三上隆雄

みかみたかお



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三上隆雄の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月26日第118回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○三上隆雄君 それでは、社会党・護憲共同から、私は今回提案された法改正二案と農業全体についての質問を申し上げたいと思います。  今回、農林水産委員会に農林漁業金融公庫法及び農業信用保証保険法の一部を改正する法律案を提案されておりますけれども、まず、この法案の改正に至る理由等を質...全文を見る
○三上隆雄君 ただいま大臣から、まさしく私と同じような考え方を御披露いただきました。歴代の大臣が常にそんなことを申し上げておりますけれども、現在の農業が、若者が喜んで自信を持って誇りを持ってつき得ない、そういう状況になってしまっているわけであります。  そこで具体的に、当面差し...全文を見る
○三上隆雄君 大変懇切丁寧なお答えをいただいてありがとうございます。実はよく議論の中で、日本は一粒たりとも輸入しないという議論、いろいろ国の内外で議論になっておりますけれども、これに対して明確な私は政府の答弁が必要ではなかろうかと、こう思うんです。今実際、日本の国内に入っている米...全文を見る
○三上隆雄君 二万トン。
○三上隆雄君 私の持っている資料は、加工米で五万二千五百十六トン、砕米で、砕いた米で一万五千九百五十二トン、合わせて七万八千五百七十トン、一応数字であらわれているんですよ。それに、そのほかに旅行者あるいはいろいろ駐留米軍の持ち込み等々を考えた場合に、十万トン近い、もはや輸入されて...全文を見る
○三上隆雄君 ただいま言われたように、毅然とした態度で対応していかなきゃ困ると思います。  それでは次に、またこれも当面の問題としてひとつ触れておきたいと思います。  今ちょうど畜産価格に対する審議が行われており、また二十九、三十ではその価格の決定も見るような状況になっており...全文を見る
○三上隆雄君 その審議の決定を受けて、諸般の事情をしんしゃくしながら対応するということでございますけれども、先般、これは社会党の議員研修の段階でどなたか存じませんが、素直に試算するとことしは幾らか下がるような、そのような御発言がありましたけれども、その辺の真意はいかがなものでしょ...全文を見る
○三上隆雄君 この五・八%のマイナス要因という主な原因は何だと思いますか。私は立ったままでお聞きします。主な内容は何ですか。
○三上隆雄君 この主な理由は、やはり生産性の向上をさせた分、次年度にはその乳価なり米価なり農産物価格が下がるという、そういう算定方式になっているということが私は問題だと思います。その繰り返しだから、農家自体が一生懸命働けば働くほど不利になる状況になっているんです。ですから、その連...全文を見る
○三上隆雄君 これは日切れ法案ですから、今お答えのように、速やかに協力することもまた私たち議員としての務めではないかと、こう思うわけであります。  それでは次の問題。  今回の法改正によりましてその貸し付けの対象の範囲が拡大されてございます。そのことについて若干触れてみたいと...全文を見る
○三上隆雄君 それでは、次に土地利用型農業の体質強化の問題について言わせていただきます。  土地利用型農業経営体質強化資金は、土地の利用型農業について規模の拡大等を通じてその体質強化を図り、足腰の強い農業経営を育成するために創設しようとしているようでありますけれども、具体的にそ...全文を見る
○三上隆雄君 それでは次に、中山間地域活性化資金についてお尋ねしたいと思います。  いわゆる中山間地域の活性化を図ることが、今後の農業政策の重点課題であると思いますけれども、平成二年度の実施予算でも大きな目玉となっております。  そこで、今回の法律改正によって中山間地域活性化...全文を見る
○三上隆雄君 確かに今のお答えは、私ども理想とする考え方ではありますけれども、ここでひとつ農水省として考えていただきたいことは、今地方は、農村はいろんな開発をする場合に、地域の資本がそれに参画できないような力関係ができまして、中央資本が入ってきてどんどん開発しているというのが実態...全文を見る
○三上隆雄君 どうぞひとつ、私が先ほど要望申し上げたような、そういう精神を含めてこれから運用面に当たっていただきたい、こう思います。  それから、地域指定の問題に触れてみたいと思います。いわゆる中山間地域として、この地域指定のあり方が最大の眼目であると言っても過言ではない、が、...全文を見る
○三上隆雄君 ただいま、地形的、社会的、いろんな諸条件を勘案しながら指定すると言いましたけれども、次の問題にも関連しますから質問を続けたいと思います。  従来から、各種の法律によっていろんな地域の指定がされております。例えば、山村振興法、過疎地域振興特別措置法、離島振興法、半島...全文を見る
○三上隆雄君 そこで、この中山間地の指定というものは、大型合併、市町村の合併によって、これが例えば過疎法の場合は、その行政単位全体として過疎地域という指定をしているわけでありますけれども、今回の農業を中心とした中山間地域の指定というのは、社会的、行政的なそういう判断というか、区分...全文を見る
○三上隆雄君 先ほど、地域指定の関係で若干繰り返しましたけれども、後ほど政府案として、成案として出すようですから、その関係については保留して次の問題に入りたいと思います。  先ほど、村沢委員から金額的な問題も出ていましたけれども、あえて私からその問題についてちょっと触れてみたい...全文を見る
○三上隆雄君 時間がないので、一応確認だけするというような格好の質問になりますけれども、一応今答弁されたことを確認しておきたいと思うんです。  それじゃ次に、この融資の年数を、年限を五年間と限定されております。その五年間という根拠、それをお答えいただきたい。
○三上隆雄君 私は、農業というものは五年間という年限ではそんな大きなことはできないと思うんです。その意味で、私はその期限の延長を要望したいわけでありますけれども、延長した場合にどのようなことが考えられるか、その辺の御見解をいただきたいと思います。
○三上隆雄君 延長の条件を付しているということでございますから了解をいたします。どうぞその時点でまた再考をお願いしたいと思います。  それでは次に、土地利用型農業経営体質強化資金をリリーフする資金ですね、この資金が自作農維持資金等に限定されているその理由を伺いたいと思います。
○三上隆雄君 それから、この基金を造成する場合に、その金融機関というかその設置の場所が明確でないので、どこに基金をするのか、民間団体なのか、その辺の明確な御答弁をいただきたいと思います。
○三上隆雄君 それでは、はしょって申しわけありませんけれども、別な問題に入らしていただきます。  農外事業資金及び生活資金まで対象になると言いますけれども、住宅、自動車等はどうなりますか。
○三上隆雄君 今のお答えの中でシャシュと言われたんですか。
○三上隆雄君 シャシュというのは車ですか。
○三上隆雄君 じゃ、自動車の場合はトラック、乗用車でも今はこれはそんなにぜいたく品とは言えないと思うんです。その辺の見解を明確にする必要はございませんか。
○三上隆雄君 それでは時間がございませんので、これで一たん中止しておきます。
○三上隆雄君 ただいま出された……
○三上隆雄君 そうですか。  それでは、この規定もすべて急いで出したからどうにもならぬと思うけれども、林野率が七五%というのは何に対して七五%なのか。それから人口の十万というのは、行政単位が十万ということはいろんな問題が派生しますから、この辺のきちっとした説明を願います。  ...全文を見る
05月29日第118回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○三上隆雄君 それでは、菅野委員から水産二法についての質問が大分なされましたので、私は一般的漁業の問題について質問をいたしたい、こう思います。  なおその前に、当面緊急的な課題として、アメリカのヤイター農務長官が先般日米構造協議に伴って、米の市場開放について執拗に迫ってきておる...全文を見る
