松前達郎

まつまえたつろう



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開催日 会議名 発言
03月14日第91回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○松前達郎君 総理、ちょっとお伺いしたいと思います。  当委員会で総理に対して、非常に遠慮がちな方ですとか、あるいはりっぱな方とか、いろいろな賛辞が何回か贈られたと私思うわけですが、今日のわが国が抱える諸問題というのは大変な困難な時期だと私は思っております。特に今日ほど冷静に対...全文を見る
○松前達郎君 きょうはエネルギー問題を中心としてお伺いいたしたいと思いますけれども、    〔理事安田隆明君退席、委員長着席〕 エネルギー問題は、今日わが国の繁栄、これに対して基本的な影響を持つ問題だ、これはだれも理解をしておるわけであります。また、その繁栄と同時に、生活レベ...全文を見る
○松前達郎君 そこで、最近とみに、これは意図的であるかどうかわかりませんが、防衛論議、これが盛んになってきつつあるわけなんですが、エネルギーや資源の面から見て、かつての太平洋戦争、これが全く私は消耗戦であったというふうに解釈をいたしております。軍事面からではなくて、エネルギー、資...全文を見る
○松前達郎君 その戦争の目的とか、そういうことをお伺いしているのじゃなくて、資源エネルギーの面から見て、この戦争の推移、これをお伺いしたがったわけなんです。
○松前達郎君 そのぐらいにしておきまして、リムパックの件なんですが、リムパック80、環太平洋の合同演習が二月二十六日から中部太平洋で五カ国の参加ですね、日本、アメリカ、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド。これが行われておるわけなんですが、このリムパックの軍事想定というのは一...全文を見る
○松前達郎君 どうもその辺がおかしいような気がするのですが、ある新聞によりますと、演習のねらいは、一定の広さの海域を一定日数の間、潜水艦などの攻撃に対処しながら確保し、海上交通路を維持するいわゆる制海権の確保、アメリカの海軍で言うシーコントロールですね、これだというふうに防衛庁の...全文を見る
○松前達郎君 見解が発表されたからそれで済むというものじゃないと私は思うのですけれども、その辺はいずれ機会を改めてまたいろいろとお尋ねしていきたいと思いますが、一言で言うと、オリンピックじゃないですが、参加することに意義があるということなんですね。
○松前達郎君 アメリカの政府筋が、日本側が海上輸送路の防衛についてこれまで大体千キロメートル、小笠原までですね、それをさらに延長してグアム島までの航路を日米共同で防衛するというようなことを検討中である、こういうことを明らかにしておるんですが、これについて防衛庁、どうお考えですか。
○松前達郎君 しかし、先ほど太平洋戦争の問題ちょっと総理にもお伺いしたのですが、シーレーンというものが日本の資源確保のために非常に重要なルートである、これはだれもわかることなんです。ですから、そのシーレーンを守るという、そういう意味でアメリカと共同で防衛するんだということをこれは...全文を見る
○松前達郎君 結局シーレーン防衛ということですね。ですから、対潜作戦を考える。潜水艦といってもこの三カ国は当然敵にならないであろうし、その周囲を見ましてもそう潜水艦の強力なのを持っている国はない。そうすると、大体想定がつくんですね、どの国の潜水艦を相手にしてこの訓練を行っているか...全文を見る
○松前達郎君 今度外務大臣と総理が訪米されるわけなんですが、恐らくそのときにはもうちょっと具体的な話が出てくるのじゃないかと、かように思っておるわけでございます。  太平洋でのアメリカ海軍の増強について、横須賀に二隻目の空母を配備したい、こういうふうな話をアメリカの政府筋が十二...全文を見る
○松前達郎君 これについてはもう前々からいろいろと話が出ておるわけですね。もしこれがそれじゃ横須賀に決定され、アメリカの方はですよ、決定して日本に申し入れてくるということになれば、当然これは日米安保条約の中の配備における重要な変更になろうと思うんですね。また、事前協議の対象になる...全文を見る
○松前達郎君 配備というのは、そういう意味なんですか。
○松前達郎君 施設を根拠地とするとなれば、空母が新しくもう一つ来れば、これは配備されたということになるんじゃないですか。
○松前達郎君 防衛庁長官、それはどうですか。
○松前達郎君 何かその辺がどうも逃げ口上でおかしいんじゃないかと、私は、もうこれ配備すると向こうが言うんですから、この配備は当然そういうふうに解釈していいんじゃないかと、こういうふうに思っておるわけです。  しかし、最近どうも、先ほど冒頭に申し上げましたように、防衛論議が非常に...全文を見る
○松前達郎君 次に、エネルギー需給見通しについてお伺いしたいんですが、わが国のエネルギー需給は、経済活動や安全保障あるいは国民の生活を守るために最も重要な問題であるわけです。したがって、エネルギー供給については、絶えずこの見通しをつけておかなければいけない、これは当然なんですが、...全文を見る
○松前達郎君 政府の長期エネルギー需給見通しというのがございますが、これはどのような手順でつくられているのか。また内容について、その数字の算出はどういうふうに考えて算出しているのか、それをちょっとお伺いしたいと思います。
○松前達郎君 突っ込んで言えば、GNPをまず設定して、エネルギー需給の対GNP弾性値を掛けて確保すべきエネルギー量を計算すると、そのうち、石油で満たされるだけ満たしておいて残ったエネルギーを他のエネルギーに割り当てる方式、こういうふうな方式ででき上がっているのじゃないか、私はそう...全文を見る
○松前達郎君 このエネルギー需給見通しは、私は希望的な目標値だというふうに考えざるを得ないんですが、たとえば政府見通しの中で、原子力を例に挙げますと、一九八五年が三千万キロワット、一体これは可能でしょうか。また、同時に地熱発電が百万キロ、新エネルギー五百万キロリットル、これは石油...全文を見る
○松前達郎君 新エネルギーについて。
○松前達郎君 どうもその辺ちょっと見通しが甘いのじゃないかという感じを私は持つわけです。これは政府が依頼して行ったのだと思いますが、エネルギー経済研究所の見通しがあるんですが、これと比べると、全く政府の方が希望的な目標が入っている。やはり日本のエネルギー行政の基礎となるようなその...全文を見る
○松前達郎君 東京サミットでは石油輸入量について合意があったわけですね。これが六百三十万バレルないし六百七十万バレル・パー・デーと、こういうことなんですが、ベネチア・サミットの前に行われるIEAの会議でも、これをさらに縮小しようという傾向がある。アメリカもまたこれを見直したい、こ...全文を見る
○松前達郎君 総理、いまの石油輸入量について見直してサミットに臨まれるつもりありますか。
○松前達郎君 石油消費をできるだけ抑えていけばそれだけ新エネルギー開発への時間がかせげるわけですね。これは先進国としては責任があるんじゃないかと私は思うのです。そういう意味でいま総理に申し上げたんですね。提案をしたらどうかということを申し上げたわけです。冒頭に私が「風を伺ふ者は種...全文を見る
○松前達郎君 産油国との直接取引の拡大も必要だろう、さらに自主開発石油をもっと多くしなければいけない、こういうふうないろんな問題があるんですが、石油業界の再編の問題ですね、これについて最近の石油会社の原油確保はメジャー経由から次第にDD原油がふえてきていると、これによって特に民族...全文を見る
○松前達郎君 オイルショックの後、石油対策の一環として民族系石油会社の体質強化と、こういうことで構造改善資金というのが百億円計上されたわけですね。これはいまどうなっていますか。
○松前達郎君 これは手つかずにそのまま置いてあるというわけですね。そういうことで、とにかく石油の確保というのは何としてもこれはできるだけ確保するというのは当然の話なんで、その点またもっと徹底してやっていただきたい、かように思うわけです。  それから重質油に対する対策、これも重要...全文を見る
○松前達郎君 それと産油国といいますか、輸入先の分散ですね、これもやはり非常に重要な問題だと。重質油もそういうことから出てくるわけですが、これに対して今後総理がメキシコに行く、これはまだ決定していないそうですが、メキシコに行かれる予定だと伺っておりますが、メキシコあたりは相当石油...全文を見る
○松前達郎君 そのほか石油輸入に関していろいろな対象の場所があるわけなんですが、たとえばシベリアのエネルギー資源ですとか、あるいはサハリンのエネルギー資源、そういうものもある。あるいはアラスカの石油についてスワップ方式なんという話も出たこともある。いろいろあろうと思いますが、これ...全文を見る
○松前達郎君 石油についてはそのぐらいにしまして、今度は原子力に入りますけれども、INFCEでわが国独自のウラン濃縮及び核燃料の再処理が認められるようになったということですが、これは世界的レベルでそういうことになったわけなんですが、日米原子力協定が現実としては重要な部分はすべて制...全文を見る
○松前達郎君 日本の場合ですと、かつては広島に濃縮爆弾が落ちたわけですね、それから長崎が再処理爆弾、こういうことで核エネルギーの平和利用に対する問題が日本じゃ非常に重要な問題として国民の間に定着しているわけですね。その平和利用に対する担保ですね、これが信用されなくなってしまうと、...全文を見る
