水野賢一

みずのけんいち



当選回数回

水野賢一の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月05日第189回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一でございます。  まず冒頭に、ISILによる一連の人質事件や残虐な殺害事件に対しては厳しく非難するとともに、このような事件の場合は、盗人にも三分の理というのは当てはまらないような非道なテロ犯罪だということを申し上げておきたいというふうに思います。 ...全文を見る
○水野賢一君 今、公安委員長がおっしゃられるように、刑法の場合も人質強要処罰法も国外犯規定がありますから、これは法と証拠に基づいて、それに基づいて捜査をしていただければというふうに思いますけれども、国外犯というのは、以前は日本人が海外で犯罪を犯した場合には帰国したときにもその人の...全文を見る
○水野賢一君 事例が確認できていないというのは、要は捜査したものはあるんですよ。例えば、ミャンマーとかで日本人カメラマンが当時の軍政か何かに撃たれたりしたときに捜査したりしたのはあるんですけど、要するに逮捕したり起訴したりするところまで持ち込んだものはないと、そういうことですよね...全文を見る
○水野賢一君 確かに、それは海外での犯罪ですから捜査するのもそれだけ簡単なことじゃないとは思いますけれども、これだけの重大犯罪ですから、頑張ってしっかりと捜査に当たってもらいたいというふうに思います。  さて、今回のような事件が起きた場合に、安倍総理は自衛隊が救出の任に当たるこ...全文を見る
○水野賢一君 今大臣もおっしゃられたように、本来警察がやるべきものを、それじゃ不十分だということで自衛隊が出ていくわけですから、当然治安出動の発令があって初めて自衛隊は出ていけるわけですね。逆の言い方すると、治安出動というのは少なくとも今まで一度も発令されたことがないから、そうい...全文を見る
○水野賢一君 中谷大臣にお伺いしますけれども、警察にも警察で特殊部隊というか、いわゆるSATなんというふうに略称されるものがありますけれども、自衛隊にもいわゆる特殊部隊が例えば習志野駐屯地とかにおりますよね。これ、自衛隊の特殊部隊というのは、例えば装備とか能力とかにおいて警察のS...全文を見る
○水野賢一君 治安出動というのは国会の事後承認が必要なわけですよね。細かいことを言い出すと、都道府県知事の要請がある場合なんかはそれは必要じゃないとかありますけど、内閣総理大臣の命令による治安出動の場合は国会の事後承認が必要になってくるわけですけれども、そうすると、もし国内でこう...全文を見る
○水野賢一君 総理にお伺いしますけれども、今総理は海外での邦人救出ということに自衛隊を活用できるような法整備に意欲を示しておられますし、昨年七月の閣議決定でも、当該領域国の受入れ同意がある場合には、武器使用を伴う在外邦人の救出についても対応できるようにする必要があるというふうに閣...全文を見る
○水野賢一君 自衛隊が武器を使って作戦行動に当たるということになると、一方で、きちっと考えておかなきゃいけない問題もあると思うんですよね。  要するに、現場は現場で命懸けになるわけですから、自分たちが思うこれが最善だというような考えがあったときに、それに基づいて勝手な行動を取る...全文を見る
○水野賢一君 私は、問題意識としては、要はこれ、たかだか三年程度の刑の話でいいのかということですよね。  これは戦前の場合、別に戦前がいいというわけじゃないけれども、戦前でいえば、陸軍刑法では、司令官が勝手に軍隊を進退したときは死刑又は無期若しくは七年以上の禁錮ですよ。もちろん...全文を見る
○水野賢一君 いや、確かに、自衛隊はその目的が定められているとか、正当防衛しか武器は使っちゃいけないというのはそうなっていますよ。なってても、それは法律ではそうなってても、それに従わないで勝手に動く人がいるかもしれないからそこに罰則があるわけですから。  じゃ、ちょっとお伺いし...全文を見る
○水野賢一君 いや、戦前とそれは制度と仕組みは当然違うわけですけれども、しかしそういう中で、少なくともこの量刑などにおいても三年の刑で済むと、これは海外に行ってそういうことをしたら大問題になることもあるということを、そういう点で大いに検討をしていかなきゃいけない問題だということを...全文を見る
03月20日第189回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一です。  まず、先日の鳩山元総理のロシア、クリミア訪問に関してですが、私も、国際社会に間違ったメッセージを与える行為であり、軽率という批判は免れないと思いますが。  お伺いしたいのは、これに関連して、菅官房長官が十七日の記者会見で、ロシアのクリミ...全文を見る
○水野賢一君 さて、本題に入りますけれども、自衛隊の海外派遣についてお伺いをします。  自衛隊が海外に派遣されるというのは、これまでにもPKOとかその他の形であるわけですけれども、もし海外にいる自衛官の方が、自衛隊の部隊の人が犯罪を犯すようなことがあったときは、基本的には現地の...全文を見る
○水野賢一君 これは沖縄の米軍海兵隊の犯罪の裁判管轄権の問題なんかにも重なるところはあるんですけれども、幸いにして今まで海外に派遣された自衛隊員が大きい問題を起こすようなことがなかったのは、これはすばらしいことだと思いますし、幸いなことでもあるんですけれども、ちょっと伺いたいのは...全文を見る
○水野賢一君 これはなかなかデリケートな問題で、つまり、せっかくこちらが国際貢献とか平和構築だという形で海外に行っても、もしこういう問題が起きたときに、例えばひき逃げ事件を起こした自衛官がこれ裁判さえかからない、ジブチでもかからなければ日本でも国外犯としての裁判にもかからないとな...全文を見る
○水野賢一君 いや、それは自衛隊の側からしたら、そういうような事件を起こしても、向こうでも裁かれなきゃ日本でも裁かれないという方が円滑にいろいろ進めていくには都合はいいでしょうし、法的地位を確保するということにもなるのかもしれないけれども、これはやっぱり非常にデリケートな話なわけ...全文を見る
○水野賢一君 まだ、だから完全に確定的にはいろいろ決まっていない部分もあると思うんですけれども、これ、今までのように、派遣するといっても、丁寧に準備するような時間があればいざ知らず、今度邦人救出みたいな話になると、これ極めてせっぱ詰まった状況の中で派遣するようなことになり得るわけ...全文を見る
○水野賢一君 次の論点に移りますけれども、自衛隊が海外に派遣されて、例えば邦人救出作戦に当たるとしますよね。そうすると、本来、自衛隊法の七条によって自衛隊の最高指揮監督権というのは内閣総理大臣にあるし、だからこそそれがシビリアンコントロールなわけですけれども。  私は、やっぱり...全文を見る
○水野賢一君 いや、大臣、それじゃ前の答弁は何だったんですか。前の答弁は、そういうことをしたら三年以下の懲役、禁錮になったりして、そういうような罰則も掛かってくるんですというふうにおっしゃったわけですよね、勝手に命令違反なことをしたら。  だけど、今の答弁だと、それは日本の艦船...全文を見る
○水野賢一君 じゃ、伺いますけれども、自衛隊法は、例えば上官の命令に多数で共同して反抗した場合とかにも罰則が掛かってきていますよね、当たり前ですよね、当然ですね。こうした条項も国内じゃ当然適用されるけれども、国外にいる部隊の中で上官の命令に多数で共同して反抗した場合、これも全く何...全文を見る
○水野賢一君 いや、これ、とんでもない法律の不備で、じゃ海外にいる部隊が勝手な命令違反をしても何でも、何の自衛隊法上、私は三年の罪でもそんなことは軽いと思っていたけど、三年罪があるからいいというふうに大臣はおっしゃったけれども、そもそもこれ、海外にいると適用されないわけでしょう。...全文を見る
○水野賢一君 いや、厳正な規律なんというのは当たり前のことなんですよ、そんなものは。海外で武力、実力組織が勝手に動き回ったりとかしたら、それは戦争になっちゃったりする可能性があるんだから、それは戦前の歴史だってそういうことがあるんだから、厳正な規律なんということは当たり前のことで...全文を見る
○水野賢一君 これは総理に伺いますけど、総理、じゃ、海外で自衛隊が勝手に動いたりして、これは、少なくとも刑事罰は何の、司令官も何にも掛からないという、こんなことのままでいいんですか。ここは直すべきじゃないですか。
○水野賢一君 いや、これは当然、そんな刑事罰なんということは、本来あっちゃいけないことをする人がいるから罰則があるんだから。だって、国内だって、少なくとも勝手に部隊を動かしちゃいけないなんということは、少なくとも、僕は軽いと思いますよ、三年以下の懲役なんというのは。軽いと思います...全文を見る
○水野賢一君 いや、こういう問題は、まさに戦前の歴史においても、これは、戦前はそれは統帥権は独立しているから内閣の下に軍があるわけではないけれども、その運用は当時の大元帥たる天皇陛下の下の指揮命令系統の下にあったにしても、しかし、その指揮命令系統にも、別に天皇の指示じゃなくて勝手...全文を見る
03月26日第189回国会 参議院 環境委員会 第2号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一でございます。  通告にはありませんけど、今の質疑聞いていて、ちょっと一点だけお伺い、大臣にしたいんですが、あれですか、今の大臣の御答弁は、私もこの問題は全然、鈴与なんという会社は私も知らないんで、経緯を全然知らない中でお伺いしますけれども、今の市...全文を見る
○水野賢一君 これはおいおいまた、私自身はその鈴与問題について何か知見を持っているわけじゃないんで、通告に従って質疑を行いたいというふうに思いますけれども。  地球温暖化についてお伺いをしたいと思いますが、先ほど来、温暖化関係についての目標とかについて、エネルギーミックスが決ま...全文を見る
○水野賢一君 大臣にという通告になっていますので。
○水野賢一君 法律上はこの地球温暖化対策計画というのは何年から何年までの計画とかということが明示的に書いているわけじゃないけれども、今のところあれですか、やっぱり二〇二〇年をターゲットにした計画なんだということで、考えるんだということでよろしいんでしょうか。
○水野賢一君 これは参考人で結構なんですけれども、日本の場合、まだこの二〇二〇年とかに対しての目標は決まっていないわけですよね。決まっていないんでしょうけれども、各国は大体二〇二〇年前後を目標にしてどれだけ削減するんだとかという目標とか計画というのを立てている国もあるというふうに...全文を見る
○水野賢一君 諸外国も動いているわけですから、しっかりと日本としても、もちろんいろいろとそれまでに議論しなきゃいけないことがあるというのは分からなくはないですけれども、ちゃんと早急に取り組んでもらいたいと思いますが。  こういう計画作るに当たって、前の計画というのを検証しておく...全文を見る
○水野賢一君 そういうような、目標を達成したものもあれば目標を下回ったものもあるわけでしょうから、そうしたことをしっかりと、良かった点は生かしながら、駄目だった点は反省しながら次につなげてもらえばと思いますが。  さて、伺いたいのは、同じ温暖化対策推進法という法律の中で、個別の...全文を見る
○水野賢一君 二十三年度が最新というのは極めて発表が遅いと思うんですよね。だって今、平成二十七年ですからね。まあ年度でいったらあと数日間は二十六年度が続くわけだから、二十六年度のは終わっていない以上まだ出てこないかもしれないけれども、最新のデータは二十三年度だというのは、これ二十...全文を見る
