水野誠一

みずのせいいち



当選回数回

水野誠一の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月09日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第2号
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○水野誠一君 私は、大臣の所信表明に沿って幾つかお尋ねをしたいと思っております。  大臣が所信表明で挙げられました諸課題、これはそれぞれ非常によく吟味され整理された諸課題であると理解をしておりますが、一方ではこういった項目が本当にどれだけ実現されていくのかということが非常に重要...全文を見る
○水野誠一君 ありがとうございました。  今いろいろお話もございましたが、特にエコロジーとエコノミー、つまり経済性と環境性というものをどう両立させていくかといういろいろな試みが民間企業でも随分出てまいりました。私も最近見た記事の中で大変おもしろいと思いましたのが、一九九五年に特...全文を見る
○水野誠一君 もう一つ手短に伺いたいと思います。  通産大臣の所信表明の中で、二番目に挙げられたテーマ、つまり「産業再生に向けた政策手段」という部分にも大変重要な意味が含まれていると私は考えます。新事業の創出を促す各種支援及びその一環として知的財産の法的保護の強化、さらに高度情...全文を見る
○水野誠一君 終わります。
03月11日第145回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○水野誠一君 参議院の会の水野誠一でございます。  平成十一年度の予算案のポイントは、何といっても前年度当初予算比五・四%増、八十一兆八千六百億円という一般会計予算の規模ではないかと思います。景気回復に全力を尽くすという観点からのめり張りのきいた予算配分をしているという大蔵省の...全文を見る
○水野誠一君 今御答弁いただきました内容によりますと、十年度当初予算三百五十億に対して補正予算分が加わりますと二千五百億を超えるという、こういう金額になるわけです。すなわち二千億以上の補正予算がそこで組まれたということであります。  一方、十一年度の予算案を見てみますと、情報関...全文を見る
○水野誠一君 情報通信の分野あるいは環境分野等々、非常に重要な各分野において補正予算が大いについた、大きくついたということ自体は私も大変評価をしている。ただ、補正予算の場合、その執行を決めていく、その割り振りを決めていくという時間的な制約とか、あるいは今申し上げているような継続性...全文を見る
○水野誠一君 今、大臣もちょっと単年度主義についてもお触れになったわけでありますが、予算の単年度主義、会計年度独立の原則、これは憲法で定められた制度であるということはもう十分に承知しているわけでありますが、国の財政をめぐる状況が非常に単純だった時代にはこれは大いに機能する制度であ...全文を見る
○水野誠一君 大臣のお答えにもありましたように、これは大変デリケートな問題でもあると思います。しかし、例えば国庫債務負担行為というものがよく言われる単に公共事業前倒しのためのゼロ国債というような使われ方、これも年度内支出を伴わない景気刺激策であるという評価もあれば、また慎重にこれ...全文を見る
03月15日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第3号
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○水野誠一君 私は、財政健全化と景気対策について堺屋長官のお考えを伺いたいと思います。  今さら論ずるまでもなく、財政健全化が先なのか、あるいは景気対策が先なのかという議論、これはいろいろな立場からさまざまな議論がされております。今、政府の展開しております考え方というのは、景気...全文を見る
○水野誠一君 大変よくわかりますが、ともかく今のお話にもありますように、財政構造をどう改革していくか、あるいは行政改革に求められているような思い切った行政改革をどうやっていくかというような、日本のビジョンが明確に示されていくということがちょっとここのところへ来てうやむやになってき...全文を見る
○水野誠一君 大いに期待をしております。  次に、こういった経済企画庁の日々のお仕事にも関係するところでありますが、フローからストックへという言葉、これが盛んに言われるわけであります。もっとも、宮澤大蔵大臣がもう十年以上も前に、生産・輸出優先から生活・内需優先の生活大国を目指す...全文を見る
○水野誠一君 今のお答えですと、一九六八年に新SNA体系ができて、それに十年おくれで対応されたと。それ以降というのは新しい国連基準というのは出ていないんですか。
○水野誠一君 いろいろ私も周りで聞いてまいりますと、この国民経済計算自体がなかなか今の経済実態に反応し切れていない、こういう批判もあるようでございます。それは一つに、今お話にあったような新しい国連基準というものに対応していくのがどうもおくれがちである、後手後手になっていく、そうい...全文を見る
○水野誠一君 戦後、住宅などが破壊されて極端なストック不足に陥った日本の姿があったわけでありますが、その蓄積を図るために、フロー重視、それから高度成長重視の政策を日本は積極的に展開してきた。企業も付加価値を極大化することを目指して、大量消費、使い捨て商品の開発、頻繁なモデルチェン...全文を見る
○水野誠一君 ありがとうございました。  次に、通産省にちょっとお尋ねをしたいのでありますが、最近ニュースをにぎわせております、日本の基幹産業であります日産自動車と、海外、これは、ついこの間まではダイムラークライスラーという話があったわけでありますが、それが先週ぐらいからフラン...全文を見る
○水野誠一君 今のお答えで大変よくわかりました。私も全く大臣と同じ考え方でございます。ただ、通産省というお立場で、これから特にこういった国際提携あるいは国際合併というようなときに、非常にデリケートなお立場があろうかと思いますので、そういった点に十分御注意をいただいて、いい行司役、...全文を見る
03月23日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第4号
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○水野誠一君 最後の質問者になりますと、大部分の問題はもう既に出尽くしておりまして、伺うポイントが大変限られてくるのですが、ともかく一部重複する質問については、多少違う視点から補強的に伺うということで御容赦を願いたいと思います。  まず、今回出ております二法のうち、中小企業総合...全文を見る
○水野誠一君 今の問題に続いて、補助金の支給についてお尋ねしたいと思うんです。  通産省は昨今、ファクスとかインターネットを使って広く国民から意見を募集する、いわゆるパブリックコメントという制度を実施されている。これは私は大変評価するわけであります。  昨年八月に出されました...全文を見る
○水野誠一君 先ほど畑委員からも同様の質問があったんですが、承認された計画の成果に対する評価の問題、これをもう少し補強的に伺いたいと思います。  経営革新計画が承認されて支援施策が講じられた企業などについて、その後の計画の実施状況や経営状態に対する追跡調査がどの程度なされるのか...全文を見る
○水野誠一君 今のお答えでも、追跡調査の重要性と、それから専門家のアドバイスを通じて施策の充実を図っていく、こういう趣旨のお答えだったと思うんです。私は、この条文を見て一つ問題だと思うのは、事後の調査を行うのは、企業などから提出された経営革新計画を初めに承認したのと同じ行政庁であ...全文を見る
○水野誠一君 もしかそうだとしますと、承認を与えた同じところが後になって果たして客観的な評価ができるのか、こういう素朴な疑問が残るわけですし、その調査結果の積み上げを踏まえて施策全体の改善を加えようとすることの意味が薄れるんじゃないだろうか、こういった指摘についてはどういうふうに...全文を見る
○水野誠一君 もう少し伺いたいんですが、時間もなくなってまいりましたので、次に中小企業対策における政策評価についてお尋ねしたいと思います。  この政策評価ということはいろいろ議論されてきておりますし、我が国でもようやく政策評価という行政手法を導入する動きが広がってきている。中央...全文を見る
○水野誠一君 ぜひその点については御留意いただきたいと思います。  最後に、新たな中小企業政策の方向性ということで、少しマクロ的視点から伺いたいと思うのであります。  昨今、二十兆円の信用保証枠をさらに三十兆に拡大するというような話も出ております。同制度の創設で中小企業の資金...全文を見る
○水野誠一君 終わります。
