鉢呂吉雄

はちろよしお

選挙区(北海道)選出
立憲民主・社民
当選回数1回

鉢呂吉雄の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月23日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○鉢呂委員 私は四十分間でございますので、端的に質問いたしますので、簡潔な御答弁をお願いいたしたいと思います。  まず最初に、牛肉の輸入の急増あるいはこの国内価格の下落の問題であります。  先ほども午前中質問がありましたけれども、九二年度は牛肉自由化の二年目ということでござい...全文を見る
○鉢呂委員 続きまして、時間がありませんので、これは大臣にお聞きをしたいのですけれども、先日、二月四日、NHKのニュースを初めほとんどのマスコミが報道をしたところでありますが、米以外の乳製品、小麦あるいはでん粉等々のものについては、非公式という言葉は使いながら、関税化について各国...全文を見る
○鉢呂委員 今関係各国から、これらの関税化についての相手側からのこういう打診があったかのような表現でありますけれども、この報道自体は我が方からそういう打診をしたということでありまして、はっきり、これは事実でないのかどうか。  単に一社が抜け駆けて報道したというようなことではなく...全文を見る
○鉢呂委員 次に、モチ米の需給について御質問いたします。  モチ米につきましては、生産については二年続きの不作、しかも皇太子殿下の結婚を間近に控えておるということで、その特需といいますか、そういうことが言われております。したがって、需給が逼迫状況である。  例えば、小売価格に...全文を見る
○鉢呂委員 食糧庁の資料によりますと、一月末で自主流通米の検査数量、いわゆる集荷をしたと言われております数量が二十一万二千トン、しかしながらこれは第四米穀年度といいますか、昨年の十月までに早食いをしておるというのが二万トン程度あるということでありますから、実質は十九万トンぐらいし...全文を見る
○鉢呂委員 ことしの作柄にもよりますけれども、需要のピークはどこに来るか定かでないわけですけれども、いずれにしても価格の急騰、先ほど言いましたように二割増というような小売価格の高騰になっておりますから、集荷に全力を挙げていただきたい、したがって、価格の安定化に資していただきたいと...全文を見る
○鉢呂委員 今の大臣の視点は、いわゆる農業については野菜等については伸びておる、したがって、土地利用型の作物についてこれをどうするかという視点があれば今の農業基本法は有効であるというふうにおっしゃったわけであります。しかし、新政策が述べておることは大変大きなことを述べておるわけで...全文を見る
○鉢呂委員 それではもう一つ伺います、時間がないので。  先般の当委員会で、志賀議員の御質問に対して大臣は、いわゆる食糧自給率の低下傾向の歯どめについて御答弁されました。まさに新政策で述べておる、いわゆる生産性の向上や経営体の経営感覚あるいはまた農業技術の革新というようなことで...全文を見る
○鉢呂委員 大臣、私も、一〇〇%自給できるとかそういうことを言っているのではないです。五〇%を定めた場合に、大臣になってからもずっと一%ずつ下がっているのですね。ですから、やはりこれを五〇%に持っていくにはどうするかということは、これは大きな課題です。これが単に生産効率主義一辺倒...全文を見る
03月24日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○鉢呂委員 きょう、あす、畜産審議会が開かれまして、食肉、乳価等が決定することになりますけれども、私も、地元酪農地帯を先週、先々週、日曜日に回らせていただきました。また、前後して、きょう北海道からは百名余りの農家の皆さんが上京し、農水省を初め要請をしております。実はここに出てくる...全文を見る
○鉢呂委員 各国からの打診に対して反論をしているのだ、その際はやはり十一条二項の同、いわゆる農業生産の調整をしているものについてはこれを制限することができる、このことをきちんと明確に基本線を、日本として主張すべきである、またその達成、修正に対して最大の努力をすべきである、このこと...全文を見る
○鉢呂委員 私もそれは見ています。しかしながら、この生産費調査はあくまでも生乳の生産費調査であって、いわゆる酪農経営全体を考えたときには、農水省統計情報事務所で出しておるいわゆる農家経済調査、これによるのではないですか。
