松永光

まつながひかる



当選回数回

松永光の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月13日第142回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○松永委員長 これより会議を開きます。  この際、昨十二日の議院運営委員会における理事の各会派割当基準の変更等に伴い、理事の辞任及び補欠選任を行います。  まず、理事辞任の件についてお諮りいたします。  理事木島日出夫君から、理事を辞任したいとの申し出があります。これを許可...全文を見る
○松永委員長 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。  引き続き、理事補欠選任の件についてお諮りいたします。  ただいまの理事辞任並びに委員の異動に伴いまして、現在理事が三名欠員となっております。この際、その補欠選任を行いたいと存じますが、先例によりまして、委員...全文を見る
○松永委員長 御異議なしと認めます。  それでは、理事に       高木 義明君    北側 一雄君    及び 加藤 六月君 を指名いたします。  次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後四時三十四分散会
01月14日第142回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○松永委員長 これより会議を開きます。  平成九年度一般会計補正予算(第1号)、平成九年度特別会計補正予算(特第1号)、平成九年度政府関係機関補正予算(機第1号)、以上三案を一括して議題といたし、審査に入ります。  まず、三案の趣旨について政府の説明を聴取いたします。三塚大蔵...全文を見る
○松永委員長 これにて大蔵大臣の説明は終わりました。  大蔵大臣以外の大臣は御退席いただいて結構でございます。  引き続き、補足説明を聴取いたします。涌井主計局長。
○松永委員長 以上をもちまして補足説明は終わりました。     —————————————
○松永委員長 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  ただいま説明を聴取いたしました平成九年度補正予算三案の審査中、日本銀行並びに公団、事業団等いわゆる特殊法人の役職員から意見を聴取する必要が生じました場合には、参考人として出席を求めることとし、その人選等...全文を見る
○松永委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次回は、来る十六日午後一時より委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後二時五十一分散会
01月16日第142回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○松永委員長 これより会議を開きます。  平成九年度一般会計補正予算(第1号)、平成九年度特別会計補正予算(特第1号)、平成九年度政府関係機関補正予算(機第1号)、以上三案を一括して議題といたします。  これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、これを許します...全文を見る
○松永委員長 この際、大原一三君から関連質疑の申し出があります。中川君の持ち時間の範囲内でこれを許します。大原一三君。
○松永委員長 これにて中川君、大原君の質疑は終了いたしました。     —————————————
○松永委員長 この際、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  平成九年度補正予算三案審査のため、来る二十一日午前九時に参考人の出席を求め、意見を聴取することとし、その人選等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異議...全文を見る
○松永委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。  次回は、来る十九日午前九時より委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後二時五十五分散会
01月19日第142回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○松永委員長 これより会議を開きます。  平成九年度一般会計補正予算(第1号)、平成九年度特別会計補正予算(特第1号)、平成九年度政府関係機関補正予算(機第1号)、以上三案を一括して議題といたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。伊藤英成君。
○松永委員長 銀行局長、答えなさい。数字の話だから。
○松永委員長 大蔵省山口銀行局長、答えてください。
○松永委員長 この際、石井一君から関連質疑の申し出があります。伊藤君の持ち時間の範囲内でこれを許します。石井一君。
○松永委員長 新井氏の証人喚問の申し出、それから日興証券の担当者の喚問の申し出、いずれも理事会で協議をすることにいたします。
○松永委員長 その点も理事会でどうすべきか協議します。
○松永委員長 その点についても理事会で協議をいたします。
○松永委員長 これにて伊藤君、石井君の質疑は終了いたしました。  午後一時から委員会を再開することとし、この際、休憩いたします。     午前十一時三十分休憩      ————◇—————     午後一時一分開議
○松永委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。冬柴鐵三君。
○松永委員長 この際、石田勝之君から関連質疑の申し出があります。冬柴君の持ち時間の範囲内でこれを許します。石田勝之君。
○松永委員長 これにて冬柴君、石田君の質疑は終了いたしました。  次に、鈴木淑夫君。     〔委員長退席、伊藤(公)委員長代理着席〕
○松永委員長 これにて鈴木君の質疑は終了いたしました。  次に、志位和夫君。
○松永委員長 拍手はやめてください。御静粛に願います。
○松永委員長 答えなさい。
○松永委員長 これにて志位君の質疑は終了いたしました。  次に、上原康助君。
○松永委員長 これにて上原君の質疑は終了いたしました。  次に、村田吉隆君。
○松永委員長 この際、河村建夫君から関連質疑の申し出があります。村田君の持ち時間の範囲内でこれを許します。河村建夫君。
○松永委員長 これにて村田君、河村君の質疑は終了いたしました。  次に、中川智子君。
○松永委員長 これにて中川君、北沢君の質疑は終了いたしました。  次回は、明二十日午前九時より委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後六時三分散会
01月20日第142回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○松永委員長 これより会議を開きます。  平成九年度一般会計補正予算(第1号)、平成九年度特別会計補正予算(特第1号)、平成九年度政府関係機関補正予算(機第1号)、以上三案を一括して議題といたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。海江田万里君。
○松永委員長 涌井主計局長、もう一回詳しく説明してください。いつできるかということも含めて。
○松永委員長 もう一回、主計局長、いつ出せるような状況になるかどうか、正確に答えてください。
○松永委員長 主計局長、いつできる。
○松永委員長 それでは、海江田委員、十二時二十分から理事会を開きますので、その理事会の席までに、いつ出るかということも聞いておきまして、理事会で諮って対応します。
○松永委員長 この際、生方幸夫君から関連質疑の申し出があります。海江田君の持ち時間の範囲内でこれを許します。生方幸夫君。
○松永委員長 これにて海江田君、生方君の質疑は終了いたしました。  次に、西川知雄君。
○松永委員長 この際、斉藤鉄夫君から関連質疑の申し出があります。西川君の持ち時間の範囲内でこれを許します。斉藤鉄夫君。
○松永委員長 これにて西川君、斉藤君の質疑は終了いたしました。  この際、暫時休憩いたします。     午後零時二十四分休憩      ————◇—————     午後三時四十七分開議
○松永委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。西村眞悟君。
○松永委員長 これにて西村君の質疑は終了いたしました。  次に、吉井英勝君。
○松永委員長 これにて吉井君の質疑は終了しました。  次回は、明二十一日午前九時より委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午後五時三十四分散会
01月21日第142回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○松永委員長 これより会議を開きます。  平成九年度一般会計補正予算(第1号)、平成九年度特別会計補正予算(特第1号)、平成九年度政府関係機関補正予算(機第1号)、以上三案を一括して議題といたします。  本日は、各案審査のため、参考人として、一橋大学経済学部教授石弘光君、日本...全文を見る
○松永委員長 どうもありがとうございました。  次に、笹森参考人にお願いいたします。
○松永委員長 どうもありがとうございました。  次に、金森参考人にお願いをいたします。
○松永委員長 どうもありがとうございました。  以上で参考人の意見の開陳は終わりました。     —————————————
○松永委員長 これより各参考人に対する質疑に入ります。  この際、質疑者に申し上げます。  議事整理のため、質疑をする参考人の氏名をその都度お告げいただきたいと存じます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。越智通雄君。
○松永委員長 これにて越智君の質疑は終了いたしました。  次に、小林守君。
○松永委員長 これにて小林君の質疑は終了いたしました。  次に、原口一博君。
○松永委員長 これにて原口君の質疑は終了いたしました。  次に、北側一雄君。
○松永委員長 これにて北側君の質疑は終了いたしました。  次に、鈴木淑夫君。
○松永委員長 これにて鈴木君の質疑は終了いたしました。  次に、矢島恒夫君。
○松永委員長 これにて矢島君の質疑は終了いたしました。  次に、北沢清功君。
○松永委員長 これにて北沢君の質疑は終了いたしました。  以上で参考人に対する質疑は終了いたしました。  参考人各位には、御多用中のところ、まことにありがとうございました。委員会を代表して、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。  午後一時から委員会を再開すること...全文を見る
○松永委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、三塚大蔵大臣から発言を求められておりますので、これを許します。三塚大蔵大臣。
○松永委員長 質疑の申し出がありますので、順次これを許します。岩國哲人君。
○松永委員長 これにて岩國君の質疑は終了いたしました。  次に、松沢成文君。
○松永委員長 これにて松沢君の質疑は終了いたしました。  次に、上田勇君。
○松永委員長 参考人、こちらが正式に立って述べたことについてだけ答えてください。
○松永委員長 まだ質問する。では、もう一回言ってください。(上田(勇)委員「手数料は込みで扱われていたのか、別途取られていたのかということに対して確認をしたいのです」と呼ぶ)じゃ、もう一回質問しますか。(上田(勇)委員「いや、聞いたことに対して答弁がなされてないということですから...全文を見る
○松永委員長 これにて上田君の質疑は終了いたしました。  次に、谷口隆義君。
○松永委員長 これにて谷口君の質疑は終了いたしました。  次に、佐々木憲昭君。     〔委員長退席、伊藤(公)委員長代理着席〕
○松永委員長 大蔵省山口銀行局長。今の質問に対して的確に答えてください。
○松永委員長 銀行局長、簡単に言ってください。
○松永委員長 これにて佐々木君の質疑は終了いたしました。  次に、上原康助君。
○松永委員長 これにて上原君の質疑は終了いたしました。  次に、山本有二君。
○松永委員長 これにて山本君の質疑は終了いたしました。  次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後六時三十四分散会
01月26日第142回国会 衆議院 予算委員会 第7号
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○松永委員長 これより会議を開きます。  国政調査承認要求に関する件についてお諮りいたします。  予算の実施状況に関する事項について、議長に対し、国政調査の承認を求めることとし、その手続につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。     〔「異...全文を見る
○松永委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。      ————◇—————
○松永委員長 次に、参考人出頭要求に関する件についてお諮りいたします。  予算の実施状況に関する件の調査に関し、日興證券問題について、来る三十日午前九時に日興證券株式会社取締役社長金子昌資君及び同社元常務取締役濱平裕行君、また、同日午後一時に新井将敬君、以上三名を参考人として本...全文を見る
○松永委員長 御異議なしと認めます。よって、そのように決しました。      ————◇—————
○松永委員長 平成九年度一般会計補正予算(第1号)、平成九年度特別会計補正予算(特第1号)、平成九年度政府関係機関補正予算(機第1号)、以上三案を一括して議題とし、質疑を行います。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。北橋健治君。
○松永委員長 ちょっと答弁を聞いてから。外務省、高野北米局長。
○松永委員長 それでは、ただいま北橋君の申し出に関する件は、きょうの委員会後の理事会で協議することにいたします。
○松永委員長 この際、島聡君から関連質疑の申し出があります。北橋君の持ち時間の範囲内でこれを許します。島聡君。
○松永委員長 橋本総理大臣。
○松永委員長 これにて北橋君、島君の質疑は終了いたしました。  次に、草川昭三君。
○松永委員長 三塚大蔵大臣、追加して答弁することがあれば答弁してください。
○松永委員長 速記をとめてください。     〔速記中止〕
○松永委員長 速記を起こして。  今の草川委員の申し出に関しては、統一基準問題を含めて、理事会で協議をいたします。
○松永委員長 この際、北側一雄君から関連質疑の申し出があります。草川君の持ち時間の範囲内でこれを許します。北側一雄君。
○松永委員長 これにて草川君、北側君の質疑は終了いたしました。  次に、西川太一郎君。
○松永委員長 これにて西川君の質疑は終了いたしました。  次に、伊藤公介君。
○松永委員長 これにて伊藤君の質疑は終了いたしました。  以上をもちまして平成九年度補正予算三案に対する質疑は終局いたしました。  次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後四時三十四分散会
01月28日第142回国会 衆議院 本会議 第6号
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○松永光君 ただいま議題となりました平成九年度一般会計補正予算(第1号)外二案につきまして、予算委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。  まず、補正予算の概要について申し上げます。  一般会計予算については、歳出において、災害関係経費の追加、中小企業等金融対策...全文を見る
01月28日第142回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○松永委員長 これより会議を開きます。  平成九年度一般会計補正予算(第1号)、平成九年度特別会計補正予算(特第1号)、平成九年度政府関係機関補正予算(機第1号)、以上三案を一括して議題といたします。  三案に対する質疑は、去る二十六日終局いたしております。  ただいままで...全文を見る
○松永委員長 次に、中井洽君。
○松永委員長 これにて両動議の趣旨弁明は終了いたしました。     —————————————
○松永委員長 これより討論に入ります。  平成九年度補正予算三案及びこれに対する撤回のうえ編成替えを求めるの動議二件を一括して討論に付します。  討論の通告がありますので、順次これを許します。石川要三君。
○松永委員長 次に、高木義明君。
○松永委員長 次に、上田勇君。
○松永委員長 次に、鈴木淑夫君。
○松永委員長 次に、矢島恒夫君。
○松永委員長 次に、上原康助君。
○松永委員長 これにて討論は終局いたしました。     —————————————
○松永委員長 これより採決に入ります。  まず、五島正規君外二名提出の平成九年度補正予算三案につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議について採決いたします。  本動議に賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
○松永委員長 起立少数。よって、五島正規君外二名提出の動議は否決されました。  次に、加藤六月君外三名提出の平成九年度補正予算三案につき撤回のうえ編成替えを求めるの動議について採決いたします。  本動議に賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕
○松永委員長 起立少数。よって、加藤六月君外三名提出の動議は否決されました。  次に、平成九年度一般会計補正予算(第1号)、平成九年度特別会計補正予算(特第1号)、平成九年度政府関係機関補正予算(機第1号)、以上三案を一括して採決いたします。  三案に賛成の諸君の起立を求めま...全文を見る
○松永委員長 起立多数。よって、平成九年度補正予算三案は、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。  お諮りいたします。  ただいま議決いたしました平成九年度補正予算三案に関する委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。...全文を見る
○松永委員長 御異議なしと認めます。よって、そのとおり決しました。  次回は、来る三十日午前九時より委員会を開会することとし、本日は、これにて散会いたします。     午前十一時十一分散会
01月30日第142回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○松永委員長 これより会議を開きます。  予算の実施状況に関する件について調査を進めます。  本日は、本件調査のため、日興證券問題について、参考人に対して質疑を行います。  ただいま御出席をいただいております参考人は、日興證券株式会社取締役社長金子昌資君及び同社元常務取締役...全文を見る
○松永委員長 ちょっと金子参考人に申し上げますが、質問者の質問に正面から答えてください。質問の趣旨は、借名口座は違法かどうかという質問なんです。
○松永委員長 参考人、自分の認識をそのまま答えてください。
○松永委員長 今の点は、理事会で協議して適切に対応したいと思います。
○松永委員長 ちょっと浜平参考人。新井議員との関係で、検察庁で調べを受けているということですね。
○松永委員長 事情聴取を受けている。それは被疑者としてですか、参考人としてですか。
○松永委員長 被疑者として。そこで、その供述によっては、自分自身が処罰の対象に新たになるかもしれない、そういう意味ですか。
○松永委員長 古屋圭司君。
○松永委員長 浜平参考人、イエスかノーかで答えてください。
○松永委員長 ちょっと速記をとめて。     〔速記中止〕
○松永委員長 速記を起こして。  浜平参考人に申し上げますが、新井議員との関係で、被疑者として取り調べを受けているということですね。
○松永委員長 どういう容疑についての取り調べですか。それを答えてください。
○松永委員長 新井議員との関連で、証券取引法違反という容疑で取り調べを受けている、こういうことですか。
○松永委員長 違反の容疑で取り調べを受けているということですか。
○松永委員長 被疑者として。
○松永委員長 古屋圭司君。
○松永委員長 ちょっと参考人に申し上げます。  そういうことは答えるのを拒否する理由になりませんよ。正直に答えてください。
○松永委員長 浜平参考人に申し上げますが、新井議員とあなたと具体的な契約をするとき、あるいは利益の提供の要求か何か知らぬけれども、そういう事柄についてなら別として、今、古屋議員の質問は、いつごろ知り合ったか、だれの紹介か、どういう状況のもとに知り合ったのか、こういう質問だから、そ...全文を見る
○松永委員長 浜平参考人、それは極めてふまじめな態度ですよ。まじめに答えてください。だれの紹介か、どういう場所で知り合ったか、そんなことが答えられないはずはないです。あなたの判断で答えなさい。
○松永委員長 浜平参考人、答えてください。
○松永委員長 浜平参考人、そういう事柄は被疑事実と関係していることじゃない。だから、答えてください。
○松永委員長 浜平参考人、誠実に答えてください。
○松永委員長 回っているね。
○松永委員長 浜平参考人に申し上げますが、委員の人たちも、私を含めて、法律家が多いんですよ。参考人の言っていることで、だれも納得できない。あれをした、これをしたということなら別として、どういう経過で知り合ったのかなどということは、これは容疑事実などとは何の関係もない。だから、答え...全文を見る
○松永委員長 その点を答えてください。浜平参考人、会社から給与が出ているかどうか、答えてください。
○松永委員長 浜平参考人、証券取引法の解釈としてどのように考えておったかということです。
○松永委員長 この際、鈴木恒夫君から関連質疑の申し出があります。古屋君の持ち時間の範囲内でこれを許します。鈴木恒夫君。
○松永委員長 その点は、理事会で協議して適切に対応します。
○松永委員長 ちょっと待って。浜平参考人、当局というのはどこだ。
○松永委員長 東京地方検察庁の検事からという意味ですか。
○松永委員長 日ごろ。もっと正確に言ってください、正確に。
○松永委員長 それは普通のことだよ。  鈴木恒夫君。
○松永委員長 これにて古屋君、鈴木君の質疑は終了いたしました。  次に、生方幸夫君。
○松永委員長 ちょっと。浜平参考人、最後に事情聴取を受けたのはいつですか。
○松永委員長 わかりました。  生方幸夫君。
○松永委員長 今の生方委員の質問、それに対して答えることは、被疑事実と関係ないことだ。正直に答えてください。
○松永委員長 この際、上田清司君から関連質疑の申し出があります。生方君の持ち時間の範囲内でこれを許します。上田清司君。
○松永委員長 どちらに。
○松永委員長 浜平参考人、話の内容を聞いているんじゃないんだ。相談したり何だりしたのはあなたですか、あなたの関係する支店長ですかと、こう聞いている。そこだけのこと。中身は聞いてないのです。答えてください。
○松永委員長 それは容赦できないんだよ。答えてください。  内容を言えと言っているんじゃないんだ、相談の内容を。浜平参考人がみずから相談にあずかったのか、それとも支店長があずかったのか、相談をした名前を言ってくれ、こう言っているんだ。
○松永委員長 中身は聞いていないと何回も言っているだろう。
○松永委員長 これは十二時から理事会がある、その理事会で協議して適切な対応をしたい、こう思います。
○松永委員長 これにて生方君、上田君の質疑は終了いたしました。  次に、北側一雄君。
○松永委員長 これにて北側君の質疑は終了いたしました。  次に、谷口隆義君。
○松永委員長 これにて谷口君の質疑は終了いたしました。  次に、春名直章君。
○松永委員長 浜平参考人に申し上げますが、今の春名委員の質問にかかわる事柄は、浜平参考人が事情聴取されておるという証券取引法違反とは全く関係ないね。だから、答えるのを拒否することはできない。誠意を持って答えなさい。  浜平参考人、どうぞ誠意を持って答えなさい。
○松永委員長 浜平参考人、閉鎖した理由というのが参考人のそのことにどういう関係があるの。全く関係ないことだ。まじめに答えてください。
○松永委員長 関係しないのだよ、やめたということだから。これから始めるということじゃないのだよ。やめたということを聞いているのだから。関係ない。
○松永委員長 やめたということだから、取引と関係ないじゃないか。
○松永委員長 先ほども申したとおり、理事会で協議をして、適切に対応いたします。
○松永委員長 これにて春名君の質疑は終了いたしました。  次に、上原康助君。
○松永委員長 理事会において協議して、適切に対応いたします。
○松永委員長 これも理事会で諮りまして、適切に対応したいと思います。
○松永委員長 浜平参考人、誠実に答えてください。
○松永委員長 これにて上原君の質疑は終了いたしました。  以上で金子参考人及び浜平参考人に対する質疑は終了いたしました。  午後一時から委員会を再開することとし、この際、休憩いたします。     午後零時六分休憩      ————◇—————     午後一時開議
○松永委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより参考人新井将敬君に対して質疑を行います。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。古屋圭司君。
○松永委員長 この際、鈴木恒夫君から関連質疑の申し出があります。古屋君の持ち時間の範囲内でこれを許します。鈴木恒夫君。
○松永委員長 これにて古屋君、鈴木君の質疑は終了いたしました。  次に、山花貞夫君。
○松永委員長 これにて山花君の質疑は終了いたしました。  次に、富田茂之君。
○松永委員長 新井参考人、簡単に答えてください。
○松永委員長 これにて富田君の質疑は終了いたしました。  次に、西川太一郎君。
○松永委員長 田辺秘書は何をしているかということ。
○松永委員長 これにて西川君の質疑は終了いたしました。  次に、木島日出夫君。
○松永委員長 これにて木島君の質疑は終了いたしました。  次に、保坂展人君。
○松永委員長 それは理事会で協議します。  これにて保坂君の質疑は終了いたしました。  以上で新井参考人に対する質疑は終了いたしました。  次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。     午後四時六分散会
02月02日第142回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(松永光君) 今般、大蔵大臣を拝命いたしました松永でございます。  今回の大蔵省をめぐる不祥事は、行政に対する信頼を著しく傷つけるものであり、ざんきの念にたえません。職員一同深く反省するとともに、綱紀の粛正を徹底し、国民の信頼の回復に全力で取り組む決意であります。どう...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  公務員たるもの、常に国家国民に奉仕するという信念で公務に従事していただかなければなりません。その点がやや薄らいできますというと不祥事が起こったりしがちであります。したがって、私は、まず第一に、大蔵省の仕組みを改革すると同時に、職員...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  我が党の有力な方が、現在の日本経済の状況等にいろいろな思いを持たれて、これを克服するためにどういう政策が望ましいか、こういう見地からいろいろな研究をされる、そして時に会ってはそれを外に発表されるということは、これはそれなりに意味は...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  今、委員御指摘のように、山一証券の簿外損失の処理の問題について、当時の局長が簿外損失の処理を指示したというふうな趣旨の新聞報道がありました。その点につきまして、大蔵省としては事務当局をして当時の証券局長に事実関係を確認させました。...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  財政と金融の分離の問題でございますが、委員既によく御承知のとおり、六月までの間に大蔵省の業務になっておる金融機関等に対する監督・検査、この機能はすべて、金融監督庁という新たな役所が総理府のもとにできまして、そこに全部移転することに...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員にお答え申し上げますが、その前に、先ほどの私の答弁の中で、銀行局、証券局をつぶして新たに大蔵省の中にできる局のことを金融管理局と言いましたけれども、あれは金融企画局の間違いでございますので、お許し願って訂正をさせていただきます。なりたて早々でありますの...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員よく御承知のとおり、かつまた先ほど私が申し上げましたとおり、金融機関ないし金融業界と大蔵省の関係はほとんどなくなるわけです。監督・検査は大蔵省から新たにできる総理府傘下の金融監督庁に行きますから、その意味で金融機関がいろんなことをする対象はMOFじゃな...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  アジアにおける最近の通貨問題等を克服するためには、各国すなわちアジアの諸国が経済運営を適切に行う努力がまず第一でありますが、同時にまた、市場の信認を回復するためにもIMFと合意したプログラムを着実に実行していくことが肝要であり、我...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  午前中も申し上げたことでございますが、大蔵省の職員が収賄罪の容疑で逮捕される、そして金融検査部に家宅捜索が入る、大変な事態でございます。私はこの事態を厳しく受けとめ、同時にまた国民の大蔵行政に対する信頼を著しく揺るがした大変なことで...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  承知しております。
○国務大臣(松永光君) 私は、問題があるということはつい最近まで知らなかったんです。  しばらく前に、「財界展望」という雑誌が私のところに送られてきました。読んでみましたら、大きく「「衆院予算委員長」の名も出た」という見出しになっております。そして、私それをさらっと見てみたわけ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この雑誌によるとMというふうに名前がなっておりますけれども、これは前田という男でございます。  草加園の建設途中でありましたけれども、平成五年七月の選挙、その当時はまだ建設途中であいておった。古くからの私の支援者でございますから、そのあいているところを駐...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 茶谷という人間の名前は、私は全く知らなかったんですよ。一昨年の十月、結果的には十月が選挙でございましたが、その年の八月ごろ、どうしてもあの選挙区に自民党の候補者がなかなか立てられなかった。名前が出た人はあるけれども、あれは第六支部だったかな、そこの地域に選...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 前田君を私の秘書だ秘書だと決めつけられましたが、今日のように公職選挙法が厳しくなって、秘書であれば連座制が即適用になるという状態ならば、私は秘書という名刺も使わせなかったと思う。  平成五年の七月の選挙のときまで、昭和六十一年、平成二年、そこまでの間、先...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 具体的な事実を私は承知しておりませんので、一般論として申し上げるほかありませんけれども……
○国務大臣(松永光君) 個別的な事件を私は知りませんものですから、一般論として申し上げますと、通常金銭をお借りする場合には利息というものを払います。そういった通常の負担なしに融資を受けるということは何らかの便宜を図ってもらったということになるでしょう。それを職務と関係のあるところ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  午前中にも大蔵大臣就任に当たっての決意について申し上げたわけでありますが、まず第一には、大蔵省の職員二名の逮捕をきっかけにして大蔵行政に対する国民の信頼が大きく揺らいでおる、これを一日も早く払拭して、そして国民から信頼される大蔵行...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 著しい法令違反等については専門的な機関が外部にあるわけです。しかし、隠れておるものもあるかもしれません。あるいはそれほどでないものもあるかもしれません。そういったものも含めて、まず内部調査をきちっとやっていこうという趣旨で申し上げたわけでございます。
○国務大臣(松永光君) 先日、参議院において特別減税に関する法律案を成立させていただきました。それによって特別減税はこの二月から実施されます。具体的には、給与所得者の場合、二月、三月に集中して約一兆円ぐらいになるそうでありますけれども、減税が実施されます。  今審議を願っておる...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  委員御承知のとおり、今衆議院の方で審議をしていただいている金融システム安定化に関する二つの法律が通りますというと、預金者保護のために公的資金が十七兆円用意されます。  預金者保護というのは、預金者、国民の皆さん方の預金というもの...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 行政のやり方として望ましいのは透明な行政であり、法律で条項を決めて、そしてそれに基づくことならば民間は自由な活動をしてよろしいと。民間に対して役所の側が自分の裁量でああだこうだするということをしていけば、そこに不公平なことも起こってくるかもしれませんし、あ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えを申し上げます。  これは既に先生方が一生懸命になられて、大蔵省の仕事の中から実は金融機関に対する監督・検査、そういう行政分野は大蔵省から切り離して総理府のもとに金融監督庁を置いたらよろしいということを決めていただいて法律も通していただいて、そして...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 大蔵省の権限が大き過ぎるという御意見は私が大臣に就任する前からしばしば耳にしておりました。しかし、行政の執行というのは継続性がなければなりませんし、一歩一歩改革していくものだというふうに私は思っております。  そういう観点からいいますと、先年、先生方の大...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今の金融監督庁の設立の次に来るものは実は金融に関する行政の中で危機管理に関する企画立案、これだけが残って、あとはまた大蔵省から離す、こういったことが第二段階であるものと私は承知しております。そういう考え方で一つずつ一つずつ改革を進めていきたい、こう思ってお...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  今申されたことが一月二十日の三党合意で決められた文書の中にはっきり入っておるわけでありまして、それが第二弾の改革だというふうに私は理解しておるわけでございます。
○国務大臣(松永光君) 御答弁申し上げます。  今、官房長が御答弁申し上げたとおりでありますが、経過は委員よく御承知のとおり、前三塚大蔵大臣がこのたびの職員二名の逮捕という重大な事態を重く見まして、これは内部的にもきちっとした調査をして、そして許すべからざることをした職員につい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今回の大蔵省職員二人が収賄罪の容疑で逮捕されたという事態を私は厳しく受けとめております。そして、このことによって大蔵省への世の国民の信頼が大きく揺らいできておる、極めて重大なことであるというふうに認識いたしております。  そこで、事件についての真相解明は...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 大蔵省の金融検査部の職員の問題については、従前から申し上げておりますとおり捜査当局が強制捜査に入っておるわけでありまして、その経過と結果を待つしかないわけであります。その結果を待って、法令に基づいて私としては厳正に対応したい、こう思っております。
○国務大臣(松永光君) 捜査当局の手に渡っているものにつきましては捜査の邪魔になっちゃいけませんので、それ以外のものを中心に内部的な調査をするという二本立てになっておるわけであります。
○国務大臣(松永光君) 現に捜査当局が捜査に入っている場合には、それらの関係の事案は捜査当局にお任せするといいますか、捜査権を持っておる者がより適正に捜査をできるわけでありますから、それにお任せしたい、こう言っているわけであります。
02月03日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
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○松永国務大臣 今般、大蔵大臣を拝命いたしました松永でございます。  今回の大蔵省をめぐる不祥事は、行政に対する信頼を著しく傷つけるものであり、ざんきの念にたえません。職員一同、深く反省するとともに、綱紀の粛正を徹底し、国民の信頼の回復に全力で取り組む決意であります。  また...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  早速に御指導、御鞭撻を賜りまして、ありがとうございました。  御指摘のように、大蔵省の職員及びOBによるさまざまな不祥事については、まことに遺憾千万なことであり、この事態を厳粛に受けとめております。同時にまた、国民の皆様に深くおわびをし...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  今お話ございました官と財との癒着、これについて厳しい批判があることは私もよく承知いたしております。  そこで、官の側でも、先ほど申したように、みずからを厳しく律して、そして公務員としての倫理観、使命感に燃えて行政に当たっていただかなけれ...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  先ほどからいつごろまでに調査が終わるのかということでございますが、先ほど来数字が出ておりますように、金融関係部局に過去五年の間に在籍した者、その数五百五十名でございます。  それで、その一番最初は本人の良心に基づいた自己申告をしていただく...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  政治家を含む公務員について、その倫理をきちっと踏まえて行動していくというのは当然のことなんでありますが、その当然のことが刑罰を入れたいわゆる刑罰法令を新たにつくらなければ守れないなどというのは非常に恥ずかしいことだ、私はこう思っております...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  今回の不祥事によって大蔵省の失ったものは国民の大蔵省に対する信頼、これを失ったことが一つ大変大きなことでございますが、同時に、先ほど委員御指摘のように、大蔵省が企画立案した政策あるいは法案、こういったものについての説得力が実は非常に低下し...全文を見る
○松永国務大臣 委員御指摘がございましたけれども、私も短い期間司法関係の官庁に身を置いたことがございましたが、あそこの役所のつき合いというものは外とはまずありませんね。内部だけでございます。裁判所もそうだと思います。同時にまた、弁護士として仕事をやっている場合にも、幾つか誘惑めい...全文を見る
○松永国務大臣 私も委員と同意見でございます。すなわち、必ずしも透明でないような状況のもとで行政側の裁量で行政がなされるというようなことはできるだけ少なくしていって、そして透明性のある行政にしていくべきでありますし、ルールを定めて、そしてそのルールに合っているかどうかを事後にチェ...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  三塚前大臣、当初は、すぐやめることだけが唯一の責任のとり方ではない、与えられた使命をきちっとやり遂げていくという責任のとり方もあるという考え方に立っておられたと私は推察するわけです。  ただ、国会の情勢その他を見て、今のこの金融行政に関...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  新井議員の場合は、捜査当局が調べておるといううわさも聞くわけでありますけれども、私個人で、先生と同じように弁護士をしておるという立場から判断いたしますと、大蔵省のOBである政治家という地位を利用して利得をしたという疑いが持たれるケースかな、...全文を見る
○松永国務大臣 大変難しい御質問でございまして、私は、大蔵省の中からさらなる逮捕者その他が出ないことを心から願っておるわけであります。そしてまた、省内のことを考えますと、この際、内部調査を厳格にやって、そして捜査当局の手を煩わすことなく、誤ったことをした人があれば内部的にもきちっ...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  事例によると思いますけれども、公務員の倫理規程あるいは国家公務員法その他の法令に照らして厳正な責任の追及をしていく、こういうふうに私は考えております。
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  先ほどからいろいろな御意見を拝聴させていただきまして、ありがとうございました。委員の御見解の中で、私も随分同じような意見を持っている分野もありました。  というのは、経企庁であろうと大蔵省であろうと、役所の持っている経済のもろもろの指標...全文を見る
○松永国務大臣 私の考え方を申し上げます。  私は、国際的な大競争の時代に入ってまいりましたし、金融の分野でも文字どおり開放されてくるわけでありますから、したがって、委員御指摘のように、ある銀行を、ナショナル・フラッグといいますか、そういうことで保護していく、そういうやり方は国...全文を見る
○松永国務大臣 大蔵省職員が二名も逮捕される、こういった事態というのは、これは極めて重大な事態なんでありまして、それによって著しく大蔵省の信用が傷ついた。傷ついたままの状態では、金融財政政策というものを円滑に遂行していくことはできません。そこで何よりも大事なのは、国民の大蔵行政に...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今回の不祥事の逮捕者、非常に重要な、銀行等に対する検査部門を担当する職員でありましたがために、それだけに国民の目は厳しいというふうに認識いたしております。  しかし、銀行等の金融機関に対する検査部門は、先ほど来申し上げておりますように、大...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  きちんとやるべきだという御意見については、私も基本的にはそうなんです。ただ、今回起こった不祥事、逮捕者が金融検査部でありまして、しかし金融検査にかかわる者だけじゃなくして、金融関連部局に在職した、しかも過去五年にさかのぼって内部調査をする...全文を見る
○松永国務大臣 まずは金融関連部局に従事した者を先にやるのですよ。その後に、当然のことながら、いろいろな情報がある人の場合には内部調査はきちっとやらなきゃならぬ、そういうことでありまして、手順を追ってやっていって綱紀の粛正を徹底したい、こう考えておるわけです。
○松永国務大臣 大蔵省が余りにも大き過ぎる、したがってこれは分解してスリム化すべきだという、そういう意見が強いことは私も承知いたしております。そういうことを背景にして、第一段階として金融監督庁が総理府のもとに設置される、それに伴って大蔵省から金融監督庁の方に三百七十三名行くわけで...全文を見る
○松永国務大臣 今事務方がお答えしたとおりなんでありますが、要するに、あの三党合意の中に書いてありますことは、金融破綻ないし金融危機管理に関する企画立案、それだけを残すということでありまして、それ以外は全部大蔵省からなくなる、こういうことなんであります。  現在の金融情勢等々を...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  今委員御指摘のように、現在の我が国の経済の状況、大変厳しいという認識、これは委員と同じでございます。  この厳しい状況から一日も早く抜け出していかなければならぬ、そういう考え方のもとで、しばしば総理も予算委員会等で答弁をしておったわけで...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  委員よく御承知のとおり、財政構造改革でございますが、これは二〇〇三年度の時点でこれこれこういう状態にすべしというのが目標であります。すなわち、赤字公債からの脱却二〇〇三年、国、地方を通じての財政赤字をGDP比三%以下、それから、それに二、...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  私どもは、現在ある法律に基づいて行政をやっていくわけです。財政構造改革法という法律を我々は守らなければなりません。その範囲内でできる限りの対策を打ち出していくというのが私の立場であります。  同時にまた、参議院で審議をしていただいておる...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  平成十年度の予算は提案をしてありますけれども、まだ審議に入っていない、これから審議をしていただく、その段階で補正を出すとか出さぬとか、それは言えるはずがございません。提案申し 上げておる十年度の予算が最良のものと確信をして審議をお願いす...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  私も、そのことにつきましては聞いておりませんので、この場でコメントをすることはできません。
○松永国務大臣 お答えを申し上げます。  野中自民党幹事長代理のお話とのことでございますが、私はその話を聞いておりませんし、それから、私自身、そういう考えはございません。
○松永国務大臣 お答えいたします。  消費税の増税は、私は考えておりません。  それから、特別減税の恒久減税化の話でございますが、恒久減税には当然のことながら恒久的な財源が必要であります。恒久的財源なしに恒久化しますと、赤字公債の増発につながります。こういった点から、私は特別...全文を見る
○松永国務大臣 私が申し上げたことは、十九行について破綻するなどという事態が起こらぬようにしていくのが私の務めである、こう申し上げたわけでございます。
○松永国務大臣 お答え申し上げますが、直接的には、去年の九月十二日に道銀と拓銀との合併延期の発表がありました。その合併延期のもととなることの中には、あるいは隠された不良債権の問題があったのかもしれません。合併延期の発表後、預金が減少する、あるいはまたコール市場での資金調達が著しく...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  金融検査の目的いかんということでございますが、信用秩序の維持、預金者保護等の銀行法等に定められた目的を達成する観点から、銀行法第二十五条に基づいて、金融機関の業務、財産の実態を的確に把握し、金融機関の業務の健全かつ適切な運営を確保するという...全文を見る
02月03日第142回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  委員御存じのとおり、ことしの六月までの間に総理府のもとで金融監督庁が発足するわけであります。今回の不祥事がございましたので、気分一新してといいましょうか、新たな気持ちで的確な検査ができるようにするためには、新たな役所での検査体制に...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、MOF担という言葉をついこの事件が起こってから知ったみたいな話でございまして、詳しく知っておりませんでした。  すなわち、特定の中央官庁を担当する職場がある、特に銀行の場合でございましたが、銀行にあるということが私は自然なことではないと思うんです。...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  新しくできる金融監督庁に大蔵省の方から三百七十三名行くわけでありますけれども、その人たちは、言葉は適当でないかもしれませんが、汚れのない人に行ってもらいたいと思うんです。そういうこともあって金融服務監査官というのを設けまして、内部...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  今回の不祥事の原因、これは徹底して解明し、究明しなければなりません。  ただ、今回二名の職員が逮捕されたあの件は、金融機関の検査にかかわる不祥事でございました。金融機関の検査にかかわる業務は、先ほど来申し上げておりますように、新...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 金融服務監査官という仕組みを前大臣辞任のその朝つくっていただいたわけでありますが、これは今までの内部調査が必ずしも十分ではなかったと、こういう点の反省があったと思うんです。  そこで、監査官補も含めて十名、しかも室長は、県警本部長経験者という人材がありま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員にお答えいたします。  私が若いときのあるちょっとした時期に検事をやっておったものですから、役所全体が鬼検事が来たと思ってびびっちゃいかぬという気持ちも私にありました。したがって、委員御指摘のとおり、鬼になってやるべきことはやる、しかし同時に職員の皆...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  先ほど委員は、今回の不祥事の事後処理として、トカゲのしっぽ切りにしてはならないということでございました。全くそうだと私は思っております。責任をとっておやめになった前三塚大臣は生まれ変わった大蔵省をつくるべきだということを指示してい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  大蔵省のOBが特殊法人等の役員に就任した場合においては、これは退職後も公務員として在職しておったときと同じような高いモラルが求められる、私はこういうふうに思っております。  具体的な特殊法人等の役員への就任については何回となく閣...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  先ほど証券局長の答弁の中にもありましたけれども、この問題は証券取引等監視委員会が特別検査をやっているところですね。あわせて、今の局長の話によりますというと、捜査当局も調べておるようだということであります。したがって、そうした特別検...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  今の接待の問題でございますが、委員のお話のとおり、数万などという接待はいかがなものかなと、私はそういう考え方です。それは社会の通念を超えているんじゃないか、そういうふうに私は思います。
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  数万などというのは、これは社会通念とは言えない、こう申し上げたわけでありますので、御理解願いたいと思います。  それから、今の時期でありますから、先ほど委員御指摘のように、もし新会長さんが私のところに、おいでになるかどうか知りま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  今御指摘の問題、法のもとの平等ということには反していると思いますし、極めて不適切な措置であったいうように思います。
○国務大臣(松永光君) 委員御指摘のように、身内に甘いということは御指摘のとおりの結果になっておると思います。よく調査をさせたいと思っています。
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  誤解のないように申し上げますが、先ほどの佐藤委員の質問に対して、質問されたような事態は社会通念に反する、こう言ったわけでありまして、二、三万ならいいとか、それ以下ならいいと言ったわけではありません。監督をする人に対して監督される人...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  議員仰せのとおり、接待して情報をとる、接待して物を頼み何かいいことをしてもらう、これは絶対許されないことであります。これはもう禁止する法律は既にあるわけでありますから、そういうものだというふうに思います。
○国務大臣(松永光君) MOF担というのは、私、この一、二カ月前にそういうのがあるのかということを知ったようなわけで、大変申しわけありませんけれども。  ただ、MOF担というのは大蔵省でつくったのでもないし認めたわけでもないわけなんでありまして、銀行協会の方でやめるということは...全文を見る
02月04日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
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○松永国務大臣 お答えを申し上げます。  今、激励の意味を込めた質問をいただきまして、ありがとうございました。  私は、やはり政治家として、火中のクリを拾うことになることが予想されても、与えられた使命は懸命に努力するというのが政治家の生き方だろう。実際の話、考えるいとまもなく...全文を見る
○松永国務大臣 いろいろなことの御質問をいただきましたので、それぞれについてお答えいたしたいと思いますが、数が多かったものだから抜ける点があるかもしれませんが、その点はお許しください。  まず、金融二法が通ってしまえばそれでおしまいだなどということであっては絶対ならないのです。...全文を見る
○松永国務大臣 高級公務員に関する資産公開、特に大蔵省の高級職に対する資産公開、大変示唆に富んだ御意見、十分拝聴させていただきました。  自民党の中でも、あるいはまた与党三党の中でも、公務員倫理法、これが急いで議論されておりますので、その議論がまとまって、恐らく今国会に法案が提...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどの、拓銀の破綻による北海道の経済界、なかんずく中小企業に与えた影響が極めて甚大であるということは御指摘のとおりでございます。  そこで、その当時私は自民党の中小企業調査会長でございましたが、特に中小企業に対する対策を強化すべしということになりまして、政府の...全文を見る
○松永国務大臣 山一の関係につきましては、実は証券取引等監視委員会で特別検査が今行われているところでありまして、その検査によって、倒産の原因またその責任一これは結果を見れば明らかになってくる点があろうかと思いますが、その結果を見て対応したい、こう思っております。
○松永国務大臣 北海道の実情を視察すべしという御意見でございますが、ごもっともと思います。今はしかし、国会の方は御存じのとおり、予算委員会そしてこの委員会等々、しばらくの間は委員会に体全部、あるいは本会議で体全部とられてしまいますので、すぐというわけにいきませんけれども、行ける時...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  全銀協というのは大蔵省がつくらせた団体でもありませんし、言うなれば民間銀行が自主的につくっておる団体でありますから、御存じのとおり。したがって、こちらの方でこれはやめろ、解散だというふうに言うわけにはまいらぬ点もあるわけでありまして、必要性...全文を見る
○松永国務大臣 民間の人たちが自主的につくった団体でありましても、みんなの意見を何か言いたいというのであれば相手にせぬというわけにもいかないでしょうね。やはり必要な意見は承るということになるのだと思います。
○松永国務大臣 今お話のありました、回収をすれば自分の仕事がなくなる云々の話は、実は、一月ぐらい前にある場所で中坊さんと会ったときに、そのことを中坊さんからも住管機構についてもそういう話を聞きました。その場合に中坊さんが言ったことは何であったかというと、預金保険機構に住専の債権に...全文を見る
○松永国務大臣 整理回収銀行の役員、私は詳細には知りませんが、水野さんという人が社長だとおっしゃいましたけれども、あの人は面つきから見てもなかなか厳しい人だ、私はそういうふうに、昔から知っておったわけでありますが、いずれにせよ、適材適所に人材を配置するのが妥当であるというふうに思...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  昨年、二月十日になりますか、私、予算委員をしておりましたものですから、委員の御質問の場合に、私も非常に興味と関心があるものですから、大体予算委員会に出てメモするぐらいに熱心に聞いておりましたが、今申されたようなことで橋本総理を責め立ててお...全文を見る
○松永国務大臣 去年の二月の予算委員会の総括質問の一部でなかったかと思うのですけれども、そのときの激しいやりとり、私、少し記憶にあります。しかし、そのときには、あの委員の御指摘、それほど私にはぴんときてなかったことは事実であります。夏以降、大変厳しくなってきたということを私自身も...全文を見る
○松永国務大臣 お答えを申し上げます。  今御指摘のとおり、護送船団方式などということにならぬようにすべきだというふうに私も考えます。  この仕組みによる資本注入、どの銀行に対してやるかということは、銀行の申請に基づいて、預金保険機構の中に設けられる公正な審査機関、この審査機...全文を見る
○松永国務大臣 いろいろとうとい議論を出していただきまして、ありがとうございました。  まず、早期是正措置の延期云々でございますが、これは延期するということにはまいりません。ただ、改善命令その他の発出を、銀行側でリストラその他改善措置計画を出させて、それを見た上で改善命令措置を...全文を見る
○松永国務大臣 これは、予算委員長当時、予算委員会で委員の意見も含めて随分議論になりまして、そのたびごとに橋本総理大臣の基本方針を何回も聞きました。その基本方針をお持ちの橋本総理から指名された大蔵大臣でありますから、すなわち現在においても財政構造改革の必要性は少しも変わらない。し...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  御提案申し上げている法案の中にもそのことは書いてあるわけでありまして、その方針に変わりありません。同時にまた、この早期是正措置というものは計画どおり四月一日から施行することとなるわけでありますが、ただ、金融機関の側で、誠心誠意改善措置をす...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  民間の業界の方で、それは通達の多さに苦労するぐらいのことがあっては、私はやはりいかぬと思いますね。それは、いわゆる通達行政と言われますし、あるいは裁量行政と言われかねない問題でありますから。  だから、基本的には、まず透明性のある行政に...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  国会の委員会で、ないと言っておりながら実際はあったということは、これはそう軽く見てはいかぬと思います。ある意味では、本当のことを言っていないような感じがいたします。また、部長さんだから知らなかったということはないだろうと思いますね。  そ...全文を見る
○松永国務大臣 銀行のリストラ、甘いという指摘があるということ、私も承知しておりますが、今委員御指摘のように、公的資金を入れていこうというときでありますから、今までのように甘い考え方ではなくて、本当に国民が理解をしてくれるような思い切ったリストラをするのが当然であるというふうに思...全文を見る
○松永国務大臣 預金保険料の利率の話でございますが、私は考えなきゃならぬのは、やはり同率でなければならぬわけですね、預金保険料率は。そうすると、力のない銀行が大きな負担になって、特に中小金融機関がたえられるだろうかという問題が一つ。それからもう一つは、アメリカでは、聞くところによ...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  保険というならば、例えば任意保険の場合には、事故発生可能性の高いところが保険料高くて、低いところが保険料安いという仕組みが、保険、特に任意保険の仕組みだろうと、私それの専門家じゃありませんが、若いときに習った保険の理論からいけば。強制保険な...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  私の感じでございますが、木津信用組合、三百二十億、破綻前公表不良債権、それが破綻後二十五倍になっているなどというのは、何ともはや理解に苦しむわけでありまして、少なくとも商法違反その他の法令違反があるような感じがいたします。
○松永国務大臣 かつて昭和の初めごろ、銀行破綻等の場合に私財を提供されたという、美談といいましょうか、責任を果たされたという例を私も承知しておるわけでありますが、結局、オーナー頭取といいますかオーナー理事長と雇われ理事長、雇われ頭取、やはり意識が違うような感じがしますね。  そ...全文を見る
○松永国務大臣 そのとおりでございます。
○松永国務大臣 破綻しているようなところにはもちろん入れないわけであります、法律上。どこに入れるかというのは、審査機関が基準に基づいて全会一致で決めていただくということでありまして、私の方から今の段階でいいところがら入れるということを申し上げる立場にはありません。
○松永国務大臣 法律に書いてあるわけです、法律案に。私も、大蔵大臣をしておれば、充て職として審査委員になるということになっております。法律が成立する前にどんな人が委員になるのかということを云々するわけにはいかぬわけでありまして、あの法律に書いてあるとおりに選ばれるものだ、こういう...全文を見る
○松永国務大臣 残念ながら知りません。
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  先ほどの事務方の答弁の中にありましたように、OBだけの親睦団体というのであればよくある例でございます。しかし、その中に検査部の現役の人も入って一緒の会をするということになりますというと、それは好ましくはないというふうに思います。
○松永国務大臣 現役が入っておりますというと、先ほど申したとおり好ましくないし、問題が起こりやすい、そういうふうに思いますので、現役の人についてはその会から抜けるように指示したい、こういうふうに思います。
02月04日第142回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  私は、大蔵大臣就任直前まで衆議院予算委員長をいたしておりました。その機会に、橋本総理大臣のこの問題についての発言をしばしばお聞きいたしておりました。その橋本総理大臣に任命された大蔵大臣でありますから、総理大臣のお考えを十分体して大...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  自民党の中で委員御指摘のような議論がなされておるということは、直接はまだ聞いておりませんけれども、新聞報道などで承知いたしております。  しかし、私は大蔵大臣でありまして、現下の景気状況に対応するために二兆円の特別減税、この法案...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  私の認識といたしましては、いろんな研究をしていらっしゃるという段階だと承知しておるわけでありまして、我が党で方針を決めたとは聞いておりません。
○国務大臣(松永光君) 私どもとしては、先ほど申し上げましたように、御審議願っている補正予算、そしてその後にお願いする本予算、これの速やかな成立をお願いしておるわけでありますが、今、党の中で、全部ではありませんけれども、いろんなことの研究をしていらっしゃるということなのでありまし...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 研究や議論をしていらっしゃるという段階だと私は思うのでありまして、これから審議をお願いする本予算を否定するという趣旨には私はとれないわけであります。あくまでも私どもとしては本予算をそのまま審議していただいて早く成立させていただきたい、こうお願いをしておるわ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 景気の現状を考えられて、役員会も含めて研究や議論がなされているということでありまして、方針が決められたとは聞いていないんです。まだ決められていないはずでございます。
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げる前に、先ほどちょっと私が久保委員にお答えしたことについて正確でない点がありましたので訂正させていただきます。  と申し上げますのは、六兆円云々の景気対策のことが我が党の中で議論されているということに関連してでございますが、実は個々の人が自...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  私は、そのことは考えておりません。
○国務大臣(松永光君) 政府としては数年先に税収としてあるかもしれぬということを十年度の税収の議論として使うことはできないんではないか、こういうふうに私は思います。
○国務大臣(松永光君) 数年後の税収を予測して、それを十年度の財源に使うということは私はできないことだ、こう思います。
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  今回の大蔵省の職員二名が逮捕されたという不祥事は大変遺憾千万なことでありまして、大蔵省の信用、信頼を著しく傷つけた、こう思いまして、深くおわびしますと同時に、将来このような事態が絶対起こらぬようにいろいろな面から思い切った改革をし...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  私は、ある意味では立法のあり方の問題についてはそれほど通暁しているわけじゃありません。できている法律を使うだけのことでございまして、そういう点はできるならば法制局長官にひとつお答え願えればありがたい、こう思うのであります。  い...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 一般論的な考え方でございますが、何々をすべからずというのがわかりやすいと思います。
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  銀行局長の答えが十分でないわけでして、私はそれ以上の細かい点を承知していないのでありますが、いずれせよ、今日の厳しい状況を乗り越えるために三十兆の公的資金を使わせていただくということになってくるわけでありますから、したがって、銀行等...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  民間金融機関の貸し渋りに対する対策としては、平成九年度、平成十年度で約二十五兆円を実は用意してあるわけでありまして、それを十分活用して中小企業等の資金需要がきちっと満たされるように、そういったことにいたしておるわけであります。
02月05日第142回国会 衆議院 本会議 第8号
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○国務大臣(松永光君) 稲葉議員にお答えいたします。  今回の事態をどう受けとめ、行政処分等をどのように行うかのお尋ねでございますが、本件についてはまことに申しわけないことであり、今回の事態を厳正に受けとめ、おわびを申し上げるものであります。そして、どうして今回のような不祥事が...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 上田議員にお答えいたします。  今回の事件は官僚の構造的な汚職体質ではないか、そういう認識を持っているかという御質問でございますが、私は、大蔵省の多くの職員は、それぞれ身を律し一生懸命仕事をしておると思いますが、今回の不祥事を機会に、職員一人一人がみずか...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 石田議員にお答えいたします。  まず、大蔵省の内部調査、これは不十分ではなかったか、今までの分は。任意の調査でありますからやむを得ぬ点もあったわけでありますけれども、必ずしも十分じゃなかったということは認めざるを得ません。  しかし、今後は、大蔵省の中...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 中村議員にお答え申し上げる前に、先刻の石田議員に対する答弁の中で答弁漏れがありました。ここで答弁をさせていただきます。  大蔵検査の結果、示達書及びこれらに対する金融機関の回答を国会に報告すべきであると考えるが、大臣の見解を問うという点についてであります...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 佐々木議員にお答えいたします。  拓銀の検査結果に関する御質問でございますが、個別の取引先に係る情報を公表することは、個別の取引先に不測の損害を与えるおそれがあり、また、プライバシーの問題も生じることのほか、守秘義務の観点からも差し控えさせていただきたい...全文を見る
02月05日第142回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○松永国務大臣 お答えいたします。  ただ、一週間前までは皆さん方と一緒になって予算委員会の運営に携わっておったものでありまして、それほど大蔵省の行政の細部に通じているわけではありません。  今の御質問については、私の法的な知識も少しあるものですから、それに基づいて申し上げま...全文を見る
○松永国務大臣 知能テストを受けているような感じで緊張するわけでありますが、まず後段からお答えいたします。後段の方は、二年以内、これはいけないことになっているはずだと思います。  前段の場合は、自分が検査に行ったことのあるところ、これは例えば五年なら五年、私は、天下りをしてはい...全文を見る
○松永国務大臣 今のお話の中で、銀行等の検査部というのは大蔵省の検査部に対応する部でしょうか。そうじゃなくして、銀行の中の事務の中で間違いなくその銀行の職員の事務がなされておるか、あるいは審査部というのは融資申し込みについての審査をする部じゃなかろうか、こう思うのでありまして、検...全文を見る
○松永国務大臣 ほかの役所のOBとの比較が、私は今のところ手持ちがありませんものですから、しかし多いなという感じはしますね。
○松永国務大臣 詳細は事務方に答えさせるとして、私の感じを言いますと、むしろ問題なのは、この研究情報基金、これがどれだけの公益的な活動をし、どれだけの成果を上げているのかというのがむしろ大切なんじゃなかろうかというふうに思います。何らの活動もしないのに税法上の恩典が与えられるとい...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどもお答え申したとおり、問題は、何をどう立派にやっておるかというのが判断の基準だろうというふうに私は思います。
○松永国務大臣 先ほど本会議でも申し上げたとおりでありまして、相手先銀行の情報でありますから、そちらに対して不測の損害が起こったりする、そういう危険性もなしといたしません。そしてまた、守秘義務というのも課せられております。したがって、ここで出しますという返事はできないのです、これ...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  私は、この倫理規程に書いてあることは常識的なことだと思っております。当たり前に守れることが書いてあると思うんです。しかし、厳しい制裁規定等がない場合には、残念ながら、誘惑があればそれに反することが行われがち、そういうことでありますから、罰...全文を見る
02月06日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○松永国務大臣 浜田委員にお答えいたします。  今委員申されましたことは、私どもすべてこれは同感でありまして、金融システム安定のために全力で頑張っていくことが私の務めでございます。その務めをしっかり果たして、我が国経済の安定を図り、ひいてはアジア、世界経済の安定にも貢献していか...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  その前に、励ましとお祝いの言葉をいただきましてありがとうございました。  御質問に対するお答えでございますが、自民党には日本経済の現状を憂えていろいろな意見を発表する方がいらっしゃいます。その意見の一つとして私も新聞紙上等で承知しておるわ...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今検査部長が御答弁申し上げたとおりでございます。
○松永国務大臣 今の検査部長の話を聞いておりますと、公認会計士の方の銀行に対する検査の結果等を後で検査部の人が見てチェックするということを通じて、公認会計士の検査とそして検査部の検査とがある程度照合されるという結果になるような感じを私は持ちました。公認会計士の検査、そして検査部の...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  公務員倫理規程、これはもう当たり前のことが書いてあったわけでありまして、それぐらいのところはきちっとみずからの良心に基づいて守られるはずだし、ぜひ守ってもらいたかったというのが私の偽らざる感想であります。  しかし、現実に守られなかったわ...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  その問題は、まさに官房副長官を座長として、各省の次官さんたちが集まって検討会が盛んに行われているところでありますから、その検討の結果を私どもは重く受けとめてやるべきことだと思うのでありまして、大蔵大臣たる私が先にいろいろなことを言うのはいか...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  実際のところ、この公務員倫理法制定という機運になってきたのは、もともとは大蔵省の職員の不祥事が原因となってそういうことになってきたわけであります。しかし、全省庁の公務員に関する実は規定でございますから、したがって、官房副長官を取りまとめ役...全文を見る
○松永国務大臣 政治家の資産公開については私ども正直にやっているつもりでありますが、それについてはマスコミの方がちゃんと公表して、そして国民にそれが知らされておるわけであります。国民の方がよく見てくれているというふうに思います。  私は、委員御承知のとおり、埼玉県内の国会議員の...全文を見る
○松永国務大臣 これは、要するに国民に見てもらう。一番大事なのはどういうことでそういう資産が形成されたかというのが問題なのでありまして、それは政治家ですから、政治家の良心に基づいてやるはずだ。罰則がなければ政治家は正しいことを発表しないなんというようなことでは恥ずかしいと私は思い...全文を見る
○松永国務大臣 私は、選挙によって選ばれる人は、当然のことながら、正直な行動をするのが当たり前、それをしているかしていないかは、これは国民が見て、選挙のときの票によって判定するということもあるでしょう。  いずれにしても、罰則がついていなければ政治家が定められた資産公開をまじめ...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  新次官の考え方、これを発表していただいたわけでありますが、この時期でありますから、極めてきっちりとしたことを発表してくれてこれは非常によかった、こう思います。要するに、李下に冠を正さずでありまして、新次官の申していることは、許認可について言...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  実は、短期間に急げということを言えばいいという人もいるかもしれませんけれども、期間が短いと内容的にずさんなものになったりして、その後に、まだこういうのがあるのではないかと言われると、実際の話、ずさんなことをしてしまったという批判を受けかねま...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど申したとおり、急いでやりますと、金融関係部局に勤務しておった、五年前にさかのぼっての職員でありますから、五百五十名を超すそうです。したがって、これに対する内部調査というものは、実は、一日十人ずついろいろなことを聞いたりしたとしても、これは五十日かかってしまう...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  これはもう委員よく御承知のとおり、今回審議をお願いしているのは、預金者保護の徹底という分の十七兆とそれから資本注入のための十三兆、主としてその十三兆の分についてのお尋ねと思います。  これは、先ほど局長もしばしば申しておりますとおり、破...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  法案について読みました。二度三度読みましたけれども、なかなか難しい条文になっているなというのが率直な私の感じでありますが、要するに、二〇〇一年三月までの時限措置として金融危機管理勘定を設けるんだと。なぜ二〇〇一年三月末までになっているかとい...全文を見る
