峰崎直樹

みねざきなおき



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峰崎直樹の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月19日第171回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会・国民新の峰崎でございます。  総理大臣を相手に質問をさせていただくのがちょうど今から四年前の三月でございまして、時の総理大臣は小泉純一郎首相でございました。それ以来でございますので四年ぶりということで、本当に久方ぶりにこうして質問をする。ややちょ...全文を見る
○峰崎直樹君 二、三年前と、ちょっとこれ正確なんですか、これはずっと衆議院の議事録を見てみますと、これは二〇〇六年十一月十五日付けのニューヨーク・タイムズそれからインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙の記事に麻生鉱業に関する記事があったと。このときが最初でございましょうか。
○峰崎直樹君 はい。
○峰崎直樹君 私どもの参議院の外交防衛委員会で藤田幸久議員が昨年十一月十三日に質問しております。その質問された中で、捕虜を使っていたということについてどのように認識をされているのかということを資料を含めてお配りしておられるわけでありますが、今お話がありました二〇〇六年十一月十五日...全文を見る
○峰崎直樹君 そうですね。
○峰崎直樹君 次の二枚目には「村松一郎殿」と、こういうことで、どうも電話のやり取りをされたみたいなんですね。丁寧に答えられたようです。  この村松一郎さんというのは秘書さんでございますか、公設の秘書さんですか。
○峰崎直樹君 この二〇〇七年六月二十二日時点では、例えば外務大臣の政務秘書官とか、そういうことをやっておられたことはないんですね。
○峰崎直樹君 これ衆議院の議事録やあるいは参議院の外交防衛委員会の議事録を見ても、厚生労働省の資料が見付かるまでは全然実は知らなかったんだと、こういう御指摘なんですが、どうもこの資料の見付かったのは去年の十二月でしたか、これもう二〇〇七年の六月時点でこういうデータがやり取りがやら...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、このアンダーウッドさんのこれは一方的な私信であって事務所としては存知しておらない、そして自分もこういう事実関係があったということについては知らなかったと、こういうことですね。
○峰崎直樹君 分かりました。  この問題は引き続いて、これは是非、衆議院、参議院で大変大きな問題にならないように、私はやっぱりオネストというか正直というか、本当に正しい歴史的な事実というものを理解をする上に当たって大変重要な問題だと思いましたので冒頭時間をお借りしたわけでござい...全文を見る
○峰崎直樹君 もう一つお聞きします。  財政制度等審議会というのが財務省の中であると思いますが、これが定額給付金の撤回を求める考え方を打ち出したやに聞いておりますが、これ、財務大臣、正確にはどんなことを財務大臣の方に答申されたんでしょうか。
○峰崎直樹君 総理、私は答申というふうにちょっと使って、これ間違いだと思いますが、衆議院の段階でこれは法案として通ったときに、通った直後に、実は財政制度等審議会で、いや、もうほぼコンセンサスとしてこれはやめた方がいいよと、こういう話があったということについてはどのように考えておら...全文を見る
○峰崎直樹君 ある意味では、財政制度審議会ということで、いわゆる予算を作ったりするときに諮問をするわけですね。そしてその答申をいただく。私も何度か読んだことあります。そのいわゆる財政問題について諮問を有識者の皆さん方にやっていただいているところから、いや、もうこれはやめた方がいい...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょうど私どもの修正案提案者に後でお聞きしようと思っていたんですけれども、私たちの言っておられることどおりのことじゃないかなというふうに思っているんですよね、後でまたお話し申し上げますが。  そうすると、この財政等審議会は何をするために集まられた会合だったんですか...全文を見る
○峰崎直樹君 これは、議事録はいつ公開されますか。
○峰崎直樹君 私、いつも財務省のホームページを見ていて、遅いんですよ、一か月以上前。税制もいろんなもの見ていますけれども、余りにも遅過ぎて、ちょっと見てみようかという気にならないんですが、これちょっと急がれるんで、何とかスピードを上げて早く出していただくことはできませんでしょうか...全文を見る
○峰崎直樹君 どうでしょう、これ、政府のいわゆるそういう審議会、私、今一番スピードが速いのは経済財政諮問会議だと思っているんですよ。三日か四日ぐらいしたらいわゆる議事要旨が出てまいります。この議事要旨は意外と後の議事録とほとんど変わりません。そういう意味で、議事要旨でも結構ですか...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっと議事録のことで、経済財政諮問会議の議事録をこの間ちょっと調べていたら、面白い現象というか、年末の第三十一回、十二月の二十六日の議事録、この議事録に総理の発言が全くない。それから、第一回の今年に入っての議事録、たしか六日の日だったと思いますが、これまた全く総理...全文を見る
○峰崎直樹君 これ、私、ずっと小泉さんの時代の議事録は非常に興味深く読んでいました。小泉さんは必ずそこで発言され、最後に竹中さんが、総理、これどうですかと。まあ、あの人の手段かもしれませんが。しかし、いずれにしても、非常に総理の発言が大変私たちも注目をしたんです。  だから、そ...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。
○峰崎直樹君 最初にちょっと、提案者の会派は同じでも党が少し異なっていたもので、是非、その党は党で独自のものがあるだろうということでお願いをした次第でございます。
○峰崎直樹君 そこで、答弁は本当に時間を限られておりますので適切にやっていただきたいし、閣僚もお願いしたいんですが。  さて、そこでお聞きしたいんですけれども、その前に、この財政制度審議会の議事録は可能な限り速やかにこの委員会に提出していただくようにお願いしたいと思います。いか...全文を見る
○峰崎直樹君 この委員会に早急に出していただきたいなというふうに思います。  そこで、先ほど、これ衆議院のお話、議論を聞いていて、これは自治事務だ法定受託事務だというのが随分議論になっていました。私も余りこういった点について詳しくはないんですけれども、お話を聞いていて、これは十...全文を見る
○峰崎直樹君 今のお話聞いていると、ああ、これこそ、もしおっしゃるようにすべての、油代が上がった、食料品価格が上がった、それにすべて、皆さん方のこれをお支えするんですよというお話だったら、これ、法定受託事務としてやらなきゃおかしいんじゃないんですか。その二百五十条の規定は、それは...全文を見る
○峰崎直樹君 なかなか今の点は十分理解できませんが、これ以上やっても水掛け論になるかもしれません。  さて、そこで、総理、改めてこの定額給付金の政策目的は生活保障であると同時に景気対策の呼び水にもなるんだと、こういう話、二つあるということですか。最初のうちは、いや、これは生活補...全文を見る
○峰崎直樹君 与謝野大臣、ちょっとこの点で、最初に大臣がこの定額、あのときは給付金だったのか、あるいは定額減税だったのか、ちょっと時期的にはっきりしませんが、いずれにせよこれが決まってきたときに、これはやはり所得制限を付けるんでしょうねとおっしゃいませんでした。
○峰崎直樹君 改めてちょっとお聞きしますが、地域振興券のときは、あれは対象はどなたに、全員に配ったんですか、地域振興券。
○峰崎直樹君 私は余りここは詳しく覚えているわけじゃないんで、もし環境大臣、首をうなずいておられたので詳しいのかなと思ってちょっと教えていただきたいんですが、地方税を納めていない、その層には配られたんじゃないんですか。
○峰崎直樹君 これはもう、ちょっと事前に言っていなかったから無理もないんですが、私は、地方税を納めていない人たち、つまり地方税が非課税だという人たちは、地方税は分かりますからね、だからそういう意味で多分できたんだろうと思います。  先ほど世界の国々の給付金の話が出ていました。自...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、これは総理大臣にお聞きしますが、二つ目的があると。私は、最初にどうも社会保障的なニュアンスというか、物価対策、物価が上がったから。それが徐々に、景気が悪化してきたからこうだと。そうしたら一回最初に、もうじゃその生活対策の方は打ち切って、やめて、そして改めて...全文を見る
○峰崎直樹君 このお金を国民の皆さん方に支給したら、それはもらって使う人もいるでしょう。それなりの効果はあるのかもしれません、何%か、あるいは何割か、地域振興券の経過からすると三割ぐらい、四割ぐらいという話だったようでありますが。  そこで、改めてお聞きしますけれども、じゃ二兆...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに一回ぽっきり、先ほど呼び水だとおっしゃったんですけれども、今、百年に一回の経済危機の中で、二兆円のその支給が呼び水になって景気が、消費が拡大してどんどん進んでいく、そういうふうに総理、本当に正直思っていますか。
○峰崎直樹君 総理はそれでいいんですか。
○峰崎直樹君 二兆円を除いたところは効果があると。いや、それは何もしないよりも、それは何か公的な支出をするんでしょうから、あるんです。問題なのは、かつて二〇〇二年から二〇〇三年の不況のどん底から上がってくるときに、輸出、これが大きな飛躍になって、それが設備投資で引っ張っていって経...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、もちろん。それは後でいいんですよ。二兆円だけまず聞いている。
○峰崎直樹君 余り、ちょっと私、今聞いていてよく分からなかった。もう時間、こればっかり続いてなかなか大変です。先に行きたいんですが、これは、その給付先をきちんと絞れている国々はやはりそれなりの、どこに必要とされている人がいるかということが分かっているんだと思うんですよ。先ほど、与...全文を見る
○峰崎直樹君 総理大臣、どうですか。
○峰崎直樹君 提案者、お聞きいたします。  私たちの民主党は、あるいは民主党会派はこの問題はもう早くからやっています。と同時に、四年前に私は当時の小泉総理大臣に申し上げたんです。私たちの社会保障の給付を進めていく上に当たって一番大切なのは、所得が一番困っておられる方はどこにいる...全文を見る
○峰崎直樹君 提案者、ちょっと更にまたお聞きしますが、そうすると、給付と税と、これは言ってみれば社会保障の給付とそれから税収ということになると、国税庁の仕事とそれから社会保険庁あるいは社会保障の、通常歳入庁と呼んでいますが、そういうことを検討されているということはあるんでしょうか...全文を見る
○峰崎直樹君 総理、アメリカのことを僕なりによく言うんですが、アメリカはIRS、歳入庁です。アメリカはセキュリティー番号、ソーシャルセキュリティー番号というのが入っているんです。私たちはいいところは学んだ方がいいんです。  そういう意味で、総理、百年に一度のこれだけの危機だとお...全文を見る
○峰崎直樹君 よく知ってます。
○峰崎直樹君 はい、通りました。
○峰崎直樹君 つぶされました。
○峰崎直樹君 金丸さんです、金丸さん。
○峰崎直樹君 二兆円、私たちはこれは本当に削除して提案された方がいいというふうに主張しておりますが、今一回ぽっきりで二兆円ということで済んでいるからよろしいんですが、私は非常に危惧している問題がございます。  何かといいますと、実は年金なんです。基礎年金の国庫負担を三分の一から...全文を見る
○峰崎直樹君 じゃ、先にどうぞ。
○峰崎直樹君 今厚生年金で二階建てのところまではおっしゃったんです。企業年金をもらっておられる方とか三階建てまでは入ってない、これも実は公的年金の一種ですね。いわゆる税の恩典があるわけですよね。そういうことも含めて加えると、七百万、八百万という層の人はいないわけじゃありませんよ。...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、法律で附則において二分の一にしてあるんですね。  それで、私が言いたいのは、要するにすべての年金所得者に、高い年金所得であっても低い年金所得であっても一律でこれべたで入るわけでしょう、国の税が。この税というのが所得再配分というものの機能をこの段階では完全...全文を見る
○峰崎直樹君 二十二ページ、資料を見てください。今いろいろこちらの方からやじが出ていました。民主党のいわゆる将来像というのは、この二十二ページの下段でございます。  見ていただきたいんですが、私たちの基礎部分というのは、高額所得者になっていけば、これは年金ですよ、ずっとこれは減...全文を見る
○峰崎直樹君 これはまた引き続きやりたいと思うんですが、そこで総務大臣にちょっとお聞きするんですが、住所不定となられた方たち、例えば年越し派遣村とか、あるいはドメスティック・バイオレンスでシェルターなどに入っておられて、こういう方々に今度の給付金、渡るんですか。
○峰崎直樹君 今一番困っているのはこういう人たちだと思うんですよ。つまり、自分の居場所がない、住所が定まらない、こういう人が一番今困っていらっしゃるんじゃないかと。そういう人に行かないというのは、これは私はやはり瑕疵があるというふうに思うんですね。何かあります、また。  ちょっ...全文を見る
○峰崎直樹君 こうしてずうっともう給付金だけでやや一時間近くお話をさせていただいた。総理、改めてこの給付金、第二次補正から削除する考えはございませんか。
○峰崎直樹君 さて、じゃ、ちょっと次の質問に移りたいと思います。  最初に、百年に一度の危機とおっしゃっているんですが、百年に一度という根拠は何なんでしょうか、総理。
○峰崎直樹君 百年に一度というのはそれだけのスケールだということなんですが、そこで改めてお聞きします。午前中も、財務大臣ちょっと今おられませんが、今金融危機は一体どこまで進んでいるんだろうか。不良債権というのはどのぐらい実はもう現時点で確定し、将来的にはこれぐらいの可能性があるよ...全文を見る
○峰崎直樹君 総理大臣であれば財政のことやあるいはそういったことについて当然知っていると思いましたが、もし、経済財政担当大臣、どうぞ。
○峰崎直樹君 世界。
○峰崎直樹君 日銀総裁、お見えになっていただいております。BISの会合その他へ出ておられて、世界の今この今回のサブプライムに端を発した金融危機はどのぐらいの広がりを持っているのか、どのぐらいの損失が今確定しているのか、これからは一体どのぐらい出てきそうなのか、それを教えてください...全文を見る
○峰崎直樹君 どのぐらい増えると見ておられますか。
○峰崎直樹君 今、そのスケールの大きさをどう、百年に一度という中身はどんな中身なのかということを聞いているんです。  財務大臣、午前中の質疑を聞いていて、バンク・オブ・イングランドの予測が出てきているというお話がありましたが、バンク・オブ・イングランドはどのぐらいを予測している...全文を見る
○峰崎直樹君 そのとおりです。  バンク・オブ・イングランドの推計は、アメリカ、イギリス、EU、この三ブロックで評価損の推計は二兆八千億ドル。そして、ブルームバーグというところが、世界の金融機関がこれまでに計上した損失額、確定です、九千九百三十五億ドル、約一兆ドルです。というこ...全文を見る
○峰崎直樹君 というぐらい、今回まだ私たちはどこまでこのいわゆる被害が広がっていくのか、損害が広がっていくのか分からないんじゃないかというぐらい大変な時代迎えているんだろうと思います。  そこで総理にお聞きしますが、よく、先ほどの質問者にもいたんですけれども、今回のサブプライム...全文を見る
○峰崎直樹君 日銀総裁、どのようにお考えですか。
○峰崎直樹君 日銀総裁にまた再びお聞きいたします。  通常言われている円キャリートレードというのは、この間どのぐらいの金額がキャリートレードされたんでしょうか。
○峰崎直樹君 いや、日銀総裁、一九九五年だったと思います、公定歩合が〇・五まで下がりました。それ以降ずっと事実上ゼロ金利が続いているんですよ。  先日、うちの議院運営委員会で山口副総裁を信任するときに、山口副総裁に私どもの人たちが質問をいたしました。そのとき山口副総裁は、今回の...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、やはり日本銀行の側にもその政策上の責任の一端があったということを認められたわけですね。  それじゃ、ちょっと与謝野大臣にお聞きしますが、与謝野大臣、読売ウイークリーというところでお話しなさっている中で、日本の低金利政策というのはまずいんじゃないか、金...全文を見る
○峰崎直樹君 むしろ、ゼロ金利よりも金利を上げて正常な金利が付いた方が日本経済にとっていいということをおっしゃっていましたよね。
○峰崎直樹君 この読売ウイークリーのところを見ていると、私は最近、金利を上げた方がいいんじゃないかと思っている、私もこの説というのはある意味じゃ非常に重視しなきゃいけないんじゃないかと思っているんです。総理、どうですか。
○峰崎直樹君 全体的によく考えなきゃいけない点ですが、非常にポイントをついておられる点だと私は思っております。  そこで、今回の金融危機に際して、たしか十月の初め、G10かあるいはG20に行かれる前も、しきりにその日本の経験を伝えなきゃいけないと、こういうふうにおっしゃっていま...全文を見る
○峰崎直樹君 財務大臣、いかがですか。
○峰崎直樹君 私、日本の総理大臣とか財務大臣に行ったら必ず言ってもらわなきゃいかぬことがあるんですよ。要するに、日本が金融危機のときに、一緒に行ったことありますでしょう、円高のとき一緒に行ったじゃないですか、ワシントンに。そのときのサマーズ、どんな態度されましたか、どんな発言され...全文を見る
○峰崎直樹君 総理。
○峰崎直樹君 私の言っている意味は全然違うんですよ。アメリカが今取っている政策というのは財政支出どんどんやっているじゃないですか。そういうことに対して日本がやろうとしたら、いやいや、金融しか経済政策効かないよとか、日銀はどんどんお金を刷ってやりなさいよとか、そういう話がどんどん来...全文を見る
○峰崎直樹君 もう本当、今日はもう時間も少なくなったので。私思うんです。私も十七年間国会にいます。ずっと見ていて、九〇年、あのバブルの後、あるいはその前辺りから、特に私は円・ドル委員会だと思うんです、一九八四年の。その辺りから日米構造協議、そして対日勧告、ずっとアメリカの言いなり...全文を見る
○峰崎直樹君 終わります。
01月20日第171回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○峰崎直樹君 先ほど来非常に深刻な議論が続いておりますが、改めて私の方から緊急に、経済と雇用についての集中審議と参考人質疑並びに官僚と天下り問題についての集中審議と参考人質疑を強く求めたいと思いますので、委員長、よろしくお願いいたします。
01月26日第171回国会 両院 平成二十年度一般会計補正予算(第2号)外一件両院協議会 第1号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会・国民新・日本の立場から、平成二十年度一般会計補正予算(第2号)及び平成二十年度特別会計補正予算(特第2号)に対する修正案に賛成、修正部分を除く原案に賛成した理由を申し上げます。  初めに、政府・与党に対し、我が国経済は雇用を中心に急速に悪化してい...全文を見る
