簑輪幸代

みのわさちよ



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簑輪幸代の1986年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月12日第104回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○簑輪委員 大蔵大臣にお尋ねいたしますけれども、昭和五十年十月二十九日の衆議院予算委員会において、当時の大平大蔵大臣は、特例公債の償還について次のように述べておられます。「第一に、国債整理基金特別会計法第二条の規定に基づく前年度首国債総額の百分の一・六の定率繰り入れ、第二に、財政...全文を見る
○簑輪委員 このように財政法六条の規定を停止する。財政法そのものは健全財政を担保するためにさまざまな規定を設けているわけですけれども、次から次へとそれを踏みにじっていく。それは、国の財政のあるべき姿から考えてみても、当面赤字国債を発行しなければ乗り切れないのだから、それから比べる...全文を見る
○簑輪委員 臨時異例の措置というようなことがたび重なって特例公債はずっと発行され続けてきておりますし、そして、臨時異例の措置の定率繰り入れ停止も続けてくる。そして今回もまた、臨時異例の措置だからということでこれを通そうということはやはり間違っているということを重ねて申し上げたいと...全文を見る
○簑輪委員 今度の制度改悪のもとで市町村は次々に保険料の引き上げを余儀なくされております。  厚生省にお尋ねしますけれども、六十年度における保険料、保険税の引き上げ状況、大まかなところで結構ですけれども、お答えください。
○簑輪委員 六十年度において既にこれだけの値上げが行われているわけですけれども、六十一年度はさらに大幅な値上げが大変心配されるわけです。現に岐阜市におきましても、六十年度は一四・一四%の値上げでございましたが、六十一年度には三〇%の値上げを予定しているという状況にあります。全国各...全文を見る
○簑輪委員 確かに厚生省もお認めになったように、国保料の値上げが収納率低下と関係があるということから、逆に収納率を向上させるためにありとあらゆる手段をとるのだということで、今日、保険証を渡さないとか電話加入権を差し押さえるとかいろいろな形で、制裁とも思えるような措置を講じながら収...全文を見る
○簑輪委員 私は、調査がけしからぬと言っているんじゃないんですね。調査の方法が異常であり、そしてそこに取り下げを強要することが人権侵害ではないかと申しているわけで、その点についてお答えいただきたい。
○簑輪委員 今いろいろ申し上げたこと、大蔵大臣もお聞きになったように、政府がやったこの退職者医療制度創設に伴って国保料の値上げがあちこちで行われる、そしてそれが滞納にもつながる、保険証をもらえないケースもある、そしてそれを督促するために呼び出す、さらにまた、減免申請に対してもこの...全文を見る
○簑輪委員 終わります。
02月21日第104回国会 衆議院 大蔵委員会 第5号
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○簑輪委員 大臣のお時間がちょっと制限されておりますので、最初に大臣にお伺いしたいと思います。  昨年の国会で、国鉄共済年金の破綻に伴うその支払い等について大変問題になりまして、最後、政府見解ということになりましたけれども、この中で、六十四年まで国鉄の自助努力と国の負担を含めて...全文を見る
○簑輪委員 大臣みずからおっしゃったように、しばしば労働者連帯とおっしゃるわけで、将来の方向としては六十五年度以降共済と厚生年金等が一本化されて、そういうふうに他に負担を広げながら解決をしていこうとする、そういう心配というのは本当にかなり強いわけですね。  大臣がこの席で、六十...全文を見る
○簑輪委員 七十年に年金の一元化という方向が指し示されている中での六十五年までの年金がどうあって、その後がどうなっていくのかということが年金については非常に問題になるわけですね。大臣として、その七十年の一元化というのはどんな形を考えておられるのか、今までもいろいろ議論もありました...全文を見る
○簑輪委員 何か方針だけがあって、そしてその内容が漠としてわかりにくいということが大臣の今の御答弁でも明らかになったと思うのです。年金というのは長期的なものでもあり、一度それができると容易に変更もできないものでもございますので、そういう点で、これはもう少し明確になって論議されてい...全文を見る
○簑輪委員 中小企業と一口に言ってもいろいろあると思うのですが、その中で特に零細企業については顕著な御判断ございますか。
○簑輪委員 社会保険庁にお尋ねいたしますが、昨年九月、健康保険、それから厚生年金保険適用状況調査というのをなさったと思いますけれども、その結果わかったことをお教えいただきたいと思います。
○簑輪委員 未適用事業所が大変たくさんあるということが明らかになっているわけですけれども、これからそれを適用していくという作業も、非常に困難をきわめるのではないかというふうに思います。  特に零細企業にとってはさまざまな負担ということがどのような結果をもたらすのかという点につい...全文を見る
○簑輪委員 この際、ちょっとお尋ねしておきたいと思いますけれども、医療保険も、五人未満の事業所等について国保から健保にかえるという方向が厚生省で示されているというふうに伺っておりますが、その点はいかがでしょうか。
○簑輪委員 そうしますと、新たに先ほど私が申し上げました条件で支払いをするということになれば、その事業主は年七十五万一千百十円の余分の出費を、余分の出費というと変ですけれども、新たな出費を強いられるというふうに理解してよろしいわけですね。     〔中西(啓)委員長代理退席、委...全文を見る
○簑輪委員 零細企業にとっては、これだけの負担というのは非常に大変なことだろうと私は思うわけです。現に私がいろいろと業者の方々からお話を伺いましても、そういう点についての新たな負担というのは営業にも重大な支障をもたらすという声も上がっているわけですけれども、厚生省と中小企業庁で、...全文を見る
○簑輪委員 中小企業が置かれている状況から見て、このような新たな負担というのが、段階的に行われるということはあるにいたしましても、個別企業にとっては大変な問題であるという指摘もあるわけですが、その点について、今後法人ではなく個人にまでこの適用拡大を図るというのが将来の方向として示...全文を見る
○簑輪委員 努力はもちろんでございますけれども、実際にどの程度のという見込みが今の段階ではお答えいただけなかったわけですが、現状を考えてみますと、非常に困難が予想されると私は思います。  そこで、零細な企業に対して法律の適用に当たって、事実上困難な場合、もしそれが支払われなかっ...全文を見る
○簑輪委員 もちろん、被用者の方々にとってこの適用拡大が向上につながるということは私どもも当然認めた上で、あえて中小零細業者の困難について問題を指摘したわけですので、その点を御理解いただきたいと思います。  続いて、今回のこの法律ですけれども、実は従来と方向が変わって基礎年金勘...全文を見る
○簑輪委員 そうしますと、こうした基礎年金勘定を新たに設けたことによって将来その基礎年金勘定の破綻などがもたらされて、それが結局保険料の引き上げということには絶対にならないと断言されるわけですか。
○簑輪委員 今のお話を伺っておりますと、結局のところ、その基礎年金勘定自体の問題ということではなくて、支払われる方の部分で保険料の引き上げを招くということはあり得る、そのように承りましたけれどもよろしいのでしょうか。
○簑輪委員 従来はいざというときには一般会計で賄っていたものが、最後は結局この基礎年金勘定自体で、そしてさらにまたそれらが各保険の間で調整されるという形で保険料の引き上げを招くというふうに思わざるを得ないわけですね。したがって、今回の基礎年金勘定を設けだということは、単に技術的な...全文を見る
○簑輪委員 そうすると、無年金者をなくすとはいうものの、結局のところこういう手続上の問題も含めてかなりの脱落者も予想されるのではないか、婦人の年金権を保障したとはいっても無年金者が随分出るのじゃないかということを心配をいたします。ぜひともその周知徹底、漏れのないように厳密にやって...全文を見る
03月05日第104回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
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○簑輪委員 六十一年度の税制改正は所得税減税が二年連続して見送られるという状況で、勤労国民に実質増税ということになっております。一方では、東京湾横断道路建設促進税制など、民間活力導入を口実にして大企業優遇措置が新たに拡大されているということで非常に問題があるわけです。こうした大企...全文を見る