03月30日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第5号
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○水野誠一君 私は、先端技術が日進月歩の国際競争の時代に、今回の特許法改正というのは大変望ましいものだというふうに考えております。特にこういった技術革新が日々行われている、こういうときには、先ほどいろいろ同僚議員からも御指摘ありますが、三年といってもこれは非常に長い。本当に合理化...全文を見る
○水野誠一君 今の御説明でかなりわかってきたのでありますが、どう技術を評価するか、このノウハウが大変難しい。この部分というのは大変重要なことだと思うのですが、意外なことに知的財産権を担保とする融資というのは海外にも余り例がない。  例えば、そういった知的財産権に対する認識が一番...全文を見る
○水野誠一君 先ほどお話しありましたように、開銀が九五年にこういった知的財産権を担保として融資を行う、こういうことでスタートしたのを皮切りに、今百件とおっしゃっていましたが、そういう幾つかの事例が過去にもあるということであります。  その中で、例えば一つの例なんですが、動画圧縮...全文を見る
○水野誠一君 そういったアメリカから学ぶということは私も大変重要だと思うんですが、昨日の日経新聞に、アメリカでベンチャーキャピタルが入って起業した企業のうち、九三年に設立された二百八十一社、これが九九年三月にどれくらい残っているかということのデータが載っていたんですが、約八〇%が...全文を見る
04月13日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第6号
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○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  きょうは本当にお忙しい中御苦労さまでございました。  今、同僚議員からいろいろ質問が出てまいりました。こうした問題というのは、自己責任と自由な競争行為、そしてそれに絡む法的規制というその三つどもえの問題、これはどこに適切なバラン...全文を見る
○水野誠一君 先ほど、舟橋さんのお話の中にも、いろいろな業界団体が自主ルールづくりで継続的サービス契約の上限を一年と定めるというところが出てきている、かなりふえているというお話があったんですが、小暮さんが副理事長をやられております全日本エステティック業連絡協議会ではこの一年という...全文を見る
○水野誠一君 その辺がまだちょっと今のお話でもあいまいなところかなという感じがするんですが、時間もないのでその点はまた別の機会にしたいと思います。  こういった問題の中で、先ほど私が申し上げたような消費者に対するPR、教育、これを徹底していく。つまり、消費者の知識というものが足...全文を見る
○水野誠一君 次に、村参考人にお尋ねをしたいんです。先ほど消費者契約法の早期制定が必要だというふうにお話があったわけですが、これは非常に幅の広い問題、テーマになるのかなと思うんですが、この具体的なイメージ、これはどういう法律なのか、それについてもう少しお話をいただけないでしょうか...全文を見る
○水野誠一君 少し我々も研究させていただきたいなと思います。大変意味のある御意見だったと思っております。  それで、先ほど舟橋参考人からもお話があって、渡辺先生からも質問があったんですが、今回の法改正で四業種以外の問題、これが私も大変気になるところでございます。  村参考人に...全文を見る
○水野誠一君 もう時間もないので最後に、舟橋参考人に関連した質問としてお尋ねしたいんです。  こういった苦情のさらにもとに電話勧誘というものがある。私なんかも休みの日にたまに家におりますと、もう朝から四、五本いろんな勧誘電話がかかってくるということで、恐らく消費者の皆さんも大分...全文を見る
○水野誠一君 終わります。
04月15日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第7号
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○水野誠一君 まず不正競争防止法については、私、コンテンツサービスビジネスの今後の発展に欠かせない改正であると理解しております。音楽や映画、ゲームソフトなどのコピーガード機能を無効化する機器、先ほども実物を見せていただきましたが、こういうものが派手に広告されて売られているという現...全文を見る
○水野誠一君 解約事由のいかんによって上限に差はつけないと、そういうことですね。わかりました。  これもまたいろいろ問題があると思うんですが、ともかくこの問題についてはこれくらいにさせていただいて、次に、消費者契約法についてちょっと触れさせていただきたいと思います。  これは...全文を見る
○水野誠一君 今のお話は大変よくわかる御説明だったと思います。  やはりこれは消費者の自己責任という問題と法的にどう保護していくかという問題とのせめぎ合いの問題でもあって、こういった議論の中では、大いにやはりそういう双方の立場から議論をしていただくということは大切だなと私は思っ...全文を見る
○水野誠一君 大変よくわかりました。形式的ではなくて、やっぱりそうした実際上のケースに即した御判断をしていただくということは大変大事なことだと思いますので、ぜひお願いをしたいと思います。  先ほど来、各委員から消費者教育という問題が出てまいりました。自己責任の問題と教育の問題と...全文を見る
04月20日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第8号
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○水野誠一君 参議院の会の水野誠一でございます。  今回の独禁法の適用除外の縮小、これは今まで何度も繰り返されてきたわけでありますが、いろいろ背景的なことから考えても今回の改正に異を唱えるものではない、公取には引き続き自己責任原則と市場原理に立つまさに市場の番人としてしっかりと...全文を見る
○水野誠一君 それは当然おっしゃるべきことだと思います。  しかし、かなりこういった問題というのは、一種弾力性を持って対応していかなきゃいけない。その中には当然いろんな選択肢が出てくるわけでありまして、今、またもう一方で取りざたされておりますのが債務株式化、これも先ほど質問に出...全文を見る
○水野誠一君 先ほど金融会社の株式保有制限の問題も御質問がありましたのでこれは伺いませんが、今の通産省からのお答えにもあるように、これは一つの選択肢であるということでありますし、やはり知恵を大いに使っていかなければこの難局は乗り切れないという中では、ひとつしっかりとした議論をお続...全文を見る
○水野誠一君 終わります。     ─────────────
05月12日第145回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第3号
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○水野誠一君 私は、この委員会の中では慎重派といいますか、数少ない慎重論者だと思うんですが、猪口先生のお話は大変心強く受けとめました。  私自身、東京に住んでいるというだけではない意味で、やっぱり東京の再活性化といいますか、再整備ということをしない限り幾ら国会機能を移しても本質...全文を見る
05月13日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第11号
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○水野誠一君 最後の質問者になりました。渡辺委員以上に聞く範囲が狭まって大変困っております。  今回の改正は、二〇〇一年までに国際的に遜色のない水準のコストサービスを目指すという政府の姿勢を具体化するものである、また昨年の規制緩和推進三カ年計画にある小売供給の自由化を初めとする...全文を見る
○水野誠一君 今の御答弁でわかったんですが、ただ、こういった電力会社の問題だけではなくて、そこにまた供給するメーカー、重電メーカー、そういったところが日本市場の中で守られているがために、逆に言うと国際競争力を持てなくなっているという面も私はやっぱり否めないのではないか。言ってみれ...全文を見る
○水野誠一君 今の問題とも多少関係するかもしれないんですが、次に私はLPガスの問題をちょっと伺いたいと思います。  現在、いわゆる都市ガス、一般ガス事業者の供給区域というのは都市地域面積の約二割でしかない。残りはLPガス、プロパンの供給によって賄われているということであります。...全文を見る