○松前達郎君 それはもうあたりまえのことなんですけれども、しかし、日本が潜在的核保有国だと、核兵器保有国だと、こういうふうに外国からよく言われているんですね。この点についてはどうお考えですか。
○松前達郎君 ここにおられる閣僚の皆さん方は確かにそうかもしれませんが、この担保というやつはなかなかこれは危ないんですよね。ちょっとしたことですぐ変わってしまう。その辺が問題だと私は申し上げている。  現在わが国で保有しているプルトニウム、一体どのぐらいですか、科学技術庁長官。
○松前達郎君 これはちょっと質問としていいかどうかわからないのですが、核爆弾に必要なプルトニウムというのは最小限どのぐらいか。これは防衛庁長官。
○松前達郎君 それじゃ、大体十キログラムです。  核兵器が、これはパキスタンとか、いろんな問題があって、アメリカも警戒している面もわかる。核兵器というのは大規模な軍備より安上がりで、戦略的に外国に対する脅威は非常に高いのですね。そういう意味で、各国金がないところはすぐ核兵器を持...全文を見る
○松前達郎君 いや、あなたが考えているかどうかお聞きしているんじゃなくて、核兵器がそういう性格があるものかどうかということをお聞きしたわけです。いかがですか。
○松前達郎君 でも、前には核戦略に対する研究をするとおっしゃったんですね。その辺ちょっと、そのぐらいのことを防衛庁は研究していなきゃおかしいですよ、外国の状況を把握する必要があるのですから。  核爆弾をつくるのに、一体どのぐらいの時間でできるか、それは御存じですか。あるいは技術...全文を見る
○松前達郎君 そんなことないはずなんですが、これ以上聞いてもしようがないと思いますからやめます。  いま総理、お聞きになったようなことで、核爆弾をつくるのはもう町工場ぐらいでできるんですね。しかも、非常に費用も安いんです。ですから、そういう意味で核拡散というのは非常に危険である...全文を見る
○松前達郎君 石炭エネルギー対策についてお伺いしたいんですが、最近原子力開発のリードタイムというのは非常に長くなってきている、これはもう御承知のとおり。電気連合会長の発言でも、これからの原子力開発は安全性を重視して急いで行わない、遠回りしてもいいんだというようなこともおっしゃって...全文を見る
○松前達郎君 それに関連してですが、たとえばウエストバージニアの石炭を使うプロジェクトですとか、日米独の国際協力プロジェクト、あるいはオーストラリアのビクトリア州の石炭を利用するプロジェクト、たくさんあるわけですね。これらのプロジェクトがばらばらにやられているような感じがあるわけ...全文を見る
○松前達郎君 液化の問題は一九九〇年後半のことだと思いますけれども、当面は石炭の生だきの問題があるわけですね。これが一番可能性が大きい。これらに対する輸送船の確保ですとか、あるいは港湾施設の整備、コールセンターの設置、たくさんの課題があろうと思うのですが、これらについて政府として...全文を見る
○松前達郎君 COMはまだ質問していません。
○松前達郎君 大分時間もたって頭も少し混沌としてきている感じですが、エネルギー開発と国土政策についてちょっとお伺いしておきたいのですが、エネルギー事情が新たな段階を迎える、国民生活の向上あるいは国民経済の発展を確保するために石油代替エネルギーの開発が重要である。こういうことなんで...全文を見る
○松前達郎君 だんだん質問しにくくなってきたんですが、諸外国のエネルギー予算を見ましても、各国とも原子力開発に力を入れておるんです。これは入れているでしょう。ただし、一方では石炭やいわゆるソフトエネルギーにも対策費を配分しているんです。これは外国の例と日本を比較していかがでしょう...全文を見る
○松前達郎君 私の調べた資料と大分違うですね。アメリカではエネルギー予算の一二%以上、西ドイツでは一二%、フランスで約七%、日本では三%、これは一九七七年の数字です。多くなればそれは結構な話なんですが、この財源がまた一つ問題になってきますね。  現在、道路目的の税源、これがいろ...全文を見る
○松前達郎君 この税源が問題なんですね。一部の地方道を除いて道路の整備というのはほとんどでき上がっているんじゃないかと私は思うんですが、相変わらず道路整備にエネルギー関係諸税の大部分が使われてしまう。これは逆に言うとモータリゼーションを加速するようなことになるんですね。このような...全文を見る
○松前達郎君 最後に、また原子力にちょっと戻るんですが、CANDU炉について、これはいろいろと論議がされておったんですが、またカナダからの導入についての働きかけがあると聞いていますが、これを導入する意思がありますか、再検討する意思がありますか。
○松前達郎君 通産省としてCANDU炉をどういうふうに評価していますか。
○松前達郎君 CANDU炉の輸入の問題では通産と科技庁のCANDU炉論戦というのが考えられるんですが、これは余り火をつけてもまた大変なことになると思いますから、この辺でやめておきたいと思います。  以上で質問を終わりますが、最後に一言だけ。  先ほど総理、もう一度私確認します...全文を見る
○松前達郎君 先ほどの非核三原則ですね。これらについてひとつ決意をもう一度お聞かせいただきたい。
03月18日第91回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○松前達郎君 先に稲葉さんにそれじゃ御質問申し上げます。  ただいまエネルギーの需給関係、これについて全般的なお話を伺ったわけなんですが、その需給見通しというのを政府の見通しとして発表いたしておりますけれども、私は、これに対する考え方か、まず石油の量から、手に入るであろう量をま...全文を見る
○松前達郎君 大分時間も経過したようですが、田中さんにお伺いいたしたいと思います。  ことしの賃金に関する労働団体の要求が約八%前後、中心として八%ということで、かつてない統一要求を掲げて完全実施を目標にされておる、私はこういうふうに思うんですけれども、これは委員会の中でも、政...全文を見る
03月21日第91回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○松前達郎君 最初に大蔵大臣にお伺いいたしたいんですが、これは通告はしてませんでしたが、数字とかそういうものは必要ありませんので、お答えをいただければと思います。  政府が十九日に総合物価対策を決定したということですが、内容的には七項目にわたっておるわけですね。これは昨年の十一...全文を見る
○松前達郎君 言葉の相違は「抑制」と「管理」ということですが、似たような性格を持っていることはこれは確かだと思うんですが、その中で、個別対策を見てみますと、以前から問題になっていたような対策がたくさんあるわけですね。それを見ても、今日までどうも効果が上がらなかったという面もずいぶ...全文を見る
○松前達郎君 監視体制、指導体制、まあ指導ということですね、もう少し強力にこういうものの対策を具体的にやっていく必要があるんじゃないかと思うんです。  さっき私申し上げましたけれど、これ発表された内容を見ると、「調査」「監視」「要請」「調整」「対処」「努める」「注視する」「期待...全文を見る
○松前達郎君 大蔵大臣、六月にサミットがありますね。それから四月に……まず六月のサミットですね、このサミットに出席されますか。
○松前達郎君 最近、国際的にいわゆる金融政策ですね、これを見てみると、どうもインフレ抑止のための利上げ競争というか、国際競争が大変になっておるんじゃないか、こう思うのですけれども、これが高じてくると大変なことになる。恐らく六月のサミットあたりではこういう問題についても当然討議がさ...全文を見る
○松前達郎君 四月末にIMFの暫定委員会があるわけですね。これもやはりサミットの前段の一つの会議だと私は思うのですけれども、そういうところで先ほど申し上げたような総合的な国際協力体制というのをひとつ提案してもらいたい。相手から言われてあわてて考えるのじゃなくて、われわれとしては、...全文を見る
○松前達郎君 最近物価上昇の問題、国民が非常に心配しておる問題ですけれども、六・四%で政府が抑えるという大変自信たっぷりなことをおっしゃっておるんですが、民間では八%から一〇%は上昇しますよというような予想もされておるわけなんです。公定歩合の引き上げですとか、そういったいろんな問...全文を見る
○松前達郎君 いまのところということで非常に短期の見通しをもとにされているのですが、どうもそういうのじゃなくて、もっと長い目で見て少し自信のある政策を出していただいたらいいのじゃないかと思うのですけれども、この物価上昇の原因というのが石油の値上がり、これにあるのだということを言わ...全文を見る
○松前達郎君 電力料金の値上げが発表されたということですけれども、通産大臣はおいでになりませんか、通産省——電力料金がぎりぎりの線で値上げされたと、こういうふうなことなんですか、これは通産省どなたも見えてないですね。  大蔵大臣、いいですか。結局こういうことなんです。電力料金値...全文を見る
○松前達郎君 では、その石油がまた上がってくれば、原価主義なら当然値上げをするということですね。
○松前達郎君 それでは、次に電波関係のことについて郵政大臣にお伺いをいたします。  最近、高度経済成長に伴っていろいろと問題がたくさん新しいわれわれの体験として出てきたわけなんですが、その中の一つに環境問題などもあったわけですね。環境汚染の問題、これもクローズアップされてきた。...全文を見る