○三上隆雄君 そもそも批判のやりとりといいますか、それが起きている原因は、一粒たりとも輸入をしないというこの表現が、私はこういうお互い不信を買う言動が起きてくるようなそういう状況になっていると思うわけであります。さきの委員会でも私若干申し上げましたけれども、一粒たりとも入れないと...全文を見る
○三上隆雄君 なかなか信書のやりとり、そういう国際的なおつき合い等々の事情もあって表明できないとすれば、それはその事情は認めるにしても、やはり担当農水大臣として今までの姿勢を貫いてほしいと、私こう思うんです。申すまでもなく、その前提にある条件としては、先進諸国では最低の自給率、反...全文を見る
○三上隆雄君 先ほど、前段の質問で包括的に質問をしたところ、京谷長官から大変詳しく御答弁がございましたので、通告とは若干順序を変えまして質問を続けてまいりたい、こう思います。  最近の米ソ接近という事態に伴って北西太平洋における漁業は、米ソ両超大国によって管理され、我が国の北洋...全文を見る
○三上隆雄君 ただいま長官から、私の認識と相通ずるものがあるという御回答がありましたけれども、我が国の漁業に対するこうした不当な差別、排除に対して、政府は毅然とした態度で我が国の漁業を守るべきである、こう思うわけであります。そしてまた水産物の輸入禁止をするなど、対抗法というか対抗...全文を見る
○三上隆雄君 ただいまのお答えで大変難しい状況にあるということはわかりますけれども、どうぞひとつ、日本の漁業を守るという意味で慎重に、しかも積極的な対応をしていただきたいと、こう思うわけであります。  それでは次に、イカ流し網、大目流し網、それからサケ・マス流し網、いわば漁法に...全文を見る
○三上隆雄君 ただいま積極的なお答えが出ましたので、ひとつより効果的な結果が出るような方法で御努力を願いたい、こう思います。  それでは次に、減船対象者に対する救済措置について質問したいと、こう思います。もろもろの漁業交渉の結果、漁獲量が減らされ減船を余儀なくされた場合、政府は...全文を見る
○三上隆雄君 与えられた時間が少なくなりましたので、最後に水産物の輸入と価格の問題について触れたいと思います。  長官も八戸出身でありますし、よく八戸の実態御存じだと思いますけれども、八戸の水揚げ量の七、八割がイカで占められているわけでありまして、イカの町八戸とさえ言われるわけ...全文を見る
○三上隆雄君 長官、大変どうも大臣とも御答弁をいただいてありがとうございます。  実は、漁業問題もやはり基本的には農業問題と同じでありまして、その地域経済全体が漁業の振興なくしてはあり得ない。農業もまた、農山村もその振興なくして地域の経済の発展もないわけでありますから、どうぞひ...全文を見る
05月31日第118回国会 参議院 科学技術特別委員会 第4号
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○三上隆雄君 それでは、私から日本の原子力政策、行政に対して全体的な質問を申し上げたい、こう思います。  その前に、私はきょう、正式な手続をいたしまして参考人の要請をしたわけでありますけれども、先ほどの理事会でそれが拒否されたというか、それが実現できなかった。その経過について、...全文を見る
○三上隆雄君 ただいま委員長から、まことに残念であるが今回は大臣に対する委嘱審査の会議であるからというゆえをもって参考人を拒否されました。しかしながら、前向きなお答えがありましたので、今後に問題を残さないことを要望しながら、それではこれから質問に入っていきたい、こう思います。 ...全文を見る
○三上隆雄君 ただいま局長からそれなりの御答弁をちょうだいいたしましたけれども、私ども地元におれば、あのぐらいトラブルがあれば、一たん事故が起きてからやめてもらうんでは困るんです。その意味で長官、これは政治的な判断であなたの御答弁を確認したいと思います。
○三上隆雄君 なかなか私の期待するようなお答えは出てこないと思いますけれども、もしも事故があってからでは遅いんですから、あなた方が科学的に、学術的に可能な限り、危険が出るようであればいつでもやめてくださいよ。もう一回トラブルがあったらやめませんか。これだけもう一回確認しておきます...全文を見る
○三上隆雄君 それだけの確認だけはしておきたいと思います。  先ほど冒頭申し上げましたように、私は参考人を含めて私の質問を組み立ててまいりましたけれども、それがこのような形で拒否されましたので若干質問の順序が変更になると思いますけれども、あらかじめ御了承いただきたいと思います。...全文を見る
○三上隆雄君 質問してないことに答えないでくださいよ。むつ小川原計画にいつ入ったかということを聞いているんです。
○三上隆雄君 それでは、それまでには全くその計画には原子力関係の内容のものが含まれてないという解釈でよろしゅうございますね。
○三上隆雄君 そこで、この六十年にむつ小川原開発計画の中に、これがいわゆる第二次基本計画の中に入れられたということでございますけれども、これは青森県が要請して入れたのか、国が青森県に要請したのか、その辺について明快なお答えをいただきたい。
○三上隆雄君 県内議論の中では、一般的にも県議会の中でも、国の要請があったから県で受け入れたと言っているんですよ。電事連がなぜここへ入ってくるんですか。その辺の御見解を明確にしてください。
○三上隆雄君 まだはっきり私は納得いかないんですけれどもね。計画そのものには事業者は入ってないわけでしょう。国と県の計画でしょう。それが県に対して事業者が要請するという、それはどういう意味ですか。国の委託を受けて事業者が青森県行政にお願いしたということですか。
○三上隆雄君 事業者が地方自治体の青森県に対して要請する、これが国の方針だというその考え方はどうなんですか。
○三上隆雄君 その経過は確認をいたしました。  それでは、下からいきますと、県が事業者側から要請を受けて、その要請を受けたこと自体が国からの要請だという判断に立って違いありませんか。その判断でよろしゅうございますか。
○三上隆雄君 ですから、はっきり答えてくださいよ。事業者が県に対して要請したんでしょう。事業者イコール国だという考え方でよろしゅうございますかということを聞いているんです。
○三上隆雄君 それでは、国はこの原子力政策をとりあえず進めるのだ、その進め方についての一切を事業者側に委任しておるということの解釈でよろしゅうございますか。地域の選定も方法もすべてを委任しておるという解釈でよろしゅうございますか。
○三上隆雄君 それでは、くどいようですけれども、六十年四月十八日に事業者が国の立場に立って青森県に要請した。その要請を受けて国も参画して正式に決定したのが六十二年、そういう解釈になりますか。
○三上隆雄君 それまでのむつ小川原開発計画に編入されたその経過等については、一応確認をいたしました。  それでは次に、私は、これから日本の原子力政策を、そしてまた青森県の核燃サイクル施設をあそこに集中立地するということを変更しなければならないという理由を若干申し上げて、政府の御...全文を見る
○三上隆雄君 今までの大臣から全く一歩も前進しないお答えしかちょうだいできないけれども、これからまた質問を進めていきたいと思います。  その一連の選挙結果を見て青森県の知事は何と言ったかというと、反対する人は認識不足だから反対していると言っているんです。自民党の県議会の先生方が...全文を見る
○三上隆雄君 それなりに国は努力していると思うけれども、県民にしてみるとますます不信を買うんですよ、それに対する要請を聞かないで。しかも、事業者側というのはどういう立場ですか。それを営利としてやる事業者側なんですよ、自分たちが不利になるようなことは絶対していませんよ。今まで何度も...全文を見る
○三上隆雄君 できますか。
○三上隆雄君 やるのかやらないのか、本当に言ってくださいよ。やりませんとか、まあやむを得ない、検討しましょう、どっちでもいいから確たる答弁をください。
○三上隆雄君 今反対の側だと一蹴されましたけれども、県民の側ですよ、反対の側じゃないですよ。確かに賛成の人もあるけれども、この間は賛成の団体は建設業界が賛成、その団体が一つ、推進を決議いたしました。もう一つは商工団体です。一般の県民は、それをやることによって直接経済的な潤いも予想...全文を見る
○三上隆雄君 企画立案から関与して、設計に関しての審査もするわけでしょう。簡単でいいです。
○三上隆雄君 もし事故があった場合、例えば福島第二原発のように事故があった場合に、その審査をするのはどの機関ですか。