○水野誠一君 通産省では、都市ガスとLPガスとの料金比較と申しますか、どれくらいの差があるのかというようなデータの把握というのはされているんでしょうか。
○水野誠一君 この差というのはこれから縮小していくというふうに考えてよろしいでしょうか。
○水野誠一君 LPガスは自由競争原理でというふうにおっしゃってはいるんですが、私は、よく調べてみれば実態は、その地域地域の権益というものがあって、なかなか新規参入が難しかったのが今までだったと思います。ですから、今長官がお話しになるような、本当に自由競争によって価格が公正に、また...全文を見る
○水野誠一君 終わります。
05月26日第145回国会 参議院 国会等の移転に関する特別委員会 第4号
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○水野誠一君 お話をありがとうございました。  石井さんとは私も前の仕事のときに御一緒でいろいろやらせていただいて、今までの仕事というのはどちらかというともう既にある都市の中でその都市をリノベートしていくといいますか、再開発していくとか、そういう視点でのお仕事が多かったのじゃな...全文を見る
05月27日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第13号
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○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  今回の原子炉等規制法の改正は、IAEAの追加議定書の国内担保措置それから使用済み燃料の中間貯蔵のための規定の整備という二つの柱から成っておりまして、政府のこれまでの方針と照らしますと一見どちらも必要性の高い改正内容ととれるわけであ...全文を見る
○水野誠一君 また、この問題については後日チャンスがあればもう少し突っ込んで伺いたいと思うんです。  次に、プルサーマル計画、これは政府がウラン資源、先ほど残存量はあと七十三年というお話もありましたけれども、こういう貴重なウラン資源の有効活用のためにプルサーマル計画を選択したと...全文を見る
○水野誠一君 今の問題は後日もう少しこれも伺いたいと思います。  次に、いよいよ今回の課題でもあります中間貯蔵施設なのでありますが、今回の改正案では、使用済み燃料の中間貯蔵事業を行おうとする事業者は通産大臣の許可を受けねばならないものとされているわけであります。それにはいろいろ...全文を見る
○水野誠一君 自治体との調整の手続というのは、これはどんなことになっているんでしょうか。
○水野誠一君 何かちょっと今のところは歯切れが悪い感じがしますが、ほかにも伺いたい点があるので、またその点は少し後に回しまして、次に廃炉問題について伺いたいと思います。  これまでの答弁では、再処理工場やプルサーマルについてそれぞれの目標年次などの見通しが一応示されているものの...全文を見る
○水野誠一君 私が聞くところでは、百十万キロワット級の軽水炉で解体廃棄物が約五十万トン、それから地中処分コスト、これが百七十億から百九十億円かかると、かように聞いております。  これをコストに算入していくという今のお答えであったわけですが、私はそこでやはり二つ問題が出てくるのが...全文を見る
○水野誠一君 具体的には、東海発電所でその残っている二万八千トンの放射性廃棄物の処理問題、これもまだ処分方法すら決まっていないというふうに聞いております。これは今後いろいろ検討されるんだと思うんですが、一般論として考えたときに、こういった状況というものを資源エネルギー庁はどう受け...全文を見る
○水野誠一君 今のお答えにもありましたように、欧米でもまだそういう事例がないわけでありまして、アメリカが運転認可期間を四十年と定めている、事業者の再申請によって六十年まで更新できるということを参考に六十年という、非常に私は楽観的なというか、かなり思い切った報告をしたのではないかな...全文を見る
05月31日第145回国会 参議院 行政監視委員会 第6号
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○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  今、お三人の参考人の方から日本のODAというものが大分基本的に進化してきているという視点でのお話をいただいたのではないかと思うわけですが、同時に大きな問題点もまだまだ残されている。私は、歴史的に見ていきますと、途上国へ対するODA...全文を見る
○水野誠一君 終わります。
○水野誠一君 先ほどODAの中で大切なのは時間と人と金という三つの要素だというお話が出まして、私は大変これは意味深い三要素だなと思いました。金というのはまさにわかりやすい話でありますが、時間というのは恐らく継続力ということで、単にお金を使ってもその質が伴わなければいけない。その質...全文を見る
06月01日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第14号
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○水野誠一君 最終バッターといいますか、アンカーでございまして、今までかなり各委員からいろいろ御質問がありまして、ほとんどこの中間貯蔵の問題についてはいろいろ出尽くした感がございます。  ともかく、私は、その核燃料サイクルの全体像、これは設計図としてはあるんだけれども、それが本...全文を見る
○水野誠一君 もう時間がございませんので質問はいたしませんが、先ほど近藤参考人がおっしゃっている発電所の安全性というものを各発電所が調査をして報告をするということなんですが、私はこれは公的、客観的な調査と検査ということをしてぜひ安全度というものを確認をしていただくということがやは...全文を見る
06月03日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第15号
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○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  前回、五月二十七日の委員会で、私は、核燃料サイクル構想の見通し、つまり使用済み燃料の再処理施設やプルサーマル計画、発電所の廃炉問題についてお尋ねをさせていただきました。また、参考人質疑においても、この廃炉問題等も含めて日本の再処理...全文を見る
○水野誠一君 それでは、高速増殖炉の研究開発のために毎年核燃料サイクル開発機構予算の中から支出している額というのはどれくらいになるんでしょうか。
○水野誠一君 「もんじゅ」自体というのもとまっていても恐らく維持管理費というのがかかるのではないかと思うんですが、この予算規模というのはどれくらいでございますか。
○水野誠一君 今お答えいただいたように、維持管理だけでも大変コストがかかる。そして、さらに研究開発を進めていくには二百二十八億という毎年の予算支出があるということでございます。これは確かに成功すればまさに夢の高速増殖炉ということで、世界のエネルギー資源の有効活用ということにおいて...全文を見る
○水野誠一君 次に、廃炉問題についてもう一度お尋ねしたいと思います。  前回の委員会の質問では、昨年三月に停止いたしました東海発電所の例をとって廃炉により排出される膨大な量の廃棄物、それから中でも放射性廃棄物の問題をどうするのか、さらにそのコストの試算はどうなっているのかという...全文を見る
○水野誠一君 ちょっと確認をしたいんですが、ということは、百七十八億あるいは百九十二億と言っている数字の中には放射性廃棄物処理コストを含んでいると、これは低レベル廃棄物のコストというふうに考えていいんですか。
○水野誠一君 では、核燃料サイクルのその他のプロセスから排出される放射性廃棄物の処理についてどう考えるか、伺いたいと思います。  目下、原子力開発利用長期計画がちょうど見直しの時期に入っているということで、前回、平成六年六月の長期計画というものが、いささかちょっと古いんですが、...全文を見る
○水野誠一君 なぜこういう質問をするかと申しますと、つい先般、この委員会で電気事業法の一部改正についての審議を行ったわけでありますが、この法改正の目的というのは、経済構造改革の一環として電気事業にも一層の競争原理を導入して、国際的に遜色のないコスト水準を目指すというものだったと思...全文を見る
○水野誠一君 いつ実現できるかまだ見通しが立っていない高速増殖炉に、実現できるまで毎年恐らく数百億円の投資が継続していくと。高レベル放射性廃棄物の処分に係るコストは約三兆円。その試算には、十一あるいずれのケースにおいても、処分施設閉鎖後三百年間のモニタリング費用として約千二百億円...全文を見る
