簑輪幸代

みのわさちよ



当選回数回

簑輪幸代の1983年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月09日第98回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○蓑輪委員 この一月二十八日に財政の中期試算というのが出されましたけれども、これまでの政府は、財政再建という公約を掲げていたわけであります。特に、五十九年度赤字国債発行ゼロというようなことが公約の重要な中身になっていましたけれども、総理大臣がかわりまして、この公約ががらっと変わっ...全文を見る
○蓑輪委員 本来公債の発行を減らしていくという目標だったのがふやしてきたというようなことは、どのように言っても失政であろうと私は思うわけですけれども、そういう中で、結局それが福祉を切り捨てたり教育の予算を切り捨てたりというようなキャンペーンに使われてしまったのではないかというよう...全文を見る
○蓑輪委員 まず減税の問題ですけれども、これはきょうの新聞を見ますと、首相が五十八年度実施を固めるというような報道がされておりまして、「五十八年度中に所得税減税を実施する意向を固めた。」そして「首相のこうした考えは既に竹下蔵相、田中政調会長らにも伝えられ、大蔵省に財源措置の検討を...全文を見る
○蓑輪委員 そうしますと、五十八年度の減税というのはやはり大臣の頭の中にもなくて、五十九年度以降全般的な見直しの中で減税をということになるのだろうかというふうにも思うのですけれども、減税と絡めて常に問題になってきますのが、直間比率の見直しという問題を出しながら、いわゆる増税問題で...全文を見る
○蓑輪委員 そういうふうな意図があるとかないとかということは、大臣が答弁でされるかどうかではなくて、客観的事実から国民が判断することだろうというふうに思うのですね。  再三再四にわたって、いわゆる一般消費税(仮称)、これはやらないというように言明はされておりますけれども、それと...全文を見る
○蓑輪委員 まあそういうような増税問題については、結局国民の皆さん方が、現在減税要求がある中で、それと絡めてやられるのではないかという不安がありますので、その辺は厳しく問題点を指摘しておきたいというふうに思います。  続いて、政府の方は、この所得税減税や人勧の実施を見送りながら...全文を見る
○蓑輪委員 軍事費を特別な扱いをしたことがないと言われましても、予算のその伸び率等、具体的な数字がもうちゃんと、軍事費は六・五%増、一方、社会保障関係費が〇・六%、そして文教関係はマイナス一・一%だという数字が出ているわけですね。これを見て特別扱いじゃないと言われても、私どもは、...全文を見る
○蓑輪委員 現実にすでにそういう論議がもう国会でされているわけですから、その時期に達してないと言われても、ちょっと納得できないわけですけれども、いずれにしましても、GNP一%という枠、この枠が簡単に取っ払われるようなことになるならば、中曽根内閣というのは、要するに、国会とそれから...全文を見る
○蓑輪委員 終わります。
03月04日第98回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
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○蓑輪委員 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となっております造幣局特別会計法の一部を改正する法律案について、反対の討論を行います。  反対の理由の第一は、この法案による貨幣回収準備資金積立金の一兆円を取り崩すという今回の措置が、軍拡と大企業優遇の五十八年度予算の財源を確保...全文を見る
03月04日第98回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○蓑輪分科員 私はきょう、国民の生活に非常に重大なかかわり合いを持ち、また、地場産業との深いかかわり合いの中での運輸行政、そして国鉄の問題ということで幾つか御質問をしたいと思います。それで大臣にも御所見を伺いたいと思っているのですけれども、最初に幾つか問題点の指摘をしたいと思いま...全文を見る
○蓑輪分科員 国鉄の御答弁を伺いまして一生懸命やっておられるということはある程度認めるものですけれども、それにしても不十分だ。新幹線自由席の一号車を禁煙車にしているわけですけれども、これは最も利用しにくい車両、場所ということになるわけですね。禁煙席を利用したい人は一体どういう人か...全文を見る
○蓑輪分科員 六十年ごろめどというのは、六十年ごろは指定席車両の禁煙車実施がほぼ実現するというふうに理解してよろしいのですか。
○蓑輪分科員 いろいろ事情があるかと思いますけれども、たとえば諸外国の例から見ましても、また非喫煙者人口の割合を科学的に見ましても、現状というのは非常におくれているんじゃないかということをよく理解いただきたいと思うのです。  アメリカでは、公共交通機関あるいは公共の場所での喫煙...全文を見る
○蓑輪分科員 禁煙車とか禁煙席の問題もありますけれども、そのほか駅構内の問題とか幅広く関係する部分があると思うのですね。そんなところも含めて考える必要がありましょう。そうでないと全面的な解決には遠いというふうに思いますし、そうすれば、たとえば車両の汚れの問題とかあるいはまたモク拾...全文を見る
○蓑輪分科員 続いて、関連して私鉄の問題ですが、私どもが日ごろ利用しております名古屋鉄道に関する問題です。  民鉄の問題でいろいろと御指導いただいて、障害者用設備の問題などにつきましても逐次改善されてきているところでございますが、残念ながらこの名古屋鉄道の場合は、五十四年から五...全文を見る
○蓑輪分科員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。  続いて、国鉄の岐阜駅高架の問題でお尋ねしたいのですけれども、御存じのように、この問題は岐阜の町の産業と将来ということに非常に大きくかかわる問題でございます。国鉄の駅と線路によって岐阜の町は南北に大きく二分されて、そのためにい...全文を見る
○蓑輪分科員 ぜひ年度末までにその工事協定締結ということで、御尽力をいただきたいと思っております。  この国鉄高架の早期促進ということは、岐阜のファッション産業の振興を図る上で非常に大きい役割りを持っているわけです。  岐阜市は、市を挙げて、行政も業界もファッション産業、アパ...全文を見る
○蓑輪分科員 時間がなくなりましたので、最後に一言だけ大臣にお伺いしておきたいと思います。  お聞きのように、国鉄高架問題というのは岐阜地区にとりましては非常に重要な問題でもございますので、運輸大臣もその意味を理解していただきまして、一日も早くその完成に向かって進めるように、こ...全文を見る
