水野賢一

みずのけんいち



当選回数回

水野賢一の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月19日第156回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○水野委員 自由民主党の水野賢一です。  まず、イラク情勢を取り上げます。  今、文字どおり開戦前夜ともいうべき状況になっておるわけでございます。戦争というのは数多くの悲劇を生みますし、だれしも好むものではございません。その意味で非常に残念だと言わざるを得ないわけですけれども...全文を見る
○水野委員 大臣の御見解を強く支持したいと思います。  ところが、いわゆる反戦運動というようなもの、世界じゅうに広がっているとされておりますけれども、その多くは、米国の武力行使に対しては絶対反対ということを唱えておりますけれども、この問題の根源であるイラクの大量破壊兵器の問題に...全文を見る
○水野委員 副大臣の御答弁に対しても、強く支持をいたしたいと思っております。  さて、我々が今一番警戒をしなければいけないのは、国際社会の目がイラク情勢にくぎづけになっているその間隙を縫って、まさに日本にとって近隣の脅威ともいうべき北朝鮮がどのような動きをするかというのが我々に...全文を見る
○水野委員 今御答弁にあったように、領海とかの場合は、確かに、無害通航権というようなものが国際的にも確立されているから、なかなか通るなというわけにはいかないんでしょうけれども、内水、港に関しては、主権の範囲内で、例えば寄港制限、入港制限ということをやることは可能だということだと思...全文を見る
○水野委員 時間が来ましたので終了いたしますけれども、最後に、川口大臣も、非常にイラク情勢、多難な折だと思いますけれども、その姿勢を強く支持したいと思いますので、お体に気をつけて頑張っていただきたいと思います。
05月09日第156回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○水野委員 おはようございます。自由民主党の水野賢一です。  まず、国際民間航空条約についてお伺いをいたしたいと思います。  この条約は、一九四四年にシカゴで行われた会議の結果として採択をされたということから、通称シカゴ条約というふうに言われております。  この条約がかなり...全文を見る
○水野委員 条約局にお伺いをしたいと思います。  今の日韓シャトルの話からはちょっと離れていいですけれども、一般論として、特定の空港に対して特定の国のみの乗り入れを認めるというようなことは、機会均等をうたっているシカゴ条約の精神に反するんじゃないかというふうに思いますけれども、...全文を見る
○水野委員 おっしゃるとおりだと思うわけですね。  ところが、そのシカゴ条約の認識について、国土交通省の側の方で、最近、どうもそれは認識不足じゃないのかなというような発言が国土交通省の幹部からもあるわけで、ちょっとその辺をただしたいと思うんです。  例えば、扇大臣の三月十四日...全文を見る
○水野委員 きちっと確認をしておきたいんですけれども、あくまでも日本の国際拠点空港は成田空港であり、羽田はあくまで国内拠点空港だという認識で、この原則は堅持するということでよろしいですか。
○水野委員 私は、何も羽田から一便たりとも国際線を飛ばすべきじゃないと言っているわけではないんですが、例えば、羽田国際化というような議論というのがある中で、きちっと踏まえていかなきゃいけない問題というのはたくさんあると思うんですね。一つは、今申し上げたようなシカゴ条約との関係。は...全文を見る
○水野委員 いや、正確な数字は五便なんですけれども。今、一日に約六百便が飛んでいる中の五便だけが東京上空を飛んでいる。要するに、ほとんど飛んでいないんですよ。それも、機材は大型機材がだめとかいうふうに、いろいろな限定があるんですけれども。  要するに、東京上空を飛ばないで千葉県...全文を見る
○水野委員 そうなんですよ、これは支払っていないんですよ。おかしいことに、成田空港を利用する人間から二千四十円取っていて、羽田空港を利用する、国際線もですよ、お金を取っていないということによって、旅行会社などは、要するに、成田は遠くて不便な上に施設使用料まで取られるというような宣...全文を見る
○水野委員 それでは続きまして、放射性廃棄物等安全条約について何点かお伺いをしたいと思います。  原子力発電の場合、原子力発電の弱点というのは、大規模事故の危険性ということもあるかもしれませんけれども、やはり安全に操業していても高レベルの放射性廃棄物が必ず出てきてしまう、この点...全文を見る