○松前達郎君 不法電波といいますか、この不法電波については、やはり何といってもいま一番多いのが資料を調べてみても市民ラジオというものですね、これが一番多いんだと。たとえばこれらについての捕捉件数を見ても、昭和五十四年の第三・四半期だけで一万七千六百六件という非常に急激な増加を見せ...全文を見る
○松前達郎君 大きな被害を与えないけれども、これは不法電波なんですね。短ければいいというんですか、そういうことじゃないでしょう。やはり電波を発射するのはちゃんとした局の免許を持っている人じゃなきゃできない、その局じゃなきゃできない、こういうことですから、まあそれは結構です。  ...全文を見る
○松前達郎君 どうもその辺が、まあ数字もいろいろな発表によって全部違うんですね。私の方で調べたのによると、三百六十万台ぐらい出回っているのじゃないかと、国内だけですね。これはアメリカ輸出用のものが国内にあふれ出た、あるいは倒産して二万円か三万円で売っているわけですね。これを買って...全文を見る
○松前達郎君 市民ラジオについては、いろいろといまのような規制も含めて今後強力にやらないと、これはどんどん広がるばかりだと思うんです。これをまた使って社会的によくないことをやるのがだんだんまた多くなってきているような感じがしますし、私自身もあちこち国道などを走っていると、みんなア...全文を見る
○松前達郎君 これは周波数の割り当てといいますか、郵政省で五十三年七月十日でしたか、早い機会にFM放送の全国普及を目途に周波数割り当てをするという方針を明らかにされたわけなんですね。もう大分時間がたっているんですが、まだまだ審査そのものは始まっていないんじゃないかと思うんです。も...全文を見る
○松前達郎君 たとえば一月二十七日現在で、札幌あたりですとFM放送局、超短波ですね、超短波のFM放送局は百六十五社申請が出ているというふうに聞いているんですが、これは数字としては大体正しい数字ですか。
○松前達郎君 まさか、この四百八十局をつくろうということは、これはもうとても話にならないので、恐らく整理して幾つかの局に免許は最終的には与えられると思うんですが、この札幌の例を見ますと、これは送信所といいますか、それからスタジオが全く同じで申請しているのが実に、幾つですか、相当の...全文を見る
○松前達郎君 その点十分ひとつお願いしたいと思うんです。  それともう一つは、電波法の第七条にありますけれども、「申請書を受理したときは、遅滞なくその申請が」云々というのがありますね、審査しなければいけない。「遅滞なく」というのがありますので、その点も法律にまではっきり書いてあ...全文を見る
○松前達郎君 まあいろいろと電波に関してはどうも無法地帯みたいな感じがしてしようがないので、これはよほど電波行政というのは、目に見えないと最初申し上げましたけれども、そういうものを対象とするのでやりにくい面もあるかもしれませんけれども、しっかりこれやっていただかないとならないと思...全文を見る
○松前達郎君 また後の機会にこれらについてはいろいろとお伺いすることにいたしまして、ちょっと内容が変わりますけれども、さっき情報の話が出ましたので、これは外務省——外務大臣いまいらっしゃらないので、どなたかお見えになっていると思うんですけれども、情報の集め方ですね。これは前にもこ...全文を見る
○松前達郎君 その集めた情報を本省に送ってくる前に、どうも大使に都合の悪い情報はみんなそこでカットされちゃうという話も聞いたのですけれども、これがもしかあるとすれば、せっかく集めた情報、これは悪い情報もいい情報も含めて集めて分析すべきだと思うので、その流通が、あるいは分析が正当に...全文を見る
○松前達郎君 この前外務大臣が在外公館の人数、人員の数もできたらイタリア並みにしたいということをおっしゃっていた。そういうことから見ますと非常に少ないわけです。少ないところへもってきて、情報が重要である。そこで転勤が余り早過ぎると、せっかくつき合った人間と人間の交流、これをまたや...全文を見る
○松前達郎君 文部省は、ではこれについてはどの辺を担当されているのですか。
○松前達郎君 文部省は先生の教育等をして派遣して送り込む、そして現地においては学校そのものの運営は外務省が一応管轄する、こういうふうに理解していいと思うのですが、日本人学校に通える生徒はいいのですけれども、そうじゃない人たちがたくさんおるわけなので、こういったような問題、これは教...全文を見る
03月25日第91回国会 参議院 文教委員会 第4号
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○松前達郎君 文部大臣の所信をお伺いしたわけですが、これに関連して幾つかのことについて御質問いたしたいと思います。  まず最初が、海外子女教育について御質問いたしますけれども、最近日本企業の海外進出に伴う大きな問題として、この海外子女教育の問題がクローズアップされてきているんじ...全文を見る
○松前達郎君 これは今後、もうすでに出入国の関係で、日本から出国していくのは最近はずっとふえているのじゃないかと思うんです。恐らくこれについては今後ますますふえるであろう、こういう予測はもう立っておりますか。
○松前達郎君 そういう傾向で今後ふえていくことが当然予測されるわけなんですが、そこで、この日本人学校がいま話題になっておりますから、日本人学校を取り上げますと、これは一体、本来ですと、日本にいる場合は義務教育として当然無償でもうて教育を受けられるということになるのですが、日本人学...全文を見る
○松前達郎君 それで、いまの日本人学校について、現地の方でこの学校の運営等、そういう問題については、これは多分外務省の方が管轄になるんじゃないかと思うんですが、その辺の分担ですね、学校は一つ物としてあるわけですが、たしか教員の送り出しの方は文部省がやって、それで実際の教育を運営す...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、文部省にお伺いするのですが、日本人学校というのは、一体じゃ日本の学校と比べまして、どれに当たるのですか、これは各種学校なんですか。もちろん、これは私立学校だと思うんですけれども、各種学校に当たるわけですか。
○松前達郎君 そうしますと、こういうふうな解釈でいいんですか。日本人学校は国内の教育法令からいきますと、学校教育法施行規則第六十三条で解釈をすると、それに当てはまるものだと、こういうふうに解釈するのですか。
○松前達郎君 何かその辺がどうもまだはっきりしていないようなんですね。義務教育に当然該当する子女でありながら、国外に出たために義務教育は受けられない。それで、しかもこれは帰ってきたときの問題もまたあるわけですね。外国に置いた日本人学校ですから、当然その国の教育の主権の問題もあるで...全文を見る
○松前達郎君 実施している段階において、教育の成果とかそういうものから見れば、確かに成果は上がっているんじゃないかというふうに私は思うんですけれども、やはり何か法律的な根拠がない。たとえば、学校教育法の第一条に規定する小学校、中学校に相当するものなのかどうか。恐らくはこれは相当し...全文を見る
○松前達郎君 さっき文部大臣にお伺いしたんですが、その法律的根拠をはっきりさせる努力をしなきゃいけないだろうと思うのです。それに関連して、今度は外国の教育の主権ですね、それとの関連も出てくると思うんですが、日本人学校設立段階で、その日本人学校を設立する国の政府が、正式に学校として...全文を見る
○松前達郎君 外務省にお伺いしますけれども、これらについてその当該国との間に今後問題が起きそうなところ、そういうことはありませんか。
○松前達郎君 そうしますと、もうそろそろこの問題文部省、外務省協議していただいて、はっきりした一つの裏打ちをしていただかないとならないじゃないないか、最初に申し上げたように人数もふえてまいりますし、恐らく日本人学校ことしは六校ですか、今後増設するというのは。だんだんとふえていくん...全文を見る
○松前達郎君 私これは聞いた話なんですが、大都会から来る先生と、それから田舎と言ったら悪いんですが、都会じゃないところがら来る先生との間で大分内容が違うんだという話を聞いているんですよ。これは現地の声として聞いております。その理由というのはどこにあるかというと、これは全部が全部そ...全文を見る
○松前達郎君 いまの話は実は昨日ある国から帰ってきた、自分が日本人学校に子弟を預けている人から聞いた話なんで、一〇〇%そうだというわけじゃありません、そういう傾向がどうもありそうだということなんですね。たまには外国で生活してみるのもいいなという程度で行ってもらったんじゃかなわない...全文を見る
○松前達郎君 一週間でできますか。ちょっと短いような気もしますが、内容的に研修をやる目的をはっきり把握してもらえば、一週間でもできるかもしれないですが、その辺も今後もうちょっとがっちりやっていただかないといけないんじゃないか。さっき私が申し上げました教員の使命感といいますか、そう...全文を見る
○松前達郎君 そうしますとシドニーだけですか。
○松前達郎君 これもまたいろいろ今後その国の感情の問題ですね、日本人学校をその国が設置を認めるかどうかというときの問題にかかってくるんじゃないか。日本人ばかりでやりたがるのがやはりわが国の特性かもしれませんね。どこか、ロンドンあたりだと、ゴルフ場など日本人だけのやつをつくるとか、...全文を見る
