松野信夫

まつののぶお



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松野信夫の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月17日第171回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○松野信夫君 民主党の松野信夫です。  本日は、大臣の所信を受けまして、主に検察の中立性の点についていろいろ率直な御意見を伺いたいと思いますが、その前に、昨日の参議院予算委員会で麻生総理の答弁がとんでもないというふうに思いますので、この点だけ簡単に確認をしておきたいと思います。...全文を見る
○松野信夫君 これは議事録がもうはっきり作成されておりまして、今私が申し上げたように、明らかに違法であったがゆえに逮捕と、こういうことで、今、正しくは、大臣が言われたように、一定の嫌疑があるというにとどまるわけで、捕まえる時点から明らかに違法であったというんであれば、これはもう無...全文を見る
○松野信夫君 是非、承った上に、麻生総理にとんでもない失言だということで御注意をお願いしたいと思います。  それで、検察の中立性ということが本日のテーマでございますが、衆議院の法務委員会においても大臣が御答弁なさっておられまして、確認いたしますと、検察は不偏不党で厳正中立の立場...全文を見る
○松野信夫君 そういう報告が適宜なされる折に、大臣の方から、この問題はどうなっているのかというような形でもっと突っ込んだ詳細な報告を求めるとか、あるいは今後の見通しはどうなんだというようなことまで求めるということはあるんでしょうか。
○松野信夫君 恐らく、地検特捜部の実際に捜査担当している現場の検察官に対して直接大臣から何らかの指示、指導があるということは、これはないだろうと思うんですが、しかし検察としても一定の組織として動いているわけですから、大臣が検察首脳、検察の首脳との間に一定の協議がなされるというのは...全文を見る
○松野信夫君 検察の中立性ということを前面に大臣も言っておられますので、そうだとするならば、犯罪の捜査対象者が例えば野党の方に偏るとか、そんなことは私はあり得ない話で、与野党問わず、一定の嫌疑があれば当然捜査を進める。そういう意味で申し上げれば、たとえ閣僚であろうとも、それは犯罪...全文を見る
○松野信夫君 また、政治資金規正法ですと、時々、虚偽記載ということで摘発される事件があるわけですが、こういう虚偽記載については金額の多寡にかかわらず違法性が認められれば、それもやはり同様に、公平に摘発をするんだ、こういう認識でよろしいでしょうか。
○松野信夫君 ところで、せんだって漆間内閣官房副長官が、今問題になっております西松建設の事件において、自民党に及ぶことはないと発言したとマスコミが報じておるわけでありまして、こういうような報道が出るということは検察の中立性に疑念を生じさせるものだと言わざるを得ないと思います。 ...全文を見る
○松野信夫君 今、大臣の方は、漆間発言というものは一般論だというふうに決め付けておっしゃっておられますが、しかし、マスコミ報道によりますと、漆間さんとマスコミとのこれはオフレコの懇談の席のようでありますが、当然今話題になっている西松事件について自民党の方にはどうだろうかという具体...全文を見る
○松野信夫君 これは今申し上げたように、決して一般論の話ではないということはもう重ねて申し上げていくんで、一般論で逃げることはちょっとこれは許されないんではないかと思います。  それで、今日は漆間官房副長官にもおいでいただいておりますので、漆間官房副長官にお尋ねしたいと思います...全文を見る
○松野信夫君 マスコミとのオフレコ懇談というのが、何もそうであれば、一般論の話しかしないんだったら、全然オフレコの懇談をやる必要なんかないわけですね。あくまで西松事件の問題だからこそ、ある意味ではオフレコ懇談というふうになったんではないんですか。もう一遍答えてください。
○松野信夫君 それなら、自民党に対してどうなるかという、そういう話すらなかったというのか、それとも、自民党という言葉が出てきて、何か自民党に対してどうだこうだという、そういう話はあったなと、その程度の認識はあるんですか。
○松野信夫君 少しこだわるのは、マスコミの報道を見ますと、なぜ自民党に及ばないかというその理由まで報じられているんです。それはなぜかというと、金額が違うというようなことで、あの金額だと違法性の認識を出すのはまあ難しいということで、要するに金額が少ないから自民党には及ばないと、そう...全文を見る
○松野信夫君 金額の多寡が問題になるというのは、もう現下のこの西松事件の行方以外にあり得ないじゃないですか。一般論として、そういう金額の多寡で摘発されるかされないかというような話題にしなければならない必然性というのは何かあったんですか。
○松野信夫君 どうも肝心なところだけは記憶がない、金額の多寡は記憶があると。本当、わずか四日前なんですよ、四日前の重大発言すら記憶喪失だと。  これは、この懇談会というのはお酒でも入っていたんでしょうか。
○松野信夫君 委員のお手元の方に漆間官房副長官の警察庁長官時代の発言ペーパーをお渡しさせていただいております。  これは、まず一つは、平成十八年十一月三十日時点で漆間さんが警察庁長官のときに記者懇談会をしておられて、その発言を拝見いたしますと、裏のページですが、基本的には私は、...全文を見る
○松野信夫君 今の発言ですと現在でも余り考えは変わっていないように承ります。そうすると、長官時代の発言を見ましても事件化、事件化というのが出てくるんですね。これを素直に読むと、多少無理筋の事件であろうとも、相手をやっつける、あるいは拉致にちょっとでもプラスになるならば無理筋な事件...全文を見る
○松野信夫君 やっぱり今の発言からすると、ある意味では恣意的に選択して、都合のいいのはどんどんと事件化してやっつけるんだと、そういうふうに私はもう受け取らざるを得ないんで、そうすると警察というのはそういう活用の仕方があると。じゃ、漆間さんは検察も同じように使えるんだと、こういうお...全文を見る
○松野信夫君 これは、私お配りしたのは、長官が記者懇談会という席上で述べた言うならば議事録であって、長官時代に全国の警察に発したような言葉ではないわけですね。それはもう間違いないことなんで、あくまで記者懇談会という席で北朝鮮やっつけるにはどんどん事件化するんだと、そういうふうに受...全文を見る
