松野信夫
まつののぶお
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月16日 | 第174回国会 参議院 環境委員会 第2号 議事録を見る | ○松野信夫君 民主党の松野信夫です。私の方からは、水俣病問題について御質問をさせていただきたいと思います。 まず、大臣は、去る三月七日に水俣を訪問していただきまして、いろんな水俣病関連の施設も見ていただいたり、あるいは患者団体の皆様方との意見交換もしていただきました。恐らく、...全文を見る |
○松野信夫君 ありがとうございました。 さて、昨日、熊本地裁で行われておりますノーモア・ミナマタ国家賠償請求訴訟事件で、熊本地裁が所見を明らかにされたわけでございます。既に和解に向けた協議が進んでいたわけですが、昨日、こうした裁判所の所見が出されたというのは、大変重い裁判所の...全文を見る | ||
○松野信夫君 この裁判所の和解所見は、一時金二百十万円、療養手当、その他一時金に加算する金額など、具体的な金額まで明らかになっているわけで、この評価はそう軽々には出しにくいかと思いますが、私がこの所見で注目しておりますのは、この和解所見の第四項に責任とおわびという条項がありまして...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非、今までこの水俣病問題について総理が入られたということはございません。鳩山総理が入るというのはやっぱり政治が変わったということを表す一つの出来事にもなるかと思いますので、是非御検討いただきたいと思います。 それから、この被害者救済問題は、今大臣の方からもお話...全文を見る | ||
○松野信夫君 それで、この裁判所の所見では、対象者をどういうふうにとらえるかという点については、熊本ですと例えば昭和四十四年一月以降は原則として対象外とか、あるいは新潟ですと昭和四十一年以降は対象外とか、そういうような居住年あるいは出生年によって救済から漏れるという問題もあります...全文を見る | ||
○松野信夫君 次に、この水俣病特措法についてですけれども、この特措法の第七条の二項で、「救済措置の開始後三年以内を目途に救済措置の対象者を確定し、速やかに支給を行うよう努めなければならない。」、こういうような規定がありまして、三年以内を目途にと、こういう法の内容になっているわけで...全文を見る | ||
○松野信夫君 そうしますと、これはできるだけ迅速に救済をするというのが政府の趣旨だと。そうしますと、例えば一定の受付期間などを設けて、いついつまでに申請をしなければ、その後受付期間が経過してしまうともうアウトですよと、こういうようなことはされるんでしょうか。 | ||
○松野信夫君 是非やっぱり受けるべき方がちゃんとこの特措法の適用を受けられると、補償、救済が受けられると。漏れることがないように、もちろんその広報は必要だと思いますが、一定の期間が経過したらもうアウトになってしまうというようなのは、これはもう非常に慎重にしていかなければいけない。...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非、やっぱり本当に被害に遭われた皆さんを幅広く救済をする、こういうようなことでなければ、この政治解決、あるいはこの特措法に基づいて救済ができたと、しかし、また漏れた人たちがまた手を挙げていろんな裁判がまた新たに発生するとか、そういうことがないように、くれぐれもこれ...全文を見る | ||
○松野信夫君 私は、歴史を振り返ると、もっと早い段階に住民皆さんの一斉健康調査あるいはいわゆる悉皆調査、これがなされなかったことがある意味では現在のいろんな意味での混乱を招いた一つの大きな原因ではないかというように見ております。 例えば、これは平成三年三月三十一日に発表された...全文を見る | ||
○松野信夫君 それから、この特措法の中ではチッソの分社化ということが出てまいります。チッソの分社化のための必要な条文が延々とこの特措法の中にはあるわけでございますが、しかし、地元熊本の被害者の皆さんからはこのチッソ分社化についていろんな不安、危惧というものもございます。本当にすべ...全文を見る | ||
○松野信夫君 やはり加害企業は加害企業として最後までしっかり責任を果たしていただく、これはもう大原則だと思います。 〔委員長退席、理事ツルネンマルテイ君着席〕 被害者の皆さんに対する様々な救済や補償、これも最後のお一人までしっかり責任を果たしていくということが加害企業...全文を見る | ||
