簑輪幸代

みのわさちよ



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簑輪幸代の1981年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第94回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
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○簑輪委員 初めにこの場をおかりして、豪雪によって被害を受けられました関係自治体あるいは住民の皆さんに心からお見舞いを申し上げたいと思います。  私自身、日本共産党の豪雪対策副本部長として、対策をいろいろとりながら、岐阜県下の豪雪地域をつぶさに見た、その結果をもとにして、また共...全文を見る
○簑輪委員 先ほども申し上げましたように、人命第一あるいは生活第一ということで支出をしたけれども、後でそれが見てもらえないということでは困る、そういう実情を十分把握していただいて、積極的に対応していただきたいと思います。  それから、この豪雪によって人手が非常に足りないというこ...全文を見る
○簑輪委員 労働条件の問題だから直接関与することは適当でない、非常に冷たいお答えですけれども、そういうことじゃなくて、うまくいくように労働省の方が事業所の方に指導をしていただくということをお願いしているわけで、その点はいかがでしょうか。
○簑輪委員 県もやっていることですから、国の方もぜひそういうことで配慮をしていただきたいというふうに思います。  次に、特に老人とか母子家庭あるいは身障者の家庭などの雪おろし要員の問題ですけれども、冬季の要員を確保するために、特別保安要員制度とでも申しましょうか、そういうきちん...全文を見る
○簑輪委員 国の制度としてこれを考えるかということについて、お答えいただきたいと思います。
○簑輪委員 確かに地域のいろいろな実情はあると思いますが、その地域の実情に合う形で国の制度をやればいいと思いますので、ぜひ検討していただきたいと思います。  次に、災害救助法の問題ですが、現在の災害救助法の適用に当たって、ちょっと細かくなりますけれども、障害物の除去の問題に対し...全文を見る
○簑輪委員 次に、救助法の適用期間について、障害物の除去については十日以内ということがあるわけですが、これは豪雪になじまないのじゃないか。十日間というのはまさに豪雪が降っている状況であって、十日間で期限が切れてしまうというのは非常に困るので、これを弾力的に延長するというような手だ...全文を見る
○簑輪委員 あわせて炊き出しの食料の問題ですけれども、一日一人五百九十円ということになっているようですが、いかにも低いように思うので、この水準を引き上げるべきじゃないかと思います。この点、いかがでしょうか。
○簑輪委員 一日や二日は握り飯でいいでしょうけれども、場合によっては長期にわたるということもあり得る中で、この基準ではいかにもひどいので、ぜひ引き上げていただきたいというふうにお願いしたいと思います。  次に、豪雪地帯の子供の安全の問題ですけれども、通学路がなだれの危険とか積雪...全文を見る
○簑輪委員 岐阜とか滋賀とか、学校の体育館が倒壊したりしておりますけれども、調べてみるといろいろ問題があるように思うわけです。設計上にも指摘すべき問題があるのではないかと考えます。文部省の学校施設設計指針というようなものもあるようですけれども、豪雪地域では、この学校施設に対して、...全文を見る
○簑輪委員 倒壊した体育館の復旧などについては災害復旧ということで補助が行われるわけですけれども、災害発生の日から一カ月以内に申請をしなければならないというような決まりがあるやに聞いておりますけれども、今回のような豪雪の場合はそういう決まりが当たらないといいますか、それでは事実に...全文を見る
○簑輪委員 ぜひ配慮していただきたいと思います。  次に、豪雪時における国鉄の問題で、特にローカル線の廃止の見直しについてお願いをしたいわけですけれども、いまローカル線の問題については政令が検討されているというお話ですけれども、その中でいろいろ問題があるというふうに思います。 ...全文を見る
○簑輪委員 十日以上というのは適切でないということもあるわけですので、その点も含めてぜひ考え直していただきたいと思いますし、決まってしまってからでは遅いのですから、いま申し上げているのです。  次に、特別豪雪地域での特別豪雪事業債のことですが、この元利償還金は交付税の中に算入さ...全文を見る
○簑輪委員 ぜひその点、弾力的にお願いをしたいと思います。  次に公共事業などについてですけれども、今回の豪雪によって年度内に公共事業やあるいは救農土木事業などが完成できない、著しいおくれが心配されているわけです。  岐阜県の八幡町でも、道路改良事業とか保健センターの建設とか...全文を見る
○簑輪委員 次に中小企業、零細企業の問題ですけれども、何度も質問がありましたので簡潔に申し上げたいと思います。  物理的な破損とか滅失とかいうようなことよりも、やはり営業損害といいますか、売り上げが全くないとかあるいは原材料等が入ってこないために休業するとかいうようなことを実情...全文を見る
○簑輪委員 いろいろ資金を融通していただきましても、その返済が重なってまいりますと、いろいろ配慮されても十分じゃないということがありますので、その猶予などについても適切な措置をお願いしたいというふうに思います。  次に、時間がありませんので、農業の被害ですけれども、農業用のいろ...全文を見る
○簑輪委員 ぜひとも万全の対策をお願いしたいと思います。  いろいろ申し上げましたけれども、私どもの党といたしましても、一月十日と一月十九日の二回にわたって、災害救助法の早期発動とか激甚災の指定の問題とか、きめ細かに国土庁長官に対して申し入れを行っております。きょう時間の関係で...全文を見る
02月10日第94回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○簑輪委員 昨年の史上最高の冷害ということと、さらに加えて今回豪雪被害というものも非常にひどいわけですけれども、そういう中で私どもの地元の方でも果樹に対する非常に大きな被害が起こっております。果樹共済の制度というものがあるんですけれども、実際にはこの果樹共済というのに入っていない...全文を見る
○簑輪委員 いまお話しいただきました中で、農家単位がよいというお話の理論的な御説明についてはわからないわけではございませんけれども、地元の農家として一筆方式というのをかなり強調しているところから見ましても、やはり今後これは検討していただかなければならない課題ではないかというふうに...全文を見る
○簑輪委員 いまお願いしましたのは、こういう融資の問題だけではなく、何らかの方法がないかということですので、共済も受けられないというような場合に、融資だけではなく、何か農家が立ち行く道というのを考えていただく必要があるんじゃないかということを指摘しておきたいと思います。  次に...全文を見る
○簑輪委員 地方税の方でこの国税との関係というのが当然障害になっているようなふうに言われますので、この関係で国税当局とも相談して努力していきたいという自治大臣の答弁が参議院では行われておるわけですが、そういうようなお話し合いはあったんでしょうか。
○簑輪委員 昨年の十月二十三日の参議院での質問の後でのそういう話し合いみたいなものがあったのでしょうかということを聞いておるのです。
○簑輪委員 いま御答弁いただいたわけですけれども、私は、やはり四十九年からもう七年たつわけですので、諸物価の問題、いろんな社会情勢の変化に合わせてぜひ今後検討していただきたいということをお願いしておきたいと思います。  最後に、政務次官に伺いたいと思いますが、こういう豪雪という...全文を見る
○簑輪委員 終わります。
○簑輪委員 きょうは、東京信用金庫をめぐる不正、腐敗の疑惑の問題についてお伺いいたします。この問題については、昨年の十月二十二日に参議院の決算委員会においてわが党の市川正一議員が取り上げております。  まず最初に、東京信金新宿支店の共同ビル転売に絡む浅野理事長の九千六百万円着服...全文を見る
○簑輪委員 いつごろまでにこの調査が判明するかというようなことがわかりましたらお伺いしたいのですけれども……。
○簑輪委員 できるだけ早急に、厳正にお願いしたいというふうに思います。  さらに日研製薬の問題については、分類債権でありながら昨年の六月から十二月末までの間に新たに六千三百万余りの貸し増しが行われているということです。大蔵省はこのような問題についてどのような行政指導を行われたの...全文を見る
○簑輪委員 日研製薬の問題については、かねてから指摘されておりますように非常に問題があるわけですから、ぜひ行政指導を行うべきではないかというふうに考えますので、今後そのようにお願いしたいと思います。  次に、東京信用金庫が五十三年の六月二十一日に当時の長岡事務次官それから元銀行...全文を見る
○簑輪委員 いま御説明を伺いましたけれども、全く内部の問題でと申しましても、このような大蔵省関係の名前がひょいと出てくるというのも考えられないわけでして、その点から言えばこれはもっと厳しく追及をしていただいて、なぜこのような名前が伝票に記載され、あるいはまた年度も違っているなどと...全文を見る
