松野信夫

まつののぶお



当選回数回

松野信夫の2004年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第159回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  私の方からは、行刑問題について御質問をさせていただきたいと存じます。  ここにございますが、平成十五年十二月二十二日付で行刑改革会議提言というものが出されております。中を拝見いたしますと、さまざまな提言、行刑全般にわたっての...全文を見る
○松野(信)委員 今、大臣からお話ありましたように、この監獄法というのは明治四十一年制定という大変古い法律であります。私も少し勉強させていただきましたが、例えば第十条あたりを見ますと、こう書いてあるんですね。「本法ハ陸海軍ニ属スル監獄ニ之ヲ適用セス」こういうような条項がいまだに残...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひ、法改正でこの点はしっかり決めていただきたいと思いますけれども、当面の運用としても、特に必要と認められる場合というものを、これは柔軟にやはり解釈をしていかなければ、信書制限が違法だというような裁判例もあるわけでございますので、そうした方向で考えていただきたい...全文を見る
○松野(信)委員 親族の方は原則として認められるということになっているんですが、親族に関しても、例えば面会については月一回に限る、こういうような運用がどうもなされているようであります。また、友人、知人のたぐいはだめだ、こういうようなのがどうも運用でなされているようですけれども、基...全文を見る
○松野(信)委員 次に、不服申し立ての点についてお聞きしたいと思います。  現在の監獄法では、先ほど大臣からもお話ありましたように、情願、情けを願う、そういう制度しかない。いわゆる請願の一種でございますが、こういう制度しかないわけで、これが十分に機能しているとは到底考えられない...全文を見る
○松野(信)委員 残された時間について、外国人の受刑者の問題について御質問をしたいと思います。  午前中からの質疑の中にもありましたように、近時、外国人の犯罪が非常にふえている。恐らく外国人の受刑者もふえているし、今後とも外国人の受刑者がふえるということは十分予想できるのではな...全文を見る
○松野(信)委員 外国人の受刑者の問題については、残念ながら、この行刑改革会議の提言の中にも余り触れられていない問題でありますが、今お話を聞きましたように、もう既に三千名を超える受刑者になっている、七倍にもなっているという御指摘でありますので、今後とも、外国人の受刑者、人権侵害を...全文を見る
○松野(信)委員 頑張って対処されるということでお話をお伺いいたしましたけれども、しかし、残念ながら、現実は必ずしもそういうふうになっていない。行刑のまさに現場のところでは人権侵害的な問題がやはり発生をしているということは、もう厳然たる事実でございます。  二つの裁判例を御紹介...全文を見る
○松野(信)委員 もう時間がありませんので、まとめさせていただきたいと思いますが、やはり、憲法にもうたってありますように、基本的な人権をしっかり守っていくんだ、そうすること、それは日本人だけではない、外国人に対しても、受刑者に対してもやはりそういう人権をしっかり守っていくというこ...全文を見る
03月01日第159回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○松野(信)分科員 民主党の松野信夫でございます。  私の方からは、住民票、特に外国籍で日本人の配偶者などになっておられる方、最近大変多いわけでございますが、そういう方々をぜひ住民票に記載したらどうかということにつきまして御質問をしたいと思います。  住民票が我々の日常生活に...全文を見る
○松野(信)分科員 今のお話ですと、備考欄に記載するように通知をして、それでいいのではないだろうか、こういうことかと思いますが、これは後ほど申し上げますように、備考欄ということだけでは大変不十分だ。また、実際、外国籍の方々からは、備考欄ではなくて、やはりしっかり法改正をして本欄に...全文を見る
○松野(信)分科員 大臣の認識はお伺いいたしましたが、ただこの問題は、何もきのうきょうに始まったというような問題ではないわけです。  私も調べてみますと、これは平成十四年の二月二十八日に、公明党の山名委員がやはり私と同じようにこの問題を取り上げて、外国籍の配偶者を住民票にきっち...全文を見る
○松野(信)分科員 しかし、私が今申し上げましたように、先ほど局長も言われましたが、平成十四年三月十五日の総務省自治行政局市町村課長から各都道府県の総務部長あての「住民票の備考欄への外国人配偶者の氏名の記載について」という通知の中でも、冒頭から「日本人と外国人のいわゆる混合世帯が...全文を見る
○松野(信)分科員 別に増加しているかどうかを争うつもりはありませんけれども、こういう点についてはしっかりやはりデータで確認をしていただきたいなというふうに思います。  私の方も幾つかデータはとってみたんですが、一つのデータとしますと、法務省の入国管理局の関係では、日本人の配偶...全文を見る
○松野(信)分科員 そうすると、結論としますと、どの程度の自治体が徹底して備考欄に書いているか、あるいは書いていないか、その数的な把握、調査というのは実際にはなされていないということでよろしいですか。
○松野(信)分科員 備考欄というところですけれども、これは要するに、住民基本台帳法の規定に基づく法定記載事項ではなくて、いわゆる行政側の執務上の一資料にとどまる、それは居住関係の公証に利用されるような事項ではないというふうに私は理解をしておりますが、そのとおりでよろしいですか。
○松野(信)分科員 いや、今の局長の答弁は私の質問に対する回答に全くなっていませんよ。  私の質問は、備考欄でいいではないかというふうにおっしゃるけれども、この備考欄というものはそもそも住基法の規定に基づく法定記載事項ではないでしょう、あくまで行政側の執務上の一資料にとどまるで...全文を見る
○松野(信)分科員 ちなみに、私の地元の熊本市でも、住民票に手書きで外国籍の方が記入されている例がございますので、これは参考のために大臣にちょっと見ていただきたい。
○松野(信)分科員 今、住民票の一事例をごらんいただきましたけれども、要するに、備考欄に、妻だれそれということで、しかもこれは手書きで書いてあるわけです。手書きで書いてありますから、本人さんの訴えなどを聞きますと、これは勝手に私人が書いたものじゃないか、こういうふうに疑われて困る...全文を見る
○松野(信)分科員 そうすると、総務省の側では、手書きにしなさいというような指示はされているんですか。
○松野(信)分科員 やはり住民票という大変重要な文書で、これは先ほどから申し上げているとおりに、学校に提出されたり、就職のときに使われたり、さまざまな場面で使われるわけですから、それがこういう何か備考欄のところに、いいかげんと言ってはちょっと失礼かもしれませんが、ちょっと手書きを...全文を見る
○松野(信)分科員 住民票に、仮に本欄に記載する場合、実際の法改正はどうだろうかということで、私もこれを調べてみました。衆議院の法制局の方にもお伺いをいたしました。結論は、非常に簡単だということでございます。  要するに、住民基本台帳法の第七条の第四号にこういうような文言をつけ...全文を見る
○松野(信)分科員 確かに、軽々に判断できないというのはそのとおりかもしれません。  ただ、あえて申し上げますと、今局長が言われました住基法の第三十九条、要するに日本人に限るという条項ですが、これは私も改正する必要があるかどうか検討させていただきました。衆議院の法制局の方も検討...全文を見る
03月01日第159回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○松野(信)分科員 民主党の松野信夫でございます。  私の方からは、有明海、諫早干拓問題及び有明海域におきます漁業被害、こうした問題について質問をさせていただきたいと存じます。  本年度の有明海におきますノリの養殖業、当初、秋芽という網を入れるわけですが、これは過去最大の被害...全文を見る
○松野(信)分科員 今大臣がお話しいただきましたように、平成十二年度、これが大変壊滅的な大凶作でございました。翌年の十三年度は持ち直しておるわけですが、その後、十四年、十五年と不作が続いているというようなことでございます。  特に、地域的な差も発生しているのではないか、このよう...全文を見る
○松野(信)分科員 念のためちょっとお伺いしておきますが、地域別で、今、県別の数字は言われたんですが、実は、県の中でも地域地域によって違いが発生しているのが実情でございます。それで、例えば漁協ごとにとか、こういう形での数字の把握はしていらっしゃるんでしょうか。
○松野(信)分科員 では、ぜひその点はよろしくお願いをしたいと思います。  ノリ以外、二枚貝の関係で言いますと、タイラギ、これも有明海特有のものでございまして、私、これも現地で確認をしてまいりましたが、三年ぶりにタイラギが立っているということで、期待をしている漁師の方もおられま...全文を見る
○松野(信)分科員 ノリとかタイラギ以外のいわゆる漁船漁業、これは現地の方では、タイとかタコとかヒラメとかあるいはワカメとか、こういうものがとれるわけですけれども、これもやはり全体としては漁獲高が回復しないままに減少傾向にある、こういうふうに考えておりますが、この点もそういう御認...全文を見る
○松野(信)分科員 そうして見ますと、ノリ関係についても、年度によって変わりがありますけれども、なかなか厳しい状況が続いている。また、タイラギあるいは二枚貝についても非常に不作が続いているし、漁船漁業についても同様な状況ということで、かつてこの有明海というものは宝の海だというぐら...全文を見る
○松野(信)分科員 今大臣の方からそういう御努力をいただいているということで、大変ありがたいお話でございました。  できるだけ直接に漁をしていらっしゃる漁民の人たちからのお話を聞いていただきたいな。ともすると、例えば漁連の会長とか何々漁協の組合長とか、ともかくそういう何とか長と...全文を見る
○松野(信)分科員 ありがとうございます。  ところで、水産庁の方は、昨年、平成十五年の八月十五日付で、有明海の漁業生産及び漁場環境に関する調査というものを実施しておられると思います。その実施の結果がどうなっているのか、どうもいまだにまだ明らかにはされておりませんので、現時点で...全文を見る
○松野(信)分科員 まだ一部の県から報告が出ていないというお話でございますが、ただ、これは調査の実施というのは昨年の八月以降の話でありますので、もうかなりの時間が経過しているわけで、一体それはどうなっているのだろうかなというふうに考えざるを得ないわけでございます。少し被害調査に時...全文を見る
○松野(信)分科員 ぜひその点はお願いしたいと思います。  現地の漁民の人たちは大変苦しんで、生活の窮状の方も大変訴えているわけでございます。今のところ正式な被害調査の報告というのがまだできないということのようではありますが、やはり現実の被害を目にして、この原因は何なのか、この...全文を見る
○松野(信)分科員 関係各県ともぜひ協力をして、原因究明、そしてその対策をとっていただきたいというふうに思いますが、現時点で、赤潮の発生の原因、あるいは貧酸素水塊の発生の原因、これは、これが原因ではないかというふうな原因究明についてわかっているところがあれば、その点について教えて...全文を見る
○松野(信)分科員 ぜひその原因を追求して、それに対する対策というものをしっかりとっていただきますよう要望しておきたいというふうに思います。  それから、現実に、何度も申し上げますように、漁業被害が発生して漁民の人たちがまさに生活面でも非常に困窮をしておられる。御承知かと思いま...全文を見る
○松野(信)分科員 先ほどから申しておりますように、貸し付けとなると返さなきゃいけないということで、大変厳しい状況であります。私は、いずれ政策的には所得補償とかあるいはノリの価格補償とか、そういうところまで踏み込んで検討していかなければならないのではないか、そして基本的にはやはり...全文を見る
03月12日第159回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  私の方からは、弁護士法の一部改正法律案、先ほど我が党の鎌田さゆり議員の方からも質問通告がございましたけれども、これに関連いたしまして、特に研修、この特例に関しての研修などにつきまして御質問をさせていただきたいと思います。  ...全文を見る
○松野(信)委員 今大臣から、研修の重要性を認識しておられるというような御発言をいただきました。ぜひそうした観点に立って進めていただきたいと思います。  ちなみに、昨年の百五十六回の国会での法務委員会での附帯決議第五項にこういうような記載もございます。「弁護士資格の特例を拡充す...全文を見る
○松野(信)委員 今の御説明でありますと、現行の司法修習生の研修が、大体、前期、後期、これは集合研修をして、その途中が実務研修をする、こういうような体制になっておりますが、それをある意味ではぎゅっと圧縮したような形でなされるのかなというふうに理解しておりますが、そういうことでよろ...全文を見る
○松野(信)委員 今予定しているような特例の研修、これを受講するであろうと予想する人数、あらかじめ御検討されているのではないかと思いますが、大学の教授あるいは企業法務等々、大体人数はどれくらいがこの研修を受けるというふうに予想しておられるでしょうか。
○松野(信)委員 それで、この研修の実施機関ですけれども、これは、法務省令で定める法人において、法務大臣が指定する研修を受講する、このようになっておるわけでございまして、今のところは日弁連が法務省令で定める法人だということになるように聞いておりますけれども、日弁連が当分の間は、言...全文を見る
○松野(信)委員 それでは、ぜひ日弁連の方とも十分に打ち合わせをしながら進めていただきたいというふうに思います。  それで、この研修ですけれども、日弁連の方で研修を実施し、この方はどうだこうだということで、研修履修の状況についての報告、これが法務大臣の方になされるようになってお...全文を見る
○松野(信)委員 研修の点も大変大事でありますし、また、それを受けて法務大臣が認定するというのも、特例という性格からしても極めて重要なことだというふうに思いますので、この認定の点については、ぜひともきちんと公平に、そして適切にやっていただきたい、こういうふうにお願いをしたいと思い...全文を見る
○松野(信)委員 現在の司法修習は、何も弁護士だけではないわけで、検察官や裁判官にもなるという者の研修にもなっているわけで、極めて重要性が高いというふうに理解をしておるわけであります。この研修が終われば、法律実務家として、直接国民の権利を擁護し、社会正義を追求したり、あるいは社会...全文を見る
○松野(信)委員 今お話ありましたように、いよいよ法科大学院というような新しい制度も発足するということで、やはり国民の権利擁護にちゃんとこたえられるような、そういう法曹を養成していかなきゃならない、こういうふうに考えておるところでありますが、いずれにしても、司法修習生が増加をして...全文を見る
○松野(信)委員 先ほど来から、修習、研修が大変重要であるという大臣のお話もありましたし、また山崎事務局長の方からは、修習生に対する修習専念義務というものは今後とも維持をするというようなお話がございました。修習生が本当に経済的にも安心した状況で修習に専念できるよう、経済的な配慮も...全文を見る
○松野(信)委員 先ほど来から、修習専念義務もあるし、修習生はやたらアルバイトなんかにいそしむんじゃなくて、一生懸命修習しなきゃならない、国民の権利をしっかり守る将来の法曹になるべくやっていかなきゃならない。そうであれば、やはり経済的にも安心した状態で修習に専念できるように配慮を...全文を見る
○松野(信)委員 どうも給費制を見直すということの背景には、国の財政状況が非常によろしくない、こういうようなこともあるやに聞いておりますけれども、そうしたことの理由で給費制が見直されてしまうということは、大変よろしくないことだということを申し上げたいと思います。  先ほど来から...全文を見る
03月23日第159回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。ちょっと言いにくい名前で大変恐縮でございます。  最後になりますが、労働審判法につきまして質問させていただきたいと思います。  我が党の小林委員の方からも最後に野沢法務大臣の方に質問がありまして、決意もお聞きしましたが、従来は、...全文を見る
○松野(信)委員 そういう観点からしても、やはり審判官、審判員含めた人的な手当て、これをしっかりしていくことがまさに肝要だ、こういうふうに思うわけです。  それで、この労働審判法、条文を見ますと、民事調停法を準用している。この審議の中でも、民事調停というのも一応念頭に置いた上で...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひそういう方向でお願いをしたいと思います。恐らくこの労働審判は件数がふえてくるだろう、こういうふうに予想されますので、最初のうちは裁判官がしっかり入って労働審判官としてやっていくけれども、だんだんだんだんその数がふえていって、とてももう裁判官は手が回らないとい...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひ、公平性が高い人選、そして透明性の高い人選をお願いしたいと思います。  実際の調停では、この調停委員、特に民間の方の調停委員に対しては、正直言うといろいろと苦情もあって、例えば、申し立てする側の意見をろくすっぽ聞いてくれない、どうも相手の方にばかり立ってい...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございました。  次に、管轄の問題について、ちょっと細かいですが、質問をしたいと思います。  管轄は第二条にありまして、相手方の住所、居所、営業所もしくは事務所の所在地を管轄する裁判所、こういうふうになっているわけであります。最近は労働者の人たちも...全文を見る
○松野(信)委員 さらに、管轄については、例えばずる賢い企業あたりによっては、入社する際あらかじめ誓約書あたりをとって、労使の紛争はもう常に本社所在地の裁判所でやるんだ、こういうような合意管轄を取りつけてしまっているというようなことも考えられるわけです。  そうすると、その合意...全文を見る
○松野(信)委員 次に、証拠の関係について質問したいと思いますが、今山崎局長の方からお話ありましたように、就業している場所に証拠があるケースが多いということでありました。  こういう労働紛争、私も弁護士をしておりましてたくさん経験をしておりますが、一般的には、証拠というものは、...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひそういう方向でお願いしたいと思います。  これはまだ法案が通っておりませんけれども、例えば地労委あたりでは、労働組合法の改正で証拠提出の命令が出せる、こういうふうにも運用がなってくるようでありますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それから、今...全文を見る
○松野(信)委員 時間が参りましたのでもう終わりたいと思いますが、冒頭申し上げたように、この労働審判法に対する期待というものは大変大きなものがあると思っております。  少し事件は違いますが、民事訴訟法三百六十八条の少額訴訟事件、これは六十万円の訴額について扱っているわけですが、...全文を見る
03月30日第159回国会 衆議院 本会議 第18号
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○松野信夫君 民主党の松野信夫でございます。  私は、ただいま議題となりましたいわゆる道路関係四公団民営化関係法案について、民主党・無所属クラブ、そして全国民を代表して、内閣総理大臣及び国土交通大臣に質問をいたします。(拍手)  道路公団は改革の象徴、民営化するのが当たり前だ...全文を見る
03月31日第159回国会 衆議院 法務委員会 第8号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  まず初めに、最高裁の方にお尋ねをしたいと思います。  ことしの三月二十二日の東京新聞の一面トップに、ロッキード事件の重要な文書、「最高裁、重要文書廃棄か」、こういうような見出しで出ております。内容を拝見いたしますと、ロッキー...全文を見る