○鉢呂委員 酪農経営部門というよりも、搾乳部門に通ずる生産費調査ではないですか。いわゆる全体の酪農経営というのは、生乳販売と個体販売で成り立っております。その個体販売については、ぬれ子についてはいわゆる副産物、あるいは堆厩肥については出ていますけれども、それ以外の個体販売について...全文を見る
○鉢呂委員 ですから、余り細かい話にいきませんけれども、生乳にかかるものについては、自分で牝牛を自分の自家牛として持ち込んだときにはそれはもちろんコストとしていわゆる償却をしていく。あるいは今度それを売った場合、廃用として売った場合は入ってきますけれども、純粋の個体販売、乳用個体...全文を見る
○鉢呂委員 規模拡大を強調されるのですけれども、畜産局長のあの報告でもこういうふうに書いています。飼養規模が着実に進展をし、生乳販売額は年々増加をし、順調に推移をしておる。これだけを見れば非常に農業経営者が意欲的に、前向きに取り組んでおるという表現、これは局長報告というのはいいか...全文を見る
○鉢呂委員 ですから、乳価は据え置くと同時に、昨年、異例、単年度限りといういわゆる酪農の緊急対策事業でしたか、キロ二円、四十八億であります。この事業の目的を見てみますと、牛肉自由化によるぬれ子等の個体販売価格が急落をし酪農経営に大きな影響を与えておる状況を踏まえ、四年度限りの臨時...全文を見る
○鉢呂委員 審議官、余りにも血も涙もないようなことを勝手に言われては困るのです。  それでは、去年の状況と変わっておるということが言えるのですか。先ほど私個体販売価格を言いましたけれども、去年よりもことしの方が、平成三年より四年の方がおおむね下がっているのですよ。同時に、今ぬれ...全文を見る
○鉢呂委員 畜安法に基づくそういう条件がそろえば、事業団の買い上げ発動はあるというふうにその発言を聞きたいというふうに思います。  そこで、次に移りますけれども、乳用の初生犢、いわゆるぬれ子対策の関係であります。  先ほど言いましたように、政府は、牛肉の自由化に当たりまして、...全文を見る
○鉢呂委員 この制度が価格の安定に一定の寄与をしておるということについては、これはまさに納得できない。十六万の保証基準価格、正確には十六万五千円でしたが、この基準価格を想定したときに、ぬれ子、いわゆる本当の素畜ですね、この価格は今の四万円台前半でいいのかということになると、私はそ...全文を見る
○鉢呂委員 買い入れ、調整保管等が有効に機能するかどうかということではなくて、あの当時の六十三年の国会答弁でも、そういう事態、いわゆる安定指標価格を下がった場合には、そういう事態が生じたときには、畜安法に基づく買い入れ発動を行いますというふうに御答弁をされておりますから、きちんと...全文を見る
○鉢呂委員 終わります。
03月25日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○鉢呂委員 私は、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合、公明党・国民会議、日本共産党及び民社党を代表して、原材料の供給事情及び水産加工品の貿易事情の変化に即応して行われる水産加工業の施設の改良等に必要な資金の貸付けに関する臨時措置に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議...全文を見る
04月02日第126回国会 衆議院 労働委員会 第4号
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○鉢呂委員 私は、今回提案されました国際協定の締結等に伴う漁業離職者に関する臨時措置法の改正案について御質問をいたしたいと思います。  昭和五十二年の二百海里経済水域設定後、さまざまな国際協定によって特に我が国の遠洋漁業の撤退が重なっておるわけでありますけれども、この法律も累次...全文を見る
○鉢呂委員 今給付金のアップについてもそれぞれ行っておるということでありますけれども、先ほど申しましたように、五十二年以来北洋漁業等からの撤退が相次ぎまして、まさに漁業としての就職機会の場、これは大変先細りをしておる現状であります。もちろん今特定漁業十二業種でまだ一万九千人程度職...全文を見る
○鉢呂委員 今漁業についてはお聞きをいたしましたが、非常に抽象的であります。  そこで、関連業界への対策、対応ということでありますけれども、このアカイカの流し網漁に関しては、一つはアカイカを原料とする水産加工業への影響であります。これは、私の函館市はまさにイカの加工が水産加工の...全文を見る