○簑輪委員 形式的な御答弁ですが、これは元銀行局長という大蔵省と非常にゆかりが深いわけでして、それが特定の金融機関とこのような密接な結びつきを持っているということは非常に問題だというふうに思います。そこでいまのお答えですけれども、さらにとの問題は追及をし、調査をしていただくように...全文を見る
○簑輪委員 それにしても、私人としてとおっしゃいますが、大蔵省との関係というものはだれしも考えるものでございまして、これは重大な疑惑として私ども引き続き追及していきたいと思っております。  ところで、こうした大蔵省と東京信用金庫浅野理事長との癒着についてですけれども、さかのぼれ...全文を見る
○簑輪委員 こういうかかわり合いについて非常に疑惑を持たれるわけですので、一度ぜひそれをお調べいただきたいというふうに思います。  次に、重大な問題は、こうした経過からも見られますように、東京信用金庫と政治家との癒着の問題です。  ここに領収証もあるわけですけれども、昭和四十...全文を見る
○簑輪委員 東京信用金庫という金融機関については、かねてから非常に問題が指摘されておるわけでして、そういう中でごく最近にこういう問題が起きているというのを御存じないというのも納得できないわけですけれども、ぜひともこれをも含めて十分調査をされ、厳正な指導をしていただかなければならな...全文を見る
○簑輪委員 大臣にお伺いしたいと思います。  昨年の十月二十二日の参議院決算委員会でわが党の議員が東京信用金庫から大臣の届け出団体である青山会ですかに政治献金が行われているという指摘がありました。その後、関係者の話では、この政治献金が返金されているというふうに聞いておるわけです...全文を見る
○簑輪委員 いまのお答えで、返したんじゃないですかなんて言われても、私は知りませんです。それで、私どもが独自に調査をいたしましたところ、東京信用金庫の関係者のお話では、五十六年の一月三十一日に五百九十二万円、それ以前に百万円を、そして合計六百九十二万円お金が返却されているというふ...全文を見る
○簑輪委員 まあ、男が言っても女が言っても、約束したことは履行していただくのは結構だと思います。すでに東京信用金庫では雑収入として処理されているとのことでございますので、これは結構だと思います。率先して大臣がそのようにされたことは、私どもも結構だと思いますが、東京信用金庫につきま...全文を見る
○簑輪委員 国民から見て疑惑を持たれないようにということで申し上げておりますので、その趣旨で厳正な処置をお願いしたいということです。  質問を終わります。
02月19日第94回国会 衆議院 本会議 第7号
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○蓑輪幸代君 私は、日本共産党を代表して、所得税法、法人税法、租税特別措置法の改正案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  まず最初に、財政再建の基本的なあり方についてお尋ねいたします。  財政再建をうたい文句に出された来年度予算案は、新聞が大見出しで「重税時代くっ...全文を見る
02月27日第94回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○簑輪委員 私は、日本共産党を代表し、酒税法の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が国民に巨額の税負担の増大を押しつけることです。  政府は、昭和五十六年度予算で、財政再建を口実に、所得税減税見送りによる実質大増税や空前の規模の総ざ...全文を見る
○簑輪委員 私は、物品税に関連する諸点についてお伺いしたいと思います。  現行の物品税は昭和三十七年に制定されたということですけれども、物品税制度そのものについては昭和十二年に戦費調達のために設けられたということです。現行法を見ますと、どういう物品に課税するか、基準について条文...全文を見る
○簑輪委員 今回の改正案でもこの基準で考えられておるわけで、別の理由からそれをさらに広げているということはないというふうに伺ってよろしいのでしょうか。
○簑輪委員 物品税は経過から見ましてもいろいろないきさつがあるわけですけれども、途中を見てみますと、従来は高級な消費とかぜいたくだと見られていたものが次第に一般的になってきて、そういう商品というか物品に対して課税するのは適当でないということで縮小されてきたという経過があるわけです...全文を見る
○簑輪委員 全自動洗たく機のお話をいただきましたけれども、乾燥機についてはどのようにお考えですか。
○簑輪委員 時代とともに、文化水準とともに生活必需品というものも変化するわけで、それに対応して考えていただかなければならないと思いますけれども、全自動洗たく機や衣類乾燥機の必要性というものを認識していただいているわけですから、ぜひお考え直しをいただきたいと思います。  それでは...全文を見る
○簑輪委員 こういう間接税の引き上げ、物品税などは特にそうだと思いますけれども、生活保護世帯の方が購入される場合にも税金がかかってくるということになるわけです。先ほど来のお話にもありましたように、担税力があるから税金をかけるということから考えますと、保護世帯が購入する物品にまでか...全文を見る
○簑輪委員 昔は保護世帯ではたとえばテレビを買ってはいけないとかというようなことがございましたね。そういうときにテレビはぜいたく品だから課税をするということは、これはわからないわけでもないわけですけれども、現在はそういうようなことにはなっておりませんで、保護世帯にも文化的生活、最...全文を見る
○簑輪委員 それでは次に家具の物品税についてちょっとお尋ねをいたします。  家具については、四十九年の改正以降免税点の見直しも行われていないという中で、いろいろな問題があり、要望も承っておるわけですけれども、現在どのような形にしろ生活必需品の一つであることは間違いないわけなんで...全文を見る
○簑輪委員 婚礼用品の中で、家具というもののほかにミシンなんかもあるわけですけれども、ミシンはずっと前に課税が廃止されているわけですね。どういう事情でミシンが廃止されたのか、ちょっと私もつまびらかではありませんけれども、ミシンが廃止されているのだし、婚礼家具の最低ラインぐらいはみ...全文を見る
○簑輪委員 家具でいろいろ問題になっている点の一つに免税点すれすれ――免税点以下の物は非課税なわけですけれども、それをちょっと超えると急に税金ががばっとかかって、その間断層があるというようなことが言われているわけですね。いま設けられている免税点の制度というものがいかなる基準で設け...全文を見る
○簑輪委員 いろいろな点でいまおっしゃった基準でもう一度見直していただきたいと思うわけですが、いま合理的な線になっていないというのが私どもの実感なわけです。ぜひいまおっしゃったように見直しをしていただきたいというふうに思います。  それからさっきちょっとお話がございました便乗値...全文を見る
○簑輪委員 今後の物品税のあり方についてちょっとお尋ねしたいわけですが、政府の税調の答申では「物品税の課税対策について現行の考え方をとる限り、これにまとまった増収を期待することには限界があり、物品税によってある程度の増収を図るためには、こうした考え方自体を再検討することも必要とな...全文を見る
○簑輪委員 いまの大臣の御発言の中に、あんたも云々というのがあって、議事録のところでその辺のところを明確にしておいていただかないと、あんたというと質問者は私でございますので……。
○簑輪委員 物品税そのものを、今後あり方全般を見直すということがあるときに考えるみたいなお話なんですけれども、結局、課税対象を広げていくというような考え方をもしとるならば、一般消費税に行きついてしまうのではないかということも言われているわけですね。昭和四十六年の政府税調の答申でも...全文を見る
○簑輪委員 この税調の答申でいきますと、「物品税によってある程度の増収を図るためには、」というふうに言われているわけですね。物品税によって増収を図るというのは、増収のために課税対象をふやすとか、あるいは税率を上げるとか、あるいは免税点の問題を考えるとかというようなことになるわけで...全文を見る
○簑輪委員 それで、その物品税をずっと広げていくときに、ネガかポジかという話になるわけですけれども、その辺のところはある時期に判断を下すということになるわけですね。物品税をずつと拡大していくということだけでは事は解決できないというふうに判断をされる、そういう時期がいつごろかという...全文を見る
○簑輪委員 主税局長は、「税経通信」という雑誌の対談の中で、消費財だけじゃなくて、ある意味で言えば中間財の一部もそれに取り込ませていくという考え方で物品税を広げていくこともこれから検討しなければならないかもしれないというようなことをおっしゃられているわけですが、そういう段階を主税...全文を見る
○簑輪委員 特に、その主税局長のお話しのときに、カナダなどで実施されている製造者消費税などというようなものを想定しておられるということではないわけですか。
○簑輪委員 ちょっと細かいことになりますが、物品税の特殊用途免税のことについてお伺いしたいわけです。  現在、身体障害者の場合ですが、みずから運転する目的で購入する自動車については特殊用途免税の適用がなされているわけです。しかし、生計を一にする者が運転するという場合までには広が...全文を見る
