松前達郎

まつまえたつろう



当選回数回

松前達郎の1981年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第94回国会 参議院 本会議 第4号
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○松前達郎君 私は、日本社会党を代表し、さきに行われた政府演説に対し国内外の重要課題、特にエネルギー、外交、教育問題にしぼって質問するものであります。    〔副議長退席、議長着席〕  わが国にとって資源エネルギー問題はきわめて重要な課題であり、その確保は、産業が生み出す付加...全文を見る
03月31日第94回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○松前達郎君 この前、伊東外務大臣が訪米をされて、いろいろとアメリカ側との折衝その他あったわけでありますが、それに関してまず最初にお伺いいたしたいと思います。    〔理事大鷹淑子君退席、委員長着席〕  その中で自動車問題というのは、先ほども出てまいりましたけれども、最近では...全文を見る
○松前達郎君 自動車の問題で今度の会談の大部分の時間が割かれたというような報道もあるんですが、私はやはりその裏に隠れている防衛の問題ですね、これがやはり今後大きな問題となってくるのじゃないかというふうに思っておるわけです。そこで、外務大臣行かれてソビエトの脅威あるいは世界情勢に関...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、防衛問題というのは、今度の日米会談の中では余り出てこなかったと、ある程度何か話しはあったんじゃないかと私は思うんですが、その点、いかがですか。
○松前達郎君 その話の内容なんですけれども、日本に対する防衛分担という問題がいま盛んにあちこちから出てきているわけですが、そういう話はなかったわけですか。
○松前達郎君 いまお話を伺いますと、大体抽象的といいますか、大まかな線での日本に対する期待というものが述べられたというふうに解釈できるんですけれども、恐らくこれだけじゃ済まないと思うんですね。やはりその裏には何か裏づけがあって、今後どういうものを要求すると、恐らくそういうものが出...全文を見る
○松前達郎君 そういうことで交渉といいますか、会談が行われたということはわかるんですけれども、どうもちらちらいろんな要求が出てきているわけですね。たとえば防衛大綱の見直しを迫ってくるとか、あるいはその他いろいろと具体的な要求なり要望がアメリカ側から出てきている、こういうふうなこと...全文を見る
○松前達郎君 数字を強引に持ち上げていくというのじゃなくて、結果論としてそうなっていると、なるんじゃなかろうかというふうな説明があるわけですね。たとえば石油の値上がわあるいはその他の人件費の値上がり、そういうものを含めると、計算してみると、結局はそうなっていたと、まあそういうふう...全文を見る
○松前達郎君 まあ午後また防衛庁に質問がありますから、そのとき聞いてみますけれども。  そこで次は、これはマンスフィールド駐日大使からの戦略的な要求というのがこれも報道されてきているわけですね。わが国に対する防衛分担強化の問題です。これで、日米防衛協力指針というものについて、今...全文を見る
○松前達郎君 そこで、この防衛協力指針、ガイドラインの検討項目としていろいろなことが言われておるのですけれども、その中で、特にこれは私もアメリカの要求としては当然出てくるのじゃないかと思うのですが、海峡封鎖ですね、これはさっきも話が出ましたけれども、最近の核戦略の問題から言って当...全文を見る
○松前達郎君 これも、余り細かいことは防衛庁の方かもしれませんので、このぐらいにしておきますけれども、しかし、アメリカが日本に期待するというのは恐らくそういうことであろうと大体想像がつくと私は思っているんです。ですから、対潜早期警戒能力の向上を図れとか、そのためにP3Cとかなんと...全文を見る
○松前達郎君 その辺防衛庁は、恐らく会談すると勇ましいことで大体終始するのじゃないかと思うんですね。その点外務省としてもやはり防衛庁との意見調整は十分やっておかなきゃいけないんじゃないかと、こういうふうに思うわけです。しかし、総理訪米までのスケジュールというのは大分いろいろ込み入...全文を見る
○松前達郎君 いろいろな国際的な問題、討議するものがどんどんこれから出てくるわけですけれども、その点については十分ひとつ幅広くあらゆる面から検討した上で臨んでいただければと、これを要望いたしまして私の質問を終わります。
03月31日第94回国会 参議院 予算委員会第二分科会 第3号
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○松前達郎君 きょう午前中実は外務委員会がありまして、アメリカの日本に対する防衛力分担、これに関する問題点等いろいろお聞きしてきたんですけれども、細かくなってくると防衛庁に聞いてくれということですから、きょう午後からたまたま一致しておりますので、いまからいろいろとお伺いしていきた...全文を見る
○松前達郎君 自衛のための必要最小限というのがどうもよくわからないんですけれども、幾つか例を挙げておっしゃっていただけますか、自衛のための最小限の防衛力というのは一体どういうことなのか。
○松前達郎君 それはいわゆる装備ですね、装備というか、たとえば戦車だとか航空機だとかいろいろありますが、数はそうかもしれません。だけど、その数を決めていくという、一つの、数を決定するためのもとになる、やはり攻撃をされるというその攻撃としてどういうものが想定されるかと、そういうこと...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、海上交通破壊に対してはシーレーンの防衛をしようと。さらに海空からの攻撃に対しては、これはまたいろんな攻撃があると思うんです。一般的ないわゆる爆撃とか銃撃とか、いろいろいままで行われたようなやり方もあると思いますが、そのほかに核攻撃というのもあるかもしれ...全文を見る
○松前達郎君 奇襲という言葉の定義でどうのこうのと言ってもしようがないんですが、作戦行動中の、もうすでに戦闘が始まった中での奇襲というのは、これは常に奇襲をしようと思っておるわけですから当然それはあり得るわけなんですが、私が言っているのは、さっき後でおっしゃった、わが国に対する直...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、海空陸ですか、その三つのすべての面でのことが考えられる、こういうことだと思うんですけれども、そういったことがもしあった場合、どうなんですか、専守防衛という立場から言うと、もしか勇ましい自衛隊が戦闘を始めたとすると、これはもう完全に、たとえば上陸が行われ...全文を見る
○松前達郎君 その奇襲の場合、全面的に何といいますか、たとえば上陸などをするときに、日本各地に一斉にやるなんて、こういうことはとてもできないと思うんですね。ですから、恐らく想定されているのは局地的攻撃が多いんじゃないか、そういうふうに恐らく想定されているんじゃないかというふうに思...全文を見る
○松前達郎君 全面戦争になる可能性がないともあるとも言えないと思いますが、あると思っていて、可能性が非常に濃いわけですね。多分私もそうだと思うんです。  そこで、こういったことで奇襲攻撃を受けた場合、これは前に新聞の報道にもあったんですけれども、それに対して防衛をするとぎの、受...全文を見る
○松前達郎君 そうすると、できないということですね、結論は。結論はできないということになるんじゃないですか。
○松前達郎君 では、やっぱり最初攻撃を受けたから、受けたからその報復というか——報復というのはちょっと違いますけれども、やむを得ずたたくことがあるということですね。そうしますと、アメリカの核戦略の中のカウンターフォースというものとちょっと意味が違ってくるわけですね、この場合は。
○松前達郎君 先回りしてそこまで考えられる必要はないと思うんですが、しかし、いずれにしても専守防衛というものが、日本の国土が戦場になるという、これはもうはっきりしていることだろうと思うんですね、要するに攻撃を受けた場合ですね。攻撃を受けるというのはそういうことですね。陸上に対する...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、大体弾頭数ではまだアメリカの方が数が多いし、命中精度はたしかアメリカの方がいいと。これは前から言われているんで、ですからメガトン数が幾ら多くてもソ連みたいに一発落としておいてその範囲内に近づいて落ちれば全部それでやっつけてしまうんだと、だからなるべくで...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、どうなんですか、三海峡封鎖をやるとかシーレーン防衛をやるということは日本のためである。日本のためということは、日本自身に対する攻撃が直接加えられないような場合だったらこれやる必要ないということですね、アメリカが幾ら要望してきても。
○松前達郎君 そうしますと、もっと突き詰めて言うと、核戦略に関してはわれわれは関与しないということになるんですか。
○松前達郎君 そうしますと、日本が核攻撃を受けること、これについてはちょっとこれは見方を変えるわけですが、核攻撃を受けるであろうことは想定されておりますか、想像されますか。
○松前達郎君 その辺で、もうそこから先は幾らあれしてもすれ違いになりますけれども。どうなんですか、いま核戦略時代なんですよね。核戦略時代に対して、核についてはアメリカにお願いして日本はもう何もしないんだと、それについては。そういうことで果たしてアメリカが引き下がるかどうかという問...全文を見る
○松前達郎君 いままでのお話をずっと伺っておりますと、結局は侵略があった場合にはとにかく自分で何とかある程度持ちこたえなきゃいかぬ、そしてそのうちアメリカが助けにきてくれるからアメリカの戦力に期待しようではないかと、これが安保条約の趣旨であるというふうなことだと思うんですが、その...全文を見る