○松野(信)委員 こういう重要な文書がもし万が一廃棄というようなことにでもなっているのであれば、これは大変残念なことだというふうに思います。  そこで、最高裁における文書の保存のルール、これについてお伺いをしたいと思います。  恐らく、裁判所における文書というのは、一つは、民...全文を見る
○松野(信)委員 先ほど私も申し上げたように、たしか、かつては判決原本というのは、これは永久保存だというような取り扱い、これは法的な根拠は必ずしも定かではありませんが、事実上そういう取り扱いになっていたかと思いますが、今の御説明ですと五十年というようなことになりますので、それは、...全文を見る
○松野(信)委員 さまざまな文書がありますが、これはきちんとやはり分類を行って、将来、必要性に応じて使っていくということから、ぜひきっちりとした保管制度というのを確立していただきたいなというふうに思いますし、また、だれが保管の責任者になって保管をするのか、そういうような責任者とい...全文を見る
○松野(信)委員 先ほど、判決原本あたりは、永久保存であったものを五十年というふうにするということでございました。ただ、歴史的に重要なものについては別途考えるというようなことでありますが、そうすると、これは重要だ、これはそうではないから五十年で廃棄してしまうというような、その辺の...全文を見る
○松野(信)委員 ちなみに、ほかの行政機関等はどういうような保存になっているか、私なりに調べてみましたが、例えば国立国会図書館、ここでは、国会の議事録、本会議や委員会の議事録がございますが、これは図書館資料として受け入れて永久保存しているというようなことであります。ですから、明治...全文を見る
○松野(信)委員 もう最高裁の方はあと一問で終わりますが、せっかく情報公開制度があるわけで、最高裁も情報公開制度を持っていらっしゃるわけですから、ぜひPR方をお願いしたいと思います。  それから、先ほど来から出ています、判決原本を中心とした、非常に重要な、歴史的、社会的、文化的...全文を見る
○松野(信)委員 最高裁の方に対する質問は終わりましたので、ありがとうございました。  引き続いて、法務大臣の方に御質問をしたいと思います。  先ほど来からお話が出ております、犯罪被害者に対してさまざまな支援あるいは精神的なケアなどもすべきではないかというようなことで議論がな...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひ法務省の中に設けられている検討会の中で、被害者の支援に係る基本法の制定に向けた前向きな取り組みをお願いしたいと思います。  一つ御紹介をしておきたいと思いますが、ことしの二月二十日に、松本サリン事件で一時犯人というふうに目された、本当に被害者の河野義行さん...全文を見る
○松野(信)委員 残された時間については、犯罪被害者の給付金に関することについて質問をしたいと思います。  現行の犯給法の実際の運用につきましては、平成十三年の改正でかなりの拡充がなされた、この点については率直に評価をしたいというふうに思っております。  私も調べてみましたけ...全文を見る
○松野(信)委員 この犯給金の増額はぜひ今後とも考えていかなきゃならない点ですが、この給付金の性質に関連して最後に少しお伺いしたいんですが、これと似たようなのでは、自賠責で政府が保障事業として、いわゆる無保険車による事故の被害者が一定の補償が得られるというふうになっているわけで、...全文を見る
○松野(信)委員 時間が来ましたので、この犯給法の問題についてはまたいろいろなところで議論させていただきたいと思いますが、給付金は、どうも説明では、見舞金的なものだと。見舞金的なものだから余り大した金額が出せないというのがどうもベースにあるようでございます。  しかし、国が一定...全文を見る
04月09日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第12号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  まず最初に、今の岩國議員で引用されました書面があるようでありますので、この点について一言申し上げたいと思います。  今回の法案で一番肝心なことは、国民にできるだけ負担をかけないでしっかり借金の返済を行っていく、四十五年で返す...全文を見る
○松野(信)委員 会派がどうだこうだという問題を私は言っているんじゃなくて、国土交通省の姿勢を問題にしているんです。  我々は前から、四十五年間で返済するというのが極めて重要だということは何回も何回も言っている。私自身が、三月三十日、もう言いましたけれども、代表質問でも質問させ...全文を見る
○松野(信)委員 今の局長の説明というのは、これまで私どもが国土交通省から受けていた説明とは違いますよ。部門会議の方に来ていろいろ説明していただいたのは、返済計画表というのは大体できてはおります、しかし、厳密な数字を出すにはもう少し時間を下さい、今、徹夜で一生懸命やっています、こ...全文を見る
○松野(信)委員 どうも私の質問には、答えになっていないと思います。  そうすると、四十五年で返済をする、例えばそれは、建設をしなかった場合、これ以上借金はふえないということになるでしょうし、またさらに、残り二千キロをこうこうこうしてつくるというようになればまたふえるかもしれま...全文を見る
○松野(信)委員 今の局長の答弁だと、厳密な意味での償還表というのは、返済表というのはできていない、こういうふうに理解してよろしいんでしょうか。  まあ、それは十年も二十年も三十年も四十五年も先の話だから、厳密に、売り上げがどうなるか、あるいは収入がどうなるか、経費がどうなるか...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、先ほど私が申し上げたように、国土交通省の担当者の人が徹夜でつくり上げたというその結果が、きょう、私まだ見ていない、何やら償還表のものだ。これが、今の時点で、完璧に正確でないかもしれないけれども、最も正確性が担保されたものだ、これ以外にはない、こういう...全文を見る
○松野(信)委員 いや、私はまだ見ていないものだから、これ以上ちょっと質問が非常に難しいんですが、今の大臣のお話だと、あくまでも返済表ではなくて単なるイメージだ、こういうことなので、そうだとすると、政府の方でも、イメージのレベルでは返済のイメージは持っているけれども、厳密な形で、...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、あくまでも試算だということで、見ていないので、ちょっと私もこれ以上この問題については質問しようがないので、この問題については、やはりみんなが同じような資料、データを見た上で、お互いに検証しながら、本当にこれは四十五年で返済ができるのかどうか、やはりこ...全文を見る
○松野(信)委員 三月十八日に、私、文書でお願いをしている。資料要求ということで、四つ請求をさせていただいております。  それぞれの道路公団について、最近十年間の料金収入の推移、料金以外の収入の推移、通行量、これはいただきました。それから建設の関係については、今申し上げたとおり...全文を見る
○松野(信)委員 なぜ建設費の問題について議論をするかといいますと、私が同時に請求して、いただいた道路四公団の有利子債務の残高の推移、これは十年間出していただきました。この表を見ても明らかでありますが、有利子債務の残高が毎年毎年ふえているわけでございます。一度も減ったことはないわ...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、実際の収入あるいは通行量については、これは平成五年度から十年分いただいているんですが、計画については、平成五年度から平成十年度というのは計画はあったんですか、それともなかったんですか。
○松野(信)委員 こういう表をなぜ要求したかといいますと、一つは、これまでの計画と実績を比較する必要があるだろう。今後四十五年、ちゃんと本当に返済ができるかというのも、これまでの計画が実に甘い甘い見通しでやっていたんではないか、こういう心配があったから、私の方、資料要求したわけで...全文を見る
○松野(信)委員 昨年六月の財務諸表は、これは確かにおっしゃるとおりつくられて、民間企業並みだ。それで、この点については公表もされております。  私が聞きたいのはその前の話であります。その前、それこそ道路公団が設立されて以降、毎年毎年、今申し上げたような財務諸表というものはつく...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、日本道路公団設立以来の財務諸表は必ず国土交通大臣が、まあ昔は建設大臣だったと思いますが、確認をして、その承認がきちんとなされていたということだろうと思いますので、そうだとするならば、そういう財務諸表というのは、これは国土交通省の方に一部保存をしてある...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、いわゆる保存期間内であれば恐らく保存しているだろう、こういうことでよろしいですね。  それから、道路公団についてのいわゆる毎年毎年の事業計画、こういうようなものも国土交通大臣が認可するというふうになっているかと思いますが、そういうような書類も毎年毎...全文を見る
○松野(信)委員 財務諸表類については民営化委員会の中でもいろいろと議論がありました。どうも道路公団は財務諸表をきちんとつくっていなかったんではないかとか、あるいは、別の、幻の財務諸表があるとか、財務諸表が幾つもあるというような議論もどうも出てきたようですけれども、国土交通省の方...全文を見る
○松野(信)委員 それでは、文書保存期間内、残っているものについてはすべて閲覧、謄写可能だということでよろしいですね。
○松野(信)委員 財務諸表で民間企業並みということになりますと、いわゆる減価償却、例えば道路公団を一つの企業として見れば、トンネルも持っている、橋も持っている、そういうようなものについて言うならば、民間企業であれば必ず減価償却、これが当然計上されるわけです。それからまた、いろいろ...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、昨年六月からは民間企業並みに、今申し上げた減価償却あたりを計上しているけれども、それまでは、いわゆる民間企業並みの、今私が申し上げたような勘定項目というものはつくっていなかったということでよろしいんでしょうか。  それからまた、さらに各路線ごとに、...全文を見る
○松野(信)委員 民間企業並みにきちんとした減価償却あたりを挙げていなかったというのが私は非常に大きな問題で、やはり橋でもトンネルでも、永久に残るわけじゃないんです。当然またつくり直しということだってあるわけですから、そういうようなことをしないで、ある意味ではどんぶり勘定的にやっ...全文を見る
○松野(信)委員 今大臣から御答弁いただきましたように、やはり、償還主義と全国プール制、この弊害が顕著であったために今回のような事態に至っている、こういう共通認識を持ち得たことは大変ありがたいと思います。  しかし、今の大臣の御説明で、その弊害を認識しつつ、今度の法案では大丈夫...全文を見る
○松野(信)委員 時間が参りましたので、この債務返済・保有機構の一本化という問題については大変大きな問題があろうかというふうに思います。  今、大臣の方で、独法であるし、また、大臣の方できちんとチェックする、こういうふうにおっしゃいますが、これまでも、いろいろな事業計画あるいは...全文を見る
04月14日第159回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  私の方からも、引き続いて、この裁判員法、刑訴法の改正法案について御質問をさせていただきたいと思います。  原則的に言うならば、今度の裁判員制度というものがスムーズに進まる、そして国民の司法参加ということ自体、このこと自体は別...全文を見る
○松野(信)委員 私が申し上げたのは、当時の社会情勢と今のこの社会情勢、やはり国民性というものも十分に踏まえた上でこの裁判員というものをよく考えて、運用面についてもこれを当てはめていかなければならないのではないか、こういうような点でございます。  そこで、いろいろな点でこの裁判...全文を見る
○松野(信)委員 そういうような形で選任された検察審査員も、どうも実態を見ますと、なかなかなり手がないというか、出頭率が余りよくないというか、あるいは、もうやめさせてくれ、辞退させてくれというようなことで、この審査会の事務局もいろいろ御苦労があるというふうに聞いております。  ...全文を見る
○松野(信)委員 そういうふうに現実には欠席をされる、その場合、この審査会法では、正当な理由なく出頭しないというような場合には、やはりこれは罰則、過料が科せられるということになっているかと思います。  今回のこの裁判員法についても、正当な理由なく出頭しないという場合には過料十万...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、もう三十年ぐらいほとんど使っていないということではないかと思います。  先ほど申し上げたように、この過料の制裁というのが、この審査員だけじゃなくて、ほかの民事調停にしても家事調停にしても、通常の裁判、民事訴訟にしても、規定は不出頭だと過料制裁という...全文を見る
○松野(信)委員 実際は過料を科すまでもない、しかし、客観的には不出頭だということであります。  今度の裁判員法についても、裁判員が不出頭だというような場合には過料を科すというふうになっているわけですけれども、私は、こういうようなほとんど使われないような規定、わざわざ設けるまで...全文を見る
○松野(信)委員 その点、実際に運用として、過料制裁を科してまで出頭を確保しているんだというような現実の運用があれば、そういう制度的な担保というのもわからないではないんですが、現実には、民事調停、家事調停、訴訟関係においては、こういう過料というのはもうあってなきがごとしというのが...全文を見る
○松野(信)委員 これも、実際はほとんど罰則を適用されていないというのが実態だろうというふうに思います。  それから、この検察審査員に対して、審査員の役割とはこういうものですよ、こういうような判断をしてもらいます、あるいは権利や義務はこうなっているというような説明、これはどの段...全文を見る
○松野(信)委員 私が聞いたところでは、ビジュアルにビデオあたりを見せて説明をしているというふうに聞いておるんですが、実際、そういうビデオあたりを活用はしていないでしょうか。
○松野(信)委員 検察審査会の審査員の数は、言うまでもなくこれは十一人になっております。これは最高裁の事務総局がおつくりになったチラシだと思いますが、「不起訴には十一人の審査の目」ということで、立派なチラシまでできて、十一人が審査の目でもって担当する、こういうふうにうたっているわ...全文を見る
○松野(信)委員 余り人数の点について議論してもあれかもしれませんが、しかし、今の局長のお話だと、人数が多いと議論が散漫になって緻密な議論ができないというようなお話ですが、それでは、検察審査員の方は十一人でやって、この審査員の議論が散漫になって困った、十一人で多過ぎたというような...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひそういうような実態も踏まえて、余り裁判員の数を減らすというのではなくて、むしろ市民感覚をやはり導入していくということが大変必要だろうというふうに思います。この点については、いずれ民主党の方から修正の案も出させていただきたいと思っております。  それから、実...全文を見る
○松野(信)委員 この三条の規定の仕方を見ますと、裁判所が職権で裁判員制対象事件から外すというばかりでなくて、検察官、被告人もしくは弁護人の請求でも、この裁判員制度を使わないでくれ、こういう請求ができるようになっております。しかも、これは時期的にいつできるというような規定もありま...全文を見る
○松野(信)委員 この三条の規定が、ともすると濫用でもしかねないおそれが正直言ってあるのかなというふうに思っております。  例えば、被告人の言動が非常に粗暴で、おれのバックにはいろいろな団体がついているとかいう話で、そういう連中がもう何をするかわかりませんよ、こういうようなこと...全文を見る
○松野(信)委員 それから、実際の法廷ですけれども、現在の法廷というのは、ひな壇のところに裁判官が座っている。単独の場合は一人、合議の場合は三人座って、その下に書記官、廷吏さんあたりが座っている、こういうような仕組みになっているわけですね。  今後、この裁判員制度が採用された場...全文を見る
○松野(信)委員 決まっていないということであれば、ぜひ、こちらの要望といいますか、こういう点を考慮すべきではないかということを申し上げたいと思いますが、まず、どういうような法廷のつくりにするかというのは、やはり市民の声、これをぜひ聞いてもらいたい。市民が参加をしてこの裁判員制度...全文を見る
○松野(信)委員 法文によりますと、この裁判員の選任の手続のところは、これは非公開だ、公開の法廷ではやらない、こういうふうに書いてあるわけですね。それはそれである程度仕方がないのかなというふうに思いますが、それの一番最後に、今言われた三十九条の、裁判長が裁判員に対して説明をすると...全文を見る
○松野(信)委員 それから、この裁判員の中には、正式に裁判員として評議にも参加してくる裁判員もいれば、補充裁判員も出てくる、あるいは、候補者として裁判所に出頭してきたけれども不選任ということでお帰りいただくというような方も出てくるわけですね。  日当の点について質問したいと思い...全文を見る
○松野(信)委員 日当の点は余り細かく質問するつもりはないんですが、検察審査会の方の審査員の場合は日当が八千五十円だったと思います。しかし、裁判員の持っている重み、この点を考えるならば、この検察審査会の審査員よりはるかにやはり負担が重いだろうというふうに考えております。この日当に...全文を見る
○松野(信)委員 それから、実際の審理ですけれども、これはもう、実際の審理では調書というものが大変たくさん提出される、これが実態で、日本の裁判というのは調書裁判ではないかということがかねてより批判をされているわけですね。  しかし、せっかく裁判員という市民が参加をする裁判という...全文を見る
○松野(信)委員 わかりやすい裁判をしなきゃならないし、また、その記録の残し方もわかりやすいような形にしていかなきゃならないだろうというふうに思います。  今の裁判でいうと、いわゆる公判調書という書面がつくられているわけですけれども、私の方は、こういう実際の裁判については、例え...全文を見る
○松野(信)委員 ちょっと確認をしておきたいと思いますが、公判調書には、もちろん、出席した弁護人とか被告人の名前が出るようになっていると思うんですが、出席した裁判員は、公判調書に名前が記載されるんでしょうか。
○松野(信)委員 公判調書に記載されないということの答弁ですけれども、これは私の意見ですが、やはり公判調書というのは大変重要な調書で、実際、裁判がどういうふうに行われたのか、裁判官はどうか、あるいは検察官のだれが出頭しているか、弁護人はどうかというのをきちんと残して、だれがどうい...全文を見る
○松野(信)委員 この点については、やはり少なくとも被告人・弁護人は、だれに裁かれたのかというのがしっかりこういう調書でわかるような仕組みを担保しておかないと、どこのだれに裁かれたのかわからないというようなことでは、やはり被告人の権利、あるいは公正な裁判を確保するという観点から、...全文を見る
○松野(信)委員 恐らく、数カ月もかかるという裁判、こういうことも十分予想できるし、裁判員がその間、一週間に一回ぐらい家から通ってくる、こういうことが考えられるわけですね。まさか裁判員をどこかホテルに缶詰にしておくというわけにもいかないでしょうから。  そうすると、現実には裁判...全文を見る
○松野(信)委員 残された時間、今お話がありました過半数での評決、これは法案の六十七条ですが、これについて質問したいと思います。  今ありましたように、過半数だというふうに言われましたが、私は基本的には、これだけ重大な判断をするということ、もしかしたら死刑とか無期とかこういう判...全文を見る
○松野(信)委員 これは当然のことかもしれませんが、そういう意味では、常に被告人の有利な形での判断ということがなされるだろうと思うんです。  ただ、その中で、例えば、裁判官は判決を書いているわけですので、その判断、有罪か無罪か、あるいは公訴棄却、免訴、そういうような結論をもちろ...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、わからないという判断の人は、要するに、被告人に有利な側に取り扱う、こういうことになるわけですね。ちょっと確認のため。
○松野(信)委員 もう時間が参りましたので終わりたいと思いますが、先ほど申し上げたように、単純多数決で無期だとか死刑だとかそういうような判断をするというのは、これは大変問題があるというふうに思います。  基本的には、こういう評議というものは全員一致であるべきだ。アメリカの陪審あ...全文を見る
