三浦久
みうらひさし
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月22日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○三浦委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の補正予算に対して反対討論を行います。 討論に先立って、補正予算審議を大幅におくらせた政府・自民党の責任を厳しく追及するものであります。審議停滞の原因は、専ら自民党が補正予算と関連法案の一括処理を突如要求して、与野党で一致した審...全文を見る |
03月27日 | 第118回国会 衆議院 内閣委員会 第2号 議事録を見る | ○三浦委員 防衛庁、来ておられますか。——一昨日、逗子市の市議会議員選挙が行われました。定数二十六名に対して、米軍住宅反対を主張する候補者が十五人全員当選をいたしました。その結果、住宅建設反対派が議会の過半数を占めるに至ったのであります。逗子市民はこれまでに七回も選挙で米軍住宅建...全文を見る |
○三浦委員 今回の市議会議員選挙でどういう住民の声が表明されたのか、ここをよく理解してもらわないと困ると思うのです。住民の皆さんは、将来いつかは米軍住宅が不必要になるときが来るのだ、しかし、そういうときが来ても、池子の森は一度失ってしまえばもう絶対に取り戻すことはできない、だから...全文を見る | ||
○三浦委員 調停の問題が出ましたけれども、それはもう解決済みなのです。市長自身が責任をとってそのときに辞任をして、そしてまた再選をされているのです。調停問題を根拠にしてその建設を進めるというのは、私は全く理由がないと思います。しかし、防衛施設庁の住民無視の姿勢、そして米軍優先の姿...全文を見る | ||
○三浦委員 対戦の立場でやはりおつき合いをしなければならないのではないかと私は思います。今の首脳会談のあり方というのは日米対等の立場の交渉ではありませんよ。 この交渉の中で構造協議の問題も大変協議されたようですけれども、日米安全保障体制の問題についてもお話し合いがされているよ...全文を見る | ||
○三浦委員 ちょっと質問に答えていませんね。軍事費の増大の問題とかそれから日米共同作戦体制の強化の問題とか在日米軍駐留費の増大の問題とか、これはお話し合いにならなかったのですか。そんなことはないでしょう。 | ||
○三浦委員 新聞発表に書いてあるとおりのことを言われていますけれども、日米安保条約を強化するということは日米軍事同盟を強化するということですよね。施政方針演説で海部総理はいろいろなことを言っていますね。世界は歴史的変化の中にある。東西の力の対決、冷戦時代の発想を乗り越えて、対話と...全文を見る | ||
○三浦委員 ワルシャワ条約の話が出ましたけれども、ハンガリーでもチェコでもソ連軍の撤退ということがもう現実に行われているじゃありませんか。そうでしょう。ですから、そういう軍事ブロックの対立というのが解消の方向に向かいつつあるということは事実だと思うのですよ。それでまた軍縮の方向に...全文を見る | ||
○三浦委員 しかし、それはコメントしただけであって、署名は無条件にしているじゃありませんか。そうすれば、この法律はそのまま効力が発生したということになるのではありませんか。 | ||
○三浦委員 この国防予算授権法というのは、いろいろな問題点があるのですよね。現在、米軍の駐留経費については地位協定第二十四条一明でもって、二項の例外を除いて原則として米軍が負担するということになっていますね。ところが国防予算授権法はどうなっておりますか。駐留軍経質について、これは...全文を見る | ||
○三浦委員 何ですか、この法律は効力がないのですか。国防予算授権法というのは、今、効力がないのですか。 | ||
○三浦委員 そんなことはないでしょう。これは「議会の意向」であるというふうにきっちり書いて法律になっているわけですから。それでこの「直接費用」の問題については、ちゃんと交渉及び協議のところでもって、大統領はその目的を達成するために日本と交渉せい、それでその結果を報告せい、こうなっ...全文を見る | ||
○三浦委員 その政府が自主的に対応したということとアメリカが日本に内政干渉しているということとは違うのですよ。大体、人といろいろな交渉をするときに、アメリカで法律をつくって、日本にはこういうことを要求するのだ、そして大統領にはそれを実行する義務まで課す、そういう法律をつくっておい...全文を見る | ||
○三浦委員 なかなかきっちりしたお答えがないので、それでは内政干渉だということを認めているのか認めていないのかもわからないような答弁なんですが、時間がありませんから先に行きましょう。 国防予算権限法でアメリカが我が国に要求している駐留経費の「直接費用」というのは何を指しておる...全文を見る | ||
○三浦委員 しかし、こういう法律ができたということはあなたたち知っておるわけでしょう。そうすると、これは、さっき言ったように原則と例外を反対にして、ほとんど日本に在日米軍の駐留経費を持て、こういうことになっておるわけでしょう。それでは「直接経費」とは何ですか。どういうものなんだと...全文を見る | ||
○三浦委員 そういうのは言いわけでしょう。この前チェイニー国防長官が来たときにももっと負担をふやしてくれと言っているのは、議会がうるさいからということを口実にしているじゃないですか。そうでしょう。議会の圧力が強まっているから何とか頼むよ、こういう話じゃないですか。そうしたら、議会...全文を見る | ||
○三浦委員 もう時間がありませんので、意見だけ言わせていただきたいと思うのです。 私は、アメリカの要求にずるずるずるずる譲歩を重ねるととんでもないことになると思うのですよ。現在でも、在日米軍の駐留経費は、八八年度の決算しか出ておりませんけれども、三千百七十億円にも及んでいるわ...全文を見る | ||
04月17日 | 第118回国会 衆議院 内閣委員会 第3号 議事録を見る | ○三浦委員 私は、大嘗祭の問題について御質問をいたしたいと思います。今まで予算委員会で質問をいたしておりまして、前の質問者の質問を聞いておりませんので、重複するかもしれませんけれども、それは御勘弁いただきたいと思います。 もともと大嘗祭というのは、天皇が皇祖から統治権を継承し...全文を見る |
○三浦委員 それではお尋ねいたしますけれども、旧皇室典範に規定してありました践祚の際の神器の継承また大嘗祭の規定、これは、いわゆる国民主権、政教分離を決めた現憲法のもとで、皇室典範に規定をすることができるのですか。 | ||
○三浦委員 大嘗祭の規定を皇室典範の中に規定することができるのですか。 | ||
○三浦委員 国事行為として行うかどうかということを聞いているのではなくて、現憲法の下位にある法律である皇室典範に規定することができるかどうかと聞いているんだから、質問にそのまま答えないとだめじゃないですか。もういい、そんなこと規定できないに決まっているんだから。 それで、今あ...全文を見る | ||
○三浦委員 そうすると、大嘗祭というのはアマテラスオオミカミや、やおよろずの神に感謝をささげるという儀式なんですね。政府はこの大嘗祭について、この十二月の見解では「この趣旨・形式等からして、宗教上の儀式としての性格を有すると見られることは否定することができず、」云云、「国事行為と...全文を見る | ||
