峰崎直樹

みねざきなおき



当選回数回

峰崎直樹の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月15日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございますが、きょうは両大臣あるいは日銀総裁を中心にして質疑をさせていただきます。  最初にこういう質問から入らなきゃいかぬというのも余りいいことではないなと思っているわけでありますが、率直に申し上げて、今の自民党の総裁選挙の前倒し問題を含...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっと、質問の趣旨が全然違いますよ。
○峰崎直樹君 今、宮澤財務大臣は、レームダックについてはそれはそれとしてと、こうおっしゃっていますね。つまり、今、森総理大臣そのものは、本当にそのリーダーシップを発揮できるような状況にあるんだろうかと。今、柳澤大臣もおっしゃいましたように、任命された大臣である以上は、しかも行政の...全文を見る
○峰崎直樹君 二十一世紀へ入って、一月六日から新省庁が発足しました。この改革の趣旨は、ある意味では首相のリーダーシップ、政治のリーダーシップ、このことをはっきりさせてきたのが私は今度の一府十二省の発足だったと思います。そのときに肝心の総理大臣がこういう状態で、じゃ、霞が関の官僚の...全文を見る
○峰崎直樹君 柳澤大臣、大変力強くお答えいただきました。私たちはもう何度もそういう力強い言葉にだまされてきたという歴史があると思っているんです。これは柳澤大臣だけのことでなくて、過去、もう不良債権は終わった、住専のときもそうでした。今は亡くなられました梶山静六さんはその著書の中で...全文を見る
○峰崎直樹君 今のそういうデータがあるのかどうか、私は余りそういう細かいことを言っておりませんでしたので、今、あるのであれば教えていただきたいと思いますが、ぜひお願いいたします。
○峰崎直樹君 もう一つ。今、柳澤大臣、自信を持っておっしゃいましたので。実は、いよいよ金融再生法あるいは早期健全化法が三月三十一日になくなりますね。なくなった後のそれに対する手当てというのは非常に制約されたものになりますね、当然のことですが。  今まで七十兆あると言われていたや...全文を見る
○峰崎直樹君 これは再確認を求めようと思ったんですが、私が質問したことではありませんので、また追って浅尾君の方から質問する機会があると思いますので、ちょっともう時間がありませんから、それで。  柳澤大臣にもう一点お聞きします。  これも金融検査の問題のところに絡むんですが、こ...全文を見る
○峰崎直樹君 これは与党の中からも、金融検査のあり方について、手心といったら元の金融再生大臣のそういう発言がございましたけれども、そういう意味で言うと、九十何年からでしょうか、その金融検査のあり方にどうもこの間ずっと甘くなってきたという歴史があるんじゃないかという気がするんです。...全文を見る
○峰崎直樹君 金融ばかりやるわけにいきませんからあれですが、私どもは、この三月三十一日に早期健全化法と再生法なくなる。それに向けて、もう大丈夫ですと、そこを何とかクリアしないと、この間のある意味では金融早期健全化法や再生法の扱いをめぐって問題が起きたということになると大変だと、ど...全文を見る
○峰崎直樹君 日銀総裁は私の質問で昨年こう答えられているんですよ、ゼロ金利政策の評価ですけれども。ゼロ金利政策に伴う弊害もおっしゃっています。これは私もそうだろうと思うんですが、評価するというよりも、ゼロ金利は、ゼロに落としていくことで、「それが結果としては、随分資金の供給をふや...全文を見る
○峰崎直樹君 ゼロ金利にしたことの効果です。
○峰崎直樹君 それで、そのときに私も実は物価の問題に触れて、いわゆるよい物価と悪い物価というふうにはおっしゃっていません、この一番新しい、速水総裁が三月七日にお話しなさっているやつを読んでも。今までそういういい物価とか悪い物価と言ったことはないとおっしゃっていましたけれども。ただ...全文を見る
○峰崎直樹君 宮澤大臣、最近ずっと答弁聞いていまして、発言されたときに、そのことが日本の経済にはどんな影響を与えているのか、そしてそれは納税者である国民にとってはどんな影響があるのかということは、財政、税制を担当されている大臣として、私は、もう少し真剣にと言ったらこれはもう大先輩...全文を見る
○峰崎直樹君 最大限の注意じゃなくて、その目標に向けて努力していくということが私はやっぱり必要なんじゃないかなと。インフレを防ぐことも日銀にできれば、デフレを防ぐことも日銀にはできるんではないかというふうに思っておりますので、その点は今後もまたよろしくお願いしたいと思います。 ...全文を見る
○峰崎直樹君 その日の、じゃ株価の問題は別にしまして、その後で、消費になかなか景気が結びつきませんねというときに、いやもうこれは民間がここまで来ていて、設備投資それから民間の企業もうまくいってきているから、これは時間を置いたら必ず消費に結びつくんだよと、こうおっしゃっているわけで...全文を見る
○峰崎直樹君 私ももうグリーンスパンの話は随分お聞きしました。アメリカはレイオフできるから、日本はできないからと。今、日本もどんどんリストラが進んでいるんじゃないんでしょうか。  そして、これは柳澤大臣が産業再生とおっしゃるときに、不良なものは、不良でもうどうにもならないとなっ...全文を見る
○峰崎直樹君 先ほどの質問、ちょっとまたもとへ戻ります。六百六十六兆の話はまた後でしたいと思います。  私、実は、宮澤財務大臣が総理大臣のときに当選をしてきた人間なんです。今からちょうど九年前だったと思いますが。そのときに予算委員会を聞いていまして、当時宮澤総理として経済はどう...全文を見る
○峰崎直樹君 はい、そうです。
○峰崎直樹君 私は、六百六十六兆円まで膨れ上がったという考え方、つまり、先ほど日銀総裁に質問したときに、宮澤大臣に一回質問して答えてもらっていない点があるんです。それは何かというと、今の先進国、OECDを中心にした国々で経済政策として需要拡大政策を中心にとってきた国はあるでしょう...全文を見る
○峰崎直樹君 それは何年ぐらいかけてプライマリーバランスを回復させようとされるんですか。
○峰崎直樹君 そのときに税負担はどのように考えておられますか。つまり、増税ということを考えておられるかどうか。
○峰崎直樹君 衆議院の方では消費税の引き上げのことも言及されたやに聞いておりますが、私も選挙区というか地域を回って、かなりの人たちが負担はやむを得ぬなと。負担増というのはやむを得ないけれども、しかし行革をきちっとやってくれ、あるいは使われ方はどうなんだろうかというところに非常に今...全文を見る
○峰崎直樹君 宮澤財務大臣、御記憶ございませんか。これまでバーゼルの条約で、いわゆる国債についてはゼロというのは前からそうなんですが、実は地方自治体の債券については、それはそれぞれの官庁、つまり主管官庁が決めていいということになっていたんです。ですから、かつてはこれは財務省にあっ...全文を見る
○峰崎直樹君 一〇%だったことはないと。
○峰崎直樹君 これから新しいバーゼルの基準が出てまいりまして、国債といえどもダブルAだとか、あるいはAだとかBBBだとか、いろんな国債の格付によって変わってくるわけです。  先日だってスタンダード・アンド・プアーズがランク一つ落としましたですね。ムーディーズも今ネガティブな方向...全文を見る
○峰崎直樹君 撤回をされる、書かれたものを撤回するというのはどういう形で撤回したらいいのかわかりませんが、どうですか、宮澤財務大臣、私どもの民主党版ペコラ委員会に来ていただいて、この当時これに携わった人たちもおりますから、ぜひこの中身をめぐって、つまり金融再生法あるいは早期健全化...全文を見る
○峰崎直樹君 またちょっと財政問題に返るんですが、財政構造改革という大きな課題の中で、私は一つ、ある意味では余りお金がかからないというか、あるいは財政負担をそんなにふやさないでも、ある意味では重要な課題が残っているんではないか、あるいはもう今から手をつけた方がいいんじゃないかと思...全文を見る
○峰崎直樹君 時間が来ましたので最後になるかと思うんですが、この改革に政府、財務大臣が、そうだと、三年以内、二年以内でいいですが、これを導入しようというふうに進めれば、世界の国は、やっぱり日本は徴税のことを本当に考えているなということを私思うんです。  それと、宮澤財務大臣、私...全文を見る
03月19日第151回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございます。  先週の木曜日にも、財政金融委員会で宮澤大臣あるいは柳澤大臣にも質問をさせていただきました。その関係もございますし、またきょうは地方財政の問題、さらには農業、あるいは扇大臣、さらには厚生労働大臣にも関連して質問をさせていただき...全文を見る
○峰崎直樹君 実は、そういう財政再建ということじゃなくて、私は先ほど、今日の日本のある意味では経済が陥っている状況、大変な十年にわたる不況が続いているわけですが、これはある意味では一九二九年の世界大恐慌、アメリカの恐慌にほぼ匹敵する、あるいはそれ以上にある意味では我々が学ばなきゃ...全文を見る
○峰崎直樹君 今のアメリカのお話ではないわけでありまして、日本が一九九〇年のバブルの崩壊のときに失った資産は約一千兆と言われております。その一千兆のバブルの負債に依然として今、今日我々が悩まされているわけです。先送りだというふうにも言われております。  その意味で、それだけのバ...全文を見る
○峰崎直樹君 よくわからないんですね。  きょうの新聞で出たので、ちょっと事前には連絡しておりませんでしたけれども、これ何新聞だったでしょうか、日経新聞でしょうか、「「緊急経済対策の与党案を政府が査定するような態度はおかしい。政府は本気なのか」。十五日、首相官邸での政府・与党緊...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、これは間違いだといいますか、こういう話し合い、やりとりはなかったということですか。
○峰崎直樹君 これは二つ重要な点があると思っているんです。  一つは、こういうところに税財源を投入するということについて考えなきゃいけないねと今おっしゃられたわけですね、明確に。そうすると、今私たちは予算の審議をしていますが、この予算ではやっぱりもう不十分だと、与党の方からどう...全文を見る
○峰崎直樹君 じゃ、柳澤大臣にお聞きしますけれども、今考えておられることで、株式を、銀行の保有している持ち合い株を何らかの形で保有するために税財源が必要であると。特に、税のことは別にしても、財政的な支出というのは必要なんだろうか。そこの点あたりはどういうふうにお考えになっているか...全文を見る
○峰崎直樹君 先週木曜日の財政金融委員会で、私、宮澤大臣に株価の問題についてのコメントについての評価をお聞きしました。そのとき宮澤大臣は、私は株価の問題については一切コメントをしないことにしているとおっしゃいましたね。公的資金の投入も検討することはやぶさかじゃありませんよというの...全文を見る
○峰崎直樹君 しかし、株価の問題で引き取り機構をつくりましょうと、今議論になっているわけでしょう、与党の方から。そして、それは与党・政府一体で今議論されたわけでしょう。そのときに、これは私はいつでも検討しますよということ、そういう政府としても何らかの対応をしなきゃいかぬときには財...全文を見る
○峰崎直樹君 そういう問答をしたということを言っているんじゃないんです。少なくとも財政的に我々はいつでも引き受けるというか検討をすべき用意がありますよということをおっしゃったんでしょうということを言っているわけです。
○峰崎直樹君 今、与党で、政府が緊急経済対策の中で株価をどうするかという議論をなさったわけでしょう。それをなさったんじゃないんですか、この保有機構は。
○峰崎直樹君 これは、しかしあれじゃないですか、今おっしゃられたとおりですが、株式の持ち合い解消の方法としてさまざまなことをやりましょうということ。ということは、何のために株式の持ち合い、この問題を解消しようということでなさっているんですか。金融再生委員長。
○峰崎直樹君 いずれにせよ、この持ち合い株というのはずっともう古いわけですよね、構造的にずっと存在しているわけですから。いずれにせよ、それをどう解消するのかというのは、かなり中長期的な課題なんだろうと思うんです。一気にやったら大変だというのはわかるんですが。  ただ、そこで国、...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、やはり財務大臣はおっしゃったということですよね。もう一回、ちょっと財務大臣お答えください。
○峰崎直樹君 柳澤大臣の言ったことと違います。もう一回正確に答えてください。財務大臣の口から答えてください。
○峰崎直樹君 項目は分かれているからといっても、実はこれはやっぱり株価対策として考えられている側面があるんではないか、私はやはりそういうふうに疑わざるを得ないんです。これはまたいろいろやりましょう。  もう一点。実はこの会話の中で、いわゆる政府・与党連絡会議というんですか、政府...全文を見る
○峰崎直樹君 どうも法的な性格は明らかでないけれども、自然に集まってこれからもやるだろうと。  実は、経済財政諮問会議というのが発足いたしましたですね、経済財政諮問会議が。一府十二省体制のもとに同じように進んでまいりました。実はそのこととも絡むんですけれども、この新世紀、いわゆ...全文を見る
○峰崎直樹君 このやりとりの中で、私は、今おっしゃられたお話を聞いていても、どうもやはり意思決定というのは、責任ある決定をしていくというときに、与党野党一体で、これは一体どういう性格のものなのかなという、わからないところで物事が決まっていくという、そういうふうに思えてならないわけ...全文を見る
○峰崎直樹君 そうしたら、財務大臣、本当にこれ、経済財政諮問会議で予算編成とか予算に絡む問題は、基本的にはここで議論して決める、決めるというか、書いていますね。そのことと、今、与党の中の実力者と思われておる方々が発言されていること、私はそこをきちっと制止して、これからは違うんだ、...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっとその関連で記事が出ておりましたので確かめておきたいんですが、この経済財政諮問会議の中で、第何回目でしょうか、四回目でしょうか、夏の概算要求基準の決定から年末の財政原案策定まで諮問会議が関与するという提案がおおむね受け入れられた、そしていろんな項目に分けて五月...全文を見る
○峰崎直樹君 おりません。
○峰崎直樹君 一つだけ確認をしておこうかなと思ったんですが、それは、与党で株価対策が出されておりますが、これは金融大臣の方にお聞きした方がいいのかと思いますが、今の日本の株式の水準というのは、これはやっぱり相当低過ぎるんですか、それとも高過ぎるんでしょうか。
○峰崎直樹君 与党と政府とで議論されるときに、本当にそもそも今の日本の株式市場どうなっているんだ、そういうそもそも論で議論をして、今おっしゃいましたように、PERは恐らく三十倍ぐらいでしょうか、これは二十倍ぐらいにならなきゃいかぬとも言われていますよね。かつてバブルのときは八十倍...全文を見る
○峰崎直樹君 金融の問題に入りましたので、少しまた金融の問題に入らせていただきたいと思うんですが、後でちょっと資料を配っておいてください。    〔資料配付〕
○峰崎直樹君 株式の問題にちょっと入るときに、私はやはり今政府がやるべきことというのはもっと別の角度でたくさんあるんじゃないかという気がするんです。なぜかというと、国民が恐らく株式市場というのはおっかなくて、一九九一年、証券不祥事ございました。これはやみの世界とのつながりございま...全文を見る
○峰崎直樹君 柳澤大臣、大臣はことしに入ってあるいは年末、大臣に就任されて以降、銀行の不良債権は直接処理をやらなきゃだめだと、こうおっしゃっていますね。その真意は、つまりなぜそういうことをおっしゃっておるのか、そのことをちょっとまず聞きたいと思います。
○峰崎直樹君 今のお話は、金融再生委員長に就任されたときにもそういうお気持ちでやられたんじゃないんですか。  そういう意味で、ちょっともう一点お聞きします。直接償却はよくて間接償却は悪い、こういうイメージですか、その点もお答えください。
○峰崎直樹君 午前中の鶴保さんのお話を聞いていて、この二年半、要するに金融再生委員長、大臣になられて以降、実際上やらなきゃいけないその直接償却や構造改革というのが実は全然やられていなかったんじゃないのかなと、全然と言ったら非常にオーバーにしても、ほとんど進んでいなかったんじゃない...全文を見る
○峰崎直樹君 この数字は合っていますか。
○峰崎直樹君 ということは、相当このネットの自己資本というのは割り引いて考えなきゃいかぬねというふうになるんではないかと思いますが、これはきょう時間がありませんから、これ以上は、また今週恐らく委員会がございますので、そちらで議論させていただきたいと思います。  そこで、金融の問...全文を見る
○峰崎直樹君 大臣に就任されたとき、最初の予算を組まれたときに、これはもう一回の表から大魔神を投入したようなものだということをおっしゃられましたけれども、あのときの気持ちは今も変わりありませんか。
○峰崎直樹君 じゃ、企業の設備投資はよくなってきている、それがなぜ消費に結びつかないのか。個人消費に結びつかないと、こうおっしゃっていますね。いつも何か、アメリカではレイオフができて、日本ではそれができないからというようなお話があるんですが、今も同じように考えていらっしゃいますか...全文を見る
○峰崎直樹君 この間、もう百兆以上お金を注ぎ込まれていましたよね、百兆以上の。そして、去年、予算編成をされたときに、私は後世の歴史から大変な借金をした大臣だというふうに言われるだろうねというふうにおっしゃいましたよね。  そのお話と関連すると、今から二年半前になりますか、小渕総...全文を見る
○峰崎直樹君 財務大臣、それは撤回してください。  小渕総理は一両年のうちに達成しますということを実は本会議の場で我々に何度も述べられたんじゃないですか。だから、一両年とはいつまでですかということを明確に言ったじゃないですか。それは明確に訂正してください。
○峰崎直樹君 今のはそれは大変無責任じゃないですか。小渕総理のもとで大蔵大臣をやられて、一両年のうちに経済を円滑に達成させると、回復軌道に乗せるということをおっしゃられて、そのもとで財政政策をとられてきたんじゃないんですか、経済政策を。それで、それが達成できなかったら、その責任は...全文を見る
○峰崎直樹君 どうもめり張りがきいた答弁私いただけないで。本当に今、大変重要な局面に来ていると思うんですよね。  要するに、政治の責任というのは、あのとき約束をした、一両年、大魔神まで投入したんだから必ずそうなる、そういうことで財政政策をとってこられたわけですね。大変な借金をし...全文を見る
○峰崎直樹君 だから、最初に私は、愚者は経験に学ぶ、過去の経験に照らしたら、実は多分こうなるはずだということを何度もおっしゃっているけれども、ならないんですよ。ということは、あなたの考えておられる財政経済運営というのは間違っていたということを私は指摘せざるを得ないと思うんですが、...全文を見る
○峰崎直樹君 別段申し上げることないじゃなくて、堂々と反論があるんだったら反論していただきたいんですよ。  つまり、こういうだらだらとした平成四年から始まったこの経済政策、大変な金額を投入していながら、なかなかこれが財政政策だけでは効いてこなかったと。このことに対して、宮澤財務...全文を見る
○峰崎直樹君 本当に今財政問題というのは深刻だというふうに思っているわけでありますが、大分時間もなくなってまいりまして、きょうはお三方、全員お答えできないで、また締めくくり総括の場などもありますのでそこでやりたいと思いますが、そこでまず最初に国土交通大臣にお尋ねをいたします。 ...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、国土交通委員会であった質問について関連してここで質問してはいけないということなんですか。
○峰崎直樹君 じゃ、国土交通委員会でまた同僚委員に質問してもらいましょう。  そこで、厚生労働大臣、ちょっと前に。  実は、景気の動向のとき、よく指数が発表になるんですけれども、牛尾治朗さんですか、今度経済財政諮問会議の議員になっております。その方が、就業者数を正確に把握する...全文を見る
○峰崎直樹君 二十一世紀、これから経済統計を完備していくとき、今のGDPのもうコンマ以下のことをかなり議論して、実は後修正されたりする。そうじゃなくて、就業者数が男女別、地域別、あるいはサービス業とか業種別とか、その実数把握をすることによって経済がいかに動いてきているかということ...全文を見る
○峰崎直樹君 本来ならもっとたくさんお話を、きょう農水大臣、ちょっともしかしたら。  最後に、総務大臣、本来は地方財政の問題について本当に議論したかったわけですが、きょうはその時間はありません。  実は、昨今の新聞を見ると、郵政事業の民営化問題について随分議論になっています。...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。
03月22日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございます。  きょうは、日銀総裁、わざわざおいでいただきありがとうございました。午後から記者会見があるということなので、午前中集中的に日銀総裁に。  今回のこういう決定がされたというのは恐らく世界の金融市場でも初めてじゃないかというふう...全文を見る
○峰崎直樹君 丁寧な御説明、ありがとうございました。  我が党は、どちらかというと、この改善については非常に副作用が大きいんじゃないかというふうに思っていますから、また後でお伺いしたいと思うんです。  それじゃ少し中身をお聞きしたいんですが、消費者物価指数が安定的にゼロ以上と...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっとお答えになっていないような気がしてならないんですが、つまり、安定的というのはどのぐらいの物理的な長さなのか。例えば、対前年比ゼロを超えるのが一年間続いたというふうに理解をしていいのか、いや半年なのか、そこら辺はある程度日銀としての考え方は整理されるべきかなと...全文を見る