○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  長時間の御審議、大変御苦労さまでございます。永田さんみたいにぺらぺらとなかなか上手にはしゃべれないかもしれませんが、よろしくお願いをしたいと思います。  私の方からは、犯罪被害者に対する支援、この問題について御質問をさせてい...全文を見る
○松野(信)委員 それでは、具体的な点について質問をさせていただきたいと思いますが、検察庁の方の被害者支援ということでは、このパンフレットにもありますように、被害者支援員制度というのが設けられております。他方、警察庁の方では、指定被害者支援要員制度というのが設けられておるようでご...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございます。  それに似たようなのに警察庁でやっているところの指定被害者支援要員制度というものがあるようですが、これは、今の検察庁がやっている被害者支援員制度と具体的にどういうふうに違うのか、あるいはその実績がどういうふうになっているのか、おわかりで...全文を見る
○松野(信)委員 それぞれ似たような制度になっているのかなというふうに思います。  それでは次に、被害者の人の刑事訴訟での意見陳述の制度、これは刑事訴訟法の改正で取り入れられているわけですけれども、これがどの程度実績を上げているのか、この点について教えていただければと思います。
○松野(信)委員 この被害者の意見陳述の制度というのは、基本的には被害者本人が陳述をするというような、法律の条文上はそういうふうに読めるんですが、しかし被害者の方もさまざま、いろいろな精神的な負担もあるわけですので、場合によっては弁護士がかわりにその被害者の代理人として意見陳述を...全文を見る
○松野(信)委員 意見として承っておきますが、私の方は、やはりさまざまな事情を抱えている被害者の方もおられる。ビデオリンクなどの話もありますけれども、これは余りむやみに使うというのはいかがなものかなという気もしておりますので、ぜひこれは弁護士が代理人として被害者にかわってその思い...全文を見る
○松野(信)委員 次に、この犯罪被害者の人たちに対する支援というものは、近時、いわゆる民間のNPOを初めとする民間団体がかなり活発にされてきているというふうに私も認識をしております。具体的に、どの程度の団体がこの犯罪被害者支援活動を行って、警察あるいは検察庁との協力がどういうふう...全文を見る
○松野(信)委員 こういうような犯罪被害者等早期援助団体に指定されると、税制上の優遇措置、この辺は実際どういうふうになっているでしょうか。
○松野(信)委員 残された時間につきまして、犯罪被害者給付金、これに関する御質問をさせていただきたいと思いますが、その前に、この犯罪白書の中にもうたわれているんですが、証人等、刑事事件の証人とか参考人が、その供述、出頭に関して他人から身体、生命に害を加えられたというようなことの場...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、この平成十五年版の犯罪白書に割合大きく証人等の被害についての給付に関する法律で国が給付を行うというふうになっていますが、最近そうすると二十年ぐらいは余りこれの適用がないということでよろしいんですか。
○松野(信)委員 それでは次に、犯罪被害者給付金の点です。  これについては、私ども民主党の方は、せめて給付額というものを自賠責並みに引き上げるべきではないか、こういうような意見を持って、私もそういう考えでございます。  というのは、例えば、交通事故でひき逃げに遭った、あるい...全文を見る
○松野(信)委員 今は自賠責との比較を申し上げて、犯給金の方が少ないのではないか、こういう御指摘をさせていただいたんですが、どうもこの犯給金の趣旨というものは、損害の一部補てんの要素を含む見舞金だ、こういうふうな性格でとらえられているようであります。  逆に言うならば、見舞金だ...全文を見る
○松野(信)委員 制度論から見ますと、見舞金だというふうに言うのであれば、ほかからお金が補てんされたかどうかにかかわりなく一定の金額、亡くなったときには幾ら、どの程度の障害のときには幾らというふうに決めるのが本来の見舞金だろうというふうに思います。  しかし、実際、犯給金は、給...全文を見る
○松野(信)委員 見舞金であれば、もう出しっ放しで、犯人、加害者に対する求償というのは出てこないはずなんですね。  ところが、実際、犯給法では、加害者、犯人に対する求償は国ができるようになっているんです、法律上。というと、どうも、見舞金的な性格だというふうにおっしゃるけれども、...全文を見る
○松野(信)委員 恐らく犯人の方が例えば無職、無収入というような形で、現実に国が求償するというのはなかなか困難な場合もそれはあろうかと思います。  しかし、本来は犯人、加害者が負担すべきもので、それをある意味では国が被害者に対する立てかえ的なことでやっているわけですから、これは...全文を見る
04月21日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第16号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  私の方の選挙区は熊本でございまして、きょうも熊本の方から参っております。  まず最初に、矢田陳述人の方に御質問させていただきたいと思いますが、先生の方も御指摘されましたように、今回の道路公団の民営化のスキーム、四十兆円の借金...全文を見る
○松野(信)委員 矢田さんにもう一問させていただきたいと思いますが、国土基盤整備というのはやはり総合戦略を持って進めなきゃならないというような御指摘もありました。私も全く同感であります。国全体としてこの総合交通体系、どういうふうにとらえていくか、やはり国が全体としてやらなきゃなら...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございました。  では、続いて安藤忠恕県知事さんの方に御質問させていただきたいと思います。  私も、先ほども申し上げたように、熊本の方なんで、九州の西側ということで、新幹線あり、九州縦貫自動車道路ありということで、九州の中では恵まれている方かなとい...全文を見る
○松野(信)委員 もう一問、安藤知事さんの方にお願いしたいと思います。  宮崎は私も時々行かせていただいております。ただ、もう率直に申し上げると、九州自動車道を通っていきますと、えびのを過ぎるとめっきり車の通行が少ないというのも率直な現実かなというふうに思っております。  道...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございました。  では次に、安藤昭三さん、連合会の会長さんの方にお尋ねしたいと思います。  中国あたりでは、高速道路が確かにかなり整備をされていて、それで、外国との取引あたりも各県とか市とかで積極的に行っておられるようなんですね。その点、高速道路を...全文を見る
○松野(信)委員 それでは最後に、中津市長の新貝さんの方に御質問をさせていただきたいと思います。  中津程度の市というのも熊本の方にありまして、市長さんや議会関係者ともいろいろお話を聞くんですが、もちろん、それは高速道路があればあったでいいけれども、現実には地元の生活道路をもう...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございました。  私の質問はこれで終わりたいと思います。
04月22日第159回国会 衆議院 法務委員会 第18号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  三人の参考人の皆さん、大変御苦労さまでございます。私が最後ということでありますので、もうしばらくおつき合いをお願いしたいと思います。  それでは、まず、藤井参考人の方にお伺いをしたいと思います。  財政的な側面についてです...全文を見る
○松野(信)委員 それで、今後の財団法人の法律扶助協会が一体どうなるだろうかなというのが少し心配をしているところでもございます。  今回のこの総合法律支援法が成立すると、二〇〇〇年に成立した民事法律扶助法が廃止されるということで、それこそ平成十六年度のこの四十億円というお金が全...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございます。大変御苦労が多いかと思いますが、よろしくお願いをしたいと思います。  続いて、それでは長谷部参考人の方に御質問したいと思います。  先ほど来からも出ていますが、長谷部さんの方がお書きになりました「法律のひろば」の論文、私も拝見させていた...全文を見る
○松野(信)委員 もう一問。  悪く言う人は、この支援センターの理事長が法務大臣から任命されるというようなことで、何だ、これはまた一つ法務省の天下り先ができたんじゃないかというふうにちょっと悪く言う人もおられるんですけれども、その辺は先生はどのようにお考えでしょうか。
○松野(信)委員 それでは、続いて市川参考人にお伺いをしたいと思います。  日弁連でも、このいわゆる司法ネットの法案について、会員の弁護士の方に周知徹底というか、そういうようなことも一生懸命されていらっしゃるのではないかと思うんですが、どうも、いろいろな弁護士の話を聞くと、まだ...全文を見る
○松野(信)委員 それでは、最後にもう一問、市川さんの方にですが、日弁連の中にもいろいろな批判的な意見もあって、例えば、現在の国選弁護は最高裁判所のもとに最高裁判所の予算で賄われている。ところが、今度この法案が通ることになると、そうではなくて、法務省の管轄の中で法務省の予算でやら...全文を見る
○松野(信)委員 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
04月23日第159回国会 衆議院 法務委員会 第19号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  私の方からも、現在議題となっております総合法律支援法につきまして質問をさせていただきたいと思います。  この法案も、国民の司法に対する信頼とか利用とか、そういうものを高めるという観点、司法制度改革の中でもやはり中心的な法案で...全文を見る
○松野(信)委員 そうしますと、中医協、この日歯連の疑惑についても、厳正、適切な捜査をするというふうに理解してよろしいですね。大臣、お願いします。
○松野(信)委員 そうした点で、ぜひこの問題について厳正に進めていただきたいな、このように思う次第であります。  報道によりますと、相当の金額をばらまいているというようなことですので、やはり日歯連と妙な形で癒着でもされるということになると、それこそ法務省の威信にもかかわるという...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、法務省の大臣、副大臣、政務官とも、日歯連とは一切のかかわりを持っていないというふうにお聞きしてよろしいですね。  それでは次に、この総合法律支援の問題について議論を進めたいと思いますが、この基本理念、法文にも一条、二条あたりに記載がされているわけで...全文を見る
○松野(信)委員 今大臣のお話で、サービスが拡大されるということで、その点については大いに結構だろうというふうに思いますが、従来行ってきたこの法律扶助協会の業務というものが、全部この支援センターの方に引き継がれるようになるのか、あるいは一部残るのか、こういう問題があろうかと思いま...全文を見る
○松野(信)委員 この問題については、まだまだこの法律が成立した後施行まで少し時間があると思いますので、この間にぜひ法律扶助協会とも詰めていただきたいな、こういうふうに考えているところでございます。その間の経過的なところでは、財政的な問題やその他いろいろな形でぜひ法律扶助協会と詰...全文を見る
○松野(信)委員 私は別に無料で支援センターが法律相談に応じろと言うわけではなくて、有料でもそれは構わないだろうと思います。現に第三十条の四号のところでは、過疎地域については有料、「相当の対価を得て、」というふうに規定しているわけですので、過疎地域外でも相当の対価を得て、法律相談...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひその点を詰めて、せっかく大臣もおっしゃられるように、サービスの拡大だというふうに言っておられるわけですので、御検討をお願いしたいと思います。  要するに、私も弁護士をしておりますのでわかりますけれども、法律相談をしたいという人はかなりおられる。別に弁護士会...全文を見る
○松野(信)委員 確かに、法案の三十三条のところでは、条文上、契約弁護士等は独立してその職務を行う、こういうような規定はありますが、先ほど私の方から指摘させていただいたように、随所に法務大臣が認可とか指示とか解任とか、こういう規定もあるものですから、この点はやはり重々注意をしなが...全文を見る
○松野(信)委員 この刑事国選の点については、最高裁の規則で、例えば、三回法廷で国選の弁護士の費用は幾らというような形で決められて支払いがなされているんですが、仮にこの法案が通って、先ほども申し上げたような国選弁護人の契約約款、これは法務大臣が認可するというような形で通った場合に...全文を見る
○松野(信)委員 具体的な報酬の基準、何回ぐらいの法廷の場合は幾ら、こういう支払いの基準が変わる可能性があるのか。つまり、今までより安くなっちゃうというようなことがあるのか、それとも、国選の報酬の支払いの基準、金額というのが上がるのか。その点についてはどうなんでしょう。
○松野(信)委員 それから、やはり弁護士の独立性の点で少しひっかかるというのは、第十九条にあります評価委員会、これも恐らく独立行政法人に準ずるということから出てきた組織なのかなという気もいたしますが、この評価委員会は第十九条の第二項で、次の事務をするということで、「支援センターの...全文を見る
○松野(信)委員 個々の事件についてまで介入ということはないものだろうというふうに思います。  しかし、例えば裁判迅速化法というような法律もあって、二年以内にとかいうようないろいろな基準が決められているわけで、そういうような迅速化法との比較で、この事件、長くかかり過ぎているとか...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございます。  それから、この評価委員会とは別に審査委員会というものもございます。これは第二十九条で、この業務の運営に関し特に弁護士及び隣接法律専門職者の職務の特性に配慮して判断すべき事項について審議する、こういう規定になっていて、どうも正直言って、...全文を見る
○松野(信)委員 この審査委員会については、二十九条の第八項のところで、契約弁護士等について何らかの措置がなされるように、「(懲戒を含む。)」ということで、契約弁護士について何か苦情があったりした場合に一定のこういう措置、懲戒を含むということですから、何らかの制裁処分まで契約弁護...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、この第二十九条の八項に規定している、八項の中の第一号ですが、これに規定している措置、「(懲戒を含む。)」というこの措置というのは、今の山崎局長のお話ですと、契約の解除あたりを指しているんだという御指摘ですが、その契約の解除ぐらいならまだいいかと思うん...全文を見る
○松野(信)委員 契約の解除程度であればやむを得ないことかなと思いますが、これも程度問題といえば程度問題ですが、それがだんだんだんだんエスカレートして、弁護士会が行う懲戒処分あるいはそれに準ずるような二重の制裁を科すようなことがあっては、これはやはり問題だろうというふうに思います...全文を見る
○松野(信)委員 二十九条のところは、確かに、今答弁をいただいたように、最高裁が推薦する裁判官もいれば、検事総長が推薦する検察官もおれば、日弁連の会長が推薦する弁護士もおれば、そういう推薦があるからそれぞれあらかじめ意見を聞いた上で解任をする、これはよくわかります。  ところが...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひ、やはりこの点は、天下りの一つの機関ができた、支援センターという、これは独立行政法人に準ずる組織で、言うなら特殊法人のようなものでありますので、法務省の天下り先が一つできたというようなこういう批判を受けないように、ぜひこの点については大臣の御所見をいただきた...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひ、運用面でも、本当の意味で適切、公正かつ中立な立場の人を理事長に選任していただきたい、こういうふうに思いますし、また、法文上は、私が指摘させていただいたように、あらかじめ最高裁の意見ということで日弁連の意見は聞かなくてもいい、法文上はそうなっているんですが、...全文を見る
○松野(信)委員 今大臣お話しいただきました。議会筋からの協力も、私も賛成でございますので、ぜひ議会筋からも応援をしていきたい、このように考えております。  もう時間が参りました。やはり財政的な点を考えますと、恐らく管理費、今まで民事の点でいうならば、法律扶助協会が行っていた人...全文を見る
04月28日第159回国会 衆議院 法務委員会 第21号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  私の方からも、引き続いて、行政事件訴訟法一部改正案について質問をさせていただきます。  もうこれまでの議論でも大体明らかになってきておりますけれども、行政訴訟というのが提訴される数が非常に少ない、また提訴されても途中で却下さ...全文を見る
○松野(信)委員 今大臣の方から、勝訴率は必ずしも日本は低くない、イギリスよりかなり高い、こういう御指摘でしたが、もともと、そもそも数が少ないわけで、二千件を少し超えるぐらいの数しかないわけですので、提訴の段階から言うならば勝てる見込みのものしか提訴していないということで、提訴の...全文を見る
○松野(信)委員 それは、いわゆる一般の民事訴訟に比較すると非常に却下率は高いというふうに思います。恐らく一般の民事訴訟の場合は、却下されるというのは一%もない程度だろうというふうに把握していますので、この行政訴訟の場合は、今申し上げた処分性がないとか原告適格がないとかいうので、...全文を見る
○松野(信)委員 それは、ないなら仕方がないと思いますが、ただ、日本の場合は非常に却下率が高くて、つまり、入り口のところで切られてしまうという点は強く指摘をしていかなければならないと思います。  それから、勝訴率はそんなに低くないですよという指摘がありましたが、最近の例で見ます...全文を見る
○松野(信)委員 訴訟法上の手続としては、今回の改正で一歩前進だというふうに私も理解しておりますが、しかし、それ以外にもやはりさまざまな理由があって、この訴訟は原告の側の勝訴率が低いのではないか、こう思います。  それで、今大臣の御答弁の中で、和解で終わるケースも多いという御指...全文を見る
○松野(信)委員 手続の点についてはまた後ほどお聞きしますが、やはり根本的な問題としては、正直言って、裁判官にかなりの問題点があるんではないかという認識を私は持っております。どうしてもやはり裁判官、行政の判断はそう間違っていない、行政はそんなに悪いことをするはずがない、もともとそ...全文を見る
○松野(信)委員 この判検交流の問題をやり出すとちょっと時間がとても足りませんけれども、やはり、山崎局長はなかなか優秀で、それはもうプロで自覚を持ってやっているから大丈夫だ、こういう反論があろうかと思いますが、しかし、国民の目から見て、裁判官になったり検察官になったり、大丈夫だろ...全文を見る
○松野(信)委員 この点は、先ほど私が申し上げたように、八千二百円あるいは一万円で一億円の課税処分が争われたら国民の理解が得られないかもしれないというような御発言がありましたけれども、しかし、逆に言うならば、何百億、何千億というような対象の開発問題あるいはダムというような問題で、...全文を見る
○松野(信)委員 今の点については、私も、恐らく今回の法令が通れば、道路関係の周辺住民、これはやはり原告適格を認めてしかるべきだ、この法案で認められるだろうという予測も立てております。  例えば、具体的な例で申し上げると、最高裁判所が平成十一年の十一月二十五日に下している判決が...全文を見る
○松野(信)委員 もう一つ、具体的な事件を御紹介したいと思いますが、これは東京地裁が平成十年の八月二十七日に下した判決でございまして、これはもう皆さんも御存じかもしれませんが、後楽園の野球場のところに今でかいホテルが、ドームホテルができているということで、これはもともとは都市計画...全文を見る