○三浦委員 あなたたちが一体宗教上の儀式と見ているのかどうかということを本当ははっきりさせなければいけないのですね。まあいいでしょう。宗教上の儀式と見られることは否定できないというのですが、じや、その宗教というのはどういう宗教ですか。いっぱいありますね、宗教というのは。キリスト教...全文を見る | ||
○三浦委員 端的に結論の部分だけ言っていただければいいのですけれどもね。でないと時間がないものですから、失礼ですが、よろしくお願いします。 そうすると、皇位を継承するに際してアマテラスオオミカミや、やおよろずの神に感謝をする宗教上の儀式ということになるわけですが、このような宗...全文を見る | ||
○三浦委員 これは即位の礼に際して必ず行われているものだというのは歴史的な事実に反しますね。それは官房長官、どうですか。 これを決めた後の記者会見で石原副官房長官は、「確かに大嘗祭をやらなかった時期もあるが、これは皇室が経済的に困窮していた時期で、やる余裕がなかったということ...全文を見る | ||
○三浦委員 私、広辞苑を引いて、見てきたのですよ。そうしたら、「大嘗祭」というのが出ていましたよ。これはいわゆる天皇の即位に伴う最大の神事である、神事の最大のものであると書いてありますね。なぜですか。それは国家権力が挙げてやるからですよ。だから最大の神事なんですよ、これは。いいで...全文を見る | ||
○三浦委員 それは理由をあなたが言われただけで、目的は、このあなたたちが書いた「第二 大嘗祭について」「一 意義」「二 儀式の位置付け及びその費用」のところに書いていますね。要するに、「その儀式について国としても深い関心を持ち、その挙行を可能にする手だてを講ずる」その目的なんです...全文を見る | ||
○三浦委員 それは詭弁ですよ、あなた。そんなばかげた答弁がありますか。いいですか。私立学校振興助成法とか文化財保護法というのは、そんな特定の宗教をどうこうするという、そういう法律じゃないでしょう。憲法第十四条の法のもとの平等に基づいて当然なことじゃないですか。例えば私立学校にいろ...全文を見る | ||
○三浦委員 全然それは答えになっていないじゃないですか。じゃ、公的な側面がちょっぴりでもあれば、それで公金を出していいということですか。主たる側面は何ですか。大嘗祭の主たる側面は宗教的な行事じゃないですか。宗教的な儀式じゃありませんか。 文化財保護法は、主たる側面は文化財の保...全文を見る | ||
○三浦委員 じゃ、文化財保護法というのは仏像だけを保護するのですか、そうじゃないでしょう。芸術的に価値のあるもの、また歴史上価値のあるもの、そういうものすべてを保護していくんですね。その中にたまに仏像が入っているという場合もあります。それはそうでしょう。そういうものと、その宗教的...全文を見る | ||
○三浦委員 主基殿とか悠紀殿、こういうものは何日間ぐらい使うのですか。使った後はどうするのですか。 | ||
○三浦委員 九億円もかけてわざわざつくる。そしてそれは別に皇位継承の要件でもない。それに我々の税金をつぎ込む。九億円ですよ。そして一晩で消えてなくなってしまう。こんな税金のむだ遣いはないと私は思うのですね。 大体、そういうことまでして何で天皇を賛美しなければならないのかという...全文を見る | ||
04月17日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号 議事録を見る | ○三浦委員 まず最初に、立山先生にお尋ねいたしたいと思います。また、公述人の皆さん、本当に御苦労さまでございます。 先生、消費税を廃止すれば経済界に混乱を起こすということを言われましたですね。それは確かに消費税を導入したときと同じように一時的に混乱があると私は思います。しかし...全文を見る |
○三浦委員 きょうは論争の場ではございませんので、お尋ねするという立場でございますので、もう一点お尋ねしたいと思います。 今、税制改革上必要だというふうにおっしゃいましたね。そうすると、そういうお立場から考えて、この消費税率の三%というものが将来ずっと続いていくとお思いでしょ...全文を見る | ||
○三浦委員 どうもありがとうございました。 糠沢先生に、同じような質問なんですが、三越の社長さんが消費税率を政府は大体一五%前後をねらっているのじゃないかという発言をいたしたことがあります。私はテレビで見ておりましたから鮮明に記憶をいたしておりますが、財界として将来も消費税は...全文を見る | ||
○三浦委員 坂本さんにお尋ねをいたしたいと思います。 日本の労働者の労働時間は本当に異常に長いですね。時間というのは人間成長の場ですから、ただ家に帰って寝るだけというようなことではだめだと思うのですね。やはりおっしゃるとおり、芸術とか文化とかレジャーとかスポーツとか、そういう...全文を見る | ||
○三浦委員 これはまた、論争じゃないのですが、私の経験を申し上げますと、私、昨年の秋でございますけれども、北九州市の小倉ですけれども、安川電機の小倉工場、六百人ぐらいの従業員です。ここでただ働き残業がありまして、一般の労働者よりも何かちょびっと役がつきますと、もう百時間とか百二十...全文を見る | ||
○三浦委員 わかりました。 銀行なんかでも、一般的にサービス残業が常態化しているということになっておるのですが、もしかそうだとすれば、それをなくすためにはどういうふうにしたらいいというふうにお考えでございましょうか。 | ||
○三浦委員 終わります。 | ||
04月18日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号 議事録を見る | ○三浦委員 公述人の皆さんは本当に御苦労さまでございます。私、日本共産党の三浦久でございます。 まず最初に、伊藤公述人にお尋ねをさせていただきたいと思います。 私は、伊藤さんの公述を非常に感銘深くお聞きいたしたわけでありますけれども、先ほど自民党の中山委員から、国民健康保...全文を見る |
○三浦委員 お金がたくさんあれば、中山さんみたいにお金がたくさんあればそれはかかれるでしょうね。しかし、お金がなければ、保険証がないとやはり全額負担になりますから、なかなかお医者さんにかかれないというのは常識だと思うのですけれどもね。 それで、中小企業の方々が消費税の導入で実...全文を見る | ||
○三浦委員 もう一問だけ伊藤公述人にお尋ねをいたしますが、現在所得税の事後調査が始まっていると思います。中小業者に対する税務署の事後調査の特徴、特に消費税導入以後におけるその特徴点についてお尋ねしたいと思います。 | ||
○三浦委員 本間先生にお尋ねいたしたいと思います。 先生は大変アメリカの実情に詳しいようにお見受けいたしましたが、昨年の十一月にアメリカで国防予算授権法というものが成立をしたことは御案内のとおりだと思いますが、その中に、日本はもっと軍備を増強せよとか在日米軍の駐留経費を増額せ...全文を見る | ||
○三浦委員 終わります。どうもありがとうございました。 | ||
04月26日 | 第118回国会 衆議院 内閣委員会 第5号 議事録を見る | ○三浦委員 私は、戦後処理問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 九〇年度予算編成の中で、昨年の十二月に政府と自民党が了解事項及び党と政府の確認というものを結んでおられますね。その内容をめぐって関係者からさまざまな見解が語られて、誤解を与えかねないような状況が生まれており...全文を見る |
