松前達郎

まつまえたつろう



当選回数回

松前達郎の1987年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月26日第108回国会 参議院 外務委員会 第1号
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○松前達郎君 まず最初に、この在外公館法でありますけれども、今提案理由の説明をしていただいたわけですが、その中で、特に在外公館勤務者の子女の教育問題、これについてお伺いをいたしたいと思うわけです。  今の御説明によりますと、子女の教育のために施設の整った経費の高い学校に就学とい...全文を見る
○松前達郎君 確かにおっしゃるとおりだと思うんですが、例えばホノルルあたりでも、聞いてみますと、全日制の学校ないんですね。ジュッセルドルフあたりにはちゃんとした教育機関があるわけですけれども、土曜日の補習教育だけである。そんなような状況ですから、この問題もやはり今後の、これは外務...全文を見る
○松前達郎君 余り差が出てしまうのもまた新たな問題を出しますので、その点今御説明いただきましたので十分納得できたわけであります。  次に、在外公館法と関係が直接ないかもしれませんが、最近の国際情勢の中でとりわけソ連の動きというものが非常に注目をされているわけですね。ゴルバチョフ...全文を見る
○松前達郎君 やはり独立国ですから当然それなりの独自の考えで進めていくということが一番基本姿勢であろうと思います。ゴルバチョフの訪日問題も控えていますし、あるいは五月になりますとウラジオストクで日本の見本市がありますね。これも昨年から計画されていて予定どおり開催される。こういうこ...全文を見る
05月21日第108回国会 参議院 外務委員会 第3号
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○松前達郎君 ただいまの六件について幾つかの点について質問させていただきたいわけですが、その前に、外務大臣、大変に厳しい外交日程であちこち飛び回られて非常に大変だったと思いますけれども、まず最初に御努力に対して私どもからも敬意を表させていただきたい、こう思います。その中にサミット...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、いろいろな魚種に分かれてそれぞれの国の間の交渉となれば、いわゆる漁業交渉というのがありますね。例えば日ソ間もありますし、アメリカと日本との間もありましょうし、こういうものとの関連というのはこことは全然関係ないということですか。
○松前達郎君 これは南東大西洋ですから、太平洋とは違って我が国が関係する問題というのは少ないかもしれないんですが、具体的に日本として何らかの関係が出てくるのかどうか、その点ありましたらお願いします。
○松前達郎君 それでは次に、アジア=太平洋郵便連合憲章ですが、この中に、アジア=太平洋郵便研修センターというのを設置する、こういったようなことが出てくるわけなんですが、これについて具体的にはどこに設置するのか。ちょっと私の見たところ指定されていなかったように見るんですが、この辺ど...全文を見る
○松前達郎君 次は国際ココア協定なんですが、我が国のココアの消費を見てみますと、そう大きな消費ではない。表をいただいていますが、その中でも輸入国としては余り上の方に入っていないですね。全然名前も出てこないところもあるわけです。我が国の食品経済といいますか、これにこのココアが及ぼす...全文を見る
○松前達郎君 今おっしゃったように、主要食糧じゃないんですね。主食でも何でもない、嗜好品である。しかもこの嗜好品というのは余り体にもよくないんじゃないかと思うんですが、この辺も考えますと、価格安定というのは今の産出国等の状況、経済状況を考えますと確かに安定さしてあげたいという気は...全文を見る
○松前達郎君 わかりました。ココアそのものは体にいいか悪いか知りませんが、大体あれは砂糖と一緒に甘味をつけて食べるのが多いんですね、食べたり飲んだり。ですからそういう意味では余りよくないんじゃないか。これは私個人の考え方で、いい悪いは皆さんが判断すればいいと思いますが。  それ...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、必要な措置をとるというふうなことは恐らく合意されているんじゃないかと思うんですね。必要な措置というのはそれぞれの国によって措置のとり方が違うかもしれないけれども、前向きにそれに取り組んでいこうというふうな意味での合意というんで、具体的にこういう措置、こ...全文を見る
○松前達郎君 貿易収支の黒字の問題、これはまた後で触れてみたいと思ったんですが、貿易収支が黒字だから日本はお金持ちだと、簡単な言葉で言いますと。ですから金持ちは金持ちなりのことをやりなさいと。いろんな注文を諸外国がつけてきているんだと思うんですが、さてやろうとしてもこれは政府が金...全文を見る
○松前達郎君 その辺いろいろ基本的な考え方もありますから、いろいろの議論が行われると思うんですね。立場によってはいろいろと税制に関しても考え方が違ってくる場合もある。今の貿易による黒字の利益というものは一体どこに蓄積されてしまっているのかという問題、それをある程度吐き出させないと...全文を見る
○松前達郎君 農業のお話が出ましたので、農業についてお尋ねをしたいんですが、このコミュニケの中には、「助成の漸進的」、助成というのは政府からの助成ですね、これの漸進的削減を通じて、市場原則が生産の方向づけに影響を与えるようにするというようなことがたしかあるんじゃないかと思うんです...全文を見る
○松前達郎君 今いろいろとお話を伺ったんですが、ちょっとフィジーの話が出ましたですね。農業に対する問題、これは確かに人間が生存するための基本的な問題ですから、それぞれの国の中でできるだけメーンの生産物については自給するのが望ましい、これはもう当然な話だと思うんです。そのためにはや...全文を見る
○松前達郎君 まあ技術変化というふうにちょっと私の資料には書いてあったものですからお伺いしたんですが、技術というものが特に資源のない国にとっては非常に重要な経済を支える役割をしているというのは、これはもう御承知のとおりなんですね。特に工業に関して技術がその基本になっているというこ...全文を見る