○松永国務大臣 よく御存じのとおり、どういう銀行にどういう方式で資金を注入するか、これはまさに民間の三名の国会承認を受けて選ばれる人及び大蔵大臣、それから日銀総裁、それからこの機構の人、そういった審査委員会で定めた基準に基づいて審査をして、そして全会一致で決める、こういう方式であ...全文を見る
○松永国務大臣 預金保険機構に対して、銀行等から申し出があるわけですね。何について資本注入をしてくれるかということで申し出があります。それで申し出に基づいて審査会の方で審査するわけでありますから、そこで十分チェックは働く。私は逆の方から申し上げたつもりであります。
○松永国務大臣 お答えいたします。  今銀行局長が長くお答えしたことでありますけれども、私は、簡単に言えば、文字どおり金融危機が起こらぬようにする。そのためには、日本の金融システムを強固なものにしなきやならぬ。そのために、政府保証十兆円で資金繰りができるようにすると同時に三兆円...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどからの委員のお話のとおり、基本的にといいますか、中長期的に見れば、銀行が強い体質になって、リストラもやって、そしてどこから見ても安心できる金融機関だ、こうなることがコール市場で資金を手にするためには大事なことだと思いますよ。  しかしながら、日本の金融機関...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども言ったとおり、中長期的には、金融機関みずからの努力によってより強い体質の金融機関になるということ、これが基本的に大事なことでありますが、短期的に言うと、先ほど局長が繰り返し申し上げましたように、その銀行は実はぎちっとした銀行であるけれども、先ほどのお話のよ...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  先ほどお話しのとおり、守秘義務というのがありますね。しかしながら、一方においては、院には議院証言法の規定に基づく提出命令の申し立てというのがございますね。そういう法律の規定に基づいて申し立てをしていただくと同時に、我が方の側に守秘義務を解...全文を見る
○松永国務大臣 お答えします。  恐縮ですが、その示達書というのを見たことはございません。
○松永国務大臣 まず、審査委員会に対してそもそも申し込みをしたときに改善計画を出しますね。それを審査委員会は審査委員会で定めた条件に基づいて、そして資本注入をするかどうかの議論をしていただいて、全会一致で決める、こういうことであります。そしてそれを通じてなされた資本注入であります...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  公的資金を使っての資本注入でありますから、手続の透明性、これをきちっと確保していくということが大事なことの一つ、それから機動的な対応が一つ、そして情報公開、これが大事なことだ、私はそう思うわけでありまして、今委員の御意見を十分参考にして、今...全文を見る
○松永国務大臣 私の前回選挙の公約の話でございますが、私は、前回選挙だけじゃなくて、毎回大事なことだと思って公約に掲げてきて、自分なりに努力をしてきたつもりでございます。  今こういう立場になりまして、特に、大蔵省の行政のみならず、日本の行政そのものに対する国民の信頼が著しく傷...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  私は、能力的には大蔵省の職員、それなりに能力を持った人がそろっていらっしゃるというふうに思います。ただ、何といいましょうか、心構えの点でおごっている人もいたんじゃなかろうか。あるいはいるのかもしれません。それが不祥事の原因の一つ。  も...全文を見る
○松永国務大臣 行政改革をしっかりやるということが大事だ、それを条件としてならばという気持ちでそう書いておったわけであります。時期は少しずれたかもしれませんけれども、大蔵省改革についても、先ほど言ったように第一段階の改革は六月までになされるということが、既に法律が通って実行に移さ...全文を見る
○松永国務大臣 今回提案をして審議をお願いしておるのは、昨年の秋以降の日本の金融システムについての信頼感が十分でなくなってきたということが、景気の動向等にも非常に悪い影響が出てきた。そこで、この機会に、まず預金者の預金は確実に守られますよということを物的にも約束する必要があるとい...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  公的資金を注入するわけでありますから、定められた、この定められた条件というのは、法律に書いてあることと、それから審査委員会がみずからつくる基準がありますが、その基準に基づいて審査をして、その審査の会議の様子も公表をして、そして決めるというこ...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  十七兆の資金投入による預金者の預金の保護を極めて強固なものにするという点については御理解いただいたわけでございますが、問題は十三兆の金融危機管理勘定の方でございますな。  私は思いますのに、この条文に書いてありますように、「経営の状況が...全文を見る
○松永国務大臣 谷内容疑者関連でございますが、御案内のとおり、東京地検が逮捕して鋭意捜査を続けておるわけでありまして、その結果を見てからでないと何とも言えない、検察当局の捜査の結果を見て、その上でいろいろな点を判断したい、そういうふうに思っております。
○松永国務大臣 繰り返し申し上げますけれども、一切の書類は検察庁が押収していますね。それからまた、強制捜査というのは、御案内のとおり、勾留期間十日、延長であと十日、再逮捕があればもう少し延びるかもしれませんけれども、私は、この谷内容疑者が担当した北拓とかそういったところの検査の実...全文を見る
○松永国務大臣 十年度末までに保険料の見直しを行うことになっていることは、委員御指摘のとおりであります。  どういうふうな見直しをするかについては、まだ考え方は決めておりません。
○松永国務大臣 お答えいたします。  大蔵省の職員が収賄被疑事件で二名も逮捕され、そして自殺者も出たということは、まことに遺憾であり、私は、この事態を厳粛に受けとめて、おわびを申し上げるものでございます。しかも、今度の事件が、信用秩序と預金者の保護というこの金融行政に関係してお...全文を見る
○松永国務大臣 今回の不祥事により大蔵行政の信頼を失墜させた大蔵事務当局の責任は大きく受けとめておるという点、これは幹事長と私は認識が同じでございます。単に大蔵次官の交代で責任問題が終了したとは考えていません。これも、私、幹事長と同じ意見でございました。  武藤官房長については...全文を見る
○松永国務大臣 この事件が発覚したときの上司というよりも、事件が行われた当時の上司の方が、ある意味では監督責任者としての責任を負うべきものではないかな、こういうふうに思っております。
○松永国務大臣 人様の、言うなれば非行に対する調査でありますから、しかも、その調査を結論を急ぐ余り雑にやれば、後でまた別のことが出てきた場合に、何というずさんな調査をしたんだという非難が出てくることを私は恐れます。したがいまして、多少の時間はかしていただきたいなというふうに思うわ...全文を見る
○松永国務大臣 私には詐欺事件とは思われないのですがね。私の所見はそうでございます。
○松永国務大臣 お答えいたします。  アメリカのブレジンスキーですか、日本に対して、日本はアメリカの保護国だという言い方、甚だ不愉快であります。しかし、世界の中で圧倒的な強さを経済的にも軍事的にも持っておるのがアメリカであるわけでありまして、そしてまた、日本は、アメリカとの間の...全文を見る
○松永国務大臣 先生の御高説、しかと承りました。
○松永国務大臣 我が党の責任ある立場の人が内閣の方針と相反する言動をしているとは思いません。我が党の中の有力な議員が自分の個人的なアイデアをしゃべっていらっしゃるのだというふうに私は理解をしているのでありまして、その人のアイデアというものが党の正式の場で議論として取り上げられたと...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  国会議員が株の取引をしてはいかぬということについて、そんなことをすると、株の取引は悪いことかみたいに世間に伝わって、それで証券市場が発展しないという意見を言う人もいます。  私は、疑われるような取引はやってはいかぬ、例えば先般衆議院の予算...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  お話しのとおり、預金者の預金は守られますという安心感を与える、それによって金融システムの安定に寄与する、こういうことであろうと思います。
○松永国務大臣 表現の仕方は、もう少し上手な表現の仕方が使われておるようであります。その金融機関は内容的にはそれほど心配はないのであるけれども、市場の動向その他によってコール市場等からの資金の調達が難しくなるなどという事態が起こった場合には大変苦労するようなことになりかねない、そ...全文を見る
○松永国務大臣 私は、今委員のおっしゃった真正不良債権、最終的に言えば抵当権を実行してみて初めて確定するんじゃないかなというふうに思います。  そういう意味でいけば、例えば全銀協統一開示基準での各行が開示した破綻先債権、これは破綻先債権もこれ全体が真正不良債権とは言いがたい。抵...全文を見る
○松永国務大臣 特例期間中について、金融システムの信頼を強固なものにするための特例措置だというふうに私は理解しておるわけでございます。
○松永国務大臣 銀行等金融機関が破綻した場合に、経営者の責任をきちっと追及していないではないかという御指摘だと思うのですが、その御指摘はごもっともだと思います。銀行法その他の法令違反がある場合には、きちっとその責任の追及をすべきだと思います。故意または過失があった場合には、もちろ...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  従来から三月危機などという言葉が新聞や雑誌等に躍っておりまして、やや言い過ぎではないかというふうに私は感じておったわけでありますが、しかし、いずれにせよ、三月になっても心配は要らないという状態をつくり上げることが、これが政治の務めだろうと...全文を見る
02月09日第142回国会 参議院 本会議 第5号
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○国務大臣(松永光君) ただいま議題となりました預金保険法の一部を改正する法律案及び金融機能の安定化のための緊急措置に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  我が国では、昨年秋以降、金融機関の破綻が相次いで発生いたしました。こうした中で、預金者に不安と動揺が...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先般、成立させていただきました補正予算及びこれから御審議を願う平成十年度の予算等による効果の点につきましては、先ほど総理から御答弁がございました。  今回の緊急対策の効果についてでございますが、今回の対策は我が国金融システムに対する内外の信頼が大きく揺ら...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 伊藤議員にお答え申し上げます。  早期是正措置の導入に関して、銀行の自己資本比率の状況等についてのお尋ねでございますが、破綻に至りその処理策が公表されている銀行や破綻銀行を引き継いだ受け皿銀行といった特殊な事情にある銀行を除いて、本年三月末において債務超...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 続議員にお答えいたします。  いわゆる貸し渋り問題についてのお尋ねですが、本年四月に予定されている早期是正措置の導入を控え、株価の低迷等による自己資本比率の低下が懸念される中で、金融機関の融資態度が必要以上に萎縮している面があるのではないかと考えます。 ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 三重野議員にお答えいたします。  審査委員会の透明性確保策についてのお尋ねでございますが、優先株等の引き受けについては、公正を期するため、民間の有識者三名を含む公正中立な委員から成る審査委員会を設置し、その委員長は民間有識者のうちから互選によって定めるこ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 星野議員にお答えを申し上げます。  まず、三十兆円の公的支援と財政構造改革との関係については先刻総理大臣から御答弁がございました。  次に、大蔵省が発表した銀行の自己査定の集計額についてのお尋ねですが、これは各金融機関が早期是正措置の導入を前提に試行的...全文を見る
02月10日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第9号
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○松永国務大臣 この法律案につきましては、稲作転換の必要性に顧み、あえて反対いたしません。
02月10日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第3号
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○国務大臣(松永光君) 法律案についての趣旨を申し上げる前に、一言ごあいさつをさせていただきます。  今般、大蔵大臣を拝命いたしました松永でございます。  今回の大蔵省をめぐる不祥事は、行政に対する信頼を著しく傷つけるものであり、ざんきの念にたえません。職員一同、深く反省する...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  まことに残念なことでしたが、昨年十一月には大手金融機関の破綻が続き、金融市場に対する信頼が大きく揺らいだことから、金融システム安定化のための各種の対策が打ち出され、真剣な議論が行われました。その中で、一時の極めて不安定な状況からは...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 大事なことは預金者に対していささかでも不安を与えない、大丈夫ですということを明確にすることが極めて重要と思うのでありまして、この仕組みというのはその点で極めて有効であると、こう思ってお願いをしておるわけでございます。
○国務大臣(松永光君) 今、先生お話しの土地の再評価、これを通じて金融機関の自己資本比率の向上をという御議論、私も大原先生を中心にして自民党の中で相当議論が煮詰まってきているということはよく承知いたしておりますが、大蔵省としてはこの議論を注意深く見守っていきたいというのが私どもの...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員御指摘の点、まことにごもっともなんです。  私も、実はある新聞に載っておりました谷内被疑者、それからもう一人が宮川被疑者、この接待を受けた回数の多さに唖然としたんです。私は、これはもう公務員として絶対あるまじきことなんですから、大変な不祥事だなと。こ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 我が国の金融システムの安定化、今の日本の経済の状態、景気の状態、これからの日本を考えると極めて大事な金融システム安定のための法律案でありますので、これが速やかな成立のために各先生方の御協力を願いたいわけでありますが、私としても全力を挙げてそのことに努力をし...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員にお答え申し上げます。  株価というのはいろんな要因で動くものだと聞いておりますけれども、市場で、あるいはまた金融界で一番問題になっておったのは、日本の金融システムについての内外の信頼が揺らいでいるという問題点があったのじゃなかろうかと思います。それ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、委員御指摘の経済情勢についての分析でございますが、私も現在の状況が大変厳しいということは認識をいたしております。  ただ、消費税の五%への引き上げ、あるいはまた平成九年度の予算、そういったものについての御批判があったわけでありますが、まず消費税の引き...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今回の二人の金融検査官逮捕を中心とした大蔵不祥事、これはまことに痛恨のきわみでありまして、これによって大蔵省の行政に対する国民の信頼を著しく失墜させた、えらいことであるというふうに私は認識しております。  そこで、過去のことについてはあり得べからざること...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 低金利政策の影響で貯蓄に対する利子が少なくなって、その影響を受けておられる方々が特に高齢者とか年金生活者等にいらっしゃるということは私も承知いたしております。  しかし、一方においては、低金利は企業の金利負担の低減等を通じて景気回復に寄与するものと考えら...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 政府系の中小企業金融機関――国民公庫、中小公庫、商工中金等でございますが、これは民間金融機関の中小企業に対する融資活動を補完する機関だというふうに一応なっていると思うのでありますけれども、昨今のような民間金融機関の貸し渋りが見られれば、補完というよりももう...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 早期是正措置、それから今審議をお願いしておる二法との関係についての御質問だと思うのであります。  早期是正措置は、委員もよく御承知のとおり、国内四%、国際八%というその基準をクリアするという努力を各銀行にしていただいて、そして自己査定をしてそれを公表する...全文を見る
○国強大臣(松永光君) お答え申し上げます。  今、委員から今回の二法はすぐに対応するためのものという御発言がございましたが、全くそのとおりで、緊急な措置としてお願いするものなんです。  そしてまた、まず短期的な目標を明確にしろという話でございましたが、全くそのとおりなんです...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  もう先生のおっしゃっていることもごもっともだと思うのでありまして、そういう考え方でこの法案の成立をお願いすると同時に、成立した後の実際の運用についても、情報開示それから市場原理、自己責任原則、それに基づいて法律は運用していかにゃな...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今までの大蔵省の金融行政、ややともすれば、ややともすればじゃない、実際のところ事前指導型の裁量行政的な色彩が強かったというふうに私は思います。今後は、先生御指摘のように、自己責任原則を前提にして、透明なルールを定めてルールどおりやったかどうかを後でチェック...全文を見る
○国務大臣(松永光君) まず私の考え方を申し上げて、後で金融検査部長から御答弁をさせていただくことにいたします。  今回の不祥事はまことに遺憾千万な話であります。こういうことの場合に、収賄容疑で逮捕された側の人が民間の人をいろいろ批判するということはちょっとどうかなという感じは...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今回の大蔵省の職員を中心にした不祥事、これによって大蔵省の金融行政に対する信頼感の喪失、これは大変なものだろうと思っております。  したがって、この喪失した信頼感を早く取り戻す、このためには我々としては、刑事事件によって逮捕された人の関係では捜査の結果を...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  委員御存じのとおり、六月までには金融機関に対する検査・監督の権限は大蔵省からなくなりまして、総理府のもとに新たに設けられる金融監督庁に移ります。そういたしますと、大蔵省と個々の金融機関との間の監督とか検査という関係はなくなるわけでご...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えを申し上げます。  今、委員が申されたことは一々ごもっともでありまして、行政の信頼回復、そのために過ちを犯した人に対しては内部調査もしっかりやって厳正に処置をする。そして、二度と起こらぬようにシステムも変え、あるいはまた職員の意識改革も進めて、まず...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 大変参考になる御意見を賜りまして、ありがとうございました。  実ば私、十三年前ですか、文部大臣をしておったことがございましたが、女性の課長が三人おりました。そのうちの一人は文化庁長官になり、今トルコの大使をしていらっしゃるのでありますが、大変すばらしい人...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、基本的な考え方として、法律に基づいて行政を進めるのが私の務めでございます。その守るべき法律は財政構造改革法なのでございまして、その法律によると、二〇〇三年度までに国及び地方の財政赤字をGDP比三%以下にするというのが一つ、二番目は二〇〇三年度までに赤...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 需要喚起は、基本的には民間活動によっての需要喚起が中心になるべきだ、こう私は思っております。  生意気なことを言うようですが、福沢諭吉先生は、家庭のもとは女性にあり、国のもとは民間にありと、今から百何十年か前にこうおっしゃったそうでありますが、私はその考...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 基本的なルールは明確に国で定めなきゃならぬ、そのルールに基づいた民間の活動と、こうなるんだろうと思います。そのルールに基づいておるかどうかということは後で行政がチェックをしなきゃならぬ、私はそういう考え方でございます。
○国務大臣(松永光君) 先ほど申し上げましたとおり、財政構造改革法の定める範囲内でそれぞれの財政活動をするのは当然のことであります。したがって、その中で資源配分機能も果たさなきゃなりませんし、あるいは必要な公共事業もやらなきゃならぬし、そのときそのときの必要に応じて適切な財政対策...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、財政構造改革法はそんなにがちがちのものとは思っていないんです。先ほど申したとおり、二〇〇三年度までに国及び地方の財政赤字をGDP比三%以下にすべしという一つの原則と、もう一つは二〇〇三年度までに赤字公債をゼロにする、その道筋についてはそのときそのとき...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は直す必要はないと思っているんです、がちがちじゃないんですから。がちがちでどうにもならぬと思っている人は直せとおっしゃるのかもしれませんけれども、そんなに窮屈なものとは思っていないんです。
○国務大臣(松永光君) しばしば委員のこの問題についての疑惑解明の努力、しっかりやっていらっしゃるというふうに思うんですけれども、私の方の側からすれば、山一証券の簿外債務に関連する疑惑については、どういういきさつで発生したのかということも含めて現在は証券取引等監視委員会が特別検査...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  お話がありましたように、この二月の月例経済報告、停滞しておると、それまでは足踏み状態であったわけでありますが、そういうふうに経企庁も発表したわけでして、私自身厳しさが増してきておるという認識をいたしております。しかし、最近の株価の...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 公的資金を使って担保に入っている不動産の買い上げという話は私は聞いておりません。私が聞いておる話は、抵当権つきの債権、不良債権になっておるんでしょうが、それの証券化という話は私の耳には入っております。それからもう一つは土地の再評価の問題、この二つが私の耳に...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は比較的頑固な方でございまして、従来からずっと申しておりますように、補正予算を通していただきました。それから、二兆円の特別減税も通していただきました。そして、それらの施策は実際に実行段階に入りました。今、御審議を願っておる金融安定化に関する二法案、これも...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先刻も御答弁の中で申し上げましたように、財政構造改革はがっちがっちがんじがらめとは私は認識しておりません。先ほども申したとおり、最終年度である二〇〇三年度までに、国、地方の財政赤字をGDP比三%以内、そして赤字公債ゼロ、この最終的な目標達成に向けて頑張って...全文を見る
02月12日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第4号
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○国務大臣(松永光君) 私が衆議院の予算委員長をしている当時にそういう資料がつくられまして、そして国会議員等に配付されておるという事実はよく承知しております。
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  先生御指摘のとおりだと思います。
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  市場が極めて正常な状態で作動しているような場合には、先生御指摘のように、公的資金云々ということは考えなくてもいいんじゃなかろうかというふうに思いますが、現在の我が国の状況、先ほど局長もお答えいたしましたけれども、市場の活動も萎縮し...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私の感じていることを申し上げさせていただきますが、融資の申し込みをした企業に対して、経営の将来性についてもそう心配はない、担保もちゃんとある、であるのに必要な資金を企業の方に融資をしないという状況のことを言うんじゃなかろうかというふうに思います。民間金融機...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  私は、権限を持っている人は権限の大きさに比例して、地位の高い人もそれに比例してより一層の倫理観を持っていなきゃならぬという基本的な考え方です。欧米にノーブレスオブリージュという言葉があるそうでございますが、それがヨーロッパでは行わ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、局長が申し上げましたとおり、二〇〇一年三月末までの時限措置ではありますが、特例業務勘定に十七兆円入れて用意することによってすべでの預金者に対して完全な安心感を与えることができると、そう考えているところでございます。それから、金融危機管理勘定の方へ十三兆...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 詳しいことは局長に答弁をさせることにいたしますが、要するに経営内容が著しく悪いものについては、これは対象にしないということが法律に書いてあります。経営内容は悪くはないけれども、その時点における金融市場等の影響で資金繰りが厳しくなるような銀行である、そしてそ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 理屈を言うつもりはございませんけれども、優先株を発行するかどうかということはまさに民間金融機関が自主的に判断してやるべきことでございますから、強制的に云々というのは私はあってはならぬことだというふうに思います。
○国務大臣(松永光君) 法案に書いてありますように、両院の同意を得て任命していただく三名の民間人の方、そして大蔵大臣、日銀総裁、預金保険機構理事長、それから金融監督庁長官、その七名の審査委員会で御審議願っている法律を一番の土台にするわけでありますが、それに国会における議論も踏まえ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほども申し上げましたけれども、法律とそれから国会における審議の状況等も参考にしていただいた上で審査委員会がお決めいただく基準と、こう申し上げたわけでありまして、その基準は公正中立な委員の人たちが決めることでありますから、それにお任せすることが最も適当では...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 民間金融機関は今日までもみずからの生き残りのためにある程度のことはしてきたと思いますが、細かい数字は政府委員に答弁させますけれども、しかしそれが十分であったとは私も思っておりません。したがって、先ほどお話がありました公的資金による資本注入を受けたいと申請す...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 民間金融機関の中小企業に対する融資姿勢、これについて貸し渋り等の批判があるということ、承知いたしております。  中小企業の方で堅実な企業経営をやっておる、多少の担保も出す、そうであるのに金融機関の方でこの早期是正措置をにらみながら資産を縮小していこうとい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げますが、個々の貸し渋りの原因といいましょうか、借りる側の中小企業の経営内容がいいのか悪いのか普通なのか、あるいは著しく悪いのか、そこを見ないと明確には言えない点があると思うんです。今お示しのいろんな数字がありますね、その中にはそこらのところが...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは予算委員会で佐藤議員からの質問であったと思うんです。  佐藤議員のおっしゃることは、簡潔に言えば、プロ野球選手に対する処置は極めて厳しい、それに比べて中島氏に対する処置は甘過ぎるんじゃないかと。ということは、身内に甘い処置をしたんじゃないか、それは...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 再び調査というのは、私が調査するということですか。――今まで二度、三度話は聞いたわけでありますが、私自身は国税の担当者から何回でも話は聞いていいと思っているんです。  ただ、既に二年前か三年前に、今申したようなわけで担当者が半年にわたって真剣に調査をして...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  私も、数年前に知り合いの中小企業の経営者から、今、委員のおっしゃった、銀行というところは天気のいいときに傘を貸して雨が降ったときには取り上げるものだということをその人のお父さんから聞いたということを聞かされまして、そういうものかなと...全文を見る
02月13日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第5号
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○国務大臣(松永光君) 私が御答弁申し上げる前に過去の経緯について総務審議官の方から答弁させまして、その後に私の見解を申し上げたい、こう思います。
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  今、委員の御指摘になりましたルービン財務長官の発言については、私どもも新聞等を見でほぼ承知しておるところでございます。要するに、日本に対して内需主導の経済成長をしっかりやってもらいたい、そういう要望的な演説だったろうと、こう思うの...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これから平成十年度の予算の審議をお願いするところでありまして、私どもはこの予算を日本の財政状況を考えると最良のものとして編成をし御審議を願うわけでございます。したがいまして、まずはこの予算の速やかな成立を図っていただけるようにお願いするのが第一でございます...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、局長が御答弁申し上げたと同じでございますが、おかげさまで一時の大変心配されるような状態は乗り越えてきたんじゃなかろうかと。委員の言葉をかりれば小康状態になってきているという感じ、私も同感でありますが、しかし三月期決算を前にして今後どう動いていくか、やは...全文を見る
○国務大画(松永光君) 情報開示の必要性、これは委員御指摘のとおりだと思います。金融機関の方の申請に基づいて審査機関で審査をする場合の基準の話でございますが、これは審議を願っておる法律を土台にして、そして両院における委員会の審議状況等も参考にしていただいて委員の先生方が協議をして...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  委員が今申されましたように、前三塚大蔵大臣は、大蔵省の職員に逮捕者が出て、そして大蔵省の行政に対する国民の信頼を著しく傷つけた、そういったことの責任を全体としておとりになったというふうに思います。私はその後を受けて、そのような事態...全文を見る
02月16日第142回国会 衆議院 本会議 第12号
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○国務大臣(松永光君) 平成十年度予算の御審議をお願いするに当たり、財政及び金融行政の運営の基本的な考え方と予算の大要を御説明したいと思いますが、その前に、このたびの金融検査をめぐる不祥事について申し述べます。  先般、大蔵省の金融検査部に所属する職員が収賄の容疑により逮捕され...全文を見る
02月16日第142回国会 参議院 本会議 第7号
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○国務大臣(松永光君) 平成十年度予算の御審議をお願いするに当たり、財政及び金融行政の運営の基本的考え方と予算の大要を御説明いたしたいと思いますが、その前に、このたびの金融検査をめぐる不祥事について申し述べます。  先般、大蔵省の金融検査部に所属する職員が収賄の容疑により逮捕さ...全文を見る
02月18日第142回国会 衆議院 本会議 第13号
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○国務大臣(松永光君) 羽田議員に御答弁申し上げます。  財政構造改革法と経済金融対策についてのお尋ねでしたが、この点については総理から詳細に御答弁がありました。私も同じ考え方でありまして、財政構造改革と景気対策とは二者択一のものではないと考えております。  こうした考え方で...全文を見る
02月18日第142回国会 参議院 本会議 第8号
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○国務大臣(松永光君) 平成八年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書、政府関係機関決算書、国の債権の現在額総報告並びに物品増減及び現在額総報告につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、一般会計におきまして、歳入の決算額は八十一...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 岡崎議員にお答え申し上げます。  八年度決算と財政運営、経済運営に関するお尋ねでございました。  総理からもお答えがございましたが、八年度予算は、景気の回復を確実にし、中長期的な安定成長につなげること等を経済運営の基本的な態度としつつ、限られた財源の中...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 渡辺議員にお答え申し上げます。  八年度決算に関する会計検査院の検査結果についてのお尋ねですが、申すまでもなく、国の予算は国民の負担に基づく貴重な財源を使用して国の施策を推進していくものであり、従来から厳正かつ効率的な執行について特に留意するよう各省庁に...全文を見る
02月19日第142回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○松永国務大臣 平成十年度予算の大要につきましては、先日、本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、予算編成の基本方針及びその概要を説明申し上げます。  平成十年度予算は、さきの臨時国会において成立した財政構造改革法に従って、歳出全般...全文を見る
02月19日第142回国会 参議院 本会議 第9号
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○国務大臣(松永光君) 菅野議員にお答え申し上げます。  その前に、のどを痛めて悪声でありますことをお許し願いたいと思います。  私に対する第一の質問は、金融検査の予告制導入に関する御質問でした。  この点につきましては、今総理からお答えもあったわけでありますが、一、二つけ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 井上議員にお答え申し上げます。  今般の大蔵省の不祥事関連の御質問でございますが、今回の事件はまことに遺憾なことであり、厳粛に受けとめるとともに、改めて深くおわびを申し上げる次第でございます。  被疑者については、既に懲戒免職処分にいたしましたが、今後...全文を見る
02月20日第142回国会 参議院 本会議 第10号
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○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  私に対する質問要旨は、財政と金融の分離の問題であったかと思うのでございますが、これについては総理からもお答えがありました。私は、財政と金融の分離の問題は着実に進めていくべきである、こう思っております。  議員御承知のとおり、昨年...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 上田議員にお答え申し上げます。  今回の金融システム安定化策は、護送船団方式の継続ではないかというお尋ねでございますが、今回の対策は、金融危機管理上の時限的な措置でありますし、個別の金融機関の救済を目的としたものではありません。また、優先株等の引き受けに...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 真島議員にお答え申し上げます。  私に対する質問は、社会資本の整備についてでございましたが、むしろ真島議員の方が詳しいぐらいでありますけれども、十年度の公共事業予算につきましては、高規格幹線道路や国際ハブ空港、港湾等の物流効率化対策に資する事業について優...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 北澤議員にお答えを申し上げます。  御指摘のとおり、きょうのこの本会議が終わったならば、ゼロ泊三日の予定でG7並びに日米蔵相会議に行ってまいります。  どういうことでやってくるかというと、まず、アメリカのルービンさんが何と言おうと、私としては、総理の指...全文を見る
02月20日第142回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○国務大臣(松永光君) 平成十年度予算の大要につきましては、先日、本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、予算編成の基本方針及びその概要を説明申し上げます。  平成十年度予算は、さきの臨時国会において成立した財政構造改革法に従って、...全文を見る
02月24日第142回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○松永国務大臣 お答えいたします。  私は、衆議院議員になって以来今日まで、議員という立場を使って不正な利益を一銭たりとも得たことはありません。常に政治倫理を守ってきておるつもりでございます。
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  委員御指摘のように、国家公務員法に基づく処分を受けた人が勲章になってかえって出世するなどということは、私はあってはならぬことだというふうに思います。事実関係がどうなっているのかよくわかりませんので、そういう点はよく調べてみたいというふうに...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  私は、中島氏に対する課税問題を再調査しますということを申し上げたのじゃないのですよ。事柄は、ちょうど今事業所得者の確定申告、納税期でありますが、そのときに当たり、プロ野球選手に対する処分を引き合いに出して、それに比べれば中島氏、大蔵のOB、...全文を見る
○松永国務大臣 お答えを申し上げます。  その前に、鳩山さん、恐縮ですけれども、先ほどの大蔵省の強大な権限の話の中で、そこに図面がありましたけれども、銀行、証券に対する権限が書いてありますね。その銀行に対する監督検査それから証券会社に対する監督検査は、六月までの間に大蔵省からな...全文を見る
○松永国務大臣 努力の姿はわかっていただいたというふうに、私は思いました。
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  大蔵省の職員で金融機関の検査に携わる者が多額の接待を受けて、そして捜査機関に逮捕されて今捜査を受けておる、一部については起訴をされておる。そういう事件が発生したことはまことに遺憾なことでありまして、私ども、それを厳しく受けとめております。...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  定年制八十などというのは論外だと思います。  それから、賃金の問題等、これも国民の目から見てなるほどと言われる程度まで引き下げるとか、そういったきちっとした処置をしてもらわなきゃならぬ、こう思っております。
○松永国務大臣 まず第一に、大蔵省側とそれから金融機関との間で意見交換をする必要があるかもしれません。その場合にはオープンの場で意見交換をしましょう、さすれば隠れたところでこそこそ話をする必要はない。そういう意味で、透明性のある行政に切りかえていこう、こういう趣旨だと私は理解して...全文を見る
○松永国務大臣 たくさんあると聞いておるわけです。  それで、これからは通達による行政とかあるいはまた事前の指導型の行政はやめましょう、早期是正措置を導入する機会にルールは明確に出して、そして、そのルールに合っているか合っていないかを事後にチェックするという形の行政に切りかえて...全文を見る
○松永国務大臣 それは、そんな細かい点は存じません。
○松永国務大臣 そこで、先ほど申し上げましたように、明確なルールをきちっと定めますよ、明確なルールを。そして、今までの事前指導型の裁量行政をやめます。明確に定めた透明性のあるルールに合致しているかどうかを事後的にチェックします。そういう形の行政に転換します、こう申し上げておるわけ...全文を見る
○松永国務大臣 ここで一つ私にわからぬ点は、適正な掛け目というところだけです。あとは、なるほどなとわかります。
○松永国務大臣 先ほどの分も含めまして、先ほどの分は、適正な掛け目というものが私にはよくわからないと申し上げたわけです。何割を掛けるのかということだろうと思うんですけれども、そういうことを考えて、まあ間違いなく担保はとれよという注意書きだとこれは見ました。  こっちの、もう一つ...全文を見る
○松永国務大臣 委員の御指摘、まことにごもっともだと思っております。  先ほどのこの資料、これはもう当たり前のことが書いてありますね。要するに、不動産を担保にとる場合には時価に偏重することなく、いいことが書いてありますよ、価格の妥当性を十分チェックすべし、それに適正な掛け目を掛...全文を見る
○松永国務大臣 御答弁申し上げます。  先ほど鳩山委員の御質問に対しても答弁いたしましたけれども、とにかく金融機関に対する監督と検査の権限、六月までの間に大蔵省から別の役所、金融監督庁に移ります。そして、大蔵省に残るのは小ぶりの金融企画局だけになるわけでありますが、しかしそれも...全文を見る
○松永国務大臣 その点につきましては、委員もよく御承知と思いますが、相当の時間にわたって与党三党の間で議論がなされて、その結論が言うなれば今回の中央省庁再編基本法の中に盛り込まれておるわけです。  すなわち、金融破綻処理あるいは金融危機管理に関する事項、これは実際問題として財政...全文を見る
○松永国務大臣 私はG7の場で、日本がもう少し努力をすることが望ましいという話は耳にいたしました。聞きました。それに対して私は、補正予算でとった措置の説明を十分にし、かつ金融システム安定化策の説明を十分にし、かつ平成十年度の予算、そしてその中に含まれてくる法人税等の減税あるいは金...全文を見る
○松永国務大臣 共同声明の中身は委員御存じのとおりでありますが、我々がこれからやろうとしている政策、例えば金融システムの安定化のための施策、これなどはこれから始まるわけでありまして、これが実行に移されて本格化してくれば、少なくとも日本の金融システムについての信頼度はぐんと高まる。...全文を見る
○松永国務大臣 私の方から申し上げて、それに対して向こうから何か要望があったということではございません。私が申し上げたことについては、それはそれなりにわかったという感じでございました。
○松永国務大臣 G7における他の国の希望だというふうに私は受けとめますが、同時にまた、これから我々がやろうとしている政策についてどれだけ先方の方でわかってくれたか、これはこれからの問題だと思っております。
○松永国務大臣 今の点に関することをもう少し詳しく申し上げますと、「日本においては、経済活動は低迷し、見通しは弱い。回復のためには、金融システムを強化するための引続きの行動及び経済の開放度を高めるため金融その他のセクターの規制改革が必要である。我々は、金融システムの「ビッグ・バン...全文を見る
○松永国務大臣 深谷委員にお答えいたします。なお、御苦労さまと慰労していただきまして、ありがとうございました。  金融機関が今日まで何をしてきたか。金融機関の抱えている不良債権の中には、あのバブル時代に野方図な貸し方をしたのはないのか。中小企業その他堅実に企業経営をやっている人...全文を見る
○松永国務大臣 中坊さんがリードしておるあの住専処理機構での債権の取り立て、しっかりやっていらっしゃることについては心から敬意を表したいと思います。  それを参考にしたわけではありませんけれども、まあ参考にしたんだと思いますけれども、預金保険機構の中に責任解明委員会というものを...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げたことにつながってくるわけでありますが、金融機関の役員の報酬、相当高いことは私も聞いております。ただ、賞与の方は七年度及び八年度はもらってないようでありますが、いずれにせよ、役員の報酬にしてもあるいは一般行員の給与にしても、高いということは事実のよ...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  委員御指摘のとおりでありまして、銀行を検査するその担当者が銀行側と癒着して、そして検査日を教えたり等々のことをしてきたということは、まことにけしからぬ話でございまして、こうした事態を招いたということ、まことにざんきにたえないところでありま...全文を見る
○松永国務大臣 お答えをいたします。  まず一つは、金融機関に対する行政のあり方がこれから変わります。すなわち、事前指導型の裁量行政から、明確なルールをつくって、そしてルールに合致しているかどうかを事後にチェックするという形の行政に変わっていくわけであります。したがいまして、検...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今委員のおっしゃった数字、非常に多いなという率直な感じでございます。  私自身も、委員御指摘のように、非常に有能な人が役人を定年退職し、あるいは定年の少し前に退職して、そしてその人物を活用しようというわけで民間の方が来てくれというわけでお...全文を見る
02月25日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号
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○松永国務大臣 財政及び金融行政の運営の基本的な考え方と平成十年度予算の大要につきましては、先般の財政演説において所信を申し述べたところでありますが、本委員会において重ねて所信の一端を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げる次第でございます。  まず、このたびの金融...全文を見る
02月25日第142回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○松永国務大臣 お答え申し上げます。  御存じのとおり、先般、G7に私行ってまいりました。その席で実はIMFの方から、日本においては、一九九八年における経済活動を下支えするために財政刺激の必要があるという見解が述べられたわけです。これはIMFの見解。G7参加国の共通の認識という...全文を見る
○松永国務大臣 私が日本政府が今とっておる施策の説明をしたということでありますし、それから、我々として何よりも強くお願いしていることは、平成十年度の予算の速やかな成立、関連法案の成立、それを速やかに実行するということに我々は力を入れていきますということを申し上げてきたわけでござい...全文を見る
○松永国務大臣 今申し上げましたように、我が国の経済の現状が厳しいということについてのIMFの説明、これはそのとおりあったわけでありますが、私としては、それはそれとして、こういう政策をこれから力強くやってまいりますということを申し上げてきたわけであります。
○松永国務大臣 ルービンさんの意見は意見でございまして、私は、日本政府の大蔵大臣として日本政府の考え方を強く主張してきたということでございます。
○松永国務大臣 現在ただいま平成十年度の予算の審議をお願いしているところでありまして、この予算を一日も早く成立させていただきたい、そして関連法案も成立させていただきたい、それを速やかに実行に移させていただきたいというのが私の願いでございます。
○松永国務大臣 お答えいたします。  本来、政府系金融機関は民業補完といいますか、そういう立場でやってきたわけであります。しかし、今委員御指摘のような緊急で大変な事態でありますから、そういう上限を撤廃する措置を、まあ撤廃という言葉は適当でありませんけれども、詳しく言いますれば、...全文を見る
○松永国務大臣 二見委員にお答えいたします。  私の任務は、今御提案申し上げ、審議をしていただいているこの十年度予算を、一日も早く審議して成立させていただくことでありますが、先ほどの野中議員のことにつきましては、これは野中議員が個人的に意見をおっしゃっておったわけでありまして、...全文を見る
○松永国務大臣 野中さんの個人的な意見としておっしゃっていることは、私は直接聞いたわけでありませんけれども、人から聞いたことが多いのでありますけれども、要するに平成二年度、平成三年度に郵貯の定額預金の預け入れがうんとあった、それが十二年度、十三年度に満期が来てそこで支払いがなされ...全文を見る
○松永国務大臣 今御提案申し上げている予算を一日でも早く通していただくようにお願いするというのが私の立場なのです。
○松永国務大臣 先ほど二見委員も、財政構造改革の必要性は認める、こうおっしゃいましたね。(二見委員「当たり前だ、そんなことは」と呼ぶ)当たり前のことでしょう。それで、財政構造改革法は、もう私が言うのはかえって恐縮でございますけれども、これから六年後、二〇〇三年度の時点において赤字...全文を見る
○松永国務大臣 私に対する批判はどうぞ御自由に、結構なんでございます。  ただ、国の財政、経済というものは、やはり四月一日から新年度が始まるわけでありますから、できることならば、平成九年度の予算、補正予算、その執行に引き続いて十年度の予算がすき間なく実行できるという状態に持って...全文を見る
○松永国務大臣 G7の会合で、最終的に、今申されたような声明になったことは事実であります。ただ、私は、日本の大蔵大臣でありますから、日本側の主張はきちっとやってまいりました。  特に、平成九年度の補正予算の内容、特別減税の実行の仕方、それから平成十年度の税制改正、こういったもの...全文を見る
○松永国務大臣 G7の会合における日本に対する見方は、先ほど委員が申されたような見方になっておるわけであります。しかし、私の日本政府を代表しての意見は、先ほど申したとおりであります。IMFの見方が先ほど申されたとおりであることは間違いありません。それはそれとして、我々の方は我々の...全文を見る
○松永国務大臣 IMFが先ほど申されたようなことで意見を発表したことは事実で、そう発表したという事実を私は認めましたけれども、財政出動の必要性があるということを私が認めたわけじゃありません。IMFの報告について、私の方が拘束されるということは実はないのでございます。
○松永国務大臣 お答えいたします。  IMFの見方として、そういう財政刺激の強い理由があるというのがIMFの見方なんです。それを他の国がそのとおりだというふうに言っているわけじゃないし、日本もそれについては、日本は別の見解だ、こう言っているのです。IMFの見方として……(発言す...全文を見る
○松永国務大臣 そういう説明をするということを他の国も認めたわけで、内容自身を了承したわけじゃないんです。
○松永国務大臣 正確にお答えいたします。  IMFの見方が共同声明に入っており、そういう見方があるんだということは認めたわけでありますけれども、その内容について日本は合意しているわけではないのでございます。
○松永国務大臣 IMFの見方に日本が拘束されることはないというふうに思います。
○松永国務大臣 その内容について日本が合意したことはないのです。
○松永国務大臣 IMFでそういう見方があるという事実は認めましたけれども、内容そのものを日本が認めたわけじゃない、こういうことでございます。
○松永国務大臣 IMFの見方が先ほど言ったような見方であるという事実は認めるわけでありますけれども、日本はその内容について実は合意をしてないわけです。日本はそうは思わない、こういったことを申し上げておるわけであります。
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、IMFが、先ほど申したとおり、財政刺激の必要があるというふうな見方をしておるという事実、これは認めるわけでありますけれども、日本はそうは思わぬものですから、これに合意はしていないのです。なお、そのことについて日本が合意していませんか...全文を見る
○松永国務大臣 七カ国蔵相・中央銀行総裁会合声明というのは非常に長文なものでございまして、合意した点は合意したとなっているんです。評価したという点は評価したとなっているんです。したがって、先ほどの点については、七カ国が合意したとはなっていないんです。IMFはそういう見方をしている...全文を見る
○松永国務大臣 金融システム安定の一番基本になるのは、預金者の預金した銀行についての信用と信頼、それから取引関係者の信頼、これが金融システム安定の基本だと思います。そしてまた、銀行そのものが、銀行を含めた金融機関というものが、真剣にリストラをやっておるという姿はまだ十分には見られ...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申しましたけれども、銀行の社会性、公共性、これをしっかり踏まえていただいて、適切な経営理念も打ち立てて、それを実行していただく。もちろん、人件費の問題、あるいはまた重役等の数とか、その報酬とか、これが異常に高いという批判もあります。そういった点もきちっと直...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど、社会性、公共性、こういったことをしっかり踏まえて、そうして行動してもらいたいということを申し上げたのは、そういう意味も含めておるわけであります。  先ほど言ったとおり、具体的には審査委員会が基準を決めていただく、その基準に基づいて資本注入がなされるかどう...全文を見る
○松永国務大臣 けさの新聞に、大蔵省の幹部の人の退職金の数字が出ておりましたが、あれが退職金規定に基づく数字ならば、これは問題ないと思うのでありますけれども、ただ、これから金融機関の資本充実のために公的資金を使うということであるその前提として、先ほど来申し上げておりますように、金...全文を見る
○松永国務大臣 私は、そのテレビか何かの座談会の話は聞いてないものですから。ただしかし、破綻した金融機関等の経営者に背任的な行為があったり、あるいはまた、貸すべからざるところに調査不十分なまま貸してしまったという落ち度があったり、そういう刑事、民事の責任がある人にとっては、徹底し...全文を見る
○松永国務大臣 いわゆる天下り問題、大変厳しいおしかりを受けておるわけでありますが、公務員をやめた人がその後の人生をどう働くかという問題も実はあるわけでありまして、民間金融機関で、その人の持っている能力を生かして働いてもらいたいという企業と、やめた人との間の合意の上で就職が決まっ...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げたわけでありますけれども、公的資金を活用して資本の充実その他の求めをして申請をする場合には、当然のことながら、審査委員会で定めた条件というのがあるわけです。その条件は、間もなく決められて公表されますが、私が思うのに、法律にも関係することでございます...全文を見る
○松永国務大臣 先般成立させていただきました法律に基づいて、民間人三人、選任をさせていただいたわけでありますが、それで構成される審査委員会がいろいろな条件を決めるわけですね。そしてそれを公表するわけです。それに基づいて申請がなされる。その申請に基づいて審査委員会が審査をする。審査...全文を見る
○松永国務大臣 これは見解の相違になるんじゃなかろうかと思いますけれども、私は、各銀行が自主的な判断で自己資本の充実を図ろうと。しかし、その前提として、先ほど申し上げましたような、社会性、公共性を踏まえた適切な経営理念を明示する、あるいは合理化に関する基本方針を立てて、給与の引き...全文を見る
○松永国務大臣 銀行が発行する優先株を取得するのでしょう。優先株は、株主総会に行って議決権は行使できないのでしょう。その意味で、大蔵省の傘下に入るのでもなければ、社会主義になるのでもない、こういうふうに私は思います。
○松永国務大臣 この制度は緊急の制度なのです。恒久的にやるわけではありません。しかも、卵が先か鶏が先かという話になるかもしれませんが、我が国の金融システムについての信頼度が落ちてきておる、そのことが企業あるいは消費者のマインドに非常に悪い影響を及ぼしておる、そこで緊急に金融システ...全文を見る
02月26日第142回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○松永国務大臣 御答弁申し上げます。  その前に、七カ国蔵相・中央銀行総裁会合というのが正式の会合でありまして、その意味では、七カ国の蔵相と中央銀行総裁が正式メンバーでございます。それで、会合の声明にもありますように、その七カ国の蔵相・中央銀行総裁会議にカムドゥシュIMF専務理...全文を見る
○松永国務大臣 そういう会合でどの国がこう言った、どの国がそう言ったというふうなことは口外しないというか、公にしないというのが会議のエチケットだそうでありますが、日本以外のすべての国が、日本の言うことは違うという発言があったわけじゃありません。
○松永国務大臣 会議の席で、日本以外の代表がすべて、IMFの専務理事が言っていることは正しい、そうだという発言があったわけじゃありません。
○松永国務大臣 私の認識では、インドネシア、タイなど、アジア地域における通貨・金融不安、これに対して先進七カ国がお互いに協力し合って支援をし、そして改善をしていかなければならぬ、そういったことが主たる目的だという認識で私は参加したわけであります。  もちろん、そのためには、アジ...全文を見る
○松永国務大臣 今申したとおり、アジアにおけるインドネシア、タイその他の国々の通貨・金融不安、これを解決するために先進七カ国が協力し合っていこうということが大事な課題であったわけでありますけれども、同時に、その中で日本自身の経済を強くしていくという努力も、これは当然大切なことなん...全文を見る
○松永国務大臣 私は思いますのに、今回の共同声明の中で特に重点が置かれておったのは、為替市場及び金融市場の動向について、十分監視しながら適切に協力していくということで合意ができたということ、それからアジアの動向についてこれまた合意ができたということ、これが私は特色ではないかな、こ...全文を見る
○松永国務大臣 認識はもちろん持って参加したわけでありますが、それだからこそ、日本の経済を強くするために、我々はかくかくしかじか、こういう政策をやってきたし、これから大いにやろうとしているということを強調してきたわけであります。  その点については、御指摘のとおり、「日本におい...全文を見る
○松永国務大臣 私が先ほど申し上げましたけれども、日本は財政構造改革を目指しておるわけであるが、その中で、財政構造改革路線の中で許される範囲の最大限の努力をしてこういう政策をやることにし、それがすなわち二兆円の特別減税であり、あるいは補正予算を意味するわけでありますが、そしてさら...全文を見る
○松永国務大臣 日本の経済政策、財政政策の前には財政構造改革法というのが存在しておるわけでありまして、その範囲の中での政策をやらざるを得ないわけなんです。したがって、相当知恵を絞らなければならぬわけでありますが、そういう形で知恵を絞ってこういう政策をやることにし、九八年度でも新た...全文を見る
○松永国務大臣 お答えします。  英国の蔵相との会談、これは言うなれば初顔合わせでありまして、内容に立ち渡った話はほとんどありませんでした。ルービンさんとはもう少し時間がありましたので、財政構造改革をやっている中で日本国政府はこれこれしかじか、こういう努力をしていますということ...全文を見る
○松永国務大臣 私が、日本政府はこういうことをやりました、それから九八年度でこういうことをやりますという立論の前提には、財政構造改革の中で最大限の努力としてこういうことをしました、あるいは、これこれこういうことをします、こういう私の立論になっておるわけであります。前提になっておる...全文を見る
○松永国務大臣 私は、そこまでレクチャーを受けたという、記憶には残っていませんけれども、しかし、御存じのとおり、日本の経済政策、財政政策というものは、財政構造改革法という大きな網がかかっている。その中で知恵を絞って、最大限の政策をやっていかなければならぬ、こういうことでありますか...全文を見る
○松永国務大臣 お答えを申し上げます。  委員御指摘のとおり、平成十年度の税制改正で、法人の基本税率、三%下げて三四・五に、法律が通ればなるわけでございます。そうすると、アメリカの連邦法人税率三五%よりも低い水準になります。  しかしながら、今御指摘のとおり実効税率の面ではま...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  高齢化が進展していきますと、委員よく御承知のとおり、国民負担率は長期的にはある程度上昇していくことは避けられない、こういうことでありますけれども、しかし、極力その上昇を抑えていく必要がある。こういった考え方で、踏まえるべき留意点の一つとして...全文を見る
○松永国務大臣 平成十年度で五〇・七ということになる点についての御指摘だと思うんですが、これはもう委員も御承知と思いますけれども、国鉄長期債務の問題、そして国有林野累積債務の問題、これを処理するという関係から一時的に膨らんだものであるというふうに理解をしております。平成十一年度は...全文を見る
○松永国務大臣 委員の御指摘は、去年の暮れに不良債権額として各金融機関が自主的に開示した額、これが二十八兆として各金融機関が集計したものがそれでございますが、今回、今回というかその後に発表したやつが七十七兆になっている、数字が違うじゃないか、こういう御指摘でございます。これは委員...全文を見る
○松永国務大臣 これはG7で合意した内容でございます。  その中で、私が申し上げたいのは、それが回復のためには、金融システムを強化するための引き続いての行動、それから経済の開放度を高めるための金融その他のセクターの規制改革、これが大切と。我々はそれを今やりつつあるわけであります...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども海江田委員の質問に対してお答え申し上げたわけでありまして、そのことの繰り返しになるわけでございますけれども、とにかく財政構造改革ということの中で最大限努力をして、我々は、二兆円の特別減税もやらせていただき、あるいは補正予算も成立をさせていただき、今それが実...全文を見る
○松永国務大臣 西川先生にお答えしますが、それは大変申しわけない応対の仕方であったと思います。それは役人であろうと一般人であろうと、人様からかかってきた電話を取り次ぐ場合に、今申したような形で取り次ぐというのは、私は、人間として、少なくとも大人としての基本的なマナーといいますか、...全文を見る
○松永国務大臣 政府が国会に予算を提出して御審議をお願いするものを、最善じゃありませんという形での御審議のお願いの仕方はできないはずでございます。したがって、現段階においてはこれが一番いいもの、こう信じて御審議をお願いしておるのですから、どうぞよろしく、こういうことで申し上げてい...全文を見る
○松永国務大臣 恐縮ですが、隅から隅までは読んでおりません。
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたとおりでございますが、内閣が閣議決定をして、そして国会に予算を提出し御審議をお願いする以上、これは最善ではございませんということでお願いするわけにはまいりません。やはりこれが一番いいと信じて審議をお願いしているのでございます、こう申すしか言い...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  特別児童扶養手当関係の予算というのは、委員もよく御承知と思いますが、少子・高齢化が進んでまいりますというと給付と負担の増大が見込まれます。そうした中で、将来にわたって安定した社会保障制度を構築するために、必要な給付は確実に保障しつつ、給付の...全文を見る
○松永国務大臣 私が申したのはそういう意味ではございません。  当該銀行の現在の状況、将来どういうふうに改善していくのかという計画、そういったものについては審査委員会に提出がされます。それをもとにして審査委員会が審査し、そして審査の概要は公表することになっておりますので、その範...全文を見る
○松永国務大臣 委員御指摘のように、補正予算については、その編成事由が財政法第二十九条により定められておるわけでありまして、財政構造改革を進めるという立場でありますから、補正予算の取り扱いについては、財政法第二十九条の趣旨を厳正に判断して適切に対処していかなければならぬ、こういう...全文を見る
○松永国務大臣 今、涌井主計局長が申し上げましたとおり、財革法には三つの大きな縛りがあります。一つは、先ほど話がありますように、毎年特例公債を減らしていくということ、二〇〇三年にはそれをゼロにするということ、同時にまた、国、地方を通じての財政赤字をGDP比三%以下にすること、この...全文を見る
○松永国務大臣 率直に申し上げます。私には、秋口のことの頭はございません。  今御審議をお願いしておる平成十年度予算、そしてそれの関係の減税法案が予算関連であるわけでありますが、その減税法案は、御存じのとおり、法人税減税、それから教育減税やその他の減税、それから金融関係の減税、...全文を見る
○松永国務大臣 取り消せとおっしゃいましても、今お願いしておるこの十年度の予算、そしてその関連の法案、特に減税関係法案、それを速やかに成立をさせていただきますようにお願いしたいという気持ちで実は頭がいっぱいでございます。
○松永国務大臣 大変恐縮ですが、同じことを言うしかないんです。  私は、今御審議をお願いしておるこの予算、これを切れ目なく実行に移させていただきますように、速やかな成立をお願いしたいというその気持ち、それからもう一つは予算関連の法案、特に減税法案、これも速やかに実行に移すことが...全文を見る
○松永国務大臣 今の状態は国民に増税をお願いするような環境にはない、そう考えております。
○松永国務大臣 協会で定めた自主的なルール、そのルールに従わない、違反している者がどれだけおるか、それを調べて報告を求めなさい、こういう趣旨でございますか。(中井委員「口座数、借名、仮名」と呼ぶ)事務方と相談して、可能ならばぜひやらせたい、こう思います。
○松永国務大臣 午前中の質疑の場合に詳しく申し上げたつもりでありますが、IMFの専務理事さん、この方は、実はG7の正規のメンバーというよりはオブザーバーの立場で御出席なさって、そしていろいろ意見を述べられたわけであります。  七カ国蔵相・中央銀行総裁会議の声明、この声明というの...全文を見る
○松永国務大臣 私が申し上げたことは、要するに、我が国がことしになってからとった施策、すなわち二兆円の特別減税、補正予算、それを実行に移しつつありますし、それから金融システム安定のための公的資金三十兆を使っての措置、そういったことを説明した上、これから九八年度の予算の速やかな成立...全文を見る
○松永国務大臣 サマーズさんが駐米大使に言ったということの記事を私は見ましたので、その点については実は榊原氏に確かめさせたわけです、サマーズさんに対して。そうしたら、あの記事は正確じゃないという返事が榊原氏にあったということでございます。
○松永国務大臣 野中さんの御意見、これは前にも聞いたことがございます。ただしかし、まだまだ不確定な要素があるようでありますので、今直ちにそれを財源にして云々というところまで行くのには非常な困難性がある、こういうことでございます。  なお、これからの景気対策等については、先ほど総...全文を見る
02月27日第142回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○松永国務大臣 お答え申し上げます。  今御提案申し上げておる十年度予算、これを一日も早く審議をして、そして上げていただいて、新年度から切れ目なく十年度予算に基づく事業というものを推進することができるように、同時にまた、関連法案、減税法案、これも速やかに成立をさせていただいて、...全文を見る
○松永国務大臣 委員よく御承知のとおり、社会保障関係の予算につきましては、少子・高齢化が進行する中で、経済の発展、社会の活力を損なわないよう構造改革を推進し、制度の効率化、合理化を進めつつ、必要な給付を確保するという方針で編成をされたわけであります。十年度予算においても、実は、公...全文を見る
○松永国務大臣 しばしば申し上げているところでございますが、平成十年度の予算の審議をお願いしておる大蔵大臣の立場としては、政府の立場でございますけれども、とにかくこの予算を速やかに成立させていただきますように、ひたすらそれをお願いするところでございます。そして、新年度に入ると同時...全文を見る
○松永国務大臣 委員御指摘のとおり、昨日の審査委員会で審査基準の案が決められて公表されたわけでありますが、私、その委員会に参加させてもらって、委員長以下の委員の人たち、それから預金保険機構の理事長あるいは事務局長、こういう方々の専門的な知識の深さといいますか、豊富さにびっくりいた...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたとおり、申請するかどうかは民間金融機関の自主的な判断なんです。そしてまた条件の中に、例えば人件費を、現在はこれ、二年後はこれだけに減らすとか、あるいはまた役員の報酬も、現在はこれ、二年後はこれだけ減らす、こういったことを明らかに計画を立てて出...全文を見る
○松永国務大臣 一般の例えば製造業その他の従業員よりも、どのくらいかな、二割あるいは三割かな、そのくらい高いのじゃないかなというふうな知識は私にはあるわけですけれども、もっと高いのかどうかは知りませんが。
○松永国務大臣 リストラ計画についても相当厳しいことを要求する、そういう基準になっているというふうに私は見ました。特にきいてくるのは役員の数とか役員の報酬、これを相当縮減するということが要請されておると思うのでありまして、これも相当きいてくるんじゃないかな。  さようなわけで、...全文を見る
○松永国務大臣 詳細は局長にやらせますが、私の考え方は、要するに、我が国の金融システムを安定化させ、そして信頼を高める。しかし、同時にまた自己資本がふえますから、したがって貸し付ける余力が大きくなってきます。その結果として、貸し渋りにも相当貢献するものだというふうに思っておるわけ...全文を見る
○松永国務大臣 委員にお答えする前に、先ほど総理からも答弁がありましたけれども、堺屋太一さんの話でございますが、そういったことは絶対あってはならぬことなんです、これは。私は、そういうこと、あるとは信じておりません。  というのは、実際の話ですから申し上げますが、今度の国会が始ま...全文を見る
○松永国務大臣 大蔵省に採用された若い公務員、いわゆる上級職に合格して採用された若い公務員、これに税務行政の現場の経験をさせよう、そういったことから現場の税務署に行かせるというのが今までの例だったわけですね。  それが、今委員御指摘のとおり、余り若いうちに、税務署長さん、二十代...全文を見る
○松永国務大臣 私は、この財政法の規定、これを遵守しながらやっていかなければならぬ立場であります。今の建設公債の償還期限六十年、発行した国債に見合う資産といいますか、それの存続期間が大体それに近いところだろうということから六十年償還になっておるというふうに聞いておりますけれども、...全文を見る
○松永国務大臣 今、委員御指摘のサンジャイ・ガンジー医学研究所に供与されていた機材の中には、インドの不規則な電圧事情等いろいろな事情もあったようでありますけれども、いずれにせよ、故障し、スペアパーツの不足等の事情もあって修理も十分できないで利用頻度が少ない機材がある、こういったこ...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたしますが、委員はもう常にこの十年度予算をデフレ予算、デフレ予算とおっしゃいます。そして、欠陥予算といったような非難もございますけれども、私ども国会に予算を提出して審議を願う以上、これが今の段階では最良のものだということで御審議をお願いしておるわけでござい...全文を見る
○松永国務大臣 銀行自体が違法行為をしたことによって行政処分を受けておるのが第一勧業銀行だと思います。  そういう銀行に対する措置が審査基準ではどうなっておるのか、私はつまびらかではありませんが、きのう決められた基準によりますというと、不祥事のあった銀行、ただそれだけで受け付け...全文を見る
○松永国務大臣 私、先ほど申し上げましたのは、銀行が法令に違反した場合には銀行法二十六条、二十八条で厳しい行政処分がなされる。現に、第一勧銀についてなされたわけですね。それはそれでございます。  銀行の職員に何かの非違があった場合にどうするかということについては、現在起こってい...全文を見る
○松永国務大臣 大蔵省の職員が、人事の刷新とかあるいはまた人事の若返りとかあるいは人事の活性化とか、そういったことから、定年までおらずに途中でやめて民間に行くというのがいわゆる天下りということで言われることであるかもしれませんが、問題は、その民間企業への就職というものはやはり人事...全文を見る
○松永国務大臣 私はないと思うのですけれども、あってはいかぬ、こう言ったわけです。
○松永国務大臣 組織的ということを私は言い切るほどの自信はありません。大蔵省の上の方の仕事をやっていて、相当見識もある、顔も広い、こういう人を我が社に迎えれば我が社のためにプラスになるだろう、こういったことで、企業と本人との間の交渉というか、それで決まるのではないかなというふうに...全文を見る
○松永国務大臣 存じません。
○松永国務大臣 今申されたことは、私はみんな初めてのことでありますから、事務方の方からどういうことになっているのかよく聞いてみます。
03月02日第142回国会 衆議院 予算委員会 第16号
