三浦久

みうらひさし



当選回数回

三浦久の1974年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第72回国会 衆議院 運輸委員会 第6号
議事録を見る
○三浦委員 私は、日本共産党・革新共同を代表いたしまして、大臣の所信表明に対する質問を行ないたいと思います。  所信表明の中では、あれもやる、これもやるというふうに大臣は、まあことばをかえて言えば、耳ざわりのいいことをたくさん並べておられますけれども、その中身を具体的に検討して...全文を見る
○三浦委員 大臣は、いままでの運輸行政というのは決して大企業本位のものではなかった、こういう前提でいまお話しになっておられると思うのですね。たとえばモータリゼーション一つとってみましても、自動車がふえるから道路をつくる、道路がふえるから自動車をつくるんだ、そうしてまた自動車がふえ...全文を見る
○三浦委員 私は、政治資金規正法違反だということを言っているわけではありません。もし政治献金をもらったのが法律違反だなどということになると、これは汚職か何かの場合でありますからね。そういうことを言っているわけじゃないのです。もらわない権利というのも政治家にはあるはずなんです。相手...全文を見る
○三浦委員 私は、公共投資が全部大企業の利益をはかるものだというふうには言っておりません。公共投資の中にも、産業基盤の整備、また生活基盤の整備と両方あるわけでありますからね。しかし、私がいま御質問をいたしましたのは、大企業の利益をはかる公共投資を洗い直してやめる意思があるかないか...全文を見る
○三浦委員 抽象的な御答弁しかありませんでしたので、私のほうで指摘いたします。  北九州の戸畑航路のしゅんせつですね、これが昭和四十四年から昭和四十六年度にかけて行なわれているわけですが、これは新日本製鉄の戸畑埠頭を使う船しか通る必要のない航路じゃありませんか。
○三浦委員 避難するときはどこにでも避難できると思うのですよ。通常この戸畑航路を通る船というのは、いわゆる公共埠頭に向かう船舶ではなくて、新日本製鉄の戸畑埠頭に入港したり出港したりする船が通るためにしゅんせつをしているわけでしょう。そうじゃないですか。
○三浦委員 全く詭弁ですよ。戸畑航路はたしかに公有水面ですよ。港湾管理者が管理しているのはあたりまえ。しかし新日本製鉄の事業活動がなければ、こんなにマイナス十七メートルもしゅんせつをする必要のないものじゃありませんか。このマイナス十七メートルのしゅんせつというのは、戸畑埠頭の十七...全文を見る
○三浦委員 大臣にお尋ねしますけれども、事実関係は大体はっきりしておると思うのですね。ここに地図がありますけれども、この戸畑航路のしゅんせつをしているわけです。この奥は新日鉄の埠頭であります。新日鉄の事業活動のためだけに必要な戸畑航路のしゅんせつのために、国が金を出している、管理...全文を見る
○三浦委員 まあ、語るに落ちたといわなければ  いけないと思うのですけれども、たとえば、じゃ、これをなぜ全額受益者負担でやることができないのですか。公有水面だからといったって、全額受益者負担でやれる場合があるでしょう。幾らでもあるはずですね。  この前、東九フェリーが六・一メ...全文を見る
○三浦委員 そうです、そうです。護岸敷二メートルを残して売ったわけでしょう。決壊したのは二メートル以上決壊しているわけですね。そうすると、丸紅飯田の土地も決壊部分に入っているわけです。それを全部公共復旧の対象にして復旧させているわけでしょう。そして、現在は二メートルの護岸敷を残し...全文を見る
○三浦委員 時間がありませんので、質問に的確に答えてほしいんですよ。これが公共復旧の対象になるためには公共土木施設に限られるわけでしょう。そうすると、本件の場合に、丸紅飯田の土地が管理組合に譲渡されていなければ、公共復旧の対象にはならなかったのではないかということをお尋ねしている...全文を見る
○三浦委員 そうすると、護岸復旧したのは三十六・一メートルでしょう。水たたき部分はもっとたくさんやっているんですよ。護岸が決壊されたところだけをやっているわけじゃないんです。護岸が決壊されていない部分についても、水たたき部分についてはずっと公共復旧をやっているんですよ。知らない、...全文を見る
○三浦委員 四十六年のですよ。
○三浦委員 一体の工事と言うけれども、確かに二メートルの部分だけでは護岸工事はできない、そうおっしゃるわけなんですが、護岸が決壊したのは三十六・一メートルで、水たたきを復旧さしたのはその倍ですよ。六十七・五メートルの部分にわたって水たたきをずっと復旧しているわけですよ。ですから、...全文を見る
○三浦委員 そうすると、公共復旧は受けられたんだというお考えですね。そういう前提だと思います。  ではお尋ねしますけれども、公共復旧の対象にした丸紅飯田の三メートルの土地の所有権はいまどうなっているのですか。これはもう丸紅飯田に戻っているのじゃありませんか。どうですか。
○三浦委員 現在どうなっているのかと聞いているのですよ。
○三浦委員 もう一回言ってごらんなさい。譲渡すべくというのは、譲渡を受けるべくですか。
○三浦委員 そうしたら丸紅飯田の所有だということでしょう。そうすると、国の金で公共復旧をやっておって、そして、いままで公共施設になっている部分が丸紅飯田の所有になったということなんです。こんなことを放置しておくわけにはいかないと思うのです。  それで、この問題が問題になった後に...全文を見る
○三浦委員 昭和四十八年三月に丸紅飯田は百七十六万二千三百九十七円を管理組合に返還しているのです。三井のほうは、面積が少ないから二十八万七千百二十円ですけれども、これだけの金を返還しているのです。しかし、これは管理組合の負担分なんです。国が負担した分というのは四百十万五千百八十七...全文を見る
○三浦委員 ずいぶん弱腰ですね。たとえば、さっき言った公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法を見てみますと、災害復旧事業の監督というのが主務大臣にあることになっているのですよ。ここでは「災害復旧事業を適正に実施させるため、必要な検査を行い、報告を求め、又は事業の施行に関し必要な指示...全文を見る
○三浦委員 それでは、私は次にタクシー料金の値上げの問題についてお尋ねしたいと思います。  これは午前中でも言われましたが、田中総理が施政方針演説の中で、公共料金を極力抑制したい、こう言った翌日にタクシー料金が六大都市では二九%も値上げになった、こういう事実があります。これには...全文を見る
○三浦委員 供給量が一五%削減されると言うけれども、現在は、これはタクシーに乗ってお聞きになってもわかるけれども、燃料は全部満タンだという話であります。実際もそうだろうと思います。そうすると、総経費の中で燃料の占める割合が八%でありますから、燃料費が倍になったとしても八%値上げす...全文を見る
○三浦委員 量の確保の問題について一定の御努力をされたということは私もわかります。しかし、値段は全然下がらないのですね。上がりっぱなしに上がっているのですね。この値段が上がる原因というものをやはりもっときびしく探求をする、そして下げられるものは下げるというかまえがなければ私はだめ...全文を見る
○三浦委員 通産省、どうですか。
○三浦委員 通産省のほうは、今後値上げがないように指導するけれども、値下げの方向では考えないということなんですか。ちょっともう一度お尋ねしたい。
○三浦委員 それはね、LPGというのは原油からつくるだけではなくて、直接輸入している分もあるのですね。だから原油が倍に上がったから倍に上げなければならぬとか、そういうものじゃないのですよ。  それはまあともかくとして、時間がもう来ていますので、最後に大臣にお尋ねしたいのですが、...全文を見る
○三浦委員 時間が来たのでこれでやめます。私は今回の質疑を通じて、政府が考えていること、やっていることと口に出して言うこととが全く違う。いわゆる大企業奉仕の運輸行政じゃない、国民のための運輸行政をやるんだと言っておりながら、その中身というのは、またその気持ちも、やっていることも、...全文を見る
02月19日第72回国会 衆議院 運輸委員会 第8号
議事録を見る
○三浦委員 参考人の先生方には、きょうはお忙しいところをたいへんありがとうございました。  最初に、坂井参考人にお尋ねをいたしたいと思います。  昭和四十二年に現行法が制定されましてから今日まで、全く発生源対策、いわゆる音源対策というものがなされてこなかったわけであります。こ...全文を見る
○三浦委員 次に、黒田参考人にお尋ねをいたしたいと思います。  先日私も空港騒音訴訟団と一緒に運輸省との交渉に参加をいたしたわけでありますけれども、その交渉の中で、住民は口々に府や市はいろいろと住民のめんどうを見てくれるけれども、国は一つもめんどうを見てくれないということで、政...全文を見る
○三浦委員 次に、秋山参考人にお尋ねいたします。  国の施策が、発生源規制がありませんし、損失補償についても原因者負担というものが貫かれていないわけでありますけれども、これは住民の環境権というようなものを認めていないというところから必然的に出てきているのじゃないかというふうに考...全文を見る
○三浦委員 伊東参考人にお尋ねいたします。  現在の国の騒音対策というのは、環境権を認めずに、いろいろな施策というのは恩恵的にやるんだ、そういう考え方で貫かれていると思うのですが、先生の立場は環境権をお認めになる立場だと思うのですが、この点いかがでしょうか。
○三浦委員 終わります。どうもありがとうございました。
03月05日第72回国会 衆議院 運輸委員会 第11号
議事録を見る
○三浦委員 まず最初に、前回木下議員が質問をいたしました民間家屋の防音工事についての助成の問題についてお尋ねしますが、七五%については国が補助をする、あとの二五%についてはどういうふうにするつもりなのか、御答弁いただきたいと思います。