○松野(信)委員 この第九条の二項の、いろいろ考慮をしなさいというところで、今答弁もありましたけれども、少し私の方がひっかかる点をちょっと申し上げたいと思います。  この第二項で、考慮しなさいというのが全部で四つ挙げられているわけですね。一つが、処分の根拠となる法令の趣旨及び目...全文を見る
○松野(信)委員 どうも今の答弁ではとても納得できないですね。「目的を共通にする」という文言があれば、これはかなり現場の裁判官は狭く解釈せざるを得ないというふうに思いますよ。  都市計画法の関係で、今の局長の答弁であれば、環境アセス法は広い意味で目的を共通にするというふうに言わ...全文を見る
○松野(信)委員 その環境アセス法はいいんですが、先ほど私が申し上げたように、例えば川をせきとめてダムでもつくるというようなところでいった場合に、その下流の漁業権を持っている漁民、こういう人たちは漁業法に基づく漁業権ありとなっているのですが、そういうのも目的を共通にする関係法令、...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、目的を共通にする関係法令というのを具体的に、例えば、都市計画法の場合は大体こういう法令が目的を共通にする法令ですよ、それから特ダム法の場合、ダムをつくるというような事業認可の場合にはこういう法令が関係法令ですよ、これが目的を共通にする関係法令ですよと...全文を見る
○松野(信)委員 しかし、大体予想して法律をつくっているはずで、これまで、例えば都市計画法に基づくものとか、特ダム法に基づくものとか、あるいは原発の規定に基づくものとか、そういうので大体許認可の処分を取り消せとかいう裁判がずっとやられてきたわけですよ。そういうのについて今度新しく...全文を見る
○松野(信)委員 この近鉄特急の事件についても、これは、処分の根拠となった法令というのは地方鉄道法という法律でありまして、これに基づいて料金の値上げが認可されたということなんですけれども、そうすると、処分の根拠となったこの地方鉄道法と目的を共通にする関係法令というのは何があるんで...全文を見る
○松野(信)委員 私も別にありとあらゆる法令を調べろというわけでなくて、せめて割合有名な事件、過去に問題になった有名な事件程度については、目的を共通にする関係法令というのはこういうのがあって、こういうのが考慮の対象になるというのはぜひ御検討いただきたいなというふうに思います。 ...全文を見る
○松野(信)委員 民主党の松野信夫です。  きょう最後の質問ということで、よろしくお願いしたいと思います。  私の方からは、持ち時間一時間の中で、一つは公職選挙法に関連した質問、それから後半の方については、いわゆる二重国籍、国籍法の問題について質問をさせていただきたいと存じま...全文を見る
05月07日第159回国会 衆議院 法務委員会 第22号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  引き続いて、行訴法の改正案につきまして質疑をさせていただきたいと思います。  前回も少し質問させていただきましたが、やはり、この法案の大きな目玉というのは、原告適格が拡大される、国民の方が訴える範囲が広がるというところではな...全文を見る
○松野(信)委員 私の方も最近の裁判例を調査して見ておるわけですが、どちらかというと、最近の裁判例は、地裁とか高裁、下級審の方が案外原告適格については厳しい判断をする。ところが、案外、最高裁の方に行きますと、むしろ最高裁の方は割合広く解釈をして、それまでの一審、二審、下級審の判断...全文を見る
○松野(信)委員 今、局長の方から御答弁いただいた四つのファクターを考慮しなさいというのが、九条の二項に規定しているわけであります。  四つのファクターというのは、一つは、処分の根拠となる法令の趣旨及び目的。二番目が、処分において考慮されるべき利益の内容及び性質。三番目が、処分...全文を見る
○松野(信)委員 今御指摘いただいたように、四つのファクターをすべて考慮した上で判断しなきゃならない、こういう点については、私も一定の前進はあるということは理解をしているものであります。  そこで、この第二項にうたわれております、「利益」という文言がいろいろと出てきているわけで...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございました。  それから、三番目のファクターのところでどうしても私はひっかかるのは、この「当該法令と目的を共通にする関係法令」という、目的を共通にするという縛りがかかっているものですから、どうもこういう縛りをかけるんであれば、かなりこれは関係法令と...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、環境影響評価法、いわゆる環境アセス法については、幅広く目的を共通にするということで私も理解をしておりますが、ただ、これも厳密に考えますと、環境影響評価法の適用がある事業、これをアセスをしなきゃならないというのは一定の規模とか一定の年代とかで、すべての...全文を見る
○松野(信)委員 原告適格についてもう一つだけちょっと御質問させていただきたいと思います。  目的を共通にする法律というのは余りないのではないかというふうに私自身は考えているものですから、これも具体的な例で申し上げると、伊達火力発電所訴訟というのがありまして、これは最高裁が昭和...全文を見る
○松野(信)委員 どうも最後の点は私もちょっと理解に苦しむんですが、まあその点はおいておいて。  取り消し訴訟、原告適格がよく問題になりますこの取り消し訴訟について議論を進めたいと思いますが、取り消し訴訟について私の経験などを申し上げますと、現実には行政庁の方がなかなか正式な処...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、今結論的に申し上げると、やはり取り消し訴訟については従来と同じような処分性というものが、この要件が満たされないと取り消し訴訟はだめだけれども、別途、新法では義務づけ訴訟ができるので、そちらの方で救済が可能ではないか、こういうふうに理解してよろしいでし...全文を見る
○松野(信)委員 この取り消し訴訟の関係で、これは私の経験から申し上げますと、採石業者、石をとる、岩石をとる採石業者が、ある県知事に対して、採石法に基づいて、海岸に近い岩山があって、ここから採石をするということで採石の認可を受けようとしたところ、不認可という結論だったわけです。そ...全文を見る
○松野(信)委員 それから、今申し上げたように、処分があったとしても、今の事例で申し上げると、採石法に基づく認可ということと、それから桟橋設置については海岸法に基づく許可ということで、連続して二つの行政処分を得ないと一定の事業ができない、こういうような場合もあって、それぞれに場合...全文を見る
○松野(信)委員 それから、恐らくこれは新法では特に変わってはいないのかなと思うんですが、念のため確認しておきますが、現実の行政処分の前提として、例えば行政指導がなされる、あるいは一定の行政計画がなされる、中には、税務関係では、もうしばしば通達というようなことで、事実上の処分みた...全文を見る
○松野(信)委員 今申し上げたように、この行政指導とか通達、これで現実にはかなり行政の実施がなされているというのが現実なものですから、この点についてはやはりメスを入れていかないといけないんではないか、このように思っています。  それから、これまた今回の法案では残念ながら取り入れ...全文を見る
○松野(信)委員 その点はぜひやはり一定の歯どめをしないと、とかく現場の裁判官は、何でもかんでも裁量の範囲内で、よっぽど逸脱をしていないと取り消しをしないという傾向にあると思いますので、ぜひ今後の検討をお願いしたいと思います。  それから、続いて、出訴期間の点について御質問をい...全文を見る
○松野(信)委員 この出訴期間の関係について、やはり他の制度とのバランスはとらなきゃいけない、このように思います。  その観点から見ますと、住民監査請求、これは、地方自治法に基づく住民監査請求の方は、地方自治法の二百四十二条の二項で規定がありますが、これは「当該行為のあつた日又...全文を見る
○松野(信)委員 この出訴期間の関係で申し上げますと、例えば情報公開訴訟というのがあります。これはよく行われているわけですが、情報公開訴訟については、ある意味では、余り情報をオープンにしたくないという自治体あるいは国の方と、情報を得たいという住民、国民の方との対立構造がよく言われ...全文を見る
○松野(信)委員 教示の点についても御指摘いただきまして、今度はきちんと教示がなされるというように法改正がなるわけです。そうすると、もし行政庁側が誤った教示、例えば出訴期間その他の点について誤った教示をした結果、出訴期間を徒過してしまったという場合は、こういう正当な理由に当たるの...全文を見る
○松野(信)委員 教示全般について、これまでも教示制度というのがありましたけれども、中には、極めてお役所的というか、やや不親切な形でしか教示がなされていないというケースもありまして、私はやはり、せっかくこの教示制度というのが設けられるというのであれば、どこに対してできる、どの裁判...全文を見る
○松野(信)委員 もう時間が参りましたので最後にしたいと思いますが、今回の法案で、やはり、一つの目玉は最初に申し上げた原告適格を拡大するということだろうし、また、別の目玉というのでは、義務づけの訴えとかあるいは確認の訴え、こういうものが新たにできて、使い勝手がいいような形で設けら...全文を見る
○松野(信)委員 時間が参りましたので、以上で質問を終えたいと思います。ありがとうございました。
05月11日第159回国会 衆議院 法務委員会 第23号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  三人の先生方、大変御苦労さまでございます。私が最後ということで、もうしばらくおつき合いをいただきたいと存じます。  まず最初に、塩野参考人の方にお伺いしたいと思います。  先ほど来から出ておりますが、原告適格の拡大の問題。...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございました。  具体的な例を挙げますと、藤川参考人のところでもございました主婦連のジュース訴訟、そして近鉄特急料金の訴訟、藤川さんの方でこの二つを挙げておられて、この変化についていっていないではないか、こういう御指摘もありました。  確かに、この...全文を見る
○松野(信)委員 塩野参考人に最後にちょっとお尋ねしたいんですが、少し細かいところですが、この九条の二項の中の四つの要素のうち一つ、処分の根拠となる法令と目的を共通にする関係法令の趣旨及び目的、これを考慮しなさいと。  しかし、処分の根拠となる法令と目的を共通にしなきゃだめだと...全文を見る
○松野(信)委員 済みません。時間が来ているんですが、せっかく水野参考人においでいただきましたので、一点だけお願いしたいと思います。  水野参考人からもお話がありました裁量処分の取り消しの行訴法の三十条、要するに、裁量権の逸脱あるいは濫用でない限り取り消せないという、これについ...全文を見る
○松野(信)委員 以上であります。ありがとうございました。
05月12日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第20号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  景観法について質問をさせていただきたいと存じます。  景観法、目的は第一条、第二条が基本理念ということでありまして、第一条の目的のところを見ますと、施策を総合的に講ずることによって、美しく風格のある国土の形成、潤いのある豊か...全文を見る
○松野(信)委員 私は、この潤いのある豊かな生活環境の創造ということの前提として、ただ景色を見て、見た目に美しいというだけではなくて、やはりその前提としては、地域の住民の人たちが安心して暮らせる、こういうような環境づくり、そして公共物についても、その存在意義、道路や鉄道、川、いろ...全文を見る
○松野(信)委員 潤いのある豊かなという点から見ますと、午前中の最後に岩國委員から指摘もありましたが、けさの毎日新聞の一面にありますような日歯連から「石原国交相に「迂回献金」」ということで、自民党の国民政治協会に入ったお金が石原大臣が支部長を務める自民党の東京都第八選挙区支部に交...全文を見る
○松野(信)委員 先ほどの質問の続きでありますが、新聞報道によりますと、日歯連の臼田会長、この人は現在逮捕されておるわけですが、その人、臼田会長が、日歯連の代表というような形で、石原国土交通大臣の選挙区内である東京都杉並区で歯医者さんの方を開業している。それで、臼田容疑者にも、石...全文を見る
○松野(信)委員 そして、昨年の選挙のときにも臼田容疑者とお会いになっておるということですが、これも事実でしょうか。
○松野(信)委員 それから、臼田容疑者が石原氏らに対して、当時は医師にだけ認められていた口腔内の障害についての診断書作成、これを歯科医師にも認めるよう要望をしたというふうになっていますが、そういう要望がありましたか。
○松野(信)委員 臼田氏からの要望に対して、その要望に沿ったような行動あるいは指示、指導、そういうものをしましたか。
○松野(信)委員 この問題についてはまたいずれ質問させていただくとしまして、この景観法の中で、当初申し上げていたように、潤いのある豊かな生活環境の創造ということがうたわれているわけであります。  その観点から見ますと、九州新幹線、この九州新幹線問題については、さまざまな問題が地...全文を見る
○松野(信)委員 その中で、私の方、実際に現地も見てまいりましたが、水俣市の長野町というところであります。写真もここにありますが、わずか自宅との間隔が六十センチしかないところまで新幹線の高架橋ができている。私も現地を見に行きましたけれども、非常に高い高架橋、恐らく何十メートルかあ...全文を見る
○松野(信)委員 今大臣言われましたように、確かに、現在公調委で審議がなされているということは間違いないんですが、そこでは、専ら、いわゆる公害というような観点、つまり震動とか騒音とか、こういう点で主に問題になっているかと思います。  私がお聞きしたいのは、その点も大変重要な問題...全文を見る
○松野(信)委員 それから、トンネル工事が原因と思われるような水がれで、今まではちゃんと美しい川が流れていた、沢があったというようなものも、水がれということで、それこそ、全く、一滴も流れないような川になっている。これも、私、実際に見に行っておりますが、玉名、南関あたりでそういうふ...全文を見る
○松野(信)委員 補償は補償、これはこれできっちりやらなければならないと思いますが、それとはまた別に、やはり美しい景観をしっかり守っていく、そのために果たすべき役割、これはそれぞれにあるだろうというふうに思います。  景観法の中を見ましても、第三条には、これは国の責務と、国の責...全文を見る
○松野(信)委員 これは私の方からの提案にもなりますけれども、例えば、こういうような鉄道を通すというようなことであれば、私自身は、鉄道が通ること自体は、別にそれを否定するわけではありませんが、やはり冒頭申し上げたように、地域の住民の人たちからしっかり支持される、そして見た目にも美...全文を見る
○松野(信)委員 今の答弁ですと、要するに公共事業としては、まさに新幹線が通る線路の部分しか対象にならない、少しでも外れれば、そういう補償の対象から外れる、こういうようなことのようですけれども、いわゆる公共事業としての公共用地の取得という点では、そういうふうな運用になっているのか...全文を見る
○松野(信)委員 公共用地としてどこまで買えるかという質問をしているわけではないので、その点はぜひ前向きにやってもらいたいと思いますし、また、地元自治体が公園をというようなお話もありましたが、最初に申し上げたように、この景観法の趣旨からすれば、三条には国の責務、国は、良好な景観の...全文を見る
○松野(信)委員 地元あたりを歩いて回りますと、いろいろな建物に対するいろいろな要望もありますけれども、案外多いのが、町中に例えばワンルームマンションなどができると衛生環境面でよろしくないので、ワンルームマンションに対する規制なんかできないか、あるいは、町中にパチンコ屋が進出され...全文を見る
○松野(信)委員 この景観地区で具体的に建物を建てるというふうになるとどうなるか。今御答弁いただいたように、大体、色とかデザインとか、そういった面を中心に規制をしてくる、こういうことのようであります。  しかし、色とかデザインとか、そういうものが例えば当該景観地区に適合している...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、景観計画の中でできるだけ客観的な基準とか指針とかこういうものを打ち出して、恣意的な判断を避ける、このように理解してよろしいですね。  しかし、建築家が一定のデザインとか色でどうしてもこの建物をこの景観地区に建てたいというふうに一方では申請しても、先...全文を見る
○松野(信)委員 それから、景観法がやはりしっかり実効性が持てる、一定の景観に違反するようなものについては、その是正を求めていくというようなことが必要なことで、これによって法律の実効性というものが担保されるということかと思います。  この点で見ますと、法律上は、第十七条のところ...全文を見る
○松野(信)委員 時間が余りありませんので、残された時間で他の法律との兼ね合いの点についてお聞きをしておきたいと思います。  この景観法の規定によりますと、河川法による河川、これも対象になっている。道路も対象になっている、川も対象になっている、こういうようなことになっているわけ...全文を見る
○松野(信)委員 土木公共物が全部景観に悪いというふうに私も申し上げているわけではないので、景観法という新しい法律をつくって景観を守っていくということであれば、できるだけやはり景観を優先するような形で公共工事についても運用していかなければならない、このように指摘をしていきたいと思...全文を見る
○松野(信)委員 もう時間が参りましたけれども、これまで、例えば河川法については、最近の法改正で環境を重視するというような規定も新たに入っています。これからは、もちろん環境は大変重要なことでありますが、せっかく景観というような形で、景観を重視していくという観点で景観法がつくられる...全文を見る
05月12日第159回国会 衆議院 法務委員会 第24号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  私の方からも不動産登記法につきまして質問をさせていただきたいと思います。できるだけかみ合った議論になりますようにお願いしたいと思います。  今回の不動産登記法、第一条のところが目的ということで記載があります。国民の権利の保全...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございました。  登記の真実性をしっかり確保していくということは、大変大事なことであろうかと思います。ただ、我が国の登記制度というのは、基本的には、公信力がないというのが前提になっているわけで、それは突き詰めていって、登記というのは常に必ず実体的真実...全文を見る
○松野(信)委員 今回の登記法の改正という問題については、先ほど来も少し出ましたけれども、いわゆるe—Japan構想ということで、いろいろコンピューターを活用した、言うなら電子政府、これを目指す、その一環というふうにも考えられるかと思います。  それはそれで別に悪いというわけで...全文を見る
○松野(信)委員 私も少しくこの登記関係の事件などを扱ってまいりまして、裁判などもあります。  一番多いのは、やはり、登記権利者その本人の意思確認が必ずしも十分になされないまま移転登記がなされた、あるいは抵当権設定登記がなされたというようなことで、間違った登記になっているじゃな...全文を見る
○松野(信)委員 今お話がありましたこの登記原因証明情報ですけれども、具体的にはその証明情報というものはどういうものなのか、そこには何が記載されるのか。どうも法文を見た限りでは必ずしも明確ではない。常識的に考えれば、通常、売買契約書、売り主と買い主の売買契約書をつくって、それで移...全文を見る
○松野(信)委員 売買契約書が典型的に当たるということだろうと思いますが、実際には、恐らく売買契約書は別途つくって、それは売り主、買い主双方が原本を持っている。そうすると、登記原因証明情報で登記所の方に提出するのはその写しというような形になるんでしょうか。
○松野(信)委員 この登記原因証明情報にどの程度の情報を盛り込むのかという点も、これまた条文上必ずしも明確ではありません。恐らく、例えば、典型的な売買ということであれば、売買の日時それから売買の物件、当事者、この辺は当然に入ってくるのかなと思いますが、例えば、代金が幾ら、手付金が...全文を見る