○水野誠一君 またさらに、この中間報告が出されましたときに、通産省はこの報告を受け二〇〇〇年じゅうに処分事業をスタートさせる計画で、今夏に具体的な処分制度案を同部会に諮った上で来年の通常国会に処分事業法案を提出する考えという一部新聞報道がありましたが、これは事実でしょうか。あるい...全文を見る
○水野誠一君 まだこれから内容的にも詰めるということではあるんですが、その処分事業法案というもののイメージというのはどんなものなんでしょうか。我々どういうふうに考えたらよろしいんでしょうか。
○水野誠一君 ほかにもいろいろ伺いたい点があるんですが、もう時間がないので、きょうの質問はこの辺にしたいと思うんですが。  私は、一キロワット当たり九円と盛んに言われている原子力発電電力コスト、これが本当にその九円ということの中にどこまで目に見えないコストというのが含まれている...全文を見る
06月08日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第16号
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○水野誠一君 今まで数回にわたってこの原子力問題を審議してきたわけでありますが、この二回の原子炉規制法の審議の中で、核燃料サイクル構想の将来について、スケジュールが不透明な施設が多い中、現実的な見通しはどうなっているのか、また一方で、廃炉問題や高レベル放射性廃棄物処理の問題などに...全文を見る
○水野誠一君 いささか物足りない御答弁でありますが、コストが高い、あるいは技術的に困難、あるいは我が国のエネルギー供給を担うものとしては非現実的であるなどという後ろ向きな見方がどうも政府の姿勢、政策の中には根底にあるような気がしてなりません。(「思い込みが激しい」と呼ぶ者あり)ま...全文を見る
06月09日第145回国会 参議院 本会議 第27号
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○水野誠一君 私は、参議院の会の代表として、ただいま議題となっております組織的犯罪対策関連三法案に関して、小渕総理並びに関係大臣に質問をいたします。  これまでも重ねて指摘のあるとおり、この三法案の中でも最も世間の関心を集めているのがいわゆる通信傍受法案であります。この法案の本...全文を見る
06月11日第145回国会 参議院 本会議 第28号
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○水野誠一君 私は、参議院の会の同僚議員のお許しを得て、ただいま議題となっております中央省庁再編関連法案に関して、小渕総理並びに関係大臣に質問をいたします。  そもそも行政改革の目的とは、戦後一貫して続いてきた行政のあり方にメスを入れ、二十一世紀に通用する簡素で効率的、透明な政...全文を見る
07月01日第145回国会 参議院 国土・環境委員会、経済・産業委員会連合審査会 第1号
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○水野誠一君 最後の方の質問者になりました。あと一人を残すところとなっております。大部分の質問といいますかポイントについてはもう既に質問が出ておりまして、いつも最後の方になりますと大変苦労するんですが。  ともかく、このPRTR法の問題というのは、私は、OECD勧告から既に三年...全文を見る
○水野誠一君 ありがとうございました。  ちょっとまたお尋ねしたいのは、今回、PRTRの法制化について、ことしの二月と三月に全国知事会がコメントを出しております。しかし、この営業秘密に係る場合を除き、「都道府県知事を経由して行わなければならない。」という修正案が出た後、知事会か...全文を見る
○水野誠一君 この点についてはこれだけにしますが、法定受託事務であるわけでありまして、それにもかかわらず、窓口が県によってあるいは地方自治体によって定まっていないということで混乱が起きないことを私は望みたいと思います。  次に、通産、環境両省への質問に移りたいと思うんです。 ...全文を見る
○水野誠一君 次に、届け出情報の公開のあり方について伺いたいと思うんですが、個別事業所データについてはこれを開示請求方式とするということでありますし、また開示するか否かの判断についても余り恣意的な判断を行わないということで今までの御質問についてお答えをされておりますので、この点は...全文を見る
○水野誠一君 ということになりますと、このインターネットによる情報開示の具体的なイメージ、これを知りたくなるわけでありますが、手数料決済の問題というのは一たん置いておいて、例えばホームページ上で特定の個別事業所を指定してその情報を得ることができるというイメージ、これは今インターネ...全文を見る
○水野誠一君 PRTRの対象事業所の数、これは先ほど大臣が七万とおっしゃった後、清水先生から大体二万という大体修正があったので、恐らくその二万から三万の間ぐらいなのかなと思うんですが、確かにそれにしても非常に膨大な情報量になるということで、それに対応しそれにアクセスするための今御...全文を見る
○水野誠一君 そうなりますと、先ほど清水先生がアメリカの例も引かれたんですが、アメリカとかイギリスではインターネットによってかなり大手のNGOがこの情報提供を賄っている、こういう話もあるわけでありまして、これはインターネット上に例えば無料でそのままNGOがこの情報を流すということ...全文を見る
○水野誠一君 そうすると、論点となっていたいわゆる一律公表方式と開示請求方式との垣根というのが事実上かなり低くなるというふうに思います。今後の政省令の制定作業や運用に当たって、こうした情報の流通を妨げることのないように私は十分な配慮をお願いしたいというふうに思います。  しかし...全文を見る
○水野誠一君 先ほど大臣から福山委員の質問への答えとして情報公開法との絡みが出てまいりました。これは全く私は一理あるお話だと思います。  そこで伺いたいんですが、情報公開法における開示請求においては、請求の後に文書を発掘して判断して手渡すことになるという問題があるわけですが、P...全文を見る
○水野誠一君 時間がないのでこれ以上お聞きしませんが、ただ、PRTR法というのは範囲は情報公開法より狭いとは言われるものの、それを開示請求する対象者というのは大変広いと思うので、私は今のお答えでは必ずしもお答えにならないんじゃないかなと。むしろ、これは行政サイドというより、こちら...全文を見る
○水野誠一君 終わります。
07月06日第145回国会 参議院 法務委員会 第19号
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○委員以外の議員(水野誠一君) 本日は、各委員のお許しを得て、委員外議員として質問をさせていただく機会を得ましてまことにありがとうございます。まず御礼を申し上げます。  さきの代表質問で、私は通信傍受というものはまさに劇薬であるというふうに申し上げました。確かに捜査手段としてそ...全文を見る
○委員以外の議員(水野誠一君) また改めて機会があればもう少し突っ込んだこともお尋ねしたいと思うんですが、次に事後通知について、法務省、それから修正案提出者双方にお尋ねできればと思います。  修正案においてもこの部分については触れられていないわけでありますが、要は、刑事手続用記...全文を見る
○委員以外の議員(水野誠一君) 法務省の御見解をお伺いしたい。
○委員以外の議員(水野誠一君) 時間もなくなってまいりましたので、次にメールの傍受についてお尋ねしたいと思います。  先ほど来、櫻井委員あるいは中村委員からもかなり詳しい御質問がありました。私は、NTTなどの電話業者と違って、今、対象となるプロバイダーという事業規模あるいは体制...全文を見る
○委員以外の議員(水野誠一君) ということになると、例えばプロバイダーが弱小のプロバイダーであって、長期間にわたってサーバーを監視するというようなことが、あるいはそれに立会人を必要とするわけでありますから、事実上その対応ができないという判断ができれば、強制的にそれを行うというよう...全文を見る
○委員以外の議員(水野誠一君) 正当な理由かどうかという判断は客観的なものではなくて非常に主観的なものにならざるを得ないのかなと思うんですが、その理由が十分成り立たないうちに、あるいは判断されないうちにプロバイダーが協力を拒んだ場合、これは罰則等の規定というのはあるんですか。
○委員以外の議員(水野誠一君) 例えばメールサーバー、私なんかもEメールというのをよく利用しているんですけれども、私の場合はアメリカにサーバーを置いてあるわけです。インターネットというのはこういうまさに国際的な情報通信手段でありますから、特に意図的に海外にサーバーを置くというよう...全文を見る