○鉢呂委員 今局長言われたとおりでありまして、水産加工については特定不況業種に指定を受け、さらに網地製造業については雇用調整助成制度に先般指定をされたということであります。  特に今申しました漁船造船業については、先ほど言ったような急激な受注量の減退を起こしておるわけでありまし...全文を見る
○鉢呂委員 関係者という中には、いわゆる全国的な業界の組織がつくられてないということは事実でありますから、やっておる地域の関係者に十分お聞きをして、しかも、的確に、時期を逸しない形で指定をしていただきたい。本当に別の業種に行きたいということを——非常に若手の経営者が多いのですけれ...全文を見る
○鉢呂委員 実態に即して行うということだと思いますので、先ほど来話がありますように、一時帰休ですとかあるいはまた解雇、さまざまな雇用調整が行われておることは事実でありまして、大変多業種にわたって雇用関係に不安定な状態を招来せしめていることは事実でありますから、早急にさまざまな業種...全文を見る
○鉢呂委員 福利厚生事業としてはあっても、基本的に雇用保険法で言っているところの雇調助成制度あるいは特定不況業種、いわゆる当該する漁船の事業主が漁船をやりながら同時に関連業種に手を広げて雇用者をそのまま雇用する場合に、その事業主に賃金相当として例えば三分の二を助成するということに...全文を見る
○鉢呂委員 次に、減船交付金にかかわる退職金相当額の交付のあり方についてでありますけれども、これは水産庁関係であります。  減船事業者については国際規制に伴う漁業の再編整備だということで、これは平成元年の閣議了解で減船補償ということをしてきておるわけでありますけれども、救済費交...全文を見る
○鉢呂委員 銀行振り込み等、等という中身がくせ者でありまして、また考えにくいというふうに言っておるわけでありますけれども、実態として、これはずっとこの間減船補償交付金というものが交付されてきたわけでありまして、平成元年というのは何回かの最新の閣議了解でありますけれども、この間にも...全文を見る
○鉢呂委員 どうもありがとうございました。終わります。
04月07日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第8号
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○鉢呂委員 まず私は、予算が通りまして農水省も多種多様な公共事業を抱えております。今度の前自民党副総裁の金丸被告のあの巨額の脱税事件、その不正蓄財の多くのものがいわゆる大手ゼネコンの発注元である行政に影響力を残そうという形でのやみ献金によるところであるという観点で、国民の政治不信...全文を見る
○鉢呂委員 今の官房長の御答弁は、いわゆる金丸脱税事件、十九社、二十社と言われておりますあの大手ゼネコンが農水省の直轄の公共事業に、直接農水省が発注をしておったということで理解をしてよろしいのですね。
○鉢呂委員 あの十九社は、私の地元でもその業者が入っておりますから、大型のダムでありますけれども受注をしております。したがいまして、農水省として、これらの大手のゼネコンに対してのこのようなやみ献金あるいは談合等について、省内で調査をしておりますか。
○鉢呂委員 報ぜられるところによりますと、建設省では既にこれらの土木建設業者に対して、その事業の内容あるいは経理の方法、団体会費の納入等について、業界に対する聴取並びに調査に入ったというふうに言われております。  今官房長の話では、建設業法に基づくからそれはそちらの方でというよ...全文を見る
○鉢呂委員 これは農水省は発注者ですよ。みずから発注しているその業界についてみずから調査をするというのは当たり前ではないですか。農水大臣、答えてください。
○鉢呂委員 私は、一般的に建設業に関する調査ということでなくて、発注者として、農水省は発注しますね、補助事業もありますけれども、直轄事業については発注者でありますから、この発注者としての、いわゆるこれまでの過去数年間の入札行為についてどのような実態であったか、そのことについてきち...全文を見る
○鉢呂委員 横並びということでなくて、みずから発注をしているわけです。発注したこれまでの数年間、例えば十九社のやみ献金をされた大手ゼネコンについてみずからどういう仕方であったとか、やはりそのことをすべて皆さんの中で、省内で調査をするのは当たり前ではないですか。
○鉢呂委員 非常に甘いのですね。今地元に帰りましたら、例えば農業土木でも盛んに工事をやっております。これは直轄と言いながら五%、一〇%の受益者負担があるのですね。そうすると、いわゆるそういうものの中から、受注を受けた落札価格から一定額、一定割合をピンはねして、都道府県の政治連盟を...全文を見る
