峯山昭範

みねやまあきのり



当選回数回

峯山昭範の1988年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月12日第112回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○峯山昭範君 防衛庁長官にお伺いをいたします。  午前中の和田委員よりの質問の中に、アミテージ国防次官補の発言の問題が出てまいりましたが、日本で言えばこの方はどういう立場の方でございましょうか、御説明いただきたいと思います。
○峯山昭範君 日本で言えばどういう……。
○峯山昭範君 西廣局長に当たる人でございますから、相当のベテランの方であろうと思います。  そこで経理局長、先ほど和田質問の中に出てまいりましたが、米国の国防大学でのアミテージさんの演説でございますが、その中に出てまいります日本の防衛予算に関する説明、彼はどういうふうになさって...全文を見る
○峯山昭範君 相当なところまで来ているということを彼は演説しているわけです。  そこで、日本の防衛予算を支出官レートで計算するとどういうふうになりますか、具体的にお願いいたします。たくさんですと大変ですから、八六、八七、八八年の三年間で結構です。
○峯山昭範君 その伸び率はそれぞれの年度ごとに何%になりますか。
○峯山昭範君 先ほどの伸び率の問題は、要するに日本の防衛予算というのは、これは諸外国から見た場合はミリバラで計算すると同じように、やはりドルに換算して見るわけです。そうしますと、今局長が答弁になったように日本の防衛予算は伸びていると見るわけです。これは総理、大変な問題だと私は思う...全文を見る
○峯山昭範君 それでは、予算の面ではそういうふうにお考えになったとしても、アミテージさんは、予算だけではなしに、今度は能力の問題をおっしゃっているわけです。  これは西廣局長にお伺いいたしますが、アミテージさんは本当に重要なことは能力であるとおっしゃっていますが、その能力の中身...全文を見る
○峯山昭範君 この説明は合っていますか。
○峯山昭範君 総理、これ能力の面から見ましても、日本の防衛能力というのが相当な点まで来ているということをアメリカの専門家も認めているわけです。そういう点からいきますと、日本の防衛予算を見る場合でも、外国から日本をどう見ているかという視点というのは非常に大事じゃないかと思うんですが...全文を見る
○峯山昭範君 防衛庁は米当局に対しましてポスト中期防についてどういう説明をしておられますか。
○峯山昭範君 それでは大臣、アミテージ発言の中に一九九一年から一九九五年、いわゆる中期防の話が出てまいります。これはどういうことですか。
○峯山昭範君 この問題、最後に総理にお伺いしますが、アミテージさんは具体的に中期防でという名前は出していませんが、ちゃんとおっしゃっているわけです。そういう点、新しい総理が誕生したときにはいつも、中曽根さんの場合は空軍あるいは海軍に力を入れてという話が出てまいりました。総理は次期...全文を見る
○峯山昭範君 厚生省にお伺いします。  報道によりますと、中国残留孤児の訪日調査の問題につきまして、今後の継続調査について中国当局が難色を示しているというような報道が先日ありましたけれども、この点について厚生省はどういうふうに認識をされていらっしゃるのかという点と、それから今回...全文を見る
○峯山昭範君 この問題は非常に重要な問題であると思いますので、真剣に取り組んでいただきたいと思います。特に帰国子女に対する対応とかまたは言葉の問題、就職の問題等もあると思います。この点についての政府の対応をお伺いしておきたいと思います。  それから、この点に絡みまして総理のこの...全文を見る
○峯山昭範君 どうもありがとうございました。
03月25日第112回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○峯山昭範君 それでは、私は初めに住宅問題についてお伺いをいたします。  これは建設大臣並びに大蔵大臣にもちょっと一言聞いていただきたいのでございますが、最近の地価の高騰というのはもう大変な状況にございまして、私どもいろんな新聞報道等を含めまして大変心を痛めているわけでございま...全文を見る
○峯山昭範君 確かに今お述べのとおり、私は、それは中堅のサラリーマンであり、やはり何といいましても持ち家ということで相当頑張ってまいりましたサラリーマンの皆さん方ではないかなと、こういうふうに思うわけです。  そこで、実は私の手元にもいろんな資料が届いているわけでございますが、...全文を見る
○峯山昭範君 大臣、従来から持ち家政策というのを重点的に進めてきたわけでございますが、現在のこういうような状況で考えてみますと、これはとても無理ということになるんじゃないかと私思うんです。  そこで、やっぱり建設省の政策として、例えば借家を重視するとか、あるいは公的賃貸住宅の供...全文を見る
○峯山昭範君 それでは建設省、六十三年度のいわゆる公的住宅の建設計画、大体どういうふうになっているか御説明いただけますか。
○峯山昭範君 私の手元にも資料が届いております。きょう公団の総裁にお見えになっていただいておりますが、特に私は公団の方にもお願いをしたいのでありますが、公団住宅の六十三年度の計画は、ただいま説明がございましたように二万五千戸ということでございます。これは公団が非常に端的でわかりや...全文を見る
○峯山昭範君 公団総裁、公団が目的としている供給する層ですね、これは中堅サラリーマンであろうと私は思うんですけれども、そこら辺のところについては総裁どういうふうにお考えでございましょうか。
○峯山昭範君 細かいことをお伺いして申しわけないんですが、例えば家賃の水準で言えば大体十万円ぐらいなんでしょうかね。 それから例えば住宅の規模で言いますと三LDKで七十平米ぐらいが標準なんでしょうか。その程度のところが目標なんでしょうか。これはこれでいいかどうか、そういう点を含め...全文を見る
○峯山昭範君 これは建設大臣にちょっとお伺いしたいんですが、ただいま臨時行政改革推進審議会でも公営住宅の問題が、いわゆる最終の答申の試案ができているようでありますが、行革審の中の土地対策検討委員会の試案ですね、これによりますと、その中に公的住宅の供給の推進という項目がありまして、...全文を見る
○峯山昭範君 さてそこで、これは総裁、まことに申しわけないんですが、先般からどうももう一つすとんと落ちないところがある問題です。公団住宅のいわゆる分譲住宅、これが最近非常に高くなっているということで新聞でも報道されております。昨年の暮れ、東京の多摩ニュータウンでは分譲したものが七...全文を見る
○峯山昭範君 建設大臣も先ほど前段にお話がございましたけれども、建設大臣はえらい物わかりがいいといいましょうか、そのお話をお伺いして、地元の方から立派なものをということでお話があって、ああそうか、そんな地元から立派なものをというお話があったら、一億円もするやつは何も公団がやらぬで...全文を見る
○峯山昭範君 いや、総裁ね、それは了解してくれいうて、私は何も、したからどうのこうのと言うわけではないんですがね。三、四千万円で、それであと三千万円を足して七千万円で買えるという人はもう自分で買え、公団が応援しなくてもと、私は本当にそう思うんですよ。そのことを含めて先ほどから申し...全文を見る
○峯山昭範君 それでは防衛庁にお伺いいたします。多少質問の順番を変えまして、先般の防衛庁長官の訪米の問題についてお伺いをしたいと思います。  大臣、一月二十日、訪米をされまして首脳会議に臨んで、そしてまたいろんな成果を上げてこられたわけでございますが、その中で私は、私の手元にも...全文を見る
○峯山昭範君 これは大臣、私はとてもじゃないけれども納得できないんです。  それは何でかといいますと、大臣の報告についての中身を読みますと、いわゆる「カールッチ長官から、次期支援戦闘機(FS―X)の日米共同開発は非常に重要である」、こういう認識が述べられて、それに対して「私から...全文を見る
○峯山昭範君 ということは、逆に言えばFSXに関連してのいろんな武器というならすぐわかりますが、それ以外の他の武器技術ということになるとどういうものを想定し、何を考えていらっしゃるか、これはどうですか。
○峯山昭範君 ということは、具体的には何もないということですか。
○峯山昭範君 それでは、本当に何にもないのにそんなことを先走って言うことはないと私は思うんです、大臣。――まあしゃあないわ、これはもうほんまに。言っちゃったんだから。  それでは、FSXの共同開発について、どういうふうな役割分担でやろうということになっているのか、そのスケジュー...全文を見る
○峯山昭範君 あと、それから先についてはまた違う委員会でやりたいと思っていますので……。  このFSXですね、F16を改造してつくるということになっているわけでございますが、F16は既にアメリカが世界じゅうにもう二千機以上を販売しているわけですね。ということになりますと、今回こ...全文を見る
○峯山昭範君 これは装備局長、成功する前の今議論しないといけないわけですよ。成功しちゃってからじゃ遅いわけです、ほんま言うたら。だから私はこれは今きちっとやっておかないといけないと思うんですが、実際問題として、アメリカがいわゆる武器の輸出――武器輸出じゃありません ね、例の交換...全文を見る
○峯山昭範君 いや、これは局長、今おっしゃった答弁は衆議院の予算委員会でやっておるわけですよ。それは承知の上で私やっておるわけであります。今おっしゃったことはもうそこまではおっしゃっている、それから先を私聞きたいわけです。当然今おっしゃったように、第三国へ輸出するということになれ...全文を見る
○峯山昭範君 これは大事な問題ですから、両方に分けて今おっしゃいましたが、それはFSXそのものの問題もありますし、もう一つはそれに伴う技術、これは当然両方あると私は思うんですよね。したがって両方含めて私は話をしているわけでありますが、いずれにしても今防衛局長は、要するにアメリカは...全文を見る
○峯山昭範君 もう一回確認します。  それは日本と全く同じものであると言っているわけじゃないわけです。全く同じものでなくたって、そのいわゆる開発の途中で出てきた技術を使った航空機、これもないんですか。
○峯山昭範君 そういうふうに言って逃げてしまうと――それは汎用といってもどれが汎用か、また特殊なのかわかりませんよ。しかしながら、FSXの開発の中で出てきたものというのはそれなりのものだと私は思うんですね。そういうような意味で、防衛局長が、FSXそのものでないにしても、ほんの一部...全文を見る
○峯山昭範君 防衛局長、汎用って、ICは汎用です、確かにそういうものは。そんなわかり切ったことを言わんといてくださいよ、短い時間でやっているんですから。そんなわかり切ったことじゃなしに、FSXの開発の中で、要するに航空機並びにその航空機を飛ばすことによっていろんな関連した技術が出...全文を見る
○峯山昭範君 大臣いいんですね、これ。
○峯山昭範君 それはアメリカのだれが言っておるんですか。まだはっきり具体的に何も決まっていないのに、もうつくりませんなんて言われて、どういうことなんですか、一体これは。だれが言っているの、アメリカの。
○峯山昭範君 その点については後ほどまた違う委員会でやりたいと思います。  それではもう一つ、詰めておきたい問題があります。  当然、日米間におきましては武器の共同開発というのはこれは可能ですね。しかしながら、共同生産というのはできないはずですね。これはどうですか。
○峯山昭範君 いや、そういうことじゃなしに、日米間においては武器の共同開発、過去のいろんな答弁によりますと、総理のいろんな言明もあるわけでありますが、試作品まではできるけれどもそれから先の共同生産はできないというはっきりした答弁もあるわけですけれども、これはこのとおりですねという...全文を見る
○峯山昭範君 私は、あと時間も少なくなってまいりましたので、官房長官にお伺いをいたします。  官房長官は総理府の事務を担当していらっしゃるわけでございます。特に世論調査の問題が所掌の中にあるわけでございますが、官房長官は世論調査の基本的なあり方についてどうお考えでございますか。
○峯山昭範君 大臣ね、これは総理府の予算の説明の中に「世論調査等」というところであるんですが、これによりますと、「政府の施策等に対する国民の考えを公正な立場で科学的に把握分析して」、科学的ですよ、「これを国政の基礎資料とし、あわせて政府の施策に反映させるため、各種の世論調査を実施...全文を見る
○峯山昭範君 これは官房長官、何のためにやったんですか、実際問題として。
○峯山昭範君 確認しておきたいんですが、厚生省の例を挙げましたが、国の予算で世論調査ということでかっちりその目的と根拠をうたったのは総理府しかないわけですよ。そういうふうな意味では今回のこういう調査は初めてですね。
○峯山昭範君 その原則は、やはりあなた方の予算書に書いてあるとおりの、いわゆる公正で科学的な把握分析というのが必要だと私は思うんですね。ところが実際問題として、選出された代表の皆さん方を見てみますと、青年、婦人のところも、結局送った皆さん方というのは青年の船に参加した青年を中心に...全文を見る
○峯山昭範君 これは設問の仕方でその結論が出てくるわけですよ、大臣ね、官房長官。同じ質問でも、例えば総理府が昭和六十一年の二月に「税金に関する世論調査」というのをやっているわけです。直接税の「累進課税について」の考えのところですが、そのときの調査では「所得が大きい人ほど生活のゆと...全文を見る
○峯山昭範君 これは委員長にちょっとお願いでございますが、政府税調のいわゆるこの大蔵、自治両省の資料とそれからアンケートの用紙とか、そういうような資料は一遍この我が予算委員会に提出していただきたい。お願いします。
○峯山昭範君 時間が参りましたので終わりますが、これは新聞報道で、事実かどうか私確認したわけではございませんが、自民党の執行部の中にも今回の世論調査の問題についてコメントした点があります。それによりますと、官房長官、「下手な工作はせず批判の余地のない公正なものにしなければ、かえっ...全文を見る
○峯山昭範君 どうもありがとうございました。
03月31日第112回国会 参議院 内閣委員会 第4号
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○峯山昭範君 それでは、長官並びに防衛局長にお尋ねします。  長官の新年の辞というのがありますね。「防衛アンテナ」に載っております。その前の栗原長官のごあいさつなんかも載っております。最近そういういろんなごあいさつを見てみますと、我が国の防衛力という問題につきまして質量ともに大...全文を見る
○峯山昭範君 ということは、私はきょうはいろんなことをお伺いしたいのでありますが、時間の関係もありますから端的にお伺いをいたします。この大綱策定直後の五十二年当時、ただいま局長もおっしゃいましたように数の面では一応、これは「規模的には、」というふうに書いてありますが、「すでに目標...全文を見る
○峯山昭範君 いや、局長のおっしゃることはよくわかります。それはそうだろうと思います。絶対的なものが上がったからそれでよしとするわけじゃなしに、やっぱり相対的だろうと私も思うんですが、今局長がおっしゃった答弁の中のいわゆる周辺諸国というのは、どこを頭の中に入れておっしゃっているわ...全文を見る
○峯山昭範君 それは後ほど詳細にやりますけれども、周辺諸国というと何となく二つ三つ以上ようけあるような気がするんですけれども、私の手元でも周辺諸国、いわゆる諸国ですな、ソ連以外の国も全部調べてみました。持っている陸軍、海軍、空軍それぞれの能力等も全部詳細に調べてみましたが、今おっ...全文を見る
○峯山昭範君 大臣、大臣のおっしゃることはわからぬでもないんですけれども、大綱水準に早く達したいといういろんな発言というのは、逆に言えば大綱水準にまだまだ達していないから要するに防衛予算もふやさないといけないんだと、こういうふうになるわけです。そうじゃなくて、もう既に大綱水準にほ...全文を見る
○峯山昭範君 局長、一つは脅威を与えない、そういうふうな態勢になっておる、そうおっしゃいますが、それは近隣諸国の中でソビエトだけを見て言えば、ソビエトは日本の装備やいろんな今のあれを見てそう脅威ではないかもしれませんね。あなたがおっしゃったように、日本を侵略する可能性を持っている...全文を見る
○峯山昭範君 装備だけでいい、装備だけで。
○峯山昭範君 参事官、私手元にみんなあるんですわ、これね。要するに今いろいろおっしゃっていますが、一番装備が充実しているであろうと思われる国は韓国じゃないかと私は思うんですけれども、例えば韓国にいたしましてもその中身を見ますと、本当にこれ日本の海上自衛隊の装備の状況から見ましても...全文を見る
○峯山昭範君 それではちょっと質問を変えまして、大綱の問題についてお伺いしたいと思います。  この大綱の位置づけ、これは非常に大事だと私は思うんですが、大綱というのはつまり必要最小限度の防衛力の水準を確保するためにつくられているわけでありますね。その一方で、我が国の防衛力の量的...全文を見る
○峯山昭範君 これは大臣にお答えいただきたいんですが、栗原長官は、先ほどもちょっと申し上げましたが、一%枠を撤廃するときに、この委員会でもそうですが、私どもに対しまして、たとえ一%の枠を撤廃しても我が国の防衛力整備の基本には大綱がある、一%枠を突破しても大綱があるから我が国は軍事...全文を見る
○峯山昭範君 大臣、そういうような中にありましてもやはり依然として、今国会でもそうでありますが、大綱見直し論というのが出てくるわけですね。新聞報道なんかにもいろんなところでそういう問題が出ております。したがって、大綱の見直しという問題について防衛庁としてどういうふうにお考えになっ...全文を見る
○峯山昭範君 今大臣一つしかおっしゃいませんでしたが、そのほかの条件はないんですか。
○峯山昭範君 大臣、今までは国際情勢の変化と国内の諸情勢の動向というのと、それから大綱の達成状況というのが昭和五十五年十月二十四日の答弁の中にあるわけですね。ところが、今大臣は国際情勢の変化という点一点を挙げておられますが、そうすると大綱の見直しというのは国際情勢の変化があれば見...全文を見る
○峯山昭範君 わかりました。私は質量ともにほぼ満足するところまで来ておると思っておるわけですが、まあ結構です。  そこで、あと二つこの点に関連をしてお伺いしておきます。一つはかつての条件、今大臣三つおっしゃいましたが、そういうような点から見ましても現在の時点では大綱を何ら見直し...全文を見る
○峯山昭範君 余りしつこいことはもう言いませんけれども、いよいよことしは中期防の三年目ですからあと二年で中期防は終わるわけでありまして、ポスト中期防についても当然私はこの大綱の精神というのはがっちり守っていくべきだと思うんですが、この点についてはどうですか。