○蓑輪分科員 終わります。どうもありがとうございました。
03月05日第98回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○蓑輪分科員 私はきょう大臣に、いろいろ地元の繊維産業に絡むいろいろな問題がございますので、何点かお伺いしたいと思っております。  御存じのとおり、昨年度の平均完全失業数が総理府の調査によりますと百三十六万人にも上っており、戦後最悪の事態となっております。失業あるいは雇用問題と...全文を見る
○蓑輪分科員 しかし、私がいま申し上げましたように、三百人という規模のところと三十人というところではかなり実態の違いというものもございますので、そういうものを具体的な事例に合わせて、それにふさわしい措置をとっていくという方向をどうしてもとっていただかないと、これはいかにも冷たい労...全文を見る
○蓑輪分科員 いま局長さん大変冷たい答弁をいただきましたけれども、私は、せっかくここに大臣がいらっしゃいますので、大臣にこの際重ねてお願いをしておきたいと思うのです。  実情は十分御承知のことと思いますし、いま大変困難だという御答弁をいただきましたけれども、今後の状況を考えるに...全文を見る
○蓑輪分科員 大臣御努力いただくという御答弁をいただきましたので、期待しております。  ところで、特定不況業種離職者臨時措置法というのがことしの六月で切れるわけですけれども、新しい立法が予定されているやに伺っておりますが、その立法の中で、繊維関連の諸産業に対して、構造的不況とい...全文を見る
○蓑輪分科員 非常に形式的な御答弁で、それはよくわかるのですけれども、実態が急に変わるわけではない今日、やはり引き続き業種指定をしていただかなければならぬというふうに思います。そして、その点でもあわせて大臣の御尽力をお願いしておきたいと思っております。
○蓑輪分科員 郷土を愛してぜひこの指定のために御尽力いただけるというふうに私は伺いました。  そこで実はいろんな制度が労働者のために、あるいは業者のために設けられておるわけですけれども、それがそういう制度の存在とかその内容とかについて十分承知されていないというケースも間々聞くわ...全文を見る
○蓑輪分科員 大きいところは徹底しやすいのですけれども、小さいところというのはとかく生まれてすぐ消えていくような企業もあったりしまして、徹底がむずかしい場合もあるかと思いますけれども、一層の御尽力をお願いしたいというふうに思います。  ところで、不況の中で失業とか就職難とかとい...全文を見る
○蓑輪分科員 実際は増員をしなければならない、そうでなければ仕事が処理できないという事態があるにもかかわらず人員がふやせない、あるいは減らされてしまっているという中でのどう仕事を処理していくかという問題で、結局のところ不足を補うために委託相談員というような形で切り抜けているという...全文を見る
○蓑輪分科員 いろいろな問題に対応した独自の識見のある方というよりは、実際は女性が多いわけです。岐阜で見ますと、独身者十四人、三十歳から四十五歳が三十八人、四十五歳から五十歳が四人という形で普通のパートタイマーと同じような感じになっているわけです。パートタイマーの問題では、たとえ...全文を見る
○蓑輪分科員 いま局長はそうおっしゃいましたけれども、現実はそうでなくて、人手不足をパートタイマーで補っているのが実態なんですよ。だから、たてまえはそういうふうにお答えにならざるを得ないということかもしれませんけれども、そこのところは実態を正しく踏まえて改善の方向をとっていただか...全文を見る
○蓑輪分科員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。  昨日、ILOで人事院勧告の問題について一定の結論が出されました。この問題については、私どもはかねてから消費不況を克服し、日本の経済の発展を図るためには所得税減税、そして人事院勧告の完全実施が必要だということを強く主張し、要求...全文を見る
○蓑輪分科員 それはそれとしまして、私どもは人事院勧告というのが労働者の方々の切実な要求であると同時に、年金生活者の方、老後を一体どうやっていったらいいだろうかということで、本当に切実な訴えを私、昨日もまたいただきましたばかりでございますので、重ねて申し上げたいわけですけれども、...全文を見る
○蓑輪分科員 時間がなくなりましたので、本当に最後に一言だけお伺いしたいのですけれども、労働省の方で昨年の十二月十七日に「パートタイマーに係る「雇入通知書」のモデル様式について」というものの中で、有給休暇の問題についての基準が示されておりまして、「一年間継続勤務し、かつ、所定労働...全文を見る
○蓑輪分科員 御答弁は承服できませんので、また別の機会に引き続き問題点を明らかにしていきたいというふうに思っております。  本日はこれでありがとうございました。
03月07日第98回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第3号
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○蓑輪分科員 私は、米の予約限度数量割れの問題を初め、農村婦人の問題などについて何点かお伺いしたいと思います。  御存じのとおり、減反政策の上に三年続きの不作が重なって、米が足りないんじゃないかと大変に心配されているのが昨今の状況でございます。予約限度数量七百六十万トンどころか...全文を見る
○蓑輪分科員 というようなお答えですけれども、心配する状況がなければ、なぜこのような集荷督促が激しくやられているのかということについて非常に疑問を持つわけです。一般的には、戦後の混乱期を思わせるような強引なやり方ではないかというような言われ方もされておりますし、たとえば食糧庁の指...全文を見る
○蓑輪分科員 私は、現実に聞いてこういうことを申し上げておるわけですから、ないと言われましても納得できません。そこで、それはそれなりにちゃんと調べていただいて、そういう状況があるなら是正する、そういう御答弁をいただかないと私は承知できないわけです。
○蓑輪分科員 作況数と実際に集荷される量とが違うということの中で、これはひょっとしたら保有米が余分にあるのではないかとか、もっともっと協力してもらわなければならないんじゃないかとか、そんなような趣旨に承ったのですけれども、そうではなしに、作況指数そのものの方にも問題があるのではな...全文を見る
○蓑輪分科員 具体的な例についてはまたお話し申し上げて、是正をお願いしたいというふうに思います。  ところで、農家の方で大変不安を覚えておりますのは、次に、第三次水田利用再編対策ということで進められていこうとしているわけですけれども、この三年間を見ても、転作目標に対して過剰な実...全文を見る