○峰崎直樹君 この施策をとると、長期金利は短期的には下がるんでしょうが、中期的には上昇するんじゃないかというふうに思うんですが、この点はいかがでございますか。
○峰崎直樹君 デフレ懸念が払拭できるということは、実は長期金利が上昇するということになって初めてデフレ金利が解消されるということになるんじゃないんですか。今のように一%あるいは一%を切るような、十年物がそんな金利だったら、やはり市場の関係者は依然としてこれはマイナス金利だと、デフ...全文を見る
○峰崎直樹君 これ以上議論してもあれですから、ちょっと財務大臣と金融担当大臣にお聞きしたいと思います。  今回の日銀の決定に対してそれぞれどのように考えておられるのか。評価ですね。それと、長期的に一体これからどんな副作用が出てくるだろうか、どんな問題が予想されるだろうか。特に、...全文を見る
○峰崎直樹君 宮澤大臣、物価を二%も三%も上げることについては国民の抵抗もあるだろうということをおっしゃったわけですね。私も、かつて六〇年代、七〇年代もインフレで随分苦しんだ歴史を持っていますから、インフレをある意味では求めるという積極的な説に立っているわけではないんです。そうで...全文を見る
○峰崎直樹君 それじゃ、財務大臣、角度を変えて。  先ほど日銀総裁が、私のところに送ってこられたペーパーとほぼ同じことを読まれていました。その中に、日銀として「内外の中央銀行の歴史に例のない低金利政策を継続し、潤沢な資金供給を行ってきた。それにもかかわらず、日本経済は持続的な成...全文を見る
○峰崎直樹君 財政再建論あるいは日本経済が、小渕前総理の、一両年の間に安定的な経済に復帰させよう、こういう約束の上にスタートをしたということを私は再三にわたって指摘をしてまいりましたから、これはまた別途いつかお話をしたいと思うんです。  金融担当大臣にお話をお聞きしたいと思いま...全文を見る
○峰崎直樹君 前におられる二人の大臣は、私は不良債権問題にとって大変重要な時期に遭遇をされた方だと思っているんです。  宮澤総理は、一九九二年八月の自民党のあれは研修会だったでしょうか、不良債権の問題について一番早く政治家の中で指摘をされました。しかし残念ながら、あの日本経済新...全文を見る
○峰崎直樹君 もし差し支えなければ、というよりもむしろお願いをしたいんですが、その一斉に検査をされたデータは、これは公開をしていただけませんか、九八年。
○峰崎直樹君 かつて「選択」という雑誌の九九年二月号に大手行については全部データが載ったことがあるんですが、あれは事実なのかなというのをちょっと確かめたかったわけですが、そのことは恐らく確かめてもきっと、いや、これは違いますというふうにおっしゃるに違いないと思いますが、またこれは...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。
○峰崎直樹君 午前中に引き続きまして、午後、やはり両大臣を中心にお話を伺わせていただきたいというふうに思います。  そこで最初に、日米首脳会談で一体何を半年間でやってまいりますというふうに約束をしたのでございましょうか。この点、宮澤大臣の受けとめ方、柳澤大臣の受けとめ方をまず明...全文を見る
○峰崎直樹君 御本人からも一度お聞きしなきゃいかぬと思っていますが、いろんなマスコミ等によると、どうも財政構造改革のことを指しているんじゃないかと言う人と、経済産業大臣の方は、いやいや不良債権問題のことだよとか、諸説入り乱れて、国際的にある意味では約束をしてきたわけですから、それ...全文を見る
○峰崎直樹君 そこはまた確かめてみましょう。  日米階段でさらに話を進めます。  財務省としては為替管理の問題は責任を持っていらっしゃいますね。為替についての責任を持っていらっしゃいますね。  その前提の上で、円安問題というのは、今度の交渉の中で財務省としては、こちら側から...全文を見る
○峰崎直樹君 ブッシュ大統領は、これは新聞の記事ですから正確でないかもしれませんが、日本は輸出で問題解決を図ろうとしているとの見方が米国にあるというようなやりとりもされておるんですね。  そして、共同声明、きょう実は外務省から取り寄せて見てみましたら、その中で貿易問題も、「グロ...全文を見る
○峰崎直樹君 きょうはこの程度にしておきます。森総務大臣とも、総括質疑等がありますので、そこでまた質問させていただきたいと思います。  しかし、これは両大臣にちょっとお尋ねしますが、この日米首脳会談でブッシュ大統領から経済問題に突きつけられていることというのは、私は両大臣にとっ...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、ブッシュさんが、あなた方はいろいろやったけれども結果的にそうだったねということを言ったんじゃなくて、我々日本の国内で、この間私たちは与党野党に分かれながらそのあり方について議論してきた。そのときに我々は、二兎を追う者は一兎をも得ずと言うけれども、しかし、そ...全文を見る
○峰崎直樹君 できれば、その財政の中期展望、三年先までになっておりますが、五年先までのデータをぜひ出していただきたいというふうに思います。これは要求でございます。  さてそこで、マクロモデルができるまでということになっていたら、財政再建はさて、六月にマクロモデルができますよ、さ...全文を見る
○峰崎直樹君 いずれにしても、こんなテンポで議論していると、それこそ日本の財政が発散してしまって、もう取り返しのつかないところに行ってしまうんじゃないかという、六百六十六兆円のお話は前にもちょっとさせていただきました。そういう意味では地雷原の上を歩いているような感じがしてならない...全文を見る
○峰崎直樹君 今は地方分権ということが、ある意味ではずっと地方分権推進委員会以来の国の大きな流れになっています。国際的にもそうだと思うんです。今のお話を聞いていると、国と地方の財政は一つのもので考えようというのは、これは逆行しているんではないかと思えてならないんですが。
○峰崎直樹君 それでは、実は前回のこの委員会で副大臣から私は地方債のリスクウエートの話を聞きましたね。何度も、リスクウエートは地方債はかつて一〇%だったんじゃないですか、それがゼロになったのは九〇年代になってからじゃないですかということを申し上げたときに、二、三回念を押したんです...全文を見る
○峰崎直樹君 それはなぜ、そういうふうに一〇%だったんだろう。そして、最初二〇%だったのが、今のお話を聞いていると、日本に足かせをはめるために一〇%にした、平成六年になったら諸外国の日本に対する風当たりが弱まったから、ゼロでどうですかと言ったら諸外国も認めてくれた、こういう経過で...全文を見る
○峰崎直樹君 地方債がもう百八十八兆近くまで行っているわけですね。今は一体に物を考えなきゃいけないというふうにおっしゃっていたんですが、私はむしろ逆に、地方自治体は自治体で自分たちの税財源を充実させながら、自分たちのところは自分で責任を持ってやっていくという本来の、それこそよく宮...全文を見る
○峰崎直樹君 歳出のところで、実は建設国債と赤字国債を区別する意味というのは率直に申し上げてあるんでしょうか。この点、ちょっとお答えください。
○峰崎直樹君 五十年前ですよね、たしかこの財政法ができ上がっているのは。そのとき以来対象は変わっていないんですけれども、社会は大きく変わっていますよね。この間、新社会資本というような概念も出てまいりましたね。  一九九三年版のいわゆる国民所得統計、九三年のSNAの中には、政府固...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、建設国債という言葉にはこだわらない、要するに赤字国債とは分けなさい、こういう意味ですか。あるいは、建設国債というのはあって、その対象は広げていっていいと、こういうことですか。
○峰崎直樹君 実はこういう問題が起きてきているんですよね。例えば大学の研究所を建てた、それは建設国債の対象になった、だけれどもそこの中に置くコンピューターは、これは入らない。立派な医療施設をつくった、これも公共事業の予算で入った、しかしそこの中に高額な医療機器を入れても、これは入...全文を見る
○峰崎直樹君 ぜひいろんな意味で改革をしてもらいたいなと思いますが、そのことは別にして、今度は財政投融資の問題についてちょっとお伺いしたいと思います。  財投債、財投機関債が出されるわけですね。特に財投機関債のことについてもちょっとお聞きしたいんですが、たかだか一兆円程度です、...全文を見る
○峰崎直樹君 つくやつもあるんでしょう。
○峰崎直樹君 例えば、商工中金なんかは商工中金で債券を出していますよね。そういったところと財投債、財投債よりも財投機関債ですか。財投機関債というのは結果的に、市場で買うときに、これはどのぐらいの利息をつけていいのかなというのは、結果的に政府が保証するかしないか、いや、つぶれたとき...全文を見る
○峰崎直樹君 ひとり立ちをするといっても、まだ情報公開が十分に進んでいない。格付機関がきちんと恐らくこれから見ていかなきゃいけないんだろうと思うんですね。  そういう意味で、この財投機関債あるいは財投債、財投債もそうなんですが、財投機関債が本当の意味で市場で金利がつくような状態...全文を見る
○峰崎直樹君 どうも何か聞いていると、改革と言った割には随分、いつごろになったらそれがきちんと市場で判断されるかわからないと、こうおっしゃっているんですが、頼りのない話だなと思うんです。  そこで、これは実際上、市場金利が得られるようになったときに、財投機関債を発行するというの...全文を見る
○峰崎直樹君 何だか聞いているとばかばかしくなってくるようなお話になっちゃうわけですよね、ずっと聞いていると。  そういう意味で、この財投改革というのはやっぱり相当やらなきゃいかぬし、それと、今非常に私が感じているのは、国家信用というものがついたところは、つまり国家がバックにい...全文を見る
○峰崎直樹君 もう最後になってまいりました。  金融担当大臣に、実は私、前回「銀行部門の株式保有額と自己資本額の推移」ということで、きょう数字をいただきました。今、手元に見ているんですが、これちょっと説明していただけますか。  というのは、資本の部の合計三十六・三兆円と一番目...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、ティア1、ティア2の分解は、これはどういうふうになるんですか。
○峰崎直樹君 後でまた聞きます。ありがとうございました。
03月23日第151回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○峰崎直樹君 いよいよ今年度の予算の締めくくり総括に入ったわけですが、きょうは、総理あるいは麻生大臣、アメリカに行かれまして、そこで一体何が話し合われたのか、そこを中心にしながらお話を聞きたいと思います。  まず、日米首脳会談で一体どのようなことが話し合われ、約束をされてきたの...全文を見る
○峰崎直樹君 先ほど本会議でも我が党の代表が聞きましたけれども、不良債権問題あるいは財政構造改革の問題、どちらなんでしょうか、半年以内にあるいは半年で結論を出したいと、このようにおっしゃったことは事実なんでしょうか。
○峰崎直樹君 じゃ、麻生大臣にお聞きします。  麻生大臣は、今、六カ月間でというのは麻生大臣がおっしゃったんですか。
○峰崎直樹君 そうすると、経済産業大臣にちょっとお伺いします。  経済産業大臣は、第一報を聞かれて、そしてこれを、いわゆる半年以内にというのは何を想定されたんですか。新聞などによりますと。
○峰崎直樹君 ということは、認識としては、不良債権問題のことをやっぱり直観されたんじゃないんですか。どうですか。
○峰崎直樹君 ということは、先ほどおっしゃられた財政構造改革の諮問会議の、マクロバランスをつくると、例のあれを、その話じゃない、受けとめ方は違うんですよ。だから、日本のマスコミは随分混乱していたわけです。  官房長官、どうですか。この受けとめ方について、こういう混乱をした原因は...全文を見る
○峰崎直樹君 いささかの誤解もないと言っても、先ほどの経済産業大臣と今の総理及び麻生大臣の発言、全然違うじゃないですか。いささかの疑問もないもないじゃないですか。もう一度答弁してください。官房長官。
○峰崎直樹君 それなら、これはもうこれで終わりますけれども、平沼大臣はなぜ不良債権問題と誤解されたんでしょうか。ちょっと答えてください。
○峰崎直樹君 ブリーフをされたのはどなただったんですか。これはどなたに聞いたらいいかな、麻生大臣に聞いた方がいいのか、それとも総理に聞きましょうか。
○峰崎直樹君 ニューヨーク・タイムズ、三月二十日付を見ると、どうもやはり会談を持ったけれども、その内容については両国の政府関係者は違った見方をしているようだねと。かなり発言のトーンも異なった受けとめ方をされているようなんです。  これは、これ以上言いませんが、どうもやはり私は、...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、改めてお聞きしますが、約束をされたのは経済構造改革、特に財政構造改革、さらに不良債権問題、これは声明書にも書いてありますから、そのことはもうこれを解決をするということをある意味では両首脳間で約束をされたということで理解をしてよろしいですか。
○峰崎直樹君 そうすると、どうも日本の新聞というのはやっぱり先走っちゃったんですかね、これ。例えば、不良債権処理を公約なんて、あるいは首相半年で結論というようなことも、きのうも実は内閣委員会出たんです。これは大切なことですから、ぜひその点の確認をもう一度お願いしたいと思います。
○峰崎直樹君 ここに共同声明の仮訳があるんですね。送っていただきました。  その中には、明確にやはり、「企業債務及び不良債権の問題に効果的に対処することを含め、日本経済の再生及び金融システムの強化のための構造改革及び規制改革を精力的に促進する決意を改めて述べた。」。  要する...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、不良債権問題ということがこの文書に出てまいりました。しかも、これ、歴代総理大臣は海外、アメリカに行かれるごとに大体このようなことを約束をされて帰ってきている。また改めてこういうことをやられて、結果的に今まで、不良債権問題を解決しますと言って、歴代の総理大臣い...全文を見る
○峰崎直樹君 ダボスの会議で森総理はどんなことを国際社会に向かって発信されましたか。
○峰崎直樹君 率直に申し上げて、ダボスの会議で言ってたことはまるっきり、この種深刻な日本経済の現状については、いや、それはもう脱したんだと、とんだ赤恥をかかれたんじゃないかというふうに思えてならないんです。表現がちょっときついかもしれませんが。  そこで、ドイツのアイヘル財務相...全文を見る
○峰崎直樹君 じゃ、ちょっと麻生大臣にお聞きします。  リンゼーさんとお会いになったということでございますが、その中身について、特に日本の財政の問題、経済の問題についてどのようにリンゼーさんはおっしゃっていましたですか。
○峰崎直樹君 これは報道でしか私たちわからないんでお聞きするんですが、リンゼー大統領補佐官と麻生大臣が会談をされて、六百兆円以上の借金をつくってまで公共投資を拡大しても、生産性の向上に結びつくものは少なかった。リンゼー氏らは景気対策としての財政拡大に批判的立場をとってきた。そうい...全文を見る
○峰崎直樹君 その中身。
○峰崎直樹君 麻生大臣と経済政策の議論はまたしたいと思いますが、いずれにせよ、総理が不良債権問題、あるいは財政構造の問題を含めて解決をしていきたいということの決意を出された、半年というのは、先ほどの例で言えば経済財政諮問会議の考え方が六月ごろにまとまると、こういうようなことで出さ...全文を見る
03月26日第151回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○峰崎直樹君 金曜日に続いて月曜日というと、間が二日あくというのはどうも余りあんばいよくないなと思っているんですが、この二日間の間にも大変大きな出来事がありました。  最初に、私は実は生まれが広島県の呉でございまして、十八までおりました。それが震度五に近い大変な地震だということ...全文を見る
○峰崎直樹君 官房長官は、何か首相臨時代理なのですが、そのときどこにおられてどうなさったんですか。もし、よかったら。
○峰崎直樹君 何か、トラ刈りになったんじゃないかという話で。私も小さいころバリカンで刈られてトラ刈りになったのを記憶しておりますが。  国土交通大臣、実は地震の後、北海道で例の奥尻に大変な地震がありましたね。あの後、豊浜トンネルというのが落盤いたしました。我々、よくそのとき言っ...全文を見る
○峰崎直樹君 すぐロシアから帰ってこられた森総理にお話を聞きたいところなんですが、実は、官房長官、十時四十五分までしかおられないということなので、ちょっと先に資料請求といいますか、実は三月十九日付の日経ビジネスに、「自民党本部に眠る特別会計の財務諸表」ということで、道路整備特別会...全文を見る
○峰崎直樹君 原データはもう出されているわけでしょう。三十八の特別会計、各省庁から。ですから、その原データの、分析されているのはいいんですよ、要するに生のデータとして連結で出されているようですから、そのデータを出してくださいということを言っているんです。もう一回。
○峰崎直樹君 もう省庁から政党には出されたわけでしょう。であれば、当然これ出てくるのが当たり前なんだと思いますが。  申し上げましょう。委員長にお願いいたします。  その今申し上げた資料を当委員会に出していただくようお願いいたします。
○峰崎直樹君 それでは、ロシアに行ってこられまして、まず最初にどんな成果があったんでしょうか。
○峰崎直樹君 今クラスノヤルスクの成果というふうに言われました。クラスノヤルスクの合意、橋本担当大臣がおられますけれども、どんな成果があったんですか。あるいは川奈会談で提案されたことだとか、あるいはその前の東京宣言だとか、そういったものはまるっきり、まあ文言上は出てまいりますが、...全文を見る
○峰崎直樹君 それじゃ外務大臣にお聞きしますが、この一九五六年以来の歴史の中で今回のイルクーツク声明というのはどんな評価なんだろうかと。  そして、ちょっと私事前に質問通告しておりませんでしたけれども、担当大臣でおられる橋本大臣にも、川奈だとかあるいはクラスノヤルスクの合意のと...全文を見る
○峰崎直樹君 クラスノヤルスクの合意だとかそういったところで、二〇〇〇年までに努力をしましょう、そういう過去の経過があったわけですね。そういった点に対するものがほとんどなくて、四十五年前の一九五六年の日ソ共同宣言だけがその文言上明らかになった。  しかし、その中身も、私も、まだ...全文を見る
○峰崎直樹君 どうも、五六年の宣言の第九項について専門家同士で話し合いましょうと。このいわゆる国後、択捉の問題は別にしても、歯舞、色丹の二島のところの返還の問題だけに焦点を絞られたために、四島の問題というのは事実上このいわゆる声明からは余り読み取れてこないんじゃないか。むしろ専門...全文を見る
○峰崎直樹君 四島の問題について、四島返還の問題についても引き続き議論するということは文書で確認されましたか。もう一度。
○峰崎直樹君 それじゃ、実務的なことをちょっと、先ほど聞いてお答えになっていないところなんですが、専門家同士が第九項について解釈をめぐってまだ一致していないから、これは専門家同士でやると。これはどういう専門家同士ですかというのを聞いていないんですが、その点について。
○峰崎直樹君 要するに中身はまだはっきりしてないということですね。これからなんだろうと。  そうすると、私、どうしても今回出向かれて何が成果があったのかなといったら、もう両国で批准したこの五六年宣言を改めて文書で確認したところに、もとに戻っちゃっただけなんじゃないかというふうに...全文を見る
○峰崎直樹君 ある税理士がこの問題について、社長さんが勝手に会社の資産を他人に貸したんだから社長への認定賞与の問題があるんじゃないか、あるいは現在もその会社はゴルフ会員権の資産を計上しているはずだ、森首相に貸し与えたことでその資産に計上した金額のうち施設利用権相当額と売却時に発生...全文を見る
○峰崎直樹君 この問題はこれ以上論議をすることは避けたいと思いますが、いずれにせよ重たい話だというふうに思います。  さて、それでは不良債権問題に移ります。  アメリカに行ってこられて、実は大変約束をしてこられました。昨日九時から十時四十分までの日曜特集ですか、私も大変興味深...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、引き当てが十分に行われていないんではないかと思います。きのうも実は聞いて、竹中平蔵さんが、金融庁がちゃんとモニターしなきゃだめだよとおっしゃったときに、かなりきつい調子でおっしゃられましたですね。竹中先生ともあろう方が、金融庁の検査が非常に不十分だとかいっ...全文を見る
○峰崎直樹君 改めて聞きますけれども、そういう意味では、九九年の三月に資本注入した際も、まさに柳澤初代大臣が注入されたわけですが、それで引き当ても含めて十分になされている、間違いないと、そのことを再度確認したいと思います。
○峰崎直樹君 後でまたお話ししたいと思いますが、景気と不良債権の関係について、きのうちょっとお伺いしていて少しニュアンスが違うかなと思って、麻生大臣にちょっとお聞きします。  麻生大臣は、不良債権問題は解決しなきゃいけないけれども、景気との対応を絶えず考えなきゃいけない、デフレ...全文を見る
○峰崎直樹君 今おっしゃったマイナスにしたくない、一%ぐらいにしたいというのは、物価の話ですか、それとも名目のGDPですか、実質のGDPですか。
