峰崎直樹

みねざきなおき



当選回数回

峰崎直樹の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございます。  実は前特別国会では質問立ちませんでしたので、やや半年ぶりということで久しぶりの質問なので何か緊張しておりますが、今日はまた西室社長、大変お忙しいところを御出席ありがとうございました。また後で質問させていただきたいと思います。...全文を見る
○峰崎直樹君 この証券取引法百五十八条で逮捕し、起訴されていると、今現在収監されて取調べ中と、こういうことですね。  そこで、金融市場を、特に証券取引法を監督されている与謝野大臣にお聞きしたいんですが、このライブドア、この堀江社長以下逮捕についてどのようにとらえておられるんでし...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、昨年、実はこのライブドアがニッポン放送の株式をめぐって激しいTOBになったわけでありますが、そのときにも実は大変議論になりまして、あのToSTNeT取引と言われているものについては、当時の伊藤金融担当大臣は、問題はあるけれども違法とは言えないと。そしてその...全文を見る
○峰崎直樹君 実はですね、今日議論してみたいと思っているのは、日本のその法体系といいますか、大転換をしてきているんじゃないかなと。つまり、会社法自体が何でもありのいわゆる改正がずんずん行われて、いよいよその会社法も今年施行されていくわけですね。  これは大臣、アメリカ型になって...全文を見る
○峰崎直樹君 実はですね、僕はやっぱりこの間の、特にバブルの終わった後、実は我々からすると今の、恐らく与謝野先生、与謝野大臣のお話を聞いていると、どうもやはり従来の大陸法型の罪刑法定主義と、こういうものに裏打ちされたような考え方に基づいてずっと発言されているようにしか思えないんで...全文を見る
○峰崎直樹君 これは個別の案件じゃないですよ。百五十七条という、このいわゆる包括的な取締りができる規制があるんです。アメリカのSECは、いや、アメリカのSECのこれは翻訳だと言われているんです。これについて、過去、最高裁はどういう判例しているか、調べてまいりました。これ百五十七条...全文を見る
○峰崎直樹君 今のお話は、この百五十七条の包括規定は、百五十八条もそうですけれども、これはこれからの金融、証券行政の中で、それを基本に据えながら取り組んでいきたいという決意だというふうに私受け止めてよろしゅうございますね。改めて確認しますよ。
○峰崎直樹君 ちょっとやっぱり私ずれていると思うんです。ずれてる。何かというと、証券市場をアメリカのように原則株主資本主義という形で全面的に今やりたい放題やっているわけです。自由にしてきたわけです。一円の株式会社だっていいですよと言っている。かつては、株式会社というのは、資本充実...全文を見る
○峰崎直樹君 今日、時間それほどありませんので、後でライブドアと、もう一つベル24問題の日興コーディアルの問題も触れたいんで、この市場論のところは早く終わりたいなと思っているんですけれども、どうしてもここはやっぱり重要な点なんで、今、日本版、いや、私たちは日本版SEC法案出してい...全文を見る
○峰崎直樹君 一つ一つのやっていると、要するに大臣のお話聞いていると、まあこの問題もずっと取引は見ていたよと、それは大臣とは情報のファイアウオール作っていたよと。いや、そうかもしれません。問題はそういうことじゃないんですよ。ライブドアの取引も見ているだろうし、その市場の中で起きて...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、株主の公平性の原則といいますか、株主は原則的に公平でなきゃいかぬと。一般株主と特定のそういう拒否権付きの黄金株を持っている人とかですね、あるいは株主のときの権限が二倍になっているようなもの、そういう株は駄目だということですね。  そこで、この議論があ...全文を見る
○峰崎直樹君 私は、与謝野大臣、是非考え方聞いてみたいのは、要するに会社法で認められているんだから、それは証取法や証取法の下でルール化されている東証の基準にですね、それは入っていくのは当たり前だという認識があったとしたら、私はこれは全く間違えていると思うんですよ。  公開株式会...全文を見る
○峰崎直樹君 それは読んでおります。その点は私もフルで読んでおりますが、そのときに許される、今、たしか日本石油開発ですか、通産省が拒否権持っているやつが上場されているとか言ってますし、恐らくジャスダックとかほかの市場で許すというようなことがあるのかもしれませんが、いずれにせよ、私...全文を見る
○峰崎直樹君 社長、親子上場を世界でこんなに認めている国ないですよ。  で、もし、これは実は持ち株会社の問題とも絡んでくるんですけれども、日本でも持ち株会社がどんどんはやっている。企業結合法制という意味で、親会社、持ち株会社は自由に権限は持つけれども、実は責任を負わない領域があ...全文を見る
○峰崎直樹君 いやいや、珍しい。
○峰崎直樹君 非常に珍しいということなんでありまして、その恐らく上場のときの条件というのが必ず付いていると思いますが、そのことは今日はちょっとあれで、もう残りが五、六分しかなくなってしまいまして、肝心のこのライブドアとそれから日興コーディアルのベル24のところにほとんど入れないま...全文を見る
○峰崎直樹君 是非検討してもらいたいんですよ。  それで、いや、今日はそっちの方に本当は時間割きたかったんですけれども、またいつかやらしていただきますけれども、まあ同僚議員もやってくれると思うんですが、この仕組みをずっと見て、私、後ろにベルシステムが、24がどういうふうに買収さ...全文を見る
○峰崎直樹君 調べていただきたいと、調査をしていただきたいと思います。  で、監査もしておりますから、監査委員も調べてください。中央青山というその監査委員なんです。そして、ライブドアは港陽ですけれども、ライブドアマーケティングという会社の監査も、これまた中央青山なんです。  ...全文を見る
○峰崎直樹君 委員派遣の御報告をいたしたいと思います。  今回は、去る十一月十六、十七日の二日間、沖縄県に行ってまいりました。派遣委員は、山本前委員長、田村理事、櫻井理事、野上委員、平野委員、富岡委員、山口委員、大門委員、糸数委員及び私、峰崎の十名であります。  派遣地におき...全文を見る
02月15日第164回国会 参議院 経済・産業・雇用に関する調査会 第2号
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○峰崎直樹君 済みません。民主党の峰崎でございますが、水野参考人とそれから後で時間があれば山田参考人にもお聞きしたいんですけれども、一つは、水野先生おっしゃった、九五年ということを非常に強調されておられたんですけれども、何かメルクマールがあるのかなと。  と申しますのは、山田参...全文を見る
○峰崎直樹君 信組。
03月10日第164回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございますが、今日、昨日、日銀の金融決定会合がございまして、大変大きな問題でございましたので、それをまず最初にお聞きしたいと思っております。  そこで、日銀総裁、最初にお伺いしたいわけでありますけれども、今回の量的緩和というものをある意味で...全文を見る
○峰崎直樹君 総理ですね、総理の談話も載っているんですけれども、改めて昨日の決定会合について総理自身の口から、どのように評価されているのか、お聞きしたいと思います。
○峰崎直樹君 まだ総裁にずっとこれから後で聞くんですが、その前に総理、この間、日銀がゼロ金利になったために家計部門に与えた影響というのは大変大きかったというふうに、まあ今日の新聞にも載っております。「所得二百八十兆円移った十五年」と。要するに、家計部門から法人部門へ移っているんで...全文を見る
○峰崎直樹君 先ほど来お聞きしていて、この間、小泉改革の、改革なくして成長なしが正に自分の思ったとおり進んできたと、私は今の現状を見ていると、なるほどそのように見えるんです。いろいろ言いたいことはあります、後ろに竹中大臣おられますが。りそなのときの国有化のときの、あそこから反転し...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、日銀総裁、ちょっと具体的なことをお伺いしたいと思うんですが、昨日の発表、あるいは後の記者会見を聞いておりますと、当初私たちが聞いていた、これは本当はガセネタだったのだったら訂正していただきたいんですが、間違った情報だったら訂正していただきたいんですが。どう...全文を見る
○峰崎直樹君 当初、十兆円ぐらいが一つの目標ではないかというふうに言われてて、六兆円というふうに、まあこれは法定で決められておるわけでありますから、大変余裕がないんじゃないかなというふうにちょっと見方をしてたんですが、今のお話を聞いてて、そこら辺は非常に幅のある言い方だったわけで...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、順調にいくと大体七月の初めぐらいじゃないかと、こういうふうに、六兆円ぐらいになるのは、言われてるんですけども、総裁は大体、今の日本経済、大変順調に伸びているとおっしゃっていますから、そうすると、余りほかのリスク要因がなければ大体そのぐらいになるというふう...全文を見る
○峰崎直樹君 そうしますと、まあ三か月順調に過ぎた、そこで資金需要が非常に多かった場合にどういうことになるんでしょうか。長期国債もやっぱり売って、そして長期国債を買い取っていくわけですけども、そうなると金利の上昇というのは、その点、非常に圧力が高まってくるんじゃないかというふうに...全文を見る
○峰崎直樹君 しかし、いずれにせよ三か月後に、今の順調な経済発展が続くとすれば、非常に資金需要が増えて金利が上がり始めると、そういう局面が私はやはり訪れてゼロ金利からの解除というものが入ってくる、それをやらなければ、マイナス金利が非常にこう、実質的にはマイナス金利が続く期間が長過...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、総理ね、もちろん経済というのは生き物で、全体で金利もその中で動いているんです。  問題は、何が言いたかったかというと、構造改革なくして成長なしとおっしゃった。そのときに、私は一番変えてもらいたかった構造は何なのかというと、要するに輸出主導型の経済で日本経済...全文を見る
○峰崎直樹君 これはまた財政金融委員会で、時間ありませんのであれしたいと思いますが、日銀総裁、日銀総裁は、そういう日本経済の中で、過去自分たちのゼロ金利政策あるいは量的緩和政策の、これは大変長い期間にわたっているんじゃないでしょうかね、ゼロ金利から入れますと、その前に二年以上あり...全文を見る
○峰崎直樹君 またその点、時間を掛けて、財政金融委員会にもお出ましいただいてまた議論したいと思いますが。  一つ、今回の金融決定会合で海外要因というのはどういうふうに考えられたのか。海外要因です。ちょっとあらかじめ質問通告しておりませんでしたので。海外の要因、すなわち、FRBの...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっと今日、日銀総裁、度々お聞きしたいと思っているんですが、引き続いて。  実は、ちょうどゼロ金利になったときに速水総裁とやり取りをさしていただいた。そのとき速水総裁が、インフレターゲットの議論が非常に活発であって、そのときに速水総裁が、実は二〇〇一年の三月でし...全文を見る
○峰崎直樹君 恐らく、ゼロ金利の解除というのは、いつ、どのような基準でやられるのかって、これも本当はお話聞きたいところなんですが。  例えば、先ほどちょっと長期金利の買入れの問題について、昨日、私が見る限り、総裁、こうおっしゃっているんですね。少し長い目で見ると、ちょんちょんち...全文を見る
○峰崎直樹君 残念ながらゼロ回答だったんで、是非、やはり日銀の独立性というのは我々も十分評価をしているところでございますので、やはり市場関係者に対してきちっと説明責任という点では、その了解を得る前に私はやはり情報開示すべきではないかなというふうに意見として申し上げておきたいと思い...全文を見る
○峰崎直樹君 一一年じゃないんですか。
○峰崎直樹君 私の質問はですね、たまるでしょう、一千兆近く、それをどうするんですかと聞いたんです。事前に余り通告してないので、この質問は、総理、何か考えあります。こんなにこんなに、もうGDPの二〇〇%近くなってるんですよ。
○峰崎直樹君 あのね、事前に言ってなかったからそういうふうに、名目成長率と長期金利の関係で聞いたわけじゃないんです。  実は、竹中大臣ですね、これも通告してなかったんですが、ちょうどあなたは、あなたって言ったら怒られるな、大臣が参議院の決算委員会、平成十三年六月四日、ですからな...全文を見る
○峰崎直樹君 それで、最近の経済財政諮問会議の議論を聞いてますと、もう一一年、二〇一〇年代の初頭、プライマリー黒字になったら、今度はGDP比を削減する目標を立てて幾ら、じゃ、それには財源が必要なのかと、いわゆる経済成長率幾らなのか、あるいは増税幾らなのかと、こういう議論になってま...全文を見る
○峰崎直樹君 だから、率直に今変わってきたということを認められているんですけれども、私はこれ、物すごく重要なところに来ていると思うんです。  それは何かというと、これもう時間も来ていますからもう手短に終わりますが、要するに、小さい政府を目指しておられるから、私は今小さい政府を目...全文を見る
03月16日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○峰崎直樹君 おはようございます。民主党・新緑風会の峰崎でございますが、ちょっと風邪を引いておりますので時々お聞き苦しいことがあろうかと思いますが、お許しいただきたいと思います。  今日は、与謝野大臣あるいは谷垣大臣に、所信に対する質疑ということでございますので全般的に質疑をし...全文を見る
○峰崎直樹君 何だかトーンが随分下がっちゃったなという感じがするんですよね。前回お話を聞いたときには、これはやっぱりよく調べて、調査して報告しますよということで私どもは受け取ったわけでありまして、約一か月以上の期間においてどのような調査されたのかなと思ったら、いや、もう個別の企業...全文を見る
○峰崎直樹君 そうなんですよ。それは日興側がそれを根拠にして実は私たちのやっていることは正当だという。それをそのまま今大臣もおっしゃたんですよ。じゃ、それ一つ一つじゃあ言っていきましょうね。  そこで、今のその監査委員会報告第六十号の2―三―(六)―⑥という、私もよく分からぬで...全文を見る
○峰崎直樹君 一か月半前に私は同じようなことを質問して、法令上問題ないんですかということを言ったんです。調査をしてみて、今一つ一つ言って、今これベンチャーキャピタルかどうかと聞いてもそれに答えられないですよ。いや個別の問題だと。ベンチャーキャピタルであればということの前提条件が付...全文を見る
○峰崎直樹君 調査をした結果、これは法律違反犯していないと、こういう判断なんですか。それとも、いや、まだ引き続き継続して調査をしている最中だと、どっちなんですか。
○峰崎直樹君 どうもそのはっきりしないんですよね。  もう一つ、これ証券取引等監視委員会というのがございますから、それに関連して、これインサイダー取引のこのプロセスの中で疑惑も出てきているように思えてならないんですが、そういうことを証券等監視取引委員会の側から随分一生懸命調査さ...全文を見る
○峰崎直樹君 この資料に付けていますから、その資料に基づいてちょっとお話を、これ具体的な事実を申し上げますので、是非これはそのインサイダー取引に該当するかどうかということについて調査をしてもらいたい。  それは、十月二十七日に、もちろんこれ二〇〇四年の十月二十七日ですけれども、...全文を見る
○峰崎直樹君 この後ろに資料四を書いています。それで、要するに事実関係を私申し上げたんですよ。  もう一つ申し上げますよ。九月末にEB債という、これまあEB債って何ですかって聞かないと分からない、新しい、出てきているんですけれども、このEB債を発行してベル24株のTOBの直前に...全文を見る
○峰崎直樹君 どうも金融庁はこの問題に関しては非常にある意味ではこう遠慮しているというか、あるいは何かこうやましいところでもあるんじゃないかというふうに思われる。  どだい、僕なんかもこの何年間かの歴史ちょっと振り返ってみても、その日興に今監査をやった監査法人は、御存じのように...全文を見る
○峰崎直樹君 大臣は、この間恐らく質問したときも、要するに証券等監視取引委員会の独立性を強めなきゃいかぬと言ったときに、いやあれは独立していますよと、こうおっしゃっていましたね。  ところで、ちょっとお聞きするんですが、この証券等監視取引委員会のいわゆる委員というんですか、SE...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、証券等監視取引委員会の重要決定事項、まあ委員長はたしか検事さんだというのを知っていますけど、元検事だと知っていますが、重要な決定をするところの委員に実は公認会計士の中から唯一出ておられるのが中央青山出身の、名前は言えません、まあ御本人のためにも名前言わない...全文を見る