○松前達郎君 エネルギーはそうしますと今のと関連しますですか。環境問題、例えばチェルノブイリの問題等に関連して考えますと、これは原子力事故の早期通報条約というのがいずれまたこの委員会に入ってくると思うんですね、これとの関連もあると思います。エネルギーについては、IEAの閣僚理事会...全文を見る
○松前達郎君 OECDの閣僚理事会についての質問はそのぐらいにしまして、次はココム違反の問題なんですが、きょうは通産省からもお見えになっておられますので、ココム違反についてお伺いをいたしたいと思うんです。  最近の報道で、東芝機械がノルウェー国営企業のコングスベルグ社と組みまし...全文を見る
○松前達郎君 それで、さっきちょっと申し上げたように、ソ連原潜のスクリュー音が二分の一に減少した。これは具体的に私自身確めたわけじゃないからわかりませんけれども、一九八七年版のアメリカの「ソ連の軍事力」というパンフレットがあるんですが、それに記載されている、こう思うんですね。とい...全文を見る
○松前達郎君 このNC加工機というのは、本来ココムの規制に該当するものなんですか。
○松前達郎君 ココムに抵触させたのがどうのという問題を言っているんじゃなくて、貿易そのもの、日本は貿易で生きている国だということでありますから、当然国外に日本の製品を出していく、これはもう当然なことなんですね。ただし、その出す相手が対共産圏貿易になるとこのココムというものがそこに...全文を見る
○松前達郎君 どうしてこういうことを申し上げるかといいますと、例えば中国に我々が家庭で使っているようなパーソナルコンピューターを寄贈しようと考えたことがあるんですよ。そうしたら、ある会社の製品なんですが、十六ビットなんですね。大きさは大して大きなものじゃないです、子供でも使ってい...全文を見る
○松前達郎君 ICは触れるんでしょうか。それは御存じないですか。
○松前達郎君 一定のものというのはどういうものですか。
○松前達郎君 電子機器課長さんだったら専門だからおわかりになるんじゃないですか、その程度のことなら。もしかわからなきゃ私から教えてあげてもいいんですが。
○松前達郎君 ICの中でもメモリーの部分、これが例えばビット数で一メガとか二五六とかいろいろありますね。例えば一メガというのはできたばっかりですからまだ新しいものですけれども、そういったようなメガビットでもって数字的に制限しちゃうのか、あるいは機械全体として組み合わさったものとし...全文を見る
○松前達郎君 そうすると、例えば私がどっかへ行ったときお土産に持っていくコンピューター、これも触れるとか触れないとかわからぬわけですね。
○松前達郎君 その一定レベルというのがわからないんですよ、私には。一定レベルというのは、いずれまた詳しくお伺いすると思うんですが、その辺なんですね、問題は。  要するにココム規制というのは、日本として、例えばアメリカに出すときにはココム関係ないですからね、何でも出せる。共産圏貿...全文を見る
○松前達郎君 要望なんですが、そういったことを頭に置いていただいて、範囲を拡大するとかいろんな意見が出てくると思うんですね、各国、特にアメリカからではないかと思うんです。そういうものについてはかの国々とひとつ打ち合わせをしながらこの辺は大いに抵抗をしていただきたい、こう思うんです...全文を見る
○松前達郎君 今の江戸のかたきを長崎で討つとおっしゃったけれども、まさにそのとおりなんで、これは平和の論理じゃないんですね。戦争の論理だし、悪い言葉を使えばやくざの論理ですね。アメリカの方もそういうことで日本いびりというか、そういうものがどうも裏にあるような気がしてならないんです...全文を見る
05月25日第108回国会 参議院 外務委員会 第4号
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○松前達郎君 案件が十一ありますので、整理をしながらなるべくまとめて一つ一つ質問をさしていただきたいと思います。  一番最初が、原子力事故に関する案件、これ二本あるわけでありますが、これについて質問さしていただきたいんです。まず、チェルノブイリの原子力の事故が昨年起こったわけで...全文を見る
○松前達郎君 チェルノブイリの原子力発電所の事故の今おっしゃいましたスウェーデンの情報ですね、それ以外にはどうも私も何か情報が入っていなかったような気がするわけなんですが、後になってからですけれども、ランドサットでそのときの状況を写した、写したというか情報によって解析した結果は、...全文を見る
○松前達郎君 今のランドサットのことは今後の課題かもしれません。  そこで、原子力事故の早期通報、それと今の緊急事態の発生の場合の援助、この二本が対象になるわけですが、この中を読んでみますと、国境を越えて影響を与える事故というのが対象となる、こういうふうに書かれてあるわけなんで...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、艦船の場合事故が起こった場合には、これは核エネルギーの軍事利用になるわけですが、そういった軍事利用の場合も含まれるというふうに解釈してよろしいのか。  それから原子力推進の商船というのは、オット・ハーンももう退役しまして今ほとんどありませんが、たまに...全文を見る
○松前達郎君 艦船の事故が原子炉事故である場合は軍民を問わないということでありますが、今のところ事故は余り起こっていないようですが、近海で時々原子力潜水艦が火災を起こしてみたり、いろんな事故を起こす場合がありますね。この火災の原因が何だかわからなければ通報の対象にならない。原子炉...全文を見る
○松前達郎君 それからもう一つ、今度は艦船じゃなくて宇宙空間ですね。これもいろんな条約といいますか、国際的な取り決めがあると思うんですけれども、例えば人工衛星等にもし原子炉を搭載するような場合に、これが事故を起こしておっこってくる、要するに地球上に落下する場合が前にありましたです...全文を見る
○松前達郎君 もう一つお伺いしたいんですが、我が国の場合、先ほどちょっと申し上げましたけれども、いわゆる非常に近接した隣国というか、隣の国がこのチェルノブイリのような状況とちょっと異なった状況にありますので、いわゆる隣接する、国境を隔てるという概念がちょっと違うんじゃないかと思う...全文を見る