○峰崎直樹君 今年に入って、予算委員会で私たちは地方の公聴会を求めてまいりました。公聴会までは実は実現できなかったんですが、先週の金曜日、足立の区役所に行って、区長さんとか現場の方々の声を聞いてきました。  その方々の声を聞いて、なかなかやはり地方自治体なりにそれぞれの苦労をし...全文を見る
01月27日第171回国会 両院 平成二十年度一般会計補正予算(第2号)外一件両院協議会 第2号
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○峰崎直樹君 一言だけ。
○峰崎直樹君 いやいや、ちょっと聞いていて、これはどうしてもお話をまた問いたださなきゃいかぬなと思っているのは、富田委員の方から、財政制度審議会の会長の私たちは発言を議事録でしか見ておりません。そうした中で、三名しか発言していないとか、あるいはその中での発言の中身についてもかなり...全文を見る
01月27日第171回国会 両院 平成二十年度政府関係機関補正予算(機第2号)両院協議会 第1号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会・国民新・日本の立場から、平成二十年度政府関係機関補正予算(機第2号)に反対した理由を申し上げます。  各種統計やアンケート調査の結果が示しているように、中小企業の資金繰りは悪化の一途をたどっております。資金調達ができる大企業と調達が困難な中小企業...全文を見る
02月03日第171回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○峰崎直樹君 前委員長を務めさせていただきました峰崎でございます。  一年以上にわたりまして、約一年半年にわたったと思いますが、委員長という大変な重責を無事務め上げることができました。これもひとえに委員各位の皆さんのおかげだと改めて感謝を申し上げたいと思います。  この一年半...全文を見る
02月10日第171回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会・国民新・日本の峰崎でございます。  今、早速、委員長にちょっと、今の議論を聞いていまして、是非、経済統計といいますか、いわゆる日銀の考えていること、それから内閣府の考えていること、あるいは財務省が経済統計を見ている。もう本当に様々な統計を使いなが...全文を見る
○峰崎直樹君 今日は、早速、株の買取り機構の話から入ろうと思ったんですが、どうも先ほどちょっと話を聞いていて、財務大臣、この間、昨日ですね、大塚議員が国会で質問されました、それに対する答弁をずっと聞いていて、そして先ほどの川崎議員とのやり取りを聞いていて、ちょっと私もなかなか解せ...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、万々が一ですよ、今私たちがここの審議している法案が通らなかった、廃案になっちゃったと。そうすると、根拠法がないがために、実際上事務作業を申請して、事務作業を何か昨日辺りももう出ると言っていましたけれども、その事務作業を申請したところは、法案通らなかったか...全文を見る
○峰崎直樹君 予備費をそういうところで使ってよろしいんですか、その根拠はあります、自治事務ですよ。──委員長、ちょっと待ってください。私は、今日、政府委員に一切答弁要請しておりませんので、(発言する者あり)はい、どうぞ。ちょっともう、聞く間、時間止めてください。
○峰崎直樹君 どうもお話を聞いていると、いや最初は予備費使える、いや歳入欠陥になりますということになると、歳入欠陥に対する責任はだれにあるんですか。
○峰崎直樹君 ちょっと今の答弁を聞いていても、要するに自治事務にしてしまったことがこういう問題をずっと起こしているんじゃないかと思うので、今の答弁は私は納得できないので、政府のその正式な見解をいただけませんか。  時間を延ばすためにやっているんじゃない。本当にずっとこの間議論を...全文を見る
○峰崎直樹君 どうもやはり本当に、これは政府が考え企画をし国の政策としてやっていながら、それを自治事務ですよというふうに押し付けてしまっているところからすべて私は発生しているようにしか思えてならないんですよ。(発言する者あり)違うの。違わないというんだったら是非それを、そうだとい...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、地方自治体は政府のあれを断ることはできるけれども、地方自治体はその財源が来たときに、じゃ自分たちはこういうところに使いますよという自由な使い方ができないものになっているわけですね。自由に使えないんでしょう。例えば、これは社会保障のほかの、介護手当の拡充に使...全文を見る
○峰崎直樹君 だから、その十分の十の補助金を、奨励的な補助金を政府が決定をして、そして自治体の自治事務ですよというふうに押し付けているからそういう問題が起きるんじゃないかと言っているわけですよ。  先ほどの議論を聞いていても、その事前にやった仕事、事務についてはそれは結構ですよ...全文を見る
○峰崎直樹君 だけど、歳入欠陥は国でも、自治体が実際に、いいですよ、支出していいですよというふうに言っているんだから、自治体もそれは歳入欠陥を起こすんじゃないですか、その分、支出した損はどうするんですか。
○峰崎直樹君 ちょっと納得できないんですよね。自然現象じゃないけど、経済現象として、私、先ほど生き物のようなもので、それが歳入が入ってこないというのは分かるけれども、これは法律事項で、それが法律が否定をされたことと同じように扱うというのは、私、納得できません。  もう一回、ちょ...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、いいです。  要するに、自治体が自治事務ですよということで事務的な仕事をどんどん先にやってしまって、それが歳入欠陥、後で法律が通らなかったといった場合の補てんできるときの根拠を聞いているわけですから、その根拠を、後で結構ですから、きちんとそれは出していただけ...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、その予算が執行の枠の中だとすると、でも、この法案が否決された場合はその予算の枠の中に入らないじゃないですか。だから、そうなったときどうするかということを聞いているんですよ。執行権。
○峰崎直樹君 要するに、たしか短期証券か何か出したらいいんじゃないかという、何かぽっと前の幹事長さんがおっしゃっていましたけれども、あのときもちゃんと法案が通っていなかったらそれは執行できないということですよね。  だから、執行できないということはもうおっしゃっているわけですけ...全文を見る
○峰崎直樹君 提案者にお聞きするんですが、たしか銀行の株式保有はティア1の以下に抑えるようにという、そういう何か決まりがあったような気がするんですが、今現状はどうなっているんでしょうか。そして、金融担当大臣今おられないんで、それをちゃんと守っていたのかどうかですね、銀行が。  ...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、前回ティア1以下に抑えなさいということで、多分これでセーフティーネット、もういいんだろうと思っていたのが、そのティア1の半分以下になっているのに大変だ、大変だ、これ深刻だということは、要するに銀行というのはそういう株を持ってはいけないということをきちんと...全文を見る
○峰崎直樹君 今、さっきPBRの話で一を割っているという話があったんですけれども、PERの方はどうか御存じですか。PER、要するに株価収益率。いわゆる一株当たりの収益でどのぐらいの利益があって、それで今の株価水準を割ったらどのぐらいになっているかという、大体、今御存じですか。──...全文を見る
○峰崎直樹君 金融担当大臣、もし何かあれば。
○峰崎直樹君 今、政府の責任者と発議者とお話を聞いて、どうしてこんなに銀行に甘いんだろうかなという感じするんですよ。  要するに、金融機関の持っている公共性というのはもちろん入っていますから、当然金融システムというのが一つの公共財だと、それは非常によく分かるんです。しかし、私、...全文を見る
○峰崎直樹君 その意味で、この銀行の金融システムを安定化させなきゃいけないという私たちのその大きな目的というのは理解はしているつもりでございますけれども、今のようなものを両方が相まっていろいろきちんと議論していかないと、いまだに税金も払っていないような銀行経営ですよね、実態として...全文を見る
○峰崎直樹君 途中で済みません。  埋蔵金は過剰な積立金、そういう発言されて、先ほどちょっとどこまで読んだかな、埋蔵金論争だけれども、あると証明した人もいないという、かなりおっしゃっていたそうですが、やっぱり今でも埋蔵金というのはあると証明した人はいないと思っていらっしゃいます...全文を見る
○峰崎直樹君 そういう意味での埋蔵金というのは、私も多分、あるかないかといえば、ないというふうに言っていいんですけれども、今問題になっているのは、要するに政府の一般会計以外に特別会計の中に剰余金ほか相当積み上がっているんじゃないかと。それを実は皆さん称して埋蔵金と、こう呼んでいた...全文を見る
○峰崎直樹君 与謝野大臣、私、最初にこの埋蔵金論争というのを見たのは、たしか自由民主党の財政改革研究会の文書の中の最後の方に、民主党の予算のいわゆるマニフェストの財源の十五・七兆円だったかな、それについて、埋蔵金があるわけじゃなしと、こういう話だったんですよね。私たちはそのとき、...全文を見る
○峰崎直樹君 それは私たちの発言もずっと進化していますから、二百十二兆の問題も、実は大塚議員を中心にして工程表を作って、そこの中でどういう財源から持ってくるというのは明示してあります。その中に先ほどの財政融資特別会計から何兆円か入れようというのは工程表の中に入っていますから、二百...全文を見る
○峰崎直樹君 特別会計ごとに当然のことながら集計してこれが実は出てきているんです。特別会計ごとにも見てきているわけです。その際に、例えば保険会計とか、当然リスクが生じてその変動に合わなきゃいけないとか、年金の会計だとかというところは外してあるんです、これはね。外した上でこういう数...全文を見る
○峰崎直樹君 与謝野大臣、たくさんこのことについて聞きたいんですけれども、何かどこかでこの骨太二〇〇六というのはバイブルのようなものだというような話をちょっとされませんでしたか。
○峰崎直樹君 「堂々たる政治」の中で、私は市場原理主義者に対して徹底的にこれから闘うんだ、こうおっしゃったんですよね。そうすると、その市場原理主義者というのは一体だれなのかなと。市場原理主義というものに基づいてこの骨太二〇〇六というのはできているんじゃないかなと、こう理解していい...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、与謝野大臣が闘われようとしたその市場原理主義者というのは一体、あの文言を読むと明らかに政府内にそういう人がいるという感じで出されるけど、どなたを想定。
○峰崎直樹君 もうかなり共鳴できるところがあるんですが、そうするとこの間ずっと進んできた例えば会社法の改正あるいは商法の改正、あるいは要するにヨーロッパ型の会社法からアメリカ型に大転換していったわけでしょう。元へ戻さないじゃないですか。そういう考え方なんですか、それは。
○峰崎直樹君 何だか共鳴して一緒にやらなきゃいけないんじゃないかなと思ったりするんですが。  今のお話聞いていて、私も実は先日の予算委員会で、どうも円・ドル委員会辺りからずっと、日本がジャパン・アズ・ナンバーワンと言われたところ辺りからたたかれ続けて、そして、今お話しになったよ...全文を見る
○峰崎直樹君 だんだんと、何か上げ潮派とちょっと違うなというような感じがだんだん分かってまいりましたが、ようやくポイントが出てきたのかなと思いますが。  そこで、先日、経済財政諮問会議とか規制改革会議をやめてはどうかという、廃止したらどうだという参議院の自民党の議員会長の提言ご...全文を見る
○峰崎直樹君 もう最後にまとめますが、李下に冠を正さずじゃないんですけれども、どうも規制改革会議でやっておられる方が規制緩和で商売されるとか、本当に、その経済財政諮問会議に出られてそこで労働の規制緩和を大きく主張されるとか、どうも経済人として見て、いわゆる総資本の代表者というふう...全文を見る
○峰崎直樹君 それから、この財政制度審議会の会議は、是非これ新聞記者の皆さんに公開されたらどうですか。税制調査会は、たしか政府のあれ、公開になっていますよね。ですから、そういう意味でそこはオープンにされた方がいいんじゃないのかなと。そうすると、議事録を公開しろだの何だのということ...全文を見る
○峰崎直樹君 公開を是非進めることをお願い申し上げて、私の質問を終わります。
02月12日第171回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会・国民新・日本の峰崎でございます。  今日は前回に続いて、ちょっと残していたことありまして、今日も与謝野大臣にわざわざお越しいただいたということは、あらかじめ本当に感謝を申し上げたいと思います。また、先日の私とのやり取りがちょっと新聞にもいろいろや...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっと大変重要なところなので、また私は是非与謝野大臣の見解をお聞きしたいなと思っていますし、また、財務大臣も、関連してもしかしたらお聞きするかもしれませんが、実は、各政党それぞれいろいろあるんでしょうけれども、いろいろ議論していく過程の中で、やっぱり政府の規模とい...全文を見る
○峰崎直樹君 まだまだ本当にお話ししたいことはたくさんあるんですけれども、またもうちょっと今の議論を先に進めさせていただきたいんですが。  私は、いろんな資料を読んでいて、だんだん分かってきたことというか、なるほどなと思ったのは、慶応大学に権丈先生という方がおられまして、その方...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、実は私もずっとこの間、税制問題と、それから社会保険料の問題と、まあ税は公助だと、社会保険料は共助だと、あとは私的負担は自助だという、いろいろ分けてきたんですが、戦後の社会保障制度を見ていて、最近になって明らかに、その社会保障の保険料で守られてきた雇用保険、あ...全文を見る
○峰崎直樹君 もう時間が来ましたので終わりますが、私は、本当に経済の危機というのは、来週月曜日にGDPの十—十二の速報値が出ると聞いていますが、恐らく二けたの削減率、年率に換算して、それぐらい非常にひどいんじゃないかと予測されています。  その意味で、全治三年とか、いろいろ危機...全文を見る
○峰崎直樹君 森委員に、まず質問をいただいたことを感謝を申し上げたいと思います。  その上で、まず私は、やはり国民の皆さんがこの定額給付金に対してどのように判断をされているのかということを冒頭申し上げたいと思うんです。  どんな新聞あるいはテレビ等の世論調査を見ても、この定額...全文を見る
○峰崎直樹君 お答えします。  その前に、先ほど与謝野大臣の発言なんか関係ないわよというふうにおっしゃっているんですが、質問の中に、景気対策として実質的には減税と同じあるいはそれ以上の効果があると。だから、そのあるいはそれ以上の効果があるということに関して言うと、いや、それは消...全文を見る
○峰崎直樹君 いやいや、質問の要項がこれ紙にあるんです。
○峰崎直樹君 そういうことで、森まさこさんの質問の中にあるいはそれ以上の効果があるということに関しておっしゃったので、実はそういうことについては衆議院の中での議論ではこうではなかったですかということを申し上げた次第でございます。  さらに、今お話がありました、私どもは、そういう...全文を見る
03月03日第171回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○峰崎直樹君 お答えいたします。  率直に申し上げて、私は違うと思っております。非常に一見するとよく似ているように見えるんですが、この給付付き税額控除の考え方が出てきたときの背景は、これは、非常に格差が日本社会に拡大をしてきている。そして、税のある意味では所得再配分機能が今日的...全文を見る
03月10日第171回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○峰崎直樹君 予算委員会委員派遣の調査につきまして御報告いたします。  派遣団は、溝手委員長を団長とする十五名で編成され、二月十六日及び十七日の二日間、山口、広島の両県を訪れ、中国地方の産業経済の動向、両県の財政・経済状況等について概況説明を聴取するとともに、現地において、化学...全文を見る
03月13日第171回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会・国民新・日本の峰崎でございます。  今日は、三人の参考人の方が、本当にそれぞれすばらしい参考になる、我々にとって審議に参考になる提起をしていただきまして、本当にありがとうございました。  それでは、ちょっと今聞いて直ちにこれから質問を組み立てて...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっと各論の方に入っていきますが、先ほど熊野参考人と今高橋洋一参考人のお話の中でちょっと評価が違う点があるんです。それは、量的緩和政策について、熊野参考人は金融政策において効果がなかったんではないのかというふうにおっしゃっています。熊野参考人はこの量的緩和政策は本...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっとそこを深掘りさせていただきたいんですが、高橋参考人。  あれは今度の日銀の総裁が、私どもの委員会の中で実は承認をするかしないかという人事の承認のときに、ゼロ金利政策及び量的緩和政策が世界のサブプライムローンをきっかけとするそういう国際的ないわゆるバブルを非...全文を見る
○峰崎直樹君 雇用の問題は非常に重要であるということで、実は〇二年ぐらいからゼロ金利になったら雇用が増えていったんだよと、しかし雇用の中身がいわゆる正規雇用じゃなくて非正規雇用になっていると。これには、日本の雇用慣行の中でいわゆる正規職員というのを解雇するのは非常になかなか裁判の...全文を見る
○峰崎直樹君 今の視点で、高橋参考人、もし何かお考えがあればお聞きしたいんですが。
○峰崎直樹君 それじゃ、社会保障のことはまた後で駒村参考人にしっかり聞きたいと思うんですが、実は、日本経済新聞、これは昨日及び一昨日に、「「金融不安」緩和に期待感」ということで、ニューヨークの株が四か月ぶりに大幅に上がったというときに、バーナンキ米FRBの議長は、ワシントンで講演...全文を見る
○峰崎直樹君 私は、世界のバブルを引っ張っている一つの流動性の中には、年金の基金、これが恐らく数千兆円単位で動いているというふうにも言われていまして、それが通常の利益よりも高い利益を求めていくわけですね。大学の基金なんかもそうだったと思いますが。そういったものが、今回、慶應義塾大...全文を見る
