三浦久

みうらひさし



当選回数回

三浦久の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第126回国会 衆議院 内閣委員会 第3号
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○三浦委員 私は、国家公務員である常勤労働者に対する給与表の適用問題と定員化についてお尋ねをいたしたいと思います。  まず、総務庁にお伺いをいたしますが、現在常勤労務者は何名おられますか。
○三浦委員 常勤労務者というのは、いわゆる定員内の正式な職員とどういう違いがあるのですか。
○三浦委員 しかし、実際には、任期が過ぎても継続雇用を繰り返して、そして十年、二十年というふうに仕事をしているというのが実態ですね。常勤労務者のうち行政職(二)表適用の職員は何名くらいおりますか。
○三浦委員 そうすると、ほとんどが行政職(二)表の適用を受けている定員外の職員ということですよね。  建設省にお尋ねしますが、福井豊子さんという建設省中部建設局豊橋工事事務所総務課に所属する人も、昨年の十二月十五日まではこの常勤労務者の一人だったのではありませんか。
○三浦委員 福井さんはことし五月で六十歳になる方でございます。昨年の十二月十六日に建設省中部建設局に行政職(一)表四級十六号に格付されて採用されました。行(一)の定年年齢にわずか半年という時期に行(一)に採用されたということは非常に珍しいケースだというふうに私ども考えておりますが...全文を見る
○三浦委員 行(一)の四級十六号俸に格付をされていますけれども、それはどういう根拠がありますか。
○三浦委員 この問題は福井さんを行(一)に採用したからといってそれで全面的に解決をしたという問題ではないと思うのですね。何で今まで行(一)の給料表を適用しなかったのかということは依然として疑問になるわけであります。  それで、福井さんは常勤労務者として、あなたが今お話しになりま...全文を見る
○三浦委員 そうすると、一般職給与法の第六条が適用になり、そして六条に基づいて人事院規則、いわゆる俸給表の適用についての人事院規則、これに基づいて行われなければならないわけですね。そうですが。それでいいのですね。
○三浦委員 人事院規則の九−二では、俸給表の適用範囲を具体的に、どういう業務に従事する者はどの俸給表を適用するというふうに規定しております。今から私が述べる事務について、どの俸給表が適用されるのかお答えをいただきたいと思います。  共済組合事務です。これは共済組合の長期掛金や短...全文を見る
○三浦委員 建設省にお伺いいたしますけれども、福井さんは昭和四十六年十月の採用の時期から昨年の十二月までの約二十一年間、行(二)が適用になっております。その間、一九七三年五月から七八年十月までの五年五カ月の間は愛知国道工事事務所での電話交換の業務についておりましたが、それ以外はす...全文を見る
○三浦委員 二十数年間の間、五年五カ月なんですよね、電話交換手をやったというのは。あとは行(一)の表に規定されているというよりも、ほかの俸給表の適用のない者は全部その職務は行(一)が適用になるようになっていますからね。ですから、私がさっき言った共済組合事務、厚生事務、それから宿舎...全文を見る
○三浦委員 それで、福井さんは、自分は行(一)の業務に携わっているので行(一)の俸給表を適用してほしい、いわゆる行(一)に採用してほしいということを再三にわたって建設省当局に申し入れをしていたのではありませんか。
○三浦委員 今行政措置要求が出されたということをおっしゃいましたけれども、これは相当前なのですね。もう十四年前に出されているのです。それは福井さんが何度も、私は行(一)の業務をやっているのだから行(一)の俸給表を適用してほしい、そういう申し入れをしたにもかかわらず、地建がこれを拒...全文を見る
○三浦委員 これは人事院がそういうふうに御答弁するのはちょっとおかしいのだね、建設省自身が認めているわけだから。行(一)の仕事に従事しておりましたと今建設省が答弁されましたよね。だから、当事者がそう言っているんだからね。人事院が中立性とかなんとか言う必要はないことじゃないですか。...全文を見る
○三浦委員 じゃ、建設省、もう一度お尋ねいたします。  福井さんは一九七一年、昭和四十六年ですが、その十月に採用されたときは行(一)の仕事をしておったのじゃありませんか。どうですか。
○三浦委員 それは以前の話であって、一度行(一)に採用された後にやめて、そして昭和四十六年に採用されたわけでしょう。そのときは行(二)の職員として採用しているわけですね。しかし、実際の仕事は行(一)の仕事をしておったのではありませんかとお尋ねしておるわけです。