○三浦委員 そうすると、地方公共団体に御援助願うというのですが、たとえば二五%について地方公共団体が全額見た場合、そのあとで国が地方公共団体に、その見た分については全額何らかの方法で見るかどうかですね。その点をお尋ねいたします。
○三浦委員 そうすると 自治体が負担した分については一〇〇%補てんをするというふうに承ってよろしいわけですか。
○三浦委員 自治体に迷惑をかけるということはあまりいいことじゃないと思うのです。いま附帯決議が折衝されておりますけれども、その案の中にもそういう問題が出てきておりますので、なるべく自治体には負担をかけないという方向でやっていただきたいと思うのです。  次に、大臣に聞きますが、こ...全文を見る
○三浦委員 環境庁にお尋ねしますが、三木長官め考え方というのは、エアバスを入れないで新幹線によって航空需要を抑制し、そして減便をする、こういう考えに承ってよろしいのですか。
○三浦委員 私はこの法案の審議を通じて、黒田大阪府知事、参考人として来られました。それから各地方自治体の首長さんたちがお見えになりまして、結局エアバスを導入するのじゃなくて、無条件に東京−大阪については便数を減らしてくれ、こういう強い要望をされているわけですね。これもまた多くの住...全文を見る
○三浦委員 いま大臣が言われましたように、まず国が、運輸省当局が住民に対して誠意を見せるということ、このことは非常に大事なことだと思うんですね。住民はどういう不安を持っているかというと、たとえばエアバスを入れて便数が削減されても、航空需要がふえてくればすぐまたエアバスをどんどん増...全文を見る
○三浦委員 そうでしょう。ですから今度は、この九百三便に四十八年の十月にはエアバスを入れているのですね。ところが、全然便数は減らしてないのです。ですから、一たん減らしても、航空需要がふえたということでまたふやされてしまうというおそれというもの、不安というものを、非常に大きく住民の...全文を見る
○三浦委員 しかし、大臣のような考え方にいつまでも固執していますと、私はこれは行く行くは見切り発車というような事態にならざるを得ないようになるんじゃないかと思うのですね。大臣も政治家でありますから、その点はひとつ決断をもって住民との話し合いの場をつくるようにしてほしいと私は思うの...全文を見る
○三浦委員 協定があるからやむを得ないのだ、こういうお話なんですね。それからまた、アメリカが百六便入れているので日本も百六便まで入れる権利があるから不平等じゃないのだ。しかしそれは形式的な議論ですね。形式的な平等ということであって、実質的には不平等なんですよ。というのは、日本航空...全文を見る
○三浦委員 アメリカとの間にだけこういうアンバランスがあるのですよ。たとえばイギリス、フランス、イタリア、こういうところはほぼ同数ですね。ですから、私はこういう事実を見て、日本の対米従属というのがほんとうにこんなこまかいところにまで及んでいるんだなとびっくりしたわけなんです。私は...全文を見る
○三浦委員 そうすると、いまの環境庁のお話では、いわゆる公害を発生させている飛行場の設置管理者としての国が公害防止事業をやっているんだから、公害対策基本法第二十二条の適用はないのだ、こういうことですか。
○三浦委員 だから端的に聞いているのですよ。公害対策基本法第二十二条の適用は受けるのですか、受けないのですか。
○三浦委員 現在行なっているものは受けていないというのはどういう意味ですか、ちょっとお尋ねいたします。
○三浦委員 そうすると、事業者としての国ではなくて、一般行政主体としての国または地方公共団体が公害防止事業をやる場合には適用があるわけですね。
○三浦委員 運輸省に伺いますが、運輸省としては、やはり第二十二条の適用は、現在やっている公害防止対策事業には適用にならないとお考えですか。
○三浦委員 そうすると、あなたのほうで汚染者に対してその原因の度合いに応じて公害対策費用を負担をさせるという、そういう原則は貫かなければならないと思っていますか。
○三浦委員 それでは、いままでずっと行なってきた騒音防止対策事業費のうちで、大体国と航空会社がどの程度の割合で負担をすることが正しいというふうに思っていらっしゃいますか。
○三浦委員 そうすると、八〇%の割合で負担をさせるのが正しいんだ、適当なんだというふうに考えておられるわけですか。
○三浦委員 私が聞いているのは、いままでどうだったとか、空港整備特別会計の財源の内訳がどうなっておるかということではないのですよ。少なくともPPPの原則は貫かなければならないとあなたたちは考えておるわけでしょう、昭和四十二年以降ずっと、この法律ができてから、そうであれば、国が設置...全文を見る
○三浦委員 そんなこと言わなかったよ。あとのほうだけしか言わないじゃないか。いままでは特に原則がなかったということは一言も言っていない。
○三浦委員 そうすると、幾ら汚染者である航空会社に負担させるのが適当かというようなことは全く考えていないということですか。それとも、いまあなたがほぼ一〇〇%負担をさせてきたと言っている、さっきは八〇%と言った。だいぶ違ってきておりますけれども、どこに行政の目安を置いてPPPの原則...全文を見る
○三浦委員 そんな都合のいい解釈はない、そんなことをやったら、そのほかの空港整備の金は全然出していないということになるのだ。金に色はつけていないのですから、そんな理屈は成り立たないですよ。あなたたちがどの程度汚染者に負担をさせなければならないのかということを全然考えてきていないと...全文を見る
○三浦委員 あなた、通行税というのはだれが払うものですか、ちょっと聞きます。
○三浦委員 だからそんなのはごまかしじゃないか。航空会社が通行税を払っているんじゃないのですよ。乗客が払っているんですよ。そんなものを含めて八〇%だの一〇〇%だのということ自体がおかしいと思うのです。通行税は航空会社が払っているものではないでしょう。だから、当然原因者負担の中から...全文を見る
○三浦委員 通行税が広い意味で利用者負担だなんてとんでもない話ですよ。利用者が騒音をふりまいているのじゃないですよ。航空会社がふりまいでいるのですよ。そんなでたらめな答弁じゃいかぬですよ。それから、空港使用料も利用者負担の一部を構成しているんだと言っているけれども、空港使用料とい...全文を見る
○三浦委員 これはもし国会が全額払ったということになると、これもまたPPPの原則に反するのです。あなたたちの考え方は、いやそれは通行税を払っているから、航空機燃料税を払っているからというようなことを言うけれども、慰謝料まではまさか含まれてはいないでしょう。国が全額払ってしまえば一...全文を見る
○三浦委員 局長にお尋ねしますけれども、いままでいろいろやってきた航空騒音を防止するための事業ですね。いわゆる整備特別会計でやってきたやつです。これは空港の設置管理者としてやっているのですか、それとも、そうじゃなくて運輸行政をつかさどる国としてやっているのですか、運輸大臣としてや...全文を見る
○三浦委員 空港整備特別会計法を見ますと、ここには何も公害防止対策事業なんというのは書いてないのですね。おそらく空港の「設置、改良、災害復旧及び維持その他の管理に関する事業」というものの中に入るのではないかと思うのですが、いかがですか。
○三浦委員 そうしますと、この空港整備特別会計法第一条によりますと、「空港整備事業一空港整備法第二条第一項に規定する空港その他の飛行場で公共の用に供されるもの」こうなっておりますね。そうすると、これは第一種、第二種、第三種空港全部含まるわけですね。いわゆる国が設置管理者である一種...全文を見る
○三浦委員 そうすると、あなたの意見では、空港整備事業というのは第三種空港は対象にしていないということなんですか。
○三浦委員 ちょっと環境庁にお尋ねいたします。  先ほど寺井局長がいろいろ国のやった騒音防止対策として防音工事の補助の問題とか共同利用施設の補助の問題をあげられましたけれども、これらは地方公共団体が行なう事業なんですね。そうすると、これらについては公害対策基本法第二十二条、それ...全文を見る
○三浦委員 そんな前提をつける必要はないのだな。いま寺井局長が言われた騒音防止工事とか共同利用施設の補助というのは、これは国が飛行場の設置管理義務者としてやっているわけです。自治体はただ単に被害者なんですよ。地方自治体が事業者じゃないのです。第一種空港、第二種空港です。この場合は...全文を見る
○三浦委員 質問が、たとえば運輸省の内部でなら、それは大臣と言って政府委員がやってもいいけれども、環境庁に聞いているのに運輸省が出てくることはないんじゃないですか。これは全然違う。あなたに聞きたいときは——もう一回聞くからちょっと下がっててくださいよ。それはあまり出しゃばり過ぎと...全文を見る
○三浦委員 環境庁の方にお尋ねしますが、空港騒音防止法の第五条に「特定飛行場の設置者は、地方公共団体その他の者が当該飛行場の周辺における航空機の騒音により生ずる障害を防止し、又は軽減するため、次の施設について必要な工事を行なうときは、その者に対し、政令で定めるところにより、予算の...全文を見る
○三浦委員 何かわけのわからない答弁なんですが、これは地方公共団体がかりに小学校、中学校に防音工事をやりますね、これは公害防止対策事業じゃないのですか。
○三浦委員 そうすると、この地方公共団体が行なう防音工事については、公害防止事業費事業者負担法の適用があるんじゃありませんか。いかかですか。
○三浦委員 だからどうしたの。——答えてくださいよ。費用負担法の適用があるのですかないのですかと聞いているのです。
○三浦委員 そんな乱暴な解釈がありますか。あなた、ちょっとでたらめだね。繰り返し言うけれども、第二十二条の「事業者は、その事業活動による公害を防止するために国又は地方公共団体が実施する事業について、当該事業に要する費用の全部又は一部を負担するものとする。」というこの「事業者」とい...全文を見る
