峰崎直樹

みねざきなおき



当選回数回

峰崎直樹の2000年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月01日第147回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございます。  いよいよ予算が参議院にやってきたわけでありますが、衆議院において大変十分な審議が尽くされたかというと、私はそうではないというふうに思っています。またこのことについては後で申し上げたいと思いますが、参議院としてどうしても予算委...全文を見る
○峰崎直樹君 官房長官、それはいつですか。いつのことですか。
○峰崎直樹君 国会が始まったのは二十日でしたね。始まったんだからどうぞよろしくという、そのときに発言されるのなら意味がわかるんですが、二十七日、二十八日、一週間以上たってやるというのは、どう見ても私どもは儀礼的なあいさつだというふうに思えないんです。そのことの我々は疑念があるがゆ...全文を見る
○峰崎直樹君 始まるといっても、国会というのは開会式から始まるわけですね。議席の指定も始まるわけです。そこが始まりであって、その意味で、今の官房長官の答弁ではどうしてもその新聞報道のようなことがあったという疑念がぬぐえないわけです。そのことだけを、もう時間もありませんからこの辺に...全文を見る
○峰崎直樹君 一カ所、円滑じゃなくて円満でございましたけれども、その次の五行、私が読んでみます。  ここに至った経緯については、与党、野党それぞれの主張や立場のあることは理解できるものの、これ以上異常な事態を放置しておくことは、まさに議会の自殺行為と言わねばならず、特に、参議院...全文を見る
○峰崎直樹君 この問題、もう本当に重要な問題を私は抱えていると思います。中間報告というのは、ある意味では議会に付託されていて、国会の最終盤になって時間がないからとにかく法案を上げてきて、そして何としてもやっぱり採決しなきゃいかぬ、こういう課題ならいざ知らず、議会が始まったばかりで...全文を見る
○峰崎直樹君 先ほど読んでいただいたのは、議長はそのように感じていないからああいう文書を出されたわけですね。その意味で私は大変重大な問題を抱えているというふうに思います。  これは、もうこれ以上追及していても終わってしまいますので、ぜひこの点引き続きまた進めたいと思いますが、こ...全文を見る
○峰崎直樹君 この間、総理の出席を求める野党の議員もおりました。もちろんであります、我が民主党、ずっと一貫して要求しておりました。与党の中にも、総理がいないから議論にならないじゃないか、こういう声が上がったのは御存じですか。
○峰崎直樹君 総理はこの予算を提案しておられる責任者でもありますよね。それから、閣僚の皆さんを任命されていますよね。大変な権限です。最高責任者です。その総理自身がみずから問われていることもある。あるいは予算について総理自身の見識も問いたいことがたくさんあります。きょうもあります。...全文を見る
○峰崎直樹君 特に、クエスチョンタイムが入った。私は、クエスチョンタイムが入ったから予算委員会はある意味では最初のテレビが入った総括だけでいいんだと。このことに私たち参議院は納得しておりません。これはもう我々ずっと一貫して主張しているんです。ですから、衆議院はどうであれ、これから...全文を見る
○峰崎直樹君 総理は、内閣の長であると同時に、自由民主党の総裁なんですよ。与党側のリーダーでもあるんでしょう。そこのところを私は履き違えたらだめなんじゃないかと思うんです。  イギリスだってそうでしょう。内閣の長であると同時に、与党のリーダーとして、トップリーダーとして実はさま...全文を見る
○峰崎直樹君 日本には日本のやり方がある。私も日本のやり方があっていいと思います。しかし、国民に対して説明責任が最高の責任者としてあなたにはあるんですよ。  ついては、今度、参議院で私たちはこれから予算委員会の運営のあり方についてまだ審議をしていきますが、それであるなら、我々予...全文を見る
○峰崎直樹君 当然のことだろうと思います。ですから、私たちはこれから、もちろん三十日間以内、自然成立してしまいますから、そういう制約はあるけれども、総理の出席を求めて私たちは審議を充実させていきたい、そのことをあらかじめ申し上げておきたいというふうに思います。  それでは、国民...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっとその前に、警察庁長官お見えになっていると思うんですが、具体的に、今のはいわゆる国家公安委員会における処分内容といいますかそういう報告だったんですが、一体この中田局長は何をしに行ってそして何をやったのか、そこら辺をちょっと局長、ぜひ国民の前に明らかにしてくださ...全文を見る
○峰崎直樹君 それですべてですか。もう一回詳しくちょっと話をしていただけますか。  終わって何をされて、そしてその間小林本部長との間でどんな会話があって、そしてその後どうなさったのか、ちょっと正確にやってください。
○峰崎直樹君 その私的な行動の中身、もう私的でなくなっておるんじゃないですか。ですから、ちょっとそこは具体的にもう新聞等でも報道されていますが、改めて田中長官自身がこの問題が国民的に見ても大変な問題になっているがゆえに、実は責任を問われているんですよ。  ですから、そこのところ...全文を見る
○峰崎直樹君 次の日はどうされましたか。田中長官、次の日。
○峰崎直樹君 国民はほとんどもう報道によって知っているんですよ。だから、正確に言わないとだめなんです。  じゃ聞きますが、なぜやめさせられたんですか。
○峰崎直樹君 それで長官、特別監察というのは、これは何でやったんですか、何のために。
○峰崎直樹君 それが全くやられていなかったんじゃないですか。雪の見えるようなところの旅館をとってもらいたい、次の日は瓢湖という何か白鳥のよく見えるところに公用車で行かれたとか、夜はお酒を飲んでマージャンをやったとか、要するに何のために行ったのかといったら、物見遊山に行ったんじゃな...全文を見る
○峰崎直樹君 極めて不適切、もちろんそのとおりであります。  この経緯は、今の状況に置かれると、これは中田さんだけではなくて、小林同県警本部長の今度はまたもう一つ大きい問題があるんです。  マージャンをやりながら、どうやら九年ぶりに少女の監禁事件のあれが見つかったようだと情報...全文を見る
○峰崎直樹君 もう今のお話を聞いていて、テレビを見ておられる方はどう思われたでしょうね。全く国民の感覚からずれている。  田中長官、先ほど国家公安委員長は懲戒免職ということも考えられるがとおっしゃいました。これは状況的な問題や、しかも、これは目的が神奈川県警の問題があって改めて...全文を見る
○峰崎直樹君 警察庁長官はああいうふうに答えているんですよ。  任命権者は保利自治大臣になりましょうか。どういうふうに判断されますか。懲戒免職に値するというふうに私どもは思いますが、そうでない判断をした人に対するあなたの判断は。
○峰崎直樹君 国家公安委員会の性格を私は聞いているわけではないんです、直接は。  今、国民の皆さん方は、監察に出向いた中田局長、そして新潟県警の本部長小林さん、このやったことというのは、とてもではないけれども一般的に減給だとかあるいは自分が退職したからそれを許すとか、そういうた...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、この合議制の国家公安委員会が決める。しかし、国家公安委員会の責任者はどなたなんですか。
○峰崎直樹君 そうすると、これは官僚のこの種の問題の不祥事が起きたときなんか、だれがその責任をきちんと問う主体になる、責任がある所在になるんでしょうか。改めてその点をお伺いしたいと思うんですが。
○峰崎直樹君 きょう国民がみんな、この問題は一体あの国家公安委員会の決定でいいんだろうかという、その疑問をみんな持っていらっしゃると思う。  ですから、そのことで国家公安委員会以外には決められません、そうすると私たちはここから先は何にも言えませんということになっちゃうんですが、...全文を見る
○峰崎直樹君 これ、今ずっと問題をやっていても先へ進まないと思うんです。要するに、警察で起こっている今の不祥事については、公安委員会が決めました、公安委員会が決めた以上、私は何もできません。そうすると、我々はこの国会の場で今これからこの問題について審議するとき、何の権限もない人を...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、改めて聞いているんですから、我々が国政調査を今しているわけですから、しかも警察行政の予算も全部ついているわけですから、その問題、どうやったら、じゃ私たちが審議をしてそこの責任解明ができるのか、その点を内閣として一応方針を出してください。そうでないと論議できませ...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、再度今のお話を聞いていて、総理大臣、どのように見解を持っていますか。
○峰崎直樹君 あす国家公安委員会があるんですね、毎週一回やっておられると。どうですか、それ時間を変更してもらって、この予算委員会が終わった後にやったらどうですか。それぐらい重要でないですか。全国からも電話がじゃんじゃん鳴っているんでしょう。国民の投書もどんどん来ているんでしょう。...全文を見る