○水野賢一君 それはしっかりやってもらえばと思いますが。  これは前にも質疑したことあるんですけど、今発表されている会社ごととかの温室効果ガスの排出データを見ると、要はこれ、基本的にはみんな公表しなきゃいけないんだけど、これは企業秘密だというふうに言う会社があったときには、自分...全文を見る
○水野賢一君 それは当然であって、だって一万一千ぐらいの会社が我が社のCO2の排出量はこれだけだといっているのに、二事業者、もう名前言っちゃいますけれども、ヤフーとアット東京という会社ですよね。この二社だけは、我が社のは絶対企業秘密なんて言う方がおかしいんであって、それは、そうい...全文を見る
○水野賢一君 PM二・五は、環境基準は五、六年前に設定されましたよね。ただ一方で、普通だと、環境基準があると同時に、光化学オキシダントなんかが典型なんだけれども、一定の基準を超えると注意報とか警報とか重大警報とか出せますよね。PM二・五に関してはそういう指針値は正式には決まってい...全文を見る
○水野賢一君 そこは知見を深めるべくしっかりといろんなデータを集めてもらえばと思いますけれども。  さて、自動車排ガスによる健康被害に対する救済制度として、東京大気汚染訴訟というのに基づいて東京都が、あれは第一次安倍内閣の頃ですけれども、救済制度を独自につくりましたよね。国もそ...全文を見る
○水野賢一君 こういうような救済制度に対しては、今まで五年間やってきたものというのは、都の制度に国も資金を、それは医療費助成に直接出したわけじゃないという建前はそれは分からなくはないんだけれども、一応国も金を出した形になっているんだけれども、国として救済制度をつくるとかという考え...全文を見る
○水野賢一君 多分、今までにいろんな経緯があるから、ここで大臣が突然、国としてそういう制度をつくるんですとは言えないとは思いますから、答弁は答弁として分かりましたけれども、一応、今でも大気汚染に対しての国の救済というか、被害者を補償する制度としては公害健康被害補償法という法律が今...全文を見る
○水野賢一君 時間の関係でもう最後の方にしますけれども、今ある公害健康被害補償法という法律は、これは四万人弱ぐらいがそれで補償を受けているわけですよ。受けていて、それは何百億円、今だとどうですかね、四、五百億円ぐらいのお金というのをいろんな企業から集めて、それを補償の原資にしてい...全文を見る
○水野賢一君 終わります。
04月07日第189回国会 参議院 環境委員会 第3号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一でございます。  今年の今開かれている国会で、政府は水銀に関する水俣条約というものの国会承認を求めていらっしゃいますし、これは条約だから外交防衛委員会、参議院であればですね、の所管になるでしょうけれども、その水俣条約の関連法案とか担保法案については...全文を見る
○水野賢一君 今おっしゃられた条約の中で、例えば国際電気通信連合条約とか京都議定書とかそういうようなものはもう既に日本も批准して加盟国になっているわけですよね。なおかつ、水俣条約は、これは最近採択されたものだから今国会で承認を求めるということをプロセス入っているわけですね。京都議...全文を見る
○水野賢一君 これ、採択されたのは二〇一〇年の、つまり今から五年前の十月だという理解で間違いないですね。
○水野賢一君 よく、環境大臣も、御発言聞いていると、例えばこの水俣条約なんかに関して、日本の地名の入った条約なんだから日本として率先垂範してこれをちゃんと承認してやっていかなきゃいけないというようなことをおっしゃられていらっしゃると思うんですけれども、これはこれで間違いじゃないと...全文を見る
○水野賢一君 そうすると、ちょっと大臣に伺いたいのは、これ、日本の地名の入った条約で、日本が議長国として採択したけれども、これ何で国会承認は求めないんでしょうか。
○水野賢一君 これは五年前サインをしたわけですから、民主党政権のときだったわけですけれども、サインをしたのはですね。それで、あれですよね、じゃ、今のお話聞くと、何か政権が替わったから、これはもうほごにしたいんだというわけではなくて、そういうことじゃなくて、自民党政権としても締結は...全文を見る
○水野賢一君 今、御答弁の中で、産業界とか学術界とかの関係者の要望を十分踏まえつつとかというふうにおっしゃっていましたけど、要するにそういう人たちは反対しているということですか。何か懸念を示したり反対しているということですか。
○水野賢一君 いや、要するに、この名古屋議定書というのはどういうものかというと、生物多様性に関する条約なわけですよね。生物多様性に関して、遺伝資源を、要するに普通の鉱物資源なんかと同じように原産国に本来の権利はあるんだということが根底にあるわけだから、要するに、そうすると、生物と...全文を見る
○水野賢一君 では大臣に伺いますけれども、それで、だから当然懸念を示したところはあるわけですよ。懸念を示したところはあるんだけれども、大臣も締結はしていくんだという御発言をされていらっしゃるわけだから、その締結をするために、つまり、反対したり懸念を示したりするところはあるだろうけ...全文を見る
○水野賢一君 確かに、条約作るときにそういう議論あったのは事実ですよ。それこそ、じゃ植民地時代か何かにアフリカから持ってきたようなものを、それを元にして作ったものも全部遡及してお金を払うって、どうやって計算するんだとかといういろんな議論はありましたが、だからこそ条約になったときに...全文を見る
○水野賢一君 だから、大臣も、条文の中に書いていないような極端な例を持ち出してきて、百年前のものを払わなきゃいけなくなる可能性があるんだからこの条約はやっぱりちょっとちゅうちょしなきゃいかぬというような言い方というのはちょっとやっぱりおかしいのであって、それはやっぱり僕はリーダー...全文を見る
○水野賢一君 続いて、温暖化関係のことをお伺いしたいんですが、温室効果ガスの排出削減目標とかの議論、いわゆるポスト京都というか、京都議定書に続くポスト京都の議論をするときって、日本としてはまだ削減目標を明確には決めていないわけですよね。少なくとも打ち出していないわけですが、そのと...全文を見る
○水野賢一君 ですから、リーダーシップを発揮してもらって、何も審議会で何か答えが出るのをただ待っているというわけじゃ困るわけですので。  そういうときに、あれですか、このことだけは譲れないとか、このことだけは削減の計画に盛り込みたいとかと、何かそういう強い意思はありますか。
○水野賢一君 参考人で、地球局長で結構なんですけど、極めて初歩的な確認ですけれども、温室効果ガスというのは、別に、二酸化炭素は極めて象徴的なものだし極めて大きい割合を占めていることは間違いないけれども、二酸化炭素だけじゃないですよね、温室効果ガスは。
○水野賢一君 京都議定書の場合はいわゆる六ガス、CO2を含めて、それでそれ以降、一個増やして七ガスで議論、国際的にもしていますが、そうすると、エネルギーのベストミックスとか原発の割合だとか再生可能エネルギーの割合が決まらないとなかなか議論できないというのは、いろんなガスのうちのエ...全文を見る
○水野賢一君 同じ質問、大臣はいかがですか。
○水野賢一君 ちょっとここは通告していなくて申し訳ないんですが、率直な大臣の感想というか意見だけ聞かせていただければと思いますけれども。  その多くのガスの中で、フロンというのはほかのものとちょっと違うんですよね。違うというのは何が違うかというと、エネルギー起源CO2とかそうい...全文を見る
○水野賢一君 フロンの話になると、以前は、だから、回収、破壊ということが言われていたわけですよね。冷媒としていたフロンとかを冷蔵庫とかエアコンとか使い終わった後、それを回収して破壊して大気に放出しなきゃいいんだという。ところが、先ほどの質疑にもちょっとありましたけど、回収率という...全文を見る
○水野賢一君 終わります。
04月09日第189回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○水野賢一君 総理にお伺いしますけれども、防衛出動をして自衛のために武力行使をするときというのは、相手国に宣戦布告をするということを想定しているのでしょうか。
○水野賢一君 日本が明治四十四年に批准した開戦に関する条約では、戦争に入るときには宣戦布告することになっているんですけど、この条約は現時点ではもう無効だという理解でよろしいですか。
○水野賢一君 いわゆる駆け付け警護について伺いますけれども、これは現行法ではできないわけですけれども、これは根拠条文は何になるでしょうか。
○水野賢一君 つまり、今の法律では武器使用でやっていいことというときの条件に入っていないから駄目なわけですけれども、それでも駆け付け警護しちゃったというような場合があったときは、これは自衛隊法では処罰できますか。
○水野賢一君 この前も聞いたことなんですけれども、要するに国外でやった場合、懲戒処分は別ですよ、しかし、法律に基づいた禁錮とか懲役というような刑は、法律を無視しても今は処罰できないわけですよね。これは、シビリアンコントロールの観点からも大きい問題だとは思いませんか。
○水野賢一君 そこのところをしっかり検討してもらわなきゃいけないんですけれども、何でこんな重要なことを今まで放置していたんでしょうか。
○水野賢一君 自衛隊を活用するという視点も必要でしょうけれども、勝手なことは絶対に許さないという厳しくめり張りを付ける必要もあるというふうに思いますが、さて、今、邦人救出を可能にすべくいろんな検討をしているようですが、居留民保護というのは現行法ではできるんでしょうか。
○水野賢一君 法制局の方に伺いますけれども、今総理も、そういういわゆる町を守るみたいな居留民保護のことは考えていないという話でしたけど、これは憲法上はやっぱりやっては駄目ということですね。
○水野賢一君 私は別に自衛隊の海外活動に頭から反対ではありませんけど、やっぱり歯止めというのは必要なんであって、それは過去に義和団事件でも上海事変でも常に居留民保護の名目で軍隊が派遣されたりしたことも事実でありますから、こうしたことは今後の自衛隊の海外での活動ということを考えると...全文を見る
05月27日第189回国会 参議院 憲法審査会 第3号
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○水野賢一君 無所属クラブの水野賢一です。  私たちは、憲法を不磨の大典であり一言一句変えてはならないという立場には立ちません。明治憲法、大日本帝国憲法は一八八九年に制定をされてから六十年近く一度も改正されず、現行憲法、日本国憲法は一九四七年に施行をされてから七十年近く一度も改...全文を見る
06月04日第189回国会 参議院 環境委員会 第5号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一でございます。  今日、審査の対象になっている法案の二本というのは、いわゆる水俣条約、正式な名称で言うと、水銀に関する水俣条約の担保法という位置付けになっているわけですよね。ですから、この条約の方は条約の方で今国会で衆参両院で承認をして、そして、さ...全文を見る
○水野賢一君 いや、それは分かるんだけど、そうすると、だから、最初の五十か国には入れそうですかということを聞いているんです。
○水野賢一君 日本の地名も入った水俣条約ですから、当然発効したときには日本が締結国になっているというのは当然それを目指すということだと思いますよね。  その観点からいうと、これ前にも大臣にお伺いしたんですが、日本の地名が入っている条約というのは実はそんなに多いわけじゃないんです...全文を見る
