松前達郎

まつまえたつろう



当選回数回

松前達郎の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第98回国会 参議院 商工委員会、外務委員会、農林水産委員会、科学技術振興対策特別委員会連合審査会 第1号
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○松前達郎君 お三方の参考人の方御苦労さまでございます。時間も大分もう経過してしまったわけですが、一つだけ御意見をさらにお伺いしたいことがございますので、森谷参考人にひとつお願いいたしたいと思います。  貿易摩擦の解消の面で非常にむずかしい問題だと思いますが、金銭的な面といいま...全文を見る
○松前達郎君 ミスター・スノーデンと、それからミスター・アペルドーン、きょうはお忙しいところありがとうございます。  貿易摩擦の問題が中心になっておりますけれども、これらの問題、数字だけですべて解決しようということでは事が済まない問題だと私は考えておりますから、こういう機会があ...全文を見る
○松前達郎君 そこで、日本のシチュエーションについては、大体皆同じような考え方だと思うんですが、貿易摩擦の基本的な問題についてちょっと御意見を伺っておきたいんですけれども、いままで日米間の貿易摩擦というのは、たくさん、一つ一つの事例で挙げてもあったと思うんですね。これは、繊維の問...全文を見る
○松前達郎君 私は実は、一九八一年にストラスブールのヨーロッパ評議会に参議院の代表で出席をさしていただいたわけですが、このときにもやはりEC諸国の議員と貿易摩擦について議論みたいなことが行われたわけです、これは非公開で行ったわけですが。このときに話題となったのが非関税障壁の問題で...全文を見る
○松前達郎君 どうもありがとうございました。
03月23日第98回国会 参議院 外務委員会 第3号
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○松前達郎君 ただいま外務省の所轄一般会計予算の概要説明をいただいたわけなのですが、その中で、私がかねてから、外務省というのはいわゆる平和というものを中心課題として国際的な活動を行っていく、日本の役割りが全くその活動の主役を演じてもいいのじゃないか、こういうことも申し上げていたわ...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、いわゆるアメリカとの同盟という関係においてそういう関係があるから、やはり潜在的脅威が増しているのだ、そういう部分が非常に大きいと、そういうふうに解釈されているのじゃないかと思うのですけれども、アメリカの核の傘の中に日本がいるとよく言われておるわけですね...全文を見る
○松前達郎君 いま外務大臣がおっしゃったように、中距離ミサイル、核搭載のミサイルが出現しますと、いままでのような米ソ間だけのいわゆる核抑止力としての大陸間弾道弾だけですべてを解決するわけにいかなくなってくる。当然ヨーロッパでいま起こっている問題ですね、パーシングIIとそれからトマ...全文を見る
○松前達郎君 この事前協議というのは、これは私前から外務省の皆さんといろいろ議論をしておるわけなのですが、これがどうもはっきりしないですね。この中に絶対に核を持ち込まないという事項があれば、核というのを挙げてあれば話は別だと思いますが、どうも事前協議というのは、アメリカ側として核...全文を見る
○松前達郎君 いま大臣がおっしゃいました、非核三原則を遵守するという問題については将来ともこれは遵守していくと。それからいま軍事バランスの問題をおっしゃったわけなのですが、バランスを保つという考え方というのは、常にそれがバランスを保つために階段をどんどん上がっていくという、そうい...全文を見る
○松前達郎君 それからもう一つ、これはさっきの事前協議に戻るわけなのですが、事前協議の中に核持ち込みの問題、いわゆるイントロダクションという言葉が使われているわけですね。これがどうも非常にあいまいなのですね。解釈が日米間で違うような気がするのですが、このイントロダクションというも...全文を見る
○松前達郎君 ちょっとしつこいようなんですが、持ち込みというのがただ単に寄港したと。たとえば船に積んでそのまま港へ行ってまた出ていったというのが持ち込みに当たらないというのか。持ち込みというのは持って入り込んできてそれを陸上に移していくという作業、こういう段階が持ち込みになるのか...全文を見る
○松前達郎君 余り時間がないのですが、交換公文の「装備における重要な変更」に当たるわけですね。それでその口頭了解で、核弾頭及び中長距離ミサイルの持ち込み並びにそれらの基地の建設ということであったわけなのですね。その辺が、用語の問題等もあると思いますが、事前協議というものの本質から...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、全くエンタープライズと同じ取り扱いをするということで解釈していいですか。