○簑輪委員 所得再配分機能の重要性という点についての認識はおありだろうと思うのですけれども、その際に個別の税についてどうかということではなく、税制全体で果たして公平かどうか、再配分機能が果たされているかどうかということと、もう一つおっしゃいましたのは、社会保障等歳出にかかわる部分...全文を見る
○簑輪委員 これは申告所得税をもとにしてということでお答えいただきましたけれども、資産の状況については全くかかわりのないことになるわけですね。資産所得にかかわる問題については関係ない数字になるわけですね。
○簑輪委員 申告されている限りは入っているということでございますけれども、租税負担率を出す場合に、国税庁としては申告されたもの以外はわからないということになると思いますが、実際には、このような統計が現状に合っているかどうかという点ではかなり問題があるだろうと思うのです。  さら...全文を見る
○簑輪委員 企業や大資産家が余裕資金を運用して金融利益を上げるということが非常にふえているわけですけれども、この問題について言うならば、担税力があるということは間違いないわけでございまして、ここへの課税強化というのは公平の観点からいっても当然のことであろうと思います。  今日、...全文を見る
○簑輪委員 割引債については、もしマル優改革で低率分離課税ということになった場合に割引債の方が有利になるという問題点等もあって、これを課税強化しなければならないというような大蔵省の見解があるやに聞いておりますけれども、そのようにお考えなんでしょうか。
○簑輪委員 私は、マル優に対する課税というのは断じて反対でございます。そのことを申し上げておきたいと思いますけれども、同時に、マル優の非課税を継続し、そして割引債の課税を強化するということも可能でございますので、その点はそういう方向で行われるようにぜひ主張したいと思います。  ...全文を見る
○簑輪委員 毎度毎度見きわめつつですけれども、指名債権という現状が継続する限りそれは有価証券として見ることができないということなら、見きわめるもへったくれもなくて、その指名債権の間は課税をしないということのように受け取れますがいかがでしょうか。
○簑輪委員 ではCDの現状についてちょっとお伺いしますけれども、最近のCDの残高、それからあわせて債券の現先の残高、これらを述べていただけませんでしょうか。
○簑輪委員 今お述べいただきましたように、CDの方は着実にふえてきている。そして一方、債券現先の方は停滞をしているという状況が読み取れるのではないかというふうに思うのですね。これは再三指摘されておりますように、税制上の扱いが全く違うために債券現先からCDの方にシフトしているという...全文を見る
○簑輪委員 別に証券業界の主張を代弁したわけでは決してございませんで、国民の観点から見て公平な税制、資産の運用について、このようなものは適正に課税すべきであるという立場で申し上げております。  まだまだお聞きしたいことはあるのですけれども、もう七時を過ぎましたので、本日はこれに...全文を見る
03月07日第104回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○簑輪委員 一昨日に続いて御質問させていただきたいと思います。  税制改革というふうに言われておりますものが一体どんなスケジュールで進んでいくのかという点について大変な関心を呼んでおりますところ、先日来、この税制改革については一遍にやるといろいろ問題もあるので、六十二年度以降二...全文を見る
○簑輪委員 そうすると、税制改革に伴う法律改正等については全体を一度に国会審議等に付するということにお聞きするわけですけれども、それは再三論議されておりますように、税調でいろいろな論議をし答申を経た後ということになるわけですが、最終答申を得て、そしてばたばたと国会で論議をし法律を...全文を見る
○簑輪委員 そこで、税制の抜本見直しの中で、少額貯蓄非課税制度、いわゆるマル優の行方がどうなるかということは非常に大きな関心を呼んでいるところでございます。たくさんの皆さん方からのお話を聞きますと、このマル優はぜひ存続させてほしい、ここに税金をかけるなどということはとても困るとい...全文を見る
○簑輪委員 マル優については貯蓄奨励という目的もあって設けられているというふうに伺っておるわけですけれども、一律に利子課税云々というふうにひっくくってしまうのはいかがなものか。貯蓄と申しましても圧倒的多数は四百万以下の貯蓄というところにあるわけでして、そういう意味からいえば、この...全文を見る
○簑輪委員 どういうつもりで諮問をしたかはともかくとして、今日、重要な増収というか増税の対象として考えられていることは事実でございます。  そういう中で、実態を分析していきますと、零細な貯蓄者への課税というのはやはり問題があろうというふうに言わざるを得ないと私は思うのです。将来...全文を見る
○簑輪委員 税のあり方についてはやはり公平、公正ということが重要な問題であり、そういう点から考えましても、この源泉分離選択制が非常に大企業、大資産家優遇税制であるということも言われているわけですから、その点、やはり総合課税化すべきであるということを私は重ねて申し上げたいと思います...全文を見る
○簑輪委員 間接税というものの性質からいってそういう結果になるとは思うのですけれども、加藤自民党税調会長は、大型間接税は逆累進性であると言われるけれども僕は逆累進性では全然ないと思う、全然ないというとあれだけれども、というふうなことを述べておられます。ですが、大型間接税そのものが...全文を見る
○簑輪委員 大型間接税も財源確保という観点で大変問題になっておりますが、一たび導入されるということになれば、財源確保の必要から税率が引き上げられるという懸念も再三表明されているところでございます。  それで、このアメリカの財務省の分析でも、「創設コストと以後の継続的な毎年の行政...全文を見る
○簑輪委員 間接税の逆進性というものがあるから一概にそれが悪いとは言えないというふうにおっしゃいましたけれども、現在そういう状況があるからといってそれが肯定されるわけではないと私は思います。やはり税の公平、公正という観点から考えてみたときに、現行の逆進性のある税制等につきましても...全文を見る
○簑輪委員 どういう方向で縮小するかということが大変重大な関心だと思います。いずれにしても、軽減税率の方へ近づけていく縮小なのかあるいは軽減税率の方をやめて引き上げていくのかということによって格差縮小の方向がまるっきり違うと思います。それにしても、結局中小法人にとってみればどっち...全文を見る
○簑輪委員 お話を伺っておりますと、結局のところ、この措置については、民活ということで、抜本見直しの対象というよりはもう既にこれは例外として措置されているというような感じがしたわけです。それだとすると、租税特別措置を見直していくという方向とあわせ考えてみましても、何かもう既に結論...全文を見る
○簑輪委員 今回の措置については、会計の原則ということから考えてみましても、継続企業の立場を一時的にせよゆがめるものではないかと思います。しかも、既に終了した事業年度の欠損金について遡及適用を行おうということになるわけで、実害という点からいっても、制度の法的安定性からいっても問題...全文を見る
○簑輪委員 したがって、中小法人への今回の措置の負担というものはかなり大きいものがあると思います。  そこで、中小業者からもこの措置についての反対の声もあり、この赤字法人課税というものは、今日中小企業が当面しているさまざまな困難な事態から考えてみましてもさらに追い打ちをかけるも...全文を見る
○簑輪委員 しかし、それはその年は黒字だからこそ税の問題が出てくるわけですけれども、黒字になるか赤字になるかというその判断の過程でこれが問題になってくるということはございませんか。
○簑輪委員 ですから、問題となる部分については、前年の税制であるならば赤字になるわけだけれども新しい税制のもとで黒字になるという違いが出てきませんかということです。
○簑輪委員 そういう理屈の問題はそのとおりだと思うのですけれども、現実にこの問題を深刻に受けとめて、ぜひこれをやめてほしいと言っているところは中小企業の中でも大変厳しい状態に置かれているわけですし、今日円高の問題なども加わりまして大変深刻な事態を迎えているということから見ましても...全文を見る
○簑輪委員 この労働省の要望は取り入れられることなく六十一年度の税制改正が審議されているわけですけれども、大蔵省としてはこれをどのように受けとめ、どうあるべきかという点での御意見がございましたらお伺いしたいと思います。
○簑輪委員 この家内労働者の課税最低限の引き上げ問題について、労働省と大蔵省とが検討されたこと、話し合いをされたことはあるのでしょうか。