○水野賢一君 いや、それは国内措置をきちっとやらなきゃいけないし、それに丁寧な時間を掛けると、それは分かりますけれども、そんなことは、どこの国だってそういうような国内措置をやらなきゃいけないわけでしょうし、それは、締結したのは二〇一〇年で、サインしたのは大体どこの国も同じなんです...全文を見る
○水野賢一君 分かったような分からないような形のところもありますけど、しっかりとこれはリーダーシップを発揮してもらいたいというふうに思いますし、今日はこれは水銀の話だから、ちょっとこの法案の方に話を戻しますけれども。  今回の法案によって、大気への水銀の排出基準なんかを設けてい...全文を見る
○水野賢一君 これは、確認ですけど、要するに水の方への排出はもう水質汚濁防止法で排出基準が定まっているからそっちは担保済みなんだけれども、大気の方に放出しちゃうやつについてはそういうような基準がないから、だから今度大気汚染防止法を変えてそういう新しいものをちゃんと作るんですという...全文を見る
○水野賢一君 じゃ、局長にお伺いしたいんですが、今まであった水質汚濁防止法の水の方への排出の基準にせよ、今度の新設するであろう大気汚染防止法に基づく大気への排出基準にせよ、これはいわゆる濃度規制だというふうに、つまりリッター当たり何ミリグラム、水だったら、とか何ppmというその濃...全文を見る
○水野賢一君 今の話は、条約は濃度規制ということを別に明示的に書いているわけじゃないけど、国内法制上は濃度規制で臨んでいきたいと、そういう理解でいいですか。
○水野賢一君 確かに、今までの大気汚染防止法でも水質汚濁防止法でも濃度規制というやり方が多く使われていましたよね。  ただ、濃度規制の一つの弱点というのは、非常に単純な言い方をすると、薄めちゃえば濃度は薄まるというのがあるわけですね。水なんかだって、薄めちゃえば、濃度上はたくさ...全文を見る
○水野賢一君 要は、制度として総量規制としてあっても、それを発動するかどうかというのはこれはまた別な話だから、法律上そういうことができるようにしておくという場合と、できるから実際にそれも使っているという場合があるのは当然なわけですけれども。  これちょっと、これは政治レベルに伺...全文を見る
○水野賢一君 いや、別に総量規制というのは濃度規制と相対する概念じゃなくて、補完的なものであって、そういう窒素酸化物だとか硫黄酸化物だって総量規制やっているわけですよね。だから、何もとっぴなこと言っているんじゃなくて、現実にほかでもやっているんですね。そういうようなものも、濃度規...全文を見る
○水野賢一君 それでは、伺いたいのは、さっきも議論になっている鉄鋼製造施設ですね、これはまさに総量としてたくさんの水銀を大気中に排出しているというわけですけど、自主的取組をやっていくんだという話をしていますけれども、自主的取組というのは具体的にどういうものになりそうなんですか。
○水野賢一君 先ほどのやり取りの中で大臣の御答弁に、法律で規制が掛かってくるところに準じたようなものというような御答弁があったんじゃないかというふうに思いますけど、そうすると、ちょっと局長にもお伺いしたいのは、法律の規制が掛かってくるところは排出基準が法律上掛かりますよね。そうい...全文を見る
○水野賢一君 その準じた取組というのは、つまり排出基準なんかも、彼らの作る自主的な基準というのも国が定める排出基準と同じもの、少なくとも同程度のものになることを国としては希望するという、そういう理解でいいですね。
○水野賢一君 ここはまた今度も議論したいと思いますが。  ちょっと今度、廃棄物のことをお伺いしたいんですが、衆議院の議事録見ると、水銀が含まれている、水銀が廃棄物になったときですね、この廃棄物の処理というのを、原則的には廃棄物処理法では、産廃の場合の話ですけど、産廃だったら排出...全文を見る
○水野賢一君 確かに廃棄物処理法上その排出事業者が責任を持つというのが大原則で、費用も含めてそうだというのが原則でしょうけど、ただ、例外がやっぱり一つあって、環境省の所管しているものだとPCBなんかそうですよね。PCBは、排出事業者が費用も含めて原則としては本来負担すべきところだ...全文を見る
○水野賢一君 時間ですので、もう質疑はこのぐらいにいたして、次にまたいたしますけれども、要するに、基本的には事業者が負担すべきところではあるけれども、PCBの場合に例外をつくっているわけですから、こういうようなことというのは研究の課題があるのかどうかは今後また議論をさせていただけ...全文を見る
06月09日第189回国会 参議院 環境委員会 第6号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一でございます。  まず、大塚参考人に教えていただければというふうに思うんですけれども、水銀の輸出の話なんですが、先ほど来のお話では、トレーサビリティーをしっかりとやっていくというようなことが必要だと、そういうお話ですよね。  その中で、ちょっと教...全文を見る
○水野賢一君 今参考人もおっしゃっていらっしゃるように、非常に難しいと。やるべきなんだけれども、相手も主権国家なわけだから勝手になかなか立ち入るわけにもいかないしという、そういう難しさは当然あると思うので、そうなってくると、これ逆に、もう原則として、今の場合も原則として輸出は駄目...全文を見る
○水野賢一君 佐々木参考人に御教示いただければというふうに思うんですが、水銀の廃棄物が出てきますよね、もちろん一般廃棄物の場合もあれば産業廃棄物という場合もあるわけでしょうけど。一般廃棄物の方が御専門なのかもしれませんけれども、ちょっと申し訳ないですが、産廃に関して聞きたいんです...全文を見る
○水野賢一君 二十世紀の負の遺産と言われていたPCBなんかの場合は、PCBを処理するときに、トランスとかコンデンサーでたまっているPCBとかありますよね。これを処理するときに、もちろんこれは、産廃である以上、排出者が全部自分の費用で、自分で負担するのが大原則では本来あるんだろうけ...全文を見る
○水野賢一君 終わります。
06月11日第189回国会 参議院 環境委員会 第7号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一です。  まず、水銀輸出について伺いますけれども、先日の参考人質疑でも、輸出した水銀はトレーサビリティーが大切だと、そういうことはおっしゃっているんだけれども、参考人の話を聞いていても、きちんと追跡するのは大切なんだけれども、ただ、それは相手国の問...全文を見る
○水野賢一君 これは、だから、元から断つために輸出そのものを全面的にやめるべきだという意見もあると思いますが、この方向で行くんだとすれば、きちんとトレーサビリティーを確保してもらいたいと思います。  それじゃ、今日は、八千ベクレル以上の指定廃棄物の処分についてちょっとお伺いした...全文を見る
○水野賢一君 要は、みんなこれ懸念するのは、指定廃棄物が一番出ている県というのは、全国ある十六万トンの指定廃棄物のうち十三万トンは福島県にあるわけですよね。福島県で発生しているんだけれども、今、これがどこに行くかということは全く決まっていないわけですよね、福島県分は。唯一決まって...全文を見る
○水野賢一君 いや、だから、余りにも量が多いものが福島県外に行くことだけは決まっているわけですよ。だけど、どこに行くかは決まっていないんだから、それは四十六都道府県のどこかに行くということでしょう、国外に行くわけじゃないだろうから。だから、そうすると、千葉県も排除はされていないと...全文を見る
○水野賢一君 要は、千葉県のものをここの千葉市中央区のところに埋めるんですといっても、結局最終的には、一旦受け入れるとどんどんどんどんほかのところも、最初の約束と違う形になるんじゃないですかという、そういう懸念を持つのは当然なんですね。なぜなら、そういう例がたくさんあるんですよ。...全文を見る
○水野賢一君 後ろから正しく教えてもらえばと思いますけれども、これは、だからトランス、コンデンサーはそうかもしれないけれども、今言っているのは安定器と聞いているんです。
○水野賢一君 要するに、最初は五か所とそれも言っていたんです。だけれども、結局、どこも引き受けないから、先にやっていた室蘭と北九州の二か所だけで全国のを引き受けることになったんですよ。だから、要するにこういうものは、最初はそのつもりじゃなかったけれども、結局もう処理しているところ...全文を見る
○水野賢一君 さて、これは、ボーリングの調査なんかは今後実施するんでしょうか。
○水野賢一君 今おっしゃったように、今後その詳細調査、ボーリングなんかを含んでやるわけですよね。その結果、ここは不適当だとかというふうになったらどうするのかということなんですけど、要は、いただいている資料だと、ボーリングなんかによって地盤の状況なんかを詳細に把握して、しっかりとし...全文を見る
○水野賢一君 いや、普通、例えば原発から出る高レベル放射性廃棄物なんかだって、ボーリング調査をやったりする、これは文献調査、概要調査、精密調査とかとあるんだけれども、そういうようなものは一か所にするんじゃなくて、普通、何か所もあって、ボーリング調査とかやった結果こっちにするという...全文を見る
○水野賢一君 一か所だけ先に選定すると、結局、あとの調査というのはその結論を正当化するものになったり、若しくはそこでちょっと不具合があっても、場所を変えようということじゃなくて、工事をしたりしてそこで間に合わそうということになりがちじゃないかということを言っているんだけれども、ま...全文を見る
○水野賢一君 東電に対してそういう受入れの、土地の所有者である東電に対してはそういう配慮はしないというのは分かりましたけれども。  じゃ、伺いますが、これ、候補地を選定するに当たって、一か所示したけど、その前の段階では五千か所ぐらいから探しているんですと言っていたんですよね。そ...全文を見る
○水野賢一君 要するに、六百八十三か所に点数を付けて、二十点満点で付けたら十六点というのが、一番高い点だったのが二か所あったんですよね。それで、それが東電だったから、そこが一番適合地、たまたまそれが東京電力の土地だったという、そういう理解でいいですか。
○水野賢一君 それだったら、その六百八十三か所、どういう場所を選んで、つまり、みんな思うのは、これは結論先にありきだったんじゃないですか、ここにというふうに思うわけですよ。  じゃ、その六百八十三か所というのは、当然、点数化しているぐらいだから、その資料はあるわけですよね。その...全文を見る
○水野賢一君 時間ないから、簡潔にしてください。
○水野賢一君 それは、それを見たって、結局、東葛地域だとか君津地域とか印旛地域とかって、非常に曖昧な書き方で、どこを実際に調べたかがさっぱり分からないわけですよ。  元のデータというのがあるわけだから、元のデータは、当然、行政機関の持っているデータは、情報開示請求したら原則出さ...全文を見る
○水野賢一君 これは、さっきプライバシーと言ったけど、だって、私有地といったって、個人の持ち物という場合もあるかもしれないけど、東電が典型だけど、大企業が持っている土地なんかだって相当多くあるはずなわけだから、そういうのはプライバシーに大体当たるんですか。
○水野賢一君 だから、開示請求というのは、開示請求をしても、本当にプライバシーなんかに当たるときは黒塗りになったっていいわけですよ。黒塗りになるものがあったっていいけど、原資料を出してくださいということで、これは委員長に、原資料をしっかり私は資料要求いたしますので、委員長にお願い...全文を見る
