松前達郎

まつまえたつろう



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松前達郎の1979年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月29日第87回国会 参議院 文教委員会 第6号
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○松前達郎君 国立学校設置法及び国立養護教諭養成所設置法の一部を改正する法律案でございますが、これに関連してお伺いしたいことが若干ございますので、お伺いいたしたいと思います。  学術局長まだ、順序が変わったんで、お見えになっていないようですが、その分は後にしておきたいと思います...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、文部省にその整備に関しての計画が上がってきた後は、文部省としてはもうそれに基づいてたちどころに概算要求してしまうんですか。それとも、その内容について適当であるのか、あるいはもっとこうしたらいいとか、いろいろな問題があると思うんで、そういうことを検討され...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、まあ協議して検討するということはわかりますが、諮問機関みたいなものを別に置いてはございませんか、学識経験者その他を含めた。そういうので検討するということはないわけですか。
○松前達郎君 大蔵に出した後やられるということですね。事前に、こういうたとえば学部、学科の設置が果たして今後の日本の教育体制全体の中で、非常に前向きに考えて適当であるかどうかという事前の検討というのは、じゃ、ほとんどやられてないのが現状ですか。てれとも、以前からそういうことに関連...全文を見る
○松前達郎君 それでは、この法案についてちょっとわかりにくい面といいますか、まだ私自身も内容をよく承知してない面がございますので、それについてひとつ御説明をいただきたいと思うんですが、まず最初に図書館情報大学、この図書館情報大学の新設ということが述べられておるわけですが、この内容...全文を見る
○松前達郎君 大体内容はわかりましたけれども、そうしますとこの図書館情報大学を出た学生、卒業生ですね、これが専門職員としての知識なり、技能——技能と言っていいかどうかわかりませんが、そういうものを身につけることができると思うんですが、これは何か資格がございますね、図書館の。その資...全文を見る
○松前達郎君 いまこの大学については学部が一つで、学科が一つということですから、これは短大の延長みたいな、四年制の大学に切り上げたという感じがしないでもないんですが、たとえばほかの大学で、学部の中にこういった学科を置く場合、これはいまそういうことはないでしょうけれども、置くと仮定...全文を見る
○松前達郎君 最近ではどうも図書館のそういった専門職の養成というのは非常に重要な時代に入ったと言われておるわけなんですが、そういう意味では、大学として独立するのは私決して反対ではなくて、大いに結構なことだと思うんです。その付属の図書館とか、その他いろいろ設備が要るんじゃないか。た...全文を見る
○松前達郎君 名称変更でないということなんですが、名称変更は私幾らしたって構わないと思うんで、「水畜産学部」というのは余り聞きなれない名前であるには違いないんですが、それを「生物生産学部」という、名前が適当でないから変えるというだけでも一つの理由があるんじゃないか。往々にしていま...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、「医学部」は医学科と保健学科と、この二つの学科になるわけですか。
○松前達郎君 わかりました。  さて、そこでちょっと私の方でも何か納得できないというか、ちょっと不可解な面があと二つほどあるんですが、その一つは熊本大学の「法文学部」を「文学部」と「法学部」に分けようという問題ですね。これもただ単に法文と二つの字でくっついているやつを二つに分け...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、琉球大学の「理工学部」をまた「理学部」、「工学部」に分離しようという、そういう法律案なんですが、これについてはやはり同じようなことなんですか、それとも二つに分けた方が定員もふやせるし、予算もとれるということでやっておられるのかどうか、その辺お伺いしたい...全文を見る
○松前達郎君 その辺がちょっと、琉球大学の例で言うと、確かにこれはいろんないきさつがあったようでございますけれども、いわゆる複合学部と複合でない一つの学部との問題というのは、非常にこれから重要になってくるんじゃないかと思うんです。というのは、特に理工関係、これは境目がないわけです...全文を見る
