簑輪幸代

みのわさちよ



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簑輪幸代の1984年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月22日第101回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○簑輪委員 まず最初に、本会議でもお尋ねした大型間接税の導入問題ですけれども、総理大臣は今考えてないというふうな答弁でございましたが、大蔵大臣はいささか違うようにも思える前もないことはないということで、今までのいろんな論議を聞いておりますと、大体政府は建前と本音を使い分けていると...全文を見る
○簑輪委員 総理は、導入するかどうかと言ったら導入しないというふうに言われるわけですけれども、税務当局としては将来展望を踏まえながら準備をしていかなければならないという責任もあるわけですよね。そういう点でいろいろと論議の中で、一方では導入はしないと言いつつも、避けて通れない課題だ...全文を見る
○簑輪委員 安易に税が取りやすいところから取る形になるということが間接税論議の中でも言われるわけですので、そういう意味で税の痛みを感じるということの方が秋本来のあり方ではないかということは、前にもこの委員会でも議論されたことがあるわけですね。ですから、この点では私どもの方としては...全文を見る
○簑輪委員 そのVDT分科会で調査検討しておられるということですけれども、いつごろ取りまとめが出されるということなんでしょうか。
○簑輪委員 その五十九年度中に結論というのは、何らかの指針みたいなものが出されるという意味でしょうか。
○簑輪委員 それについては労働省なども参加して進められているというふうに承ってよろしいのでしょうか。
○簑輪委員 それでは次に労働省の方にお尋ねします。  直接労働者の健康障害を防いで安全な職場をつくっていくためには、労働省が非常に責任が重いと思いますけれども、一昨年に私が問題を指摘をしまして以降、労働省としてどのような取り組みをされたのか、お尋ねします。
○簑輪委員 三カ年の計画で調査をするということでしたけれども、それは、どこがどんなふうな調査をするということでしょうか、お答えいただきたいと思います。
○簑輪委員 それぞれの研究のテーマとか、特に重点的にこのような点について調査をされたいというような指摘をされた上で、委託研究か何かという形になっているのでしょうか。
○簑輪委員 この二つの機関は、同じことを同じように調査されるのでしょうか。
○簑輪委員 三年計画ですけれども、途中で何らかの経過報告なり中間報告なり、あるいはその段階での提言なりというようなことは予定されているのでしょうか。
○簑輪委員 そうすると、そのいずれの機関からも近々に何らかのものが出るという段取りにはならないのですか。
○簑輪委員 それでは、それだけでなくて、ほかにまだいろいろと労働省が取り組みをされていると思いますけれども、特に中央労働災害防止協会に設置されているOA化等に伴う安全衛生対策研究委員会というのがあるようですが、ここでどんな問題を取り上げて、今後どのような提言がされるか、その話をお...全文を見る
○簑輪委員 ことしの三月末までにこの研究委員会から結論が出されるというふうに聞いておりますけれども、労働省もそのように把握していらっしゃるのでしょうか。
○簑輪委員 聞くところによりますと、ここと常時連絡をとって作業を進めておられるというふうに思いますし、また労働省としては、一日も早くこの対策について何らかの指針となるようなものをつくらなければならない必要性は痛感しておられると思うのです。だから、せっせと督促をされるだろうと思いま...全文を見る
○簑輪委員 何か非常にのんびりした御答弁ですけれども、とにかく事態は刻々と進行しておりまして、一日も早くそういう基準を出されるようにと労働者の中からも強い要望が出ておると思うのです。諸外国では既にそれぞれの実態を踏まえて安全基準も出されていたり、あるいはまた労働組合が労働協約なん...全文を見る
○簑輪委員 ちょっと時間がないので、あと、五十九年度予算の中で歳出削減というのをせっせとやられて、特に大蔵省の方がマイナスシーリングというようなことを指示される中で、大蔵省があれこれ言うのではなくて、各省庁が自主規制するようになってきて非常に結構だみたいな話があるのですけれども、...全文を見る
○簑輪委員 あれこれ手だてをとって節約できる財源はわずか八億円なわけですね。だけれども、これによって児童扶養手当をカットされる母子家庭にとっては本当に死活問題だということを考えますときに、これくらいの財源問題であるならば、こういう制度を変えるのではなく、従来の制度のままで、子供の...全文を見る
○簑輪委員 調書でどのように定められようとも、現実にそれが履行されているかどうかということが明確ではないわけですね。それは最高裁判所の方も全部現実に履行されているかどうかまでを把握した数字ではないと思いますし、そういう点で母子家庭は大変厳しい状態です。離婚のときに六百万程度という...全文を見る
○簑輪委員 端的に言いますと、離婚時六百万であっても、その後下がった場合には資格があるということになるわけですか。
○簑輪委員 それはとっても間違った考え方だと思うのです。そしたら、別れるときで将来の運命が決まってしまう。その後の変動を考慮されないということになると、生活はその後ずっと続くわけですから、これは非常に不届きな考え方だと私は思うのですね。  時間がありませんが、こういうようなこと...全文を見る
○簑輪委員 厚生大臣、自治大臣がどのような取り決めをされて、大蔵大臣が了解なさったとしても、結果を受けるのは母子家庭でございまして、そういう点で言うならば、今みんながこれは納得できないというふうに言っているわけですから、内なる改革というものがどんどんと進められることによって、いつ...全文を見る
02月22日第101回国会 衆議院 本会議 第6号
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○簑輪幸代君 私は、日本共産党・革新共同を代表し、酒税法等一部改正案、物品税法一部改正案及び石油税法の一部改正案など、いわゆる間接税増税三法案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。  まず最初に、五十九年度の税財政全体に係る問題についてお尋ねいたします。  総理は、す...全文を見る
03月10日第101回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第1号
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○簑輪分科員 大臣も御承知のように、今日ME革命とかコンピューター時代とか言われておりまして、通産省も五十九年度予算で高度情報化社会の基盤整備というところで、第五世代コンピューターというところに五十一億二千三百万円という、前年に比べて八八%もプラスした予算を計上しているわけですね...全文を見る
○簑輪分科員 通産省としての取り組みもそれなりに進んでいるようで結構だと思いますが、私は、このVDT作業に伴う健康障害についての対策というのは、労働省の方として既に出されたガイドラインだけではなくて、通産省が所管する機器そのものについての構造規格というような問題についてもきちっと...全文を見る
○簑輪分科員 何もかも今後の課題ということになるようにお伺いするわけですけれども、既に一定のガイドラインを出されたわけですから、今後の実態調査を踏まえて、学問的研究も踏まえて、新たに出されてくるものは、より適切な法的な側面も含めたものになってこなければ意味がないというふうに私は思...全文を見る
○簑輪分科員 ぜひ、できるだけ早くそれを出されるように要望したいというふうに思うのです。通産省としても、このロボットについては産業用ロボットの安全通則ということで昭和五十八年三月一日に出されておりますけれども、ぜひVDTについても安全通則と申しますか同種の対応をしていく必要があろ...全文を見る
○簑輪分科員 このVDTがもたらす健康障害というのは、機器から発生するもの、環境から発生するもの、労働条件その他もろもろ総合的なものであることは私もよく承知しているのですけれども、通産省としてはやはりこの機器面に一つの市大な責任を持っていると思うのです。  マスコミ・文化共闘で...全文を見る
○簑輪分科員 今までの議論を大臣にお聞きいただきましたけれども、このVDT問題は非常に重要な問題でして、通産省としても力を入れていただく課題だと思いますが、今私が申し上げましたようなこのVDT機器の構造についての最低基準と、それから推奨基準と申しますか、より望ましい基準とか、そう...全文を見る
○簑輪分科員 それでは、その辺のところはJIS規格等も含めて積極的な対応をぜひお願いしたいと思います。  私がちょっとこの辺の判断に至る経過の中でぜひ御承知いただきたいと思いますのは、例えば三月五日の朝日新聞の「論壇」に投書がされております。ここでは、「私自身の経験を述べたい。...全文を見る
○簑輪分科員 OAの職場というものは非常に婦人が多いわけです。このVDTに関連して、アメリカ、カナダで妊娠、出産の異常等が報告されておりまして、日本の働く婦人の中からも大きな不安が提起されているわけです。このVDTから出される放射線というものにどんなものがあって、それがどういうふ...全文を見る
○簑輪分科員 大変重要な問題で、日本でももし異常出産とか障害児の出産というようなことになってまいりますと大変なことですので、早目にこういう規制というのはきちんととられる必要があると思います。そういう点も含めまして、今後の研究の中で適切な対応をしていただきたいというふうに思います。...全文を見る
○簑輪分科員 これまでの研究の結果出されたそのガイドラインについて、いろいろ読ましていただきますと、労働衛生管理体制ということの重要性が指摘されております。これについて、健康管理のためには不可欠なものだというふうに思いますので、ぜひこれがきちっと実施されるように指導監督をしていた...全文を見る
○簑輪分科員 今後、労働省も通産省も引き続き調査研究を行われるわけですが、その際に、自分たちの承知している範囲だけではなくて、今一番緊迫感を感じております労働者本人それから労働組合、その他熱心に研究をされている学者の方々等、いろいろな研究の成果や提言もこれからどんどん出されてくる...全文を見る
○簑輪分科員 大臣にお伺いしたいと思います。  今までお話し申し上げてきましたように、この問題は一つの省の問題ではなしに多方面にわたるわけですし、さらに職場だけでなく、一般家庭とか学校などのところにもかなりVDTが普及しているという状況でございます。そこで、個別にあれこれ対応す...全文を見る
○簑輪分科員 最後にちょっと文部省にお伺いしたいと思いますが、学校教育の分野でも、特に商業学科、工業学科等を中心にして情報処理教育が強化されて、義務教育の授業にもコンピューターが既に導入されているという実態になってきています。同時に、文部省の指導下にある各種学校それから専修学校、...全文を見る
○簑輪分科員 事が起こってからではすべて何事も遅いわけでございまして、そういう意味で、ただいま通産大臣の方からも御発言いただきましたように、他の省庁とも連絡をとってということでございますので、この問題の重要性を強く指摘し、一層の御配慮をお願いして質問を終わりたいと思います。  ...全文を見る
03月12日第101回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第2号
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○簑輪分科員 大臣、今日、男女平等は国際社会の基本的原則であるということは十分御承知と思います。我が国においても平等意識はとみに高まってまいりましたし、今、男女雇用平等の立法などを含めて、その重要性は非常に関心の的になっております。たくさんの婦人がこれに非常に注目をし、特に婦人に...全文を見る
○簑輪分科員 今の大臣の御答弁を伺っておりますと、財界の質問書について圧力と受けとめないということでいろいろ言われましたけれども、そういう認識では不十分であると同時に、見当違いだと私は言わざるを得ないと思うのです。これまで財界が言ってきたこと、やってきたこと、一連の動きを見ており...全文を見る
○簑輪分科員 最後のところだけで結構です。