○松前達郎君 その辺ひとつ推進をしていただいて、できるだけ早く加盟してもらうという方向でひとつ御努力いただければと思います。  原子力関係はそのぐらいにいたしまして、次の問題として、文化交流に関する日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の協定、日ソ文化交流協定と一言...全文を見る
○松前達郎君 奨励するというのはそういうことで、今おっしゃいました交流基金とかそういうものを通じて奨励をしていく、あるいは委員会等で検討されたものについてはバックアップしていく、こういうふうに今おっしゃったと思いますけれども、もう一つ、「機会を与える」という言葉があるんですね。例...全文を見る
○松前達郎君 こういった行事の奨励等、あるいはそのほか学術的な面も含めて、あるいは教育の面も入っていますが、これは文部省との関連が非常に深くなってくるんですね。ですから、その辺よっぽど連絡を密にしておいていただかないとちぐはぐなことになる可能性もあるので、これは今後こういった問題...全文を見る
○松前達郎君 これも推進をひとつよろしくお願いしたいと思うんです。  それともう一つ、この十三条の二のところに、「広報資料を他方の国において配布する」ということが掲げてあるんですが、どうもこの辺が締結に至る原案のところで大分もめたという話は伺っておるんですけれども、この辺はいか...全文を見る
○松前達郎君 教育交流もこの中に入っておるわけでありますが、政府レベルでの教育交流というのは、これもまた文部省との関係になると思いますけれども、内容的にどういうことを考えておられるのか。  この前ヤゴジンという高等教育省の大臣が日本に来られたわけですね。聞いてみますと、やはりソ...全文を見る
○松前達郎君 文化交流についての協定についてはそのぐらいにいたします。  そこで、これは新聞記事で私見たわけなんですが、ソ連の方から各大臣あてに招待が来ているということですね。招待されているんだけれども、どうも外務省が警戒して閣僚訪ソにストップをかけているという新聞記事があった...全文を見る
○松前達郎君 総理が行くのと違いますからね。その辺十分検討しながら行かれれば別に私は余り警戒する必要はないんじゃないか。例えば科学技術庁長官が、高度技術といいますか、先端技術のベテランであるかどうか、これはここまで言ってしまうと困るんですが、直接長官がそういうことについていろんな...全文を見る
○松前達郎君 その辺は、記事が出たということでお伺いしただけでございます。  それから、今ちょっと申し上げたんですが、ゴルバチョフ書記長の訪日問題、これはなかなか具体的に日程も上がってきませんし、恐らくいつになるかわからない、こういうことであろうと思いますが、これどうなんでしょ...全文を見る
○松前達郎君 トップですからなかなか簡単にいかないと思うんですが、一応表面的には日ソ間の平和条約の締結という問題が基礎条件だろうと思うんですね。しかし、その前段としていろんなものが解決されなきゃいけない。これをどういうふうに整えるか、両国間の懸案事項というのが双方でどう調整される...全文を見る
○松前達郎君 北方領土の問題というのは国民の念願ということですから、当然この北方領土の返還という問題を討議することになるわけですね。前にも申し上げたと思うんですが、なかなかあの国は返還とかなんとかいうとうんと言わないわけですね、なかなか簡単にはのみ込まない。言い方は、国境線の画定...全文を見る
○松前達郎君 この見本市は昨年モスコーでも行われたんですね。ちょうど私もそのとき見本市を見る機会があったわけですが、非常に評判よかったんじゃないかと思うんです、相当先端的なものが、ロボットなんかが展示されておりましたから。もっともみんな囲われてますから中身は見えやしないんで、ただ...全文を見る
○松前達郎君 わかりました。  それからもう一つ、ソ連に関することなんですが、書記長が日本に核が存在しているということを言っているんですね。本人まだ来たわけじゃないのにそういうことを言っているわけなんですが、これについてどう評価をされていますか。  これは、例えばアジアにおけ...全文を見る
○松前達郎君 アジアにおける核の存在となる、と、日本は今おっしゃったようなことで核の持ち込みを許していない。たしか通過も許さないんですね。許さないというか、事前協議の問題にかかってくるわけです。韓国にはどうなんでしょうかね、これは核があるかないか、政府としてどういうふうに考えてお...全文を見る
○松前達郎君 韓国にあるかないか、これは我が国の問題じゃないかもしれませんから、このくらいにいたします。  でも、例えば今ヨーロッパで議論されているINFの場合は、これは核搭載ですわね。ですからアメリカも、ヨーロッパの例えば西ドイツとか各国に配備されているパーシングⅡなんという...全文を見る
○松前達郎君 受け身じゃなくてもうちょっと積極的におやりになった方がいいんじゃないかと思うんです。今のような問題、今おっしゃったような経過でやっておられますけれども、例えばお金を出せとか、あるいは直接艦船を派遣しろとか、日本はただ乗りであるというような批判が出てくることが予測され...全文を見る
○松前達郎君 ありがとうございました。
05月26日第108回国会 参議院 外務委員会 第5号
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○松前達郎君 まず最初は、人質をとる行為に関する国際条約、それともう一つ、二本あるわけなんですが、それに関連したものがですね、それについて質問さしていただきます、  これを読んでみますと、この対象となるものは、人質をとる目的があってそのために人質を解放させる、人質を解放させるた...全文を見る
○松前達郎君 その点は大体わかるんですけれども、どうも条約の案を読みますと、これだけじゃないんですが、非常に難しいんですよね、表現が。相当時間をかけてじっくり読まないと何を言っているのかわからぬというところが大分あるんです。  まず第一条ですね、今申し上げたのは、第一条のところ...全文を見る
○松前達郎君 それから第九条ですが、引き渡しについてですけれども、引き渡しの請求に応じてはならない場合というのがありますね。その場合として、人種ですとかあるいは国籍、宗教あるいは民族的な問題、または政治的な意見、こういうものを背景として、これを処罰したいから引き渡せというふうな要...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、この判断というのは要求を受けた国が第一義的に行う。ということは結局、日本の場合ですと、日本政府が要求を受ければ日本政府がやる。政府がやるとすると外務省ということになるわけですね。