○松野信夫君 もう最後の質問に移りたいと思いますが。 被害者の皆さん、だんだんだんだん高齢化が進んでおります。被害者の皆さんといろいろ話しますと、やっぱり高齢になると、いわゆる老老介護、あるいは患者さんが患者さんを介護しなきゃいけない、こういうことで、将来の心配、あるいはいろ...全文を見る | ||
○松野信夫君 もう時間ですので終わりたいと思いますが、今大臣がお話ありました国水研、国立水俣病総合研究センター、これについては、今、介護事業もしているということですが、私はもう極めて貧弱だというふうに率直に思っておりますので、国水研についてはまた別途機会を見ていろいろと御質問をさ...全文を見る | ||
04月06日 | 第174回国会 参議院 法務委員会 第8号 議事録を見る | ○松野信夫君 民主党の松野信夫です。刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律案について質問をさせていただきます。 何となく久しぶりに古巣に戻ったような気分で、しっかりとこの法案について質疑をさせていただきたいと思います。もちろん、与党ですから反対するというわけではありませんが、...全文を見る |
○松野信夫君 そういたしますと、今回の法改正というのは非常に大きな改正を伴っております。単に公訴期間が例えば十年ぐらい延長されるというのであれば、今御指摘ありました例えば証拠の散逸とか処罰感情の希薄化とか、そういうのは説明としては十分理解できるわけですけれども、今回の法改正の特徴...全文を見る | ||
○松野信夫君 ただ、公訴時効の趣旨は、証拠の散逸とか、あるいは処罰感情の希薄化とか等々言われていますので、それがそのまま時効制度を廃止するといつまでも追及できるというので、どうもちょっと正直、私としてはバランスというか、しっくりしないところも正直ございます。 また、バランスの...全文を見る | ||
○松野信夫君 今大臣の方から逃げ得を許さないと。その気持ちは分からないではない。 ただ、今回の法制審の議論あるいは法案の提出に至った流れ見てまいりますと、犯罪被害者の会あるいは遺族の方々の声が物すごく強く出されて、逃げ得は許しちゃいけないというような声にかなり押された形で、私...全文を見る | ||
○松野信夫君 平成十六年の改正は法定刑の延長の部分もあったという御指摘ですが、しかし、法技術的には公訴時効について遡及効をするとかしないとか、それはもう十分法技術的には可能なわけで、前回、わずか五、六年前には遡及はしないというふうにしておいて五、六年たったら突然遡及するというのは...全文を見る | ||
○松野信夫君 時間もありますので余りこればっかりやれませんけれども、少し私は、今申し上げたようにバランス的にはどうなのかなという、率直に申し上げるとまだまだ疑問が氷解できないところではございます。 それで、何でこうなったかとつらつら考えると、今回の法改正は少し急ぎ過ぎではない...全文を見る | ||
○松野信夫君 今回の法改正は公訴時効そのものを廃止してしまうという大改革なんですよね。 公訴時効の歴史をひもときますと、元々は刑事訴訟法の旧法とか旧々法とか、そのもっと前に治罪法というのがあって、そのときから公訴時効制度というものがあって、もうかれこれ百三十年近く我が国の司法...全文を見る | ||
○松野信夫君 私、個人的には、まあ私が取りまとめた責任者というわけでもありませんけれども、この民主党の野党案はなかなか優れているなというふうに我ながら正直今でも思っておりまして、もちろん、犯罪被害者の皆さんあるいはその遺族の皆さんの要望、そして捜査機関の負担、この辺のバランス、ま...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非中井大臣に頑張っていただきたいと思いますが、どうしても長期化するといろいろな問題が出てくると思います。 お手元に、これは二〇一〇年、今年一月十六日の読売新聞の記事、そして三月二十日の朝日新聞の記事を配付させていただいておりますが、まず読売新聞の記事の方は、こ...全文を見る | ||
○松野信夫君 ただ、一般の事件でももちろん起こり得ることではありますが、今回のように時効が延長されたり廃止されたりということになりますと、例えば犯罪発生直後に関係者の証人の尋問調書、供述調書が作られている、だけど実際に犯人が捕まったのが二十年も三十年も後と。そうすると、二、三十年...全文を見る | ||