○松野(信)委員 それから、登記原因証明情報について、この情報というのは、基本的には電子的に処理されるというのがベースかと思いますが、これは第三者に開示されるようなものなのかどうか、この点はいかがでしょうか。
○松野(信)委員 登記申請書の閲覧など、よく実際の裁判などでも問題になります。本当に真意に基づいて移転登記がなされたかどうか、あるいは抵当権の設定登記がなされたかどうかというようなことで裁判などに発展する場合があります。  その場合、そういう登記申請書あるいはその附属書類、そう...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひ前向きに検討をお願いしたいというふうに思います。  それからもう一つ、登記原因証明情報について、売買契約書ではなくて、例えば、売買に立ち会っている司法書士さんの確認書とか司法書士さんの証明書とか、そういうのも当然出てくるだろうというふうに予想されます。 ...全文を見る
○松野(信)委員 次の問題に移りたいと思います。  今回の法案の目玉は、要するにオンラインで申請するということになるわけですが、果たしてそのオンライン申請というのがうまくスムーズにいくかどうか、これは先ほど泉委員の方からもいろいろ御指摘があったところであります。  現在、登記...全文を見る
○松野(信)委員 登記所は、大体法務局、地方法務局にあったり、その出張所にあったりということで、地域地域に見ますと、場合によっては、ちょっとそこにいろいろな人権擁護相談、あるいは登記の相談、ちょっとした相談に地域の人たちがよく行かれるところでもあります。  ですから、私は、余り...全文を見る
○松野(信)委員 具体的な日程まではまだよくわからないということだろうと思いますが、そうすると、オンラインの指定がなされていない、いわゆる未指定庁ということであれば現行のやり方をずっと続けるということになろうかと思います。  ただ、こういう理解でよろしいんでしょうか。オンライン...全文を見る
○松野(信)委員 これも泉委員の質問の中にもありましたけれども、オンラインの申請という前提には、やはり住基ネットあたりのカード、これが実際に使われていないと電子署名あるいは電子証明書の方にも発展していかない。ですから、オンライン申請が本当に根差して、根づいていくというためには住基...全文を見る
○松野(信)委員 このオンラインの申請のときに少し気になるという点は、いわゆる無資格者による登記の不法代理、この問題があろうかと思います。  弁護士や司法書士さんであれば、まさにそれが仕事ですからできるわけですが、それ以外の資格のない人が代理人となって登記の申請業務を行うという...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、無資格者によるいわゆる違法な代理申請でも、代理権がある以上は、それはそれで登記の申請は受け付ける、しかし、登記所から見て、この代理人は資格者ではないというのがわかれば、それなりの、例えば告発するなり通知するなり、それなりの対応をする、こういうふうに理...全文を見る
○松野(信)委員 その点はわかりました。  それから、従来のやり方ですと、いわゆる筆跡というものが残って、例えば、裁判などで問題になりますけれども、売買契約書に売り主の名前がちゃんと筆跡が残っている、あるいは司法書士さんに出している登記の委任状、この委任状の筆跡が本人のものかど...全文を見る
○松野(信)委員 それから、司法書士さんあたりが資格を持って代理人としてやられる場合に、本人確認、あるいは本人が本当に売るんですか、買うんですか、あるいは抵当権を設定するんですかというような本人の意思確認、これは現実にはかなりきちんと司法書士さんたちはされていらっしゃるかと思いま...全文を見る
○松野(信)委員 それから、具体的に典型的な売買のことを考えますと、売り主の方とすれば、しっかり売買代金を確保しなきゃならないし、売買代金が確保されるまでは移転登記には応じない、こうなります。買い主の側も全くそれは同様であって、お金を払う以上は、確実に所有権移転登記が自分のところ...全文を見る
○松野(信)委員 登記識別情報を使ってオンラインで売買するという場合、例えば、登記識別情報、売り主の方が持ってこられた登記識別情報、これが有効なものかどうなのかというのは、ふだん登記識別情報なんというものは大体権利者の人がしっかり握って放さない、だれにも見せないというのが一般的で...全文を見る
○松野(信)委員 それから、こういうオンラインの申請のときには、当然、電子署名とか電子証明書とか、そういうようなものが出てくるわけですが、これも要するに、例えば売り主さん本人の電子署名かどうか、間違いないかどうか、途中で変更されていないかどうか、こういう電子署名の有効性の検証とい...全文を見る
○松野(信)委員 電子署名についても、電子署名も何けたかの数字とか英語がいろいろ入ってきているわけですが、これも変えることは可能なわけですね。そうすると、実際に売買の取引決済をする、それからその後の登記申請の手続をする、その間にタイムラグが生じた場合に、それは、不心得者の、悪い人...全文を見る
○松野(信)委員 それから、実務的に考えますと、よくありますのは、住宅ローンで抵当権がついている物件を売買する、それで、新しく買う人は、別の銀行から融資を得て、売買代金を融資を得て購入する。そうしますと、まず売り主の方は抵当権の抹消登記手続をする、それから、売り主から買い主に、売...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございます。  それから次に、登記官による本人確認、これは、二十四条に規定があるところで、これは従前の取り扱いより少し変わっているように思います。  もともとは、登記官というのは、消極的審査ということで、言うならば、形式的にいろいろ書類が整っておれ...全文を見る
○松野(信)委員 今の御答弁であれば、従来から行われている、例えば司法書士さんあたりがされていたやり方で特に問題なく登記手続がなされていたわけでありますので、従来のやり方と新しく二十四条で規定されているやり方と、そんなに違うものではないというふうに理解をしていいように思いますが、...全文を見る
○松野(信)委員 そうしますと、この二十四条のところで、「疑うに足りる相当な理由」というのは、今御答弁いただいた、例えば警察から事前に通告がなされているとかいうような、ある程度明々白々といいますか、極めて例外的な場合にこの条項を適用する、こういうふうな理解でよろしいですか。
○松野(信)委員 実は、近時いろいろ問題になっております商工ローン、いわゆるノンバンクで、どうも余りたちのよくない金融業者は、貸し付けをするときに、あらかじめ登記の申請に必要な書類を取り上げている。印鑑証明書あたりを取り上げているというやり方をとっていて、それで、何年もたってから...全文を見る
○松野(信)委員 それから、もう時間が余りありませんので、念のためにちょっと聞いておきたいと思いますが、二十二条の規定で登記識別情報の提供というのがあります。ただし、そこにただし書きがありまして、正当な理由がある場合は提供しないでよろしいということがあるのですが、具体的にはどうい...全文を見る
○松野(信)委員 この点については、旧法ではいわゆる保証書というやり方で、権利証をなくしちゃった場合は保証書ということでやる。しかし、登記済み証をなくしましたということは、別に何も立証しなくても、ただなくしたということで保証書の作成はできていたわけですね。  そうすると、この新...全文を見る
○松野(信)委員 時間も参りましたので終わりたいと思いますが、率直に申し上げると、この不動産登記法はまだまだいろいろと議論をしなきゃならないし、省令、政令等にゆだねられる部分も多いので、今後ともきちんとした検証が必要だということを指摘させていただいて、質問を終わります。  あり...全文を見る
05月17日第159回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第1号
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○松野(信)分科員 民主党の松野信夫でございます。  私は、地元熊本の方で二十年以上弁護士をしておりました。熊本ですと、水俣病という大変な悲惨な事件がありまして、私も長らく弁護団で被害者救済に当たってまいりました。それからハンセン病、これも、後に全国で裁判が行われましたけれども...全文を見る
○松野(信)分科員 抽象的な基準、あるいは大牟田労災病院における採算性で赤字が累積をしている、こういうようなお話でございますが、とてもこういう理由では納得できないものでありまして、この大牟田労災病院の特殊性、これをやはりよくよく見ていただきたい。歴史的にも、この大牟田労災病院は非...全文を見る
○松野(信)分科員 今お話がありましたように、やはり、何といっても、現にCO中毒患者として療養を受けていらっしゃる患者さん、そしてその御家族、この人たちが今、この病院が閉鎖されようとするということで、大変な心配、不安を抱えているわけで、やはりこの患者さんを中心にこの問題については...全文を見る
○松野(信)分科員 採算性が悪くて赤字がずっと続いているというようなお話もありましたけれども、確かに、このCO中毒患者さんに限って見るならば、これは採算性という点ではなかなか難しい側面があることは私も否定できないと思います。  だけれども、よくよく考えてみますと、例えばこの大牟...全文を見る
○松野(信)分科員 ぜひ、最後までしっかり責任を果たしていただきたいというふうに思います。  時間が余りありませんが、次に、荒尾におきます職安の廃止の問題、これも労災病院と同じように、荒尾の方の職業安定所を廃止するという方針が打ち出されて、これまた地元の方では大変な問題になって...全文を見る
○松野(信)分科員 そうすると、荒尾を廃止して、近隣でいうなら玉名で対応する、玉名に現在あるわけですけれども。そうすると、荒尾の方で働いている、職安で働いていらっしゃる公務員の人たち、この人たちはどういうふうになるのか。また、荒尾の職安を利用している失業者の人たち、この人たちは、...全文を見る
○松野(信)分科員 職安の問題については、先ほど申し上げたように、それこそハローワークが本当に今商売繁盛ということで、言うならば希望者が殺到しているわけで、やはり、例えば単に荒尾の職安を廃止して玉名に行きなさいということで簡単に済まされるような問題ではない、こういうふうに思います...全文を見る
○松野(信)分科員 もう時間がありませんので質問はこれくらいにしたいと思いますが、全国画一的に、一律にやってしまうというのではなくて、やはり地域地域の実情、そしてその歴史性も踏まえてぜひ対応していただきたい、このように申し上げたいと思います。  特にこの大牟田とか荒尾とかいう地...全文を見る
05月18日第159回国会 衆議院 法務委員会 第26号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  本日は、大変御苦労さまでございます。私が最後の質問ということで、よろしくお願いをしたいと思います。  まず、青山参考人にお尋ねしたいと思います。  破産法の目的については、第一条のところに記載があるわけであります。債権者と...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございました。  もう一問、青山参考人にお尋ねしたいと思います。  特に個人の破産者が非常にふえている、もう二十五万人ぐらいにもなっているということで、大変な問題になっているわけであります。その背景事情としてはいろいろな点があります。サラ金だとかや...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございました。  では、続いて綿引参考人の方にお尋ねしたいと思います。  否認のお話がありまして、適正価格で不動産が処分されるということで、否認の要件が明確になったというお話がありました。新法でいいますと、百六十一条という条文がありまして、相当の対...全文を見る
○松野(信)委員 最後に、それでは須藤参考人の方にお伺いしたいと思います。  やはり破産事件が円滑に進むというためには、何といっても管財人、有能な管財人がしっかり手当てされるということが大変重要ではないか。特に最近は、少額管財事件、先ほど言われました、そういうケースがふえている...全文を見る
○松野(信)委員 時間が参りました。ありがとうございました。
05月19日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第22号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫です。  このワンストップサービスの法案について質問をさせていただきます。  このワンストップサービスの積極的な意義でありますが、これまで委員の指摘がありましたように、これは要するにe—Japan構想に基づく一環として採用されるということでご...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひ、このメリットが幅広く進展するように、施策の方をお願いしたいと思います。  その中で、やはり大きな気がかりとしてありますのは、民間に登録情報処理機関というのが設置されるということでありまして、ここの登録情報処理機関は、自動車メーカーとかあるいは損保会社あた...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひ、やはりユーザーの立場に立って、こういう登録情報処理機関の費用がユーザーにのしかかってこないような、そういう立場で指導をしていただきたいと思います。  それから、今お話がありましたように、この登録情報処理機関というのは大変な量の情報を握ることになるわけです...全文を見る
○松野(信)委員 その点について一つ確認をしておきたいと思いますが、この登録情報処理機関については、さっき言った譲渡証明の関係とか自賠責の関係とか、そういうデータがここに集約されるわけですね。そういう情報が政府の方のこのワンストップサービスの、例えば陸運の方に届けられるということ...全文を見る
○松野(信)委員 この情報処理機関の関係について見ますと、これは、使用済自動車再資源化法、いわゆる自動車リサイクル法というのが設立されて、来年の一月から施行だ、こういうふうになっているわけですね。  これで、この自動車リサイクル法で、財団法人自動車リサイクル促進センターというの...全文を見る
○松野(信)委員 この点についてはいろいろ意見があるかと思いますが、私は、やはり車一台一台について、車が誕生し、ということは要するに新規登録をするというときから、このリサイクル法というのを発動して預託金あたりを預かる、そして車が死亡する、つまり廃車をするというときまで一貫して、こ...全文を見る
○松野(信)委員 この点については将来の課題でまた議論したいと思いますが、残りの時間は軽自動車の点について質問したいと思います。  今回のこのワンストップサービスというのは軽自動車は除外されているわけですね。そもそも軽自動車というのは、検査手続はやるけれども自動車の登録というこ...全文を見る
○松野(信)委員 今の説明はとても納得できないですね。  何十年も昔の話であれば、軽自動車は安い、構造が簡単であるというのは何十年も昔の時代ならわからないではないけれども、今、軽自動車は非常に高いんです。それこそ軽自動車で百万円を超えるのもある。いわゆる普通車の大衆車の方がむし...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひその点見直していただきたいと思うんですが、例えば台数を見ましても、軽自動車というのは着実にふえているんですね。平成元年ぐらいですと全体の二五、六%ぐらいあって、今は三〇%。全体の中で見ますと、軽自動車は二千三百万台ぐらいある。それ以外、普通の乗用車が四千二百...全文を見る
○松野(信)委員 時間がありませんのでもう終わりますが、ワンストップサービスの対象になるかどうかはさておいても、こういう軽自動車検査協会のような、ある意味では国の仕事を民間にやらせて、独占して競争原理が働かない、こういうやり方そのものをこの際しっかり見直していく必要があるのではな...全文を見る
05月19日第159回国会 衆議院 法務委員会 第27号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  破産法について質問をさせていただきたいと存じます。  近時、破産者が大変ふえている、昨年で二十五万人ぐらいになっているということで、大変な勢いで急増しているわけであります。大変深刻な社会的な問題も発生させておりまして、自殺者...全文を見る
○松野(信)委員 私も長く弁護士をしておりまして、破産事件もたくさん取り扱ってきて、いろいろな点から見て、できるだけ破産に持ち込まないように、できるだけ多重債務者をつくらないようにということがまず大事なことではないかというふうに思うわけで、その点から見ますと、破産に至る背景事情に...全文を見る
○松野(信)委員 年金を担保というのは、確かに、今局長が言われたように、正式な担保権を設定したというわけでなくて、事実上、証書とか通帳とかを取り上げているという、事実上の担保ということかと思うんです。  それで、今局長のお話にもありましたように、例えば日弁連あたりは、こういう違...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、昨年の通常国会で成立したやみ金の規制の取締法ですね。当初、議論としては、いわゆるやみ金を取り締まろう、あるいは暴力団が関与するようなのを取り締まろう、こういうふうだったと思いますが、今の御指摘ですと、十三条を適用して、年金を事実上取り上げてやるような...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございました。  ぜひこの貸金業規制法等を、せっかく昨年改正されましたので、これを徹底してやはり運用していただきたい。率直に言って、従前は、どうもなかなかやみ金に対する取り締まりというのが余り進まないなと思っていたんですが、最近ようやく本当に動き出し...全文を見る
○松野(信)委員 それからもう一つ、やはり金利の問題があろうかと思います。  金利の点については、これは徐々に金利が下がってきているということはそれは確かにそのとおりなんですが、私は、今の社会情勢、そして世界各国との比較から見れば、日本の、例えば出資法あたりで定めている金利とい...全文を見る
○松野(信)委員 確かに、これは議員立法というような形でなされましたけれども、政府の方も議員に任せるというのでなくて、やはり積極的に一つの政策として、できるだけ多重債務者はつくり出さない、破産者をつくり出さない、こういうような一つの政策的な点から見ても、グレーゾーン自体をなくして...全文を見る
○松野(信)委員 この点はもう少し議論をしたいところですけれども、午前中の時間、適当に切りがいいと思いますので、ここで終わりたいと思います。  ありがとうございました。
○松野(信)委員 民主党の松野信夫です。  午前中に引き続き、破産法案につきまして質問をさせていただきたいと思います。午前中は、なぜ破産者がふえるかという、破産に至る背景事情等についてお伺いいたしました。午後は、具体的な各論の方についてお伺いをしたいと思います。  まず初めに...全文を見る
○松野(信)委員 旧来のやり方ですと、実際としては、予納金、規定上は国庫仮支弁ができる。債務者が破産の申し立てをした、だけれども予納金を納めるだけの資力がない、そういう場合には国庫の仮支弁というのが、規定としてはあったんですが、これは恐らく実務家であれば大体皆さん御存じかと思いま...全文を見る
○松野(信)委員 今御答弁いただいたように、国庫仮支弁、破産する人が二十五万人もいる中でほんの数件、もうゼロ%だというようなことであります。  そうすると、恐らく、最高裁の方としても、このための予算というのはほとんどとっていないのかな、むしろ、その予算をとっていないから、事実上...全文を見る
○松野(信)委員 国庫仮支弁ですから、原則として貸し付けということで、いずれ返してもらわなきゃならない、これが恐らく建前だろうというふうに思います。  ただ、いわゆる法律扶助協会あたりですと、返済の能力があるか、返済をどのように行うかというのを一応チェックするようになっているわ...全文を見る
○松野(信)委員 この仮支弁、先ほど申し上げたように、いわゆる消費者破産のような形で予納金が一万円ぐらい、すぐ同時廃止で終結するというようなケースであれば、ほとんどこれを活用するという意味合いはないと思うんです。  だけれども、ケースによっては、それこそ個人の人でも二十万、三十...全文を見る