○松前達郎君 そうしますと、アメリカ側は核兵器の存在を明らかにできない、こういう大原則があるわけですから、当然核を持っているということを言わないわけですね。言わないとすれば、いまと同じように事前協議の対象にしない、しなければ持っていないと確信して入港を認めると、こういうことになり...全文を見る
○松前達郎君 そこで防衛庁の方にお伺いしたいのですが、ニュージャージーという戦艦の問題なのですが、これ三十二基のトマホーク、たった三十二積んで、通常いわゆる核弾頭じゃないものを積んで、こんなものをわざわざ改装して、金かけて、このでっかいのをあちこち動き回らせる必要があるかどうか、...全文を見る
○松前達郎君 トマホークそのものは御存じでしょう。
○松前達郎君 清まれるかどうか承知していない、まさにそのとおりでしょうけれども、戦略的意義が、この戦艦をわざわざ改装して金をかけてまでトマホークを中心とした装備で来るという、来るというか参加すると、そういうふうなことになりますと、当然これは核というのが搭載されることを前提として考...全文を見る
03月30日第98回国会 参議院 外務委員会 第5号
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○松前達郎君 ただいま提案理由の説明がございました件についてですが、この中に「他の国に駐在するわが方大使をして兼轄させる」ということが書いてあるわけですが、これはどこの大使が兼轄をするのか、それをちょっとお伺いしたいと思います。
○松前達郎君 この前もちょっと質問で触れたわけなのですが、これは前から問題になっておりました在外公館からの国際的な情報の不足という問題がいろいろな例でいままで挙がっておるわけなのですが、これを改良していこうということで、 たとえば無線局の設置その他も含めていろいろと努力をされて...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、この情報の収集並びにその分析等を含めておやりになるということですけれども、これは名前は情報課という名前で設置をされると、こういうふうに伺っておるのですが、これは外務省の中のどこに所属するようになるのですか。
○松前達郎君 そうしますと、そこで外国からの、在外公館等からの情報が入ってくるわけですね。これらの情報については、これは情報公開の問題もありますけれども、一般的な公開というのは考えておられますか。それとも分析をした後に公開をするのか。その辺までは考えておられませんか。
○松前達郎君 そこで、いまちょっとお触れになったのですが、人工衛星等の利用の問題もありますね。この人工衛星の利用というのは平和的な方面、いわゆる資源探査的な面と、あるいはその他気象とかいろいろなものがありますけれども、そういうわれわれの生活に直結する分野と、それからさらに軍事情報...全文を見る
○松前達郎君 これもわれわれができる範囲の、われわれのできる軍縮活動といいますかね、そういうものと大きな関係を持つのじゃないかと私は思っておるので、これらの提案がもしか今後も出てくるようでありましたら、ひとつその辺は十分検討した方がいいのじゃないかと私は考えておるわけです。  ...全文を見る
○松前達郎君 来ているとか来ていないとかいう問題ですとなかなかおっしゃりにくいのじゃないかと思いますが、私の方は勝手に解釈いたしまして、もしか来ていないのなら来ていないとはっきりおっしゃるはずだということで了解をしておきたいと思いますけれども。  ソビエトの中距離ミサイルのSS...全文を見る
○松前達郎君 その辺がいろいろ議論もあるわけなのですけれども、非核三原則があるということを回答しても構わないと思うのですね。ですから、そんなものは必要ないというのであれば、そのとおりソ連側に言っておけばそれで一応事は済んでしまう。ところがどうも逆に見ますと、仮に結ぶ段取りを始めた...全文を見る
○松前達郎君 大臣がおっしゃったとおりだと思うのです。北方領土の四島の返還というのは、われわれの、国民の願望だということはもう間違いないわけですし、固有の領土であるということも歴史的に見まして根拠もあるわけですから。その返還をただ叫んでいてもなかなか返還にならないわけです。いま申...全文を見る
○松前達郎君 宇宙の問題、これについてはわが国でも人工衛星の打ち上げその他もやっておりますし、世界の中でも衛星の打ち上げの数で言いますと相当上位にあるわけですね。三番目でしたか、二番目でしたか、そのぐらいにあると思うのです。ですから、やはり宇宙に関する問題をわれわれとして真剣に取...全文を見る
○松前達郎君 ありがとうございました。
04月12日第98回国会 参議院 外務委員会 第6号