○松前達郎君 特にいまおっしゃったのが大体工学——もちろん工学は研究応用の分野ですから、そういうふうな点でいろいろと学際的領域問題が出てくるんだと思うんですけれども、それと学部の分離ですね、これちょっと無理やりにこじつけているわけでもないんで、やはりこれから理工系の学部というもの...全文を見る
○松前達郎君 そこで、この医学の大学院についても、先ほど申し上げたような学際的というか、必ずしも医学部そのものの延長としての大学院ではなくて、医学が取り扱う領域すべてを含めた、たとえば医療工学なんかも含めて、そういう問題までやっていくような大学院というものが考えられている。前にち...全文を見る
○松前達郎君 わかりました。  それでは最後に、そういういま申し上げたようなその法律案の中での新設等で、定員が千九百六十四名ですか、増加になるはずだと思うんですが、この定員で、いわゆる大学、あるいはその他の機関に対する運営といいますか、これを賄おうというのが、スタンダードの基準...全文を見る
○松前達郎君 もう一つだけ残っておりましたが、医療技術短大ですね。これについてちょっとお伺いしておきたいんですが、現在医療技術短大の中で、二年のコースと、三年のコースというのが分かれているのがあるわけなんですね。これは看護婦の資格が違うわけです、二年と三年では。その場合、最近では...全文を見る
○松前達郎君 私学の場合もそういう傾向が確かにあるんじゃないかと私は思うんですが、これはだんだんレベルの高い内容を持つものへ志向していくんだと、こういうふうに考えていいんじゃないかと思うので、四年制の大学に進みたいという者も大分この中から出てきているのが現状だと私は思うんです。そ...全文を見る
03月29日第87回国会 参議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○松前達郎君 最近は厳しい時期を迎えていると思いますが、そういう感じを私自身も持っておるわけなんですが、政府としても、その問題に対して対応に全力を挙げているんだと私は解釈をいたしておりますし、大変御苦労さんだと思いますが、その厳しい時期というのは、こういう問題だと思うんです。ガッ...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、経済全般にわたっての励ましというふうな意味ではないということでございますね。  それと同時に、また同じときだと思うんですが、日本の成長率がいま目標の七%に達していない、しかし、これは先進国の中でも群を抜いたものであるから批判する気にはなれないというふ...全文を見る
○松前達郎君 そういったようなことはやはりドイツも日本も全く経済的な面、たとえば輸出入の問題にしましても似通ったような問題を抱えているんじゃなかろうか、そういう意味でシュミット首相が激励されたんならこれは意味が大分違うんだと思うんですけれども、いま伺ったところによりますと、原子力...全文を見る
○松前達郎君 そこで、その貿易の基本になってくるのがやはり産業の問題だと私は思うんです。油が出たらただそれを売ればいいわけじゃありませんし、その他外国に輸出するような資源というのはほとんどございませんから、当然、付加価値の高いものをつくり上げてそれを外国に出していく、そういう産業...全文を見る
○松前達郎君 いま大臣のおっしゃった頭脳産業といいますか、付加価値の非常に高い製品を生み出すその基本になる頭脳による新しい技術の開発ですとか、そういう問題も含めておっしゃったのだと私は思うんですけれども、一般的に言うとソフトと言っていいかもしれません、このソフトの生産というもの、...全文を見る
○松前達郎君 そういうふうな御理解であれば、私も何も申し上げることはないんですけれども、どうも今回の貿易のインバランスを解消する対策として、アメリカ側から言ってきている背景をずうっと探ってみますと、どうもそれだけの金の問題じゃなさそうだ、まあ金の問題ももちろんマクロの面ではありま...全文を見る
○松前達郎君 金の面だけでいくと、どうしても残されたものということで、その対象になってくるというのは、これは表面的にはそういうふうになってくるわけですが、さっきからの大臣のお考えの中にも盛られているように、やはり基本的なわが国の頭脳産業というもの、将来それで生きていかなきゃならな...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、その百二十億ドルですか、アメリカが開放しようという、自分の方で開放するから日本も開放しろと、そういうふうな論拠だと思うんですが、その中で七十五億というものに対する数字の根拠というのは余りはっきりした根拠がないと、ただ全体の数字から言ってあと割り振っただ...全文を見る