○水野委員 報道等によりますと、ロシアが外国からの放射性廃棄物を引き受ける、もちろんこれは迷惑なものを引き受けるわけだからお金も当然もらうということなんでしょうけれども、いわばそういう意味で、核廃棄物ビジネスというか、ロシアの場合、非常に広大な国土、さらにはそこに人の住んでいない...全文を見る
○水野委員 ロシアに対して放射性廃棄物を持っていくというような話が本当に行われるのかどうか私はわかりませんけれども、私としては、やはり自国内で全量地層処分するというのが原則であるべきだと思っておりますし、厄介なものだから他国に持っていくとか、もしくは金は出すから引き取ってもらうと...全文を見る
○水野委員 重ねて質問をしますけれども、全量国内地層処分ということでよろしいですか。
○水野委員 一般国際情勢について、何問か質問をさせていただきたいと思います。  昨日五月八日が、瀋陽総領事館事件からちょうど一年だったわけであります。これは、中国の武装警官が日本の総領事館に対して乱入をして日本の不可侵権を侵したということに対して、日本政府としては中国側に対して...全文を見る
○水野委員 結局、陳謝はあったんでしょうか。
○水野委員 私は、それは微妙に違うと思うんですね。中国側がみずからの責任を認めたのではなくて、あれは要するに、中国側の発言の中に、まあ日本も問題があったし中国も問題があったねというような一般的な言い方でそういうのは確かにあったんですけれども、それは陳謝じゃなくて、一般論的に、お互...全文を見る
○水野委員 私は、これは明確に日本としてあのとき陳謝ということを中国側に要求していたわけですから、明確な陳謝がやはり得られなかったということに対しては残念な思いをしますし、何となく、うやむやにしたわけではないとおっしゃられるかもしれませんけれども、結果としてちょっとこの問題がうや...全文を見る
○水野委員 このSARSの問題は、中国側の、中国共産党とか中国政府の気持ちというのをそんたくすれば、恐らく政権の移行期というような時期に余計な社会不安をあおりたくないというようなことで情報隠しなどをしたのかもしれませんけれども、やはりこれは、中国人は言うまでもなく、さらに全世界の...全文を見る
○水野委員 いや、日本のスタンスが台湾のオブザーバー参加が望ましいということは、それはわかっているんです。わかっているので、問題は、望ましいと口で言っているだけじゃなくて、そのために国際社会の中で働きかけをするのかしないのかということを聞いているんですが、その辺はどうなんでしょう...全文を見る
○水野委員 時間が来たので終了いたしますけれども、私としては、こうした問題、これは日本を含む世界の、全地球の人類の健康に関係する問題でありますから、日本としても積極的にイニシアチブを発揮して、オブザーバー参加ということに大きい役割を果たしていく、積極的に役割を果たしていくというよ...全文を見る
05月16日第156回国会 衆議院 環境委員会 第8号
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○水野委員 自由民主党の水野賢一です。  さて、今これだけ大きく産業廃棄物の不法投棄というのが社会問題になっている中で、この廃棄物関係の二法案が提出されたということは、非常に意義深いことだというふうに思うわけでございます。  さて、お伺いいたしますけれども、全国に、現在、不法...全文を見る
○水野委員 今、十三年の六月のデータということですけれども、ことしは平成十五年なわけですから、こういうのは毎年毎年のデータというのが私はあるのかなというふうに思うんですけれども、では、十三年六月以降とか、もしくは以前、例えば平成十二年のデータとか、十四年のデータというのはございま...全文を見る
○水野委員 では、累積のベースで見ると年々ふえているのか、減っているのかというのは、その辺はわかりますか。
○水野委員 この平成十三年六月の調査というのは、たしか、市町村に調査票を送って調査をしたと思うんですけれども、市町村の方から、ここへ投棄があるのはわかるけれども量がわからない、そういうようなものがございますよね。そういうような量は、先ほどおっしゃられた千三百万立方メーターですか、...全文を見る
○水野委員 そういうことを考えると、やはり、この法案を審議するに当たっての基本的な数字、データというのは、やはり物事を議論するとき、一番基本でありますから、平成十三年六月に調査をした、それはそれで結構なんですけれども、その後も、今後きちっと、こういう数字については、今現在どうなの...全文を見る