○松前達郎君 アメリカは来ますかね。もうベトナムでこりているんじゃないですかね。なかなかそういうことは簡単にいかないんじゃないかと思うんですが、しかし、恐らく本当は防衛庁としては後で申し上げたのを期待しているんじゃないですか。そのぐらいの、一つの何というか、圧力というものをアメリ...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、防衛出動発令前における、たとえば民間の土地、家屋の収用ですね、こういったようなものを研究して、有事法制研究の中間報告というのが近く出されるというのが報道されておりますが、それは全くそういうことに対応するために、これこういうふうなことが研究されておるので...全文を見る
○松前達郎君 これはいずれ出てくるのですかね、国会にも。
○松前達郎君 何か戦時中の総動員令みたいな感じをちょっと持つのですけれども、しかしこれはそのときにまた大いに議論しなきゃいけないことだと思います。  そこで、ちょっと話が変わりますけれども、防衛庁の予算の関係で、これもまたがって大平さんがアメリカを昨年訪問したときに、防衛費の伸...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、人件費がもしかベースアップがあれば、あるいは油やその他の物資が値上がりをすれば、これは油の使用量を抑えるわけにもいかない場合にはやはりそれだけ金が要るわけですね。その結果として、偶然九・七%になっていってもこれはそのときの問題であるというふうに解釈して...全文を見る
○松前達郎君 それから、レビンという人、これはアメリカのカール・レビン、上院の軍事委員会の委員だと思います。この人がいろいろと防衛分担について具体的に対日六項目を出してきているという報道があるわけなんです。その後予算委員会の中でもいろいろとこのことは取り上げられたと思うんですが、...全文を見る
○松前達郎君 これは国会の委員会の場でなかなか言いにくいということかもしれません。どうもいつも、何も防衛庁だけじゃないんですが、正式にまだ言われてないからということがよくあるんですが、大体こういう情報というのはもう皆さん十分御承知なんですよね。ですから、これについてもこういうこと...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、その兵力という数においてはいま申されたようなんですが、その装備というのは一体どういう装備かわかりませんか、そういうことは。そのぐらいのことわかってないですか。
○松前達郎君 それからもう一つお伺いしますが、それに関連して上陸用の艦船、何と言うんですか、専門的に言うと強襲何とかという名前。こういうものはその付近には存在するのですか。
○松前達郎君 それからもう一つは、飛行場をつくってあるという情報がありますね。これについてはどの程度の大きさなんですか。
○松前達郎君 いまこれお伺いしたのは、そのキリアン中将の発言というのが北方領土に関連して発言しているんですね。樺太とかその他は含まれてない、もちろんそうなんです。ですから、そういうことで一体どの程度なのかなということで、これはもう参考のためにお伺いしたわけなんですが、たとえば飛行...全文を見る
04月16日第94回国会 参議院 外務委員会 第3号
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○松前達郎君 最初に条約等について幾つかお尋ねをして、その後日昇丸の事故関係の問題、またその他についてお尋ねをいたしたいと思います。  この条約ですが、万国郵便連合というのが三十九の理事国からなる執行理事会を持っている、大会開催国というのは理事会の議長国となる、こういうふうに中...全文を見る
○松前達郎君 理事会の開催国と次回の理事会の開催国ですね、これは自動的に決まっているのですか、それとも何かほかの方法で決めていくのか、そういうことと、それから国際事務局というのがありますけれども、国際事務局とわが国の関連ですね、人を出したりするかどうか、そういういろいろな問題があ...全文を見る
○松前達郎君 それから今度は理事会の権限のことですが、その一つに「国際郵便業務に関係のある行政上、立法上及び司法上の問題を研究し、その研究の結果を加盟国の郵政庁に通知すること。」また、さらに研究の実施並びに加盟国の承認を得るための報告書作成等について国連との接触その他の接触を行う...全文を見る
○松前達郎君 と申しますのは、郵便物等の内容チェックの問題ですね、この問題と関連があると思うのですが、これは三十六条、三十七条あたりにもそういうことが出ておりますけれども、これらについて検討したことがあるのか、もう決まっているから検討する必要はないということですか。
○松前達郎君 郵便物の中で個人から個人への郵便ですね、これは情報伝達活動だと私は思いますけれども、これについて政府機関が内容をチェックするというふうなことがあるとすれば、この点はよほど慎重にやらなきゃいけないんじゃないか、こういうふうに思うのです。私も経験したことがあるんですが、...全文を見る
○松前達郎君 それから今度国外から日本に送られてくる郵便物ですね、これらについての問題なんですが、関税との関係でチェックが行われる、こういうことが往々にしてあるわけですね。この点一体どういうふうな方法で行っているのか、その判定の内容ですね、どういうふうな基準で判定をしているのか、...全文を見る
○松前達郎君 信書であるかどうかの判定というのは、それは郵政の方で行うんですか。
○松前達郎君 それからもう一つは、為替の問題がこれ出てくるんですけれども、為替というのはこれはレートがしょっちゅう変動しているわけですね。このレート変動に伴う決済というのはこれは相手国がやるんですか。どういうふうにして実際にやっておられるんですか。
○松前達郎君 それと、これは今度は外務省だと思いますが、この条約の一番最後、いろいろな書類をいただいた一番最後を見てみますと、署名国百三十四カ国、いまの状況では百三十四というふうに言われておりますが、その中で北朝鮮を未承認と、括弧して書いてあるんですね。この理由は一体どこにあるの...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、外交関係がないからというのが一つ、それともう一つは、南北の朝鮮が分かれているからと、そしてその朝鮮側の理由ですね、これは一つのね。その二つが理由だということでよろしゅうございますか。
○松前達郎君 わかりました。  それでは条約等についてはそのぐらいにしまして、今度は原潜の問題なんですけれども、この事故が起きてから今日までの間の経過をずうっと並べてみますと、何かちぐはぐな状況が非常に多く出てくるわけなんです。これはやはりこの辺がはっきりしませんと、恐らく国民...全文を見る
○松前達郎君 そうすると、最初からちょっといろいろとお伺いしたいのですが、まず最初、普通海難の場合は、船の場合、緊急信号を出すわけですね、SOSを出す。新聞によればこれが出る暇がなかったというのですが、確かにこのSOSは日本のあるいはその周辺にいた船舶も含めて傍受していないのかど...全文を見る
○松前達郎君 それではこの事故を初めて知られたのはどういうところから知られたのですか、いつごろ知られたのですか。
○松前達郎君 そうすると海上自衛隊の方からの通信だったわけですね。
○松前達郎君 海で一般的に軍事的な演習を行う場合というのは、普通は、大体大がかりな演習だけかもしれませんけれども、海域を通告することになっていますね。そういったような通告、二、三私も前に経験がありますけどれども、そういった通告に関しては、こういったものについては全然なかった、この...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、もしかこれが演習だとすれば、公表された演習の対象といいますか、演習ではないということになるんじゃないかと思いますが、そうすると、その次は通告といいますか、通知を受けてから海上保安庁はどういうふうな対処をされたか、その点をお伺いしたいと思います。
○松前達郎君 こういったような事故が、原潜の事故だけじゃなくて、その他米艦船との事故、これが大分起こっているということをいろいろと報道もされておるわけですが、これらの事故については海上保安庁としては把握されておるわけですか。  たとえば油送船ですからこれはまたちょっと種類が違い...全文を見る
○松前達郎君 その辺で、やっぱり民間の船ですからね、事故を起こしているのは。ですから、当然これは海難として取り扱うべきものであろう。それで、そういったものを、相手がたとえば米国の艦船であった場合、往々にして何かうやむやのうちに葬り去られてしまうような感じもしないではないんですが、...全文を見る
○松前達郎君 いろいろいろいろというのがどうもはっきりわからないんですが、そういった報道というのはこれは何人もが言っているわけですから、当然内容的にはそうめちゃくちゃなことを言っているわけじゃないと私は思っておるんですが、この潜水艦がたとえば作戦活動をする、それに伴って訓練をする...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、その遭難現場をこれがたまたま通りかかって、それで発見をしたということなんですが、何というんですか、船でゴムボートを探すというのは、この部屋の中から針の先を探すようなもので、大変な作業だったと思うのですけれども、これは偶然ですか。
○松前達郎君 信号弾が上がっているのを発見したということですね。そうしますと、この二つの護衛艦というのはスピード、巡航速度はどのぐらいなんですか。
○松前達郎君 ふだん十二・三でもって、佐世保へ帰るのに十二・三で走っていたと、こういうことですか。
○松前達郎君 そうしますと、時間からいきますと、これは計算すれば出てくるんですが、大体奄美大島からの距離というのは遭難現場まで約三百五十キロぐらいですね、それで割っていきますと、たとえば十五ノットで走ったとすると十四時間で行ってしまうわけですね。十二ノットにしても十八時間ぐらいじ...全文を見る
○松前達郎君 そうすると、途中で進路を変えて少し蛇行していったということになりますね。