○三浦委員 それにあなたたちがかってにそうしているだけじゃない。現実にやっていることがみんな正しいわけじゃないのですよ。公害対策基本法第二十二条に「事業者は、負担するものとする。」と書いてあるでしょう。そうすると、これはPPPの原則でもって費用を負担しなければならないということで...全文を見る
○三浦委員 そんなことを聞いているのじゃないですよ。あなたの答弁だと、何か公害対策基本法とその二十二条を受けた費用負担法というものが一般法であって、そしてこの騒音防止法は特別法だ、そんなふうに言いたいんだろうと思うんだけれども、そういう考え方なんですか。だから特別法のほうが優先し...全文を見る
○三浦委員 そうしたらあなた、二十二条に基づいて費用負担法ができ、その費用負担法の適用を受けることになっているわけでしょう。たとえば防音工事なら防音工事について。それならなぜそれを適用しないことが正しいんですか。
○三浦委員 もう一回お尋ねしますけれども、そうすると、理論的には公害対策基本法第二十二条の適用はあるということですか。そして費用負担法の規定の適用もそれなのにあるというわけですか。ちょっとそれを……。それは国が飛行場の設置管理者として行なう防止事業についてもですよ。
○三浦委員 そうしたら、たとえば地方公共団体が防音工事事業をやる場合に、それは適用があるじゃありませんか。事業費用負担法の適用があるんでしょう。どうなんですか。何かわけのわからぬ答弁ばかりしておるな。
○三浦委員 適用しなければならないのじゃないかと思うのですが、どうですか。
○三浦委員 これはもう全くすりかえの議論で、だれが見たって第二十二条では、「費用を負担させなければならないようになっておるし、それを受けた費用負担法も、そういう事業については取らなければならないということを前提にした上で行なわれておるのですよ。それをあなたは、かってにこういう「一...全文を見る
○三浦委員 そうすると、公害対策基本法二十二条と事業費負担法というのは任意法規だということですか。守っても守らなくてもいい任意法規だということですか。強制力がないものだということなんですか。
○三浦委員 もう答弁をはぐらかして、二十二条のほうだけ言って、費用負担法のほうは全然あなた言ってないね。それで実質的に航空会社に費用負担させておるということをさっき言いましたね七しかし、実際にわれわれが調べてみると、年度によって違いますけれども、公害対策費の約二〇%から二七、八%...全文を見る
○三浦委員 そうすると、三〇%程度の費用負担ではPPPの原則というものは満たされていないんだというふうにお考えになっていらっしゃるということですね。  もう時間がありませんから私はこれで質問をやめますけれども、しかし現実にこういう費用負担法という法律があって、これを適用すれば、...全文を見る
○三浦委員 終わります。
03月09日第72回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第5号
議事録を見る
○三浦分科員 長谷川労働大臣にお尋ねいたします。  特に、特定地域開発就労事業、それから炭鉱離職者緊急就労対策事業、産炭地域開発就労事業、この三事業の事業費単価の増額の問題についていろいろ御質問をさしていただきたいと思います。私のところにも、事業主体である地方公共団体や、また請...全文を見る
○三浦分科員 おっしゃるとおりで、これは失業者にとっては、最後のよりどころみたいな事業でありますから、これを継続実施するということは、たいへん重要なことだと思うのですね。そういう意味では、いまの大臣の御答弁には、私は、何も反対をするわけではございません。しかし、これを継続実施でき...全文を見る
○三浦分科員 そうすると、昨年来の物価の上昇というものも、当然考慮の中に入っていると承ってよろしいわけですか。
○三浦分科員 そうしますと、たとえばこの一年間で、特に一月時点で比較してみて、この三事業で多く使うであろうと思われる資材、セメント、これなんかは五一%も上がっているのですね。それから生コンなんかは三一%も上がっているのですよ。それから労務費ですけれども、まだ三省協定はできていない...全文を見る
○三浦分科員 そうすると、物価がどんどん上がっても、最初にきめた事業費単価というのはもう上げないのです、一年間はそれでやっていくのです、こういうようなお話に受け取られるのですね。それはそういうふうに承ってよろしいのですか。
○三浦分科員 いま公共事業の話が出ましたけれども、これは一回、二回、三回と物価の変動に応じてスライドさせているわけでしょう。そしてこの三事業についてだけは何の措置もとられていないというのが現実なんです。いまのあなたのお話によると、公共事業というのは年度の予算のワクの中でいろいろ公...全文を見る
○三浦分科員 大臣、いまの御答弁を聞いていますと、ことしのような異常な物価高でも補正予算は組まないのだ、政府のほうの方針が組むということになればそれに従うということなんです。それで最高責任者である大臣にお聞きするのですが、去年からことしへかけての物価高というのは、日本の国民があの...全文を見る
○三浦分科員 これは自治体も業者も労働者も、とても深刻な問題なんですよ、大臣。それで私、そういう抽象的な答弁ではちょっと納得がいかないという点があるのですね。  それで一つお尋ねしますが、去年からことしにかけてのこの程度の物価上昇があったら、またこれに準ずる物価上昇があった場合...全文を見る
○三浦分科員 私、いまの御答弁に全面的に賛意を表し満足しているというわけじゃありませんけれども、時間がありませんので、次に進ましていただきます。  大臣は、昨日の経済関係閣僚協議会で、大幅な物価の上昇によって労働者の生活というものが非常に圧迫されているということを報告なさったそ...全文を見る
○三浦分科員 大臣、いま年齢というようなお話がありましたけれども、私、労働省からお聞きしているのですが、緊就は平均五十四歳、開就は四十九歳です。特改は五十三歳です。特別老齢だということはないのですね。それと、いまこの賃金というのは業者と労働者との団体交渉できまるのであって、こうい...全文を見る
○三浦分科員 もうちょっとお尋ねしたいのですが、時間がもう来ましたので、あと一問だけお尋ねします。
○三浦分科員 労働省は、緊就の存続について今年度予算計上しているわけですから、四十八年度の閣議決定終わったからといってやめるつもりじゃないと思います。しかし、四十九年度だけで終わるということでもない、その後もずっと続けていくおつもりだと思うのですが、その点ちょっと確認しておきたい...全文を見る
○三浦分科員 もう一問、そうすると……。
○三浦分科員 では、やめましょう。
03月20日第72回国会 衆議院 運輸委員会 第17号
議事録を見る
○三浦委員 気象庁長官にお尋ねいたしたいと思います。  気象業務法第十六条に、「気象庁は、運輸省令で定める航空機に対し、その航行前、気象、地象又は水象についての予想を記載した航空予報図を交付しなければならない。」こういうふうに記載されてありますね。そして、これに基づいて航空気象...全文を見る
○三浦委員 そうすると、飛行機が安全に飛行するために正確な気象情報を提供するということはどうしても必要だ、そういうことでございますね。
○三浦委員 そうすると、気象庁のほうで気象情報を提供しなければならない航空機の数というのは、どんどん増加をしていると私は考えておるわけですが、長官はどういうふうにお考えでしょうか。
○三浦委員 航空気象業務を行なっている気象庁の傘下の官署ですね、そこでの昭和四十五年から四十八年度までの定員の推移についてお答えをいただきたいと思います。特に、その中で、全部ですとたいへんですから、名古屋、大阪、東京、千歳、福岡、こういう代表的なところだけでけっこうだと思います。
○三浦委員 おたくのほうから各航空交通管制部へ派遣をされている、というよりも配置されている要員がございますね。それの昭和四十五年から四十八年度までの定員の推移についてお尋ねいたしたいと思います。
○三浦委員 それでは四十九年度ではその定員をどういうふうになさるおつもりですか。
○三浦委員 またあとから聞きますから、よろしいです、聞かないことをお答えにならなくとも。
○三浦委員 そうすると、東京の東久留米市に管制気象課がございますね、ここの定員はどのくらいからどのくらいになるのですか。
○三浦委員 そうすると、いまでもそう余裕のある人員じゃないと思うのですが、かなり大幅な削減でございますね、二十名から十一名ということですから。これで気象庁のほうとしては、完全に業務が遂行できるのだとお考えになって削減されたのだろうと思うのですけれども、そういうふうに思われた理由で...全文を見る
○三浦委員 いまファクシミリの話が出ましたけれども、これはいつごろから採用されたものですか。
○三浦委員 そうしますと、電子計算機で入れた天気図ですか、これをファクシミリでもって測候所やなんかに流していくわけですね、それがやはり人員削減の一つの理由になっているわけですか。
○三浦委員 そうすると、いろいろダブっている仕事があるので、それをダブらないようにしたのだというお話ですね。そうしますと、東京の場合、二十人が十一人になったわけでしょう。そうすると、この十一名の業務の内容ですけれども、——その前にこの十一名を職種別にちょっとお話しいただきたい。
○三浦委員 そうすると、その十一名の人たちはどういう勤務の形態になっているんですか。
○三浦委員 そうすると、いわゆる現業員という人たちですね、この人たちは四組三交代ということになるのですか。
○三浦委員 いずれにしても、一組が二人になるということでしょう。そうすると、この二人の仕事の内容ですね。常時どういうことをやっているのか、ちょっとお話しください。
○三浦委員 そうすると、ファクシミリを受ける仕事もやらなければいけませんね。テレタイプから情報を受ける仕事もしなければいけませんね。そうしてまた、管制官にいろいろと情報を提供する、こういう仕事もしなければなりませんね。これは二人で十分できますか。