○簑輪委員 いまお話しいただきました中で、上肢不自由というのは入っておりましたでしょうか。
○簑輪委員 そうしますと、地方税の取り扱いと全く同じというふうに理解してよろしいわけでしょうか。
○簑輪委員 次に、今後の税制のあり方についてお尋ねをするわけですが、財政再建が緊急の課題だというふうに言われているわけですけれども、それにしても税負担の求め方として、今回の税制改正に見られるように、所得税の四年連続減税見送りや物品税や印紙税など、もっぱら国民への負担強化、大衆課税...全文を見る
○簑輪委員 いま直間比率の問題が出て、大臣はいつものことながら外国との比較を出されるわけですけれども、なぜかここでアメリカが抜けるわけですね。その点はなぜでしょうか。
○簑輪委員 ヨーロッパは国家の仕組みが同じだという認識なのでしょうか。たとえばヨーロッパの場合、付加価値税的なものがすでに施行された段階で間直比率が七、三とか六、四とかということになっているわけですし、日本の場合はそういうふうになっていない状況で比較をするということになっているわ...全文を見る
○簑輪委員 ふやした方がいいとか、ふやしてもいいんじゃないかということですけれども、その理由というのが外国と比較して違うからと言うのではどうも説得力がないので、なぜ間接税の比率をふやすのがいいのかということについて、その理由をちょっと……。
○簑輪委員 間接税の比率を高めていくというようにするとすれば、現行の間接税制のもとでできるというふうにお考えなんでしょうか。
○簑輪委員 現行の間接税の税制のもとでむずかしいとすれば、どういうふうな間接税というか、どういうような税目で比率を高めるのかというようなことについて、すでにそういう調査などが進んでいるというふうに伺っていいんでしょうか。
○簑輪委員 問題は直間比率ということではなくて、財政需要に見合うだけの税収がどうなのかということであるはずなんですね。直間比率というのはあくまで比率の問題にすぎないわけで、一方が上がれば一方が下がる、比率というのはそういう性質なものですから。その点で言えば税の基本というのは応能主...全文を見る
○簑輪委員 間接税については逆進性が強い税制であるということはもう公知のことであって、この逆進性の強い間接税の比率を高めるということはまさに逆進性をより一層強めるということにならざるを得ないというふうに思うわけです。ですから、いま大臣がおっしゃったやめてもいいものはやめるとかとい...全文を見る
○簑輪委員 さっき申し上げましたように間接税は逆進性が非常に強い、だから間接税の割合を高めるということは逆進性を強めるということになると思うけれどもというお話をしたのですが、その点はどのようにお考えでしょうか。
○簑輪委員 個々的に見れば逆進性が少ないとか多いとかいろいろあると思いますけれども、全体として逆進性が強いというふうに言われているわけで、間接税全体の統計の中で逆進性があるというふうに指摘されているわけですから、その点では、仮に逆進性でなくて対応していたとしても、累進でない分だけ...全文を見る
○簑輪委員 私は直間比率の問題を中心に考えていただくのではなく、具体的に個別税目などについても不公平にならないように、それから生活の実態に即応した課税対象というものを考えていただきたいということをお願いしたいわけです。  それから最後に、政府の税調の答申で、広く消費に着目した大...全文を見る
○簑輪委員 避けて通るために御努力を願いたいというふうに思いますが、その点、重ねて……。
○簑輪委員 終わります。
03月02日第94回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第3号
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○蓑輪分科員 私は、織維産業の振興、とりわけアパレル産業の振興について大臣に質問いたします。  繊維産業は、日本の近代化の推進力として明治以来大きな役割りを果たしてきたにもかかわらず、現在では政府の重化学工業重視の政策によって日の当たらないところに追いやられ、深刻な危機に陥って...全文を見る
○蓑輪分科員 いまお伺いした中で、ファッション工科大学とか中小企業大学校の誘致などの問題についてはどうでしょう。
○蓑輪分科員 ファッション工科大学及び中小企業大学校を岐阜にという要望も強いわけですので、その際ぜひ政府の方でも強力な援助をお願いしたいというふうに思います。  次に移りますが、以前から中小企業事業団法に基づいて設備共同廃棄事業が行われておりまして、すでに十八業種について実施さ...全文を見る
○蓑輪分科員 実施する方向ということは間違いないのでしょうか、その点と、それから大体の見通しですね、どの程度までに方向が出そうなのかということも含めてお答えいただきたいと思います。
○蓑輪分科員 時期はわからないとしても、実施する方向で検討が進んでいるというふうにお伺いしておきます。アパレル産業発展のために政府がいろいろな施策を行うのはぜひやってもらわなくちゃならないわけなんで、この点強く要望しておきたいというふうに思います。  それから縫製加工に携わる方...全文を見る
○蓑輪分科員 大臣にお尋ねしたいのですけれども、ただいま申し上げましたように非常に加工賃が低くて、七年前と比べて同じとか下がっているとかということは実にゆゆしい事態なんですね。それで、いま御答弁もいただきましたけれども、このまま放置しておいていいというふうにはちょっと考えられない...全文を見る
○蓑輪分科員 ぜひそういう生々しい実態から出てくる痛切な願いですので、御検討いただきたいというふうに思うわけです。  最後に、今日の繊維産業の危機を生み出した原因の一つに、繊維製品の輸入の問題があると思います。これはかなり激増しているというふうに見てもいいんじゃないでしょうか。...全文を見る
○蓑輪分科員 最後に、いま私が申し上げました実態を踏まえて、大臣の御見解を簡単にお伺いして、終わらせていただきたいと思います。
03月03日第94回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第4号
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○蓑輪分科員 私はまず最初に、保育問題の二、三点について厚生大臣の御所見をお伺いいたします。  厚生省では予算委員会で論議されましたベビーホテルの対応策として、規制するだけでは解決にならないということで認可保育所での夜間保育の導入をお考えになっているということのようですけれども...全文を見る
○蓑輪分科員 一方では出生率が低下しているというふうにも言われておりますけれども、それにもかかわらず働く婦人、特に母親労働者というのは今後ますますふえる傾向にありまして、決して減少傾向にはないというのが実態だと思います。働き続けるためには保育所を欠かすことができない、ますます需要...全文を見る
○蓑輪分科員 ぜひ積極的な御配慮をいただきたいと思います。  次に保育料金の問題ですけれども、毎年毎年保育料が上がって非常に大変だという訴えを聞いております。また一方では市民税の非課税世帯、いわゆるBランクの世帯にまで保育料徴収がある自治体などで行われているというふうに伺ってい...全文を見る
○蓑輪分科員 次に、小規模保育制度の問題ですけれども、現在措置定員の基準を三十名という形で国が補助しているわけですが、実際の運用上、三十名ということできちんと区切られますといろいろ問題もあるやに聞いております。国庫補助金交付の対象となる基準については、三十名にこだわらず弾力的にと...全文を見る
○蓑輪分科員 弾力的運用も可能であるやに伺っておりますので、ぜひその線で進めていただきたいと思います。  保育の問題はいろいろあるわけですけれども、特に、婦人に対するあらゆる形態の差別の撤廃条約に関連して、ここでも前文や十一条二項(C)ということで保育の問題が掲げられております...全文を見る
○蓑輪分科員 ぜひ大臣のお話のとおりにお願いをしたいと思います。  次に、個室つき浴場業、俗にトルコぶろと言われている問題について、特にそこで行われている売春問題などを中心としてお伺いしたいと思います。  この問題は長年各議員によって議論されてきておりまして、厚生省や警察庁に...全文を見る
○蓑輪分科員 これに関する犯罪もふえてきております。それにしてもこれはまだ氷山の一角で、実態を反映してないものじゃないかというふうに私は思います。トルコぶろが売春の温床になっているということはもう常識のようにも言われておりますし、この日弁連の報告書の中にある判決事例の中にもこれは...全文を見る
○蓑輪分科員 次に厚生省にお伺いしますけれども、トルコぶろの問題についてはもう売春対策審議会の方から再三にわたってこの問題が提起されているわけです。  五十年の要望では特に「トルコ風呂営業という風紀上極めて問題の多い営業を許可しておきながら、発生する風紀上の態様について規制を強...全文を見る
○蓑輪分科員 これは非常に納得できない答弁なわけですね。と申しますのは、厚生省が公衆浴場法を所管し、その浴場法に基づいて個室つき浴場が経営されているわけです。そして、そこで管理売春が行われていることは公知の事実であるということから見ますならば、それを生み出しているもとを変えていく...全文を見る