○三上隆雄君 私ども考えるに、設計を審査し、それを許可する、そして後で事故が起きた場合にそれもまた審査するというのは客観性が失われるので好ましくないと思うんで、その見直しが必要ではなかろうか、そう思います。
○三上隆雄君 次の問題に入りたいと思います。  いろいろ質問の組み立てが変わってしまいましたけれども、そこで私がひとつ提案したいことは、今青森県に立地される再処理施設というのは、東海村にその試験施設はあるけれども、世界に類例のない大型のものだ、こう聞いておりますけれども、果たし...全文を見る
○三上隆雄君 低レベルと再処理と貯蔵です。
○三上隆雄君 ほとんど科学的、技術的なところの質問はできなかったけれども、プルトニウムをあえて再処理しなければならないという考え方が私ども理解できないんです。その意味で、日本で再処理するよりも輸入した方がいいということがはっきり学説的にも言われておりますから、その辺についての考え...全文を見る
○三上隆雄君 いや、安いか高いかと聞いているんですよ。科学的に、日本でこれぐらい危険を伴いながら、官民両方のいろんな投資をしながらあえて再処理施設をつくること、輸入した方が安いという議論もあるから、それについて簡潔にお答えいただきたいと思います。
○三上隆雄君 終わります。
06月14日第118回国会 参議院 外務委員会 第7号
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○三上隆雄君 ただいま発言の指名をいただきました三上であります。ただいま自民党の久世先生から極めて格調の高い質問、御意見が出され、その質疑のやりとりでこの原子力政策というもの、理想に向かってはほぼ言い尽くした感もございますけれども、私は今回の日仏新原子力協定に最も関係のある青森県...全文を見る
○三上隆雄君 それでは、具体的に質問をさせていただきます。  最近まで高速増殖炉の開発が何かがむしゃらに進められていた感じがするわけでありますが、フランスではスーパーフェニックス―Iがナトリウム漏えい事故等がありまして挫折し、西ヨーロッパ諸国の動向と相まって、国際協力によるスー...全文を見る
○三上隆雄君 それでは、次に入りたいと思います。  天然ウランの主成分は九九・三%も含まれているウラン238でございますけれども、これはこのままでは燃えないわけであります。プルトニウムを燃料にして燃えないウラン238を燃えるプルトニウムに転換して利用するための原子炉が高速増殖炉...全文を見る
○三上隆雄君 物足りない点は、また後で出てくると思いますから、それなりに進めてまいりたいと思います。  次に、高速増殖炉が世界的に破産したとなると、プルトニウムの平和目的の使い道はなくなります。そうすると、今の原発の使用済み核燃料を再処理してプルトニウムを取り出すこと自体が無意...全文を見る
○三上隆雄君 後ほどそのコストについて議論する場がございますから、順次進みます。  ウラン燃料用に設計してある現在の原発の軽水炉でプルトニウムをまぜて使用するのは、それ自体危険性を大きくするものでありますけれども、この混焼の場合の燃料コストは幾らになるのか、また発電コストは幾ら...全文を見る
○三上隆雄君 現実的なことについては私はもちろん素人でございますから、国会の場で皆さんの権威あるお答えをいただくのが私のきょうの役目でありますから質問を続けてまいりたい、こう思います。  次に、プルトニウムの単価はウランに比較してどのように評価しておられるのか。今までも若干説明...全文を見る
○三上隆雄君 なかなか直観的に我々は比較ができないけれども、これだけの人が見て聞いているわけですから、順次進めてまいりたいと思います。  次に、東海再処理工場は国の出資金で建設し、運転しているわけであります。これをきちんと償却、返済するためには、今後の再処理費は幾らと見積もって...全文を見る
○三上隆雄君 それでは、計数的なことは後ほど資料を提出していただきたい、こう思いますので、一応私の質問を続行してまいりたい、こう思います。  次に、フランスやイギリスから返還輸入されるプルトニウムについて、再処理費だけでなく、輸送や護衛、それぞれそれも経費であるわけでありますか...全文を見る
○三上隆雄君 それでは次に、青森県に建設が計画されております再処理工場で精製されるプルトニウムについて質問をしていきたいと思います。  そのプルトニウムが幾らでできてくるのか、その積算の根拠も含めてぜひお答えをいただきたい、こう思います。その積算の計算なくしてこれはやっているは...全文を見る
○三上隆雄君 先ほどもその輸送の関係、そしてまた今回の積算が企業機密で発表できないと言いましたけれども、やはりこれははっきりした計算に基づいて計画されたと思うんですよ。そして、その移管すること自体が国が事業者側に要請してやっているわけでありますから、当然このプルトニウムによって公...全文を見る
○三上隆雄君 ちょっと今前段を聞き漏らしましたけれども、今のは原発に伴うコストなのか、再処理工場によって出るコストなのか、それをもう一度確認したいと思います。
○三上隆雄君 ですから、私の聞いているのは、青森県に建設が予定されている再処理工場で精製されるプルトニウムからくる原子力料金、コストというものを聞いているんですよ、原子力発電ではなく。
○三上隆雄君 それでは、後ほどまとめて資料要求をいたしますから、進めてまいりたいと思います。  元東京都立大学助教授で、今は原子力資料情報室代表である高木仁三郎先生の計算によると、三%濃縮ウラン燃料一トンの価格が約三億円であるのに対して、等量の熱を発生する三%のプルトニウムを含...全文を見る
○三上隆雄君 そうしますと、私が発言しましたその価格よりも安いという、安くできるという見解でいいわけですか。まあその計算がなかなか面倒だと。  それじゃ、どの程度安くなるという御見解ですか。
○三上隆雄君 大差はないというのは、さっき私が発言した十億から十二億円という、それと大差がないということですか。
○三上隆雄君 計算が違うんじゃないの。じゃ、この十億円から十二億円というのは、科技庁の計算では、通産省の計算では全く計算でき得ないということ、比較できないということですか。
○三上隆雄君 私の言ったことが高目に出るということは、じゃ、通産省の計算するその根拠を示してください。
○三上隆雄君 それでは次に進みます。  動力炉・核燃料開発事業団がフランスの技術を導入して東海村につくった再処理施設のパイロットプラントとは何だったのでしょうか。そしてまた、商業施設を設計、建設するための技術を確立することを目的としてつくられたパイロットプラントであったはずです...全文を見る
○三上隆雄君 十分に技術がどうなんですか。
○三上隆雄君 私の聞いているのは、東海村でつくってその研究成果がどのぐらい期待されたのか。それがあってもなおかつ今回フランスからその新規技術を導入しなきゃならぬ、購入しなきゃならぬという、それについての質問をしているんです。
○三上隆雄君 それから、日揮株式会社から三菱重工に変わったその理由はどうなんですか。
○三上隆雄君 わかりました。  それでは次に、動燃事業団は、物品調達に当たっては競争入札を避けてことごとく随意契約によっており、しかも金額要件についても具体的な額を明示していないことなど、平成元年の特殊法人に関する調査結果報告書においても総務庁行政監察局から厳しく指摘されておる...全文を見る
○三上隆雄君 原子力船「むつ」についてはいろいろトラブルがあるわけですが、我々地元の者としては事故が起きてからやめるんでは困るんです。とにかくこれほどトラブルがあって、成果もなかなか期待できないと言う専門家もいるわけですから、いろいろ物の研究というのは失敗が成功のもとという例えが...全文を見る
○三上隆雄君 動燃のその目的なり事業のやっていることはわかるんです。その場合の物品の調達等について競争入札を避けている。そういう経営実態というものはどう考えているんですか。それに対する反省がどうなのかということを聞いているんです。
○三上隆雄君 適切な指導をするというんですか。今まではそれを認めてきたんだね。何省庁でもやっぱりそういう形でやっているんですか。私は初めて国会議員になって、町村ではそんなこと許されないと思うけれどもね。