○峰崎直樹君 では、具体的に。  そのとき、よく補正予算の議論がなされるんですが、そのデフレ対策といいますか、そういった不良債権が起きたらデフレが起きるねと。それに対して具体的にはどんなことを経済企画庁長官は考えておられたんですか。(発言する者あり)ごめんなさい。麻生経済財政諮...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、現下の一番最大の経済対策として何が求められているんでしょうねということに尽きるんだろうと思うんですね。  総理、これももちろん質問通告していませんが、きのう出られたお三方、共通して私は、不良債権問題を早急に解決しなきゃだめだと。これがもう要するに最大の問...全文を見る
○峰崎直樹君 その財政問題についてはまた時間があったらします。  また、もう一回戻りたいというふうに思います。つまり、私の判断、私どもの判断は、やはり不良債権問題をずっと放置してきたことが今日の日本経済のこういう状況をもたらしているんじゃないか。あるいは財政でも、構造改革をやっ...全文を見る
○峰崎直樹君 金融再生大臣のところに資料、渡りましたか。渡っていませんか。大至急、金融再生大臣のところに渡してください。  お手元に「選択」という雑誌の九九年二月号の「全銀行「正味自己資本比率」一覧」というのが出されました。かつてこれは衆議院でも議論をされたやに聞いています。こ...全文を見る
○峰崎直樹君 もう一つの今、「引受条件について」という資料、平成十年十二月八日でございます。この十三ページをあけてください。この十三ページに「金融機関別信用スプレッド等」と書いてありまして、この正味自己資本比率をずっと上から見ていただいて、あわせて「選択」の八十一ページに載ってい...全文を見る
○峰崎直樹君 この「引受条件について」、この資料は、私は、金融再生委員会がつくられた資料で、その九八年に一斉検査をやられた、そのデータだというふうに言われております。確かめようがないわけですからあれですが、これで例えば十ページを見てください。  引き受け条件の業界リスクの扱い、...全文を見る
○峰崎直樹君 実は当時、民主党とそれから与党・自民党を中心としたところと、再生法は別でございます、金融早期健全化法については互いに大きく見解が食い違って、柳澤大臣のもとで九九年三月に七兆四千五百億の資本注入をしたわけです。その資本注入が余りにも少な過ぎたんじゃないのか、こういう意...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは具体的に聞きます。  そごうはどういう分類債権に位置づけられていたんでしょうか。
○峰崎直樹君 結果的にはそごうは破綻をしてしまったわけですね。  さらに、私、これもう三月十五日の財政金融委員会でも、検査のマニュアルから見ても、本来これはいわゆる破綻懸念先だけれども要注意先にしていいよと、それは再建計画がきちんとしていればいいじゃないか、みんなが助けようとい...全文を見る
○峰崎直樹君 答弁は、私も質問を簡潔にしているつもりなんですが、答弁も実は四倍、五倍になっているということなんで、よろしくお願いしたい。  そこで、これは亡くなられた梶山静六さんが、Ⅳ分類は何%、一〇〇%、Ⅲ分類が七〇、そしてⅡ分類は二〇ぐらいでやっているよと、実はこれデータだ...全文を見る
○峰崎直樹君 ここに、金融庁の検査課からこのときの資料を送ってくれということで送っていただきました。しかし、このⅡ分類のいわゆる償却の引き当て率というのは一体どのぐらいになっているんだということを、これ数字が載っているんですが、今おっしゃったように一五%になっていませんよ。これ、...全文を見る
○峰崎直樹君 しかし、いずれにせよ本当にこのときの調査できちんと入れれば六十兆円ぐらい入れなきゃだめだったんじゃないかという説もあるんです。そのことはここで幾ら水かけ論をやってもだめですが。  しかし、もう一つ聞きます。今度は債権放棄の問題ですが、直接償却と言われている中に債権...全文を見る
○峰崎直樹君 この間ずっと、直接償却と間接償却の話をしたときに、法的な処理、それからいわゆる債権放棄、そういうこともあるんだということをおっしゃったんじゃないんですか。
○峰崎直樹君 もう何度も、要するにそういう形で直接償却、オフバランスも構いません、その中に私的整理というものが入ってくるということをおっしゃっているんじゃないですか。そして、そのいわゆる経営者責任とか、そういったときの責任問題というのは一体どうなるのかというものが今問われているん...全文を見る
○峰崎直樹君 残念ながら、もう時間も来ております。  私は、柳澤大臣が本当に蛮勇を振るって今もやられようとしておるんだろうと思いますが、なぜ九九年、二年前にできなかったのかということについて今申し上げたとおりであります。そして、その責任というのは私は重いと思っております。  ...全文を見る
○峰崎直樹君 終わります。
03月27日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございます。  このところ、ずっと予算委員会と財政金融委員会を連続させていただいておりまして、質問項目もある意味では大体同じようなことを聞いているわけでありますが、きょうは法案に限りまして、関連いたしまして、まず税制の問題について質問させて...全文を見る
○峰崎直樹君 ところで、国民がどうして貯金、あるいは郵便貯金もそうでしょうし、そういう元本が保証されたものに移行するのかというときに、実は二年前になりましょうか、本来であればことしの三月三十一日にペイオフが実質上実施されることになっていたわけですね。これが延期をされたということは...全文を見る
○峰崎直樹君 それが銀行預金に行ったと。  もう一つ、私も郵便貯金の問題もあると思うんですね。郵貯を完全民営化しろなんという声について、私は個人的にはそういう立場に立っていませんけれども、しかし、今日の郵貯そのものが非常に民間の金融機関にとって、あるいは民間でもありません、今で...全文を見る
○峰崎直樹君 私も全くそのとおりだと思っているんです。  そこで、金融担当大臣に確認をしたいんですけれども、もうペイオフの再延期ということはあり得ないでしょうね。
○峰崎直樹君 では、もう一点確認します。  これは金融の方のところで本当は議論しなきゃいけないので、また時間があったらしたいと思いますが、確認だけしておきたいんですが、いわゆる金融機関、銀行などに対する株式の時価会計、この会計もいよいよ来年度九月から中間決算が始まります。これも...全文を見る
○峰崎直樹君 そういう意味で、今、与党の皆さん方が経済対策として議論されて、株価対策あるいは株式市場対策ということの中で、私どもからすると、何か大もとの根本のところが、まさに間接金融を助長するような形でできておきながら、いやもっとエクイティーキャピタルをどんどんやらなきゃいけない...全文を見る
○峰崎直樹君 財務大臣、解説は結構ですから、政治家としてこれは積極的にやりたいとか、あるいはこれは真剣に検討するとか、そういう形での答弁をお願いしたいというふうに思います。  そこで、これから先の話をしていると今のような議論になってしまいますから、過去の実績についてお聞きします...全文を見る
○峰崎直樹君 お答えするものがないんじゃなくて、予算委員会その他の場で、一向に消費は伸びていかないということをおっしゃっているわけですよ。  私は、消費性向をずっと見ていて、ある数字を見て、やはりこれずっと傾向的にそんなに伸びていません。むしろ下がっています。ということは、あの...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、今回は十五年を十年にして少し下がったと。しかし、依然として六年間で百五十万に比べれば三倍以上のいわゆる減税効果があるわけですね。しかも、平年度一兆円に達する減税だと私どもは聞いております。  もう一方で、これは金融の方に絡むんですが、住宅金融公庫の利...全文を見る
○峰崎直樹君 事前にこの問題での数字は聞いておりませんでしたので申しわけなかったと思いますが、しかし、一方で利息に対する補助を出し、一方で税制上の優遇措置を一兆円近く出すという、これは私どう考えても、持ち家を志向されることについてはもちろん否定をしませんけれども、そうではない、持...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、民間企業に貸すよりもはるかに割がいいんですよ。ところが、それが住宅金融公庫の方がかなりウエートが高くなっている。そのために、私は今まで金融機関のことをぼろくそというか、かなり厳しいことを言っていましたけれども、ここは逆に銀行に対して非常に同情しているん...全文を見る
○峰崎直樹君 櫻井委員との予算委員会でのやりとりを聞いておりました。私、そのとき、私個人が一九七六年に住宅を買ったときには住宅金融公庫ではなくて民間の金融機関の住宅ローンでした。もうその当時から、七〇年代半ばから完全に民間はそういうことをやっているわけです。そのとき、たしか政策投...全文を見る
○峰崎直樹君 それじゃ、官の方は揺れはないですか。  郵便貯金ってさっき私申し上げましたですね。六%の高金利が十年前あったときに、ずっと十年間実はもうみんな預けかえしませんでしたよ。そのために、例えば札幌市でいえば地下鉄を通す、そのときの金利幾らかと。五%、六%高かったですね。...全文を見る
○峰崎直樹君 そうだと思うんですね。最後はやっぱり税になってくると。  そうすると、ある意味では私はやはり税で負担すべき分野はあると思うんです。そのとき、いわゆる住宅金融公庫に対する財政補てんという形じゃなくて、それは実際に困っておられる方、あるいは住宅を保有したいという人には...全文を見る
○峰崎直樹君 過去の財政である意味では放漫とも言えるぐらい赤字国債、国債を発行し続けてこられたわけです。財務大臣、過って使われなかったかどうかということについて、私はそこの検証というのはやっぱりきちんとやるべきだと思っているんです。リンゼーさんと恐らく柳澤大臣との間の会談でもあっ...全文を見る
○峰崎直樹君 いわゆる事業会社の場合は、我々が所得をいただいたときには自動的に天引きをされます。まあ源泉徴収ですが。そして、それは年末調整となって、十二月年末に、はい、あなたは生命保険の控除をするためには持っていらっしゃいよとか、そういうあれを出しますよね。  やられたことあり...全文を見る
○峰崎直樹君 そうです。
○峰崎直樹君 直ちに機械的にそうやれと言っているんじゃないんです。そうではなくて、受益と負担の関係を見たときに、要するに自分が幾ら納めている、社会保険料は幾らだ、税は幾らだということをやっぱり意識をするということが重要なので、そうすると、この税はどう使われているんだろうかとか。先...全文を見る
○峰崎直樹君 今もちょっとお言葉の中に、してあげる、要するに国が、徴税当局がきちっとそれをやるから、まあそこまではという、パターナリズムというんですか、そういう感じがするんですよ、宮澤大臣のお話をずっと聞いていると。  それで、私はむしろそういう徴税当局は定数なんかをもっとふや...全文を見る
○峰崎直樹君 もうこれ以上議論をするのはあれですが、財金委員会はまたこれからも続くでありましょう。ずっとお聞きしていて、このところ二週間ばかり宮澤大臣と柳澤大臣にいろいろとお話を聞かせていただいているんですが、宮澤大臣、最近ベストセラーになっている本で「チーズはどこへ消えた?」と...全文を見る
○峰崎直樹君 見たことありますか。僕、もう読み終わりましたから差し上げてもいいんですが。  要するに、あれは読む人によっていろんな解釈ができるんだろうと思うんですが、本当に変わらなきゃいけない、変えなきゃいけないという、そこはやっぱり一歩我々が勇気を持ってそういう方へ踏み出して...全文を見る
03月29日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第6号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございます。  何度も引き続いて質問させていただきますが、きょうは、法案に入る前に、これは事前に通告をしておりませんでしたが、宮澤財務大臣、総理大臣経験者として伺っておきたいことがございます。  と申しますのは、昨日でしょうかあるいは一昨...全文を見る
○峰崎直樹君 私の友人がワシントンからの便りを送ってくださいまして、ポトマック川の河畔の桜祭り、もう先週の日曜日に終わったそうですが、そこにブッシュ大統領とローラ夫人が、やはり日本に対する友好なんでしょうか、まだ寒いワシントンだそうですけれども駆けつけてくださった。そういう意味で...全文を見る
○峰崎直樹君 私は多分行かないだろうなどということはおっしゃってはいないわけですね。もう一回。
○峰崎直樹君 ある意味では、これから審議をしていくときに、レームダックの総理大臣、そしてレームダックの財務大臣のもとで、いろんなまだ法案がたくさん残っているとすれば、これは本当に議論するべきかどうかというようなことまで当然出てくるわけでありますので、ぜひ在任中、引き続き頑張ってい...全文を見る
○峰崎直樹君 通産副大臣にちょっとお伺いしますが、これは捕らえてみれば我が子なりというふうになりませんか。  つまり、商社が、農業技術を日本人が教えて、そして日本人に合う品種の改良をして、そしてそれを日本に送ってくる、それが非常に安い。あるいはタオルだとか繊維製品もそうです。確...全文を見る
○峰崎直樹君 財務大臣にちょっとお聞きしますが、新聞の記者会見の記事などもちょっととらせていただいたんですが、こういう表現でおっしゃったかどうかわからないんですが、刀を抜かないと迫力がない、現実的には、農水省が求めていくなら主管官庁に任せてもいい、こういう発言をやっぱりなさってお...全文を見る
○峰崎直樹君 じゃ農水省、田中副大臣にお聞きしますが、要するに農産物、ネギとかシイタケとか畳表とか、そういうことは中国を中心にしながらもちろん入ってきているとわかっているんですが、東南アジアですか、そこにいわゆる注文して、あるいは作付をさせたり技術指導をしたりしているのは、背景に...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、捕らえてみれば我が子なりと言ったのは、そういう形でどんどん入ってくる背景に、実は資本や技術やそういったものが日本から出てきているとすれば、そういう意味での構造をわかった上での対応をしないと、なかなかこれは本当の意味での解決にならないんじゃないかというこ...全文を見る
○峰崎直樹君 経過はそうだったかもしれません。問題は、これを一〇%にしたりゼロにしたりする権限があるのは、それはBISの中で了承をもらわなければいけないんですか、それとも日本の国内金融機関ができるんですか。そこの基準を聞いているんですよね、権限を。
○峰崎直樹君 ということは、国際的にはいろいろやりとりがあるだろうと思うけれども、権限的には今でいえば金融庁にあるということですね。  そうすると、新しいBIS規制が今度出てまいりますよね。それもやはり、ソブリンがあるけれども、たしかあれはBB格とかA格とか、格付によって全部変...全文を見る
○峰崎直樹君 いずれその問題についてまた議論したいと思います。  そこで、今焦眉の問題になってきているなと、私もそう思っているのは、実は銀行が保有している株式、原則的に私たち民主党としてもこれは持つべきでないんではないか、こういうふうに思っているんです。つまり、リスクに、景気が...全文を見る
○峰崎直樹君 もう一つ、今度は金融担当大臣にお聞きしたいんですが、株式持ち合い構造解消策の一つとして上場投資信託、ETFとかというんですかね、私も余りよく知らないんですが、その導入を、むしろこれよりもこっちの方がいいよと、こうおっしゃっておられるので、そういうお気持ちがあるかどう...全文を見る
○峰崎直樹君 ETFには、じゃどんな問題があるのかなと。実際、上場投信というような形でこれが下がっていって余り売れなかったとか、そういう問題がまた出てくるのかなという気がする。やっぱり最後はROEの向上をどうするかというところに帰着しちゃうんじゃないかなというふうに思うんですが、...全文を見る
○峰崎直樹君 私もびっくりしたんですが、一般国道とかあるいは県道、市道、市町村道、道路にはたくさんあるわけですが、それらを合計したよりも農道の方が総延長数が長いというデータを見たとき、確かに農業というのは日本にとって重要なあれではあるけれども、そんなに日本の農道の方が、しかも舗装...全文を見る
○峰崎直樹君 各委員会、じゃ共通してひとつ。私も、予算委員会などで委員長に了承を求めないでどうぞとかいろいろ言っていましたので、ぜひまたひとつよろしくお願いします。  わかりました。
04月05日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございますが、日銀の総裁に対して、また、関連して財務大臣あるいは金融担当大臣にも御質問させていただきたいと思います。  質問通告なかったんですが、どうも朝になりますとアメリカの情報が入ってまいります。グリーンスパン議長が、連銀の総裁が議会で...全文を見る
○峰崎直樹君 いずれにせよ、パレルモから約二カ月たつんでしょうか、その上で日銀としてもロンバート貸し出しだとか、さらには三月十九日には大変大胆な、恐らく歴史に残るであろう決断もされたわけでありますが、それを踏まえても、なおかつグリーンスパンさんが日本に対するこういう注文を出されて...全文を見る
○峰崎直樹君 三月十四日ですか、経済財政諮問会議がありました。その場でのやりとりといいますか、そこでは、この日本の金融機関が十分な引き当てをきちんとしていないのではないか、こういう質問をなさっておられませんか。
○峰崎直樹君 金融担当大臣にお聞きします。  今お話しなさったようなことで、今、日銀総裁のそういうお話があった後で、柳澤大臣はどのようにその点についてはお答えになったんでしょうか。
○峰崎直樹君 日本銀行もたしか銀行に対する考査をやっておられますよね。そうすると、私は、日本銀行の総裁は、そういう銀行の考査をして、その上でその引き当てが十分なっているんでしょうかねと、こういう発言をなさったということは、ある意味ではやはり十分なされていないのではないかなというこ...全文を見る
○峰崎直樹君 基本的な認識に違いはないとおっしゃっているわけですから、それはそういうことで受けとめておきたいと思います。  それでは、先日、私どものこの委員会で日銀総裁が、通貨及び金融の調節に関する報告書の概要説明ということで、文書も提案されて読まれました。その中で、日銀総裁、...全文を見る
○峰崎直樹君 日銀総裁は、私、最近、本当にそういう積極的な日本の問題点の指摘をされるようになって、大変ある意味ではいろんなことがわかるようになってきたんですが、同じこの四ページの「おわりに」というところに、「実際、過去十年間、日本経済は、景気循環という観点からみて、何度か回復の動...全文を見る
○峰崎直樹君 財務大臣にお聞きしますが、今、日銀総裁のお話を聞いて、過去十年間、日本経済は、景気循環という観点から見て、何度かの回復の動きは見られた、しかし力強い回復を迎えることなく景気後退に直面するという事態を繰り返してまいった、こういう御指摘を受け、今、サッチャリズムだとか双...全文を見る
○峰崎直樹君 六百六十六兆まで肥大化させてしまった、またぞろ昨今でも与党の内部の一部から景気対策として補正予算といったような議論も出始めているわけですね。そうすると、この過去十年間というのは、ある意味ではバブルの崩壊後の構造改革、痛みを伴うと先ほど日銀総裁おっしゃったことを、実は...全文を見る
○峰崎直樹君 その点については前にもちょっと財政のところでお話ししましたね。建設国債と赤字国債の区別はもう意味をなさないのではないかというような議論だとか、あるいは重化学工業時代における港湾やダムやそういったものをつくることの意義よりも、今日、情報化社会と言われている時代における...全文を見る
○峰崎直樹君 日本銀行は、昨年十月から、物価の問題について、日本銀行の政策委員の皆さん方が物価の見通しを出して、そして一番極端な上と一番下を外して平均値を出して大体の目標値と、こういう試算を出されておりましたね。  そうすると、今度はゼロ%以上というか、要するにゼロ以上というこ...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっと今のお話の中で、デフレだデフレだと言っておるうちに通貨の供給量がふえてインフレになっちゃったと。実はそれが我々も非常に心配なところなんですね。そのとき、やはり日銀としては、これ以上もう上がってはだめだなというような何かメルクマールといいますか基準みたいなもの...全文を見る
○峰崎直樹君 私は、日銀が今回、今おっしゃったように、ゼロ以上にするんだというふうにおっしゃったら、政策委員の方々がことしは物価がどうなりますよという予想を出して、平均値をとって、日銀の政策委員の大体の平均的なところですよと言っても、そこは余りもう関係ないんじゃないか。つまり、も...全文を見る
○峰崎直樹君 もう質問を次の櫻井議員に譲りたいと思いますが、最後に、やはりデフレと闘おうと、デフレだと認定したわけですから、私も、前回もお話ししたように、絶対にこのデフレーションというものを早く食いとめるというか、そのための政策の総動員というのが求められているんだろうと思うんです...全文を見る
○峰崎直樹君 午前中に続いて、税理士法の審査の前に、ちょっと看過できないといいますか、先ほど池田議員の質問に対して、お隣さんの方は公的資金を入れろというふうなちょっと表現がございました。そこで、私ども、いたずらに公的資金を入れろ入れろと言っているんじゃないわけでありまして、そこら...全文を見る
○峰崎直樹君 非常に慎重な言い方で、金融システムは安定していると、こうおっしゃいましたから、個別の銀行で問題が起きた場合にはどうなるのかということについては言及はなかったというふうに聞いているわけですが、システムの問題はもちろんそうでありましょうが、こういう大手行、その大手行に関...全文を見る
○峰崎直樹君 しかと記憶をしておきます。  それで、先ほど池田議員の質問の中で、オフバランスといいますか直接償却というんでしょうか、この処分率が八〇%という数字が出て、たしか金融監督庁がおっしゃったわけでありますが、その中身をちょっと私、実は住友銀行がつくっていた資料に、不良債...全文を見る
○峰崎直樹君 最初に出された九・八兆というのは、これはいわゆる債権放棄と言われているものですか。