○三浦委員 了解事項で出資金を増額する、そしてまた「基金果実による新規の恩欠者慰藉事業を開始する。」というこの問題に関連して、新聞などでは「恩給欠格者に慰労金の道」という報道がなされていますね。また、実際にも運動団体の中にそうした受けとめ方をしておられる方もたくさんおられるようで...全文を見る | ||
○三浦委員 そうすると、恩給欠格者に慰労金を支給するというような方針はまだ決まっていないということですね。 | ||
○三浦委員 そうすると、まだ決まっていないということですよね。ところが、恩欠連広報部が発行している「本部情報」というのがあるのです。ここに持ってきていますけれども、この「本部情報」の四月十日付のナンバー五十七、御存じだと思いますが、ここで了解事項の一方の当事者でもあり、自民党の特...全文を見る | ||
○三浦委員 それならこんな誤解を与えるような宣伝はやめさせるべきですよ。 さらにこの「本部情報」を見ますと、渡辺事務局長は慰労金の額にも言及しているのです。「個人的見解だが現金で三万円を下らない額」、こう言っています。質問者の「シベリアに準ずる額にならないか。」こういう質問に...全文を見る | ||
○三浦委員 そうすると、「本部情報」ナンバー五十七で渡辺氏が言っていることはうそだというふうに確認してよろしいですか。 | ||
○三浦委員 そうすると、政府の見解と違うということは言えますね。 | ||
○三浦委員 自民党の幹部のことですからなかなかはっきりしたことは言えないだろうと思いますから、もうこれはこの辺でやめておきますけれども、さらに十二月の党・政府の確認によりますと、「平成元年十二月こ十二日付の了解により、いわゆる戦後処理問題に関する措置は、全て確定・終了した。」こう...全文を見る | ||
○三浦委員 私の質問は、こういう政府と与党との確認というものは国民を拘束するのですかというお尋ねなんです。 | ||
○三浦委員 戦後ももう半世紀近くたっているわけですけれども、いまだに戦後処理問題に決着がついていない。これは、なんといっても、戦後、政府・自民党が貧困な戦後処理対策しかやってこなかったということに原因があると私は思います。先日、日本弁護士連合会が発表した「被爆者援護法に関する第三...全文を見る | ||
04月26日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号 議事録を見る | ○三浦分科員 大臣、私は極めて劣悪なタクシー労働者の労働条件の改善問題についてお伺いをさせていただきたいと思います。 私は、今回の運賃の改定に当たって、今までのように書面でただ労働条件の向上を図ることというような形式的なやり方ではなくて、実質的に実効のある措置をぜひとっていた...全文を見る |
○三浦分科員 その上、同じタクシー労働者でも地域差があるのです。地域差が相当ひどいのです。これは分科会ですから地元のことを申し上げますが、私の地元は北九州なんですけれども、ここは産業空洞化などの影響を受けまして余り景気のよくないところです。全国平均のタクシー労働者の賃金よりも低い...全文を見る | ||
○三浦分科員 確かに北九州はちょっと車両が過剰ですね。ですから、減車の指導をなさっているというのも私は知っております。しかし、やればできるのですよ。そうすると、労働者が減るじゃないかという面がありますけれども、しかし、自交総連あたりは反対してないのですね。労働組合は反対してないの...全文を見る | ||
○三浦分科員 今まで何回も運賃の改定がありましたよね。私もタクシー労働者の問題はもう二十何年ずっと携わっていまして、裁判なんかやったことがありますけれども、その運賃改定の際に、申請する側も労働条件の向上というのが一つ入っているのですよ。あなたたちも、認可する場合に附帯条件として労...全文を見る | ||
○三浦分科員 今北九州でほとんどの会社が運賃の改定を申請していますね。それには、やはり長時間労働を解消するとか、これは来年かな、時間制限できて、だから、長時間労働を制限するとか賃金を上げるとかということを理由にして申請しているのですよ。そしてあなたたちも認可の場合にはそういう条件...全文を見る | ||
○三浦分科員 御承知のとおり、タクシー労働者の春闘というのはいつも夏を越してしまうのですね。秋になってしまうのです。それだけでもおくれるのですよ。ですから、そういうのもまた一つの低賃金の原因になっています。だから私は、そういうことのないように十分こういう労使関係の問題についても関...全文を見る | ||
○三浦分科員 それは確かに、ことしの二月十九日付ですかね、今あなたが言われたようなその覚書というのが出ていますね。そして訴訟は取り下げるとかいろいろなことを書いていますよ。しかしこれは取り下げられているか。取り下げられてないのですよ。というのはこれはいろいろ理由があるのですね。運...全文を見る | ||
○三浦分科員 これはそんなに大きい会社じゃないですよ。私もちょっと何台か正確に覚えてないので言えないのですけれども、二、三十台くらいの会社です。それがこの間四十三件、そして地労委で二十七件、合わせて七十件も裁判をやらなきゃならないというほどのひどいやり方なんです。労働組合無視です...全文を見る | ||
○三浦分科員 もう時間ですから、終わります。 | ||
04月26日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号 議事録を見る | ○三浦分科員 まず、通産大臣にお尋ねをいたします。 御承知のとおり、石炭六法が次から次へと、特に平成三年から四年にかけて期限が切れてまいります。これらの法律は産炭地域振興にとって欠くことのできない法律であります。したがって、期限後も延長すべきだというふうに思いますが、いかがで...全文を見る |
○三浦分科員 今のお話を聞いておりますと、残存鉱害量がある限りは臨鉱法はなくすようなことはしないというような御答弁がありましたね。しかし、確たる約束はできないと同僚議員の質問に対しても答弁されておりましたけれども、今の筑豊の炭鉱、残存鉱害量が平成四年度になくなるとお思いですか。こ...全文を見る | ||
○三浦分科員 あることは間違いがないのですね、なくなるなんてあなたたち自身も考えていないわけだから。ですから、ぜひひとつ臨鉱法を私は延長してほしい。 それから今大臣、産炭地域振興臨時措置法について、これをどうしていくのかということについて審議会できょうから審議が始まるというよ...全文を見る | ||
○三浦分科員 今あなたもお認めになりましたように、筑豊地帯は大変厳しい生活環境にあるのです。そういう中で失対事業への依存度が非常に高いのです。一九九〇年度の失対四事業の就労者というのは、福岡県で一般失対が三千四百二十七人、緊就が七百五十一人、開就が二千八百六十二人、特開が二千六百...全文を見る | ||
○三浦分科員 私はそういう答申が出ていることは知っているのですけれども、現実に失業者の生首を切るというようなことは、絶対にしてはならぬことだというふうに思うのです。 失業対策事業の制度改善、そういう名目で八六年度から実施された失対事業の年齢制限がありますね。それからまた任就事...全文を見る | ||