○簑輪分科員 ちっとも明確な答弁じゃないと思いますね。だけれども、私はこの際、労働省の方の姿勢として、この行政命令をしっかり持った機関、これで労働者を迅速に、簡易に救済していくという手だてをぜひとっていただくように強くお願いをしておきたいというふうに思います。  次に、妊娠、出...全文を見る
○簑輪分科員 婦少局長がその程度の認識では、本当に婦人労働者の期待を裏切っていると思うのですね。確かにたたき台は、ある程度現行の労基法よりも母性保護の点で一定の前進をということを言っていることは、私だって承知した上で聞いているのです。ただ、これだけでは、新たな平等法案の中に盛り込...全文を見る
○簑輪分科員 労働基準法に規定されている管理監督者ということではなくて、実は、たたき台で言っているところの管理職というのは、労働基準法に規定されている「監督若しくは管理の地位にある者」のみでなく、業務遂行の最小単位の長としてその属する労働者に対して業務遂行上の指揮命令権限を有する...全文を見る
○簑輪分科員 審議会でいろいろな論議がされておるかもしれませんけれども、労働省としてはこうあるべきという考え方はないのでしょうか。
○簑輪分科員 審議会任せということのようですけれども、例えば管理職の範囲については、これは別に婦人の問題ということではなくて男性の労働者も全部含めて、一体どこまでが管理職なのかということは重大な問題で、例えば金融機関の労働者などについては、大変な闘争の結果、この管理職の範囲を定め...全文を見る
○簑輪分科員 昭和二十二年ごろの理解の仕方は、例えば経営者とほぼ一体となって仕事をする者、それから出退勤が比較的自由で、それが勤務評定に左右されない者というような基本姿勢があるわけですけれども、それがそのまま引き継がれて、ただ具体化したと承ってよろしいですね。(望月政府委員「はい...全文を見る
○簑輪分科員 立場が違うといろいろ意見が違うとおっしゃいましたけれども、労働省の任務はもうはっきりしていることでございますので、これに立脚してやっていただきたいし、それから、国際社会の一員として恥ずかしくない法律をぜひつくっていただきたい。そして、この歴史的な時期に労働大臣になら...全文を見る
03月21日第101回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
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○簑輪委員 最初に物品税について御質問をいたします。  この前、昭和五十六年の税制改正で物品税の増税が行われまして、その際、物品税の課税対象基準として奢侈品、比較的高価な便益品、趣味娯楽品に課税するという従来の考え方は変わらないと言われましたけれども、今回の増税に当たっても基本...全文を見る
○簑輪委員 昭和五十六年の改正で全自動洗濯機が新規課税されましたけれども、全自動でない洗濯機は非課税のままでした。いわゆる洗濯機が課税対象として考えられ始めてからの経過というのをずっと述べていただきたいと思います。  それからさらに、昭和五十六年改正で全自動でない洗濯機が非課税...全文を見る
○簑輪委員 いろいろ御説明いただきましたけれども、余り納得のできる説明じゃないですね。結局、そういう順序で課税したので、何とか理屈をつけなければならないというような感じで受けとめました。といいますのは、そもそも洗濯機が出てきたときに課税をされて、それから全自動が出てきたのでその全...全文を見る
○簑輪委員 それはおかしいと思うのですね。逆に、文化水準が上がってきたからこそ生活必需品というものも変わってくるという認識ですから、いわゆる大蔵省が言うところの生活必需品だけで生活しようと思いますと、それこそたらいと洗濯板になりますし、はたきとほうきということになりますし、おかま...全文を見る
○簑輪委員 物品税の範囲を果てしなく拡大していくことをいかに防ぐかということが重大な問題であるというふうに私は考えて申し上げているわけでございます。  それからまた、政府税制調査会の中期答申では、「消費のサービス化が進展している最近の状況を考慮すると、運輸、通信等を含め各種のサ...全文を見る
○簑輪委員 個別の新たなサービス課税を研究しているということはないというお答えですけれども、物品税の課税範囲の拡大とあわせて考えてみますと、今後大型間接税導入ということで一挙に解決されていくのかなというような危惧の念も持つわけです。そういうことのないように、私どもは大型間接税、一...全文を見る
○簑輪委員 あれこれおっしゃいましたけれども、結局のところ、何としても財政事情からこうせざるを得ないので、多少所得の低いところ、弱いところに負担がかかっても我慢せいというような感じで、私は、こういった増税のあり方は根本的に間違っているということを申し上げざるを得ない。こうしたやり...全文を見る
○簑輪委員 この問題については先進諸国でも大変深刻な問題になっておりまして、特に未成年者とか婦人にアルコール中毒が多発するという傾向が指摘されております。社団法人アルコール健康医学協会のお話によりますと、日本も同様の傾向にありまして、特に妊娠初期のいわゆる胎芽期である妊娠三カ月末...全文を見る
○簑輪委員 問題が徐々に深刻になっておりますので、ぜひこの問題についての的確な対策をお願いしたいと思います。大蔵省としても、税金の引き上げのことばかりを考えないで、当然こういう問題についてもしっかり目を向けていただきたいというふうにも思っております。  特に、昨年春の、東京都が...全文を見る
○簑輪委員 お酒は適量楽しく飲めば、ストレスの解消とか人間関係の潤滑油としてもその効用が大きいもので、有益なものだとも思います。ところが、酒類の消費量、それから飲酒人口が年々増大して、その中で特に大量飲酒者、一日平均百五十ミリリットルの純アルコール飲料消費者、ビールで六本、ウイス...全文を見る
○簑輪委員 自販機についても大問題ですけれども、やはり広告宣伝についても、とにかくどんどん売れればそれだけ税収が上がるというような立場ではなくて、広告宣伝面での規制という点についても御検討いただきたいと思いますが、いかがですか。
○簑輪委員 しかし、まだまだ非常におくれた点が多いと思うのです。私は、それは経営面もあると思いますけれども、国民の健康という大変な課題、未来の世代を担う未成年者の健康という課題を達成していくために、国税庁としてももっと厳しく対処するべきだというふうに考えます。  アルコールは、...全文を見る
○簑輪委員 はい、結構です。主税局長に答弁してもらおうとは思わないので、政務次官にお聞きしたわけですけれども、もう一度議事録を読んでいただきまして、ぜひ予算措置の面で御尽力をお願いしたいと思います。  時間がありませんので、次に行きます。エネルギー関係です。  政府は現在、石...全文を見る
○簑輪委員 現在、通産省は、試掘などを含む地熱開発促進調査を行っておりますけれども、五十九年度においても、三月二十八日に開かれる地熱開発促進調査委員会で四カ所を選定し、調査を実施しようというふうな段階のように伺っています。  その候補地の一つに、御岳山ろくの長野県の王滝村が入っ...全文を見る
○簑輪委員 試掘をする場合に、土地の掘削については温泉法で都道府県知事の許可が必要だというふうにされております。新エネルギー総合開発機構が地熱開発促進調査を行うわけですけれども、その際に都道府県知事に対して、温泉保護の立場から慎重な対応をするよう特に指導すべきだというふうにも考え...全文を見る
○簑輪委員 そこで、通産省にお伺いいたします。  通産省はこの地熱開発を進めていかれる立場ですけれども、三月二十八日に開かれる予定であります地熱開発促進調査委員会で、全国の候補地の中から四カ所を選定するというふうに聞いておるわけですけれども、今申し上げましたような事情で下呂温泉...全文を見る
○簑輪委員 今まで申し上げました問題は、結局地熱開発と環境保護という問題を両立させ得るかどうかということだと思います。  昭和五十六年三月二十日に、エネルギーと環境問題懇談会というところで提言が出されておりますけれども、ここでも「当面の措置についての考え方」というところで、「不...全文を見る
○簑輪委員 終わります。
03月26日第101回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○簑輪委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、酒税法等一部改正案、物品税法一部改正案及び石油税法の一部改正案、以上いわゆる間接税増税三法案について反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、これらの間接税を今回の減税の見返り財源として、抱き合わせ増税しようとしていることで...全文を見る
03月28日第101回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号
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○簑輪委員 まず最初に、申告納税制度改正の問題点については、正森議員が先日の質疑を通じて、記帳義務法制化などがいかに中小業者にとって不当なものであるかという点を詳細明らかにしたと思います。納税環境の整備というのを口実にした今回の改正は、国民の権利である申告納税制度の根本を破壊する...全文を見る
○簑輪委員 申告納税制度改悪問題については、再三申し上げますように、予算に伴って今すぐどうしても成立させなければならないものではないというふうに考えます。したがって、これについての慎重審議を要請するというのは当然のことであり、私は、今回の審議の経過を見てまいりましても、必ずしも十...全文を見る
○簑輪委員 国税庁の取り組みは伺いましたけれども、そういう取り組みを進める中で、果たしてこの価格移転の操作が相当行われていると見ているのかどうか、そしてそれが税収減につながっているというふうに見ているのかどうか、この御判断を伺いたいと思います。
○簑輪委員 計数的にどれこれ言えというふうに申し上げているわけじゃなくて、そういう事実を把握し、何らか対処しなければならないと思っておられるかどうかということなんです。
○簑輪委員 ちっとも聞いていることに答えていただけないのですけれども、この移転価格による日本の税収減というものを本当に深刻にとらえるならば、それに対処する必要があるわけですし、鋭意その調査、把握に努めてまいりたいなどというようなのんびりした状況なのかどうかということだと思います。...全文を見る
○簑輪委員 国際的な問題ですし、アメリカやヨーロッパ等での一定の対処がなされているにもかかわらず、我が国にそうした税制がないということは、国際的な税の問題でいうならば、私どもの感覚からいいましても不利ではないかというふうに思います。その問題の導入の必要性というのを主税局でどうお考...全文を見る
○簑輪委員 伝えられるところによると、大蔵省の中では研究会が設けられ、そして早ければ六十年度から導入というようなことも言われておりますけれども、今の主税局長の御答弁を伺いますと、まだ機が熟していないというようなお話ですが、そうしますと、まだ当分の間研究を重ねられるということになる...全文を見る
○簑輪委員 大変微妙な御答弁でございますけれども、私は、この多国籍企業が海外取引を通じて、タックスヘーブンなどを含め、租税回避をありとあらゆる形でやってくる中で、少しでも税金の問題で手抜かりのないように、主税局としてもきちっとした対応をしていただく必要がある、早急な対策をとってい...全文を見る
○簑輪委員 税というのは公平でなければならないということを基本としているわけですけれども、同じ婦人が働くという実態、それも時間的にもかなりの労働でありながら税制上は非常に冷遇されている。業者婦人でいうならば、四十五万ということになりますと、配偶者控除が三十三万ですから、勤労の実態...全文を見る
○簑輪委員 主税局長は、もし給与ということでやってほしければ青色申告をというようなお話のように承りましたけれども、青色申告であろうと白であろうと、そんなことは事業主の自由でございまして、それを強制されるいわれはないわけですね。そして労働そのものは、青色申告であろうと白であろうと、...全文を見る
○簑輪委員 他にも税率構造の全面見直し等による金持ち優遇税制問題を論議したいと思いましたけれども、時間が参りましたので、終わります。
