三浦久

みうらひさし



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三浦久の1980年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月04日第91回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第1号
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○三浦(久)分科員 大臣にお尋ねいたしますが、私は部落解放同盟が狭山裁判反対、また狭山再審要求というようなことを理由にいたしまして、一月の二十八日に全国的に児童生徒を同盟休校させた事件についてお尋ねをいたしたいと思います。  部落解放同盟は狭山裁判を差別裁判だ、こういうように勝...全文を見る
○三浦(久)分科員 五十一年の五月二十二日にも同盟休校がありましたね。このときにやはり永井文部大臣が、こういう同盟休校という形で社会の実際的な行動に参加をするということは適切でない、ですからそれはやめるように指導をする、こういうことを言われているわけですね。そうすると、その後どう...全文を見る
○三浦(久)分科員 そうすると、今回の一・二八の同盟休校についても同じような指導をされた、こういうふうに伺ってよろしいわけですね。ところが、実際にはいまおっしゃったように、かなりの数がこれに参加しておるということです。そこに何らか指導方法についての改善というようなものが考えられな...全文を見る
○三浦(久)分科員 いろいろな事情があるとおっしゃいますけれども、事は教育基本法上の非常に重大な問題だと私は思うのです。全く教育現場に乱暴な介入をしているということですから、そしてまた、児童の心理に対しても教育上非常に好ましからざる影響を与えていると私は思います。そういう意味では...全文を見る
○三浦(久)分科員 その一般的な答弁じゃ私はだめだと思うのですね。やはりもうちょっと具体的に一歩踏み込んだそういう指導というものを私は強く要望しておきたいと思うのです。  たとえば、ここに東大阪市の意岐部東小学校の例があります。ここは学校行事として同盟休校をやっているのですよ。...全文を見る
○三浦(久)分科員 教育基本法の第八条に違反をしていると私は思うのですね。それからまた、文部省が出している「同和教育資料」、五十四年七月に出していますけれども、この中にも、同和教育を進めるに当たっては、教育の中立性が守られなければならないことは言うまでもない。政治運動や社会運動と...全文を見る
○三浦(久)分科員 沿うものではないとか趣旨に適合しないとかそんななまぬるい言い方をしているから、いつまでもいつまでもこういうことが放置されているんですよ。明白に教育基本法第八条二項に違反をしておるじゃないですか。違反をしておったら、違反をしておるとなぜ言えないのですか。部落解放...全文を見る
○三浦(久)分科員 こういうことで論争していると時間をとってしまうのですけれども、これはそういう特定の政党を支持するとかまた支持しないとか、そういうことだけじゃないでしょう。「その他政治的活動をしてはならない。」と書いてあるじゃないですか。そうでしょう。「その他」、これは例示的な...全文を見る
○三浦(久)分科員 大体いままでのお話で文部省の態度は、考え方はわかりました。そうなりますと、結局、教育委員会というものがこういう同盟休校を激励をするとか理解を示すとかそういうようなことは私はあってはならないことだというふうに考えているのです。これは文部省としても同じお考えですね...全文を見る
○三浦(久)分科員 終わります。
03月07日第91回国会 衆議院 運輸委員会 第3号
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○三浦(久)委員 運輸省にお尋ねをいたしたいと思います。  きょう私は石炭対策特別委員会、また予算委員会の分科会等の質疑に出ておりましたので、いままでの同僚議員の質疑を拝聴いたしておりませんので、いろいろ重複する点もあると思いますけれども、御勘弁いただきたいと思います。  私...全文を見る
○三浦(久)委員 内部留保について今後もきめ細かく検討していくというお話で、私は結構だと思うのですけれども、例を挙げますと、日航は五十三年度で九百五十一億円の内部留保金を持っているのです。全日空は六百四十一億円です。値上げによる増収分というのは、日航の場合には三百八億円ですね。全...全文を見る
○三浦(久)委員 運輸省の方は航空三社の例でいく、私の方は全日空の例でいっていますから、これは数字を幾らやってもかみ合わない。ですけれども、こういうジェット料金で、少なくともいま私が試算した全日空の例によればもうけが出ちゃうんですね。こういうことは私は非常に不合理だというふうに思...全文を見る
○三浦(久)委員 まだ正式に話がないからどういうふうに対応するか決まっていないということですが、そうすると、これはいやだと言って拒否するということもあり得るという御答弁ですか。しかし、これは正式に話があるなしにかかわらず、あれだけ九日間も国会が空転をして、そしてその結果いわゆる合...全文を見る
○三浦(久)委員 五十二年に国鉄の運賃の法定制というものが緩和されました。それ以来わずか二年四カ月ぐらいの間に、国鉄の値上げ、これは運賃も料金も含めてですが、値上げは今回で五回になりますね。これは大変大きな影響を国民に及ぼしていると思います。私は、こういう法定制というものを緩和す...全文を見る
○三浦(久)委員 いま御説明がありましたけれども、この法定制緩和というのは、ただ単に国民の生活を苦しめているというだけではなくて、私は、国鉄当局の非常に安易な経営姿勢、こういうものをももたらしているのだというふうに指摘せざるを得ないのです。どんなずさんな経営をやっても、それはどん...全文を見る
○三浦(久)委員 それが最善ですか。ここに国鉄の体質があるのですよ。それではまさに国鉄の経営陣自身が全く親方日の丸じゃないですか。三菱商事だって、かずのこでたった百億円だ。たった百億円損しただけだ。それだって水産部長は更迭されているでしょう。そこがけじめというものですよ。これだけ...全文を見る
○三浦(久)委員 私は財投を切れとか、そんなことを言っているのじゃないですよ。大企業、大銀行の債権についてというふうに限定して言っていますよ。これが長期債務のほとんどなんですから。実際そうでしょう。それは十万円買ったとか五万円債権を買ったという人はおりますけれども、そんなものは微...全文を見る
○三浦(久)委員 計画を見た上でとあなたは言うが、五十四年度で終わるのだとあなたたちは決めているわけでしょう。計画を見てから決めるとか、それから検討するなんという筋合いのものじゃないじゃないですか。もうあと二十日しかないのだから。あなたたち自身がいままでの間、四十九年度から今年度...全文を見る
○三浦(久)委員 運輸省にも要求があるなどと言っているけれども、それは笹川が金をもうけたいためにこういう例文をつくって市町村にみんな組織しているのだ。ここに笹川がつくった例文があるよ。そんなこともあなたたち見抜けないようじゃ、あなたたちの目は節穴かと言いたいね。要望がありますから...全文を見る
○三浦(久)委員 うそを言っちゃいかぬですよ。協賛レースだってレースをやればちゃんと法律で決められたところにしか金はやっちゃいけないようになっているんだよ。ギャンブルというのは制限的に行っているんだから、無制限にやっちゃいけないのです。モーターボート競走法によりますと、開催日まで...全文を見る
○三浦(久)委員 それは答弁になっていない。協賛レースの場合でも船舶振興会、モーターボート競走会、これに対してはこの法律で決められた額の金を出しているわけだ。あなたたちが協賛レース、協賛レースと言うけれども、この協賛レースというのは開催日をふやしてもよろしいということだけを決めて...全文を見る
○三浦(久)委員 だから、何の根拠があってそんな通達をあなたは出すんですか。さっきから何遍も言うけれども、だれに金を幾らやるのか、いつ開催するのか、みんな法律で決めなければいけないことじゃないですか。それを勝手に六%だなんていって、いままでの間に百八十億円以上の金ですよ、それをど...全文を見る
○三浦(久)委員 ちょっと答弁にならない。さっきも申し上げましたけれども、協賛レースだから勝手に配分していいということじゃないのですよ。協賛レースだから、協賛をしている団体、BG財団に全部やっていいということになっていないでしょう。そんなことをやったら、法律違反じゃないか。どんな...全文を見る
○三浦(久)委員 そうすると、六%の金は自治体が自発的に出している、こうおっしゃるのですか。それならなぜこんな通達を出すのだね、あなたたちは。
○三浦(久)委員 自主的であれば、そんなことあなたたちは介入すべきことじゃないじゃないですか。何でそんなこと介入しなければいけないのですか。自主的にやるのであれば、自主的に任せるべきでしょう。それを何でこんな通達を出すのか。通達はこうなっているといって、六%を強制的に召し上げてい...全文を見る
○三浦(久)委員 もう時間が、さっきから催促されておりますからやめますけれども、これは決して延長しちゃいけない問題です。あとわずか二十日しかありませんけれども、この期間に運輸省が本当に良識をもって対処することを私は強く要望して、質問を一応終わらせていただきます。
03月07日第91回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第4号
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○三浦(久)委員 御質問をいたしたいと思います。私はきょうは運輸委員会、また予算委員会の分科会等がありまして、同僚議員の質疑を拝聴しておりませんでしたので、多々重複する点があると思いますけれども、それはひとつ御勘弁いただきたいというふうに思います。  最近、産炭地の後始末は終わ...全文を見る
○三浦(久)委員 私がいま申し上げました産炭地域振興の実施計画、これは筑豊地区のところがございますけれども、その筑豊地区のところで、失業問題について、炭鉱離職者のうちでも中高年失業者の再就職について特に配慮することを求めておると思います。「雇用機会の造出及び職業の転換」という項目...全文を見る
○三浦(久)委員 ここにあります「雇用機会の増大を図るための事業」というのは、これは通産省並びに労働省としては緊就、開就を指すのだというふうに承ってよろしいわけですね。
○三浦(久)委員 そういたしますと、いま緊就、開就の打ち切り問題を心配している声が大変あるのですけれども、こういう政府の方針というものからいって、緊就、開就というのは今後も必要な限り存続をする、こういうふうに承ってよろしいわけでございましょうか。
○三浦(久)委員 少し田川の問題についてお尋ねいたしたいと思いますけれども、田川地区は特に失業情勢が厳しいということは御承知だと思いますが、五十四年度で求職者が五千百九十四名、求人が八百九十一名ですから、有効求人倍率は〇・一七なんですね。そしてその中でも特に中高年がひどいのです。...全文を見る
○三浦(久)委員 ちょっと待ってください。それは全然違うでしょう。
○三浦(久)委員 これは延べで言っているからえらい多い数字になっておりますけれども、田川の場合は五十四年の四月から十二月まで百九名なんですね。延べで八千二百六十一名。そうすると、百九名が七十六日しか働いていない、吸収されていないということなんですね。ですから、これは私は大変低い数...全文を見る
○三浦(久)委員 そうおっしゃいますけれども、そうすると、あれだけいる失業者はどうしているのか。たとえば緊就も入れない、一般失対も新しくは入れない、開就も入れない、特開も中高年の措置を受け終わってもまだ全然特開にも入れない。もういっぱいおるわけですよ。しかし、公共事業にも行かない...全文を見る