○簑輪委員 内職の税制問題で、このような非課税限度額の引き上げという要求と同時に、例えば現在行われている一人親方的取り扱いというものも考えられるのではないかという要望もあると思いますけれども、その点についてどのようにお考えでしょうか。
○簑輪委員 実態はパートで働く場合と家内労働という場合とほとんど変わりがないということは労働省からも言われましたけれども、そういう現状を踏まえて、やはり働く婦人の要望にこたえる税制というふうになっていかないと、税の不公平感それから重税感というものをなくすことはできないだろうと思う...全文を見る
○簑輪委員 政策効果という点について、土地問題については別途論議をしたいと思いますけれども、今回の措置によって住宅建設促進という点でも非常に疑問があるだろうということを私は重ねて指摘しておきたいと思います。  何せ、この建設促進という点のみに目が向けられておりまして、新規建設と...全文を見る
○簑輪委員 既往貸し付けの金利は下げないけれども、これから新しく借りる人にはこういう優遇措置がございますよというと、またそこで非常に不公平な感をぬぐえないという部分があると思うのですね。今いろいろ御説明いただきましたけれども、住民感情に合った適切な対応を金利の面でもぜひとっていた...全文を見る
03月07日第104回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第2号
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○簑輪分科員 昨年九月のG5合意に基づいて、アメリカと日本の介入によって円高がつくられ、その結果中小企業、特に産地は大変深刻な事態に見舞われております。私ども岐阜県でも、関の刃物、多治見の陶磁器などの産地を抱えております。市当局や業界の方々に私も直接会っていろいろなお話を伺ってま...全文を見る
○簑輪分科員 発展させてさしあげたいが、何かありそうな感じがうかがえるのですけれども、気持ちとしてはということでなく、政治のあり方として、この産地は日本の重要な産業として守り発展させるべきであるという基本認識に立っているというような御認識を伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。
○簑輪分科員 旧態依然たる経営とか事業とかいうことではございませんで、新しい時代に即応した地場産業の発展というのは当然のことだろうというふうに思うのですね。  具体的にお伺いしていきたいと思いますけれども、こういう緊急事態を迎えまして、国際経済調整対策等特別貸付制度というものが...全文を見る
○簑輪分科員 この二月二十八日から長期プライムレートが〇・三%引き下げられました。このため、住宅ローンの金利も一斉に引き下げられるわけですけれども、政府関係金融機関の基準金利は長期プライムレートに連動しています。長期プライムレートが引き下げられたという状況で、五・五%をそのままと...全文を見る
○簑輪分科員 低利の融資の御努力をいただいているということは私も承知しておりますが、あえてさらに低利の融資に、願わくは三%にということでの御検討やら方向性を見出したいと思ってあえて質問しておりますので、大臣の御見解を重ねてお伺いしたいと思います。
○簑輪分科員 今の御答弁のように、状況の変化に応じてさらに金利の引き下げも考えるというふうに伺いましたけれども、それでよろしいでしょうか。
○簑輪分科員 私は今申し上げたように、本当に地域、地場産業の中小業者の皆さん方の深刻な事態を踏まえて、そういう点での大臣の積極的な取り組みを重ねて御要望申し上げておきたいというふうに思います。  下請業者の皆さん方のお話をお伺いしますと、金融のお話の中では、特に既往借り入れの返...全文を見る
○簑輪分科員 いろいろ通達を出されたりしていることは私も承知しているんですけれども、適切かつ機動的というのはよく使われる言葉ですけれども、当たり前のことでして、不適切で機動的でなかったらぐあい悪いことでございます。私はやっぱり、こういう状況を踏まえてきめ細かい対策という点が望まれ...全文を見る
○簑輪分科員 いろいろあることは承知しておりますけれども、あえて私の方でお願いを申し上げましたので、御検討いただきたいと思いますが、いかがですか。
○簑輪分科員 お願いいたします。  さて、二月二十八日関市では、市当局と業界が円高対策会議というものを持ちました。その中でいろんなことが述べられているわけで、少し御紹介をしたいと思います。  秋の商談期が円高のため悪かったので、春に期待していたが、再び円高となって回復が望めな...全文を見る
○簑輪分科員 関の場合は、事業転換という方向ではなくて、何としてもこの伝統ある刃物産業を生き残らせ、さらに発展させたいということで、産地としての総合的な振興策というものを進めてきているわけです。新商品開発等も含めて努力をしてきているわけでございまして、産地それから市、県が力を合わ...全文を見る
○簑輪分科員 今おっしゃったさまざまな法律と対策によって産地法の内容はカバーされるとおっしゃいましたけれども、例えば中小企業技術開発促進臨時措置法ですか、これは、コンピューターなど最先端の技術を促進するというような、大変先端技術というところに重点が置かれていて、より高度な技術を目...全文を見る
○簑輪分科員 そうしますと、関の刃物なども中小企業技術開発促進臨時措置法の対象となるというふうに伺ってよろしいわけですね、適用されるというふうに。
○簑輪分科員 やはり私は、大変そこに懸念があったものですからこういうこともお尋ねするわけですけれども、全部カバーするとおっしゃいましたので、そうありたいものだと思いますけれども、現実にはさまざまな法律の違いの中から、漏れるということも出てくるやに思います。そんな点もぜひきめ細かく...全文を見る
○簑輪分科員 円高差益の還元問題については、大変大きな問題でもあり、国民の強い関心もありますので、ぜひ緊急に、そして有意義に還元されるように私は強く要望しておきたいというふうに思います。  最後に、今回の円高に関連して国が中小企業に対する緊急円高対策をとった、このことが、輸出補...全文を見る
○簑輪分科員 その辺はこれからも再々、アメリカから例やかんやあると思うのですね。ですから、私は大臣が今後とも、中小企業を守り、発展させる立場で御努力いただくことをお願いしまして、質問を終わります。
03月25日第104回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号
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○簑輪委員 私は、日本共産党・革新共同を代表し、ただいま議題となっております政府提出の租税特別措置法の一部を改正する法律案について反対、社会、公明、民社三党共同提出の修正案について賛成の討論を行います。  反対する第一の理由は、大企業に対する特権的減免税を温存するだけでなく、民...全文を見る
04月08日第104回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号
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○簑輪委員 参考人の皆さん方には、本当にお忙しい中遅くまで御苦労さまでございます。与えられた時間がわずかでございますので、いろいろお尋ねしたいこともありますが、絞ってお聞きしたいと思います。  我が国の予算の中でいつも私ども問題にしております、軍事費が毎年ふえ続けている、そして...全文を見る
○簑輪委員 もう時間がありませんので、最後に一点だけ簡潔にお尋ねしたいと思いますが、中西参考人に、先ほど来話がありました社会保障特別会計論についての御見解を簡単にお述べいただきたいと思います。
○簑輪委員 終わります。ありがとうございました。
04月11日第104回国会 衆議院 大蔵委員会内閣委員会地方行政委員会社会労働委員会農林水産委員会連合審査会 第1号
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○簑輪委員 補助金カットの法案についてお尋ねするわけですけれども、昨年の補助金カット法案の際、国は財政事情を理由にしてほぼ一律に一割カットという法案を提出し、そしてこの一括法は一年限りということでございましたけれども、今回その補助金カットをもとに戻すどころか、逆にさらに補助率の引...全文を見る
○簑輪委員 地方財政を所管される自治大臣がそのようなことでは非常に困ると思うのですね。私は、事務事業の見直しによって地方の自主性が前進をするということは望ましいことであり、しかし、それと同時に補助率を引き下げるということは決して論理必然のことではありません。地方財政法において国が...全文を見る
