論者によってまちまちでございま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生御指摘の臨教審の委員の方の御意見が文書の形等で出たことを私も承知いたしております。私もざらっと読んでみたのでありますが、委員の先生が個人的にどういう意見を持っていらっしゃってもそれは御自由なんでありますけれども、しかし、その方のお書きになっているものを...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 義務教育の場合には、先生よく御承知のとおり、国の責務において行うべき教育が義務教育でありますので、その観点から教育の機会均等の確保とか、あるいは教育水準というものは全国どこであっても均一な水準が維持されなきゃならぬとか、あるいは知育、徳育、体育のバランスの...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 教育基本法を私どもは尊重し、これを変える意思はないわけでございまして、その意味でも先生の今御指摘になりました機会均等の確保、教育水準の全国的な維持、そしてまたそれをさらに向上させていくという考え方、知育、徳育、体育の調和のとれた教育、あるいは政治的中立の確...全文を見る
○国務大臣(松永光君) ああ、それももちろん入ります。
○国務大臣(松永光君) 教育基本法五条に明記されておるわけでありまして、これは変える意思はございません。維持してまいります。
○国務大臣(松永光君) 教科書無償給与制度を継続してまいりたいというのは、今後ともそういう私の意思である、こういうことでございまして、六十年度だけのものではございません。
○国務大臣(松永光君) 率直な話、私、学校給食についていろんな意見があることを承知いたしております。もう、これだけ豊かになったんだから、子供の弁当はお母さんかつくってそして持たせてあげる、これはお父さんがつくっても結構ですが、持たせてあげる方がむしろいいんだというような有力な意見...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 公務員の採用の原則というものでございますが、これは教育にかかわる公務員だけじゃなくて、ほかの公務員も共通の事柄だと思いますけれども、先ほど局長が申しましたように、公の意思の形成に参画する公務員については日本の国籍を持っておる者でなきゃならぬという、これは法...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 間違いであったとは私は思いません。そのことと国公立の初等中等教育の場合とは私は違うと思うんですが、公立の小中学校等につきましては、先ほどちょっと問題にもなりましたけれども、父兄の側に学校を選ぶ自由などというのがないということでもございますので、やはり公立の...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この問題は、先ほど来申し上げているように、新憲法下におきましても公務員任用の基本原則として、公の意思形成にかかわる、参画する公務員については日本国籍を有する者ということ、当然の法理が働いて今日に至っておるわけであります。そして、先ほども申し上げましたけれど...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 臨教審は総理大臣の諮問にこたえる審議機関として置かれておるわけであります。文部大臣の職務権限の問題でございますけれども、法律に書いてありますように、委員の選任について意見を述べる、専門委員の任命について意見を述べるということが法律に書いてありますが、そのほ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 専門委員の選任に関して総理に対して意見を述べたわけでありますが、その前に事柄の性質上、また今までのいろいろないききつもありますので、臨教審の会長さんの意見をまず聞きまして、それを参考にしながら総理大臣に専門委員選任についての意見を申し上げたわけであります。...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、適切な任命であったというふうに考えております。
○国務大臣(松永光君) 答申の内容によりますけれども、答申が出た場合にはこれを最大限尊重し、その実現に向けて努力をするわけでありますから、答申内容の具体化をしていかなきゃならぬわけであります。その場合には、立法あるいは政令あるいは予算もあろうかと思いますが、しかし、いずれにせよ、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生が今おっしゃいましたこの四月ですか、審議概要その二、これは概要を国民にお知らせして、そしていろんな方々の意見が出てくるでしょう、これをいろいろ参考にしながら最終的な答申がまとめられるというふうに私は理解いたしております。その意味では審議経過の概要その二...全文を見る
○国務大臣(松永光君) どんな答申がなされるかということは、これは臨教審みずからがお決めになることでありますが、今申したとおり、審議経過の概要その二というのは、臨教審の中でいろいろ議論されたものをまとめられたものが一応出るわけですよね。それは国民世論の動向その他各方面の意見をさら...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 教育改革を実行する場合にどういう項目あるいはどういう事項についての改革かによっていろいろ差はあると思いますが、全部が全部予算措置を伴うものとは限らないと思うんです。しかし、予算措置が必要なものにつきましては、教育改革を実現する以上、その予算確保について全力...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 臨教審の審議の中でいろんな改革に関する審議はなされておるようでありますが、それを改革するための予算が幾ら必要かという議論はまだなされているとは聞いておりません。しかし、これから必要なものについては、それらに対する議論もなされるだろうというふうに思ってはおり...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは審議会の方では改革の意見を求めておるわけでありまして、政府の側は。それを実現するのは政府の責任でありますから、必要な予算につきましては政府の側で積算をして、そして必要な予算は確保する、こういうことになるんだろうと思います。
○国務大臣(松永光君) これから個別的な具体的な教育改正案の審議が深められていくわけでありますが、その審議の過程で財政的な側面等についての論議がなされることもあり得る、ころ考えております。そういう論議がなされた上で仮に答申が出てきたとする場合に、幾ら要るかという金額面まで書いて持...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 臨教審の側でヒアリングを求められる場合にはもちろんのこと、それを実施する場合にはどの程度の予算が必要である、こういったことは必要がある場合にはもちろん文部省側で臨教審に対して申し出て、そして、それも参考にしながら論議をしてもらうと、こういうことになるわけで...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生の御質問の趣旨は、臨教審の出す答申の中には、予算を伴うものについてはこれだけ予算が要るぞということも書いた上で出してもらうように働きかけなさいと、こういう……
○国務大臣(松永光君) 私の方は、どういう内容の答申になってくるのか、それは臨教審の側でお決めいただくことでありまして、審議の過程では、先ほど先生に申し上げましたように、こういう事項をやるためにはこの程度の予算が必要ですよということは十分臨教審の方にも申し出て、それらのものを参考...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 文部省の初中局長、大学局長等が臨教審で説明をいたしたのは臨教審設置法第八条の規定に基づく「資料の提出、意見の開陳、説明」等に当たるものでございました。これからもそういうきちっとした仕方で資料も提出し、意見も開陳するということでやっていきたいと思います。先生...全文を見る
○国務大臣(松永光君) そのとおりでございまして、文部省としては文教行政上当面する諸課題については積極的に取り組んでおるところでございます。今先生の挙げられましたことなどもその一部なんでございますが、そのほかにもいろいろ積極的な取り組みをしてきているところでございます。
○国務大臣(松永光君) 婦人の地位を向上していただくためには婦人自身がいろいろな機会に学習していただき知識を広めていただき、そして社会でも活躍していただく、そういった条件を整えることに施策の上で協力をしていくということであるかと思いますが、そういう考え方に立ちまして婦人問題に関す...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 教員その他教育にかかわる人の採用等につきまして、性の別による差別はもちろんのこと絶対にしてはならぬ、こういうふうに私は考えております。  それからまた、審議会等に女性の委員が少ない。この問題につきましては、これは速やかに女性の委員が一定のレベルまで率を上...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は非行の増大問題と、それから教師に婦人が多くなったという問題とは関連性はないというふうに思います。しかし、よく世間では、厳しくしかってくれないから云々と言う人がおりますけれども、これはどちらかというと部外者の方の一方的な見解じゃなかろうかなと。やはり男の...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 男女共学は教育基本法第五条に明記されているところでありますから、私は教育基本法を守っていくという立場を何度も申し上げておるわけでありますけれども、そのことに変わりはございません。  先ほどのいろんなお話の中に極端なことをおっしゃっている人の例をお挙げにな...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 臨教審の期間はもうあと二年ちょっとしかないわけでありまして、もう少し見れば、臨教審が、この問題について専門的に検討していただくかどうかはっきりするわけでありますが、もし、ここ一年かそこらの間を見て、この問題についての審議がないというのであるならば、その時点...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 一般論になるわけでありますけれども、この分野について知識、経験、豊富な学識等をお持ちの方で立派な方が選ばれてしかるべきだというふうに思います。
○国務大臣(松永光君) 大学スポーツが振興されていくわけでありまして、そうした大学スポーツの振興に寄与すること、そしてまた、このユニバーシアードに参加する意向を表明した国は九十カ国以上にもなっておるようでございまして、この大学生のスポーツを通じての国際的な交流、相互理解、友好親善...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 柔道の関係で全日本学生柔道連盟、それに全日本大学柔道連盟、こういったものの対立の問題が実はあるようでありますけれども、詳細は局長から御答弁を申し上げますけれども、速やかに関係者の間で円満な話し合いで解決されることを実は希望しておるところでございます。
○国務大臣(松永光君) スポーツの社会でグループごとの対立があったり、ごたごたがあったりするということは甚だよくないことであると思います。そこで、関係者の間で胸襟を開いて率直な話し合いをして、そして円満に解決、処理されることが望ましいわけでありますけれども、私の方としてもそうした...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 三年間いわゆる足踏み状態になっておった四十人学級、これがいわゆる凍結解除という形になりまして、実現へ向けて踏み出すことができたという点が第一。  二番目には、私学助成につきまして、減額をされ続けてきたわけでありますけれども、いずれも厳しい財政状況の中で前...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生御指摘のとおり、財政状況は依然として厳しさが続くわけでありますけれども、そうした状況を踏み込えながら、全力を挙げて計画達成年度までに円滑にこの第三次定数改善計画が実現できるように、最大限の努力をしてまいる所存でございます。
○国務大臣(松永光君) 柳川先生の御説、大変すばらしい発想であると思います。  学術の面での国際交流を一層深めていくと同時に、日本の学術を進歩発展させるという意味合いでも、言うなれば学術面を中心にしたアタッシェをもっと数をふやし、そしてより一層その方々に活躍をしていただくという...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生のおっしゃるとおりだと思います。
○国務大臣(松永光君) 文部省の権限としては一番はっきりしているのは設置基準の決定あるいは大学の設置、廃止の認可、それから大学運営に対する一般的な指導、助言等でありまして、こういった指導、助言につきましても適切になされるべきものと考えておりますが、ただ大学等の場合にはそれぞれ大学...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 医師として大事なのは医学及び医療技術についての知識そして技術を身につけているということが大事なことの一つ。もう一つは、その方の倫理の問題があろうかと思います。私、先般ある大学の講師をしながら医院を開設する人とじっくりお話をした機会がございましたが、知識とか...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 仮定の話になりますが、先生御指摘のような不正を働いておる者があるとすれば、その方は教育の立場にある人としては不適格のように思われます。  なお、先ほど局長も言いましたけれども、福島県立医科大学というのは設置者は福島県でございますので、まず設置者が管理運営...全文を見る
○国務大臣(松永光君) まさしく先生は、みずから何というか確認をされて、そして、先生は事実だと、これおっしゃっていることだと思います。先生のおっしゃることでありますから大体間違いないと、私は思うんでありますけれども、私自身が事実であるかどうか、私自身が確認してないもんですから、そ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほどの先生の御発言の中は、横領した人が仮におったとして、その金を戻せばそれで相済みになるものじゃないと、それはそのとおりだと私も思います。  本件につきましては、先ほど来局長も申し上げましたが、福島県立医科大学でございまして、そしてまた、今先生の御発言...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生のおっしゃらんとするところ私もわかるわけでございます。要するに大学の入学試験というのは、各大学がその大学の特色に応じて試験をやればよろしい、そういうことでございますね。それも私もそういうふうに思うわけでありますが、問題は共通一次の問題があるわけでありま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 二度と原爆などが落とされるようなことがあってはならぬ、日本だけじゃなくてどこの国においてもと思っております。  実は、私の家内は原爆が落とされた長崎にその当時住んでおりまして、被爆者手帳を持っておる女性であります。
○国務大臣(松永光君) 学校教育で平和の必要性、それから日本国憲法が平和主義を大原則の一つになっておるということ等を通じて、平和主義の原則に立っておるということなどを学校教育の場において児童生徒の発達段階に応じてそれぞれ指導をしておるわけでありまして、戦争のもたらす惨禍あるいは平...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 実は急な話でありまして、まだ読んでおりません。
○国務大臣(松永光君) 日本国憲法は平和主義を先ほども申し上げましたように大きな原則の一つにしておるわけでありまして、その関係で子供たちにその発達段階に応じて適当な時期に戦争放棄のことも教えるべきだと思います。  しかし、それはいずれの段階で、どういう教え方をすべきかというのは...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 日本の長い歴史の中で、相手国の立場から見れば、日本が加害者で相手国が被害者という、そういった事実もあったでしょう。しかし、だからといって、常に日本は近隣諸国に対して加害者の連続であったというふうなことを子供の小さい段階から教えるのが妥当であるとは私は思いま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 日本の教科書は、日本が教育的な配慮、あるいは客観的な事実に合致しているかどうか、あるいはほかの論点とのバランス、そういったことを考えて、日本独自の立場で検定がなされ、そして採択さるべきものと思いますが、前段申されました、近隣の諸国はもちろん、世界のあらゆる...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 家庭の中で夫婦がどういう役割をやっていくかというのは、文字どおりその夫婦で話し合って決めればいいことだというふうに思うんであります。ただ、過去の日本の歴史を見ますというと、多くが、婦人は主として家庭の整理その他をやり、男の方が外に出て仕事をして収入を得ると...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 子供がだんだん成長して大人になって家庭を持つわけでありますが、いい家庭を持つためには家庭に関する事柄について男女とも立派な知識を持っておるということは大事なことだろうというふうに思います。しかし、いずれにせよ家庭の中で夫と妻がそれぞれどういう役割を分担して...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 大切な科目であるというふうに私も認識いたしております。
○国務大臣(松永光君) 中学校では「技術・家庭」という教科の中で、男性の方が技術を主とし、家庭を相当少なく、女性の方はその逆という形に現在なっておることは事実でありますし、また高等学校においては「家庭一般」について女性必修、男子選択となっていることも事実でありますが、これは改善を...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生御指摘のように、これから我が国をめぐるいろいろな条件は変化をしてまいります。二十一世紀に向けて変化が大きくなり、かつまたスピードアップしてくるんだろうと思うんでありますが、二十一世紀はどういう社会かいろいろ言われますけれども、今先生御指摘ありましたよう...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 生涯教育の問題でございますが、これは基本的には各人が学習意欲を持っていただいて、そうしてもろもろの施設や制度を利用していただきながら自己の啓発、向上に努めていただくと、こういうことになろうかと思うんですが、今まで文部省としては公民館とか、図書館とか、そうい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 初めての大学でありますから、現在関東の中心部だけしか放送が届かないという状況でありまして、大変放送が届かない地域の方には申しわけないことでありますが、初めてのことでありますので、きちっとしたものを四年間の間に整備をしていくということが当面大事なことであると...全文を見る
○国務大臣(松永光君) まず放送大学の関係ですが、詳細は後で局長が申し上げますけれども、私の大まかに承知しているところは予想を超える入学希望者があってくれたというふうに私は承知いたしております。
○国務大臣(松永光君) 先ほど局長の方からコンピューターの導入数の報告がございました。私は、コンピューターと学校教育との関係につきましては二つの側面があると思うのでありまして、コンピューターを活用してどういう教育をするかという、あるいはどういう教育に関する事務を手際よく処理するか...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生の御指摘、御意見もっともだと思いますので大いにひとつ強勉していきたい、こういうふうに思います。
○国務大臣(松永光君) 実は私も幾つかの学校見てまいりまして、私の承知しているある私立の高等学校、これは商業系の高等学校でありますが、そこの学校では、実際社会に出た場合には経理その他の事務も随分コンピューター化しておりますから、そこで民間の企業とタイアップして、そしてコンピュータ...全文を見る
03月29日第102回国会 衆議院 文教委員会 第4号
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○松永国務大臣 御指摘の「臨教審だより」というのは、臨教審の委員の皆さん方の自主的な御判断のもとに、意見のまとまりのもとに臨時教育審議会でどういう点が議論をされておるのか、どういうことを広く国民にお知らせすることが教育改革という問題の重要性にかんがみ適当であるという御判断のもとに...全文を見る
○松永国務大臣 先生のおっしゃるとおり、今次の教育改革は教育基本法の精神にのっとりその実現を期してなされるわけでありますから、そのための臨時教育審議会でありますので、臨教審の審議、そして審議が深まり審議会としての意見がまとまった上で出される答申というものは、教育基本法の精神にのっ...全文を見る
○松永国務大臣 私も教育基本法に触れる発言をなさった方を承知しております、しかし、その発言の中身をよく見てみますと、教育基本法に定めてある教育の目的、「人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者」を育成していく、あるいは教育の理念として「個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求...全文を見る
○松永国務大臣 有田先生の宗教的な情操云々ということですね。これは教育基本法が制定されるときにも議論になったことだそうでありますが、結局教育基本法の規定としては、第九条に「宗教に関する寛容の態度及び宗教の社会生活における地位は、教育上これを尊重しなければならない。」こういう規定が...全文を見る
○松永国務大臣 総理も予算委員会その他国会の場で、教育基本法は改正する意思はありませんと明確に言っていらっしゃいます。私も教育基本法を改正する意思はございません。
○松永国務大臣 臨教審の委員につきましては、設置法の規定に基づきまして、人格、識見ともにすぐれた者のうちから任命されたものと私は理解しております。また、専門委員につきましては、審議会の委員構成に関し補充が必要と考えられる分野等を考えまして、高等学校等教育関係者、教育学者、教育行政...全文を見る
○松永国務大臣 私は、教育基本法に不備があるから教育の荒廃が起こったとは思っておりません。
○松永国務大臣 四六答申の関係でお答えをする前に、先ほど球根の話がございましたが、私自身一番最後にのっそりとりにくる子供が非常にいい子じゃないかなと、三十人も四十人もの子供に一遍にとりにこさせるというのはいかがなものかな、奪い合ってとるよりは、どうせたくさん来るなら私は後でいいよ...全文を見る
○松永国務大臣 我が国の子供は、いろいろな考え方を持ったり、いろいろな条件のもとに育ってきておる子供、種々雑多であると思います。また、子供の育つ、学校に来る前の家庭の環境、それから子供を養育してきた親の養育態度、これもまた種々雑多であると思います。学校にもいろいろな学校があろうか...全文を見る
○松永国務大臣 四六答申の中で実現を見なかった点が、財政上の理由から実現ができなかったのではないかという御指摘でございましたが、その財政問題の前に、大変大きな改革をすべき事項等につきましては、関係者の理解が得られなかったという点があったのではないか。例えば、先導的試行としての幼年...全文を見る
○松永国務大臣 父兄の教育費負担の増加が大変大きな問題であるということは私もよく承知しているところであります。中でも大学の場合に、自宅通学ならまだしも、下宿して大学に通う場合の負担の大きさは大変重要な問題であると思っております。いろいろ数字を見てみますと、これはもとが高いのですか...全文を見る
○松永国務大臣 教育基本法の第一条に「教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者」を育成するというふうに我が国教育の理念と目的が明記されておりまして、これが今次教育改革につきましても、この教育基本法に明記されておる精神、これにのっとって改革を進めるということになって...全文を見る
○松永国務大臣 去年の九月、森前文部大臣がアメリカを訪問されまして、ベル教育長官と会談をされて意見を交換され、いろいろな成果を上げてこられたわけでありますが、その際、ベル長官を今度は日本の側にお招きする、こういうことが合意されておったわけであります。ところが、その後、ベル長官は御...全文を見る
○松永国務大臣 実は、ASEANを中心に世界各国の文部大臣あるいは文化担当大臣、最近は年に十人以上日本においでになっております。  また、先生も御承知と思いますが、先般バンコクで第五回アジア・太平洋地域文部大臣会議が開かれたわけでありまして、国会開会中でありましたので私は行きま...全文を見る
○松永国務大臣 高等学校の入学試験の願書を提出する方法、県によって、全国的に統一されているわけじゃありませんけれども、多くは、中学校を経由して中学校の先生がまとめてお届けするというのが多いようであります。それは、願書を受け付けに行くために個々の生徒が学校を欠席しなくても済む、した...全文を見る
○松永国務大臣 私は、こういう事故が二度と起こらぬようにすることが大切なことだというふうに思っております。そのために、中学校でまとめて持っていくのがいいのか、個々の生徒が持っていくのがいいのかという問題は、それぞれの学校なりそれぞれの県なりで十分研究してやっていただくべきことだと...全文を見る
○松永国務大臣 横浜市のある小学校五年生の子供の自殺の問題、大変痛ましい、まことに残念な事件であったというふうに思っております。なぜこの子供が自殺をしたのであろうか、これはいろいろな原因その他があろうかと思うのでありますが、要は、それぞれの御家庭で生命を大事にする、そういう心を育...全文を見る
○松永国務大臣 現在の育英奨学資金の貸付制度でございますが、これは日本育英会法の規定に基づきましてなされていることでございまして、日本育英会法は、その第一条に、この育英奨学事業の目的として、我が国の国家及び社会に有為な人材の育成に資することを目的とする、こうなっております。留学生...全文を見る
○松永国務大臣 臨教審の審議がスムーズに進められるようにしていくのが担当大臣である私の責務でございます。なお、審議がスムーズに進められた結果、臨教審の意見の取りまとめがなされて答申が出された場合には、総理大臣がこれを国会に報告するということにもなっております。したがって、その答申...全文を見る
○松永国務大臣 臨教審設置法第三条にありますように、「内閣総理大臣は、答申等を受けたときは、これを国会に報告するものとする。」要するに、議会制民主主義のもとにおきましては、国民の各界各層の意見を代表するものは私は政党であろうと思います。その政党の皆さん方の御議論にこれをさらす。そ...全文を見る
○松永国務大臣 人間にはいろんな能力があるわけでありまして、その能力を引き出していくということが教育の上では大事なことだと思います。先ほど先生は、記憶力一番、駆けっこ一番、腕力一番、いろいろなことを申されましたけれども、あの中でわがまま一番というやつはこれはいただけませんね。すば...全文を見る
○松永国務大臣 道徳教育というものは極めて大事なことでありまして、豊かな人間形成を図る上では、道徳教育というものは、今までもやってきたわけでありますけれども、今後もなお一層重要なものとして位置づけて充実をしてまいりたい、こう考えておるわけでございます。  ところで、道徳教育をさ...全文を見る
○松永国務大臣 先生の提案はまことにユニークな提案で、大いにひとつ参考にしながら、やっていくべき点はやっていく必要があるというふうに思います。学校教育の場で同年齢のグループをつくって教育をしておる。その必要性は、それぞれの教科についての学習、これは同年齢の集団が大原則だろうと思い...全文を見る
○松永国務大臣 臨教審の委員の先生方、専門委員の先生方は、臨教審設置法を十分御承知の上で委員及び専門委員に御就任していただいているのでございます。同時にまた、極めて識見の高い人たちでありますから、当然のことながら、今次教育改革が教育基本法の精神にのっとって行われるものであるという...全文を見る
○松永国務大臣 先生のおっしゃいますように、教育基本法の文言は必ずしも確定的な定義に基づいてみんなのコンセンサスができておるとは限らないと思う。その意味で、先生御指摘のように、この教育基本法の文言について、正しいといいましょうか、そういう解釈をいたしまして、そしてその解釈について...全文を見る
○松永国務大臣 教育基本法の解釈についての国民的なコンセンサス、これは大切なことであろうと思います。そしてまた、教育基本法に「責任」という文言がきちっと入っておるのに、具体的な教科書等の中には権利が余りにも多く書いてあるけれども、それに対応する義務とか責任ということが余りにも少な...全文を見る
○松永国務大臣 先生の御意見は貴重な意見として受けとめさせていただきまして、勉強させていただきたいと思います。
○松永国務大臣 教育勅語は、日本が敗戦後、国会においてその廃止の決議がなされたものでありますけれども、教育勅語を読んでみますと、その中には、個々の徳目として今の世におきましても守っていくべき事柄も記載されておるというふうに私は思っております。
○松永国務大臣 教育勅語の中の個々の徳目につきましては、今の時代でも合っておるものが多々あるというふうに私は思っておるわけでございます。
○松永国務大臣 我が国の教育の基本的なあり方、理念というものは、教育基本法に定められておりますし、教育基本法を私どもは正確に解釈をし理解をしながら教育を進めていくことによって、我が国の教育は立派になし遂げられていけるものと私は考えておるわけでございます。
○松永国務大臣 先生の言わんとしていらっしゃるところ、私は個人としては理解できる点が多々あるわけでありますが、ただ、今から二十数年前でございましたか、「期待される人間像」といったものを明らかにしてはどうだなどということが起こったことがございました。しかし、それが結局は途中で立ち消...全文を見る
○松永国務大臣 戦後の我が国の教育行政に関する法令というものは、戦前の国家統制的な中央集権的な教育行政に対する反省の中から、現在の制度、仕組みは生まれてきたというふうに私は理解しております。  それともう一つは、最近はその傾向はやや少なくなったと思いますが、戦後の法律は、戦前の...全文を見る
○松永国務大臣 戦前の法律は何々すべしという命令、指揮命令に服しなかった場合には処罰があったり制裁があったりする、そういう形の法律が多かったと私は思います。戦後の法律の中にはそういう規定はない。しかし、権力を持ってやるべき行政の場合には、ある場合が多いでしょう。しかし、教育行政と...全文を見る
○松永国務大臣 文部省の教育行政、学校教育法、地方行政組織法等々の法律及びそれに基づく政令等を的確に運用しながら、教育行政の本質にのっとって、まずは的確に対応しながら行政を進めておるというふうに私は思っております。
○松永国務大臣 色覚異常児の問題は大変大切な問題だと思います。去年の国会で先生の御論議があったそうでありまして、それを受けて文部省もいろいろ対応を考えているようでありますので、そのことについては事務当局から答えさせます。
○松永国務大臣 今のお話、まことにごもっともと思いますので、努力してまいります。
○松永国務大臣 海外で働いていらっしゃる方の子供さん方の進学問題、教育問題、非常に深刻な問題であるという認識を私も持っております。特に、海外で働いていらっしゃる方は、ただでさえ国内で働いているよりも苦労が多い場合が多いのでありまして、その上に子供の教育の問題について頭を悩ましある...全文を見る
○松永国務大臣 御指摘の問題、私いろいろな考え方があろうかと思います。案外、よその学校に行くことによって前がわかってそしていじめられるということもあるかもしれませんが、しかし、普通は別の学校に行った方があるいはいいような感じがいたします。ただ、前の学校に戻って、ああこれは生まれ変...全文を見る
○松永国務大臣 このたび、政府から提出いたしました国立学校設置法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案におきましては、鹿児島大学に医療技術短期大学部を併設することといたしております。これは、近年における医学の進歩と医療技術...全文を見る
03月30日第102回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○国務大臣(松永光君) 学校教育は公が責任を持つことが大事であるという、そういう趣旨の答弁がなされておるようであります。
○国務大臣(松永光君) 森文部大臣と同じ考え方でございます。
○国務大臣(松永光君) 現在でも小中学校等やむを得ない事由がある場合には通学校の指定がえという制度が実はあるわけでありまして、それをもう少し弾力化すべしという御意見ならば聞くに値する意見だと思います。
○国務大臣(松永光君) 現在では健康上の問題とかそういったのが一、二項あるようでありますが、例えば少年院等に入っていた者がそこから出てきてどの中学校に入るかという問題等がありますが、現在の大体のやり方では、本来の地域の学校というようなのが現在の取り扱いのようでありますけれども、そ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 公の責任による初等中等教育の水準を維持し、あるいは施設や教員の配置等を適正に行うために設けられておるものと理解しております。
○国務大臣(松永光君) 今私が申し上げたようなことから、義務教育にとって大事な教育の機会均等、全国的な水準の維持等の観点から、初等中等教育の場で自由化というのにはおのずから限界がある、こういうことでやや消極的な見解を述べたところであります。
○国務大臣(松永光君) 教育施設の整備あるいは教員の配置等に非常な混乱が起こりはせぬかという心配がございます。
○国務大臣(松永光君) 通学区の拡大とか、学校選択の自由というのはまだ中身が定かでありませんので、今この段階で的確にお答えすることは難しゅうございますが、要はそれぞれの学校の内容を充実して今委員が指摘されたような事柄が起こらぬようにすることが大事なことであると考えております。
○国務大臣(松永光君) 現在でも学校の現場では相当父兄の教育に対する希望が満たされるように創意工夫をして努力をしていただいているものと理解しておりますが、より一層努力をしていただきたいものだと考えております。
○国務大臣(松永光君) 現在の学校指定の変更等が認められる場合は、地理的身体的事由、家庭環境、転居によるもの、この三つに限られているように思われるわけでありまして、そのほかにも学校現場に混乱が起こらぬような形で可能かどうか検討すべきものだと思っておりますが、大幅な自由が拡大された...全文を見る
○国務大臣(松永光君) よい学校、よい教育というのはどういうものかということを短い言葉で言いあらわすことは難しゅうございますが、要するに知育、徳育、体育、バランスのとれた教育がなされ、かつ生き生きとした教育現場であることがいい学校であり、また望ましい教育であると考えます。
○国務大臣(松永光君) その判断はやはり父兄を中心にして最終的には国民がなさるものと考えます。
○国務大臣(松永光君) 臨教審の場で塾まで自由にしろという議論が正式になされたとは聞いておりません。
○国務大臣(松永光君) 臨教審における議論に枠をはめる気持ちはありませんが、今回の教育改革は教育基本法の精神にのっとって進められるわけでありますから、教育基本法には学校は公共的なものであって、そしてまた学校の設立は一定の条件がなければ認められないという教育基本法の規定もありますの...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 教育費の父母負担が過大になりますと教育の機会均等という理念が実現されなくなりますので、父兄負担が過大にならないよういろいろな施策を進めていかなければならぬと思っております。
○国務大臣(松永光君) 議論がなされたということは承知しております。
○国務大臣(松永光君) 我が国の教育の理念、目的につきましては、教育基本法に明らかに定められておるところであります。ただ、いろいろな方面で教育基本法の文言その他、どうもわかりにくい点もあるなと。わかりやすいようなものをつくってみてはどうかと、こういう実は意見があるわけであります。...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 仮定の話でございますからお答えにくうございますが、私の考え方は、総理が答弁されたように、官製のものをつくる気持ちはないわけであります。
○国務大臣(松永光君) この問題も臨教審で議論がなされているところでございまして、その議論の深まり、まとまりを見守っているところでございます。
○国務大臣(松永光君) 大学だけ九月入学で卒業はいつか、そういったこともまだ議論がなされ始めているところでありまして定かではありません。いずれにせよ、この九月入学につきましては、高校以下の入学、卒業がいつになるのかまだまだ定かでないわけであります。やり方によってはいろいろな混乱も...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は教育基本法の精神にのっとって今回の改革を目指しておるわけでありまして、そのことは臨教審の委員の先生方も、専門委員の先生方もよく御承知のことであると思います。改革ですから、ある程度の変化があるわけでありますけれども、しかし教育の現場に大混乱が起こるような...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 文部省としては、青少年が自主的に行う国際青年年記念事業に要する経費の一部を補助すること、それからこの機会に青少年の教育施設の充実を図っていくということ、さらにまた青少年の社会参加を一層促進するという施策を進めていくことにいたしております。
○国務大臣(松永光君) 日本の青年、例えば進学率で言えば、高等教育の進学率は三五・五%を超えるようになりました。これは諸外国に比べてそれほど劣悪とは思えませんが、より一層内容の充実に努めていかなければならぬとは思っております。それから青年の家があり、青年の船があり、我が国の青年が...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 中学校や高等学校の社会科の時間等で、発展途上国に対する援助の必要性等々につきましては十分指導し教えてきているところでございます。これからも一層努めてまいります。
○国務大臣(松永光君) 社会教育の場におきましても各種の国際交流事業を活発にするとともに、開発途上国の理解を深める上でいろいろな役に立つ各種の機会を提供することは大事なことであると思いましてそういう事業をやっておるわけでありますが、これからもなお一層努めてまいりたい、こういうふう...全文を見る
04月02日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
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○松永国務大臣 義務教育費国庫負担制度というのは、先生もよく御承知と思いますが、義務教育について全国的なレベルで教育の機会均等、教育水準の維持向上を図るために必要な経費を国が負担するという制度でございまして、この制度の根幹をなすものは教職員の給与費であると私は理解いたしております...全文を見る
○松永国務大臣 教材費は、先生も御承知のとおり、当初は義務教育費国庫負担の中に入ってなかったわけでありますが、終戦後、教材費について一括割り当て的な形で父兄の負担に転嫁されて、父兄が大変な負担をしているという状況がございましたので、昭和二十八年から国庫負担の対象になったといういき...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたように、私は、義務教育費国庫負担制度の中核をなすもの、根幹をなすものは教職員の給与費であると認識いたしております。したがって、先ほど先生の申されました事務職員あるいは栄養職員は学校の基幹的な職員でありますから、文部省としては、これを義務教育費...全文を見る
04月02日第102回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○国務大臣(松永光君) 今、先生御指摘の問題でございますが、いわゆる自由化という議論は、前にも御答弁申し上げたと思いますが、現在の教育の画一性あるいは硬直性を打破するインパクトとするために議論が展開されたというふうに私は承知しておるんでありますが、そしてその議論がいろいろ深められ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生よく御承知のとおり、現在義務教育段階では教育委員会でその子供の通学すべき学校を指定するわけですね。そしてその後、肉体的な事由でしたか、あるいは親の転勤、そういったやむを得ない事情がある場合に指定がえというのが制度上ございますが、しかし、そのほかにも教育...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 何回も申し上げておりますように、今次の教育改革は教育基本法の精神にのっとって実施していくわけでありまして、教育基本法に学校教育というものは公の性質を持つものである、あるいは学校というものは国または公共団体のほかには法律に定める法人でなければこれを設置するこ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) そのように考えます。
○国務大臣(松永光君) いわゆる第三部会の合宿集中審議の部会長メモというものでございますが、このメモによりますと、いわゆる六年制中等学校というのは現在の中学校、高等学校と併列する学校として検討されておるようでありますけれども、じゃそれが現在の学校体系との関係はどうなのかという問題...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 第三部会の部会長メモの中に、「六年制中等学校の構想を提案することとした。」と、こういうふうに出ておるわけでありますから、これは文部省としても前向きに真剣に検討を始めなけりゃならぬと、こういうふうに思うわけであります。考え方としては、先生よく御承知のとおり、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 国会でお決めになったことにつきましては、誠心誠意協力するのが私の立場でございます。
○国務大臣(松永光君) 放送大学で取得した単位とそれから既存の大学で取得した単位との互換の問題、これは制度的には今局長がお答えいたしましたようにあるわけでありますが、私は、何としてでもこの放送大学を成功させたいという気持ちでいっぱいなんです。先ほど先生もおっしゃいましたように、勤...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生のおっしゃるように、単位互換という問題は放送大学と既存の大学、放送大学とどこの大学、放送大学と既存の大学だけの問題でなくて、いろんな大学相互間の実は問題なんでありまして、単位互換を積極的に推進すべきであるという議論をなさる人も実はいらっしゃるわけであり...全文を見る
○国務大臣(松永光君) まず第一には、四月一日授業開始、スタートしたばかりでございますから、これが四年の間に積み上げられていくわけですね、これをまず着実にかつ成功する形で進めていくというのが第一の目標でございます。  同時にまた、今先生御指摘のように、関東地区の中で栃木と茨城を...全文を見る
○国務大臣(松永光君) そうです。
○国務大臣(松永光君) 放送大学につきましては、今先生御指摘のように、放送大学学園法第二十三条の規定に基づきまして放送大学の運営に関する重要事項を審議し、及びこの法律の規定によりその権限に属された事項の審議を行うために評議会が置かれているわけでありますが、その評議会の決定に基づい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) そのとおりでございまして、またそうやってまいりたいと考えております。