○松前達郎君 それから、国際的に保護される者に対する犯罪の防止及び処罰に関する条約、これについて、国際的に保護される者ということは大分広い範囲をこの中には記載されておりますが、例えば外交官、これが一番中心になると思いますね。今まで、こういったような犯罪が起こるであろうというような...全文を見る
○松前達郎君 最近各国にある大使館が、大分厳重な態勢といいますか、外から入ってくる人に対するチェック等も大分厳重にやられているようなんで、何か情報等があって、最近特に日本は世界から孤立するなんというようなことも言われているようですから、日本に対する批判等を含めてそういうテロ行為が...全文を見る
○松前達郎君 今の二分の一を負担するというその理由として、一つは円高というのが挙げられているんじゃないかと思うんですね。これは理由として円高というのが最大の理由でしょうか。いかがでしょうか。
○松前達郎君 そうしますと、円がさらに高くなるような事態が出た場合にはまたこの二分の一がふえていくという可能性があるように思うんですね。そういうことは今後はあり得るんですか。
○松前達郎君 しかし、円高がこのままの状況で続くときはまたさらに延長もされるであろうし、というふうに受け取れるんですけれども、一遍こういうものが実施されますとこれが定着しちゃって、こういうふうな措置をするということが当たり前になってくる。そうなりますと、また円がどんどん上がればさ...全文を見る
○松前達郎君 円安になった場合には、急激な変化ですわ、経済上の問題としての、そのときにはどうするということはこれには全然、協定をそのときにまた検討するというようなことは入っていないんですね。ですからこれで五年間決まってしまうわけですね。ということは、五年間円高が続くというふうに予...全文を見る
○松前達郎君 今藤井さんのおっしゃったことを伺っていますと、二分の一以内でということをおっしゃったのですが、これは二分の一に相当する金額と決めてあるんですね。二分の一とはっきり決まっていますね。以内でもって調整できるということなんですか、それとも二分の一と決めてやるのか。これは第...全文を見る
○松前達郎君 わかりました。そうすると調整できるわけですね、その範囲内で。二分の一以内で調整できる、こう解釈していいですね。これは毎年毎年調整をするのか、その都度何か急激な変化があったときに調整できる、こういうふうに解釈してよろしゅうございますか。
○松前達郎君 それでは次に移らせていただきます。  防衛庁の方お見えになっておられますが、最近OTHレーダーの問題が随分いろいろと報道されたりしておりますですね。防衛庁がこのOTHレーダーを導入するということに決まったというようなことを伺っているんです。OTHレーダーの性能、そ...全文を見る
○松前達郎君 今移動物体とおっしゃったんですが、航空機だとかあるいは飛しょう体、ミサイルも含まれるでしょうし、そのほか船舶の移動の情報をとることができると聞いているんですが、これもできるんですか。
○松前達郎君 今検討中ということで調査費がついているわけですね。大体、調査費がつくということは導入を決めるということにつながっていくわけなんですが、今おっしゃいましたように、艦船、航空機、こういうものの情報がとれる。アメリカの場合もまだ私は完成されたものではないような気もするんで...全文を見る
○松前達郎君 設置前提じゃないと調査できないんですけれどもね。一説によると硫黄島、喜界島とかいろいろありましたね。最近ではどうもそれが硫黄島に設置するように米軍の方からの要請があるというふうな報道もあるようですが、こうなってきますと、いわゆるOTHレーダーの監視網といいますか、こ...全文を見る
○松前達郎君 これを設置したとして、運用する場合において、単独で可能であるとおっしゃっておりますが、単独でも情報は集まると思うんですけれども、しかし総合的な情報の価値といいますと、やはり単独じゃなくていろんなものとの組み合わせ、その他のOTHレーダーの組み合わせいろいろあると思う...全文を見る
○松前達郎君 今ちょっとお話しされましたように、通信系がないと何の意味もない。まさか専用のケーブルを引くわけでもないでしょうし、恐らく一番簡便な方法は衛星利用だということになってくるんですね、当然。そうすると、防衛庁が独自に通信衛星を上げるなんという問題まで発展する可能性もあるん...全文を見る
○松前達郎君 それからついでなんでもう一つお伺いをしたいんですが、潜水艦通信用の超長波の送信所の問題ですね。きのうの新聞に出ているんですが、えびの市に設置をしようということですね、これはもう決まったんですか。通信関係の方見えていませんか。
○松前達郎君 通信課長見えていますね。通信課長担当じゃないんですか、これ。いかがでしょうか。
○松前達郎君 大分いろいろと交渉があって、えびの市の方がまた反対だとか賛成だとかいろんな意見があるというのが情報として入ってきているものですから、当然何かコンタクトをされて候補地としては一応考えているということだろうと私思っておるんです。  そういった通信関係あるいは情報収集に...全文を見る
08月25日第109回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○松前達郎君 まず最初に、国際緊急援助隊の派遣に関する法律、これについてお伺いをいたしたいと思います。  災害に対する援助あるいは救助も含めていますが、こういったような問題で既に幾つかの災害、今例を挙げられましたけれども、これに対する援助が必要である、これはもう当然のことであろ...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、そういう順序で決定が行われるということですが、その後派遣に関する事務等については国際協力事業団、ここが行うんだ、内容としては救助活動、医療活動等を任務とするんだ、そういうふうな法律の案になっておるわけです。例えば、各省庁の附属機関等から派遣人員を選出す...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、JICAは日本から国外に出る段取りですね、そこから先を行う、こういうことに解釈できるんですが、民間の場合ですね、民間からの派遣等についてはこれはどういうふうにアプローチをするのか、その辺のことをお伺いしたいと思います。
