簑輪幸代

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簑輪幸代の1985年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月26日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
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○簑輪委員 もう午後七時も回りましたけれども、ぜひとも御丁寧に答弁をいただきたいとお願いをしておきます。  まず最初に、予算委員会や当大蔵委員会でも既に何度も論議になっております税制の抜本見直しに関連するところですけれども、中曽根総理は、シャウプ税制以来のねじり、よじりあるいは...全文を見る
○簑輪委員 その基本的なシャウプ勧告の骨子ですけれども、そういう物の考え方は今日もなお大事なものである、あるいは尊重すべきものであるというふうにお考えでしょうか。
○簑輪委員 シャウプ税制の基本的な考え方から見て、今日の税制というのがそれから大きく外れて、何ともかんとも仕方がなく、抜本的な税制改正を行わなければどうにもならないというような現状にあるものとお考えかどうか、それをお伺いしたいと思います。
○簑輪委員 ねじり、よじり、ひずみというふうに言われる具体的な中身の問題ですね。何か非常に印象的に言われておりまして、税制の中で果たしてそれは何を意味するものなのかということが、総理のあれでは全然明確ではないのですが、同じ内閣で税を専門としておられる大蔵大臣としては、このねじり、...全文を見る
○簑輪委員 税調の指摘に基づきまして随分長く御答弁いただきましたけれども、一つはフィーリングの方で、結果的に直接税に偏り過ぎているということではなかろうかということをお述べになりましたが、それは直接税についての減税が行われなかったというようなことも中には含まれているわけでございま...全文を見る
○簑輪委員 ちょっとわかったようなわからぬような話なんですけれども、一つは、簡素ということで何かねらっておられるのは、例えば竹下大蔵大臣が二月二十二日の予算委員会で述べられておりますように、なだらかな累進税率にするべきだという方向が出ていて、税率の刻みを減らす方向を是認してもよい...全文を見る
○簑輪委員 結局、いろいろ述べられておりますが、すべて課税ベースの広いサービスに課税をする大型間接税の方向性を目指して述べられているように、私どもの方には受け取れるのですけれども、そういう方向性が余りに露骨に見える中で、形の上であれこれ美辞麗句を並べられましても、実際問題として国...全文を見る
○簑輪委員 論議の中で直間比率の是正というのがございますけれども、これも非常にあいまいな論議といえばあいまいな論議だと私は思うのですね。前にも大臣とも論議をしたことがございますけれども、これはあるべき直間比率というものが存在するわけではなくて、結果として計算してみたらこういう割合...全文を見る
○簑輪委員 この税の改革と称しての増税、そして国民負担の増加ということについては断じて認められないということを申し上げて、次に移りたいと思います。  私は、昨年十二月の大蔵委員会でも申し上げた単身赴任問題を少しお尋ねしたいと思います。  そのときにも申し上げましたように、これ...全文を見る
○簑輪委員 労働省からそういう要望が出されて、労働者の福祉あるいは労働条件の向上というような観点を踏まえ、税制改正での要望ということをしたわけです。税調の答申もございますけれども、あえて減税問題といいますか、単身赴任手当及び帰宅旅費等の措置について、今回はこういうふうな措置という...全文を見る
○簑輪委員 勉強するというお言葉をいただきましたので、必ず約束を守っていただきますように。  続いて今の問題でお尋ねしたいと思いますけれども、今大臣はいろいろな手当のいかん、その他施策がさまざまでというようなこともおっしゃいましたけれども、そういう手当の支給いかんにかかわらず、...全文を見る
○簑輪委員 労働省はこの単身赴任を、しようがないものだ、当然のことだということで善後策を講じるという姿勢であっては決してならないと思うのですね。私は、やはり労働省が企業に対して、この際単身赴任というものをなくすべきだという姿勢を堅持して対処することを基本的な姿勢として確立しなけれ...全文を見る
○簑輪委員 日本の労働問題について、長時間労働とか女性の低賃金とかいうことがかなり非難されておりますけれども、さらにまたこの単身赴任というものも恐るべき実態だということで、欧米からは非難の目をもって見られているわけです。日経新聞に出ていたものでは、日本は共稼ぎ夫婦を会社が勝手に引...全文を見る
○簑輪委員 五十七年を底にして、多少増加傾向にあるということで、新たな政策税制ということでの減収ということが心配されるわけなんですね。今回は基盤技術研究開発促進税制というものが新設されるということでございますが、この税制は、新素材、バイオテクノロジー、先端エレクトロニクス技術、高...全文を見る
○簑輪委員 それぞれの税制を利用して現実にこの税額を計算して、さて税額控除を受けようというときに、こちらの税制、それからもう一つの税制というような適用をしていきますと、別個に税額控除が受けられて、その結果三五%の税額控除ということは可能ではありませんか。
○簑輪委員 だから最高三五%という可能性もあるということで、今主税局長が中小企業も利用できるということでございますが、現実にこれが利用されるのはほとんど大企業ではなかろうか。そうすれば、十分負担能力のある企業にこのような特別の税額控除という恩典を与えていくのは、いささか大企業優遇...全文を見る
○簑輪委員 これは約五・七%ぐらいになるわけですね。それで、これは過去五年ぐらいの推移はわかりますか。
○簑輪委員 私どもがいただいている数字では、五十三年九・一%、五十四年八・一%、五十五年七・四%、五十六年七・一%、五十七年五・七%と毎年着実に減っているわけですね。結局、資本力が弱くて内部蓄積も少ない中小企業では、技術開発の余力も少ないし、利用という点でもなかなか進まないという...全文を見る
○簑輪委員 中小企業の場合はそういうことで、今回の税制はいささか中小企業の研究開発に役立つだろうと私は思うのですけれども、先ほど申し上げました基盤技術研究開発促進税制と増加試験研究費の税額控除が重複適用できるということで、これが重複適用できるほどの実力を持つ企業というのは、中小企...全文を見る
○簑輪委員 こういう政策税制の名で、大企業恩典措置がどんどんと導入されていくことがあってはならないということを強く申し上げておきたいと思います。  次に、所得税の問題で、自家労賃に関連してお尋ねしたいと思います。  主税局長は、所得税の課税最低限についてこのように述べておられ...全文を見る
○簑輪委員 事業所得について、このような考え方を取り入れることはできないものなんでしょうか。
○簑輪委員 税の問題について、最低生活費非課税の原則ということが言われたわけでございますが、先ほど来のお話でも、事業所得の課税最低限ということは言わないような方向にお聞きしておりましたが、現実には、事業所得の場合に最低これだけは絶対に税金がかからないという金額をはじき出すことはで...全文を見る
○簑輪委員 ですから、現実には事業所得の場合に、生活保護基準以下の所得にも税金がかかるということは間違いないわけですね。
○簑輪委員 それは不当なわけですけれども、続いて進みます。  事業を営む者の実態は、生活保護基準と比べてみてうんと裕福であって、背後に経済力があるんだというふうには必ずしも言えないケースも多々あるわけでございます。  これに関連して一つお尋ねしたいと思いますのは、専従者控除の...全文を見る
○簑輪委員 経緯はわかるのですが、なぜ四十五万円なのかということについてわからないわけです。
○簑輪委員 四十八年までの算定の基準に農家の家族労働報酬の実態を考慮していたというふうに述べられましたけれども、農家の家族労働報酬の実態を参考にして計算してみるという方法でやってみるのも意味があるかと思うのですね。五十七年の農家経済調査報告及び農村物価賃金報告をもとに計算をしてみ...全文を見る
○簑輪委員 全く働かずに、ただ配偶者でいるというだけで三十三万の配偶者控除を受け、朝から晩まで長時間労働、そして時には夫よりも長時間働いて経営に貢献する妻が、専従者控除としてわずか四十五万。この不合理というものは、ぬぐいがたい不信にまで今高まっているというふうに言えると思います。...全文を見る
○簑輪委員 事業所得としてあらわれているものについては、資産から生まれるもの、勤労から生まれるものと二種類ある、そしてそれが混然一体というところにこの微妙な表現があるわけですけれども、この勤労から生まれる所得であるということを絶対に否定できない内容を持っているわけなんです。  ...全文を見る
○簑輪委員 私もまだ十分に承知しているわけじやありませんけれども、ちょっと聞きましたところでは、子供の場合には比較的無条件で認められるという国々が多いというふうに伺っているわけですね。それで、我が国の場合は子供の場合も、よそへアルバイトに行って勤めたならば、それは労働の対価として...全文を見る
○簑輪委員 すぐ、青色へいけばこうなるのだからという話になるわけですけれども、今は白の税制の問題を論議しておるわけで、そこで公平、公正でなければならないということを申し上げたいと思うのです。  今の税制でいきますと、夫が全事業を掌握して、事業所得、そして税を払う。妻はそれに対す...全文を見る
○簑輪委員 結局、医師だの弁護士だのという資格を持ったり事業を営んでいる者についてはそういう独立した申告が許されるけれども、その他の事業の場合には、仰せだれかが一人のあるじであって、あとはそれの補助者というふうにされてしまうというのはいかがかと思うのですね。医師や弁護士ももちろん...全文を見る
○簑輪委員 夫婦が力を合わせて事業を営むというのは、決して税を回避するためにやるわけではなく、それぞれが持っている能力を最大限に発揮して、そして事業を営む。その結果、それぞれが申告をし、例えば所得を折半してそれに課税するということがあったっておかしくないと私は思うのですね。  ...全文を見る
○簑輪委員 問題はやはり事業所得についてですね。結局、事業主の勤労に伴う所得というものが、税法上明確に位置づけられないというところからくると思うのです。配偶者の問題も子供の問題も、自家労賃としてこれを制度上正しく位置づけるということを私は強く求めたいと思います。特に、今後ますます...全文を見る
○簑輪委員 国税庁はわかりますか。
○簑輪委員 今までの論議を中小企業庁として聞いておられまして、中小零細業者が大変厳しい経済状況のもとで苦労をして努力しておられるわけですけれども、中小企業対策として、税制の面でももっと改善するように求めるというのが、中小企業庁の姿勢としてあっていいのじゃないかと私は思うのですけれ...全文を見る
○簑輪委員 税制の要望を行うに当たっても、中小企業の実態を正しく踏まえた上でしなければならないというふうに思います。特に専従者控除の問題について申し上げますならば、四十五万が適切かどうかという問題も含めまして、業者婦人がいかに大変厳しい状況の中で懸命に頑張っているかということを、...全文を見る
○簑輪委員 業者婦人の実態調査の点については……。
○簑輪委員 時間が参りましたので終わりますけれども、私が申し上げました業者婦人の実態調査というのは、特にやっぱり意識してやっていただかなければならない、このことを強く申し上げておいて終わります。
03月06日第102回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○簑輪委員 最初に、本日の自民党金丸幹事長の回答に関連してお伺いいたします。  三項目の回答は、最大の焦点である軍事費の異常突出を初め、いわゆる補助金の一律カットなど、予算の具体的問題点について何の方向も示すものではありません。減税を約束したものでもありません。したがって、日本...全文を見る
○簑輪委員 日本共産党の書記局長と自民党の幹事長との会談も行われておりますので、それを踏まえて質問しているわけでございます。
○簑輪委員 日本共産党の書記局長と自民党の幹事長との会談も行われておりますので、それを踏まえて質問しているわけでございます。  今の回答に対してさらに続けてお伺いするわけですけれども、所得税減税というオブラートに包んで大型間接税というような大変な事業を飲まされるということになっ...全文を見る
○簑輪委員 私の質問したことに端的にお答えいただいていないんですね。すりかえては困るのです。この財源として大型間接税というものを当てにするということはないということを明言していただきたい。そのことをお願いしているわけですし、お尋ねしているわけです。税調で何が論議されるかどうかとい...全文を見る