○国務大臣(松永光君) 中教審というのは、審議していただく事項が臨教審の審議事項と非常に深い関係があるもんですから、現在、中教審の発足は見合わされておるわけでありますけれども、先生御承知のとおり、ことしの六月ですか、臨教審から一回目の答申が出される、あるいは意見が出されるというふ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生御承知のように、既に家庭科教育のあり方につきまして意見をちょうだいいたしましたね、あの検討会議から。あれを、今のは撤回いたします。今のは、あれは教育課程審議会でございました。中教審の場合には、今も申し上げましたとおり臨教審の方から、臨時教育審議会の方か...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 臨時教育審議会の方には教育全般にわたる検討をお願いしておるわけでありますから、したがいまして、関係がないというわけにはまいりません。しかし、文部省は教育に関するいろいろな施策を進める実施官庁としての責任があるわけでありますから、したがいまして、臨教審の方の...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生が今おっしゃいましたように、どういう人を自分の大学に入学を許可して教育を施していくかというのは、まさしくそれぞれの大学で自主的に決められるべき事柄なんでございます。その意味で国立大学の入学試験のあり方等は国大協で議論をしていただいておるわけでありますが...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この臨時教育審議会というのは、今までよくある審議会とはこの運営その他が大分変わっておるわけでございまして、今までの審議会は、ややともすれば、役所の方でおおよその下敷きみたいな原案、草案みたいなものをつくって、それに基づいて審議がなされて、そして結論が出ると...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 貴重な御意見や御注意を賜りまして、ありがとうございました。
○国務大臣(松永光君) 義務教育費国庫負担制度というのは先生よく御承知のとおり義務教育に関して全国的なレベルで教育の機会均等、教育水準の維持向上を図るために必要な教育費を国が負担すると、これをすることによって新潟県であろうと鹿児島県であろうと東京であろうと埼玉県であろうと教育水準...全文を見る
○国務大臣(松永光君) はなからやられることは、これは予想してないわけでありまして、全力を挙げてそういう事態が起こった場合には頑張りますというふうに申し上げておるわけでございます。
○国務大臣(松永光君) 先ほど申し上げましたように、過去においては教材費について市町村が負担して出すというふうなことは必ずしも定着していないで、父兄負担に転嫁されるなどというものがあったりしておったわけでありますが、最近におきましては公費負担で教材は整備するという慣行が定着してま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は全国の市町村長さんたち、皆教育に熱心な方だと思っておりますし、たくさんの父兄がちゃんと見ていることでもありますから、したがいまして、教材費として積算された交付税交付金を他の用途に使っちまうなどということはあり得ないと。    〔委員長退席、理事仲川幸...全文を見る
○国務大臣(松永光君) そのとおりでございます。
○国務大臣(松永光君) 提案された法律案がどの委員会に付託されて、どういう審議がなされるかというのはまさに国会のことなんでございまして、行政側の私どもがいろいろコメントする立場にないわけでございます。しかし、きょうは実は衆議院の大蔵委員会で、この教材費の問題、あるいは補助金一括の...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 実は私どものときには、私は田舎で育ったものですから、幼稚園なるものは私の近所にはございませんでした、私の村にも、隣の村にも、その隣にも。しかし、戦後、幼児教育の重要性をお母さん方も認識されてでしょう、また教育に熱心な方も自覚をされてでしょう、たくさん幼稚園...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この私立学校振興助成法の附則第二条というのはやはり教育基本法第六条に法律で定める学校は、国公立または法律に定める法人のみがこれが設置できるという大原則が一つありますし、それに幼稚園といえども継続性、安定性、こういったものは当然必要でありますし、また国民の税...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは大変難しい問題でございまして、幼稚園というのは小規模の、小学校、中学校等の学校教育の場合と比較しますというと小規模の幼稚園が実は多いわけでありまして、その場合に、学法でなくともほかの法人あるいは個人がそれぞれ特色を発揮していい教育をしていらっしゃるも...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 幼稚園と保育所は制度的には目的と機能を異にしておるわけでありまして、その面ではにわかに一元化ということができる状況にはないわけでありますけれども、実態的には今先生御指摘のように混同的に運用されているという点も実はあるわけであります。だから、制度から言えば目...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど私学部長から話がありましたように、専修学校というのはいろいろなのがございまして、したがいまして、一般的に経常費助成といったようなものの対象にはなじまないと。やはり時代の推移に素早く対応しながら、その時代その時代のニーズにこたえる教育をしていくという特...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 道徳教育というのは、いつの時代でも学校教育の中で大変大切な事柄であると思っておりますが、我が国の経済社会の変化によりまして、子供たちの育つ環境が随分変わってきたというふうに私は思います。かつては一個の家庭の中におじいちゃん、おばあちゃんがおる、そして兄弟が...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今先生からソ連の話を承ったわけでありますが、家庭において、あるいは学校においての子供たちに対する指導のあり方、あるいは子供たちのとるべき態度等々につきましては、政治や社会の体制が全く異なっておっても同じようなことになっているのかなという感じがいたしました。...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私も心情的には先生のおっしゃったことと同じなんでございます。今話がありましたように、自分は学校法人にはならない。であるから、正直に志向園にならずに、個人立のまま歯を食いしばって努力をしてこられた個人立幼稚園があることを私は幾つも承知しております。そしてまた...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生、御承知のとおり、臨教審ではその審議状況をできる限り国民の皆さん方にも明らかにしていきたいということを基本方針としておるのでございます。  それで、総会や部会のたびごとに部会長さんあるいは会長さん、また会長代理の方がその審議状況を明らかにするために記...全文を見る
04月03日第102回国会 参議院 文教委員会 第5号
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○国務大臣(松永光君) 大学の自治というのは憲法第二十三条に「学問の自由は、これを保障する。」という規定がございまして、その憲法の規定に由来して大学における学問、研究の自由を保障しているということが大学の自治の基本だと思いますが、そういうことから大学における自主性を尊重していくと...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 大学の自治は今申したとおり学問、研究の自由、そしてそれを裏づけるために大学の管理運営につきまして、教授会を中心にした自主性を持った管理運営をしていくというのが大学自治の本旨でありまして、刑事事件などというのは、これは大学の自治だからといって学内だけで処理す...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今局長がお答えいたしましたように、まず福島県庁の出先機関である東京にある福島県東京事務所の担当者を呼んで、そして口頭によって調査しての調査及び報告を求めたわけでありますが、しかし、普通口頭で求める場合よりも文書の方が重みがあるといいますか、県に対してですね...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 実は私も三十年ぐらい前でしたが、宿直それから宿直に準ずるような自宅待機という職務に従事したことがございます。一番若うございましたから、先輩の分までしばしばかわってやったこともございます。私の場合には、職務上、宿直や自宅待機の場合でも別に手当がつかない職務で...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生おっしゃるように、民法に錯誤による意思表示はこれを無効とするという規定があることは私も承知いたしております。本件の場合は、辞職の提出、辞意の表明、これは、もしみずから辞意の表明をしなければ、辞職願を出さなければ分限処分を受けると思ったと。実際は分限処分...全文を見る
○国務大臣(松永光君) それは文部大臣たる私が答えるべき問題じゃないような気がいたしますので、答弁はひとつ差し控えさせていただきたいと思います。
○国務大臣(松永光君) 私は、法律というものはどういうものであるかということ、常に常識ないし良識の上に立って判断さるべきことであって、物事を判断する場合にまず常識、良識、そして最後は法律と私も同じような考え方であります。ただ、大学の教授、助教授、講師等いわゆる教員の人事というのは...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 高橋先生は、文化勲章を受章された大変立派な学者であり、なかんずくレントゲンの問題についての日本の権威者であられると承知しております。
○国務大臣(松永光君) 先ほどから先生の学者としての深い知識をもとにした御意見を承っておりまして大変参考にさしていただいておるわけでございます。  先生もしばしば御指摘になりましたように、我が国の工業あるいはそれを支える科学技術、なるほど相当程度進歩発展してきたと言われておりま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この日本文化研究所というのは、先生がおっしゃったような趣旨と合う形でつくられるものと私は理解しておるわけであります。というのは、先生も御指摘のように、日本人というのは世界の人々から一風変わった人間のように受け取られたりしている面も実はなきにしもあらずであり...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 児童生徒の減少に伴いまして、教員採用数も児童生徒の増加期に比べれば減少していることは事実でありますが、教員の数につきましては児童生徒の減少に伴って教員定数が急減する、そういう都道府県がある場合には最低保障という制度が設けられておるわけでありまして、小中学校...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 四十人学級、着実に進行するよう、六十年度から進むわけでありますが、計画どおり実現するはずでありますし、それは向けて最大の努力をしてまいる所存でございます。
○国務大臣(松永光君) 計画に向けて着実に進んでまいります。
○国務大臣(松永光君) 委員がどういう資料で御質問になっているかわかりませんが、今の名古屋での例と、いかなる理由でそうなったのか、私どもの方でも真相を把握した上で適切な対応策があれば考えていきたいと、こういうふうに考えます。  いずれにせよ、正確な事実を私はまだ手元にいたしてお...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 望ましいことは、就学援助ということによらずしてきちっと就学できるような、そういう状態にすることが望ましいわけであります。子供の教育をするのに、義務教育等の段階ならなおさらのこと、他からの、国の援助を受けて、補助を受けてそして就学するというふうな世帯がなくな...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 学校現場では直接教育に当たる教員と、その他必要な事務職員あるいは学校給食という制度に基づく栄養職員も教育を運営していく上で、推進していく上で大切な人員であるというふうに思っております。
○国務大臣(松永光君) 先生のおっしゃること、まことにごもっともだと思いますので、さらによく調査をして、適切な対処をしたいと、こういうふうに考えております。  なお、定時制高校というのは、元来は勤労青少年は高等学校の教育をするための極めて有意義な制度として発足をし、相当大きな効...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生御承知のとおり学校運営は校長先生を中心にしてそして他の教員さんたちと協力し合ってやっていくべきものなんであります。そしてまた地方の教育行政は都道府県教育委員会がその責任において行う、我々の方は指導、助言等々ということに制度上なっております。これ一般論で...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 定時制高校というのは、今局長も言い、私も申し上げましたように、勉強したい、しかし働かにゃならぬ、そういう向学心に燃えた勤労青少年に高等学校等の教育の機会を与えるという大変意義のある制度であったわけですね。そしてまた、かつては向学心に燃えた学習意欲に燃えた勤...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほどもお答えいたしましたように、制度、仕組みがそうなっておるわけでありまして、文部省としては道教育委員会を通じて指導するということになっておりますし、その関係上、今先生御指摘のように、手ぬるいという感じを受けるかもしれません。本来の姿から言えば、小樽市教...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 管理という言葉を使えば、余り適切ではないというふうな感じを受ける人もいるわけでありますが、要するに学校現場というものは教育をする場にふさわしい秩序が必要なんでありまして、その秩序を維持するということを管理と言うならば管理も必要なことだ。しかもその管理が乱れ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 一つのすばらしい見識であるというふうに思います。
○国務大臣(松永光君) 私は見たことないんでございます。
○国務大臣(松永光君) これはなかなか当てにくうございますが、千万を超すケースもあるんじゃないかなと思います。
○国務大臣(松永光君) 特異な例は私は除外をして、何といいましょうか、平均的なものに目を向けざるを得ないんじゃないでしょうか、政治の議論をする場合、あるいは教育の議論をする場合。特別なケースはやはり一応別に置いて、通常の例を中心にして議論していく。もちろん通常のケースとして、父兄...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は今の段階で、言うなれば文部省主導型といいますか、官製の憲章、こういったものは考えておりません、こう申し上げたわけであります。今先生のおっしゃいますように、我が国の教育の理念とか目標というものは教育基本法に実は明記されておるわけでございます。しかし、先生...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 二十一世紀に向けて世界のいろんな環境も、我が国を取り巻くいろんな条件も大きく変化をしてくるわけでありますが、そういう変化に主体的に対応できる人材を養成していくことが大切である。その人材の中には独創性を持った、あるいは独創的な思考力を持った人材を養成すること...全文を見る
04月05日第102回国会 参議院 予算委員会 第21号
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○国務大臣(松永光君) 世界の平和を守っていくということ、非常に大事なことでありますし、我が国の憲法がいわゆる平和憲法をとっておるわけでありますから、そういう事柄を学校教育の場で子供に指導していくということは大事なことであります。ただ、子供にはそれぞれ発達段階というのがございます...全文を見る
○国務大臣(松永光君) その点は先生の方が私よりも詳しいのじゃないかと思いますが、幼稚園、小学校、中学校、高等学校等々の発達段階がありますので、子供の理解力その他を考えての指導でなければならぬというふうに思うわけでございます。
○国務大臣(松永光君) 平和を維持し、これを守っていくということは極めて重要なことであると思っております。
○国務大臣(松永光君) 高齢化社会における教育の問題でございますが、私は二つの面があると思うのです。一つは、高齢化社会においては、現在より以上に若者が高齢者を大切にし、そして高齢者を大事にしていくという心を若者が持っておくということが一つ。それからもう一つの面は、高齢者自身がその...全文を見る
04月08日第102回国会 衆議院 大蔵委員会内閣委員会地方行政委員会文教委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第1号
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○松永国務大臣 文部省関係の高率補助金の補助率引き下げにつきましては、六十年度の予算編成の過程で、六十年度の暫定措置として大蔵省、自治省、文部省との間で合意されたものでありまして、文書は別にございません。
○松永国務大臣 学校教育について国と地方の負担のあり方の問題、それとの関連での教材の整備はどうなっていくのかということがお尋ねの趣旨だと思いますが、学校教育費については、一般論としては、先生も御承知のとおり学校教育法第五条で設置者がこれを負担するというのが一般的な原則でありますが...全文を見る
○松永国務大臣 私は、日本の学校教育の中で体育を充実することが極めて重要であると考えておりまして、スポーツを一生懸命やっておる高校生を励ましたい、こういう気持ちで、国会の了承を得て二日間行かしてもらいましたけれども、私の心がけが悪いのか、二日間連続して雨になったわけであります。幸...全文を見る
○松永国務大臣 義務教育の教材費につきましては、先生御承知のような経過で、義務教育費国庫負担制度の中に、昭和二十八年から国庫負担の対象として取り入れられたわけでありますが、その当時は、もう先生御承知のとおり、地方財政が大変窮乏しており、かつ、教材について公費で支弁するということが...全文を見る
○松永国務大臣 国の財政事情極めて厳しい状況でありますので、先生御指摘のように、昨年、一昨年、その前あたりから、随分補助金等削減を受けてきたわけでありますけれども、国全体の財政事情等考えれば、教育水準の維持を図る、あるいは父兄負担の増額をできるだけなされないような措置をする等々の...全文を見る
○松永国務大臣 文教は国政の基本であり、国家百年の大計であるという先生の御所論には私も全く同感であります。しかし一方、毎年毎年の予算の編成に当たりましては、国の置かれた厳しい財政状況も十分勘案して、その中で必要な予算を確保するというのが私の務めであるわけでありまして、そういうこと...全文を見る
○松永国務大臣 先刻からお答え申し上げておりますように、今回の教材費及び旅費についての措置は、必要な教材については公費で負担する、市町村が支出するということが定着をしておるということにかんがみまして、族費については県の方で負担するというそういうことも定着しておるということにかんが...全文を見る
○松永国務大臣 義務教育費国庫負担制度というのは、何回か御答弁申し上げましたように、義務教育に関して教育の機会均等を図る、あるいは全国的なレベルで教育水準を維持する等々の趣旨から、本来、学校教育費は一般的に言えば設置者が負担するということになっておるのでありますけれども、義務教育...全文を見る
○松永国務大臣 まず、前半の教材費の問題でございますが、今局長が答弁いたしましたように、十カ年計画の進捗率が計画どおり来てない。それは何が主たる原因であったかというと、五十七年に一〇%縮減、五十八年に一〇%縮減、そして五十九年は一五%縮減、こう国家の財政事情が極めて厳しいというこ...全文を見る
○松永国務大臣 過大規模校の解消の問題は、今申し上げた分離をするための学校用地の取得難の問題が一つ。それからもう一つは、学校のあり方をめぐる住民意識の問題等々の問題もございますが、いずれにしても、今申されました大阪や横浜の例につきましては、文部省としては速やかに、文部省の方針であ...全文を見る
○松永国務大臣 まず、臨教審における審議の都度における部会の外部に対する発表の問題でございますが、既に御承知と思いますけれども、臨教審では、部会等で審議がなされた場合には、その審議のなされた事項等につきまして、国民に広くお知らせする方が適当であろうというふうに自主的にお決めをして...全文を見る
○松永国務大臣 文部省の考え方としては、すなわち私の考え方としては、義務教育費国庫負担の基幹をなすものは教育職員の給与費、これが国庫負担制度の根幹をなすものだ、こう考えております。  ところで、今申されました事務職員、栄養職員は学校の基幹的な職員である、こう考えておりますので、...全文を見る
○松永国務大臣 学校の基幹的な職員でありますから、これについて国庫負担の対象から外すということは極めて困難、そうならぬように私どもは一生懸命努力していく所存でございます。
04月09日第102回国会 衆議院 大蔵委員会内閣委員会地方行政委員会文教委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第2号
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○松永国務大臣 一般的に申し上げまして、昔の建物、昔の建造物は非常にもちがよろしいようであります。建設技術、建築技術が今よりもすぐれておったとは思えないのに、昔の建造物や建築物は非常に長もちする。材料がいいということもあるかもしれませんが、あるいはつくる人が本当に誠意を持ってつく...全文を見る
○松永国務大臣 先生の御指摘の中に、文部省所管の社会教育施設等についてのものが多うございましたので、私の方からお答えをする面につきましてはお答えいたしますが、先生御指摘のとおり、公民館等社会教育施設につきましては、文部省としては、税金を合理的に使っていくという立場から、いわゆる複...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のとおり、文部省関係の国庫負担法から外す分でございますが、それは旅費と教材費でありまして、旅費につきましては前年度と同じ額の財源措置、教材費については二・八%増の財源措置がなされることになっておるわけであります。  問題は、その財源措置に基づいて市町村...全文を見る
○松永国務大臣 この御審議を願っておる法律が成立したならば、速やかに、さらにこの今回の改正内容、財源措置、留意事項等について通知をして周知をさせる、こういうふうにいたしておるわけでありまして、それと相まって各市町村における所要経費の確保について積極的な指導をしていく、こういうこと...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどからお話が出ておりますように、教材費につきましては公費で措置をすることが定着しております。そしてそれに対する財源は、従来は補助が二分の一、交付税が二分の一となっておったわけでありますが、今回は総額とすれば二・八%増の財源措置がそちらに行きますよ、交付税の中身...全文を見る
○松永国務大臣 現行の四十人学級を含む定数改善計画、標準法の現行改正法をつくる上において関係者は大変な努力をされたものと私は理解いたしております。やはり財政当局の了解がなければ政府提案はできぬのでございますので、その関係で大変な関係者の努力があったろうと思います。そしてまた、文教...全文を見る
○松永国務大臣 最低条件は六十六年度、すなわち法律に定めるとおり完成をするということ、そしてできるならば先輩の人たちと同じように、少しでも早めることができればという気持ちには変わりはございません。
○松永国務大臣 先生が先ほど申されましたように、当初の予想よりも児童生徒の減少が多うございまして、その結果として自然減の範囲内で四十人学級は実現できるという数字になってきたことは事実のようであります。そこで三年間停止状態になっていたわけでありますが、自然減の中で措置ができるのだか...全文を見る
04月10日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○松永国務大臣 今、先生がおっしゃいました点に加えて、児童生徒の体位向上にも大いにプラスするということで、極めて教育上の効果を発揮しておる制度だと思っております。  御承知のとおり、学校給食が始まったのは終戦直後、我が国が貧しいときでありまして、貧しい家庭の子供は弁当を持ってい...全文を見る
○松永国務大臣 今申したようなわけで、学校給食の目標はあるわけでありますが、同時に国民の経済状態がそれほど豊かではない、こういったことが背景にあって、そしてみんなが支持をしてここまで普及したわけであります。現在では豊かになってきた。ならば、今度は別の意見も出てまいりまして、むしろ...全文を見る
○松永国務大臣 そのとおりでございます。
○松永国務大臣 私は、公務員は責任を持って仕事をし、民間はもうけ中心で無責任だというふうにはとらない。民間の方も良識を持って仕事をしていらっしゃる。良識を持って仕事をしているから民間の企業もやっていけるのだと私は思います。いずれにせよ人がやることでありまして、民間だからどう、公務...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のように、官房長官から、政策決定参加を促進するために、婦人問題企画推進本部で目標として定められておる一〇%、これがまだ達成していない、速やかに達成するよう努力せられたいという注意といいますか、発言がございました。私は、男性に劣らない能力を持っている婦人が...全文を見る
04月10日第102回国会 衆議院 文教委員会 第5号
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○松永国務大臣 私も、教育改革と行政改革とは質的に違うというふうに思っております。と申しますのは、行政改革は、適正かつ合理的な行政の実現を目指すものでありまして、主としてその内容となるものは行政の効率化あるいは簡素化、こういったことがそこから出てくるのだろうと思います。しかし、教...全文を見る
○松永国務大臣 臨時教育審議会でいわゆる教育の自由化論というのが論議されたということは私も承知しておりますが、しかし、それはどういうことから自由化論が出てきたかというと、私の承知しているところでは、今の教育は余りにも画一的過ぎる、あるいは硬直している、そういった画一性とか硬直性を...全文を見る
○松永国務大臣 臨時教育審議会におけるいわゆる自由化論なるものを展開された方がフリードマンの自由化論と同じ思想の持ち主であるかどうか、それは私にはわかりませんし、また思想はあくまでも自由でありますから、それをどういうふうにとらえるか、藤木委員の御自由、御勝手なんでございますけれど...全文を見る
○松永国務大臣 助け合っていくということ、あるいは励まし合っていくということ、これは大事なことであると私は思います。しかし、同時に、教育の場におきましても、例えば体育、スポーツ等の場合には、野球で言えばこの人よりも私の方がよりよく打てる打者になりたい、打率を上げるそういう打者にな...全文を見る
○松永国務大臣 私は、臨時教育審議会で教育の場に商品生産と同じような意味合いでの自由競争を持ち込むことを前提にした議論がなされておるとは思ってないわけです。したがって、そういう考え方での答申があろうとは思っておりません。  一般的に言えば、臨時教育審議会で審議が深められまして、...全文を見る
○松永国務大臣 私はクーポン制あるいはバウチャー制というものは成功しなかったというふうに聞いておるわけであります。なぜだろうか。それは、教育というのは、知育、徳育、体育、それぞれの分野で個人の能力を伸ばし、そして人格の完成を目指すという特殊な分野でありますから、したがって、商品生...全文を見る
○松永国務大臣 臨時教育審議会の審議は、実は今藤木先生が申されたような理論とかあるいはそういう考え方で審議されておるとは思いません。それは先生の方の誤解が相当あると思います。現在までのところ、臨時教育審議会の審議というものは、臨教審設置法にありますように、教育基本法の精神にのっと...全文を見る
○松永国務大臣 一番最初に申し上げましたとおり、総理も私も、教育改革と行政改革とは質的に違うのだ、こういうふうに申し上げておるわけでありまして、今臨教審で審議されておるのも行政改革と同じような立場や同じような考え方で審議されているものじゃないんです。二十一世紀を担う青少年をどうい...全文を見る
○松永国務大臣 臨時教育審議会の審議の進めぐあいあるいは答申を出す方法等につきましては、先生も相当御承知と思いますけれども、各部会に分かれて、各部会ごとに検討課題をお決めになって、そして密度の濃い審議をしていただいておる。そして社会的関心度の高いもの等を中心にして、まず第一次の答...全文を見る
○松永国務大臣 一般論から申し上げますと、大学で大学入学者をどういう方法で選抜し、そしてだれを入学させるかというのは、大学が自主的に判断なさることが一般論ではあるわけです。しかし、そのやり方にいたしましても、先ほどから先生御指摘のように、高等学校の教育とのかかわりがありますから、...全文を見る
○松永国務大臣 私は、大学入試時期を九月にということについての発言をしたことはありません。入試時期については発言をしたことはありません。
○松永国務大臣 臨時教育審議会の第四部会でございましたか、大学の入学時期について九月という意見の議論がなされたということは私は承知をいたしました。そういたしますと、入学試験を実施する時期は現在のように一月、二月じゃなくして別の時期になろうかと思うのであります。  現在の大学入学...全文を見る
○松永国務大臣 大学の入学を九月にして、そして高等学校以下の卒業時期を三月のままだといたしますと、いろいろな問題が出てくると思うのであります。いずれにせよ、今申したようなわけで、九月入学というのは、試験の時期が今のような時期でなくなる。それから、先ほど言いませんでしたけれども、入...全文を見る
○松永国務大臣 今の先生の御議論は、大学入学は九月、高校卒業は三月という仮定を置いての御議論ですから、私が先ほどから申し上げているのは、今先生のおっしゃるようなことになるとすれば相当の混乱がある、これを混乱ないようにするためにはどうすべきかということになってくるわけですね。したが...全文を見る
○松永国務大臣 学校給食は教育の一環として定着をしておると私は認識しております。教育の一環というのは、まず第一に、学校給食で専門的な栄養士の人が献立をつくって栄養のバランスのとれたお昼御飯を生徒の皆さんが食べることによって生徒の健康の増進、これが一つ。二番目は、学校給食を生徒と先...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のように、豊かになって飽食の時代になったのだから学校給食はもうやめるべきではないのか、むしろ、お母さんが弁当をつくって子供に持たせてあけることによって、子供は母親の愛情を肌身で感ずる、そのことが子供の心の面での健全な発達を図るためにはプラスではないのか、...全文を見る
○松永国務大臣 日本は広うございまして、種々さまざまな条件で学校は運営され、かつそこに暮らしている人も種々さまざまな条件で生活をしておるわけですね。私も実は、今はいかにも都会育ちみたいな顔に見えるかもしれませんが、本当は小学校五年までは九州の山村におりました。その当時の経験から言...全文を見る
○松永国務大臣 大変痛ましい事件だという私の受けとめ方でございます。小学校五年生の男の子、本人にとってもまた御両親にとっても、大変な痛ましい、打撃的なことではなかったかなというふうに思います。  私は、なぜこうなったんだろう、なぜこういう事件が起こったんだろう、いろいろ私なりに...全文を見る
○松永国務大臣 この問題につきましては、すなわち杉本君の自殺という問題につきましては、いろいろな方が、いろいろな考え方で、いろいろな意見を述べていらっしゃいます。それだけにいろいろな方面にショックを与えた事件だと思います。  私は、次のように考えるわけです。  その一つは、人...全文を見る
○松永国務大臣 子育ての段階で、時代が変わろうともあるいは二十世紀が二十一世紀になっても変わらないものも幾つかあると思います、それは人間の社会で人間が生きていく以上。しかし、今先生の御指摘のように、教師あるいは親が自分の一定の思想、一定の観念を持っておいてそれに当てはめるというふ...全文を見る
○松永国務大臣 今の教育のあり方あるいは人間を育てる育て方について、いろいろな意見もありますし、また、子供の個性を伸ばしていくためにどういうやり方が妥当なんだろうか、いろいろな意見があろうかと思います。そういうふうなことでありますが、しかし、どうも義務教育というのは、人間社会を支...全文を見る
○松永国務大臣 中学校で先生が生徒の入学願書をまとめて提出する、これもまたそれなりのメリットがあってなさっていることだと思いますし、一部またある学校では、入学願書を自分で持っていくことによって、これまた自分で持っていくということにいい点もあるんだ、いろいろ意見もあるわけでありまし...全文を見る
○松永国務大臣 そのようにいたしてまいります。  なお、国内的な法律の定める手続に基づいてこれが実現に向けてこれから手続を済ましていくわけでありますから、そのことも含めて条約批准の妨げにはならないというように承知いたしておりますし、その措置をこれから手続を踏んで実行していく所存...全文を見る
○松永国務大臣 女子、女性、婦人、いろいろございまして、どれが一番妥当なのか私にもよくわかりかねるわけでありまして、専門家の御意見と御判断を待ちたい、こういうふうに思っております。
○松永国務大臣 年金というのは社会保障制度の中核的な仕組みであると思うのでありまして、そうした仕組みについて学校教育で子供に教えていくということは適当なことである、そうすべき事柄であるというふうに思います。  問題は、子供の発達段階からいってどの段階で教えるべきかという問題であ...全文を見る
○松永国務大臣 高齢化社会の到来を考えますと、老人介護についての知識を若者が持っておくということは非常に大事なことだと思います。そうした知識は、従来は、家庭の中で母が、親が祖父母の介護をしておる、それを手伝ったりそれを見ながらしておのずから身につける、そういう事態が多かったろうと...全文を見る
○松永国務大臣 学芸大の跡地、先生御承知のとおり、芸術文化施設の用地という用途指定のもとに払い下げがなされて、都の所有となったものであります。したがいまして、その払い下げを受けられたときの目的に従って、東京都が関係の人たちと円満に話し合いをして、そして目的に従った利用がなされるこ...全文を見る
○松永国務大臣 私は、文教行政を推進していく上で、建設的な御意見のおありの方とはいつでもまたどういう場所でもお会いすることにやぶさかではないという態度をとっております。日教組も会ってはどうかというふうな御指摘でございますが、まだ日教組の方から会って話し合いをしたいという申し入れも...全文を見る
○松永国務大臣 中国にいわゆる残留孤児がまだたくさんいらっしゃるということは事実でございまして、この人たちが日本への帰国を希望しておるということでございまして、できるだけその子供たちが、今では子供でなくて大人になっていらっしゃるわけでありますけれども、帰国できるような措置をするこ...全文を見る
○松永国務大臣 中国から帰ってきた子供の教育の問題でございますが、中国にその子がいるときの教育状態がどうなっておるか、このことによって随分いろいろなケースがあろうかと思います。そしてまた、日本に帰ってきた場合の受け入れ態勢につきましてもいろいろまたやり方があろうかと思うのでありま...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたように、日本語を早く習得してもらうようなそういう努力が必要だと思います。そして、できるだけ早い機会に日本語の習得不十分による、何といいましょうかね、不利な点、それを解消していくというのが第一。そして、もう一つは、それぞれの教育委員会が実情に応...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどから申し上げましたように、文部省は今までも帰国子女教育研究協力校、それから日本語の指導のためのいろいろな指導書等の配付等々をやっておりますけれども、まだまだ不十分であることは事実でございます。それにまた、帰ってくる子供だけの問題ではなくして、大人自身も日本の...全文を見る
○松永国務大臣 まず、日本に中国から来た子供たちが、僕のふるさとは内蒙古といいましたか、というふるさとの話でございますが、どこに生まれ育った人間でも、やはり自分が生まれて育ったところをふるさとと考える、これはどこにおる人も同じ考え方なのかなというふうに私は思いました。  その子...全文を見る
○松永国務大臣 先生の貴重な御意見を参考にさしていただきまして、これから適切な行政を進めてまいりたい、こういうふうに考える次第でございます。
○松永国務大臣 帰国された方の、日本の社会へ溶け込んでいただいて、そして社会参加をしていただいて立派に生きていただく、そういうための施策につきましては、厚生省が中心になられて検討すべき課題だというふうに思います。  なお、帰国子女の問題につきましては、先ほど来御質問があり、お答...全文を見る
04月11日第102回国会 衆議院 大蔵委員会内閣委員会地方行政委員会文教委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会連合審査会 第4号
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○松永国務大臣 義務教育費国庫負担制度というのは、先生がよく御承知のとおりでございまして、義務教育について教育の機会均等を図り、全国的なレベルで水準の維持向上を図るということから、教職員の給与費について国がその二分の一を負担するという制度なのでありますが、その場合に、市町村の義務...全文を見る
○松永国務大臣 この制度は、先生御承知のとおり戦前にもあった制度でありまして、戦後それが再開されて今日に至っておる、こういうことでありますが、国の方で給与費の二分の一を負担するというのは、全国的な教育水準の平準化を図るという見地からいえば、各県に財政力のばらつきがありますから、そ...全文を見る
○松永国務大臣 憲法第二十六条の「義務教育は、これを無償とする。」というのを正面から解釈をすれば、義務教育につきましてはその対価を徴収しないということであろうと思います。そして憲法二十六条を受けまして、教育基本法にそのことがさらに明確に書かれておるわけでありますが、それはそういう...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど申し上げたとおり、憲法二十六条「義務教育は、これを無償とする。」その場合の無償とは何ぞや、それは授業料であるというふうなのが実は政府の解釈なのであります。  それで、義務教育を無償とした場合に、教職員の給与費を国が直接負担するかあるいは地方に分担させるかと...全文を見る
○松永国務大臣 純粋に法律的に解釈すれば、憲法二十六条の義務教育に関する規定を受けて具体化した法律が教育基本法第四条であるわけでありまして、義務教育の期間は九年ですよ、義務教育に関しては授業料、しかも義務教育の中の国または地方公共団体の設置する学校では授業料を徴収しないんですよ、...全文を見る
○松永国務大臣 こういう場所で判例など持ち出すのは大変どうかと思う点もありますけれども、そのことについては、先生御承知のとおり、昭和三十九年二月二十六日の最高裁大法廷の判例があるわけでありまして、憲法二十六条の解釈は、その対価を徴収しないということを定めたもの、すなわち授業料不徴...全文を見る
○松永国務大臣 国庫負担というのと、それから補助というものの基本的な分け方というか考え方というものは、先生のおっしゃったようなことになろうかと思いますが、その場合、先生の今おっしゃいました施設費国庫負担法の第三条には、政令で定める限度においてその一部を負担する、こうなっておりまし...全文を見る
○松永国務大臣 義務教育無償の精神で、教材費についての半額国庫負担、残りが地方交付税による措置、今までの制度はこうなっておるわけでありますが、そもそも義務教育無償といえばどういうことかというと、父兄に負担をさせない、公の経費で負担をする、これが無償の精神だろうと思います。その公の...全文を見る
○松永国務大臣 ちょっと私の申し上げたことが舌足らずであったかと思いますが、先生御承知のとおり、物価がある程度上がっておるのに、五十七年が一〇%減、五十八年が一〇%減、五十九年が一五%減でございました。そうすると、それに対応する二分の一の交付税の方も、実は結果的には減ってきておっ...全文を見る
○松永国務大臣 いわゆる負担金、すなわち、国が奨励的な補助金で出すものではなく、やはり国と地方とで経費を分担するような分野のいわゆる負担金につきましても、地方公共団体の事務として定着するに至ったものについては、これは見直すこともできるという考え方に立つわけでありますが、先ほども申...全文を見る
○松永国務大臣 義務教育諸学校の教職員の人件費、これは義務教育費国庫負担制度の根幹をなすものでありますから、それを維持するために、今後とも一生懸命努力をしていきたいと考えております。
○松永国務大臣 前語りはやめにしますけれども、現在の義務教育費国庫負担制度の根幹をなすものは人件費であるという私どもの認識であります。そして旅費及び教材費につきましては、その当時の財政事情から国庫負担の対象に取り入れられた。しかし今日におきましては地方の事務として定着をしておる。...全文を見る
○松永国務大臣 交付税法全体に関することにつきましては私の答弁する事柄ではございませんが、文部省の関係からいえば、先生よく御承知のとおり、国の財政が厳しいがために、教材費につきましては、五十七年、五十八年、五十九年と一〇%、一〇%、一五%というふうに削減をされてきました。したがっ...全文を見る
04月12日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第18号
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○松永国務大臣 先生よく御承知のとおり、高校生の急増問題、御指摘のように六十四年度までは急増するが、その後は急減する。そういう中で、十五の春を泣かせないということも念頭に置きながら施策を進めていかなければならぬわけであります。  そこで、御承知のとおり昭和六十年度は、五十一年度...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  先ほどの教員の問題でございますが、先生御承知のとおり、教員免許の資格そのものは各大学等で与えられるわけでありますけれども、任用の場合の試験は各都道府県教育委員会でやっておる、こういうことでございます。これはなぜそうなっているかというと、任命...全文を見る
○松永国務大臣 私のところは全部必要だ、こう思っております。
○松永国務大臣 定着しているということの判断の根拠でございますが、先生御承知のとおり、市町村の教育委員会の予算は市町村で編成をし、かつ、議決を経て執行されるわけでありますが、まず第一には、昭和二十八年以前のように、教材を整備するために父兄に割り当て寄附をするというようなことはなく...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のように、鹿児島県下ですか、教材費の予算がゼロという町が出てきたということは、私は具体的には承知いたしておりませんが、何と申しましょうか、現在の初等中等教育について地方分権という仕組み、大事な原則があるわけでありますが、その原則は、地方も中央と同じように...全文を見る
○松永国務大臣 義務教育費国庫負担制度の趣旨、目的は、もう前々に申し上げておきましたように、教育の機会均等、全国的なレベルでの水準の維持向上、それを図っていくためには、どんな僻地であっても、あるいは中心部のところであっても、それぞれ立派な教員を配置して、そしていい授業をしてもらわ...全文を見る
○松永国務大臣 義務教育費国庫負担、義務教育費無償というのは、要するに公費で負担するということなんですね。だから、国庫負担制度というのは、先ほど申し上げましたように、中核的な負担の対象は教職員の給与費である。そして、そのときそのときの財政事情に応じて教材費等が国庫負担の対象に取り...全文を見る
○松永国務大臣 現行制度は、給与費と同じように、教材費も国庫負担の対象になっております。
○松永国務大臣 先ほどの答弁の延長になりますけれども、この制度の沿革あるいは実体からいって、国庫負担制度の負担の対象の中核をなすものは給与費である、そしてその後教材費もその対象になったということでありまして、現在では国庫負担制度の内容としては給与費等と教材費、こうなっておるわけで...全文を見る