○峯山昭範君 大綱に絡んでもう一点だけお伺いして、時間がございませんから私の質問を終わりたいと思うんです。  大綱の問題で今議論してきたわけでありますが、私は我が国はやっぱりアジアの一員であるということを忘れてはいかぬと思うんですね、実際問題として。ところが、いつも私が不思議に...全文を見る
○峯山昭範君 どうもありがとうございました。
04月14日第112回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○峯山昭範君 大臣、御苦労さんです。連日御奮闘しておられる様子を見まして、大変頼もしく思っております。この内閣委員会では農水の問題を議論するというのはめったにございませんでして、大体外交とか防衛が中心なんですけれども、したがいまして、農業問題というのは私どもは非常に門外漢でござい...全文を見る
○峯山昭範君 意図はよくわかりますし、機構整備ですから審議官をつくるに当たりましては、当内閣委員会としては総務庁を管轄している関係上、スクラップ・アンド・ビルドということを言うわけですけれども、私は最近の農林水産省のいわゆる国際的な意味での対外折衝というのが非常に大きなファクター...全文を見る
○峯山昭範君 それはそのとおりや。私は反対しているわけやない、賛成なんですよ。けども、その上でさらに審議官、スクラップ・アンド・ビルド、こっちを三つつぶして一つつくったわけですから、そんなんじゃなしにもうちょっと、まあ総務庁うるさいこと言うかもしらんけれども、場合によったら必要に...全文を見る
○峯山昭範君 ぜひ頑張っていただきたいと思います。  そこで、法案に関する問題はそのくらいにしまして、まず牛肉、オレンジの問題についてお伺いをしたいと思います。  これは全く門外漢でありました私も、最近この法案の審査ということもありましてとにかく新聞の切り抜きから始めてみまし...全文を見る
○峯山昭範君 大臣おっしゃることはよくわかります。相手のあることですから非常に難しい問題であろうと思うんですね。しかし、新聞の報道かテレビの報道かこういう委員会で大臣に聞くか、三つしかないわけですよ、僕らは実際問題として。  そこで、実際どうなっているのかということできょうはお...全文を見る
○峯山昭範君 そうしますと、大臣の前段の総理からの指示はなかったということで、それはそれでいいわけですが、しかし新聞の中身は何となく、そういうことが総理から指示があるなしにかかわらず、やっぱり農林水産省としてもあるいは大蔵省としても、いわゆる最悪の事態を考えて検討せないかんという...全文を見る
○峯山昭範君 わかりました。そうすると、大臣、非常にわかりにくいんだよな、結局僕らは。例えば、新聞社は取材せえへんかったからあかん。勝手に書いたからそれはいかん。それじゃ取材したらちゃんとこういうふうに言うてくれるのかということになると、それも言われへんわけや、早う言うたらこれな...全文を見る
○峯山昭範君 いや、今大臣がおっしゃっているようなことも新聞に書いてまんねんな。頑固なやつを書いてまんねん、ここへ。読みまひょか。要するに、米の理不尽な要求に屈する形では農家の理解は得られない。パネルであろうと何であろうとクロの裁定を待つべきだという強硬論もあると書いてまんねや。...全文を見る
○峯山昭範君 いや、それは読みましてん。そういうのは読みましたけどね、そんなこういう基本方針をつくったから安うなるというわけやないで。アメリカの言い方からすれば、もう畜産振興事業団なんかは全部やめて、自由化を前提にしてもっと安うせいと端的な言い方をしておるわけですわ。そういうよう...全文を見る
○峯山昭範君 大臣、そのとおりですね、実際問題としては。五月の末までというふうに聞いておりますが、実は私の方の党も現地の調査やらいろんなことをやりました。その結果、私どもとしては大体五つの点からこの事業は多少軌道修正をした方がいいんじゃないか、こういうふうに思っているわけでござい...全文を見る
○峯山昭範君 いずれにしましても大事な問題でありますし、私どもとしましては、本当はこれは七百億もつぎ込んだ事業ですから途中で中断するというのは非常にいかぬわけですけれども、地元のいろんな事情もあると思いますので十分よく話し合っていただいて、しかるべき措置がとれるようにしていただき...全文を見る
○峯山昭範君 高知でもそんなことを言うとりました。確かに二百海里の問題は特に大変な問題であろうと思います。  そこで、まず遠洋漁業の問題でお伺いしたいんですけれども、この二百海里の問題に絡みまして、やっぱり遠洋のカツオ、マグロ漁船に従事する皆さん方というのは、漁場をどう確保する...全文を見る
○峯山昭範君 そのとおりでしょうし、しっかり頑張っていただきたいとしかこっちも言いようがないわけです。  これも農林水産省の外交問題と関係がある新聞の報道で、新聞がこれはほんまのこと書いてないと困るわけですけれども、大臣、農林水産外交というのはどうも弱いなというのをしみじみ感じ...全文を見る
○峯山昭範君 今よう聞いて少しわかってきたような気がするんですけれどもね。  それから、カツオ、マグロの漁業対策なんですけれども、先般お伺いして、高知県の代表的な漁業と言ってよい遠洋及び近海のカツオ、マグロ漁業、これは諸外国による二百海里規制の強化それから円高に起因する輸入の増...全文を見る
○峯山昭範君 その消費拡大のやっぱり一番の大きなネックは価格ですね。そういうような意味でいきますと、実際問題として現地でもいろんなことをお伺いしましたが、マグロの生産者価格というのはいろんな面で合理化されてきていますし、随分下がってきておると私は思うんですね。ところが、実際問題と...全文を見る
○峯山昭範君 流通過程に対する指導ですね、これはやっぱり水産庁としては何らかの形でやっていらっしゃるわけですか。
○峯山昭範君 それから次に、水産物の輸入対策についてお伺いしておきたいと思います。  最近の円高で、いろんな統計を見ましても水産物の輸入というのが非常にふえているわけでありますが、水産物輸入の現状とそれの国内生産に及ぼす影響、非常に大きな問題だと私は思うんですが、現状はどういう...全文を見る
○峯山昭範君 我が国に対するマグロの主要輸出国である韓国そして台湾と我が国との間では、秩序ある輸入を実現するために韓国との間では政府間ベース、台湾との間では民間ベースでそれぞれ話し合いを持たれておるということを聞いておりますが、それにもかかわらず最近マグロの輸入が急増している、こ...全文を見る
○峯山昭範君 今長官おっしゃったように、最近生鮮のマグロが相当入っているようであります。この問題いろんな問題があるようでありますが、ちょっともう時間がございませんので、あと二点だけお伺いして終わりたいと思います。  一つは、内水面の漁業対策の中の特に四万十川の清流ということで、...全文を見る
04月15日第112回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○峯山昭範君 私は、きょうは先般上海で起きました列車事故につきまして質問させていただきたいと思います。  先般、上海で起きました列車事故はまことに痛ましい限りであります。この事故、特に修学旅行の途中で事故が起きたということは非常に大変なことであると受けとめております。そういうよ...全文を見る
○峯山昭範君 そういうことで修学旅行が行われているんであろうと思いますが、これは文部省からいたださました資料によりましても、最近の修学旅行の傾向というのが既に資料として私の手元 にも入っております。特に最近の修学旅行がどういうふうな傾向になっておりますのか、最近の傾向について概...全文を見る
○峯山昭範君 実は最近の修学旅行、海外も随分ふえてきたようでございます。私の手元にも資料をいただいておりますが、韓国を初め中国、台湾、アメリカ、香港、マカオ、遠くはオーストラリア、カナダ、ニュージーランドと非常に幅広くなってきているようであります。  きょうの私の質問の趣旨は、...全文を見る
○峯山昭範君 それでは次に、今回の列車事故の犠牲者の皆さんに対する補償問題、ちょっとこれもお伺いしておきたいと思います。  これはいろんな問題がたくさんあるわけでありますが、今回の事故は修学旅行であります。本来、修学旅行というのは旅行会社が主催する主催旅行ではないので法的には何...全文を見る
○峯山昭範君 外務省はまだ具体的には動きはないということでありますが、外務省としてはこの問題についての例えば勉強、要するに中国の補償の状況はどうなっているかとか、国内においてはどうなっているかとか、大阪では弁護士さんが中国へ行ったというお話も新聞でいっぱい報道されているわけであり...全文を見る
○峯山昭範君 この問題は非常に大事な問題でありますし、私は、中国政府のとった今度の非常に細かい配慮というものがあると思うんです。これは、例えば中国側から、この間から日本にお見えになっているいろんな皆さん方がわざわざ高知まで出かけて、遺族の皆さん方や病院で治療中の皆さん方に花束を持...全文を見る
○峯山昭範君 これは最後に官房長官にお願いしたいのでありますが、先ほどからのこの補償問題、これは当然建前は当事者間の話し合いということになるでありましょうけれども、この問題は非常に大事な問題であります。特に御存じのとおり、ことしは日中平和友好条約締結十周年に当たるわけであります。...全文を見る
○峯山昭範君 それでは次に、在韓被爆者の問題についてお伺いをいたします。  在韓被爆者の問題というのは非常に悲惨な問題でありますし、我々にとっては何となく忘れ去られていくような問題であります。実はきょうの質問に当たりまして、一九八六年十月に出されております日本弁護士連合会が調査...全文を見る
○峯山昭範君 官房長官、実は私、この質問に当たりまして質問の通告をたくさんしたわけでありますが、今官房長官からお話ございましたので、端的にきょうは質問しておきたいと思います。  それは、実は新聞でもいろいろ報道されているわけでありますが、広島、長崎の被爆者の皆さん方というのは、...全文を見る
○峯山昭範君 そのとおりでしょうね。  それで、これは官房長官、私もいろいろと調べてみたんです、何で打ち切りになったのか。そうしましたら、これはいろんな資料にも出てくるわけでありますが、要するに韓国側の表向きの理由は今お話しのとおりです。ところが実際は、重症の人や寝たきりの人や...全文を見る
○峯山昭範君 官房長官がお答えになる前に一言。  それは外務省とか今厚生省のお答えは、いわゆる従来の、そういうことなんですね。そういうことだから私はきょう質問しているわけでございまして、渡日治療も韓国側の都合によってと言っていますけれども、実際は要するに、日本側の滞在費とか日本...全文を見る
○峯山昭範君 それでは最後に、北方領土の墓参の問題についてお伺いをいたします。  非常にこの問題は頭の痛い問題であります。いろいろといろんな経過はありますが、昭和五十一年以来中断しておりました墓参が一昨年ですか、六十一年からまた開始になりまして、六十一年、六十二年と実現をしてい...全文を見る
○峯山昭範君 ぜひ政府としても、この北方四島の墓参についてはいろんな面から御協力をいただきたいと思っておりますが、今もお話ございましたように、歯舞、色丹につきましては今墓参が行われるようになったわけでありますが、特に国後、択捉両島に対する墓参が非常に長い間途絶えているわけでありま...全文を見る
○峯山昭範君 確かに、この四島の中の国後、択捉につきましては、ソ連軍の軍事基地があるからだとか、いろんなことが言われているわけでございますが、政府もいろいろと要望しながらなかなか実現しないでいるわけです。しかしながら、ソ連が、三十年間使われていない墓地は廃棄処分にするというような...全文を見る
○峯山昭範君 ありがとうございました。
04月25日第112回国会 参議院 決算委員会 第4号
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○峯山昭範君 新しい空港が今できつつあるわけですけれども、きょうも朝からいろいろ質問がございました。大臣、成田もそうでありますし、これからできます関西の新しい空港もやっぱりそうだと思うんですが、どんなに立派な空港ができてもアクセスがちゃんとしないとこれはその効用をなさないと私は思...全文を見る
○峯山昭範君 きょうは決算委員会でございますから、過去何でこういうことになったのかということを反省をしながら、二度とこういう失敗をやりたくないという思いで、成田新幹線という、昔そういう名前があったらしいんですが、本当に何でこういうことになったのか、これをもうちょっと明らかにしてい...全文を見る
○峯山昭範君 概要はわかりました。  そこで、成田新幹線の建設は検査報告によりましても明確でございますが、昭和四十六年の一月に運輸大臣が基本計画を決定し、これに基づきまして鉄建公団が工事実施計画の認可を受けまして四十九年二月に着工した、それが六十二年四月の国鉄の分割・民営化に伴...全文を見る
○峯山昭範君 これはいろいろと検討せにゃいかぬ問題はいっぱいあるわけですけれども、地元の東京都はずっと初めから反対だったんですか。
○峯山昭範君 要するに東京都は反対だったんですか。これは大阪でもみんなそうですが、地元の府県がその計画そのものにずっと反対をしているのに国が無理やりに押し切ってやったのか、あるいは東京都は賛成をしたのかどうか、あるいは江戸川区だけは反対でそのほかのところは賛成だったのか。いわゆる...全文を見る
○峯山昭範君 ということは、東京都は一回も賛成したことはないわけですね。それじゃずっと反対ですか。
○峯山昭範君 いや、私はそんな難しいことを聞いているんじゃなしに、東京都はそれじゃ逆に言えば賛成したことがあるんですか。ないんでしょう。要するに、これからこういうような工事をやる場合に、地元の府県とかそういうところは非常に大事です。何でかといったら、土地の買収にしたって、工事を進...全文を見る
○峯山昭範君 そうすると、百二十一億の利息の問題がありますけれども、トータルでは約一千億近くになるわけですね。  そこで、これは清算事業団の方が特に成田空港を中心にして今完成した部分につきましては引き継いでいらっしゃるそうでございますが、清算事業団が継承した成田新幹線関係の負債...全文を見る
○峯山昭範君 いずれにしましても、今運輸省当局からいろんな理由を聞きましたけれども、これだけ聞いただけじゃ大臣、わかりません、実際のところ。もう少し詳しく資料とかデータとか出していただいて、分析して、そして本当のところどういうことであったのかというものを見ないと私はわからないと思...全文を見る
○峯山昭範君 もう時間が来ました。時間があればもうちょっとやりたいのですけれども、今の研究会も、大臣、これは本当に結論を得てとおっしゃっていますけれども、どういう研究会なんだと言うていろいろ詰めますと、何となくみんな運輸省に関係がないような、これは事務局は鉄建公団に置いているんで...全文を見る
04月26日第112回国会 参議院 内閣委員会 第7号
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○峯山昭範君 今回の法案は、確かに非常に難しい法案であります。したがいまして、質問の中身につきましても、我々十分配慮しながら質問しなけりゃならないと思っております。  ただいまの奥野国土庁長官の発言でございますけれども、これはやっぱり非常に重大な問題であると思っております。特に...全文を見る
○峯山昭範君 平和友好条約が締結をされましてことしの十月でちょうど十周年を迎えるわけであります。昨年、共同声明の十五周年を記念いたしまして、衆参両院におきまして私どもは国会の決議をやったわけであります。その中でこの共同声明の趣旨をちゃんと守っていこうという決意を改めて述べたわけで...全文を見る
○峯山昭範君 それでは、本案の問題について一問だけお伺いしておきたいと思います。  台湾人旧日本兵の問題につきましては、当内閣委員会におきましてもこの数年来議論をしてまいりました。幸いにしまして今回の法案によりまして一応の決着がつくということにつきましては、私どもある程度評価を...全文を見る
○峯山昭範君 韓国の問題については多少異論もありますが、時間がございませんのであともう一点だけ官房長官にお伺いしたいと思います。  これは、官房長官、留学生の問題なんですけれども、日本のいわゆる外国人の留学生というのは中国が大体一位で、二番目が台湾、両方合わせますとこれはもう一...全文を見る
05月12日第112回国会 参議院 内閣委員会 第8号
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○峯山昭範君 私は、官房長官、今回のこの法案に関連をいたしまして三つ質問したいと思っています。一つは奥野発言の問題であります。それから、もう一つは先ほどから問題になっております戦後処理問題懇談会の扱い並びに私的諮問機関のあり方、これが二つ目。それで、三つ目は法案の中身について質問...全文を見る
○峯山昭範君 奥野長官の発言は、四月二十二日の発言に端を発しているわけであります。そして四月二十五日の衆議院の土地問題対策特別委員会、そして同じく五月九日の衆議院の決算委員会、そして昨日の参議院の本会議と、続いてずっと問題になっているわけであります。奥野長官が個人として要するに言...全文を見る
○峯山昭範君 そうしますと、奥野長官の発言はそれぞれ承知した上で竹下内閣の方針に背馳していないと長官はお考えなんでしょうか。
○峯山昭範君 これは長官、奥野長官は自分は中国との国交とかそういういろんな問題について悪口を言うつもりはないと、二十二日の発言もそうです、私は中国の悪口を言うつもりはないと、こうおっしゃりながら全部言っているわけです。これはやっぱりあの人流のやり方でございまして、これは直接私は聞...全文を見る
○峯山昭範君 官房長官、宇野外務大臣のこの間中国の外務大臣と会談した際の発言の中でも、これは竹下内閣の姿勢みたいなものが出てくるわけです。これは具体的にはどういうことであったか私もわかりませんが、新聞の報道によりますと、中国の外務大臣が奥野発言のこの問題については「あまり触れたく...全文を見る
○峯山昭範君 官房長官ね、きのう奥野長官が参議院の本会議で発言をされました。竹下さんもそれを聞いておられたわけです。奥野さんの発言に対しまして与党の席から大変な拍手が沸いた。私はやっぱり奥野さんの発言に対していろんな問題があると思う。もちろん参議院の本会議における前段はいいんです...全文を見る
○峯山昭範君 これは共同声明だけじゃないんです。御存じのとおり、昨年は衆参両院におきまして共同声明並びに平和友好条約の精神を一層我々としては増進を図るために最大限の努力を図る、こういう決議をしておるわけです。そして、最大限のこの友好のための努力を図るその先頭に立ってやるのが少なく...全文を見る