○峰崎直樹君 もっと本当は高橋参考人にもお聞きしたかったんですが、時間がもう二十分になってまいりましたので、次の社会保障のところに行かせていただきたいというふうに、もっともっと本当に時間があればやりたいと思うんですが。  そこで、駒村参考人にお聞きしたいんですけれども、税金と社...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっとお三方に一枚の資料を参考にしていただきたいんですが、先進諸国の高齢化率と一般政府財政の比較ということで、通常よく言われているように、租税負担あるいは社会保険料負担と合わせてこれが国民負担と。余り表現は良くないんですね、公的負担と言うべきなんだと思うのですが、...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございます。  つまり、最低限の保障をどこに置くかということによっても違うんだろうと思うんですが、私はこの日本型のラインでいくのがいいなと思っているんですが、それ以上に、何が言いたいかというと、先ほどの真ん中の図は、小さい政府にしようとしても政府による消...全文を見る
○峰崎直樹君 大分時間が少なくなりました。駒村参考人だけにお聞きします。  ベーシックインカムという言葉がございますが、最近その入門書も何冊か読んでみて、これについて、駒村参考人、これを将来的に検討すべきテーマだというふうに思われますでしょうか。
○峰崎直樹君 最近、与党も野党も給付付き税額控除という話をやっています。今、私たちの税の中で所得税を考えるときに、必ず所得に様々な控除がございます。この控除が実は高額所得者には相当大きな、効いてくるわけですね。つまり、それだけの現金を事実上取らないで実は支給しているわけですね。 ...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。
03月24日第171回国会 参議院 財政金融委員会 第9号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会・国民新・日本の峰崎でございます。財政金融委員会、今年に入りまして三度目の質問ということになります。  与謝野大臣に質問させていただきたいと思いますが、今の租特透明化法の話をしてもいいんですけれども、その前に、ちょっと最近気になったことがございまし...全文を見る
○峰崎直樹君 今度の金融危機を振り返ってみたときに、非常に大きな問題の一つとして指摘されているのがインセンティブ体系というんです。  要するに、いわゆる投資家が、投資家というかファンドマネジャーが、自分のボーナスは、利益を上げた者に対して非常に高い利益があるんですね。どのぐらい...全文を見る
○峰崎直樹君 時価会計についてはどんな議論になっているんですか。
○峰崎直樹君 恐らく時価会計との関連でいくと、自己資本比率規制の中で、資産価格が上昇し始めた、つまり景気が良くなり始めたら自己資本比率が高くなって、そして景気が悪くなって資産価格が落ち始めたら逆に自己資本比率規制を弱めていく、これが恐らく議論の素材になってくる大きな要因だと思うん...全文を見る
○峰崎直樹君 これは、実は証券市場というのが、株式市場というふうに言い換えてもいいんでしょうが、恐らく日本の国民から見たときに余り縁のないよう、本当は大変縁があるんですけどね、実は私たちは株なんかは関係ないよというふうに思っているかもしれない。だけど、株式市場で行われていることが...全文を見る
○峰崎直樹君 私は、二〇〇〇年だったか一九九九年だったか、同じように十五年間にわたって六百万円近い大減税をやったんですよね。その結果、主税局後ろにおられるから、加藤さん、もし必要だったら答弁していただきたいんですが、細かい数字。あれ以降、いわゆる住宅ローン減税、十五年間にわたって...全文を見る
○峰崎直樹君 今、私ちょっとその白書を持っておりませんけれども、確実にそれは推計ですよね。  実績値で見ると、もう人口がある意味では余り伸びなくなってきている社会で、子供もなかなか結婚しない、子供も生まれてこなくなっている、率が低い。そうなってくると、アメリカと違って、住宅とい...全文を見る
○峰崎直樹君 租特における規定による増減収額の試算というのがあって、ここに八千二百四十億円と、要するに十何年間にわたるとそれぐらい当たるんでしょう。要するに、私が言っているのは単年度のことを言っているんじゃないんです。十何年間続くわけですよ。八千億円近い減税を実は予定しているけれ...全文を見る
○峰崎直樹君 大臣、我が方の租特透明化法案は、租税特別措置を申請する、当然申請しますわね。そうすると納税書、納税の中に租特の申込書を書いて、研究開発税制、今年我が社はこれだけですというのをずっと書いていってくれればいいんですよ。そうすれば租特で、はい、これだけ私たちは減税やりまし...全文を見る
○峰崎直樹君 大分変わっているんじゃないですか。極めてあいまいになって、ああ、これはもう骨抜きだなと、私は中期プログラムから見たら変わっているなというふうに思ったんですが。  今日はそこに入る前に、この税制改革にかかわるときに税制抜本改革は政府の生活対策においてどういうことを言...全文を見る
○峰崎直樹君 最初の、何か二つの派があるという、派が何となくよく分からなかったんですよね。ほころびが出ているところに、何のほころびですか。
○峰崎直樹君 さすがに、御党の中のことでよく分からないし、もう与党にも、かつてはおりましたけれども、もう今は与党におりませんので、ニュアンスがよく分からないところがあるんですが、私が聞いていると、何か両方同じことじゃないかなと思っているんです。  それよりも、今お話しなさってい...全文を見る
○峰崎直樹君 その前に、大臣はシャウプ税制というのは、シャウプ税制、シャウプさんが日本に来られたのは一九四九年だそうです。ちょうど六十年前です。勧告したのは翌年なんですけれどもね、一次勧告です。その勧告についてはどのように評価をされているんですか。
○峰崎直樹君 実は、シャウプ税制でシャウプの最初に勧告した中身について、所得税が現代において最も優れた税だということを前提に、一つは総合課税です。もう一つ、税率は最低税率五から五五%の累進課税、八段階なんです。その後、十何段階までぐっと上がっていくのはその後なんです。  なぜそ...全文を見る
○峰崎直樹君 納税者番号がない、それは僕は理由にならぬと思うんですよ。例えば、配当所得とか利子所得とか資産性所得を税率を例えば三〇%にしようと、一律。分離課税で結構。そうすると、それよりも低い税率の方々あるいは税を払っていない方々には還付する、申請によって。こういうやり方もあるわ...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、やっぱり分離課税でいいというふうに思っていらっしゃるんですか。
○峰崎直樹君 そうすると、税制改革を進めていくときの優先度が出てくる。上げていく優先度はやっぱりあれですか、まずは消費税を上げるということを優先されるんですか。それとも今の所得税の在り方を優先されるのか。一遍に同時にやるんですか。あるいは、相続税というのも一つの超過累進性を持って...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、段階的に上げていくというのは消費税を段階的に上げていくという理解ではないんだと。いろんなやらなきゃいけない課題を、どこからやるかはまだ決めてないけれども、それはこれから考えると、こういう理解ですか。
○峰崎直樹君 それじゃ、その一番最初の元に戻ります。どんな社会保障を組み立てていくのかと。  そのときに、お手元にちょっと資料を差し上げました。これは慶応大学の権丈先生という年金問題では我が党に大変厳しい批判をなさっておられる方ですが、非常に社会保障の問題について分かりやすい議...全文を見る
○峰崎直樹君 そういう議論を土台にしないで、やっぱり安易に上げるということに私はなかなかこれは国民の理解は得られないと。  もう一つあるんですよ。政府に対する信頼なんですよ。  これは先日、予算委員会の公述人の中に、横浜国立大学の井手英策先生からお話を受けたときに、実はやはり...全文を見る
03月25日第171回国会 参議院 財政金融委員会 第10号
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○峰崎直樹君 お三方、今日は本当にありがとうございました。  ちょっと今お聞きしただけで、なかなか頭の悪い我々からするとすぐに消化できないというのが実態なんで、アバウトな質問になるかと思いますが、最初に醍醐参考人の方にお聞きしたいと思います。  醍醐先生のこの資料その他につい...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございます。  続いて、後でまた醍醐先生、時間がありましたらお願いします。  実は、土居先生に、これも二点お聞きしたいんですが、一つは、先生のこの出されました図の中で、これは私が毎回使っている国民負担率の計算なんですが、国民負担率を計算するときにGDP...全文を見る
○峰崎直樹君 浅羽参考人にお聞きいたします。  環境譲与税の考え方というのは私も大変グッドアイデアだと思っているんですが、税金というのは非常に根拠といいますか、何に対して、なぜ、これは国民に対して、ああ、なるほど、これに対して課税しているんだなと。例えば私たちは、ビール、お酒の...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。  醍醐先生、ちょっと時間がもうわずか、非常に短くなったので、一点。  最近かんぽの宿が大変問題になっております。先生の専門であられる会計の観点から、あのかんぽの宿に減損会計を適用して時価会計という評価をするというのは、これはやり方として...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。
03月27日第171回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会・国民新・日本の峰崎でございます。  いよいよ予算委員会も締めくくり総括になりました。なるべく端的に要領よく答えていただきたいと思うんですが、官房長官、時間には余り遅れないようにしていただきたいと思います。十二時までにはみんなで終わろうということを...全文を見る
○峰崎直樹君 昨日、副大臣が辞任をされたそうですが、内閣総理大臣は自分の任命責任があると、こうおっしゃいましたけれども、任命責任というのは一体どういう責任を感じられたのか、総理大臣、お答えください。
○峰崎直樹君 官房長官にお尋ねします。  通常、任命する前に、この方々は株を持っているか持っていないか、ゴルフ会員権を持っているか持っていないか、そういったことについて倫理規程があることについては周知徹底をされていますか。
○峰崎直樹君 御本人は会見の場で、これは内閣官房の方に問い合わせたということを言っていますが、その問い合わせを受けられましたか。
○峰崎直樹君 官房長官は説明の、立ち会われましたか。
○峰崎直樹君 じゃ、どなたがこのやり取りをやられたんですか。
○峰崎直樹君 この株の売買をやっておられたということを知ったのはいつですか。
○峰崎直樹君 じゃ、十八日に届出があったときに、なぜこれは問題だというふうに指摘していなかったんですか。官房長官。
○峰崎直樹君 これは、しかし、大問題じゃないですか。内規に違反しているということが分かり、持っていた、そしてそれを売買したと。その時点で、もうこれは問題じゃないですかということであなたは指摘しなきゃいけない立場にあるんじゃないですか。どうなんですか。
○峰崎直樹君 新聞紙上にこれが発表されなかったら、じゃ、これはずっとこのまま続いていたということじゃないですか、今の話は。
○峰崎直樹君 ということは、倫理規程は株は持ってはいけない、持つ以上は信託にやりなさいとかそういうことが書いてあることについて、総務官室が勝手に判断して、説明するまで待っていたんですか。これでは総務官室の役割を果たしていないじゃないですか。
○峰崎直樹君 求め続けるということがおかしいんじゃないですか。これは、あっ、倫理規程に違反しているということがはっきりしたわけじゃないですか、売買したということは。その売買の理由を聞いているんじゃないんですよ。売買をしているということ自体がもうこれは倫理規程に違反しているというこ...全文を見る
○峰崎直樹君 倫理規程には例外規定がありましたですか。見たことない。どういう例外規定があるんですか。教えてください。
○峰崎直樹君 それに該当するかどうかは、私はよく分かりません。御本人にももう一回、もしかしたらこれは参考人で来てもらわなきゃいけない。ただ、時間が掛かって、こればっかりやっているともう終わってしまいますので。  もっと問題があるんですよ。  任命責任者はこの人が辞めたいと言っ...全文を見る
○峰崎直樹君 二つありますね。一つは大臣規範だと、これは私もそうだと思う。もう一つの問題ですよ。国会等への影響って、これ何なんですか。  これは昨日もやり取りしているから、与謝野さんで結構です。
○峰崎直樹君 このやり取りを最初から、大久保委員の質問、それから大門委員の質問、そして大塚委員の質問、ずっと一貫しているのは、財務副大臣としてこの間、証券市場の問題その他を含めて、財政金融委員会ですから、ずっと議論してきました。この方は、副大臣はそのいわゆる私たちが決めてきた金融...全文を見る
○峰崎直樹君 今総理大臣は、任命責任者として、倫理規範と同時に国会対応でも問題があるから辞めさせたと言っています。国会対応は、私たちがあたかも、国会対応でこれを、辞めさせないと駄目ですよということを言ったんです。それは、大前提となる法律に対して、遵法、法律を守らなきゃいけない立場...全文を見る
○峰崎直樹君 新聞報道とか、テレビも私、朝見ました、御本人が出て。これは説明になっていないなと思いました。これはまた問題にしなきゃいけない。引き続きやります。任命責任は非常に重いと思います。  塩谷文部大臣、これも通告しておりません。私も塩谷文部大臣がパーティーをおやりになられ...全文を見る
○峰崎直樹君 官房長官は御存じでしたか。
○峰崎直樹君 規模がどの程度だったか、私も御案内も受けていませんし、もっともそうなんですが、行ってもおりませんので分かりませんが、その会場で笹川堯自由民主党の総務会長が、閣僚になると会をやっちゃいけないんだが、だれかがおきてを破ってもらわないと後から続く人が困る、塩谷先生がいいな...全文を見る
○峰崎直樹君 総理、自由民主党総裁として、総務会長がこんな発言をされたんですわ。どう思われます。
○峰崎直樹君 そういう答弁をしちゃ駄目ですよ。今、塩谷大臣はおっしゃったじゃないですか、いや、笹川さんは来られてそういう話の趣旨のことをされましたと。それを受けてどういうふうに判断するかという、答えなきゃいけないですよ。
○峰崎直樹君 私は、御本人に今度確かめていただいて、大臣倫理規範なんてこれはもうだれも守らなくなりますよ、そんなことを言ったら。そういう危険があるから申し上げているんです。  冒頭の副大臣は、恐らく辞任を受け入れるんじゃなくて罷免すべき対象だったんじゃないんですか。それは強く申...全文を見る
○峰崎直樹君 それじゃ、この発言は撤回されるんですか、その該当箇所について。
○峰崎直樹君 この該当のところには全然触れられていませんよ、間違っていましたとか。言い直して、逮捕逮捕ということは言っているけれども。いわゆる有罪だったから、明らかに違法だったがゆえに逮捕だと。ここのところは何にもおっしゃっていないじゃないですか。
○峰崎直樹君 この議事録、何度見てもそういうふうに読めないんですよ。ここに、今回は逮捕ということになったのは、明らかに違法だったがゆえに逮捕ということになったんだというふうに思っております、こういうふうにずっと言って、その後、何回もおっしゃっているんですが、よく分かりません。 ...全文を見る
○峰崎直樹君 多分やじに対して答えられてそうやっているんだと思うんですが、その前の文言が残っているんですよ。だから、こういうのが、やはりきちっとこの点は削除するのなら削除しておかないと後々歴史まで残りますよ。どうですか、残ってもいいんですか。
○峰崎直樹君 分かりました。そうまでおっしゃるなら、もうそのままずっと議事録に残しましょう、それは。  さて、それでは法務省にお聞きしますが、小沢代表の秘書が起訴された理由というのは何なんでしょうか。
○峰崎直樹君 ありがとうございました。  今回のやり取りの中で、随分いろんな関係筋によればとか検察筋によればとか情報が次々と漏れてくるんですね、リークと我々こう呼ぶんですが。これは、情報をリークしたということについては、どのように法務省は、あるいは法務大臣に聞きましょうか。まず...全文を見る
○峰崎直樹君 法務省にお聞きしますが、ライブドア事件で民事訴訟がありました。昨年、判決が出ましたが、その際、賠償請求、九十五億円が出ておりますですね。その九十五億円の賠償になった根拠というのは、これはいわゆる民事訴訟で損害賠償を認定しているわけですが、その損害賠償を認定するときの...全文を見る
○峰崎直樹君 私は刑事事件だけに断ったつもりはありませんよ。民事事件もずっと、民事も含めてライブドアの全体のことを聞いておったんですよ。今日は来ていないんですか、民事局長は。──民事局長でしょう。それなら知っているでしょう。
○峰崎直樹君 皆さん方のOBで郷原信郎さんという方が「思考停止社会」という本を出されているんです。この中に明確に書かれていることを、これを間違いだったら、私、間違いだと言うんですが、法務大臣、よく聞いていてくださいよ。この判決は、推定規定の適用の前提となる虚偽記述の事実の公表に関...全文を見る
○峰崎直樹君 私まだ十九分残っていますから、約一時間近く残っています。大至急調べて、その件について報告してください、私の質問以内に。いいですか。それを委員長に要求します。
○峰崎直樹君 この問題もそれほど時間をたくさん取ることができませんので。  実は、総理大臣、郷原さんが書かれたこの「思考停止社会」という本の中にも書かれている。あるいは、最近、朝日新聞に堀田力さんという、これも検察のOBです。検察のOB同士が、今回のいわゆる政治資金規正法の改正...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっとかんぽの宿の問題についてお聞きしたいと思います。  日本郵政公社及び日本郵政株式会社の会計監査はどこが担当されていますか。
○峰崎直樹君 かんぽの宿にこの評価をするときに、いわゆる会計基準でいくと減損会計を適用されているんですね。これは西川社長、なぜ減損会計を適用されたんですか。
○峰崎直樹君 民間の企業会計原則で減損会計の適用にこの場合はなるんでしょうか、ならないんでしょうかね。減損会計が適用されるときの条件というのは、金融庁、分かりますか。金融庁、この基準教えてください、減損会計が適用されるときの。
○峰崎直樹君 ということは、減損の兆候があること、減損を認識していること、減損の損失があること、この三段階で決めるということですね、そうですね。  そこで、西川社長にお聞きするんですが、このかんぽの宿は、このいわゆる価格、私、ちょっと事前に言っておきましたので言いますが、取得原...全文を見る
○峰崎直樹君 固定資産税の評価額は幾らですか。
○峰崎直樹君 今の帳簿の価格は幾らになっていますか。
○峰崎直樹君 そして、入札価格が百九億ということですね。一物四価になっているんですけれども。  そこで、お聞きします。総務省にお聞きしますが、固定資産税のいわゆるこの価格八百五十六億を、これは実勢価格に直したら幾らになりますか。
○峰崎直樹君 いわゆる固定資産税で割り戻して〇・七を掛け、さらにほぼ実勢価格と言われるのは、また、それにまた〇・八で割るんですね。あるいは〇・七五でやる場合もあります。そうすると、このいわゆる実勢価格は、私が計算すると千五百二十八億円ぐらいあるんです。これは、いわゆる減損の兆候な...全文を見る
○峰崎直樹君 どうしてこれ減損なんですか。実勢価格が千五百二十八億円あるじゃないですか。これ、全然かんぽの宿にはそういう減損なんか出ていませんよ。どうして減損なんです、その理由、説明してください。