○松野信夫君 いや、それこそ問題で、記者懇談会で自由にしゃべっていることが全国の警察に行って、それでどんどん事件化しろと、それはちょっととんでもない話じゃないかと言わざるを得ないですよ。そうすると、捜査情報とか、漆間さんのところには割合集まっているのかなという気すらしております。...全文を見る
○松野信夫君 個別事件についてはなかなかお答えにくいようですが、しかし現実にはこういう捜査情報がリークされて世論誘導に使われている、こういう事実があります。  また、通常は国政選挙が近い時期に強制捜査着手するというのは伝統的な検察の考え方から見ればやらないと。やっぱり自分たちが...全文を見る
○松野信夫君 はい。  しかるべき時期にというふうに申し上げて、丁寧に説明するということも是非お考えいただくことをお願いして、質問を終わります。  ありがとうございました。
03月18日第171回国会 参議院 議院運営委員会 第13号
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○松野信夫君 民主党の松野信夫です。  本日は御苦労さまです。  重松さんは、昭和四十七年に会計検査院の方に入られてずっとプロパーでやってこられた、検査院のことは非常によく熟知していらっしゃるんではないかなと思います。ただ、現在の事務総長というのと検査官とはやっぱり質的には大...全文を見る
○松野信夫君 一点だけ。現在の会計検査院見ておられて足らない点、この点がちょっとまだまだ不十分だという点がありましたら、一点だけお話しください。
○松野信夫君 終わります。
04月09日第171回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○松野信夫君 民主党の松野信夫です。  今日は裁判員制度についての集中審議ということで、この問題について取り上げたいと思います。  最初に、質問通告には出しておりませんでしたが、私ども民主党もこの裁判員制度については昨年からずっと検討を加えてまいりました。その結果、今年の四月...全文を見る
○松野信夫君 それで、今もありましたように、裁判員制度は実は様々な問題を抱えた中でスタートするということでありますので、質問の中で幾つかの問題点等々を指摘したいと思います。  まず最初に、裁判員裁判における審理期間の件ですけれども、これはもうかねてから、約七割の裁判は三日で終わ...全文を見る
○松野信夫君 今の御答弁ですと、具体的な事件、過去起こった事件を調査をして七割が三日だと、このようであります。  それで、委員のお手元に著名刑事事件の第一審についてということで、これは法務省と最高裁の方に調査をお願いして、それを私の方でまとめさせていただいたものであります。私の...全文を見る
○松野信夫君 今の御答弁ですと平成十四年とか十六年とかで、そうするとサンプル数は全部で何件ぐらいのものを選んでやっているんでしょうか。
○松野信夫君 そうですか。そうすると、それは全部裁判員裁判の対象事件、だから殺人だとか強盗だとか、そういうものだということでよろしいですか。
○松野信夫君 そうすると、その問題の残りの一割については何らかのデータというのは取られたんでしょうか。
○松野信夫君 皆さんのお手元にあります著名事件、これは殺人事件ですので、これを御覧いただいてもお分かりのとおり、無罪というふうになっている、例えば甲山事件、あるいは東電OL強盗殺人事件、それから九番の引野口事件、これらは無罪になりましたので徹底して恐らく争われた事件だろうと。それ...全文を見る
○松野信夫君 ここにありますように、私が調べた殺人事件で一番から九番にかけてはこれはいわゆる公判前整理手続は採用されていない事件であり、十番の、これも有名な秋田連続児童殺人、畠山鈴香被告人の事件、これは公判前整理手続が採用された事件であります。  それで、その一番から九番の事件...全文を見る
○松野信夫君 それで、実は昨日の新聞にも出ていて私もちょっとびっくりしましたが、四月八日の新聞記事によりますと、京都府の舞鶴市で昨年五月に府立高校生が殺害された事件で容疑者が、逮捕に踏み切ったということで、新聞の大見出しに「裁判員裁判回避か」という記事が出ているわけです。  直...全文を見る
○松野信夫君 それで、今後、裁判員裁判が始まるとすれば、いわゆる公判前整理手続というものが、これは大変重要な役割を示すということはもう言うまでもないことだろうと思います。以前に比べると、より重要度が高まっていると思います。  そうしますと、できるだけ裁判は短くということであるな...全文を見る
○松野信夫君 関連証拠辺りは当然開示してもらわなきゃいけないわけで、それは誠実、適切にしていただくことは当然のことでありますが、私はやはり公益の代表者としての矜持をしっかり持ってもらいたいなという気がしております。  それからもう一つ、この裁判の長期化を避ける、裁判の長期化を避...全文を見る
○松野信夫君 今御答弁の中にありました部分判決、これを活用して、一人の被告人に対して多数の犯罪があるときには、言うならば細切れにして審理するということかと思いますが、私はこの部分判決というのは本当におかしな仕組みだと言わざるを得ないと思います。最初の事件について裁判員は有罪か無罪...全文を見る
○松野信夫君 そうすると、一人の被告人が多数の犯罪を犯したという場合は大体関連しているのが通例ではないかな。ですから、私は、部分判決というのは極めて極めて例外的な場合にしか使われないのではないか、また、部分判決が濫用されるようなことがあってはならない、このように指摘をしておきたい...全文を見る
○松野信夫君 それから次に、裁判員裁判における供述調書をどういうふうに取り扱うかという問題についてお尋ねしたいと思います。  多くの刑事事件は大体余り争いがないということで、通常は刑訴法の三百二十六条の同意書面、同意書証が扱われるのが多いわけですが、ただ、裁判員裁判ではこれまで...全文を見る
○松野信夫君 それからもう一つ、これは実務的には大きな問題だと思いますが、いわゆる刑訴法の三百二十一条の二号書面、検面調書ですね。証人が出てきて裁判員の前で証言をした、そうすると、検察官から見ると検察官の面前調書と違うことを法廷で言っている、そうすると、異なる証言をしたということ...全文を見る
○松野信夫君 是非検面調書が乱発されないように、その点はお願いをしたいと思います。  時間が余りありませんので、一問だけ、残り、させていただきたいと思いますが。  裁判員に対する説示、これは私はやっぱり徹底して裁判員に対しては裁判官の方から、例えば疑わしきは被告人に有利とか、...全文を見る
