松前達郎
まつまえたつろう
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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04月13日 | 第145回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第6号 議事録を見る | ○松前達郎君 きょうは電波法に関して質問させていただくわけですが、先ほどもGMDSSの問題を野沢委員から質問がありました。それとも多少重複するかもしれません。 まず最初に、電波法については平成元年並びに平成三年に船舶地球局の運用要件を定める内容の改正が行われたわけであります。...全文を見る |
○松前達郎君 いろいろと御努力されたということでしょうけれども、この平成元年のときの附帯決議の中にある実証実験、これはおやりになったんですか。 | ||
○松前達郎君 これからずっと質問させていただくのは、およそ信頼性に尽きる問題だと思うんです。 先ほどの質問にもございましたように、新生丸の場合も同じですけれども、GMDSSが機能しない原因は幾つか挙げられると思うんです。機器類の問題もある、さらに人的な情報誤判断の問題もある、...全文を見る | ||
○松前達郎君 人間が行うことですから、そういう面でのミスというのが重なっているような気もするんです。これはマニュアルをきちっとすればある程度解決できると思います。 平成四年から導入されたGMDSSによる機器からの誤発射、これは以前から問題になってきておりますけれども、これが非...全文を見る | ||
○松前達郎君 そうしますと、ブイの方も件数としてはふえているんですね、傾向からいくと。ただ、これはブイを装備する船の数がふえてくるということもありますからブイの総数もふえているだろう、それも考えに入れればあるいはふえたと一言で言えないんじゃないかと、こう思うんですけれども。 ...全文を見る | ||
○松前達郎君 原因として人為的なものが非常に多いということだと思います。これの対応をどういうふうに今後したらいいのか、ひとつ大いに努力していただきたいと思うんです。 ある意味でいうと、GMDSSというのは非常にすぐれたシステムであることはわかっているんですけれども、この移行の...全文を見る | ||
○松前達郎君 それではGMDSS問題はそれぐらいにいたしまして、次に移ります。 電波利用料による使途拡大の問題であります。 平成五年の制度創設時には、主として電波の監視あるいは無線局の監理システムの構築に電波料を使うのであるということだったわけですね。平成八年からそれに追...全文を見る | ||
○松前達郎君 電波法そのもの全体をずっと見てみますと、非常に包括的な法律なんですね。前にも放送局、いわゆる民放の問題がありました。あの当時も、電波法そのものあるいは放送法、この二つについて非常に包括的であって解釈のしようによっては何でもできるというような感じを持ったわけなんですけ...全文を見る | ||
○松前達郎君 考え方の相違かもしれませんが、電波利用料というのは無線局全体のために行われる共益的な事務というのに対して使用すべきである、こういうふうに考えられていると思うんですが、これはどうもその趣旨に合わない事業のような気もするんですよ。これは一般会計からやるべきだという議論も...全文を見る | ||
○松前達郎君 不法電波といいますか、これの監視というのは非常に難しいことだと思うんです。特にそれを特定することが非常に難しいのだろうと思うんです。 私も無線免許を持っていますから、そういう点では、よくアマチュアあたりだと、フォックスハンティングというのがあって、どこに電波の発...全文を見る | ||
○松前達郎君 なかなか確認するのは困難だと思いますけれども、これは性格上そういうものなんです。 不法電波を発射する無線局の設置に対する取り締まり、これは前にも私はこの委員会でいろいろと質問させていただいたんですが、この行為に対する取り締まりに二つの違法行為が考えられます。 ...全文を見る | ||
○松前達郎君 法律的にはそうなんですが、実際にそれを逮捕したりできないんです。 例えば、ダンプカーに載せてある強力な無線機がありますね。資格がないのに、あれでもって電波をどんどん出すわけですが、ダンプカーをとめてやっているのかと聞いても、今やっていないよと言われて終わりなんで...全文を見る | ||