○松前達郎君 そうしますと、大体途中距離がかかっているからそのぐらいの時間にその付近をたまたま通りかかった、そうしたら信号弾が上がったから救助をしたと、それで救助をしたと、それで救助をしていろいろ聞いてみたらどうも衝突事故であるということになるわけですね。それで、その事故がわかっ...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、今度の事故に関しては、いまの第一報とおっしゃった、これが一番最初の通知である、連絡であると、こういうことになりますね。
○松前達郎君 その後はその情報はすぐ防衛庁へ入ってきたんですか。
○松前達郎君 いまちょっと質問したのは、その辺の時間がえらくこうちぐはぐなところが幾つかあったわけですね、後から見てみますと。そういうことでその順序が一体どうだったのか。  外務省の方はいかがですか、北米局長の方への連絡があったという話も聞いておりますけれども。
○松前達郎君 わかりました。  情報がどうもあちこちからいろいろ入ってきているから、その辺が整理するところがなくて、一遍まとめてみると非常にちぐはぐになっているというふうな感じを私、持ったものですから、それで質問さしていただいたんですが、これは外務大臣、今後こういったような問題...全文を見る
○松前達郎君 その辺はひとつ、先ほど来お話も出ておりますけど、はっきり主張しておいていただきたいと思います。  それともう一つ、今度は防衛庁にまたお伺いしますけど、前に私、予算委員会の最後の段階でも申し上げたのですけども、日本の近海、周辺の海域でもって原子力潜水艦が非常に行動を...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、攻撃を受けたら全部奇襲だということになりますね、ふだんやってなければ。その辺がまたいろいろ問題で、これは後でまたいずれの機会かにいろいろとお伺いしておきたいと思うんですが、たとえばソナーなんかを使って潜水艦探知をする、たとえば三海峡封鎖なんといういろん...全文を見る
○松前達郎君 それは津軽海峡、これは一番やりやすいところだと思うんですね。対馬その他ありますけれども、それは当然やっておられると私は思っていますが、そこでこういったようなことに関して今後もやはり起こり得る可能性があるわけですね。相当潜水艦が、数は大したことはないけれども、行動範囲...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、わりと広い範囲を防衛として考えておられる。その対象というのはたとえば商船ですね、先ほどちょっとお話出ましたが、たとえばタンカーとかそういったものの、いわゆる一言で言えばシーレーン防衛になるかもしれませんが、そういったものの安全を確保するための防衛なのか...全文を見る
○松前達郎君 それからもう一つ、これはお考えをちょっとお聞かせいただきたいのは、シーレーン防衛とよく言いますけれども、こんな広い太平洋の中を走っている船、航行している船を防御するなんということはどんなことをやっても私はできないと思うんですね。たとえばアメリカ、ソビエトより以上の防...全文を見る
○松前達郎君 今度の原潜については完全な核搭載の原潜である――搭載してあるかどうか知りません。これはグアム島に基地があるわけですね。ちょっと古くなった潜水艦だというふうに言われてますが、この「ジョージ・ワシントン」は海中にひそかに潜航してひそんでいるのが目的である、あるいは常に場...全文を見る
○松前達郎君 それは、たてまえはそうかもしれませんけれども、どうも、今回の事故で初めてじゃないんですが、原子力潜水艦の行動とかいろんな面を考えてみますと、いろんな情報を集めてみると、どうやらそんなことを言っていられないような状況じゃないかと私は思うわけなんですね。日本近海でいろん...全文を見る
○松前達郎君 それは、どうも日本の外交を見ますと非常にたてまえははっきり、すっきりしているんですけれども、どうもいつも諸外国に先を越されて、裏の方じゃ非常に違った方向に動いているのを気がつかないというような感じもなきにしもあらず。アメリカあたりですと外交そのものはやはり二本立て、...全文を見る
04月21日第94回国会 参議院 外務委員会 第4号
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○松前達郎君 最初に条約等について、特に文化協定にしぼってお伺いをして、その後で前回お伺いをした中でちょっと腑に落ちない点が幾つかありました、これは日昇丸のことですが、それについてお伺いしていきたいと思います。  最初は、現在文化協定を日本と結んでいる国ですが、たくさんあるのじ...全文を見る
○松前達郎君 その内容なんですけれども、いま十九カ国ですね、この内容は、きょうここで討議しておりますオランダ、ギリシャ、この両国の文化協定と比べまして大体同じような内容ですか。
○松前達郎君 そうしますと、いまおっしゃった中に入ってないのは、これはソビエトが入ってないわけですけれども、このソビエトに関しては、以前に文化協定を結ぶ寸前のところまでいっていたというふうなことをちょっと聞いたことがあるのですが、このソビエトとの文化協定のいままでの経過、どういう...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、ソビエト側からの回答が来れば、一応その検討を始めようと、こういうことに解釈してよろしゅうございますか。
○松前達郎君 種々の情勢を検討しながら進めるということをいまおっしゃったのですが、それと、いまそういったそれを進めていくような状況にないというのは、やはりこれは日ソの外交の問題ですね、そういうものが絡んでくる。とにかく一言で言えば文化交流も戦略の一つだと、こういうことになるわけで...全文を見る
○松前達郎君 民間ベースの枠組み、政府と民間ベースとの枠組みの中で検討するということなんですが、問題は民間よりも政府側にあるのじゃないかと思うのですね。  それで、前にもちょっと外務大臣にもこちらで質問さしていただいたことがあるのですが、外交というものはやはり多面的な面を持って...全文を見る
○松前達郎君 それではソビエト側の出方待ちというかっこうに受け取れるのですけれども、これはソビエト側がそういうふうに出してくるかどうか、これはちょっとわかりませんけれども、文化交流に関してはできるだけ体制を乗り越えてやっていった方がプラスになるのじゃないか。まあ経済とかその他の面...全文を見る
○松前達郎君 いまのは後で質問させていただくことの関連もあったものですからちょっとお伺いしたのですけれども、それでは次に移ります。  さっき申し上げましたように、実は、昨日現地の鹿児島へ行きまして調査をしてきたわけなんですが、その結果も含めて、この前質問さしていただいたことでま...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、対潜用の船であるということになりますと当然ソナーも持っているでしょうし、それからアスロックというのがありますね、アスロック、これも搭載しているわけですか。
○松前達郎君 そうしますと、当然海の中と、それから海上ですね、これの警戒に当たるわけでしょうから、航空機用のレーダーももちろん持っているわけですね、このレーダーに当時上空を旋回していたと言われているP3Cですね、これについては認めているのかどうか、その辺はどうでしょうか。
○松前達郎君 そうしますと、キャッチしたのはいまの甑島のレーダーサイトがキャッチをした、それだけだということになりますね。  そこで、これも運輸省の方なんですが、フライト・プランがもうすでに出ていたということですね、後から検討したら、多分そのP3Cではないかというふうなことが言...全文を見る
○松前達郎君 それで、その辺からいろいろと事故のあった後の問題についてどうも食い違いが出てきておるわけなんですね。というのは、乗組員の証言と、それからP3Cが哨戒、哨戒というか、上空を飛び回っていたにもかかわらず認められなかった、遭難した人を発見できなかったということとか、あるい...全文を見る
○松前達郎君 遭難乗組員の話を伺いますと、事故があった後、沈没した後も各種の音が聞こえた、これはもう新聞その他でもさんざん報道されておりますが、夕方にも再び潜望鏡が確認できた、こういうふうなことを言っておるわけですが、しかもP3Cが上空を旋回していた、こういう点から言いますと、ど...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、乗組員がそれぞれ口をそろえて言っておられるいろんな音がしたということ、これは御存じですね。
○松前達郎君 それから、音だけではということですが、音がしたことは事実なんですね。事実というか、証言に出ているわけですね。しかも、海中を何かが走るような感じの音、これは恐らく静かなところで漂流していたわけですから、当然これが間違いだとも言えない面があると思うんですね。そういったよ...全文を見る
○松前達郎君 それからもう一つ、北米局長がおっしゃったんだろうと思いますが、原潜は通常活動、いわゆるルーチンオペレーションをやっていたのだと、こういうことをおっしゃっていましたが、これはアメリカ側からそういうふうなことの連絡があったんですか。
○松前達郎君 その現場の近く、この海域のちょっと北の方になると思いますが、アメリカ軍の演習海域があるんですね、フォックストロットという海域だと思いますが、この海域で演習を行うということを前提としてどうも行動していたのじゃないかということも考えられるわけですね。それと、たとえば音が...全文を見る
○松前達郎君 もう一つ伺っておきたいのですが、アメリカ側の回答というか、状況についての説明の中では、遭難者を乗せているゴムボートも発見できなかった、捜索活動はある程度やったというふうなことを言っているのですが、P3Cというのは、上空を飛んでいて、わりと低空を飛んでいたと思うのです...全文を見る
○松前達郎君 すると、今度は運輸省にお伺いしたいのですが、フライト・プランについては、常にこういった飛行、P3Cの飛行も含めて事前にやはり出しておく——これは民間航空機との接触事故なんかあると大変ですから、そういう意味も含めてだと思いますが、そういうふうな慣習になっているわけです...全文を見る