○三浦(久)委員 どうも現状把握がちょっと違うみたいなんですけれど、たとえば中高法が制定されたのは昭和四十六年でしょう。その当時よりも現在の方が失業情勢がより深刻になっているというのは、これはもう歴然とした事実じゃありませんか。たとえば、これは全国的なものですが、当時の有効求人倍...全文を見る
○三浦(久)委員 失業者が求職に来ないということで何か失業者にみんな責任をおっかぶせていっているような、そんな感じがしますけれども、私は労働省自身の努力もそういばったものじゃないのじゃないかというふうに思っているのですよ。  たとえば、ここに法律がありますね、中高年の。これがで...全文を見る
○三浦(久)委員 四十六年の五月に中高法ができて、そして失業者吸収率を定める告示は、これは案外早かった、四十七年の五月です。そうでしょう。これは比較的早いですね。一年。一年というとずいぶん長いけれども、しかし、一年たってから失業者吸収率は四〇%だと決めた。ところがじゃどういう事業...全文を見る
○三浦(久)委員 そういうことがわかっていながらこういう法律を決めているのですよ。何も機械化はいま始まったわけじゃないのです。そういうことはわかっている。困難がありますよ、公共事業に吸収するということは。しかし、失業者をほっておけないから、そういう困難を乗り越えてもやりなさいとい...全文を見る
○三浦(久)委員 いずれにしても、幾ら理屈を並べ立てても、中高法ができたのは四十六年ですよ。そして整備公団が通達を出したのは五十三年だという事実は動かないんですね。これでいいのかということですね。  そういう意味で、私は、何も労働省の責任を追及するという立場で質問しているんじゃ...全文を見る
○三浦(久)委員 最後に一点だけお尋ねしたいのですが、特開、開就は十カ月予算になっておりますね。これを年間を通じて働けるようにしてくれという要求というものは非常に強いのですね。でないと、十カ月であとの二カ月は失業保険で暮らす、こういうような不安定な状況です。私は特開、開就、いろい...全文を見る
○三浦(久)委員 開発事業の量によって決まると言うけれども、毎年毎年十カ月なんでしょう。私が聞いたところによると、通年はできない、こう言うのですね。なぜならば、失対事業との関係があるとかいろいろなことをおっしゃっておるわけですけれども、いずれにしても十カ月にこだわらなければならな...全文を見る
○三浦(久)委員 私は他の委員会の質問が控えておりますのでやめますけれども、少なくとも皆さん方がおつくりになりました「雇用対策基本計画」、これには「高年齢者の雇用対策を一層強化し、関連する社会的諸制度の再検討を進めながら高年齢労働者の雇用の安定を図っていくことが基本的に重要である...全文を見る
03月07日第91回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第4号
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○三浦(久)分科員 私は、北九州市における同和行政の窓口一本化の問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  北九州市の同和予算というのは大変大きなもので、五十三年度当初予算でも百八十六億円以上に及んでおります。その中でいろいろな個人給付も行われておるわけであります。たとえばま...全文を見る
○三浦(久)分科員 もう一点。問題は、この奨学金の場合には教育長の指定する手続ということになっていますけれども、ほかのたとえば住宅改修資金とかそういうものであれば、これは市長部局ですから市長ですね。市長の定める手続に従って、こうなっています。ところが、教育長ないし市長の指定する手...全文を見る
○三浦(久)分科員 そしてその教育長ないし市長が指定する手続というのは、市の説明によりますと、部落解放同盟の窓口にある申請用紙、それに所定の事項を記入する、そうして部落解放同盟を通じて——通じてということは確認の判こをもらってということですね。ここに申請用紙があります。ここに確認...全文を見る
○三浦(久)分科員 自治大臣にお尋ねいたしますけれども、こういうやり方というのはきわめて異常だと私は思うのです。部落解放同盟というのは法人でも何でもない、組織実態がどうなっているかもよくわからない、一民間団体であります。任意の民間団体。そしてまた、それが未解放部落住民を全部組織し...全文を見る
○三浦(久)分科員 それでは答弁になってないと思うのですね。いいですか。市民が市の行政の恩典を受けようという場合に、市役所に全然申請書もない、部落解放同盟という全く任意団体のところに申請書を取りに行かなければならぬということなんです。そうすれば、部落解放同盟というのは、いままでた...全文を見る
○三浦(久)分科員 なぜこれは改善すべきものであると言えないのですか。ここでそんなことを議論しているともう時間がないから——たとえば私はこう思うのですよ。自治大臣はもう専門家ですからよく御承知でしょう。地方自治法の第十条に、住民というのはその属する地方公共団体の役務の提供をひとし...全文を見る
○三浦(久)分科員 それで、さっき局長さんですか、地方の実情云々とか言われるけれども、こういう申請書を窓口に置かない、部落解放同盟にしか置かないというようなことを合理化できるような地方の事情というのはあるのですか。地方自治というのは、それはある程度任されるものでしょう。しかし、そ...全文を見る
○三浦(久)分科員 局長、どうですか。
○三浦(久)分科員 それは機械的な事務とか、そういうものを委任するということは結構だという答弁はありますね。しかし、これは実質的な要件なのですよ。未解放部落の人かどうか、また就学が経済的な理由で困難かどうか、こういう判断というのは自治体がみずからやらなければいけない問題でしょう。...全文を見る
○三浦(久)分科員 そういうことでは行政主体としての責任を放棄していることだと私は思うのですよ。北九州の谷市長はどういうことを言っていますか。判決に負けたらその負けたケースについては従う、最高裁に出て、負けたケースについては従う。あたりまえのことです。しかし、そういう判断をした最...全文を見る
○三浦(久)分科員 補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律というのがありますね。その第三条で関係者の責務を規定しております。そこでは、これは税金なのだ、税金なのだから「法令及び予算で定めるところに従って公正かつ効率的に使用されるように努めなければならない。」となっていますね...全文を見る
○三浦(久)分科員 私、法律のことを聞いているのじゃないのです。さっき具体的に事実を指摘し、総理府にも確認をしてもらって、その事実についての見解を聞いているのですよ。それを一般的、抽象的な通達をただ棒読みするようなことを言ってもらったって——では、通達は四十八年以来何遍出している...全文を見る
○三浦(久)分科員 終わります。
03月27日第91回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第5号
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○三浦(久)委員 石炭鉱業合理化事業団にお尋ねいたしたいと思います。  石炭鉱業合理化事業団が志免町で所有している志免炭鉱跡地、これは志免町のほぼ中心に位する土地でありますが、面積も八千八百三十九平米、ですから約二千七百坪という膨大な土地でありますけれども、この土地につきまして...全文を見る
○三浦(久)委員 二月に志免の町長から、この文菱運輸に払い下げをするということに同意するという文書が返ってきていますね。  私はいまあなたが言われたいろいろな経過についての細かいことに一々反論していると時間がありませんから、大きな筋だけちょっと御指摘申し上げたいと思いますが、こ...全文を見る
○三浦(久)委員 この町の同意書を信用せざるを得ないなんていうことは撤回してくださいよ、私がこれからいろいろ質問しますからね。  もう一つは、いままだ払い下げをするという正式な決定がないということは私は承知していますよ。しかし、文菱運輸から払い下げの申請書が出された十日くらいの...全文を見る
○三浦(久)委員 あなたはうその報告を聞いているんですよ。私も事業団から聞いたときにはそういう報告を受けている。うそなんですよ、そんなことは。現地の町長さんや助役さんや議長さんの発言を聞いたら、みんなうそを言っているんです、あなたたちの部下が。大体払い下げの方針というのは、地方公...全文を見る
○三浦(久)委員 私があなたたちからもらったメモ、あなたたちが書いたものですよ。そんなものはないと言っていますよ。また現在取得している土地はない、四十五年以降はない、そう言っている。買収実績はない。それから払い下げは四十三万平米払い下げたけれども、払い下げの相手方は地方公共団体ま...全文を見る
○三浦(久)委員 地方公共団体、そういうところに優先的に払い下げる、そういうものの申請がなければ、それは一私企業にも払い下げる場合もあり得る、こういうことだと思いますけれども、いまは現実に町が払い下げの申請をしているのですよ。この承認の同意書というのは、これはいろんな圧力によって...全文を見る
○三浦(久)委員 円満にという——私の質問にはちょっと答えてないですね、まともに。私は、これが真意だ、同意書が真意なんだからというので、これだけごたごたもめているのに払い下げるというようなことをするかというふうに聞いているのですが、どうですか。
○三浦(久)委員 そうしますと、町当局の真意をあなたたちがぴしっと把握する、そういう観点で事業団——九州支部で結構ですよ。事業団と、町長、議長、議会関係者、こういう人々とじっくりひざを交えて話し合う、そういう場をお持ちになりますか。私はぜひ持たなければいかぬと思いますけれども、ど...全文を見る
○三浦(久)委員 文菱運輸株式会社とか部落解放同盟とか、そういうのとだけ話し合っておったってこれは円満な解決にならない。そうでしょう。ですから、具体的に町長、議長、助役、議会関係者、それは議員、担当の委員会の責任者とかいろいろあるでしょう。そういう人々と九州支部の役員の皆さんとお...全文を見る
○三浦(久)委員 そんなことをここで言えないですか、はっきり。町長とか議長とか助役とか議会関係者とあなたのところで話し合って、それとだけ話せとは言いませんよ、よそと話しても結構だけれども、そことも十分に話し合って、真の町意を聞くように指導しろと私が要求しているのですが、そうします...全文を見る
○三浦(久)委員 まあいいでしょう。町当局から二月十三日に出された承認を内容とする回答書ですね、これが撤回をされる、そして正式に払い下げの要請があったという場合に事業団としてはどうされますか。
○三浦(久)委員 そうすると、一たん承認を内容とする回答書を出したからといって、それにあなたたちは固執しないで、それが正式に撤回をされ、そして払い下げの正式な要請があれば地方公共団体を優先するという、そういう一般論に立ち返って措置をする、こういうことですね。
○三浦(久)委員 そんなにあなたは遠慮しなければいかぬのかな。私が九州支部長を呼んで、きのうかなおとといかな聞いたら、それはいままでのそういう経過があっても、当然一般的な方針がそうなんですから、地方公共団体に払い下げるようになるでしょうということをはっきりおっしゃっておるのですよ...全文を見る
○三浦(久)委員 わからないことを、こんなことを書いちゃいかぬですよ。大体これは一般の私企業でしょう。民間の一営利会社、株式会社じゃないですか。どうですか。公共性を持った株式会社なんというのはないでしょう。一私企業であり一民間企業であり、営利会社であり株式会社だということは、あな...全文を見る