○松前達郎君 その学期のずれの問題、これはなかなか調整するのは大変だと思いますけれども、もう一つあるんですね。たとえば海外から帰国した生徒で高等学校へ入学する場合、外国における学校教育九年の課程ですね、これを修了した者というふうになっておるんですね。この高等学校教育の内容なんです...全文を見る
○松前達郎君 これも私幾つか例を知っておるわけでして、ある海外特派員の子供さんが現地の学校に入っている、中学校は日本で在学していた、だから日本語ができるわけですね。現地に行って、高等学校の学齢に達したから現地の高等学校に入った。それがまた帰ってくるというふうなことで、いろいろ相談...全文を見る
○松前達郎君 いまおっしゃったとおりだと思うんです。高等学校入試のための準備に帰ってくる、親は現地にいて子供だけ帰す、そういう状況だろうと思うんですね。たとえばことしのジャカルタの学校あたりですと、三年生は一名しかいなかったと、卒業生は。そういうふうな状況になってくるので、その辺...全文を見る
○松前達郎君 これはまた教育を担当する教師が、相当覚悟を決めてやりませんとこれできないんですね。中途半端にやって、夜はわれわれ関係ないんだとほうり出したんじゃ、これは何が起こるかわからない。現にもうそういう例がたくさんあるわけです。ですから、ミッション・スクール等で、使命感に燃え...全文を見る
○松前達郎君 そこで、こういうことを考えたらどうかと私思っているのは、一般的な通信教育のやり方というのは、いままでずっと歴史が長くやっておられるから、これでも結構でしょうけれども、たとえば、これ私自身が聞いたんですが、ドイツのジュッセルドルフとか、あの付近の方々からお伺いしたのは...全文を見る
○松前達郎君 その通信教育によって教育を自分たちの努力でやってきた、そういう人たちはどうなっているんですか。その通信教育ですと、国内だとスクーリングとかなんとかやりながら、一つの教育課程を修了したというふうに言うんですが、この場合はそういうふうな考えでいいんでしょうか。
○松前達郎君 この点もまたいろいろ問題が多いわけですね。これはたとえば放送大学をやる場合でも、スクーリングの問題があるし、あれは大学卒業免状を出すわけですから、それと全く同じじゃありませんが、近いような関係になる。親がやはり一緒になってその教材を使って子供に教えなきゃいけない、そ...全文を見る
○松前達郎君 アメリカがこのオリンピックをボイコットして、かわりに代替オリンピックを開くということについての意向を外務大臣に聞いたんじゃないかと私は思うんですが、恐らく外務大臣それ断られたと、それについての会議の参加を。だから様子が少しずつ変わりつつあると、態様が、そういう気がす...全文を見る
○松前達郎君 二月一日ですから、いま激動のさなかですから、時間が大分たっておるわけですね。最近の状況を見ますと、どうもカーター自身アメリカでも評判がだんだん悪くなってきている。カーター戦略の道具になっているんだというふうな認識が各国の問に少しずつ出だした。やはりこれを、ボイコット...全文を見る
○松前達郎君 非常にむずかしい問題ですから、ここではっきり申されるといろいろと問題になるかもしれませんが、だけど政府が少なくともオリンピック参加を好ましくないと判断した場合ですね、それじゃ選手団が行くのに補助金を政府としてつけようというのはこれはおかしな話ですね。ですから、私から...全文を見る
04月01日第91回国会 参議院 予算委員会第二分科会 第3号
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○松前達郎君 吉田委員に続いて、核の問題等について後で時間ございましたらまたいろいろと御質問申し上げたいと思いますが、四十分ですから、あるいはそれに触れられないかもしれません。  最初に、外務省お見えになっていると思うんですけれども、アメリカの軍事力増強についての要求というのが...全文を見る
○松前達郎君 そうすると、今度防衛庁にお伺いしたいんですが、質的な増強といいますか、強化といいますか、これらについて、大平総理は前から駐留費の負担ということを盛んに言っておられたですね。米軍の駐留費の負担。これは質的な問題とはぼくは余り関係ないんじゃないかと思うんです。一体それで...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、先ほど来話が出ていたそういう内容になってくるわけですね。  そこで、もう一つお伺いしたいんですが、これは基本的な問題なんですが、防衛庁として防衛力の限界ですね、これはいろんな制約があると思うんです。先ほどの閣議で決まった一%というお金の面からの制約だ...全文を見る
○松前達郎君 それともう一つ、いま戦闘能力とかそういった問題ばかりがいろいろ論議されているような気がするんですが、一番重要なのはやはり情報ですね。まず情報をキャッチしていかなければ何にもならぬ。情報をキャッチしてそれをまあいろいろと公表することによっての抑止力というものもあるわけ...全文を見る
○松前達郎君 そこで、それらの把握というものが基本とならなければ、これは幾ら艦船を擁しても意味がないと思うんですけれども、ついきょうも何か新聞に出ておりましたですね。哨戒機が出ていって初めて、たかだか陸地から三十五キロぐらいのところを通っているのをやっと見つけたというような状況が...全文を見る
○松前達郎君 これはイリューシン62というのは、いわゆるモスクワと東京の間を飛んでいる飛行機では——何ですか。
○松前達郎君 どうしてそういうことを言うかといいますと、日本海を真っすぐ通ってきて、対馬の上を飛んで、それから西表、日本の一番南端、それを飛んで台湾の外を回って中国の横を通っていくというのですから、これはさっきの情報活動をしようと思えばできるんじゃないかと想像して言っているわけで...全文を見る
○松前達郎君 それはたとえばアメリカのランドサットという衛星がありますね。これはただ単に資源探査衛星といいますけれども、現実はそうじゃなくて、赤外線センサーを積めば海中にいる原子力潜水艦を探知することができると、はっきり報告書に出ているわけです。こういうことで最近情報、情報と私申...全文を見る
○松前達郎君 核の問題というのは、日本の場合ですと原子爆弾が落とされたわけで、それに対して、国民が大分それに対する関心というのは深いわけですね。ですから、やはりその辺をはっきりしておかなきゃいけない点がある。私は、さっき申し上げたのは、最終的には核が登場する状況にあるということで...全文を見る
○松前達郎君 その場合、これが実現されるということにもしかなった場合、たとえばハワイあたりにこっちから出かけていって、現地のハワイの米軍と一緒になってやるということは、これは私は全然話にならぬと思いますね。それじゃ今度国内でやろうとした場合、アメリカの軍隊を日本に持ってきて、そこ...全文を見る
○松前達郎君 こういうのが行われたり、リムパクが行われたり、それで日米と、それからソビエト、中国は私自身は余り信頼をしておらないわけですが、そういったような一つの共同体制ができてだんだんとエスカレートしていく、それの中に日本が巻き込まれて、そして手先に使われていくというふうなこと...全文を見る
○松前達郎君 その報道が、そうすると多少大げさに報道されたということになるんですけれどもね。しかし、さっき公用でないとおっしゃるんですが、公用でなくて行ったら何やってもいいかということになると、これおかしな話になるんですね。身分はやはり身分として、はっきり防衛庁の身分なんですから...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、これはもうふだんの場合の必要になっている燃料をストックしているという程度なんですね。そうすると、たとえば有事有事とおっしゃっているけれども、有事になって総動員で動き出したときにどのくらいもつんですか。
○松前達郎君 これで終わります。
04月23日第91回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
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○松前達郎君 いまの二法案につきまして若干の質問をさせていただきたいと思うのです。  まず最初に、原子力基本法の改正の際にも私は討論で申し上げたと思うのですけれども、わが国の原子力政策に関しての長期展望というのがどうも甘いのじゃないか、しかも原子力開発に関して、具体的な原子力発...全文を見る
○松前達郎君 五十一年になって放射性廃棄物対策というのが、具体的にこういうふうにすべしということがこの参考資料にも出ておりますけれども、初めてこういうふうなはっきりした内容のものが提示されていると思うんです。実際に原子力発電の商用発電といいますか、そういうものが行われたのはいつだ...全文を見る
○松前達郎君 そういうことですから、当然その時点で本来は廃棄物が出るということははっきりしているわけですから、この対策を十分考えた上で実施していかなければならないと私は思うんですけれども、さっき冒頭に申し上げた、原子力開発に関する政策の中でどうもその辺が一貫していない、先行きの見...全文を見る
○松前達郎君 そうなってきますと、放射性廃棄物がもたらす環境への影響、たとえば投下したものが時間がたつにつれて拡散していくというふうなこと、そういうことがどうも問題にもなるであろうけれども、それについてはさておいて、それよりももう一つ考えなければいけないのはやはり海洋生物、これと...全文を見る