○峯山昭範君 いずれにしましても、この問題はそう簡単にうやむやに済ますことはできなくなってまいりました。その責任の所在あるいはこの発言に対するみずからの責任というものもあると思います。また、政府の責任というのも私はあると思います。いずれにしても早急にこの問題に対する結論を出してい...全文を見る
○峯山昭範君 実は、当内閣委員会におきましてこの私的諮問機関のあり方につきましては昭和二十六年から議論が行われておりまして、私は二十年ほど前ですけれども昭和四十五年ごろからこの問題を当該委員会で議論しております。とにかく、いわゆる私的諮問機関と国家行政組織法に基づく八条機関との関...全文を見る
○峯山昭範君 これは官房長官、官房長官のところから出てくる法律がこういうことになってしまっては非常に困るわけですよ。何でかいうと、各省庁の大臣に対して官房長官が注意せないかん立場にあるわけです。それがこうなってくると困りますので、今までの経過からもうちょっと官房長官にわかっていた...全文を見る
○峯山昭範君 官房長官、御苦労さまです。きょうはもう本当に行ったり来たりで。  先ほどの続きですけれども、これはどうしてもやっぱり官房長官にわかっていただきたいので、もう一回今度は先ほどの御紹介した分とは違うところを紹介したいと思うんですが、これも当時の行政管理庁の通達です。こ...全文を見る
○峯山昭範君 あと法案の中身に入りたいわけでございますが、法案の中身につきましては先ほど同僚議員から相当細かい点まで質問がございました。私も大体同じようなことを質問するつもりで参りましたので、重複することになりますので私は以上で質問を終わりたいと思います。
05月16日第112回国会 参議院 決算委員会 第5号
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○峯山昭範君 きょうは質疑の時間が全体として短いものですから、端的に三点ほどお伺いしたいと思います。一つは国民負担率の試算の問題、それからもう一つは税制改革の方向の問題、そしてもう一つは財政法二十七条の予算の国会提出等にかかわる問題、この三点をお伺いしたいと思っております。  ...全文を見る
○峯山昭範君 基本的には同じでしょうね、「努める。」となっているわけですから。  しかしながら、臨調の答申とかそういうもの、後で具体的に出しますが、臨調の答申では欧米諸国の水準という問題についても具体的に数字を挙げまして、それよりかなり下回れという強烈な答申が出ているわけです。...全文を見る
○峯山昭範君 そうですか。大臣、実はことしの三月十日に厚生省、大蔵省両省によりまして「二十一世紀初頭における高齢化状況等及び社会保障の給付と負担の展望」というものを発表しておられます。これはもちろん税に関する負担率の問題は記入されておりませんが、社会保障負担につきましてはそれぞれ...全文を見る
○峯山昭範君 この推計によりますと、国民負担率が、これは大体社会保障の負担の部分だけが記入されてございますが、税と社会保障と両方合わせた国民負担率は、この推計に合わせて申し上げますと、例えば昭和七十五年あるいは八十五年にはどの程度と御推計をしておられるか、この点事務当局で結構です...全文を見る
○峯山昭範君 現状の税率でそういうことですね。そうしますと、今の推計でずっとやってまいりますと、大体何年ごろに五〇%を超すと考えられますか。
○峯山昭範君 いずれにしましても、これは大臣、いろんな要素がありますから、一概に推定するのは不可能だと私は思います、確かにそのとおりでしょう。しかしながら、現在の税制改革の論争やいろんな点を勘案いたしますと、報道機関でも言われておりますように、二〇二〇年までには少なくとも五〇%を...全文を見る
○峯山昭範君 端的にお伺いいたします。  税制改革の方法と今後のスケジュール等もあわせてお伺いしておきたいのでありますが、これは大蔵大臣の真意を確かめるという意味も含めまし てお伺いしたいんです。  先般四月の二十八日だったですか、政府税調の中間答申が出てまいりました。私も...全文を見る
○峯山昭範君 大臣、今国会の会期はもうあと十日なんです。そういう点からいきますと、特別大幅な会期延長でもしない限りこれは不可能じゃないかと我々としては判断せざるを得ないわけであります。  それで、新聞報道によりますと、今国会の提出は見送り、そして臨時国会を七月に召集してそこでと...全文を見る
○峯山昭範君 大臣が御答弁になりましたんで重ねて質問することもないのでありますが、昨年の十月三日に、自民党の総裁選の前に大臣が出されました政権構想のパンフレットを読ませていただきました。いろいろとあるわけでありますが、きょうの質問に関係がございます税制改革のところだけを取り上げて...全文を見る
○峯山昭範君 それではもう一点お伺いしたいと思います。  これは、週休二日制にだんだんなってまいりまして、いわゆる土曜閉庁という問題が出てまいります。したがいまして、最近の新聞報道によりますと、大蔵省も予算編成の繰り上げとかそういう問題も検討しているという報道があるわけでありま...全文を見る
○峯山昭範君 ですから、大蔵省は財政法二十七条を守る気があるのかないのか。前年度の十二月中に出せ、それを常例とすると書いてある。そういうことについて真剣に考えているのか、そういう努力はしているのかということです。
○峯山昭範君 これはもっと言いますと、新しい国会が発足して以来一回もこの法律を守ったことがないわけです。逆に言えば、法律の方は無理だというのなら財政法の改正というものを考えてやったらどうなんですか。
○峯山昭範君 国会法第二条との関連とあなたはおっしゃいましたね。国会法第二条は、「常会は、毎年十二月中に召集するのを常例とする。」、国会は今まで国会法を全部守っていますよ、一回も守らなかったなんということはありません。あなたは法律上義務づけているものではないとは言いながら、あなた...全文を見る
○峯山昭範君 そんな理由、説明は全然なっていないじゃないですか。あなたは、この法律は「常例とする」と書いてあるから、これは法律上義務づけているものではないとおっしゃったが、そんな法律の解釈があるんですか。しかも、昔の帝国議会の第一回のときからずっと私は全部調べてきた。帝国議会の時...全文を見る
○峯山昭範君 農水省の甘蔗の補助金の問題について質問をしたいと思っておりましたが、もう時間が参りましたので、まことに恐縮でございますが、やめさせていただいて、この次の機会に回させていただきたいと思います。ありがとうございました。
05月17日第112回国会 参議院 内閣委員会 第9号
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○峯山昭範君 それでは、初めに大臣にお伺いします。  各種の公的年金の改革の一環といたしまして、御存じのとおり百三国会、六十年の暮れだったですかね、共済年金制度も抜本的に改正をされたわけでありますが、もう既に二年を経過いたしまして、改革に伴った新しい年金を支給されているという現...全文を見る
○峯山昭範君 それでは、きょうは同僚議員の方からもいろいろと質問ございましたので、できるだけダブらないように質問したいと思っております。  そこで、初めに自衛官の年金についてお伺いしたいと思います。防衛庁としましても実は年金の問題につきましていろいろとお考えなんだろうと思います...全文を見る
○峯山昭範君 この自衛官年金問題研究会というのは、これは大体新聞報道によりますと毎月一回のペースで来年の夏まで、六十一年の八月に発足して六十四年の夏までに結論を出したい、そういうふうな目標等も報道してありますが、現在までの開催の状況とかその中身についてもう少しお伺いしておきたいと...全文を見る
○峯山昭範君 事前にこの研究会が私的諮問機関に当たるからこれは相当問題だというようなことを申し上げたものですから、大分勉強して答弁していらっしゃるようでございまして、まあ結構です。  いずれにしましても、そういう点は法に触れないようにして、やっぱりそれなりの検討をしていただきた...全文を見る
○峯山昭範君 そこで、年金の一元化のスケジュールですね、これは大臣にお伺いしたいんですが、実際は五十九年の二月二十四日に、「昭和七十年を目途に公的年金制度全体の一元化を完了させる。」、こういうふうな閣議決定もあるわけであります。また、六十年の共済年金の改革に際しましても、当内閣委...全文を見る
○峯山昭範君 先ほど国鉄の年金の財政問題につきましてもお話ございました。実際問題として、今回国鉄が民営化をされまして三十二万人体制から二十一万人体制ですから、これは大変な職員の十万人以上の開きがあるわけですね。そうしますと、確かにこれはいろんな問題が出てまいりまして、私どもいただ...全文を見る
○峯山昭範君 何か歯切れの悪い答弁でございましたが、私は先ほど随分遠慮して申し上げたつもりなんですけれども、いずれにしてもやっぱりそういう点ははっきりしてやっていただきたいというのが私の気持ちであります。    〔委員長退席、理事岩本政光君着席〕  それから今回の、先ほども御...全文を見る
○峯山昭範君 そこで、消費者物価の上昇率が五%を超えた場合には政令でその消費者物価の上昇率に比例して増額をする、いわゆる物価スライド制がとられているわけですね。消費者物価が五%以上の場合は政令で、ところが五%以下の場合は法律で、こうなるわけですね。これちょっと何か本末転倒みたいな...全文を見る
○峯山昭範君 この法案を提出するに先立ちまして、大蔵省は社会保障制度審議会とそれから国家公務員等共済組合審議会、この二つの審議会に諮問をして、答申を得ているわけでございます。二つとも大蔵大臣に答申があったわけでございますが、大蔵大臣はこの答申をどのように受けとめていらっしゃいます...全文を見る
○峯山昭範君 大臣、今次長さん御答弁になったとおりなんですけれども、社会保障制度審議会の方も、それから共済組合審議会の方も両方とも、要するに今お話ございましたように、恩給の引き上げ率は高過ぎる、共済の方は低過ぎるとは言うてませんが、要するに恩給の方と比較して恩給の引き上げ率が高い...全文を見る
○峯山昭範君 きょうは社会保障制度審議会の事務局長さんにお見えになっていただいておりますが、大体こんなこと言うのは越権行為と違うかと、実際私はそう思うんですよね。例えば国家公務員等共済組合法の百十一条によりますと、「この法律に基づく組合に関する制度及びその行う給付その他の事業の運...全文を見る
○峯山昭範君 両審議会の恩給のところをうたった点は、これはやっぱり大蔵省が圧力かけて書かしたんと違うか――大臣はははっと言うてはりますが、実は恩給法改正の審議を先般当内閣委員会でやったわけであります。その際高鳥総務庁長官が、六十三年度の予算編成の際に財政当局は当初恩給の増額はコン...全文を見る
○峯山昭範君 きょうは、さらにもう一点お伺いしたいと思います。これは内閣法制局長官にお見えになっていただきましたので、国家公務員法百条のいわゆる守秘義務、秘密を守る義務という問題についてお伺いをしておきたいと思います。  国家公務員法の百条には「職員は、職務上知ることのできた秘...全文を見る
○峯山昭範君 ちょっとわかりにくいんですけれどもね、もう少しわかりやすく言うてくれませんか。
○峯山昭範君 それでも私はまだわからないんですけれどもね、意味はわかるんですけれども。  従来形式的な秘密とかそれから実質的な秘密ということをよく言われてきましたですね。この問題と今長官答弁になったこととの関連をちょっと詳しく御説明いただけませんか。
○峯山昭範君 わかりました。結局今長官が御説明になったこの二つの点は、いわゆる実質秘ですね。わかりました。  そうしますと、そういう守秘義務が退職後の公務員にも適用されるということになっているわけでございますが、退職した公務員が過去のいわゆる自分が取り扱ったいろんな事例、それを...全文を見る
○峯山昭範君 その実質秘というのは、実際問題として時効とかいいましょうかね、普通言う時効なんていう概念というのはこれはあるんですか。
○峯山昭範君 これは、その実質秘をある人が公表したと。その場合、この公表した当該者が死亡した場合、その場合いわゆる免責という問題がどういうふうになりますか。
○峯山昭範君 これは例えばの話なんですけれども、一つの事件があって取り調べをして、それで起訴して裁判で判決が出た、そういうような場合はそれなりに、例えば判決とか起訴とかいうようなものは公開されておりますから、それなりに公表されておる問題ですから問題がないんですが、例えば指揮権発動...全文を見る
○峯山昭範君 結構です。
05月23日第112回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○峯山昭範君 きょうは大臣、急に質問をいたしますので、通告がありませんのでまことに、通告以外のことを質問するかもしれませんが御勘弁いただきたいと思います、私も何も準備をいたしておりませんので。  まず初めに、最近の為替レートの問題についてお伺いしたいと思うのでありますが、最近は...全文を見る
○峯山昭範君 大臣が今おっしゃいましたように、円が安定するということは非常にいろんな面で好影響を与えると私も思います。しかしながら、大臣も当委員会で何回かおっしゃったことがございますけれども、今もおっしゃっておりますが、もう少し円が安くなった方がいいと。私もそう思いますし、また大...全文を見る
○峯山昭範君 いろいろおっしゃっていますけれども、それはいろいろとそういうふうな施策を講じていらっしゃるからそれなりの、白書のような状況が出てきているんだろうと私思いますが、現実の問題としては、労働者の賃金だとかいわゆる労働時間の問題とか、そういう点に対するしわ寄せがされているん...全文を見る
○峯山昭範君 倒産が減ってきているというのはいろんな新聞紙上にも報道されておりますし、またいろんなところにもあります。しかしながら、千件を切るといいましても、千件に近い数の倒産があるということだろうと私は思います。そこで、なぜ倒産が減ってきたのか、これをお伺いしたいわけです。 ...全文を見る
○峯山昭範君 この問題は、今の数字からもこれはもう廃業とか転業が非常に多い、したがって、倒産だけでは中小企業の状況はわからないというのはそのとおりだろうと私は思います。  そこでさらに、この中小零細企業の皆さん方の悩みの中で、今NICSの問題と絡みまして、いわゆる高い人件費にど...全文を見る
○峯山昭範君 ぜひそういう点にも十分配慮しながらこれから中小企業対策を進めていただきたいと思います。  そこで大臣、週休二日制の問題なんですけれども、これは人事院の方の週休二日制に関する勧告がございまして、特に銀行とか官庁が優先して取り組んでいただきたいということで、この問題に...全文を見る
○峯山昭範君 大臣が週休二日制の問題に相当長い間取り組んでこられているということにつきましては、私も聞いております。そこで、この土曜閉庁ということで、いよいよ官庁も取り組むようになってきつつありますし、銀行もまたそういうふうになるんじゃないかと思います。そんな中で、今大臣もちょっ...全文を見る
○峯山昭範君 そういうこともぜひ取り組んでいただきたいなということを御要望しておきたいと思います。  それから、次にもう一点、円高差益の問題についてお伺いをしておきたいと思うのでありますが、最近の円高差益の還元状況というのは大体どういうふうになっておりますでしょうか。
○峯山昭範君 特に電力料金の円高差益という問題があるわけでございますが、これは現在どういう状況になっておりますでしょうか。
○峯山昭範君 特に大口の電力料金の問題についてもちょっとお伺いしておきたいのでありますが、聞くところによりますと大口の電気料金というのは、日本の電気料金というのは世界一だそうですが、そうですか。
○峯山昭範君 概略どういうふうになるのか一遍各国のものを主なところで結構ですが教えていただきたいと思います。六十二年度の大口電力料金を一キロワット時当たりの電力料金ということで、日本では一番高い北海道電力が十六円、それからいつも一番安い北陸電力が十三円というふうになっておりますが...全文を見る
○峯山昭範君 いずれにしましても、日本の電気料金が非常に高いように思います。  そこで、最近、特に自家発電で賄う、要するに日本の電気代が高いから自分のところで発電機から全部用意して、安い石炭とかあるいは油を輸入して自分のところで発電を起こすという企業が最近ふえてきている、こうい...全文を見る
○峯山昭範君 私が心配いたしますのは、こういうふうにして大手の企業は油とか石炭とかいうようなものが安く手に入る、そして電力料金が思うように安くなっていない、そこで自分のところで発電をする。そういうようなことがだんだん重なっていきますと、結局はそのしわ寄せを一般の人たちが受けなくち...全文を見る
○峯山昭範君 これも大臣にお伺いしたいのでありますが、先日の新聞報道によりますと、例の包括貿易法案、レーガンさんが拒否権をどうこうするという問題があるわけでありますが、この問題に関連をいたしまして、米下院の議長さんが、この貿易法案を阻止するために日本は一億ドルという前例のない巨額...全文を見る
○峯山昭範君 終わります。
05月26日第112回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○峯山昭範君 それでは、私はきょうは税制改革に関する問題、それから留学生の問題、そしてもう一つは薬害の問題、この三点についてお伺いをしたいと思っております。  それぞれ大臣は大変お忙しいそうでございまして、外務大臣は何か御用車があるそうでございますので、どうも三時までに大臣の質...全文を見る
○峯山昭範君 この問題につきまして、昨日、衆議院の議院運営委員会におきまして、ただいまも少しお話ございましたが、官房長官の方から釈明があったそうでございますが、正式には官房長官どういうことでございますでしょうか。
○峯山昭範君 これは大蔵大臣、先ほどから大臣は正式にはそういう発言はないというふうな意味の御発言ございました。正式にはなくても、つぶやいたりいろいろ大蔵省はいろんなところでやっていらっしゃるわけです。これは非常にいかぬことでありまして、こういうふうな表では国会決議の解釈については...全文を見る
○峯山昭範君 一つ一つの問題について有権的に解釈をする、これはこういうことだああいうことだということはあると思います。ですから、そういう意味では大臣のおっしゃることもわからぬではない。しかしながら、この決議の中にうたわれておりますいわゆる有権的な解釈でなくても結構です、私はこうい...全文を見る
○峯山昭範君 そこでまず、当時の歴史的な背景があるとはいえ、これは財政再建の途上にあるわけですから、この決議は現在でもそのまま生きていると私は判断をいたしているわけでありますが、特に、財政再建の一番目に挙げておりますのが行政改革による経費の節減ということであります。この行政改革は...全文を見る