○峰崎直樹君 国家公安委員長ですから、それはぜひ、いわゆる政治的介入はいけないけれども、要するに日程をちょっと延ばしてくれと、夜六時なら六時からやってもらいたい、ここは五時で終わりますから。そういうことは僕はできると思うんですが、それすらできませんか。何か今お話を聞いていると何と...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、私きょうは、後で小川委員もこの問題を追及していただきますから、まだ終わってはいないということで、またきっと恐らくきょうはそのことに集中するだろうと思います。  ところで、国家公安委員会の事務局はだれが担っているんですか。
○峰崎直樹君 国家公安委員長、総理大臣のもとにリストが上がってきますよね、この人を選びたいと。どこから上がってまいりますか。
○峰崎直樹君 我々は、人事案件、国会で承認を求められることがあります。簡単な略歴を見て、それで判断せざるを得ないんです。情報ギャップが大きいです。  ですから、事務局が総理のもとにこの人を国家公安委員に推薦しますと上げてくるでしょう。それをだれが上げるのかというと事務局なんでし...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、官房長官でも総理でもどちらでもいいですが、どうやってそれは上がってくるんですか。皆さんどうやってその名簿を上げてくるんですか。
○峰崎直樹君 今お話しなさったことと、ちょっと何か長官のおっしゃったことと違うんじゃないですか。  警察庁長官、どうです、今のお話を聞いていて。
○峰崎直樹君 保利大臣の言っていることと、長官、違うじゃないですか。ちょっと調整してください。
○峰崎直樹君 形式的なことは私はもうこれ以上聞かないことにしますが、今、私が明らかにしたいと思っているのは、国家公安委員会の五名の方のことは、全部これは警察庁が仕切っているんです。人選に当たっても、そのいわゆる参考になるこういう人がいますよということの材料も、全部それは警察でやっ...全文を見る
○峰崎直樹君 結局、私は、戦前の例でいくと、警察が関東軍になっちゃっているんじゃないかと。要するに、五名の委員の方、ある意味ではその人たちが合議すれば何でもできる。この人たちを実際上推薦してきたりする、それも全部警察を含めてやっている、事務局もそれをやっている。  そうすると、...全文を見る
○峰崎直樹君 あす開かれる国家公安委員会でこの国会での論戦、衆議院もございましたですね、参議院のきょうの議論あすの議論、もちろん正しく報告してくださるんでしょうね。そして、きちんと反映してくださるんでしょうね。その点はいかがですか。
○峰崎直樹君 ぜひ、その点をまたお伝えいただきたいというふうに思います。  と同時に、私は、警察庁長官、先ほど県警本部長とそれから関東管区の局長を先ほどのような処分をされたわけでありますが、そのことについての再考も私どもはやはり求めたいというふうに思っておりますので、そのことも...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは先に進みたいと思うんですが、その前に、きょう新聞で知ったわけですからちょっと事前に通告できません。  続長官にお尋ねしますが、四月から警察の監察行政についてその監察をするというような報道がございましたが、わかっている限りで、どういうことを、何を対象に、何を...全文を見る
○峰崎直樹君 役所が役所を監察するということで本当に成果は上がるんだろうかというのは、私は今の国民の一般的な感情じゃないかと思うんです。  農水大臣にちょっとお尋ねします。  例の農水省の構造改善局の疑惑の問題ですが、この経過ちょっと、国民の皆さんもしかすると初めてかもしれま...全文を見る
○峰崎直樹君 聞いていてわからないと思うんですね。遺憾な事実というのは何だったんですか、ちょっと具体的にもう少し説明してください。
○峰崎直樹君 まだ何となくかばおうとされているんでしょうかね、よくわからない。要するに、業者と一緒に韓国と中国に旅行に行ってきたとか、あるいはその業者にツケ回しをしたとか、あるいはタクシーでチケットを局ぐるみ使ったとか、その種のたぐいのやつがぼろぼろ出てきたんでしょう。  そこ...全文を見る
○峰崎直樹君 調査の方法は自己申告に基づく調査、そうですね。調査はわざわざ韓国や中国へ行ってどういうことをしてきたかということ、それも含めてその調査をしてこられたんですか。あるいは実際にゴルフクラブを買ってもらったとか、そういう衆議院の予算委員会でぼろぼろ明らかになっていますよ。...全文を見る
○峰崎直樹君 甘いものではないのが、一回調査をしてぼろっと結論が出て、そしてまた調査をしたら、また出てくる。新聞で出てきたから、また調べたらそうでした、これじゃ全然調査になっていないじゃないんですか。大臣、何ですか。
○峰崎直樹君 幾らそうおっしゃっても、構造改善局長のもとで中の問題を中の人だけがやっているから、さっぱりこれはほかから見てそうだという信頼が得られないんですよ、またぼろぼろ出てくるから。  そこで、法務当局、来ておられますね、法務大臣、この問題について何らかの調査をされておりま...全文を見る
○峰崎直樹君 当たり前のことを強調していただきました。  だけれども、私は、検察の方に行って、検察でもう事終われり、それは司法府の方へ行くんですから、当然これは立法府の方で、議会の方でもしっかり解明していかなきゃいけませんから、この問題は引き続きこれから始まります予算委員会の中...全文を見る
○峰崎直樹君 アラ石問題とか、通産大臣のところ、また後でちょっとお聞きしようと思ったわけですが、実は先ほどの警察の問題も農水省の問題も通産省の問題、みんな役所の中のキャリア組の官僚の犯している問題なんですね。農水省の場合は、構造改善局はキャリア組以外の方ももちろん入っています。だ...全文を見る
○峰崎直樹君 警察庁長官、またもう一回お尋ねしますが、おやめになるお二人に、きょうもちょっと新聞に載っていますが、もう一回正確に確かめますが、退職金出るんですか、中田さんと小林さんに。どのぐらい出るんですか。
○峰崎直樹君 これは個人のもちろん生活にかかわる問題ですから私どももあれですが、率直に申し上げて、我々は、懲戒免職にも当たる、該当するような、そういう私ども今回の事件ではないかなというふうに思うんですよ。  保利委員長、このことについてはあすは議論になりますか。
○峰崎直樹君 先ほど来から公務員の皆さん方の問題にずっと触れているわけですが、総理、直接私は質問しておりませんけれども、警察のこの実態、実は石油公団の事例の問題あるいは農業土木の関係、本当に今、日本の国が音を立てて何か崩れつつあるんじゃないかということを感ずるんですが、その点どの...全文を見る
○峰崎直樹君 総理、ぜひ政治家の立場で議論させていただきたいんですが、このいわゆる官僚機構という、本当に日本では明治以来ずっと続いているわけでありますが、立法府に我々はかつて日本版GAOというのを提案したことがあります。  予算の問題にしても、専ら大蔵省をもちろん中心にしながら...全文を見る
○峰崎直樹君 時間がありません。先に移りますが、今度は政治家の問題についてちょっと話をさせていただきます。  金融再生委員長が辞任をされました。このことについて、なぜ辞任に至ったんでしょうか。総理はどう受け取られますか。
○峰崎直樹君 総理はあのテープレコーダーの、何か取り寄せておられたという話を聞いている。中身を読まれましたか。
○峰崎直樹君 正確にそのもとをつかんで判断されたわけじゃないんですね。  そのことはまた別にいたしまして、じゃ、なぜ認められたんですか、辞任されるのを。
○峰崎直樹君 公正を欠いておったということを総理も認識されたということですね。
○峰崎直樹君 何かまだよくわからないんですが、しかし、いずれにせよ不適切な発言、公正さを欠いている。私的な場であっても大変これは問題だと。本来やめさせるべきだ、首にするべきじゃなかったかと。その点はどうですか。
○峰崎直樹君 総理のより前に、何か新聞辞令というのがよく出ているわけなんですけれども、私が何度もこれを聞いているのは、こういう金融再生委員長のもとで行われた過去の検査やあるいはペイオフの延期、それを一回全部見直さないと、こんな手法で全部手心をずっと加えてこられていたら国民はたまっ...全文を見る
○峰崎直樹君 谷垣新大臣の決意を聞いたわけでありますが、決意は非常に、本当に意気込みはいいんですが、問題は、私が聞いているのは、ペイオフの延期だとか、過去決定したことについての見直しはやられるんですか、やらないんですか。
○峰崎直樹君 このペイオフの問題とかあるいは介護保険の半年料金を取らない問題だとか、本当に一回決めたことがころころ変わっていく。本当に日本の政治はどうなっているんだというふうに、後でもそのころころ変わる例も申し上げなきゃいけないと思うんですが、そのことを国民あるいは世界が私は注目...全文を見る
○峰崎直樹君 何か他人事のようなちょっとお話に聞こえるんですが、もう時間もありませんから先に進みます。  お手元にもございますが、小渕内閣の支持率、不支持率、これは時事通信のデータを採用させていただきました。これをごらんになって、とうとう支持を不支持が上回ってしまった。不支持が...全文を見る
○峰崎直樹君 先ほど警察の不祥事に関連して、この国の統治機構、要するに今の政府というのはもう信頼できない、そのことのあらわれがこうして出てきているんじゃないかと思うんです。そして、私はこの自自公三党の連立政権ができてからこれが上がってきたと申し上げました。そこで、この連立政権とい...全文を見る
○峰崎直樹君 お二人の話を聞いていて、一刻も早くそういう判断を、例えば民主党が政権担当の意思なし、私どもはある、我々はいつでも政権を握りますよという気持ちは持っておりますが、そう判断をされ、そして国民に問うたこととは違う選択を実はされたわけですね、去年から。そのことをもう審判を国...全文を見る