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○松前達郎君 ただいま宮澤委員からいろいろと軍縮問題等を含めて質問があったわけでありますが、私もそれと関連して、これから二、三のことについてお伺いをいたしたいと思うのです。  まず最初は、対ソビエト外交の問題ですが、これは最近の傾向から見ると、だんだんとどうも突っ張り合いが激し...全文を見る
○松前達郎君 先ほどもお話がございましたけれども、ソ連側のいろいろな責任ある立場の人の発言の中に、日本に対する核の問題でニュアンスが違うわけですね。いろいろと取り上げ方というか発言内容が異なっているのが最近目立っておるわけですね。ですからどうもこういうことを全体的に見ますと、日本...全文を見る
○松前達郎君 そこで、先ほどからお話が出ておりますカーピッツァ外務次官が来ていろいろと協議をするということになって、あしたまでですか、協議が行われるわけなのですが、もうすでにその協議の前に大分大議論があったというふうなことが報道されておるわけですね。  それを拝見しますと、SS...全文を見る
○松前達郎君 せっかくの機会ですから、相互の理解の中で非常に誤解があるとすればそれは解いておく必要があると思うのですが、ソビエト側の考え方というものもやはりわれわれとして十分見ながら交渉していただきたいと思うので、たとえば先ほど大臣のお話にありました松永次官の会談の模様が新聞に出...全文を見る
○松前達郎君 それじゃいまの問題に関連してあと二つほどお伺いしておきたいのですが、これも新聞報道ですが、ソ連のアンドロポフ書記長が、一月ですが、西独社民党のフォーゲル氏と会談したときに、中距離核ミサイルSS20の極東への移転問題について言及をして、日本、中国といずれ話し合っていく...全文を見る
○松前達郎君 アジアにおける中距離核ミサイルの問題というのが、最近特別な問題として先ほどのお話のようにクローズアップされてきているわけですが、そうなりますと、日本だけじゃなくてやはり中国も意見があるだろうと思いますし、中国の今後の外交における役割りというのもこれも大きな役割りにな...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、ソ連がいまわが国に対して核不使用協定を提案しているというその内容は、日ソ間の問題として受けとめているのですか。それとも全般的な問題として不使用協定というものを外務省として解釈されているのか、これ、恐らくただ不使用協定を提案したと思うのですよね。今後もす...全文を見る
○松前達郎君 ちょっと何だかさっぱりわからないのですけれども、ソビエト側が申し込んできた、提案をしたいまの核不使用の協定ですね。この提案というのは全然されていないのですか。それとももしかされたとすると、内容まで提示してされたのか、ただタイトルだけでこういうものを結んだらどうだろう...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、いま日本に対して提案をしてきているという報道もあるわけです。先ほどの会議の中でも、カーピッツァ会談の中でも提案をしたということが言われているのです。それからさらに、こういう話は何回かもうあるわけです。それがいまの国連での一般的な協定の一環としてやろうと...全文を見る
○松前達郎君 そういうふうに言われてしまうとそれっきりになってしまうのですけれども、報道だと、ソ連は核不使用を保証してそのような協定を結ぶ用意があるというふうに発言があったという意味なのですが、そうじゃないのですね、そうすると。
○松前達郎君 それではまた次回にこの問題を、 会談の進行を見ながらいろいろお尋ねしていきたいと思います。  さてそこで、最終的な問題として核軍縮という問題、先ほどもその問題がありましたけれども、この核軍縮に対して日本が努力をしなければいけない、その発想の仕方から言うと、日本は...全文を見る
○松前達郎君 アジアがいま核戦略に巻き込まれつつあるのが私は現状だと思うのです。もちろんいまヨーロッパでもいろいろ大きな問題が出ているわけなのですが、われわれアジアの一員ですから、アジアを一つ考えてみた場合に、やはり私は米ソを、これは核戦略の一番大きな戦力を持っている国ですから、...全文を見る
○松前達郎君 いま私が申し上げたのは、これはヨーロッパにおいても、たとえばソビエトの衛星国ですね、ここの責任ある指導者の一部の人もこういうことを言っているわけですから、やはりこういった非核地帯の問題ですね、こういうことも含めて考えていっていいのじゃないか。  INF交渉というの...全文を見る
○松前達郎君 たかだか二千七百万円程度だと伺っているのですけれども、それで一生懸命やっておられるのですから、その点十分今後配慮していただいて、財政が非常に苦しいというのもわかりますけれども、その点をひとつよろしくお願いを申し上げておきたいと思うのです。  それからもう一つですが...全文を見る