○蓑輪分科員 米が不作によって足りなくなってきて、またつくれと言われてみても、なかなかそうもいかない。それから、ことしもまた米作の実績がどうなるのかということについては確たる自信もないという状況のもとで、ことしもまた、もし不作だったら一体どうなっていくだろうという大きな不安がある...全文を見る
○蓑輪分科員 御存じのとおり、差別撤廃条約批准のために、政府においていろいろと施策を進めていただいておりますけれども、特に国際婦人年の後半年の問題で「婦人に関する施策の推進のための「国内行動計画」後期重点目標」というのが婦人問題企画推進本部で定められておりまして、その重点目標の中...全文を見る
○蓑輪分科員 従来進めていただいておりました生活改善普及事業というものが少々形が変わるけれども、今後一層充実されるというふうに期待してよろしいわけですね。
○蓑輪分科員 婦人は、農作業それから家事、また、その農作業自体も多角経営という中で本当に体を削るような思いをして働いているわけです。そういう婦人が、農業の現場では、日本の農業を支えるというような重大な役割りを果たしていながら、実際には村づくりの面やあるいは農業関連の公的機関での発...全文を見る
○蓑輪分科員 いままではこういう婦人がどのようなかかわり方をしているかということの調査すらなかったという実態のように伺っておりまして、やっとその調査が始まった段階ですから、これからとてもその行政指導が期待されるわけです。  農家の実情から見まして、急速に婦人の役割り、責任が大き...全文を見る
○蓑輪分科員 終わります。
03月16日第98回国会 衆議院 大蔵委員会 第9号
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○蓑輪委員 きょうは、租税特別措置改正案とそれから製造たばこ定価法改正案ということですけれども、最初に、たばこの問題についてお尋ねしたいと思います。  たばこが健康に有害であることは広く知られておりまして、喫煙者本人に有害であることはもちろんのこと、最近では、自分はたばこを吸わ...全文を見る
○蓑輪委員 厚生省も、それなりの努力をしていただいていると思いますけれども、まだまだきわめて不十分だというふうに私どもは思います。  たとえば、こういう問題とかかわり合いを持っている関係省庁が、文部省とか、それこそ国鉄あるいは運輸省とか、あるいは大蔵省とか、いろいろそういう関係...全文を見る
○蓑輪委員 まだ健康に危険であるという認識すらもきわめて不十分だというふうに思いますし、たとえば店頭にステッカーが表示してあるというふうにいまお答えがあったわけですけれども、喫煙者の方々に聞いてみても、見たこともないというか意識にとまらないぐらいだというふうで、余り注目されていな...全文を見る
○蓑輪委員 満足はできませんけれども、引き続き、また今後質疑をしていきたいと思っております。  そして、マナーの問題というふうに言われておりますけれども、いままで申し上げました点を含めて、大臣の御感想を一言だけ聞いて、次に移りたいと思います。
○蓑輪委員 時間の関係で次に移ります。  今回の五十八年度の税制改正では、厳しい財政事情にかんがみ、税負担の公平化、適正化を一層推進する観点から、租税特別措置の整理合理化を行う、こういう方針が掲げられているわけですけれども、企業関係租税特別措置の整理合理化状況というのが例年税制...全文を見る
○蓑輪委員 整理合理化を行うということで減るのかなと思っておりましたら、結果的には七十三項目と昨年よりふえているということで、特別措置をだんだん減らしていくという方向とは逆行するというふうに思うわけですね。  こういう税制改正というのは、最初に出された方針と全く矛盾すると私は思...全文を見る
○蓑輪委員 いままで、すでに各電力業界が積み立てているわけですけれども、それがすぐ免税になるとかというようなことではないように聞いておりますけれども、いずれにしても、準備金制度を設けて原発政策を推進していくという形になるというふうに私は思うのです。  従来はコストで計上されてな...全文を見る
○蓑輪委員 いま主税局長がおっしゃった一億円というのは、再処理費用ではないと思うのですね。  これは、回収されるプルトニウムなどを差し引いた損失額といいますか、そういうようなものになるというふうに思うので、ちょっとその辺は違うのじゃないかと思いますけれども、いずれにしても、これ...全文を見る
○蓑輪委員 原発政策そのものをここで大議論するというのは適切でないかと思います。また別の場所でそれはやりたいと思いますけれども、私は、従来税制上そういう措置をとってなかったのに、今回改めてやっていくというあたりは、その推進役を果たすということはどうしても避けられないことだというふ...全文を見る
○蓑輪委員 財源問題について全く何の保証もない、これから何とかして探してこよう、そんな感じがしてならないわけですけれども、探すにしたって、それらしいものはすでに予算の中で精いっぱいかき集めてきたという状況のもとで、今後どうなるのかということについては、逆に、一体本当に減税はやられ...全文を見る
○蓑輪委員 どうも確実に減税が実施されるという感触をつかむことがどうしてもできないわけですね。むしろ減税の雰囲気のもとで期待感のみで推移しながら、先のことは先に考えるというような感じに受けとめられます。それではいけないんです。  そして同時にまた、将来減税財源がどうにもこうにも...全文を見る
○蓑輪委員 どうも大臣の決断をお聞きすることはできないようでございますけれども、再三繰り返して申し上げておりますように、私どもは、減税と増税の抱き合わせは御免であるということを強く申し上げておきたいと思います。  続いて租税特別措置についてお聞きしますけれども、先ほどちょっと御...全文を見る
○蓑輪委員 現在幾ら積み立てているということで御承知でしょうか。
○蓑輪委員 新聞では何百億というような話もあるのですけれども、今後これが、さっき申し上げたように、当初は有税でそれから無税でという方向になるのじゃないかという心配がありますので、そういうことのないように、私は、大臣にもぜひ安易な特別措置を次から次へとつくることのないようにしていた...全文を見る
○蓑輪委員 大臣、時間もありませんので、もう一点だけお聞かせください。  私は、かねて、大蔵委員会に所属して一番最初の質問のときから、パートタイマーの課税最低限を引き上げるようにということを強く要求してまいりましたけれども、今回の税制改正の中でもそういう配慮がされておりません。...全文を見る
