三浦久

みうらひさし



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三浦久の1979年の発言一覧

開催日 会議名 発言
12月07日第90回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
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○三浦(久)委員 私は、二日間にわたるこの鉄建公団の不正問題についての審議にずっと参加いたしておりまして、大変腹立たしい感じでいっぱいであります。  今回の鉄建公団の不正経理事件というのはただ単に経理の不正があったという事件じゃないのです。あなたたちが空出張という不正な手段によ...全文を見る
○三浦(久)委員 大変大きな事件だという御認識をお持ちのようですけれども、責任をとっておやめになりました鉄建公団の総裁、副総裁、監事、総務担当理事、経理担当理事並びに新潟新幹線建設局長、これら六名の人はいわゆる解任されたのですか、懲戒処分になったのですか、それとも依願退職なんです...全文を見る
○三浦(久)委員 時間がないから、質問したものを全部答えてください。新潟新幹線建設局長はどうなんですか。
○三浦(久)委員 そうすると、それは懲戒処分ですか。新幹線建設局長というのは職員ではないのですか。役員ですか。
○三浦(久)委員 だから、正確に言ってもらわなければ困るじゃないですか。あなたはさっき解任されたと言ったでしょう。(富樫参考人「任を解かれたと言ったのです。」と呼ぶ)任を解かれたということと依願退職と違うじゃないですか、あなた。そういうごまかした答弁しちゃだめだよ。なぜ懲戒処分に...全文を見る
○三浦(久)委員 そうすると、それは公団法の何条に基づいてですか。
○三浦(久)委員 こういうでたらめな答弁をされては困るのですよ。私も制限された時間の中でやっているんでしょう。最初の質問でもって依願退職だと言えばそれで済むことじゃないですか。いかぬよ、富樫君、でたらめなことを言っちゃ。何でそんな当然過ぎるだれもわかっているようなことを、そういう...全文を見る
○三浦(久)委員 いまの答弁は、たとえば運輸大臣が任免権を持っている人たちに関してでしょう。  その議論はちょっとおきますけれども、それじゃ、新潟の新幹線建設局長はどうだったのですか。依願退職ですよ。これはどういうことなんですか。理由を明らかにしてください。
○三浦(久)委員 ちょっとこの事件の性格というものを余りにも安易に考え過ぎていると私は思うのですよ。先ほどからも同僚の委員からいろいろ質問がありましたけれども、これはまさに組織ぐるみの犯罪行為ですよ。この事件というのは、ただ内部規定に違反をしたとか、そういうような簡単なものじゃな...全文を見る
○三浦(久)委員 それに、たとえば旅費請求及び領収書、これは出張をしたとされた職員が請求をしたり領収書を書いたりするそういう場合もあったでしょう、職員に金が支払われたわけだから。しかし、そうじゃなくて、会議費等に使った金、流用した金というのは職員には関係ないわけだ、職員には渡って...全文を見る
○三浦(久)委員 そうすれば、これを行使して、そして公金をだまし取ったのだから詐欺にも当たるわけです。だから、公文書偽造罪、同行使、詐欺罪を構成するのですよ。四億円の詐欺罪ですよ。それも税金ですよ。これほど大きな犯罪を犯しておきながら依願退職とは一体何ですか。特にいわゆる新潟の新...全文を見る
○三浦(久)委員 本人は知っておったと言っている。ただ、本社の指示でやったのではない。しかし、ちゃんと知っておってやったと言ってますよ。これはあなたたち事実をもっと調べてほしい。そういうことをやった人間に、また税金でもって退職金を払うなんということは絶対に許せないと私は思う。これ...全文を見る
○三浦(久)委員 へ理屈を言われますので、それではお尋ねしますけれども、たとえば。パーティー券を扱うところはどこなんですか。これは総裁室というのがあるのですか。
○三浦(久)委員 総務部が。パーティー券を買う、裏金からそれを出しているわけだね。そうすれば総務部長初め総務部のその経理を担当している人間はちゃんと裏金で出されているということを知っているわけでしょう。どうなんですか。
○三浦(久)委員 そうすれば知っているということでしょう。そうすれば、最も総裁に近いところにいる総務部がそういう裏金を操作しているということを、そういう事案があるにもかかわらず総裁が全然知らない。もし仮に本当に知らないとしても、私はそれは疑わしいと思うけれども、その責任は重大でし...全文を見る
○三浦(久)委員 ですから個々的に分解をしていけば、それは懲戒事由に当たるわけですよ。それを大ぜいでやれば懲戒事由には当たらない、そんなことにはならない。一人殺すのならいいけれども、戦争で一万人殺すのは犯罪にならない、そんな理屈はいま平和の世の中では成り立たないですね。そうでしょ...全文を見る
○三浦(久)委員 懲戒処分にすれば退職金は払わなくてもいいのですね。そうすると、たとえば総裁、副総裁、理事、監事、彼らを解任にした場合にはどうなるのですか。
