松野信夫

まつののぶお



当選回数回

松野信夫の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月16日第177回国会 参議院 本会議 第5号
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○松野信夫君 民主党・新緑風会の松野信夫です。  私は、会派を代表して、平成二十一年度決算について質問いたします。  会計検査院が指摘している平成二十一年度の決算検査報告では、埋蔵金や無駄遣いなど、不適正な経理処理等の総額が約一兆七千九百四億円と過去最高を記録しました。件数も...全文を見る
05月16日第177回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○松野信夫君 民主党の松野信夫です。  本日は決算委員会の省庁別審査ということで、法務省、警察庁を中心にして、会計検査院から指摘されたことを中心にお聞きをしたいと思います。  まず最初は、法務省の関係であります。  いわゆるPFIによる社会復帰促進センターというものができま...全文を見る
○松野信夫君 今大臣のお話にありましたように、どうしても新しい刑務所、センターは入る人が多少凸凹する、これは私も確かに仕方がない点はあろうかと思います。  ただ、この点はおくにせよ、どうもこの契約内容を確認しますと、元々収容人員というのが予定がなされていて、これを基準として一定...全文を見る
○松野信夫君 それで、実際の刑務所の収容人員が多少異動があるというのは多少はやむを得ないわけですから、是非それはやっぱりそうした実態を踏まえて、こうしたPFIのセンターでも事業費については実態を踏まえた形の契約というのが本来あるべきことだろうと思うんです。  このPFIの四つの...全文を見る
○松野信夫君 四件でこの二十年間で約二千七十七億円もの契約金額になっているわけで、これはかなり大きな金額であります。それだからこそやっぱりきちっと見るべきところは見ていただきたいなと、こう思っております。  大臣の方から、一括して業者に委託をしていて食材費が幾ら幾らというふうに...全文を見る
○松野信夫君 恐らく、こういうセンターでの収容の人員が当初の千人とか二千人とか、そうぴったりなるというのはなかなか難しいと思います。現在が七割程度の収容ということでありまして、これを上手に定員どおりというのは、これはなかなか私も難しいというふうに思いますが、そうするとやっぱり実績...全文を見る
○松野信夫君 次に、警察庁の方にお伺いしたいと思いますが、警察庁でもやっぱり似たような、物品の購入に当たってある意味ではインチキをやって不適正な会計処理をやっていた、こういう指摘が会計検査院の方からなされております。率直に言うと、法務省よりも警察の方でやっている事例の方が内容とし...全文を見る
○松野信夫君 是非こういうような不適正経理は根絶をしていただきたい、それに向けた再発防止をしっかり取り組んでもらいたいと思いますが、これはなかなかそう簡単ではないなという気も一方ではしております。  というのも、今回、会計検査院の方で調べたところ、たまたま一か年限りでやっていた...全文を見る
○松野信夫君 その再発防止の観点でもあるんですが、やっぱりこういう不適正な経理処理をした担当者に対しては何らかの処分なり注意なり、それはやっぱりなされて当然だというふうに思います。  この点は法務省とそれから警察庁両方にお尋ねをしたいんですが、こういうような不適正経理をした当事...全文を見る
○松野信夫君 ルーズなことが結局進めば、今御指摘あった、岩手県警だと思いますが、詐欺で立件される。もちろん懲戒免職になる。やっぱり私は、日ごろからのそういうルーズなのが積み重なるとだんだんだんだんエスカレートして、まあこの程度もいいだろう、あの程度もいいだろうということで、結局は...全文を見る
○松野信夫君 終わります。ありがとうございます。
11月22日第179回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○松野信夫君 民主党の松野信夫です。  久しぶりに法務委員会に戻ってきた気がいたしますが、今日は質問の機会をいただきました。  二〇〇三年から四年にかけていわゆる司法制度改革が行われまして、次々に新しい法律、制度が創設されました。当時、私は衆議院議員をしておりまして、後半は南...全文を見る
○松野信夫君 大臣おっしゃられるように、枠組みとしては大体できたかなというふうに私も思いますが、個々の制度改革についてはまだまだ不十分か、あるいは余りうまくいっていないというところもこれは率直にあるかと思います。  例えば、法科大学院を中心とした法曹養成制度、これについては私は...全文を見る