○峯山昭範君 あのときの国会決議でも、税制改革というよりも我々は当時も税負担の公平を確保してもらいたい、もっと簡単に言うと不公平を是正してもらいたいという声が強かったと思いますし、今でも私どもはそれが一体どうなったんだろうかという思いがしているわけであります。  そこで、これは...全文を見る
○峯山昭範君 大臣、この問題は非常に大事な問題であると思っております。政府の政策として決定をしたものではないとは言いながらも、これは実際問題として七十五年から八十年まで五ポイントと。しかしながら、そうしてその後また八十五年まで五ポイントということになりますと、そういうふうに階段的...全文を見る
○峯山昭範君 いずれにしましても、先般の売上税の教訓というのはあるわけです。そういう意味では、当時の中曽根内閣の公約違反というのが随分国会におきましても、また選挙の結果といたしましてもとがめられたわけであります。そういうふうな意味では、今回はいろんな面で私どもは中身もわからないし...全文を見る
○峯山昭範君 それから、これも大臣にお伺いしておきたいのでありますが、最近朝日新聞社の方から「アエラ」という週刊の報道雑誌が出ました。これは大臣見ていただいたですか。大臣は見ていただいていると私は思うんですけれども、いわゆる先般の売上税に失敗したことにかんがみて、今回の新型間接税...全文を見る
○峯山昭範君 だから、恫喝するときは怖い顔をして普通はやるんですけれども、大蔵省は笑顔でやるというんですから。しかも、御理解をいただくとか、やり方の中身も、大臣、書いてあるんですよ。一遍後でよく読んでおいていただいてこういうことがないようにしていただきたいと思いますし、また、大臣...全文を見る
○峯山昭範君 官房長官、結構です。済みません。  もう一点これはお伺いしておきたいのでありますが、先国会終盤に至りまして、与野党、社公民と自民党さんとは随分所得減税の問題につきまして話し合ってまいりました。与野党書記長・幹事長会談等も開きまして、その合意事項もできました。随分話...全文を見る
○峯山昭範君 ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それでは、留学生の問題についてお伺いをいたします。官房長官がいなくなりましたので、ちょっと質問のあれが変わってまいります。  そこで、これは文部大臣にお伺いをいたします。  実は、在日留学生対策の充実に関する意見書という...全文を見る
○峯山昭範君 それではあと二点ほどお伺いします。  もう一つは、授業料の一層の減免措置を講じるということと、それから奨学金制度を拡充する。それからもう一つ、アルバイトのあっせん機能を強化すること、こういうのがあります。それからもう一つ、寄宿舎の増設、企業の空き家社員寮等を寄宿舎...全文を見る
○峯山昭範君 きょう総務庁長官にもお見えになっていただいておりますが、行政監察月報によりますと、六十二年の一月から三月に、特に留学生の受け入れ対策、それから帰国子女の教育等に関する行政監察というのを行ったということで報告が出ております。これは、その結果はまだ公表されておりませんが...全文を見る
○峯山昭範君 わかりました。ぜひ早く発表していただきたいと思います。  きょうは時間の関係で、また官房長官や皆さんいなくなりましたので、文部大臣に三点お伺いをしたいと思います。  一つは、非常に大きな問題として日本語学校の問題があります。これは先般から何回も質問を私もいたして...全文を見る
○峯山昭範君 きょうは時間がございませんので、留学生の問題はこの程度にしたいと思います。  最後に、薬害の問題についてお伺いしたいと思います。非常に時間が短いのではしょってやりたいと思いますが、きょうは厚生大臣お見えになっていらっしゃいますので国家公安委員長と両方にお伺いをした...全文を見る
○峯山昭範君 国家公安委員長にお伺いします。  この問題は時間があればもう少しいろいろと申し上げて議論をしたいのでありますが、警察庁としましてもこの問題については相当いろんな面で取り上げているように聞いております。国家公安委員長でございますから、この問題のことについてはお聞き及...全文を見る
○峯山昭範君 これは時間がございませんので、厚生大臣、端的に申し上げますと、厚生省が今言っているような手当ての仕方じゃ非常になまぬるい。これは要するに一人一本ずつしか買えないという指導をしている。実際は一人で何十本とみんな持っておるわけですよ、現実に。そういう人はどうして持ってい...全文を見る
○峯山昭範君 終わります。
05月27日第112回国会 参議院 決算委員会 閉会後第2号
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○峯山昭範君 私は総理にお伺いいたします。  竹下総理は中曽根総理とは極めて対照的である、総理として何を目指しているのか、何をやろうとしているのか、具体的なイメージがつかめないというのがマスコミの皆さん方の一般的な論評であります。きょうは総理に、総理自身の明確な考えをお伺いした...全文を見る
○峯山昭範君 総理のおっしゃっていることは、そういう答弁というのは、私は本当に総理自身の真情というものをもう少し打ってもらいたい、私はこの点についてはこう思いますと。奥野大臣の本会議の発言は我々も聞いているわけです。しかしながら、大臣をやめてからあっちこっちでおっしゃっているわけ...全文を見る
○峯山昭範君 これは臨調とかいろんな答申の中にもあるわけでありますが、税制改革が失敗した大きな原因の中に、国民の協調が得られなかった。国民の協調という中身の中に、国民の間にある税の使われ方に対する不信、失望というものがあるわけです。そのために御存じのとおりに中曽根内閣が行政改革と...全文を見る
○峯山昭範君 いろいろとありますが、税制改革のタイムスケジュールは総理、どういうふうにお考えですか。
○峯山昭範君 それでは次に、総理は今度国連の軍縮総会に出席をされるわけであります。総理の演説草稿等につきましても新聞等で報道をされております。  そこで、そのスピーチの中身につきましてはもう既に報道されているところでございますが、特に紛争解決のための要員の派遣というのがあります...全文を見る
○峯山昭範君 これは総理、初めは一名でございましょう。しかしながら、総理が国連の場で公式に要員の派遣を表明されるわけであります。そこに一名派遣するとかそういうことはないわけでございまして、したがいまして、これから要員を派遣するということは、国際的にも総理が約束したということになり...全文を見る
○峯山昭範君 ぜひそうあっていただきたいと思いますが、実際問題としては、総理がおっしゃいますように、武官じゃなくて文官の派遣ということになっておりますが、実際問題としてこういう事故は起きる可能性は十分あるわけです。したがいまして、例えば初めは一人ですが、二人、三人、だんだんふえて...全文を見る
○峯山昭範君 それでは次に、ことしの夏に総理は中国に行かれるそうでございます。そこで、防衛予算の問題についてこれはお伺いしておきたいのでありますが、先般、伊東正義さんを代表とする日中民間人会議に参加された方がいらっしゃるわけでございますが、そのときに中国の李鵬首相が、きょうは特に...全文を見る
○峯山昭範君 総理、今総理がおっしゃった他国に脅威を与えないと言いながら、日本の装備は刻々として他国に脅威を与えるような状態になっているわけです。私はそこら辺のところはやっぱり十分反省をし、ちゃんとしなければいけないんじゃないかなと思っているわけであります。  そこでもう一点お...全文を見る
○峯山昭範君 私は、総理がこの問題についてのきちっとしたリーダーシップを発揮してもらいたいなという思いを込めて申し上げているわけであります。総理が明確なリーダーシップを示し、あるいはこういうふうに考えている、こうだとおっしゃっていただかないとお隣にいらっしゃる防衛庁長官も非常にや...全文を見る
○峯山昭範君 時間が参りましたので終わります。ありがとうございました。
07月28日第113回国会 参議院 運輸委員会,内閣委員会連合審査会 第1号
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○峯山昭範君 まず初めに、今回の衝突事故で亡くなられました二十九名の犠牲者の皆様の御冥福をお祈りいたしますとともに、御遺族の皆様に謹んで哀悼の意を表するものであります。また、入院加療中の皆さんの一日も早い御回復と、いまだ行方不明の湯原真実さんの一日も早い発見を心からお祈り申し上げ...全文を見る
○峯山昭範君 総理、今回の大惨事は問題点がたくさんあるわけでありますが、きょうは短い時間でございますから端的にお伺いいたします。  一番の問題は、海上自衛隊の皆さんのいわゆる救助の問題ですね。これはだれが見たって一体何をしておったのかという感じが非常に強いわけであります。実は総...全文を見る
○峯山昭範君 これは総理、法令、規則上は誤っていなかった。そうしたら法令、規則が間違っていたわけですよ。  逆に言えば、人間として、とにかく少なくとも海自の乗組員の皆さん方というのは日ごろ何を訓練しているか、泳ぐことを訓練しているわけです。海の中が庭先みたいなものでしょう。そう...全文を見る
○峯山昭範君 海自の幹部の発言というのはテレビやいろんなところで聞いておりましても全く納得できない。もう一つ一つひっかかるわけです。今までいろんな記者会見等で見ておりましても、すべて自己弁護に終始しておる。そういうふうな意味ではいろんな問題があります。  例えば東山幕僚長の発言...全文を見る
○峯山昭範君 時間がございませんので最後の質問といたしますが、横須賀を母港といたしております米第七艦隊所属の艦船というのは水上艦だけでも十隻あります。これはミッドウェーとか巡洋艦、駆逐艦、フリゲート艦とありますね。それ以外にも原子力潜水艦が毎年二十ないし三十隻出入りしておるわけで...全文を見る
○峯山昭範君 米艦船の問題。
09月06日第113回国会 参議院 内閣委員会 第2号
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○峯山昭範君 きょうは官房長官を初め防衛庁長官にも御質問をしたいと思っておりましたが、衆議院の内閣委員会も始まったそうでございますので、防衛庁長官の質問は次回に譲りたいと思います。それから、官房長官もまだお見えになっておりませんし、また途中でお帰りになるそうでございますので、途中...全文を見る
○峯山昭範君 大臣は先ほどのインタビューで、今回の楢崎議員のやった行為について、あれはFBIのおとり捜査になるんじゃないか、こういうふうにおっしゃっておりました。今でもそうお考えでございますか。
○峯山昭範君 大臣、先ほど大臣がおっしゃいましたように、私は、国民の理解をどう得るかという問題とそれから国民の不信をどう払拭するかという問題、これは非常に大事な問題であります。そのために、大臣が先ほどもおっしゃいましたように、税制改革、今の消費税のような問題を解決してしまうと先ほ...全文を見る
○峯山昭範君 官房長官がお見えになりましたので、時間の関係で早く退席されるそうでございますので、先にお伺いしたいと思います。  これは質問通告の中にはございませんでしたが、例の楢崎議員の昨日のリクルートコスモスの問題であります。長官もう十分御存じだと思いますが、私どももびっくり...全文を見る
○峯山昭範君 この問題は、先ほどからも申し上げておりますように、国民の理解をどう得るかということ、そして国民の不信をどう払拭するかということ、そういうような問題を解決するためには大変大事な問題であると思っております。したがって、しかるべき資料を提出するなり、あるいは証人なりが国会...全文を見る
○峯山昭範君 そういうふうな新聞報道がありまして、本人に対するいわゆる処分とかそういうのは全くなしでこれは退職をされたわけでございますか。
○峯山昭範君 これは官房長官と総務庁長官にお伺いしたいのですが、いずれにしましても、今回の事件、いろいろと起きました。  それで、総理府の中には政府広報取扱業者等審査委員会というようなものを設けてその再発防止をいろいろと検討し、またやっていらっしゃるそうでございますが、これは、...全文を見る
○峯山昭範君 官房長官、いずれにしましても大事な問題でございますので、こういう問題が二度と起きないように後ほど御決意のほどをお伺いしておきたいと思います。  そこで、官房長官時間でございますので、二点ほど御答弁をいただきたいと思います。  これは先ほどもお話ございましたが、官...全文を見る
○峯山昭範君 官房長官、結構です。  総務庁長官にお伺いをいたします。  総務庁長官、中曽根行革の一環といたしまして従来の行政管理庁というのかなくなりまして総務庁になったわけです。それで、そこら辺のところから行政改革に関する姿勢も弱くなったんじゃないかなという感じがまずするわ...全文を見る
○峯山昭範君 昭和六十四年度の概算要求が先月の末で締め切られたわけでございますが、来年度の予算編成、これは最近の景気の拡大、物価と為替の安定というようなことから近来にない環境でスタートをした、そういうふうに私ども見ておるわけでございます。  先日の新聞報道によりますと、厳しいシ...全文を見る
○峯山昭範君 大臣がおっしゃいますように、国債の中身を見ますと、六十三年度末の国債発行残高が百五十八兆円、そしてその利払い償還費が十一兆二千四百三億円、詳細は私も見ておりません、新聞報道でございますがそういうふうになるそうでございまして、六十三年度に比べまして四一%の増加になるん...全文を見る
○峯山昭範君 私は当然それを承知の上で質問をしているわけでございますが、特にこういうふうな予算編成あるいは予算要求、そういうような中にありまして私どもが一番心配をいたしますのは、特に先般から問題になっております整備新幹線の問題にかかわりが出てくるわけであります。  確かに最近の...全文を見る
○峯山昭範君 私は、この整備新幹線に反対というわけじゃない。反対というわけじゃないが、実際問題として、着工順位を先に決めて、財源対策やそういうようなものが先送りにされておる。そういうようなことになってまいりますと、行革の担当大臣としては行革の趣旨というものを非常に大事にしないとい...全文を見る
○峯山昭範君 それでは次に、これも一言大臣にお伺いしておきたいと思います。  この間の連休に大臣ヨーロッパへ行ってこられたそうでございますが、聞くところによりますと、特にイギリスを初めヨーロッパ諸国を回られまして、主としてプライバシー保護についていろんな角度から勉強をされてきた...全文を見る
○峯山昭範君 個人情報保護法という法律、私どもは本質的にはこういう法案は賛成なんですけれども、今度出た法案については、私どもも先般から随分検討いたしておりますが、やはりいろんな問題がいっぱいある。また、それだけではなしに、私どもいろんなところからレクチャーもお伺いいたしました。日...全文を見る
○峯山昭範君 それでは、給与の問題についてお伺いをいたします。  これは官房長官がいなくなりましたので総務庁長官にお答えをいただきたいのでありますが、人事院もことしで創立四十周年になるんだそうですね。そして、この勧告の後ろの方にありますが、  この間、公務の民主的かつ能率的な...全文を見る
○峯山昭範君 ここで人事院からも一言お伺いしておきたいと思います。  人事院としまして、特にことしの勧告に当たって、先ほど概要の説明はお伺いしましたが、特にこの点は一遍わかっていただきたい、聞いておいていただきたいということがございましたら、一言おっしゃっていただければと思いま...全文を見る
○峯山昭範君 今回の勧告は、給与の勧告とそれから週休二日制の問題と寒冷地手当、この三点に絞られているわけでございますが、これは先ほどからいろいろとお話もございましたし、官房長官から先ほど御答弁をいただきましたが、これは完全実施ということだろうと私は思うんですが、総務庁長官から、こ...全文を見る
○峯山昭範君 今国会中というのは、週休二日の問題ですね。  前段の給与の問題なんですけれども、実は今までのいろんな取り扱いを見てみますと、昨年は十月二十二日、それから一昨年は十月二十一日、その前の六十年は十一月八日、それぞれ完全実施の閣議決定を行っているわけであります。ことしは...全文を見る
○峯山昭範君 これは人事院にお伺いしたいのでありますが、毎年私は思うんですが、民間の調査の方法、これは、毎回、企業規模百人以上、事業所規模五十人以上である全国の四万の民間事業所の中から抽出をいたしまして七千七百の事業所のそれぞれの調査をやる、これは大変な作業だと私は思うんですけれ...全文を見る
○峯山昭範君 それから、初任給ですけれども、民間がことしみたいな非常に景気がいいとき、ことしの公務員のいわゆる応募状況とかそれはどういうふうになっておりますか。初任給の問題について多少は配慮しておりますけれども、本当に優秀な公務員を採用するという点からいくと、初任給については相当...全文を見る
○峯山昭範君 聞くところによりますと、ことしは応募人員も昨年の半分だというんですね。それではやはりいろいろ問題もあるんじゃないかと私は心配をしているわけであります。  ちょっと時間がありませんので次の問題に移りますが、週休二日制の問題。  大臣から先ほど答弁ございましたので、...全文を見る
○峯山昭範君 終わります。
09月21日第113回国会 参議院 本会議 第5号
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○峯山昭範君 私は、公明党・国民会議を代表し、ただいま趣旨説明のありました防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対し、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  質問に先立ち、一昨日からの天皇陛下の御病状が一日も早く御快癒なさるよう、心からお祈り申し上げます。  さて...全文を見る
10月13日第113回国会 参議院 内閣委員会 第5号
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○峯山昭範君 きょうは官房長官のお時間の都合もあるそうでございますので、質問の順番を多少変えて質問させていただきたいと思っております。  私は、きょうは特に防衛庁長官には初めて質問をさせていただきます。そういうふうな意味も含めまして、初めに非核三原則の問題についてお伺いをしてお...全文を見る
○峯山昭範君 この非核三原則の中の特に持ち込みの問題がやはり大きな問題になってきておると思いますし、国民もこの問題について大きな不信を持っているわけであります。  そういうような意味で、ここでまず、先般から何回か問題になっておりますイージス艦バンカーヒルとそれから駆逐艦ファイフ...全文を見る
