三上隆雄

みかみたかお



当選回数回

三上隆雄の1989年の発言一覧

開催日 会議名 発言
11月08日第116回国会 参議院 科学技術特別委員会 第2号
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○三上隆雄君 それでは、私から委員派遣について、その概要を御報告申し上げます。  派遣地は北海道、派遣期間は九月十二日から十四日までの三日間であります。派遣委員は、中西委員長、岡部理事、稲村理事、鹿熊委員、吉田委員、新坂委員及び私の七名であります。派遣先は、水産庁北海道さけ・ま...全文を見る
11月16日第116回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○三上隆雄君 ただいま委員長からお許しをいただきましたので、私は社会党・護憲共同、そしてまた農家、農民の立場、消費者の立場で、私のレベルで質問を申し上げたいと思います。よろしくお答えをいただきたいと思います。  なお、今回私は委員会で質問するのは当然初めてでございますし、また会...全文を見る
○三上隆雄君 やはり将来の農家像を議論する前に、国の基本的な政策をただしておく必要があると、こう思うわけでありますから、まずもって具体的に、余り長い答弁をしないでください。  まず、食料の自給率をどこに設定しますか。少なくとも二〇〇〇年前後ですね。あと十年、この食料の自給率をど...全文を見る
○三上隆雄君 現在の自給率が穀物で三〇%、カロリーで四九%、そしてまた総合自給率が七〇%弱という、そういう状況の中で今まで、戦後の農政を見ますと、私は縮小再生産の方向に来ている、こう思うんです。そういう中で実際、将来とも農業を経営していきたいという者が、むしろ今までの流れからいく...全文を見る
○三上隆雄君 少なくとも農家に一つの展望を与えるためには、将来農家が一定の努力をした場合にはこのぐらいの生活ができますよ、この程度の所得が獲得できますよというような、そういうことを示さないと今の農業の実情ではやっていく農家がないんですよ。ですから農家の後継者不足が出てくる。今現在...全文を見る
○三上隆雄君 おおよそ何百万でもいいから、それもできませんか。
○三上隆雄君 でしたら、これは簡単な資料ですから、私の質問中に提示を願いたいと思います。  私の手元にある資料は、三十人以上の規模の全国の平均の年間ベースはおおよそ八百四十万ぐらいです。それから五人から二十九人までの一般企業の賃金が六百六十万、そして一人から四人までの企業のベー...全文を見る
○三上隆雄君 なかなか期待した答弁が引き出せないけれども。  実は、稲作農家を中心に考えてみてください。例えば十町歩農家の場合ですね。今生産者米価が、我々が政府米で売った場合に幾らだと思いますか。一万五、六千円ですよ。十町歩やったら何俵売れると思いますか。反当六百キロで一千俵な...全文を見る
○三上隆雄君 その八十三万ヘクタールというものの中身は、七十七万へクタールプラスその需給均衡化対策の六万ヘクタールプラスした分だと思うわけであります。  そこで、今国民のニーズは私は二つのニーズがあると思います。一方では、高くてもおいしい米を食べたいという階層があると思うんです...全文を見る
○三上隆雄君 何県ですか。
○三上隆雄君 実は、私資料見ましたから。  そこで、先ほども言ったように、消費者のニーズが高くともおいしい米、割合に高くなくてもうまくなくてもというか、安くてもまあ普通の米という、そういう二つの階層があると言われています。  それから、そのうまい米と言われる地帯の農薬の散布回...全文を見る
○三上隆雄君 いや、私の聞くところでは、まず私は青森県ですから青森県あるいは北海道、その北二県、一道二県というか、そのあたりでは除草剤が一度か失敗すれば二度ぐらいです。病害虫防除二度です、基本が二度。時期を失敗したり天候が悪かったりすれば三度。せいぜい年間四回ぐらいで今の稲作をつ...全文を見る
○三上隆雄君 ですから私は、最終的に向こう三年間後期対策を実施する段階に当たって、やはりそういう事情を勘案しながら、それぞれその県によって、地域によって消費者のニーズに合わしてそういう生産体系があるわけですから、その辺も十分配慮されて配分をしていただきたい。少なくとも私は傾斜配分...全文を見る
○三上隆雄君 この基準をなす、いわゆる米を精米するときに万石の網なんですけれども、これを算定するときには一・七ミリでふるいにかけているわけです。それを基準にしているわけですよ。我々一・七でやったら自主米はもちろん、政府米だって売れっこないんですよ。そういうことを基本にしながら作況...全文を見る