○松野信夫君 大臣は了としておられるかもしれませんが、私は余り了とできないなと、率直に申し上げるとそういう気持ちでありまして、本来ならばきちんと捜査をして起訴にまで持ち込むということが当然であって、それができなかったということで、できなかったにもかかわらず特定の人に対して犯人だと...全文を見る | ||
○松野信夫君 同じ閣僚でなかなか答弁しにくいところがあるのかなという気はいたしますが、私は余りこういうことが、つまりこういうことというのは、時効完成後に一捜査機関が、あいつは犯人だけれども起訴まで持ち込めなかった、だけど犯人であることは分かっていると、そんなことを許しておくと、こ...全文を見る | ||
○松野信夫君 捜査記録あるいは証拠物の保管、これは今回、公訴時効の延長、廃止になった場合、大変大事な問題になるというふうに思います。と同時に、例えば検体を使ってDNA鑑定をする、あるいは血液鑑定する、いろいろと科学的な捜査を行う、それはそれで大変結構なことですけれども、科学という...全文を見る | ||
○松野信夫君 それから、これはこれからの検討課題でありますが、例えば殺人事件で公訴時効が廃止されると。先ほどのお話ですと、ずっとその捜査本部は設置するということのようでありますが、しかし、いろいろデータ見ますと、毎年毎年五十件ぐらい殺人事件でも時効にこれまで掛かっていたというよう...全文を見る | ||
○松野信夫君 それでは最後に御質問させていただきたいと思いますが、今回、公訴時効が延長されたり廃止されたりということになります。 私は、もう何度も申し上げるように、刑事司法というものは、一番大事なのはやっぱり冤罪を発生させないと、ここがやっぱり一番の大事なところであります。 ...全文を見る | ||
○松野信夫君 せっかく政権交代が実現したわけですので、この刑事司法の場面でも、なるほどやっぱり政権が替わった、この一番の象徴は私はやっぱり可視化法案を成立させることだというふうに強く確信をしておりますので、是非その方向で取組をお願いをしたいと思います。 民主党は脱官僚依存とい...全文を見る | ||
04月15日 | 第174回国会 参議院 環境委員会 第7号 議事録を見る | ○松野信夫君 おはようございます。民主党の松野信夫です。 本日は、環境影響評価法の一部を改正する法律案についての質疑でございますが、その前に、いよいよ水俣病の問題も大詰めを迎えているということで、この水俣病特措法に基づく救済について三点だけ確認をさせていただければと思っており...全文を見る |
○松野信夫君 是非しっかり取り組んでいただければと思いますが、とかく一時金が幾らになるとかあるいは団体加算金がどの団体は幾らとか、何かそちらの金銭的なものばかり、ともすれば注目されがちですけれども、私はやっぱり、この十二月二十五日に環境省案を発表された中でも、第三項のところにあり...全文を見る | ||
○松野信夫君 ありがとうございます。 大臣も先日、水俣へおいでいただきましたし、また、田島副大臣は何度も来ていただいて、直接被害者の皆さんの声に耳を傾けていただいている。これは、率直に言うと自公政権にはなかったことでありまして、こうしたことがやっぱり水俣、現地の皆さんの心を非...全文を見る | ||
○松野信夫君 ありがとうございました。 それでは、環境影響評価法の改正の方について御質問をしたいと思いますが、先日も大分議論が進んでおりましたが、私はやっぱり何といってもこの環境アセスに対する企業やあるいは市民の信頼を高める、これが一番大事なことだというふうに思っております。...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非アセスの理解を広めていくということで取組をお願いしたいと思います。 それで、私は弁護士なんで、どうしても裁判のことについて関心が高いんですが、これまでも環境アセスを適切にきちんとやっておけば、もしかしたらこういう訴訟まで起こらないでよかったのではないか、もっ...全文を見る | ||
○松野信夫君 それで、やっぱりこれまでの事例、成功例あるいは失敗例、いろいろあると思います。これはあくまで私から見て、これは成功した部類だ、これは失敗した部類だと。 これはあくまで私から見た場合ですが、成功例としては、委員の皆さんのお手元に、熊本県のこれは水俣市で予定されまし...全文を見る | ||