○委員以外の議員(水野誠一君) もう時間になったので終わりますが、私が申し上げたいのは、メールというのは新しい情報あるいは通信手段だと思うんですが、非常に成熟化した電話というような手段と違って、まだまだ未知の部分あるいは未成熟な部分というのがある通信手段でございます。それだけに、...全文を見る
07月29日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第18号
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○水野誠一君 今回のこの基準・認証法の問題というのは、規制緩和推進三カ年計画に沿ったものであるということでありますし、またその検査、認証分野についても積極的に民間の能力を活用していく、そしてまた事前検査型から事後チェック型に重点をシフトするということによって高コスト体質の改革を目...全文を見る
○水野誠一君 ありがとうございました。  五月十三日の委員会で私が質問した際の稲川長官の御答弁は、LPガスの平均価格を一〇〇とすると都市ガスは八三である、その差は一七ポイントである、これは言いかえれば都市ガスに対してLPガスというのは二〇%高い、こういう御答弁がありました。しか...全文を見る
○水野誠一君 この日経新聞に紹介されている事例なんかも、これはたまたま千葉の事例ですが、今長官がおっしゃったように、新規の業者がたまたま参入してきてそういう状態が起きたということだと思うんですが、まだこれは本当に限られた地域でしか起きていないということから考えれば、本当の競争状況...全文を見る
○水野誠一君 五月二十七日の日経新聞にはさらに、通産省は液化石油ガス法の改正も検討する見通し、こういう記事もございます。これは恐らく規制改革委員会の提言を受けてそういう動きが出てくるのかな、こういう期待もしているわけでありますが、そういった検討は今実際になされているのかどうか、伺...全文を見る
○水野誠一君 そうすると、価格、料金の透明化というのは改正した現行法の範囲の中で十分図っていける、こういうことですか。
○水野誠一君 建前と実態というのがそういう形でなかなか一致していないんではないか。それで、またこういった業界の得意先は互いに奪わないという暗黙の了解、これを切り崩していくということは実質的には難しい面というのが私は相当あるんではないかと思っています。  実際上、こういった市場の...全文を見る
○水野誠一君 終わります。     ─────────────
08月02日第145回国会 参議院 本会議 第41号
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○水野誠一君 私は、参議院の会を代表いたしまして、ただいま議題となりました産業活力再生特別措置法案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  この法案の提案理由にも述べられているように、産業界は設備、債務、雇用の三つの過剰から危機的な時代を迎え、我が国企業の生産性伸び率...全文を見る
08月03日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第19号
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○水野誠一君 最後のバッターとなりまして、大部分の質問というのはもう既に各委員から出ております。私は、その中から幾つかさらに詳しくお答えいただきたい、あるいはお答えの中でまだ十分に理解できない点についてお尋ねをさせていただければと思っております。  昨日も代表質問をさせていただ...全文を見る
○水野誠一君 ありがとうございました。大いに期待をしているところでございますので、しっかりとお進めをいただければと思います。  それから次に、日本版SBIRの実施状況に関連してお尋ねをしたいと思います。  産業再生法案の三つの柱のうちの一つは、中小・ベンチャー企業の育成という...全文を見る
○水野誠一君 アメリカと比較して、単純な比較はできないと思いますけれども、アメリカでは千六百億、日本では百十億ということでありまして、経済規模からいけばまだまだ頑張ってこの額はふやしていかないと、とりわけハイテク分野でアメリカの技術を追い越していくということはなかなか難しいのでは...全文を見る
○水野誠一君 ほかにも、知的所有権の帰属方式、これはアメリカでは全面的にベンチャー企業に帰属するということに対して、日本では補助、委託別や省庁ごとに異なる知的所有権が帰属ということで多少違いもあります。これはどちらがいいかというような議論を今後いろいろ運用する中で決めていかなけれ...全文を見る
○水野誠一君 ぜひ、実効性のあるシステムにしていただくということは大事だと思うんですね。  それからもう一つ、先ほど来質問が出ておりますけれども、目ききという言葉でございます。これは、目きき機能を有するベンチャーキャピタリストの育成支援というメニューが示されているんですが、これ...全文を見る
○水野誠一君 先ほど加納委員がおっしゃいましたように、経験を積み重ねていく、あるいはみずから起業をした人間の勘みたいなもの、こういうものを大切にしていくということは大事だと私は思うんです。  アメリカなんかでも、シリコンバレーのベンチャーキャピタリストの中には、みずから企業を起...全文を見る
○水野誠一君 今のノンリコースローンの問題について、大臣からお考えを伺えればと思います。
○水野誠一君 終わります。
08月05日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第20号
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○水野誠一君 参議院の会の水野誠一でございます。きょうは皆さんありがとうございました。  まず、樋口さんに伺いたいと思うんですが、きょう、お話の中でリエンジニアリングという言葉が出てきて、大変私は我が意を得たりという感じがいたしました。  と申しますのは、リストラという言葉が...全文を見る
○水野誠一君 次に、野口さんに伺いたいんですが、リストラではなくてリエンジニアリングを目指していくという考え方になったときに、恐らく労働組合側もいろいろ選択肢がふえていくんじゃないか。つまり労組自体というのも、リストラをするわけにはいかないけれどもリエンジニアリングだったら大いに...全文を見る
○水野誠一君 次に、大見さんに伺いたいと思います。  先ほどお話がありました、リニアからネットワーク型に研究開発の体系というのが変わっていく、これは全くこのとおりだと思うんですが、さらにその中で、産々学々という言い方をされているわけです。単なる産学ではなくて、もっとマルチな企業...全文を見る
○水野誠一君 時間がもうなくなってまいりましたので、花田さんに一言伺いたいと思います。  おっしゃるように、まさに起業する、創業するときは自己資金も含めて何とかできる、しかし四、五年目、三年、四年たってきて、伸び盛りになってきて資金がなくてどうしても苦しいと、こういう状況がある...全文を見る
○水野誠一君 終わります。
○水野誠一君 今いろいろ各委員からも御質問があったわけですけれども、大変厳しい雇用状況の中でハイテク関係の雇用創出、これに期待が集まっている、こういう状況ではないかと思います。  郵政省が九七年に電気通信審議会から二十一世紀ビジョンを発表しておりまして、そこでは二〇一〇年時点の...全文を見る
○水野誠一君 これは郵政省、通産省、今のお答えだとほぼ同じぐらいの数になるんですね。私の記憶ではもうちょっと何か通産省の数字の方が大きかったんじゃないかなと思っていたんですが、記憶違いかもしれません。  しかし、いずれにしても、これは相当な雇用創造ということになる。つまり私は、...全文を見る
○水野誠一君 それだけの効果がこれから上がっていって、この差が埋まっていくということを大いに期待したいと思うわけであります。  同じ記事の中でこういう文章がございました。「日本企業を苦しめている三つの過剰」、いわゆる三Kです、「のうち「過剰雇用」の中心はホワイトカラーだ。政府の...全文を見る
○水野誠一君 情報化というものを大いに生かしながら、新しい雇用創出というのは多分これからニーズのある高齢者マーケット、市場、そういうものにどれだけ新しい雇用を見つけられるかということもあわせて考えていく必要があるだろうと思います。  次に、労働省にちょっと雇用調整助成制度につい...全文を見る
○水野誠一君 今まで日本が、戦後のキャッチアップの時期あるいは成長期というとき、非常に日本の失業率というのは低く抑えられていた。しかし、これは、成熟経済の仲間入りをするとともに、不況時には市場を通じた過剰雇用の調整、流動というものが必要だという、ある意味では他の先進国ではもう既に...全文を見る
○水野誠一君 もう少し詳しく伺いたいのですが、時間がないのでまた別の機会にいたします。  きょうは堺屋長官にお越しいただいておりますが、九九年度の経済白書、これは長官みずから筆を振るわれたということで、大変評価の高い、近年まれなる評価の白書ではないかと思うんです。  その中で...全文を見る