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○松永国務大臣 山一の件は、証券取引等監視委員会が特別検査をやっておったところなのでございまして、内容については、証券取引等監視委員会の事務局が来ておりますので、必要があれば答弁させます。  なお、これが捜査当局の捜査の対象になれば、これはもう捜査当局の捜査にゆだねるしかない、...全文を見る
○松永国務大臣 委員も御承知のことと思いますけれども、示達書というのは、検査部が検査をして、その会社に、こういう点が問題ですよ、これはよくありませんよというわけで、改善措置を指示する文書なんですね。それに対して、後で、こういう点はこう直しましたというふうに当該会社からは返ってくる...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど申したとおり、検査の結果、問題点を発見しますね、発見したら、それを直しなさいという行政指導といいますか、注意書きが示達書なわけですね。通常は、その示達書に書いてあることを真摯に受けとめて、そして改善措置をして、これこれしかじか改善しましたという回答書が示達回...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど申したとおり、問題ある会社だということで、問題点を指摘して改善措置を指示したのが示達書ですね。その示達書が外に出るというのはおかしいのでありますが、回答書について、普通ならばきちっと改善をして示達回答書を送ってくるはずなんです。ところが、それが改善されていな...全文を見る
03月03日第142回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○松永国務大臣 お答えを申し上げます。  参議院の予算委員会における質問の趣旨は、今申されましたけれども、一方において、プロ野球の選手については告発があり、そして刑事事件となって刑事処罰も受けた。一方、二年前のことでありますけれども、中島某氏は、告発がされずに、実は重加算税そし...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  昨年の第一勧銀の問題にかかわる内部調査、これは結果において大変不十分なものであったということは、おわびをしなければなりません。その当時はすべての書類が捜査当局に押収されておって、それで、第一勧銀側にいろいろなことを聞いてもほとんど口を割っ...全文を見る
○松永国務大臣 自民党の山崎政調会長の話につきましては、事前にはもちろん、今でも、具体的に大蔵省の方に何の話もまだございません。自民党の方で、山崎さんを中心にこれから御意見をおまとめになるのかなというふうに私は見ております。
○松永国務大臣 先ほどもお答え申し上げましたとおり、山崎さんの方から今日まで大蔵省に対して何の申し出もございません。恐らく、政調会長の立場でこれから党内で議論を取りまとめるという、そういうお考えではなかろうかなというふうに思っているところです。
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  先ほどの委員の質問の中で、日本はいい国だと思っている人はいないというふうな発言がございましたけれども、私は、この日本という国はいい国だと思っている人も相当たくさんいらっしゃると思いますよ。治安はよくできているし、それからまた、いろいろつら...全文を見る
○松永国務大臣 今局長から御答弁を申し上げた考え方、私も全くそのとおりなのでありますが、同時にまた、ことしになりまして、国会の御努力をいただいて、金融安定化二法を通していただきました。これも私はジャパン・プレミアムの低下には貢献している面があると思うのであります。  これから、...全文を見る
○松永国務大臣 留意事項の反対語は何かとおっしゃいますが、これは法律で決められて義務になっている事項、それからそれよりも弱い、要するによく注意しなさいよ、こういう意味が留意事項だというふうに私は常識的に解釈をして答弁を申し上げたわけであります。  要するに、今後の日本の高齢化の...全文を見る
○松永国務大臣 委員御指摘の第一項目から第四項目ですか、これが義務事項、第五項目は留意事項ということで、厳しく政治責任が問われるのは義務事項違反だというふうに思います。その場合の政治責任というのは、国民の批判を受ける、政府は法律に違反した財政運営をやったという国民の厳しい批判を受...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今、委員御説明もありましたように、従来は通達でこの仮名口座あるいは借名口座の禁止をやっておったわけでありますけれども、平成四年ですか、自主規制機関の規則に改まったものであります。  ところが、自主規制になっておるのに守られないのがまだ相当...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今、委員御指摘のように、自主ルールになっておる、しかし、その自主ルールが守られてないというところが一番残念なところですね。そこで、ではどの程度守られているのか、自主ルールの励行状況というか、それをまず調査させるわけでありますが、問題は、それ...全文を見る
○松永国務大臣 今武藤官房長から、その当時、大蔵省で事実関係を調べたその内容についての報告がございました。  そのとおりであるかどうか、あるいは委員のおっしゃったようなことがあったのかどうか、これははっきりさせた方がいい、こう思いますので、私自身も関心を持ってこの事実関係を、当...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今までの調査がどの程度進んでいるかということは、草川委員、ある程度御存じのようでありますが、実際、詳細にやってもらわないかぬと私は思っているわけでありますけれども、ただ、委員御存じのとおり、去年の第一勧銀、あの調査がずさんだった、非常な欠点...全文を見る
○松永国務大臣 抜けさせたかどうかの事実関係を事務方から。
○松永国務大臣 今の委員の御質問の趣旨は、金融検査官が検査の対象となる、あるいはなった金融機関に天下りするということはいかがなものかというふうにお聞きしたのですが、それでよろしゅうございますか。その関係でございますが、金融検査官が、離職前五年間にみずから検査を実施した金融機関に承...全文を見る
○松永国務大臣 今の御質問の趣旨は、先ほど申し上げました国家公務員法百三条の規定を免れるという意味合いで、脱法行為的にそれをやっているというお話ではなかろうかと思うのでございますが、そういう脱法行為的なことは、これは望ましいことではないというふうに思うわけでありまして、そういう事...全文を見る
○松永国務大臣 国家公務員法の規定はきちっと守らなければならぬし、守るようにやっていきたい、こういうふうに思います。
○松永国務大臣 今回の成立をさせていただきました金融安定化緊急措置法、これは我が国の金融システムの安定化を図り内外の信認を得るための措置でありますが、先般、この法律に基づく資本注入のための基準とかいろんなことを審査委員会で審査して決めていただいて、発表になりました。  それは、...全文を見る
03月04日第142回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○松永国務大臣 大蔵委員会の議決に基づいて、国政調査権に基づいての政府に対する要求でございました。  大蔵省が持っておる資料の中で、ほとんどがこれは守秘義務がかかっておるわけでありますが、守秘義務との関係でどの程度まで明らかにすることが許されるか、そういった点等について検討を加...全文を見る
○松永国務大臣 細かい数字の関係その他は後で事務方に説明をさせますが、委員御指摘のとおり、平成九年度末の国債発行残高二百五十五兆、十年度末が二百七十九兆、こうなっておるわけでありますが、一般会計分の本来の増額は十二兆であるべきところ、全体として二十四兆となっているのは、国鉄の長期...全文を見る
○松永国務大臣 今運輸大臣が申したとおりでございます。
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  捜査当局で起訴されたこと等から見まして、問題があるというふうに思われるから急いで内部調査を進めたいということで、金融服務監査官という新たな仕組みを設けまして、過去五年にさかのぼって、金融関連部局に在籍した者について内部調査を進めているとこ...全文を見る
○松永国務大臣 役所としては、実は常日ごろから、監督の立場にある人は、自分の部下について、間違ったことをしていないかということは常に監督していくというのが、公務員の倫理を守っていく上で大事なことだというふうに思います。今回、金融服務監査官という制度を特に設けて、そして内部調査を厳...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  現在御提案申し上げ、御審議を願っておる予算が最善のものと考えておりまして、その速やかな成立に向けての努力を全力でやっていきたい、こう考えているところでございます。
○松永国務大臣 お答えいたします。  私は、前からそうでございましたが、自分にはこういう能力がある、ああいう能力があるという自己査定をして、やや高目に、そしてそれを人に言うというようなことは私はしてきませんでした。そういう能力の査定は、私を使う人あるいは私の任命権者がするものだ...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  大蔵省の関係者、特に、起訴直前に免職処分にいたしましたが、金融機関の検査に当たっておった職員二名、これが収賄事件で逮捕、起訴され、現在再逮捕中でありますが、大変遺憾な事件でありまして、おわびを申し上げる次第でございます。同時にまた、今御指摘...全文を見る
○松永国務大臣 率直に申し上げまして、特殊法人に行った人、元大蔵省の職員であっても、特殊法人に行っても、これは現役の公務員と同じように高いモラルが求められることは当然のことなんです。そのモラルが欠落しておったというふうに私は言わざるを得ないと思っています。
○松永国務大臣 特殊法人のポストへの大蔵省の職員をやめた人の就任に当たって、どういう状況で行くのかということでございますが、私は、特殊法人のその職務にふさわしい能力、識見、それを特殊法人の側で、出身母体や経歴というよりはその人の能力や識見をもとにして選任するものだというふうに思っ...全文を見る
○松永国務大臣 これは平成七年九月の時点の処分であったと思うのでありますが、このことで行政の処分があり、かつ、この受けた金について、中島氏の方から期限後の……(矢島委員「そういうことじゃないです」と呼ぶ)これはこれなんです。  その後、国税の方がさらなる調査に入ったんです、五カ...全文を見る
○松永国務大臣 今話の出ている人の税務上の処分というか、それは二度になっているんです。今おっしゃっているのが第一回の分でございます。これは、その人の方から期限後申告という申告書が出るんですね。期限後申告書が出たけれども、これはいずれ調査があるだろうということを予見して慌てて持って...全文を見る
○松永国務大臣 国税の立場は、無申告加算税をつけた贈与税の課税処分、これが平成七年の九月ですか、それから、翌年の二月ですか、その間に税務調査を五カ月にわたってやって、そして所得税あるいは贈与税の関係での処分としては重加算税等、そして更正、これをしたわけでありますが、国税としては、...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  きちっとやっている中小企業等が必要とする資金が金融機関から借りられない、そういう事態は決して見逃してはいけない、こう思っております。  そういう観点から、しょっちゅうだれしも言っていることでありますけれども、政府系中小企業金融機関、これは...全文を見る
○松永国務大臣 お答えを申し上げます。  福祉職俸給表については、福祉の分野で働く方々の業務の実態に見合った適切な給与体系を確立することが必要であるという観点から、関係省庁とも協力して検討を進めたいと考えております。  一方、現在福祉の現場で働いていらっしゃる方々の処遇の実態...全文を見る
03月05日第142回国会 衆議院 予算委員会 第19号
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○松永国務大臣 私も、先ほどニュースによって、大蔵省の職員二人が収賄罪の容疑で逮捕されたという事実を知ったわけであります。  前回逮捕され、そして現在再逮捕されておる二人は、金融検査部に在職する二人でありました。そのことから、大蔵省と銀行との間の癒着というか、よくない関係につい...全文を見る
○松永国務大臣 基本的には、個人が公務員としての毅然たる倫理観を持って職務に精励をしなければならぬところを、倫理観が欠如しておったというのが根にはあると思います。また、それが主たるものであると思いますが、同時に、行政の仕組みとしても、従来、ややともすれば裁量型行政あるいは事前指導...全文を見る
○松永国務大臣 委員御指摘のとおり、昨年、泉井氏を証人喚問したときに、私は予算委員長としての職責にありまして、その職責を果たしました。その後、委員の方から大蔵省に対して詳細な質問書を出され、それに基づいて大蔵省は調査をして御回答申し上げた、こういうことを私は聞いておるわけでありま...全文を見る
○松永国務大臣 一般論からいえば、古いことだというと、正確には、あるいは余り記憶に残っていないという例もしばしばあるわけです。  実は、十一月二十八日のこの委員会における泉井氏の証言内容についても、私は、一、二のことは記憶にありましたけれども、あとのことはほとんど記憶になかった...全文を見る
○松永国務大臣 中島氏の問題は、実は課税問題なのです。  それで、参議院での質問にあったのは、最近のプロ野球選手の事案と中島氏の事案とを比べて、プロ野球に対する処置が厳し過ぎるのではないかということを前提にして、それと比べれば中島の方が甘過ぎるのではないか、すなわち大蔵省のOB...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどの官房長の話によりますというと、既に審議会委員も辞任していらっしゃる、昨年ですか一昨年ですか。そうなりますというと、現在は公務員でない方なんですね。大蔵省関係の職員でない方なんですね。そういう方について、大蔵省の方で、私どもの方で何か調査するということは、こ...全文を見る
03月09日第142回国会 衆議院 予算委員会 第21号
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○松永国務大臣 去る三月五日、大蔵省証券局の課長補佐及び証券取引等監視委員会の上席証券取引検査官が収賄容疑で逮捕されました。  私は、同日夜、次のような談話を発表いたしました。「一、今般、新たに、榊原隆及び宮野敏男が収賄容疑で逮捕されたことはまことに遺憾であります。 二、先般の...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  私は、いつの間にか官僚、公務員の中に、国家国民に奉仕するんだという精神、それが薄らいできた人が相当いるんじゃなかろうか。難しい言葉で言えば倫理観の欠如ということになるのかもしれませんが、少なくとも国家と国民のために一身をなげうって働くんだと...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今委員も申されましたように、我が国経済の安定的成長を図っていくためには、金融機関の抱えている不良債権の処理は極めて重要なことであると考えております。  そのための一つの方策として、今委員が申されたように、不良債権処理を迅速化させるための仕...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今回の措置は、委員御指摘のとおり、時限的かつ緊急的な対策でありまして、三年間の時限措置であるわけです。  先ほどから委員の発言の中にありましたように、金融システムについての信頼が揺らいできた場合にどういうことになるかということ、実はそのこ...全文を見る
○松永国務大臣 突然のお尋ねでございますので、私が日ごろから考えていることについて申し上げますが、国民の目から見れば、日本の司法、すなわち裁判手続、民事裁判であろうと刑事裁判であろうと非常に時間がかかる、このことについて国民は大変な不満を持っていらっしゃるのだろうと思う。これは、...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  先ほどから話が出ておりましたけれども、金融というのは経済の血液だ、金融システムというのは経済にとっては動脈の役割を果たすものだということがよく言われますが、私はそのとおりであると思います。動脈が傷んできたら、これは経済そのものが大変な傷みを...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今委員御指摘のように、銀行というのは、晴れたときに傘を貸してくれるが、雨が降ってきたら取り上げるなどという、そういう言葉を私は前に聞いたことはございます。  今度の資金注入の施策を具体的にやっていく場合には、既に公表されていることでありま...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  いわゆる日本版PFIにつきましては、現在、自民党においてそのスキーム等を検討していただいているというように聞いているところであります。その段階でありますから私の方で具体的に申し上げるわけにはまいりませんけれども、一般論として申し上げれば、財...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  この委員会の冒頭にも申し上げたところでありますが、先般逮捕され、そして二回にわたって起訴をされた金融検査官のほかに、今回いわゆるキャリアを含む二人の大蔵省の職員が逮捕されたということは、まことに遺憾千万、ざんきにたえないところでありまして、...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  時の経過は委員仰せのとおりであります。そしてまた、前三塚大蔵大臣の辞任の際の言葉、そして私に引き継がれたこと、それもそのとおりであります。  すなわち、三塚大蔵大臣は、辞任する前日だったか、その日だったか、徹底した内部調査を進めるために金...全文を見る
○松永国務大臣 今委員からの発言の中にも出てきましたが、本人は幾つかのことについては服務管理官に話をしておったようでありますが、私が先ほど申し述べましたことは、犯罪行為を犯す人は、あるいは違法を犯す人は、最初ちょっとしたことから始まるのですね。それが放置されていけば、だんだん回数...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  先ほどから申し上げておりますように、これほどの回数を重ねて、接待を受ける。余りにもひどいじゃないか、情けない、恥ずかしいという感じを私は持っておるわけです。しかも、それが、先ほどから話が出ておりますように、今まで逮捕された人四名、それ以外に...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど来申し上げておりますように、調査を厳格にやって、そして顧問弁護士さんもお願いしておるわけでありますから、その助けもかり、私もみずからそのことに関与して、そして厳正な処分をするということを申し上げました。そして、問題のある者については公表するというふうに申し上...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  前に逮捕されて起訴が済んだ二人、今度新たに逮捕された二人、いずれも平成五年以降ずっとやっておるというケースなのでありまして、その前もあるのかもしれません。恐らく時効の関係で逮捕状の被疑事実に書かれていないとか、あるいは起訴されていなかったと...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  委員が申されたとおり、ひっかかったやつが運が悪いんだなんというようなことであってはいけないのです。だから、捜査の対象にならなかった人であっても、いろいろうわさのあるような人については厳しく調査もしなきゃなりません。それから、自主申告あるいは...全文を見る
○松永国務大臣 今回の逮捕者の関係は、今まさに捜査当局が強制捜査に入って捜査をしているところでありますから、これは我々は捜査に協力するという立場もとらなければいけませんから、しばらく実は待たなければいかぬというふうに思います。別だとおっしゃいますけれども、実際はそうなんですよ。し...全文を見る
○松永国務大臣 日興証券の関係者を証人質問したときに、証人として出てきた人がしばしば証言をあれしましたね。これは、私はもうすれすれまで証言をさせたいと思っておったのでありますけれども、恐らくあのときには捜査当局から何らかの注意は受けておったのじゃなかろうか。捜査の妨げになるような...全文を見る
○松永国務大臣 誤解があるといけませんから。そういったことを申したつもりじゃありません。だから……(発言する者あり)
○松永国務大臣 この榊原の関係は、平成五年から平成九年七月の間、宮野については平成五年四月から平成八年二月の間における長い間の実は接待を受けたという被疑事実でありまして、それに関連するところは捜査の妨げになっちゃいかぬという感じがいたしますので。別にそう言われたわけじゃありません...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  長い間の接待のようでありますが、内容が明らかになってくれば、当然のことながら、そのときに同席した人もおのずから明らかになってくるでしょう。さすれば、同席者についても当然のことながら調査をする、そして正確なところを把握するという形で調査は進め...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  私は、大蔵大臣を任命されるときに総理から、大蔵改革を断行して大蔵省を生まれ変わらせることに全力を尽くしてもらいたい、そして国民の信頼を回復するために全力を尽くすように指示をされました。  私自身は、その総理の指示を受けて、二度と大蔵省が国...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今委員のおっしゃったことは、あるいは参考になる御意見であるかもしれません。しかし、今回大蔵省がやっておる内部調査というのは、それはそれでありますけれども、それに基づいて服務管理官が聞き取り調査をし、そして、それを土台にして金融服務監査官が、...全文を見る
○松永国務大臣 今回の調査は、金融関連部局、したがって、銀行局、証券局、それから国際金融局の一部、理財局の一部等々になるわけでありますが、過去にさかのぼってそういう部局に在籍した者について調査をいたしますから、現在は今申した部局にいないにしても過去におったという人は相当いるわけで...全文を見る
○松永国務大臣 調査の内容と結果をお知らせするという問題でございますが、当然のことながら、問題がある者については厳正な処分をするわけでありますから、それは当然のことながら報告になることになります。全くなかったという者については、今委員もおっしゃいましたように、プライバシーの問題等...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  内部調査の対象に当然入るわけですね。内部調査をした上で、今言ったことを含めて、違反する行為があるという場合には、これは何回も繰り返し答弁しておりますように、厳正に処分をしていくということでありますから、内部調査の結果によってきちっとやってい...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  先ほど申しましたように、過去にさかのぼって、金融関連部局に在職した者は当然のことながら内部調査の対象でございます。  同時にまた、今の泉井氏絡みでいろいろ報道されておる点もありますので、その関係からいえば、私は、涌井氏についても内部調査は...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、長野局長の件は、当然のことながら内部調査の対象でありますので、どういう事情でいろいろな会合に出たのか等々、これは内部調査できちっと調査をすることになります。  なお、涌井氏の件につきましては、言うなれば泉井氏の備忘録によるものであ...全文を見る
○松永国務大臣 宮川氏の心境のことでございますね。それは宮川氏でなければ、私はちょっと、どういう心境なのか推測をしかねるわけでございます。
○松永国務大臣 以前にもしばしば御答弁申し上げましたけれども、二十代の後半で税務署の署長になるということは、知らず知らずのうちに、特権意識といいましょうか、自分は偉くなったという気持ちになりかねない、しかもその地方の名士からちやほやされるなどという事態があれば若い者はそうなりがち...全文を見る
○松永国務大臣 もう先生御存じと思いますけれども、文字どおり、内部調査のそれは初期の段階なんですね。それに基づいて服務管理官が聞き取り調査をする。それを参考にしながら、金融服務監査官がさらに打ち合わせをしながら聞き取り調査をする。そして顧問の弁護士さんとも相談する。一方、可能な限...全文を見る
○松永国務大臣 今先生の私の記者会見での発言、少し取り違えていらっしゃるような感じがします。私が申したのは、逮捕された人、その人に対する行政処分は、既に二人は厳しくやったわけでありますけれども、新たな人にとっては、捜査当局の捜査の進捗を見て、そして行政処分をする、こういう意味なん...全文を見る
○松永国務大臣 いわゆる飛ばしというのは、証券会社の帳簿にはそれ自体の痕跡が残らない、そういう取引のようであります。また、飛ばしに伴う資金の流れが帳簿上残っていたとしても、それは通常の一般的取引の一環として行われることが多いものですから、そこで把握するに至らなかった、こういうこと...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  この松野元証券局長の答弁をどう見るかということでございますが、私としては、松野氏の国会における答弁によれば、山一証券との面会は平成三年十一月か十二月ごろ、その際松野氏が申したことは、顧客とのトラブルというのは基本的には当事者間の訴訟等で解決...全文を見る
○松永国務大臣 横並びとおっしゃるわけでありますけれども、御存じのとおり、優先株については四行三千二百十億円、劣後債については十二行一兆八百億円、劣後ローンについては八行から六千六百八十億円、それぞれ申請銀行の発行する優先株あるいは劣後債等別々なのでありまして、それぞれの銀行が、...全文を見る
○松永国務大臣 今、加藤先生、うみを出す程度じゃいかぬ、切開手術をという話がございましたが、心は同じなんですよ。どう表現するかという問題でありまして、今までの大蔵省の中にあると言われる体質を抜本的に改革していこう、こういう意味でございまして、まあ、心としては、うみを出すのも切開手...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  そこで、事前にルールを明示する、それがまずあるわけですね。そうしてそのルールの遵守状況を事後にチェックする、そういう形の行政にしていかなければならない、こういうことでございます。
○松永国務大臣 審査に当たっては、大蔵省の方は、銀行法二十四条に基づいていろいろ調べた結果がございますので、その結果に基づいての大蔵大臣としての意見を述べ、あるいは注意事項の指摘をする、こういったことで審査を進めておるところでございます。
○松永国務大臣 あったそうです。
○松永国務大臣 大蔵省の職員の既に二名が起訴されておるわけでありますが、今度新たに二名が逮捕されておる状況です。このことによって大蔵省に対する国民の信頼は著しく低下した、これはゆゆしきことだというふうに思っております。この地に落ちたと言っても言い過ぎでないぐらいの大蔵省に対する国...全文を見る
03月10日第142回国会 衆議院 本会議 第15号
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○国務大臣(松永光君) ただいま議題となりました平成十年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案、法人税法等の一部を改正する法律案及び租税特別措置法等の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、平成十年度における財政運営のための公債の発行の特例...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 藤田議員にお答えいたします。  厚生年金国庫負担の繰り入れの特例についてのお尋ねですが、今回及び過去の繰り延べ措置に関する返済の時期、方法等返済の具体的内容については、今後の国の財政状況等を勘案する必要があり、現時点で明らかにすることは困難ですけれども、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 若松議員にお答えいたします。  まず、私の身の処し方についてのお尋ねですが、さきの金融検査部の職員の逮捕に引き続いて、今回新たに二名の職員が逮捕されたことは、まことに遺憾であり、深くおわびを申し上げるものであります。  私は、大蔵大臣就任時に総理から、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 西田議員にお答えいたします。  有価証券取引税及び取引所税についてのお尋ねですが、これらの税については、金融システム改革を推進し、金融・資本市場の活性化を図るという政策的観点、金融のグローバル化に伴う金融取引の海外シフトの可能性の拡大といった状況や、これ...全文を見る
03月10日第142回国会 衆議院 予算委員会 第22号
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○松永国務大臣 御指摘のそのフライデーという雑誌、私、ある人から見せられたので、それに基づく事実関係を聞いてみました。  今官房長が申したとおり、次官をやめられて約一カ月の間は、残務整理、事務引き継ぎ、あるいはまた必要なところへのあいさつ回り等、公務またはそれに準ずる仕事がある...全文を見る
○松永国務大臣 おやめになって、そして事務引き継ぎ、残務整理に必要と思われる時間帯のことであるならば、これは容認せざるを得ないのじゃないか。その後も引き続いてそれが残っておるとすれば、それはやめた方がいい、こういうふうに思います。
○松永国務大臣 お答えいたします。  これは中央省庁ほとんどがそうのようでありますけれども、組織の活性化という観点もあって、定年前に勧奨退職という形でやめていかれるキャリアの官僚がいることは事実のようであります。  問題は、やめた方がその後の、まだ二十年あるいはそれ以上の人生...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今委員の申された制度は、私考えまするに、戦前から終戦直後まで続いておった高等文官試験行政科というのが引きずってきた現在の制度ではなかろうかというふうに思います。  問題は、その国家の試験によってその人のその時点における能力を一応判定し、そ...全文を見る
○松永国務大臣 いわゆる国家公務員上級職の試験にパスして大蔵省に入った者を、数年後に、税務に関する仕事を現場で習得させるという意味もあって、若いうちに地方の税務署長に任用する、こういうしきたりがあるわけであります。  今委員の御指摘は、署長とかそういうのじゃなくして現場の徴税事...全文を見る
○松永国務大臣 政務次官にどういう分野で、どういう場合に積極的な仕事をしていただくかということについては、政務次官制度全体の問題として党でも議論をしていただき、また内閣でも検討していただいているものだというふうに理解をいたしております。  今の直接の御質問は、私どもの方で、大蔵...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  大蔵省の金銭感覚というよりは、違法行為を行った人の金銭感覚が狂っているというふうに言えば、私も全く同感です。  同時にまた、私が問題にしたい点は、起訴された宮川、谷内にしても、今回逮捕された榊原、宮野にしても、実は長い年月にわたってずっと...全文を見る
○松永国務大臣 茂木委員、よく分析していただいた。委員の分析と、そしてまた行政の手法の改革、私も全く同感であります。  今までは、御指摘のとおり、役所の方が事前にいろいろな指導をする、そして裁量によって物事が決まる、あるいはまた細かい点まで実は役所が指導する、この事前指導型、裁...全文を見る
○松永国務大臣 ちょっと委員、さっきのパネルを見せてください。  御存じのとおり、銀行局、証券局、これはことしの六月までの間に大蔵省から離れて金融監督庁に行きます。大蔵省には百人未満の小さい金融企画局というのが残るだけでございます。同時にまた、証券等監視委員会、これは独立機関で...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  二十代での出向はない、それは改革されておるというふうに見ております。あとは徐々にその年代を上げていくという形で対応してまいる所存でございます。
○松永国務大臣 お答えいたします。  大変よろしくないことであると思いますので、その点もきちっと調査するように指示したい、こういうふうに思います。
○松永国務大臣 監査法人あるいは公認会計士、いずれもその専門的な能力、実力、実務経験に基づいて、独立かつ公正、不偏不党の立場から適切な監査手続をするべき義務がある、こう思うわけであります。  したがって、大蔵省関係者が監査法人や被監査企業へ就職する、こういったことによって会計検...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども、どの委員からでございましたか、せんべつの話が出ました。これはまことによろしくないことでありますので、その点も厳しく調査するように指示をします、こう申し上げたわけでありますが、そのとおりすることをお約束いたします。  いずれにせよ、金銭感覚が麻痺している...全文を見る
○松永国務大臣 お答えを申し上げます。  総理からも話がありましたように、まず一つは大蔵省の職員の倫理観の欠如、これが一つあると思いますが、同時に、今までの大蔵省の行政、なかんずく銀行等金融関連の行政が事前指導型の行政であり、そして、ある程度配慮がなされるという行政、細かい点ま...全文を見る
○松永国務大臣 今までの考え方は、官房長が今申したとおりでございます。すなわち、金融関連部局に在職した者について過去五年の間の行為について調査、こうなっておるわけであります。したがって、現在は金融関連部局にいなくとも、過去におったことがあれば調査の対象になる。そうすると、相当程度...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  実際上の私の体を考えていただきたいと思うのです。私は、政務次官に任せたくないのです。私の責任でこれは徹底してやりたい、こう思っておるわけでありますし、総理からもそう言われておるわけでありますから、そこで、今部下を督励しておるというところでご...全文を見る
○松永国務大臣 私がみずからやりたいと申し上げたのは、自分の責任において内部調査を徹底してやりたい、こういう私の強い意思のあらわれだというふうに受けとめていただきたいんです。  私は、二人の政務次官を信頼しないわけじゃありません。今の点は二人の政務次官とよく相談をして、意見を聞...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  御指摘の新聞報道、私も見たわけでありますが、銀行局兼務であったならば、金融関連部局に在職した者ということになりますので、内部調査の対象者になるわけでございます。
○松永国務大臣 全くそういったことはしておりません。
○松永国務大臣 今、英国かどこかの新聞社の、どこでしたか、ロンドン・エコノミスト、その雑誌の話がありましたけれども、私は、これは大変な誤解だろうというふうに思います。  二つ申し上げます。  一つは、G7におきましても、日本の金融強化策を評価してくれたわけなんです。それが一つ...全文を見る
○松永国務大臣 委員の急げという話、中間報告という話でございますが、私は、急いだ余りずさんな結果になってはえらいことだなと。したがって、これは多少の時間はかしていただきませんと、一応評価の得られる調査にはならないのです。  そこで、先ほど来いろいろな議論があっておりますので、や...全文を見る
○松永国務大臣 今委員から、大蔵省の職員に対する過剰接待などをした行員のいる銀行については、公的資金の注入は国民の理解がまだ得られないのではなかろうかという御意見でございました。  しかし、これは冷静に考えていただきたいわけでありますが、今回の自己資本充実のための緊急対策という...全文を見る
03月10日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第6号
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○国務大臣(松永光君) 財政及び金融行政の運営の基本的な考え方と平成十年度予算の大要につきましては、先般の財政演説において所信を申し述べたところでありますが、本委員会において重ねて所信の一端を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。  まず、大蔵省の不...全文を見る
03月11日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○松永国務大臣 お答えいたします。  大蔵省の職員が、委員御存じのとおり二名起訴され、二名逮捕されているという状況でありますが、いずれも古くからずっと続いてきておる事件でございまして、この関係では捜査当局が厳正な捜査を進めるものと思っております。  大蔵省としては、その捜査当...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  委員御指摘のとおり、新しい日銀法においては、日本銀行の自主性の尊重及び意思決定の透明性の確保といったことから、御指摘のような規定ができておるわけであります。日本銀行は、その業務の公共性にかんがみ、私企業からの隔離等に係る服務に関する準則を定...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  新しい日銀法において、金融政策についての政策委員会における議事の要旨あるいは議事録、こういったものを公開すること等を通じて透明性を確保するということになっておるわけでありまして、新しい日銀法のもとで、今の点については適切な対応が行われるもの...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今の日本経済の状況、景気の実態は、経済企画庁の発表では足踏み状態という発表でありますけれども、相当に厳しい状況にある、こういうふうに認識しております。  この状態から抜け出していくために基本的に大事なことの一つが金融システムに対する信頼感...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今回、今委員御指摘のキャリアと言われる者も逮捕されたという事態は、これはまことに深刻に受けとめなければならぬ、こう思っております。そういう事態になったということ、まことに申しわけないことでありまして、心からおわびを申し上げる次第です。  ...全文を見る
○松永国務大臣 決して、スピードがない状態でやっているわけではないのでございます。  実は、難しくしている点が二つあるのです。一つは、去年の秋にやった調査、これが余りにも短い期間でやったということ、それからもう一つはその当時、金融機関等の接待に関する資料その他全部捜査当局に押収...全文を見る
○松永国務大臣 調査をし、問題のある者について厳正な処分をします。処分をしたならばそれは発表いたしますが、同時に、事実関係の概要も、これこれこういうことがあったのでこういう処分をしたということになるわけでありますから、そのような発表をするつもりでございます。
○松永国務大臣 お答えいたします。  在職する職員についての調査、それは任意でありますけれども、しかし、公務員として公務に服しておる、したがって大蔵省としては監督権を持っておる、そういうことが実は背景にはあるわけですね。それで調査をしていっている、こういうことなんでございます。...全文を見る
○松永国務大臣 委員もよく御承知と思いますが、在職している人についての非違、非行については、人事権に基づいて、これは任意であっても調査するという根拠があるわけですね。やめた人についてはそういう根拠はありません。しかし、事大蔵行政の信頼性のかかっておる問題でありますから、具体的な非...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  先ほど官房長も申し上げたところでありますが、みずから非違を行った、そのことによって処分を受けた人、それと監督が十分でなかったということで監督者としての処分を受けた人、これはそれぞれ分けて考える必要があるというふうに思います。  行為者とし...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  私は、処分の内容のいかんを問わず、やはり行為者とそれから監督者責任、この責任の問われ方、処分のされ方については、その点には差があってもおかしくないんじゃなかろうか。ただしかし、監督者責任を問われた場合であっても、実は、処分の程度に応じて、昇...全文を見る
○松永国務大臣 そういう批判については、これはまじめに受けとめて、そしてこれからの参考にしなければならぬというふうに思います。
○松永国務大臣 お答えいたします。  委員今仰せのように言う方もいらっしゃいますけれども、実際のところ、大蔵省が、申請したいと思う銀行に対していろいろな関与をしたことは全くないのでございますから、これは、申請銀行が文字どおり自分の判断で申請をしてきたと私は見ておるわけです。 ...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  申請銀行は、経営健全化計画というものを具体的に文書として審査委員会に提出する。その経営健全化計画につきまして、相当厳しく審査をしたわけであります。  申請行としては、リストラ計画、これはすべてについて本来はみずからの判断でやるべきことであ...全文を見る
○松永国務大臣 私は、今回の資本注入を受けることによって、どれだけ金融の円滑化、俗な言葉で言えば貸し渋り解消のための措置がなされ得るのかということは、私が一番関心を持っている点でありましたから、ほとんどの銀行の責任者にその点を指摘しておきました。  それで、今委員御指摘のとおり...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今委員の申されたことの中で、内外の情勢に応じて適切に対処するということだけが違うですな。あとは委員申されたとおり。  実は私は構えて行きました。相当厳しい要請があるだろうということを想定して、構えて参りました。したがって、私の方からむしろ...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  委員今御指摘のように、日本に対するいろいろな外国のマスコミによる発言というか記事があるということは、私もある程度承知しております。  しかし、どうでしょう。この日本という国は脳死状態でしょうか。我が国の経済は、残念ながら停滞状態にあります...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  三塚前大臣の心境については、私自身が三塚さんから直接承った言葉は、事務引き継ぎのときに、自分がすべての責任をとってやめるのだ、このことを重く受けとめて、私昔からの友人でありますが、大蔵改革を断行して、内部調査も徹底してやって、厳正な処分をし...全文を見る
○松永国務大臣 それは三塚さんの言葉でありますから、そのとおり私は今申し上げたわけでありまして、いろいろ中にはあったろうと思いますけれども、三塚前大臣の言葉はそうでございました。大蔵改革の途中でやめることになった残念さもにじみ出ておりましたし、それからまた、この事態を長く放置して...全文を見る
○松永国務大臣 金融検査の職務に従事しておる者二人がさきに逮捕されて、起訴されたわけでありますが、今委員御指摘のとおり、その後二人のキャリアを含む職員について逮捕がなされました。これは大変重要に受けとめなければならぬ、こう思っておるわけでありまして、その点は深くおわびを申し上げる...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今委員仰せのような答弁をした記憶はあります。それはどういうことかというと、銀行の行員が贈賄に該当する接待をしておったということ、これは大変遺憾なことでありまして、これは厳しく指弾されなければなりません。  ただ、今回の銀行に対する自己資本...全文を見る
○松永国務大臣 どの銀行に対しても、私は、健全性確保に関する計画書の内容について、それぞれチェックする発言をいたしました。すなわち、倫理基準はつくってあるのか、あるいは資本が充実された場合に、それによっていわゆる貸し渋りに対してどの程度その解消のための対応ができるのか、私が主とし...全文を見る
○松永国務大臣 今委員御指摘のような答弁を委員会でした記憶はあるのですよ。あるのですが、要するに私の考え方としては、処分の内容とそれから資本注入という関係になってくるわけでありますが、一般銀行とは同じ物差しで論ずるわけにはいかぬという意味で別ですがと、したがって別の基準で判断せざ...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  別としてという意味は、それはやりませんというふうに言ったつもりじゃありません。それは、特に厳しい審査の対象になるという意味を込めて言ったつもりなのですが、そういうふうにひとつ御理解願いたいと思うのです。
○松永国務大臣 私は、その点につきましては、特に厳しい審査をすべきだという気持ちで申し上げたわけでありまして、実は今の総会屋云々という話がありましたが、私は健全性確保に関する計画についての審査をする中で、その点は厳しく代表者に言ったつもりであります。言ったかどうかということは、後...全文を見る
○松永国務大臣 ただいま議題となりました法人税法等の一部を改正する法律案、租税特別措置法等の一部を改正する法律案及び電子計算機を使用して作成する国税関係帳簿書類の保存方法等の特例に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず、法人税法等の一部を...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。委員の御指摘の点は、この委員会で議決をされて、そして国会に提出するよう要請のあった四つの銀行に関する件だと思うのでありますが、これは、委員よく御承知のとおり守秘義務のかかっておる書類なのでありまして、しかし、守秘義務がかかっておっても、国会の国政...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  委員御指摘のとおり、当初の計画、見通しとしては、平成九年度一・九%成長を目指しておったわけでありますけれども、去年の秋以降のアジアの金融・通貨不安、あるいは日本国内では、大きな金融機関の破綻等々の影響で金融システムについての内外の信頼度が著...全文を見る
○松永国務大臣 委員からは先ほど、日本がアメリカに対して一・九%の成長を約束したという御発言がありましたけれども、私は、経済見通しとかあるいはまた経済運営の基本というのは、アメリカと約束したからするとかしないとかという問題じゃなくして、日本の現在の国民のために、将来の国民のために...全文を見る
○松永国務大臣 納税者番号制という背番号制というのは前から議論があったところでありますが、私は率直に言って、行政の側からすれば、国民一人一人に番号をつければ非常に効率的な、そして公平な行政ができることになる可能性が非常に強いと思う。しかし、今度は国民の側からすれば、何でもかんでも...全文を見る
○松永国務大臣 私は、法人税の基本税率を三%下げたということは、やはり経済活動、企業活動の中心となって活動しておるのは法人でありますから、その法人の負担を軽減することを通じてより一層経済の活性化を図っていきたい、こういう考え方が基本にあると思います。  同時にまた、諸外国の法人...全文を見る
○松永国務大臣 私は、前々からそういう考え方だったのです。それでようやく決断した、私はそういうふうに理解をしながら、去年の党税調の議論を見ておったわけでございます。
○松永国務大臣 この延滞税というものでございますが、これは基本的には、納付すべきときに納付しない、ある意味では遅延損害金という性質のものだと思います。同時にまた、国民のための施策を施行するための財源を確保するためでございますから、そして一方においてはまじめに納税している人がいるわ...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  私は、数年前に、保険会社の件については、変額保険というものだったか、その関係で、私の法律事務所に相談に来られた方が一人二人あったのです。しかし、非常にやかましいものですから、しかも私の選挙区域ではなかったものだからお断りして、ほかの弁護士さ...全文を見る
○松永国務大臣 日本の金融システムが内外の信頼を損なうようになったその背景にあるものの一つは、私は、バブル時代の放漫な貸し出し、そしてバブルの崩壊によってその多くは不良債権になった、その不良債権の処理が速やかになされずに、今日まで多少の努力はしてきて、特に最近はその努力の跡が見ら...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど上田議員の質問に対しても私はお答えしたのでありますが、基本税率を三%下げた、これが今度の改正の一つであります。しかし、事業税あるいは法人住民税、こっちの方はまだ本格的に手をつけていないものですから、結果においては実効税率は四九・九八から四六・三六というふうに...全文を見る
○松永国務大臣 簡保資金等による株の購入というのは、自民党内で山崎政調会長などが議論をしておられるということは聞いておるわけでありますけれども、自民党として具体的な方針を決定したという話はまだ聞いておりません。  いずれにせよ、簡保資金は、法律上、郵政大臣が管理運用することにな...全文を見る
○松永国務大臣 今までのところは関与いたしておりません。
○松永国務大臣 私も先ほどメモによってその事実を知りました。しかし、詳細なことはまだ私の手元に入ってきておりません。  このような事態は、まことに遺憾なことだと。日本銀行は、その業務の公共性からいって公共的、社会的役割が大変大きいわけでありますし、関係者はその責任の重さを自覚し...全文を見る
○松永国務大臣 新しい日銀法が国会で制定されて、そして、あと二十日で新日銀法に移るわけであります。新日銀法の精神も踏まえなければならぬというふうに思いますので、ただいまの段階では、今申されたことについてコメントすることはひとつ差し控えさせていただきたいというふうに思います。
○松永国務大臣 私は、基本的には、アメリカがこう言った、ルービンがこういうことを日本に要求した、だから日本はこういう政策をやる、そういう行き方はいいことではないと思っているのです。御意見として承った上で、日本は日本独自の立場で国家国民のために政策は遂行すべきものだというふうに私は...全文を見る
○松永国務大臣 まだその話は私は聞いていないわけでございます。
○松永国務大臣 私は、先ほども申し上げたとおり、アメリカがこういう要求をしているから、そこでその要求に合った政策をとらなければならぬというふうな政治のやり方あるいは政策決定のやり方はすべきではない、こう思っているのです。意見は意見として聞きながら、日本独自の判断でやるべきことをや...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げたとおり、私の立場は、一つは金融システムの安定化をしっかり図っていくということ、それから平成十年度の予算をできるだけ早く成立させていただけるように努力をしていくということ、同時にまた、平成十年度の税制改正を含む関連法案を通していただいて、そして新年...全文を見る
○松永国務大臣 新しい日銀法のもとでは、国会の承認を得て内閣が任命するというふうになっておるというふうに思うのでございます。したがって、私に聞かれてもちょっと適切な答弁はできないですね。
○松永国務大臣 出身のいかんを問わず適切な人が選ばれてしかるべきでありますし、そうなることが望ましい、こう思っております。
○松永国務大臣 内閣で検討して、そして任命されるものと思うのでありまして、出身にこだわることよりも、どこの出身であろうと、国民の目から見て、なるほどこの人ならばという人が選ばれるべきであるというふうに私は思います。
○松永国務大臣 望ましいことは、今委員がおっしゃったような、大蔵省の出店だみたいに批判されるようなことのないような状態にすることが望ましいことだと思います。それは、立派な人が長官に就任して、長官の持っておる独立の人事権を厳正に行使して対応していただくべき事柄だろうというふうに思い...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今の委員の言葉は半ば冗談だろうと思うのでありますけれども、(若松委員「本気ですよ」と呼ぶ)送っちゃえなどということであってはいかぬというふうに思いますね。やはり金融監督庁の仕事は非常に大事でありますから、立派な人を送るといいますか推薦すると...全文を見る
○松永国務大臣 ちょっと的が少し外れておるかもしれませんけれども、証券取引等監視委員会、これは非常に大事な役所だ、こう思っております。そこで、そこの理事長にも立派な人材が来てやっておるわけであります。実はこれも金融監督庁ができればそちらの傘下に入るわけでありますが、私は、この証券...全文を見る
○松永国務大臣 私はその内容をよく知らなかったものですから、ちょっと急なことでコメントできませんけれども、いずれにせよ、世間一般から大蔵の天下りだから云々と言われるようなことがないようにやってもらいたいな、こういうように思いますし、十分考えるべき事柄だ、こう思います。
○松永国務大臣 合弁護士会の話が出ました。弁護士会も昭和二十一年ごろまでは、実はそれぞれの地方検察庁検事正の管轄下であったのです。それが戦後、新しい弁護士法のもとで、よその役所の監督を受けない、文字どおり自主独立の弁護士の会になったわけなんですよね。非違を犯した人の懲戒の問題その...全文を見る
○松永国務大臣 公認会計士協会の方で迎えたというか、そういう形に形式的になっているのでしょう。したがって、公認会計士協会そのものの努力が実は大事なのではないでしょうか。そしてまた三役クラスですか、それも公認会計士協会の中の人事でしょうから、公認会計士協会そのものがこれからさらに努...全文を見る
○松永国務大臣 現在は、法律に基づいて設立認可された法人ですね。したがって、法律に基づいて監督権というのでしょうか、それがあるという仕組みになっておるわけですね。それを日弁連のような形にということでございますが、それは歴史が必要、もちろん努力の積み重ねが必要、こう思うのでありまし...全文を見る
○松永国務大臣 不適切な要請とか、ましていわんや圧力等があるとかあったとかという場合には、それは私が大臣をしている間ならば、適切に私自身対応してまいります。
○松永国務大臣 お答えいたします。  かつては同じ組織の中で仕事をした仲でありますので、率直にお答えしたいと思います。  私は、これほどまでに恥ずかしいことをした職員がいたとかいるとか、これは想像もつかないぐらいでございました。ただ、捜査当局というのは、ある意味では中途半端で...全文を見る
○松永国務大臣 私は、先ほども申し上げましたとおり、総理から指示された、命令された大蔵改革をぜひやり遂げるべし、そして徹底した内部調査をして、問題のある者については厳正な処分をすべし、そして大蔵省職員の意識の改革をやり遂げて、先ほど委員の言葉の中には、権力の上にあぐらをかいている...全文を見る
○松永国務大臣 アンテナを高くして諸般の情報を的確に把握する、非常に大事なことだと思います。偏った情報を、その情報だけが正しいと思って、誤った判断をしてはなりません。その意味では、アンテナを高くしていろいろな情報をキャッチする、大事なことだと思います。  その情報をもとにして、...全文を見る
○松永国務大臣 委員も、今、財政構造改革とそのときそのときの情勢に応じての景気対策、二者択一ではないとおっしゃいましたけれども、橋本総理は、まさにそういう基本的な考え方で経済運営の基本を決めておられるというふうに私は理解をしております。  私が言うまでもなく、財政構造改革法、去...全文を見る
○松永国務大臣 財政構造改革というのは、それはある程度の苦しみは伴う。それを乗り越えて進んでいかなければならない。後世代へ巨額な負担をツケ回しをしていくわけにはまいりません。そういう基本的な認識で政治は進まなければならぬというふうに私は思います。  減税という話を随分聞きますけ...全文を見る
○松永国務大臣 委員も御承知のとおり、公共事業については財政構造改革法を踏まえて徹底した見直しをして、前年度比七・八%のマイナスにしたわけですね。そしてまた、事業の効率的な実施を図るために再評価システムというのを導入して、そして事業の徹底した見直しも行ったわけです。  公共事業...全文を見る
○松永国務大臣 今回の有取税、取引所税については、二〇〇一年までに我が国の金融市場をニューヨークやロンドンに並ぶ国際金融市場とすることを目指して、フリー、フェア、グローバル、こういった理念のもとに金融システム改革が推進される、それを念頭に置きながらの今回の改正だ、こういうふうに位...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  日本銀行の職員が逮捕されたということ、そして日本銀行に捜査当局の捜査が入ったということ、まことに重大なことであると私は受けとめております。  日本銀行の業務の公共性、そして金融政策の中心にある法人だということを考えますと、このような事態に...全文を見る
○松永国務大臣 基本的な考え方を私が申し上げまして、より詳しいことは局長から答弁をさせることにいたします。  自己資本比率について四%ないし八%がクリアできるかどうかという危惧のあるような場合には、どうしても貸し出しは慎重になるという傾向があることは事実であります。それがいわゆ...全文を見る
○松永国務大臣 経済活動をしておる主体は法人が非常に多いと思うのですが、法人税が引き下げられれば、その経済活動の主体の負担が軽減されて、それによって事業活動が盛んになってくるという面が一つ。もう一つは、今や国際的な競争時代でありますから、外国の法人に比べて日本の法人の負担が多いと...全文を見る
○松永国務大臣 国税の基本税率としてはアメリカよりも少し低くなったということがありますが、実際の負担からすれば、地方税の方の負担があるものですから、その面でアメリカよりも負担が重いという状況にあると思います。税制調査会の方でもその点についてはさらに検討が加えられるものと思うのであ...全文を見る
○松永国務大臣 歳出の方は、一般歳出が一・三%、五千七百五億……(鈴木(淑)委員「当初予算ベースじゃなくて、補正後の九年度比較で」と呼ぶ)失礼しました。当初予算ベースのメモしか持っていないわけでありますけれども。  しかし、公共事業等を七・八%もカットしたわけでありますけれども...全文を見る
○松永国務大臣 委員の誘導質問にひっかかってしまいはせんかということを常に警戒しながら答弁をしておるわけでありますが、やはり私の立場は、よく御存じのとおり、御審議を願っておるこの法律案を新年度からすぐ施行できるような状態にしていただきたいということが一つ。  それからもう一つは...全文を見る
○松永国務大臣 いずれにせよ、それは税制調査会で論議を重ねていただいてその結果を見て我々は対応していくという立場でございます。
○松永国務大臣 午前中も私は率直に自分の気持ちを申し上げたわけですが、やはり番号制というのは、行政の側からすれば非常に効率的に業務が遂行できるという面があると思うのですね。大いにあると思うのです。  しかし、今度は一般国民の側からすればどうだろうかなと。その一般国民の理解度とい...全文を見る
○松永国務大臣 なぜと言われても、私にはわからないのです。  いずれにせよ、もう前々から護送船団方式という批判を受けていることでもありますので、今回のことについて大蔵省が銀行側にいろいろな働きかけをしたということは全くないというふうに私は聞いております。  銀行側は補助金とか...全文を見る
○松永国務大臣 私は、財政部会というところには二十七、八年の政治生活の中で何回か出たことがありますけれども、金融問題調査会というところに行ったことはありません。ましていわんや、閣僚に任命されてからは行ったことはありません。  その記事は、私は見たことはないのです。多忙なものです...全文を見る
○松永国務大臣 本当に私はその会合に出ておりませんし、実はその新聞も見ていなかったのです。今委員のお話でございますから、友達で出た人があれば、その話を聞いてみたいというふうに思います。
○松永国務大臣 幾つかお答えしたいわけでありますが、まず、申請銀行がどういういきさつでどういう考え方のもとに申請したのか。それは、私、現在ただいまのところ、その申請銀行の責任者の気持ちというか腹の中を知る由もありませんけれども、いずれにせよ、日本の銀行で一番強いと言われている東京...全文を見る
○松永国務大臣 お答えします。  難しい言葉で言えば非違を犯した人、易しく言えば間違ったことをした人、悪いことをした人がおるとすれば、それにはきちっとメスを入れなければなりません。その点は委員と同意見です。  それからもう一つは、若くして税務署長に任用するということ。これは、...全文を見る
03月11日第142回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○国務大臣(松永光君) 平成八年度の一般会計歳入歳出決算、特別会計歳入歳出決算、国税収納金整理資金受払計算書及び政府関係機関決算書を会計検査院の検査報告とともに国会に提出し、また、平成八年度の国の債権の現在額並びに物品の増減及び現在額につきましても国会に報告いたしましたので、その...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 平成八年度国有財産増減及び現在額総計算書並びに平成八年度国有財産無償貸付状況総計算書を、会計検査院の検査報告とともに国会に報告いたしましたので、その概要を御説明申し上げます。  まず、平成八年度国有財産増減及び現在額総計算書の概要について御説明いたします...全文を見る
03月12日第142回国会 衆議院 本会議 第16号
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○国務大臣(松永光君) 鰐淵議員にお答え申し上げます。  地方財政を健全化するため税財源の見直し等を図るべきであるとのお尋ねですが、国と地方の間の税財源の見直し等の問題については、国と都道府県、市町村の事務配分に応じた国税と地方税の税源配分、地方交付税や個々の補助金等種々の制度...全文を見る
03月12日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第7号
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○国務大臣(松永光君) ただいま議題となりました国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  国際通貨基金が引き続き国際通貨体制の中心的役割を担うためには、世界経済の拡大に応じて...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 御答弁申し上げます。  委員が読まれたその本、私も何カ月か前にちょっと見たことがあります。今お読みになったところで私も感じましたけれども、やはり思い上がり、おごり、それがはっきりその対談からも私には見てとれます。  予算編成権あるいは予算の提出義務、こ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 御指摘のように、三塚前大臣が一月二十八日に設置をされたのが金融服務監査官室でございます。  この金融服務監査官というのは、民間金融機関等の検査・監督に従事する職員の服務に関しまして、みずから積極的に情報の収集・分析、職員の身上把握等を行い、非行事件の未然...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 公務員倫理法の問題でございますが、総理の指示を受けて設置されました公務員倫理問題に関する検討会で公務員倫理法の制定を期してさまざまな角度から議論がなされておるというふうに承知いたしております。また、自民党においても検討が進められ、与党三党の間で協議が行われ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 結果的には、委員御指摘のように、大手の銀行の資本注入申請額が一千億ということで、幾つかの銀行が額が一致している点はそれは事実としてあるわけです。大手銀行だけじゃなくて地方銀行も、三行でしたか、申請がなされておるわけでありますが、少なくとも大蔵省としてはこの...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 申請銀行は経営の合理化ということも健全性確保に関する計画の中ではっきり明示した上で申請することになっております。したがって、その点についても明確に記載された形で申請は出ておりました。  御指摘のように、製造業等のリストラに比べればどうかという批判が新聞等...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 新聞等で報道されているとおりでございまして、優先株の引き受け等についての審査は、三月五日の申請受け付け後、八日の日に約五時間、九日に約四時間、十日に約五時間、実際真剣な審査をいたしました。責任者においで願ってヒアリングもしっかりやりました。  その中で一...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 地方銀行は足利銀行を含めて今回は三行あったわけでありますが、先ほど来申し上げておりますように、自己資本充実をこの際この仕組みを活用してやろうという判断を当該銀行がされての申請であったというふうに思います。  なお、委員よく御承知のとおり、この措置というも...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 所信表明の演説の中で委員が今申されましたような演説をしたことはそのとおりでございます。私自身、経企庁の判断と異なることを言うのは妥当でないと思ってそう申し上げたわけでありますけれども、実際としては引き続き停滞、そして厳しさを増しておるというふうに認識をして...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほども御答弁申し上げましたように、景気は停滞をし、厳しさを増しておるというふうに判断しておるわけでありますけれども、こういう状況から脱却をして回復への道筋をつけていくためには、既に国会の御協力をいただいて九年度補正予算を成立させていただいた、その補正予算...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほども申し上げましたとおり、政府の立場としては今御審議を願っておる十年度の予算及び関連法案、それをできるだけ早く成立させていただいて、そして九年度の補正予算と切れ目なく十年度の施策が実行できるようにさせていただきたい、それをお願い申し上げる次第でございま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 二兆円の特別減税の効果をどう見ておるかということでございますが、二月、三月に集中的に一兆円やるということ、そして六月に住民税の方がこれまた六千億近くでありましょうけれども、これも集中的になされるということ、それはそれなりに消費拡大の効果は出てくるのじゃなか...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 従来の我が国の金融行政、今、委員御指摘のように、一言で言えば護送船団行政、そういう批判を受けてもいたし方ない面があったと思うんです。すなわち、裁量型の行政あるいは事前指導型の行政であったと思うんです。その行政であれば、民間の方は行政に近づいていい情報を早く...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今進めておるいわゆる内部調査というのは、金融関連部局に在籍をした経験のある課長補佐以上の者についての内部調査であります。そういたしますと、ほとんどの職員が実はいずれかの金融関連部局に在籍しております。一〇〇%とまでは言えぬかもしれませんけれども、それに近い...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員よく御存じのとおり、今回の自己資本充実策というのは、我が国の金融システムに対する内外の信頼が低下しておる、そういったことを解消するために金融システムに対する内外の信頼を高めていくための措置としての今回の方策だというふうに思っているわけであります。  ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 証券会社からの多額の接待を受けたということで大蔵省の職員が逮捕されたということは、証券行政に対する大蔵省の実は信頼を著しく毀損してしまったわけでありまして、その意味で証券市場の活性化の観点から見てもまことに遺憾な事態であった、こういうふうに思っております。...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員御指摘のように、バブル崩壊後の日本の長期にわたる不況を乗り越えるために九三年度以降相当の財政出動をして対策を打ってきたわけでありますが、それがねらいどおりの効果を上げることができたのだろうかといろいろ批判があることは承知しております。  しかし、その...全文を見る
○国務大臣(松永光君) よく勉強させていただいて、そして自分自身の頭の中の整理、そしてこれからの財政経済政策を打ち立て、そしてそれを実行するための理論構成をする、そのことの参考にさせていただきたいと、こう思います。
○国務大臣(松永光君) 抽象的なお答えになって恐縮ですけれども、今回の金融検査官を金融機関が大変な接待をしたという事件は、先生御指摘のとおり、やっぱり金融に関する行政が配慮がなされる行政あるいは事前指導、そういう形の仕組みになっているところにも原因の一つがあると思うんです。  ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この問題は、今、与党間で協議がなされているということでありますので、その結果を見守るというのが私の立場でございますので、御了承願いたいと思います。
○国務大臣(松永光君) しばしば申し上げておるところでございますが、捜査当局の捜査の対象でない人であって、しかし倫理にもとる行為あるいは大変な接待を受けたと言われるような人、これがいるのか、どの程度いるのか、こういったことについて内部調査を徹底的にやって、そしてその人の行為の度合...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 宮野についての被疑事実は野村証券との間の過剰接待ではないでしょうか。  そしてまた、山一との関係の接待であるかどうか、それは私の方ではわからぬわけでありますけれども、いずれにせよ金融服務監査官の方ではもっと詳しい調査をすべしということで担当部局の方に差し...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、委員は内部調査をもっと早くしっかりやれという、励ましと言っては恐縮でございますが、強い要請でした。その要請を待つまでもなく、私は、大蔵省の職員の中で捜査当局の捜査の対象にはならなかったものの、公務員として間違った行いをした人、恥ずかしい行いをした人につ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 捜査機関の捜査の発端、これはいろいろあるのだろうと思うんです。あるのだと思いますが、外部から素人目に考えますと、総会屋の問題その他で金融機関が捜査を受けた、そしていろんな資料が押収された、これじゃないかなと思うのでありますけれども、しかし捜査当局というもの...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは私が答弁する立場ではないんですけれども、これも推測の域にすぎないわけでありますけれども、とにかく日本の捜査当局はいろいろな資料を集めているというふうに私は推測します。したがって、今、委員のおっしゃったことを私の方でそうだとかそうでないとかというふうに...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 少なくとも、大蔵省の側で都市銀行に対して要請をしたとか、そういった事実は全くないです。これは御理解願いたいと思います。  じゃ、銀行側が横目で見ながら、じろじろ横を見ながら何かしたかどうか、それは私どもにはわかりません。  ただ、子細に見れば、東京三菱...全文を見る
○国務大臣(松永光君) そういうわけで一つ一つ少しずつ違っていますね。これは、私どもとしては、銀行が自分でいろいろ考えられて、そして申請してきたものだというふうにとらざるを得ないんです、こちらの方で要請したりあるいは指示したり、そんなことは全くしてないわけでございますから。
○国務大臣(松永光君) 今度の申請に当たっては、各銀行がみずからの銀行の健全化計画というのを詳細に一つ一つの項目について計画を立てて、そしていつまでにそれを実施するかという、そういう具体性のある計画を立てて提出することになっておりましたが、そのとおり提出してまいりました。それが明...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私の実感を申し上げますが、振り込み制度、私は、国会の事務局には迷惑をかけるかもしれぬけれども、歳費を持って女房に渡さぬことには亭主の権威がなくなると思って迷惑だけれどもそれをやっておるんですけれども、振り込み方式が実感がわかない原因の一つになっているんじゃ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 景気の状況、午前中にも認識を申し上げましたけれども、停滞し厳しさが増しているという、そういう私の認識をお話し申し上げました。  これからの回復をどういうふうにして図っていくか、これが大事な問題だと思うのでありますが、まず私どもが今やりつつあるのは金融シス...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は絶対ないということを断言できる立場じゃございません。党の有力な人たちが議論しているということは事実でありますが、まだ私のところに、あるいは大蔵省の方に何も言ってきておりません。  でございますから、先ほど申し上げましたとおり、新年度になっても新年度の...全文を見る
○国務大臣(松永光君) まず、平成十年度の予算、そして関連法案、もう何回も申し上げて恐縮でございますが、それの速やかなる成立をお願いするのみでございます。
○国務大臣(松永光君) アジア諸国の通貨・金融市場の変動、我が国にも少なからず影響が出てくるというふうに見なきゃなりませんが、日本からいえば輸出の減少、現地進出企業の収益の悪化、そしてそれらを通じて世界経済にも悪い影響を与える、こういうことであろうかと思います。特に、我が国の場合...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生御指摘のとおりだと思います。  問題は、今、政府委員からも御答弁申し上げましたけれども、フィリピン、韓国からはちょっとふえているんですね。したがって、マレーシア、インドネシア、これが大幅に落ち込んでいる、どんな理由によるものかもう少し詳細に分析する必...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、輸出入銀行の方から申されたとおり、せっかく我が国が融資をする以上は、それが日本からのものであるということ、相手国の関係者あるいは最終融資を受ける者の間に浸透するようにきちっとやっていくことは大事なことだというふうに思っています。  利子についても相手...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 東アジア地域の国々が全部を合わせれば世界の経済の中で大変大きなウエートを占めておる、しかも世界の言うなれば成長センターだと言われたときもあったわけでありまして、したがって非常に大きな可能性を持っている地域が東アジアの地域だと、こういうふうに思っております。...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 実は、先般九名の人の国家公務員法に基づく処分をしたわけでありますが、これは収賄罪を犯したということで起訴された宮川、谷内、この両名の監督者としての監督責任があるということで行政上の処分をしたわけであります。  処分の内容は委員が既に御承知のとおりでござい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) そういうわけで処分をしたわけでありますが、今言われた日下部というのも前々から申し上げておりますように金融関連部局に在職しておった一人でありますから、現にまた公務員でもあるわけでありますからこれは内部調査の対象でありますので調査をして、そして問題があるという...全文を見る