○松前達郎君 それじゃ次に、そうやって派遣されていくわけですが、被災地といいますか、災害によって派遣を要請するぐらいのことですから、当然その状況というのは相当な、普通のノーマルな状況ではない、その中に入っていくということになろうと思うんですね。そうなると補償問題が恐らく出てくる。...全文を見る
○松前達郎君 そこで、一番私ども心配をするのは、これは新聞等にも出ていますし、外務大臣も各委員会でいろいろと御答弁いただいているんですが、自衛隊の海外派遣の問題との関連です。  ここの法律そのものの中には自衛隊のことは一つも出てないし、また同時に、伺うところによれば、援助の要請...全文を見る
○松前達郎君 自衛隊そのものを海外派遣するということは別に法律がありますね、自衛隊の方の法律、自衛隊法。ですから当然それに縛られているわけでしょうし、これとの関連というのがあるということはちょっとこれだけでは見当たらない、これはもう当然のことなんですけれども。ただ世論として、国会...全文を見る
○松前達郎君 それからもう一つは、海外に派遣する援助隊が災害地に派遣されて、純然たる災害だけの場合ですとさっき申し上げましたような補償問題その他が専ら中心に心配としては出てくる。これについてはいろいろ補償対策があるとおっしゃったわけですが、それがたまたま紛争をしている地域である、...全文を見る
○松前達郎君 それでは、その辺は明確ですから、先ほどの海外への自衛隊の派遣という問題とのリンクさえはっきりこの法案がしているのであれば私どもとしてもこれについては支持することになると思いますけれども、その辺またいずれ他の同僚議員からも質問があると思いますので、この法案に関しては私...全文を見る
○松前達郎君 今の潜水艦の寄港ですね、それから核兵器搭載可能と考えられる水上艦船、この寄港もあるんですが、これはもう省略しておきます。寄港状況もいずれまた何かチャンスがありましたら教えていただきたいのですが。  米国の艦船で核弾頭を装備できるいわゆる核兵器積載可能な艦船というの...全文を見る
○松前達郎君 そのとおりだと私も思うんです。  そこで、最近新聞で報道されました、一九八四年五月八日付の核兵器の安全確保に関する米太平洋軍司令部の公式文書というのが報道されたわけなんですが、これによりますと、同盟国との事前調整のための協議という内容がその中に盛られていると言われ...全文を見る
○松前達郎君 今私が申し上げた核兵器の安全確保に関する文書ですね、これには事前調整といいますか、これが義務づけられているということなんですね。そうなってきますと、事前協議がないからアメリカは我が国に核兵器を持ち込んでいないはずである、あるいはいないと確信すると今まで外務省はおっし...全文を見る
○松前達郎君 今核兵器の事故というと爆発とおっしゃったんですが、核兵器が壊れて何も爆発しなくても中にある放射性を持った燃料が出てくる場合もあるかもしれない。そうなると原子炉事故と同じような性格になってくるんですね。原子炉の場合ちょびちょびエネルギーを使いますが、爆発は一挙に使うわ...全文を見る
○松前達郎君 それからさっきの文書、核兵器の安全確保に関する米軍司令部の公式文書、これについてまた質問を続けるんですが、事実関係だけお伺いします。  この文書では、爆発物処理第一グループ分遺隊が扱う事故に核兵器事故も含めるというふうに書いてある。日本には現在二つの部隊が横須賀と...全文を見る
○松前達郎君 この爆発物処理の分遣隊のする仕事の内容として、一般的な火薬の爆発とかそういうものももちろん対象になると思いますが、いわゆる核による事故、こういったものに対応するというふうなことがその仕事の内容に含まれている、これについても御存じですか。
○松前達郎君 通常兵器の爆発が主体だというふうに今おっしゃったんですけれども、最近核弾頭というのは相当性能が向上してきて小型化される、あるいは軽量化されてくる、したがって取り扱いも非常に簡便にできるようになってくる。いろいろと発達を遂げてきたわけなんですが、とりわけその中でも、い...全文を見る
○松前達郎君 その辺外務大臣ちょっと不思議に思われながらおっしゃっているんじゃないかと思うんです。事前協議があっても拒否するということがわかっていて事前協議するでしょうかね、アメリカが。その辺国際的な問題として、ごく一般的な交渉ですね、そういう交渉あるいは折衝の段階でノーというの...全文を見る
○松前達郎君 今おっしゃったイントロダクションという言葉は使われている。それにはトランジット、すなわち寄港、コーリング・アット・ア・ポートですね、それから領海通航、パッセージ、あるいは着陸、ランディング、これを含むということについては合意してないんじゃないですか。したんですか。
○松前達郎君 そうすると、それは明瞭であると、いうことは、どうなんですか、寄港とか通航、着陸等は含んでいるということですね。
○松前達郎君 この問題、幾ら私の方でいろいろ質問してもいつも同じ答えしか返ってこないんでこの辺でやめますけれども、またいずれチャンスがあればそういう問題についていろいろと議論もしてみたいんですが、まあいずれにしてもこういったような疑惑があるから新聞報道等も大きく取り上げるんですね...全文を見る
○松前達郎君 それはわかるんですよ。これは政府の方はそういうふうに言わざるを得ない。ところが第三者的に見ますと、アメリカ側からいったら、核があるかないかの存在を明らかにしないというんですから、それはもう事前協議するわけないですね。これはもう当たり前の話。  それから、さっきのイ...全文を見る
○松前達郎君 終わります。
08月27日第109回国会 参議院 外務委員会 第3号
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○松前達郎君 まず最初に、政府調達に関する協定の改正議定書についでお伺いをいたしたいと思うんですが、政府調達品というものについては今までもある一定の枠がはめられている。その枠というのはそれぞれ国益とかあるいは国内事情とかそういうものに基づいた枠であって、一般的には自由な公開の場に...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、さっき私が申し上げた規定の適用外とされていたものについては、金額的な部分を変えていくということであって、この規定をなくしてしまうということではない、こういうふうに理解していいんですか。