○峰崎直樹君 今、くしくも、三人しかいない、その中の一人が実はこの中央青山から出ておられるんです。  そうすると、これだけ大問題を起こし続けた中央青山ですよ。このベルシステム24の問題で、再びこれライブドアと同じような罪で私は間違いないと思っています、黒だと思っていますけれども...全文を見る
○峰崎直樹君 その三百少々の中にこれまた中央青山からも数人と、こう私は聞いているんですけれども、出向の方がおられるという、こういうふうに聞いているんですけれども、まあ恐らく出向者というのは多分中央青山以外の監査法人からも出ているのかもしれませんが、これは事実でしょうか。
○峰崎直樹君 出向されている方々は専門的な立場で出されていると思うんですが、しかし今の一連の流れ見ても、金融庁とこの中央青山との関係含めて、どうもやはり毅然たる態度を取られていないというのは何かあるんではないかというふうに国民はやっぱり不信を抱くと思うんですよ。  その意味でも...全文を見る
○峰崎直樹君 法令に照らして行動するつもりですじゃなくて、この問題について調査をいたしますという、そして、その調査結果が出れば当然のことながら白か黒かというのは出ると思うんですが、これ是非明確にしていただきたいんですけれども、その点についてはいかがですか。
○峰崎直樹君 是非、この問題については、臭い物はふたをするということではなくて、是非明確な調査をし方針を出していただきたいということをお願いしておきたいと思います。  それでは、財務大臣、あるいは今度は経済財政担当大臣としても、かねてから経済財政担当大臣をこの委員会に是非来てい...全文を見る
○峰崎直樹君 今、お二人の大臣から見通しを伺っていると、ああ、これは二〇一〇年代初頭にプライマリーバランスの回復を、まあ二〇一一年なのか一〇年代初頭なのか、これ正式にもしあれでしたらお答え願いたいと思うんですが。どうも、あの前提条件にはこういうリスク要因というのは本当に十分加味さ...全文を見る
○峰崎直樹君 分かりました。また、それ具体的に出されれば、また少し議論をしたいと思いますが。  二〇一〇年代、これは一一年ですか、それとも二〇一〇年代初頭なんですか、どっちなんですか。いつも思うんですけど、前は二〇一二年とか一三年とかおっしゃっていたんですけれども。
○峰崎直樹君 そうすると、二〇一〇年代初頭と、分かりました。二〇一〇年代初頭というところまでの間にいわゆる増税、基幹税ですよね、所得税あるいは消費税を始めとする基幹税での増税策といいますか、それは、あれはたしか考えられていたんでしょうかね。二〇〇八年とか九年とかという年にやられる...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、谷垣大臣、前にたしか二〇〇七年度に消費税の引上げを考えていると、こうおっしゃられて、大変勇気のある発言だなというふうに思ったわけであります。というのは、二〇〇七年度というのは、ちょうど統一自治体選挙あり、また参議院選挙ありで政治的には大変難しい時期に、しかし...全文を見る
○峰崎直樹君 先ほど本当に勇気ある発言だなと思ったのは、先日、ある経営者といいますか経営者の方から、会社は駄目な会社をほうっておくと緩慢に自然死の状態になると。それをこうV字型に回復させていく議論を聞いたことあるんですけども、そのときに、やっぱり徹底的に危機感というものを共有しな...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、質問にもちょっと加えておいたんですけども、この世の中だんだん、経済の分野やっていますから、競争の問題とか市場ということを大切にするということは当然のことなんで、しかし、その市場にはルールが必要だと。違反する者はきちっとした罰則を付ける。昨日も大塚議員が総理に...全文を見る
○峰崎直樹君 日本型とかいろいろ中身がよく分からないんで反論のしようがないんですが、もう時間もあと三十分足らずになってしまいましたのでもう少し、今度は税の問題などに集約したいんですが、財政の問題で最後に二点ちょっとお聞きしたいんです。  一つは、財務大臣にお願いしてましたけれど...全文を見る
○峰崎直樹君 財務省が内部でやれば、それは財政との一体と言っているのかもしれませんが、大臣、一千兆近くなっているでしょう、金利一%をうまく運用したと、そうすると十兆円実は言ってみれば損得あるわけですよ。そうすると、ここら辺はやっぱりプロフェッショナルの人たちをいかに活用するかとか...全文を見る
○峰崎直樹君 今、筆頭理事もおっしゃっていますけれども、私もそう思います。是非、我々国会議員でもちゃんと分かるようにしていただきたいと思います。  さて、税のところまでようやくたどり着いてきて、あともう二十分近くになってしまいましたけれども、いろいろ聞きたいことたくさんありまし...全文を見る
○峰崎直樹君 そういうことも含めて所得税の抜本的な改革をなすというのが定率減税廃止のときの条件だったんじゃないですか。ようやく、私も賛成なんですが、いわゆる所得税において今控除ですね、所得税における控除制度、これを税額控除に変えようという動きがあります。私もそうだと思うんですよ。...全文を見る
○峰崎直樹君 恐らくは、今お話聞いていて、税を取り巻く環境というのはすごく変化していると思うんですよね。また同時に、その結果、所得環境、格差も拡大したりいろいろ問題になっているわけですけれども。  さっきもおっしゃいましたのでちょっと気になったのは、それはもう消費税しかないよと...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、両大臣にお聞きするんですけれども、相続税という税金があるんですけれども、課税される方々は本当に五%以下だというふうに、相続受けるとき。しかも、九十歳以降で亡くなられて、相続する人が七十代とか、本当に老老で受け継いでしまうような、それを是正されることなんですが...全文を見る
○峰崎直樹君 何か余り期待した答弁ではなかったんですけど、要するに、機会の平等をこれから保障していくというときに、だんだんと長男長女社会みたいな形になっていますから、多分相続を受ける方々というのは相当のこれから金額を増えていくんじゃないかなというふうに見ていますので、そういう意味...全文を見る
○峰崎直樹君 与謝野大臣はどんなふうに考えていますか。
○峰崎直樹君 ちょっとくだらないやや質問だったんですけれども、恐らく歴史が後で振り返って、あの当時はこういうことを考えていたんだなというふうになるのかもしれません。  実は、もうあと二分で私の時間が来ますんですが、本来、後の税法のところで議論すればいいんですけれども、今年から実...全文を見る
○峰崎直樹君 今、定足数達していますか。切ってる。
○峰崎直樹君 大丈夫。ちょっと、定足数が足りないとなかなか、本来、質問に立てないとかということもあるので……
○峰崎直樹君 呼んでもらっている。どうしましょうか。いいですか、続けさせていただいていいですか。いや、本来は続けられないんですけど、もうあと私の時間ないんで。  最後に、これ、先ほどのその日興コーディアルのベル24の件なんですが、先ほどおっしゃられた、私がこう発言したことがそれ...全文を見る
○峰崎直樹君 終わります。
03月28日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第11号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎ですが、今日、農業のいわゆる関税の問題について集中的に少しお話を伺ってみたいと思っております。  そこで、まず最初に、日本の農業の付加価値産出額、これは一体、最新の情報ではどのぐらいになっているのか、副大臣、よろしくお願いいたします。
○峰崎直樹君 そうすると、私ども聞いている限りでは、GDPの一%、おおよそというふうに理解しているんですが、それはそれでよろしゅうございますか。
○峰崎直樹君 多分それは農林水産全部合わせた産出額ではないかと思うんですが、その点、農業だけというのは出てまいりますか。
○峰崎直樹君 そうすると、今度は予算をお聞きしますが、日本の農業に掛けている予算は、国のレベルでは幾らの予算、それから都道府県レベルでは幾らなのか。それから、一国全体で見たらどのぐらいなのか、市町村も入れて。このおおよその、推計値になると思いますが、どのぐらいの金額になっています...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、付加価値を生み出したのが六兆九千億、約。そして予算は六兆円掛けていると。これには人件費入っていませんね。  それで、人件費についてお聞きしますが、日本の農業に従事している国家公務員、それから地方公務員の数とその人件費は大体どのぐらいになると推計されてい...全文を見る
○峰崎直樹君 国の方が二千三百二十八億円、都道府県が四千四百億、市町村が二千五百億とすると、これ約一兆円になるんじゃないですか。あるいは九千三百億ぐらいになるんじゃないですか。ちょっと数字が何か合わないような気がするんですが。
○峰崎直樹君 はい、分かりました。  そうすると、今足してずっと二と三、今ありました、農業予算を含むと六兆円。そして、日本の農業に従事している国家公務員の人件費入れると、国及び地方公務員を合わせると約九千億。そうすると、日本の付加価値額と、農業予算と農業に従事している人の人件費...全文を見る
○峰崎直樹君 この掛けた費用よりも、いいですか、掛けたコストよりも産出額が少ないということが起きているわけですよね。そうすると、掛けた予算をそのまま何も、お金を農業に使わないで、それぞれの人にお支払いした方が早かったんじゃないんですか、これ。そういうデータになっているんじゃないで...全文を見る
○峰崎直樹君 農業の多面的機能の貨幣評価というのが出てますよ。これ三菱総研で何兆か出てますよね。これも計算の仕方によって幾らでもあるんです。  私が聞きたいのは、こういういわゆる市場外の問題と、その市場の問題とはやっぱりきちっと分けて考えないと、要するに経済的に、産業という以上...全文を見る
○峰崎直樹君 昨日も農水省の人が私の部屋に来て、そのやり取りをさせていただきましたよ。  要するに、アメリカから安い牛肉が入ってくる、オーストラリアから入ってきたときに日本の関税が掛かっていて、これを関税をなしにしたら一体どういうふうになりますかねというのは、それは恐らく高級牛...全文を見る
○峰崎直樹君 それで、いわゆる、奥野先生とか平成七年に調査したときに、輸入規制に伴う消費者負担による所得保障は九千三百億です。先ほどのPSEのところの金額でいうと、おおよそ約五千億ですよね。多分それぐらいよりももうちょっと私は大きいんじゃないかと思っているわけです。  そのいわ...全文を見る
○峰崎直樹君 いいです。一番、私のつかんでいるあれでは、兼業の零細農家は七百九十二万円という数字を聞いています。そのうち、稲作でどのぐらい収入があると思われますですか。
○峰崎直樹君 これも、じゃ私の方で答えましょう。十二万円なんです、十二万円。そうですね。七百九十二万円で、うち稲作から入ってくるいわゆる純収入が十二万円と、こういうふうに平均値が出てきているんです。  私が言っているのは、こういう専業農家、専業農家はむしろそれよりも所得低いんで...全文を見る
○峰崎直樹君 三浦副大臣、農林水産委員会ではないんだから、ここの議論がある意味では集中しなくてもそれは仕方ないのかもしれませんけれども、しかし副大臣あるいは政務官も大臣と同じようにこれ議論をかみ合わせてやらないと意味がないと思うんですよね。今私の質問したことにはほとんどまともに答...全文を見る
○峰崎直樹君 最後に、私は、今いわゆる米なんかは例外的に高い関税率を認めさせようとしているんですけれども、どうもその例外を設けるのは多分にいわゆるこの関税の高いものをどのぐらいの率で下げるかというところの例外だとかなんとかということが議論されているのであって、どうも今農水省が進め...全文を見る
04月20日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございます。  今、平野委員から国有財産法に関連してお話がありました。私も、本当はそちらの方に行きたいところなんですが、やはり国有財産法のところから入っていきたいと思いますので、最初は少しそちらをさせていただいて、あと、特に財政再建問題とい...全文を見る
○峰崎直樹君 当たり前のことを聞かしていただいたんですが、どうも、先ほど経済財政諮問会議の与謝野大臣の方から、都心三区の公務員住宅は余っているやつは売れとか、とにかく売却先にありきというか、資産圧縮先にありきという感じがして、本当にこれは売るべきものなのか、これは保有すべきものな...全文を見る
○峰崎直樹君 実は防災ということを、もちろんこの中にも防災の観点をうたってあるんですけれども、非常に私は重要な観点じゃないかなというふうに思っていまして、今日はたしか国土交通の方からも来ていただいていると思うんですけれども、先にまずこの質問から行きましょうか。  山手線の中にあ...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、ちょっと警察庁の方に、大変私もちょっと失礼したんですけれども、警察は地方公務員だったんで、これはなかなか比喩がないんですが、私、ちょっと、二十三区内の警察署というのはどのぐらいの署員がいて、そしてその二十三区内に住んでいる人はどのぐらいいるのかという話を聞こ...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。  まあ二十三区といっても、東京も二十三区といったら広うございますが、しかし私は山手線の中ぐらいはどうかなと思っていたんですが。  関東大震災に匹敵するような直下型の地震というのは、今朝もちょっとゆらゆら揺れてあれっと思ったんですけれども...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。  それで、今REITというのがございますね。不動産証券化して、それを東証一部上場しているわけですけれども、あの利率は今どのぐらいの利率になっているか御存じでしょうか。どなたか、構わないんですが、国土交通副大臣、分かりますか。大体四%か五%...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、先ほどの都心三区の公務員住宅でいろいろ集合して空き地が出たと、そういうところは全部売却というのは既定路線ではないわけですか。
○峰崎直樹君 そういう意味では、非常に幅広に考えていきたいということですので、是非、国民の貴重な財産ですので、その点は慎重に判断をしていただきたいなと思うんです。  それで、実は合築の問題なんか出ておりますが、行政財産である国有地を民間人に貸し付けていくということで、その場合の...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、固定資産税は払わないけども、取らないけども、固定資産税相当分を割合に応じていわゆる合築していただく人に、民間の方にそれが入ってくると、割り当てられると、こういう理解でよろしいんですね。
○峰崎直樹君 いや、言いたいのは、そこに合築するわけでしょう、その空いた部分。そうすると、そこに入った民間の方の固定資産税相当分は、まあ、いや固定資産税に代わる給付金を国が出すときに、その一部は民間からも拠出していただくんでしょうねと、こういう理解なんですけど。言っていること、意...全文を見る
○峰崎直樹君 その地代の中に含まれているから、その部分、まあどのぐらいの割合かは別にして、受け取っているということですね。  そうしたら、今度合築をするときに、例えばその合築するところの建物を民間の人が建てて、それをREITにしようと、REITの対象物件にしようと、これは財務大...全文を見る
○峰崎直樹君 許される。
○峰崎直樹君 そうすると、REITのようなものにするのと、あるいはそれを別の証券化の対象にしたり、ファンドに組み込んだり、そういう様々な新しい金融手法は、その国有財産の上で、国有財産の、行政財産の目的を阻害しない限り許されると、こういう理解でよろしいわけですね。
○峰崎直樹君 最後に、ちょっとこの問題でお聞きしておきたいんですが、過去に国有財産の売却をした事例で、非常に、かねてから新聞社、まあどこの新聞社とは言いませんが、大手の新聞社、地方に行けば地方紙もあるんですけども、そういうところに、よく、いわゆる国有財産を言ってみれば売却をすると...全文を見る