04月11日第101回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○簑輪委員 今回外国旅費の改定が行われるわけですけれども、内国旅費の改定が見送られております。内国旅費について一五%から一七%程度の格差が生じているというふうに伺っておりますけれども、実費弁償という建前からいっても、それなりの改定が必要ではないかというふうに考えます。  その必...全文を見る
○簑輪委員 旅費とか宿泊費、日当その他、これは別に財政事情に余裕があったらたっぷり使っていいという性質のものでもないと思うのですね。厳しい財政事情の折からこれを見送るというのはちょっと筋が違うのではないか。幾ら財政事情がゆとりがあろうとも、実費弁償であるということならば、それでき...全文を見る
○簑輪委員 役職についておられまして、それで異動するたびごとに出世が伴うというような場合はともかくといたしまして、一般職員の場合は、単身赴任ということは決して望んで行くというものでもないわけですし、大変問題が多いと思うのです。  それで、いろいろな点でこの単身赴任という問題が組...全文を見る
○簑輪委員 期間の問題について、少なくとも二年を目安ということはこれまでにもいろいろと要求もし、また国税庁長官もそういうような答弁をされているということも聞いております。もちろん、さまざまな局の事情によって、そのとおりがんじがらめにいかない場合もあろうかと思いますけれども、少なく...全文を見る
○簑輪委員 なかなかそういう点で明快に、二年を基準として運用をしていくというふうにはおっしゃりにくいようでございますけれども、個別に本人あるいは家族等の問題も抱えて大変悩んでいる職員の方もいらっしゃいますので、それはぜひ優先的に解決をしてほしいというふうにお願いしたいと思います。...全文を見る
○簑輪委員 手当の問題だけではなくて、総合的な対策ということから考えましても、教育の問題あるいは手当やら税制面やら、総合的な対策の求められるのがこの単身赴任ということの提起する問題だと思います。今人事院の方で、今後調査の用意があるということでございますので、できるだけ早くこの実態...全文を見る
○簑輪委員 ぜひ早急に実態を把握し、対策を立てていただくということをお願いしておきたいと思います。  それで、共済の問題に入りますけれども、五十七年度の人事院勧告凍結という違法な行為とあわせて、五十八年度も人勧は六・四七%と言われましたのに、これをまるっきり無視して、公務員給与...全文を見る
○簑輪委員 わからないというところに問題があると思うのですね。つまり、看護婦さんが現場でおっしゃっているのは、実際にもらえる年齢になって、本当にもらえると楽しみにしていたところが、それからがあっという間に亡くなってしまうというのが仲間の実感である、それだったらば、掛金をどんどん掛...全文を見る
○簑輪委員 申し上げていることは、実際もらえるようになってから亡くなってしまうまでが非常に短い、そこのところを実際に調査をしてほしいということなんです。だから、再三申し上げてもなかなかわかりにくいかもしれませんけれども、労働実態に合わせて支給開始年齢というものは変更があってもよろ...全文を見る
○簑輪委員 ぜひよく実態を調べて、それで対策を立てていただきたいというふうに思います。  時間がございませんので、共済に関連してこの際ちょっとお聞きしたいことを申し上げたいと思います。  実は、健康保険に加入し、同時に労災保険特別加入制度に加入しながら、両方の法律の適用に当た...全文を見る
○簑輪委員 ぜひ通達の見直し等具体的に救済されるように早急に検討をお願いし、解決していただきたいというふうに思います。  同時に、厚生省にもちょっと御見解を伺いたいのですけれども、厚生省としてこの問題を、社会保険庁ですか、どのように受けとめ、どう解決されるおつもりでしょうか。
○簑輪委員 労働者の場合には昭和三十年六月九日付「業務上外の認定に関する連絡調整について」ということで、労働省労働基準局長と厚生省保険局長の連名通知がありまして、労災でも健保でも救われないということのないように取り計らえということにされております。ところが、特別加入の場合にはこう...全文を見る
○簑輪委員 今御指摘の問題が政策的な問題ということでございましたけれども、ぜひ今後の対応に当たって、立法論も含めてこういうことが二度と起こらないように強く求めて、質問を終わりたいと思います。
04月13日第101回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
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○簑輪委員 大臣にお尋ねいたします。  六十年度の予算の編成方針についてですけれども、大蔵省の「中期的な財政事情の仮定計算例」によれば、六十年度、特例公債の借換債を発行しないケースでも、要調整額は、一般歳出の伸び率をゼロとすると二兆円を超えるということになっております。それで、...全文を見る
○簑輪委員 内なる改革を期待するということで、間接強制というようなことで、結局押しつけるのではないか。大蔵省から指示してあれこれという形よりも、より一層各省庁が自主規制をするようなことを暗に望んでおられるという意味では大変巧妙であり、私は、こういうやり方というのは、本当に民主的で...全文を見る
○簑輪委員 現時点で明確にするのは困難だというお話ですけれども、六十年度は目前ですし、六十年度の予算に当たって概算要求をするかしないか、文部省の姿勢をもうはっきりさせないと、事は少しも進行しないというふうに思うのですね。ですから、この辺のところは文部省が本気で四十人学級を実現しよ...全文を見る
○簑輪委員 まことに心もとない答弁でございまして、本気で六十六年度までにこの四十人学級達成ということができるのかどうか、危ういものだというふうに思います。六十六年といいますと、財政再建問題ということから考えてみましても、六十五年度果たして赤字国債脱却ができるかどうか危うい状況のも...全文を見る
○簑輪委員 勉強勉強で何でも勉強課題に押しやってしまって、そして当面のこの緊急の問題についてあいまいな御答弁というのはちょっと納得できないのですけれども、結局、六十五年度に赤字国債脱却の目標を先へ延ばしたという事実、現状は少しも変わらないわけですね。そして、五十九年度に赤字国債の...全文を見る
○簑輪委員 それは大蔵大臣の判断事項ではなく、総理の判断事項ということならば引っ込みますけれども、そうではなしに、これは大臣の判断で決定されることだろうというふうに思いますが、まあ私の質問で、そうであるともないとも答えるのは難しいとおっしゃるなら、私は、今のニュアンスから見て大変...全文を見る
○簑輪委員 量的拡充だからこれはむしろよろしいことであるという認識ですけれども、同じ中身で量を拡大するということなら、これはわかるのですね。だけれども、有利子制度という質的変化を遂げさせて、そして量だけふえたのだというのは、ごまかしでしかないと思うのです。従来の無利子、返還猶予、...全文を見る
○簑輪委員 それではほかの質問をやっている間にちょっと勉強していただいて、御答弁いただけたらありがたいと思います。  それで、今回の改正案の中に、四十三条で「大蔵大臣との協議」というのが新設されましたけれども、これは一体どうしてこういうことになったのか、お答えいただけたらありが...全文を見る
○簑輪委員 今まで育英会の業務の執行に当たって、大臣との協議事項がないために不都合がございましたでしょうか。
○簑輪委員 私がお聞きしましたのは、日本育英会が業務を行うに当たって、大臣との協議事項というのがこれまでなかったために、業務運営に支障を来したことがあるのかということです。
○簑輪委員 すると、法律にはそれがなかったんだけれども、事実上大臣との協議を既にやってきた、それを法律にしただけだ、こうおっしゃるのですか。
○簑輪委員 ほかのことを聞いているんじゃないのですよね。日本育英会の業務の運営について、大臣との協議というのが法律にはなかったけれども、今までもう実際上やってきちゃったのか、そしてそれをただ単に法律にしただけだ、こうおっしゃるのですかということをお聞きしているのです。
○簑輪委員 大蔵大臣と協議をしないと日本育英会の業務の運営に支障を来したということがあって、協議が行われるようになったのでしょうか。
○簑輪委員 じゃ、いつから協議というのは始められたんですか。
○簑輪委員 わからなきゃわからないでやむを得ませんけれども、実は協議の必要があって開始されたのだとするならば、その時期と理由は後ほど明確にして私どもの方へ御報告いただきたいと思います。よろしいですか。
○簑輪委員 私は、この育英会業務のほとんどが大蔵大臣との協議事項ということで法律化されるということは大変問題だろうと思います。業務の運営上大臣との協議がどうしても必要であるというのなら、それはなぜなのか、どの部分なのかというのをはっきりさせなければならないので、今回のこの協議事項...全文を見る
○簑輪委員 そのところが一番肝心なところだと思いますけれども、その協議事項の中に二十二条が引用されておりまして、この中身は、すぐれた学生及び生徒あるいは経済的理由により修学に困難がある者というものを文部省令で定めていく、その文部省令を定めるときに大蔵大臣と協議をする、こういうこと...全文を見る
○簑輪委員 収入基準についてGNPなんかが詳しいからとおっしゃいましたけれども、そんなことは別に大臣に一々御相談しなくても、日本政府の中で十分な資料の提供が行われればよいことであって、大臣協議に適するということにはならないと私は思うのですね。あわせて成績についてはいかがでしょうか...全文を見る
○簑輪委員 そうしますと、今大臣がおっしゃいましたように、財政問題と直接かかわるような、例えば財投を利用して利子制度を導入するということになれば、大蔵省と直接かかわり合いを持ってくる、そういう関係での協議というのはまさに直接相談対象というのも、ある程度私は納得できるわけですが、そ...全文を見る
○簑輪委員 そうしますと、そういう点については文部省のそういう立場を基本的に尊重していただくというふうに伺ってよろしいのですね。
○簑輪委員 最後に一点ですけれども、この協議事項の中に、育英会職員の給与、退職手当というのも入っているわけですね。育英会というのは特殊法人で、職員は労働三権を保障されております。賃金や退職手当などは当然労使間で定められるものであって、これについて大蔵大臣と協議をするというのはまこ...全文を見る
○簑輪委員 時間も参りましたので、これで終わりますけれども、教育の問題について現実に予算措置がとられるに当たって、四十人学級制、それから有利子制、国民の期待に反する措置が次々とられていくことについて、私どもは非常に納得できないということを強く申し上げ、財政事情で教育が左右されるこ...全文を見る
04月17日第101回国会 衆議院 法務委員会 第10号
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○簑輪委員  一九八〇年の七月に、国連婦人の十年世界会議において婦人に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約というものが署名されまして、これを契機に国籍法の父系優先血統主義が見直されて今回改正されるという運びになったわけでございますけれども、私は今回の改正は、ようやく男女平等...全文を見る
○簑輪委員 なお、あわせて、先ほどの御答弁の中で国民の平等意識の成熟というようなこともおっしゃいましたけれども、平等意識が成熟していようと、していまいと、憲法違反の法律という意味で考えた場合には、意識の成熟にかかわらせるというのは法解釈としてはおかしいのではないかというふうに私は...全文を見る
○簑輪委員 平和条約発効以前までさかのぼると大変問題があるだろうというようなことも含めておっしゃいましたけれども、案外そんなところが本音かなとも思ったりもしますけれども。  いずれにしても日本人の子供であり、そして日本人として生きたい、そういう人たちが、たまたま法改正がおくれた...全文を見る
○簑輪委員 日本人母の子であるという厳然たる事実に着目して、経過規定を設けて届け出によって日本国籍を取得するという道を開いているわけですから、そういう前提から考えますと、母親の何らかの都合で再婚したり母親が別の国籍になったとしても、子供が日本国籍を取得したいと願っている場合に、子...全文を見る
○簑輪委員 母が現に日本国民でない、死亡時に日本国民でない、しかし生まれた時に母は日本人であったというケースですね。
○簑輪委員 全くわからないということですけれども、そんなにめちゃくちゃにたくさんあるというふうにも思えないのですね。それで、先ほども申し上げましたように、この経過規定で措置されるものは三年の期間を区切っているわけですから、その限りにおいて日本人として日本国籍を取得したいという子供...全文を見る
