三浦久

みうらひさし



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三浦久の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月15日第120回国会 衆議院 運輸委員会 第3号
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○三浦委員 大臣、まず最初にタクシー運賃の改定問題についてお尋ねをいたします。  昨年五月の東京の運賃改定を皮切りにいたしまして、順次全国的にタクシー運賃の改定がなされました。この改定の目的、これをひとつお願いいたしたい。
○三浦委員 そういたしますと、この運賃改定の前または後の行政指導の理念といいますか眼目といいますか、これは、やはり運賃の改定に伴って運収が上がりますね、その上がった分は全部労働者の労働条件の向上に確実に充当する、そういうことでしょうか。
○三浦委員 東京の場合ですと中堅各社で人件費率八一・二%ということになっていますから、大体その程度ぐらいまでは人件費率を上げる、そういうことですね。  そういうことでいろいろと御指導された、その結果、東京、福岡、北九州、ここでは今半年ぐらいの実績がありますが、これを一年に換算し...全文を見る
○三浦委員 そういたしますと、今のお話ですと、福岡とか北九州というのは東京に比べると相当低いということが言えますね。福岡では東京の七二%、北九州は東京に比べると六二・五%の賃上げにしかならぬ、こういう状況だと思います。その原因は一体どこにあるのかといえば、一つはもちろん東京と福岡...全文を見る
○三浦委員 そして、その確認書を作成するに当たっては運輸省の九州運輸局も立ち会っております。そして、この確認書にどういうことが書いてあるかといいますと、七項目から成っているわけですが、主な労働条件である賃金の問題について言いますと、一万三千五百円プラス・マイナス五百円を現行賃金に...全文を見る
○三浦委員 そうしますと、運輸局としては、この労使で確認をいたしました確認書の内容を実現するということを期待して運賃の改定を認可したのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
○三浦委員 ところが、この確認書を締結した直後、この福岡の市乗協、これが市乗協傘下の各タクシー会社に対しまして、これは守らなくていいんだ、法的拘束力がないから守らなくていいんだ、こういう通知を出しているのです。これはマル秘文書として出されております。  どんなことがそれに書いて...全文を見る
○三浦委員 こういう悪質な経営者に対してどういう指導をされたでしょうか。今の局長のお話によると、こういう文書というのは遺憾だという趣旨の意にとれましたけれども、どういう指導をされましたですか。
○三浦委員 そのことを聞いたのじゃなくて、一般的に労働条件の向上についてどういう指導をしているかということを聞いているのじゃなくて、こういう全く人をばかにしたようなマル秘文書を市乗協の幹部が傘下の企業に対して出しておるわけでしょう。このことについてどう思うか、どう指導したかという...全文を見る
○三浦委員 それからまだあるのですよ。これも福岡市ですけれども、日新交通というのがあります。これは一時金七万円だ、七万円しか出さない、給料も五千円しか上げないと言うのです。この確認書に完全に違反しているんですね。  ですから、大体こういう確認書が結ばれていながら、しかしこんなも...全文を見る
○三浦委員 ですから、やはり確認書の内容が実現できるような法的拘束力を持たせるようにするというのが私は最も確実な方法だというふうに思うのですけれども、時間がありませんから先に進みます。  全国的に見ましても、運賃改定の趣旨に反して十分に労働条件の改善が行われていない、そういう実...全文を見る
○三浦委員 先ほども申し上げましたけれども、北九州のタクシー労働者の一年間の収入というのは、平均して二百七十万三千円なんですよ。二百七十万三千円です。今度三十万上がったとしても三百万ですね、一時金を入れて年収が。ですから、どんなに低いかということはよくおわかりいただけるだろうと思...全文を見る
○三浦委員 特に北九州の場合には組織された労働組合というのは余りないのです。数えるほどしかないのです。ですから、私どもも調査するのは非常に困りまして、各労働者の個人名でずっとアンケート調査をしたのです、我々の事務所ではがきを出しまして。  その結果がここにありますが、どういうこ...全文を見る
○三浦委員 変わってないですよ、メーターは。今北九州は外税方式になっていますか。
○三浦委員 そうですか。外税というのは御承知でしょう、運賃が出て、それで三%の税金が別に表示されるのですよ。
○三浦委員 それはだから、走行距離が短くなるのですね、メーターが上がれば。それだけの話ですよ。だから、それは内税方式というのですよ。  そうすると、いわゆるお客さんからもらったお金の積み上げが運収でしょう、その運収から三%ぽっと引いてしまうのですよ。引いてしまったものを運収とし...全文を見る
○三浦委員 終わります。
02月18日第120回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
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○三浦委員 三人の先生方、貴重な御意見を賜りましてどうもありがとうございました。  まず最初に、佐藤先生にお尋ねいたしたいと思います。  この湾岸危機の解決の方法なんですけれども、これは平和的な解決というのはもう絶対に考えられないものなのか。もうイラクが降伏するまで武力行使を...全文を見る
○三浦委員 じゃ、次に阪中先生にお尋ねいたしたいと思います。  今もちょっと佐藤先生の方からお話がありましたけれども、二月の十五日にイラクが、さまざまな不当な条件はつけながらもクウェートからの撤退の意思を表明いたしました。これが停戦につながるというふうには、それはちょっと即断は...全文を見る
○三浦委員 それでは、湾岸戦争に対する日本政府の協力の問題について、佐藤先生にお願いいたします。  湾岸戦争、多国籍軍、先生のお言葉をかりると連合軍に対する財政支援の問題、それから自衛隊機の派遣の問題についての先生のお考えはよくわかりました。了解したという意味じゃなくて、先生の...全文を見る
○三浦委員 佐藤先生、もう一問。  昨年自衛隊の海外派遣、いわゆる国連平和協力法案というのが提案されました。これが廃案になりましたね。先生はそのとき、やはり公述人として国会にお見えになっていろいろ御発言をされていると思います。その中に、「この法案が成立しなかった場合の国際的なマ...全文を見る
○三浦委員 終わります。
03月07日第120回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○三浦委員 まず最初に、海上保安庁にお尋ねをいたしたいと思います。  五十七年七月に北九州の白島地域が港則法適用区域に指定をされておりますね。その理由についてお尋ねをいたしたいと思います。
○三浦委員 これは洋上石油備蓄基地で、まだ完成されているものじゃありませんね。この前台風でケーソンが破壊して、しばらくの間ずっと工事が中断をしておった、そういう港湾ですね。まだ全然使用には供されていないと思います。  ところで、北九州の新門司の埋立地域がございますが、ここでは港...全文を見る
○三浦委員 大体いつごろをめどに作業を進められておられますか。
○三浦委員 港則法適用地域に指定されるということは、港湾労働法との関係でいいますと、これは港湾労働者の雇用と就労、また生活の安定を図る結果にもなるというふうに私は考えるわけであります。そういう意味で、一日も早い指定をよろしくお願いいたしたいというふうに思います。  それからまた...全文を見る
○三浦委員 次に、運輸大臣に、航空保安職員、つまり航空管制官などの要員問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  近年、毎年航空需要が増加しているのは御承知のとおりであります。したがって、航空保安職員の業務量も増大するばかりでありますけれども、業務量の増加に航空保安職員数が追...全文を見る
○三浦委員 今局長が言われましたが、ことしの秋には第六次空港整備五ヵ年計画が答申されるようでありますけれども、当面する大型プロジェクトである関西国際空港の建設の問題がありますね。それから羽田の沖合展開、さらに成田の二期工事、フロー・コントロール・センターの建設、こういうものに伴う...全文を見る