○松野信夫君 逆に、私から見てこれは失敗したケースでないかなと思うのは、済みません、国交省さんの方に質問でありますが、一つは新石垣空港の建設問題ですね。 これは、当初、一九七九年に白保のサンゴ礁を埋め立ててそこに建設するという案が出されて、それで、サンゴ礁を埋め立てるなんかと...全文を見る | ||
○松野信夫君 ありがとうございます。 それで、アセス事業の件数のことですが、これも日本は非常にアセスの件数が少ないということでございます。これは、先日、当委員会でも参考人質疑がありまして、東工大の原科教授からもアメリカとか中国辺りでは万単位でやっている、こういう御指摘もありま...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非アセスをやっぱり増やして定着する、アセスをやることは事業の円滑化にも寄与するし当然だと、こういう方向で是非お考えいただきたいと思うんですね。 今度のアセス法は、事業の対象について、例えば風力を入れるとか、そういう意味では若干広がりはあるかなというふうには思う...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非、省内でも御検討いただきたいと思います。こういうのでアセスの対象を広げるというと、率直に言えばそれに抵抗するいわゆる抵抗勢力もあるのかもしれませんけれども、ここは本当に頑張っていただきたいなというふうに思います。 それで、アメリカ辺りで行われているいわゆる簡...全文を見る | ||
○松野信夫君 やっぱりアセスを是非いろんな意味で浸透していかなければいけない。 その一つの障害になっていると思うのが、やっぱり費用の点だと思います。大型の事業の場合、アセスに幾らぐらい掛かるかというと、数億円掛かるというふうにも言われているし、安くても数千万円ぐらいのオーダー...全文を見る | ||
○松野信夫君 ありがとうございます。 それで、今回のアセス法の目玉は、何といっても戦略的環境アセスメント、SEAだと思います。日本版の戦略アセスかなというふうに思います。それで、率直に言うと諸外国の戦略アセスに比べるとまだまだ見劣りがするというか、十分でない点があろうかと思い...全文を見る | ||
○松野信夫君 今、副大臣の方から、前向きにいろいろ取り組むということのお話もありましたので。 法案では、見直しというものは法施行後十年と、前回も十年で今回も十年後に見直しという規定がありますが、私は、十年とは言わずに、いろいろと問題点がある、あるいはもっと上位計画辺りに戦略ア...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非、適宜適切にお願いをしたいと思いますが、その中の一つとして、先ほど来からの成功例、失敗例、御指摘いたしましたが、やっぱりその点から見ると、できるだけ早く住民に情報を公開して住民参加を求めていくということが必要だと思っております。ですから、方法書以前の段階でも適宜...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非よろしくお願いをしたいと思います。 それから、代替案ですね、代替案の検討ということも、先ほどの成功例、失敗例から学ぶべきところだと思います。 それで、今回の法改正では、三条の二で、計画の立案の段階において、一又は二以上の当該事業の実施が想定される区域にお...全文を見る | ||
○松野信夫君 それで、具体的にダム計画について御質問したいと思うんです。 私も弁護士としてダム問題いろいろかかわってきました。実際にダム計画、河川整備計画は、その前の段階にいわゆる河川整備基本方針というものが定められるようになっているわけですね、各河川ごとに。その基本方針の時...全文を見る | ||
○松野信夫君 私がかかわった中で一つ、川辺川ダムというのもあります。これは、前政権下では、前政権下ではもう川辺川ダムしかあり得ない、ダムを造らないと洪水調節がもうこの川ではできないということを強く当時の国交省は言っておられて、我々が住民サイドに立って、堤防強化あるいは遊水地、河床...全文を見る | ||