○簑輪委員 まさに憲法で保障された健康で文化的な最低限度の生活を営む権利をすべての国民に保障したものであります。したがって、財政的理由によって左右されてはならない。どのような予算を組もうとも、生活保護を受給すべき条件にある人は無条件で措置される、支給開始が決定される、継続されると...全文を見る
○簑輪委員 生存、命にかかわるという事態に立ち至っているこうしたケースについては、一刻の猶予もならないというふうに思うのです。こうした問題が明らかになったらば、今東京都を調査してというお話がございましたけれども、緊急にこの問題点を解決するために保護を開始し、そしてさらにまたそれを...全文を見る
○簑輪委員 不正受給をなくすということについて、その問題が結果としては当然支給されなければならない人に対してまで受給が拒否されるというような形になっていはしないかということを問題にしているわけです。同時にまた、申請主義ということであるために、本来ならば困ってどうしていいかわからな...全文を見る
○簑輪委員 厚生省は一体何を考えておられるのでしょうか。離婚するもしないも自由だし、私は生活保護の受給の要件というのは困窮状態にあるということに限られるべきだと思うのです。扶養すべき者があったらその人に扶養をしてもらうようにいろいろ指導することはあっても、困窮状態があるという現状...全文を見る
○簑輪委員 厚生省の指導の中で具体的に、他法優先ということでそちらを強調する余り、困窮状態があるにもかかわらず保護を開始しないというケースがあるので私は問題にしているわけです。そして、結果的には気の弱い人は保護を受給する権利があるにもかかわらずそれが受けられないという事態を招いて...全文を見る
○簑輪委員 それは大変な発言ですよ。三親等まで扶養義務者というのは、一体民法のどの条文に書いてあるのでしはうか。私も弁護士ですので民法申し上げますけれども、八百七十七条、ここでは直系血族及び兄弟姉妹、これが扶養義務者です。三親等につきましては、これは家庭裁判所で特別の事情がある場...全文を見る
○簑輪委員 ではここでお尋ねいたしますが、上越市社会福祉事務所長が出した「扶養援助の実施について(照会)」という文書があります。これによりますと、「あなたの叔母に当るA殿の家庭は、現在生活保護法による保護を受けております。 生活保護法では、同法を適用するにあたっては、民法に定める...全文を見る
○簑輪委員 私、厚生省のやり方はすごく問題だと思うのですね。過去におじだとかおばだとかおいだとかめいだとかがどういう関係にあったというところまで厚生省があれこれ調査し、指導と称して圧力をかけるというのは全く問題だと思うのですね。そんなことをする権限がどうしてあるのか。扶養義務者で...全文を見る
○簑輪委員 ですから、おじ、おばの問題等について、一律にあなたも扶養義務者であるなどというような表現は適切でないと思いますが、いかがですか。
○簑輪委員 生活保護のあり方については、厚生大臣もおっしゃられたように、受給すべき人が正しく受給できるように、そして不正受給というのはあってはならないという一般論についてはそのとおりだと思うのですね。しかし現実には、本当に困っている人に温かい手が差し伸べられるような積極的な保護行...全文を見る
○簑輪委員 その三大臣が協議するときの基本姿勢の問題ですね。この生活保護の補助率については十分の八に戻すべきであるという姿勢で臨んでいただけるかどうか、お尋ねしたいと思います。
○簑輪委員 厚生大臣は、厚生行政の責任者として三年先にどうこうということは自分は言えないというのじゃなくて、今日厚生行政を充実させるためにこういう姿勢で臨みたい、仮に後任の人が決まればその人にも伝えたいと言うのが当たり前じゃないでしょうか。それは厚生大臣のみずからの厚生行政にかか...全文を見る
○簑輪委員 というのが厚生大臣の姿勢であるという点について、私は中曽根内閣の厚生行政に対する非常に後ろ向きの姿勢を感じております。これでは国民はまことに頼りないし、心細いし、一体どうなるのだろうかという不安をますます増大させる一方でしかない。厚生省の最高責任者としての厚生大臣が、...全文を見る
○簑輪委員 閣僚が論議をするときに、こうあるべきだという姿勢を持って論議をしなければならない。厚生大臣は、生活保護の国の補助率については十分の八に戻すべきであるというふうな姿勢で臨むのか、あるいは皆さん方で勝手にお決めになったとおりに私は従いますとおっしゃるのか、さらにまた、生活...全文を見る
○簑輪委員 見識をお持ちでないということに私は承りました。厚生行政において生活保護の国の補助率はこうあるべきであるというような理念をお持ちでない。それは本当にびっくりすることです。  もう一度重ねてお尋ねしておきますが、三年先のことというのは自分は大臣をやっているかどうかわから...全文を見る
○簑輪委員 生活保護の国の補助率についてどうあるべきかという点について大蔵大臣の見解をお尋ねしたわけじゃないのですね。さっき私がお尋ねしたのは、三年先は大臣をやっているかどうかわからないからその点について答弁は難しいというようなことについて大臣はどうお考えでしょうか。
○簑輪委員 生活保護の問題は保護を受ける国民にとって非常に重要な問題であるというだけでなく、国の基本的な施策であり、憲法上の責任という点でも国が重要な部分を占めるというのは当たり前のことです。むしろ全面的な責任があるわけですから、費用の面でもそれにふさわしいだけの、十分の八にとど...全文を見る
○簑輪委員 生活保護にとって常に言われることは、暴力団がキャデラックに乗っているだのというような、全体のケースの中ではごくまれな例を取り出してその他を論じるようなやり方は適切でない。つまり、その問題はその問題で処理すべき事柄でありますけれども、そういうのを理由にしながら全体の保護...全文を見る
04月15日第104回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○簑輪委員 私は、この補助金カットの法案について、きょうは教育問題についてお尋ねしようと思って文部大臣の出席を求めました。ところが、文部大臣は都合で出席できないという御返事をいただいて、私はまことに遺憾であるというふうに考えております。この法案については、文部省も重要な関連を持ち...全文を見る
○簑輪委員 昨年の質疑の中で中曽根総理大臣は、旅費とか教材費というようなものは事務的性格を持っているけれども、「給与となると、やはり生活を維持していくメインの性格を持っているこというふうに区別をしておられましたけれども、給与ということならば、教員の場合も事務職員も同じ性格を持って...全文を見る
○簑輪委員 教育の重要性を口にしながら一方で財政事情を口にする。そして財政事情を優先して教育の方を圧迫していくという姿勢が何かららちら見え隠れしているわけですね。  そこで、私は、やはり政治家としての、この日本の将来を担う子供たちに対する教育のあり方という点について、大蔵大臣の...全文を見る
○簑輪委員 私は、やはり聖域ではないという言葉を使いながら、この際どうしても一言申し上げなければならないのは、財政事情を口にして結局教育予算を削減するという方向と、また、財政が大変厳しいという中でやはり軍事費はふえているということと、どうしても対比して考えざるを得ないわけですね。...全文を見る
○簑輪委員 今の答弁、非常にひっかかるところがありましたね。そのときの事情事情においてバリエーションがあることもあり得るというようなお話、これでは私は意味がよくわからないんで、義務教育費の国庫負担というのは、国の教育に対する責任という点からいって、二分の一などというのは最低のこと...全文を見る
○簑輪委員 教員の給与そのものというのは大変基本のところということですから、これを守っていきたいという答弁のように伺いましたし、そうでなければならないというふうに私は思います。  続いて、私学助成についてです。これについても、自律自助というような観点等も踏まえながら、あるいは地...全文を見る
○簑輪委員 大蔵大臣がこの私学助成というものをどう受けとめておられるのか、一言だけお伺いして次に進みたいと思います。
○簑輪委員 大事だとおっしゃっておりますので、予算上の措置をきちっととっていただくように強く要望したいというふうに思います。  何しろ文部省が発表した高校退学者の実態調査なんというのを見ますと、家庭の経済的事情で退学しているものというのも大変ふえています。こういう実態を踏まえて...全文を見る
○簑輪委員 義務教育教科書の無償制度というのは、義務教育は無償であるという憲法の規定に基づく具体化ということで、これはどんなことがあっても私は維持して、さらに充実させていかなければならない制度だというふうに考えております。文部省のただいまの見解をお聞きし、これを堅持したいという方...全文を見る