○水野賢一君 大臣に伺いますけれども、確かに不開示情報というのはいろいろあり得るんですよ、国家機密みたいなものが典型でしょうけど、個人情報とか。しかし、例えば情報公開法の第七条は、不開示情報であっても、行政機関の長、つまり大臣ですよ、公益上特に必要がある場合は開示できるという、不...全文を見る
○水野賢一君 何か副大臣は開示検討と言っていて、何か大臣は難しそうなことを言っていますけど、これ大体、物事として、これは情報をきちっと開示しながら進めていかないと、地元、つまり東京電力の土地にそういうものを受け入れるようにするとかというのは、結論先にありきだったんじゃないかと誰だ...全文を見る
06月16日第189回国会 参議院 環境委員会 第8号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一でございます。  今日は、八千ベクレルを超える放射能を帯びたいわゆる指定廃棄物の処分問題についてお伺いをします。  千葉県の場合、この指定廃棄物というのは焼却灰とか若しくは下水道汚泥なんかが多いわけですけれども、処分場の候補地として千葉市にある東...全文を見る
○水野賢一君 そのときの説明として更に環境省側が言っているのは、千葉県内の指定廃棄物に見合う規模のものしか造らないんですというふうに言っているわけですね。大体四千トン規模のものが千葉県内にあるんだけれども、それを埋めるのにちょうど間に合うサイズのもの、そういう施設を造るから、面積...全文を見る
○水野賢一君 この処分場、環境省は最近、処分場と言わないで長期管理施設というふうに言い換えているんだけれども、いずれにしてもこの処分場の規模は、一・五ヘクタールという話今ありましたけど、これ処分場に使うのは一・五ヘクタールかもしれませんけど、この東京電力の敷地面積自体はどれぐらい...全文を見る
○水野賢一君 そうすると、七十六ヘクタールのうち一・五ヘクタールを処分場として使うということなんですが、ただ、みんな不安に思うのは、やっぱり指定廃棄物を一番大量に持っているのは、出しているのは福島県であって、それがどこに行くかが決まっていない。決まっていないというか、正しく言うと...全文を見る
○水野賢一君 その答弁を聞いて安心しましたけれども、要するに、今大臣がおっしゃったように、各県内処理を大原則としているんですよ。各県内処理を大原則にしているけど、唯一例外があって、それが福島県のもので、福島県のものは福島に最終処分しないんだという、つまり県内処理の例外をつくってい...全文を見る
○水野賢一君 分かりました。  それじゃ、これ大臣でも副大臣でも結構なんですが、東京電力の土地の七十六ヘクタールのうち一・五ヘクタール分はこの処分場に使いたいという意向を示しているというのは分かりましたが、これどうするんですか。国が責任持って処分するわけだから、これは国がその一...全文を見る
○水野賢一君 それは建前はそうかもしれないけど、それは今はまだ、今からボーリングとかいろんなものをやらせてもらうということをオーケーしただけの段階だから何とも言えないということなんでしょうけど。  じゃ、ちょっと別の角度から聞くけれども、国が責任持ってやるというわけなんだから、...全文を見る
○水野賢一君 じゃ、問題の本質に入っていきたいというふうに思いますけれども、環境省の説明は、要は、決してこれは東電の土地という結論先にありきで処分場を決めたんじゃないんですと言っているわけですよね、環境省側の説明は。環境省はこう言っているんですよ。  五千か所ぐらいいろいろ考え...全文を見る
○水野賢一君 速やかに提出してほしいんですが、今大臣の答弁にもいみじくもあったように、これ私有地に、人の土地にごみ埋めさせてくださいというふうに言っているわけですよね。ごみ埋めさせてください、さらに、そのごみには放射性物質が含まれていますと、八千ベクレル以上というような、そういう...全文を見る
○水野賢一君 いや、だから言っているんですよ。事務方からやったんでしょう。事務方からやるって、普通は、あなたの土地に放射性物質埋めさせてくださいなんというのは、それは地元自治体にも説明をすることは大切だけど、普通だったらそんな事務作業で済む話じゃないでしょう。事務作業で済んだとい...全文を見る
○水野賢一君 いや、だから、民有地に、ほかのところはほとんど国有地なんですよ。国有地を原則としているのに、千葉県に関しては民有地に、つまり私的な土地に対してその土地に放射性物質埋めさせてくださいということを頼むんだから、普通だったら、そんなもの百か所頼んだって、一か所や二か所ボー...全文を見る
○水野賢一君 じゃ、つまり東京電力が先にあったんじゃなくて、そういうことをやったらたまたま東京電力だったということでしょう、その敷地が。じゃ、東京電力とは限らなかったわけだろうから、プロセスの中ではね、普通だったら、人様の土地にごみを埋める、しかもそれは放射性物質が八千ベクレル以...全文を見る
○水野賢一君 いや、副大臣に聞いているんだ、私は。副大臣に聞いている。
○水野賢一君 だから言っているんです。つまり、それは話が東京電力というふうに事実上できていたから、ここには補償なんかする必要ない、責任企業だからね。だから、出来レースだったんじゃないかという疑念が極めて強いと。その強い以上、これは僕は出来レースだと断定はしませんよ、断定はしないけ...全文を見る
○水野賢一君 何をおっしゃっているんですか。  だって、これ、その関係の住民とか近隣の人たちだって何で選ばれたんだということを一番疑念に思っているんだから、その関係のデータを出すのは当たり前のことであって、しかも、原則ですよ、大原則、政府が持っているデータというのは、情報という...全文を見る
○水野賢一君 それじゃ、対応されるということですので、そのまま待ちますけれども、しっかりとこれも委員会の場でオフィシャルに、しっかりと検討したいということをおっしゃっているので、理事会などでまた提出状況などについては検討をしっかりと委員長からも御指導いただければということをお願い...全文を見る
07月07日第189回国会 参議院 環境委員会 第10号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一でございます。  まず、阿部参考人に教えていただければというふうに思うんですけれども、先ほどのお話の中でも、例えば、津波で上がってきた津波堆積物というんでしょうか、ヘドロというんでしょうか、重金属があるんじゃないかというような懸念とかが、そういうよ...全文を見る
○水野賢一君 いわゆるキログラム当たり八千ベクレル以上になると指定廃棄物というような形になったりするんですが、これはあれですか、東松島の場合にはそういうような廃棄物というのは余り出てこなかった、測った結果というのは。そこら辺はいかがなんでしょうか。
○水野賢一君 佐々木参考人、阿部参考人、両参考人に御意見を教えていただければというふうに思いますけれども、今回これだけ膨大な瓦れきを始めとする廃棄物が出てきますと、先ほどの話にもあったように、東松島の場合でももう普通の年での百年分ぐらいの廃棄物が出てきたりとかすると、なかなか一市...全文を見る
○水野賢一君 最後の質問にいたしますけれども、東松島の場合ですと、一つの地域的な特徴としては、先ほどの冒頭のお話にもありましたけれども、自衛隊の基地があるというようなことがありましたけれども、この基地における自衛隊の人たちの活動というか存在とかというのは、復旧とか復興とか廃棄物処...全文を見る
○水野賢一君 終わります。ありがとうございました。
07月09日第189回国会 参議院 環境委員会 第11号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一でございます。  廃棄物処理法の改正についてお伺いしますが、まず、ちょっと用語の問題についてお伺いしたいんですが、東日本大震災が起きた後、各地で大量の災害廃棄物が発生をしたそのとき、最初の頃の資料を見ますと、最初の頃は環境省どういうふうに言っていた...全文を見る
○水野賢一君 まあ理由は分かったんですけど、そうすると、だから、震災から、起こってしばらく一年間ぐらいは世の中で一般に使われていた瓦れきという言葉で表していて、一年三か月たったときからは、一年四か月ですかね、二十四年七月だと、そのときからは災害廃棄物等という形でいろんな資料を作る...全文を見る
○水野賢一君 それじゃ、法律にもいろんな出てくる言葉があるわけですよね。今回の改正で、例えば法律の第二条の三というので、非常災害により生じた廃棄物という表現出てくるわけですけれども、そういうような表現がいろいろとこの法律の中でも出てくるんですが、これは、非常災害により生じた廃棄物...全文を見る
○水野賢一君 分かりました。  それでは、広域処理についてお伺いしたいと思うんですが、大震災の後には、各地でもう一般廃棄物の普通の自治体の処理量の何十年分だとか、極端なところになれば百年分ぐらいの廃棄物が発生をして、瓦れきというような形で、これはとてもその自治体だけじゃ処理でき...全文を見る
○水野賢一君 さて、そのときに、環境省としても広域処理を推進をするためのパンフレットを作ったんですよね。  そのパンフレットのタイトルはこういうタイトルだったんですね。「津波被害による岩手県・宮城県の災害廃棄物の受入れについて」というパンフレットだったんですが、要は、福島県は入...全文を見る
○水野賢一君 広域処理をお願いするときに、それは放射能汚染のあるようなものに対して、それは受入れ側だって嫌だというのはあるだろうから、そこら辺でいろんな配慮をすることは分からなくはないんだけれども、私は、それだったら、何ベクレル以下のものを受け入れてくれという、そういうお願いの仕...全文を見る
○水野賢一君 そして、一般廃棄物というのは本来、原則としては自治体が処理をするものだけれども、福島県などでは特措法なんかを通じて国が代行するということを既にやったわけですよね、大震災のときに。それによって当然国の費用負担というのが出てくるわけで、それを国としては、この掛かった費用...全文を見る
○水野賢一君 さて、以下いわゆる指定廃棄物、八千ベクレル超の指定廃棄物の問題についてお伺いをしますけれども、これは各県で指定廃棄物の処分場を造るということになっているわけですが。  まず、これは廃リ部長でいいんですけど、お伺いしたいのは、これは最初、最終処分場と言っていたんだけ...全文を見る
○水野賢一君 いや、より分かりやすくって、それはより分かりにくくなるような話で、ごまかしであって、最終処分場と言うと嫌がられるから、そういう言葉だけ弄んでも駄目だと思いますけれども。  じゃ、ちょっとお伺いしますけど、千葉県の場合、東京電力の敷地に、環境省の説明によると、安全性...全文を見る
○水野賢一君 そうしたら、東京電力だけは、自分たちが使う予定はないんでどうぞ放射性物質を埋めてくださいと言って、もう一か所は、いやいや、それは、我々この土地使いますから、そんなものを埋められちゃ困りますと、そういう回答があったということですか。
○水野賢一君 これ要するに、六百何か所で採点したら、たまたま東電の土地が最高点で、そこは使う予定がないから埋めて結構ですという話を、しかも、これ前も聞いたけど、大臣とか副大臣がお願いするんじゃなくて、事務的に鎌形さんが文書を出したという、そういうことでしょう、埋めさせてください、...全文を見る
○水野賢一君 だけど、それは何で利用状況を聞くかといったら、放射性物質を埋めさせてくださいということのために聞くということが書いてあるわけだから、結局そういうことでしょう。  人の土地にごみ埋めさせてくださいというんですよ。しかも、それは放射性物質ですよ、八千ベクレル以上の。そ...全文を見る
○水野賢一君 鎌形さんもそれでいいですね。