○松永国務大臣 繰り返しになりますが、今回の措置は、教材費等について公費負担をやめるというのではないのですからね。その費用負担が国の負担金と交付税という今までの仕組みを交付税という形で地方財源化するという、先ほども大蔵大臣が御答弁になりましたように、財政負担区分の仕分けの問題にな...全文を見る
○松永国務大臣 教壇に立つ先生と事務職員、栄養職員、これは同じではありません。同じではありませんが、学校の基幹的職員であるというふうに思います。学校の基幹的職員である栄養士、事務職員を義務教育費国庫負担制度の国庫負担の対象から外すことは極めて困難であるというふうに私は認識いたして...全文を見る
○松永国務大臣 我が国の目標は文化国家の建設であります。そしてまた、今仰せの補助事業というのは、地方文化施設整備費補助という名前の補助事業でありますから、文部省としては文化という名前をつけてもらいたいという気持ちは今もございます。しかし、終局的には設置者が判断して決められることで...全文を見る
○松永国務大臣 私は、ありがたいことにいろいろな物を持っておりますので、別段買いたいという物がございませんが、女房や子供が買いたい物があれば、子供の物でも買ってやろうかなという気持ちでおります。
04月12日第102回国会 衆議院 文教委員会 第6号
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○松永国務大臣 お答えいたします。  予算編成に当たった者がみずからその予算について評価を下すというのはいかがなものかと思いますけれども、やはりその予算の評価は国会や国民の皆さん方が下していただくものだというふうに思いますが、強いて記者の皆さん方から聞かれたものですから、しかも...全文を見る
○松永国務大臣 幹事長というのは政府を支える与党の責任者でございまして、六十年度予算編成に関して党全体の立場で考え方を述べられたわけでございまして、文教予算の重要性を述べていただいたことは私どもとしては大変力強い、そういう感じを持ったわけでございます。その当時の情勢、例えば教科書...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のように、いわゆる施設整備費補助、箱物に対する補助について相当の減額があったことは事実であります。こういった分野につきましては、箱物というのは整備がある程度進んでくれば増額傾向からやや減額傾向になってくるということも一つの理由でありますけれども、問題はそ...全文を見る
○松永国務大臣 先生の御発言、私どもに対する励ましの言葉でもあり、また御忠告でもあるというふうに受けとめまして、これからも一生懸命努力をしていく所存でございます。
○松永国務大臣 臨時教育審議会の審議状況は、私は今まで政府関係の審議会等たくさん承知いたしておりますけれども、臨教審ぐらい審議の回数の多さ、それから一回ごとの審議時間数の長さ、それから審議方法についても自主的にお決めになり、そしてまた審議事項、検討課題につきましても自主的にお決め...全文を見る
○松永国務大臣 文部省に対する資料の提出要求、それから関係方面との連絡、そしてまた合宿審議等をなさる場合のお手伝い、いろいろな方面であらゆる努力をしてきたのでありますが、これからも臨時教育審議会の審議につきましては、あらゆる御協力をし、その審議がスムーズに進められるように努力をし...全文を見る
○松永国務大臣 今御指摘の会合には私も短時間同席をいたしておりましたが、この会議は、臨時教育審議会設置法案の審議の責任者であられた前大臣、そして臨教審の設置以後脚退任になるまで大変な苦労をしてこられた森さんが中心になられてその会議が持たれたと承知いたしております。私は前大臣ではあ...全文を見る
○松永国務大臣 これは森前大臣の在任中に臨教審の先生の方から、文部大臣経験者の方と懇談をして御意見をお聞きしたい、こういったことがあったようでございまして、そのことを受けて森さんが、文部大臣経験者に連絡をし、そうして臨教審の部会長さん方であったと思いますが連絡をして、そうして持た...全文を見る
○松永国務大臣 先生今御指摘のように、臨時教育審議会設置法第一条に、今回の教育改革は教育基本法の精神にのっとり、教育基本法の定める精神の実現を期して改革を行う、こうなっておるわけでありますから、したがって、教育基本法の精神にのっとり、その実現を期して教育改革の論議をする以上、教育...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたように、教育基本法に定める精神にのっとり、その実現を期して教育改革をするための論議をお願いするというのが臨時教育審議会なわけです。そうすると、教育基本法の精神とは具体的に言えば何であろうか、あるいは、教育基本法に書いてある文言等はたくさんある...全文を見る
04月16日第102回国会 参議院 文教委員会 第6号
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○国務大臣(松永光君) 先生御承知のとおり、現在中学を卒業する者の九四%が高等学校に進学をしておるわけでありますが、高等学校進学希望者の九九%近くがいずれかの高等学校に入学しておると、こういう状況になっておるわけであります。これは我が子をせめて高等学校には学ばせたい、進学させて高...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今の鹿児島県で百四十四人あいているのに入学が許可されなかったという問題でございますが、それがどういう原因で、どういういきさつでそうなったのか詳しい事情知りませんので、あるいは文部省で通知を出したように、複数の受験機会があれば、その子供に適した学校があればそ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 高等学校につきましては、先ほども申し上げましたとおり、進学希望者の九九%が入学をしておるということは量的には相当程度充足をされてきた。これから六十五年以降は急減期を迎えるわけでありますけれども、なおその間は人口急増地帯等を中心にまだ高等学校進学希望者がふえ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 確定した判決ではありませんので、いろいろ判決について論ずるのもいかがかと思う点もありますし、また、法律論から言えばほかの議論も出てくるかもしれませんけれども、しかし道義的な問題として考えますというと、極めて遺憾な事柄であるということで深刻に受けとめているわ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) あらゆる方法であらゆる人たちが努力をすることが少年非行をなくす道だと私は思います。この風官法の関係で言えば、一つは、風俗営業等に関連する人たちが良識を持って青少年の健全育成に有害になるような行動をみずから慎んでいただくことが一番大事なことなのでありますけれ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 仲川先生よく御承知のとおり、臨教審では四つの部会に分かれてそれぞれ検討課題を決めて、そして審議をしていただいておるわけでありますが、その審議をなさっておる過程におきまして、どういう事柄についてどういう議論がなされたかといったような事柄を国民の前に明らかにす...全文を見る
○国務大臣(松永光君) まず、スポーツを通じての人間づくりといいますか、そういう面でございますが、先生の御意見に私も全く同感でございます。青少年の体を丈夫にするということだけではなくして、それに加えて、スポーツを通じて心の教育をしていく。貧しいときには、ある意味では貧しさを克服す...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、教育関係者のお集まりの大会には、お呼ばれをいただければ、時間が許すならば出席したいと、こう考えておりますが、何せ体は一つでございますので、場合によっては政務次官にかわっていただく、あるいは局長さんにかわっていただくということもあろうかと思いますけれど...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 医師が不足だという前提のもとに、先生が先ほどおっしゃっておりましたようなこの医科大学ないし医学部の新設あるいは定員増を行ってきたわけでありますが、既に医師の養成の拡充ということはその目的を達したというふうに文部省としては見ております。簡単に言えば、地域によ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生の御指摘まことにごもっともでございまして、私が先ほど申し上げましたのは、適正人数といいますか、医師数、これの認定そのものはやはり厚生省の方がまず第一義的には検討して、そして出していただく、それを前提にして厚生省と連絡をとりながら、かつこちらの方は医師の...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今先生御指摘の国際日本文化研究センター、これは設けるという前提で内容につきまして検討が進められておるところでございます。しかし、同センターというのは日本の文化について研究していただくと同時に、内外の研究者に開かれたものにするということがねらいの一つのようで...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今局長が答弁したように、長崎とか広島と具体的に日本に起こったことに関連しての核であるならば小学生でも理解をすることができるでしょう。しかし核の問題は非常に複雑な国際政治の問題ともかかわるし、またその核の理論というのも大変難しい理論もあるわけでありまして、し...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは難しい理論でございまして、結局抑止効果、核を使うということは相手の反撃もあってお互いに絶滅に近い大変な被害を受けるということもあり、また幸いにして核を持っておる大国が自己抑制もしたんでしょう。いろんな事情から核が使われなかったということは大変幸せなこ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) なかなか難しい理論でありまして、いろいろ立場によってその理論は違うかもしれませんが、いずれにせよ核というものはボタンを持っている人のやはり自己抑制というものが働いておったというのが一つあろうかと思います。それともう一つは、自分自身にも大変な被害が及んでくる...全文を見る
○国務大臣(松永光君) その事実があるということをあなたが何で指摘なさるのか、私にはわかりません。
○国務大臣(松永光君) 私はそういう事実があったとは思いません。
○国務大臣(松永光君) 委員が述べられたことが客観的な事実に合致しているのかどうか私にはよくわかりません。私の推測では、関係者の一部にそういう意見を持った人がおったかもしれませんけれども、結果的にはボタンを押す権限を持っている人が、そこまでいったかどうか知りませんけれども、いずれ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 全く無力だとは私は思いませんが、しかしそういう運動だけで平和が守れるというふうに簡単な問題ではないというふうに私は思っております。
○国務大臣(松永光君) 核戦争があれば全部おしまいだから今から勉強して何になるというふうな気持ちを持っている中学生さんがいらっしゃるならば、大変気の毒だなあというふうに私は思います。  この前も申し上げたとおり、私の経験から言えば、私の小学校の同級生も長崎の原爆で何人か死亡した...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 常に核の脅威を考えて、先ほど言ったように核戦争が起これば全部おしまいになるんだからというせつな的な気持ちになって毎日を送ったり、あるいは子供にそういうことを、せつな的な気持ちになりかねないような教え方というものは私はいかがなものだろうか。人類というものはも...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 栄養職員や事務職員の給与について国庫負担の対象から外す、そして一般財源化した場合には、それが直ちに栄養職員や事務職員を廃止することになるとは言えませんけれども、しかし前々からお答えいたしておりますように、義務教育費国庫負担制度の根幹をなすものは教職員の人件...全文を見る
04月17日第102回国会 衆議院 文教委員会 第7号
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○松永国務大臣 先生おっしゃいましたように、教材整備の第二次十カ年計画、残念ながら今日、その達成率は五〇%弱、先生御指摘の四八%台であるわけですが、なぜその程度にとどまっておるのか、その程度までしか進行しなかったのかということであります。これは、実は年々ふやしていくという前提であ...全文を見る
○松永国務大臣 先生の御指摘のような心配は私どももしていかなければならぬと思っております。  定着したという意味は二つございまして、一つは、父兄に割り当て寄附などで金を出させてそれで市町村が教材を整備するという、言うなれば父兄負担に転嫁するという習慣はなくなって、市町村で整備す...全文を見る
○松永国務大臣 貴重な御意見をいただきまして、先生の御意見も参考にしながら、今申しましたとおり、形式的には十カ年計画はなくなることになるわけでありますけれども、その精神は我々はあくまでも維持して、それを前提にして、多少時間は延びることになりますけれども整備を進めてまいりたい、こう...全文を見る
○松永国務大臣 細かい点は後で局長から答弁させますが、今回の旅費の一般財源化につきましては、交付税で前年と同額の財源措置がなされると同時に、比較的多くの旅費が要ると思われる中央研修については、別途文部省の予算の中に十億円でありましたか計上されておる、そういう形でこの問題には対処す...全文を見る
○松永国務大臣 旅費の実態でございますが、全国的にどうなっているかということをすべてにわたって調査することはなかなか手数のかかることでありまして、調査しますということを確答しかねるわけでありますけれども、それはこれからの財源措置を要求していく場合の一つの材料にもなるわけであります...全文を見る
○松永国務大臣 先生よく御承知のとおり、臨調答申の趣旨に基づいて、地方公共団体向けの二分の一を超える高率補助率についてはおおむね一〇%削減、こういうふうに全般的になされることになりました。それと横並び的に、文部省所管の公立学校施設整備費補助等につきましても、二分の一を超える補助率...全文を見る
○松永国務大臣 高校もあるわけでありますが、大学等の授業料等が高くなってまいりまして、父兄の負担が大きいという状態でありますと、教育の機会均等という理念が損なわれることになります。そういうことから、特に私学に対する経常費助成をすることによって父兄負担が過大にならないようにしなけれ...全文を見る
○松永国務大臣 詳細な点は政府委員から答弁をさせますが、基本的な考え方を申し上げますと、私立大学等に対する経常費助成、二千数百億という大変な国民の税金を使うわけであります。そしてその恩恵を受けるのは、私立大学に行っておる学生またはそれに関連する人たちなんでありまして、したがいまし...全文を見る
○松永国務大臣 私の基本的な考え方、これはもう多くの人が同じ御意見だろうと思うのでありますけれども、二千四、五百億という国民の税金で私立大学等の経常費の補助をするわけでありますから、納税者が納得していただけるような配分をしなければならぬ。そうしないと、私学助成という制度そのものが...全文を見る
○松永国務大臣 私立学校振興助成法の延長された附則の規定に基づきまして文部省としては対処していくわけでありまして、五年以内に学校法人になること、ならざるものにつきましては法の精神に基づきまして経常費補助はいたさないということになるわけであります。そういう法の規定に基づきまして適切...全文を見る
○松永国務大臣 これは私の個人的な見解も入りますが、私立学校振興助成法附則に基づきまして、学校法人立幼稚園には経常費助成を出す、しかし、その時点において学校法人立てないものについては、五年以内に学校法人になります、それだけの条件も整えていきますという幼稚園には学校法人立と同様に経...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のとおり、昭和六十四年度をピークにしてその後は高校生の急減時期に入るわけであります。現在でも一般的には高等学校の施設等につきましては、ほぼ全入といいますか、九四%が入れるという施設になっておるわけであります。ただ、私の埼玉県などのような一部の地域におきま...全文を見る
○松永国務大臣 私立学校振興助成法ができて、その法律に基づく経常費補助を受ける幼稚園は、原則は学校法人立、学校法人立てないものにつきましては、補助を受けるようになった年の翌年から計算して五年以内に学校法人にならなければならない、こういうことで経常費助成がスタートしたわけであります...全文を見る
○松永国務大臣 今私学部長が答弁申し上げましたとおり、公費によってすなわち国民の税金によって経常費助成をする場合には私立学校振興助成法の附則の規定がかぶるということでありますから、学法になることの義務と関係なしに公費による助成をするということは甚だ遺憾なことなのであります。もとも...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のように、新聞社の出版、発行に係る週刊誌に東大その他有名大学の入学者の高等学校別の氏名の報道がなされております。これは、実は国民の側に知りたいという強いニーズがあるんじゃなかろうか、それにこたえる形で週刊誌の方で新聞社等がその記事を掲載しておる、こういう...全文を見る
○松永国務大臣 報道の自由に対してはいささかも制約を加えてはいかぬという立場が私の立場でありますが、同時に、先生御指摘のように、報道の仕方によっては受験戦争の過熱した状態にさらに拍車をかけるようなことがあってはならぬわけでありますので、理性的な対応をしていただくように、そう刺激的...全文を見る
○松永国務大臣 私の感じでは、私どもの中学時代、あるいは大学を私どもと一緒に出たころの人に比べるというと、今の人は少し国語力というか、字を書いたりすることが大分落ちているかなあという感じは私は持っております。それを直ちに国語力というべきかどうかは別といたしまして、書いたりする字は...全文を見る
○松永国務大臣 国語の問題、それから常用漢字の問題等について、先生がうんちくを傾けた議論をしていただきまして、私ども拝聴したわけでありますが、これはどう考えるべきかということでございますけれども、我が国のいわゆる国語というのが、よその国の言葉に比べて、日本国民自体から考えてもう少...全文を見る
○松永国務大臣 先生の質問書に対する政府側の答弁書が簡略過ぎるという御指摘でございますが、どうも昔からこういうふうなパターンであったようであります、実際の話。この点につきましては、関係方面と相談をいたしまして、もう少し親切な答弁の仕方ができないものかどうか関係方面に申し述べてみた...全文を見る
○松永国務大臣 質問に対する答弁という形ならば答弁はこれで尽きている、こういうふうに思います。さらに詳しく説明すべしというならば、説明はやや不足かなという感じでございます。
○松永国務大臣 先生の質問に対する答弁としては形式は整っています。中身も一応答弁はしてあります。ただ、こういう答弁の仕方が親切な答弁の仕方がどうかという点については、これは別のことなんでございまして、その点については関係者によく申し伝えておきたい、こういうふうに思います。
○松永国務大臣 先ほど局長が御答弁申し上げましたように、いわゆる満州事変以後の行動については進出という言葉じゃなくして侵略という言葉が大体使われる、その前は日本の場合も含めて諸外国も大体進出という言葉が使われておるようであります。それは、考えてみまするに、第一次世界大戦後国際連盟...全文を見る
○松永国務大臣 これからの教育は国際社会で通用する日本国民の育成ということでなければならぬわけでありまして、その意味で、独善的な歴史というものを国民に教えることは適当ではない、やはり歴史の教育というものは、客観的な事実に合致し、かつ公正であり、バランスのとれた、そういう内容でなけ...全文を見る
○松永国務大臣 文部省が画一主義という立場に立っておるわけじゃありませんが、教育の問題について議論をする人たちが、現在における日本の学校教育が画一的過ぎるという批判が各所にあることは事実でありまして、その画一的なものについて改革したいというのが改革意見の論点だというふうに理解をし...全文を見る
○松永国務大臣 自由化あるいは個性主義という用語の問題でございますが、まず自由化という言葉については、何をどういうふうにあるいはどの程度自由化するかということにつきましては、それぞれの委員の人たちでいろいろな議論がなされたのでありますが、自由化とはこれであるということが正式に出た...全文を見る
○松永国務大臣 今御指摘の事柄も、部会においてそういう議論がなされたということは承知いたしておりますけれども、部会の論議を踏まえて、総会においてさらに論議を深められて臨教審としての意見を取りまとめる、こういうことになってくるわけでございますから、今の段階で私どもの方であれこれ言う...全文を見る
○松永国務大臣 その点も、今「審議経過の概要」の取りまとめが総会等で行われつつある段階なのでありまして、今の段階で何とも予測しがたい点であります。  ただ、申し上げておきたいことは、第一部会というのは今次教育改革の基本的な考え方等を総合的に議論していただく場でございます。硬直化...全文を見る
○松永国務大臣 私どもとしては、厳しい国の財政状況でありますけれども、定数標準法に基づく四十人学級の実現に向かって今一生懸命努力しているところでありまして、それの完成を目指して最大限の努力をしているところでございます。
○松永国務大臣 先般会計検査院から指摘をされて、それが社会問題に発展した例は、御承知のとおり、故意に転勤の日時等をずらしたりしてやった例のようなんでありまして、今先生のおっしゃったようなことではなかったようであります。教育の場でありますので、教育関係者が故意にごまかしをしたり時期...全文を見る
04月19日第102回国会 衆議院 文教委員会 第8号
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○松永国務大臣 現在、学校教育の場でいろいろ指摘をされている問題は、非行の増加の問題、あるいはその中の一部になろうかと思いますが、いじめという問題、さらには高校あるいは大学における入試競争の過熱の問題、こういった事柄が学校教育のかかわりにおきましては速やかな対応を迫られておる問題...全文を見る
○松永国務大臣 学校における非行、暴力は、先生御指摘のように、やや減少傾向が見られるようでありますけれども、しかし全体としての数字はまだ極めて高い数字になっておるわけでありまして、減少傾向が出てきたからということで安心しておってはいかぬというふうに思うわけでありまして、今まで同様...全文を見る
○松永国務大臣 何が主たる原因かと特定することはなかなか難しい問題であると思いますが、先ほども申し上げましたとおり、家庭における親の養育のあり方、家族構成、それと学校における教師の指導力やあるいは教師が協力しながら、十分連絡をとりながら対応していくという問題、ここらが対応策として...全文を見る
○松永国務大臣 青少年の非行の増加あるいは落ちこぼれ、いじめ、こういう極めて憂慮すべき事態の原因でございますが、先ほど来申し上げておりますように、いろいろな原因が複合してそうなっていると思うわけであります。  今先生は、過熱した受験競争そして学歴社会、それに非常に大きなウエート...全文を見る
○松永国務大臣 いわゆる受験競争のもたらす弊害というものが小学生あるいは中学生に相当の影響を与えている。この詩を書いた人たちは特異な、何というか非常に敏感に受けとめる、そういう人のように思われますけれども、受験競争の激しさが子供の健全な育成に大きな影響を及ぼしていると私は考えてお...全文を見る
○松永国務大臣 先生のいろいろな観点からする戦後教育の分析につきましては、一つの御意見として参考にさせていただきたいと思いますが、経済成長、所得倍増に文部省が加担したとかなんとかというふうな見方ではなくして、むしろ文部省は経済成長あるいは所得倍増を活用して教育の量的拡大を図ってき...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど局長も答弁いたしましたように、公権力の行使または公の意思形成に参画する公務員の任用につきましては、公務員任用に関する当然の法理があるわけでありまして、その法理を踏まえて、それに抵触しないような形で任命権者である長野県教育委員会が講師として採用されたものと受け...全文を見る
○松永国務大臣 学部レベルの養成問題につきましては、指導的な役割を果たす特別の立場に立つような人あるいは教員を養成するという立場からのものにつきましては、東大や琉球大学等に看護学部等を設けたわけでありますけれども、一般的には専修学校改組による短期大学部で対処したいと考えておるわけ...全文を見る
○松永国務大臣 今局長がお答えいたしましたように、組織は政令でつくる、予算は予算が成立してから執行する、こういうことになるんじゃないかと思うのでございます。したがって、予算が成立しなければ予算の執行ができない、組織はできているけれども予算の執行はしない、こういうことになるんじゃな...全文を見る
○松永国務大臣 先生の御親切な御指摘、将来の参考として親切な提案理由の説明等がなされるように努めてまいりたいと思いますが、理屈を言うわけじゃありませんけれども、予算の方の説明では、それは予算の委員会の審議をお願いするというかかわりで、ある程度の説明はしてあったようでありますけれど...全文を見る
○松永国務大臣 従来はその年の国会で四月一日に開学、四月一日に学生受け入れなどという例が多かったと思いますが、今先生がおっしゃったような趣旨がある程度入れられて、十月開学、翌年の四月一日学生受け入れということになったわけでありまして、ある程度の前進がなされてきておるというふうに思...全文を見る
○松永国務大臣 報告の形式だと思うのでございます。そのこと自体としての報告ではございませんが、報告の形式としては総務庁がまとめてすることになっておるのでございます。文教委員会に対するお知らせとしては予算の概要説明の中にそれは記載しておるわけでございますけれども、先生御指摘のような...全文を見る
○松永国務大臣 我が国の高等教育の中で私学の果たす役割は極めて大きいわけでありまして、それだけに私学に対する国民の関心、そしてまた期待も大きいわけであります。したがって、私学の経理等につきまして疑惑を招くようなことがあったり、いろいろな非難を受けるようなことがあるということは甚だ...全文を見る
○松永国務大臣 基本的には、先生のお考え方と私どもも同様でございます。すなわち、臨教審の方では長期的な展望に立って、学校教育を含む我が国のいろいろな教育の機能について御審議をいただいているわけでありますけれども、今御指摘の高等教育の新しい整備計画というものは、十八歳人口の急増、急...全文を見る
○松永国務大臣 大学等の整備につきましては、大学等が大都市等に過度に集中するのは望ましいことではないということで、大都市地域すなわち首都圏等につきましては抑制的に対処してきたわけであります。しかし、十八歳人口の急増という事態は、現実の話として南関東地区とか近畿地区とか、そういう言...全文を見る
○松永国務大臣 大丈夫というように私が太鼓判を押すわけにはいきませんけれども、事務当局が真剣に国土庁と協議をいたしておりますし、国土庁の方の理解を得られるものと私どもは期待しておるわけであります。
○松永国務大臣 先ほど局長もお答えいたしましたが、国立大学医学部に附置されておる専修学校につきましては、財政当局との相談もあるわけでありますが、できることならば短期大学に改組してまいりたい、こう考えておるわけであります。他方、医師会で設けていらっしゃる看護婦養成の専修学校、あるい...全文を見る
○松永国務大臣 今の政府委員の答弁をお聞きになったでしょう。すなわち、利害関係のある方は表決に加わらない、審議のときには退席するという形で、表決に加わらないというのは法律、審議に加わらない、外に出るというのは運用でやっておるということでありますので、公正な審議がなされるように制度...全文を見る
○松永国務大臣 今御指摘の獨協大学というのは、本部が埼玉県にありまして、相当評価は定着している大学なのです。その大学が、姫路の方で大学を誘致したいということから、先ほど先生のおっしゃったような姫路市の協力を得て姫路市に獨協大学が進出したいということは、これは地方公共団体が自分の地...全文を見る
○松永国務大臣 立派な私立大学が地方公共団体と協力して、そうして地方に進出するということは、地方の教育、文化、学術の水準を高める上で極めて望ましいことであると思っております。その協力の仕方についていろいろ意見があるならば、それぞれの地方公共団体で議論をすべき事柄であると思います。...全文を見る
○松永国務大臣 昭和二十六年ごろ、二週間ばかり入院したことがございます。
○松永国務大臣 私自身はさようなわけで三十何年前に入院した経験があるだけですけれども、子供の入院あるいは親の入院等は私も経験をいたしました。したがいまして、お医者さんあるいは看護婦さんその他医療関係者の患者あるいは患者の親族等に対する接し方等は非常に大事だと思います。それだけに、...全文を見る
○松永国務大臣 そういう方向で努力をしていきたい、こういうふうに考えております。
○松永国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その御趣旨に十分留意をいたしまして対処してまいりたいと存じます。     ―――――――――――――
○松永国務大臣 このたび政府から提出いたしました著作権法の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、コンピューター・プログラムが著作権法により保護される著作物であることを明らかにするとともに、コンピューター・プログラムの特...全文を見る
04月22日第102回国会 参議院 補助金等に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(松永光君) 先生ただいま御指摘のように、臨時教育審議会では、我が国の高齢化の進行その他社会の変化、文化の発展、そして国際化の進展等々の事態に主体的に対応し得る能力を持った人間育成をなし得る学校その他の教育機能の整備を考えまして、長期的な展望に立って教育の各般について審...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 義務教育費国庫負担法の国庫負担の対象から教材費を外しまして一般財源化した問題でございますが、この点は私どもといたしましては、義務教育費国庫負担法という制度はその沿革からいっても、また実態からいっても、教職員の人件費の二分の一を負担するというのがその根幹をな...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど局長が答弁いたしましたように、二分の一を超える高率補助率につきまして一部カットをしたわけでありますけれども、その分につきましては地方交付税で措置をされておりますから、直接のこの人たちに対する影響は及んでない、こういうふうに考えておるわけでありまして、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほどの高度僻地学校児童生徒のパンとかミルクの給食費の補助金、それから要保護児童及び準要保護児童に対する援助の補助、カットされた分につきましては、その分交付税の方で措置されるわけでありますから、したがってその分はプラスしていくわけなんです。その意味で、この...全文を見る
○国務大臣(松永光君) いや、自治体の方も国と同じように、こういう方々に対する措置は十分やるというそういう姿勢であるわけでありまして、私どもはそれを信頼いたしておりますし、またそうでない場合があるとするならば、我々は責任を持ってその自治体を強力に指導していきたい、こういうふうに考...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 第二次教材整備十カ年計画が現在までのところ五〇%ちょっと下のところにとどまっておるということなんでありますが、これは主たる理由は、国の財政状況が厳しいので五十七年度一〇%減、さらに五十八年度一〇%減、五十九年度は一五%減という削減した国庫負担の予算を組まざ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 橋本先生、義務教育、初等中等教育は、我が国の制度としては地方分権という原則が一つあるわけであります。地方分権ということはどういう哲学の上に成り立つか——哲学というとちょっと言い過ぎですけれども、考え方の上に成り立つかというと、地方公共団体、地方も自分たちの...全文を見る
04月23日第102回国会 参議院 文教委員会 第7号
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○国務大臣(松永光君) このたび政府から提出いたしました国立学校設置法の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案におきましては、鹿児島大学に医療技術短期大学部を併設することといたしております。これは、近年における医学の進歩と医...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今先生のお話しになりましたような事柄が、現在我が国の高等教育機関の望ましい改革を論議していく場合の問題点を大体網羅しておるんじゃなかろうかというふうに思います。それに、文部省サイドといたしましては、制度改革その他とは別に、先生御承知の十八歳人口の急増急減問...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今の臨教審の委員の先生が個人の立場で外部でいろんなことをおっしゃったことについての部分でございますが、これはまあ個人としていろんな御意見をなさることを私どもはあれこれ批評する立場にないわけでありますけれども、高等教育の改革問題については専門的に取り組んでい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 臨教審の先生の先ほど言いましたように外部での個人的な発言等につきましてはあれこれ批評する立場にありません。臨教審の内部でいろんな先生方が議論をしていただいて、そしてまとまったところが答申という形で出てくるものと思っておるわけでありまして、その答申につきまし...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 臨教審の方で挙げられた先生の御指摘の六つの項目ですね、これは臨教審の方で検討事項として、議論すべき事柄として自主的にお決めになったことでありますが、これは私どもも大体そこらあたりが問題点だろうというふうに認識をしておるわけであります。したがって、その検討事...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 大学というところは、やはり大学関係者の意見を十分参考にしながら、改めるべき点を改める場合においても、これはうまくいかぬということだと私どもは思います。  そういう意味で、先ほど申し上げましたような情報化がより一層進む、国際化が進む、科学技術の進歩発展があ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 基本的には、現在そういう考え方でございます。
○国務大臣(松永光君) 大学だけを九月にして、高等学校以下を今のままということになりますと非常に困難な問題が起こってくると思いますね。これはどなたの目で見てもそうだと思います。  ただ、九月入学の場合には、メリットとして考えられるのは、入学試験の時期は今みたいに一月二月という日...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生御承知のとおり、臨教審の検討事項、そして議論の内容、これらはすべて臨教審みずから検討事項を設定され、議論をしていただくわけでありますから、文部省の方でこういう方向は困ります、ああいう方向は困りますということを言うわけにはまいりません。ただ、先ほども言い...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは私、政治家としてお答えするわけでありますが、文部省の局長以下役人の人は国立をふやしたいという気持ちがありやせぬかと思うんですが、私は国立も大事だが私立も極めて大事であるというふうに考えておる一人なんでございます。諸外国の例等を見ますと、国立が相当大き...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生もよく御承知のように、国の財政事情が極めて厳しいということがございまして、臨調からいろんな意見が出ておるわけでありますけれども、私どもとしては、教育研究上真に必要なものについては、これは予算を確保して、そして整備を進めていかなきゃならぬと、そう思ってお...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほどもちょっと申し上げましたが、もう無のところから準備を進めていって、そして実際に大学をつくるとなれば、これは先生の御苦労なさった例でもわかりますように、五年、七年たってしまうわけでありまして、今からでは六十七年の急増期に間に合わぬということがございます...全文を見る
04月25日第102回国会 参議院 文教委員会 第8号
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○国務大臣(松永光君) 国の財政の厳しい状況ではありますが、真に必要な教育環境の予算につきましてはそれなりの努力をして確保しておるところでありますけれども、今後とも我が国の学術水準の低下を招かない、向上が図れるように努力をしていくことは当然の責務であると考えておるわけでありまして...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほどから局長が答弁しておりますように、この無利子の奨学資金という制度は維持しておるわけでありまして、これは財政のことを考えれば、大部分の人は御理解願えると思いますけれども、結局無利子の場合には利子相当額全額、有利子の場合でも在学中無利子で卒業後三%という...全文を見る
05月11日第102回国会 参議院 補助金等に関する特別委員会 第6号
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○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  義務教育につきましては「これを無償とする。」という規定があるわけでございまして、その規定の厳密な法律的な解釈から言えば、授業料を徴収しないという意味であるというふうになっております。これは最高裁の判例でも明らかになっておるわけであり...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 松永東という文部大臣でございました。
○国務大臣(松永光君) 先生よく御承知のとおり、昭和二十八年に業務教育費閥庫負担法が復活をいたしまして、そのときに教材費につきましても国でその一部を負担するという仕組みになり、そして昭和三十三年から一部負担が二分の一という定率負担に実はなったわけであります。  それはなぜそうな...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほどから御答弁申し上げておりますように、我が国の義務教育費国庫負担制度の根幹をなすものは教職員等の給与費すなわち人件費であるわけでありまして、教材費につきましてはその当時の地方財政の状況等から国庫負担の対象に組み入れられたものでございます。それが、先ほど...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今までも義務教育費国庫負担制度の中で国庫負担の対象となる教材というのは、いわゆる教材基準に示された教材であったわけであります。今お話がございました新しい機器等につきましては、これは今、局長がお答えいたしましたように、児童生徒の能力、適性に応じた個別指導その...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 六十年度の市町村の予算編成の中で教材徴について五十九年度よりも減少しておる市町村があるという御指摘でございましたが、どういうわけで少ない額を予算計上したのか、その理由等を私どもは市町村につきましてまた先生が掌握していらっしゃるものがあればそれを教えていただ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 臨教審が先般公表いたしました審議経過の概要その二は、今日までの臨教審における極めて精力的な審議の経過を国民の皆さん方に公表いたしまして、そうしてそれについての国民の御意見をいろいろ聞かしてもらいたい、こういう趣旨で出されたものでありますが、私は、そのことは...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 六十年度の予算編成の過程で栄養職員、事務職員の給与についての論議がなされたことは私も承知いたしております。何回もこの委員会でお答えいたしておりますように、義務教育費国庫負担制度の根幹をなすものは教職員の給与費等の人件費の国庫負担ということでありますので、そ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 教材の整備がおくれても構わないなどという気持ちは全くございません。国庫負担の対象から外れまして一般財源化いたしましたから、今まであった整備十カ年計画は形式的にはなくなるけれども、教材の整備は大事でありますから、今後とも都道府県教育委員会を通じて市町村関係部...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど局長が答えましたように、マンモス校の解消については文部省としては鋭意取り組んでおるわけでありますが、マンモス校が存在するところはほとんどが大都市でありまして、そして地価の高いところでありますから、一番の問題は実は用地取得難、これが一番の大きなマンモス...全文を見る
05月13日第102回国会 参議院 補助金等に関する特別委員会 第7号
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○国務大臣(松永光君) 文部省関係の高率補助金の一割カットの点につきましては、六十年度の暫定措置として理解をいたしております。
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  先生申されましたように、我が国の学校給食は、戦後食べ物が不足し、また国民の多くが貧しい状態のときでありましたので、子供たちに栄養のある物を食べさせて、そして体位の向上を図りたい、あるいはまた家庭によっては弁当を持ってこられない家庭も...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生のようなお考えがあることは私も承知いたしております。しかし、私もまだ大臣になりましてそれほど長くありませんので、幾つも視察したわけではありませんけれども、地方に行っても都会におりましても、学校に行ったり、あるいは町長さんやそういう人たちと会った場合に私...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 学校給食を実施するかどうかということは、最終的な判断は市町村に実はゆだねられておるわけであります。といいますことは、学校給食法に次のように規定されております。「義務教育諸学校の設置者は、当該義務教育諸学校において学校給食が実施されるように努めなければならな...全文を見る
05月14日第102回国会 参議院 補助金等に関する特別委員会 第8号
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○国務大臣(松永光君) 義務教育費国庫負担制度というのは、全国的なレベルで、都会であろうと地方の僻地の方であろうと教育水準が一定の水準に維持されるように、そういった考え方で明治以来創設されておる制度であると考えておりまして、しかし問題はどういう経費について国が負担をするのかという...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど御答弁申し上げましたように、この義務教育費国庫負担制度というのは長い歴史があるわけでありますが、この制度の中で国がその経費の一部を負担する。その中核的な負担の対象は教職員の給与費等の人件費である。昭和二十八年から教材費について一部負担、三十三年から二...全文を見る