○簑輪委員 減税の財源として大型間接税に財源を求めることはしないということをなかなか明確に約束していただけないわけですが、今後の論議の中で、私は、国民の意思として、こういう大型間接税が導入されることは断固として反対であるということを明言しておきたいと思います。  続いて、第二項...全文を見る
○簑輪委員 大蔵大臣、結構です。  さて、皆さん御承知のように、一九七五年の国際婦人年からさらに十年間を国連婦人十年と定めて世界各国の人々が平和と発展、平等そして婦人の地位向上のため努力を重ねてまいりました。ことしはこの十年の最終年に当たります。我が国においても、一九七五年には...全文を見る
○簑輪委員 外務大臣の御出席がいただけないのはまことに残念でございますけれども、続けて質問さしていただきます。  この条約は特別留保される条項はなくて全文批准するのだというふうに伺っておりますが、これも間違いないことでしょうか。
○簑輪委員 そこで、この差別撤廃条約が批准される運びになるわけですけれども、この差別撤廃条約の目的、精神、そういうものにかなった成果がこの十年間上がってきたのかどうか。今、婦人の地位向上、男女平等に取り組んできた結果はどうなっているのか、今後いかに散り組むべきなのか、そういうこと...全文を見る
○簑輪委員 保育所の充実についてお答えいただきましたけれども、実はこの十年間保育所の充実というのを婦人は大変強く求めてきましたけれども、特に近年保育予算が削減されております。私は、この保育施設の充実ということとそれから保育予算が削減されているという事実は大変矛盾すると思いますし、...全文を見る
○簑輪委員 出生率の減少と言いますけれども、よく調べてみますと確かに微減はしております。けれども、これは今後どんどん減っていくものではなく、人口問題研究所の統計を見ましても、二〇〇〇年に向けて出生率は今後また上がっていくという予測もされているわけです。  それと同時に、仮に出生...全文を見る
○簑輪委員 今の答弁は婦人の実感とはおよそかけ離れたものでありまして、そういう強弁の態度というのは許されないと私は思います。こういうさまざまな保育要求にかなった公的保育所が完備されてから後言っていただきたい言葉ですね。  それからさらに、この十年間保育料はウナギ登りです。五十九...全文を見る
○簑輪委員 ちょっと関連して自治大臣にお伺いいたします。  二月十八日の日経新聞に保育所制度の縮小または廃止を検討しているという記事が発表されました。これによって浮いた財源を生活保護に充てる方針だというふうに言われておりますけれども、そして近く大蔵、厚生両省との調整に入るという...全文を見る
○簑輪委員 このような新聞報道があったために大変大きな不安が広がっておりまして、私どもとしても、こういうことは絶対にあってはならないことであるし、また自治大臣としては、特に差別撤廃条約の精神をも踏まえて、働く婦人が労働と家庭の責任を一層充実して果たせるように、保育要求にこたえるた...全文を見る
○簑輪委員 厚生大臣、ここに大蔵省の財政金融研究室から二月八日に発表された「ソフトノミックス・フォローアップ研究 財政支出の構造的変化」という報告書がございます。厚生大臣のお手元にありますでしょうか。-ここでは保育サービスを隠れた補助金の例として挙げ、経済効果を論じています。「隠...全文を見る
○簑輪委員 学問的分析として価値あるものか価値のないものか、その価値判断をお伺いしているわけですから、保育の責任者として、福祉の最高責任者として厚生大臣は、この問題について明確に、そういう意見はとても採用できないとお答えいただきたいと思います。
○簑輪委員 だから採用できないと明確におっしゃってください。
○簑輪委員 採用いたしませんという御答弁をいただきました。  臨調の最終答申は、補助金の整理合理化の方針で効率化を掲げて、保育所に関し地方自治体が行っている助成については過剰需要が生じないよう助成水準や受益者負担を適正化するというふうに指摘しております。日本型福祉社会、自立自助...全文を見る
○簑輪委員 現実に保育所に入れなくて困っているお母さん方、私もたくさん聞いているのですよ。形式的にしつこくあれこれ文句をつけて締め出しているというケースが山ほどあるのですよ。御答弁は納得できません。けれども、そういう事態をぜひしっかりと認識して、保育の充実のために大臣の一層の御決...全文を見る
○簑輪委員 私は、保育所の問題と同時に社会的あるいは公的に解決しなければ婦人が働き続けられない問題として、もう一つ老親の介護の問題を指摘したいと思います。  女は三度老後を体験する。最初は老親をみとり、次に夫の老後を、そして最後は自分自身の老後を生きるというふうに言われています...全文を見る
○簑輪委員 大変たくさんの寝たきり老人の方あるいは痴呆性老人の方の存在することが明らかになっておりますけれども、こうした老人の介護は実際ほとんど婦人の肩にかかってきております。結局何だかんだ言いながら、そういう施策の怠慢によって女性が職場を去らなければならない、男女差別であると私...全文を見る
○簑輪委員 次に、男女がともに家庭の責任を果たしながら労働の権利を行使するという場合に、日本の場合は特に異常な長時間労働ということが世界的にも非難されておりますので、これをぜひ規制して労働時間の短縮を早急に図ることが不可欠だというふうに思います。男女ともに子育ての喜びを共同で担い...全文を見る
○簑輪委員 今も御報告いただきましたように、日本は二千百二十六時間ですか、とても顔向けのならない数字ということでございます。政府は既にこの問題について昭和六十年度までに労働時間の水準を西欧先進諸国並みにするというような公約、目標を掲げてやってこられたというふうに伺っております。労...全文を見る
○簑輪委員 六十年度末までに二千時間を割ることができるかどうかというのにお答えいただけませんでした。できないのですか。
○簑輪委員 とにかく、お願いするとかPRするとかというようなことで、本気でこの二千時間を割るための具体的な実効性ある取り組みがされてないところに問題があるというふうに思うのですね。そうこうするうちに、欧米先進国並みに二千時間を目標にしていたところが、その欧米先進国が千九百、千八百...全文を見る
○簑輪委員 やはり後世に名を残すわけにはまいりませんですね。  私が申し上げているのは、これまでの労働省の姿勢で、労働省自身が六十年度末までには二千時間を切ることができるだろうという見通しを持ってやってこられたにもかかわらず、現実にできなかったというその原因は、まさに行政指導を...全文を見る
○簑輪委員 私は、大臣が一将功成って万骨枯るとおっしゃいましたけれども、残業の規制の問題というのは、労働者が賃下げなしにこれを実現したい、労働時間の短縮は賃下げなしに実現したいということで要求をしているところなんですね。それは同時に、企業にとっては利潤が減るというような問題もある...全文を見る
○簑輪委員 今大臣御自身が、これは労使の常識にかなわないというふうにおっしゃったわけですから、労使の常識にかなわないというので大臣の常識にかなうわけはないので、私は明確にこの際――別にそう遠慮することもないのですね。答申が出るまで待つことなくて、こういう中間答申の段階だけれども、...全文を見る
○簑輪委員 日本政府が賛成投票いたしましたILOの百五十六号条約、それから百六十五号勧告というのがございますけれども、ここでは男女ともに家族的責任と労働の権利を両立させる諸条件を明らかにしております。労働条件として掲げられている中で、18の(a)というところで「一日当たりの労働時...全文を見る
○簑輪委員 その調査は、ほぼ横ばいということで必死になって探してこられた調査のように私は思うのですね。実際、いろいろな統計を見てみますと、そういうのはむしろ少ないのですね。この十年間に、私が見た調査では七五年に五八・九%だったものが八三年には五二・二%というふうになって、これは格...全文を見る
○簑輪委員 では、一言で言ってください。
○簑輪委員 今お答えがありましたように、パートタイムという定義が明確でないために、パートタイマーというふうにいわれている人たちの労働条件というのは実にさまざまでございます。けれども、パートタイマーと呼ばれる人というのは特定しないけれども、三十五時間未満の労働者を短時間労働者という...全文を見る
○簑輪委員 全面的、総合的パートの実態調査ということに取り組まれるというふうに伺ってよろしいのですね。何か今のところよく聞こえなかったのですけれども。
○簑輪委員 全面的な調査と、それから、それを系統的に毎年行うということが必要だろうというふうに思います。強く要求をしておきます。  実は、パートタイマーという週三十五時間以上のパートタイム労働者というのは、労働省のパート対策の対象とならないんじゃないかという問題があります。私は...全文を見る
○簑輪委員 ぜひその点は重点的にお願いしたいと思います。  最後に、官房長官に伺いたいと思います。  婦人年から十年たって、日本における婦人の地位の向上、男女平等は一体どれほど前進したのかという点については、今まで保育所の問題、老人福祉の問題、そして労働時間短縮、さらにパート...全文を見る
○簑輪委員 最後に、人類の平和と平等、発展を願うすべての婦人の願いにこたえて一層取り組みを強めていただきたいということをお願いして、終わります。
03月08日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号
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○簑輪委員 ただいま議題となりました入場税法の一部を改正する法律案に対する修正案について、日本共産党・革新共同を代表し、提案の趣旨並びに内容について御説明いたします。  もともと入場税法は、昭和十三年四月に支那事変特別税法一括法として、中国侵略のために戦費調達を図る目的で設けら...全文を見る
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○簑輪分科員 私は、予算委員会の一般質問で外務大臣にお尋ねしたいと思いましたところ、たまたまシリアの外務大臣との会談があって、重要な外交日程ということで御出席いただけなかったものですから、お尋ねしようと思った問題をきょう大臣に直接お尋ねいたしますので、よろしくお願いしたいと思いま...全文を見る
○簑輪分科員 日本政府の対応の中で今おっしゃいましたような基本的な態度がとられてきているとは思いますけれども、そういう中でも通常貿易についてはこれを維持するというような姿勢がずっと続いてきているわけですね。ここでの問題点というのは、実にいろいろ世界の人々から問題を指摘される余地も...全文を見る
○簑輪分科員 この包括的リストというのは国連決議に基づいてつくられたもので、スポーツ、文化交流など人のブラックリストと並ぶ企業のブラックリストというふうにも言われているわけでございます。ここでは我が国の銀行、商社、自動車、電機メーカーなど大企業五十四社がリストアップされております...全文を見る
○簑輪分科員 このリストでは日本の銀行が南アフリカの企業への金融上の援助を行っているというふうに指摘しております。銀行は東京銀行とか長期信用銀行とかかなり有名な銀行でございますし、こういう銀行が金融援助を行っているという指摘が名指しでされるということはまことに重大なことだと思うの...全文を見る
○簑輪分科員 これは私が知り得た範囲ですけれども、国連反アパルトヘイト特別委員会の資料では、南アフリカ企業の債券の引き受けを日本の銀行あるいは証券の欧米現地子会社が行っているというふうに聞いているわけです。こういう点で、今のところ実態がまだつかめないということですけれども、きのう...全文を見る
○簑輪分科員 ですから、私が申し上げましたように今回初めて指摘されたわけではなく、この金融機関の問題については過去に何度も指摘されている経緯もございますので、今の段階で、まだ調べておりますでは済まされない、もし本気でなさる気があるならば、それは本社を通じてやれば即できることではな...全文を見る
○簑輪分科員 そういうのんびりした態度がやはり世界の非難を浴びるのだと思うのです。私が再三申し上げておりますように、国が直接投融資を行わないといっても、銀行が肩がわりして、そして現地の子会社が肩がわりをして金融上の援助を与えるということになりますと、やはりこれは実際上の経済的援助...全文を見る
○簑輪分科員 それはぜひ早急に、厳正にやっていただきたいと思います。  次に、南アフリカのアパルトヘイト政策への制裁として、七七年十一月に国連安全保障理事会決議で軍事援助の禁止を明確にしております。この軍事援助禁止決議の中には、核兵器の製造、開発についての一切の協力を行わないと...全文を見る