○松野(信)委員 予納金の点について最後の質問ですが、従来の法律ですと、債権者申し立てによる破産申し立ての場合、これは予納金が納められないと申し立て自体が却下されてしまう、こういう仕組みになっていた。逆に、債務者破産申し立ての場合は、予納金を納めなくてもすぐに却下にはならない、ず...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございました。  予納金の点はこれくらいにいたしまして、次に、実務的に言いますと、破産の申し立てをした、しかし、実際、債権者の方からやかましくいろいろと取り立てを受けるということで円滑な破産手続に支障を来すという場合もあり得るわけで、現にそういうケー...全文を見る
○松野(信)委員 私も、この二百七十五条が新設をされるということで、この点は非常に評価できるというふうに考えております。  そこで、この要件について、少し確認をしておこうと思いますが、「破産者又はその親族その他の者」というのが入っております。破産者とかその親族というのはわかるん...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、「その他の者」というのは、割合幅広く解釈していいのかなという気がいたします。  それから、この二百七十五条の条文を見る限り、一定の目的というのが書いてあるわけですね。目的罪になっているわけで、弁済をさせる目的あるいは保証をさせる目的ということで、面...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございました。  それから、そういう不当な取り立てをするというようなケースとはまた別に、例えば同時廃止になる、その後、免責の手続に移行する、こういうときに、金融機関、債権者の中には、強制執行してくるというケースがあります。  具体的に、免責手続中に...全文を見る
○松野(信)委員 強制執行の禁止ということで、それは二百四十九条に新たに設けられているだろうと思います。これはこれで、従来になかった新しい制度ということで、この点も私は評価できるというふうに思います。  それで、具体的に、例えば破産裁判所とそれから強制執行の命令を出す裁判所、こ...全文を見る
○松野(信)委員 恐らく、破産申し立てについてちゃんと代理人がついているというようなケースですと、例えば免責審尋しているうちに給料で差し押さえを受けたということになれば、その旨を破産申し立ての代理人に告げれば、それは多分、代理人の人が、それはもう、新法によれば、そういう強制執行と...全文を見る
○松野(信)委員 その点は、やはり実務で考えると看過できない問題でありまして、給料の差し押さえというと、必ず第三債務者、つまり勤め先のところに通知が届くわけです。そうすると、勤め先としては、そういう通知が来れば、例えば四分の一は差し引いて残りの四分の三しか払わない、こういう措置を...全文を見る
○松野(信)委員 この問題は債務者本人も、それから第三債務者の、つまり勤め先の実際の処理に当たっても、小さい問題といえば小さい問題かもしれませんが、実務的には非常に気を使ってあげなければいけない問題だろうと思うので、運用の面でスムーズにいくように、ぜひこの点はお願いしたいというふ...全文を見る
○松野(信)委員 今御答弁いただいたように、東京、大阪、大都市は、少額管財事件ということで、安い、二十万程度の予納金で管財人をつけて、割合簡単に債権調査とか配当とかやって一件処理する、これがかなり進んでおりまして、したがって、今言ったような任意弁済というのはもうほとんどないに近い...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひ、その点、今後も重要課題で対応していただきたいと思います。  それから次に、自由財産の範囲が拡大した、これは新法で言うと三十四条以下にあるわけですけれども、これも、もう既に審議の中でも別の委員も取り上げていたと思いますが、これはこれで非常に結構なことだ、賛...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、上限を定めていないとすると、ある意味では青天井みたいな形になるのかな。債権者から見ますと、それは本当に気の毒な破産者、債務者の場合もあるし、そういう場合で、例えば扶養家族も多くてこれは大変だ、そういうのがよくわかるようなケースであれば、恐らく債権者も...全文を見る
○松野(信)委員 三十四条の五項を見ますと、「裁判所は、前項の決定をするに当たっては、破産管財人の意見を聴かなければならない。」ということですから、確かに、これは破産管財人の意見は聴取される。しかし、破産管財人が確実に債権者の皆さん方の意見をしっかり聞いて、そういうのを踏まえて意...全文を見る
○松野(信)委員 寄託を請求することができるというのを七十条に新しく設けているわけで、これも旧法から比べれば前進だというふうに思います。  しかし、現実には、これは寄託を請求することができるという規定になっているわけで、例えば管財人が自動的に積み立てて準備しておくというわけでは...全文を見る
○松野(信)委員 時間が余りありませんので、最後の質問をさせていただきます。  否認権の行使、管財人が否認権を行使するという場合もあるわけですが、百六十一条の条文が新たに新法ではつくられておりまして、相当の対価を得てした財産の処分というのは原則として否認できない、こうなって、こ...全文を見る
○松野(信)委員 ただ、経済実務界では、やはり安心して、破産状態になりかかっているような会社でも取引できるというやはり安心感を与えるためにも、ぜひこのガイドライン、一定の、こういう場合は大丈夫です、こういう場合は否認されますというのをやはりおつくりいただいた方がいいのではないか、...全文を見る
05月21日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第23号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  私の方からは、公示法、いわゆる地価公示法について質問させていただきたいと思います。  日本に一物四価ありということがかねてから言われておりまして、本来、不動産、土地の値段というものは、物の値段ですから一つであるべきだろう、こ...全文を見る
○松野(信)委員 今御答弁いただきましたけれども、各省庁、できるだけ効率化を図らなきゃいけないということで検討はしているということですが、現実には、どうも非効率のまま現在に至っているのではないか、こういうふうに言わざるを得ないかと思います。  例えば、これは総務省さんの方にお聞...全文を見る
○松野(信)委員 今御答弁いただいたように、できるだけむだをなくすということでお願いをしたいと思います。  続いて、これは財務省の方になりますか、路線価の関係ですけれども、これは相続税法に基づいて時価を出すというふうになっているわけで、私が聞いているところでは、全国で四十七万カ...全文を見る
○松野(信)委員 地価の問題を質問しますと、いつも、関係省庁とよく連絡をとりながら重複がないように効率化を図ります、こういうようなお話もいただくし、あるいは、それぞれ法律の制度、趣旨、目的が違うから、それぞれ法律の趣旨に従ってやっております、こういう答弁をいただくのですけれども、...全文を見る
○松野(信)委員 どうも余りスピーディーな検討が行われているようには聞こえません。  この平成十四年度の財務省での予算執行調査によると、なかなか厳しく批判がなされていると思います。調査手法の連携が不十分で効率化が必要だ、こういうふうに言っているわけですから、私は、終局的には土地...全文を見る
○松野(信)委員 どうも、さらなる検討と言っているようではとてもとても話にならぬなというふうに言わざるを得ないかと思います。率直に言って、地価公示法の公示価格の目的から見ても、一体現状はどうなんだろうかというふうに言わざるを得ないです。  公示価格、地価公示制度というのは、第一...全文を見る
○松野(信)委員 どういうアンケートをされたのかよく知りませんけれども、実際は、不動産業者に聞いてみれば、もう皆さん公示価格にはよらないということを言われるし、あるいはもういろいろな不動産の雑誌をごらんになってもはっきりしていますけれども、要するに、公示価格はもう依拠できない、で...全文を見る
○松野(信)委員 今、総務省さん、財務省さん、国税の方から、特に支障はないというふうなお話もありました。  こういうような提案は、何もきのうきょうに始まったことではなくて、以前からいろいろ学者、研究者、マスコミ等もしておりましたし、また、国会の方でも審議されてきたところでありま...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひその方向でお願いしたいと思います。  質問を終わります。
05月26日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第24号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  私の方からは、引き続いて、内航海運組合総連合会、特に、この組合が行っております内航海運暫定措置事業、これについて御質問をさせていただきたいと思います。  従来はいわゆるスクラップ・アンド・ビルドの方式で船腹調整事業というのが...全文を見る
○松野(信)委員 この暫定事業そのものについては理解はできるんですけれども、ただ、中身を見てみますと必ずしも余りうまくいっていない。私が調査したところでも、内航総連合会の方で、既に、商工中金から三百五十億円、民間金融機関から百八十億円借りている。さらに、鉄道建設・運輸施設整備機構...全文を見る
○松野(信)委員 どうも、余りちゃんとした借金体制を解消する理由になっていない。そもそも、新しく造船する建造者から高額に建造納付金を取っているわけですね。これが一体どうなんだろうか。  実際にこれから船をつくろうという人からいろいろ事情を聞いてみますと、船をつくるのに実際もちろ...全文を見る
○松野(信)委員 建造意欲を減退するような高額な建造納付金、確かに、暫定措置事業を何とか維持しなきゃならないという趣旨はわかりますけれども、これが余り長く続いているようだと、本当に船をつくろうという人の意欲をこれはもう完全に減退することになるのではないかと思います。  それから...全文を見る
○松野(信)委員 この暫定措置事業については組合内部の方からも本当に大丈夫かという声も上がっているようですので、国交省の方としてもしっかり指導していただきたいということを申し上げて、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
05月28日第159回国会 衆議院 法務委員会 第31号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  今回の電子公告の導入ということは、コンピューターをできるだけ活用して効率性を高めていく。その運用において十分注意をしていかなければなりませんけれども、基本的な方向としては私も十分理解をしているところでございます。  ただ、そ...全文を見る
○松野(信)委員 私が事前に聞いているところでは、そういう例はまずないというふうに聞いております。  そもそも、いわゆる学問的に言いますと、こういう例は、片面的幇助犯ということで、主犯、正犯と幇助犯の間に意思の疎通もないというような形になりますので、極めて例外的な形になっている...全文を見る
○松野(信)委員 それは、捜査は慎重の上にもやってもらわなければならないんですが、特にこういうソフト開発というのは、基本的には民対民、民事の方の問題で、余り刑事が介入をしてやるような事案ではないのではないか。  例えば、これまでにも、CD—Rという便利なコンピューターの道具がで...全文を見る
○松野(信)委員 恐らく、商法については大改正になるのかなというふうに思います。私ども民主党の方も、これについてはいろいろと御意見を申し上げていきたいというふうに思っております。ぜひ、わかりやすい、国民にとっても使いやすいような法案の成立でお願いをしたいと思っております。  そ...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、法務省のリンク集サイトの方にアクセスすると、具体的な調査機関の内容などもわかるようになるんでしょうか。
○松野(信)委員 この点はぜひ御検討いただきたいと思っております。調査機関というのは、先ほど来からも出ておりますように、適切に運用がなされるか、これが一つの大きなポイントだろうというふうに思っております。  この際、最高裁の方にもお尋ねをしておきたいと思いますが、法務省のこのリ...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひ最高裁の過去の判例の掲載、国民にとって簡単にアクセスして閲覧できるし、また検索もできるというような形で充実していく方向で御検討をお願いしたいと思っております。  次に、定款について質問をいたします。  定款というのは、言うまでもなく、会社にとっては言うな...全文を見る
○松野(信)委員 ただ、これも実務的に言いますと、例えば裁判などを起こすときには、裁判所の方から、ではその会社の定款を出してくださいというふうに言われて、相手の会社に言っても、これがまたなかなか出してもらえない。また、大きなところであればちゃんと本店、支店に備えつけもされているよ...全文を見る
○松野(信)委員 発行部数は、本当に率直に言えば微々たるものだ。日刊新聞ですと何百万部というような形で発行されるのに比べると、率直に言って微々たるものです。  だけれども、今回のこの法改正では、例えば会社の合併とか資本の減少、こういうものについては、債権者保護というような観点か...全文を見る
○松野(信)委員 官報の使い方はぜひ御検討していただきたいなと思うんですね。  というのは、今、答弁の中にもありましたけれども、破産の場合は官報に掲載されるというので、最近は大変破産が多くて、毎年二十五万人ぐらいが破産する。そうしますと、官報に破産者の住所と名前が、官報の後半部...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひ、中断が余り発生すると、この制度そのものの根幹を揺るがすことにもなりますので、その点についても十分御指導していただきたいということを申し上げて、時間が参りましたので、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
06月02日第159回国会 衆議院 法務委員会 第33号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫です。  最初に、質問通告はしておりませんでしたけれども、けさの新聞、これは各紙ともほぼ一面トップに載せている、大変ショッキングな事件が発生をしておりますので、まずこの点について御質問をしたいと思います。  もう大臣も御存じかと思いますが、小...全文を見る
○松野(信)委員 小学生ですから、まだ十一歳だということでありまして、これはもう御案内のように、十四歳未満であれば刑事上の責任は問えない、こういうふうに現行法はなっているわけで、こういうようないわゆる触法少年について、どういうふうに今後対処していかなければならないのか。恐らく、犯...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございます。  発生直後ということでございますが、やはりいろいろな観点、多面的にこの問題は考えていかなければいけないだろう。触法少年の処遇、将来どうやって更生をさせていくのかという観点、その中でやはり、触法少年の人権をしっかり守りながら更生を図る。他...全文を見る
○松野(信)委員 この重国籍は、恐らく統計的に見てもだんだんだんだんとふえていっているのではないかなというふうに思います。  その一つの指標としては、国際結婚の数、私の方でも調べてみましたけれども、例えば一九八五年、昭和六十年、このとき新しい国籍法が施行されていますが、このとき...全文を見る
○松野(信)委員 この重国籍者については、要するに国籍選択ということで、二十を過ぎてからとか、国籍唯一の原則に基づいてどちらか選びなさい、こうなっているんですが、この重国籍者については、政府の方で積極的に捜索をして重国籍者を見つけて選択の通知などをしているのか、それとも、たまたま...全文を見る
○松野(信)委員 それでは次に、重国籍を容認していないのが現行法ですけれども、なぜ重国籍を容認しないのか、重国籍を容認するとどういうような問題あるいは弊害というのが発生する、このように考えておられるのか、この点についてお答えください。
○松野(信)委員 この点については少しこれから議論をしたいと思いますが、今御指摘があった、両方の国籍を持つと、忠誠義務、どっちの国に忠誠を尽くすんだということで、これは恐らく、具体的にあらわれてくるのが兵役の問題だろうというふうに思います。それからもう一つ、外交保護権について、こ...全文を見る
○松野(信)委員 では、ちょっとそれで確認しておきますが、そうすると、平成十四年で大体三万人ぐらい発生したというと、累積としてはもっとそれよりずっと多いということになるんでしょうか。そうすると、累積としては、重国籍者は大体どれくらいおられるというふうに把握していますか。
○松野(信)委員 重国籍を容認したときの弊害を言われましたけれども、現実に、これまでその弊害が現実化したということもないようであります。重国籍を容認するというのは、G8を含め、世界各国、かなりたくさんあるわけですけれども、そこでも重国籍を容認したことによるトラブルというのは現実に...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、そういうような方、現に重国籍、特別に外国の国籍を離脱するというふうな意思表示をしない限り重国籍が続くわけです。そういう人はどの程度あるのか、これは把握しておられますか。
○松野(信)委員 一方では、昭和六十年の一月一日以降であれば国籍の選択を迫るということで、法律上は法務大臣の催告まで規定がしてあるわけです。それくらいある意味では厳しく、日本をとるのかそれとも外国をとるのかというふうに厳しく追及するような法律の仕組みになっているわけですが、たまた...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、法務大臣の催告はしないという形が現実には運用としてなされている。そうすると、実際、どういうような形で事実上選択を求めるようなことになっているかと思いますが、どのような形で重国籍の人に対して日本をとるか外国をとるかというような話をしておられるんでしょう...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、一般的な説明をするということで、余り強制的な選択を迫るようなことはしていない、このように理解をしていいかと思います。  ここへ持ってきましたけれども、法務省が作成している「はっきりさせよう あなたの国籍」というようなチラシがありまして、「重国籍者は...全文を見る
○松野(信)委員 ついでにこのチラシのことを申し上げると、「はっきりさせよう」という、この「はっきり」というところまで赤く塗って強調しておりますし、今局長の説明だと、なぜ国籍の選択をしなきゃならないかというようなことを、口頭ではおっしゃっているのかもしれませんが、このチラシを見る...全文を見る
○松野(信)委員 私の方で事前にお聞きしていたところでは、昭和六十年一月から現在までの統計の数字で、全体として四万一千名ぐらいであるかなと聞いているんですが、その内訳をざっと御説明いただければと思います。
○松野(信)委員 それで、外国の方の国籍を選択したというのであれば、日本の国籍を離脱というような形になるかと思いますが、日本の国籍を選択するという場合には、方法としては二つあるのかなと思っております。一つは、外国の国籍を喪失したという届け、これを日本の役場あるいは大使館、領事館に...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、現実には、これは全くの推測かと思いますが、日本に対しては日本の国籍を選びましたという国籍選択届を出しておきながら、もう一つの方の外国の方に対しては実は離脱の手続をとらなかった、あるいは、とらないままで、そのままでいたというふうになっても、日本政府の方...全文を見る
○松野(信)委員 そうしますと、少しここで、中間取りまとめじゃないですけれども、まとめさせていただくと、現実には、重国籍を容認したといっても、それほど言われるような弊害というのは現に発生はしていない。諸外国でも、重国籍を容認するような諸国、これは特にG8あたりでは大変多いわけで、...全文を見る