○松前達郎君 すると、防衛庁の飛行機については、航空自衛隊についても同じだと解釈してよろしゅうございますか。
○松前達郎君 そういうふうなことをずっと伺ってみまして、これは調査の結果全体がまとまっていないので、まだはっきりわれわれとしても考え方がまとまらないのですけれども、そうしますと、いまおっしゃったようなことを総合してみると、もっぱらこれはアメリカ側のミスといいますかね、まあ日本の防...全文を見る
○松前達郎君 それから、ゴムボートを海中に投げ出して——これは普通の救命ボートも持っている船なんですね、ところが、そいつはどうもふだん動かしたことないから、全然振り出しができない。振り出しというか、外に出せないのだろうと判断して、時間もなかったと、しようがなくてゴムボートを外にほ...全文を見る
○松前達郎君 では最後にちょっと要望をしておきたいことがあるのですが、先ほども申し上げましたけれども、こういった事故等の通報、救助対策、こういうものについての総合的な検討をひとつしていただきたいのが一つ。  それからもう一つは、最近与論島付近や東シナ海のルートというのは非常に交...全文を見る
04月24日第94回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第5号
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○松前達郎君 それでは、新技術開発事業団法の一部を改正する法律案、これについて幾つかの質問させていただきますが、中川長官にまずお伺いしたいんですけれども、私これについて少し遅かったんじゃないかと思っているぐらいなんです、こういうふうな考え方が前向きに出てくるのが。というのは、わが...全文を見る
○松前達郎君 若干遅いということなんですが、遅いか早いがその辺については別にまた置いておくことにして、ぼくはもう十年以上遅かったんじゃないかと思うんです。しかし、こういうことが新たに取り上げられたのはいいことだと私は思います。  そこで、いままでの状況をずっと振り返ってみますと...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、輸出もある程度伸びてきているということになりますか。いまのパーセンテージは、輸入が減って輸出が伸びるとがくんと変わってきますけれども、輸出の絶対的な額もわりとふえてきていると……。
○松前達郎君 そういうことですね。そうすると、その内容をちょっとだけお伺いしますが、大体どういうところへ輸出されているか。たとえば開発途上国なのか、あるいは先進国間での輸出なのか、それだけちょっと。
○松前達郎君 でもふえてきているということですから、少しは希望が持てるんじゃないかと思うんです。  新技術の開発でここに幾つかのテーマ、予測される四つのテーマですか、これもちょっと拝見をいたしておりますが、どうしてもこれから必要な新しい一つの研究あるいは開発をやるときに常にひっ...全文を見る
○松前達郎君 材料技術といえばもう材料技術そのものだと思いますから、先ほど申し上げたような基礎的な面の開発ですね、これがこの中に含まれている、これも結構だと私は思っております。それと同時に、これだけで全部じゃないでしょうから、あと毎年毎年新しいテーマ見つけてやっていかれるんでしょ...全文を見る
○松前達郎君 まさに人を集めるとき、適当な人が集められるかどうかというのが一番むずかしいので、私は適当な人材が集まって、その進め方が適切な進め方であれば、もう成果はある程度出ると思っているんです。その点、最初のスタートが非常にむずかしいんだと思いますが、そこのときにアンケート調査...全文を見る
○松前達郎君 この委員の任命は里事長が行うというふうになっているんですが、そういった審議会委員をどういうふうに選考されるのか、その辺ちょっとお知らせいただきたい。
○松前達郎君 そうすると、そういう方々が委員で推進の母体になっていくわけですね。さらに総括責任者というもの、総括責任者は、英語で言うとプロジェクトリーダーでございますね、これを指定するということなので、これは選ばれた方々の中から指定する、まず指定して選ぶと、それどっちなのか。ちょ...全文を見る
○松前達郎君 開発の基礎的な特許だということですが、原理特許みたいな、それに類似の特許だと思うんですね。そこまではいまおっしゃったようなことしか手はないんじゃないかと思うんですけれども、それに付随していろんな関連特許がその後続々と、恐らく一つのものを押さえるには特許一つや二つじゃ...全文を見る
○松前達郎君 いまさっき言われました四つの、ちょっと資料もいただきましたが、四つのプロジェクトというのは、これができたら大変なことになるんですね。恐らく世界じゅうの技術をあっと言わせるような物すごい出来事だと私は思うんです。できることを祈ってはおります。  こういった大きなプロ...全文を見る
○松前達郎君 それだと、大体まとめという感じになりますね。ある程度やっていた人、ある程度成果が認められていた人たちを集めてきて、全体を総まとめにして一つのものに仕上げていく、その期間が五年というんですね。まあそのぐらいだったらできるんじゃないかと思います。  それからもう一つ、...全文を見る
○松前達郎君 それでは、事業団関係についてはこれで大体終わらしていただきますが、いずれにしても、これは最初の試みですから試行錯誤もいろいろ出てくると思いますけれども、その辺は臨機応変にいろいろと有効な手段を考えながらやっていただきたいというふうに思うんです。  今度は長官、いま...全文を見る
○松前達郎君 専門家がついていると言うんですけれども、作業員も専門家なんですよ、作業することにおいては。ですから、要するに何と言いますか、原子力の事業に関する規定、法律いろいろありますね、規制法その他。そういったものも含めて、安全に対する観念とかそういうものの教育が足らないんじゃ...全文を見る
○松前達郎君 その辺少し事務的じゃなくて、もうちょっとがっちりと、ここだけじゃないですよ、起こったところだけやったって今度そこが直ったけれどもほかが起こりますから、起こる未然の策として少しその辺考えていただいて、技術的にどうのこうのということは、これはまたいろいろと問題がほかの委...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、提案したというところで具体的にまだ決まってないと、そういうことですね。青森県知事がもしか外洋母港をつくるとした場合、これは五年ぐらいかかると言われているんですね、簡単にはできないと思うんです。その間どっか持っていって置いておかなきゃいけませんから、当然...全文を見る
○松前達郎君 仮母港の中でやるなということだと書いてあったんでね、これはやはりひとつの条件として提示されたんじゃないかというふうに私は思うんです。しかし、やらないとなるとまた延びるんですね、五年間。そういうことですから、その辺また頭の痛いところでしょうけれども、しかし、問題はたく...全文を見る
○松前達郎君 まさかやめるとおっしゃらないと思いますから申し上げたんですけれども、かかってくるのはいつも母港問題とか、そういうことが非常に多いのです。人間等の信用の問題とか、そういった問題がほとんど絡み込んだ問題です。  これは原子力発電所の立地の問題も同じですけれども、そうい...全文を見る
05月12日第94回国会 参議院 外務委員会 第7号
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○松前達郎君 日米首脳会談が行われたわけでございますが、どうも外務大臣大変御苦労さまでございました。まあこの首脳会談の全貌については、もうすでに報道等によってわれわれもある程度承知しておるわけでありますが、参議院の方は本会議での正式な報告をまだ伺っていないわけであります。  そ...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、共同声明の中に盛られているのを見ますと、対ソ共同政策、これ二番目になろうと思いますが、対ソビエト政策というものが共同声明の相当前の部分に、二番目に出てくるわけですね。ですから、これについては相当共同声明としては重要視しているのだというふうに解釈をされる...全文を見る
○松前達郎君 それから冒頭の方に、これ衆議院の外務委員会でも恐らく質問があったのじゃないかと思いますが、「同盟関係」という言葉を使われておるわけですね。「関係」とついておりますが、「同盟関係」。これは恐らく共同声明の場合ですと、日本語とそれから英文と両方でもって発表されるのだと思...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、これはまさに「同盟」というふうに訳してあるわけなんですが、このアライアンスというのは一体どういう意味か。これはちょっと解釈のしようによって違うかもしれませんが、一般的には、二つまたはそれ以上の国家が相互援助と防衛のために形成する連合と、こういうふうに一...全文を見る
○松前達郎君 集団自衛的な考えを持たないで、この「同盟」という言葉を使うのに合意したと、こういうふうなことだと思いますけれども、これは、大体この言葉はアメリカ側から提示された言葉だというふうに言われていますが、事実そうでしょうか。
○松前達郎君 日本側としてはそういう解釈をしているとおっしゃるわけですが、アメリカ側も全く同じ解釈をしているかどうか。これはどうもちょっと確認できないのでわかりませんけれども、この共同声明というのは全世界に発表するわけですね。そうしますと、やはり他の国々が恐らく英文で見るのじゃな...全文を見る
○松前達郎君 そういうふうにおっしゃるのですが、総理がプレスクラブでの記者団との会見のときの記者団の質問に対して、防衛努力について述べられておるわけなんですが、その中で、日本周辺海域数百海里、シーレーンについては千海里と、こういう具体的な数字が出てきておるんですね。これは前にも私...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、この日本周辺海域数百海里、シーレーンについては千海里というのはもうあたりまえのことで、今後こういう体制をとっていくと、こういうふうに発表されたというふうに理解してよろしゅうございますか。