○三浦(久)委員 そうしてこの文菱運輸というのはどういう経過でできたのか、私福岡県の民生部に聞いてみました。そうしたら、こういう回答が来ています。五十二年の一月に地名総鑑問題でもって三菱鉱業セメントが部落解放同盟から糾弾を受けたのです。これは北九州市の市役所の本庁の三階の大会議室...全文を見る
○三浦(久)委員 終わります。
03月28日第91回国会 衆議院 運輸委員会 第6号
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○三浦(久)委員 まず通産省に、多くの人々に被害を及ぼしましたあのカネミ油症事件、これの原因になりましたPCBの問題についてちょっとお尋ねしたいのですが、いまPCBは製造中止になっておりまして、そしていろいろな回収がなされていると思います。そういう意味で、現在PCB自体が貯蔵され...全文を見る
○三浦(久)委員 これは高砂市の海岸にタンクがあるのだろうと思うのですが、大変危険な状況ではないかと私は思っています。あのカネミ油症事件が発生したのも、このPCBというのは腐食性があるということですね。そのためにピンホールがあいたわけですから、そういう意味で、これをいつまでも現在...全文を見る
○三浦(久)委員 いまのお答えですと、海または川に関しては、PCBに関してはほぼ良好な状態だということですけれども、しかし、先ほど申しましたように、流出事故のようなものが発生しないということは言えないと私は思うのです。そういう意味で、万が一こういう事故が発生をしたら大変なことにな...全文を見る
○三浦(久)委員 これは製造中止になって貯蔵されてからかなりの年限がたつわけです。最終的には洋上焼却がいいということなんですが、いままではどうしてそれができなかったのでしょうか。
○三浦(久)委員 いまオランダにバルカナス号というのがありますね。これはPCBを焼却する能力があるというふうに言われておりますけれども、このバルカナス号を使って焼却をするとか、そういうことはお考えになっていらっしゃるのですか。
○三浦(久)委員 そうしますと、いつからそういう洋上焼却にかかられるわけでしょうか。
○三浦(久)委員 できるだけ早い機会にと言われるのですけれども、私が通産省にお聞きしたのでは、さっきのお答えで大体六千六百何トンかある。これを洋上焼却するのに大体三カ月くらいかかるというようなお話ですね。そうすると、いま漁業権、漁業補償の問題をちょっと言われましたけれども、公海で...全文を見る
○三浦(久)委員 しかし、もう製造中止になってから何年たちますか。四十六年でしょう、製造中止の行政指導を出したのが。それでいまだに研究中、そんなことは許されないのじゃないかと私は思うのです。国民感情から見ても、もっと具体的に作業を進めるべきですよ、八年も九年もたっているのですから...全文を見る
○三浦(久)委員 それは二百四十名全部にやるのですか、それとも、たとえば船をそんなに何隻も何隻もあちこちでつくるというものじゃないから、結局は本省で何人かの専任のそういう船舶検査官というものを特別に教育するとか、どういうような方法をお考えになっていらっしゃいますか。
○三浦(久)委員 それから船の中の出来事というのは、刑事事件かどうかは別として、民事事件も含めれば全部船長の責任ですね。そうすると、たとえば油濁防止管理者なんというのを省令で定める船舶については置くようになっております。ところが、この焼却船の場合にそういう炉の管理者といいますか、...全文を見る
○三浦(久)委員 いまちょっと油濁防止管理者の問題が出ましたけれども、これは外国船には適用がないのでしょう。事故を起こすのは外国船が非常に多いのですね。ですから、油濁防止管理者もいないし、またその規定もつくらなくともいいというようなことに外国船についてはなっているのです。そういう...全文を見る
○三浦(久)委員 お話を聞きますと、いろいろ外国ごとに中国語だとかギリシャ語だとかいろいろなものでもって簡単な絵入りのパンフレットみたいなものをつくって渡していらっしゃるようですけれども、しかしそれだけでは足りないんじゃないか。やはり荷受け会社に油濁防止管理者を置くべきじゃないか...全文を見る
○三浦(久)委員 私が言いましたのも荷役前後の問題について伺っているのですけれども、それはどうでしょうか。
○三浦(久)委員 それから私、いまの制度の中で、事故が起きた場合に一つ不備な点があると思うのです。これはいろいろなことをやられておりますけれども、たとえば四日市の場合ですと、これはどうしても漁民は出てくるなといったって出てきますわ、船に乗って。吸着マットを投げたり、ひしゃくで油を...全文を見る
○三浦(久)委員 そうであるとすれば、いまたとえば防災センターが契約防災措置実施者ですか、こういうものをつくって一定の訓練もしておられると思いますけれども、漁業組合とそういう契約防災措置実施者ということで契約をしているという例は香川県だけなんですよ。そうしますと私はやっぱりこうい...全文を見る
○三浦(久)委員 わかりました。防災センターと契約防災措置実施者と訓練されているというのですけれども、これは聞きますと五年に一度ぐらいしか回ってこないというんですね。これではやはりなかなか実際の事故に対して対応はできないのじゃないか。いま漁民も入れてそういう訓練もするということで...全文を見る
○三浦(久)委員 この競艇をやった上がり、二五%の上がり、これは憲法八十九条で、公金というものは宗教法人とか宗教的な活動に使ってはいけないというのがありますね、その公金に当たりますか、どうですか。
○三浦(久)委員 BG財団というのは、これは私は民法三十四条に基づいて設置されている通常の一般的な公益法人だと思いますけれども、BG財団というのは公の支配に属する財団ですか。
○三浦(久)委員 それはあなたたちが勝手にやっていることであって、法律に基づいてやっているんじゃないのだな。たとえば船舶振興会であれば、モーターボート競走法に基づいて設立をされ、ただし民法三十四条に基づく法人だというふうになっておるけれども、船舶整備公団の場合には、一応その法律で...全文を見る
○三浦(久)委員 これは、そんなことを書いてない。海事思想の普及を図るのは、これは「青少年を対象に、海洋性レクリエーション事業を軸とした実践活動を通して、海事思想の普及をはかるとともに、その人間形成と体力向上をはかり、」となっていますね。これは、憲法八十九条に言う教育活動に当たり...全文を見る
○三浦(久)委員 そんなこじつけちゃいかぬよ。社会教育法をあなたは読んでいるでしょう。社会教育法という法律があるのですよ。そこで「「社会教育」とは、学校教育法に基き、学校の教育課程として行われる教育活動を除き、主として青少年及び成人に対して行われる組織的な教育活動をいう。」その「...全文を見る
○三浦(久)委員 それはあなたが勝手に解釈しているのであって、社会教育というのはちゃんと社会教育法に規定されている。そしてそこには、レクリェーション活動も体育の向上も含むんだと書いてあるでしょう。そうでしょう。そして、憲法にいう教育活動の中には家庭教育というものは含まれない、しか...全文を見る
○三浦(久)委員 終わります。
04月08日第91回国会 衆議院 運輸委員会 第9号
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○三浦(久)委員 港湾局の方にお尋ねをいたしたいと思いますが、本法案は国際的にトン数の測度を統一するということを目的にしているわけで、これはこれで大変結構なことだと思うのですけれども、トン数を正確にするということは何も国際間だけに限るものじゃなくて、国内的にも非常に重要な問題だと...全文を見る
○三浦(久)委員 私の調査というよりも、運輸省の港湾局の港政課が出している港運統計資料ですね。これに基づきますと、はしけの平均トン数というのは機づきはしけでもって二百五トン、被曳はしけで三百五十一トンですね。そうしますと、何万トンのはしけなんというのはないでしょうけれども、何万ト...全文を見る
○三浦(久)委員 私、ちょっとはかってみたのですよ。たとえばこれは長さが十メートルで幅が七メートル、高さが六メートルのはしけを想定しますね。そうすると大体二百六十トンになるのです。ところが、長さが十メートルを十二メートルにはかったとします。そうすると三百十トンになります。五十トン...全文を見る
○三浦(久)委員 しかし、縦、横、長さをはかって積みトン数を出すのでしょう。ところが、そうやって出したものが次にはかったときにはまた違ってくるということになっているのです。  これは、横浜の回漕協会の三十年史というのがあるのですが、それからちょっと持ってきたのですが、たとえば五...全文を見る
○三浦(久)委員 港湾局長、そうすると一そうについて五十トン、一五%から二〇%ぐらいの誤差が出てもしようがないということですか。そうしますと、全国に百四十五万七千トンあるのですよ、積みトンですか。これらのうちの一五%から二〇%はふえているか減っているかどっちかだ、こうなるわけでし...全文を見る
○三浦(久)委員 私は、いままでそういうふうにやっているから、だから改めるべきではないか。簡易な方法でやってもいいですよ。しかし簡易な方法で統一してやれば、四十九年にはかったときと五十三年にはかったときと違うということはないでしょう、同じ船で、同じやり方で統一してやれば。それが、...全文を見る
○三浦(久)委員 そうすると、大きな船でもコンマ二けたまで出すというのでしょう。ですから、はしけの場合にもっときめの細かい対策をとるという意味からいっても、私はこういう五十トンの誤差は容認するというようなやり方はやめるべきだというふうに思うのです。もっと正確に実態を把握すべきだと...全文を見る
○三浦(久)委員 港湾運送事業法の三十三条に基づいて港湾運送事業報告規則というのがつくられていますね。これにはどういうことが書いてありますか。かなり正確にトン数の把握、これをしなければならないようになっているでしょう。たとえばはしけの使用者に対して毎年一回四月三十日までに十号様式...全文を見る
○三浦(久)委員 いわゆる需給のバランスをとるとかいろいろなことをやる場合でも、それは何回行ったとか来たとか、何回稼働したかとか、そういうことはもちろん当然考えなければいけないことですよ。しかし、その基礎になるのは船腹量でしょう。その船腹量の把握がきちっとしていなければ、それは何...全文を見る
○三浦(久)委員 次に、はしけに関する表示の問題についてちょっとお尋ねしたいのです。  港湾運送事業法の三十二条の二ですね。ここに「はしけ又は船舶に、その氏名、名称その他運輸省令で定める事項を見やすいように表示しなければならない。」こういうのがありますね。そして、その施行規則の...全文を見る
○三浦(久)委員 これは、「適当な方法で表示するものとする。」というのが、法律や規則に基づいてやりなさいという意味だというのですか。港湾局長、それは余りにも詭弁過ぎるじゃないですか。適当な方法でやれというのですよ。では何で法に基づいてやれと書いてないのですか。そしてくお望の問題に...全文を見る
○三浦(久)委員 だから、さっき局長さんに船を見せたでしょう。あなたも、横浜でもどこへでも行って見てきてくださいよ。はしけにこういう通達が出されたために、横浜だったらY何ぼとか、そういうことしかほとんどの船は張ってないのですよ。たまには以前のものを残しているのもありますよ。しかし...全文を見る
○三浦(久)委員 いま船名の表示とトン数の問題についてだけ私申し上げましたけれども、この港湾運送事業に関しては第一種の事業者、第三種の事業者、それからまたこれは法のらち外になっていますけれども、個人船主、これは用船関係は大変多いんですね。そこでいろいろな問題が起きているでしょう。...全文を見る