○簑輪委員 学校給食が子供の成長と教育に非常に重要な役割を果たしているということで、昨年も私、文部大臣にこの問題で質疑をいたしましたけれども、やはりこれを充実させていくという方向性を示さないと、文部省としての姿勢ではないように私は思います。  もう一つ、続いてですが、ここでやは...全文を見る
○簑輪委員 最後に、大蔵大臣にお尋ねいたしますけれども、大蔵省が臨教審に出したというメモの中で、いろいろ見てみますと、財政事情から教育の充実というのをうんと切り捨てていくという観点が露骨に見えて仕方がないのですね。その上、それだけではなく、そこにいろいろ理屈をこねてと言うと失礼で...全文を見る
○簑輪委員 それでは、この問題はまた続いて別の機会に論議をさせていただくことにして、質問を終わります。
04月16日第104回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
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○簑輪委員 補助金カットの一括法案について、昨日に引き続いて質問させていただきます。  この法案の審議に当たっては、連合審査も開かれましたけれども、大蔵委員会においてこの法案に関する関係大臣の御出席もいただいて質疑をするということをお願いし、昨日文部大臣にお願いいたしましたとこ...全文を見る
○簑輪委員 貴重な御意見とおっしゃるなら、それを十分に尊重していただいて今後の委員会運営にぜひとも反映していただきたいということを重ねて申し上げます。  ここで、前に続きまして、私は保育の問題についてお尋ねしたいと思います。  今回の補助金カットに当たって、保育所も重大な影響...全文を見る
○簑輪委員 厚生省の御見解を伺いましたけれども、せっかくでございますので大蔵大臣も、保育所の意義について御見解をぜひお述べいただきたいと思います。
○簑輪委員 子供の健やかな成長と働く婦人の権利を保障するという二つの側面を持つこの保育所ですけれども、いかにその重要性を強調いたしましても、十分な予算措置、財政的裏づけがなければそれは実現困難なことではないかと思います。  昨年、この保育所措置費の国庫負担を十分の八から十分の七...全文を見る
○簑輪委員 そうすると、ただいまお答えいただきました数字で、残された部分が自治体の負担ということになるわけですね。
○簑輪委員 これを見ますと、五十五年以降今日まで国の負担は着実に減少し、そして保護者及び自治体の負担がふえてきているということが見てとれるわけです。そして、昨年の一割カットによって一段と国の負担は減り、さらに六十一年度見込みはまた一層負担が減るということになるわけです。  結局...全文を見る
○簑輪委員 今御報告いただいた部分は全部、地方の超過負担を一切含めていない数字でございますが、それを実際の保育の現場で考えてみますと、地方自治体が随分超過負担をしているわけです。  愛知県名古屋市の場合で見ると、総事業というか、超過負担も含めた事業で見ますと、国の負担は五・七%...全文を見る
○簑輪委員 保育料が滞納されているという状況を御存じないのでしょうか。わかっているけれども調べないのでしょうか。
○簑輪委員 自治省を通じて調べることはできるのでしょうか。そういう試みをされたこともありましょうか。それとも保育料の滞納の状況を調べる必要は全くないと認識しておられるのでしょうか。
○簑輪委員 保育料が非常に高くて払えないという悲鳴は私どもも随分よく聞いているのです。その中で地方自治体においては、国の徴収基準ではとてもじゃないけれども市民生活の実態に合わないために、少し軽減して実施しているというところがほとんどなんです。そういう状況から見ても、それでもなおか...全文を見る
○簑輪委員 全国的な調査をされるということでないまでもその実態をつかむという努力をしなければ、厚生行政や保育行政を推し進めていくということはできないと私は思いますので、今のお言葉に従ってぜひ滞納状況の把握をされ、そしてその結果について御報告をいただきたいと思います。重ねて御答弁を...全文を見る
○簑輪委員 ところで、保育所問題で大変問題になっておりますのが定員割れということだと思います。これだけ働く婦人がふえ、保育要求というのが渦巻いているはずなのに、定員割れが起こるというのはいささか理解できないところですけれども、その定員割れの原因というのは一体どういうようなことにあ...全文を見る
○簑輪委員 今の厚生省の御答弁を伺いますと余り問題がないかのような感じがいたしますけれども、実際にお母さん方からのお話をいろいろ聞いてみますと、とても保育所というのは整備が進んで満ち足りているということではない。また、出生数の低下によって保育需要が減ったということではないというふ...全文を見る
○簑輪委員 今申し上げましたように、保育要求に見合った保育所というふうになっていないということが保育所の定員割れを起こしているというふうに私が指摘したわけですが、現に各地ではいろいろアンケートをやってみまして、もしそういう状況が保障されるならば子供を預けたいという親がいっぱいいる...全文を見る
○簑輪委員 産休明け保育をやったり、それから夜間保育をやったりしますと、経費の面でも随分負担が多くなるだろうというふうに思うのですね。そういう点から考えますと、今回のように国の補助率が引き下げられるということになれば、その分自治体の負担率が大幅に上がって、産休明け保育や夜間保育を...全文を見る
○簑輪委員 事務分担の見直し、事務事業の見直しによって補助率を引き下げた、二分の一にしたという御答弁は再三にわたって聞いておりますけれども、私は、事務事業の見直しと国の負担率というものが論理必然のものであるというふうには思われないのです。これまでも老人福祉施設の場合に一部団体委任...全文を見る
○簑輪委員 ちょっとおかしいと思うのですね。というのは、地方の方に財政的な裏づけがされているので心配はないということを再三おっしゃいますけれども、そうであるならば、例えばこの補助率がもっと切り下げられて二分の一が三分の一になり、四分の一になったとしても、それに見合う財源を地方の一...全文を見る
○簑輪委員 今度の補助率の引き下げと関連して、別の法律で児童福祉法の改正案として内閣委員会の方に二十四条の改正案が出されております。これによりますと、政令で定めるところによりというふうに案文があるわけですけれども、この政令で定めるところによりというふうになりますと一体どのような政...全文を見る
○簑輪委員 政令で定める内容というのはおおむね決まっていると思うのですね。御答弁いただけないでしょうか。
○簑輪委員 でも、法律と政令が一体となってこの保育の中身というものは明らかになってくるわけで、その点で政令案みたいなものがもうできていなくてはおかしいのではないかと思いますが、まだできてないのでしょうか。
○簑輪委員 そうすると、その政令で措置基準とか最低基準、費用徴収ということについての基本が定められると理解してよろしいわけですね。
○簑輪委員 そうすると、政令はあくまで措置基準だけということになるわけですね、最低基準と費用徴収というのは別途厚生省が何らかの形で地方自治体に指示するということになるのでしょうか。
○簑輪委員 政令の範囲というのがいま一つはっきりいたしませんけれども、もう少しこの内容が明確にならないと、子供がどう措置されてどういう保育を受けるのかということが具体的にわかりにくいと思うのです。  幾つかお尋ねしたいと思っておりますけれども、保育料について、例えばA、B階層か...全文を見る
○簑輪委員 今お尋ねしたのは、A、B階層から保育料を徴収しないあるいは厚生省の基準を超えて徴収してはならないという基本を今後も維持されるのかどうかということです。
○簑輪委員 いただきたいはいいのですけれども、実際に市町村が保育料を徴収するときに厚生省の定める基準を超えて徴収をするというようなことがあっても許されるのか、あるいはまたB階層からも保育料を徴収していくことがあっても厚生省としては何ら問題がないと考えているのかどうかということです...全文を見る
○簑輪委員 重ねてお尋ねいたしますけれども、従来は保育料徴収基準が非常に高いために自治体は軽減措置をとってきました。ですから、保育料徴収基準と離れた保育料を徴収しているわけです。それを超えた保育料はこれまでは許されなかったわけですが、それを超えて自治体が徴収しても何ら問題はないと...全文を見る
○簑輪委員 今の御答弁を伺いますと、そうすると、自治体に保育料を決定する権限ができたがゆえに保育料が従来よりも大幅に上がって、厚生省が定める基準よりも高い保育料が徴収される危険があるということを初めて私は知ったわけです。  こうなりますと、今日、国の補助率が下がってきていて自治...全文を見る