○三浦分科員 私は、今の調査のやり方というのは生活の実態を把握してないと思うのですよ。そういう意味では無責任ではないかというふうに私は思います。 ここに中央大学の江口英一教授が中心となって作成いたしました雇用・失業政策研究会、これが昨年の八月に行った調査の報告書がありますけれ...全文を見る | ||
○三浦分科員 中高年齢者等の雇用の促進に関する特別措置法案に対する附帯決議というのがなされましたね。これは相当前ですね。一九七一年五月十八日の参議院の社会労働委員会で採択されていますね。これを見ますとこうなっているのですよ。「現在、失業対策事業に就労している者については、失業対策...全文を見る | ||
○三浦分科員 今の意見は非常に手前勝手な意見だと思うのですね。勝手な解釈ですよ。社会保障がそんなに充実しましたか。あなた、ずっと切り捨てられてきているじゃありませんか。 それで、平成元年、去年の十月二十五日に九州の市長会、ここで「失業対策事業の運営について」という意見書が上が...全文を見る | ||
○三浦分科員 次に、シルバー人材センターの問題についてお尋ねをいたしたいと思います。 年々高齢者がふえていくというのはもう現実ですね。労働省の推計でも、六十歳以上の労働人口は、一九八八年の六百六十三万人から二〇〇〇年には二百十七万人もふえて八百八十万人になる、こういうことが言...全文を見る | ||
○三浦分科員 このシルバー人材センターだけでは、年々ふえていく六十五歳以上の人々の就労要求を充足することはできないというのが実情だと思うのですよ。 一つ例を挙げましょう。田川にシルバー人材センターがあります。八八年度の事業実績ですと、会員数が七百五十人です。これに対して就労し...全文を見る | ||
○三浦分科員 これは一日四、五千円ぐらいなんですよね。それはシルバー人材センターによって違うけれども、四、五千円ぐらいですよ。そうすると、たった一日ぐらいしか就労できないようなシルバー人材センターをつくって、これは生きがい対策と言えるのですか。これは生きがい対策でつくったのでしょ...全文を見る | ||
○三浦分科員 私は、少なくとも十日間ぐらいは就業できるようにすべきですよ。毎日やったらこれはまた大変だけれども、せめて十日くらいにはすべきだ。そのために、私はやはり今の制度のあり方を若干変える必要があると思うのですよ。例えば、市町村がシルバー人材センターに事業を委託しますね。そう...全文を見る | ||
○三浦分科員 それではいつまでたっても一月に一日しか就業できないじゃないですか。それをあなたたちはもっと就労日数をふやした方がいいと言うのだから、どうしたらふえるかということを自分の頭で考えて、それを実施すべきだと私は思うのですよ。そのことを強く要求して、質問を終わります。 | ||
05月09日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会 第17号 議事録を見る | ○三浦委員 海部総理にお尋ねをいたしたいと思います。 日本は世界一の援助大国になりましたですね。しかし、この日本の政府開発援助、いわゆるODAについては、日本の国内また国際的にもさまざまな批判があるということは総理大臣も御承知のとおりだと思います。 ここにジュニア朝日年鑑...全文を見る |
○三浦委員 総理、そうおっしゃいますけれども、この小中学生向きの本で「受けとる国の実情を考えない援助が多い」というふうに書かれているということは、そのことはやはり日本の国の援助というものが人道的な立場に立った援助に主眼があるのではなくて、日本の企業利益を優先させているというそうい...全文を見る | ||
○三浦委員 結局、開発に伴う環境保全という問題は、その援助受け入れ国だけの問題ではないということですね。やはり援助をする側の責任でもあるということだと思うのですね。 そこで、私お尋ねしたいのですが、インドのナルマダ渓谷ダム建設計画についての問題であります。 この計画は、ナ...全文を見る | ||
○三浦委員 そうすると、この協調融資はSSPのうちの揚水発電ユニットに対する円借款要請に対して行われたものであり、その金額の約一〇%、そういうふうに考えていいですか。 | ||
○三浦委員 余りやりとりしていると時間がなくなりますから、先に進みます。答えてないですね。 この協調融資が呼び水になりまして、住友商事が揚水発電ユニットを二百九十億円で受注したということは事実ですね。 | ||
○三浦委員 いえいえ、そうじゃなくて、住友商事がこのユニットを二百九十億円で受注したということは知らないんですか。 | ||
○三浦委員 そんな答弁ないですよ。それは二百九十億円で住友商事が落札をしたということははっきりしていることじゃないですか。あなたたち、そんな情報も知らないんですか。冗談じゃないですよ、あなた。そんなだれも否認できないようなことを何であなた答弁をしないんですか。 それではお尋ね...全文を見る | ||
○三浦委員 そうすると、世銀と同じようにこの移住問題についても調査をしたと言うんですか、どうですか。そんなことうそでしょう、あなた。 | ||
○三浦委員 あなた、四月の十七日参議院の外務委員会で、世銀とインド側との間で移転を含めて適切な配慮をするということが合意されていたので、その点を確認した上で協力するという決定をした、こういうふうに述べているんですよね。ですから、要するに世銀というのはいわゆる環境アセスメントについ...全文を見る | ||
○三浦委員 そうすると、独自の調査を移住問題についてした、こうおっしゃるわけですから、じゃ、もうちょっと深くお聞きしましょう。 この移住者たちは、大多数が少数民族なんですね。先住民族なんです。サルダル・サロバル・ダムの場合は、立ち退き対象者の五一%がインド憲法の上で特別の保護...全文を見る | ||
○三浦委員 じゃ、そのインド側の、インド政府の世銀に対する約束というのは今実行されているんですか。 | ||
○三浦委員 インド政府がやるとそう言っただけで、それで環境アセスメントを厳格に実施したということになるのですか。そんなものあなた、環境アセスメントやったことになりませんよ。それはインド側の問題だと言うけれども、しかし、金を貸すのは我々日本じゃないですか。ですから、金を貸す場合に、...全文を見る | ||
○三浦委員 相手の国を信用すると一般的に言いますけれども、しかし、これは、あなたたち日本の政府に約束したことが五年たっても実行されていないのですよ、移住計画を立ててないんだから。それでもまだ信用するんですか。 私が言うのは、もう時間がありませんからもうやめなければいけないので...全文を見る | ||
○三浦委員 時間がないからやめます。 | ||
○三浦委員 私は、日本共産党を代表し、平成二年度予算三案につき、政府がこれを撤回のうえ編成替えを求めるの動議について、提案理由及び概要を御説明いたします。 まず、撤回、編成替えを求める理由について述べます。 政府提出予算は、端的に言って、世界の流れに逆行する軍事拡大のため...全文を見る | ||
05月10日 | 第118回国会 衆議院 本会議 第15号 議事録を見る | ○三浦久君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の平成二年度予算三案に対して、反対の討論を行います。 反対理由の第一は、本予算が、国民世論に逆らって消費税を定着、推進し、国民に一層の負担を押しつけるものだということであります。 公約に違反し、民主主義を踏みにじって消費税が...全文を見る |