○峰崎直樹君 相手側の新聞社とかテレビ局がこれは出してもらっちゃ困ると言われれば出せないと、こういうことなんですか。それはちょっとしかし、天下の公器たる新聞が、あるいはテレビがそういうふうに答えるとは思いませんので、そうでないことを祈っておりますけれども、是非努力をしていただきた...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、先ほど平野議員との話の継続になってくるわけですけれども、最初に私は、今、経済財政諮問会議で二〇一〇年代初頭にプライマリーバランスの黒字を図っていこうということで鋭意いろんな論議をされて、情報公開されておりますから大変興味深く読ませていただいておりますし、なか...全文を見る
○峰崎直樹君 最大のリスク要因だと。  谷垣大臣は、恐らく、ワシントンに行かれる、多分この問題も議論になるだろうと思うんですね。そうすると、いわゆるオイル価格の上昇というのは一時的なものなのか、それとも、今私はかなりもう構造的なものになっているんじゃないかというふうに思っている...全文を見る
○峰崎直樹君 本当に満遍なく答えていただいたんですが、私は、最後におっしゃった投資がなかなか出てこないというのは、どうも株主資本主義というんですか、どうもオイルメジャーが、六十ドル、七十ドルまで上がり始めてきたら、本来なら、あっそんなに価格上がるなら設備投資もっとやっていいじゃな...全文を見る
○峰崎直樹君 日銀の副総裁、お待たせいたしましたけども、今の石油価格の問題は、日銀の最近の総裁の発言なんかを聞いていますと、あるいは記者会見聞いていますと、とにかく日本経済絶好調と、日本経済はもう本当に順風満帆で行っているんだよと、こういう議論で、まあそこまで言っていいのかなとい...全文を見る
○峰崎直樹君 谷垣大臣、もう一つ、アメリカのいわゆる経常収支の赤字です。GDPの六%を超えているんです。  いわゆるこれ、たしかプラザ合意の辺りのときは三%台強だったと、こういうふうに言われていて、もうそれよりもはるかに上回っている。そうすると、後で金利がどういうふうになってい...全文を見る
○峰崎直樹君 G7に行かれる前に、是非私は双子の赤字あるいは三つ子の赤字を解消していく努力はアメリカに求めていく必要があるんではないかなというふうに思っていますので、是非よろしくその点しっかり頑張っていただきたいと思うんですが。  さて、今、原油の問題と並んでもう一つは金利の問...全文を見る
○峰崎直樹君 副総裁、これ参議院の調査室で作ってくれた「経済のプリズム」という一番新しい号なんですけれども、そこの中で要領良く今度の問題点について、先ほど時間軸というものが今回は特徴点としてないよと、それで、このいわゆる新しい枠組みが出された点について二点問題を指摘しているんです...全文を見る
○峰崎直樹君 財務大臣、後でまた分かったら教えてください。  再乗換えもしているわけですよね……
○峰崎直樹君 後でまた。  日銀副総裁、再乗換えも応じているわけですよね、二〇〇五年。だから、まあルールがあるんでしょう、多分、いわゆる今おっしゃったように、TBに、一年たって、その後は現金でもらうということになっているそうですから。それをまた再乗換えをすると。そうすると、いや...全文を見る
○峰崎直樹君 本来、長期債を買うか短期債を買うかとかいったときに、景気が悪いときに短期債なんて買わないんじゃないですか。大抵長期債買うんじゃないんですか、非常に金利が低いから。それでまず確定しておくのが当たり前で、景気が悪いときにこういうものを短期でもって買わざるを得ないような状...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、それはやっぱり国民にとって、日銀納付金とかそういうのが入ってくるわけですから、と同時に、どうやったら有利になるのか、そしてリスクをどうやって少なくすることができるかという観点から私はやっぱり考えなきゃいけないと思うんです。そういう意味で、どうかなという、今のお...全文を見る
○峰崎直樹君 これだけの金額が、一国際局と、それから恐らく主計局との話もしているのかもしれませんけれども、要するに財務大臣の配下の下で、本当にこれ六十兆も結果的に増やすような財政政策というものを取ってしまうというそのことが、いや、オープンにはしていますよといいながらも、これ国の借...全文を見る
○峰崎直樹君 終わります。
05月10日第164回国会 参議院 経済・産業・雇用に関する調査会 第7号
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○峰崎直樹君 私もちょっと三時前に出なきゃいけないのでちょっとあれなんですが。いつも最後までいないで大変申し訳なかったんですけれども。  先ほど来聞いておりまして、最近ちょっとショッキングなことがございました。と申しますのは、我々の代表をやっている小沢代表が、雇用の問題に関して...全文を見る
05月11日第164回国会 参議院 行政改革に関する特別委員会 第6号
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○峰崎直樹君 おはようございます。民主党・新緑風会の峰崎でございます。  今日、一時間という余り長くない時間でたくさんの質問を用意しましたので、最後になるといつものように残してしまうということで、せっかくお呼びして来ていただいた大臣に申し訳ないことがあるかもしれません。これは事...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、今官房長官、何かややくどいというか、回りくどくお話しなさってというのは、どうも小さい政府を目指したいんだけれども、どうも昨今の格差問題とか、これまでの小泉改革によってどうも影の部分が出始めているんじゃないかと、そこら辺に配慮されて、いや、社会保障について...全文を見る
○峰崎直樹君 もう冒頭、本当、官房長官とだけでずっと議論するつもりはないので、この一点とまた更にお聞きしたいんですが、官房長官、国民負担率というのは本当に国民が負担している率なんですかね。今、国民負担率とおっしゃった。
○峰崎直樹君 官房長官、そのお答えじゃ駄目なんですよ。私がなぜ国民負担率という言葉を使っちゃいけないかと言っているのは、国民は、例えばですよ、医療費を考えたときに自己負担が入ってくるんですよ。つまり、その社会保障財源は、先ほどおっしゃったようにセーフティーネットをしっかり張ります...全文を見る
○峰崎直樹君 その問題だけでやるつもりはないんですが、今日はその国民負担率と経済の関係について、実は私、この国民負担率と経済成長の関係について、これはかつて竹中総務大臣が経済担当大臣をやられていたときにも実は議論をさせていただきましたけれども、ここの国民負担率と経済成長というのは...全文を見る
○峰崎直樹君 何だか私これ、質問要旨見たら経済財政担当大臣が入ってなかったので、きちんとした質問が十分伝わってなかったんですが。  要するに、国民負担率と経済成長というのは従来、竹中大臣なんかと議論したとき、要するに今の経済財政諮問会議の議論を聞いていると、国民負担率が高くなる...全文を見る
○峰崎直樹君 今、経済財政白書から、二〇〇三年度ですか、でありました。  当時の経済財政担当大臣をやられた総務大臣、今のような認識で多分よろしいんでしょうね、短くて結構ですから。
○峰崎直樹君 そこで、お手元に、皆さんのところに資料をお渡ししました。経済成長率と潜在的国民負担率の関係、これは平成十五年度、二〇〇三年度版の経済財政白書です。OECD各国の、それぞれプロットしてGDP成長率と潜在的国民負担率との関係を見た約三十年間というその平均値が出ております...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、経済財政担当大臣である与謝野大臣、これは、これを見られて、今初めて見られたから、なかなか分かりにくいかもしれません。でも三十年の平均は先ほど経済財政白書が報じているとおりです。十年単位で見たらこう変わっているんです。これをどういうふうに見たらいいのかなと。...全文を見る
○峰崎直樹君 竹中大臣、じゃ、これを見てどんなように思われますか。
○峰崎直樹君 財務大臣、どのように思われますか。
○峰崎直樹君 何でこの数字をこだわってきたかというと、これは、今日の肥大化した財政赤字というのはなぜできたんだろうかということと私は非常に密接に関係があるんじゃないかと思っているんですよ。  というのは、七〇年代までの世界経済、世界の、八〇年代へ入ってきたときに資本の自由化を含...全文を見る
○峰崎直樹君 官房長官、これは事前にお話ししておりません。今のきずなといいますか、社会のそういう人々の連帯といいますか、そういうものを何かこの小泉改革五年間の間に、どうもそこら辺に、ずたずたに何かされ掛かっているんじゃないかという、最近いろんな論調がそういうふうに出てきています。...全文を見る
○峰崎直樹君 もう一番目のテーマだけで三十分超えてしまったんで、そろそろこの点ちょっと集約したいんですが、官房長官あるいは中馬さん、どちらでも構いませんが、今お話を聞いていると、小さい政府という言葉は使わないんだと、政府は。財政的には大変厳しい、国の中央財政、国家財政、後で財政の...全文を見る
○峰崎直樹君 中馬さん、どうぞ、もしよければ。
○峰崎直樹君 今の中馬さんのお話聞いていると、経済社会の土台がかなり、まあ寺子屋というのは確かにそれは江戸時代ですけれども。明治やあるいは昭和の、入っても土台がやっぱりかなり変わってきていると思うんですよ、今の社会は。つまり、家族で、大家族でおじいさん、おばあさんが子供の保育の面...全文を見る
○峰崎直樹君 総務大臣、国と地方は、地方がもうプライマリーバランスで黒字なんだよと、国が大変なんだよ、だからとんでもない、税源移譲なんかとんでもないとか、これはもう同時に進めていかなきゃいけないんだ、まあそれは理屈ではそうなんですけれども、そういう今のような議論にくみされるんです...全文を見る
○峰崎直樹君 谷垣さん、私も是非、谷垣大臣に見解を聞きたいと思ったので、どうぞ。
○峰崎直樹君 谷垣財務大臣、財務大臣、いやいや、後で大いに内輪ではやってください。  私は、冒頭申し上げたように、市町村、つまり今の日本の社会のセーフティーネットの中で、現物給付、まあサービスですよね、サービス提供を基本的にはやっぱり地方自治体が今、福祉だとか医療とか教育とかや...全文を見る
○峰崎直樹君 官房長官、今日総理もおられないんで、もちろん与謝野大臣にも本当は経済財政諮問会議の事務局的な役割をやっておられますんでお願いしたいんですけれども、どうもこの記者会見あるいは昨日のいろんな記事読むと、そのマイナス幅が非常に大きい国と相対的に健全な地方と、こういう二分法...全文を見る
○峰崎直樹君 もう時間が十分切ってしまいました。私は、財政金融委員会におりますので、与謝野大臣や財務大臣とはいつでもお話しできるので、それに関連した話はできるだけカットさせていただきたいと、まだまだたくさんあるんですが。  そこで、官房長官、私は非常に一番興味を持っているのは、...全文を見る
○峰崎直樹君 もう一回確認しますが、その〇七年というのはもう間際に来ているんですよ。これ今、六年なんです。そうすると、今年のこの行革法に基づいて、また来年以降は各個別法出てまいります。それから、六月末には経済財政諮問会議で歳入歳出一体改革出る。ここまで行けば、これをやり切ればもう...全文を見る
○峰崎直樹君 その場合、もう負担増といったらすぐ消費税になっちゃっているんですよ。その前に資産性所得だとかあるいは資産の保有あるいは相続税とか贈与税とか、そういう今の資産格差、所得格差は必ずそれ資産格差に行ってまいりますけれども、そういうところにその税財源の見通しをきちんと持つと...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、消費税にこだわるものではないと、全体を見ながら税財源改革を進めていきたいということだと思います。  残り四分になって、どうしても北海道におりますと北海道の森林、林野が非常に、ちょっと今度は具体的になります。中川大臣、せっかくおいでになったんで、せっかく...全文を見る
○峰崎直樹君 終わります。
05月16日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第15号
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○峰崎直樹君 ありがとうございます。三十分残りました。おなかがすいていると思いますが、是非頑張ってやっていきたいと思います。  今の、本当、最後の質問は私も本当は聞きたいところでございますので、また別の機会にお話を聞かしていただきたいと思いますが。  今日は、中央青山監査法人...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、カネボウの粉飾決算が、最終的に金融庁として把握したのはいつの時点ですか。
○峰崎直樹君 よく質問を聞いていないと。それと同時に、私は、政府参考人はそこに陪席しても結構だけれども、答えていいということは言っておりません。金融担当大臣あるいは副大臣、お答えください。  カネボウの粉飾というものが確定して分かったのは二〇〇四年じゃないんですか。今から二年前...全文を見る
○峰崎直樹君 それは公式に決算短信が発表された日ですが、事実上そのカネボウの粉飾問題があるということを確定したのは、私は二〇〇四年の六月だというふうに理解をしています。これはまた詳しく事実関係もう今日はこれ以上聞きませんが、なぜそう言っているかというと、この二年間の間にカネボウの...全文を見る
○峰崎直樹君 分かりました。  それでは、相当大変な二千三百社にも及ぶ、一部上場ではたしか八百社じゃないかと思いますが、証取法監査の場合は。大変大きな影響が出ているということは間違いないと思うんです。それだけのやはり処分をしたわけです。私はその処分は妥当だったというふうに思いま...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、日興コーディアルの問題について移りたいんです。  先月の二十七日に、日興コーディアル証券はいわゆる三月期決算についての発表を行いました。その際に、我々がこのSPCを使ったベル24も含めて連結の中に含めるべきじゃないのかと、これは粉飾だという指摘をしたことを...全文を見る
○峰崎直樹君 この問題は、要するに、去年までのやり方よりも今度の方が良くなったからということで見過ごすことができるような性格のものでしょうか。継続性の原則というふうに、会計士さんの皆さん方は継続性のいわゆる変更というふうにおっしゃるそうですが、今回のやつは、いや、今までは連結対象...全文を見る
○峰崎直樹君 問題は、それでいいですかということを、金融担当大臣としてそういう考え方でいいんですかどうかということを聞いているんです。
○峰崎直樹君 それでは別の観点からいきます。  日興コーディアル証券が、今度中央青山から、もうとてもじゃないけれども中央青山に任せるわけにいかないということで別の監査法人に替えるときに、当然のことながら、別の監査法人は、今年のやつはいいとしても、その前の決算についてはこれはきち...全文を見る
○峰崎直樹君 もう何度も同じことの繰り返しが最後出てまいりますが、私もしつこく聞きます。  国際会計基準からすれば、いや、日本の会計基準は別にしてですよ、こういうように、いや、今までのよりも、今度のやつのやり方は変えたと、これは今までのよりもより透明にするためにやったんだから問...全文を見る
○峰崎直樹君 そうだと思うんですね。今のおっしゃられた点、より具体的におっしゃっていたから分かるんですが、要するに、今回入れたから過去が帳消しになるわけではない、過去のやつが問題であれば問題を指摘したいと、こういうことの理解でよろしゅうございますね。
○峰崎直樹君 この問題が、中央青山が処分されたと、それでもう日興コーディアル問題が終わるんでないかというふうにややちょっと私たちは危惧しているところがあるものですから、この点はしっかりとこれからもまた引き続き、今の観点からどうなっていったのかということについての質問はこれから継続...全文を見る
○峰崎直樹君 有価証券の虚偽記載ということになってくると、当然これは証券取引法違反になると、処分対象にはこれは当然奥山理事長の責任も問われざるを得ないというふうに私たちは思っていますから、これは処分をされて今法人で大変だと思いますけれども、引き続き日興証券の有村社長並びにそれから...全文を見る
○峰崎直樹君 今日は金子晃公認会計士・監査審査会会長、お見えになっていただいていると思います。前に会計検査院の時代にも大変お世話になったわけでありますが、五月十三日の日経新聞のインタビューの中で金子公認会計士・審査会会長は、四大監査法人は不正防止の体制整備や機能の点で必ずしも適切...全文を見る
○峰崎直樹君 問題があるから勧告できると、こういうお話ですけれども、そういう勧告をしなければいけないような調査結果だと、こういうふうに理解してよろしゅうございますか。
○峰崎直樹君 六月の末にその結果報告を、じゃ私どもは楽しみ、楽しみにというか注意深く、興味深く、特に粉飾といったようなことが一体どうなっているのかなと。この金子会長が要するにいろんな問題点を指摘をされています。一般論でおっしゃったんだろうと思いますが、例えば、「監査手続に不備が出...全文を見る