○松前達郎君 それだから、やはり駐在している当該国に対する情報収集活動というものについて、スパイ活動と言ってもいいかもしれません、そういうことについて問題が出てくるわけですね。この辺がどうも明確じゃない。決められていてもなかなか一つ一つをやっている余裕がないということもあるかもし...全文を見る
○松前達郎君 これは細かい問題ですけれども、私も外国へ行きますと、日本の外交官が、われわれは特権があるからここにとめておいてもいいのだとか、そういうことをおっしゃる人もいるものですから、これは別にここで問題にすることではないと思いますが、いずれにしても情報活動というものに対して相...全文を見る
04月19日第98回国会 参議院 外務委員会 第7号
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○松前達郎君 前回この領事関係に関するウィーン条約との関連という意味を含めて外交官特権の 問題をお伺いいたしたわけですが、フランスにおける外交官の国外退去を求める件とその他それに報復的ないろいろな事件といいますかそういうものが各国で起こってきたわけですね。わが国でもつい最近レフ...全文を見る
○松前達郎君 そうしますとリーダーズダイジェストが発行されるという時点で初めて内容的に読まれると、内容を読まれると、こういうことになるのですね。  そこでジョン・バロン記者に関してでありますけれども、この人がいろいろ前にも書いているわけですね。ですから大体おわかりじゃないかと思...全文を見る
○松前達郎君 私の知る範囲ではこの方はCIA系のライターであるというふうに聞いてはおるのですが、それは本当かどうかわかりません。しかし肩書からいきますと元の海軍情報部員なのですね。そしてリーダーズダイジェストの情報操作ではこれはある新聞の、日本の新聞ですが、新聞記者の方を使ってま...全文を見る
○松前達郎君 いままでソ連からたくさんの人が亡命をしているわけなのですが、その亡命者のその後の動向を見ましてもたとえばベレンコといういわゆるミグの亡命事件がございましたですが、このベレンコにしてもそうなのですが、軍事機密ですとかあるいは政治機密を握っているような人の亡命、その場合...全文を見る
○松前達郎君 今度の証言の中でエージェントという言葉が使われているのですね。エージェントとは一体何だろうかということになるのですが、その表現の仕方はいろいろあると思いますがこれが非常に重大な意味を持つ場合もあると思うのですね。外務省の中にもそういう人がいたのだというようなそういう...全文を見る
○松前達郎君 協力者といっても内容がいろいろありますから、ただいろんな交流、文化交流とかそういうものに協力したというのでそれがエージェントであるというふうには限らないわけだから内容の問題だと私は思うのですね。けれども一般的にエージェントと言えばやはり工作目的のために手先になって働...全文を見る
○松前達郎君 不可能だろうと私も思うのです。しかし彼としては暗号解読に対して最大の貢献をしたと言っておる。一体どういう貢献をしたのかわかりませんがそういうことを彼は言っておるわけなのですが、この種のことはやはり外務省内部の問題であると同時に、今度の一連のこのレフチェンコの証言とい...全文を見る
○松前達郎君 そこから先はいま調査中ということですからこれ以上申し上げませんが、できるだけ早く事実があるかないかという問題は調査していただいた方がいいのじゃないかと思うわけであります。  そこで、レフチェンコに関係したことはそのぐらいにいたしまして、その次にきょうの案件に関係し...全文を見る
○松前達郎君 そうしますとこれはまだ締め切っているわけじゃないですね。ですから今後その他の国も申し込んでくるのじゃないかと思いますが、たとえばさっきのレフチェンコの件もありましたけれどもソビエトあたりも参加するというような意思表示はありましたか。
○松前達郎君 せっかくやるわけですから、各国別に政治体制と関係なく参加してもらった方がいいのじゃないかとこういうふうに思っていまお聞きしたわけなのです。  そこで次に、今度は国際小麦協定に関連いたしまして、この協定そのものについては私の方は別に異論はないわけでありますけれども、...全文を見る
○松前達郎君 そうしますとこの報道は後で確認したところによるとそうでなかったということになるわけですね。それだったら非常にいいのですけれどもそういうことですね。
○松前達郎君 そうしますと、この食糧援助関係というのは今後も続けられていくわけですけれども、その援助した食糧がどこかへ行ってしまう、他の目的に使われるということがいままでなかったということであれば非常に大きな意味を持ってくるだろうと私は思っておるわけであります。  この国際小麦...全文を見る