○松前達郎君 いま評価ということをおっしゃったんですが、評価されたのは原子力安全委員会ですか。この評価というのは一体どういうやり方でどういう内容の評価をされたのか、それについて説明してください。
○松前達郎君 そうしますと、その評価についてですが、たとえば魚類との関連、これについては、やはり専門家にそれぞれ委嘱されて、その専門家の手によって想定をされたということに解釈してよろしゅうございますか。
○松前達郎君 そこで、私もいろいろそういう点について聞いたことがあるのです、魚とそれから投下された金属との関係。前の委員会でも御答弁されたと思うんですが、たしかセメントで詰めてしまって、その周りをドラムかんで後から巻くのかどうか、後でまたそれはお伺いしますけれども、どういうふうな...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、いままでのペースそのままでずっといくということじゃないということですが、このたまったドラムかんを海洋投棄しようというわけなんですけれども、試験的海洋処分というのがまず最初に行われるのだということをおっしゃっておるわけですが、これについて、大体いつごろを...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、最初に試験的な投棄をやる時期になりますと、二十七万から八万本ぐらいにたまってしまうということになるわけですね、ドラムかんが。  そこで、さっき私は鉄との問題というのを懸念したと申し上げましたけれども、深いところでしたらそう影響ないかもしれませんけれど...全文を見る
○松前達郎君 投棄されたそのドラムかんが壊れてディフューズするのがどうのこうのと私申し上げているのでなくて、それについては大体私も理解しているつもりなんですけれども、魚と鉄の関係ということで、いわゆる漁業の、逆に魚礁になってしまわないかという懸念ですね。ただ深さがありますから、深...全文を見る
○松前達郎君 私は、ただいま可決されました放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党及び新自由クラブ、以上六会派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたしま...全文を見る
05月13日第91回国会 参議院 文教委員会 第10号
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○松前達郎君 ただいまの法律案について、これは毎年この委員会で取り上げられる法律案でありますけれども、私としましては、昭和五十三年の五月三十日の本委員会でこれに関連した事項について質問をさしていただいておるわけでございます。ですから、その時点の委員会の質疑等を踏まえてお伺いをいた...全文を見る
○松前達郎君 教職員の数はトータルでどのぐらいになりますですか。
○松前達郎君 そうしますと、先ほど申し上げた五十三年ですね、そのときに答弁の中で、未加入は五十九校一万四千五百十一人という数の答弁があったんですけれども、それと全く変わってないということですか。
○松前達郎君 この未加入校に対して、何らかの加入勧誘といいますか、恐らくこういった制度というのはなるべくたくさんの人が加入してもらった方が、運営上非常にやりやすい面もあろうと思いますけれども、こういうふうな未加入校について、加入を勧告するとか、あるいは勧めるとかいうふうな活動、そ...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、この数字はいつまでも今後変わらないということになるわけですね。
○松前達郎君 わかりました。  それでは次に、経営関係で、財源の計算ですね、これはやはり非常に重要な問題ではないかと思うんですが、昭和五十四年度ですね、これの責任準備金の額というのは、一体どのぐらいの額になっているのか、それについて。
○松前達郎君 五十二年度の時点からは大分額としてはふえてきておるようですが、こういった責任準備金ですとか、あるいはその他収支の問題と責任準備金の問題、こういうものを全部踏まえてみて、文部省として、この共済の将来に関して、十分やっていけるという見通しがありますか、どうですか。
○松前達郎君 その将来見通しというのは、一体どういうふうにお考えになっておりますか。
○松前達郎君 じゃ将来いずれにしても赤字になるという見通しはあるわけですね。それに対して、やはりいまから長期見通しのもとに健全なる運営というものを図っていくべきじゃないかということになろうと思うんですけれども、そうなってきますと、当然いろいろな問題がこれに派生するというか、関連し...全文を見る
○松前達郎君 そうすると、地方財政が非常に苦しいということもあろうと思いますけれども、だんだんと補助に対しては後退をしつつあるという傾向だと受け取ってよろしゅうございますか。
○松前達郎君 これについては、また今後もひとつ都道府県に関して要望なり、なんなり続けていただいて、だんだんと後退して最後なくなるというようなかっこうにならないように、ひとつ御努力をいただければというふうに思うわけです。  そこで、毎回この法案が通過するときに附帯決議が行われるわ...全文を見る
○松前達郎君 ほかの年金との、公的年金制度との比較をするとそういうことになると思うんですけれども、趣旨としては先ほど申し上げたように、これが今後将来にわたって健全な運営がされるというのが趣旨だと思うんです。そういう意味で、引き上げについて百分の二十以上引き上げるという附帯決議です...全文を見る
○松前達郎君 まあほかの制度が悪いからそれと比較してというふうなことをよく言いがちなんですけれども、ほかの制度が悪ければこの制度はそれなりに直していけばいいんでしょう。何も下の方を見て右へ習えする必要もないんじゃないかというふうに思うんです。そういうことでひとつ今後ますますの努力...全文を見る
○松前達郎君 これは財団そのものが、やっぱり政府出資金といいますか、この増額を獲得していかなければなかなかこれむずかしい問題と思うので、その辺もまた今後努力をしていただきたい、かように思うわけです。  それから、短期給付に要する費用についての国庫補助の措置、これについても附帯決...全文を見る
○松前達郎君 それでは今度は退職手当制度、これについてお伺いいたしたいのです。  附帯決議の内容と関連ないかもしれませんが、私学教職員の退職金について、その解釈についていろいろな議論があるのではないかと思います。たとえば、退職金については、労働省の方では退職手当というのは賃金の...全文を見る
○松前達郎君 その辺十分検討していただきたいのです。一般的には退職手当というのは、後払い賃金であるという解釈をすると同時に、生活給的なものであるということに解釈しているのだと思うのです。ですから、この点十分検討していただきたいと思うのですが、公務員の場合ですと、退職手当法というの...全文を見る
○松前達郎君 これは二つに大きく分けられると思うのです。たとえばいまおっしゃいました大学、短大、これは文部省が直接指導をする教育機関です。それからもう一つは各都道府県での高校以下の教育機関、この二つに大きく分けられると思うのですが、特にその辺を分けて短大、大学等について、さっき申...全文を見る
○松前達郎君 終わります。
10月23日第93回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○松前達郎君 きょうは、日ソ関係ですね、この前も渋谷委員からのお話があったわけですが、この日ソ関係についてまず最初にお伺いをいたしたいと思うわけです。  そこで、今日の日ソ関係、これを見てみますと、決して良好な状態ではない。これはもうだれもがみなそういうふうに感じていると思うん...全文を見る
○松前達郎君 いまおっしゃったような経過であるというのは承知いたしておるわけですけれども、どうもそれぞれの通すべきことは、言うことははっきり言うと、これは結構な話なんですが、対峙をしたままほったらかしておいてもこれはもういつまでたってもパイプがあいていかない。ですから、そこのとこ...全文を見る
○松前達郎君 パイプがいろいろあいているということですけれども、これはいろいろな方面で、分野である程度のパイプはあいているだろうと思いますけれども、私が申し上げたのはメインパイプですね、このことを申し上げたわけであります。こういうふうなことが——外交というのは恐らくいつでもそうだ...全文を見る
○松前達郎君 それは生きているということですけれども、これはこういうふうなことを、さっきメインパイプとぼくが申し上げたのはこういった意味のことを申し上げたわけなんですね。そういう意味を含めてこれは外務省としてはどういうふうに評価されておりますか。
○松前達郎君 メインパイプということでいまの日ソ共同宣言ですね、これがあったということですが、確かにある意味で言うとパイプの敷設はされているんだろうと、中に物が流れてないだけだろうというふうな感じを持っておるわけですが、ソビエトはいまデタントか反デタントかという、その辺の非常に重...全文を見る
○松前達郎君 大臣はそういうふうに見ておられるんですが、外務省の方はいかがでしょうか。
○松前達郎君 流れが少し変わってきつつあるんじゃないかという感触ですね。これは恐らく、いま大臣もおっしゃいましたけれども、私もどうもそういうふうなことじゃなかろうかというふうに思っておるわけなんですが、一九八〇年の三月にプラウダに載った論文でこういうことを言っているんですね、デタ...全文を見る