○松前達郎君 そうすると、ここに「国防上ないし国家安全保障上国内産品を購入する必要がある」というような文言があるわけですね。それから中小企業対策、地域産業振興策あるいは高度技術産業、こういったようなものを育成するためにこの規定適用外という条項があるわけですね。これはまだ生きている...全文を見る
○松前達郎君 武器の場合はそれぞれの国において方針がありますからそういうことになると思うんですが、政府調達品についてのそれ以外のものについて、例えば自由な場においての競争入札にするとか、公開をしながら入札をさしていくとか、あるいは入札した結果を公表するとか、そういうふうなことも含...全文を見る
○松前達郎君 そういうことであれば、この協定を新しく改正するということによる外国に与える影響、外国から日本を見た場合、今貿易問題とかいろいろありますが、そういったものとの関連の中で一体どういうふうに見られるであろうか、どういう効果があるであろうか、その点どうお考えになっているか。
○松前達郎君 この政府調達に関する協定の問題についてはそのぐらいにいたしまして、カナダとの所得に対する租税の二重課税の回避、脱税の防止についてお伺いしたいんです。  この内容は、これは各国と日本政府との間に幾つかもう既にこれに類似したものが条約として結ばれておるわけですね。今後...全文を見る
○松前達郎君 この種の条約について、今三十六カ国というお話でありますが、その他の国との条約、現在締結しようという意向で検討しつつあるところがございますか、この種のもので。
○松前達郎君 もう一つだけちょっと質問させていただきたいんですが、この三十六カ国、資料いただいたんですが、この中に東欧諸国とかソ連というのが入っているんですね。これも締結しているわけですね。これについてはレートの問題がどうもバランスがとれてない、要するに円と各国の通貨とのレートで...全文を見る
○松前達郎君 税金をとにかく両方から取らないようにするということですから、為替関係ないと言えばそれっきりなんですけれども、金額的に換 算してもどっちで払った方が得かなんという問題が出てくる可能性もありますね。ですからレートの問題というのはある程度関係があるんじゃないかと思ったも...全文を見る
○松前達郎君 競争をするということというのは、研究活動における競争なのか、それとも、後でいろいろとこれについての落札、契約だとかいろいろ出てくるわけですね、こういったような事項に関しての衡平なのか。あるいは、これは日米間の協定ですけれども、そのほかの国もアメリカとの間に協定を結ん...全文を見る
○松前達郎君 参加条件ということになりますね。
○松前達郎君 わかりました。参加をするかしないかを意思決定するときの自由なる競争というふうに理解するんですが、これはどうなんでしょうか、他の国とアメリカ、日本以外の国との協定というのがあるんですが、これは秘密だから外務省は入手できないかもしれませんが、そういった協定の内容について...全文を見る
○松前達郎君 それから次に、この二番目に、「参加を希望する日本国及びアメリカ合衆国の者が、この協定の範囲内において落札される契約の獲得について、平等の条件で競争する」、これは、さっき一番目で申し上げた「衡平かつ真正」というものの中の説明になるんじゃないかと思うんですが、どうも読ん...全文を見る
○松前達郎君 何か余りよくわからないんですけれども、もともと米側がつくったやつを日本語に直したんじゃないですかね。こちら側と十分協議しておやりになったのかどうか。この文章を読んだだけでは、どういうことを具体的に意味するのか、どうも私には余りよくわからないんです。  それから、ず...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、私が理解したのと逆になってきたんですが、企業が参加する、参加すれば企業はたくさんの情報を持っているわけですね、その情報まで何らかの束縛を受けるということがないようにするために「公正かつ衡平な待遇」というふうに理解していいわけですね。
○松前達郎君 この研究参加を日本政府は決定されたわけですが、この参加する範囲、これは前にも委員会で質問さしていただいたんですが、これはもう民間に限るのか、あるいは政府関係の研究諸機関がありますね、そういうところも参加するのか、その辺はいかがでしょうか。
○松前達郎君 ちょっと法律の名前を忘れてしまったんですけれども、前に、科学技術に関連する研究開発について、民間の研究機関あるいは政府が直轄する研究機関、そういう研究機関の間の交流をしよう、人的交流も含めてですね、例えば外国人の研究者を入れてもいいとかいろいろな問題についての法改正...全文を見る
○松前達郎君 それから、例えば契約という言葉も出てくるんですが、研究開発に参加する以上、一つのプロジェクトなりあるいはテーマなりに決めて、それに対してどういう企業がどういうふうに参加していくかあるいはその他の研究機関が参加するか、これを決めていくんだと思うんです。具体的に、日本側...全文を見る
○松前達郎君 いろんなハイレベルのテクノロジーというのが今非常に問題になっているんですが、今非常にハイライトを浴びているのが超電導なんというのがありますね。これの技術も、利用の方法によっては戦略防衛構想の中に幾つでも取り込むことができるテクノロジーがあるわけなんですけれども、そう...全文を見る
○松前達郎君 今大臣おっしゃった中で、先端技術が世界におくれないようにということをおっ しゃいましたけれども、まさにそれはそのとおりだと思うんですが、この先端技術なるものが、日本の場合は民間企業の中で先端技術が育て上げられたから今日のような経済発展につながったんですね。アメリカ...全文を見る
○松前達郎君 そのときはどういう形で行うんでしょうか、通産省の企業との話し合いというのは。
○松前達郎君 その一定のフォームですね、決まったものというのは前もって企業に提示されて、それでよければ参加をしてくださいということになるんですか。