○峰崎直樹君 自自公連立政権の正当性の問題について、一刻も早く私は信を問うべきだという見解を申しましたけれども、今のお答えでは納得できないんですが、NTTドコモの問題について引き続き、実は後で小川議員からこの問題を集中的に補足質問していただくわけでありますが、その前にどうしても聞...全文を見る
○峰崎直樹君 告訴があったから、それはもう司法の方にゆだねていこうと。我々は国会で国政調査権を使いながら解明していこうということですから、私どもはやはりこのいわゆる古川さんに渡ったと言われている株式譲渡承諾書を出していただかないと審議は進まないんじゃないかと思いますので、この点は...全文を見る
○峰崎直樹君 次に、なぜ警察庁に告訴されたのかということについて総理は聞いておられますか。
○峰崎直樹君 総理官邸には秘書官が来ておられる。警察庁の出身もおられますよね。
○峰崎直樹君 そうすると、総理の秘書官と、古川さんと同じところで警察の人たちと席を並べておられるわけですね。
○峰崎直樹君 これはもう李下に冠を正さずではないんですが、やはり自分が告訴しているところ、その情報をある意味では一番得やすい立場に何かあるのではないかという感じがしてならないんです。もちろん、官邸に出向している人が情報を漏らすかどうかという問題は別にしても、そういう疑われる危険性...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、私は、そういう今最高権力者にある人たちというのは、絶えずそのことを疑われないようにいくのが総理の、あるいは権力者であられる人のたたずまいだと思うんですが、その点はどうですか。
○峰崎直樹君 総理はかつて株が上がれということで、野菜のカブを持って上がれと、こういうふうにやっておられました。私、今から思うと、あのときは本当に素朴な庶民的な方だなと思っていたんですが、しかし聞いてみると、いわゆる資産公開で、NTTドコモの株は古川さんとそれからお兄様ですね、そ...全文を見る
○峰崎直樹君 いずれにせよ、この問題は後で小川議員が関連質問させていただきますが、やはりこの参議院の予算委員会に古川秘書官を、どうしても御本人はいやもう本人の問題だと、告訴されていると、ぜひ証人喚問を要請したいと思いますので、これは委員長よろしくお願いいたします。
○峰崎直樹君 これは最後に、本当に財政再建問題あるいは地方自治体が今もう大変な問題だとかいうことでたくさんの、これは日銀総裁にもお見えになっていただくようにということでお願いしておったんですが、私の時間、もうはるかにオーバーしていますので、日銀総裁、大変恐縮でございましたけれども...全文を見る
○峰崎直樹君 これは、今お話しになられましたけれども、六千五百億円という大変な不正融資をして、結果的に二千七百億円が未回収になったという。しかも、それにはかつての総理大臣経験者、当時は大蔵大臣でしょうか、の秘書官も含まれておりますね。この結末をきちんとつけなかったがゆえにその後住...全文を見る
○峰崎直樹君 総理、特に私、今、宮澤大蔵大臣のお話を聞いていまして本当につくづくそうだと思いますし、私ども民主党としても、この問題はある意味ではきちんとやはり解決をすべきじゃないかという観点でこれからもまた追及させていただきたいと思います。  実は、一兎も得ていないオブチノミッ...全文を見る
03月17日第147回国会 参議院 本会議 第7号
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○峰崎直樹君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となっております平成十二年度予算三案に反対の立場から討論を行います。  小渕内閣が発足して一年七カ月が経過しましたが、単なる政権維持だけを目的とした三党連立政権は、重要問題の先送りと数を頼りにしたごり押し政治という最悪...全文を見る
03月23日第147回国会 参議院 経済・産業委員会 第6号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございます。  今、吉村剛太郎委員がある意味では福岡を代表してといいますか九州を代表してお話しなさったと思うんですが、私の場合は北海道でございます。きょうは七年ぶりになりますが、商工委員会に、今は経済・産業委員会と名前が変わっておりますので...全文を見る
○峰崎直樹君 雇用問題というのは恐らくこれから一番政府が力を入れていかなければいけない分野だと思いますので、ぜひこの点についても万全に進めていただきたいと思います。  少しちょっと話が飛んでしまうのでありますが、せっかくの労働政務次官のおいでになっているときでございますので少し...全文を見る
○峰崎直樹君 この問題は、恐らく今後の労働委員会等でまた議論になっていくだろうと思いますので、これはこの程度にしておきたいと思います。  実は、労働委員会でないのでもうこれ以上余り労働問題に触れたくはないんですが、昨今の警察の不祥事に絡んで、私はだれもが指摘しない問題で非常に不...全文を見る
○峰崎直樹君 ということで、消防職員は、これは最近、何年か前でしょうか、ある程度部分的に前進していったことがございますね。それは、どんな仕組みを消防職員の場合はつくられたんですか。
○峰崎直樹君 要するに、最近グローバルスタンダードという話をよく聞くんですけれども、事労働問題に関するグローバルスタンダードというのは、いかにも日本というのは先進国とは言いがたい状況が進んでいると思うんですね。  警察庁、きょうは官房長においでいただいていると思いますが、私も先...全文を見る
○峰崎直樹君 はい、そうです。
○峰崎直樹君 そういう意味では、私は、ある意味では、働く者の内部からそういうことをチェックしていくというのは極めて重要だと思っているんです。そういった点について警察の内部で、もちろんあれでしょうけれども、ある意味では私は、やはり働く人間がそういう自分たちの労働条件、あるいは自分の...全文を見る
○峰崎直樹君 警察庁はもう結構でございます。ぜひ、本来であればこれから私、少し労働問題に絡めてもお話ししようかなと思っておったんですが、きょうはお忙しいようですから、これで結構でございます。  そこで、深谷大臣、実はこれはちょっと質問通告をしてなかったんですが、今労働組合の話を...全文を見る
○峰崎直樹君 いろんな団体があるんだろうと思うんです。しかも、今おっしゃられたように、それはどこを代表してくるのかという正当性の問題ではいろいろあるのかもしれません。  しかし、例えば労働団体でいえば労働サミットというのがありまして、これは、労働政務次官はよく御存じのように、こ...全文を見る
○峰崎直樹君 最後に、これは政党に対しても要望しなきゃいけないと思うんですが、やはり労使で物事を決めていくという、その労使の自治といいますか、これが産業民主主義と言われているものの基本ですから、ぜひその点に法でもって直接介入せざるを得ないというような、そんな事態というのは私はやは...全文を見る
○峰崎直樹君 総体的に見られて、この四十年間の政策というのは成功であった、あるいはもっと言えば、世界でも本当に国内炭がこんなに急速にある意味では減少していったといいますか、私はそのことについて、恐らく日本の戦後経済発達史の中に果たした役割というのは大変大きかったのではないかという...全文を見る
○峰崎直樹君 そうしますと、これから五年間、いわゆる海外の研修生を受け入れて、いわゆる炭鉱技術移転五カ年計画というものが策定をされてきているわけであります。となると、今大臣がおっしゃったように、池島炭鉱にせよあるいは太平洋炭鉱にせよ大変深部に、私も切り羽に出向いたことがございます...全文を見る
○峰崎直樹君 ぜひまた強力な取り組みをお願い申し上げたいと思いますが、さて今度の政策、また五年間、実は石炭を電力業界に買い取ってもらうという問題が起きてきているわけであります。  そうすると、電力業界も最近は自由化、規制緩和という流れが非常に強くなってきておりまして、どうして国...全文を見る
○峰崎直樹君 これはもう一つ、例えば石油備蓄はどのぐらいお金を国費としては投入しているのか。よくそこと対比をされるので、石油備蓄費用にかかる費用はどのぐらいか、その財源は一体どこから持ってきているのか、この点がもしわかれば教えていただきたいと思います。
○峰崎直樹君 そうすると、石油には二千九百億かけている。もちろん電力業界の三百億だけが石炭にかかっている費用じゃなくて、もっといろんな意味でかかっているということはよく存じているわけですが、その意味からしても、これは将来的に一産業だけがやはり肩がわりしていくということではなくて、...全文を見る
○峰崎直樹君 石炭、国内炭の問題というよりも、今度は、もちろん国内炭も絡むでしょうが、クリーンコールテクノロジーだとか、あるいは副産物として、これは衆議院の会議録を読みますとしきりに出てまいりますのはジメチルエーテルですか、ジメチルエーテル、ちょっと口がなかなか回らないんですが、...全文を見る
○峰崎直樹君 ぜひそういう将来の、たしか今のところ二百年以上掘ってもまだ存在するというこのエネルギー源は石炭かなというふうに思いますが、いわゆる化石燃料ですね、そういった新しい技術の開発にもぜひ力を入れていただきたいと思います。  それでは、産炭地の今度は地域振興の問題にちょっ...全文を見る
○峰崎直樹君 茂木政務次官は、昔、中央公論に、「都会の不満 地方の不安」だったですか、そういう論文を書かれて、大変印象深く読んだことがあるんです。今のお話聞いていて、確かにそういう今答弁で、型どおりの答弁で、優等生の答弁なんだと思いますが、実は私ども、本当にこういう疲弊した地域に...全文を見る
