宮地正介

みやちしょうすけ



当選回数回

宮地正介の1977年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月16日第80回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
議事録を見る
○宮地委員 財政の効率的活用と健全なる機動的運営は、国民生活を守る上からも、また財政を預かる当局としても、大蔵省の重要な責務であろうと私は思います。  最近の天候の異常現象については、各地の大雨あるいは干ばつ、寒波あるいは海況異変など、まさに国民経済への影響は深刻なものになりつ...全文を見る
○宮地委員 限られた時間でございますので、棒読みをしないで、大臣の決意をしっかりとやってもらいたいと思うのです。いま私が質問したことは、要するに、大蔵大臣が財政主導型の一番の中心でありますから、関係当局とよく連絡をとり合い、そのリーダーシップをとる決意が大臣にあるかないかと、これ...全文を見る
○宮地委員 初めからそう言っていただけば時間が助かったわけであります。  次に、これも大蔵省に聞きたいわけでありますが、本法案の中におきまして、特に、審査をする上において重要な農業共済再保険の末端における事務を担当しております損害評価員が約二十万人いるとも言われております。また...全文を見る
○宮地委員 いまのはいわゆる職員の給与の面をお話しになっているのでありまして、これを詰めてまいりますと時間がありませんので、いずれにしても、大臣の言っておる食糧問題あるいは農業従事者への温かい心があるならば、ぜひ思い切った英断をしていただきたい、これを要望しておきたいと思います。...全文を見る
○宮地委員 どうか、机上論の問題でなくして、現地では実際にそういう大きな被害で農業従事者の皆さんが大変な所得の減少として苦しんでいるわけでありますから、ぜひ現地にそのような調査などに行って、本当に心の温まるような農政をしていただきたい。時間がありませんので、このことを要求したいと...全文を見る
○宮地委員 よろしくお願いします。
02月24日第80回国会 衆議院 本会議 第7号
議事録を見る
○宮地正介君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました所得税法の一部を改正する法律案並びに租税特別措置法及び国税収納金整理資金に関する法律の一部を改正する法律案について、総理並びに大蔵大臣に若干の質問を行います。  私は、本日提出された租税二法について、結論的...全文を見る
03月15日第80回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第4号
議事録を見る
○宮地委員 先ほども若干質問がございましたけれども、国民の消費生活を安全に守るという意味からもOPPの問題について若干関係当局に伺いたいと思います。  何ゆえこの時期に厚生省は諮問を急いだのか。二十一日から始まる日米首脳会談の政治的配慮が働いたのではないか、それが第一点。  ...全文を見る
○宮地委員 政治的配慮が働いたかに聞こえるという国民の声があるわけであります。それは、一昨年の八月、フォード大統領、パッツ農務長官が、三木首相が訪米の際、三木首相あるいは安倍農相にOPPの使用の許可を強く要請しておる。また本年の二月一日にモンデール副大統領がカーター大統領の特使と...全文を見る
○宮地委員 努力をするのは、私は当然であろうと思います。しかし、一国の総理がその非を認めつつある、また物価問題といえば現在日本国民の最重要な課題であります。マスコミなどの調査によりましても、いま何を一番してもらいたいか。物価を安定させてもらいたい、これが国民の願いであります。その...全文を見る
○宮地委員 それだけ責任を感じていらっしゃるのであれば、私は物価政策に対して思い切った抜本的な行動をとらなくてはならないと思います。前委員会でも取り上げられましたが、三月の段階に入って官製大バーゲンセールがやられて、国民の疑惑を招くような、何か数字の突き合わせをするような、そうい...全文を見る
○宮地委員 ただいまの経企庁長官の答弁には非常に不満な点があります。その一つは、公共料金を抑制すると、これはツケで買い物をするようなものだ、こういう考え方に私は問題があろうと思います。たとえば国鉄運賃の値上げをする前に何をしなければいけないか、国鉄再建の抜本的な改革をしなくてはな...全文を見る
○宮地委員 最後にあと一問だけお伺いしたいと思います。  福田総理は、物価対策に円高傾向というものを活用しなさい、こういうことで閣議で指示があったと思います。しかし、現実に、私もいろいろ調べてみましたけれども、この円高傾向が物価の抑制といいますか、あるいは消費者物価のいい面の影...全文を見る
○宮地委員 所沢織販について通産省。先ほどちょっと答弁漏れがあって、大臣の後言う予定だったが。
○宮地委員 関係当局の物価に対する熱意ある努力を期待し、また先ほどの経企庁長官からの資料の提出をよろしくお願いいたしまして、私の質問を終わります。
03月15日第80回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第4号
議事録を見る
○宮地分科員 私は、昭和五十年の六月に撤去をされたというOTHの問題について初めに御質問をしたいと思います。  防衛庁長官、この当時、核戦争につながるとまで大変大騒ぎをされた北海道の千歳、埼玉県所沢市、沖繩県の泡瀬にあったOTHは完全に撤去をされたのでございましょうか。
○宮地分科員 五十メートルの鉄塔が撤去をされたわけでございます。しかし、同時に、木柱の六本、これが十組所沢市においては新設をされております。同じようなたぐいが、沖繩の泡瀬あるいは千歳に新設をされた事実があるのかどうか。
○宮地分科員 その一般通信施設として新設されたその木柱の内容について伺いたいと思います。
○宮地分科員 この施設が横田の基地と連動していることは承知しておりますか。
○宮地分科員 どういうふうに連動して運営されているのですか、承知していますか。
○宮地分科員 全くわけのわからないような答弁であります。本日は時間が限られておりますので、別の委員会でまた追及をしたいと思いますが、問題は、防衛庁長官、OTHレーダーが完全に撤去をされた、しかし、このOTHレーダーが発しておった電波障害の区域、イーズメントエリア、これがいまだに解...全文を見る
○宮地分科員 五十年の六月に完全撤去されたと言いながら、現実にはすでに約二年を迎えようとしているわけであります。しかし、その電波障害区域がいまだに解除されておらない。いま返還という言葉を使いました。そのために地元住民がどのようにいま大変な思いをしているか。たとえば小中学校の建設に...全文を見る
○宮地分科員 続きまして、時間がありませんので防衛医大の問題について伺いたいと思います。  まず、この防衛医大の目的について明快に答弁いただきたいと思います。
○宮地分科員 防衛医大の目的につきましては防衛庁設置法の中の第三十三条の二に明確になっております。その第二項の中において「高度の理論及び応用についての知識並びにこれらに関する研究能力を修得させるための教育訓練並びに臨床に関する教育訓練を行なう。」そして所沢市との防衛医大の運営に関...全文を見る
○宮地分科員 ということは、将来、この所沢における防衛医大は、この大学病院というものは、新兵器の研究機関あるいは野戦病院的な、そういう方向に変質は絶対にしないということですか。
○宮地分科員 防衛庁長官、これは重大な問題ですので、私は防衛庁長官から答弁をいただきたいわけであります。ただいまの答弁において、防医大は将来細菌の研究だとか、いわゆる防衛医学的な、軍事医学的な、そういう方向には変質はしない、現存する一般の大学病院と全く同じ扱いをしていく、こういう...全文を見る
○宮地分科員 どうかそのような趣旨で貫いていただきたいと思います。  それでは、防医大が本年、昭和五十二年度にオープンになる、こう言われておりますが、その予定について伺いたいと思います。
○宮地分科員 その建設の進捗状況について、特に教職員の宿舎が大変おくれているように伺っておりますが、そのおくれている原因について伺いたいと思います。
○宮地分科員 問題は、このおくれている原因が、防衛庁長官、わかりやすく言いますと、この防医大にお勤めになる教職員の皆さん、そのお子さん、あるいはお隣にあるリハビリテーションあるいは日本住宅公団、いろいろ国の施設がどんどん来られます。そのお子さんが当然小中学校に通わなければならない...全文を見る
○宮地分科員 そういう頭のかたいことを言っておるからおかしなことになるのである。結局、防医大のオープンに対しても、現実に中身の整わないオープンになってしまうかもしれない。病院をオープンする以上は、お医者さんも充実した人を入れなければいけない。職員の皆さんも充実した人を入れなければ...全文を見る
○宮地分科員 ぜひそれを私は期待をしたいと思います。事務レベルの段階では、これでは所沢市は踏んだりけったりであります。これは大蔵大臣あるいは総理と協議の上、防衛庁長官がぜひ推進役になって、それが逆に言えば防衛医科大学の早期市民開放にもつながるわけであります。そういう意味で、ぜひ期...全文を見る
○宮地分科員 この騒音コンターの見直しはいつごろ行うのですか。
○宮地分科員 これはぜひ早期にお願いをしたいと思います。  このいままでの騒音コンター図を見ますと、これはC1ジェット輸送機が六機配備されているときのコンターであります。皆さん御承知だと思います。すでにC1ジェット輸送機は二十機にふえているのであります。当然そのコンターの範囲は...全文を見る
○宮地分科員 防衛庁長官に伺いたいと思います。  この入間基地というのは東京都の都心からわずか四十キロ圏のところであります。最近は人口の大変急増しておるまさに市街化のど真ん中に存在しております。それを、日本で初めてつくられたC1ジェット輸送機、これが当初からすべてここの基地に配...全文を見る
○宮地分科員 都心四十キロ圏にある市街地とも言うべきところの基地であります。将来、そういうところに騒音公害の激しいジェット輸送機の配備をどんどんふやすのでなくして、むしろ、日本全国の航空基地をごらんいただきまして、もっともっと騒音公害の少ないそういう基地も入間に比較すればあると思...全文を見る
○宮地分科員 最後に、少し大蔵省に苦言を呈したいのであります。  大蔵省は先ほどから、基地返還の跡地については三分割有償方式を適用すると、かたくなに言っております。しかし、米軍から日本に返還ざれた大蔵省行政区域のその地域の管理はまことにずさんであると私は思います。最近の朝霞キャ...全文を見る