○蓑輪委員 おっしゃるように、税制全体にかかわる部分もございますので、やはり全体の課税最低限の引き上げという措置をしていただかなければならない。それが緊急の課題であり、所得税減税の重要な内容であるというふうに思いますので、強く要望したいと思います。  次に、かねてから質問してお...全文を見る
○蓑輪委員 五十八年度の税制改正の中で、CDについて有価証券として課税をする、そういう問題について検討はされたのでしょうか。
○蓑輪委員 CDについては有価証券取引税がかからないということで、税制上不公平であるという指摘が前からされてまいりました。証券業界からは現先取引に対する免税ができないのなら債券現先とCD現先を課税上公平にせよ、そういうような意見も出ているわけです。当然のことだと思います。  こ...全文を見る
○蓑輪委員 企業が要求するような特別措置については、きわめて敏速に特別措置が認められながら、こういう税の不公平を是正するためにかねてから指摘されている問題については、なかなか実現しないという点について、非常に問題があろうかと私は思います。  税の問題については、財源を確保すると...全文を見る
03月17日第98回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号
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○蓑輪委員 どうも御苦労さまでございます。  小倉会長にお伺いしますけれども、今回の租税特別措置、税制改正は、最初に予想されていた以上にしぼんでいるという感じがするわけです。退職給与引当金とかあるいは印紙税の見直しとか、いろいろ報道されていましたけれども、そういうのは見送りにな...全文を見る
○蓑輪委員 増税なきという理解が、それぞれに自分にとっての増税が困るというふうに理解されるのは困るというお話ですけれども、結果を見てみますと、財界側から困ると思ったその増税は見送られて、それで国民にとっての実質増税と言われる所得減税はこれも見送るとなっているというふうになると、何...全文を見る
○蓑輪委員 会長個人の御意見ということで伺いましたけれども、それはちょっと私どもは納得できないわけですね。  それで、一般消費税という名称をたまたま使ったけれども、大型間接税を含めて、EC型付加価値税を含めて、一般消費税全体について理解されては困るのだというふうに言われますけれ...全文を見る
○蓑輪委員 大型間接税を導入するに当たって直間比率を是正しなければならないというような理論を持ち出してきまして、何か非常に大型間接税導入に合理性があるかのような言い回しを政府当局は折に触れてやろうとしているわけですけれども、私は、あるべき直間比率などというものが存在すること自体が...全文を見る
○蓑輪委員 どうもありがとうございました。終わります。
03月22日第98回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○蓑輪委員 まず最初に、原油値下げに伴う電気料金等の問題についてお尋ねしたいと思います。  すでに多くの方が質問されております問題ですけれども、特に家計を預かる主婦にとってはきわめて関心の高い問題でございますし、私どもの地元でもこの問題について大きな期待が広がっております。それ...全文を見る
○蓑輪委員 そんな答弁をされるものですからよけいおかしなことになるわけですね。結局、私が申し上げているのは値下げは当然のことだと思いますけれども、本当にいまの答弁が合理的なものなのかどうか、国民にとって納得できるものかどうかということは、会社の経理内容というものを見てみないとわか...全文を見る
○蓑輪委員 いまのような御答弁じゃとうてい納得できません。私は、やはりその辺のところがもっと会社の経理内容がはっきりしないことには、おっしゃることの合理性を証明することはできないというふうに思うのです。  いろいろな見解がありますけれども、電気料金の値下げよりもむしろこの際設備...全文を見る
○蓑輪委員 こういう事態は国民にとってなかなかないチャンスですので、そういう点では、どういうふうに政府が措置されるのか、それで国民は判断しなければならない。そういう意味で、一日も早く値下げをすべしということを重ねて申し上げて、次に灯油の問題をちょっとお尋ねします。  灯油やガソ...全文を見る
○蓑輪委員 そういうふうではいろいろ混乱が起こるのではないかという、新しい事態のもとでの問題提起をして具体的施策を求めているわけですけれども、相変わらず、とにかく供給を確保し、後は需給関係に一切お任せ、混乱が起きたらまたそのとき考えようということのようですけれども、私はこの場でち...全文を見る
○蓑輪委員 こういう日曜輪番体制によって省エネを促進するという考え方のようですけれども、省エネはもちろんのことでございますが、直接的にそれに大きな役割りを果たしているというふうには言えない状況ではないかと私どもは考えているわけです。それで一部地域では例外措置を設けているというくら...全文を見る
○蓑輪委員 減税問題については、財源が予算上何ら措置されていないということもございますので、どんな成り行きになるのか大変不安を感ぜざるを得ません。御存じのとおり、減税のにおいだけかがせてもらって、あげくの果てに大増税がくるのではないかという不安もいろいろと取りざたされておりますし...全文を見る
○蓑輪委員 ちょっと答弁は納得できませんけれども、また引き続きいろいろお願いすることとして、きょうは大変遅くなりましたので、終わります。ありがとうございました。
04月12日第98回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
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○蓑輪委員 財源確保法案の問題に関連して幾つか御質問をするわけですが、最初に法案のつくり方についてです。  今回、この一本の法律で、赤字国債の発行から国債費定率繰り入れ等の停止、さらには特別会計や特殊法人から一般会計への繰り入れということで自賠責特会、あへん特会、造幣局特会から...全文を見る
○蓑輪委員 合理性があるという言い方でおっしゃられますと、今後もやるぞと言わんばかりの感じがするわけですけれども、こういうことはきわめて異常なやり方であって、前にも専売や産業投資特会とか繰り入れというのはありましたし、いろいろなことで、財源確保をするためという名目でもって何回もこ...全文を見る
○蓑輪委員 開き直るつもりがないと言って開き直っておられるので、ちょっと納得できませんが、丸めてやりますと、やはり質疑の時間等もおのずと縮小されるとかいろいろな意味で、主管委員会でじっくりと取り組む場合と比べて不十分になりがちであるということは避けがたいと思うのです。そのことを十...全文を見る