○簑輪委員 ないのではないかと考えていたとしても、そういう道が開かれているということでは危険があるわけでしょう。そうした場合に、例えば厚生省としては、そういう厚生省の徴収基準を超えて徴収をするということのないように厚生省が指導するという姿勢さえないのでしょうか。
○簑輪委員 国の基準どおり取れなんということは私は少しも言っているわけじゃないので、それはどんなことがあっても最上限であって、それより下げるべきであるということで、よりよい保育、より負担の少ない保育ということを目指してこれまでも自治体が努力してきているわけですよね。ですけれども、...全文を見る
○簑輪委員 最初に申し上げましたように、事務事業の見直しとそれから補助率というものは論理必然、連動するものではございませんで、補助率をもとに戻しながら、事務事業は地方自治体に団体委任事務として移し、地方の自主性を高めていくということが可能だと思うんですね。そういう道こそ地方自治体...全文を見る
○簑輪委員 最後に、質問を終えるに当たりまして、きょう午前中に福井の本郷というところで私立の保育園が火事になって、三人の乳幼児が死亡したという報道を聞きました。ここは園長一人でやっていて、パートの二人は休んでいたという状況のもとでこうした悲惨な事件が起きたわけです。保育というのは...全文を見る
○簑輪委員 終わります。
○簑輪委員 撚糸工連事件についてお伺いしますが、本日、横手代議士が受託収賄の容疑で取り調べと捜索、差し押さえがあったという報道があり、先ほど容疑事実の概要も刑事局長から答弁されました。  この事件については、贈収賄とともに政治資金規正法あるいは公職選挙法違反の問題もあるという指...全文を見る
○簑輪委員 いやしくもうやむやにされることのないように徹底した捜査を強く求めたいと思います。  総理大臣にお伺いいたします。  総理は、先ほどこの事件について、まことに遺憾であり、政治倫理の上からも戒めとしたいというふうに述べられました。しかし、この撚糸工連の事件は、これにと...全文を見る
○簑輪委員 いえ、私は与党の議員を侮辱したのではなく、万が一にもそのような事態に立ち至ったときにも総理・総裁として厳正な態度をとるようにということを求めただけでございますので、その点について総理が厳正な捜査を見守るという姿勢を堅持される、それが私がお尋ねした点でございます。決して...全文を見る
○簑輪委員 そこで、アメリカのリビア爆撃についてお尋ねいたします。  我が党は、いかなるものであれ、テロ行為には断固反対でございます。しかし、アメリカのテロ防止を口実にしたリビア本国への爆撃は、一方的な戦争行為であり、国際法上も自衛権の行使と言えない最悪の力の論理、武力支配の論...全文を見る
○簑輪委員 近いうちにリビアに対して適当な措置をとるということのみならず、リビア攻撃の可能性があるとの情報提供を受けていたというふうに後藤田官房長官が述べられたという報道がありますが、それは違うのでしょうか。
○簑輪委員 総理はその席で、爆撃をするというふうに理解をされたのでしょうか、戦闘行動に入るだろうというふうに理解をされたのでしょうか、それとも、そうではないのでしょうか。
○簑輪委員 もちろんわからないけれども、そういう可能性があるというふうに理解を——諸般の情勢から見て、先ほど総理も答弁されましたように一度既にアメリカはリビアを爆撃しておりますので、そういう可能性があるということも当然予測されるわけですが、そう理解されたのではなく、皆目見当がつか...全文を見る
○簑輪委員 ちょっとそれは、今までのさまざまの日米間の関係、それからまたレーガン大統領と中曽根総理との関係等々から考えてみて、さっぱりわからないということは到底理解できないわけでございますが、私は、仮にそうであったとしたら、政治家として中曽根総理はひょっとしたら爆撃が行われるので...全文を見る
○簑輪委員 それで、先ほどの論議の中でもございましたけれども、中曽根総理はこのアメリカのリビア爆撃について、アメリカが自衛権の発動であると述べているアメリカの立場、アメリカの理由はそうであるということを述べられましたけれども、同時に、拡大することは防がなければならないという御答弁...全文を見る
○簑輪委員 私が今お聞きいたしましたのは、アメリカがそう言ったとしても、我が国総理大臣としての中曽根総理が、このアメリカのリビア爆撃が自衛権の行使として認められるという立場に立つのかそうでないのか、そのことをお尋ねしたいわけです。
○簑輪委員 西ベルリンの爆弾テロについては、その真偽は別として、リビアのマンスール外相は、国連事務総長あての書簡で公式に事件への関与を否定しています。真偽はわかりませんが、そういう事態の中でアメリカの言い分を丸のみしてそれをそのまま認めていくということは、到底一国の総理の見識ある...全文を見る
○簑輪委員 総理が直接レーガン大統領にその意思を表明されるという点はいかがですか。
○簑輪委員 そうはいいましても、総理は直接に政府の態度、我が国の態度をレーガン大統領に物を言うことがしばしばあるわけですから、今回のような重要な問題点についてはぜひとも緊急にそういう態度をおとりいただきたいと思いますが、いかがですか。
○簑輪委員 総理のただいまの答弁は、私はまことに誠実でないと思います。私は、極めて遺憾であること、そして我が国がこういう問題に対して世界の国々から孤立し非難されることのないように厳しい態度をとるべきであることを強く申し上げて、質問を終わります。
04月23日第104回国会 衆議院 大蔵委員会 第16号
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○簑輪委員 大蔵大臣にお尋ねいたしますが、中曽根総理大臣の私的諮問機関である国際協調のための経済構造調整研究会の報告書では、六十五年度赤字国債依存体質からの脱却という表現は消えておりまして、財政の機動的な対応という表現が使われております。この報告書の執筆に関与したというある委員が...全文を見る
○簑輪委員 おっしゃるとおり、建設国債であろうとも赤字国債と同様に税金の先取りである。したがって、後に利子をつけて返済をしていかなければならないというものでもありますので、これが異常にふえていくということは、財政を縛るという意味で決して好ましいことではありませんし、財政法の健全財...全文を見る
○簑輪委員 何か最後のところ、とても微妙な発言をされましたけれども、そのぎりぎりの汗と知恵ですか、絞る対象として、六十年償還ルールの見直しということが対象となっているのでしょうかということがお尋ねの趣旨でございます。
○簑輪委員 大変重大な問題だというふうに思います。というのは、基本的に国債というものが発行されて、その返済というものの制度が一応制度上確立されていながら、それが現実にはどうにもならなくて、あれこれ異例の措置をとってきたわけですね。土壇場に来たらもうその基本さえも投げ捨てて、後は野...全文を見る
○簑輪委員 では、続いてお伺いしたいと思いますが、レーガン大統領が円高容認の発言をしたことを契機にして円相場が非常に高騰し、一気に一ドル百六十円台に突入したという事態を迎えております。  いろいろ申し上げたいこともありますけれども、絞って申し上げます。円高の影響で輸出関連中小企...全文を見る
○簑輪委員 今局長から御答弁ございましたけれども、やはりこれは政治的な判断が求められる事柄ではないかと思うのですね。こうした事態を受けて大蔵大臣として今、現場の人の声も聞いた上での金利の引き下げについてのお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○簑輪委員 三月に予算委員会の分科会等で通産大臣にもこの問題についてお尋ねもし、お願いもしたわけでございます。その後四月の段階でそういう引き下げということが行われましたけれども、またその後の緊急な事態が起こってきている今日、やはり再引き下げという問題についても考えるべき課題ではな...全文を見る
○簑輪委員 型どおりの御答弁ということでちょっと納得できかねますけれども、私は、政府系の金融機関の金利の問題もさりながら、もう一つ、民間銀行の金利の問題もあわせて問題にしなければならないと思うのです。  大企業向けの金利は公定歩合の引き下げに連動して下がってきていますけれども、...全文を見る
○簑輪委員 引き下げられるだろうし、適切に運用されるであろうことを期待しているという御答弁でございますけれども、中小企業にとりましては本当に死活問題ということでもございますので、やはりその辺はきめ細かく見ながら適切に指導していくということが機敏に行われなければならないというふうに...全文を見る
○簑輪委員 連動した結果こういうふうになるということを申し上げているわけで、だからそういうことも考えた上での公定歩合の引き下げということにならなければおかしい。その辺の結果がどうなるかということを踏まえて政策判断をすることになるだろうと思うのですね。考えてないということをお聞きし...全文を見る