○峰崎直樹君 これは会計原則の中に、営利を目的とせずに建設されているその施設が現行の経営体制のままで運営すれば赤字になるというのはこれは決まっているんですよ。そういうその施設の将来のキャッシュフローの現在価値というのは、これはろくな価値になるわけないんですよ、これは、はっきり分か...全文を見る
○峰崎直樹君 しかし、金融庁さん、内藤さんね、非営利の目的で利益が出ていないときに減損会計やったら、それは限りなく下がるに決まっているじゃないですか。どうですか、そこは。最後に言ったことはよく分かりません。  総務大臣、どうです、今私がやり取りしていることを聞いて、どう思われま...全文を見る
○峰崎直樹君 私は、それを会計基準の話で今説明したんですよ。これは減損会計を適用したらまずい例なんですよ。だから、その責任は、この減損会計を適用するということを決めたのはどなたですか。西川社長。
○峰崎直樹君 要するに、法律に書いてあるんです。だけど、先ほど金融庁からあったように、その商品の種類によって適用していい場合と悪い場合があるにもかかわらず一律に適用しているからこういうことが起きるんじゃないですか。だからこれは、やっぱり監査法人の責任もあるし、それは法律を作ってい...全文を見る
○峰崎直樹君 さっき法律とおっしゃいましたけど、こう書いてあるんですよ。日本郵政公社法、企業会計原則、第二十九条、公社の会計は、総務省令で定める、企業会計原則によるものとする。これが基準でしょう。ということは、何も一律に法律で決まっているって書いてないじゃないですか。一律じゃない...全文を見る
○峰崎直樹君 これは、やはり拡大解釈し過ぎていますよ。その下に、かつて、日本郵政公社法施行規則の中に会計原則と書いてある。いろいろ書いてあるけれども、これは一般に公正妥当と認められる企業会計の原則の基準なんですよ。だから、一律に減損会計を適用していいですとどこにも書いてないんです...全文を見る
○峰崎直樹君 時間ばかり過ぎて、この問題また引き続き進めていきたいと思いますが、責任の問題はしっかりとこれから追及したいと思います。  総理、どう思われますか、今のやり取り聞いていて。
○峰崎直樹君 ちょっと私の御当地の問題で、北方領土の問題について、総理、二月十八日に行かれて、どんな会見だったんでしょうか。  多岐にわたっていますので、済みません。
○峰崎直樹君 総理、固有の領土というのはどういう意味なんですか。外交用語にありますか、これ。
○峰崎直樹君 私はかつてこの問題を議論したときに、固有の領土というのは、外務省からそういう言葉は外交用語にはないというふうに聞いております。  何が言いたいかというと、相対的なんですよ、やっぱり歴史的なんですよ、この領土の問題というのは。確かに一度も歴史上日本が、他人のになって...全文を見る
○峰崎直樹君 是非定義は一回調べてみてください。  そこで、総理はかつて、これは何年だったでしょうか、日本の領土、これ相手があることだから面積比五〇対五〇、すなわち四島じゃなくて、三島に択捉島の一部を加えてそれで面積比が半分だと、こういう考え方を提起されていたと聞いておりますが...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、面積比半分で提案したことは一度もないという、こういう理解でいいんですか。
○峰崎直樹君 ということは、待ちの政治だと。相手側がどういうふうになるか今は見ているんだと。  昔、橋本龍太郎総理大臣はユーラシア外交ということを提起されて、大変時間を掛けて、残念ながら結果は出ませんでしたよ、たしか二、三年掛けていますよ。麻生総理、これ、本気に、この北方領土の...全文を見る
○峰崎直樹君 どうも麻生内閣の時代には進展しそうにないなという感じがします。  官房長官いないんで、アイヌ民族の権利の問題についてちょっと。  アイヌ語の保存、継承をすべきだというふうに地元のアイヌ民族の方々も、アイヌ、これは言語が失われてしまうという危険性を持っているわけで...全文を見る
○峰崎直樹君 これは、絶滅にしてしまうということは本当に人類にとってあるいは日本にとって大変なことですので、アイヌ語の保存、継承に責任を持つ国の所管機関がないんですよね、今のところ。是非、これは検討したいということだけでも発言していただけませんかね。
○峰崎直樹君 検討してください。  文部大臣、もし何かあれば。
○峰崎直樹君 これ多分、文部科学省の所管だと思うんですけれども、人間文化研究機構という中に国語研究所というところがあるんですが、これはアイヌ語が入っていないんですね。この中に是非取り込むようにしていただけませんか。
○峰崎直樹君 それでは、経済の方に移らせていただきます。  今日は、日銀総裁、本当にお待たせしておりますが、大変恐縮です。時間が少なくなりましたので端的に進めていきたいと思うんですが、日本経済の見通しについて、今、まず日銀はどのような見通しを持っていますか。  その前に、西川...全文を見る
○峰崎直樹君 日銀総裁、物価の見通しはどうですか。デフレからは脱却ができたとかつて言えなかったんでしょうか。これから先はどういうふうに展開しますか。
○峰崎直樹君 経済財政担当大臣の方は、こういう見通しと今の政府がこの予算を作るときの前提になった見通しが大分狂っていると思うんですが、どのように考えておられますか。
○峰崎直樹君 ということは、この予算をずっと審議していたんですけれども、この予算の前提条件が全部狂っちゃったということになりますよね。  総理大臣、これ、補正予算は組まれるんですか。
○峰崎直樹君 まあそうおっしゃられたいのは分かるんですが、世上ではいろんなことが言われております。  是非一度聞いておかなきゃいけないのは、四月二日に行われるロンドンにおける金融サミットですね。昨日もちょっといろいろ財政金融委員会でも議論になりましたけれども、総理はどういうこと...全文を見る
○峰崎直樹君 日銀総裁、今回、金融バブル、金融恐慌が起きた、この一番の原因は何だというふうに思っていらっしゃいますか。
○峰崎直樹君 総裁、時価会計というのはこの金融危機に対してどんな影響をもたらしたんでしょうか。
○峰崎直樹君 デリバティブ商品を開発して、それを時価で評価して、そしてそこで利益を取り込んで、いわゆるそれが流動性を振幅させていく大きな要因になったんじゃないか、こういう指摘がありますね。これはどう考えておりますか。
○峰崎直樹君 まだまだたくさんお話ししなきゃいけないんですが、総理大臣、アメリカのAIGという会社で、最近、公的資金を投入していながら巨額のボーナスをもらっている、けしからぬということでオバマ大統領は随分怒っていましたけれども、あれについてどういうふうに思われますか。
○峰崎直樹君 金融庁にちょっと資料を調べてくれって言ったんですが、アメリカのこのAIGがボーナスを支給した根拠というのは何だったんですか。
○峰崎直樹君 これは、実は私もまだよく分からないんですが、今度の金融危機を招いた一つの大きな制度的な要因にインセンティブシステムというのがあるんですよ。  日銀総裁、この問題についてラグー・ラジャンという有名なインド人の経済学者が二〇〇五年のジャクソンホールでやったときに実は出...全文を見る
○峰崎直樹君 総理、これ大変問題だと思うんですよ。というのは、このファンドマネジャーなんか、もうかったときには物すごい巨大なもうけがあるんです。損したときには全然問われないんですよ。これ本当に大きな問題だというふうに思うんですが、こういう現代の株主至上主義社会のゆがみというのはも...全文を見る
○峰崎直樹君 税引き前。
○峰崎直樹君 三百四十四倍で、一般労働者の平均が三万ドル、それが千五十万ドル。日本円にすりゃ十億円ぐらいですかね。ところが、このいわゆるヘッジファンドのファンドマネジャーは上位十人でどれだけ稼いでいるかというと、合計で一・七兆円。何倍でしょうか、これは。強烈なんですね。これの行き...全文を見る
○峰崎直樹君 法務大臣にお聞きするんですけれども、会社はだれのものかという、会社法にはどういう理念が書いてありますか。
○峰崎直樹君 これは、与謝野大臣は、会社は株主だけのものじゃないぞと、ステークホルダーの考え方を出しておられますが、現実に会社法がこの間、商法改正で一体どういうところまで来たのか。これをたどってみると、森法務大臣、そんなに単純なものじゃないですよ。本来ならば、ステークホルダーであ...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっとライブドアの問題。日銀総裁、もう結構でございます、どうぞ。ライブドアのさっきの民事の判決、ちょっと教えてください。どうなりました。
○峰崎直樹君 私は初めて聞きました。要するに検察は、事情によってはリークなり、あるいは説明することがあり得ると、こういうことなんですね。
○峰崎直樹君 これまでは、国会で説明求めても、いや、公判に影響あるから出しませんということだったんですが、そうすると、これからは事情によっては出し得るということで判断してよろしいですね。
○峰崎直樹君 この問題は非常に深刻な問題だと私は思いますので、引き続きまたやりたいと思います、時間がありません。  今日は、今経済問題からちょっと離れたんですが、総理、AIGのような巨大な金融機関ですね、メガバンクあるいはメガ金融機関、こういうものが非常に今国内でもばっこしてい...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、持ち株会社、ホールディングでいろいろ業態の中、金融もいろんなことやっているんです。このいわゆるホールディングカンパニーがこれだけたくさんできている国というのは余りないんだそうです。  それは、独禁法の第九条を改正したんです、九十何年。今日、公正取引委員会...全文を見る
○峰崎直樹君 AIGとかシティとか、ツービッグ・ツーフェールという言葉があるんですけれども、これ大き過ぎてつぶせないと言っているんですけれども、だんだんこれが大きくなり過ぎると、大き過ぎて救えないということになるんです。  総理あるいは与謝野大臣でも結構です。アイスランドだとか...全文を見る
○峰崎直樹君 そういう意味でいうと、日本郵政もでか過ぎるんですよ、あれは。我々民主党が最初に言ったのは、縮小して民営化しようというふうな話はしたことあるんですよ。だから、その意味で、本当に巨大化するというのは私は問題だというふうに思っています。  もう時間があと一分で、いろいろ...全文を見る
○峰崎直樹君 まだまだ本当にたくさん議論をしなきゃいけない雇用問題が非常に私、恐らくこれから予算編成されるときに、ほかのことは別にしてもうとにかく雇用問題を、百万、二百万という形で、是非この方々に対する対応を強く要望して、お願いをして終わりたいと思います。
03月27日第171回国会 両院 平成二十一年度一般会計予算外二件両院協議会 第1号
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○峰崎直樹君 参議院側が平成二十一年度一般会計予算外二件を賛成少数で否決した議決の趣旨を申し上げます。  否決の第一の理由は、本予算が現下の深刻な経済情勢への認識が欠如しており、景気対策としての効果が全く期待できない点であります。  世界的な金融経済危機のあおりを受け、我が国...全文を見る
04月01日第171回国会 参議院 国際・地球温暖化問題に関する調査会 第4号
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○峰崎直樹君 今日は四人の方、ありがとうございました。また、お話を聞いていてやや心の感動を覚えるようなお話を本当にありがとうございました。  一つは、先ほど中国四川の方に行かれたときの話で、原参考人、高瀬参考人、語学の壁というのが、中国の消防隊と日本のいわゆる派遣された隊員の間...全文を見る
○峰崎直樹君 二番目のは、宗主国である国は、そういう医療とかそういった援助については熱心にやられているのかどうかということです。
○峰崎直樹君 ええ、そうです。
○峰崎直樹君 どちらでもよろしゅうございます。
04月07日第171回国会 参議院 財政金融委員会 第14号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会・国民新・日本の峰崎でございます。  今の時価会計の問題についてやはり私も答弁を聞きながらこういう疑問を絶えず持ち続けているので、その点についてちょっと教えていただきたいんですが、金融商品のうち、三段階に分かれていますね、時価の、株式のようなもの、...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、聞いていて、下の方に下がったバーストのときにはこれは理論値でやりましょう、バブルになったときはこれは市場がついているんだと、こう言っています。  これは公正なのかどうなのかという基準に照らしたときに、今の話は一貫性がないんですよ。大問題なのは、このバブル...全文を見る
○峰崎直樹君 今日は時価会計の問題ではなくて減損会計の方をやりますので、そのついでに答えられたんだと思いますが、よく考えてくださいよ。金融商品をつくって、金融工学を駆使してつくったものが、未実現の利益を取り込んでいる理論値でそれを売りさばくわけですよ。その瞬間に利益が取り込まれて...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっとその前にお聞きしますが、オリックスにはこの帳簿価格だとかこういった価格については全部事前にこういう実態ですよということは教えていましたか。
○峰崎直樹君 あなたは分かるから来ているんじゃないの。分からないんだったらもう分かる人を連れてきてもらわないと、審議できませんよ。私、分かるから、社長でなくてもいいですかと言うから、いや、社長でなくてもよく分かる人なら、今日は理詰めでちょっと話をしましょうということで呼んだんです...全文を見る
○峰崎直樹君 日本郵政は減損会計を適用するということについては前回確認しましたけれども、これはいつの時点でどなたがお決めになったんでしょうか。
○峰崎直樹君 だれかが意思決定したものでないという、それを決めたときの、会計基準を決めるときはどこでだれが、国会で決めたんですか。国会じゃないでしょう。私、国会でこのような細かいところまで決めたことはありませんが、これは総務省が決めたんですか。どうなんですか。
○峰崎直樹君 要するに、かんぽの宿も含めて、企業会計基準を使いますということは決めてあるんですね。しかし、その中で、企業会計基準でこのかんぽの宿を含めた資産は、これは減損でいくべきだということをだれかが言っているはず、言っているはずですよね。だれなんでしょうか。これもまだ分からな...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、あなたがいわゆるこの減損会計でいくよということを言い出されたわけですか。
○峰崎直樹君 これは非常に重要なところなんで、もう一回確認しますよ。要するに、かんぽの宿を含めたいわゆる固定資産ありますよね、それを企業会計原則でやるべきだということを決め、そしてその場合、このかんぽの宿も含めて減損会計を適用するということでいくということをあなたは決めたわけです...全文を見る
○峰崎直樹君 いずれにしても、あなたはそこの中で提案をしてその決定したのは、あれは公社の時代でしょうか。そのときの公社の責任者はだれでしたか。
○峰崎直樹君 そうすると、あなたが起案をして、そして最終的にはそれは公社の意思決定機関で決定したと、こういうことでよろしいですか。
○峰崎直樹君 最後、何と言ったんですか。
○峰崎直樹君 分かりました。  要するに、監査役に、うちの監査はこういう方針でいきますよということをあずさ監査法人に伝えたわけですね。それを自分が企画をして、そしてそれを意思決定をして、それを監査法人に伝えたと、こういうことですね。それで、監査法人何も言いませんでしたか。
○峰崎直樹君 ということは監査法人も認めたと、こういうことですね。  その後の監査報告で、いえいえ、これは間違いだったとか、減損会計適用しちゃいけないよなんということは、触れたことは一度もありませんよね。確認します。
○峰崎直樹君 それで実は、お手元に資料を配っていただきましたか。  日本郵政の場合、衆議院予算委員会に提出されたかんぽの宿に関する土地、建物の会計資料ですね。この上に書いてあるところであります。これを見ますと、四事業年度一半期連続して減損が実施をされています。この不動産の建物の...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、ちょっと数字を私も、建物の簿価が千三百六十一億円ですね、これ。もちろん土地は減価しないということで、簿価は三六六ということで続いていますが、建物の方は、これが一番最初は千三百六十一億円となっておりまして、これ減価償却期間が大体三十九年間で、郵政の資料などでは...全文を見る
○峰崎直樹君 最後、何と言った。
○峰崎直樹君 あるちょっと資料を読むと、これは三十九年間だったということで、これで割ると一年間三十五億円で、平成十五年から十九年の九月までの四年半掛けると百五十七億円と、これは減価償却です。それを千三百六十一億円から控除しますと千二百四億円と、それに土地の簿価三百六十六億円を足す...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、建物の簿価が千三百六十一億円ありましたよね。これを減価償却期間が三十九年間というふうに、先ほど三十年とか四十年とかと言っていましたが、これは多分平均値かもしれません。これで割ると一年間約三十五億円、これが一年間において減価償却をしていくわけですね。そうする...全文を見る
○峰崎直樹君 複雑なのはあるかもしれませんが、まあ大体おおよそ千五百七十億円ぐらいだとすると、実勢価格は幾らですかということでこの間予算委員会でやったとき、大体千五百二十八億円と私たち実勢価格をはじいたんですね。  そうすると、簿価が千五百七十億円で実勢価格が千五百二十八億円で...全文を見る
○峰崎直樹君 通常考えると、そうなんですよね、我々も時価会計で慣れ切っちゃっているから。これ、もう減損の兆候ということで書いてあることを皆おっしゃっている、そのとおりなんですよね。  これ、金融庁に聞きますけれども、固定資産に関する会計基準というのは時価会計を適用するんですか、...全文を見る
○峰崎直樹君 そうだと思うんですね。アメリカでも、アメリカの会計基準でも固定資産は取得原価になっているはずですよ、世界的にどこを見ても。  じゃ、いわゆるおっしゃった取得原価会計における減損というのは、どういうときに減損というふうになるんですか、金融庁。兆候はいいですからね、も...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっと何か複雑で、今私も、ううん、そんなことだったかなというふうに、ちょっとよく分からないんですけれども、取得原価会計で減損ですよということを認めるというのは、よほどのことがないと、これ、できないんじゃないんですか。減価償却はちょっと別ですけれども。  要するに...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、減損しますといったときに、何かやっぱり時価評価しているんじゃないですか。つまり、ここから上がってくるキャッシュフローを現在割引価値で算定し直すと、そうおっしゃいましたよね。それで多分、五〇%以下に下がった場合とか云々かんぬんとかというところに結び付けよう...全文を見る
○峰崎直樹君 今の、私の言っていることとうまく合っているのかどうかちょっと分からないんですけれども。要するに、ここの、減損といった場合には固定資産というものの時価が著しく下落をすると書いてあるんですよね、読むと。そして、それは回復することが認められないような異常現象が発生した場合...全文を見る