○国務大臣(松永光君) そういう事情がありましたので、地方財政当局の方では前年度を上回る財源措置をしてくれるということになりましたので教育委員会関係者等の意見も聞いたわけでありますけれども、総合的に判断して今回の措置をお願いするというふうにしたわけであります。  なお、臨時教育...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 複合施設の問題でございますが、文部省所管の社会教育施設などと他の省庁の類似の施設との複合施設の建設につきましては、従来から施設の目的や性格などを考慮しながら、設置者がその判断によって建設することを文部省としては認めてきているところでございます。  管理主...全文を見る
○国務大臣(松永光君) しばしばお答え申し上げておりますように、義務教育費国庫負担制度の中で国が負担をする経費の中核をなすものは教職員等の給与費、いわゆる人件費であるというふうに認識いたしております。そしてまた、学校というものは直接教壇に立つ教員だけで成り立つものではないのであり...全文を見る
05月15日第102回国会 衆議院 文教委員会 第10号
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○松永国務大臣 人間の知的作品についてその制作者の権利を保護する、それから使用、利用について独占的な権限を認める、それから模造、模倣を禁止する、こういった形で知的作品の制作者の権利を保護していくということは非常に大事なことなのでありまして、その保護の仕方として、著作権法による保護...全文を見る
○松永国務大臣 各省庁が縄張り争いなどするという事態が仮にあるとすれば、それは決して好ましいこととは思いません。ただ、各省庁はそれぞれ本来の任務を持っておるわけでありまして、我が文部省の場合には、学術文化の振興、あるいは基礎的な研究を中心にした学術研究の推進、そしてまた、新しい社...全文を見る
○松永国務大臣 高度情報社会というのは、その社会になることによって人間がより豊かに、より快適な生活を享受できる、そしてより幸せになれる、そういう社会を目指すものでなければならぬというふうに思います。したがいまして、この高度情報社会に対応する基本的な姿勢としては、そうした社会に適切...全文を見る
○松永国務大臣 平和の重要なこと、民主主義をあくまでも守り抜かなければならぬということは当たり前のことなのでありまして、今の我が国の教育の場ではそれを前提にして教育がなされておるわけであります。ただ、具体的な、平和をどういうふうにして守っていくか、あるいは民主主義の基本原則とか基...全文を見る
○松永国務大臣 学校教育におけるコンピューターの利用の問題でございますが、先ほど局長が答弁いたしましたように、学校の事務処理や学校管理の関係でのコンピューターの利用はもう非常に進んでおるわけでありまして、最も能率的になされるようにコンピューターを利用すべきである、この点については...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど局長が御答弁申し上げましたように、この分科会の報告というものは、これからの情報化社会の進展を展望するとき、極めて時宜を得た報告だと受けとめております。ただ、局長の答弁にもありましたが、マイクロコンピューターの利用形態としては、第一が、学習者の理解を助けるため...全文を見る
○松永国務大臣 公立医科大学で教育、研究あるいは診療に当たる立場の者が犯罪の嫌疑を受けて捜査当局から逮捕されるなどという事態が発生したことは、まことに遺憾なことであると思っております。県立医科大学でありますので、直接的には設置者である福島県が適切な対応をすべき事柄ではありますけれ...全文を見る
05月15日第102回国会 参議院 補助金等に関する特別委員会 第9号
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○国務大臣(松永光君) 変わりはございません。
○国務大臣(松永光君) 教材につきまして整備を適切に進める、そして整備をする経費につきましては父母に負担をさせない、こういったことが望ましいわけなんでありまして、それを実際的なものにするために大事なことは、まず一つは、教材については学校の設置者である市町村が責任を持って整備を進め...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど局長の方からお答えいたしましたように、大部分の市町村では前年度同額あるいはそれをやや上回る財源、予算を市町村で計上しておるということでありますが、中には委員御指摘のような市町村もあるかもしれません。したがって、そういう市町村につきましてはその原因、理...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 学校における教育効果を上げるためのいろいろな条件があるわけでありますが、今御指摘の教材とか教員組織とかあるいは施設設備も大事でありますが、私は最も大事なのは教員自身の指導力、意欲、こういったものが学校の教育効果を上げる上では大事なことであるというふうに思い...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 教材というものが学校教育を効果あらしめるために大変大事なものであるということは従来から変わっていないんです。諸澤さんの本に何と書いてあろうが、その考え方には変わりはないんです。ただ、実際を申し上げますと、第二次教材整備十カ年計画を進めてきたわけでありますが...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 初等中等教育は、いわゆる地方分権であるということになっておるわけです。なぜそういうことになっておるかというと、市町村は身近な小学校、中学校の教育でありますから熱心にかつ責任を持っておやりになるのです。それを前提にして地方分権という現在の教育行政の制度が成り...全文を見る
05月16日第102回国会 参議院 補助金等に関する特別委員会 第10号
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○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  一般論として考える場合に、子供の教育に関して親はできるだけ負担が少ない方がいいんだ、うんと収入があっても少ないほどいいんだというふうな考え方もあるかもしれませんけれども、しかし子供の教育についてやはり第一義的には親の責任ということだ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生の御所見は一々ごもっともな点が多々ございます。例えば教科書無償、これは憲法二十六条の規定から当然にやらなけりゃならぬことだということには解釈上なっておりません。義務教育無償というのは授業料を徴収しないということであるということは最高裁の判例も言っている...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 教育費の所得控除につきましては、文部省としては昭和三十九年度から五十二年度まで十四年間、毎年のように大蔵当局に対して所得控除の対象にするよう睦要求をし続けてきたわけであります。しかし、大蔵省で認めていただけないまま今日に至ったわけであります。お認め願えなか...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この問題は大変難しい問題でございまして、教育費減税につきましては、教育費問題も含めて与野党の政調・政審会長会談あるいは幹事長・書記長会談で検討が進められるものと承知いたしておるわけでございまして、そうした公党間の検討の結果を踏まえまして私どもとしては適切に...全文を見る
05月17日第102回国会 衆議院 文教委員会 第11号
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○松永国務大臣 著作権制度というのは、先生よく御承知のとおり、人間の知的な作品あるいは頭脳活動による創作品に対して適切な保護を与えることによって文化の発展に寄与する制度であるというふうに私は理解いたしております。いわゆる文化国家、文化の発展した国と言われるほど知的作品に対する保護...全文を見る
○松永国務大臣 詳細な点は次長の方から答弁をさせていただきますが、先生御指摘のように、書物等の複写、いわゆるゼロックスによる複写、非常にはやっておるわけですね。私どもも結果的にはいろいろな会議等に本を複写したものを渡してもらって、そしていろいろな会議の参考にさせていただく、あるい...全文を見る
○松永国務大臣 実は私も三十年ぐらい前に法律を学んだことはあるわけなんでありますけれども、それでも著作権という事柄につきましては非常にわかりにくくて苦労しているふうなところでございますが、一般論として言えば、人の知的活動による成果につきましてこれを尊重するという考え方は、西欧の方...全文を見る
○松永国務大臣 教科書等にほかの人が発表した作品を引用したりすることは著作権法の三十三条で認められておるわけであります。「公表された著作物は、学校教育の目的上必要と認められる限度において、教科用図書に掲載することができる。」その場合にはどこから引用したかということが掲載されるのが...全文を見る
○松永国務大臣 先生が強調されましたように、著作権思想の普及それから定着、非常に大事なことであると思いますので、今後ともより一層努力をしてまいりたいというふうに考えます。  なお、科学技術の進歩、情報化社会を迎えてまいりますというと、著作権に関する課題もいろいろ出てきておるわけ...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘の問題は非常に大事な問題だと思います。先ほどの複写機器、要するに複写等々の技術が発達したことに伴いまして著作権者の権利が侵害されておる、これをどこでどう補てんするか、カバーするかという問題になってくるわけであります。賦課金という制度は、複写機器等について...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のように、著作権法で保護する著作物の対象、内容が、時代の変遷、科学技術の進歩によって随分変わってきつつあるというふうに私も認識いたしております。かつては主として芸術作品とか美術品とかそういった分野が多かったような気がいたしますけれども、最近は同じ音楽に関...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど中野先生、ヨーロッパの国の例として自動車の話をされたわけでありますが、同じ技術を使っても、ワーゲンならば自分の方は大衆車向きをやる、しかしベンツは高級車をやるという中で、同じ分野でそう競争し合わないで、適当に分野を分けてやっていっておるというお話がございまし...全文を見る
○松永国務大臣 人間にはそれぞれ個性があるわけでありまして、コンピューターとか数字とか、そういったものを扱わせれば非常に能力を発揮する人もありますれば、あるいは文学の方に進んで能力を発揮する者もあれば、あるいは法律学や経済学の方で能力を発揮する人もあるというふうに、それぞれ独特の...全文を見る
○松永国務大臣 先生の見解、ごもっともだと思います。要するに、教育の目標としては、教育基本法に人格の完成を目指すというふうに書いてあるわけでありますが、私は、人格の完成というのは、その人その人が持っておるいろいろな能力があるわけでありますが、その能力を伸ばしていくというのが人格の...全文を見る
○松永国務大臣 コンピュータープログラムの適正な法的保護の問題について、文部、通産両方の間で大変なけんかが行われたみたいなマスコミその他の報道があったわけでありますが、基本的に一致していることは、コンピュータープログラムについて適正な法律をつくって保護の対象にすべきだ、この点につ...全文を見る
○松永国務大臣 先生の御指摘のとおり、条約に加盟するよう積極的に対応していかなければならぬと思っておりますけれども、事柄の性質上、関係者の要するに納得も必要なんでありまして、NHKその他有力な放送関係者に強い反対意見があったりなどいたしますというと、それに対する十分な説明、説得も...全文を見る
○松永国務大臣 何も乱暴なやり方で法案を提出したわけでも何でもないんです。コンピュータープログラムにつきましては適切な法整備をしてそれをきちっと保護すべきであるというのは、これはもう異論を差し挟む人がいないほどわかり切ったことなのでありまして、問題は、その保護の仕方について、著作...全文を見る
○松永国務大臣 委員の御所見は、著作権法による保護期間が五十年、特許権の方は十五年、だとすれば、経済の発展あるいは生産活動の進歩の足かせになりはせぬかという御所論のようでございますが、先生も御承知と思いますが、特許権の場合は、独創的な研究をして、結果として出てきたものが前に特許と...全文を見る
05月22日第102回国会 衆議院 文教委員会 第12号
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○松永国務大臣 二十一世紀はあと十四年半で来るわけでありますけれども、どういう世紀であるかということは、我々の予測能力では必ずしも的確に予測できない分野もありますけれども、概して言われることは、一つには高齢化社会がより一層進んだ社会であろう、科学技術が今よりもさらに進んでおる社会...全文を見る
○松永国務大臣 先生の質問の趣旨を私が的確に把握できたかどうか自信がありませんけれども、要するに先生の御所論は、科学技術が無限に発達をしていくというとかえって人類を不幸にするような事態になりはせぬか、であるから科学技術の発展の中で、ある分野等についてはそれを制限すべきではないか、...全文を見る
○松永国務大臣 ロボットと人間生活との関連につきまして先生御意見を述べられたわけでありますが、私は、ロボットというのは、人間のその知的活動の結果、人間の労働作業その他を快適ならしめる一つの生産手段であるというふうに思います。そうした生産手段が発展をしていけば人間の働く分野が狭くな...全文を見る
○松永国務大臣 これは、お答えすればわかっておるというふうなおしかりを受けるかもしれませんが、著作権法第三十条を、前回の改正のときに、いわゆる商売として複製する、そういったことは絶対にいかぬということでこの条項が実は入ったわけでありますが、そのことの効果がこれからどう出てくるかな...全文を見る
○松永国務大臣 複写機器あるいは録音機器の非常な進歩発展と普及によりまして、著作権者あるいは隣接権者の経済的な利益が大幅に侵害をされておる、その状態が続いておるということは甚だ遺憾なことだと思います。  そこで、その対応策としていろいろなことが議論をされたわけでありますが、複写...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどもお答えをいたしましたように、著作権思想の普及、これは非常に重要な文部省、文化庁の仕事であると思っております。いろいろなパンフレット類を作成したりあるいは講習会等を開いたりしてやっておるわけでありますけれども、学校教育等の現場におきましても、生徒の発達段階を...全文を見る
○松永国務大臣 著作権法というのは、著作権者等の権利を保護する、またそのことによって一面においては経済的な利益が保障されるような仕組みをつくっておるわけでありまして、そういうことでありますので、著作権者がいろいろな苦労をして創作をされたものが結果的に保護されていくわけでありまして...全文を見る
○松永国務大臣 今先生は、今回の著作権法の改正がIBMの圧力によるとか、外国の圧力によってこの法案を提出したかのごとき御発言でございましたが、大変な誤解、曲解でありますし、また、この法案を提案した我々に対する非難めいた、侮辱めいたこととすら私は考えるわけであります。  この法案...全文を見る
○松永国務大臣 ただいまの御決議につきましては、御趣旨を体しまして、今後努力をいたしたいと考えております。     —————————————
05月24日第102回国会 衆議院 文教委員会 第13号
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○松永国務大臣 このたび、政府から提出いたしました昭和四十四年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  私立学校教職員共済組合の給付については、共済組合設立以来、国公...全文を見る
○松永国務大臣 盲・聾・養護学校の学級編制及び教職員定数の改善につきましては、先生御指摘のとおり、いわゆる十二カ年計画の中で対処することとして、小中学部では五千百二十四名、高等部につきましては千二百九十八名の教職員定数の改善を図ることとしておるわけでございます。  なお、この改...全文を見る
○松永国務大臣 学校ではもちろんのこと、行政の場でもその他の場でも、差別的な用語は絶対に使ってはならぬ、私はそう思いますし、私自身そういう心がけで行動してきたつもりであります。問題は、特殊教育あるいは特殊教育課などという用語なんでありますが、これは学校教育で特別に手厚い教育をする...全文を見る
○松永国務大臣 幼児期というのは心身の発達段階におきましては最も大事な時期だと思うのでありまして、家庭において愛情細やかな母親から育てられ、しつけられる、そうして幼稚園において適切な集団教育を受ける、このことによって人間形成が立派に培われるということが望ましいわけでありますが、そ...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどから馬場先生は、文部省が幼稚園教育について成り行き任せでほっておいたみたいな話をしていらっしゃったわけでありますけれども、我々は幼稚園教育の重要性を認識しておればこそ、振興七カ年計画を立てて、父母負担の軽減という立場から就園奨励費をつくって国で補助するという...全文を見る
○松永国務大臣 公費の負担増は国民の負担がふえるということになるわけでありまして、この法律案によって受益する者も国民の一部だと思いますが、しかし、負担する者もまた国民であるわけでありますから、そのバランスを考えた場合におきましては、なかなか困難な問題だというふうに考えるわけでござ...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどもお答えいたしましたように、幼児期は人間形成の上で極めて大事な時期だというふうに考えております。昔の人はいいことを言ったと思うのです、三つ子の魂百までもと。したがいまして、幼児期にしっかりした家庭における教育やしつけ、そして幼稚園等教育機関における集団的な教...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど私の幼児教育に関する基本的な考え方は申したつもりでありまして、中身においてはつけ加えることはございませんが、一番大事なことは、子供が生まれて最初に接するのは母親でありまして、まず母親が自分の生んだ子供を本当の意味の愛情を持ってきちっと育てていくということから...全文を見る
○松永国務大臣 公立特殊教育諸学校の小学部、中学部の教職員定数の充足状況に関する御質問でございますが、全国的には昭和五十九年五月一日現在で九九・八%でございまして、前年度が九九・四、前々年度が九八・七ということでございましたので、年々改善されておるところでございます。今までもこう...全文を見る
○松永国務大臣 調査するということを念頭に置きながら検討してまいりたいというふうに考えております。
○松永国務大臣 訪問教育に係る教員の配置増の問題だと思うのでありますが、この点につきましては、第五次学級編制及び教職員の定数改善計画の中では、対象児童生徒数を三人につき一人の割合で教員を配置することとなっておるわけでありまして、この第五次計画が完成を見た暁におきましては三人につき...全文を見る
○松永国務大臣 個々の幼稚園では、今先生御指摘のように小学校一年生にやや似たような点まで教育をしておるところもあるようでございますが、私は、本来幼稚園というのは、まず子供が生まれて三歳ぐらいまでの間は主として家庭において、大部分の場合母親が言うなれば教師の役割を果たしながらしつけ...全文を見る
05月29日第102回国会 衆議院 文教委員会 第14号
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○松永国務大臣 先ほど局長がお答えいたしましたように、予算編成の過程で財政当局から、事務的な議論の段階で義務教育費国庫負担法の国庫負担の対象について変更を求める意見が出てきたことは事実でありますが、我が方は義務教育費国庫負担制度の基幹となる部分はぜひ堅持していきたいというふうに強...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど局長が答弁いたしましたように、閣僚会議の設置は、昨年暮れの三省の覚書に基づく事項について検討をするための会議だというふうに私どもは理解をいたしておりますので、当面、義務教育費国庫負担制度に係ることは検討の対象ではないというふうに理解をいたしておりますが、今山...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘の、大蔵委員会における連合審査の場で私が申し上げました基本姿勢を今後とも崩さずに対処してまいりたいと考えております。
○松永国務大臣 山原委員御指摘のように、学校教育法第二十八条第一項にただし書きがございまして、特別の事情のあるときはこれを置かないことができるという規定になっておることは先生御指摘のとおりであります。このただし書きでございますが、これは、極めて規模の小さい学校あるいは地域的な特殊...全文を見る
○松永国務大臣 事務職員あるいは養護教諭の配置の問題につきましては、先ほど局長も答弁いたしましたように、我々は、第五次改善計画の進行中でありまして、幸いにことしから、いわゆる足踏み状態にあったのが着実に第五次改善計画の達成に向けて新たな歩みを始めることができた、こういう予算措置も...全文を見る
○松永国務大臣 養護教諭というのは、学校教育法の規定によりまして、児童生徒等の養護をつかさどる職務があり、学校において児童生徒等の健康管理及び保健指導に従事する学校保健の専門的な教員であるというふうに私は認識しております。具体的には、学校の保健計画立案への参画、健康診断や健康相談...全文を見る
○松永国務大臣 いろいろな学校現場の先生方とお会いしましたが、さて、養護教諭の先生と公式にお会いしたことはちょっとなかったんじゃないかというふうに思いますが。個人的にはありますけれども。
○松永国務大臣 努力してまいります。
○松永国務大臣 先生御指摘の委員会で答弁した私の考え方、これは現在でもまた私が文部大臣をしている間じゅう変わらない私の考え方でございます。
○松永国務大臣 先ほど局長も答弁いたしましたように、第五次改善計画は、五十五、五十六は大体計画どおりいったわけでありますけれども、五十七年度以降につきまして、特別の抑制措置をしなければならぬという事情になりましたので、その結果、五十七、五十八、五十九と足踏み状態が続いたわけであり...全文を見る
○松永国務大臣 養護教諭の仕事が大変大事であるということはるる申し上げたとおりであります。文部省としては、先生御承知のとおり、第五次定数改善計画の実施中でありますが、第五次改善計画というのは、教諭それから事務職員、養護教諭、学校栄養士、そして特殊学級、そういった教育にかかわるすべ...全文を見る
○松永国務大臣 これは解釈はなかなか難しいようであります。期間を定めることができない場合に「当分の間」というふうに使うのが通例のように私は承知いたしております。
○松永国務大臣 最近においては大体先生と呼ばれているというふうに私は承知しております。
○松永国務大臣 私は、学校というものがその効果を上げていくためには、学校の教育にかかわるさまざまな事務があるわけでありまして、そういった事務がてきぱきと処理されて、学校が規律ある状態にある、そしてまた先生方が規律正しい学校運営をしていかれる、これが学校の教育活動がその効果を上げて...全文を見る
○松永国務大臣 学校教育というのは、どういう状況のもとに運営されるのが最も望ましいのであろうかということなんでありますが、先ほど局長は、児童生徒の救急看護、保健指導、また学校の衛生環境、こういったものを中心となって担当するのが養護教諭であるという答弁をしたわけであります。私はまさ...全文を見る
○松永国務大臣 学校の事務職員の任務というのは、学校における庶務、会計その他さまざまな事務につきましてこれを能率よく処理していく、それを通じて学校教育というものが効率的に行われ、かつ教育効果が発揮される、そのことのために存在し、それゆえにまた大事な職責であるというふうに思うわけで...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど申し上げたようなことで、教育効果はあくまでも高めていく、充実をしていく、しかし事務の処理の仕方は効率化していく、これは当然のことなんでありまして、わざわざ検討会とか審議会、そういったことを設けるまでもなく、そういう事務を進めていくことは当然のことだ、そう考え...全文を見る
○松永国務大臣 常日ごろから努力をしなければならぬ問題なんでございまして、今後ともより一層努力をしてまいりたい、こう考えております。
○松永国務大臣 私は、今までの議論を聞いておりまして、問題の中心点をどこに置くかということでございますが、この問題については、農業高校、工業高校等いわゆる職業高校に学ぶ生徒たちにいかに適切な教育をしていくかという観点から対処していくべきだと思います。実習助手というのは職業高校等で...全文を見る
○松永国務大臣 実習助手の処遇改善の問題についてでございますが、今後とも人事院に対して処遇改善の措置がなされるように引き続き要請をしてまいりたい、こういうふうに考えております。
○松永国務大臣 佐藤先生が、実習助手特に実習助手の中で認定講習を受けられて教諭の資格を取られた方の処遇について大変御熱心に努力していただいていることにつきましては、深く敬意を表します。しかし、職業に関する高等学校あるいは理科や特殊教科の教育をいかに充実したそしてまた質の高いものに...全文を見る
05月30日第102回国会 衆議院 外務委員会文教委員会連合審査会 第1号
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○松永国務大臣 先ほどから先生の御指摘になっておる事項についてお答えいたします。  文部省の今日までの教育行政は、憲法及び教育基本法の精神にのっとって最大限の努力をしてきたわけでありまして、その結果、初等中等教育に関しましては、国内的にも国際的にも相当高い評価をいただいておると...全文を見る
○松永国務大臣 学校教育のみならず、教育機能すべてにわたって男女共学、男女の機会均等ということは、憲法、教育基本法の精神からいっても当然過ぎるほど当然のことなんであります。ただ、具体的な教育課程、教育内容を定める場合には、条約の五条にもありますように、社会の実情、社会の要請があり...全文を見る
○松永国務大臣 検討会議の御報告は、これからの「家庭一般」の履修のあり方としては極めて適当なものであるというふうに文部省としても考えておりまして、早い機会に教育課程審議会をスタートさせて、そこで審議をして具体的なことを決めていただく、こういう考え方でありますが、先生御承知のとおり...全文を見る
○松永国務大臣 その問題は、設置者が自主的に判断して決められるべきことだと思います。しかし、その場合に、先ほどから答弁がありますように、男女の役割等についての定型化された概念などがあってはならぬ、男女は常に平等でなければならぬということを前提にして、設置者が自主的に判断して決めら...全文を見る
○松永国務大臣 海外で働いていらっしゃる日本人の子弟の教育をどういう形態でやるかという問題でございますが、教育水準が日本に比べて相当劣っておると思われるような地域の場合は別といたしまして、いわゆる先進国の場合には、先生御指摘のように、その国の子供たちと一緒に勉強することが大変望ま...全文を見る
○松永国務大臣 まず一問の、女子教員に非常に深いかかわりのある育児休業の仕組みの利用率でございます。これにつきましては、昭和五十七年度においては該当の女子教員数二万九千百五人のうち二万二千三十一人が育児休暇の申請をし、全員が許可を受けておりまして、育児休業の利用率は七五・七%、大...全文を見る
○松永国務大臣 高等教育機関への進学の場合にどういう学校を選ぶかということは、本人の意思、それから保護者等関係者の指導、相談、こういったことで決められるものと思うのであります。ただ、教育に関係する人等は、男女機会均等という考え方に基づいて、いやしくも定型化された行動様式などという...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどの学校現場における校長、教頭等の問題でありますけれども、これは、実際管理職になりますとそれだけ責任が付加されてまいります。そういう責任の重いポストにつくよりはもっと責任が軽い方が望ましいという人が多ければ比較的そういう人が少なくなってくる、こうなってくるわけ...全文を見る
○松永国務大臣 教育課程審議会をスタートさせて、この問題について審議をお願いした後の時間的なことにつきましては後で局長から正確に答弁させますが、その他の事項についてお答えいたしますと、まず家庭科という名前じゃなくして生活科にすべきじゃないかという御意見でございます。それも一つの御...全文を見る
○松永国務大臣 九月という日を限った御質問でございますが、なるたけ早い機会に、こう考えております。と申しますことは、臨時教育審議会で教育課程審議会にお諮りをしなければならぬような事項につきましても答申があるということが、臨教審の「審議経過の概要(その二)」にも記載されておるところ...全文を見る
○松永国務大臣 臨教審で家庭科教育に関する事項につきまして審議がなされたとは聞いておりませんけれども、私が今、臨教審でも教育課程審議会にお諮りしなければならぬ事項につきまして答申があるように予想されると申し上げましたのは、六年制中等学校のこと等を念頭に置いて発言をしたわけでありま...全文を見る
○松永国務大臣 臨教審はスタートをしてまだ半年そこらでありますので、基本的な事項について御審議がなされておる、したがいまして、現在の段階のところ家庭科についての審議がなされたとは聞いていない、こう申し上げたわけであります。これから初等中等教育等につきまして、教育の内容についても審...全文を見る
○松永国務大臣 家庭科教育のことにつきましては、先ほど局長がお答えいたしましたように、検討会議の報告をいただいておるわけでありますから、教育課程審議会をスタートさせましたならば、その検討会議の審議を踏まえて検討に入っていただく、こういうことでありますので、検討に入ることがそう長く...全文を見る
○松永国務大臣 家庭において食事をだれがどういう方法でつくるか、これは夫婦でよく腹を割って話し合いをして、そうして最も適当な人がやるということでよろしかろうと思います。その場合に、もし仮に話し合いの結果、女子の方が食事等の担当をするのが多い場合におきましても、男子の側ではその仕事...全文を見る
○松永国務大臣 五十九年度末においてはすべて解消いたしております。
○松永国務大臣 今局長が答弁したとおりでございまして、公務員全体にかかわる問題でありますから、これは人事院その他関係省庁で検討していただくことだ。そしてまた、それは地方公務員だけでなくて国家公務員にもかかわることでありますし、バランスの問題もありますので、教員の問題を取り上げて文...全文を見る
05月30日第102回国会 参議院 文教委員会 第9号
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○国務大臣(松永光君) このたび政府から提出いたしました著作権法の一部を改正する法律案について、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、コンピューター・プログラムが著作権法により保護される著作物であることを明らかにするとともに、コンピューター・プログ...全文を見る
05月31日第102回国会 衆議院 文教委員会 第15号
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○松永国務大臣 私は、我が国の学校教育において私学の占める役割は極めて大きいものがあると認識いたしております。特に、先生御指摘のように、大学等の高等教育機関、そして幼児教育を担当する幼稚園、この分野におきましては、学生数あるいは園児数のほぼ八割程度を私学が受け持っていただいておる...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘の都道府県からの長期給付の掛金の千分の八相当額の補助の問題でございますが、財政状況が厳しいこと等から都道府県において補助が行われなかったり減額されたりしている状況が出てきたことは御指摘のとおりであります。また、この補助につきましていろいろな意見も出ている...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のように、国庫補助の減額分については、特例適用期間後において利子分を含めてできる限り速やかな返済に着手することが国会の答弁においても明言されているところでありますから、これに従って速やかな返済が行われるものと承知いたしております。  具体的にはどうなる...全文を見る
○松永国務大臣 私どもとしては、制度改正とはかかわりなく、国会答弁にもありますように、特例適用期間経過後におきまして利子分を含めて返していただきたい、あるいは返していただけるものと考えておるわけでございます。
○松永国務大臣 先生御承知のとおり、この補助金は私立学校振興助成法の施行令に基づいて交付しているものでございます。したがいまして、過疎地域振興特別措置法に基づくものではないわけであります。しかし、この特別の補助金の交付が過疎地域の私立高等学校の教育の効果を上げる上で役割を果たして...全文を見る
○松永国務大臣 先生のお気持ちはわかりますが、実際のことを言うと、六十年度の私学の経常費助成の予算を前年度同額に確保するのは大変なことでございました。同時にまた、過疎地域もありますれば、人口がまだ増加しておりまして高等学校の新増設を続けていかなければならぬ地域もありますし、そして...全文を見る
○松永国務大臣 これは先生よく御承知のとおり、六十一年度の問題につきましては、あるいは六十一年度以降の問題にいたしましては、まずことしの八月の概算要求の時点でどういう概算要求ができるかということで具体的な対応が始まってくるわけでありまして、その時点におきまして関係者の意見もよく聞...全文を見る
○松永国務大臣 人事院勧告が完全実施されなかったことに関する御質問でございますが、私は給与担当の大臣ではありませんので、その意味では私の方からいろいろお答えをする立場ではありませんけれども、一般的に言えば、人事院勧告はその制度ができた趣旨にかんがみまして、財政事情が許すならば完全...全文を見る
○松永国務大臣 人事院勧告制度というものの設けられた趣旨、目的、これは先生今御指摘のとおりであると思います。私も先生と同じような理解をいたしております。したがいまして、教育公務員に教育行政の最高責任者としてかかわりを持っておるわけでありますから、そういう立場からいえば、人事院勧告...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども御答弁を申し上げたわけでありますが、我が国の私学が学校教育の中で果たしている役割は極めて大きい、なかんずく幼稚園、そして短大あるいは専門学校等を含む高等教育に果たしておる役割は極めて大きいというふうに思っております。  したがいまして、私どもといたしまし...全文を見る
○松永国務大臣 国会における議決につきましては、政府の側はこれを尊重して、その実現に向けて努力するという義務があるというふうに思うわけであります。
○松永国務大臣 私学の振興という立場からいきまして、先ほど来問題になっておる都道府県の補助というものは極めて大事なことであると思いますので、今後とも財政当局に強く要望してまいりたいと考えるわけであります。
○松永国務大臣 私立学校に対する経常費補助の関係でございますが、先生御承知のとおり、私立学校振興助成法ができてそれに基づく補助が始まってから、急速に補助金の増額がなされてきたわけであります。  すなわち、昭和五十年当時は、大学等に関する分でありますが、国の補助金は約一千億であっ...全文を見る
○松永国務大臣 私学等における授業料等の負担が多額になってまいりますというと、結果的には親の経済力のいかんによって学習の機会が損なわれるということになってまいります。そのことは結果としては教育の機会均等という精神に反することになりますので、私どもはそうならないように、先ほど来申し...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘の国庫補助の減額分につきましては、特例適用期間経過後において利子分を含めて年金財政の安定が損なわれることのないようできる限り速やかに返済がなされることに政府側の統一した答弁としてはっきりしておるところでございますので、私どもとしてはそうなされるものと期待...全文を見る
○松永国務大臣 これは私学共済だけではなくして、他の共済も横並びの問題でございますが、先ほどもお答えいたしましたように、国会におきまして大蔵大臣と厚生大臣同意の上、答弁をはっきり申し上げておるわけでございまして、減額分につきましては、積立金運用収入の減額分も含め、年金財政の安定が...全文を見る
○松永国務大臣 私どもとしては、私学共済組合に対する都道府県の補助というのは、私学振興のためになされていることでありますが、極めて大切な補助だというふうに考えておりますので、基礎年金の導入がなされた場合におきましても、この都道府県の補助の考え方は維持すべきものと考えておるわけであ...全文を見る
○松永国務大臣 午前中からしばしば申し上げておりますように、我が国の学校教育の中で私学は大変大きな役割を果たしておるというふうに思っております。特に、高等教育それから幼稚園教育の分野では、学生数あるいは園児数において私学の方が八割を担当しておるわけでありまして、私学の役割は大変大...全文を見る
○松永国務大臣 今回の行革関連特例法の一年延長によりまして国庫補助の減額が一年延長されたという結果になったわけでありますが、これは国の財政状況が極めて厳しく、多額の特例公債に依存せざるを得ないという厳しい事情にあるためやむを得ざる措置としてとられたものであるというふうに理解してお...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどから審議官が答えておりますように、私学共済の運営審議会の委員、組合員関係、法人役員関係、学識経験者、三者構成になっているわけでありまして、組合員関係につきましては、全私学連合の方に組合員、すなわち掛金をかけている人の意向が反映されるような立派な人を推薦しても...全文を見る
○松永国務大臣 御指摘の過疎地域の私立高校に対する特別補助というのが、私立学校振興助成法に基づく経常費補助の中で措置されておるわけでありますが、人口の流出など高校の生徒減少地域のような特定地域に所在する私立高校に対して、一般的な補助にがさ上げをして特別に補助するという制度でありま...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど来申し上げましたようないろいろな事情を総合的に勘案をいたしまして、ことし八月末の来年度予算に関する概算要求の時期までに検討して、そして対応策を考えてまいりたい、こう考えておるわけであります。
○松永国務大臣 前々から何回も御答弁申し上げましたように、我が国の学校教育において私学の果たしている役割の重要性にかんがみまして、私学の教育、研究機関としての内容を充実させる、一方、父兄の負担が過大にならないようにするという考え方から、私立学校振興助成法を制定をいたしまして、自来...全文を見る
○松永国務大臣 ただいま御決議がごさいました事項につきましては、御趣旨に沿って十分検討いたしたいと存じます。     —————————————
06月03日第102回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○国務大臣(松永光君) 先生御指摘のとおり、臨時教育審議会は総理大臣が諮問をし、またその諮問に対して答申がなされるわけでありますけれども、その答申された内容を具体化する責任は実は実際的には文部大臣にある、こういうふうに私は考えております。したがいまして、答申が出されましたならば、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほどもお答えいたしましたように、どういう立法的な措置あるいは行政上、財政上の措置をすべきかということは、具体的に答申の内容が出てからその対応策は決められるべきものなんてありますけれども、私どもとしては、答申が出ましたならばその実現に向けてあらゆる努力をし...全文を見る
06月04日第102回国会 参議院 文教委員会 第10号
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○国務大臣(松永光君) 知的活動の所産につきまして、それを尊重して、そしてその結果として知的活動がさらに一層進むということが文化の発展に大きく寄与するものだというふうに私は考えております。  ところで、日本の古くから最近までの国民の意識を考えてみますというと、ややともすれば肉体...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生もよく御承知のとおり、最近におけるコンピューターの一般社会における普及、これは大変なものなんでございます。そこで、このコンピューターと学校教育との関係をどう理解をし、またどう活用していくかという問題でございますが、私はコンピューターと教育とのかかわりで...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは念入りな御説明という形になっているわけでございますが、先生よく御承知のとおり、コンピュータープログラムにつきまして適切な法的保護を与える、そういう法体系を整備すべきである、法律を整備すべきであるという点についてはこれは異論はないところであると思うんで...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど次長もお答えいたしましたけれども、我が国の当事者間の紛争処理に関する裁判制度、訴訟制度は、最終的な判定をするのは一般の裁判所というふうな仕組みになっておりまして、かつてのように行政裁判所とかあるいはその他特別の裁判所は設けてはならぬというふうに憲法上...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 録音・録画機器並びに機材の革命的とも言うべき発展の結果、家庭でいとも手軽に録音・録画ができる。その結果として著作権者ないし著作隣接権者の経済的な利益が害されておる、御指摘のとおりだと思いますし、私もそのことを認識いたしております。  そこで、そうしたこと...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 国会の決議は、行政側としては最大限の尊重をする義務があると考えておりますので、この決議の趣旨を尊重して、そして問題の速やかな解決に向けて努力をしていきたいというふうに考えます。
○国務大臣(松永光君) 先生の御所論、まことにそのとおりだと思います。抽象的に言えばそのとおりだと思うわけでありますが、ところで問題は著作権思想の普及、定着、やはり年月のかかる問題でありますし、理屈はわかっておっても、つい音楽の録音をして、そして自分で楽しむということがどうもなさ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今先生の申されたようなことが事実あったとするならば大変遺憾なことであり残念なことであるわけですけれども、私どもの方としては日本の企業がフランスにおいて先生申されたようなことをしたということは承知いたしておりません。承知いたしておりませんが、どの程度調べられ...全文を見る
06月05日第102回国会 衆議院 文教委員会 第16号
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○松永国務大臣 臨時教育審議会は、設置されて以来、我が国の教育のいろいろな課題につきまして精力的に審議をしていただいておると私は理解をいたしております。そして、審議に当たりましては、できる限り国民各界各層の意見を求めて、国民の理解と協力が得られるようにということで努力をしていただ...全文を見る
○松永国務大臣 詳しい答弁は事務局次長の方からしてもらいますが、大ざっぱな点だけ申し上げますと、我が国の教育の理念というものは、私が言うまでもなく教育基本法に明示されておるわけでありまして、人格の完成を目指す、こういうことなんでありますが、今次教育改革の基本的な方向という問題につ...全文を見る
○松永国務大臣 思想、信条の自由はあるのです。ただ、具体的な教育活動の場合には、自己の思想、信条を押しつけたり、それに基づいた特殊の教育はしちゃいかぬわけでありまして、教育の基本はあくまでも憲法、教育基本法、学校教育法等々の法律に基づき、かつまたそれに基づいて示された基準である学...全文を見る
○松永国務大臣 憲法や教育基本法の条文を見て不愉快に思う人は私はいないだろうと思うのでありますが、ただ、学校の中の管理あるいは秩序維持というのはその責任は校長に実はあるわけであります。
○松永国務大臣 具体の事例を私は詳細にいたしておりませんので、恐らく憲法や教育基本法の条文を見て不愉快に思う人は私はいないだろうと思っております。