○三上隆雄君 どうぞ関係省庁は適正な指導をするようにお願いをしたいと思います。  それでは次に、今までいろいろお答えされたものに関連すると思いますけれども、動燃事業団は東海事業所での再処理によって発生する高レベル放射性廃棄物や超ウラン元素を含む廃棄物を北海道の幌延に持ち込もうと...全文を見る
○三上隆雄君 いろいろ安全に留意しながら高レベルの廃棄物を青森県の六ケ所村に一時的に貯蔵するという、そういう今のお答えもあったし、今までも言われてきているけれども、その高レベル廃棄物を保管するという協定が青森県となされているのか、それをまず確認してから入っていきたいと思います。
○三上隆雄君 今廃棄物をその発生した敷地内で処理するという、そういうお答えもありましたけれども、じゃ六ケ所村で一時的にも保管するものは、六ケ所村の再処理から出たそのものについて保管するという解釈でいいですか。
○三上隆雄君 じゃ、結局外国に移管しておったその返還されるものもすべて六ケ所に一時的に保 管されるということですか。
○三上隆雄君 それでは全国の三十八基ですか、今稼働している発電所、それから出るのは高レベルの廃棄物とはみなされないんですか。その廃棄物はどうなるんですか。
○三上隆雄君 結局、フランス、イギリスに移管したもの、それから全国の発電所からの廃棄物すべてをとりあえずは六ケ所に一時的に保管、貯蔵するというんですね、とりあえずは。
○三上隆雄君 結局は青森県の六ケ所に全部を貯蔵するということになるんですね、一時的に。その一時的という定義は三十年から五十年という、我々一般的には少なくとも一時的にはという一般的常識はせいぜい三年から五年という常識だと思うんですね。青森県で誘致を決定した段階でそのようなことをはっ...全文を見る
○三上隆雄君 ここにこれだけのお歴々がいてそれに答弁できないんですか。はっきりそんなこと説明して青森県も受けたんでしょう。
○三上隆雄君 専門家会議で一時的に保管するんだからいいという認め方をしたんですか。専門家が三十年から五十年、その常識を疑うけれども、その当時三十年、五十年というのが政治家はもちろん、知事初め県議会、地域住民に徹底しましたか。これは大変重大なことですよ。
○三上隆雄君 それはね、あなた方はわかっていると思うけれども、青森県民にそれを知らしめたかというんです。そこを聞いているんですよ。子供だましをしちゃ困るんです。
○三上隆雄君 いや、最近の情報ではそれはわかり切っているんです。ですから、青森県が六ケ所村と動燃と五者協定した段階でそのような詳しい説明をしているかというんだよ。一時保管するということの定義、三十年から五十年というのは、最近その締結が全部終わった後でわかっていることでしょう。そん...全文を見る
○三上隆雄君 いや、それはあなた方がそう思っても、地域住民にいつそれを説明したの、何年何月何日。
○三上隆雄君 だから、その最終処分地がない場合には、結局は六ケ所に永久的に保管するということでしょう。  もう少し続けます。じゃ、最終処分地のその可能性はあるんですか。
○三上隆雄君 ついでに聞いておきますけれども、その安全な地層処分ということは、六ケ所村には重大な活断層もあるし、地下水位の高いところだし、私ども、また学者の一部にも、あれは適地ではないという見方も出ているんですが、その判断でよろしゅうございますね。安全な地下層ではないね。
○三上隆雄君 そこで、この社会的、政治的な状況を申し上げて大臣の御見解をいただきたいと思うんですが、確かに五十九年、国の要請に従って動燃がその仲介役的な立場をとりながら、青森県は確かに手順としてはそのすべてを消化して、条件をそろえて誘致したのか、とにかく立地されることになったわけ...全文を見る
○三上隆雄君 大臣から言いますと、当然そのようなお答えがくるだろうとは予測しますけれども、少なくとも大臣も日本人として、そこの地域住民として住民が要らないとしたならば、やはりその意思を尊重しなきゃならぬと思うわけです。ですから、きょうこの提案された法案を審議させなきゃならない立場...全文を見る
○三上隆雄君 地方自治の立場で聞いているんじゃないんです。国家の内閣の一員、一人としてこういう地域の住民の実態がこんなに動いているのに、変化しているのにどう対処するかという、あなたが所管大臣として聞いているんですよ、内閣の一員として。
○三上隆雄君 これ以上は外務大臣からのお言葉はいただけないと思いますから、次に進めたいと思います。  そこで、私は実は三時間の時間を要望したわけでありますけれども、二時間ちょうだいしました。まだ若干時間がありますけれども、ここで時間ぎりぎりになると私の資料提示のチャンスがなくな...全文を見る
○三上隆雄君 早速資料を提示しますから、それで即刻判断してお答えをいただきたいと思います。それによってまた私も質問を続けたいと思います。
○三上隆雄君 それによって私はまた質問を続行しますから、まず出せるものを示してください。
○三上隆雄君 いや、少なくとも今すぐ出せるというものを示してください。
○三上隆雄君 じゃ、いつまでに検討していただけますか。
○三上隆雄君 いや、無制限に協議するということはないでしょう。少なくともいつならいつまでかかるという……。
○三上隆雄君 少なくとも、次の機会が十九日といいますから、十八日までに資料を出せますか。
○三上隆雄君 公正、公開の原則にのっとってこの資料を、私は出せないことはないと思います、すべてを出すように私から強く要望して、次の質問に入っていきたいと思います。  そこで、原燃サービスの再処理工場が計画どおり進められて稼働するとすれば、そこで発生する高レベルの廃棄物は毎年どれ...全文を見る
○三上隆雄君 委員長、先ほど資料の提示を求めましたが、私の質問に対して検討させるということについても、後ほどその資料と一緒に御回答いただくことをまず要望しておきます。――私の今の質問に対して政府側が検討すると言ったでしょう。検討した結果を資料と一緒に出すように、その結果を。出せな...全文を見る
○三上隆雄君 次に進みます。  この工場で発生する超ウラン元素を含む廃棄物は毎年どれほどの量になりますか。これお答えできますか。
○三上隆雄君 次に、結局はこの再処理工場ができることによって、すべての新たなところに高レベルの廃棄物や超ウラン元素の廃棄物の処分場が決定されるまでは、これは先ほどの質問とダブりますけれども、六ケ所村に置くということになるわけです、なるような感じがしますけれども、この処分場の選定は...全文を見る
○三上隆雄君 まだ最終処分地の決定しない段階で青森県では一時的にもこれは私は受けることはできないと思います。そうでなければ、そのことを県民に問う手だてを、日本の政府としてその手だてをしてください。県民投票をすることを要望します。そうでなければ、別なところへその選定の場所を決めてか...全文を見る
○三上隆雄君 いろいろ理由を言うけれども、とにかく三十年から五十年は置くということでしょう。それを決めないと、私は一時保管ではないと思うんです。じゃ、それはどのぐらい進んでいますか。別な場所を選定する進行状況はどうなんですか。
○三上隆雄君 いろいろ質問の中で資料提出やらお答えを願ったわけでありますが、一部では検討する、あるいは資料については後日にゆだねられた面もありますけれども、私に与えられた時間若干ありますけれども、次はその資料が提示された後に私の時間を続行さしていただきますから、私のきょうの質問は...全文を見る
06月21日第118回国会 参議院 外務委員会 第9号
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○三上隆雄君 座ったままで発言を許していただきたいと思います。  まず委員長に対して、私に残された六分に対してそれ以上の時間を与えていただき、その御配慮に対して本当に感謝を申し上げたい、こう思います。  それでは、先般私が二十五項目に及ぶ資料の提示を求めたわけでありますけれど...全文を見る
○三上隆雄君 ただいまそのようなお答えをいただきましたけれども、その趣旨の反応がその後若 干感じられますので、まとめてそのことについては意見を申し上げたいと、こう思います。  それでは二番目の経費の問題について、その資料提示に対して申し上げますが、使用済み核燃料の海外への全輸...全文を見る
○三上隆雄君 これもまたいろいろ抵触することがあるから発表ができない、そういうことでございますけれども、これもまた後ほどまとめてお伺いしたいと思います。  それでは次に、返還プルトニウムの予想運賃について、その輸送船、輸送ルート等の具体的な方法が決まっていないとしても、少なくと...全文を見る