○簑輪分科員 南アフリカ共和国は核防条約に入っているのでしょうか。
○簑輪分科員 今お示ししましたこの包括的リストの中には、日本が核兵器の開発に協力している疑いがあるという重大な指摘が行われているわけですね。これは日立、東芝、三菱の三社で、南アフリカのケーベルグ原子炉への機材を輸出して、これがバリンダバのウラン濃縮工場の建設のためのものであるとい...全文を見る
○簑輪分科員 どのような方法で調査されたのでしょうか。
○簑輪分科員 日本政府のコメントとして国連に報告されておりますのを見ますと、通常の輸出取引の枠内であるからこれは関係ないという言われ方をしておりますけれども、通常輸出取引なら、それが核兵器開発につながる原子力発電への関連機材の提供であったとしても、それはいいとお考えなのでしょうか...全文を見る
○簑輪分科員 通産省がそのように報告をしたということだけで外務省はそれを国連にこれから報告するのでしょうか、それとももう既にしたということでしょうか。
○簑輪分科員 初めて指摘をされたというわけではないのですね。大分昔の指摘ではありませんか。
○簑輪分科員 そうしますと、過去に指摘をされたときには通常の輸出取引だということで国連に報告をしているけれども、今回同じことが重ねて指摘をされたのに対して、もう一度調査をしてみたら、それは違う答えになってくるということになるのでしょうか。同じような通常輸出取引ですという答弁ではな...全文を見る
○簑輪分科員 明確にしたいと思うと言ったって、調べてみて関連するかもわからないわけでしょう。それはちょっとないと思うのですね。よくよく調べてみてその事実を明らかにするということであって、核開発に関係がないということを明らかにしたいと言うのは、ちょっとおかしいと私は思うのです。 ...全文を見る
○簑輪分科員 それをきちんと調査の上、私どもの方にもぜひ御報告をいただきたいというふうに思います。  皆さん御存じのように、原子力の平和利用とそれから軍事利用というものが不可分のものであるということは常識に属することです。核の平和利用研究をしている機関が、軍事利用の基礎となるも...全文を見る
○簑輪分科員 その調査結果を私どももぜひいただきたいと思っておりますが、よろしゅうございますね。
○簑輪分科員 民間企業ということであっても、世界の重大な疑惑を招くというようなことについては放置することができません。南アフリカのアパルトヘイト政策への日本政府がとっている態度というものは、大変注目されているわけであります。スポーツ関係などでは、御存じの外務省関係者の方々の問題、...全文を見る
○簑輪分科員 終わります。
04月02日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
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○簑輪委員 いわゆる補助金カット一括法案についてお尋ねをいたします。  今回の法案の中で、補助金一律カットによる地方負担増というのは五千八百億円にも上っております。これに対して総理は万全の措置を講じて、地方公共団体の財政運営に支障を来さないように措置しているというふうに言われて...全文を見る
○簑輪委員 そうしますと、本当に万全の措置ということで、地方自治体に負担がかからず、国がちゃんと責任を持つかどうかということが問われるわけですね。特に、とりあえず社会保障等経常的経費について見てみますと、これが二千六百億円のカットになっております。これは考えてみますと、本来国が負...全文を見る
○簑輪委員 時間もありませんので、政府委員からの答弁は結構です。総理がお答えになれないということなのかどうか。やはり肝心なところだと思うのですね。国が責任を持つものなのか、それとも地方自治体が負担すべきものなのか。このことは、さっきお尋ねをした、まさに万全の措置ということになるの...全文を見る
○簑輪委員 聞いていることに答えていただけないんですね。二千六百億円について、これは本来国が負担すべき経費と認識しておられるのか、それとも地方自治体が負担すべき経費なのかどうなのか、このことを端的に答えていただきたいと思うのです。総理はいかがですか。——じゃ、もう結構です。お答え...全文を見る
○簑輪委員 これはもともと国が負担すべき経費であるということが明らかであるわけですから、その点で、そういう認識があるからこそ、今回地方にそれを負担させる、ついては国が万全の対策を立てましょうということに論理必然的になるわけです。昭和六十年度に限ったとしても、本来地方が負担すべきも...全文を見る
○簑輪委員 ただ、実際問題として、これまでの各委員会の論議などを聞いておりますと、建前として昭和六十六年度以降精算をいたします。ですから、昭和六十年にいろいろ話し合ってみた結果、これが結局もう帳消しになってしまって、精算されない危険もあるということが、これまでの審議の中でも明らか...全文を見る
○簑輪委員 いたしたいとはおっしゃいますけれども、今申し上げた数字だけ見ても、万全の措置でないことは明らかになっていると思います。地方への負担転嫁を禁じた地方財政法の二条にも明白に違反する今回の措置は、私は到底認められないということをあえて厳しく申し上げておきたいと思います。 ...全文を見る
○簑輪委員 続いてお尋ねします。YXXについて開発の見通し、それからYXX、V二五〇〇の開発を担当している企業名は主にどこでしょうか。
○簑輪委員 YXXについての開発見通し。
○簑輪委員 総理、今お聞きいただきましたように、このYXX及びV二五〇〇、莫大な開発補助金が出されているわけでございますけれども、いろいろお述べになりましたような事情も含めてたくさんの使い残し、そして繰り越しがされているわけです。今お聞きいただきましたように、YXXにつきましては...全文を見る
○簑輪委員 国民経済のためにというのですけれども、何はともあれ生活保護にしても文教にしても、国民一人一人が生きていくために最低必要な補助金、それから生きていくために、あるいは教育という基本的な施策のために必要な部分、ここのところが削られているわけですから、そういう点での重要性の判...全文を見る
○簑輪委員 一般財源化するということで、国はそれなりに措置をするんだから、精神は変わってないというんなら、この教職員給与についても同じことが言えるとお考えでしょうか。
○簑輪委員 どのように違うのでしょうか。
○簑輪委員 そうしますと、メインの方は義務教育費国庫負担法で措置するけれども、事務的な方は一般財源でよろしいのだということで、これは優劣をつけたことになるのでしょうか。
○簑輪委員 これまで同じ法律で、国庫負担二分の一ということで、義務教育をその目的に沿ってきちんと効果あらしめるためにやられてきたものですから、その辺のところで、財政的に特別の取り扱いをしなければならないという、その理由が少しもわからないのですね。優劣をつけたとおっしゃるならわかる...全文を見る
○簑輪委員 何かにつけて率直にお答えをいただけないのですけれども、私はやはりここのところは憲法、そして教育基本法、それを受けて義務教育費国庫負担法というのが定められているわけですので、この精神を今回根本的に改めていく、変えていくということに受けとめざるを得ないわけですね。同じ国で...全文を見る
○簑輪委員 そうしますと、栄養職員とか事務職員については、ことし昭和六十年度は、これは国庫負担を削減するという対象にはされませんでしたけれども、来年にはそういうことがされるのではないかと大変な心配がされるわけですね。そういうことは絶対にやらないんだというふうには明言していただけな...全文を見る
○簑輪委員 そうしますと、総理は、来年度以降この栄養職員あるいは事務職員について国庫負担の対象から外すということは、臨調の精神にかなうものである、そういう方向を目指してやるというようなお考えでしょうか。
○簑輪委員 私はこの二つについてお尋ねをしているわけですから、それについてお答えをいただきたいと思います。
○簑輪委員 総理のそのお考え方をさらに敷衍していくと、まあ白紙だから、来年はそれをやらないとは明言できないということだけれども、逆に言えば、来年はやるかもしれないというふうにも理解できるわけですね。  そして、さらに先ほどの論議では、学校のいわゆる先生だけではなくて、教育という...全文を見る
○簑輪委員 そうしますと、費用の負担区分を変えるだけだから、今回は教材をやったけれども、来年度、栄養職員とか事務職員にはそれが及ぶかもしれないし、さらに心配をしているいわゆる学校の教員、そこにもそういう国庫負担の対象から外す危険さえあるというふうな論調に伺いましたが、そのように理...全文を見る
○簑輪委員 白紙ということは、そうではないというふうには断言されないわけですね。
○簑輪委員 これは大変な問題だと思うのです。本当に義務教育というものをどのように受けとめるのか。そして国がどういう責任を果たすのか。教員を含め、栄養職員や事務職員を含め、教材を含め、教育の国庫負担を充実させて、義務教育の真の充実を図るために頑張ってきたこれまでの経緯から考えてみて...全文を見る
○簑輪委員 「絶対」という言葉を使うか使わないかの問題ではなくて、総理が本当にそういう気持ちで政治を担当していかれるのかどうか。憲法、教育基本法にのっとって子供の教育に責任を持つ最高責任者としての総理大臣がどういう姿勢かということが問われるわけですから、絶対かどうかということを聞...全文を見る
○簑輪委員 重要な問題であるという認識がおありならば、私は、この点について国庫負担をどんどん削っていくというやり方にはならないはずだと思いますので、それを強く求めておきたいと思います。  まだまだお尋ねしたいことが山ほどございましたけれども、時間が参りましたので、終わります。
04月10日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○簑輪委員 今回の補助金カット一括法案は、臨調の指摘あるいは行革審の指摘に基づいて行われているということでございますけれども、この臨調等の指摘の中でさまざまな分野に波紋が広がり、問題が起こっているわけですけれども、私は教育の分野において、特に学校給食でも大きな不安が広がっていると...全文を見る
○簑輪委員 学校給食が今日教育的に重要な役割を果たしているということとあわせて、今後ますますこの充実向上に努めなければならないのではないかと私は思っております。そういう事態であるわけですけれども、そうした中でことし一月二十一日に文部省の体育局長の通知として、「学校給食業務の運営の...全文を見る
○簑輪委員 大臣がおっしゃるように、学校給食が今後さらに発展していくためには、国民の理解と支持が必要であることは当然のことだと思うのです。国民の理解と支持を得るために経費節減をするということではなしに、この学校給食がどれほど子供の教育上重要なものであるのかということについて、国民...全文を見る
○簑輪委員 大臣としても同様でございましょうか。
○簑輪委員 設置者が責任をとれるということならば構わないというようなおっしゃりようでございましたけれども、果たして設置者が行政責任を完全にとれるのかどうかという点に大変疑問があるわけでございます。特に子供たちの健康や命にかかわるという部分もございますので、例えば安全衛生面という点...全文を見る
○簑輪委員 けさほど私がお聞きした食中毒の発生というのでは、昭和五十六年二十四件四千人余り、五十七年三十一件三千五百九十三人、五十八年三十四件七千六百三十七人というような数字が出されたのですけれども、この違いはどこにあるのでしょうか。
○簑輪委員 学校給食の食中毒の発生について、厚生省からの数字と文部省の数字が違うというのはちょっとわからないところですけれども、それにしても大体食中毒の発生件数がふえているということは言えると思うのです。この食中毒の問題というのはそう軽々にできるものでもございませんので、これは行...全文を見る
○簑輪委員 私は民間に良識がないというふうに言ったわけではございませんで、やはり民間である以上採算がとれる、もうかる、当たり前なことだと思うのです。そのために本来の目的が阻害される危険性を指摘しているわけでございまして、おっしゃるような通知があることは十分承知しながらお尋ねしてい...全文を見る
○簑輪委員 自治体の方もこの問題については十分研究をしておるようでございますけれども、やはり随分懸念しているんですね。パートなんかが導入されてきたということになると、突然何人かの調理員に欠勤が生じたとか、十分な調理ができないこと、最悪の場合には全く調理ができないという事態だって考...全文を見る
○簑輪委員 それぞれ御答弁いただきましたけれども、いずれも政府の目標をはるかに下回るという実態はございますので、一層の御努力をお願いしておきたいと思います。  さて、今回の補助金カット一括法案では、国の重要な仕事、国土並びに国民の生命、身体及び財産を災害から保護するという災害対...全文を見る