○松前達郎君 まだその辺余りはっきりしてないのかもしれませんが、企業にとってみるとこれは大変な問題なんですね、参加するかしないか。ある企業はもう参加しないと決めたところもありますし、例えばココム問題で東芝、まあ東芝機械ですけれども、じゃ東芝は一体どうするのか。いろんな問題が出てく...全文を見る
09月02日第109回国会 参議院 科学技術特別委員会 第3号
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○松前達郎君 きょうは全般的な問題についてお伺いしたいと思いますが、今日の科学技術があらゆる面で人間社会に非常に大きな影響を及ぼすような時代になったわけなんです。しかも科学技術の領域といいますと非常に多様化しまして、また幅が広い、そういうふうな状況になってまいりました。一例を挙げ...全文を見る
○松前達郎君 今、御答弁いただいたわけなんですが、久しぶりに科学技術庁設置法というのを引っ張り出して読んでみたんですけれども、第三条に、「科学技術庁は、科学技術の振興を図り、国民経済の発展に寄与するため、科学技術に関する行政を総合的に推進することをその主たる任務とする。」こういう...全文を見る
○松前達郎君 シンクタンクももちろん非常に重要な役割を負うものとして設置するということですから、これも推進していただきたいんですが、科学技術庁が行うべき役割、これは長い間私もいろいろと状況を見てまいりましたけれども、どうも何かすっきりしない。一つぽっと中心となるような哲学がどうも...全文を見る
○松前達郎君 当面、現在の状況のもとでの話ですが、科学技術庁としてこれから先重点的に取り組むもの、これは一体どういうところに重点を置かれていくのか。たまたまもう予算要求の時期になっておるわけでありますが、その中でも特に重点を置いて要求をされようとしているもの、こういう分野がござい...全文を見る
○松前達郎君 今、今後の推進の中心的な目標というものをおっしゃったわけです。二十一世紀の文明を支配するであろう科学技術、これは一体どういうものが中心となるか、これはいろいろと議論がありますでしょう。一体その主流となるのはエレクトロニクスのさらなる発展なのか、あるいはインテリジェン...全文を見る
○松前達郎君 幾つかの面について具体的な対象を挙げながらこれから質問させていただきたいんですが、現在の科学技術の分野、開発も含めた分野として特に注目されているものとして挙げられるのが新エネルギー開発ですね、これは原子力も含めてですが。それとさらに宇宙開発あるいは海洋開発。また、も...全文を見る
○松前達郎君 平和目的か軍事目的かというのの区別の仕方はちょっとはっきりしないとおっしゃったんですが、まさにそのとおりだと思うのですけれども、一言で言ってしまえば、衛星によって得た情報が公開であるか非公開であるかというのではっきりしてしまうのじゃないかと思います。通信衛星にしまし...全文を見る
○松前達郎君 そこで、最近外務省がアメリカと締結をいたしましたSDI研究参加、これは外務委員会でも問題になったわけなんですが、このSDI構想というのに研究参加をする、研究だからいいんだとか、そういうようなことを言っているようでありますが、研究参加と言いながらも、このSDIというの...全文を見る
○松前達郎君 あの取り決めはごく大ざっぱな取り決めでして、どうも裏の方では、例えば実際の取り決めの段階に入った場合には、民間の場合ですと通産省がその担当になるんじゃないかと思うのです。では一体その担当の通産省と研究参加をする企業がどういう取り決めをするかというのはまだ決まってない...全文を見る
○松前達郎君 今の計画は積極的に推進していただきたいと思うのですけれども、やはり日本の場合は技術的にはもう完全にアジアの中では先進国になってきているわけですね、今のリモートセンシングのテクノロジーは。しかも、リモートセンシングテクノロジーがあらゆる国の新しい計画に、例えば農業計画...全文を見る
○松前達郎君 宇宙開発についてもう一つお伺いしておきたいんですが、数年前ですか、アメリカのNASAの長官が来られて、宇宙ステーションの計画でしたか、これに何とか日本も参加してくれというふうな、たしかそういう要望があったような記憶があるんですが、この宇宙ステーションについて我が国と...全文を見る
○松前達郎君 宇宙の問題はそのぐらいにいたしまして、今度は海の方にまいりたいのですが、海洋科学、これは宇宙に比べると少しおくれているような気がするんです。海洋というのは宇宙と逆の条件だというふうな、酸素がないとかそういう問題は別として、これについて、やはり我が国の場合には周りが海...全文を見る
○松前達郎君 次に、災害の問題なんですが、特に、災害でも最近は地震が非常に国民の心配の種になっているんです。富士山の頂上で地震が幾つか観測されたとかいろいろ報道があるわけなんです。  災害予知技術の開発なんですが、これも各部署それぞれいろいろとやっておられるようですね。例えば地...全文を見る
○松前達郎君 災害の予知というのは大変だということはわかります。しかし、できるだけとおっしゃったのは、考えられる手段すべて使って総合的にそのシステムをつくり上げるということですね。これが私一番重要だと思うので、ひとつその辺も推進していただければと思います。  大体、気象庁という...全文を見る
○松前達郎君 それについて国際的な協力体制とか研究開発に関する協力、そういったものは今行われていますか。
○松前達郎君 技術的なことはもうわかっているんですけれども、処分ですね、埋めてしまうとか、一時は海へ捨ててしまうなんてありましたね、ロンドン条約か何かを盾にとって。その辺の問題、そういった処分をする以外にもう手はないのかどうか。ほかには全然考えられないのかどうか。それしか考えられ...全文を見る
○松前達郎君 処分の問題ですね、一番重要な問題は。何か新しい別の発想があって、新しい方途でも開発されればそれにまた一つの活路が見出せる、こう思うのです。  それからもう一つ、原子炉の中に原子番号九十ですか、トリウムを使って中性子によって核分裂を起こしてエネルギーを出そう、そうい...全文を見る
○松前達郎君 原子力関係もう一つだけ。  原子力船「むつ」ですね、「さまよえるオランダ人」というんですか、この問題、最近いろいろまた新聞にも報道されているわけなんですけれども、これは途中で組織を移しましたね、その段階以降順調に計画が進んでいるのかどうか。そして将来それでずっとや...全文を見る