○国務大臣(松永光君) きちっとした調査をすべく最大限の努力をいたします。  問題はどういう点にあるかというと、言うなれば強制捜査権がない状態で、かつ過剰接待をしたということに関する物的証拠のない状態での調査になるわけです、実際問題。  そこで、私どもが考えておりますことは、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 調査の結果を見て対応しなきゃならぬというふうに思いますが、国会の方から正式の要請があればこれまた対応の仕方は違ってぐるわけでありますけれども、まずは私どもの内部調査の中でできる限り調査を進めたい、こう考えておるわけであります。
○国務大臣(松永光君) 御指摘のように、つい数年ないし五、六年前までは世界の成長センターというふうに言われた地域でございます。その地域でどうしてこういった通貨、金融の危機が訪れたのか、そのわけはどうかという御質問だろうと思うのでありますが、各国の状況によって必ずしも一概には言えな...全文を見る
○国務大臣(松永光君) はい。
○国務大臣(松永光君) IMFを中心とした枠組みの中で日本は支援をしていくわけでありますが、IMFの支援の前提条件としていろんな計画が出され、それを援助を受ける国が了承し、それを履行するということを前提として支援がなされる、こういう仕組みになっているんだと思います。相当の債務国で...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 我が国は、二月二十日、インドネシアの民生の安定に資するという意味で医薬品その他の支援をするということを閣議で決めて、そして援助を行うことになっておるわけであります。それはまさにインドネシアの民生の安定です。そういった立場で日本はおるわけでありまして、インド...全文を見る
○国務大臣(松永光君) ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨を踏まえまして配意してまいりたいと存じます。
03月13日第142回国会 衆議院 本会議 第17号
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○国務大臣(松永光君) 濱田議員にお答えいたします。  お尋ねの沖縄振興策と国際都市形成構想の件についてでございますが、今般の沖縄振興開発特別措置法の改正案において、沖縄の経済振興に資する観点から、特別自由貿易地域における所得控除制度の創設、自由貿易地域等における特別税額控除制...全文を見る
03月13日第142回国会 衆議院 予算委員会 第24号
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○松永国務大臣 お答えいたします。  今般の事件は、日本銀行の業務の公共的、社会的、非常に重い日本銀行の業務でありますから、その業務に携わっておる職員が逮捕された。大変遺憾なことであると思いますし、重大に私自身は受けとめております。  大蔵省としては、捜査当局における捜査の経...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  委員のお気持ちはわかりますけれども、やはり日本銀行の行政側からの独立性、こういったものは尊重していかなければ、日本銀行の独立性というものは私は保たれないというふうに思うわけです。  昨年、日本銀行法を改正して新法になって、四月一日から施行...全文を見る
○松永国務大臣 今回の二兆円の特別措置、これは先ほど自治大臣からお話がありましたようないきさつで決断がなされたわけでありますが、大蔵省の立場からすれば、所得税と個人住民税は、納税者の側に立ちますと、いずれも同じように所得に対する負担を求めるということになるわけでありまして、それは...全文を見る
○松永国務大臣 補助金の縮減ないし廃止の問題、その分一般財源化しろというお話でございますが、補助金については、平成十年度の予算においては、地方分権推進委員会第二次勧告等を踏まえて、社会経済情勢の変化、国と地方の役割分担のあり方等の観点から、聖域なく見直しをいたしまして、存在意義の...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  日本の金融システムについての非常に大事な役割を果たす日本銀行でありますから、その職員の不祥事は、広い意味では国の利益を害したというふうに判定せざるを得ないというふうに私は思います。
○松永国務大臣 現行日銀法の規定は今委員が申されたとおりになっておると思います。新しい日銀法ではこの点が非常に縮小されて、いわゆる日銀の独立性というものが強化されたわけであります。  今の委員の御質問の趣旨は、現行日銀法の規定に基づいて、現行法に基づいて内閣が解任権を行使すべき...全文を見る
○松永国務大臣 最後のところがちょっと違うのじゃないですかな。きちっとした身の処し方をするとかなんとか言ったはずでありますが、それは、何というか、まあ小さい読み間違いだというふうに思いますが。  私は、どういうことかというと、三塚さんが全体の責任をとっておやめになったということ...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  私が先頭に立ってやらにゃいかぬのです。しかし、実際を言いますと、しかしを言っちゃいかぬかもしれぬけれども、月曜日から金曜日まで本当に、国会の答弁はもちろんでありますが、その他のこともありまして、なかなか時間がとれない。その中で、まずとっかか...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  ただいまの委員の御意見はよく拝聴いたしました。なお、政務次官を活用すべしというのも、提案としてよく受けとめました。調査の実を上げるためにいろいろな知恵を絞って対応していきたい、こう考えております。
○松永国務大臣 お答えいたします。  先ほどの松沢委員の質問の際にもお答えしたわけでありますが、やはり日本銀行というのは行政当局からの実は独立性、これは非常に大事な仕組みだと思います。そういうことから、去年の国会で新しい日銀法が制定されたわけであります。したがって、今回の不祥事...全文を見る
○松永国務大臣 去年の秋以降、特に暮れ近くになって、委員御承知のとおり、日本の金融システムについての内外の信頼が揺らぎかねないような事態が起こりかけた。それが実は、先ほど委員が熱を込めておっしゃっておりましたが、消費の減退あるいは雇用不安にもつながってきた。世間でよく言われますよ...全文を見る
○松永国務大臣 今主計局長から答弁をしたわけでありますが、特殊法人等の退職金の支給の問題でございます。  これは、原則として主務大臣の方でやることになっておるわけでありますが、そのうちの八十一法人について主務大臣は大蔵大臣に協議をする、こうなっているわけであります。そして、大蔵...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  私は、委員とは少し見方を異にする点があるのです。  それは、去年の国会で大事な法律を二つ通していただきました。一つが日銀法の改正でございます。これによりまして、日本銀行の行う金融政策の独立性が強化されました。  もう一つが、金融監督庁設...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  大蔵省始まって以来の難局だと思います。私は、まず第一に、大蔵省の職員が本当にしんから公務員としての使命感に燃えていただく、それが一つ。もう一つは、捜査当局の捜査の対象にならなかった人であっても、公務員としてなすべからざることをした人がいると...全文を見る
○松永国務大臣 銀行法第一条に書いてありますように、銀行というのは、民間会社であっても、その業務は公共性のあるものなんですね。したがって、その銀行の持つ公共性という視点に立てば、民間会社であっても、公共の福祉の増進に努めるという責務があると思います。そういったことを通じて国民経済...全文を見る
03月16日第142回国会 衆議院 予算委員会 第25号
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○松永国務大臣 お答えいたします。  我が党の中でいろいろな意見が述べられているということは、私も承知はいたしております。しかし、私どもの考え方としては、あと二週間すれば新年度になるわけでありますが、とにかく、新年度になったならば、できるだけ早く新年度の本予算を成立させていただ...全文を見る
○松永国務大臣 今委員御指摘の問題は、日本銀行の人事の関係、そして考査の関係でございます。  日本銀行の独立性を最大限尊重しながらやっていかなければならぬという時代でございますので、この点についての私からの具体的なコメントは差し控えさせていただきたいと思います。  ただ、先ほ...全文を見る
○松永国務大臣 私どもは、我が国の金融システムについての内外の信認を高めていくという見地と、それから今話になっておる融資対応力を高める、それを通じて必要な分野での貸し渋りなどという状態が起こらぬようにする、こういったことを念頭に置きながら厳正に審査をしたつもりであります。  今...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど官房長がお答えを申し上げましたように、叙勲というのは総理府の賞勲局で非常に厳正な審査の上決められるものだというふうに私は理解しておりますし、そう信じて今日まで来ました。したがって、そういう厳正な審査の結果でございますから、その結果についてあれこれ言うのは私は...全文を見る
○松永国務大臣 しばしばお答え申し上げておりますように、過去にさかのぼって金融関連部局に在職した者が実は調査の対象でございますが、いろいろ調べてみますというと、本省の総務課長以上の人は、ほとんど全部と言っていいぐらい金融関連部局に在職した人に実はなることがわかりました。そこで、い...全文を見る
○松永国務大臣 自民党の中でそういう論議がなされているということは私も報道で承知いたしておりますが、私の方に正式に、こうしたいからということの連絡はまだ来ておりません。  簡保資金を活用しての話のようでありますが、これはいわゆる指定単という仕組みを使ってのことだろうというふうに...全文を見る
○松永国務大臣 一般論としては、簡保資金等の運用は、安全であるということ、それから有利であるということ、こういった原則に基づいて運用さるべきものだ、こう思っておるわけでありまして、その観点から郵政省の方でまずは決められるべきものだ、こういうふうに思っております。
○松永国務大臣 株価というのはいろいろな要素に基づいて市場で決まるものだと思うのでありまして、私の方から株価そのものについての発言は控えさせていただきますが、いずれにせよ、先ほども申し上げましたように、簡保資金あるいは郵貯資金でも同じと思いますけれども、まずは国民の預けたものであ...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  まず第一に、私の立場は、予算は法律に基づいて、また法律の規定に従って編成作業をし、そして閣議の決定をして予算を提出させていただいておるわけでございます。しかも、あと十五、六日しますというと新年度になります。その新年度から新年度の予算が着実に...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、補正予算云々という話は、我が党の中でいろいろ発言する人がいるということは私の耳には入っておりますけれども、党の方から私の方にそのことについての話はまだありません。  私の立場は、先ほど申したとおり、間もなく新年度に入ります。新...全文を見る
○松永国務大臣 仮定のお話でありますし、私は一般論としてしかお答えできないわけでありますけれども、財政法二十九条の規定、その精神、これをきちっと踏まえて対処していくというのが大蔵大臣の務めであろう、こういうふうに思っております。
○松永国務大臣 私は税の方は全くの専門家じゃありませんが、今委員のおっしゃることは、診療報酬は非課税ということになっておる、その結果、今度は、診療機関がいろいろな材料その他を仕入れる、その分についての、前の段階で払ったという控除が受けられない。その分をどうするか。現在の制度では、...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今官房長が答弁申し上げたとおりでありますが、今回の事件で金融機関との疑惑が生じたことでもありますので、今大蔵省でやっておる金融関連部局に在職した者の調査とあわせて、これらの者についても調査を行い、調査の結果、問題があるということになれば処分...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  先ほど、児童扶養手当に係る所得制限の見直しの問題、これは厚生大臣から御答弁がございました。また、難病医療費に係る患者負担制の導入、これにつきましても厚生大臣から話がございました。要するに、難病対策を重症患者対策に重点を置いて、そして再編成...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今回進めておる内部調査、どういう範囲でやっているのか、そのことはもう御存じと思いますけれども、では何のためにやるかといえば、実は国家公務員法等に基づく行政上の処分をやる前提としての調査でもあるわけです。  したがいまして、一人だけを特定し...全文を見る
○松永国務大臣 大体の考え方を申し上げますと、一つは、私自身が、委員会の審議その他で時間がとられて、今のところは調査に充てる時間が非常に限られておるということ等もありまして、前の委員会で、政務次官を活用したらどうだというアドバイスがありました。これはいい提案だと思って、今、政務次...全文を見る
○松永国務大臣 一つの提案だと思いますけれども、国家公務員法等に基づく行政上の処分を前提にした調査でもあるわけでありますから、特定個人を挙げて、それだけ先に調査するということはいかがなものかな。しかし、上の方からやるという一般的な考え方は参考にさせていただきますが、やはり、一応の...全文を見る
○松永国務大臣 どこの社長ですか。
○松永国務大臣 何という会社の社長。
○松永国務大臣 何という会社。会社の名前。
○松永国務大臣 プレゼントされたものではありません。専門家に鑑定してもらって、鑑定というほどではありませんけれども、それで内金を払ってあります。
03月17日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
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○松永国務大臣 ただいま議題となりました平成十年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案及び関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず、平成十年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  我々の子や孫のことを考えると、財政構造改革の必要性、これは何ら変わるものではないというふうに思います。このことについては異論のないところだろうと思います。  このため、昨年成立した財政構造改革法においては、財政構造改革の当面の目標の一つと...全文を見る
○松永国務大臣 委員御指摘のとおり、大蔵省のなすべき仕事、非常に範囲も広いし、難しい問題を抱えておるわけでして、このときに、しっかりした財政運営、経済政策、そしてそれに加えて、今委員御指摘の為替自由化にどう対処していくか、あるいは金融ビッグバンにどう対応していくか、とにかく難しい...全文を見る
○松永国務大臣 貴重なアドバイス、ありがとうございました。  私自身、ある程度焦りの気持ちが出るぐらいに、実は官房長以下に急ぐように指示しているところでありますが、急いで、そして内容のある内部調査をまとめ上げて、やり遂げて、そして厳正な処分をして、新しい形で大蔵省の再出発をやり...全文を見る
○松永国務大臣 委員のおっしゃるとおり、今月よりも来月は少しよくなる、そういう確信がわいてこないと、私は消費は伸びないだろう。今月よりも来月はもっと悪くなる、さらにその次はもっと悪くなる、こういう状態では、いや応なしに消費は萎縮していくんじゃないでしょうか。  したがって、まず...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  関税というのは、かつてというか、今まではずっと、農産物に代表されるように、国内の弱い産業を保護するという機能があったわけでありますし、現在もあるわけでありますが、同時にまた、関税収入増によって税収が確保されるという効能があったわけであります...全文を見る
○松永国務大臣 法人税も所得税も、実は、そのうちの三二%を地方交付税で地方に回すという仕組みが日本ですね。それは、どの地方であっても一定水準の行政サービスが提供できるようにという、日本全国がほぼ同じような行政水準が保てるようにという知恵でやっているのではなかろうか、こう思うのでご...全文を見る
○松永国務大臣 今般のといいますか、アジア地域の通貨、金融についての不安のことについての解決は、IMFを中心にした国際的な枠組みの中で日本も懸命に協力をしているところでございますが、委員の話では、IMFとかそういったことと関係なしにアジアで日本を中心にした云々という話であるとすれ...全文を見る
○松永国務大臣 委員御指摘のように、不祥事に関与したような銀行の場合には特に厳重に審査する必要があるということを私は答弁をしましたし、そう思っております。実際、この銀行については、社会性、公共性を踏まえた経営理念を厳しく審査する必要がある、そういう考え方から、実際の審査委員会にお...全文を見る
○松永国務大臣 前回決まったものについては、健全性確保に関する計画書も公表されたところでありますが、きょう閣議決定した分も五時過ぎに公表になったはずでございます。それをごらんいただければ大体のことがわかることになっておるわけでありますが、まず倫理規定遵守、倫理規定を整備してこれを...全文を見る
○松永国務大臣 贈賄をしたということで当局の取り調べを受けた者に対する事実関係と処分というものは、これは捜査当局がやるべき事項だと思うのでありまして、私どもがやったことは、これから絶対しないような体制をつくったかどうかという点に我々は視点を置いて審査をしたわけであります。すなわち...全文を見る
○松永国務大臣 繰り返しになって恐縮でございますが、贈賄をしたということで捜査当局の取り調べを受けた者についての処置というものは、これは捜査当局が厳正にやることだというふうに思っておりますが、私の方で注意したことは、これは特に第一勧銀の場合でございますが、まず「公務員等に対する接...全文を見る
○松永国務大臣 前にも申し上げたことがあるかもしれませんけれども、今回の調査は、当然のことながら、国家公務員法に基づく厳正な処分をするということを前提にして、その処分を厳正に行うための資料集めという性格を持った調査でございます。したがいまして、内容的にも、委員を含めて多くの人に一...全文を見る
○松永国務大臣 正直に述べた人がばかを見て、うそをついた人が得をするなどということは、絶対に私はあってはならぬと思います。その意味では、調査の結果が日ごろその人が申し立てたことと異なる、こういった場合には厳しく処分を行うというのは当然のことだというふうに思っております。
○松永国務大臣 一部の新聞とか雑誌とかに出ていることが事実とすれば、捜査当局の捜査の対象でなくとも、これは相当厳しい処分をしなければならぬ事態だろう、そういうふうに私は思います。
○松永国務大臣 報道を真に受けるわけにはまいりませんから、先ほど申したとおり、事実とすれば、私は、厳正な処分をしなければ済む問題じゃない、そう思っております。
○松永国務大臣 国税における法人税の減税措置、今まさに御審議をお願いしているところでございます。国税と地方税と合わせた実効税率が外国に比べてもまだ高いという認識は持っておるわけであります。その意味では、これから目をつけるべきは法人に対する地方税だ、こう思っておりますけれども、その...全文を見る
○松永国務大臣 景気対策とのかかわりで、我が党の方でいろいろな意見が闘わされているということ、それは私の耳にも入ってきておりますが、今、私は、平成十年度の予算の速やかなる成立をお願いしている立場でありますので、現段階においては、私の口からは景気対策云々ということを言うわけにはまい...全文を見る
○松永国務大臣 株価はいろいろな要素によって市場において定まるものだと思っておりますが、大蔵大臣としては、株価そのものについて、こういう程度が望ましいとか期待するとかという発言は、これは控えさせていただきたいというふうに思います。
○松永国務大臣 株価の問題について影響を与えるような発言は、大蔵大臣としてはこれは差し控えなければならぬことだというふうに私は思います。  山崎政調会長は、その意味ではやや気楽な立場かな、こう思うわけでございます。
○松永国務大臣 これも山崎政調会長及び副会長さんたちの中で真剣に議論されているということは私の耳に入っておりますけれども、この問題は、実は郵政大臣の方で簡保事業団の認可予算の変更ということがあるのが先なのでありまして、そのことについての郵政大臣からの協議の申し入れその他はまだござ...全文を見る
○松永国務大臣 私は、国民のこれについての認識、理解、そして支持する側がどの程度の率になるのか、要するに世論の動向をしっかり見極めてやっていかなければならぬ問題だろう、こう思っておるわけなんです。  税を取る側からすれば、非常に望ましいことでしょう。しかしながら、それとの関連で...全文を見る
○松永国務大臣 G7での私とルービン長官との会談の中で、税の問題を持ち出したのは私なんです。二兆円の特別減税のことを詳細に説明したのです。ルービンさんの方からは税のことについては私には話はありませんでした。  新聞等の報道で、ルービン長官が大型の減税を云々ということは承知してお...全文を見る
○松永国務大臣 景気対策とのかかわりでの公共投資の追加とかあるいは減税とかということは、私の立場は、今御審議をお願いしておる平成十年度の予算、そしてきょうも御審議を願った税法その他こういった関連法案の速やかな成立をお願いをして、そして九年度補正予算と切れ目なく十年度の予算や関連法...全文を見る
03月17日第142回国会 衆議院 予算委員会 第26号
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○松永国務大臣 お答えいたします。  私は、お墓というものについて、委員のような学問的な考え方はございません。ただ、親を大事にしたい、親孝行のしるしとして親のための墓を子供はつくるものだ、私はそういう考え方でございます。  たまたま私の父は、法律的に言えば私の養父でありますが...全文を見る
○松永国務大臣 いわゆる公的資金を活用しての民間金融機関の自己資本充実策でございますが、これについては、委員もよく御承知と思いますが、数回にわたる金融危機管理審査委員会の会議の末、審査基準というのが設けられて、それが明らかにされております。そしてまた、その審査基準に基づいて審査い...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  委員御指摘のように、我が国の一層の発展のためには、科学技術振興の重要性は極めて大きい、こういうふうに思うわけでありますが、他方、財政の危機的状況からすれば、やはり一切の聖域なしという形での歳出の改革、縮減、これは進めていかなければならぬとい...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  科学技術を担う人材の育成は、もう我が国の科学技術振興を図る上で非常に重要な課題だ、こういうふうに認識いたしております。  そういう見地から、大学院の貸与人員の増員とかあるいは大学の貸与人員の増員とか、先ほど文部大臣が御答弁申し上げたとお...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  従来からお答えいたしておりますように、金融関連部局に在職した者について、過去五年の間の行状等を中心にして今内部調査を進めているところでございます。  委員の見方によれば、余りスピードがないじゃないかとおしかりがあると思うのでありますけれど...全文を見る
○松永国務大臣 多いなという率直な感じを持っておるわけでありますけれども、これは、従前から国家公務員法の規定に従って再就職をしておるわけであります。そして、今委員も御指摘になりましたように、離職後二年以内に、大蔵省と密接な関係のある金融機関等への代表権のある地位には就任できない、...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  現在民間機関に身を置いて、そして働いている人、その職にある人の措置というものは、それぞれの民間機関の株主総会、役員会、あるいは信用金庫ならば総代会ですか、そういったところで措置してもらわにゃならぬ問題でありますから、これについてああしますこ...全文を見る
○松永国務大臣 今の委員の御意見はしっかりひとつ受けとめさせていただいて、将来の参考にさせていただきたい、こういうふうに思います。
○松永国務大臣 よくはわかりませんけれども、ほかの中央省庁も、次官になる人は東大卒が比較的多いのじゃないでしょうか。  なぜそうなるのかというと、まず国家公務員上級職、今の人事院総裁の話によるとI種ですか、I種を受ける人の数も圧倒的に東大が多い。それから、よく勉強するのも多いと...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  国家の試験で採用する場合には、あくまでも公平な試験でなければならぬというふうに私は思います。  そしてまた、今度は、国家の試験で合格した者を採用する場合には、これは試験の成績もありましょうけれども、人物をよく見て採用してもらうということが...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  我が国は、急速に少子・高齢社会になってまいります。したがって、社会保障に係る国民負担が増大することが見込まれます。  そういう状況の中で、社会の活力を損なわないよう、社会保障制度の効率化、重点化を進めて、将来にわたり安定的に運営できる社会...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたしますが、余りさかのぼると希薄になるものですから。検察と関係ありませんけれども、検察の方も平成五年からにしておりますから。そこで、こちらの方も、それに符牒を合わせるような形になって恐縮だけれども、五年前にさかのぼってやるということにしておるわけであります...全文を見る
○松永国務大臣 物の考え方としては、まず上にある人が襟を正すというやり方は、これは大変下に対する見本にもなりますから、一つの考え方だろうというふうに思います。  いずれにしろ、五百何十人おるわけでありますが、それを急いで取りまとめをして、最終的には私みずから点検をして、その上で...全文を見る
○松永国務大臣 私は、内心少し焦りを感じているぐらいなんですよ。もう少し体の余裕があれば、もっとみずから乗り出していって真相解明に時間を割きたいぐらいなのでありますが、御存じのような予算委員会あるいは大蔵委員会等々で体がとられておるものですから、思うに任せないので少しいら立ってい...全文を見る
03月18日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
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○松永国務大臣 九七年十-十二の状況が大変厳しい結果として数字に出たことは承知をいたしておりますが、あの時期はアジア地域の通貨、金融の大変な問題が発生をし、かつ我が国内でも大型金融破綻等が起こり、国民の中に非常な不安が広がつた、雇用不安もあった、そういうことから消費者もあるいはま...全文を見る
○松永国務大臣 今ルービン氏やサマーズ氏の話がございましたけれども、そういう意見、要望というものが出ていることは承知いたしております。  しかし、我が国としては、我が国の財政事情その他もありますし、やはりそのような外国の人の意見も意見として承ることにいたしますけれども、日本の置...全文を見る
○松永国務大臣 財政構造改革の必要性、これは現在も変わっていないというふうに私たちは思っております。  実際、国債を中心にして国と地方の長期債務が五百兆を超しているという状況、これはあらゆる努力をして縮減していくということにしなければ、我々の子や孫に大きな負担を残すことになりま...全文を見る
○松永国務大臣 私は、関税率審議会委員に、理解ある消費者代表、こういう方が入ることはいいことだ、こういうふうに思っております。  これは私の個人的な見解になるかもしれませんが、関税の歴史からいえば、最初は、どうしても自国の産業を守りたい、保護したいということで関税を設け、それを...全文を見る
○松永国務大臣 今委員のおっしゃったようなものを原則とすべし、こうなっているのが財政法第四条の一項本則だろうと思いますが、ただし書きで建設公債が認められる、そのまた特例として法律に基づいて足らざる分を補うためのいわゆる特例公債、こういうふうになっていると思うのでありまして、まさに...全文を見る
○松永国務大臣 大型の恒久的な減税というのは、今委員の御所論は、その財源は歳出の大幅な見直し、カットということでございますね。具体的にどこのどういう部分をカットするのかということが必ずしも明確でないという我々の側の判断なんです。そうすると、それは財源は何ですかという話になってくる...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  これも何回も言うことでありますが、財政構造改革法のポイントは、平成十五年度末までに特例公債をゼロにするということ、そして国、地方合わせた財政赤字をGDP比三%以下にすること、それから特例公債については毎年の発行高を前の年よりも少なくすること...全文を見る
○松永国務大臣 我が党の中で、今委員御指摘のように、必要な社会資本整備を補正予算で追加して進めよう、そしてそれが景気の回復に資するという考え方の議論がなされているということは私の耳にも入ってきます。入ってきますが、私の立場は、あと二週間後に迫っておる平成十年度について、きょうも予...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたように、現在の日本の財政状態、先進国の中で一番厳しい、悪い状態になっておるわけでありますから、後世代のために、こういう状態をなるたけ早く脱却していくということは非常に大事なことだというふうに思っております。  したがいまして、非常に厳しいこ...全文を見る
○松永国務大臣 今官房長が御答弁申し上げましたように、まず書面が出ておりまして、書面に基づいてこれから本格的な調査をしょうという段階に、逮捕されて身柄を持っていかれたということであります。  逮捕状の被疑事実によりますと、これは委員よく御承知でございましょうが、実は、野村、日興...全文を見る
○松永国務大臣 そういう意味ではございません。  先ほど申し上げましたのは、逮捕された逮捕状の被疑事実がこうなっています、こう申し上げたわけであります。  それで、その被疑事実関係は捜査当局が目下厳しく捜査をしているものと想像するわけであります。したがって、この関係については...全文を見る
○松永国務大臣 まだ調査の中途でございます。  というのは、委員には初めてかもしれませんけれども、前にも申し上げたわけでありますけれども、まず本人が、自分の記憶あるいは自分の日記帳なり手帳なりがあればそれらも参考にしながら、自分の良心に従って、自主的に紙に書いて出してもらう。そ...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど官房長がお答え申し上げましたとおりでありまして、まだそこまでしか来ていなかったということでございます。
○松永国務大臣 保証する資料は私にはありません。ここにいらっしゃる方も内部調査の対象だろう、こう思っております。まだその途中でありますから、保証する立場にはありません。
○松永国務大臣 せっかくの委員のアドバイスといいましょうか、申し出ではございますけれども、一つのアイデアとは思っているのですよ、思っていますけれども、それだけ別に分けて調査する、こういつたことは今までしていないわけでありまして、今直ちにそれをする、こういつたことを申し上げるわけに...全文を見る
○松永国務大臣 榊原については、先ほども申したとおり、身柄を捜査当局に持っていかれておるわけでありまして、恐らく関連の資料も捜査当局が押収するなり、任意提出を受けて持っておるものというふうに想像いたします。そういう状況でありますから、これは実際問題からすれば、捜査当局の厳格な捜査...全文を見る
○松永国務大臣 あと二週間すれば平成十年度に入るわけでありますが、平成十年度の予算を九年度の補正予算と切れ目なく執行できるような状態にするということが極めて重要なことだ、同時にまた、その平成十年度予算の関連法案、今御審議を願っている法人税法の改正を含めて、それが極めて重要だ、これ...全文を見る
○松永国務大臣 まず、塩崎政務次官の話でございますが、「お邪魔して」という言葉はそんな気持ちで表現したのじゃないと思うのでありますけれども、表現の仕方がうまくなかったな、もう少し堂々とした表現の方がいいのじゃないか、こういうふうに思いましたが、実際は、塩崎政務次官は参議院出身であ...全文を見る
○松永国務大臣 今般の自己資本充実策においては、優先株式等の引き受け等について、まずもって審査委員会が、金融の危機管理という観点から、優先株式等の引き受け等について厳正な審査の上申請を承認するかどうかにつき議決を行うこととなっております。  また、審査委員会の議決が優先株式等の...全文を見る
○松永国務大臣 委員はしばしば言葉を変えていらっしゃるわけでありますが、私は、正確に申し上げたのは、申請を承認するかどうかにつき議決を行う議決を行うのは審査委員会でございます。それを承認するのが閣議であります。それと、もう一つは……(発言する者あり)税金ではございません。株式等の...全文を見る
○松永国務大臣 私は、今回の金融システム安定化法に基づく優先株式あるいは劣後債等の引き受けを、預金保険機構のもとにある、預金保険機構から委託を受けた整理回収銀行が行うその仕組みについて、私のつたない話でございますが、解釈論を申し上げたわけであります。それと政治資金規正法の問題は、...全文を見る
○松永国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても、御趣旨に沿って配意してまいりたいと存じます。     ―――――――――――――
03月18日第142回国会 衆議院 予算委員会 第27号
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○松永国務大臣 委員の御指摘は、私は傾聴に値する御指摘だと思いますけれども、ただ、大蔵省の立場からすれば、資本注入を希望して、そして金融危機管理審査委員会の方に申し出てきた場合には、その審査委員会の場でいろいろ意見を述べることはできますけれども、そうでない状況の中で、大蔵省が個々...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  叙勲の関係のお話がございましたが、委員も御承知と思いますが、私も承知しておるわけでありますけれども、それは総理府の賞勲局で、極めて厳正な審査をした上なされることだというふうに承知いたしております。したがいまして、そのことについてのコメントは...全文を見る
○松永国務大臣 具体的なことにつきましては官房長から答弁をしてもらいますが、前にお話しになりました国税のことでございますね。これは、あくまでも厳正、公平、中立でなければならぬわけでありまして、今委員が申されたようなことは絶対あってはならぬことだというふうに思います。現に、そういう...全文を見る
○松永国務大臣 政府が重要と思う法律案あるいは施策について、国民の方々、特に指導的な方々に御説明をするという広報活動といいましょうか、そのことは御理解を願いたいと思うのであります。しかし、その場合でも、今委員の申されるような、そういう不愉快な感情を与えるようなことがないように、十...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  政府としては、財政構造改革の必要性は何ら変わらないものだ、こういうふうに思っておるわけであります。しかし、同時に、経済金融情勢の変化に応じて臨機応変の措置を講じ、景気の回復を図ることも当然であり、両者は二者択一のものではない、こういうふうに...全文を見る
○松永国務大臣 今申し上げましたように、財政構造改革路線の中で許される範囲内での二兆円特別減税であり、そして金融システム安定化のための措置であったわけでありますから、政策転換があったという榊原財務官の発言は、これは適切な発言ではなかったわけです。  したがって、私が榊原財務官に...全文を見る
○松永国務大臣 二兆円の特別減税、どういう経過で実施が決まったかということにつきましては、先ほど官房長官から、その経緯については答弁がございました。  そこに行く前の橋本総理の、そういう判断をした経過でございますが、これはまあ橋本総理でなければ的確なお答えはできぬかもしれません...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  これは、G7のステートメントの中での日本経済関連部分があるわけでありますが、その中で、G7で合意した事項についてまず先に書いてあって、そして、その後で少しIMFの見解が述べられたという事実が記述されている、こういうことになっているわけであり...全文を見る
○松永国務大臣 杉井審議官ですか、これは説明員であって政府委員じゃないんだそうです。したがって、政府委員である官房長がお答えしたいということになったそうでございます。
○松永国務大臣 報道は見ましたから、そういう報道があることは私も承知したわけですが、その報道が直ちに真実であるかどうかという問題もありますので、したがって、その報道も十分念頭に置いてそして調査を進めますということを前に申し上げたわけでありますが、実はそうするつもりでございます。
○松永国務大臣 私は、いろいろな情報は参考にいたしますが、言葉は適当でないかもしれませんけれども、真実を解明するためには、手順を立てて調査していかないと、いい、内容のある調査結果は出ない。ある人のことが新聞に書いてあったから、はい、ある人のことが新聞に書いてあったから、はい、こう...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども御答弁申し上げましたけれども、今の新聞の記事、私も承知しております。非常に重大なことがそこには書いてあります。  しかし、それが真実かどうか、これは私にはわかりません。その新聞の記事も十分念頭に置いて、そして調査を進めてまいりますということを申し上げたわ...全文を見る
○松永国務大臣 私どものしている調査は、国家公務員法あるいは人事院規則、そういう法令に基づく処分をする、その前提としての事実調査でございます。そして、その事実をできる限り詳細につかんで、その事実の軽重に比例する形で厳しい処分をしていくという方針でこれからも進めてまいります。
○松永国務大臣 お答えいたします。  私が文部大臣をしておりましたのは今から十三年前でした。そのときには、いわゆるいじめというのが、はやっているという言葉は適当かどうかわかりませんが、非常に多い年でありました。このいじめ問題解決のために一生懸命働かせていただいたという記憶、今で...全文を見る
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会 第28号
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○松永国務大臣 文字どおり概略を承知いたしております。細かい点については、大変恐縮でございますが、一々のことについては必ずしも私は見ることはできなかったのですが、概略は承知いたしております。
○松永国務大臣 大変恐縮でございますが、きょうはインドネシアの副大統領さんとお目にかかるということでありましたので、詳細なことは新聞も読んでいないわけでありますが、問題は、もう少し的確に山一の状態を把握しておればほかに打つ手があったのじゃなかろうかという趣旨の論調があるというふう...全文を見る
○松永国務大臣 私のその当時の審査のときの議論の中で記憶に残っているのは、やはりジャパン・プレミアムの存在、これが私の頭にありましたが、大分縮小してきておりましたけれども、依然として解消していなかったということが私の記憶にあります。
○松永国務大臣 足利銀行のケースでございますが、余り具体的に言いますと足利銀行の経営に支障があってはいかぬということを私心配しますので、詳しくは申し上げませんが、今預金保険機構の松田理事長の申したことと同じ認識でございました。
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたとおり、個別銀行にかかわることでございますから、具体的にそこまで申すわけにはまいらぬわけでありまして、先ほど松田理事長が申したとおり、私も、この金融機関については申請の理由あり、基準に合致しているというふうに判断をして賛成をしたわけであります...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、個別金融機関の内容について詳細に申し上げることは差し控えさせていただきますが、この金融安定のための特別措置法、それに基づく審査基準、これに合致するものというふうに判断をし、賛成をした次第でございます。
○松永国務大臣 先ほどもお答え申し上げましたとおり、審査基準に該当しているというふうに判断をした次第でございます。
○松永国務大臣 申請銀行について、健全性確保に関する計画書を提出させたわけでありますが、その計画書の中で、経営の健全化を図るための計画、いわゆるリストラ計画、これは非常に大事な要件であるという認識のもとに、そのリストラ計画については、申請行の責任者を呼んで、そして調査をしたわけで...全文を見る
○松永国務大臣 この点につきましては、既に公表をされておるわけでありますが、役員数、従業員数それから支店数、こういったものについて減らすという具体的な計画書、計画が提出されておるわけであります。
○松永国務大臣 役員賞与掛ける役員数、これが当該銀行の役員賞与に係る経費の額だと思うのでありますが、役員数については減らすという数字が出ておりますので、役員に係る経費の節減をしようとしているというふうに見たわけであります。
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたとおり、役員の報酬の総額がどれだけ圧縮されるかというのがその銀行の経営の健全化につながるわけでありまして、三年間は上げないという前提、そして数を約三割減らすということ、これは、リストラをしようという計画、そしてその意欲は私は認めていいというふ...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたとおり、企業がどうすれば合理的な、そして健全な経営ができるかというのは、総額においてどれだけ使うかという問題だろうと思います。そして、その中で、今の情勢でございますから、少なくとも上げない、こういうことであるならば、それはそれとして認めるのは...全文を見る
○松永国務大臣 要するに、経営健全化のための計画を立て、それを実行しようとしているかどうかというのが大事なポイントだというふうに思います。
○松永国務大臣 納税者の全員がといえば恐縮でございますが、役員数を三割近く減らすということについては、リストラについての努力をしようとする意思がありというふうに認める納税者もいるだろうというふうに思います。
○松永国務大臣 お答え申し上げますが、大蔵省の方については、国民の信頼を著しく傷つけた結果になっておるわけでありまして、それを回復するためには、刑事手続で捜査の対象になっている人、それから捜査の対象になっていないとしても公務員倫理にもとる行為をした者、特に後者につきましては大蔵省...全文を見る
○松永国務大臣 私の一昨年の選挙のときの公約はどうだったかという御質問と思うのでありますけれども、私は、思い切った行政改革の道筋をつけてからすべきだというふうになっておった、そういうふうにしておったと思うのです。
○松永国務大臣 おととしの十月の時点だと思うのでありますが、大体道筋は見えてきつつあったと思うのでございますが。
○松永国務大臣 御指摘のように、不良債権の処理は銀行自身が本当に立ち直っていくために非常に大事なことでありまして、大蔵省の方もそれを促しておるわけでありますけれども、御存じのとおり、今回の資本注入を申請した銀行については、その点も相当厳しく審査の対象にしたところであります。  ...全文を見る
○松永国務大臣 十兆の方が預金保険機構が日銀からお借りする場合の政府の保証、三兆円の方が交付国債、こうなっておりますが、これは、どういうふうに使うかは基本的には預金保険機構が決めることでありますけれども、今回済ませた二十一行分は全額預金保険機構が日銀から借りて処理したわけでありま...全文を見る
○松永国務大臣 これは、委員も職業柄このことについては御存じと思いますけれども、起訴状の記載で書いてある事柄ですよ。それはまさに刑事裁判の法廷で証拠に基づいて判定さるべきことだ、こう思うわけでありまして、その意味で、私が、また行政側がいろいろ言うことは、これは差し控えさせていただ...全文を見る
○松永国務大臣 先延ばしをしているつもりは全くありません。その気持ちもありません。できる限り速やかに調査をして、そして国家公務員法、人事院規則等によって処分をする方針でございます。
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○松永国務大臣 平成十年度一般会計歳入予算並びに大蔵省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算について御説明申し上げます。  まず、一般会計歳入予算額は、七十七兆六千六百九十一億七千九百万円となっております。  このうち主な事項について申し...全文を見る
○松永国務大臣 下村委員御承知と思いますけれども、今回の金融の安定化に関する特別措置法二法案は、まず一つは、交付国債の七兆円と政府保証による十兆円、この十七兆で、どんな事態になろうとも、国民の預金は利子も含めて一〇〇%保護しますよということをどんと打ち出すことによって、国民の自分...全文を見る
○松永国務大臣 私は、二十二、三のときからずっとたばこを吸っております。ただ、節煙しておりますので一日十五、六本でございまして、やめたいやめたいと思っても、十五、六本の人はなかなかやめられないそうですね、三十本以上吸っておればやめられるそうでありますけれども。節煙しながら吸ってい...全文を見る
○松永国務大臣 健康上よくないということで、諸外国では、特に先進国の方が多いようでありますが、非常にたばこの健康被害を訴えて、そして健康を保持するためにはたばこはやめましようというふうなことで大変努力されているというふうに思います。日本国内でも、たばこを吸えないような、そういうこ...全文を見る
○松永国務大臣 これは、私個人の考え方を述べさせていただきます。  今委員仰せのとおり、経済的規制というものは、これはできるだけ緩和ないし撤廃までして、そして競争を激化することによって進歩を図っていく、私はそう考えます。  しかし、社会的規制という規制、例えば酒などもそうです...全文を見る
○松永国務大臣 地方債というのは、投資的経費の事業量に応じてその額が決まってくるわけでありますが、地方公共団体ではどうしても、地方住民の要望に応じて、いろいろな投資的な事業をしたい、してくれという住民の要望が強い。その住民の要望を満たすために計画を立てて実施する。その場合の財源措...全文を見る
○松永国務大臣 セクハラのない、女性にとっても気持ちよく働ける、そういう職場の実現に向けて努力しなきゃならぬ、こう思います。
○松永国務大臣 浦和というところと与野というところと大宮というところ、それに上尾というところが入るのかどうか、その範囲をどうするかで非常にもめているというのが実態なんです。  私の率直な感じを言うと、浦和は人口約五十万なんです。大宮というところはこれまた人口五十万なんです。昔か...全文を見る
○松永国務大臣 一般論を申して恐縮ですけれども、事務を配分すれば、その事務を執行するのに必要な財源というものは同時につけてやらぬというと、立派な事務の執行はできないなというふうに私は思います。
○松永国務大臣 きょう平田委員の質問で、局長の資産形成の経過等について、細かい点まで説明がありました。これによって、いろんなことを言われておることが、そうであったのかというわけで、疑惑が晴れる点があればそれはいいことであったというふうに思います。  なお、委員仰せのとおり、疑惑...全文を見る
○松永国務大臣 率直にお答えいたしますが、大蔵省行政当局と日銀との関係、それから日銀の独立性をきちっと尊重していくという姿勢、これも大事なことだと私は思います。あと二週間すれば新しい日銀法になるわけでありますけれども、現在は現行の日銀法のもとにあるわけですけれども、新しい法律がで...全文を見る
○松永国務大臣 そこが日銀の独立性を大事にするかどうかということの問題にもかかわってくるような感じがするのです。先ほど話がちょっと出ましたように、無給であるということ、そして総裁経験者であるということ、そういう点を考えれば、新しく内閣で任命される予定になっておる新しい方が考えられ...全文を見る
○松永国務大臣 健全でない企業であっても貸せということは、これは言えませんね。不良債権になることを覚悟の上で貸せということでございますから、それは言えませんが、その企業の、現在は厳しいでしょう、しかし将来は明るい、また経営者は非常に一生懸命やっている等々の状況を見て、親切に対応し...全文を見る
○松永国務大臣 私は、この絵の問題は、去年の秋の臨時国会で泉井氏を証人として喚問した、そのとき私、委員長でございました。そのときにこの絵のことを知ったわけであります。  そして、その絵の処置については、委員の方から、ぜひ現物を見る必要があるという御主張がございまして、これは委員...全文を見る
○松永国務大臣 涌井局長の先ほどの言葉は、世間で一億だとかなんとかで非常に高価なものだというふうに言われておったのが正式に価格がわかったので、その面、一億ものものをいったんはもらったのかという、そういう点についての疑惑は晴れた、結婚祝いとして届けられたものは二十万のものであった、...全文を見る
03月20日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○松永国務大臣 ただいま議題となりました特定住宅金融専門会社の債権債務の処理の促進等に関する特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  政府は、債権処理会社が譲り受けた住宅金融専門会社の貸付債権その他の財産の処理をさらに促進する...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  もう前にも言ったことがありますし、何度もいろいろな委員の先生方にお答えしたところでありますが、委員も御承知のとおり、今日本の財政は先進国の中で一番厳しい財政状況でありまして、GDPを超える国債、地方債あるいは長期債務を背負っておるのが今日...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  昨年の十一、十二月、あの時点においては、委員御存じのとおり大型金融機関が破綻をし、そしてその影響もあって国民の間に金融システムについての不安感、それが相当走っておったわけであります。その状況のもとで、先ほど琉球銀行の話が出ておりましたけれど...全文を見る
○松永国務大臣 事務方から今までの経過も含めて答弁させますから、お聞き取りください。
○松永国務大臣 委員からも、それから先生からも、予算委員会でもいろいろ御指摘をいただいておるわけでありますが、私は、その中で参考にすべきものは参考にしながらやっていきたいという気持ちがあるわけです。それからもう一つは、これはどなたでしたか、五百五十というのを全部一列でやろうとする...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたけれども、五百五十名を一列にやっていくのではなかなか調査の内容をまとめ上げるのが時間がかかる、だから、重立った者というか、上の方を先に内部調査をしたらどうか、そういうアイデアも出していただきました。そのアイデアは、私は参考にしたいと思っておる...全文を見る
○松永国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても、御趣旨に沿って配慮してまいりたいと存じます。     ―――――――――――――
03月20日第142回国会 衆議院 予算委員会 第29号
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○松永国務大臣 お答え申し上げます。  今日、貸し渋りと言われる状況を早く解消することは、極めて大事なことだと思っております。今回の金融システム安定化緊急の二法に基づいて、申請銀行に資本注入という施策を講じたのも、一つは、我が国の金融システムを安定させ、内外の信認を高めるための...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  バブル発生期から今日までの間、銀行の経営責任者が果たしてしっかり責任を果たしてきただろうか、こういうふうに問われれば、私は、とてもじゃないけれども、果たしてきたと言う自信はありません。相当な責任があるというふうに思っております。  今回の...全文を見る
○松永国務大臣 前回、岩國委員の御質問に対してお答えしたわけでありますが、まず、私が亡父の墓をつくろうと決意をしたいきさつは、ダブるかもしれませんけれども、私の父は、厳密に言えば私のおじであり養父でありますけれども、昭和七年から三十八年まで本院に議席を有しておりました。それで、昭...全文を見る
○松永国務大臣 私は、実際かかった経費を払わないまま長く置いては悪いという気持ちで、実費のつもりでこれをというわけで、お渡ししてきたわけです。そうしたら、受け取った側は、四百万が墓石代、百万は永代使用料の内金ということに向こうさんでは受け取ったようでありますが、永代使用料について...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど申し上げておりますように、良光院の方が自分の方の所有権ないしは使用権だということで、理事長の方と争いになっているわけですね。裁判でそれが決まったならば、どちらかに私が金額を決めてもらって払う、こういう仕組みなんですね。まだ訴訟中でありますから、どちらとも言え...全文を見る
○松永国務大臣 恐縮でございますが、私の父の代からの応援者で、私の応援者でもある人が、私のここをどうですか、私の方で責任を持っていいのをつくりますから、こう言われたから、そこでお願いしますと……(発言する者あり)いやいや、ただということではございません。
○松永国務大臣 永代使用料については、後で資料を見せてもらいましたが、実は一応の決まりは、私の分は八百万になるということが、後で資料を見ました。墓石の方は、先ほど申したとおり理事長さんが、知り合いの人に見てもらったその価格でいいよという話なんです。
○松永国務大臣 それが、知り合いの人と私の友人のお寺の住職さん、それに見てもらったら、四、五百万はかかっているなという話でございましたから、そこで五百万を内金として置いてきた、こういうことでございます。
○松永国務大臣 私の腹づもりは、永代使用料の方は、何か印刷物を見ましたら、私の分は八百万になる大きさらしいのです。それで、私がお預けした五百万のうち四百万は石の方に入金されておるのですね。そうすると、ああ理事長さんは四百万にしてくれたのかなと。そして、百万の方が永代使用料の内金と...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど主税局が申し上げましたとおり、九年度税収についてはまだ四割程度の収納が残されておるという段階、それから所得税の確定申告の結果、三月決算法人に係る法人税の確定申告の動向等々を十分注意してまいる、こういうことでございます。  なお、先ほどの話にありましたけれど...全文を見る
○松永国務大臣 そうは申しておりません。
○松永国務大臣 今の金融安定化対策としての十三兆円の資金でございますが、委員ちょっと計算間違いというか、政府保証債が十兆で、交付国債が三兆、合計十三兆でありますが、今回の措置は、交付国債の方は全然手をつけずに、預金保険機構が政府保証を受けて、それで日銀等から融資をして調達した資金...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  委員は、土地の再評価に関する法律案について御指摘でございましたが、国会に提出され、現在御審議をいただいているところでありますから、同法案の成立を前提にして議論するということには、私どもまた参加できないわけであります。  いずれにいたしまし...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  委員御指摘のように、あの十七兆分は、文字どおり、預金者の不安を一〇〇%なくする、あなたの預金は利息も含めて一〇〇%守ります、その金はこれですというふうに天下に明らかにするための措置だというふうに思います。  そういたしますと、いろいろな風...全文を見る
○松永国務大臣 今回の措置は、何回も申し上げますとおり、個別の銀行を救済するためではなくして、我が国の金融システムの安定化のための措置であります。したがって、個々の銀行の中で、別の件で不祥事があったとしても、それのみをもって申請銀行から外すということはしないということを審査委員会...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  昨年、委員を初め多くの人たちの努力によって金融監督庁設置法が成立し、六月までの間に、金融機関に対する監督検査という機能が大蔵省から分離して、新しくできる金融監督庁に移るわけであります。同時にまた、証券取引等監視委員会の方も金融監督庁の方の...全文を見る
03月23日第142回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○国務大臣(松永光君) 先ほどから総理が答弁をしておられますように、政府としては、今御審議をお願いしておる平成十年度の予算、そしてそれに関連する税法等の法案を速やかに成立させていただいて、九年度補正予算と切れ目のないような状態で十年度の予算が実行できるようにさせていただきたいとい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 本予算の作成後というのは、本予算を閣議決定した日のことなんだと理解いたしますが、その後に生じた事由ということになってくるわけでありまして、そのとおり解釈をして、そして対応していくべきであるというふうに思います。
○国務大臣(松永光君) 今の御議論は、結局、財政法二十九条の解釈問題だろうと思うのでありますが、私は、財政法二十九条の規定を、素直にといいますか厳正に解釈をして対応しなきゃならぬというふうに思っております。
○国務大臣(松永光君) 今、担当局長が御答弁申し上げたとおりでございますが、もう一つ私の方からつけ加えて答弁させていただきますならば、銀行等の持っておる有価証券、それの含み益、これは自己資本にカウントされるのでありますけれども、その場合、株式等の有価証券は上下の変動があるものです...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員よく御承知のとおり、これも申し上げればわかっているとおっしゃるかもしれませんけれども、預金者の預金の完全な保護、これは御存じの交付国債七兆円、そして政府保証十兆円、これ十七兆の口でございます。今議論の対象になっているのが交付国債三兆、そして政府保証の借...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先般のは三月末までに行うための申請の受け付けをした、その結果としての審査でございました。これはまだあと三年あるわけでありまして、その間にまた受け付けを公表し、そして申請があれば適切に審査がなされるものというふうに思います。ただし、先ほどから議論がありますよ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員御指摘のように、教育は国民一人一人の人格の完成を目指すいわゆる人づくりでありますが、同時にそれは国づくりの基本というふうに私も認識いたしております。  そういう意味では、国家的な大事業だとは思っております。しかし、だからといって、それが財政法四条に言...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  委員申されましたように、去年せっかく七—九で消費が伸びてきた、消費性向が高まってきたといううれしい事態があったわけでありますけれども、それが何で十—十二でぐっと落ち込んだのか。その原因は、東南アジアの金融・通貨危機もあったでしょうが...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  まず、政府系金融機関の関係でございますけれども、これは委員御承知のように、今までは政府系金融機関は民間補完という姿勢であったわけでありますが、今回の事態にかんがみまして、もう少し踏み出して貸してよろしいという仕組みに変えたところであ...全文を見る
03月24日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第9号
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○国務大臣(松永光君) ただいま議題となりました電子計算機を使用して作成する国税関係帳簿書類の保存方法等の特例に関する法律案及び関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず、電子計算機を使用して作成する国税関係帳簿書類の保...全文を見る
03月24日第142回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○国務大臣(松永光君) まず、私の考え方を申し上げますが、通産大臣が今申したように、貸し渋り対策というのは常々私は通産大臣と話をしておるんです。  そういったことから、三月十一日にはわざわざ総理が主要銀行の責任者を呼んで、そして金融機関は本来の使命を果たすようにという要請をして...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 十二・五倍超が実際実現するかどうかは別といたしまして、貸出量が増加するように今後ともしっかりフォローしていきたい、こう考えております。
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  要するに財政法四条の解釈の問題だと思うのでありますが、建設国債の方はそれに見合う資産が残りまして、それを後世代も利用するという関係がございます。赤字公債にはそういう関係がないという意味で差があるというふうに思いますし、同時にまた、財...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 飛ばしというのは、これは私ども素人にはわからぬ仕組みであったわけでありますけれども、いろいろ聞いてみますというと、価格の著しく下がった株式等を、有価証券等を持っている企業が、決算期の前に損失が表面化するのを避けるために別の企業に売ってといいますか引き取って...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは何といいましょうか、その事実関係、恐らく山一の事件が捜査当局の捜査の対象になっておりますが、周辺事態として何が真実かということはそちらの方で解明されるんじゃなかろうか、こう思っておりまして、私の立場であれこれ言うことはちょっと難しゅうございます。
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  今、委員御指摘のように、現職の大蔵官僚、そして出向しておる者あるいは天下った者等、犯罪行為を犯し、あるいはまた刑事捜査の対象になっていなくとも多数回にわたって大変な接待を受ける、そういう人たちが相当おるということが明らかになったと...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今の御質問にお答えする前に、私が使った内的抑止力、外的抑止力、これは十数年前に文部大臣をさせていただいているときに、ある本にそういったことが理論的に書いてあったんです。それをちゃんと覚えておったものですから、なるほどなと、こう思って申し上げたわけであります...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、橋本総理から大蔵大臣に任命されたときに、一番大事な使命、任務は、不祥事が再び起こらないように徹底した大蔵改革を進めて大蔵省の信頼回復に努めること、そしてまた大蔵省の職員の中に刑事捜査の対象になっていない者であっても過剰な接待を受けたという人が相当いる...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど情報公開をするという言葉を申されましたけれども、私はそういう言葉は言わなかったと思うんです。調査をした上、問題ある者については厳正な処分をし、そのことは発表します、事実関係を含めて、と申したつもりでありまして、情報公開という幅広いことを申し上げたつも...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、倫理規程に違反する行為、それはもっと上に行けば国家公務員法にも違反する場合が多いと思う。今回の調査は、国家公務員法に基づく処分をする、その前提としての事実調査なんです。したがって、相当正確性を必要とする、そう考えておるわけでありまして、今の調査は調査...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 補正予算という話が我が党の中でいろいろ意見が出て議論されているということは承知いたしておりますが、私のところまではそれは全く来ておりません。  私としては、今御審議を願っておる十年度予算をなるたけ早く成立させていただいて、九年度補正予算と切れ目のない状態...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、今申したとおり、この予算を九年度の補正予算と切れ目のないような状態で執行できるようにさせていただきたいと、そのことをひたすらお願いしているところでございます。
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  御指摘の年金受給者の生存確認手続における市町村長の証明の廃止問題につきましては、国家公務員共済においては、住民基本台帳ネットワークシステムの導入により、死亡情報等が電子的に提供されるのに合わせ廃止することとしてきたところでありますが...全文を見る
03月25日第142回国会 参議院 本会議 第14号
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○国務大臣(松永光君) ただいま議題となりました平成十年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案、法人税法等の一部を改正する法律案及び租税特別措置法等の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、平成十年度における財政運営のための公債の発行の特例...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  有価証券取引税及び取引所税についてのお尋ねですが、これらの税については、その税率を本年四月から半減し、さらに平成十一年末までに金融システム改革の進展状況、市場の動向等を勘案して見直しをし、株式等譲渡益課税の適正化とあわせて廃止するこ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 星野議員にお答えいたします。  有価証券取引税及び取引所税についてのお尋ねでございますが、これらの税については金融・証券税制全体の中での役割等を総合的に勘案し、平成十年度税制改正において税率を半減することとしたところであります。さらに、平成十一年末までに...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 朝日議員に御答弁を申し上げます。  地方財政の構造改革についてのお尋ねでありましたが、財政構造改革は私たちの世代でぜひともやり遂げなければならない重要課題であります。  そのため、国、地方双方の歳出抑制につながるよう諸施策を見直すなど、歳出、歳入両面に...全文を見る
03月25日第142回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○国務大臣(松永光君) 委員、今お話がありましたように、昨年の十一月以降、大型金融機関の破綻等がありましたがために、我が国の金融システムについての内外の信頼というものが著しく低下をしてきて、いわゆる金融不安という色合いが出てまいりました。  これを速やかに手を打って、そして金融...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 手を打ったことは、要するに預金者保護を徹底して、金融不安という流れの中で預金者が預金を下げにいく、それが広がっていけばいわゆる取り立て騒ぎになるわけでありまして、そういった事態は十七兆の資金を預金保険機構の特例勘定に入れたことによってとめられたと、こういう...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  金融機関の中には、大きいもの、中くらいのもの、小さいもの、たくさんあるものでございますから、そういう小さい弱いものの中には、これは破綻をして、そして預金保険機構が預金者保護その他の処理をしていかなきゃならぬということになるものも絶対...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 去年の暮れからことしにかけて、今もやや続いておる点もあるわけでありますけれども、いわゆる金融機関の貸し渋りという現象が出てきたことは、これは事実であります。  金融機関の側にいろいろ聞いてみますというと、いわゆる貸し渋りと言われるような融資姿勢をとってお...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  国鉄長期債務等の処理の方策につきましては、運輸大臣から今詳細答弁があったところでありますが、まず自助努力によってできるだけ返済し、残る債務を一般会計に承継することとし、その上で可能な限りの財源捻出の努力を行い、どうしても足らざる部...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 税は、基本的には公的サービスのコストを賄うための財源。そこで、行政の簡素化、効率化を徹底して行った上で、なお国民の選択により必要とされる公的サービスを賄うために十分なものでなければならない。そして、この税の仕組みとしては、公平、中立、簡素、こういうことで税...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 国鉄の長期債務問題については、財政構造改革会議で相当な論議をしていただいた上で、将来世代への負担の先送りはすべきではないという考え方であらゆる努力をされて、そして、まず自助努力によってできるだけ返済し、残る債務を一般会計に承継することとし、その上で財源をど...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほどから話がありますように、国民の金融資産千二百兆、それから我が国の外貨の保有高あるいはまた我が国の対外債権、委員が今申されたことも含めて八千億ドル、対外債権、純債権があるわけでありまして、大変な債権あるいは資産を持っておるということ。しかし、国の債務は...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、及川先生は、日本がよくなればアジアがへこたれる、アジアがよくなれば日本がへこたれると。いや、そういう関係ではないと思います。逆に、日本の経済が発展していくことはアジアの発展にも貢献するものだ、アジアの経済が発展することはまた別の意味で日本の経済の発展に...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今アジア、なかんずく東南アジア方面で問題になっているのは、その地域の金融、通貨、これについて不安があるということだろうと思います。  そこで、我が国としては、それらの地域に対してIMFを中心とする国際的な支援の枠組みの中で積極的な支援を実施することにして...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 国鉄の長期債務の問題はただいま運輸大臣から御答弁があったとおりなのでありますが、大蔵省を含めて政府としては、昭和六十三年一月の閣議決定、それに基づいてまずは資産の処分に全力を挙げて取り組んできたところであります。しかし、地価高騰問題に対処するための土地売却...全文を見る
03月26日第142回国会 参議院 予算委員会 第11号
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○国務大臣(松永光君) 今、総理が答弁されたとおりでありまして、また委員の御見解、私どもも同感するところが非常に多いわけです。  現在、大蔵大臣をしておる立場からすれば、まずは四名の人が逮捕、起訴されたということ、大変ざんきにたえないところでして、おわびをするわけでありますが、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど総理から、事前指導型、裁量型の行政から、まず透明性のあるルールを明確に示して、そのルールを遵守しておるかどうかということを事後的にチェックするという形の行政への転換の話をなさいました。私はそれが物の考え方の基本だというふうに思っております。  とい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 一、二、例を申し上げますと、例えば金融機関に関することでありますが、四月から早期是正措置ということが始まります。そういたしますと、各金融機関は自主的に書類を作成し、そして公認会計士等の監査を受けた上でディスクロージャーをするという仕組みになってまいります。...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 総理から先ほど御答弁があったわけでありますが、私の考えは、今、日本の財政状況は先進国の中で一番厳しい状況でありまして、その意味では財政改革というのは、我々の世代のときにこの改革をやり遂げるということが大事なことだ、こう思うわけでありまして、次世代に巨額の負...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 何も要らぬと仰せられても、恐縮でございますが……
○国務大臣(松永光君) いや、盛りだくさんということになるかどうかは別として、それだけのことを盛り込んだ予算並びに関連法案になっておりますということを申し上げたわけであります。  それから、委員も御存じのとおり、金融システムに対する信頼が落ちてきたというのも大変な問題であったわ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 経済の状況が厳しいことは私も認識いたしておりますが、しかし……
○国務大臣(松永光君) いや、経済の状況が厳しい状況にあるということは私も認識しておりますが、先ほど申したとおり、平成十年度の予算、それに関連する税法等の法案を成立させていただくことによって、平成十年度でも住民税、所得税の特別減税一兆円を実行に移すことができるわけでありますし、そ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、総理から述べられたとおりでありまして、四月一日から施行される前の日銀法、現在の日銀法には、業務命令権とか、あるいはまた政府の方針に反する場合の解任権とか、そういう強い権限がありましたけれども、それが全部なくなって、そして認可権とか、あるいはまたそういっ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  委員もよく御承知と思いますけれども、我が国の財政状況、これは先進国中最悪の状態でありまして、公債依存度にしても、あるいはまた国の公債等長期債務の残高対GDP比にしても、先進国中最悪の状態でありまして、これは我々の世代のときに何とか解...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員の申されたこともきちっと胸にしまいまして、真剣にひとつ取り組んでまいりたい、こう思っております。
03月27日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第10号