○水野賢一君 じゃ、ちょっと伺いたいのは、さっきの採点というのは、要するに六百八十三か所の土地を水源地から離れているかどうかとかいろんな観点で二十点満点で採点したら、たまたま東電の土地が十六点で一番上だったというんだけれども、それで、採点は四つの観点で行ったようですけど、例えば液...全文を見る
○水野賢一君 時間ですので最後の質問にしますけれども、詳細調査を今からやるというわけでしょう。詳細調査をしたら、ここは適当じゃないという結論になることもあり得るというのが普通だと思うんだけど、今の鎌形さんの答弁を聞くと、詳細調査をしたら、ちょっといろいろ不備があるんだったら地盤対...全文を見る
○水野賢一君 終わります。
07月29日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第4号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一です。  冒頭、さっきの松田委員とちょっと重なりますけれども、安保法制と一口に言っていますけれども、十本の法律を改正するわけですよね、自衛隊法とかPKO法とか周辺事態法とか、ほかに新法もいっぱいあるわけですけれども。十本の法律を改正するというときに...全文を見る
○水野賢一君 だから、総合的にしか判断できないから、全体をパッケージにして、だから、おかしいから個別にしっかり審議していきましょうというふうに申し上げているんですが。  さて、法案の内容に入りますけれども、集団的自衛権の限定容認に関してですが、我が国と密接な関係にある他国が武力...全文を見る
○水野賢一君 ですから、それは、確かにその要請してきた国が翌日やめてくださいとは言わないでしょう。だけれども、これ例えば一か月とか二か月とかというスパンの中では、これはここまで作戦目的をいろいろ達成したんだからもう武力の行使の段階は終わりましたねということを言ってくるということは...全文を見る
○水野賢一君 総理は、私が聞いたのは、要請がなくなったら撤収するんですか、防衛出動は撤回するんですかということを聞いているんだけれども、ちょっと違う話をずっとされるのでよく分からないんだけれども。  あれですか、国際法には反さないとおっしゃっていますよね。国際法に反さないという...全文を見る
○水野賢一君 これもしっかりと今後も議論しますけれども、これだけやっているとこれだけで問題が終わっちゃうので。  これ総理に伺いますけれども、存立危機事態のようなことが起きても、要請がなければ日本としては武力行使には出かけないわけですよね。それは分かるんだけれども、ただ、その場...全文を見る
○水野賢一君 いや、だから、法律が成立して、存立危機事態のような状況であったって、海外から、外国から、重要で密接な関係のある外国から要請がなければ自衛隊は少なくとも武力行使には行けないわけですよね。そういうときに、調査研究の目的で、調査研究ということで実際その現地の方に行くという...全文を見る
○水野賢一君 じゃ、この調査研究で自衛隊を海外に派遣するときというのは、これは誰が派遣するんですか。前回のインド洋派遣のときは中谷長官の名前で派遣の命令をしたんでしょうけれども、これはルールは決まっているんですか。
○水野賢一君 いや、つまり、調査研究名目で自衛隊を派遣するということになれば、幾らでも拡大解釈ができるし、実は国会の承認もなければ内閣総理大臣の承認もなく、どこでも行けるんじゃないかという、そういうような危惧、懸念を持つわけですけれども、これ、ルールとか歯止めとか、そういうことは...全文を見る
○水野賢一君 その節度ある情報収集というのはよく分からないですけれども。  集団的自衛権について伺いますけれども、法案を読むと、「我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、」となっていますが、先日、私は質問主意書で、この他国というのは国交がない国も含むのかと聞いたら...全文を見る
○水野賢一君 いや、総理は、先日の衆議院での答弁で、北朝鮮以外は該当し得るという趣旨のことをおっしゃっているんじゃないですか。北朝鮮以外というときに、北朝鮮はとんでもない国だからということなのかもしれないけれども、台湾が入るのかどうか。  これ、今の岸田大臣の答弁で、要するに、...全文を見る
○水野賢一君 じゃ、伺いますけれども、今審議している法案の中の重要影響事態法案では、後方支援、給油とかの後方支援については米軍以外にも実施することがあり得るわけですよね。合衆国軍隊等という言葉を使っています。米国以外の外国の軍隊と言っていますが、この後方支援、米軍以外と言うときは...全文を見る
○水野賢一君 だから、それはその場その場で、実際に支援するかどうかはいろんなそのときの事情があるのは分かりますよ。法律の議論を聞いているんです、法律上は含まれるのかということです。
○水野賢一君 要は、今の議論の中でも全く煮詰まっていないということが明らかだと思いますけど。  ちょっと話進めますけど、この法改正が成立すれば、集団的自衛権以外にもPKOとか邦人救出とかで自衛隊の海外での活動はより広がっていくと予想されますが、ですから、私は、今回、自衛隊法に国...全文を見る
○水野賢一君 それじゃ、PKOでもどこでも、邦人救出のときでも、武器の使い方を法律に書いてある使い方と全然違う使い方しても、国内でやったってそれは一年以下というその感覚が間違っているんだけれども、こんな感覚が、国外でやったときは法律上何の罰則もないということでいいんですね。
○水野賢一君 これ、大臣、一番肝腎なことじゃないですか。大臣、何か僕は勘違いしているんじゃないかと思いますけれども。国外犯処罰規定というのは、今度新設されたのを見ると、海外で自衛隊員がストライキをしたりとかサボタージュをしたりとかしたときに処罰する、それはまあ、それも必要でしょう...全文を見る
○水野賢一君 いや、今の発言は、大臣もこの法律にはこのままじゃ不備があると、だから別途出し直さなきゃいかぬのだという、そういう答弁でしょう。それだったら、欠陥があるというんだったら、これ以上審議できないですよ。これ以上の審議できないから、これは出し直しを私は要求します。
○水野賢一君 私は総理の答弁に全く納得できないですね。  一般の公務員との均衡という話を言っていましたが、そもそもこれは自衛隊員の特性として、武器を持つという特別な特性を持っているわけですよね。だからこそ武器の不当使用に対しては厳しい罰則が必要なわけです。だから、それを今まで一...全文を見る
○水野賢一君 だから、不備があるわけでしょう。  つまり、これ自衛隊法を別途直さなきゃいけないといったって、この法律で百何時間も衆議院で取って、しかも十本もの法律を議論している。この場にそんな重要なことが出ていないで、それで、これ法律が通ったら自衛隊がどんどんどんどん海外に派遣...全文を見る
○水野賢一君 今の委員長の裁定というか裁きに従わさせていただきますけれども、私としては、海外の自衛隊が勝手に発砲しようと、命令以外の武器を使用と、罰則も何もないというようなこの欠陥法案については、断固反対すると同時に、出し直しを要求するということで、委員長の指示に従いたいというふ...全文を見る
07月30日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第5号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一です。  まず、昨日の経緯から、二分間の時間を特別に与えていただいたことに、委員長、理事の方々に感謝を申し上げながら、発言をいたします。  私は、自衛隊が法律や国際法にのっとって海外で活動することには何ら反対するものではありません。しかし、法律と...全文を見る
○水野賢一君 時間ですので、終わります。
08月03日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第6号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一でございます。  まず、先日質問した、海外で自衛隊が違法な形で武器を使用しても罰則が掛からないというこの問題から伺いますけれども、これ、自衛隊法では、国内の場合は不当武器使用の罰則というのが自衛隊法百十八条一項四号に掛かっていますよね。これ、適用さ...全文を見る
○水野賢一君 確かに、武器を自分に向けて、つまり自殺などに使う場合も、これも武器の不当使用には違いないわけでしょうけれども、山に向けて撃つようなことでも、海外で非常に緊迫した中の任務遂行中の武器使用なんかも今度PKOで認めようという中で、極めて危険なことだというふうに思いますけれ...全文を見る
○水野賢一君 それは、今まで規律が保たれていたということは非常にいいことですけれども、しかし、それに甘んじているわけにはいかないわけですね。  今お話にあったように、国内においては三十八件もそういうような例というのが把握されているわけですし、これ、中谷大臣は七月三十日の答弁でこ...全文を見る
○水野賢一君 今までそういう不祥事が少なくとも海外においてなかったということについては一定の評価はしますけど、しかし、この法案通れば、自衛隊の海外での活動というのはPKOとかでも広がるし、さらには邦人救出とかいろんな形で広がるわけですよね。  今まで、そういう意味においては極め...全文を見る
○水野賢一君 大臣は、例えば武器を使用して人を殺したら殺人罪が適用されるんだから、だからいいんだとは言わないけれども、そういうような部分があるんだからというようなニュアンスのことをおっしゃるんですね。私、これはやっぱり基本的に違うと思うんです。  これ、ちょっと例え話というのは...全文を見る
○水野賢一君 今、非常に長く、分かったような分からないような答弁であれですけど、要するに、今の大臣の答弁を聞いていると、最終的にはそのときの具体的な状況とかによって判断しなきゃいけないけれども、少なくとも、絶対に否定される、つまり、日本にとって極めて重要なある国の政権が、外からの...全文を見る
○水野賢一君 この今の答弁も、二度目を聞いても何だかまだ分かったような分からないような言い方になっていますけれども、要はこれ、典型的な、つまり第三国から攻撃をされたようなときに集団的自衛権を行使するというだけじゃなくて、国に準ずるような、反政府勢力みたいなことからの攻撃でも、その...全文を見る
○水野賢一君 時間ですので終わりますけれども、まだまだ追及していくべき点がたくさんあるというふうに感じたところでございます。  終わります。
08月05日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第8号
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○水野賢一君 水野賢一です。  今回、十本束ねて提出した法案の中に、自衛隊法の改正がありますよね。その中で、海外で自衛隊が邦人救出作戦をできるようにという、そういう部分がありますよね。改正法案でいうと自衛隊法八十四条の三になりますけれども、今日はその部分を中心にお伺いをいたしま...全文を見る
○水野賢一君 町の治安の維持の話なんかは全く聞いていなくて、私は、日本人が暴徒に囲まれたりしたようなときに送り込んで、自衛隊をね、間に合うんですかという質問なんですが、ちょっとピント外れの答えだと思いますが。  今答弁にもあったように、自衛隊による在外邦人の救出、法律用語では保...全文を見る
○水野賢一君 余り関係ない法律の法文を全部読まれても、法律に書いてありますから、法律を読まなくたって分かっているわけであって、結論を言っていただきたいと思うんですが。  こうした任務を行えば、相手を拘束するということもあり得るわけですね。例えば、ハイジャックであればハイジャック...全文を見る