○峰崎直樹君 きょうは数字のやりとりをする場所じゃありませんから、後で教えていただければ結構ですが、債権放棄が一体幾らだったのか、そしてそれは何年ごろから急にふえてきたのか。私どもが思っているのは、九九年三月のいわゆる七・五兆円の資本投下、それに伴ってどうも債権放棄がふえてきたの...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、優先株を注入したところでは普通株への転換の可能な銀行は今のところないということですか。
○峰崎直樹君 税理士法に入りたいと思っているんですが、どうしても日米首脳会談で公約をし、あるいはパレルモへ行ってアメリカあるいはG7の方々、あるいはこの四月末にも多分大きな議題になるでありましょう日本経済の不良債権の問題について、今、与党が緊急経済対策ということで打ち出されてまい...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、二年なりあるいは新しく出たものはちょっと別にしても、毎年一体どのぐらいの金額がいわゆる直接償却といいますか、オフバランスになっていくんでしょうか。
○峰崎直樹君 問題は、そこでそういうものを処理するとなると、担保がどれだけついていたかということが当然問題になってくるわけです。そうすると、我々がかねてから言っているように、きちんと担保されていたんですかねと。きちんと担保されていれば、銀行も後で手当てをしなきゃいかぬお金はなくな...全文を見る
○峰崎直樹君 恐らく銀行当局にしてみても、そうは言われても、それに対する十分な引き当てを積んでいなかったら当然それは赤字になっていくわけです。そういう問題をどうもはらんでいるんではないかということをずっと、何回かの議論を聞いていて、その肝心なところになってくるとそこら辺が非常には...全文を見る
○峰崎直樹君 どうもそこにこの間ずっと議論してきたことの根本的な問題が一つあるような気がするんです。  それは何かというと、実質自己資本比率というのは極めて脆弱だ、だから株価が一万二千円なり一万一千円になったらこれは実質含み損になりますねと。そうすると、この間から、いやいや、そ...全文を見る
○峰崎直樹君 もしそうなら、何もこれを緊急経済対策に入れる必要はないです、これは中長期にやりましょう、そう答えるのが筋じゃないですか。  つまり、株式持ち合いをやって、株価の問題というのは、それは多少株価が下がったところでBISの八%基準は問題ありませんということをおっしゃって...全文を見る
○峰崎直樹君 どうも何か余り説得力がないような感じがしてならないわけです。  この問題ばかりたくさんやりませんが、一つだけ柳澤大臣にお聞きしておきたいんですが、株式市場が低迷している原因の根本的なところは、持ち合い株を放出し合っているから株価が低迷しているのか。私どもはそう考え...全文を見る
○峰崎直樹君 この話は終わろうかと思ったんですけれども、お話聞いていると、要するに、さっきのは多分亀井政調会長の話じゃないかと思うんです、新聞で見れば。とにかく構造的な問題だけれども短期的な問題だとおっしゃっておるんです。多分それは、私の推測するところ、銀行はどんどん今持ち株を放...全文を見る
○峰崎直樹君 聞いておられる方にお任せするしかもうないと思いますが、ただ、私はやはりかねてから、同じ税金を投入するんだったら、もし税の優遇措置とかのときも誘導装置として租特で使われるのかもしれませんが、私は、バンキングシステムが本当に不十分なら、そこにある意味では公的資金を投入す...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、法務副大臣にお見えになっていただいています。  先ほど日出議員の質問の中に、裁判所で今度は補佐人になる制度があると。先ほど、なぜ弁護士と一緒でなきゃいけないんだというときに、弁護士は法廷で専門家だからと、こういう話だったですね。  何か聞くところによると...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、弁理士さんというのは法律に詳しいんですか。弁護士さんと同じようにできるんですか。
○峰崎直樹君 さっぱりわからないですね。なぜ弁理士は法廷で独立してやれて税理士さんはそれが排除されているのかというのは、非常に今聞いているだけでは、いや、それぞれの立場がありましてと言っているのでは、全然これは答えになっておらぬのじゃないですか。もう一回。
○峰崎直樹君 体制ができているとおっしゃった。じゃ、税理士さんは体制ができていないんですか。
○峰崎直樹君 そうしたら、弁理士はどうしてできているんですか。何かあるんですか。弁理士さんだけ特別に研修を受けているとか、こういう勉強もしているとか、民事訴訟法とか刑事訴訟法とかそういうこともちゃんとやっているとか、そういうことがあるんですか。
○峰崎直樹君 よくわからないので、そういう技術的なことというふうに、私は技術だと思わないんですよね。ずっと見ると、横並びになっていないのがふわっと目立つんですよ。  そうしたら、それはなぜそうなっているのかということの説明は、副大臣、ぜひこっちに来るときはやっておいてもらわない...全文を見る
○峰崎直樹君 ぜひお願いいたします。  もう一つ、同じようにちょっと法務副大臣にお願いしたいのですが、これはいわゆる法人格を今度取るわけですね、法人つくって。弁護士法人の場合は外部に対する民事責任が言ってみれば無限責任。ところが、指定をすればその弁護士個人だけにも適用できるとい...全文を見る
○峰崎直樹君 これから税理士さんも法人をつくられて、固定資産税に強い人、それから金融関係のあれに強い人、いろいろ出ると思うんです。また、そうでないとつくっていくときにメリットというか生きてこないわけですから。そうすると、今おっしゃっているように、弁護士さんはそれぞれ個々の案件ごと...全文を見る
○峰崎直樹君 ぜひ検討してください。  そして、そういう意味では、何が特権だとか何とか言いませんけれども、今法曹界の人口というのは足らないんですよ、私の見ている限り。例えば、さっきの不良債権の処理だって、競売だとかそういうことをそのシステムが充実していればもっともっと早く法的な...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、よろしいです。
○峰崎直樹君 いつも、昔の行政管理庁がよくいろんなところの監察を出しているんですけれども、国税庁に対して三十五年と申し上げたんですが、大体それは三十五年に一回ぐらい監察されるものなんですか。
○峰崎直樹君 このあたりで、やらぬよりはいいよなというふうに話しているんですが。  ぜひ、何といいましょうか、我々民主党はGAO、アメリカのゼネラル・アカウンティング・オフィスですか、それと同じものをやはり院につくらないと、どうも役所同士が監査するということについて欠陥があるん...全文を見る
○峰崎直樹君 よくグローバルスタンダードという話があるんですが、どうも日本のときには都合のいいところだけグローバルスタンダードになっているんですね。この種の国民、納税者の側に立った権利というのはどうも弱いんではないかと思えてならないんです。  アメリカでいいますと、IRSの中に...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。
04月10日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○峰崎直樹君 また前回に引き続きまして、税理士法改正前に、どうしてもやはり聞いておきたいという点が二点ございますので、きょうは柳澤金融担当大臣にもおいでいただきまして議論させていただきたいと思います。  最初に財務大臣に。私も、三月の終わりでございましたでしょうか、この財政金融...全文を見る
○峰崎直樹君 今、百二十六円前後だというふうに聞いておりましたけれども、製造業あたりは百九円ぐらいがちょうどいいんじゃないかというような議論をすると、かなりもう既に円安に進んでいるわけです。今ぐらい時点でも円安なんだというふうに認識しているんですが、恐らく財務大臣は、自然体で、そ...全文を見る
○峰崎直樹君 金融担当大臣、要するに、自分たちが考えたことが今回、政府・与党の緊急経済対策の中に実現されたというふうに今おっしゃいましたですね。  そうすると、今まで不良債権を、オフバランスといいますか、なかなかこれが処理できなかったという背景があって、今度はそれをやるんだとい...全文を見る
○峰崎直樹君 質問はこの程度で終えますが、オフバランスに持っていくときの方法で、法的な処理あるいは不良債権の売買、これが進むときは構わないんですが、債権放棄という方法については、国民の中には、税を投入した金融機関がいわゆる債権放棄に応じる、しかしどうもそこが割り切れないなと。しか...全文を見る
○峰崎直樹君 この資料をちょっと読ませていただくと、今おっしゃったように国税庁の附属機関、現在は特別の機関として設置されたと。この特別の機関というのはどういう意味なんですか。
○峰崎直樹君 ちょっとちなみに聞くんですけれども、所長の任期、それから、私も九年近く国会議員をやっているんですけれども、国会の同意人事でこの国税不服審判所長というのを同意した覚えは一度もないんですが、そういうものはなくてよろしいんでございますか。
○峰崎直樹君 いずれにせよ、税で裁判を起こすときに、一番最初に税務署に申請して、そしてそこでいろんなやりとりがあって、不服があればここに申し立てるわけですね。そうすると、国民にとってみると、納税者の権利とさっき谷川議員もおっしゃっていましたけれども、言ってみれば非常に重要な機関だ...全文を見る
○峰崎直樹君 恐らくこれからも外国との税をめぐる関係だとかいろんな形で出てくると思うので、そういった意味で、日本のこういうシステムが、国際社会から見ても、日本の納税者の権利というか、そういうものが非常に不十分であるということはやはり早く是正をしておかなきゃいけない点じゃないかと思...全文を見る
○峰崎直樹君 その十九名の名簿もずっと見させていただいた中で、今度、分科会ごとにちょっと見ていくと、税理士分科会というのがあるんですよね。  これがわずか三名なんですよ。しかも、各分科会ごとに座長、座長代理、それから委員と。三人だったら、一人が座長をやって、一人が座長代理をやっ...全文を見る
○峰崎直樹君 この国税審議会のもとに税理士分科会を置いて、さらに国税審議会の推薦に基づいて財務大臣が任命する試験委員、それから懲戒審査委員を設置すると。  言ってみると、何段階もいって、我々の知らないところでというと変ですが、なかなかわかりにくいところで一体どういう方々がこうい...全文を見る
○峰崎直樹君 もう時間が来ましたので、最後に大臣にちょっとお答えいただきたいんですけれども、こういう国税審議会の委員なんか見ていて、税理士さんは納税者の公平な立場に立っておられるというあれがありますから、それはそれで担保されているのかもしれませんが、どうも日本の税制のところには、...全文を見る
05月21日第151回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございます。  小泉総理とは初めてこうして質疑をさせていただくわけでありますが、まず最初に、本当に高い支持率、まだ一カ月足らずだと思いますが、大変高い支持率を誇っておられます。そのことについていろいろ言われているわけでありますが、総理自身は...全文を見る
○峰崎直樹君 実はこの高い支持率の背景に、国民の皆さんが大変、恐らく新しく改革をしてくれるだろう、自民党を変えるだろう、派閥を変えるだろう、こういう高い期待もあったんだろうと思います。私どもはそれが本当かどうかということを追及しているわけでありますが、実はそういう質疑をしていると...全文を見る
○峰崎直樹君 しかし、中には識者の中から、今の状況というのはちょうど一九三〇年代にヒトラーが出てきたときとか、あるいは大政翼賛会だとか、そういう時代によく雰囲気が似ているんではないか。そういう意味で私どもは、大変議会制民主主義という観点から非常に問題があるんではないかなというふう...全文を見る
○峰崎直樹君 私は、政権交代というのは、やはり選挙を通じて国民がやはり全員が投票して、そして公約に基づいてどちらの政策が正しいのか、過去の自民党を中心とした与党の側の政策が正しいのか、あるいは野党の言っていることがいいのか、そこを問われて初めて実は私は政権交代だと思うので、これは...全文を見る
○峰崎直樹君 実は、今度の一月から新しい体制に変わりました。これはやはり政治の側が、副大臣制度あるいは政務官を入れて、そして政治のリーダーシップを発揮して、官との側、政と官でいえば官僚機構に対峙していこうと。  私ども民主党は、これは大臣、副大臣、政務官が一つの対に、一チームに...全文を見る
○峰崎直樹君 実は、組閣に入る前に党三役を決められた。この党三役を、閣僚の中にとにかく入ってもらったらどうだ。つまり、政調会長、あるいは国対委員長もどういうポストかは別、総務会長あるいは幹事長、こういうある意味では今までは与党、党といわゆる内閣というものが分離されております。これ...全文を見る
○峰崎直樹君 きょうも後で、政務調査会長がどういう発言をされているか、あるいは幹事長がどういう発言をされているか、それがどうも内閣と違うんではないか。我々は政府、与党一体だと聞いているわけです。しかし、そのことを質問しようがないんです、私たちは、この場で。あるいは本当の真意がどこ...全文を見る
○峰崎直樹君 私は、どうもそこが二元的になって、使い分けて、そして我々が本当にスピーディーに物事を決めなきゃいけないと思われるこの時代に、そこのところで絶えず狂ってきたんじゃないでしょうか。  私はそのことについては後でまた具体的に触れていきたいと思いますが、その前にちょっとど...全文を見る
○峰崎直樹君 これは公明党の神崎代表がNHKのテレビジョンで、もうお互いに与党の中では中選挙区制ということで合意をしている、しかも一年以内にもうこれはそういう方向に出すんだと、こういう発言があるんですが、これはお聞きになりました。
○峰崎直樹君 これはどこかで確かめなきゃいけないし、本来であれば、本来の議会制民主主義、あるいは機能させようと思えば、そういう与党の、しかも最高責任者は閣内に入っていくというのがこれは私は筋だと思うんですね。そうやれば私はすぐに聞けるんです。そういう意味で、私は今のありようという...全文を見る
○峰崎直樹君 今度の参議院選挙を勝っていくために。  そこで、今の閣僚の中で一人だけ参議院の候補者になられている、公認候補者が一人おられますね。片山総務大臣、今、閣内の一員として総理大臣の今の御見解、どのように考えておりますか。
○峰崎直樹君 どうも総理のおっしゃっていることにそうだとか、賛成だとか反対だとかということは答えられませんでしたけれども、これは御本人の判断だということで小泉総理がそうおっしゃっているんでしょう、もう一度申し上げると。
○峰崎直樹君 それではまたさらに、自民党の改革をおっしゃっておられるわけですが、かつて久世元金融再生委員長と当時の森総理の間で、自分が一億円いただいた金、これの性格をめぐって実はあいまいなままずっと続いているんです。やがてそれははっきりさせて答弁してくださいますねと。これはいまだ...全文を見る
○峰崎直樹君 その話はいつも聞いているんです。前の森総理のときからも聞いているんです。だから、いつまでにやりますという期限を明示していただけませんか。
○峰崎直樹君 調査の動向を見て、いつごろまでにはやってくれよと総理の方から指示を出せないですか。例えば参議院選挙、国会は六月いっぱいですから、そういうことをお約束できませんか、ここで。
○峰崎直樹君 どうも歯切れが悪いですね、具体的になっていくと。  さて、そこで、若築建設に対するいわゆる政治献金問題というのがございました。ちょっと法務大臣にお聞きしますが、どうも司法、裁判の過程に入って、その中で亀井静香元政調会長への献金が証言、そういう証言をされた方があるや...全文を見る
○峰崎直樹君 総理は、たしかホームページでだったでしょうか、こういう疑惑を持たれた議員は、もし証人喚問を受ければ率先してその証人喚問に出るべきだと、こういう発言をされているのを私は記憶しておるんですが、その点はお考えは変わりませんね。
○峰崎直樹君 その意味で、この問題で、亀井さんにももちろん言い分はあるでしょう。まだ決まったわけじゃないです。さらに、この証言をなさった林雅三さんという方だそうでございますが、このお二人の方を、私は、やはり疑惑を晴らすためにもこの国会の場で証人喚問をすべきだと思います。  委員...全文を見る
○峰崎直樹君 こういった疑惑の問題は、本当に改革してこそ私はやはり自民党を変えるということになるんだろうというふうに思います。  さて、もう一点、今度は政権の問題について移らせていただきたいと思うわけであります。  実は、公明党の皆さん方と、それから保守党の皆さん方と三党協議...全文を見る
○峰崎直樹君 どうも政治家の言葉が何だか信じられなくなってくるという感じがいたしますが、さて、総理、永住外国人の地方参政権問題、総理自身はどう考えておりますか。
○峰崎直樹君 坂口大臣にまたお聞きしたいと思うんですが、この問題はまさに自自公という、自民、自由の時代の、公明党が連立されたときからもうずっと続いている問題ですね。今、発言聞いてどのように思いますか。
○峰崎直樹君 総理にまたちょっと、今度お聞きしたいんですが、かつて創価学会について発言をなさっておりますね。どのような発言をなさっておりますか。
○峰崎直樹君 私、しゃべると時間がこちら側がなくなりますので、そちらの方にと思ったんですが、九五年十二月号、月刊「宝石」というところにこう書いておられます。小選挙区は一度実施して、しかしその後はすぐ廃止すべきだ、一対一の対決だから、構造上創価学会のような特定勢力に当落を握られるお...全文を見る
○峰崎直樹君 あなたは脅威だと、こうおっしゃっているんですよね、総理大臣。そういうふうに思っていらっしゃるかどうかということなんです。
○峰崎直樹君 ということは、自分が「宝石」で書かれたことは、今はそう思っていないと、こういうことなんですね。随分変わられたものだろうと思いますが。  さて、石原大臣にちょっとお聞きします。  石原大臣、大臣になられる前、ホームページその他で随分お話しなさっています。あるいは、...全文を見る
○峰崎直樹君 それで今は自公保連立政権に入っておられる。では、今はどうなんでしょうか。
○峰崎直樹君 何かエールを送っていただいたようで、また大変答弁として、ああ、やっぱり大臣になるとなかなかすごいうまく答弁されるものだなと感じております。また頑張っていただきたいと思いますが。  さて、いろいろ話を聞いてみると、どうもやはり公明党とそれから自民党の、今の総理のお話...全文を見る
○峰崎直樹君 外務省で最初に記者会見をなさったのはいつだったでしょうか。
○峰崎直樹君 その記者会見で、李登輝氏の入国問題についてはどのような発言をなさいましたか。
○峰崎直樹君 ちょっと正確でないような気がするんですが、外務省にはその種発言の正確な議事録というのは残っていないんですか。速記録でいいんです。
○峰崎直樹君 そのメモは、今のしゃべられたのはメモの要旨ですか、それともメモそのものですか。
○峰崎直樹君 今の内容をちょっと正確に、ちょっと大切なのできちんと読んでいただけませんか。
○峰崎直樹君 私どもが聞いているところとちょっとニュアンスが違うのかなと思うんですが、朝日新聞ですけれども、台湾の李登輝氏のビザ発給について、今回は人道目的の判断だったが、二度三度となると政治問題化する、李氏は政治的な発言をしなくても政治的な影響を与えるということをねらっているか...全文を見る
○峰崎直樹君 ゴルフに行っていたといううわさも聞いているというような発言もされているんですか。
○峰崎直樹君 いろいろ本当に、何か正確にきちっと答えていただきたいなと思うんですが。  そこで、総理、私どもは──もう一つ、じゃ田中外相に確認しておかなきゃいけない。  今月七日に新聞の、私が質問通告した後に出てきたんですが、中国の唐家セン外相との電話会談で、台湾の李登輝前総...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、今お話しなさったことと、報道は間違いだということですか。この一連の、新聞すべて報道しておりますが、これは電話で唐家セン外相にそういう話はしたことないと、こうおっしゃるんですか。
○峰崎直樹君 この質問は重要な質問なんですよ。前内閣で、内閣で機関で決めてきたことが一大臣によって簡単に変えられたかもしれない。外交の基本にかかわる問題なんですよ。その点について答弁をされないというのは、私はもうこれ以降は質問できませんよ。(「そうだ」「だめだ」と呼ぶ者あり、その...全文を見る
○峰崎直樹君 改めて外務大臣にお聞きします。  本当に七日の唐家セン外相との電話の会談、李登輝ビザ問題について、これをもう認めないんだということをおっしゃったのか、おっしゃらなかったのか、そのことを。
○峰崎直樹君 じゃ、改めて聞きますが、この報道は間違いなんですか。
○峰崎直樹君 今の答えでは、これはもう外交上極めて重要な問題だと思うので、私は今の答弁なってないと思いますから、再答弁求めます。
○峰崎直樹君 私は今の、これは公開の質疑……(発言する者あり)
○峰崎直樹君 私は、田中大臣に、本当に改革を進めていただきたいと思っている一人でございますから、今のその満足でしょうかというのは、ちょっとどういう意味か、ちょっと発言をもう一度お聞きします。
○峰崎直樹君 それじゃ、改めてこれは総理に確認した方がいいんでしょうか。  総理に、私は、今お話しなさっていることはもう私も知っていますよ。それとは違う発言をなさったんじゃないのかということを、しかもそれは七日の日にそういう発言をなさったんじゃないのかということが今疑問になって...全文を見る
○峰崎直樹君 外務大臣の今の発言はあなたのおっしゃっていることをオウム返しにしゃべったから問題ないと、当たり前のことなんですよ。そういうことを聞いているんじゃなくて、外務大臣が唐家セン外相と電話会談をした、これは公式会談でしょう、電話でも。その中身が漏れ伝わってきています。このこ...全文を見る