○簑輪委員 この民法の問題についてはまた別の機会に論議をさせていただきたいと思いますけれども、法例について論議をされたことはございますでしょうか。
○簑輪委員 夫の本国法、妻の本国法ということもありますけれども、父の本国法という規定の仕方もございますね。この場合、子供の準拠法を決める場合に、子の住所地の法という考え方もあるわけです。そういうことも含めて考えてみて、法例について全く全部差別がないというふうに断ずることもできない...全文を見る
○簑輪委員 法例の問題については、また今後論議をさせていただきたいと思います。  続いて国籍選択の問題ですけれども、二重国籍のままでよいではないか、無理に選択をしなくてもよいという論議もあるわけです。そうした中で、少なくとも国籍選択をいや応なしに強制されるということがあってはな...全文を見る
○簑輪委員 選択を強制するようなことはやらないと思いますとおっしゃいますけれども、やらないように担保する仕組みですね、それは今、周知徹底するようにとおっしゃいましたけれども、それは、出生の際に選択を強制することはまかりならぬという通達か何かできちんとされると伺ってよろしいのでしょ...全文を見る
○簑輪委員 十五条で、十四条の選択をしない者に対して「書面により、国籍の選択をすべきことを催告することができる。」というふうに書かれております。この「できる。」というのは、法務大臣に権限が与えられたものであって、選択すべきことを催告するという、法務大臣が催告するというふうに理解す...全文を見る
○簑輪委員 催告の形ですね、どんなふうにされるのでしょうか。
○簑輪委員 さっき、謄抄本などの請求等が戸籍関係の一定の出来事の中で例として挙げられましたけれども、実際上は謄抄本の請求というのは戸籍の窓口てほぼ自動的に流れ作業で行って、そこで戸籍の係の方が一々、二重国籍で選択の宣言をしなければならない方であるかどうかということをなさる状況に今...全文を見る
○簑輪委員 戸籍法の百四条の三で、市町村長は、国籍の選択をすべき者が期限内にその選択をしていないと思料するときは、通知しなければならないというふうに書いてありますけれども、これを具体的にどう担保するのかというのは非常に微妙な問題だというふうに思うのですね。市町村が現実にこれをやろ...全文を見る
○簑輪委員 不公平をなくすために常時連絡をとってということですが、それが一層管理強化につながらないように厳に注意をしていただきたいというふうに思います。  それから送達の問題ですけれども、これは非常に重要な身分関係の得喪にかかわることでございますので、必ず本人に送達をするという...全文を見る
○簑輪委員 いわゆる特別送達の本人送達ということになるのでしょうか。
○簑輪委員 その送達というのが非常に重要だと思いますのは、送達が本人にされなかった場合は、仮に本人が国内にいるではあろうけれども行方不明であるというような場合にはどうしようもありませんので、結果として官報催告という形になりそうに思います。そうしますと、官報で催告されるということに...全文を見る
○簑輪委員 官報催告で国籍喪失をされるということは大変なので、十分な手だてを尽くしてということでございますが、具体的にはどの程度の手だてまで考えておられるのでしょうか。
○簑輪委員 さっき、行方がわからないというのは国外に多いというふうに局長さんおっしゃいましたけれども、それは統計的に明確になっている、数字ではないと思うのですね。それで何ら根拠がないことでもございますし、二重国籍者そのものは、国内と国外と比較してみると国内の方が多いだろうし、それ...全文を見る
○簑輪委員 お話を聞いても、やはり住所要件はどうしても必要だというふうにはちょっと理解できないのですけれども、時間もありませんので、ちょっと関連して、附則の三条の問題ですけれども、附則の三条の方では、これは現在二重国籍を持っている人が国籍の選択をしないときには、期限到来時に「選択...全文を見る
○簑輪委員 ギリシャの方がどのような措置をとられるかということについて我が国で勝手に決めてしまうということはできないわけですので、そういう懸念がギリシャで生活している日本婦人から出されているわけです。その際に、だからギリシャにとどまらず、ギリシャと同様なケースの場合に積極的にそう...全文を見る
○簑輪委員 このギリシャにおける日本婦人の懸念を全く払拭できますように、法務省当局で最大限の御尽力をお願いしたいというふうに思います。  それから、時間がありませんので進みますけれども、十六条で外国の公務員の職に就任した場合の規定がございますけれども、この「日本の国籍を選択した...全文を見る
○簑輪委員 何かこれは国に対する忠誠義務のようなことではないかというふうに心配されてもおりますけれども、本来、国に対する忠誠義務などというようなことは、私ら別にそんな義務を持って生まれてきたわけでもございませんし、日本人であるという点についてはみんな平等で、日本人であるということ...全文を見る
○簑輪委員 夫中心の物の考え方あるいは夫中心の実態というものがどんどん変化してきて夫婦は平等である、そういう点で実態の面でも進んできているという認識のもとでこういう改正案がつくられたということは当然のことだというふうに私は思います。民法でも夫、妻という規定の仕方ではなくて「配偶者...全文を見る
○簑輪委員 指紋についていろいろとまだ論議も申し上げたいのですけれども、時間がなくなりました。  最後に、大臣に一点だけお伺いしたいと思いますけれども、今回の法改正については、基本的に前進方向でございますけれども、ただいま質疑させていただきましたように、いろいろ問題点もございま...全文を見る
○簑輪委員 終わります。
04月24日第101回国会 衆議院 大蔵委員会 第18号
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○簑輪委員 財確法の審議に当たって御質問するわけですが、これまで特例公債の償還に当たっては借りかえをしないということが法律で定められ、再三言明もされてまいりましたが、今回これを全面的に改めて借換債の発行ができるようにする、ほんの申しわけ程度に、借りかえをできるだけしないよう努力す...全文を見る
○簑輪委員 その財政健全主義というものを財政法四条で担保しているわけですが、それを踏みにじってきた、その事態を踏まえて、今この財政法四条をどう受けとめてどうするのかということですね。新たな歯どめの問題も論議されておりますけれども、実際上何の歯どめもないということになりますと、この...全文を見る
○簑輪委員 財政法四条の受けとめ方が余り重くないという感じで、私はまことに遺憾だと思うのです。     〔委員長退席、中西(啓)委員長代理着席〕 今日、事態が非常に悪化しちゃっている中で、もはやそれをどうしようもないという事態であるから、これを打開するためにやむを得ないという...全文を見る
○簑輪委員 大蔵省証券の発行が増加傾向にあるということは言えると思うのです。大蔵省証券は、おっしゃるように全体として国庫資金繰りのために発行するものというふうに言われているわけですが、その発行は国債発行消化の問題とも関連しているというふうにもおっしゃいました。実際に長期国債の発行...全文を見る
○簑輪委員 理屈で言うとおっしゃるようなことになるかもしれませんが、現実には、大蔵省証券は日銀で直接引き受けがされて、その資金は市中に出回るわけですね。そして、その後国債発行によってそれを吸収していくというやり方、それがそのようにねらってやられているのか、あるいは結果としてそうな...全文を見る
○簑輪委員 非常に限定的に解釈をしなければならないということだろうと思いますけれども、日銀に引き受けをしてもらえば極めて簡単に資金が融通できるということで、これが安易に流れないように、限定的な解釈を厳密に行うということで、今後も運営上厳しくしていただかなければならないというふうに...全文を見る
○簑輪委員 財政法四条があっても特例債が発行されるような事態でございますので、財政法があってもまたそれを改正して発行できるようにするというやり方というのはあり得るわけでして、財政運営上そういうことが絶対ないように、健全財政ということは厳に強く戒めてやっていただきたいというふうに思...全文を見る
○簑輪委員 日本の財政が大変危機を迎え逼迫しているという中でこの法律が審議されているわけですけれども、財政審では「財政改革を進めていくためには、歳出面において国・地方を通ずる歳出構造の合理化に最大限の努力を」というふうにも言っております。それから歳出抑制のために制度、施策の基本に...全文を見る
○簑輪委員 今度の法改正では、その経過にも重大な問題があります。  昨年三月、厚生大臣の私的諮問機関として児童福祉問題懇談会が設置され、十二月二十六日に報告書が提出されておりますけれども、母子福祉の問題を審議するこの児童福祉問題懇談会に、実は婦人の代表は一人もいないわけです。さ...全文を見る
○簑輪委員 そうすると、特別にこの法律で「自立の促進に寄与する」施策というものが規定されているわけではないというふうに承りました。  そして、従来の法律と比べても基本的に変わるところは何もない。私は、自立促進のための新たな手だてというのを何もとらないままでこの法律が自立促進だと...全文を見る
○簑輪委員 この法律の第一条、「父と生計を同じくしていない児童」という規定の仕方も、また「児童の福祉の増進を図る」という規定の仕方についても全く同じです。そして、第二条の第一項、「児童の心身の健やかな成長に寄与すること」を目的とするという点でも同じです。法律の条文から見まして、「...全文を見る
○簑輪委員 離婚という事実によって家庭に変化が起こり、その激変を緩和する措置として設けられたというのなら、そのように条文にちゃんとお書きになればよろしいのですね。この法律第一条はそうではなくて、「父と生計を同じくしていない児童」、そしてその児童を健全に育成するように「福祉の増進を...全文を見る
○簑輪委員 あくまで離婚ということにこだわられるわけですけれども、親が離婚したかしないかということは子供にとっては何の関係もないし、責任もない事実に属するわけですね。親の事情によって子供の受ける手当というものがこのように差別をされるということについては、到底納得できるものではあり...全文を見る
○簑輪委員 私がお聞きしたのは、収入と所得とは違いますでしょう。税金の問題であれこれ論じられる場合に、所得ということと収入ということとは全く別ですから。今おっしゃったのは年収六百方あるいは年収七百万ということのようですが、所得でいうとその辺のところはどうなるのでしょうか。
○簑輪委員 四百三十五万というのは給与所得ですか。では、その他の給与以外の所得の場合はどうなるのですか。
○簑輪委員 今その政令を聞いているわけですから。政令でまだ給与所得以外の所得の基準というのは決められていないのですか。私がさっきからお聞きしているのは、法律はもちろん「政令で定める額以上であるときはこという規定の仕方ですから、その政令で、今、四百三十五万という給与所得者の基準をお...全文を見る
○簑輪委員 私が質問したことにちっとも答えていただいてないのですけれども、時間がどんどんたっていっちゃいますから、別途詰めたいというふうに思います。  それから、離婚後、失業とか倒産とかで事情が変更し、収入が激減するという場合もございますけれども、こういった場合に果たして手当の...全文を見る
○簑輪委員 それは第四条の五項ただし書きの中にある「その他の特別の事情により母又は養育者が父に当該児童についての扶養義務の履行を求めることが困難であると認められるとき」というのに該当するのでしょうか。
○簑輪委員 ぜひ弾力的に、支給が行われる方向で処置していただきたいというふうに思います。  実は、この手当の支給期間が今回七年間というふうに限定されますけれども、これは非常に不都合な規定だというふうに思います。と申しますのは、平均すると五年程度だからこれで十分じゃないかというよ...全文を見る
○簑輪委員 しかし、現実にこれまでの運用を見てみましても、プライバシーの問題にまでわたる調査が行われたり、今回父親の離婚時の収入あるいは所得が必要になってくるとなりますと、自治体の対応というのはますます重要な役割を負わなければならないというふうに言われるわけです。そのときに、母子...全文を見る
○簑輪委員 最後に大臣にお伺いしたいと思います。  今回の児童扶養手当の改正に伴って、実際の母子家庭から大変大きな心配、不安そして強い反対がありまして、私どものところにもたくさんのはがきや手紙が届いております。一つ広島の中川さんという方から届いた手紙を読み上げますので、大臣に御...全文を見る