○蓑輪分科員 最後に、ぜひその点で関係省庁と連絡を取り合って、大臣が積極的に取り組んでいただきたいと思います。
03月18日第94回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号
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○蓑輪委員 私は、日本共産党を代表して、物品税法並びに印紙税法の両改正案について反対、有価証券取引税法改正案について賛成の討論を行います。  物品税法並びに印紙税法の両改正案に反対する第一の理由は、財政再建を口実として国民に一層の負担増を押しつけていることです。  今回の増税...全文を見る
03月20日第94回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○蓑輪委員 今回の所得税の改正については、寡夫控除の新設とか、いわゆるパートタイマーの課税最低限の引き上げなどの改正が行われているわけです。しかしパートタイマーも非常に微々たるもので、パートタイマーの皆さんの御要望に沿うようなものではありませんので問題があると思いますけれども、一...全文を見る
○蓑輪委員 私がお尋ねしたのは、人的控除の比較をした場合に各国の実情の数字はどうなるかということでございますので、それをお答えいただきたいと思います。
○蓑輪委員 きのう私、人的控除で比較した場合に各国はどのような数字になるのかということを出しておくようにお願いしたのですが、出してないということですから今後それをぜひやっていただきたいと思います。私どもの方は私どもなりに人的控除ということで計算した場合に、これはもう日本が一番低い...全文を見る
○蓑輪委員 いまお尋ねしたのは、たとえば給与所得者が最低の控除で五十万というふうになっておるわけですが、その五十万のうち必要経費の概算控除部分が幾らぐらいでそのほかが幾らぐらいかということです。
○蓑輪委員 この概算控除部分というのは余り多くないような御回答のように承るわけですが、私が調べましたいろいろな判例なんかでも、給与所得控除の中において給与所得の必要経費の概算控除部分はその主要な地位ないし部分を占めているものと認めるのが相当であるというようなものもありまして、給与...全文を見る
○蓑輪委員 それでは、人的控除そのものを設けた趣旨を説明してください。
○蓑輪委員 これまで課税最低限問題についてはいろいろな歴史があったようですけれども、大まかに言って最低生活費に所得税負担が食い込むべきでないということは言えるというふうに思うのですね。いろいろあって、基準生計費というものを出してみたこともあったりあるいは大蔵省メニューというような...全文を見る
○蓑輪委員 いろいろ述べられましても、国民が納得できるかという点で言えば、やはり人的控除の四年も据え置きというのは、諸物価の値上げからいきましても絶対に納得のできないものなんですね。政府が財政再建期間中は減税しないという態度を固執されるとしてこのままいった場合に、住民税の場合です...全文を見る
○蓑輪委員 大臣の御見解を……。
○蓑輪委員 いつかはなんて言わずに課税最低限をぜひ早急に上げていただきたいというふうにお願いをいたします。  購買力平価で計算した場合に日本が非常に低くなるということは前にも申し上げておきましたし、また西ドイツの場合などでは児童扶養控除が児童手当に切りかえられているという面もあ...全文を見る
○蓑輪委員 人的控除の中で児童控除などというものは特に福祉的性格も加味されたりなどして税額控除になったりあるいは手当になったりということがいろいろ諸外国でも検討されて進んできているわけですが、税額控除にした場合は加減乗除云々の計算を経ずして幾ら税金がまけてもらえるのかということが...全文を見る
○蓑輪委員 いままだ何かはっきりしない答弁なんですけれども、厚生大臣は答申に従ってぜひやる方向でというふうにおっしゃっていますが、元厚生大臣であられる大蔵大臣はこの児童手当問題について、税制と福祉が直接絡まる部分で、財源問題に関しましても、特に国家に対して非常にデメリットがあると...全文を見る
○蓑輪委員 児童手当は人口政策とかかわるというふうに御理解の上での御答弁のように承りましたけれども、人口をふやすために手当を出すというものではないわけですね、そもそも児童手当のできた趣旨といいますのは。もうすでに御存じのことと思いますけれども、児童の健全育成、そして家庭の経済的な...全文を見る
○蓑輪委員 これは外国の思想を日本でやれという趣旨ではないわけですし、さらにまたいま大臣がおっしゃいました年功序列の問題につきましても、最近の勤務形態というのはずいぶん変わってきておりまして、一概に日本でも、そう単純に言い切れない労働事情があることは御存じのとおりだと思うのです。...全文を見る
○蓑輪委員 新しい提案でございますので、ぜひ御検討いただく項目の中に加えていただくようにお願いしておきたいと思います。  最後に、時間もありませんので、租税特別措置法について簡単にお尋ねしたいと思います。  整理合理化がおおむね一段落したというふうに言われているわけですけれど...全文を見る
○蓑輪委員 租税特別措置というものに対する三つのテストというのが過去に言われているわけですけれども、やはりこれに照らして考えてみなければならないのではないかというふうに思います。  この中で、今回エネルギー対策投資促進税制の新設の問題やLPGの貯蔵施設の割り増し償却制度などにつ...全文を見る
○蓑輪委員 エネルギー対策が重要であるということは私も否定するつもりはありませんが、この特別措置はいろいろ問題があると思いますし、特に新たな不公平を拡大するという問題点を持っていることを指摘して、廃止すべきであることを主張して質問を終わりたいと思います。
03月24日第94回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
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○蓑輪委員 私は租税特別措置について二、三点お伺いしたいと思いますが、その前に所得税について一点だけお伺いしておきたいと思います。  今度の税制の中でパート税制について配慮したということで、一部改正案が出されているわけですけれども、所得税減税が行われていない中で非常に生活が困難...全文を見る
○蓑輪委員 いまお答えをいただいて簡易な方法について検討中ということですが、ぜひ一日も早くこの点での善処をお願いしたいと思います。政務次官の御答弁もいただけませんでしょうか。
○蓑輪委員 それでは、租税特別措置についてお伺いします。  まず最初に、LPGの貯蔵施設について割り増し償却制度というのが設けられるということですけれども、この制度を設ける理由についてお尋ねしたいと思います。
○蓑輪委員 この制度を利用できるという企業、対象企業といいましょうか、それはLPGの輸入業者ということになろうかと思いますが、これはかなりの大手商社などになると思います。その点では資金調達能力は十分にあるはずではないでしょうか。  それで、これに関するいろいろな制度が設けられて...全文を見る
○蓑輪委員 エネルギー対策そのもの、あるいは代替エネルギー確保ということについて私どももとやかく言う立場ではございませんけれども、それにしてもやり過ぎではないかということで、その点について政務次官はどのようにお考えでしょうか。
○蓑輪委員 この点については、たとえば次のお尋ねの点とも関連しますけれども、エネルギー対策促進税制ということで新たな税制が考えられているわけですね。エネルギー対策促進税制ということでは、すでに同様なものが五十三年度一年限りの措置として、省エネルギーから公害防止投資を対象に投資額の...全文を見る
○蓑輪委員 こういう税制を利用できるのは特に大企業などが中心になるわけで、今回新設されるエネルギー対策促進税制について言えば、大企業の場合は開銀の調査でもすでに省エネ、代替エネ設備投資は拡大基調にあり、新たな不公平を拡大してまで本税制を新設する必要はないというふうに私は思います。...全文を見る
○蓑輪委員 中小企業が利用できるという部分もありますけれども、大企業がもっぱら利用する対象設備というものを見てみますと、たとえば大手鉄鋼業がすでに取り入れつつある連続鋳造設備というのは単価が百億円もするというふうに言われておりますので、七%の税額控除で約五億二千万も減税になる。巨...全文を見る
○蓑輪委員 いろいろ説明されましても、やはり大企業優遇という感じをぬぐえないわけで、私どもは生活実感を踏まえて考えてみた場合に、所得税減税が行われない中でのこのような措置というのは非常に不公平なものであるということを指摘しておきます。  質問を終わります。
03月25日第94回国会 衆議院 大蔵委員会 第16号
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○簑輪委員 私はきょう総理大臣に減税の問題等についてお伺いしたいと思っておりますが、その前に一つ総理の所見を伺いたい点がございますのでよろしくお願いします。  実は、昨日、最高裁判所で日産自動車の中本ミヨさんの判決がございました。男女差別定年制の違法性がここで非常に明らかになっ...全文を見る