○峰崎直樹君 もう本当に今のお話を聞いていても情けなくなりますね。そういう報道があったからしっかりやるようにと。そうじゃない。やはりやったこの結果というのは、もし、これはもしというよりも事実なんでしょう、そうであるとしたら、これは大変な内閣にとって大きい問題になるんじゃないんでし...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、森前首相がテレビに出られまして、二島返還まずやって、そして残る二島の協議にも実はイルクーツクの会談でできたんだと、こういうテレビで報道がなされましたですね。ちょっと正確であったかどうかわかりませんが、そういう中身については一体どのように理解をされているんでし...全文を見る
○峰崎直樹君 そのイルクーツク会談の内容というのはお話を聞いていらっしゃるんですか。
○峰崎直樹君 そうすると、その中身は、先日の森発言とやっぱり間違いないということなんですか、それとも、それはいや間違いだということなんでしょうか。
○峰崎直樹君 どういう総括をイルクーツクの会談ではやられたんですか。
○峰崎直樹君 過去の成果とおっしゃるんですけれども、その成果というのは具体的に何なんですか。
○峰崎直樹君 そうすると、七三年以降、たくさんいろいろありましたですね。エリツィンさん、あるいはその前のゴルバチョフさんもやってまいりました。東京宣言だとかいろんなものがございました。あるいは川奈の提案もあったやに聞いています。そういう問題については過去の成果に入っていないんです...全文を見る
○峰崎直樹君 今、時系列を追って事実をおっしゃいましたけれども、成果とかを継承するというときには、その中でどういうことが合意をされて、そしてどういう成果があったのか。特に今おっしゃった七三年までというのは、すべて米ソの冷戦時代のですね。冷戦体制が崩壊して以降、日ロの間でどのような...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、ちょっと具体的にお聞きしたいと思うんです。  この間、私、冷戦以降、日本の側から提案なさった点で、ああ、これはやっぱり自民党の中では新しい提案だなと思ったことがございます。ユーラシア外交って御存じですか。これは橋本元総理が提案をされました。
○峰崎直樹君 そのユーラシア外交で橋本元総理は三原則を言っておられますね。その過程で対ロシアとの関係ではどのような新しい提案をなさったんでしょうかね。あるいは、基本的な考え方を打ち出したんでしょうか。
○峰崎直樹君 日ロ外交をどうこれから展開されるかという質問をしております。そのとき、これは自由民主党のかつての総裁が提案されて大変評価をされたというふうにも聞いているわけです。私は当然その三原則を御存じだろうと思ったんですが、一つは相互の信頼、第二点目は相互の利益になるように、そ...全文を見る
○峰崎直樹君 総理、今のお話を聞いて、確かに一貫して四島返還が我々の見解だと、それはもちろん私たちもそう考えております。  改めて、日米中ロとこの四つの外交関係だけで、日本とロシアの関係、一番私はうまくいっていないと思うんですね、この間。その意味で、日ロ外交に対する総理のもし新...全文を見る
○峰崎直樹君 まだ、外務省の改革問題を初めたくさんお聞きしたいことがあるわけでありますが、時間の関係で次に経済の方に移らせていただきたいと思います。  それでは、最初に不良債権の問題について移りたいと思うわけですが、実は私どもの民主党の予算委員会での質問の中で、同僚の櫻井委員が...全文を見る
○峰崎直樹君 総理にお聞きしますが、後でちょっと数字もお示ししようと思いますが、最近、私ども民主党が資料要求したら結構出てくるようになりました。金融庁さんにお願いをして、担保がついているけれども、不稼働な資本も含めて入れたらどのぐらいあるかということで、百五十一兆円という数字が出...全文を見る
○峰崎直樹君 担当の金融担当大臣はどのようにお考えでしょうか。
○峰崎直樹君 そこで柳澤大臣にお聞きします。  九九年五月二十六日の報道によりますと、閣議後の記者会見で、大手行の九九年三月期決算について、滞っていた不良債権処理は終了したと見てよい、こう発言をされたようですが、これは間違いございませんか。
○峰崎直樹君 当時はほぼ手当ても終わっているだろうということでそう理解をされたんですが、依然としてそれは終わっていない。OECDの対日の情勢分析でもかなり厳しく指摘されたというふうに聞いております。  そこで、ちょっとお願いがあるんです。  この要注意先の非分類、先ほど、いや...全文を見る
○峰崎直樹君 そういった実態を、これは個別に聞かなくていいと思います。要するに、これはこういう優良債権である、これは優良担保がある、こういう形でもいいですから、そこはやはり明らかにしていただきたいなというふうに思っております。  さてそこで、いろいろ言われるんですが、この不良債...全文を見る
○峰崎直樹君 不良債権の問題、まだまだたくさんあるんですけれども、時間の関係がありますので先にちょっと進ませていただきます。繰り返しまた出るかもしれませんので、よろしく。  そこで、一番のきょうの論点であります与党の緊急経済対策を中心にした今後の経済対策に移りたいと思うんですが...全文を見る
○峰崎直樹君 何かわかったようなわからないような感じがしますが、そこで、総理、財務大臣の方がいいかな、これは。麻生政調会長が、財政再建よりも景気浮揚が先決だ、プラス成長を達成するための財政出動は必要だということで景気対策を優先するというお話をなさいました。これについてどのようにお...全文を見る
○峰崎直樹君 景気対策を不要だと言う人はいないんです、必要でないと言う人はないんです。  そこで、また竹中大臣にお聞きしますが、どうも私は麻生政調会長の御発言を聞いているとそのように、景気対策を優先しているように思えてならないんですが、そういう受けとめ方をしておられませんか。
○峰崎直樹君 総理、私冒頭に、閣内に政調会長やあるいは党の実力者という人を入れなければ二元的になっちゃいますよということはもうあらわれているんじゃないんですか、ここへ。麻生政調会長が景気対策優先と、それも今、竹中大臣も、いや麻生さんに聞いてみなきゃわからないけれどもとおっしゃって...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、内閣の意思決定あるいは政府、与党の意思決定がどうもやはりばらばらになっていやしませんかということを聞いているんです。どうですか、もう一度。
○峰崎直樹君 もう時間の関係でもしかしたら質問できないかもしれませんが、財務大臣、あなたはいわゆる特定財源の問題について参議院選挙前に結論をつけたいとおっしゃっている、政調会長は参議院選挙前にこれを論議するのやめたとおっしゃっていますね。それはどうされますか。
○峰崎直樹君 だから、その違いをどうされるんですか。矛盾を残していますね。それをどうされるんですか。どう調整されるんですか。
○峰崎直樹君 竹中大臣にお聞きしますが、六月末に予定している、骨太の政策とよく聞くんです。きのうもテレビを見ておりましたら随分おっしゃっていましたけれども、この中身は入るんですか入らないんですか、特定財源のいわゆる聖域なき見直しという問題について。
○峰崎直樹君 そうすると、党は、参議院選挙前までは一切議論しない、内閣は、そうして骨太の方針を決める。これ、どうされるんですか、総理。
○峰崎直樹君 ということは、あなたが任命された政調会長に、もう一回これは参議院選挙前に議論をするんだということですね。
○峰崎直樹君 わかりました。ぜひそういう形で改革を進めていただきたいと思います。  そこで、もう時間もありませんので、お手元の資料を見ていただきたいと思っているわけでございますが、次の三枚目でございます。銀行の資産内容について左側に書いておりまして、これは先日も金融担当大臣と我...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、金融機関の国債の保有状況を見て、これはちょっと数字はここには出ておりません、出しておりませんが、二〇〇一年の二月末において全国銀行の国債保有残高は約七十兆、六十九・八。前年度末比で一・五倍、過去最大だそうですね。それから、特に都市銀行の保有残高は三十九・四兆...全文を見る
○峰崎直樹君 ヘッジをなさっておるということなんですが、大丈夫だということなんですが、本当に債券、これは市場で、通常は恐らく金利スワップだと思うんですが、これ全部本当にできていますか。
○峰崎直樹君 私は、もし債券をそういうふうにヘッジするんだったら、株式だって、保有制限をかけていますけれども、これもヘッジできるじゃないですか。あるいは、逆に言えば、このいわゆるリスクヘッジというのは、恐らく国内銀行同士だとこれは意味がありませんよね。私ども、ずっと聞いている限り...全文を見る
○峰崎直樹君 もう六百六十六兆まで国債、地方債を合わせて出ていますよね。これは全然リスクとして認識されていないということですか。
○峰崎直樹君 本当にそれは管理できているんでしょうか。だから、今おっしゃったのは、スワップだと、いわゆるヘッジしていると。恐らくスワップだと思うんですが、そのスワップは相手方があって初めてスワップは成立するんですね。国内行同士でやったのでは、これは恐らく意味ないと思うんですね。 ...全文を見る
○峰崎直樹君 五%というのは仮に数字を申し上げたんです。そういう危険性を絶えず持っていますねということなんですが、その点は認められますか。
○峰崎直樹君 そうすると、やはり株もそうでございますが、株式もそうだけれども、これはやはり国債、地方債、社債含めた債券全体の実はリスクだから、保有を持ち過ぎているとすれば、私はそこの制限をしなきゃいかぬというふうに思うんですが、そう思われませんか。
○峰崎直樹君 確かに、株式の保有リスクというのは私もそうだと思いますね、保有制限したいという気持ちはよくわかるんです。  しかし、同じようにリスクである、先ほど言った国債、社債、地方債、こういったものにも進めなければ、株式だけをやったってここがどんどん今、この図ごらんになっても...全文を見る
○峰崎直樹君 私もそう思っています、株式の価格変動よりもそんなには変動はしないだろうと。だけど、それと同時に株式と債券というのはきっとお互いに、株式が上がれば下がるとかそういう関係もあることも知っているんです。  ただし、それは通常の場合でしてね、きょうも日銀総裁がお見えになっ...全文を見る
○峰崎直樹君 総理、今、私、こういう危険性を指摘して、また恐らく来年も三十兆以下と言いながらどんどんふえていくわけですね。地方債あるいは財投債まで出てくるわけです。そうすると、このいわゆる債券をずっと持って、これ、ごらんになったらわかりますですか、これ。銀行は貸し出しがずっと減っ...全文を見る
○峰崎直樹君 今、総理は非常にいいことをおっしゃっています。やっぱりそういう心配があるということですよね。ですから、金融担当大臣、ぜひこの点について、今、総理もおっしゃったように、これはリスク要因として相当やはり我々も注意しなきゃいかぬと、こういうことを再度確認したいと思いますが...全文を見る
○峰崎直樹君 改めて、私は先ほどの総理の本当に心配だとおっしゃっていることを受けて、ぜひそれを含めて検討していただきたいというふうに思います。  そこで、もう時間もありません、財政問題について。  昨日テレビ討論を聞いていまして、塩川大臣、三十兆に抑えますよと。この中身、本当...全文を見る
○峰崎直樹君 実は、国債を発行しないといっても、過去、要するにいろんな抜け道をつくってきているんですよ。一つは補正予算。あるいは、今度はもしかしたら公共事業のいわゆる予備費の問題がありますよね。それから、私ちょっと調べてみると、特別会計は独自に自分のところで予算が組めるような仕組...全文を見る
○峰崎直樹君 もう本当に時間が参りまして、もう次に今井委員にかわらなきゃいけないんですが、きょうは本当は金融の問題、金利の問題を、日銀総裁お見えになっていてちょっと質問できなくて本当に大変申しわけないことをしたわけでございますが、引き続きまた財政金融委員会等、特に竹中大臣にお願い...全文を見る
05月24日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○峰崎直樹君 新しい内閣が始まって最初の一般質疑なんですが、前の席にもう一人重要な閣僚が本当はいてほしいなと。それは竹中経済財政担当大臣なんであります。きょうはどうしてもほかの委員会とぶつかっているということなんで、一般質疑として本来であれば財務大臣に対して、新しくなられたわけで...全文を見る
○峰崎直樹君 その原則は当然のことだということですが、そこで私、前回予算委員会で有価証券全般の保有制限も含めて検討すべきではないかという質問をさせていただいたわけですね。その私の問題提起に対して柳澤大臣は、株式の保有制限からまず検討させてもらいたいという答弁をいただいたわけです。...全文を見る
○峰崎直樹君 前回、確かにこれは伸び過ぎているねというお話がありましたけれども、数字で申し上げますと、全国銀行百六十五行ベースなんですが、株式は四十三・〇兆円、国債保有残高は六十九・八兆円、約七十兆ですね、これはたしかことしの二月だと思いますが。やはりこれは非常に高いねと、自己資...全文を見る
○峰崎直樹君 どうも私の質問にまともに答えていただいていないのかな。つまり私が聞いているのは、もう七十兆円になんなんとして、恐らく三月末になったらもっと伸びてくると思うんですが、その水準については、大臣、ちょっとこれはやっぱり持ち過ぎなんじゃないんですかと聞いているんです。  ...全文を見る
○峰崎直樹君 大臣、ISバランスとかそういうところに持っていかれるとちょっと話が抽象化してしまうんで、もう端的に聞きますけれども、本当に今、先ほど申し上げたように株式は四十三兆円、国債保有は約七十兆円ですね。今、株のお話をされましたけれども、長期金利が一%、この間は五%という話を...全文を見る
○峰崎直樹君 前に研究会をやっておられて、これは危険性ありだなというふうに認識されたんですね。しかし、今はまだそこの段階には行っていないんじゃないかと。今はその段階に行っていないという根拠は何なんでしょうか。
○峰崎直樹君 そこで、もうヘッジできているんだと今おっしゃいましたよね。要するに、大丈夫だと、こういうことなんですが、私、前回の予算委員会のときに、これはヘッジできますかと。もし、国債保有あるいは債券保有のヘッジができるんだったら、株式の価格変動リスクも同じようにヘッジできるんじ...全文を見る
○峰崎直樹君 何だか答えにちょっと窮されているような感じがするんですが、ヘッジできているんであれば、モニタリングされていますね。じゃ、そのデータを出してくださいませんか。  つまり、業態別で結構ですから、その金融機関はいわゆる国債保有のリスクをこういう形でヘッジできています、ヘ...全文を見る
○峰崎直樹君 本当に大丈夫なら、数値でやっぱり私は示してもらうべきだと思うんですよ。例えば、それは国内行同士でやっているんですか。国内行同士だったら、片方は上がる方へ、片方は下がる方で、必ず相対になるわけですね、スワップですから。そうしたら、そういう先物をやっている国内同士がどの...全文を見る
○峰崎直樹君 今のお話よくわかりませんので、委員長にお願いします。  その種のデータをぜひ出してください。そのことをまずお願い申し上げたいと思います。
○峰崎直樹君 じゃ、お伺いしたいんですが、先ほどマーケットメカニズムが効いていると、こういうお話でございました。そこで、金融機関は期限の短いものを採用しているんだと、こうおっしゃいましたですね。  そこでお聞きしたいんですが、大手行に関しては、期限の短いもの、二年物とか五年物と...全文を見る
○峰崎直樹君 改めてこれも、大手行、それから中小、業態別で結構ですから、その銀行がどのような国債を持っているのか、地方債はどのような地方債を持っているのか、それは何年物が幾ら、そしてそれは残存期間どのぐらいか、利率はどの程度か、これは個別行とは言いませんが、業態別に出していただけ...全文を見る
○峰崎直樹君 柳澤大臣、きょうこの問題、事前に、もちろん細かいところまでは言っていませんでしたが、ずっとお話を聞いていて、大丈夫なんだと、多少伸びがひどいかなと思うけれども大丈夫だと。しかし、大丈夫だとおっしゃることを一つ一つお話を聞いていくと、いや、それは情報開示できないとか。...全文を見る
○峰崎直樹君 だから、個別行のことを明らかにしてくれと言っていないんです、業態別で結構ですということを私はしきりに申し上げているわけですよね。  それと、今のお話を聞いていても、なぜじゃ株式の保有の制限は加えられて、こちらの方だけは、余り今おっしゃっているような注意が行かないの...全文を見る
○峰崎直樹君 もう私の時間はこれで終わってしまうわけですけれども、冒頭、実は金融監督行政の基本についてお話をしました。  どんなポートフォリオを組もうとそれは銀行の自由判断だと。しかし、健全性という観点から、金融監督行政の責任者として、リスクに耐えられる自己資本の厚みをやっぱり...全文を見る
○峰崎直樹君 終わります。
05月29日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
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○峰崎直樹君 ちょっと冒頭、財務大臣にお伺いします。  これは新聞報道しかわかりませんので、昨日、年金の国庫負担の引き上げ問題について、国会の内部では、前向きに検討するということで検討される、つまり国庫負担の引き上げですね。ところが、その後、議場外でこれを取り消されたという。こ...全文を見る
○峰崎直樹君 報道によりますと、夕方、記者会見で訂正をされたというふうに聞いているんですが、それは事実と違うんですか。
○峰崎直樹君 この間、財務大臣の答弁は、忘れたとか記憶にないとか。そのときはまだ財務大臣はおもしろい答弁される方だなと私も思ったんですけれども、この種政策課題において答弁がこういう形でくるくる変わっていくということだと、とてもこれは財務大臣、大変失礼ですけれども、我々こうやって質...全文を見る
○峰崎直樹君 その質問を受けられたとき、ある意味では一つの前提条件として三十兆円以下だと、来年度の編成方針は。そういう中で、いわゆる基礎年金の税方式、三分の一から二分の一と。たしか二兆円前後必要だと思うんですね。そうすると、その二兆円というのはそれに上乗せてくるわけですから、当然...全文を見る
○峰崎直樹君 その閣議了解というのは具体的にどんなことですか。
○峰崎直樹君 内閣府の質問はこれで終わります。  そこで、竹中経済大臣にきょうは来ていただきました。本来、私はこんなところでこういう発言をしちゃいけないんでしょうが、経済財政担当大臣というのは財政金融のところで、経済財政諮問会議を担当されている大臣は当然こちらの方へ来られて所信...全文を見る
○峰崎直樹君 早とちりしている新聞記事なんでしょうか、日本経済新聞の日曜日の日には、「経済財政諮問会議の「新世紀維新のための経済財政政策 骨太の方針」案の要旨は次の通り。」ということで、基本的な考え方は略ですが、「本論・補論」のところで、「一、経済活性化と構造改革」、「二、社会資...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、この書いてある中身についてはそれほど的を外れたものではない、少しずれているかもしれないということで、この中身について少しお聞きしてもよろしいということで理解していいですか。
○峰崎直樹君 前の財務大臣、宮澤財務大臣は、これからの財政再建どうするんだという話をすると、必ず、六月には骨太な方針が出てきます、そして、そこではマクロモデルがあって、これは内閣府にある旧経済企画庁の研究所が今は精魂込めてつくっているから、それが出てくれば、国と地方の関係、あるい...全文を見る
○峰崎直樹君 前の財務大臣は、六月末にはできるから期待しておいてくれと、こういうことで、我々も本当にそれはできるんだろうと思っていたんですが、今のお話を聞くと秋から冬になるということで、何だか昔の元経済企画庁長官で、どなたとは申しませんが、景気はいつよくなるのかと言ったら、桜の花...全文を見る
○峰崎直樹君 さて、そこなんですけれども、八一年の改正というのは、私も、結果的にそれは財政赤字を膨らませて、あるいは投資減税において非常にいびつなものになったと思っていますが、八六年改正を恐らく評価されているんだろうと思いますが、今おっしゃった中で私が非常に気になるのは、八一年、...全文を見る
○峰崎直樹君 アメリカから、ちょっと今度は逆に日本に戻ります。  前回、九九年の税制改正で最高税率を、地方税も入れて六五%を五〇%まで下げました。高額所得者にとっては非常に大きな減税になりましたね。今、地方税を除きますと、たしか一三%ですから、三七%でしょう、最高税率は。アメリ...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、やっぱり我々、こういう新聞の情報だけで見ちゃいけないのかなと思うんですが、竹中大臣は日本経済再生の戦略にもそういうフラット化のことは提起をされているし、この経済・財政運営方針といいますか、この六項目の中にもかなり入ってきておりますね。「税制のフラット化な...全文を見る
○峰崎直樹君 納得できる税制のためにも、そういう公平性というものが担保できるインフラというのは私はやはり整備すべきだと。ところが、塩川大臣の今のお話を聞いていると、これは聖域なき改革をやろうという小泉さんの方針とはちょっと違うんじゃないかなと。あっちもありこっちもありいろいろ苦労...全文を見る
○峰崎直樹君 自治省、遠藤副大臣ですか、どう考えておられますか。
○峰崎直樹君 どうもよくはっきりしない。自治省は、これは固有の自分たちの税だと言うし、財務大臣は、それはどうもいろいろ論争がありますということをおっしゃっているんですけれども、ただこれは、地方交付税は法律ですよね。地方交付税法で定まっていますが、これは所管はどちらなんでしょうか。