○蓑輪委員 具体的数字はまだ決めてないということですけれども、すでにそんな報道がされているというのは、大蔵省の基本的姿勢がそんなところにちらちらときっとうかがえるようなことがあったのだろうと思うのですね。仮に一〇%ということになれば、これは大変な額で、歳出の切り込みということも容...全文を見る
○蓑輪委員 きわめてあいまいでさっぱりわからないわけですけれども、マイナスシーリングとかというやり方については引き続きなさるおつもりということに伺っていいですか。
○蓑輪委員 前年のシーリングよりもはるかに厳しいシーリング、マイナスシーリングであると伺っていいわけですか。
○蓑輪委員 何ともお答えにならないわけですけれども、シーリング方式そのものというのがずっとここのところとられているわけですけれども、非常に公平に見えて実はこれほど不公平なことはない、重要な問題を含んでいるというふうに私は指摘せざるを得ないと思うのですね。  大蔵省が一月に出した...全文を見る
○蓑輪委員 聖域についての政府として明確な御答弁がいただけないわけで、聖域というこの言葉の意味に込められた中身についてお述べにならないということは、聖域化していないということについても何の意味も持たないということになるわけですね。ですから、聖域を設けることなくと言われているわけで...全文を見る
○蓑輪委員 軍事費という問題について世界でも、それぞれの国の事情に合わせてできるだけ軍縮の世論にこたえて削減をしていこうという努力もされていると思いますが、アメリカにおいてもレーガン政権の軍拡予算が否決をされるという状況も生まれているわけですね。軍縮がいまや国際世論という中で、中...全文を見る
○蓑輪委員 充実すべきであるとおっしゃりながら予算がどう出るかということが問題だと思いますので、その点、五十九年度予算の中で竹下大蔵大臣の手腕を見守りたいというふうに思います。そして、そういう抽象論ではなくて、やはり私は、具体的な一つ一つの項目に照らし合わせてみて今後厳しく点検を...全文を見る
○蓑輪委員 所得税の減税ということは財源がないとできない、これは当然のことなわけですが、その財源が五十八年度予算の中には盛り込まれていない、このこともはっきりしているわけですね。そこへ持ってきて、七月になって五十七年の決算を見るとどれだけ出てくるかという話ですが、それが現在の状況...全文を見る
○蓑輪委員 減税のために赤字国債を発行しないということになりますと、財源をまたどうするかということになりますが、それだったら、まあ減税のためには大型間接税の導入というのしかないじゃないかという考え方もあるわけですが、この大型間接税の導入によって減税財源を確保するという考え方につい...全文を見る
○蓑輪委員 大蔵大臣は前に、安易な赤字国債の発行や増税を念頭に置くべきでないというふうな考え方を述べておられますので、こういうふうな安易なという言葉にまた微妙なニュアンスがあるのだろうと思うのですけれども、しかし、それは基本的に赤字国債にしても大型間接税にしても国民が望んでいない...全文を見る
○蓑輪委員 前の質疑のときでも、一般消費税(仮称)問題について論議を申し上げまして、大蔵大臣は、一般消費税(仮称)というようなものは、それは国会で否定されているけれども、それ以外のものであれば論議の対象とすべきであるという御答弁をいただいた記憶があるのですが、小倉税調会長にこの間...全文を見る
○蓑輪委員 学問的にとおっしゃいますけれども、前回の学者、参考人の意見では、一般消費税というのは広く支出一般を課税対象にしていこうという、そういうものを一般消費税だと言う。課税物品を特定して個別に課税していくものが個別消費税ということであって、学問的には一般消費税というのはそうい...全文を見る
○蓑輪委員 軍事費についてはGNP比一%の枠にとどめるというような歯どめが一応ありますが、国債発行についての歯どめというのは現在明確なものがない段階です。それの必要性について大臣はお認めになったと思いますが、いつごろまでにそういうものがまとめられるとか、真剣に検討していらっしゃっ...全文を見る
○蓑輪委員 それをできるだけ早くつくらないと大変だと思います。前の渡辺大蔵大臣は、国債の発行がどんどん進んできたのは、そのときそのときの大蔵大臣が、ことしは必要だからということで出していく、大臣を十年もやっている人はいないものだから、後のことは、手形を発行して落とすという責任を同...全文を見る
○蓑輪委員 毎年毎年同じことを質問しなくちゃならないということは大変問題だと思いますけれども、特に財源確保ということについては厳しくなってきている中で、今後国債償還というのが減債基金が枯渇するという事態を迎えている中で将来どうなるだろうかという不安は国民の中にもかなり広がっている...全文を見る
○蓑輪委員 償還のために赤字国債の借りかえとかそれから償還のために赤字国債発行とか、そんなようなことは絶対にないということでしょうか。
○蓑輪委員 それで私は、残りの時間で福祉の問題について、特に老人保健の問題についてお尋ねしたいと思っております。  行革と言われる中で福祉の見直し、そして自立自助というふうな形で福祉が削られるということに大変憂慮しておりますが、ここで憲法を取り出すまでもなく、国はすべての生活部...全文を見る
○蓑輪委員 整合性という言い方で干渉をしているというのが現実で、それをやめろというのが私の意見なんですけれども、現実に前進した福祉、そういうものによって、住民の健康を守り同時に医療費も減らしているという自治体があるわけで、そういうころにまで干渉がましいことを言うのはまことに許せな...全文を見る
○蓑輪委員 いわゆるパート保健婦みたいな形になるように聞いていますけれども、それですと非常に不安定な雇用形態になりますので、きちっとした行政上の責任がとれるような形態を指導していただくように強くお願いをしておきたいというふうに思います。  岐阜県の場合、この市町村保健婦の確保設...全文を見る
○蓑輪委員 未設置のところはもちろんのこと、一人のところも二人にするという点については積極的に対応していくというお話でしたので、ぜひその点でよろしくお願いしたいと思います。  それから特に臨調では、人員の削減とか補助金の整理とかという問題がありますので、この保健婦の充実問題でも...全文を見る
○蓑輪委員 遺児の教育、修学問題についてのいろいろな施策も十分承知しておりますけれども、それだけでは賄い切れない。母親が突然倒れてしまう、そして医療の問題でどうにもならないという事態に対応するような緊急貸付金制度ということでございますので、いまお答えいただきました趣旨に従いまして...全文を見る
04月26日第98回国会 衆議院 大蔵委員会 第16号