○峰崎直樹君 こういう状態だけで減損になるかどうかという一般論でいいですから、お答えください。
○峰崎直樹君 では、日本郵政の方に聞きますよ。このかんぽの宿の減損で二と三、すなわち使用範囲又は方法について回収可能価額を著しく低下させる変化がある場合、あるいは経営環境が著しく悪化した場合と、これに当たらないことは間違いないですよね。
○峰崎直樹君 何て、二番目の、ちょっと二番目が何で該当するか分かりませんが、もう時間の関係があるから先行きますわ。  こういう、要するに、かんぽの宿は毎年赤字がどんどん垂れ流していたんでしょう。そうしたらこれ、時価評価したらゼロじゃないですか。そうなりませんか。
○峰崎直樹君 何の鑑定価格で測ったって言いましたか。
○峰崎直樹君 不動産の鑑定評価をした鑑定価格というのは幾らだったんですか。
○峰崎直樹君 どうもそこのところが一貫しないですね。  そこで、この減損会計で、要するに、この上の減損の兆候の一と四のところで、非常にこれ、大体同じことじゃないかと。営業活動から生ずる損益やキャッシュフローが継続してマイナス、それから市場価格が著しく下落した場合と、多分同じこと...全文を見る
○峰崎直樹君 金融庁、そこに私資料を出していますよね、減損に係る会計基準の適用指針という。これ、固定資産の減損に係る会計基準の適用指針第十二項及び第八十一項。これは日本郵政、これ存在は御存じですか。
○峰崎直樹君 金融庁さんは、これは内藤さんはこれを御存じ。
○峰崎直樹君 そうですね、こう書いてある。事業の立ち上げ時などあらかじめ合理的な事業計画が作成されておりと、これ策定していますよね、国会で我々が議論したんです。当該計画にて当初より継続してマイナスとなることが予定されている場合、実際のマイナスの額が当該計画にて予定されていたマイナ...全文を見る
○峰崎直樹君 そんなことないじゃないですか。日本郵政が民営化をされていくプロセスの中で、我々計画を立てて、これは利益を上げてはならない形で公社の時代から始まったんでしょう。そして、それ先ほど私、実勢価格の話もしましたよ。そうしたら、これ計画どおりに、じゃ著しくマイナスになったかと...全文を見る
○峰崎直樹君 もう一つ、今度は資料要求をしたいんですが、今日お見えになっている日本郵政の皆さん、このかんぽの宿の一つ一つ全部、もう既に出されていればそれで私も後で手に入れますが、かんぽの宿のいわゆる建って何年後たっているのかとか、そういう細かい一つ一つの事例について資料を提供して...全文を見る
○峰崎直樹君 それじゃ、それは提出していただけるということになりましたので、よろしくお願いしたいと思うんですが。  ついでに、会計監査が替わっていますよね。あずさ、それから中央青山、またあずさへ戻る。中央青山は、あれ、なくなっちゃったから多分そうなったのかなと思いますが、この間...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。  なかなか非上場の会社ですから本当は監査報酬は開示しなくてもいいということなんですが、開示していただいたので、またこれを参考にしたいと思います。  まだまだこれは引き続き、先ほどの集中的に審議をやってもらいたいということでやりたいと思い...全文を見る
○峰崎直樹君 裁判所がそのリークを認めたらどうなります。
○峰崎直樹君 今、何日とおっしゃいました、その。
○峰崎直樹君 この日にちの前に、リークする前に強制捜査へ入りましたよね。ただならぬ月曜日に入ったんですよ。翌日はもう証券市場はパンク状態になっていますね。大変なあれでした。  そのときに入ったときの理由は何なんですか、その捜査に入ったときの。
○峰崎直樹君 要するに、風説の流布で入ったんですよ。いわゆる虚偽記載に逮捕要件を変えたのはいつですか。
○峰崎直樹君 そうすると、裁判所は、この一月十八日の日に、どなたか分かりませんよ、検事さんが実はこのいわゆる有価証券報告書の虚偽記載でこれは問題があるんだということをしゃべって、それがどっと広がったわけでしょう、それも含めて。ということは、これ事前に、要するに、しゃべってはならな...全文を見る
○峰崎直樹君 法務省、我々、裁判というのは物すごく重いんでしょう。そこで裁判官がいろんな情報を整理する中で、要するに、事前にリークした事実をいわゆるいつからかという認定をするときの始まりの日として公に認めたんじゃないですか。それはリークを認めたということでしょう。事前に、まだ逮捕...全文を見る
○峰崎直樹君 これは、今おっしゃっていることについて、要するに、リークはしていないと言うけど、裁判所はリークはありましたということを言っているんじゃないですか。このいわゆるリークしたと指摘された検事さんは、これは法的な責任問われないんですか。
○峰崎直樹君 どう考えても納得できないですね、これは。引き続きこの問題もやっていきたいというふうに思っています。  今日は、まだライブドアの刑事訴訟案件、これについてもちょっと。ちなみにあれ、何で訴追したんですか。
○峰崎直樹君 有価証券の虚偽記載というのは、どういう虚偽記載ですか。
○峰崎直樹君 そのいわゆる五十億円の利害、しかもPLに入れてしまったと。本当は自己株式を売買したんだから資本の部、BSに入れなきゃいけないのにそこに持っていっちゃった。その違いなんですよね。それももちろん虚偽記載であると言えば虚偽記載かもしれません。しかし、どう考えても、あれだけ...全文を見る
○峰崎直樹君 いやいや、確実な証拠があるないという問題よりも、全体を通して見たときに、これは何か引っかけられて挙がっている、公正でないねということが見え見えの事件ばかりじゃないですか。これを偽計取引でやらないで、百五十七条でやらないで、問題が起きたたびに何しているかというと、問題...全文を見る
○峰崎直樹君 もう終わりますけれども、そうすると、もう悪いやつはどんどんばっこしてきますよ、規制緩和で何でもやれるようになっているわけだから。  だから、そのときにルールが非常に厳しくきちんと配置されていなかったら、この世の中は本当、あれですよ、インサイダー天国になったり、ある...全文を見る
04月23日第171回国会 参議院 財政金融委員会 第16号
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○峰崎直樹君 大変先ほどは生々しいお話を聞かせていただいて、まさにそのとおりだろうというふうに私たちは思っておりますが、今お話がありましたこの調査、本当にある意味では新しい仕事が増えるわけでございます。それは、あと税務職員の問題はまた別にしまして、直接減税を求める方々のいわゆる証...全文を見る
○峰崎直樹君 実は、私も与党で税制改正にタッチしたことがございまして、一九九四年、九五年の両年だったというふうに思います。消費税を三%から五%に上げたときの、最終的には通称言われているインナーと称するところに入ったことがございます。  そのプロセスを、実はあの当時の与党税調と今...全文を見る
○峰崎直樹君 お答えいたします。  実は、ずっと今お話を聞いていて、与党側の皆さん方はどういうお気持ちで聞かれたかちょっと分かりませんが、実は、二元的に物事を決めていくために、与党は与党、政府は政府ということで、税制改革の決定に参画をしておられながら、内閣の一員でない場合は実は...全文を見る
○峰崎直樹君 荒木議員にお答えしたいと思いますが、本当に先ほど、冒頭、一定の理解を示されたということで、本当に我々としては我が意を得たりということでございますが、御指摘なさった点はたしか去年も、私、委員長席に座っておりまして、荒木委員から鋭い御指摘があったなというふうに思っており...全文を見る
○峰崎直樹君 お答えいたします。  個人にも一応増減明細書を出していただくということなんですが、実は今お話ありました中で、例えば今年もありますが、住宅ローン減税とか、これらの点については、私も今住宅ローン減税の恩典を受けている一人なんですけれども、毎年申告のときに、実は簡単にそ...全文を見る
○峰崎直樹君 私どもも、大門委員と同じように、すべてこれが駄目だということを言っているわけではありません。  ずっと今年も去年も同じように各省庁から租税特別措置を要求されるときの根拠、それから過去同じものをやるんであれば、どんな成果があったのか、それからそれはどのようなこれから...全文を見る
○峰崎直樹君 その前に、ちょっとせっかくの機会なので、先ほど余り論点にならなかったんですが、私どもがいわゆる少し早めにこの租特透明化法の調査の結果を欲しいと思うのは、実は税に対する国会論戦というのは、特別委員会を開いて、例えば消費税を上げるとかなんとかになる場合はもちろん本格的に...全文を見る
05月20日第171回国会 参議院 予算委員会 第21号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会・国民新・日本の峰崎でございますが、ちょっと冒頭、外務省にお尋ねしますが、谷内正太郎さんは今日は来られないということは聞きましたけれども、明日は来れるんでしょうか、どうなんでしょうか。
○峰崎直樹君 本日は来れないということは分かったと。しかし、私の持ち時間は明日まであるので、そのあしたの時間帯に来れるか来れないかは私に返事をくださいと言っているのに、この開会時間までに来ません。どうなっているんでしょうか。
○峰崎直樹君 もう一度言います。  昨日、審議官が来られました。そして、そのときに、明日の持ち時間までには来れるのかどうかを私に連絡くださいと。そうしないと、私の北方領土問題に関する日ロ外交に対する時間を残さなきゃいけないわけですよ。  その点について、改めて結論を出していた...全文を見る
○峰崎直樹君 改めて聞きますが、私は、昨日審議官が来られたときに、谷内正太郎さんは明日は来れるのか来れないかを質問する前までに私に通知をくださいと言ってあるんですよ。それが来ないんですよ。そのことについてどうなさるんですかと。(発言する者あり)
○峰崎直樹君 本論に入る前にこんなところで詰まっても仕方ないので、外務大臣、是非、私の四時少しまでありますので、その間に是非、来れるのか来れないのかだけを私は通知をいただきたいと。  答弁をお願いいたします。
○峰崎直樹君 ちょっと、日ロ交渉の関係で、日ロの、三・五島返還論とか出てきているわけですから、これについてどうしても国民の前で明らかにしてもらいたいと。そのためには私が質問しますよと、今日は来れないんだったら明日はどうなんですかと、そのことを実はお聞きしたわけですよ。  そのこ...全文を見る
○峰崎直樹君 四時までにその回答が来ると理解をして、早速予算の質問に入らせていただきたいと思います。  それでは、実は私ども、鳩山代表を新たに選出をしたわけでございます。この新代表を選出して、いよいよ昨日は執行部が発足をいたしました。世論調査をやった結果がお手元の資料に、配付し...全文を見る
○峰崎直樹君 小沢代表のそういう御指摘は、マスコミ等を通じてお話しなさっているのはよく存じております。  小沢代表は、私は、自分で記者会見等を発表されて今日こられたと思います。そして、今民主党の調査もやっております、調査委員会を。やがてこれ調査委員会の報告出てまいります。それら...全文を見る
○峰崎直樹君 団体献金、企業・団体献金。
○峰崎直樹君 もちろんコンプライアンスといいますか、法律というものを我々は特に、政治家ですから、立法府にいる人間としてそこをしっかり守っていくというのは当たり前のことだろうと思うんですよね。だから、その意味で私は、守っている、守ってないというのは多分きっと小沢前代表のことをおっし...全文を見る
○峰崎直樹君 さらに、総理、決められたことは守ればいいんだじゃなくて、決められたことは社会から必要とされていることをより我々がこたえていかなきゃいかぬわけですよ。そういうこたえていることに対する問題がもっと非常に厳しい我々政治家が今迫られているわけですから、そういう意味で、私は、...全文を見る
○峰崎直樹君 やがて党首討論も開かれるでしょうから、この問題は引き続きそちらの方にも譲りたいと思いますが。  さて、新型インフルエンザの問題についてちょっとお伺いします。  厚生労働大臣、この問題、先ほど来ずっといろいろ議論聞いていました。  昨年、実は民主党は、感染症法と...全文を見る
○峰崎直樹君 無症状保菌者というのは、要するに潜伏期で入国をする人とか、そういった、国内に出るかもしれない。  ちょっと、サーモグラフィーというのは、聞くところによると、WHOではSARSの総括をしたときに余り有用性を認めていないと。発見率が〇・〇二%。入ってくるときに、何とい...全文を見る
○峰崎直樹君 機械の購入は随意契約だというふうにちょっとお聞きしていますが、この辺りはどうなっているんですか。
○峰崎直樹君 緊急避難だということで、これからこの問題は引き続き厚生労働委員会等で議論があると思いますんで、そちらに譲りたいと思いますが。  総理大臣、実は鴻池副長官が、この期間中というか、実は今病気で何か入院されているということなんですが、JRパスを利用されて温泉旅行へ行かれ...全文を見る
○峰崎直樹君 官房長官、先日NHKのテレビジョンを見ておりましたけれども、これは罷免に値するとかおっしゃっていませんでしたか。
○峰崎直樹君 JRパスの利用をして、実は料金をお返しなさったということでございますが、総理大臣、こういうときに、これはやはり罷免に値するということで、その罷免の実は結論を下されるのが当たり前じゃないんですか。もう一度、どうですか。
○峰崎直樹君 官邸の危機管理能力を疑われると思いますね。  さて、そこから先にまたちょっと。鳩山代表は友愛という言葉を使われているんですよね。これはもうずっと使われているんですが、総理大臣、この友愛ということについてどのように考えておられるのか。また、もし御自身で何かそういうス...全文を見る
○峰崎直樹君 質問しなかったんですけれども、鳩山総務大臣も御子息で影響を受けておられるんだろうと思います。  私は、非常に、この鳩山、今私たちの代表と一九九六年に民主党をつくったときに、鳩山総務大臣も一緒でございました。今参議院の民主党でそれ以来ずっと残っているのは私一人なんで...全文を見る
○峰崎直樹君 実は、鳩山大臣、鳩山我が代表と言わなきゃね、鳩山代表はどの程度意識されているか分からないんですが、実は、今年のオバマ大統領が就任演説で、大統領就任演説にこう書いてあるんです。新しい責任の時代ということを呼びかけて、これまでの自己責任ということとは違う、共有された責任...全文を見る
○峰崎直樹君 総理大臣、要するに情況証拠というか、その証拠がなきゃ何もできない、言えないよという話でなくて、私が言っているような考え方、そういうものをどのように思いますかということを聞いているんであって、それはもう現物を見ない限り何も言えないよというんだったら、それは答弁になりま...全文を見る
○峰崎直樹君 ありがとうございました。  今の舛添大臣のお話がございましたけれども、総理大臣、総理大臣は今同じような考え方をお持ちですか。
○峰崎直樹君 舛添さんとは違う、私は違うような気がしますが、それはまた別にして、総理、中福祉中負担という考え方をお持ちだ、これは後で議論したいと思うんですが、なぜそういう観点から経済財政諮問会議の委員時代に竹中さんや小泉さんたちと堂々と論争が繰り広げられてなかったんですか。  ...全文を見る
○峰崎直樹君 私はずっと振り返ってみて、自由民主党という政権はいつも、今まで新自由主義に振れてみたかと思ったら、今度はまた振り返って、振り子のように返ってくるんですよ。この状態にすると、我々がこの政策を批判するときに、あるときは、あなた方の新自由主義的な考えは問題じゃないかと言っ...全文を見る
○峰崎直樹君 それじゃ、もう行きましょう。少しその議論をしましょう。  総理、去年の十月三十日に中福祉中負担を目指したいと言いましたよね。そのときどんな記者会見の中身になっていたか、もう一度、そのときに中福祉中負担についてどんな見解を持たれたか、発言を思い出していただけますか。
○峰崎直樹君 今は中福祉中負担というものを目指したい、しかし今は中福祉低負担だと、だから後々の世代のために、孫子の世代のために借金を残してはいけない、そこを我々責任ある政治として将来三年後には税を上げて負担しようじゃないかと、こうおっしゃったんじゃないですか。もう一回答えてくださ...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、今も同じ考え方を基本に持っていらっしゃるんですか。
○峰崎直樹君 べき論じゃなくて、現状がどうかということから出発しているわけでしょう。  問題は、中福祉がほころびている中福祉なのか、あるいは元々中福祉があって低負担なのか、この認識の違いというのは決定的に大きいんですよ。もう一回。
○峰崎直樹君 そうじゃないんですよ。  十月三十日には、中福祉というのはほころびているということは一言も言っていないんです。経済財政諮問会議、あるいはその前にやった会議ございましたね、社会保障に関する会議、こういったものが出てきて、そして最近の安心実現社会会議に、昨日もやってい...全文を見る
○峰崎直樹君 吉川先生が経済財政諮問会議で説明されたことを繰り返しておられましたから、だんだんとそういう意味では恐らく学ばれているんだと思うんですよ。私は、昨日あった国民安心会議ですか、生活安心会議、あの議事録というか与謝野大臣のお話を見ていて、あっ、これは相当変わってきたなと思...全文を見る
○峰崎直樹君 だから我々が狂わされるわけですよね。本当に、ある人は、例の上げ潮派の方々と話しているともう市場メカニズムをやっておけば何でもうまくいくような話をされるし、今のように所得再配分は我々こそが本流だと言う。ここがやっぱり不明確になっているというふうに思っております。  ...全文を見る
○峰崎直樹君 全部入っています。
○峰崎直樹君 要するに、日本のこういう平衡的な、所得に関係なく支出できる仕組みの方がいいと、こういう判断ですね。  与謝野大臣はいかがですか。
○峰崎直樹君 じゃ、厚生労働大臣、これ所管大臣ですけど、どんなお感じですか。
○峰崎直樹君 皆さんにこの表を渡してあるんだと思いますが、この大臣の中で、いや、やっぱりアメリカの方がいいよという方おられれば、ちょっと積極的に手を挙げていらしてください。──おられないようですね。  そこで、今度はちょっと話を変えます。  今医療の話をいたしました。教育はど...全文を見る
○峰崎直樹君 じゃ、もうここまで来たら、医療、教育、介護、子育て、こういったものは所得のある意味では高い低いにかかわりなく日本の社会ではだれでもが利用できるような状態にするということについて、総理大臣、どうなんでしょう。こういうふうに持っていくことが必要なんじゃないですか。
○峰崎直樹君 後ろからも、予算をじゃそういう方向、重要なことを変えようと。これまた後ですぐ議論しますから。  そうすると、今お話を聞いていると、やはり公的なサービス、医療、介護、子育て、そして教育、こういうものは所得階層に応じてだれでもが利用できるような状態にしておく方がいいん...全文を見る
○峰崎直樹君 今の見解について、与謝野大臣は社会民主主義の観点からどんなふうに思われますか。
○峰崎直樹君 総理大臣、ちょっと私、お話聞いていて、やっぱり与謝野大臣と総理大臣の考え方はちょっと違うなというふうに思います。これを厳しく問い詰めていってももちろん構わないんですが、しかし、いずれにせよ、財源というものが非常に貴重になっていると。ところが、この十五兆円の今回の予算...全文を見る
○峰崎直樹君 法制局長官、お見えですね。ちょっとお答えください。
○峰崎直樹君 今年度の支出について承認をしたと言うんですけど、今年度の支出というのは分かりますか。
○峰崎直樹君 今年度の支出について、今、憲法違反ではありませんと、こう言ったわけです。今年度の支出額というのはこの時点で確定しているんですか。