○簑輪委員 木曽三川についてのお話をいただきましたけれども、長良川についてどうかということはわからないんでしょうか。
○簑輪委員 暫定堤防というものは、本来あるべき堤防よりも実際は何か一メートル低いとか、それからその他いざというときにはおおむね完成したなんという代物ではなくて、とても耐え切れないものではないかなというふうに思いますけれども、その点はどうなんでしょうか。
○簑輪委員 暫定堤防というものの基準を、わかったらちょっと教えていただきたい。
○簑輪委員 抽象的でちょっとわかりませんが、またそれは詳しく教えていただきたいというふうに思います。  長良川が一九七六年九・一二災害ということで、大変な被害をもたらしましたけれども、そのときに私がお聞きしたのは、本堤防の実現というのでは一九%程度だったというふうに聞いているん...全文を見る
○簑輪委員 重点的かつ計画的に推進を図っていただくということでございますけれども、いつになったらそれが完成するのか、大変不安を覚えざるを得ません。漏水というのは決壊の引き金にもなりますし、点検をされて危険なところがまだたくさん残っているということでは、とても安心して河川の流域に住...全文を見る
○簑輪委員 今回の補助金のカットによって、公共事業については総事業費をふやせばよいというような考え方がございましたけれども、全体を見ると、この治水事業費というのは国費が百五十億円減って、河川は八十六億円減っているわけです。それだけ地元自治体の方が負担がふえるということになりますし...全文を見る
○簑輪委員 なかなか国がお金を出さないという事態のもとでの災害対策あるいは河川対策ということは、大変厳しいと思いますので、一層強く要求をしていきたいというふうに思っております。  さて最後に、国民健康保険の財政の危機についてお伺いするわけですけれども、昨年、退職者医療制度の創設...全文を見る
○簑輪委員 ところが、その見込みが大幅に狂って、現状は大変な事態になっておりますけれども、現状をどのように把握しておられるでしょうか。
○簑輪委員 のんびり調査していられるような状況ではないのです。これ、全国各地でさまざまな悲鳴が上がっているわけです。当初、退職者医療制度のための特別財政調整交付金というのは、差額分について、五十九年度十分の七、六十年度二分の一、六十一年度三分の一を見るんだというふうに言っていたよ...全文を見る
○簑輪委員 できるだけ数字を小さくするというような配慮はいただかなくて結構だと思うのですね。今おっしゃいましたように、退職者医療制度に加入する人数の見込み違いということですけれども、決してそれだけではないのですね。もしそれで全部達成されたとしても、実際にその人たちが払う保険料が見...全文を見る
○簑輪委員 こうした事態を招いた責任は、私は見込み違いをした政府の責任だというふうに思いますので、それはきちんと国が責任を持って財政措置を講ずべきだということは明らかだと思うのですね。それについてあれこれ他の要因を持ち出して、なるべく責任を回避しようとするような態度はよろしくない...全文を見る
○簑輪委員 数カ月なんということでは市町村の方が納得しないんじゃないかというふうに思います。速やかに市町村国保の安定的運営に支障のないように、大臣の積極的な対応をお願いしたいと思いますし、最後に大蔵大臣、何といったってこれは財政的な問題が絡んでまいりますので、こうした点で大蔵大臣...全文を見る
○簑輪委員 こういうことで、大変厳しい財政状況のもとで切実な声がありますので、深刻に受けとめて、必ず責任を持って解決していただきたいというふうに思います。そうでないと、この補助金の一括法の審議のときにも大臣等が、一年限りとかさまざまなことを約束されますけれども、去年のこの健保のと...全文を見る
○簑輪委員 陳述者の皆さん方には、本当に貴重な御意見をいただきましてありがとうございます。私に与えられた時間は大変少のうございますので、十分お聞きすることができないかもしれませんけれども、まず最初に伊藤さんにお伺いしたいと思います。  今回の法律案につきましては、中曽根総理は、...全文を見る
○簑輪委員 生活保護での問題について御指摘をいただきましたけれども、私どもは同時に保育所の問題が、最近は特に保育料が毎年毎年上がって、働く婦人は子供を保育所に預けて社会的役割を果たしたいと思っておりますけれども、保育料の値上げによって保育所へ預けることさえできないというようなこと...全文を見る
○簑輪委員 今回の措置は、国の財源が乏しいということで、財政危機ということでこういう措置がとられるというふうに説明されておりますけれども、何もきのうきょう始まったわけではなくて、いわゆる第二臨調のもとで、行政改革をにしきの御旗にして国の行財政のあり方を改めていくという方向の中でこ...全文を見る
○簑輪委員 もう時間がなくなりましたので、一点だけ松尾さんにお尋ねしたいのですけれども、この法案の結果、保健婦の充実という点で大変な心配があるということを述べられたと思うのです。より一層充実させる点での不安ということだけでなくて、現在従事しておられる保健婦さんの給与を含め、労働条...全文を見る
04月16日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
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○簑輪委員 私は、登記特別会計法案について二、三お尋ねをしたいというふうに思います。  まず最初に、登記特別会計制度を設けることによって、登記関係職員及び国民にどのような利益があるのか、これを最初にお答えいただきたいと思います。
○簑輪委員 私がお聞きしたのは、登記特別会計制度を設けることによる利益ということなんです。ところが、今御答弁いただきましたのは、コンピューター化による利益というような考え方のようです。利益というふうに私がお尋ねしたわけですけれども、今お答えいただいたものは、利益というよりは効果で...全文を見る
○簑輪委員 ただいまお答えいただきました中で、最初に受益と負担の関係が明らかになるというふうに言われましたけれども、最初に申し上げましたように、これが受益であるのかどうかというのは、まず非常に問題があるわけです。何か事がされればそれが受益であるというふうに感覚的に受けとめられがち...全文を見る
○簑輪委員 そういうわけで、この見通しは大変不安定ということになるわけで、こういう形での受益者負担という論理をさまざまな分野に導入していきますと、まことに無責任なことになりかねない。国の責任を放棄して結局利用者に負担を押しつけるということになりかねないと思いますけれども、こういう...全文を見る
○簑輪委員 時間がないのでもう申し上げませんが、特許特会と登記特会とは一律に論じられないということを申し上げて終わりたいと思います。
05月21日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第22号
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○簑輪委員 最初に、共済年金額改定法案についての我が党の態度を明らかにしておきます。  この法案は、恩給法の改正に伴って、国家公務員等の既裁定年金額を、一九八四年度の公務員給与の引き上げ額平均三・三七%に準じて引き上げるなど表面上の改善措置になっているものです。しかし、八四年度...全文を見る
○簑輪委員 これまでの米州開銀のこの種の融資について、理事会に上がってきた案件について我が園が賛成をしなかったというケースはあるのでしょうか。
○簑輪委員 そういういきさつもございますし、日本政府としては、アメリカの態度がどうであれ我が国としてニカラグアに対する適切な援助という形で正しい対応をされるように、賛成されるというふうに伺ったわけですが、今回この米州開発銀行を補完するものとして米州投資公社が設立されようとしている...全文を見る
○簑輪委員 では次に、ラテンアメリカ諸国へのアメリカや我が国の多国籍企業の海外直接投資の問題についてお尋ねいたします。  政府は資本供給国としての我が国の役割を強調して、海外直接投資を促進するため輸銀法の改正まで提案しております。しかし、多国籍企業の投資について見ると、UNCT...全文を見る
○簑輪委員 世界の発展途上国は飢餓と貧困に苦しんで、開発という問題に大変重大な関心を持っているわけですが、発達した資本主義国がこうした飢えや貧困に苦しんでいるところに資本進出をして、そして莫大な利潤を上げて持ち帰ってくるというのは非常に許しがたい不公正ではないか。これを何らかの形...全文を見る
○簑輪委員 そういう側面だけに限らず、この移転価格操作ということによって多方面に被害が出ているということでございまして、特に我が国として、今移転価格税制について検討しているというわけですから、例えば六十一年度実施の運びになっているのかどうか、その点についてそれじゃ簡潔にお答えいた...全文を見る
○簑輪委員 これは再三申し上げておりますように、早急に実施を行うべきものであるということを強く申し上げておきたいと思います。  最後に、ラテンアメリカ諸国の累積債務残高に占める我が国金融機関の残高は二百八十億ドルと、アメリカに次ぐ比率となっています。アメリカや我が国の大銀行は、...全文を見る
○簑輪委員 時間ですからこれで終わりますけれども、アメリカのニカラグアを初め中南米諸国に対する民族自決権侵害行動が、世界世論の大きな非難を浴びていることは周知の事実です。したがって、日本政府としてはこのようなアメリカの行動、政策に追随するのではなくて、真に中南米諸国の発展のために...全文を見る
05月28日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第26号
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○簑輪委員 財確法と国債整理基金の法律、それから産投法ということでお尋ねをするわけですけれども、まず最初に、産投特会に関連してお尋ねをしたいと思います。  今回、産投特会法の一部改正で、たばこ株式会社の株式総数の二分の一、それから電電株の三分の一を産投に無償で所属がえをするとい...全文を見る
○簑輪委員 私は、当然のことながら資本主義を前提とし、決して大企業を否定するという立場で申し上げているわけではございません。現に大企業が存在し、その大企業としての役割を果たしていることについて何ら異議を唱えるものではありません。ただし、今日大企業がこのような利益を上げている中で、...全文を見る
○簑輪委員 私が申し上げているのは、そのような脱税ということが行われている企業が片一方で政治献金をやっているというこの事実は、国民感情として絶対に納得できないわけですね。その上にさらに融資が行われる。これは別の配慮で行われるので、それとこれとは別でございますというような答弁は、そ...全文を見る
○簑輪委員 企業であれ個人であれという認識が示されましたけれども、私は、その企業がどれだけ政治を左右し、そして癒着し、そして不正が出てきたかというようなことは、これまでの経過の中で国民がそれを踏まえて、献金問題について厳しい目を持っていると思うのです。ですから私は、企業献金の禁止...全文を見る
○簑輪委員 私どもの方に実態を知らせて是正を求める声があるわけですので、ぜひ調査をして対処していただきたいというふうに思います。  それで、続いて来年度の予算編成に関連して幾つかお伺いをしたいというふうに思います。  再三これまでも論議されてまいりましたけれども、国債整理基金...全文を見る
○簑輪委員 実際問題として大変困難な課題だと思いますけれども、国債がますますふえる中で整理基金が枯渇するなどということは、もともときのうきょうわかった話ではありませんで、前から大体こういうことになるということはわかり切ったことでありますけれども、直面しないとなかなか対応がとられな...全文を見る
○簑輪委員 国債費につきましては、これはもうどうしようもないということで全くの別枠になるわけです。その際、元利については変動しようもなく、その支払いについてはやむを得ないものでしょうけれども、引受手数料については引き下げる可能性もあるのではないかというふうに思います。したがって、...全文を見る
○簑輪委員 私はやはりできるところから削減する、引き下げるという点で、この点もぜひ厳しく見直していただきたいと思っています。  さて、来年度の予算シーリングということになるわけですけれども、基本姿勢というのをひとつお聞かせいただきたいと思います。
○簑輪委員 マイナスシーリングというようなことで、一定の方針がまた示されるということになるわけでしょうか。