○宮地分科員 終わります。
03月15日第80回国会 衆議院 予算委員会第六分科会 第4号
議事録を見る
○宮地分科員 私は、本日は首都圏における人口急増地域の問題と交通輸送体系の問題について、関係当局に伺いたいと思います。  何と言っても石油ショック以来、高度経済成長の時代が終わりまして低経済成長の時代に入った今日、この首都圏における交通輸送体系の整備をやるに当たって一番大事なの...全文を見る
○宮地分科員 特に運輸省の答申が四十七年時点でされております。ところが、もう五年たっております。現実に人口の変化というのは、私は具体的に埼玉県の例を挙げてお話ししたいのですが、埼玉県は本年三月一日、五百万の人口になりました。大変な急増地域でございます。特にその中においても埼玉県の...全文を見る
○宮地分科員 非常に抽象的な答弁では困るのでありまして、具体的に地下鉄十三号線が五十六年十月に和光まで導入になる、その際そこまでは複線化で来ますが、そのあと川越までは東武鉄道、営団地下鉄が相互乗り入れで入る、このように聞いておりますが、間違いありませんか。
○宮地分科員 大変に残念ですが、局長さんの勉強不足かと思うのです。課長さんに私が伺ったところによりますと、複々線化が和光市に入るときには川越市まで相互乗り入れが同時に行われる。地下鉄八号線についても、石神井公園まで複々線が決定されれば同時に所沢市まで相互乗り入れで入る、このように...全文を見る
○宮地分科員 十三号線。
○宮地分科員 ちょっと局長さんの頭の中を整理してもらいたい。十三号線というのは東武東上線でずっと上がってきまして、志木から和光に入ってくるわけです。そこで複線化は終わって、和光から川越あるいは川越市までは相互乗り入れ。八号線というのは所沢なんです。ちょっとその点、課長さんと打ち合...全文を見る
○宮地分科員 その時期について。
○宮地分科員 では再確認しますが、五十六年の十月には、地下鉄十三号線は和光市までは複々線で入り、その時点において川越市まで現在の路線を使って営団地下鉄と東武東上線が相互乗り入れをする。地下鉄八号線については五十八年度中に石神井公園まで複線化になり、と同時に小手指まで現在の路線を使...全文を見る
○宮地分科員 そこで、何とか計画でいけば、都心から放射線状にいま二本の線が、遅くとも五十八年には西武が一応入る。問題は、今度はその放射線上を横につなぐ輸送体系が明確にならなければ、またそれがつくられなければ本来の輸送力の増強あるいは拡充にならないわけです。  そこで私は国鉄に伺...全文を見る
○宮地分科員 現在のところ複線電化をやる考えはございませんと強調することに私は大変不満であります。国鉄がそんな考え方では困る。現在は単線運転、そしてディーゼルカー。ところが、先ほどお話ししましたように、たとえば国鉄の川越線の高麗川というところは、これは日高町というところであります...全文を見る
○宮地分科員 そこで問題は、いわゆる国会でも通過している石油パイプライン法というのがあります。横浜から八高線を伝わって国鉄川越線に沿ってパイプラインが敷設され、いわゆるパイプラインの関東に対する配置を効率よくする、こういう目的で計画をされておる。いま一部の国民の中には、このパイプ...全文を見る
○宮地分科員 もう一つのネックとしてやはり国民が疑問に思っておりますのは、いわゆる大宮から上野あるいは現在の新幹線の計画あるいは通勤列車の計画、それとこの川越線複線化が絡み合っているのではないか。たとえば大宮の駅の拡張の問題です。複線電化をすれば当然乗降客がふえる。しかし大宮駅の...全文を見る
○宮地分科員 大宮の駅構内の問題とは関係ないということですね。
○宮地分科員 再確認しますけれども、川越複線化の、あるいは電化の問題は、あくまでも人口の需要の状況、乗降客の状況、これによって、純粋な調査によってこの基本的な問題に取り組んで、そして本当にその需給バランスなり人口のそういう急増地域としての国民が困っているということならできるだけ早...全文を見る
○宮地分科員 そこで、運輸省に私は確認をしたいと思うのです。  「輸送力増強のための工事計画」というのを皆さん方から私は資料として五十二年三月八日付でいただきました。その中で東上線、これについては主要工事計画の三つを挙げております。特にその第二項目に、東松山−森林公園二・七キロ...全文を見る
○宮地分科員 地元の反対というのは特に練馬の問題を言っているのではないかと思います。埼玉県西部地域においては、いまお話しした問題については大部分がもろ手を挙げて歓迎をしております。その辺の事情についても、東京都、埼玉県、この辺についてもよく御理解をいただきたいと思うのであります。...全文を見る
○宮地分科員 いま、関係当局の決意と抱負を伺いました。どうか、新しい経済環境、また新しい都市計画の計画変化というものがいま起きているわけであります。そういうような対応した、そして国民本位の国民のための首都圏における輸送力の強化、拡充の皆さんの今後の努力に期待をいたしまして、私の質...全文を見る
03月22日第80回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号
議事録を見る
○宮地委員 大蔵省は、この三日の予算委員会に、五十二年度予算案を起点とした五十五年度までの財政収支試算を提出いたしました。これを見ますと、昨年の試算と同様に赤字国債発行ゼロ、健全財政への復帰の目標を五十五年度に置いているわけでございますが、具体的方途についてまず伺いたいと思います...全文を見る
○宮地委員 要するに、五十五年度に赤字国債の発行をゼロにする、ここが私たち国民から見ますと非常に重大な問題であります。赤字国債ゼロをこれから三カ年間でやるわけであります。現実にいまの財政需要を見ておりますと、これは大変に厳しい状況にあるわけでございまして、当然そうなればまず現行の...全文を見る
○宮地委員 そこで、いま政務次官も五十五年度までに国民の租税負担率を三%引き上げる、こういうふうにお話しになっているわけでございまして、具体的にその三%の中身についてはいままだ申し上げるわけにはいきません、これでは大蔵当局としては大変国民に無責任であろうと私は思うのであります。 ...全文を見る
○宮地委員 すなわち、新税の創設あるいは現行の税制の洗い直しの両面からこの三%の租税負担率の増税、こういうことを考えておる、そういうふうに受けとめることができると思うのであります。そういう点で私たちは新税については、たとえば土地の増価税とか富裕税、こういうものを考えておるわけであ...全文を見る
○宮地委員 最近の特に社会的公正の確保を最重点にしたいわゆる減速経済時代に見合った税制のあり方というのは、非常に重大な問題であろうと思うのであります。特に国税と地方税との望ましい関係というもの、あるいはいま申し上げましたような不公正税制の問題、新時代に対応できる国民本位の税制をつ...全文を見る
○宮地委員 どうか絵にかいたもちに終わらないように、またそれが減税どころかとんでもない大幅増税によって穴埋めをされないように、これだけは厳重に留意をしていただきたいと要望いたしまして、次の問題に移りたいと思うのであります。  今回、与野党の保革伯仲の中におきまして、三千億円の減...全文を見る
○宮地委員 問題は、現在は依然として景気も中だるみになっているわけでございます。この三千億円が、国民の景気刺激の一つのねらいを込めて、大きな、いい影響に活用していく、これはやはり重大な問題であろうと思います。そういう面で、国民の皆さんの手に一日も早くこの戻し税が行き届く、これは非...全文を見る
○宮地委員 そういう点で国民の期待を裏切らないように、どうかよろしく、一日も早く、そしてまたそれが景気の刺激に効果のあるように配慮をしていただきたいと要望したいと思います。  具体的に租税特別措置法の第四十一条の住宅取得控除について少し伺いたいと思います。  この制度は昭和四...全文を見る
○宮地委員 いま、はからずもお話の出た中古の住宅でございます。現在の不況とインフレというこの経済環境の厳しい中におきまして、国民が家を持つということは、これはもう大変なことでございます。新築のみならず最近は中古の住宅を買う、そういう国民の皆さんも多くなりつつあります。いま新築だけ...全文を見る
○宮地委員 転換の時期が来ておる、こういう答弁でございます。国民の生活実感というものをよく認識され、それに即応した税制というものをつくる、これも税制に対する国民の信頼をかち取る重要な問題ではないか。むしろこういうような問題に大蔵省が力を入れていくところに——国民の皆さんから不公正...全文を見る
○宮地委員 ところが、いわゆるこの不況の中で、私も何軒かの中小零細企業の皆さんと話し合った中で、これを果たして本当にお使いになっているだろうか、いろいろ聞き、調べてみました。しかし、実態は、中小零細企業の近代化という大変な創設目的の中でつくられたこのみなし法人課税の選択の問題が、...全文を見る
○宮地委員 他の制度にも切りかえられないという言い方をしておりますけれども、一般のきちっとした企業法人の場合は、役員の報酬あるいは事業主の所得というものはある意味では自由自在にできるわけです。この場合は、審議官が言っているのとちょっと意味合いが違うのです。もう少し実感的といいます...全文を見る
○宮地委員 大変失礼でございますが、勉強はされていると思いますが、国民のいろんな貴重な意見というものはいろいろ文献に出ておりますからね。こういう点について、社会保険料は目的税の一部として考えられるのじゃないか、こういう論議もいま出てきているわけですよ。税金を預かる大蔵省としてはや...全文を見る
○宮地委員 先ほど私の挙げた数字の被保険者の負担の割合、これについてはやはり現実に高いわけです。たとえば厚生年金なんかにしましても、国の負担が二〇%、それに比べて被保険者は四〇%。国民年金などは国が三三・三%に対して被保険者は六六・七%。そういう点から見れば明らかに社会保険料の中...全文を見る
○宮地委員 問題は、国税職員の皆さんは、やはりある意味では専門的な知識あるいは豊富な経験というものが必要になってくるわけであります。一般に、税務についていろいろ調査をしたり研究をするわけでございますから、三年から五年くらいたたないと実際に専門官としての知識の修得はむずかしい、こう...全文を見る
○宮地委員 いまお話しのように、専門の知識を非常に必要とする、これをお認めになっているわけでございます。ある意味ではやはりスペシャリスト、専門官であろうと思います。そこで、いま国税職員の中にはだんだん年をとってまいりまして、特に中高年層の職員の待遇改善の問題だとか、あるいは専門職...全文を見る