○峰崎直樹君 もう一回お聞きします。  じゃ、財務大臣にお聞きしましょう。現時点において、十四兆六千億何がしですか、この金額は今年度については幾らなのかということについて我々分からないんです。今年度の財政支出というのは大変重要なんですよ、これ。予算の支出が今年度どこに重点が置か...全文を見る
○峰崎直樹君 今の答弁に対して、法制局長官、何かちょっとニュアンスが違うんですけれども、今のでよろしいんですか。
○峰崎直樹君 安定的、効果的に考えているんだという話なんですが、ちょっと今度は法的な観点から政治的な観点を聞きます。  この九月までしか任期のない衆議院議員の皆さん、内閣もそうですが、これが二年も三年も先のことまで、しかも、後で中身の問題も少しお話ししますが、とてもまだ要綱も決...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、現時点において今年度というのはそれなりにまだ分かるんですけれども、我々、二年、来年も再来年まで波及する、あるいは基金がそこまで使っていいということになってくるときに、そこまで実は、総理大臣、我々国会が認めることというのは、本当によほどの条件がないと、例えば軍艦...全文を見る
○峰崎直樹君 それじゃ、少しちょっと中に入りましょう。  このいわゆる四十六の基金、この中で都道府県に基金つくれと言っていますね。この基金の性格は自治事務ですか、法定受託事務ですか。
○峰崎直樹君 自治事務の場合は国がどこまで自治体の事務に関与できるのか。この関与できる根拠法というのはあるの。
○峰崎直樹君 そうすると、この補助金を私たちが要らないというふうに言ったらどうなんですか。
○峰崎直樹君 これ、経済政策でやっていらっしゃるんですよね。経済政策をつかさどることができるのは、金融政策と財政政策を握っている国にしか基本的には私は大きな力が発揮できないと思う。そのときに経済政策として基金を設けようとするときに、自治事務でやってくださいというふうに言ったときに...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっと例を挙げます。  野田大臣のところかな、これ、地方消費者行政活性化基金というのがある。この中に設置要綱というのがあって、さらに基金管理運営要領があって、実施する事業を実質的に縛っちゃっているんです。ならば、これは自治事務じゃなくて法定受託事務の方が性格に合...全文を見る
○峰崎直樹君 だから、さっきへつながらないですね。  これは、ずっと調べたら、根拠法があってこの基金をつくるのは四つ、根拠法なし四十二、要綱を設置して、今のあったように、これが六つ、要綱がないのが四十。それから、事務の性格は、自治事務が十五、法定受託事務はゼロ。要するに、要綱も...全文を見る
○峰崎直樹君 その際、設置目的、法的な根拠あるいは要綱がなくて、それをどのように評価をされるんでしょうか。
○峰崎直樹君 ちょっと何か心もとなくなってきましたけど、しっかりと検査をしていただきたいと思います。  ちょっと時間が過ぎました。  ちょっとまた経済の方に話移して、今日、日銀総裁もお見えになっています。  今日の速報値、GDPの速報値ですが、相当の数字でございますが、財務...全文を見る
○峰崎直樹君 何でこんなに低くなったんですかね。
○峰崎直樹君 日銀総裁、今日はありがとうございます。  これ、日銀総裁はたしか今年度の経済見通しマイナス三・一というふうに言っています。これ変更しなくてもよろしいですか。
○峰崎直樹君 三・三%マイナスと見通しをした政府の方は、これは今後の見通しは変える必要はないと判断していますか。
○峰崎直樹君 お聞きします。  これからもし伸びがゼロでずっと行った場合、大体将来的に、げたが低くなっていますが、どのぐらいの経済見通しになるんですか。  これはもう伝えてありましたよ。
○峰崎直樹君 あっ、いいです、どうぞ先に。じゃ日銀総裁、同じことを聞こうと思っていましたので、どうぞ。
○峰崎直樹君 とすれば、これは経済財政担当大臣にもお聞きしますが、これから先三・一%に下がる、下がるというか三・一%になっていくためには、これから先どのぐらいの経済成長の伸びが必要とするんですか。日本政府の方は、三・三%はどういう伸びだったらそこに到達するんですか。
○峰崎直樹君 プラス。
○峰崎直樹君 日銀さんは。
○峰崎直樹君 ということは、これからは二%年率換算、一年間で上がっていくという見通しですね。本当にそれは大丈夫ですか。
○峰崎直樹君 政府はどのように判断しているんですか。  要するに、これから先、先ほど〇・七%とおっしゃいました。これプラスですわね。要するに、一年間掛けて〇・七%上がればその目標のマイナス三・三に到達すると、こういう理解ですか。四半期。
○峰崎直樹君 プラスですね。
○峰崎直樹君 これ、民間のエコノミストの人、みんなこれから先まだ残念ながら上がらないと見ているんですよ。経済に強い麻生総理大臣、どうですか。これから先二・六%ずっと政府は上げていきますか。
○峰崎直樹君 もう、じゃ百年に一度の危機も全治三年じゃなくてどうやら全治一年で上昇に向かい始めると、こういう理解でよろしいんですか。
○峰崎直樹君 それでは、日銀総裁と麻生総理、あるいは財務大臣でも結構ですが、なぜ日本は世界で一番こういうふうに落ち込みがひどいんですか、二期連続して。この原因を教えてください。
○峰崎直樹君 これはやはり円が安過ぎたんじゃないんですか、円安バブル。そして、日本の低金利、異常な低金利を長くしていった。だから、輸出がどんどん伸びていった、アメリカを中心に。それが今、アメリカのいわゆる過剰な内需が、アメリカの自動車やアメリカの家電製品が売れていたのがどんどん落...全文を見る
○峰崎直樹君 総理、最後言われた点、非常に重要なところだと思うんですね。所得収支で実はカバーし始めている、貿易収支でなくなっている、赤字になり始めている。そうすると、これ実は大変深刻な問題が起きるんじゃないか。つまり、下手すると貿易収支の赤字になってくる、国家財政は、後でもこれは...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっと金融機関の問題について金融担当大臣にお聞きしますが、最近、メガバンクが増資をすると、それについて大変いいことだとおっしゃるんです。本当にいいことですかね。それは私からするとちょっと問題があるんじゃないかと思っている。その点についてどういう評価をされていますか...全文を見る
○峰崎直樹君 実は、資本はどんどん大きくなるんですよ。そうすると株価がどうなるか心配ですけれどもね。問題は、その総資本に対する利潤率というのはこれ上がってきたんですか。どんどんどんどん低下してきたからゼロ金利状態もずっと続いているんじゃないですか。ゼロ金利状態がずっと続くから産業...全文を見る
○峰崎直樹君 これから団塊の世代がもう高齢化してまいります。貯蓄がどんどん減ってまいります。ISバランス崩れてきます。赤字がどんどん広がってくる。そうした段階において、今はデフレの問題で困っているけれども、やがて双子の赤字になると、今度はインフレへと転化していく危険性があるわけで...全文を見る
○峰崎直樹君 日銀総裁、ありがとうございました。  速水総裁が亡くなられて、私は恐らく、日銀の方から後で聞いて、速水総裁を国会に一番たくさん呼んだ男だということで、大変、もしかするとそのことが一つの要因になったかなと思っておりますので、よろしくお伝えください。よろしく言ってくだ...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、借換債を入れてどのぐらいになりますかね、今年、今年度発行のは。発行を入れて、今年発行する金額。
○峰崎直樹君 財投債はどのぐらい入るんですか、そのうち。
○峰崎直樹君 私の聞いている限りでは十兆と言っています。そうすると、借換債九十兆、それから今度新発債四十四兆、それから十兆を足しますと、これはやや、もう百五十兆をなんなんとしようとしているわけです。  今年度の税収見通しで、法人税収はどのぐらい落ち込むと見ていますか。
○峰崎直樹君 間違いないことは、今年秋になるとまた税収不足になってくる。そうすると、百五十兆を私は確実に超すんだろうと思うんです。  私が今問題にしたいのは、中期経済展望、要するに中期指針がありましたね。そのときに、中期展望で、これからいわゆる経済が順調に上がって消費税を五%ぐ...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、十三兆円のプライマリー赤字を何とかカバーすればいいと。これが、今度の補正予算を通じてもう十数兆円プライマリー赤字が増えるわけですね。三十兆円近くになるんです。  そうすると、これ、二〇一〇年代の半ばまでの見通し、表をいただきました。これ、再検討する必要あ...全文を見る
○峰崎直樹君 初めて二〇一一年のプライマリーバランスの黒字はできないと断定されましたよね。これいつごろになるのか、新しい中期指針出してもらいたいんですが、どうしても聞いておかなきゃいけないのは中期プログラム、この中でどうしても分からない点が一点あるんです。  何かというと、これ...全文を見る
○峰崎直樹君 この表を送っていると思います。これは去年、経済財政諮問会議で出されたやつです。要するに、おっしゃられているのは、現行消費税の税率分十三・二兆円、ところが、少子化対策まで入れると安定財源が確保されていない分が十三・八兆あるから大丈夫だ、まだまだ消費税は上げられるんだと...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、これを作られていくときに、つまり、これから社会保障の財源の区分経理されるんでしょう。区分経理されるということは、年金に対する会計、それから医療会計。医療はこれ三つぐらいありますわね、組合健保だ、協会けんぽだ、国民健保だと。それからもう一つは子育て会計、介...全文を見る
○峰崎直樹君 それではもう一つ、今度は聞きます。  地方消費税というのがあります。交付税会計の中には消費税が含まれています。これは一切これからは無視されるんですか。
○峰崎直樹君 総務大臣、いかがですか。
○峰崎直樹君 皆さん、お手元に資料を差し上げました。そのどのぐらいのところでしょうかね、二ページ目ぐらい、三ページ目ですか、色の付いた四ページのところですね。  私は与党にいたことがございます。自社さ政権のときでございますが、一九九四年十一月に朝日新聞が世論調査をやりました。そ...全文を見る
○峰崎直樹君 お手元に、事業仕分というのは御存じでしょうか、御存じですね。この事業仕分を四省庁にわたって自由民主党の皆さん方がおやりになったんですね、これ。文科省、環境省、財務省、外務省、五ページ目に資料ございます。そうすると、何と合計すると、対象事業二・七兆円のうち、国から手放...全文を見る
○峰崎直樹君 是非これは党首討論でもやっていただきたいんですが、私はかなり絞れるところがあると思うんです。  ただし、先ほど申し上げたように、国の抱えている借金は膨大であるということは非常に認識しなきゃいかぬと思うんですね。それをどうするのか。ただし、やり方としては、消費税を上...全文を見る
○峰崎直樹君 財務大臣。あるいは総理でもいいですよ。
○峰崎直樹君 実は今日資料をいろいろ持ってきて、特に今回の補正予算の中で、附則百四条と精神が逆なことをやっているんじゃないですか。つまり、相続税、贈与税というのは、見直しを掛けるというのは、より金持ち優遇の方に持っていこうとしているんですか、それともあれはもっと課税ベースを広げよ...全文を見る
○峰崎直樹君 なぜ消費が増えていかないのか。要するに、なぜ高齢者の方々にいわゆる資産が非常に集中しているのか。その原因をしっかりつかんでやらないと、いつまでたってもこの問題は私は残ると思いますよ。どうです、社会民主主義者として。
○峰崎直樹君 実は、先ほど税の問題をお話ししましたけれども、先ほど来この日本の政治家のお金の問題を含めていろいろ議論になりました。実は私は、公明党の矢野絢也さんが、元委員長が「黒い手帖」というのを出されました。あれを読んでいく中で、財務大臣、見逃せないことがあるんですよ。今度、高...全文を見る
○峰崎直樹君 今の問題は、三月二十七日に高裁で判決が逆転して矢野さん勝たれましたけど、総理、どう思われますか。
○峰崎直樹君 あるときは係争中というか、ある意味では三月の予算委員会で勝手に判断をされていて、この問題だけはよく分かりませんという形で出されるというのは、どうも私たちはよく分かりません。  さて、最後に、最後というか、あしたはまた少し時間をもらいますけれども、社会保険庁の問題で...全文を見る
○峰崎直樹君 そこで、全員が行けるわけじゃないんですよね。そのうち千人は部外で要求したら何か一万人超えて募集があったということなんですが、その定数で一体、社会保険庁から移行する人員というのはどのぐらいになっているんですか。
○峰崎直樹君 最終的には年金機構だけじゃなくて外部委託をされるということに聞いておりますが、その外部委託をするときに、実は年金の専門家として、年金機構に行けなかった人たちで、まあ処分を食らった人とかいろんな方がおられると思うんですが、そういう方々をその外部委託をしている会社に、あ...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、僕は総理に聞いていますけれども。
○峰崎直樹君 はい。
○峰崎直樹君 民間会社。
○峰崎直樹君 ある意味ではそこに公務員として勤めていた人ですから、分限免職という形にならないように最大限の配慮をされるというのが私は必要なんじゃないかなというふうに思って、取りあえず私の質問を終わり、明日また谷内さんの問題についてちょっと質問させていただくということで、関連質問を...全文を見る
05月21日第171回国会 参議院 予算委員会 第22号
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○峰崎直樹君 谷内政府代表はお見えでしょうか。──ありがとうございました。お忙しい中を駆け付けていただきまして、ようやくお話ができるということで。  今日は時間も短時間でございますので、本来であれば北方領土問題についてしっかり議論したいというふうに思いますが、国民の皆さん方、あ...全文を見る
○峰崎直樹君 谷内代表、最新号のファクタという雑誌がございまして、私たまたまそれを見ておりましたら、手嶋龍一さんというインテリジェンスの専門家でございましょうか、この方がこういうふうにおっしゃっているんです。実際にこれインタビューの記事を、どこから出たということを書いていないんで...全文を見る
○峰崎直樹君 総理、この毎日の記事の中で、型にはまらないアプローチについて、今お話しなさいましたよね、エネルギーとか環境とか北東シベリアの、そういう大きな戦略の中で北方四島の問題を位置付けなければいけない、それが型にはまらないアプローチだと、こうおっしゃっているんです。そうすると...全文を見る
○峰崎直樹君 じゃ、確認いたします。  一点目。ペルーのリマで、その何とか、新しいアプローチですか、型にはまらないアプローチ、その中身の一端が先ほどお話しなさった大きな戦略構図をつくろうという、それでシベリアの開発だとかエネルギーとか環境と、こういう中身は相手側から出されたもの...全文を見る
○峰崎直樹君 もう一点、最初のやつ。
○峰崎直樹君 よく聞いていてください。  リマで、先ほど中身は私たち初めて分かったんだけれども、それはメドベージェフ大統領の方から、新しい型にはまらない中身は、先ほどおっしゃったようなことがその中身なんですかということを、我が方で出したものじゃないというふうにおっしゃっているか...全文を見る
○峰崎直樹君 もう時間がないので私は終わりたいんですが、先ほど新しいいわゆる型にはまらないアプローチの中身の一端が出ましたよね。その中身は相手側が提起をしたものなのか、日本側から提起されたものなのか。つまり、エネルギー、環境、北シベリアの開発といった大きな戦略的構図をつくり出して...全文を見る
○峰崎直樹君 何を言っているんですか。
○峰崎直樹君 もう答えになっていませんから、谷内代表、最後、お答えください。  これから私たちは外務委員会とか様々な委員会あるんです。閣議で任命された政府代表ですから、これからはそういう国会の場に是非出てきていただきたいと思いますが、その点の確認をして私の質問を終わらせていただ...全文を見る
○峰崎直樹君 終わります。
05月27日第171回国会 衆議院 財務金融委員会 第26号
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○峰崎参議院議員 こういう場を与えてくださいまして、本当にありがとうございました。  私は、提案をした民主党の議員だけじゃなくて、すべての国会議員の皆さん方にお願いをしたいわけであります。  今度の法案というのは、やはり税制を本当に透明にしていく、そして国民が政治に対する信頼...全文を見る
05月29日第171回国会 参議院 本会議 第25号
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○峰崎直樹君 平成二十一年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会の経過及び結果について御報告申し上げます。  本院協議委員は、先ほどの本会議におきまして、議長より指名されました後、直ちに協議委員議長及び副議長の互選を行い、その結果、協議委員議長に私、峰崎直樹が、副議長に石...全文を見る
05月29日第171回国会 両院 平成二十一年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会 第1号
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○議長(峰崎直樹君) これより平成二十一年度一般会計補正予算(第1号)外二件両院協議会を開会いたします。  抽せんにより、私が本日の両院協議会の議長を務めることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。  この際、御報告いたします。  衆議院の協議委員議長には衛藤征士郎...全文を見る
○議長(峰崎直樹君) 次に、参議院の議決の趣旨について御説明を願います。森ゆうこ君。
○議長(峰崎直樹君) 以上で各議院の議決の趣旨についての説明は終わりました。  これより協議に入ります。  順次御発言願います。鈴木寛君。
○議長(峰崎直樹君) 大門実紀史君。
○議長(峰崎直樹君) 又市征治君。
○議長(峰崎直樹君) 佐田玄一郎君。
○議長(峰崎直樹君) 富田茂之君。
○議長(峰崎直樹君) それでは、これより懇談に入ります。  御意見のある方は。
○議長(峰崎直樹君) どうでしょうか、この問題に絞って取りあえず。
○議長(峰崎直樹君) 参議院側及び衆議院側から、今この問題について、両院協議会の在り方について議論がありましたが、そのほか、懇談でございますので、御意見のある方はこの問題に限ってどうぞ。
○議長(峰崎直樹君) 幅広くいいですよ。
○議長(峰崎直樹君) あと、予算内容のことに関してはよろしゅうございますか。  先ほど、社民党の参議院の側の又市さんの方からも修正とかいろんなアピールございましたということに対してもなしということで取りあえずよろしゅうございますか。  それでは、これにて懇談を閉じます。  ...全文を見る
○議長(峰崎直樹君) 次に、衆議院側田野瀬良太郎君。
○議長(峰崎直樹君) いろいろ御協議を願いましたが、意見の一致を見るに至りません。  つきましては、本協議会といたしましては、成案を得るに至らなかったものとして、この旨を各議院に報告するほかないと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(峰崎直樹君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  以上をもって本協議会の議事は終了いたしましたが、先ほどの懇談の中でのお二方の発言、あるいは亀井亜紀子議員の発言もしっかりと受け止めていただきたいなというふうに思います。  本日は、協議委員の皆様の御協力により議...全文を見る