○水野誠一君 今、まさに知恵が必要な時代になってくるというお話もございました。その中で、先ほど来いろいろ伺っている構造改革と雇用確保という問題を二律背反ではなくて両立させていく知恵が私はどうしても必要だということで、これも代表質問の際にいろいろお尋ねをさせていただいたわけです。 ...全文を見る
○水野誠一君 終わります。
08月06日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 第21号
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○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  二十一世紀に向けて経済発展に資する新規産業を育成していくためには、その産業への資金仲介をいかに円滑に図っていくか、そのための金融システムをいかに設計していくべきかという視点が不可欠だと私は考えております。言いかえますと、今企業にと...全文を見る
○水野誠一君 今のお答えにも関連するんですが、通告していない質問で恐縮ではあるんですが、できれば大臣のお考えを伺いたいんです。  最近話題になっておりますNASDAQの日本進出というのがございます。これは、日本の店頭市場が必ずしも今活性化されていないという考え方の中で非常に我々...全文を見る
○水野誠一君 今、直接金融という視点から幾つかお尋ねしたわけです。しかし、依然高いシェアを占める間接金融の役割、これも重要なことは間違いないわけであります。引き続き銀行業が産業金融において果たす役割は大きいと思います。この点は、ぜひ大蔵省などとも連携の上で通産省としても引き続き大...全文を見る
○水野誠一君 もう時間でございますので、最後に一言だけ申し上げて終わりたいと思います。  今回の法案、これは、先ほど西山委員からは労働組合からの反対ということはあるけれども経営者側からの希望はほぼ一〇〇%入れられているというようなお話もございました。しかし、私が聞く限りにおいて...全文を見る
08月12日第145回国会 参議院 本会議 第45号
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○水野誠一君 私は時間を守って討論をしたいと思います。  私は、参議院の会の同僚議員の許しを得て、組織犯罪対策関連三法案に残念ながら反対の立場から討論を行います。(拍手)  なぜ残念ながらと申し上げたかといえば、従前より私は、近年の国内犯罪においてはその凶悪化、巧妙化といった...全文を見る
10月20日第145回国会 参議院 経済・産業委員会 閉会後第1号
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○水野誠一君 参議院の会の水野誠一でございます。  各委員からいろいろ御質問がもう既に出ておりまして、私は、この事故というのが単に経済的なあるいは六十九名の被曝者を出したというような問題だけではなくて、日本の原子力行政の安全神話を崩壊させてしまったということの意味の大きさ、これ...全文を見る
○水野誠一君 ところが、今発売されております週刊現代という週刊誌を見ますと、実はジェー・シー・オーの中に、ジェー・シー・オーが核燃料サイクル開発機構に協力を依頼して調査、作成をした極秘データがあると。それによると、四十三名分の被曝者の具体的氏名と、中性子線とベータ・ガンマ線の被曝...全文を見る
○水野誠一君 それはあれですか、今私が申し上げたようにベータ・ガンマ線と中性子線との被曝量というのが明記されているものですか。
○水野誠一君 そうすると、よくわからなくなっちゃうんですが、今、科学技術庁がやられている調査、そしてそこから算定するそれぞれの中性子線とガンマ線の量というものと、ジェー・シー・オーが社内資料としてお持ちになっているものとはかなり精度の差がある、したがってそれはジェー・シー・オーと...全文を見る
○水野誠一君 この点はちょっとまた後日に譲っていきたいと思うんです。  次に、科学技術庁の立入検査の問題、これもいろいろ御指摘があるように、八五年から九二年まではほぼ年一回のペースで行われていた、それが九二年以降は行われていない、こういう問題があるわけです。  これは、同業他...全文を見る
○水野誠一君 それはなぜ実施されなくなったんですか。
○水野誠一君 この点も、またほかの委員からもいろいろ御質問ございましたのでこれくらいにしたいと思うんです。  次に、ジェー・シー・オーの事業許可の取り消しという可能性があるとの報道があるわけでありますが、この検討状況あるいは今後のスケジュールの見込みについて科学技術庁に伺いたい...全文を見る
○水野誠一君 今のお答えをベースにジェー・シー・オーに伺いたいわけですが、ジェー・シー・オーでは事故以前の操業に当たって、いわゆる放射性廃棄物、例えば作業着や工場内の使用済み機器などといった低レベル放射性廃棄物は発生していたのかどうか、そしてまた、その処分方法はどうなさっていたの...全文を見る
○水野誠一君 そうすると、もしか事業許可が取り消しになってしまうということを考えると、その七千本の保管中の低レベル廃棄物、これはどうなるんでしょうか。
○水野誠一君 今のお答えにもあったわけですけれども、事業許可の取り消しとなった場合に、施設の放射線除去あるいは放射性廃棄物の処理がどうなるか、こういう非常に重要な問題が片方に残るわけであります。この燃料加工業者、事業者などから出るこうした放射性廃棄物の処理については科学技術庁内で...全文を見る
○水野誠一君 先ほど例に挙げた三菱原燃などの燃料加工業者も同様に実は低レベル廃棄物をドラム缶に詰めて施設内で保管している、こういう状況なわけでありまして、発電所から出る低レベル放射性廃棄物についての処理、これを六ケ所村に持っていくというような話はよく出るわけですが、実はこういった...全文を見る
○水野誠一君 それが本当にできていたらこういう事故は起きなかったわけでありまして、私はこの際、やはり経営の体質の問題だけではなくて、特に経営合理化という今企業が求められている責務、これは先ほどからお話のある海外との競争激化によって、なおかつ低コストの燃料を供給しなければならないと...全文を見る
○水野誠一君 私は、この問題というのは単にジェー・シー・オーの問題だけではないんじゃないかという危機感を持っておりまして、競争力を持った海外の事業者の存在が経営を圧迫するなど、こういう結果、十分な安全体制を維持することに困難を来している原子力関連事業者がほかにある可能性も大きいん...全文を見る
○水野誠一君 私は、前国会のこの委員会において、中間貯蔵施設に関する法案の審議が行われましたときに、原子炉が運転を終えて廃炉となる際のコスト、あるいは高速増殖炉に対する毎年の開発投資、さらに次期通常国会に法案提出予定と言われております高レベル放射性廃棄物の処理費用の問題などを引き...全文を見る
○水野誠一君 終わります。
11月04日第146回国会 参議院 本会議 第2号
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○水野誠一君 私は、参議院の会を代表して、総理の所信表明演説と今国会における重要課題について、総理並びに関係大臣に質問をさせていただきます。  所信表明演説が従来の総花式ではなく、経済、安全、安心という三つの課題に絞られたことについては評価すべきだと思いますが、その内容は残念な...全文を見る
11月19日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第4号
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○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。最後の質問者ということになりまして、大臣も大分お疲れではないかと思いますので、簡潔にお尋ねしていきたいと思います。  昨年来、アジアの経済危機ということが話題になったわけでありますが、その中で日本に追いつけ追い越せということで頑張って...全文を見る
○水野誠一君 ありがとうございました。  実は私、先日、日経新聞で大変おもしろい記事を読みました。「さらば「大樹のかげ」」。つまり、寄らば大樹の陰ではなくて、今の時代はいわゆる系列、大企業に頼る中小企業ではいけないという意味で「さらば「大樹のかげ」」という表題の記事だったんです...全文を見る
○水野誠一君 ありがとうございました。  次に、大臣に、中小企業支援における基本的なお考えを、今までもお話しなさっておりますが、重ねて伺ってみたいと思っております。  企業数で九九%を占めるという日本の中小企業の発展が日本経済の活力の源になるということは冒頭私申し上げたわけで...全文を見る