○簑輪委員 この大臣の答弁をこの方にお届けしたいと思いますけれども、それでは到底納得されないだろうと申し上げて、終わります。
04月25日第101回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
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○簑輪委員 最初に財源確保法に関連して、来年度予算編成方針について総理の見解を伺いたいと思います。  政府は、赤字国債の発行を五十年から特例ということで行ってきました。そのこと自体非常に問題だと思いますけれども、今回赤字国債の借りかえまで行うというふうになるわけで、これは財政法...全文を見る
○簑輪委員 新税の導入など、新しく国民負担がふえるということはとうてい納得できないところでございますので、大型間接税を導入しないというふうに言明されるその姿勢、それを国民生活を守るという立場で堅持していただきたいと思います。  総理にこの際お伺いしておきたいことが幾つかあるわけ...全文を見る
○簑輪委員 総理も多分御承知だと思いますけれども、たばこには本当にたくさんの発がん物質があるんですね。四十種類を超えるというふうにも言われておりまして、二百種類を超える有害物質が含まれている、有害物質の缶詰と言ってもよいというふうにも言われています。  WHOの専門委員会が一九...全文を見る
○簑輪委員 今総理がおっしゃったことは、大変問題がある部分もあると思うのです。  といいますのは、目に見えない効用ということをおっしゃいますけれども、それは個人的に狭い部屋で、自分だけの範囲で影響を受ける分なら一向に構いませんけれども、公共の場所において他人にまでたばこの害をま...全文を見る
○簑輪委員 総理は段階的に取り組んでいただけるような御答弁だと伺いましたけれども、私は、健康の問題ですので、ぜひ格別の御配慮をこの際思い切ってとっていただくように、重ねてお願いしておきたいと思います。  続いて、婦人に対するあらゆる形態の差別撤廃条約の批准に向けて、日本政府は国...全文を見る
○簑輪委員 婦人が人間として男性と同様に人間の尊厳を全うして、妻としても量としても、そして何より女性として同じようにこの社会で役割を果たし生きていく、そのことをだれしも望んでいると思います。ところが、そのように婦人が思っても、なかなかそれが受け入れられない社会環境もいまだ残ってい...全文を見る
○簑輪委員 今私がお願いしましたことは、真の平等を実現していくためにとても重要なことなのでお願いしたわけですが、今後法案の審議も行われる中で、総理も労働大臣を初め関係省庁に対して、ぜひその線で指導していただきたいと思います。  婦人に対するあらゆる差別を禁ずる、あるいは平等法を...全文を見る
○簑輪委員 終わります。
04月27日第101回国会 衆議院 大蔵委員会 第20号
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○簑輪委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、昭和五十九年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置等に関する法律案及び修正案に対し、反対の討論を行います。  まず、五十九年度の財源確保策そのものについて述べます。  これに反対する第一の理由は、政府みずからが引き起...全文を見る
05月09日第101回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
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○簑輪委員 振替決済制度そのものは、具体的には昭和四十年代後半から東京証券取引所では、関係当事者間の契約に基づきまして、部分的に既に実施されている。そして現在、日本証券決済株式会社がその業務を行っているということでございます。今回、本法案では保管振替機関が公益法人として発足するこ...全文を見る
○簑輪委員 そうしますと、この日本証券決済株式会社というのはそのまま残っていって、そして公益法人との新たな関係を持っていくという方向になるような感じもして今お伺いしたのですけれども、業務のかなりの部分が移行していくということになって、そうしますと、労働者の雇用問題というのは一体ど...全文を見る
○簑輪委員 今お話しの、この日本証券決済株式会社だけにとどまらず、取引所でも仕事の変化に応じて労働者の雇用問題というのは起こってくるというお話ですけれども、これに関連して、東京証券取引所の方でも何らか特別な配慮をしていただかなければならないということもあるかと思いますが、その点に...全文を見る
○簑輪委員 大変深刻な問題であろうかと思いますので、ぜひ適切な対応をお願いしておきたいというふうに思います。  それから次に、保管振替機関の業務について、第四条の二項で、「業務の一部を、主務大臣の承認を受けて、他の者に委託することができる。」というふうにしておるわけですけれども...全文を見る
○簑輪委員 この保管振替機関が公益法人として大臣の監督のもとに置かれるということになるわけですけれども、それがいろいろな意味で委託、委託で、結局しり抜けになってしまっては何もならない。したがって、最も肝心な部分といいますか、特にプライバシーの問題等にもかかわることが間々起こってく...全文を見る
○簑輪委員 次に、参加者の問題ですけれども、六条で参加者が一項に掲げられておりますけれども、ここでは「証券会社」「銀行」というふうに書いてあるわけで、証券会社は、参加を希望すれば、その規模あるいは内容等にかかわりなく、すべて参加が可能であるのかどうか、あるいは何らかの制限が設けら...全文を見る
○簑輪委員 そうしますと、法文上は別に参加資格に制限はなくて、ただ事実上要求される事務がこなせない中小業者は参加ができなくなろう、そしてそういうところへの救済といいますか、事実上の参加が可能であるようなふうにするには間接参加ということをお考えになっているというふうですけれども、建...全文を見る
○簑輪委員 そうしますと、将来すべての証券会社が参加者としてこの制度の利益を享受することができるという方向に向かっていくためには、中小の場合、暫定的な措置というのはあろうかと思いますが、業界として証券業協会の会長さんは、業界全体がこういう制度に参画していくための中小への援助措置等...全文を見る
○簑輪委員 意欲があるということで、あとはそれにふさわしいだけの手だてがとれるかどうかということであろうと思いますので、今後希望者にはそういうことが可能になるように積極的な施策をお願いしたいと思います。  それで、これに関連してほかの点を幾つかお聞きしたいと思っておりますけれど...全文を見る
○簑輪委員 「証券局年報」を見ますと、事故の内容については「顧客口座等を利用した自己思惑売買や受渡しのため顧客から預かった有価証券等の横領等で、事故の動機としては、事故者本人の自己思惑売買の損失補填のため、成績向上あるいは遊興費捻出のため等があげられる。」というふうに記述してある...全文を見る
○簑輪委員 これに対する証券局としての御見解も伺いたいと思います。
○簑輪委員 次に、再三言われておりますように、地方地場証券市場というものの地盤沈下が進んでいる。この問題についても、昨年の二月に全国証券労働組合協議会は、「中小・地場証券の経営と労働者の生活を守るために」という提言をやはり発表しているわけです。ここでは、中小・地場証券の経営危機の...全文を見る
○簑輪委員 最近、株式手数料の自由化問題がいろいろ論議されておりますけれども、大きな証券会社あるいは機関投資家というところでは、大変切実な問題として論議をされております。その際に、中小証券会社等がどのような影響を受けるのかというようなことも問題になるでしょうし、一般的にで結構です...全文を見る
○簑輪委員 ありがとうございました。手数料自由化問題については今後論議が進められるというふうに思いますので、またこれからも論議したいと思います。  最後に大臣、一言だけお伺いしたいのですけれども、今度の新しい制度のもとでいろいろとメリットが言われておりますけれども、同時に、先ほ...全文を見る
○簑輪委員 参考人の方々、遅くまで本当にありがとうございました。終わります。
06月29日第101回国会 衆議院 大蔵委員会 第27号
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○簑輪委員 たばこ事業法案等たばこ関連の五法案についてお尋ねするのですけれども、まず最初に、八十年の歴史を持つたばこ専売制度を廃止するその真の理由は一体何か。このように長い間専売制度をとってきたのはその必要性があったからであり、これまで専売制度は一定の役割を果たしてきたと思います...全文を見る
○簑輪委員 開放経済体制ということをおっしゃいますけれども、外国からの市場開放要請にこたえて輸入たばこの自由化の措置というのをとってきたわけですね。外国と申しましても、実際はアメリカからかなり強く日米貿易摩擦の解消ということが求められ、そのためにたばこの輸入自由化をせよという非常...全文を見る
○簑輪委員 たばこという商品について大臣の個人的見解を伺ったわけですが、日本の国民の健康を預かるお役所である厚生省が、一体たばこというものをどういうふうに認識しているのか、お伺いしたいと思います。
○簑輪委員 たばこが健康によいなどと言うような人は恐らく一人もいらっしゃらないだろうというふうに思います。(「そいつはわからぬ」と呼ぶ者あり)もしおありならば、そういうふうに認識する根拠というのを示さなければならないわけですけれども、それは個人的に、自分がたばこをやめたくてもやめ...全文を見る
○簑輪委員 こういうアメリカの状況ですけれども、アメリカ自身が率先してたばこは有害であり、アメリカからたばこを追放しようというふうに取り組む中で、アメリカ政府がそのたばこを日本に押しつけているのは全く不当だというふうに思います。卑劣であるとさえ言えるのではないでしょうか。日本の政...全文を見る
○簑輪委員 アメリカのたばこ企業は、実は消費量の伸びがとまっておりまして、このたばこ企業そのものの発展の道をどうしたらいいかと探る中で、経営の多角化と海外進出というふうに活路を求めているわけですね。この実態について概略お述べいただきたいと思います。
○簑輪委員 経営の多角化というのも一つの方法だろうと思うのですけれども、海外進出というのに非常に問題があるというふうに私は思います。  去年の七月にカナダのウィニペグというところで開かれました第五回喫煙と健康世界会議というところで多彩な問題が討議されましたけれども、その中で、発...全文を見る
○簑輪委員 公社が本来あるべき姿として考えていたことが、よそからの強い圧力によって貫くことができず、やむなくこういう事態に追い込まれたというような感じで私は受けとめました。しかし、本当に国民の立場に立って十分な管理が行われるという点を期待するときに、企業性を発揮していく、そして営...全文を見る
○簑輪委員 分割・民営化というようなことは到底あってはならないことであり、私どもは、専売制、公社制を維持すべしという立場で重ねて申し上げておきたいというふうに思います。  それから、今後この法案が適っていけば、今後の経営が一体どうなるのかということが心配されますけれども、専売公...全文を見る
○簑輪委員 この中期経営計画の中で、「経営の課題」として第一に、「需要を創出し、市場を拡大するため、商品開発と市場活動の強化をはかる。」ということを述べておりますけれども、需要の創出というのは一体どんなことなのでしょうか。私が素人で考えますところによれば、これは喫煙者を大いにふや...全文を見る
○簑輪委員 今の御答弁は全然答弁になってないと思うんですね。需要を創出するという日本語ですけれども、消費者のニーズに適合するようなものをつくるというのは、需要の創出というのではなしに、たばこの需要をつくるためにどういうふうに手だてをとったらいいか、そのときに消費者のニーズに合わせ...全文を見る
○簑輪委員 喫煙者をふやし、喫煙本数をふやすとずばり答えることは非常にはばかられるので、そのようなすりかえ答弁をされたのではないかと思います。といいますのは、「需要を創出し、市場を拡大する」という目標を達成するために商品開発を行うわけですから、事の順序からいってもおかしなわけです...全文を見る