○水野賢一君 質問は捕虜なのかどうなのかということだけれども、そこは答えていないんですけど、要するに、それは捕虜じゃないから、捕虜取扱法で収容所に入れるとかそういうことはせずに引き渡すという、そういう理解でいいですか。
○水野賢一君 そうすると、その他国のというのは、当該国の警察とか司法機関に引き渡すということなんでしょうけれども、これ、例えば、でも、ハイジャック犯とかそういうようなのが、テロリストとかが日本人を殺していれば日本の国内法でも裁けるんですよね。なぜならば、日本の国内法では殺人犯とか...全文を見る
○水野賢一君 そうすると、ここの法律で言っているのは在外邦人等の救出だとか若しくは生命、身体の保護のための措置ということですから、そのためには活動するけれども、自衛隊は基本的に司法機関じゃないわけだから司法権限は行使しないというのは分かるんだけれども、じゃ、ちょっと確認しておきた...全文を見る
○水野賢一君 細かなことを聞いてきましたけれども、私は、この邦人救出問題での最大の問題というのは、邦人保護を理由に海外に自衛隊を派遣するときには国会なんかの歯止めが全くないことだというふうに思うんですね。  ハイジャック犯の制圧みたいな話だったら、多分派遣される部隊も数十人とか...全文を見る
○水野賢一君 歴史を見ると、戦前の海外出兵というのも、その端緒としては保護だとか救出というのを挙げているものが多かったんですよね。シベリア出兵なんかだと、これは邦人というよりはチェコ軍団の救出ということでしたけれども、シベリア出兵なんかでもやっぱりそういう救出ということが最初に挙...全文を見る
○水野賢一君 いや、だから武力行使を目的としない限りは、しかし、武力行使を目的としなくたって万の単位の人間が動くということはあり得るんじゃないですか。例えば、国内だって治安出動なんかで、これは別に武力行使をするわけじゃないけど万の単位が動くなんということはあり得るんじゃないですか...全文を見る
○水野賢一君 要は、しかし法文上は何の制限もないんですよね。  その中で、国会の承認ということが全くないこともちょっと問題だと思うんですけれども、これ事前もなきゃ事後もないんですけど、この場合には武器使用権限は広がるんですよね。  これは違反しても罰則がないという別の問題があ...全文を見る
○水野賢一君 要するに、安全確保活動というのはいわゆる任務遂行型武器使用のことですよね。  その場合、PKOでは国会承認が必要だけれども、こちらの邦人救出というか、法律で言うと保護措置、この場合には、同じように任務遂行型の武器使用、つまり、自己防衛だけじゃない武器使用をする場合...全文を見る
○水野賢一君 いや、それは、秘匿性とかの話は、事前承認を求めればその問題は出てくるでしょうけど、事後承認にすれば何ら問題はないんじゃないかというふうに思いますが。  最後の質問にしますけれども、自衛隊は海外に派遣されるとき、今まで地位協定的なものをその国と結んでいたわけですよね...全文を見る
○水野賢一君 時間ですので、今日は終わります。
08月21日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第11号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一でございます。  まず、総理にお伺いしますけれども、先日、台湾の李登輝元総統が来日した際に総理とひそかに会談したという報道がありますが、その真偽について教えていただきたいと思います。誤解のないように付言しますけれども、台湾は重要な隣人ですから、私は...全文を見る
○水野賢一君 さて、法案の中身に入りますけれども、ちょっと通告とは違うんですけれども、中谷大臣に基本的な質問をさせてください。  まず、集団的自衛権の行使の前提となる存立危機事態ですけれども、存立危機事態だというふうに認定をするには、別に、国連決議が必要だとかそんなことじゃなく...全文を見る
○水野賢一君 では、その存立危機事態と認定をする際には、これは集団的自衛権の行使じゃないですよ、存立危機事態の認定をする際には、密接な関係にある他国からの要請というのはこの認定には必要なんですか。
○水野賢一君 必要なんですか。要するに、武力行使じゃなくて、存立危機事態の認定そのものにも、認定をするということに対しても密接な関係のある他国からの要請は、これは必要なんですか。そうだとしたら、その法律のどこに、法律の中に書いてあるのか、その根拠を示してください。
○水野賢一君 いや、今、最初の答弁と違って、集団的自衛権としての武力の行使にその国からの要請、他国からの要請があるのは必要ということは再三再四答弁していらっしゃるから、これは分かるんだけれども、認定をすることが他国からの要請は必要なのかということに対しては、最初は必要だとおっしゃ...全文を見る
○水野賢一君 要は、集団的自衛権を行使するというので武力行使をするときに、要請もないのに日本が勝手に武力行使することはないというのは、再三再四答弁しているから分かるんですよ。  日本としてこれは存立危機事態なんだということを認定するときには、その当該他国、密接な関係の他国からの...全文を見る
○水野賢一君 意味がよく分からないんですけど、認定の必要がないとか言ったり、若しくは、要するにこれでしょう、認定をするときは三要件を満たしているということなわけですよね、認定するときは。三要件には当該国からの要請ということは書いてないわけですよね。ということは、別に、当該国からの...全文を見る
○水野賢一君 ただ、ちょっとこれ、答弁をきちんとここでも、見解は後で出してもらいますけれども、きちんとした答弁をしてもらいたいというふうに改めて思います。
○水野賢一君 これだけでもう質疑時間を終えてしまった形になるんですが、じゃ、最後に伺います。これは、重要な関係にある密接な国からそういう要請がないときは防衛出動はできるんですか。
○水野賢一君 質疑時間終わったので、もう終えますけれども、この基本的な、極めて基本的な、存立危機事態の認定という極めて基本的なところで全く答弁がまとまっていないということを申し上げて、私の質問を終わりたいというふうに思います。
08月26日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第13号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一です。  先週の金曜日に質問をした、存立危機事態を認定するときには、密接な関係にある他国、武力攻撃を受けた他国からの要請が必要なのかという問題を引き続き質問します。  配付資料の一ですけれども、従来から政府が答弁をしてきたのは、集団的自衛権を行使...全文を見る
○水野賢一君 しかし、大臣の答弁は、まず常識に反すると思うんですね。そして、法文上どこにもそんなことは書いていないわけなんですよね。  まず、常識に反するということから言いますけれども、これ、日本の存立危機の認定ですよ、日本の存立危機の認定なんですから、武力の行使じゃなくて、存...全文を見る
○水野賢一君 いや、だから、答弁自体は、納得するかどうかは別として、言っている意味は分かるようになりましたよ。だけれども、これ、存立危機なのに他国の要請がなければ認定できない、そういう存立危機というのは、そもそも概念そのものが自己矛盾なんじゃないですか。これは壮大な論理矛盾の上に...全文を見る
○水野賢一君 法文には書いていないということでいいですね。
○水野賢一君 いや、国際法規を守るのは当たり前なんですよね。当たり前なんだけれども、それは、今おっしゃったのは自衛隊法八十八条の話ですよね。これは、自衛隊を出して武力行使をするときの話じゃないですか。存立危機なんだというふうに認定をするときには、これは日本国内の話なんだから、これ...全文を見る
○水野賢一君 今、岸田大臣が答えたのは、武力行使をして集団的自衛権を日本が発動するときにはそういう要件が必要だということを言っているんですね。それは分かっているんですよ。  私が中谷大臣にさっきから聞いているのは、存立危機事態を日本独自で認定しちゃったら、国際法のどこに違反する...全文を見る
○水野賢一君 ちょっとこれ、憲法の話にすり替えられちゃ困るんですよ。国際法の根拠を聞いたんですから。
○水野賢一君 じゃ、いいですか、今、中谷大臣、憲法にという話しましたけれども、私が聞いたのは、その前に自衛隊法八十八条の中に国際法規上問題があるんだと言いましたよね。国際法規上、どこに国際法上問題があるんだと、日本が単独で存立危機と認定したらと、そういうことを聞いているんです。憲...全文を見る
○水野賢一君 全く納得していませんけれども、ちょっと話進めますけど、今まで要請の話していたんですけど、答弁の中に要請若しくは同意が必要という話ありますよね。要請と同意は違う話なのであって、要請というのは、普通、他国からの要請というのは、攻撃を受けた国が日本に対して自衛隊出して助け...全文を見る
○水野賢一君 配付資料の四を御覧いただければと思うんですが、この四は、法制局の長官が、これ公明党の北側一雄議員の質問に対しての答弁ですけれども、存立危機事態と認定するときの判断基準として述べたものなんですね。  これゴチックの部分にいろいろ書いてありますけど、要は、事態の発生場...全文を見る
○水野賢一君 だから、法制局長官は、これは不正確な答弁だということですか。
○水野賢一君 もうあれなんですけど、じゃ、最後の配付資料の五なんですけど、これ、お騒がせの礒崎さんという方のツイッターですけれども、この方、変なことも結構言っていますが、私、このことでは筋が通った発言だと思うんですが。  礒崎氏の六月十八日のツイッターでは、質問をしている人が、...全文を見る
○水野賢一君 私が聞いているのは、要は、首相補佐官という、しかも、これ安全保障問題担当の首相補佐官ですよ。しかも、日付を見たら、これ国会に提出をした後ですよ。提出をした後にこういうことを言っている補佐官と大臣の答弁は明らかに違うというふうに思いますけど。  大臣、繰り返し質問を...全文を見る
○水野賢一君 いや、認定条件ではありませんと書いてあるんですよ。大臣の言っていることと全く逆なんだから、礒崎氏が間違っているということですね。改めて確認させていただきます。時間取らないでくださいよ。
○水野賢一君 このように、明らかに誰が見ても矛盾していることを矛盾していないというような答弁をすることがまず間違っていますから、このような、礒崎氏に対してこれはしっかりと聞いてみなきゃいけないので、参考人招致を求めます。
○水野賢一君 あと、このような明らかな矛盾を矛盾として認めない、間違いとして認めない大臣に対して、私はこの後、このまま質問を続けられないということを申し上げます。
○水野賢一君 じゃ、官房長官にわざわざ来ていただいて、お待たせして申し訳なかったですけれども、もう時間ですので最後にしますけれども、こういう間違いを平然とツイッターで述べている礒崎氏が今までのことも含めて任にふさわしいのかどうか、官房長官の今の意見を、議論を聞いての感想も含めて官...全文を見る
○水野賢一君 時間ですので終わりますが、改めて礒崎氏の参考人招致をして、私の質問を終わります。
08月27日第189回国会 参議院 環境委員会 第13号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一でございます。瀬戸内海環境保全特別措置法の改正案についてお伺いをいたします。  今までは、水環境保全とか水質汚濁対策というのは、基本的には水中の中の汚濁物質を減らしていくということに主眼を置いていたことが多かったわけですよね。富栄養化ということで言...全文を見る