○三浦委員 総務庁にお尋ねをいたします。  この航空保安専門職というのは、だれでも入省してすぐできるという仕事ではありませんね。航空保安大学校で最低二年、職種によっては三年から五年の教育研修、訓練の期間が必要であります。したがって、あらかじめ要員計画を立てておかなければ間に合わ...全文を見る
○三浦委員 運輸省にお尋ねしますが、航空保安専門職はそれぞれの職種ごとに資格が必要になるという特殊性があります。ですから、その人が休んでもだれでもその職務にかわって働くことができるというような関係にはなっていないのですね。ですから、資格のある人じゃないとできないということですから...全文を見る
○三浦委員 今小さな官署ということを言われましたね。例えば離島とかそういうところ、三人で一チームつくってやっているというようなところがたくさんありますね。そういうところは本当にもう結婚式でも休めないとかいうような状況になっているのですね。ですから、今局長が言われましたように、至急...全文を見る
○三浦委員 もっとあるでしょう。一四%。
○三浦委員 大臣、ちょっと今の点、非常に大事な点ですから、大臣の方からもちょっと御答弁いただきたいのです。
○三浦委員 次に、航空保安職員の労働条件の問題についてちょっとお尋ねしたいのですが、この航空保安職員というのは全国的に広域異動いたしますね。ところが、移転費などが旅費法で決められておりまして、移転距離が二千キロでもう頭打ちなんですね。それで、それ以上は幾らキロ数が延びても移転料は...全文を見る
○三浦委員 大蔵省にお尋ねをいたしますが、旅費法は昨年の四月から十一年ぶりで改正になったのですね。ところが、この移転料の二千キロでもって頭打ちというのは依然として同じなんです。これでは職員の経費が移転に伴って、転勤に伴ってオーバーしてしまう事例がしばしば出てくるのじゃないかと私は...全文を見る
○三浦委員 今あなたのおっしゃったのは、二千キロを超えた場合にはもう幾ら超えても一定の額しか出ないということでしょう。そういうことでしょう。それを私は頭打ち、こう言っているわけですよ。  それで、今大体カバーできているとおっしゃるのですけれども、これは労働者、職員から聞いた話で...全文を見る
○三浦委員 それじゃ移転費の二千キロでもって頭打ちにして二千キロを超えた場合はもう定額しか払わない、この点についての改正はどうですか。これを見直すということは考えられませんか。
○三浦委員 大臣、今大蔵省のお話を聞いておりますとやはり実費弁償はしていないんですね、無理だと言うんですよ。そうすると、この航空保安職員というのは先ほども言いましたように相当広範囲に動いているのです。ですから、せめてそういう長距離移転する職員に対しては、損をしてまで転勤をするとい...全文を見る
○三浦委員 終わります。
03月11日第120回国会 衆議院 予算委員会 第22号
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○三浦委員 私は、当面するJR問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  臨調行革から十年たちました。臨調行革の二百三高地として、当時の中曽根内閣が国鉄の分割・民営を強行いたしましてから、もう既に四年たったわけでありますが、その後の状況はどうなっているのかと申し上げますと、ま...全文を見る
○三浦委員 今お聞きのとおり、分割・民営当時は二十五・五兆円だったものが今いわゆる確定している債務としては二十七・一兆円に膨れ上がっている。結局今お話があったように、いわゆる借金の利子、これを支払うためにまた借金をする、そういうサラ金財政の体質というものは全く変わっていないという...全文を見る
○三浦委員 三十年後に処分を決めるという新幹線なんですね。それをたった四年しかたっていない現在売却をする。今大臣は、その理由に株式の上場の問題、それからまた内部留保ですね、これを十分にしなきゃならないとかそういうことを言われましたけれども、しかしそれは国鉄分割・民営をやる当時から...全文を見る
○三浦委員 ちょっと大蔵大臣に質問の矛先を向けて失礼ですけれども、しかし、株式上場が早目になった、だから内部留保の必要性が出てきた、そういうようなことをおっしゃいますけれども、だけど三十年間、三十年間も株式の上場をしないつもりだったのかといえば、私はそうじゃないと思う。その当時は...全文を見る
○三浦委員 質問しないことについて大蔵大臣が御答弁になりましたけれども、この新幹線、国民の財産でしょう、今。これを今度譲渡するわけですが、幾らで譲渡するのですか。これは実質的には一兆円の譲渡じゃないですか。一兆円という超安値で譲渡するという結果になるんじゃありませんか、どうですか...全文を見る
○三浦委員 運輸大臣の御答弁は、いわゆる再調達価額が九・一兆円だ、だから九・一兆円で売買するんだ、こういうお話だと思うのですね。しかし、売る方の理屈は一応それが成り立つかもしれませんよ。しかし、これはもう既に現在リースされているものなんですね。JR発足当時にいわゆる調達価額は八・...全文を見る
○三浦委員 法形式的には運輸大臣のおっしゃるとおりだと思いますよ。しかし、事実は一兆円で売買されたということなんですよ。債務は、だって、リースで同じことですから。リースだって同じことなんですから。ずっと払い続けていくというのは同じことなんですから。  それで運輸大臣、最後に念を...全文を見る
○三浦委員 次に、JRの労働問題についてお尋ねをいたしたいと思います。  ちょっと、時間の節約上、労働省からいただいた資料に基づいて私の方からお話をさせていただいて、確認をしていただきたいと思いますが、分割・民営に際して所属労組の差異によって採用、配属、出向、配転について差別は...全文を見る
○三浦委員 運輸大臣、それに労働大臣、今お聞きになったとおり非常に膨大な、おびただしい不当労働行為事件がJRによって惹起をされているわけであります。  中労委の事務局長お見えになっていただいておると思いますけれども、高梨という公益委員が中労委にいらっしゃいますね。この人はJR関...全文を見る
○三浦委員 現在も担当しているのですか。
○三浦委員 中労委に三者懇というのがありますね。これはJR関係の不当労働行為事件全体の解決に当たるということで、公益委員、また労働者側委員、また使用者側委員、この三者で構成されている懇談会ですけれども、ございますね、どうですか。
○三浦委員 高梨公益委員はこの三者懇のメンバーだったのではありませんか。
○三浦委員 現在はどうなっておりますか。
○三浦委員 現在も三者懇のメンバーをやっているんですか。間違いないですか。
○三浦委員 それではお尋ねします。  高梨公益委員は昨年の六月、鉄産総連の労働学校で講師として招かれて「労使関係と労働委員会制度」と題して講演をいたしておりますね。この講演内容に関しては、これは公益委員としての適格性を欠くものであるということで、さまざまな法律団体や労働組合から...全文を見る
○三浦委員 その理由はどういうことですか。
○三浦委員 労働大臣にお尋ねしますけれども、労働委員会、特に中央労働委員会というのは準司法的な行政機関だと思いますけれども、そのように理解してよろしいですか。
○三浦委員 準司法的なという点はどうですか。
○三浦委員 労働大臣に伺いますが、公益委員、特に中央労働委員会の公益委員たるものは、少なくともその職務の遂行は中立公正でなきゃならない、その事件に対して予断と偏見を持ってはならないというふうに思いますけれども、その点一点。  もう一つは、自己の担当する具体的な事件についての言動...全文を見る
○三浦委員 中立公正に行わなければならないという点はどうですか。
○三浦委員 労働大臣、この高梨委員の講演はお読みになりましたでしょうか。
○三浦委員 この講演の中で高梨公益委員は、国労が雇用保障に最大のポイントを置かなかったことが短期間に組織の崩壊を招いた、こういう断言もしているのですね。しかし、昨年の六月といいますと、いわゆる採用事件はもう既に全部結審されているのですよ。そういう時期で、自分が担当した事件、これに...全文を見る
○三浦委員 労働大臣は、高梨公益委員が個人の立場とおっしゃっておられますけれども、彼はこの講演の中で何と言っておりますか。私はこの中労委の公益委員として、この国労の不当労働行為救済事件をどうやって解決するのか日夜頭を悩ましておりますということをはっきり言ってから、さまざまなことを...全文を見る