○三浦(久)委員 じゃ港湾局関係はそれで終わります。  船舶局の方にちょっとお尋ねしたいのですが、BG財団に対する協賛レースの問題です。  前回、というよりも三月七日ですね、私が質問いたしましたら、謝敷局長さんが、自治体がBGに対して交付しているのは自治体が自主的にやっている...全文を見る
○三浦(久)委員 自治体——いわゆる自治体というのは施行者ですね。施行者でもってBG財団に幾らやると予算で議決した。それからまた申請書に、BG財団に幾らやります、何の事業に協賛しますということで収支見積もりが出るでしょう。この収支見積もりでも、BGに対して何億円やりますと、金額で...全文を見る
○三浦(久)委員 いやいや質問に答えてください。質問は非常に簡潔なんですよ。承認をした場合に、BG財団に六%の金をやるということは自治体の義務になるのではありませんかと聞いているのです。
○三浦(久)委員 全然質問を理解していないじゃないですか。あたりまえのことでしょう、そんなこと。協賛レースをするかしないかが自治体の自由だと私さっきから言っているでしょう。協賛をする場合には、あなたいま全施協がどうのこうのと言ったね。全施協の決議が先にある。ちょっと話が横へ飛ぶけ...全文を見る
○三浦(久)委員 あなた、日にちが後だとか先だとかってあんまり関係ないのですよ。いいですか、あなた、運動というものと行政というものとを混同している。全施協が何を決めようと、運輸省が何が関係があるのか。運輸省はそれに拘束されるのか。そうじゃないでしょう。全施協が決める、どこかの団体...全文を見る
○三浦(久)委員 そうして、あなたたちはそれが……
○三浦(久)委員 中途なものですから、済みませんが委員長、もうちょっと。これはもう少しで結論が出ると思いますが。  そうすると、申請する義務がありますね。それはBG財団に幾ら幾ら金を払いますから許可してくださいということでしょう。そうすると、あなたの方はそれを見て、通達に基づい...全文を見る
○三浦(久)委員 ですから、さっきから言っているでしょう、こういう金を払うから承認してくださいと言った、それであなたたちが、よろしい、承認します、そういった場合に、施行者はBG財団にお金を払う義務が生じるんじゃないですかと聞いているのです。
○三浦(久)委員 また答えてないですね。義務になるのかどうか、支払う義務があるのかどうかということを聞いているのですよ。支払わなくていいのですか。承認という行為によって協賛レースが初めてできるんだ、そうでしょう。それ以前は幾らやりたいと言おうと、また協賛レースをやりたいと全施協が...全文を見る
04月22日第91回国会 衆議院 運輸委員会 第12号
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○三浦(久)委員 共産党の三浦久でございます。  参考人の方、大変御苦労さんでございます。  まず最初に、出光タンカーの長野さんにちょっとお尋ねしたいと思います。この不法投棄は、私は現場の監督とか現場の作業員というものが一時の思いつきでやったというようなものではないというふう...全文を見る
○三浦(久)委員 経済的な必然性はないという御両人のお話ですけれども、私の方でまた調べてみます。  それから長野さんにお尋ねしたいのですが、この問題で出光タンカーとしてはどなたかが責任をおとりになりましたか。
○三浦(久)委員 加藤さんにお尋ねいたしたいと思いますが、先ほど、この出光タンカーの乗組員が知らないはずはないんだ、たとえばブリッジでもちゃんと視界はぴちっときくし、またサーチライトもぐっと照らされている、作業をやっているところがそのブリッジから見えるのだ、こういうお話でしたね。...全文を見る
○三浦(久)委員 そうするといまの段階では、長野さん、何かさっき一等航海士は怠け者で知らなかったというようなお話ですけれども、船長も一等航海士もそういう不法投棄が行われておったということを知らないということ、これはちょっと信用できないというふうに思うのですね。するとこの操舵室にい...全文を見る
○三浦(久)委員 そうすれば、いわゆる船長さんとか二等航海士、三等航海士ですか、そういう方たちは不法投棄の現場を目撃しているというふうに判断をするのが当然だと思うのですけれども、出光タンカーとしてはどういうふうにその点御判断されていますか、現在。
○三浦(久)委員 操舵室にだれもいなくなってしまうというようなことはないのでしょう。
○三浦(久)委員 そうすれば、見ておったなんて言えば自分が責任をこうむるからやはりうそを言っているんだという立場で、あなたたちももうちょっと厳しく社内的に実相を明らかにするという態度をとらなければいけませんよ。それは、どろぼうをした人間だって見つからなければ、とりません、とりませ...全文を見る
○三浦(久)委員 そうすると、この航海のときだけですか。
○三浦(久)委員 それは間違いないですか。じゃ、何でこのときだけつけなかったのでしょうか。
○三浦(久)委員 これは忙しいからつけなかったというようなものでは済まないわけですね。だっていつも忙しいでしょう。普通、いつも忙しいわけでしょう、このときだけ忙しかったというわけじゃないのですから。     〔関谷委員長代理退席、委員長着席〕 私は何も検事じゃありませんから余...全文を見る
○三浦(久)委員 そうすると、船長の方から報告を求めたということはあるのですか。
○三浦(久)委員 そうすると、この徳山丸は何も一等航海士だけがなまけ者じゃなくて、船長までもなまけ者だということになってしまうのじゃないですか。なまけ者同士で運転しておったらどうなるのですか。  これは私の推理ですけれども、なぜつけなかった、つけられなかったからでしょう。それは...全文を見る
○三浦(久)委員 最後に田尻さんにお伺いいたしたいと思いますが、田尻さんの貴重な御意見を賜りまして、われわれも今後この運輸委員会を通じて港湾行政また運輸行政の監視をもっと厳しくしていかなければならぬと決意を新たにしたわけであります。  便宜置籍船の問題にいま加藤さんも田尻さんも...全文を見る
○三浦(久)委員 終わります。
04月23日第91回国会 衆議院 運輸委員会 第13号
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○三浦(久)委員 私は、引き続いてBG財団に対する問題について御質問を申し上げたいと思います。  BG財団に対する特別レースの実施期限が五十五年三月三十一日で切れておりますけれども、現在新たにこの特別協賛レースを実施する期限を延長しておりますか、しておりませんか。
○三浦(久)委員 この特別協賛レースというのは、競艇二十周年記念事業として始められたわけですね。そして、当初は三年の計画でやって、それをまた三年延ばした。この六年間にこの特別協賛レースでもってBG財団に行ったお金が三百三十四億円でございます。そして、そのうち使ったのは約百億円です...全文を見る
○三浦(久)委員 大臣、ちょっとお尋ねしたいのですが、そうであれば、いまはこの記念事業のための特別協賛レースは必要がないというふうになると思うのですけれども、いかがでしょうか。
○三浦(久)委員 要望がある、ないということは関係ないんじゃないですか。いまあなたたちが最初に計画をした記念事業をやるために必要な原資、財源というものがもう確保されているわけでしょう。そうであれば、現在はこの特別協賛レースは必要がないということじゃありませんか。必要がないから、い...全文を見る
○三浦(久)委員 だから、いままでの事業をやるためには必要がないわけだ。そして、新しい事業計画というものはまだ出されていないのでしょう、いまの局長の答弁によれば。新しい事業計画は、まだ出るか出ないかもわからないんだから、そうすれば当然いまの時点では協賛レースをやる必要性がないとい...全文を見る
○三浦(久)委員 あなたたち、BG財団、BG財団と言うけれども、BG財団がやると言えば、あなたたちはそれをやらなければならないの。そんなことはないでしょう。もうすでに、あなたたちが当初計画したものは終わっている、その財源措置は終わっているんだから、BG財団に対する協賛特別レースを...全文を見る
○三浦(久)委員 これは余り押し問答しても時間食うだけですから、次に行きますけれども、新しい事業計画が出てきた場合にどうするかという問題がありますね。私はこれは承認すべきではないと思う。大体この新しい計画というのは、いわゆる二十周年の特別事業と関係があるんですかないんですか、お尋...全文を見る
○三浦(久)委員 記念事業としての財源措置はもう現在終わっているわけだ。新しい事業計画が出てきた場合にこれをどうするかという問題がありますよ。しかし、それについてはBG財団がいろんな事業計画を立てるでしょう。それは結構なことです。しかし、それについて運輸省がいわゆる特別協賛レース...全文を見る
○三浦(久)委員 そうであればなおさら現在の段階ではあの告示は廃止すべきなんですよ。そしてまた新しい事業計画が出てきた場合にさあどうするのかということを考えるべきでしょう。しかし、そういう時点で考えるべきではなくて、もうすでに六年も続いた協賛事業であり、特別協賛レースなんですから...全文を見る
○三浦(久)委員 いや、国民的行事と考えているのですかとお聞きしています。
○三浦(久)委員 そうすると、BG財団の仕事は特別な意義はあるけれども、ここの意見書に書かれている「国民的行事」ではない、そういうふうに承っていいのですか。
○三浦(久)委員 どうも質問に答えてくれないのですね。この「国民的行事に限る等基準を明確に」——ですからこれは基準を明確にした一つの例示だと思うのですね。何か答えを避けられるのですけれどもね。ここで言っている「国民的行事」に該当するのかどうか、そういうことをお尋ねしているのですよ...全文を見る
○三浦(久)委員 認めたのか認めないのかわからないような、非常に歯切れが悪い。大体あなたたちは何か準国民的行事だみたいな言い方をして逃げるのだけれども、私は本当に冗談じゃないと思うのですよ。この吉國意見書が出されるまでの経過、この吉國意見書が出されるまでいろいろ議論があったでしょ...全文を見る
○三浦(久)委員 いまお聞きになったとおりですよ。私はまた大変恐縮ですが通産省と農林省の方にお尋ねしますが、この吉國意見書で言われている「国民的行事」、この典型的なものはどういうふうなものが予想されるのか、ちょっとお尋ねしたいと思うのです。
○三浦(久)委員 それぞれやはり運輸省をかばっているんですよ。これも私は武士の情けだと思いますね。ですから大臣、こういうように吉國意見書では「国民的行事に限る」と言っているわけですよ。そして私もいろいろ審議の状況を聞いてみた。そうすると委員の中からは、BG財団みたいにあんなにみだ...全文を見る
○三浦(久)委員 大臣、私も笹川良一氏が自分の金で自分の好きな事業をやるということになら何も干渉する必要はないと思っています。しかし一民間の公益法人ですよ。何の縛りもないのですよ。人事権も予算も握ってないのですよ。公の支配に属さないものなんですよ。そういうもの、公益法人だからそれ...全文を見る
○三浦(久)委員 そんなこと言いわけにならぬよ。六年間にわたって半分も使っていないのだよ。四十九年度から五十一年度までは、これは民法上の法人で一般的な監督権しかない。しかしあなたたちは五十二年度から、それじゃまずいというので通達を出しているのでしょう。これから事業計画は全部承認し...全文を見る
○三浦(久)委員 だから、そこが問題じゃないですか、これはBGプランの推進なんだから。市とか教育委員会が一民間団体のそういう運動方針をそのまま受け入れて、BGプランの推進を教育委員会も市も挙げてやるなんて、そんなことは完全に違法行為ですよ。あなた、何を言っているんですか——何もあ...全文を見る
○三浦(久)委員 では、あなたがそういうことを言うなら——もう時間が余りないのだけれども、いいかな、三十分ぐらい超過しても。  これは特定な思想の普及じゃないと、あなたはいま言いましたね。そうじゃないのですよ。たとえば「世界は一家、人類は兄弟」そういう思想に基づいてこのBGプラ...全文を見る