○峰崎直樹君 その点は全くそうなんですが、そうではなくて、要するに会社が公認会計士の監査を受けなきゃいけない、そういう企業が二千三百社あるというふうに聞いているんですが、この監査が、今私が申し上げたように、どの監査法人に付いていくのか、もう一回引き続きやるのか、そういった点で非常...全文を見る
○峰崎直樹君 恐らく、中央青山監査法人、例えば株主総会で改めて中央青山にお願いするということになると、当然、その株主総会から異議が出たりするということになるとなかなか大変なんじゃないかと。今新聞報道をずっと見ていますけれども、継続するという企業と替わるという企業、替わるという企業...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、ちょっと話を耐震偽装問題に、関係ないじゃないかと言われそうなんですが、実は耐震偽装に関与して、粉飾決算という、これが実はキーワードなんですけれども、そういうことで逮捕された木村建設の木村社長が、こんなことはどこでもやっていることで粉飾とは言えないと、こういう...全文を見る
○峰崎直樹君 法務省、そういう事実がたくさん、もうどこでもやっていると、こういうふうに認識されているかどうかだけ。イエスかノーか。
○峰崎直樹君 要するに、建設業界というのは一般的にどこでもこんな粉飾決算やっているよと、日本で公共調達で官製談合をやってないところないよと。もう大体一般化してきているでしょう、談合というのは。ようやく大手四社が、いや、もうこれからは談合しないとかってようやく始まったばっかりです。...全文を見る
○峰崎直樹君 最後になぜこの問題を持ち出したかと、粉飾決算ですよね、木村建設の粉飾決算。木村建設が、いや今まで申し訳なかった、今回からよくするよというふうに言ったら、これ、いわゆる助けていただくんだろうかなと。  ベル24のことを意識しているわけです。日興コーディアルは、いやい...全文を見る
06月01日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第18号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございますが、今日、事前に質問通告をしていた直後といいますか、今日の朝、東京新聞の、これ何面でしょうか、中央青山監査法人の新しい理事長になられた片山さんという方が、東京新聞のインタビューの記事がございまして、午前中も実は、尾立委員が藤沼さんに...全文を見る
○峰崎直樹君 恐らくこれ、再検討をせざるを得ない理由はあるんだと思うんですね。と申しますのは、私も前回お話ししたんですが、このいわゆる日興コーディアルを担当していた中央青山、この中央青山が処分を受けたわけであります。そうすると、引き続き日興コーディアルとしてもこの中央青山にやって...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、これは金融担当大臣にお聞きするよりも、ちょっと委員会にお願いがあります。これまで私は、これまでの中央青山の理事長をやっておられた奥山さんですね、参考人にと、こう要請していたわけですが、この新しい理事長さんがこのように考えておられる根拠、これはやっぱり大変重要...全文を見る
○峰崎直樹君 実は今日は、大分県の豊和銀行という問題について議論をしたいと思ってやってまいりました。なぜ、おい、金融商品取引法とちょっと違うんではないかということをおっしゃっているんですが、そうじゃないんであります。私がなぜこの問題を取り上げたかというのは、今の問題とも絡むんです...全文を見る
○峰崎直樹君 午前中、藤沼会長も、実は監査料の問題とか監査の独立性の問題とか監査の質の問題なんかについて随分おっしゃっていました。  私は、一時期、監査法人の監査料の問題とか、それはそれで独自に、余りにも今の仕組みじゃまずいんじゃないかなと、こう思っていたんですが、まあもちろん...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、各論といいますか具体例から入っていきたいと思っています。  四月二十八日でございますが、大分県の豊和銀行が金融庁から経営改善を求める早期是正措置を受けたと、こういうニュースが我々のところに入ってきたわけです。私も実は、いやもう日本の金融機関の不良債権問題...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、金融庁が検査に入って、そしてその検査の結果、あなたのところのこれは不良債権だよと、もっとこれはきちっと処理し、引き当て積まなきゃ駄目だよと、こういうことで実は予想以上に膨らんでいったと、これがここに書かれてあるわけですね。  そこで、まず金融庁、検査のこ...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございます。  その間の豊和銀行の自己資本比率、ちょっと調べてみたんですけれども、今度は自己資本比率が二・一%ぐらい、二・二%に下がったというんですけれども、皆さんのお手元に、「一、豊和銀行自己資本比率推移」と書いてありますが、ずっとその間検査されても、...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっと金融担当大臣にあらかじめお聞きしておきたいことがあるわけです。それは、金融庁長官が、これは記者会見の中で記者から、豊和銀行がいわゆる公的資金の注入などを申請するというようなことについて質問があったわけでありますが、そのことについてこのようにおっしゃっているん...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、皆さん方もちょっと眠いかもしれませんけれども、退屈なお話かもしれませんが、この豊和銀行というのを、ちょっと私、皆さんに資料をお渡ししましたので見ていただきたいんですが、この連結の貸借対照表が資料二として載せております。  これは単位、十億円ですから、それ...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、私は具体的にあると思うんです、例があると思うんですよ。問題は、そういう金融庁の検査が入って、不良債権を落としなさいよと。そのときは赤字を出してでもとにかくやるんです。しかし、翌年から、じゃそれで終わったのかと思うと、実は終わってない。四年後にまた検査が入る。そ...全文を見る
○峰崎直樹君 本当に適切であればよかったわけですよ。まあ、それは恐らく金融担当大臣としては、いや、適切に行われているということだったんだろうと思うんです。  そこで、今から、本当に適切だったのと。資料の五ページ目に豊和銀行の資産査定が、これは正に自己査定だったわけであります。そ...全文を見る
○峰崎直樹君 これ、次期にはもう九十億円マイナスになりますよと、要するに不良債権処理をしますよと言っているんですけれども、出ますよということを言っているんですよね。ということは、もう、前の期に九十億円もうあるんだということを認識しているからこういう表現になっているんじゃないですか...全文を見る
○峰崎直樹君 正に発生主義の原則ですよね。その時点において発生しているものはその時点で会計の中に表さなきゃいけない。このいわゆる豊和銀行の、監査人も多分見ていると思いますが、アニュアルレポートで書いてあることを見ると、九十億円は来期必ずもう実はこれ不良債権処理その他でやんなきゃい...全文を見る
○峰崎直樹君 幾ら一般論でもですね、こういうふうに書かれているということは、現実にこういうものがもう既に不良債権の実態として存在しているということを、これは不良な部分とそうでない部分に分けてということまでわざわざ書いてあるわけですよ。ということは、こういうところでやはり発生主義の...全文を見る
○峰崎直樹君 ところで、それはいつ住宅ローン債権はつくられて、それはいつ販売したんですか。
○峰崎直樹君 そういうスキームでどなたが売ったかというのはもう一般投資家以上は分からないわけですね。  ちょっと念のためにお尋ねしますが、西日本シティ銀行というのがこれ三十億ほどこのいわゆる豊和銀行に融資をすること、約束がなっているんですけれども、そういうことになっていますね。...全文を見る
○峰崎直樹君 はい、分かりました。  そこで、この二十二億円の売買というのは、これは証券化をして、そしてその優良な部分を一般投資家に売買したということでその売買益二十二億が入ったということなんですが、そうすると、四百億で二十二億ということは大体五%ぐらいの言ってみれば利ざやとい...全文を見る
○峰崎直樹君 まあ役所ですからそういうふうに答えるのかもしれません。しかし、状況をよく見てもらいたいんですよね、これ。さっきから何度も言っているように、この銀行はほとんど利益率が上がっていない銀行で、ゼロ%でしかですよ、いわゆる貸付けに対するリターンが。その中で住宅ローン債権とい...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。
06月02日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第19号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございます。今日は、西川前頭取、ありがとうございました。  それでは早速、今委員長あるいは自民党の方からの質問とも絡むんでありますが、そのようにコンプライアンスという体制を準備しておきながら、なぜこのような事態が起きたのか、率直にその原因、...全文を見る
○峰崎直樹君 実は、二〇〇一年の四月に旧住友銀行、さくら銀行が合併する前に公正取引委員会から両行に対していろいろと各種調査も行われまして、銀行の優越的地位の問題、そういったことについて、実は、両行から公正取引委員会は、法令遵守機能が働くよう尽力をすると、こういう約束をされて実はス...全文を見る
○峰崎直樹君 時間も余りないんで、もう少し端的にお答えしていただきたいと思うんですが。  このいわゆる様々なコンプライアンスに違反するような事件が起きてきている。その背景には、当時竹中金融担当大臣でございましたけれども、不良債権処理を急げと。時期を定めて、そして自己資本の充実に...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、ちょっと立ち入った事実関係の確かめをしたいわけでありますが、二〇〇三年の十二月というふうに私は聞いておりますが、今お話がありましたように、何としても自己資本を充実させなきゃいけない。そこで、翌年でしょうか、ゴールドマン・サックス社とたしかいろいろと出資をして...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっと、その際に事実関係だけ教えていただきたいんですが、この三人の方以外にはお供の方は入らなかったというふうに聞いておるんですが、それは事実でしょうか。三人の方だけで、つまり西川さん、竹中さん、ポールソンさん、この三名だけでお会いになさったというふうに聞いておりま...全文を見る
○峰崎直樹君 それ以外にお供のお付きはいらっしゃらなかったと、これに関しては。
○峰崎直樹君 ございません。はい、ありがとうございました。  また、ゴールドマン・サックスとの関係で、最近、最近というよりも東京の支社長の持田さんという方御存じだと思いますが、この方とはどんな御関係なのか、ちょっと教えていただければと思います。
○峰崎直樹君 今年に入られて持田社長とお食事をされるような、そういう機会などはございましたでしょうか。
○峰崎直樹君 ありがとうございました。ちょっといろんな意味で背景を聞きたいなと思って、聞かせていただきました。  そこで、実は、ちょっとこれは事前に御質問の中、通告をしてなかった問題なんですが、この財政金融委員会で私ども財政金融やっていまして、特に金融関係で、西川社長が今度、郵...全文を見る
○峰崎直樹君 時間が来ましたので、終わります。
06月06日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第20号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎ですが、前回に引き続きまして、豊和銀行の問題に入りたいところなんですが、まず冒頭、実は昨日、村上世彰氏がインサイダー取引の事実を認めて逮捕されると、こういう状況に立ち至ったわけですが、この点についての金融担当大臣、昨日もテレビで様々なことをお話...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっとインサイダー取引に絡んで、質問通告をちょっとしておりませんでしたが、今年、たしか日本経済新聞社の広告を出すところの分野の人がインサイダー取引の疑惑、まあ会社側も認めているようでございますが、その意味で、この問題についてもいつか是非、新聞業界というのは私はどう...全文を見る
○峰崎直樹君 私、西川さんのお話と、今朝、午前中副頭取の方のお話を聞いていて、これは三井住友銀行は再び同じことを起こすんじゃないかなというちょっと思いをしたんです。  なぜそうかといいますと、実は、二〇〇〇年でしょうか、さくら銀行と住友銀行が合併する前に公正取引委員会から、優越...全文を見る
○峰崎直樹君 私は問題があったんじゃないかなというふうに認識しているんですが、どうしてそう言うかといいますと、小泉総理大臣はめったにそういう個別の金融機関、証券会社の長とは会われませんよね。唯一例外がゴールドマン・サックスのポールソンさんと会われているんです。そういうことを考える...全文を見る
○峰崎直樹君 私どももそう思っておりますし、また我々はむしろ規模を、でか過ぎるから、むしろ縮小しながら最終的には民営化した方がいいぞと、こういう説を出してましたんで、もう今の担当大臣の、与謝野大臣の発言は全くそのとおりだというふうに思っていますので、これ、政府の方からもきちんとし...全文を見る
○峰崎直樹君 大臣、局長から今お話ありました。独立行政法人には国の財政が入っているんですよね、税金なんですよ。民間の会社法に準拠して監査をしてそこに不祥事があったと。じゃ、独立行政法人に国の税金が入っている、その税金が入っているところについては、まああれは会社法でやったんだから独...全文を見る
○峰崎直樹君 大臣、税金を投入しているところはもっと厳しく対応するというのが私は当然じゃないかなというふうに思うんですがね。お隣の有村政務官は今こう首をうなずいておられましたんで、多分、そうじゃないかなと思っていらっしゃるのかもしれません。  そこで、文部省にちょっと聞きます。...全文を見る
○峰崎直樹君 しっかりその判断をする際に、是非こういうことがあったことに対してきちんと対応していただきたいと思うんですが、文部科学省所管の独立行政法人である特に大学ですね、これは毎年、会計監査の法人の入札をやっていらっしゃるんですか。
○峰崎直樹君 会計検査の選ぶときに、文部省所管のいわゆる独立行政法人に、いわゆる会計監査人は一回会計監査をすると五年間ずっと続くというんじゃなくて、毎年、会計監査法人を変えていらっしゃるというふうに聞いているんですが、それは事実ですか。
○峰崎直樹君 そうなんですよ。かなり頻繁に変えて、毎年のように変えているんじゃないでしょうか。  それで、実は逆に弊害が起きているんではないかということが指摘をされるんです。何かといいますと、非常にこれは過当競争に入って、例えばこれ朝日新聞の平成十八年一月十四日付けの三面に載っ...全文を見る
○峰崎直樹君 有村政務官、これは是非文部省としても、本当にこれ、各独立行政法人に対する監査が本当に適切に行われているかどうか。これだけの金額、もう恐らく、私、尾立さんが公認会計士ですから多分、今聞いたのは新しいデータだと思います。一番低いのは高岡短期大学というところですかね、富山...全文を見る
○峰崎直樹君 実は前回、十七年の決算を進めるに当たって、終わったときに、アニュアルレポートの中で、次期は多分九十億円ぐらいの要するに不良債権処理が行われますということを予測しているというお話をいたしました。  そのやり取りを、また実は議事録でずっと読んでみたわけでありますが、こ...全文を見る
○峰崎直樹君 長い答弁だから何をおっしゃっていたのかよく分からない。それと同時に、前回私、質問要旨にちゃんとこのアニュアルレポートの中の記事まで入れて、これは一体どう考えたらいいんですかということを聞いていますよ。突然の質問ではないですよ、これは。これだけのまた資料も全部前回も渡...全文を見る
○峰崎直樹君 私は、このデータというのは、この間もお話ししたように、豊和銀行が憎くてとか、豊和銀行をつぶしたいからそういうことを言っているんじゃなくて、こういう形での、一般論として、今、櫻井理事がおっしゃったように、一般論として考えたときにこういうことは許されるんですかということ...全文を見る
○峰崎直樹君 このさっきの繰延税金資産の回収可能性に関する監査委員会の取扱い、監査委員会報告第六十六号によると、債務超過会社についての繰延税金資産は計上できない、こうなっていませんか。