○松永国務大臣 先ほどもお答えいたしましたが、学校の中の管理責任は校長にありますね。その校長さんが、今まで張ってあった教育基本法の条文ですか、どういう事情でそれを外したのか、その事情がわからなければ的確な判断や評価はできないと申し上げておるわけであります。私は、先ほど言ったとおり...全文を見る
○松永国務大臣 中西先生がいろいろな事例といいますか、問題は一つの学校のことだと思いますけれども……(中西(績)委員「一つじゃありません」と呼ぶ)いやいや、今おっしゃったことはある学校についての話と思いますけれども、申された学校は、学校の職員、組織等が正常な状態でない学校ではなか...全文を見る
○松永国務大臣 遠足先ということでございますが、どういう時間帯で、どういう状況であったかよくわからぬわけでありますけれども、その場には生徒はいない、夜分であった、そういうときに……(中西(績)委員「遠足先ですから夜分じゃないですよ。昼間の、昼飯どきですよ」と呼ぶ)それはどうも普通...全文を見る
○松永国務大臣 先生の申された事例は、学校の規律が乱れ、秩序が維持されていない学校の事例だと思うので、子供の立場に立って考えると甚だ残念なことだと思います。校長先生も教頭さんもその他の教員の皆さん方も、やはり規律のある秩序正しい学校にして、そして教育効果を上げていただくように努力...全文を見る
○松永国務大臣 そういうことを言った人がいるかどうか、私はつまびらかにしておりませんけれども、学校というものは、規律があり秩序のある学校であるならば、そういう言葉を言ったり聞いたりする人はいないと思うのでありまして、そのもととなる学校の規律それから秩序、そういったものがきちっと保...全文を見る
○松永国務大臣 我が国の学校教育の制度、仕組みの中に画一主義的なものが多々あるというふうに私は認識しております。  例えば、小学校、中学校は義務教育でありますけれども、高等学校後の問題についてでございますけれども、いわゆる六・三・三・四制というふうになっておりまして、いわゆる単...全文を見る
○松永国務大臣 臨教審の「審議経過の概要(その2)」を中心にした議論だと思いますので、その面からお答えをしておるわけでありますけれども、現在のところ、臨時教育審議会の方では、我が国の教育に係る問題の中で主として制度や仕組み等々を中心にして議論をしていただいておる、こういうことで、...全文を見る
○松永国務大臣 教育の内容の問題でございますが、私は、学校教育というものは、画一という言葉が適当であるかどうかは別として、一定の基準を設けて、その基準に基づいてなさるべき学校教育と、もっと自由にやってよろしい教育とあろうかと思います。小学校、中学校等につきましては、国がその責務と...全文を見る
○松永国務大臣 私は、諸悪の根源とは思っておりません。また、臨教審が画一性というふうに言っていらっしゃるのは、私は制度、仕組みの問題として言っていらっしゃるのであろうというふうに理解をしておるわけであります。
○松永国務大臣 これは局長さんよりも私の方が適当だろうと思うのです。というのは、文部省は戦後のいわゆる六・三制を中心にして教育の拡大をやってきたわけでありまして、その立場でありますから、みずからここに欠点があるというのはなかなか言いにくいだろうと思うのです。  ただ、臨教審にお...全文を見る
○松永国務大臣 教育基本法十条の規定で、直接に責任を持って行われるべきだ、こういうふうに書いてあるわけでありますが、これは前段があるわけでございまして、教育は不当な支配に服してはならない、そしてまた国民全体に対して直接責任を持たねばならぬ、こう書いてあるわけであります。したがいま...全文を見る
○松永国務大臣 教育というのは、少なくとも学校教育というものは、公の性質を持つものである、こういうふうになっておりますし、またその学校教育の中で、小学校、中学校というのは、いわゆる義務教育であります。義務教育というのは、国が責務として行う教育が義務教育であります。  なぜそうい...全文を見る
○松永国務大臣 私どもの今までの経験からいえば考えもっかないような陰湿ないじめなどという状態が随所に起こっているということは、非常に残念なことだというふうに思っております。したがって、この対策は急がなければならぬと思いまして、実態の調査をしておるところでありますが、同時に、専門家...全文を見る
○松永国務大臣 昔もいじわるとかいたずらとかというのは小学校、中学校等でしばしばというか、時たまというか、あったと思います。しかし、最近報道されるような、しつこくまた集団的に陰湿になされるようないじめというのはかっては余りなかったように思うのです。私自身の経験で言えば、いたずらは...全文を見る
○松永国務大臣 このいじめの問題の対応策を考える場合に、やはり家庭教育、学校教育、社会教育、いろんな分野で対応策を考えていかなければならぬと思うのでありますが、昔と最近の少年の環境の変化で気づくことは、かつては核家族は少なくて、大体兄弟が四人、五人、八人などという状態で幼年期、少...全文を見る
○松永国務大臣 通常の家庭環境であれば、いじめを受けた場合には母親に言う、父親に言うということで、その日の生活体験を親に報告するというのが普通の家庭ではあるんじゃなかろうか。そういう状態であれば早急に対応策が立てられる、こう思うのです。よくある例は、なかなかその日の生活体験を親に...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど局長が答えましたように、文部省の方では全国的な調査をして、今その内容の分析その他をしているところでありますけれども、先ほど私が申し上げましたように、単発的ないたずらとか意地悪などというのも、これは昔もしばしばというかある程度あったわけでありまして、小学生、中...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどお答礼いたしましたように、しつこく、陰湿に、反復継続、これが問題の中心だと思うのでありまして、子供が朗らかにふざけっこしている、あるいはいたずらをしているということまで厳しくやっていくのはいかがなものかな。やはり子供は伸び伸びと朗らかに育てていくことが学校の...全文を見る
○松永国務大臣 結局、家庭において子供がどういう生活をしていくかという問題でございますけれども、これは親のしつけ方によってはいろいろな生活体験というものはやらせられるわけでありまして、中学生になれば、女の子ならば御飯食べた後はお母さんと一緒になって食器の茶わん、皿を洗う手伝いもあ...全文を見る
○松永国務大臣 ただいまの質問にお答えする前に、先ほどの有島委員の質問に対する私の答弁、ちょっと訂正しておきたい点がございます。  それは、女の子の場合はある程度の年齢に達したならば、こう申し上げたわけでありますが、これは適切な表現しゃないわけでありまして、子供がある程度の年齢...全文を見る
○松永国務大臣 自然教室推進事業、これは心豊かな青少年を育成する上で極めて有意義な施策であるというふうに思いますので、先ほど局長がお答えをいたしましたとおり、五十九年度から始めまして、六十年度はさらにそれを推進することにしたわけでありますが、今後ともこれは非常に大事な施策として重...全文を見る
○松永国務大臣 放送大学につきましては、国民の関心も高く、そしてまた国民のニーズにこたえる形でスタートできたというふうに判断をいたしております。でありますから、当初の予定を超える入学者があったんだというふうに見ておるわけであります。  これをどう拡大していくかという問題でござい...全文を見る
○松永国務大臣 一国の教育はその国の主権に属する事柄でありますので、その国独自の考え方でなさるべきものだと思います。ただ、歴史教育の問題でございますが、その教育は、教科書等につきましては、客観的であって、公正であって、かつ国際協調の精神といったものに基づいた教育が望ましいのではな...全文を見る
○松永国務大臣 一国の教育がその国の主権に属するということは先生御指摘のとおりであります。したがいまして、他国の干渉を受けるべき事柄ではないことも事実であります。しかしながら、歴史の教科書等につきまして、客観的でないあるいは公正でない、そういう記述を我が国が使っておる場合には、こ...全文を見る
○松永国務大臣 私は、留学生対策というのは非常に大事な国の施策であると思っております。というのは、我が国が、明治以降のみならず、その前からのことでありますが、今日まで高い文化を持つ国になってきたこと、あるいは経済的にも豊かな国になってきたこと、そのもとを尋ねれば、かつては中国等を...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど申し上げたように、留学生対策というのは特に力を入れて六十年度の予算は編成したつもりでありますし、来年度以降につきましても、ひとつ格段の努力を払っていきたいと考えております。  ただ、ここで、先生でございますからざっくばらんに申し上げるわけでありますが、何と...全文を見る
○松永国務大臣 先生のおっしゃること、ごもっともでありまして、この問題には今後とも最大限の努力を払ってまいりたい、こういうように考えるわけであります。私も、留学生、特に国費留学生の場合でありますが、見てまいったことがあるわけでありますけれども、やはり日本に来る人の立場を考えまして...全文を見る
○松永国務大臣 消費者教育とかおっしゃいましたけれども、サラ金の場合について言えば、消費者教育と言うその前の道徳教育といいましょうか、私はそういう問題があると思うのです。すなわち、借りた物は返さなければならぬ、約束は守る、これが先になければならぬと思うのです。それがあれば、それは...全文を見る
○松永国務大臣 教材の整備でありますけれども、国が出すか、地方公共団体が出すか、出すべき財源措置を全体としてふやしていくことが大事なことなんです、国民の側からいえば。  先ほど委員が指摘になりましたように、国の財政事情が極めて厳しいものですから、結果として五十七年度が一〇%減、...全文を見る
○松永国務大臣 一般財源としてではありますけれども、きちっとそれだけのお金が市町村に行くわけですよね。そのお金をどう使うかにつきましては、ひもつきじゃありませんから市町村が使えるわけでありますけれども、市町村というのは我々と同じように、あるいはそれより以上に教育には熱心である、教...全文を見る
○松永国務大臣 今、先生御指摘のように、岐阜県の高等学校で相次いで生徒の自殺、そして生徒の死亡という事件が起こったことはまことに残念であり、遺憾至極であると思っております。  竹内恵美さんの件につきましては、けさも佐藤委員から質問というか意見の表明もあったわけでありますが、山内...全文を見る
○松永国務大臣 直接問題になっておる二件につきましては、これは教育行政に関する仕組みの問題もありますので、言うまでもないことでありますが、直接は県の教育委員会でありますので、県の教育委員会を通じてより正確な真相の把握をいたしたい。起訴されている事件につきましては、一番正確なのは検...全文を見る
○松永国務大臣 いじめをなくすということ、これは大事なことであります。また、体罰をなくしていくということも大事なことであります。私は真剣にこの問題と取り組んでいく所存でございます。
○松永国務大臣 教育基本法に人格の完成が教育の目標と、こう書いてあるわけでありますけれども、私は、その人格の完成の中には、弱いものとかあるいは鳥類とかそういったものをかわいがるとか、いたわるとか、そういう心をきちっと持っているということも、人格の完成の中の大変大事な分野だと思うの...全文を見る
○松永国務大臣 全国的な学術情報システムを整備することは大事なことでありまして、今先生御指摘のように、いろいろな大学で相互に活用できるようなシステムにすることが望ましいと思います。
○松永国務大臣 御指摘の、東大のコンピューターについて効率的な利用がなされていなかったこと、そして、管理につきましてもずさんで不十分な点があったということ、これはもう先生の御指摘が事実のようでありまして、はなはだ遺憾なことであると思っております。  なお、東大側で責任者について...全文を見る
06月06日第102回国会 参議院 文教委員会 第11号
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○国務大臣(松永光君) 我が国の紛争解決の仕組みといたしましては、最終的には一般の裁判所の裁判、これが最終的な紛争解決機関であります。そしてまた、憲法上一般の裁判所のほかに特別の裁判所をつくっちゃいかぬ、こうなっておるわけでありますから、そういう意味では最終的な当事者間の紛争解決...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生御指摘のように、科学技術の目覚ましい進歩、発展によって著作物を利用する手段の開発が非常に進んでおるわけであります。またそれが非常に大きく普及しておるわけでありまして、それに伴ってさまざまな著作権制度上の課題が生じてきておるということは先生御指摘のとおり...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生の先ほどからの御意見の中にありましたように、本来著作権法を改正してプログラムの著作物をこの法律によって保護するということに法律上明確にするその趣旨は、高い技術水準の、そしてまた学術的な意味においてレベルの高いプログラムが本来の対象であろうかと思いますけ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) コンピュータープログラムを著作権法の保護する著作物として明確に規定をするということにつきまして、このプログラムの利用価値といいますか、使用目的というものが新たな経済財を生み出す、そういう利用方法に貢献するものでありますから、そういう意味では伝統的な著作物、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生御指摘のように複写機器が大変な発達をし、普及をしてきた。その影響もあってでしょう、著作物を複製する、そして学術書等につきましてそういう本が出回って、著作者の権利を侵害しておる。そしてさらには、出版社の利益も害しておるという面が指摘されているところであり...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 吉川委員は、プログラムの機能が新たな経済財を生み出す、そういう機能を持っておるという点が従来からの伝統的な著作物とやや機能的に違うなと、そういう点からの御質問だろうと思うんです。先ほどから次長がよく説明をいたしておりますように、「思想感情の創作的な表現」で...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど、対外経済対策の中でのプログラムの権利保護に関する著作権の閣議決定、今国会での成立、こういったものをいかにもアメリカとの関係をさらに改善するという意味におとりになった向きもあったようであります が、そもそもこの対外経済対策はどういう趣旨、目的でやっ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) コンピュータープログラムについて著作物として著作権法による保護を明確にすべきであるというのがアメリカ、その他先進国では既に実施されておるところでありますし、先ほど申し上げましたように、ユネスコの専門家の会議でも同様の意見が大勢を占めておる。国内の裁判所でも...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生、御指摘のように、技術革新が非常に影響する、また技術革新のスピードが大変速い、そういう分野の著作物であるわけでありますから、この保護のあり方、今回の法改正ですべてこれで終わりというふうなことてはなくして、やはり国際的な動向、国内のいろんな動き等々を十分...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生、御指摘のとおり、著作物の利用方法が非常に技術革新によって進歩発展をしておりますし、そのことの影響で著作物の保護のあり方につきましてもいろんな課題が現在も起こっておりますし、将来も出てくるであろう、想像にかたくないわけであります。したがいまして、先生御...全文を見る
○国務大臣(松永光君) ただいまの御決議につきましては、御趣旨を体しまして今後努力をいたしたいと考えております。
○国務大臣(松永光君) このたび政府から提出いたしました昭和四十四年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  私立学校教職員共済組合の給付については、共済組合設立以来...全文を見る
06月11日第102回国会 参議院 文教委員会 第12号
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○国務大臣(松永光君) 私学助成はぜひとも必要であるというふうに考えております。  ただ、先生御指摘の経済界とかあるいはその他の方面からいろんな意見も出されていることを承知しておりますけれども、私学助成そのものをやめろというよりは、やり方を少し考えるべきじゃないかという、私学助...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 不祥事件が起こっているのは福岡が一番多いような感じがするんでありますけれども、その他の地区にも一、二あったようでありますが、これは大変遺憾なことでありまして、文部省としては大学関係者を呼んだりして厳しく指導しておりまして、順調にと言ったらちょっと言い過ぎか...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 詳細は私はまだ承知していないところでありますが、一般論として考えれば、民間の病院あるいは企業、それと大学との協力による研究というものをどうやっていくかという問題だろうと思うんでありますが、その研究の成果は民間の企業あるいは病院も結果的には受ける、そういうこ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 医師の養成、特に優秀な医学の学問を身につけ技術を身につけた医師の養成というのは大変重要なことだと思っておりますし、医師の資格を持ったからといってそれで人様のお役に立つ医師になり得るかどうか、非常に問題があろうかと思います。これは、別の分野で恐縮ですが、例え...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 臨時教育審議会の方で、十八歳人口が昭和六十七年にピークになる、これから六十七年に向けて十八歳人口が急増する、それに対する対応策及び私学助成につきましては、これは臨時教育審議会の方で審議をしていただき、またその答申があるかどうか、これは別といたしまして、本来...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 大学設置審議会で御議論をしていただきました高等教育の拡大増強計画、これを実施に向けて努力をしていきたいと考えておるわけでございます。
○国務大臣(松永光君) 日本の大学教育はどうあるべきかという基本的な問題については、臨時教育審議会で恐らくこれから密度の濃い、また高い観点からの議論がなされるものと期待いたしております。  十八歳人口の急増対策、これはもう差し迫った問題でございまして、もうことしもそうでございま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 高齢化社会と言わずにこれから長寿社会という言葉がはやってくるのだそうでありますけれども、日本人が非常に長寿、長く生きられるようになった。そして、お年を召してもなおかつその人が元気で仕事ができるという状態は望ましいことだと思います。そして、そういう人が私学の...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 一般論ないしあるべき姿としては、結婚したから退職しなければならぬとか婦人であるから早く退職しなきゃならぬなどということが契約上もあってはならぬというふうに思います。問題は婦人がどれだけの指導力をお持ちかという能力の問題とかかわってくる面ももしあるとするなら...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生おっしゃいますように、私学の存在意義というのは、建学の精神があってその精神に基づく教育が着実になされる、そうしてまたその学校の卒業者がその精神を体して社会において活躍する、ここに私は私学の大きな存在意義があるように思います。  で、最近はこの建学の精...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、私学のみならず大学が特にそうでありますけれども、それぞれのこれは単位を取得しなければ卒業できないわけでありますが、単位を認定するその試験は厳格にやって、本当に大学における教育を身につけたかどうかという判定を厳格にしてそして卒業させるのが望ましい姿だと...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私学は対する寄附につきましては、大蔵大臣が指定した寄附金の場合には全額損金算入がなされるわけでありまして、慶応大学の、あれは百年記念でしたか、早稲田大学も中央大学もそれぞれ百年記念とか何十周年記念というわけで寄附金を募るわけでありますが、どうも最近は大学側...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 正確なところは局長の方が詳しいと思いますが、私が感じで申し上げますと、一つは、東京にある歴史の古い有名な私立大学の社会的な評価が非常に高まってきた。そのことによってその私立大学を志向するという学生がふえてきたというのが一つあろうかと思います。  もう一つ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今先生御指摘の入試法というもの、これは何年ぐらい前でしょうか、要するに共通一次をやるかやらぬかという時代でしたから今からもう七、八年前でございましたでしょうか、西岡武夫先生が中心になって考えられた一つの案であったと私は記憶しております。しかし、現時点におい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 共通テストという物の考え方は臨教審の「審議経過の概要(その二)」におおよその構想は出ておりますね。その考え方というものはいろいろな議論をされた結果としてもそれほど変わってはいない、最近まで、というふうに私は理解しております。ぐらちゃらぐらちゃらしているわけ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生御指摘のとおり、六年制中等学校というものについては私立ではやっていらっしゃいまして、相当の成果を上げている学校が多々あると私は承知しております。しかし、その場合にも六年制連続というよりは、やっぱり何といいましょうか、やっぱり中学は中学、高等学校は高等学...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 医師というのは高度の技術を要する分野でありますし、同時にまた、その前提として高い倫理観を特に必要とする分野であると思います。そういう医師の養成というのは、大学における教育、医師としての資格を取る前の教育、それから医師として資格を取った後の教育あるいは訓練が...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私学共済の関係は、これは先生も御承知と思いますが、国公立学校の教職員共済と整合性があるような形でこれに準じて改善されていくということになっておりますので、今回もその趣旨で改善措置のお願いをしておると、こういうことでございます。共済というのはやはり他の共済と...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 人勧制度が憲法に反するとは私は思っておりません。  人勧制度に基づく勧告についてはどういう対処をするかは、私の方の所管ではありませんので私の立場で現在答えることはできません。
○国務大臣(松永光君) 臨時の教職は常勤の教職員が欠けている間、その役割を代替して校務を分担し、教育に携わる先生もいるわけでありますが、いずれにせよ学校運営の円滑化のために寄与していただいておる職員だというふうに理解しております。  なお、具体の問題につきましては、先ほど担当者...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、話の減額分の補てんにつきましては、特例適用期間経過後において、利子分も含めて年金財政の安定が損われることのないよう、国の財政状況を勘案しつつ、できる限り速やかに返済がなされるものと承知しておるわけでございますが、具体的な返済時期等につきましては、今後財...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今御指摘の長期給付に対する掛金についての都道府県の援助措置でございますが、これは今担当者も話しましたように都道府県における私学振興の観点から行われておるものでありまして、社会保障制度上の観点からなされておる国庫補助とはその性格を異にするというふうに私どもは...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 教育の場においても公正な競争というのは存在するし、また公正な競争がなされることの方が効果が上がるという場合もしばしばあると思います。  ただ、先生御指摘のように経済活動とは根本的に違う点が幾つかあると思うのでありまして、その一つは、経済活動の場合にはまず...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生も既によく御承知と思いますが、かつては一方においては、歳出面で私学に対する経常費助成、一方においては、保護者の学校納付金等につきまして、それを所得から控除するという形での減税、その両方をやるべく何年も努力したことがございました。これはなかなか財政当局が...全文を見る
06月12日第102回国会 衆議院 文教委員会 第17号
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○松永国務大臣 このたび政府から提出いたしました日本体育・学校健康センター法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、臨時行政調査会の答申に沿って、特殊法人の整理合理化を図るため、国立競技場と日本学校健康会を統合し、日本体育・学校健康セン...全文を見る
○松永国務大臣 この九州産業大学の問題は、いわば社会問題となって世間の耳目を随分集めたくわいの問題であったわけでありますので、特に深い関心を持って、かつ強力に指導をし、指摘をして、そして再建をしなければならぬ私立学校であるというふうに認識いたしておるわけであります。  先ほど担...全文を見る
○松永国務大臣 法律に定めてある額でありますが、税金を相当引かれますので幾らになっているか……(中西(績)委員「いやそれとは関係なしに」と呼ぶ)法律に書いてある額であると思うので、現在直ちに言えと言っても、細かい数字は覚えておりません。
○松永国務大臣 先生の要望の趣旨は、国立大学における奨学寄付金の経理に関する資料だというふうに理解をいたしますが、そしてそれが医学部関係の奨学寄付金の事項だと思いますけれども、どれだけ正確な資料が整うかわかりませんが、関係部局をして必要な資料を整えるように指示をしたいというふうに...全文を見る
○松永国務大臣 大学側で奨学寄付金として領収をした分については、文部省の方で資料ができると思いますけれども、それ以外の分、これはこちらさんの方の調査の結果をまたないと、私どもの方では掌握できないわけでありますので、先ほど言ったように、大学側で、特に医学部関係で奨学寄付金として受領...全文を見る
○松永国務大臣 世論調査というのは設問によってパーセンテージがいろいろ変わってくるものですから、どう読むかという問題はありますが、中でも、現在の小学校、中学校の教育について満足をしていないという人が五〇%前後ですかあるという点に私は非常な注目をしておるわけでありまして、やはり現在...全文を見る
○松永国務大臣 六年制中等学校の構想というのは、実は中央教育審議会が昭和四十六年に出した答申にも提案のなされておる問題なのでございます。すなわち「中等教育が中学校と高等学校とに分割されていることに伴う問題を解決するため、これらを一貫した学校として教育を行ない、幅広い資質と関心をも...全文を見る
○松永国務大臣 今先生のおっしゃったようなことでありますので、中等教育なかんずく後期中等教育については、いろいろな学校体系が開発されてよろしいのではなかろうかというふうに私は考えるわけであります。  先ほどの六年制中等学校の話の続きをちょっと申し上げますが、実は埼玉県には十二年...全文を見る
○松永国務大臣 今先生のおっしゃったような考え方を持つ高校生もいるでしょう。いろいろ意見は分かれると思いますが、学校教育で積極的に勉強して自分の学問の力を伸ばしたいという子供もいるでしょう。あるいはもっとのんびりした中学、高校時代を送りたいという、そういう子供もいるでしょう。子供...全文を見る
○松永国務大臣 私は、法律や教育についての深い見識を持っておるというふうに自負しておりませんけれども、微力ながら全力を挙げて自分の課せられた職務を遂行中というところでございます。  そういう立場で先生の御質問に対して誠心誠意お答えするつもりでございますが、学校教育法におきまして...全文を見る
○松永国務大臣 私といたしましては、この事件につきましては、的確な事実関係の把握に努めてまいりたい、こういうふうに考えておりますが、御承知のとおり、私どもは、地教行法の規定に基づきまして行政を行っていく立場でありますので、その法律の規定並びに精神に従いまして的確な事実関係の把握に...全文を見る
○松永国務大臣 高等学校を視察したこともございます。
○松永国務大臣 私は、現在の学校教育の場における一番大きな問題は、秩序が乱れておるという点があるかと思います。教育の現場は、規律があって初めて教育の現場らしい秩序が保たれ、そういう状況下で本当の教育が始まるというふうに私は思います。  そうした規律のある、秩序のある教育現場を確...全文を見る
06月14日第102回国会 衆議院 文教委員会 第18号
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○松永国務大臣 先生もよく御承知のとおり、国立競技場、日本学校健康会、いずれも体育、スポーツの振興、あるいは児童生徒の体位の向上、そしてまた、日本学校健康会の方でありますが、そちらの方は災害の共済給付、学校給食、こういうふうな事業をやっておりまして、大変重要な役割を果たしてきてお...全文を見る
○松永国務大臣 機構、組織の問題として言えば、定員を比較してそして合理化がされれば、それはメリットであると評価すべきものだと私は思います。
○松永国務大臣 先生も御指摘になりましたように、食生活が豊かになってまいりまして、かってに比べますと相当高い栄養をみんなが吸収する、こうなってきましたけれども、一方、社会環境が変化してまいりまして、体を動かすという機会は減ってきておる。それからまた、一般国民にストレスがたまりやす...全文を見る
○松永国務大臣 国の財政事情が厳しゅうございますから、補助金は一般的に縮減傾向にあることは先生御承知のとおりであります。公共的な施設の運営管理、こういったものにつきましては、できる限り経費の節減合理化を図って運営すると同時に、その内容を低下させないように努力をしていくのが関係者の...全文を見る
○松永国務大臣 スポーツというのは、その種目についてすぐれた能力を発揮して、そうして競技においていい成績を上げる、それもありますけれども、またもう一つは、スポーツをやる人の健康と体力の増進という面もあるわけですけれども、より大事なことは、すぐれた人間性を形成していく、特に精神力を...全文を見る
○松永国務大臣 スポーツというのは底辺が広くないといけないものだと私は思っています。私も数十年間、スポーツ団体をみずからつくり、私も指導者の一人として青少年を中心にしたスポーツの指導をやってまいりまして、私の経験から言えば、スポーツ団体を管理し運営する責任者、そのグループがしっか...全文を見る
○松永国務大臣 学校給食を生徒と一緒に食べた経験はあります。大変うまかったという記憶を今なお新しくしております。
○松永国務大臣 おかずは自校で調理したもの、それと一括購入したほかのものもあったような気がいたしますが、主として自校方式でやっている学校であったと思います。
○松永国務大臣 一概には言いがたいというのが私の認識でございます。
○松永国務大臣 学校給食は、児童生徒の心身の健全な発達に資する上で相当の成果を上げてきておるというふうに私たちは認識いたしております。  もともとこのスタートは、戦後の物資不足の時代に、子供に対しては昼食はみんな同じものが食べられるように、貧しいからあるいは食べ物がないからとい...全文を見る
○松永国務大臣 今局長が答えましたように、スマートな名前がいいという意見もたくさんあると思いますが、やはり体もあらわした方がいいだろうということで、苦心の末こういう名前になったのだろうというふうに思うのでございますので、何とかこれで御了承願いたいわけでございます。
○松永国務大臣 災害共済給付の問題でございますが、先生御承知のとおり、児童生徒の登校、下校まで入るわけでありますが、小中高等学校の場合には、学校における行動それから登校、下校は、大体一般的に言えば決まったパターンで行動しておるわけでありますから、そういう意味でこの共済になじみやす...全文を見る
○松永国務大臣 保健体育審議会の御意見等を伺って、そうした上で、国民のあるいは児童生徒の体位向上、健康増進の上で有益な事業であってかつ新しい特殊法人が取り組むのにふさわしいというのがあれば、それはその段階で十分考えていかなければならぬ課題であると思います。
○松永国務大臣 私は、スポーツというのはおてんとうさまの、太陽を浴びながらやるのが一番望ましいと思っている。しかしながら、いろいろ仕事の関係もある、なかなか昼間の日程はとれない、そういう場合にやむを得ずナイターを使うという場合があろうかと思います。その人たちは、ある意味では太陽の...全文を見る
○松永国務大臣 スポーツ施設は多いにこしたことはないわけでありますけれども、今の国の財政状況下でサブ運動場ができるかどうか、なかなか困難なことでございます。この六万人収容のすばらしい陸上競技場でありますが、九十回使われたそうでありますけれども、これはもっと有効的に使われればもっと...全文を見る
○松永国務大臣 今局長がお答えいたしましたように、我が国のスポーツを振興する上で、施設はたくさんあることは望ましいわけでありますが、身近なスポーツ施設はそれぞれの地方公共団体が整備をしていただいているわけでありまして、それに対して国の方は応援をするという形で補助金を出している、こ...全文を見る
○松永国務大臣 公立の場合は公費負担、設置者負担という意味は納税者負担ということなのです。私立の場合にも納税者負担を持ち込めということだと思いますけれども、しかし、私立は私立として学校を経営しておる』その私立を選ばれた父兄が、その趣旨を了承の上で私立に子供を通わせていらっしゃる、...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども答弁をいたしましたように、そもそも学校給食のスタートというのは、物の不足の時代に、子供に対しては昼食が栄養のあるものが確実に食べられるようなそういう仕組みが必要だということで学校給食はスタートしたものだと思います。現在では、先生御指摘のように物は潤沢になっ...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど有島委員御指摘のように、過疎地帯等は教室があいてくる、その教室を活用するということもできるでしょう。しかし、東京とかそういう都会地におきましては、食堂を建設するための用地の問題その他もあるでしょうから、設置者が税金によってそれを積極的にしようというところがそ...全文を見る
○松永国務大臣 臨時教育審議会では、発足以来積極的な審議を進めていただき、合宿をしていただいたり、教育関係諸団体から熱心に意見を聴取をしていただいたり、あるいは公聴会を開いていただいたり、頭の下がる思いがするぐらい熱心な審議を続けていただいております。そうして、論議を重ねていただ...全文を見る
○松永国務大臣 学校の現場におけるさまざまな現象、病理的な現象と言われる事項についてでございますが、落ちこぼれとか校内暴力、登校拒否、あるいは体育教師暴力とかいじめ、そういった困った現象が実はあるわけでありまして、これを総称して教育荒廃と言われておるのでありますが、その原因、その...全文を見る
○松永国務大臣 今の単位制高校とか六年制中等学校というのは、こういう仕組みを構想してそれが実現できる道を開いたらどうかというような感じの意見じゃなかろうかと私は思うのです。今池田委員のお話の中にありましたが、どのくらいつくらせるのだとかそんな問題でないと思うのです。結局、多様なタ...全文を見る
○松永国務大臣 答申が出る前に制度改革に取り組むわけにいかぬのです。答申が出ましたならば、その答申を受けて直ちに教育課程審議会にかけて、そして教育課程で改正すべき点は改正する、あるいは学校教育法の改正をしなければならぬ面については学校教育法の改正に取り組む、そういった手続を経て制...全文を見る
○松永国務大臣 二十一世紀の日本をしっかり支えることのできる心身ともにたくましい、思いやりの心やいたわりの心を持った、そういう人間を育成する教育の実現が今最も要請をされているところでありますので、そうした教育の実現に向けて立派に参考になる、そういう答申が出されることをひたすら期待...全文を見る
○松永国務大臣 国立大学医学部の関係で世間を騒がせているような事件が発生いたしまして、まことに遺憾なことであると思います。これにつきましては、先ほど来先生御指摘のように、東大の医学部の精神病研究室でしたかあれは依然としてずっと前からでございまして、そういう問題もまだ肝心な意味では...全文を見る
○松永国務大臣 先生の御指摘、ごもっともだと思いますので、そういう方向で努力してまいりたいと思います。
○松永国務大臣 御指摘のように、大規模改修について、その事業の個別的な事情では起債の対象になる場合もあるようでありますけれども、一般的には地方債の充当が行われていないということでありまして、そのことが大規模改修の推進の妨げになっておるとするならば、これは改修が進まないことになりま...全文を見る
○松永国務大臣 私は、家庭といえば、夫婦が中心でそこに子供がおるという状態を頭の中に浮かべるわけでありますが、どういうふうな形で家庭を運営するか、これは夫婦が対等の立場でじっくり協議して決めるべき事柄であって、どういうふうにすべきだ、どうなるであろうという予測は私はしない人間なん...全文を見る
○松永国務大臣 法務省がこの問題について、いじめられておる子供の人権を守るという立場、それからまた、いじめをする子供が思いやり、いたわりといった人権思想が欠落しているという視点、こういう点から人権擁護あるいは人権思想の普及という立場でこの問題に積極的に取り組んでいただくということ...全文を見る
06月15日第102回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○国務大臣(松永光君) 歴史の教育につきましては、客観的な事実に基づいて教育すべきでありますが、ただ教育というのは教育を受ける児童、生徒の発達段階を考えながら教育はしていかなきゃならぬというふうに思うわけでございます。
○国務大臣(松永光君) 昭和六十一年度から使用される小学校用の社会科教科書の検定は、現在その検定作業中でございます。  沖縄戦に関する教科書の記述に関しての御質問でございますが、これにつきましては沖縄県民の県民感情に配慮しつつ、客観的でありかつ公正で、それに児童の発達段階に即し...全文を見る
○国務大臣(松永光君) ただいま御決議のありました義務教育費国庫負担金に係る事項につきましては、御決議の趣旨に沿い、教育委員会等に対し十分指導を行い、再発防止に努めてまいる所存でございます。
06月18日第102回国会 衆議院 決算委員会 第11号
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○松永国務大臣 一般的に言って、先生よく御承知のとおり、指紋押捺問題、これは私どもの所管ではございませんので、お答えする立場にはないわけであります。しかし、学校教育とのかかわりがあるものですから申し上げますと、やはり一般的に言って、学校教育では、法律が存在しておる以上、その法律の...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたように、この法律そのものにつきましては、私の方の所管する事項ではありませんので、私から御答弁をする立場にないわけでありますけれども、法が厳として存在している以上は、その法は守ってもらいたいという立場であるのが、私の立場でも実はあるわけでござい...全文を見る
○松永国務大臣 これも私の答弁する立場でありませんけれども、できる限り精神的な苦痛等を与えないような形で法が施行されることが望ましいというふうに思うのであります。今回、そういう改正措置もなされたと聞いておるわけでありますが、できますことならば、この外国人登録の関係におきましても、...全文を見る
○松永国務大臣 今先生、私に対して法律家という表現があったわけでございますが、私自身、それほどの法律家とは思っておりませんけれども、いささか法律を勉強しあるいは法律にかかわる仕事をしてきたという立場で私の個人的な見解を申し上げますと、この指紋を押すことが犯罪者またはそれに類するも...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたように、指紋というのが同一性を確認する上で一番的確な方法だというふうに私自身は理解しております。問題はどこにあるかというと、指紋を押すことが、かつては、被疑者、被告人等として取り調べを受けた場合に、非常に強引な形で指紋を押すというのがあったも...全文を見る
○松永国務大臣 制度の必要性から、同一性を確認するということが必要だ、その場合一番正確なのは指紋であるということで現在の制度はあると思うのでありますけれども、先ほど来申し上げておりますように、我が国において一部に非常に問題が起こっておる。その背景にあるものは、指紋そのものについて...全文を見る
○松永国務大臣 同じ答弁を繰り返して恐縮でございますが、指紋というものが犯罪者または犯罪の容疑を受けた者が押すものだというふうな認識が相当あるわけでありますけれども、私はそれがおかしいと思っているのです。  我々、一般的な個人的なつき合いをする場合、あるいは取引などをする場合に...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどから局長が答弁をいたしておりますように、心身障害児の就学問題につきましては、障害の程度に応じて、軽い者は普通の学級、やや軽くない者については普通の学校の特殊学級、そして重度の場合には養護学校とか盲聾学校に進学をさせるのが、一般的に言えばその子供の幸せになる。...全文を見る
○松永国務大臣 心身障害児の就学問題、普通の学校に通わせるべきかあるいは養護学校等に通わせるべきか、その問題につきましては、日本だけじゃなくて、世界各国相当大事な問題として研究がなされているわけでございます。私どもの立場は先ほど申したようなところでございますが、先生のおっしゃった...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどからお答え申し上げておりますように、どういう学校に就学させた方がその子にとって幸せであるかという立場から学校は決めるべきでありますし、そのことの関係で、教育委員会、いわゆるお役所的な立場でなくして、親切に、懇切丁寧に保護者との間の話し合いをして、その子供の通...全文を見る
○松永国務大臣 局長がやや明確を欠く点があるように受け取られて大変恐縮でございますが、捜査当局で問題については調べをしておるというところから、確定的なことはなかなか言いにくいという点もあろうかと思うのですけれども、今話を聞き、私も報告を聞いたところでは、派遣というのは一般的には非...全文を見る
○松永国務大臣 国家公務員ではあるが、非常勤ということなんでございます。医員も非常勤で、そして日当による報酬を得ておるわけでありますので、広い意味では国家公務員。それが非常勤でありますので、勤めてない間別のところで契約をして、そして医療に従事する、こういうことでございます。
○松永国務大臣 法に触れるかどうかということは、これは捜査当局の判断になろうかと思いますが、少なくとも疑惑を招く行為であって、極めて残念な行為であるというふうに思います。  なお、先生先ほどの御質問の中にありましたけれども、派遣した場合に、何人派遣したから幾らなどという寄附は、...全文を見る
○松永国務大臣 奨学寄附金として受け入れた場合に、その支出について、今までは必ずしも医学部関係の研究者が研究に行く場合の旅費等についての支出ができなかったということを含めたことになっておりましたために大変苦しかったということは、先生の御指摘の面も事実だと思います。が、その点は局長...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどお答えいたしましたように一部の改善はしましたが、なお研究をいたしまして、必要があれば所要の改善措置をしたいというふうに考えます。