○三浦(久)委員 私はそんなことを言っているのじゃないですよ。世界は一家とか人類は兄弟という考え方が悪いとは言っていない。しかし、そういう考え方を持っていない人もたくさんおるのです。これは笹川さんの考え方なんだということ。そんなことを言っておる人間は笹川さんしかいないでしょう。笹...全文を見る
○三浦(久)委員 大分運輸省が笹川良一氏にいかれておるということがようくわかりましたよ。  もう時間がないから一問だけ聞きます。このBG財団というのは社会教育法にいう「社会教育関係団体」に該当するのですか。
○三浦(久)委員 その理由は。
○三浦(久)委員 なんでですか。理由を言ってもらおう。
○三浦(久)委員 全くの詭弁だね。あなたは憲法第八十九条にいう教育の事業に当たるかどうかということを念頭に入れてやっている。あなたのこの前の答弁で、社会教育というのはうんと広いんだ、だから社会教育の全部が憲法八十九条で禁止されている社会教育事業に当たるかどうかというのは問題がある...全文を見る
04月25日第91回国会 衆議院 運輸委員会 第14号
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○三浦(久)委員 いよいよきょうから国民の大きな関心のもとで本法案の審議が開始されたわけでありますけれども、私はまずこの法案の内容に立ち入って審議をする前に、この法案自身が大変大きな欠陥を持っているいわゆる欠陥法案、特に致命的な欠陥を持っていることを大臣に申し述べたいと思うのです...全文を見る
○三浦(久)委員 余り詳しくは説明してないのですね。たとえばきょうの同僚議員の質問に対する答弁でも、その政令の内容というのは八千人だとか四千人だとか、当面は乗車密度が二千人以下のを六十年度までに廃止するとかそういうことだけであって、しかしそのほかにもいろいろなことが考えられるでし...全文を見る
○三浦(久)委員 いま一つの例として、八条「収支の均衡を確保することが困難であるものとして」というのが結局政令の骨格なんだからそれでいいんだ、そういうお話ですけれども、こういう委任命令が出せるのかどうかということは学界でもずいぶん争いになっているのですよ。そしてまた制限的に解釈し...全文を見る
○三浦(久)委員 私は、本当のことを言うと運輸省はその中身は全部わかっていると思うのです。私はある県に行ってみました。そうしますと、もう運輸省から、おたくの県ではこれとこれとこれが対象路線だよということを言われているというのです。それで、それについていろいろな資料を作成しているん...全文を見る
○三浦(久)委員 そうおっしゃる以外に答弁はないだろうと私は思うのですけれども、いまのお話の中にも、これから輸送需要がふえるところ、要するに地域がもっとどんどん発展していくようなところ、そういうところは乗車密度は該当しても結局特定地方交通線にはいたしませんよ、そういうようなことは...全文を見る
○三浦(久)委員 次に、線区別運賃の問題についてお尋ねをしたいと思うのです。この法案の第十三条ですが、「日本国有鉄道は、地方交通線の運賃については、地方交通線の収支の改善を図るために必要な収入の確保に特に配慮して定めるものとする。」こうなっておりますけれども、これは地方交通線に対...全文を見る
○三浦(久)委員 そうすると、やはり賃率が変わってくるわけですね、そうですね。  そうすると、その場合、たとえば幹線から地方交通線に乗りますね。賃率が違うところに乗っていくわけですが、その場合に運賃の取り方としては通算制と併算制というのがありますね。国鉄から私鉄に乗りかえていく...全文を見る
○三浦(久)委員 当然遠距離逓減制と言えば通算制が前提になると思うのですが、それは確認してよろしいのですか。
○三浦(久)委員 国鉄に伺いますけれども、国鉄はこういう異なる賃率の線区、これを通して乗る場合に、通算制とか遠距離逓減制、こういうものが可能だと考えておられるのですか。
○三浦(久)委員 運輸省に伺いますけれども、いま附則の四条の第二項に、その計算方法は云々とありますね。この計算方法はどういう計算方法なんですか。——いやいや運輸省に聞いている。国鉄もその次に聞く。一緒に同じことを聞くから答えてください。
○三浦(久)委員 お聞きのとおり、この計算方法もまだわかっていないんですよ。わかっていないから言えないわけでしょう。これは大体が不可能なんじゃないですか。  国鉄に伺いますけれども、いま裁判をやっていますね。新幹線の運賃が取り過ぎだ、それで二百円返せ、不当利得だから返せ、こうい...全文を見る
○三浦(久)委員 そんなことはないよ。あなた、むしろ新幹線の賃率を違えたときの方が単純じゃないですか。新幹線というのは駅が少ないし、そんなでたらめなことを言ってはいかぬですよ、困難性は同じでしょうが。たとえば通算制ができない、遠距離逓減制ができないとこの中であなたたちは何回も言っ...全文を見る
○三浦(久)委員 全然理解していないんだよ、あなたは。裁判の直接的な問題は私もさっき触れたように、A点とB点を行くのに遠い在来線、そしてまた短い新幹線、これで行く場合の話ですよ。しかしあなたたちは、同じA点からB点に行くんだからどうしても同じ料金を取らなければならないんだ、こう言...全文を見る
○三浦(久)委員 そうすると、あなたたちはこの場合は併算制をとるという意味ですか、どうですか。この法案の場合には通算制はとらないで併算制をとるという意味なんですか。
○三浦(久)委員 もう一回あなたに聞きますけれども、あなたたちが法廷で言っていること、たとえば、営業キロは別建てとして基本賃率を別個に設ければ、運賃通算制度もとり得なくなるということを言っている、この意味をもう一回言ってください。
○三浦(久)委員 だから同じことでしょうが、うんじゃないよ、あなた。  東京から大阪まで新幹線で行く、あと大阪から広島まで——あなた、広島と言ったり、博多と言ったりするからこんがらかるけれども、広島にしておきましょう。大阪から広島までは在来線で行く、こういう場合にはやはり通算制...全文を見る
○三浦(久)委員 全然だめだ。あなたたちのように、A点とB点を距離の違う線で行った場合に同じ運賃を取るということ、そのことがけしからぬというふうに判決で言われているんですよ。だから二百円返せという判決になっているわけでしょう。あなたたちは、勝手に営業キロを擬制営業キロでやってしま...全文を見る
○三浦(久)委員 そうするとそれは大変手間のかかる仕事でしょう。いま専門家が考えてもなかなか計算ができないというんだね。あなたたちも裁判の中で、これはたくさん金が要る、そしてまた人間もふやさなければならぬと言っている。それは大変なことだと思う。どうやってこれは通算していくんですか...全文を見る
○三浦(久)委員 しかし私は、大変膨大な作業量が要るし、コンピューターの容量なんかでも大変なことになるのじゃないかと思うのですよね。たとえばここから、小倉から今度は日田彦山線に乗って日田まで行くとします。そういう場合に、ただ距離を見てぱっと掛けられないわけでしょう。そうすると、小...全文を見る
○三浦(久)委員 だから私はこれは欠陥法案だというのですよ。計算の方法もまだわからない。法律に、あなたたちが定める、計算方法をつくってやるのだと書いてある。その計算方法もわからないで、あなた、何でこんなものを国会に出してくるのですか。法案の中身なんだよ。その中身のやり方が全然わか...全文を見る
○三浦(久)委員 これは勝ったって何の役にも立たない。たとえばあなたたちが国鉄を運営するために、同じところから同じところに行く、A点からB点に行くのに二つの方法がある、そういう場合に別建ての運賃では困るのだ、だから同じ運賃を取らなければならないのだ、そういう気持ちはわかりますよ。...全文を見る
○三浦(久)委員 だから、認められれば国民のためになるとか、何か実益があるというならいいですよ。これは何も実益がないでしょう。勝ったからといったって何にも実益がない。高い金を弁護士に払って裁判を続ける価値がないですよ。七条の二というものがなければ、あなたたちから見たらこれをやる価...全文を見る
10月08日第93回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
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○三浦(久)委員 大田もまた関係の皆さんも大変お疲れだと思いますので、なるべく重複を避けて質問をさしていただきたいと思います。  私は、今次災害について福岡県の各地を調査してまいりましたし、また本委員会で宮城県並びに福島県の調査にも参加をしてまいりました。そして被害の甚大さに驚...全文を見る
○三浦(久)委員 今次災害は、農業気象業務の充実と冷害に強い農業の確立の必要性というものを痛感させた事件だというふうに私は思っています。  そこで気象庁にお尋ねしたいのですけれども、気象庁は三月、十月に長期予報を出しますね。そのほかにも三カ月ごと、また一カ月ごとに予報を出してお...全文を見る
○三浦(久)委員 天気予報というと当たらないのがあたりまえみたいな、そんな感じになっておりますけれども、しかし、やはりこの長期予報というのは農業災害とはもう切っても切れない関係にあるわけですね。だからといって、いま百発百中になるというようなことはこれは不可能に近いことだと思います...全文を見る
○三浦(久)委員 結局、全国農業気象協議会とか地域農業気象協議会とか、また地方の地方農業気象協議会とかそういうものをつくって、そしてそこでいろいろ情報の交換をしながらやってきたわけですね。  そこで農林省にお尋ねしたいのですけれども、農業気象というのは、これは農林省だけが知って...全文を見る
○三浦(久)委員 地方気象協議会は五十四年度からだと言いますけれども、それは全国的に展開されたのがそうなんですね。しかし、一道十六県ですか、これはもう前からあるわけですよ。そうでしょう。これはアメダスの導入に伴って全国的に展開された、それが五十四年からということなんですね。ですか...全文を見る
○三浦(久)委員 それは過去のものでしょう。
○三浦(久)委員 過去のものを集めて出しているのでしょう。現在やってないんだからね。——答弁できなければ結構です。
○三浦(久)委員 今後それをやるのかやらないのかです。水温とか……。
○三浦(久)委員 もう時間がないからいいです。  それでは、具体的な救済策についてちょっとお尋ねします。  私、あちこちに調査に行きまして、天災資金とか自創資金ですね、これを六十歳以上になったら貸してもらえないとか、また第二種前業農家は貸してもらえないとか、そういう訴えを非常...全文を見る
○三浦(久)委員 実際にこれはもうかなり浸透しているんですね。それで、福岡県の農民組合ではこの問題で県と交渉しているんです。県自身もそういうふうに思っているんですね。農林省の方は、これは農家じゃないんだ、農業を主たる業とするそういう者に貸すのだからということを言っているらしいが、...全文を見る
○三浦(久)委員 次に農業共済の問題についてお尋ねいたしますけれども、農業共済の損害評価を早めて、そして被害の実態に見合った適正な評価をする、このことは私も強く御要望申し上げておきたいと思います。特に今度の災害は大きな災害でございますので、この損害評価の特例措置ですね、これもぜひ...全文を見る
○三浦(久)委員 果樹共済の問題についてお尋ねいたしたいと思います。  実際調査してみますと、この果樹共済というのにはほとんど入ってないのですね。符に福岡県の場合は浮羽郡、ここは「巨峰」というブドウで有名なところなんですけれども、ここも例年の半分ぐらいしか収穫がないので大変困っ...全文を見る