○宮地委員 先ほどもお話がありましたように、量の拡大、それに伴っての質の充実、やはりこういう重要な問題があるわけです。そういう意味で事務の合理化なり標準化が進められておるというふうに伺ったわけでございますが、具体的に現在の電算機処理の地域は東京、大阪、名古屋あるいは関信の一部、こ...全文を見る
○宮地委員 国民のそういう税金を調査または研究していく重要な立場にあるわけでございますので、どうか、モラルの低下だとか、あるいは事務の停滞だとか、そういうことのないように、また、健全なる国民の立場に立った調査活動、こういうことが行われるようにぜひお願いをし、また期待もしたいと思い...全文を見る
○宮地委員 税金の徴収事務、これについても、国民の皆さんに本当に期待されるような円滑な、そして健全な形で行われるためにも、ぜひそういう面の事務の標準化、合理化、また中高年齢層の皆さんが意欲をなくすような、そういうことのないようにしていただきたいと思いますし、また一方では主税局の方...全文を見る
04月01日第80回国会 衆議院 大蔵委員会 第16号
議事録を見る
○宮地委員 大蔵大臣、昼食の時間、大変御苦労さまでございます。時間がありませんので簡単に質問したいと思います。  まず第一に、日米首脳会談によりまして、アジアに対する日本の政治的、経済的役割り、責務というものが大変増大した、私たちはそういうような結果に受けとめられるわけでござい...全文を見る
○宮地委員 要するに中期的な財政の計画を、イギリスなどは国内の経済環境が非常に悪いにかかわらずそういう計画を立てて、着実に先進国としての責務を果たそうという熱意があるわけです。わが国もそろそろこういうような計画を立ててやはり着実に世界経済の中における私たち日本の役割り、責務という...全文を見る
○宮地委員 そこでいま一番問題になっておりますのは、世界経済の景気の停滞の中にありまして、発展途上国における国際収支の悪化に伴ういわゆる累積債務の問題であろうと思います。この問題については近く閣僚会議の開催が予定されております国際経済協力会議では、特に発展途上国から累積債務の一括...全文を見る
○宮地委員 特にこの発展途上国におきます累積債務の対応策として、最近IMFなどにおきましては新しい融資制度というものを検討されていると言われております。また各国中央銀行の集まりであります国際決済銀行におきましても、この累積債務には積極的に取り組んでいく、こういうことが言われている...全文を見る
○宮地委員 特に日米首脳会談以後ASEANの外交というものが非常に重要になってきております。特にASEAN精神のシンボルと言われている工業化のプロジェクトに対するわが国からの資金援助には、大きな期待が込められているとも言われています。すでに尿素肥料などのプラントについてはインドネ...全文を見る
○宮地委員 事務的にもうちょっと詳しく答弁を願います。
○宮地委員 終わります。
○宮地委員 先ほども大臣に少し伺ったわけでございますけれども、このたびの日米首脳会談の結果、わが国のアジアに対する政治的、経済的な役割りというものが大変に増大したような感があるわけであります。ある意味では、ASEANを初めとするアジア諸国へのアメリカの肩がわりを求められた日米首脳...全文を見る
○宮地委員 通産省としては、たとえばいま国際金融局長から輸入の増大というお話があったわけで、輸入の増大をすれば特にASEAN諸国においては日本が貿易依存率二五%というふうに最も高いわけであります。そうなりますと、国内の業者との間の一いわゆる発展途上国の追い上げ、こういう問題が出て...全文を見る
○宮地委員 まことに抽象的で答弁にならないようなお話で残念でございます。特に通産省は、過日増田審議官がASEAN五カ国を訪問して種々調査、視察をしてきているわけでございます。近々福田総理にその状況説明をするということも報じられておるわけでございますが、省内としてこの問題をどのよう...全文を見る
○宮地委員 通産省関税課長さんでちょっと範囲が厳しいんじゃないかということで、私は経済協力部長さんを要請したわけでありますけれども、残念な答弁ばかりで……。大変失礼でございますが、増田審議官と帰ってきてお話し合いされた事実はありますか。
○宮地委員 せっかく五カ国訪問してきた、皆さんの先輩が行ってきたわけでありますから、もっと省内でしっかりと根回しといいますか対応策を研究していただきたいと思います。限られた時間でございますので、次に移りたいと思います。  今回のアジア開銀の、特に先ほどから出ておりますところの通...全文を見る
○宮地委員 特に今回の福田・カーター会談で、アジアにおける経済協力の役割り、責務というものが、わが国の比重が非常に高まってきた。そういう中で、いままでも、田中元総理が訪問した際にも対日感情があれだけ悪化したという具体例があるわけであります。また今回のマニラ会議においても、福田招聘...全文を見る
○宮地委員 先ほどもお話がありましたが、このアジア開銀に勤めている職員の中で日本人が二十九名、約七百五十名の中で全く微々たる数であります。大蔵省の出向といってもわずかな数である。とのように聞いているわけであります。そういう点で大蔵省あるいは外務、通産、こういう優秀な方々がもっとも...全文を見る
○宮地委員 ちょっと政務次官は開き直ったような、大変誤解を招くような発言がある。確かに、強力なリーダーシップ、そういう意味ではない。私が言っているのは、もっと人間的な、人間外交といいますか、たとえば現実にASEANの皆さんの国々に対して、最近、外務大臣にしても大蔵大臣にしても、こ...全文を見る
○宮地委員 そういう本当に気楽に同じアジアの友としておつき合いできるような不断の努力をしていただきたいと私は思います。何かが起きたからどうこうするといったような、何か偉ぶったような、かみしもを着たような点だけは、ぜひ過去の事例から見ても反省をしていただきたいと思います。  次に...全文を見る
○宮地委員 本年一月二十日に、アジア開銀と東京銀行の子会社でありますアメリカ・カリフォルニア州の東京銀行による協調融資でフィリピンの国営電力会社向けに六千万ドルが決まり、新しい経済協力方式として大変注目をされたわけであります。これまでもアジア開銀との協調融資に参加した市中銀行とし...全文を見る
○宮地委員 いまもお話の最後に少しありましたけれども、そうなりますと、特にアジア地域向けの開発融資で、日本の市中銀行との協調融資の役割りは高まってくると思います。そうなりますと、やはりリネックは為銀のドル融資の規制の問題である、こういうことになります。いわゆるドル融資規制の緩和と...全文を見る
○宮地委員 最近特にアジア開発銀行について、午前中も少しお話が出ましたけれども、ベトナムの経済復興には積極的な援助の手を差し伸べるべきである、こういう声が国際的にも高まりつつあるわけでございます。その取り扱いについてどのように検討されておるか。
○宮地委員 次に、先ほども少し大臣に伺いましたのですが、累積債務の問題について少し伺いたいと思います。  日銀の調査によりますと、ASEAN五カ国の一昨年末の対外公的債務残高が約百五十億ドルに達しておる。オイルショック前の七十二年末に比べまして一・九倍。民間信用についてはその間...全文を見る
○宮地委員 特に発展途上国の対外債務の累増に伴いまして、最近外為銀行の発展途上国に向ける融資に非常に慎重な姿勢が目立ち始めているわけであります。新方式として、欧米の銀行を誘っての国際協調融資団を編成する、そういうやり方に切りかえていく意向とも言われております。このような外為銀行の...全文を見る
○宮地委員 特に心配されることは、発展途上国から、このような慎重な姿勢が逆にわが国の融資が抑制に転じた、このような反発を受ける、こういうことについては注意をしなくてはならないと思います。特にそういうような状況下において、外務省と通産省にちょっと伺いたいわけでありますが、当然この発...全文を見る
○宮地委員 時間がありませんので、次に移りたいと思います。  日本とASEANの心と頭脳を結ぶASEAN総合大学構想が最近ASEAN五カ国の元日本留学生の一人であるインドネシアから早稲田に留学していたウマル・トシンという現在ムハマディア大学の工学部長でありますが、この人の発案で...全文を見る
○宮地委員 今回のASEAN総合大学構想については、いわゆる人間開発をねらいとしており、日本と東南アジアを結ぶ心のかけ橋として大変期待をされているわけであります。すでにインドネシアにその用地も検討されておるとも言われておりますし、この中には日本学部、こういうものも設置しようという...全文を見る
04月14日第80回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第8号
議事録を見る
○宮地委員 経企庁長官、きょうは最近の景気の停滞の問題などにつきまして初めに御質問をしたいと思います。  五十二年度の景気見通しにつきましては、六・七%、こういうことでその見通しを立てているわけでございますが、すでに最近、民間の研究機関であります山一証券などにおきましても、一月...全文を見る
○宮地委員 確かにいま長官のおっしゃるように、相当な努力をしないと当初見通しは不可能ではないか。特にいまもお話ありましたけれども、過日、日本不動産銀行の設備投資の五十一年度、五十二年度の調査結果を見ましても、実質の設備投資が約八%近く前年に比べて冷えておる、こういうようなデータも...全文を見る
○宮地委員 大変に苦しい御答弁のようでございます。決して明るい材料ばかりではないのではないか。特に最近の円高傾向という問題につきましても、ある面では、この円の急騰というものが国際収支の均衡回復というものを逆に悪化させるだけではなくして、むしろ輸出の出血あるいは企業採算の悪化、輸入...全文を見る
○宮地委員 やはり景気と最近の一ドル二百七十円という急騰との関係というものは見逃せない重要な問題であろうと私、思います。  ここで確認をしておきたいのですが、経企庁長官が先日、十二日の閣議終了後の記者会見で、最近のじり高傾向に対しまして、一時的には一ドル二百七十円を割るかもしれ...全文を見る
○宮地委員 さらに、景気に伴いまして最近の大きな問題は、やはり公共料金の相次ぐ値上げの問題であろうと思います。  その前に、私は、この景気の停滞によって不況倒産というものが最近相次いでおる。特に三月の倒産の件数は千七百件を超えておる。十九カ月にわたって連続一千件の中小企業の倒産...全文を見る