○松永国務大臣 医学部の関係でマスコミをにぎわわすような事件が起こったことは、甚だ遺憾なことであります。  新聞に出ておりますように、教授その他が社交上の儀礼の範囲を超えるものを受け取ったりなどするということは、これは教授自身のモラルの問題でございます。  なお、大学の医学部...全文を見る
○松永国務大臣 兼業の問題でございますが、国立大学の教官等の、これは常勤の公務員ですね、これが他の仕事に継続して、あるいはしばしばつくような場合には、必ず兼業の許可が必要なんでございまして、その手続を経て、そして他の業務にはついてもらわなきゃならぬわけであります。いわゆるやみ兼業...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のように、大学の教官等専門的な知識をお持ちなんでございまして、こういう方が民間と協力し合う形で、兼業の許可を得て民間の診療所で手術をしたりなどするということ、そのことは御本人の研究のためにもなりますし、また民間の医療技術の向上にもなるわけでございますので...全文を見る
○松永国務大臣 これから我が国は、我が国の持っておる経済の力あるいは学問や技術の力を活用して、東南アジアその他発展途上国の国づくりその他につきまして積極的な協力をしていくことが、我が国の国際的な信頼をかち得る道であるというふうに思います。  我が国が今日の繁栄をしておるその原因...全文を見る
○松永国務大臣 二十一世紀留学生十万人計画を達成するために大事なやるべき仕事は、まず一つは、国費留学生の増員、これが第一でございます。それから二番目に、我が国の大学等における受け入れ体制の整備充実、それから三番目には、大学及びその他の場所における留学生のための宿舎の整備、四番目に...全文を見る
○松永国務大臣 我が国は経済大国になったといいますけれども、それは諸外国との友好関係が保たれでおるから我が国の経済は成り立っておるわけでありまして、将来にわたって我が国が諸外国と友好関係を保持していくためには、日本が持っておる経済の力や学問や技術の力を活用して、そして発展途上国等...全文を見る
○松永国務大臣 先生御承知のとおり、大学というところは、「学術の中心として、広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的、道徳的及び応用的能力を展開させることを目的とする。」こう大学の目的が書いてあるわけでございまして、それぞれの大学の教授の先生方を中心にして、創意...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のように、アメリカでは大学をいろいろな視点から評価をして、それが公表されるということになっているようでございまして、そういう大学の教育研究のレベルとか、あるいは学生生活の内容、そういったものについての適正な評価がなされて、それが公表されるということになり...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど局長の方からも答弁を申し上げましたが、やはり大学の研究というのは、基本的には基礎研究が中心であるべきだというふうに考えておるわけでございます。これからもそういう考え方で対処してまいりたいと思います。
○松永国務大臣 高校生が、外国に留学と言える期間かどうかわかりませんけれども、夏休みの期間、あるいは一学期、二学期程度外国に参りまして、外国での学校生活やあるいは外国の家庭に泊まる、いわゆるホームステイという形で体験を積むということは、その子供の国際的な視野を広げるということ、そ...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど申し上げましたのは、国費で直接相当のものを高校生またはその父母に与えるということはやってないわけでありますけれども、民間の行う高校生の交流事業につきましては、その団体に対する補助をいたしまして、そして助成をし、協力をしておる、こういうことでございます。  ...全文を見る
○松永国務大臣 先生の御指摘、もっともでございまして、留学生が日本に来られまして、日本の大学等で学問や技術を身につけてお帰りをいただくわけでありますが、その場合に、学問や技術の面でどれだけのものを身につけていただけるかという問題のほかに、やはり全般的な環境、雰囲気、そういったもの...全文を見る
○松永国務大臣 この点は、我が国の大学や我が国の学位がそもそもどれほどの権威があるかということについての諸外国の信用の度合い、信頼の度合いが背景にはあると思うのでありますが、我が国としては、英文による大学案内を諸外国へ配付するなど我が国の教育、学術の実情の紹介等を通じて、我が国の...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のように、大学の教授等につきまして、特別に法律を改正いたしまして外国人の任用ができる道をつくったわけでございます。日本の大学は閉鎖的である、国際化が進んでないという指摘があること、まことにごもっともなんでありまして、これからの大学のあり方としては、もっと...全文を見る
○松永国務大臣 これは先生御指摘のように、外国人を日本の公務員として採用する場合の原則の問題でございます。大学の場合は、世界共通の真理の探求あるいは学問学術の研究、こういった面から考えますと、国籍のいかんを問わず共通に真理を探求するあるいは学問学術の研究をするということであります...全文を見る
○松永国務大臣 先生よく御承知のとおり、ユネスコは、アメリカが脱退した、英国が脱退を通告をしておるということから、深刻な危機に直面をしておるわけでありますが、この際ユネスコの本来の重要な使命を果たし得るように、事業活動や運営の改善改革を推進することがぜひとも必要であるというふうに...全文を見る
○松永国務大臣 永江先生御指摘のとおりでありまして、昔から教育は人なりと言われておりますように、教育のよしあしは教育に当たってくださる教師、先生の、よしあしという言葉は適当でないかもしれませんが、いい先生が意欲を持って教育に当たってくださるということが教育の成果を上げることができ...全文を見る
○松永国務大臣 臨教審では、六月末を目途に、いわゆる第一次答申を出していただくということになっております。臨教審設置法で、答申につきましては、政府はこれを尊重する義務があるということに明記されておりますので、答申の内容の実現のために我々としては最大限の努力を払う所存でございます。...全文を見る
○松永国務大臣 答申が出ましたならば、これを尊重し、その内容の実現に向けて積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
○松永国務大臣 先生の御指摘のとおりでありまして、かつて我々が、あるいは我が国が貧しいときには、まず衣食住、これの充足が第一であったわけでありまして、その時代は、いわゆる物がやはり大事であった時期もあったわけでありますが、最近のように物が充足してまいりますと、やはり大事なのは心で...全文を見る
○松永国務大臣 先生の御指摘、ごもっともだと思うので、ありまして、形式じゃないと思うのです。いたわり、思いやり。例えば背の低い子がおる、あるいはひょろっとした子がおる、そうすると、そういったやや弱い者や発育不健全だとか、そういう者が案外陰湿ないじめの対象になっているという例がしば...全文を見る
○松永国務大臣 私どもは承知いたしておりません。
○松永国務大臣 今官房長が答えたとおりであると思いますが、一般的に言って、大学の教員がシンポジウムなりあるいはセミナーなりに参加するかどうかということは、それぞれの教員が自主的に判断される事柄だというふうに思います。
06月18日第102回国会 衆議院 本会議 第37号
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○国務大臣(松永光君) 私立学校教職員共済組合法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  私立学校教職員共済組合の年金制度については、共済組合設立以来、国公立学校教職員の年金制度に準じて、その充実を図ってまいりましたが、近時、人口の高齢化の進行等により...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私に対する御質問の第一点は、私学共済組合の設立の沿革と今日まで果たしてきた役割についての評価いかんという点でございました。  我が国の学校教育において私立学校は極めて重要な役割を担っており、私立学校の教職員が安んじてその職責を果たすためには、教職員に対す...全文を見る
06月19日第102回国会 衆議院 文教委員会 第19号
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○松永国務大臣 学校給食というのは、児童生徒の体位向上とか肉体的な成長を促進する意味で栄養のバランスのとれた昼御飯を児童生徒に供給するという肉体的、身体的な面もありますけれども、そのほかに大変意味のあることは、教師と生徒が一緒に食事をするあるいは生徒同士が一緒に食事をするというそ...全文を見る
○松永国務大臣 貿易摩擦の問題は、結局においては、日本という国は自由貿易体制が確立されておればこそという大事な基本的な日本の存立条件があるわけでありますが、そのことについて国民全体の理解あるいは認識、それを深めていくことが基本的には大事なことだろうと思います。ややともすれば国内の...全文を見る
○松永国務大臣 企業の場合について言えば、人材をその企業に確保していくということが企業発展の基礎であろうかと思います。やはり人によって企業は発展もしあるいは停滞もするわけでありますから、その意味で企業経営者が優秀な人材――必ずしも知的な能力だけではありません。道徳的な能力もあれば...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のとおり、今回のセンター法案というのは、三年前に安全会と給食会とを統合してできた学校健康会と国立競技場とを統合する、こういうものでございます。  給食会と安全会を統合してやったことによるメリットでございますが、役員の相当数の縮減ができた、それから、統合...全文を見る
○松永国務大臣 行政というものは、社会経済情勢の変化に対応して適切かつ合理的になされなければならぬわけでありますし、そしてまた、行政を執行していく上でその経費の大部分は国民の税金によって賄う、こういうことになっているのでございますから、その行政の経費につきましては、あらゆる努かを...全文を見る
○松永国務大臣 今回のセンター法の審議をお願いして、センターとして統合がなされたならば、国立競技場あるいは学校給食、さらにはまた学校の管理下における災害についての災害共済給付、こういったものに関連する法人につきましては一応統合が終わる。それだけでは大した行革にならぬじゃないかとい...全文を見る
○松永国務大臣 ただいま参考人から御発言のありました我が国の体育、スポーツの振興のための指導者養成あるいは施設の整備等々、大事な事柄でございますので、今後とも一生懸命努力をしてまいりたいと考えます。
○松永国務大臣 入手することは理論的に可能であると思いますが、学校給食の立場からすれば、全国共通に使う物資であって、かつ品質も同じものを使うというような場合におきましては、全国一律で大量購入をして全国にそれを回していくということの方が、価格の面でも合理的な価格で入手できますし、同...全文を見る
○松永国務大臣 今先生御指摘のように、ある民間団体が、民間の全面委託の場合の経費とそれから市町村が実施した場合の経費についての比較の表が出されたことは承知いたしております。一般的に言って、学校給食は設備の方と運営費の方とそれから物資、材料費、こうなるわけでありますが、材料費は民間...全文を見る
○松永国務大臣 先生のお考え方、御発言に私どもは耳は傾けているつもりでございますけれども、しかし、なかなかそうもいかぬ面が実はあるわけであります。  というのは、Aという業者、なるほどよくやってくれるかもしれません。しかし、長くやっていますというと、案外なれてきまして間違いが起...全文を見る
○松永国務大臣 先生の考え方につきましては心も傾ける気持ちはあるわけであります。しかし、問題は、何をもってよしとするかなんですね。少なくとも児童生徒に対してバランスのとれた栄養豊かな昼食を提供しなければならぬわけであります。そして、それは安全で信頼度の高いものであって、かつ安定的...全文を見る
○松永国務大臣 公務員であった人が民間の事業体あるいは半官半民の事業体に公務員をやめた後就職する問題でございますが、弊害を伴う場合には禁止されたりあるいは一定の期間はいけないということになっておるわけであります。しかし、公務員は長年公務に従事していろいろな経験を積まれるわけであり...全文を見る
○松永国務大臣 今先生の御指摘になりましたような形の天下り、これはよくないと思います。しかし、実際の民間団体あるいは民間企業等の場合どうなっているかというと、能力のない、仕事のできない人は長くはおれません。そしてまた、今までその会社なり事業所で努力をして上がってきた人が、今度は自...全文を見る
○松永国務大臣 先生が今おっしゃったようなことで、学校給食よりは母親が、あるいは母親にかわるおばあちゃんが、あるいはお父さんの場合もあるかもしれませんが、弁当をつくって持たしてやった方が、豊かな心を持った、健康な、親の愛を理解できる、わかる、そういう子供を育てる上で大変有益なんだ...全文を見る
○松永国務大臣 法案を取りまとめるに当たりまして関係者がいろいろな知恵を絞ってお決めになった名前でありますので、やや覚えにくい感じもあるかもしれませんけれども、名前はなれでありますから、そのうちなれてくるであろうというふうに思います。
○松永国務大臣 業務の対象を考えてみますと、国立競技場の方は国民一般を対象にして健康の増進、体育の向上、学校健康会の方は児童生徒を対象にして健康の増進あるいは学校における災害に対する共済給付金の支給、こういった事業をやっておるわけでありますが、いずれも、片方は国民全般を対象にし、...全文を見る
○松永国務大臣 体育・スポーツというのは、それを行う人がみずからの健康を増進し、体位を向上させるという大変大きな役割を持つものでありますし、さらにまた、体育・スポーツを通じて人間の交流が進み、また、体育・スポーツを通じて明るい気持ち、こういったものが養われてくるわけでありまして、...全文を見る
○松永国務大臣 体育・スポーツ施設の充足は、それはできるだけ進めていくことが望ましいわけでありますが、現在どうなっているか、これは学校体育の方は御指摘がありませんでしたけれども、ほとんどの小中学校に屋内体育館ができておる、プールもできておるという状況でありますし、ある程度の規模以...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  文部大臣が認可して今日に至っておるのでございます。  特殊法人の職員の人件費については、一般的には運営費の中にまとめて計上するのが通例であるわけでございます。本件の場合、すなわち日本学校健康会の場合に、職員の人件費の一部を物資経理で負担し...全文を見る
○松永国務大臣 昭和五十七年に日本学校安全会と日本学校給食会とが統合されたわけでありますが、その統合を契機として、学校安全会と学校給食会の有機的な連携による児童生徒等の健康の総合的な保持増進を図るために、長期的な観点から調査研究を行って健康会の業務の総合的な計画推進に努めてきたわ...全文を見る
○松永国務大臣 先生のおっしゃることもわからぬではありません。特殊法人の整理統合、これはすべきことなんでありますが、しかしそれは画一的であってはいかぬという御指摘、わからぬではありません。しかし、それをやりますというと、どこもここもそれぞれの存在理由があって特殊法人はあるんだとい...全文を見る
○松永国務大臣 体育・スポーツ、学校体育、社会体育、それを含めたより広い意味での生涯スポーツ、これの普及振興、極めて大事なことであります。そのためには、一つは、体育・スポーツ施設の整備充実という物の面がありますが、もう一つは、スポーツというのはやはり指導者が必要であります。指導者...全文を見る
○松永国務大臣 委員会における附帯決議というものは、これを最大限尊重して、決議の趣旨が生かされ実行に移されるように最大限の努力をするのが私どもの責任でございます。そういう立場で努力をしてきておるつもりでありますけれども、まだまだ十分でないという点は反省をし、これからさらに一層この...全文を見る
○松永国務大臣 国立競技場その他相当お金のかかった施設というものは、その管理運営にも相当なお金をかけてやっていかないとせっかくの施設が悪くなってしまいます。そういう意味で、その施設を利用する方に利用料ということで利用者負担というのがあるわけであります。ところが、利用者負担を少なく...全文を見る
○松永国務大臣 体育・スポーツの普及振興、極めて大事なことでありますし、先ほど来申し上げておりますように、指導者の養成あるいは研修、そしてまた国立競技場の利用効率を上げるということ、それを通じて先ほど言ったようなことが進んでいくわけでありますが、その関係で必要な補助金の確保等につ...全文を見る
○松永国務大臣 特殊法人の定員のいわゆる定則の問題でございますが、これは国家公務員の場合と同じでございまして、理屈を言えば画一はおかしい、やはり必要な分野は減らさずにむしろふやせ、それで減らすべき分は減らせ、これは理屈なんでありますが、それだというと、とてもじゃないが人員の縮減、...全文を見る
○松永国務大臣 両法人の職員の現行労働条件は、センターが設立された後においても十分尊重されるものと考えております。
○松永国務大臣 自動車運転、電話交換、警備業務等につきましては逐次民間委託を進めてきたところでありますが、先生御指摘のような雇用不安を来すような全面民間委託を行うことは考えておりません。
○松永国務大臣 先生御指摘の体育研究研修センターの設立問題でございますが、かねてから文部省では、国民の健康の増進、体力の向上及びスポーツの技術水準の向上、これらを図っていくために、これらに関連する諸科学を動員して体育の基礎的、実際的研究を総合的に行うとともに、指導者の養成、教育職...全文を見る
○松永国務大臣 合同庁舎の問題でございますが、これは将来の課題として検討してまいりたいと考えます。  運営審議会の問題でございますが、この委員の方には、大体三十五人以内といたしまして、その構成につきましては、おおむね体育関係者、災害共済給付関係者、学校給食用物資供給関係者、学校...全文を見る
○松永国務大臣 今、中西先生、水泳をやっておられたということでございますが、先生のような水泳をよくやっておられた人ならば、きちっとしたなにができると思うのです。私どもも、小学校の二年生のときには一万メートルも泳げたわけでありますが、どうも最近は、過保護というせいもあるか、水泳等に...全文を見る
○松永国務大臣 実は、私も学校給食の教育的な効果を大臣になってよくわかった一人でございます。先生御指摘のように、豊かになったけれども、栄養のバランスを失している子が少なくない。肥満型とか、転べばすぐ骨が折れるとか、こういった面が実は出てきておるわけでありまして、これを解消するため...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど来申し上げておりますように、給食の安全性、栄養のバランス等々の面からいってよさはきちっと確保しておいてもらいたい、それを大前提にして経費のむだは省いてもらいたい、そのための注意事項等を実は通達をしたつもりでございます。  温かさの問題が出ましたが、民間の派...全文を見る
○松永国務大臣 学校給食につきまして、設置者である市町村、あるいは学校給食を受けておる子供の父兄、どなたも経費のむだは省きたい、合理化はしたいと思っていらっしゃると思います。しかし、経費のむだを省き合理化をする上でやはり大事なことがあるわけであります。それが学校給食の水準を低下さ...全文を見る
○松永国務大臣 特殊法人等を統合した場合に、統合の趣旨、目的に応じて運営をしていって、統合による利点を発揮していくことが大事なことだと思うのでございます。今回のセンターの統合ができた場合におきましては、いろいろ先生方の御議論を踏まえまして、統合の利点が発揮されるように努力をしてい...全文を見る
○松永国務大臣 政府といたしましては、臨調答申を受けまして、特殊法人の統合ということにつきましてはこれを尊重して、その趣旨でやっていくということになっておりますので、やらないという決意の表明は私はできかねるわけであります。今申し上げました国立教育会館につきまして、引き続き検討いた...全文を見る
○松永国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨に即して十分検討してまいりたいと存じます。     ―――――――――――――
06月20日第102回国会 参議院 文教委員会 第13号
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○国務大臣(松永光君) 心身障害児の教育につきましては、その障害の種類と重さの程度に応じて適切な教育を行って、そしてその子供の能力を最大限伸ばして、できる限り積極的に社会に参加できるような人間に育て上げるということが心身障害児の教育の基本でなければならぬというふうに思っております...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は文部大臣を拝命いたしまして学校現場を幾つか回りましたけども、一番最初に見せていただきましたのは養護学校でございました。その養護学校の教育の現場を見まして、私の訪問をした養護学校が関係者が特に熱心にやっていらっしゃるということであったのかもしれませんけれ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 久保先生、盲、聾、養護学校に学ぶ児童生徒の教育がより充実するようにという心情から提案なさった法律案だというふうに思っておるわけでありますけれども、しかしその内容につきましては私どもとしてはにわかに賛成しがたい点が多々あるわけでございます。  例えば寮母の...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私どもといたしましては、寄宿舎における寮母の仕事というものは養育、すなわち起居その他の日常生活の世話、それから生活指導など、こういったものであると思っております。したがいまして、その職務の内容は、いわゆる教育をつかさどる教諭などとは質的に異なるものがあると...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 「寮母」という字が法律に規定されておるわけであります。しかし、一部ではありますけれども男性もいわゆる寮母の職についていらっしゃることも事実でありまして、どうも男性であって母という名前が下につく職というのはおかしいじゃないかということもわからぬではありません...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生よく御承知のとおり、家庭科の取り扱いが女子差別撤廃条約批准の妨げにならないように改革をしなきゃならぬわけでありまして、そういうことから去年の十二月に家庭科教育に関する検討会議の報告をいただいたわけであります。  で、報告はいただきましたが、これに基づ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 一番けつは半年もありますけれども、そんなには考えておりません。秋口には大体できるものと思っております。
○国務大臣(松永光君) 総理が五とか三とかという数字をおっしゃったそうでありますけれども、これは要するにできるだけ早くやりたいという気持ちを率直に述べられたものと思うのでありまして、私もできるだけ早くやってもらいたい、こう思っておりますから、表現方法に多少の食い違いはあるにいたし...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 女子のみというようなことは考えられませんね。したがいまして、調印をし批准をする以上は、先生御指摘のような事態は起こらぬだろうというふうに思います。
○国務大臣(松永光君) 今の御質問は、ただいまの文化庁長官の発言をどうお聞きになったかということでございますか。——私は、この文章を書いた趣旨につきまして、女性に対する暴行は男として恥ずべきことであるということをまず文章の中で表現しておる、しかし今考えてみると、表現の上で適切を欠...全文を見る
○国務大臣(松永光君) ただいまの先生のお話でございますが、先生も御承知のとおり、行革審の科学技術分科会で科学技術の振興と総合調整機能のあり方、言うなれば科学技術に関する行政のあり方を中心にした形で審議がなされておって、近々その報告がなされるというふうに聞いておるわけでございます...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 大学における研究というのは言うなれば基礎分野の研究が主たるものなんでありますけれども、しかし応用の分野もある程度ありますし、また応用の分野について研究を進めることが逆に基礎の研究にも関係がしてくると、こういうことでありますので、次代の科学技術の進歩発展等々...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は出席いたしておりません。
○国務大臣(松永光君) 先生の御指摘の会合というのは、総理が臨教審の会長さん方の日ごろの精力的な御審議に対しまして慰労をしたい、慰労の意を表したい、こういうことで持たれた会合であったわけでございます。その会合で——会合というよりも食事をされたわけでありますが、その席では、審議の内...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、齋藤次長から話がありましたように、専門委員というのは専門的な事項を審議するという意味合いで各部会に所属して議論をしていただいておったわけであります。相当熱心な議論がなされて、部会の意見がまとまっておったわけでありますが、しかしその部会のまとまった意見も...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 三ない運動というのは、高校生等による二輪車による交通事故、みずからが運転を誤ってみずからが大けがをして、そして取り返しのつかないようなことになったり、あるいは第三者に被害を与えるなどという悲惨な交通事故が非常に多くなってきた、これを何とか減少させたい、その...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私も先生と同意見でございまして、教育は人なりと言われておりますように、学校教育の成果が上がるか否かは、実際に教育に携わる教員の資質、能力、そして教育愛と教育熱に燃えて熱心に指導していただくかどうか、これによって教育の成果は決まるというふうに思います。したが...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、学校というところは教育の場にふさわしい秩序あるいは雰囲気というものがなければならぬと思っております。そうした秩序と雰囲気の中に、教育熱に燃えた教師が生徒の教育指導に当たって初めて教育の効果は上がってくる、こういうふうに確信いたしておるわけでありまして...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 人間が健全な成長発展を遂げていく上で最も大事なことは、私は幼いときにおける家庭における正しき養育、そして基本的な規律規範、あるいは生活慣習、そういったものについてのしつけをしっかり家庭でやっていくということがまず第一に必要だと思います。そうした過程を経て学...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 文部省の表彰は先ほど局長が答弁したとおりでありますが、私も先生も、同じように政治家の立場で見ますというと、文部省だけではなくしてよその省もそういう感じをしないわけではありませんけれども、どうもただ無事に長くその分野に従事していたという、それが非常に重視され...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 大学の助教授、講師、いずれも社会的な信頼ないし信用の高い地位でありますから、それだけに高いモラルが要求されると思います。そうした立場の者が公金を不正に受領したということが事実であるとすればはなはだ遺憾なことでありまして、大学自体及び大学の教授、助教授、講師...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 少額寄附金を受け取った時点において、そのお金が不正なことをして得られた金であるということを承知しておったならばこれははなはだ遺憾なことなんであります。しかし、これは恐らくでございますけれども、大学側がそういったことを承知しているはずはないと思います。病院と...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 立件という意味は、被疑事件として事件を立ててそれを調べるという意味だと私は理解いたしますが、いかなる場合にそういう意味の立件をするかはまさしく捜査当局がお決めになることでございます。少額とか高額という新聞報道あるいは捜査当局の発言の意味でございますが、私は...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 実際に事故が起こった場合に、その事故が教師の指導上の過失によるものであるかどうかという点につきまして一々裁判所で認定を受けにゃならぬということになりますというと、障害を受けた子供の救済措置が極めて困難になります。そういった点から日本学校安全会という仕組みが...全文を見る
○国務大臣(松永光君) まず一般的な私の考え方を申し上げて、あとは局長から答弁をさしてもらいますが、我が国が今後とも世界の中で信頼を受けて活躍をしていかなきゃならぬわけでありますが、その場合に、海外に出て働いていらっしゃる方々は、言うなれば日本の大きな意味の国益のために仕事に従事...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生も御承知のような国の財政事情でございますから、国のお金を大幅にふやすというやり方、そういうやり方の方向だけではなかなか難しい問題があります。補習校があるようなところには数十あるいは数百の日本の超一流企業が大体行っているところなんです。そこで民間の力を何...全文を見る
06月21日第102回国会 衆議院 文教委員会 第20号
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○松永国務大臣 児童生徒急増に対処するための小中高等学校の施設整備及び過大規模校の解消につきましては、文部省としてもこれまでできる限りの努力をしてきているところであります。  今回の御提案は、教育条件を改善しようとするその意図については理解できるところであります。しかしながら、...全文を見る
○松永国務大臣 学校におきまして校内暴力とか非行といった極めて残念な問題行動を起こす児童生徒がございます。その原因や背景はさまざまでございまして、家庭、学校、社会、それぞれの要因が複雑に絡み合っておるわけでありまして、大規模校だけで発生しておるだけでなくして、小規模校においても発...全文を見る
○松永国務大臣 議題となっている法案につきましての考え方はどうかという御質問でございましたが、先刻も田中先生の御質問に対するお答えとして申し上げたわけでありますけれども、私どもとしては、児童生徒急増に対処するために、小中高等学校の施設の整備、それから過大規模校の解消につきましてで...全文を見る
○松永国務大臣 高校新増設に対する補助制度は、先生御指摘のとおり六十年度で切れるわけでありますが、六十一年度以降の問題につきましては、各都道府県の対応策を踏まえた上で私どもとしては何とか延長に持っていきたいという気持ちが実はあるわけでありまして、関係方面の意見を聴取した上で適切な...全文を見る
○松永国務大臣 今先生のお話の中に、小学校の子供を持っている親が、中学校に進む段階になった場合に、この中学校に行っておっては希望するような高等学校にはなかなか入れない、ならば転居していわゆるいいと言われる中学校に入れるようにしたい、こういったことを考えていろいろ議論をしたりあるい...全文を見る
○松永国務大臣 先生御承知のとおり、六十年度の文教予算については、深刻な財政事情のもとではありますが、四十人学級の推進、私学助成の確保、科研費の充実、留学生事業の拡充等々、文教政策上必要な予算は、国の財政事情は厳しゅうございますけれども、所要の措置が行えたわけでございます。  ...全文を見る
○松永国務大臣 東京都の教育委員会に対して、中野区の教育委員の選任手続が法に基づいてなされるよう指導をしていきたい、こういうことでございます。
○松永国務大臣 このたび、政府から提出いたしました私立学校教職員共済組合法等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申しげます。  私立学校教職員共済組合の年金制度については、共済組合設立以来、国公立学校教職員の年金制度に準じて、その充実を図ってまいり...全文を見る
07月23日第102回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○国務大臣(松永光君) 先般出されました臨教審の第一次答申にも明確に示されておりますように、我が国の義務教育の水準、世界最高の水準であって、かつ日本全国どの地域であっても均等な水準が確保されておる、これは世界に誇るべきすばらしい義務教育の実現がなされておるわけでありまして、そうし...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 明言したつもりでありますけれども、重ねて申し上げますが、日本の教育制度の中で最も重視すべきは義務教育である、しかもその教育水準を高く維持する必要がある、全国的に均一な水準を確保していく必要がある、それを支えておるのが義務教育費国庫負担制度である。でございま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 四十人学級の実施を含む第五次教職員定数改善十二カ年計画、これは今先生御指摘のとおり昭和六十六年度までに達成するその期間については変更はありません。今後文部省としては各年度における諸般の状況を総合的に判断しながら昭和六十六年度までに円滑に実施できるよう努めて...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、局長がお答えしたとおりでございまして、目標達成年次である六十六年度に四十人学級を完全に全部終わるということでやっておるわけでありますけれども、具体的に六十一年度はどの部分をどうするか、六十二年度はどうするかということは、その年その年の予算編成の時点で決...全文を見る
○国務大臣(松永光君) マル通マークがついておるバットが高校野球の予選の試合で折れるという事故が発生したことは、大変遺憾なことだというふうに受けとめております。  そもそも、私は思うのに、高等学校の野球、何が目的であるのか。これは、高校生の選手の心身を錬磨するというのが目的だろ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 高校野球の本来のあり方や目的、先生と私、同じ考え方のようでございますが、そしてまた、野球を通じていろんなことを学び、身につけさせるということが大事であることも、先生、私、同じ意見でございます。そしてまた、その中においてはやはり自分の使う道具、これを大事にす...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生も少し御指摘になりましたように、高校野球が大変な国民の関心を呼び熱が高まってきたのは私はいいことだと思いますけれども、ややともすればそれが商業主義的な面からの汚染もないわけではないわけでありまして、ホームランがたくさん出れば非常に有名になる、そういった...全文を見る
09月19日第102回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○国務大臣(松永光君) 先生もよく御承知のとおり、第一次答申の中の具体的な提案として大学入学者選抜制度の改善、これが大きな問題として取り上げられておるわけであります。その趣旨とするところは、いわゆる偏差値偏重の受験競争の弊害の是正、そのためには各大学がそれぞれ自由にして個性的な入...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 八月二十八日付の文部省初市局長が出しました各都道府県の教育長等にあてた指導通知のことについてでございますが、全体の流れとしてちょっと誤解があるように思われますので申し上げておきたいわけでありますが、文部省としては毎年のように教育課程の実施状況について調査を...全文を見る
10月30日第103回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○松永国務大臣 先ほど先生が御指摘になりましたように、最近の教育を考える場合に大変頭を痛める問題は、過熱した受験競争であります。なぜ受験競争が過熱するかというと、そのもとになるものは、有名大学を卒業すればいい会社に入れる、そうして幸せな人生が送れるという考え方が、本人よりはむしろ...全文を見る
○松永国務大臣 学歴社会の弊害の中心をなすものは、有名学校を卒業した者が入社試験等で優遇されるという点、これが学歴社会の弊害の中心だろうと思うのです。そういう意味で、指定校という制度は極めてよろしくない、そういう考え方でありまして、かねがねその問題につきましては企業等に文部省とし...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  池田先生御指摘のとおり、中教審の四六答申には財政支出の試算が詳細についておったわけであります。それは、中教審の場合には、言うなれば文部省と一体となって審議が進められておったといういきさつもあるものですから、そこで財政支出の試算もなされておっ...全文を見る
10月31日第103回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○松永国務大臣 お答えいたします。  先生御指摘のように、今問題になっておる校内暴力とかあるいはいじめ、こういった問題について的確に対応するためにも、その他学校というものが効果的にかつ能率的に教育活動を展開していくためにも、大事なことは、全教職員が一致協力してそれぞれの職責を果...全文を見る
11月02日第103回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(松永光君) 文部省の関係では国立学校特会というやつがあるわけでございまして、これは昭和三十九年に国立学校特別会計法で設置された特別会計であります。  これは先生御承知のとおり国立学校の内容の充実を図る、国立学校の拡充整備を促進する、こういう目的でできた特別会計である...全文を見る
11月13日第103回国会 衆議院 文教委員会 第1号
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○松永国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨に即して十分検討してまいりたいと存じます。     —————————————
11月15日第103回国会 衆議院 文教委員会 第2号
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○松永国務大臣 私は、いわき市小川中学で起こった佐藤清二君の自殺事件の関連で、その背景として多人数による佐藤清二君に対するいじめというよりも連続した恐喝事件があった、その被害から逃げることができないということもあって自殺したということのようでありますが、私は、前後の事情からいって...全文を見る
○松永国務大臣 今先生が読み上げられた内容自体については私どもとしてはただいまのところコメントする立場にありませんが、しかし、先ほど高石局長も申し上げましたように、この学校で上級生による集団暴行事件、これは明らかでありますし、あるいは飛びおり自殺事件、こういったこともあったことも...全文を見る
○松永国務大臣 いじめの問題、あるいは先ほど言ったように、いじめを超える集団的な暴力事件とか恐喝事件とかいったものが学校で起こる背景につきましてはまことに複雑なものがあるわけでありまして、臨教審の一次答申には、この間の審議会の会長談話のほかに、いじめ、非行あるいは違法行為をする子...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどからの先生の御所論を聞いておりまして、先生は非常に健康なお体をお持ちで大変いいことなんでありますが、それは私は、先生の両親がその養育義務を果たすためにしっかりしたものを、栄養のバランスのとれたものを子供のときから先生は両親のおかげで食べていらした、だから元気...全文を見る
○松永国務大臣 総理も「たくましい文化と福祉の国」をつくるんだというのを所信表明演説でも就任早々なさったところでありまして、私どもも「たくましい文化と福祉の国」をつくっていくのが我々の目標でなければならぬというふうに思っております。
○松永国務大臣 文化の振興発展を図るためにはいろいろな施策が必要なのでありますが、我々としては国民に芸術鑑賞の機会をより多く与えていく、そのためには、地方都市等が文化センター、文化会館等々の設置をする場合には国の方で補助をつけるといったことを進めておりますし、また文化財の保護、あ...全文を見る
○松永国務大臣 文化行政の目標、文化行政の基本方針を明らかにすることで文化行政をさらに推進していくという立場から、先生御指摘のような法律をつくることは意義のあることだと考えておりますし、また、かつてそのことの検討がなされたことも事実であります。しかし、現在の厳しい行財政状況等を考...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申したとおり、文化行政をより一層整合性のある形で進めていく上で、文化に関する基本法的なものの制定は私は意義があることだとは考えておるのです。そういう検討がなされたことも先ほど申したとおり事実でありますが、現下の行財政状況を考えると、実効性ある法律にしなけれ...全文を見る
○松永国務大臣 私は、いじめということで、午前中も申し上げましたとおり、意地悪とかあるいはいたずらとかあるいは仲間外しのような精神的な圧迫とかそのたぐいのものから、きついのになりますと、集団による継続的な暴行あるいは暴行による傷害、暴力行為等取締法に違反するような悪質な暴力事件、...全文を見る
○松永国務大臣 いじめの問題について現在の学校教育の病理現象どおっしゃいました。確かにそういう面があるわけでありますが、もう一つ言えば、子育でのあり方について相当問題もあるのじゃないか。そういう意味では、学校教育上の病理現象であると同時に、家庭における子育てに関する病理現象でもあ...全文を見る
○松永国務大臣 先生御指摘のように、社会情勢が変わってまいりまして、家庭の中においても兄弟の数が少なくなってきて、兄弟の間でもまれるうちに、人間としてしてはならぬことはしない、例えば盗みはしてはならぬ、人を殴ってはならぬ、弱い者をいじめちゃならぬ、これは本来ならば学齢に達する前に...全文を見る
○松永国務大臣 民間企業が自分のところの従業員を採用する場合に、どういう人を対象に入社試験をするか、いつごろそれをするか、こういったことは、厳密に言えば、企業と就職希望者の相対の関係なのであります。ただしかし、それが適切な時期に適切な方法でなされませんと学校教育にも少なからず影響...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど申したとおり、ある企業がどういう人を対象に採用試験をやるか、どういう試験方法をやるか、どういう時期にやるか、こういったことは、その企業とそれからそこに就職したいと希望する者との相対の関係なんですね。一つのルールをつくってそれを強制することが法的に可能かどうか...全文を見る
○松永国務大臣 大学ということに限って申し上げますと、大学はそもそも何のために存在し、また何のために大学へ行くのか。私は就職の準備として行くところとは思ってないのです。学問をするところが大学であると思っております。学問をした結果、知的能力が非常に発達をするあるいは人間的な向上もな...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申したとおり、これは各大学が自主的な判断で自分の大学の学生について就職がうまくできるように親切な相談事業をしようということでやられることは、これは結構なことであると思います。
○松永国務大臣 文部省はいわゆる就職協定を厳格に守ったのであります。よその役所についてはつまびらかでありませんので、コメントすることは差し控えさせていただきたいと思います。  なお、望ましいのは、役所の場合には国家で行う試験、公務員試験の合格者について採用をするわけでありますか...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどから先生の国語に関する高邁な理論を聞かしていただきまして、非常に勉強さしていただいたわけであります。ただ、仮名遣いの問題につきましては、法令に基づいて審議会でやっていただいておるわけでありますので、その審議会の審議の結果を待たなければならぬというのが私の立場...全文を見る