○三浦(久)委員 全相殺方式でなくて、お米と同じように一筆ごとに加入できるというようにすると、大分違ってくるのではないかと思うのですね。それからまた、掛金も国の負担がやはりお米と比べて少ないですね。お米は六〇%、そして果樹の場合は五〇%ですから。これもやはり米並みに引き上げるとか...全文を見る
○三浦(久)委員 福岡県の大平村に、これは公共土木の災害だったのですが、私、今度の水害調査に行きました。そのときに、大平村の地元の方々が、苅股山の国有林をこの十数年間にわたって数百町歩切り出しておる、ですから山の保水力が大変弱まっておる、多くの個所でがけ崩れを起こした、それが河川...全文を見る
○三浦(久)委員 八月三十日の集中豪雨で九州各県、特に福岡、大分が大きな被害を受けております。私も佐井川とか大平村等々調査してまいったわけでありますけれども、大変大きな被害ですね。農地、河川等の被害に対する復旧対策、これはやはり急がなければならないというふうに感じてきたのですけれ...全文を見る
○三浦(久)委員 終わりますが、私は最後に、これは御答弁は要りませんけれども、二期対策の問題、これについて一言御要望申し上げたいと思うのです。  ある県の知事さんが言われておりましたけれども、長いことは言いませんが、この第二期対策の凍結なくして冷害対策はないんだ、こういうことを...全文を見る
10月15日第93回国会 衆議院 運輸委員会 第2号
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○三浦(久)委員 大臣にまず最初にお尋ねをいたしたいと思います。  国鉄の再建法は、昨日の大臣のあいさつの中でも触れられましたように、大変重要な課題であると私ども考えております。私どもも、立場は違いますが、今度の国鉄の再建法では決して国鉄の財政再建はできない、そうしてまたローカ...全文を見る
○三浦(久)委員 政令の原案としてまとまっていないとおっしゃるけれども、運輸省の原案はもうできておるのですね。  それからまた、取材活動に一生懸命だとおっしゃるけれども、これは一条、二条、三条というふうに報道されておるのですよ。中身がアバウトに報道されているのとは違うのですよ。...全文を見る
○三浦(久)委員 それでは、次に移りますけれども、いま地方公共団体、特にこの赤字ローカル線を抱えている自治体の一番大きな関心は、自分の抱えている、関係をしているローカル線が果たして廃止対象線区になるのだろうかどうか、ここに一番大きな関心があります。それで、私はやはり実質的な審議を...全文を見る
○三浦(久)委員 どうしてあなたたちが考えている路線と現実に廃止になる路線とが食い違うのですか。それはおかしいでしょう。
○三浦(久)委員 結局、不確定要素があるということでしょう。ただ単に四千人未満とか二千人未満ということだけが基準ではなくて、まだたとえば将来の交通需要の予測だとかいろいろなものが入ってくるわけでしょう。ですから、不確定要素があるのですね。だから、結局いま発表しても将来食い違う場合...全文を見る
○三浦(久)委員 それは大変詭弁ですよ。言っては失礼ですけれども、では、いままでそういう要望があった、陳情があった、そういうものに国鉄がこういう文書で一々応答したことがありますか。そんなことはいままで一度もないのですよ。そんな親切な国鉄ではないでしょう。法案が審議される直前になっ...全文を見る
○三浦(久)委員 この百一の自治体は、大臣、みんな反対しているのですよ。ローカル線の廃止に反対しているのです。ですから、大臣のおっしゃるように早く成立をしてほしいという要望を受け付けるわけにいかないと私は思うのですね。  それと、もう一つ、この九州総局長の竹田さんの書簡は、国鉄...全文を見る
○三浦(久)委員 そうすると、まあ一〇%近い値上げだということになりますね。  ここに経済企画庁の「物価レポート’80」というのがあります。この中で、「公共料金の推移」というところがあるのですけれども、そこに、この国鉄運賃というのはウエートが九〇を占めているのですね。一〇〇〇〇...全文を見る
○三浦(久)委員 それから次に、私鉄運賃の値上げの問題に移らせていただきます。  毎日新聞の十月の十一日付の報道によりますと、私鉄の大手十四社が電力料金の値上げというものを理由にいたしまして平均二〇%の値上げを来月にも申請をする、そういうことが報道されておるわけであります。 ...全文を見る
○三浦(久)委員 それから、この運賃の値上げを申請するとき、五十三年の七月に申請がありましたね。そのときには、たとえばこれこれのサービス改善を行います、これこれのサービス改善を行います、これをやるのでこれだけ金が必要なんですから認可してください、こういうふうになっているわけですね...全文を見る
○三浦(久)委員 これは運輸省からもらった資料ですけれども、見直し計画なんと言っている。運賃の値上げが認可されてから計画を変更してしまう。こんなことを許しておったのではだめだと思うのですよ。申請の当初のときの計画をやはり実行させる。そんな見直し計画なんか認めないということで強くや...全文を見る
○三浦(久)委員 質問しないことについても丁寧に御答弁がありましたけれども、しかし、政治倫理の確立は鈴木内閣の最重要課題であるということは鈴木総理自身が本会議でも予算委員会でも事あるごとに述べられているわけですね。政治倫理というのは、法律違反をしなければいいということではないと思...全文を見る
10月22日第93回国会 衆議院 運輸委員会 第5号
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○三浦(久)委員 政府は国鉄の再建をするのだ、こういうように称して国鉄経営再建促進特別措置法案を提案をしてきましたけれども、私は、この再建法案では国鉄の再建はできない、そればかりではなくて、この再建法案は極端に国民に犠牲を強要する、たとえば要員の削減で労働者に、そしてまた地方交通...全文を見る
○三浦(久)委員 だから、結局は大企業とか大銀行に対する鉄道債券については何にも手を触れていないということなんですよ。結局債務の一部たな上げというのは政府融資の問題のまた一部なんです。ですから、運輸省も国鉄も鉄道の再建のためにもうずいぶん皆さん苦労されている。しかし、何にも苦労し...全文を見る
○三浦(久)委員 そういうことはわかっていますよ。だから、結局なお悪いということなんだ。しかし、資金運用部資金の場合にはいろいろな関係があるから、それは利払いを停止したりなにかすると大きな問題になるでしょう、国家財政の問題ですから。だけれども、鉄道債券を持っている大銀行とか大企業...全文を見る
○三浦(久)委員 レかし、監査報告書によれば引受者というのははっきりしているんですよ。それから、たとえば大臣、今度大きな冷害がありましたね。被災農民が大変困っています。そういうときに農林省はちゃんと局長名でもって各金融機関に対して借金の償還延期をしてほしい、そういう要請をしている...全文を見る
○三浦(久)委員 私はやはりぴしっと区分経理をする、そして、それを前提にした上で、これは区分経理しただけじゃだめですから、それで、まずできるだけ工事規模というものを適正な規模にしていくということが大事だと思うのです。  会計検査院の指摘にもありますように、何千億円も不当事項とし...全文を見る
○三浦(久)委員 それは並行してやることですよ。何もそんな段階論をとる必要は私はないと思うのですね。  それからまたもう一つ、私は、この構造的な赤字をなくしていく問題として貨物対策の問題、これをどうしても指摘しなければならないと思うのですね。この貨物も大変な問題ですよ。地方交通...全文を見る
○三浦(久)委員 固有経費を賄うように努力していくということですけれども、しかし、結局それに至る何の具体策もないのですね。むしろ私はこの貨物の問題については、収入を減らすような方向へ国鉄がやっている、そういうふうに言わざるを得ないのですね。  そうすると、いつまでたっても旅客で...全文を見る
○三浦(久)委員 それじゃ、もう全然だめなんですね。私はそういうことを大企業本位と言うのですよ。たとえばおたくからもらった資料ですよ、「各年度別の全国貨物列車の種類別設定キロ数」というのがあります。一日平均幾らと出ていますけれども、高速・直行貨物列車、それから専用列車、たとえば高...全文を見る
○三浦(久)委員 結局、トヨタ自動車に振り回されているのですよね。あなたの方は、ああ大企業様々で協力をするでしょうけれども、これは何とかの深情けみたいなもので、結局、利用するだけ利用して都合が悪くなれば国鉄なんか見向きもしない、自分の利潤のためには国鉄なんか見向きもしないというの...全文を見る
○三浦(久)委員 これは廃止対象線区なんですよね。そうすると、何百億円金をかけてつくって、そして、われわれの試算によると、いままで赤字額は百二十億円です。そして、毎年の借料十六億円でしょう。これは廃止した後どうするのですか。廃止した後やはり借料を十六億円ずつ払っていくのですか。何...全文を見る
○三浦(久)委員 そういうふざけた、開き直った答弁をしちゃいかぬよ。総裁自身がいま見通しの甘さがあったということをはっきり認めているじゃないですか。そして、それだけ国に損害を与えているじゃないですか。大井埠頭の問題でも千何百億円もむだな投資をする、それについても責任は一つもとらな...全文を見る
○三浦(久)委員 それは詭弁なんですよ。鉄道敷設法に、あの付表に出ているものはみんなつくらなければいけないのですか。そんなばかな話ないでしょう。つくってないのはいっぱいあるじゃないですか。鉄道敷設法なんというものを例に、引き合いに出すなんというのは大体間違っていますよ。だから、私...全文を見る
○三浦(久)委員 理事や評議員を送っておるのはどうしてですか。
○三浦(久)委員 貨物輸送について荷主と国鉄とそして通運業者と一体となってやるのですといまおっしゃいましたね。そういうことでいいのですか。そこまであなたたちは大企業奉仕ばかり続けているから、法律を守るとか、また国鉄の利益を守るとか、そういう感覚が失われているんですよ。  それで...全文を見る
○三浦(久)委員 それはどうしてそういう規定が設けられたのですか。荷主と国鉄とが一緒くたになってしまえば——荷主というのは安く安くでしょう、国鉄の方はなるべく収益が上がるようにと考える。それを荷主が理事なんかになって一体となってしまえば、国鉄がそういう荷主の食い物にされてしまう。...全文を見る
○三浦(久)委員 そういう答弁は、こちらから問題を正確に指摘しているのに対して何ら反省していないということですよ。もちろん荷主と連絡を密にする、荷主の要望をいろいろ聞く、どういう二ーズがあるのか、それをいろんな角度から国鉄が吸収するというのは当然のことです。しかし、そのことは荷主...全文を見る
○三浦(久)委員 御判断いただくと言ったって、われわれが判断するわけじゃないでしょう。それは政令の基準の取り方なんですから。それで、いまあなたたちが出してきている基準案によっても、では乗車密度を三年間とるのか直近の一年でやるのか全然書いてないのだね、これ。おかしな話ですね。それは...全文を見る
○三浦(久)委員 そうすると、見直しはやらないとは言わないけれども、やるかもしれないがいつやるとは言えない、こういうお返事でよろしいのですか。
○三浦(久)委員 それでは、やる可能性があるというふうに承っておきましょう。しかし、そこは多くの地域住民が大変不安に思っている点なんです。だから、私はもっと明確な答弁をしてほしい。いまは助かった。いまは助かったけれども、しかし将来はまた廃止されちゃうということでは安心して生活でき...全文を見る
○三浦(久)委員 この基準の政令案——政令案というのは政府の案ですね。これがいま出てきたということは私はけしからぬと思うのです。強く政府に抗議したいと思います。大体この法案の最大の問題というのは地方ローカル線の問題でしょう。全国的にもこれだけ大きな問題になっている。そして、それが...全文を見る