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○国務大臣(松永光君) ただいま議題となりました特定住宅金融専門会社の債権債務の処理の促進等に関する特別措置法の一部を改正する法律案、平成十年度における財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律案、法人税法等の一部を改正する法律案及び租税特別措置法等の一部を改正する法律案につ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この制度の導入で企業にとってどの程度の負担軽減になるかというお尋ねでございますが、企業の規模、業種、コンピューター化への取り組み状況によって差はあるものの、企業等の事務負担やコスト負担はこれまでに比べ大幅に軽減されるものと考えられます。  例えば、ある大...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 税務行政を取り巻く環境は、高度情報化の進展、それから経済取引の国際化、複雑化、不正手口の巧妙化、課税対象の増大等によって質、量ともに厳しさが増大しておる現状であります。  こうした中で、国税庁はこれまでコンピューターの活用による内部事務の簡素合理化、有効...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 与党の方で今般決められた対策というのは、これは与党の方で現下の厳しい状況を認識されて、そして提案されたものだと、こういうことでありますので重く受けとめることになるわけでありますけれども、まだ具体的な面に欠ける点もあるものですから、厳しい状況であるのでこれか...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほども申し上げましたように、今般のこの決定というのはあくまでも与党の政策決定でありまして、内容的にも本当に詰まったものと私は見ていないんですが、現在の厳しい状況を乗り切るために与党の方で検討され、そして決定されたものだと、こういうふうに思います。政府とし...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 総理もしばしば言っておられますように、財政構造改革の必要性、これは今日でもその必要性は変わらないものだと。実際、国、地方合わせて公債を中心にした長期債務残高が五百兆を超しているという状態、先進国中最悪の財政状況になっておるわけでありますから、これは我々の世...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほども申し上げましたとおり、与党の方でこの状況を乗り越えていくためにというわけで経済対策を決められたわけでありますが、この与党の対策をこれは大変大事なものだというふうに受けとめて、そしてこれから詳細な検討を加え勉強をして、そしてどうするかを決めるという状...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど来申し上げておりますように、十年度の予算、そしてその予算と一体をなしておる予算関連法案、その中で、委員御存じのとおり、先ほど私も申し上げましたけれども、法人税関係の減税、これは制度減税でございます。それから、所得税関係でもいわゆる教育減税とかあるいは...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  ちょうどその日はずっと予算委員会で私は居続けであったわけでありますが、起訴されると実は人事院の同意なしには懲戒免職処分ができないという法律の仕組みになっているんです。起訴前に事実関係が何とか把握できれば免職の懲戒処分をと、こう考え...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員のおしかりも私にはわからぬわけではありません。ただしかし、この問題について、特に先般起訴された榊原ほか一名について甘い処分をしようなどという気持ちは毛頭ないんです。国家公務員法の規定によれば、まずは刑事休職処分、実質はこれは懲戒免職と同じなんです、給与...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、官房長が御答弁申し上げましたように、鋭意調査を進めておるんです。もうしばらく待っていていただきたいと、お願いします。
○国務大臣(松永光君) 私は、前に星野先生に対する御答弁の中で申したと思うんですが、私は言うなれば給与所得者の権威を守る意味で振り込みにしないでもらうという式にしておるんです。そして、それを家内に渡す、それで私の権威が保てる、こう思っておるものですから。意識はしておりましたね、ふ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは、私も審査委員の一人でございましたから、そのときの会議に参加した者として記憶に基づいて申し上げますと、今回の資本注入、自己資本比率の上昇に貢献するということも注入を認める理由の一つになっておりました。  その銀行についてはティア2がティア1を超えて...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 御答弁申し上げますが、全体としては事前の相談は受けておりません。ただ、部分的にはあったわけでありますが、全体としては事前の相談等はございません。それで、情報はゆうべのうち承知いたしましたけれども、けさの経済関係閣僚会議の席で自民党の政調会長から三党協議でこ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員もお気づきと思いますけれども、この決定は詳細な点までの決定じゃありませんね。(「基本方針なんだ」と呼ぶ者あり)今お話がありましたようなことでございまして、これから勉強し、検討していくということでございますので、これからの検討、勉強の段階ではいろいろ大蔵...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これほど大きな対策でございますので、内閣を支えてくださっておる与党でまず大どころの方針というものは決められるものだと、それが政党政治だろうというふうに思います。その大どころで決められたことを受けて、そして役所の方では検討を加えて、そして具体的な施策に積み上...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 減税を重視するか、それとも公共投資を重視するか、どちらが妥当かということについては、先般の予算委員会で牛嶋先生から非常に高邁な議論の展開がございました。そういったことも恐らく出席をされておった委員の先生方も、また大蔵省の役人の側も、御意見といいますか、ある...全文を見る
○国務大臣(松永光君) ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨に沿って配意してまいりたいと存じます。
○国務大臣(松永光君) 今、先生もおっしゃいましたように、住専の場合の六千八百五十億と先般法律を審議して通していただいて実行に移した今回の金融システムを安定させるための三十兆、これは性質が違うものだというふうに私は思っております。  今回の場合は、去年の十一月以降、金融機関が幾...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 捜査当局による大蔵省の職員等に対する刑事捜査というものが今後どういうふうになるんだろうかということは私の方では全くわかりません。それは捜査当局の方で法と証拠に基づいて厳正になされるものだと、こういうふうに理解をいたしております。  それからもう一つ、叙勲...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 御指摘の銀行の関係についての御質問と思いますが、事実関係をよく調査して、明確になった時点でどうするか考えたいというふうに思います。
03月27日第142回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○国務大臣(松永光君) 昨年暮れに審議をいただいて成立をした財政構造改革法、これは現下の日本の財政状況が先進国の中で最悪と言われるほど厳しい、これをこのまま放置するということは後世代に多額のツケを回すことになりますし、少子・高齢化社会になってくるにつれて必要な施策をやれなくなる。...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今回のこの不祥事の発覚の過程、真相は私にはわかりませんけれども、多分委員の御指摘のような経過であったろう、こういうふうに思います。  しかし、同時にまた、我が国の捜査当局は法と証拠に基づいて犯罪行為の捜査をしていくわけでありますから、仮にこの総会屋の問題...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今の金利の問題でございますが、基本的には御存じのとおり日銀の専管事項でありますから、これについての発言は控えさせていただきますが、低金利の影響で貯蓄に対する利子が少なくなり、その影響で利子所得に頼っておられる方々が苦労していらっしゃるということはよく承知い...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 税の問題でございますが、委員御承知のとおり、現在の厳しい状況に対処するために、昨年のことでございましたが、総理の決断で二兆円の特別減税、ことしになりまして法案、補正予算を通していただいて、そのうち一兆円分だけが二月と三月に実行されたわけでありますが、残りの...全文を見る
03月30日第142回国会 衆議院 予算委員会 第30号
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○松永国務大臣 このたび、平成十年四月一日から同月十八日までの期間につきまして暫定予算を編成することといたしましたが、その概要について御説明申し上げます。  まず、一般会計につきまして申し上げます。  暫定予算が本予算成立までの応急的な措置であることにかんがみ、今回の暫定予算...全文を見る
○松永国務大臣 委員もよく御承知のとおり、今回の金融安定化緊急措置法、法律の条文に書いてありますとおり、一番大事なのは、やはり日本の金融システム全体についての内外の信認が揺らいでおったわけでありますから、それを解決していくというのが主たる目的でありますけれども、同時に、銀行の自己...全文を見る
○松永国務大臣 中井先生、事務的な見積もりその他の問題でございますので、局長の方から答弁することをお許し願います。
○松永国務大臣 先ほど局長が申したとおりでありますけれども、全体として見れば、補正後税収の見積もりの税収動向の基調には大きな変化はないので見込んだ税収が得られるだろう、こう局長が答弁いたしました。  なお、九年度におきましては、四月から消費税率の引き上げがありましたが、そのこと...全文を見る
03月30日第142回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○国務大臣(松永光君) このたび、平成十年四月一日から同月十八日までの期間につきまして暫定予算を編成することといたしましたが、その概要について御説明申し上げます。  まず、一般会計につきまして申し上げます。  暫定予算が本予算成立までの応急的な措置であることにかんがみ、今回の...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  財政法第十二条は、「各会計年度における経費は、その年度の歳入を以て、これを支弁しなければならない。」というふうに規定しておるわけでありますが、その関係では歳出が歳入を超過してはならないというふうに財政法十二条は定めておるわけでありま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) あの新たな政策は、与党の方で議論をして決められたものと思っております。そして、十六兆円の経済効果ということになっておるようでありますが、この点につきましては、先ほど総理からも御答弁がありましたように、与党のお決めになったことだということでありますので、重く...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これからよくその話も承り、勉強もしていかなきゃならぬ、こう思っているところでございます。
○国務大臣(松永光君) 今、総理が申されましたように、先週の金曜日でございましたか、党側から説明をいただきました。それを重く受けとめて、いろいろ党側の考え方を聞いてみなきゃならぬ点もあるわけでございまして、それもよく聞き、かつ勉強もしていきたい、こう考えているところでございます。
○国務大臣(松永光君) もう少し子供の数がふえないものかなという気持ちは実際私にもあるんです。しかし、私はもう子供をつくる能力がない立場にありますけれども、委員が一生懸命になっていらっしゃることについては敬意を表します。  ただ、税の問題からいけば、言うなれば子育てをしておる年...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど申したとおり、税の問題としていくことは、税の基本原則が公正、公平、簡素、中立というのがあるものですから、税の方からいくのはむしろ問題点が多いんじゃないかなという感じがいたします。  そうじゃなくして、親御さんの所得などを考えた上での子育ての支援、歳...全文を見る
03月31日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第11号
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○国務大臣(松永光君) 今御審議をお願いしておる法案としては、中低の所得者層の負担軽減ということを考えて、いわゆる教育減税とかあるいは高齢者、障害者との同居についての控除とかにとどまっておるわけでありますけれども、委員御指摘のとおり、所得税の恒久減税という声があることは承知いたし...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 国税庁の問題はいろんな経過を経て、またいろんな議論がなされたところでありますが、結局、行政改革会議長終報告において財務省の外局と位置づけられるとともに、徴税の中立性、公正性の確保を図る点から税制の簡素化等の指摘が最終報告でなされているところでございます。 ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) まず初めに、与党で決められた「総合経済対策の基本方針」でございますけれども、これは先日、経済関係閣僚会議の席で説明を受けたわけでありますが、この「総合経済対策の基本方針」の前文のところには「財政構造改革の基本精神を堅持しつつ、」と、こう実はなっておるわけで...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 言葉が足らずに恐縮でございましたが、それを達成するためには歳出全般について根っこから見直しを行って、そして改革をしていこうということで財政構造改革というふうにされたものだと思うのでございます。  そのためには、大変つらい厳しい仕事でございますが、そこで主...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私ども政府の立場は、財政構造改革法を改正すべしという意見があちらこちらにあることは承知しておりますけれども、政府の立場は、この「総合経済対策の基本方針」にも「財政構造改革の基本精神を堅持しつつ、」、こうなっておりますから、具体的に財政構造改革法の改正とか変...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今の土地等の譲渡益課税の問題でございますが、これは局長が今申したとおり、三年間の措置として行うわけでありますから、三年たった時点で税制調査会でもう一回検討されるものだというふうに思っております。
○国務大臣(松永光君) 減税をするとかしないとか、私は今の段階で申すわけにはまいりません。与党でお決めになった「総合経済対策の基本方針」の中でも「検討を行う」、こうなっているわけでありまして、自民党の税制調査会等、あるいはまた与党三党の協議の中で検討がなされる可能性はあると思うん...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど志苫先生の御質問に対してもお答えいたしましたとおり、財政構造改革の必要性はいささかも変わっていないというふうに思います。厳しいことでありますし、つらさを伴いますけれども、後世代のために現在の先進国中最悪と言われる財政構造、これは何としてでも改革をして...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 平和・改革の方で提案をされましたいわゆる免責条項というんですか、弾力条項にかかわる話でございますが、技術的な課題があるわけでありますけれども、それよりも何よりも政府としては財政構造改革の必要性は何ら変わらないという基本認識を持っておるわけでありまして、先ほ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 所得税の最高税率、それは地方税も含めると六五%になる、これをもう少し下げて自助ができるような力をつけさせるべしという御意見と思いますが、これは大変大きな税制改革の問題でございまして、この問題を議論する場合には当然のことながらそれを実施するための財源をどうす...全文を見る
○国務大臣(松永光君) ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨に沿って配意してまいりたいと存じます。
03月31日第142回国会 参議院 本会議 第16号
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○国務大臣(松永光君) 土地の再評価に関する法律案の関係省令につきましては、公布手続に不手際があり、大変御迷惑をおかけいたしました。  誤って公布された大蔵省令は、本日中に取り消し、法律案が成立いたしましたら、改めて公布の手続を行うことといたします。  今後、このようなことが...全文を見る
04月01日第142回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○国務大臣(松永光君) 委員御指摘のとおり、今回のアジアの経済危機は大変な影響を我が国にも及ぼしておるわけであります。  そのことについて予知できなかったのかという御指摘でございますが、大蔵省としては、平素からアジア各国の経済・金融情勢については財務官、国際金融局を中心としてさ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  今、先生のおっしゃったシードマンの主張は私にもよく理解できるところでありますが、実は先般制定させていただき実行に移した金融安定化緊急措置法、あの中の規定を読んでいきますというと、同じようなことを考えながらの措置だと私は思うんです。 ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) アジア諸国の金融危機の問題、委員御指摘のように、民間の短期資本の過剰な流入、そして急激な流出、そういう一つの特色があったということは私は事実だろうと思います。御指摘のように、そういう特色をもって二十一世紀型の危機と、こういうふうに呼び得る事態であったろうと...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 銀行の株式所有の制限の問題、これは後で銀行局長から答弁させますが、三月期末を迎えて株式の価格の変動のことの関連でいろいろ議論がなされたことは私も耳に入っております。結局、株価の下落は株式含み益の減少となってくるわけでありますので、そのことは金融機関の財務内...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど総理のお答えの中にもあったと思いますが、どういう金融機関が国内債の引き受けをするのか、こういったことは、発行体と金融機関との間で決めるべき問題なのでありまして、先ほど委員が御指摘になりました昨年の分までですか、そういった点について独占をしておったなど...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 本日から新しい日本銀行法が施行されることになったわけでございまして、日本銀行の役員についてあれこれ言う権限は大蔵省にはなくなった、そういうふうに日本銀行の独立性が非常に強くなった法律下にきょうからあるということを御理解願いたいと思います。
○国務大臣(松永光君) 三月二十四日の当委員会で委員からこの問題についての質問をちょうだいいたしました。そのとき、私は自分の考え方を詳細に述べたつもりであります。その中には、今度の不祥事が起こったその原因の一つとして、本人自身の倫理観の欠如の問題を申し上げました。同時にまた、倫理...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 相場操縦禁止規定に抵触するかどうかという御質問でございます。具体的な法律の解釈のことでございますから、担当局長に詳細答えさせますことをお許しください。
○国務大臣(松永光君) 今、平野委員がおっしゃいましたこと、私もかれこれ四十年ぐらい弁護士をしておりまして、いろんな刑事事件の弁護をしましたが、その経験からいうと、政治家に頼んで地検特捜部がやっている事件がもみ消されるなどというのは考えられないことです。  以上です。
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  今の中島問題の前に、先ほど委員の御発言の中に、私の所管事項でありますけれども、銀行に税金をつぎ込んだという言葉がございましたけれども、実は金融安定化緊急措置法では、預金者保護のために預金保険機構に国債を七兆円、そして政府保証債を十...全文を見る
○国務大臣(松永光君) はい。  これは許すべきでないということで告発、そして刑事裁判、こうなったということでございましたので、金額等も中島某よりも少ないということはなかったように思いますけれども、そういう事実関係ならばこれは妥当なことじゃないかな、こう思いました。  中島に...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 金融機関の経営者が自分の経営する銀行を破綻に至らせた場合には、これは経営責任というものがきちっと追及されなきゃなりません。また、多額の不良債権等を抱えたような場合に、その抱えるに至ったいきさつの中で、自分の利益を図ろうとしたり、銀行に損害をかけることを承知...全文を見る
○国務大臣(松永光君) したがって、税金を使ったということは正確じゃありませんので、ぜひ御理解を願いたいと思います。
04月03日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
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○松永国務大臣 ただいま議題となりました国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  国際通貨基金が引き続き国際通貨体制の中心的役割を担うためには、世界経済の拡大に応じてその資金...全文を見る
○松永国務大臣 委員御指摘のように、かつては世界の成長センターはアジア地域だと言われるぐらい元気のあるアジア地域であったわけであります。それがなぜ、去年の秋以降、通貨危機そして経済危機が発生したのかというその原因でございますが、各国の状況によって必ずしも一概には害うことはできませ...全文を見る
○松永国務大臣 委員の仰せはごもっともな点があるわけでありますが、しかし、少なくとも今回のこのインドネシアの通貨、そして経済危機に対する支援のあり方といたしましては、関係国中最大の資金援助を約束しておるのは日本。そしてそのほかに、去る二月二十日に東南アジア経済安定化に資するための...全文を見る
○松永国務大臣 委員仰せのとおり、アジアのいろいろな国々からIMFによる支援とのかかわりで日本が場合によっては逆恨みを受けるなどという事態があってはならぬことなのでありまして、しかし、ある意味ではあり得ることだというふうに思います。それは、日本でもまだ残っておりますけれども、韓国...全文を見る
○松永国務大臣 委員仰せのとおり、IMFの中での日本の発言権が増大してきたということは、アジア地域における危機の克服、通貨の安定のために、先ほど申し上げましたけれども、アジアの国々の意見を十分酌み取って、そしてIMFの場でアジア地域の国々のことを代弁するような形でしっかり発言をし...全文を見る
○松永国務大臣 委員御指摘のように、昨年夏以降起こったアジアの通貨危機というものが日本にも大きな影響を及ぼしたことは事実だろうと思う。そして、その後に起こった日本国内の大型金融機関の破綻等、これによって企業家のマインドもあるいは消費者のマインドも著しく低下をしてきた、それが日本の...全文を見る
○松永国務大臣 日銀短観が非常に厳しい数字として出たことは御指摘のとおりでありますが、これを見ると、我が国の企業、中小企業も含めて景況感が大変厳しいものになってきているということは、あの短観によって認めざるを得ない状況でありますが、しかし、さればといって、日本の経済全体にデフレ圧...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたように、与党の方で景気対策についての方針は決められておるわけでありますが、私どもはこれを重く受けとめなければならぬ、こう思っております。一方、参議院で現在十年度の予算の審議をいただいているところでございますので、その予算の成立した後においてど...全文を見る
○松永国務大臣 委員御指摘のような数字になっておるわけであります。したがって、日本人職員を増加させること、これは引き続き極めて重要な課題であるというふうに認識しておるところでありまして、IMFはもちろんその他の国際機関についてもそうでありますけれども、日本人の増員を要請していくと...全文を見る
○松永国務大臣 給与の問題、これは日本に帰国した場合の円高の影響がここに出ているのかなという感じがするわけでありますが、終身雇用あるいは年功序列、これらの日本の慣行と国際機関での給与体系との差がまさにここに出ているような感じがしておるわけでありまして、さて、これを日本型にしてもら...全文を見る
○松永国務大臣 橋本総理がしばしば国会で答弁をしておられますように、与党の経済の現状を克服するための強い意思の表明としてあの経済対策は決められたものだというふうに理解をしておるわけでして、この与党の決定を重く受けとめて、内容等についても詳細に精査をし、我々の方でも研究をして、そし...全文を見る
○松永国務大臣 お気に召さぬかもしれませんけれども、大型の恒久減税をする場合には、当然のことながらその財源をどうするかという問題にぶつかるわけですね。その財源をもし特例公債の発行によってということであるならば、いずれ早晩その公債の返却のための何らかの形での歳入増、増税ということが...全文を見る
○松永国務大臣 先刻もほかの委員の御質問に対してお答えをいたしましたように、昨日の日銀短観の結果を見ますと、企業の景況感が非常に厳しくなってきておる、それが設備投資に影響を及ぼし、また個人消費や住宅投資にも影響してきておる、そして景気は引き続き停滞しておるというふうに認識するわけ...全文を見る
○松永国務大臣 私は突然これを見せられたわけであります。これは、競売の申し立て等がなされておると。したがって、法律問題になっているのじゃないでしょうか。したがって、これはその判断にゆだねないというと、突然言われて何ともお答えできないわけでありますが、全くの一般論でいえば、金融のプ...全文を見る
○松永国務大臣 私も大臣に就任する前は弁護士をやっておったわけでございまして、バブル時代のことについて、言うなればだまされたということで私の事務所に依頼に来た事件もありました。そして、いけそうだという事件については訴訟を起こした例もあります。  結局、こういう場所で議論をする場...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどからの委員の御発言を聞いていますというと、IMFを通じてアメリカが自己の世界戦略を推し進める、そういう道具にしているような、それととらえるような発言がございましたけれども……(佐々木(陸)委員「そういうふうに新聞が書いているのです」と呼ぶ)いや、新聞が書いて...全文を見る
04月06日第142回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○国務大臣(松永光君) 銀行は、預金者から預金等を集めまして、その資金をもって堅実な事業活動をしている企業に対して必要な融資をするというのが本来の業務であるというふうに思いますが、昨今言われていることは、必要以上に融資について消極的なといいますか厳しい姿勢をとって、必要な資金が中...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 詳細なことは必要に応じて局長に答弁させますが、総論として申し上げれば、銀行等の自己資本というものが資本注入によって増額されますればそれに応じて貸し出し余力が強まってくる、それを通じて貸し渋りの解消には貢献してくる、こういうふうに私は思っております。  細...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 財政構造改革法の中での予算編成が現在の状態では続くわけでありますが、その中で今の問題は大事な問題である、こういうふうに認識いたしておりますので、厚生大臣とも相談しながら適切に対処していきたい、こう考えます。
○国務大臣(松永光君) 私の考え方を述べさせていただきます。  四名の大蔵省の職員が委員御承知のとおり逮捕され起訴され刑事裁判にかかっておる、まことに遺憾千万なことでありまして、私としても何回もおわびをしておるところでございます。  問題は、こういう問題が二度と起こらぬように...全文を見る
04月07日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第13号
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○国務大臣(松永光君) 平成十年度一般会計歳入予算並びに大蔵省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算について御説明申し上げます。  まず、一般会計歳入予算額は、七十七兆六千六百九十一億七千九百万円となっております。  このうち主な事項につ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、国民金融公庫等政府系金融機関の責任ある立場の人、総裁から御説明があったとおりでございまして、政府の政策を遂行するという使命を帯びて民間金融機関では適切に対応できない分野に長期の資金の供給をする、国民金融公庫は少し立場が違うと思いますが、いずれにしても民...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 財政法第四条にかかわる御質問だと思うのでありますが、委員よく御承知のとおり、我が国は健全財政主義、この第四条の冒頭に定められておりますように、健全財政主義をとっておるわけであります。例外的に建設公債の発行を認めておるわけでありますが、この建設公債、いわゆる...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 建設公債については、先ほど申したようなわけで六十年償還となっておるわけでありますが、償還を短くするということは、償還財源が十分ございませんものですから、結局特例公債を出して償還に充てるという結果になるわけでありまして、これは財政赤字をさらに大きくするという...全文を見る
○国務大臣(松永光君) アメリカがどういう状況であるか、単純に日本と比べるわけにもいかぬ点もありますけれども、しかしいずれにせよアメリカの場合は個人消費や民間設備投資が活発でもありまして、内需の堅調を主な原因として景気が拡大を続けておるというところであります。それが株価にも反映し...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先生、これは大蔵大臣というよりも政治家松永として感じていることでございますが、実は私の主要選挙地盤は埼玉県の川口市だった、今では違いますけれども。そこは鋳物業、機械産業の盛んなところでございました。かつては一ドル三百六十円だったわけでありますが、それが二百...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  基本的には所信は変わっていない、そういう私の気持ちでございます。
○国務大臣(松永光君) 大蔵省の職員の関係では、実は四名逮捕・起訴されたわけでございます。  最初に逮捕されたのは宮川、谷内、この両名でございました。この両名につきましては、起訴の前に懲戒免職処分をいたしました。  それはどうしてかというと、起訴前に大蔵省の担当者が本人に面会...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 二月二十一日のG7に出席した当時におきましても、我が国の景気は低迷しておる、いろいろ厳しい面がある、そういう認識でございました。それに対する対応策を私は特に強調してまいりました。すなわち、金融システムの安定化策とか、あるいは補正予算による施策の速やかな実行...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 午前中、景気は低迷し、下押し圧力が強まってきているという日銀総裁の話でございました。後退局面とまでは、私はそこまではなっていないように思うのでありますけれども、いずれにせよ日銀総裁が申されたとおり、景気が低迷し、下押し圧力が強まってきているという、そういう...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 昨年の十一月でございましたか、財政構造改革法という法律が制定されたわけでありまして、その法律のもとで平成十年度の予算を編成したわけでありますから、したがって、根拠法と言うべきかどうかは別として、その法律のもとで編成したということは間違いない事実だと思います...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 大蔵大臣たるもの、現に生きている法律はきちっと守っていかなきゃなりません。したがって、平成十年度の予算もこの財政構造改革法の趣旨に沿って編成されたものだと、こういうふうに思います。  すなわち、財政構造改革法が目指しておる二〇〇三年度までに例えば国、地方...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 財革法の規定がありますけれども、同時に法人税の減税、税率を三%引き下げるとか、あるいは土地・住宅税制についても減税措置をするとか、金融関係税制あるいは所得税につきましても特定扶養者控除を増額するとか、こういったことで八千四百億という減税措置をするなどという...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど久保先生は私の立場について御理解をいただいたわけでございますので、大蔵大臣たる私は現在ただいまはこの予算をぜひひとつ成立させていただきますようにお願い申し上げたいところでございます。  なお、与党で新しい経済対策の基本というものを先般お決めになりま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 大変厳しい御質問でございまして、繰り返し申し上げますが、今、平成十年度の予算の審議の終盤に至りまして、大蔵大臣たるものが発言していいことと発言していかぬこととあるものですから、私としてはこの予算を財政構造改革法という法律の存在を前提にすれば最大限努力した予...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは仮定の話というか、一般論としてお聞き願いたいわけでありますが、細かい点は事務方から説明をさせます。
○国務大臣(松永光君) 減税問題について我が党の有力者が見解を外に述べていらっしゃることは私も報道等で承知いたしておりますが、我が党の政策責任者である山崎政調会長は減税については余り大きいことをおっしゃっていないように私は思うんです。  いずれにせよ、総理の発言の中にありますよ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 審査委員会の優先株等の引き受けの審議に係る議事録でございますが、御指摘のように、要旨についてはすぐ明らかにしたところでありますけれども、議事録自体を早期に公表すべきではないかというお話でございます。しかし、議事録の中には個別の申請金融機関の審査に係る事項の...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 財政法の基本原則、これは守っていきたいというのは私の考え方でございます。
○国務大臣(松永光君) 今、官房長の答弁で大体推測がつかれると思うんでありますけれども、金融関連部局に勤めておった五百五十名その者についての大体の本人からの申告、あるいはそれに基づく聞き取り調査みたいなものは、これは相当程度進んできておると。  問題は、接待をしたと思われる相手...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほどからの御指摘のお言葉に対して別に反論する気持ちはさらさらありませんが、率直な話、ずるずる引き延ばそうなどという気持ちはこれっぽっちもないんですよ。  ただしかし、捜査機関のやる強制捜査と違うものですから、いわゆる捜査と違うものですから、したがって時...全文を見る
○国務大臣(松永光君) その問題については自民党の中でもいろいろな提言を私にしてくれている人がおります。  役所の仕組みからいえば、税務署長さんというのがどの程度の格式か、私にはよくわからぬ点もありますけれども、いずれにせよ、その地域に行けば大変な名士といいますか、そういう立場...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは大蔵省というか国税庁の大事にかかわることでありますので私の独断でそうすべしとまでは言えませんけれども、今申したようなわけで、大蔵省は生まれ変わったなというふうに世間から見てもらえる、そういう評価を受けるためにはこれは大事なことではないか、こういうふう...全文を見る
○国務大臣(松永光君) いや、届いていない。
○国務大臣(松永光君) これは、競売云々の話でございますが、その社長をしておった人が自分の財産を担保に提供した担保提供者になっていると、こういう意味ですか。
○国務大臣(松永光君) いろいろな関係があったということでございますが、これは大臣になると個別案件についていろいろ言うわけにはいかぬのです。これは私の立場を理解していただきたいと思います。あえて言うならば、やっぱりしかるべき親切な弁護士さんにでも相談して調停の申し立てをなさるとか...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど久保先生にも申し上げたんですけれども、今、平成十年度の予算の審議をお願いして、そろそろ終わりに近づいた段階ではありますけれども、私としてはこの平成十年度の予算の速やかな成立を一生懸命お願いしなきゃならぬという立場が現在ただいまの私の立場でございます。...全文を見る
04月08日第142回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  既に先生御存じのとおり、金融服務監査官という制度を設けて、それが中心になって調査を進めてまいりました。大体の職員からの聞き取り調査はほぼ終了しかけておるわけでありますが、接待をした側の方から話を聞いて、そして突き合わせていきませんと...全文を見る
○国務大臣(松永光君) どこに原因があるかよくわかりませんけれども、大蔵省の職員が銀行等に出向いて聞いておるわけでございます。ところが、大蔵省のどういう職員を銀行がいつごろ接待をしたかということを聞くわけでありますが、銀行の側に実は資料がないんです、当局に押収されておるものですか...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 本当に真剣に取り組んでいるところでございますので、もうしばらくお待ちを願いたいということでございます。
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  金融政策は日銀の方でございますので、財政の方が私の方の責任だと承知しておるわけであります。今のジャパン・プレミアムの話でございますが、御存じのとおり、昨年の暮れあたりは〇・五とか〇・六という高いものでありましたけれども、金融システム...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 望ましいのはゼロだと思うのでありますけれども、まだまだ本当の意味での日本の金融システムについての内外の信認が確立をしていないという面は否定できないと思うのでありまして、これからも日本の金融システムについての内外の信認がより強固なものになるように努力していく...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、総理から御答弁がありましたように、御審議を願っている平成十年度の予算、何よりもこれを成立させていただいて早く実行に移させていただきたい、それをお願いする私の立場でございます。今、補正予算の話がございましたけれども、そのことについてもまだ私は何も言うわけ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私の立場は、財政法もありますし、それからまた現状におきましては財政構造改革法という法律もありますし、そうした法律は厳正に守りながら職務を執行していかなきゃならぬという立場でございますので、その立場を申し上げた次第でございます。
○国務大臣(松永光君) 法律に基づいて行政事務は執行していかなきゃならぬわけでありますから、法律は厳正に守っていく、こういうことを申し上げておるわけでございます。
○国務大臣(松永光君) 総理は、与党でお決め願った経済対策の基本というものについて真剣に研究していくという御発言でございます。研究された結果がいずれ出てくると思うのでございますが、それを具体化する場合に、委員の今おっしゃったようなことが問題となってくると思うのでありますけれども、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今の真水という話として出てきていることが、報道等で私も承知しておりますけれども、果たしてそれがどういうことなのかまだ私には定かでありません。そういった点もこれからよく話を承り、真剣に研究をして、そして今申したように、財政構造改革法もあれば財政法もあるわけで...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員もよく御承知と思いますが、今般の与党の経済対策の基本方針の中にも前の方にきちっと、財政構造改革の精神を堅持しつつと、こうなっておるわけでございますので、私は堅持した形でやっていくことになるだろう、こう思っているわけです。
○国務大臣(松永光君) その問題はまた次元の異なる話でございまして、その点については、また法律が変われば変わった法律を守っていかざるを得ないんです。しかし、現在の段階では法律はきちっと存在しておりますし、存在している法律を私は厳正に守って職務は執行します、こう申し上げているわけで...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、現に有効に存在する法律というものは厳正に守っていかなきゃならぬということを申し上げているわけであります。  将来、内閣の方針が変わったりして、それで新しい法律ができる等ということがあった場合には、またその法律に従って行動していくのは、これは法を守る...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほども申し上げておりますように、現在ただいまは何としてでも平成十年度のこの予算を通していただきたい、そして速やかに実行に移させていただきたい、そしてその後のことは、与党の対策もありますので、それはそれとして真剣に研究させていただきたい、こう申し上げている...全文を見る
○国務大臣(松永光君) そう言われても困るわけでございますが、現在、与党の方から大きな経済対策の基本というものが決められました。  与党の上に成り立って現在の内閣は存立しておるわけでありますから、まずその与党の決定事項は重く受けとめて、そしてどういうことがなし得るか、どういうこ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答え申し上げます。  現在の我が国の経済情勢、景気の状況が厳しいということは私も深く認識しておるところでございまして、その認識は先ほど日銀総裁が申されたことと同じでございます。  それの対応としては、今御審議願っておるこの予算を提案申し上げておるのが...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員よく御承知のとおり、二〇〇三年度末までに国、地方の財政赤字、これをGDP比三%以下にするというのが大きな目標の一つでございます。同時にまた、特例公債依存からの脱却も大きな目標であります。そのほかに幾つかのことが決められておるわけでありますが、この大きな...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員御承知のとおり、幾つかのことはきちっと決まっておるわけですね、二〇〇三年度末までにこういう状況ということが。その途中のことについては、アメリカのOBRAとは違いまして多少のことができるわけでありまして、例えば補正予算による追加措置等々はこの財政構造改革...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 間違いございません。
○国務大臣(松永光君) 現行財政構造改革法の解釈としてはそのとおりでございます。
○国務大臣(松永光君) 商品券類似のものを配付するという仕組みについてはいろいろ難しい点があるのだそうでございまして、事務方が検討したことがありますので、事務方に答弁をさせたいと思います。
○国務大臣(松永光君) ちょっと事務方の責任者が到着していませんので私の方からお答えいたしますが、平成九年十月一日現在において、大蔵省所管の公益法人の役員のうち大蔵省または国税庁……
○国務大臣(松永光君) 今、官房長からもお答えをいたしましたけれども、平成八年九月の公益法人の設立許可及び指導監督基準という閣議決定に基づきまして、経過措置としてその閣議決定では平成十一年九月までに是正するようになっておりますので、期限までに是正するよう適切な指導監督に努めてまい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 基本的には、先ほども申し上げました公益法人の設立許可及び指導監督基準、これを厳正に守っていかなきゃならぬわけでありまして、それに違反しているものがあれば遅くとも来年の九月末までには是正をしなきゃならぬ、そうなるように指導監督に努めてまいりますが、その前に私...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 社団法人であろうと財団法人であろうと公益、非営利でございますから、今仰せのことはちょっと私には理解しにくい点があります。  ちなみに、私もある財団法人の理事長をいたしておりますが、無給でありますし、その財団法人は立派な活動をしております。
○国務大臣(松永光君) 私の理解としては、日本には納税者基本法という法律はないけれども、憲法、国税通則法、それからそれぞれの税法、それで納税者の権利を保障するということになっておりますので、内容的には納税者憲章のある国と同等になっているというふうに私は理解しておるわけです。
○国務大臣(松永光君) OECD報告書による、アメリカ、イギリス、フランス、カナダ等々で納税者がどういう権利を持っているか、それと日本とどうなっているか、こう比べてみますというと、私は大差がないように感ずるわけです。単独法典はないけれども、国税通則法あるいはまたそれぞれの税法、そ...全文を見る
04月09日第142回国会 衆議院 本会議 第27号
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○国務大臣(松永光君) ただいま議題となりました金融システム改革のための関係法律の整備等に関する法律案、特定目的会社による特定資産の流動化に関する法律案、特定目的会社による特定資産の流動化に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案及び金融機関等が行う特定金融取引の一括...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 中川議員にお答えいたします。  まず、企業会計における情報開示についてのお尋ねですが、今回の法律案においては、国際的な動向を踏まえた企業集団主体のディスクロージャーへの転換を行うこととしたところであります。また、今回の法律案のほか、企業会計の整備に関しま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 河合議員にお答えいたします。  昨年十一月の四つの金融機関の破綻と日銀の資金供給についてでございますが、これらの金融機関等の破綻の原因はさまざまな要因によるものでありますが、大蔵省、日銀としては、金融システムの安定を確保するため市場への資金供給に万全を期...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 谷口議員にお答えいたします。  まず、保険版早期是正措置が保険業界に与える影響についてのお尋ねですが、現在の株価水準や金融経済の状況は保険会社にとっては厳しいものであることは承知しておりますが、既に保険会社各社は、これらの状況に対応するため、自己資本の充...全文を見る
04月10日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第21号
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○松永国務大臣 ただいま議題となりました金融システム改革のための関係法律の整備等に関する法律案、特定目的会社による特定資産の流動化に関する法律案、特定目的会社による特定資産の流動化に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案及び金融機関等が行う特定金融取引の一括清算に関...全文を見る
○松永国務大臣 ただいまの質問にお答えする前に、委員から今般の、大変残念なことでありますが、大蔵省の不祥事についての御見解が述べられました。また、対応策につきましても大変参考になる御見解をいただきました。  今回の不祥事が起こったその背景、原因等についての委員の分析、私もその多...全文を見る
○松永国務大臣 日本版ビッグバンのスタートに当たり、特に、新外為法の施行の関連でどういう所感を持っているかというお尋ねでございます。  今回の改正外為法の施行で、個人あるいは企業それぞれが、内外の多様な商品・サービスの中から幅広い選択をすることが可能となったわけであります。同時...全文を見る
○松永国務大臣 今局長が答弁しましたけれども、我が国の金融機関も、不良債権の処理その他、言うなれば今まで解決をしておかなければならなかった事柄がややおくれておるわけでありますから、そういった点の解決を進めて、そして、より競争力を持った金融機関として発展をしていってもらいたいな、そ...全文を見る
○松永国務大臣 今委員御指摘の問題は、金融関連業界だけじゃなくして、あらゆる分野で、例えば流通の分野でも起こる可能性のある問題だろうと思います。要するに、フリー、フェア、グローバルと、とにかく自由での大競争という時代になつできますというと、必ずそこには勝者と敗者があらわれてくる。...全文を見る
○松永国務大臣 これは大蔵省の所管事項でないものですから、大臣としてお答えするのは必ずしも適切でないと思いますので、政治家としての私の考え方を述べさせていただきます。  委員御指摘のように、我が国の銀行等の金融機関が、今国民の目から見れば、非常に厳しい目で見られていることは事実...全文を見る
○松永国務大臣 金融ビッグバンについての本まで著された委員でありますので、私から言うまでもないことでありますが、私は国民に対して、金融ビッグバンというのはこういうものですと、こういつたことはわかりやすく説明をし、お伝えした方がいいだろう、こういうふうに思います。  そういう私の...全文を見る
○松永国務大臣 私の個人的な見解でございますが、そういう立場から答弁をさせていただきます。  私は、本来日本人というのは大変すばらしい倫理観を持ち、特に地方では、農村社会では、助け合っていく、協力し合っていくという形で日本人は長年暮らしてきたものだ、こういうふうに思います。いわ...全文を見る
○松永国務大臣 一口に申し上げますと、新しい時代に対応するための大変な苦闘を続けている時代じゃなかろうか。もうしばらくたって、銀行にしても、証券会社にしても、保険会社にしても、この苦しい時代、苦闘の時代を乗り越えていければ、望ましい日本の金融の社会になるのじゃなかろうか、こういう...全文を見る
04月13日第142回国会 衆議院 予算委員会 第31号
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○松永国務大臣 今の経済状態を考える場合に、健全な中小企業その他、企業の側で必要とする資金が円滑に供給されるということが、現在の状況から抜け出すためには極めて大事なことだ。委員御指摘のとおりであります。そういったこともあって、今総理からも話がありましたが、民間金融機関に貸し渋りと...全文を見る
○松永国務大臣 財政構造改革法について緊急避難的に必要最小限度の修正を加えたいというのが総理の御発言でございました。そしてそれは、弾力条項を入れて思い切った景気対策がやれるようにしたいというのが、総理の御発言の趣旨だと思っております。  したがって、その趣旨に従って、財政構造改...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたが、財政構造改革会議で議論をしていただいて、その議論の集約に基づいての必要最小限度の修正をお願いする、こういうことでありまして、今ここで私から、あるいは政府から申し上げることは適当でない、こういうふうに思っております。
○松永国務大臣 委員もよく御承知と思いますが、我が国の財政法第四条、これはきちっと、公債または借入金以外の歳入をもって財源とすべし、ただし公共事業その他については例外的に云々、こうなっておるわけであります。なぜそうなったのかというと、後世代の人にも便益が及ぶようなものならば、後世...全文を見る
○松永国務大臣 今回の対策につきましては、総理みずからが、熟慮に熟慮を重ねて決断をされたわけであります。それを受けて大蔵省としては、財政法二十九条の精神を厳正に解釈して、そして適切な補正予算を組むということになると思うのであります。  その結果として成長率がどういうふうになるか...全文を見る
○松永国務大臣 十兆円の経済対策をやるわけでありますから、波及効果も考えますというと、政府が当初から計画をしておる一・九%になるもの、なるようにやっていかにゃならぬ、こう思っておるところでございます。
○松永国務大臣 お答えいたします。  私の方から進言したのではなくして、総理みずからが現在の厳しい景気の状況について熟慮に熟慮を重ねられて、そしてまたその前に与党の方で十六兆の経済対策の基本方針というものを決められました、それらを受けられて、総理がみずから判断されたことであるわ...全文を見る
○松永国務大臣 平成十年度の予算を通していただいたその翌日の昼でございましたか、昼に、大蔵大臣たる私、その他二、三名の閣僚が官邸に呼ばれまして、そして、総理の決断を伺いました。私どもそれに了承をし、それを受けて、総理が党の政策担当者その他をお呼びになって、そして最終的に決まり、記...全文を見る
○松永国務大臣 その前に、与党の方で、十六兆円の規模にわたる経済対策の基本方針というのを決めておられました。私どもとしては、それを受けて、内々勉強をし、検討を続けてきておったわけであります。(岩國委員「いつごろからですか」と呼ぶ)それは、与党の方の経済政策の基本方針というのが決め...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどの答弁の中にちょっと漏れた点がございました。  補正予算を前もって準備をしておったということはございません。総理の決断を聞いた後に検討に入ったということでございますので、その点、誤解のないようにしていただきたいと思います。  なお、成長率の関係は経済企画...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたように、与党の方で十六兆円規模の経済対策の基本方針というのを決められました。決められた後数日して、正式にその報告を受けました。その時点はこの衆議院の予算委員会の審議は終わっておったかと思うのでありますが、その与党の経済対策の基本方針というのを...全文を見る
04月14日第142回国会 衆議院 本会議 第29号
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○国務大臣(松永光君) 伊藤議員にお答えいたします。  今回、総理が表明された経済対策が諸外国の不信感を払拭できるのかという御質問でございますが、総理は、我が国経済及び経済運営に対する内外の信頼を回復するに必要かつ十分な規模の経済対策を講じることを決意し、国民の皆様にその考え方...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 石井議員にお答え申し上げます。  特別減税の効果についての御質問でございますが、総理からも答弁がありましたけれども、私からも答えさせていただきます。  昨今の個人消費の低迷については、先行きの不安感などマインドの問題が大きいと考えております。今般の特別...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 二見議員にお答えいたします。  財政構造改革法の修正に関してでありますが、総理から答弁がありました。  私も、総理の答弁されましたように、財政構造改革法は、個別の主要な経費ごとのめり張りのきいた枠を設定することを初めとして、歳出面で強力かつ明確な見直し...全文を見る
04月14日第142回国会 参議院 本会議 第20号
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○国務大臣(松永光君) 木宮議員にお答え申し上げます。  まず、建設国債のあり方についての御質問でありましたが、この点については総理からも御答弁がありました。私からつけ加えて一、二申し上げますと、まず、我が国財政法は、健全財政主義の原則のもと、例外的に建設公債の発行を認めており...全文を見る
04月17日第142回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  国会の方の御了解をいただきまして、十五日開かれましたワシントンのG7の会合に出席をしてまいりました。十五日の朝、成田を出発いたしまして、十五日の午前八時過ぎにワシントンに到着し、そしてG7の会合の始まる前にルービン米財務長官と四十分...全文を見る
○国務大臣(松永光君) その点につきましては、実はG7の始まる前に、先ほど申し上げましたとおりルービン財務長官とお会いしたときに、先般日本の方で行き過ぎた円安を是正するための措置をすることにしたわけでありますが、そのときには、当然のことながら我が方はルービン財務長官の方にもその趣...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  最近における低金利の影響で貯蓄に対する利子が少なくなり、その影響を受けている方々がたくさんいらっしゃるということは私も承知いたしております。しかし、ただいま日銀の担当者が申されましたように、低金利によって企業の金利負担が減少し、それ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  今の議論は、結局、財政法四条にかかわってくるわけでありますが、もう私が言うまでもなく、釈迦に説法でありますけれども、我が国の財政法四条、まさしく健全財政主義を貫くべしという非常に大事な条文であると私は思っております。その中で、後世代...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、委員御指摘のようなことは大体事実のようでありますし、そのことについていろんな方面からの非難、批判があるということも私は承知いたしております。  ただ、私の基本的な考え方は、やはり財政法四条というものを厳正に解釈して運用すべきものである、こう考えており...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  法律というのは、それを守ることによって世の中がよくなる、国がよくなる、そういうことのためにつくられるのが法律であるというふうに思います。
○国務大臣(松永光君) G7におきましては、簡単に言えば、日本の経済情勢は厳しいということでございました。これに対して私は、橋本総理の決断によってこれから行わんとする総事業費十六兆を超す新たな経済対策そしてその中身を、G7の場でも、またルービン長官に対しても、よく御説明申し上げて...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 二月二十一日のG7のときも実は厳しかったわけです。そして、今回も厳しい見方をしておられたわけでありますが、それに対して私の方で御説明申し上げたのは、二月二十一日のときも申し上げましたけれども、実は金融面の信頼回復の仕事が一つありました、それはその後に実施し...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 実は、ここにすぐ入ったものですから、東京市場の反応は直接はまだ私は聞いておりません。今、委員のおっしゃったとおり、G7の会合のときには、二十日から始まる週に内容は詰めてしまいます、そして実行に移しますと、こういうふうに申し上げたわけでありまして、それに対し...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今回のG7の会合は極めて重要な国際会議であるというふうに私は認識しておりました。したがって、国会の了承があれば行かなきゃならぬし、行きたいという姿勢を私はとっておりました。同時に、国会の審議がございますので、それについても、私、国務大臣としての責務を果たさ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  委員御指摘のとおり、ことしの四月一日から早期是正措置が実施されました。それ以前は、自己資本比率がBISの定めた基準をクリアできるかどうかということもあって、融資の仕方が大変消極的というか萎縮した形になっておったという点も否めないと思...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほどのどなたかの答弁でも申し上げましたが、これから新しい経済対策をぶっていく上で、金融機関のいわゆる貸し渋り現象があるとするならば、それは景気浮揚上あるいは景気対策を実行する上にとって少なからざるマイナスになる、こう思っております。  先般も調査をした...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほども申し上げたとおり、健全な活動をしておる中小企業に対して理由なしに貸さない、こういったことがあってはならぬことでありますから、きちっと指導していきたい、こう考えております。  それと、もう一つ申し上げたいことでありますが、政府としては、中小企業金融...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほども申し上げましたように、健全な企業に対して金融機関がいわれなき貸し渋りなどをするということは銀行の公共性、社会性からいって許されることではない。そういったことがないようにきちっと調査をした上、対応していきたい、こう考えております。
○国務大臣(松永光君) 私に対する質問は二点あったかと思います。  一つは、アメリカが日本の消費税を下げろということを言ったとか言わなかったとかという問題でございます。日本の新聞にはルービン長官が言ったようなことが出ておりましたけれども、これはそういうことはなかったというのが事...全文を見る
04月20日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第3号
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○松永国務大臣 お答え申し上げます。  長くならぬように注意いたしますけれども、委員が先ほど御指摘になりましたように、去年の秋から暮れにかけての金融機関の大型倒産等、これはやはり金融機関に対する検査が万全であったかどうか、私は、胸を張って万全であったとは言いがたい、そう反省をし...全文を見る
○松永国務大臣 委員の提案、大変参考になる話だと思いますので、大いにひとつ勉強させていただいて、実現に向けて努力をしたいと考えております。
○松永国務大臣 お答えいたします。  私は、G7という大変大事な会合に出席する予定でおったわけでありますが、いずれにせよ、国会の承認が必要であるものですから、承認をいただいて行ってまいりました。ゼロ泊三日で行ってまいりました。  G7の会合では、御指摘のように、日本の経済の現...全文を見る
○松永国務大臣 私からお答えするのが適当かどうかわかりませんが、私から先生に大蔵省としての考え方を申し上げたいと思います。  先生御存じのとおり、補助金というのは例えば生活保護あるいは義務教育、こういったものは一定の行政水準が全国津々浦々まで実施されなければならぬわけでありまし...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  まず第一点でございますが、私は、十五日の朝ワシントンに着きまして、G7の会合が始まる前の約四十分程度を使ってルービン米財務長官と会談をいたしました。それが終わってすぐG7の会合に入ったわけでありますが、かれこれ五時近くまでかかったと思います...全文を見る
○松永国務大臣 為替の動向については、引き続き我が国も、そしてまた米国の方もその動向を監視していこう、そのことについて協力していこう、話としてはこういうことになったというふうに私は思います。
○松永国務大臣 まず、ルービン長官の、ドル高は米国の利益にかなう云々という発言でございますが、実は、我が国が行き過ぎた円安を是正するための措置をとった、そのときには、その直後には、日本の措置についての理解を示すコメントが出されたわけであります。その後、別の機会に、ドル高は米国の利...全文を見る
○松永国務大臣 フランスの大蔵大臣がどういういきさつでそういう記者会見をなさったのか私にはよくわかりませんけれども、少なくともG7の会合の席では、行き過ぎた円安、ある国の通貨だけが特に強くなってほかの国が特に弱くなるなどという状況は、これは、それぞれの国にとって、世界の経済にとっ...全文を見る
○松永国務大臣 このIMFの暫定委員会の方は、先ほど申し上げたような日程になっておったものですから私は出席しなかったわけでありますけれども、榊原財務官が出たはずでございます。  G7の会合で、実は私の方から積極的に、四兆円を超える特別減税をやるということ、それから良質な社会資本...全文を見る
○松永国務大臣 そういう心配があるので、総理は、来年も二兆円特別減税をやるということをお決めになったものと思います。  なお、制度減税となりますというと、要するに所得税の体系そのものの問題になってまいりますから、そういたしますと、委員もよく御承知のとおり、我が国の所得税負担とい...全文を見る
○松永国務大臣 現在の我が国の経済状態、景気の状況は大変厳しい、その点は私もよく認識いたしております。  それだからこそ、総理は、実は四兆円の減税の実施、あるいは質のいい公共投資の思い切った実施等々を含めた十六兆の経済対策を打ち出されたものというふうに私は理解をしておるわけであ...全文を見る
○松永国務大臣 委員もよく御承知と思いますが、既に実行しておる特別減税は二月、三月で給与所得者の分が実施されました。六月には六千億の住民税減税が一遍になされます。そして、来年の申告期に申告納税者についての減税が行われます。  それに加えて、二兆円の特別減税を本年中に行うことに総...全文を見る
○松永国務大臣 恒久減税あるいは制度減税ということになってまいりますというと、所得税そのものの体系を考えた上での制度改正をしないとならぬわけですね。  先ほども申し上げましたとおり、我が国の所得税負担というものは、アメリカその他に比べれば非常に低いのですよ。課税最低限が、実は十...全文を見る
04月21日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第4号
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○松永国務大臣 国と地方公共団体との間の税財源の配分の問題についての御指摘だと思いますが、その前に、大事なのは、国と地方との役割分担、これをしっかり踏まえることが一つ。  それともう一つは、我が国は狭い国土ではありますけれども、地方の方は、どんな税制にしても実は税収が非常に少な...全文を見る
○松永国務大臣 政府系金融機関は今問題になっておる貸し渋り対策についてどういう行動をしてきたのかという点でございますが、御存じのとおり、民間金融機関の方が、金融システムについての不安感等が走ったことの影響もあって、いわゆる貸し渋りに走った。それに対応するために政府の方では、十年度...全文を見る
○松永国務大臣 私はことしの一月末まではこういう席でありませんでしたから、したがいまして、しょっちゅう地元の中小企業者と接触をしておりました。去年の秋からことしの一月の中ごろまでにかけて数件、私自身、地域の人から相談を受けました。それは全部、中小企業金融公庫または商工中金に行きな...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  御質問の趣旨は、大蔵省が所管しておる臨時措置法、暫定措置法及び特別措置法の数という御質問だと思いますが、臨時措置法が十一件、暫定措置法が一件、特別措置法が三十件。  以上でございます。
○松永国務大臣 それでは、私の方から大蔵省としての考え方を述べさせていただきます。  公益法人に対するものも含め補助金等については、財政構造改革法等に基づいて、社会経済情勢の変化、官と民、国と地方の役割分担のあり方等を踏まえて、聖域なく見直しを行った結果、平成十年度の予算におい...全文を見る
04月22日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第5号
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○松永国務大臣 私から答えさせていただきます。  予算編成作業、これはもう委員もよく御存じのことと思いますけれども、九月以降に、各省庁と大蔵省との間で十分な論議を行いながら予算編成作業が進んでいくわけであります。この作業はあくまでも政府内部の作業でありまして、その経過というもの...全文を見る
○松永国務大臣 予算編成作業というのは政府内部の作業でありまして、そして、最終段階に入ってまいりますというと、各省庁でほぼこういう予算になったということが公表されますし、それからまた、こういう事項が閣僚折衝に残ったというような形で公開はされておるというふうに思いますが、初期の段階...全文を見る
○松永国務大臣 そういうおそれがあるので、編成作業の初期の段階等で大蔵省から発表した例はないと私は思いますので、したがって、弊害を生んだことはない、まあそういうことになるのだと思います。
○松永国務大臣 各省から非常に強い要求がありますね。それに対して、財政全般の様子から見てそれは無理ですよ、こういったことが折衝なんですね。そうすると、場合によっては、ある省が強く要求し、努力しているからその可能性が強いなどというふうに判断されたりすれば、結果的にそうならなかった場...全文を見る
○松永国務大臣 銀行法に基づくものと私は思います。それと大蔵省設置法。
○松永国務大臣 委員御指摘のように、新しい金融商品についての課税上の取り扱いを明確にすること、そして取引参加者に課税上の予測可能性を与えるということは極めて重要なことだと認識しております。また一方、ビッグバンによって複雑かつ多様化した商品が開発されることが予想されるわけでありまし...全文を見る
○松永国務大臣 委員のお話でございますが、結局、行政内部の不服についての審判をするところで、それに不服があれば、一般裁判所にこれは提訴できるわけでしょう。そういう感じになっておるわけでありますから、したがって、一般の裁判所の、不服申し立てをして最終判断を仰ぐいわゆる裁判とは少し異...全文を見る
○松永国務大臣 財政投融資の問題と特殊法人の二つの点のお尋ねでございます。  財政投融資については、二十一世紀においても、財政政策の中で、有償資金を適切な分野に活用するという基本的役割を果たすべきであると考えておるところでございます。その具体的役割は、もちろん社会経済情勢の変化...全文を見る
04月23日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第6号
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○松永国務大臣 経済を安定させ、かつ安定成長を図っていくということが国政の上では非常に大事な施策であると思いますが、委員よく御承知のとおり、そのための政策としては、主たるものが一つが金融政策であり、一つが財政政策であるというふうに私は思います。  金融政策は、御存じのとおり、公...全文を見る
○松永国務大臣 マグロ経済運営の中で、先ほども申したとおり、金融政策は日銀の専管事項であるわけでありまして、これは私がいろいろ論ずるわけにはまいりません。  財政政策の面でございますが、これは委員も御承知と思いますが、毎年度の予算編成に当たっては、その前に閣議において予算編成の...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  財政と金融分離の第一弾は、私が先ほど申したとおり、金融機関等に対する監督検査、その業務が大蔵省から切り離されて金融監督庁に行く、それが第一段階の改革だ。そしてまた、大蔵省の中も、実は銀行局とか証券局がありますが、それはなくなって、そして非...全文を見る
○松永国務大臣 この六月中には金融監督庁がスタートをしますね。それは大蔵省の下にぶら下がっているのではなくして、総理府の所轄になるわけですね。そして、金融庁というのは、この金融監督庁が中心になったものだと思うのでありますけれども、それは内閣に直属するもので、大蔵省とは、その当時は...全文を見る
○松永国務大臣 財政金融分離に関する部分は、いろいろな議論をした上での三党合意、それを我々は忠実に守り、履行していくという立場でございます。三党合意に定められておることは、それ以外にも少しありますけれども、大綱は、金融と財政の分離はおおよそのところはそれででき上がる。  その後...全文を見る
○松永国務大臣 大体内部調査は終わっております。  接待をした方の側、すなわち銀行等の金融機関、そっちの側の話も十分聞きまして、それに随分手間取りましたけれども、大体終わりかけておるという状況であります。私がさらに目を通して精査をして、この連休前には内部調査の結果に基づく厳正な...全文を見る
○松永国務大臣 調査に基づきまして厳正な処分をするわけでありますが、その処分をした人、対象者につきましては、その行為の概要と処分の内容を発表することになります。
○松永国務大臣 もうしばらくですから、その数は、あなた、もうあと十日も二週間も待てというわけじゃありません、連休の前に必ずそれはいたしますから。
○松永国務大臣 これは前にもほかの場で申したと思うのでございますが、特に民間と関係を持つ部局、間もなくして金融機関に対する監督検査の業務は金融監督庁に行ってしまいますから、大蔵省とは関係ないことになりますけれども、金融服務監査官室というのを設けて、職員の服務に関する情報の収集、分...全文を見る
○松永国務大臣 総理がそのような答弁をされたことは承知しております。  ただ、人間の集団としての組織というのは、トップがおって、その次に類する人がある程度おって、その下がおるという、ピラミッド形というべきかどうかわかりませんけれども、やはりそういう仕組みの方が統率のとれた集団に...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  理論的に言えば、金融監督庁の職員にどういう人を採用するか、引き取るかということは金融監督庁の方で決めていただくことになっております。ただし、大蔵省からも二百何十名か行く予定になっているやに聞いております。そうなった場合には、立派な人をお送り...全文を見る
○松永国務大臣 委員、先ほど派遣という言葉をお使いになりましたけれども、派遣ではないのですね。  総理府傘下の金融監督庁がお採りになるということでありますので、したがいまして、きずのある人をいかがですかというふうなことはあり得ないことだと私は思っております。やはり新しくスタート...全文を見る