○宮地委員 経企庁長官、中小企業の不況倒産という問題、これは大変深刻な問題であろうと思います。通産省初め中小企業庁なども、いまお話しのように、政府系金融機関の枠の拡大だとかそういうことで、金融面あるいは仕事の面、あらゆる面で努力はされておると思いますが、やはりこの景気のかじ取りで...全文を見る
○宮地委員 もう一面の景気と大きな関係のある公共料金の値上げの問題であります。  これから国鉄運賃の値上げあるいは健保料金の値上げ、タクシー、バス、航空運賃、私鉄などメジロ押しの公共料金の値上げが予想されておるわけでございまして、これは片一方では国民生活から見れば、景気は不況、...全文を見る
○宮地委員 要するに、われわれは反対でありますけれども、国鉄も九月から一九%の値上げが予定されておる。地下鉄にいたしましても一番近いところの六十円が八十円になります。バスにいたしましても七十円が九十円、あるいはタクシーにしても基本料金は二百八十円から三百五十円が申請されておる。航...全文を見る
○宮地委員 公共料金については他の委員会でまたゆっくり審議を尽くしていきたいと思います。ただ、基本的には、もっともっと財政の再建対策とか、現在果たして経営の健全なる運営がなされているのか、そういう値上げをする前にやるべき、メスを入れるべきところは入れていかなければいけない。そうい...全文を見る
○宮地委員 昨日の記者会見におきましても、強制調査の問題についても非常に柔軟な姿勢の発言が新聞で報道されております。今回、政府の第三次案が出されましてから、公取の見解、そして公取委員長の参議院予算委員会などの発言あるいは昨日の記者会見、こう一連の委員長の発言というものを追ってみま...全文を見る
○宮地委員 最後に、これは法務省に伺うわけでございますが、特にこの独禁法改正の問題の中で、いまお話しの営業の一部譲渡、いわゆる企業分割の命令の問題と株主総会との関係について、今回の改正案でいきますと、公正取引委員会の命令というものは株主総会の決議を拘束しない、こういう立場を明確に...全文を見る
04月19日第80回国会 衆議院 大蔵委員会 第21号
議事録を見る
○宮地委員 初めに、昨日の公定歩合の引き下げの問題につきまして触れておきたいと思います。  昨日夕刻、日銀が公定歩合の一%の再引き下げに踏み切ったわけでございます。それによりまして、特に定期ものの預貯金金利の連動というものが行われようとしているわけでございます。現在、国民の生活...全文を見る
○宮地委員 私は特に目減りのいわゆるギャップに対しての穴埋めにどのように対応するか、こういうふうに伺っているのであります。特に、大蔵大臣も検討をしているようでございますが、この預貯金の目減りの影響を最も強く受ける老齢者などに対して、福祉定期を一時的に導入するということでございます...全文を見る
○宮地委員 特にいまお話の貸出金利の面につきましても、中小企業の皆さんに対する連動でございますね。確かに、公定歩合の引き下げが行われた、しかし中小企業に対しての銀行の貸出金利の連動、こういう点については非常に時期的に遅くなったり事務的に遅くなったりしてその影響が非常に遅い、こうい...全文を見る
○宮地委員 それから先ほども本会議で福田総理からお話がありましたが、政府として坊大蔵大臣を本部長といたします公共事業実施推進本部がけさほど閣議で設けられた、そういうことでございますが、特に、この景気浮揚策に対して私たちが憂うることは、いままで政府のとってきた景気浮揚策はどちらかと...全文を見る
○宮地委員 次に国債の管理政策について一言触れておきたいと思います。  国債の大量発行時代を迎えて大蔵省は国債管理政策の検討を続けておりましたが、特に都銀など金融機関に対して事実上いままで禁止していたと言われております保有国債を今後自由に売却できるように流通市場の整備を図る方針...全文を見る
○宮地委員 いまの答弁によりましても、これまでは大蔵省は国債が譲渡や担保にすることが自由な無記名債であるということもあって、表向きでは売却を禁止するような行政指導はとっていない。いまもおっしゃったのでございますが、流通市場が混乱なく拡大することは好ましいと考えているようでございま...全文を見る
○宮地委員 逆にたとえば、国債の発行規模がこのように年々増大をしております。これ以上大蔵省が自由な売却を抑えるといたしますと、日銀の買いオペだけでは結局吸収し切れない。そうなりますと、金融機関に国債が底だまりになってしまう。新しく発行する国債の完全消化が大変にむずかしくなってくる...全文を見る
○宮地委員 いまの局長のお話で、実際は自主的判断に待つということは、まあ黙認するといいますか売却を認めるといいますか、そういうことのニュアンスというふうに受け取りたいと思います。  次に進みたいと思います。今回の公定歩合の引き下げで当然クローズアップしてまいります長期金利引き下...全文を見る
○宮地委員 また最近、特に国債の引き受け手数料の問題をめぐりまして、国債引受団から、特にシ団と言うそうでございますが、このシ団として手数料を五十五銭から七十銭に上げてほしい、また証券会社の手数料を固定してほしいなどといった内容の要望書が大蔵省に提出されているわけでございます。大蔵...全文を見る
○宮地委員 よく研究をしてその辺はぜひ国民本位に調整をしていただきたい、こういうふうに思います。  次に、ポートフォリオ選択の問題でちょっと伺いたいと思います。  五十一年度中期割引国債の発行額がいまどの程度になっておられるのか、ちょっと伺いたいと思います。また、五十二年度分...全文を見る
○宮地委員 時間がありませんので、次にいきます。  当委員会でも何回か論議をしましたし、私も前回質問いたしましたが、財政収支試算の問題について少し触れたいと思います。  まず、この財政収支試算に対しまして実現が可能であると考えているのかどうか、大変に疑問に思うわけであります。...全文を見る
○宮地委員 特に私は五十三年度の税収増の実現可能性とその具体的構想について触れてみたいと思います。  五十五年度に赤字公債をゼロとするために財政収支試算は歳入面で税収の伸び率をケースAでまいりますと二七・四%という驚くべき数値を計上しております。五十三年度の税収見込み額は二十三...全文を見る
○宮地委員 最近特に大蔵省が大規模売上高税の導入を五十三年度の税制改正で検討している、こういうことが報ぜられておるわけでございますが、事実でございましょうか。
○宮地委員 続いて財政収支試算における振りかえ支出のあり方について触れておきたいと思います。歳出面では社会保障関係費を中心に振りかえ支出の伸びが年平均で一六・六%となっております。歳出全体の平均伸び率一五・九%より高くなっておるわけであります。しかし平均一六・六%の伸びは五十一年...全文を見る
○宮地委員 時間もありませんので、最後になりますが、国債費の増高による財政硬直化の深化の問題に触れておきたいと思います。  国債費の急増によりましてその他の経費、これは名目でGNPの伸び率と同率に圧縮されております。その他の項目は、いわゆる地方財政の関係費あるいは文教、科学振興...全文を見る
○宮地委員 最後に、大蔵大臣にもう一度伺いたいと思います。  今回のこの財政収支試算、先ほどから、単なる努力目標ではない、これに対しては政府として最大の力を入れて実現をしていきたい、こういうお話を伺っているわけでございますが、ただいまも主計局次長からお話がありましたように、現実...全文を見る
○宮地委員 大変お疲れのところ、続いて質問させていただきます。  先ほど来からるるお話がありました公定歩合の昨日からの一%再引き下げ、私たち国民から見まして一番心配するのは——景気を浮揚するための大義名分、これは非常に大事な問題でございます。しかし、今回は預貯金の金利引き下げと...全文を見る
○宮地委員 先ほども大蔵大臣に少し伺ったのですが、答弁がありませんでしたので、この際、総理に再び聞いておきたいと思います。  いま総理がおっしゃったように、福祉定期というものを据え置くということで年寄りなど福祉対象者には温かい手を差し伸べておる、これについては私たちも非常に好意...全文を見る
○宮地委員 期せずして総理から物価のお話が出ましたので、私も一言お話ししたいのですが、当然今回の景気対策を積極的に本日から打ち出されるわけでございます。片方ではインフレという問題は注意しなければいけないと思います。ただ国民の立場から冷静に感じますことは、相次ぐ公共料金の値上げがこ...全文を見る
○宮地委員 時間がありませんので、この際もう一つお聞きしたいと思います。  政府は、特に昨年末から国際的に盛り上がってきておりますアメリカ、日本、西ドイツによる世界景気の浮揚、そういう中でいわゆる三台の機関車論というのが最近言われておるわけであります。そういう中で、いよいよ五月...全文を見る
○宮地委員 この首脳会議において、当面いろいろ累積債務の問題、あるいは日米貿易問題など多くの重要課題があるわけでありますが、今回総理としてどういう決意で乗り込んで行こうという腹であるか伺いたいと思います。
○宮地委員 時間が来たようでありますので、最後に一問御質問をしたいと思います。  いま、当委員会においては、財政特例法をやっておるわけであります。公債と言えばやはり福田総理を国民は思い出すと思います。公債発行の火種論者と言えば福田総理であります。この福田総理の財政運営、特に政府...全文を見る
04月27日第80回国会 衆議院 大蔵委員会 第25号
議事録を見る
○宮地委員 初めに、過日公定歩合の一%引き下げを行いまして、いよいよ今度は長期の貸し出し、プライムレートが大きく問題になってきているわけでございます。  最近の報道によりますと、この二十八日には〇・八%下げて八・四%になるのではないか、このように言われておりますが、そのような方...全文を見る
○宮地委員 そうなりますと、本日夕刻ということでございますと、私たちがいま次に考えられることは、やはり現在大変にまだまだ不況が深刻でございます。そういう中におきまして、特に不況倒産ということが大変に続いているわけでございまして、本年三月には一千七百件の倒産、十九カ月間一千件を超え...全文を見る
○宮地委員 ぜひこの問題はスピーディーに、特に国民金融公庫、中小企業金融公庫などは政府みずからの手で連動させていただきたいことを強く要求または要望したいと思いますし、またさらに、最近の大き問題は、住宅ローンの問題が大きくクローズアップしているわけでございます。それに伴いまして、や...全文を見る
○宮地委員 そうすると、この問題は通産、大蔵両省で検討段階に入っていない、こういうふうに理解してよろしいのでしょうか。