○簑輪委員 進出すべき海外の地域は、どんなところを想定しておられますか。
○簑輪委員 経営計画を拝見いたしますと、中東地域、アジア地域をねらうというようなことが書いてございますが、これはいずれも発展途上国、先ほど申し上げたようなところをねらっておって、そしてここは既にアメリカ資本が進出をしてたばこ競争というものも激烈な状況になっているところでもあるわけ...全文を見る
○簑輪委員 ごらんいただけばおわかりだと思いますが、一枚は、たばこを吸ったときの指の温度低下をサーモグラフィーで示したものです。左手にありますのが温度が高い方で、たばこを吸う前、右の方にありますのがたばこを吸った後で、温度が激しく低下して色が変わっているのがごらんいただけるという...全文を見る
○簑輪委員 余りのショックに、感想を明確にお述べになることができないのかなとも思いますけれども、このように、たばこを吸うということが人間の体に顕著な影響を及ぼし、悪影響があるということはおわかりいただけたわけですが、それをおっしゃりにくい心境も理解いたしまして、次に移ります。 ...全文を見る
○簑輪委員 未成年者の喫煙が禁止されていると言いますけれども、未成年者の喫煙が犯罪というわけではございません。法律では、未成年者自身の喫煙ではなしに、未成年者にたばこを販売したり、あるいは親権者等がたばこを未成年者に吸わせることは犯罪とされておりますけれども、未成年者の喫煙それ自...全文を見る
○簑輪委員 公社がどうしてもやりたくないとおっしゃるならば、国民の健康、殊に青少年の育成ということから考えた場合に、国が全体として責任を持っておりますので、厚生省がこの未成年者の喫煙者率調査というのを工夫していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○簑輪委員 子供も大人も吸わないようにということだから、調査しないというのもまたおかしな理屈です。いずれにしても、実態を把握するということからスタートしなければ適切な対策というのは立てにくいわけですが、これまで調査された範囲で重要な問題であるという認識はおありのようですので、続い...全文を見る
○簑輪委員 最近日教組に禁煙教育を考える会というのが設立され、最終目標は、たばこを吸わない世代の育成にあるとされております。これを文部省は御存じでしょうか。また香川県の坂出市の教育委員会は、今年度から小中学校全校で禁煙教育をスタートさせました。文部省としても、従来の中高校生の保健...全文を見る
○簑輪委員 喫煙の低年齢化が言われておりまして、小学生の喫煙すら問題になっておりますときですから、この坂出市の小学校からの禁煙教育の成果等を踏まえて、文部省が、一部のあるいは各地域のという問題ではなしに、日本じゅうの子供たちに責任の持てる健康教育をぜひ実施していただくようお願いを...全文を見る
○簑輪委員 この注意表示が定められてから既に長い年月が経過をしておりますし、国民の認識も変わってきているわけです。当時十分な審議のもとにそのようなものが定められたとしても、今日の段階では、新たに現状にマッチした警告表示を行う、そういう機敏な対応を迫られているのではないでしょうか。...全文を見る
○簑輪委員 この警告文言については、新たに設けられるたばこ事業等審議会におきまして、この問題をぜひ提起していただきたい、そのことをお約束していただきたいというふうに思います。  それから、店頭にステッカーを張ってあるからいいではないかというお話ですが、私も町を歩きながらいろいろ...全文を見る
○簑輪委員 ですから、私が申し上げた点も含めて検討の対象にしていただけると理解してよろしいのでしょうか。
○簑輪委員 ぜひ申し上げた点を含めて検討をお願いしたいというふうに思います。  次に、広告宣伝について伺います。  公社の「市場活動強化計画」というところでは、「外国メーカーの販売促進活動に対処し、広告宣伝活動を充実する」というふうにされておりますけれども、これまでの広告宣伝...全文を見る
○簑輪委員 広告宣伝について、政令で定める審議会の意見を聞くというふうになっておりますけれども、審議会の構成、権限、どういうふうになるのか、明らかにしていただきたいと思います。
○簑輪委員 WHOでは、たばこについてあらゆる形式の広告、それから販売促進の制限ないし禁止をうたっております。欧米では全面的にテレビ、ラジオでの宣伝が禁止されているわけですけれども、我が国はテレビ、ラジオによる広告宣伝は、新製品では許されるというような自主規制の形をとっております...全文を見る
○簑輪委員 御存じのように、日本の市場は男性の喫煙率六六%、女性の喫煙率一二%強という状況でございまして、女性の喫煙率が諸外国では大体三〇%前後ということですから、これと比べて非常に低いわけですね。したがって、外国たばこ資本が女性をねらうという危険もありまして、特に女性や若年層を...全文を見る
○簑輪委員 大変心配されるところでございますので、くれぐれもお願いしたいと思います。  次に、公共の場所における喫煙制限の問題でございますけれども、たばこそのものが喫煙者にとって有害であるというだけでなく、周りにいる者がいや応なしに吸わされて害を受けるという間接喫煙、受動喫煙の...全文を見る
○簑輪委員 公共機関として問題になっております中で、新聞等でも絶えず絶えず読者欄に意見が述べられておりますのが国鉄の問題でございます。国鉄の禁煙車両について、現状と今後の計画、簡単にお話しください。
○簑輪委員 自由席が一番端っこで、病人や子供を抱えた人たちが非常に遠くて困っているというわけですね。だから、指定席がエスカレーターの近くになるからいいじゃないかというのじゃなくして、自由席もぜひ近くの部分を指定するようにしていただけないものか。  そもそもこの際、思い切って発想...全文を見る
○簑輪委員 ぜひその調査をお願いして、公共の場所での喫煙のモラルというものも含めて、この際皆様にもちょっと申し上げておきたいと思いますが、国会では本会議が禁煙になっております。どうして本会議で禁煙になっているのかということにつきまして調べてみましたところ、これは院の品位、秩序保持...全文を見る
○簑輪委員 重要な会議ということでございますので、ぜひ積極的な取り組みをお願いしたいと思います。  まだいろいろなことを申し上げたいのですけれども、時間が限られてまいりましたので、次に移ります。  日本たばこ産業株式会社は、葉たばこ問題の解決と要員の合理化を促進するということ...全文を見る
○簑輪委員 業務遂行体制の整備というようなことで、営業所四百カ所が百二十カ所廃止されてしまうというような話も聞くわけですけれども、これが一体事実なのかどうか。あるいはまた全国三十五工場があるわけですが、これを十工場に統合してしまうという計画があるやにも聞いておりますが、果たしてそ...全文を見る
○簑輪委員 うわさ話がどんどんと進んだりしまして、例えば私の地元の岐阜などでは、工場が果たして生き残るだろうかどうか、東海地方に一つにまとめられてしまうのではなかろうか、生き残るためにはどうしたらよいだろうか、それには成績を上げなければならない、ついては生休も返上して生産に励まな...全文を見る
○簑輪委員 私がただいま現場の婦人からの手紙を読み上げました点につきまして、そうじゃないんだというようなことをおっしゃられましたけれども、現場の婦人が言っているんですから、それをそうじゃないなどと言うのは全くおかしな話なんですね。それと違うようなデータが出てきているというのは、い...全文を見る
○簑輪委員 労働組合からの要望でそうなったというお話でございますけれども、労働者の生の声が今こういうことで私申し上げているわけですので、改めて労使協議ということが行われる際にも、ぜひこの点を含んでお考えをいただきたい。  私は、全体としていろいろ問題があるということを指摘しつつ...全文を見る
○簑輪委員 公社の方は、これは労働組合との協議の結果やったのだから円満に解決しているというふうに認識されているかもしれませんが、今私が申し上げたのは現場の生の声でございます。したがって、今後の労使協議の中でこういうものが十分参酌されて婦人労働者の声が反映するように、私は直接公社の...全文を見る
○簑輪委員 外国たばこの場合ですが、契約ということになれば、大都会地域など競争が激しいところあるいは量販店とか優良店ではマージンの操作、そういうものが行われるのではないか、国内たばこの販売より高いマージンがつけられるというようなこともあり得るのではないかというふうに思われます。そ...全文を見る
○簑輪委員 外国たばこの輸入自由化ということになりますと、その外国たばことの競争というのは今後一層激化してくるわけですが、特に大都会地域での競争、これは想像を絶するものになるのではないかというふうに思われます。  特殊法人、特殊会社は政策法人ということで行われるわけですけれども...全文を見る
○簑輪委員 中小、零細の小売店の経営が今後どうなるのかということが大変不安ですけれども、特に、身体障害者福祉法や母子及び寡婦福祉法等によって小売店の開業を行っている場合、特別な社会政策的配慮が加えられているわけですから、こういう方々の経営が困難にならないような特別な配慮というもの...全文を見る
○簑輪委員 いずれにしても、全く新しい事態を迎えるに当たって大変大きな不安にさらされている小売店の状況について、十分な配慮を重ねて要求いたしまして、次の問題に移りたいと思います。  塩専売についてお伺いしたいと思います。  専売公社はかねてから、塩事業は現状において、国の財政...全文を見る
○簑輪委員 専売制度でなければやっていけないから専売制度をとるというような物の考え方なのでしょうか。専売制度というのは、公益専売ということで目的があるわけですから、専売制度でやっていけるかいけないかという基準ではなくて、専売制度で塩を安定的に供給するという目的で設けられたものだと...全文を見る
○簑輪委員 専売制を外す方向というのは、私は非常に重大だというふうに思います。公社みずからが、これまで、自由経済のもとで市場原理にゆだねるならば、流通機構の複雑化、加工費その他のコストの増大等により、末端消費者価格の上昇、地域間格差は避けられないものと考えられ、情勢によっては投機...全文を見る
○簑輪委員 元売の整理淘汰をねらっているような感じがするわけですけれども、実際消費実績を見ても、関東支社が十四万三千トン、沖縄事業局が五子トンということですから、市場原理ということを考えてみましても、輸送コストの地域間格差というのもあるわけですから、こういうものが加味されたりなん...全文を見る
○簑輪委員 この塩の問題については、国民、消費者団体、地方自治体、関係業界から塩専売制度存続に関する要望、決議、あるいは意見書がいっぱい出ているわけです。非常に地味な分野ですし、問題もなかなかわかりにくい部分でございますけれども、塩は特にたばこと違いまして全くの生活必需品でもあり...全文を見る
○簑輪委員 塩の問題については、特に今回公益専売ということでの意義づけも明確化されるという状況の中で、私は今後塩が投機の対象になったり、あるいは不安定要素を抱えて国民に重大な被害をもたらすことのないように、厳しく見詰めていかなければならないというふうに思います。  それから、最...全文を見る
○簑輪委員 今の答弁はちょっと不満です。  まず最初に、二、三年で転勤をするわけだから男に限るというのは、何ら合理的な理由にはなりません。転勤するもしないも、それはそのときに考えればよいことであって、それならば最初から二、三年で転勤するということを書いて、男女平等にすればよろし...全文を見る
○簑輪委員 これは、本社採用だけということではございませんで、関東支社の募集要項にも、応募資格のところに「男子」というのがございます。これもあわせて、本社採用だけではなくて、全国各地の支社の採用、これにも、当然のことながら男子という条件をつけなくて平等にしていただきたい。もう一度...全文を見る
○簑輪委員 最後に、これだけにとどまらず、公社における男女差別は、ほかにも、任用において女性が不当に低くされているという実態もございます。きょうはもっと申し上げたいことがあったのですけれども、ちょっと時間が足りなくて、その点について申し上げることができませんでしたけれども、今後さ...全文を見る
07月09日第101回国会 衆議院 社会労働委員会地方行政委員会大蔵委員会運輸委員会連合審査会 第1号
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○簑輪委員 大変遅くまで質問させていただくのでまことに恐縮でございますが、よろしくお願いしたいと思います。  最初に、経団連は去る六月十二日、「今後の財政構造改革と六十年度予算編成のあり方について」という意見書を総理大臣に提出しております。その中で医療費についてどういうことが言...全文を見る