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○蓑輪委員 総理にお尋ねいたします。  減税問題なんですけれども、大蔵大臣には再三にわたってお伺いしておりますので、きょうは直接総理からお答えをいただきたいというふうに思っています。  国民の所得税減税に対する期待は非常に強いものがありますし、特に家計簿をいろいろつけていらっ...全文を見る
○蓑輪委員 大型間接税をやってはならないというような国民の世論について、どのようにお考えですか。
○蓑輪委員 耳を澄まして聞いておると、どういう声が聞こえてきますか。もう一度お答えください。
○蓑輪委員 つまり、大型間接税導入に反対という意向が自民党をも含めて非常に強くなってきているという中で、税調でこれが論議されて導入が心配される。その中で、すべての責任を持っておられる総理大臣が、御心配なく、大型間接税導入はいたしませんというような、そんなお約束がいただけまいかと思...全文を見る
○蓑輪委員 そうしますと、国民の世論があるにもかかわらずそういうふうには約束をしないということで、余り世論に耳を傾けないということになると私は思い、これではとても心配です。私は、ぜひいまここで強く総理に、大型間接税の導入は念頭に置かずに減税をやるという、そういう方向をお考えいただ...全文を見る
○蓑輪委員 減税のために大型間接税の導入を考えていないというふうに伺いましたが、よろしいですね。もう一遍。
○蓑輪委員 これからもまたこの論議はずっと続くと思いますけれども、大型間接税の導入については断固反対という意向をぜひ踏まえていただいて所得税の減税を実施していただきたいと思います。  ところで、次に、軍事費の問題に関連してお聞きしたいと思いますけれども、GNP一%の歯どめという...全文を見る
○蓑輪委員 五十九年度の予算においてこの一%の歯どめを守るということでお聞きしてよろしいですね。
○蓑輪委員 ちょっとトーンが違ってきましたけれども、五十九年度の予算で一%の歯どめを守るということと、守るための努力をするということとはちょっと違うように思うのですが、もう一回。
○蓑輪委員 ぜひ、そういう軍事費がますます増大して福祉や教育に被害が及んでくるという状態に一層ならないよう、私どもは強くそのことを申し上げておきたいと思います。  それで、実はこの問題に関連して、三重県の菅島で去る十九日自衛隊機墜落事件が起きました。十四名の自衛隊員の方が亡くな...全文を見る
○蓑輪委員 事故が起こった直後というのは、何かにつけて身を引き締めてということになるわけですけれども、それが日にちがたつにつれて緩んでくる。まして、私どもの頭上で絶えず危険があるわけですけれども、それを私どもは目にすることがないだけに、だんだんとそういうふうに緩んできているという...全文を見る
○蓑輪委員 それでは、このような危険なことが再び起こらないように、ぜひ十分な対策をとっていただきたいと思います。  次に、社会的な弱者救済という問題に絡んで、消費者信用の問題について一、二お尋ねをしたいと思います。  最初に、サラ金の規制法に関する問題ですけれども、利息制限法...全文を見る
○蓑輪委員 私は昨日「悪夢のとき」という本をお届けしておきました。「サラ金地獄からの訴え!」という本でございますが、これをざっと読んでいただいて御感想をお聞かせいただきたいということですが、いかがでしょうか。
○蓑輪委員 その悲惨な例がどうやって救い出されたかというところを読んでいただきたかったのですけれども、それは、利息制限法によって先ほど申し上げた元本充当あるいは返還請求等、そういう手だてによって立ち直っているという問題点がここで幾つか指摘されているわけです。  そこで、いまの、...全文を見る
○蓑輪委員 一歩前進というなら被害者が喜ぶはずなんですけれども、現実には、被害者あるいはそれを救うためにがんばっている弁護士等がこれは悪法であると言い、業界の方が非常に歓迎していることから見ましても、この法案の本質は明らかではないかと思います。  そして私は、銀行が直接間接にサ...全文を見る
○蓑輪委員 時間がありませんので、もっとお尋ねしたいし申し上げたいことも多々ありますけれども、利息制限法最高判例が取っ払われるということについては、これは悔い、禍根を残す重大な問題だということを強く指摘しておきまして、終わります。
○蓑輪委員 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となっております昭和五十八年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案及び修正案に対し、反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、本法案が政府みずからが引き起こした巨額の税収欠陥、財政破綻のツケを国民に...全文を見る
04月27日第98回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○蓑輪委員 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題の参議院からの送付案件であります自由民主党、新自由クラブ・民主連合共同提案の貸金業の規制等に関する法律案並びに出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律の一部を改正する法律案に対する修正案について、提案の理由とその概要を御...全文を見る
05月18日第98回国会 衆議院 大蔵委員会 第20号
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○蓑輪委員 きょうは、婦人が重大な関心を持っている二つの問題について集中的にお伺いしたいと思います。  まず最初に、被扶養者の認定に関する男女差別の問題でございますけれども、昨年もこの件で渡辺大蔵大臣にも伺っておりますが、きょうは少し深めて大臣の前進的答弁をお願いしたいと思って...全文を見る
○蓑輪委員 そこで、婦人が世帯主になることによって扶養手当は認めてやろうという場合があるのですけれども、そういう場合でも、夫の年収の三割増し以上の収入がなければ、健保の適用に当たっては子供を被扶養者と認めないという場合が随所に起こっております。男性の場合は無条件で認定されておりま...全文を見る
○蓑輪委員 扶養手当ではなくて、被扶養者認定がされないということ。
○蓑輪委員 被扶養者認定と扶養手当というものが別々にされているケースもあるし、連動しているケースもあるのですけれども、手当の方は払いつつも健保の方の適用はしないというようなケースがあって、これも非常に問題だというふうに思っているわけなんですね。また後ほど伺いたいと思います。  ...全文を見る