○峰崎直樹君 そこで、財務大臣にお聞きするんですが、来年度予算のときに国と地方を三兆円減らさなきゃいかぬ、国は二兆円で地方は一兆円だと。その一兆円の中身がだんだんわかってきて、地方交付税を削減したいとおっしゃっているんですね。財務大臣、事前に総務大臣とその点についての了解はちゃん...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、財務大臣がそういう中身についておっしゃっているわけですね。その中身は、所管は財務大臣の所管なんでしょうか、それとも自治大臣の所管なんでしょうか。これ、財務大臣にお聞きします。
○峰崎直樹君 じゃ、総務省としては、総務副大臣、例えば来年一兆円削減しなきゃいかぬというふうに国で決まったとした場合、どういう財源を考えておられるのか、もしいい案があればお伺いしたいんです。
○峰崎直樹君 今おっしゃったところに非常に重要な点があるので後でまた詰めますが、その前に、同じ政府の機関の中に地方分権委員会がございますね。そこでは国の税源を移譲するという考え方が出されているわけですよ。そうすると、その際に当然のことながら、それは交付税ももちろん対象になるかもし...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、今、総務副大臣は起債の問題をおっしゃったんですよね。この地方債の問題は後で柳澤大臣とちょっとまた少し議論をしたいと思っているんですが、この起債の面倒を見るというのは何か法的な根拠があるんですか。つまり、起債をいたしますね、地方自治体が。そのときに、交付税で後...全文を見る
○峰崎直樹君 地方税法ですか。詳しくもしわかれば、何条何項にあるのか、ちょっと。
○峰崎直樹君 これは非常に重要なところなのでお尋ねしますが、国は、地方自治体が発行する債券について、それは交付税で補正係数を掛けているんでしょう、それを面倒を見ていますよと。それはどういうものが根拠なのかということを、こんな細かくまで私は要請していなかったから、今すぐわからなきゃ...全文を見る
○峰崎直樹君 今こちらの方でおっしゃるように、予算上措置をしている、単年度、単年度でということなんでしょう。要するに、これから先十年、二十年、地方債ですから、発行年限によって面があるんでしょうけれども、それは要するに毎年の予算措置でもって予算措置をしていますと。しかし、それを将来...全文を見る
○峰崎直樹君 私は、これは自治省だけ責められない面があるというのは、国の景気政策に地方自治体を総動員してこの十年間、失われた十年やってきたわけですね。何でもありをしてきたわけですよ。だから、実はその間、地方交付税もどんどん伸びてくる。基準財政需要額の伸びというのは一般会計の伸びよ...全文を見る
○峰崎直樹君 そんなことはないでしょう。私は予算委員会のときに、一元化しなきゃだめだということを、内閣を編成するときに政調会長も入れなきゃだめだよということを冒頭言って、政調会長は内閣と違うことをおっしゃっているじゃないですか。それは例えば、参議院選挙前にはもう議論しないと言った...全文を見る
○峰崎直樹君 これはもう一回確かめてくださいよ、正確に。決定する、つまり改革を実践するということを約束されたわけですから、これはぜひ確かめていただいて、大臣、もう一回頭に入れていただきたいと思うんですよ。そうでなかったら、あそこの段階で、いやこれは検討するよと、検討するよだけだっ...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、道路特定財源の問題については後で来たときにお話しして、じゃ、ちょっとさっきの地方債の問題のところで、今度は金融担当大臣にお聞きします。  これは前の村井副大臣からずっとお答えいただいていたんですが、地方債のBIS規制におけるウエートが、かつて日本も一〇%...全文を見る
○峰崎直樹君 このいわゆる地方債のリスクウエート問題というのは、やがて二〇〇四年の新しいBIS規制が入ってくると、これは相当厄介な問題になってくるんですね。  いわゆる縁故債、つまり格付をしないでとっていた自治体の債券というのは一〇〇%のリスクウエートになってくるわけですね。こ...全文を見る
○峰崎直樹君 総務省はいかがですか。
○峰崎直樹君 私も市場関係者の人からちょっと聞いたので、それぞれ額はどの程度かわからないけれども、例えば都道府県が減債基金とかいろいろな基金を持っていますよね。そのいわゆる基金をどういう形で運用しているかというところの中に、こういう劣後ローン、劣後債を持っているというふうにもちょ...全文を見る
○峰崎直樹君 法律はわかりました。だから、運用する人間が財政課長なのか出納長なのかわかりませんが、そういう方々がきっとそれをいろんな格好で運用しているんだと思うんですよね。時には郵便貯金に預けて、これは厄介な話に、一千万円までのペイオフ対象にならないから郵便局に地方自治体の預け入...全文を見る
○峰崎直樹君 よろしくお願いします。
○峰崎直樹君 私の質問の後に、今井澄議員が同じように念を押しているんですね。そこも後で調べていただきたいと思うんですが、今のお話を聞いていて、参議院選挙前に方向を打ち出すんでしょう。方向というのは一般財源化を打ち出すんでしょう。私は一般財源化も含めてやるんですよということを言った...全文を見る
○峰崎直樹君 この間、うちの菅幹事長が、ゼロベースというのもいろいろあります、見直さないゼロベースもありますと。要するに我々が主張しているのは、一般財源化を含めて検討するんですねと、そういうお話をしたときに、そういう方向を参議院選挙前に結論を出すとおっしゃっているわけです。きょう...全文を見る
○峰崎直樹君 私の後に今井澄委員も関連質問で質問をしていまして確かめていますので、そこを改めてもう一回ちょっと調べていただけませんか。今それは持っていらっしゃいませんか。
○峰崎直樹君 そうです。今井澄さんです。
○峰崎直樹君 今出ませんか。
○峰崎直樹君 質問時間は十九分までということで、延びておるようですが、あと一分あるんですけれども。  本当はいわゆる道路特定財源以外にもその他に特定財源がございますですね。その特定財源もすべて一般財源化を含めて検討するという理解でよろしゅうございますか。
○峰崎直樹君 一応それじゃ確認させていただきます。  議事録届きましたか。もし届いたら、ちょっと読んでいただきたい。──ああそうですか。  これは事実上時間もありませんので最後にしたいと思うんですが、きょうは経済財政諮問会議の担当、竹中大臣もお見えになっているんですが、新しく...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、その間、答弁が来るまで私は質問を放棄します。待っています。
○峰崎直樹君 そんなことないですよ。ちょっと待ってください、委員長、そんなことないです。さっき十九分と来て、しかもなおかつ答弁が非常におくれているわけですから、私は一分まだあるから、その一分の間に質問をしようと思って今していたわけですよ。
○峰崎直樹君 いやいや、プロセスの中じゃないですか、それは。それだったら、私はその一分間を残して、今井さんの議事録が来るまで待ちましょう。
○峰崎直樹君 改めて、今答弁来たようですので、読んでいただければと思いますが。
06月14日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎です。  きょう、ちょっと風邪ぎみなものですから、聞き苦しいところが出るかもしれませんが、お許しいただきたいと思うんです。  今、委員長からお話がありました竹中大臣、私は、今回に限らず、ぜひ財政金融委員会の主管大臣になっていただだく必要があ...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっと聞こえないんですが。
○峰崎直樹君 もう三月の段階で、今の景気のある意味では不安定化というか、景気が落ち込むことも織り込み済みだったということで今お話があったわけであります。  そこで、今いろんな方々からいろんなお話があるんですが、今、金融の問題、日本の問題を考えたときに、私はかねてから四つ大きいリ...全文を見る
○峰崎直樹君 そこでまた、もう一点、日銀の最近の動きでお聞きしたいところがあるんですが、それは、札割れ現象を起こしている、つまり短期債を買いオペをして、それが未達である、こういう状況から中期債の方に移っていっていると。もちろん通貨発行量が歯どめになっているんだろうと思いますが、こ...全文を見る
○峰崎直樹君 最後の発言は聞いていて大変頼もしく思ったわけでございまして、ぜひ頑張っていただきたいと思うんです。  実は、竹中大臣にお見えいただいておりますが、きょうあすの日銀の政策委員会・決定会合に大臣が出られるというふうにお聞きをしております。現職の大臣で、財務大臣とか金融...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、実態を見ながら機動的に対応してもらいたいということですから、これから先どんなことが予想されるのかわかりませんけれども、十分な連携をとってやる以外にないということなんだろうというふうに思います。恐らく、あす、あさっての会合も議事要録がやがて公開されますの...全文を見る
○峰崎直樹君 竹中大臣、ありがとうございました。何か国会法の定めによってこの財政金融委員会の主管大臣ではないということになっているようでありまして、これは私は早急に法律を改正してもらわなきゃいかぬなと。  実は、経済財政運営及び経済社会の構造改革、まだこの中身は変わってくるんだ...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、この素案をきのう私ども初めて見たわけでありますが、この素案の段階から、昨日の内閣府のスタッフの方は、閣議決定しますと。その閣議決定がいつなのか。それから、閣議決定に至るこれからのプロセス。わかる限りでいいんですが、教えていただけませんか。
○峰崎直樹君 そこで、時間の関係もありますから、言ってみれば予算編成のプロセスの問題について、これはこの素案の三十二ページになるんでしょうか、「予算編成プロセスの刷新」というところがございます。これは第五章の「経済財政の中期見通しと政策プロセスの改革」というところに入っています。...全文を見る
○峰崎直樹君 どうも議事録とかそういうのを見ると、まだ私は先ほど挙げましたような分野全般にわたって詰められていないような気がするわけです。  しかし、それこそ総理大臣のお得意の言葉では、始まったばかりですから、とりあえずは一般会計だけでというふうになるのかもしれませんが、日本の...全文を見る
○峰崎直樹君 忠実に予算編成に生かしていきたいということをおっしゃいましたので、この基本方針を策定されれば恐らくそうだと思うんですが、私ども聞いて、昨日もちょっと実は質問をしたんですよ、この予算編成プロセスというのは非常に大胆だなと。  内閣府のスタッフの方に聞いたのが余りよく...全文を見る
○峰崎直樹君 我々は野党でございますから、そういう与党の中のあれこれに今言うことについてはあれかもしれませんけれども、ただ、首相公選制を訴えられているんだけれども、こういう改革をしないで首相公選制だけを取り上げられるというのは、どうも私は小泉さんの発言というのは危うさを感じている...全文を見る
○峰崎直樹君 税の問題は重要だということで、節々に入っていますよということなんですが、読んでみると、そこは確かに、今おっしゃったように挑戦する人にこたえられる税制とか、いろんな抽象的な方向性は出ているんですが、全体的に、例えばフラット化をするとか、そういった所得税のあり方とか法人...全文を見る
○峰崎直樹君 そのあたり、恐らくこれは具体論が出てこないと、資源配分でより有効なところへ改革するという、今度、創造的破壊という表現をよく使われておりますけれども、私は、それはそういう改革をしなきゃいけない時期に来ているんだろうと思うんですが、しかしそのことが、ある意味では社会の連...全文を見る
○峰崎直樹君 まだ抽象的なところでしか議論していませんので、具体的なところで出てくるとまた今の議論も発展するのかなと思いますが、余り竹中大臣とだけやっても、関係大臣がおられておりますし、きょうは財政金融を中心にしながら、特に地方財政のところもぜひ議論したいと思っておりますので、折...全文を見る
○峰崎直樹君 今の発言を聞いていて、後でまたちょっと申し上げたいと思うんですが、銀行が抱えている国債、地方債、そういったものに対するリスクも当然これからはリスクテーキングしていかなきゃいかぬという時期ですよね。ですから、いずれにせよ、そのリスクをどう分散していくのか、あるいはそれ...全文を見る
○峰崎直樹君 このガイドラインづくりというのはいつごろをめどにつくられるような状況ですか。これはもちろん民間がつくっているんでしょうけれども、この秋の中間決算ぐらいまでに間に合うんでしょうか。
○峰崎直樹君 大臣、私は、そんなに政府の立場でというのは言わなくても、まさに銀行に資本注入しているわけですから、当然私的整理がされることに対する責任があると思うんですね。  その意味では、この段階においては余りその点は、民間だから民間でということで任せておいたら何にも進まないん...全文を見る
○峰崎直樹君 何かトーンダウンをしてくるなと思って。まあ六月の月末に、このまとめが総理の出発前だということでございますので、たしか二十七日というふうに聞いたんですが、竹中大臣、大体そのころで間違いないんですか、このいわゆる骨太方針がまとまるのは。閣議決定されるのは。
○峰崎直樹君 本来なら、その決定をされた後、これは予算委員会等で集中的に議論するべき課題じゃないかな。すぐ恐らく参議院選挙に入ってまいりますから、参議院選挙のある意味では選挙公約の闘いになるのかななんと思ったりもするわけですが、ちょっとそれは別の議論でございますが。  また引き...全文を見る
○峰崎直樹君 十年で二、三%。大変なものですね、これは半分以下になるわけですね。今六%といいますが、高いときは七、八%あったようにお聞きしますが、いずれにせよ、三分の一ぐらいに下げるということですね。これは私、実際上、地方においての公共事業というのは雇用問題になっていたような気が...全文を見る
○峰崎直樹君 公共、非公共はこれからも分けませんよと。しかし、公共にいわゆる国債がつくんでしょう、建設国債が。非公共で出そうとしたらこれは赤字国債だというふうになってきたんでしょう、今まで。そうしたら、片側だけやってこっちはやりませんというのは、これはつじつまが合わないじゃないで...全文を見る
○峰崎直樹君 そこを直さないとこれは変わらないんじゃないですか。財務大臣、どうですか。そこを直さないと、公共、非公共の区分はあるわ、赤字はなくするけれども赤字国債とか建設国債は残しますというのでは、これは何のことやらさっぱりわかりません。どうですか。
○峰崎直樹君 この骨太方針の中に社会資本という言葉が出てくるんですよ。その社会資本は、「市場メカニズムが円滑に機能するように「市場の失敗」を是正し、社会の安定を実現するために必要な「資本」である。具体的には、大気、水、」云々から、「道路、交通、水道など社会的インフラストラクチャー...全文を見る
○峰崎直樹君 今お話しになったように、大学の建物はあるけれども中にコンピューターとかそういうものはないとか、貧弱だとか、そういう箱物だけがやたら肥大化していっているわけですよね。病院だってそうですよ。中の機器よりも施設だけが大きくなっているんですよ。そういう弊害があちこちで起きて...全文を見る
○峰崎直樹君 竹中大臣、ちまたではこの構造改革をめぐって、特に一番最新のQEがマイナス成長だったと、二期連続マイナスだと。このデータも当てにならぬのですけれどもね。もう二、三年たってみたらプラスだったなんてとんでもない議論になるから当てにならない感じがするんですが、それにしても、...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、もう一回その三十兆のところに戻りたいんですが、今お聞きしていると、ことしの補正予算は原則考えていない、来年ももちろんこれは入らない。そうすると、来年度予算を編成されるときに、先ほど申し上げたように、特別会計どうするのか。ここが借金をすることも可能なんです。財...全文を見る
○峰崎直樹君 来年の地方財政計画をつくるときに、これは財務省としては当然、自治省との間でそのあり方については協議をして、そして今の考え方を財務省としては自治省に対して申し入れる、こういう理解でいいですか。
○峰崎直樹君 そうすると、今度は地方の方に移りたいと思うんですが、三兆三千億、今の中期経済見通しでは出てくる。そうすると、一兆を大体地方で我慢してくださいと、こういう話ですよね。  そうすると、この一兆円は、ずっとこの間、議論を聞いていると、地方交付税で削減するというようなこと...全文を見る
○峰崎直樹君 総務省からお見えになっていると思うんですが、そういう理解をされていますか。
○峰崎直樹君 そこの問題は非常に大問題だと思うんですよね。  交付税というのは、性格的にはこれは一般財源ですね。依存財源ではあるけれども一般財源だと思います。だけれども、いわゆる補助金を削減するということになると、これは国庫支出金ですから、特定のもう決められたものでございます。...全文を見る
○峰崎直樹君 何か文言が出ているものですから、これは合意されたのかなと思って今聞くと、どうやらまだ調整されるのかなと思いますが、しかし、事業費補正はやらないということですね。事業費補正というのは、私ちょっと正確でないかもしれませんが、十六ページに、この骨太方針にはこう書いてあるん...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、これから地方自治体が起債をしたら、その後は、国はそれを交付税では措置をいたしませんよということになるわけですね。非常に重要な点だろうと思いますが、確認だけですから。
○峰崎直樹君 モラルハザードを起こしているんだったらそれはもうやめようということになるのに、今聞いていると、何となくまだずるずるいくような感じがしてならないので、そこは早く定まった方針を出していただきたいし、これは恐らくこれから調整に入るんだろうと思いますが、さてそうなると、交付...全文を見る
○峰崎直樹君 若林副大臣、それは自分の言葉で語ってくださいよ。後ろの政府参考人の方々が目を凝らして多分見ているんだろうと思いますが。  そこで、やっぱり僕、拙速な議論というのはやっちゃいけないなと思うのは、地方自治体は今何をやらなきゃいけない時代になっているのか、地方自治体はな...全文を見る
○峰崎直樹君 まさにそうだろうと思うんですよ。そこのところを議論しなきゃいけないんだろうと思うんです。しかし、この間、中央政府はと言っていいんだと思うんですが、地方自治体を自分の手足のようにして、景気対策の道具としてずっと使いまくってきたわけですよ、端的に言えば、自治体からすれば...全文を見る
○峰崎直樹君 もちろん私は、こういう国会で、正式な場でのやりとりのことが真実だと思っていますから、それに応じてやらなきゃいかぬと思っています。  そういう意味で、交付税も含めて議論するということになると、これは地方自治体にとっての一般財源になってくる、依存財源ではあるけれども。...全文を見る
○峰崎直樹君 財政力指数が一を超えている団体で、災害がないのに毎年もらっているじゃないですか。具体的にどこの町と言いません。恐らくそれにはそれなりの理由があるんだろうと思うんですが、これは要するに、交付税特会の中で借金をしたものにも〇・六かかっていくわけですから、一兆二千億あるわ...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、午後またよろしくお願いしたいと思いますが、今度、地方自治体の借入金の問題、地方債、さらにはそれに絡んだ、銀行なんかの持っている保有に対するリスクの問題とか、そういった点について中心的に質問してみたいと思うわけです。  最初に、実は六月六日の衆議院財務金融...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、地方の負担分は具体的にはどんな形で、大臣は地方に何らかの負担をお願いする、こういうふうにおっしゃっているわけですけれども、その意味でどんなふうに負担をお願いされようとしているのか、この点、御意見があったらお聞かせください。
○峰崎直樹君 ちょっと私、耳が最近遠くなったのかなと思ったんですけれども、わかりにくかったんですけれども。  では、具体的に聞いてみます。  通常、国税五税の一定割合が今地方交付税になっているわけですけれども、その税率を引き上げるというのは国家財政ゆゆしき折多分ないと思うんで...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、地方自治体はもうみずから自分のところで努力してやれということですね。これは地方自治体にとって相当厳しい中身になってくると思うんですね。今までは地方自治体にどんどんやれやれと、差が出たらいつでも補てんしてやるぞということでやっておられたのに、今度は手のひ...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、法律ではやっているけれども、もとへまた戻って交付税でということになっちゃったら、これは何だかぐるぐる回りじゃないですか。何の解決にもなっていないという感じがしますが。これは法律で措定していると言うけれども、全然法律で定まったことの意味がないんじゃないかと...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、これは片山総務大臣がおっしゃったんですから、それと同じでいいですね。はい、確認いたします。  そこで、要するに今の交付税制度というのが入りよりも出が大きくなってしまっているわけですよね。こういう構造がやはり交付税特別会計の赤字を構造的に生み出しているわけで、...全文を見る
○峰崎直樹君 正確に聞き取れないんでよくわからないところがあるんですが、しかしいずれにせよ、今申し上げたような形で新しく発行する起債をもしこれから、今、総務大臣と同じ考え方だということですから、補助金をつけた、これは補助裏は全部起債してくださいと、その起債は全部面倒を見ますからと...全文を見る
○峰崎直樹君 まさに相談をしながらやっていかなきゃいけないんですが、今お話ししたように、モラルハザードを起こしているような事業費補正のところは、今後は起債として地方財政計画の段階で面倒を見ませんよと、このいわゆる精神、考え、方向性としては出てきているということですね。個々に法律で...全文を見る