○簑輪委員 厳しいということでマイナスシーリングなどが設定されてまいりましたけれども、その中でも例年、例えば軍事費とか海外援助など、これは特別に伸びを認めるというような状況が続いてまいりました。来年度もこういった一般的な状況とは別に、軍事費、海外援助等伸びを認めていくという考えで...全文を見る
○簑輪委員 聖域にしないという言葉についてはもう大臣に前にもいろいろお尋ねをしましたけれども、聖域にするというのは、それは全く触れないという意味で聖域というふうに何かお考えのように承るわけなんです。したがって、それを対象として厳しく切り込むというのも聖域にしないわけだけれども、そ...全文を見る
○簑輪委員 そういうことで軍事費、海外援助についても聖域ではない、見直した結果ふえた、こういうことになってきているようですけれども、特に私はきょうはODAについてお尋ねをしたいと思うのです。  まず最初に、我が国の海外援助の基本方針、基本理念といったものを明らかにしていただきた...全文を見る
○簑輪委員 相互依存と人道的考慮というようなことが基本となる、その精神に立脚するということが述べられましたけれども、私は、最近のアフリカの飢餓等大変深刻な事態を見るにつけ、まさに人道的考慮という観点というのはまことに重大なことだというふうに考えますが、大蔵大臣もそのようにお考えで...全文を見る
○簑輪委員 大臣は関心を持っておるべきであるというふうにおっしゃいましたけれども、関心を持つということは入り口でございまして、それから事実を把握し、そしてその対応をする。具体的には、例えば援助をふやしていくというようなことになって初めて、人道的な対応をしたということになるのではな...全文を見る
○簑輪委員 そこで、ODAの二国間援助についてDAC諸国の、LLDC諸国、国連基準の三十六カ国ですけれども、このLLDC諸国へのODA比というのが一九八一年以降どういうふうになっているのか、その金額と構成比についてお答えいただきたいと思います。
○簑輪委員 一九八三年のLLDC向けの援助のシェアが一〇・九%ということですけれども、我が国は大変な経済力があると言われながら、このLLDC向けの援助の比率というものは極めて低いわけですね。デンマーク四一%、フィンランド三五%、ノルウェー三六%、スウェーデン二八%などと比較してみ...全文を見る
○簑輪委員 ただいまの数字を見ていただいても、貧困、飢餓に苦しむ国に対しての受け入れ国の国民一人当たりの援助額というのは伸びていないのですね。DAC諸国での順位でも九位、九位、十位ということで伸びていないのです。私はやはり特に日本が人道的考慮という点に重点を置いてやっていく場合に...全文を見る
○簑輪委員 ことしの三月に次官級会議ということで日本の外務審議宵とアメリカの抵当国務次官の会議が行われたということですけれども、そのとき日本はアメリカから一体何を求められて、日本はそれに対しどのように対応したのか、お答えいただきたいと思います。
○簑輪委員 日本とアメリカで次官級の会議が行われるというのも、そもそも日米諮問委員会報告にも掲げられておりますように、ここで指摘されたことが何か実行されているという感じが私はするわけですね。日米諮問委員会におけるこの報告で見ますと、外交関係については日本が戦略的に重要な地域に対す...全文を見る
○簑輪委員 この日米諮問委員会報告では、「最近になってみられるエジプト、パキスタン、トルコ、スーダン、ソマリア、およびアラブ湾岸諸国の一部、さらにカリブ海地域などに対する援助の拡大は、戦略的に重要な地域に対する援助の政治的重要性を日本が認識していること」というふうに書いてあるわけ...全文を見る
○簑輪委員 アメリカが戦略重点国としている国と、日本が平和のための援助対象国とでもいいますか、特別に重点的な援助対象国としている国々を重ね合わせてみますと、日本の重点としている国はほとんどアメリカの戦略重点国と重なってくるわけですね。最初からこういうふうになっていたのではなくて、...全文を見る
○簑輪委員 当然のこととしてというふうに言われますけれども、現実には特に飢餓国に対する援助という点で極めて不十分であるということを再三申し上げておりますだけに、その辺についてはぜひ一層の思いをいたしていただきたいということを強くお願いをしておきたいと思います。今後の計画を立てられ...全文を見る
○簑輪委員 LLDCの中にはアジアの諸国も入っておりますし、いずれにしても、基本的な認識として相互援助と人道的配慮という点で重ねてのお願いをしておきたいと思います。  続いて昭和六十年度の財確法で、今度健康保険法に基づく政管健保への国庫補助について、その健保の黒字見込み分九百三...全文を見る
○簑輪委員 私が申し上げているのは実態論なんです。どのようなもくろみでつくられたかということは、去年の論議に私も参加しておりますので、あえて繰り返していただくまでもございませんけれども、ただ現実問題として受診率が大幅に落ち込んだ、そしてこういう結果も生まれている、それでそれを召し...全文を見る
○簑輪委員 またこれからもやる可能性があるという御答弁なんですね。私は大変問題があるということを指摘して、次に進みたいと思います。  昨年改悪されたのは政管健保だけではありませんで健康保険全体ですけれども、特に国民健康保険について最近危機感が増してきております。退職者医療制度と...全文を見る
○簑輪委員 厚生省の方はそのようにおっしゃっておりますけれども、現実に直面している市町村は大変なわけで、この影響について全国市長会、全国町村会から既に試算が出されております。それによりますと、昭和五十九年度における国保会計決算見込みの収支差し引きは二百三十八億円、前年度が八百五十...全文を見る
○簑輪委員 えらくのんびりした答弁ですけれども、実際には大変なことだということで、あすにでも国保会計に関連して全国の市長さんなどが集まられて、危機突破の中央大会が開かれるという情勢になっているわけですね。そうしたことから見ましても、緊急に手だてをとらなければならないというふうに思...全文を見る
○簑輪委員 退職者医療制度の創設とあわせて国庫補助がカットされておりまして、現実にはもう赤字が生じているわけですから、これを乗り切っていくために一体どういうことになるのかということを考えてみますと、全国町村会では、その影響が国保税の増税という形で見込まれてくるのではないかという、...全文を見る
○簑輪委員 自治省の方からは一般会計の繰り入れ等で賄うのは筋違いであるというお考えで御答弁をいただきましたが、現実には一般会計の繰り入れもしくは国保税の値上げということで対処しない限り、赤字をどうしようもないという市町村の思いを深刻に受けとめなければならないと思います。  厚生...全文を見る
○簑輪委員 財政調整交付金の額と赤字の類とを考えてみましただげでも、それで十分補てんできないことは明らかです。ただ厚生省が特に財政状況の厳しいところにいろいろな配慮をして、と言うことは当然のことだと思いますけれども、それでは事はやはり根本的には解決できないわけですね。  そこで...全文を見る
○簑輪委員 その協議に当たって、大臣がやはりこういう事情を踏まえて、赤字を抱えている自治体の要望を真剣に受けとめ、十分な配慮をするという決意を伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。
○簑輪委員 今回国保会計赤字によって全国の各地で国保料の引き上げが行われているわけです。この国保料の引き上げについてはさまざまな要因があるということを先ほどもお話しになりましたけれども、しかし、この赤字が大きな要因になっていることは疑いない事実でございます。保険料が払えなくて、そ...全文を見る
○簑輪委員 昨年来の審議の中でも私はこの問題を出して、滞納を理由に保険証がもらえないケースがあるけれどもそれはどうなのかとただしたときに、法律上そういうことはできないことになっているという御答弁を厚生省からいただいております。ところが現実には、こういう事態が全国各地で起こっており...全文を見る
○簑輪委員 保険証をお渡ししないということも当然なんですか。
○簑輪委員 現実に保険証を渡されてないという事態があるわけですけれども、その点についてはいかがお考えですか。滞納は滞納としてきちんと払うように別途半段をとる、そして保険証は必ず本人に渡るようにするというふうにすべきではないかと私は思うのですけれども、そういうふうにお考えでしょうか...全文を見る
○簑輪委員 余りいいことではない、何か言葉がはっきりしませんけれども、よくないということではありませんか。
○簑輪委員 どうしてはっきり言っていただけないのか、私どうも納得できませんけれども、国民皆保険という精神からいって、保険は保険できちんと保険証を渡す、そして滞納は滞納できちんと正しく払ってもらうような手だてをとる、これが当たり前ではありませんか。再三申し上げているのですけれども、...全文を見る
○簑輪委員 何か事が起こってからでは本当に大変なことになります。私は、厚生省が実態をきちっと把握し、適切に保険証を交付されることを強く指導していただくようにさらに確認をしておきたいと思います。  そして、こういうことが起こってきているというのは原因が別にあるのです。世帯収入階層...全文を見る
○簑輪委員 国立がんセンターの平山博士の研究結果によれば、未成年で喫煙を開始した場合は非喫煙者の五・七倍も肺がん死亡率が高く、三十五歳以上で喫煙を開始した人と比較してみても三・八倍も高率になっているということです。未成年者の喫煙は法律で禁じられているわけですけれども、未成年者自身...全文を見る
○簑輪委員 事は愛煙家の趣味、嗜好の問題ではございません。大臣が今度を外されておりますけれども、大臣は前にこれは嗜好の問題のような御理解を示されたことがございますけれども、夫の喫煙に持続的にさらされると妻が喫煙者でなくても肺がんの死亡率は二倍になる、受動喫煙というのは本当に重大な...全文を見る
○簑輪委員 前にも大臣は、サミットに出てたばこを吸うのは自分一人で、肩身の狭い思いをしたというふうにおっしゃったことがございますけれども、今世界の流れは趣味、嗜好の問題ではなくて、健康という問題からいって禁煙というのが常識になってきている、主流になってきているという状況でもあると...全文を見る
○簑輪委員 昨年お答えいただいたこの調査結果というのは、そうするとどのようなことになるんでしょうか。
○簑輪委員 もうぼちぼちアンケート調査の結果は出ているのではないかと思ってお尋ねをしたわけですけれども、三年計画が終わらなければこれは出てこないということなんですか。
○簑輪委員 労働省は緊急のガイドラインというものを発表されましたし、さらに昨年八月の調査結果も発表されましたけれども、その中で労働省として何が一番問題だというふうに受けとめられましたでしょうか。
○簑輪委員 さまざまな問題があるのですけれども、私は既に八二年にも、カナダでのVDTによる妊産婦の異常出産の問題を指摘しました。日本でも先日、総評の調査でこの異常が現実のものとなって既に結果が出てきてしまっているわけです。こういう問題については、因果関係が証明されなければ、それは...全文を見る
○簑輪委員 大したことないのじゃないかというふうな受けとめ方だとすれば、それは重大なことになると思うのです。実際問題として、それが他のケースと比較して特別著しい数字を示していないという言い方も数字のとり方によってはできるかもしれませんけれども、その点については、今私が指摘しました...全文を見る
○簑輪委員 三年間の調査結果が発表された時点でさらに充実した方針が出されるとは思いますけれども、事態は刻々進んでいるというようなこともありまして、あえてお尋ねをする。そしてさらに、この派遣労働者のような場合には、実際問題として、これは労災の申請があった都度適切に判断してまいりたい...全文を見る
○簑輪委員 妊産婦に対しての重大な影響を指摘しましたと同時に、やはり成長過程にある子供たちに対する影響というものも、医学的にも大変注目されなければならないところだろうというふうに思います。特にテレビの見過ぎで近視になるというようなことなんかも指摘されたりしておりますし、このVDT...全文を見る
06月04日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第29号
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○簑輪委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、ただいま議題となりました昭和六十年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案、国債整理基金特別会計法の一部を改正する法律案及び産業投資特別会計法の一部を改正する法律案、並びにそれぞれの法律案に対する修正案に対し...全文を見る