05月17日 | 第118回国会 衆議院 予算委員会 第18号 議事録を見る | ○三浦委員 海部総理にお尋ねをいたします。 南朝鮮の盧泰愚大統領の訪日に関連をして、戦前の朝鮮植民地支配を初め、十五年にわたる太平洋戦争についての海部内閣の歴史的な認識が今国民の注目を集めていると思います。そこで、まず最初に、海部総理に太平洋戦争に対する基本的な認識を伺ってお...全文を見る |
○三浦委員 そこで、次にお伺いいたしたいのは、日本による朝鮮植民地支配についての御認識でございます。総理は、十五日の参議院予算委員会で、日本と朝鮮との過去の清算問題について、過去の歴史の中で日本の犯した過ちは率直に反省し、済まなかったとわびたい、その場としては首脳会談で話すと答弁...全文を見る | ||
○三浦委員 私は、済まなかったとわびることは結構なんですが、ただ、それが外交上の配慮ということからだけでそういう態度をとるということでは決してあってはならないと思うのですね。やはり残虐な植民地支配というその事実を認識し、その上に立ってやはり真剣に反省をして過去を清算する、そういう...全文を見る | ||
○三浦委員 あなたは総理大臣だし、また総裁でもございます。そういう意味で、言論の自由とはいえ、いわゆるみずからが侵略をしておきながらそれを、その責任を何も感じない、むしろ侵略戦争を美化するというようなそういう発言を政府・与党の幹部がされているわけです。そのことについてどういうふう...全文を見る | ||
○三浦委員 私は、こういうアジア侵略に対する政府・与党の無責任な発言の背景には、やはり政府の基本認識の問題があると思うんですよ。 例えば、日韓基本条約の審議が行われましたですね。そのときに、当時の佐藤総理が、韓国併合に至るさまざまな条約、協定、これは日韓基本条約二条でもっても...全文を見る | ||
○三浦委員 委員長、これは、佐藤総理の答弁に対して私が海部総理の御見解をお聞きしているわけなんです。総理対総理の問題ですから。 | ||
○三浦委員 答弁になっていないじゃありませんか。こういう今までの——この日韓条約第二条で「千九百十年八月二十二日以前に大日本帝国と大韓帝国との間で締結されたすべての条約及び協定は、もはや無効であることが確認される。」と書いてある。そして、その条約、協定というのは、いわゆる大韓民国...全文を見る | ||
○三浦委員 これ以上せんさくすることはないとは何事ですか、あなた。ちゃんと議事録に載っているじやありませんか、あなたも認めているとおり。「対等の立場で、」これは佐藤総理の答弁ですよ。当時の石橋委員の質問に対して、「対等の立場で、また自由意思でこの条約が締結された、かように思ってお...全文を見る | ||
○三浦委員 いや、事実関係じゃないんです。対等の立場で、自由な——それなら質問に答えてください、条約局長。 | ||
○三浦委員 もうまともに答弁をされませんので、私の方から申し上げましょう。 これは対等とか平等とかの立場とか、自由意思で行われたものじゃありません。私は、ここに証拠を持ってきています。歴史の事実は、日本が武力によってさまざまな条約を韓国に強要して、そして朝鮮を侵略していったと...全文を見る | ||
○三浦委員 だから私は、総理、そういう立場がいけないと言っているんですよね。今無効なんだ、しかしかつては有効だったんだ、そういう立場でどうして植民地支配に対する心底からの反省と言えるのかどうかという問題です。有効だと言っているんですよ。——いや、政府は有効だと言っているんですよ、...全文を見る | ||
○三浦委員 しかし、少なくとも国家の代表者個人に強制が加えられた場合には、その条約は無効とされていたということが通説であります。これは日韓国会で自民党推薦の公述人も、「個人的な人身に対する強迫というようなものがあって調印するというようなことであるならば、それは無効でございます」と...全文を見る | ||
○三浦委員 ですから、この保護条約は無効なものだということは私は明らかだと思いますけれども、総理大臣の御見解をお伺いいたしたいと思います。 | ||
05月29日 | 第118回国会 衆議院 内閣委員会 第7号 議事録を見る | ○三浦委員 防衛庁長官にお尋ねをいたしたいと思います。 安保防衛問題については今国会で世界情勢の変化との関係でいろいろ多面的に論議がなされたと思います。総理も、長官も、世界情勢が大きく変化したということはお認めになりまして、冷戦の発想を乗り越えて平和共存の道を探りたいとか、ま...全文を見る |
○三浦委員 世論がどう変わろうと、また国際情勢がどう変わろうとおれの立てた防衛政策は変わらないんだというのは、余り国民の理解を得られない日本独特の防衛政策じゃないかと思うのですよ。 今長官は大綱を根拠にされました。この大綱では、いわゆる我が国が持つべき防衛力の水準というのは結...全文を見る | ||
○三浦委員 洋上防空というのは、オーバー・ザ・ホライゾン、OTHレーダーですね、それから早期警戒管制機、空中給油機、またイージス艦、F15。これは現在の中期防で入っているものもありますけれども、これから計画されるものもありますね。そうすると、こういうものの購入は概算要求でなさるお...全文を見る | ||
○三浦委員 今局長は一千海里のシーレーン防衛、これは海に囲まれた日本にとって非常に大事だ、こうおっしゃいましたけれども、これはアメリカの要求によって日本がやらされている、いわゆるアメリカの世界戦略の一環としてこういうシーレーン防衛をやらされているんだということを私は言いたい。 ...全文を見る | ||
○三浦委員 そういう認識を持たないというのは、私は非常に常識がないと思いますよ。大体アメリカが日本に駐留しているのは、日本を守るためというのも一つあるけれども、極東の安全のためという極東条項もあるでしょう。どっらに重点があるかといえばむしろ極東の平和と安全を維持するというところに...全文を見る | ||
○三浦委員 いわゆる日本を支援する米軍の兵力に制限が加えられるというのは、米軍がどこかで戦争をやっているということでしょうね。そうすると、アメリカが戦争をやるというのは、小さな国はいろいろありますけれども、グローバルな戦争ということになれば大体米ソ戦争でしょう。そういうものを想定...全文を見る | ||
○三浦委員 アメリカ軍との共同軍事演習の問題に移ります。 これも非常に活発に行われていますね。ことしリムパック90が行われましたけれども、我が党は一貫してこのリムパックは集団自衛を前提とするものだというので中止を要求してまいりました。ところが、ことしこのリムパックには初めて南...全文を見る | ||
○三浦委員 リムパックというのは一つの共同軍事演習なんですよ。そして、やはり一つの目的を持っているのですよ。共同の目的を持っているから参加しているわけです。ですから、日本だけが特別な目的であってあとほかの国とは違う目的なんだというようなことは言えないと私は思うのですね。そういう意...全文を見る | ||
○三浦委員 そうすると、この昭和五十八年十二月二十六日付の事務次官通達でもって行われている補給というのは、補給艦の補給訓練とは違うのですね。訓練じゃないのですね。現実に給油するわけなんですね。訓練という概念じゃない、いわゆる油を貸し付けるという行動だということなんですね、それをち...全文を見る | ||