○鉢呂委員 やみ献金等で建設業法等の違反の事実が明らかになった場合、大臣、これらの業者については指名停止という措置をとりますね。
○鉢呂委員 実は、入札制度についての質問もさせていただきたいのですけれども、農水省の直轄、直営事業として、これらについてはどのような入札制度をとっておるのか、このことをまず質問させていただきたいと思います。
○鉢呂委員 指名競争入札制度、このことが今大変大きな問題を出しているわけでありまして、建設省関係も、従来の指名競争入札制度を改善していきたい、会計法においても一般競争入札制度をとるというふうに言っておるのですけれども、この点についての改善をする考えがあるのかどうか、このことについ...全文を見る
○鉢呂委員 それでは次に移ります。  きょう私、沿岸漁業改善資金の法案改正、これに重点を置いて質問をさせていただきます。大変時間を食いましたので、少し早くやっていきたいと思います。  まず、このもとになります沿岸漁業振興法が施行以来三十年経過いたしました。この中身については言...全文を見る
○鉢呂委員 法の改正についてはどうですか。
○鉢呂委員 前回の農水委員会で辻委員の質問に答えて農水大臣は、いわゆる農業の新政策の水産版は考えられないんだという趣旨の御答弁をしたと思いますけれども、どうして水産関係についていわゆる新政策というものを提示できないのか、その辺について、その原因、理由をお述べ願いたいと思います。
○鉢呂委員 いわゆる長期ビジョンを立てる場合の魚種ですとか地域の多様性、さまざまな形でなかなか立てにくいということを大臣は言ったわけでありますけれども、私もそのとおりだと思います。  しかし、立てにくいからといって必要がないということにはならないだろう。例えば農産物には、閣議決...全文を見る
○鉢呂委員 国で画一的につくるということはもちろん難しいと思いますけれども、都道府県単位、いわゆる現場からのそういう長期計画、それを集約する形で国の指針をつくる必要がある。  今、沿岸漁業の改良資金の質問をさせていただきますけれども、この資金についても、農業改良資金の場合は農水...全文を見る
○鉢呂委員 時間がないので質問通告の一部を飛ばしまして、資源管理型の漁業推進資金、これを創設しておるわけでありますけれども、これは資源管理協定等を締結して、一つは資源管理措置の実施、これとあわせて低利用、未利用の資源の開発、そして付加価値をつけるという、この三つを総合的に行う合理...全文を見る
○鉢呂委員 時間がありませんので続けます。  この改良資金の資金枠であります。この数年間ずっと見ましてもほとんど低率の伸びであります。農業改良資金に比べて格段の差があるわけであります。今回、さまざまな個別の資金については限度額を相当、例えば漁業経営開始資金等については、従来三百...全文を見る
○鉢呂委員 どの範囲を見ておりましても、これまでほぼ満足に使われてきているのですね、出入りはありますけれども。やはりそれだけの資金需要はあるというふうに私見ますから、これはぜひ、農業関係はさまざまな、畜産でも負債整理資金などは三年間で何億積み上げるかとかいうことをやっておるのです...全文を見る
○鉢呂委員 昨年はそういう形が若干あらわれても、私は大きな困難もさまざまにあるというふうに思います。  そこで、今回の法律改正、従来の議員提案から政府提案に変えたわけでありますけれども、政府提案に変えた考え方、そして同時に、水産庁として合併の具体的な目標計画を持つべきである、例...全文を見る
○鉢呂委員 水産庁が行っているさまざまな補助事業との関連であります。  このことについては総務庁の監察報告でも指摘をしておるように、水産関係の施策の計画、実施に当たっては、合併計画との関連性を十分検討する、同時に地方自治体に対しても指導する、あるいは関連事業の採択に当たっては漁...全文を見る
○鉢呂委員 きのうの参考人の意見聴取でも全漁連の菅原専務さんは、合併についてさまざまな要因があるけれども、今日的に最大の課題は、やはり財務内容の格差、これに起因するところが大きいというふうに意見陳述をされました。役職員の意欲の弱さとか漁業権の問題、さまざまありますけれども、つまる...全文を見る
○鉢呂委員 まさにそのとおりでありまして、その根源は五十二、三年の二百海里経済水域を設定した当時にさかのぼる。同時に、資源の枯渇でありますとかあるいは魚価の低迷というものが複合的に合わさって今日の漁協の欠損金あるいは財務の弱さを呈しておるというふうに思うわけでありまして、まさに慢...全文を見る