○三浦委員 そうすると労働大臣は、労働委員というのは守秘義務はないというふうにお考えなんですか。労組法の第二十三条に「労働委員会の委員若しくは委員であった者又は職員若しくは職員であった者は、その職務に関して知得した秘密を漏らしてはならない。」とはっきり記載されているのですよ。です...全文を見る
○三浦委員 これは大臣、全く逆なんですよ。終結をしていないから問題なんですよ。終結をして命令が出ていれば、もうそれは公になっているわけですから何も問題にならないんですよ。いわゆる命令を出す前の段階で、職務上、いわゆる審問という手続が行われて今はもう結審になっているわけですが、その...全文を見る
○三浦委員 それは全く間違っていますよ。一般的に知られているということは、逆にさまざまな地方労働委員会で不当労働行為の救済命令が出されているように、いわゆる国労の組織の減少というのは、分割・民営に伴って、国鉄当局やまたその後のJR、これの不当労働行為によって行われたものだというこ...全文を見る
○三浦委員 自分が担当している具体的な事件の具体的な内容について発言をするということは慎まなきゃならぬ、これはやはり私は労働省全体の意思として統一してほしいと思うのです。  大臣がそうおっしゃるんならもう少し続けましょう、時間が余りないのですけれども。この高梨さんの講演された「...全文を見る
○三浦委員 しかし、これでは労働委員会制度の自殺ですよ。私は、労働大臣、やはり労組法の第十九条の七に、これは罷免の条項がありますね。健康がすぐれない、職務上の義務違反、また不適格な非行があったとき、やはりこの条項に照らして再吟味すべきだと私は思いますが、いかがでしょうか。
○三浦委員 次に、中労委の事務局長にお尋ねいたしますけれども、もう不採用事件については結審して長いもので一年半になりますね。命令を出してくれというふうに一部の労働組合は一生懸命運動をいたしております。しかし中労委はそれにこたえておりません。しかし、あれだけ地方労働委員会でJRの不...全文を見る
○三浦委員 次に、職場の問題について運輸大臣にお尋ねします。  当然雇用しなければならない職員を雇用しないために、職場では極限と言われるほどの労働強化が行われています。  運輸大臣、これは何だとお思いですか。わからないでしょう。これは携帯トイレなんです。おわかりですか。携帯ト...全文を見る
○三浦委員 なぜこういう携帯トイレを持っていくかといいますと、列車を運転する時間が長時間にわたっているからなんですね。つまり、一人で長時間運転させられるためにトイレに行く時間がない。したがって、運転しながらこれを使って用を足す。運転しながらですよ、用を足す。そういう状態が日常化し...全文を見る
○三浦委員 このトイレの携帯が必要がないような、そういうダイヤの組み方をさせるというふうにお約束願いたいと思うのですが、いかがでしょうか。
○三浦委員 時間ですので終わります。次は、関連質問です。
03月11日第120回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○三浦分科員 通産大臣にまずお尋ねをいたします。  筑豊地区にとりましては、鉱害復旧というのは極めて大事な事業であります。そして臨鉱法の延長というものも強く求められております。この臨鉱法の延長について大臣のお考えをまず最初に承りたい、かように思います。
○三浦分科員 延長の方向で検討されているというふうに伺ってよろしゅうございますね。
○三浦分科員 いいでしょう。  五十九年を境にいたしまして鉱害認定件数が激減をいたしておるのは御承知のとおりであります。昭和五十八年には四千七百十七件認定がありました。五十九年は、その半分の二千四百十一件でありました。六十年になりますと、さらにぐっと落ち込んで九百三十八件です。...全文を見る
○三浦分科員 今あなたがおっしゃった効用阻害と採掘との因果関係の問題等々、また金銭賠償があったかとかまた復旧があったとかそういうような一般的な基準というのは、この五十九年度を境にして変化したということはないわけでございましょう。
○三浦分科員 ところが、この鉱害被害に遭っている多くの皆さんの中では、六十年度から小さな効用阻害の場合には認定しないのではないか、こ ういう非常に大きな疑いが広がってきているのですよ。これはもう件数を見てもおわかりのとおりなんです。  今ちょっと具体的な事例を申し上げますけれ...全文を見る
○三浦分科員 私は、この程度のことは効用阻害と言えないとか、そういう判断はあるだろうと思うのですよ。それからまた因果関係でいえば、別に採掘とは関係ない、地盤が緩いからだとかそういう判断はあると思いますよ。しかし、採掘との因果関係があって、そしてあなたたちの基準に従って効用阻害があ...全文を見る
○三浦分科員 だから、効用阻害があるというふうにあなたたちが認定した場合のことですよ、認定した場合のこと。そうすると、効用阻害と認定した場合には効用阻害が小さかろうと大きかろうと、臨鉱法二条でもって復旧工事をしなければならないのではないかという質問なんです。認定してないものまでや...全文を見る
○三浦分科員 次は、恐縮なんですが労働省の方にお尋ねをいたしたいと思います。  今、パート問題が大問題になって、パート労働者の労働条件の問題についていろいろな手当てがなされておるわけでありますけれども、北九州市の小倉、門司の競輪場の従事員の有給休暇問題、これについて御質問させて...全文を見る
○三浦分科員 複数の施行主体に雇用されている者については、原則としてそれぞれの施行主体ごとに労働基準法第三十九条所定の要件に合致するかどうかを判断する、こうなっていますでしょう。北九州市の場合は、この競輪場の従事員は北九州市と雇用契約を結んでいるのですね。北九州市とだけ結んでいる...全文を見る
○三浦分科員 それでは、ちょっと北九州市の競輪従事者の雇用の実態の特徴を幾つか指摘して御参考に供したいと思うのですが、まず先ほど言いました雇用契約ですけれども、その採用試験は、北九州市の試験を受験して合格した上で採用されております。五市との間にはそういう採用試験とかいうものは全く...全文を見る
○三浦分科員 では、もう一つ、二つ申し上げましよう。  ここに給与所得の源泉徴収票があるのですよ。これも北九州市だけが発行しているのですね。五市は全然発行していないのです。給料をもらいますね、五市が共催した場合に。それもちゃんと北九州市の給料袋なんですよ。だから労働者は全部北九...全文を見る
○三浦分科員 次に、競輪従事者の雇用保険の適用の問題について御質問いたしますが、労働省は平成元年の十月一日よりパートタイム労働者に対する雇用保険の適用について適用枠を広げられましたけれども、その内容はどういうことでしょうか。
○三浦分科員 北九州の競輪労働者の場合、この今あなたが言われました一週間の所定内労働時間二十二時間、これに百九分足りないのですよ、一時間四十九分足りないのですよ。そのために、この適用にならないわけですね。こういう状況について、使用者の協力などで雇用保険を受けられるように労使で協議...全文を見る
○三浦分科員 通産大臣にお尋ねしますが、競輪関係の所管の大臣の一人でもございますので、こうした問題、二十二時間にわずか足りない、そのために雇用保険の適用を受けられない、こういう問題について関係省庁と協議してひとつ改善を図っていただきたいと思いますが、御所見を承って私の質問を終わら...全文を見る
03月12日第120回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○三浦委員 外務大臣にお尋ねをいたします。  昨日、自民党の加藤政調会長が記者会見をいたしました。そして、PKOについての三党合意、これによる新しい組織づくりの問題について触れまして、この新組織は平和維持軍の、平和維持軍というのは国連の平和維持軍ですが、この兵力引き離しなど最前...全文を見る
○三浦委員 監視団と平和維持軍が若干重なり合う部分がある、そういう点はあると思うのです。しかし、政府の見解によっても、またこの前の国連平和協力の特別委員会における法制局長官の答弁を見ましても、平和維持軍というのは主として停戦の監視、戦闘再発の防止、兵力引き離し、国内治安の回復、維...全文を見る
○三浦委員 そういうことはわかっていますよ。昨日の加藤六月政調会長の言っていることは、最前線の業務にまで参加できる、こういうことを言っているのですよ。そうすると、平和維持軍というのは主として武力の行使を目的としているわけでしょう。そうしたらそれに参加できないというのは素直な憲法解...全文を見る
