松浪健四郎

まつなみけんしろう



当選回数回

松浪健四郎の1997年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第140回国会 衆議院 予算委員会 第13号
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○松浪委員 松浪健四郎でございます。  初めての通常国会でこうして質問させていただけることを大変光栄に存じます。国民の皆様に厚くお礼を申し上げたいと思います。よろしくお願いいたします。大して度胸がございませんので、こちこちになっておりますので、思うように質問できるかどうか、それ...全文を見る
○松浪委員 今私は防衛庁長官にお話を伺ったので、運輸大臣に話を聞いたんじゃないのです。  なぜそんなことを申すのかと申しますと、実は、油が流れ着いた一帯は、福井県から能登半島にかけて原発銀座と言われています。もし仮に大量の重油が原発銀座に流れていたらどうなるのか、そのことをちょ...全文を見る
○松浪委員 実は私は戦後生まれで、直接戦争を知る者ではございません。しかし、長い間、実は米ソ冷戦構造下のアフガニスタンにおりまして、ソ連軍の軍事侵攻、それ以前からそれを目の当たりにしてまいりました。戦争というのはいきなりドンパチが始まらないのです。国民にどのようにして不安を募らせ...全文を見る
○松浪委員 私は、防衛庁長官にお尋ねしたのは、どんな教訓を得たかということを聞いたのです。何をしたかというのじゃないのです。
○松浪委員 どんな教訓を得たか。つまり、この国はあの一帯に油を流されたとしたならば怖いなということを、これを物すごく我々も痛感したし、防衛庁もそのことを物すごく痛感してくれただろう。同時に、現在の原子力発電は、海水でもって蒸気を冷やして水にする。細管というわずか二センチの管に海水...全文を見る
○松浪委員 今長官がおっしゃられたように、新しい時代というのは、私たちの自然環境、これをも守るということを私はこの指針の見直しの中で十分に認識していただきたいなという要望をし、そのことを防衛庁長官も触れられたわけでございます。  そこで、その「「指針」の見直しの主な研究・協議事...全文を見る
○松浪委員 長官から前向きな答弁を賜りました。  いずれにしましても、「新しい時代における日米防衛協力のあり方について内外に明らかにする。」このようにこのメモではうたわれておるわけでございますので、やはり私たちは、自然環境のために、この日米安保条約、これも大切なものとしてお願い...全文を見る
○松浪委員 この事故は一月の二日に起こりました。そして直ちに、午前十時五十七分ごろ、海上保安庁から、海難の概要そして海上保安庁の対応等の報告を運輸大臣が受けられております。そして二時ごろ、乗組員三十一名を救助したこと、そしてこの船の船首部分が漂流していること、及びその付近に油が流...全文を見る
○松浪委員 ここにも新聞記者の皆さんがいらっしゃいますけれども、物を書こうと思えば、五W一H、だれがどこでいつ何をどうして、これを知らなければ文章を書くことはできません。  そこで、人命のとうとさ、そしてその救助を優先しなければならない、これは他言をまつまでもありませんし、立派...全文を見る
○松浪委員 油といいましてもいろんな種類の油があるわけです。一般的には白物と呼ばれるものと黒物というものがあります。どっちだったんですか。
○松浪委員 しかし、黒物であるということはわかったわけですね。
○松浪委員 実は、そのことにこだわりますのは、タンカーだから油だ、これは見たらわかるわけです、だれだって。別の知識、深い知識は必要としません。軽油やガソリンは白物と呼ばれ、きらきら海面を光らせるだけですけれども、重油あるいは原油というものは黒物と呼ばれて、一目瞭然なんです。  ...全文を見る
○松浪委員 海上保安庁長官にお尋ねします。  黒物であった。原油か重油かわからないが黒物だ。黒物だと何時間で除去しなければ大変なことになるんですか。
○松浪委員 日本海は一月二日だけ荒れたんではありません。冬の日本海は季節風があって、冬場は、もちろん一月二日は季節風の強い日であったのは事実でしょう。風が強かった、波が高かった、だからできなかったといえば、冬場で重油が、原油が流出したならば、この国はお手上げということですか、海上...全文を見る