○松野信夫君 それで、仮にそうとして、環境大臣が主務大臣に意見を述べるというふうになった場合、じゃ、その環境大臣の意見というものは、一般の市民の皆さんには明らかになるんでしょうか。私は、少なくとも、環境大臣が直接事業者には言わないで主務大臣に言うにしても、その内容というものは公表...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非その方針でお願いしたいと思います。 それで、次に評価書の段階ですけれども、この評価書の段階では、私が聞いているところでは、改正案が作成され始めた当初は、例えば埋立ての許可のように許認可権者が自治体である場合は環境大臣意見が自治体に直接言えるというような、何か...全文を見る | ||
○松野信夫君 別に理解しないわけではありませんが、やはり環境大臣の意見というものは自治体の意見とは違って、全国的なレベルで、あるいは世界的なレベルでの視点、これの意見になると思うんですね。ですから、例えば生物多様性、今年大変重要な年になります生物多様性の観点からはどうなんだ、ある...全文を見る | ||
05月27日 | 第174回国会 参議院 環境委員会 第12号 議事録を見る | ○松野信夫君 民主党の松野信夫です。本日は、地球温暖化対策基本法案の質問の前に、水俣病対策について若干お聞きをしておきたいと思います。 五月一日がいわゆる水俣病公式発見の日ということで、先日の五月一日の日には、歴代の総理として初めて鳩山総理大臣が水俣を訪問していただいて、水俣...全文を見る |
○松野信夫君 もう三週間で一万人を超える、それだけ本当に多くの被害者の人たちが存在をしているということの裏付けでもあろうかと思います。 それで、現在はこの救済措置の申請が続々となされている。今後の見通しですけれども、今後は、恐らく公的な医療機関で診察を受けるという方もおられれ...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非、公的診断、丁寧にということはもう何度でも申し上げたいところでありますし、また、水俣病の医学はまだ十分に解明ができていない部分もありますけれども、一般的には末梢神経だとかあるいは中枢神経、この辺がやられる、とりわけ中枢神経が傷つけられる。症状が動いたりすることも...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非追跡調査をお願いしておきたいと思います。 それでは、地球温暖化対策基本法について質問をさせていただきます。 まず、二五%という中期目標でございます。 基本法ではありますが、こういう具体的に二〇二〇年の中期目標が二五%という数字を掲げたというのは、私は...全文を見る | ||
○松野信夫君 それで、この二五%という目標については一応前提条件があるわけですね、この十条の第二項のところで。すべての主要な国が、公平なかつ実効性が確保された地球温暖化の防止のための国際的な枠組みを構築するとともに、温室効果ガスの排出量に関する意欲的な目標について合意をしたと認め...全文を見る | ||
○松野信夫君 世界各国に働きかけをするということであれば、私はそれはそれで評価をいたしますが、是非それをやっぱり実行しなければ何もならないと思います。せっかく国際的な枠組みの構築とかあるいは目標についての合意とかいうことで日本は二五%を目標に頑張ると、こういうメッセージを出してい...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非粘り強く、中国、米国等々、働きかけをお願いしたいと思いますが、実際のところはなかなかそう簡単ではないと。国際的な様々な思惑もありますし、それぞれの国はそれぞれ自国の経済状況等々複雑な状況もありますので、私は、そう簡単ではない、国際的な枠組みを構築する、あるいは目...全文を見る | ||
○松野信夫君 まさに政策総動員でやらなければいけないと思いますが、それでは、具体的に再生エネルギーの点について次にお伺いをしたいと思いますが、これは基本法の十一条で二〇二〇年の時点で再生可能エネルギーが一〇%と、こういう目標を立てているわけで、これはこれで私は評価できる、まだ少な...全文を見る | ||
○松野信夫君 恐らく、再生エネルギーとしてその他で掲げるというのは、これから技術的な問題もありますのでそう簡単ではないと思いまして、私はやっぱりこの再生エネルギーの中では、主力となるとほかのところから少し文句出るかもしれませんが、実際のエネルギーの量としては太陽光が量的には一番期...全文を見る | ||