○三上隆雄君 だから、こういう末端にはこういう実態があるということ、やはり実際政府米で販売する場合に一・八とか一・九でなきゃならないとしたならば、それ以上のものはこれは加工米に回すとか、そういうことを考えていただきたいと思います。加工米、あえて加工米を生産の段階でつくらなくても、...全文を見る
○三上隆雄君 それでは、ほとんど米だけの日本酒はないということですね。わかりました。  そこで、ある酒屋の社長に私聞いてきましたが、純米酒の、米だけでつくった場合にはおおよそ十度以上にアルコールが上がらないというんで すね。純米酒で飲ませればこれは健康的にも大変いいようなんで...全文を見る
○三上隆雄君 そこで確認したいわけですが、酒に対する課税の基準は何度からですか。
○三上隆雄君 じゃ、一%以上の飲み物については全部酒税がかかっているんですか。
○三上隆雄君 はいわかりました。それが実態であるならば。  酒の問題が出ましたからもう少し突っ込んでみたいと思います。  消費拡大の意味で、しかも健康も含めて、健康上の問題も含めて家庭の醸造酒を認めていただけないものか、その辺の事情はどうなんですか。
○三上隆雄君 それについては税負担の公平、それから国民の何て言ったのですか、民生安定というか、その意味ですか。
○三上隆雄君 保健上から考えた場合には、むしろアルコール添加したものが健康を害するということは医学的にもはっきりしているわけですから、その点についても私は検討を要する、こう思うんです。よろしくお願いしたいと思います。  時間がないから進めたいと思います。  土地改良費の農家負...全文を見る
○三上隆雄君 共同減歩ということはどこまでですか、その入る範囲は。例えば百町歩あった。その基幹道路は一本なら一本、二本なら二本より見ないでしょう。道路なり水路は将来転作して宅地化になっても、やはりこれは公共に供する面が多分に強い、そういうことから私は主張しているんです。  です...全文を見る
○三上隆雄君 事務局の答弁では法に従った答弁、規定に従った答弁よりできないから、やはりこういうことは大臣の政治的な判断によって、これからの行動いかんにあるわけですから、大臣の見解をお聞かせいただきたいと思います。
○三上隆雄君 満足な答弁ではないにしても相当前向きな、しかも大胆な発言がありましたから、どうぞひとつ大臣、農家、農民の立場で、期待していますからよろしくお願いしたいと思います。  それでは、我々農家というものは単なる食料を生産するという、主たる目的は胃袋を膨らますということでは...全文を見る
○三上隆雄君 ようやく資料が見つかりましたから再開したいと思います。  私は大体な数字で申し上げます。一九七〇年で約十八万、ただいまお答えいただいたように八八年で六十三万という、そのぐらい件数が膨大に増加したわけでありますけれども、行政検査と自主検査とこれに対する見解と実態をお...全文を見る
○三上隆雄君 ただいまそれぞれの割合が示されましたけれども、その検査の検査されたその中での割合じゃなく、輸入全体の件数の中の何%を実際行政で検査されていますか。
○三上隆雄君 私は、全体の三・七%を検査しているということで、日本のこのぐらい膨大な輸入食品の安全を確保されると思いますか。大臣、お願いします。
○三上隆雄君 大臣はどう思いますか。農水大臣としてどう思いますか。
○三上隆雄君 再度、大臣の決意をお願いします。
○三上隆雄君 大臣から今決意が示されましたけれども、その決意を裏づけるのは、やはり来年度の予算に人員の確保、その施設の確保を盛らなきゃ決意が実らないわけですから、どうぞその辺の御努力をお願いしたいと、こう思います。  最後になりましたが、その安全の問題、科学技術庁の方にお願いし...全文を見る
12月05日第116回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○三上隆雄君 それでは私から、先般第一回目の質問で御回答いただけなかった、そしてまた私が質問のできなかった範囲内で質問をしてみたいと思います。  私は、先般も申し上げましたけれども、今、日本の農業、農村は崩壊寸前である、しかしながら国民の世論は、消費者の世論はこれ以上農村を衰退...全文を見る