○水野賢一君 その中には例えばCODとかヒ素だとかカドミウムだとかいろんなものがあったというふうに、もちろん窒素、リンもその中の四十のうちの一つなわけでしょうけれども。  その環境基準のうち、ほとんどのものは何々以下、例えばCODだったらリッター当たり何ミリグラム以下に抑えるの...全文を見る
○水野賢一君 水素イオン濃度、俗に言うpHですよね、これに関しては、余りアルカリ過ぎちゃまずいとか、そういうような、余り酸に偏っちゃまずいということで、これは確かにゾーンである理由はあるんでしょうけれども、逆に言うと、四十いろいろある項目の中でそういう特性を持っている、pHは確か...全文を見る
○水野賢一君 ありがとうございます。  それでは、水岡提出者にお伺いをしたいというふうに思いますけれども。  昨年の法案に関しては、さっき触れさせていただいたような懸念が、私個人としては持っていたというか、少なくともそれだったら大議論は必要だよねというような問題意識は持ってい...全文を見る
○水野賢一君 いろんな多角的な角度から、科学的知見というのはいろいろ進歩していく部分もあるわけですから、調査研究をしていって新しい知見がこれは出てきたりすれば、それはいろんな環境政策に影響を与える、このことを別に私は否定しているわけじゃないんですけれども、安直に今までの積み重ねと...全文を見る
○水野賢一君 つまり、瀬戸内海を含めて東京湾と伊勢湾と三海域が総量規制の対象になっているわけですよね。  ところが、今ちょっと触れられましたけれども、根拠法というのは、今参考人もちょっと触れられましたけれども、今回改正する瀬戸内海の環境保全特別措置法が根拠法になっている場合もあ...全文を見る
○水野賢一君 多分、ちょっと聞いているだけでは分かったような分からないようなぐらいややこしいのですね。非常にややこしい形になっているのは、歴史的経緯は大臣が今おっしゃられたようにあるんだというふうに思います。つまり、同じような総量規制、大臣たちのお言葉だと総量削減のやり方であって...全文を見る
○水野賢一君 ありがとうございました。  時間を多少残してはおりますけれども、私として聞くべきことは聞きましたので、私の質問を終わらさせていただきたいと思います。  ありがとうございました。
09月04日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第16号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一です。  まず、PKO協力法の改正について伺いますけれども、この改正で、正式な国連PKOのみならず、それに似たような活動にも一定の条件の下で参加できるようになりますよね。  そこで伺いますけど、二〇〇三年から自衛隊がイラク特措法に基づいてイラク復...全文を見る
○水野賢一君 だからこそ、PKO協力法では派遣できないから特別措置法を制定したわけですよね。イラク特措法は、人道復興支援活動もあれば、米英軍の後方支援というか、いろんなことが書いてあったんですけど、人道復興支援に関して言えばPKOに似ている部分はあったわけですけど、今おっしゃられ...全文を見る
○水野賢一君 というのは、その今の法律の解説をしていただいたのは分かるんだけれども、つまり、イラクと同じような場合には、このPKO法の改正によって参加できるのか、それとも、やっぱりこれはあの状況では参加できないから特措法みたいなのがやっぱり必要なのかという、そこが議論だったんです...全文を見る
○水野賢一君 だから行けるのかって、結論を聞いているんです。
○水野賢一君 じゃ、同じ状況だったら行けないということでしょうか。極めて大切なことですから、それは明確にしてもらいたいというふうに思いますけれども。  じゃ、まあ次の話に入りましょう。  武器等防護についてお伺いしますけれども、武器等防護については、これまでも、今日もちょっと...全文を見る
○水野賢一君 この部分はあれですか、民間船に民間人が乗っているようなところにミサイルが飛んできたようなときに、平時の話ですよ、そういうようなときには、防護するような何かそういう手だてというのは、今回の法改正では何かありますか。
○水野賢一君 私、非常にやっぱりこれ疑問を持っているのは、総理の話とか聞いていると、避難する親子とか民間人の防護みたいな非常に情緒的な話されるんですよ。ところが、それも、乗っているかどうかも実は詰めていくと関係ないという話ですよね。  しかも、この武器等防護なんかだって、今度守...全文を見る
○水野賢一君 これは、だから、事前に、平時の話なんだから、武器等防護というのは、平時のときに事前に要請があって事前に防衛大臣が認定するということなんでしょうが、これは、要請があったとか、それを認定しました、大臣としてというのは公表はされるわけですよね。どうなんですか。
○水野賢一君 公表をしないこともあり得るということですか。
○水野賢一君 いや、それはかなり重要な問題だと思いますけど、存立危機事態のときはちゃんと公表するわけでしょう、対処基本方針作るわけだから。  私、何を言いたいかというと、存立危機事態のときに、これPKOも、国連から要請がないとPKOは参加できないんですよね。ところが、要請文を、...全文を見る
○水野賢一君 いや、つまり、要請があったということは明記するのは分かっているんです、要請文をちゃんと公表するんですかと。そうしないと、何を要請してきたのか、具体的に何が要請されているか分からないじゃないですか。要請文がちゃんと公表されるんですかということを聞いているんです。
○水野賢一君 私の懸念は、PKOのときにそういう要請文というのは実は全く公表していないんです、外務省は。だから、今度同じことをするんじゃないかということです。  要請文を公表するのかと。これはちゃんときちっとした見解を答えてください。(発言する者あり)
○水野賢一君 それだったら、結局のところ、本当に要請してきているのは、後方支援なのか集団的自衛権のことなのか何なのかさっぱり分からぬということもあり得るだろうし、私、安保法制懇の、もう質問はこれで終わりますけど、私の意見だけ言えば、安保法制懇の答申、大臣、当然御覧になったと思うけ...全文を見る
09月08日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第17号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一でございます。  四人の参考人の先生方の御意見を聞かせていただいて、やっぱりこの問題の幅の広さというのか、印象的だったのは、宮家参考人と神保参考人は主に外交・安全保障の観点から論ぜられて、大森参考人と伊藤参考人は主に憲法との関係で否定的な意見を述べ...全文を見る
○水野賢一君 大森参考人に御見解を教えていただければというふうに思いますけれども、先ほど来の御説明の中で、これまでの法制局における憲法解釈などについては大変勉強になったわけですけれども、私の理解では、政府は憲法解釈を変えるということは全くなかったわけではなくて、例えば、憲法六十六...全文を見る
○水野賢一君 ありがとうございます。  憲法の話が出たので、伊藤参考人に教えていただければというふうに思いますけれども、憲法九条に関しては、全く違う解釈として、これは政府もその解釈を取っているわけじゃないですけれども、いわゆる芦田修正論という考え方がありますよね。要するに、九条...全文を見る
○水野賢一君 大森参考人に御教示いただければというふうに思いますけれども、先ほどの質疑の中でも、今の法制局に何か言いたいことはというような、そんな質疑もございましたけれども、私がここでお伺いしたいのは、今の法制局の方々がやっていることというより、法制局長官の人事とかに関してですね...全文を見る
○水野賢一君 大変重い発言だったというふうに思いますけれども。  私からは、質疑時間ちょっと残っておりますけれども、このぐらいにいたしまして、私の質問を終わらさせていただきたいと思います。  ありがとうございました。
09月14日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第20号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一です。  今回の法改正は、海外の邦人救出のために自衛隊を送ることも一定の条件下で可能にするわけですよね。これまでの自衛隊法では輸送しか認めていなかったわけですけれども。じゃ、今まで邦人輸送をした例というのはどれだけありますでしょうか。
○水野賢一君 実際の輸送までには至らなくても、準備行為として自衛隊の輸送機を海外に派遣したこともありますよね。
○水野賢一君 今大臣がいみじくもおっしゃったように、法律上の明文の規定はないけれども、準備行為で海外に輸送機を派遣したという、そういうお話ですよね。  そのことから推察すると、今後可能にしようという救出作戦とかの場合にも、法律には明文上書いてないけれども、準備行為の段階で自衛隊...全文を見る
○水野賢一君 そうすると、具体的な例えば海外での人質事件などが発生していなくても、いざそうなったときに迅速に対応できるように予防的に派遣するということも可能なわけですか。
○水野賢一君 予防的に派遣する場合でもこの総理大臣の承認というのは必要になるわけですか。
○水野賢一君 いや、相談じゃなくて、承認が法律上必要になっていますけれども、その点はどうなんでしょうか。
○水野賢一君 邦人救出そのものには誰も反対しにくいわけですけれども、戦前の山東出兵でも上海事変でも邦人保護や居留民保護を名目にしていたということを忘れちゃいけないというふうに思うんですね。  歯止めの議論というのは絶対に私は必要だと思うんですが、邦人救出などのために自衛隊を派遣...全文を見る
○水野賢一君 野党時代の自民党が議員立法として提出した法案を配付資料四としてお配りしていますが、これも海外で武装した自衛隊が避難中の邦人を守れるというものだったわけで、中谷大臣も提出者の一人だったわけですけれども、この法案では、中谷大臣、受入れ国の同意を必要だとしていましたか。
○水野賢一君 どこに書いてありますか。
○水野賢一君 重要なことを法律に書かないで後でいろいろと解釈を言うというのは、そもそも解釈の混乱を生むし、これはそもそも問題だというふうに思っておりますけれども、じゃ、他国の領土で相手の同意もないままに武器を使うことはまずいというふうに考えているわけですね、今でも昔でも。
○水野賢一君 法文上明記していないことを実はあったんだと言われても、ちょっと困るんですけど。  総理に伺いますけれども、私は海外でのそういう軍事的な作戦というのはやっぱり抑制的であるべきだと思うんですが、総理も受入れ国の同意は必要だというお話ですけど、例えば逆の立場になってです...全文を見る
○水野賢一君 やっぱり、自分がやられて嫌なことは他国でも控えるというのが筋だというふうに思いますけれども。  大臣に伺いますが、救出作戦のために持っていける武器とかには制限はありますか。
○水野賢一君 必要な範囲というのは、例えば、じゃ、場合によっては必要であれば戦車とか攻撃ヘリとかも可能なんですか。
○水野賢一君 いや、だから、そうすると、必要があれば戦車とか攻撃ヘリもあり得るということですか。
○水野賢一君 どういう武器を持っていくかというのも受入れ国の同意は必要なわけですか。例えば戦車だとかというんだったら、それは駄目よと言われたら、それは持っていけないと、そういう理解でいいんですか。