○松野(信)委員 私の方もいろいろ陳情、要請は受けているんですけれども、その中で、例えば、日本人であって、例えばフランスの方と結婚をされて、現在はフランスの方に住まわれていらっしゃる、そういうような人が、日本にまだお父さんやお母さんがおられて、その介護あたりで日本に帰ってくる、日...全文を見る
○松野(信)委員 そういう話は聞くんですけれども、確かに日本人の配偶者等ということで在留許可を取りますと一年とか三年とかおれるというんですが、ただ、現実には、日本人の配偶者等というこの条件の場合には身分関係を一々証明しなきゃいけない、つまり日本から戸籍謄本などを幾つか取り寄せて、...全文を見る
○松野(信)委員 確かに、そういうような方法もなくはないかと思いますが、これももともと、根本的には重国籍を認めておればそう煩わしい手間暇をかけなくても対処できるのではないか、このように考えております。  それから、この重国籍については、先ほど私も申し上げたように、大体、ヨーロッ...全文を見る
○松野(信)委員 今御答弁いただいたように、世界の潮流はまさに重国籍を容認していこうということではないか、政府の方もそういうふうに認識をしておられるということであります。  今、帰化の話が少し出ましたけれども、やはり、もともと重国籍を持っておられて、外国の国籍を取得して日本の国...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございました。  そして、日本の場合は、国籍唯一の原則をこの帰化のところでもしっかり貫いていて、日本に帰化するのであれば、外国の国籍はもう喪失しなきゃならない、こういうふうになっているわけですね。しかし、他の諸国では必ずしもそのようには扱っていないの...全文を見る
○松野(信)委員 今答弁いただいたように、帰化についても、大体、世界の潮流というのは、帰化したからといって従前の国籍はなくならないという傾向にあるわけで、これまた重国籍を容認しているということであります。  それから、もう時間が余りなくなってまいりましたけれども、重国籍の問題で...全文を見る
○松野(信)委員 ただ、日本人同士が例えばアメリカで生活をして子供さんが生まれた、日本人の父、日本人の母ですよ、それで、生まれた子供は、たまたまアメリカにいて生まれると、アメリカは生地主義ですからアメリカの国籍を持つというようなことで、この留保の届けをしないと日本人でなくなってし...全文を見る
○松野(信)委員 出生届プラス国籍留保の届けをしなきゃならないというのが今の現実なので、正直言って、これはいかがなものかという気がしております。  これまでいろいろ重国籍について議論させていただきましたけれども、いずれも、重国籍を容認してもさほど大きな弊害というのは現実にはない...全文を見る
○松野(信)委員 もう最後ですが、この問題については参議院の法務委員会で平成十五年七月十七日にも議論がなされておりまして、民主党の千葉景子委員が質問して、最後に、国務大臣森山眞弓さん、こちらにおられますが、森山大臣も、我が国を取り巻く国際情勢とか国内情勢の変化を踏まえて適切に対処...全文を見る
06月11日第159回国会 衆議院 法務委員会 第34号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫です。  私の方からも、この民事訴訟法の一部改正について、まず最初にオンラインの問題について質問をさせていただきたいと思います。  改正法案の百三十二条の十という条文がありまして、これによりますと、民事訴訟に関する手続の申し立て、ほとんどがオ...全文を見る
○松野(信)委員 オンライン化するということで、一面では便利になるということは、これは否定できないことかと思いますが、しかし、どうも、今回の法案でいろいろ電子化、電子化ということで、これは法務委員会だけではなくほかの委員会の法案審議でもよく電子化に絡んだ法案が出てきているんです。...全文を見る
○松野(信)委員 スキャンを利用するというのも一つの手であるかとは思いますけれども、これも必ずしも万全ではない。きれいにスキャンできる場合もあれば、ゆがんで出てきたり、必ずしもきれいではなくて、多少ぎざぎざが出てきたりというのもあるわけです。  例えば、先ほどお話ありましたよう...全文を見る
○松野(信)委員 一応、例えばいろいろな準備書面類をオンラインで裁判所に提出すると、聞くところによると、最高裁判所のホームページあたりを開いて、そこでいろいろクリックをしたりして送るようなことをお考えになっているということなんですが、そうすると、恐らく裁判所の方のサーバーにそうい...全文を見る
○松野(信)委員 五年ぐらいデータとして残しておくということになると、やはり心配なのは漏えいの問題だろうというふうに思います。  現に、新聞報道にもよりますと、最高裁の方が、裁判所の事務官の試験の合格者について、最高裁のホームページで間違って見られるような状態にしてしまった、本...全文を見る
○松野(信)委員 単純な作業ミスだという御説明ですけれども、こういうデータが漏れてしまうというのは、大体どこかで何らかの単純なミスで出てしまうということも間々よくあることですね。  ですから、今後ともコンピューターがどんどん社会に活用されていくということ自体、そういう流れでしょ...全文を見る
○松野(信)委員 時々、実際の裁判などでは、裁判官あたりから、先生がつくった最終準備書面のファイルが入ったフロッピーディスクをくださいというふうに言われることが、現実の実務ではあります。そうすると、裁判官から言われればそういうファイルを差し上げた方がいいかなということで、書面とは...全文を見る
○松野(信)委員 オンラインのは、次に、管轄の合意の点について御質問したいと思います。  管轄の合意、合意管轄についても、法案の十一条の三項で、電子化で管轄合意ができるというふうになっているんですが、どうも余りイメージとしては、具体的にどうする、どういう形で管轄合意を電子化で、...全文を見る
○松野(信)委員 電子化による合意管轄でこんなことがもしかしたらあり得るかなと思うのは、最近よくインターネットを通じて物の売買がなされているわけです。コンピューター上、インターネットにつなげて、それこそいろいろな物品を購入するということで、購入しますかというところに、はいにクリッ...全文を見る
○松野(信)委員 ただ、現実に、そういうようなので、大抵は嫌だとは言えないわけですね。どうしてもこの商品が欲しいということになると、大体普通の人は、そんな管轄合意なんというところは見ないで、購入しますという方をクリックするわけです。  それで、その販売会社の本社の管轄ということ...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひそういう形で弾力的に運用をお願いしたいと思います。  時間が余りありませんが、公示催告について聞いておきますが、公示催告は、今回の法案では、全体的には現代語化をして、そして時間短縮を図っている。公示催告期間が六カ月から二カ月ということで短縮しているわけです...全文を見る
○松野(信)委員 それから、これは私がよく申し上げているんですが、公示催告については、これは新法で言うと百四十四条なんですけれども、「裁判所の掲示場に掲示し、かつ、官報に掲載する方法によってする。」こうなっているわけですね。しかし、これも前から言われていることなんですが、裁判所の...全文を見る
○松野(信)委員 一方では、裁判所の方はオンライン、オンラインということで進められるということで、それはそれでいいんですが、ただ、オンラインを進めるについては、当初申し上げたように、司法手続が必ずしもそれにすぐにはそぐわない面があるし、プライバシーの保護の点があるので、これはやは...全文を見る
06月16日第159回国会 衆議院 国土交通委員会 第26号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫です。  国会の最終日に質問させていただきます。私の方からは、ダム問題全般につきまして質問をさせていただきたいと存じます。  ダムというものは、日本、狭い国土の中で大変数多く建築されてきているわけでありまして、ここで取り上げますのは、地方公共...全文を見る
○松野(信)委員 同じダムをつくるにしても、国直轄のものがあり、また水資源機構のものがありということで、率直に言うと、何で二つに分けてやらなきゃいけないのかなという気がしてなりません。どうもこの水資源機構、これは前は水資源開発公団ですけれども、まあ、言うと悪いですけれども、天下り...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、途中で目的が消滅してしまうというような場合を考えますと、今御答弁いただいたように、ダム事業計画をそもそも中止してしまうということもあり得るし、場合によっては、もう一度最初から、今度はもう目的は一つということであれば、特定多目的ダム法でなくて、例えば河...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございました。  それでは次に、ダムの事業費について質問したいと思います。  ダムの事業費については、いろいろ資料を私も入手しておりますが、当初計画から比べますと何倍にも実際に膨れ上がったという例が大変多いわけで、言うならば、小さく産んで大きく育て...全文を見る
○松野(信)委員 大臣から御説明いただきましたけれども、これだけ当初事業費より上がっているという実態を見ますと、それは消費税が途中で導入されたというのは、ある程度やむを得ない点があろうかと思いますが、しかし、水没地域の人たちに対する補償というのは、これはもう当初からわかっているわ...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございます。  続いて、治水の関係でお尋ねしたいと思いますが、そもそもダムの治水についてはダムの計画規模というものが出されているわけですけれども、これがまた、率直に言うとばらばらになっているというふうに言わざるを得ないと思います。  例えば利根川水...全文を見る
○松野(信)委員 今御説明いただきましたけれども、どうして二百分の一だったり百分の一だったりしているのか、どうも必ずしも統一的な基準というのはできていない、こういうふうに言わざるを得ないと思います。  その次に、ダムの大きさを考えますと、どれだけの洪水が一度に来ると想定するかと...全文を見る
○松野(信)委員 時間がなくなりましたので、最後ですが、水力発電について質問いたしたいと思います。  水力発電設備というのがかなり老朽化をして、撤去しなきゃならない、こういう事態が現に発生をしております。そうすると、ダム湖にたまっている堆砂の排除などで、河川環境対策費用、これが...全文を見る
○松野(信)委員 済みません、時間が参りましたので、私の質問はこれで終わります。ありがとうございました。
11月10日第161回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫です。  きょうは、行刑問題、刑務所問題について、大臣その他関係者に御質問をさせていただきたいと思います。  午前中の参考人の御意見の中にも、刑法が重罰化されるということになると、現在でも受刑者がふえているのにますます受刑者がふえるだろう、こ...全文を見る
○松野(信)委員 そうすると、大臣の方もこれをごらんになって、基本的にはこの改革会議の提言した方向で進めていきたい、こういうふうに理解してよろしいでしょうか。
○松野(信)委員 この改革会議の提言を見ますと、いま一つは、大臣がお話ありましたように、監獄法の改正、これをうたっております。監獄法というのは、制定が明治四十一年というもう百年も前につくられた法律で、かなり古くなっているわけで、この監獄法の改正、これは当然必要だし、また他方、改正...全文を見る
○松野(信)委員 法改正を待たなくても取り入れることができるようなものについては、ぜひこれは進めていくべきだと思っております。  特に、人事異動の話が出ましたけれども、一人の人が同一の刑務所に一生勤めるというのは、これはまたいかがなものかと。刑務所という非常に特殊な施設ですから...全文を見る
○松野(信)委員 さて、今話に出ています刑務所でございますが、大臣は、この刑務所というものを視察されたことがおありでしょうか。あるとすれば、どういうような印象を持たれたんでしょうか。
○松野(信)委員 それでは、本来、刑務所というのは一体どうあるべきだ、大臣は率直にどのようにお考えでしょうか。
○松野(信)委員 刑務所は、もうこれは言うまでもありませんけれども、一つは、犯罪者を社会から隔離するという点が一つあろうと思いますし、またもう一つは、いずれまた社会に復帰をするということが予想される者も多数いるわけですから、その改善更生、こちらの方、両面性を持っているというふうに...全文を見る
○松野(信)委員 それは残念ですので、ぜひ少年鑑別所の実際を御視察いただきたいと思います。  少年鑑別所というものは一体何を目指して、どういうふうにやっているのか、この点についてはどういう御認識でしょうか。
○松野(信)委員 私も基本的にはそういうふうに理解をしております。  そうすると、刑務所というのは、要するに、罪を犯した、これがはっきり確定した人を社会から隔離する、そしていずれ社会に戻るための更生を図るというのに対して、この少年鑑別所というのは、本来、まだ罪を犯したかどうかは...全文を見る
○松野(信)委員 ところが、全国的には、刑務所と同じ敷地の中に少年鑑別所というのが設置されているというケースが、私が聞いているところでは全国で十三ほどあるということでございます。  これはあくまで一般論ですけれども、やはり趣旨、目的が全く異なるものを同じ敷地の中に設置するという...全文を見る
○松野(信)委員 本来であれば、刑務所と少年鑑別所はやはりそれぞれ別々に設置をする。それは、いろいろ財政上の問題とかあるいは具体的な場所の問題とか、それはいろいろ大臣もおっしゃるように具体的なケースではあろうかと思いますが、本来あるべき姿としては、私は、やはり別々に設けるのが、財...全文を見る
○松野(信)委員 私は、この問題を取り上げておりますのは、現在、これは北九州でございますが、小倉少年鑑別所を北九州の医療刑務所の敷地の中に移転をしよう、こういう計画がありまして、地元の住民の人たち、あるいは弁護士会の方からも、これについては反対だ、こういうような運動も起きているわ...全文を見る
○松野(信)委員 私が聞いているところでは、北九州市は、市の土地もある、遊休地もある、ですから、例えば、法務省の方から北九州市に対して、あいている土地があればそこを借りて、そこに小倉少年鑑別所を移す、こういうことも十分可能だというふうに聞いております。  しかし、実際には、どう...全文を見る
○松野(信)委員 それでは次に、刑務所での過剰収容の問題についてお伺いをしたいと思います。  これは、先ほど大臣もお話がありましたけれども、現在、刑務所の方では定員を超える収容が続いている、大体一一〇%から一二〇%ぐらいだというふうに承知をしております。  衆議院の法務委員会...全文を見る
○松野(信)委員 恐らく、今後もこの過剰収容の状況は、受刑者の数が増加するということからも考えていかなきゃならない問題だろうと思います。  現在、この臨時国会で刑法の重罰化の法案が審議されて、これが通りますとますます受刑者がふえるだろうということは十分に予想できるわけで、この辺...全文を見る
○松野(信)委員 増加傾向に対して、既存の施設をうまく改善、運用するということは当然でしょうけれども、刑務所の増設、新たに刑務所を建築するという必要性も当然やはり考えざるを得ない、そういう状況ではないかと思っております。  そうした中で、けさの朝日新聞にも出ております民営刑務所...全文を見る
○松野(信)委員 今私が指摘したように、どうも来年の四月から美祢で民営の刑務所ができるということですが、やはり、例えば名古屋刑務所で暴行事件が起きたとか、いろいろな各地の刑務所でやや行き過ぎた人権侵害があったというような報道もなされているわけです。  被収容者とのいろいろな接触...全文を見る
○松野(信)委員 この「民営」という括弧つきの民営の刑務所、この問題については今後ともいろいろ議論はさせていただきたい。特に、いわゆる特別権力関係という、法律用語ですが、そういう関係にあるわけですので、例えば食事の点だとか、そういうのを民間にというのはわからないではないですが、特...全文を見る
○松野(信)委員 今お話しいただいた死亡者がふえている原因として、例えば生活習慣病を言われましたけれども、生活習慣病が急に最近ふえて死亡者がふえたというふうには私はちょっと理解できないし、また、覚せい剤を打っていてそれでC型肝炎とか、そういうのも別に、覚せい剤も最近出てきたわけじ...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひ、それは規則でそうなっているなら、やはりその規則のとおりにこれは運用しなきゃいけないだろうと思います。  それから、行刑関係ではもう最後になりますが、いわゆる再犯率ですね。刑務所に入って罪に服していた者が、仮出獄あるいは満期で出所する。ところが、いわゆる再...全文を見る
○松野(信)委員 私が聞いているところでは、刑務所の中では矯正局、そこから出た後はいわゆる保護局ということで、お役所の方も二つに分けて対応しておるようですけれども、どうもその間の連携が必ずしもうまくいっていない。人間は一人、受刑者は一人ですから、刑務所の中から刑務所の外にかけても...全文を見る
○松野(信)委員 それは大変結構でございます。  それから、郵政民営化に対して、小泉さんは郵政民営化を一生懸命やって、実現化内閣だというふうに豪語しておられますので、郵政民営化に対してはそれぞれどういうようなお考えを持っておられるか。  それから、大臣、副大臣については、自民...全文を見る
○松野(信)委員 それから、今、政治と金の問題についていろいろと取りざたされておりまして、迂回献金あるいは旧橋本派からの献金があるかどうか、これについてもお答えいただきたいと思います。
○松野(信)委員 ありがとうございました。国対の方からの指示もあるものですから。  さて、法務省関係ですので、最後に死刑の問題についてお聞きしておきたいと思います。  私が調査したところでは、死刑の確定判決を受けて実際に死刑が執行されるというのが、大体平均して八年ぐらいたって...全文を見る
○松野(信)委員 死刑の問題については、これまた大変な問題であります。  大臣は、日ごろから、命を大事にと、赤ちゃんから子供、弱者に対して配慮すべきだというような御指摘をしておられるわけで、その限りでは私も賛成をしているんですが、死刑の問題については、やはり慎重の上にも慎重でな...全文を見る
11月12日第161回国会 衆議院 国土交通委員会 第6号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫です。  私は、引き続いて、今回の夏の大変な台風の災害、それに伴って、治水対策、洪水対策はいかにあるべきか、こういう観点から質問をさせていただきたいと存じます。  ことしの夏は大変な台風被害、大雨の被害がありました。多くの方々が大変な被害を受...全文を見る
○松野(信)委員 従来はややダム重視になっているのではないかなという思いがいたしますが、ダムについては、これはもう大臣も十分御承知かと思いますが、完成までに非常に時間がかかる。十年も二十年も、中には三十年も四十年もかかるというような時間の問題があります。  また、一応計画がなさ...全文を見る
○松野(信)委員 ダム以外の、例えば河床の掘削が必要だということは国土交通省みずからあちこちで宣伝もしております。  私の手元にありますが、これは国土交通省の九州地方整備局でつくられているチラシですけれども、川内川、これは鹿児島です。川内川を襲った台風十六、十八、二十一号につい...全文を見る
○松野(信)委員 治水の問題については、私は、今申し上げた堤防の強化と同時に、やはり河川整備計画、これをしっかり立てることだというふうに考えております。  これは九七年、平成九年の河川法の改正で入っているわけですけれども、しかし、見ますと、国が管理をしております百九の河川での河...全文を見る
○松野(信)委員 今御答弁をいただいたように、百九ある水系のうち大体一割ぐらいしか河川整備計画が策定されていない、こういうありさまですね。しかし、法律は平成九年に河川法が改正されましたので、六年、七年ぐらいもうたっているわけです。それにもかかわらずまだ一割しかできていないというの...全文を見る
○松野(信)委員 鋭意進めていきたいというのはよく聞くことではありますが、しかし、もう法改正が平成九年ですから六年も七年もたって一割しかできていないというのは、どうも余り鋭意やっているとは思えない。  私の地元で言うところの球磨川についても、これは川辺川ダムが今大きな問題になっ...全文を見る
○松野(信)委員 鋭意検討で一生懸命やってはおられるのかもしれませんが、川辺川ダムがそもそも計画されたのは昭和四十一年ですよ。もう何十年も前の治水計画があって、それでダムができているわけで、平成九年に河川法が改正されてからもう六、七年たっているのにまだ基本方針すらできていないとい...全文を見る