○三浦委員 後方支援活動というのはどういうことをお考えになっていらっしゃいますか。
○三浦委員 この「ブルーヘルメット」、これによりますと、後方支援、いわゆる補給、輸送、通信、いろいろな活動がありますけれども、これは従来から軍事部門の活動であり、軍隊である兵たん部隊が担ってきたのじゃないですか。だから、こういう後方支援に参加すること自体もやはり憲法上許されないの...全文を見る
○三浦委員 そうすると、兵たん活動は、軍隊がやる場合もあれば、また、文民がやる場合もある、そういうことですね。しかし、いずれにしても、後方支援活動は平和維持軍の軍司令官の指揮下に入るものではないのですか、どうですか。
○三浦委員 あなたが持っていらっしゃる「ブルーヘルメット」は第二版だと思うのです。そこにどういうことが書いてあるかといいますと、「現場の指揮」の項について次のように記されています。「司令官は事務総長にたいして責任を負う。司令官は懲戒の問題をのぞくすべての活動にたいして、全面的な指...全文を見る
○三浦委員 しかし、その文民も軍隊もすべて平和維持軍の軍司令官の指揮下に入るということじゃありませんか。軍司令官の指揮下に入るということは、そういう軍司令官が指揮する戦闘行動と一体不可分の活動だということを意味しているのじゃないでしょうか。  昨年十月二十六日の政府統一見解では...全文を見る
○三浦委員 やめます。
03月14日第120回国会 衆議院 予算委員会 第23号
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○三浦委員 私は、日本共産党を代表して、政府提出の平成三年度予算三案に反対し、我が党提出の予算編成替えを求める動議に賛成する討論を行います。  反対の理由の第一は、本予算は平成二年度第二次補正予算とあわせ、米軍を中心とする多国籍軍に対して九十億ドルの戦費を提供する憲法違反の戦争...全文を見る
03月15日第120回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○三浦委員 人事院にお尋ねをいたしたいと思います。  国公法の二十七条に「平等取扱の原則」、それから百八条の七に職員団体に加入する等の行為によって差別的な取り扱いをしてはならない、そういう「不利益取扱いの禁止」の条項が規定されておりますけれども、これは憲法との関係で私は極めて重...全文を見る
○三浦委員 その不利益な扱いですけれども、それは昇給とか昇進とか昇格とか、そういうものを含みますね。
○三浦委員 それに違反をした場合には罰則の規定がありますね。国家公務員法の百九条の八号に「一年以下の懲役又は三万円以下の罰金に処する。」というふうになっておりますね。
○三浦委員 建設省にお尋ねをいたしますが、ただいまの人事院の見解、そのとおりですね。
○三浦委員 ところが、この建設省内部では労使間で、国家公務員法二十七条の「平等取扱の原則」、また百八条の七の「不利益取扱いの禁止」をめぐって労使紛争が絶えないというのが現状であります。  人事院にお尋ねをいたしますけれども、現在全建労から国公法の八十六条に基づく勤務条件に関する...全文を見る
○三浦委員 これは極めて膨大な行政措置要求なんですね。これは民間でいえば不当労働行為ですよ。これはもうちょっと異常だというような状態だと私は思うのですね。官は悪をなさずというけれども、まさに建設省自身が組織的にそういう不当労働行為というものをやっているということを私は意味している...全文を見る
○三浦委員 この「会見メモ」によりますと、これは労使双方で立ち会って確認しているものですが、 「職員管理については、かねてより十分配慮し てきたところであるが、昨年来組合側から、人 事管理上適切を欠くものとしていくつかの事例 の指摘があったので、それについては厳正に調 ...全文を見る
○三浦委員 それが事実であれば、現在四千人も行政措置要求が出されるなんていうことはあり得ないはずです。今、あなたは、職員の中に差別を受けているんじゃないかと思っている人がいるということは承知しておるというような言い方ですけれども、ということは、結局職員に対してあなたたちが差別をし...全文を見る
○三浦委員 差がつくのはある程度はやむを得ないでしょう。しかし、差がつき過ぎるのですね。組合員に対してはほとんど出張所クラスの職につけないというような偏りがひど過ぎるということは事実です。組合員だから能力が劣っているとか、そういうことはないでしょう、どうですか。
○三浦委員 もう一つ、男女差別がひどいのです。これは関東地建の事務官の実態です。昭和三十五年生まれまでの職員の数をとりました。昭和三十五年生まれまでの職員ですね。というのは、これは係長になる資格が出る人という意味でその数字をとらせていただきましたが、事務官の総数が千十人です。その...全文を見る
○三浦委員 ここで決着のつく問題じゃありませんので、時間がありませんから、ちょっと人事院にお尋ねいたしますけれども、これだけ膨大な行政措置要求が出ております。これの解決というのは簡易かつ迅速にやるというふうになっておりますね。それは法律の要請でもあると思いますけれども、これらの案...全文を見る
○三浦委員 そうすると、大体まあ三年から四年ぐらいかかるということですよね。これは、公平五課の人が九人、一人増員されて九人で担当されているようですけれども、やはり簡易かつ迅速に処理するという点からいえば、こういう大量の行政措置要求が出された場合には、やはりもっと体制を強化をすると...全文を見る
○三浦委員 では、もう一問だけ。  この調査ですけれども、密室でもって三人ないし四人の人々が調査をされているようですね。そうしますと、調査をされる側の人は、警察へ行って取り調べを受けているような、そういう感じを受けるんだそうですよ。ですから、私はやはりもっと自由に気楽に思うこと...全文を見る
○三浦委員 終わります。
03月27日第120回国会 衆議院 予算委員会 第24号
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○三浦委員 私は、国民健康保険料の問題について、総理並びに関係閣僚に御質問を申し上げたいと思います。  国民健康保険料が高過ぎるということがここ数年全国的に大問題になっております。言うまでもなく、国民健康保険はお年寄りとか無職の人、低所得者の人がたくさん加入をされておられるわけ...全文を見る
○三浦委員 国保の加入者は年収二百万円以下の人々が圧倒的多数で六六・五%を占めております。この二百万円の所得の人が国民健康保険料を幾ら払うのか、また所得税、住民税、年金の掛金、幾ら払うのか。いかがですか。
○三浦委員 ちょっと計算が違うみたいですね。きのう資料いただいたのによりますと、国保料は二十万一千三百円、そして年金の掛金はそれより少ないのです。十九万二千円です。そして、所得税は七万四千八百円です。住民税は四万四千九百円です。  総理、これが今の国保料の実態なんです。これ、公...全文を見る
○三浦委員 実際は滞納者の数というのはもっともっと多いのですね。私が住んでいる北九州の事例を申し上げますと、この加入世帯数というのは十四万六千世帯あります。そのうち三期以上の滞納者は一万七千六百世帯あるのです。しかし、この保険証を交付するその時期になりますと、北九州市ではこの三期...全文を見る
○三浦委員 その収納率だけではそれに至るまでの過程というのがわからないのですよ。ですから、滞納者が大体どのぐらいおる、三期以上の滞納者が、そういう実態をやはりつぶさに調査しなければ、本当に保険料を納めている人々の苦しみというものを私は理解することができない、そのことは、したがって...全文を見る
○三浦委員 元斎藤厚生大臣がこういう、もう限界にきている、限界に近い状況にきているというふうに発言なさったのは、一九八四年の資料に基づいているのですよね。そのときは所得に対する保険料の負担率、これは六・一%なんです。ところが、平成元年度はどうなっているかといいますと、六・七%にま...全文を見る
○三浦委員 それじゃ、なぜ「これまで一連の制度改正等により保険料負担の軽減を図ってきたところである。」というふうに総理は御答弁になっていらっしゃるのですか。
○三浦委員 いや、それではいいです。答弁いいです。これじゃ進めない。ちょっと時間がない。もういいです。いいです。いいって言うのに……。