○松前達郎君 これも毎年交渉が行われるわけですけれども、こういう交渉についてこれは単年度でずっとしょっちゅう交渉をしていくということがいままで続けられてきたわけですね。その辺がどうも政治的にいろいろな問題を絡んで交渉にそれが出てくるような気もしないわけじゃないので、これはどうです...全文を見る
○松前達郎君 その点また今後チャンスがありましたらひとつ提案を何回も繰り返してやっていただきながら、毎年毎年頻度が多くなればなるほど利用される可能性もあるものですから、なるべくピリオドを長くできるようなそういう方向で話がまとまれば非常に結構だと思うのでその点ひとつ努力していただけ...全文を見る
○松前達郎君 終わります。
04月26日第98回国会 参議院 外務委員会 第8号
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○松前達郎君 まず最初にただいまの趣旨説明にございました日ソサケ・マス漁業交渉に関してお伺いをいたしたいと思うのですが、ソ連側のサケ・マス資源の再生産及び保護のために国内で多大の費用を支出していることを理由に応分の負担を日本側に求めてきている、こういうことでございますが、実際その...全文を見る
○松前達郎君 そうしますとこれは金額的な面で回答されたということになるわけなのですが、内容的にそれだけの金をつぎ込んだ以上それだけの施設あるいはいま土地改良まで含めてということですが、これが具体的に拡大されていっているということについてはどこにどうだというふうな内容について細かい...全文を見る
○松前達郎君 それから漁業協力費が毎年増加をしてきている現状ですね。五十三年度以降の漁業協力費に関して増加をしているのですが昨年は四十億円である。この資料によりますとその中で国費としては十七億円をつぎ込んでいる。ですからその四十から十七引いた残り二十三億円、これは一体どういうとこ...全文を見る
○松前達郎君 そうしますとことしがふえているわけですね、それより多少ふえていますから。そのふえた分というのは国の方から出すのですか、やっぱりいまおっしゃったようなパーセンテージに大体割り振ってたとえば大日本水産会等でそれを調達するのかどうか、その辺はいかがでしょう。
○松前達郎君 それから総漁獲尾数ですね、この表を見ますと数が昨年より増加しているところがございますね。いただいた資料の中の(a)のところですけれども、この公海の部分ですけれどもこの増加している理由というのは一体どういうところにあるのか、これをお伺いします。
○松前達郎君 それからもう一つ伺いたいのは、北西太平洋におけるわが国のサケ・マス漁業の長期安定化、そのために法的枠組みを考えるというそういうことが書いてありますが、この法的枠組みというのは一体どういうことを企画されているのか、その点一つお伺いします。
○松前達郎君 そうしますと国内法の問題じゃなくていわゆる協定ですね、この協定の中にそういった内容を盛り込みたいと、こういうふうなことであろうと解釈するのですがそれでよろしいですか。
○松前達郎君 そこでこの種の交渉というのが毎年行われているわけですね。最近は特に漁獲量に関してはそう変動はなくて前年の同額漁獲量を踏襲するかっこうになりますけれども、先ほどのいわゆる漁業協力費という部分が毎年上がっていく、この理由は先ほど言われたような理由でソ連側から提示されてい...全文を見る
○松前達郎君 沖取りを原則的にソ連側としてはやめるような方向に行きたいということですね。これはやはりサケ・マスの特性がそういった川から出ていって帰ってくるという回帰性の問題がありますから当然そういう議論も成り立つかもしれませんけれども、その反面やはり増養殖ですね、こういった再生産...全文を見る
○松前達郎君 私もソ連へ何回か行ったのですがソ連に行ってサケ・マスを食べたことがないのですけれども、ソ連は一体サケ・マスに動物性たん白資源として依存しているのかどうか、この辺どうですか、お感じになったことは。
○松前達郎君 私自身はサケ・マスを食べたことないというかどうも淡水魚ばかり食わされまして、余り好きじゃないものですから……。  そこで今度は日本側の実績なのですが、こうやって割り当てが来ますね、漁獲量を割り当てられる、それに対して船団が出てとってくるわけですが、現実に昨年の日本...全文を見る
○松前達郎君 そうすると一〇〇%にならないのにはこれはいろんな理由があると思います。とりたいのにそういう制限でとれなかったというのじゃなくてそのほかの理由があると思いますが、どうもことしあたりはサケが大分たくさん出回っていまして北海道あたりへ行ってもどこへ行ってもサケばかり、値段...全文を見る
○松前達郎君 大体状況はわかりました。これは毎年毎年行われるわけで大変だと思いますけれども、比較的問題が少なく解決できたということに対して大変御苦労さまでしたと申し上げたいと思います。  それでは次に今度は商船の最低基準の条約に関してお尋ねしたいのですが、ILO条約との関連で国...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと実質的だという言葉ですね。これで実質的に同じものがあると、同じものが準備されているからそれでいいということですね。