○松野(信)委員 どこか拍手がわいておるようですけれども、ぜひその大臣の決意でもって早く、住民の人たちが安心できるような整備計画というものを出してやっていただきたい、こういうふうに思っております。  それから次に、川辺川ダムの事業費の問題についてお伺いをしたいと思います。  ...全文を見る
○松野(信)委員 今の答弁では私の質問にお答えになっていないですね。  私は、いつからこういうような試算をするようになっているのかと。二千六百五十億円では足らなくなる、三千三百だというのは、いつからそういうふうに国土交通省が試算をしているのか、こういう質問です。  農水省のお...全文を見る
○松野(信)委員 いや、それでも答えになっていないんですよ。  要するに、私は、いつからこの見直しの試算に入ったのかというのを聞いているんです。端的に、いつだというふうにお答えください。
○松野(信)委員 どうも誠実な答弁じゃないですね。  要するに、二千六百五十億円という平成十年の計画変更、この金額では足らないというふうにわかったから試算をして、先ほど局長が言われたように、五十億円の単位で計算をして、それで三千三百という数字に積み上がっているわけでしょう。だか...全文を見る
○松野(信)委員 ことしのいつですか。ことしというのはもう一月から十一月まであるので、もう少し日時を特定して、いつごろから作業見直しに入って、いつごろ三千三百という数字が固まったのか、そこをはっきりおっしゃってくださいよ。
○松野(信)委員 余りこの問題ばかりやっているとほかに時間がありませんので、この程度にしておきますが。  この内容を見ますと、最大限切り詰めても三千三百億円となる見通しだというふうになっております。そうすると、切り詰めた場合は三千三百、普通にやれば幾らなのか、切り詰めなければ幾...全文を見る
○松野(信)委員 ちょっと納得ができないわけですけれども、時間の関係もありますので次の質問に移りたいと思います。  萩原堤防というのが球磨川の下流の八代のところにございまして、この問題については十月二十六日、菅委員の方からも大臣に質問がありました。大臣の方からも、堤防の強化とい...全文を見る
○松野(信)委員 大まかな内容で結構ですけれども、どういうような事業計画になっているのか、それを明らかにしてください。
○松野(信)委員 今、洗掘がされているので、それに対する対策をとっているということで、確かに、いわゆる深掘れ対策ということで、新幹線のトンネル工事で出てきた岩石を堤防の底辺の部分に埋めているというふうに私も聞いておりますが、ただ、それだけで堤防の強化にはならないだろう。底の部分を...全文を見る
○松野(信)委員 こういう堤防の強化ということは前々から国土交通省の方でも御検討をしておられたようで、平成九年度に全国で二百五十キロメートルのフロンティア堤防を整備する、こういうことが挙げられております。二百五十キロのフロンティア堤防、こういうものは具体的にはどのような内容になっ...全文を見る
○松野(信)委員 私も、このフロンティア堤防は、ある意味では非常に評価をしているところでございます。  国土交通省のホームページの中にも、破堤しにくい質の高い堤防ということで、フロンティア堤防が載っております。ことしの八月の時点でのホームページにも載っておりました。ところが、い...全文を見る
○松野(信)委員 名称に私もそんなにこだわるつもりはありません。要は、しっかりとした破堤しにくい堤防をつくっていただく、ここが一番肝心なことですから、フロンティア堤防の名称を途中まで採用して途中からしなくなったんで、これはけしからぬというふうに言っているわけじゃない。基本的にはや...全文を見る
○松野(信)委員 局長はそういうふうにおっしゃられるかもしれませんが、しかし、実際は、平成十三年の時点で、この萩原堤防強化というために一応一億円の予算が認められていました。では、この予算が本当にこの堤防強化のために使われたかというと、そうでないんです。実際に何に使われたかというと...全文を見る
○松野(信)委員 どうも、正直言って、本気になってこの堤防の重要性、あるいはこの堤防を強化しようという意気込みが全く感じられません。  そもそも、この堤防は重要だと言いながら、では具体的にいつまでにどういうふうに強化をするかという、その事業計画すら明らかにされておりません。また...全文を見る
○松野(信)委員 応援するのは別に、全くそのつもりで応援するんですが、どうも、必ずしも本気になってやるというような意気込みが正直感じられないものですので、私も何度も申し上げているんです。  実際に、これは二〇〇一年十二月九日に熊本で行われております、熊本県も入り、国土交通省も入...全文を見る
○松野(信)委員 フロンティア堤防については、破堤しにくい質の高い堤防だというふうに国土交通省みずからホームページの中でも言っておられるわけですので、何か最近は、技術的にまだ完成していないから手探りの段階だみたいに、かなりトーンを落としているんですが、そういうことにならないように...全文を見る
○松野(信)委員 時間が参りましたので。もっとこの問題についてはいろいろ議論をしたいところです。ダム湖の管理については、ヘドロが予想以上にたまっていて、これをしゅんせつしなければならないということで、新たな問題も出ております。こういう問題についても今後しっかり議論をさせていただき...全文を見る
11月17日第161回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫です。  今般のこの犯罪被害者等基本法案について、発言並びに質問もさせていただきたいと存じます。  全く新しい法案でございまして、これまでどちらかというと、犯罪の被害者の方々は十分な支援がなされないままに放置されてきた、そういうような嫌いがあ...全文を見る
○松野(信)委員 次に、警察庁の方にお伺いをしたいと思います。  今度の基本法の十三条のところで、給付金の支給に係る制度の充実ということがうたわれております。犯罪被害者の方々への給付金を支給するということで、既に犯罪被害者給付金法が制定をされて、これは平成十三年に改正をされて、...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひ、この十三条の趣旨を踏まえて充実をしていただきたいというふうに思っております。  特に警察の方は、犯罪が発生をした、そういう場合にまず第一線で捜査をする、直接に被害者の人たちと接触をする、いろいろな事情聴取、取り調べ、こういうものも行うわけでありまして、基...全文を見る
○松野(信)委員 犯罪被害者の方々が刑事手続にどういうふうな形で関与できるのか、これは大変重要な問題かと思います。現在は、今お話しいただきましたように、意見陳述という形でそれは実現できているわけでありますが、さらに進んで証人に対する質問、あるいは刑事被告人に対する質問、そういうよ...全文を見る
○松野(信)委員 では、検察の方も。
○松野(信)委員 今、法務省は法務省、警察庁は警察庁で、それぞれ、被害者の人たちに対して情報の提供を行っている、こういうお話がありました。しかし、私が見ているところでは、必ずしも連携された、統一的な形で情報の提供がなされていないのではないか、こういう気がしてなりません。  例え...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひ検討していただいて、せっかく新しい基本法ができて、新しい組織もできるわけですので、ばらばらな対応でない、被害者の人たちに対する温かい対応をしていただきたい、こういうふうに思っております。  先ほどもちょっとお見せしました、警察庁は警察庁のパンフレットという...全文を見る
11月19日第161回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫です。  時間が少ないんですけれども、私の方から、まず動産譲渡担保の登記の問題、そして債権譲渡の登記の問題についてお伺いをしたいと思います。率直に申し上げて、いずれもいろいろ問題が多いというふうに私としては考えております。  まず、動産譲渡担...全文を見る
○松野(信)委員 個別動産についてはある程度特定性は確保できるかなという気がしますが、集合動産について見ますと、例えば、倉庫の中という特定の仕方を見ても、出たり入ったり、ふえたり減ったりしているわけですので、どこまで担保に入っているのかというのはなかなか、率直に言って難しい問題だ...全文を見る
○松野(信)委員 それから、どこまで品目とか種類とかを求めるかというのもなかなか難しい問題だと思うんですね。例えば電気工事会社があるとすると、その電気工事会社はいろいろな電気資材を持っている。ソケットもあれば蛍光灯もあれば白熱灯もある、ケーブルもある。そういうのを、例えばどこどこ...全文を見る
○松野(信)委員 それで、特定性を満たしているか満たしていないかという判断は実際だれがするのかという問題があろうかと思います。  実際に問題になるとすれば、登記をするときに特定性を満たしているか満たしていないかという問題になるので、恐らく登記官の方で、これはいいですよ、これはだ...全文を見る
○松野(信)委員 それから、念のために確認をしておきたいと思います。  参考人の山野目先生のお話にもありましたけれども、特定の動産について譲渡担保を登記しておった、しかし、それを全然知らない人が買い受けてしまうということだって大いにあり得るわけですね。そうした場合に、登記になっ...全文を見る
○松野(信)委員 この辺が率直に言ってなかなか難しい問題だろう。不動産とかあるいは登録された自動車というのは一般的には即時取得ということは考えられないと思いますが、動産の場合は即時取得の問題が出てくるので、そういう点もやはりこの動産譲渡担保登記については問題があるなというふうに考...全文を見る
○松野(信)委員 金融機関あるいは金融を得たいという人の便宜性、これは私は別に否定するものではありませんが、やはり労働債権はしっかり保護していかなければいけないし、それとのバランスをしっかりとってもらいたい、このように思っております。  ちょっと調べましたけれども、独立行政法人...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひ真剣に御検討をお願いしたいと思います。  それから、これは一応念のために確認をとっておこうと思いますが、動産譲渡担保について登記したという場合と、それから対抗要件としては占有改定というのも一つの対抗要件として従来からあるわけですね。そうすると、占有改定の場...全文を見る
○松野(信)委員 済みません、時間がありませんので、最後、債権譲渡については、将来の債務者不特定の債権の譲渡が登記可能だということでございます。  例えばアパートの家賃、これは将来だれが入居するかわからない、そういうのも担保にということですが、これは基本的には、やはり、入る人、...全文を見る
11月26日第161回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○松野(信)委員 民主党の松野信夫でございます。  本日は、水俣病問題につきまして、質問をさせていただきたいと思います。  御承知のように、ことしの十月十五日にいわゆる水俣病関西訴訟の判決が最高裁でありました。国及び熊本県の責任が認定されたわけであります。大臣は当日声明も出さ...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひ大臣にお願いをしたいのは、水俣病というのは昭和三十一年五月一日に公式発見されました。長い長い歴史があります。大変不幸なことではありますが、何回も裁判を提起せざるを得ない。行政によって切り捨てられる、そうすると患者さんたちは必死の思いで裁判所にすがっていく、こ...全文を見る
○松野(信)委員 検討するということは、検討すること自体は大変結構なことでありますが、ともすれば検討に時間ばかりかかっていて何にも答えが出てこないということでは、患者さんの期待にこたえることはできないだろう、こういうふうに思います。  しかも、これまでの水俣病の歴史から見ますと...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひオープンで開かれた、幅広い人材を集めた検討会を行っていただきたい、このように思います。  それから、大臣が言われました昭和五十二年の判断条件、これは高裁や最高裁の方で否定されたものではないというふうに言っておられますが、これも、先ほどごらんいただきました判...全文を見る
○松野(信)委員 ちょっと時間がありませんので、この点については延々と議論したいところですけれども、ただ、この点だけは指摘したいと思います。  公健法の判断基準として正しいんだ、国の方はそうおっしゃっている。しかし公健法というものは、本来の法の趣旨としては広く薄く、かつ早く被害...全文を見る
○松野(信)委員 ぜひ検討の場でしっかり前向きの議論をしていただきたいというふうに思います。  比較を申し上げると、ハンセン病というこれまた大変な被害を生んだ事件がありました。これも熊本地裁で判決がありました。小泉さんが、これは私は立派だったと思うんですが、控訴を断念するという...全文を見る
○松野(信)委員 時間がありませんので、この最高裁の判決を受けた原告の患者さんに対して環境省は一体どうしようというのか、この点についてお伺いしておきたいと思います。  既に二回は交渉を持ったということですけれども、ほとんど進展が見られていないということですね。私は、理屈の面から...全文を見る
○松野(信)委員 時間が参りましたので質問はとりあえず終えたいと思いますが、しかし、先ほど申し上げたように水俣病の長い歴史がありますので、ぜひ勉強していただきたい。そして、行動を起こしていただきたい。既に熊本県は県知事が先頭に立って未認定患者の救済策というのを出して、これは主に三...全文を見る
11月26日第161回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○松野(信)委員 臨時国会最後の質問をさせていただきます。民主党の松野信夫です。まだありますが。  法科大学院の話が先ほど来からずっと続いております。私も最初にこの問題について取り上げて質問をしたいと思います。  何回も出ている問題ではありますが、法科大学院がことしの四月に船...全文を見る
○松野(信)委員 文科省の方として、大学院を設立認可する、その時点で一定の制度設計、大体どれくらいが入学して大体どれくらいが合格をしてどういう方向に進んでいく、そういう意味の、概略で結構です、詳細でなくてもいいですから、概略の制度設計というのはそもそも念頭にあったんでしょうか。何...全文を見る
○松野(信)委員 規制緩和もいいですけれども、必要な基準を満たせば次から次に認可していった。どうもそれが実際のようで、そうすると、あとは大学院生が何割合格しようとそれはどうでもいいように、どうもそういうふうに、当初、認可時点では制度設計としてはそんな認識だったのかなというふうに言...全文を見る
○松野(信)委員 先ほど申し上げたように、ロースクールの院生は大変心配をしているところでもありますので、引き続いて法務省とよく連携をとっていただきながら進めていただきたいというふうに思います。  文科省さんの方はもうこれで結構でございます。ありがとうございました。  それでは...全文を見る
○松野(信)委員 そうしますと、統一修習の大切さ、理念というのは変わらない、ただ残念ながら、給費制は廃止されて貸与制になる。そうすると、理念は変わらないけれども、この給費制が変わるというのは、専ら財政上の問題だ、貸与制の方が理念的にすぐれているからそちらをとるというのではなくて、...全文を見る
○松野(信)委員 わかりました。大体、専ら財政上の理由、司法全体の予算をどう使うか、そういうことだろう。それはそれで結構ですが、ただ、今ちょっと一つ気になりましたのは、今の御答弁の中で、給与制については、公務員でない、公務員に準ずる、だけれども給与が出てくるということについては、...全文を見る
○松野(信)委員 わかりました。前からというわけではなくて、要するに、今問題になっている司法制度改革をどうするか、ここの中でそういう批判も出てきたということかなと思います。  ただ、要するに、修習を受けるあるいは研修をしっかりするということは、これは大変大事なことで、もちろん、...全文を見る
○松野(信)委員 ありがとうございました。  続いて、法曹の公益性の問題について御質問したいと思います。  統一修習というのが終わりますとそれぞれ裁判官になり、検察官になり、弁護士になる、こういうことでありますが、どうも一部の人からは、どうせ将来弁護士になって金もうけするんだ...全文を見る
○松野(信)委員 裁判官、検察官は公務員でありますから、これは言うまでもなく公益性がある。ただ、弁護士もぜひ御理解をいただきたい。私が弁護士出身だからどうこう言うわけではありませんが、例えば国選弁護、これは裁判所の方の命令で、どんな極悪人といいますか、殺人なり強盗なりを犯した人で...全文を見る
○松野(信)委員 それから次に、修習専念義務の問題であります。  今回、法律で修習専念義務というのが明文化されるということであります。これまでの質疑を聞いてまいりますと、公務員でないけれども公務員に準ずるのが司法修習生だ、だけれども、給料が出てくるので、その辺をしっかり明確にす...全文を見る
○松野(信)委員 せんだって当委員会の質疑を聞いておりましたら、修習専念義務というのは土曜も日曜もなく修習専念の義務があるんだ、こういうような話もありまして、それでは修習生というのは休みをもらっちゃいけないのか、こういうふうにも伺えるので、この辺は実際のところどうなんでしょうか。...全文を見る
○松野(信)委員 今回、法文で明文化されましたので、やはりもう少し修習専念義務の中身を明確にしておかないと、ここだと義務違反かどうかというふうになったときに、ややあいまいじゃないかなという気がします。だから、先ほど私が申し上げたように、例えば修習生が土日、自分の実家の農業の手伝い...全文を見る
○松野(信)委員 ちょっと、全然質問の答えになっていない。私の質問は端的に、土日に自分の実家の農業の手伝いをする、お店のお店番をする、これはいいんでしょうと。常識の話で、どうですか。
○松野(信)委員 許可を与えるかどうかの対象にならないということは、その程度は結構ですよ、こういうふうに理解してよろしいですね。一応そう考えておきます。  それと、よく、許可をとれば他の業務についていいんだということがこの質疑の中で何回も出たんですが、それでは、これまでの中でそ...全文を見る
○松野(信)委員 許可した例、今一件お聞きしましたけれども、ほかに、私が聞いているのではこういう許可が出たというのはほとんどないと。そもそも許可の申請すらない。ここ四、五十年ぐらい、そういう許可の申請もなければ許可をしたこともないというふうに私は伺っているんですが、違いますか。
○松野(信)委員 そうすると、今の御説明ですと、やはりアルバイトというのは基本的にだめだということになるのかなというふうに思うんです。  ただ、実際、よかったか悪いのかわかりませんけれども、かなり前は、いわゆる司法試験の予備校みたいなのがあるわけですね。あるいは受験生仲間という...全文を見る
○松野(信)委員 どうも余りはっきりしないんですが。  修習生は守秘義務を負っている、これは私はかなりやはり厳格に考えていかなければならない問題で、人の秘密をある意味では握っていますから、プライバシーをどんどんと暴露するというようなことがあってはならない、その点は高く、きちんと...全文を見る
○松野(信)委員 修習専念義務でその違反の程度がひどければ、場合によっては修習生は罷免、言うなら首切りになってしまう可能性もあるわけですので、この辺はよくよく慎重に考えなければならないし、あるいは、修習専念義務に違反するか違反しないか、場合によってはその辺のガイドラインあたりも示...全文を見る
○松野(信)委員 余り時間がありませんので、次の問題に移りたいと思いますが、専ら財政上の問題で給費制を廃止するというお話でありました。  そこで、私も裁判所の予算というのをいろいろ調べてみたんですけれども、まあ、裁判所というのは三権分立の一つを担っているんですが、国全体の予算的...全文を見る
○松野(信)委員 裁判所の予算については、御承知のように、財政法十九条というので二重予算という意味で、ある意味では保護されているんですが、どうも実際にはそういうものも使ったためしもないようであります。ぜひ予算獲得に向けて頑張っていただきたいな、こういうふうに思っております。  ...全文を見る
○松野(信)委員 衆議院での最後の御答弁、まことにありがとうございました。私も、最後の答弁に立ち会わせていただき、まことに光栄であります。本当にありがとうございました。(拍手)