○簑輪委員 ぜひ全面的な努力をお願いしたいと思います。すでに御存じのように、昨年夏、婦人に対するあらゆる差別の撤廃条約に日本が署名しておりますし、それに対して一刻も早い批准を求めてたくさんの請願も出ているところです。こういう事態の中で、これまで職場の男女差別を是正させるためにいま...全文を見る
○簑輪委員 真の男女平等を実現するために、雇用平等法という声をぜひ総理もしっかり心にとめて、一日も早い批准を実現していただきたいと思っております。  ところで、総理は先日来、大型間接税の導入については念頭に置かないで五十七年度の予算に当たりたいということを言っておられますけれど...全文を見る
○簑輪委員 五十八年度以降についても導入しないという約束を私どもはぜひいただきたいと思っておりますけれども、さしあたり五十七年度予算で大型間接税に頼らないということになれば、それ以外の増税というものは一体どうなるのか。たとえば、五十六年度については現行税制の枠内でできるだけ増収を...全文を見る
○簑輪委員 大型新税は念頭にないとしても、小型新税をたくさんかき集めてということになっては何にもならないわけでして、その点で私どもは非常に心配をしているところでございます。したがって、税制を新たにいじらないとしても、現行の税制の枠内で五十七年度もまた増税をするというのではないかと...全文を見る
○簑輪委員 公平な税のために絶えず見直しは行わなければならないと思いますし、減税をすることこそが見直しであるというふうに私どもは理解しているわけです。  一方、五十六年度所得税減税というものは行わないということに税制上なったわけですけれども、その点で五十七年度における所得税減税...全文を見る
○簑輪委員 ことし所得税減税がずっと見送られてきている中で、一方では一兆四千億円もの増税というふうに審議がされているわけですけれども、こういう実態について国民の要求にかなったものと言えるだろうか、国民はこれについて納得しているというふうに言えるだろうか。その点、総理は一体どのよう...全文を見る
○簑輪委員 総理はそう思っておられるかもしれませんけれども、やはり所得税減税を求めるという強い声があるということは、納得というふうにはとても言えないものだと私は思うわけです。  一方、大変困難な情勢であるというふうに言われながらも、実質的な所得税の減税がもたらされないために実質...全文を見る
○簑輪委員 主税局長はいろいろ理論的におっしゃいますけれども、いま私が申し上げたように、大企業は空前の利益を上げているのでそれ相応の負担をしてもらっても当然ではないかというのは、これは国民感情としてあたりまえのことであるので、その点、総理はどうお考えでしょうか。
○簑輪委員 総理にお尋ねしたのですが、主税局長がお答えになりました。いろいろ理論的にはさんざんこれまでも大蔵委員会で議論されて承知していながら、あえてこういう実態の中で総理の御感想を伺っているわけです。  さらにまた、所得税の減税がずっと行われていないということで、私どもは少な...全文を見る
○蓑輪委員 剰余金で対処するということですが、幾ら出るかわからない、それから単年度限りのものであるというようないろいろな問題点を含んでいるわけですが、将来にわたってぜひ所得税減税というものが制度的にも大幅なものが保証されるように、総理の御努力をお願いしたいというふうに思います。 ...全文を見る
04月08日第94回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
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○蓑輪委員 いま審議しております法案は財政再建問題と密接不可分でございまして、非常に重要な関係がございますので、この点についてお尋ねをしていきたいと思います。  最初に財政再建の方法についてということですけれども、一体何によって進めるのかということ、この方法の問題について改めて...全文を見る
○蓑輪委員 まず経費の節減、歳出の削減と申しましょうかそういうことで、あわせて五十七年度について大型間接税は導入をしないというお約束でございますけれども、五十八年度以降についてはどうなるのかということもやはりどうしても心配になるわけですね。五十九年度までに特例公債をなくしようとい...全文を見る
○蓑輪委員 ぜひ、したくないとおっしゃるわけですから、その方向での努力をお願いしたいわけですけれども、大蔵省が歳出百科とかあるいは財政再建パンフレットをおつくりになりましたし、大分宣伝されたわけです。その中で再建へのぎりぎりの選択というようなことで、一つは社会保障、教育、公共事業...全文を見る
○蓑輪委員 三つの選択なわけですけれども、結果的には公共サービス水準の引き下げと負担の引き上げ、両方ともが押しつけられてくる。国民にとってみれば公共サービスの水準は下がるは負担はふえるはというようなことで、生活の上でも非常に大変になってくるという認識になっているわけです。それは財...全文を見る
○蓑輪委員 私どもは公共サービスの切り捨て、福祉の切り捨てということにつながるのではないかと非常に心配をしているわけです。この点に関して総理大臣も、福祉については一定の考慮をするというような答弁もしておられますわけで、大蔵省としても、この総理の発言を受けて、福祉について一定の考慮...全文を見る
○蓑輪委員 めりはりという言葉は非常に抽象的でございまして、特に福祉に重点を置く、あるいはそこに特別の配慮をするというような中身がないと、一般的にめりはりと言ってみても、結果から見て、大臣はこれがめりはりだと言われるし、国民から見てそれはめりはりじゃないということにもなりかねませ...全文を見る
○蓑輪委員 悪乗りという言葉がございましたけれども、私どもがいま福祉と申し上げているのは、本当に国民の生活、それから豊かな社会ということを目指してこれまでやられてきた真の福祉を意味しているわけでございます。特にいろんな報道なんかを見ますと、歳出削減について聖域をつくらないことを基...全文を見る
○蓑輪委員 おっしゃる、そういう極端な例につきましてはごもっともな向きもあると思うのですけれども、内容的に、本当に国民の声を聞きつつ福祉についての十分な配慮をお願いしたいと思います。  そして、当面する財政再建に向けて、補助金整理というふうに一言で言われる傾向があるわけです。補...全文を見る
○蓑輪委員 わからないとおっしゃるのですけれども、新聞報道によれば、「重要度に応じ10ランク」ということで、ちゃんと新聞に出ているわけですね。これはやはり大蔵省、何にも知らないというふうに言われるのかどうか、そのことを含めてちょっと……。
○蓑輪委員 全く点数制なるものについて検討されていないというふうに伺ってよろしいのでしょうか。
○蓑輪委員 じゃ、点数制という言葉ではなくても、これに類するようなものを考えておられますか。
○蓑輪委員 この点数制というものではないにしても、一定の基準を設けて——過去にもこういうランクを設けて検討されたことがあるやに報道されているわけですけれども、点数制という形でないにしても、一定のランクを設けてというようなことは考えられていないのでしょうか。
○蓑輪委員 「補助金を重要度に応じて十ランク程度に区分し、点数の低いものを削減幅を大きくする案が有力。」で、「大蔵省では「法律で決められている補助金は他の補助金に比べて一般的には点数が高くなる」としている」ということで、非常に具体的に新聞報道があるわけですけれども、こういう形で点...全文を見る
○蓑輪委員 重要度というのが当然あると思うので、私は福祉、文教を重要視してほしいということでお願いしているわけですが、特に、軍事費の問題についてどういう扱いにするのかということが非常に疑問になるわけです。当然この軍事費についても同様に厳しく見直していく、削るべきだというふうに私は...全文を見る
○蓑輪委員 私はその軍事費について、特にF15とかあるいはP3C対潜哨戒機とかいうような正面装備の問題について、ぜひ削っていくべきだというふうに考えますけれども、実際、アメリカの要請とか財界の意向によってどんどんと増大しているという傾向があるわけですね。そして、先日の伊東・ワイン...全文を見る
○蓑輪委員 五十六年度の予算編成に当たってもこの軍事費の別枠問題というのはいろいろ議論になりましたけれども、特に五十七年度に向けての予算編成の中で、現在のいろいろな状況の中で一層軍事費増額に拍車がかかるのではないかというふうに心配されているわけです。やはり軍事費の伸びを別枠で考え...全文を見る
○蓑輪委員 ことしの予算の中で、軍事費の伸びが福祉の伸びを上回ったということが戦後初めてだということですけれども、現在そういう状況の中で第二臨調が発足して、行政改革問題が論議されているわけです。  先日、第二臨調が発足した三月十六日に、その第二臨調に合わせて財界の行政改革推進五...全文を見る
○蓑輪委員 そうはおっしゃっても、今年度の予算について実質九・七%の増ということをアメリカとの間で約束したと言われ、それに対応して燃料費などを含めて増額させるために九月に補正予算を組む、そしてその方針はすでにアメリカにも伝えてあるというふうなことが報道されたりしておりますけれども...全文を見る
○蓑輪委員 それにしても、五十六年度の予算を組むに当たって防衛庁が当初八百三十三億円を概算要求していたのが五百三十九億円の査定でとどまった。それについて、最初八百三十三億円必要だとして要求をしたわけですけれども、後から説明された、五%節減のこと、さらに、当初の見込みよりも三割弱の...全文を見る