○簑輪委員 こういった問題をお尋ねすると、税調へとか税調がとかということで大臣のお考えをお聞きすることが全くできないというのが非常におかしいなというふうに最近は思っております。やはりいろいろな論議を反映した税調の論議というのはあっていいわけですけれども、この国会での論議が、すべて...全文を見る
○簑輪委員 平均の貯蓄率が非常に高いということはそのとおりなんですけれども、勤労者世帯の平均貯蓄残高が六百九十二万円というふうに言われております。けれども、これはあくまで平均でございまして、最頻値、最も数の多い値は百七十三万円であるというふうに言われております。勤労者世帯の三分の...全文を見る
○簑輪委員 もちろん貯蓄優遇税制が現存するわけでございますので、それは政策的な配慮でとられていることでもあり、それをよしとして私は質問をしているわけです。  貯蓄をするというのは、もう一つ、大臣があえてお挙げになりませんでした老後、病気、不時の出費等々の不安、そういうものに備え...全文を見る
○簑輪委員 プレミアム課税の問題はこれまで何度も論議されておりますが、これについては当然必要だし、かつ政治的に検討されなければならないだろうと思います。と同時に、引当金問題についても、企業が営業を発展させるために考えられている制度であるにもかかわらず、それを利用して本来の営業とは...全文を見る
○簑輪委員 ぜひこのフィリピンの問題を対象として、きちっと調査していただきたいと思います。  同時に、今、後進国というふうな御答弁がございましたけれども、これは適切じゃないと思いますので、発展途上国と御訂正いただきたいと思います。
○簑輪委員 次に、ことしの三月七日に第四銀行前橋支店と群馬銀行新潟支店が同時に店舗廃止されました。この両行の廃止店舗にかかる顧客取引については、相互に相手行に引き継がれたにもかかわらず、両行の女子行員については、第四銀行前橋支店の女子行員一名が同行高崎支店に転勤したのを除いて、全...全文を見る
○簑輪委員 労使間で円満に話し合いがついていれば、何も私こんなところで質問をする必要はないわけでございますので、そうではなくて、行員の方から、こういう事態があって、これは到底納得できないし、具体的に群馬銀行女子行員の話では、群馬の頭取が第四へじきじきに電話で相互の女子行員の受け入...全文を見る
○簑輪委員 今後起こってくるケースなだけに、重ねてお願いをしたわけでございます。今後よろしくお願いします。  最後に、昨年もお尋ねしたのですけれども、米州開発銀行のニカラグアへの融資の問題ですが、昨年は、ニカラグアの農業開発のための五千八百万ドルの米州開銀の貸し付け決定の問題で...全文を見る
○簑輪委員 理事会に出すこと自体をアメリカが妨害しているということになりますといつまでもこの決定がされないというゆゆしい事態だと思いますので、私は大蔵大臣にお願いをしたいと思うのです。傍観しているということ自体がこのアメリカの妨害に加担をしているというふうにも見られるかもしれない...全文を見る
○簑輪委員 ぜひ促進されるように御努力を願って、私の質問を終わります。
04月24日第104回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○簑輪委員 参考人の皆様にはお忙しい中、御苦労さまでございます。  わずかな時間でございますので端的にお伺いしたいと思いますが、日銀総裁、円高の問題でちょっとお尋ねしたいと思います。  この円高は、昨年の九月、二百四十二円であったものが今日百六十円台になるという異常な円高にな...全文を見る
○簑輪委員 そうしますと、昨年G5があって以来ずっと円高を続けてきているわけですけれども、その円高の水準というものとぞれから乱高下というものとは必ずしも一致しないといいますか、不安定要因ということでなく、着実に、安定的に円高が進むということであるならば、それは乱高下ということには...全文を見る
○簑輪委員 乱高下の事態を迎えて、日銀としては介入をして為替相場の安定を図る努力を続けておられるようですけれども、参考人のお三方にお伺いしたいと思います。  もともと円高というのはつくられたものである。そして、政策的にそれが目指されている。それは貿易不均衡の是正という課題を実現...全文を見る
○簑輪委員 間もなく東京サミットが開かれますけれども、そこで通貨安定のための通貨制度改革問題が焦点となるというふうにも言われております。この問題について通貨当局としてどのような構想をお持ちなのか、お尋ねしたいと思います。
○簑輪委員 日本経済調査協議会というところで昭和五十八年に変動相場制度十周年を総括して提言がされております。これによりますと、少数の為替安定のための中核となる金融安定のためのクラブを形成することを目指すべきである。そして政策協力も含めて通貨安定の協力を行う。この「中核となるべき「...全文を見る
○簑輪委員 時間が参りましたので、終わります。  ありがとうございました。
05月07日第104回国会 衆議院 大蔵委員会 第18号
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○簑輪委員 きょうはNTTにお越しいただいておりますので、最初にお尋ねしたいと思います。  株の問題ということではございませんで、関連して、NTTの電話番号案内一〇四について有料化の方向が出されているということで、これはなぜ有料化しなければならないのかという点について大変疑問が...全文を見る
○簑輪委員 有料化の方向が出されているということで、私は電話番号案内というのは電話事業の中で一つの重要な中身と考えておりますから、有料化があってはならないという立場で質問をしているわけですね。今お話しいただいたことでは少数に偏っているとか外国で有料化の傾向にあるということですけれ...全文を見る
○簑輪委員 しかし、諸外国でそういう関連があるかないかは別にいたしまして、我が国の場合は民営化されて間もなくこういう方向が出されてきたことを考えますときに、やはりNTTの経営上利潤を非常に重要視して、サービスとかあるいは公共的任務という点とのバランス上いささか問題がある提案ではな...全文を見る
○簑輪委員 さまざまな情報によって電話番号を知り得る状態が多くなってきているということは、NTTにとって助かっているというだけのことであって、それを電話番号案内の有料化の根拠にするのはいささかおかしいのではないかというふうに思うのですね。  それで私が思いますのには、もしNTT...全文を見る
○簑輪委員 そういうふうな数字をいただきますと、これは大変な金額だなということを思うわけですね。そういう点からいうならば、仮にこういう高い金額だったら有料化されたらたまらない、そしてまた実際に有料化された場合、高ければ高いだけ問い合わせるという回数が減るとかいう問題も起こってきた...全文を見る
○簑輪委員 目が不自由でありますと普通の電話帳は使えないわけで、点字の電話帳ということになるかと思いますが、現在、点字の電話帳の普及状況というのはどういうふうになっているのか、お知らせください。
○簑輪委員 視力障害者にとっては切実な要望であります。特にことしは国際障害者年中間年ということで、障害者の皆さん方は、政府の施策そのほか公共にかかわる部分についてどれだけ前進しているかということをさまざま点検したりする中、要望が大変切実なものとしてNTTにもお願いをしているところ...全文を見る
○簑輪委員 続いて、円高問題についてお尋ねをしたいと思います。  昨年G5で竹下大蔵大臣が円高をお決めになって、それが今日どんどんと記録を更新する高値を続けているわけですけれども、今回東京サミットが開かれて、ここでは行き過ぎた円高の是正が行われるのではないかという期待も強かった...全文を見る
○簑輪委員 通産省が事業転換法というのをつくって国会で成立し、実施されてきているわけですが、今日に至るまで、その事業転換のための融資というのは報道によりますとわずか三件しかない。通産省に調べてもらうように尋ねましたけれども、これまでの累計値しかなくて、新しい法律に基づく適用の数字...全文を見る
○簑輪委員 そういたしますと、サミット後、中曽根総理が中小企業に対する円高対策をやらなければいかぬということを言っておられるようですけれども、その中身というものは、まさにそういうような事業転換ということを中小企業が決定的なダメージを受けないように援助していくという考え方でおっしゃ...全文を見る
○簑輪委員 しかしそれは、G5があってそういう決定をして結果はそういうふうになっているわけですから、それは何とおっしゃったって、そういうふうにお決めになった結果今日の事態が来ているということは言えるだろうと思うのですね。  私は、今るる申し上げましたのは、本当に輸出関連地場産業...全文を見る