○峰崎直樹君 今の点は、今日ちょっと時間ありませんから、引き続き、ちょっと私、今十分今の局長の答弁で納得しておりません、引き続きやりたいと思いますが、時間が余りないものだから、ちょっと後でまたあれしてください。  それで、私が何でこれずっとやっているかというのはこの間お話ししま...全文を見る
○峰崎直樹君 監督局長ね、正確に言ってくださいよ。平成十五年八月、不祥事件、業務改善命令が出されています。平成十六年八月、同じく不祥事件、業務改善命令。平成十七年十二月、不祥事件、業務改善命令。今年の一月、平成十八年一月、不祥事の業務改善命令。四回連続して言っているのに、今おっし...全文を見る
○峰崎直樹君 監督局長、もう一回答弁の機会を与えたんだけれども。これじゃないですか、要するに合併前の西日本銀行と福岡シティ銀行、このときにそれぞれ一回ずつやったんでしょう、平成十五年八月、それから平成十六年の八月、これ合併前。それから、合併後に平成十七年の十二月、これ不祥事件。そ...全文を見る
○峰崎直樹君 事実関係ですけれども、この十八年一月に不祥事件起きていませんか、業務改善命令出していませんか。監督局長でしょう。
○峰崎直樹君 そうすると、ちょっと事実関係、水掛け論になりますから、私ももう一回調べてまいりたいと思います。十七年十二月がそのまま十八年一月になっているのか。同じ着服事件が二つあったというふうに聞いておりまして、私も別にその確証を今持っているわけじゃありませんから、もう一回調べた...全文を見る
○峰崎直樹君 どうも歯切れの良くない答弁ですね。  ところで、ここの頭取はどこの出身でございますか、西日本シティ銀行の頭取。
○峰崎直樹君 この間、不招請勧誘の問題でこの委員会物すごく成果を上げたと私は思います。そのときにも天下り問題というのが実に見事に絡んでおりました。  どうもこのようなことを、私自身さっき不祥事がずっとコンプライアンスの面でどうなっているんだろうと思いましたけれども、よく銀行の実...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、このその他の中には何か玉石混淆のような気がしますね。私、労働金庫というのは不良債権比率が〇・〇一ぐらいということで極めて優秀だという。それで、これ三・八七なんですよね、不良債権比率が。もう都市銀行並みにぴっかぴかになっているわけですよ。本当にそうかなと。...全文を見る
○峰崎直樹君 これは、毎年共管しているんですか、それとも隔年度交代でやっているんでしょうか。これはどんな検査をやっていらっしゃるんですか。
○峰崎直樹君 共同で。
○峰崎直樹君 今日はこれ以上突っ込みませんが。  どうも、私は前回お話ししましたように、このいわゆる大手銀行の不良債権問題はどうやら峠を越したのかなと思う、ように思う。しかし、どうも第二地銀、地銀、あるいは信金、信組、さらに協同組合系の金融機関の不良債権というのは、まだまだこれ...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。終わります。
06月13日第164回国会 参議院 財政金融委員会 第21号
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○峰崎直樹君 今日は片山理事長、ありがとうございました。  私に与えられた三十分間という時間でございますので、少しいろいろとお聞かせ願いたいと思います。  そこで、実は私、この二月にこの委員会で日興コーディアル証券傘下のSPCを使ってベル24という会社を、正に上場していた会社...全文を見る
○峰崎直樹君 最後に新聞社の方も了解をされているとおっしゃいましたか。
○峰崎直樹君 それはどなたが了解されたんですか。
○峰崎直樹君 編集長ですか。
○峰崎直樹君 広報がどういうふうに聞かれているのか、どなただったのか、まあ編集長からだというふうに聞きましたので、また、これもまた確かめなきゃいけないと思いますが。  そうすると、今はこの東京新聞、それ以外にも新聞記事、随分インタビューに応じていらっしゃるんですが、このいわゆる...全文を見る
○峰崎直樹君 違うとおっしゃっているんですが、実は私、昨日そのお二人の新聞記者の方からお聞きして、この事実は間違いありませんかと。実は率直に申し上げて、当然、了解を得ながら実は記録、録音を取っていらっしゃると、御存じだろうと思うんですね。そうすると、こういうことを言った覚えがない...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、これはやっぱり事実関係の白黒の問題で、今記者の皆さんは二人いらっしゃったわけですね。しかも、録音テープ取っていらっしゃいますので、これやはり、今新しい片山理事長がおっしゃられたことが正しいのか、それとも記者のおっしゃっているこの記事が正しいのか、これはや...全文を見る
○峰崎直樹君 後で当委員会の方でまた再度この事実関係の問題について審議するような場をつくっていただきたいなということでお願いしたいと思います。委員長、またよろしいですか。  それでは、ちょっと別の角度からお伺いします。  先ほど来、昨年の十月ぐらいからずっと全面的な見直しをさ...全文を見る
○峰崎直樹君 実は、条件はまるっきり変わってないと思うんですよ。SPCを使ってベル24が非上場にしたわけですよね。これ、投資目的と言えるのかどうかというのは、私は投資目的ではないんじゃないかなと思っているわけなんですが、そこの論争は時間がありませんので今日はやらないとしても。 ...全文を見る
○峰崎直樹君 私、質問要旨を昨日送らさせていただいておりまして、東京新聞のこのインタビュー記事についてどう考えておられるかということについて率直に質問要旨の中に加えておりました。当然、それは東京新聞のところで、しかもこの参議院の場でも、あるいは国会の場で、ベル24問題をめぐって、...全文を見る
○峰崎直樹君 とすると、会計士の立場から、そういう今まで入れてないものを四月二十七日に新たにそれを今度は入れますというふうに変わることについて、これはどのように判断されるのかということは当然考えておられたんだろうというふうに思うんですが、その点、日興コーディアルのこの問題について...全文を見る
○峰崎直樹君 理事長、今のお話聞いていて、事情が変わったと、じゃ、その事情、変わった事情、今おっしゃられた中身は本当に変わったのかどうか。過去の投資案件から本当に質が変わって、ああこれはどうしてもやはり連結に入れなきゃいけないんだというふうになられた根拠、これを一回私に説明してい...全文を見る
○峰崎直樹君 国会が、場合によっては、いつ次にまた国会あるか分かりませんので、もし今の四月二十七日に日興コーディアル証券が連結の範囲を拡大することについて、過去入れなかった根拠、今回新たにそれを連結に入れた根拠、このことについての会計上の整理をした文書を、資料を当委員会に提出して...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。  それじゃ、ちょっと別のまたお聞きしたいんですけれども、六月一日のこの東京新聞の記事、その前には五月三十一日ですか、いろんな新聞にもインタビューに応じていらっしゃるんですが、この六月一日の東京新聞の記事に対して、日興証券、日興コーディアル...全文を見る
○峰崎直樹君 日興証券、日興コーディアル証券の監査法人を変更すべきだという声が日興の、日興コーディアルの監査委員会の中から出たと、こういうふうに私どもは報道をちょっと聞いているんですけれども、そういう事実はあったかどうか、お聞きになっていますか。
○峰崎直樹君 ありがとうございました。  まあ、いずれにせよ、これから日興コーディアル証券の監査法人がどの法人になっていくのかというのはこれまた一つの注目するポイントだと思いますので、引き続きまた我々も監視して、点検していきたいと思っているんですが。  そこで、先ほど来、粉飾...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、これは具体的にこういう改革をしますよという一つの、金融庁に六月十二日付けで提出されたものより、以外にもっと詳しい中身のものになるわけなんですか。  言っている意味分かりますか。
○峰崎直樹君 金融庁からの報告徴求に対して報告書の提出されていますよね。
○峰崎直樹君 で、これよりも詳しい中身で、要するに、六月中には将来への不安を取り除きたいとおっしゃっているのは、これ以外にまた何かあるんでしょうか。
○峰崎直樹君 これは、そのように私は理解していたんですが。
○峰崎直樹君 ちょっと根本的なところをお聞きするんですが、監査というのはだれのために監査をされているんでしょうか。ちょっとお聞きしたいんですが。
○峰崎直樹君 ありがとうございました。  これは、単に株主だけでなくて証券市場全体に対して、特に公開会社の場合にはパブリックに対して責任を持つと。そういう意味で、日本でこの粉飾決算が先ほども申し上げたように非常に多発していると私は見ているんですが、なぜこのような不祥事が頻繁に起...全文を見る
○峰崎直樹君 先日、この問題で金融担当大臣にお聞きをしたわけであります。そのときに、ちょっとやや言葉じりをとらえるような表現なんですが、公認会計士が日本においてどんな位置付けになっているんですかという話を聞いたら、それはある意味では残高証明をやっているようなものだというような表現...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。
06月23日第164回国会 参議院 財政金融委員会 閉会後第1号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございます。  今日は閉会中審査ということで質問させていただきたいと思いますが、日銀総裁、私ももう十五分という短い時間なんで今日は多くのことは、後の櫻井理事からもまた質問があると思いますが。  実は、コンプライアンスという言葉が先日、記者...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、今法令の遵守、これはもう私も当然だと思いますが、職務の公正性の問題をおっしゃいました。今問われているのは、私は日銀総裁のある意味ではその職務の公正性ということに絡んで、実はこの私ども財政金融委員会で六月の十三日、大久保議員がこの質問をしたことから端を発してい...全文を見る
○峰崎直樹君 総裁には日本銀行の総裁として、実は原則的にはもう任命されたらこれはお辞めになる必要はないわけです。つまり、辞めさせることはできないという大変権限が、独立性あるいは権限が与えられているわけであります。  その背景には、政治権力に対するある意味では自立、恐らく今最大の...全文を見る
○峰崎直樹君 私はもう日銀総裁は、あれ何年だったでしょうか、ロンドン・エコノミストで世界一の中央銀行の総裁だというふうにも評価をされました。私は、もう識見とか人格含めて、それを疑う人はほとんどいないんだろうと思います。しかし、そのことと今回のこういういわゆる信頼感を失ってしまうよ...全文を見る
○峰崎直樹君 総裁、私どもがこれから先を見たとき、ゼロ金利解除も多分重要だと思いますが、恐らく山のように積み上がった財政を、国債をどのように管理していくかという問題で私たちも今内部で検討しています。そのときに、日銀にとって、ちょうどアメリカがアコードを締結したように、この膨大にな...全文を見る
○峰崎直樹君 もう時間私なくなってまいりました。もう日銀総裁に私の言いたいことはほとんど申し上げたと思います。あとはもちろん判断をされるだろうと思いますが、私どもは改めて、私自身、やはり今日時点では辞職されるのが一番の正しい道であり日銀のためにもなるんではないかというふうに申した...全文を見る
○峰崎直樹君 総裁、もし何か。
○峰崎直樹君 ありがとうございました。     ─────────────
10月31日第165回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございますが、今日は両大臣、初めてこの財政金融委員会での質疑ということなので、冒頭、大前提となりますか、この間大変問題になってまいりました歴史認識等について、これは率直に言って意見交換をするつもりはありませんから、率直に両大臣の見解をお聞かせ...全文を見る
○峰崎直樹君 次に、第二次世界大戦、これをどのように表現するか、大東亜戦争と呼んだりする人もおられますが、第二次世界大戦、日本が参戦をして、この歴史的な評価、いわゆる五十年の村山談話というのがございますが、これらについて両大臣、どのようにお考えでしょうか。
○峰崎直樹君 やや尾身大臣の答弁、何となく誠意が感じられないなという感じがしないでもないんですが。  お隣に両方副大臣おられます。この機会ですから、もし、今私二つの質問をいたしましたけれども、これからも富田副大臣やあるいは渡辺副大臣とも率直に意見交換をしたいと思っていますので、...全文を見る
○峰崎直樹君 渡辺副大臣、率直にお答えいただきまして、ありがとうございます。また、今日も両大臣等を中心に行いますけれども、できれば副大臣もどう考えているかということを私の方で聞く場合もございますので、是非緊張して参加していただければと思います。期待をしておりますので。  そこで...全文を見る
○峰崎直樹君 それで、私どもが指摘をして、昨年度の三月期決算では連結対象ではなかったんです。ところが、この三月期決算から連結対象に加えたわけですよ。なぜ今までは加えなくて今度は加えるんですかということについて、実は中央青山監査法人、旧、そこから、もちろんその説明文は当委員会でその...全文を見る
○峰崎直樹君 実は、まだ私が質疑をした段階におけるその議事録がストップしたままになっているんです。恐らく未定稿で、ままになっているんです。それはなぜかというと、中央青山監査法人、旧中央青山の理事長さんのここにおける発言内容が、実は東京新聞の記者の皆さん方にとって事実誤認で名誉毀損...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、金融担当大臣、今日は別の問題をまたちょっとお聞きします。  日本航空の問題なんです。実は、もうかなり新聞とか雑誌その他で日本航空の問題について私も様々な記事を読んでいますから、もう皆さん方の中においてもお気付きになった点があるのではないかと思っております。...全文を見る
○峰崎直樹君 今のような答えがずっと続くと、これ議論になっていきませんが、ずっと個別企業の問題については答えられないということで一貫して答弁されますか。そのことをまずお聞きしておきます。
○峰崎直樹君 そうすると、これ一般論でじゃ答えるしかないということですね。これ日本航空はずっと赤字企業で決算出てきております。公募増資というのは、本来は成長資金の調達のために、増資による新株発行数というのは将来の利益の増加の範囲内でしか行えないと、こういうのが大体証券市場の行動規...全文を見る
○峰崎直樹君 東京証券取引所から今日お見えになっていただいています。  どのように判断をされましたですか。
○峰崎直樹君 そこで、コンプライアンスということを実は大塚議員、今日もおられますけれども、コンプライアンスということはどういうことなんですかということを前の総理大臣にお聞きしたら、そんな横文字なんか分かるわけねえとか、あるいはそんなもの使うなとかということでした。だけど、みんな各...全文を見る
○峰崎直樹君 だとすれば、法令遵守であれば、それは法令は違反していませんよと。今も、東京証券取引所もそうでした。しかし、その妥当性というところから見たときに、コンプライアンスにこれは違反しているんじゃないんですかということを今おっしゃられたと同じことになるんじゃないんでしょうか、...全文を見る
○峰崎直樹君 今、東京証券取引所から、これは余りよろしくないねと、社会的に見て、証券市場のある意味では当然のルールから、ルールといいますか、おきてといいますか、そういうものからすればこれは問題ですということをおっしゃったでしょう。それは正にコンプライアンスに違反した行動を取ったと...全文を見る
○峰崎直樹君 証券取引所からお見えになっておりますが、これについてはどんな調査をされているんですか。
○峰崎直樹君 もう既にその日にちが、たしか六月の初めだったと思うんですけれども、もう四か月以上たっていますね。  今までのところは、じゃ、証券取引等監視委員会には何の問題もなかったということで、報告はしていないということですか。
○峰崎直樹君 まあこうして私が質問していますから、当然そのことは議事録にも残り、また証券取引等監視委員会にも伝わっていくものだというふうに私自身は思っておりますし、その上で厳正にやっていっていただきたいなと思います。  さて、日本航空について実はいろんな週刊誌、雑誌、その他いろ...全文を見る
○峰崎直樹君 今日は、財務内容の分析についてはまた後日、譲りたいと思うんです。これはリース会計とか様々なその問題を含んで、たしかその中には繰延税金資産も数百億円入っているはずですが、本当にそういうのをずっと調べていくと果たしてどうだろうと。退職金や、あるいは年金等のいわゆる不足分...全文を見る