○松野信夫君 終わります。
04月23日第171回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○松野信夫君 私どもの方でいろいろ諸外国の事例も検討させていただきました。諸外国では、取調べの全面的な録音、録画をしているところ、あるいは取調べの弁護人立会いを認めているところ、これは諸外国でも様々でございますが、私どもが調べた限りにおいては、そういうような録画、録音することによ...全文を見る
○松野信夫君 委員からとてもいい指摘がありまして、私も委員と同様の認識を持っております。  我が国の刑事裁判というものは、密室での取調べ、そしてその結果得られる自白調書、これに大変依存をしているわけでありまして、そうすると、その供述調書が作成された過程が果たしてどのようなもので...全文を見る
○松野信夫君 諸外国との比較ということで御質問をいただきました。  我々も諸外国がどのような取調べをしているのか、調べさせていただいております。法務省の方からも資料を取り寄せて調べ、また、これ日弁連が非常に熱心に外国まで委員を派遣して調査をされておられまして、そういう調査結果な...全文を見る
○松野信夫君 私どもも警察、検察の方で取調べの適正化ということに向けていろいろと御努力をいただいていることは承知をしておりますし、また一部について録画、録音、これは警察とも検察ともスタートさせているということも承知をしておりまして、その結果、検証結果というものが警察、検察それぞれ...全文を見る
○松野信夫君 最後にいい質問をしていただいて有り難く思いますが。  御指摘のように、可視化の点とそれから証拠のリスト開示、この二つが本法案の大きなポイントでありまして、いずれもやはり真実を解明し、公正公平な裁判を実現するためのものであります。  我が国の刑事司法、言うまでもあ...全文を見る
○松野信夫君 はい、分かりました。  プライバシーの問題等々もありますが、それについても我々は目的外使用禁止ということで一定の罰則を設けるなど、十分な配慮もなされていることを最後に申し上げたいと思います。
06月01日第171回国会 参議院 決算委員会 第8号
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○松野信夫君 民主党の松野信夫です。  私の方は、主に法務、裁判に関して質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、政治家の世襲制限の問題についてお聞きをしておきたいと思います。  最近、政治家の世襲という問題が取りざたをされているわけでございます。御案内かと思いま...全文を見る
○松野信夫君 私は別に森大臣をどうこう言うつもりは全くないんですけれども、ただしかし、余り世襲議員というものが多くなって、新人のフレッシュな議員がなかなか政治家になりにくいと、こういうようなことは余りよろしくないのではないか、やっぱり政治の世界も新陳代謝がなされる、そういうことが...全文を見る
○松野信夫君 私は、法的な規制という観点も、事実上世襲がしにくくなるような仕組みというのはこれは十分に可能だと、こう考えておりまして、是非法務省辺りでも御検討いただければなと、こう思っております。  ちなみに、江戸時代に詳しい文芸評論家に野口武彦さんという方がおられまして、彼が...全文を見る
○松野信夫君 そうすると、実際上、政治家が寄附をいただいた。そうすると、具体的に現実に交付してくれた人、現実に交付してくれた人を記載すれば足りるというふうに解釈できるのではないかと思いますが、こういう解釈でよろしいですか。
○松野信夫君 正直言って余りよく分からないですね。  できるだけやっぱり明確にしないと、要するに虚偽記載ということで罪に問われるおそれもあるわけですから、どういうものを寄附者として報告書に載せなければいけないのか、ここは非常に重要なところでありますので、もう少しちょっと確認した...全文を見る
○松野信夫君 全然それじゃもう分からない。明確でないんです。  別に西松建設のことをどうこう言うことではありませんが、問題になっているのは、政治団体がある、その政治団体からお金が振り込まれてきたというような場合に、その者を書けば政治資金規正法上は問題にならないのではないかと思わ...全文を見る
○松野信夫君 かなり私は具体的に質問をしているつもりで、特定の政治団体からお金が振り込まれてきたというときに、その者を書けば足りるのか、その者がどこからお金をかき集めてきたのか、そこまで調査する義務があるのかないのかというのを聞いているんです。あるかないかでお答えください。
○松野信夫君 そうすると、事実どおりに書けばいいということは、別に金の出どころまで調査しなければならない義務はないという理解でよろしいかと思います。  それで、よく問題になるのは、政治団体からお金が振り込まれてきたのでそれを書けばいいかと思ったら、そうではなくて、どうもその政治...全文を見る
○松野信夫君 全然分からないんで、もう少し具体的に、こうこうこういう場合は自主的に寄附を行った者に当たる、こうこうこういう場合は当たらないと具体的な事例を挙げて、我々に分かるように分かりやすく説明いただけませんか。こういう場合はこの人の名前を寄附者として掲げれば虚偽記載には当たら...全文を見る
○松野信夫君 そうすると、単に名義を貸したかどうかと、ここの判断が一つの多くの重要な基準になると、こういう理解でよろしいですか。
○松野信夫君 それじゃ、ちょっと法務省の方にお尋ねしますが、これは、間違ったものを報告書に書けばいわゆる虚偽記載ということで犯罪に問われるわけで、現在問われている方もおるわけですけれども、ですから、犯罪である以上は、犯罪になるケースとならないケースとやっぱり政治家あるいは関係者に...全文を見る
○松野信夫君 いや、だから私が聞いているのは、どういう認識であればいいかと、故意の中身のところを聞いたので。要するに、ある政治団体からもらったけれども、その政治団体が全く実体のないダミー団体だ、あるいは人に名義を貸していると、そういうような認識であれば、それは故意ということで問わ...全文を見る
○松野信夫君 全然答えとしてはもう納得できません、明快でない。これ、寄附者を間違えたら犯罪になるので、これは政治家あるいは会計責任者にとっては大変重要なことで、現に今寄附者というのは非常に重要だというふうに言われているわけです。しかし、じゃ、だれが実際上、寄附者として報告書に書か...全文を見る