○松浪委員 実は、海上保安庁は一生懸命努力されたことは十分に承知をしております。ただ、気になっていることは、総理の答弁の中に、荒天と同時に公海上であったという答弁がございました。そこで、もしかしたならば、単に天気が悪かったからいわゆる初動がおくれたと言われているわけですが、ほかの...全文を見る
○松浪委員 これは旗国主義に基づいて、つまり、その船を持っている、所有する国が統括権がある。もちろん沿岸国である日本にもあるわけですが、日本はこの国連海洋法条約に署名、締結しておるわけでございますが、実はロシアは署名はしておるけれども締結はしていない。したがって、この条約に締結し...全文を見る
○松浪委員 ならば、海上保安庁、よくやっているのです。そして立派なものをつくられています。そして、この事故は防ごうと思ったら防げたのです。なぜそこまで言うかというと、海上保安庁のつくった山陰沿岸・若狭湾海域排出油防除計画の一番最後を読みますと、北朝鮮の船、中国の船、韓国の船、ロシ...全文を見る
○松浪委員 今回の事故は、国連海洋法条約発効のもとでの日本での初めての大規模な海洋汚染事故でありました。恐らく海上保安庁も運輸省も外務省もまごついたであろう。そして、その船はロシア船籍であったということ、これが一層拍車をかけたのではないのか。  そして、海上保安庁はこの立派な計...全文を見る
○松浪委員 この防除計画は立派だ。そして、その中に訓練のことについても書かれてあります。そして、この種の事故はおおむね特殊法人の海上災害防止センターに頼っています。ここでは訓練をやっているのです。立派なプログラムです。  海上保安庁からこの訓練に昨年何人出られましたか。
○松浪委員 長官、センターに電話で聞いてください。昨年は、地方自治体それから海上保安庁の人は、悲しいかなだれ一人出ておりません。立派なプログラムでありながら、出たのは各種の石油業界の人たちである。それも、無理して、難儀して、電話をかけて、せっかくのプログラムですから少々お金はかか...全文を見る
○松浪委員 国土庁長官には必要以上の御親切な、御丁寧な答弁を賜りましたけれども、実は、亡くなられた人が全員ボランティアであったのかなかったのか。もうお聞きしませんけれども、一部漁民の皆さん方は日当が出ておる。多くの人々はボランティアであるけれども、日当の出ている人たちもいらっしゃ...全文を見る
○松浪委員 もうそんなの報告していただかなくて結構です。  目やのどに痛み、二百人作業に参加されたうちの三十人の方は症状を訴えられました。しかも、目やのどに後遺症が出た。これは環境庁の調査中間報告書によれば、九十五人のうち三十人、三人に一人が大変な後遺症で苦しまれたのです。長官...全文を見る
○松浪委員 それを採取すれば調査できるんじゃないですか。検査できるんじゃないですか。聞かなきゃわからないんですか。環境庁の技術というのはその程度なんですか。
○松浪委員 いずれにいたしましても、ボランティアの人たちの健康管理には最善を尽くさなければならない。私たち新進党は、手前みそになりますけれども、とにかくマスクを送ろうということで、議員が募金をし、そしてマスクを送らせていただきました。そして、そのことも今やっておりますけれども、ボ...全文を見る
○松浪委員 僕も余り頭ええことありませんけれども、答えになっていないんですね。  環境庁は、今度のオイルの流出事故でタッチしているというのは、水質保全局の海洋汚染・廃棄物対策室ですね。ここ一つだけなんですよ。ところが、アメリカのEPAは、実は七つもの局が、海に油が流出した、あら...全文を見る
○松浪委員 日本の環境庁の組織の中に国際協力というセクションはあるのかないのか、この組織図ではわかりませんけれども、アメリカの環境保護庁の組織図には国際活動局という局があって、世界じゅうの地域で何かが起こったときに協力をしなければいけない、協力するというセクションがあるんです。そ...全文を見る
03月03日第140回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○松浪分科員 松浪健四郎でございます。  こうして質問の機会を与えていただきましたことを心から感謝申し上げます。  私の名前は松浪と申しますけれども、実は東京や関東地域ではそれほどなじみのある名字だとは思いませんけれども、私の故郷には松浪を初め松谷、松下、松浦、松のつく名字が...全文を見る