○峯山昭範君 抑止力向上ということが中心でございますか。
○峯山昭範君 そこで、この両鑑はトマホークを積載することができるというふうに私ども聞いているわけでございますが、いわゆる通常型のトマホークが搭載されている、こういうふうに理解してよろしいんでしょうか。
○峯山昭範君 ですから、核、非核は別にいたしまして、別にしてというより非核のいわゆる通常型のトマホークを積載しているかいないかということもわからないんですか。
○峯山昭範君 私は、そこら辺のところは非常に大きな問題だと思うんです。  米軍が米国の政策として核を積んでいるか積んでいないかということを明らかにしないということは米国の政策としてわかっている。また、事前協議がなかったから要するに積んでいないであろうと政府がしょっちゅう言ってい...全文を見る
○峯山昭範君 それじゃ、トマホークそのものを積んでいるかどうかということを見分ける能力というのは日本にはあるんですか。
○峯山昭範君 これは防衛庁どうですか、わかりますか。外務省でも結構ですが、今、外務省ですね。  その技術があるか。トマホークそのものを積んでいるかどうか、そういうことを例えば米側から、いやどうぞ調べてください、こういうふうに言われたときにそれを調べる能力はないんですか、日本には...全文を見る
○峯山昭範君 いやそんな、これは、大臣、初歩的な質問でございまして、トマホークそのものを積んでいるかどうかということもわからない。  私が聞きたいのは、本当は、トマホークは積んでいるけれども、その中の核か非核であるかということを見分けることができるかどうかということを私は聞きた...全文を見る
○峯山昭範君 ですから、実際問題としてそのトマホークを見分ける能力がある人がいるんですか、日本には。いないの。
○峯山昭範君 ですから、トマホークを見ればと言うたって、これはトマホークですよと言われないとわからないの。どういうことなの、見せてもらえばということなの。
○峯山昭範君 もう一つ先の質問をしておきましょう。  トマホークが積んであってそれが核であるか非核であるかを見分ける能力はあるんですか。  ちゃんと答弁してもらいたいけれども、これはソ連のゲラシモフ外務省情報局長が記者会見でおっしゃっていることの中に、要するに、このトマホーク...全文を見る
○峯山昭範君 あなたはソ連のゲラシモブさんの話を私がたまたま引いたからそれは否定しているけれども、向こうは知っていると言うてんねん。知らぬと言うてんのと違う。知っていると言うてんねん、ここは。どないして見分けるかあなたはゲラシモフさんに聞いたんじゃないんでしょう。だから日本はどう...全文を見る
○峯山昭範君 だから、結局はこのトマホークを積んでいるかどうかということも、あるいはそのトマホークに核がついておるかどうかということも、現在の時点でわかる人はいないわけだ、日本には。そういうことですね。
○峯山昭範君 当たり前でしょう、そんなことは。  これは非常に大事な問題でありまして、実際問題、検証する場合に、いや積んでいるよ、積んで いないよ、それじゃ検証しようかといっても、わからないというんじゃどうしようもない。そこら辺のところはもうちょっと私はいろんな面で研究する必...全文を見る
○峯山昭範君 私の資料でもこの核弾頭つきのものについては射程が二千五百から三千キロ、こういうふうになっております。相当の能力を持ったトマホークを積載しているんではないかと言われているわけです。  そこで、これは外務省に一遍お伺いしておきたいんですが、こういうふうなものを母港化す...全文を見る
○峯山昭範君 私は、官房長官、そこら辺のところは従来の考え方だけでは解決できない問題がある。  バンカーヒルとファイフの今回の母港化に対しまして、地元の長洲知事から、これは県民の不安が非常に深い、そういうような意味で政府としても一歩踏み込んだ対応を国に求めたい、そういうふうな意...全文を見る
○峯山昭範君 これは、おっしゃることはわからぬでもないんですけれども、非核三原則の中の核持ち込みに対する国民の不安といいましょうか、疑惑といいましょうか、これはもう現在まで積もり積もっているわけですよね。そういうような意味では、従来のいわゆる形式的な硬直した考え方では説明し切れな...全文を見る
○峯山昭範君 官房長官ね。そのとおり、官房長官の言うことを否定するつもりはありません。核持ち込みに不安を持っている人たちもたくさんいるだろうし、また政府が言うとおり持ち込まれていないとお考えの方もたくさんいらっしゃるでしょう。  しかしながら、今までたくさん世論調査があるんです...全文を見る
○峯山昭範君 長官、安保条約につきましてはうちの党も事情がいろいろあれこれありまして、私も安保条約そのものはそれなりの評価をしているわけです。それだけに非常に心配をしているわけです。要するに、現在のような状況が続きますと国民の政府に対する不信感も高まりますし、と同時に安保体制その...全文を見る
○峯山昭範君 御存じのとおり、我が国は世界で唯一の被爆国であります。そういうような我が国の過去のいろんな経験の上に立ちまして非核三原則というこの国是ができ上がってきたわけです。そういうような意味で、核兵器を嫌う国民の気持ちというのは、これはもう世界でも一番強い国じゃないかと私は思...全文を見る
○峯山昭範君 官房長官、結構です。  防衛庁長官にお伺いをいたします。  国際情勢についての御認識をお伺いしたいわけでございますが、世界の平和と我が国の安全保障を考えるに当たりまして国際情勢を的確に把握す るということは非常に大事な問題でありますし、また将来の方向性を正しく...全文を見る
○峯山昭範君 大臣、防衛庁長官というのは、大臣が今おっしゃいましたように、世界の情勢を非常に正確に把握すると同時に、いろんな思考が硬直してしまってはいかぬと私は思うんです。やっぱり柔軟な考え方を持たないといかぬのと違うかなという考えが基本にあるわけです。大臣は経験豊かな大臣でござ...全文を見る
○峯山昭範君 今の答弁はもう全く硬直していますね。昔聞いたのと同じようなことを言うてます。  これは何もソ連のことだけを私は言うているのと違うんですよ。世界の平和、軍縮の方向というのは、これは何もソ連だけじゃないんですね。国連における第三回の軍縮特別総会等を見ましても、平和、軍...全文を見る
○峯山昭範君 ですから、そこら辺のところはペレストロイカ、いわゆる国内改革を積極的に進める、後退はもうあり得ないというぐらいの相当いろんな面での決意をしている、そういうふうなお話を私はお伺いしました。それは一〇〇%信用するかしないかは別にいたしまして、従来から言っていた考え方とは...全文を見る
○峯山昭範君 やはり、大臣、対話がないところには信頼感も生まれないと私は思うんです。そういうような意味では、ソ連とどういうふうに対話を進めていくかという非常に大事な問題だと私は思うんですけれども、これは外務省、防衛庁、そこら辺の問題はどういうふうに取り組んでおられるんですか。 ...全文を見る
○峯山昭範君 防衛庁もひとつ。
○峯山昭範君 この問題の最後に、クラスノヤルスク演説の日本にかかわっている部分、全部を読み上げておりますと時間がかかりますからポイントのところだけいきますと、全部で五項目ぐらい最後のところにあるわけです。  これは、どうも外務省も気に入らぬらしいですけれども、そこのところを一遍...全文を見る
○峯山昭範君 世界の情勢につきましては大体その程度でおきまして、次に、次期中期防の問題とそれから防衛費の問題についてお伺いしたいと思います。  まず、これは総理もまた大蔵省当局も防衛庁もそうでありますが、いつも予算編成のときになりますと、防衛費といえども聖域ではない、こういう発...全文を見る
○峯山昭範君 今、完全な意味での聖域ではないとおっしゃいましたね。ということは、ある意味では聖域なんですな。
○峯山昭範君 これは、ここ数年、十年近く防衛費はやはり聖域化されている、こういうふうに私は思うんです。  大臣も御存じのとおり、これは詳細を申し上げてもいいんですけれども、要するに、一般予算がいわゆるゼロシーリングになって以来、防衛費だけはずっと突出してきた。例えば、社会保障関...全文を見る
○峯山昭範君 大臣、私が講釈することも何にもないんですけれども、十年一昔といいますね。三十年も、昭和三十年と六十三年じゃちょっとひど過ぎませんか。大体十年間ぐらい前のやつと比較するのなら話はわかりますけれどもね。昔で言うたら十年一昔でも、最近はもっと回転が早いですよ。そういうふう...全文を見る
○峯山昭範君 まことに失礼な質問をしまして申しわけないと思っておりますが、大臣がおっしゃることはごもっともなところもあります。  そこで、これは実は大臣の前の瓦長官のお話で申しわけないんですが、昭和六十三年、ことしの六月十一日、現職の時代に瓦前防衛庁長官は福岡の商工会議所で「日...全文を見る
○峯山昭範君 時間がなくなってまいりましたので、中期防の問題をちょっと聞いておきたいと思います。  詳細はこの次にお伺いするといたしまして、先ほど大臣もおっしゃいましたように、節度ある防衛力、非常に大事な問題であろうと私は思います。また、十八兆四千億のお話もございました。これも...全文を見る
○峯山昭範君 これは大臣も御存じだと思いますが、新聞報道によりますと、国会の情勢でこの作業に着手できないということが報道されているわけであります。  それによりますと、「防衛庁は「ここで次期防の検討に入ると、リクルート問題の次は次期防と、国会に新たな火種を持ち込みかねない」」、...全文を見る
○峯山昭範君 きょうはこれで終わります。
10月18日第113回国会 参議院 内閣委員会 第6号
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○峯山昭範君 先ほどからお伺いしておりますと、防衛庁長官は大臣に就任されてまだ四十日ほどだそうですね。本当に御苦労さまです。そこで、四十日が長いのか短いのかわかりませんが、いずれにしましても大事なお役目をお引き受けでございますので、きょうは初めに基本的な問題を幾つかお伺いしておき...全文を見る
○峯山昭範君 大臣おっしゃるとおりだろうと思うんです。  そこで、やっぱり平和と安全を確保するためのいわゆる国家としての政策というのが私は必要じゃないかと思うんですね。当然その中には防衛力という問題も入ってくると思いますが、その防衛力の位置づけ、これはどういうふうにお考えですか...全文を見る
○峯山昭範君 政策的には総合安全保障というふうな外交も含めました考え方、当然そういうふうな問題が必要だろうと私は思うんです。  そこで、大臣にお伺いしたいのは、防衛力というのは、最近のいろんな防衛力の整備の状況を見ておりますと、だんだん意識が変わってきたように私は思っております...全文を見る
○峯山昭範君 これは大臣、非常に問題でありまして、精強という点を追求いたしますとお金は何ぼあっても足らぬわけです、実際のところ。だから、そういうふうな意味での精強というのには、どうも私も一〇〇%賛成しかねる点があるわけです。できたらもうできるだけ小さくて、その上精強というふうな意...全文を見る
○峯山昭範君 大臣は今、平和憲法、それから他国に脅威を与えない、非核三原則、シビリアンコントロール、こうおっしゃいました。確かにこれは私たちの党も特にこの点については強調している点であります。と同時に、先ほどから大臣が何回もおっしゃっておりますように、国民の理解と協力というふうな...全文を見る
○峯山昭範君 大臣、先日の委員会でこの防衛予算の問題について大臣は昭和三十年と昭和六十三年と比較されました。昭和三十年の福祉予算と現在の福祉予算を比較いたしますと百倍になっている、防衛予算は二十七倍である、こうおっしゃいました。    〔委員長退席、理事永野茂門君着席〕 それ...全文を見る
○峯山昭範君 とにかく都合のいいところだけ大臣に報告しておるわけだ。この間も五十一年からのその比較、たまたま私の部屋へお見えになりましたからそのことを言いました。しかし実際問題、大臣、これは表を見てもらえばわかりますけれども、突出しておるんですよ、これは。一年一年詳細は言いません...全文を見る
○峯山昭範君 それでは大臣、ちょっと方角を変えて質問したいと思います。  大臣、国民が自衛隊や日本の防衛に理解を持つという根幹は、やっぱりある程度防衛予算なりそういうふうなものに歯どめがかかっている、昔のようにならない、そういうふうな安心感というのが私はあると思うんですね。そう...全文を見る
○峯山昭範君 大臣、防衛予算に対する歯どめとしては抽象的なものと具体的なものと二つあるわけですね。それで、今おっしゃいましたように、抽象的なものとしましては節度ある防衛力とか、あるいは軍事大国にならないとか、そういうふうなものだろうと私は思いますね。それから具体的なものとしては一...全文を見る
○峯山昭範君 大臣、外務大臣がお見えになりましたので、そのほかのことも質問したいので、もう簡単に申し上げます。  他の政策との調和とかいろんな問題がいっぱい出てまいりますが、防衛関係予算の伸びは国の存立の基本にかかわる問題だと、こういうふうに言われてしまうとそれこそ身もふたもな...全文を見る
○峯山昭範君 大臣のおっしゃることを全面的に否定するわけじゃありませんが、やはりもうぼちぼち防衛予算についても考えなくちゃいけない時期に来ているんじゃないか、この点は申し上げておきたいと思います。  それから、大臣から今御答弁ございませんでしたが、この一%の問題、これは我が国の...全文を見る
○峯山昭範君 本当は、大臣、先ほどもちょっと言いましたが、一%枠の果たしてきた役割というのは非常に大きいでしょう。これはもう認めていただけますね。それで、今度の一%枠突破という問題については、やはり私は大きな問題があると思っております。  そこで、次に次期防ですね、次期防の問題...全文を見る
○峯山昭範君 そこで大臣、これは事務当局からでも最終的には結構ですが、まず四点ほど見解をお伺いしておきたいと思います。これは事務当局の方から、最終的には大臣のお考えもあわせてお伺いしたいのですが、次期防を作成するに当たって、やっぱり少なくとも次の四点は配慮してもらいたいなと思って...全文を見る
○峯山昭範君 ぜひしっかり取り組んでいただきたいと思います。  もう一言。そういうふうな世界の軍事情勢あるいは世界の情勢の中で、先ほどもちょっと申し上げましたが、これは事実かどうかわかりません。新聞報道による私のキャッチしたニュースですから、新聞報道が間違っておれば全部間違いと...全文を見る
○峯山昭範君 大体新聞の報道のとおりでございますね。
○峯山昭範君 要請ではないにしても、要するに今局長がおっしゃいましたように、日本国内で修理する場合は日本が費用を負担する、または日本が在日米軍基地経費の負担を四千万ドル以上増加すると、要請ではないにしても、こう書いてあるわけですね。
○峯山昭範君 有権的解釈は別にいたしましても、防衛庁、これは施設庁長官ですか、例の思いやり予算でこういうようなものを処理するということになったら、これはどういうことになりますか、これ。こんなことはできますか。
○峯山昭範君 これは検討したことはないと。ないでしょう、あるかもわかりません、これは。こういうような問題は、検討するもしないも、既にもうこういうようなことがうたわれているわけですから、もしこういうことで、思いやり予算なりそういうところでこういうことをやるということになれば、地位協...全文を見る
○峯山昭範君 いやいや、こういうふうな要求があっても応じない、当然地位協定も改定しない、そしてこういうことについてはやっぱり少なくとも理不尽な要求であると、そういうふうにお考えになりますか。
○峯山昭範君 いや、それはそんなことを言っていていいんですか、本当に。要求していない、全く。日本に関係ないですな、全く。これははっきりしておいてくださいよ。
○峯山昭範君 これは日本で修理するかアメリカで修理するかは向こうで決定することでしょう、当然。しかし、日本で修理をお願いしたいという申し出がもしあったとしたら日本はどうなるんです。これはやっぱり受けることになるんでしょう。そうすると、当然またこれはお金の問題がかかってくるわけでし...全文を見る
○峯山昭範君 それじゃこういう要請があったら、これは外務大臣、今いろいろ御答弁あったとおりでございますが、こういう法案の中にそういう言葉が出てくるわけですね。それで、修理をお願いしたいという要請があるかどうかわからぬわけですが、もしあったらこれはどういうふうにされますか。
○峯山昭範君 この問題はこれから何らかのところでまた出てくるんじゃないかと思いますが、いずれにしましても、そこまでなし崩しに、例えば思いやりというような関係で負担するということになれば、やっぱり地位協定の改定ということまでいくんだろうと私は思います。そういうような意味で非常に関心...全文を見る
○峯山昭範君 ただいまの問題、外務大臣いかがでしょうか。
○峯山昭範君 次に、朝鮮半島の安定の問題についてお伺いしておきたいと思います。  これは特にお隣の国でございますし、南北双方が国際社会に窓を開くということは大変大事なことでございますし、半島の緊張緩和のためにもぜひともそうしていただきたいと思っているわけでございます。  そん...全文を見る
○峯山昭範君 もうこれで終わります。もう一点、南北朝鮮の問題についてお伺いしておきたいと思います。  朝鮮民主主義人民共和国が国際社会で孤立をし、かつ南北が意思の疎通を欠いておるということは、これはもう決して好ましいことではないと私は思います。そういうような意味で、最近の盧泰愚...全文を見る
○峯山昭範君 終わります。
10月25日第113回国会 参議院 内閣委員会 第8号
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○峯山昭範君 きょうは、総理、非常に短い時間でございますので端的にお伺いをしたいと思います。  まず第一に、国際情勢の問題であります。  この問題につきましてはただいま同僚議員の方からもお話ございましたので、最近のINFあるいはアフガンの問題やイラン・イラク紛争の問題等につき...全文を見る
○峯山昭範君 先日の本会議におきましてゴルバチョフさんの七項目提案につきまして総理の御見解をお伺いしました。総理もいろいろ御答弁になりましたが、最近のソ連側のいろんな発言を見ておりますと、大分従来と違うなという雰囲気があるわけです。  特に、御存じのとおり、一つは、北方領土の問...全文を見る
○峯山昭範君 総理も今おっしゃいますように、 グラスノスチが確かに大分進んできているように私も思います。  そういうような意味で、総理、特に北方領土返還の問題。これは、いろんな新聞報道によりましても、この次は日本側から提案をするべき番だというのもあるわけです。そういうふうな意...全文を見る