○松野信夫君 ちょっと答弁が長過ぎるので、もっと短く端的にお願いします。  それで、いわゆるコンピューター関係については東芝と富士通の随意契約でやっていたと、それから移行作業、手書きのものをコンピューターに入れる移行作業は延々と財団法人民事法務協会、これは法務省のOBが職員のう...全文を見る
○松野信夫君 結局、そうすると、平成十九年度入札しましたと言ってはいるんですけれども、全部民事法務協会が落札をしたと、こういう結果でありまして、これは何というか、なれ合いというか身びいきというか、そう言われても仕方がない。  それは、民事法務協会は法務省のOBが約四割ぐらいいら...全文を見る
○松野信夫君 ただ、平成十九年度は、一応一般競争入札という格好は取ったけれども、結果的には全部民事法務協会が落札するということで、さすがに法務省の方もこれはまずいということで、その評価点のげたの履かせ方かいろんな評価の仕方、これはまずいということで平成二十年度からはその評価の仕方...全文を見る
○松野信夫君 やっぱり不断の見直しをしないと、単に結果が全部民事法務協会が落ちたのでまずかったと、じゃ適当にうまいことごまかして適当にばらけておけば、じゃ、それでいいのかと。私は決してそうではないと思います。  それで、委員のお手元に財団法人民事法務協会との随意契約一覧、これは...全文を見る
○松野信夫君 いろいろ言い訳は結構ですけれども、やっぱり不透明な関係だというふうに言わざるを得ないんですね。  それで、この登記簿を手書きから、あるいはタイプ印刷から現在のようなコンピューター化するのは、過去のいろんな理由を調べますと、コンピューター化することによって全国で簡単...全文を見る
○松野信夫君 是非引き下げる方向でやっていただきたいと思います。  時間もありませんので最後に、財団法人民事法務協会との随意契約一覧のところで、四番が登記相談業務支援、五番が国籍相談業務支援、六番が供託相談業務支援ということで、例えば法務局に登記や国籍の相談、来た人に応対すると...全文を見る
○松野信夫君 終わります。
06月11日第171回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○松野信夫君 民主党の松野信夫です。  今、足利事件について松岡議員の方からるる質問がありました。私も後半にこの問題取り上げさせていただきたいと思いますし、この問題について徹底した解明をしていかなければいけない、それだけの大変重大な事件であるということをまず冒頭申し上げたいと思...全文を見る
○松野信夫君 これは大変鋭い、示唆に富む映画だと思いますので、それでも私は見ていないではなくて、「それでもボクはやってない」という映画を是非大臣御覧いただきたいと、このようにまず冒頭申し上げたいと思います。  それで、この防衛医大の教授の冤罪事件でありますが、この名倉教授は、文...全文を見る
○松野信夫君 事件についてお尋ねすると、個別の事件だからなかなか答えられないという答弁はよくお聞きしますが、しかしもうこれは確定した事件です。現在進行中の事件であれば、現在行われている裁判に影響を与えるのは具合が悪いと、こういうことで差し控えるということは分からないではないですが...全文を見る
○松野信夫君 痴漢事件というのは、最近よく新聞、テレビでも報道がなされておりますが、まさに電車の中で普通の市民の人が突然、おまえは痴漢だということで捕まる。そうなりますと、まず社会的にはほぼ抹殺されるに近い状態になる大変な問題でありまして、私は、やっぱり是非この防衛医大教授事件、...全文を見る
○松野信夫君 だからこそ冤罪がやっぱり発生して、絶えない冤罪事件が起こるのではないかというふうに、これは本当に大臣にその点は申し上げざるを得ないと思います。  やっぱりこの取調べのところ、確かに日本の場合は取調べが重要だということになっている。そうすると、そこでの取調べに無理が...全文を見る
○松野信夫君 もう一般論は結構ですよ。一般論は結構なので、今具体的に私はこの防衛医大教授の事件について、率直に言うと、検察官はこの鑑定証拠というのをむしろ見付からなければこれ幸いということで隠そうとしていたんじゃないんですか、率直に答えてください。この事件について聞いています。
○松野信夫君 また個別事件で逃げるかもしれませんが、まさに事件というのは、いろんな個別事件を積み重ねてどうするかというのを今国会で議論しているわけですよ。  それで、じゃもう大臣にお聞きしますけど、やっぱりこういう重要な鑑定書というものは、検察官が公益の代表者なんですから、そん...全文を見る
○松野信夫君 大臣、私の質問の趣旨を全く理解していません。  私は、やっぱり弁護側から見れば、検察がどういう証拠を握っているのかというのが分からなければ、そもそも開示の請求のしようがないじゃないですか。それは、弁護側が開示請求をすれば、裁判所の方でその開示請求を認めるとか認めな...全文を見る
○松野信夫君 検察官の立場というのは、何でもいいから、まあ場合によっては証拠をでっち上げてもいいから有罪に持ち込めば勝ちだと、そういうものではないわけですね。あくまでもやっぱり真実をちゃんと明らかにするという崇高な使命を持っているわけですから、その点は、こういう鑑定書のような重要...全文を見る
○松野信夫君 そんな一般論を聞いていないんですよ。  私が聞いているのは、この具体的な事件で、警察はDNA鑑定すると、おまえ、うそついたってすぐばれるというふうにまで脅して取調べしているんですから、当然、被告側から見ればDNA鑑定されたという思いがある。ところが、結果的に全然出...全文を見る
○松野信夫君 ちょっと、これでは私の質問に全然答えてない。
○松野信夫君 DNA鑑定したのかしてないのか、鑑定書があるのかないのか、それだけでいいです。
○松野信夫君 もう端的に聞きますよ。じゃ、DNA鑑定、この防衛医大事件については、DNA鑑定されたのかされないのか、鑑定書があるかないか、それだけを答えてください。
○松野信夫君 ちょっとこれは委員長の方に是非お諮りいただきたいと思いますが、もう確定した事件について、やっぱりこういう重要な、今特に足利事件もそうですし、DNA鑑定については大変大きな問題になっているわけで、せめてこの事件についてDNA鑑定なされたかどうか、委員会の方でも取り上げ...全文を見る
○松野信夫君 足利事件について、残された時間でお尋ねしたいと思います。  足利事件については、先ほど松岡委員の方からもいろいろ質問がありました。DNA鑑定以外の取調べ、これが非常に問題だ、うその自白が強要された、この点を徹底してやっぱり調べなければならない、これはもう当たり前の...全文を見る