○松浪分科員 おっしゃるとおり高いのです。このことは何を意味しておるかと申しますと、地域住民、沿岸に住む人たちが空港に渡るのにお金がかかるということでございます。つまり、空港会社の持っている連絡橋を渡るのに、普通車で千七百円、一時間の駐車料金が六百円、プラスラーメン代ということで...全文を見る
○松浪分科員 その六百二十二億の中に、連絡橋通行料として幾ら入ったかということをお聞きしているのですが。
○松浪分科員 後日資料をいただきたいと思いますけれども、いずれにしましても、この通行料の収入は私はかなりあるのではないのか、このように思っております。  そして、本年の四月一日から消費税が三%から五%になることによって、この通行料が普通車千七百円から千七百三十円というふうに値上...全文を見る
○松浪分科員 いずれにいたしましても、押すな押すなの盛況でありました。  そして、クリスマス前から空港会社はいろいろな企画をなさいまして、物すごい立派な飾りつけもし、ああ本当にクリスマスがやってきたな、これだけのデコレーションを一生懸命やられて、そして割引も行い、多くの人が押し...全文を見る
○松浪分科員 いずれにいたしましても、「ラピート」が六十本、「はるか」が六十本走るわけでございまして、騒音は「ラピート」が八十六デシベル、そして「はるか」は八十七デシベル、この数字は、新幹線鉄道騒音に係る環境基準の七十デシベルを超えております。防音壁をつくるかロングレール化するか...全文を見る
○松浪分科員 とにかく共存共栄していく空港でなければなりません。三点セットの重み、これを十分に認識していただいて二期工事にかかっていただきたい、このようにお願いしておきます。  そこで、問題になっておりますことは、飛行ルートの問題であります。  平成四年九月から十一月にかけて...全文を見る
○松浪分科員 この飛行ルートは大変な問題であろうかと思いますけれども、研究に研究を重ね、そして地域の関係市町と協議を重ねられ、そして最善の策をとられますよう心からお願い申し上げます。細かいことにつきましてはいずれ運輸委員会なりで御質問させていただきたい、このように思います。  ...全文を見る
○松浪分科員 運輸大臣の積極的な御答弁に心からお礼を申し上げます。いずれにいたしましても、地域社会の人々は、経済的波及効果のみならず、夢を持ちたいし、そしてその橋が大きな影響を与えるということ、これを理解していただいたことにお礼を申し上げます。  同時に、海岸が埋め立てられまし...全文を見る
○松浪分科員 ありがとうございます。  いずれにしましても、空港ができたことによって二市一町は税の収入を大幅にふやすことができました。ところが、近辺でありながら税の恩恵を受けることができないという町がございます。例えば熊取町という町などはその典型的な町でございますけれども、そう...全文を見る
○松浪分科員 お願いしたいのは、これは和歌山と結ぶ大変重要な国道でございますので、近畿地区においては最重点道路工事として位置づけしていただけるかどうか、このこともあわせてお聞きしたいと思います。
○松浪分科員 その重点というのは最重点ととら  えてよろしいでしょうか。
○松浪分科員 ありがとうございます。  交通の流れを円滑にして生活環境を改善しなければならない。新しい町づくりの基幹道路となります。都市間の交流を図らなければならない。災害などにも強い道路交通体系が確保されなければならない。その視点から、第二阪和国道は、地域住民にとりましては命...全文を見る
○松浪分科員 お取り計らいのほど、よろしくお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
04月22日第140回国会 衆議院 運輸委員会 第11号
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○松浪委員 おはようございます。松浪健四郎でございます。  こうして質問の機会を賜りましたことを心からお礼申し上げます。それほど知識がございませんので、的確な質問をすることができるかどうか余り自信はございませんけれども、今議題となりました、運輸大臣から説明を受けました空港整備法...全文を見る
○松浪委員 共用飛行場は自衛隊アレルギーを除去するのに大変な役割を果たした。そこで、民間航空機が、時代の流れ、また国際化社会に対応するために、またその地域の経済の活性化のために必要不可欠である、エプロンを拡張しなければいけない、滑走路を延ばさなければいけない、それらに付随した施設...全文を見る