○三上隆雄君 少なくとも最高の場合でこのぐらい、最低で行った場合にはこの程度の運賃、その積算に伴って最終的には電力料金が決まってくるわけでしょう。ですから、その最高時と最低の場合と、その程度の試算を示していただきたいと思います。
○三上隆雄君 それでは、次の問題に進みたいと思います。  高レベル廃棄物の予想運賃についても、使用済み燃料の輸送実績に基づいておおよその推定計算はできると思うんです。その場合の使用済み燃料の輸送実績に基づいた推定計算は、これはできると思うし、していると思うんですよ。そのことはい...全文を見る
○三上隆雄君 それでは、このお答えの中に、一キロワット当たりの試算が約六十銭程度という、その程度という試算はどこから来ているんですか。
○三上隆雄君 あとの問題については、それ以上のことについては後ほど私の後に質問する委員にゆだねたいと思います。  それでは、次の資料について伺いたいと思います。  二番の原燃サービスが計画している再処理工場についてですが、フランス企業との契約内容については、これまたほんの概要...全文を見る
○三上隆雄君 それでは次の、年間の運転費と償却費については、企業経営に密接に関係があることですからこれまた公表しない、そういうお答えをしているわけでありますけれども、これまた公共料金に直接かかわっておるわけでありますし、しかもまた、原子力発電そのものに対する経済性が議論になってい...全文を見る
○三上隆雄君 そもそも六十銭と出てくるその根拠は、いろんな積算があって出てくるわけでしょう。政府は政府なりに判断した積算があるでしょう。じゃ、この六十銭というのは政府は妥当だと思いますか、それをまずただしておきます。
○三上隆雄君 質問が前後しますけれども、前に振り返ってもう一度質問させていただきますけれ ども、返還廃棄物のそのお答えの中に、廃棄物を我が国の電気事業者に返還する選択権を有していると言っていますけれども、この選択権とは何を意味しますか。
○三上隆雄君 それでは次に、抽出プルトニウムの単価について、例えば動燃事業団が電気事業者からプルトニウムを購入する場合に、その合理的で適正な単価を算出しなければならない、こう思うんです。その単価が幾らになるのかもわからないままに再処理工場を建設するなどということはこれはあり得ない...全文を見る
○三上隆雄君 それでは、高レベル廃棄物の加工費と貯蔵費についても、今までのお答えと同様ということになりますか。これも確認をしたいと思います。
○三上隆雄君 じゃ、政府としてはどのくらいに見ますか。
○三上隆雄君 ただいまTRU廃棄物の加工費あるいは貯蔵費も同じであるというお答えがありましたけれども、このTRU廃棄物というのはどの種の廃棄物に入りますか。
○三上隆雄君 もう一度。
○三上隆雄君 それは低レベルの廃棄物とは言いがたいんですね。
○三上隆雄君 当然だと思います。後ほどそれに関する御意見を申し上げたいと思います。  それでは次に、これはイギリスの原子力発電所と火力発電所の一つの例ですけれども、その比較については、政府の調査検討の結果、これは政府の返答ですから、原発は火力の三倍にもなる例が原子力産業新聞に報...全文を見る
○三上隆雄君 その信憑性については、私はどれが信憑性があるとは言いがたいわけでありますけれども、この原子力産業新聞そのものにおおよそ石炭火力発電の三倍になるというような、こういう記事まで載っていますから、これについてはどういう受けとめ方をしますか。
○三上隆雄君 いや、しかしこの原子力産業新聞ではそれと逆のようなことを言っているわけですからね。この新聞は見ていないですか。元年の十一月十六日の原子力産業新聞にそう掲載しています。これは見ていないですか。
○三上隆雄君 これについては、いろいろその信憑性等からいってどこにその視点を置いていいのか私も判断しかねますけれども、一般的には私ども現地でいろいろ原子力の有利性、必要性、そのことを言うことに対して、あえて原子力というものがクリーンである、安い、しかも安定的だということをしょっち...全文を見る
○三上隆雄君 それでは、新型転換炉の実証炉として今青森県の大間に建設されようとしていますけれども、その推定発電コストは幾らになるのかお教えをいただきたいと思います。
○三上隆雄君 結局、そうしますと、十五円が大体二十二、三円になるということですか。
○三上隆雄君 それでは次に、「もんじゅ」の推定発電コストは幾らになるんでしょう。
○三上隆雄君 ちょっと今前段を聞き漏らしましたけれども、それに対する国の補助なり比民間負担分は含まれていますか。
○三上隆雄君 せっかく大島長官が見えられましたので、質問を大臣に向けてみたいと思います。  一九八四年に電事連から青森県に核燃三点セットの要請があったわけでありますけれども、それに対するプロセス、経過を簡単に、それは大臣でなく、だれか適当な政府委員からお願いします。
○三上隆雄君 そこで、三点セットの中に低レベル放射性廃棄物の埋設施設も当然入っているわけですけれども、この低レベル放射性廃棄物の中に、先ほどもお答えがありましたけれども、TRUという廃棄物は含まれておりますか。
○三上隆雄君 何度か聞いている聞いているという表現をしますけれども、それでは青森県にそれを協力要請した段階で、この低レベル放射性廃棄物にはこのTRUというものが入っているということを正式に説明しましたか。
○三上隆雄君 記載されていますか。
○三上隆雄君 断言できますか。
○三上隆雄君 その点については一応わかりましたけれども、これは県内でもっと詰めなきゃならない問題だと、こう思います。  そこで、これからのことは大島大臣も聞いていただきたいんですが、本県の北村知事は、その三点セットの協定はしたけれども、高レベル廃棄物については絶対拒否するという...全文を見る
○三上隆雄君 敷地内から生産というのか排出されるものについては、そのものについてはいつの時点で明確にしましたか。
○三上隆雄君 高レベルは当初ではないんですよ。
○三上隆雄君 今の説明の後段で、返還プルトニウムの高レベルについても貯蔵するということが言われましたけれども、それも当初からの説明ですか。
○三上隆雄君 今までの答弁だと国が全く土俵の外にいるわけですけれども、じゃ、国はどういう関与をしてきたんですか。いつもいつも電気事業者側がというお答えでしょう、国はどういう立場をとってきたんですか。
○三上隆雄君 そう言ったら、全国の廃棄物全部青森県へ持ってくるということになるんじゃないですか。全国の三十八ある発電所の廃棄物を今外国へ移管しているわけでしょう。その返還廃棄物も全部また六ケ所へ行く。六ケ所で再処理して出たものも全部六ケ所で処理するというんでしょう。じゃ、日本全国...全文を見る
○三上隆雄君 海外からどうして返還されるんですか。
○三上隆雄君 結局は、そのフランス、イギリスへ移管したものが返還されるものも青森県で一時的には受ける。六ケ所から出た廃棄物についても、それは一時的には保管する、そういうことですね。時間がないから簡単に言ってください。
○三上隆雄君 そこで確認しますけれども、そのものの処理と保管については一時保管でしょう。一言で言ってください。
○三上隆雄君 一時貯蔵でしょう。
○三上隆雄君 少なくとも青森県では、保管はするということは、最終処分地なり保管地が決定することを前提にして、これはやむを得ぬだろうということですよ。じゃ、その最終保管地をいつの時点で決定するんですか。その決定を見ない限り青森県では受けませんからね。
○三上隆雄君 それじゃ青森県では受けませんよ、そういう状態では。(「じゃ、期限なしと同じじゃないか」と呼ぶ者あり)
○三上隆雄君 そういう状態では……、青森県にもそういう説明していますか。それは今になってつけたりの説明でしょう。結局一時貯蔵の定義というものは、ガラス固化してその冷却する期間、それから三十年、五十年というのが出てきたんでしょう。最初から三十年、五十年と言っていましたか。一時的に貯...全文を見る
○三上隆雄君 与えられた時間が間もなくなくなるようですから。  科技庁長官、いろいろ今まで青森県の経過を踏まえ、そしてまた原子力行政そのものについて、単価の面、経費の面からも議論してきましたけれども、今まで我々一般国民を説得するPRでは、原子力エネルギーというものはまずクリーン...全文を見る