○水野誠一君 次に、もう既に何人かの委員が触れておられるところでありますが、特別信用保証制度の拡大及び期限の延長についてお尋ねしたいと思います。  これは、既に先ほど大臣からも御説明がありましたが、現行二十兆円の保証枠のうち、ことし十月末時点で保証承諾額は既に十八兆円に達してい...全文を見る
○水野誠一君 確かに枠を多目にとるということ自体必ずしも悪いことではないと思うんですが、今の事故率が低いということもあわせて考えたときに、やはり安全なところにそれだけ貸し込まれている。ですから、例えば本当にボーダーラインにいて貸し渋りに遭って非常に苦しんでいるところ、そこに枠が拡...全文を見る
○水野誠一君 終わります。
11月22日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第5号
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○水野誠一君 参議院の会の水野誠一です。よろしくお願いします。  お二人とも大変きょうはありがとうございました。少し順序を変えて折口さんから伺いたいと思います。  私は、折口さんがおつくりになったジュリアナ、ヴェルファーレともに御招待をいただいて拝見をしておりまして、大変これ...全文を見る
○水野誠一君 ありがとうございました。  次に、黒瀬先生に伺いたいと思うんですが、先ほどお話の中で、中小企業を見ていくときに、大企業との力関係とか支配関係、それを見落としてはいかぬという御指摘があったと思います。全くそのとおりだと思うんですが、それを解決していくために、先生も言...全文を見る
○水野誠一君 ありがとうございました。
11月25日第146回国会 参議院 経済・産業委員会 第2号
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○水野誠一君 私も現場を見に行きまして、バケツによるウラン溶液の注入というようなことはとんでもない言語道断の話なんですが、その後の対応を聞いても、決死隊のような水抜き作業だとかあるいは有志による土のう積みだとか、何か第二次世界大戦のころの話を聞いているような、非常に原子力というイ...全文を見る
○水野誠一君 事故時の急激な放射線被害の問題というのが今回浮き彫りになったわけでありますが、原子力施設労働者の被曝問題というのは何も今に始まったことではないという指摘も一方であります。  これはどういうことかというと、一見非常に近代的に見える原子力発電関連施設の管理、特に例えば...全文を見る
○水野誠一君 今の御答弁ですと、五十ミリシーベルトどころか五ミリシーベルトを超える者もほとんどないという御答弁だったわけです。  ところが、通産省の資源エネルギー庁が発電所の業務従事者の線量当量分布を毎年発表しておりまして、こちらの直近データは平成十年度分でありますが、科技庁の...全文を見る
○水野誠一君 大変重要なところなので、後でぜひしっかりとした御報告をいただきたいと思います。  ジェー・シー・オー職員の線量当量分布については、直近の調査ではどうなっているのか、その点についてはいかがでしょうか。これもないですか、データは。では、これも後できちっとした報告をして...全文を見る
○水野誠一君 ありがとうございました。  次に伺いたいのは、十月二十日の当委員会において、事業者に対する事業許可が取り消しになった場合、これは今話題になっています例えばジェー・シー・オーの事業許可が取り消しになった場合という想定でありますが、保管されている放射性廃棄物は一体どこ...全文を見る
○水野誠一君 終わります。
12月01日第146回国会 参議院 本会議 第9号
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○水野誠一君 参議院の会を代表して、原子力防災対策二法案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  一九六六年に原子力発電が開始されて以来、今日、原子力発電は日本の発電量の三割以上を占めるまでに発展してきました。その間、一貫して言い続けられてきたのが、原子力はクリーンで...全文を見る
12月02日第146回国会 参議院 経済・産業委員会 第3号
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○水野誠一君 私は、きのうも代表質問に立たせていただきまして、原子力を今後も必要な施策として考えていくのであれば、そのリスクも正しく国民と共有していく必要がある。そして、常に緊張感を持って原子力の安全を確保していかなければいけない。そのためには、現在のようなお粗末な体制ではなくて...全文を見る
○水野誠一君 もちろんマニュアルも大切なんですけれども、私はやはり一刻も迅速に動ける体質といいますか、体制というものがいかに確保できるか、この点を十分に御注意いただきたいと思うんです。  あと、この法案において災害対策本部と名がつくものが国と国の現地本部とそれから都道府県と市町...全文を見る
○水野誠一君 次に、きのうも質問をさせていただいたんですが、原子力保安検査官、それから原子力防災専門官の問題について重ねてお尋ねしたいと思います。  昨日の代表質問に対するお答えとして大臣から、安全規制に責任を持つ行政府がその検査にも責任を負うべきだから、保安検査官なども科学技...全文を見る
○水野誠一君 それに対する疑問というのはいまだ私自身は残るところでありますが、これとも関連する問題として、原子力安全委員会のあり方について質問をしたいと思います。  きょう、原子力安全委員会委員長にもお越しいただいているわけでありますが、決して十分とは言えない人員体制の中で原子...全文を見る
○水野誠一君 ダブルチェックの問題というのは、これは私は非常に難しい問題だと思うんですが、ダブルチェック機関の一方であるはずの科学技術庁にしても、報告書を必要とするような事故調査を全面的に安全委員会にゆだねたり、そもそも施設の安全審査の基準は安全委員会が定めた指針に基づいて行って...全文を見る
○水野誠一君 どうも私なんかが考えるところとダブルチェックに対する考え方が根本的に違うんじゃないかという気がするんです。つまり、ダブルチェックというからには、それを担うそれぞれ二者がよって立つ立場が明確に異なっている必要があるはずで、それぞれの責任所在が混在している現状では本来の...全文を見る
○水野誠一君 ありがとうございました。  非常にやっぱり今国民の目が安全委員会に注がれていると思うんです。ですから、ひとつその辺の独立性をしっかりと保って、屋上屋と言われたり、あるいは通り一遍のダブルチェックと言われないような体制をつくっていただきたい。ひとつ科学技術庁長官にに...全文を見る
12月07日第146回国会 参議院 経済・産業委員会 第4号
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○水野誠一君 参議院の会の水野誠一でございます。  きょうは本当にお疲れさまでした。私は最後の質問者なんで、短くすると言ってなかなか短くならないのが政治家の悪いところなんですが、私は簡潔に一問ずつ質問させていただきたいと思います。  まず、きょうはちょっと順序を変えて、中島先...全文を見る
○水野誠一君 今のお答えに関連して、次に前田さんに伺いたいんですが、私も実は前のやはり委員会で三十年という一つの耐用年数、これを六十年に延ばすという話が出てきた。確かに機械の単純な寿命からいけば六十年でももつというような見方もあるのかもしれないんですが、非常にいろんな意味で私は、...全文を見る
○水野誠一君 次に、秋元さんに伺いたいんですが、今回の事故で私は一番、事故の原因というのもショックだったんですが、それ以上に、その後の作業、例えば決死の水抜き作業をするとかボランティアが土のうを積むとか、そういうところは非常に近代的なイメージを持っていたその原子力の作業としては何...全文を見る
○水野誠一君 なぜ今こういうことをお尋ねしたかといいますと、やはり原子炉もそうですし関連施設もそうなんですけれども、非常に人力に頼る部分というのがまだまだ多い。これはよく原子炉なんかでも、メンテナンスをするのに下請の労働者がかなり内部被曝をしながら作業をしているんじゃないかとか、...全文を見る
○水野誠一君 終わります。
○水野誠一君 我が国の原子炉の中にちょうど七〇年代の前半に稼働を始めたものが多いわけですけれども、もう間もなく三十年を迎える。既に昨年の三月、国内初の原発として三十一年間操業を続けてきた日本原電の東海発電所が運転を停止して、敦賀原発一号機も二〇一〇年ごろまでに運転を取りやめて、こ...全文を見る