○松前達郎君 その当時の報道がここにあるのですけれども、ソビエトには余分の領土はないということを言われたというふうなことが報じられておるんですが、これはあれですか、共同宣言の話を持ち出して、その後でそういうことが相手側から返ってきたんですか。
○松前達郎君 そうしますと、共同宣言の内容と照らし合わしていまの経過を見まして、領土問題がどうも絡み込んでいないんじゃないかという感じもするわけですね。そのときの話の内容の中に、相手側の理解ですね。しかし共同宣言としてはやはり領土問題が絡んでおるわけですから、その点の問題について...全文を見る
○松前達郎君 そういう一連の動きが最近あるということですね。いままでそういうのがもう全然対峙したまま議論もされなかったですね。多少それが俎上に上ってきたというので少し流れが変わったんじゃないかという感じを持つんですけれども、いまの平和条約の締結と領土問題の解決の問題ですが、領土問...全文を見る
○松前達郎君 はい、わかりました。  それでは次に、今度は経済的な面での問題に関していろいろとお聞きいたしたいんですが、最近対ソ経済制裁ということで、ソビエトに対しての制裁が西側諸国で行われておるわけなんですが、どうも最近それが崩れてきつつあるんじゃないかというふうな報道がある...全文を見る
○松前達郎君 それは計画をしている段階でしょうからまだ当然ないと思いますけれども、こういうふうなことでどうも経済的な問題一つ取り上げてもなかなかこの辺が、ある程度のパイプはあいておりますが、どうもぎくしゃくしている面がある。特に、たとえば、西シベリアの天然ガスを西欧諸国に供給する...全文を見る
○松前達郎君 たしかこの前の委員会で大臣がおっしゃったので、その経済制裁措置に関連することだと思いますけれども、ソビエトに対する経済制裁措置、全面的にやっているんだというのが前の、以前からの政府のお考えだったと思うんですね。それがケース・バイ・ケースというふうに発言された……
○松前達郎君 それじゃ、今後もまたそういう姿勢をずっと保っていこうと、こういうことですね。
○松前達郎君 それじゃ今度また、これはソビエトの問題と多分関連があるだろうと、私思いまして、オリンピック問題についてちょっとお伺いをしたいと思うんですが、名古屋に招致をするという関係閣僚会議幹事会ですか、これでオリンピックの招致に関しては了承をして招致することが大体決まったという...全文を見る
○松前達郎君 それで、さっき申し上げたようなことでいろいろ関係が出てくるだろうと私は推察をするんですけれども、たとえばさっき私、申し上げましたパブロフ・スポーツ大臣がオリンピックの前に日本に来るということがあったわけなんですが、現実にはビザを出さなかったから来れなかった。これにつ...全文を見る
○松前達郎君 大分時間がなくなってきたようですから、少し先の方に急ぎたいと思いますが、防衛等の問題についてお伺いいたしたいと思うんですが、最近いろいろな防衛論議が盛んに行われて、推測といいますか、仮説を立てて、それでいろんなことが討議をされている、こういう状況なんですが、今度、日...全文を見る
○松前達郎君 それから、最近、国際海上監視部隊、これもまた仮定だというふうに言われておるその構想があるわけですね。これについて直接武力を行使することが自衛権の行使ということになる、費用分担についてはその概念に当てはまらないからいいんだと、こういう結論をお出しになったんですが、武力...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、武器というのがいろいろ最近は拡大解釈されたり、いろいろその内容について幅広くなってきているんですけれども、戦争に使う道具としてだったらそれはもう武器ということになるんですね。
○松前達郎君 そうしますと、さっきの武器というのは、人を殺傷する、相手を破壊するということだと定義されたんですが、いまのあれですと、戦争の用に供されるものですから、幅広くなってきますね。その辺はいかがですか。
○松前達郎君 その辺の解釈いろいろと幅広い、あるいは狭めたりすれば、いろいろと変わると思うんですけれども、それと戦争に関係のある物資の供出については、じゃあ行わないと、こういうことですか。行えないというのですかね。
○松前達郎君 いいですか、大丈夫ですか。
○松前達郎君 それはそのくらいにしまして、もう一つだけ。  最近カーター大統領が、ソビエトの攻撃があれば核兵器を西側防衛のために使用することもあると、こういうふうな発言、これは選挙用の発言だという説もあるんですが、日米安保条約に関して、この面についてアメリカと核使用——アメリカ...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、アメリカが核を使う場合もあり得るという解釈になるわけですね。核を使うということになると、日本も核攻撃を受ける可能性があるということになっていくわけですから、それに対するやはり何らかの対策というものも持たなきゃいけないような感じを私持っているわけですが、...全文を見る
○松前達郎君 どうも科学技術庁済みません。海洋投棄の問題をお聞きしたがったんですが、時間がなくなりましたので、せっかくおいでいただきましたが、ありがとうございました。  終わります。
11月06日第93回国会 参議院 外務委員会 第3号
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○松前達郎君 千九百八十年の食糧援助規約ということでこれから質問をさしていただきますけれども、きのうアメリカの大統領選挙があって、国連外交ということで日本の外交の骨子、基本がそういうことになっておりますが、この問題はまた午後の時間にお伺いいたしたいと思います。この法案に限っていま...全文を見る
○松前達郎君 いまちょっと数字を挙げられました三千五百万トンというのは、それは不足額ですか。
○松前達郎君 開発途上国だけを見ますといまおっしゃったような数字で、これに対して何らかの援助が必要だというふうなことだろうと思いますけれども、これについてやはり慢性的な食糧不足だとしますと、これずっと援助ばかりし続けなきゃいけない、かようなことになるので、やはり開発途上国自身の努...全文を見る
○松前達郎君 まあ将来の問題については、それではだんだんと不足といいますか、食糧不足に対しては少なくなっていくと、ですから傾向としては解決の方向に向かっていくというふうに解釈できるということですね。
○松前達郎君 そういうことで将来の大体の展望というのが予測をされておるわけなんですが、ことしの食糧生産ですね、これがまたいろいろと、たとえばソビエトが非常に食糧の生産が落ちたという問題ですとか、あるいはその他いろいろな国、オーストラリアもそうでしょう、アルゼンチンもそうだ、そうい...全文を見る
○松前達郎君 いまのFAOのは九月三十日の発表ということですね。
○松前達郎君 そうしますと、そのデータというのはもっと以前の数字で計算をしているはずだと思うんですけれども、私さっき申し上げたのは、これはもう十一月の農務省の発表ですね。ですから、これはある程度成果が確認できてその数字に基づいたデータだと私は思うんです。その結果だと、大分そのいま...全文を見る
○松前達郎君 いまどうしてこういうことを申し上げているかと言いますと、食糧生産が予測より下回るということは、食糧価格がどんどん上がるということにつながっていくわけですね。もうすでに不作ということの情報が伝わりますと、食糧の殻物価格がどんどん上がっている、二〇%から三〇%ぐらい上が...全文を見る
○松前達郎君 私はどうもそうじゃないようにいままでは解釈しておったんですが、日本の米の価格と、それから、これ、最近援助の内容を見ますと日本米というのがふえているわけですね。そういうことから、日本の国内価格が約三十二万円である、国際価格はトン当たり約九万円だということですね。そこで...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、最初に小麦換算でその援助額、金額が出ますね、それを今度たとえば日本米で援助をする場合、それを日本米にまた換算していく、そのときの日本米の価格については九万円で計算するのか、あるいは国内の三十二万円になるんですか。そういうふうにするのか。要するに、量でい...全文を見る
○松前達郎君 その国際価格というのは九万円という価格ですか。
○松前達郎君 九万円である場合も、ない場合も——その前後だということでしょうか。
○松前達郎君 それで、いただいた資料によりますと、七九年と八〇年、その間におけるわが国の食糧援助、この結果が出ておるわけなんですが、日本米が非常に多いですね。その前、ずっと見てみますと、最初はタイ米ですとか、エジプト米ですとか、アメリカ米ですとか、いろいろあるわけです。あるいは農...全文を見る
○松前達郎君 それは古々米を出してもいたし方ないかもしれませんが、まあ日本の場合ですと五十三年度の古々米というのが百三十万トンぐらいいまあるんですね。古米にすると二百万トンですから、両方合わせて三百三十万トンぐらいいま余っているという状況、こういうことで、その中から三十万トン出す...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、その選択決定をする場合、わが国だけの意思で決定できるんですか、それとも国連の適当な機関にそれは打ち合わせをしてそれで決定するのか、その辺どうなんです。