○三浦委員 だから給油自体は訓練ではないでしょうと聞いているのです。 | ||
○三浦委員 そうしたら、どうしてこれを物品管理法などでできるのですか。物品管理法に自衛隊がこういう行動をしてよろしいなんということは書いてないでしょう。物品管理法というのは不動産以外の動産、国有財産のうちの動産の管理についての基本的な法律ですよ、自衛隊がどうしていいとかこうしてい...全文を見る | ||
○三浦委員 答弁が違ってきましたね。これはあなた、今設置法を根拠にしましたけれども、設置法第五条というのは「防衛庁の所掌事務は、次のとおりとする。」という所掌事務が書いてあるだけでしょう。六条に何と書いてありますか。六条は「防衛庁は、前条に規定する所掌事務を遂行するため、次に掲げ...全文を見る | ||
○三浦委員 もう全然だめですね。今はまた何か要請された場合は教育訓練でありますなんて言っていますね。そうじゃないでしょう。この場合に、次官通達に何と書いてありますか。通達は見せない、提出しないとあなたたち言っているけれども、要旨が書いてありますね。「共同訓練に参加する米艦艇から洋...全文を見る | ||
○三浦委員 法律の根拠も言えない。自衛隊が行動する場合の法的な根拠も言えない。(発言する者あり)物品管理法なんて、そんなものは根拠になるか。何を言っておるか。そんなほかなことを言うんじゃない、代議士のくせに。――もういいです。答弁がないからやめます。もう時間があれですから。 ...全文を見る | ||
06月05日 | 第118回国会 衆議院 内閣委員会 第8号 議事録を見る | ○三浦委員 総務庁長官にまずお尋ねをいたしたいと思います。 政府・自民党は、国家公務員の三月分給与と期末手当を、補正予算が成立しないことを理由に、支給日に全額一括支給という給与法の精神を踏みにじって、分割支給を行いました。公務員労働者からは、前代未聞の出来事だと、政府とさらに...全文を見る |
○三浦委員 今総務庁長官のお話を伺っておりますと、補正予算で給与改善費を組みたいという御趣旨に承ったわけでございますけれども、しかし、人事院勧告というのは毎年出ているのですね。それは、法律では五%以下の格差の場合には勧告を出さなくてもいいということになっているけれども、しかし、実...全文を見る | ||
○三浦委員 私は、人勧が出されることはもう当然わかっているわけですから、当初予算に給与改善費を組むことを強く要求して、次の質問に移りたいと思いますが、国家公務員災害補償法の法案についてであります。 | ||
○三浦委員 はい。一問だけ。 この法案で問題なのは、長期療養者の休業補償を算出する平均給与額に最高限度額を設けて、それ以上の平均給与額のものは限度額で頭打ちにして休業補償額を抑えようとしていることであります。これは国家公務員災害補償法第十二条で規定されている「国は、休業補償と...全文を見る | ||
○三浦委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になっております国家公務員災害補償法の一部を改正する法律案に対する修正の提案理由とその内容の概要を御説明申し上げます。 政府は本案の改正理由を、労災保険法の改正に準じて行うと述べています。労災保険法は、労働基準法研究会の中間...全文を見る | ||
06月14日 | 第118回国会 衆議院 内閣委員会 第10号 議事録を見る | ○三浦委員 最初に総務庁長官にお尋ねをいたします。 本委員会で長官は、臨調及び行革審の答申に基づいて行政改革は大きな成果を上げたというふうに繰り返し御答弁をされておられます。新行革審の最終答申の参考資料二にも行革のこれまでの成果として実に多方面にわたる成果なるものが列記をされ...全文を見る |
○三浦委員 ねらってやったのじゃない、社会保障制度の改悪をねらってやったものではないというふうにおっしゃいますけれども、社会保障制度はかなり後退をいたしておりますよ。余り詳しいことは申し上げませんけれども、例えば健康保険、本人の一割負担が導入されましたね。これは原則二割です。今は...全文を見る | ||
○三浦委員 それは消費税と引きかえに若干の減税をした。しかし、法人税減税というのはもっともっと大きな減税であるということも事実ですね。それで、長官がおっしゃるのとは全く逆に、この臨調行革というのは現実的には国民の生活のさまざまな分野に否定的な影響を与えているということは事実であり...全文を見る | ||
○三浦委員 国民健康保険料の値上げというのは、もう国民にとっては耐えがたいところまできているという御認識を厚生省はお持ちだろうというふうに私は思います。 収入と国民健康保険料の関係というのは各自治体によってばらばらですね。ですから私は、北九州の例をとってちょっとお話し申し上げ...全文を見る | ||
○三浦委員 金額で結構です。 | ||
○三浦委員 こういう高い国民健康保険料をさらに値上げするというようなことは、とんでもないことだというふうに私は思うわけであります。この保険料を軽減する、抑制するということは、今本当に緊急な課題になっていると思うのですが、今国会に政府は国民健康保険法の改正案を提出しておりますね。こ...全文を見る | ||
○三浦委員 今一世帯当たり五千七百円抑制または軽減、そういう効果があるというふうにお述べになりましたけれども、保険料は支払えないくらい高いものになっておるわけですから、この五千七百円を保険料の引き下げに利用すべきだ。そういう御指導をなさる御意思はございませんか。 | ||
○三浦委員 私は、厚生省に現場の実態、国民の実態というのをよくつかんでいただきたいと思うのです。 私、たくさんの事例を持っておりますけれども一つだけ言います。 福岡市に吉原スエノさんという当時五十九歳の方が内縁の夫と一緒に生活をしておったのです。この方が一九八七年の十二月...全文を見る | ||
○三浦委員 時間がありませんので、次に移らせ ていただきます。 再審査請求についてお尋ねいたしますが、支払基金が行った診療報酬請求書に対する審査については、診療担当者、いわゆる医療機関、それと保険者の双方から不服の申し立てをすることができることになっておりますけれども、福岡...全文を見る | ||
○三浦委員 レセプトの写しの添付の協力を求めていない県がたくさんありますね。半分以上あると思うのですよ。福岡県では、この再審査の場合のいわゆる申し立て書、これに不動文字でレセプトの写しを添付して再審査の申し立てをいたしますというように印刷されているのです。こういうことは協力とは違...全文を見る | ||
○三浦委員 福岡県の場合は、レセプトの写しを出してください、こう言いますね。出さないと何度でも出すまで協力を求めるという格好になっているのです。これは結局は強制なんです。写しを出すまで協力を求める、こういうこともやはりやめさせるべきじゃないでしょうか、どうでしょうか。 | ||
○三浦委員 私、「再審査申出処理状況」というのをきのういただきました。これは全国と福岡県、両方もらったのですが、もう時間がありませんから福岡県の方だけ申し上げます。 六十三年度だけ申し上げますと、この再審査の申し立て件数というのは、保険者いわゆる健康保険組合、こういうところは...全文を見る | ||
○三浦委員 ですから、私は、そういう意味でこの臨調行革の答申の撤回、これを強く求めて質問を終わりたいというふうに思います。 | ||