○峯山昭範君 対話のないところに解決はないわけでございまして、十二月の外相の来日を機会に、こういうような問題につきましても、両首脳の相互訪問等も考えまして、ぜひ早急に解決していただきたいと思っております。  それから次に、もう一点。  先ほどから朝鮮半島の問題が出てまいりまし...全文を見る
○峯山昭範君 わかりました。政府としては国交正常化をやりたい、こういうふうにお考えになっていらっしゃる。  そうしますと、それじゃ正常化のための条件ですけれども、先ほどのお話をお伺いいたしておりますと、いわゆる南北の話し合いあるいは米韓の話し合い、中ソの話し合い等々いろんな周り...全文を見る
○峯山昭範君 それでは、我が国は国交正常化をしたいという御意思はあるわけですから、朝鮮民主主義人民共和国を承認をするというお気持ちも、これはあるわけですね。  その場合、承認するための要件はどういうことをお考えになっていらっしゃるかということ。  それからもう一つは、我が国が...全文を見る
○峯山昭範君 それでは次に、非核三原則の問題についてお伺いしたいと思います。  総理は国連におきましてもこのことをいろいろとおっしゃっておりますし、そういうような意味で、我が国が非核三原則を堅持している理由について、初めに総理の御認識をお伺いしたいと思います。
○峯山昭範君 私も総理のお考えに賛成であります。  特に、唯一の被爆国として、核廃絶に対する国民の願いがあります。二番目には、平和憲法の問題があります。それから三番目には、核兵器では真の平和は得られないという考えを私は持っております。そういうような意味でこの三原則は絶対大事な問...全文を見る
○峯山昭範君 総理、それでは国民の不安は解消されないわけですよ。  私は、日本のしかるべき人たちがこういう問題について不信を持ったというのなら別ですけれども、アメリカの元高官の皆さん方が密約があるということを、すべてアメリカ側から言うておるわけですよ。ですから、日本政府としては...全文を見る
○峯山昭範君 これは、長洲神奈川県知事からの申し入れを総理もお聞き及びだと思いますが、この中でこういうふうに言っているわけです。   もはや事前協議制にもとづく従来の説明だけでは、この不安と動揺を解消する説得力をもちえない状況にあり、このまま両艦の横須賀入港となることは、まこと...全文を見る
○峯山昭範君 それからもう一点、基地の悩みということで総理にお伺いしたいのでありますが、大変な基地を抱えていらっしゃる沖縄の皆さん方の悩みというものはもう大変なもので、総理もよくお聞き及びのことと思います。  特に、先般から問題になっておりますキャンプ・ハンセンにおける事故です...全文を見る
○峯山昭範君 じゃ終わります。
○峯山昭範君 私は、公明党・国民会議を代表して、防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に反対の討論を行うものであります。  我が国の防衛政策は、平和憲法のもと、国是たる非核三原則、集団的自衛権の不行使、武器輸出三原則等の基本原則を厳守して進められるべきものであります。そ...全文を見る
11月09日第113回国会 参議院 決算委員会 第2号
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○峯山昭範君 六十一年度決算の総括に当たりまして、二、三質問をさせていただきたいと思います。  きょうは皆さんお忙しいところをおそろいいただきましてありがとうございました。  まず私は、大蔵省の主計局長にお伺いをしたい。  この決算審査というものについて、小粥主計局長はどう...全文を見る
○峯山昭範君 私は、大臣、局長にお願いをして大臣から答弁をいただいたわけですから、文句を言うことも全くないわけですけれども、きのうから局長の出席を求めておるわけです。何で出てこないのですか。そんなに局長は偉いのですか。当決算委員会の理事懇談会でも、いわゆる決算の主管の局長は主計局...全文を見る
○峯山昭範君 そんなんじゃ大臣、私は納得できませんね、全く。主計局長さんというのは大臣より偉いのですな、結局は。  これは大臣も、予算のそういう取りまとめの段階からもう予算の方が大事で、決算はどうでもよいと。まあ言葉の裏は、裏返して言えばそういうことです、今の大臣がおっしゃって...全文を見る
○峯山昭範君 今概要の御説明があったわけでございますが、これは今御説明がございましたように、建設大臣も聞いておいていただきたいのでありますが、六十年から始めたわけですね、民間デベロッパーに対して。そのことを頭に入れておいていただきたいと思うのです。  そこで、このリクルートコス...全文を見る
○峯山昭範君 大体リクルートコスモスという会社は、昭和四十四年の六月に日本リクルート映画社ということで設立になっていますね。そして、リクルートコスモスという名前に変わったのが六十年の三月、そうですね。これは間違いございませんね。
○峯山昭範君 大体、デベロッパーとさっきおっしゃいましたが、もっと日本語でわかりやすく言ってください。
○峯山昭範君 建設して分譲する会社ですね。それで、これは全部リクルートが自分のところで建設をしたんですか。
○峯山昭範君 だから、建設業の免許はあるんですね。
○峯山昭範君 建設業の許可、知事許可両方ともない、どういう免許があるんですか。
○峯山昭範君 とらないのが普通じゃなくてとるのが普通なんです。自分たちのやったことをごまかそうとしてそういう言い方はよくない。だから、リクルートコスモスという会社は宅建業法の免許しかない会社なんでしょう。どうですか。
○峯山昭範君 それではお伺いします。  これは宅建業法の免許をとって、リクルートコスモスは宅建業法に違反をして、それで建設省からも随分注意をされましたね。これは要するに地上げ屋です。そして建設省も宅建業法違反で処分をしたはずです。そういう会社ですね。そのときの概要、いつごろだっ...全文を見る
○峯山昭範君 結局、リクルートコスモスという会社は宅建業法の免許をとりまして、今説明がございましたように六十一年の二月にいわゆる四億三千万円に上る手数料、これは要するに法定の倍以上の手数料を取って、しかも行政処分として宅建業法の六十五条第一項の行政処分を受けた、これは間違いござい...全文を見る
○峯山昭範君 しかもこのリクルートコスモスは、市街地開発あるいは多摩ニュータウンのような開発を担当する部門は当時なかった。これは私の手元にありますいろんな資料によりますと、昭和六十二年一月に初めて都市建設部というのをつくった。そうですね。
○峯山昭範君 それは当然マンションの建設ぐらいはやるでしょう。マンションの建設をやっていればこういうふうないろんな問題があってもいいと……。  あなた方は、先ほどから出てまいりました少なくとも民間のデベロッパーにこういう仕事を任せる、当然民間の皆さんに任せるわけですから、たくさ...全文を見る
○峯山昭範君 これは後の二つの地域は、淺沼組にいたしましても長谷川工務店にいたしましてもそれぞれしかるべき業者であります。しかも、これは建設大臣、例えばこういう宅建業法でいろいろ地上げで問題になったり、そういうような業者に、しかも組織的にもまた社内のいろんな情勢においても十分じゃ...全文を見る
○峯山昭範君 この問題は後々まで大きな問題であり尾を引くことがありますので、まず、総裁、その十二社から出された計画を資料として提出していただきたい、これが一つ。本当にすぐれていたかどうかはわからないわけですからそれが一つ。それから、選考のときどこで選考したのか。リクルートコスモス...全文を見る
○峯山昭範君 これは選考基準等については詳細に提出をいただきたい。それから選考のメンバーも明らかにしていただきたい、よろしいですね。
○峯山昭範君 それから、しかも先ほどから申し上げましたが、リクルートコスモスという会社が宅建法の行政処分を受けていた。それから都市開発部を入札のある二月に設置したところであった。一月に設置して二月に申し込んでおるわけです。そういうことは十分承知の上でこれはコスモスに決定をしたんで...全文を見る
○峯山昭範君 大体そういう弁解がましいことをなぜあなたは言うのですか。あなたもコスモスの株をもらっているんじゃないの。大体そういう弁解がましいことを言う必要はないわけです。リクルートコスモスという会社が、よろしいですか、そういう宅建業法違反の事件を起こしている。こういう会社を指名...全文を見る
○峯山昭範君 当然です。  あなた方は技術者はいないのが普通、そうですか、いるのが普通じゃないですか。今、総裁は技術者はいないのが普通とおっしゃいましたが、いないのが普通ですか、デベロッパーは技術者がいるのが普通なんじゃないですか。
○峯山昭範君 だからあなた方がおっしゃっているように、当公団は技術者がたくさんいる、そんなことは何も聞いてない。リクルートはどうかと聞いているんじゃないですか。そうすると、あなたはいないのが普通ですと、そんな答弁があるんですか。
○峯山昭範君 そういう考え方では私は困ります。自分のところは設計しなくてもブローカーでいいということですね。そんなものなんですか。住宅・都市整備公団の仕事のやり方というのはそういう考え方でやっているわけですか。もうちょっとしっかりした考え方を持っていただきたいと私は思います。
○峯山昭範君 いや、だからこれからどんどん民間に発注しようというわけですから、そういう場合に、その会社自身がいわゆる仲介事業、分譲だけでやっているというのじゃ困るでしょう。やっぱりそういう専門の技術者もおって、しかるべききちっとした会社でないといかぬ、そうじゃありませんか。そうい...全文を見る
○峯山昭範君 それは時価ですか。
○峯山昭範君 それでは、まずその二社の鑑定書、資料提出していただけますか。
○峯山昭範君 それでは見せていただけますか。
○峯山昭範君 結構です。  私の手元の建設省から提出された資料によりますと、これは公示価格となっています。公示価格と時価の差というのは大体どういうふうになっていますか。現在で結構です、説明してください。
○峯山昭範君 公示価格と時価は全然違うでしょう。どうですか。
○峯山昭範君 私は時価はもっと高いと思っているんです。それはこの次のときに提示したいと思います。  それで、現在はその時価、公示価格はどうなっているんですか。
○峯山昭範君 要するに、あなた方が分譲した二十一万七千円と比較をいたしますと、少なくともこれは半年しかたっていないわけです。皆さん方が分譲したのは六十二年の五月二十九日ですから、半年です。六十二年の真ん中五月二十九日に二十一万七千円であったものが、あなたは二倍と今おっしゃいました...全文を見る
○峯山昭範君 結構です。  それでは、もう一点聞きにくいこともこれは聞いておきます。  先ほどもちょっと私は申し上げましたが、もしコスモスの株を譲り受け、あるいは購入あるいはそういう関係者だったら総裁は私はやめるとおっしゃいました。調査はされましたでしょうか、建設省と公団の方...全文を見る
○峯山昭範君 いずれにしましても、これはこれからおいおい明らかになることでございますので、あれしていただきたいと思いますし、総裁もそれは自分でもらった場合はそれは当然だろうとしましても、周りで出てきたらこれはどうなるんですか。
○峯山昭範君 最後に大臣にお伺いしておきたいと思います。  これはいずれにしましても、こういう事件は分譲の時点でいろいろ問題がある。問題があるという意味は、このリクルートコスモス社自身が、今一生懸命私どもに弁明をするために資料をつくって、いわゆるマンションをつくってあれこれして...全文を見る
○峯山昭範君 いずれにしましても、この問題についてはきょうはこの程度にしたいと思います。  しかしながら、大臣、先ほどから私申し上げましたように、私が質問したことには大臣は一つも答えてない。要するにこれからの分譲の問題や、こういう問題に対する取り組み。例えば技術者はいなくてもい...全文を見る
○峯山昭範君 私は大臣のお考えには賛成できません。そういう考え方ではこれからまた事故が起きる可能性があります。それなりの技術者がおって、それなりのことがきちっとできる——それは設計事務所があるからいいやないか、そうかもわかりませんが、やっぱりいるにこしたことはないわけです。もうこ...全文を見る
○峯山昭範君 これは財団そのものが、私も詳細に現場へ行って調べたわけじゃないので、いろんな報道や資料等に基づいて申し上げているわけでございますが、やはり選挙運動やそういうふうなものに十分利用されている点があるわけです。しかも財団の設立準備そのものが次官在任中になされている点、ある...全文を見る
○峯山昭範君 これは申し上げれば文部大臣、切りがないぐらいたくさんありまして、きょうはこれからの時間帯でいきますととても時間ございません。  これは、ことしの六月の退官後に生涯学習振興財団というものをフルに活用されているようでございまして、特に八月、九月、十月とそれぞれ選挙区内...全文を見る
○峯山昭範君 文部省にもう一点お伺いしておきたいと思うのですが、高石前次官が退官後、文部省のOB室というのがあるんですかないのですか、私わからないのですが、そこを利用してそこで選挙運動をしているという報道があったわけです。これは文部省の中にOB室とかまたは控室とかそういうようなも...全文を見る
○峯山昭範君 そういう問題について誤解をされないようにしていただきたいということだけ申し上げておきたいと思います。文部省、結構です。  法務省にお伺いいたします。  今回のリクルートコスモスの特に楢崎弥之助さんの問題が出てまいりまして、先月の十九日でございますか、ですからもう...全文を見る
○峯山昭範君 国民の期待は松原前社長室長の贈賄事件の立件だけではなくて、リクルート並びにリクルートコスモス全体の疑惑の解明にあると私は思います。そういうような意味で特に問題の核心は株式譲渡の会社側の意図であろうと思うのです。この面の解明はこれからの捜査の状況にかかっていると私は思...全文を見る
○峯山昭範君 きょうは時間の関係で詳細できません。通告はたくさんしておりましたがこの次に譲ることにいたしまして、最後に、特に今背景の事実関係というお話もありましたから、これから着実に積み上げていかれるんであろうと私は思うのですけれども、当然今回の未公開株式の譲渡というのは、その趣...全文を見る
○峯山昭範君 終わります。
12月02日第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第4号
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○峯山昭範君 大臣、先ほどからいろいろとお伺いをしているわけでございますが、なかなかわからない点がますますふえてきたような気がいたします。  幾つか指摘をしたいのでありますけれども、先ほどの御答弁の中でもリクルート側が接触してきたのは服部さんである、これはそのとおりかもわかりま...全文を見る
○峯山昭範君 先ほど和田委員の方からも指摘がありましたけれども、私はやっぱり常日ごろ政治家はその結果に責任を待つべきである、こういうふうに思っております。万が一自分に責任がなかったとしても結果的に疑惑を招いた、あるいは招く、そういうようなことが起きた場合は、やはり政治家としてはそ...全文を見る
○峯山昭範君 これはもう一つの方角からいきますと、ただ、前に言ったことが間違っていた、あるいは食言であったというだけではありませんで、特に大蔵大臣という立場にありますと、これは証券行政の最高責任者であるわけです。また、証券業界を指導監督しなければならない立場にあるわけでございます...全文を見る
○峯山昭範君 もう一点お伺いしておきたいのでありますが、今回の釈明で、今回は間違いありません、私の言葉を信じてほしい、こうおっしゃっているわけでございます。しかしながら、十月二十七日の衆議院の税特でのお話もやはり同じようなお話がございました。それが実際問題としまして三回、四回と続...全文を見る
12月06日第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第5号
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○峯山昭範君 それでは、具体的にお伺いをいたします。  まず、できるだけ質問がダブらないようにしたいと思いますので、先ほどの御質問の中で多少気になった点二、三お伺いしたいと思います。  初めに、先般の衆議院における質問の中で、警察関係者の方がこのリストの中にいるということで、...全文を見る
○峯山昭範君 それから、ファーストファイナンスから融資を受けるということについてのいわゆる指示ですね、これは江副さんがやっぱりいろいろと指示をしていらっしゃるんじゃないかと私は思うんですが、例えば服部さんのところへ行くように指示をしたのは私だと先ほどおっしゃいました。そうしますと...全文を見る
○峯山昭範君 服部さんだけ。
○峯山昭範君 これはもう一回確認しておきますが、服部さんはファイナンスの融資を受けたようでございますか。
○峯山昭範君 結構です。  それでは次に、ファーストファイナンスの株の問題についてお伺いしたいと思います。  六十二年に四月、六月、九月と三回にわたりましてファーストファイナンスが第三者割り当てで四千万株を集めていらっしゃいますが、これは御存じでございますね。
○峯山昭範君 江副さんはどの時期にどのくらいの株を取得されましたでしょうか。
○峯山昭範君 具体的に何百万株とおっしゃっていただけませんでしょうか。
○峯山昭範君 もう少し具体的に申し上げてみましよう。  第一回が六十二年の四月二十九日、二十五社十七個人で千四百万株、それから六月三十日に三十八社一個人で一千百万株、九月三十日に三十一社と江副氏ということで千五百万株、こういうふうな新聞報道があります。そして、特に九月三十日には...全文を見る
○峯山昭範君 このファーストファイナンスの株の応募に政治家の皆さん方が関係しておられるように新聞でも報道があるわけでございますが、この点は江副さんは御存じでございましょうか。
○峯山昭範君 政治家の元秘書と申し上げます。並びにその方が役員をしている会社、いかがですか。
○峯山昭範君 ということは、あなたは元秘書が株主でないと明確に今おっしゃっておりますが、このファイナンスの株主名簿の中に、例えば田中務さんという方がいらっしゃいますね。これは御存じですね。
○峯山昭範君 その方は元秘書じゃございませんか。
○峯山昭範君 株主であるということを知らないということですか。
○峯山昭範君 公表された資料によりますと、日栄興産という会社で四十万株、それから田中務さんという方が別に四十万株と報道されておりますが、これは間違いでございますか。
○峯山昭範君 初めにあなたははっきりいないとおっしゃりながら、名前を固定して申し上げますと、それは間違いであったとこうおっしゃいますが、実際問題として政治家の元秘書の皆さん方がいわゆる関係をしているということは、もう報道の中にもありますし、株主名簿の中にも、またそれぞれの資料の中...全文を見る