○三浦委員 そうすると、この二人の人たち、たとえば一人病気で休むとかそういうような場合に、この仕事をちゃんと一人で遂行できますか。
○三浦委員 何か非常にあぶなっかしい話なんですね、たとえば連勤をするとか、また応援を頼むとか、これはちゃんと来てくれればいいけれども、断わられた場合なんかあぶなっかしくてしょうがないというような感じがするわけですよ。それからまた、連勤なんかやれば労働強化になっていきますし、労働者...全文を見る
○三浦委員 ファックスを使う前には、手がきで天気図をかいておったでしょう。どうですか。
○三浦委員 そのファクシミリで送られてくる天気図と手がきの天気図と、どっちが信頼度が高いと思いますか。
○三浦委員 さっきのお話だと、ファクシミリというのをもとにして、それを予報官が解説して管制官にいろいろ情報を提供する、こういうわけでしょう。そのファクシミリが見にくいというのは一体どういうことなんですか。  ここに現物がありますよ。見にくいとわかっていてやるというのはよけい悪い...全文を見る
○三浦委員 そうすると、かなりまだるっこしい話じゃないですか。いままでは管制官のすぐそばに予報官がおって、そして刻々入ってくる情報をもとに、いま言ったように手がきの天気図をつくっているわけでしょう。手がきの天気図をつくってやっていれば、かいているうちに全部頭に入っていくわけです。...全文を見る
○三浦委員 それはちょっと詭弁じゃないですか。乱気流の問題でも雷の問題でも、それは予報官にどんどん情報を送って、それで天気図にかき込ませたらいいでしょう。天気図に技術的にかくことができないというのであれば、予報官に覚えさせておけばいいでしょう。そして、絶えず管制官のそばにいる予報...全文を見る
○三浦委員 人の命を守るために人間を多少ぜいたくに使ったって、それはあたりまえのことですよ。万が一ということを考えて余裕のある人員配置をしておかなければだめだと私は思いますよ。上から人員を幾ら削減せいと言われて、それであくせく人間をどうやって削減しようかというようなことに頭を使う...全文を見る
○三浦委員 まあ、当たらないのが天気予報だというようなお話に承れるようなお話なんですけれども、それは確かに予報ですから当たらないということもあり得ると思います。しかし、私が申し上げているのは、手がきの天気図をもとにしながらいろいろ情報提供をしておられたときと、電子計算機、ファクシ...全文を見る
○三浦委員 二月からですか。
○三浦委員 どういうふうに改善したか知りませんけれども、いま私がお話ししたのは、昔の話じゃないのですよ。去年の十二月二十一日に、これは東航の東管業務課というところが出席しています。それからあとKLMとか、それから全日空とか、日本航空とか、それからBOACとか、こういう航空会社側と...全文を見る
○三浦委員 これはあなたたちの判こが押してあるのですよ、長官。第三十一回航空気象懇談会議事録というのがありましてね、気象庁の皆さん方の判こまで押してある。これは部内に回覧されたものなんですね。秘密のものでも何でもありません。これにさっき言ったようなことが書かれてあるわけなんですよ...全文を見る
○三浦委員 まあ、この航空懇談会の中で、たとえば風速の問題についていまあなたが言われたようなことがやはり記載されていますけれども、しかし、それが多少是正されたからといって、この手がきの天気図とファクシミリの天気図とは質的に違っているのですね。ですから、私はただ、いま風向きの問題だ...全文を見る
○三浦委員 そうすると、たいへん重要な役割りを果たしていると思います。たくさんお尋ねしたいのですがもう時間があまりありませんので、結論だけお尋ねいたしますけれども、海洋観測というのは、やはり定期的に毎年毎年同じところでデータをずっととっていくということが非常に重要な要素になるのじ...全文を見る
○三浦委員 気象庁の今年度の観測船の運航費は、船舶運航費に計上されていますけれども、この中で、船舶燃料費もちゃんと計上されていますね。それで、燃料であるA重油を購入されているわけなんですが、これによりますと、予算は六千百三十七万四千円というふうになっておりまして、そしてこの予算の...全文を見る
○三浦委員 そうしますと、四十九年度というのは、A重油の値上がりというものを頭に入れないで予算を計上しているということになると思うのですが、この前三月十八日からA重油の価格が上がりましたね。あれを見ますと、一リットル当たり二十九円になっているのですよ。そうすると、ちょうど倍になっ...全文を見る
○三浦委員 定期的に観測をしなければ、長期的な予測をやる場合に非常に困るというような観測もおありになるわけでしょう。そういうところについては、やはり前年度と同じように定期的な観測を行なっていかなければならないんじゃないかと私は思うのですけれども、いまのお話ですと、仕事の合理化やら...全文を見る
○三浦委員 そうしますと、いままでの仕事の合理化をやるなんということをおっしゃっているけれども、そうすると、いままで海洋観測を定期的にかなりやっていますよね、私資料いただいていますから。むだだったということですか。むだなことをいままでやっておったということですか、必要じゃないのに...全文を見る
○三浦委員 最後に一問、これは長官と政務次官にお答えいただきたいんですが、いまあなたたちのほうでは、たとえば、私は舞鶴に電話して聞いてみたんですが、昨年舞鶴では千八百海里走った、それを四十九年度は千三百海里に計画をし直すように、こういう指示を出しているということなんですよ。本来は...全文を見る
○三浦委員 終わります。
03月22日第72回国会 衆議院 運輸委員会 第18号
議事録を見る
○三浦委員 まず、大臣にお尋ねをいたしたいと思います。  政府は前国会で国鉄運賃値上げを提案したときに、物価への影響というのはわずかに〇・四二%であって、ほとんど国民生活への影響がないのだ、こういうふうに言ってきたわけであります。そして参議院では強行採決までして値上げを決定した...全文を見る
○三浦委員 大臣のお話を承っていると、国鉄運賃の値上げが国民生活に重大な影響があるということを認めるのか認めないのか、あまりはっきりしないのですが、ただわかることは、まあ国鉄運賃だけならたいしたことはないけれども、〇・四二%の寄与率だけれども、ほかの物価が一ぱい上がっているので、...全文を見る
○三浦委員 そうしますと、十月まで延期をするけれども、十月以降は上げるんだという、その根拠を私ははっきりさせる必要があると思うのですね。先ほどの御答弁によると、八月までには物価が安定をするのだ、そこを目ざして一生懸命努力するんだ、こういうお話でありますけれども、もう一度その根拠と...全文を見る
○三浦委員 夏までに物価を安定させるというその安定の中身が問題であるし、また時期も問題だと思いますけれども、田中総理は、この前の参議院予算委員会では、夏までに物価を安定させる、こういうことを言っておられるのですね。ですから、大臣もそういうふうに言わざるを得ないだろうと思うのですけ...全文を見る
○三浦委員 大臣のお話ですと、十月をめどに物価を押え込むんだ、こういうお話ですね。そんなこと、一体できるのですか。政府の経済見通しでも、四十八年度に比べて四十九年度の上昇率というのは九・六%見込んでおるのです。そうしますと、昨年十月の消費者物価指数を基礎に計算してみますと、これは...全文を見る
○三浦委員 そうすると、九・六%の上昇率になりますと、昨年の十月の物価水準で固定したらそんなふうにはならないです。はるかに下がってしまうのです。九・六%の上昇率なんて見込まれないのです。だから夏までには安定するんだ、昨年十月の水準に戻すのだというのは、私は全く科学的根拠のない見解...全文を見る
○三浦委員 経済企画庁にお尋ねしますが、石油製品が十八日から上がりましたね。これの物価上昇へのはね返りが幾らか。それから電力料金の値上げが近く申請される、平均して六〇%の値上げが申請されるといっていますね。六〇%そのまま認めた場合の物価へのはね返り、それから米代が十月からまた上が...全文を見る
○三浦委員 大体幾らですか。
○三浦委員 そうしますと、もう大体経済見通しの九・六%という数字に達しているわけですね。たとえば国鉄が〇・四二でしょう、それに私鉄が今度また上がる可能性がありますからね。大臣の答弁聞いていると、何か上げそうな感じがしますね。これの物価寄与率〇・一%、米代が〇・六%、それに石油の〇...全文を見る
○三浦委員 そうすると、政府の経済見通しである九・六%に物価の上昇率を押えるという見通しがなくなったという場合にはどうですか。
○三浦委員 半年先のことを考えない政治というのはあるのですかね。ですから田中総理が言うように、秋に下げますよ、年末に下げますよ、それ三月に下げますよ、五月に下げますよ、六月に下げますよ、今度は八月ですよ、そういうことになるのですね。やはり先のことを見通してぴしぴし手を打っていくと...全文を見る
○三浦委員 九・六%はともかくとしてと言われますと、それじゃ一〇%上がろうと二〇%上昇しようと三〇%になろうと、まあ何とか安定させますよ、それじゃ物価安定という概念とは全く違うのですね。やはり政府が九・六%といって目安をつけるのでしょう。九・六%という上昇率だってかなり高いのです...全文を見る
○三浦委員 いま総理大臣のほうから運輸大臣のほうに何の指示もなかったんだと言いますが、それは総理大臣がああいう発言をする以前にないということですか。その以後もこの問題については何もないということなんですか。
○三浦委員 そうしますと、朝日新聞が三月十九日の閣議における田中さんの発言として、「国会での私の発言は単なる思いつきではない。ずっと検討し、ちゃんと考えていることだ。郵政、国鉄関係などの閣僚は、国会で質問されたら十分研究していると答え、そのつもりで対処してほしい」こういうふうに言...全文を見る
○三浦委員 そうしますと、いま大臣のお話を聞いていると、事前にも事後にも大臣には何の相談もない。そうすると、当然事務当局でもそれを組織をつくって検討しているというようなこともないだろうと私は判断するんです。それにもかかわらず、いきなり民営移管の問題を国会という正式の場でぶち上げる...全文を見る