○蓑輪委員 国が出す法律あるいはその他の通達をも含めての文書の中で、夫と妻という形で差別を認めるようなこういう表現の仕方というのは非常に問題だと思うのです。本人そしてその配偶者という形でやるのがあたりまえであって、夫、妻という区別は、どのような弁解をされようとも、これは全く性によ...全文を見る
○蓑輪委員 分離の申請について認められないという指導をしているかどうかということについてはどうでしょうか。
○蓑輪委員 いまの御答弁はちょっと納得できないです。子供が夫だけで扶養されているのじゃなくて共同で扶養しているという実態があるにもかかわらず、子供は全部夫の方へどどっとつけなければならない、子供が五人あろうが十人あろうがそうだというような発想というのは、およそ現実、夫婦共働き、特...全文を見る
○蓑輪委員 いまの御答弁によれば、一律に夫を最初に認定する、そして第二段階として妻が出てくるというのは、まさにこれは社会通念というような言葉を使いながら男女差別をする、それは妥当性があるとは言えないということになると思います。  先日労働省の佐藤課長さんは訪米をされたそうですけ...全文を見る
○蓑輪委員 有利な方を選んだって別にいいじゃありませんか。そういう規定があって男女平等に運用されて、結果としてそうなるなら、それはそれで別に何も問題はないことだと思うのですね。事務処理の方を優先して男女平等の方を犠牲にするというのは全く考え方が転倒しておると思うのです。少々事務が...全文を見る
○蓑輪委員 自治省の方は多少反省して四十三年のこれを改めておられるようですけれども、やはりお役所がこういうことを出したということで、民間の方で逆に使われているわけですね。いまおっしゃるように、心配されたような使われ方がされております。  岩手銀行の菅原さんの裁判などの場合は、先...全文を見る
○蓑輪委員 門札の件は名字だけという家もいっぱいございますし、そのことは、社会通念ということとこの法の運用ということと絡ませることが問題であって、私はそのことを指摘しているのですね。日常生活においてどうこうということをいま取り上げているわけじゃございませんで、この問題について、こ...全文を見る
○蓑輪委員 そういうふうに残念ながら御理解いただけてないという実態が、いま大臣を初め関係省庁の方々がほとんど男性であるということから御理解がなかなかむずかしいかと思いますけれども、その辺ぜひ前向きに勉強して検討して是正をしていただくように、強く強くお願いしておきたいと思います。 ...全文を見る
○蓑輪委員 今回の答申に当たって、昭和四十年の七月二十九日の厚生省環境衛生局長通知「食品添加物の指定および使用基準の設定、改正について食品衛生調査会において調査審議を行う際の基準」というのがございますが、これに照らして調査審議をされたのかどうか。それからまた、昭和四十九年八月二十...全文を見る
○蓑輪委員 趣旨は生きているということでございますけれども、いつの間にか大事な安全の最低基準というのがうやむやになってしまうということが心配されるわけですね。外圧に屈してどんどん食品添加物の指定がしやすいような基準を設けていくのではないか。そうなればまことにゆゆしいことであって、...全文を見る
○蓑輪委員 非常に微妙に、ほとんどない、そして化学的には言えるかと思いますというふうにおっしゃいましたけれども、やはりこれは明言できない問題だろうというふうに思うのですね。  私は、こういう現代の化学でわかっている範囲ということと同時に、未知の分野というものをも含めまして、やは...全文を見る
○蓑輪委員 やはり基本的な考え方が、原則と例外というのがひっくり返っているというふうに私は思うのです。少々おくれても構わないという、一つの物質で考えればそういう人間が信じられないほど長生きしたときでなければ被害はないだろうというようなことをのんびり言っておられますけれども、やはり...全文を見る
○蓑輪委員 いまそういう御答弁をいただきましたけれども、現実には貿易摩擦解消ということでこういう圧力がどんどんと起こってきておりますので、今後、大臣もぜひ国民の命と健康を守るために御奮闘いただきますようお願いしまして、終わりたいと思います。
09月30日第100回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○簑輪委員 今回の法改正は、国鉄共済を救うために、国鉄の労使の負担をふやすというだけではなくて、他の国公や公企体共済の掛金も引き上げて、それで協力させようというものではないかというふうに指摘されますけれども、その点いかがでしょうか。(私語する者あり)
○簑輪委員 わかりませんか。――わかりませんでしたか。  今回の法改正の問題で、国鉄共済を救うということのようですけれども、実際には国鉄の労使の負担をふやすということにもなります。それだけではなくて、国公や公企体共済、それらの掛金も上がっていって、そしてそこで協力させようという...全文を見る
○簑輪委員 結局、国鉄共済を救うために国公や公企体の方が協力させられるということになると私は思うのですね。  それで、国鉄共済の救済という問題について緊急にどうしなければならないかというようなことは、何も将来展望、全体的な展望が少しも明らかでないまま急ぐ必要は毛頭なくて、それら...全文を見る
○簑輪委員 国鉄共済が財政的に切迫しているということはそのとおりなんですけれども、それはそれで政府が責任を持って解決すべきであって、特に国鉄の場合は国鉄固有の原風があると指摘されているわけです。その点、もう一度かいつまんで御説明いただけますか。
○簑輪委員 おっしゃるように、国鉄の財政的に困難になった原因というのは、二つの大きな点があるということだと思うのです。それらについて、果たしてそれが国鉄労働者の責任によってもたらされたものだろうか、あるいは国鉄当局によってもたらされたものだろうかというふうに考えますと、決してそう...全文を見る
○簑輪委員 だれの責任でもないというのは、いかにもそれは無責任だと思うのですね。だれかが責任をとらなければなりません。そういう結果になったというのは、それを遂行してきた者が責任をとるのはあたりまえじゃありませんか。だれの責任でもないというのはおかしいと思いますけれども、もう一度御...全文を見る
○簑輪委員 いま大臣お聞きになっていらっしゃって、構造的な原因であるというお話で、先ほどはだれの責任でもないとおっしゃいましたけれども、大蔵大臣としてはどのようにお考えですか。
○簑輪委員 大臣は結局政府に責任があるというお考えを示されたと思うのですね。決して国鉄労使に責任があるというふうに言えないという私の見解も認めていただけたものと思います。だとするならば、この解決について、国鉄労使に負担を負わせ、さらにまた国公や公企体の労働者に責任を負わしていくと...全文を見る