○松前達郎君 このデータですね、アメリカがその百二十億という数字を出すときのデータというのは、彼ら、アメリカの方で自分でそのデータを集めて判断したのか、それとも日本側からデータを提供したのか、恐らくそういうことはないと思いますが、その点いかがですか。
○松前達郎君 どうもこれははっきりした情報じゃないんですけれど、こういういわゆる貿易の問題になってきますと、必ず商事会社が絡んできておるんですね。商事会社の場合は、出入りがあれば、取り扱い数量、取り扱い額に応じて手数料が入るわけなんで、一説によると、どうもそのデータの基本は商事会...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、今度はアメリカとECの問題なんですが、これもまたいろいろと問題があって、EC・アメリカ間のある程度の合意がたしか三月ごろできたんじゃないかと、それでアメリカはECを自分たちの方に引きずり込むのに成功したというふうなことも言われておるわけですが、現在、ア...全文を見る
○松前達郎君 情報通信関係で、これは本当は通産省の方がよく御存じかもしれませんが、情報通信関係で機材調達に関し、現在、公開入札をやっている国は先進国の中でどのぐらいありますか、現在でございます。
○松前達郎君 大体、いまの御答弁でわかりましたけれども、英国の場合、現在は恐らくこれは公開入札じゃないんだと思うのですが、いかがでしょう。
○松前達郎君 イギリスについては、最初一時、公開入札にしたことがあるということを聞いているんです。公開入札をしたけれども、情報通信関係の内容から言って、これがどうも英国の情報伝達メカニズムの中に非常に大きな問題を与えた、それでまた再びその公開をやめたというふうな、こういうことを伺...全文を見る
○松前達郎君 これはアメリカ側として調査したものですから、こちらからその結果に対して何だかんだと言ってもなかなか通用しない問題かもしれませんけれども、どうもその中で、ジョーンズ・レポートそのものの問題、そのレポート自身じゃなくて、調査に対する日本側の対応が余り芳しくなかったという...全文を見る
○松前達郎君 恐らくそういうことはないのじゃないかと私も思うのですが、しかし、最近、どうも危ないものですから、いろいろとお伺いをしたわけなんです。  アメリカに通信機械、通信電線線材のアメリカ派遣団というのが行かれたのですけれども、その報告を私手に入れて読んでみたのですが、その...全文を見る
○松前達郎君 それからもう一つ、国会議員団が訪米されたわけですね、つい最近でございますが、三月だったと思います。この報告書も私読ましていただいたんですが、総括的な印象としては、アメリカは東京ラウンドの成功を第一と考え、電機通信に関する事情は無視するんじゃないか、そういう報告なんで...全文を見る
○松前達郎君 それでは、アメリカにEIAという組織があるのを御存じだと思うんですが、このEIAのこれは責任者ではないと思いますが、ソドルスキーという人がおりますけれども、この人がEIAの要求というのは政府間交渉とは無関係だと、EIAはEIAで別にまた団体として強力な要求をしている...全文を見る
○松前達郎君 それじゃ恐らくソドルスキーというのは民間の、いわゆるそういった責任ある立場じゃないものですから、適当なことを言ったのかもしれません。  そこで、牛場代表がいまアメリカに行っておられるわけですね。新聞の報道などによりますと、アメリカ側の納得を得られそうな線というのが...全文を見る
○松前達郎君 それから東京ラウンドの八項目のコードですね、この中に政府調達に関する問題として三年以内に見直すんだということが言われているんですが、これがちょっとようわからぬのですが、どういう内容のものでしょうか、見直すというのは一体どういう意味を持っているんでしょうか。
○松前達郎君 それと、これは大体大詰めにきたと思うんですが、来月上旬合意に達することになったと言われているわけですが、東京ラウンドですね、これに関して合意書がいまの八項目で合意されたんですか、されようとしているんですか。
○松前達郎君 それから政府調達の物資の中で国防上の理由に基づくものを除外するというのがあったと思うのですが、これは一体何を指すのでしょうか。
○松前達郎君 そうしますと、主として防衛庁関係の購入調達物品だということになるわけですか、いまの国防上の理由に基づくものが除外というものの対象になるのは。だとしますと、いまの防衛庁のたとえば通信システムですね、そういうものは除外になるということになるんでしょうか。
○松前達郎君 これは除外しなくても、ほとんど買っているわけですね、もう現に。ですから、除外の規定に入るものとなっておっても現実には買わざるを得ない、そういうことになるんじゃないかと思います。  それから東京サミットの問題ですが、どうもピントがばけていて、この東京サミットで最も論...全文を見る