○三浦委員 冗談じゃありませんよ。あなたたち今までいろいろ制度改正やってきたけれども、しかしそれによって減少したのは国庫負担じゃないですか。そして、先ほどもあなたが言ったように、国保の保険料は毎年引き上げられているじゃないですか。何を言っているんですか。減っているのはあなた、国庫...全文を見る
○三浦委員 次に、国保料の値下げに踏み切った市町村があると思いますけれども、一九八八年、八九年、九〇年、それぞれどのぐらいあるのか。もう数字だけでいいですよ、能書きは要らない。
○三浦委員 それで、順次やはり住民の運動、また各市町村の努力で、この保険料の引き下げというものが行われているのですね。ところが、厚生省は、こういう高い保険料を引き下げたところに対して、特別調整交付金がありますね、これを請求もさせない、そういうペナルティーを科しているのですよ。一体...全文を見る
○三浦委員 それがけしからぬというのです。ことし初めてでしょう、こういう門田通達を出したのは。文書でもって結局、平成二年度に保険料を引き下げた、また、平成三年度引き下げる予定だというところについては、特例交付金は一切出さない、申請すらさせないという、そういうとんでもないことをあな...全文を見る
○三浦委員 はい、これで終わります。  駒ケ根市で昨年の十二月に、市長がこの引き下げを検討しますという答弁を本会議でしているのです。ところが、三月になりましたら、国の方から四千七百万円のいわゆる特別交付金、これを出さないと言われるので引き下げはやめますと、こういうような答弁が出...全文を見る
○三浦委員 あなたたちの指導のために人が死んでいるんだ。
04月16日第120回国会 衆議院 内閣委員会 第8号
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○三浦委員 私は、国家公務員の定員管理、特に定員削減問題について質問をいたします。  我が党は、公務員の定員管理については、国民にとって不要な部門の定員は削減をしなければならないが、どんどん需要がふえている国民生活密着部門の職員はしっかりと増員すべきであるというふうに考えており...全文を見る
○三浦委員 そういたしますと大体そのほとんどがこの十年間で減員されているという結果になりますね。省庁の一つ二つがなくなるくらいこの十年間で減っている、そういう結果になっているようです。その内容ですが、地方支分部局の職員の減った数はどのぐらいございましょうか。
○三浦委員 そうすると全体としては四万三千九百十人の減だ。しかしこの地方支分部局の定員はそれをはるかに上回っているのですね。七万六千五百六十五人ということでございますね。つまり定員削減というのは、主として国民の最も身近な役所であり国民サービスに直結した部門の職員に集中しているとい...全文を見る
○三浦委員 増員しなかったときの効果というようなことも一つ言われましたね。そうすると、増員しなかったら結局職員の残業がふえるというようなことですね。こういうことも当然考慮に入れておられるのですか。
○三浦委員 ことしの一月に公務員の労働組合で組織する東京国公、霞国公が十二省庁、約七千三百人の組合員に実施した残業・健康のアンケート調査があるのです。これによりましても、通常業務でも四六%の職員、つまり二人に一人の職員が残業しないと業務量がこなせない、こういうように言っているほど...全文を見る
○三浦委員 そういう状態は正常な状態だとお思いですか。
○三浦委員 それでは、今のお答えを受けて農水省にちょっとお尋ねいたしたいと思いますけれども、農水省は職員の残業の実態の調査をしたことがございますね。それで、その実態調査の内容はどういうものだったでしょうか。
○三浦委員 残業を減らすためにいろいろ対策をとっておられると思いますが、どういう対策をとっておられますか。
○三浦委員 この農水省の残業の実態のすさまじさというのは、今平均すると三十五時間と言われましたけれども、これも東京国公、霞国公の調査によりますと農水省の構造改善局、ここで、四百人の職員がいらっしゃるそうですが、昨年十月の残業時間というのは三〇%の職員が七十五時間以上、以上ですよ、...全文を見る
○三浦委員 私が聞いているところによりますと、定時退庁促進日というのは水曜日と金曜日でしょう。さっき庁内放送をするとかと言われましたね。しかし、仕事量は減っていない、ふえているわけだから、それ以外の残業が今度逆にふえちゃうとか、それからまた、ふろしき残業ですね、自宅に持ち帰って仕...全文を見る
○三浦委員 通産省の組合が最近増員要求の署名運動をやっているんですね。そのチラシの中に昨年の五月の一週間の勤務の状況があります。これを見てみますと、まあ九時二十分が始業時間ですね、ところが五時半の定時に帰るなんという人はほとんどいないですね。まず十時、十一時、十二時、夜のです。こ...全文を見る
○三浦委員 要するに公務に起因する災害だということをお認めになられたわけですね。こんなことはもう二度と起きてはならないというふうに私は思うのです。しかし、今の各省庁の定員の状況ですと、いつどこでこういうことが起こるかもわからない状況だと私は思うのですよ。ですから、やはり適正な定員...全文を見る
○三浦委員 口ではそういうことを言われますけれども、それは増員していないとは我々は言いませんよ。しかし、業務量の増大に追いつかないのですよ。現実に減員も行われているのですよ。そういうところというのは今言った通産省とか農水省だけに限りません。税関、国立病院、建設省の公共事業を扱う部...全文を見る
○三浦委員 一言意見だけ。  国家公務員の非常に大幅な定員の削減がある一方、自衛官というのは二十五万三百七十二人から二十七万四千六百五十二人、二万四千二百八十人も増員をされているということなんですね。  それじゃ日本の国家公務員の数というのは諸外国と比較してどうなのかといえば...全文を見る
04月18日第120回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○三浦委員 まず総務庁にお尋ねをいたします。  私どもは、国と地方の事務の関係については、住民生活に密着した事務は十分な権限を伴って最大限地方におろさなければならないというふうに考えております。しかし、同時にこれらの事務は、地方自治体に任せ切ってしまうというのではなく、憲法第二...全文を見る
○三浦委員 そうすると、国の地方自治体への関与というのは減少するどころか逆にふえているということですね。午前中、同僚議員の質問に対しても、いわゆる機関委任事務について、四十九年度は五百二十二だった、しかしことしの地方自治法の改正で五百三十四にふえた、こういう御答弁がありましたね。...全文を見る
○三浦委員 そうすると、「機関委任事務」、「団体(委任)事務」、「混在事務」、そういうふうに内訳別にこれから発表するということですね。
○三浦委員 それでは文部省、お見えになっていらっしゃいますか。幼稚園の問題についてお尋ねをいたしたいというふうに思います。  三月十五日付の文部省の通知で、九一年度からの第三次幼稚園振興十ヵ年計画が進められようといたしておりますね。これは希望する三歳児の就園を目標に掲げていると...全文を見る
○三浦委員 ところが、そういう文部省の御認識にもかかわらず、現実には幼稚園の園数でも園児数でも公立に比べて圧倒的に私立が多いですね。これはどうしてそうなっているのでしょうか。
○三浦委員 私は、今の公立と私立の幼稚園の数は非常にアンバランスだと思っておるのですよ。それで、第二次の十ヵ年計画がありましたね、このときには公立、私立についてそれぞれ具体的な目標を設定いたしましたね。例えば新設園数、公立は四千六十二、そして私立は千九百十九、ですから倍以上公立の...全文を見る
○三浦委員 これはもうけた違いですね。ほとんど公立はやっていない、私立だけやっているという状況なんです。そうすれば、やはり第二次十ヵ年計画と同じように、公立の三歳児保育はどのぐらいのパーセンテージにするか、私立はどのぐらいのパーセンテージにするか、そういう目標は設定すべきじゃない...全文を見る
○三浦委員 しかし、あなたたちは、第二次十ヵ年計画のときには公立と私立のそれぞれの目標を設定しているわけですよね。今いわゆる社会環境の変化によって、三歳児保育、幼稚園に三歳の子供を就園させたいというニーズが非常に高まっておるわけでしょう。それにこたえようということですから、それを...全文を見る
○三浦委員 公立と私立の目標を設定しないという場合に、市町村とかまた補助を出す国とか県とか、そういうものがみずからの責任を回避して今までのように私立に依存してしまう、こういうような結果が出てくるということを私は大変おそれるわけですね。この問題を余りやると時間ばかり食いますので、先...全文を見る