○峰崎直樹君 アイデアを出せということなので、我々も本当に地域にいる人間がしっかりアイデアを出せるような努力をしていかなきゃいかぬと思っておりますが、構造の問題、システムの問題とおっしゃいました。我々もしっかりと受けとめて頑張っていきたいと思います。    〔委員長退席、理事馳...全文を見る
○峰崎直樹君 大臣、ありがとうございました。  以上で終わりたいと思います。
04月13日第147回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございます。  最初に有珠山の噴火災害についてお尋ねをしておきたいと思います。大臣、有珠山の噴火が起きて以降、現地に入られたことがございますでしょうか。
○峰崎直樹君 一週間前ぐらいには、近々のうちに大噴火が起きるかもしれないというような警報が発令されたわけですが、どうやらきのうあたりは小康状態を保ち始めた、こういうことなので、自分のうちに一時的に帰ることが可能になったりしています。ただ、引き続き今の大臣がおっしゃいましたホタテの...全文を見る
○峰崎直樹君 去年の議事録をここに持っておるのでありますが、その際に、「北海道の農家におかれましては借入金が非常に高いことからも現在調査を行っているところでありまして、」と、何となく農林水産省が調査をしているのであって、北海道庁に調査をさせているんだというふうに聞き取れないんです...全文を見る
○峰崎直樹君 これは院が違えば当然、私も初めて、私は衆議院の方で同じ質問があったということは聞いておりませんので、同じ党派の人が質問しても、ぜひそこは正確に答えていただきたいというふうに思います。  できる限り調査を急いでいただいて、農業をある意味では発展させようという意欲にあ...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、この方は農林水産省から出向されている方だということですね。  大臣にお聞きします。この北海道庁の農政部次長というポストに農林水産省からずっとこういうふうに、たしか前もそうだと思います、私も二十数年間北海道庁の職員組合にいたことがございますが、大体この...全文を見る
○峰崎直樹君 いつも農水省のトップキャリアの方があのポストに座っているというふうに聞いておりますが、大臣、また農水省から収賄容疑で逮捕される事態が生じたわけですが、このことについてどのように考えておられますか。
○峰崎直樹君 そこで、ちょっと警察にまたお聞きしたいんですが、このいわゆる百九十万円のツケ回しをしたのはある農協だと思いますが、その農協にはどんな便宜を図っていたんですか。そして、その便宜を図っていた仕事というのは直轄事業なんでしょうか、補助事業なんでしょうか。
○峰崎直樹君 直轄事業は後でまた改めて話があるんですが、かつてから農業と補助金という問題は、広瀬道貞という朝日新聞の有名な方が「補助金と政権党」という本を書かれています。それ以来ずっと、農業の補助金というもののあり方について改革をすべきではないかという提言が出ています。  さて...全文を見る
○峰崎直樹君 実は補助金というのは、これは我が党としては、そういう個別の補助金というのはできる限りなくしていくべきじゃないか、あるいはそれを一括して包括補助金にしていくべきじゃないかという考え方を持っているわけであります。と申しますのは、どうもこの補助金が、中央でどこにそれを指定...全文を見る
○峰崎直樹君 倫理観の問題については、私も倫理観はもちろん重要だと思うんです。私が言っているのは、いわゆる補助事業をなくせと言っているわけじゃないんです。治山治水というのは国がやはり一番やらなきゃいかぬ根本ですね。ですから、横に樽前山というのがありますよ、まだ依然として火を噴いて...全文を見る
○峰崎直樹君 何だか後半よくわからないところが、意味がちょっと明瞭でないところがありましたが、そこで、事業の公正な執行というお話になりましたので、実は北海道庁の農業土木談合疑惑事件というのがございます。これは北海道新聞だけかなと思ったら、読売新聞とか全国的に報道されているわけであ...全文を見る
○峰崎直樹君 いつごろ全容解明になりますでしょうか。大体のめどでよろしゅうございますが。
○峰崎直樹君 政治家が談合の口ききということで関与しているというふうに報道されておるわけでありますが、その点はどうなっておりますでしょうか。
○峰崎直樹君 警察にお聞きします。  この問題についてはどのように今考えておられますか。
○峰崎直樹君 自治省にお聞きしますが、私の手元に入札手続等調査委員会がこの三月に出した第二次報告というのがございます。この存在は御存じでございましょうか。
○峰崎直樹君 実はこの中で、これはたしか北海道庁の中でつくられて、農政部それから水産林務部及び建設部、要するに公共事業発注官庁の対応する部の中で入札手続に関して過去どうであったかということが調べてある資料でございます。  この中で、本庁農政部及び各支庁において長年にわたり組織的...全文を見る
○峰崎直樹君 農水大臣は御存じでしょうか。
○峰崎直樹君 一北海道庁のことですから、そう直ちに資料入手ができないのかもしれませんが、私ども北海道に住んでいる人間からすると、そういう公的な報告書で、これはたしか自治省から天下っている方が総務部長をやっておられまして、その方を中心にしながらこの入札の全貌を調べられたというわけな...全文を見る
○峰崎直樹君 過去四つの事例が、これは私はある新聞を見たわけですが、一九九五年、日本下水道事業団発注の電気設備工事、一九九七年、東京都発注の水道メーターをめぐる入札談合、九八年、郵政省発注の郵便物区分機をめぐる大手電機メーカー二社の入札談合、それから九九年、去年です、防衛庁の調達...全文を見る
○峰崎直樹君 どうもこの種の問題について、きょうも警察の方がお見えになっていますが、今日の法律でもって法的に談合に対する発注者側の関与した場合の責任問題というのはなかなか問いにくい構造になっているように思います。これはまた別途考えていかなきゃならない。  そこで、大臣、談合につ...全文を見る
○峰崎直樹君 言えませんね。
○峰崎直樹君 だと思うんですね。これは実は農水省の構造改善局に絡んでの発注事業です。さっき言った補助金に絡んでいる。  今お手元に、皆さんに資料をお渡ししたのは三月十日に予算委員会である議員が出された資料でございます。これは吉野川下流防災地域の過去三年間の工事契約実績、それから...全文を見る
○峰崎直樹君 談合は悪である、大臣がおっしゃいました。談合はなぜ悪いのかというと、同じものでも談合によって非常に高いものを買わされる。これは消費者にとって公共事業の場合は悪ですね。それと同時に、談合をし始めると努力をしないんですよ、いわゆる技術革新とかそういった点で。そういう意味...全文を見る
○峰崎直樹君 指名競争入札、それから一般競争入札、随意契約。今、希望型、要するに新しい一つの型が出されましたけれども、この間、入札制度の改革で中央建設業審議会というところから随分といろんな提言がなされています。  私は、談合は悪である、談合をどうやったら防止できるか、本当にこれ...全文を見る
○峰崎直樹君 警察、もし見解がありましたら。
○峰崎直樹君 もうほとんど私の時間がなくなってまいりました。次回、必ずまたきょう質問を予定したものを出したいと思います。  最後に、こういう指摘を受けて、私は農水省としてもぜひデータをきちんとしていただきたいと思っているんですが、それは農林水産業から生み出される一年間にどのぐら...全文を見る
○峰崎直樹君 また別の機会によろしく。ありがとうございました。
04月25日第147回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎です。  まず冒頭、今、病に伏しておられる小渕首相とも三月一日の予算委員会で論議をいたしまして、大変ある意味では一刻も早く快癒していただきたいものだ、そのことを冒頭申し上げたいと思います。ただ、森総理と今から論戦する前に、私はどうしても納得で...全文を見る
○峰崎直樹君 私の取り違えた発言と、こうおっしゃったんですが、私はこれは大変重大なやはり取り違えだと思うんですね。  その意味で私はそのこと、取り違えた発言をされた青木官房長官は今帰ってこられませんから、この取り扱いについて、私はこのまま、内閣の正統性を疑っているときに、これか...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、官房長官がお帰りになるまで少し留保しますが、十二分間ですから、それまで少なくとも二分ぐらい残してあとの質問をして、少し留保させていただきたい、お願いいたします。  それでは、経済問題にちょっと触れたいと思います。  冒頭、森首相に、最近の経済、景気をど...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、小渕前総理の出されたときの公約、すなわち九九年度実質〇・六、名目もマイナス〇・四ですか、それから今年度は一・〇%は引き続き公約として自分も掲げる、こういうことでよろしいんですか。
○峰崎直樹君 ちょっと日銀総裁お見えになっていると思いますので、日銀総裁は最近の景気状況を、きのう支店長会議があったようですが、どのように認識をされておりますか。
○峰崎直樹君 では、同じことをやはり経済企画庁長官にも聞きましょう。
○峰崎直樹君 時間もありませんから、今度は大蔵大臣にお聞きしますが、ずっと今お聞きしていて、だんだんやっぱりよくなってきておりますね。それはお認めになられると思います。  ところが、昨日、亀井政調会長の質問で、この間政調会長はいろんなところでいろんな発言をされています。株価の暴...全文を見る