○松永国務大臣 今のは、金融監督庁に大蔵省をやめて行くことになる人の数でございますか。(海江田委員「はい」と呼ぶ)要するに、金融機関の検査は、監督もそうかもしれませんが、言うなれば専門的な仕事でありますから、それだけの経験、知識あるいは訓練を受けた人が必要になってくるのじゃなかろ...全文を見る
○松永国務大臣 海江田さんのおっしゃる気持ちは、私もよくわかるのです。  ただ、御存じのとおり、任命権者は金融監督庁長官でございますから、そちらの方から、推薦してくれということになるのかどうかわかりませんが、こちらからこういう人がおりますというふうに申していく場合には、少なくと...全文を見る
○松永国務大臣 届け出ないで出たという回数は余りないから七百幾らという数になっている面もあろうかと思いますが、私自身、経済官庁の役人をしたという経験がないものですから、さてどうなるのかなということでございます。  私は政治家でございますから、人が来てくれといえば、それほど強く呼...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  さっきと同じことを言っては恐縮でございますが、いろいろな議論があって、そうして三党合意の中で、今委員が申されたように、金融破綻処理あるいは危機管理に関する部門だけが財務省に残るという結論になったわけでございます。したがいまして、私どもとして...全文を見る
○松永国務大臣 今委員仰せのとおり、金融システム改革の進捗状況等を踏まえて、文字どおり政府の内部でその「当分の間」はいつかということは議論されていくというふうに理解をしているところでございます。
○松永国務大臣 今、海江田さんは、組織の問題について御発言がございました。組織の問題というよりも、むしろ権限の問題であるかもしれません。私はそういう感じがいたします。強大な権限を持っていますと、どうしても民間の方が権限のあるところに寄ってくる、そこから誘惑が始まる、こういう経過が...全文を見る
○松永国務大臣 今のは税の問題でございますか。(海江田委員「はい、税です」と呼ぶ)そうすると、国税庁の問題でございますね。  実は、この点もいろいろな議論があったところでございまして、その議論の末、財務省の外局として国税庁は置くというふうに定められたところでありまして、私の立場...全文を見る
○松永国務大臣 簡単に申し上げます。  実は、中坊さんの話が出ましたが、その話は、ことしの一月、今国会が始まって間もなく、私は予算委員長当時、ある人からその話を聞いたんです。これはえらいことだというわけで調べさせましたら、そういう事実はないということがわかりました。
○松永国務大臣 大蔵省としては、先ほど申された局のほかに、やはり国際金融局とか理財局とかそういう局は必要なのではないでしょうか。経済の国際化が進み、金融の国際化が進んでいるときでありますから。  問題の、国税庁を財務省の外局にするという今回の取り決めてございますが、これは先ほど...全文を見る
○松永国務大臣 今、税務署の第一線で働いている税務署職員が、昼どきに天丼を出してもちゃんとその相当額と思われる金額を置いていくというのは、大変すばらしいことだろうと思います。当たり前といえば当たり前のことでありますけれども、今日の社会ではすばらしいことであると思います。そういう人...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  お金さえもらわなければ、職務に関する何かをしたことの礼としてごちそうになったとしても罪に問われないなどということはないということがはっきりしたわけであります。  私は、行き過ぎた接待などを平気で受けるのは、人間の……(冨沢委員「接待の話...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  簡単に、結論から申し上げますと、実は、G7の蔵相・中央銀行総裁会議の共同コミュニケにあるとおりなのでございます。  ちょっとつけ加えて申し上げますと、もちろん委員も御指摘のとおり、協調介入をどの程度やったかなどということを私が発言するわけ...全文を見る
○松永国務大臣 私は、もちろん日本語訳だけを読んでおるわけでありますが、この文面から見ましても、「支持する。」というところで文章が切れているんですよ。そして次のセンテンスに、「我々は、引き続き為替市場の動向を監視し、適切に協力していくつもりである。」と。もちろん、「支持する。」と...全文を見る
○松永国務大臣 悪化しているかどうかという言葉を使うことはこの際とめておきますけれども、いずれにせよ大変厳しい状況にあり、下押し圧力も強まっておるという認識をしておるわけでございます。
○松永国務大臣 先ほど局長からも答弁がありましたが、金融システムを安定化させると同時に、自己資本を充実させて貸し出しの力をつけさせ、それを通じて貸し渋りの解消に資したいということで金融安定化措置をとったわけでありますが、今局長も話したとおり、実際に資本注入がなされたのは三月末でし...全文を見る
04月28日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第23号
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○松永国務大臣 大蔵省においては、金融関連部局に在籍した職員を中心に調査を行ってきたところでありますが、この結果、多数の職員において民間金融機関等との間に行き過ぎた関係があったことが判明しました。まことに遺憾であり、深くおわびを申し上げます。  調査の結果を踏まえ、昨日、厳正な...全文を見る
○松永国務大臣 辞職された二名以外の人から進退伺が出たということはありません。  なお、地位の低い人について寛大だという話がございましたが、過去の事例と比較してみますというと、国家公務員法八十二条第三号だと思うのでありますけれども、それを理由に国家公務員法上の懲戒処分、すなわち...全文を見る
○松永国務大臣 今回の大蔵省職員四名逮捕、起訴、こういつたことを契機として内部調査をしたわけであります。そして、今までに例のない、国家公務員法に基づく厳正な処分をしたわけでありますが、このことは大蔵省の全職員に対する相当な戒めになるものというふうに考えます。これを契機に、大蔵省全...全文を見る
○松永国務大臣 今回の内部調査、それに基づく厳正な処分一これは随分今までは遅いじゃないかとかもつと早くしろとかという激励もいただきました。また、いろいろなアドバイスもいただきましたが、結果においては、当初は五百五十名程度と思われておったわけでありますけれども、もっと広範囲に調査を...全文を見る
○松永国務大臣 今回の処分の一つの基準は、中島、田谷問題が起こって、そして平成七年の春に大蔵省の内部規律を厳正にしょうという立場から、倫理あるいはまた綱紀の徹底についてということが行われました。その以降の分について重くする。そして、さらには平成八年十二月に倫理規程というものが策定...全文を見る
○松永国務大臣 私は、大蔵省の職員、なかんずくいわゆるキャリアと言われる人たちは、知らず知らずのうちに自分はエリートだという意識を持ち、世間もそれを認め、そしていろいろな機会にちやほやする、それがまたその職員の体にしみついていつの間にか思い上がりという人間として好ましくない性格と...全文を見る
○松永国務大臣 委員御指摘のとおりでありまして、職員一人一人の倫理観の問題が一面ではある。それは先ほど申したとおりでありますが、同時に行政のあり方、簡単に言えば、今までの許認可行政、裁量行政あるいは事前指導型の行政から、事前にルールを明示して事後的にルールの遵守状況をチェックする...全文を見る
○松永国務大臣 新日銀法によって日銀の独立性が極めて強く高く保障されるという状況になったわけであります。日銀のもろもろの政策決定等については、大蔵省は、意見を言うことはできても決定には加わることのできないという立場になっておるわけであります。ただ、大蔵省が日銀のことについてチェッ...全文を見る
○松永国務大臣 特定の金融機関と多数回宴席などが持たれるということは、職務行為について依頼をする等々のことがない場合でも、ややともすれば、その接待をした金融機関等との間に何か不正な、ないしは不当な話し合いがなされておるのじゃなかろうかという、そういう疑いを受ける可能性が強い。そう...全文を見る
○松永国務大臣 これは官房長から詳細に答えてもらった方がいいと思いますけれども、まず、厳正に処分をするに当たっての基準的なものを我々は持ったわけであります。その一つは、平成八年十二月に倫理規程というものが定められて、それが各職員に通知がなされておるわけですね。それから、その前の平...全文を見る
○松永国務大臣 この点については、この委員会でも、あるいは予算委員会等でも、私はいろいろな人の質問に対して私自身の考え方を答弁の形で述べてまいりました。  倫理というのは、本来的に言えば、制裁がある、制裁を受けるのが怖いから倫理を遵守するというのでは本当の倫理と言えるだろうか、...全文を見る
○松永国務大臣 今官房長もお答えをいたしましたとおり、九五年のいわゆる田谷、中島事件、これは特定の人との間の、あるいは特定の会社関係者との間の極めて不健全な交際関係で問題になったわけでありますが、そのことについては、大蔵省としてはその当時判明した範囲内での実は処分をしたという経過...全文を見る
○松永国務大臣 二年前の当時は私はこういうポストにいなかったわけでございますから、それを今そう言われても答えようがありませんが、一つ誤解を解いていただきたいのですが、大蔵行政のあり方についての懇談会というのは、これはもう少し前にきのうの日にやるということが決められておったわけなん...全文を見る
○松永国務大臣 従来は、大蔵省の考え方としては、若いうちに地方の税務署の署長を経験して税務行政の実態を身につけさせることは有益である。同時にまた、署長として、何といいましょうか、責任ある立場で仕事をするという経験を積ませることも必要である。こういつたことで従来から若いうちに税務署...全文を見る
○松永国務大臣 よく国会議員が大蔵省をやめて民間に行った人のことを天下りと言うんだね。あるいはまたそれに類した言葉を使っているけれども、私は天下りという言葉は大嫌いなんです。天下りといえば、大蔵省が上で民間の方が下、だから天下りと言うんです。私は、大蔵省の経験者で余りいいことをし...全文を見る
○松永国務大臣 厳正な処分をしたわけでありますが……(発言する者あり)何に比べて甘いかという問題もあるわけですけれども、後で共産党さんの質問の場合に必要があればお答えいたしますけれども、今は小池委員の質問でありますから小池委員にお答えします。  私は一つ考えますことは、最近はち...全文を見る
○松永国務大臣 過去五年にさかのぼって大蔵省の職員で特に金融関連部局に在職している者、あるいはまた過去五年にさかのぼって在職した経験のある者等が民間金融機関から過剰な接待を受けるなどの非違があったかどうか、相当綿密に内部調査をしたわけであります。  その結果として、その程度に応...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどの質疑、論議の中にも出ておりましたが、大蔵省の職員、七万人おると言いましたな。(小池委員「八万人ですよ」と呼ぶ)国税を入れれば八万人。今問題になっているのは、大蔵省職員とそれから金融機関との間に癒着があるような問題、金融行政というものがそれで公正さを欠いてい...全文を見る
○松永国務大臣 委員もある役所の重いポストにつかれた経験もあるわけであります。私もそういう経験があります。国家公務員が犯罪者の集団みたいに言われることは、これは御遠慮願いたい。しかも、犯罪というのは勝手につくってはいかぬのです。罪刑法定主義、これとこれが犯罪、こうなっておるわけで...全文を見る
○松永国務大臣 そのことについては、私の方ではまだ決めておりません。
○松永国務大臣 一月以来、担当者がそれこそ一生懸命になって内部調査をし、そして接待をした側からの話も十分承った上で、不公平にならぬように、できる限り念には念を入れて内部調査をした結果、それに基づぐ厳正な処分をしたところでありまして、これを契機に大蔵省が国民から信頼される、そういう...全文を見る
○松永国務大臣 これは大蔵省だけではありません。すべての公務員に当てはまることだと思いますけれども、自分の職務と関係のある人、そういう人から接待を受けるなどということは、これは当然のことながらよくないことでありますから、そういったことがしばしば行われておるということであれば、それ...全文を見る
○松永国務大臣 国会の委員会等で正式に答弁をするというのは、これは公表したということに理論上なるんじゃないでしょうか。ただ単に文書をつくって配るということよりも、国会の委員会の場で答弁の形で申し上げるというのが一番権威があるんじゃないでしょうか。
○松永国務大臣 もう一つ申し上げておきたいことは、先ほど官房長から判断の基準というのを答弁をいたしました。その基準に基づいて総合的に勘案して結論を出したということであります。これは裁判とは全く違いますけれども、この種の場合の処分の量定といいますか、裁判の場合には量刑と言うんでしょ...全文を見る
○松永国務大臣 私が具体的に辞職を要請したという事実はありません。辞表を出したのは、二人の文字どおり任意の気持ちで出された辞表提出であったというふうに私は思います。
○松永国務大臣 責任の重さを痛感して云々ということを私は申したことはありません。
○松永国務大臣 そのことをまだ私は決めておらぬわけです。だから決めておりませんというふうに申し上げたわけでありますが、この二人の場合は過去に例のあった中島某氏の場合とは少し事情は異なると思っておりますが、いずれにせよ、本人の気持ち、本人の意思がまず明らかにさるべきだ、こう思ってお...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたとおり、本人の気持ち、本人の意思、これがまず先にあるべきで、それによって私自身の考え方は決まるということであります。     〔井奥委員長代理退席、委員長着席〕
○松永国務大臣 それが出た上で私は判断する、こう申し上げておるわけなんです。
○松永国務大臣 決めていないわけなんです。だから決めていないというふうに申し上げたわけです。
○松永国務大臣 大蔵省の行政の在り方に関する懇談会についてのお尋ねでございますが一幅広く有識者の意見を聞くということ、しかも、今回のような不祥事があったことを契機にして、その有識者の意見を参考にして改むべき点は改めるという姿勢をとっていきたいというわけでこの懇談会をスタートさせた...全文を見る
○松永国務大臣 本日、午前中にも申し上げましたように、大蔵省においては、金融関連部局に在籍した職員を中心に調査を行った結果、多数の職員において民間金融機関等との間に行き過ぎた関係があったことが判明したため、厳正な処分を行ったところです。  処分を行った者の中には、減給三名、戒告...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  一番最後の御質問でございます。あるいは御意見だろうと思うのでありますけれども、これはある意味では我が国の公務員制度、官僚制度そのものに関する御意見だったと思うのでありまして、これはある意味では人事院を中心にした内閣全体の問題であろうというふ...全文を見る
○松永国務大臣 私は、二十八年衆議院議員をしておりますけれども、そういう官官接待的な場所に同席したことはございません。同時にまた、私の地元、埼玉県でありまずけれども、非常な大きな問題等について陳情を受けることはあります。その場合に、私は、大蔵省の役人を接待して陳情したことはござい...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど来申し上げておりますように、金融関連部局以外の局にある者とそれから民間または地方公共団体の代表等との間で極めて行き過ぎた接待があったという具体的な事実、そしてそれが非常に大きなものであるということが明らかであるならば、行き過ぎたものであるかどうか、それはよく...全文を見る
○松永国務大臣 決して私は自慢話をしておるわけでも何でもございません。自分の経験ではそうしたことに関係したことがないものですから、新聞には出ておっても、はてな、ある意味ではむだなことをしているなという感じを私は持っておるわけでございます。  なお、新聞に何か漠然と出ておったぞと...全文を見る
○松永国務大臣 山一証券の社内調査報告書の関係でございますが、これは山一証券が株主や顧客やあるいは従業員等に対する責務として、また社会に対する責務として、けじめをつける観点から、会社関係者へのヒアリングにより、簿外債務の発生から自主廃業に至る経過を調査されたものと理解をいたしてお...全文を見る
○松永国務大臣 基本的には、銀行、証券、いずれもそうでありますが、取引の相手方に対して金融機関というものが真に信頼に足るものだということを数字の上で明確にすることによってそれを担保していこうという考え方のもとから、しかも、それを早期にやることを通じていわゆる金融ビッグバンに備えて...全文を見る
○松永国務大臣 本年四月より導入されたものは、一昨年六月に成立した金融機関等の経営の健全性確保のための関係法律の整備に関する法律の附則第二条第三項によって本年四月から導入されることになったというふうに私は理解しております。
○松永国務大臣 先ほど申し上げましたとおり、基本的には法律に基づいて、四月から導入されたものは健全性確保のための関係法律の整備に関する法律の附則第二条第三項をもとにして導入されたものだ、こう思っております。それを導入することによって、実はその金融機関の健全性というものを取引相手方...全文を見る
○松永国務大臣 基本的な事柄はやはり法律の根拠が要ると思います。しかし、それに基づく具体的な、先ほど話がありましたような計算の基準その他は、これは政令あるいは省令があっても私はよろしいのじゃないかというふうに思います。
○松永国務大臣 先ほども申したとおり、基本的なことは法律または政令で明らかにする必要がありますが、細部にわたる事項等については必要に応じ省令にゆだねることは、これはあり得ることだと思います。  それから、自己査定ということでありますが、それの基準というのもこれまた省令等で定めら...全文を見る
○松永国務大臣 大事なことは、大蔵省が独善的に政令、省令を定めるとか改正するとかというのではなくして、関係者といいましょうか、そういう方々の意見を十分に聞き、それに耳を傾けて、より望ましい政令、省令を定める、そして定めたものは当然のことながら公表をして関係者の利便を図るといいます...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申したとおり、それぞれの分野の専門家あるいは業界の代表あるいは業界によって組織されたる協会の代表、こういつた者の意見を聞き、それに耳を傾けて適切な省令等の整備をしていくのが適切な行政であり、また透明性のある行政になっていく、こういうふうに思っておるところで...全文を見る
○松永国務大臣 今委員は自己責任原則というのを言われました。委員が御指摘のような側面での自己責任もありましょうが、もう一つは、実は一般の人自身、一般の顧客ですね、これもある意味では新しくなってくるこの金融ビッグバンの時代にはとらされるということもあり得ます。したがって、それだけに...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど申し上げたのは、金融サービス法という法律をという意見があるということを申し上げたわけで、今御審議を願っておるこの法律によって、投資信託の販売や有価証券店頭デリバティブ取引など、銀行等と証券会社がともに行う取引について共通の行為規制あるいは公正取引ルール等を適...全文を見る
○松永国務大臣 現段階で想定される事態には、今御審議を願っておる法律によって対応できるというふうに思います。  先ほど銀行局長、この分野は日進月歩、将来は今想定できないような新商品その他が出てくる可能性はある。そういった場合に備えて実は金融サービス法という一括的な法律についての...全文を見る
○松永国務大臣 委員を中心にしたいわゆる自由党の先生方が、常に大幅な税制改革、その中での恒久減税ということを主張していらっしゃることは、私もよく承知しております。  減税を言う場合には、その財源は何によるのか、財源が明確でなければ、そしてまた妥当な財源がなければ、減税をすれば当...全文を見る
○松永国務大臣 三月十八日の大蔵委員会でのことをおっしゃいましたが、今、四月幾日でございますから、二十日前ではなくて一カ月ぐらい前になりますかな。(西田(猛)委員「日にちがちょっと間違ったかもしれません」と呼ぶ)それはお互いです。言い間違いはありますから、それは結構なのであります...全文を見る
○松永国務大臣 委員御指摘のように、四月九日にさまざまな財源確保の道ということを研究していかなければならぬということを言われたことは事実であります。それは、安易に公債に頼るだけではなく、さまざまな財源確保の道を求めて、殊さらに将来世代に負担を先送りすることのないよう努めなければな...全文を見る
○松永国務大臣 要するに、総理は一般論として努力目標を言われたものだというふうに私は理解しております。
○松永国務大臣 そのさまざまな財源確保の道がすっすっと見つかるようならば実は苦労がないわけでありまして、どういう点に新たな財源の道を求めるか、これは研究に研究を重ねなければならぬ問題だと思うのですね。ただ、その心は、その精神は、とにかく将来世代に負担を先送りするということは極力避...全文を見る
○松永国務大臣 今官房長が申したとおりであります。したがって、保険会社との関係も銀行等との関係も調査をしたわけでありまして、その結果としての処分を行ったところでありますから、保険会社との関係をさらに調査をしていくという予定はございません。  しかし、今後新たに具体的な事実でも判...全文を見る
○松永国務大臣 本日も前にも申したことでございますが、任命した職員について大きな疑惑が出てきた、こういつたこと等の場合には、調査をして、そして任命権者としてその調査の結果に基づいて処分をするというのは、これは任命権者の務めだろう、こういうふうに思っているわけです。そういう具体的な...全文を見る
○松永国務大臣 委員御指摘のように、総理は、特に環境それから新エネルギー等々に重点を置いた公共投資をということで述べられていることは事実でありまして、その中でも特に緊急性の高いダイオキシン、環境ホルモン対策や水質保全対策に思い切った対応を図るというふうに実はなっておるわけでありま...全文を見る
○松永国務大臣 国家公務員法に基づく懲戒処分、それが重いということは私も承知しておりますし、特に国家公務員に経験のある西田先生が先ほど厳しく申されました。要するに、国家公務員法八十二条に定めてある懲戒処分、これは、一番目が「法律又はこの法律に基づく命令に違反した場合」、二番目が、...全文を見る
○松永国務大臣 心得というのは、ずっとこの人が心得でいくものではないというふうに御理解願いたいわけです。
○松永国務大臣 行政は一日も停滞が許されませんし、国会の審議といたしましても停滞するのは望ましくない。そういう状況下でのきのうの処分になった関係上、まずは心得ということで発令をさせていただいたわけでありまして、心得でありますから、いずれは、近いうちに適当な後任を決めなければならぬ...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたとおり、この大事なときでありますから、行政の停滞あるいは国会審議の停滞、そういったものは許されない、こう思いますので、国家公務員法に基づく厳しい行政処分をしたわけでありますけれども、その中から、すぐ局長の仕事の代行ができる人という見地からいっ...全文を見る
○松永国務大臣 以前から申し上げておることでありますが、およそ公務員たる者、全体の奉仕者として公務に専念しなければならぬわけです。同時にまた、高い使命感と倫理観を持って行動してもらわなければならぬわけです。  今回の不祥事によりまして、その公務員として当然守るべき倫理あるいは高...全文を見る
○松永国務大臣 大蔵省の行政が国民の目から見て公正さを欠いているのじゃないかという疑念を持たれるようなことがあってはならないということで調査をしたわけでありますが、具体的にゆがめられたということは、そういう確証は私どもは持っておりません。結果においてはゆがめられてはいないというふ...全文を見る
○松永国務大臣 委員御指摘のような疑問があるならば、具体的に法案の審議の中身の中で、この条文はどうだ、これはどうだというふうに質問をしていただければ、これは政府委員の方から的確に答弁があるはずでございます。
04月28日第142回国会 衆議院 本会議 第33号
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○国務大臣(松永光君) 石垣議員にお答えいたします。  私の責任についてのお尋ねですが、このたび、大蔵省において金融関連部局に在籍した職員を中心に調査を行った結果、多数の職員について民間金融機関等との間に行き過ぎた関係があったことが判明しましたので、厳正な処分を行ったところであ...全文を見る
04月30日第142回国会 衆議院 本会議 第34号
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○国務大臣(松永光君) 大蔵省においては、金融関連部局に在籍した職員を中心に民間金融機関等との関係について調査を行ってきたところでありますが、この結果、多数の職員において民間金融機関等との間に行き過ぎた結果があったことが判明しました。まことに遺憾であり、深くおわび申し上げます。 ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 石井議員にお答えいたします。  今回の内部調査についてのお尋ねですが、調査の結果、多数の職員において民間金融機関との間に行き過ぎた関係があったことが判明し、問題のあった職員に対して厳正な処分を行ったところであります。まことに遺憾であり、深くおわびを申し上...全文を見る
05月06日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第24号
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○松永国務大臣 お答えいたします。  先ほどから委員と事務方との質疑応答を聞いておりまして、消費者の保護、消費者の利便性、これが一番大事なことではなかろうかというふうに私は思いました。例えば、銀行の窓口における投資信託の販売などは、ややともすれば、投資信託は元本保証はない、しか...全文を見る
○松永国務大臣 金融業界における外国の日本の業界への参入、これはもう自由化時代でありますから、当然のことながら日本に支店ができて、日本の本来の企業と自由な立場で競争するという事態、これは認めざるを得ないわけですね。  その場合に、当然のことながら、消費者保護のためのいろいろな義...全文を見る
○松永国務大臣 今、銀行局長の答弁の中に、銀行は免許を受けて事業活動をやっているのである から悪いことはしないはずだという前提に立って云々という話がございましたが、確かに今まではそうだったと思う。しかし、バブル経済当時、あるいはその後のことを見ますというと、しばしば間違ったこと...全文を見る
○松永国務大臣 委員もよく御承知のとおり、一月の下旬以降、金融関連部局に在職した者について、過去五年にさかのぼって、金融機関等との間で好ましくない関係を持った者がいるかどうか、どの程度いるのか、どういう過剰接待等を受けたのか、こういったことを中心にして内部調査を進めてきたわけであ...全文を見る
○松永国務大臣 杉井前審議官、長野前証券局長については、その会食等の実態が非常に過度にわたっておるということ、それからまた地位も比較 的高いにもかかわらずそういう行いがあったということ、そしてまた平成八年の十二月に倫理規程が発出された後にも一部そういうことが見られるということ等...全文を見る
○松永国務大臣 国家公務員法上の懲戒処分をして、そして御両名が過去のみずからの行為を省みて辞職をされた。その直後は心の動揺もあるだろうということも考えてすぐは聞けなかったわけであります。そして、連休に入ったということがありますのでまだ聞いておりませんけれども、近いうちに本人の気持...全文を見る
○松永国務大臣 私は、いっかのこの委員会でも申し上げたわけでありますけれども、どうでしょう、天下りという言葉はもう使わぬようにしょうじゃないですか。天下りという言葉が今まで使われてきたのでしょうけれども、天下りといえば、大蔵省が天で民間の会社の方が下みたいなことになっておるわけで...全文を見る
○松永国務大臣 世の中大いに変わってまいりまして、来月以降になりますというと、金融機関等に対する監督権は大蔵省にはない形になってまいります。そういう意味では、六月以降は大蔵省というのは、民間金融機関に対する、少なくとも監督権はない役所になるわけであります。  しかし、同時にまた...全文を見る
○松永国務大臣 私が就任した以降、新たな不祥事に該当するような行為をした人は、私はいないものと思っております。  私は、前三塚大臣の後を受けて、既に開始されておった内部調査、それを徹底してやった上で、責任のある者について厳正な処分をして大蔵省の再出発を図る、そのことのために努力...全文を見る
○松永国務大臣 一般論について私から申し上げて、さらに細かい点は事務方から必要に応じて答弁をさせることにいたします。  委員御指摘のように、この金融ビッグバン法が成立をして、そして例えば銀行におけるいろいろな商品を窓口で販売できる、こうなってまいりますというと、消費者の側は、今...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども私は申し上げたのです。一番問題になり得るところはどこかというと、銀行における有価証券の販売、これが相当注意しないと問題になり得るところがあるな、私はそれほど研究はしなかったけれども、そう直感的に感じたのです。  何となれば、銀行というのは、預金者から見れ...全文を見る
○松永国務大臣 保険契約者保護機構というのが設立されるわけでありまして、それは保険契約者保護基金を承継して、そして今度の機構は、全保険会社に加入義務を課して、負担金を徴収してやっていくという仕組みになるわけであります。そして、責任準備金の九〇%まで補償、こうなっているわけでありま...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  今回の金融システム改革の基本的な考え方は、国民が働いて蓄えたお金、そのお金を有利に運用できる、そういう選択肢を広げることによって国民の利益を図りたいというのが一つ。一方、事業者等は事業資金が必要なんでありまして、事業者にとっては我が国の金...全文を見る
○松永国務大臣 まず第一は、先ほど申したように、国民にとっては、持っていらっしゃる資産運用の手段を拡充、充実する。具体的には、新しい投資信託商品を入手できる、それから銀行等による投資信託の窓口販売、それを通じて投資信託の販売が促進される、一方においては、消費者はそれを買うことによ...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  まず第一には、六月中に金融監督庁が設立されまずというと、金融業界の監督あるいは検査は金融監督庁の業務になります。したがって、総理府金融監督庁に移っていくわけでありまして、大蔵省の手からいわゆる業界行政というものはなくなってくるわけであります...全文を見る
○松永国務大臣 委員御指摘のように、今御審議を願っておる法律案が成立を見ますというと、投資者保護基金それから保険契約者保護機構というものが設立されることになります。  これは、消費者の保護のためにつくられる基金ないし機構であるわけでありますが、二〇〇一年三月末までに破綻した証券...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど申し上げましたように、二〇〇一年三月末までに破綻した証券会社及び保険会社の処理に関する資金調達については、日銀借り入れ及び政府の債務保証を可能としておるのでございます。
○松永国務大臣 今局長が答弁いたしましたように、公的資金による資本注入というのは、銀行の申請に基づいて審査の上、決定をするわけであります。  ところで、審査の基準というものが審査委員会で決められておるわけでありまして、それによりますというと、合併等の受け皿銀行の場合と一般金融機...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど来局長も答弁しておるところでありますが、個別の金融機関の経営状態その他について、銀行法に基づいて、現在のところ大蔵省が検査をすることになっておりますから、その規定に基づく検査をし、検査の結果、指摘すべき点は指摘をして是正をさせるということはあるとしても、一般...全文を見る
○松永国務大臣 今の北海道銀行の話ではなくして、今提案申し上げておる金融改革関連法案のことに対する質問だと思うので、それをお答えすればよろしゅうございますか。  それは午前中もお答え申し上げたわけでありますが、国民の金融資産、これを有利に運用できるという選択肢を広げていく、消費...全文を見る
○松永国務大臣 ほとんどの金融機関は株式会社であろうと思いますから、まず第一に、株主に対しては会社の内容を正確に報告をして、そして株主のチェックを受ける、最終的には株主総会で承認を得るという仕組みになっておるのだと思いますが、一般社会に対しましても、先ほども話が出ておりましたよう...全文を見る
○松永国務大臣 まず一つの基準は、平成八年十二月に倫理規程というものが定められて、全職員にそれは通知されております。したがって、平成八年十二月以降のものについては重く見る。もう一つは、平成七年の春に、倫理の保持についてという、これは大蔵省だけの内部の定めがなされまして、それも全職...全文を見る
○松永国務大臣 今委員の御指摘になった事柄は、強制捜査権を持った専門的な捜査当局ならそれがやれるのです。あるいは、それをやる責任がある役所は捜査機関なんです。大蔵省の内部調査というのは、職員に対しては、任命権者でありますから、強制とまでは言わなくともある程度、任命権者あるいはそれ...全文を見る
○松永国務大臣 委員の御意見はよく承りました。     —————————————
○松永国務大臣 当時、委員が今御指摘になりましたように、我が国の貿易黒字、特に対米貿易黒字が大幅に存在しておったということ、それに対してアメリカの方からこの貿易黒字の縮小に向けての要請が出されておったという事実関係、それは私は記憶にあります。  しかし、その後とられた措置等につ...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  まず、公定歩合の操作等金融政策は日本銀行の所管事項でありますので、私からあれこれ申すことは差し控えさせていただきますが、いずれにせよ、日本銀行においては適切な対応をしてこられたというふうに私は思っております。
○松永国務大臣 九六年の財政運営、そして九七年、すなわち昨年の秋深まってからの財革法の成立てあったわけでありますが、その当時の財政担当大臣の政策についての批評めいたことを言うことは、私は差し控えさせていただきたいというふうに思うのであります。  しかし、後世代の人に多額の負債を...全文を見る
○松永国務大臣 今副総裁からの話もありましたように、この四月一日から新日銀法が施行になりました。この新日銀法で日本銀行の独立性が強化をされたわけでありまして、金融政策の決定については政策委員会で決定をなさるわけであります。政府の方は、意見を述べることはできるけれども決定に加わるこ...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたように、金融政策、これは日本銀行の所管事項であり、先ほど申し上げましたような独立性を持った金融政策を決定して適宜適切に運用されることを期待をしておるわけであります。
○松永国務大臣 私自身、余り証券とかそういったものには関係をしていない人間でありますけれども、ただ、二、三年前から、あるいは数年前から起こっておる変額保険等の被害者などが、午前中も申し上げましたけれども、今までは銀行相手に訴訟を起こすという例はめったになかったのに、あの事件があち...全文を見る
○松永国務大臣 委員が今おっしゃったような変額保険の契約あるいは販売、私が承知している例もまさしくそれなのです。銀行の外務員というのですか、お得意さん回りをする銀行員と保険会社が二人行って、そして、そこの御主人は病気で寝ておったのでありますが、その人の娘さんにうまく話をして契約を...全文を見る
○松永国務大臣 今局長が答弁を申し上げましたように、法文上もそういうふうになっておるということでありますから、先ほど来申し上げましたような、消費者に誤認を与えるようなことがあってはならない、きちっと説明した上で販売すべしということでありまして、法文上もそれは担保されておるというふ...全文を見る
○松永国務大臣 大体私の頭の中も委員と同じような考え方でございます。したがって、今証券局長心得が答弁いたしましたように、顧客の知識、経験及び財産に応じた勧誘を行うべしという顧客適合性の原則とか、あるいはまた相場などの動向について断定的な判断を提供して勧誘することの禁止とか、あるい...全文を見る
○松永国務大臣 保険契約者保護機構に基づく破綻事故が起こった場合の処置については、すべての保険会社が加入義務を負っておるわけでありまして、それに基づいて負担金を拠出している、その拠出した金で処理するというのが原則であります。ただし、移行期というのですか、それまでの間に十分な負担金...全文を見る
○松永国務大臣 委員仰せのとおりだと思います。
○松永国務大臣 委員よく御承知のとおり、申請主義でございますから、考えられるのは、受け皿銀行については、これは資本注入の申請についてはそれに応じて資本充実のための支援をするという考え方になっておるわけでありまして、こちらの方が出てきた場合には、十三兆のうち二兆使って残り十一兆ある...全文を見る
○松永国務大臣 申請があった場合には審査委員会で審査をして、あれは全会一致であったかと思うのでありますが、それで決まったならばその決まったとおりになるということでございます。  なお、仕組みとしては、民間の方で資本の充実を図りたいというわけで申請があった場合には、これまた審査委...全文を見る
○松永国務大臣 今委員御指摘のように、自己資本比率、高ければ高いほどいいというものではないと思いますよ。八%を悠々クリアしておけばそれでいいのじゃないかなというふうに私は思います。自己資本比率をさらに高めていく、一〇にし、一二にし、一五にする、そのことのために不良債権の償却を怠る...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  まず、千二百兆の個人金融資産の争奪戦が始まるというお話でございましたが……(佐々木(陸)委員「そんなことはどうでもいいのです」と呼ぶ)いや、物の考え方ですね。  国民が汗水流して働いて蓄えを持っている。現在はその六割近くが預金か貯金、しか...全文を見る
○松永国務大臣 質問であれば答えまずけれども。
○松永国務大臣 お答えいたします。  先ほどの佐々木先生は、ビッグバンについて国民の千二百兆の個人金融資産の争奪戦が始まるという感じから議論を展開されましたが、私どもの考え方は違うのですよ。個人の持っていらっしゃる金融資産をより有利に運用できる機会を拡大していこう、それによって...全文を見る
○松永国務大臣 私は、あり得るとか絶対ないとか申し上げることはいたしません。  しかし、どんなことがあっても、銀行について言えば、預金者の預金は全額保護するという仕組みがきちっとできました。それから、自己資本比率が低いがために、自己資本が不足しているがために経営の将来について心...全文を見る
○松永国務大臣 今委員が読み上げられました銀行法の規定、要するに銀行というのは町の金融機関と違うぞ、やはり預金を預かり、あるいはまた資金を必要とする企業に融資をし、それを通じて経済の発展に貢献するという責務がある、そういったことを表現した規定だろうというふうに思います。  先ほ...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど、埼玉県にはAという銀行がある、だから埼玉県はAという銀行がやるのだよ、こういう考え方はいけない。これは地域独占、消費者のサービスにならないのです。だから、Aという銀行もあればBという銀行もある、Cという銀行もある、それが公正な競争をしていく、それによってサ...全文を見る
○松永国務大臣 もし、ある地域にCという銀行しかないならば、その地域は相当Cが支配していますよ。そういったところはまず破綻するなどということはないです。小さい銀行であっても、地域によいサービスを提供しておればいいお客さんがつきますから、小さいからといって倒れるということはないので...全文を見る
○松永国務大臣 どうも両佐々木先生は物事を悲観的、悲観的にばかり議論をしていらっしゃるような感じがするわけでありまして、やはり公正な競争を通じて経済の発展を図る、その中で国民の福祉が充実していく、こういう考え方で私どもは取り組んでいくつもりであります。  そしてまた、雇用の問題...全文を見る
05月07日第142回国会 衆議院 本会議 第35号
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○国務大臣(松永光君) ただいま議題となりました一般会計における債務の承継等に伴い必要な財源の確保に係る特別措置に関する法律案の趣旨を御説明申し上げます。  我が国財政は危機的な状況にあり、我が国経済社会を健全で活力あるものとし、安心で豊かな福祉社会を実現していくために、財政構...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 細川議員にお答えいたします。  国鉄長期債務及び国有林野累積債務処理の財源についてのお尋ねでありますが、財政構造改革会議が取りまとめた処理方策においては、まず自助努力によってできるだけ返済し、残る債務を一般会計に承継することとし、その上で歳出の削減、郵貯...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 木幡議員にお答えいたします。  国有林野改革と約一兆円の債務との関係についてのお尋ねですが、国有林野事業特別会計が返済する約一兆円の債務は、組織・要員の徹底した合理化等を行い、最大限効率的な経営を行うことを前提として、将来にわたって事業を健全に運営できる...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 江崎議員にお答えいたします。  一般会計に承継された債務の財源としてのたばこ特別税についてのお尋ねでありますが、あらゆる選択肢についての検討の結果、国鉄長期債務及び国有林野累積債務の処理方策においては、まず自助努力によってできるだけ返済し、残る債務を一般...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 平賀議員にお答えいたします。  国鉄長期債務及び国有林野累積債務処理の財源についてのお尋ねですが、財政構造改革会議が取りまとめた処理方策においては、まず自助努力によってできるだけ返済し、残る債務を一般会計に承継することとし、その上で歳出の削減、郵貯特会か...全文を見る
05月07日第142回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○国務大臣(松永光君) 今回の内部調査というのは、民間金融機関と大蔵省の職員との間の過剰接待その他が問題になったといういきさつにかんがみまして、大蔵省の金融関連部局に在職した課長以上の者について過去五年にさかのぼって内部調査をしたわけであります。そしてその結果、極めて行き過ぎた関...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは国家公務員法の解釈の問題にもかかわってくるわけでありますが、八十二条の一号の場合は、具体的なこの法律に違反しておるという場合が原則だと思うのでありますけれども、しかし同時に、国家公務員法には、当然のことでありますが、精神規定といいますか、全体の奉仕者...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 直接的にそういう言葉を私が発言したという記憶はないんですけれども、要するに責任ある地位にある者については特に重い処分が必要だ、その処分が結果においてその人にとっては、何といいますか、大変な恥になる、言い方によっては屈辱という感じがするというふうな重い処分が...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 御指摘のように、政府委員として法案審議で答弁の立場に立つ大事なポストにある人についても処分を打ったわけであります。これは大変重大なことでありまして、深くおわびを申し上げなきゃなりません。同時にまた、本人も深く反省をして自覚を新たに職務に邁進するという決心で...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 後で機会がありましたら答弁の中で申し上げようと思っておったわけでありますけれども、平成八年十二月に倫理規程というのを発出いたしまして、職員全部にそれが通達をされておるわけです。それ以後の分について特に重く見て処分をしたわけであります。  したがいまして、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど議員の御質問に対するお答えの中で、今回の内部調査の対象を金融関連部局の課長以上と言ったかもしれませんが、課長補佐以上のポストにあった者でございますので、さよう訂正させていただきます。
○国務大臣(松永光君) 明治以来、日本は諸外国が目をみはるようなスピードで近代国家をつくり上げてきた。その中で、日本の官僚機構あるいは日本の官僚の能力が極めて優秀であったから明治維新後急速なスピードで近代国家日本を築き上げることができた、私はそういうふうに思っております。  戦...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 綱紀の厳正な保持とかあるいは倫理規程とか、それを発出したけれども余り効き目がなかったのではないかという御指摘でございますが、何といいましょうか、完全に効き目がありましたとまでは私は言い切れませんけれども、今度の内部調査の結果を見ますというと、平成八年の倫理...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、基本的には委員の考え方と大体共通な点がございます。  というのは、委員もおっしゃいましたように、人間は弱いものなんです。いかにみずからを律していこうというわけで努力しておっても、誘惑に負けることがないわけじゃありません。その場合に、誘惑に負けたら、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) ことしのサミットは、バーミンガム・サミットの方は首相だけがおいでになって、私どもは、その前にロンドンでG7そしてG8になるんでしょうか、蔵相会議がある、そちらの方に実はお許しをいただいて今晩出発することにいたしております。  日本の経済の状況、景気の動向...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員の御指摘もしばしばございましたので、詳しく委員に報告するようにということを申し上げておったわけでありますが、今回の処分の対象から漏れた理由は、一つは既に過去の行為については国家公務員法八十二条に基づく戒告処分を打ってある。その後の行為としてはどれだけの...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員会に文書で出すべしという御指示があれば、それに応じなきゃならぬと思いますが、その前に具体的に調査を担当した官房長の話をお聞き願いたい、こういうふうに思います。
○国務大臣(松永光君) 絵画の件については、実は私、大臣になる前は衆議院の予算委員長をいたしておりましたが、衆議院の予算委員会で問題が提起されまして、現物の絵画自身を見るということまでしたわけでありますが、いずれにせよ、その件につきましては、処分は既になされておるというケースであ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) その点も詳しくは官房長に答弁させますけれども……
○国務大臣(松永光君) そのいきさつ等については官房長から答弁をさせます。
○国務大臣(松永光君) 民間金融機関との間の接待その他についての調査につきましては、今、官房長が申し上げたとおりであります。  絵画の問題等については、これは先ほども申し上げましたけれども、処分が実はなされておるわけでありまして、それ以外に処分に値するようなことはなかった、調査...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 民間金融機関との間の接待等についての調査の結果は官房長が今お答えしたとおりであります。
○国務大臣(松永光君) 涌井現主計局長につきましては、絵画の点は既にそのいきさつも明らかになっているところでありまして、それに対しては平成九年一月三十日付で口頭厳重注意という処分がなされておるわけであります。それ以外に重要な大きな疑惑があるという実際上の具体的な指摘があれば、これ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) あるという指摘がない状態のときに、大事な主計局長というポストにある者の過去の行為その他をあれこれ調べ上げるということはいかがなものであろうかというふうに私は思います。
○国務大臣(松永光君) そうは言っていません。
○国務大臣(松永光君) 出せないという理由もなければ、困ることもありませんけれども、先ほども申し上げましたとおり、今回の調査の内容につきましては先ほど官房長がお答え申し上げました。  それ以外に具体的に重大な疑惑が指摘されて、そして問題ありというふうなことであるなれば、主計局長...全文を見る
○国務大臣(松永光君) それは違います。
○国務大臣(松永光君) 先ほどもお答え申し上げましたけれども、主計局長について具体的に重大な疑惑があるという相当な資料でもあれば、これは調べなきゃならぬでしょう。そして、その結果に基づいて適切な処分もしなきゃならぬでしょう。しかし、そういう具体的な重大な疑惑ありという資料がない状...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 繰り返し答弁申し上げますけれども、今回の調査結果として把握したことにつきましては、先ほど官房長が申し上げたとおりであります。
○国務大臣(松永光君) そのほかのものにつきましては、繰り返し申し上げますけれども、重大な具体的な疑惑があるということであるなれば、これは調べなきゃならぬでしょうけれども、それがないという状態で一々職員の身辺を調査するということは、私は公務員の仕組みとしては適当でないというふうに...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、委員御指摘の今回の調査につきまして、先ほども申し上げましたけれども、平成八年十二月に出された倫理規程、その後の行為が一番重いという考え方で調査をしたわけですね。それから、平成七年春の間にあったかどうかという点がその次に重い。その前は平成七年春以前。三段...全文を見る
○国務大臣(松永光君) それ以外につきましては、先ほども申し上げておりますように、具体的に重大な疑惑が指摘されれば、その場合には任命権者として調べて、そして適切な処置をするというのが任命権者の務めであるとしばしば申し上げているところであります。  具体的な重大疑惑の指摘がない状...全文を見る
○国務大臣(松永光君) じゃ、訂正します。
○国務大臣(松永光君) 現在の立場が重要である、あるいは重要でないといったことで調査に差をつけてはいかぬということは繰り返し申し上げたとおりであります。  先ほど申し上げたことは、重大な具体的な疑惑があればこれは調べて適切に処分しなきゃならぬ、こう申し上げたわけであります。そし...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今回の処分が重いか軽いかという問題でございますが、実は私も国家公務員法に基づく懲戒処分をした経験はありませんし、携わった経験もありません。  したがって、こういう場合にはどういう基準で、刑事事件の場合で言えば量刑というんでしょうが、どういう範囲のものをや...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、委員の申されたことにつきましては勉強させていただきたいと思います。  なお、銀行等金融機関の行政を担当する大蔵大臣としては、貸し渋りなどということが一日も早く解消されるように努力をしていきたい、こう考えております。
○国務大臣(松永光君) 多数の職員が民間金融機関から行き過ぎた過剰な接待を受けた、そういう人が多数おったという事実が判明したわけでありまして、この点はまことに申しわけないと心からおわびをする次第でございます。  日常茶飯事みたいになされておったんじゃないかというお話でございます...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 前は。
○国務大臣(松永光君) 今、辞職をした長野氏のことについての話が出ましたが、長野氏については、平成八年十二月の倫理規程発出後は接待は二回になっておるんですけれども、この二回も、小料理屋で一回、それから会社の施設で自己負担で一回、こうなっておるわけであります。日常茶飯事みたいにして...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、委員がおっしゃった疑いを持たれるような過剰な接待があったということは、これは認めざるを得ません。  具体的に、現実にゆがめられたかどうかというところまでは把握をいたしておりません。
○国務大臣(松永光君) 先ほども別の先生に対する答弁の中で申し上げましたが、我々の方は強制力を持った、捜査権を持った捜査じゃないんですよ。
○国務大臣(松永光君) それは一般論ですか。
○国務大臣(松永光君) 大蔵省の職員との間に、懇意になっていい情報を得るとか、そういった気持ちはあっただろうと思います。懇意になることによって自分たちの事業活動に何らかのプラスを得たいという気持ちはあっただろうというふうに、これは常識的に想定できますね。
○国務大臣(松永光君) 検査等に対する具体的な情報を得たいということであったかどうかは私はわかりません。  ただ、一般的に大蔵省の職員と一杯飲んで、そして経済に関する事柄あるいは財政や金融に関する事柄、そういったことについての知識や情報を得たいという気持ちがあった人はあっただろ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) かつては委員の今御指摘のようなことがあったようでありますが、今回の事件を契機に、民間金融会社等との意見交換の会というものはオープンに金融連絡会というところで行うというふうに実はなったわけでありまして、今それで実行に移されております。  したがって、大きな...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほども申し上げましたように、今までは事前指導型の、あるいは配慮型の行政だった、それは認めざるを得ませんが、今後は事前にルールを明示して、そしてそのルールに従った業務活動をしていただければいいわけでありまして、事後にそのルールに基づいた事業活動であったかど...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 官官接待という言葉を私は耳にしたことがあります。しかし、私は二十八年間国会議員をしていますが、官官接待に出席したことはありませんし、関係したことがないんです。実際どうなっているのか、私にはわかりません。そう申し上げるしかありません。
○国務大臣(松永光君) 今回の不祥事は職員一人一人の倫理観の欠如の問題が一つある。もう一つは、金融機関に対する監督行政あるいは検査行政、そのやり方にも問題がある。両面から私は考えておるところであります。  まず、個人個人の倫理観の問題でございますが、どうしても人間というものは惰...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 済みません。  その面から、綱紀の厳正な保持、倫理の確立ということについて常日ごろそれを徹底させていくことが一つ大事なことだと。もう一つは、行政のあり方、事前指導型の行政から事後チェック型の行政に転換をしていくということが大事なことだというふうに感じまし...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今回の内部調査のそもそものスタートが民間金融機関と大蔵省職員との間の問題で刑事事件等に発展したという経過にかんがみまして、そこで大蔵省の職員の中で金融関連部局に課長補佐以上という立場で在職した者、それを過去にさかのぼって、最初は五百五十の予定が千五十になっ...全文を見る
05月11日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第13号
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○松永国務大臣 お答えいたします。  実は、あの当時は、そう詳しいことを知らずにしゃべってしまったわけでありますが、実際を言いますというと、金融監督庁の設立準備室、これは大蔵省にあるのじゃなくして、ほかの方にあるものですから、私の方のあれはちょっとミスでございました。おわびいた...全文を見る
○松永国務大臣 その点につきましては、今御審議を願っている法案の第二十条八号に書いてあるとおりでございまして、必要最小限のものにするというのが考え方の基本でございまして、政府部内でその点は調整が進められるもの、こういうふうに理解をいたしております。
○松永国務大臣 民間金融機関等に対する監督あるいは検査、これはもう六月から金融監督庁に移りますから、我が大蔵省とは関係なくなるわけでありまして、その意味で、民間金融機関は両方に行かにやならぬということは原則としてはないものというふうに私は理解するのです。
05月12日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第26号
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○松永国務大臣 委員もよく御承知と思いますが、国家公務員がやめた場合の退職金の問題については、国家公務員退職手当法という規定がございまして、国家公務員法第八十二条の規定による懲戒免職の処分、これを受けた場合には退職手当を支給しないということになっておりますが、これ以外の場合につき...全文を見る
○松永国務大臣 御存じのように、今、重要法案を審議をして、なかなか私の体があかないものですから、もうちょっと待っていただいて、本人に来てもらって、そして気持ちを聞きたいという気持ちでおるわけでございます。
○松永国務大臣 私は、その写真週刊誌なるものを見てはおりません。しかし、話は聞きました。その週刊誌に書いてあることは事実と異なりますというふうに事務方の調査の結果を聞きました。  それはどういうことかというと、長野局長がやめたのは四月二十七日の夕刻であったかと思うのでありますが...全文を見る
○松永国務大臣 資産の流動化が進むという言葉を使いますというと、一般国民にはややわかりにくい言葉だと思うのですよ。私は、わかりやすい言葉として使えば、銀行が融資をしましたね、そうすると、それには担保がついているわけです。ところが、担保価値が下がっている。そのままの状態になっている...全文を見る
○松永国務大臣 なかなか難しい質問をなさるなという感じでございます。  弱っている銀行が仮にあるとして、そこに公的資金を入れて救済するなどということを国民が理解するだろうか、そういう面があります。しかし、日本の金融システムを全体として安定させるのだ、それを通じて日本の経済を安定...全文を見る
○松永国務大臣 大蔵大臣の信頼というよりは、日本国の財政責任者の信頼が得られたかどうかという問題だろうと思うのでありますが、今回のG7におきましては、我が国が現在の停滞した状況を速やかに打開し克服するための事業規模十六兆円超の経済対策を策定をし、そしてそれを速やかに実行すべく努力...全文を見る
○松永国務大臣 不況の原因等についての議論というものは、これはありませんでした。それから、執行猶予云々という言葉がございましたけれども、それに類するような議論もありませんでした。  問題は、日本が決定をした十六兆円強の経済対策を速やかに実行すること、それに対する期待は表明された...全文を見る
○松永国務大臣 G7の会合というのは、約束をするとか公約をするとかという会合ではないのでございまして、自由な立場から各国の経済情勢等々について実は議論をする場なのです。そして、それぞれの国の代表が自分の国の経済状況について報告をし、かつ、それに対する対策について報告をする、それに...全文を見る
○松永国務大臣 実は今回のG7の会合の場合には、その前に、委員も御承知のとおり、我が党の政策責任者あるいは経企庁長官、こういう人たちがアメリカに参りまして、ルービン財務長官を初め関係者に、いろいろ我が国のとろうとしておる政策についての説明を十分しておられたということもありますので...全文を見る
○松永国務大臣 G7の会合の前に、個別の会談としてはルービン長官、それから英国のブラウン大蔵大臣、それからドイツのワイゲル蔵相等々と個別の会談をいたしましたが、そのときに私が申し上げたことは、先ほど申したように、今回の十六兆円強の経済対策の概要を説明し、これを速やかに実行するとい...全文を見る
○松永国務大臣 これも、野党の皆さん方の法案成立に関する御協力がどれだけ得られるかによって変わってくるわけでありますけれども、我々としては、何とかして特別減税の中の地方税の減税分、これは、もし五月中に減税法案が成立すれば、前に決めておる地方税の減税分と一緒に六月中に減税が実行でき...全文を見る
○松永国務大臣 実は、減税法案の成立も補正予算の成立も、国会で決めていただくわけでありますから、私が決めるわけじゃありません。したがいまして、国会における審議がスムーズに進むことによって、何とか五月中に成立を図るように努力をするのだ、減税法案あるいは補正予算。そういうふうに申し上...全文を見る
○松永国務大臣 私は、外国の代表に対して、日本の国会が大変だという言葉を使いません。国会の審議をできるだけスムーズにさせていただいて、そして五月中の成立を期しておるのだ、あるいは早い補正予算の成立を願っておるのだ、こういう発言の仕方をしておるわけであります。  なお、お聞きいた...全文を見る
○松永国務大臣 冒頭申し上げましたように、特別減税の追加、継続、それから真に必要な社会資本の整備を中心にした補正予算の提出、そしてそれの成立、こういつたことが実は経済対策の中身なのでありますが、その中身は、当然のことながらまずそれを説明したのですよ。  問題は、速やかな実施をと...全文を見る
○松永国務大臣 委員は、日本の国会、日本の行政府に対する諸外国の信任が非常に低いみたいにおっしゃっているけれども、そういうことはありませんよ。  議会制民主主義の国として、特に国会は立派に機能しているという、そういう前提をG7の国は持っていらっしゃいます。ただ、予算案その他の審...全文を見る
○松永国務大臣 行政の透明性を図るということを主たる眼目として、今委員申されたような措置をするようになりまして、今それを進めているところでありますが、その具体的な内容は局長から答弁させます。
○松永国務大臣 私は、保険の方は余り知りませんけれども、一般的に言って、形式が整っておれば受理するというのが役所としては当然のことではないか、こう思っております。
○松永国務大臣 私は、銀行の約款などというのは見たことがないのですよ。取引したことはありませんし、預金とか貯金とかというのは全部女房にやらせておりますから、私は見てないのです。  ただ、一般論からいえば、新しい時代でございますから、やはり、消費者すなわち預金者が不利にならぬよう...全文を見る
○松永国務大臣 今局長が答弁を申し上げたような方法でやっていくことになるというふうに思います。
○松永国務大臣 今局長が申し上げたとおりでありまして、それ以上つけ加えることはございません。
○松永国務大臣 消費者信用保護の諸施策のうちで、この信用情報の保護については、現在……(佐々木(陸)委員「それはもう聞きました」と呼ぶ)聞いたのですか。では、答弁は必要ないのですか。(佐々木(陸)委員「こういう立法化を進めるかどうかを聞いているのですよ」と呼ぶ)そのことについてこ...全文を見る
○松永国務大臣 金融商品についてどの商品を購入するかというのは、購入者自身がどちらが有利だろうか、どちらが安全だろうかということをまずは考えて購入しなければならぬのでしょうね。購入することについて誤解を与えないように売り手の方は説明義務がある、こういうふうな法体系になっているので...全文を見る
○松永国務大臣 市場の選択だというのはちょっと冷たい言い方じゃないかと思うのでありますが、特に感じますことは、ことしになりまして、金融機関が破綻した場合の預金者保護を中心にした破綻処理の仕組みが国会で成立をいたしました。そしてまた、日本の金融システムを強化、安定させるための仕組み...全文を見る
○松永国務大臣 これは、横路委員、私は実はその方面の知識のそれほどある男じゃないわけでありますが、まず、言葉が先行したような感じを私は持っておるのです。しかしながら、世界の流れでもあるわけであります。  そういったことを前提にして考えますと、地域の金融機関というものは、金融活動...全文を見る
○松永国務大臣 私が、銀行協会の代表に来てもらって、少なくとも健全な企業からの融資申し込みに対して正当な理由なく融資を拒むなどということは絶対ないようにしてもらいたい、まして、いわんや健全な企業から既に融資した分の回収を図るなどということはやめてもらいたい、銀行としての公共性、社...全文を見る
○松永国務大臣 金融ビッグバンというものを、平成八年十一月でしたか、総理が打ち出されたわけでありますが、その当時の我が国の経済は今日とは相当違っておりまして、回復の動きが続いておったという時期でありました。同時にまた、世界の情勢を見ますというと、金融の分野でも規制を撤廃し、そして...全文を見る
○松永国務大臣 G7の会合における日本の信用とか信頼、これは決して揺らいでいないのです。もし日本の新聞の報道にそういうのがあれば、それは必ずしも正確ではないというふうに思います。  G7というところは、本来、一国と一国あるいは一国と数カ国が何かを約束する場所ではないのですよ。そ...全文を見る
○松永国務大臣 今保険部長が申したとおりの考え方でございます。
○松永国務大臣 私は、アメリカの法秩序維持と日本の法秩序維持とを比べた場合に、日本が断然、法秩序は維持されているという考え方に立っております。  一つは、日本の場合には、今は随分規制が緩和されましたけれども、昔は車検という制度がありましたね。アメリカの場合には車検という仕組みが...全文を見る
05月12日第142回国会 衆議院 本会議 第37号
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○国務大臣(松永光君) 今般、政府は、四月二十四日に決定した総合経済対策を実施するため、平成十年度補正予算を提出いたしました。その御審議をお願いするに当たり、当面の財政及び金融行政の運営の基本的考え方を申し述べますとともに、補正予算の大要を御説明申し上げます。  最近の経済情勢...全文を見る
○国務大臣(松永光君) ただいま議題となりました財政構造改革の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律案及び平成十年分所得税の特別減税のための臨時措置法及び租税特別措置法の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、人口構造の高齢化等、財政を取り巻く環境は大きく...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 補正予算の編成事由となる財政法二十九条にある予算編成後に生じた事由とは何かという御質問でございますが、インドネシアなどアジアの経済金融情勢の影響、大型金融機関の破綻やいわゆる貸し渋り等による家計や企業の景況感の悪化の影響等が本年に入ってから実体経済全体にま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 上田議員にお答えいたします。  まず、大蔵省の省内調査及び処分の関係でございますが、総理から御答弁がございました。  調査の対象が実は千五十人にも及んだわけであります。したがいまして、遅かったというのはちょっと酷な言い方じゃないか、こういうふうに思いま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 谷口議員にお答えいたします。  今回の経済対策と構造的問題との関係についてのお尋ねでありますが、政府としては、これまでもしばしば申し上げておりますように、財政構造改革の必要性はいささかも変わるものではありません。同時に、内外の経済金融情勢の変化に対して臨...全文を見る
05月13日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第2号
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○松永国務大臣 ただいま議題となりました財政構造改革の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律案及び平成十年分所得税の特別減税のための臨時措置法及び租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず、財政構造改革の推進に関す...全文を見る
05月13日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第27号
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○松永国務大臣 文字どおりある程度、新聞等で見ました。詳細なことは見ておりませんけれども、ポイント、ポイントは承知いたしております。
○松永国務大臣 要するに、当時の松野証券局長と三木元社長とが証券局長室で会った。そのときの話の内容が、松野氏の委員会における証言の内容と、それからきのうの三木元社長の証言の内容とに食い違いがある。松野氏としては何かを示唆したということはないというのが松野氏の証言の内容ではなかった...全文を見る
○松永国務大臣 今の御質問に対する直接の答えにはならぬかもしれませんけれども、この問題については大蔵省としても松野元局長に確認もし、また後任の局長に何らかの事務引き継ぎがあったかどうかという点の問い合わせもしたわけでありますが、松野元局長の言い分は、国会において証言したとおりであ...全文を見る
○松永国務大臣 三木氏は有価証券報告書虚偽記載罪ということで起訴されて裁判中なわけですが、このときのことは恐らく時効にかかっているものだから起訴の対象になっていないのじゃなかろうか、こう思います。  ただし、簿外債務ですね、それはこのときから続いているのかどうか、そういった問題...全文を見る
○松永国務大臣 国会の審議には協力するというのが本旨であろうと思いますので、努力をしてみます。  ただ、六年前だという困った問題が一つあるということは御理解願いたい。そのことも念頭に置きながら努力をしてみます。
○松永国務大臣 今事務の方に聞きましたら、別の事件で、すなわち収賄罪で起訴されている二人、これ以外の人についてはいろいろ話を聞いたんだそうです。しかし、この二人は、この事件とは関係ないけれども、別のことで逮捕、起訴され、そして裁判中であるということから、今まで接触を持たずにおった...全文を見る
○松永国務大臣 わかる。わかるけれども……
○松永国務大臣 私は、海江田先生の博識というものを前から知っておりましたけれども、今保険の話等も聞きまして、なるほど博識な方だな、こう思いました。  実は私も三十年ぐらい前に、これはもう選挙をやる初めのころでございました。ある保険会社の勧誘業をやっている人が、この保険に入ってく...全文を見る
○松永国務大臣 アメリカの経済状態、景気の動向については、持続可能な軌道にとどまるようにしてもらいたい、そういう点についての警戒が必要であるというふうにみんなの意見はなったわけであります。すなわち、余り過度に上昇しますというと、これは労働市場がタイト化してきたりすることもあり得る...全文を見る
○松永国務大臣 そこまでの話じゃないのですよ。あくまでもアメリカの経済が景気のいい状態が長続きしてもらいたいという期待でございます。その期待が保持されるようにやってもらいたい、こういう意見であったわけでありまして、アメリカの経済や景気の状況について厳しい話をしたということではあり...全文を見る
○松永国務大臣 我が国の金融機関に対する監督あるいは検査、あるいは監視、そういった分野の人員が十分であるとは言いがたいわけでありまして、あらゆる機会を通じて増員をお願いしておるわけでありますが、ただ、アメリカとの比較についていえば、アメリカは金融機関の数が日本の十数倍、十五、六倍...全文を見る
○松永国務大臣 まず、二十七日に民間銀行の代表者に大蔵省に来てもらって貸し渋り解消についての強い要請をしたのでありますが、二十七日の日になぜなったのかというと、あの日が国会の審議がない日だということが数日前にわかりましたから、その日に設定をしたわけであります。  そして、私が強...全文を見る
○松永国務大臣 私は、この委員会を中心に、予算委員会でもそうでありますが、与党、野党を問わず、貴重ないい意見は、余りいい頭ではありませんけれども、メモしたりして承知いたしております。  そして、これも、二十七日になったのは、あの日が国会がない日でありましたので、第一回だけは私は...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  先ほども申し上げましたが、金融機関に対する検査官の数等々でございますが、十分ではないというふうには思っております。したがいまして、これは毎年予算時期になりますというと増員要求をするわけでありますけれども、村岡官房長官が言ったほどの数にはなか...全文を見る
○松永国務大臣 公務員を経験された委員の話でございますから、やや実感がこもっているような感じを私は受けましたが、私自身の考え方は、大蔵省がこの間多数の不祥事を犯した人が出たわけでありますから、今ここで言うのはいかがかと思いますけれども、明治以降、日本という国が比較的短期間の間にい...全文を見る
○松永国務大臣 委員の御指摘、まことにごもっとも、こう思います。  私、かれこれ四十数年、弁護士をしておりまして、いろいろな中小企業者の倒産の事件等の処理をしたこともありますが、その多くが、高利貸しといえば高利貸しですが、高利貸しから金を借りて、そしてそれが常に複利計算等になっ...全文を見る
○松永国務大臣 我が国の通貨である円、これをドルやユーロと並ぶ、利用しやすい、そういったものにすることは非常に大事なことだ、こういうふうに思っております。したがって、円の運用、調達の場としての東京市場を活性化させることが大切である。この御審議を願っておる法律案もそのことのために必...全文を見る
○松永国務大臣 民間金融機関の労使問題は民間金融機関の労使の間で円満に解決、処理してもらいたい、大蔵省の方でああしろこうしろという指示が出せる問題ではないというふうに思います。
○松永国務大臣 今国会でもいろいろな委員会で、民間金融機関の給与水準が高過ぎる、こういった指摘がしばしばなされたところであります。我が国の経済を順調に発展させていくためには、銀行にはそれなりの力をつけて、そして中小企業を初め企業の要請に基づいて必要な資金を円滑に融資する、そういう...全文を見る
○松永国務大臣 私は、議員のおっしゃっていることは世間の常識とは少しかけ離れているような感じがいたします。私の持っている資料、これは平成九年五月の労働大臣官房政策調査部の調査でございますが、産業別賃金の状況、千人以上でございますけれども、全産業平均を一〇〇とした場合に、銀行、信託...全文を見る
○松永国務大臣 千二百兆円のお金の争奪戦になるということについて私は余りいい感じを持たないという意味で申し上げたわけです。国民一人一人が待ち望んでいるかどうかは別として、少なくとも自分が勤労によって蓄えたお金、そのお金を、六割近くは銀行に預けておるという状態なのでありますけれども...全文を見る
○松永国務大臣 安全性を求める人は求めてそれで結構なんですよ。多少の心配があるならば、もう私はそれはやらぬという人はそれで結構なんですよ。しかし、いろいろ情報を集めた上で、多少のリスクはあるかもしれぬけれども利益が多い、そっちの方にお金を向けてみようという希望者はその希望に基づい...全文を見る
05月13日第142回国会 参議院 本会議 第26号