○松前達郎君 それから外国船についてやはり条約に入りますと適用になってくるということですが、本条約の基準に合致していない外国船が入港してくる場合、これらについての取り扱いは一体どういうふうにするのか。
○松前達郎君 そうしますとまたここで人手が要るかっこうになりますね。検査官等の数の問題とかそういうので実質的にそういうことができるかどうか。抜き打ち——抜き打ちと言っちゃおかしいですが、抜き取りでやるのかどうか、その辺はどうなのでしょうか。
○松前達郎君 人数的に言いますといまの計画を多少増加さしてそれでもって十分対応できるというふうに伺ったわけなのですが、さてそこで不適当な場合ですね、その結果として「安全又は健康にとって明らかに危険な船内における条件を是正するための必要な措置」とかそういうふうな項目があるわけなので...全文を見る
○松前達郎君 航行の停止というのは改善するまで出港を認めないとかそういうことですね。
○松前達郎君 わかりました。  それでは次に船舶汚染防止条約に関連してお伺いをいたしたいと思います。  まず最初に、船舶等の設備あるいは構造についての条件が提示されているわけなのですが、これについて国内法との関係というのは一体整合性があるのかどうか、その辺をまずお伺いしたい。
○松前達郎君 ではそういう国内法との関連というのは十分検討されていてそれで大丈夫だということになりますね。
○松前達郎君 そこでまたこれも違反船舶に対する処置の問題なのですが、これもやはり船舶が違反したと認められる場合には入港拒否をするということもあり得るわけですね。
○松前達郎君 そうしますと未加盟国ですね、加盟していない国の船舶の場合も全く同様に入港拒否を通告することができるということですか。
○松前達郎君 そうですか。  それからたしか廃棄というか、船から海に放出してはいけないといういろんな物質ですね、これが表になってやたらに出ていたと思うのですが、これも私が見る限りまだ全部包含されていないような気もするわけですがこれはこれとして、最近、放射性物質あるいは放射性廃棄...全文を見る
○松前達郎君 これは確かにおっしゃるとおりだと思いますけれども、投棄の問題はちょっとこれとはまた全然性格が違いますけれども、いまわが国がやろうとしている原子力船ですね、これもいつになったらできるのかわかりませんがこういうものがやはり廃水を出しますのでそういったようなものも恐らく将...全文を見る
○松前達郎君 ところが実際は便宜置籍船というのは船籍だけを他国の船籍をかりるということですね、所有者は違うわけですね。ですから運航する主目的というのは、利益をどこへもたらすかというと所有者のところへもたらすようなかっこうで行われているわけですから、どうもその辺が何か責任逃れのよう...全文を見る
○松前達郎君 そうしますとたとえばパナマとかリベリア、例が挙がっているそういう国に置籍をしている船についてはそのパナマもしくはリベリアが責任を持つということですね。
○松前達郎君 その辺が、何かアクシデントがあったりしますと大概そういうところが問題になってくるのじゃないかと思うのですが、これはまた条約そのものの問題ですからこれが今後もっとはっきりできるような条約を結ぶ段階あるいは条約をつくる段階ではっきりしてもらった方がいいような気がするわけ...全文を見る
○松前達郎君 いま軍事大国にならないということで理解を求めてくるとおっしゃったわけですが、最近アジアにおける核戦略、これが大分問題になってきているわけですが、この点については何かお話し合いされるつもりですか。
○松前達郎君 それでは最後に、前の委員会でも申し上げたと思うのですが経済交流、経済援助等でいろいろとASEANとの交流を援助その他をしながらやっていくというのもこれも一つのやり方だと思いますが、基本的な問題としてやはり教育交流、教育援助というものが行われていいのじゃないかと思いま...全文を見る
05月12日第98回国会 参議院 外務委員会 第9号
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○松前達郎君 宇宙三条約に関して内容的な問題についてこれから質問さしていただくわけですが、その前に全般的な問題、特に宇宙利用に関する問題あるいは宇宙開発と言ってもいいかもしれませんが、これについて日本政府としての取り組み方、これ全般についてお伺いをいたしたいと思うのです。  人...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと宇宙開発委員会が全部をまとめているかっこうになると思うのですけれども、省庁として直接関係ある分野というのが、宇宙開発委員会で一本にしぼられたといいながらやはりそれぞれあるのじゃないかと思うのですね。ですからそれについて、たとえばアメリカだったらNASAみ...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、郵政省の場合は電波を使うというのは全部に共通した問題だと思うのですけれども、すみませんけれどもそれぞれ各省庁で計画並びに関与している分野、ちょっとお願いしたいのです。