○松前達郎君 そういうことで最近日本米が大分出ているというので、古々米、古米の備蓄もわりとわが国は多くなってきて、それに対してその古々米、古米の処分をある程度しなきゃいかぬ、それにこの援助計画が絡み込んでくるということになるんじゃないかと、かように理解しておるんですが、それでよろ...全文を見る
○松前達郎君 この食糧援助は、いままでまず贈与の形でお金を援助する、そしてその援助したお金でもってその当該国が日本の米を指定して買うんだとか、あるいはどこの小麦を買うんだとかいうことになっているというふうに伺っているんですが、そのとおりですか。
○松前達郎君 そうしますと、ちょっと私ここでまあ疑問もあるんですけれども、たとえば食糧援助というのは、その一つの国にとってみますと、国の一つの財政の中で食糧を、買えばあるわけですけれども、買う金もない。ということは、その国の計画がまあ余りうまくいっていないということになるんじゃな...全文を見る
○松前達郎君 いま、軍事援助というのは、別にそうだということじゃなくて、解釈のしようによったらその辺まで言われるんじゃなかろうかというつもりで私、申し上げたので、軍事援助じゃないことはわかっておりますが、いずれにしてもその国の政策そのものの中でその国の一つの運営予算というのはある...全文を見る
○松前達郎君 最後になりますが、規約、条約という二つ言葉が使われておりますけれども、条約の中の規約だと解釈していいと思いますが、この世界食糧会議で食糧援助に関する問題を討議し、それに対する目的といいますか、これを設定しているというふうなことがこの資料の中にもあるんですが、この辺は...全文を見る
○松前達郎君 まあアメリカが熱心だというのは、アメリカは食糧を大量に生産をする国ですから、しかも、どうもアメリカの場合は贈与じゃないみたいですね。供与みたいなかっこうをとっているんですね。その辺はやはり何か裏に少しあるんじゃないかという感じもいたしますけれども、それはまあアメリカ...全文を見る
○松前達郎君 外務大臣にお伺いいたしますが、昨日アメリカ大統領選挙が行われて、その結果ロナルド・レーガン氏が当選をしたわけなんですが、レーガン氏のかねてからの主張を見てみますと、「強いアメリカ」という言葉がその中にあるように思います。これに対して、これは非常に今後の日米外交あるい...全文を見る
○松前達郎君 ちょっと角度を変えて感触をお伺いしたいんですけれども、このレーガン氏の当選に関してヨーロッパの感触ですね。ヨーロッパはいままでどうもアメリカの提唱することに一〇〇%そのとおり忠実ではないという面もあったわけですね。欧州の方の反応というのは、一体どういうふうな反応だと...全文を見る
○松前達郎君 レーガン氏がどういうふうな考えで今後政治を担当していくかという問題については、まだ評価するはっきりした基礎がないという、そういうお話だったんですが、いろいろな関係から、やはりわが国としても日米間の問題がたくさん山積しておりますから、これらについて、できるだけ早い時期...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、新聞にたしか出ていたんですけれども、五月に総理が訪米をされるというように相当大きな活字で出ておりましたですね。ですから、その前に外務大臣が訪米されると、こういうことが出ておったんですが、その五月というのは決まっているわけじゃありませんか。
○松前達郎君 そうしますと、十二月に外務大臣がヨーロッパに行かれるというのは、これは決まっておるわけですか。
○松前達郎君 先ほどちょっとお話出ました防衛問題なんですけれども、これについても、どうも「強いアメリカ」という言葉の印象から見ますと、わが国に対してさらに防衛力を強化せよという要望が恐らく将来来るのじゃないかという予測もできるわけなんですね。そこで、レーガン氏が政策として、選挙の...全文を見る
○松前達郎君 レーガン氏が当選をして一月二十日に交代をするということになりますけれども、その結果いろんなことがいま憶測みたいに言われておるわけなんですが、幾つかの問題がまた大きな問題になってきそうな気もするわけです。その中の一つに、いまちょっと大臣がおっしゃいました貿易問題ですね...全文を見る
○松前達郎君 それともう一つ韓国との関係ですね、これはまたいまちょうど金大中問題が大分大きな問題としてクローズアップされてきているんですけれども、韓国とアメリカの関係というのは、これはどういうふうに変化するであろうか、あるいはもっと強化されるのか、それに伴って金大中の問題等も相当...全文を見る
○松前達郎君 アメリカの大統領選挙の後早い時期に、対ソ制裁措置についてアメリカ、欧州各国と再調整を行うんだ、その必要があると外務大臣は前に発表されたと思うんです。選挙が終わったわけですね。それでさっきお伺いしましたら十二月にヨーロッパの方に行かれるということですね。そうなりますと...全文を見る
○松前達郎君 新しい大統領レーガン氏がどういうふうな考えを持っているかわからないのでそういう話ができないというのはちょっとやはり自主的じゃないと思うんですね。日本としてこういう問題を独自の体制でどういうふうにとらえていくかと、これは日ソ問題、日米問題みんな含めてですが、そういった...全文を見る
○松前達郎君 主張することは堂々と主張していただきたいと思います。  それから、もう一つお伺いしておきますが、一月二十日はこれ大統領就任式がある予定になっておりますね。大統領就任式には日本からはどなたが参加されるのか。
○松前達郎君 招請がなければ日本からは行かない、あれば行くということなんですか。
○松前達郎君 この前も私当委員会でお尋ねしたわけなんですが、日ソの問題ですね、これも恐らく今後非常にむずかしい問題になる可能性があるんじゃないか、流れが少し変わりつつあるような感じを持っていたわけなんですが、どうもそれがどういう方向に変わるのか、これはまた大きな今後の問題だろうと...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、さっきの問題と関連しまして、いまのようなものを含めて十二月にヨーロッパに行かれたときにそこで話し合いが行われるだろう、行う意思があるというふうに解釈してよろしゅうございますか。
○松前達郎君 はい、わかりました。それでは、後またほかの委員の方々も質問されると思いますので、大統領の選挙結果についてはそのぐらいで。  今度は、放射性廃棄物の海洋投棄問題、これは実はつい最近、私トラック島から来た代表の人にお会いしたんですが、これは相当外交的にも大夫な問題だろ...全文を見る
○松前達郎君 これは第一次の説明ですね、これは派遣されたというのは私聞きました。第二次が近いうちに出るという話もありましたが、もう出発しましたですか。
○松前達郎君 この海洋投棄の問題が出てきてから、各島々の方からものすごい反対運動が出ているんですね。それはもう御承知のとおりだと思いますけれども、聞くところによりますと、戦没者の慰霊塔までぶっ壊すぞとか、そういうふうな極端な話まで出てくるんですが、これはおどかしじゃなくて、私本気...全文を見る
○松前達郎君 それについて、外務省はそういうふうに思っておられるんでしょうが、実際に何かそういう運動をしているところとの接触その他はやられましたか。
○松前達郎君 その結果、説明されて、どうも皆さん反対されているようだとか、そういうふうなことは報告がありましたですか。
○松前達郎君 それに対して何か対応されましたですか。
○松前達郎君 その辺がちょっと問題になるんじゃないかと思うんですね。もう官僚的なといいますかね、技術的に大丈夫なんだからこれを押しつければ大丈夫なんだという考えが、どうもそれが外交の中でも非常に今後大きな問題になってくるんじゃないか。小さな島だからといってそれを全然相手にしないん...全文を見る
○松前達郎君 そういうことでひとつ外務省もかみ込んでいただいて、科学技術庁の技術的説明だけで済ましてしまうということじゃなくてやっていただかないと、これどんどん問題がこじれてくるんじゃないかと私は思っておるわけなんです。  そういうことで、その反論の中には——これは科学技術庁に...全文を見る
○松前達郎君 かなりの確信ですね。
○松前達郎君 それなら東京湾に沈めてもいいわけですな。
○松前達郎君 まあ言葉じりをつかまえるわけじゃないんですが、これはそうすると相模湾に捨てたとか大島の横に捨てたというのはどうなんですか。
○松前達郎君 そういうふうな御返事があろうと私は想像をいたしておったわけです。いずれにしましてもこの問題、今後非常に大きな問題に発展するだろうと私は思うんです。やはりこれは外務大臣ももう十分御承知のことだと思いますが、やはり日本の庭として——庭と言ったらおかしいんですが、庭だから...全文を見る
○松前達郎君 そういう点から外務省の方も、まあくどいようですが、ひとつこういう問題今後いろいろ出てくると思います。これだけではなくて。まあいまちょうど原子力船の問題がクローズアップされているわけですね。これなども将来原子力船をつくったら、あの船は輸送の手段に使うんで、港から港へ入...全文を見る
11月13日第93回国会 参議院 外務委員会 第4号
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○理事(松前達郎君) 本日の調査はこの程度とし、これにて散会いたします。    午後四時四十五分散会