○簑輪委員 フランス国鉄の場合は、年金について労使拠出の賦課方式というのをとっていて、掛金は、俸給の六%を労働者が負担し、それから国鉄が三六・九%を負担するというふうになっているように聞いています。それからドイツは、恩給の面もありますけれども、年金の面で言いますと労使折半である。...全文を見る
○簑輪委員 余り明確にお答えになりませんけれども、要するに私どもの方としては、労働者にこれ以上の負担をさせてはならないというようなことを強く言いたいわけですね。  この法案に関連していろいろな方々から要請を受けております。特に国鉄OB会というようなところで、私どもの地元の大垣の...全文を見る
○簑輪委員 おまえの議論はけしからぬと言うつもりは毛頭ない、毛頭ないけれどもというおっしゃりようの中に、暗にけしからぬと言わぬばかりのおっしゃり方で、私としては非常に納得できません。そして、マクロ的な言い方で負担と受益の割合というような抽象論で言って、事が解決するものではございま...全文を見る
○簑輪委員 国公や電電や専売の人たちにとっては、自分たちに直接責任のないことで結局毎月千二百円ずつ余分の負担を強いられるということになって、これはもう大変な問題だと私は思うのですね。臨調答申では、特に電電とか専売、そしてもちろん国鉄も民営化の方向といつものを打ち出されているわけで...全文を見る
○簑輪委員 いま当分の間とおっしゃいましたが、どれくらいのことなのですか。
○簑輪委員 先行きの展望がはっきりしない中で問題を先送りしているという感じがするわけですけれども、どんどんと統合を進めていく中で年金がうんと充実していくというよりは、逆に低位に水準が合わせられるという不安がすごくあるわけですね。そういうことを私は強く指摘しておきたいと思います。特...全文を見る
○簑輪委員 御答弁はわかったようなわからないような話で、結局のところ、国公の労働者の皆さん方の強い期待に果たしてこたえていただけるのかどうか、非常に疑問があるのですけれども、とにもかくにも生活実感から言いましても、昨年、完全に凍結されたということで、家計を預かる主婦の人々からも強...全文を見る
○簑輪委員 この社会保障制度に関して、憲法二十五条があるわけですね。「すべて國民は、健康で文化的な最低限度の生活を營む権利を有する。」二項で「國は、すべての生活部面について、社會福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」ということが明示されているわけですね...全文を見る
○簑輪委員 女性は男性の三分の二程度にとどまっているわけですね。この原因は幾つかあると思いますけれども、女性の賃金格差やあるいは出産や育児による雇用中断など、さまざまの労働条件に起因してこういう結論になってきているというふうに思うのです。わが国は、年金との絡みで言いますと、母性が...全文を見る
○簑輪委員 これは全体で一四%ということでしょうか、民間だけのパーセンテージでしょうか。
○簑輪委員 非常に低い普及率、努力をしていただいていることは十分承知しておりますけれども、まだまだ低い普及率だというふうに思うのですね。これが全体に適用される新しい育児休業法などが制定されるということになってこないこと。には、一〇〇%に近づくというのが困難だとは思いますけれども、...全文を見る
○簑輪委員 格差が縮まりつつあったのに、最近また開いてきているという重大な問題があると思います。そして、平均賃金を男女出した場合に、その平均賃金以下の婦人労働者の数というのは一体どれくらいいるものなのだろうか、わかれば教えていただきたいと思います。
○簑輪委員 そういうことで、婦人労働者は非常に劣悪な労働条件のもとで働いているわけですね。そして、パートの拡大などはそれに拍車をかけているわけですけれども、大臣のお時間が十一時までということでございますので、大臣に二言だけお尋ねをしておきたいと思いますのは、婦人の年金権について、...全文を見る
○簑輪委員 大臣が婦人の年金権について一層深めていただくということで御答弁いただきましたけれども、もう少し議論をしたいと思います。  民間企業に雇用されている婦人でありながら、厚生年金から締め出されている婦人というのが非常に多いわけですけれども、一体どれぐらいいるのか、わかりま...全文を見る
○簑輪委員 民間企業に雇用されている婦人で厚生年金に入っていないのが一体どれぐらいいるのかというのがわからないとおっしゃるのですけれども、ある程度わかると思うのですね。私どもの資料の方では大体五百万人はいるというふうに言われているわけです。これはいろいろな原因がございまして、強制...全文を見る
○簑輪委員 そういう観点でこの意見書もできているわけですけれども、一体現在の実態はどうなっているのかということですね。包括適用事業を少しでも広げていく、そういう行政指導がやられているのかどうか、それをお答えください。
○簑輪委員 そういう制度があるという広報はしているということですけれども、現実にそれを促進していくための具体的な手だてというのはほとんどとられていないということを、昨日ちょっとお聞きしてびっくりしたのですけれども、そういう広報を受けて、それで自分の事業所はそういう適用を受けたいと...全文を見る
○簑輪委員 余り積極的な御答弁のように聞けなかったのですけれども、私は社会保険庁がこうした前向きの姿勢をきちんと明確にした上で、必要ならばそれにまつわる関係省庁に対してリーダーシップを発揮し、たとえば労働省職安の窓口において求人の事業所などがある場合には、このような行政指導を積極...全文を見る
○簑輪委員 いま申し上げました点を踏まえて、ぜひお願いしたいと思います。  最後に、時間がございませんが、婦人が非常に長生きをするという中で、婦人の年金に対する重大な関心と期待は高まっていくばかりでございますけれども、この年金制度のあり方について論議をされております各種の審議会...全文を見る
○簑輪委員 これは目標が一〇%というふうになっているのですけれども、現状ははるかに低い水準です。各省庁ともにその課題があるわけですけれども、特に年金にかかわるところについては、緊急にお願いをしたいと強く申し上げて、終わりたいと思います。
10月05日第100回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号
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○簑輪委員 私は、日本共産党を代表して、国家公務員及び公共企業体職員に係る共済組合制度の統合等を図るための国家公務員共済組合法等の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。  反対する第一の理由は、本法案が福祉切り捨て、自立自助の臨調路線に基づく公的年金制度抜本改悪の突破口...全文を見る