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○国務大臣(松永光君) 今般、政府は、四月二十四日に決定した総合経済対策を実施するため、平成十年度補正予算を提出いたしました。その御審議をお願いするに当たり、当面の財政及び金融行政の運営の基本的な考え方を申し述べますとともに、補正予算の大要を御説明申し上げます。  最近の経済情...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 伊藤議員にお答えいたします。  まず、法人課税についてのお尋ねですが、法人課税の見直しについては、今般の総合経済対策で示されたように、「今後三年のうちにできるだけ早く、国・地方を合わせた総合的な税率を国際的な水準並みにするよう、検討を行う。」こととされて...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 清水議員にお答え申し上げます。  まず、アジアの金融・通貨危機への対応についてのお尋ねがございました。  総理からも御答弁がありましたが、我が国はこれまでアジアの金融、通貨の安定のため、マニラ・フレームワーク、これを積極的に推進するとともに、関係国中最...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 益田議員にお答えいたします。  景気の停滞の原因についてのお尋ねがございましたが、この点につきましては、総理から詳しく御答弁がありました。したがいまして、私の考え方も全く同じでありますので、その点は、重ねての答弁は省略することをお許し願いたいと思います。...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 清水議員にお答え申し上げます。  私に対する質問は、消費税額給付制度、これについてのお尋ね一問であったかと思いますが、総理から御答弁がありました。すなわち、本人確認をどうするか、的確な所得把握をどうして行うか、こういった種々の問題があるわけでございます。...全文を見る
○国務大臣(松永光君) いわゆる貸し渋り問題でございますが、健全な企業にその必要とする資金の融資をするというのが金融機関の本来的な使命であることは言うまでもありません。この本来的な使命を金融機関が十分に果たすよう、私から強く要請をしておるところであります。  今般の自己資本充実...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 星野議員にお答え申し上げます。  まず、公共事業による景気対策についてのお尋ねですが、総合経済対策及び補正予算の第一の柱は、社会資本の整備等による国内需要の拡大であり、また、その中でも経済構造改革、社会保障構造改革、教育改革などを念頭に置いて、二十一世紀...全文を見る
05月14日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第3号
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○松永国務大臣 減税のことでございますから、財政を預かる私の立場から申し上げさせていただきますが、まず、法人税につきましては、御案内のとおり、国税については、課税ベースを拡大した上で税率を三%減額することをこの間の国会で決めていただきました。  今税制調査会等で議論されておるの...全文を見る
○松永国務大臣 財革法云々の前に国の財政状況を考えながら税の問題は考えていかなければなりません。財政を預かる者の立場からすれば、その点で非常な難しさがあるので、慎重な御検討をお願いしたい、こう申し上げておるわけであります。
○松永国務大臣 私は、今委員が言われたように、財革法改正問題を議論しているときに財革法の前にと申し上げたことをおしかりになりましたけれども、法律上できるかできぬかという問題の前に、財革法の仕組みの中でのできるかできないかという問題の前に、国の財政を預かる大蔵大臣としては、慎重な検...全文を見る
○松永国務大臣 私が申し上げましたことは、今回、財政構造改革法の改正をお願いいたしております。それによってできることは何かというと、一つは、特例公債の、前年度よりも減らさなければならぬということを、特別の事情の場合にはその枠を外すことは可能という改正点が一つ。  もう一つは、財...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたように、財政構造改革法を改正していただいたとしても、目標年次が二年延びた、しかし、二〇〇五年における国、地方の財政赤字をGDP比三%以内にしなければならぬという法律はそのまま残るわけ。二年延びたという状態で残るわけ。そういう限度がありますと。...全文を見る
○松永国務大臣 私の申したことを委員流に解釈をして決めつけてしまうというのは、ちょっと厳し過ぎではございませんか。  法律の規定が、二〇〇五年にGDP比三%以内にしなければならぬという天井というか枠がありますので、その範囲内でしか法律上はやれないという一つの縛りがあります。それ...全文を見る
○松永国務大臣 国際決済銀行の国際与信統計によると、去年六月末における我が国金融機関のアジア向け債権の残高は約二千七百億ドル、日本円で約三兆円というふうになっております。これは全国の銀行の総資産残高の約三%ということであります。  これらの債権が不良債権となる可能性につきまして...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど私、邦銀のアジア向けの債権の額について、ドルについては二千七百億ドルだったかな、これは申し上げたつもりでありますが、円で計算すると三十一兆、三十兆と言いましたかな、三兆と言いましたか。二千七百億ドルでございますから、三十一兆になるわけであります。  なお、...全文を見る
○松永国務大臣 二〇〇五年に延ばしましたのは、厳しい状況を考えますと、二〇〇三年のままだというと相当厳しい。厳しい状態のままの財政運営ではかえって内外の信認を失う。そこで、二〇〇五年に延ばして、内外の信認が得られる安定的な財政運営ができるようにしたいという考え方で、二年間延長させ...全文を見る
○松永国務大臣 経済を安定した成長路線に乗せ、そしてまた歳出項目については、制度の根源にまでさかのぼって制度、仕組みの見直しをし、聖域なく見直しをして、そして削減への努力をしていく。行政改革による歳出の縮減というものも当然考えなければならぬと思いますが、そういったあらゆる努力をし...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。変わりません。
○松永国務大臣 いわゆる恒久減税の場合は、通常は毎月十二分の一ずつの減税効果がその人に及ぶことになります。特別減税は、一遍にどんと減税効果が及ぶという仕組みでありまして、言うなれば現在の厳しい景気の動向に早くきくようにするためという措置としては、御理解がいただけるのではなかろうか...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど申し上げましたように、税制調査会で、公正で透明で、そして国民の意欲をわき立たせるような、そういう税制になるようにというわけで、個人所得税課税、検討を願うわけでありますが、お互い国会議員同士、どういうのが望ましいかということをおいおい議論するのもいいことではな...全文を見る
○松永国務大臣 委員もよく御承知のとおり、この間、三月の時期で法人税の基本税率三七・五を三四・五に、すなわち三%引き下げる、そういう改正を国会で成立をさせていただきました。その結果として、実効税率が四六・何がしというふうになっておるわけであります。  この点につきましては、地方...全文を見る
○松永国務大臣 簡単に申し上げます。  金融機関の本来の任務は、健全な中小企業等、その企業の必要とする資金について融資をするというのが本来的な務めでありますから、それなるがゆえに公共性がある、こうされているところであります。  であるのに、貸し渋りなどという現象があるというこ...全文を見る
○松永国務大臣 今主計局長が答弁したとおりになるわけでありますが、今委員御指摘のとおり、十年度当初の特例公債発行七兆円、これをもとにして、七年かけて一兆円ずつ減額ということで今お示ししておるところでありますが、十年度補正をして、そして二兆円減税を追加する関係上、十年度補正後の特例...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  今委員は、共産党も公共事業一般を否定するものじゃない、下水道あるいは福祉施設、教育施設、これは賛成だとおっしゃいました。今度の補正予算で、重点を置いているのは、まさにそこなんです。  まず第一に、環境・新エネルギー部門で、事業費ベースが一...全文を見る
○松永国務大臣 社民党の年来の御主張でありますので、その御主張は承知しておるわけであります。しかし、問題は、この消費税額給付制度は、本人確認、それから的確な所得把握、こういった面で種々問題があると考えられるものですからなかなか難しい点があるわけでありますが、いずれにせよ、消費税の...全文を見る
05月15日第142回国会 衆議院 大蔵委員会 第28号
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○松永国務大臣 お答えいたします。  先般のG7の会合は、正確に言えば、まず前段がG7の蔵相会議、後半の方が蔵相、外相のG7の会議、そして三段目がG8の蔵相、外相会議、そういうふうな会議でございました。したがって、中央銀行総裁というのは今回は参加していないわけであります。  ...全文を見る
○松永国務大臣 さっき申し落とした点が二つあります。  一つは、護送船団方式がまだ残っておるのかというふうな感じの質問もありましたので、その点につきましては、緊急金融安定措置法において法律上明確になっているんだけれども、資本注入の措置等をして自己資本を充実させる、そういう銀行と...全文を見る
○松永国務大臣 まず第一の、破綻に瀕しているような銀行まで救済するというふうなことであれば、それは護送船団方式という批判が当たることになるわけでして、その点の懸念であったわけであります。  そこで、私の方からは、残念なことに破綻するようになった金融機関については、十七兆の別枠の...全文を見る
○松永国務大臣 金融機関に対する監督検査の業務は、六月になりますというと金融監督庁に移るわけでありますけれども、それまでの間は大蔵省の責任になっておるわけであります。したがいまして、新しく発足する金融監督庁においてその検査監督という業務が適切になされるように、移行するまでの間は大...全文を見る
○松永国務大臣 金融監督庁長官の人事は、実は内閣総理大臣の任命事項でありまして、私の任命事項ではありません。しかし、事は金融監督庁という、金融に関する国民の信頼を取り戻し、今後とも維持していくための大事な金融監督庁であり、そのトップの人事でありますから、私も重大な関心は持っており...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどから申し上げておりますように、金融ビッグバンが進めば進むほど、たくさんの人が金融機関との取引が進むわけでありますし、量的にも大変ふえるでしょう。  そこで、消費者の保護という立場も考えれば、金融機関というものは健全な経営をしてもらわなければ消費者に迷惑が及...全文を見る
○松永国務大臣 どういう人間を金融監督庁の職員として採用するかということは、基本的には金融監督庁長官がその権限に基づいて行われるわけであります。一般論からいっても、国家公務員法上の懲戒処分を受けた者は金融監督庁の重要な職につく者としてはふさわしくないというふうに私は考えます。 ...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど申したことの繰り返しになりますけれども、国家公務員法上の懲戒処分を受けた者が金融監督庁の重要な職につくことはふさわしくないというふうに私は思います。その人事権者は長官でありますから、恐らく長官の考え方も私に似たような考え方ではなかろうかなというふうに思います...全文を見る
○松永国務大臣 その点につきましても、先ほど申し上げたわけでありますが、できる限りの御協力をしてまいりたい、こう申し上げたところでございます。
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたとおり、基本的には金融監督庁長官の権限であります。私の方でその者の過去の経歴等を故意に隠して採用されるようにするようなことはしたくありません。その人の経歴、そしてすべてを申し上げて、その上で金融監督庁の長官がみずからの権限に基づいて採用される...全文を見る
○松永国務大臣 どのポストにどういう人をつけるかということは金融監督庁長官の人事権でありまして、その人事権を適正に行使されるもの、私はそういうふうに思います。  したがいまして、あるポストに時あってはこの人が適当だから欲しい、こうなってきた場合に、大蔵省側でその協議に応ずれば大...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどからの委員のお話を聞きますというと、まずは、経済企画庁の経済見通しに誤りがあったのではないかという御指摘でございました。  その点について一経済企画庁の側にもいろいろ言い分はあろうと思うのであります。別に尾身経済企画庁長官の言葉を借用するわけではありません...全文を見る
○松永国務大臣 金融ビッグバンが進行していく過程の中で一番大事なのは、ディスクロージャーの問題が一つ、もう一つは金融機関の側の説明責任。一般の人たちは、銀行でいろいろな金融商品が売られるということになりますと、銀行だから元本保証だぐらいに誤解するおそれがある。したがって、これは元...全文を見る
○松永国務大臣 変額保険の関係で、銀行側が敗訴した判決が出たことがあるということは承知しております。私の関与した関係でいえば、問題のポイントは、銀行側の説明責任を故意か過失かで果たしていなかったという点ではなかったかと記憶しております。
○松永国務大臣 問題は司法の手に移っているわけであります。日本の司法は厳正、公平に判決を下すもの、私はそう確信しております。
○松永国務大臣 ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても、御趣旨を踏まえまして配意してまいりたいと存じます。
05月15日第142回国会 衆議院 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第2号
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○松永国務大臣 ただいま議題となりました一般会計における債務の承継等に伴い必要な財源の確保に係る特別措置に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  我が国財政は危機的状況にあり、我が国経済社会を健全で活力あるものとし、安心で豊かな福祉社会を実現し...全文を見る
05月18日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第4号
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○松永国務大臣 先ほどからの委員の御質問の中で、今回のサミットについて、日本の新たな経済対策についての評価は得られたものの、金融機関の不良債権の処理が進んでいないということについての要望があったということは、実はその前のG7蔵相会議でも、新経済対策についての評価をした上で、金融機...全文を見る
○松永国務大臣 消費税の税率の問題についての委員の御所見、私はよく理解できます。もし時期を定めていつから引き下げるというようなことにすれば、当然のことながら委員御指摘のとおり、そのときまでは実は消費が極めて抑制されるということになるわけでありまして、そのことは景気回復に非常にマイ...全文を見る
○松永国務大臣 委員御指摘があるわけでありますが、先ほど局長も答弁いたしましたように、今回の改正あるいは修正というのは、財政構造改革法の基本は堅持しながら必要最小限度の修正を行うということで現在御審議をお願いしているところでございます。しかし、その中で、社会保障関係費については平...全文を見る
○松永国務大臣 理論的に言えば、平成十一年度の予算編成の場合の公共事業費については、十年度の当初予算を念頭に置いての予算の編成になると思うのでありますが、まだ十一年度のことについては考えていないところでありまして、その時点においてしっかり考えていきたい、こう考えておるところです。
○松永国務大臣 考えていないと言ったとすれば、これは大変な言い回し方のまずさでありまして、十一年度予算の編成は、先ほど海江田議員の質問に対して答えたとおり、十年度の当初予算を前提にして編成するということになるわけでありますが、その点は念頭に置いておりますが、しかし、具体的な数字そ...全文を見る
○松永国務大臣 厳しいことでありますけれども、そういうふうに定められておるわけでございます。
○松永国務大臣 今回の総合経済対策のGDP押し上げ効果、これは経企庁の方で計算をしていただいたところでありますが、私の理解するところ、公共事業費の追加が主たるものでありますが、同時に、その他施策との相乗効果もあっての数字だ、例えば減税効果等も合わせての総合的な数字だというふうに私...全文を見る
○松永国務大臣 構わないのだと考えておるわけではございません。関連法案もそれから補正予算も一日も早く成立をさせていただきますように心からお願いを申し上げる次第です。
○松永国務大臣 大幅にずれることは困りますので、なるべく早く補正予算の方も成立をさせていただきますようにお願いをする次第でございます。
○松永国務大臣 政府の側では一緒に提案をさせていただいたわけでありまして、どういう順序で審議をしていただくかというのは、先ほど総理から御答弁がありましたように、まさに国会の案件の審議順序の問題でありますから、そのことについて私の方からとやかく言うことはできません。  いずれにせ...全文を見る
○松永国務大臣 公共投資の内容につきましては、もう委員も既に御承知と思いますが、まずは、環境、新エネルギー……(発言する者あり)いや、内容もそうなっているって、あなた。ダイオキシン対策とか、あるいはまた地球温暖化対策とか、それぞれ新しいものが入っているということを、それは岡田さん...全文を見る
○松永国務大臣 やじには私の立場として答えることはできません。
○松永国務大臣 当然のことではありますが、十一年度の予算案というものは財政構造改革法の規定に従って編成をしなければならぬことになっておるわけでありますけれども、しかし、その問題を議論をしていくというか検討をしていくのは秋以降、暮れの編成時まででありますので、今の時点で十一年度のこ...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど総理からも御答弁がありましたけれども、実は今日の経済状況、非常に厳しいことは認識しておるわけでありまして、それに対する速やかな対応策を実施せなならぬというわけで、特別減税の追加実施そして補正予算の編成と、そしてまたその成立をさせていただいた後の実施、こういっ...全文を見る
○松永国務大臣 私は、PKOという言葉を使ったことはありませんし、PKOとは何だ、プライスキーピング何とかということらしいのですが、大蔵省でも、私ども、PKOという言葉を使ったことはありません。  問題は、郵政省の方から、この運用する資金の増額についての協議はあったわけでありま...全文を見る
○松永国務大臣 そういうことでございます。PKO云々ということで協議を持ってきたわけでありませんから、誤解のないようにひとつ。
○松永国務大臣 私の立場は、株式市場における価格について、高いの低いの、こういったことを言える立場ではありません。同時にまた、原則論として言えば、株価というのはいろいろな状況によって変化するものでありまして、そういう意味で、株価操縦と言われるようなことを政府の関係者はやらないはず...全文を見る
○松永国務大臣 今、西川委員が、厚生大臣が百分の四だと持ってこられた場合どうするかという話でございますが、私は、数字を百分の四として持ってくることはないと思うのですよ。それぞれの項目ごとに積み上げてきて、積み上げた数字が百分の二を超えているかどうかという後の数字になるわけでありま...全文を見る
○松永国務大臣 百分の二を超えたものになるだろうということは、先ほどの厚生大臣の答弁を聞いておりましたのでよくわかります。しかし、それが幾ら、どの程度になるかどうか、今から数字で言うことはできませんが、内容を審査して、極力抑制したと言える内容であるならば、それは閣議で最終的にその...全文を見る
○松永国務大臣 御提案申し上げておるこの第四条の第二号の改正部分でございますが、ここに書いてありますように、「国内総生産の伸び率の低い事態が継続する等」というのが言うならば総論でありまして、その内容となる言うなれば各論部分、これを政令で定めよう、こういうことであるわけでありますか...全文を見る
○松永国務大臣 まずいかまずくないかは別として、今提案していることは理にかなっていることだと私は思っておるのです。  というのは、第四条第二号の改正をお願いしている状況としては、「著しく異常かつ激甚な非常災害の発生又は経済活動の著しい停滞」、そういうことで総括的に、発行額の縮減...全文を見る
○松永国務大臣 一般論として、そういう懸念を持ちがちな方もいらっしゃることは承知しておりますけれども、本件の場合は、先ほども申し上げましたように、もう政令の内容についても局長が答弁をいたしましたし、私からさらに申し上げても結構なんでありますれども、先ほど読み上げました直近の二四半...全文を見る
○松永国務大臣 ただいまの主計局長の答弁と同じであります。  財政構造改革会議の議論の結論として出ている事柄でありますので、その趣旨はきちんと私は踏まえていく所存でございます。
○松永国務大臣 そのとおりでございます。  「予見できない内外の経済ショック」というものは、これは予見できないわけでありますから、予見できないことが具体的に起こってしまって、そして急速な停滞状態に陥る場合、これは予見できないことでありますから、あらかじめ政令で定めておくことがで...全文を見る
○松永国務大臣 インドネシアその他アジアの幾つかの国の通貨、金融の問題が発生した時点は、なるほど去年の秋でしょう。しかし、その影響が日本経済に大きく及ぼしてきたのは、実はそれから数カ月たったことしの二月あるいは三月ごろから本格的に影響が出てきたというふうに私は思います。  また...全文を見る
○松永国務大臣 どこか別のところで委員から尋問されているような感じがするのだけれども、これは国会の場でございますから、それぞれの人がそれぞれの考え方を正確に申し上げるのが正しいだろう、こういうふうに私は思うわけでありまして、あなたの尋問にそのまま答えるという形にはならぬかもしれま...全文を見る
○松永国務大臣 主として第四条二号に関する御質問でございますか。  そのことについての議論はもう先ほど済んでいるような感じがするわけでありまして、繰り返し答弁することはいたしませんが、要するに、提案理由で申し上げましたように、インドネシアを初めとする云々という通貨・金融の危機、...全文を見る
○松永国務大臣 景気対策としての減税は恒久減税としてやれというお話でございますけれども、しかし恒久減税をやる場合には、当然のことながら恒久的な財源を必要とするわけでありまして、これはそもそもの所得税のあり方の問題として、さまざまな点から検討を加えて結論を出さなければならぬ問題であ...全文を見る
○松永国務大臣 今回の特別減税は、既に二月、三月で実施をした特別減税もそうでございましたが、一年のうち十二分の一ずつ減税していくのじゃなくして、一時期に集中的に減税の効果を納税者に及ぼすという特色も実はあるわけであります。そのことはまた、消費の拡大に少なからず貢献するというふうに...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどの答弁の繰り返しになるような形で恐縮ですが……(佐々木(憲)委員「どちらが効果があるか」と呼ぶ)いや、私は、先ほども言いましたけれども、特別減税をある時期に集中的にどんとやるという効果は、私はあるものと思っております。
○松永国務大臣 似たような答弁になって恐縮ですが、恒久財源を示すことなく減税の議論をするのは必ずしも適切じゃないというふうに私は思うのです。それからもう一つは、恒久減税をやる場合には、そもそも日本の所得税の負担割合というものがどういう状況にあるかということも考えた上での議論でなけ...全文を見る
○松永国務大臣 まず、消費税の減税は、消費をしない人には効果はないわけです。もう一つは、所得税を納めていない人に特別減税の効果が及ばないと同じように、それは恒久減税でも所得税を納めていない人には効果は行かないわけであります。
○松永国務大臣 正直に申し上げまして、消費をたくさんする人には効果が及ぶでしょう。しかし、消費が比較的少ない人には消費税減税の効果は余り及ばないということを申し上げたわけであります。消費というよりも買わない人という意味なんですよ、それは厳密に言えば。  それからまた、もう一つ申...全文を見る
○松永国務大臣 これも委員の御希望に沿う答弁にならないことを恐縮に存じますけれども、例えば、これはあくまでも例えばの話ですよ、ある時期から、消費税を少し引き下げますという話が出たその段階から、買い控えが相当進むのじゃないか、そのことは景気にとって大きなマイナスになるという点がある...全文を見る
05月18日第142回国会 参議院 本会議 第27号
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○国務大臣(松永光君) ただいま議題となりました金融システム改革のための関係法律の整備等に関する法律案、特定目的会社による特定資産の流動化に関する法律案、特定目的会社による特定資産の流動化に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案及び金融機関等が行う特定金融取引の一括...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 笹野議員にお答えいたします。  まず、法令違反に対する罰則の点でございますが、総理から御答弁がありました。  一点だけ追加させていただきますと、今回の法律案においては、インサイダー取引や相場操縦等の不公正取引により得た財産をすべて没収・追徴することがで...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 牛嶋議員の御質問にお答えいたします。  今後の直接金融と間接金融及び長期金融と短期金融のあり方についてのお尋ねがございました。  国民によりよい資産運用の道を開くことを目指す今回の改革により、直接金融の役割が大きくなることを通じて、長期、短期を含む我が...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 星野議員の御質問にお答えいたします。  まず、保険業に対する早期是正措置等に関するお尋ねでありますが、この措置は、よく御存じのことでありますけれども、客観的な指標に基づき早目早目に経営改善を求めていくものでありまして、これによって保険会社の経営の安定性に...全文を見る
05月19日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第5号
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○松永国務大臣 先ほどの、臨機応変というのはよくないという話がございましたが、委員もお認めになりましたように、我が国の中長期的な目標としてなし遂げなければならぬのが財政構造改革であります。財政構造改革の必要性は委員もお認めになっているのだろうというふうに思います。その中長期的な目...全文を見る
○松永国務大臣 先ほど申し上げましたように、中長期的な目標は堅持しながら、そのときにおける景気、経済情勢を見て、そして目前のといいますか、短期の対策として景気対策を十六兆円超で打つということにしたわけでありまして、ストップ・アンド・ゴーとおっしゃったのですかな、私は、財政構造改革...全文を見る
○松永国務大臣 本当は総括質疑のときに御質問なさる機会があった方がよかったかと思うのでありますが、私がお答えするのが適当かどうかわかりませんけれども。  とにかく、そのときの政府の景気の見通し、これは尾身長官がよくお使いになることでありますけれども、七―九がよかった、そこで、四...全文を見る
○松永国務大臣 二〇〇五年に目標年次を延ばしたのは、二〇〇三年という目標であれば、要調整額を処理していくのが非常に厳しい、坂が急過ぎる、そこで二年延ばして坂を緩めていけば安定した財政政策がぶてる、そのことが日本の財政についての内外の信任を得る道だ、こういう考え方で、別に楽しようと...全文を見る
○松永国務大臣 現在、財政構造改革法の改正案の御審議をお願いしている段階でございます。その改正案の中に、御存じのとおり、二〇〇五年というふうに目標達成年次を二年延ばしておるわけであります。  そのほかに弾力条項が入っておるわけでありますが、この弾力条項というのは、御存じのとおり...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども局長が答弁をいたしましたし、今までもこの委員会の場で総理も答弁をしておられるところでありますし、また尾身長官が一番明快な答弁のできる人なんでありますけれども。  先ほど委員がおっしゃいましたように、去年の秋深まってからインドネシアその他アジアの国々の金融...全文を見る
○松永国務大臣 この点についても、この委員会でもほかの場でも総理が答弁しておられることは、これほど大きな影響が我が国の経済に及ぶということについては我々の予想を超えるものであった、その結果何をすべきかということについては、責任を恐れて何もしないというのが一番よくない、現状を打開す...全文を見る
○松永国務大臣 まず、事実関係でございますから、本来は質問の趣旨でなかったかもしれませんけれども、G7における日本の経済情勢についての議論の時間の長さの問題でございますが、二月のG7のときを十とすれば、四月のときには七ぐらいでしたかな、五月のときにはそれが四以下になっているという...全文を見る
○松永国務大臣 今回の審議をお願いすることになっておる補正予算においては、今委員御指摘のような点を十分念頭に置きながら、将来の我が国経済の発展に大きく寄与するであろう情報通信の高度化とか、科学技術振興とか、あるいはまた物流の効率化とか、そういった点に相当のウエートを置いての補正予...全文を見る
○松永国務大臣 委員が今おっしゃいましたように、きのう、その点についてめ質問を総理に委員はなさいました。それに対する総理の答弁は、第一点、第二点、第三点と三つに分けて委員は質問されたわけでありますが、それに対して総理は第三点から答弁をされました。  それは、いかなる場合でも財政...全文を見る
○松永国務大臣 委員がおっしゃること、私も本当にわからぬではないんです。好況時に思い切った削減策をやり、そして不況時には厳しい削減策はしないという物の考え方は、私は委員とそう違ってはいないんです。  ただ、問題は、過去の政治決定の流れからいうと、好況時に公共事業の削減とかそうい...全文を見る
○松永国務大臣 公共投資については、平成十年度の予算においても、ダムとかあるいはまた大きな農地の造成とか、そういったものについては相当中止ないし停止という措置をしたわけでありますが、いずれにせよ、公共事業を実施する場合には、費用対効果分析、それからコストの縮減、こういったことを厳...全文を見る
○松永国務大臣 好況時において歳出の縮減等、これは相当努力はしてきたのですよ。例えば、過去においては好況時には特例公債の縮減をしたり、こういったことをしてきたことは事実なんです。また、一般歳出の伸びも好況の割には抑えてきたというあれもあるのです。実績もあることはあるのですけれども...全文を見る
○松永国務大臣 累次にわたって予算を編成してきたのは大蔵省の主計局の連中でありますから、その人たちから言われることが正確な答弁になるだろう、こう思って、まず主計局の責任者にと思ったわけでありますが、私にということでありますので、お答えいたします。  好況時に歳出の縮減というのは...全文を見る
○松永国務大臣 委員も御承知のとおり、ここ二十年、三十年の間だけを考えてみましても、実は二度にわたるオイルショック、大変なことでありました。それを乗り越えていくために公債の発行をやって、それで対策を打ってきた。それから、急激な円高という問題もありました。あの当時は、日本の製造業が...全文を見る
○松永国務大臣 御審議を願っている財政構造改革法の改正法案の規定の解釈は、委員御指摘のとおりであると思います。  今御質問のありました、建設公債と特例公債についての区別を撤廃してはどうかという御意見でございますが、私が申し上げるまでもなく、委員がよく御承知のことなんでありますけ...全文を見る
○松永国務大臣 委員が今申されたようなことがいろんな方面で議論されていることは承知いたしております。我が党の中にもそういう意見をお持ちの方もいらっしゃるわけでございます。  ただ、私は、世代間の負担の公平を図るという観点、したがって、その観点からいえば、後世代の人も利用できる、...全文を見る
○松永国務大臣 私は、財政法四条の考え方、すなわち健全財政主義、それから世代間の負担の公平という観点からの、真に後世代のためにも役に立つ、そういう資産として残るものを整備するための建設公債とそうでないものとはやはり差があるという、現行財政法四条の考え方が堅実な考え方であろう、そう...全文を見る
○松永国務大臣 今主計局長が答弁したことと趣旨は同じでありますが、要するに、予見できない内外の経済ショックによって急速に経済活動が停滞状態に陥る場合等①②に匹敵する状況であるかどうかということを内閣が全体として判断をして、その上で対策を立て、その上で、結果的には特例公債の発行ある...全文を見る
○松永国務大臣 これも、きのうも議論になったところでありますが、財政構造改革法の規定、それから改正法案の規定では、委員御指摘のとおり、キャップそのものは社会保障関係費を除いては変動がないわけでありますので、今委員がおっしゃったようなことになるという解釈が正しい解釈だろう、こう思っ...全文を見る
○松永国務大臣 その点もきのう岡田先生からぎりぎり質問を受けたところでありますが、その点は、まさにあれは工事費についての節減というのですか、それの検討、あるいはまた費用対効果の考え方の一層の徹底、そういったいろいろな工夫を凝らして、そして財政構造改革法の定めた規定の中でいろいろな...全文を見る
○松永国務大臣 異常災害等の場合に、災害復旧事業をうんとふやさなければならぬという事態があった場合にどうするかという話でございますか。(石井(啓)委員「そういったことも含めまして」と呼ぶ)いや、そういう場合には、異常災害に対する対策を、財政構造改革法の許す範囲内で重点的に予算編成...全文を見る
○松永国務大臣 これまた水かけ論になるような形で恐縮でございますけれども、いつも言っておりますように、財政構造改革の必要性は変わらないという考え方でありまして、凍結すれば必要性を凍結したみたいなことになるおそれがありますので、我々としては凍結という態度をとるのは適切と思わない、こ...全文を見る
○松永国務大臣 財政構造改革法自体の停止という意味じゃないのですね、そうすると。(石井(啓)委員「いや、そうです。財政構造改革法の停止です」と呼ぶ)財政構造改革法の停止ということになりますというと、財政構造改革を着実に進めるという基本的な精神をしばらく停止するということになります...全文を見る
○松永国務大臣 同じことの繰り返しになりますけれども、財政構造改革の必要性は変わらないから、一時的にでも財政構造改革という旗をおろすわけにはいかぬ、こういうことを申し上げておるわけであります。結局、考え方の相違かなという感じがいたします。
○松永国務大臣 これは午前中も申し上げたわけでありますが、二〇〇五年に延ばすことの改正案を御審議願っておるわけでありますから、御審議を願っておる段階に、また延ばすことがあるかもしれませんなどということは、これは絶対口にはできないことなのでありまして、延ばすことはありませんというふ...全文を見る
○松永国務大臣 弾力条項というのは、もう委員よく御承知のとおり、特例公債発行額を前年度よりもふやさない、前年度よりも減らすということについてのこの枠を、特別の場合にのみ外した上で適切な対策を打てるようにさせていただく、そのためのことでありまして、年次を延ばす云々のことについての弾...全文を見る
○松永国務大臣 仕組みの話は今の委員の仰せのとおりであります。したがいまして、平成十一年度の本予算編成の場合には、これは相当検討をし、研究を加えて、そして予算の編成作業に入らなければならぬ、こういうふうに思っております。  その場合に、先ほども申し上げましたけれども、思い切った...全文を見る
○松永国務大臣 少子・高齢化という言葉がございますが、高齢化というのは、みんなが元気で長生きなさるということでありますから、これはまあ喜ばしいことでありますし、また、高齢者がふえるということをとめるわけにはいきませんし、とめることはよくない。そういう意味で、高齢化が進むということ...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたように、真に有効な子育て支援というのはどういう策をやることが子育て支援なんだろうかということについて、各方面から幅広い意見を聞いて、そして、真に有効な子育て支援少子化対策、これを着実に推進してまいりたい、こう思っているところでございます。
○松永国務大臣 そういう心配をなさることは、もっともなことだと思います。  そこで、この比較というものは、QEが公表されている直近の四半期以降、最低二カ月間の指標が公表されている場合に限り行うこととする、こうなっているものですから、したがって、おくれるおそれがあるわけであります...全文を見る
○松永国務大臣 御存じのとおり、財政構造改革の当面の目標を二〇〇五年にさせていただくというのと、それから特例公債の発行について前年度よりも縮減するというそれを、特殊例外の場合にはその枠を外すということ、それから社会保障関係費について十一年度に限っての措置として極力縮減、こういった...全文を見る
○松永国務大臣 前にも答えたことがあると思いますが、事件の発生は前ですけれども、その影響が本年に入ってから実体経済全体にまで影響を及ぼし云々、こうなるわけでありまして、激しい影響というものが出てきたのは、そしてその結果、失業率の問題あるいはQEや日銀短観の問題等々が明らかになって...全文を見る
○松永国務大臣 これは恐縮ですけれども、先ほど局長が答弁したこととほぼ同じ内容になるわけでありますが、財政法二十九条の解釈としては、予算作成後に生じた諸情勢の変化に対応し、当該年度内に執行することが必要となった経費について編成するわけでありますが、その場合の諸情勢の変化は、事件そ...全文を見る
○松永国務大臣 お答え申し上げます。  自治大臣と同じ言い方になるわけでありますけれども、地方財政は国の財政と並ぶ公経済の車の両輪であることから、近年における景気対策をする場合には地方公共団体の御協力をお願いするという形をとってきたことから、公共投資の追加がなされ、その結果とし...全文を見る
○松永国務大臣 そういう説を唱える人もいることは承知いたしておりますけれども、私は、そういう説じゃなくして、直接需要を創出するという効果と波及効果の方は公共投資の方が高い、減税の方は、国民の可処分所得増加を通じて消費の拡大、それを通じて景気浮揚の効果となってくる、こういうふうに、...全文を見る
○松永国務大臣 私の方から委員に対して質問することはできないそうでありますので、念のために、私に対する質問をなさる場合には、できるならば、寄附という言葉がありましたので、それはだれがだれに対する寄附だということを明確にした上で質問してもらいたいなという気持ちがあったので先ほど申し...全文を見る
05月19日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第15号
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○国務大臣(松永光君) 伊藤先生にお答えいたします。  今般の金融システムの改革法を成立させていただいて、そしてそれが施行になってまいりますというと、金融機関はそれぞれがその特性を最大限に生かした経営を行って、そして創意工夫を発揮して顧客のニーズに合致した多様な金融サービスを提...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 信用事業を営む農協、これは農業者と組合員に対して金融サービスを提供する協同組織金融機関であるとともに、その地区内の住民あるいは地方公共団体等に対しても金融サービスを提供する地域金融機関としての役割も果たしているというふうに承知しております。したがって、農協...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 現在の極めて深刻な経済状況、景気の状態、こういったことから速やかに脱出することができるように、そういう考え方で総合経済対策を講ずることにしたわけであります。この場合、地方公共団体も言うなれば我が国の公経済の、国と地方公共団体は車の両輪であるという考え方のも...全文を見る
○国務大臣(松永光君) ただいま議題となりました金融システム改革のための関係法律の整備等に関する法律案、特定目的会社による特定資産の流動化に関する法律案、特定園的会社による特定資産の流動化に関する法律の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案及び金融機関等が行う特定金融取引の一括...全文を見る
05月20日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第6号
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○松永国務大臣 現在の我が国経済の非常に厳しい状況、景気が低迷してその厳しさはかつてないほどのものであるということ等を考えれば、速やかにこの状態から抜け出せるような施策を思い切って打っていかなければならぬ、そういう考え方のもとに、今回の総合経済対策を実施することにしたわけでありま...全文を見る
○松永国務大臣 今御指摘の第四条第二号にある、各年度の「発行額の縮減を図りつつ、」という、その「図りつつ」というのがいわゆる義務規定なのか、あるいは精神規定ないし努力規定なのかということについては、これは最終的には法制局の方から答弁をしていただきたいと思いますが、私は、やはりこの...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどの局長の答弁は私は理解できないわけじゃありませんが、要するに、もともと非常に長ったらしい条文でありますのでその中からピックアップしてきて、その中で一番大事なのは最終目標年次のことなんだ、その途中の経過のことであるので、それは省略したのだという趣旨の答弁であっ...全文を見る
○松永国務大臣 今審議をお願いしておる改正法の中では、改正の骨格部分であることは間違いないと思います。もともとの財政構造改革法としても、今度改正してもらえれば平成十七年度までになるわけでありますが、特例公債からの脱却ということと、そしてその手段として毎年縮減を図っていくということ...全文を見る
○松永国務大臣 目標年度までに赤字公債をゼロにするというのは、そしてその道順も、道筋も重要な項目だ、私はそう思っております。すなわち、まず第一目標に書いてあるのがそれでありまして、ただ、目標年度を、先ほども言いましたけれども、我が国の財政運営についての内外の信認をより高めるために...全文を見る
○松永国務大臣 私は、一番大事なことは、目標年次までに特例公債依存体質から脱却すること、これが一番大事なことだと思います。そして、それを達成するための方策として、主要項目ごとに上限を求めるという仕組みをつくったということだろうと思います。  まあ骨格部分というか、重要部分という...全文を見る
○松永国務大臣 こういう厳しい状況にあるから、一般歳出のそれぞれの項目について、そのもとにさかのぼって直すべき点は直して、そして縮減に努めるという努力をしていかなければならぬということになってくるわけであります。
○松永国務大臣 先ほども言いましたけれども、このように厳しい試算になるわけでありまして、そこで、各年度の予算の編成に当たっては、極力の上にも極力むだを省いて、そして縮減をして要調整額を調整していかなければならぬ、こういうことでありまして、実際上は、各年度の予算の編成が終わったとき...全文を見る
○松永国務大臣 この「財政事情の試算」という数字は、私の記憶ではもう十年以上前から、大体今ごろになりますか、出されておりまして、それを念頭に置きながら、概算要求、そしてその後の大蔵省と各省庁との間の折衝、最終的には大臣折衝、あるいは恐縮ですが、我が党の政策責任者の折衝等々を終えて...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたが、私の経験からいえば、十数年前から、予算の概算要求の時期を迎える前に、この試算などというものは示されておりましたが、結果的には、毎年の予算編成の段階で、縮減努力その他の結果でしょう、予定された要調整額は調整されて、予算は編成されておる。そし...全文を見る
○松永国務大臣 制度、仕組みのもとにさかのぼって、徹底した経費の縮減をして、そして目標年度に目標とする三%以下が達成できるようにやっていくのが、これが政府の務めであり、また責任である、こういうことなんです。
○松永国務大臣 これは、実際政治に携わっている人ならばみんな御存じでしょう。毎年毎年厳しい努力をしながら要調整額の調整を済ませて今日まで来たのです。平成十一年度の予算編成についても、今までより以上に厳しい歳出の見直し、縮減、それをやって、この要調整額を毎年毎年減らしていくことによ...全文を見る
○松永国務大臣 先ほどもお答えいたしましたが、目標を定めて、そして毎年縮減すべき数字を出して、そして毎年の予算編成時に最大限の努力をして要調整額を解消していく、それを毎年続けていくことによって達成される、こういうことなんです。
○松永国務大臣 委員も御承知のとおり、我が国の予算編成は単年度主義なんですよね。そこで毎年毎年歳出のむだを省く、不要不急の分を省いていく、それによって毎年毎年の予算編成を通じて要調整額を毎年毎年処理していく、そして目標年度に目標を達成する、予算編成の仕組みがそうなっておりますから...全文を見る
○松永国務大臣 委員御指摘のように、既にことしの二月及び三月で実施した特別減税、そして今審議を願っておる法律案が成立をさせていただきましたならば、八月ごろできるのかな、要するに二回目の特別減税、その結果として課税最低限が委員御指摘のような数字に上がったということは御指摘のとおりで...全文を見る
○松永国務大臣 私、西川委員に正直に答えておるわけなんです。実際問題として、今委員のお話にもありましたように、公共サービスの財源としてどうあるべきかという個人所得課税の原則に基づいて議論をした上での今回の特別減税ではなくして、とにかく緊急に景気の悪い状態を立て直さなければいかぬ、...全文を見る
○松永国務大臣 参議院選挙後に恒久減税について検討するというよりは、御党の方々も言っていることでありますし、ほかの党の方も言っていることでありますけれども、とにかくあるべき税負担のあり方に早く持っていった方がいいという考え方に基づいて、税制を大幅に改正する場合には、当然のことなが...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども申し上げましたように、恒久減税という場合には、そもそも税負担のあり方はどの程度であるべきか、どういう負担割合であるべきか、そういったことを議論した上で望ましい仕組みをつくる、それを実行するというのが恒久減税のあり方だろう、こう思うのです。  先ほど申し上...全文を見る
○松永国務大臣 望ましい所得課税のあり方がどういうものかということを念頭に置いて、理論的に分析し、判断すれば、それは問題なしとしないというふうに私は思っておるわけです。  ただ、委員御指摘のように、恒久減税に比べて特別減税が果たしてどれだけの消費拡大効果があったかという問題につ...全文を見る
○松永国務大臣 詳細は通産大臣からとして、二月の時点でございましたか、金融安定緊急措置法を成立させていただきまして、それを受けて日本の金融システムの安定のための手を打ったわけであります。  申請してきた銀行に対する資本注入という措置を通じて、そしてそういう銀行の自己資本を充実さ...全文を見る
○松永国務大臣 補正で、今委員の言われたように、また主計局長が話をしたように、公共投資関係費が三兆五千億弱追加されたわけでありますが、これは現在の厳しい経済、景気の状況にかんがみまして、公共投資を速やかに実施することによって一日も早くこの厳しい状況から脱出することができるようにと...全文を見る
05月21日第142回国会 衆議院 緊急経済対策に関する特別委員会 第7号
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○松永国務大臣 貸し渋りというのは、あってはならぬことなのでありまして、その意味でずっと私どもは注視してきております。  そういうことからこの間も、というのは四月二十七日でありましたが、銀行等の代表者に大蔵省に来てもらいまして、私から直接、国民から民間金融機関が貸し渋りをしてい...全文を見る
○松永国務大臣 まず私から、委員、恐縮ですが、きのうのきようでありますので、答弁をさせていただきます。  きのう、そういう点について長々と議論をさせていただきました。議論の始まりは、財政構造改革法第四条の「縮減を図りつつ」という事項が、これは義務規定じゃなくして訓示規定ではない...全文を見る
○松永国務大臣 旧兵庫銀行が平成七年に破綻状態になり、しかし、その当時は、阪神・淡路大震災が起こって半年かそこらの時点でありましたので、そういう特殊事情から、地域の経済の混乱、社会の不安等を引き起こさないようにということで、知恵を絞って新しくできた銀行、みどり銀行、そこに引き継が...全文を見る
○松永国務大臣 介入を実施するかどうかということは、文字どおり専門家の事柄でありますので、事前に担当者から市場の動き等の説明はあります。そして、やることにしたいという話がありますので、それに対して普通、イエスという返事をし、それによって方針が決まる、こういうことになっておるわけで...全文を見る
○松永国務大臣 いつ、どういう市場で、どの規模でやるかというところまでは、これは専門家の、技術的なこともありますので、それに任せるわけでありますが、やるかどうかという点については、私が返事をすることになっております。
○松永国務大臣 この委員会でしばしばその議論を、御党の人たちが繰り返しなさいました。まず問題になるのは、そのことによる歳入減をどこで補うのか、公債発行で補うのかという問題が一つあります。  それからもう一つは、今日の消費の盛り上がりが足りないというのは、消費税分だけ値が上がるわ...全文を見る
○松永国務大臣 それはもう委員よく御承知と思いますが、公定歩合というのは金融政策の一番の真髄を示すような部分でありまして、その部門は日銀のいわゆる専管事項でありますので、私の方でいろいろ申し上げることは差し控えさせていただきたい、お許し願いたいわけです。
05月21日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第16号
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○国務大臣(松永光君) 先ほどから委員仰せのとおり、不良債権を日本の金融機関が相当抱えておる、償却の進み方が遅々としておるということが日本の金融機関に対する内外の信認がいま一つ高まらない理由だというふうに思いますし、また現実に金融機関が不良債権をたくさん抱えておりますというと、仮...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員御指摘のとおりでありまして、不良債権を抱えておると、したがって帳簿上はそれだけの貸国債権があるということになっておるわけですね。そして、不良債権であるからそれに対する損金が出るであろうということを想定して自己査定して特別の引当金を積んでおると、こういう...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この問題は、まず第一に平成七年八月に兵庫銀行が実質破綻状態に入った、それに対してどう対応すべきかということがあったわけだと思います。  その場合に、受け皿銀行があれば受け皿銀行に吸収させて、そして兵庫銀行は消滅させる、こういう選択肢が一つあったと思うんで...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほどから先生の話を聞いておりまして、国内だけじゃなくして世界的な自由競争の時代に入ったという事実は、これは認めざるを得ないと思うんです。もし日本だけが外国企業の参入等を阻止しておりますというと、必ずWTOその他の会合で日本は閉鎖的だとずっとやられてきたわ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 実は日本だけじゃないんですね。諸外国もかつては日本に似たような制度であったと思うんです。それが今から十年前、十五年前、そういう時期に規制緩和をし、自由競争を促進するという政策をとってきたんだと思うんです。その結果、英国でも停滞しておった金融市場が元気を出し...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今の日本の金融機関、なかんずく銀行等が不良債権をたくさん抱えた状態、これは大問題として冒頭楢崎先生から質問があったときに申し上げたわけでありますが、これは本当の意味の不良債権の処理、これを大至急やることが日本の金融機関を強化する道だというふうに思います。金...全文を見る
05月22日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第2号
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○国務大臣(松永光君) ただいま議題となりました財政構造改革の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律案及び平成十年分所得税の特別減税のための臨時措置法及び租税特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず、財政構造改革の推...全文を見る
05月22日第142回国会 参議院 本会議 第29号
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○国務大臣(松永光君) 及川議員の御質問にお答えいたします。  私に対しましても、不良債権処理に関してのお尋ねがございました。  総理から御答弁がございましたが、私から一言付言いたしますと、金融システム安定化二法に定められた公的資金の活用については、同法の枠組みに沿って適切に...全文を見る
05月25日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(松永光君) 御指摘のとおり、カナダで行われたAPEC蔵相会議に出席してまいりました。私は、大部分の会合が終わって、そして土曜日、日本時間で言えば日曜日ですが、その会合が翌日の分がまだ残っておりましたけれども、これは共同声明を最終的に決め、記者会見をするという行事だけで...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員のおっしゃったような考え方で財政構造改革を進めていくという手法も、実は手法の一つとしてあり得ることだとは思います。  しかし、今日の日本の財政の置かれている状況、世界最悪と言われるような財政状況を念頭に置き、かつ国権の最高機関たる国会においても財政構...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この財政構造改革、その中で非常に大きな部門を占めておるのは、歳出の内容についてその仕組みの源にまでさかのぼってむだを徹底してなくす、そして効率化を図る、重点化を図る、そういう非常な努力をしながら歳出の縮減を図っていく、そのためには私は国民の理解と協力が必要...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員御指摘のとおり、厳しいキャップその他の措置は当初予算にかかっておるわけでありまして、補正の方にはそこまではかかっていないという御指摘はそのとおりでありますが、しかし目標年次において財政赤字の三%以内ということは、これは全体としてのことにかかるわけであり...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、委員のおっしゃいました臨時景気調整基金というんですか調整費、そういったものを、多額の基金をつくるということは…
○国務大臣(松永光君) 予算を、具体的な使用目的を定めないまま、そのときそのときの情勢で内閣が勝手に使えるような歳出項目をつくって予算を成立させるということは、ある意味では国会の予算の審議権を制約するような結果になりはせぬかということを私は心配するわけでございます。
○国務大臣(松永光君) 委員が御指摘になりましたように、この二月に法案を通していただいて実施した特別減税、今回法案の審議をお願いしているそれによる特別減税、いずれも特別減税でございます。  その特別減税は、そのときそのときの厳しい景気動向を踏まえて特別にやる減税であることは御指...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員もよく御承知のとおり、税というのは国民生活に直結するものであります。したがって、従来から、税に関する専門的な知識を持っている人、経験者等々の国民の代表的な人に税制調査会として集まっていただいて、そこで各方面から議論をした上でおおよその方向性を定めていた...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 法人課税のあり方と、それから個人所得課税のあり方との間には私は基本的に違う点があると思うのは、法人課税の実効税率、今、委員御指摘のとおり、ことしの国会で基本税率を三%下げさせていただきました。しかし、それでも地方の事業税負担等と合わせてみますというと、四六...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 「予見できない」ということが前提になっての書き方になっておりますから、だからなかなか言葉の上で……
○国務大臣(松永光君) こういう場合ということはなかなか明記しにくいので、そこでそういう事態が残念ながら万が一発生した場合に、政令で定めて内閣の意思を明確にし、それに基づいて対応策を打って国会の承認をいただく、こういう仕組みになっておるわけでございます。
○国務大臣(松永光君) 万が一。
○国務大臣(松永光君) 今、委員がおっしゃったように、第一のケース、これは二四半期連続してというのが第一ケースです。第二のケースは、二四半期連続じゃないけれども一四半期で非常に落ちた、しかし将来を予測すると非常に厳しい状況になりそうだという場合が第二分類です。第三分類は、予見しが...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、委員の今の御指摘を否定する気持ちはさらさらございません。  ただ、大事なことは、一つは、委員もおっしゃったとおりノーブレスオブリージュという精神、これは非常に大事なことだと思います。同時にまた、人間だれしも本当の聖人君子じゃありませんから、したがっ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 金融機関というのは、中小企業を初め健全な企業に対して貸し出しをする、資金の供給をするというのが本来的な役割であることは言うまでもありません。しかるところ、自己資本比率が維持できるかどうかという問題や、あるいは不良債権を相当抱えておるということ等の事情もあっ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 金利の高い町の金融業者、いわゆる貸金業者、これに資金を仰ぐなどというような状態になれば、これはますます中小企業者は苦境に追いやられるという結果になるわけであります。私はそう思っております。  貸金業者については、貸金業規制法という法律がございまして、その...全文を見る
○国務大臣(松永光君) バブル崩壊後、今日まで大蔵省がどのような対応をとってきたかという事柄については必要に応じて事務方から説明させますが、私の今の考えでいることを申し上げますと、今、総理の話にもありましたが、今までは不良債権の償却ということは、不良債権はそのまま残しておいて、バ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 実はSEC基準によりますというと、破綻先債権、延滞債権、そして金利減免債、この三種類に分かれるわけですね。従来は延滞債権というのは六カ月延滞以上を延滞債権と言った。SEC基準によりますというと、それが三カ月以上の延滞があれば延滞債権という形でカウントすると...全文を見る
○国務大臣(松永光君) まず、護送船団方式という批判がありましたが、もう大蔵省は護送船団方式で民間金融機関を保護しようとか、そんな気持ちはさらさらありません。それが一つ、御理解願いたいと思います。  それからもう一つは、三月末に行った自己資本注入のときに申請銀行の申請額が大体似...全文を見る
○国務大臣(松永光君) まず、銀行の不良債権の処理問題でございますが、委員の御指摘のように、不良債権処理の問題に今までも取り組んできておったつもりではありますけれども、その対応が手ぬるかったという御指摘、これは私は否定することはできないと。今までよりももっと強力に根本的な処理とい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) いかにして消費をふやすかということをお考えになっての提案だと思います。そしてアメリカでかつてやったことはあるそうでありますけれども、アメリカの場合には納税者番号制があるそうでありまして、本人確認がそれによってできる。日本の場合には納税者番号制がありませんの...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 当然のことながら、その財源は特例公債に頼らざるを得ない。後世代の負担においてそれをするということはいかがなものであろうかということでありますので、消極的にならざるを得ない、こういうことでありますので、御理解を願いたいと思います。
○国務大臣(松永光君) これはしばしばお答え申し上げておりますように、特例措置として特別減税を実行することでありますが、それがほかの真に必要な社会資本投資とその他の措置とあわせて景気の浮揚に資するという考え方で実行するわけであります。
○国務大臣(松永光君) 所得税改正の問題につきましては、既に委員も御承知と思いますが、公正、透明、そして国民の意欲を沸き立たせるような税の仕組みを検討していただきたいということを政府税制調査会に実は諮問をいたしまして、そして論議をお願いしているところであります。  なぜそういう...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員がおっしゃいました、必要な公共事業はやるべきだと、社会資本整備は、しかし必要性の低いあるいはむだと思われるようなものはやるべきじゃない、それは全く私同感でございます。そういう形で歳出というものを制度、仕組みの根本にさかのぼってむだを省く、あるいは効率化...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、総理がお答えになったことに尽きるわけでありますが、いずれにせよ税の問題は国民の直接の負担とかかわる問題でありますから、そこで税の専門的な学者、経験者あるいは一般国民代表、そういう方々にお集まり願って、そして税制調査会というところで腰を据えて論議をしてい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、消費、消費とおっしゃいますが、物ないしサービスを購入するという意味で消費というふうに使っていらっしゃるんだと思いますけれども、そういう意味ならば物またはサービスを購入する人すべてに関係があることは事実であります。  ただ、普通、消費といえば飲んだり食...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど私が物やサービスを購入しない人には消費税の影響はないよと、こう申し上げた。そうしたら、委員は購入しない人はいないんだとおっしゃった。  今、自動車の話が出ました。自動車が何で今売れ行きが落ちているかといえば、実は昨年の春、四月から消費税が上がるまで...全文を見る
05月26日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(松永光君) 法人課税の問題につきましては、言うまでもなくこの三月に基本税率の問題については法律を可決、成立させていただきました。  しかし、地方税の関係その他で諸外国と比べた場合には実効税率の面ではある程度高いものになっている。これがいわゆる法人課税について三年以内...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員御指摘のように、OECD租税競争報告書が出たわけでありますが、有害な税の引き下げ競争、これをどうするかということについての問題点を整理して、国際的な協調によってこれに歯どめをかける、こういったことで報告書が出ておるわけであります。我が国はフランスととも...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員、たくさんのことを今発言なさいました。  まず一つは、質問事項ではなかったかもしれませんが、この間のAPECの蔵相会議でのことのお話もございましたが、私は、IMFの金融支援をする場合の対象国の構造改革の問題については、まずIMFが韓国にしろインドネシ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 実は私は直接宮澤元総理の話を聞いたわけじゃありませんが、私の役所の関係者が聞いたところによりますというと、宮澤元総理の発言の主たる内容は、税制改革の関連で、今、日本の個人所得に対する課税は、中低所得者層に対する課税は非常に低い、一方、二千五百、三千万といっ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) いわゆるばらまきといったような批判が起こらないような、そういう社会資本整備でなけりゃならぬと思います。  これは総理みずからが記者会見で述べられたことでありますが、後世代の人から整備してくれておいてありがたいと感謝されるような、喜ばれるような社会資本、そ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 景気対策としては、今審議をお願いしております法案にありますように、特別減税の実施そして追加、これが景気対策としての特別減税でございますが、しかし税制のあり方という議論は、これは景気対策としての特別減税とは別に行う必要があるというふうに考えます。すなわち、税...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 具体的な円相場について細かく発言することは事柄の性質上差し控えさせていただきますが、経過だけ申し上げますと、五月のサミットの前の蔵相・外相会議というものがロンドンで開かれました。そのときに、私はルービン米財務長官と会いまして、行き過ぎた円安というのは我々と...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 財政構造改革を進めていく上での大切な枠組みの一つが、主要項目について量的縮減目標を定める、そして縮減をしていくというのが一つの骨組みでありますが、その骨組みの中で、平成十一年度に限り、従来の骨組みはおおむね二%を超えないこと、こうなっておるのを、極力抑制と...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 昭和五十六年の第二臨調による増税なき財政再建のフレームと、今回の財政構造改革法のフレームと同じじゃないか、似ているんじゃないかという御指摘でございますが、第二臨調の答申における財政再建策としては各省ごとの一律削減であった。しかし、財政構造改革法の場合は財政...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員のおっしゃいました増税に頼らず財政の立て直しを図る、そのためには歳出の縮減合理化を図る。そのことについては第二臨調の場合と基本的には同じじゃないかという先生の御指摘、この財政構造改革法の基本的な考え方としては、歳入増じゃなくして歳出の縮減合理化を図る、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) いろいろの経過をたどって、五十八年の第二臨調のもとにおける財政再建は当初の目標が延びて、そして平成二年とおっしゃったですか、平成二年に特例公債依存から脱却することができた。その理由そのわけは何であったかということでございますが、その間に歳出の削減も相当やっ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほどもちょっと触れましたけれども、今度の財政構造改革の具体的な手法、主要項目ごとに縮減目標を定めて、そして歳出の縮減合理化を図ると。キャップでありますからこれは相当厳しくかかっておるわけであります。そのことが一つ。  もう一つは、官と民との役割を明確に...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員御指摘のように、道路特定財源、これは相当な額に上っておることは委員も御承知のことだと思いますが、この特定財源につきましては、去年の六月三日の閣議決定、「財政構造改革の推進について」、これを踏まえまして、その歳出面での取り扱いについて、狭い意味の道路じゃ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 要調整額が出るということを示しておるわけであります。  具体的に新しい年度の予算を編成する場合には、それを念頭に置きながら歳出について徹底した見直しをして、むだを省きあるいはコストの縮減等々あらゆる創意工夫を凝らして予算の編成をする、こういう大変な努力を...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 国民の幸せのためにそういう努力をしていくのが政治家の務めであり、特に政府の務めである、こう思っております。
○国務大臣(松永光君) 必ずやらなきゃならないんです。それを申し上げておるわけです。
○国務大臣(松永光君) 基本的に言えば、歳出のすべてについて聖域なく徹底した見直しをして、むだを省いて経費の縮減、そして場合によっては合理化、重点化を図る、そういった形での歳出の徹底した見直しが最も大事だろうと思います。同時にまた、経済政策の面では、これはよく経済企画庁長官の言う...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 来年の予算の話なんです。
○国務大臣(松永光君) 例えば今参議院の財政・金融委員会で御審議を願っている金融改革四法、あれを成立させていただければいろいろな面での規制緩和、少なくとも金融証券取引等に関してあの業界は相当活性化してまいります。これは一例でございますけれども、その他、経済企画庁を中心にして規制緩...全文を見る
○国務大臣(松永光君) さっきから委員の御意見を聞いておりますというと、政府が勝手に何でもするような言い方をなさいますけれども、そうじゃないんです。
○国務大臣(松永光君) いや、そうはならないんです。この法律に基づいて、現行法のままだというと毎年毎年の予算編成に際して特例公債の発行高を前の年よりも減らしていくというのが定められておる。今度の改正案では、その原則は認めつつも、特別な事情がある場合には、予算編成上特例公債を前年度...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私の考え方を申し上げます。  銀行を中心に金融機関の本当の体力がどの程度かということを明白にさせることが金融機関に対する内外の信認を得る道だと、総論として申し上げれば、そう私は考えております。  それからまた、不良債権については、総理がよくおっしゃいま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) きのうもこの席で申し上げたんですけれども、銀行というのは案外夢をもう一度で、土地がもう少し上がるかもしれぬ、そのときに競売、申し立てなんかをした方が得かもしれぬという感じで放置しているのがあるかもしれぬということを私は申し上げました。  委員御指摘のとお...全文を見る
05月27日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(松永光君) 我が国の財政状況は、議員よく御承知のとおり、先進国中最悪と言われております。迫り来る高齢社会、そして少子という状況が続いているという状況を考えれば、もう本格的な高齢社会が目前に迫っていることは何人も認めるところであります。そういう社会になっても我が国のすべ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今度のお願いをしておる改正法案で、財政構造改革の目標年次を二年延ばさせていただきまして二〇〇五年にさせていただくわけでありますが、そうであっても二〇〇五年の時点での国、地方を通ずる財政赤字をGDP比三%以下に抑えるということは、相当な努力、そして相当な苦労...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員御指摘のとおり、さきに行った特別減税、そして今回審議をお願いしておる二度目の特別減税、これによりまして標準世帯での課税最低限が四百九十一万に上がっておる、そのとおりでございますが、これは景気対策のため、すなわち減税効果をできるだけ早く国民のもとに届ける...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今回の特別減税の方式として定率ではなくして定額方式でやった、その結果として課税最低限が上がったという点でございますが、結果においてはそうなったことは事実であります。  問題は、税の実務面の問題点が一つあったようでありますが、その点については主税局長から答...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 独立行政法人の話は私の方の担当ではありませんので詳しく申し上げるわけにはまいりませんが、経費の節減合理化ということを議論する場合に、一般会計だけではなくして特別会計についても経費の節減合理化を図るべしという御主張は、私も理解できるところであります。  し...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 特別会計の問題でございますが、私は一番わかりやすいのは国立学校特別会計じゃないかと思うんです。一般の文部省の仕事は行政に関係して経費等は予算だけで賄うわけであります。ところが、国立学校特会の場合には、大学もあれば附属の中学校、小学校、幼稚園まであります。そ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、三十八特別会計でございますか、そのすべてについて承知しておるわけではありませんが、今までの私の経験からいってよく承知しているのは、先ほども申し上げましたあの国立学校特会でございます。これは率直に言って非常によく機能している、そう思っております。  ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、これから御審議を願う平成十年度の補正予算の中に組み込まれておる社会資本整備、公共事業費の分野の問題について経企庁長官からお話がございました。  経企庁長官の話にありましたように、いわゆる在来型の公共事業という色彩は非常に薄くなっているんです。総理の言...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 金融安定緊急措置法の関係での十兆円の交付公債と二十兆の政府保証という関係、合計二十兆でありますが、御存じのとおり、そのうちの十二兆が金融機関の銀行等の自己資本充実、それを通じての金融システム安定ということでやっておるわけであります。  まず、十三兆の方に...全文を見る
○国務大臣(松永光君) ASEAN地域に対して日本の企業が相当の投資をしておること、そしてまた日本の銀行が融資をしているということ、これはそのとおりでございます。したがって、ASEAN地域の経済が安定するということは日本の経済にとっても非常に影響があることであります。それだけに我...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 財政構造改革法の改正案をお願いしておるわけでありますが、その中で、委員御承知のとおり、社会保障関係費については十一年度についておおむね二%増となっておったのを極力抑制するというふうに改正をさせていただくことにしておるわけであります。  それは、おおむね二...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 厚生大臣の答弁で尽きているような感じがするわけでありますが、いずれにせよ、社会保障関係費が重要な予算項目であることは言うまでもありません。しかし、急速な少子・高齢社会になるということは間違いないことでありますから、したがって社会保障関係費のある程度の増加は...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 五月二十三、二十四日、実はその前の二十二日も私としてはカナダの蔵相、アメリカのルービンさん、韓国の大蔵大臣等とバイの会談をするなどという行事をした上で二十三日の総会に臨んだわけであります。  その会議の模様については、今度の共同声明は例年にない詳細な声明...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは日にちからいえば二十三日午後の会議のアジア各国の経済情勢を議論する場で、カナダの蔵相が議長さんであったわけでありますが、私が最初に発言を許されたものですから、言うなればリードスピーカーの形になったわけであります。  その場で、かねて用意しておったわ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 子供の教育を後回しにしていいなどという考え方はさらさらございません。国の政治、政策の中で、子供を心身ともに健やかに、そして新しい知識も子供の発達段階に応じて着実に吸収させていく、こういう教育が進めらるべきであるというふうに思っております。  そういう観点...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど委員もおっしゃいましたが、平均すれば二十何人になっておるわけです。しかし、大規模校等ではもっと多い一学級の生徒数になっておる、こういう話を委員がなさいました。実態はそうなんでしょう。  そこで、その実態を踏まえて、第六次改善計画の中では比較的規模の...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 絶対不可能とは文部大臣もおっしゃいませんでしたが、私も絶対不可能とは申しませんけれども、厳しい財政状況の中でみんながそれぞれ知恵を出し合って実際上の教育がよくなるように努めていくのが大切なことじゃないかな、こう思っております。