○三浦(久)委員 これは運輸省の監督でつくったんですか。総裁とか、副総裁、監事、理事、彼らが職務上の義務に違反した場合に解任するのでしょう。それからあともう一つ、心身がそれにたえないという状態のときとか、二つありますがね。しかし、職務上の義務に違反して、たとえば背任、横領をやった...全文を見る
○三浦(久)委員 しかし、いまの運輸省の考え方では、職務上の義務に違反したのじゃないというお考えでしょう。  そうすると、退職金は高いですよ、年数に俸給を掛けるのじゃなくて、月数に掛けるのだから。そして、月数に掛けて、百分の三十六以内の割合を乗じて得た額とする、こうなっています...全文を見る
○三浦(久)委員 それであれば、私は運輸省に監督をしていただきたいのですけれども、これだけ大きな被害を国に与えておって、そういうことの最高の責任者たちに退職金を払うなどというのは、国民感情から言って許せないと私は思う。  いままでの審議の経過を見ていて、いままで支払っていないと...全文を見る
○三浦(久)委員 一割減額というのは余りにもひどいでしょう。きのう私は、最高限どのくらい支払われるのですかと鉄建公団にお尋ねしたのです。いまだに計算してない。計算しようとしないのですね。これはけしからぬと思いますよ。川島総裁、この方はついこの間千二百六十二万円も退職金をもらってい...全文を見る
○三浦(久)委員 ですから私は昨日からその問題を要求しているのですよ。国会の中でこれだけ大きな問題を起こして、これだけの退職金を払うということが許されるのかどうか、それを審議してほしかった。そういう審議妨害をしてはいかぬと思うのです。大臣もこの委員会の集中審議の冒頭に何とおっしゃ...全文を見る
○三浦(久)委員 私は、国民の納得する線で御処置をいただきたいと思います。  自治省にお尋ねします。  最近政治家の政経パーティーというものが大分はやっておりますけれども、このパーティーの目的は政治資金の獲得にある、これは常識だと思いますけれども、このパーティー券が寄付と認め...全文を見る
○三浦(久)委員 該当する場合があるとすれば、どういう場合でしょうか。
○三浦(久)委員 きのう自治省の係の方に来てもらって、お話を承ったのですが、実費を超える部分については寄付と認めざるを得ない、こういうようにおっしゃっていましたけれども、そういう見解を変えられたのですか。
○三浦(久)委員 そうすると、二万円とか三万円、そういうパーティー券で、そして出る物はまあ五千円ぐらい、実費は五千円ぐらいしかかかっていない、こういうような場合には、その。パーティーは社会常識上どうなんですか、パーティー券の値段は。
○三浦(久)委員 いまのお話でも、たとえば一人の政治家のパーティーに一人出席するのに十枚買うとか二十枚買うとか、そういう場合には寄付と認められる場合があるというわけですよ。そうしますと、鉄建公団というのは、政治資金規正法で寄付を禁止されています。大臣、これはよく覚えておいてくださ...全文を見る
○三浦(久)委員 会計検査院にお尋ねします。  このパーティー券の購入先、いわゆる政治家の名前ですね、そして何枚買ったか、そういうものを記載した帳簿というものはあるのではないですか、いかがでしょう。
○三浦(久)委員 公団にお尋ねしますが、その帳簿の記載は正確ですか。
○三浦(久)委員 検査院にお尋ねしますけれども、それではどの政治家のパーティー券を買ったのですか。
○三浦(久)委員 それは非常に間違った考え方なんですよパーティー券を買うことは悪いことだったのですか。そういう認識があるのですか。名誉が棄損されるような悪いことなんですか。あなたたちはそう思っているのですか。そういうふうに思っているということは、このことが政治資金規正法に触れると...全文を見る
○三浦(久)委員 あなたはさっき個人の名誉に関すると言ったから、それでは政党別なら言えるでしょう。どういう政党がこのパーティー券を買ってもらったのですか。
○三浦(久)委員 個人の名誉とか政党の名誉とか言うけれども、ではわれわれは一体どうするのですか。われわれも政治家の端くれですよ。自民党だけじゃない、野党も買ってもらったとか、われわれも十把一からげで、いまそういう疑惑の目で見られるということになっているのです。買ってもらった人間、...全文を見る
○三浦(久)委員 いま会計検査院から、鉄建公団が言えばそれを裏づける資料を出せる、そうであるかそうでないかということはきちっと言えるという答弁がありましたね。ですから、鉄建公団に私は言いたい。政治家の名前を明らかにしてください。答弁してください。そして、言えないというなら、その理...全文を見る
○三浦(久)委員 残念ながらもう時間がありません。私がいま御質問申し上げましたように、この政治家の名前を公表しない理由というのは全く存在しないのですよ。守秘義務は完全にないのです。むしろ告発をしなければならないような大きな問題なんです。それを何だかんだと理屈をつけて拒否をされる。...全文を見る
○三浦(久)委員 それであればもう審議をする日にちがないのです。ですから、きょう全部の質問が終わった後ででも休憩にして理事会を開いていただいて、そこで御検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○三浦(久)委員 質問を終わります。