○松前達郎君 原子力についてはまだいろいろありますけれども、また次の機会に譲りたいと思うのです。  最後に、一つ提案を含めて質問させていただきたいのは、科学技術会議の答申がこれ出たわけで、いただいたんですけれども、「物質・材料系科学技術に関する研究開発基本計画について」、それか...全文を見る
○松前達郎君 終わります。
12月08日第111回国会 参議院 外務委員会 第1号
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○松前達郎君 初めての大臣にとっての外務委員会質疑ということになるわけですが、きょうはまず最初に宇野外務大臣の外交姿勢全般についてお伺いをいたしたいんです。外交姿勢といいましても、幾つかの国との間の外交ということになるわけで、日米、日ソ、日中、あるいはアジア、ASEAN等を含めて...全文を見る
○松前達郎君 この後引き続き今大臣がおっしゃったような核軍縮が継続して行われる。我々としてもそれを大いに期待しなきゃならないし、そうあってほしいなと思っておるわけなんですが、これは少なくとも核戦略からいきますと、スーパーパワーの間の抑止力としての適当な数が必要であるなんという意見...全文を見る
○松前達郎君 十一月にモスクワに私行ったわけなんですが、そのときに、前の文化大臣デミチェフという人なんですが、この人が今はソ連最高会議の幹部会第一副議長、ナンバーツーになっておられて、その方と一時間近くにわたっていろいろ話をさせていただいたわけです。そのときの話によると、日ソ関係...全文を見る
○松前達郎君 今もまた、平和条約を結ぶということの前提に北方領土の返還があるんだということをおっしゃったんですが、本当に現実としてそういうことが行われて、しかもその結果として平和条約が結べるということをお思いでしょうか。これはただ単に島を返せという問題だけではなくて、日米間の問題...全文を見る
○松前達郎君 日ソ関係、先ほど申し上げたように、世界全体の外交の中で流れというものが今後多少変わろうとしているような気配がありますので、その辺はプロとして十分もう検討されていると思いますけれども、よろしくお願いできたらと思います。  日ソ関係の最後に、去る十一月の十六、十七日に...全文を見る
○松前達郎君 日ソ関係はそのぐらいにいたしまして、日米関係なんですが、これはもうちょっと時間がたってからにしたいと思いますから、その前に日米漁業協定、これも同米関係でありますが、協定についてお伺いをしておきたいと思います。  今回日米漁業協定を改定すあということでありますけれど...全文を見る
○松前達郎君 五分の一に減少したその反面、余剰というのは一体どうやって算出しているのか私自身もよくわかりませんけれども、これはアメリカ側で恐らく根拠があって算出したのじゃないかと思います。  その反面で、洋上買い付けの規模がどんどん拡大してきている。これは五十七年から行われてい...全文を見る
○松前達郎君 いいです。  北米局長お見えになったので、先ほどの外交の基本姿勢等を含めてお伺いしていきたいんです。  対米外交なんですが、アメリカと日本の関係というのはもう既に深い関係にあると言うと言い方は悪いかもしれませんが、その中でいろんな問題が、細かいと言ったら大変問題...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、例えばペルシャ湾で日本のタンカーをアメリカが護衛しているんだからそれに対する何らかの手当てをせよというふうなことがもしか来ているとすれば、日本が自衛隊を出すわけにいかないですから、何らかの方法で対応しろと言われたときに、じゃどういうふうにされるつもりな...全文を見る
○松前達郎君 その措置の結果、そういう機器類。そういうものを使用するのは米軍が使用することになるんですね、恐らく。日本がこっちから人を派遣してそこでもって例えば機雷の探知をするとか、そういうふうなことではないとすれば、そういった援助によってそれを使用する、例えば機器だった場合、そ...全文を見る
○松前達郎君 またちょっと話が変わるんですが、農産物輸入制限に関するガット裁定の問題です。  農産物は今先進国で非常に余っているわけですね。ECもそうでしょう、アメリカもそうですね。結局、余っていれば当然それに対して輸出をしたいという欲望が出る。それは日本はその欲望を満たすよう...全文を見る
○松前達郎君 そうしますと、一応二月まで先延ばしということになったわけですね。国内問題は大丈夫ですか、二月まで。この問題というのは消えてしまう問題ではありませんから、やっぱり二月になるとまた蒸し返されてくるわけですから、恐らく農産物輸入制限については将来とも問題となってくるのでは...全文を見る
○松前達郎君 農産物の問題というのは非常にこれから大変な問題だろうと思うので、その辺ひとつ十分御努力をいただければと思うんです。  今度はアジア外交なんですが、来週マニラで十年ぶりですか第三回のASEANの首脳会議というのが開かれるんですね。それに竹下総理大臣が出席をされるわけ...全文を見る
○松前達郎君 今いろいろなプロジェクトとおっしゃったわけなんですが、とりわけ我が国の政府開発援助についてはいろいろと問題が指摘されているわけです。この委員会でも前に、開発援助のあり方というのを今後一体どういう方向に持っていくのか、ただ金さえ出せばいいというものじゃないぞというふう...全文を見る
○松前達郎君 そうすると、まだ日本人ではないと言い切ることはできないけれども、日本人に該当者がいない、こういうことですね。  そこで、どうもこの辺まだはっきりしないうちにこういうことを申し上げていいのかどうかわからないんですが、例えばモントリオール条約によると、民間航空機犯罪の...全文を見る
○松前達郎君 くどいようですが、国籍がまだ判明していないわけですね。韓国の方は、韓国人であるということがわかってそれで身柄の引き渡しを要求しているのかどうかという問題です。もしかこれが日本人だったらどうなりますか。やはり韓国に引き渡しますか。引き渡しというか、要求を放棄しますか、...全文を見る
○松前達郎君 まあ公文書偽造行使があったことは事実なんですね、これはもう偽造のパスポートであるとわかっておるんですから。しかも日本政府発行のパスポートを持っていた、にせものですけれども。これに対する問題があるんです。これは消えないはずなんで、これまで放棄してしまうということになる...全文を見る
○松前達郎君 終わります。