○国務大臣(松永光君) 学校建物等の耐震補強、これをすることによって実は校舎の寿命が延びる、そしてまた子供の安全も確保される大事な事業だと思っておりますが、もともと小中学校の校舎の建築は市町村がその意思を持ってくれぬことにはならないわけでありまして、実情に応じて市町村の方で計画を...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私が十何年か前に文部大臣をした経験があるものだから盛んに私に質問をなさるわけでありますけれども、私は政治家になって以来ずっと文教関係に携わり、かつ関心を持ってきました。今では文部大臣をやめて十数年たっておるわけでありますから詳細な点まではわからない点があり...全文を見る
○国務大臣(松永光君) まず第一は、私の立場でありますから、日本の銀行が足元がふらふらしているということは私は認めるわけにはまいりませんし、相当しっかりしてきて、そして一時のような金融システムについての不安というものは相当程度解消してきておるというふうに言わざるを得ません。私がふ...全文を見る
05月28日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第18号
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○国務大臣(松永光君) 今御指摘のように、今回の金融システム改革、これによりまして行政による事前調整的な規制、これを大幅に撤廃ないしは緩和をして金融機関等が透明なルールのもとで市場原理にのっとった業務活動を自由に行える、そういうふうになっていくわけであります。  同時にまた、定...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、御審議をお願いしている法案は、今、委員御指摘のとおり、各審議会の答申をもとにして、そして我が国の金融市場というものがフリー、フェア、グローバル、この三原則のもとに実行されて、そして活性化するようにということなのであります。  そのねらうところは、国民...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員も御指摘になりましたように、できるものからスタートさせておるわけであります。改正外為法がそうでありますし、それから今御審議を願っておる法案の中でのSPC法、この関係は九月からでありまして、そういったことで準備できたものは二〇〇一年を待つまでもなく実行で...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員が今おっしゃいましたように、私の気持ちも委員の気持ちも恐らく同じだと思いますが、やっぱり外国の金融機関よりも日本の金融機関にしっかりしてもらいたいという気持ちはお互いあるんだと思うんです。しかし、金融の分野でも既に国境はない状態になったわけでありますか...全文を見る
○国務大臣(松永光君) さっきヤクルトの経営者がデリバティブ取引の関係で大損をしたという話がございましたが、私はこれはまさに経営者の経営責任だろうと思うんです。  ヤクルトというのは、皆さん御承知のとおり、このくらいの小さい弧といいますか、に入ったのをヤクルトおばさんが各家庭に...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 日本の経済の原動力あるいは源泉が製造業にあるということは私も実は同感でございます。そして、その製造業は今なお国際的な競争力をきちっと持っておると。なぜそうなったのかというと、今から十数年前のあの急激な円高、あれを克服するために必死の思いで技術革新を製造業は...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 金融システム改革のことに関連して法整備の方が、あるいは法整備の方だけが先行して、そして新しい仕組みのもとで活躍しなきゃならない金融機関、なかんずく銀行、そういったものの体力回復といいましょうか、そういったものがおくれているんじゃないか、特に銀行の不良債権問...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、委員から批判される哺乳瓶を渡すなどということは国民は理解しないだろうと、支持しないだろうというふうに思います。私自身は哺乳瓶をやる気持ちはさらさらございません。  ただ、問題はどういう点にありますかというと、銀行の融資先があるわけでありまして、徹底...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員よく御承知のとおり、あと三週間もすれば金融監督庁がスタートいたします。そういたしますというと、いわゆる金融業界と大蔵省との関係は、少なくとも監督・検査等々を通じての関係はなくなるわけでございます。あと何が残るかといえば、やっぱり世の中このように変化し進...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 繰り返しになるわけでありますが、このたびの大蔵省の不祥事、大変申しわけないことでありまして、深くおわびをするわけであります。二度と繰り返すなどという事態が起こらぬようにするためにも厳正な処分をしなきゃならぬ、こう考えまして、これは参議院でも、あれは予算委員...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 調査の対象者の話になろうかと思うのでありますが、当初は過去五年の間に金融関連部局に課長補佐以上の地位で在職した者を対象に調査を始めたわけであります。その場合には、過去五年間でございますが、対象人員は約五百五十名の予定でありましたが、その後もっと広げるべし、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 金融機関に対する検査の手法につきましても、実は根本的に改めようということで検査の基本的なあり方についても方針を定めまして、そして実行することにしたところであります。  どういうふうに改めるのかということについての詳しい内容は銀行局長から必要に応じお答えさ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 銀行の不良債権の本格的な処理といいましょうか、単に引当金を積んでおくというだけじゃなくして、不良債権を適切な方法で売却してしまうとかあるいはまた直接償却をするとかそういう形を通じてバランスシートから消すという、そういう本格的な償却をする必要があるというふう...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 御存じのとおり、金融安定緊急措置法で破綻した銀行の預金者の保護という立場で十七兆公的資金が、厳密に言えば七兆でありますが、あとの十兆は運転資金のために政府保証しているという分があるわけですね、国債を交付されているのが。それは公的資金だと思います。それからも...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 不良の中にも、俗な言葉で言えば鑑別所に行かぬでも保護観察程度で済む程度の不良もあれば、どうにもならぬような不良もあるわけでありまして、何とかなるようなものは徹底した回収措置をして回収に努めると、そのかわり回収できなかった分は損になりますけれども。しかし、ど...全文を見る
○国務大臣(松永光君) そういうふうな販売の仕方をしちゃいかぬ、説明をする義務がある、こういうふうになっておるわけであります。そこが大事なところだというふうに思います。     —————————————
○国務大臣(松永光君) きのうでございましたか、多数の失業者が出る問題、しかし一方においては新たな業務活動が活発になってくるからそこで吸収されるという可能性について労働大臣は話しておりました。ただしかし、その間に時間差がある、ミスマッチというものが起こる、それは十分考えなきゃなら...全文を見る
○国務大臣(松永光君) よく、野党の先生が多いのでありますけれども、金融監督庁が大蔵省の植民地になるんじゃないかなどという非難もございましたけれども、そんなことは絶対ありませんということを私は常に申してきました。その一番の証拠が金融監督庁長官の大事について私に事前にも事後にも何の...全文を見る
05月29日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第7号
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○国務大臣(松永光君) 今回の特別減税をなぜ定率方式じゃなくして定額方式にしたのかというお尋ねでございますが、結論から先に申し上げますと、減税による効果をできるだけ早くかつ集中的に発揮させたいということからでございます。  委員御承知のとおり、その人の本来納めるべき所得税額に対...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、総理からお答えがありましたけれども、個人所得税の問題にしろ法人課税の問題にしろ、税制というのは国民生活に直結する仕組みでございますから、これはあくまでも国民の税に関する代表的な方に御参集願って、そしてそこで本格的な議論をしていただいて、その答申をいただ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほども申し上げましたように、この二月、三月を中心に集中的に実行した特別減税、そして今御審議を願っておる法案による特別減税、そして来年に総理がやるということでお願いをしておる問題、いずれも特別の減税措置であります。景気対策のための措置であります。したがいま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、主税局長が答弁いたしましたのは、消費税をアップした分の入りぐあいが三月決算法人を中心にしてプラスとして入ってくる、それに期待を寄せながら、何とかいけるだろうという答弁でありまして、その消費税分の期待を表明したわけでありまして、その主税局長の説明を私は子...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、御審議をお願いしておる財革法の改正案あるいは減税法案、いずれも国民のために一日も早い景気の回復を図りたい、そういったことで提案をし、御審議をお願いしているところでございます。
○国務大臣(松永光君) 委員の今の質問の中で、後半の方にあった二十八か九で税務署長などにするから、そしてそこでちやほやされるから道を誤るという委員の御主張、私は全く同感です。
○国務大臣(松永光君) いやいや、そこでこれからはそういう若いのを署長などにするということはしない、もう少し年の上のをするとか、そういった方向で改善することになっています。それをまず申し上げておきたいと思います。  それから、今の佐藤誠一郎という人間のことでございますが、これは...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほどもちょっと申し上げましたけれども、この佐藤という男……
○国務大臣(松永光君) いや、佐藤についての話でございますから佐藤についてお答え申し上げるわけでありますが、自治省に出向する前、大蔵省に在職しているときに、民間金融機関との間で相当節度を欠いた接待を受けたということは調査の結果わかったわけです。でございますから、自治省を通じてさら...全文を見る
○国務大臣(松永光君) いや、この佐藤についてのことであれば、私は内部調査をしたほかの人について委員会に出しましたが、あれに近いことは出せると思います。これは佐藤についてです。
○国務大臣(松永光君) 国有地の問題でございますが、委員も御承知と思いますけれども、国民の貴重な財産でありますから、したがいまして公用、公共用優先という原則のもとに、その有効活用を図るとともに、公用、公共用の利用が見込まれないものについては民間へ積極的に売却する、こういったことを...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 昨年、財政構造改革法を審議していただき、成立されたときの目標達成年度は委員御指摘のとおり二〇〇三年、国、地方を通ずる財政赤字というものがGDP比三%以内、特例公債からの脱却、そしてその途中経過でありますけれども、特例公債の発行を前年度発行額よりも少なくして...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これからの見通しの話でございますが、見通しにつきましては五月十二日に「財政事情の試算」というのをお示ししておるつもりでありますけれども、それにもありますように、毎年毎年の予算編成のときに相当程度の要調整額が残ることになっているのは事実であります。  しか...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員のおっしゃるのは、あの二月に成立をさせていただきました金融安定緊急措置法に基づく措置のことであろうかと思うのでありますが……
○国務大臣(松永光君) そのことじゃないんですか。
○国務大臣(松永光君) 今、不良債権問題の早期解決のために新たな仕組みをつくろうということを政府・与党で実は検討に入ったところでございます。  その趣旨とするところは何かというと、先ほどから償却という話が出ておりましたが、今までの償却は一不良債権そのものを売却する本格的な償却を...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 個人の所得課税、それから法人の所得課税、いわゆる法人税の関係ですね、国、地方両方でございますが、そのあり方につきましては、委員御承知のとおり、個人の所得課税の場合には、公正、透明、それで国民の意欲が引き出せるような税制のあり方というものを税制調査会にお願い...全文を見る
○国務大臣(松永光君) もう時間が来たそうでありますから簡単にお答えしますが、増税を国民にお願いするような情勢ではない、こう思っております。赤字公債を大量に増発していくなどということはやるべきじゃない、こう考えています。
06月02日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第9号
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○国務大臣(松永光君) お答えをさせていただきます。  委員の主張なさる点は、都市銀行などは一行もつぶさないという発言をされたじゃないかと、それが実際上は拓銀が破綻をしたという点についての御指摘だと思いますが、大蔵省としては、国際的に活動している銀行の破綻があれば内外の金融シス...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 我が国の金融システムについての内外の信頼度の問題でございますが、二月に金融安定化緊急措置法を成立させていただいて、それに基づく措置をするようになりましたので、我が国の金融システムに対する信頼度は相当程度高まってきておるというふうに思っております。一時のよう...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この点は委員もよく御承知と思いますが、今月の二十二日に金融監督庁が総理府のもとに新たに設立されます。そういたしますと、金融に関する業務、仕事の中で企画立案部門だけが大蔵省に残りまして、そのほかはほとんどが金融監督庁に移転します。現在金融監督庁におる人数の中...全文を見る
06月03日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第10号
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○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  委員も既に御承知と思いますが、法人課税の見直しにつきましては、今後三年のうちにできるだけ早く国、地方をあわせた総合的な税率を国際的な水準並みにするよう検討を行うこととされておるところであります。  今後、税制調査会において税体系全...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私から答えさせていただきます。よろしゅうございますか、私で。
○国務大臣(松永光君) いやいや、私が所管大臣でもありますから。
○国務大臣(松永光君) これは相続税の関係で物納された財産でありますので、買い受けるように勧奨を行っているところであります。先方が買い受け能力があるならば売却の方向で検討をしたいわけでありますが、これは三年ごとに賃料の改定等もやるものですから、そのたびごとに買い受けの勧奨を行って...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 二つ申し上げて御理解を得たいと思うんです。  一つは、個別の不動産に対する事項でありますので、事務方が答弁するようにその範囲内ではある程度用意しておったようでありますが、しかし、そのもとはと申し上げますと、この種財産の管理、処理については、何せ全国に十数...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 実は、先ほど新築か増築かという話がありましたが、私は、これは従来の建物を取り壊して建てたものであるから、どう見るかという見方からすれば、法的には新築というふうに見るのが妥当だろうと思いますが、なぜそうなったのかというと、実はその敷地のわきを流れておる目黒川...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  委員御指摘のとおり、行政の信頼を確保するためには、その行政が明確なルールに基づく透明かつ公正な行政でなきゃならぬわけであります。  今、委員御指摘のとおり、裁量行政とかあるいは通達行政、こういったものが行政に対する信頼を弱めている...全文を見る
06月04日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第19号
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○国務大臣(松永光君) 法律の理屈を言うつもりはさらさらありませんが、劣後ローンというのは文字どおりほかの債権に劣後するわけでありまして、その意味では日銀特融の方が優先するわけであります。したがいまして、劣後ローンは文字どおり劣後させて、そして日銀特融の方を優先して支払うと。劣後...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、局長心得から話がありましたように、昨年の自主廃業を決定した時点における山一からの報告書によりますというと、約一千億円の資産超過の状況、こうなっておったわけであります。その後、顧客の資産の返還等を最優先し、かつ全国の支店その他を整理するという形で処理を進...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員が今一部の意見としてといいますか別の視点からする意見として、時期的にいってもう少し日本の経済が安定してからやるべきであるという意見があることは私も承知いたしております。  しかし、考えてみますというと、欧米では金融改革というのをもう十年近く前に実行さ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) まず、一般論から言えば、委員に比べれば私はある意味では一世代古い人間であるかもしれません。だけれども、私どもの世代の者から見れば、これは製造業の分野でも金融業の分野でもあるいは流通業の分野でも、できるならば日本の企業は株主のほとんどが日本人だと、そして経営...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これも古い世代の私の物の見方は委員と少し違う点があるかもしれません。  日本という国は、従来から投機と投資との区別が余りつかないで、そして投機的なものはもう絶対やっちゃいかぬとそれぞれの家の家訓になっているような家もたくさんあるんですね、昔は。すなわち、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、委員仰せのような大変な問題を抱えた状況の中で金融ビッグバンを進めていかにゃならぬ、こういうことになっておるわけでありますが、しかしアメリカ、イギリス等欧米の金融改革のときも決して経済が順調な状況ではなかったと私は見ております。例えば、英国は大変な不況下...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員も私も昭和一けただと思うのでありますが、私どもの物の考え方としては、やはり国家というものを考えて、そして実は産業政策を考える場合に常に国家の大方針が一つあって、抽象的であっても結構だからその方針に基づいて産業政策は推進さるべきものと。同じように金融の分...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は委員ほど自由に発言することができない点も実はあるわけなんです。ただ、物の考え方は非常に似ておるというふうに思います。  委員は製造業を例にとられて、特に自動車を例にとられてお話しになりました。あれは実際日本はある意味ではうまくやったと思うんですね。そ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 主税局長が来ていないものですから、あるいは国税庁が来ていないものですから私が概括的なことを申し上げます。  結論から申し上げまして、今までとは違った取り扱いをする、すなわち優遇措置をするということではないわけでございます。一般論からいえば、銀行が民間に貸...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 昨年の十一月の山一に対する日銀特融、これについては日銀の申し出に基づいて大蔵大臣が認可をして、それによって特融が行われたものと、こう思っております。  午前中もお答え申し上げましたとおり、十年三月期決算において二百二十五億円の債務超過状態にあるということ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 御指摘の件は住管機構が旧住専の関係金融機関に対して、すなわち住友銀行に対して民事上の損害賠償訴訟を提起するという方向で準備をしておられるということであります。  紹介者としての責任があるかどうかの判断、これはまさに司法の場で判断されるものと思うのでありま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 銀行の抱える不良債権等の処理について、なかなか本格的な処理がなされてこなかったという点は御指摘のとおりでありまして、そこでこの機会に本格的な不良債権処理がなされるようにいろんな仕組みをつくって処理を進めて、特に銀行の融資対応力を強めていくことによって経済の...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 大蔵省の職員で、残念ながら銀行に対する検査に関する資料を、他に漏らしてはならないのを漏らしたという不祥事、あるいはその関連で接待を受けたという不祥事が出たことはまことに遺憾なことでありました。それをした職員については捜査当局が厳正に捜査をして、そして起訴さ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) みどり銀行が残念ながら債務超過という状態に陥ってしまったということは御指摘のとおりでありまして、大変残念なことだと思います。  ただ、兵庫銀行の破綻、そしてみどり銀行を急遽設立してそれに兵庫銀行の受け皿銀行としての機能を果たさせるという措置をとらざるを得...全文を見る
○国務大臣(松永光君) まず、みどり銀行は破綻した兵庫銀行のすべての資産を引き取ったわけです。引き取る前に兵庫銀行について検査をし、処理策について日銀と協議をして、そして先ほど言ったような震災直後のことである、金融三法がまだ改正されていないときであった……
○国務大臣(松永光君) 経過を申し上げておるわけであります。  すなわち、兵庫銀行に対する検査を平成七年八月にいたしております。その年の十月に新みどり銀行が設立をされた。そして、翌八年一月にみどり銀行は営業を開始したということでありまして、営業を開始して今日までまだ三年にも達し...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今月二十二日に金融監督庁がスタートした後は、大蔵省の方には金融企画局というのができます。これは企画をやる居なんです。特に、金融危機管理あるいは破綻処理に関する企画を担当する局であります。一般的な企画も含めて金融に関する企画をするわけでありまして、監督、検査...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この点は委員も法律に詳しい方でございますから御承知と思いますけれども、恐らく榊原被告としては、起訴されているのは単純収賄なんですね。枉法収賄で起訴されているのじゃありません。したがって、職務に関する接待を受けたというだけで、起訴事実は認めたという結果になる...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、今、政府の一員になっておるわけでありまして、今これは議員立法という話になっておるということでございまして、党の措置だと思うのでありまして、そのことについて私がここであれこれ言うということは適切でないと思いますので……
○国務大臣(松永光君) したがって、今の公務員倫理法、あるいはまた政治家の倫理を守るための法律、これが出ていないことについてのコメントは差し控えさせていただきますが、私個人として何か意見を述べろ、こうおっしゃるのであれば、やはり政治家の倫理、公務員の倫理は厳しく守られるように、必...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員仰せのとおり、課税要件の変更ということであれば私はこれは慎重に考えないかぬ問題だと思いますが、今、答弁もいたしておりますように、従来から債権の放棄について一定の要件のもとに損金として認めるという取り扱いになっておったと。ただ、どういう場合に損金として取...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほど申し上げましたとおり、課税の範囲を縮小するとか、そういったことではないのでありまして、五月二十八日に開かれました政府・与党金融再生トータルプラン推進協議会での協議の結果を中間取りまとめとしてまとめたわけでありますが、その中にも「債権放棄にかかわる税務...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 普通、担保に提供する場合には、債務者またはそれの関係者が債権者に対して担保を提供しますね。債権者、例えば銀行は土地そのものの所有権をとるのじゃなくして抵当権を持つわけですね。  ところが、抵当権を実行しても幾らにもならぬと、はっきり言えば。あるいはまた先...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 国税庁の職員よりも私の方が、弁護士として仕事をしたりしているものですから、一般庶民の立場で考えたりするものですから……  この債権の放棄、そうすると債権がなくなるということでありまして、放棄してもらったということで債務がなくなったというだけのことでありま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) こういうことなんです。  これは私が一人の責任で言うのはどうかと思いますが、トータルプラン推進協議会に出席しておった者として申し上げるわけでありますが、要するに、債権放棄した場合に、どういう条件の場合に損金として認めてもらえるかということが不明確のままだ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 前にも申し上げましたように、公的資金の問題は金融安定緊急措置法に基づいてやっておる点があるわけでありますが、それ以外に新たに公的資金を使うなどということはいたしませんと、こう申し上げておるわけでありますから、税を使っての措置も含めて私はそういったことはしな...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 要介護老人を抱える家庭などの税負担の軽減の問題あるいはまた特別障害者の控除の問題、そういった特別な人的控除、これを充実することによって措置をしているということでありますが、これからもそういう面については十分意を用いて制度的な措置も含めて検討していかなきゃな...全文を見る
○国務大臣(松永光君) ちょっと済みませんが、局長の方に。
○国務大臣(松永光君) 何といいましょうか、私は証券投資、そういったことをしたこともないものですから実感はないわけでありますけれども、問題はどこにあるかというと、要するに元本保証の金融資産じゃないということだと思います。したがって、そういうものの販売については説明責任をきちっと販...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほども申し上げましたように、消費者に供給するといいますか販売するといいますか、その金融商品の基本的な特色はきちっと説明する責任がある、義務があるというふうに思います。そして、消費者の側は納得いくまで話を聞くことでしょう。そして、堅実な生き方をしようとする...全文を見る
○国務大臣(松永光君) ずっと私は申し上げてきたところでありますが、消費者といいますか顧客といいますか、それの保護というのは非常に大事なことだと思います。  それで、今の日本の法体系としては証券業法、あるいはまた銀行法、そういった業法によってある意味では縦割り的に消費者、顧客の...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 金融関連業界にも大きな波が打ち寄せてきたなと。実は、世界的な規制撤廃、自由競争の時代にもう世界が入っておるわけでありますから、それに備えて日本の金融業界というものも、あるいは日本の金融システムというものについても改革をもっと早くすべきことではなかったかなと...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、主税局長が答弁を申し上げましたように、平成九年度の税収の見積もり、ある程度の歳入欠損が出る見通しのようであります。しかし、今の段階でその額を申し上げることはできないわけでありますけれども、そうした事態になったということはまことに残念なことだと思っていま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、委員の方から平成の徳政令みたいなことがあってはいかぬという御指摘でございましたが、私もそうだと思っておりますし、ましてや不良なる債務者に対して何らかの利益を与えるような結果になることはこれは私はあってはならぬことだと、こう思っております。  この問題...全文を見る
○国務大臣(松永光君) ただいま御決議のありました事項につきましては、政府といたしましても御趣旨を踏まえまして配意してまいりたいと存じます。
06月05日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第12号
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○国務大臣(松永光君) 先ほど総理から、特定財源についてはその妥当性について常に吟味していくことが必要という見解が述べられました。全くそうだと思うのであります。  詳細は建設大臣にお聞き願いたいと思うのでありますけれども、日本の道路の整備、先進国の中でまだまだおくれているという...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員、恐縮ですが、私から答弁をさせていただきたいと思います。  今、独立行政法人の話を最後になさいましたけれども、いずれにせよ、この財政法第二十八条第七号が定めておる「国が、出資している主要な法人の資産、負債、損益その他についての前前年度、前年度及び当該...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 現在、二十八条についてもこの法律の精神に基づいて、今までもここに書いてあるような「資産、負債、損益その他についての前前年度、前年度及び当該年度の状況に関する調書」はお出ししておるわけでありますが、この法律の趣旨に基づいて誠意を持ってお出ししている、こういう...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 税の話でございますが、委員も御承知と思いますけれども、所得税について見れば、日本の所得税の課税最低限、これは先進国の中で一番高いところにあるんです、アメリカよりもイギリスよりも。その反面、高所得者に対する税率は世界の中で一番高いというのが日本の所得税課税の...全文を見る
06月08日第142回国会 参議院 経済活性化及び中小企業対策に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(松永光君) 林委員御指摘のように、メーンバンクから貸し渋りを受けている中小企業等が新たな融資を受けることを容易にするべく、信用保証協会の保証制度を拡充し、保証額を倍額にする、そういった措置をとらせていただいたわけでありますし、第三者保証人を原則として徴求しない、あるい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今委員おっしゃいましたように、バブルがはじけた後の日本の経済の落ち込みの下支えをしたのはやはり公共投資あるいは住宅投資であったろうと、こういうふうに思います。この不良債権問題というのは、結局バブル時代に野方図に貸し込んだ、その担保にとった土地が三分の一以下...全文を見る
○国務大臣(松永光君) それが難しいところです。
○国務大臣(松永光君) これは表現の難しいところでありますけれども、大蔵省としては、銀行の力が衰えるようなことをやれと言うわけには絶対まいりません。銀行の体質はやはり強化してもらわなきゃいかぬわけでありまして、それが貸し出し力の増加につながるということなんであります。  個別的...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員のおっしゃったことは、法律で強制するということはいろいろ問題があるような感じがいたしますが、地域との信頼性といいますか、そういった面からそういった状況になることは私は望ましいことだと、こう思っております。  実際問題として地方銀行などは、それぞれの地...全文を見る
06月08日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第13号
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○国務大臣(松永光君) 大蔵という言葉と財務という言葉、どういうふうに解釈するのか、私はそういう文字の解釈についての大した知識はございませんが、その言葉の意味は別といたしまして、今御審議を願っている基本法のもとでは、いわゆる財政と金融の分離、これはもう相当徹底して進むというふうに...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 民間金融機関、これは健全な中小企業などの企業に円滑に資金を供給することが本源的な役割だと、こう認識しております。そして、この機能が十分に果たされることが望ましいわけでありまして、これが果たされることによって我が国経済は順調に発展する、こう思っております。果...全文を見る
○国務大臣(松永光君) いましばらくの間は民間金融機関に対する銀行法に基づく監督、そういったものの権限は大蔵省にあるわけですが、あとしばらくすると金融監督庁に移るわけであります。その間のことではありますけれども、先ほども申したとおり、銀行というものは健全な企業に対しては必要な資金...全文を見る
06月08日第142回国会 参議院 行政監視委員会 第7号
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○国務大臣(松永光君) 大蔵省をめぐる接待問題の概要について御説明申し上げます。  昨年来、金融行政に関連する部局の職員について、民間金融機関との関係において種々の疑惑が指摘され、さらに大臣官房金融検査部等に在職していた職員四名が民間金融機関からの収賄容疑で逮捕されたこと等によ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 我が国の経済が大変厳しい状況の中で、財政政策もあるいは金融に関する行政も非常に重要なときに、それにかかわる大蔵省の職員に起訴された者が四名も出る、それから内部調査の結果、今御説明申し上げましたように多数の処分者を出さざるを得なかったという事態は、まことに残...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 御質問の後段の部分については官房長から御答弁させていただきますが、前半の部分につきましては委員御指摘のとおりでありまして、倫理規程を発出したときの担当責任者である者がその倫理規程を制定、施行された後においても過剰な接待を受けておったという事実が御指摘のとお...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 率直に私の感じたことを申し上げますが、大蔵省の職員が最初に二人、それからしばらくおいて二人逮捕され、そして起訴されたという事態が起こった直後、そして内部調査が相当進んできたような段階のとき、さらにはこの関係で一部の週刊誌等に大蔵省のことが毎回出るような状態...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 人を調査するということは大変難しいことでもありますし、同時にまた非常につらいことでもあります。しかし、与えられた職責である以上、しっかりやってもらわにゃならぬわけでありますが、委員御指摘のように、専門的な捜査官が捜査権という強い権限に基づいて調査する場合あ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) まず、委員もよく御存じのとおり、六月二十二日からは民間金融機関に対する監督、検査の権限はすべて大蔵省から離れまして、新たに総理府のもとに設置される金融監督庁に移ります。その意味では、二十二日以降は民間金融機関に対するいわゆる業者行政という機能は金融監督庁に...全文を見る
○国務大臣(松永光君) たくさんのことについての御発言がありましたので、そのすべてについてお答えできるかどうかわかりませんが、まず竹村先生に申し上げたいんですけれども、官庁の中の官庁とかいう言葉はお互いに使わぬようにしたらいかがでしょうかと私は思うんです。官庁の中の官庁という言葉...全文を見る
○国務大臣(松永光君) それを直していきましょうよ。
○国務大臣(松永光君) いや、こっちは言っていない。
○国務大臣(松永光君) 私は先ほど答弁をしたわけでありますけれども、キャリア全員がしょっちゅう接待漬けの人だったというふうに言われてはちょっと、まじめにやっている人もおるわけでありますから、その点は理解をしていただきたいと思います。大蔵省のキャリアの職員の中でも、今処分を受けたよ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は、懲戒処分はあくまでも国家公務員法に基づく処分だと、こういうふうに思っております。  この倫理規程違反による処分というのは言うなれば大蔵省内部の処分と思うのでありまして、国家公務員法上の処分はあくまでも国家公務員法、あれは八十二条でございましたか、そ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私はこういうふうに理解するわけです。国家公務員法八十二条に懲戒の処分のことが書いてあります。これは、「この法律又はこの法律に基づく命令に違反した場合」、それから「職務上の義務に違反し、又は職務を怠つた場合」、「国民全体の奉仕者たるにふさわしくない非行のあっ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 冒頭の私並びに官房長の御報告、御説明の中にも述べたところでありますけれども、当初は五百五十名ぐらいのところが最終的には千五十名に調査の対象を広げたわけであります。その結果として、大蔵省本省に在職する主要な課長以上は全員調査の対象として調査をいたしました。し...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 資料に基づいて御報告いたしますが、平成五年八月に、これは細川内閣でございますが、大蔵大臣、藤井裕久さんです。それから平成六年四月が、羽田内閣ですが、藤井裕久さんが留任をいたしました。平成六年六月、村山内閣でありますが、大蔵大臣は武村正義さんでした。平成八年...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 大きな事件としては、あれは平成七年でございましたか、中島某、田谷某という人があったわけでございますが、それはそのときにその人たちに対する処分はなされたわけであります。しかし、橋本先生、前任者の責任問題を私がここで発言するのは大変失礼だろうと思って、それは御...全文を見る
○国務大臣(松永光君) その新聞の記事というものがどういういきさつで報道されたのかよく私にはわかりませんけれども、こちらの方の内部調査のための銀行等に対する問い合わせをした時点で判明したことや実際の困難さはどういうことにあったかというと、この接待に関係する銀行等の書類、帳簿は全部...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は私なりに、国家公務員法八十二条による処分関係について比較的経験のある人からの意見も聞き、それから過去の実例、先例も調べた上で、接待を受けたという場合の処分例としては最も重いランクに属するような処分をしたつもりであります。  なお、ほかの省でしたことを...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは委員御存じのとおり、中央省庁等改革基本法が成立させていただいた後において、中央省庁等改革推進本部においてその問題は議論をされて法案ができるものというふうに私は理解しております。その場合に、各省設置法の中でどういうふうな権限の規定のされ方がなされるか、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私は天下りという言葉は余り好きじゃございませんで、転職ですね。転職問題については、今官房長がお答えいたしましたとおり、公務員を長く勤めておった人の一定年齢に達した後の新たな職をどういうふうにして求めるか、あるいは与えるかという公務員全体の転職のあり方という...全文を見る
06月09日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第14号
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○国務大臣(松永光君) 委員が今仰せのとおり、財政構造改革の目標年次を二年間延ばす法律を可決、成立させていただきましたが、実は「財政事情の試算」というので五月十二日に示しておるわけでありますけれども、その結果として目標年次が二年延びましたから、いわゆる要調整額、毎年調整すべき額は...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今行われておる消費税の関係で、軽減税率を入れるべきではないかという御意見でございますが、この点については、今までもいろんな場でさまざまな議論が行われてまいりました。  もし軽減税率を何かの分野で、あるいは何かの物品について入れるとなれば、今度は消費税の納...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 前回も申し上げたことでありますが、国有地は国民共有の貴重な財産という考え方で、まず公用、公共用優先という原則のもとでその有効活用を図ってきたところでありますけれども、公用、公共用の利用が見込まれないものは民間へ積極的に売却する、こういう方針をとっておるわけ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 五月二十五日付で発しましたから、それに基づいて各財務局長から回答があるものというように思っております。
○国務大臣(松永光君) いや、それは私の方で、今御指名をいただきましたから。  公益法人の関係につきましては、委員も御承知と思いますが、平成八年九月に公益法人の設立許可及び指導監督基準というものが閣議決定をされまして、大蔵省としてもその基準にのっとって指導監督に努めております。...全文を見る
06月11日第142回国会 衆議院 予算委員会 第34号
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○松永国務大臣 平成十年度補正予算の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その内容を申し上げます。  最初に、一般会計予算の補正について申し上げます。  まず、歳出の補正について申し上げます。  政府は...全文を見る
○松永国務大臣 具体的な数字は局長から必要に応じて答弁させますが、四月一日以降自由化されたことによって我が国から資金が大幅に移ったか、こういえば、ほとんどと言っていいかしれませんけれども、余り移動は見られていないというのが現状であります。必要ならば数字は局長から答弁させますが。
○松永国務大臣 私どもとしては、今この補正予算の審議をお願いしておるわけでありますが、事業費規模で七兆七千億の公共事業の追加、これはそれ自身需要となってくるわけでありまして、それが波及効果を持って我が国の経済を持ち上げていくものだ、こう思っておりますし、また、特別減税の追加実施四...全文を見る
○松永国務大臣 たくさんのことをおっしゃいましたが、みんなに答えなきゃならぬかどうか。最後のことだけでよろしゅうございますか。  ちょっとその前のことも申し上げますが、日本の企業の資本利益率が諸外国に比べて相当低い水準にあるということは、委員御指摘のとおりだと思います。そこでど...全文を見る
○松永国務大臣 表現の仕方がいろいろあるわけでありますが、要するに、破綻先債権、それから延滞債権、そしてリスク管理債権、こういうふうな種類になっておるわけでありますが、最後のリスク管理債権というものについては、そのすべてが不良になるというわけじゃないわけでありまして、管理を十分や...全文を見る
○松永国務大臣 その問題につきましては委員も中心になって知恵を出していただいて、そしてトータルプランというものが党を中心にして作成され、それを政府も受けて、数回にわたる議論を進めてきておるわけであります。幾つかの施策を取りまとめて、できるものから先に実行していくわけでありますが、...全文を見る
○松永国務大臣 金融機関の自己査定に基づく公表というものは、これは真実に基づいているものだというふうに理解をした上で行政は進めていかなければ、はなから不信感を持って行政を進めていくわけにはまいらぬ。しかし、委員御指摘のとおり、チェックしていくことは、六月二十二日以降は金融監督庁の...全文を見る
○松永国務大臣 先般の基本通達の改正といいますか、それについて国民の間に誤解があってはいけませんので、この際基本的なことを申し上げておきますが、委員よく御承知のとおり、債権というものは、従来、一般的に言えば、相手が破産した場合、あるいは和議に入った場合、あるいは強制執行したけれど...全文を見る
○松永国務大臣 減税論議の話でございますが、委員も今申されたとおり、アメリカの関係者その他から盛んに恒久減税の話がかつて出ておったことは事実であります。私も、G7の蔵相会議で最初のうちは随分言われたわけでありますが、二度目、三度目になりますというと、日本の所得税課税がそうなってい...全文を見る
○松永国務大臣 今の税に関する議論を拝聴させていただきました。いずれにせよ、党税調、政府税調でそういった問題も含めて議論がなされるものと思いますが、私自身もしっかり勉強していきたい、こう思っております。
○松永国務大臣 委員仰せのとおり、先般のAPECの蔵相会議の席で、我が国としては円の国際化に向けて着実に進んでいく方針だという私どもの姿勢を表明したわけであります。  その背景にあるものは、委員今御指摘になりましたように、去年の夏以降のアジアの通貨危機等々が、余りにもドルに依存...全文を見る
○松永国務大臣 円の国際化を推進していく上で非常に大きな問題の一つが今委員御指摘の問題であると思います。これもしっかりひとつプロジェクトチームで検討してもらって、そして国際化に向けて前進できるようにやっていかにゃならぬ、こう思っておるところでございます。
○松永国務大臣 幅広いたくさんの質問がございました。  その前に、私は渡辺美智雄先生からいろいろ生前御指導をいただいた者なのでありますが、恐らく泉下に眠る渡辺先生も、おお、喜美はこれほど立派な政治家になりつつあるかというわけで喜んでいらっしゃるだろうというふうに思います。  ...全文を見る
○松永国務大臣 今回の特別減税の効果を、より効果あらしめるためにどういうことをしたらいいのかという点についての御質問であったと思います。  まず第一は、減税の効果を速やかに納税者に届くようにという考え方で、税額控除制度というので一遍にその効果を届けさせようとしたわけでありますが...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  数字は、今おっしゃったとおりであります。
○松永国務大臣 今我が党であるいは政府で検討している問題については、今総理からお答えがありましたが、もし委員の指摘が、先般発出いたしました法人税に関する基本通達の改正についての話でありますならば、これも業種を指定しての通達じゃございません。  債権者が債務者に対してどれだけ請求...全文を見る
○松永国務大臣 銀行が不良債権を放棄した場合には、実は貸出債権が減るわけですね、不良債権がバランスシートから消えます。その意味では、銀行の貸し出し分が、いわゆる自己資本比率からいけば分母が減ることになりますね。同時にまた、引当金と……(菅(直)委員「わかっているの、こんなこと答え...全文を見る
○松永国務大臣 委員は相当誤解していらっしゃると思うのです。  先ほど銀行局長、引き当てしてあるのが六〇%、七〇%と言いましたけれども、どういうことかというと、破綻してしまった相手に対する債権については、これは大体一〇〇%引き当てですよ。問題は、相手、貸し出し先の会社について相...全文を見る
○松永国務大臣 お答えいたします。  前々回でしたか、ちょっと私は言い直したつもりですが。具体的な数字については考えていないと言ったのであって、何にも考えていないとは申し上げなかったつもりなんです。それは岡田さん、ひとつ、そういうふうに発言したわけでありますから、それはそうして...全文を見る
○松永国務大臣 景気が順調に回復軌道に乗っていくという願いを込めての今度の景気対策でありますから、したがって、それを前提にして十一年度の公共事業関係予算は組まざるを得ない、こういうことなんです。
○松永国務大臣 委員、最初に総理に向けて質問されたものですから、総理の答弁は要らないのですね。  それじゃ、今の委員の質問に対して答弁いたします。  御指摘のありましたように、先般、日銀法第五十八条に基づいて日銀から報告書が提出をされたわけですが、その報告書によりますと、日銀...全文を見る
○松永国務大臣 先般、大蔵省で出した、国税庁ですけれども、法人税法に関する基本通達の改正通達をしたわけでありますが、これは条文を読んでみればわかることでありますけれども、要するに、従来から一定の合理性がある場合に損金として認めておった事柄を、通達の解釈上明確でなかった点がありまし...全文を見る
○松永国務大臣 先ほども委員の方から先に申されたのだけれども、少なくとも具体的な事実としていろいろな資料にあらわれてきたのは、平成十年度の予算を編成し提出した後に明確な資料としてあらわれてまいりました。このことは二十九条によって補正予算を編成できる理由になる、こういうふうに申し上...全文を見る
○松永国務大臣 都市銀行、長期信用銀行、信託銀行の九三年三月期から九八年三月期までの六年間の貸出金償却額の累計は、これはいわゆる直接償却のことですよ、これは四兆三千九百億円。また、先ほど委員の言われた間接償却の累計は十八兆五千七百億となっております。
○松永国務大臣 これは、委員御承知のように、銀行であろうと普通の会社であろうと、債権者が債務者に対して請求できる債権について、相手が破産した場合にはこれは損金になるわな、何としてもとれないのだから。あるいは、強制執行してみた、しかし全くとれなかった、これが損金であることは委員もお...全文を見る
○松永国務大臣 木島さんはわかっておって質問していらっしゃるのではないかと思うのですが、すなわち、ゼネコン、支払い能力がある者に対して債権放棄したとして、それが何で、法的にいって、民法の原則からいって、損金として認定してもらえるんですか。  強制執行してみても取れそうもない、あ...全文を見る
○松永国務大臣 答弁の前にちょっと申し上げますが、先ほど言ったように、ゼネコンのための云々というのは、全くこれはいわれなき非難ですから。実際上、損金と認めるべき場合にのみ合理的に判断をして損金に認める、こういうことなんです。だから、ゼネコンのように堂々とやっているところに損金の計...全文を見る
○松永国務大臣 倒産件数がふえておるということはまことに残念なことでありますが、そのすべてが貸し渋りによる倒産と見るのは、これは事実と違うんじゃないでしょうか。貸し渋りというのはあってはならぬことでありますので、私自身も銀行の代表を呼んで、貸すことのできる企業に対して貸し出しをし...全文を見る
06月12日第142回国会 衆議院 予算委員会 第35号
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○松永国務大臣 その点について私は直接的に申し上げるわけにはまいりませんけれども、日本の国内の企業からすれば、業種によってプラスに作用する業種もあればマイナスに作用する業種もあると思いますが、問題は為替相場が安定することが一番大事なことだというふうに思っております。急激な相場の変...全文を見る
○松永国務大臣 委員御指摘のように、強い懸念を持っておるところであります。行き過ぎた円安については、時によって断固たる措置をとるという強い意思は持っております。  この問題につきましては、四月のワシントンで行われたG7の会合で、G7の合意文書の中にも出ているところでありますが、...全文を見る
○松永国務大臣 ルービン長官の発言は発言として、私どもとしては、現在の日本の経済的な諸条件、なるほど今景気は低迷しておるわけでありますけれども、我が国の持っておる輸出競争力あるいは外貨準備高、その他我が国の経済的な条件が、急激に円安を招くほど弱いようなものではない、こういうふうに...全文を見る
○松永国務大臣 六月十日に行われたG7Dの会合の話だと思うのでありますが、これは、世界経済に関するさまざまな問題についての意見交換であったわけであります。そして、ロシア経済については外に出ておる話になっておるわけでありますが、そのほかの問題につきましても、いろいろ議論がなされたわ...全文を見る
○松永国務大臣 この問題は、先ほど私が申したことに尽きるわけでありまして、強い懸念を持っておるということ、それからまた、行き過ぎた円安については、このG7の合意を踏まえながら、断固たる措置をとることは常に用意しておるわけであります。これをとりますよ、とりますよということを言うこと...全文を見る
○松永国務大臣 当然のことながら、財務官から話を聞き、それに基づいて財務官はいろいろ行動しておるということだけは申し上げておきます。
○松永国務大臣 今の段階で、とったとかとっていないとかと言うわけにはいきませんけれども、必要な場合には連絡をとることになろうかと思っております。
○松永国務大臣 基本的に、私は委員とそう認識は違わぬと思いますけれども。  不良債権、不良債権と言いますけれども、中身は三つぐらいに分かれるわけですね。いわゆる回収不能債権、これが不良債権であることは間違いありません。その次は、重大な懸念がある。取り立てに相当苦労をするというも...全文を見る
06月15日第142回国会 衆議院 予算委員会 第36号
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○松永国務大臣 ダイオキシン対策の重要性、それは、委員と同じ認識を私は持っております。  しかも、ことしになりましてから、特に四月以降あちらこちらでの調査の結果も出てきておりまして、これは緊要、緊急を要する大事な対策事業という考え方のもとに、補正予算の中で委員御指摘のように、追...全文を見る
○松永国務大臣 今までの経過は委員御指摘のとおりだと思います。  まず第一に、大蔵省の役人が旧兵庫銀行に行ったということなんでありますが、これはよく聞いてみますというと、この銀行は長谷川さんという人がワンマン社長でやっておったようでありまして、それがバブル時代等を含めて、放漫経...全文を見る
○松永国務大臣 そこでこれをどうするか。もしそういう事態になれば、その地域の預金者に対して非常な不安を与えることになりはせぬか。同時にまた、震災からの復興のために資金の融資もしていかなければならぬわけでありまして、そういったことから、その時点でこの兵庫銀行をつぶしてしまうというこ...全文を見る
○松永国務大臣 みどり銀行を設立する場合の出資金の話でございますが、これは先ほども申し上げましたけれども、阪神・淡路大震災が起こって一年もたたない時期において、何としてでもあの地域の経済的な混乱を最小限に食いとめなければならない、それから、受け皿銀行をつくって、そこに預金も引き継...全文を見る
○松永国務大臣 今委員のおっしゃったような事業も、国民の福祉の向上につながるものというふうに私自身は思いますけれども、ただ、今回の補正予算は、極めて限られた財源、特に建設公債を発行しての事業が中心でございましたので、建設公債の発行対象事業については、財源の関係からいって実行するこ...全文を見る
○松永国務大臣 委員もよく御承知のとおり、公定歩合の操作等々は独立性を持った日本銀行の所管事項でありますので、私の方からいろいろ言うことは差し控えさせていただきますけれども、いずれにせよ、日本銀行においては、景気の動向や金融市場の状況など内外の経済情勢を注視されて適切な対応がなさ...全文を見る
○松永国務大臣 バブル時代に銀行その他金融機関が、何といいましょうか、十分な審査等もせずに、気軽にといいましょうか、野方図にといいましょうか、そういう感じの融資をしておったんじゃないかという説があることは、私もよく承知いたしております。
○松永国務大臣 いわゆるゼネコンにしろ、あるいは銀行等の金融機関にしろ、何といいましょうか、節度を欠いたといいましょうか、そういう融資をしたり、あるいは融資を受けて、すぐ利用するような土地でもないのにそれを買ったりしたことのそのことによる、そのゼネコンあるいはその金融機関が多額の...全文を見る
○松永国務大臣 今、日本の経済の回復を阻害しておる要因の一つとして、銀行等金融機関の実は貸し渋りといいますか、資金を必要とする企業に思い切った融資をしないということがその原因の一つと言われております。この委員会でもしばしば御党の委員から、強くあるいは厳しく銀行等の貸し渋りを非難し...全文を見る
○松永国務大臣 私から総論的な部分をお答えさせていただきます。  九年度の決算において歳入欠陥があるのじゃないか、大きくあるのじゃないかという御指摘でございますが、御存じのとおり、九年度の税収実績が、現在、四月末税収までしか判明しておりません。また、税外収入や不用額についても判...全文を見る
○松永国務大臣 委員のおっしゃることは、九年度に相当額の歳入不足が生じた場合にどう措置をするのかという趣旨であろうかと思いますが、その前に、もう一つは、十年度のことにつきまして、不良債権の実質処理というものが進み、その過程で債権放棄したものについて損金としてそれを認めるということ...全文を見る
○松永国務大臣 これは、実際やってみた場合にどういう形になっていくのか、方式その他についてはもう間もなく最終的に決まることだと思いますけれども、基本的な考え方を申し上げますと、何人から見ても、もうこの債務者からは一銭もとれないという状態というのは、破産をして、破産をかけて、会社な...全文を見る
○松永国務大臣 今、護送船団方式と言われましたけれども、不良債権をたくさん抱えている銀行等は、みずからも不良債権の早期処理を図りたいという気持ちをお持ちだと私は思います。あくまでも銀行なら銀行自身の自主的な判断で、そしてこういう措置を進めていきたいということなんでありまして、国の...全文を見る
○松永国務大臣 その債務を免除して、債権者の側からいえば債権放棄、債務者側からいえば免除という形になるんでしょう。その場合に、その債務者にまだ相当の資産がある場合にはそういうことはないんですよ。実際上とろうとしてもほとんどとれないという場合の話でありますから。その企業を、大きな企...全文を見る
○松永国務大臣 破産の場合についていえば、委員御指摘のように何もかにもなくなってしまうということでありますが、しかし債務超過であっても、そこにはたくさんの人が働いておるかもしれません。だから、結局は望ましいのはやはり和議なんでありますけれども、和議でやっていけば、実はそこに働いて...全文を見る
○松永国務大臣 今言ったようなことをする前提として、モラルハザードが起こらぬようにということになっていることは当然のことです。したがいまして、多額の不良債務を抱えている者が得をするようなことは、これは許されることではない、こう思っております。
06月16日第142回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○国務大臣(松永光君) 平成十年度補正予算の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その内容を申し上げます。  最初に、一般会計予算の補正について申し上げます。  まず、歳出の補正について申し上げます。 ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 四月分までの税収の状況については、主税局長から今報告、答弁をさせていただきました。五月分の税収につきましては、それが最終的にわかるのはまだ来月にずれ込むと思うのでありますが、いずれにせよ、さような状況でありますので、現段階では具体的な数字については確たるこ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 九年度関係でいえば、先ほど申したとおり、五月分の税収を見きわめなきゃならぬわけでありますが、同時に不用額がどれほど立ったのか、税外収入がどれだけあるのかということもあるわけでございまして、それらが見通せる段階になってからの九年度の処置だろう、こういうふうに...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今、日銀総裁から政府短期証券の扱いの問題についての御答弁がございました。  現状ではほとんど日銀引き受けでお願いしておるわけでありますが、これをどうすべきかという点は、現在のところ支障はないと言われておるわけでありますけれども、しかしこの政府短期証券のあ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 総理がしばしばおっしゃっておるように、我が国の経済の中で金融機関の強さという点がアメリカ等に比べれば少し弱いのかな、そこで金融部門の強さを取り戻さなきゃならぬ。そのためには金融機関の抱えている不良債権の本格的な処理をスピーディーにやる必要がある。それをすれ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員御指摘のように、スピーディーにやって、そして国民の期待にこたえなきゃならぬ、こう思っております。  いずれにせよ、不良債権には担保がついているわけです。その担保の土地が寝たままになっている、そういったものの活用も図らなきゃならぬ、そういったことにも資...全文を見る
○国務大臣(松永光君) これは正確に申し上げたいと思います。  補助金適正化法第十条第一項において、各省庁の長は、補助金等の交付の決定をしたときは、当該交付の決定に係る事業等の執行が済んでいない部分に限って補助金の交付の決定を取り消すことができる、こういうふうに定められておりま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員御指摘のように、既に大部分を実施した二月、三月の分二兆円弱、それから今度実施する分、せっかくやっておるわけでありますけれども、減税がなされたんだ、自分の実質所得はこれだけふえたんだという実感が一〇〇%納税者に行っているかといえば、必ずしもそうでないとい...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 所得税と、それから住民税を一緒につき合っていただいた形で実行したことについての御意見だと思うのでありますが、要するに景気対策上の効果を一挙に上げたいということが一つ。それがまた、今度納税者側からすれば、いずれも自分の所得に対する課税だと、所得税そして住民税...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  現在の状況でありますが、最終需要の停滞が生産や雇用等実体経済全体に及んでおりまして景気は停滞しておる、そして厳しい状況にあるというふうに認識しております。
○国務大臣(松永光君) 厳しい情勢でありますから、これに対して速やかな対策を打たなきゃならぬということで、特別減税を実施することにし、かつ総事業費十六兆を超す今回の経済対策を実行させていただく。そのために、今御審議を願っておる補正予算を速やかに成立させていただきましたならば、直ち...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この点につきましては、これは別の委員でございましたけれども前にもお答えしたことがございましたが、要するに昨年の秋以降、大きな金融機関の破綻あるいはアジアの金融危機、通貨危機、こういったものがことしになりまして具体的な数字としてあらわれてきた。  そういう...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 為替レートの問題でありますが、今、委員御指摘のとおり、二年半前あるいは三年前当時は、円高に対してどう対応するかということで大変な苦労、努力を政府はしてきたわけであります。  今度は、急激な円安に対してどう対応するかということで今苦慮しているところでありま...全文を見る
○国務大臣(松永光君) さらに円安が進むとか直るとか、そういったことをこの場で私が言うことは適切でありませんので、具体的な相場についての発言は控えさせていただきますが、いずれにせよ為替レートの急激な変動、その国の経済ファンダメンタルズと乖離したような動き、こういったものは好ましく...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 午前中にもこの問題については御議論がありました。要するに奇策はない、あるいはあるという話がありましたが、結論からいえば奇策はなかなかないのが事実でありますが、我が国の経済の底力は決してそう弱いものではないわけであります。  現在は、景気の状況は大変厳しゅ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この前も申し上げたことなのでありますが、ここの委員会の少し前の時間帯に。  四月分ははっきりわかったわけでありますが、これから五月分に期待をしておるところでありますけれども、しかし趨勢からいって、残念なことでありますけれども、補正後の予定しておる税収の額...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 税の仕組みは、特別減税を除けば、標準世帯で三百六十一万以上の所得のある人については所得税がかかります。その場合に、日本の場合は一〇%でございます。アメリカの場合は、先ほど総理から話がありましたけれども、二百四十五万からかかりますが、一五%です。英国の場合は...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 新しい税負担をお願いするというんじゃなくして、先ほどお話し申し上げたとおり、特別減税分を除けば今私が申し上げたような仕組みになっております、こう申し上げておるわけであります。  なお、税というのは国民に対するサービスを提供する国の大切な財源でありますから...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今御審議を願っておる補正予算、当然のことでありますが財政法二十九条第一号の規定を厳正に判断し適用して編成をさせていただき、それで現在我が国が置かれておる経済状況を考えますと、一日も早く審議を遂げて成立をさせていただいて、そして速やかに実行することが極めて重...全文を見る
○国務大臣(松永光君) そのとおりでございます。
○国務大臣(松永光君) 国会に提出させていただきました案件の審議、これは国会でお決めになることでございますから、政府の私からあれこれ言うわけにはまいりません。
○国務大臣(松永光君) 先ほど主計局長も申し上げましたけれども、現在の厳しいこの経済情勢を一日も早く克服して日本の経済を順調に景気回復軌道に乗せるために総合経済対策を決定したわけでありますが、その中で六兆円を超える社会資本の整備、公共事業の追加、それと特別減税、こうなったわけであ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 十一年度の予算の編成の問題は、具体的な編成作業は八月以降暮れまでの間に入るわけでありますが、その状態における我が国の経済の状況、あらゆる事情をよく審査いたしまして、そして財政構造改革法の規定を守った上で編成していく、こういうことになるわけであります。  ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) お答えいたします。  ルービン米財務長官から委員が今申されたようなことを大蔵省あるいは日本政府が要請を受けたという事実は全くございません。  日本の税制その他につきましては、我々が、日本政府が自主的に決めていくことでありまして、よその国の人たちの要請と...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 消費税を三%に引き下げるべしという話でございますが、消費税を二%上げたときのいきさつは御存じと思いますけれども、少子・高齢化社会を考え、かつその前に先行した所得税減税等、それに見合うものでもあるから二%上げたわけであります。なお、そのうちの一%は地方の財源...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 私どもと委員とは考え方が違うようであります。
06月17日第142回国会 参議院 予算委員会 第21号
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○国務大臣(松永光君) 委員もよく御理解願っていることと思いますけれども、我が国が急速に少子・高齢化社会に入っていく、それを前提に二十一世紀を眺めてみますというと、二十一世紀の我が国が安心できる豊かな福祉社会でなきゃなりませんし、それを構築していかなきゃなりません。一方、経済活動...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 本予算であろうが補正予算であろうが、公共事業のあるべき姿というのはむだを省き、真に国民にとって必要な分野に重点を置いた形での公共事業の予算でなきゃならぬというふうに思います。その見地から、十年度の当初予算におきましても、ダム等十数カ所休止または中止をすると...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 九年度当初予算、十年度当初予算、そして今度の補正予算、その間の公共事業費等の推移は委員の今おっしゃったとおりであります。  今回の措置は、現在の経済情勢、景気の動向等を考えますと速やかな景気対策をやらなきゃならない、そういう特別な事情に基づいて、特別の措...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 景気対策を速やかにやらなきゃならぬという必要性に基づいて、景気浮揚のために必要にしてかつ十分な補正予算を編成したわけであります。これによって何としてでも景気が速やかな回復基調に乗るようにしていかなきゃならぬ、そういう考え方で編成をしたものでありますが、緊急...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 為替相場につきましては強い懸念を持っていつも対処しておるわけでありますが、具体的な対処の中身というものは、事柄の性質上明らかにすることは差し控えさせていただきたいんです。
○国務大臣(松永光君) 基本的に申し上げますと、委員もよく御承知のとおり、なぜ円安が進んでおるのかということでありますが、これは私どもとしては、日本の経済の基本的な諸条件についての市場の行き過ぎた悲観論、これがあるんじゃなかろうかと思います。  これは弱い面と強い面があるわけで...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 先ほども申し上げておりますように、日本の景気の問題と銀行の不良債権問題を除けば、我が国の経済の基礎的な条件というものは決して弱いものじゃない。その弱い点を速やかに解決するような措置をやっていくということが実は最も大切なことであるわけです。  当面のことに...全文を見る
○国務大臣(松永光君) ずっと古いことならば言うことも差し支えないかもしれませんけれども、最近の事柄につきましては、これは大蔵大臣経験者の委員は御承知と思いますが、具体的な手法というか手口というか、そういったものにつきましては諸外国とも明らかにしないというのがこの問題についての対...全文を見る
○国務大臣(松永光君) この点につきましては、G7の会合でG7の国々の蔵相及び中央銀行総裁の意思は大体同じになっておるわけであります。  すなわち、為替レートというものは経済ファンダメンタルズを反映すべきものであって、過度な変動、そしてファンダメンタルズを乖離するようなもの、こ...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 今回の社会資本整備関係の予算でございますが、これはたびたび申し上げておるとおりでありますけれども、公共事業の執行というものが需要創出効果を速やかにあらわすという見地から景気対策として補正予算で追加実施することになったわけでありますけれども、同時に、執行する...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 委員が今申されたことを私は否定する気持ちはさらさらありませんが、公共事業を執行する場合には、まずむだのないようにコストの削減それから費用対効果、そういった面に十分配意をした形での公共事業の策定であり執行でなきゃならぬというふうに思います。  同時にまた、...全文を見る
○国務大臣(松永光君) せっかく編成をした公共事業関係予算について、その予算を執行することによってある程度の期間利用できる、そういう社会資本がこれによってこれだけ形成されるという説明をもう少し明確にするべきであるという委員の御指摘であるとすれば、私は全く同感であります。今までやや...全文を見る
○国務大臣(松永光君) 大きな金融機関、すなわち銀行の中で破綻に瀕しているようなものはない、こう承知しております。
○国務大臣(松永光君) 現段階においてはそのような心配のある銀行はない、こう承知しております。
○国務大臣(松永光君) 委員の属する党の御意見は前から聞いております。  私たちとしては、現在の厳しい経済、景気の情勢、これから速やかに抜け出して景気を回復軌道に乗せるためには、一日も早く減税の効果が及ぶような特別減税を実施し、かつ将来を展望して、後世代の人が整備してくれておい...全文を見る