○松前達郎君 そうしますと、このシーレーンというやつですね、これ一体どういう、大体航路帯というふうなことだろうと思いますが、どういう範囲を指して言っているのか。シーレーンというのは、船ですから道路ができているわけではないんですから、当然船は自由に航行するわけですね、太平洋の上を自...全文を見る
○松前達郎君 しかし、その航路が決まっていないのですから、結局はあっちこっちにみんな出ていったら全部弧を描いたのと同じことになるわけですね。その点いかがですか。
○松前達郎君 そういうふうに言われればそれっきりになってしまうのですけれどもね。またもう一つ数百海里と言うんですね。数百海里というのが、数百海里というと千海里までの寸前まで含むわけですから、私はその二つの文章を重ねてみると、結局は千海里半径ぐらいのところですね、すべての海域という...全文を見る
○松前達郎君 これは報道ですから、果たしてどうかわかりませんが、監視機構の分担ですね、監視機構。これは恐らく対潜あるいは対空の監視機構だと思うのですが、こういう分担を挙げているというふうに報道されているのですが、これは事実でしょうか。
○松前達郎君 そうしますと、正面切ってそういうことを言われたことはないというふうに解釈していいわけですね。  それから、時間がもうほとんどありませんが、アジアの平和のところで、共同声明ですが、朝鮮半島における平和維持の促進について触れているわけなんですが、この促進という意味です...全文を見る
05月14日第94回国会 参議院 外務委員会 第8号
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○松前達郎君 最初に航空関係、国際民間航空条約改正の議定書並びに日本・フィンランド航空協定に関連してお尋ねをしたいと思うのですが、国際民間航空条約改正議定書というのは、これについては加盟国の数字を直す、訂正するということですから、そういうふうに理解しておりますが、これはそのとおり...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、これについてはそう大して問題ないと私ども思っておるわけです。  それでさらに日本とフィンランドの航空協定、これは新たに締結をする協定である、こういうふうに理解をしておるわけですが、この種の協定がわが国と外国の間に一体どのくらい結ばれているのか、その点...全文を見る
○松前達郎君 各国とそれぞれ航空協定を結んでいくというのは、相互の友好関係その他の点でこれは結構な話だと私は思うのですけれども、結んだ以上外国の航空機がわが国に乗り入れてくるという問題があるわけなんですが、こういう協定をするときに、空港のいまの、そうじゃなくても国際空港そのものが...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと国際空港の事情ですね、これはたとえば、この東京付近だと成田国際空港、その空港の機能といいますか、受け入れ可能な一日の便数とか、そういうものについてもある程度検討しているのかどうか。
○松前達郎君 その点十分打ち合わせしておきませんと、今度どんどんふえていった場合国際空港が不足をするという状態になりかねない。ですから、これは運輸省の担当だと思いますけれども、国内空港の資格を国際空港に上げていくという問題も含まれてくるし、そうなりますと、やはりそれ相応の設備等の...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、これもその両国間の問題、日本とそれぞれの国の問題ですから、その国との話し合いの中でそれぞれの国内法に照らし合わせた改正をするということであれば、これも私は問題がないのじゃないかと、かように思っておるわけであります。  そこで、航空にちょっと関連する問...全文を見る
○松前達郎君 外務大臣そういうふうにおっしゃるのですが、全般的に見ますと、幾つか例を挙げてもいいですが、どうもアメリカの外交戦略というものに巻き込まれた感じがするわけなんですね。例を幾つか挙げますと、たとえば自動車問題にしても、アメリカ側は日本に対して自動車の輸入規制をするとは言...全文を見る
○松前達郎君 その点、かねがね非常に意見が違っている、アンバランスが中にあるということですね。だからこれについては、これはなかなか、さっき申し上げたようなアメリカ国内の動きもあることですから、相当強硬に申し入れなければならないと私は思っているわけで、その点もひとつ理解しながら進め...全文を見る
○松前達郎君 外務大臣がその会談に際して、会談の進行をスムーズに行うということは、これは大変な役割りであり、その点は重々わかるわけですけれども、この中で最近盛んに論議されている同盟問題というのが新たに出てきているのですね。この同盟という言葉が安保を通じてかねがね演説その他で用いら...全文を見る
○松前達郎君 そうすると、整備するからにはその具体的な目的がなけりゃいけませんね。防衛という言葉で一言で言えばそれっきりなんですが、具体的に何を対象にして防衛するのか、その点をお伺いしたいのですが。
○松前達郎君 そうしますと、ここで空域防衛力の問題が出てくるわけですね。対潜の場合はP3Cとかそういうものを使って警戒をする、P3Cそのものは攻撃能力を持っているわけですから。そういうことでP3Cを中心に、あるいは護衛艦を中心にやれるかもしれないけれども、空の防衛については、やは...全文を見る
○松前達郎君 運用第一課長は、どうもその問題の専門じゃないということだと思いますけれども、その点はいずれ機会を見てまたお伺いすることにして、次に日昇丸について。  これも日米関係の一つのプログラムの中における予期しないできごとだったと私は思うのです。だから、これは政府も大変あわ...全文を見る
○松前達郎君 ある外国の外交官が私に、これは衝突でないかもしれないということを言ったのです。私は、それが正しいかどうかわかりません。仮想標的艦として使ったのじゃないかということを言っている人もあるのですね。だから調査しないと、そういうことを言われてもそれはそうじゃありませんという...全文を見る
05月21日第94回国会 参議院 外務委員会 第9号
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○松前達郎君 国際情勢、最近どうも、特に日米間の問題が非常にたくさんの問題を抱え込むような状況になりつつあると私は判断をしておるわけですが、特にこの前の首脳会談のいわゆる日米同盟という問題ですね。それからさらに今回はライシャワー教授の発言に関しての非核三原則の問題、こういう問題が...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、当然有事の際、日本が核の攻撃にさらされるというふうなことになった場合には、もちろんアメリカは安保条約に基づいて日本に対する核攻撃に対する報復といいますか、それをアメリカが行うと、こういうふうに解釈していいのかどうか、その点をひとつ。
○松前達郎君 そうなりますと、核のかさの中に入っているわけですね。これは前から言われているとおりですが、そういう核のかさの中に入っていながら、しかも日本が核攻撃を受けたときにアメリカに核報復を期待するということであるならば、核の一時立ち寄り、たとえばアメリカ軍の艦船の核搭載艦の日...全文を見る
○松前達郎君 その点何か言葉のあやみたいな感じがするのですけれども、先ほど申し上げたように、核による攻撃を受けた場合の報復措置としてアメリカの核が発動すると、こういうことになれば、これは平時の場合と有事の場合と違うかもしれませんけれども、しかし、いまの核戦略からいきますとこれは平...全文を見る
○松前達郎君 持ち込みという問題についての解釈の仕方は、後でまたちょっとお聞きしたいのですが、現在の核戦略として、たとえば米ソ間の核の保有の問題とか、いわゆる全般的に言えば軍事力、こういったようなものが均衡を保つ中で平和を保っていこう、要するに核による抑止力というもので平和を何と...全文を見る
○松前達郎君 その点、どうも私と解釈が違うので、いわゆる核戦略そのもののスケールの大きさですね、それから常日ごろの核戦略の体制、こういうものを見たときにはどうもいまの理屈は通らないのじゃないかと私は思うのですけれども、それはそれで意見の相違ですから。  そこで、日米間の政府同士...全文を見る
○松前達郎君 これは大臣ちょっともう十分御承知だと思いますが、私もアライアンスという言葉に対してこだわるようですけれども、この解釈について字引を引いてみたわけです。そうしますと、こう書いてあるのですね。二つまたはそれ以上の国家が相互援助と防衛のために形成する連合と、こういうふうな...全文を見る
○松前達郎君 そこで、言葉のずれなんだといえばそれっきりになってしまうのですけれども、解釈の仕方という問題が非常に重要だということに私は思っておるわけですが、先ほど北米局長が言われた中で核持ち込みの問題ですね、これについて、持ち込みというものについての解釈の仕方がどうも違っている...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、日本側としてはそういうふうに考えている、ところがアメリカの、これは政府筋じゃないでしょうが、ライシャワーさんの解釈というのがどうもそうではないということになるわけなんで、そこで問題になってくるのは、このイントロダクションという言葉なんですね。これはイン...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、このイントロダクションというこのイントロダクションについては、すでに公式の場所で議論をされたと、たとえば日本の文章をただ事務的に訳してそういうふうにしたのじゃなくて、イントロダクションの言葉の意味については十分協議されているのだ、協議された上でこのイン...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、その事前協議についてという、その外務省から国会に出された文書があるのですが、これはこの中の二番目に「「装備における重要な変更」の場合」というのがあるわけですね。その内容は、「核弾頭及び中・長距離ミサイルの持込み並びにそれらの基地の建設」というふうに書い...全文を見る