06月08日第171回国会 参議院 厚生労働委員会、財政金融委員会連合審査会 第1号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会・国民新・日本の峰崎でございます。  厚生労働委員会と財政金融委員会の合同審査ということで、何か厚生労働委員会で年金の質問をさせていただくのは初めてかなと思っておりますので、今日は舛添大臣、そして、いつも議論させていただいています財務大臣も是非よろ...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、社会保険料として上限がある程度あって、もうそれ以上超すとなかなか大変だと。ですから、今から五年前ですか、二〇〇四年の改正で一八・三%、厚生年金、そして、一万六千九百円まで上げますよと。ここは自動的に上げていくんですよね。そういう意味でいうと、あのとき、亡...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、そろそろポイントのところ、所得代替率の話もモデル計算だとか、そのモデルが本当に現代社会にマッチしているのかと、いろんな議論がありましたけど、そうすると、所得代替率を夫婦、一人の方が、要するに専業主婦で、四十年間勤めて、それで五〇・一%になるというようないろ...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、それで、私が言いたいのは、マクロ経済スライドの問題は後でまたちょっと議論したいと思いますが、例えば少子化が非常にどんどん進んでいくと。最近、何か三年間、少子化が少し回復してきたというんですが、でもまだ恐らくその回復の率というのはそれほどないと思いますけどね。予...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、四年前のその約束した百年安心とか、いわゆる所得代替率は五〇%は必ず確保しますと言ったことが、事実上、今のお話を聞いていると、いやいや財源の問題もあって、いろんなところにやるから六割も七割も負担するわけにいかないんだとかといろいろおっしゃっているんですけ...全文を見る
○峰崎直樹君 今申し上げたように、その分母と分子が違うんですよね。だから、私も昔から、やっぱり本当に国民の生活、年金生活者の安定をするのには、もちろん財源の問題というのは別途あるんですよ、財源の問題はありながらも、ネット、ネットで比較しないと、これは何だか、下はネットだけど上はグ...全文を見る
○峰崎直樹君 これから、私どもが聞いている限りでは、二〇二三年まで毎年〇・九%ずつ、物価上昇があったり賃上げがあったりしてもその分は差し引きますよと、こういうことだったんですが、今の見通しでいけば、これ、マクロ経済スライドは何年先まで延びるんですか。
○峰崎直樹君 あっ、通告してなかったか。はい、いいです。
○峰崎直樹君 そうすると、私どもがかねて聞いてきたときには二〇二三年度までだったというふうに聞いているんですが、延びたんですか。
○峰崎直樹君 これ考えてみたら、ちょっと本当に、質問通告していなかったので、また年金局長、答えられるだけ答えていただきたいんですが、このマクロ経済スライドの前に、二〇〇〇年から二〇〇二年にかけて、要するに一・七%本来は下げなきゃいけない年金水準を、デフレですから下げていませんよね...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、一・七のうち一・四ぐらいはもう終わったと、残りは〇・三だと、こういう理解でいいですか。
○峰崎直樹君 何だか聞いていると、何とかこの仕組み、マクロ経済スライドというのを入れたんだけれども、これから日本経済、デフレ経済へまた陥るんじゃないかと、供給過剰といいますか、デフレギャップというのが相当進んでいると。  そうすると、賃金は上がっていかない、むしろ下がる、名目で...全文を見る
○峰崎直樹君 私は何か引き続き、アメリカもそうですし、日本もまた再びデフレ基調に戻ってしまったのかなというふうに思って、今までのこの経済見通しありましたよね、賃金上昇率幾ら、物価上昇率幾ら、それから予想利回りが四・一でしたか、ちょっと信じられないような数字が並んでいるんですね。も...全文を見る
○峰崎直樹君 前からそんなことをずっと言い続けてきているんですけれども。  ところで、安定財源というのはどういう財源を安定財源と考えておられますか。
○峰崎直樹君 そこで、大臣、今日一番聞きたいことが今出てきたんですけれども、目的税という言葉を使われましたよね。これ、中期プログラムをどう読んでもその目的税という言葉は出ていないんですよ。どうして、目的税と今答弁ではおっしゃったのに、この中では目的税という言葉が入ってこないんでし...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、もう一回確認いたします。  どうしていわゆる社会保障目的税というふうに文言としてこれは出てこないんですか。ごまかされるんですよ、これ。ごまかされるというか、二〇〇〇年だったでしょうか、自由党の皆さん方が自民党と連立を組むときに、消費税は福祉目的に使うというこ...全文を見る
○峰崎直樹君 まだ非常に抽象的でよく分からないんですけれども、区分経理を例えば年金、医療、介護そして子育てと、こう四つしか使わないというのはこれまでの主張ですよね。これ、後でまたそれ以外はどうするのかって聞きますけれども。  そうすると、年金は分かりやすいんですよ、基礎年金に三...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、もうそのことだけに使いますよということはおっしゃっているんですが、こういうことの懸念が出てくるんですよね。  トータルとして考えたときに、今社会保障給付にかかわる国の負担というのはたしか十兆円ぐらいは赤字国債に依拠していますよね。そうすると、これからその...全文を見る
○峰崎直樹君 そうしたら、これ、中期プログラムに書いてあることと違うじゃないですか。当面は、このいわゆる安定財源である消費税を上げたら、これはすべて年金、医療、介護、子育てに該当させますよと、一切それ以外のものに使えませんと書いてあるわけだから。ところが、いざ実際に投入されてみた...全文を見る
○峰崎直樹君 いやいやいや、だから、そこなんですよ、それではいいですか、今年は補正予算を組みましたからプライマリー赤字が二十何兆増えておりますが、要するに、この毎年の赤字分を、これは赤字国債というのは建設国債でない部分ですから、当然社会保障にも充当されている。その社会保障に充当さ...全文を見る
○峰崎直樹君 確かに、今の社会保障で十兆円も赤字国債に補てんしているというのは、これは私も問題だと思うんですよ。しかし、問題であるんだったら冒頭にそれを書いて、これから上げる消費税については、要するに赤字国債分のところに補てんしているものをまず解消しますと、その上で充実していくも...全文を見る
○峰崎直樹君 私、この間、予算委員会でこのことを追及して、ああ大丈夫かなと思って今日改めてもう一遍追及しているようなものなんですが、ここに書いてあります、中期指針の中の安心と責任のバランスの取れた財源確保と書いてあります。おっしゃっている中身は、消費税を主要な財源として安定的に賄...全文を見る
○峰崎直樹君 これは、何でこんなに言っているかというと、私、前回予算委員会でもお話ししたように、一九九四年の税制改革で消費税を三%から五%に上げました。あのときに朝日新聞の世論調査を見たら、消費税を上げるときに財政再建のために使うんだったら反対だ、年金や社会保障の充実に使うんだっ...全文を見る
○峰崎直樹君 私はどうしてもこれ、そう、大臣が今おっしゃられている、先に赤字国債部分を解消するんですと、社会保障の掛かっている赤字国債分が十兆円ありますと、消費税を上げてもそこをまず解消するんですというふうには読めないんですよ、これ、中期指針を読んでも。  舛添大臣はどういう理...全文を見る
○峰崎直樹君 今聞いていて、多分、厚生労働委員会でも議論になっていると思うんですけれども、今の、年金はさておいて、医療はどんな状態になっているんですか、介護はどんな状態になっているんですか、子育てについてはどうなっているんだ。これは社会保障国民会議が去年十一月に答申を出しましたよ...全文を見る
○峰崎直樹君 分かりました。じゃ、是非これはきちっと書いていただきたいんです。  私の個人的な見解は、もちろん民主党が政権を取ったときに財源のつくり方その他はもういろいろと指摘されているところなんですが、私は国民の皆さん方に、まずはいわゆる社会保障給付をきちんとしましょう、とり...全文を見る
○峰崎直樹君 舛添大臣の基本的なところの考え方は同じなんですが、これだけたまりにたまった財政赤字の問題も、私たちも大変これは危険視していることは間違いないんです。その意味では、これは順番を間違えると、恐らく国民の皆さん方にとってみたら何のための消費税の引上げなのかと、こういうふう...全文を見る
○峰崎直樹君 最近、全額税方式を取られるといいますか、考え方を持っておられる方が、これもいろんなバリエーションがありますから簡単には言えないんですけれども。そうすると、舛添大臣は全額税方式というのは、これは自助努力を失ってしまうという、そういう考え方に立っておられるということです...全文を見る
○峰崎直樹君 この問題は、その全額税方式の議論というのは恐らくまた選挙のときの争点なんかになってくると思いますので、大いにまた議論をしていきたいと思っておりますが。  先ほどのマクロ経済スライドで、この基礎年金の水準というのはマクロ経済スライドが確定した先では一五%下がるという...全文を見る
○峰崎直樹君 それは二〇三八年になって、これ、マクロ経済スライドは二〇三八年まで伸びると言っていましたけれども、それも大体一五%下がるのはそこだと、こういうことですか。
○峰崎直樹君 舛添大臣、このいわゆる基礎年金、国民年金の水準というのは、いわゆる生活保護の、先ほどちょっとおっしゃいましたけれども、それよりも低いところ、まあすべてとは言いませんよ、夫婦の場合ですから、十三万二千円フル年金でもらう人もおられますから。ですから、そのいわゆる基礎年金...全文を見る
○峰崎直樹君 財務大臣に、先ほど、これから書く文言の中に先ほどの主張が盛り込まれるということなんですが、改めて、消費税については、これは目的税にするという、目的税というのは目的税化じゃないですよ、社会保障目的税にすると、これは書かれますか、書かれませんか。
○峰崎直樹君 そこで、お伺いします。  世界で付加価値税、日本で言えば消費税ですけれども、これを目的税にしている国はありますか、先進国で。
○峰崎直樹君 これは一部ですよね。
○峰崎直樹君 そこで、ちょっと逆説的に聞きますけれども、我々が基幹税と、基本的に非常に重要な税収が非常に上がってくる税として通常は所得税、それから法人税、それから消費税と、国税でいえばこの三つが非常に大きいですよね。法人税についてはちょっと外して、なぜ所得税というのがこの安定財源...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっと、これは年金の方に絡めてお話をするんですが、これ、全部これからは消費税は二分の一入ると、これは全部基礎年金部分ですよといったときに、過去もう既に既裁定年金もらっていらっしゃる方は、自分はもう年金保険料払ったぞと、そしてそこにもってきてなぜ消費税として、これは...全文を見る
○峰崎直樹君 ちょっとテクニカルになりますけれども、舛添大臣、いや、消費税上げても、全額税方式で上げてもいいんだ、消費税が上がった分は物価が上がるじゃないかと、物価が上がればそれがスライドしていくじゃないか。まあ、もちろんマクロ経済スライドなんというのに引っかかってくるやつがあり...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、実はそれも指摘しようと思ったんです。つまり、いわゆる目的税化というのは、目的税にしたらそういう問題、もろにもう実はこれ説明責任として出てくると思うんですよ。だから、そういう点も含めて是非中期指針に書いていただきたいんですが。  さらにちょっと、いっぱいありま...全文を見る
○峰崎直樹君 今のお話聞いていて、消費税の方がふさわしいというのは、全国民が何らかの形でつながっておいた方がいいとおっしゃったんです。でも、税の負担というのは、これは憲法第二十五条の朝日訴訟というのがあります。要するに課税最低限というのは、もう最低生活費には課税しませんよというの...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、株価が低くなったからこの総合課税をやめるというんじゃなくて、あれ、株価損したときには累損で落とせますからね、総合課税になった場合は。つまり、キャピタルロスを所得から引けるんですから、決してこれは高くなったときだけ取ろうというのではなくて、これ、いわゆるそういう...全文を見る
○峰崎直樹君 これは釈迦に説法ですけどね、過去ずっと税率下げてきたときに、通常はそのレーガン第二期税制と同じで、課税ベースを広げて、そしてその税率を下げていくと。ところが、課税ベースは狭まって税率だけ下げてきたんですよ。だから、本当に日本の税制改正のやり方というのは、私は非常に問...全文を見る
○峰崎直樹君 だから幾らなんですかと聞いているんです。
○峰崎直樹君 全部出すと。
○峰崎直樹君 解説はいいですから、数字言って。  私、何が言いたいかというと、民主党は所得控除から税額控除へ、そして税額控除は手当へと。還付付きの税額控除というのを入れようということで、今一生懸命我々も納税番号とかいろいろ準備しています。ちょっと政府は遅いんじゃないかなと思って...全文を見る
○峰崎直樹君 舛添大臣のお話を聞いていて、我々も同じような気持ちを持っておりますので、是非改革を進めなきゃいかぬと思うのですが。  今、所得捕捉とおっしゃいましたよね。ちょっとこれもまた話があっちこっち行って恐縮ですけれども、消費税になったときにこの所得捕捉と同じ問題が起きませ...全文を見る
○峰崎直樹君 それは、インボイスというものをちゃんと入れてやれば合うんですけれども、これは、世界ではインボイスが入ってないでこういう多段階にわたる付加価値税といいますか、消費税を入れているところというのはほとんどないんじゃないかと思いますよ。  そういう意味で、そういった問題が...全文を見る
○峰崎直樹君 一番最後のページ、資料に食料品に対する軽減税率の適用状況という数字をお見せしました。表面的には、例えばオランダなんというのは、二九%の付加価値税率ですけれども、食料品は六%と、こうなっている。デンマークは二五の二五ですから、これは堂々とやっているのかな、非常にすごい...全文を見る
○峰崎直樹君 見かけほどの差がないんですよね。ああ、向こう二五だ、こっちが五だと、五倍あるのかといったら、そうじゃなくて三・四と八・何ぼですからね、そんなにない。つまり、相当程度これは実際的に、これは加重平均すればどのぐらいになるか分かりませんが、二五じゃなくて大体一二、三かそこ...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、理念は画期的だと思うんです。そこにようやく目を向けられたんだなと。問題はそれに対する財政的な手当て、これからどういうふうに伸ばしていこうとされるのか。先ほどの四つの領域以外のものが入ってくるわけですね。そうすると、ここまでは消費税で何とかすると言っているけれど...全文を見る
○峰崎直樹君 別の問題として安定財源をお願いする、安定財源は消費税ですと。所得税を我々はもっと重視したらどうだということなんですが。  さて、ちょっと教育のところで、教育予算というよりも、なるほどこの考え方はどうかなと思っているところがあるんですが、これは舛添大臣、厚生年金やあ...全文を見る
○峰崎直樹君 これをそんなに深刻に提起してあれじゃないけれども、そういうアイデアとか、いろんなものが使われる道があるのかなと思って今提起したわけであります。  本来であればこれ社会保険庁とそれから国税庁の、いわゆる歳入庁の問題を入れて、パートタイマーなんかのいわゆる徴収の問題な...全文を見る
06月11日第171回国会 参議院 財政金融委員会 第20号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会・国民新・日本の峰崎でございます。今日は三十分間という短い時間しかございませんので、端的に質問したいと思います。    〔委員長退席、理事大塚耕平君着席〕  最初に、実態をまず教えていただきたいんでありますが、金融機関、とりわけメガバンクは、バブ...全文を見る
○峰崎直樹君 九十二件、もしかしたらそれは金融庁がつかんでおられる限りだろうと思いますが、実はここに、日弁連が発行した、「銀行の融資者責任」ということで、「消費者被害の実態と救済」というこの本を最近被害者の方から私のところに、こういう一九九七年に出された本でありますが、それを見る...全文を見る
○峰崎直樹君 こういうもう債権が競売にかけられるというその間際になって実は私ども議員のところに、私だけじゃなくていろんな方々に持ち込まれるケースというのは最近非常に増えているんですよね。お話を聞くと、やはり過去のそういう銀行の貸し手責任というのが明らかにあるんじゃないんだろうかと...全文を見る
○峰崎直樹君 内藤局長ね、では大臣に聞いてください。今、片面的ないわゆる拘束性というものの義務があるというふうに明言されたんですが、本当にそうなんですか。  つまり、私どもがずっと読む限り、そこで片面的義務ということは、トラブルになって、先ほど力関係のお話ししました、情報の非対...全文を見る
○峰崎直樹君 今のところもう一回、どういう場合は銀行が裁判に、要するに特別調停が出ても、要するに片面的義務の抜け道みたいなものが残されているとすると、この間の金融関係の裁判で実は消費者の側が勝ったためしというのはほとんどないんですよ。私もいろんな弁護士さんの話を聞いていても、ああ...全文を見る
○峰崎直樹君 借り手側が、つまり弱い者の立場から、この特別調停については不満だと、だとすればこれは裁判に訴える、それは裁判の権利だと思います。ただ、問題は貸し手側なんですよね。貸し手側がこの特別調停に対して従わなくてもいいというふうになってしまうと、これ事実上このADRほとんど機...全文を見る
○峰崎直樹君 それでは、我々としては、よほど重大な問題がない限りはこれはもう尊重されるべきだと、いや、尊重されるはずだと、そういう意味での金融行政の基本にこの銀行ADRを置きたいということの決意だと思いますが、そうすると、そこは、これからまたこの法律が改正されて、また何年かすると...全文を見る
○峰崎直樹君 いや、その遡及適用の問題というのは、ある意味では非常に重要な──何か後ろの方からありますか。何か補足ありますか。じゃ、ちょっと。
○峰崎直樹君 そうすると、金融ADRは、まだこれはできていませんよね。これ、いつごろでき上がるんですか。
○峰崎直樹君 その見通しを大体いつごろに置いていらっしゃいますか。
○峰崎直樹君 法律が成立されて、もう既に各業界、それぞれADRを準備されているんでしょう。ですから、そういう意味では二、三か月ぐらい先にはできるというようなことになっているんではないんですか。
○峰崎直樹君 時間も来ましたので最後にしますが。  できるだけやっぱり私は、今係争されて、そういう新しい挙証責任の転換が行われるところに、ADRに移したいというふうに思っていらっしゃる人もいると思いますので、これは速やかに設置をされるというふうに思いますし、是非、過去の銀行は、...全文を見る