○三浦委員 私は、きょう福井さんの問題について質問をしますということで通告してあるわけですね。それなのに、福井さんがいつからいつまでの間電話交換の事務についていたか、そういうことも知らないというのでは、それは答弁拒否に等しいですよ。そしてまた、それ以外は、さっき私が言ったように共...全文を見る
○三浦委員 しかし、一番肝心なことについて答弁を拒否するというのは、私は極めて不当だと思います。  これは非常に重い法律違反なんですよ。給与法の三条二項では「いかなる給与も、法律又は人事院規則に基かずに職員に対して支払い、又は支給してはならない。」というふうに規定しています。国...全文を見る
○三浦委員 ですから、行(一)の仕事をさせておけば、国家公務員なんですから、一般職給与法は適用になるわけですから、人事院規則の九−二が適用になる。そうすれば俸給表は行(一)を適用しなければならないじゃないですか。それを、定年間際になって行(一)に採用する。そして、どちらを選択する...全文を見る
○三浦委員 ですから結局、ていのいい首切り、追い出し、そういうたぐいのものだというふうに受け取られてもやむを得ない問題だと思うのです。私は、本人に説明をするというのではなくて、法律に違反をし、そして本人の要求がもう十何年も前からあるにもかかわらず、ずっと今日まで行(二)の俸給表を...全文を見る
○三浦委員 採用のいきさつといったって、別に特別ないきさつがあるわけではないでしょう。一たんやめた者をもう一回採用したというだけの話であって、ただそれだけのことじゃありませんか。だから、法律違反をしても謝罪しないというようなことであれば、本人はしかるべき措置をまた要求するというこ...全文を見る
○三浦委員 だから、そういう経過がけしからぬということを私は言っているのですよ。常勤労務者の待遇については従前のとおりにするというそういう経過がけしからぬのであって、常勤のいわゆる定員内の正規の職員と同じ仕事をしている、ただ形式的にニカ月という任期が限られているけれども。しかし、...全文を見る
03月25日第126回国会 衆議院 内閣委員会 第4号
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○三浦委員 まず官房長官にお尋ねをいたします。  官房長官はモザンビークのPKO問題について、二月二十三日の当委員会で、いわゆる五原則という前提は満たしているというふうに考えておる、しかし五原則が満たされているからといって即自衛隊をPKOに参加させるというものではない、そういう...全文を見る
○三浦委員 宮澤内閣は憲法を守るということを一応言っております。今、世界、特にアジアの諸国民は、日本の言動に大変大きな注目をいたしておると思います。世界でまたくさんPKOが行われているわけですが、それについて要請があれば必ず出すということでは、これはその場所がアジアではなくても ...全文を見る
○三浦委員 国際社会において名誉ある地位を占める、そのためにも私は、憲法の平和的な条項を守って、そして平和的な貢献をすべきだということを申し述べておきたいと思います。  渡辺外務大臣にお尋ねをいたします。  外務大臣は、一月二日、栃木県の大田原市で開かれた後援会の集まりで、国...全文を見る
○三浦委員 あなたは今一般論として言ったんだというふうに言われていますけれども、しかしあのお話を拝見いたしますと、結局自衛隊のカンボジア派兵そのものについて言われているという印象を私は受けるのです。  というのは、例えばPKFの凍結を解除すべきだということも言われている。そして...全文を見る
○三浦委員 あなたは今、PKO法は憲法違反じゃないと言われた。憲法違反じゃなきゃ邪魔者だとかそんなことを言う必要は全くないわけでしょう。あなた自身が、これから行おうとしているPKFの解除だとか自衛隊のPKO協力業務を本体業務にしようということ、そのことが憲法に違反するんなら憲法を...全文を見る
○三浦委員 わかりやすい説明をしたと言うけれども、大臣が答弁されているのですから、非常に重みがあるわけですよ。大規模から全面的な紛争にまで至らなければ派遣してもいいとか、撤退しなくてもいいとか、そういうふうに言われているから、私は大臣の答弁としては非常に重みがあるからお聞きしてい...全文を見る
○三浦委員 それではお尋ねいたしますが、ことしの一月二十五日のカンボジアに関する国連事務総長報告、これは、ポト派の軍隊とプノンペン政府軍との軍事衝突というのは支配領土の獲得をめぐってのものであるということを言っておりますね。プノンペン政府は、ポト派が雨季に影響力を拡大をした領土を...全文を見る