○宮地委員 大変に高金利ということで、十三年ぶりに政府が検討を始めた、こういう大変なニュースが報道されておりますだけに、国民とすれば、ある意味ではやはり消費者ローンも金利の引き下げになるのではないか、こういう期待もやはりあると思います。当然産業界など反発する業界もあることは考えら...全文を見る
○宮地委員 続きまして、午前中も質問があったと聞いておりますが、銀行の週休二日制の問題につきまして、これは世界七十カ国以上ですでに実施しておる。特に国民所得が一人当たり千ドル以上の国では、わが国あるいはイスラエル、クウェートの三国になっておる。この問題を考えていく場合、何といいま...全文を見る
○宮地委員 そのように前向きに取り組んでいるということは、すなわちこれは具体的に銀行法十八条の改正について積極的に取り組んでいく、このように理解してよろしいのでしょうか。
○宮地委員 その辺の御決意について、大臣ぜひ一言お願いしたいと思います。
○宮地委員 民長の御答弁と大臣の御答弁は国民から見ますと何か少しニュアンスが違う感じがするわけですが、前向きに取り組むというふうに理解してよろしいですか。大臣一言だけ。
○宮地委員 それでは次に国有財産の問題について少し進めてまいりたいと思います。  昭和四十八年の四月二十六日に大蔵大臣は国有財産中央審議会に対しまして「主要な米軍提供財産の返還後の利用について」こういうことで諮問をしているわけでございます。この諮問したときの最大の理由と基本的な...全文を見る
○宮地委員 いわゆる在日米軍の、特に関東計画と言われますか、横田に関東の在日米軍基地を集結するという米軍の要請に基づいて、それが大きな影響を与えたのではないか、そのように私たちは理解をしているわけでございますが、そういう点については、どういうふうに考えますか。
○宮地委員 それでは、その当時の国有財産中央審議会のいわゆる委員の選出についてはどういう方法をとってきたのか。また、その当時の中央審議会委員の構成、官民の構成人員の比率、その点について御説明いただきたい。
○宮地委員 その選び方については、どういうふうにされたのか。また、いま一番重大ないわゆる国有財産の処理に当たりまして、地元といいますかその当該の市町村の代表というのは二人しかいないわけです。実際に中身を分析してまいりますと、何といっても政府の方々、いわゆる官僚と言われる方が非常に...全文を見る
○宮地委員 その点がすでに内容的に、諮問をしても諮問した機関の中身が、やはり国民的立場から見るならば公平な機関であるかどうか大変疑問を抱くような人員構成になっているわけであります。     〔山下(元)委員長代理退席、保岡委員長代理着席〕 そういう中で、五十一年六月二十一日に...全文を見る
○宮地委員 この答申に基づいて今度は大蔵省がいわゆる三分割有償の新処理基準をつくったわけでございます。その新処理基準で具体的に今度はこの利用区分の問題、処分条件がさらに煮詰まってくるわけでございますが、その点について大蔵省に対して私は最も重要な問題に疑問を持つわけであります。 ...全文を見る
○宮地委員 この附帯決議と答申の一番重要なこの問題について、大蔵省は今回新処理基準をつくるに当たって本当に真剣に責任を持って配慮したのかどうか、伺いたいと思います。
○宮地委員 それでは、特に今回の新処理基準の中におきまして、たとえば人口急増地域における小中学校の建設のための跡地利用、こういうものについては特に面積の二分の一を時価の譲渡、いままでから見ますと大変な厳しい数字を出してきたわけでありますが、この二分の一の根拠、これは何に由来してい...全文を見る
○宮地委員 そうしますと、先ほど言いましたこの附帯決議、この衆議院の大蔵委員会で、権威のある委員会でつけたこの附帯決議が形骸化されている感じがするわけであります。特に今回の新処理基準、これによってどれだけいま地元の地方自治体、これは御存じのように現在の地方財政の危機という面、ある...全文を見る
○宮地委員 それでは具体的に少しお伺いをしていきたいと思いますが、その辺の考えが、果たして現実に直面いたしますとどういうふうに形骸化されていくか、私は大変疑問に思うわけであります。  まず初めに伺いますが、所沢基地の跡地整備に関する要請が昨年の十二月二十四日、所沢基地跡地利用協...全文を見る
○宮地委員 ちょっと承知していないじゃ困るのですがね。
○宮地委員 そこがまことに、大蔵委員会における附帯決議などが形骸化されておるということだと私は言いたいのです。いま次長さん、受け取っておりませんなんてそんなことをおっしゃっていますと、これは大変な問題になると思いますよ。私のところにはちゃんとその控えがあるのですから。  もう一...全文を見る
○宮地委員 主計局に提出されておって、国有財産の自分の方にないから承知をしておりません、これは大蔵省内部としてやはり大きな反省をしなければまずいと思います。それだけ連絡がとれ合っていないということです。省内でそれだけ連絡をとり合わないで、どうして地元の地方公共団体に対して納得のい...全文を見る
○宮地委員 そこで、この要請の内容について、次長さんはいまお知りになったようで、すぐといってもわからないと思います。私がここで言いたいことは、この内容の中で、特に学校用地の無償化について要請しております。その中の二番目に「返還後の用地については、無償化処分願いたい。」これは説明い...全文を見る
○宮地委員 次長の話を聞いておりますと大変ちぐはぐなんですよ。大蔵委員会というのは国民の代表の権威のある委員会でございますから、もっと責任のある御答弁をいただきたいのです。  大臣、要するに、大蔵省が答申によって新処理基準をつくった、三分割有償方式で。そして、大臣の所管の税務署...全文を見る
○宮地委員 ちょっと質問の趣旨を大蔵大臣、履き違えているのじゃないか。私が先ほどから言っているのはそういう意味じゃない。出先といったってこれは尊重していかなければいけないですね。ともかく同じ大蔵省の中のそういう切実な声ですよ。一所沢市に起きておる問題じゃないですよ。地方公共団体ま...全文を見る
○宮地委員 肩がわりという、何か全くすりかえ的な話でございますけれども、そうなりますと、所沢市でもこの問題について、非常にかたくなにいろいろと皆さんの方にいまお話も行っていると思います。国家公務員の皆さんのお子様、そういう方も通学する学校でございます。このまま硬直状態でいきますと...全文を見る
○宮地委員 それは大変な誤解であろうと思います。十分納得ということは、新処理基準の適用を受けるという考えに所沢市はあるということですか。そのようにあなたは理解しているのですか。
○宮地委員 そこに大変大きな問題があるわけでございまして、そういうようないまお話しの中身はいわゆる新処理基準ということでございます。そういう方式でありますと、今度は大変な財政負担になるわけですね。その財政負担に結局たえ切れないで、それでは各省庁の皆さんに応分の負担をしていただこう...全文を見る
○宮地委員 運輸省はちゃんと承知しておる、あなたの方は承知しておらないでわからない、先ほどから大変に不勉強というのか、余りにもずさんな姿勢であろう、私は大いに反省をしていただきたいと思います。  時間がありませんので次に参りますが、いわゆるジョンソン基地と言われております入間、...全文を見る
○宮地委員 管理委託、これについて委託だけさして、後は、今度は返還となるとまた新処理基準で適用、このように考えておるわけですか。
○宮地委員 ここは財政的な面を見ましても、約二十一万九千平米、時価で換算しますと約百億円と言われているのですね。これは公園としても二分の一で時価有償、五十億。狭山市の財政規模を見ましても半分近くが充当されてしまう、こういう大変な事態であります。そういう点から見ても、ただ事務的に返...全文を見る
○宮地委員 外務省と防衛施設庁にちょっと伺いたいと思います。  所沢基地のいわゆる道路の問題について、やはり所沢市の都市計画の中で、並木通り一号線、二号線、これを結ぶ道路としてまだ未返還の米軍基地内を通るわけでございます。これの使用についてあるいは返還要求について今後どのように...全文を見る
○宮地委員 ぜひこれは前向きに、返還がむずかしければ、たとえば使用の問題などについてよく地元と相談して取り組んでいただきたい、こう思います。  いままでいろいろとお話ししてきましたけれども、ここで大臣に一言お伺いしたいわけでございます。  言うならば事務レベルですから、現在大...全文を見る
○宮地委員 御指摘の点といえばこのいわゆる三分割有償方式、この問題は国民の現実のいわゆるなまの声というもの、これを生かして対応していくだけの柔軟な姿勢がこの問題についてあるのかないのか、もうこれ以上絶対引かないというものなのか、もっと事情を調査する、あるいは事情にかんがみて、白紙...全文を見る
○宮地委員 終わります。
05月19日第80回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第14号
議事録を見る
○宮地委員 参考人の皆さんには大変にお忙しい中、国会にまでお出かけいただきまして御苦労さまでございます。  時間が限られておりますので、一、二御質問をしたいと思います。  最初に堺参考人でございますが、先ほどの御説明の中で、被害者がマルチによりまして二百万人おられる。そのうち...全文を見る
○宮地委員 被害者として、たとえば経過の中でいろいろとやりとりがあったと思いますね。その中で、たとえば私の方で、こんなばかげたやりとりが本当にあったのだろうかという資料があるわけです。たとえば、先ほど内村証人と弁護人の間で、未成年者の問題とか、あるいは資格の問題でネコの問題である...全文を見る
○宮地委員 ただいまるるお話がありましたけれども、きょうは消費者保護行政のトップであります大臣もお見えでございます。大臣から答弁をいただくに当たりまして、大臣の見解として私、伺いたいのですが、いわゆるマルチの大手でありますベストライン・プロダクツあるいはライフ社、こういうものが訪...全文を見る
○宮地委員 そこで、先ほどからいろいろ論議を呼んでいるわけですが、何といっても、一つは、できるだけ早い機会にこういう被害を防止する、これにはやはり何らかの手を打たなければいけない。一つは、新規立法の検討とか、また経済企画庁としてすぐできる問題は、国民生活センターを利用いたしまして...全文を見る
○宮地委員 ここで通産省に一言お伺いしたいわけであります。  だんだんこういうような時代背景でございますから、マルチにいたしましても、あるいはネズミ講にいたしましても、先ほどはからずも参考人の中からペストとか、いろいろ病源菌の名前が出たわけであります。抵抗力がだんだん強くなって...全文を見る