○蓑輪委員 もしそういう補正予算を、新聞報道のような形で組むということになれば、これは非常にペテン的なものになると思うわけです。そんなやり方というのは補正予算の本質からも外れるわけでして、そういう仕組みになるような補正予算であればそれは拒否すべきだというふうに思いますが、その辺は...全文を見る
○蓑輪委員 特に燃料費などというようなものは、当初から予定されている使用量などもはっきりしているはずですので、それを補正で要求してくるなどということは非常に不正常な軍事費増大というふうに言わざるを得ないと思うわけです。ぜひその点見識ある処置をとっていただきたいというふうに思ってお...全文を見る
○蓑輪委員 その制度があるということはわかるのですけれども、収益状況に応じて返済している状況についていかがでしょうか。
○蓑輪委員 いま御報告いただいたもの以外にもいろいろあるようですが、これら収益納付規定のあるすべての補助金についてぜひ全部の結果を御報告いただきたいと思います。後ほどで結構ですが、よろしいでしょうか。
○蓑輪委員 できるだけというか、もうすでにいろいろ調査されている部分があると思いますので全部お願いをいたします。
○蓑輪委員 それでは次に、財政再建問題でやはり非常に重要な問題となっております官僚の天下りの問題についてお尋ねしたいと思います。  三月三十一日に営利企業への就職の承認に関する年次報告書というのが人事院から出されております。いわゆる人事院の天下り白書というものです。それにきのう...全文を見る
○蓑輪委員 計算すると四一・四%になるわけですけれども、過去五年間これはどのように推移しているのでしょうか。
○蓑輪委員 私どもがちょっと調べたところでは、七六年の一月一日には八百二十五人中二百九十五人、三五・八%、それから八〇年一月一日は七百八十八人中三百二十三人、四一%、これが直接国家公務員から常勤役員に就任した人の数と割合なわけです。閣議決定とか閣議了解があるにもかかわらず、実際は...全文を見る
○蓑輪委員 ぐらいというのはちょっとよくわからないのですけれども、特殊法人だけで二十一ということですか。そして公益法人を含めた場合にどうなるのか。また認可法人への天下り状況というものも含めて数字を把握しておられたらかいつまんで御報告いただきたいと思います。
○蓑輪委員 公益法人あるいは認可法人への状況はつかむことができないということなんでしょうか。
○蓑輪委員 やはりこれは把握していくべきだというふうに思います。  ところで、閣議了解では、常勤役員総数の一割縮減ということが言われておりまして、「五十五年四月一日以降任期を満了した際に後任を補充しない方法による」というふうに言われていますけれども、これまでこの方針に基づいて天...全文を見る
○蓑輪委員 この政労協の天下り白書によれば、これまでに三法人、日本道路公団、動力炉・核燃料開発事業団、中小企業金融公庫で減ったけれども、結局それは天下りポストが減ったのではなくて、役員のポストが減って結果として内部登用とか民間登用のポストが減っただけであるというふうに言われており...全文を見る
○蓑輪委員 なかなか思うように減っていかないというのは、やはり後任がまた同じようなポストから補充されるというようなことが慣例になっているみたいな傾向があるからだというふうに思うので、その点はぜひ改めていかなければならないというふうに思います。  それから特殊法人への天下り官僚の...全文を見る
○蓑輪委員 一方、国家公務員法百三条の関係で人事院の承認を必要とする営利事業への天下りというものがあるわけですが、これの実態はどうなっているのでしょうか。
○蓑輪委員 出身省庁別の上位をちょっとお知らせください。
○蓑輪委員 大蔵省がぬきんでてトップを占めておるわけですが、五十五年度で人事院の承認を必要とする天下りとそれから特殊法人への天下りとの数を合わせてみますと全部の省庁の中で大蔵省が一番多いという結果になるわけですね。この点で大蔵省のトップである大蔵大臣はこの天下りについて今後どのよ...全文を見る
○蓑輪委員 いままでいろいろ問題があったからこそ天下りをなくしていかなければならないという大きな世論になってきているわけです。いままで汚職もなければ癒着もなければ公正に全部やってきた——人材は優秀な人材ですから活用するのは当然のことでございますしその点は否定するものではありません...全文を見る
○蓑輪委員 いまの大臣の御発言ですと、大蔵省の官僚が財界のいいところへ行きたいみたいな感じにも受け取れるわけですけれども、そういうことでは困るので、やはり国家公務員法百三条が設けられた趣旨を踏まえて考えていただかなければなりません。裁判官、検察官あるいは弁護士、この法曹三者の問題...全文を見る
○蓑輪委員 あと財政投融資の問題、国債の問題もお聞きしたいと思いましたけれども、時間がございません。またの機会にしたいと思います。ありがとうございました。
04月14日第94回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
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○蓑輪委員 今回の法改正の中には恩給法の改善にならって定年後の年金額を引き上げる等の措置と並んで寡婦加算についての併給停止措置や遺族の範囲の見直し、短期給付に係る財政調整事業の実施という共済年金制度にかかわる内容が幾つか含まれています。この点について組合あるいは組合員の納得が十分...全文を見る
○蓑輪委員 今後の検討の中でこの給付率を引き上げることについてぜひ積極的な御検討をいただきたいと思います。  さて、今回組合員期間十年以上の者の配偶者についても死亡した者との生計維持関係が必要というふうにされていますけれども、審議会の答申でも疑問と言われているような問題ですし、...全文を見る
○蓑輪委員 配偶者の所得が組合員の死亡当時の給与の額を超える場合でも、現行ではその配偶者の収入が二百四十万円以上でなければ受給資格があるというふうにされています。この点について国公共済と地方公務員共済とを比べてみると、著しい格差があります。地方公務員共済では、国公共済の二百四十万...全文を見る
○蓑輪委員 今回この二百四十万円をすぐ大幅に引き上げるというのが困難であるとしても、こうした七年間の物価の情勢、いろいろな状況をすべて勘案してみましても、二百四十万円で据え置くということは納得が得られない状況だというふうに思います。今後の共済の中でぜひこの引き上げについて検討して...全文を見る
○蓑輪委員 収入がふえた場合は救済措置は必要ないわけで、救済措置という観点での御検討をお願いしたいと思うわけです。  ところで、今回短期給付の財政調整事業について提起されているわけですけれども、この実施内容について組合員の方から不安の声が上がっています。それは、この財政調整事業...全文を見る
○蓑輪委員 あらかじめきのうお願いした点についても御丁寧にお答えいただきまして、ありがとうございました。  今後ぜひ要望した点についての御検討をお願いして質問を終わりたいと思います。
04月21日第94回国会 衆議院 大蔵委員会 第24号
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○蓑輪委員 本法律案についていろいろな経過があるわけですけれども、三十四法律のうち十六法律が通産省ということになっております。全体として手数料法案自体が通産省が多いということはあると思うのですけれども、通産省法案が一番多くて、それであと各省庁の手数料の状況を見てみますと、全体とし...全文を見る
○蓑輪委員 二つのタイプがあるということで、最初の方ですけれども、これは現在の手数料金額の範囲内におさまっているということです。そうだとしますと、物価の上昇、人件費の上昇があるにもかかわらず、その範囲内におさまっているということは、前回の手数料値上げの際に先取りをしたのではないか...全文を見る
○蓑輪委員 そうしますと、今回の手数料の改定に当たっては、出されている法案関連だけではなく、すべての手数料について積算をなさって、それでもって数字を出してみたところ、現在の金額の範囲内におさまっているという結論になったものがあるということになるわけですね。それが、五十五法律ですか...全文を見る
○蓑輪委員 それは、あれば後ほどいただければ結構です。  この法律案を提出するために、積算を初めとして、ずいぶんたくさんの人たちが準備のために携わられたというふうに思うのです。いわゆる法案提出のための経費というのがかかっておると思うのですけれども、その経費というのはそれぞれある...全文を見る
○蓑輪委員 幾らかかっているかという数字はあらかじめわかっているようにお聞きしておったのですけれども、きょうおっしゃられないのでやむを得ませんが、この値上げのために要する費用と、それから手数料を上げて得られる増収分と、バランスがどうなのかということはかなり問題だと思うのです。経費...全文を見る
○蓑輪委員 それはちょっと了承できないと思うのですね。といいますのは、このそれぞれの手数料を算出するに当たって幾ら経費がかかるのか、人件費がかかるのか、あるいは物件費がかかるのかというのを全部お出しになって、それから割り出してきて、たとえば司法試験受験手数料は千五百円とか二千円と...全文を見る