○三浦委員 停戦違反は当然あってしかるべきものだというふうに言われますけれども、カンボジアの停戦違反というのは、私は、質的に違う要素を持っている、特徴を持っていると思うのです。例えば普通の停戦違反であれば、ある集団同士は停戦に合意している、しかし出先が偶発的に、また散発的に停戦違...全文を見る
○三浦委員 自衛隊をカンボジアから撤退させるかどうかということは、パリ和平協定が守られているかどうか、そういう問題じゃないんじゃないですか。PKO法に違反しているかどうかということが問われなければならない問題じゃありませんか。PKO法には何と書いてあるかといえば、自衛隊をPKO協...全文を見る
○三浦委員 私の、PKO法の停戦を維持する合意が崩れているんじゃないかという問いに対して、お答えがありませんでしたね。これは非常に遺憾であります。  もう一つ、最後に私は申し述べたいのは、UNTACの性格が変わってきているということですね。今まではUNTACは停戦監視であるとか...全文を見る
04月15日第126回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第6号
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○三浦委員 自民党にまず最初例質問を申し上げたいと思います。  今大変な状況になっていることは御承知のとおりです。今この国会が何をしなければならないのか、国民は一体何に怒っているのか、そして何をこの国会に期待しているのかということをやはりよく真剣に考えてみなきゃいかぬと思うんで...全文を見る
○三浦委員 問題をすりかえていますね。大統領選挙、副大統領の選挙、上院、下院の議員選挙、これについては、今までこのティルマン法ができた一九〇七年以降、いわゆるこのティルマン法自身はなくなっている。しかし、腐敗防止法に引き継がれている。そしてまた、連邦議会選挙法にそのまま引き継がれ...全文を見る
○三浦委員 これはこのままずっと継続されて、今でもちゃんとやられているのですよ。冗談じゃないですよ。  そして、この企業献金の禁止の問題について、このティルマン法の契機になったのがパーキンズ事件でしょう。そのパーキンズ事件ではどういうことが言われていますか。要するに、企業という...全文を見る
○三浦委員 共産党の政治資金が非常に豊富であるというようなことを言われましたけれども、確かに収支報告では自民党よりも上であります。しかし、その中身を見てほしい。中身は、機関紙の発行の料金ですね。そして、あとは経費がほとんどかかってしまう。何にも残らないのです。ですから、我々が自民...全文を見る
○三浦委員 候補者が自分の演説会をいつやるか、そういうことを知らせるとか、また演説会だけではなくて、自分の政見、こういうものを知らせるために費用をかけるというのは当然じゃありませんか。当たり前のことでしょう、そんなこと。それを非難されるいわれはない。  津島さんもよく言っていま...全文を見る
○三浦委員 ポスターの張り残しとか、そんな瑣末なことをここで論議してもしょうがないじゃないですか、そんなことを。まじめに選挙制度の問題、また政治資金の問題を論議すべきじゃありませんか。これは時間稼ぎをやられているようなものじゃないですか。  あなたたちが今小選挙区制を出してきた...全文を見る
○三浦委員 はい。  この死に票をあなたたちは敬意を表していますとか、批判票として尊敬しますとか、大事にしますとか、いろいろ言っていますけれども、この内部資料によると、政治安定のためにはこの死に票を犠牲にすることが必要だと書いてある、ちゃんと。犠牲にすることが必要だ。だから、あ...全文を見る
○三浦委員 このことを強く要求して、質問を終わりたいと思います。       
04月22日第126回国会 衆議院 内閣委員会 第5号
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○三浦委員 官房長官にお尋ねをいたします。  休日がふえるということは、長時間労働で苦しんでいる労働者は喜んでいる、そういうように思います。しかし、天皇家や天皇制に対する国民の考え方というのはまちまちでありますので、いやしくも国民に祝意を強制するというようなことがあってはならな...全文を見る
○三浦委員 宮内庁にお尋ねをいたします。  宮内庁の御答弁を聞いておりますと、皇太子の結婚は皇位継承の第一順位の立場にあるから結婚の儀式などを国事行為にしたんだ、こういうふうに言われていますね。しかし、皇位継承の第一順位の立場の者であっても、その結婚というのは天皇家の私事ではな...全文を見る