○三浦委員 幼稚園教育振興計画要項というのをお出しになっていらっしゃいますね。これでは「整備の方針」として「公立及び私立を通じて適切に幼稚園の整備が行われるようにすること。」ということで、決して私立にだけ依存してよろしいということにはなっていませんね。そうすると、やはり公立も積極...全文を見る
○三浦委員 私は、何も公立中心になんということは考えていません。それは現状からいって難しいことですよ。ただ、公立もやはり地域の保護者やその他の人々のニーズを吸収するというか、ニーズにこたえるというような施策をやっていかなければいけないのですね。公立は適当にやっておく、それで私立の...全文を見る
○三浦委員 公立、私立幼稚園でこの数年間で統廃合された数はどのぐらいになっていますか。
○三浦委員 幼稚園の廃止というのは、幼稚園の幼児教育における使命、役割、そういうものに照らして慎重の上にも慎重にすべきではないかというふうに思いますが、文部省はどういうふうにお考えですか。
○三浦委員 今審議されている法律によりますと、政令指定都市の幼稚園の設置、廃止は都道府県教育委員会の認可を届け出に改めるというふうになっているのですね。そうすると、今幼児数が減っていますでしょう。これは統廃合が非常にや りやすいというような条件づくりになっているというふうに私は...全文を見る
○三浦委員 今、一学級の幼児数、三十五名以下ということに触れられましたけれども、幼稚園の設置基準は「四十人以下」となっていますね。この設置基準は改定されるのですか。
○三浦委員 これはもう一九五六年に現行の設置基準が決められているわけでしょう。遅過ぎるのですよ。三十五年間も四十人。ですから、経過措置をとれば設置基準を三十五名にすることは可能だと思うのです。すべきだと思います。このことは強く要求しておきたいと思います。  三十年前に、第二十四...全文を見る
○三浦委員 公立幼稚園の場合にはもう既に二十五人以下のクラスが約半数を占めているのですね。だから、そういう実態に合わせて思い切って設置基準も見直すということを強く要望しておきたいと思います。  次に、幼稚園の先生方は教育職(三)表の適用がなされるべきだと考えますけれども、文部省...全文を見る
○三浦委員 実態はどうなっておりますか。この教育職(三)表を適用している市町村、幼稚園、教員おのおのの割合を明らかにしてほしいと思います。
○三浦委員 これは一九八四年と比べて逆に減っているのですよね。政府は、結局地方公務員の給与というのは国に準ずるんだということで、高いと、ラスパイレス指数がどうのこうのといっていろいろ下げるように指導していきますよね。これは今相当低いのですね。これをもっと上げるように指導すべきだ、...全文を見る
04月23日第120回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
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○三浦委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になっております行政事務に関する国と地方の関係等の整理及び合理化に関する法律案に対する修正案の提案理由とその内容の概要を御説明申し上げます。  まず修正案の提案理由についてであります。  行革審答申に基づく国の権限の地方自治...全文を見る
08月29日第121回国会 衆議院 災害対策特別委員会雲仙・普賢岳火山災害対策小委員会 第2号
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○三浦小委員 我が党の雲仙対策についての基本的な考え方については、前回、藤田スミ委員が詳細に説明いたしておりますので、私は、きょう御説明がありました八月二十三日の特別措置の取りまとめ、これに限定して若干意見また質問をさせていただきたいというふうに思っております。  まず一番大き...全文を見る
○三浦小委員 義援金を基金の中に入れるというのは、やはり私はもってのほかだと思うのですね。ドンチャン騒ぎも雲仙の活性化のためだという、そういう感覚と余り違わないのじゃないかというような気がするのですね。復興に国が責任を持っていない。いわゆる借金についても、三百億円の基金についても...全文を見る
08月30日第121回国会 衆議院 内閣委員会 第1号
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○三浦委員 まず、人事院総裁にお尋ねをいたしたいと思います。  今回の証券スキャンダルで大蔵省ど証券業界との癒着が国民から強く批判をされ、その批判の一つに大蔵省から証券業界に対する天下りが指摘されております。大蔵大臣自身も今回の証券問題の中で、いわゆる証券会社への再就職問題が証...全文を見る
○三浦委員 大蔵省は今度の事件を契機にして、本省課長相当以上の職員で証券業界に天下りをする職員について人事院に対する承認申請をやめる方針を打ち出しておりますね。このことは現行の人事院の天下り承認の制度の運営がいわゆる法の趣旨に反して不適切だということをあらわしているのではないかと...全文を見る
○三浦委員 私は、公務員法の百三条の二項、三項、これは原則禁止、そしてあと例外承認。これが全く逆になっている。原則と例外が逆の関係になっているというふうに思わざるを得ないわけですが、時間がありませんから次に進ませていただきます。  総務庁長官にお尋ねを八たしますが、今回の人事院...全文を見る
○三浦委員 今度の人勧の一つの特徴として、本省庁の特別改善措置というのがございます。こういう給与制度上、本省庁と地方支分部局を分類してやるというような、そういう制度があるのかどうか、お尋ねしたいと思います。
○三浦委員 ちょっとはっきり聞こえなかったのですけれども、時間がないので……。  ちょっとお尋ねしますが、本省庁の紋別、号俸別の職員数がどうなっているのか、後で資料を提出していただけますでしょうか。
○三浦委員 本省庁の職員を念頭に置いてこういう特別改善措置というものが行われたわけでありますけれども、こういう措置がとられますと、地方の職員から、苦労しているのは本省庁の職員だけではないぞ、おれたちも苦労しているんじゃないかという当然の率直な批判というものが起こってくるだろうとい...全文を見る
○三浦委員 それでは次にお伺いいたしますけれども、本省庁職員の中でこの本省庁を念頭に入れた特別優遇措置を受けた職員というのは何%ぐらいおるのか、それからまた、地方支分部局の職員では何%になるのか、お尋ねいたしたいと思います。
○三浦委員 比率でいえば地方支分部局に働いている人々の方がはるかに少ないということははっきりしていますね。  そうして、さらにお尋ねいたしますけれども、本省庁の特別改善措置の額、これを一人当たり平均五百六十二円というふうにされておりますけれども、これは行政職(一)表適用職員と行...全文を見る
○三浦委員 これは算定してないとおっしゃるのですけれども、私、試算してみましたよ。そうしますと、この特別改善措置の対象者というのは三万八千七百人ですね。ですから、それをもとにして試算しますと、大体一人当たり五百六十二円ではなくて三千六百四十九円セいうのが私の試算です。これは何十円...全文を見る
09月17日第121回国会 衆議院 政治改革に関する特別委員会 第4号
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○三浦委員 まず、総理大臣にお尋ねをいたします。  総理は八月の八日の本会議で、我が党の不破委員長の質問に対して、「選挙制度一のよしあしをはかる最大の基準は、国民の意思が国会に正確に反映されるということ」だと答弁をされました。今回の政府案は、まず最初に三百議席を単純小選挙区制で...全文を見る
○三浦委員 ちょっと、質問に答えていただかなきゃならないのです。第一回目は三百議席を選ぶわけでしょう。それは単純小選挙区制で選ぶんじゃありませんか。そうすれば自民党が四〇%台の得票で、それはいろんな試算の仕方がありますよ、しかし、九一%から九七%の議席を獲得することができるという...全文を見る
○三浦委員 それじゃ質問を変えましょう。  先ほどから、四〇%台の得票で八 〇%の議席を得ることができる、こういういろんな試算が出されていますけれども、それも知りませんか。