○三浦委員 総裁、どうですか。
○三浦委員 終わります。
○三浦委員 国鉄総裁にお尋ねいたしますが、大臣の所信表明の中で、今度の国鉄の予算というのは在来線に重点を置いて作成したのだと、こういうことが言われております。それでお尋ねしたいのですが、四十九年度の新幹線と在来線の投資比率はどうなっているのか、お答えいただきたいと思います。
○三浦委員 ちょっと数字が違うと思うのですね。いままで国鉄のほうで説明をされておったのは、その工事費の中で新幹線の占める割合、いわゆる新幹線投資には約三〇%台だということをおっしゃっていましたね。ところが、いま三千二百六億円が新幹線投資になっているということなんですけれども、これ...全文を見る
○三浦委員 そうすると、大体新幹線と在来線の比率というのは、私がいま述べた数字とほぼ間違いないわけですね。そうすると、それで計算すると五〇%をこすんですね。たとえば、全工事費が六千八百億ですから、その中で三千五百億円以上が新幹線投資に使われているということになると、五一・五%にな...全文を見る
○三浦委員 沖繩の実情というのは道路しかないわけですね。そうしてその道路の整備も非常におくれているということがいわれておりますし、そのために交通麻痺がしばしば起こっているというのが実情だと思います。それで大量公共輸送機関としてはバスしかない。それも民間のバスですね。民営であります...全文を見る
○三浦委員 そうすると、御検討はいただけるというふうに承ってよろしいですか。
○三浦委員 やはり、道路中心の交通政策というのはよろしくない。特に、こういうように自動車をどんどん走らせていくというのは交通事故につながっていくのですね。どこでもそうです。ですから、そういう意味で、政府自身も沖繩の鉄道建設に熱意を燃やしていただくようにお願いを申し上げたいと思いま...全文を見る
○三浦委員 いま手元にないので答弁ができない、こういう意味でございますね。それでしたら、あとで資料として御提出いただけますでしょうか。
○三浦委員 そうすると、結局発表できないということになってしまうのですけれども、企業に対する遠慮は要らないと思うのです。どこの企業から幾らで買っているかというふうに聞いているわけではないのですね。平均でけっこうなんですよ。ですから、軽油、C重油、鋼材、生コンですね、この単価は幾ら...全文を見る
○三浦委員 それでは、あとで御提出願うことにいたしまして、軽重油の問題についてお尋ねするのですけれども、四十八年度の上期というのは、四十七年度対比でもって七%アップで契約されておりますね。それで、四十八年度の下期というのは、今度は四十八年度上期対比でやはり七%アップで契約されてい...全文を見る
○三浦委員 いま私がお尋ねした、一月中旬に下期の契約を破棄しまして、せっかくきめたやつを破棄して、そしてこういうふうに一九%アップをのまされた、そういうような事実はないのですか。
○三浦委員 どのくらい上がった。
○三浦委員 そうしますと、十月から十二月までは四十八年度上期対比で一九%のアップで結んだと言われるわけなんですが、なぜこういう業者の要求をそのままのむのですか。大体、現在ではこの業者の値上げ要求というのが全く不当な値上げ要求だということが明らかになっているじゃありませんか。十月十...全文を見る
○三浦委員 それはうそですよ。それはいまここで議論する時間がないから言いませんけれども、市況調査によれば二%高いのです。一七%上がっていないのですよ。十月、十一月、十二月を平均すれば一五%しか上がってないのです。そうすると、これよりも高く買っているということです。その日銀の市況調...全文を見る
○三浦委員 この生コンの問題につきましても、これはカルテル値段ですね。やみ協定値段なんです。御承知のとおりにセメント業界が摘発をされていますね。時間がありませんから、たとえば代表的なものだけを言いますと、審決まで進んだやつですが、これは昨年の十二月二十五日に、公正取引委員会から日...全文を見る
○三浦委員 そうすると、下げればと、下げなかったらどうするのですか。公取の勧告というのは、協定は破棄しなければならないということになっていますけれども、協定を破棄した後値段は下げなければならないということになっていないのですね。そうすると業者は、では値段を下げてきているのですか、...全文を見る
○三浦委員 私は、非常に国鉄の資材購入費というのが世間相場というものをつくりますし、そういう意味では、大きな社会的な責任があると思うのですね。ですから、資材購入にあたっては、業者の便乗値上げというようなものについては厳重な注意を払いながら、ひとつ適正な値段で買い、物価を下げる方向...全文を見る
03月27日第72回国会 衆議院 運輸委員会 第19号
議事録を見る
○三浦委員 海運局長にお尋ねいたしますが、内航海運業、特に内航船舶貸渡業を営んでいる業者の経営の問題についてお尋ねしたいと思うのです。  この内航船舶貸渡業を営んでいるいわゆる零細な一ぱい船主の経営というものが、最近非常に悪くなってきているわけですね。そして転廃業が多くなってき...全文を見る
○三浦委員 いま局長は、力関係によってだいぶ左右されてくるのだということも経営不振の一つの原因にあげられましたけれども、私どもが調査をしてみますと、このピンはねが非常に多いのですね。そして、これから、そういうピンはねからこういう零細業者を守っていくという保護規定がない、あってもそ...全文を見る
○三浦委員 平水区域を油を運送しているタンカーがありますね。このタンカーの実勢運賃をお尋ねしたいと思うのですが。
○三浦委員 そうしますと、これは荷主から内航運送業者が請け負ったときの金額だと思うのですが、このいわゆるオペレーターというものが用船契約を結んでそして零細業者を使いますね。それが第一次、第二次というふうになる場合もあると思いますけれども、そういう場合にオペレーターがどの程度の手数...全文を見る
○三浦委員 私のところに、やはり東京湾の平水区域の中で油の輸送をしている小型タンカーのオーナーから訴えがきているんです。この例を調べてみますと、大体実勢運賃は、一キロリットル当たり二百キロから五百キロリットルまでの船の大きさのものについては三百四十五円だということでした。ところが...全文を見る
○三浦委員 私のところに訴えがありましたこの小型タンカーのオーナーですが、どういう経営の状態になるかと申しますと、これは百十万円で計算をいたしますと、一年間で千三百二十万円になるのですね。ところが、これは船が故障したりして運航できないというようなときには日割りで引かれてしまうわけ...全文を見る
○三浦委員 そうすると、たとえばさっきお話がありました東京湾の平水区域ですね、こういうところの標準運賃というのはきめてないわけですか。
○三浦委員 第十九条に、「運輸大臣は、内航海運業の健全な発達を図るため必要があると認めるときは、標準貸渡料を設定することができる。」こうありますね。この規定に基づいて現在設定をしているのでしょうか。
○三浦委員 そこが私は問題ではないかと思うのです。たとえば、おたくのほうからいただきました、これは先ほど私、ちょっと間違えましたが、タンカーの内航船舶貸渡業をやっている会社の数というのが、四十六年度百七十二、四十七年度六十一社ですね。これの八五%が一ぱい船主だということなんですね...全文を見る
○三浦委員 私もそういうことはわかっているのです。この法律にそう書いてあるわけです。ですから、直接的に統制運賃というものではない。しかし、少なくともこういう趣旨を設けたのは、いま海運局長が言われたように、十八条でもって「当該取引が内航海運業の健全な発達を阻害するおそれがあると認め...全文を見る
○三浦委員 そうすると、第十九条に基づいて標準貸渡料を設定するかどうかということについては、ちょっと考えさしてくれ、こういうことですね。ところが、いまあなたたちのお示しになった資料によっても、どんどん転廃業がふえてきているという実情でしょう。そうしますと、これは一刻の猶予もできな...全文を見る
○三浦委員 標準貸渡料については内航海運業法の十九条で「設定することができる。」と書いてありますね。ところが委託契約ですね、いわゆる下請契約というのでしょうか、そういう委託契約については何の規定もないのですね。そうすると、零細業者がますます圧迫をされていくということになり、内航海...全文を見る
○三浦委員 いまの、調査をし適切な――適当なじゃなくて適切な指導をするということですから、それ以上追及しませんけれども、しかしこの海運業法それ自体が、零細業者の営業を守るという観点になっていないし、それからまた行政自体が、私はそういう立場に立っていないと思う。たとえば十九条でちゃ...全文を見る
○三浦委員 四種踏切が多いということですが、警報機についても何らかの欠陥があるんじゃないかという疑いがいま出ているのですが、この点についてはどうですか。いまのは警報機、遮断機両方です。
○三浦委員 いま部長さんは、いままで警報機とか遮断機の故障によって踏切事故が起きたというのは西鉄にはない、こうおっしゃいましたけれども、しかしこれは目撃者がいない場合には、機械が正確なんだからということで、そういう西鉄の見解が押しつけられてきたというふうに考えられないこともないん...全文を見る
○三浦委員 大体わかりましたが、この事故があってから二、三日ぐらいは西鉄はこの踏切に踏切番を置いたんだそうです。ところが現在は置いていないんですね。これは、いま部長さんがお話しになったように、その後も何回も調査したけれども、作動状況に異常はない、まあ、こういうことで踏切番をはずし...全文を見る
○三浦委員 終わります。
04月03日第72回国会 衆議院 運輸委員会 第20号
議事録を見る
○三浦委員 鉄建公団にお尋ねをいたします。  上越新幹線のトンネル工事によって、群馬県北群馬郡榛東村の地下水が枯渇した問題ですね、この問題は新聞でも非常に大きく報道されています。また榛東村議会はもとより、群馬の県議会でも問題となって、それぞれ公団に対して、根本的な解決を要求する...全文を見る