○三浦(久)委員 いま政府が出してきた地方交通線選定の基準案があるわけです。その基準案は、あなたたちは知っていらっしゃるわけですが、正式にはいま出てきたばかりです。ちょっと私が正式に申し上げますと、簡単に言うと、地方交通線は一日の乗車密度八千人未満ですね。あと特定地方交通線は四千...全文を見る
○三浦(久)委員 しかし、自治省としては閣議了解に参加されておりますし、それから法案の提出にも賛成されておられるわけですね。ですから、この基準について政府の考え方というものに同調せざるを得ないのではないかというふうに思われるのですけれども、この点はいかがでしょうか。
○三浦(久)委員 そうすると、どの点について相談をさるというんでしょうか。
○三浦(久)委員 そうすると、それは自治省としては政令をつくる段階で運輸省と十分に協議したい、こういうお考えなんですか。
○三浦(久)委員 通産省にお尋ねいたします。通産省も産炭地域の振興という点でずいぶん御苦労なさっていらっしゃるわけですけれども、地方交通線廃止問題に対する産炭地域の地方公共団体や住民の反応はいかがでしょう。
○三浦(久)委員 産炭地域の人々というのは、二十数年前から国の政策によって石炭産業をつぶされて、それ以来ずっと地域振興のためにがんばってきているわけですね。国もそれについて一定の助成をずっと続けてきています。そして、その産炭地域振興というのは国の法律で行われているものなんですね。...全文を見る
○三浦(久)委員 北海道開発庁にお尋ねいたしますけれども、昭和五十三年二月に開発庁が作成をいたしました新北海道総合開発計画、こういうものがありますね。これは閣議決定されておりますけれども、この計画によりますと、北海道開発に占める鉄道の役割りというのは大変大きく評価をされてきている...全文を見る
○三浦(久)委員 そうすると、北海道開発庁としては、いまのままの基準では賛成しがたいということですね、協議を続けるということですから。
○三浦(久)委員 すると、いまお聞きになったように、賛成しがたいとか反対だということは、同じ政府部内としては言えないのですね。言葉としては言えないけれども、しかし言外に、この基準のままではだめなんだ、だから、これから十分協議をしていくんだ、こういうようにおっしゃっているわけです。...全文を見る
○三浦(久)委員 大臣、この地方ローカル線の問題というのは、地域開発との関係をどういうように勘案していくかということだと思うのですね。ところが、いま政府が出された基準案では、それが何にもないのです。政府の中で、各省でもって全然意見が一致していない。この法案の一番大事な中身が明らか...全文を見る
○三浦(久)委員 理解できませんですよ。私がさっき言ったように、何もいま政令を出せなんて、そんな無理なことを言っているのじゃないのです。政令案を出せと言っているのです。法案は出てきているのでしょう、法案は。だから、法案の実質的な中身である政令案を出してほしいと言う。その政令案とい...全文を見る
○三浦(久)委員 そうであれば、言葉の上だからいいでしょう。政令案でも基準でもいいでしょう。要するに政令の中身でしょう。問題は政令の中身でしょう。それを政令案というか、考え方というか、骨子というか、それはどうでもいいです、言葉の上だから。政令の中身について、もっとはっきりしてほし...全文を見る
○三浦(久)委員 それは運輸省に任してくれ、政府に任してくれというのでは、何のために国会審議をしているのかと私は言いたいんですよ。それで、これは押し問答して時間を食ってしまいますので、私は、その点についての質問は保留して次に移りたいと思うのです。  今度の法案の第八条に、「日本...全文を見る
○三浦(久)委員 日本国有鉄道の線路名称というのがありますね。これは国鉄が決めているのでしょう。国鉄が自由に決めていますね。運輸省は関係していない。その線区名と起点、終点で営業線を区分して、そして選定の対象にしていくということにしますと、いろいろな不合理が起きると私は思うのです。...全文を見る
○三浦(久)委員 これは東海道本線です。大垣の駅です。美濃赤坂という駅がありますが、これは黒い線ですね。この美濃赤坂と大垣間は東海道本線であります。ところが、同じ大垣から出ている、われわれが現地調査に行きます樽見線、この樽見線は地方ローカル線です、交通線です。廃止対象線区です。そ...全文を見る
○三浦(久)委員 原則ですか。原則と言ったら、例外があるの。そんなことをしたら選定できないじゃないですか。
○三浦(久)委員 いまのはちょっとおかしいですね。原則としてこれに準拠するというのだけれども、原則で、例外があるのですか。例外があったら、選定のしようがないじゃないですか。ぴしっと区間が決まっていなければ、当てはめる対象がなくなってしまうのだから、そんなもの例外をつくられたら困る...全文を見る
○三浦(久)委員 そうすると、私はいま、樽見線と赤坂線といいますか、地方の人は赤坂線と呼んでいるあの東海道本線ですね、これとの例だけを挙げたわけですけれども、こういうのは、調べたらいっぱいあるんですよ。これをごらんになってください。いっぱいあります。たとえば東北本線では岩切と利府...全文を見る
○三浦(久)委員 それはおかしいですよ。おかしいと思うでしょう、自分で答えておって。だって、ある時点で四千人なら四千人というものをはかって、その後でさあこの枝線は東海道本線から外すと言えば、政令も変わらない、何も変わらないで、ただ線路の名称を変えただけでぽっと外れてしまうじゃない...全文を見る
○三浦(久)委員 そうすると、その線路の区分というのは固定したものでなければならないというのはおわかりですね。それ、ちょっと答弁してください。
○三浦(久)委員 そういうことではなくて、選定に四千人とか八千人とかという物差しを当てるわけでしょう。当てる場合に、こういう国鉄がどうのこうのというのじゃなくて、物差しを当てる対象が固定していなければ選定できませんでしょうということを言っているのですが、いかがでしょう。
○三浦(久)委員 そうすると、国鉄にお伺いしますけれども、この国有鉄道線路名称というのが昭相二十四年に公示されていますね。それからいままでに何回変わったでしょうか。固定していますか。何回変わりましたか。
○三浦(久)委員 私が言いましょう。  二十四年六月一日公示十七というこの線路名称によりますと、余りに変わってしまっているから省略してしまっているのですよ。三十六年の五月までは省略です。ですから、それ以前はわれわれわかりません。三十六年の五月から五十四年の十月に変わっていますね...全文を見る
○三浦(久)委員 行政というのは法律に基づいてやるのですよ。法令に基づいてやるのですね。そうしますと、いま選定をするんだというのだけれども、選定をするものがないじゃないですか。国有鉄道線路名称でやるというけれども、さっき言う確定してなければだめだというのでしょう。確定しないでぐる...全文を見る
○三浦(久)委員 現在の区分というのは、さっき言ったように、国鉄線路名称が八十何回も動いているのです。国鉄自身が何回も何回も動かしているのです。そうすれば、たとえばひげ線があって、本線に入っている。これを運行管理上ちょっと外してしまおうということになれば、それはもう廃止対象になっ...全文を見る
○三浦(久)委員 線名の変動があったらそれなりの措置をとるって、どういう措置をとるのですか。とったらまた廃止されちゃうじゃないですか。
○三浦(久)委員 公布の日だと思うのですけれどもとか、一体どういうことですか。八千人とか四千人とか考えるときに、そういう区分というものははつきりさせておかなければだめでしょう。そんなことはあたりまえのことじゃないですか。それは、だと思いますとか、そういうようなあいまいな形で答弁す...全文を見る
○三浦(久)委員 そうしますと、それは公布の日に何で決めるのですか。どういう法形式で決めるのですか。
○三浦(久)委員 政令で、法律のどこにそんなこと書いてありますか。これには何にもそんなことにっいての委任はないでしょう。第八条にどこにそんなこと書いていますか。八条に書いてありませんですよ。営業線の定義は政令で定めるなんて書いてないでしょう。基準を定めるとは書いていますよ。営業線...全文を見る
○三浦(久)委員 ちょっとでたらめですね。営業線というのは社会通念上決まっているなんて、あなた、いま社会通念の話をしているんじゃないのですよ。法律の話をしているのですよ。営業線とはどういうものかということの規定がなければ、これは欠陥法案ですよ。あなたたち、政令で定める基準の中に入...全文を見る
○三浦(久)委員 これは私は末代までの恥さらしになると思うのです。八条で「鉄道の営業線のうち、」これこれを選定すると書いておるでしょう。政令委任されているのは基準だけなんですよ。そうでしょう。そうすると、それまで、いわゆる鉄道線の定義まで政令でゆだねるとあなた、おっしゃるけれども...全文を見る
○三浦(久)委員 これは全く違う。この法律とか政令に、国有鉄道の総裁が日本国有鉄道線路名称をつくっておるが、それによると書いてあるなら別ですよ。さっきあなたたちは、どれをとるか禁止されてないから、これを使うのも自由だとおっしゃったね。そういうようなことは全く詭弁です。やはりこれに...全文を見る
○三浦(久)委員 そんなことを聞いておるのじゃない。運輸省に聞いておるのですよ。  この線路名称を基準にしてやられると言ったでしょう。それはできないことです、法律上は。また後で論議しますが、できないことなんです。しかし、これでやると言うから、またその不合理性を私は言いたいんだ。...全文を見る
○三浦(久)委員 公表しているから、公表していなければならないんではないですかと聞いているのです。どうですか。
○三浦(久)委員 さっきも言いましたけれども、公表されていなければ——では、全く公表しなかったらどうですか。どの線が廃止の対象線区なのかということは国民は全然わからないわけです。お役人だけがわかるということになりますね。そんなこと、許されるのですか。  だから、結論的に言います...全文を見る
○三浦(久)委員 いえいえ。ですから、まだ残っているから、政令案が出てから、その営業線の線路名、どういうふうに全国の営業線を区分するのかという問題ですね、その点について政令で決めると言うから、当然政令案をこの国会に出してくれなくちゃ、われわれは全く盲じゃありませんか。その案を出す...全文を見る
○三浦(久)委員 政令案を出すか出きないかということは私は理事会でお諮りいただいてもいいのですけれども、質問を留保するという問題については、委員長の権限だと思うのですよ。私の質問の時間がなくなったと言いますけれども、しかし答弁になかなか立たなかった時間まで質問時間に入っているわけ...全文を見る
10月24日第93回国会 衆議院 運輸委員会 第6号
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○三浦(久)委員 参考人の皆さん、大変御苦労さんでございます。  私どもも、国鉄の財政再建というものはどうしてもやらなければならない課題だというふうに考えています。ただ私は、いま政府が出してきている再建法案、これでは再建ができないというふうに考えているのですけれども、たとえば地...全文を見る
○三浦(久)委員 村尾参考人にお尋ねいたします。  このローカル線の廃止の問題と地域開発との関連をどう見るのかというのが大変重要な問題だと私は思っております。ただ一定の基準で、地域の実情というものを全く考慮に入れないでずばずば切ってしまう。富士見産婦人科みたいじゃないかという人...全文を見る
○三浦(久)委員 その一定の基準について、参考人は先ほど雪で十日間以上道路が閉鎖されたとか並行道路がないとか、それからまた混雑時に片道一千人以上乗る場合には例外措置があるのだから十分残るというお話でしたね。ところが、いま道路が整備されているからこれではもうほんのわずかしか残らない...全文を見る