○三浦委員 まず、総理にお伺いいたします。地球環境保全の問題でございます。 総理は、昨年九月の東京会議、ここでごあいさつされていますね。そこでは、「地球の環境問題は、人類はもとより地球上の生きとし生けるものにとって、その生存の基盤を掘り崩す重大な脅威となりつつあります。」こう...全文を見る | ||
○三浦委員 総理の御決意のとおりだと思うのです。しかし、総理の御決意にもかかわらず、非常に残念ながら、国際社会でもって日本は地球環境保全について消極的であるという評価を受けているんですね。 例えば、地球温暖化の原因というのは、大気中に排出されるいわゆる温室効果ガスと言われてい...全文を見る | ||
○三浦委員 時間がありませんので、また次の機会にいたしたいと思います。 | ||
○三浦委員 私は、日本共産党を代表して、臨時行政改革推進審議会設置法案に反対の討論を行います。 一九八一年の第二臨調発足以来この九年間、臨調行革が国民にもたらしたものは何だったのか。政府は、行革推進のてこにしてきた「増税なき財政再建」に反して、最悪の大衆課税、消費税を国民に押...全文を見る | ||
08月31日 | 第118回国会 衆議院 内閣委員会 第13号 議事録を見る | ○三浦委員 まず官房長官にお尋ねをいたします。 中東問題についてお尋ねをいたしますが、御承知のとおり中東情勢は極めて緊迫した状況にあり、まさに一触即発の状態であります。イラクのクウェート侵略は国際法を真っ向からじゅうりんした極めて野蛮な行動であります。日本人を含む外国人を人質...全文を見る |
○三浦委員 この事態を解決をするために日本は一体何をなすべきか、私は、これを憲法の平和原則に立って冷静に考えることが今求められていると思っております。 日本国憲法第九条は、「武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」というふうには...全文を見る | ||
○三浦委員 官房長官、このチャーターされた飛行機とか船舶、これは一体だれの指揮下に入るのですか。今、米軍と一体となっているかどうかがキーポイントだと言われましたね。そうすると、このチャーター機とかチャーター船舶というのはだれの指揮下に入るのですか。どうですか。いやいや、長官どうな...全文を見る | ||
○三浦委員 そんなことあり得ないでしょう、あなた。日本が戦争しておるわけじゃないのですよ。そうでしょう。そうすると、軍需物資をいつ、どこから、どこに、どのくらい、何を運ぶかというようなことを日本政府が決めるのですか。そんなことは決めることできないでしょう、あなた。そんなことは軍事...全文を見る | ||
○三浦委員 ですから、そんなものは答弁になっていない。いつ、どこから、何をどのくらい運ぶかというようなことをどうやって日本政府が指揮できるのですか。結局は運搬手段である飛行機とか船舶というものをアメリカに自由にお使いくださいといって提供するということじゃありませんか。それ以外の何...全文を見る | ||
○三浦委員 そうすると、官房長官、この輸送協力というのは、例えばさっき安全の確保の問題に関連して、いや、そこは危険だから行きませんというような相談をするとかというような答弁がありましたけれども、そういうことはできるのですか。さあ弾薬運んでくれと言われて、弾薬は運びませんと断ります...全文を見る | ||
○三浦委員 それは先ほどから私が言っているように全く事実に反しますよ。そんな協力ならアメリカは断るでしょう。こういうチャーター機が危険な地域へ飛んでいく、これはイラクから見たらいわゆる敵対国の飛行機になるわけですから、撃墜される、そういう危険性も極めて高いわけですよ。そういう憲法...全文を見る | ||
○三浦委員 だから甘いんですよ、まだ甘い。 それで、ちょっと自衛隊の海外派兵について官房長官にお尋ねします。 政府は一貫して、武力行使を目的としない自衛隊の海外派遣は憲法上許されないことではない、しかし、法的根拠がないからできない。きょうも法制局長官がおっしゃっておりまし...全文を見る | ||
○三浦委員 それじゃ、人事院勧告の問題について御質問いたします。 今回の人勧で一番大きな問題になっているのは、一時金のいわゆる傾斜配分問題でありますす。この問題はいろいろありますけれども、時間がないので絞って質問をいたしますが、その一つは、公務員の一時金支給では既に高級官僚に...全文を見る | ||
○三浦委員 もうあと一、二分ですから。 本俸の管理職手当さらに傾斜配分という二重、三重の評価を加えるというのが一時金の傾斜配分方式であります。つまり、一般職員には薄く、高級官僚には厚い、上厚下薄のそういう高級官僚優遇の一時金の支給になっているというふうに私ども考えているのです...全文を見る | ||
○三浦委員 終わります。 | ||
09月07日 | 第118回国会 衆議院 外務委員会 第13号 議事録を見る | ○三浦委員 外務大臣にお尋ねをいたします。 イラクのクウェートに対する不法な侵略によって、中東情勢はまさに一触即発の状況にあると思います。極めて危険な状態であると思いますけれども、大臣は、今膠着状態になっているというふうにお考えなのか、それともいつ戦闘行動が始まってもおかしく...全文を見る |
○三浦委員 非常に緊迫した状況にあるという御認識でございますけれども、しかし、こういう事態は一日も早く解決をして国際的な平和を回復していかなければならない、これは当然のことだと思います。その際、日本のとるべき態度、これはやはり何といっても国連中心主義だ、そしてまた憲法の平和的な原...全文を見る | ||
○三浦委員 ところで、こういう多国籍軍に対する協力として、今政府・自民党内で自衛隊の海外派兵という問題が急浮上をいたしております。本日の自民党の委員の方の御意見もそうでございますし、また一昨日ですか、坂本官房長官が自衛隊の海外派遣を憲法の枠内で検討するというふうに記者会見で発表さ...全文を見る | ||
○三浦委員 そうすると自衛隊法の改正、こういうものは考えてないということですか。 | ||
○三浦委員 しかし、官房長官の発表によりますと、いわゆる国連協力法の中でやるのか自衛隊法の改正でやるのかは別として、もう自衛隊の海外派兵、これは丸腰かどうかは別として検討するということをはっきり言われているのですね。私は、大臣がさまざまな外交的な考慮から今のような御発言をされてい...全文を見る | ||
○三浦委員 いや、矛盾しなくて結構なんですよ。この憲法違反になることがあり得る自衛隊の補給業務は後方支援活動の一例にすぎません。 六十三年八月の防衛白書によりますと、後方支援とは整備、補給、輸送、衛生などを言い、「作戦実施のための基盤であり、これが戦闘部隊と均衡をもって維持さ...全文を見る | ||
○三浦委員 国防用語辞典というのにはもっと詳しくこの後方支援活動が書いてあります。要するに、後方支援活動は、戦闘に携わっている個人や部隊に対して食糧、燃料、弾薬、武器等の補給、故障車両や武器の修理、破壊された戦車の回収、道路、橋梁の補修、車両、鉄道による人員、物資の輸送、負傷者の...全文を見る | ||
○三浦委員 大臣、今お聞きのとおりだと思いますが、自衛隊を武力行使を目的としないで海外に派遣するということは、紛争地帯で戦おうとしている、または戦っている他国の武力行使に対する後方支援の全部または一部を分担させるためのものであることは間違いがないと思いますが、いかがでしょうか。 | ||