○蓑輪委員 違います。沢田委員の御質問は、一つ一つの手数料が出されてきた根拠となる人件費、物件費の問題でして、私が申し上げているのは、こういうのを出してくるに当たって計算とか業務に携わった分、残業した分、そういう実費について幾らかかったかということです。
○蓑輪委員 そんなことはないのです。
○蓑輪委員 それではそれはそれで結構です。次に進めます。  今回の手数料の中で行政コストと言われる中でさらに政策コストを加味しているというような話もあるわけです。そういう中で公共料金の値上げとか所得減税の据え置きなんかで生活は大変厳しくなっているわけで、当然その際国民に影響が大...全文を見る
○蓑輪委員 五十二年の審議のときに、電気、ガスの問題等については行政コストの七割程度にとどめましたというような答弁があったと思うのですけれども、今回もこの電気、ガスに関する行政コストについてはこれを七割にとどめたものというふうに理解してよろしいのでしょうか。
○蓑輪委員 なぜ行政コストを原則とする中でこれらの分については七割にとどめたのでしょうか。
○蓑輪委員 公共性、公共の福祉というようなことが言われましたけれども、電気、ガスの場合は事業法によって供給を拒むことができないというようなことがある反面、逆に営業権が独占的に保障されているというふうにも言えるわけなんですね。その点から言えば、企業の保護政策ではないかというふうに逆...全文を見る
○蓑輪委員 この手数料についても、午前中、司法試験の手数料で明らかになりましたような内訳等は明らかにしていただけるのでしょうか。
○蓑輪委員 昨日の原子力安全委員会でいろいろな論議の後、委員長が会見で「処理建屋の増設工事が完成したあとに使用前検査を行っていれば、今回の事故は防げた」と述べていると報道されておりますけれども、そうしますと、使用前検査というものが十分にやられてなかったのではないか。一体何のための...全文を見る
○蓑輪委員 資料をいただいてまた十分検討したいというふうにも思いますけれども、事は、原子力発電所というのは重大な事故にかかわる問題でありますし、これに対する危険性の認識が関係者に欠如しているというようなことも問題になるでしょうし、この件について言えば事故の報告義務違反という問題も...全文を見る
○蓑輪委員 やっぱり納得できないということを申し上げて、次へ進みます。直接手数料とかかわりが薄くなるかもしれませんが、栄養改善法というのが出されておりますので、これに関連してちょっと質問させていただきたいと思います。  粉ミルクの問題ですが、特殊栄養食品という表示が行われている...全文を見る
○蓑輪委員 貿易の問題は厚生省の所管ではないなどと言っておられるような状況ではないというふうに思うのです。それじゃどこがこれを所管して、だれが責任を持ってやってくださるということになるのですか。
○蓑輪委員 厚生省が通産省だとかあるいは農林省だとか言うかもしれませんけれども、どこの省庁にせよ日本の政府の問題であり、国の問題ですから、これは今回手数料を出している大蔵省なりが責任を持ってひとつ今後の問題についても対処していくように努力いただきたいと思います。厚生省はWHOとの...全文を見る
○蓑輪委員 子供用の衣服については、特に一日も早く規制が望まれますので、早急な結論をお願いしたいというふうに思います。  最後に、電気用品取締法についてですが、甲種電気用品ということになりますと、冷蔵庫とか全自動洗たく機、電気がまなど家庭で使われるほとんどの電気用品がこの甲種に...全文を見る
○蓑輪委員 ほかにまだお尋ねしたい点がございますが、時間ですので終わります。
05月06日第94回国会 衆議院 大蔵委員会 第27号
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○蓑輪委員 銀行法の全面改正案に関連して、特に銀行の社会的責任ということでお伺いいたしたいと思います。  今回新たに目的条項が設置されることになり、その中で銀行業務の公共性ということがうたわれておりますけれども、この公共性という中身について具体的にどのようなことを指すのか、お答...全文を見る
○蓑輪委員 公共性というのは非常に幅広い概念で、その中に盛り込まれているものはたくさんあると思いますし、みんなが期待している内容も幅広いものがあると思うのです。公共性というところから導き出されてくる概念といいますか内容として、いまもおっしゃいましたように社会的責任ということがある...全文を見る
○蓑輪委員 目的規定の中に「金融の円滑」というような言葉が入っているわけですけれども、この「金融の円滑」ということの具体的内容、趣旨について一言お答えいただきたいと思います。
○蓑輪委員 資金の供給ということが円滑な金融というふうに言われるというお答えでございますが、全国銀行協会連合会の方では銀行法の改正に関する意見というのを述べています。     〔大原(一)委員長代理退席、越智(伊)委員長代理着席〕 その中で、銀行の公共的性格について、預金者保...全文を見る
○蓑輪委員 ほぼ同じならばなぜ適正な資金配分というふうに書かれなかったのか、その理由はいかがでしょうか。
○蓑輪委員 「金融の円滑」というよりも適正な資金配分というふうにした方が私どもは理解が容易なわけだし、国民としても理解がしやすいというふうに思うので、適正な資金配分と「金融の円滑」がほぼ同じならば適正な資金配分というふうに変えられたらいかがでしょうか。
○蓑輪委員 私は、適正な資金配分とはっきりうたう方が銀行の社会的責任という点でも明らかだと思いますけれども。  続いて、今回、社会的責任という言葉についても、法律の上ではこの言葉があらわれてこないというわけですけれども、銀行の社会的責任ということはむしろはっきりと条文上うたった...全文を見る
○蓑輪委員 公共性というのは現象をあらわしたもので、社会的責任ということをやはりはっきりうたうことが銀行の責務として明確になるのではないかと思いますが、あえてそれが含まれているというふうにおっしゃるわけで、続いて、私の方としては「銀行の業務の運営についての自主的な努力」というのが...全文を見る
○蓑輪委員 ディスクローズする内容について、資金運用状況にかかわる面はあえて必要性がないかのようにおっしゃいましたけれども、この調査会の答申では、このディスクロージャーの中で、「銀行の自己責任と自主性に基づく努力を前提とし、また、社会的要請の確定の度合及び現状における対応の可能性...全文を見る
○蓑輪委員 そうしますと、二十一条の方を見ますと、その資金運用状況ということが書かれていないわけですね。ここでは「業務及び財産の状況に関する説明書類」ということで、小委員会意見で見ますと、この書類についても資金運用の概況を示すものを記載しなければならないというふうにされていたわけ...全文を見る
○蓑輪委員 事が期待どおりにいくならば法律は必要ないわけで、やはり法律というのは最低ラインを決めるところだと思うのです。その点から言えば、この縦覧制度については、当初罰則を伴う義務規定になっていたものが、この提案されております二十一条は訓示規定になっており、その点で資金運用状況が...全文を見る
○蓑輪委員 罰則を伴うということにつきましては、この小委員会意見でということではないと思いますが、この小委員会の意見では、義務規定であるということには変わりないわけですね。経過の中でこれほどディスクロージャーについて詳細に小委員会の意見では述べられているのに、一括して「業務及び財...全文を見る
○蓑輪委員 自主的にディスクローズされるならば何も問題ないわけですが、なかなかそれが、国民が望むようなものがディスクローズされないというところで問題が起こってきた経緯を考えますと、とうてい納得できないわけですけれども、銀行局としては、ディスクローズされるであろう項目について、一体...全文を見る
○蓑輪委員 ディスクローズされる項目につきましては、やはり銀行の社会的責任などから導き出されるものであるべきで、単に銀行のPRとかあるいは対外説得の手段に終わっていたのでは何にもならないということが言えると思います。現在ディスクローズされている部分とほとんど変わりないということで...全文を見る
○蓑輪委員 大分意見が違うところがあるのですが、次に社会的責任に関連して幾つかの個別的な問題についてお伺いしたいと思います。  まず、過当競争の問題についてですが、先ほども質問がありましたが、新聞で報じられておりますように、解約分に満期利息を払った問題が指摘されているわけです。...全文を見る
○蓑輪委員 ここに資料もあるわけですけれども、電算機に起算日扱いのプログラムをもう組んで、これは組織的に行われていると見てもいいわけだと思うのです。そして、これが単に富士銀行だけではなしにほかの銀行でも行われたということが十分考えられます。相銀の場合でも、岐阜相互銀行の場合ですと...全文を見る
○蓑輪委員 一般論ではなくて、一部の銀行ですでにそういう事実を把握しておられて、その後の処理はどうされたのでしょうか。
○蓑輪委員 指導してまいりたいとおっしゃいましたので、まだ指導しておられないと思いますから、実態をつぶさに把握していただいて、こういうことが、銀行の信用にもかかわり社会的責任にもかかわるという観点から、二度と行われないような行政指導をしていただきたいとお願いしておきたいと思います...全文を見る