○三浦委員 あなたは、小選挙区制というのが、単純小選挙区制が民意を国会に正確に反映をするものだというふうに考えておられますか。
○三浦委員 今あなたは、民意が反映するものだと言われましたね。私ここに自由民主党発行の「選挙制度の基礎知識」というパンフレットを持ってきました。このパンフレットは昭和四十八年の六月に発行されています。これは田中内閣が小選挙区制の導入を断念をした直後であります。そして昭和五十五年の...全文を見る
○三浦委員 これは三十三ページですけれども、「小選挙区制は死票が多く、国民の意志を適正に反映しない。」と書いてあるのです。それなら総理、いつ自民党は小選挙区制は国民の意思を適正に反映しないという立場から反映するという立場に変わったのですか。総理の答弁が間違っているのか、このパンフ...全文を見る
○三浦委員 このあなたたちがいわゆる内部で意思統一をしていることと全然違ったことをあなたは言われているのですよね。  いいですか。小選挙区制では民意が反映しないから、だから比例代表制度でそれを補う、こういうことなんでしょう。そうしたら、小選挙区制というのは民意を正確に反映しない...全文を見る
○三浦委員 いろいろな要素をあわせても、自民党が四〇%台の得票率で八〇%の議席を得ることができるという、そういう結果は変わらないじゃありませんか。そうでしょう。  そういう、最初に小選挙区制ありきという態度は、今の憲法の精神にも違反しております。憲法は、一番その前文の冒頭で「日...全文を見る
○三浦委員 いろいろ党内事情を理由にして言われますけれども、この「選挙制度の基礎知識」、この中には小選挙区制の利点としていろいろ書かれておりますよ。その中に、これは三十ページですが、「同士討ちがなくなる」ということが利点の一つに挙げられています。しかし、その後に、「しかしこの同士...全文を見る
○三浦委員 だからそういう理由で選挙制度を改正をする、小選挙区制を導入するということは党利党略のそしりを免れないと、あなたたちが再発行したこの「選挙制度の基礎知識」の中に書かれているんですよ。あなたたち自身のこれは内部資料ですよ。だから二大政党制というものを大義名分にしなきゃいけ...全文を見る
○三浦委員 あなたは、この前の八九年の参議院選挙で、その一人区で自民党が負けた、三勝二十三敗した、このことを小選挙区制になれば政権交代が可能になるんだという根拠にしていますね。これは選挙制度の問題と違うんじゃありませんか。あれだけ自民党が悪いことをすれば、小選挙区制であろうと中選...全文を見る
○三浦委員 私は政府、国会が今緊急にやらなければならないこと、それは今私が申し上げた党利党略による小選挙区制度の導入ではなくて、いわゆる六十一年五月の国会決議に基づいて現行中選挙区制のもとで一票の格差解消のための定数の抜本的な是正だというふうに考えています。一票の格差というのは、...全文を見る
○三浦委員 党利党略と書いてあるでしょう。肝心のところを読まなきゃだめじゃないか。私だって、いい点もあれば悪い点もあると言ってるんだから。  この私の質問に対して全然答えられていませんね。私は、中選挙区制のもとでの定数の抜本是正をやるべきではないかということですが、拒否した答弁...全文を見る
○三浦委員 NHKの最近の世論調査によっても、選挙制度を改める前にまず定数是正を行うべきだという意見が五一・六%と圧倒的に多くなっているんですね。私は、この世論に従って国会決議に基づく抜本的な定数是正を強く要求して、次の質問に移りたいと思います。  今月の五日に九〇年の政治資金...全文を見る
○三浦委員 九〇年度の政治献金額は八八年、八九年度と比較して二倍にはね上がっておるわけであります。この九〇年というのは健保運が老人保健法改悪の国会提出を働きかけた年であります。その法案の内容は、老人の医療費を大幅に引き上げる老人いじめ、老人泣かせのものであります。  ところが健...全文を見る
○三浦委員 朝日新聞の一月一日付によりますと、昨年十一月の末、蔵相臨時代理を務めていた津島厚生大臣は大蔵省の大臣室で大蔵省の幹部に、今回は老人医療の患者負担を引き上げるチャンスではないかと話しかけ、消極的だった大蔵省を説得したと報道しております。この津島厚生大臣には政治連盟から三...全文を見る
○三浦委員 一問だけ。  法務省にお尋ねしますが、これは立派に捜査の端緒になると私は思うのです。刑事責任を追及する立場から私は捜査をすべきだと思いますけれども、御見解を伺いたいと思います。
12月09日第122回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○三浦委員 総理にお尋ねをいたします。  今まで総理の御答弁を私は非常に注意深く聞いておりました。しかし総理の答弁は、総理が一九八八年十二月の一日に最後の釈明だということで御答弁され、そしてまたそれをめぐって十二月の七日、八日、大蔵大臣を辞任をされる直前まで御答弁をされておった...全文を見る
○三浦委員 それで、今までのお話を聞いておりますと、松本雅雄氏は宮澤事務所の会計責任者ということでございますね。それは先ほどもお尋ねがありましたように、いわゆる自治省に届け出られている四つの団体、これの実質的な責任者だった。現在もそうでしょう。そしてまた、いわゆる総理の特定公職の...全文を見る
○三浦委員 その金庫の中には何千万円というお金が現金で入っている、そういうこともあったんじゃありませんか。
○三浦委員 総理、あなたは、服部恒雄氏が政治資金規正法違反で二十万円の罰金を受けましたね、そのときの調書をごらんになったんじゃございませんか。ごらんになったようですね、先ほどからの答弁を聞いていますと。この答弁によりますと、この五千万円のお金は自分が松本に指示して銀行からおろさせ...全文を見る
○三浦委員 そうすると、五千万円の現金がこの金庫に保管されておった、そういうことがあったということは菊認めになったわけですね。そうしますと――いや、そうでしょうそれは、そういうことがあったんだから。そういたしますと、政治団体の会計責任者は松本氏だ、それでまた、総理の政治献金の受け...全文を見る
○三浦委員 総理、三千万円というお金なんですね。それも総理にないしょで、自分の私服を肥やすというためにやっている行動なんですよ、あなたに言わせれば。私はそう思わないけれども、あなたに言わせれば。そうすると、それを処理するのに何で宮澤事務所の会計責任者にわざわざ代金の振り込みをお願...全文を見る
○三浦委員 それだったら、三千万円の現金を銀行員に渡したってあなたおっしゃいますね。そうしたら、そのときに銀行員から松本雅雄さんあてに、その預かり証が出ておるはずですよ、預かり証が。それはなぜ御提示なさりませんか。
○三浦委員 それは違うんです。あなたの事務所でもって現金を渡したというわけでしょう。そうすると、それが果たして振り込まれたかどうかということはわからないわけですからね、後にならないと。ですから、そのときに必ず銀行員というのは、通帳を預かっても現金を預かっても、現金を預かった場合に...全文を見る
○三浦委員 そうじゃないんです。あなたの事務所でこんなものができるはずないじゃありませんか。宮澤事務所で、あなたは、だって銀行員を宮澤事務所に呼んだというんでしょう。そこで三千万円を渡したというんでしょう。それで振り込みをお願いした、こう言われるわけでしょう。ですから、宮澤事務所...全文を見る
○三浦委員 総理、あなたはそういうことは全然言っておりませんよ。正式に読みましょうか。「これは聞いておりまして、服部が自分の持っておりましたいろんなものを集めまして出した由でございます。」「服部氏の個人の預金口座から集めて出したということですか。」こう聞かれて、「預金でありますか...全文を見る
○三浦委員 それは総理、あなたの弁解なんです。  最近、朝日新聞の十月三十一日付、これに「四人の友達に計三千万円を借り、事務所の秘書を通じてこ云々、こういうインタビュー記事が載っているのですよ。ですから、あなたはこれに合わせているだけの話なんです。そうすると、あなたは八八年の十...全文を見る
○三浦委員 そうすると、余りはっきり否定はされておりませんね。知らなかったんじゃないかなと思うという程度のことですね。  私は、今総理が言われましたように、あの供述調書の中に書いてますね、一切政治献金の問題は松本雅雄氏が扱っていた、しかし、リクルートの関係についてはいろいろ今ま...全文を見る
○三浦委員 そういたしますと、今度の場合でも、服部さんという方はあなたの秘書官だったわけですね。大臣秘書官ですよ。大臣秘書官だけではなくて、またその直前までは第一公設秘書だったわけですから、そういう関係からしていえば、おれが宮澤名義でもってこういう株の売買をしたよ、その払い込みの...全文を見る