○三上隆雄君 じゃ、最後に一言申し上げて終わりたいと思います。  長官を初め政府の方々あるいは推進する人の考え方は、安全については十二分に配慮しながら進めると言いますけれども、今の世界の科学技術で、日本の科学技術で絶対的な安全の保証がありますか。ないでしょう。努力するだけでしょ...全文を見る
07月05日第118回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○三上隆雄君 私は、社会党・護憲共同という立場で、元米審委員の大先生、谷本先生のただいまの質問を受けて、私は昨年まで一生産農民でしたが、そういう立場から私なりに質問をしてみたい、こう思います。  今回の政府の諮問米価は、一・五%の下げ諮問であるということを先ほど来説明をいただい...全文を見る
○三上隆雄君 それはちょうだいいたしましたから、省略してください。
○三上隆雄君 我々は生産現場にいて、物価が上がっている、賃金が上がっている、すべてのものが上がっているのに、この統計表に出てくるように物価指数が下がってくる、生産費が下がるということは理解できないんですよ。ですから、我々はそれを信頼するために、生産調査の農家の実態がどうなっている...全文を見る
○三上隆雄君 じゃ、個票でなくてもいいから、各県のどこの町村で何名、これだけでも出してくださいよ。その積算があって初めて出ているんでしょう。
○三上隆雄君 じゃ、どの範囲で出していただけますか。
○三上隆雄君 じゃ五十歩譲って、町村でだめなら、市の段階で何戸、どこの市で何戸調査しているか、それは出せるでしょう、そのぐらいだったら。どんなことをしたってどこのだれか出しているかわかりませんよ、我々がどう見たって。
○三上隆雄君 出せないのか出さないのか、一言で言ってください。    〔理事北修二君退席、委員長着席〕
○三上隆雄君 このことについてはこのような結果ですから、まあ……(「質問通告してあるんでしょう、それは聞かなきゃだめだよ」と呼ぶ者あり)それはもちろん。(「通告してあるんだったらちゃんと答えさせろよ」と呼ぶ者あり)いや、それが出せないと言うんだから、私はそれでおきます。  そこ...全文を見る
○三上隆雄君 そうしますと、今まで政府が説明していただいている生産費の高い農家、いわゆる生産性の低い農家も救っているということですか。
○三上隆雄君 ただいまのお答えでは、例えば四反歩でも五反歩でもいい、それが生産性が高い場合に、結局生産費が低いんですが、その農家も対象にするということは、生産費・所得補償方式で生産性が上がっている時代には、生産費が低い農家を調査農家として入れるということは、生産性が進んだ、高く向...全文を見る
○三上隆雄君 結局、要約すれば、一町五反以上でなくとも、それ以下のものでも、いわゆる生産性の高い、生産費のかからない農家も調査農家に入れて算定するんだ、したがってそれからはじかれる試算米価というものは当然下がってくる。だから、言いかえるならば、諮問米価を下げるための作為だという以...全文を見る
○三上隆雄君 私どもは、少なくとも毎年毎年この米価の方式を変えるということは、いかにして米価を下げようかというその方途の何物でもないという考えを持たざるを得ないわけであります。  そこで、しからば二年、三年前の算定方式でことしの諸価格を勘案して試算した場合に、どのぐらいになりま...全文を見る
○三上隆雄君 ですから、その当時から物価も上がっている、賃金も上がっている、それから円高になっている、そのもろもろの状況を見れば、今の米価を下げるなんということは我々考えられないんですよ。  今、農家の代表がこの裏に見えています。どだいアメリカの農業、タイの農業、今の日本の置か...全文を見る
○三上隆雄君 先ほど来いろいろ前の質問者の中にもありましたけれども、自民党と協議する前は三%台下げが見込まれるという、何かそういう新聞報道もありましたね。その根拠はどこにあると思いますか。二日か三日のうちに、このように数字がすぱっと合って出てくるというところに我々は信憑性がないと...全文を見る
○三上隆雄君 我々、新聞、テレビ等も何のために見ているかわからない。このようなマスメディアが発達した世の中で、公的な機関でないにしても、少なくとも相当な信頼性のある天下の大新聞、しかも複数の新聞社何社も言っていることが政府側から出ている数字でないとすれば、これはあなた自身としてど...全文を見る
○三上隆雄君 この問題については、ここで最高責任者でございます大塚政務次官、そのようなことはどこから出ていると思いますか、全くそのことがなくて天下の大新聞が全部書きますか。
○三上隆雄君 そこで私は、価格決定に当たって要望というか、政府の見解をただしたいわけでありますけれども、国権の最高機関で、これだけの重要なものは、今の形骸化した米価審議会よりも国会で、このような形で審議した方が私はむしろ公平な決定が予想できる、そう思うわけであります。きのう実は、...全文を見る
○三上隆雄君 少なくとも来年の米価決定に当たっては、政府と自民党のそういう意見調整、確かにきのうの大臣の答弁もありましたが、与党たる自民党と協議するのは当然である、政党政治下の中で重要なものを決めるにはその協議があってしかるべきだと思うけれども、少なくともその協議をする前に国会の...全文を見る
○三上隆雄君 よろしくお願いします。  委員長、それについてそれなりのお答えが出るでしょう。お願いします。(「理事会、理事会」と呼ぶ者あり)
○三上隆雄君 よろしくお願いします。  企画管理労働時間のとり方についてですが、今までの生産費のとり方は一町歩未満、そういう農家が大宗だったんです。これから稲作農家で自立専業的な経営をするとなれば、三町歩、五町歩。となれば、それを少なくとも他産業の労働者との賃金格差がないような...全文を見る
○三上隆雄君 それはわかっています。  一・三時間というのは八十分でいいですね。そうですね。
○三上隆雄君 それからいくと、一町歩では八百。とにかくこの労働時間では、例えば五町歩やっても十町歩やっても、一般企業的感覚からいったら、研修の時間とか、長期間たまに有料視察を行ったり、そんなことも入れたらどだい計算になりませんよ、今の米価じゃ。そんなことを考えたら、どうですか、将...全文を見る
○三上隆雄君 ただいま、いろいろな規模別の経営形態まで触れて御説明がありましたけれども、例えば平成十二年、あと十年後に八ヘクタールの規模になった場合に、今の考え方からいくと米価をどのぐらいと予想していますか。
○三上隆雄君 極めて歯切れの悪い答弁ですけれども、一つの目標を示したらそれに対する積算というものがあるはずですから、それを示さないと将来の農家展望ができませんよ。  そこでもう一つ、米価決定の時期、先ほど国会の運営と絡めて申し上げましたけれども、少なくとも種まきをする前、春耕に...全文を見る
○三上隆雄君 米価についてはいろいろ問題がありますけれども、ことしもとうとう一・五%の下げ諮問で諮問されました。願わくば、米審が正常な形で今の農業、農家の現状を見て、少なくとも我々、農業団体が要求している据え置きで決定するような、それを期待して私は米価についての質問を一応終わりま...全文を見る
○三上隆雄君 全国の米飯の普及率はどのようになっておりますか。できたら回数ごとに、三回までは米飯給食が施設の補助の対象になっている、そういう規定があるようでありますから、三回以上米飯を取り入れている学校、三回、それからようよう一回と、区分して御報告を願いたいと思います。
○三上隆雄君 私も思ったより普及率が高いという感じがするわけでありますけれども、先ほど隣の公明党の刈田先生から、都会の消費に対する認識が低いんじゃないかという御指摘がありましたけれども、生産地域と消費地域に二分してどっちの方が普及されているのか。
○三上隆雄君 前段申し上げましたように、消費の拡大をする。しかも世界的に日本食が望まれている状況ですから、自信を持ってこの普及に努める。その意味からも、学校給食法の精神にのっとってもっと農水省と文部省が一緒になって、その普及実績のために頑張っていただきたい、こう思います。  そ...全文を見る
○三上隆雄君 時間がないから、簡単にお願いします。
○三上隆雄君 まだ私の聞いてないことまでお答えいただきましたけれども、本当は実はそうなんです。リンゴの果汁についてもことしから自由化になりました。しかも、地元では地元の農産品を導入できないということで大変悩んでおりますから、どうぞオレンジと同じような扱いをしていただくように特にお...全文を見る