○鉢呂委員 もちろん、漁業振興が伴わなければ経済事業は拡大していかない、したがってこの固定化債権を償還していくこともできないということはわかるのです。しかし、やはり漁業振興をする核は漁協であるということは、きのうの参考人の陳述でもそのとおりでありまして、そのことがますます管理型漁...全文を見る
○鉢呂委員 今言いました漁協事業基盤強化総合対策事業、この事業は平成四年は三百億、ことしは三百五十億ということでありますけれども、昨年のこの実績は何億でありましたか。
○鉢呂委員 三百億用意をして二億程度と、これは大変まだ使われておらない。先ほど言いましたように、この資金自体をすべて使っても、しかし道庁あたりに聞きますと、これを全部使うのは改善計画上なかなか難しいところもあるということもございます。  問題は、それでこの利子補給を、二%程度に...全文を見る
○鉢呂委員 終わります。
04月14日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○鉢呂委員 私も冒頭、クリントン政権発足後の初の日米首脳会談、あした宮澤総理が行かれるということであります。対ロシアの経済支援あるいはまたアメリカの財政赤字、あるいは日本の貿易収支の大幅黒字という中でのガットの農業問題であります。  まず最初に、外務省経済局の次長が見えられてお...全文を見る
○鉢呂委員 実は私ども、先週の八日ですか、社会党の農水部会、辻部会長を初めとして幹部の皆さんが武藤外務大臣に、就任当初に、永久に一粒たりとも米を入れないということはできないかの発言をし、そのことに対して厳重に申し入れをしてきたところであります。新外相の話によりますと、そう人が言っ...全文を見る
○鉢呂委員 米だけが今取り上げられておるわけではありませんで、十一条二項(c)の乳製品、でん粉等、これらの問題についても日本はきちんと守っていく、関税化もできないという姿勢であることは、この本農水委員会でも農水大臣が認めておるところであります。  さまざまな報道があります、こと...全文を見る
○鉢呂委員 閣内ナンバースリーの武藤外務大臣、通産大臣もやりまして、自分でもみずから柔軟な発言をしたということを本会議で答弁をされておるのであります。農水大臣も答弁されました。  農水大臣、やはりこれは、きちんとしたけじめ、これは農水大臣にも、あなたにはね返ってくることでありま...全文を見る
○鉢呂委員 誤解を受けるような、あれは誤解でも何でもなくて、そのとおりのことを言っているわけですから、まさに重大で、私のところにも連日連夜北海道からどういうことだと。米と違って若干特殊だけれども、やはりこれは非常に大きな、日本の農業の大変な問題ですよ。これでけりがついたなんて、農...全文を見る
○鉢呂委員 やはり閣内統一、あるいはこれは対外交渉の最も大きなところにあるわけでありますから、そうしゃべったからとか、テレビも見ていないとか、そういうことで相手に、全然交渉になりませんよ。
○鉢呂委員 閣内統一、これはもちろん大変重要なことですよ。単に大臣との間で、誤解を与えるようなことで間違った、それだけでは済まない。テレビ等、あるいは新聞、テレビなんか僕ははっきり見ているわけですから。  この場は農災法の法案審議ですから、また来週等いろいろな法案の審査があるよ...全文を見る
○鉢呂委員 なぜその後の畑作物あるいはまた園芸、果樹等について任意加入制であり、このものが当然加入制であるか、そこのところ、なぜこの農作物と蚕繭についてのみ当然加入制を今日もしいておるのか、このことについて明確に答えていただきたい。
○鉢呂委員 それは当然加入制をそのまましいておる理由にならない。いわゆる農水省の保険管理課執筆の「新農業災害補償法解説」の中にも、超過累進方式をとる理由として、農作物等の共済は、当然加入制をとることと関連をしてこのような超過累進方式をとっておるんだというふうに明確に書いてあります...全文を見る
○鉢呂委員 それは無理があるのでありまして、今回、麦を除いて五〇%一律国庫負担になりました。そうしますと、当然加入というこれまでとってきた制度は今後維持できなくなるのではないか、このままとるという根拠はなくなる、私はそのことを非常に憂えるわけです。このことについて、明確にお答え願...全文を見る
○鉢呂委員 局長の論理は大変無理があって、緩和をしておるのはそれほど緩和しておるわけでありません。これは二十アールから四十アール、それについては当然加入であります。ほとんどの者が、この農作物と蚕繭については九割以上が、引受面積がふえてそういう大面積であります。しかし、それは過去の...全文を見る