○松前達郎君 終わります。 | ||
04月27日 | 第145回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第8号 議事録を見る | ○松前達郎君 まず最初に、通信・放送機構法改正案、これに関連して質問させていただきます。 衛星管制業務の自立化の問題ですけれども、今回の通信・放送機構、昔は放送衛星機構というふうに言ったんですが放送機構になりました。この法改正案では、衛星の管制業務に関する政府からの出資金を機...全文を見る |
○松前達郎君 自立化については、その最終的目標というので民営化という言葉が一時使われておりました。閣議決定の中でもあったようですが、最終的なねらいというのは民営化ということなんでしょうか。その段階としてこの自立化をまず最初にやるということなのかどうか、これをお伺いします。 | ||
○松前達郎君 そうなりますと、今後の収支の見通しでありますけれども、今後十年間かけて三十四億円を政府に対して返済していかなければならない、こういうことになるわけです。政府が出資金を回収するのにあわせて、残り半分の三十四億円を出資しているのがNTTとNHKとKDDだと思いますが、こ...全文を見る | ||
○松前達郎君 衛星の開発、打ち上げ、運営、それをすべて国が主導で今まで行ってきたわけでありますが、衛星の利用については民間もそれなりの実績を残してきていると思います。機構の業務の見直しについては、今回の政府出資金の返還は一つの改革の方向であると思いますが、機構の改革が今回の出資金...全文を見る | ||
○松前達郎君 次に、機構の情報公開についてお伺いをします。 今回の法改正では情報公開が盛り込まれておりますけれども、機構における情報公開の取り組み、それから基盤技術研究促進センターの情報公開についての公開規定の整備をする必要があるんではないか、こういうふうに思いますけれども、...全文を見る | ||
○松前達郎君 先ほど私から申し上げたとおり、機構法というのは当初は衛星の管制だったわけなんですが、時とともにさまざまな業務がこれに追加されてきております。関連規定として機構法以外の法律で追加された業務、これが現時点で八つほど、今後十ぐらいになるんじゃないか。平成二年には難視聴解消...全文を見る | ||
○松前達郎君 ぜひお願いします。 終わります。 | ||
05月07日 | 第145回国会 参議院 本会議 第18号 議事録を見る | ○松前達郎君 私は、民主党・新緑風会を代表いたしまして、ただいま行われました小渕総理の訪米報告に対しまして若干の質問をいたします。 総理は、四月二十九日から六日間の日程で訪米されましたが、このたびの訪米は十二年ぶりの米国公式訪問であり、その目的を一言で言えば、日米間の関係をよ...全文を見る |
05月13日 | 第145回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第10号 議事録を見る | ○松前達郎君 おはようございます。 ただいま委員長から、二つの改正案一括ということできょうは審議が行われるということでありますけれども、ちょっと順序を逆にしまして、今委員長がおっしゃった順序とは違いますけれども、道路運送法の方を先に質問させていただきたいと思います。 まず...全文を見る |
○松前達郎君 今大臣からその後の対応というふうにおっしゃったわけでありますが、現段階で計画が予定どおり進行した、次の段階での計画に入りたい、こういうことだと思うんですが、その目標等がおありでしたらお聞かせいただきたいと思います。 | ||
○松前達郎君 概念的な面を今おっしゃって、まだ具体的な計画はこれからということだと思いますが、とりわけ自動車などの場合に、アイドリングストップとかそういった問題がありますね。環境問題です。これも恐らくあれをすべての車が実行しますと相当な効果があるわけですから、そういうものもその規...全文を見る | ||
○松前達郎君 撤廃となりますと、法律そのものの文言を一部変えるというだけでは済まなくなってきますから、法律そのものを全体としてつくり直すというか、そういったことがどうしても必要になるんだろうと思います。しかし、これは今後の問題として御検討いただきたい。 戦後、我が国が敗戦から...全文を見る | ||