○松前達郎君 では昭和五十年にこの内容のものをアメリカ側に提示されたと、その提示する場合は当然これは英文で提示されておるわけでしょうが、そのときにこの持ち込みというのをイントロダクションということにして提示されたのかどうか、その点をお伺いしたいのですが。
○松前達郎君 そこに一つの用語の解釈の――公式にこのイントロダクションを使ったということになりますから、当然アメリカ側としては日本語との差があるものを承知しながらそのイントロダクションを読んだわけじゃないと思うのですね。イントロダクションというものを、イントロダクションという文字...全文を見る
○松前達郎君 訳はその字引によって違うかもしれませんけれども、私が引いたら、さっきの採用という言葉ももちろん入っておるわけですね。ですから、その辺微妙なところだと思いますが、いずれにしても解釈の相違ですね、これがどうも今度の問題の基本になっているし、しかも解釈にどうも相違がある。...全文を見る
○松前達郎君 アスロックのことだと私は思うのですが、横須賀に入港した艦船が浸水をしてというこれは新聞記事ですね、これはしかし確かに向こうは核魚雷だというふうに言っているわけでしょう。
○松前達郎君 非核両用ということですが、当然核の搭載可能の魚雷ですね。しかし、いまの現在の核戦略から言って核を搭載しないということはどうも考えられない、そういう面から確認ができないので、これは幾らあれしても、核を積んだか、積んでいるか、積んでいないかと言っても、向こう側は、アメリ...全文を見る
○松前達郎君 いまの事前協議の内容については、どうも常識的に見て私はまだ理解できないわけなんですけれどもね、しかしこの一連のいろいろなものが出てきたその流れをずっと見てみますと、これはライシャワー氏の発言ももちろんそうなんですが、どうもアメリカの外交プログラムの一つだと私は考えて...全文を見る
○松前達郎君 どうも最近新聞等で、新聞の報道ですけれども、防衛費の問題でも、いままでの枠を破って、ちょっともっと上に出ていくというふうな話もぼちぼち、もうすでにプログラムに従って、私の言い方によれば出てきておるわけですね。そこへもってきて今度、防衛に関する会談、協議が行われるわけ...全文を見る
○松前達郎君 外交問題というのは非常に複雑で、常に動いておりますし、あらゆる角度から検討しながら進めなければならないので大変だと思いますけれども、いま申されたように、やはり余り単純過ぎて、ただ単純でお粗末というわけにはとてもこれはいかないのじゃないか。どうも最近のを見ると、単純で...全文を見る
05月22日第94回国会 参議院 科学技術振興対策特別委員会 第6号
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○松前達郎君 ただいま敦賀の原発に関連して、御報告を承ったわけであります。また同時にパンフレットもいただいたわけなんですが、ここにも一連の事故についてある程度書いてあると思うんですが、敦賀原発に関しては、どうも次々と事故が判明をしてくる。これで終わりかと思うとまた一つ出てくるとい...全文を見る
○松前達郎君 次々といまだけで八つありますね、項目で。そういうふうに次々と出てきたということなんですが、そこでさっきの五月十八日に通産省から出されました最終的な報告、敦賀原子力発電所事故に関する報告ですが、これによりますと、その冒頭に、(4)というところですね、ここに「いずれの事...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、簡単に言えば、基本にかかわるものというのは、リアクターそのものに関する、原子炉本体に関する安全設計の概念、そういったような意味で使われているということですね。それから、かかわらないものというのは、ちょっと表現がおかしいかもしれませんが、それ以外のものに...全文を見る
○松前達郎君 また同時に、今回伸一連の敦賀の原発事故について見ますと、いまおっしゃった日本原子力発電の管理体制がどうもずさんであったということもあろうと思うんです。そういったことが原因であるということだけではなくて、これはまた監督官庁である通産省の安全審査あるいは検査などの体制、...全文を見る
○松前達郎君 いま責任を感じているということをおっしゃいましたけれども、まさに許認可その他を含めて、通産省の方が今後責任を持つわけですから、その点ひとつ十分反省しただけじゃだめなんですけれども、対策等も考えていただきたいんです。  この一連の事故の原因と、それからさらに報告義務...全文を見る
○松前達郎君 具体的な問題として質問をさせていただくんですけれども、一般排水路の上に廃棄物処理の建屋を建設をする、増設をするというんですか、この認可を通産省がしていると私は理解しているんですが、行政上の問題として、今後の改善にとって、これらの認可のための確認というものが非常に重要...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、いまおっしゃったことでは建物そのものを建てることは対象にならないということで理解していいと思うんですね。いわゆる建築の問題ですね、いかがでしょうか。
○松前達郎君 建屋の内容については、今回の場合、スラッジ貯蔵タンクが設置されているわけですね。ですから、これは設備ということになるわけだと思うんです。ですから、その建物の内容の審査ですね、建物自身の構造とかそういうものは、これは建築上の問題であるから問題ないけれども、しかし、処理...全文を見る
○松前達郎君 そういうことであれば、今後安全審査というものに関する考え方を基本的に多少見直していくということも含まれるというふうに受け取れるんですけれども、先ほども言われましたように、基本にかかわるもの、これは原子炉本体の安全設計概念の問題である、その他は附属設備であると、Aとい...全文を見る
○松前達郎君 安全審査の面は、これでいいという最終的な審査の仕方というのは、いつでもいろいろ問題が新しいことですから出てくるわけですね。ですから、それに応じながら改良していくということになるんじゃないかと私は思うんです。そこで、事故が次々と出てきた。さっきもちょっと冒頭にお伺いし...全文を見る
○松前達郎君 どうもこの事故そのものがぼつぼつぼつぼつ出てくるものですから、またかまたかと思うんですね。私は最初にお伺いしたのもそういうことで、私自身も混乱したわけなんですけれども、そういったことで四月二十五日に追加指示をして、過去のものも全部出せというふうな指示をしてあるという...全文を見る
○松前達郎君 これも法律で決められていますから、当然やらなきゃいけないことなんですが、その聴聞会やったとしても、恐らく結論はもう出ているんじゃないかと私思うんです。だけれど、ここでこういうふうなことをやるんだということをおっしゃいますと、聴聞会やる前に言うわけにいかないと思います...全文を見る
○松前達郎君 原子力発電については実は原子力基本法のとき、もう何年か前ですが、そのときも私まだ十分検討すべきことが残っているんだと、科学技術庁から通産に移るときの話ですけれども、そういうことで議論したことがあるんですが、しかし、たとえば一例挙げるとステンレスパイプあたりでも、三年...全文を見る
○松前達郎君 敦賀発電所の事故に関しまして、今度は科学技術庁にお伺いしたいんですが、五月十八日、さっき提出されましたパンフレット、通産省から出された敦賀発電所事故に関する最終報告書ですね、これについて原子力安全委員会は一体どういうふうに受けとめておられるか、その点をひとつお伺いし...全文を見る
○松前達郎君 この報告書の内容なんですが、内容を見ますと、どうも通産省の規制行政強化ということが中心になっているんじゃないか。その対策がほとんどだというふうに私思うんですけれども、原子力安全委員会として、その点はいかがでしょうか、見解は。
○松前達郎君 敦賀の原発に関してはそのぐらいにしまして、今度は原子力船「むつ」に関して、長官、この前も私は申し上げたんですけれども、母港移転問題なんですが、これは新聞報道なんですが、正式決定したというふうな新聞報道がなされているわけですね。むつ市の大湊港の再母港化というのをあきら...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、最終的にある場所を設定して、そこが決まって、それで着工するというふうな合意がまだとれてないわけですね。まだ最終的にはそこまでいってない。二十四日に決着をしようと、そこで大体決まっていくということだと解釈してよろしゅうございますね。
○松前達郎君 そこで、前にも私申し上げたんですが、「むつ」が進水したのが四十四年ですね、たしか。ですから、相当な時間がもう経過をしておるわけです。時間を経過したから、この前廃船したらどうかという提案まで申し上げたんですけれども、それはできないということであれば、今後の原子力船開発...全文を見る
○松前達郎君 母港の建設については、まだ残された問題がたくさんあるというのはわかりますけれども、そうしますとそういう問題が解決して、場所も決まって全部合意して、それじゃいまから建設を始めようということになって着工いたしますが、着工後港ができ上がるのに一体どのくらい時間がかかるのか...全文を見る
○松前達郎君 港の建設は。
○松前達郎君 そうしますと、実験航海が始まるのが、すべてがうまくいったとして、二、三年後ということになりますね。
○松前達郎君 ですから、調査がすいすいといって一カ月ぐらい、そういうことはないかもしれませんが、でも、まあ二、三年以上かかるわけですね、すべてひっくるめて。それで実験航海がこれまた一カ月や二カ月じゃないと思います、数年かかるのじゃないか。そうしますと、このプログラムが最終的に終わ...全文を見る