○鉢呂委員 二日間の議論を聞いていまして、超過累進方式を廃止するというのは、いわゆる政策保険として、適地適産とかあるいはさまざまな共済の意向、共済の商品をつくるという視点から、さまざまな農業事情でこういうものを廃止していくんだという御議論だったというふうに思っています。  しか...全文を見る
○鉢呂委員 大臣にもお聞きをしたいのですけれども、田名部農水大臣、聞いていますか。  平成元年の十一月に、経済局長の諮問機関といいますか、この関係の研究会の報告書も出ておりまして、三点ほどについては両論があってなかなか結論がつかない、意見の一致を見るに至らない。一つは当然加入基...全文を見る
○鉢呂委員 私も、農業災害補償が積極的役割を果たすということにはならぬ、このことは言っておるわけであります。しかしながら、中山間地域は全国の耕地面積の約四二%を占めております。二百二十二万ヘクタール。そして、さらに大事なことは、水稲面積が現在で百十万ヘクタールを占めておるのであり...全文を見る
○鉢呂委員 時間を早く終わらせたいと思いますので、三つほどまとめて聞きます。  まず、豚の共済掛金の国庫負担の引き上げの問題です。これについても、昭和六十年の議論でも、早急に入れるべきだ、大臣もこれについては将来に検討をいたしたい、ここの農水委員会の附帯決議でも引き上げるべきだ...全文を見る
○鉢呂委員 大臣にお伺いしたいのですけれども、今言われましたように途中経過であります。新政策に基づくさまざまな農業共済のメニューもこれから出てくるだろう。今お伺いしただけでも本当に五点、六点あるのであります。しかし、これはすべて財源を伴うものであります。今度の改正においても、財源...全文を見る
○鉢呂委員 農業災害補償については、予算を見れば、昭和六十二年が一千六百億、これをピークとして、今は一千四百億に下がっております。今大臣は直接お答えにならなかったので再質問という形になるのですけれども、共済の事務費についても昭和六十年、これから定額制という形で五百四十一億、ずっと...全文を見る
○鉢呂委員 きのう、きょう、政治改革で、国会、本会議は談論風発、大変な議論を巻き起こしました。この農災法でも、平沼委員長、私どもが言った際にも大変御理解をした発言もありました。どうか与党の皆さんも、議案を提出したらそれで終わりだということではなくて、やはりよりよいものというのは財...全文を見る
05月11日第126回国会 衆議院 本会議 第25号
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○鉢呂吉雄君 私は、日本社会党・護憲民主連合を代表いたしまして、ただいま議題となりました農林漁業白書につきまして、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  まず、本題に入る前に、十三日に集中審議を要求しておりますが、カンボジア問題について緊急に政府の考えを明らかにしていただきた...全文を見る
05月12日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
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○鉢呂委員 私は、昨日、本会議で農業白書に対する質問をさせていただきました。それと関連して、まず最初に大臣にお伺いをいたします。  新政策でも、国境措置については一定の国境措置を貿易関係でつけるということについて御質問をいたしました。それに対して、あくまでも関税化の例外、こうい...全文を見る
○鉢呂委員 この間に至る経過ではなくて、まさにきのう本会議で、大臣も聞いていたと思いますけれども、従来の日本の乳製品等についての基本的な考えを踏襲していくという言葉は一切ありませんでした。慎重に対処していくということは、どういうことなんですか。
○鉢呂委員 きのうは本会議の答弁でありますから、私はやはり閣内統一をせよということは前回四月十四日の質問でもしておりますから、これはやはり大臣、きちんとしたお答えをちょうだいしたいというふうに思います。
○鉢呂委員 私は何も言葉じりをとらえて言っているわけではありません。私は、あのような発言については、従来の日本の対応と全く違う、断固受け入れるわけにはいかない、外務大臣の見解を示せ、そういうふうに言ったわけです。それに対する答弁として、慎重に対処する、これだけですね。この前にはつ...全文を見る
○鉢呂委員 私は、乳製品等の問題について外務大臣にしか聞いておりません。ですから、これはこの場では私は前回も質問していますからきちんとした答えが出るだろうというふうに思っていましたけれども、今回も農水大臣、きょうも出ません。外務大臣にどう言ったかというようなことの発言もさっきあり...全文を見る