○三上隆雄君 大臣から大変力強い御発言がありましたが、歴代の農水大臣から常にそういう御発言をちょうだいしておりますけれども、その自民党政府の長期継続が今の自給率を低下せしめ、農村を疲弊させている現状をつくったわけでありますから、今まで以上に決断を持ってこれに努力をしていただきたい...全文を見る
○三上隆雄君 ただいま、輸入も適切に含めながら食糧の安定を図っていくというお答えがありましたけれども、全体的には今の自給率を下げるんですか、上げるんですか、これを維持するんですか。
○三上隆雄君 同じことじゃないですか。  この間、政府が自民党に示したこの長期見通しというものを見た限りでは、ほとんどが自給率を下げる数字が出されております。ただ、野菜なりあるいはリンゴが若干伸びていますけれども、ミカンは相当減ることになっていますし、そういうことで私は、拡大生...全文を見る
○三上隆雄君 先ほど来何回も、国民の合意を得ながら、納得を得ながらという、そういうお話でございますけれども、国民はこれ以上農家にもっと負担を強いていくということを望んでいると思いますか、私はそうは思いません。消費者は、日本の農家は今置かれた条件の中では大変努力していますよと。日本...全文を見る
○三上隆雄君 それでは、日本の予算総額の中で農業予算が年々減少しておるわけでありまして、四十兆円時代のときも三兆円、今六十兆を超える予算の中でも三兆円ちょっと出ているだけ。そういう状況の中で、果たして農業の振興というのはあり得ると思いますか、その辺について。  しかもまた、先般...全文を見る
○三上隆雄君 具体的な個々の問題に触れても、今の段階では限界がございますから、どうぞひとつ米価に限らず農業予算の総額において、少なくとも軍事費の膨張以上に増加すべきである。それに対して、担当大臣として精いっぱいの努力をしていただきたいと私は要望しておきます。  それから、ガット...全文を見る
○三上隆雄君 どうぞひとつ勇断を持ってそれを断行されるようにお願いをしたいと思います。  それから、次の問題に入りたいと思いますけれども、私は、農業、食料というものは単なる経済的な論理から議論すべきじゃないということは再三申し上げておりますけれども、この輸入を阻止する意味でも、...全文を見る
○三上隆雄君 ただいま一年に九名をふやしたという報告がありましたけれども、現場で実際検査に携わっている人の論評がこの新聞に、十月二十日の日本農業新聞と経済新聞に掲載されておりますけれども、少なくとも国内食品の検査並みの六千人ぐらいは完全な検査体制をしくためには必要だという、そうい...全文を見る
○三上隆雄君 いや、検査機器を使用して能率を上げるというけれども、一定の人員を確保しないと私は絶対不可能だと思うんですよ。ちがった見方をすれば、どんな危険な食料でも簡単に入れる条件をつくっていると言わざるを得ない状況にあると私ども思うんです。その意味で、今までのような一年に九名か...全文を見る
○三上隆雄君 答えになってないと思うんですよね。  今までのような考え方ではこういう結果になっているんです。抜本的に改善しようとすれば、少なくとも関係省庁の担当者としてこうありたいけれども問題としてできないと。できないとするならば、その方策を我々が政治の面で考えなきゃならぬです...全文を見る
○三上隆雄君 努力するということは、私は先ほど言ったように、それが実現するような努力を期待しているわけであって、単なる口先だけの努力では私は満足しませんから。そしてまた、自主検査の結果について若干触れたいと思います。  外国の公的検査機関というものは輸出時以前の、輸出する以前の...全文を見る
○三上隆雄君 もちろん自信がないと思いますよ。輸出前の検査だと輸送の段階の薫蒸なりいろんな状態が検査の盲点をついているということになるんです。その実態はわかっているんですか。どういう形で二週間も三週間も、場合によってはアメリカから来るときは三十日以上かかって来るんです。防腐剤、防...全文を見る
○三上隆雄君 その体制の中でやれますか。本当にやろうとすれば、実害がなくなるような実態をつくることがあなた方の使命なんですよ。形式的にやれば事足りるという性質の立場ではないでしょう。それに対してもっと誠意のある言葉で答弁をしていただきたいんです。ですから、具体的にそういう実態でな...全文を見る
○三上隆雄君 ガットでいろいろ厳しい立場で頑張るよりも、これをもっと規制することによって私は相当輸入を制限することができる、そして国民の合意を得ることができると思うんですよ。安ければいいというものじゃない、食料は。そういうことで農水大臣、やはり国民に安全な食料を供給する意味でもっ...全文を見る