○松前達郎君 海洋投棄の問題はいろいろ言い分が南方諸島といいますか、それぞれの国々の言い分があると思うんですけれども、ロンドン条約で直接魚をとる場所、漁場といいますか、そういうところなんだとか、日本人がとってそれを食べているから漁場なんだとか、いろいろ言い方も、見方もあると思うん...全文を見る
○松前達郎君 海洋投棄に関して、これは安全だという想像がついたらやれると、その辺がちょっと問題になるんじゃないかと思うんです。やっぱりなるべくだったら確認した方がいいんですね。ですけど、非常に深い海に関しての確認の技術というのが、まだまだ直接そこへ行って見るわけにもいかないようで...全文を見る
○松前達郎君 まあ大体海洋投棄しかないということになるようですね。  そこで、もう一つだけお伺いしておきたいんですが、最近私が入手した対談の記事で、ソビエトの原子力発電について、これは現状は皆目わからないんですけれども、それについていろいろと話をしている記事があったんですが、こ...全文を見る
05月26日第94回国会 参議院 外務委員会 第10号
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○松前達郎君 最初にいまの三条約に関連してお伺いいたしたいと思いますが、まず最初、インテルサットの特権・免除議定書に関してですね。この条約の内容を見てみますと、もっぱら職員に対する、インテルサットの業務に従事する人に対する問題が中心だと私思うのですが、インテルサットとわが国の関係...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、いまインテルサットが関係をしているといいますか、関与しているといいますか、インテルサットの関与している衛星ですね、これについては一体どのくらいあるのですか。
○松前達郎君 そこで、これは条約と直接の関係はないかもしれませんが、最近衛星の数が非常にたくさん打ち上げられるようになってきたわけなんですが、衛星の中でもいまのような通信衛星があり、気象衛星があり、あるいは地球の観測衛星があり、いろんな目的の衛星があるのですけれども、最近衛星の中...全文を見る
○松前達郎君 しかし、打ち上げている目的とか数ぐらいは大体見当がつくのじゃないかと思うのですね、最近はまたそれに対するキラー衛生みたいなものも出てきたと、いろんなものが出てきておるわけなんですが、わが国として今後衛生打ち上げを幾つかやっていく予定と聞いているのですが、それに近いよ...全文を見る
○松前達郎君 その目的はいろいろある。大体これは目的はわかっているわけですね。数多くの衛星が打ち上げられる。わが国で恐らく打ち上げられるのはMOSというのがあるはずですね、海洋探査衛星ですか、こういうものが近々打ち上げられる。この衛星の内容から見ると、これはどうも潜水艦探査の目的...全文を見る
○松前達郎君 これは一九六八年、同じ年ですね、一九六八は四十三年ですね、この一九六八年の三月十一日の衆議院の予算委員会で当時の三木外務大臣がおっしゃったこと、領海内の無害航行については事前協議の条項にかからないという発言があるというふうに聞いているのですけれども、これとの関連どう...全文を見る
○松前達郎君 その後一九七一年の五月十四日の内閣委員会ですね、このときの質問に対して、楢崎さんの質問だと思うのです。当時の井川外務省条約局長の答弁として、一時通過に関し日米間の了解があったかという質問があったと思うのです。それについて答弁としてはそのとおりだというふうな答弁が返っ...全文を見る
○松前達郎君 その辺の問題ですね、そういったいろいろな国会討議を通じてもいろいろと核の問題が出てきているわけですが、さっき答弁ありましたように、四十三年の四月十七日の無害航行に関する答弁といいますか、政府統一見解ですね、それ以前は、そうしますと領海に関しては無害航行というふうな認...全文を見る
○松前達郎君 何か後の方がちょっとわかりにくいのですけれども、見解の差異はないというふうな判断をした。
○松前達郎君 そうしますと、見解の差異はないと判断したというのは、日米間で話し合って了解事項として口頭かもしれませんが了解をしていたということじゃなくて、アメリカ側の考え方、見方と日本側の見方と、この見解それぞれ取り上げてみて突き合わしてみたときにこの差がないと判断をしたと、そう...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、この問題についてはまだアメリカ側と具体的には話し合っていない、こういうことになりますね。
○松前達郎君 大分そういうことではっきりしてきているのですが、核の持ち込みに関しては、これはもういろんな発言があって、たとえばライシャワーさんの発言、ジョンソン元国務次官の発言とか、あるいはエルズバーグ博士の発言、ニッツ元国務次官などの発言、その他たくさんあるわけですね。これの時...全文を見る
06月01日第94回国会 参議院 外務委員会、内閣委員会、安全保障特別委員会連合審査会 第1号
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○松前達郎君 社会党に割り当てられている時間は百六十一分でございますが、午前中の部分として私の方から質問さしていただきたいと思います。  いわゆる核持ち込み問題、いろいろと論議が行われておるわけなんですが、その中で特にイントロダクションという言葉ですね。この解釈等についてもいろ...全文を見る
○松前達郎君 誤訳であるということ、これはもう、こういうこともあり得ることですけれども、誤訳にしては余りにもいまの最近の状況にぴったりの誤訳じゃないかと思うので、その辺がどうも外国からそういうふうに見られたのでは大変だ、これは総理の側に立ってこういうことの考え方、これはもうはっき...全文を見る
○松前達郎君 その範囲というのがわからないのでお伺いしたのですけれども。
○松前達郎君 はい、わかりました。  そこで、いままではちょっと直接の関連じゃなかったのですが、日米同盟、この同盟のことなんですが、これやはりアライアンスという言葉の持つ意味の解釈がどうもアメリカと日本で多少食い違っているのじゃないか。  さらに、先ほどちょっと総理からも言わ...全文を見る
○松前達郎君 解釈の差はないということですが、差があるものですから問題になったわけなんですね。その辺ないとかあるとか言っても、これはしようがないのですが、核持ち込みに関しては事前協議の対象になる、今度は事前協議の対象として取り上げた場合ですね、これについては、かねがね私も委員会で...全文を見る
○松前達郎君 アメリカが非核三原則を認めてないということは私言ってないのですね。これはもうアメリカとしてはそれは十分承知している。これは何回もアメリカも言っている。これはわかっているのです。  ただ、問題は寄港の問題ですね。この寄港するという問題についての考え方、その考え方が違...全文を見る
○松前達郎君 核の抑止力とそれからいまの非核三原則、それと安保条約の関係、たとえばアメリカの核の導入がないからといって抑止力が十分働くかどうか、これはいろいろ専門的な見方があると思いますから、いまここでは置いておきまして、さらに、ワインバーガー長官が発言されている内容なんですが、...全文を見る
○松前達郎君 調整というのはいろんな意味があると思いますが、どうも日米の調整ももちろんでありますが、国内の調整も十分必要なような感じもするのですけれども、最近の一連のアメリカからいろいろと吹いてくる風、これは見方によっては意識的にこういった発表が行われているというふうな見方もあり...全文を見る
○松前達郎君 この問題はまたお昼から同僚の委員からも質問があるのじゃないかと思いますのでこのぐらいにしますが、ミッドウェーが今度入ってくるについて、ミッドウェーそのものがどういう活動をしているかということですね。これも非常に大きな、かつて安保条約締結時代と全然変わった状況というの...全文を見る
06月04日第94回国会 参議院 外務委員会 第12号
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○松前達郎君 難民関係の条約並びに議定書に関連して質問をさせていただきます。  最初に、私もちょっと判断ができないだろうという感じを持っていることが幾つかありますので、そういうものを含めてお伺いしたいのですが、いわゆるボートピープルという、そのボートピープルに関連しての問題です...全文を見る
○松前達郎君 そこで、これは救助をした、されたというか、ボートピープルですね、これについていまちょっと申し上げたようなことを、恐らく調査といったって、そう簡単にいかないのじゃないかと思うのですが、その目標とか、どこに行くつもりだったとか、そういうふうなことは調査されましたですか。
○松前達郎君 そこで、さっき申し上げたようなことで、内容的には余りまだ調査を、具体的な目的地がどこだとか、そういうものについてはやってないわけですね。どうも聞くところによりますと二つ目的があって、本気になってたとえば第三国に出て行こうという連中と、それからそうじゃない、とにかくそ...全文を見る
○松前達郎君 この救助の問題、そうですね、確かに船長が一番権限を持っている、最高権限を持っている、こういうことですから、船長が救助するべきだと判断すればそれでいいと思うのですけれども、これはいまの公海条約とか船員法の問題との兼ね合いもあると思いますが、まあこれは日昇丸の場合はそう...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、これは日本の国籍といいますかね、日本の船舶が難民を救助した場合、いま南に行く場合には最寄りの国で、寄港したところで一応預ってもらうということですね。最終的には日本に引き取っていかなきゃならない。そうしますと、細かい話なんですが、たとえば船籍が日本にない...全文を見る
○松前達郎君 そうしますると、それは船としては預ってもらう国に対する交渉、これはもちろんやらなきゃいけない、さっき二日間とかいうお話がそれだと思うのですが、と同時に日本との連絡といいますか、そういう状況に対する報告その他もしなきゃいけないのですね。これもやはり一つのどうせ引き取ら...全文を見る