○水野賢一君 警察的な活動といっても、事実上、軍事作戦にやや近い部分があると思うんですが、そうなると、故意にとは言わないけど、間違って民間人を誤射したりした場合はどうなるんでしょうか。殺傷してしまったという場合は。例えば亡くなってしまったとか。
○水野賢一君 要するに、違法性が阻却されるような場合なんかをおっしゃられていますけれども、それは日本政府が判断していいんですか、海外であっても。
○水野賢一君 そうすると、必ずこういう救出作戦なんかで送る場合も地位協定をお互い結ぶということが前提なわけですか。
○水野賢一君 何だかよく分かりませんけど。  これまでに海外派遣中の自衛隊員が過失であっても現地の人を死亡させてしまった例というのは複数ありますよね。
○水野賢一君 三件あって三人亡くなって、刑事責任は問われましたか。
○水野賢一君 では、刑事責任なしで懲戒処分ですけど、懲戒処分の内容はどうだったんですか。減給ですよね。
○水野賢一君 人が何人も亡くなっている中で、私は非常に身内に甘い体質だというふうに思いますけど、そのまま海外活動を広げることに懸念を強く指摘しておきたいと思いますが。  国外犯処罰問題について伺います。  自衛隊がどういうときに武器を使えるかということは様々な法律に定められて...全文を見る
○水野賢一君 ところが、法律にはこれだけいろいろ規定があっても、八本に規定があっても、それに違反しても海外派遣中ならば国外犯がないから罪に問われないわけですよね、違法な武器使用に関しては。  維新案提出者に伺いますが、維新案では国外での違法な武器使用も処罰することにしていますけ...全文を見る
○水野賢一君 この問題はちょっと歴史の教訓からも重要なところなんですけど、総理にまず満州事変について伺いますが、政府の認識では満州事変というのは石原莞爾作戦参謀ら関東軍が引き起こしたという、そういうものですか。
○水野賢一君 いや、そんなことを言ったら、個々のことについて確定的に言えないなんて言ったら、じゃ、総理はあれですか、真珠湾奇襲は山本五十六が立案して連合艦隊が実施したというのが普通の解釈でしょうけど、それも確定的には言えないということですか。
○水野賢一君 いや、だから、侵略かどうかの評価とか、いいとか悪いを聞いているんじゃなくて、事実としての認識も言えないということですか。
○水野賢一君 全く納得できませんけど。  中谷大臣に伺いますが、私は通説に基づいて石原莞爾作戦参謀らが引き起こしたということに沿って質問しますが、こういうような関東軍が柳条湖事件みたいなことをもし海外で今後やったら、例えばですよ、海外派遣中の部隊が、それは一体どういう罪に今だと...全文を見る
○水野賢一君 いや、だから、そんなことのないように努めることは分かりますが、もしそういうことをしたら、それは犯罪なんだから、一体何法で処罰されるんですかというのが質問です。
○水野賢一君 いや、多分、だから、部隊の違法指揮という辺りに当たるんだと思いますけれども、これはあれですか、本国の命令に従わないときもこの部隊の違法指揮で処罰できるわけですか。
○水野賢一君 もう時間もあれですので、最後の方の質問にしたいと思いますけれども、不当な武器使用が海外で処罰されない、国外犯処罰規定がないというのは問題だというのは前から指摘していますが、この罰則規定、国内法にはあるわけですけど、ちょっとお聞きしたいのは、元々はこれ、不当な武器使用...全文を見る
○水野賢一君 それを起こした者、命令者ですか。
○水野賢一君 その場合は、両方ということにはならないわけですか。
○水野賢一君 最後の質問にいたしますけれども、この問題に関しては、総理も中谷大臣も国外犯処罰規定がないということについて別途検討するということを、こういうようなものがないのはやっぱりちょっとおかしいからということを最初の方に言っていましたけれども、この別途検討は最終的に今どうなっ...全文を見る
○水野賢一君 もう質問は終わりますが、まだまだ課題が多い中で、こうした中で強行採決をするなどという方向はもってのほかだということを申し上げて、私の質問を終わります。
09月15日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会公聴会 第1号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一です。  まず、坂元公述人にお伺いをさせていただければというふうに思いますけれども、抑止力を高めていくことが大切だということについては、私もそれは十分理解いたしますし、それは極めて大切なことだというふうに思っておりますけれども、そのために、まさに今...全文を見る
○水野賢一君 続いて、同じく坂元公述人、また濱田公述人に同じ質問をさせていただければというふうに思いますけれども、今回の法案の特徴として十本の法案を束ねているという部分があるわけですよね。もう一本新法も出していますけれども、十本の、それこそPKO法だ、若しくは今の集団的自衛権に関...全文を見る
○水野賢一君 松井公述人にお伺いいたしますけれども、国際法上の集団的自衛権、いろんな学説があるというのは先ほどの御説明でも分かりましたけれども、一つのやっぱり国際司法裁判所の判例などから考えても、やっぱり要請、要請というのは攻撃を受けた国からのですね、攻撃を受けた国からの要請とい...全文を見る
○水野賢一君 坂元公述人に御意見をお聞かせいただければと思いますが、先生も関係をしていらっしゃった安保法制懇、安保法制懇の報告書、もちろんそれに対しても賛否そのものがいろいろあるというのは承知していますけれども、安保法制懇の報告書を拝見しますと、集団的自衛権の行使に当たっては、攻...全文を見る
○水野賢一君 公述人の先生方も、もちろんお立場、御意見、皆さんいろいろ違うというふうに思いますけれども、最後に全員の公述人の方々に、もう簡潔で結構なんですけれども、私も最後の質問にいたしますが、全員にお伺いしたいと思いますけれども。  報道なんか見ますと、今週にも強行に法案を採...全文を見る
○水野賢一君 私自身も、今日お聞かせいただいた、もちろんいろんな意見はあるというふうに思いますけれども、公述人の方々の意見をしっかりと聞いてもっともっと審議をしていくべきだというふうに考えておりますので、強行採決などは論外だということを申し上げて、私の質問を終わりたいというふうに...全文を見る
09月15日第189回国会 参議院 環境委員会 第15号
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○水野賢一君 無所属の水野賢一でございます。  まず、議題になっています琵琶湖保全再生法案の前で恐縮なんですけれども、ちょっと議題と、それとは関係ない話なんですが、今月の大雨で、福島県の飯舘村の河川氾濫で除染に伴って出たフレコンバッグ入りの廃棄物が流出したというような報道があり...全文を見る
○水野賢一君 フレコンバッグの話でいうと、最初の報道では数十袋みたいなことで、今朝の報道でも二百何袋みたいな感じのことを言っていたのが三百九十五ですか、それはしっかりとした対策を望みたいというふうに思っております。  それでは、この衆法について、琵琶湖保全再生法案について質問を...全文を見る
○水野賢一君 旧琵琶湖総合開発特別措置法では、国の財政上の措置についていろいろと随分細かく書いてあったんですね。特に第八条とかにも細かく書いてあって、十条とかにも、ここは一般論的に書いてあったりしたんですが、一方、今回の法案は、この法案第四条では必要な財政上の措置を講ずるものとす...全文を見る
○水野賢一君 湖沼の環境とかに関係するものでいうと、湖沼水質保全特別措置法、先ほども議論ありましたけれども、それが既にあるわけですよね。琵琶湖も指定されていて、全国に十一の湖沼が指定されていて、琵琶湖もその一つ。私の住んでいる千葉県でも印旛沼、手賀沼が指定されているというわけなん...全文を見る
○水野賢一君 湖沼水質保全特別措置法というのは一九八〇年代にできて、長らく、そうやっていろいろ湖沼を指定して、それによって水質を改善しなきゃいけないという、意気込みとしてはあっても効果がないという声が、さっきの議論にもありましたけど、効果がないという声が非常に強くて、十年ほど前に...全文を見る
○水野賢一君 琵琶湖の場合の汚染物質、汚染物質といってもいろいろ、何を指標にするかいろいろあるわけですが、これも参考人で結構なんですが、代表的な汚濁の数値としてCODが湖沼の場合挙げられますよね。CODの負荷量の発生源というのは何が多いんでしょうか。
○水野賢一君 今、参考人の方からおっしゃったように、山林系とか処理場系とか生活系とか産業系、農地系といういろんな言い方をされましたけど、これ、同じ指定湖沼の中でも、例えば印旛沼なんかは、その分け方の分類というのは生活系、産業系、面源系とかというふうに分類しているわけですよね。 ...全文を見る
○水野賢一君 国土交通省からも来ていただいているのでお伺いしますけれども、国土交通省でも、これは河川法に基づくんでしょうかね、河川環境整備事業というような形で、まさに名前どおり河川環境を、湖沼を含んで良くしていこうというような事業があると思うんですけど、これは、琵琶湖の場合ですけ...全文を見る
○水野賢一君 法案提出者に伺いますが、法案の十三条では国による外来動植物防除の支援というのがあるわけですが、ここで言う外来動植物というのは、一方で既にある特定外来生物被害防止法に基づいていろんな動植物が指定されていますけど、これに限られるんでしょうか。
○水野賢一君 要は、特定外来生物被害防止法で指定しているものも入るかもしれないけど、それに限られるわけじゃないというお話だと思うんですが。  あと、法案に特記しているカワウというのは、これは別に外来種だから問題だというんじゃなくて、在来種なのか外来種なのか、ちょっとそこを聞きた...全文を見る
○水野賢一君 つまり、外来種だから問題なわけじゃないけど、在来種だけど、端的には、悪さをするからいろいろそれは対策取らなきゃいけないよねということだと思うんですが、もう最後の質問にしますけれども、第十四条でカワウだけが特別特記されているわけですよね。これは法案提出者に伺いますけれ...全文を見る
○水野賢一君 終わります。
09月17日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第21号
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○水野賢一君 無所属クラブの水野賢一です。  鴻池祥肇特別委員長に対する不信任動議に賛成の立場から討論をいたします。  賛成の理由は単純明快です。現在審議中の安全保障関連法案に関して、審議も十分でないまま強行採決に向かっていることが誰の目にも明らかだからです。  そもそもこ...全文を見る
○水野賢一君 無所属の水野賢一でございます。  まず、水上公述人にお伺いをさせていただきたいというふうに思いますけれども、確かに、おっしゃられるように、政府がよく言う新三要件というのも、法律のどこかの第何条にこの三つがきちっとまとめて書いてあって、三要件がこれなんですという書き...全文を見る
○水野賢一君 私自身も、存立危機なのに他国の要請がないと認定さえできないというのは、そもそもその形自体が論理的に非常に矛盾した上に全部が立脚しているんじゃないかというふうに思っておりますけれども。  次に、渡部公述人に御意見をお聞かせいただければと思うんです。  私自身は法案...全文を見る
○水野賢一君 時間ですのでもう質問はいたしませんけれども、昨日の中央公聴会にいたしましても今日の地方公聴会にいたしましても、公述人の先生方からすれば、立場は違っても、法案に対する意見はいろいろ違っても、当然ここでの陳述、公述というものが法案審査に資するということを期待されていらっ...全文を見る