○簑輪委員 税負担の軽減ということから考えるならば最低税率が上がるということになりようがないと思うのですが、今のお話を伺っていますと、最低税率については余り御議論がなかったようだ、だから今後どうなるか論議がされるであろうということになりますと、今後最低税率の引き上げということがあ...全文を見る
○簑輪委員 中曽根総理は、年収四百万から八百万の収入のサラリーマンの層の税負担を緩和するというようなことを言っておられますけれども、それでは年収四百万を超える層というのは、サラリーマン全体の中で一体どの程度を占めるのか、お答えいただきたいと思います。
○簑輪委員 ですから、中曽根総理が言うところの四百万を超える層というのは全体の三割程度であるということになれば、税負担が緩和されるのはごく少ない部分であって、あとの七割は減税の恩恵を受けない部分に属するのではないかとさえ言えるわけだと思うのですね。  もう一つ、現在六〇%以上の...全文を見る
○簑輪委員 私がいただいた国税庁の統計年報では、三千万を超える層という点では七万人前後ですけれども、全体が七百十二万ということで、構成比は一%ぐらいというふうに聞いたのですけれども、今おっしゃった数字の方が正しいのでしょうか。
○簑輪委員 いわゆる現在六〇%以上の税率がかかっている層ということでお尋ねしたわけですが、ごく少ない部分であるということが数字の上でも明らかになっていると思うのです。ですから、その点でさっきの四百万を超える層の減税ということとあわせ考えてみると、結局低所得者への減税ではなく、高額...全文を見る
○簑輪委員 中堅サラリーマン、中堅サラリーマンと盛んにおっしゃいますけれども、中堅サラリーマンの負担感というものが分析されている中では、一つは税のあり方、それからもう一つは、いろいろと教育費とか住宅費とかで家計の支出が増加して生活が苦しい、家計の逼迫感という点と相互にあって、税の...全文を見る
○簑輪委員 時間がないので終わりますが、とにかく所得の分割ということを専従者給与とか専従者控除というふうに考えるのはおかしいわけで、働いているから専従者給与をもらうわけですね。ですからその点のところを、所得の分割が事業所得者はできるけれどもサラリーマンはできないからというふうに言...全文を見る
05月09日第104回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
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○簑輪委員 参考人のお三方にはお忙しいところ御苦労さまでございます。  今度法案の中で見ますと、投資顧問業の中で投資一任業務を認めるということが非常に重要な部分を占めていると思うわけです。この投資一任業務を認めるといろいろな弊害があるということで、これまでその問題が論議されてき...全文を見る
○簑輪委員 証券会社は手数料ということなので、その手数料をどれだけたくさん稼ぐかという点について顧問会社が協力するという心配もないことはないだろうと思うわけです。実際は資本関係ということでいうと、独禁法で他の会社の株式の五%以上を所有することはできないということになっていますので...全文を見る
○簑輪委員 蔵元参考人にお尋ねしたいと思いますが、さっき自己責任の原則の確立ということをおっしゃいまして、投資家の水準、意識というものの向上みたいなものを喚起される発言があったかと思うのですけれども、有価証券の運用という点についてはかなりなリスクが伴ったり、あるいはまた逆に運用収...全文を見る
○簑輪委員 千野参考人にお伺いしたいと思います。  金融の自由化、国際化が進展しているという状況で、証券業としても過当競争というものが進んでいるように思われますが、その中で労働者が非常に過大なノルマという重圧で残業等も行われてきているように聞いております。特に営業利益を追求して...全文を見る
○簑輪委員 続いてお伺いしたいと思いますけれども、大蔵省の証券年報によりますと、証券事故の指摘があります。もちろん皆さんの御努力で年々減ってきているという指摘でございますけれども、一件当たりの金額が逆にふえてきているという問題があるわけです。この証券事故の内容は、顧客の口座等を利...全文を見る
○簑輪委員 終わります。
05月14日第104回国会 衆議院 大蔵委員会 第20号
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○簑輪委員 最初に預金保険法についてお尋ねをしたいと思います。  この法案の六十二条で、大蔵大臣の合併等のあっせんの規定が設けられることになるようです。この規定では、救済金融機関が預金保険機構に対して資金援助の申し込みのときまでに、その合併等が機構の資金援助の対象となり得る旨の...全文を見る
○簑輪委員 そうしますと、かなり裁量の範囲が広いような感じもするわけで、払い戻しを停止したということになれば、これは明確にわかるわけですけれども、「おそれ」ということはかなり微妙なところではないかと思うのですね。  そういう「おそれ」というところに加わって、申し込みがないにもか...全文を見る
○簑輪委員 今お示しいただいた点をお聞きしても、具体的というふうにはなかなか言えないのではないかと思うので、その状況に直面して大蔵省、大蔵大臣の判断によって左右される面がかなり強いのではないかという懸念がどうしてもあるように思われるわけで、その点の適切な運用が保障されるのであろう...全文を見る
○簑輪委員 五%の保有制限が設けられたわけですけれども、実際には十年間の経過措置が設けられて、来年の十二月にその経過措置が期限切れとなる。そうなりますと、この五%というものを厳守しなければならないということになるわけですけれども、金融機懐の株式保有の現状と期限切れ後の見通しについ...全文を見る
○簑輪委員 現在調査集計中ということでございますが、その実態との関連で、期限切れの段階で法律が完全に実施される、確実にこの五%の保有制限が実現できるというふうに見込んでおられるのかどうか、重ねてお尋ねしたいと思います。
○簑輪委員 法律を完全に実施するために金融機関としていろいろと手を打たなければならない。それが非常に困難である場合には、何とかこれを例外的取り扱いにしてほしいというような要望もいろいろあるでしょうけれども、十年の経過措置もあって、非常に長い経過措置であるわけですから、完全にそれが...全文を見る
○簑輪委員 過去認められたケースというのは、事業が困難で株式処分が難しいというような内容のように今承ったのですけれども、事前認可というのはどういう場合に認可されるという明確な基準があれば、それをお聞きしたいと思います。
○簑輪委員 昨年の六月に「金融自由化の進展とその環境整備」ということで金融制度調査会が答申を出しております。これによりますと、   金融機関に経営危機が生じた場合、合併という方法に代わり、経営危機に陥った金融機関の買収あるいは経営参加という方法をとることもありえよう。この方法に...全文を見る
○簑輪委員 私がただいま申し上げましたのは、そういう経営危機の際に独禁法の基本的な趣旨が損なわれて、それで、ただし書き等で安易に株式の保有が認められていくということになれば、これは法の趣旨が完全に抹殺されるということになるわけですから、運用に当たっては必ずこの法の精神に従ってされ...全文を見る
○簑輪委員 それは、最初に申し上げたとおり法案の中に盛られているので承知しているのですけれども、答申の中にある「経営危機」という認識とそれから「破綻金融機関」というのとは違うと思うのです。その点で例えば「経営危機」というのはより広い認識ということで、今回の法案の「破綻金融機関」と...全文を見る
○簑輪委員 金融の自由化が進展する中で、合併とかそれから営業譲渡とかさまざまな対応がされていく、一層進んでいくと思われますけれども、昭和四十三年に金融機関の合併及び転換に関する法律というのが制定されて、そこで附帯決議がなされております。ここでは、   本法の推進にあたり、特に人...全文を見る
○簑輪委員 この附帯決議の立場で指導していただくようにお願いをしたいと思いますが、よろしいですね。
○簑輪委員 期待しているというのじゃなくて、銀行局の立場としてそういう観点に立って指導、銀行行政を行っていくということをお願いしているわけです。
○簑輪委員 非常に重要なことでございますので、お願いをしたいと思います。  ちょっと時間がなくなりましたが、投資顧問業法に関連してお尋ねしたいわけですが、誠備グループの脱税事件というのがございました。昨年の三月に第一審判決が既に出されておりますけれども、この判決では、株式売買益...全文を見る
○簑輪委員 こういう国税庁の通達があることによって課税がだんだん少なくなるということであるし、また脱税をも誘発するという問題等もあるわけで、私はこのことを強く指摘しておきたいというふうに思います。  最後に大蔵大臣に一点だけ。有価証券譲渡益がこういう形で非課税部分があるというこ...全文を見る
○簑輪委員 終わります。