○松前達郎君 東京ラウンド及び東京サミットの問題でいまお伺いしたわけですが、東京ラウンドについては大臣も十分頭脳産業については御理解になっておられることですし、また、これが日本の将来の問題にとって、金額の問題じゃなくて、非常に重要な問題だということの御認識もお伺いいたしました。ま...全文を見る
○松前達郎君 終わります。
05月08日第87回国会 参議院 文教委員会 第7号
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○松前達郎君 きょうは語学教育についてお伺いをいたしたいと思います。  最近日本の立場というものも、次第に国際的な中における活動というものが非常に重要な時代になってきたと思うのです。もちろんこれは日本だけじゃなくて、世界各国が完全に相互依存の時代に入ってきた、こういうふうに考え...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、相当の時間を割いて、選択であるかもしれませんが、事実上はほとんど行われておると、中学で恐らく十時間近く行われてるんじゃないかと思うんですね。したがいまして、これ四十週とすれば四百時間以上、高等学校では、まあこれは大学の受験の問題もあるかもしれませんが、...全文を見る
○松前達郎君 昭和四十九年だったと思うんですが、中教審の答申でもその英語教育に触れておるわけですね。コミュニケーションの手段としての外国語の能力と、これが一般的に非常に貧弱であるから、これについて国際交流活動を進める上で大きな障害となる、これを改善をしていくべきだというふうな答申...全文を見る
○松前達郎君 そういった努力が続けられておるということは、いま御説明でわかりますけれども、一般的にレベルがダウンしていると言われておるわけですね。これはダウンするというのは、どういうことで評価をしてダウンすると言っているのか、これはいろいろあると思いますけれども、年々レベルダウン...全文を見る
○松前達郎君 英語の学習の基本が、私はできたら小学校あたりからやればもっと吸収がいいんじゃないかと思うんですけれども、現在の段階では中学校の段階での履修課程にあると、こう言われているわけですね。こういうふうに言われておるんですが、現在の学校教育の中で、先ほどおっしゃいましたように...全文を見る
○松前達郎君 選択といいましても、いまおっしゃったような理由で選択ということであれば、その理由というのはある程度わかるんですけれども、選択必修というのがありますね。選択した上ずっとやっていけというふうな考え方、そういう考え方も一つあるんじゃないかと。どうやらかつての時代と違って、...全文を見る
○松前達郎君 時間数の問題はそれぐらいにいたしまして、内容の問題なんです。これは私は非常に重要な問題だろうと思うのですね。私どもの経験では、かつて英語を習ったときに、真っ先に教師が持ち出したのがシェークスピアだった。このシェークスピアというやつは、それ自身を理解するのもなかなか簡...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、そういったことも含めて、恐らく、さっきも申されましたけれども、文部省でLL教室ですとか、これは中学校で百校ということだということですが、高等学校で四十七、それから金額にすると五億一千五百万円ですか、計上されていると。また、さらに教員の問題もありますから...全文を見る
○松前達郎君 英語教師の質の問題ですね、現在質が悪いとかそういうことを言っているんじゃなくて、いまのような方向に向けて英語教育を改善していくといった場合に、要求される質というのがあるはずですね。その質の転換というのが非常に重大な問題であろう。と言うのは、これは大学あたりで教員の免...全文を見る
○松前達郎君 いま英語のことをいろいろと口すっぱく申し上げているんですけれども、これは私自身の経験から言って、これは全部じゃありませんが、大学でセミナーをやったりする、大体洋書講読というのがあるわけですね。その講読をやらしてみると、小さな本の一ページを当てがっているのに二日間ぐら...全文を見る
○松前達郎君 それにしても非常にその教師の数が少ないわけですね。ニーズにこたえられないぐらい要望は来ている、こういうことですから、その点はまあ今後推進していただきたいと思うんです。これはやはり、これから国際間で相互理解をすると、非常に重要な問題になってくるはずですから、その一つの...全文を見る
05月11日第87回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員打合会 第1号