○峰崎直樹君 これ、個別のいわゆる企業だというふうに言っていますが、これは政策投資銀行とか、あるいは何ですか、輸銀だとか、そういうところから数千億円の、あるいはもしかしたら一兆円近いお金が融資されたり出資されたり、実質上の国がかなり関与している企業であるということは間違いないんで...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、開示していると、こういうことでしょうか。  要するに、掛かっている費用はこれだけですということだけは入れている、それは具体的な数字で出ているということなんですね。
○峰崎直樹君 また、これは会計の、今日は中心的にやりませんからあれなんですが、引き続き今の点もやりたいと思いますが、やはり、ANAもそうですし、JALもそうなんだと思うんですが、そういうところはやっぱり開示していくという、私は、やはり国内においては同じ競争条件ですから、そういった...全文を見る
○峰崎直樹君 国土交通副大臣、どう思われますか。
○峰崎直樹君 黒字企業ならまだいざ知らず、赤字企業が出していて、なおかつその自らの、債務超過ではないかと疑われるようなところでそういう形で出していくということが本当に、これは株主にとって本当に正しいことなのか。これもやはりコンプライアンスという点から考えると問題があるんじゃないか...全文を見る
○峰崎直樹君 もう本当に、今日はいろいろ、多分日本航空の問題を聞けばこういう答えしか返ってこないだろうなと思うことしか出てきませんでしたが、私はやはり、相当、まあ次回また質疑をさせていただくときに、いわゆる会計の実態なども少し議論をしたいと思いますが、これは風評リスクを招くために...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、金融担当大臣、もう大体金融庁にお聞きすることもかなり進んでまいりましたので、二つ、金融担当大臣にお聞きします。  一つは、貸金業規制法の改正案が今度出てくるんですね。今日閣議決定をされた。大臣は、これはあるところの記者会見で述べられているんですけれども、中...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、大臣はこれは最大の工夫だ、こう言っていたんです。要するに、この法案の中の一番重要なポイントで、これがもう与党案の中の工夫の最大のものだと言っているのにそれが入らなかったということは、先ほどのこの発言というのはこれは取り消されるんですか。あるいは、この発言...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、それは大臣、与党案の中のその最大の工夫だというふうに言っていて、これが入らなかったと。これはもう自分の、いわゆる金融担当大臣としてこれを入れなきゃいかぬと思っていることが入らなかったわけですから、それは責任問題じゃないですか、発言に対する。
○峰崎直樹君 まあこれは、今度法案出てきますけれども、私はその自分の言動というか発言というか、それが取り入れられなかったと、しかもそれが金融担当大臣の発言だと。  渡辺副大臣、もし、今こうおっしゃられたんですけれども、この特例金利が入らなかったことについて渡辺副大臣の見解はござ...全文を見る
○峰崎直樹君 副大臣、経過を聞いているんじゃなくて、本当にそのことがこの貸金業規制法案についてどう思っていらっしゃるのかなということを聞きたかったわけですが、残念です。また先に、また法案が出てきますから、そのとき一緒にやりましょう。議論しましょう。  そこで、金融担当大臣、最後...全文を見る
○峰崎直樹君 もうちょっと何か、棒読みでずっと原稿を読まれないで、政治家として発言されたことと今こういう直面していることとの間のギャップが物すごく大きいんじゃないですか。  ちょっと関連して、今ワーキングプアの問題が大問題になっています。この間、九月十日の朝日新聞の朝刊の十七面...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、今日は初めて、金融担当大臣、率直な感想を申し上げます。やはり緊張されているせいなのかどうか、原稿をそのまま読まれるというのは非常に迫力が乏しくなりますんで、もっと自分の、自らの発言をお願いしたいなというふうに思います。  そういえば東京証券取引所の、もう...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、お待たせしました、尾身大臣、早速質問したいと思うんですけれども。  私、実は先週大臣の所信を聞く機会がございませんでした。ちょっと院の用事で海外に派遣され、ストラスブールに行っておりました。そこで、発言要旨という配られた紙でどうにも分からないのが、経済財...全文を見る
○峰崎直樹君 持続する、持続可能なものとすると、ちょっと表現が非常に、余りこだわってはまずいので別の方に行きます。  デフレからの脱却ということを随分大臣は、もうデフレから脱却したっていいんじゃないかと、デフレから脱却したという宣言をしていいんじゃないかということをおっしゃって...全文を見る
○峰崎直樹君 何となく古いデフレと新しいデフレがあるような印象で、どんな考えを持っておられるのかなと思ったんですけれども、余りそのことについてのお答えはなかったように思いますが、ちょっと言葉に拘泥し過ぎましたので、先に進みます。  大臣、ちょっと離れますが、国民負担率という言葉...全文を見る
○峰崎直樹君 それを聞いているんじゃないんです。
○峰崎直樹君 お答えいただくところだけ答えてください。  国民負担率というのは、今おっしゃられた、私は言葉が余り正確な言葉じゃないんじゃないかと思っているんです。  それで、今おっしゃられたように、税負担と、それから社会保険料を含めたいわゆる保険料ですね、社会保障関係の。これ...全文を見る
○峰崎直樹君 だんだんそうなってくると、要するに、そうすると日本の家計で物すごく生活で重たいウエートを占めているのは教育費ですよね。教育費が全くただの国があるんですよ。教育費が無料のところがあるんですよ。そうすると、日本のように教育費で、いや塾行った、いや大学に入っても私立大学行...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、私が聞いたのは、中福祉低負担だから、これを負担をきちんとしてもらわなきゃ困りますねっておっしゃっているのは、中福祉に対応して中負担にするという、そういう考え方を持っていらっしゃるんですかって聞いたんです。それはもう、今ずっと経済財政諮問会議で発言されたとおりの...全文を見る
○峰崎直樹君 そういうことを聞いているんじゃないんです。これはどういう、聞いたことに答えていないもの。
○峰崎直樹君 質問したのは、中福祉低負担だから低福祉低負担に行くのか、中福祉低負担なんだから負担の方を上げて中福祉中負担にするのか、そこのところを聞いているんですよ、ずっと一貫して。アメリカがどうだ、いや、イギリスがどうだ、各国はどうだということは、これはもちろん重要ですよ。私、...全文を見る
○峰崎直樹君 依然としてまだその相関関係についてはお答えをいただいていないんですが、これは時間を掛けてやるしかないのかなというふうに思います。  ずっと議論をこれからやっていきたいわけでありますが、ちょっと、財政に責任を持っているのが多分財務大臣だと思うんですね。本当に、私、谷...全文を見る
○峰崎直樹君 終わります。
11月07日第165回国会 参議院 内閣委員会 第3号
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○峰崎直樹君 おはようございます。民主党・新緑風会の峰崎でございます。  今日は、財政金融委員会、今入っておるんですけれども、経済財政担当を実は民主党の中で担当しているもんですから、大田弘子大臣と一度議論させていただきたいということで、こちらの委員会に質問をさせていただくことに...全文を見る
○峰崎直樹君 私は、今の大臣の答弁をお聞きしていて、やはり公的負担率というふうにとらえる、だから言葉を、あたかも租税とそれから社会保険料負担を合わせれば、それでもう国民の負担が終わったような印象を受けてしまうと。  実は、経済財政諮問会議、たしかこれまで三回にわたって新しい内閣...全文を見る
○峰崎直樹君 何でこういうふうに十年置きに出したかといいますと、いわゆる経済がグローバル化をする。そのグローバル化をするときのある意味では時期的設定を行った場合、七〇年代というのはまだ国境というものが一つグローバルな領域で比較的開かれ方が少ないといいますか、そういう時期だったと。...全文を見る
○峰崎直樹君 非常に重要な指摘なんです。それは、負担の増加が成長を阻害しないようにする必要があると。これまでは国民負担が増えればこれは成長を阻害するんだよと、こういうふうにずっと一般的に言われていたわけです。  じゃ、この負担の増加が成長を阻害しないやり方といいますか、それはど...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっと、この負担の伸びを少なくしなきゃいけないということでおっしゃったんですが、これは後で税のところと絡んでくるのでまたそのときにもお伺いしようと思っているんですが。  そうすると、負担の増加率を減らせば成長を阻害しないだろうと、こういうことなんでしょうか。もう...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっとまだイメージがよく分からない。これも抽象的な議論をしてもなかなか進まないんだろうと思うんですが。  そこで、次に移っていきたいと思うんですけれども、小さな政府を目指した小泉改革によって、私は具体的には医療の現場や教育や雇用といったところでどんなことが起きて...全文を見る
○峰崎直樹君 私は医療の専門家ではありませんので、細かい点、ちょっと触れられませんが、一番言いたいことは、これから経済財政諮問会議でそういうサービス分野と言われている医療とか教育とか保育とかですね、そういったところについての市場原理、また、小さな政府を目指してこれからより一層効率...全文を見る
○峰崎直樹君 こういう国民皆保険は維持していくと、私も是非維持していただきたいんですが、実質上、しかしこの混合診療とかそういうものが入ってくると、これは空洞化していくわけです。  ちょっと質問の中に入れてませんでしたけれども、アメリカのゼネラル・モーターズという会社が今大変な目...全文を見る
○峰崎直樹君 この二十九の前の二十八番目なんです。で、たしか二十九番目はトルコだったかなと思います。ちょっとこれは間違っていれば訂正したいと思いますが。  ごらんのように、もう公的教育支出に占めるGDPの割合はこんなに減って、世界の国々に比較して本当に日本の教育水準というのは、...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、私はこれからの経済財政運営委員会の在り方について、今日は塩崎官房長官にもおいでいただいたわけですけれども、今お話をした医療とか教育とか、そういうある意味ではセーフティーネットというところに非常に、我々はそのセーフティーネットがあるがゆえにしっかり頑張れるんだ...全文を見る
○峰崎直樹君 今の持続可能というのはどっちの持続可能なんですか。財政の持続可能なんですか。それとも、そういうセーフティーネットの持続可能なんですか。
○峰崎直樹君 大田大臣にもお聞きしたいんですけれども、塩崎大臣にもですね。つまり、私がずっとさっきから言っているあれは、医療とか保育とか、いわゆる社会保障の分野とそれから教育の分野というのは、これは市場という一つのルートを通すと、これは配分原則は貢献原則、つまりどのぐらいあなたは...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは五ページ目に、「社会保障制度の水準と負担のあり方」についての国民意識というのを、内閣府の調査でございます、ちょっと古いかなと思うんですが、去年十月の高齢化社会に関する特別調査というところで、負担増でも社会保障制度のより充実を求める、負担増でも社会保障制度の水...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっと今日、資料を少し忘れてきたんで残念だったんですけれども、またいつか別の機会に議論をしたいと思っておりますが。  要するに、いわゆるジニ係数をよく取るときに、今度は格差問題にちょっと入っていきたいんですが、一時所得のいわゆる格差というのがだんだんと拡大してき...全文を見る
○峰崎直樹君 一般的にこれからも注意深く見ていきたいということなんですが、私は相当もうひどい状態が、さっきちょっとワーキングプアの問題は話をいたしませんでしたけれども、非正規雇用労働者が一千六百万人に、つまりもう巨大な勢力になってきていますよね。そして、そういう方々が本当にこれ景...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっとこれ、質問要旨出してないんですけどね、官房長官、実は規制改革会議の議長をやっておられた宮内さんが辞められたんですけれども、随分私どもは、宮内さんが規制改革会議で提起をされたときに、自分のオリックスという会社の利益と非常に利益相反という問題が起きるんではないか...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、そのレベルは知っているんですよ。しかも、その三日後に出てくるということで、私も議事録の要旨を興味深くいつも読んでいるんですけれども、そうじゃなくて、その土台になっているメモだとか幹部が交わした記録だとか、そういうものまで実は非常に、何年か後にそれが公開をされる...全文を見る
○峰崎直樹君 先ほど小泉前総理が、これ以上切り詰めたら、もうやめてほしいと、もうこれ以上カットやめてほしいというのは、私は、これはだれが言うことを、つまり国会でそういうものが出ることなのか、それとも本当に国民の皆さん方が反乱でも、むしろ旗を掲げて反乱でも起こすような状況で出てくる...全文を見る
○峰崎直樹君 もちろん内閣を軸にして予算、予算の中には歳入と歳出が入ってくるわけですから、それに対して官邸の主導を強めていきたいという、そういう方向は私は分からないわけではないんですが、これ、これまで確かに建前上は内閣府の税制調査会だったけれども、これらについて、これまで財務省の...全文を見る
○峰崎直樹君 両々相まっていい改革ができることがいいんだというのは、それはそのとおりだろうと思うんですが、だんだん私たちの耳に聞こえてくるのは、これは税調マターでないのかもしれませんが、道路特定財源の一般財源化の問題について、どうもさきの内閣で決定をして、歳入歳出一体改革の中にも...全文を見る
○峰崎直樹君 それは経済財政諮問会議じゃなくて、どこで議論をされるんですか。もう方針が決まっているから、あとは閣議決定だけということなんですか。
○峰崎直樹君 もう時間も最後になってまいりましたので、私ちょっと、もしかして私の勘違いだったら塩崎大臣お許しいただきたいんですが、雇用問題について、先ほどちょっとワーキングプアの話をいたしましたですね。それを私は、たしか所信表明のときだったと思うんですが、総理が答弁の中で、同じ仕...全文を見る
○峰崎直樹君 大田大臣も何か意見があれば。
○峰崎直樹君 ちょっと私もこれ不正確な、どういうところのどういう答弁だったかなということを調べないで、ちょっとあれなんで、またきちんと調べたいと思いますが。  いずれにせよ、格差問題が非常に深刻になってきて、それを何らかのルール、そしてそれを歯止めをどこかで掛けないと本当に我が...全文を見る
11月22日第165回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第4号
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○峰崎直樹君 先ほどちょっと私、どうしても用事がありまして、退出した後に聞きそびれていることがあるかもしれませんので、もしそのときには失礼をお許しいただきたいと思いますが。  最初に、第一点目、お聞きしてみたいなと思っているのは、平壌宣言というのは今も有効なのかどうかということ...全文を見る
11月29日第165回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございます。  今、中川義雄議員の方からもかなり詳細にお話がありましたが、できる限り私も重複を避けながらお話ししたいと思うんですが。  冒頭、大臣、お隣にいる広田一さんの出身地であります高知県の土佐清水市というんでしょうか、人口一万数千人...全文を見る
○峰崎直樹君 大臣、ちょっと語尾がやや小さくなるときがあるんで、めり張りを、分かりやすく答弁していただければなと。まあ大臣の性格も表れていらっしゃるのかなと思ったりもしますが。  私も大臣も生まれが瀬戸内海沿岸の広島ですから、北海道に、佐呂間町というところに行かれて、改めて北海...全文を見る