○峰崎直樹君 どうも聞いていまして、選挙が近くなる、そうなると、何か一斉にそういう財政出動であるとかあるいは減税であるとか、国民にとって耳当たりのいいことばかり出てくる。あるいは介護保険の先送りだとかペイオフの先送りだとか、もうこれはずっとこの間議論してきたことです。  そこで...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、大蔵大臣、中期財政計画の見通しを出されましたですね、ことしも。そして、三・五%でしたかと一・七五と二つ見通しを出されて、これから幾ら経済が順調に上がってもプライマリーバランスは回復しませんねと、こういう話でございました。  もし安定軌道が二%だとした場合...全文を見る
○峰崎直樹君 実は、ゼロ金利の話も本当は聞かなきゃいけないと思っているんですが、ゼロ金利も。もう余り時間がないんで、お手元に資料をお渡ししました。(資料を示す)これは、よく言われているマーシャルのkというものです。余り難しいお話をくどくどするつもりはないんですが、過去大変なインフ...全文を見る
○峰崎直樹君 かみ合っていない。日銀総裁、そんなことを聞いたんじゃないんです。要するに、ゼロ金利の功罪についてはまた後で聞きますが、それでは、金融再生委員長に聞きます。  今、銀行部門に国債をどのぐらい持っていますか。そして、長期金利が一%上がるとどのぐらいのこれはマイナスにな...全文を見る
○峰崎直樹君 金融再生委員長、これはある証券会社の調査のあれですが、全銀ベースで今債権残高六十・五兆円あるそうです。これが長期金利一%の金利上昇で三・五兆円程度の含み損を発生させる。金利が一・四%上昇すると業務純益がゼロになる。  そこで、改めてまた日銀総裁に聞きますが、これ今...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、今長期金利は一・七ですが、ゼロ成長で、これはいわゆる経済成長率が二%程度上がれば、二%上がって三・七ぐらいになるということですか。そこら辺はどういうふうに見ていらっしゃいますか。
○峰崎直樹君 要するに六百四十五兆の借金、GDPを超えたことは、これは大変な意味を持っているんじゃないのかということを、実は総理、考えていただきたいと思うんです。  ということは、経済成長になれば当然今おっしゃったように金利が上昇してくる、国債のいわゆる長期金利が上がってくる、...全文を見る
○峰崎直樹君 総理への質問は、では最後にまたお願いしますが、実はさっきから私は経済の問題、大変重要な局面に今あるんだと思っているんですよ。それでさっきから何度もマーシャルのkだとかいろんなことを言っている。ということは、過剰流動性が今どこに行っているかということで、金融再生委員長...全文を見る
○峰崎直樹君 もうこれ以上、ちょっと時間がありませんのでやめますが、もうゼロ金利が長く続いていることに伴って、本当に高齢者の方で細々と金利で生活されている方からのいろんな、今どうしてこんなになっているんだという話をよく聞きますので、この点について引き続き、いろんな意味で早くもとに...全文を見る
○峰崎直樹君 いずれにしても、私どもは納得できないんです。納得できないというのは、そういう人情をおもんぱかってお話をなさったことについては、なるほど我々もそういう気持ちはわかる。しかし、公的な国会という場で一国を代表する総理大臣が実は間違ったことを言っていましたということをおっし...全文を見る
○峰崎直樹君 実はもっとお願いをしておきたいことがあるわけですけれども、きのうからずっと聞いていて、衆議院の方ではどうだかわかりませんが、参議院としても、やはり医師の診断書がないという問題。それから、医師とは話を直接いたしましたということで、私どもは青木官房長官とは話ができるんで...全文を見る
○峰崎直樹君 もう時間がなくなります。  農水省の問題について。農水省は、このところ随分不祥事を起こしているわけです。警察庁と公取を呼んでおりますが、警察庁長官から、農水省のいわゆる疑惑事件、これについての報告、それから公正取引委員会は、談合疑惑がいろいろ出ているようであります...全文を見る
○峰崎直樹君 農水大臣、どう責任をとられますか。
○峰崎直樹君 何回も調査をやり、そしてこれで終わりです、また出てくる。その責任、森総理大臣、どう思われますか、農水大臣の責任について。
○峰崎直樹君 総理大臣あるいは農水大臣、先ほどの収賄事件というのは補助事業ですよね。  それで、最近、農水省が、事務次官が、要するに陳情に来るなというようなお話をなさっているようですが、その点どうですか。
○峰崎直樹君 時間が来たので最後にこれは私、申し上げますが、逆じゃないかと思っているんです。要するに、農水省の補助事業を、それはみんな地方自治体は財源難ですから陳情に行きます、これをよこせ、何とかやってもらいたいと。そうして、そこで温床で不祥事が起きた、もう来るなと。そうじゃなく...全文を見る
○峰崎直樹君 終わります。
05月10日第147回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第6号
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○峰崎直樹君 おはようございます。私は、民主党・新緑風会を代表しまして三つの法案に対する質疑に入らせていただきたいと思います。  最初に、生保の問題、特に経営状況は一体今どんな状況になっているのかなと。昨年五月に国内生保に一斉に金融監督庁が検査に入ったというふうに言われているわ...全文を見る
○峰崎直樹君 全般的に生保の経営状況というのは、通常私どもがさまざまな資料等で見ますと、片仮名で書かれた生保は非常にいい、漢字で書かれた生保は非常に悪い、こういうふうによく聞いているんですが、これは事実なんでしょうか。
○峰崎直樹君 今、村井総括政務次官が答えられたんですけれども、基本的に大臣がおられるときにどうして総括政務次官が出られるのかなということが私ども理解できません。何かありますか、どうぞ。
○峰崎直樹君 担当大臣が再生委員長だったら再生委員長が答えるというのが当たり前のことではないかなと思うんです。ある意味では自分たちの内部で決めたことが国会という場でそのまま通用するというのは私はおかしいと思うんです。そういう意味では、これから先は基本的には私は大臣に答えていただき...全文を見る
○峰崎直樹君 法律的に実はできないんですというふうに言われました。これはこれ以上ここで議論しませんから、その根拠を、後で私にちょっと法的にどういう根拠になっているかだけぜひ示していただきたいと思います。  さて、いわゆる経営状況の問題ですが、今個別の案件は言えないと、こうおっし...全文を見る
○峰崎直樹君 非常に何かすっきりしないですね。通常、三重苦と言われているんです、トリレンマ。一つは極度の販売不振、二点目は運用環境が非常に低迷している、三番目に一向に減らない逆ざや、このことは事実だと思われますか、その点明確にしてください。
○峰崎直樹君 販売不振の原因の一つに、日産生命あるいは東邦生命ですか、ございましたですけれども、最近の毒物入りカレー事件とか、いわゆる犯罪に実は生命保険が非常に悪用されている。この点を何らかの形で防ぐ方法というのはないんでしょうか。この点はどのように考えておられますか。
○峰崎直樹君 非常に今大変な状態に陥っているということについては私どももよく認識しているわけですが、これは大蔵大臣にちょっとお聞きしたいんですが、大蔵大臣はかねて、大蔵省の過去の金融行政は護送船団方式の時代が率直に言ってありました、これが非常に問題だったとおっしゃいました。  ...全文を見る
○峰崎直樹君 過去、具体的にやはり内部留保よりも例えば配当の方をふやすとか、あるいは膨大な株式あるいは資産の含み益というものを背景にして例えば予定利率を非常に上げている、こういうようなやはり事例があったんじゃないのかなと。そのときに、生保の商品になりますと、二十年、三十年、大変先...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、やはり過去のいわゆる行政の、とりあえず大蔵省の行政責任と言われるものは私はやはりあるんだろうと思うんです。しかし、なかなかそれが、その責任のとり方というのが、これは銀行もそうでありますし、証券ももちろんそうでありました。住専に対する指導もそうです。バブ...全文を見る
○峰崎直樹君 予定利率を構成している中身が通常三つあると言われています。死差、それから利差、それから費差。そのうちどれが問題なんですか。
○峰崎直樹君 そうすると、今生保業界が陥っている大きな要因というのは、一つは今おっしゃいましたやはり利差の問題。利息があるいは運用環境が非常に低迷しているという問題ですね。これとやはり過去の大蔵行政のいわゆる将来見通しといいますか、これは三十年先を見通せというのがなかなか酷なこと...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、生保業界がもし直ちにこういう国際的な会計基準に合わすような評価方法に切りかえたときには、どんな経営状態になるかということは推計されておりますでしょうか。
○峰崎直樹君 トータルで結構でございますから、あるいは大手八社でも構いませんが、そういったある意味ではこれから先にどのような会計基準になっていくのか、そしてそれがどういう経営状態になっていくのかということについて、やはり国会にあるいはディスクローズしていくといいますか、そういう無...全文を見る
○峰崎直樹君 ゼロ金利に入ったのは去年の二月十二日だったでしょうか、そのときに比べて大分大きく変わってきているように思うんですね。一つは、金融システムが今のところさまざまないわゆるセーフティーネットといいますか、それができ上がってきた。あるいは景気も、たしか経企庁長官だと思うんで...全文を見る