○簑輪委員 今、私は理想論をあれこれ言っているのではなくて、現実の我が国の実態から見て、財政当局あるいは厚生当局が今後の問題をどのように考えるのかということをお尋ねしているわけですから、基本的に大蔵大臣としても、厚生大臣と同じだというんじゃなくて、財政的にまず枠で縛ってしまってい...全文を見る
○簑輪委員 そうはおっしゃいますけれども、今回の制度改正、全般的に大変問題が多いわけですが、今おっしゃったような退職者医療制度のもとで考えてみますならば、やはりマイナスシーリングという枠組みの中で、大蔵大臣が大変お得意の内なる改革という形で迫っていったわけですけれども、その結果、...全文を見る
○簑輪委員 おっしゃることが私の申し上げたこととかみ合ってないと思いますが、要するに、国民健康保険の国庫負担の問題が一体どうなっているのかというのは、では退職者医療制度で考えてみますと、例えば政管健保からも拠出金をもらう仕組みになっておりますが、政管健保では一六・四という国庫負担...全文を見る
○簑輪委員 厚生省が概算要求段階で退職者医療制度の説明資料というのをおつくりになって、その内容によれば、退職者医療制度の拠出金の中に政管健保の中の国庫負担というのは入っているんだという御説明で数字もちゃんと挙げられているわけです。二百三十七億円というのを計上しているわけです。それ...全文を見る
○簑輪委員 そんなことは急に起こってきたことではないわけです。もう概算要求の段階から既に各組合の力関係というのはわかっているわけですから、当然そんなことも考慮に入れながら概算要求の段階で国の負担分というのが盛り込まれていたはずだと思うのです。だから、概算要求からいざ今度の予算案、...全文を見る
○簑輪委員 減ったのは全体で幾らですか。
○簑輪委員 今回の制度改正で、資本家側と申しますか使用者側の負担というのがふえたところはありますでしょうか。
○簑輪委員 お聞きのように、国は全部で六千二百七十六億円削減し、使用者側は一切負担がふえるということはない。そして今回の制度改正によって専らしわ寄せを受けるのは本人であって、あるいは……(「労働者」と呼ぶ者あり)そうです、まさに労働者側でありまして、こういうことを考えてみますと、...全文を見る
○簑輪委員 厚生大臣と大蔵大臣の御見解……
○簑輪委員 大臣が基本的にどのようなお考えか、お聞かせいただきたいと思いましたが、お立ちになりません。私は政治家としての答弁を求めているわけですから、そのときにはちゃんと、あり方の問題についてどのような理念をお持ちか、お聞かせいただきたいと思います。時間が少ないのですが、一言あれ...全文を見る
○簑輪委員 このような国民の今、健康という、最も政府が責任を持たなければならない分野、そしてすべてに責任を持たなければならない分野であるにもかかわらず、ここに民間が商品を開発しようと思うのは、まさに国の姿勢をしっかり見て、ここから国が撤退しようとしていることを見抜いて商売を始めよ...全文を見る
○簑輪委員 今のケースについてどうお思いですか、私が申し上げたケースについて。
○簑輪委員 いただかなければ保険証を上げないという考え方は根本的に間違っているのですね。そうしたら、それはもう一度、ちゃんと行政当局としての責任ある法律的見解をお聞きしたいと思うのですね。例えば国民健康保険証の交付というのは保険料が払われなければしないものなのかどうか、そのことを...全文を見る
○簑輪委員 こうやって、法律的にできないことが現に行われている、そのことを今後も絶対あってはならないという立場で私はお聞きしているのです。とにかく、まず取ることばかりを考えて——本当に医療給付を適切に国民にこたえられるようにやっていくという、そういう姿勢がやっぱり今問われているの...全文を見る
07月10日第101回国会 衆議院 社会労働委員会 第23号
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○簑輪委員 今回の法案は問題点が非常に多過ぎて、とても四十七分で質問し切れるものではございませんけれども、幾つかぜひお尋ねをしたいと思います。  既に御存じのように、きょうもたくさんの婦人の皆さんがこの法案の審議を真剣に見詰めておられます。大臣初め皆さん方お疲れでしょうけれども...全文を見る
○簑輪委員 そうすると、いわゆる工業的業種等に属するおよそ五百万人の婦人が、二週間について十二時間までの時間外労働が可能となり、最長の場合一日十四時間の勤務も可能だという仕組みになるようです。非工業的業種等に属するおよそ一千万人の婦人が四週間で四十八時間の残業が可能となり、特定の...全文を見る
○簑輪委員 私が申し上げましたのは極端な解釈だと思いますけれども、違法な解釈でしょうか。決してそうではないと思うのです。そして、この危険があるということを私は指摘しているので、もしそれよりもよりよい労働条件を命令でお定めになるおつもりであったらば、最初からその限度を法律の中で明ら...全文を見る
○簑輪委員 そうであるなら、私が今申し上げましたように、そのような危険がないという定めを法律でぜひやっていただきたいというふうに申し上げているので、私の考え方が危険だとおっしゃるのは絶対に納得できません。こういう危険を、この法律の中でぜひなくすようにお願いしたいと再三申し上げてい...全文を見る
○簑輪委員 考え方をお示しになっただけで、基準そのものが少しも明らかにならないのですね。再三議論されております中で、全部これから検討するというようなことが今までも言われておりますけれども、その内容がどういうものであるかによっては大変な労働条件の悪化を招くという心配があるわけでお尋...全文を見る
○簑輪委員 おっしゃるとおりだと思うのですね。人間は昼間働いて夜眠る、この当たり前のことができるだけ阻害されないように、深夜業については万やむを得ない、例えば公共のサービスのために必要やむを得ない限度で、深夜労働をよりよい労働条件を確保しつつ進めていくということならばともかく、な...全文を見る
○簑輪委員 男性の深夜業の実態調査はおやりになっていないのですか。
○簑輪委員 結果は出たのですか。
○簑輪委員 それは、この法案が出される前に十分調査、検討をして一定の分析を加えて、その検討の結果この法案の中に反映されるべきことであって、先に法案を出してしまって、その後で男性の深夜労働の実態を今分析しておりますというのは、順序が逆ではないでしょうか。私は、この深夜業の問題を考え...全文を見る
○簑輪委員 実態調査の結果は教えてくださいますかとお尋ねしているのですが、お答えいただけますか。
○簑輪委員 分析はともかくとして、実態調査そのもの、全体をやはりすべて明らかにした上で審議に参考にするという姿勢がなければならないと思いますが、先になってから、法案が通っちゃってからそういうものができる、後の祭りみたいにならないようにしていただきたいと思うのですね。その態度、姿勢...全文を見る
○簑輪委員 このように深夜業、時間外労働の規制が全面的に適用除外になる婦人の労働者は、管理職、専門職合わせて実に二百十三万人を予定しているということでございます。時間外労働で考えましても、深夜業で考えましても、実にたくさんの婦人労働者がこのように規制の対象外になって、厳しい労働条...全文を見る
○簑輪委員 おっしゃることは到底納得できません。けれども私、ちょっと時間がなくなりましたので、続いて次の質問をしたいと思います。  深夜業の規制を緩和するということでたくさんの例示があるのと同時に「その他業務の性質上深夜業が必要とされる」業務に従事する短時間労働者という定めがご...全文を見る
○簑輪委員 それに限定されることになるのでしょうか、あるいはそれ以外のものも考えられるということになるのでしょうか。心配されるのは、例えば二十四時間営業のスーパーなどにおきまして短時間で雇用することもあり得るやに心配するわけで、そういうケースはここに該当しないことになるのかどうか...全文を見る
○簑輪委員 たくさんの婦人がパート労働で深夜働かされるのではないかという心配もありますので、その点は厳しくチェックしていただきたいと思います。  問題点は多々ありますが、次に、均等法の問題についてお尋ねしたいと思います。  実効ある男女雇用平等法をというたくさんの婦人労働者の...全文を見る
○簑輪委員 配置、昇進の問題について努力義務になっているという点は、将来これを禁止規定にしていくということを当然考えていただかなければならないというふうに思います。それで私は、一体どのような条件が整ったときにそのようなことになるのかと伺いたいわけですけれども、これまでいろいろお話...全文を見る
○簑輪委員 真に実効性ある雇用平等法をと願っている、その実現をすべく努力していただかなければならない労働省が、一つはこの婦少局あるいは婦少室の陣容が非常に弱体であるということを私はまことに残念に思っております。  そこで、大臣にお願いをしたいわけですけれども、ぜひこの陣容を大幅...全文を見る
○簑輪委員 最後に、保護か平等かというような形で婦人の幸せが切り捨てられることのないように、真の母性保護を確保しつつ男女平等を確立し、男性の労働条件もよりよいものにするために最大限の努力を図られるよう、労働省に強く要望をしておきたいと思います。男性も女性もあわせて、その役割を、固...全文を見る
07月13日第101回国会 衆議院 大蔵委員会 第34号
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○簑輪委員 総理にお伺いいたします。  たばこが健康に有害であることは総理も十分御承知と思いますけれども、これはもう既に国民的合意あるいはまた国際的合意を得ているというふうに言っても言い過ぎではないと思っております。  実はアメリカでも、二十一世紀を目指して禁煙の世代をつくる...全文を見る
○簑輪委員 実は、この二月にフィリピン消費者運動機構会長のジュリー・A・アマルゴさんという方から、中曽根総理大臣あてに手紙が出されておるわけです。  ちょっとかいつまんで申し上げますが、「「日本たばこインターナショナル社」が、今年四月一日から東南アジア市場に「マイルドセブン」や...全文を見る
○簑輪委員 私は今の総理の御答弁は納得できないのです。やはりこれが健康に有用なものであるならばそれはどんどんと諸外国の状況も踏まえながら考えるということはあり得るけれども、このたばこの問題は、量さえ過ごさなければ決して構わないというような認識は今後大変な事態を招くのではないか。何...全文を見る
○簑輪委員 そうすると、総理は基本的に、この社会保障支出というのが国の財政に負担になっている、公共支出の中の一部としての社会保障が負担を増大しているという認識にお立ちなわけですね。
○簑輪委員 我が国についてはどのようにお考えですか。
○簑輪委員 社会保障の分野というのは、今、国民の大変重大な関心を集めているところです。財政が厳しいからといって、これを福祉や教育にしわ寄せしないでほしい、それが国民の強い要望だと思うのですね。だから、これが負担を増加させているということでそれの削減に向かうということが大変懸念され...全文を見る
○簑輪委員 総理は臨教審で審議中とおっしゃいましたけれども、臨教審はまだこれから参議院で審議が行われるわけでございますので……(中曽根内閣総理大臣「臨教審じゃない、臨行審」と呼ぶ)  それで、総理が教育改革ということを言っておられるならば、何はともあれ四十人学級の早期実現という...全文を見る
○簑輪委員 御意見じゃなくて、総理のお考えをお聞きしたいのです。
○簑輪委員 その答申というのが、既にこの四十人学級制に向けて、前向きというよりは、それを凍結するという姿勢を示しているときだけに、私は、総理にあえてこの質問をさせていただいたわけです。ですから、その辺のところを、答申の意のままにということではなくて、生の声をじっくり酌んだ総理の前...全文を見る
○簑輪委員 非常に重要な問題ですので、早期決定し、実現のために全力を挙げていただきたいと思いますが、去る六日に、衆議院の商工委員会で我が党の小沢議員が小此木通産大臣にこの問題で質問させていただきました。そして、中小企業向け官公需の発注を五〇%以上に義務づけて仕事を確保し、この中小...全文を見る
○簑輪委員 こういう事態でございますので、私は、総理が一挙には難しいとおっしゃいましても、それを一日も早く実現していただくよう重ねてお願いをしまして、終わります。
07月27日第101回国会 衆議院 大蔵委員会 第36号