○松前達郎君 そうしますと運輸省はそういうたとえば航行関係、ナブスターといいますか、そういったような関係の衛星というのを将来計画として考えておられる。その辺でどうなのですか、各省庁間のそういう計画に対する調整ですね、そういうものは具体的にさっきの宇宙開発委員会で行っておるのが現状...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、大分入れかわりで申しわけないのですが、次は防衛庁にお伺いしたいのですが、防衛庁として宇宙開発に関する問題で計画、あるいはちょっと通信衛星を使うという話もありましたけれどもそういったものについてございましたらひとつ説明していただきたいのです。
○松前達郎君 そうしますともっぱら業務上の通信を中心として今後やっていくということになりますね。
○松前達郎君 さっきの運輸省のいわゆる航行、航海関係あるいは航空機の運航に関する関係の衛星ですね、将来そういうものを開発するあるいは利用するということは考えていませんか。
○松前達郎君 いまそれぞれお伺いしたのですが、科学技術庁の方はさっき冒頭に内容等の御説明があったので改めてお伺いしませんけれども、この宇宙開発関係といいますか宇宙利用といいますか、これに関して各省庁それぞれいろんな希望もあり計画もありとそういう状況ですね、現在。それを宇宙開発委員...全文を見る
○松前達郎君 その辺が、やはり手をつけておきませんと将来非常に混乱する可能性もあると考えておるものですからいま質問さしていただいたのです。たとえば宇宙開発をやるときにわが国独自の技術でやるのか、あるいはアメリカあたりの技術を導入するのか、あるいは打ち上げそのものを外国に依頼してし...全文を見る
○松前達郎君 計画的にずっとやっておられるので結構だと思うのです。  さて、そこで先ほど冒頭にちょっと申し上げたのですが、現在宇宙にある物体ですね、これはあえて物体ということを言わしていただきたいのですが、これについては一体どういう状況なのか、それからさらに平和利用ということを...全文を見る
○松前達郎君 この衛星の登録のところでこれが非常に問題になってくるわけなのですが、軍事衛星が圧倒的に多いことは事実だと思うのですね。私は八〇%は軍事衛星じゃないかと思っているのです。これは軍事衛星であるか平和利用であるかという、利用の仕方によっては多少どうにでも使えるものも含めて...全文を見る
○松前達郎君 この三本の条約の中で、いまお話が出ました損害賠償といいますか、損害に対する責任の問題ですね。現実に何回か落下事故等が起こっていますからこれは確かにいまでも有効であろう。これは前にニュージーランドにコスモス四八二というのが落下していますね。それからアポロの五号がコロン...全文を見る
○松前達郎君 そういう時代になってしまったわけですね、もうすでに実験まで行われている時代ですから。これからこういった問題は新しい展開をしていくのじゃないかと思うのです。  いま国連の話が出ましたけれども、衛星が一体どういう行為をしているか。たとえば攻撃をしたとかあるいは衛星が墜...全文を見る
○松前達郎君 ある程度自分でデータを持ってないとこれに対してのいろんな規制その他の発言ができない面があるわけですから、監視ステーションをつくるというのはこれはお金がかかるので大変でしょうけれども、情報を集めることはできるわけですね。ですから、先ほども人工衛星の数とかあるいはその他...全文を見る
○松前達郎君 原子力衛星であるかないかこれも必要なことだと思うのですがあれはどうなのですか、宇宙空間に原子力を利用した動力とかそういうものを打ち上げていいということになっているのですか。
○松前達郎君 そうしますと当然原子力搭載衛星も出てくるわけですね。特に最近では大電力を必要とする衛星が多くなりましたからいわゆる光発電ではとてもできない。その点、原子力を使うとかあるいは原子力の電池を使うとかいろいろなことが考えられておるわけですね。ですからそれも一つであるし、そ...全文を見る
10月07日第100回国会 参議院 外務委員会、内閣委員会、運輸委員会連合審査会 第1号
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○松前達郎君 ただいま四方の参考人の方からいろいろお話を伺ったわけです。きょうはお忙しいところを大変ありがとうございました。  人命尊重の観点からしますと、この事件というものは非常に悲惨な事件である、こういうことでございます。非常に残念であったと思うんですけれども、大きく分ける...全文を見る