○松前達郎君 情報公開をしなければ国民の意見もフィードバックできないわけです。そういう意味では確かに情報公開というのは非常に重要だと思うんですが、規制緩和をした後の問題として、これは公正な競争というのが期待されているわけですけれども、この公正な競争が行われるかどうかという問題が一...全文を見る | ||
○松前達郎君 新しい組織をつくるときの考え方として、旧来の組織をいつまでも頭に置いて人間の配置とか部署の配置を組み合わせすると新しくなくなっちゃうんですね。ですから、これは今後の課題でしょうけれども、縦割りをなるべく、なるべくじゃなくてやめるという方向で今後新しい省庁の内容を充実...全文を見る | ||
○松前達郎君 観光バスがもう既に自由化というのは、運賃の面もみんな含めて、そういううわさがあるのでちょっとお伺いしたわけです。今度規制緩和がされれば当然そういうことになるだろうと思います、アッパーリミットとローアーリミットを決めて、その範囲であればいいというような考えが導入される...全文を見る | ||
○松前達郎君 そういうことであれば、恐らく今後競争が激しくなりますと、退出したりあるいは参入したりするのが非常に激しくなってくるんじゃないか、こう思うんです。これは自由競争の中に入っていけば当然そういう結果になるんじゃないかと思います。 改正案の内容に関して伺いたいと思います...全文を見る | ||
○松前達郎君 そうしますと、今回改正が行われると多少その辺が変わってくる、なくなっていくわけですね。 それで、現行法では、例えば埼玉県を事業区域としている事業者がある場合、隣の東京都で事業を拡大しようと考えたら、東京都で新たにまた免許を取ることになるんじゃないか、こういうふう...全文を見る | ||
○松前達郎君 そうしますと、事業計画の変更というのは追加変更でいいんだろうと思いますが。 | ||
○松前達郎君 そうですね。 それともう一つは、最低保有台数というのが基準で定められているわけですが、どうも台数というのは一台でやるというわけにはいかないかもしれませんね。航空会社では一機でやっているところもあると思いますけれども、しかし、これは何らかの機械的な原因で運行不可能...全文を見る | ||
○松前達郎君 今安全な運行とおっしゃって、これはもう一番重要なことだと思いますが、最近どうもバスの事故というのが非常に大きな事故があるわけです。ふえてきているんじゃないかと思うんです。 重大な事故発生と運転のための労働時間の関係、これを見てみますと、拘束時間が二百十一時間から...全文を見る | ||
○松前達郎君 確かに、自己責任を全うするためにはこういった運行管理というのをきちっとやらなければいけないわけですから、その点、責任が非常に重いということになろうと思います。これは海上の場合も同じなんです。条約の中にそういった条約があって、最近になって日本もそれに対処するようなこと...全文を見る | ||
○松前達郎君 それでは次に、鉄道事業法の一部改正に入りたいと思うんです。 参入規制等の見直しに関してお伺いしたいと思うんです。これも参入に当たっての免許制を許可制とする、いわゆる需給調整規制というのを廃止すると。その廃止する理由と、廃止によって鉄道事業者及び利用者にどのような...全文を見る | ||
○松前達郎君 ちょっとわかりにくかったんですけれども、特定の目的を有する旅客の運送、これに関して運輸省令で定める要件に該当する鉄道事業、これには輸送の安全と事業遂行能力の基準、この二つの基準について審査をする、こういうふうになっていると思うんですけれども、どのような鉄道事業を想定...全文を見る | ||
○松前達郎君 簡単で結構ですから。 鉄道事業の継続性の問題なんですが、鉄道が廃止される、あるいは撤退するとかやめるというふうなことが地域住民にとると非常に大きな影響を及ぼすだろうと思うんです。今回、鉄道事業の継続性についてはどうも考慮していない、しないようにする、こういうふう...全文を見る | ||
○松前達郎君 そうしますと、簡単に言えば退出といいますか廃止したい一年前に廃止の届け出を出すと。一年間余裕がありますね。その間は廃止できないわけですから、その間に地元との協議その他をいろいろ重ねる中で、何とかこれを廃止しないでいいような方向に持っていくように運輸省としても努力する...全文を見る | ||