○三浦委員 私は、皇室典範にもない儀式を国事行為にしていけば、国事行為は際限なく広がってしまって、憲法の精神に反するようなことになるんではないかということを心から危惧をいたしております。  官房長官にお尋ねをいたしますが、結婚の儀は、天照大神の御神体と言われる三種の神器の一つ、...全文を見る
○三浦委員 はい、わかりました。質問しません。  個人とは比較にならない影響を持っている。したがって、神道への援助といいますか神道を助長する、そういう傾向を生み出す可能性というのは非常に高いということを指摘して、質問を終わりたいと思います。
05月13日第126回国会 衆議院 内閣委員会 第6号
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○三浦委員 官房長官にお尋ねをいたします。  高田晴行さんの死亡事件をきっかけにいたしまして、今、国民は政府のPKOに対する態度に大きな不信の念を抱いていると思います。それは、PKOは安全だ、安全だ、安全でなくなれば日本独自の判断で引き揚げる、中断する、こう言ったけれども、どう...全文を見る
○三浦委員 そうすると、審議の過程で万が一にもそういう武力衝突に巻き込まれることはないなどと言ったということは、それは法案を通すための方便だったということになるじゃありませんか。私はそういうことは国民が許さないというふうに思うのです。  毎日新聞が五月十日付で「列島百人アンケー...全文を見る
○三浦委員 しかし、今、武力衝突が非常に頻繁に起こっているということ、そのことはやはり、五月二十三日から実施される選挙、これを目前にしてポル・ポト派がその選挙を妨害をする、そういうためにやっているものが多いのではないですか。ですから、今ぐっとそういう件数がふえてきておるということ...全文を見る
○三浦委員 このように文民警察の業務内容を助言、指導、監視に限定した理由は何でしょうか。海外での警察権の行使はしないという意味ではないかと思うのですが、そう理解してよろしいでしょうか。
○三浦委員 そうすると、海外での警察権の執行はPKO活動としては禁止されているということになるわけですね。しかし実際には、カンボジアに派遣された文民警察の人たちは助言、指導、監視の範囲を逸脱して、例えば政党事務所の警備、こういうような業務に当たっているのではありませんか。そのほか...全文を見る
○三浦委員 それはおかしいじゃないですか。警察官が不法な行為を行う、その不法な行為をやめさせるということは警察権の執行じゃありませんか。警察権の行使じゃないですか。そういうように、元来、指導、助言、監視、これを逸脱した行動を文民警察はカンボジアでやっているのではありませんか、どう...全文を見る
○三浦委員 それは事実と違うんだ。  警察庁にお尋ねいたします。  五月十一日、衆議院の地方行政委員会で、城内警察庁長官は吉井議員の質問に対して、「パトロールとかあるいはVIPのエスコート業務あるいは政党事務所の警戒活動というのは、現地へ参りましてから現地においてそういう事務...全文を見る
○三浦委員 警察庁、御答弁願います。
○三浦委員 結局、権限の逸脱をした行動をさせているということじゃありませんか。そして、おとといの地方行政委員会では、城内警察庁長官は、これはPKO協力法の第三条三号のチに該当するそういう行動とは読めない、だからそんなこと我々は承諾してもいないんだ、だから再三にわたって協力本部に是...全文を見る
○三浦委員 そうすると、今の御答弁を総合すると、日本の文民警察に対して権限逸脱の行動をさせたことがあったということですね。そうすると……
○三浦委員 しかし、既にもう今官房長官のお話ですと申し入れてある。権限逸脱の行為をさせないように申し入れてあるということでしょう。それで今度また五月の十日、警察庁からの申し入れを受けて検討しておる、こういうことでしょう。そうすると、今川大使を通じてUNTACに対して権限逸脱の行動...全文を見る
○三浦委員 それは違うんです。おととい城内警察庁長官がはっきり、さっきも言いましたように政党事務所の警戒活動というものが現地で付加された、そうしてそれは警察権の執行だからできないと言って再度その是正方を申し入れておる、協力本部に対して申し入れている、UNTACに対して直接は申し入...全文を見る
○三浦委員 それはちょっとおかしな答弁じゃありませんでしょうかね。何かそういう権限逸脱の誤解を与えるというのであれば、それは日本内部の問題なんですから、警察庁と協力本部と話し合えばいいことであって、何もUNTACに是正の申し入れをするなんということは必要ないことじゃありませんか。...全文を見る