○宮地委員 昨年、一部のネズミ講が米国のロサンゼルスに上陸を試みたそうでございますが、正常経済妨害罪というアメリカの法律にひっかかりまして成功しなかったという事例があるようでございます。こういう法律について研究をされておるのかどうか。また、日本の現在の法律でこのような法律と対応で...全文を見る
○宮地委員 最後に、時間がありませんので、これは大臣に伺いたいと思うのでございますが、昨年の十一月に、当時の三木総理が議長になりまして消費者会議を開きまして、ネズミ講を規制していこう、特に本年度中に消費者保護行政の目玉にしていくべきではないか、こういうことで発足をしたようでござい...全文を見る
05月20日第80回国会 衆議院 大蔵委員会金融機関の週休二日制に関する小委員会 第1号
議事録を見る
○宮地小委員 村本参考人には、大変御多忙の中、当委員会にお越しいただきまして、御苦労さまでございます。  先ほど来から週休二日制の完全実施ということでるる議論があったと思うのでございますが、私は基本に戻して少しお伺いをしていきたいと思います。  全銀協といたしましてもあるいは...全文を見る
○宮地小委員 私は、その責任についてどのように感じておられるかという基本的姿勢といいますか、いまの御答弁のニュアンスからすれば、相当深刻に責任は感じておられるものと受けとめたいのでありますが、ただ、今回一度だけでないわけですね、この問題は。前にも、昭和四十八年の二月十三日の閣議に...全文を見る
○宮地小委員 大蔵省としては、端的に言って十八条の改正に最大の努力をするということが、やはり大蔵省に与えられた一つの責任であろうと思うのですね。そういう意味から見まして、先ほどからも議論の中で出ましたけれども、結論としてお話がありまして、私は確認したいのですけれども、金融制度調査...全文を見る
○宮地小委員 そこで、社会的コンセンサスづくりということでございますが、村本参考人に伺いますけれども、現場の当局として、これはやはり一番消費者の皆さんの接点を預かっておる銀行協会でありますから、具体的にいままで消費者団体、中小企業団体に対してどのような働きかけ、またアプローチとい...全文を見る
○宮地小委員 銀行の店頭にポスターを張ったり、手形の決済日を土曜日を外すとか、そういう御努力は、銀行内部でできる努力は非常にやっておる、こういうことに対して私たちも敬意は表したいと思うのです。しかし、本気になってこの問題に取り組むのであれば、やはりもう一歩踏込みんで、主婦連だとか...全文を見る
○宮地小委員 いままでにどの程度コンセンサスづくりに協会として御努力されてきたのか、それを少し伺いたいと思います。  さらに、国税庁などに税務の納税問題などの手続の問題など、そういうことで関係省庁にも要請をした、このように私たちは聞いておるわけでございますが、そういう事実はある...全文を見る
○宮地小委員 私の方の資料などによりますと、各官庁に対して土曜日の各種収納業務の削減あるいは国税の納期期限、これが土曜日に当たるときには翌週の月曜日に納期限を延長する措置など、こういうことを全銀協としては要請しておる、こういうふうに私たちは伺っておるわけです。先ほどちょっと——ま...全文を見る
○宮地小委員 そういう趣旨で大蔵省なり国税庁に要請をしておる。要請をされた大蔵省なり国税庁の皆さんの方は、このような要請に対して現在どのように検討されておりますか、伺いたいと思います。
○宮地小委員 全銀協の皆さんについては、国民の接点におりますだけに、ぜひ積極的な根回しといいますか、コンセンサスづくりにもつと踏み込んで御努力をしていただきたい。このことを私は強くお願いしたいと思うのです。また、法律改正となれば、どうしてもこれは大蔵省が動きませんと、行政府と言っ...全文を見る
○宮地小委員 この問題が大変にむずかしいことは私たちも十分理解ができます。ただ、先ほどからお話が出ておりますように、私はやはり大臣の国会における発言の重み、これは尊重していかなくてはならない、立法府における発言が軽んじられていくようであっては秩序もないと思います。そういう意味で、...全文を見る
05月24日第80回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第15号
議事録を見る
○宮地委員 本日は、先ほどから魚価対策についての集中審議をやっているわけでございますが、国民の一人として、何となくらちのあかないといいますか、歯に物の詰まったような思いで私も午前中から伺っておりました。私はこの際、この問題について基本に返って関係当局に質問していきたいと思います。...全文を見る
○宮地委員 そこで、きょうは水産庁など関係当局の皆さんが来ているわけでございますが、この魚転がしあるいは魚隠し、この国民的な大きな社会問題になっている魚価対策、いろいろと政府としても努力、調査、行政指導をしてきたと思いますが、まず水産庁、経企庁、その両庁から、どうか国民の皆さんに...全文を見る
○宮地委員 御努力に対しては大変に敬意を表するわけでございます。しかしながら、先ほども大臣から、必ずしも買占め売惜しみ防止法の発動をいま適用するときではないという御答弁がありました。しかしながら、いままでの発言をいろいろ聞いておりますと、異常な高値である、最善の策を講じていきたい...全文を見る
○宮地委員 需給バランス、需給バランスということがどうも大義名分になっているようでございますけれども、それでは水産庁と経企庁、現在の時点における需給バランスはどういうふうになっているのですか。これは納得のいくように数字の上でちょっとお示しいただきたい。  それと、大臣にぜひ聞い...全文を見る
○宮地委員 私たちが行ったら値が下がったという、先ほど言った宮城県の実態について、どういうふうに感じますか。
○宮地委員 そこで、水産庁にちょっと伺いたいのですけれども、三月十六日に水産庁長官名で「すけとうだら及びこれを原料とする製品の価格安定について」、こういうことで通達を出したわけですね。その中で、前半は確かにあなた方が言っているように、たとえばスケトウダラについては「大豆粕等の価格...全文を見る
○宮地委員 要すに、あなた方はずるいのですよ。需給のバランスだとか魚の不漁、二百海里、いろいろ理由づけをしておきながら、やはり需給実勢を反映していないのではないかという懸念、あるいは投機に対する懸念、こういうものについてはやはりどこかにあるのではないかという疑問を持っていると思う...全文を見る
○宮地委員 時間がありませんので、最後にサケのことで少し伺ってみたいと思うのです。  サケの価格構成はどのようにして決められるのか、伺いたいと思います。
○宮地委員 昨年のシロザケの最終建て値はキロ当たりどのくらいまで暴落したのですか。
○宮地委員 それがいま東京都の中央卸売市場ではどのくらいで出回っているのですか。
○宮地委員 私の調べたところによりますと、キロ当たり昨年のシロザケが八百七十円前後、現在、北海物ですけれども、高値のときが二千三百九十円ぐらい、安値で千四百四十円ぐらいと聞いておるわけです。そうしますと、安値の段階でも約六百円違う、高値の段階だと千五百円ぐらい違いますな。これはど...全文を見る
○宮地委員 先ほどから約五十分にわたって質問してきたわけですが、大臣に最後に聞きたいと思うのです。  いずれにしても、いまのサケの問題にしても、高値から安値に至る間千五百円から五百円の差がある。これもいろいろ調査してまいりますと、建て値プラスアルファ、そのプラスアルファの中にや...全文を見る
○宮地委員 終わります。
10月18日第82回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会連鎖販売・ネズミ講等調査小委員会 第1号
議事録を見る
○宮地小委員 本日はマルチ、ネズミを中心として集中的に小委員会で行っているわけでございますが、特に午前、午後とわたって行われてまいりまして、私たち国会議員として、また国民の一人として、特に私は、当委員会が調査いたしました今回のネズミ講の最たるものである天下一家の会・第一相研につき...全文を見る
○宮地小委員 大変その点が、まず基本的問題として、行政当局の姿勢といいますか、このいわゆる国民に多くの被害者を出しておるネズミ講に対する取り組みの姿勢が、私は問題ではないかと思います。天下一家の会・第一相研は、ネズミ講の業務をしておる、午前中経企庁の局長さんがおっしゃいました。法...全文を見る
○宮地小委員 では具体的にこの問題について、聞くところによりますと、さかのぼって認可をしてもらえないか、こういうような話をすでに天下一家の会・第一相研が行っておる、こういうことについて、断じてそういうようなことはさせないように強く行政指導していく、そういう考えが厚生省はありますか...全文を見る
○宮地小委員 さらに法務省におきましても、これは登記上のミスという事務的な問題だけでは済まされないと私は思います。それは商業登記、不動産登記、人の足りない中にいろいろ仕事はたくさんある。それは理解はできますけれども、事この問題については、社会的にこれだけ大きな問題になっているわけ...全文を見る
○宮地小委員 さらに経済企画庁におきましても、消費者保護という立場からも、きょうのこういう論議の中で天下一家の会・第一相研のずさんな一面というものが理解できたと思うのです。そういう中から、特に皆さんの方としては、国民生活センターなどを通じて、テレビ、ラジオ、週刊誌などを通じて非常...全文を見る
○宮地小委員 ネズミ講といいましてもいろいろ形態なり種類なり数もたくさんあるというお話でございますが、天下一家の会・第一相研についてはそういう状況でございますので、関係当局が厳重に監視とまた強い行政指導のもとに努力をしていただきたいと思います。  まだそのほかにもいろいろ新手の...全文を見る
○宮地小委員 そういう二十四の組織、また、マルチ乗り合い、混合という形態があるそうでございますが、マルチについては、通産省を中心に訪問販売等に関する法律に基づいていま努力していると聞いておりますので、この後に質問したいと思いますが、そういう組織について、経済企画庁とよく連絡をとっ...全文を見る
○宮地小委員 マルチなんかの場合には、商政課が通産省の中にあって、担当の方も二人くらいで専門できちっとやられて、商政課の課員十一人の方がダイレクトメールみたいに受け付けて、電話応対をする、こういう努力をマルチなどはされていますね。ネズミについて、いま経企庁として具体的なそういう動...全文を見る