○三浦委員 いや、その点についての答弁は別になかったのですけれどもね。自衛隊を海外派遣するということですね。そのことはいわゆる紛争地帯で、戦っているといってもいいでしょう、戦っているそういう他国の武力行使に対する後方支援を分担させるために海外派遣をするのではありませんか。そうじゃ...全文を見る | ||
○三浦委員 これは決定されたら大変なんですよ。それは検討している、検討する、こういうふうに官房長官おっしゃっていますので、それで私、検討してもしか決定されたらそれは大変なことになりますよということを指摘するために今質問をさせていただいているわけです。 例えば自衛隊をいわゆる紛...全文を見る | ||
○三浦委員 しかし、新聞に大きく出ておりましたね、見ていませんか。シェワルナゼさんと忙しくて見ていませんでしたか。——そうですか。 私は、こういう自衛隊の海外派遣というのは憲法上許されないというだけではなくて、これは日本のかつての戦争によって大きな被害を受けましたアジア諸国民...全文を見る | ||
○三浦委員 自衛隊を丸腰で派遣するとか派遣しないとかいうことが一応いろいろ論議されているようですけれども、仮に丸腰で派遣をしたとしても、そういうことが長く続くかどうかということですね。丸腰で派遣をすれば、例えば紛争地帯で輸送業務に参加をする、そうした場合に、では攻撃を受けたらどう...全文を見る | ||
12月12日 | 第120回国会 衆議院 予算委員会 第2号 議事録を見る | ○三浦委員 今回イラクの人質が全員解放されました。これはイラク糾弾の国際世論の勝利であり、本当によかったと思っています。我が党は、長い間にわたって御苦労された人々とその家族の皆さんに対しまして心からその労をねぎらうものであります。 しかし、イラクはクウェートからまだ撤退してお...全文を見る |
○三浦委員 海部内閣はこの決議を支持されましたね。私はその責任は極めて重大だというふうに思っています。 総理自身はその支持した理由として、イラクに平和解決の最後の決断を求める機会としてこの決議を支持したのだ、こう述べておられますね。それで、平和的解決の努力を来年の一月十五日ま...全文を見る | ||
○三浦委員 総理の言う平和的解決の努力をあくまでもやる、そういうお言葉ですけれども、しかしその期限を来年の一月の十五日というふうに限定をしたということに私は問題があると思うのですね。先ほどもベーカー国務長官が十五日過ぎたらやるんだ、こう言っていますね。ブッシュ大統領は、この前の報...全文を見る | ||
○三浦委員 総理の答弁を聞いていますと、第六七八の決議、それによって人質の解放が行われたとか、対話が開始されたとか、そういうふうに 言っておられますけれどもね。そうじゃないですか。そうじゃない。 | ||
○三浦委員 総理、国際紛争を解決する根本的な精神、これは一体どういうものかということをこの際我々はよく考えてみなきゃならぬと思うのです。第六七八は、一月十五日以降はいつでも武力行使ができるんだ、そういう決議であります。そしてベーカー氏も、ある日突然やるんだ、こういうことを言ってい...全文を見る | ||
○三浦委員 結局、国際紛争の解決の手段としては、平和的な手段でやるのが原則だというのが国連憲章の定めであります。この決議は、そういう意味ではこの国連憲章の根本的な原則、根本的な精神に私は相反しているというふうに言わざるを得ないと思うわけです。 それで、また外務省にお尋ねします...全文を見る | ||
○三浦委員 第七章に基づいて行動するという決議でありながら、その第七章の第何条かということは一切言えないということは、これはこの決議が国連憲章の条項に違反をしている決議だということの証拠ではないでしょうか。各理事国がみんな集まって、まあやってもいい、条項のどこに当てはまるかわから...全文を見る | ||
○三浦委員 質問に対して全く答えていませんね。経済制裁の効果が上がっている、または上がっていないか、どういうふうに認識しているのかという質問なんです。それを、国連憲章のことをだらだら時間つぶしに言われても迷惑です。総理いかがですか。 | ||
○三浦委員 そうすれば、その経済制裁を徹底することによってフセインの政治的な意思というものを変えることができるというふうにお考えにはなりませんか。 | ||
○三浦委員 経済制裁の効果は上げていかなければならぬが、しかし、現在まだイラクがクウェートから撤退をしていない、だから六七八決議もやむを得ないんだというような、そういう御答弁ですけれども、しかし経済制裁をやって何カ月ですか。まだ四カ月半ですよ。来年の一月十五日だって六カ月にならな...全文を見る | ||
○三浦委員 そうすると、この決議というのは国連憲章第四十二条の発動ではないということですね。 | ||
○三浦委員 結局、この第六百七十八号決議というのは、憲章の具体的な根拠がなくてなされているものですね。そういう意味で私は、いわゆる紛争解決の基本的な原則を決めた国連憲章に違反をする、そういう決議だ、したがって、こういう決議が米軍の軍事行動の根拠にはなり得ないということを強く主張し...全文を見る | ||
○三浦委員 それを、その積算の根拠を私は明らかにしてほしいと思うのです。 | ||
12月18日 | 第120回国会 衆議院 内閣委員会 第1号 議事録を見る | ○三浦委員 私は、九分という非常に短い質問時間ですので、一時金の役職別加算措置導入問題に絞って質問をいたします。 私は、まず最初に、これは長年の間定着してきた公務員の一時金の一律支給を改悪し、職員の間に給与面からの分断を図り、同時に職員間の競争をあおるという職務給制度を強化す...全文を見る |
○三浦委員 そういうような性格を持つ役職別加算手当ですけれども、一般職員で加算措置を受けられない職員というのは全体の約四〇%、十九万三千人にも上る、これは事実ですね。 | ||
○三浦委員 結論だけ言ってください。 そのとおりでしょう。 | ||
○三浦委員 それでは、労働者にとってはまるでトンビに油揚げをさらわれたというような結果になるわけですね。労働者の怒りは私は当然だと思います。 この加算措置を受けられない職員は、特に婦人職員、行(二)の職員、また地方出先機関に勤務する職員が相対的に多いと思いますけれども、いかが...全文を見る | ||
○三浦委員 あなたはそういうことを言いますけれども、実態を見てください。ここに昭和六十三年度における一般職の国家公務員の任用状況調査報告というものがあります。これは人事院の任用局が発行しておるものですね。これによりますと、一九八九年三月三十一日現在、行(二)職員退職者総数は千三百...全文を見る | ||
○三浦委員 数字については否定されませんね。このことは当然に男性職員と婦人職員、行(一)職員と行(二)職員、また本省勤務者と地方出先機関に勤務している職員、これらの給与面での格差をさらに広げることになるというのは結果的にはっきり言えることであります。このように職員を細かく分断する...全文を見る | ||
○三浦委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になっております一般職の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由とその内容の概要を御説明申し上げます。 政府提出法案には、不十分ながら人事院勧告に基づいて一般職職員の給与を平均三・六七%引き上げ...全文を見る |