○松永国務大臣 三重県の日生学園の設置する高等学校で、先ほど警察の方からも報告がありましたように、上級生数名による下級生に対する暴行傷害事件あるいは飛びおり自殺事件、教師による体罰による傷害事件等発生しておるということはまことに遺憾なことであると思います。  先生も御指摘のよう...全文を見る
○松永国務大臣 日本の特許制度によって我が国の科学技術や生産技術の飛躍的な進歩発展がもたらされたと思っております。その意味で、特許権についてこれを尊重していくという考え方が国民の間に定着することが極めて望ましいことであるというふうに思っております。それと同じように、日本の文化や芸...全文を見る
○松永国務大臣 先生のおっしゃいましたように、先般、教育課程審議会をスタートさせたわけでありまして、その中で、私の方で審議会に諮問いたしたのは、社会の変化に適切に対応する教育内容のあり方等について審議をしたわけであります。この社会の変化に適切に対応する教育の内容のあり方と言えば、...全文を見る
○松永国務大臣 私立学校教職員共済制度の果たしてきた役割等についてでございますが、先生御承知のとおり、我が国の学校教育の中で私立学校の果たしてきた役割は極めて大きいのでございますし、また、これからも大きな役割を果たしてもらわなければならぬと思っております。  その私立学校が、そ...全文を見る
11月19日第103回国会 衆議院 大蔵委員会地方行政委員会文教委員会農林水産委員会社会労働委員会運輸委員会連合審査会 第1号
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○松永国務大臣 国鉄共済救済の具体的な手順、方法等については、共済法案の成立後できるだけ速やかに政府部内での協議に着手することになっておるというふうに承知いたしております。
11月20日第103回国会 衆議院 大蔵委員会地方行政委員会文教委員会農林水産委員会社会労働委員会運輸委員会連合審査会 第2号
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○松永国務大臣 私は私学共済の方の担当でございますが、先生よく御承知のとおり、私学共済は我が国の私立学校教育の振興のために非常に大きな役割を果たしてきておるわけでありまして、そういったことを踏まえながら、同時に公的年金の一元化については給付と負担の両面において調整を進めていくとい...全文を見る
○松永国務大臣 私学共済につきましては、先生よく御承知のとおり、我が国の学校教育の中で果たしている私立学校の大きな役割にかんがみまして、私学の教育を振興することが我が国の学校教育を大いに振興することになるわけでありまして、そのためには、私学に働いていらっしゃる職員の処遇を安定的に...全文を見る
○松永国務大臣 今回の法案の成立によりまして給付面では一元化されることになるわけでありますが、負担の面での調整をどうするか、その点今後検討を進めてまいらなければならぬ、こういうふうに考えているわけであります。     〔越智委員長退席、戸井田委員長着席〕
○松永国務大臣 現在御審議いただいている法案においては、基礎年金拠出金を含めて、長期給付に要する費用について都道府県が負担する経費の二分の一を国の方で負担するということにいたしております。
○松永国務大臣 現在御審議を願っておる法案においてそういうふうにいたしております。
○松永国務大臣 私学共済の関係でございますが、先生も既によく御承知のとおり、高齢化社会の到来に対応して、負担と給付の公平を図って、安定した年金制度の確立を目指すという考え方で今回の法案を提出して御審議願っておるところでございます。  御承知のとおり、今回の法案の成立で給付面では...全文を見る
○松永国務大臣 私立学校に勤務している先生の場合は、比較的高年齢者が多いということもございまして、他の共済に比べて六十五歳以上の組合員の占める割合が高いことは先生御指摘のとおりでございます。  そこで、高齢者の場合についてどうするかという問題でございますが、標準給与が一定額以下...全文を見る
11月21日第103回国会 参議院 文教委員会 第1号
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○国務大臣(松永光君) 登校拒否、いわゆる学校が嫌いになって学校に行かないようになった生徒の数、先ほど高石局長が言いましたように、中学生について言えば昭和五十年七千七百四名であったのが今日では中学生だけで二万六千二百十五、何と十年間に三・五倍にふえておるわけであります。その原因、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 登校拒否の問題も、その他学校における問題行動というのは学校において起こっている問題でございますから、第一義的には学校がその責任において教育的な配慮を持って適切な対応をすべきであるということは申すまでもありません。ただその子供をよりよい状態に直していくために...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 個々の事例の場合にはその背景、原因、それから実情、こういったものを正確に知らないというと軽々しくコメントできないわけであります。一般論として申し上げれば、先ほど高石局長も申し上げましたように、保護者ともよく相談をし、それからまたその子供の性格や、その他の子...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生は事実を確かめた上での御発言だと思いますよ。しかし、私はその関係者から直接話を聞いたことはございませんし、そういう行動をとられた校長先生やあるいは教育センターの関係者からの話も聞いたわけではありませんので、個々の具体的な例についてこうであったということ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 児童福祉法にも条文がきちっとあると思いますけれども、未成年者を教育する権利とそれから教育する責務、それから養育する権利とその責務、これは第一義的には親にありますよね、保護者にありますよね。したがいまして、精神病院に入れるなどという場合にも、当然のことながら...全文を見る
○国務大臣(松永光君) その子供が中学生か高校生かよくわかりませんでしたが……
○国務大臣(松永光君) 高校生の場合で言えば正規に入学手続をとって、そして在学している生徒であると思われるわけでありますが、その生徒が復学といいますか、学校に通って勉強しようと思うのにとてもじゃないが勉強ができないような、そういう他の生徒からの暴行、強迫、そういったものがあるよう...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 教育の場においてこのお母さんの手紙にあるようなことがあったということでありますが、これはまことに遺憾なことであり、特に自殺をした生徒についてはまことに痛ましい限りであります。私はこれを読みまして特に感じましたことは、これによりますと、五月になって初めて帰省...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 大学入学試験のあり方の問題でございますが、大学入学試験というのは、先生よく御承知のとおり、基本的には各大学が自分の大学の教育研究を、教育を受けるにふさわしい、あるいは研究に関与するのがふさわしい、そういう学力の水準を持っているかどうか等々を中心にしてテスト...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 文部省の関係についていえば残っているものがあると思っておりますので、六十一年度の予算要求にいたしましても、ほかの項目等については減額をせざるを得ないのが非常に多いわけでありますけれども、高等学校進学奨励費の問題とかあるいは社会教育関係での啓発指導関係予算等...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、世の中で一番憎むべきものは差別であり、あるいは不公正さであり、私は、人間として正しく生きていく上で最も大事なことは不公平を憎む、差別を憎む、これが私は人間として正しく生きていくための基本的な道徳律でなきゃならぬというふうに思っております。したがいまし...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、国立大学の附属小学校に子供を遠いところから通わせている親をたくさん知っておりますけれども、この親御さんはどんな物の考え方をしているのかなと私は不思議に思っておりました。  それは何かというと、ややともすれば附属小学校に行っている子供が、いつの間にか...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 路線の廃止の問題につきましては所管でありませんので、そのこと自体については述べる立場にありませんけれども、しかし路線廃止に伴う中学生や高校生等の通学条件が悪くならぬようなことは十分配慮していかにゃならぬことだと考えております。そういうことで文部省としては従...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私も、我々の側で提出をいたしました概算要求、いずれも必要欠くべからざる経費として概算要求をしておるわけであります。そういうところに、先ほど先生の御指摘のありましたように、約一千七百億というものがベースアップに伴う必要な経費として出てきておるわけでありまして...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、守り抜くべくかたい決意を持って、これに対応しようとしておるわけであります。
○国務大臣(松永光君) そもそも四十人学級の、着手をしたときもこれはもうえらい実は騒ぎであったわけであります。私もその当時は党の政調副会長があるいは政調の審議委員か、そういう立場にあったわけでありますけれども、私どもの先輩、同僚、本当に結束してこれはやるべきだということで、あれは...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、一学級当たり生徒数の実態、それから基準、こういったものは先ほど局長が御答弁したとおりでありますが、問題のポイントはどこにあるかというと、一つは諸外国との比較の問題もありますが、結局は、それに要する経費というものは国民の税金の負担になってくるわけであり...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど局長もお答えいたしましたように、過大規模校の解消、これは大体過大規模校があるところは人口急増地帯が大部分なんでありまして、したがって、過大規模校を解消するために学校を分離するとして、その場合に一番の負担になるのが用地費であるわけでありまして、用地取得...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は次のように考えておるわけであります。  今次の教育改革は、教育基本法の精神にのっとって改革をする、そのための審議をお願いしておるのが臨時教育審議会でございます。したがいまして、臨時教育審議会において具体的な提言をなさる場合、あるいは具体的な提言をする...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 最も有権的な解釈というのは裁判所の判例であろうと思います、一般の法律の場合には。
○国務大臣(松永光君) 内閣の法制局の解釈というものは、内閣が行政を執行する場合には統一的な考え方で執行しなきゃならぬわけでありますので、行政府の責任ある解釈が法制局の解釈であろうというふうに思います。国会の場合にも、また国会は責任ある立法機関としての行動をしていくわけであります...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 教育基本法の「教育の目的」として掲げてある「人格の完成」、その意味することについては、先ほど官房長の方から昭和二十二年五月三日の文部省訓令に基づいて御答弁申し上げたところでありますが、私はこの「人格の完成とは、個人の価値と尊厳」云々というこの文章は、私が終...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は先ほどから申し上げているような解釈をいたしておりますので、その点清瀬先生や荒木先生とは少し違うわけであります。恐らく清瀬先生や荒木先生は、自分も一員である社会についての責任とか義務とかということが文章の上で教育基本法には書いてない、だから足らざる点があ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) ちょっと恐縮ですが、今最後のところ聞き落としましたので、そのポイントのところをもう一回恐縮ですが……。
○国務大臣(松永光君) 今お読みになったように理解するわけでありますが、ただ宗教法人たる靖国神社がどういう方を祭るか、合祀するか、こういったことはその宗教法人が自主的に決定することでありまして、政府の一員である私がいろいろ申し上げる立場に実はないわけであります。
○国務大臣(松永光君) 今申したとおり、どなたをお祭りするか、どなたを合祀するかというのは宗教法人たる靖国神社が自主的に決定されることでありますから、したがってそのことに関連して政府の一員である私がいろいろ申す立場に実はないわけであります。ただ私は閣僚になる前も八月十五日、言うな...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 従来私が靖国神社に参っておったのが純然たる私的と言えるのかどうか、国会議員であるという立場であったような気がするんです。国会議員の立場を離れた純然たる個人ではなかったような気がするわけでありますが、今回は国務大臣という立場でお参りをしたわけでありまして、た...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 一部の新聞からもしかられたわけでありますけれども、実は先ほど局長が答弁いたしましたように、今回の催しは、今までは総理大臣官邸に有名な一流のスポーツ選手とかあるいは芸能人とか、そういった者はお招きをして、そして労をねぎらう、そしてあるいは激励するという催しが...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生の御説はまことにごもっともであると私は思っております。特に私立学校振興助成法の法律の規定を承知しておって、かつ学法になりますということで手を挙げて志向園になったその個人立等の幼稚園が、学法化しようと、なろうと思えばなれるのに、補助金だけをもらって後はド...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 国の行政に関する公文書その他の記録に関しましては、その保存、閲覧に供する施設等のために国立公文書館法というのができて、それに基づいて国立公文書館が設置され、そこで対処しておるわけであります。  問題は地方の分でありますけれども、これについて、地方のことで...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 非行とかいじめとか、そういった問題行動というものは、一方においてはそれを誘発するような要因があるわけです、常に。しかし、一方において青少年に自己抑制力が強ければそれは起こらない、こういう関係に実はなるわけでありまして、文部省として対応すべきことは、一方にお...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 具体的ないじめ行為に関する限りは、いじめられた人が被害者であり、いじめた人が加害者であります。このことだけはきちっとしておかなければなりません。その意味で、いじめられた子の救済を敏速にやる、いじめた加害者については二度とそういう加害行為をしないようにきちっ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 教育条件の整備につきましては、これからも着実に我々は、大事なことでありますから、努力をしてまいります。ただ問題は、先ほど局長も言いましたように、教育条件が悪いから、あるいは大人が悪いからということで子供のなした、その子供でも幼児じゃないわけでありますから、...全文を見る
11月22日第103回国会 衆議院 文教委員会 第4号
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○松永国務大臣 先生よく御承知のとおり、教育基本法で、法律に定める学校は公のものとするという規定がありますし、それから、したがいましてその学校の教職員はすべて全体の奉仕者であって云々ということで、言うなれば国公立学校に準ずる公のものであるということが教育基本法に掲げられております...全文を見る
○松永国務大臣 国鉄共済の救済についての対処につきましては、もう前から申しておるとおりでございまして、官房長官がさきの連合審査会で、国鉄共済の救済策については誠心誠意検討し、本案が衆議院を通過するまでに検討結果を報告させていただきたい旨の答弁がなされておりまして、この答弁の趣旨に...全文を見る
○松永国務大臣 この点につきましては、実は私の方にも全私学連合の代表者の人たち、偉い人たちが打ちそろって文書を持って陳情にお見えになりました。そして今先生御指摘の陳情書をちょうだいしたわけであります。そして、その陳情書の中に大変重要な要望事項として、先ほどから話がありますように、...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたが、全私学連盟、要するに私立学校共済組合の人たちの強い要望として、五年間をとってそれに補正率を乗じて全期間の平均に換算する方法をぜひとってもらいたいという要望があり、しかもその中には、一部には記録がある人もいるでしょう、しかしない人もいる、あ...全文を見る
○松永国務大臣 ただいま、要望があったから、それだけのことでやったのかというお話でございますけれども、要望もあり、かつ資料のある人とない人との間でばらつきがあるというのも妥当ではない。それから、さらに加えて言えば、私学共済というのは国家公務員共済に準じていろいろな措置をしてきてい...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  先生御指摘のように、在職中であれば退職共済年金は支給しない取り扱いとしているわけでありますが、しかし、標準給与が一定額以下の者については在職中であっても六十歳以上の者については年金の一部を支給する制度を設けることにしてあるわけであります。ま...全文を見る
○松永国務大臣 私学共済組合に対する都道府県の補助は、都道府県における私学振興という観点から行われているものでありまして、社会保障制度上の観点から講じられておる公経済負担としての国庫補助とはその性格を異にするものであると思っております。したがいまして、今度の制度改正がなされて私学...全文を見る
○松永国務大臣 特別の要望をしなくとも法律上そうなっておるわけでありますので、当然続けられていくものと考えるわけであります。
○松永国務大臣 そういうことも含めて努力をしてまいります。
○松永国務大臣 この学園についての所管庁は三重県であるわけでございまして、三重県側としては、幾つかの事件が発生しておるということを重く見まして、学校の管理体制の見直し、その改善方策等について、いろいろな面から強い指導をしてくれているようでありますので、文部省としては、所管庁である...全文を見る
○松永国務大臣 解雇その他身分上といいましょうか、そういった問題についての最終的な判定は裁判所その他で決めていただくことでありまして、文部省で決めることではありません。したがいまして、裁判所等有権的な判定をする役所の判定がなされたならば、それに基づいて的確な措置がなされるように、...全文を見る
○松永国務大臣 我が国の学校教育の中で私学は大変大きな役割を果たしておるわけでありまして、我が国の私立学校の教育をより一層充実発展させていくためには、私学関係の教職員の福利厚生といった面についてしっかりしたものをつくって、後顧の憂いなく教育活動に従事できるように、そういったことの...全文を見る
○松永国務大臣 私学共済は、制度発足以来国家公務員共済の改善措置に準じて改善措置を順次なしてまいりまして、私立学校の教職員の福利の向上にその実を上げてきたわけでありまして、そのことが結果的には我が国の私立学校の発展に大きく寄与してきたというふうに認識いたしております。
○松永国務大臣 充実発展させていくために基本的に大事なことは何かと言えば、長期的な展望に立って基盤を強化していくことであるわけでありまして、私学共済の基盤を長期的な展望に立って安定させていくことが第一。第二番目は、給付及び負担の関係において他の制度との整合性を図って、よって世代間...全文を見る
○松永国務大臣 私学助成は、私どもが大変な努力をして、また文教委員会の先生方の協力もあって法律をつくって、そしてその法律に基づく私学助成を始めて、厳しい財政状況ではありますけれども、いろいろな先生方の協力も得て予算の確保に努めておるところであります。  なお、共済掛金の労使折半...全文を見る
○松永国務大臣 残念ながら委員の説には私は賛成しかねる。先ほど話にも出ましたように、なるほど私学共済の方は成熟度が低うございますから、まだ当分の間は大丈夫なんですけれども、それでも、先ほど答弁がありましたように、昭和八十一年度になると単年度収支が赤字になる、九十年度になると積立金...全文を見る
○松永国務大臣 国民というのは現に働いている人の場合は納税者でもあるわけであります。先ほどのように国の負担をふやせばいいじゃないかという意見があるようでありますけれども、国の負担というのは即納税者の負担ということなんでありまして、そこらの点も総合的に考えなければならぬわけでありま...全文を見る
○松永国務大臣 せっかくでございますが、委員の意見には賛成しがたいわけであります。
11月26日第103回国会 参議院 文教委員会 第2号
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○国務大臣(松永光君) 先ほどからの先生のお話を聞いておりまして、まことにもっともだなという感じを私は深くいたしました。先ほどこのインターン制度が廃止になって、国家試験を合格をすれば。努力義務規定はあるけれども、指導者の実技についての指導を受けないでも医師になれるというこの法的な...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 日本弁護士連合会でいろいろ勉強されて出された宣言であると思いますので、私がかれこれ批判する立場ではありません。ただ、子供の人権を適切に守っていくということは大事なことだと思っておりますが、ただ、最近のこの非行の問題あるいはいじめの問題等についての分析の仕方...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生の御所論、大体において私は賛成であります。というのは、日本にも昔から三つ子の魂百までということわざがあるわけですけれども、やはり基本的に大事な規範あるいは守るべき道徳律というものはできるだけ幼いときに仕込め、幼いときに曲がったものはなかなか後では直らぬ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 我が国の社会科教育に関する御意見だと思うんでありますけれども、先生よく御承知のとおり、これは私の個人的な考え方も入りますけれども、日本の社会科という教科は特殊な状況下で創設された教科であるというふうに私は思っております。すなわち昭和二十年十二月三十一印の日...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私も先生と同意見でございます。一部の私立の中学校等の入学試験が小学校で勉強した、教科書だけではとてもじゃないけれども歯が立たないなどという試験問題が出たりするものですから、あるいは出ることが多いものですから、そこで進学塾が盛んになるという実は結果になってい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) このたび政府から提出いたしました日本体育・学校健康センター法案につきまして、その提案の理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  この法律案は、臨時行政調査会の答申に沿って、特殊法人の整理合理化を図るため、国立競技場と日本学校健康会を統合し、日本体育・学...全文を見る
11月27日第103回国会 衆議院 文教委員会 第5号
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○松永国務大臣 今回の制度改正のねらいは、高齢化社会の到来が確実でありまして、それに備えて公的年金制度全体の長期的安定と整合性のある発展を図ることを目的とする公的年金制度改革の一環をなすものであります。今回の改正は、こうした公的年金制度の改革の方向に沿って、公的年金制度の一元化を...全文を見る
○松永国務大臣 この私学共済制度は、私学教育の振興に資することを目的とするものでありまして、教育基本法の第六条に、「法律に定める学校の教員は、」すなわち学校法人の学校の教員という意味でございますが、「全体の奉仕者であって、自己の使命を自覚し、その職責の遂行に努めなければならない。...全文を見る
○松永国務大臣 社会保障制度審議会の意見、これは総理大臣に対する意見についてでございますが、幾つかの点についての指摘がなされておりますけれども、大筋においては今回の改正案について了承されたものというふうに考えておるわけでございます。
○松永国務大臣 まず第一は、今の下回る、上回るという話でございますが、全期間の計算でやった場合と五年間の期間を限ってそれに補正率を掛けたものとの、その数字がどちらが多いか少ないかということでございまして、厚生年金との比較じゃないのでございます。  第二点でございますが、本題でご...全文を見る
○松永国務大臣 現行法にも今先生御指摘の制度があるわけでございます。先ほどから申し上げておりますように、私学共済というのは、国家公務員共済、地方公務員共済に準じて、これと同じような仕組みをとっておるわけでございまして、その基本はどこにあるかというと教育基本法から出てきておるわけで...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど私学部長がお話をいたしましたように、今までは私立学校の教職員の給与水準が国公立の教職員の給与水準に比べて相当程度低かったわけでありますけれども、私立学校振興助成法が制定をされましてそれに基づく経常費助成が始まってから相当に追いついてまいりまして、一部ではむし...全文を見る
○松永国務大臣 国民の税金によりまして私立学校に対する経常費の助成をしておるわけでありますから、その関係においては、交付された経常費が適切に使われておるかどうかということにっきましては監督し監査することにいたしておりますけれども、教育の内容につきましては、教育基本法その他の規定に...全文を見る
○松永国務大臣 憲法の規定は、公の支配に属してない教育の関係で公金を支出してはならぬ、こうなっておるわけでございます。文教行政全般を担当する私の立場からすれば、教育というのは非常に分野も応うございますし、いろいろな方面にわたっておるわけでありますが、これはすべて憲法、教育基本法、...全文を見る
○松永国務大臣 具体的には先ほど私学部長が御答弁申し上げたところであります。土地等の場合にも、責任を持ってとおっしゃったわけでありますけれども、確実性の担保がなければ、認可した後に実際は取得できなかったという結果が起こった場合に、その学校の適切な教育の水準の確保ができないというお...全文を見る
○松永国務大臣 私学共済は、先生もよく御承知のとおり成熟度がまだ若い、そしてまた私学共済自体の年金財政もまだ健全である。したがいまして、現在及びこれからしばらくの間のことであるならば今のままでもやっていけるわけでありますけれども、三十年先、五十年先、あるいは百年先を考えますと、い...全文を見る
○松永国務大臣 激変緩和措置というのをとっておるわけでございまして、それをとった上で、かつ、子や孫のことを考えてある程度のことは忍んでいただかなくてはならぬ。それは長期的な視野に立って、私学共済自体の基盤の充実を図るという点、そして三十年先、五十年先、百年先の人たちも安心してこの...全文を見る
○松永国務大臣 私学共済の中での幼稚園グループ、大学グループというようなグループの分かれはないわけでございまして、これは先生野によく御承知のとおりでございますが、要するに、私学関係が全体として助け合っていこう、そしてそれによって私立学校にお勤めいただいておる教職員の福利が増進され...全文を見る
○松永国務大臣 この問題につきましては政府全体として対応策が検討されてそれが示されるわけでありまして、私どももその趣旨に基づいて対処していかなければならぬわけでありますが、私学共済を所管する文部大臣として、政府全体の検討のことはさておいて、現在ただいまどういう心境がというふうに問...全文を見る
○松永国務大臣 大綱におきましては理解が得られたものと思っております。特に私学共済組合の代表の人が、午前中に御議論がありましたように、四項目にわたっての特別の陳情等もあったわけでありますが、それにつきましても、それなりのことが織り込まれて今回の御審議を願っておる案になっております...全文を見る
11月28日第103回国会 参議院 文教委員会 第3号
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○国務大臣(松永光君) 先生御指摘の体育研究研修センター、これは我が国の国民の健康の保持増進、体力の向上あるいはさらには競技技術の向上、こういった面で非常に大事な組織だというふうに考えておるわけでありまして、鋭意準備を進めてきたわけでありますけれども、先生御指摘のようになかなか実...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 高校野球とプロ野球の行っておるドラフトの関係でございますが、高校野球というのは、先ほど久保委員もお話がありました、また牧野会長からも話がありましたが、言うまでもなく高等学校の教育の一環として生徒の心身を錬磨するということから高等学校の野球はあるんだと思って...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この方々も正式に任命されているわけでありますから、正規の職員であることは間違いありません。問題はその財源措置でありまして、実は私の記憶は正確でありませんが、戦前あたりは土木事務所あたりの人件費の処理はこういうのがよくあったそうですよ。要するに一つの仕事をす...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生御指摘のように、そこに働いている人の勤務条件、労働条件、そういったものについては最大限の配慮をすることが当然のことであると考えます。したがいまして、両法人の現行労働条件は新しくできるセンターにおいて十分尊重されるものと考えております。なお、給与について...全文を見る
○国務大臣(松永光君) スポーツ施設を整備して、そしてスポーツの普及、発展を図っていくという立場からすれば、できれば出資していただいた方がやりやすいわけでありますから、私どもの立場は、しかし、持ち主の大蔵省の方は国の財政事情が極めて厳しい折でございますから、なかなかそうはいかぬぞ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほども申したとおり、スポーツの振興を図る、それから設備の整備もして、そして多くの国民にそれを提供できるという状態をつくり上げるのが私どもの責務でありますけれども、何せ土地の問題等の場合には一般国民の間でもそうですけれども、地主さんの方が強いですからね、特...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど局長がお答えいたしましたように、我々の方で都道府県教育委員会に出した通知というのは、学校給食というものが学校の場でなされるものでありますから、教育活動の一環でもあることでありますから、大事なことは質の低下を招かないことと、そのためには献立の作成等は栄...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 学校給食にとって大事なことは、栄養があること、安全であること、そして子供たちの健康増進に寄与すること、こういったことが大事なことなんでありますが、それを的確に行うために民間委託じゃいかぬというふうな御意見があるようでありますけれども、私は、一般論として言っ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) まあ、教員、なかんずく小学校、中学枝などの教員は発育段階、成長段階の子供を相手にして教育をしていくわけでありますから、当然のことながら健康の問題、保健の問題、そういった問題について知識を持っている人の方が教員としては望ましいだろうというふうに私は思います。...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 臨時行政調査会は国会の議決に基づいて設置された機関であったわけでありまして、その答申というものは尊重することは当然のことであります。
○国務大臣(松永光君) 臨調は水戸の御隠居とは全く違うわけでありまして、国会の議決を経て設立された機関、その機関の意見というものは、我々としては尊重せざるを得ないわけです。もちろん、その臨調の答申に基づく具体的な改革措置をしていく場合には、文部省としては教育目的に照らして問題が起...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私はスポーツが大好きでありまして、そして非常に上手だと自分で自負しております。したがいましてスポーツについては熱心なんでありますが、私自身仲間を集めまして、私がやっておるスポーツクラブ関係者は千数百名おります。みずから野球場をつくったりあるいは民間の施設を...全文を見る
○国務大臣(松永光君) ただいまの御決議につきましては、その御趣旨に即して十分検討してまいりたいと存じます。
11月29日第103回国会 衆議院 文教委員会 第6号
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○松永国務大臣 今回の制度改正は、去年二月二十四日の閣議決定に基づく公的年金制度の改革の一環をなすものであり、国民年金、厚生年金の制度改正と同様に年金制度の長期的安定と整合性ある発展を図るというのがその目的であります。このため、公的年金制度の一元化を展望しつつ、給付と負担の長期的...全文を見る
○松永国務大臣 法理論としては、改正法が成立をし施行されるまでは、現行法が生きているというか、適用になるわけであります。
○松永国務大臣 私学共済の理事長さんは、部分的には不公平が生ずるという趣旨の御発言がございましたが、私の見るところ適当な表現方法としては、不公平というよりは有利になる人、不利になる人があるというのがより正しい表現じゃなかろうか、こういうように思うわけであります。問題はどこにあるか...全文を見る
○松永国務大臣 言葉の議論をするようで恐縮でございますが、理事長さんは公平とか不公平という言葉をお使いになりました。しかし、公平とか不公平という言葉はこの場合適切な表現ではないのでありまして、Aという計算方式をとった方が有利な人と、Bという計算方式をとった方が有利な人とあるという...全文を見る
○松永国務大臣 共済組合の理事長さんの表現は表現で、私の表現じゃありません。しかし、その話を聞いておりまして、ははあ有利、不利という言葉の方が適切なのであって、公平、不公平という言葉は適当でないな、こういうふうに私は思っておりました。ですから委員の席から、公平、不公平と言うのはお...全文を見る
○松永国務大臣 厳密に言えばまだ補正率が明らかでないわけでありますから、これは仮定の議論をしているようなことなのでありますけれども、共済組合の理事長の方で便宜お使いになった補正率をもとにして議論を進めてまいりますと、三分の一の人が不利になる。その三分の一の不利になる人が不利になら...全文を見る
○松永国務大臣 この御審議をお願いしておる法律案は、文部省で案をつくり、閣議決定を経た上審議をお願いしているということでございます。共済組合の理事長さんの方は、この改正法案が先生方の御審議の上で成立した場合にどういうふうになるかということを利害関係者として計算をされた、こういうこ...全文を見る
○松永国務大臣 私もそれは見たことがありますが、補正率が決まってないのに何でこういう計算をしておるのかなというふうに私は思った次第でございまして、私どもの方でつくった文書ではございません。
○松永国務大臣 先ほど申したとおり、補正率が決まってないのにどうしてこういう計算ができるのかなと私はけげんに思ったぐらいでありまして、この審議をお願いしておる法律案につきましては私の方でお願いをしておるわけであります。私学共済の方では、委員の皆さん方の御協力で法律案が可決成立をさ...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど来申し上げておりますように、厳密に言えば補正率の方は決まってないわけでしょう。理事長さんも一応の仮定でございますからということで御説明の上お配りになったようであります。そういう経過であるということは私も承知しておりますが、それ以上のことは私は承知していないわ...全文を見る
○松永国務大臣 お言葉を返すようでございますが、私は今までの答弁を、私自身の答弁を否定したりしておることではありません。前も申し上げましたように、私学共済法の改正法案の策定に当たりましては、私学共済の代表者から四項目でしたかの陳情を受けたことは事実であります。その中の一つが、ただ...全文を見る
○松永国務大臣 技術的な分野にわたりますので、恐縮でございますが、政府委員をして答弁させます。
○松永国務大臣 今のようなわけで、年金の支給年齢の違いの問題、それから一部支給停止の問題等々が言うなれば厚生年金との違いであって、一見厚生年金よりも不利と思われる点のようでありますが、それらにつきましては、実は先ほど申し上げました共済組合理事長からの要望書の第一項目、第三項目の中...全文を見る
○松永国務大臣 審議をお願いしている法案が成立をし施行された日以前の問題につきましては、取り扱いが違っておるわけであります。それは相違点であるというふうに承知しております。     〔船田委員長代理退席、委員長着席〕
○松永国務大臣 計算方式の違いがあるということは相違点の一つであると思います。
○松永国務大臣 問題点といいますか相違点といいますか、その点の違いがあることは私も認識しております。それを問題点というか相違点というか、その表現、後で尾を引いてはいけませんから、相違点というか問題点というか、そういうことであろうと思っております。
○松永国務大臣 先生がそういうふうにおっしゃるのも無理からぬことだと思いますけれども、先ほどから申しているとおり、補正率が決まってないのに有利になる人、不利になる人というのを責任を持って言える立場じゃないわけなんです、本当を言うと。ただ、前回の委員会のときに、仮のものでいいから一...全文を見る
○松永国務大臣 実は前回の委員会のときも、私の方で答えますよというわけで随分申し上げたのです。しかし、それを、質問している相手は参考人の方だからというわけで発言をさせてもらえなかったのできょうの議論になっちゃった点があるということを御理解願いたいと思います。  それから、三分の...全文を見る
○松永国務大臣 先生のお気持ちはわからぬではありません。組合員にできるだけ有利になるようにしてあげたいというお気持ちだと思いますので、その点はわかります。  しかし、問題は計算方式をどういう方式を採用するかということでありますので、共済制度の原則からいえば、原則として全組合員が...全文を見る
○松永国務大臣 国鉄共済の救済問題であるわけですけれども、その処理の方法は、連合審査会で官房長官が申し上げ、かつただいま大蔵大臣が申されたとおりでございまして、その趣旨に沿って対処されるものと思いますが、この問題に関して私学共済を所管する文部大臣の立場はどうだという御質問と思いま...全文を見る
○松永国務大臣 高齢化社会が到来することはもうだれでも認めるところであります、しかもそれが急速に。これに備えて給付と負担の均衡を図り、公平で安定した年金制度の確立がどうしても必要なんであります。この趣旨に沿って、民間の人々にとっては基礎年金の創設、厚生年金の給付の適正化のための法...全文を見る
○松永国務大臣 この制度で妻の年金ができてくるわけでありますが、長期的な観点に立たなければいかぬわけでありまして、先ほど審議官がお答えいたしましたように、今のままでは八十一年度から単年度収支が赤字になる、九十年度には積立金がなくなる、こういったことになっているわけでありまして、現...全文を見る
○松永国務大臣 今度の私学共済自体の改正をお願いしておるのは、それだけでは国鉄の共済の救済とは直接的には関係ありません。それは別の問題として、政府がする対処方針というのは、先ほど申し述べたとおり、官房長官が連合審査会で申し上げ、かつこの委員会で先ほどの時間帯で大蔵大臣が申したとお...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどもお答えいたしましたとおり、政府の方針は連合審査会で官房長官が申し上げたとおりでありまして、そしてそれに補足してこの委員会で大蔵大臣が御説明申し上げたとおりでございます。したがいまして、この趣旨に沿って対処されるものと考えております。  私学共済を所管する...全文を見る
○松永国務大臣 それは政府として責任ある立場で藤波官房長官がお答えしたとおりだろうと思いまして、「国鉄の自助努力と国の負担を含め、諸般の検討を加え、支払いに支障のないようにいたします。」これが政府の統一方針なんでありますので、その答弁の趣旨に沿って対処されるものだというふうに私は...全文を見る
○松永国務大臣 現時点ではそういうことはないだろうと私は思いますが。
○松永国務大臣 現在の私の立場、現在で見るところでは六十一年度から六十四年度までの間に私学共済の方で応援するというような事態はないだろうというように、現時点では私は判断いたしております。
○松永国務大臣 先ほどもお答えいたしましたように、私学共済を所管する文部大臣の立場として申し上げますと、全体の方向は一つあるわけでありますが、それも踏まえなければならぬことは事実なんでありますけれども、しかし、私学共済のそもそもの沿革、そして私学共済は私立学校教育の振興に資すると...全文を見る
○松永国務大臣 ちょっと恐縮ですが、今の先生の質問の趣旨がよく私にはわからなかったのです。
○松永国務大臣 私は国鉄共済を所管する立場ではありませんものですから、そのことについてああであるこうであると言う立場にないわけであります。したがって、私の方からはイエスともノーとも答えることはできません。
○松永国務大臣 その問題につきましては、先ほどからお答えいたしておりますように、私学共済年金を所管する文部大臣の立場としては、公的年金制度一元化という全体の方向を踏まえつつ私学共済年金制度の沿革にも配慮をして、そして私立学校教育の振興に資するという私学共済の目的、ねらい、こういっ...全文を見る
○松永国務大臣 今提案を申し上げておる法案が審議が終わってそして成立、施行させていただければ、長期的な展望に立って安定した私学共済の基盤ができ上がるというふうに考えるわけでありまして、そのでき上がった基盤を保持していきたいというふうに考えるわけであります。
○松永国務大臣 国鉄共済の救済につきましては、先ほど申し上げましたとおり連合審査会で官房長官が申し上げました、また、この委員会でもそれに補足して大蔵大臣が申されました、それで処理されていくわけであります。
○松永国務大臣 ちょっと先生の質問の意味が、私とりがたかったわけでありますけれども、国鉄共済の救済問題はしばしば繰り返し申し上げておるとおりであります。  私学共済の改正をお願いしておるのは、現在のところは言うなれば成熟度が若うございますからいいのでありますけれども、長期的展望...全文を見る
○松永国務大臣 しばしば申し上げますように、私学共済は国共済に右へ倣えして準ずるということでやってきておりますが、既裁定年金のスライド停止の問題は、その内容につきましては先ほど審議官がお答え申し上げたとおりでありますけれども、これは国共済も同じであるわけでありまして、私学共済だけ...全文を見る
○松永国務大臣 支給開始年齢と雇用の接続の問題につきましては、雇用の動向等を勘案しながら総合的に判断をしていかなければならぬというふうに考えております。
○松永国務大臣 先ほど審議官がお答えしましたが、本則では六十五歳としておりますが、実際には六十歳から支給を開始するということとしておるところであります。  それはそうなんでありますが、その本則と実際とは少し違うわけでありまして、本来的にどうすべきかという点から言えば、支給開始年...全文を見る
12月04日第103回国会 衆議院 文教委員会 第7号