○松野信夫君 死刑については是非幅広の議論を進めていただきたいなというふうに思っております。いろいろな角度から検討する必要があると思っております。  一番新しいところでは、大阪地裁で今年の十月三十一日、死刑の判決が出ております。パチンコ店の放火殺人事件でありまして、ここでは、単...全文を見る
○松野信夫君 それでは、続いて最高裁の方にお尋ねをしたいと思います。  三月十一日に発生いたしました東日本大震災、大変な被災でありました。被災住民の皆さんに対していろいろな形で法的サービス、これをやっぱり滞りなくやっていかなければならないと思っております。  そこで、被災地域...全文を見る
○松野信夫君 今回はそういう不利益な扱いにはならなかったということでありますが、災害はいつどういうところでやってくるか分からないということでありますので、やっぱり災害を想定した対策というものも日ごろから裁判所としても是非行っていただきたいと。今回はありませんでしたけれども、例えば...全文を見る
○松野信夫君 やっぱりこういう災害は日ごろからの対策が必要でありまして、もし何らかの大きな災害があったというときに、通信の確保だとか、あるいは避難のやり方だとか、あるいは真っ先に持ち出さなければならないものは何なのか、その辺を是非裁判所の方としても日ごろから対策を取っていただきた...全文を見る
○松野信夫君 それはあれですか、この特措法に基づいて調停の申立てが免除されているという件数だということでよろしいんでしょうか。
○松野信夫君 是非、こういう法律がせっかくある以上は、被災者の皆さんが安心して調停申立てできるようにやっぱりきちんと周知徹底はしてもらいたいというふうに思うんですが、例えば被災者の方が簡易裁判所に来られて調停の申立てをされるというときに、そういう法律があることを気が付かないで手数...全文を見る
○松野信夫君 そうすると、間違ってこの法律を知らずに手数料を納付するということはないだろうということですけれども、まあ本当にそういうことがないように、そこはきちっと受付のところの体制を引き続いて取っていただきたいと、こう思いますので、この点はよろしくお願いしたいと思います。  ...全文を見る
○松野信夫君 通常、勾留の必要性ということについては、一般的には罪証隠滅のおそれがないかどうか、あるいは逃亡のおそれがないかどうか、こういうことを中心に検察官の方で判断されるということだろうと思うんですが、今回のはどちらかというと、その必要性の判断というものは、捜査の要素というよ...全文を見る
○松野信夫君 法律的には、多分現在まだ措置はされていないと思うんですが、こういう大震災、大災害が発生したというときに、単純に検察官の必要性の判断で釈放しちゃうということでいいのかなという気も率直に思うところでありまして、これはいずれそういう災害なり震災あったというときに、そういう...全文を見る
○松野信夫君 それで、こういう緊急事態のときに刑務所とかあるいは一定の勾留施設から緊急的に釈放せざるを得ないというときに、何らかの措置というものはとっているんでしょうか。釈放するときに、あなたの住所はここに限定するとか、いつには必ず出頭しなさいとか、何かそういうような指揮ないしそ...全文を見る
○松野信夫君 それで、緊急に釈放をするというふうにやむなくなるにしても、どうも今回も、緊急に釈放して、その後その釈放中にまた犯罪を犯したというケースも、どうも私が聞いているところでは二件ぐらいはあるようであります。  他方、緊急に釈放されて、真面目にその後また取調べに応じたり、...全文を見る
○松野信夫君 私もちょっと気が付いていたんで、適切に訂正をしていただいてありがとうございました。  私の質問は以上で終わります。ありがとうございました。     ─────────────
12月07日第179回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○松野信夫君 民主党の松野信夫です。  本日は、決算の締めくくり総括質疑ということで、全閣僚御出席の上、質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いをしたいと思います。  さて、今委員長の方にもありましたように、参議院は決算重視、税金の無駄遣いを徹底してチェックする、こうし...全文を見る
○松野信夫君 会計検査院。
○松野信夫君 今財務省の方からもありました、それから会計検査院ありましたが、まだまだ余地はあるだろうと。特に財務省の関係でいいますと、七月三十一日の主計簿締切りまで、ここはなお一層御努力いただく余地があるかと思いますし、会計検査院については、もっともっと随時報告を活用して発信をし...全文を見る
○松野信夫君 そういう御答弁でありますので、委員長、両院に提出して早く予備費の審査をするということを是非今後お考えいただきたいと思っております。  次いで、ダムと高速道路における費用便益分析の問題について移りたいと思います。  公共事業において無駄を排除する、これは民主党にと...全文を見る