○鉢呂委員 私は何も言葉じりを言っておるわけではありません。ですから、そのことはきちんと閣内で明確にし、対外的にも明らかにしておいていただきたいというふうに思います。  それでは次に移りますけれども、新政策、皆さんそれぞれ御質問しておりますから、一点だけ伺います。  いわゆる...全文を見る
○鉢呂委員 次に移りますけれども、経営基盤強化法、この中の目的、あるいはまた基本方針、基本構想、さまざまなところで農業経営のあり得べき目標の姿として、「効率的かつ安定的」という言葉が入っております。これがすべてであるのか、その辺についてお伺いをいたしたいと思います。
○鉢呂委員 ちょっと答弁がわからなかったので、もう一度、一番最後の方、ちょっとお伺いしたいのですけれども。
○鉢呂委員 問題は、この法律については、国が基本方針なり基本構想にかかわるという部分は法律を見る限りは出てきません。したがいまして、この「効率的かつ安定的」がすべてのものを物語るわけで、今の局長の話によりますと、プロといいますか企業的なマインドを持った経営形態ということなわけであ...全文を見る
○鉢呂委員 実は、我々この法律の条項を見ますと、「効率的かつ安定的」しか出てきません。しかし、昨年の六月に発表された新政策は、稲作経営については十から二十、あるいは一千八百時間から二千時間の労働時間、あるいは生涯所得というような形が出てきますけれども、これを要するに、市町村なり都...全文を見る
○鉢呂委員 今の局長の話によりますと、目標あるいは試算であって押しつけるものでないということでありますから、これはまさに市町村なり都道府県の自主的な主体的な判断で、これらの構想なり方針をつくる、あるいは営農類型をつくるというふうなことで確認をさせていただきたいと思います。  農...全文を見る
○鉢呂委員 そのことについては見解が異なりますけれども、時間がありませんから、次に進みます。  次に、第四条二項四号の農地保有合理化法人の活動の拡充内容であります。  一つは、研修事業を行うことができるようになっておりますけれども、これについては、新規就農者のほかに、一定の制...全文を見る
○鉢呂委員 北海道でも、最近は、例えば農業会議がやっております青年人材銀行、この就農研修等の相談は非常にあるんですね。去年あたり、平成四年度で七百四十二件、しかし実際に就農する方は非常に少ない、決定する方が。去年で新規就農前の実習者というのが五名、体験実習者というのが二百二十一名...全文を見る
○鉢呂委員 そういう道もあるのですけれども、あくまでもこれは高率助成とはいいながら受益者負担、自己負担が伴うということで、それだけの受益者、いわゆる耕作放棄地の所有者といいますか、意欲の低下しておる農業者にそれをやる意欲がない、基盤整備をやる意欲がない、そのことが非常にネックにな...全文を見る
○鉢呂委員 この問題は、簡単には解決がつかないと思います。経営にとっては、いわゆる地代といいますか小作料といいますか、これが非常に圧迫要因になっていく。これは集積すればするほどそういう形があらわれる。先ほど言ったように不安定な形になっています。  同時に、今局長は、北海道はそう...全文を見る
○鉢呂委員 いわゆる農地保有合理化法人の農業信託問題についてはそれほど大きな効果は――いわゆる農地の下落に対処してというような局長の話でありますけれども、私は、五年程度でそれが売れなかった場合に、これはむしろ大変な事態になる。前貸しで七割相当、委託者といいますか、信託をする方に貸...全文を見る
○鉢呂委員 もちろんそういう事例はないことはない、探せばそれはいっぱいあります。  ただ、農水省の考え方として私はお伺いしているのですけれども、私どもが農水省側とさまざまな話をした観点では、例えばこういうふうに文章の記載もあるわけですけれども、これは非公式ではありますけれども、...全文を見る
○鉢呂委員 私も、ゆめゆめそんな簡単に放棄地を非農地化するという考えはないだろうと思います。しかし、今回の法案の中身を見ますと、具体的には資金融通政策が基本であります。やはりそういう全く条件の整わないところ、これは先ほども言いましたけれども、何とか基盤整備がひとつ必要だ。同時に、...全文を見る
○鉢呂委員 私は、一般的に幅広くということはよくわかります。あるいはまた、政府当局として直接所得補償というのがなかなか今とりにくいという局長の御答弁は、それ自体としては、そういう考えも政府当局として言うのはわかります。言っている意味合いは。そのことがこの十七条の「援助」という中に...全文を見る