○松野信夫君 ちょっと確認ですが、今の御答弁ですと、証拠をちゃんと残すようにという証拠保存を各地の地検の方に命じたようですけれども、そうすると、事件の件数としてはどれくらいの事件だというふうにお考えですか。
○松野信夫君 アメリカの事例で申し上げると、現在有罪で収監中の人たちについてDNA鑑定をもう一遍やり直しをしたところ、百数十人が無罪だということが分かったと、こういうような事例報告もあるんですが、そういうような事例収集は検察の方もやっておられますか。アメリカの例です。
○松野信夫君 そうだとすると、是非この飯塚事件、飯塚事件も大変痛ましい、子供さんが亡くなられたという事件ではありますが、これもやっぱりDNAの鑑定が一致したということで、本人は否認をしていたにもかかわらず有罪になった事件でありますので、飯塚事件についても検察としてはもう一遍見直し...全文を見る
○松野信夫君 そうした事件に入れば対応するというふうに今ちょっと聞こえたんですが、最高検察庁の方から指示を六月の四日にされたというのであれば、要するに、証拠をちゃんと残しておきなさいと、こういう指示でしょう。それなら、当然飯塚事件についても、もう確定した事件だということで今御答弁...全文を見る
○松野信夫君 是非、具体的に何件ぐらいの事件についてそういう証拠をちゃんと保存しておくようにというふうに、指示になっているのか、これは後ほどで結構ですから、そういう件数などが明らかになったら委員会の方にも公表していただきたいと思います。委員長、是非そういう方向でお取り計らいをお願...全文を見る
○松野信夫君 時間が参りましたので終わりますけれども、やっぱり鑑定の正確性、公正性というものを後々きちんとチェックできるという体制を取っていなければ、その鑑定は否定されてもしようがないと、やっぱりこういうぐらいの思いで今後とも当たっていただきたいということを御指摘申し上げて、質問...全文を見る
06月29日第171回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○松野信夫君 民主党の松野信夫です。  早速質問に入らせていただきます。まず、近時問題になっております与謝野財務大臣の献金の問題について与謝野大臣にお尋ねをしたいと思います。  報道によりますと、先物取引会社オリエント貿易、これがつくった政治団体、政経政策研究会から受けていた...全文を見る
○松野信夫君 写真御覧になれば、これはいずれ判明いたしますが、与謝野大臣が通産大臣のときに恐らく大臣室で、社長さんお呼びになって一緒に写真を撮られたのではないかと思われますが、もう一回どうぞ。
○松野信夫君 これは発刊が二〇〇〇年ということで、別に二〇〇〇年に撮ったということではないことは明らかなわけでありますので、その点もう一度よくお考えいただいて、この背景からしても大臣室ではありませんか。もう一回確認します。(発言する者あり)バッジも付いています。
○松野信夫君 与謝野大臣は、これ二〇〇〇年の前年の九九年には通産大臣をしておられたんでしょう。だから通産大臣、まさに先物取引、こういうものを所管している大臣のときにこういう写真を撮って翌年に四十年史の本が発刊されたと、こういうストーリーではありませんか。
○松野信夫君 そんなことは聞いていないんで、その部屋が、通産大臣のときに大臣室で撮ったんではないかというのにはどうもお答えがありませんので、この点は写真の背景等を確認すればいずれ分かることですので。  それで、オリエント貿易を含むこの先物取引ですけれども、実は私も長いこと弁護士...全文を見る
○松野信夫君 確かに、与謝野大臣に対しては加藤さんという社主の方は足長おじさんで、一生懸命献金をせっせせっせと出されたかもしれませんけれども、多くのお年寄り、被害者の皆さんから見れば、決して足長おじさんじゃないですよ。まさに自分たちのとらの子の財産をある意味ではだまされて取られた...全文を見る
○松野信夫君 長い間お付き合いされたということはもうお認めになっておられるわけで、それだけずっと、ある意味では加藤さんの方も、悪い言い方かもしれませんが、献金するだけの価値があったというふうに見ているんじゃないかと思うんです。  というのも、先ほどから申し上げたように、この先物...全文を見る
○松野信夫君 今大臣の方から医学的な判断で一生懸命やっているというようなお話がありましたが、この原爆症の問題は様々な問題がありますが、その問題のうちの一つ、今大臣も言われたように医学的な判断のところだと思います。  率直に言うと、この医療分科会というところが私はもうガンだという...全文を見る
○松野信夫君 是非、何度も言うように、医療分科会のメンバーについては、これは大臣、やはり政治家がしっかり関与するぐらいの気持ちでやらないと駄目だと思います。私も調べたら、こういう医療分科会を含めた調査研究に、被爆者対策として調査研究に約毎年三十億お金が出ています。これが本当に適切...全文を見る
○松野信夫君 それでさらに、こういう環境省がお金を払って調査研究させているので立派な報告書がちゃんと国民に開示されているかということで調べましたら、このパネルにありますように、国立国会図書館にはほとんど所蔵されていない、また環境省の図書館にも余り所蔵されていない。それで、私はこう...全文を見る
○松野信夫君 これまでの実態は、私が申し上げたように、どうも委託研究という名目で、委員会、審議会の委員の皆さんにお金をある意味では研究費という形でばらまくのに、どうもそういう役割しか果たしていないのではないか。確かに、委員会、審議会に出ると、旅費、日当が一定は来る。だけど、それは...全文を見る
○松野信夫君 やはり、総理大臣の認識はまだまだ率直に言って全然実態となっていない。認定基準が守られて一定の何か救済が進んだようなお話がありましたけど、実態は全く逆です。間違った認定基準を、ある意味ではお役所の言うとおりの学者の方々が作って、それに固執をする、それによってばっさばっ...全文を見る
06月30日第171回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○松野信夫君 民主党の松野信夫です。  入管法に伴います様々な問題点について、法務大臣等々に御質問させていただきたいと思います。  今回の法案というものは、法務大臣に在留管理を一本化すると、そういうような基本原則があるわけですが、いろいろ中身を見てまいりますと、ある意味ではあ...全文を見る