○三浦委員 被害についてもう少し具体的に詳細に御答弁を承りたいと思うんですね。たとえば飲料水が枯渇したとか、水源が枯渇したとかいうような非常に大きなお話だったのですが、もう少し具体的に御答弁いただけませんか。たとえば浅井戸が枯渇したとか、それから北部浄水場に水源として深井戸を四本...全文を見る
○三浦委員 そうすると、給水車で飲料水を給水した戸数というのは六十五戸ということになりますね。
○三浦委員 それは間違いで、全部で九十五戸ではありませんか。
○三浦委員 そのほかに沢水がかれているとか、それから川、たとえばすぐそばに午王頭川という川があります。それから八幡川という川があります。この川の水が枯渇しているというような事実はつかんでおりませんか。
○三浦委員 私は、それはきわめて怠慢だと思うのです。あなたたちがこの榛東村に、たとえば浅井戸とか沢について調査を依頼していますね。私が公団から聞いたところによると、浅井戸については枯渇しているという報告は受けております。それから沢水については、各住民からはそういう話は聞いておりま...全文を見る
○三浦委員 そうすると、二十八本ボーリングをし、十八キロにわたって調査をした。しかし、いまのそういうボーリング技術によっては、どの程度の湧水があり、そしてどの程度の生活用水に影響が出てくるかというようなことは正確に把握できない、こういうことですね。――それなら、あなたたちが地元の...全文を見る
○三浦委員 いまあなたが、そういうことはよくわからないというような、手元に何か書類がきていないとか報告がないとかいうようなことを言われましたけれども、いま私が申し述べました資料は、昭和四十八年二月二十二日に榛東村長の小山房吉さんが鉄建公団の東京新幹線建設局長あてに出しているもので...全文を見る
○三浦委員 こういうことは、あなたたちみたいな幹部の耳に入らないような仕組みになっているのですか、鉄建公団というのは。そうするとかなり大掃除をしないといけないところじゃないですか。  いまあなたのほうで、事後補償が原則だ、とんでもないことを言われていると思うのですね。それなら、...全文を見る
○三浦委員 そうしますと、もう一度お尋ねしますが、工事に着工する前には、村当局に対してはどういうような説明をされたのですか。
○三浦委員 トンネルの深さは百メートルで、したがってそのトンネルから半径五百メートルについては影響があるかもしれない、ただし飲料水の被害はあり得ない、こういうようなことを説明したことはありませんか。
○三浦委員 出水があって水がかれたというような場合に、こういう対策をとります、こういう説明だけで地元の人は納得していないと思うのですよ。なぜならば、さっき私が申しましたように、県知事もまた村当局も、そういう水がかれるなどという不測の事態が生じないように、万全の対策を講じてから着工...全文を見る
○三浦委員 だから私は、あなたたちの予測が全くはずれているということを言いたいのですね。不完全なボーリング調査でもって、地元を納得させるというために、一般住宅の浅井戸も、またかんがい用水にもほとんど影響がないだろうというようなことを言って、そして結果的にはこういう大きな被害を出し...全文を見る
○三浦委員 いま群馬用水と水出の貯水池に給水するというお話でしたけれども、群馬用水というのは地形上榛東村全部の水田を潤すことはできないのです。たとえば、長岡のすぐそばですけれども、山子田地区では群馬用水路を使えないのですよ。それからまた、水出の貯水池云々と言われましたけれども、水...全文を見る
○三浦委員 地元と相談して相談してということを言われますけれども、あなたたちが三月三十日に県それから村との間で合意を見た誓約書があるでしょう。知っていますか。
○三浦委員 三月三十日ですよ。あなたのところ連絡が悪いね。  三月十八日というのは、榛東村の決議ですよ、何とかせいという……(池原参考人「三月三十一日の、ございます」と呼ぶ)誓約書をあなたのほうで書いておるでしょう。これには何て書いてあるのですか。
○三浦委員 そうして、「恒久対策の協議は今後三十日以内に開始いたします。」というのが第四項でしょう。こんなゆうちょうなことじゃだめなんですよ。あなたたちの応急対策というのは、たとえばタンク車で水を運びますとかその程度のことでしょうが。かんがい用水については一体どういうふうに考えて...全文を見る
○三浦委員 その配管を、いわゆるかんがい用水とか大量に使う雑用水については、配管をすでにやって支障のないようにしているというような話ですけれども、じゃ、どこに配管してあるのですか。水出の貯水池でしょう、それだけじゃないですか。
○三浦委員 そうすると、あなたはいま言った北部浄水場と水出の貯水池と、あとは下新井の斜坑の付近と、その三つだけの配管で今後のかんがい用水は完全に確保できると思っているのですか。ちょっとお尋ねしたいと思うのです。
○三浦委員 ちょっと総裁にお尋ねしますけれども、いまの三カ所の配管というのは、特に下新井の場合には、これは非常に小規模なものなんですよ。数戸に飲料水を送るというだけの話なんですから、こんなものはかんがい用水と関係がないのです。問題は、いわゆる山子田地区ですかね、それからまた、その...全文を見る
○三浦委員 この本坑の工事ですね、いまは斜坑工事でしょう。いわば準備段階です。それでこれだけの大きな水が出て被害が出ているわけですが、本坑工事に着手するのはいつごろを予定されていますか。
○三浦委員 近々というのはいつごろを予定していますか。
○三浦委員 非常にたよりないわけですね。これだけ住民が大きな不安を持っている中で、今度は本坑工事にかかる。さあ、どれだけ影響が出てくるのかまだわかりません、これじゃ住民が不安に思うのはあたりまえのことでしょう。私は、そういういいかげんな予測しか立てられないような現段階であれば、住...全文を見る
○三浦委員 いままでの公団がとってきた対策というものは、地元の人たちを納得させていないんです。たとえば、これは読売新聞の三月二十九日の朝刊ですけれども、ここに榛東村の小山という水道課長さんの話が出ています。「公団は口先ばかりでなかなか具体的な対策を打ち出してくれない。このままでは...全文を見る
○三浦委員 終わります。
04月10日第72回国会 衆議院 運輸委員会 第21号
議事録を見る
○三浦委員 私は通訳案内業者の待遇の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  旅行のよしあしは通訳案内業者のよしあしによってきまるともいわれておりますし、また日本を訪れる外人が絶えず接触するのは、言うまでもなくこの通訳案内業者ですから、そういう意味では、日本に関する正しい知...全文を見る
○三浦委員 この専属ガイドの百六十六名の中には社員ガイドも入っているわけですか。
○三浦委員 実際にこの通訳案内業でめしを食っている人というのは非常に少ないように思うのです。せっかくむずかしい試験を通って、免許まで受けて、そしてまた日本観光通訳協会の正会員になりながら、そのうちの半分以上の人たちは休眠会員というようなことですね。これはやはり通訳案内料というのが...全文を見る
○三浦委員 この通訳案内料というのはどういうふうにきまっているのですか。
○三浦委員 いや、私がお尋ねしたのは、通訳案内業者の料金ですね、これはどういうふうにきめられているのかということです。
○三浦委員 その協定の内容については運輸省のほうは御存じですね。当然この法人を監督指導されていらっしゃるのでしょうから。  それで、この四十六年一月実施の協定通訳案内料金と四十九年度のを比較してみますと、これは、添乗実費は一応比率ですから除きますけれども、あまりたいした差はない...全文を見る
○三浦委員 この比率だけを見てもあまりぴんとこないのですけれども、実際の収入を見ましても、一般にいわれているような高給取りではないんですね。たとえば、稼動日数は大体百八十日から二百日というふうに見てよろしいわけでしょう。それはどうでしょう。
○三浦委員 そうしますと、昭和四十九年度の協定料金でもって、A級のツアーディレクターの場合ですね、一番高い熟練者の場合、大体平均すると二十人から二十四人ぐらいのお客さんを御案内するだろうというふうに仮定いたしまして、それも宿泊を伴う案内というふうに仮定してみますと、添乗実費が二千...全文を見る
○三浦委員 これは昭和四十四年の十一月に旅行あっ旋及びガイド制度懇談会というものが「旅行あっ旋業制度及び通訳案内業制度のあり方について」という意見書を出しているのです。これを見てみますと「本懇談会は、運輸省大臣官房観光部長の発議により、」諮問というのじゃないのですけれども、発議に...全文を見る
○三浦委員 この日本観光通訳協会の構成メンバーを見てみますと、これは本来料金決定については対立的な関係にある国際旅行業協会の人々が入っておられますし、それからまた、旅行業者の方々もたくさん入っておられるのです。私はそのことをとやかく言うわけじゃありませんけれども、どうしてもやはり...全文を見る
○三浦委員 大体運輸省のほうでも、現在の通訳案内料金というのは、その地位にふさわしくない低廉なものであるというふうにお考えになっていらっしゃるようですし、また、その改善のためにも今後努力をしたいというお話でありますので、私はぜひとも強力な行政指導をお願いを申し上げたいと思うのです...全文を見る
○三浦委員 終わります。
04月26日第72回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第23号
議事録を見る
○三浦委員 経済企画庁長官にお尋ねいたしたいと思います。  きょう、四十九年の三月の消費者物価指数が発表されましたね。これによりますと、昭和四十五年を一〇〇として、物価指数は一四六・八です。東京の四月は一五〇・四というふうに発表されております。そうしますと、政府が昨年の十二月に...全文を見る