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○松前達郎君 お三方の参考人には大変御苦労さまでございます。  先ほどからいろいろと御意見をお伺いしておったわけでございますが、その中で私自身いま非常に痛感したことがあるわけなんです。と申しますのは、ちょうどこれはかっての原子力基本法を変えるとき、果たしていまの発電用原子炉が商...全文を見る
○松前達郎君 それから、これは中島参考人と青地参考人にお伺いしたいんですが、多少技術的な面を先ほどいろいろとお伺いいたしたんですけれども、再処理技術、いまの動燃でやっておられる技術だけに限らず、一つのサイクルとして考えた場合の総合的な再処理技術ですね、廃棄物まで入れてです、そうい...全文を見る
○松前達郎君 すっきりしたような、何といいますか、確立体制というのが、いろんな観点があるでしょうけれども、まだ余りその辺がはっきりしないような感じがするわけなんですが、まあ建設しながら自主技術の開発をしていくというふうに受け取ってもいいような感じもしないわけではないんですが、これ...全文を見る
○松前達郎君 どうも最終のところが余りすっきりしないような感じでございます。これは何も再処理の問題だけではなくて、原子力の平和利用に関しての一番大きな問題じゃないかというふうに私は思っておるわけなんです。  そこで、これは午前中にもお話があったわけなんですが、いま動燃で再処理を...全文を見る
○松前達郎君 ちょっと内容が変わりますけれども、瀬川参考人に一つだけお伺いしたいのは、エネルギー資源の多様化というんですか、分散化というんですか、そういう問題から、最近では、原子炉のタイプとしてCANDU炉の問題がずいぶんいろいろと論議されておったわけですね。このCANDU炉の導...全文を見る
05月25日第87回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第11号
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○松前達郎君 ただいまの法案に関連して、日本のエネルギー問題というのは恐らく一番重要な問題じゃないかというふうに思うわけですから、いろいろなエネルギーの将来の展望ですとか、そういうものを踏まえた上でエネルギー開発そのものも進めていかなきゃいけない、こういうことであろうと思いますの...全文を見る
○松前達郎君 まあ、この見通しに基づいていろいろと議論が行われますね。たとえばその需給暫定見通しという表があらゆるところに、パンフレットなんかに出てくる。しかも、いまおっしゃったようにこれは非常に古い、五十二年の時点である。ですから、これはときどき変化があったときに中の修正をして...全文を見る
○松前達郎君 まあ意気込みはいつもすばらしい意気込みをお持ちなんですけれども、どうもその結果となって出てくるのが骨抜きみたいなことになるのが通例ですから、その点やはり強力な施策を講ずる必要があるのではないか、かように思うわけです。これは細かいことかもしれませんけれども、もう十分御...全文を見る
○松前達郎君 各国それぞれ努力をしている姿をいまお話しいただいたわけなんですけれども、やはりわれわれとしても、日本こそ一番エネルギーのない国で経済成長している国としては、やはりこれらの面は相当重要な問題じゃないかというふうに思うわけなんです。原子力の問題が石油にかわるものだという...全文を見る
○松前達郎君 水力に関しても今後小さいようなところまで含めて——余り細かいのは別としまして、ある程度の規模が期待できるものを今後開発していく必要があるのじゃないかと思うのです。  私はそのデータで、このデータがどういうデータか、これは個人の「開発を急ごう水力発電」というパンフレ...全文を見る
○松前達郎君 そういったあらゆる面の努力を通じながら今後エネルギー問題を考えていかなきゃいけない、努力を続けていかなきゃいかぬと思うんです。  そこで原子力の方に入りますが、いまの核原料物質、核燃料物質の法案に関連して、原子力といいますと、必ず核拡散とか、そういうふうな問題との...全文を見る
○松前達郎君 わが国の場合は初めから原子力の利用というのは平和利用に限るということで徹底してやってきているわけです。そういう意味からいくと、やはりこういった問題というのは大変重要な問題じゃないか。将来たとえば再処理が動き出した場合にプルトニウムができるわけです。そうなってきますと...全文を見る
○松前達郎君 ある程度技術が確立されたものであれば、これは民営でもそれは差し支えないんじゃないかと思うのですが、どうもその辺が、再処理技術は果たして確立されたのかどうかという問題が参考人のこの前の御意見にもありましたし、私はまだ十分確立されてないと。と言いますのは、高レベルの放射...全文を見る