○松前達郎君 実際、鉄道が廃止されるというのは、その地元にとっては一番大きな影響を受けることだろうと思いますので、これは今後また重要な課題になってくると思います。 それと、運賃の問題ですが、運賃と料金の規制の見直し、こういう問題が今度の改正に含まれているわけですが、上限価格制...全文を見る | ||
○松前達郎君 乗り継ぎ円滑化措置というのがあるんですが、これについてお伺いしたいんです。 せっかくハイスピードで走っている新幹線に乗ってある駅でおります。これから在来線に乗りかえる。いつ来るかわからないんですね。物すごい時間待たされる。これはさっきのバスの問題と同じなんですが...全文を見る | ||
○松前達郎君 今の乗り継ぎの問題、これは恐らくいろんな意見を皆さんからいただいているんだろうと思うんです。ローカル線の時刻表に従って一番いい新幹線を選んでも三十分以上待ったり、そうかと思うと二分前に出てしまったり、何だかちょっと解せないような、そういう乗り継ぎがあるんですよ。乗り...全文を見る | ||
○松前達郎君 終わります。 | ||
06月03日 | 第145回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第13号 議事録を見る | ○松前達郎君 海上運送法の改正案、これを中心に質問させていただきたいと思うんですが、今の寺崎委員とのやりとりを伺っていますと、学校でも子供のいじめというのがあるんですが、どうもそれに近いような感じを持ったわけであります。挟み打ちにしてその時間帯だけ航空運賃を下げていく。すべての時...全文を見る |
○松前達郎君 今、最後に質問させていただいたその他の航路、一般旅客定期航路のうち百七十三ある、それから旅客不定期航路のうち四百四十六あるという資料をいただいているんですが、この「その他」というのは例えばどういうところなんでしょうか。 | ||
○松前達郎君 比較的近距離で特定の区域内の運航ということになりますね。 今回の改正で、今まで需給調整規制の対象外であった短期間人の運送をする不定期航路の事業のうち、年間運航期間が三十日未満で人の運送を行う場合は需給調整規制の対象外とされている。そういう不定期航路事業として区分...全文を見る | ||
○松前達郎君 今の説明で趣旨はわかりました。 次に、旅客不定期航路事業について、これは遊覧不定期と旅客不定期に一本化されたわけですね。また、この旅客不定期航路事業では乗り合い運送を原則禁止しているということでありますが、現実として定期航路の維持が不定期航路事業にとって困難にな...全文を見る | ||
○松前達郎君 次は貨物フェリーなんですが、これもちょっとよくわかりにくい。歴史的にもいろいろと内容的にはわかりにくいところがあると思うんですけれども、一般旅客定期航路事業として自動車を運んでいる旅客フェリーがあると今おっしゃったわけですね、自動車と人を一緒に運ぶフェリー。こういっ...全文を見る | ||
○松前達郎君 それでは次に、安全確保の問題について質問させていただきたいと思うんです。 海上人命安全条約というのがありますが、これは一九七四年に締結された国際条約であります。一九九四年に改正をされているんですね。そして、この条約の附属書に追加された第九章第六規則というのがあり...全文を見る | ||
○松前達郎君 これは、実は私もその責任者の一人として、運輸省の皆さんから大分いろいろと言われたので今質問させていただいたんですが。 運航安全のための管理規程、この作成と遵守の義務というのは確かに船舶所有者にあるわけです。これは当然だと思いますが、この確認というのはこれからも大...全文を見る | ||
○松前達郎君 平成九年の総務庁の海上運送に関する行政監察、これに免許に関しての問題点がたしか指摘されたと思うんです。需給調整規制のもとにおいての問題指摘だったんですから、今後はそういう体制下でなくなるわけであります。廃止されますと、審査のハードルがあるいは低くなる可能性もある。最...全文を見る | ||
○松前達郎君 それじゃ、規制緩和が及ぼす影響に関して最後に二つほどお尋ねしたいんですが、衆議院で、「需給調整規制の廃止に伴う競争により船員の雇用不安を来さないよう、船員雇用施策の拡充を図ること。」、こういった附帯決議が行われていると思います。運輸省として具体的にどういう考えをお持...全文を見る | ||
○松前達郎君 終わります。 |