○鉢呂委員 終わります。
06月02日第126回国会 衆議院 農林水産委員会 第19号
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○鉢呂委員 私は、自由民主党、日本社会党・護憲民主連合、公明党・国民会議及び民社党を代表して、農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。     農林物資の規格化及び品質...全文を見る
08月24日第127回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
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○鉢呂委員 私は、日本社会党の鉢呂吉雄でございます。同時に、今度の北海道南西沖地震の地元議員として質問をさせていただきたいと思います。  質問に当たりまして、今度の鹿児島豪雨災害あるいはまた北海道の南西沖地震災害でお亡くなりになられた方に対して、心からお悔やみを申し上げますと同...全文を見る
○鉢呂委員 応急的な措置については、もちろん各省庁に分かれておりますけれども、道庁をその本部としながら迅速に、もちろん奥尻のように、私も行ってみましたけれども、戦中であれば本当に空襲に遭ったような感じで、一夜にして焼け野原という感じでありますから、何から手をつけていいかというよう...全文を見る
○鉢呂委員 きょう総理にお会いしたときも、総理の方から査言っておったのですけれども、また長官も現地に行ったときにも、被災地の町長さんからお話があったと思いますけれども、いわゆる住宅に対する火災保険の適用で、津波、地震、噴火についてはこれを対象としない、その類焼についてもしないとい...全文を見る
○鉢呂委員 もう時間が過ぎようとしておりますので、さまざまな問題点がありますけれども、しかし行政の方としては、最大限の災害対策をやっておられるということは我々も承知をしております。各大臣も現地で言っておりますけれども、お役人的な対応はしない、ぬくもりのある、本当に被災者の立場に立...全文を見る
09月28日第128回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
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○鉢呂委員 北海道も今回の冷害の影響を大変大きく受けておりまして、上原長官も御視察されました私の地元の檜山管内も、地震による地割れ等で作物の収穫皆無、そしてあの地域全体を、この冷害で本当に収穫皆無があの農業地帯を覆っておるという状況でございまして、大変なダブルパンチのような形にな...全文を見る
○鉢呂委員 今回の南西沖地震でも、百四十億にわたる個人義援金、まあ企業も含めてでありますけれども、日本の国民は熱しやすく冷めやすいということはあるかもわかりませんけれども、国民の方が、今の時代に災害に遭ったら大変だ、もうある程度の財産を国民すべては持っているわけですけれども、これ...全文を見る
○鉢呂委員 今、長期性ということの区分けをしたわけであります。これは長官にお伺いしたいのですけれども、確かに国の非常災害対策本部で、長期化をしておるために従来の災害対策にない特別追加措置を行うんだということを言っております。しかし、やはり雲仙は非常に例外的に、大規模でまた長期化で...全文を見る
○鉢呂委員 長官からでき得る限りとり得るものはとっていきたいという前向きの御答弁でありますから、よろしくお願いをいたしたいと思います。  ただ、非常に既存の制度あるいはさまざまな事業というものが多岐にわたっておりまして、はっきり言いまして、今道庁でこういう対策室をつくっておりま...全文を見る
○鉢呂委員 防災最優先として町づくりをする、これはなかなか、言うことは簡単ですけれども、個人、自由主義の時代ですから、もとの宅地の方に戻りたい、こういう希望が常につきまとうわけで、住民の合意を得ることは、地方公共団体を中心として、そして住民のさまざまな話し合いを通じてなされていく...全文を見る
○鉢呂委員 それでは、十二分までですので、簡単に三つほど質問します。  一つは、私ども災特委員会でも視察に行きましたあの奥尻島の西側の部分、あのところが再度土砂崩れを起こして、道路が不通になっておる。この開通の見通しと、我々が見ても、通るときに地震が来たらもう岩が崩れるのかとい...全文を見る
○鉢呂委員 終わります。