○水野誠一君 私は、コンクリートや鉄材などの廃材が再利用されることによって我々の生活に非常に身近なところ、生活圏の中に入ってくるという話を聞くと、今御説明のあった〇・〇一ミリシーベルトですか、これは十マイクロシーベルトということだと思いますが、それ以下という基準があってもやっぱり...全文を見る
○水野誠一君 ところが、現在の法制では、原発の管理区域内で発生する廃棄物というのはすべて放射性廃棄物とみなされる、したがって長期間の管理が必要とされるわけでありまして、こういった廃材の再利用を可能にするためには法改正が必要なんじゃないかと思うんです。  さきの安全委員会の報告を...全文を見る
○水野誠一君 ということは、さきの質問で伺った、製品の中にこれは廃材を利用したというような表示を入れるか入れないか、そんなことも含めてこれは法令の中に入るという解釈でよろしいですか。
○水野誠一君 ありがとうございました。  百十万キロ級の原子炉で五十万トンという非常に膨大な量の廃棄物を基準値に従って区分けしていくということになるわけですが、適正な放射線測定が担保されることが最大のポイントになる。特に非常に低レベルの放射線量の測定というのは大変難しいというこ...全文を見る
○水野誠一君 資源エネルギー庁としてはどうですか、どういう御見解ですか。
○水野誠一君 測定検査に当たって、それでは安全委員会の役割は何かということをお尋ねしたいと思うんです。つまり、科学技術庁あるいは通産省の測定検査に対して安全委員会がいわゆるダブルチェックをすることになるんでしょうか。その辺はいかがでしょうか。
○水野誠一君 今、責任所在について幾つか質問をさせていただいておるんですが、ジェー・シー・オー事故における責任所在を、行政府と安全委員会の責任、それを整理して考えるとどうなるのかという質問を前回の委員会で私の方からさせていただきました。そのときに出席をされていた佐藤委員長から、ジ...全文を見る
○水野誠一君 では、視点を変えて、仮に今回の廃炉から出てくるコンクリート、再利用されたコンクリートなどに将来問題が発生して、十マイクロシーベルト以下という基準がもしも不適切であったとされたときには、基準を定めた安全委員会に責任が生じるのでしょうか。行政府とは違ういわゆる八条機関、...全文を見る
○水野誠一君 前回の委員会で、本来のダブルチェックというのは法的にも実質的にも独立した二者によって行われるべきである、原子力の推進と規制の責任所在が混在している今の体制が国民の信頼を得る妨げになっている、こういう指摘をさせていただきました。  この廃炉に伴う廃材再利用の問題や、...全文を見る
○水野誠一君 今のお答えは想像していたとおりといいますか、もう何回も伺っているお答えなんですが、先ほどけさの参考人質疑の中で中島先生がいみじくも、内閣府に安全委員会を持っていくということは、昔お公家さんの世界で位を上げて実質的な権限を取り上げるという歴史的事実があった、それになら...全文を見る
12月13日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第8号
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○水野誠一君 私は、今日の日本の中小企業が置かれている状況、それからそれをどう活性化していくべきかということの重要性についての認識はほぼ皆さんに共有されているものになっていると思っております。  そこで、先般審議されました中小企業基本法、これは何と三十六年ぶりの改正だったという...全文を見る
○水野誠一君 ありがとうございました。  こうした組合などのうちから、事業協同組合では約二割、それから企業組合では約四割が株式会社、あるいはその他の形態もあるわけですが、有限会社も含めてですが、化を望んでいる、つまり株式会社化を望んでいるという調査結果があると私は聞いております...全文を見る
○水野誠一君 次に、大臣にちょっと伺いたいんですが、今中座されたので、どうしましょうか。
○水野誠一君 大臣をお待ちしておりましたので、早速大臣に伺いたいと思います。  特別信用保証の十兆円積み増し、一年延長には、前回も私指摘をさせていただいたんですが、まだかなり疑問を抱いている面もございます。新産業創出や中小企業政策において金の面での政府の手とり足とりが行き過ぎる...全文を見る
○水野誠一君 次に、本法案の中でも一部手当てがされているようでございますが、企業の資金調達環境における直間比率の問題について触れたいと思います。  金融機関から借り入れる間接金融と、企業が社債などによって市場で調達する資金、つまり直接金融のバランス、これはよく言われるように、日...全文を見る
○水野誠一君 時間もないので、この点は余りこれ以上伺いません。  ただ、先ほど政務次官からもお話があったように、フレキシブルな運用それから条件の見直し等も含めて、やはりこれは相当そういった内容の見直しというものが必要になってくるのではないかなという感じがしております。これはまた...全文を見る
○水野誠一君 この信用保証協会の代位弁償額については、その七〇%または八〇%が中小企業総合事業団の保険によって賄われると聞いておりますが、中小企業総合事業団は政府出資の特殊法人でございます。万一保証協会が倒れるようになった場合には、その最終的なツケは国民に回ってくるという厳しい指...全文を見る
○水野誠一君 特別信用保証についてもう一つ伺いたいと思うんですが、これを利用して銀行などが当初旧債振りかえ、いわゆる古い債権を振りかえるということに利用しているんじゃないかということが一時問題になりまして、通産省などの強い指導によって改善されたという説明も聞いております。しかし、...全文を見る
○水野誠一君 いずれにしても、リスクマネー市場の育成ということ、これが非常に重要なテーマだと思います。そしてまた、中小企業にとっても、過保護によって日本の中小企業の競争力がかえって弱まったんだと、単なる延命にしかならなかったということを決して言われないように、ひとつしっかりとした...全文を見る
12月14日第146回国会 参議院 中小企業対策特別委員会 第9号
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○水野誠一君 参議院の会の水野でございます。  きょうは本当に有意義なお話を伺いまして、ありがとうございました。  まず、寺内さんに伺いたいと思うんですが、きょうお話を伺っていて私が一番感銘を受けたのは、たくみの問題。これは、確かに今の時代というのはすべて機械化されて何でもか...全文を見る
○水野誠一君 ひとつ頑張って店頭公開なり上場なりを目指していただきたいと思うんです。  次に、堀井参考人からいろいろお話を伺っている中で、やはり単純な支援よりもインセンティブが大事だというところ、これは全く私も同感です。もっともっとストックオプションなんかも日本に根づいた制度と...全文を見る
○水野誠一君 それを伺って安心したんですが、この間グッドウィル・グループの折口さんにも参考人として来ていただいてお話を伺ったりしても、やはり高齢者の介護とかそういった二十一世紀ならではの分野、これが私は大変重要な分野だと思いますし、そういったものにも大いに投資をしていただけるとい...全文を見る
○水野誠一君 ヤフーなんかでも、スタンフォードを出た二人の若いファウンダー、創業者が、自分たちには経営できないというので、みずからCEOを雇ってそしてあそこまで大きくなったというようなことがあります。やはり日本でもそれくらいのドラスチックな考え方というのがないと、なかなかこういっ...全文を見る
○水野誠一君 終わります。
○水野誠一君 私は、きのうの質疑の中で、中小企業の資金調達環境においての直間比率の問題について若干触れさせていただきました。  間接金融、つまり銀行融資依存型の日本企業の資金調達構造、これがアメリカと比べても大変大きいということが貸し渋りの影響を一層深刻にしたという面が否めない...全文を見る
○水野誠一君 過去の通産省の研究会報告などを拝見しますと、店頭市場のマーケットメーク機能の強化に加えて、新たな運営主体による店頭市場の開設によって複数市場が競争するような仕組みが望ましいといった趣旨を読むことができます。  これがまさに今回のマザーズという新しい市場あるいはアメ...全文を見る
○水野誠一君 大変結構ずくめのようにも思えるこのマザーズあるいはナスダック・ジャパンの登場であるわけですが、実は私はそういった新市場の育成に、これは杞憂で済めば大変結構なことなんですが、一つ気になっている点がございます。  これは基本的には市場原理にのっとった自己責任の世界であ...全文を見る
○水野誠一君 こういった中小企業の育成あるいはベンチャーの育成ということを考えていっても、企業の資金調達ルートの多様化、とりわけ直間比率の見直しということが重要なテーマになるときに、今登場しようとしているマザーズあるいはナスダック・ジャパン、こういった市場の運営というものがあるい...全文を見る
○水野誠一君 終わります。     ─────────────