○峰崎直樹君 何か風速でいうと大体五十メーターから六十メーター、六十九メーターと、こういうふうにちょっと国土交通省の資料があるんですけれども、今まで台風で五十メーターというのは、たしか二年前の台風十八号だったでしょうか、経験したことがあるんですけれども、そうすると、更に3とか4と...全文を見る
○峰崎直樹君 こういうふうに、頻度がだんだんこう高まってきているんじゃないかなという感じがするんで、その原因については、先ほど異常気象とかあるいは地球環境問題ということで中川義雄議員がもう質問されましたんで、私もあえてそれを繰り返すことはいたしませんが。  改めて、本当今回、実...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、申請があれば検討して判断をしたいと、こういうことですね。  事実上、通常言うところのプレハブの建物なんですね、お聞きしたところ。ということは、普通のしっかりとしたコンクリートとかそういう建物の中で仕事をされているんだったら私はこの問題は起きてなかった...全文を見る
○峰崎直樹君 人が住んでいる地域のところの難視聴というのは、それはもう解消しなきゃいけないというのは私もそのとおりだと思うんですし、また、民間の努力を大いに後押しするというのは、それもそうだと思うんですが、やっぱり、要するに北海道のようなところへ行くと、町から町の途中というのはも...全文を見る
○峰崎直樹君 これは、たしか阪神・淡路大震災のときからずっと議論をされていて、日本列島はもう地震列島、台風、今回の竜巻、そういう自然災害といいますか、天災によって家屋を失ってしまうとか、そういう問題に対して国家として何とかできないものだろうかというような議論がありました。ようやく...全文を見る
○峰崎直樹君 是非、国民が本当に安心してこの日本に暮らせるように頑張っていただきたいなというふうに、努力していただきたいなというふうに私の立場からもお願いしたいと思いますが。  さて、先ほど佐呂間町の被害総額幾らかということを内閣府さん、五億七千万円の被害だというふうにおっしゃ...全文を見る
○峰崎直樹君 三月を十二月に早めてほしい、概算でも出してほしいということなんで、ちょっと事前に余り詳しく聞いておりませんでしたけど、特別交付税は町村の場合は北海道庁が配分をするんでなかったかなというふうに思っていますが、こういう場合は総務省本省でやるのは都道府県と市だけじゃなかっ...全文を見る
○峰崎直樹君 私、かねてから、特別交付税というのが交付税総額のたしか六%という、たしか一兆円近いお金を特別交付税持っていると思います。これがどのように使われているのかなということについて、よく私たち野党の議員のところにもその交付税を、特別交付税を何とかしてもらえないかというような...全文を見る
○峰崎直樹君 そのルールがあるというのはもちろんあるんだろうと思いますが、しかし六%の金額というのは相当大きい金額だと思います。だから六%がいいのかどうかということもあるし、それと、不交付団体、すなわち財政力が非常に豊かな地域でも特別交付税が払われる場合があるんですね。そういう意...全文を見る
○峰崎直樹君 終わります。    〔委員長退席、理事田村公平君着席〕
12月01日第165回国会 参議院 本会議 第16号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎直樹でございます。  法案の質問に入る前に、総理にお伺いしたいことがございます。  安倍内閣が誕生して二か月余りが過ぎましたが、安倍総理、せっかく戦後生まれで初めての総理になられたというのに、国民は少しもはつらつさを感じていません。  と...全文を見る
12月05日第165回国会 参議院 財政金融委員会 第7号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございます。  本会議に引き続きまして質問をさしていただきたいと思いますが、ちょうど予算編成を前にした時期なんでちょっと金融担当大臣にお聞きしたいことがございます。  これは報道によりますとというふうにしか言いようがないんですが、再チャレ...全文を見る
○峰崎直樹君 検査局の方は、もう既にこのマニュアルというんですか、具体的にどういったことを、再チャレンジであればこういうことを少し検査マニュアルの中に入れるかなといったようなことは、大体もう方針としては出てきているんですか。それとも、まだ指示出したばっかりでこれからだということな...全文を見る
○峰崎直樹君 大体年内にという今お話ございましたんで、年内をめどに今努力をしているということで、また検討さしていただきたいというふうに思います。  そこで、金融庁は最近いろんな処分、金融処分庁じゃないかというふうによくやゆされるぐらい大変精力的に仕事をされていて、先日も、これは...全文を見る
○峰崎直樹君 これもこれから裁判がずっと続きますので、その過程でいろんな事実が明らかになってきて、私たちも非常に注目をしたいと思うんですが。  私が非常に印象的に残っているのは、記者会見をたしか逮捕される前にやられまして、たしかその十一月八日の件ですか、聞いちゃったといえば聞い...全文を見る
○峰崎直樹君 この一九五四年当時というのは、やはり相当戦後の混乱の中で、物価だとかそういったことについて、物価はややもう落ち着き始めたのかもしれませんが、相当やはりインフレ率も高かったんじゃないのかなというふうに思っておりますが。  そこで、このインフレが当たり前ということでで...全文を見る
○峰崎直樹君 私は、先ほど例出して言ったのは、これ今のデフレに近いような状態だから、今この貸付金利がこの程度になっているんですけれども、これは金利が上がり始めたりいろいろし始めると、このいわゆる絶対額で二〇%とか一八とか一五とかとこう言っている数字も、実は、やがてインフレが上がり...全文を見る
○峰崎直樹君 山本副大臣、リース業に対する参入規制というのは何かあるんでしょうか、規制の条件というのは。
○峰崎直樹君 ここら辺が、先ほどNPOの問題で潜脱が怖いとかいろんなことをおっしゃっていたんですけど、こういうところを利用して、もう最近、会社法も変わってくる、信託法も自己信託できる、とにかく何でもありになってきているわけですよ。そうすると、何でもありになってくると、いろんなもの...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。力強い言葉いただいて、田村議員は本当にこの財金で一緒に机を並べた仲ですから、頑張っていただきたいと思います。  私が言いたいことは、全部実効金利の面で物を見ていかなきゃいけないんじゃないのかということなんですよ。そうすると、この間もちょっと...全文を見る
○峰崎直樹君 今のような実態、山本大臣、金融庁としてはどのように受け止めておられるんでしょうかね。
○峰崎直樹君 金利じゃないんですけれども、実効金利の問題じゃないんですが、例えばこれ、今保険商品の窓口販売なんかもやっていますよね。そうすると、銀行というものの地位が、今事実上もう優越的地位を初めから持っちゃっているわけです。顧客の情報を持っているとか様々、あるいは貸し付けるとか...全文を見る
○峰崎直樹君 やはりこの三井住友銀行の例は相当これ悪質だったんじゃないですかね。恐らく、一件や二件じゃないですよということは、何十件単位であったのだろうと私は、いや何百件単位であったのかそこら辺は分かりませんが、少なくともけたが一つ違ってあったと、そしてその類型として四つだと。そ...全文を見る
○峰崎直樹君 そういうふうにしっかりやっているんであれば余り問題は出てないんですけれども、やっぱりそこから、何というんですか、レンタルで借りた人がまた別に貸したり、いろんな転籍することについてはもうチェックが利かないと、こういうことなんですか。どういうことでこれがうまく機能しない...全文を見る
○峰崎直樹君 是非、これからひょっとするとやみ金融が拡大していくかもしれないという、そういう危険性というのは高いと思っておりますので、この点はしっかりと対応していただきたいなというふうに思います。  そこで、また法案の中に、今度の法案で実は総借入残高を年収の三分の一以内にすると...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、まずは総量規制というのは幅があって、幅があってというか、三分の一というのは、一応はめどはあるけれども、これはまあどうやらこの人は与信能力ありそうだなという人には少し多めに貸してもいいですよと、そしてこれは駄目だねと思う人は三分の一以下でも駄目だと。  ...全文を見る
○峰崎直樹君 何か今のお話聞いていると、三分の一という、年収の三分の一、年収は何で測るかというのは、今様々な帳票類をおっしゃいましたからそれはそれで理解をいたしますけれども、その三分の一を超えては駄目だよと、こうおっしゃっていると、そういう理解でしょう。  そうすると、先ほどお...全文を見る
○峰崎直樹君 何か、原則はそうだけど、例外もあり得るんだよという話になってくると、その例外がどんどんどんどん広がっていくというのが今までの常だったわけですよ。  それで、ちょっと時間ももうあと五、六分しかなくなってきたんで、例えば、今住宅ローンは入れないと言っていましたから、そ...全文を見る
○峰崎直樹君 何だか、住宅ローンは除外していくんですよと、こう明確に答えられたのに、今お話聞いていると、いやそうはいっても住宅ローンの金額とその金利の支払は、それはちゃんとやっぱり考えなきゃいかぬと言ったら、これは入るということになっちゃうんで、お答えを聞いていたら、これ三分の一...全文を見る
○峰崎直樹君 いやいや、じゃなくて。  全情連とかCICというのを、ちょっと詳しいのはこれ、要するに、貸金業界が、クレジットの方の分はこうですよ、全情連はこうですよという、それはそこにたくさん加盟しているんでしょうけれども、要するに情報機関同士で相互の情報を交流しなさいというん...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、いや、いや、全情連とかCIC以外にも、そういう個人の貸付情報を管理しているところはほかにはあるんですかと聞いている。
○峰崎直樹君 そうすると、そういうものが全部、情報を付け合わせをするとなると、名寄せだとか、あるいは本当にダブってやってないだとか、そういう情報の付け合わせをやらなきゃいけないんですよね。それをやりなさいということをこの法令は指示しているんでしょう。副大臣。
○峰崎直樹君 これ、個人情報保護法との関係で実は聞いてみたかったんですけれども、医療情報とか個人がどのぐらい金を借りているというのは、これ機微情報ですよね。もう非常に重要な、しかも個人にとってみると余り外に出したくない機密情報だというふうに思うんですよね。  そういう意味では本...全文を見る
○峰崎直樹君 もう時間も参りましたので終わりたいと思いますが、本当にこの点は国民生活にとって大変重要な個人情報でありますので、今後どのような形でこの保護を図っていかれるのか、またいずれ我々としてもしっかりとチェックをしていかなきゃいかぬなというふうに思っておりますが、取りあえず私...全文を見る
12月05日第165回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○峰崎直樹君 おはようございます。民主党・新緑風会の峰崎でございます。  この道州制特区法案そのものは、後で議論になりますけれども、北海道以外も入っているという理解は政府から度々答弁をいただいているようでありますけれども、やはり北海道はもう既にこの対象に実は組み入れられているわ...全文を見る
○峰崎直樹君 今おっしゃられたことを繰り返しても仕方ないんですが、地域の意見を吸収して地方分権を進めると、こういうお話でございました。  そこで、地域の意見をどう聞いているのかということについてはまた後でお聞きしたいと思うんですが、地方分権ということについて、大臣、一体地方分権...全文を見る
○峰崎直樹君 私は、どうも今のお話を聞いていると、中央政府におられるからそういう考え方になるのは当たり前なのかもしれないんですが、どうもやっぱり中央政府から中間的な政府に権限を下ろし、そして中間的なところから基礎的な市町村に権限、財源を下ろしますよと、こういう発想を今お話しなさっ...全文を見る
○峰崎直樹君 非常に、そこら辺になってくると、またよく分からなくなる。何で分からなくなるかというと、私は、ボタンの掛け違いをすると本当に結果的につまらない結果しか出てこないんじゃないかと思っているのは、真ん中のところの、道州というあるいは都道府県の在り方、広域的な自治体と言われて...全文を見る
○峰崎直樹君 質問にちょっと答えていただいてないんですが、なぜ北海道を対象に選んでいるんですかと言ってるんです。この点はどういう考えなんですか。
○峰崎直樹君 面積が広いと。で、その面積だけで一つの単独を成しているから、道州制の在り方を議論するときに参考になるだろうと、こういうことですか。  そうすると、面積要件、これは衆議院でも随分議論されていますが、面積の要件というのも非常に一つの重要な要素になると、こういうことなん...全文を見る
○峰崎直樹君 今そちらから、沖縄出身の先生聞かれていて、大変、私が余りよくも知らないのにお話ししているかもしれませんが、ということは、沖縄の皆さん方にとってみると、この特区を利用して自分のところを広域の自治体にしていこうと思ったら、事実上どこかとくっ付く以外にないねという法案なん...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、私は、特区で例えば東北の青森と秋田と岩手というのが東北の、北東北といいましょうか、そこで随分いろんなつながりを最近強く持っているなというふうに意識しているんですけれども、そうするとこれが北東北という一つの広域自治体になったときに、既存の都道府県である青森県...全文を見る
○峰崎直樹君 何かむにゃむにゃむにゃっとしているんですけど、そこは都道府県なんですといったら北東北県というふうになるんですかね、それとも北東北州というふうになるんですかね。そこら辺が、このいわゆる特区というのは、法案が通ったら、そういう合併した場合にはもう事実上県という、自分たち...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、道州制特区とはいいながら、まあ北海道は道だから取りあえず道でいいけれども、ほかは道州制特区といいながらもこれは道州ではないと、でき上がったものは。こういう理解なんですね。  そうすると、道州制と道州制特区法案というものの関係どうなるのかなというのは、...全文を見る
○峰崎直樹君 それは経済財政諮問会議という場で議論され始めたのは、確かにその十二月十九日から始まったというのはもうこの議事録の中に出てきますけれども、しかし実際上これが始まったのは、実は高橋知事から言い出したことじゃないんじゃないですか。  これは調査室が作った資料にももちろん...全文を見る
○峰崎直樹君 本当ですか。そこのところに継続性というのがあるんですか。  確かに、横山純一先生を座長にして、私も横山先生をよく知っていますから、その答申案も、勉強会でお呼びしたことがありますよね。今度の特区法と比べたときには全然もう月とスッポンみたいな差があるんですが、まあその...全文を見る
○峰崎直樹君 だれがそういうふうに、それを試してみたいって言ったんですか。
○峰崎直樹君 これ、質問していましたからね、事前に、品川局長ね。局長に答弁してもらおうと思わなかったけれども──いや、いいです、いいです、それは恐らく副大臣ではちょっと答えられなかったかもしれません。  これは、なぜ国土交通省の所管の財源になったんですか、これ、毎年百億というの...全文を見る
○峰崎直樹君 だから、なぜこの推進費は国土交通省の予算、公共事業費から支出するようになったのかという経過を聞いているんですよ。これ、そこにおられる方だれも答えられませんか。国土交通省は、いや、私のところでというふうに言うかもしれませんが。  要するに、私質問でこう答えてるんです...全文を見る
○峰崎直樹君 私は、なぜこれを聞いているかというと、この百億円というお金は、その道州制、これ二〇〇四年の年度から付いているんですよ。ということは、二〇〇三年の十二月にもう議論が始まって、そしてその年のいわゆる年末の、二〇〇三年の年末にいろんな出来事があったわけです。北海道開発予算...全文を見る
○峰崎直樹君 もう一回聞きますよ。その百億円という、毎年百億円、四年間、道州制北海道モデル事業推進費なんです、道州制が冠付いてるんですよ。いかなる意味で道州制ということに結び付いてるんですか、改めてもう一遍聞きます。
○峰崎直樹君 北海道でやれば広域的になるのは当たり前じゃないですか、いわゆる広いんだから。  問題は、国と道と市町村の関係の、そのつながりをどのようにするのか、道と市町村の関係もあるでしょう。あるいは、その権限や財源をどう移したらいいのかといったようなこともあるでしょう。必要と...全文を見る
○峰崎直樹君 よく分からないですね。なぜ公共事業なんですか。国の予算というのは別に北海道局の、いわゆる国土交通省だけではないですね。北海道に非公共の事業もあるわけですよ。  私は、これ非公共で毎年百億円自由に使ってみなさいと、こう言われたら全国の都道府県が、あっ、北海道は道州制...全文を見る