06月23日第171回国会 参議院 財政金融委員会 第23号
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○峰崎直樹君 民主党・新緑風会・国民新・日本の峰崎でございますが、今日は日本航空の問題について、今日は政策投資銀行の方にもお見えいただいていると思いますが、おられますよね。  実は、本日、日本航空の関係者にも是非来ていただきたいと。つまり、政策投資銀行を始めとする銀行の、我々は...全文を見る
○峰崎直樹君 財務大臣もこのことについては了承されたわけですね。
○峰崎直樹君 政策投資銀行は、そういう要請を受けて、それについてはどのように判断をされているんですか。
○峰崎直樹君 財務大臣にお聞きしますが、この融資に対して政府保証を付けられると、幾ら政府保証を付けられたんですか。
○峰崎直樹君 これ、国交省の副大臣にお伺いいたしますけれども、今、政投銀の方からもありましたように、今回のいわゆる日本航空が政策投資銀行に対して当初は二千億円規模の金融危機対応融資を要請したと、こういうふうに私は聞いているわけであります。  この金融危機対応融資というのは何で、...全文を見る
○峰崎直樹君 いやいや、基準は何なんですかと聞いているんです。今は、ちょっとお話を聞いていると、国際的な金融危機がもたらした金融危機に対して、それの影響を受けた場合は該当する。日本航空はそれに該当するんですかどうですかという、その基準を聞いているんです。今回、そうなんでしょう、金...全文を見る
○峰崎直樹君 それではお聞きしますが、この会社に対する経営分析というものは、三大臣が集まられましたけれども、きちんとやられたんですか。
○峰崎直樹君 分かりました。  それじゃ、そこまでこれからの経営については国土交通省としては責任を持ってその見通しを立てたと、こういう理解に立ってよろしゅうございますね。
○峰崎直樹君 それではお聞きします。  お手元に資料、日本航空の純資産と書いてあるところの資料がお手元に渡っていると思います。行っていますか。──大臣のところに、副大臣のところに行っていますか。行っていますね。  そこで、日本航空、これ見てください。もう〇六年七月の強行公募増...全文を見る
○峰崎直樹君 そうすると、この二千十八億という繰延べヘッジ損益については、ガソリンの値段、つまり航空燃料のいわゆる先物価格で失敗をしちゃったと、こういうことですか、二千十億円も。そういうことですか。ちょっと明確に答えてください。
○峰崎直樹君 二千億円も超えるような大損をこの一年間で実は出してしまったということですわね。これは大問題だと。まあ今日は恐らく株主総会で問題になっているんですが。  これちょっと事前に聞いていませんでしたけど、全日空も同じようにこういうヘッジの損を出しているんですか。局長、もし...全文を見る
○峰崎直樹君 どれだけ損なの。
○峰崎直樹君 じゃ、金融庁に聞きますが、内藤局長、いわゆるヘッジ会計というのは、こういう損をした場合はどういう扱いになるの。
○峰崎直樹君 そうすると、国土交通省、国土副大臣、ちょっとお聞きしますが、この繰延べ二千十八億円の含み損が出ていますが、これは直ちに、今余りきちんとした答えになっていないんだけれども、含み損は計上するけれども、これはPLにすぐ出すんですか。それは、どういうふうにこれを処理していく...全文を見る
○峰崎直樹君 じゃ、内藤さん、何年掛けてこれやれるようになっているの、基準は。何年から何年で。今基準を言っているんだ、何年。ああ、分かっているの。じゃ、しゃべって。
○峰崎直樹君 聞こえない。何がないの。
○峰崎直樹君 じゃ、ちょっと内藤局長、これ何年で、何年から何年でこういうものは処理するということが会計基準上は認められているんですか。
○峰崎直樹君 それは、じゃ何年掛けてこの繰延べの損益を処理するんですか。
○峰崎直樹君 それじゃ、国土交通副大臣に聞きますけど、これは何年で日本航空はやろうとしているんですか、この三月期決算も出ているわけだから。分かりますか。分からなかったら、ちょっと速記止めて。
○峰崎直樹君 そうすると、三年たったら、これ毎年七百億円ずつ現実に損が表へ出てくるわけですよね。私の聞いているのでは十五年と言っているんです、これ、日本航空は。  政投銀、それ確かめてますか、メーンの銀行として。
○峰崎直樹君 政投銀はいつもそれでやるんですよね。  いいですか。今度は、国がいわゆる信用保証を付けて、そして、これ恐らく、もう何回もこういうことを繰り返している企業でしょう。そういう意味で、私は個別企業だから答えられませんと言えないと思うんです。  私は、やっぱりこれ、委員...全文を見る
○峰崎直樹君 じゃ、次にこの資料、もう一つ下を見てください。  日本航空の退職給付債務と言われているものです。これもいわゆる一つの会計基準というものがあるわけでありますけれども、日本航空には巨大なこれは簿外ですよね、簿外になっていると思うんです。この債務、見ていただいたら分かる...全文を見る
○峰崎直樹君 何か都合のいい会計基準ですね、これ。  局長、時価会計のとき随分議論しましたよね。未実現の利益を、金融資産のですよ、実現もしていないんだから、そんなもの時価会計で表に出してPLにヒットしちゃ駄目だよというふうに言っても、いやいや、これはもう世界的な基準ですからと。...全文を見る
○峰崎直樹君 つぶれたらどうするんだという私の言い方というのは、この会計というのは退職給付会計でしょうと、これがそういう、保守主義というのは最悪の事態をやっぱり想定するわけでしょう。だから、その最悪の事態を想定したときにこれは実質債務超過でしょうということを私は今副大臣に、これ実...全文を見る
○峰崎直樹君 一兆円超えていませんか。
○峰崎直樹君 幾らになっているの、正確に言って。
○峰崎直樹君 正確に言ってくださいよ。一兆円超えているんですよ。これに、実は最近問題になっているんですけれども、ポイント制度、すなわちマイレージ、マイレージの負債というのはこういうところには入ってくるんですか。
○峰崎直樹君 お手元の資料の一番最後に新聞の切り抜きを付けました。  金融庁、このマイレージは、今、日本の付けているやり方と新しい国際会計基準だったら、これはより厳しいマイレージの負債、つまり負債になっていくと思うんですが、この点どうですか。
○峰崎直樹君 国土交通副大臣、今回、マイレージ、どのぐらい残っているかということについての数字の把握はされましたか。
○峰崎直樹君 なぜ開示してないんですか。
○峰崎直樹君 今から何年か前にパンナムという会社が倒産しました。事実上、これマイレージ倒産だと言われたんですよ。それぐらい実はこのマイレージというのは企業経営にとっては大きいんですよね。それを判断されるときに、外に公表されるかどうかは別ですわ。だけど、国土交通大臣以下関係者が、ど...全文を見る
○峰崎直樹君 ということは、皆さん方はマイレージの記録も見ていらっしゃるわけですね。報告を受けていると、それは正しいかどうかは別にしても。これは公認会計士が入ってきますから、当然それは見るということで。分かりました。  さてそれでは、マイレージの問題はちょっと別にして、これから...全文を見る
○峰崎直樹君 カタログでの料金だと。これも前にここの委員会で議論したんですよ。要するに、一千億円で、九百億円で百億ほどまけてもらったと。そしたら、まけた分を利益に計上しちゃって、そして売上げは購入が一千億にしちゃうという、これは何ぼ何でもひどいじゃないかと。そのいわゆる支払が終わ...全文を見る
○峰崎直樹君 そんなのもう何年も前からですよ。国交委員会でどんな議論したか分かりません。財政金融委員会ではかなりやってきましたよ、これずっと、会計問題を含めて。  そういう意味で、今回は本当にそうではないという保証というのは、いや、今度は大丈夫なんだ、今度は大丈夫なんだと、我々...全文を見る
○峰崎直樹君 その異例にやるときの、皆さん方がそういうことをやるときの法的な根拠、どこにあるか説明ください。
○峰崎直樹君 そうすると、指導監督ができるということは、ほかの省庁も各業界に対して指導監督ができるということになっていますが、そうすると、こういうときにはもう必ず経営のあれこれ、合理化のあれこれまできちんとチェックするということについての裏付けというのは、そういう設置法に基づいて...全文を見る
○峰崎直樹君 その異例異例は分かりましたよ。異例なことをやっているということは分かったんですよ。  今年は三月期は赤字でしたよね。六百三十一億円の赤字でした。来年の三月期は、JALの経営改善計画というか、経営改善を努力しますということを前提にして、どのぐらいの赤字だというふうに...全文を見る
○峰崎直樹君 それもかなり、新聞見たら分かりますけれども、前提条件付で、いろんな条件入れているんですよ。本当にこれ、さっきも言いましたでしょう、もう事実上債務超過じゃないか。あるいは、毎年、三千億円近いお金が毎年支払に充てるんですよね。肝心なのは、要するに航空、いわゆる人や物を運...全文を見る
○峰崎直樹君 要するに、アメリカとお隣の韓国ぐらいでしょう。そして日本ですわ。もうオランダのKLMもどこかと一緒になったんじゃないですか、統合して。  要するに、世界的に見て、こういうメガキャリアというのか巨大な航空会社というのは、世界で物すごく競争しているわけです。そして、そ...全文を見る
○峰崎直樹君 提案者にちょっとお聞きしますけれども、よろしいですか。  本来なら法案に即してお話を聞きたいんですけれども、こういうところに政策投資銀行の、あるいはJBICもそうですけれども、対応させられるということについて私は本当にいかがなものかなと、こういうふうに思うんです。...全文を見る
○峰崎直樹君 終わりますけれども、今のお話聞いていると、やはり、今回は政投銀、これを受けないでもいいんじゃないかというような話になりますので、よく慎重に判断をしていただきたいと思います。  終わります。
07月01日第171回国会 参議院 国際・地球温暖化問題に関する調査会 第9号
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○峰崎直樹君 三人の方、ありがとうございました。  時間もありませんので、一点だけお聞きします。  世界銀行、あるいはアフリカ開発銀行ですか、こういうものがございますが、たしか世銀は貧困国対策の問題に随分力を入れてきたというふうに思いますが、皆さんの立場から、今、我が国に対す...全文を見る
○峰崎直樹君 アフリカに一度も行ったことがないし、余りこういう海外のことも経験がないので、もしかしたら的外れなことを言っているかもしれませんが、お聞き願いたいと思います。  一つは、先進国のODAのいわゆるGNI比〇・七%目標というんですが、これはGNIだったでしょうか、GNP...全文を見る
11月06日第173回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○副大臣(峰崎直樹君) 荒井委員にお答えいたしますが、今おっしゃられたのは、ちょっと私も今突然に質問があったものですからあれですが、研究情報基金と、それから国際金融情報センターの時代における……
○副大臣(峰崎直樹君) ええ、そうです、そうです。
○副大臣(峰崎直樹君) そこにおける所得ということですか、給与ですか。
○副大臣(峰崎直樹君) はい。これは、私も質問を受けまして調べましたけれども、残念ながら、いわゆる退職金規程とか国の支出に関する書類の保存期間が五年間でありまして、私もこれ本当にそうなのかということで調べたんですけれども、九五年から九六年当時の法人への支出その他が情報がないという...全文を見る
○副大臣(峰崎直樹君) ちょっと聞いてください。その報告を受けて、本当にこれはやはり個人のプライバシーというよりも、我々国会議員もそうですが、やはりそういう法人のいわゆる理事長さんとかそういう方々の情報というのは、やはりもう少し整理すべきじゃないかなと。だから、それはやはり今の認...全文を見る
11月09日第173回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○副大臣(峰崎直樹君) 藤末委員にお答えしたいと思いますが、本当に委員は、これまで中小企業問題については本当にしっかりと議論をされ、また中小企業の育成を努力をされてきたことには心から敬意を表したいと思っております。  ただいま税の問題で、本来であればこれ二二%の中小企業の税率に...全文を見る
11月11日第173回国会 衆議院 財務金融委員会 第1号
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○峰崎副大臣 財務副大臣に拝命を受けました峰崎直樹でございます。  藤井大臣の御指示を受けながら、野田副大臣、さらには、大串そして古本両政務官とともに、大変な重責でございますけれども、一生懸命、これからも職務に精励してまいります。  玄葉委員長を初めとする委員の皆さんの御指導...全文を見る
11月12日第173回国会 参議院 財政金融委員会 第1号
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○副大臣(峰崎直樹君) この度、財務副大臣を拝命いたしました峰崎直樹でございます。  先ほどの藤井大臣の現状認識あるいは改革課題、私たちはチーム藤井として、野田副大臣、あるいは大串、古本両政務官、一体となってこれからの改革に全力を挙げて頑張っていきたいと思っておる所存でございま...全文を見る
11月17日第173回国会 参議院 財政金融委員会 第2号
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○副大臣(峰崎直樹君) 大門委員からはこの三月、四月だったでしょうか、私も議員立法を出したときにこの質問を受けまして、また前財務大臣の与謝野財務大臣とのやり取りを聞いていまして、これはやはりしっかりと検討していくべきであろうというふうに思いました。  まだ、我々税調は今日から本...全文を見る
○副大臣(峰崎直樹君) 私もまだ、世界のこの記帳義務制度の問題について今年の九月一日現在の事務局が作ってくれた資料を読むと、アメリカでは故意に記録を怠り帳簿等保存義務に違反した者は罰金又は一年以下の懲役、それからフランスでも帳簿等保存義務に違反した者に対しては罰金と懲役が科される...全文を見る
11月18日第173回国会 衆議院 国土交通委員会 第2号
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○峰崎副大臣 お答えいたします。  このつなぎの融資が必要になってくるという、その条件は当然いろいろ我々としても確認をするわけでありますが、やはり一番大切なことは、年金問題というのは国民の皆さん方から見て大変注目をされています。と同時に、公的資金、場合によってはこれが返ってこな...全文を見る
○峰崎副大臣 一企業に対して政策投資銀行がこういう形で融資をした事例というのは、実は、前政権のときの六月に、そこにおられます前国土交通大臣ほか、これも官房長官と当時の財務大臣がたしか申し合わせ事項をつくられて、そして一千億円、そのうち六百億円が政投銀、八割がいわゆる信用保証つきで...全文を見る
11月19日第173回国会 参議院 財政金融委員会 第3号
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○副大臣(峰崎直樹君) この問題は、私が当選をしたときに、一九九二年でございましたけれども、翌年から、たしか細川政権、さらに自社さ政権などと続いてまいりました。その中で、私はずっと思っていたのは、やはり日本で起こした大変大きなバブルがございました、あのバブルはなぜ起きたんだろうか...全文を見る
○副大臣(峰崎直樹君) そうですか。  租税とは何ぞやという私の定義といいますか、これは国民から、ある意味では国民の私有財産といいますか、それを不特定の方々から、ある意味では目的、目的というか、もちろん国家が必要とする財源をある意味では強制的に調達をするという点で、大変ある意味...全文を見る
○副大臣(峰崎直樹君) 環境税は、本来的な税の性格からしてこれは本当に税なんだろうかという議論は、私はあり得るだろうと思います。  つまり、環境目的といいますか、つまりCO2をいかに排出を抑制するかというために、これを価格メカニズム、つまり外部不経済を内部に取り込んでいくという...全文を見る
○副大臣(峰崎直樹君) 荒木委員に大変いい御質問をいただいたなと思っているんです、この機会に。  実は、公平、中立、簡素というのは、これは長い間人口に膾炙してまいりまして、私どももその考え方そのものはもちろん正しいと思っていますし、特に簡素というのは、最近出てくる税法のあの分厚...全文を見る
○副大臣(峰崎直樹君) この点も大変いい質問をしていただいたと思っているんですが、旧来の、今までの与党の皆さん方といいますか、あるいは自民党というふうに申し上げていいんでしょうか、三つぐらい何か税制の決定には仕組みがあったような気がするんです。  一つは、いわゆる政府税制調査会...全文を見る
○副大臣(峰崎直樹君) 今のは給付付き税額控除の話ですね。  これは実は、導入をするときにはこれは大変難しい問題があると思うのは、所得を申請してもらうときに実は所得把握をしなきゃいけないと。そうすると、やはり納税者のいわゆる所得、これは社会保障給付をするということと同じですから...全文を見る
11月26日第173回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
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○副大臣(峰崎直樹君) お答えをいたしたいと思いますが、これ、郵政民営化のまさに入口と出口の改革議論というのは、基本的に郵政改革は担当大臣がお隣におられますので中心的にはそこが、亀井大臣を中心にして議論が進められていくというふうに私どもは判断をしているわけでありますが、政府系金融...全文を見る
○副大臣(峰崎直樹君) 委員御指摘の点は、今はコーポレートガバナンスという観点でございますので、これは安居総裁がお見えになっておりますので、まさにコーポレートガバナンスを実践されている立場からの議論があるだろうというふうに思います。  当然のことながら、一般論で言えば、当然効率...全文を見る
○副大臣(峰崎直樹君) 政策金融といいますか、政府のある意味では戦略的な政策、例えばこれから、環境問題だとか、そういったところに対する政策的な金融というものを是非誘導したいというようなところはこれからも残るんだろうというふうに思います。そういう意味で、規模はどういう規模になるかは...全文を見る
○副大臣(峰崎直樹君) そういう観点でございましたか。  これは、しかしなかなか一副大臣が、ある意味ではこうすべきだということを結論的に下せる立場にありませんし、恐らくお隣におられます亀井大臣の下で、これからの郵政の見直し問題に絡んで入口と出口についてのありようについての議論が...全文を見る
○副大臣(峰崎直樹君) 先ほどちょっと私答弁のとき、いつも、政策投資銀行のことをDJBと呼ぶんですけれども、DBJの方ですので、間違えていたということを訂正をしておきたいと思いますが。  大久保委員とも随分この問題は議論させていただきまして、この委員会等でも議論させていただいた...全文を見る
○副大臣(峰崎直樹君) 民主党で公開株式会社法を制定するためにプロジェクトチームをつくろうじゃないかという提案をした記憶がございまして、その意味で、今年のあれは六月でしたでしょうか、公開株式会社法のPTの方針が出てまいりました。たしかマニフェストのインデックスの中にもこれが書かれ...全文を見る