○松野信夫君 今年の夏ごろにということでありますが、恐らく論点として一つ考えられるのは、全量買取りをすると、その場合に買取り価格は例えば二十円なら二十円ということで一律というふうにしてしまうのか、あるいは電力量によって少し段階を設けるか、あるいは、例えば太陽光の場合は幾らにする、...全文を見る | ||
○松野信夫君 それで、ちょっと念のために確認をしておきたい点がありまして、第十五条のところを見ますと、再生可能エネルギーの利用を促進するため、全量固定価格買取り制度の創設に係る施策を講ずるということで、これは、再生可能エネルギーの全量について、調達する制度という記載の仕方になって...全文を見る | ||
○松野信夫君 それから、小水力あるいはバイオ、太陽光、いろいろこういうのはまさに技術革新が必要でありまして、それこそが成長戦略の一端を担うことにもなるかと思います。そういう技術革新ということになりますと、特許、いろんな知的財産権が設定されるということは十分予想されるし、日本のまさ...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非、エコ技術、しっかり日本が開発してそれを保護していく、そういう方向でお願いしたいと思います。 もう時間ですので、最後の質問にさせていただきますが、地球温暖化対策税については、第十四条のところで、平成二十三年度の実施に向けた成案を得るよう、検討を行うものとする...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非二十三年度からしっかり実施できるように取組をお願いしたいと思います。 ありがとうございました。 | ||
10月18日 | 第176回国会 参議院 決算委員会 第1号 議事録を見る | ○松野信夫君 民主党の松野信夫です。 先週は衆参予算委員会、本日は決算委員会、閣僚の皆さん、大変連日御苦労さまでございます。 私の方は、決算委員会でありますので、税金の無駄遣いを徹底してなくしていく、こうした観点に立って議論をさせていただきたいと思います。 平成二十年...全文を見る |
○松野信夫君 ありがとうございます。 先日、南米のチリ落盤事故がありました。しかし、三十三人の方々が奇跡的に生還された。大変うれしいことであります。地下七百メートルに閉じ込められた皆さん、これがしっかりと統率を保っていたということが救出された大きな要因だと。その中でも中心的に...全文を見る | ||
○松野信夫君 チームをつくってしっかり監視をしていただく、あるいは今大臣お話ありました繰越制度、これを活用する。これはこれで私も、大変結構だし、そういう方向で、努力がちゃんと評価されるという方向を是非進んでいただきたいなと思います。 私は、そういうのに加えて、例えばということ...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非お願いをしたいと思います。昔ですと、年度末になるといつもあちこちで道路をほじくる、道路工事が行われる、ああ、あれは予算消化だなというふうにならないようにお願いをしたいと思います。 続いて、蓮舫大臣にお聞きをしたいと思います。 蓮舫大臣といえばもう事業仕分...全文を見る | ||
○松野信夫君 ありがとうございます。 私も全く同感で、金額の大小にかかわらず、やっぱり無駄なものは無駄ということでしっかり仕分をするということが大変大事だというふうに認識をしております。まあ一部には、一時間で一事業、それは乱暴じゃないかという声も一時ないわけではありませんけれ...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非、徹底した精査を行っていただきたいなというふうに思います。 それで、そういうふうに精査をして、余剰金が見付かった、眠っているそういうお金が見付かったという場合はやっぱり適切に基金の中から国庫の方に納付をしていただく、こういう仕組みをしっかりとつくらないといけ...全文を見る | ||
○松野信夫君 今御答弁いただきましたように、どの範囲が不要なのかどうかと、これ自体一つの論点にもなっているし、それから、民法特例の公益法人、これは確かに民間の法人で、それに対して国家の方が強制的に財産を取り上げるというのはこれは確かになかなか難しいところはあると思います。ただ、そ...全文を見る | ||