○三上隆雄君 次に、食品の安全性の問題についてお尋ねをしたいと思います。  米価の問題も学校給食の問題も、果汁の問題も牛乳の問題も、実は日本の食糧の自給率を上げなけりゃ日本の農業の発展はないということは明白なわけでありますから、その意味で単なる価格だけで議論する時代ではないと私...全文を見る
○三上隆雄君 終わります。
09月27日第118回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第3号
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○三上隆雄君 それでは、私から今差し迫っておりますガット・ウルグアイ・ラウンドに向けての農業交渉について主としてお尋ねをしたい、そういうことで一応質問の組み立てをしましたけれども、菅野委員からいろいろ総体的な質問がされ、それに対する適切なお答えがありましたから、若干組み立てを変え...全文を見る
○三上隆雄君 理事会で協議をするということですが、きょうのこの委員会中にその結論を出せますか。
○三上隆雄君 じゃ、よろしく御配慮をお願いしたいと思います。  そこで、質問を続けたいと思います。  いろいろな考え方が国内にもあるしアメリカにもあるわけであります。そこで、このガット・ウルグアイ・ラウンドに関する報道の内容について若干触れてみたいと思いますけれども、何かこの...全文を見る
○三上隆雄君 結局、今までもそういう形で、それは政府筋の努力はありますけれども、商業紙よりも弱いから、それをしのぐ何かアクションを起こさなきゃならぬと思うわけですよ。その意味で何とか今までより以上な報道を政府の方からしかけていかなきゃならぬと思いますから要望しておきます。  そ...全文を見る
○三上隆雄君 冒頭私は、当委員会で内閣に対して抗議を申し込むという提案をしましたけれども、扱いはどうなるかは委員長にゆだねますが、担当農水大臣として少なくとも今までどういう手だてをしたか、そのことをまずお尋ねしたいと思います。
○三上隆雄君 通産大臣に対して、内閣の一員があのような重大発言をしていることに対して担当大臣としてどういうような行動をしたかということです。それから、これからどうするかということです。
○三上隆雄君 最大限山本大臣の発言を期待したわけでありますけれども、とかく農水省が言うことよりも、特に貿易、外交については外務省、通産省等の意見が優先されて農業がだんだんだんだん押しやられてきている、そういう今までの経過をたどると、今までよりもっとより強力な抵抗をしていかないと、...全文を見る
○三上隆雄君 ただいま果汁についてのお答えは正確な数字まで掲げて出されましたけれども、少なくとも一〇〇%ジュースで百円のものが二 〇%、この原料が安いから外国から輸入するという理論なわけですね、自由化して安い物を輸入するということは。逆にコーラ、ウーロン茶それからコーヒー等の原...全文を見る
○三上隆雄君 こういうはっきりした根拠を持って政策を立案していただかなきゃならぬし、国民を指導していかなきゃならぬ関係省庁が少なくともコーラという、あるいはウーロン茶についてはそんなに問題になっていませんけれども、コーラあたりはこれは原料代が五%いっているかどうかわからぬという見...全文を見る
○三上隆雄君 それからもう一つ、具体的に質問と要望を申し上げたいと思いますけれども、消費者が求めるその製品に対して原料の価格の構成比が幾らになっているのか、少なくともJAS法によって成分表は義務づけられておりますけれども、原価、例えばさっき言ったようにジュースの原価が百円の中で十...全文を見る
○三上隆雄君 今の問題よろしく御検討をお願いしたいと思います。  それでは、先般、吉川委員長を初めとして参議院の農水委員会が三重県と愛知県を調査させていただきました。そして、それぞれ施設や園芸その他のものを視察させていただきましたけれども、茶畑を視察したときに、防霜ファンが大変...全文を見る
○三上隆雄君 ただいまのお答えの中で、もはやその補助の道が開かれていて、実際もう実施されているんですか。もしされたとすれば、青森県にもそういう例があるのかどうか。
○三上隆雄君 確認しますけれども、いつの時点でその制度ができたんですか。
○三上隆雄君 数年とは何年ですか。
○三上隆雄君 どうぞひとつ、青森県でもこの降霜被害というのは、ちょうど花の満開のときに霜の降る時期なんですよ。それが霜がおりた場合に、その柱頭が侵されてそれが結実しないという現象がありますから、しかもそれが優秀な、台風も当たらない、どちらかと言うと盆地にその傾向が出るわけでありま...全文を見る
○三上隆雄君 オレンジとは違ってとおっしゃいますが、私はオレンジ、ミカンの方は過剰でないとは言いませんけれども、リンゴすら過剰の状態ですよ。その状態にまたリンゴ果汁が入ってきて、今までは一箱二十キロのものが大体千円前後、通年、平均しますとそのぐらいであったものが五、六百円、安けれ...全文を見る
○三上隆雄君 先ほど何度も要望しておきましたけれども、適用になるようにひとつ御検討をお願いしたい、こう思います。  それからもう一つ。広範なことになりますけれども、やはり日本の農業を改善していくためには、先ほど菅野先生も言ったように、国際的に競争するためには日本の農産物の生産性...全文を見る
○三上隆雄君 時間も余りなくなりましたから、最後に、これまた生産費低減の意味合いからいろいろ今までも要望申し上げてきましたけれども、土地改良が基盤整備上何としても必要な条件でありますけれども、既設の土地改良をしたその関係から当然負担金が伴うわけでありますけれども、日本の農家のそう...全文を見る
○三上隆雄君 それぞれ今お答えがありましたけれども、例えば整備をした、土地改良をした、それによって利益をこうむるのが農家である、ですから、一定の農家の負担はその公益的な面にも負担を負わせるという考え方、例えば港の場合あるいは道路の場合、主として港湾、道路を供用して営利を目的、これ...全文を見る
○三上隆雄君 終わります。
11月02日第119回国会 参議院 科学技術特別委員会 第2号
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○三上隆雄君 それでは、私から質問をするわけでありますけれども、せっかくの機会でございますので、先ほど皆様方から満場一致をもちまして穐山理事の交代に伴いまして私が理事を担当することになりました。よろしくお願いいたします。  それでは質問に入りたいと思います。  今、日本は科学...全文を見る
○三上隆雄君 ただいま山本原子力局長から、県のことであるから私どもは、国では関与しないというお言葉がありましたけれども、相談は受けたわけですね。
○三上隆雄君 事実は承知しているけれども相談は受けていないということですから、質問のしようがございません。  しかし、それに対して国としてはいささか責任はありませんか。その点の御見解をいただきたいと思います。
○三上隆雄君 きょうは傍聴者も大変おりますし、議員の皆さん方も聞いておって、これで果たして国が、事業者が県に対して誠意を持って住民の説得に当たっているかというそのことがまず一つのあらわれですよ、その態度が。まずその状態だけは認めました。  それでは次に進みたいと思います。  ...全文を見る
○三上隆雄君 ただいま石田官房審議官のお答えになったのは、何年の何月の何会議ですか。
○三上隆雄君 実は、手元に八九年十月三十日の朝日新聞、これは新聞ですからその信憑性については私は何とも言えませんが、   明るみに出た構想は六ケ所村に使用済み核燃料の長期貯蔵施設を建設するというもの。これまでの計画では、再処理施設内に使用済み核燃料の貯蔵施設はあったものの、あく...全文を見る
○三上隆雄君 それでは二つの段階があるということですね。一定の保管用にするガラス固化した段階でその放熱をする期間が三十年から五十年、そのガラス固化する前の冷却を四、五年という説明をしたんですか。
○三上隆雄君 そこまではわかりました。一つの会議としての経過が実証されましたので、それは終わりたいと思います。  そこで、核燃料サイクル施設の一時保管ということは、私どもはそのガラス固化した段階から三十年―五十年、そんな科学的、技術的なことは一般県民はわかりませんよ。少なくとも...全文を見る