○峯山昭範君 あなたは三百四十万株の個人株主でもあります。しかも、実質的な私はオーナーであると思っております。そういうような点からいきますと、今あなたがおっしゃっていることは詭弁以外の何物でもない、そういうふうに私は思います。したがって、この問題は非常に重大な関心を持って今後もこ...全文を見る
○峯山昭範君 そうしますと、トータルでどの程度の利益を得ていらっしゃいますでしょうか。
○峯山昭範君 そのうち、六十二年九月の第三者割り当てで、私の調査によると二百万株ファーストファイナンスの費用に充てたんじゃないかと。五十億円ですね。それだけはわかっておりますのですが、その他の使途について、わかるだけで結構ですから、この際明らかにしていただきたいと思います。
○峯山昭範君 政治家への政治献金はございませんか。
○峯山昭範君 財団法人、社団法人等への寄附金につきましてはいかがでしょうか。
○峯山昭範君 そのオペラ振興会には毎年どの程度されていらっしゃいますでしょうか。  と同時に、もう一点、中曽根さんが設立をされました世界平和研究所というのがありますが、御存じですね。この二つ。
○峯山昭範君 正式には財団法人世界平和研究所となりました。  寄附はまだでしょうけれども、この平和研究所の話はお伺いしておられますか。
○峯山昭範君 これは雑誌等の報道によりますと、リクルートに三十億円の寄附を引き受けさせるというふうな旨の記事があるわけでございますが、これは御存じございませんか。
○峯山昭範君 それじゃ、その研究所はことしの七月一日に設立登記がされているわけでございますが、これは出資方法は会費というふうになっております。そういうような意味で、この研究所の問題について江副さんにどなたからもアタックはなかったかどうか、これは確認しておきたいと思います。
○峯山昭範君 それでは質問を変えたいと思います。  それではちょっと質問の方向を変えてみたいと思います。  リクルート社及びその関連会社からの政治家への政治献金、この際は国会議員に限っても結構でございます、余りたくさんいますと発言しにくいと思いますから。その国会議員の皆さん方...全文を見る
○峯山昭範君 言えないほどたくさんの方ですか。
○峯山昭範君 ですから、たくさんの方でなくても、今、頭の中にちらっと浮かんでこられる方はいらっしゃいませんか。
○峯山昭範君 私の手元にも自治省の報告等を取り寄せて資料があるわけでございますが、これはこの程度にしておきたいと思います。  それから、コスモス株の問題についてお伺いをいたします。  コスモス株、特に私がお伺いしたいのは、昭和五十九年の四月から六十一年の四月までの間に約四十万...全文を見る
○峯山昭範君 いや、ですから、前段の六十年四月から六十一年四月の十九万五千株は社員持ち株会の方に行ったということで、これはもう明確になっているわけでございまして、そのあとの五十九年四月から六十年四月の十九万七千株についてはそうではないと私どもは認識をしているわけでございますが、い...全文を見る
○峯山昭範君 株主の数から計算をいたしますと、六十年四月の末が百五十七人、六十一年四月末が二百五十人、持ち株会に、個人に分配した分が七十九人、差し引き十四人がこの二十万株、十九万七千株になるわけでございますが、これは十四人でございますか。この十四人の中身はすべて社員の方でございま...全文を見る
○峯山昭範君 この問題について衆議院の議論の中で、政官界関係者には譲渡はしていないというふうにあなたは御答弁になっていらっしゃいますが、今の十四名はすべて社員の方である、こういうふうに理解してよろしいでしょうか。
○峯山昭範君 それでは、先ほどからいろいろと議論がありました還流という問題ですね。これは、結局はあなたがそのはめ込み先をきちっと決めて、株数も決めて、そして指示をしていらっしゃるわけですから、実質的には結局あなたがそのすべてを買い戻している、買い戻しという実務はないにしてもね。で...全文を見る
○峯山昭範君 形式的にはあなたがおっしゃるように、株がそういうふうな動きを、実質の動きはドゥ・ベストとか、そういうところからいろんな、エターナルフオーチュンとか、それぞれから、その相対取引の相手の人は言っているわけですから、あなたのおっしゃるとおりかもしれませんが、実質的には、要...全文を見る
○峯山昭範君 具体的にあっせんをしたと。いわゆるあっせんそのものが具体的には還流ということになるんじゃないかなと私は思います。  それでは次に、先ほどからいろいろとお話がございましたが、ファーストファイナンスでの融資、特にリスト2の中の方は大部分の方がファイナンスの融資を受けて...全文を見る
○峯山昭範君 ファイナンスから融資を受けられる方は、大部分の方が七%ということですか。
○峯山昭範君 先日の新聞報道の中にもあるんですが、検察庁の調べで政治家及び関係者に対する融資の中には無利子で融資が行われている人たちがいるということが判明した、こういう報道があるわけでございますが、江副さんはこの点についていかがお考えでしょうか。
○峯山昭範君 ということは、ごく短期間、一週間とおっしゃっておりますが、実際問題として、政治家の融資の方はお金を振り込むのが十月の十五日、実際にお金が返ってくるのが三十一日というように、約十五日、二週間ほどの方がたくさんいらっしゃるわけですね。そういうような意味では、検察の調べの...全文を見る
○峯山昭範君 ということは、政治家だけではなしに、一般の方の中にもそういう方が何人かいらっしゃるということですね。
○峯山昭範君 今回の株の譲渡先を決定するに際しまして、先ほどから社内の方のお話はございました。コスモス、リクルート関係者以外の方からのアドバイスを受けたことがありますでしょうか。例えば政界関係者、財界関係者その他を含めましてですね、いかがですか。
○峯山昭範君 もう時間がなくなってまいりましたので、あと二、三お伺いしておきたいと思います。  宮澤大蔵大臣への株の譲渡の問題でございます。これは非常に重大な問題でございますが、譲渡の意図ですね、どうしてこのお二人、服部さんにも宮澤さんにも余り御面識がなかったようなお話が先ほど...全文を見る
○峯山昭範君 いや、先ほどは余り面識がなかったみたいなお話だったんですが、今お話を聞いていると、服部さんと御面識があってそしてお話をしたというふうにおっしゃっておりますが、これはどういうことですか。
○峯山昭範君 服部さんはなぜ宮澤大蔵大臣の名前をお使いになったんでしょうか。
○峯山昭範君 先ほど九月の中旬とおっしゃいましたが、これはもう服部さんが秘書官の時代でございますね。
○峯山昭範君 服部さんのところへお話しに行って帰ってこられて、どこでお話ししてこうだったという御報告はないんですか。
○峯山昭範君 いや、私は、大体江副さんのお話を前々からいろんなところでお伺いしておるんですが、そういうことは非常に小まめな方で、すべて御報告を聞いていらっしゃるように聞いておりましたんですが、そうじゃないんですね。  それでは、次の問題に入ります。  まず一つは、安比レックの...全文を見る
○峯山昭範君 ということは、六十一年三月に十億五千万円の累積赤字があったのを、いわゆるコスモス株で第三者割り当てで二千五百円で四十万株、十億、それを六十一年十月の公開時に五千二百二十円内外で売って、そして二十億八千八百万円前後の売り上げで、結局利益が十億八千八百万程度になりますか...全文を見る
○峯山昭範君 終わります。
12月07日第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第6号
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○峯山昭範君 大臣、きのうときょう二日間にわたりまして証人喚問を行いました。少しは明らかになってまいりましたけれども、今回のこのリクルート事件、まあ疑獄と言ってもいいぐらい大変な事件でありまして、これはもうわからなくなってきたこと、また疑惑が深まったことの方が多い。大臣もきのう御...全文を見る
○峯山昭範君 証券会社に確認をしたと。そうすると、証券会社に確認されたのは大臣御自身でしょうか、それとも局長の方でございましょうか。
○峯山昭範君 事務当局、そこを具体的に説明してください。
○峯山昭範君 リクルート側から持ち込まれた株はどのくらいでございましょうか。
○峯山昭範君 きょうは私、関連でございますから、これは委員長に申し上げておきますが、三十名ないし四十名の株を一括してリクルート側から幹事証券会社に持ち込んで、そして売却をされておるということは、江副証人はこの問題について、決して売却の時期等も指示していない、それで各個人に株を配っ...全文を見る
○峯山昭範君 それからもう一点、大臣、先ほどの御質問の中で、九月三十日から十月十五日の間の問題が議題になりました。あのときに大臣は、先方は要するに仮払いとして処理をしているらしいと、これは大臣はどこでお聞きになったのでございましょうか。
○峯山昭範君 これはきょうはここで議論をするつもりはありませんが、大臣、きのう私はこの問題について江副さんに質問をいたしました。私の前の方のときにも多少あいまいなところがありましたので、再度私は確認をしたわけ。そのときに、ファーストファイナンスから融資の指示をしていたようだが、服...全文を見る
○峯山昭範君 委員長からもひとつ。
○峯山昭範君 さっきの三つの問題については理事会で御検討いただいて、ぜひそれを出していただきたいと思います。そうでないと先の方へ進みにくいものですから、ぜひお願いします。
12月08日第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第7号
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○峯山昭範君 きょうは、本来ならば、私どもは不公平税制の問題を質問させていただく予定でございましたが、昨日来のリクルートの問題でいろんな問題が出てまいりましたので、きょうは昨日来の問題の解決のために二、三質問させていただきたいと思っております。  総理、私ども参議院の方は、私ど...全文を見る
○峯山昭範君 お答えをしていただくと同時に、例えばどうしても出していただきたい資料等についても十分御協力をいただきたいと思うのですが、いかがでございましょうか。
○峯山昭範君 私どもは、国政調査権という調査権もあるにはあるんですが、そういうことを大向こうに振りかざして出せなんということは申し上げませんが、御協力いただく点についてはできるだけ御協力いただきたい、このことを申し上げて次の質問に入りたいと思います。  まず、法制局長官にお伺い...全文を見る
○峯山昭範君 機密に関する事項とそれから臨時命と二つあるわけでありますが、これは大体どういうふうなことになりますでしょうか。
○峯山昭範君 各省大臣の命を受けということでございますが、その秘書が命を受けているかいないかという判断はどこでされるわけでございますか。
○峯山昭範君 秘書官の任務というのは当然公私にわたると思うんですが、この秘書官の仕事の中身の中で、株の売買というような問題が出てきた場合に、これは秘書個人でやったんですというふうな場合と、大臣の命によって——実際問題としてそんなことを言う人はいないわけですが、そういうような場合は...全文を見る
○峯山昭範君 国家行政組織法第十八条の第一項には「各省に秘書官一人を置く」ということになっているわけでございますから、この「秘書官一人」の秘書官というのは、いわゆる私人の部分というのは非常に少ないんじゃないか、そういうふうに私は判断をするわけでございますが、例えば大臣のいろんなこ...全文を見る
○峯山昭範君 法制局長官、あなたとこんな議論していても仕方ありませんからやめますけれども、国家行政組織法第十八条で、「各省に秘書官一人を置く」、こういうようになっております。そうしますと、各省の大臣の秘書官と言われる方は大体二、三名いらっしゃるわけです。それで、一名は正式の国家行...全文を見る
○峯山昭範君 したがいまして、服部さんの職務権限とかいろんな問題がまた後ほど出てくるんじゃないかと思っております。  そこで、昨日からの問題につきまして二、三お伺いをしたいと思います。  まず一つは、大蔵省当局に御説明をいただきたいと思うんですが、ファーストファイナンスという...全文を見る
○峯山昭範君 これは銀行局長、後ほど来てください。  それでは、これはちょっと大臣、昨日ファーストファイナンス側とおっしゃいましたかね、ファーストファイナンス側に問い合わせて判明したとして、九月三十日から十月十五日までの間の問題について、これはいわゆる仮払いの扱いになっていた、...全文を見る
○峯山昭範君 非公式にということでございますが、こういうふうな問題は、問題がここまでくれば事務当局としてもこういうことを問い合わせて聞くということはできませんか。
○峯山昭範君 そこの点については、銀行局長がお見えになってからまた質問したいと思います。  それでは大臣、ファーストファイナンスが仮払いをしていたということでございますが、この問題はもうきょうの新聞等でも相当報道されておりますし、それ以上深く私もやるつもりはないんですが、大臣は...全文を見る
○峯山昭範君 これは大臣、この間の江副さんの証言でも、大臣と江副さんとのおつき合いは余りなかった、ただし大臣のいわゆる励ます会とかいろんな会合で服部さんとお知り合いになったということでございますが、それは表面上はそういうふうになっておりますが、実は今の仮払いあるいは立てかえ払いあ...全文を見る
○峯山昭範君 そうしますと、売買報告書を、大臣はその実物を見られたわけですね。
○峯山昭範君 その売買報告書は、現在は服部さんがお持ちなんでございますね。
○峯山昭範君 その売買報告書に、売却総額が五千二百七十万円ということで、そして税金を引いた、いわゆる有取税と手数料を引いた残りが五千二百二万余円と、これは記載があったわけですね。
○峯山昭範君 そうしますと、その報告書の中で、三千万円も含めて、差額の二千二百二万円と三千万円と両方とも、服部さんのところへいわゆる振り込んだと、振り込む、そういうふうに三千万円の立て分けはなしに記載をされていたわけですね。
○峯山昭範君 そうしますと、先ほど大臣、私は十月の十五日に服部さんが振り込んだということを証明するものはどこかで見られたんですかというふうにお伺いをしましたら、今の売買報告書の話になったわけでございますが、この振り込んだ時点の確認というのは、これはないわけでございましょうか。
○峯山昭範君 ということは、大臣も十月十五日に服部さんがファーストファイナンスへ振り込んだという点についての確認はなされていないということですね。それは後であれします。  銀行局長がお見えになりましたので、先ほどのファーストファイナンスの問題についてちょっともう一回確認をしてお...全文を見る
○峯山昭範君 ファーストファイナンスは銀行局長の監督下にある会社ですね。
○峯山昭範君 ですから、あなたの管轄の会社なんでしょう。
○峯山昭範君 何かわかりにくいな、あなたの答弁。すぱっと大蔵省というのは言わぬことになっているんですかね。要するにこれは、銀行局長、貸金業界の業法に基づく会社であると。そういう会社が、きのうからあなたもお聞き及びのように、大臣や服部さんが全く知らないところで、要するに会社の方では...全文を見る
○峯山昭範君 大臣が直接、大臣のことですからなかなかそういう答弁はしにくいのかもしれませんが、これは大臣、そういうようなことになってまいりますと、銀行局長はああいうふうにおっしゃっておりますが、やはり行政指導とかそういういろんな立場からいいますと、こういうふうな処理の仕方やそうい...全文を見る
○峯山昭範君 そして、正式に公表したのはいつですか。
○峯山昭範君 先日からのいろんな議論を私も聞いておりますが、局長、十月九日までのいろんな同種同業の状況からいろいろとデータを集めまして、十月の十三日の役員会で決めて、そして十五日にそれを証券業協会に届けをしたと、こういうふうに答弁がありましたが、これは合っていますか。
○峯山昭範君 これまた大臣、こういうふうになりますと、服部さんが銀行に振り込んだ十月十五日といいますのは、要するに十月九日までのいろんな同種同業の皆さん方の業績、そして株価等を参考にして十月の十三日の役員会で決定をして、十五日に届けて、そして今また十月二十日という日にちが出てまい...全文を見る
○峯山昭範君 大臣、実は私どもも何とか今後のこともありますし、この約定書、それから十五日の振り込みの問題、これはきのうも申し上げましたが、大臣、プライバシーの問題等いろいろあるかもわかりませんが、憶測は憶測に憶測というふうに問題がどんどん出てまいりますので、これはいろんな難しい問...全文を見る
○峯山昭範君 それから、次に証券局長にお伺いをいたします。  まず、今回のリクルートコスモスの未公開株の譲渡の問題について、証券局では特別利害関係者への譲渡はないということで、それこそ私が聞いただけでも相当の数あなたは答弁をしておられました。ところが、きのうの答弁でこれを修正さ...全文を見る
○峯山昭範君 私は、あれは証券業協会の自主ルールだから我々とは余り関係ないんだと、何となくすんなりしているような感じで御答弁を聞いておりましたが、大体この証券業協会というのはどういう法律に基づいてできているんですか。
○峯山昭範君 その証券取引法に基づいた証券業協会で決めたこの自主ルールというのは、法律的にはどういうふうな位置関係になるんですか。
○峯山昭範君 いずれにしましても、この証券取引法に基づいてできた証券業協会でありますし、少なくともこの自主ルールというのは、一般の法律に準ずる規定と受け取って、やっぱり大蔵省もきちっとした指導をしていただきたい、私はそう思います。そういう姿勢がないから、例えばそういう間違えた報告...全文を見る
○峯山昭範君 それからもう一つ、コスモス株のいわゆる第三者割り当ての五十九年の分がありますね。これはやっぱり証取法の四条ですか、この問題についての指導とか監督とか、あるいは状況はどうなったんですか。
○峯山昭範君 それから局長、先日の江副証言で、先ほど答弁ありましたこのコスモスの役員へ還流した株、これはやっぱりこれから非常に重要な問題になるわけでございますが、この点についての調査、指導、これはどうなりますか。
○峯山昭範君 いずれにしましても、これからこういう問題等、非常に多岐にわたるリクルート問題であります。これは総理、いろいろと問題がたくさんありまして、リクルート問題が一朝一夕に解決するとは思いません。  そこで、昨日もいろいろと申し上げましたが、やっぱり皆さんの御協力できょうま...全文を見る
○峯山昭範君 終わります。
12月13日第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第10号
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○峯山昭範君 関連。