○松野信夫君 従来どおり偽装結婚、これを阻止するんだというなら、それはそれで分からないではないんですが、ただ、在留資格をもって在留期間の途中で離婚をしたというような場合も念頭に置いておられるとすれば、従来は、例えば日本人の配偶者等というビザは一年ないし三年で在留期間が設定されてい...全文を見る
○松野信夫君 そうすると、従来は、何度も申し上げるように、日本人の配偶者等という在留資格でいる方が途中で取り消されるというケースはあるんですが、従来は偽装結婚が実態ではないかということで取り消されたケースがもうほとんどだと、実態はですね。あなたは離婚したからもう日本人の配偶者等で...全文を見る
○松野信夫君 いや、従来も在留資格の取消しというのがありましたよね。日本人の配偶者等という在留資格で持っていて、それで取消しなされるというのは、これは要するに偽装結婚だということだから取消しだと、こういうことで間違いないんでしょう。
○松野信夫君 それで、少し実態的に見てまいりますと、夫婦関係がなかなかうまくいかない、仲たがいする、そうすると離婚についての話合いが進む、中には離婚の調停ということで家庭裁判所で離婚の調停が進む、調停もうまくいかなくてさらに離婚訴訟に進むというのが一般的な離婚の流れだと思いますが...全文を見る
○松野信夫君 そうすると、今のお話ですと、離婚調停中あるいは離婚訴訟中、これが半年以上続いていたとしても、少なくともそれは正当な理由があるということで大体除外されるだろうと、こういうふうな理解でいいんですか。
○松野信夫君 それで、離婚調停とか離婚訴訟、これもいろんな理由があるわけですね。それは夫婦ですから、一〇〇%どっちが悪いということもなかなか言えないケースもあろうかと思うし、場合によっては、例えば日本人の夫の方が暴力を振るう、DVをやるということもあるでしょうし、そうすると、かな...全文を見る
○松野信夫君 それで、いろいろ調べましたら、永住許可に関するガイドラインというのが法務省の入国管理局の方で平成十八年三月三十一日付けで作られておりまして、この中見ますと、どういうような場合に永住許可が下りるかということで、法律上の要件として、素行が善良だとか、独立生計を営むに足り...全文を見る
○松野信夫君 同じことなら、配偶者の身分を有する者としての活動云々と書かないで、この永住許可に関するガイドラインのように、実態を伴った婚姻生活を継続するという、そういうのでは何で駄目なんでしょうか。
○松野信夫君 そうすると、今の御答弁見ますと、場合によっては正当な理由というような形を柔軟に解釈していただいて、そのDV被害者等々については十分救済が可能かなというふうに理解いたします。  それから、これは衆議院の方の修正で、取消しをしようとする場合には、在留資格の変更の申請又...全文を見る
○松野信夫君 ありがとうございます。  そうすると、具体的にどういうふうに配慮をするのかというのが次の問題としては考えられると思うんですね。つまり、外国人配偶者の方が何らかの理由で離婚をするということで、形式的には日本人配偶者等という在留資格を失うと、だけれども、何らかの形で永...全文を見る
○松野信夫君 ただ、離婚届自体は当該市町村に出されるということですね。で、その当該市町村から今度は法務局の方に連絡が行くと、そうすると、あれですか、法務局の方から離婚した外国人配偶者の方に何らかの連絡、サジェスチョンが行くということですか。
○松野信夫君 そういうサジェスチョンをして配慮するというときに、以前は日本人の配偶者等という在留資格を持っていた人が、じゃ今度は何か別の在留資格ということになると、具体的にはどんな在留資格というのが一般的には考えられますか。
○松野信夫君 私も、恐らく考えられる在留資格の最も代表的なものは定住ビザだろうというふうに思います。  ただ、これも調べてみますと、永住の許可の場合は、これは、先ほどもちょっと申し上げたように、平成十八年三月に永住許可に関するガイドラインというものが法務省の方で定められておりま...全文を見る
○松野信夫君 私が調べたところですと、子供がいると、子供がいてちゃんと養育するとなると、別に三年ということではなくて、もっと短くたって定住という在留資格はもらえると。ところが、例えば子供の方は日本人の夫の方に取られたと。そうすると、まるで一人になってしまったということになると、な...全文を見る
○松野信夫君 それで、今は日本人の配偶者等という形で在留資格の取消しの話をお聞きしておりましたが、今回の法案で在留資格の取消しというものは、法案でいいますと法の二十二条の四ですが、従来よりもかなり事項としては増えているわけです。従来は在留資格の取消しというのは一号から五号まで五つ...全文を見る
○松野信夫君 必ずしもしゃくし定規にばんばんと取り消すわけではないというお話ですが、従来の実態について少しお聞きしたいと思いますが、従来、在留資格が取り消されたと、取り消されれば当然母国に帰っていただくということになろうかと思いますが、どういうような理由でどういう在留資格が取り消...全文を見る
○松野信夫君 そういうような形で在留資格が取消しということのようですが、これは当該外国人の方にとってみると明らかな不利益処分に該当するわけですね。そうすると、やっぱり一定の不利益処分を出すというのであれば、例えば行政手続法の不利益処分の手続に準じて、十分その理由を説明する、あるい...全文を見る
○松野信夫君 それで、今度新しく在留資格の取消しの中には、九十日以内に住居地の変更届をしなきゃいけないと、こういうような規定が設けられております。それで、今回の法改正で見ますと、住居地の変更というのをこれは十四日以内にまずしなさいとなっているわけですね。十四日以内にしないとまず過...全文を見る
○松野信夫君 そうすると、今の大臣の御答弁ですと、十四日以内に本当は住居地の変更届しなきゃいけない、だけど、中にはうっかりしている人もいるでしょうから、そういうような場合には硬直的に何も罰をどんどん掛けるというわけではなくて、その辺は柔軟に対応すると。  それはいいんですが、し...全文を見る
○松野信夫君 是非、硬直的な対応ではなくて、やっぱり実態をよく見ていただいて、確かにそれは中には悪質な事例というのがあろうかと思いますので、その辺は是非、悪質ではないうっかりミス、ちょっとした間違いだったと、あるいは失念だったということもあろうかと思いますので、これは是非柔軟に対...全文を見る
○松野信夫君 私も、厚生労働関係では要するに労働法制の適用を受ける、最賃、労働基準法、そういうような法規制が受けるというふうになっていることは評価できると思います。  ただ、この点は、従来も二年目、三年目の実習生の段階では基本的には労働法制は受けておったわけです。だけれども、そ...全文を見る