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○簑輪委員 まず最初にリッカーミシンが二十三日和議申請をして事実上の倒産ということになった事態について通産省に伺いたいと思います。  政府はこれまで連鎖倒産の防止とか消費者保護のためにどのような措置を講じてこられたのでしょうか。また、今後どのような対策を講ずるおつもりなのか、簡...全文を見る
○簑輪委員 前払い式の割賦の方法というのは、商品が現実に手に渡る前に企業が倒産すると消費者が著しく不利になるわけです。  現在、前払い式割賦の方法をとっている場合の許可の件数、契約者数、利用者数ですね、そのうちリッカー分についてはどうなっているのか。  それからさらに、消費者...全文を見る
○簑輪委員 全額返済ということが保証されないのではないかという心配がありますので、その点をぜひ完全にできるように御尽力をいただきたいと思います。  この問題については、五十年以降新規に前払い割賦の取り扱いというのは認めていないというふうに伺っておりますけれども、これまでに契約し...全文を見る
○簑輪委員 たくさんの婦人がかかわっておりますし、消費者の皆さん方の重大な関心を呼んでおりますので、万遺漏なきを期していただきたいというふうにお願いを申し上げて、次の質問に移りたいと思います。通産省、結構でございます。  次に、郵政省は視覚障害者に対するサービスの向上策として、...全文を見る
○簑輪委員 地方銀行などについては、全体として点字サービスが行き渡るように指導をしていただかなければいけないのじゃないかというふうにも思っております。そして、障害者の方は普通預金について点字サービスを行うように求めておられます。都銀などでは預金残高について点字サービスを行っている...全文を見る
○簑輪委員 今の御答弁はまるで木で鼻をくくったような答弁ということだと思いますけれども、やはりもっともっと障害者の完全参加と平等という観点をしっかり踏まえて前向きに対処していただかなければいけないんじゃないかというふうに私は思います。  あわせて国税庁にお伺いしたいと思いますけ...全文を見る
○簑輪委員 私、今の答弁は納得できないのですね。やはり申告納税制度、自主申告、自主計算でなければならないと思うのです。そのことが自分で納得のいくようにできるという、その観点から見ても点字でのサービスというのをぜひ前向きに検討していただきたいと思いますが、大臣よろしいですか。  ...全文を見る
○簑輪委員 要望があって私ども申し上げているものですから、生の声をもう一度しっかりと受けとめていただきまして、ぜひ善処していただくように重ねてお願いしておきたいと思います。  さて、私はこれまで当大蔵委員会で何度もいろいろな角度から男女差別の是正を求める質疑を行ってまいりました...全文を見る
○簑輪委員 ちょっと私の聞き方が悪かったかもしれませんが、扶養親族の認定というのは、例えば申告書に記載すればそれで扶養親族になるということになるのかどうかです。
○簑輪委員 申告書に記載してあれば、それが生計を一にしておれば、夫の方の扶養家族、扶養親族で申請しようが、妻の方の扶養家族で申請しようが、確定申告書の記載に従って課税の際判断されるということでよろしいわけですね。
○簑輪委員 夫婦共働きの場合に、どちらが主たる生計維持者かというようなことは全く問わずに、税法上は、どちらでも申告がされた方の扶養親族という認定が行われているわけです。  次に自治省に伺いますけれども、昭和四十二年十月四日に出された「住民基本台帳事務処理要領について」と題する通...全文を見る
○簑輪委員 私が伺ったところによれば、夫婦共働き、ほぼ同程度の収入ということであれば、夫婦で協議して妻を世帯主として届け出ればそれはそのまま受理されているというふうに伺ったのですけれども、それでよろしいのですか。
○簑輪委員 自治省結構です。  それで、労働省にお伺いします。  まず手当についてですけれども、扶養手当、家族手当、住宅手当等諸手当については、ILO百号条約でも、また労働基準法上も、賃金に該当するということは間違いないというふうに理解されておりますが、これでよろしいですね。
○簑輪委員 そうすると、労働基準法と就業規則に書かれていなければ、扶養手当とか家族手当とかいうようなものは賃金ではない、こういうことになるわけですか。
○簑輪委員 ILO百号条約の解釈でもそのようでしょうか。
○簑輪委員 労働基準法上で賃金と言うのは、労働者にとって非常に重要な問題なんですね。この手当が賃金の中に含まれるということで理解をし、そしていろいろと法制度もできているわけですので、その部分について引き続きお伺いしておきたいと思います。  この手当の支給基準が労働協約あるいは就...全文を見る
○簑輪委員 私の質問に対して、それをさらに抽象化されてお答えになっておられますので、もう一度確認をいたします。よく聞いておいてください。  就業規則あるいは労働協約等で、夫たる男性労働者には無条件に支給され、妻たる女性労働者の場合にはその夫の収入の三割増し以上の場合でなければ支...全文を見る
○簑輪委員 手当の支給に当たって扶養手当支給の基準は、一般職の職員の給与に関する法律では「扶養手当の支給については、」「他に生計の途がなく主としてその職員の扶養を受けているものを扶養親族とする。」というふうに定めておりまして、世帯主とか云々というようなことにはなっていないわけです...全文を見る
○簑輪委員 非常に重大なことであり、この問題について差別は許されないということで論議をしているときに、合理的理由の個々具体的なケースの例も挙げられないというのは問題だと思うのです。  続いてお尋ねします。住居手当について、世帯主に支給をするというようなケースがあります。その世帯...全文を見る
○簑輪委員 世帯主に係らしめるというやり方で、結局は男性の方にはほとんど無条件で、それから女性の方にはほとんど支給されないというケースが非常にたくさん現実に行われております。  労働省が昭和二十二年九月十三日に出されました十七号の通達ですか、「労働者が女子であることのみを理由と...全文を見る
○簑輪委員 社会通念によって賃金に差をつけることは違法であることというふうに読ませていただいてよろしいわけですね。
○簑輪委員 次に、健康保険や共済組合の適用の問題についてお伺いしますけれども、今回、政府案で出されております均等法の中で「福利厚生」という部分がございますけれども、この健康保険の問題や共済組合の問題は、その「福利厚生」に当たる問題と理解してよろしいでしょうか。
○簑輪委員 そうすると、それは政府が関係して法律でやることだから、男女平等であることは当たり前の前提であるということで、労働省がそのことをとやかく言うものではないというふうに理解していいのですね。
○簑輪委員 そうだとすれば、健康保険や共済組合の適用について男女異なる取り扱い、男女差別が行われているということは全く許せないことだというふうに思うのですね。  昭和四十三年の通達は、もう再三この委員会でも申し上げておりますように、被扶養者の認定に当たって、原則は夫、妻は夫より...全文を見る
○簑輪委員 女は特別に三割増しでないと一人前に扱われないというのは全く問題なことなんです。それを子供のせいにして、それで男女平等を踏みにじっていても子供のためだから構わないという認識は全く誤っていて、これは事務処理上の問題などということで合理化される筋合いのことではないのです。人...全文を見る
○簑輪委員 別に男女不平等を一生懸命やろうと思ってこんなことをやっているとはだれも思ってませんよ。だけれども、今日、無意識にでも不平等になっているという自覚がないこと、そのことを問題にしているわけです。  私は、厚生省がそのことがわからなければ、労働省に今の婦人労働の変化を明ら...全文を見る
○簑輪委員 私が労働省から資料をいただきましたところ、また今、有配偶者は傘としても四十二年から五十八年と高まっているというお話でした。そのほか、専門的、技術的職業に従事する者も、四十三年が九十三万人であったものが二百一万人にもふえている。教育程度の問題でも、短大卒業や大学卒業が四...全文を見る
○簑輪委員 このように実態が変化してきておりますし、婦人労働者、それから婦人全体、それから理解ある男性の意識もどんどんと変化してきているわけです。ところが、差別撤廃条約の批准を目前にしまして、こうした政府の公式の通達文書で、原則は男性、女は収入が三割以上多くなければ男と同じように...全文を見る
○簑輪委員 先ほど、これは大蔵省の方から話があって各省連絡協議会を開いてこういうような基準を定めましたという答弁もございました。まさに大蔵省がリーダーシップを発揮して、適切な通達をつくっていただくべき立場にあるというふうに思うのですね。ですから、腹が立たないようにという言い方です...全文を見る
○簑輪委員 終わります。
12月06日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第1号
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○簑輪委員 大蔵大臣に最初にお伺いしたいと思います。  あなたは映画、演劇、音楽がお好きでいらっしゃいますでしょうか、そして、こういうものが人生にとって大事というふうにお考えでいらっしゃいますでしょうか、まずお伺いしたいと思います。    〔委員長退席、中川(秀)委員長代理着...全文を見る
○簑輪委員 余りお好きではありませんか。
○簑輪委員 大変お忙しくて、すぐれた文化、芸術に接する機会がなかなかないということは、まことに御同情申し上げるのですけれども、芸術問題についての御理解はおありになるというふうに承りました。  私たちが本当に人間らしい生活を送る上で、芸術、文化というのは非常に大事なものであり、豊...全文を見る
○簑輪委員 「不思議なお話」という入場税撤廃のパンフレットでございまして、ぜひごらんいただきたいと思いますので、差し上げます。  それで、入場税撤廃というのが国民的な要求になっておりますけれども、あわせて免税点も問題になっております。昭和五十年の改正の際に、参議院大蔵委員会で「...全文を見る
○簑輪委員 サービス課税ということでおっしゃいましたけれども、芸術、文化というのは、サービスという税の段階での位置づけというのは間違っているのではないかと私は思いますね。そういう観点でひっくるめて芸術、文化を受けとめるのではなくて、いわゆるサービス課税とは範疇の違うものという位置...全文を見る
○簑輪委員 どんな御感想をお持ちでいらっしゃいましたか。
○簑輪委員 兵籍にあるときというケースをおっしゃいましたけれども、それは今日あってはならないことでもあり、私は、今日問題となっております単身赴任というのは、同類には考えられない問題である、したがって、現在単身赴任の当事者及び関係者が問題提起をしている点については、大臣は自分で経験...全文を見る
○簑輪委員 今御答弁にありましたように、実に日本的な慣行といいますか、単身赴任というのは欧米では想像を絶することになっているわけなんですね。  私が調べた範囲でも、極めて例外的な場合に単身赴任ということがあるかという程度で、アメリカでは出張でさえ配偶者同伴ということも当然とされ...全文を見る
○簑輪委員 法規制になじまないという御答弁でございますけれども、やはり労働者の労働条件について労働省が基本的にこのように考えるという姿勢がなければ、改善していくことはできないというふうに思います。今、労使を指導してというような姿勢を示されましたけれども、それもあわせて積極的な取り...全文を見る
○簑輪委員 差別撤廃条約を批准するということを仮にやりましても、その裏づけとなる諸法制、諸制度全部がしっかり整ってこないと、それが本物になりにくいということを考えますときに、労働省が今鋭意御努力いただいていると思いますけれども、ぜひとも早急に実現をしていただきたいというふうにお願...全文を見る
○簑輪委員 最後に大臣にお伺いしたいのですけれども、単身赴任というのは心身ともに異常な状態をもたらすということも報道されておりますし、経済的負担も大変だと言われておりますので、そういう中でやむを得ない単身赴任の場合について、私どもは単身赴任手当の支給のいかんにかかわらず、所得税、...全文を見る
○簑輪委員 単身赴任問題も、長時間労働などとあわせて諸外国の非難を浴びる問題にもなりますし、貿易摩擦の原因にも絡んでくるだろうとも思いますし、今の御答弁をお聞きしていて、とてもそのまま納得できるものではございませんので、引き続き論議をさせていただくことにいたしまして、きょうは終わ...全文を見る