○蓑輪委員 一つは、顧客に対する取り次ぎ行為がありますし、もう一つは、行員に対する押しつけの問題があるわけです。いまお答えをいただきました、取り次ぎ行為は一切やっていないということですけれども、現に、まだ顧客に対して渉外係等がこのゴルフの会員権販売を行っているという事実もあります...全文を見る
○蓑輪委員 現在もなおこの危機に瀕していると思われる奥美濃高原開発の経営を続けていくために融資をどんどん行い、最近の融資残高では一億円を超えているというふうにも聞いておりますし、取り次ぎ行為もなお続行されているやに聞いておりますので、調査の上、また御指導いただきたいというふうに思...全文を見る
○蓑輪委員 岐阜相互銀行ではいろいろ問題がありまして、賃金差別問題で係争中でもありますし、またその他最近事故も四件一気に発覚するというような状況も起こっておりますし、非常に問題が多いわけです。そういう点で、健全な経営を確立していく、そして地元の住民から信頼される銀行として発展する...全文を見る
○蓑輪委員 金融制度調査会の小委員会の意見の中ではこの認可申請の審査基準というのを「設けることが適当である。」というふうにしておりまして、「業務を的確、公正かつ効率的に遂行しており、」とか「適正な競争関係を阻害する等金融秩序を乱すおそれがないか」とか、そういう審査基準というものを...全文を見る
○蓑輪委員 最後に、他業の禁止規定の抜け穴となっている役員の派遣や取引関係を通じる他企業に対する事実上の支配の問題についてお伺いしたいと思います。  金融制度調査会の答申でも、「銀行の関連会社の業務内容及び銀行による企業の株式取得等に関しては、銀行業務への専念等銀行経営の健全性...全文を見る
○蓑輪委員 問題になりました平和相互銀行とか大光相互銀行の例に見られるように、特に関連会社なんかをつくって土地投機をする例などがありましたし、不良貸し付けという問題も起こったことがあるわけですし、こういう問題は全容を明らかにされているとは言いがたい状況にあります。まだまだこういう...全文を見る
○蓑輪委員 終わります。
05月12日第94回国会 衆議院 大蔵委員会 第29号
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○蓑輪委員 参考人の皆さん方お忙しいところどうも御苦労さまでございます。  最初に相互銀行についてお尋ねをしたいというふうに思います。  金融制度調査会の答申の付属資料というのを拝見いたしますといろいろなことが載っているわけですけれども、特に一貸出先当たりの金額階層別構成の推...全文を見る
○蓑輪委員 いまお答えいただいた分は前段の部分なんですけれども、県外店舗比率の問題などについてはどのようにお考えでしょうか。
○蓑輪委員 県外店舗比率の問題。
○蓑輪委員 長谷川参考人が述べられております相互銀行哲学というようなものを簡潔にお答えいただければと思います。
○蓑輪委員 先ほど中小企業の大の部分に対する融資というようなことをお答えになりましたけれども、それにしましてもやはり地域に密着するあるいはまた地場産業、地元の企業の発展というようなことが求められていると思いますし、特に資金の地元還元などというようなことは強く求められているというふ...全文を見る
○蓑輪委員 続いてお伺いしますけれども、上にシフトしないでということを何度も強調されるわけですが、私どもは、融資限度の拡大と関連して、そういうことで上にシフトすると貸し出し大口化ということが心配されるわけです。そして、その貸し出しが大口化していくことによりまして効率化の方向へ進ん...全文を見る
○蓑輪委員 ありがとうございました。  次に、信用組合の問題についてお伺いしたいと思います。  信用金庫の関係でもお伺いしたわけですけれども、信用組合の方はこのたび員外貸し付けの拡大ということが行われるような方向になるわけです。そういう中で、組合員制度との関係というのが大きな...全文を見る
○蓑輪委員 中小企業といいましてもいろいろあるわけですけれども、ことに零細企業となりますと、相互銀行でも信用金庫でも融資を受けられない、特にどうしても信用組合という場合において、ここでの貸し出しが不十分となるという心配が絶対にないようにしなければならないということを特に指摘してお...全文を見る
05月13日第94回国会 衆議院 大蔵委員会 第30号
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○蓑輪委員 私は、日本共産党を代表して、銀行法案、銀行法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案、証券取引法の一部を改正する法律案、中小企業金融制度等の整備改善のための相互銀行法、信用金庫法等の一部を改正する法律案について、一括して反対の討論を行います。  反対の第一の理由は...全文を見る
06月03日第94回国会 衆議院 大蔵委員会財政制度に関する小委員会 第1号
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○蓑輪小委員 来年度の概算要求枠について政府としては原則として伸び率ゼロというふうにおっしゃっておる一方で、防衛費とか経済協力費、エネルギー対策費などについては特別枠を認めるという方向で予算編成が進められているというふうに伝えられているわけですが、一方で財界の有力者で構成している...全文を見る
○蓑輪小委員 防衛費だからということではないという御説明のようですけれども、このシーリングの決め方の中で防衛費についてはということが常識になっているわけですね、いろいろな報道やら論議されるときには。おっしゃるような方向で昨年のシーリングを決めたときのように、防衛費だからということ...全文を見る
○蓑輪小委員 べきではないとおっしゃったわけですけれども、いろいろな報道を見ておりますと、さきの日米共同声明で鈴木総理大臣がより一層の防衛努力というものを表明しているわけですし、その中で防衛予算について、軍事予算について特別枠ということが進められているように私どもは受け取れるわけ...全文を見る
○蓑輪小委員 防衛事務次官などがシーリングの伸び率一〇%以上だなどと主張しておられますし、また近く大村防衛庁長官とアメリカのワインバーガー国防長官の会談で、防衛費の聖域化というようなことも指摘されているわけです。そうした中で、いまおっしゃったように聖域としてこれを取り扱っていくの...全文を見る
○蓑輪小委員 臨調にいろいろな資料が出されているというふうに思います。いまの、国民各階層の意見なども含めまして、臨調にあるいろいろな資料をぜひ私どもは公開すべきではないかと考えておりまして、今後の国民の理解を得るためにも資料の公開というのをあわせてお願いをしておきたいと思います。...全文を見る
○蓑輪小委員 終わります。
11月06日第95回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○簑輪委員 私の時間はわずか十七分ということでございますので、減税問題について二、三お伺いしたいと思います。  再三言われておりますように、五十二年度以来課税最低限が据え置かれておりますためにいわゆる実質増税というのが急速に進んでいると思います。この増税は今年度だけでも三兆円近...全文を見る
○簑輪委員 いま数字をいろいろおっしゃいましたけれども、私がお聞きしているのはそういうことじゃなしに、減税というのをやらなければいけないという世論の中で、どういうことになったらやるのかということを聞いているわけで、おっしゃったことについて逐一反論は全部ありますけれども、それは差し...全文を見る
○簑輪委員 時間がありませんから、それじゃ……。私はやはりこういうふうな御答弁をお聞きしても、国民としてはとうてい納得できない、現実の実態から見て、所得税減税を行うべきであるという声が正義の声であるというふうに思っておりますし、ぜひそれを皆さんと一緒に進めていきたいと思っておりま...全文を見る
○簑輪委員 おっしゃる問題点があることは承知しておりながらお聞きしているわけですけれども、いまお答えいただきました数字によりましても、三百万の給与所得世帯ということになれば、標準で六千円の減税が可能であるということをお聞きいたしまして、私どももぜひ、同じ財源を減税に回すならば、こ...全文を見る
○簑輪委員 具体的にということでは検討してないということですが、いま申し上げました点も含めてぜひ検討していただきたいと思います。  それから、最近大企業において、特に有価証券取引税のかからないCD現先の方が有利だということで、余裕資金を現先で運用するのに、従来の有価証券からCD...全文を見る
○簑輪委員 実情をよく調査された上で、財源問題としても有価証券取引税がかからないということで特にこのCDがこちらの方へ移動するということはいろいろ問題があるかと思いますので、今後ぜひ検討していただきたいというふうに思います。  それから、最後に、中小企業の税制についてですけれど...全文を見る
○簑輪委員 大蔵省の方でも問題がかねてから指摘されているということは十分御承知のことと思いますので、おっしゃる問題があることを十分承知しておりますけれども、現実にこういう要望が出てくるというのはそれなりの背景がございまして、切実なものがあるわけですけれども、ぜひ税調等で前向きに御...全文を見る