○三浦委員 数字を直すということよりも、国民は物価を下げるということを望んでいると思うのですね。そういう意味で、私は強力な物価対策を望んでおきたいと思いますが、こういうように異常な物価狂乱といわれているときに、公共料金がどんどん値上げされているわけです。  今度は航空局のほうに...全文を見る
○三浦委員 いま言われたいわゆる株主であるとかそういう人々のほかに、特定の政治家に対しても特別優待パスを発行しているでしょう。ですから、その基準はどこに置いているのかということを聞いておるのです。
○三浦委員 そういう株主優待とか代理店優待とかということのほかに、特定の政治家に対して、たとえば田中総理大臣とか橋本幹事長とか出しているでしょう。だから、そういう基準はどこにあるのかということなんです。
○三浦委員 会社の秘密にわたる事項だから航空局のほうにも教えられないということですか。
○三浦委員 あなたたちは、航空運賃の値上げが適正なのかどうかということを審査するわけでしょう。審査するのに、いわゆる能率的な運営をやっているのかどうかということも審査の対象になるわけです。経費のむだづかいがないかどうか。そうしたら、どの程度までの人々に無料のパスを渡しているのかど...全文を見る
○三浦委員 何でそれが企業の秘密なんですか。やましいことはないわけでしょう。やはりそれなりの相当な理由があって特別優待パスを出しているわけなんだから、それを何枚どこに出しているかということは当然、あなたたちのほうで調べて報告すべきじゃないですか。報告してください。
○三浦委員 たとえば運賃の値上げを申請しておいて、それは国会で法律的に審議しなければならないというものではないけれども、しかし当然審議する権利が国会にあるわけだ。そうすると、特定の国会議員にどんどん特別優待パスを出しているというような事実が明らかになれば、それは運賃値上げの不明朗...全文を見る
○三浦委員 民鉄部長にお伺いしますが、私鉄の運賃の値上げがいま申請されていますね。私どもずっと調査いたしましたのですが、この私鉄の運賃算定に関する経理ですが、さまざまな疑惑が生じているのですよ。いままで民鉄部との交渉の中で、部分的には原価計算のやり方というものを教えていただいてお...全文を見る
○三浦委員 おかしいでしょう。値上げの申請があれば、それが妥当かどうか、あなたたちが一定のものさしをもって判断していかなければならないはずでしょう。そうすれば、いま算定基準というものをつくって、それを公にしているものはありません。これはあなたたちが出さないのだから、あたりまえです...全文を見る
○三浦委員 そうすると、その内部で査定をするものさし、いわゆる査定をするにあたっての基本的な考え方というのはあるというのでしょう。われわれはそれを算定基準といっているのですよ。それを出してくれませんか。それは算定基準以外の何ものでもないでしょう。それを公にしてもらえませんか。
○三浦委員 私は、いままで、あなたたちとの交渉の中で、何回も何回も、そのことを要求してきたのですよ。実際にたとえば旅客航路事業の運賃改定基準というものはちゃんとあるわけです。こんな膨大なものがあるのですよ。それから、自動車局長の名で発行されているもので、一般乗合旅客自動車運送事業...全文を見る
○三浦委員 わかりました。そうすると、その算定基準というのはいつ出していただけますか。
○三浦委員 これは過去のことを私言いたくはないのですけれども、私が去年の十二月十八日に私鉄運賃に関する質問主意書というのを提出しましたね。そして、そこでも、この算定基準を明らかにするように要求をしておったのですが、それに対してあなたたちの、いわゆる総理大臣名の回答というのは、「私...全文を見る
○三浦委員 しかし、私たちが聞いたのは、審議会の算定基準について聞いているのじゃないのですよ。運輸省自身の算定基準があるのかないのか、あれば、公表してほしいというふうに質問しているのですからね。その点はまたあとで問題にいたします。  それからおたくのほうで私鉄大手十四社が三百四...全文を見る
○三浦委員 だから三百四十二億円が赤字という言い方はおかしいのですよ。赤字であれば法人税は払わなくていいし、配当金は払わなくていいわけなんですからね。いわゆる適正な原価を償い、そして適正な利潤を含むものとして料金を算定するわけでしょう。だからといって、利潤があがらないから赤字だと...全文を見る
○三浦委員 もう一点だけお尋ねしますが、この鉄道事業部門に利息を配賦するやり方がありますね。企業全体でもって借金をした利息を各固定資産税の比率によって費用としてずっと配賦していきますね。いわゆる販売用土地、建物ですが、これについては一部配賦する固定資産に入れているというふうにいわ...全文を見る
○三浦委員 ところが実際にはやってないのですね。私たちが計算をしてみますと、総支払い利息は千百二十三億円でしょう。そして総固定資産は一兆三千九百七十三億、鉄道用の固定資産が六千百億、販売用土地、建物が五千六十九億なんですよ。これで計算をしてみますと、いわゆる鉄道部門のいま配賦され...全文を見る
○三浦委員 時間がありませんから簡単に御質問しますけれども、そういう配賦基準というものも正確に詳細に算定基準の一つとして御提出をいただきたいと思います。  私鉄資本の中で、特に東急が「トーキューグループ」というパンフレットを出しておりますけれども、これはいろいろな事業をやってい...全文を見る
○三浦委員 それで、検討するのですかしないのですか。
○三浦委員 時間がありませんので、その問題については、算定基準が明らかになればその点についても触れられるでしょうから、それからまた皆さんと議論をかわしてみたいというふうに思います。きょうは終わります。
05月15日第72回国会 衆議院 運輸委員会 第23号
議事録を見る
○三浦委員 運輸省鉄監局にお尋ねいたしたいと思います。  現在小倉北区の日明地区の新幹線工事に際して地域の住民が国鉄当局の不誠意に抗議をしてすわり込みをしている、こういう状況が出ております。住民要求というのは、工事中に住民に対して被害が出ないようにしてほしい、特に騒音の出る工事...全文を見る
○三浦委員 いま鉄監局長のほうから、五月八日の日に住民代表と私が住田国鉄部長とお会いしたときに、一般的な問題と具体的な問題がミックスされて誤解を招いた、こういう御答弁がありましたけれども、これは誤解でも何でもないのですよ。私どもは大臣あての抗議文と要請文を両方持っていっているわけ...全文を見る
○三浦委員 権限の云々をいって責任をのがれようとするのは、私はフェアな態度じゃないと思うのですよ。いいですか。いま新幹線工事に反対をしてすわり込んでいるのは、全国で日明地区だけでしょう。ですから、数日前にちゃんと市の幹部が、これはおそらく企画局長だと思いますけれども、この方が運輸...全文を見る
○三浦委員 そうすると、ドーム化をする以外に地域の環境を保全することはできないというようなときには、ドーム化をするように指導はしますか。
○三浦委員 具体的な問題についてはタッチしないと言いながら、日明地区ではドーム化をしなくても環境対策は万全にできるだろうと思うというような答弁は、私は矛盾していると思うのですよ。やっぱり運輸省だってそういうふうに個々の具体的なケースの問題について、ある一定の判断を持ちながら、全体...全文を見る
○三浦委員 この問題は、部内処理の問題だけじゃないと思うのですよ。いままでの経過は、それは鉄監局長が言ったとおりかもしれませんね。しかし、この算定基準が公表されることによって、バス運賃の値上げというものがはたして正当性があるのかどうか、私鉄運賃の値上げというものがはたして正当性が...全文を見る
○三浦委員 その算定基準がないというようなお話なんですけれども、たとえばバスについての算定基準を見てみますと、これは兼業部門がある場合の収益及び費用の配分基準について書いていますけれども、これには「地方鉄道業または軌道業を兼営するものにあっては、当分の間、その事業について定める基...全文を見る
○三浦委員 別法人になっている場合ではなくて、一企業の中の不動産事業部門という意味ですから。
○三浦委員 そうすると、不動産事業部門についての収益は何ら考慮されていない、こういうお話なんですけれども、いかなる場合でも考慮しないわけなんですか、それをちょっとお尋ねしたい。
○三浦委員 物価安定政策会議の提言が行なわれていますね。これは「公共料金政策のあり方について」そして「交通運賃を中心として」という副題がついておりますが、物価安定政策会議第三調査部会、昭和四十七年四月一日の提言です。(4)のところに「適正原価について」というところがあるのです。こ...全文を見る
○三浦委員 私は開発利益の還元一般について質問したわけじゃないのです。たとえば鉄道を敷設する、そうするといろいろな開発利益が出てくる。これは当然でしょうね。そしてそのこともこの物価安定政策会議の提言の中でいろいろ触れられていますよ。しかし、私が言っているのはそういう開発利益の還元...全文を見る
○三浦委員 私鉄の不動産事業部門以外に開発利益を享受する人たちとの均衡を考えてしていないのだ、私は詭弁だと思うのですよ。一つの会社なんですよ。いいですか。鉄道事業部門と不動産事業部門というのは一つの法人がやっているのですよ。一つの法人なんですよ。本来は経理は一つで見なければならな...全文を見る
○三浦委員 いまの鉄監局長の話は、いまの私鉄経営の実情を見てみますと、いわゆる交通事業の免許が、兼業部門である不動産事業部門の市場での他企業との競争に特に有利な条件を与えていないと思うという、そういう実質的な判断に入られましたね。いいですか。もう一回言いましょうか。交通事業の免許...全文を見る
○三浦委員 これは、特に私鉄に有利な免許を与えているとかどうかということではなくて、鉄道事業の免許が特に兼業の不動産事業部門に有利な条件を与えている場合には、考慮すべきだという考えなんですよね。だから、そういう場合には考慮いたしますかと聞いているのです。いまの私鉄の実情から見て特...全文を見る