○峰崎直樹君 地方公社の抱えている含み損というか、これは実際に簿価ですから、これは調べられる必要があるんじゃないですか、総務省として。実際に簿価といわゆる地価がございますでしょうから、その差額は実は不良債権なんでしょう。  ですから、その意味でいうと、今土地開発公社だけのお話を...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、要するに調べてくださいということを言っているんですよ。そして、早く公表してくださいよ。  私、竹中大臣来られたんですが、この骨太の方針の中にも、地方債の位置づけだとかあるいは地方の第三セクターのいわゆる不良債権問題というのは、何かこれ抜けているような気がする...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、一部事務組合のような形で残していく部分には面倒を見るよ、それ以外は面倒を見るわけにいきませんと、こうおっしゃったんですね。  では、その面倒を見るか見ないか、ここら辺の問題と、どうやって面倒を見るか、どういう方法で、この点は何らかの考え方はございますか...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに赤字再建団体にしちゃうということですね。それを今おっしゃっているわけですね。  私は、なぜ第三セクターの問題について触れているかというと、金融ビッグバンが起きて、この一、二年物すごい急増しているんです。金融ビッグバンだけではありませんが、もう銀行融資が非常...全文を見る
○峰崎直樹君 もう時間がなくなってきたので、またいつかその延長線でずっとやりますが、しかし、市町村合併という方法で救うといっても、フローじゃなくてストックで物すごい負債を抱えているわけです。これがわからないんですよね、今、自治省も総務省もおっしゃってくれません。だから、早く調べて...全文を見る
○峰崎直樹君 次回、またこれは引き続きやらせていただきますが、問題はリスクが残っているわけですね。そのリスクをどういう形で分担するのか、あるいはリスクはだれがとるのかという形で、今はどんどん自治体の借金がたまっていますが、必ずこれはだれかが後で面倒を見なきゃいかぬわけですね。それ...全文を見る
06月21日第151回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○峰崎直樹君 きょうはコミットメントラインの法案でございまして、実は前回も質問の材料を準備していたんですが、なかなか本題に入れなくて大変失礼したわけですが、最初に、時間がなくなったらいけないのでコミットメントラインを。前回実は私も共同提案だった方でございまして、今回もお誘いがあっ...全文を見る
○峰崎直樹君 これは融資の問題ですからあれですが、中小企業になってくると、ある意味では直接金融で、東京都がやり始めた、ローンを、貸し出したものを証券化していく、中小企業に対して束にしてそれをまた売り出していくというような仕組みなど、そういったいろんな意味で工夫を加える必要があるの...全文を見る
○峰崎直樹君 総務省の方はそういう御理解でよろしいんですか。
○峰崎直樹君 聞いていますと、ちょっと微妙に何かニュアンスが違うような気がしてならないんですが、今度はよりちょっと具体的に入っていきたいと思っているんですが、塩川大臣がおっしゃられて、国と地方の行政責任、あるいはミニマムはどのぐらいなのか、あるいは格差はどうかとかいろいろおっしゃ...全文を見る
○峰崎直樹君 かなり所得税とか消費税とか税に立ち入られたんで、私も、地方に税源移譲するときには何がいいかなというときには、思いつくのはきっとその二つぐらいだろうというふうに思ってはいるんですが、そこへ行く前に、議論している大前提で、やっぱり国も今、支払い能力というかソルベンシーと...全文を見る
○峰崎直樹君 一番効果があるのはそれだし、多分私も同じ考え方だとおっしゃったんだろうと思うんですね。  大臣、これだけはやっぱり確認しておきたいなと思っているのは、国のソルベンシーも今大変になってきている。ということは地方も大変なんです。後でちょっと第三セクターの問題も申し上げ...全文を見る
○峰崎直樹君 そこの地方自治の本旨というところは、憲法に「地方自治の本旨」としか書いていないんですよ。だから、これは地方自治法とか地方財政法とか個別法にまた譲るんですけれども、非常にそこのところがあいまいになってきているのかなという気がしてならないので、地方自治体の経験をされてい...全文を見る
○峰崎直樹君 これから大いに改革をするということですから、総務省にはまた恐らく言い分があるだろうと思うんですが、ちょっと先に進まさせていただきたいんです。  そういう改革の方向をずっと考えていったとき、要するに、もう国もそれぞれソルベンシー大変ですよ、自治体も大変な時代になって...全文を見る
○峰崎直樹君 私は、しかし早とちりだというふうに思わないんですね。お話を聞いていると、地方債出しても大丈夫だよ、後はもう国が全部面倒を見ていくからと、要するにリスクウエートゼロですから、国の国債が今ゼロだから、それに対して我が国は地方自治体を全部保護しているんだと。この体制をいわ...全文を見る
○峰崎直樹君 その実態です。それと含み損。
○峰崎直樹君 だから、三公社。
○峰崎直樹君 第三セクターと土地開発公社は違うでしょう。公社は法律に基づいてつくられているんですね。土地開発公社、住宅公社、道路公社、所によっては高速道路公社、その全貌を明らかにしてくださいということを言っているんです。
○峰崎直樹君 全然だめですね。さっき何とおっしゃいました、民間の調査によればとおっしゃった。私は、地方自治体の二五%以上出資しているところ、五〇%と、基準がはっきりしていることはわかります。それ全部に対して、今一体そこがどういう状態になっているのか。各種の経済雑誌あるいは週刊誌等...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、総務省が、地方自治体がそれぞれの分権でやっているんですよと言えばそれまでかもしれないけれども、要するに総務省は、全国三千三百の自治体のいわゆる表面的なフローの、資金の流れとかそういうものはつかんでいるかもしれない。それもだんだん悪くなっているということ...全文を見る
○峰崎直樹君 そういう意味で明解だと思います。  だから、私、後でまた御意見あったら聞きますが、早く全体像をつかんでもらいたい。これは金融機関の不良債権も同じなんですよ。早く全体像を正確につかんでくださいと言っているのに、どうもそこのところがぐずぐずして、一九九二年以来、失われ...全文を見る
○峰崎直樹君 財政金融委員会なのに地方財政の問題を言っているというのは、もう地方財政の問題も国が全部面倒を見るという構造を変えようとするのが、つまり国の財政当局の立場としてどうあるべきか、金融の立場からどうあるべきかということを議論するためにやっているわけで、確かに総務省がその責...全文を見る
○峰崎直樹君 問題意識が非常に合ってきたような気がしますが、破産というと、何か法人格がなくなって、地方自治体といわゆる民間営利法人とを同格に私も扱っているつもりはないんです。だから、先ほども言っているように、地方自治体を再建する、あるいは地方自治体を早期健全化するというか、そうい...全文を見る
○峰崎直樹君 終わります。
10月25日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第4号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございますが、きょうは、先日の両大臣の所信表明に対する一般質疑でございますので、ぜひこれからの論議を進めていくための前提としてかなり広範囲にわたってお話を聞かせていただければというふうに思っております。  竹中経済財政担当大臣は来ていただけ...全文を見る
○峰崎直樹君 マイナスに多分なるだろうと、こういうふうに予測されているんですが、そういう予測で大体間違いないでしょうか。
○峰崎直樹君 実は四—六の数字を見たときに驚いたのは、名目が年率換算一〇%を超えるマイナスなんですね。いわゆるデフレというもの、つまり日本経済の名目値がどんどん小さくなっていっているということが大変大きな問題だと私は思っています。  その意味で、今年度の物価上昇の見通しについて...全文を見る
○峰崎直樹君 日銀総裁にお伺いしたいんですが、日銀は通貨の番人でございます。まさに物価がどうなっていくかということについても見通しは出されておりますが、この物価上昇について日銀としてはどんな見通しをされているのか、あるいは、たしか半年に一回見通しを公表されるというふうに聞いており...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、内閣府の方も経済見通しは予算が出るまでに再度出しますと、物価見通し、日銀の方も近々には発表しますと。残念ながらきょうの議論のためにはなかなかそう進まないんですが、しかし、いろいろ条件を聞いてみても、どうも今年度はもうマイナス成長になるんではないか、あるい...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、竹中大臣、今おっしゃって、個人消費が比較的堅調だったと、こういうことですが、アメリカの同時多発テロ発生に伴い、アメリカの経済が急速に減速になってきている。それに伴って、例えば半導体だとかあるいは自動車の輸出だとかどんどん下がってきている。そして、相変わら...全文を見る
○峰崎直樹君 何か二つのことをおっしゃっているんですよね。二つのことをおっしゃっているんですよ。つまり、信念として経済をマイナス成長には陥らせない決意だ、それから構造改革を進めることもやっていきたいと。  二つのことをおっしゃっているんですが、今、構造改革の方は後でまたちょっと...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、マイナス成長にさせないための努力というのは具体的にはどんなふうなことを考えておられるんですか。
○峰崎直樹君 何もやっていないとは言っていないんです。今タクシーの運転手さんのお話をなさいましたけれども、それとどう関係するのか私もちょっとわからないですが、しかしいずれにせよ政府が──今、九五年、九六年とおっしゃって、ちょっとこれは私、恐らく九八年、九九年、あるいは九九年、二〇...全文を見る
○峰崎直樹君 経済対策が始まったのはバブル以降、九二年の宮澤内閣からです。私は、ちょうど当選してすぐでございましたからよく覚えているんです。その当時の宮澤総理大臣の発言というのは極めて無責任でして、まあここで披露することもないんですが、私たちが経済は大変だ大変だと言ったら、いや峰...全文を見る
○峰崎直樹君 わかりました。表現の問題は別にして、我々はよく、失われた十年と、こう呼ぶんですよ。その始まりというのは、やっぱり九〇年代の前半から始まっているわけですよね。  そこで、今ちょうど歴史の話になったので、余り財政の歴史ばかりたどる必要はないと思うんですが、これは逆に、...全文を見る
○峰崎直樹君 竹中大臣、最後まで出席できないというお話なので、ちょっと金融のところに実は竹中大臣にお聞きしたいことがありましたので、その点を少し触れさせていただきたいと思うんです。ちょっと財政から離れてしまいます。最後までいていただくと議論がうまくかみ合ってくるんだけれども、ちょ...全文を見る
○峰崎直樹君 それで、実は改革工程表の中に特別検査を実施するということを書かれてありますが、ちょっとこれは金融担当大臣にお聞きしたいんですが、これはいつから着手をされて、これは今度の中間決算に反映されるのかどうか、そういったことについてはどういうふうにお考えになっていますか。
○峰崎直樹君 竹中大臣、これは経済財政諮問会議として改革工程表に入れたわけですね。これは早急にやろうということですよね。早急にやってもらいたいということですね。  そうすると、金融庁が特別検査に今月から入っていると。そうすると、逐一それは報告を経済財政諮問会議としては当然のこと...全文を見る
○峰崎直樹君 構造改革に着手をされ、構造改革を急ぐとおっしゃっているんですよね。ところが、ずっとお話を聞いていると、その種の問題になると急に何か、つかさつかさに任せるとかあるいは膨大な仕事量、それはそうだろうと思うんです。だけれども、これがまさに国際公約として、日本の不良債権問題...全文を見る
○峰崎直樹君 プライマリーバランスを黒字にさせる、当面まずそこが、三十兆枠というのは恐らくまだまだ生ぬるいんで、プライマリーバランスの黒字というのが非常に大きい。将来はさらに、六百六十六兆、GDP以上になっているやつを削減しなきゃ大変だと思うんですが、そのプライマリーバランスを歳...全文を見る
○峰崎直樹君 それは、年内にそこら辺までの議論をしたものが出るということじゃなくて、年内のめどというのは、そうすると一体どんな中身のものを想定されているんでしょうか。それだけをお聞かせ願って、竹中大臣への質問を終わりたいと思います。
○峰崎直樹君 本当にやりづらいなというふうに思っておりますが、きょうはありがとうございました。よろしくお願いしたいと思います。  そこで、また行ったり来たりするんですが、今度は、日銀総裁にお見えになっていただいておりますので、日銀の金融政策を私の方からも質問させていただきたいと...全文を見る
○峰崎直樹君 総裁、今のお話を聞いていますと、確かにそれぞれの市場で金利がさらに一層低下したという効果があらわれてきたと。  構造改革の中身について、一つは不良債権問題を処理してもらいたいと。これは不良債権の多分、引き当てを積むという作業ももちろんそうでしょうが、最終処理を恐ら...全文を見る
○峰崎直樹君 次の質問を先取りして答えられてしまって、本当に答えになっていないなというふうに今聞いているんですが、それはちょっと後にまた構造改革との絡みで聞きたいと思うんですが。  そこで、塩川大臣と柳澤大臣にお二人にお聞きしたいんですが、経済財政諮問会議等でもそうだし、巷間あ...全文を見る
○峰崎直樹君 柳澤大臣は。
○峰崎直樹君 十月一日に内閣府主宰でフォーラムがあって、日銀の中原さんという政策委員の方が、物価目標を政府が設定したらどうだと、こういう話が出ているんですよね。日銀の政策委員会の内容は我々も後でフォローすることができるんですが、日銀総裁、こういう意見が恐らく大分中にあって議論して...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで今度は、先ほどもうちょっとお答えになったところがあるんですが、ゼロ金利にしていることが日本の経済を、構造改革をおくらせているんではないかという意見があるわけです。つまり、ゼロ金利ということは実質金利を生まない資本ということになるわけですから、むしろ逆に、金利が...全文を見る
○峰崎直樹君 まだ何かかみ合わない議論になっちゃったような気もしますが、日銀総裁、結構でございますので。
○峰崎直樹君 それでは、銀行の不良債権問題を中心にちょっとお話をさせていただきたいというふうに思います。  何か二転三転したりして大変柳澤大臣恐縮でございますが、小泉首相が十月四日の衆議院予算委員会で、要するに「信用されていないんですよ。」と、こうおっしゃったんですね。これは、...全文を見る
○峰崎直樹君 今、市場の一部からと、こうおっしゃったんですが、世界各国を回ってこられましたね。それと、最近APECで上海で、総理大臣がブッシュさんからまた、日本の金融問題、不良債権問題を何とか早く解決してくれと。IMFは絶えず日本の金融行政に対する警告を発して、これまではIMFの...全文を見る
○峰崎直樹君 今お話を聞いていて、要するにここではしゃべれないことがあると、この会話の内容。これは恐らく、こういうある意味では秘密会でないですから、多分そういうことをおっしゃっているんで、国際的にどんな話し合いが行われて、これは我々からすれば、IMFとかあるいは国際社会からどんな...全文を見る
○峰崎直樹君 何だかよくわかったようなわからないような話なんです。どうも大臣の話は後で議事録を正確によく読んでみないとちょっとわからないところがあるんですが。  マンパワーが足りないということを先ほどおっしゃっている。今年度の改革工程表を見ると、毎年検査をしなきゃいけない。そし...全文を見る
○峰崎直樹君 ある意味では、総理からそこまでおっしゃられるというのは、総理なりの一流の表現だとおっしゃいましたけれども、私はやはり金融行政の責任者に対する不信というものが出てきているんじゃないかなというふうに思えてならないわけでありまして、この問題は引き続き、これからの財金委員会...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、これは司法の場で最終的には決着をつけるということになるんだと思うんですが、そうすると、持ち株会社ができるということ、独禁法第九条の改正に伴ってこういう問題は必ず起きてくると。  そうすると、本来、大和銀行の問題を追及する株主代表訴訟制度というのが非常に...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。ぜひ検討していただいて、立法の趣旨、進めていただきたい、改正していただきたいと思いますが、ちょっともうあと五、六分しかなくなりましたので、次々とアトランダムに行きますので。  財務大臣、七月二十三日に日本証券業協会会長に、深刻な決意で株価に...全文を見る
○峰崎直樹君 それはどういう趣旨でそういうふうに、真剣に対応するというのはどういうことなんでしょうか。ふまじめに対応していたんですか。
○峰崎直樹君 そういう趣旨でやるのはわかるんですが、深刻な決意で株価に対応してくれという、要するに、株式市場の株価に対するある意味では財務大臣としての、すわ介入かと思ったわけですよね。今のお話を聞いていて、要するに、株式市場が本当に活性化するようにみずからも努力という意味ではやっ...全文を見る
○峰崎直樹君 財務大臣、これはもう地方の自主性に任せるということでよろしいでしょうか。イエスかノーかで結構です。副大臣で結構です。
○峰崎直樹君 交付税の中で、総務大臣もどこかで答弁を認めておられましたけれども、いわゆる事業費補正。要するに、これをやりなさい、いや金がないんだ、借金した、その後それは交付税で面倒を見てやると、この仕組みだけは何とかしようよという話があったように聞いているんですが、そこの検討は進...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、来年に間に合わないですね、これは。  それは別にいたしまして、今度はじゃ道路特定財源問題についてお聞きします。  国土交通省、お見えになっていますか。  どうなんですか。見直しするということについて、私どもは随分予算委員会等で、総理大臣から厳命が...全文を見る
○峰崎直樹君 何かお話聞いていると、総理大臣が六月の予算委員会で改革しますということで本当に力説された割に、何か全然進んでいないんですね、今まで聞いていると。関係省庁との連携しながらとかという。  大体、その暫定税率が設定されたのはいつですか。相当古いですよ。ヨーロッパの税率と...全文を見る
○峰崎直樹君 たくさん質問を用意しておりましたけれども、後日また進めたいと思います。今の反論もまたいつかしたいと思いますので。  終わります。
11月02日第153回国会 参議院 本会議 第8号
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○峰崎直樹君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となりました銀行等の株式等の保有の制限等に関する法律案について質問いたします。  小泉総理は、十月四日の衆議院予算委員会で、我が国の金融機関と金融庁はマーケットから疑念を持たれているとお認めになりました。そこで柳澤金融...全文を見る
○峰崎直樹君 大変論議をしたいことは委員会に譲りたいと思いますが、どうしてもやはり代表質問の中でお聞きしておきたい点がございます。  柳澤大臣に再質問させていただきたいと思いますが、先ほど、なぜマーケットから疑念が持たれているのかという指摘に対して、民間はマクロの分析と比較して...全文を見る
11月08日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○峰崎直樹君 法案の中身に入る前に、前回のこの財政金融委員会で質問をさせていただいたことと関連をしながら少し質問をさせていただきたいと思うんですが、まず、私は前回指摘をできなかったんですが、どうも金融庁のこれまでの不良債権問題に対する改革のある意味では中身がかなりぐらぐらしていた...全文を見る
○峰崎直樹君 今四%という数字を出されましたけれども、これはどこかオーソライズされる根拠はあるんですか。
○峰崎直樹君 大臣、この間からずっとお話聞いていると、要するに、民間のシンクタンクだとかそういうところはマクロで不良債権もと、なかなか民間の調査については余り信頼されていないところがあるんですが、今の話になると途端にスタンダード・アンド・プアーズだとかあるいは日本のシンクタンクだ...全文を見る
○峰崎直樹君 もう一つちょっとお聞きしたいんですが、今、要管理債権とおっしゃいましたですね。私ども、骨太の方針を読んだときは、破綻先あるいは破綻懸念先、要するにⅣ分類、Ⅲ分類とお話を聞いて、要管理債権というのがそこの中に入ったというふうに思わなかったんですが、そのあたりはどういう...全文を見る
○峰崎直樹君 それは後でまた話を戻していきたいと思いますが、どうも大臣のお話は、答弁のときによく耳を凝らしているつもりなんですが、よくわからないことが多くて、実はちょっと前回の財政金融委員会で、諸外国に対して出向かれたと、IMFだとかあるいはイギリスやアメリカの方に行かれて関係者...全文を見る
○峰崎直樹君 言いにくいことがあったら、私も前回のとき、それは問題があるのであれば議事録だとか秘密にしたってお話を聞かせてもらっていいじゃないかという話をしたわけですね。そうしたら、そこまで大仰に構えられる必要はないですよということでお話しなさったんですよ。不良債権処理とマクロ経...全文を見る