○松前達郎君 将来の問題として、数年後にその技術がしっかりしたものができるであろうという予測のもとにやられることになると思うのですけれども、その辺がどうもなかなかのみ込めない面があるのです。  しかし、その他の面で、民間で再処理工場を建設するという、その工場の建設期間と、いま考...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、この法案の条項にあるんですけれども、再処理の事業を行おうとするものは内閣総理大臣の指定を受けるために申請をしなきゃいけない、こういうふうにあるわけです。申請書の内容にはどういうことが記載されるかというと、「工場又は事業所の名称及び所在地」というのがある...全文を見る
○松前達郎君 その再処理工場を建てる地点というのが、やはり一番重要な問題として今後上がってくるんじゃないかと思うんです。  そこで、今度法案の中に入っていきますが、この法案を見てみますと、ちょっとまだ理解できないというか、はっきりわからないところがございますが、これは何条になり...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、ちょっと私の持っている資料で、ページで言った方が早いかもしれません。違う資料だとページが変わっているかもしれませんが、第四十四条の二の四に「再処理施設の位置、構造及び設備が使用済燃料、使用済燃料から分離された物又はこれらによって汚染された物による災害の...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、いまおっしゃったことは、処分の方法等も含めて原子力委員会もしくは原子力安全委員会の意見を聞くということに解釈してよろしゅうございますか。
○松前達郎君 それともう一つ、これはちょっと読んでいて、ごろが合わないと思うのですが、「これを尊重してしなければいけない。」というのは、どうも日本語的にうまくないんじゃないかと思いますが、これは文章上の問題ですからここでは申し上げません。  その再処理の問題の中で、私いま処分の...全文を見る
○松前達郎君 この処分の問題も将来の開発にまつというような感じになるわけなんですけれども、これもやはりいやおうなしにやっていくと、どうせこういった原子力開発をやっていけばそういう廃棄物が出るんですから、これをどう処分するかというのは初めからもう懸案として出ていた問題なんですね。こ...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、いまのATR、FBRが開発されて燃料を装入する時期にちょうど再処理工場の生産が合致するという御計画である。実際ATR、FBRの進捗状況というのは現実的にはどうなんですか、最初の計画どおりに進んでおるんですか。
○松前達郎君 ATR、FBRの開発が順調にいってということをお伺いしたんですけれども、最初の計画と開発の進行——現在まだ計画だけのものもありますけれども、それについて計画並びに建設、実験関係も含めて順調に進んでいるのかどうかをお伺いしたがったんです。
○松前達郎君 結論的には最初考えた計画どおり進んでいないと。その点と、それからやはり再処理工場の建設についても、立地の問題とかいろいろな問題で、恐らく相当問題がまだ今後残ってくるのじゃないか。なかなかこれも十何年先に建設されるかどうかもちょっと見当がつかないような気もするのです。...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、そのガスの廃棄物というのはどういう姿で排出されるのか。
○松前達郎君 確かにそのガス状のものをある程度蓄積して、放射線の強さといいますか、量といいますか、それが少なくなってから出すというのは一つの手段ですけれども、私が考えたのはそういうことじゃなくて、ただ数値が少なくなったから外へ出すという問題ではなくて、人体への影響というのは数値と...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、最終的なものだということですね、開発の状況の途中の段階のいろんな情報ではないということをおっしゃったわけなんですが、この場合たとえば企業秘密との関連ですね、企業秘密であるから公開できないと、これは恐らく民間企業がやれば当然そういう問題が起きてくるわけな...全文を見る
○松前達郎君 あと二つほどお伺いして終わりにしたいと思いますが、その一つは西ドイツのゴルレーベンの再処理工場の建設計画を西ドイツは延期をしましたが、これはいろんな理由があると思うんですが、新聞報道を見ていると、以前に伺いましたわが国におけるいま計画されております民間での第二再処理...全文を見る