○三上隆雄君 それでは、このような質問のやりとりですから質問の順序をかえて、それに関連したことを若干申し上げてみたいと思います。  それでは、幸い長官がおりますから、長官の回答を踏まえながら私は質問を続けていきたい、こう思います。  実は青森県知事から大島科技庁長官あてにこの...全文を見る
○三上隆雄君 一〇〇%は理解できないがおおよそという解釈ですか。このとおりじゃないんですか、はっきりしてください。
○三上隆雄君 補足はありますか。
○三上隆雄君 そこで、もう少し確認したいと思いますけれども、ここでの「地元」とはどこを指しますか。
○三上隆雄君 ただいまのは都道府県も関係者、地元関係者という解釈でよろしゅうございますか。私は地元ということを聞いたわけでありますから。
○三上隆雄君 もう一度確認しますけれども、一義的には当該市町村が地元であって、県も地元と今言明しましたのでそう解釈しましょう。いいですね。
○三上隆雄君 この場合、北海道の幌延と道の関係に若干触れ、また青森県と連動さして質問さしていただきます。  北海道は、正式な名称は忘れましたけれども、高レベルの貯蔵研究センターですか、それに伴うところの立地協定の議論の中で、道が地元ではないという見方もあったし、最終的には道も地...全文を見る
○三上隆雄君 当然道も県も地元という解釈が立証されたわけであります。  そこで、もう一つ、幌延とその道の関係の協議の中で、関係市町村も地元であるという見解も一部ではなされていますけれども、その点についてはいかがなんでしょうか。
○三上隆雄君 なかなか言い回しが巧みなのか、我々理解に苦しむわけでありますけれども、例えば関係市町村、隣接市町村が、幌延でも六ケ所でもその協定に不満というか、それを拒否した場合には、それも政治的、法的な効力が出ますか。
○三上隆雄君 御理解を求めて、そこの自治体の承認を必要といたしますか。
○三上隆雄君 それでは、北海道でも青森県でも、隣接町村の理解を求めるということは、単なる理解を求めて説明して、そこの住民の意思表示は受けないということですね。必要でないということですね。
○三上隆雄君 そうすると、結局北海道の場合は道とその当該町村というか、実施町村というか、法的な了解の手続を得ればその事業が実施できるということ以外に解釈できませんね、あなたの答えでは。それでは現実に合った承認の求め方ではないと思うんです。  例えば青森県の六ケ所村を考えた場合に...全文を見る
○三上隆雄君 じゃ六ケ所村はどうですか。
○三上隆雄君 それは国の姿勢が無責任ですよ。国は事業者を、地方自治を指導監督するのが国の役割じゃないですか。国の勧めがあって事業者と一致協力していくという三者の合意でもってこの事業が進められているんですよ、危険性を伴いながら。そういう姿勢でいいですか。
○三上隆雄君 いや、最大限善意に解釈すれば今局長の言ったとおりですけれども、逆に見れば、その実施市町村一つの承認があればどんな危険なものでも隣接の町村に関係なく進められるとすれば、これは大変危険なことなんです。ですから、こういう距離的に近い場合、そして精神的な連携がある場合にはそ...全文を見る
○三上隆雄君 そうです、もちろん。安全協定に対して覚書でその隣接町村は対応するということなんです。どういうことが想定されますか。
○三上隆雄君 地元は、隣接町村は地元としてそれに加わりたいけれども、それに関係ない扱いをするからどうにもならぬですよ。ですから先ほど何度も言っているけれども、隣接町村の意向も十分聞く、理解を得るって言うんですよ。じゃ、法的な理解を得るための手だてをやってもらいたいんです。それはど...全文を見る
○三上隆雄君 時間も余りないから次に進まざるを得ないわけですけれども、少なくとも地元の住民としては、隣接町村なり青森県の地元の住民の声を聞くとして理解と協力を求めるとすれば、そこの意見を聞く手だては何がありますか。それがないとすればその意思がないということですよ。簡単に言ってくだ...全文を見る
○三上隆雄君 吉田委員がもし若干でも私に時間を譲るということであれば、それはできますか、いいですか。――じゃ、若干延びますかもわかりません。  次の問題に入らしていただきます、それも関連すると思いますから。  それでは、先般の衆議院の外務委員会の北海道の五十嵐広三代議士が質問...全文を見る
○三上隆雄君 いや、それではその要所要所だけを議事録を朗読させていただきます。五十嵐広三委員に対する橋本参考人のお答えです。  橋本参考人はきょうも出るようになっておりますけれども、見えていますか。まだ見えていないんですか。せっかくだから橋本参考人にもお聞きしたいと思います。 ...全文を見る
○三上隆雄君 では、参考人がいなくてもこの構成メンバーで討論をしたいと思います。  五十嵐委員がこのような質問をしたわけであります。   ちょっとよくわからないところがあるのですが、これはつまり一時貯蔵の三十年ないし五十年という貯蔵というものは別にして、それからの話になるので...全文を見る
○三上隆雄君 そうすれば、さっきの最初の概要書では、四、五年、三―五年という表現と実際的には三十年―五十年という実態が出てきた。今の場合も一本のガラス固化体を――毎年出てくるわけですから、いわば青森県の六ケ所には原子力発電所がある限り、再処理施設を稼働する限り永久に一定量のものが...全文を見る
○三上隆雄君 私に与えられた時間は吉田委員の協力によりまして若干延ばさしていただきましたけれども、最後に一言申し上げて終わりたいと思います。  先ほど四十四項目にわたって県知事に対しての公開質問状、これは相談があったとすれば、今まで本当に相談はないんですか、二カ月以上たって。八...全文を見る
○三上隆雄君 では、本当に県から相談はないということですね。わかりました。それでは確認しておきますけれども、県からその質問に対する相談はないということの判断でよろしゅうございますね。はい、わかりました。  もう一つ、二十四日付で、ちょっと今資料が見えないんですけれども、青森県の...全文を見る
○三上隆雄君 それでは、時間を超過していろいろ質問させていただきましたけれども、これが青森県の切実な声ですから、どうぞ、表向きは国も事業者も誠意を持って地域住民の理解と協力を得ながら進めると言っているんですから、本当に誠意を持って当たってください。そして、余り子供だましというか素...全文を見る
11月22日第119回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○三上隆雄君 それでは私からは、本委員会は、大臣が来月早々ウルグアイ・ラウンドに向けての最終交渉に当たるわけでありますから、それに向けての委員会でありますから、主としてそれについての質問ということでありましたけれども、谷本同僚委員の質問でほとんど御答弁をいただきましたということで...全文を見る
○三上隆雄君 ただいま大臣から、いろいろ厳しい国内外の条件があるけれども、それぞれめどがついた、それに向けて全精力を傾注すると。  そこで、先ほども問題になりましたけれども、やはり国民の理解を得るようなその努力が、本気で農水省がやるとすればその努力が足りないと、こう思うわけであ...全文を見る
○三上隆雄君 そこで、国内向けとして実際日本で農業生産をする場合に、そしてまたアメリカ、ECと比較してどういう状況にあるかということを数字を示しながらお尋ねしたいと思います。これは米の関係でございますけれども、日本で十アールの生産費が十四万三千三百七十四円、アメリカは一万三千八百...全文を見る
○三上隆雄君 そこで、また若干の例を申し上げたいと思いますけれども、生産者価格と消費者価格の比較でございますが、統計上野菜は大体四倍になっているんです。そして果物については三倍であります。幸いにして米については、もちろん高い米を買おうとすれば、特殊な米を買おうとすれば別ですけれど...全文を見る
○三上隆雄君 最後に、今お答えをいただきましたように、何年来、何十年来流通の経費節減ということを言ってきているんですよ。しかし一向に下がらないんですよ。これ下がる可能性があるんですか。下がる可能性がなかったとすると日本のこういう置かれた条件の中で生産をし、流通をするとするならばこ...全文を見る
12月10日第120回国会 参議院 科学技術特別委員会 第1号
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○三上隆雄君 委員長の選任は、主宰者の指名に一任することの動議を提出いたします。