○松野信夫君 今の御答弁ですと、法改正がなったからといって取り立てて厚労省サイドでどうこうと、これで例えば悪質事例が減るとまではそう簡単に言えないのかなという気がしますが。やっぱりこの点は、厚労省関係、それから法務省関係、この連携をやっぱり密にしながらこういう悪質事例が発生しない...全文を見る
○松野信夫君 時間も余りありませんでしたので最後の一問ぐらいになるかと思いますが、最後の一問とすれば、法十九条の十七にあります所属機関、外国人の例えば留学生、就学生あるいは会社員、この所属機関の届出義務の点についてお伺いしておきます。  元々のこの法改正では届出が義務化されてい...全文を見る
○松野信夫君 この点は是非、管理強化につながらないように、また思想信条の自由だとかプライバシーの侵害だとか、そういうふうにならないように、極めて限定的な形で行っていただきたいということを最後に申し上げて、時間が参りましたので私の質問は終わります。  ありがとうございました。
07月07日第171回国会 参議院 環境委員会 第11号
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○松野信夫君 民主党の松野信夫です。環境委員会で水俣病特措法案について質問する機会をいただきまして、有り難く思います。  それでは、早速質問をさせていただきます。  まず、この法案の特徴は、何といっても加害企業チッソを分社化する、ここだと思います。結果的にチッソという公害企業...全文を見る
○松野信夫君 今の答弁でも、まあ一つの手段だということでありますが、私はやっぱり経過見ても、かなりチッソの要望といいますか、チッソに引っ張られた形で結果的に分社化というレールがつくられてしまったという気がします。  それで、法案の九条の第二項を見ますと、救済の方針に基づく一時金...全文を見る
○松野信夫君 答弁の中に私の名前も出て、それはそれでいいんですが、私の方は別にこういう歯止めを言っているわけではなくて、最初に園田委員の方が言われたように、ちゃんと救済が終了すると、ちゃんと救済が完璧に終了するまで分社化は凍結すべきだというのが申し上げたところであります。  そ...全文を見る
○松野信夫君 それで、今申し上げたように法十三条ですと、この事業会社の株式譲渡というものは救済の終了及び市況の好転まで暫時凍結と、こうなっているわけですね。  そうしますと、例えば被害者団体の方でこの法案による救済を求めるという方もおられれば、いや、この救済は求めないで徹底して...全文を見る
○松野信夫君 そうすると、ちょっと確認ですが、今の御答弁ですと、現在行われている裁判、不知火患者会の皆さんの裁判もあれば互助会の皆さんの裁判もあれば、あるいは棄却処分取消し、義務付け訴訟等々、現在行われている裁判は少なくともこれが継続している限りは救済の終了とは言えないから株式譲...全文を見る
○松野信夫君 もう少しこの点を議論したいんですが。  次に、救済の内容について確認をしておきたいと思いますが、この法案によりますと、救済の中身というものは政府の策定する救済措置の方針というものにある意味では全面的にゆだねられておりまして、元々民主党案にありましたような一時金の金...全文を見る
○松野信夫君 その救済措置の方針について、いろんな方々と話し合ってということですが、一番の中心は患者団体だろうというふうに思います。患者団体の意見をどういう形で取り入れるのか、単に意見を聞き置くという程度でお茶を濁してしまうのか。患者団体の意見、私は十分にしっかり慎重に取り入れる...全文を見る
○松野信夫君 具体的な金額が患者団体も加害企業の方も合意できればそれはそれにこしたことないだろうと思うんですが、しかし、恐らく加害企業の方は低ければ低い方がいいし、患者団体の方は高ければ高い方がいい、そういうことになりますので、また、加害企業が合意した、しかし被害者団体の方は、一...全文を見る
○松野信夫君 それから、診断書の取扱いのお話もありましたが、いわゆる公的診断それから民間の診断書、二つあるかと思います。元々の民主党案は、主治医の民間診断書を尊重すると、こういう仕組みでありましたが、この点も今回の法案には記載がありません。とすると、これはどうなんでしょうか、必ず...全文を見る
○松野信夫君 それから、救済の対象者をだれがどういう手続で判断するのか。これは実務的には非常に大きな問題です。従来ですと、公健法の認定申請辺りですと、検診医が検診する、その結果を認定審査会にかける、最終的には県知事が判断すると、こういう仕組みで来たわけですが、それぞれに問題がある...全文を見る
○松野信夫君 九五年のときも、後々よく見てみると、十分な診断がなされていない、症状があってもそれが十分取られないと、こういうことで後からまたまたいろいろ問題が出てきたということがありますので、実務的なところでありますが非常に重要な点ですので、これはこれでまたしっかり見ていかなけれ...全文を見る
○松野信夫君 そうであればそのようにきちんと、民主党法案には元々きちんと触覚又は痛覚という形で明文化されていたんですが、今回の法案ではその点が記載されていないので、園田委員の方はそのようにお考えかもしれませんが、果たしてそのとおり本当になるかどうかという点については私は危惧があり...全文を見る
○松野信夫君 この点は環境省にも確認をしておきたいと思いますが、今の園田委員の御説明ですと、明文としては四肢末梢優位あるいは全身性、こうなっているんですが、触覚若しくは痛覚だけという乖離性も入るんだと、こういうような御趣旨の答弁がありましたが、環境省の方もそのように理解していると...全文を見る
○松野信夫君 ちょっともう一遍、参考にしてというふうに今最後言われましたか。そうすると、必ずしも乖離性は入らない、入らない可能性もあると、こういうことですか。
○松野信夫君 ちょっとその辺がややあいまいだなというのと、それからこの二号のところで、口の周囲の触覚若しくは痛覚の感覚その他いろいろ書いて、所見を考慮するための取扱いに関する事項ということで非常に分かりにくいんです。ですから、例えば舌の二点識別覚の障害があれば救済対象になるのか、...全文を見る
○松野信夫君 それから、いわゆる胎児性、小児性の患者さんについては、どうもこの法案を見ますと特段の記載はないようですけれども、こうした胎児性、小児性の患者さんについての何らかの配慮、あるいは判断基準等々についてはこの救済措置方針辺りに盛り込まれるんでしょうか。