○峰崎直樹君 この問題でもう余り時間費やしてもあれなんで、ちょっとお願いします、お願いしたいと思うんですが、過去、もう四年、五年、六年度、今年度入れて六年度ですけれども、この道州制モデル事業に毎年百億円やったことの道州制にとっての意義はどういうところにあったのか。この点、大変な国...全文を見る
○峰崎直樹君 我々は、必要な公共事業というのは当然、国家の基盤を成していくとき、必要性はあるというふうに思っているんですよ。ただし、無駄な公共事業が非常に多かったんじゃないかということをこれずっとこの間指摘してきました。そのときに、もうそういうことが指摘をされて、公共事業を削減し...全文を見る
○峰崎直樹君 税財源の移譲という、これも今日のこの特区法案に絡むんですけれども、今度の特区法案の中で、確かに交付金の問題は書いてあるんですけれども、権限としての税源とかあるいは権限としての財源といいますか、そういうものは本当にこれ移譲されているんですか。結論からお聞きいたしましょ...全文を見る
○峰崎直樹君 今ちょっと私聞いていて、権限を移譲したとおっしゃっているんですよね。本当にこれ権限は移譲したんですか。あの四つの公共事業のところの、いわゆる河川法だとか砂防だとか出されていますけれども、今権限が移譲されたと言っているんですけど、権限は移譲されたんですか。これちょっと...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、これ林副大臣ね、あなたと、これ憲法第九十五条で、うちの枝野衆議院議員との間でやり取りをしていますよね。その中で枝野さんは、林副大臣がこういうふうに言っていますね。七条二項四号は交付金という国の行為について規定しておりますので、そこは必ずしもリンクするもの...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、権能とその権限というのは違うんですか。権能と権限は違うんですか。
○峰崎直樹君 そうすると、この権能を地方に移譲するというのは、移譲するというか、地方が権能を持つというのはどういうときに持つことになるんですか。今、我々が権限の移譲と言っているときは、単に権能は中央政府にありますよと、それを一時的にその権限を移譲しますよと、こういう理屈で、じゃ権...全文を見る
○峰崎直樹君 それを聞いているんじゃないんですよ。そのことはよく分かっているんです。佐田大臣おっしゃっていることはよく分かるんですが、問題は、我々は分権ということを言っているんですよ。地方主権というふうに言い換えていいと思うんですけれども、そのときに、権能だけは中央にあって、地方...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、特定鳥獣何がし、まあ公共事業を除く分野のところは、これは権能も移ったと、こういう理解なんですか。
○峰崎直樹君 そうすると、いわゆる交付金になっているこの四つの事業以外のものが北海道だけが対象ですよというふうにもし法案がなっていれば、これは九十五条に従って権能まで含まれているから、特定の地方自治体に関与するから、それは住民投票にかけなきゃいかぬと、こういう話なんだよね。そうい...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっと権限、権能のところが非常に分かりにくかったために、非常に私自身も頭が比較的整理をされたわけでありますが、しかし、いずれにしてもこれ、北海道は公共事業のところについてまあ権限、権能を移したわけではないということについて、ちょっとやっぱり非常にそういった意味では...全文を見る
○峰崎直樹君 真摯に検討するといったって、そういう意見はもうとっくの昔に六団体だ、いろんなところから出ているじゃないですか。  ある中国地方の県知事さんが、あんな道州制特区法案見て、こんなみみっちいものを移譲するって、これが本当に分権かいというふうに率直に語っておりました。その...全文を見る
○峰崎直樹君 この点、過去に道州制の論議というのは国の審議会、調査会というのがございますよね、地方制度調査会と。何回もいろんな形で議論されてきていて、これからまたビジョンを作られるということなんですが、今年の二月二十八日に地方制度調査会から道州制のあり方に関する答申が出ているんで...全文を見る
○峰崎直樹君 いわゆる規制改革特区ですよね、鴻池大臣時代にはもうすばらしい仕事をなさったなと思って、本当に私は敬意を表している一人ですけれども、あの規制改革というのは、各省庁の様々な規制、経済的な規制もあれば、社会的な規制もあれば、あるいは参入規制もあれば、行為規制もあれば、様々...全文を見る
○峰崎直樹君 今お話があった中で、基礎的自治体、市町村の合併の推進による市町村の区域が広がっていった、だんだんそれは正に広がっているんだろうと思うんですが、そのとき、我々が広域行政といったときには、例えば一部事務組合とかあるいは市町村連合とかいろんな、地域において広域的な課題に対...全文を見る
○峰崎直樹君 それで私は、一番日本で大きい市と言われているのは横浜市ですよね、三百何十万人たしかいると思うんですが。島根県や鳥取県なんかよりはるかにもちろん大きい、まあ本当に一つの県と言ってもいいぐらいのところでございますが、そういう巨大な市ができたときに、本当にこれは地方自治と...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、これは将来、道州という問題、今これが将来がはっきり分からないから将来といってもなかなかイメージわかないんですけれども、神奈川県というのがございますよね。神奈川県の人口はたしか六百万人ちょっとぐらいだと思うんですけれども、そのうち川崎市と横浜市合わせたら約五百...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっとまだよく分からない。よく分からないはずなんですよね、やっぱり将来の、特区じゃなくて、将来の道州制というのはどうあるべきなのかということについてのビジョンがはっきりしないわけですから。それは政令市どう扱ったらいいのかねとか、いや政令市はもう直轄でいいよとかいう...全文を見る
○峰崎直樹君 ちなみに北海道はどのぐらいですか。さっきちょっとアバウトなことを言いましたけれども。
○峰崎直樹君 四十七都道府県中四十四位というのは、余り成績はいわゆる合併推進論者からするとよろしくないわけですけれども、ブロック別に見て、まあ北海道は一つのブロック、東北は新潟を含んだ東北とか、北陸とか北信越とか、いろいろ取り方があって、どの道州を選ぶんだというんで、ブロックを選...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、総務大臣政務官、またもう一つ、合併はこれからもずっと進めていくんですよね。それもちょっと聞いておきたいんです。
○峰崎直樹君 今のお話を聞いていて、北海道はもう既に一つの広域のブロックになっている。しかし、ここの法律の理念からすると、要するに広域化して、合併等その他が広域化しているということからすると、余りモデルとしてふさわしいことではないんじゃないかな、この特区にするのは。むしろ、それこ...全文を見る
○峰崎直樹君 ここで向いている、向かない、いろんなことについて水掛け論的に話しても仕方ないんですが、仮にですよ、来年春に北海道統一自治体選挙と知事選挙があります。そのとき新しい知事が出てきて、このいわゆる特区に指定されることを返上したいというふうに言われたときには、これはすんなり...全文を見る
○峰崎直樹君 実質的なというと、要するにこれは法律で一回定めて、北海道はもう名指しで入っているわけですよね。しかし、地元の北海道からしたら、いや、どう見てもこれは北海道特区としてやってもらったって余り意味がないと、我々としてはもう返上したいと、こういう話があったときには、いわゆる...全文を見る
○峰崎直樹君 来年の春どうなるのか、ちょっと私も予断を許しませんが、是非とももう少しきちんとした本来の分権に資するようなものになってほしいなと思っておりますが。  そこで、このいわゆる法案の目的規定の中に、一つは地方分権の推進に資すると、こうあるわけでありますが、地方分権の推進...全文を見る
○峰崎直樹君 今、稚内から五百項目ぐらい出ているというのは、それは稚内が道州制特区に基づいていわゆる出した五百項目ですか。それは道に対して市町村にこれだけの権限を移譲してくれと、こういう中身なんじゃないですか。
○峰崎直樹君 その中身は、我々、どんなことを言っているのかちょっと分かりませんが、ここでやっぱり冒頭の北海道というのは、今の北海道知事さんは最初に、十二月十九日に経済財政諮問会議にその原案出してきたときに何て委員から言われたかというと、あんたは国に対してはいろいろ言っているけれど...全文を見る
○峰崎直樹君 まだ恐らく、今は砂防とかそういう公共事業関係のことをおっしゃいましたんで、恐らく実際上、財源的にはどのぐらいの効果があるのか、それから様々な効果がどう出るのかということについてまた別の角度から恐らく評価しなきゃいけないんだろうと思うんですが、ちょっと時間がないので先...全文を見る
○峰崎直樹君 よく分からなかったんですが、砂防事業、もっと言いますと、民有林の直轄治山事業、開発道路の直轄事業、二級河川に係る直轄事業は、これは法定受託事務ということなんですか、今度の事務の性格は。この四つをまず聞いている。
○峰崎直樹君 そうすると、民有林の直轄治山事業と開発道路に係る直轄事業というのは、これは自治事務なんですか。
○峰崎直樹君 そうすると、自治事務に対して国がああしろこうしろというふうなことは、通常は自治事務ですから言えないんじゃないかと思うんですが、自治事務を、これはあれですか、国に対して逆に移譲しているんですか、法定受託しているんですか、この事務は、通常は。それを今回また元へ戻している...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、この四つの事業は現在は国の事務で法定受託事務に、もし自治体がやるとすれば法定受託事務になると。ところが、今回は自治事務が二つで、直轄砂防とそれから二級河川、これは国の事務だけれども法定受託事務として道にやってもらう、やらせると。まあ昔の機関委任事務ですわね...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、私も余りここら辺は、自治体にちょっと籍を、やや籍を置いた者としまして非常によく分からないなと思っているんですが、自治事務になったことに伴って今までの法定受託事務とは違った性格付けが与えられた以上、財源、権限も当然変わってくるであろうと思ったんですが、これ、権限...全文を見る
○峰崎直樹君 何だかよく分からないことになった。つまり、国保の、保険の問題でいうんなら、それは保険原理と財政負担何のためにやるかということがごっちゃになってるんですよ、日本は、多分。だから、保険なのか、あるいは公的な扶助なのか分からないんです、これ、本当。  だから、そこは僕は...全文を見る
○峰崎直樹君 これ、質問ちょっと留保させてもらいたいし、また、場合によったら質問主意書で、この自治事務になることに伴ってどうしてこれが権能まで移譲しないことなのかということについての法的な、今日は法制局の人をちょっと呼んでいませんでしたのでそこのところ聞くことができませんでしたけ...全文を見る
○峰崎直樹君 それならもう直轄事業じゃなくて補助事業じゃないですか。国が八割も出す補助事業と本当に変わらないんじゃないかと思いますよね。ちょっとそれは、法律改正事項だとすればそれは改正の問題があるんだろうと思いますが。  ちょっと総務大臣、最後になりますが、もう一つお聞きしそび...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、ちょうど時間、十二時、ちょっと予定よりは早いんですけれども、まだまだあるんですけれども、以上で終わらせていただきたいと思いますが、先ほどの質問はちょっと留保をさせていただいて、ちょっと別のバッターになるのか、あるいは質問主意書になるのか、なかなか内閣委員会...全文を見る
12月12日第165回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○峰崎直樹君 委員派遣について御報告申し上げます。  去る八日、貸金業の規制等に関する法律等の一部を改正する法律案の審査のため、委員派遣を行い、さいたま市において地方公聴会を開催いたしました。  派遣委員は、家西委員長、沓掛理事、中川理事、野上理事、大久保理事、田中委員、富岡...全文を見る
○峰崎直樹君 民主党・新緑風会の峰崎でございますが、この法案もいよいよ事実上今日で最終日ということで、また財政金融委員会そのものも今のところ波静かに行けば実質上の審議できるのも今日だけかなと、こういうふうに思っておりまして、その意味で、多少最初総括的に、この一年間の大きな問題も振...全文を見る
○峰崎直樹君 今コンプライアンスという言葉が出てまいりまして、あるいはモラルという言葉が出てまいりました。そのときのコンプライアンスというのは、銀行業界が持ってなきゃいかぬコンプライアンスというのは一体何なんでしょうか。
○峰崎直樹君 よく分からなかったんですが、要するに、銀行というのは社会的に非常に大きな役割を果たしてきたと。税金を投入するときも、これは信用システムを維持するためにという大きな大義名分があったわけです。そのために税金が投入されたわけです。  さあ、そうすると、そこで上がってきた...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、大臣の、あるいは副大臣ももし後よければ、事前に質問していませんから、この継続上の質問になりますけれども。  大臣、株式会社というのは、あるいは資本主義社会とこういうふうに言い換えてもいいのかもしれませんが、ステークホルダーの資本主義なのかストックホルダーの...全文を見る
○峰崎直樹君 何だか渡辺副大臣のお話ちょっと私もよく分からなかったんですが、要するに、基本的にはストックホルダー、シェアホルダーというところであって、じゃそれだけじゃなくて実際上はステークホルダーにも気を遣いなさいと、主と従の関係みたいな感じでお話をなさったような感じがするんです...全文を見る
○峰崎直樹君 決してその証券化を私は否定しているわけではないんです。様々な商品を証券化商品にして、そしてそれが小口にわたって、それが市場を流通すると、それは一つの大きな改革であるし、それはそれで一つの利点、メリットがあるんだろうと思うんですよ。  しかし、私はそう言っているんじ...全文を見る
○峰崎直樹君 これは今お話しなさったことの中身についてもいろいろ質問したいことがございますが、またこれは引き続きこれから進めるということで、本題の方に入らないともう時間もなくなってまいりましたので、本題に入らせていただきたいと思います。  先日、参考人の方々に来ていただいたとき...全文を見る
○峰崎直樹君 その中身、まだ議論すればまた切りがなくなりますので次に行きたいと思いますが、午前中の議論で、三國谷局長の方から多重債務者の数の問題で、五か所以上借り入れている人が百三十万人と言ったんですが、これ二百三十万人の誤りですね。
○峰崎直樹君 単純な数字のミスだろうと思ったんで訂正していただきたいと思いますが。  そこで、この多重債務者が二百三十万人にも及んだということの基本的な原因というのは一体どこにあるというふうに金融庁としては総括的にとらえておられるのか。いろいろもう議論あったので何か話は分かった...全文を見る
○峰崎直樹君 確かに、今指摘されたことは全部当たっているんだろうと思うんですが、基本的なところがもう一つ何かあるような気がしているんです。  と申しますのは、一つは、やはり日本の経済社会そのものの大きな変化みたいなものが一つ私はあるような気がするんです。そうした中で、ワーキング...全文を見る
○峰崎直樹君 共通の認識は、やっぱりそこを前提にしながら、これからどう、それこそ再チャレンジ担当大臣でございますので、是非、新しい予算やそういったものも考えられているんでしょうから、翌年の通常国会等ではしっかりまたその点議論させていただきたいと思いますが。  ちょっと細かい問題...全文を見る
○峰崎直樹君 いやいや、その損金算入が進んでいるんですが、ある意味ではそこら辺は、これはいろんな税法の中では、例えば中小企業と大企業に分けて、我々が、食料費といいますか、ちょっとど忘れしましたね、何費と言うんでしたっけ、交際費、交際費課税なんかも、実は全額否認するときと、これは損...全文を見る
○峰崎直樹君 本当は規制が非常に必要だということなんで、恐らく回数規制とか、今私の言ったような量的な規制をどうするかとか、いろいろあるんだろうと思うんです。これはまたいつか聞かせていただきたいと思いますが、非常に貸金業に対してやっぱり社会的な規制を加えなきゃいけないということで、...全文を見る
○峰崎直樹君 終わります。