○峰崎直樹君 副総裁にもう少しお聞きしたいんですが、このゼロ金利政策をとっていることによって日本の経済構造の改革がおくれているのではないか。ちょうど財政政策のところである意味では小渕前首相のもとで何でもありの政策をとられたわけでありますが、そのことと裏腹といいますか、今度は金利の...全文を見る
○峰崎直樹君 本当に日銀のさまざまな内部の議論の様子というのは議事録などで読ませていただいておりますのでよくわかるようになったんですが、その意味でぜひそういった点をよく注意していただきながらやはり改革に取り組んでいただきたいなというふうに思っているところでございます。  さて、...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、バブルのときの、いわゆる八六年、八七年の水準までにはまだ下がっていないと。まあ、直接金融よりも間接金融のウエートが高い日本ですからアメリカと比較するのはよくないのかもしれませんが、結局銀行はいわゆる引き当てをやりましたと、ですから第Ⅱ分類、第Ⅲ分類、第...全文を見る
○峰崎直樹君 お二人から、その意味では非常にこれから雇用問題あるいは民間の動向を慎重に見きわめていきたいというお話があって、きょうは保険業法の利子の問題からそちらの方にちょっと入っていったわけでありますけれども。  実は、EUの今ユーロが非常にユーロ安になっているんですけれども...全文を見る
○峰崎直樹君 再生委員長、前に予算委員会のときにも質問しようと思ったいわゆるポートフォリオの中で、相当やはり資産を持っていらっしゃるでしょう、国債ですよ。そうすると、金利が上昇すれば当然含み損が出てまいりますよね。ですから私そのことを聞いていたわけですが。  もちろん、これから...全文を見る
○峰崎直樹君 いずれにせよ、今、要するに生保は、金利環境が非常に好転すること自身は好ましい面と、やっぱり保有している債券の下落に伴う含み損の与える影響というものは実に大きいんじゃないかと思うんですね。  きょうは自治省からちょっと、情報開示がなかなか進んでいないということで、生...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、国のいわゆる第三セクターとか石油公団、道路公団、各種公団──石油公団はまた前の通産大臣が文芸春秋にその実態を赤裸々に書いておられますが、そういったところに生保はどのように融資をされているんでしょうか。その点、ちょっと数字を明らかにしていただけますか。
○峰崎直樹君 個別の石油公団あるいは道路公団の数字はちょっと名前を質問に入れておいたので出てきたんだと思うんですけれども、ぜひ公社公団の、個別の生保の会社はいいですから、一度一覧表をつくっていただけませんか。どうですか。そして、国会に提出してくれませんか。それから、地方自治体も地...全文を見る
○峰崎直樹君 自治省の政務次官はどうですか。
○峰崎直樹君 当然、金融監督庁は検査に入っているわけですね。そして、第Ⅱ分類、第Ⅲ分類、第Ⅳ分類、やっているわけですね。そうすると、そこの中において政府系の特殊法人、公社公団にどれだけ入って、それが第Ⅱ分類だと評価しているのか、そこはトータルとしては出てくるだろうと思いますし、先...全文を見る
○峰崎直樹君 保険業界が相互会社から株式会社化する、これ実はとてつもない数なんですね。一千万あるいは二千万近い、日本生命になると大変な数。株式会社化する手続、時間だけでも膨大なものがかかって、果たしてこれは実際にやれるだろうかなというぐらい本当に。まあ一つの選択肢がふえるというこ...全文を見る
○峰崎直樹君 どうも私どもの聞いている限りでは、あるいはいろんなものを調べた限りでは、提携はしたけれどもなかなかうまくいっていない面が、あるいはやりづらい要素がたくさんあるんじゃないかというふうに言われている。  たしか私も前大蔵委員会にいたときに前回の保険業法の改正にも私質問...全文を見る
○峰崎直樹君 今御指摘になったようなところだろうと思うんですよね。  それで、これは顧客の秘密を守るとかあるいは顧客の利益を守るということとの恐らく関連性があるんだろうと思うんですが、例えば契約管理の問題だとかあるいは資産運用だとかあるいはシステム開発だとか、こういったことを合...全文を見る
○峰崎直樹君 じゃ、質問を終わります。  ありがとうございました。
08月08日第149回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎ですが、まことに総理大臣がおられないというのは残念で仕方ありません。  いよいよ来年の一府十二省体制ですか、そうなればますます総理大臣の役割は大きいわけですから、これからも予算委員会、全大臣にきちんとやはり出席をしていただきたいものだというこ...全文を見る
○峰崎直樹君 この二年以内に、ある意味では税制上の優遇措置の問題をどうするかということになっておりますが、薄井前大蔵省事務次官は四月にマスコミで、大蔵省はNPOの事業報告書がまとまる六月からNPO関連の税制改正を本格化させたい、こういうような趣旨のある意味ではマスコミにお答えをな...全文を見る
○峰崎直樹君 政府税調の今度答申が出ましたね。この中では何か言及がございますか。
○峰崎直樹君 そこで、これはまた厚生省にもお聞きしたいんですが、NPO法人の中で非常に要望の強い収益事業の関係で、前回も、四月二十七日の財政・金融委員会ですか、そこで大臣がお答えになっておられましたけれども、きょうは厚生大臣がお見えになっていますが、NPOが介護保険をやろうとする...全文を見る
○峰崎直樹君 経企庁長官はどう考えますか、担当大臣。
○峰崎直樹君 問題は、その公益性の認定をだれがするかというところにかかってくるのかなと思うんですね。  そこで、大蔵省にお聞きすれば、いや、それは国税庁にというふうに言われるのかもしれませんし、経済企画庁長官は民間におられた立場も含めて、第三者がこのNPOは非常に公益性がある、...全文を見る
○峰崎直樹君 あと十二月まで四カ月ですよね。そうすると例年でありますと、この仕組みがいいかどうかは別にして年末に税制改正をやって年度税制改正に入るわけです。そうすると、その間はもう、法案をつくってこの税制をどうするかということについては、来年の通常国会でないと間に合わないんじゃな...全文を見る
○峰崎直樹君 官房長官、それでいいですか、きょうは総理大臣がおられない。まず大蔵大臣に、では聞きましょう。
○峰崎直樹君 何か大蔵大臣の話を聞いていると、もうNPOには税制上の恩典はありませんよというふうに聞こえるんですが、そうなんですか。
○峰崎直樹君 実は、寄附金税制のところはまた後で聞こうと思っていたんです。  一番重要だと思うのは、こういう収益事業を、やっぱりこれは非営利団体ですから、非営利団体である以上は利益を上げちゃいけないということじゃないですね。利益が上がったものは個人に分散するなと、そしてそれを再...全文を見る
○峰崎直樹君 税法上できないと言うが、それは法改正すればできるんじゃないですか。
○峰崎直樹君 いずれにしても、民法第三十四条ですか、そこの明治につくった法律がいまだにここでずっと脈々と生きて、二十一世紀を迎えてこれからそういう市民活動が地域社会に広がって、今、大臣もおっしゃったように、これを育成していかなきゃいけないというふうに思われているときに、いやいやそ...全文を見る
○峰崎直樹君 法務大臣よろしく、もし見解があれば。
○峰崎直樹君 これ以上やってももう時間ありませんからあれしませんが、収益事業といった場合でも、非営利団体というのは、NPOというのはノンプロフィットですから、そういう意味ではそれを社会の公益のためにやるということがきちんとディスクローズされて、そこで第三者が審査をして、そしてこれ...全文を見る
○峰崎直樹君 それも指摘しようと思ったんです。  この間、ある資料を読んでいたら、今、私どもも結構寄附したりしているんです。それが来年の三月三十一日に戻ってくると思って期待しているんですが、今のまま行ったら、全議員にお知らせしておかなきゃいけないんですが、寄附金、個人では法律が...全文を見る
○峰崎直樹君 大変いい大蔵大臣の答弁聞きました。  これは、私どもが寄附してくださいと個人に頼んだとき、五千円、千円、一万円というのが実に多いんですよ。その方々に、全額税額控除とは言いませんが、例えばそのうちの半分、五〇%でも六〇%でも返してあげると。やっぱり年末に返ってくると...全文を見る
○峰崎直樹君 どうも大蔵省は、例えば申告納税とか年末調整とか源泉徴収とか、まあ源泉は構わないんですが、どうも国民の税意識というものを高めていく方向を考えなきゃいけないのに、要するに事務作業がかかるからといってずんずんずんずんそこのところを国民が税のことを意識させないようになってい...全文を見る
○峰崎直樹君 そこはもう大蔵省、徴税当局も発想を変えていただいて、これは国民の皆さんからすると、自分の税がどう使われるか、自分の税の一部は、例えば一割までなら一割は寄附金税制としてどこかに寄附したいということの自由度みたいなものを、逆にそこは民営化といったら非常に発想はおかしいで...全文を見る
○峰崎直樹君 まだ議論したいことはたくさんありますけれども、また別の機会にしたいと思います。  そこで、ロシア外交についてちょっとお聞きいたします。  もう昨日も久保委員からお話があったんですが、実は地元の北海道新聞なんかにもロシア外交について随分大きな新聞記事が載るんです。...全文を見る
○峰崎直樹君 今、くしくも東京宣言に基づいてと。クラスノヤルスクの合意というのはどうなったんですか。