○松前達郎君 それからもう一つ、アンカレジからニッピというんですか、その間、これは恐らく日本側の管制といいますか通信の範囲に入っていないんだと思うんですけれども、幾つかの位置通報点があるんじゃないかと思うんですが、これを通過するときに、日本航空の場合でも結構なんですが報告をするわ...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、日本側の、さっきお話の中にもありましたいろいろな気象とか風の方向とかスピードの報告があったというお話がありましたけれども、アメリカ側の方がどうも発表がなされていないような気がするんですね。さっきのお話の中で、たとえばシェミア島にはレーダーがある、とりわ...全文を見る
○松前達郎君 いまのは私の勘ぐりでありますから、いまおっしゃったようなことじゃないかと思いますが、もしかこの勘ぐりでずっと進めてまいりますと、合成開口レーダーをくっつければもうずばりと天候のいかんにかかわらずすべてがわかってしまう、こういう状況であるわけですね。そこへまた同時にさ...全文を見る
○松前達郎君 ありがとうございました。  巖さんにちょっとお伺いしたいんですが、直接ソビエトの領空上を日本航空が飛んでいるわけですね、現在モスコー線で。私も何回か乗ったときに、やはりソビエトの戦闘機が並行飛行をしていたことを何回か窓から見たんですけれども、そのモスコー線の場合、...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、何か戦闘機が近くまで寄ってくるとか、スクランブルとは言わないんでしょうけれども、確認に来るのかもしれませんけれども、そういうことは御経験——アメリカが専門だから御経験がないかもしれませんが、どなたかから聞かれたことがありますか。
○松前達郎君 どうもありがとうございました。
12月28日第101回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○松前達郎君 今回の日ソ・ソ日漁業暫定協定、この協定の締結に至るまでの交渉経過というのが非常に昨年よりは厳しいというふうに伺ってきたわけですが、この交渉を担当されました皆さんにまず最初に心から敬意を表さしていただきたいと思います。御苦労さまでした。  そこで、最初に大臣にお伺い...全文を見る
○松前達郎君 それでは次に外務省にお伺いいたします。  今回の交渉に当たって、いま大臣がおっしゃったようないろいろな事件等が、とりわけ日本と関連がある大韓航空機事件等も起きたわけなんですが、外交の面で、そういう問題とそれから今度の漁業協定の締結に至る間のいろいろな雰囲気といいま...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、いまの漁業交渉と一般的な政治情勢との間にリンクというものはない、これはこれで独立したものと考えているのじゃなかろうか、こういうふうに解釈しておられるということですね。
○松前達郎君 そこで、今回の日ソ間での漁業交渉の経過、これは毎年少しずつ新しい条件をソ連側が提示してくるようですけれども、この経過で特に従来と大きく変わっている点というのがありましたら挙げていただきたいと思います。
○松前達郎君 そのほかに寄港問題、日本の港にソ連の漁船が寄港することもあるようなこういう要望があって、寄港する場合にはこれを承知せざるを得ない、こういうふうな問題もあったと思うのですが、寄港する理由というのが、船員の休養、乗組員の休養ですか、それと生鮮食料品等、水も含めての補給と...全文を見る
○松前達郎君 そうしますとこの寄港問題というのは、先ほどおっしゃった漁獲割り当て量を消化できない、これを逆に考えると、寄港して補給ができれば多少これの消化が行われるであろう、そうすると、将来の問題として縮小均衡へ向かわないためのブレーキ役になるんだ、こういうふうなことで考えていい...全文を見る
○松前達郎君 そうすると、最後にちょっとお伺いしたいのはソ連の船団ですね。これは、いまはるばる基地に帰って、またのこのこ出てくるというそういう繰り返しでもって時間がある程度経過してしまうし、また当然いまおっしゃったようないろんな問題から漁獲量が少なくなってしまう、そういうふうなこ...全文を見る
○松前達郎君 それからもう一つだけお伺いしたいのは、ソ連の漁船の船団といいますか、これの内容に関する規制というのは現在あるのですか。船の数とか大きさとか、そういうものの制限といいますか、こういうものの取り決めはあるのでしようか。
○松前達郎君 毎年これは更新といいますか、交渉が行われるわけなんで、どうもいままでふえたためしがないんですね。だんだんと条件が厳しくなってくるような状況なんで、日本側として何か有利な主張といいますか、そういうものを何とか早くつかんでこの交渉をある程度安定した内容に進めていく、持っ...全文を見る