○宮地小委員 その点、今後経企庁内部で、担当の係官あるいは係長さんぐらい置いて、積極的にこの情報の収集、調査、また国民に対する公表、PRというようなものを行っていくことをぜひ検討していただきたい。まず新規立法に向かって努力する、これはある意味では大変むずかしい問題でございます。し...全文を見る
○宮地小委員 特に組織の公表についてはいかがでしょう。
○宮地小委員 特にマルチは通産省が二十二社公表したということで非常に大きな反響を呼んでいるとも聞いております。そういう一つの実例もあるわけでございますので、このネズミについても、二十四組織警察庁で掌握しているそうでございますが、その内容、規模的な問題、どういう方法でやっておるか、...全文を見る
○宮地小委員 現在、さらに第二弾の公表ということで二十九社の掌握をされておると聞いておるわけでございますが、その第二弾公表は大体時期的にいつごろになるか、お伺いしたいと思います。
○宮地小委員 特にこの実情調査の内容などにつきまして、通産省は関係省庁あるいは経済団体、中小企業団体などと非常に連携をとりながら、このマルチの防止に努めている、こういうふうに聞いておりますが、具体的にどういうように連携をとり、どういう団体と連絡をとり合って努力をしておられるのか伺...全文を見る
○宮地小委員 特に最近マルチの被害者が内容的には若い学生さんが非常に多い、こういうふうにも私たちは聞いているわけでございます。そういう中から、文部省大学当局としても、いま御説明のとおり約九百八十の学校に通知などされていると思いますが、特に大学生、それから高等学校ですね、この辺を注...全文を見る
○宮地小委員 さらに、最近マルチ業者の中にやみ送金があったということで、某銀行の行員が逮捕されるというような事件も耳にしておるわけでございます。大蔵省として、外為管理上やはりマルチ商法との関係においてこれは注意しなければならない、こういうふうに思うわけです。そういう点について、現...全文を見る
○宮地小委員 また特に公正取引委員会に伺いたいのですが、このマルチに対しての誇大広告あるいは不当表示、こういうものでいままでに摘発の実例、また今後の対策についてどのように努力されておるのか、伺いたいと思います。
○宮地小委員 最近エフ・エム・シーなどが摘発をされておりますが、警察庁として、いままで摘発の実態、取り締まりの状況、この辺について説明をいただきたいと思います。
○宮地小委員 各所管の省庁の皆さんにいま伺ったわけでございますが、特にマルチにつきまして通産省としてはいろいろ努力をされておると思いますが、特に売り込みの状況の中で、会場あっせんということで非常に通産当局としても悩んでいるようでございます。りっぱなホテルを使ったりりっぱな公民館を...全文を見る
○宮地小委員 要するに訪問販売等に関する法律の不当な勧誘の禁止という十二条、これが私は、このマルチに対する一番の決め手にしていかなくてはならない、そういう方向づけというものをつくっていかなければならないと思います。そういう点で、特にこの連鎖販売取引における書面の交付という十五条で...全文を見る
○宮地小委員 きょうは警察庁の柳館保安課長が見えているわけでございます。あなたは「マルチ商法の実態と問題点」というので、過日朝日新聞の「論壇」にお書きになりました。私も読ましていただきまして非常に敬意を表しているわけでございますが、その中であなたがいみじくも「被害を防ぐため国民の...全文を見る
10月25日第82回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
議事録を見る
○宮地委員 最初に、今回の産業投資特別会計の問題に触れたいと思います。  今回、この産業投資特別会計からの受け入れ額が千五十八億円、特に輸銀、開銀、北東公庫、この三機関に限ったわけでございますが、他の政府系金融機関においても、やはり公定歩合の引き下げなどによりまして、当然その利...全文を見る
○宮地委員 元来この産業投資特別会計の設立の目的、これを見ますと、わが国の「経済の再建、産業の開発及び貿易の振興のために国の財政資金をもつて投資を行う」と、こういうふうになっているわけでございますが、今回は急場しのぎということで、財源の捻出の苦しみの中からつくり出してきた、こうい...全文を見る
○宮地委員 そうなりますと、今回の補正予算はいわゆる不況打開のための補正措置である。昨日参議院を通過したわけでございますが、その内容はやはり一般会計よりも財投が中心になっておる。そして、その財投中心、約二兆円という公共投資を中心にして、一般会計では、いま申し上げましたような産業投...全文を見る
○宮地委員 いわゆる補正予算通過後のこれからの景気が果たして回復するのかどうか、これがこれからの経済運営の最も重要な点であると同時に、国民の目から見ましても私は最大の課題であろうと思います。そういう中において、今回の補正が通過はいたしましたが、この補正が組まれた当初は、円の対ドル...全文を見る
○宮地委員 いまそういうことについてはわれわれも承知をしているわけでございます。問題は、補正を組んだ当初よりいわゆる十円近い円高基調、また新しいOPECの一五%値上げなどという、この円高、OPEC値上げ、こういう新しい経済のデフレ効果的な要素が高まりつつある今日、このまま果たして...全文を見る
○宮地委員 その見きわめる時期は大体どの程度に置いておりますか。
○宮地委員 その辺が国民的感情との非常なギャップであろうと私は思います。この年末を控えまして、中小企業の倒産も続出してくるでありましょうし、また、構造不況業種などによる四百万の勤労者の中からの失業者も出てくるおそれもあるわけであります。むしろ年内にそういう新しい追加的な景気対策、...全文を見る
○宮地委員 であるならば、最大の問題は、大蔵大臣も今国会における財政演説の中で、「昭和五十三年度予算編成に当たっては、歳出面において、いわゆるスクラップ・アンド・ビルドの原則を徹底し、既定経費について全面的に洗い直すとともに、施策の優先順位の厳しい選択を行う必要がある」このように...全文を見る
○宮地委員 冷や汗かきながらやったということでございますが、決意だけじゃこれはもう問題にならない。当面来年度予算については緊急的重大な課題であります。特に国債依存率三〇%という節度ある財政運営の壁、またいま申し上げましたような補助金の見直し、片一方にはやはり大きな問題として行政改...全文を見る
○宮地委員 さらに大蔵大臣は財政演説の中で、この歳入面についても、税制調査会の中期税制の答申を踏まえながら、全体的な財政経済政策の一環として、昭和五十三年度においてとるべき税制上の方策について十分検討してまいりたい、こう述べておるわけでございますが、特に今回、税調の一般消費税、こ...全文を見る
○宮地委員 まず公平な税制、これをやりたい、こういうふうに私はいま理解いたしました。ですから、来年度予算の歳入面については、わかりやすく国民に言うなら、不公正税制にまずメスを入れる、ここから今後の中期税制について十分検討していきたい、そういうふうにいま理解したいと思います。  ...全文を見る
○宮地委員 その背景には財源という問題などを考えているのではないかと思うのです。これはやはり物の順序がありまして、一つは先ほど言っておりますように、私たちが何度も大蔵委員会で言っておりますように、行政改革、あるいは補助金の見直し、あるいは歳入面の不公平税制、こういう一つの段階とい...全文を見る
○宮地委員 時間がありませんので、ここで最近の経済情勢の中で非常に重要な問題について私から何点か御質問しますので、大臣から御答弁をいただきたいと思います。  一つは、先ほど申し上げましたように、来年度の予算編成の中において所得減税、この問題についてどういうお考えを持っておるか、...全文を見る
○宮地委員 どうもありがとうございました。
11月11日第82回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会連鎖販売・ネズミ講等調査小委員会 第2号
議事録を見る
○宮地小委員 先ほど来、今回の天下一家の会につきまして、種々前進したお話になったわけでございますが、特に「財団法人肥後厚生会の実態及び今後の措置等について」、こういうことで、五十二年十月三十一日厚生省社会局から調査の結果並びに今後の措置につきまして報告をいただいたわけでございます...全文を見る
○宮地小委員 先ほど法務省よりいわゆる職権抹消、こういうことが答弁されたわけでございますが、特にこの中でそういう職権抹消という新たな段階に入ってまいるわけでございますが、第二項に、「熊本県知事の認可を受けていない名称変更等の無効な変更登記の抹消」、あるいはいま申し上げました「民法...全文を見る
○宮地小委員 先ほどから経企庁の国民生活局長はそこにいらっしゃいまして、なかなかお暇そうでございますので、ぜひ消費者保護という立場から、先ほど来の当委員会における論議を種々聞いておりまして、大変矛盾した、また正直者がばかを見る、また法律の網をくぐってうまく泳いでいる者が利益を得て...全文を見る
○宮地小委員 最近、特に新手のネズミの手入れが出てきておるわけでございます。何といっても、ネズミ講の元凶といいますか、最大のネズミ講の典型的なものが財団法人天下一家の会でございます。しかし、財団法人天下一家の会は、現在の出資法に照らしてみると、やり方が巧妙であるがゆえにどうも実際...全文を見る
○宮地小委員 ともあれ、この財団法人天下一家の会が法的に大変でたらめな経緯をもって構成されてきた、こういうことが当委員会を通じて明白になってきたわけでございます。厚生省の報告によりましても、本当に見れば見るほど憤りを覚える経過でございます。いわゆる二十一年六月十日に健軍保育園事業...全文を見る
11月15日第82回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第5号
議事録を見る
○宮地委員 初めに、現在国民の中で重大な問題となっております義務教育の教科書無償化の廃止の問題につきまして、最近大蔵省が財政制度審議会に来年度から実施をしたいという意向でその諮問を行った、このように聞いているわけでございますが、その根拠につきまして大蔵省から伺いたいと思います。
○宮地委員 いわゆる財政問題が逼迫しているから、この教科書の無償化を廃止する。私は、大蔵当局としては余りにも軽率ではないかと思う。大蔵委員会でも再三この財政問題については、私も大蔵委員の一人として、今後の財政収支の見通しの問題、歳入歳出のいわゆる洗い直しの問題、根本的な日本財政に...全文を見る