○松浪委員 第七次空港整備五カ年計画が昨年の十二月十三日に閣議決定を見ました。その予算は自慢できるほどの額でないということは、十分承知しておりますけれども、私は、この共用飛行場のことを考えるについて、どうしても結びつけて考えなければならない大きな問題があるのではないのか、このよう...全文を見る
○松浪委員 運輸省の発表されました「世界主要各国の国際線着陸料比較」、一九九六年の資料でございますけれども、これを見ますと、成田それから関西国際空港、そしてその他日本の着陸料が、諸外国のそれと比較した際、物すごく高いわけであります。航空機はもはや、世界的に見て大競争時代に突入して...全文を見る
○松浪委員 悲しいかな縦割り行政の弊害が見られるわけでございますけれども、いずれにいたしましても、沖縄の問題は政府が一体となって考え、そして、沖縄の人々の声を本土の人々が担うということを忘れてはならない、そのように思います。  私の手元には、この秋に出されるガイドラインの見直し...全文を見る
○松浪委員 平成八年度に領空侵犯などのため航空自衛隊が緊急発進した回数が、昭和六十三年度以来八年ぶりに増加した、航空幕僚監部のまとめでわかっておるわけでございますが、このことについて御説明いただけますか。
○松浪委員 そこで、二百三十四回あったということでございますけれども、共用飛行場からのスクランブルはあったのかどうか、これをお聞きできますか。     〔委員長退席、村田(吉)委員長代理着席〕
○松浪委員 二百三十四回の中で一番多かったのは、ロシアが多かった、このように聞いておりますけれども、間違いございませんか。
○松浪委員 自民党のガイドラインの見直しの案を見ますと、朝鮮半島であるとか台湾、中国関係、ほかに東南アジアの諸国が、目覚ましい経済発展を背景に国防力の近代化や拡充の動きが見られる。地政学的に見て、沖縄に米軍を固めるというのは非常に的を得ているということが言えるかもしれませんけれど...全文を見る
○松浪委員 万全を期すよう心からお願い申し上げます。  運輸省は、このほど、成田空港周辺で現行制度では対象とならない騒音区域外の民家防音工事の助成など、よりきめ細かな環境対策を実施するために、財団法人成田空港周辺地域共生財団と呼ばれるようなものを六月に設立するというふうにお聞き...全文を見る
○松浪委員 後手後手に回る今までの行政のサービスを見ておりますと、この共生財団に対して運輸省が積極的に取り組まれていることに感謝させていただきたい、こういうふうに思います。つぎましては、このような財団を、いろいろなところで騒音問題が騒がれているわけでございますけれども、よく調査を...全文を見る
○松浪委員 運輸省が競争を奨励しておる。そして、利用者がサービスを受けられるようにということだと思いますけれども、余りにもサービス合戦が過熱し過ぎているのではないのか。マイレージに応じて無料航空券などをプレゼントするマイレージサービス合戦が余りにもひど過ぎる。これはどんどん進んで...全文を見る
○松浪委員 関西国際空港の飛行経路の問題は、三点セットの基本に基づいて、騒音公害のない空港つくりを原点にして考えていっていただきたい、このように思います。そのためには、地元で約束した現行飛行ルートでの増便努力も続けて、その上でどうしても問題があるのなら、あるということをお示しいた...全文を見る
○松浪委員 先ごろ、タイ国際航空が我が国で初めて、深夜の一時や三時に離発着する、バンコク発関空経由ロサンゼルス行きの便の路線認可を運輸省に申請したということであります。しかし一方、アクセスの問題など課題も多くて、今回のタイ航空の乗り入れに対する対応というものが、今後の二十四時間空...全文を見る
○松浪委員 最後にお聞きしたいのですが、ことしの一月から三回にわたりまして、運輸省とアメリカ国務省との間で次官級の非公式協議を行っている、双方が自由化について提案をし、段階的自由化で一致したという報道がございます。この日米航空交渉の進捗状況をお聞きすることができればと思います。
○松浪委員 いずれにしましても、我が国の航空各社が不利益をこうむらないように慎重に交渉していただきたい、このようにお願い申し上げまして、時間が参りましたので、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
05月23日第140回国会 衆議院 文教委員会 第15号