○峯山昭範君 リクルート疑惑の問題につきましてはまだまだ解明はこれからではないか、ほんの入り口のところへ差しかかっただけであります。先般、我が委員会におきまして証人の喚問をいたしましたが、特に江副証人の発言の中にはまだまだ偽証とかあるいは証言拒否にわたる部分等がたくさんあります。...全文を見る
○峯山昭範君 総理、いろいろおっしゃっておりますけれども、そういうふうに分類して言われると何となく白けてくるわけでありますけれども、このリクルート問題は、特に資料の要求あるいは証人の喚問あるいは参考人等たくさんの要望が出ておるわけです。ところがその一つ一つがなかなか解決しないわけ...全文を見る
○峯山昭範君 総理、資料を出していただきたいとか証人喚問に御協力いただきたいというお話に戦前の話までさかのぼったんじゃこれはなかなかこの話進まぬわけでございまして、もっと端的に御協力をいただきたいということだけ申し上げておきたいと思います。  具体的な問題といたしまして、高石前...全文を見る
○峯山昭範君 これはいろいろと問題があるわけであります。  まず、きょうは人事院総裁お見えになっていただいておりますが、総裁、先ほどの綱紀粛正の案の中にも出てまいりましたが、いわゆる国家公務員がパーティー券のあっせんをすることについては自粛するということでございましたが、と同時...全文を見る
○峯山昭範君 国家公務員法上からいきましても、総理、今、総裁からもお話がございましたように、これは委員会での答弁でも正式なあれとしてこういうような答弁があります。「一定の政党あるいは政治的団体を支持する目的を持ちまして金品を求め、あるいは受領し、あるいはこれに関与する行為、これは...全文を見る
○峯山昭範君 昭和六十二年度の政治資金収支報告書、これを拝見いたしますと、一晩で一億円以上の収入のあったパーティー、これ全部で十八件あります。その筆頭が十一億二千万円の収入があった総理のパーティーであります。本来こういうような資金集めのパーティーというのは、現在のいろんな情勢から...全文を見る
○峯山昭範君 関連でございますから、もう一点で終わります。  総理、もう一つは、かねがねから問題になっております高級公務員の退職後一定期間のいわゆる立候補制限という問題であります。  これは憲法上いろいろな問題があると思いますけれども、私どもいろいろ研究したわけでありますが、...全文を見る
12月14日第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第11号
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○峯山昭範君 関連。
○峯山昭範君 大臣、先ほどからお話をお伺いしておりますと、真藤会長は長年連れ添った秘書であるし、通帳から判こから全部任せておった、それでけさの報道を見て会長は大体このとおりと違うのかと、ほぼそういうふうにやっぱりお認めになったような感じですか。
○峯山昭範君 山口社長にお伺いします。  村田秘書が辞任をされましたのは先月の六日の日でございましたね。そうしますと、それからは秘書ではないわけでございますが、少なくとも十一月分の会長のお給料ですね、これはどちらの方にお振り込みをされたんですか。
○峯山昭範君 その口座は村田さんが持っているんですか。どこにあるんです。
○峯山昭範君 ですから、その会長の給与の口座というのは、これは常々村田秘書が判こや通帳やみんなお預かりしていろいろやっておられたわけでしょう。その口座は村田秘書が持っておられたんじゃないですか、今までは。どうなんですか。
○峯山昭範君 わかりました。それじゃ先ほどから銀行の口座とかなんとかかんとかいうのは、ポケットマネーの口座、そういうことですね。そうしますと、先ほどのあなたの答弁の中で、裏金というのがあるんだそうですな。そして裏金の口座のことについて聞いたことがあるかと先ほどお尋ねしましたら、聞...全文を見る
○峯山昭範君 そんなことはない。質問者が、裏金を扱う口座があるんじゃないかと先ほど社会党さんが聞いた。そうしたら、それに対してあなたは聞いたようなことがあるとおっしゃった。
○峯山昭範君 それじゃあれですか、あなたが先ほどからおっしゃっておりますのは、裏金を扱う口座というのはポケットマネーを扱う口座、そういうことですか。
○峯山昭範君 そうすると、あなたも聞いたことがあるわけですから、その口座はもう相当長い間あるわけですな。
○峯山昭範君 これは村田秘書が昭和六十一年の九月にリクルートコスモスの株を一株三千円で一万株購入をした、そして十月に公開直後に売却をいたしまして二千二百万余円を村田秘書が受け取った、こういうわけですね。そしてそのうちの約九百万あるいは一千万をその会長のポケットマネーの口座へ振り込...全文を見る
○峯山昭範君 いや、はっきりしているじゃないか。
○峯山昭範君 それはもうちょっとはっきりおっしゃっていただきたいんですが、それじゃ刑事局長に今度はお伺いします。  今の村田秘書が二千二百万円のいわゆる売却益を得た。そして、その売却益の中からいわゆる一千万なり九百万なりを真藤会長にやったと。やったというのは贈与したということに...全文を見る
○峯山昭範君 ぜひ頭に強烈にたたき込んでいただいて御捜査をいただきたいと思っております。もう一点だけお伺いして終わりたいと思います。  この間から問題になっておりますリクルートコスモスの役員に還流した株、これは刑事局長ですね、大体十九人で三十万八千株とかというふうに言われている...全文を見る
○峯山昭範君 NTTの問題につきましては、先日の長谷川証人、式場証人を初め、辞任されたとはいえ、この真藤会長の問題、村田秘書の問題等大変重要な問題であります。したがいまして、リクルート解明についてはやはり真藤会長、村田秘書の証人としての尋問が必要ではないか、このことだけ申し上げて...全文を見る
12月21日第113回国会 参議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第16号
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○峯山昭範君 総理、きょうも朝から消費税の法案が審議されているわけでございますけれども、とにかくこれは聞けば聞くほどこの法案は問題が多いというのがわかってまいります。実は、私自身は特に税制の問題については大変弱い、余り勉強したことのない私でございますが、皆さんの質問を聞きながら、...全文を見る
○峯山昭範君 非常に難しいことを言うておりますけれども、もう少しわかりやすく言うてくれませんか。もうちょっとわかりやすく。
○峯山昭範君 主税局長さんにお伺いします。税とは一体何ですか。
○峯山昭範君 わかりにくいですな。実は私も総理に税とは何かということをお伺いしたいと思いまして、これはもう既に主税局長さんがおっしゃいましたが、皆さんの先輩でもございます泉美之松さんの「税についての基礎知識」という本がございまして、その本の中の第一章に「税とは何か」というところか...全文を見る
○峯山昭範君 要するに、国家権力が強制的に反対給付なしに徴収するということですね。これはもうちょっとわかりやすく言うと、どういうことですか。
○峯山昭範君 その税の基本に国家権力、強制的というのがありながら、申告納税制に変わってきたと今おっしゃいましたね。なぜそうなったんですか。
○峯山昭範君 主税局長、どうですか。
○峯山昭範君 だから、一般的でない申告納税制度が何で日本では一般的になり、所得税にしても関税にしてもほとんど申告納税制度になったか、その理由が総理から説明がありましたけれども、なぜ申告納税制にしたのか、もう一回説明してみてください。
○峯山昭範君 要するに、徴収する方は国でしょう、納める方は国民でしょう。国家と国民のやはり信頼関係という問題が私はあると思うんですよね。申告納税という問題からいけば、要するに信頼関係が成立してなきゃ、やっぱり強制的に徴収をするなりそれなりのことをやらなくちゃいけない。日本が少なく...全文を見る
○峯山昭範君 したがって私は、性善説、性悪説いろいろあるかもしれませんが、総理、租税の定義あるいは税というものをいろんな角度から随分読んでみました。みましたが、結局は税制の基本は、先ほど局長もお話しありましたけれども、いわゆる何で申告納税制度にしておるか、そういうふうにしている国...全文を見る
○峯山昭範君 総理は、今いろいろおっしゃいましたけれども、きょうは税のところに焦点を絞って申し上げますと、重ねてもう一回申し上げますが、租税という問題ですね。税制という問題のところから考えますと、やっぱり税制の基本は国民の信頼と合意に基づいて成り立っているものであると、私はこうい...全文を見る
○峯山昭範君 そこで総理、今回のこの税制改革は、従来の国民の税負担の態様を根本的に大きく改めるいわゆる税体系の変更なんですね。  例えば、今まで所得税を払っていた人たちが一〇%が二〇%になつた二〇%が一〇%に減ったとか、そういうふうなものとは全く違うわけです。今まで全く払ってい...全文を見る
○峯山昭範君 いや、総理、よう聞いておいてもらいたいのですが、話はそこまで行ってないんですわ。今回の税制改革というのは、要するに従来の税負担の態様が全く変わってきている。全く負担しなかった人たちも負担しなくちゃいかぬし、また、そういうような態様が全部変わってきているわけですから、...全文を見る
○峯山昭範君 ですから、総理、何か知らぬけれども、やっぱりここははっきりしておきたいのでもう一回言いますけれども、総理がおっしゃることはわかるんです。これから私は言うんです。私がこれから言おうとしていることを総理が言うておるわけです。  その前提として、総理、今やろうとしている...全文を見る
○峯山昭範君 総理、それはその答弁でも結構ですけれども、そんなところへ何で一億二千万が出てきてどうのこうのと、そんな問題じゃなしに、これだけ大きな税制改革の場合には当然私は国民の信頼を裏切ってはいけないし、国民の合意が必要だ、当然それを基本にして考えていくべきである、そういうふう...全文を見る
○峯山昭範君 財政再建は一般消費税(仮称)にはよらないということは、そこのところだけはずっと我々何回も国会でも議論をしてきたわけであります。  そこで、これは事務当局にお伺いいたしますが、大平内閣で計画をしたこの一般消費税、これは簡単に申し上げますと、今回の消費税の帳簿方式だっ...全文を見る
○峯山昭範君 結構です。  総理、この財政再建の決議による一般消費税は、これは帳簿方式であったということだけ頭に入れておいてください。  そこで、これはこの程度にしまして、次に総理、もう一つは中曽根内閣は選挙の前に大型間接税は導入しないということでさんざん国民に公約をされまし...全文を見る
○峯山昭範君 総理、六つの懸念、八つの懸念とおっしゃっておりますこと、あるいは中和ということ、この法案を審議する我々の立場から言えばこれはわかるわけです。そして、その六つの懸念、八つの懸念を総理がどういうふうに克服されているかということを聞きたいわけですが、これは後で聞きます。 ...全文を見る
○峯山昭範君 私の質問には答えていないように私は思います。  やっぱり総理、総理がおっしゃる四年間の任期が大事で大事でというふうな、大事な大事な任期という意味、これはよくわかります。わかりますが、それと同じぐらい税の抜本的な改正をやられるわけですから、国民の立場からすれば、前の...全文を見る
○峯山昭範君 それでは総理、この国民の合意という点を総理に再度お伺いしてみたいと思います。  こういうふうな選挙はやらないでこのまま今回の税制の導入をやりたいという総理の御意向はわかりましたが、何でかという意味は、そこのところはわかりませんが、やっぱりやりたいということはわかり...全文を見る
○峯山昭範君 いや総理、実はきょうもこれ、こんなことばっかりやっていたら時間がないというのがようわかってまいりましたが、いろんな新聞社の世論調査等を全部持ってきたんです。そして総理は、この世論調査のこれを見ていらっしゃると思いますけれども、理解が得られるに従って反対がふえておる、...全文を見る
○峯山昭範君 これは総理、それだけじゃないんですね。もう一つは、今度の消費税のいわゆるこの税調の特別委員の中に、リクルートの関係者が税調の委員の中に四人も出てきている。しかも前大蔵大臣の宮澤さんも、提案者であった宮澤さんもリクルートの関係者であった。しかも、総理もそれにかかわり合...全文を見る
○峯山昭範君 総理の答弁を聞いておりますと、何かこうちょっとどこか外れているような気がいたしましてなかなか次の質問にすぱっと入りにくいところがあるんですね。  時間がございませんので次の質問に入ります。  そこで総理、先ほどから総理は税制改革については国民は反対はしていない、...全文を見る
○峯山昭範君 端的に言えば、総理がおっしゃるとおりだろうと思いますね。国民サイドからの税制改革の要請、その内容につきましては、今、総理がおっしゃいましたように所得税、この減税の問題なんですよね。もともと所得税というのは、実質所得の上昇がなくても名目所得の上昇がありますと、税負担は...全文を見る
○峯山昭範君 ですから総理、国民が要望いたしております税制改革の要請というのは、政府が言っておりますように、いわゆる薄く広く負担を求める消費税を導入してくれということとはちょっと違うわけですよ、これ。ですから、国民の要請をそれこそ逆手にとって、国民が反対しているこの消費税を導入し...全文を見る
○峯山昭範君 ですから、理解できているんだったらやめてくれたらええんやがな、片っ方は。理解しながら消費税導入するというのは、そんなのは答弁になっておりまへんで。やっぱり何やこれおかしいですな。  今の国民の要望という点からいいますと、不公平感と総理はおっしゃいますけれども、要す...全文を見る
○峯山昭範君 総理も、現在の財政状態や税収の問題等から考えて、そんなに急がないということは、先ほども私聞きませんでしたが、総理自身がおっしゃっているわけでございまして、そこのところにまいりますと、やはりいろんな問題がまた別の議論として出てくると思います。  我が党のいろんな手順...全文を見る
○峯山昭範君 総理、今のお話を聞いておりますとますます何でということがわかりにくくなってきたんですけれども、いわゆる今余裕がある、安定しているときにとおっしゃっておりますが、まず国民の要望は大幅な所得減税でしたね。そのためにやるわけじゃないんでしょう、総理ね、余裕があるわけですか...全文を見る
○峯山昭範君 当初予算額、六十二年の、片一方だけ言わないでみんな言ってよ。
○峯山昭範君 六十三年度はどの程度になりますか。
○峯山昭範君 総理、今、局長の方から説明がございましたように、税収だけで見ますとこれは今の消費税を導入する必要は全くないと私は思うんですね。財政的にもいろんな面で余裕がある。したがって、これは消費税を今やらなくてもいろんな対応で十分やっていける、私はそういうふうに思うんですけれど...全文を見る
○峯山昭範君 今、総理がおっしゃいましたように、結局は財政改革ということもあるからということでありますから、総理、先ほど私は一番先に昭和五十四年の決議の話を申し上げましたが、これからの長い将来、例えば二十一世紀の財政状況の展望、そういうような点をいろいろと考えてみますと、そういう...全文を見る
○峯山昭範君 結局、総理はいろんなことをおっしゃっておりますけれども、今、総理がおっしゃっていることは昭和五十四年のあの決議のとおりになってきているわけですよ、総理の今の目的は。今いろいろやろうとしている、消費、所得、資産にわたっていわゆる税制改革をやろう、消費税を導入しようとい...全文を見る
○峯山昭範君 いずれにしましても、国会の決議に反したいわゆる消費税を導入しようとしているということだけは、これはもう明らかであると私は思います。  あと、いろんなことをやりたいと思っておりましたが、本当に時間がなくなりましたので多少はしょります。  そこで、これは午前中の同僚...全文を見る
○峯山昭範君 要するに消費税の執行に当たっては、広報、相談、指導を中心として弾力的運営を行うというのであれば、総理、これは売上税のときにもこれと同じようなことがあったんです。あのときには、きょう公正取引委員会の委員長さんが国税庁長官で、あのときの発言があるんですけれども、それはど...全文を見る
○峯山昭範君 その衆議院のアバウトさを補うため、これは非常に大きな問題だと私は思いますが、今のこれはいろいろと問題があると思います、総理。この今の執行に当たりという問題からいきますと、まず一つは、売上税のときの、売上税の執行に当たってはやっぱり納税者の方々の理解を深めるために新税...全文を見る
○峯山昭範君 総理、これは売上税のときに両三年というのがあるんですよね。これはどうですか。
○峯山昭範君 時間が本当に短くなってまいりましたので、もういろいろとはしょって質問さしていただきたいと思います。  総理、この消費税の税率三%の歯どめの問題であります。総理も八つの懸念の一つに挙げていらっしゃるわけです。やっぱり八つの懸念については、国民が心配するであろうという...全文を見る
○峯山昭範君 総理、きのうも私、総理の答弁を聞いておりましてちょっとぞっとしたことがあるんですけれども、それは税率の引き上げの問題について、総理は答弁の中でヨーロッパ諸国の例を挙げられました。いわゆるヨーロッパ諸国がこの付加価値税がどんどん上がっていったのは、いわゆる所得減税とペ...全文を見る
○峯山昭範君 わかりました。総理は、ヨーロッパがペアで上げてきたこのことをあしき先例とおっしゃっているわけでございますから、そういうことはしないということであろうと思います。わかりました。その点は承っておきます。  それでは次に、少しずつこれもはしょりますが、いわゆる衆議院から...全文を見る
○峯山昭範君 いずれにしましても、庶民が困らないように、またそういう二重課税というような、今、酒、たばことおっしゃいましたが、酒、たばこはそれなりにそれぞれ調整をしているわけでございまして、全く調整されていない部分でございますので、よろしくお願いをしておきたいと思います。  そ...全文を見る
○峯山昭範君 それから、まだいろいろとあるわけであります。逆進性という問題については、きょうここで随分議論をしたいと思っておりましたが、残念ながら時間がなくなりました。しかしながら、これはほうっておくわけにいきません。  特に、午前中にもいろいろな議論がございました年金生活者の...全文を見る
○峯山昭範君 いよいよ時間がなくなりましたので、もう二点だけお伺いをしたいと思います。  一つは、これは厚生大臣、個人年金保険料の控除の引き上げ問題であります。これは大蔵とのかかわりもあると思いますが、現在個人年金の控除額というのは五千円ですね。これを二倍ぐらいに引き上げたらど...全文を見る
○峯山昭範君 終わります。