○松前達郎君 難民とか流民とか、そういったような方々が日本に定住を余り希望しない、アメリカとかその他の国に行くので日本は全く通過する一時的な腰かけみたいなそういうふうなことに結果としてどうもなっているような感じがするのですが、これは恐らくいろんな問題があると思いますけれども、私、...全文を見る
○松前達郎君 そこで、ちょっと条約と議定書と二つ、いろいろ何も難民の問題だけじゃなくてあるのですけどね、これは拘束力といいますかね、それはどっちが上なんですか。
○松前達郎君 いろんな呼び方があって、どれかが非常にウエートが重いのだという感じをどうも持ちそうなものですから、では全く国際間の取り決めであって、どれがグレードが高いとかそういうことはないということですね。  それで、今度難民と流民の問題、これについてお伺いしようと思うのですが...全文を見る
○松前達郎君 そういう場合が往々にして、ばっちり決まったものがないものですから、解釈のしようによってはえらく誤解を受ける場合もある。さっき最初に、「流民」という本が出ていると申しましたが、これなどもやはり非常に冷めたい扱いだということを終始して書いてあるわけですね。そういうふうな...全文を見る
○松前達郎君 正規のパスポートを持ってきた人ですか、たとえばタイ国とか台湾とかに密入国して、それでさらに日本に入ってくる場合、偽造パスポートを持って入ってくる、日本の入国の方は、それわからないから入れてしまう、そういうことになると、密入国と不正入国二つ繰り返して来ているわけなんで...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、不法入国に結果としてはなるわけですよね。しかし、そういう人たちの問題もいまいろいろと出ている。それからパスポートを正規にもらったというのは、これは本来は、たとえば台湾のパスポートを持ってくる場合は台湾が発行したから責任は台湾にあるのだ、台湾のパスポート...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、流民への社会保障もある程度は実現さしていこうというお考えだと伺います。  そのほかございますけれども、ちょっと時間が参りましたので、最後にこれは外務大臣にちょっとお伺いしたいことがありますので、実を申しますと、当委員会のスタッフとアラブ諸国の代表の方...全文を見る
10月15日第95回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○松前達郎君 外務大臣に二、三のことをお伺いをいたしたいと思うんですが、最近、非常に外交日程が込んでいまして、大臣も大変御苦労されておられると思いますが、私ども、その活躍ぶりを外から拝見をいたしておりまして、心から支援をしていきたいと思っております、  最初に、今度、参議院の代...全文を見る
○松前達郎君 恐らくこれについては、外交ルートを通して連絡が来るんじゃないかと思いますので、ひとつその点もお含みおきいただいて、よろしくお願いしたいということであります。  それともう一つ、これもまた細かい話かもしれませんが、大変現地でいろいろ外務省の出先機関等にお世話になった...全文を見る
○松前達郎君 まあ、その努力が、多少その曙光が見えるようになって、私もムードとして感じておるわけですが、まあしかし、いまおっしゃいました北方領土に関してはがんとしてまだかたくなな線がありますので、これはまたどういうふうにするか、高等ないろいろな交渉の段階で解決する以外ないと思いま...全文を見る
○松前達郎君 いわゆる南北サミットに提起されている内容の中に、グローバル・ネゴシエーションの問題がありますね。これはアメリカの方がどうもそれに対して余り乗り気じゃないというふうな報道もあるわけです。日本はそれを支持するというふうに伝えられているわけですけれども、この辺の問題も、南...全文を見る
○松前達郎君 その方向でひとつ努力をしていただいて、一つぐらい日本がイニシアチブをとって、アメリカにもある程度説得できるというふうなことはやはり必要じゃないかと思うんで、ひとつその点御努力いただきたいと思いますけど、ただ、中東の情勢といいますか、サダト大統領の暗殺事件があった後、...全文を見る
11月12日第95回国会 参議院 外務委員会 第3号
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○松前達郎君 最近、貿易問題、アメリカと日本の間の問題、ECとも大分貿易問題が出ておるわけですけれども、それとどうも防衛問題というものがリンクして、非常に複雑というのか、アメリカ側にしてみれば単純かもしれませんが、そういったような何といいますか密接なリンクが行われるようになってき...全文を見る
○松前達郎君 総量規制という考え方になりますと、これはローカルな問題での話し合いじゃなくて、全面的な問題となって取り上げざるを得ない。こういうことになると思うのですね。ですから、ある意味で言うと実質的なSALTIIIに相当するんじゃないか、こういうふうに解釈した方がいいと思うので...全文を見る
○松前達郎君 そうすると防衛庁として予測になりますけれども、たとえばアメリカでいま開発して大体開発し終わったトマホークというのがありますね。これが非常に新しい巡航ミサイル、超低空で飛んでくる。これの配備というのは、私は恐らく時間的な問題だろうと思うのですよ。こういうふうなものにつ...全文を見る
○松前達郎君 それで、もう一つ防衛庁にお伺いしたいのは、これも報道で私読んだのですが、シーコントロールという言葉が最近出てきたわけですね。いままではシーレーン、さっき最初に申し上げたのは、シーレーンというのがいままで使われていたのが、どうもシーレーンが手に負えないから、あるいはシ...全文を見る
○松前達郎君 その自由に使えるということは、内容からいきますと、こちらの方が危険を感じない、したがってその海域を自由に使えるということは、逆に言いますと、その海域にある、何といいますか相手側の、敵国といいますかね。そのたとえば潜水艦とかいろんなものがあるとすると、そういうものを排...全文を見る
○松前達郎君 そこで、今度は外務省北米局長にちょっとお伺いしたいんですが、これもけさの報道に出ていましたけれども、武器禁輸三原則の問題なんですが、事前に申し上げてなかったのであれですが、これは武器及び武器生産技術あるいは関連先端技術、こういうものの輸出を含めて禁じていると、こうい...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、内容ということよりも考え方ですね。考え方についてはやはり条約先行と、条約の方が優先するという考え方で受けとっていいわけですか。
○松前達郎君 じゃ、お願いします。
○松前達郎君 その問題は、今後の条約の解釈ですね。特に安保条約を中心とする問題として非常に重要だと思うんですね、この解釈の仕方というのは。極端なことを言えば、非核三原則が一体どうなるかということと同じ、それに応用できる問題になると思うんですね。非核三原則というのは、何といいますか...全文を見る
12月22日第96回国会 参議院 外務委員会 第1号
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○松前達郎君 ただいま議題となりました、日ソ、ソ日漁業暫定協定、これは長いですからそういうふうに言わしていただきますが、これについて、その経過等を含めてお伺いをしておきたいと思うんです。  今回の延長の議定書、その合意の中に新たな漁区が設定をされていると思います。この新たな漁区...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、かつての漁業交渉の中では資源保護という意味からの漁獲制限という、そういうのが非常に強調されていたと思うんですけれども、どうもいまの経過を伺いますと、操業能率の問題とか、とにかく漁獲目標を達成するための努力というのが相互に行われていたんじゃないか。今回の...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、今後の漁業交渉に当たって大体トータルの漁獲量等については、もう資源保護ということは出てきそうもない。出てきそうもないというのは、ある程度是認されたかっこうで総漁獲量が決められてきているんじゃないかと思うので、大分その様子が変わってきていますね。特に操業...全文を見る
○松前達郎君 この努力ですね、これについてはソビエト側はこういった努力をやはりやっているんでしょうか。ということはこれは櫻内大臣、恐らく以前に日ソ間での増殖問題について、私自身もその中に入ってシンポジウム等ずっとやってまいって昨年まで続けてきたわけですけれども、そういったような努...全文を見る
○松前達郎君 この問題は、恐らく櫻内さんが農林大臣のころに始まった話だったと思います。その後努力が続けられているという乙とですが、今後また交渉があるわけですけれども、これらについても積極的に主張していただきたい。努力をしているんだということですね。それを言いませんと……。さっき私...全文を見る
○松前達郎君 有線の回線はどこかで切られてしまえばこれはもう全然話になりませんですね。よくあちこちの大使館で伺うんですけれども、無線設備を持っていて、それによって通信をするというところが幾つかあるというふうに伺っていますが、わが国の場合は、在外公館に無線設備を入れて、それによって...全文を見る
○松前達郎君 東京あたりでもあちこちの外国の大使館なり何なり見ていますと、アンテナが堂々と屋上にありますね。それで聞いてみますと、どうやら電波を出していると。ところが、立ち入りしてそこを調査するわけにいかないものですから、結局出していても知らぬ顔せざるを得ない、そういう状況だとい...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、あらゆるものを含むかっこうになりますね、核というもの全体を。そうしますとどうしてもトランシットの問題が絡んでくるわけであります。これについてはまたいずれの機会かにお伺いしたいと思いますが、私は絡んでくると思うのです。特にあと数年たってからのアメリカのミ...全文を見る