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○松浪議員 お答え申し上げます。  スポーツの重要性を今ここで説くまでもないと思うわけでございますけれども、社会が大変な変革、変化を遂げておるのは多言をまつまでもございません。高齢化社会になりました。男性は七十六・五歳、女性八十三歳。そして少子化社会である。さらには学校の五日制...全文を見る
○松浪議員 今、委員から御指摘がありましたように、スポーツが多様化してきた。加えて、オリンピックにおきましては、シンクロナイズドスイミングであるとか、あるいはビーチバレーであるとか、テコンドーであるとか、新しいスポーツが出てまいりましたし、アジア大会におきましても、カバディである...全文を見る
05月27日第140回国会 衆議院 決算委員会第二分科会 第2号
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○松浪分科員 松浪健四郎でございます。  外務省関係のことについて質問させていただきますのは初めてでございます。この機会を賜りましたことを心から厚くお礼申し上げます。  昨日、関西国際空港の目の前に田尻町という町がございますが、その町に国際交流基金の関西国際センターが完成し、...全文を見る
○松浪分科員 そこで、我が国政府は、近代化を進めていく上において、明治以来、先進国の言語を学び、そしてその文献を読みあさり、我々はいろいろな情報や知識を身につけてきた、これが我が国の学問研究の礎であったような気がしますけれども、これをいつまで続けるのか。日本語は難しいから、外国の...全文を見る
○松浪分科員 そこで、国際交流基金の存在というもの、ちょっとJICAの後ろに隠れて、それほど目立たないわけですが、この文化交流、人物交流、語学の研修というもの、これは大変重要だと思っているのです。それゆえにもっともっと交流基金に力をつけてもらいたいし、外務省が応援しなければならな...全文を見る
○松浪分科員 次官から前向きの答弁を賜りましたので、安心しております。  私自身も三年間、国際交流基金を受けてアフガニスタンという国に行きました。そこで教育と研究に従事させていただいたわけでございますが、そのアフガニスタンがここ数日来、大変な変化を来しているということを伺ってお...全文を見る
○松浪分科員 それで、大変な変化を来してタリバーンがどんどん攻撃しておる。ところが、小和田国連大使のアフガニスタンの和平に向けて日本が仲介に立つべきだという趣旨の演説があり、それに基づいて外務省が和平の仲介に立とうということで行われたと思いますが、わずか二カ月前にタリバーンを除い...全文を見る
○松浪分科員 外務省の認識が甘かったというふうに言われてもやむを得ないと思いますけれども、今回の外務省の失敗、つまり、タリバーンがやってこなかった。和平交渉では一番力のあるタリバーンをまず最初に招聘して話を聞かなければ成功しないということは、既にパキスタンが失敗をし、イランが同じ...全文を見る
○松浪分科員 今局長のお話を伺っておりますと、ラバニ派のマスード前国防大臣の勢力はまだ強いというふうに認識されているようですけれども、彼はパンジシールという限られた地域の中で閉じこもっておりまして、要塞のような地形になっておりますので、なかなか攻めていきにくい、そのかわりまた出て...全文を見る
○松浪分科員 私たちは近代教育を受け、そしておおむね我々の常識というもの、国際感覚というものは先進国のそれと同一である、私はそのように認識しておりますが、我々の発想の物差しを、イスラム諸国、とりわけイスラム原理主義でもって国を治めようとする人たちに当てはめるということは我々の予想...全文を見る
○松浪分科員 私の懸念しておりますのは、タリバーンのとっているイスラム原理主義、これでもってアフガニスタンを治めようとしている。我々の思考からすれば、我々も受け入れがたいし、危険なやり方である、こういうふうに我が国政府、外務省がとらえるのも無理からぬ話だと私は思っております。 ...全文を見る
○松浪分科員 もう時間がございませんので質問できませんけれども、一つだけ、どうしても外務省の皆さんに理解しておいていただかなければならないことがあります。  一九七八年の四月に共産革命が起こりました。その直前まで我が国政府がODAで援助をしておったのは、テレビの放送施設でありま...全文を見る