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○松永国務大臣 今先生の御指摘になっておる、改正法案が議会で成立をして施行される予定が来年の四月一日でございますが、その四月一日前の期間の標準給与月額の算定方式は、前にもお答えしたと思いますが、二つ考えられるわけであります。一つは今お話に出ておる五年掛ける補正率という方式と、これ...全文を見る
○松永国務大臣 先生の考え方も一つのお考えではあると思うのですけれども、今整合性という問題が出ておりますが、要するに私学共済というものは、その制度、仕組み等は国共済と同じというか、それのグループですわね。そのグループの中での計算方式というものはやはり同じ基準の方が整合性という観点...全文を見る
○松永国務大臣 先生よく御承知のとおり、施行日以降はそれは本則すなわち全期間方式になるわけでありますが、その施行日前の期間の計算の、言うなら特例の問題であるわけですね。特例の問題については、先ほども申したとおり厚生年金とは違う制度、仕組みになっているのが共済——国共済、地方公務員...全文を見る
○松永国務大臣 私学共済の設立の本旨からいって、私立学校でその職責に従事していらっしゃる方の福利厚生を充実することによって私学教育の振興を図るという目的でそもそもこの制度は創設され、そして今日に至ったものでありますから、私どもは私学の振興ということを非常に大事に考えておりますので...全文を見る
○松永国務大臣 今御指摘の補助金の四分の一カット分でございますが、これは法律の規定が昭和五十七年度から六十年度までの特例適用期間における特別な措置とされておるわけでございまして、特例適用期間が経過後、このカット分につきましては、先ほど審議官がお答えいたしました、元本に利子分を含め...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども答弁いたしましたように、四分の一のカットは法律に基づいて六十年までの特例適用期間の特別な措置、こうされておるところでありますし、またしばしば、利子をつけて、国の財政状況を勘案しつつではありますけれども、速やかに返済をするというふうに財政の責任者から答弁もな...全文を見る
○松永国務大臣 私学共済の長期給付に対する国庫補助については、私どもも努力をしてまいりまして、制度発足当時は百分の十であったものが、十五になりそして十六になり十八になったわけであります。その後しばしば百分の二十にしろというありがたい決議をいただいたのでありますけれども、我々もそれ...全文を見る
○松永国務大臣 現在の制度と、それから審議をお願いしておる法案の制度とにつきましては、今審議官が答弁したとおりでありまして、現在も制度としてはあるわけであります。先ほどの答弁にありましたように、今度は厚生年金相当部分についてはそれはないわけでありまして、職域年金部分について政令で...全文を見る
○松永国務大臣 御承知のとおり、私学共済組合の年金の受給者はこれから確実に増大してくると思われます。しかし、それを支える組合員は従来のように増加するとは考えられない。そうすると、支える人が増加しない、給付を受ける人が増加すれば、これは当然のことながら年金財政というものは大変悪化し...全文を見る
○松永国務大臣 先生御承知のとおり、現在は私学共済の収支は極めて健全なんであります。成熟度が極めて若いわけなんであります。これがなぜ成熟度が進んで、そうして先ほども申し上げましたけれども昭和八十一年度に単年度収支が赤字になると予想され、あるいは九十年度で積立金を食いつぶすことにな...全文を見る
○松永国務大臣 これは私、専門家じゃありませんけれども、平均寿命がぐんと延びた背景には、生まれてすぐ亡くなる、ゼロ歳、一歳、二歳くらいで亡くなる子供が、国民の所得水準の増強、栄養がよくなってきた、医療水準が上がった、衛生がよくなったということで、乳幼児期の死亡率が非常に減ってきた...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどもちょっと触れましたけれども、かつて平均寿命が四十三歳のときに定年が五十歳であった、現在は平均寿命が八十歳なのに定年が五十五歳とか六十歳というのは云々ということでございますけれども、平均寿命が四十歳とか五十歳という当時から現在八十歳になった原因の一つは、乳幼...全文を見る
○松永国務大臣 私は、日本人の意識はこれからだんだん変わってくるのじゃなかろうかとも思っております。というのは、六十五になってもなかなか元気である人が多うございますけれども、四十年、四十五年もある分野で非常な活躍をされた場合に、やはり第二の人生を考えてもいいんじゃなかろうかと思う...全文を見る
○松永国務大臣 今回の公的年金制度の改正問題は、制度間にいろいろ格差があるのは好ましくない、それは不公正という評価を受ける、あるいはどの業種で働いているかによって大きな差があるということもこれまた不公正という評価を受けるだろう。世の中は、どういう分野で働いていようともあるいはどう...全文を見る
○松永国務大臣 今先生の御指摘の点は、これからの検討課題として七十年を目途に検討していかなければならぬことだと思っております。  ただ、先生御承知のとおり、基礎年金の方が来るわけでありますが、それと、七十になっても七十五歳になられても在職しておられることも結構なことでありますけ...全文を見る
○松永国務大臣 しばしばお答えいたしておりますように、計算方式、基準の問題でありますから、組合員の中に別々の計算方式があることは適当であろうか、公正という観点からいえば一つの計算方式というのが望ましいのじゃなかろうかという考え方が一つあります。その考え方でいきますと、三百何人の人...全文を見る
○松永国務大臣 全部または一部について支給しないという措置の問題でございますが、対象は職域年金分だけなわけです。厚生年金の方はそもそもそれがないわけでございますから、その関係では厚生年金の方に行っている人との差は形式的にはないと思うのです、もともと厚生年金の方は職域年金分がないわ...全文を見る
○松永国務大臣 私学共済制度の改善に当たりましては、従来から、何回も言うので怒られるかもしれませんけれども、制度のスタートの精神もございまして、国家公務員共済制度との均衡を図るという観点で、国家公務員等共済組合審議会等の検討結果をしんしゃくして制度の改善をやってきたわけであります...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどもお答えしたとおりでありますけれども、先生の御意見も踏まえて、何らかの形態で広く学識経験者や私学関係者等を含めた方々に協議をしていただくというふうな場を設けるということについて、いろいろな情勢を踏まえながら検討してまいりたいというふうに考えるわけであります。
○松永国務大臣 これも従来からお答えしておるわけでありますが、四分の一カットの問題につきましては、昭和五十七年度から六十年度までの特例適用期間の特別な措置とされているわけでありまして、そのカットされた分については、利子を含めて国の財政状況を勘案しつつではありますけれども、特例期間...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げました私学共済制度の沿革云々というのもそこに入るわけでありまして、それを踏まえながら誤りなきよう対処してまいりたいと考えておるわけであります。
○松永国務大臣 ただいま御決議がございました事項につきましては、御趣旨を踏まえまして、十分検討いたしたいと存じます。     —————————————
12月09日第103回国会 参議院 本会議 第7号
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○国務大臣(松永光君) 私立学校教職員共済組合法等の一部を改正する法律案について、その趣旨を御説明申し上げます。  私立学校教職員共済組合の年金制度については、共済組合設立以来、国公立学校教職員の年金制度に準じてその充実を図ってまいりましたが、近時、人目の高齢化の進行等により年...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  私に対するお尋ねの第一点は、基礎年金の水準、費用負担のあり方等について、今後検討が加えらるべき旨の規定を国民年金法と同様、私学共済法にも設けてはどうかという御指摘でございますが、今回の制度改正が成立した場合、私学共済組合の組合員及び...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  まず、私に対する質問の第一点は、共済制度と保険との関係についてどう認識しているかということでございましたが、共済年金は、社会保険方式により退職、死亡、障害に際して基本的な所得保障を行うもので、世代間扶養の仕組みになっておると思います...全文を見る
12月10日第103回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○国務大臣(松永光君) このたび、政府から提出いたしました私立学校教職員共済組合法等の一部を改正する法律案について、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  私立学校教職員共済組合の年金制度については、共済組合設立以来、国公立学校教職員の年金制度に準じて、その充実を図...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 我が国の学校教育において私立学校は極めて重要な役割を担っております。その私立学校の教育を充実発展させるためには、私立学校の教職員が安んじてその職責を果たしていただくことが必要であり、そのためには教職員に対する福利厚生制度を整備することが大切であるわけであり...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今回の改正は、先ほど先生が御指摘になりましたように、我が国が急速に高齢化社会を迎えると、それに備える必要がある。そのためには公的年金制度全体の長期的安定と整合性を図ることを目的とする恒久的年金制度の改革をしなければならぬ、その改革の一環をなすものが今回の改...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今政府委員から答弁をいたしましたように、現在は私学共済の財政は健全であります。しかし、それは私学共済の歴史が新しいこと、それから私学の発展に伴いまして私学 年金財政を支える組合員がどんどんふえてきたこと等によるものであります。今後を展望しますと、これも政...全文を見る
12月11日第103回国会 衆議院 文教委員会 第8号
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○松永国務大臣 赤字ローカル線等の廃止に伴う影響が学生生徒にでるる限り及ばぬように、特に大事なのは通学条件が破壊されないように十分な配慮が必要だというふうに考えます。したがいまして、文部省としては従来から、路線が廃止された場合のバスなどの代替通学手段の確保、それから通学費の軽減な...全文を見る
○松永国務大臣 先生御承知のとおり、昭和六十年度で児童減少市町村内のすべての小学校について四十人学級の実現ができたわけでありますが、六十一年度の概算要求においては、小学校は、今申した児童減少市町村以外の市町村の学校の第一学年、中学校については、児童減少市町村の中学校の第一学年にお...全文を見る
○松永国務大臣 今先生のお話しのようなことをあちらこちらで耳にすることはありますが、しかし、大蔵省から正式にそういう意見の申し出はまだございません。したがいまして、文部省としてそれをどうするかこうするかということを言うことは現在のところは差し控えておかなければならぬと思っておりま...全文を見る
○松永国務大臣 私学助成につきましては、私立学校振興助成法を議員立法で制定をいたしまして、その法律の趣旨に沿って私学の助成に努めてきたところであります。現下の財政事情、大変厳しいわけでありますけれども、私どもは私立学校振興助成法の精神に基づいて、私学教育の振興充実は大変重要な政策...全文を見る
○松永国務大臣 中国に対する戦争の責任についてどう考えているかという御質問でございますが、中国に対する戦争責任については我が国は昭和四十七年の日中共同声明において次のようにはっきりしておるわけであります。すなわち、「過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたこと...全文を見る
○松永国務大臣 先生おっしゃいますように、中国残留孤児に対するいろいろな施策を進めていく上で日本語の教育というのは非常に大切だろうと思います。したがいまして、この日本語の教育をどういう方法で進めていくかは非常に重要な課題だと考えております。  ただ、現地ですなわち中国において日...全文を見る
○松永国務大臣 政治家というのはその与えられた部署におきまして全力を投球して任務を果たしていくというのが政治家の使命であろうというふうに思っております。私は幸いにして去年の十一月一日に文部大臣という大変大事なポストに中曽根総理から抜てきされまして就任したわけでありますが、一年一カ...全文を見る
○松永国務大臣 私は珠算教育というのは大切だと思っておるのです。そろばんをやれば必ず自分の頭の中で九九をやりながらはじいていくわけですから、したがって、計算をする場合に自動的に頭を使うのです。そしてまた手も使うわけでありまして、言うなれば、手と頭の訓練をしながら計算をしていく、あ...全文を見る
○松永国務大臣 私は、今中学校や高校などでよく起こっておるいじめという問題について、このいじめという言葉が実情に合った言葉だろうかというふうにまず思っておるのです。いじめという言葉の語感からすれば、それは意地悪とかちょっとしたいたずらとか、その程度にとられるおそれもあるわけであり...全文を見る
○松永国務大臣 「いちばん太鼓」は毎朝私は見ております。親子の情愛、それからまた夫婦の情愛がよく出ておるわけでありまして、私はああいうものが好きなものですから毎朝見ておるわけでありますが、しかしあれが沼川先生御指摘の劇団であったとは知らなかったわけであります。  この問題は、先...全文を見る
○松永国務大臣 非常に難しい、私の頭の程度を問われているような感じがするわけでありまして、大変答えにくい面もあるわけでありますが、要するに文化というのは人間が形成した物質的なあるいは精神的な成果の総体だというふうに一言で言えば理解をいたしております。
○松永国務大臣 今、中野先生はいじめとか非行の問題について言われましたけれども、我々は我々の前の時代の人が築き上げた文化を受け継いで、それをよりよいものにして、そして次の時代へ引き継いでいくということが大切だろうと思います。その営みの繰り返しの中で今日の文化はでき上がってきたとい...全文を見る
○松永国務大臣 文化の面から見直すということでありますが、具体的ないろいろな政策を展開する場合に、大体そういう見地からいろいろな施策は進められるような時代に入ってきておる。また相当程度そういう考え方で行政というものも進められつつあるというふうに思います。十分であるとは思いませんけ...全文を見る
○松永国務大臣 いろいろな御提案をいただきましてありがとうございました。  ただ、その中ではもう従来からずっと力を入れてきておることも幾つかあるわけでありまして、例えば地方文化施設の整備というのは、文化庁の方で各県あるいは各市などが設置する文化施設に対して補助金を出して、そして...全文を見る
○松永国務大臣 何で高知新聞にそんな記事が出たのか私はわからないです。(山原委員「高知新聞だけじゃないです、例を持ってきたのです」と呼ぶ)いや、新聞で既成事実化されたりあきらめムードで出されたりしちゃたまったものじゃないです。  私どもとしては、義務教育費国庫負担の中の事務職員...全文を見る
○松永国務大臣 仮定の話でございますからなんでございますが、私は午前中もお答えいたしましたとおり、この義務教育費国庫負担の根幹を変えてはならぬ、こう思っておるわけでありますから、出てこないようにするのが大事だと思っておりますが、出てきた場合におきましても根幹を守るように努力をして...全文を見る
○松永国務大臣 私立学校振興助成法の素案をつくる場合に私も関与したわけでありますが、大変な苦労をしてあの法律はつくったわけであります。もしあの法律ができていなければ、この補助は法律補助じゃなくして予算補助にとどまっておったわけでありまして、そうであったならばえらいことであったな。...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどから話のあります事務職員、栄養職員の問題、あるいは私学助成の問題、四十人学級の問題等々、いずれも私どもが進めてまいりました文教施策の極めて重要な柱でありますから、これを今後とも推進するための予算の確保には全力を挙げて当たる決意でございます。
○松永国務大臣 午前中もお答えしたわけでありますけれども、去年の十一月一日に幸運にも文部大臣に就任することができて、以来一年一カ月十日たったわけであります。私は、その与えられた部署部署で全力を挙げてその任務を遂行するというのが政治家のとるべき態度であろう、こういうように思っており...全文を見る
○松永国務大臣 みそもくそも一緒にするわけにいかぬと思うのでありまして、いじめの問題でございますが、今先生御指摘になりましたいじめの中には、精神的な苦痛程度のいじめもあれば、肉体的にひどい損害を与えるような、あるいは財産的にひどい損害を与えるような、いじめというよりは犯罪行為みた...全文を見る
○松永国務大臣 私は、実は江田先生ほど法律に精通している男じゃないのでありますけれども、まあ法律をかじった一人なんでありますが、ただ私が申し上げておるのは、いじめといえば普通は意地悪がいたずらかあるいはそれに少ししんにゅうをかけた程度の精神的な苦痛を与える程度のことならば、これは...全文を見る
○松永国務大臣 概算要求したものが確保できるように最大限の努力をする所存でございます。
12月12日第103回国会 参議院 文教委員会 第5号
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○国務大臣(松永光君) あの答申については今先生御指摘のような四点ぐらいについての意見を付して答申をいただいたわけでありまして、その点を十分考慮しながら経過措置等で十分配慮をして、法案としてはまとめさしていただいた、こういうふうに考えておるわけでありますが、その中身申しましょうか...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど大蔵大臣あるいは年金担当の増岡大臣からもいろいろお話がありましたように、今回の改正は公的年金制度の一元化という方向に向かっての改正でございますので、そして今回の改正は主としてといいますか、給付の一元化、給付の均衡を図るというふうなことになっております...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 既裁定年については、通年方式への裁定がえをするわけでありますけれども、その裁定がえをした金額が従前の年金額を下回る場合には従前の年金額を保証するという措置をしておるわけであります。  ただ、今先生御指摘のように、通年方式への裁定がえをして、その金額がスラ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、先生おっしゃいましたように、世代間扶養の仕組みにより年金額の実質的価値を長年にわたり維持すると、こういうことでございます。したがって、一般論として言えば、実質的価値を長年にわたり維持するというためにはスライドというのが必要なんでありまして、そのスライド...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほどから申し上げておりますように、世代間扶養という原則が一つありますね。もう一つは、実質的価値を長年にわたり維持すると、この二つあるわけです。二つあるわけでありまして、実質的に価値を長年にわたり維持するという立場から、通年方式による方式でこれからは年金額...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生と私と同じことを言っていると思うんですよ。要するに通年方式に裁定がえをする、既裁定年金者もそれと同じような金額にしろというならば、まさしく乱暴なことになるかもしれません。したがって、既裁定年金者は裁定がえをしますけれども、低い裁定がえをした金額には落と...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、年金制度というのは官民格差があってはいかぬ、それから制度間に格差があってはいかぬ、やはり世代内の均衡、それから世代間の均衡、こういったことが大事な要素だろうと思うんでありまして、その要素が満たされるような形で対処するのが望ましいのじゃないかというふう...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 繰り返し申し上げるようでありますが、やはりこの種の問題の場合には世代間の公平、世代内の公平、これが大事なことであろうと思います。  ただ、先生御指摘のように、既得権者のものをどうするかということでございますが、これは経過措置でどういうふうな経過措置にする...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生の御意見は貴重な御意見として承らしていただくわけでありますが、いずれにせよ問題のポイントは、私学共済の場合について言えば、現在は組合員が約三十五万で年金受給者が一万五千、これが二十年いたしますというと、組合員の数は現在とほぼ同じというふうに想像されるわ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 施行日前の組合員期間に係る平均標準給与の算出方法の問題でございますが、先ほどから審議官がお答えいたしておりますように、私どもの基本的な物の考え方としては、同じ私学共済の組合員でありますから、その算出方法は同じ方法をとることが望ましい。これが第一。そうすると...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 多いだろうと。
○国務大臣(松永光君) 今の私学共済の方が前提として申されましたように、補正率というのはまだ決まってないわけであります。私学共済の方でどういう基準で補正率を、仮の補正率をお決めになったか知りませんけれども。私学共済の方の計算上ではそうなるということのようでございます。私がちょっと...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは私学共済という一つの制度のもとにおけるこの法施行前の組合員期間の平均標準給与の算出方法という方式の問題でございますね。で、方式の問題でございますから、この方式というものは同じ私学共済の組合員であるならば同じ方式というのが、これが私は公正妥当な方式では...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 制度、仕組みを施行する場合には、その制度、仕組みによって有利になる人あるいは有利にならない人というのが出ることはあり得ることでありますけれども、しかしこれは制度、仕組みである以上、やはり同じ制度、仕組みの適用を受けるというのが原則じゃないかなというふうに思...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これまた総論に返ってしまうわけでありますけれども、やはりそれぞれの共済制度間の均衡ということが一つあります。制度間の均衡。それからもう一つは、全般としてどちらの方が有利であろうかという全体の見方がございます。したがいまして、同じ組合員の間で計算方式の採用の...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私どもといたしましては、今御提案し、御審議をお願いしている方式が適正妥当であるというふうに信じまして御提案しておるわけでございます。ただ、審議権を持っていらっしゃるのは議員の皆様でございますので、よろしく審議をしていただきまして、そして各党間で意見が一致し...全文を見る
○国務大臣(松永光君) いや、その点も、やはり一緒に来た要望でありますから、同じような要望と思います。ただ、先生も御承知のとおり、現在の制度も、私学共済は退職年金の実は制度なんであります。その点が、厚生年金のように老齢年金として——老齢年金を給付する、で医療給付はないという厚生年...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生御承知のとおり、教育基本法に私立学校の教職員はこれはもう国公立の学校の教職員と同じように公務専念、公の立場で仕事に従事するという義務があるわけですよね。そういうことから私学共済というものは国公立の共済に準じていろんな制度、仕組みができて いるという前...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は我が国の私立学校は、我が国の学校教育において極めて大きな役割を果たしておるというふうに思っております。先生も御承知と思いますが、実は我が国の学校教育を見た場合に、高等学校について言えば、私学共済のできる前は高等学校への進学率は五〇%でありました。現在は...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今回の改正は、高齢化社会の到来が必至である、したがって、それに備えていかなきゃならぬわけでありまして、そういうことから公的年金制度全体の長期的安定と整合性ある発展を図る、こういうことが公的年金制度の改革でございますが、その改革の一環をなすものが今回の私学共...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 午前中から御議論がありますように、公的年金制度を長期にわたって安定させなきゃならぬという点が一つございます。  それから、制度間で公正を図っていかなきゃならぬという点がございます。  それともう一つは、年金制度というものは、先ほど審議官もお答えいたしま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 国会決議の関係につきましては、国庫負担をふやすという方向で努力をしてまいりまして、今日、一八になっておるわけでありますが、しかし国の負担をふやせば破綻に瀕しないじゃないか、それはそういうこともあり得ます。しかし、国の負担というのは税金で埋めろということでご...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 学校法人に七割負担させて個人の負担は三割にしろということでございますが、現在でも学校法人の財政が大変厳しい、そこで私学助成ということで三千数百億の税金を入れておるという状況なんであります。それを学校法人の方の負担を七割にしろと、なったらどうなるかということ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほども申し上げましたように、使用者側すなわち学校法人の負担をうんとふやせという話でございますけれども、現在の日本の私立学校の財政状況どうなっているか、大変厳しい。でございますから、交付税分を含めれば実は五千数百億税金で私学に助成をしてそして私学の財政を健...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど審議官がお答えいたしましたように、私どもの方では私学団体の方からの推薦をいただいてそれに基づいて任命すると、こういうことになっておりますので、あれを推薦しろというわけにはまいりません。私学団体の自主的な推薦をいただいておるわけなんでありまして、たまた...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほども申し上げましたように、私学関係団体の推薦に基づいて任命するということになっております。きょうは私学共済の関係者もおいでになっておりますので、今の御議論というものが私学団体の方にも伝わるでしょう。そして幸いにして女性が推薦されてくれば本当に喜んで任命...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 職業の転換がしばしば行われるのが一面においては活力になるかもしれません。しかし、日本の長い歴史の間には、やはり一所懸命という言葉がありますように、一つの場所で頑張ると、努力するというのが美徳とされて今日まで来ている面も実はあります。そのことがある意味では、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 共済制度の基本的に大事なものとしてすそ野が大きいというか、たくさんの人で一つの組織をつくって、そして相互扶助をやっていくということが安定につながることだと思います。任意加入とか自由加入でありますというと、どうしても組織が大きくなりません。そうすると、共済制...全文を見る
○国務大臣(松永光君) やはり現行制度でも実はあるわけでありますが、今度審議をお願いしておる制度としては、先ほど先生御指摘のとおり職域年金部分についてのみ制限措置というものが政令の定めるところによってなされるということになっておるわけであります。ただ現行の場合でございますが、制限...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先刻来議論のあった点でございますが、標準給与月額の算定方式というのは、同じ組合員であるならば同じ基準を用いるというのが、これが公正妥当ではないかというふうに思っておるわけであります。  そしてまた、もともとはといえば、私学共済の専門的に研究をされた委員会...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほどのお答えを繰り返すような形になりますけれども、やっぱり同じ組合員は同じ算定基準であるというのが公平ではなかろうかという視点が一つ。  それからもう一つは、私学共済というのは、元来、重要事項については国家公務員共済に準じてこれを決めるということになっ...全文を見る
12月13日第103回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  高齢化社会の到来を考えますと、公的年金制度全体の長期的安定と整合性ある発展を図るためには、いわゆる公的年金制度の一元化がどうしても必要であるということで一元化へ向けての施策が進められておるというふうに理解いたしております。そういう立...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生よく御承知のとおり、昭和二十八年に私学共済法ができたわけでありますが、そのとき本来ならばすべての私立学校がこの共済に入るということを前提にして法律案はできておったわけでありますけれども、既に一部の学校で厚生年金に入っておる学校等があり、それをその学校の...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど大蔵大臣がお答えになりましたことと理論的には同じ考え方なんでありますが、私学共済を所管する文部大臣の立場から申し上げますと、国鉄共済問題については、従来の経緯等からしても、国あるいは国鉄自身がどう対処していくかという問題の方が先ではなかろうかという考...全文を見る
12月17日第103回国会 参議院 文教委員会 第6号
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○国務大臣(松永光君) 今回の改正は、制度間の負担と給付について整合性を図る、世俗的に言えば、官民格差の是正を図っていくというのも一つの改正の視点だと思います。それともう一つは、世代間、それから世代内の給付と負担の均衡を殴る、これも改正の一つの大きな視点だろうと思います。そういう...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほどもお答えいたしましたが、官民格差はなぜ起こったのだろうか、厚生年金と国共済いわゆる官の方と民の方とどうして格差が起こったのだろうか。官の方は先ほどお話がありましたように、最後の一年間でとれば一番高い人ならば最後の一年間でいいよ、三年間が高くなれば三年...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生仰せのように、年金というものは制度間に不公平があってはいかぬ、官民の格差があってはいかぬということで、官民格差の是正それから制度間の不均衡の是正、給付と負担両面から。そういうことで公的年金制度の一元化ということを図っていくわけでありますが、今回の改正で...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 確定した額といいますか、権利というのは、現在裁定されて受けていらっしゃる年金額、これが確定をされた年金額でございましょう。物価が上昇しないで滞留を続ければ、今先生のおっしゃったような問題は起こらぬわけであります。物価が上昇するということを前提にすれば、過去...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生、するというふうにとれると申したつもりでございますけれども、先ほど申したとおり、確定した権利としては定められた裁定された金額であると。しかし、過去の実例から言いますと、改定が行われてきておりますので、したがいまして、その期待がしばらくの間実現をしないわ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは制度、仕組みの問題でございますが、今までの制度に基づいて得ておる権利並びにそれに附帯する期待について一切手を触れないということであるならば、これは制度間不均衡の是正あるいは世代内の負担と給付の公平、あるいは世代間の負担と給付の公平というものは実は図っ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今の併給調整の問題でございますが、具体例から言って、先生のおっしゃるように金額の高い人の場合ではすべての人が理解をしていただけると思うんですね。問題は、金額の少ない場合にはやってもいいんじゃないかという先生の御見解、私は一つの見識だとは思います。思いますが...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 本岡先生ね、まさしく文部大臣らしい話をしちゃったわけなんです、年金のことについて余り詳しくない私でありますから。  そこで、先ほど来申し上げておるのは、現行損金を据え置きするならば、もう先生御承知のとおり組合員はふえない、三十四万のまま、そして年金受給者...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど審議官が答えましたように私学共済は、ほかの公的年金制度に比べて現在のところは極めて安定をしておるわけであります。それからまた当分の間は安定していくわけでありますけれども、しかし、これは先生もよく御承知のとおり、なぜそうなっているかというと、制度が新し...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生御承知のとおり、現在の組合員で将来年金額の裁定を受ける者は通年方式で裁定を受けるわけですね。したがって、現在の若い組合員は、将来年金をもらうという時期になったときには現在裁定を受けている人よりも低い額をそのままずっともらっていくという関係になります。そ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) しばしば議論になっているところでございますが、先生御承知のとおりこの年金制度については官民格差の是正、これはほとんど多くの国民の理解の得られる点だと思います。官民格差がなぜ起こっているのか。その一つが厚生年金の方は全期間の平均である。日本の給与体系は概して...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 新しい制度におきましては、先生今おっしゃいましたように低在者という新たな制度が設けられまして、六十歳以上についてはその年金の一部が支給される、六十五歳を超しますというと基礎年金部分が支給されるということになってまいります。そこで、厚生年金に入っている早稲田...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 講師は講師として私学の教育に従事をしていただいておるわけでありますから、教育者として貢献していらっしゃるというふうに思います。
12月19日第103回国会 参議院 内閣委員会,地方行政委員会,文教委員会,農林水産委員会連合審査会 第1号
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○国務大臣(松永光君) 御指摘の点は、先生を初め各委員の先生方からしばしば議論をいただいたところでございます。  官民格差をできるだけ是正すべしという視点、あるいはこれから組合員になる若い人たちは全期間平均方式で算定されるというような点がありますので、世代内、世代間の給付の公正...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私学すなわち学校法人は、大きなものは大学から小さいのは幼稚園までございまして種々雑多でございます。その種々雑多な私学について職域年金部分を考えるわけでありますから、御提案申し上げているような国共済に準ずる措置の方が現実的であるし妥当であるというふうに考える...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生の御指摘はごもっともと思いますので、先生の御指摘を十分体しまして私学の発展に尽くしてまいりたいと考えております。
○国務大臣(松永光君) 先生御指摘のように公立学校共済が連合会に入っていないのでありますけれども、連合会の設置というものが公的年金制度の一元化ということで設置されたものでありますから、公立学校共済も連合会に加入する必要があると考えております。しかし公立学校共済は百十三万人もおると...全文を見る
12月19日第103回国会 参議院 文教委員会 第7号
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○国務大臣(松永光君) 本法施行前の平均標準給与の算定方式の問題でありますが、これも何回も申し上げたところでございまして、今先生仰せのとおり、官民格差の是正、それから世代間の給付の公正というふうな点を考えますと、厚生年金方式、すなわち全期間の平均給与と、これでいくのが純粋に理論的...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 厚生年金法改正の際に、先生今御指摘のような経過で年金額改定の仕方といたしまして、国民の生活水準それから賃金その他の事情というふうに、「賃金」という言葉が挿入されたことは、先生御指摘のとおりであります。  私どものこの条文の読み方としては、「生活水準その他...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは先生御承知のとおり、私立学校共済の設立された趣旨から言いましても、要するに教育基本法六条に基づきまして、私立学校の教職員も国公立の学校の教職員と同じではないけれども、同じ教育をしているという点等で、やはり国公立の学校に準ずる、言うなれば全体の奉仕者と...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほどから政府委員がお答えを申し上げておりますように、共済年金というのは公的年金の性格と、それから職域年金の性格をあわせ有しておる。そこで一定期間以上長期にわたり勤務して退職した職員には退職年金を支給するという形になっておるわけでありまして、職域年金相当部...全文を見る
○国務大臣(松永光君) しばしばお答え申し上げているところでありますし、また先生もただいまお話しがありましたように、高齢化社会を展望いたしますというと、国民連帯的な考え方でいかぬというと公的年金制度は成り立たない。そしてまた、世代間の給付と負担の均衡、これも非常に重要な事柄であり...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今御指摘の附則四条関係のことでございますが、しばしば申し上げましたように官民格差が起こっておる大変大きな要因はそこにあるわけですよね。国家公務員共済等いわゆる官の方は退職前一年の給与で、それを基準にして年金を算定しておるわけでありますから、今まで。ところが...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これも先刻お答えをいたしたところでありますけれども、法律の解釈としては、先生御指摘のように国民の生活水準その他の諸事情の中には当然賃金の上昇も解釈上あるいは文理解釈からいっても読み取るべき字句だというふうに考えております。ただ、厚生年金法改正のときに賃金と...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この点も、先ほど私並びに政府委員から御答弁も申し上げたところでございますが、私学共済は、先生御承知のとおり幼稚園から大学までさまざまな規模の学校を対象としておる制度でございまして、組合員は種々さまざまでございます。したがいまして、この費用負担の限度がどうで...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この点もしばしば御議論をいただいたところでありますが、既裁定者の持っていらっしゃる権利、それに対する期待的なものも含めまして一指も触れてはならぬのだということになりますというと、この官民格差の是正とか、世代内、世代間の給付と負担の公正ということは全く図られ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私立学校が果たしておる役割の重要性にかんがみまして、私立学校の振興を図るという見地から、先生の御意見を参考にさしていただきまして、今後とも十分努力をしていきたいと考えております。     —————————————
○国務大臣(松永光君) ただいまの御質問は、今議題となっておる私学共済法の議論とは関係ないように思うのでありますけれども、せっかくの御質問でございますからお答えいたします。  義務教育費国庫負担制度につきましては、まだ大蔵省からは正式の意見の申し出はございません。したがいまして...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほどもお答えいたしましたように、この問題につきまして、義務教育費国庫負担制度にかかわる問題につきまして大蔵省の方から正式には何の申し出もまだなされていないわけでありますから、したがって具体的な対応ぶりにつきまして申し上げることは差し控えさせていただきたい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今回の改正案を提案申し上げまして御審議お願いしておるその趣旨とするところは、高齢化社会を展望して長期的に安定した公的年金制度を樹立するためにお願いをしておるところであります。  そして、これはだれしもが認めていただいていると思いますけれども、やはり公的年...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この点につきましては十一月二十八日の衆議院の連合審査会で藤波官房長官からお答えをきちっとしておるわけでありまして、「国鉄共済年金については、財政調整五カ年計画の終わる昭和六十四年度までは、政府として、国鉄の経営形態等の動向を踏まえつつ国鉄の自助努力と国の負...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 基本的な物の考え方として、自分たちの共済は財政が安定しておる、だからおれたちはこれだけで改革はしないんだというふうなことでは、これはまかり通らぬわけでありまして、また、現在は安定しておるといたしましてもいずれは他の共済と同じように財政が厳しい状況になるわけ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今回の改正は、国鉄共済を救済するという目的で提案されたというのはあなたの独断なんです。偏見なんです。先ほどから、他の委員からも御指摘がありましたように、やはり国民共通の基礎年金をまず構築しよう、その上に報酬比例部分があり、その上に職域年金部分があるという新...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生御指摘のように、今回提案申し上げておる法律案が成立をさしていただきましたならば、給付面につきましてはほぼ一元化が終わるということになろうかと思いますが、これから全体としての公的年金制度の一元化ということを考えますというと、負担面等の制度間調整等進めてい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) ただいまの修正案につきましては、政府としてはやむを得ないものと考えます。御可決いただいた暁には、その趣旨を体し、適切な運用に一層努力してまいる所存であります。
○国務大臣(松永光君) ただいま御決議がございました事項につきましては、御趣旨を踏まえまして十分検討いたしたいと存じます。