○松野信夫君 ありがとうございます。 総理の答弁の中にもありましたように、冷静にしっかりと海外のそういう評価も見ながら対応をしていただきたいなと思います。 それでは、次に前原外務大臣の方にお伺いをしたいと思います。 冒頭の委員長の質問の中にもありました在外公館における...全文を見る | ||
○松野信夫君 非常に分かりやすいという意味でワインを取り上げさせていただきました。パネルにもワインがたくさん並んでいるようなパネルも用意させていただいてワインを取り上げたわけですが、問題はワインだけの話ではないわけでありまして、いろんな資産あるわけでございます。 会計検査院の...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非しっかりと対応していただきたいと思います。 最後に、馬淵国土交通大臣の方にお伺いしたいと思います。 最近明らかになったことで、新聞報道にも載っているんですが、空港の整備、これの需要予測というのがかなり外れていると。これは別に空港だけでなく道路とかでもある...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非、抜本的な見直しをしていただいて、やっぱり将来につなげていく、今後ともやはりいろんな道路を造ったり、まあ何か前原大臣の時代にはもう新しい空港は造らないというようなお話もございましたが、いろんな公共事業は今後ともあり得るわけで、是非それに生かして、できるだけ客観的...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非、再検証ということでお願いをしたいと思うんですね。 需要予測出しました、それに基づいて事業をやった、まあ例えば五年、十年、実績が出てきたけど全く外れた、全然当たらなかった、残念だったねと、それで終わってしまったんではどうにもならない。なぜ外れた、どこのデータ...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非、今のその需要予測、国民の不断の監視の下でしっかりと公表しながら進めていくということを、航空行政の問題だけではなくて、最近、治水、いわゆるダムの問題でも私は基本的には同様なことが言えるのではないかと思っております。 国交省の方で今後の治水対策のあり方に関する...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非、今、八ツ場ダムのお話がありました。これについても、いわゆる治水の基準点であります八斗島のところで基本高水は二万二千トンだと、これがずっともう一九八〇年からきているわけですが、今大臣も御指摘ありましたように、飽和雨量のデータを明らかにしていただきました。そうする...全文を見る | ||
○松野信夫君 ありがとうございました。是非、公開を含めて検討を進めていただきたいと思います。 最近、検察の問題では証拠の改ざんということで検察官が逮捕されるというような大変びっくりするような前代未聞の事件が起きておりますが、そういうことはまさか国交省の中ではないとは思いますけ...全文を見る | ||
10月21日 | 第176回国会 参議院 環境委員会 第2号 議事録を見る | ○松野信夫君 おはようございます。 民主党の松野信夫です。質問する機会を与えていただき、ありがとうございます。 環境大臣の先日の所信、これについて、主に水俣病の問題、そして水銀の取扱いについて御質問をさせていただきます。 まず、大臣は、大臣に就任して初めて十月九日に水...全文を見る |
○松野信夫君 私も長いことこの水俣病の問題については取り組んでまいりました。最近でもよく水俣をお伺いをして、いろんな被害者の皆さんとも意見交換しているんですが、今いろいろお聞きしますと、患者さんたちは、恐らく今回の特措法に基づく救済措置、これが最後の補償、行政としての最後の補償に...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非お願いをしたいと思います。 そして、特措法の中では、単に被害者救済ということだけではなくて、例えば三十五条のところでは地域振興という条項があります。また、三十六条は、地域の皆さんの健康増進事業というようなことで、医療だとか福祉だとか、こういうような施策もしっ...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非その方向でお願いしたいと思いますが。 大臣も入られているし、また先日、小林事務次官も行かれて現地の皆さんの声をいろいろとお聞きになっていらっしゃる。これは率直に申し上げると、自民党時代は大臣が水俣に行くというのはもう五月一日だけ、犠牲者慰霊式にしか行かないと...全文を見る | ||