○三浦委員 ですから、そうすると物価安定政策会議の提言は、あなたは無視されている。そして、あくまでも利用者に犠牲を押しつけ、私鉄独占の利益を擁護するという立場に立っているとしか思えないじゃないですか。  じゃ、時間がないから、具体的にちょっとお話ししましようか。東急の田園都市線...全文を見る
10月22日第73回国会 衆議院 運輸委員会 第3号
議事録を見る
○三浦委員 私は原子力船「むつ」の問題について御質問をいたしたいと思います。  九月一日の日に原子力船「むつ」が放射線漏れ事故を起こしました。これまでの政府の原子力行政に大きな批判が集中をいたしております。特に、政府が、原子炉というのは原子力委員会の安全審査をパスしているんだか...全文を見る
○三浦委員 それは運輸省。
○三浦委員 いやいや、それはおかしいじゃないか、運輸省関係してないのですか。
○三浦委員 それじゃ、科学技術庁にちょっと。
○三浦委員 では、その後の経過について、船舶局長お願いします。
○三浦委員 そうすると、設置許可になった原子炉については、すべて船舶安全法の規定に基づいて船舶検査官が検査をする、こういうことですね。——そうすると船舶安全法第二条第一項二号の「機関」というものの中に原子炉は入るわけですか。
○三浦委員 そして船舶安全法の第五条、第六条に基づいていま言った定期検査、製造検査、こういうものを行なうわけですね。
○三浦委員 そうすると検査の方法ですけれども、機関についていえば船舶機関規則というのがある。そしてまた原子力船特殊規則、通達、それから指示、こういうものによって検査を行なうことになるわけですか。
○三浦委員 そうすると、原子炉についての基本設計についての審査は、船舶検査官がするのですか。
○三浦委員 基本設計だけでは工事はできないと思うのですよね。そうすると当然ものをつくる、いわゆる原子炉をつくる、船をつくるという場合には詳細設計が必要だと思うのですけれども、原子炉施設の詳細設計についてはやはり安全性の見地から審査をするのですか。
○三浦委員 しかし、あなたたちが使っているじゃないですか、国会その他で。
○三浦委員 原子炉本体についての安全性については審査を省略しているというふうに私は聞いたのですけれども、そういうことはないのですか。全部、この原子炉本体についての詳細設計についても運輸省のほうで検査をしているのですか。
○三浦委員 そうすると、原子炉施設の中には原子炉設備とか放射線管理設備、核燃料物質取り扱い設備それから放射性廃棄物設備とかいろいろなものがありますね。こういうもの全部について詳細設計を皆さん方はチェックしていらっしゃるのですか、もう一度お尋ねします。
○三浦委員 そうすると、今回の事故の全責任は運輸省にあるということになるのですか。
○三浦委員 それはおかしいじゃないですか。原子炉のどの部分にミスがあって事故が発生をしたということかわからなくても運輸省の責任——あなたのような答弁であれば運輸省に全責任があるということははっきりしているじゃありませんか。たとえば安全審査の段階でミスがあったのか、それともその後の...全文を見る
○三浦委員 この原子炉設置についての安全審査に関しては全然問題がないのだということをちゃんと政府が国会で答弁していますよ。  たとえば科技特の九月十日の閉会中審査の議事録ですけれども、その中で井上原子力委員会委員は、ちゃんと安全審査には問題がないのだということをはっきり言ってい...全文を見る
○三浦委員 安全審査会の審査に問題がないとすれば、全責任は運輸省にあるんだということは、これははっきり言えるんじゃないですか。大臣、どうですか。
○三浦委員 そんなことはいまの段階でもうわかっていますよ。そんなことと関係ない。九月十日の科技特で審議したときに、これは大臣も出席しているんですよ。そして井上さんという方は説明員として答弁されているんですよ。この発言を大臣ば訂正も何もしてないのですよ。政府の答弁として行なわれてい...全文を見る
○三浦委員 じゃ大臣にお尋ねしますけれども、もう一度聞きます。安全審査に問題がないとすれば、今度の事故は運輸省の全責任ですか。
○三浦委員 質問に対する答えになっていないな。  まず、いままでの国会の答弁を聞いておりますと、安全審査には問題がない、こういう方向になってきているわけです。そうすれば運輸省の責任だということはもう明らかなんですね。それをいろいろ、まあ検査の結論が出ていないからというような詭弁...全文を見る
○三浦委員 それじゃ、どういうふうになっていたのか、具体的に答弁をいただきたいと思います。
○三浦委員 数が多ければいいというものじゃない。  あなたたちが検査の基準にしている特殊規則ですね、これをひとつ例にとって見てみますけれども、特殊規則の十六条、ここでは「原子力船には、放射線障害を防止するため必要な放射線しゃへい物、隔壁、甲板その他の構造物及び通風装置を設けなけ...全文を見る
○三浦委員 そうすると、遮蔽物の材質、構造については安全審査の段階でもって審査されているのでそのとおりやるんだ、こういうことですか。
○三浦委員 国会の論議でたとえば第二次遮蔽の問題が論議になりましたね、ポリエチレンと鉛でどうのこうのというやつ。すると、このいわゆる基本設計ではポリエチレンと鉛を使うんだということだけしか書いてないでしょう。そうすると、その第二次遮蔽の炉の一番頭部にはポリエチレンを使わない、鉛だ...全文を見る
○三浦委員 そういうことを聞いているのじゃないのですよ。だから基本設計と詳細設計とは全然違うものなんだということを聞いているのですよ。たとえばポリエチレンと鉛を使うのだというけれども、それをどういうふうに具体的に組み合わせるのかということは詳細設計の段階でしょう。そうするとその詳...全文を見る
○三浦委員 安全審査の段階でそういうふうに具体的な結論が出ていたのですか。
○三浦委員 どうもはっきりしない答弁だけれども、やはりこの九月十日の科技特での審議では「格納容器の上部にはポリエチレンと鉛を使用することとなっております」これは安全審査の段階ではなっております。「それをどの部分にどのくらいの厚さのものをどういう組み合わせで使うかということまでは、...全文を見る
○三浦委員 特殊規則の第七条「原子力施設は、動揺、傾斜、衝撃、振動、圧力、自重、付加荷重、熱、放射線、腐しよく等によって当該施設の性能がそこなわれないものでなければならない。」こういうふうに書かれてあるわけですけれども、どういう構造にしたらこういう性能が維持できるのかということに...全文を見る
○三浦委員 原子炉の製作というのは、いろいろ未知の分野が多い問題ですね。ですから、さまざまな機関がいろいろな研究をするわけでしょう。そうして詳細設計を出してくるわけですね。そうすると、では運輸省のほうで、いろんな機関が日本の英知を集めてつくり出して、いわゆる詳細設計をつくってきた...全文を見る
○三浦委員 それは遮蔽計算だけですか。その原子炉全体すべての問題についてあなたたちは実験を行ない、そしていまいわゆる原子力の専門的な科学者たちよりももっと上の能力を持っていると、そういうふうにお考になっていらっしゃるのですか。
○三浦委員 あなたたちがそれは非常に努力をされているということは私はわかるのですよ。ただ制度上の問題として私は申し上げたいわけなんですけれども、たとえば、この昭和四十年から四十一年にかけて臨界実験というものを大宮で三菱原子力工業がやっておるわけですね。それからまた計測器の環境試験...全文を見る
○三浦委員 説明を受けたらわかるというんじゃ、やはり説明をした人の言うとおりにしか検査ができないということじゃありませんか。だからそれはチェックの機能というものは果たしてないんですよ。いまあなたのほうは効力試験云々ということを言われましたけれども、これはまあいまの船舶安全法の規定...全文を見る
○三浦委員 そうすると、ノーハウ部分があったかなかったかおわかりになりませんか。
○三浦委員 そうすると、いわゆる検査に必要な設計図というのは全部提出をさせているというお答えですね。そしたら、その設計図を全部提出していただけませんか、それがノーハウじゃないというのなら。ノーハウじゃないかどうかわからないというのでしょう。そうしたら、いわゆる原子力基本法に基づい...全文を見る
○三浦委員 そうすると、提出された設計図面の中にはいわゆるノーハウ部分があったかなかったかわからないというわけですか。それをはっきりさせてください。
○三浦委員 そうであれば、原子力基本法に基づいて運輸省としては当然その資料を公開すべきじゃないですか。資料として提出なさる意思はございませんか。
○三浦委員 具体的な設計図面というのはこれは一つの成果じゃありませんか。いろんな研究の成果が結晶しているわけでしょう。結局そういう態度かいわゆる原子力基本法に違反をして——われわれは企業秘密であろうと何であろうと、やはり原子力に関係するものは全部公開しなければならぬと思っておるの...全文を見る
○三浦委員 しかし、科学技術庁も運輸省も全部政府の一環なんですよ。そうでしょう。だから私は、運輸省自身がやはり原子炉に関する設計図を全部手に入れているわけなんだから、当然出すべきだと思うんですね。これは運輸大臣の権限でできることなんですから、運輸大臣どうですか。それは科学技術庁に...全文を見る
○三浦委員 じゃ、私は委員長の善処を期待したいと思います。  先ほど私ちょっと述べましたけれども、いまの原子炉の検査が船舶安全法で行なわれているということ、このことについて運輸省はどういうふうに考えていらっしゃいますか。これでいいんだというふうにお考えになっていらっしゃるか、そ...全文を見る
○三浦委員 たとえば原子炉の設計の問題についてノーハウの部分があるということははっきりしているわけですね。そうすれば、そういう部分について詳細設計が出てきたって、これは全然チェックすることはできませんよ。その詳細設計図面どおりにできたかどうかというチェックはできても、その設計図が...全文を見る