○水野委員 大臣の御答弁、非常に心強く思いました。  さて、産廃特措法についてお伺いしますけれども、この法律というのは、不法投棄された産廃、それがそのままになってしまって、原状未回復の産業廃棄物の原状回復、簡単に言えば撤去を進めていかなければいけないというところにねらいがあると...全文を見る
○水野委員 今おっしゃられたように、有害物質が二分の一、その他が三分の一ということになると、この法律は十年間効力を有する時限立法ということだと思うんですが、この十年間の間でどのぐらいの国費が投入されることになるんでしょうか。
○水野委員 補助率に関して言えば、これは、もっと補助率が高ければ産廃の撤去がもっと進むというような言い方もできなくもないのかなと思うんですけれども、もちろんこれは財政当局とのいろいろな予算の取り合いの話だから、補助率を上げるというのはそんな簡単なことではないと思いますし、この厳し...全文を見る
○水野委員 大臣のおっしゃられた部分というのは、私もこの法案の非常にすぐれた点だというふうに思っておりますし、それによって産廃の撤去というものが各地域においてますます進んでいくということを私も期待する一人でございます。  さて、この産廃特措法が対象としている産業廃棄物というのは...全文を見る
○水野委員 十四年度の拠出額はどのぐらいでしょうか。
○水野委員 目標額は四億円だったはずですけれども、間違いないでしょうか。
○水野委員 つまり、産業界からの拠出というのが目標額を達成できなかったわけですね。その目標額四億円自体がそれで十分なのかという議論がそもそもあると思うんです。つまり、産業廃棄物というのは、一カ所で撤去するだけでも、先ほどの青森、岩手の例などは数百億のオーダーがかかるわけですし、そ...全文を見る
○水野委員 私も、最近環境省さんが非常に努力していらっしゃるなというのは、それは認めるんです。  それで、例えば事業者等が基金に対して資金を拠出するというときも、その事業者等の「等」の部分に当たるんでしょうけれども、例えば日本医師会ですね、日本医師会なども十四年度はお金を出すよ...全文を見る
○水野委員 実は、私は、その自主的な拠出というシステムがやや限界に近づいているんじゃないかなというふうに個人的には思っておるんです。  というのは、同じようなことというのは、この産業廃棄物適正処理推進センターの基金だけじゃなくて、例えばPCBの処理のための基金というのが、これは...全文を見る
○水野委員 それは、いわゆる昔の電気絶縁物処理協会が解散したときに、そのお金が来ただけのことであって、具体的に先ほど申し上げた二社から出捐がありますでしょうか。
○水野委員 これは、私も昨年十二月六日の国会質問でも取り上げていますけれども、法制定当時の川口環境大臣が、具体的な会社名も挙げて、法律が通った後はそういうところにお金を出捐するようにと要請するということを当時言っているわけですね。  それで、法律が今成立しているわけですから、要...全文を見る
○水野委員 いや、予定ではなくて、この法律は二年前に通っているわけですから、既に要請をしていますでしょうか。
○水野委員 この法案を審議したときに、これは平成十三年六月五日の参議院の環境委員会ですけれども、当時の岡澤廃棄物・リサイクル対策部長がこういう答弁をしているんですね。「まだ、これは法律が通ってから正式な要請をするということでございますので、正式な要請はしておりませんけれども、今、...全文を見る
○水野委員 時間が来ましたので、最後に一つだけお伺いをしたいと思うんです。  こういうように、産廃にせよPCBにせよ、自主的に資金を拠出してもらうというやり方、これは、今までそういうようにやってきたんですけれども、それは僕は、今までそれによって前進はあったと思うんですけれども、...全文を見る
○水野委員 ありがとうございました。
07月02日第156回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第7号
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○水野委員 自由民主党の水野賢一でございます。  まず、環境問題について幾つか質問をいたしたいと思うんです。  ことしは、世界水フォーラムが日本で開かれるなど、水環境にかなり注目が集まったわけですが、水質の問題というと、例えば河川の水質というのは、三十年ぐらい前に比べますとか...全文を見る
○水野委員 こういう話になると、よく、日本には日本の基準があるわけであって、安易にグローバルスタンダードを導入すべきじゃないというような声もあるわけですけれども、これは分野によりけりでして、日本だけ特殊な例を使っているということで、余りメリットは実はないと思うわけですね。一つには...全文を見る