○松野信夫君 是非、第三者によるチェックと、これが大事だということを指摘しておきたいと思いますし、申し訳ないですけれども、その有識者によるチェックというのが多少くせ者でありまして、本当に科学的、客観的なチェックをしていただいているのか。悪いけど、やや御用学者的な方によるルーズなチ...全文を見る
○松野信夫君 今大臣の方から最後に御指摘ありました、この年平均被害軽減期待額、これもマニュアルでうたっているやり方と現実に発生している現実の姿とがかなり乖離をしているのではないかと言わざるを得ないんですね。  これもまた会計検査院で指摘があっておりまして、要するに、一定の確率に...全文を見る
○松野信夫君 続いて、道路についても申し上げたいと思うんですが、道路の費用便益についても便益の部分がかなり水増しされているのではないかというふうに思います。  つまり、例えば高速道路が建設される。その建設によってほとんど影響が受けないんではないかと思われる遠方の、遠いところの道...全文を見る
○松野信夫君 確かに、命の道路、これはしっかりと確保するということは私も別に異論はないんですけど、やっぱり便益がどの程度あるか、これはこれでやっぱりしっかり客観的に正確に算定をする必要があるということは申し上げておきたいと思います。  続いて、ダムについては、やっぱりダムは壊れ...全文を見る
○松野信夫君 アーチダムだから安全だ、重力ダムだから大丈夫というふうにそう単純ではないと。やっぱり、今回の原発の事故を見ますと、どんな災害が起こるか分からない。その辺、想定外だからといって責任がないとも言えないわけですので、十分にそこは御留意いただきたいと思います。  それから...全文を見る
○松野信夫君 今大臣も言われましたように、この八ツ場ダム建設の是非をめぐっていよいよ最終的な御判断という形で時を迎えつつあるかなと思っております。私は、是非、民主党のマニフェストに従って、ここはもう明確にダム中止ということを打ち出すべきだというふうに思っております。  そのため...全文を見る
○松野信夫君 引き続いて、公共事業のチェックについて総務大臣の方にお尋ねしたいと思いますが。  二〇〇二年の四月から、いわゆる政策評価法というものができております。基本的には、公共事業、各府省がやる、そこで自らチェックをする、そして五年置きごとにも自らチェックをして評価を出して...全文を見る
○松野信夫君 是非この政策評価法を更に生かしてやっていただきたいと思います。  それじゃ、残された時間は原発の問題について行きたいと思います。  まず、やらせの問題であります。  決算委員会の方でも、このやらせが電力会社だけでなく役所もやっていたということは、これは重大な問...全文を見る
○松野信夫君 この保安院のやらせ問題は、二〇〇七年ですから自公政権時代の話ではありますけれども、やっぱりこういう体質というか考え方が、是非もう民主党政権では一掃すると、そういうことで取り組んでいただきたいと思います。  ただ、八ツ場ダムについてちょっと似たようなのが出てきたなと...全文を見る
○松野信夫君 ありがとうございました。  それで、原発の高速増殖炉「もんじゅ」のことであります。  決算委員会でも何度か取り上げてきたわけでありますが、「もんじゅ」の研究開発費の情報公開が極めておかしな形になっていると、これは会計検査院でも指摘をしているところであります。 ...全文を見る
○松野信夫君 確かに会計検査院が十一月になって指摘をした、そしてその指摘を受けてすぐに原子力機構の方もホームページで発表を変えたということで、それはそれでいいんですけど、やっぱり国民から見て分かりやすいような形で公表していかなければいけないと思います。  もう一つ、この高速増殖...全文を見る
○松野信夫君 是非このRETF、もう十年以上ある意味ではほったらかしのような状態になっている。だけど、維持管理費は毎年毎年掛かる。  例えば「もんじゅ」にしても、せんだって私も見に行きまして、職員の皆さんが今安全ですから安全ですからというふうにしきりにおっしゃる。それは稼働して...全文を見る
○松野信夫君 念のために確認したいんですが、電気代、一年間十一億円というふうにお聞きしました。そうすると、大体二百億円ぐらい以上、毎年維持管理費が掛かっておりますが、そのうち毎年毎年十一億円ぐらいの電気料金を支払っていると、こういう理解でよろしいでしょうか。
○松野信夫君 今のは「もんじゅ」だけの電気代どれだけ掛かっているかということですが、これは、「もんじゅ」の前には実験炉として「常陽」というのもありました。「常陽」も相当にお金が掛かりましたし、また、この「常陽」の維持管理費も相当の額が掛かっている。この高速増殖炉の関連施設もそれぞ...全文を見る
○松野信夫君 はい。時間が参りましたので、質問を終わります。ありがとうございました。