○三浦(久)委員 おわかりにならなければ結構です。それから、やはり道路と同じように国鉄がいろいろな設備投資をいたしますね。新幹線をつくっております。また、いろいろな線増をやる、複線化をやる、電化をやる、いろいろな設備投資をいたしておるわけでありますけれども、そういういわゆる鉄道の...全文を見る
○三浦(久)委員 ありがとうございました。
10月28日第93回国会 衆議院 運輸委員会 第7号
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○三浦(久)委員 十月二十六日のNHKラジオの第一放送の正午のニュースで、概略次のような報道がなされました。国鉄地方交通線の廃止転換について運輸省の最終の基準案がまとまった。いままでの基準案では各省の反対が強いので、同省としては、さきに発表した三つの例外のほかに、経済的、文化的な...全文を見る
○三浦(久)委員 そうしますと、その放送、報道に対して訂正の要求などを私はするべきだと思うのですね。そういうことをしたでしょうか。また、したとすれば、どういう形でしたでしょうか。
○三浦(久)委員 いや、それはあなたの部下は知っておりましたよ。それは私はちょっと逃げの答弁じゃないかなと思うのですよ。天下に報道されているわけですからね。ですから、私はそういう御答弁があるとすればこれはやはり最終の基準案がまとまっているのだなというふうに思わざるを得ませんね。 ...全文を見る
○三浦(久)委員 本来提出するという性格のものじゃないですね。提出するのはこの委員会に提出してもらわなければ私は困ると思うのですけれども、そういう一月中には政府の政令案を決めたい、そして国会で十分審議願いたいというような発言をされたのでしょうか。
○三浦(久)委員 そうしますと、政府の案をつくるというのにはかなり時間がかかりますね。これは秘密会での非公式な発言ですけれども、鉄監局長は、大体二、三カ月はかかると、こう言われているのです。そうすると、それは運輸省案というものが決まって、それから、これだけ強い反対があるわけですか...全文を見る
○三浦(久)委員 私は、この委員会にいわゆる地方ローカル線の選定の基準の政府案が出されていないということに対して、大変不満であります。それはなぜならば、地方ローカル線の選定基準というのは、この法案の最も重要な中身なんです。それは大臣もおわかりのとおりであります。ですから、一月中に...全文を見る
○三浦(久)委員 そうすると、前回の答弁を御訂正なさるわけですね。その問題はまた後から聞きますが、この京葉線の問題ですけれども、これはどうされるのですか。これは廃止対象路線に入ってしまうのですけれども、もしこれを残すとすればどういう基準で残すのかということを私はちょっと聞きたい。
○三浦(久)委員 これはやはり貨物の輸送量が将来どの程度伸びていくかということを考慮に入れなければならないはずなんですね。そのほかの新たな基準というものをつくるわけにはいかないと思うのです。そうすると、やはりこのいわゆる千葉貨物ターミナルから東京貨物ターミナル、もっと先まで、塩浜...全文を見る
○三浦(久)委員 そうすると、貨物の輸送密度が四千トン未満の路線は廃止対象線区にするのだという基準が出ておりましたけれども、それは貨物と旅客と両方輸送しているという場合に限定されるのであって、貨物の専用線といいますか、専用線という言葉はおかしいが、貨物のいわゆる貨物線、これはもう...全文を見る
○三浦(久)委員 あとの手当てについては貨物にはないでしょう。しかし、廃止対象には貨物線はならないのですか。そんなことはこの法律にどこにも書いてないのですから、営業線に変わりはないのですから、はっきりお答えいただきたい。
○三浦(久)委員 ますますこの法律の性格というものが浮き彫りになってきていると思いますね。  貨物の貨物線については大量そして定型的な輸送だけやる。結局、大企業の荷物だけは安く、たくさん運んでやりましょう、そのために国民の足は切り捨てましょうという法案になっているということがは...全文を見る
○三浦(久)委員 答弁になっていないのですね。私は、地域住民に対して不意打ちを食らわすことになるじゃないか、そういうことはすべきじゃないじゃないかということを言っているわけですよ。ですから、いまの御答弁でもそういう矛盾が出てくるのです。  それからまた、逆の場合、たとえばいまま...全文を見る
○三浦(久)委員 法制局、来ておりますか。  質問いたしますが、現在の国鉄線路名称に基づけば、たとえば本線に入っている、そういうものを政令を制定する段階で本線から外してしまうというようなことは、法律上は可能なのでしょう。どうですか。
○三浦(久)委員 質問に答えてくださいよ。もう一回質問いたします。たとえば、いま国鉄線路名称に基づけば本線に入っている、そういうものを本線から外してしまう、また逆にいま本線に入っていない支線、それを政令制定の段階で本線に編入してしまう、そういう決め方をしてもそれは法律に違反をする...全文を見る
○三浦(久)委員 法制局だから法律的な見解を聞いているわけですよ。妥当とか妥当じゃないとか、そんなことは政策の問題なんです。私は違法かどうかということを聞いているのです。ですから、政令で委任された範囲内で可能だというのなら、いま私が言った、たとえば支線を本線に編入したり、また本線...全文を見る
○三浦(久)委員 ですから、結局この法律には、線路の終点、起点、それをどういうふうに定めるかというような定め方についての基準を何も書いていない。ですから、それはまず政令で自由にてきるというふうに考えなければならない。そうすると、結局いままで廃止されないと思っていたものが廃止されて...全文を見る
○三浦(久)委員 それは区分をされていなければ、乗車密度が何ぼだといってそれを当てはめて選定することはできない。そんなことはあたりまえです。しかし、それが必要だということと、それが合法性を持つということとは全く違うことですよ。あなたたちが必要だからといって、それが合法性を帯びると...全文を見る
○三浦(久)委員 全然もう法律家の議論じゃないよ。そんなものはアプリオリに決まっておるというわけですか。この法律制定の前に決まっておるというわけですか。それだったら国有鉄道線路名称でやらなければならぬということになるじゃありませんか。  そうすると、私はあなたに、逃げの答弁をし...全文を見る
○三浦(久)委員 もう終わりますけれども、しかし営業線についての区分を決めるのは、何の縛りもないのですよ。法律による区分というものは、性格上適用にならないのですよ。結局これは政令委任のないことを勝手に政令でやろうとしているということにほかならないし、また自由に政令でもって線区を決...全文を見る
10月31日第93回国会 衆議院 運輸委員会 第8号
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○三浦(久)委員 公述人の皆さん、どうも大変御苦労さまでございます。私、共産党の三浦久でございます。  私は、中村委員と逆に、立場をはっきりして御質問をさせていただきたいと思いますが、私はこの法案に反対であります。私どもも、国鉄の財政再建というのはどうしてもやらなければならない...全文を見る
○三浦(久)委員 永縄公述人にお尋ねいたしたいと思いますが、永縄さんは、いまの国鉄の状況は会社更生法を適用するようなものだとおっしゃいました。私もそのとおりだと思うのです。ところが、会社更生法を適用して会社を更生させるために最初に何をやるかという場合に、債権債務をどうするかという...全文を見る
○三浦(久)委員 長沼さんにお尋ねいたしたいと思います。  主婦の立場で運賃の値上げが家計を大変圧迫しているというお話があったと思うのですけれども、いまの国鉄というのは、五十二年に、運賃の値上げは経費増の範囲内では運輸大臣の判こ一つでできる、国会の審議は必要ない、こうなってしま...全文を見る
○三浦(久)委員 また長沼さんにもう一点だけお尋ねしたいのです。  社会党の修正案に賛成だとおっしゃったのですが、きのう私たち樽見線を見てさましたら、美濃神海と樽見間はいま建設中なんです。これはAB線です。ところが、社会党の考え方は、修正案の中では、現在建設しているAB線につい...全文を見る
○三浦(久)委員 いえ、国鉄の財政に悪い影響を与えるから工事認可はその効力を失うというわけですね。結局はつくらせないというお考えなんです。では、結構でございます。  では、小山さんに法律問題でちょっとお尋ねしたいのですが、時間がありませんので簡単に申し述べます。  政令で定め...全文を見る
11月04日第93回国会 衆議院 本会議 第11号
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○三浦久君 私は、日本共産党を代表して、日本国有鉄道経営再建促進特別措置法案に対し、反対の討論を行うものであります。(拍手)  まず最初に、私は、今日の重大な国鉄危機を招いた政府・自民党の責任を厳しく糾弾するものであります。(拍手)  国鉄の経営危機が叫ばれているさなかに、政...全文を見る
11月06日第93回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第5号
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○三浦(久)委員 林さんと三浦さん、大変御苦労さまでございます。  労使双方が再建に大変努力されている、私は、このことは多といたします。しかし、炭鉱というのは、これは絶対に保安を無視してはいけません。また、会社の再建のためだからといって、労働者の生活がどうなっても構わない、こう...全文を見る
○三浦(久)委員 現場の労働者がこういうことを言っておるのですよ。南排気斜坑、これは南第二下段ロングの資材搬入の主要な坑道なんだ。だから、結局フライアッシュのぶち込みですね。その工事をやると南第二下段ロング、これの稼働がとまってしまう、そういうことを恐れてやらなかったのじゃないか...全文を見る
○三浦(久)委員 それから、緊急避難の指示の問題ですけれども、二十二時五十一分に発生をして、そして二十三時に緊急避難の指示が出されておりますね。ところが、労働者の中には三十分もこのことを知らないでおったという人がいるらしい。それからまた、残業をして二十四時に立て坑のケージの乗り場...全文を見る
○三浦(久)委員 どういう方法で知らせたのですか。
○三浦(久)委員 この事故の発生の前にそういう避難訓練が行われたそうですね。そのときにメルカプタンというのですか、タマネギの腐ったようなにおいのするものをびんの中に入れて、それをぼおんと割るわけでしょう、そして空気が流通する、それでにおいを感知してみんな退避する、こういう練習をし...全文を見る
○三浦(久)委員 坑道というのはなかなか複雑なところですから、やはり訓練でやったことをそのまま災害のときにやった方がいいのじゃないかと私は思うのですよ。今度は幸い人身事故はなかったからいいのですけれども、私も昭和三十九年の三池のあの大爆発を経験しているわけですよ。そういう意味では...全文を見る
○三浦(久)委員 保安というのは金がかかりますからね。そうすると、いまのような会社の状況ですと、こんな要求をして経費がかさむのじゃないかとか、そういうような心配をされますと、やはり命に関係するということですから、ひとつその点は遠慮なく要求を出すべきだというふうに私は思います。 ...全文を見る
○三浦(久)委員 労働者は自分の生活を自分で守っていかなければいけませんからね、そういう気持ちも強く働いたのだろうと思うのですが、昭和五十三年の三月二日に確認書というのがありますね。この中に福利関係諸経費の一部負担というのがあるのですね。前二カ月の出勤率が下記基準未満の者から福利...全文を見る
○三浦(久)委員 三千五百円のことですよ。
○三浦(久)委員 ありがとうございました。終わります。