○峰崎直樹君 これは正確な報道かどうかわかりませんが、クラスノヤルスクでエリツィンさんが二〇〇〇年の合意という話をされたときに、ロシア国内の受けとめ方あるいはロシア外務省の受けとめ方というのは、日本側が思っているような形での発言というふうに受けとめてもらったら困るということがもう...全文を見る
○峰崎直樹君 問題は、この東京宣言があって、さあいよいよこれから北方四島の帰属に関する問題を解決することにより平和条約を締結するという文言がありましたね。そのとき以降、これは本当にどういう形で戦略を組み立てていったらいいのかというときに、エリツィンさんという、当時皇帝と言われてい...全文を見る
○峰崎直樹君 これから恐らく年末にかけてプーチンさんと会われる機会も数多いんですよね、ことしは。だから、そういうときに本当に今の現時点でもう一回、新しい何か戦略の再編成みたいな感じですから、一度そういったことについて徹底的に戦略、ロシア国内における政治構造から含めてやはり相当分析...全文を見る
○峰崎直樹君 いよいよじゃゼロ金利の問題、日銀総裁がお見えになっておりますので、そちらに移していきたいと思います。  昨日も久保委員の方からゼロ金利の解除の話、日銀総裁はきのうかなり断定的に、ゼロ金利解除の条件は整ったというふうに思っておられると。もう一度再確認でございますけれ...全文を見る
○峰崎直樹君 総裁、もう少しちょっと元気に、力強くお話をいただければ。ちょっと聞こえにくいところがありますので。それと同時に、やはり国民も金融政策というのは、私、後でちょっと申し上げますが、経済の安定にとっては非常に重要な役割を持っていると思っておりますので、もう少し元気を出して...全文を見る
○峰崎直樹君 閣内でこの金利問題について発言をされておる方は何人かおられます。大蔵大臣、経済企画庁長官、それぞれ御意見をお聞かせ願います。もちろん日銀の専権事項だということはよくわかっております。
○峰崎直樹君 そこで、日銀総裁にお尋ねしますが、総裁が考えておられる、ちょっとさっき私聞き取りにくかったんですが、今の状態から解除するとした場合にはどういう状態に解除されようとしているのか。私見で結構ですが、要するに、恐らく一番緩やかな段階を考えていらっしゃるんだろうと思うんです...全文を見る
○峰崎直樹君 官房長官、お疲れのようですが、実はきょう総理がいないので、ぜひ肝心なところではかわって答弁していただきたいと思います。  今、私、宮澤大蔵大臣あるいは企画庁長官の見解も聞きましたし、そしてたしか総理もゼロ金利にはちょっと待ってほしいと。今おっしゃられた中身、お聞き...全文を見る
○峰崎直樹君 もし、あれでしたら大蔵大臣に。
○峰崎直樹君 そこで、日銀総裁、もう一点お聞きしたいんですが、去年の十二月にY2K対策等で随分金融をさらに緩和いたしましたね。そのときに実は円安の方にちょっと振れたんじゃないですか。今私どもは、為替政策を日本の経済政策の根幹に置けという気持ちは毛頭ないんですが、先ほど申し上げた日...全文を見る
○峰崎直樹君 平常時だったら、私、それはそうだろうと思うんです。日本はアジアの発展途上国からどんどん輸入しているという、ある意味では国際的な公共財を提供するということだろうと思うんです。  だけれども今は、金融再生委員長に聞きますけれども、依然として不良債権問題というのは、これ...全文を見る
○峰崎直樹君 総裁、私が質問したのは違うんです。そういうことじゃないんです。  経済のいわゆる財政に期待されていた今までの機能で、所得配分機能とか再配分機能とか、あるいは資源配分だとか経済安定化機能と、これは三つありますね。経済安定機能というのは、財政じゃなくてこれからは金融政...全文を見る
○峰崎直樹君 日銀総裁、お忙しいようですから最後にお聞きしますが、来年一月から一府十二省の中で経済財政諮問会議が発足します。たしか経済企画庁長官は日銀総裁も中に、とにかくこのメンバーに入れたいとたしかおっしゃられました。  何かもし先に、企画庁長官、見解があれば教えてください。
○峰崎直樹君 いや、そういうことを聞いているんじゃなくて、日銀総裁も入ったらいいんじゃないんですかということをおっしゃいませんでしたか。
○峰崎直樹君 そこで、日銀総裁、要請された場合はこの中に入る意思はございますか。
○峰崎直樹君 そこで、今度は金融政策の問題から財政、予算編成のあり方にちょっと移らせていただきたいと思います。  そこで、大蔵大臣、何度もくどいようですけれども、財政再建について、どういうめどが立ったときに財政再建を組み立てるべきだと。たしか大蔵大臣、もう次の予算からは中立的に...全文を見る
○峰崎直樹君 今、大臣のお話、ちょっとまた後で振り返りたいんですが、経済企画庁長官なんかがよく何%とか経済成長の数字の問題をよくおっしゃられるんです。例えば二%成長とか言っているんです。そこで、官庁統計の最近における評価というのは極めて落ちているということを問題にしておきたいんで...全文を見る
○峰崎直樹君 相当評判よくないですよ。  そこで、そのうちの今度、政府固定資本というのは政府がやるものですから、これまた正確かなと思ったら、これがまたよろしくないんですわ。  自治省それから建設省、公共事業の数字なんかは、公的資本形成なんというのは当然そこから入ってくるんです...全文を見る
○峰崎直樹君 総務庁長官、総理府統計局というのがございまして、私も何度か通ったことがあります、たしか新宿の方にあったと思うんですが。  これ、だれが所管大臣なんでしょうかね、統計という問題に関しては。
○峰崎直樹君 官房長官、これ一度、実は民間からも、次々にいろんな調査が来ると。それは省庁だけじゃなくて省庁の出先からも来るとか、いろんな調査が来て企業としても悲鳴を上げているし、何か中には前回の改定のコピーを置いてちょっと一部修正して出すとか、そんな不正確な情報も実は出しているん...全文を見る
○峰崎直樹君 総務庁長官、今、総務庁の所管するところは私が所管大臣と言っているけれども、今、官房長官の言っていることと違うんじゃないですか。それは責任問題だよ。
○峰崎直樹君 ということは、総合調整をするということはやっぱり自分が所管大臣だということですね。ぜひそれはやっていただきたいと思うんです、これ。先ほどから何かほかの省庁のことだと思われていたかもしれませんが、大変重要なことですから、よろしくお願いしたいと思います。  さて、そこ...全文を見る
○峰崎直樹君 それじゃ、官房長官、来年から発足する経済財政諮問会議との関係はどうなんですか。
○峰崎直樹君 それじゃ、午前中の質疑を終わります。
○峰崎直樹君 それでは、財政首脳会議というのはことし一年限りだと、来年からはもうなくなるというふうに理解してよろしいでしょうか。これは官房長官ですか。
○峰崎直樹君 それで、本来、この精神には合っているんでしょうかね。これは企画庁長官、大蔵大臣にもちょっとお聞きしたいんですが、いわゆる経済財政諮問会議を設置したときの趣旨というものからして、こういうものが両方併存するというような状態はあっていいんでしょうかね。
○峰崎直樹君 大蔵大臣はどのように思いますか。
○峰崎直樹君 官房長官は、四月の所信表明で総理はどういうふうにおっしゃっていますか、わかりますか。
○峰崎直樹君 正確には、「平成十三年度予算編成に際しては、来年一月の中央省庁再編の理念を踏まえ、経済財政諮問会議で経済財政政策の総合調整を図るとの考え方を先取りして、私みずからの主導で二十一世紀のスタートにふさわしい予算編成を行ってまいりたいと考えております。」、こう言ったんです...全文を見る
○峰崎直樹君 また二重組織になっちゃうんじゃないかと思うんです。つまり、財政首脳会議はできる、そして経済財政諮問会議はできる、この関係はまた、政府税調あって党税調があるのと似たものになりませんか。  大蔵大臣、こんなことで予算編成というのはきちんとやっていけるんですか。
○峰崎直樹君 総理のやりいいようにじゃなくて、これは私は、きょう時間がありませんから、そんな与党の側の皆さん方の意見だったら、与党の皆さん方の重要人物が政府の閣僚の中に入っていくという、それで初めて完結するということなんじゃないですか。  この二つがあるがために、どちらに責任が...全文を見る
○峰崎直樹君 扇党首、かつておられた自由党の党首小沢一郎さんもこの問題について指摘されているんですよ。これは建設大臣というよりも、扇党首は今のこのような仕組みをどういうふうにお考えになりますか。
○峰崎直樹君 私は、扇党首のように党首がそのまま入閣をされる、それは建設大臣であれ無任所であれ、そういう形で閣議決定イコール即決定と、そしてそこで議論される、それが決定される、そういう仕組みであるべきだと思うんですが、その点いかがでございますか、扇党首。
○峰崎直樹君 この問題はまた別に議論いたしますが、そこで官房長官、さっき総合調整とおっしゃいました。総合調整の要諦は予算では何ですか。
○峰崎直樹君 今、縦割りとおっしゃいましたですね。  そこで、公共事業の問題について今与党三党やっていらっしゃいますね。今やっておられる方式、このことによって公共事業のいわゆる省庁別配分というのは、これは変わりますか、変わりませんか。建設大臣、それから農水大臣、それから運輸大臣...全文を見る
○峰崎直樹君 大蔵大臣、見通しは。
○峰崎直樹君 また先ほどの公共事業三官庁にお尋ねしますが、公共事業に関連する長期計画を持っていらっしゃいますね。例えば土地改良十カ年計画、あるいは建設でもありますね。それらを根本から見直す考えはございますか。
○峰崎直樹君 全部です。
○峰崎直樹君 この長期計画というのは国会の審議の対象になっておらなかったんです。単年度になって予算に出てくるんですよ。だから、最初の段階の計画のところからしっかりと国会で論戦をして議論して、これは必要かどうかという、将来的にこれがいいかどうか。  それと、今事業評価制度が入って...全文を見る