○三浦委員 ですから、さっきから言っているように、三千万という大金を何の意味もわからずに、特にそれもファーストファイナンスに送金をする、振り込むという行為ですよ、その意味を知らないでやるなんということはあり得ないじゃありませんか。いいですか、総理、もしあなたの信頼している服部恒雄...全文を見る
○三浦委員 ところが十一月の一日にしか売却代金の受け皿がなかったんですよ。ところが、実際に大和証券に口座をその前につくる、その口座をつくるときには、当然申し込み用紙の中に、この株の売却をした場合には、その売却代金は何々銀行の何々支店のだれだれ名義に振り込んでくれという書く欄がある...全文を見る
○三浦委員 よろしいんじゃないんですよ。全然私の言っていることを理解されていませんね。  もう時間がないから、もう一つだけ、じゃ、聞きます。  大和証券のいわゆる口座名を服部名義にするように指示したのはどこのどなたでしょうか。
○三浦委員 そうすると、服部恒雄氏がじきじきやった、そういうふうにあなたは御理解されているのですか。
○三浦委員 それでは、三菱銀行有楽町支店に新規の売却代金受け入れの銀行口座ができましたね。これも、松本氏がよく利用している銀行につくったわけです、有楽町支店に。これをつくったのは、松本氏ですか、それとも服部氏ですか、それともまたその指示を受けた宮澤事務所の事務員の方ですか、具体的...全文を見る
○三浦委員 そうすると、実に奇妙なことが起きますね。三千万円という大金を振り込むというそういう行動は大っぴらにやって、いわゆる宮澤事務所を使ってやって、そうして今度大和証券の口座をつくる、また売却代金の受け入れ口である銀行口座をつくる、そういうことだけは御本人がやる、そんなことは...全文を見る
12月11日第122回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○三浦委員 総理、私はまず最初に三菱商事のルノアールの絵画取引疑惑事件についてお尋ねをいたしたいというふうに思います。  この事件は、報道によりますと、昨日十日、絵画取引に関係した三菱商事とその取引担当者並びに画廊アート・フランスとその役員らが古物営業法違反の疑いで書類送検をさ...全文を見る
○三浦委員 そうすると、今のお話では、このような使途不明金については、税務行政の公正という観点から、あくまでもその使途先を解明していく、こういうお話ですね。——うなずかれたからそのとおりだと思いますが。この事件について買い手の三菱商事の諸橋社長は、ことし六月二十七日、東京九段のホ...全文を見る
○三浦委員 これは何も職務上知り得た秘密というようなものではないのですね。株主に公開をされた、いわゆる株主総会という場で正式に発言をされ、議事録にも残されているものであります。そしてマスコミにも大きく報道されまして、そして国民のだれもが知らないはずのない事実になっているのです。国...全文を見る
○三浦委員 大蔵大臣、この二十一億円で買ったという取引で、十五億円というような巨額な金が使途不明金になっている、こういうことですね。これは私は、このまま放置しておいたのではもう伏魔殿みたいなものですから、ですから国民から見ればもうこんなことがしょっちゅう起きたのでは働く気がしない...全文を見る
○三浦委員 総理大臣に聞こうと思ったら総理大臣がおりませんので、羽田大蔵大臣に重ねてお伺いいたしますが、ことしの四月十日の参議院の予算委員会でこの疑惑が取り上げられましたときに、当時の海部総理は、次のように答弁しているのです。「その個々具体の内容について、本当にわからをいのか、あ...全文を見る
○三浦委員 ちょっと総理がいないんでは困りましたね。トイレですか。じゃ、ちょっと時間をとめていただけませんか。総理じゃないと質問できないのです、三点セットですから。済みません。
○三浦委員 総理、無断で退席されたのではちょっと困る。(「いや、了解得ました」と呼ぶ者あり)そうですか。  リクルート未公開株の譲渡についての総理の答弁というのはくるくる変わっていると思いますね。きょうもまた答弁が変わったと思います。一つの問題についてこういうように総理の答弁が...全文を見る
○三浦委員 この答弁が変わっていないとおっしゃられるというのは、私は全く理解ができないわけであります。総理が、じゃ幾ら借金で、幾ら自分で用立てたのかわからないとおっしゃるんなら、なぜそういうことが言えるのかということがやはり疑問に思いますね。そういう面では、総理の答弁というのは非...全文を見る
○三浦委員 それは総理はいいかもしれないけれども、我々は総理の答弁の信憑性というものを確かめているんですよ。ですから、総理の答弁が全く違うということですね、前の答弁と。そして、前はやはり服部さんから聞いてお答えになっている。服部氏がインタビューで答えていることと、それがまた全く違...全文を見る
○三浦委員 しかし、この前の答弁は、秘書としての交際費に使ったとはっきりおっしゃっているんですよ、あなた、起こしたのありますけれども。ところが三年前は、私生活に使った、そのほかいろいろなものに使った、こう言っているんですね。ですから、これは完全に違った答弁じゃありませんか。これが...全文を見る
○三浦委員 お目にかけなかったというのは事実です。我々見ておりません。しかし、宮澤総理自身はごらんになっていらっしゃるわけです。ですから、その中から借金の返済のために三千万円の引きおろしか行われていたかどうかということをお聞きしているわけであります。
○三浦委員 それはおかしいんじゃないでしょうか。あなた自身がその使途について、やはり解明をする義務があったわけでしょう。当時からその利益金の、いわゆる二千万円余りの利益金の使途というものが追及をされていて、そしてあなたはこの通帳を見たんだとおっしゃっている。通帳を見たとおっしゃる...全文を見る
○三浦委員 なぜ私がこれを聞くかといいますと、例えばこの通帳全体から三千万円の引きおろしかないということになりますと、その金は服部氏が借金をしたんじゃない、やはり宮澤事務所の金庫から、または通帳から出ている、そういう疑いが極めて濃厚になるから私はこの問題について聞いているわけであ...全文を見る
○三浦委員 総理は先ほどから、プライバシー、プライバシーということをおっしゃいますけれども、総理自身に、失礼ですが、プライバシーを語る資格がおありでしょうか。河合康文という全く関係のない第三者を主犯に仕立て上げて、そしてあれだけの大騒ぎを起こしたじゃありませんか。そのために河合康...全文を見る
○三浦委員 時間が来たようですからやめますが、ですから、預金通帳の内容というのは使途に関係しているわけでしょう。使途がプライバシーでなければ、その預金通帳を出すということは何もプライバシーに抵触しているわけじゃないし、服部氏がそれを拒んでいるわけでもないでしょう、もう今までの経過...全文を見る
12月16日第122回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○三浦委員 総務庁長官、今回の給与改善の法案の提出、これは余りにも遅すぎたのではないかというふうに私は思っております。まず最初に、私はこのことを、怒りを込めて指摘をいたしたいというふうに思います。  給与法案が出てまいりましたのは、先ほども御答弁がありましたように、十二月の九日...全文を見る
○三浦委員 ですから、そういう政局の動向に左右されずにやはり政府としての、使用者としての責任を直ちに果たすべきだということを私は申し入れているわけであります。  次に、育児休業法の問題について若干、これは人事院の方に質問をいたしますけれども、この問題で初めに強調したいのは、民間...全文を見る
○三浦委員 しかし、制度というのはその実効性というものが担保されなければならないと思うのですね。ですから、あなたたちが人材確保という目的でこの育休法をつくった、しかしその育休法を実効あらしめるためにいわゆる有給にしたわけでしょう。有給というのは先ほど言った共済掛金の支給ですね。で...全文を見る
○三浦委員 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題になりました国家公務員の育児休業等に関する法律案に対する修正案の提案理由及びその概要を御説明申し上げます。  政府提出の国家公務員の育児休業等に関する法律案は、育児休業に伴う臨時的な任用、また不利益取り扱いの禁止、職務復帰後の...全文を見る