○水野委員 今お聞きしたCODにしてもTOCにしても、化学的な水質の測定法なわけですから、その分正確ではあるかもしれないけれども、一方で、人間の実感とちょっとかけ離れている部分というのもあるかもしれないわけですね。  そのときに、よく、湖沼の水質などの場合は、住民からすると、例...全文を見る
○水野委員 前向きな御答弁、ありがとうございます。  さて、水質の問題といったときに、海の場合、閉鎖性の海域の場合、汚濁物質の総量規制というのが行われているわけですね。日本の場合ですと、東京湾と伊勢湾と瀬戸内海の三つに関してはそういう総量規制を行っているわけですけれども、これは...全文を見る
○水野委員 法的にそういうことができるけれども現在例がないという理由はどこにありますでしょうか。
○水野委員 今部長のおっしゃったことというのもわからなくはないんですね。現実に、湖沼の水質汚濁というのは、いわゆる面源負荷、ノンポイント、そういう場合が非常に多いわけですから、総量規制になじむのかという議論は確かにあると思います。私自身も、そういうふうなものは一理あると思うんです...全文を見る
○水野委員 その点の知見を整理していただければと思います。  また、今大臣もおっしゃられた森林などから出てくるもの、いわゆる面源負荷、この辺が今湖沼の水質汚濁において一番大きいポイントになっている点ですので、その辺、対策が難しいというのはよくわかるんですけれども、その辺について...全文を見る
○水野委員 今、アンケートの回答のあったうち二四・七%の事業者が策定をしているということですけれども、アンケートというのは、当然容易に類推できるのは、自信のあるところの方が答えがちである。逆に言うと、この場合で言うと、策定をしていないような事業者は多分答える率は低いだろうというこ...全文を見る
○水野委員 経済産業大臣に同じ質問ですけれども、第二ステップ以降は明確に温室効果ガスの排出抑制計画の策定というのを義務化すべきではないかと考えますけれども、いかがでしょうか。
○水野委員 現在のところ、例えばどこの会社がどれだけのCO2を排出したかということは、国に対しての報告義務とかというのはないわけですね。もちろん、会社ごとによって環境報告書みたいなものを出して自主的に公表している例というのはたくさんあります。ところが、私が思いますのは、これは現在...全文を見る
○水野委員 国が把握をしているだけ、国の手元に情報があるだけというのでは、私は、そのせっかくの情報というのは十分生かされていないんじゃないかと思っているのが一点。  それに、どうしてもCO2の排出量を出されるのは嫌だという事業者のものまで公表するのでは確かに法目的を逸脱するかも...全文を見る
○水野委員 私は、経済産業省の取り組みでも評価をしている部分というのも多数ございまして、例えば一点として、六月十二日から経済産業省のホームページに「環境報告書プラザ」というコーナーができたんですね。これによって、要するに環境報告書に書いてあるエッセンスみたいなものがそこを見ればす...全文を見る
○水野委員 続いて、外為法について質問をいたしたいと思います。  現在、北朝鮮のような犯罪国家を前にして、経済制裁の問題というのが非常にクローズアップをされている。その中で、現行法では、経済制裁というのは外為法に規定をされているわけですけれども、よく指摘をされるのが、現在の外為...全文を見る
○水野委員 単独の判断で経済制裁が発動できないというのは、私は、主権国家として大きい問題があると思うわけですね。  経済制裁を、国際協調のもとで制裁を発動するときに日本も参加できるというのは当然のことでありまして、それは当然のこととして、それに加えて、必要があれば日本単独の判断...全文を見る
○水野委員 貿易管理部長にお伺いをしたいと思うんですけれども、単独制裁をしても、結局それは、第三国を経由して物なり金なりが流れてしまうから抜け道だらけになってしまうんじゃないかというような議論がよくありますね。ざる法になってしまうんじゃないかという声があるんですけれども、送金の場...全文を見る
○水野委員 効果というのはもちろん限定的な部分もあるかもしれませんが、一方で、経済制裁というのは、これは要するに国家としての意思の表明ということもありますし、私は、これは振り回すべきものではないかもしれないけれども、単独制裁というような条項というのは、いわば伝家の宝刀としてとって...全文を見る
○水野委員 時間が来ましたので、終了いたしますけれども、外為法における経済制裁というのは、これは国際社会と協調してやることができるのは当然のこととして、我が国単独でもできるようにするというのは、日本の外交のカードというか、選択肢を広げることにつながると思いますので、そして主権国家...全文を見る
○水野委員長代理 次に、大森猛君。