○峰崎直樹君 三大臣、何かこう非常に積極性ある方とそうでない方があるんですが、建設大臣、その積極性を生かして、道路特定財源についてはどのように考えておられますか。
○峰崎直樹君 難しい問題ですから、これもまた議論しますが、何かこうなるとちょっと省益になっちゃったかなと思う。  今度は農水大臣に聞きますが、農水大臣、技官の世界は御存じですか。農業土木技官の世界。
○峰崎直樹君 この技官は構造改善局というところに集中していますね。構造改善局の人たちがこんなふうに言っているのを御存じですか。要するに、これは何年か前の新聞に載った記事あるいは学者の記事ですが、要するに彼らの一人がこういうふうに言っているんだそうです、農水省の技官ですよ。我々が認...全文を見る
○峰崎直樹君 全然私はそう思いません。  農家の人とよく接触する機会がございますが、きょうは同僚の質問が待っておりますのでもう最後にしなきゃいけませんが、私は、先ほどから聞いていて、この公共事業もそうですが、省庁の縦割りはきっと比率は直らないだろうというふうに思うんですよ。根っ...全文を見る
○峰崎直樹君 総理大臣もやられ、大蔵大臣も長くやられて、優先度をどうつけるかということなんです。その優先度をつけるための材料を各省庁が議論を出さなきゃいけない。優先度を最終的にだれかと、総理大臣、閣議で決定するわけですから、その優先度がつけられるようなものにするかどうか。もちろん...全文を見る
10月31日第150回国会 参議院 財政・金融委員会 第1号
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○峰崎直樹君 それでは質問をさせていただきたいと思いますが、これは突然の質問でありますのでもしかするとなかなか答えにくいかもしれませんが、宮澤大蔵大臣と相沢金融再生委員長に、けさの毎日新聞で森内閣の支持率が二〇%を切って一〇%台、これについてどのようにお考えなのか、まずちょっとお...全文を見る
○峰崎直樹君 内閣は二〇%を切ると危険ラインだと言われています。我々としても、さらに森内閣の追及をしながら、本当に国民の信頼を受ける政治を回復するために頑張っていかなきゃいかぬと思っています。  さてきょうは、財政・金融委員会でありますから、最初に日銀総裁の方にちょっとお伺いい...全文を見る
○峰崎直樹君 その景気の見方についてあれこれ言ってもしようがないんですが、きのうの日経新聞に、「デフレ・スパイラル「下がらぬ賃金」が起因」ということで日銀が分析をされた記事が載っております。  そこで、どなたが書かれた論文かわかりませんが、日銀分析と書いてあるんです。これは後で...全文を見る
○峰崎直樹君 総裁、余り答えになっていないんじゃないかと思うんです、ずっと聞いておりまして、率直に申し上げて。ここに書かれているように、なぜ名目を出せないんですかというときに、いや実質は重要だ、実質は重要だと。  ただ、先ほど申し上げているように、負債を抱えているところは、ずん...全文を見る
○峰崎直樹君 これ以上お話をしても、ちょっとかみ合わないのか、それとも私の質問がどうも的を外れているのかよくわかりませんけれども、ただ、少なくとも、実質で出すことももちろんそうでありますが、名目でも私は出すべきだし、今のお話をずっと聞いていて、物の値段、通貨価値の問題がそうなんで...全文を見る
○峰崎直樹君 また引き続きこれからも日銀総裁には国会の場等を通じていろいろ御意見をお伺いすることがあるだろうと思います。これ以上言っても水かけ論になるかもしれませんので、後でまた日銀総裁の意見も聞くことはありますのでもう少し座っておいていただきたいと思うんです。  そこで大蔵大...全文を見る
○峰崎直樹君 今おっしゃられたことは、補正予算が必要だということに通じますか。  と申しますのは、今年度の政府経済見通しはたしか一・〇%だったですね。もしこれから十―十二あるいは来年の一―三もマイナス〇・五、〇・五というふうに前期比で伸びても、一・一%になるというふうに言われて...全文を見る
○峰崎直樹君 大臣はたしか、二〇〇〇年度予算、今の予算ですが、できたときにこれを最後にしたいということをおっしゃっていたわけですよね。そして、経済見通しもある意味では順調にいっているわけです。そうすると、どう見ても、補正予算をここで組まなきゃいかぬというその積極性というものが、い...全文を見る
○峰崎直樹君 IGが一―三弱くなる可能性があるとおっしゃっていますね、今。  そこで自治省にお聞きするんですが、私は、弱くなっているというよりも、もう実際上、地方自治体は公共事業の問題でもうほとんどやれないような状況になっているんじゃないかと思うんですが、その点どのように考えて...全文を見る
○峰崎直樹君 いわゆる契約率の話をされておりますが、そうでなくて、公共事業でもう執行できないと。私ども北海道におりますから、地方自治体の関係者に会ったときに、国から景気対策だからといって予算を組まれても、実質上、補助金つけられてもほとんど対応能力がないですよと。そういうことで実は...全文を見る
○峰崎直樹君 その意味で、日本の財政の、地方自治体まで含めた財政の対応能力がもうなくなり始めているのに、なおかつ今この補正予算というものをまた出されてきているんではないかなというふうに思えてならないわけです。交付税の起債制限比率を突破している団体はもうたしか二千団体近くになってい...全文を見る
○峰崎直樹君 実は、ある大阪大学の先生がレーガン税制の改革をずっと丹念に追っかけてみると、レーガン税制のときにあれだけ税率を下げていってじゃ景気は回復したのかというと、むしろ財政赤字をふやしただけになっている。所得税の税率が一四と二八だったでしょうか、二段階になったこのレーガンの...全文を見る
○峰崎直樹君 承っておきたいということは、その論議の経過は静かに見守っているということで、大蔵大臣としては、一度決まったこと、これを我々としては実行してもらいたいという主体的な考え方というのはないんですか。
○峰崎直樹君 金融再生委員長はどう考えておられますか。
○峰崎直樹君 結論だけでいいですから。経緯はわかっていますから。
○峰崎直樹君 私は、どうも大蔵大臣とはちょっとニュアンスが違って、これについては金融庁としては反対だと、要するにもとへ戻せということなんだろうと思うんですが、私はその際、こういうことについてはどういうふうに考えたらいいのかなというのを自分なりにまた疑問に思っている点があるんです。...全文を見る
○峰崎直樹君 間接金融が優位な日本がなかなかこの直接金融に向かっていかない、金融税制がもしその障害になっているとすれば、私どもはやはりそこのところを変えなきゃいかぬのかなというふうに思っているんです。  これは一度決まったことですから、決まったことを変えるということについて、最...全文を見る
○峰崎直樹君 先ほど言ったBIS、国際決済銀行ではどんな論議をされているか、これわかりますでしょうか。事務当局でいいですから、もしわかれば。
○峰崎直樹君 わかりました。そのパブリックコメントも恐らく求めて、きっとそれはそういう方向で決まるのかもしれません。  そうすると、金融再生委員会にちょっとお聞きするんですが、生命保険会社、まあ機関投資家と言われているわけですね。それと銀行、これが今国債をどのくらい保有している...全文を見る
○峰崎直樹君 合わせて七十二兆ですか。大変な国債を保有しているわけですね。かつては何か日本は土地本位制と言われて、土地を担保にして、そこが経済を動かしている。今これを見ると、どうも何か国債を担保にして、国債を発行して、それを銀行がリスクフリーだから持って、そして政府のやっている公...全文を見る
○峰崎直樹君 日銀総裁、日銀は幾ら国債を持っていらっしゃるのか。いわゆる買い切りをやっていますよね、オペをやっていますので、それは後で教えていただきたいと思うんですが、それは数字ですから事務当局でも結構です。  もう時間も余りなくなったんで、相沢金融再生委員長の方に。相次ぐ生保...全文を見る
○峰崎直樹君 そういう意味では、破綻した生保会社のおっしゃっておられる数字は信用していいということなんですか。  どうもずっとお話を聞いていると、いや大したことないんだというふうに見えるんですが、破綻をしたときに、最初はわずか千億ですと言ったのが、ふたをあけてみると、いや二千億...全文を見る
○峰崎直樹君 金融再生委員長として、答弁される以上は責任持って、これはもう今の段階においてはありませんということの判断をされるのが当たり前で、経済は生き物だからどうなるかわからないと言ったら、今までの発言全部おかしな話になってしまいますので、それは本当に失礼な答弁だと私は思います...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、その中には、例えば日債銀の新しい銀行だとかそういうところには例のある程度引当金を積んで渡しているわけですね。そしてまた瑕疵担保条項がついていますね。これはまた蒸し返しになるんですが、瑕疵担保条項がついていて、しかもなおかつ引当金をつけていっていると。そう...全文を見る
○峰崎直樹君 私どもは、かねてからこれは問題だということを追及し続けているわけです。これは、金融特別委員会等もございますから、そちらでまたやりたいと思いますが。  もう時間がありませんから最後になるかと思いますが、先日、信用金庫あるいは信用組合の検査のあり方について、これ新聞で...全文を見る
○峰崎直樹君 もう時間が来たので終わりますが、本当に弱めたのか、裁量的になったのかどうなのか、そこを聞きたいわけでありまして、要領よく答えていただかないと時間ばかり浪費します。  一応終わります。