○松野信夫君 この胎児性、小児性の皆さんについては、まだまだ病像論そのものの研究が十分になされていないということが言えると思います。  それで、今回の法案については、法三十七条で調査研究という項目が挙がっております。ただ、しかし、この三十七条の調査研究のところですが、例えば三十...全文を見る
○松野信夫君 それから、この調査研究については、我々民主党の法案ですと、こういう調査研究をすることで実際に被害者の救済の方向で役に立つということで、我々の作った法案ですと、特定疾病の範囲の拡大その他必要な措置を講ずるということで、調査研究を救済の拡充に結び付けるという条項を入れて...全文を見る
○松野信夫君 それから、この法案の救済対象者というものは、裁判は取り下げなきゃいけない、公健法の認定申請も取り下げなければならない、こういう立て付けになっていて、これはまさに九五年の政治解決の点と全く同じでありまして、私は率直に申し上げて、これは裁判を受ける権利を実質的に侵害する...全文を見る
○松野信夫君 それで、例えば、この法律が成立した、だけれども自分はやっぱり公健法の認定申請を受けたい、自分は重症だということで公健法の認定申請にあくまでこだわる、しかし、結果的には残念ながら公健法上は認定されなかったという方が、その後この法律で救済を請求するということは可能なんで...全文を見る
○松野信夫君 ただ、実際の問題として、今、園田委員も言われたように認定審査会というのはもう事実上破綻状態で、いつ判断がなされるか分からない。そうすると、相当長期間結論が出るまで時間が掛かることが予想されるわけですね。  ところが、この法案ですと、この法案の救済というものは三年を...全文を見る
○松野信夫君 それで、公健法の認定申請が今後どうなるかということですが、取りあえず当初の与党案にありました公健法上の地域指定解除の条文は今回は削除というふうになりましたので、当分公健法の認定申請というものは続けられるだろうと、こう思います。  ただ、地域指定の部分は削除されまし...全文を見る
○松野信夫君 もう時間ですから最後の一問ですが、この法案は元々全面的に最終解決だと、最終解決ということがずっと一貫して出ていたわけです。ところが、これは与野党協議の結果だと思いますが、前文と一条についてだけは最終解決という文言を残して最終解決だということをうたっているわけですが、...全文を見る
○松野信夫君 時間来ましたので、終わります。
11月20日第173回国会 参議院 議院運営委員会 第6号
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○松野信夫君 私は、中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律案につきましては、本会議で趣旨説明を聴取することなく財政金融委員会に付託することの動議を提出いたします。
11月24日第173回国会 参議院 環境委員会 第2号
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○松野信夫君 民主党の松野信夫です。  私の方からは、二十分質問時間いただきましたので、水俣病問題について御質問させていただきます。  もう水俣病問題は昭和三十一年五月が公式確認とされておりまして五十年以上にわたる大変長い問題でありますが、是非この鳩山政権においてしっかりとし...全文を見る
○松野信夫君 今大臣のお話にありましたように、田島副大臣が担当ということで一生懸命頑張っておられる。私も、前政権と違ってきたなというふうに感じております。  二点。まず第一点は、副大臣就任直後に熊本水俣の方にもお見えいただいて、被害者団体の皆さんと直接向き合っていただいた、また...全文を見る
○松野信夫君 この水俣病の特措法では、チッソという原因企業を分社化する、こういうレールが引かれているわけであります。この点は非常に大きな問題ではあると思いますが、私はやっぱり、この原因企業の分社化ということよりもやっぱりしっかりとした被害者救済をまず優先的にお考えいただくと、こう...全文を見る
○松野信夫君 具体的な被害者救済問題では幾つもの論点がありますが、一点だけ、時間の都合上、指摘をしておきたいと思います。  皆さんのお手元に、三枚目の資料でありますが、「水俣病各種対策の対象地域について」ということで図と一覧表をお配りしておりますが、これはまさに水俣病の対策とい...全文を見る
○松野信夫君 是非被害の実態を直視していただきたいなと。今副大臣のお話ですと、関係自治体とも協議しながらということで、それはそれで大変結構なことではありますが、地元にはお医者さんたちもおられます、長いこと水俣病問題に取り組んでこられた医師団の方々もおられますので、是非そういう民間...全文を見る
○松野信夫君 時間が参りましたので、終わります。
11月26日第173回国会 参議院 議院運営委員会 第7号
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○松野信夫君 私は、一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案、特別職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案及び国家公務員の育児休業等に関する法律の一部を改正する法律案については総務委員会に、裁判官の報酬等に関する法律等の一部を改正する法律案、検察官の俸給等...全文を見る
11月30日第173回国会 参議院 議院運営委員会 第8号
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○松野信夫君 本日はお手元に配付いたしました資料のとおり議事を進めることの動議を提出いたします。
12月01日第173回国会 参議院 議院運営委員会 第9号
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○松野信夫君 私は、日本郵政株式会社、郵便貯金銀行及び郵便保険会社の株式の処分の停止等に関する法律案については、本会議で趣旨説明を聴取することなく総務委員会に付託することの動議を提出いたします。
12月04日第173回国会 参議院 議院運営委員会 第10号
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○松野信夫君 本日はお手元に配付いたしました資料のとおり議事を進めることの動議を提出いたします。