11月19日第93回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第9号
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○松前達郎君 原子力船に関連して若干の質問を申し上げたいと思うんですが、まず最初に長官にちょっとお伺いしたいことがありますが、長官、わりと本音といいますか、たとえば閣議あたりで本音をときどき出されて、靖国神社の問題とかいろいろやっておられるというのを報道で聞いておりますけれども、...全文を見る
○松前達郎君 厄介な問題、確かにそのとおりだと思うんですけれども、数々の今後また解決しなきゃならない問題等も含んで、将来の展望というものをやはり立ておかなきゃいけないんじゃないか。やるからには、やはりそういった展望がないと信頼感を国民から得ることができない、こういうふうな感じを持...全文を見る
○松前達郎君 いま主に御説明あったのは、原子炉そのもの、「むつ」に積んである舶用炉そのものについての細かい研究開発計画だというふうに私理解していいだろうと思いますが、「むつ」の一生について今後その研究開発をやっていくんだということですが、そうしますと、最終的にはいろいろなテストを...全文を見る
○松前達郎君 まあ大分細かくいま説明いただいて、大体そんな内容のものが予測はされておったわけです。私自身もそれぐらい予測しておりましたが、その程度だと思いますが、問題は、大体項目はほとんど挙がってるんじゃないかと思いますけれども、タイムスケジュールなんですね、問題は。国民は恐らく...全文を見る
○松前達郎君 第一次が一年、二年、その前に出力上昇試験一年、こういうことですね。  第二次がやっぱり一年ぐらいかかるんですか、それとももっと簡単に済まそうということになっておりますか。これはいろいろ第一次の結果によって再確認しなきゃならぬことなど出てくるかと思いますが、大体の見...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、いまおっしゃったのをまとめてみますと、出力上昇試験に着手をしてから出力上昇試験を行う期間が約一年、さらにそれが終わりまして直ちに実験航海に入るのですね。これが長くて二年、そして二年たてば燃料交換の時期が来るから、母港に帰って燃料交換をする、そしてさらに...全文を見る
○松前達郎君 こういうことをなぜくどくどお伺いするかといいますと、いままでも開発に着手してから大分いろいろな問題があって、計画がどうも時期的におくれてきている。しかも現状況でもなかなか明快な将来計画が、時間的な面では立ちそうもない状況も見られる。こういうことで一体いつになったら終...全文を見る
○松前達郎君 「むつ」の開発に関する当時の状況というのはもう何回もお伺いしておるわけなんですが、私が申し上げているのは、そういうふうな計画に対する一つの動きといいますか、手順というのは確かに行われたかもしれませんけれども、    〔理事八百板正君退席、委員長着席〕 それを実証...全文を見る
○松前達郎君 たとえばディーゼルも高速ディーゼルいろいろあると思いますが、そういうものでも相当これは完成された技術だというふうに思うんですけれども、そういうものでもやはり一応テストするわけですね。ですから、やはり私は今後こういったような開発研究を行う場合の手順としては、やはり原子...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、これはもう陸上でやられるわけですね。
○松前達郎君 それが普通のやり方だと思うんですね。たとえば増殖炉にしても、みんないま新しい技術のやり方というのは必ず原型炉をつくるという手順を追っておるわけですから、いまおっしゃいました開発の手順というのは、私はそれが正しいんじゃなかろうかと、かように思っておるわけであります。 ...全文を見る
○松前達郎君 そうですね、二条の最初の方に、簡素化及び効率化ということですから、そういうことになろうと思うんですか、そうしますと、これもまた参考人からの意見を伺ったときに出てきたんですけれども、他の原子力機関というのは一体どこを指すんでしょうか。
○松前達郎君 そうしますと両方にばらばらにして統合するというのか。原研なのか、動燃なのか、どっちですか。
○松前達郎君 参考人の方で原研からおいでになった方おられますね。その方が原研の方針を決めるわけではありませんけれども、原研に働いている職員の代表みたいな方ですから、原子力研究所でそういうものを扱えというのなら原子炉そのものの開発、これについてはいまプロジェクトとしてはこういった小...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、経済性を考えないでいわゆる原子力船としての性能なり何なりは一応終わったと、今後は実際の商船として経済性を考慮に入れた船を開発していこうという計画はある、こういうことだろうと思いますが、実際に建造計画はありますか。
○松前達郎君 そうしますと、どうやら経済性の問題で、恐らく原子力船というのは普通の船よりも五割ぐらい高くつくんじゃないかと思うんですが、そういったようなこととか、その他の経済的なファクターからいってどうもまだ引き合わない、いままだ油が高くなる高くなるといいますけれども、最近少しず...全文を見る
○松前達郎君 そういうふうになった場合、それじゃ原子力船に切りかえよう、三万馬力以上、比較的大きな出力のものは切りかえよう。わが国の場合、そういうふうに切りかえたとしたときに、一体どのぐらいの切りかえ量になるのか、いまの全部の商船を含めてどのぐらいになるんですか。
○松前達郎君 そうしますと、ちょっといまおっしゃったことで言いますと、結局日本の商船隊といいますか、全体として使っている油は原子力船に三万馬力以上のものを切りかえた場合に、パーセンテージからいくと最終的には一割程度ということですか。
○松前達郎君 細かいことをお伺いするようですが、それは全部国内で補給する油ですか。
○松前達郎君 わかりました。  そういう状況で、日本だけの場合で見ますと、三〇%以下だということになりますね、結局。しかし、油がなくなってしまったらこれはしようがないので、そういう意味で原子力船の開発というのが重要だと言われているんだろうというふうに想像しておるわけです。  ...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、そういうところでやはり船の価格が上がっていくということだと思います。一般の船舶と違っているところはいまおっしゃったようなことだと思いますが、違わないところはやはり何かあって沈没する。水の上を走っているわけですから、沈没するということも考えられないではな...全文を見る
○松前達郎君 科学技術庁の方はそれに関して原子炉として何か想定されることはありますか。
○松前達郎君 そういうことはあってはならないと思いますが、最近どうもタンカーがときどきぶつかって沈んだりしますから、原子力船時代が来たら必ずしも絶対にそういうことが起きないとは限らないというので、老婆心ながらお伺いしたのですけれども、海洋投棄と同じように考えていいんじゃないかとい...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、たとえば外国との間に協定を結んで、それに基づいて入港していくということだというふうに解釈できるんですけれども、一々協定結ばなければいけないという不便なところあると思うんですね。そうなってくると、大分たくさんの港に入港した経験があるということになりますが...全文を見る
○松前達郎君 そこで、その訓練が行われた方方、ある程度訓練が完了したといいますか、ある程度の訓練ができた方々を、今度は出力上昇試験のときにもやはり乗せておきませんと、この前のときみたいに、これも参考人がおっしゃっておりましたけれども、いわゆる放射線漏れ、リークがあったと、あったけ...全文を見る
○松前達郎君 もう一つだけ、ちょっと法案に関連するんですが、原子力船の開発といいますか、今後の建造も含めてですが、これたしか原子力基本法、以前に改正されたときに、運輸省が許認可権を持つことになっているんじゃないかと思うんですが、それはそうだったですね。
○松前達郎君 わかりました。それじゃ長官お待たせしました。大分時間たってしまいました。  これもう何回もこの委員会で取り上げられて、長官もこういうことをお聞きすると、またかとおっしゃるかもしれませんが、これはやはり重要なことでして、最終的にこれ確認しておかなければならぬことでも...全文を見る
○松前達郎君 この前参考人の方からもその問題が出たわけです。さっき私海洋投棄の問題で南方といいますか、太平洋諸島の方々がどう考えているかということを申し上げたんですが、どうも補償、お金でもって解決するとか、何らかかわるべき新しいもので解決するとかいうやり方ですね、どうもこれでは問...全文を見る
○松前達郎君 そうしますとこれはスケジュール、工事予定表といいますか、これをいただいているんですけれども、そのとおり大体いっているということですね。
○松前達郎君 大体いっているということですと、五十六年の十月末に修理完了すると、ですからひとつ行く先ですね、行く先を十分考えておいていただかなきゃいけないと思うわけであります。  私いろいろ質問させていただきましたけれども、どうも原子力船に関してはしょっぱなからいろいろな問題が...全文を見る