06月05日第102回国会 衆議院 文教委員会 第16号
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○簑輪委員 最近、岐阜県内で二人の高校生が先生の体罰が原因で亡くなるという事件が相次いで起きました。  一人は、中津商業高校二年の竹内恵美さんです。陸上部顧問教諭の体罰に耐え切れず自殺いたしました。もう一人は、岐陽高校二年の高橋利尚君です。修学旅行先の宿舎で、禁じられていたヘア...全文を見る
○簑輪委員 大臣の御答弁を伺っておりますと、まだ事実関係を十分に御承知でないということもあると思います。私は、やはり文部省が、この竹内さんの事件にしても高橋君の事件にしても、もっと真実を明らかにするよう積極的取り組みをしなければならないということをつくづく思いました。と同時に、体...全文を見る
○簑輪委員 今の御答弁は、まことに今起こっている事態の深刻さをしっかりと受けとめてないと私は思うのですね。先ほど来いじめの問題もありまして、いじめについても調査をされているというふうに伺いますけれども、きょうの夕刊にも出ております。法務省の人権擁護局長は、教職員による体罰といじめ...全文を見る
○簑輪委員 大臣に実態調査をお約束していただきましたので、方法については工夫をしていただきまして、これは早急に調査をされた上で対策をとっていただきたいと思います。  最後に、特に岐阜県の実情について私は大臣にも承知していただきたいと思いまして、昨日私どもの岐阜県委員会が岐阜県教...全文を見る
○簑輪委員 もう時間がなくなりましたので、最後に、今回のこの事態の中で子供の人権がこれ以上脅かされることのないよう、そして再び犠牲が繰り返されることのないよう、大臣に積極的に取り組んでいただきたいということですけれども、今もなお、この瞬間も全国どこかでいじめられている子供がいる、...全文を見る
○簑輪委員 終わります。
06月14日第102回国会 衆議院 商工委員会 第20号
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○簑輪委員 最初に大臣にお尋ねしたいと思いますけれども、きのうの新聞報道によりますと、アメリカ政府は来週東京で行う両政府間の貿易委員会で、大型スーパーなどの出店を規制している大規模小売店舗法が外国製品を日本市場から締め出す働きをしているとして日本側に改善措置を要請する方針であると...全文を見る
○簑輪委員 来週の十九日から貿易委員会が始まるということですけれども、きょうの段階でまだその議題が明らかになっていないということはちょっと理解できないのですが、その中で正式な通告はともかくといたしまして、大体このようなことが議題になるのではないかというのは、当然通産省としても十分...全文を見る
○簑輪委員 大規模小売店舗法というのは、これまで我が国の経済の実情をかんがみるときに、小売業者、零細業者、さまざまな問題の中で、こういう大規模小売店舗が地域の小売店の営業を脅かすことのないようにということで設けられている趣旨もございますし、この問題がアメリカの都合によって一方的に...全文を見る
○簑輪委員 そこで大臣にお伺いするわけですけれども、アメリカの方としては、大規模小売店舗法がアメリカ製品を売るに当たって非常に支障となってぐあいが悪いという考えでもってこの規制緩和を要求してきているようなんですが、日本政府といたしましては、こうした法律の立法趣旨あるいは小売店の現...全文を見る
○簑輪委員 アメリカの方は何としても自分たちの商品を売り込みたいということで、都合の悪いものは一切取り除けという非常に手前勝手な要求が次々出てきていると私は受けとめているわけでございますが、この報道によりましても、アメリカの方は実際スーパーの出店規制がアメリカ製品の販売に支障とな...全文を見る
○簑輪委員 アメリカの要求に対応していく場合、実情をつぶさに把握して、向こう側からの要求が不当であるならば事実をもって反論して、機敏に適切に対応していかなければならないと思うのです。だから、そこら辺のところがどうなっているか、事実がわからないというようなことでは通産省の対応として...全文を見る
○簑輪委員 経済企画庁がレポートを出しておりまして、情報化時代における流通構造、その委託調査で「流通構造・商取引慣行等に関する国際比較調査報告書」というのがありまして、これによりますと、流通効率化の阻害要因として、非近代的経営、すなわち生業的な小規模零細小売業者の存在というのが挙...全文を見る
○簑輪委員 通産省として、小売店の存在は日本の経済の中で重要な役割を果たしているという認識はお持ちだろうと思うのです。また、そう認識していただかないことには通産行政は成り立たないと思うのです。そうした中でアメリカの方は本当にさまざまな要求を出してきておりまして、日本とアメリカのい...全文を見る
○簑輪委員 大臣、お時間だそうですけれども、最後に一点だけ伺っておきたいと思います。  今農水省の方からお答えをいただきましたけれども、このような流通マージンについては日米それほど変わりがないということです。農水関係でなく通産省の関係でもほぼ同様な数字をいただいておるわけですけ...全文を見る
○簑輪委員 ぜひそういう小売店の立場に立って毅然として対応をしていただきたいと思います。結構でございます。それから、農水省、御答弁をいただきましてありがとうございました。結構です。  あと通産省の方に、この流通マージンの点で確認をしておきたいと思います。生活品あるいは機械、原材...全文を見る
○簑輪委員 もし商業マージンとそれから運賃と、数字がわかりましたら同時にお答えいただけますか。
○簑輪委員 御報告いただきましたように、流通コストの点で日米が大きな開きがあるとか日本が特に流通コストが高いとかいうことがないことが明らかになったと思います。これを踏まえてぜひ対応していただきたいということをお願いします。  続いてですけれども、今、商品取引をめぐって大変さまざ...全文を見る
○簑輪委員 今御報告をいただきましたように、五十八年十月から被害が出ているということは、それまではプラチナの被害が出ていて、それが指定されたために今度はパラジウムの被害にかわってきたということだと思うのです。そして御報告いただきましたように、一件当たりの被害が、五十八年度は百六十...全文を見る
○簑輪委員 内閣法制局が検討し、政府としてそのような解釈をとられたといういきさつはわかりましたけれども、実態を踏まえたものではなく、かなり形式的な文理的な解釈であるというふうに受けとめざるを得ないわけですね。  実際問題として、この種の被害が多発する中でさまざまな裁判が行われて...全文を見る
○簑輪委員 今答弁を剛いておりまして、私は、本当に通産省が消費者の立場に立ってこうした被害を食いとめるという姿勢があるのだろうかと大変不安に思うわけです。  といいますのは、今日、豊田商事の問題を見ましても、悪徳商法あるいは悪質な取引というものは、もちろんどんな法律がありまして...全文を見る
○簑輪委員 終わります。
11月08日第103回国会 衆議院 大蔵委員会 第1号
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○簑輪委員 政府は、貿易摩擦の解消ということでのさまざまな施策の中で、今回基準認証、輸入プロセスに係るアクションプログラムというようなことで、特に、我が国市場が閉鎖的であるという指摘を解消するためにということで、原則自由、例外制限という観点からこのプログラムがつくられたというふう...全文を見る
○簑輪委員 検査率についてですけれども、ここ数年の推移を見てみますと、実はどんどんと低下してきているということなんですね。十年前の昭和四十九年には九・六%の検査率、これは行政検査だけで九・六%の検査率であったものが、年々下がってきまして、五十五年は五・四%、五十六年六・〇%、五十...全文を見る
○簑輪委員 そこで、食品衛生監視員というのは全国で何人おられて、一人当たりの処理件数は何件なのか、お答えください。
○簑輪委員 先日、横浜の検疫所にお邪魔いたしましていろいろ勉強さしていただいたわけですけれども、横浜の検疫所で見てみますと七名ということのようで、実際監視業務に携わる方は六名であるというふうにも伺いました。管轄しているのは神奈川を初め六県である。出張所も含めれば随分たくさんあると...全文を見る
○簑輪委員 そういうのは過去にどれくらいあったのでしょうか。一年に大体どれくらいあるものなのでしょうか。——もしわからなければ後ほど。
○簑輪委員 それでは、輸入食品の中で検査をするというふうに決めるための検査対象の選択基準というものは一体どういうふうになっているのか、その根拠はどこにあるのか、そしてその選択基準ごとに具体的にはどんなケースがあるのか教えていただきたいと思います。
○簑輪委員 そのほか、税関職員から食品衛生上の問題があるという連絡があった食品ということで最近あったケースを御報告ください。
○簑輪委員 こういう検査対象の選択基準に基づいて検査をされるということですけれども、それを行政検査に回す場合と自主検査に回す場合との違いはどこにあるのでしょうか。
○簑輪委員 明確な区別というのがわかりにくいわけですけれども、実際には自主検査の方が数が多いわけですね。パーセンテージをとってみましてもそうですけれども、そういう自主検査に負うところがかなり大きいにもかかわらず、自主検査について、その信頼性に大きな疑問も出されているようです。厚生...全文を見る
○簑輪委員 今日厚生省が知るに至っていないということと現実がないということとは同じではございませんで、私が聞いたケースでは、例えばあめとかチューインガムの粘着防止用に使われるマンニトールというものについての自主検査において、ある指定機関に持っていって検査を受けたところ、その結果が...全文を見る
○簑輪委員 こういう処理を命じて、その結果がどう行われているのかということを厚生省はきちんと確認しているのでしょうか。廃棄を命じながらその後始末をきちんと見ていないと、例えば業者が適当に選別して流通に置いたというようなケースもあるのではないかと思いますし、最後まで確認をしないと本...全文を見る
○簑輪委員 報告というのは一方的な報告でございますので、確実に廃棄されたのか、あるいは積み戻しされたのかということを最後まで確認しているということではない。報告書を受け取っているということだけなんですね。
○簑輪委員 そういうことでは本当に命じた結果どおり行われているかという点にまた不安が残るわけでございます。その点に関するトラブルも過去にもございましたし、こういう点まできちんと厚生省が責任を持てるような体制というのはやはりこの点からも必要ではないかと私はつくづく思うわけです。 ...全文を見る
○簑輪委員 輸人届け出書には、使用農薬というのは記載される欄はないはずですね。厚生省が定めたこの基準というのは五十三品目、二十六農薬がチェックの対象になるということでございますが、それ以外の農薬についてのチェックは全く行われないということで、フリーパスというのが現状だろうと思いま...全文を見る
○簑輪委員 いつごろまでにその検討結果が出て、結論が出てくるのでしょうか。
○簑輪委員 事態はどんどん進んでおりますので、ぜひとも早急に十分な調査研究の上、適切な基準を設定していただくようにお願いをしたいと思います。  時間がなくなりましたが、植物防疫所の関係で農水省にちょっとお尋ねしたいのですけれども、農作物の場合には、同時に植物防疫の対象にもなって...全文を見る
○簑輪委員 いろいろそれぞれに熱心にやっておられるのでしょうけれども、そういう中でさまざまなケースがこういうふうに起こっております。  そこで、大蔵大臣にお尋ねいたしますけれども、国民の命や健康に直接かかわる食品の安全について、現状でも極めて不十分な問題点もありますし、厚生省か...全文を見る
○簑輪委員 感想で結構ですので、大臣の……。
○簑輪委員 私が申し上げたいことは、やはり経済摩擦の解消ということのために国民の命や健康を犠牲にされてはたまらないという国民の気持ちをしっかり踏まえてやらないと、取り返しのつかないことになるということを重ねて申し上げておきたいと思います。  最後に一点だけお伺いしたいのですけれ...全文を見る
○簑輪委員 終わります。
11月20日第103回国会 衆議院 大蔵委員会地方行政委員会文教委員会農林水産委員会社会労働委員会運輸委員会連合審査会 第2号
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○簑輪委員 私は婦人の年金権について幾つかお尋ねしたいと思います。  今回の共済年金法案は、国民年金や厚生年金の制度改正と同様に共済組合の組合員等についても国民年金の基礎年金の制度を適用するということになっております。政府はこの間、婦人の年金権がこれで確立するのだというふうに言...全文を見る