○松野信夫君 それで、いよいよこの特措法に基づいてチッソの分社化というものが進められようとしているわけでありまして、ちょうど昨日、二十日の日にチッソ自らがこのチッソ分社化に向けた事業再編計画の概要というものをホームページ上に公表しているわけであります。 今後は、正式に政府に対...全文を見る | ||
○松野信夫君 私もホームページ上に明らかになったこのチッソの事業再編計画の案の概要を拝見しましたけど、これはまさにもう概要の概要ぐらいしか出ておりませんで、詳しいことはほとんど記載がありません。これでは、なかなかこれに基づいてコメントをしてほしいと言われてもコメントしようがないと...全文を見る | ||
○松野信夫君 それで、先日の大臣所信の中で水俣条約のことも触れられておりまして、これはとてもよかったと思います。所信の中ではこう述べておられます。水俣病経験国として、国際的な水銀汚染の防止のため、水俣条約の実現を目指して国際的な議論をリードしますと、こういうふうに述べておられて、...全文を見る | ||
○松野信夫君 これは二〇一三年に予定をしているので、まあ大分先といえば先なんですが、是非精力的な取組をしていただいて、日本のこの経験、この水俣病をめぐる日本の経験、良かった点もあれば悪かった点、もうこれは洗いざらい是非明らかにして世界に発信をしていただきたいし、また、将来的には日...全文を見る | ||
10月27日 | 第176回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第2号 議事録を見る | ○松野信夫君 民主党・新緑風会の松野信夫です。 ただいま御提案になりました法案について質問をさせていただきます。 今回の法案は、四年に一度行われる地方選挙の期日、これを統一していこうということで、都道府県知事あるいは政令指定都市の議会の議員及び長については来年の四月十日、...全文を見る |
○松野信夫君 片山大臣はかつて知事をされ、また、鈴木副大臣はかつて市長をしておられた、また、逢坂大臣政務官はかつては町長をされていたということで、それぞれ皆さん首長経験者がたまたま政務三役しておられる、まさに自らの体験踏まえて御答弁いただけるのかなというふうに思います。 今お...全文を見る | ||
○松野信夫君 本当に投票率の向上を図るということはいろいろな手段でやらなければいけない。その一つとして今回のような法案で統一地方選挙を一緒に行う、これはこれで私もまあ幾らかメリットはあるんだろうなという気はするんですが、しかし、投票率を上げるという一つの目標のためには、もう少しま...全文を見る | ||
○松野信夫君 本気でこの統一率を高めようということであれば、私はある程度長期戦を考えないといけないと。今ばらばらになっているのを少しずつ集約をしていくということであれば、例えば八年後を目指すとかあるいは十二年後を目指して少しずつ調整をしていく、それくらいの多少中期的か長期的の展望...全文を見る | ||
○松野信夫君 今の大臣の御答弁の中にありました十一月ごろというのは、私も、基本的にはそういう方向が非常に合理的で、リフレッシュして新しく取り組んでいくという意味でも優れているのではないかなというふうに思います。今回の法案ではそうはいきませんけれども、是非いろいろと御検討いただいて...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非この機会に、ずっと統一率が下がりっ放しということでもありますし、是非検討していかなければいけない、我々も検討していかなければいけないだろうというふうに思います。 それで、その立場に立って、どの程度地方自治体に自由度を与えるかという問題があろうかと思います。 ...全文を見る | ||
○松野信夫君 是非、片山大臣は知事経験者ということで地域主権を大いに進めておられる立場でもありますので、地方の自由度というのを私はある程度やっぱり認める方向で、この選挙の期日の点についても是非御検討していただきたいと思います。 今大臣が言われましたように、できるだけ混乱がない...全文を見る |