○峰崎直樹君 十月三十一日の衆議院の財金委員会で、金融庁長官の森昭治さんがたしか新生銀行に対して話をした中身で、何か同じようなやりとりを聞きまして、それは細かい具体的なことはなかなか言えないというような話でありましたけれども、私は何かそこら辺、もう少しフランクにお話しなさったのな...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、不良債権の処理を急いで早くやった方が経済にとってはいいと、こういうマクロの考え方ですか。
○峰崎直樹君 はい、わかりました。  それでは、先に進ませていただきたいと思うんですが、特別検査の中身でございます。  実は、改革工程表にも載ってまいりました、特別検査と。前回も私は少し質問させていただいたわけでありますが、この中身が、十月二十八日付の日経新聞に「要注意先債権...全文を見る
○峰崎直樹君 いわゆる改革工程表の中で特別検査というのが入ったわけですね。入った理由は、原因はやっぱりマイカルの破綻の問題ですか。そこら辺、少しお話しいただきたいと思います。
○峰崎直樹君 そういう意味では、市場のシグナルに敏感に反応しようという、タイムラグの、この間本会議で質問させていただいたわけですけれども。  そうすると、こういう疑問がわいてくるんですよ。つまり、市場のシグナルをもっと感度よく入れたいとおっしゃっているときには、多分それは株価の...全文を見る
○峰崎直樹君 金融庁が貸出先の情報を持っているということを言っているんじゃないんです。金融庁は、銀行の検査を通じて、金融機関の検査を通じて、一体それはどういう状況になっているかということを把握をされているわけですね。要するに、分類債権がどうなっているかということをやるわけですね。...全文を見る
○峰崎直樹君 今おっしゃられたマニュアルのところ、例えば破綻懸念先のところに、検査マニュアルの中で破綻懸念先の査定のただし書きの中にこう書いてあるんです。「金融機関等の支援を前提として経営改善計画等が策定されている債務者については、以下の全ての要件を充たしている場合には、経営改善...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、要注意先を破綻懸念先にしてつぶせと言っているんじゃないんです。問題は、ある条件、いろんな銀行が融資をしているからとか、あるいは経営再建計画を持っているからといって、それをいわゆる要注意先とかあるいは問題のない債権にするとか、そういうある意味では扱いそのもの...全文を見る
○峰崎直樹君 心情的には近いということをおっしゃられたんですが、要するにそういうふうにした方がいいねということだったら、私は、金融行政の責任者として直ちにマニュアル改定やられたらいかがですか。それは、金融庁としてそういうものを毎日やっているわけですから、検査はこれからもやるんでし...全文を見る
○峰崎直樹君 問題意識は同じだと。先ほどの心情的に同じとどこが違うのかわからないのですが。しかし、特別検査というものを実施すれば、じゃ本当に第二、第三のマイカルのようなものが出てきたらこれは防げるんですか。その自信ございますか。責任者としてどう考えておりますか。
○峰崎直樹君 そういうことを言っているんじゃないんですよ。要するに、今のマニュアルで十分やれるんだというふうにおっしゃっているんでしょう。私は、今のマニュアルの中には、要するに破綻懸念先なのに要注意債権になってしまう要素がここにありますねと、だからこの点をやはり直さなきゃいけませ...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっと何かわからない、何かまたごまかされているような感じがしないでもない。ごまかすというのはちょっと表現を訂正いたしますが。  大臣、私がさっきから言っていることは、破綻懸念先であるものを要注意先に落としてもいいですよという条件がるる書いてありますね。書いてあり...全文を見る
○峰崎直樹君 私は大分違うと思っているんです。  というのは、要するに、資産査定をしたんだけれども、銀行の支援とか改善計画がなかったらこれは破綻懸念先になりますという債権でしょう。その債権を、銀行の支援と改善計画があるから、これを要注意にしておいていいという判断をするわけです。...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっと今お話を聞いていて私自身がまだ納得できないなという感じなんですが、しかしいずれにせよ、日本のいわゆる不良債権問題というのが、ことしに入っても、森前総理大臣がアメリカに行ってブッシュさんに約束をしてくる、そして新しく小泉内閣になってもこれが最重要課題だと、こう...全文を見る
○峰崎直樹君 それで、この著しい下落というのは、一体これは、もし数字の問題で答えていいということであれば、事務方でもし数字の問題だけでしたら構いませんから後でやっていただきたいんですが、ここで著しい下落というのは一体どういうときに著しい下落になるのか、これを明確にしていただきたい...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、五〇%を割ってしまったような場合、これは本来ならば、当然これは減損処理をしなきゃいけないんじゃないかと思いますが、その点はいかがでございましょうか。
○峰崎直樹君 合理的な何と言いましたですか、もう一回。
○峰崎直樹君 合理的な反証というのは、具体的にはどんなことでしょうか。
○峰崎直樹君 株価の回復というのは、そういうのは、この公認会計士の皆さん方は、これは株価の回復が将来見込めるということを判断されるんでしょうか。どうですか。みんな買いますよ、それじゃ。
○峰崎直樹君 要するに、今の話を聞いていても余り回答になっていないなと思うんです。何でこんなことをするのか。決まったことを、いや、こういうときは合理的な事情がある場合にはいいですよと、こう言っているけれども、どう見てもこれは、いわゆる配当原資がだんだん枯渇してくる、株価も下がって...全文を見る
○峰崎直樹君 これは中間決算なんですけれども、これは本決算でもこういうことをやられるんでしょうかね。会計処理ですからそういうことはあり得るわけですね、じゃ。  そうすると、いつまでたっても、せっかく時価会計とかそういうものを導入されているのに、実態的には、この金融機関に対しては...全文を見る
○峰崎直樹君 どうも私もバランスシートと損益計算書とごっちゃになっているせいもあるのかもしれませんが、そこら辺が非常に会計基準が変わったということで、実はけさも私たち部門会議で勉強会をやって、なかなかわかったようなわからないような、自分自身のまだそこのところがないのかもしれません...全文を見る
○峰崎直樹君 午前中最後のところで、金融商品にかかわる会計基準というので、実はけさ私も資料をいただいて金融庁から説明を受けた中身ですが、要するに今回、今問題になっている四つの大きな監査法人が、五〇%以下に株価が下回った場合、これは将来回復の見込みがあると認められる場合を除き、時価...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、この四大監査法人はなぜ今回、本来かなりBSにもPLにも計上しなきゃいけないにもかかわらず、多分これはPLの方だと思いますけれども、それを載せないで進めようとしているのか、そこら辺は、金融庁としてはその理由はつかんでおられますか。
○峰崎直樹君 どうも銀行が、やはり配当原資が非常に枯渇してきていると、それゆえそういう会計処理をしなきゃもたなくなっているんじゃないのか。これは、何も今回の会計基準の問題だけじゃなくてほかの面でも、そういうある意味では銀行の配当原資、例えばある銀行は持ち株会社になる、持ち株会社に...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、ペイオフの方の話にちょっと進めさせていただきたいと思うわけですが、昨今の新聞を読むと、きょうは補正予算の議論じゃありませんが、補正予算については三十兆のことしの国債発行枠を守る守らないが議論になっていましたけれども、このペイオフについても、金融担当大臣にお...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、お聞きしたいんですが、例えば名寄せに必要な体制整備というのはほぼ大体整ったというふうに見ておられますか。
○峰崎直樹君 総務省にちょっとお尋ねしますが、自治体には、要するに公金を預けているんですね、そういう公金を預けている金額はおよそ二十兆円ぐらいあると言われているんですが、その自治体の二十兆円に及ぶ公金の扱いというのはどういうふうに処理されているんでしょうか。
○峰崎直樹君 ちょっとお尋ねするんですが、郵便局に預ける例というのが前にもちょっとここで議論になっていたことがあるんですが、そういう形でやっている、あるいはそういうところがふえていくということはありませんでしょうか。総務省です。
○峰崎直樹君 承知していないということはわからないということですか。それとも、調べてみないとわからないということですね。
○峰崎直樹君 かつてこの委員会でも同僚の浅尾慶一郎君の方がそういう事例を挙げておりますので、私は、やはり下手すると郵便局がそういう公金を扱うような形に、一般的には余りないだろうと思いますが、そういうものが仮にあったとしたら、そこにみんな安全有利な郵便貯金だということで行ってしまう...全文を見る
○峰崎直樹君 今おっしゃられた一一・七%から一〇・九%と、数字は〇・九ほど下がるという。それでも、これは我々からすれば、ああ自己資本比率を二けた、大手行で平均ですけれども、できてるんだなと。そうすると、ある意味では、先ほど原口局長が約九兆円ばかりはこれから市場で売っていきますよ、...全文を見る
○峰崎直樹君 私の聞いている数字からするとちょっと影響が少ないなと思っているんですが、これは恐らく全国銀行ベースなのかもしれません。  ちょっとお尋ねするんですけれども、衆議院の財金委員会で我が党の永田議員とやりとりをしていましたね。実は国債の長期保有が四月がたしかピークになっ...全文を見る
○峰崎直樹君 ずっと我々は、銀行は中小企業とかあるいは企業に対する与信をふやさないで、それを減らして国債をずっと買い続けているじゃないか、こういう批判をずっとしてきたんですよね。そうすると、企業に対する与信はふえない、国債の保有残高も減らしていくというのは、マネーは一体どういうふ...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。  また、ここら辺、少し注意深く進めていかなきゃいかぬと思っているんですが、そこで、先ほどの話に入りますが、株式の保有についてこういう機構をつくる、つまりセーフティーネットだと、こうおっしゃられているわけですが、であれば、今度は国債、あるい...全文を見る
○峰崎直樹君 それでもしかし、ティア1を超える国債を保有しているということは間違いないわけですね、大量に。そうしますと、長期金利が一%というわずかな金額でも、先ほどあったようにかなり毀損するわけですよね。そうすると、これから長期国債がどういうふうになっていくか。  きょうは副大...全文を見る
○峰崎直樹君 もうあと二年先ぐらいまでわかれば。
○峰崎直樹君 ちなみに、財投債はどのぐらい発行する予定になっているか教えてください、五年間。
○峰崎直樹君 いずれにせよ、これから七年間は要するに経過措置があるわけですから、そうすると、少なくなっていくか多くなるかは別にしても、財投債というのはまさに国債と同じような形になりますね。  そうすると、もう平成十七年度ぐらいになると恐らく百兆を超える借換債になる。それに、今、...全文を見る
○峰崎直樹君 そういう対応だけで本当に大丈夫ですか。私はどうも大丈夫とは思えないので、本当に国債の暴落という問題に対して注意が必要なんじゃないかなというふうに思っております。  なかなか財務大臣が帰ってこられないんですが、十五分までということだったんですけれども、帰ってこられま...全文を見る
○峰崎直樹君 あのときはテレビでもう全国に放映されておりますから、銀行に対する問題意識は非常に仙谷議員と柳澤大臣、その点では一致しておりましたから、そういった公的資金を投入している銀行の問題ですから、これはやはり堂々と株主として当然そこに一定の影響を与えるべきではないかなというふ...全文を見る
○峰崎直樹君 一紙、多分、私この一紙を持っているんでしょうかね、日本経済新聞でございますけれども。どういう趣旨でお話しなさったんでしょうか。
○峰崎直樹君 発言なさったのは、要するに、権限外のことだけれども、実は過剰債務の企業に対しては選別することに行政も関与していいんじゃないかということを、これ銀行に基準を示すと書いてありますよね。どういう中身をおっしゃったんですか。ちょっと、もう一回。
○峰崎直樹君 いいですよ、それは。国務大臣ですから、当然……
○峰崎直樹君 もう時間が来ましたので終わりますけれども、しかし、商法の強制放棄の規定からしたら、債務超過になっているんだったら、これはもう債務超過の時点でもうあれじゃないですか、金融機関はそれにもし融資しているといったら、これはもうつぶさないとどうもならないんじゃないですか、こう...全文を見る
11月20日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○峰崎直樹君 ただいま議題となりました銀行等の株式等の保有の制限等に関する本法律案に対し、民主党・新緑風会を代表し、反対の討論を行うものであります。  民主党は、九八年の金融国会において、金融システムから不良債権といううみを完全に取り除き、破綻した金融機関を即座に市場から退出さ...全文を見る
11月22日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第12号
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○峰崎直樹君 私は、民主党・新緑風会を代表して、租税特別措置法等の一部を改正する法律案に対し修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。  これより、その趣旨について御説明申し上げます。  現在、我が国の証券市場改革の最大の課題...全文を見る
12月06日第153回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
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○峰崎直樹君 塩川大臣、ありがとうございました。本来であれば、議員立法でもありますし金融関係ですから、大臣、直接担当でないわなと。しかし、これで実は臨時国会が終わるわけですね、今のまま順調にいけば。閉会中審査ということももちろんあるわけですが、どうしてもちょっと聞いておきたいとい...全文を見る
○峰崎直樹君 懸念をしていたというよりも、過去のある意味では国債累増のツケが今来ているんだろうと思いますが。  そこで、第二次補正予算を組まれたわけでありますね。これはちょっと事前の質問というところに入っておりませんけれども、なぜ第二次補正を組まれたんでしょうか。この財金の委員...全文を見る
○峰崎直樹君 しかし、中身を見ますと、七分野における公共事業だとかいろいろ注釈が書いてありますが、何か第一次のときよりもむしろ公共事業、いわゆる需要追加型になっているんじゃないですか。これは、この間、柳澤大臣あるいは竹中大臣も来られていましたけれども、そのときのやりとりからすると...全文を見る
○峰崎直樹君 景気対策としていわゆる改革の中身が入っているんだというよりも、私どもがいただいた資料を読むと、むしろこれはセーフティーネットの一次対策よりもこの二次補正の中身の方が、今何か専らその二兆五千億の枠の中で募集しておられるそうでありますが、そういう中身のところを見るとどう...全文を見る
○峰崎直樹君 いずれにせよ、このBタイプというのはこれはたしか補助金型になるんですか、そうですね。補助金型になるということは、これは主要には自治体ですね、これは第三セクターになるかどうかは別にして。そうすると、このBタイプを使うということになると、地方自治体はそれに合った裏負担を...全文を見る
○峰崎直樹君 個別対応を国が責任持ってやりますと、こういうことですか。
○峰崎直樹君 来年度から地方の歳出も一兆円ぐらい削ってくださいよと、こういうことをかねてからおっしゃっていますよね。そして、私は、景気対策として地方自治体をこれ以上振り回していくということについては個人的には反対なんですが、その意味からすると、この第二次補正の中には相当これから問...全文を見る
○峰崎直樹君 来年度は名目と実質の乖離というのは起きますか。つまり、デフレは回避できるというふうに予想されていますか。
○峰崎直樹君 そこのところは、時間がある意味で早過ぎる質問をしているから、これは私の方で先走り過ぎているということなんだと思うんですが、財務大臣、来年度の歳入歳出の関係で三十兆円という枠がございます、国債発行額の。きょうも新聞には小泉ボンドをつくれとかいろんなことが出てきています...全文を見る
○峰崎直樹君 何遍も聞かなきゃいけないほど、先ほども、国会で聞いたら、与野党でいろいろ要望が強いから私は考え方を変えましたという、明確にはおっしゃっていませんが、そういうふうに切りかえられたんでしょう。そうすると、何遍も言っているけれども、またころっと変わるかもしれない。道路特定...全文を見る
○峰崎直樹君 私は実は民主党の財政金融部門の責任者をやらせていただいているので、少なくとも参議院ではそういう声は聞いていないなと思ったんですが、衆議院の方は議事録を全部点検していないのでわかりませんけれども、私どもは別にこちらで学問的な議論をしているわけではありませんで、政治家と...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに資産査定が、この冒頭に書いてありますけれども、要するに完全にできていないのに、これを健全だと称して、その上に国家の資金を注入したということだというふうに今お話を理解をします。  さてそこで、金融担当大臣、柳澤大臣にお聞きするんですが、そういうフィクションだ...全文を見る
○峰崎直樹君 もちろん、塩崎議員は内閣の一員ではございませんから、大臣の見解が違ってけしからぬと言うつもりはございませんが、その点はまた別に、ちょっとまた後でやります。  経済財政白書が今年度出ましたね。その中で、「第二章 不良債権問題と日本経済の実力」と。私もまだ全部目を通し...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、要するに銀行自身がそういうふうにやるようになってきたということは、それまではやはり甘かったということを、逆に言えば、裏返しで言えばそういうことを証明しているんだろうというふうに思うんですが、そこを柳澤大臣、今私はそう解釈しているんですが、その点についてどのよ...全文を見る
○峰崎直樹君 大臣、きょうは時間が短いものですから、もうちょっと短目にお願いしたいと思うんです。  しかし、この中の分析で、今、明確化と厳格化を分けておっしゃいましたけれども、厳格化と書いてあったのは、要するに今まで厳格でなかったのじゃないかという、それは先ほど申し上げたとおり...全文を見る
○峰崎直樹君 どうも私は、ちょっときょうは時間がないのであっちこっち飛んでいる感じがしてなかなかわかりにくいかもしれませんが、最終的に不良債権はふえ続けている、そして、それに対する引き当ての額はどんどん減ってきている、業務純益ではどうも賄い切れない、株価はもう一万円を割るようなと...全文を見る
○峰崎直樹君 本当に長い答弁なんで、時間がもう少なくなってきたんで困っているんですが。  そこで、端的にこれは柳澤大臣にお聞きしたいんですが、この経済白書の中の分析でもそうですし、最近、深尾光洋先生が私のところに資料を送ってきていただいて、不良債権の額の問題も我々依然として問題...全文を見る
○峰崎直樹君 今度は塩崎発議者の方にお聞きしたいと思うんですが、今、大臣がそうおっしゃったんですけれども、たくさん議論をしないとその結論を出していけないんですが、私どもの櫻井議員も、そして先日、浅尾議員も、きょうは大塚議員も話をして、私はどうも根っこのところで今回のスキームがうま...全文を見る
○峰崎直樹君 きのうも参考人からいろんなお話を聞いたときに、要するにそういう形で、いわゆる危ない会社といいますか大手企業で、さっき言った問題の業種かもしれません、かなり規模の大きいところだと思いますけれども、そういうところで、これは問題だと、もっと積まなきゃだめだというふうに持っ...全文を見る
○峰崎直樹君 もうかなりのところ、考え方が近いところはあるんですが、どうしてもわからないのは、資産査定を金融庁さんしっかりしなさいよ、プッシュしなさいと、そこのところが実は非常に信頼されていないわけですね、今まで。と同時に、それをやったら、ほとんどの銀行はまたさらに公的資金を注入...全文を見る
○峰崎直樹君 もう時間も迫ってまいりましたので、この「視点」という東洋経済の中で、いわゆるRCCの存続期間ですか、これについて、要するにRCCが不良債権の飛ばし先になることに対して、「RCC自体の存続を今後五年限りとする法案を出したい。」ということを、これは朝日新聞で述べられてい...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。
12月07日第153回国会 参議院 本会議 第18号
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○峰崎直樹君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいま議題となりました金融機能の再生のための緊急措置に関する法律の一部を改正する法律案に対し、反対の立場で討論をいたします。  今、多くの中小企業の社長やサラリーマンが、このままでは年は越せないかもしれないという不安から、夜も眠...全文を見る