○簑輪委員 果たして今回の措置によって婦人の年金権が確立し婦人の年金が改善されるというふうに見られるものかどうか、これは非常に問題だと私は受けとめております。     〔越智委員長退席、高鳥委員長着席〕 被用者の無業の妻は、固有の基礎年金受給権を妻名義で持つことになりいわゆる...全文を見る
○簑輪委員 別のところで、現在無業の妻の二、三割が国民年金に任意加入していない理由というのは、そういう妻たちが経済的に余裕がないからではないか、したがって、そういうことも考えて夫が妻の分も払う仕組みにするのだという、そんな話もあるやに聞いていますけれども、そういう根拠はあるのでし...全文を見る
○簑輪委員 ただいま年金局長は、所得のない人から保険料を取るということはいかがかという考え方も示されましたが、おっしゃるとおり、自営業者の妻であれば所得がなくても払わなくちゃならないという仕組みになっています。その分を夫の方から拠出するというふうにするのがよろしいのではないかと考...全文を見る
○簑輪委員 何だか余り理解していただけてないような気がしてなりません。  と申しますのは、私が今まで議論してまいりましたように、婦人の年金権を確立したというのならば、その点について夫がどうであるとかこうであるとかということに左右されずにきちんと固有の年金権を確立することでなけれ...全文を見る
○簑輪委員 内縁の妻の場合はそれをどのように解決していかれるのですか。ちょっと明確じゃないものですから、もう一度お答えいただきたいと思います。
○簑輪委員 実際問題として届け出というのにかなり左右される。そういうことを考えてみますと、その辺のところが実態とぴったり合った届け出がスムーズに行われるという仕組みになっていない限り、権利のある者がその権利を受けられないとかあるいはまた異なる状況に追い込まれてしまうということがあ...全文を見る
○簑輪委員 届け出によって一号か三号かが変わってくる。その場合に、一号の場合だったらみずから保険料を払わなければならないし、三号だったら払わなくてもいいというようなことから考えますと、この辺のところをきちんとしない限り、本当に公平な年金受給ということは確保できないのではないかとい...全文を見る
○簑輪委員 憲法十四条の条文がどうなっているかという問題ではございません。憲法十四条に書かれている男女平等が、社会保障の分野、年金の分野に貫かれなければならない、そのように御理解なさっていただけましたでしようか。
○簑輪委員 ところで、遺族年金についてお尋ねするわけですけれども、遺族年金というものは加入者の年金権の一部を構成するものと理解してよろしいのですね。
○簑輪委員 そこで、この遺族年金を見てみますと、国民年金、厚生年金、それから共済年金の規定は、規定の仕方に多少の違いはありますけれども、いずれも加入者が夫の場合と妻の場合では、遺族給付の受給権について異なる要件が書かれております。つまり、夫に死別した妻と妻に死別した夫が平等に扱わ...全文を見る
○簑輪委員 ただいまの御答弁は全く納得できません。と申しますのは一般通念上これが認められているということをおっしゃいましたけれども、これまで再三にわたってさまざまな問題点が一般通念上ということで男女差別が行われてきたケースがございます。しかし、今日男女平等というのは憲法に規定され...全文を見る
○簑輪委員 全然答弁になってないと思うのですね。必要性というのは何も六十以上でなくたって若いときだってあり得るわけで、現実になければそれは受給しなければよろしいわけですから、制度上それをあらかじめ排除することを不当である、間違っておるというふうに私は申し上げておるわけですから、全...全文を見る
11月27日第103回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
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○簑輪委員 共済年金についてお尋ねするわけですけれども、共済年金の仕組みの中で基礎年金制度ということが位置づけられております。ここで四十年間保険料を払い、四十年後に五万円の基礎年金を受け取るという仕組みになっているわけですけれども、五万円の基礎年金というのは一体どういう根拠に基づ...全文を見る
○簑輪委員 その基礎的な部分というのがさっぱりわからないのですけれども、どんな生活を予定し、その生活の中で例えば衣食住というのはどういうふうに位置づけられているのか、これを御説明ください。
○簑輪委員 ただいまの御説明は考え方をおっしゃったわけですけれども、五万円の中で衣食住というのは大体どんなふうに考えているのか、金額的にもし言えればお答えいただきたいと思います。
○簑輪委員 実際の生活というのを考えてみますと、やはり住まいに幾ら、食生活に幾ら、衣服に幾らということになるわけですね。さっきおっしゃったように実態調査を踏まえてということであるならば、その調査の中では衣食住というのが数字で出てくるはずのように思うのです。だったらその結果だけでも...全文を見る
○簑輪委員 現実に六十五歳を過ぎたいわゆる高齢世帯の人たちが一体どんな暮らしぶりをしているのかというのは、例えば総理府の住宅統計調査などから見てみるとある程度のことがわかると思うのですね。  六十五歳以上の単身世帯九十八万六千世帯のうち、年収百万円以下の者六二%、百五十万未満の...全文を見る
○簑輪委員 高齢者世帯全体を平均化して物を見るということが、基礎年金最低生活保障という考え方を基準にしてみますと、必ずしも適切でないというふうに私は思うわけですね。低所得の高齢者世帯が老後を安心して暮らせるかどうかという観点で考えてみなければならないというふうに思うわけです。 ...全文を見る
○簑輪委員 大蔵大臣にもお伺いしたいと思うのですけれども、我が国の年金水準は世界的水準に達し、遜色のない程度であるというふうにも総理大臣などもおっしゃっておられるようですが、私は到底そんな実態でないというふうに思います。  一方、欧米の実態を見てみますと、年金生活者、高齢者とい...全文を見る
○簑輪委員 老後の住宅問題をも考えてみた場合に、基礎年金五万円というのは必ずしも基礎的部分を保障するということになっていないのではないかということで私最初に申し上げたんですけれども、大臣、共済年金の関連でもこういう五万円ということが基礎年金になっているわけですけれども、この五万円...全文を見る
○簑輪委員 私がさっきから申し上げておりますように、一番肝心なのは、低所得者ということで本当に年金を当てにしながら老後を計画している人たちにとって、この五万円というのはまことに心もとないものではないかというふうに言いたいわけですね。  厚生省にお伺いしますけれども、厚生省の吉原...全文を見る
○簑輪委員 大蔵大臣は、この五万円でたまには外国にも行けるというような水準だというふうにお考えでしょうか。
○簑輪委員 大蔵大臣は数え切れないほど外国にお出かけになって、老後ほどこか田舎で畑でも耕したいと思っていらっしゃるかもしれませんけれども、圧倒的多数の国民は大臣と同じ気持ちじゃないんですね。むしろ、大変苦労して仕事をし、それこそ実りの老後を迎えて、たまには外国にも行けたらすばらし...全文を見る
○簑輪委員 年金の制度はどうあるべきかということは、ただいま厚生省からも答弁がありましたように、給付の面だけでなく負担の面もあわせて考えなければならないというようなことが言われたわけです。負担の方も、社会保険の仕組みから考えた場合にどうあるべきかということは当然十分な検討をしなけ...全文を見る
○簑輪委員 厚生省の方のお話では、千分の二百八十九が高い数値として予定されている。それから大蔵省の方は千分の二百九十六ということで、いずれも千分の三百近いところにいくわけですけれども、そうしますと、大体この三百くらいが限界じゃないかなと思って、そこら辺に抑えられたような感じがしな...全文を見る
○簑輪委員 西ドイツの数字を基準にして二百五十くらいということのようですけれども、それを超えて三百になんなんとするという状況を招こうという法改正になるわけですが、そういう場合、本当にサラリーマンの限界内にあるのか、あるいは果たして限界をもう超えてたえがたいものであるということでは...全文を見る
○簑輪委員 この十年間の推移を見て、それぞれの国がその負担をふやしてきているということが言えると思いますけれども、我が国の場合、特に五十年三・八〇から六十年六・二〇というふうにふえてきて、その上、これからさらにまた飛躍的にふえていくという状況を考えますときに、サラリーマンの実感と...全文を見る
○簑輪委員 我が国の場合はどうですか。
○簑輪委員 この数字を見てみますと、日本の場合は一九六〇年には事業主負担の割合が多かったのですけれども、一九八〇年になりますと事業主負担は割合としてぐんと低下してきているという数字があらわれているわけですね。  それで、もう一つ別の観点から見てみますと、資本金の規模別で社会保険...全文を見る
○簑輪委員 それでは、これは改めて、いただければお願いしたいと思いますが、よろしいですか。
○簑輪委員 これはもう既に公表されている資料があると思いますので、ぜひお願いしたいと思います。  私が調べただけで、ちょっと正確な数字手元にございませんけれども、資本金の規模別で社会保険料負担割合を調べてみますと、資本金の金額が多くなるにつれて売り上げに占める保険料の割合という...全文を見る
○簑輪委員 ロボットの生産台数、累積で言いますと何か一九八三年に十五万四千百台という統計が出ておりますけれども、これは間違いないでしょうか。
○簑輪委員 このロボットの普及というのは我が国だけではございませんで、諸外国でもロボットは普及しているわけですけれども、先進諸国におけるロボットの成長率といいますか、ふえていく割合というのはどんなものなのか。過去五年間でどんなふうに推移し、今後さらにどんなふうにふえていくと見てお...全文を見る
○簑輪委員 我が国の伸び率もほぼ同じようなものと受けとめてよろしいのでしょうか。あるいはちょっと異なる特徴がありましょうか。
○簑輪委員 ロボットが導入されて省力化が図られるということになりますと、その公労働者の数にも影響してくると見られるわけで、年金の計画を立てる場合にもこれを十分勘案しなければならないと思うのです。  厚生省にお伺いしますけれども、こうしたロボット問題などについても御検討の上で法案...全文を見る
○簑輪委員 やはりそういうものも十分踏まえて計画を立てなければ適切なものとは言えないのじゃないかと私は指摘しておきたいと思います。  一方、我が国の一部上場企業の一社当たり従業員数の変化を見てみますと、これはかなり減少してきていると言わざるを得ないですね。昭和五十年、一社当たり...全文を見る
○簑輪委員 フィンランドがどうしてこのような制度を採用したのかという理由はわかりますか。
○簑輪委員 こういう考え方で修正保険料という仕組みを採用している国もあるわけで、私がただいま申し上げましたように労働者の負担、事業主の負担、それぞれが矛盾を抱えてきている今日、こういう方法を我が国でも検討してもよろしいのではないかと考えますけれども、厚生省としては、こういう問題点...全文を見る
○簑輪委員 労使折半を引き続き採用するという中で、最近の中小企業の困難な経営実態、そして中小企業が社会保険料負担にこれ以上たえられないというようなことも勘案してというようにもお聞きしましたけれども、中小企業の場合は中小企業にふさわしい制度を考えればよろしいわけで、中小企業の存在が...全文を見る
○簑輪委員 租税から考えるべきだからということで、社会保険料の方では余り真剣に検討しなかったというようにも受け取れましたけれども、私は、租税は租税でそれは責任ある官庁がそれなりに検討するのは当然でございますが、同時に、社会保険料を所管する主務官庁といいますか厚生省においては、そう...全文を見る
○簑輪委員 年金財政の問題で大変厳しい状況を踏まえて論議をするわけですが、その中で、私どもはやはり基本的に今回の改正案を見ましても国庫負担が大幅に削減されているということが非常に大きな問題点であることを強く指摘しております。  それで、あわせて労使負担割合というものも考え直して...全文を見る
○簑輪委員 社会実態を少し変えてみて、それにふさわしい年金改正をしたというような御答弁のようにも受け取れるのですけれども、何かそうではなくて、社会実態はやはり夫が働き、妻が家庭にいる。しかし今まで無業の妻が離婚したときには無年金になって非常に気の毒であった、したがって、この無業の...全文を見る
○簑輪委員 そうしますと、やはり相変わらず夫が働き、そして家庭を守るのは妻である、無業の妻があるという前提はほとんど変わらなくて、ただ今まで放置されていた人のところにも先を当て、権利を保障するというようなことになっていると思うのですね。でも今日、家庭の実態も大きく変化しつつあると...全文を見る