○松前達郎君 じゃ最後になりますが、先ほどちょっと外務省にお伺いしたことなんですが、周辺国における核開発というのが、わが国が原子力を平和利用だと言って、一生懸命こう平和、平和と言いながらやっている中で、周辺の方はどうもそんなことを考えないらしいんですね。原子炉も導入していく、そし...全文を見る
○松前達郎君 これで終わります。
05月30日第87回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第12号
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○松前達郎君 本日は総理に御出席をいただいたわけでございますけれども、時間が余りございませんので、総理に本法案に関連した事項について質問をさせていただきたいと思います。  原子力エネルギー開発に関しましては、わが国も核物質を保有する国、こういうふうになったわけでございますが、今...全文を見る
○松前達郎君 これはもう総理も十分御存じのことだと思うんですが、パキスタンですね、このパキスタンのようにウラン濃縮工場をつくり上げてしまう、パキスタンの事情から見ますとこれは明らかに軍事利用ではないか、こういうことが言われておるわけなんですが、アメリカもそれに対してパキスタンに対...全文を見る
○松前達郎君 原子力基本法の中に公開の原則が述べられておるわけなんですが、公開の原則というのは原子力平和利用への担保である、こういうふうに考えられておるわけでございます。核の情報の公開という問題が、最近では核拡散やあるいは核ジャックなどの危険をもたらすんではないか、こういう考えも...全文を見る
○松前達郎君 私は、核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律の一部を改正する法律案に関し、日本社会党を代表して反対の討論を行います。  原子力の平和利用に関しては、特に原子力発電においてその安全性、放射線による人類への影響などが憂慮されておりますが、一方、わが国のエネ...全文を見る
06月04日第87回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第14号
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○松前達郎君 原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案に関して若干の質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、今日まで原子力産業、原子力事業従事者の従業員が受けた損害、あらゆる損害ですね、これについてのデータは前にも同僚の議員の方から御質問があったと思うんで...全文を見る
○松前達郎君 いまの事故のデータの対象となっているのは原子力発電所ということをおっしゃったと思うんですが、そうじゃなくて、原子力産業、いわゆる原子力事業といいますか、たとえば燃料の製作とか、そういうふうな分野も含めてどの程度ございますか。
○松前達郎君 いまのは動燃事業団その他最近の事故のことを言われているんじゃないかと思うんですが、私のところに実はこういうのが来ているんです。これは大分前ですが、昭和三十八年三月十五日、当時住友電工におられた藤井光興さん、この方が二十歳の若さで亡くなったわけなんですが、この藤井さん...全文を見る
○松前達郎君 これは大分古い話ですから、前もってこのことを申し上げておかなかったものですから資料がないかもしれませんが、こういうふうな死亡された例がかってあったということです。この場合も、放射線の被曝量がどれだけ以下だから管理上問題がなかったんだと、こういうふうなことで片づけられ...全文を見る
○松前達郎君 先ほど私例を申し上げましたけれども、この藤井さんの例の場合も、会社の方ではなるべく表に出したくない。ですから、亡くなる寸前に名前を変えてくれとか、そんなようなことまで言われたということが報告されておるのですけれども、やはりそこが一番問題だろう。たとえば、被曝を受けた...全文を見る
○松前達郎君 私は、ただいま可決されました原子力損害の賠償に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党、新自由クラブ及び社会民主連合の七会派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。   ...全文を見る
08月30日第88回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第1号
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○松前達郎君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。