○簑輪委員 労働省は、この数字はわかりますか。
○簑輪委員 そうすると、千二百万から千三百万世帯が全世帯に占める比率は何%ぐらいになりましょうか。
○簑輪委員 そうしますと、約半数が、夫が稼ぎ妻は無業でうちにいる。逆に言えば、あと半数はそうではなくて、妻も働き、社会的役割を果たしていると言えるわけですね。そうしますと、そういう世帯が今日半分になってきているということを正しく反映した年金制度でないと、婦人の年金権という点でも到...全文を見る
○簑輪委員 婦人が働き、役割を果たしていくということは、今後ますます強まっていくわけです。先進諸外国の動向を、もしわかりましたら。
○簑輪委員 諸外国でも婦人の果たす役割は大変大きくなってきていますけれども、我が国はことし雇用機会均等法も制定されまして、私どもはこの均等法では真に男女平等の条件が設定されない、実効性が疑わしいということで問題を指摘してまいりましたけれども、本当に男女が募集、採用から定年退職に至...全文を見る
○簑輪委員 そういうふうに、さまざまな条件から今日専業主婦を上回る働く婦人の実態から見て、最初に申し上げましたように、年金を考えるに当たって、まず夫が働き妻はうちにいるという前提は当然見直して、夫婦共働きという実態に合わせたような年金制度にしていかなければならないのではないかとい...全文を見る
○簑輪委員 無業の妻の問題だけでない、そして女予の年金支給開始年齢や保険料率についても変えていくんだということをおっしゃいましたけれども、これは、働く婦人にとって有利に変えられるというものではないんですね。受給開始年齢はどんどん先に延びる、そして保険料率は今日よりもふえていくとい...全文を見る
○簑輪委員 それは、例えば自営業者の奥さんなんかで全く無収入の人の場合は、実際問題として一号被保険者として今後一万三千円の負担を余儀なくされるという状況から考えてみて、決して合理的根拠というふうに私は納得できないのです。  これまで、無業の妻の場合任意加入制度がございました。こ...全文を見る
○簑輪委員 だから、なぜ任意加入しなかったのかということをきちんと調べないと、それまで任意加入していた人をなぜ今度は一円も払わなくていいというシステムにするのかということが合理的に説明がつかないと思うのです。例えば、すごく保険料が高くてとてもじゃないけれども払えなかったのか、ある...全文を見る
○簑輪委員 そういう制度を採用するに当たって、その影響を受ける人たちの意見あるいは実態を調査するということをせずに、多分こうであろう、こうしてやれば無業の妻は救われるではないかというような感情論だけで考えるというのはいささか適切を欠くのではないかと私は思います。逆に共働き家庭、そ...全文を見る
○簑輪委員 資料がなければそれを調べて教えていただきたいと思いますけれども、そういう制度をとっている国があるかないかくらいはおわかりでしょうね。
○簑輪委員 中には別れるときに半分の権利を妻が受け取っていくというようなシステムもあるようですけれども、そういう制度をとるのはなぜなのかということも含めて厚生省として御検討になったことはございませんか。
○簑輪委員 結果として採用されていないことはこの法案を見ればわかるのです。だから、そういう制度をとっている国があるのはそれなりの必要性があり合理性があってやっているわけですし、それを我が国に当てはめて考えた場合にどこがどう適切でないのかということを考えないと、採用しなかったよとい...全文を見る
○簑輪委員 離婚をした後に一応基礎年金は保障しましたという形になるようですけれども、それだけでは不十分ではないかということで今後の検討の対象に当然なるのではないかと私は思います。今おっしゃったように、これはこれで解決済み、今後はもう検討する必要もないというふうにお考えではないでし...全文を見る
○簑輪委員 やはり、社会の実態が変化するに従って検討課題というのはさまざま出てくるというふうに思います。私が今指摘した問題点は、婦人の中でも、無業の妻が家庭において貢献した部分というのは離婚してしまうと一切否定されて基礎年金だけになってしまうというのはいかがかという意見があります...全文を見る
○簑輪委員 併給調整というようなことがされる理由の中で、一人が何人分もの年金を受け取るのはいかがかということが言われるわけです。それは一般論としてわかりやすいように言われているとは思いますけれども、実態的に見ますと必ずしも合理的ではないというふうに思うのですね。  と申しますの...全文を見る
○簑輪委員 私はちょっと納得できませんけれども、続いて別の問題についてお伺いしたいと思います。  共働きの二号被保険者の婦人が育児とか自分の親の介護のために職を離れるというケースが間々ございます。そうした場合に、それが年金の面でどのような影響を受けるのかということについて大変不...全文を見る
○簑輪委員 ただいま民間の場合は二号被保険者とできるというふうにお答えいただきましたけれども、「できる」というのはどういう意味でしょうか。と申しますのは、保険料の負担等についてどういう形になるのでしょうか。
○簑輪委員 育児休業の場合に無給ということもございますね。そうすると、保険料等については自分で払うということになるわけですか。
○簑輪委員 育児休業制度がきちんと行われている公務員の場合は、育児休業適用でない公務員はまるきりその期間は結局二号被保険者を離れなければならないということになるわけですね、民間の場合でも、育児休業制度がきちんとあって、使用者負担を事業主がちゃんとやってくれれば、それは二号被保険者...全文を見る
○簑輪委員 これは全然進んでいないと思うのですけれども、どうなんでしょうか、このままの状況で飛躍的に進むという可能性はあるのでしょうか。
○簑輪委員 全事業所のわずか一四・三%しかこの制度がないという状況から見ますと、圧倒的多数の婦人は、育児のために職を離れると二号被保険者から三号に変わらざるを得ないという状況になるわけですね。したがって、公務員においても育児休業制度が適用されていない公務員は同様の状況にあるわけで...全文を見る
○簑輪委員 婦人が真に役割を果たし働き続けるために、この育児休業法の必要性というのはかねてから再三申し上げておりますけれども、私はきょうも重ねてこの育児休業法の必要性について強調しておきたいというふうに思います。育児だけではなく、年老いた親の面倒を見るために、介護をするために職を...全文を見る
○簑輪委員 大蔵大臣にお尋ねいたします。  ただいま私が申し上げましたように、婦人が育児とか親の介護等でやむなく職を離れるというケースがあって、これは本来ならば国が十分な施策をとってそして働き続けることができるようにしておくべきだと思いますけれども、その点での大臣の御見解と、そ...全文を見る
○簑輪委員 大臣は大体いいんじゃなかろうかという認識をお持ちのようですけれども、実際に共働きの婦人あるいは働き続ける婦人の間の声というものは、保育所問題一つとりましても、保育料が高くなって滞納さえふえているという状況もございますし、また親の介護の問題でも、十分な施設がないために、...全文を見る
○簑輪委員 それで、その免除基準というのは今後も維持されるものと考えてよろしいのでしょうか。
○簑輪委員 年金局長は、免除基準についての問題はこの法律が施行後に基準そのものについても考え直す必要があるのだというふうに述べられておりますが、そうすると、今の基準はずっと今後も維持していくということとあわせ考えますと、一体どういうことになるのかなと思うのですが……
○簑輪委員 免除の基準そのものをそうしょっちゅう変えられてはたまったものじゃないですね。ですから、基準はきちんと確立をし、その適用に当たって、世の中の変化に従って結果は変わってくるということはあるかもしれませんが、そういう意味でさっきお答えいただいた免除基準ですね、所得税の世帯は...全文を見る
○簑輪委員 免除率がだんだん高くなってくるので、ここは何としても免除率を下げなければならない、したがって免除判断において非常に厳しく過酷になるというようなことになるとすれば、これはゆゆしい問題だと思うのですね。なぜ免除を申請せざるを得ないのかという実態を考えてみますと、保険料が高...全文を見る
○簑輪委員 国民年金の加入者の所得別内訳というのがわかりましたらお願いしたいのです。所得ゼロの場合の男女別、それから年間所得百六十万未満の男女別というのがわかりませんでしょうか。
○簑輪委員 私、ちょっと別の資料で国民年金加入者の所得別内訳という数字を手にしているんですね。それによりますと、所得ゼロの男女別、男が一五・六%、女が七六・七%、それから年間所得百六十万未満の男女別、男はちょっとわかりませんが、女が九八・三%ということで、結局、ゼロも含めてですけ...全文を見る
○簑輪委員 一号被保険者の四分の一が五万円もらえないということになりますと、人数でいうとどれくらいを見込んでおられるのですか。
○簑輪委員 昭和百年に百五十万もの人々が実際には五万円の年金を受け取れないということを厚生省自身が推計しておられるという状況から考えてみますと、本当にゆゆしいことではないかというふうに思います。  もう時間もなくなりましたので最後に一点お伺いしたいのですが、年金受給者の方々から...全文を見る
○簑輪委員 そうすると、六十一年度中に毎月支払いの実施の具体的方法等を含めて明確な将来方向が明らかになる。六十一年度中には将来の展望が明らかになる。いつごろやれるのかということが六十一年度中にわかるというふうに理解してよろしいのですか。
○簑輪委員 大体いつごろ実施できるのかという方向がはっきりしないことには、六十一年度中に考えたけれども先のことはまだわかりませんでしたでは困るので、ぜひこの具体的めどをはっきりさせていただくように強く要求をしておきたいと思います。  さまざまな問題についてお尋ねしましたけれども...全文を見る
11月29日第103回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○簑輪委員 私は、日本共産党・革新共同を代表して、政府提出の国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案並びに自由民主党・新自由国民連合提出の同修正案に対して、反対の討論を行います。  反対する第一の理由は、今改正案が中曽根内閣による年金制度抜本改悪のいわば総仕上げ法案と位置...全文を見る
12月06日第103回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号
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○簑輪委員 今回の関税暫定措置法の一部改正案は、貿易摩擦解消のためのアクションプログラム、これが盛り込まれた関税に関する部分ですけれども、私どもは、既にこれまでも我が国がアメリカからのさまざまな要求に譲歩を重ねて一連の市場開放措置をとってきており、関税については毎年引き下げ措置を...全文を見る
○簑輪委員 実際にこのような被害を受けている中小企業の立場に立ってみますと、アメリカの言い分というのはまことにとんでもないことで、決定的なダメージを受けながら頑張っている中小企業は憤りを禁じ得ないところだと思います。緊急にとられた円高対策、これでも決して十分ではないと思いますけれ...全文を見る
○簑輪委員 今後の状況を見ながら検討を進めようという御回答をいただきましたが、おくれて対策がとられるということではならないわけで、今日の緊急事態に対応する機敏な対策を強く要求しておきたいと思います。  それから、我が国の繊維業界は、発展途上国の追い上げを受けて大変厳しい状況に置...全文を見る
○簑輪委員 下着だけではなくて、ニット全体が非常に伸びているというふうに聞いているのですけれども、その辺の傾向はどうなのでしょうか。
○簑輪委員 異常な伸びというのは、中国とか韓国とか個別に見てみますと、もっともっとびっくりするほど伸びている。何倍という伸びを示しているところもあるようですけれども、報道によりますと、グンゼの技術供与によって、男性肌着の場合、日本市場向けに生産している中国では生産規模を非常に大幅...全文を見る
○簑輪委員 大変異常な伸びということが現実にあるわけですので、そこら辺を傍観していないで厳しく監視をし、そして適切な対策をとらなければならないということを強く申し上げておきたいというふうに思います。  今回、このニット製品等については関税率の引き下げの対象に入っておりませんけれ...全文を見る
○簑輪委員 輸入の急増というような異常な事態を招くところまで放置しておきますと、もう壊滅的な打撃を受けるのではないかと大変心配をするわけで、そういう意味からいいましても、私は、今回の関税引き下げ措置の中にこの金属洋食器が上がっているということについてはやはり特に考え直して、リスト...全文を見る