○宮地委員 大蔵省に確認をいたしますが、ただいま文部省当局からは、大事にこの無償化の制度を育てていきたい、また、過日も海部文部大臣からもそのようなお話もございました。先ほどは、文部省との合意を取りつけてから、こういうようなニュアンスのお話でございますが、今後この問題について検討を...全文を見る
○宮地委員 そこでこの問題について経済企画庁長官に伺いたいと思います。  倉成経済企画庁長官は現在の福田内閣における財政経済運営のかなめの人であるとも言われておりますし、国民もそのように理解をしていると思います。そういうお立場から、今回大蔵省が、財政が窮迫をしているからという理...全文を見る
○宮地委員 正式に承っておらないから論評を差し控える、これでは福田内閣の経済をリードする立場にある長官としてはまことに残念な答弁であります。  御承知のように、いま国民の父兄負担は、幼児教育から義務教育に至るまで年々物すごい増大をしております。立場をかえて見れば、これは大きな意...全文を見る
○宮地委員 私の趣旨がちょっとまだ大臣の心にすぱっと入ってないようですけれども、論評しろということは私は言ってない。これだけの重大問題でございますから、当然坊大蔵大臣としても自分単独ではこの問題は決断できないと思います。逆に、福田内閣の閣議などにおいてもこういう問題がもしも論議さ...全文を見る
○宮地委員 国民の納得いく形の上において処理したい、この中身は教育を重要視する、こういうことでありますから、大蔵省の今回の措置についてはできるだけ撤回をし、国民の期待に沿う方向で、納得のいく形で、今後大臣としても閣内で検討をしていただきたい。また、そのようにしていただけるものと信...全文を見る
○宮地委員 ただいま通産省から御報告のとおり、この円高の折に輸入品がなぜ安くならないのだろうか、円高差益を還元せよ、こういう国民の声は日増しに高まっております。さらに、さきに円高の集中審議が行われました。しかし、明くる日の朝刊を見ますと、ほとんどの新聞が、内容が乏しい、政府には対...全文を見る
○宮地委員 そこで私は、きょうは具体的にコーヒーの問題について伺いたいと思っております。  御承知のように、最近コーヒー豆の国際相場が大変に下落傾向にございます。さらに、円高により相当な差益も出ていると言われております。コーヒーの国際相場については、一九七五年の七月にブラジルで...全文を見る
○宮地委員 時間がありませんので、関係者は簡潔に明確にお答えをいただきたい、このようにお願いします。  そこで、私は具体的にコーヒーのうちレギュラーコーヒーについて最初にお伺いを進めていきたいと思います。  レギュラーコーヒーの場合には、言うならば、輸入商社が海外で買い付け、...全文を見る
○宮地委員 このいわゆる広報誌の内容は、私は概括的には正しい数字ではないかと思います。  そこで、脱穀業者のコーヒー豆現地売り渡し価格千三百三十五円、こうなっておりますが、問題はこの中身であります。要するに、輸入業者というのは、海外に行って、たとえばブラジルならブラジルの現地に...全文を見る
○宮地委員 そこに私はまず第一の問題、穴があると思うのです。いわゆる輸入商社の場合には海外に農園を持っていたり海外法人を持っておる。そして自分の仲間と買い付けをして帰ってくる。また、自分の農園から持ってくる。ところが、国際相場が変動したからという理由で、国内に来るとその価格がそれ...全文を見る
○宮地委員 農林省も、海外の実情は掌握しておりません。公取も、港に入ってきた輸入業者の横の関係についてのカルテル行為などについてもわかりません。そして、さらにいま問題とされることは、それでは入ってきてから今度は輸入業者が生豆問屋に豆を卸します。このときにも、商社が買い付けてから日...全文を見る
○宮地委員 コーヒーの豆の問題一つを見ましても、国際相場が下落をし、円高基調が強くなり、当然、国民、消費者のコーヒーの値段は安くなるのではないか、こういう国民の期待。通産省が輸入品目を指定して調べれば、流通機構に問題がある。それでは、流通機構に問題があるならといろいろ調べて、今度...全文を見る
○宮地委員 先ほどの国民からの疑惑に対して、公取委員長は、両方とも調査をしてないと不十分な答弁でございますが、今後の御決意はいかがでございましょうか。
○宮地委員 先ほどから大臣も、不公正な競争、自由な競争を堅持することができない場合にはということを再三おっしゃっております。  私は、ここで一つ事例をぜひ皆さんにお知らせをしたいと思う。  その前に、私は農林省に伺いたい。インスタント業界の国内生産と国内シェアの状況を説明して...全文を見る
○宮地委員 国内生産の、重立った業界のその内訳を言ってください。
○宮地委員 二万二千トンでしょう。だからその中身を言ってください。
○宮地委員 大変歯切れの悪い御答弁です。要するに、わが国における国内のインスタントの消費需要は約二万六千トン、そのうち輸入は約四千トン、国内生産が約二万二千トン。その二万二千トンのうち大手業者が二つある。いまおっしゃいましたネッスル日本とゼネラルフーヅ。このお互いの業者の生産トン...全文を見る
○宮地委員 その二つの業者の一般消費家庭に売られております主なブランド、銘柄をおっしゃってください。
○宮地委員 いまおっしゃったいわゆるネッスル日本のたとえばネスカフェあるいはゼネラルフーヅのマクスウエル、これは代表的な、われわれがスーパーや小売、デパートで買う製品であります。このインスタントコーヒーの販売が、実は最近消費者への販売合戦の目玉商品となったり、あるいはコーヒー祭り...全文を見る
○宮地委員 私は、ここでいま農林省のおっしゃったいわゆる製品について、一消費者の立場からいろいろと、小売段階でどの程度で売られているのだろうか、こういうことで、同じ製品を買ってまいりました。たとえば、いまおっしゃったゼネラルフーヅ、国内シェア約二〇%、この会社が売っておりますマク...全文を見る
○宮地委員 時間が参りましたので、本日はこれで終わりにしたいと思いますが、どうか、国民の素朴な疑問、コーヒーは苦い、なぜ国際相場が下がっていながら下がらないのだろう、円高になっていながら、為替差益でもうけていながら下がらないのだろう、こういう国民の偽らざる素朴なその疑問に対して、...全文を見る
11月17日第82回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第6号
議事録を見る
○宮地委員 ことしもいよいよ年末まであと一カ月余を残すだけになりましたが、国民生活を取り巻く経済環境は一向に好転を見せず、むしろ悪化の一途をたどるばかりであります。すなわち、石油危機を契機に起こった深刻な不況とインフレ、物価高、こういうものは、いまもって高い失業率、雇用不安、二け...全文を見る
○宮地委員 通産省にお伺いしますが、家庭用の灯油については、消費者などから値下げ要求が出ておりますが、これから年末年始にかけて、価格や供給についてどのように見られておるのか伺いたいと思います。——ただいま年末年始の物価対策について関係省庁からお伺いをしていたところでございます。そ...全文を見る
○宮地委員 さらに、家庭用のプロパンガスにつきましては、メーカーの出荷価格が値下がりをしてきているようでございますが、今後の見通しについてお伺いしたいと思います。
○宮地委員 ただいま年末年始の物価対策の特に重要な生活必需品について、農林省、そして通産省に今後の動向について伺ったわけでございます。  ここで経済企画庁長官にお伺いしたいのでございますが、物価はまだ依然として預金金利を上回り高水準にあります。特に年末年始は需要が集中的に起こる...全文を見る
○宮地委員 昨年は、年末年始における物価対策については、十一月の三十日に物価担当官会議を行いまして、ただいま長官のおっしゃいましたように、四つの柱を中心に検討が加えられ、国民に発表されたわけであります。その第一が生活必需物質の供給確保、第二が生活必需物資の輸送対策、第三が需給価格...全文を見る
○宮地委員 そこで、最近、特に国民の間で大きな問題になっております小麦粉への米粉混入の問題について、二、三食糧庁に伺いたいと思います。  この問題は、国民の嗜好、いわゆる食生活の構造の流れを変えるということで、非常にいま消費団体などから多くの批判が出ているわけでございますが、こ...全文を見る
○宮地委員 この問題につきましては、ただいまお話がありましたように、古来伝承のめん類の味をまず低下させる。ひいては、それはいわゆる消費の減退を来たし、米粉の小麦粉への混入という問題は、これは非常に簡単に解決をしない問題であろうと思います。その点について、技術的な側面からも慎重に配...全文を見る
○宮地委員 業界の方々にお会いしていろいろ聞いてみますと、どうも農林省の今回のこの措置が非常にごり押し的であるということが非常に言われております。小麦の輸入については、当委員会においても再三円高問題で論議されましたけれども、昨年度も国際市場の価格の低落など、また円高という問題で、...全文を見る
○宮地委員 倉成経企庁長官に、この問題について一言御見解を伺いたいわけでございますが、いわゆる消費者の立場からは、やはり混入をいたしますと質の面でまた技術の面で非常に落ちる、現段階においては確かなるその保証はない、こういうことで、消費団体もいまこの問題については非常に反対をしてい...全文を見る
○宮地委員 ただいまの長官のお話を聞いていますと、支持をするということで、何か認めるような御発言でございます。食糧政策としては、米などの放出についてどういうふうにするかということについては十分検討しなくてはならない。しかし、日本の特有のこのめん類の質が落ちる、そのためにやはり消費...全文を見る
○宮地委員 次に、私は、物価のこれからの見通し、それから来年度の経済見通しなどについて少し経企庁から伺いたいと思います。  昨日は、経済企画庁長官も同席されていたと聞いておりますが、いわゆる財界、労働界で構成する産業労働懇話会において、福田総理が、政府目標七・七%の上昇率を下方...全文を見る
○宮地委員 実質的には消費者物価も安定をしております。そういうことからしても、この問題についてはやはり下方修正する意向に踏み切ったという感じで受け取りたいと思います。  そこで、そうなりますと、五十三年度の経済見通しは、いまの段階ではなかなかむずかしいとは思いますが、そろそろそ...全文を見る
○宮地委員 大蔵省も来年度の財政ということでいろいろと歳入歳出の洗い直しを始めているわけでございますが、本日のマスコミの報ずるところによりますと、酒税三〇%の値上げあるいはたばこ二〇%の値上げ、いわゆる財源確保の上から大蔵省がそういうことの検討に入ったという話も聞いているわけでご...全文を見る
○宮地委員 特に来年度の経済見通しについては、いまは計量的には言う段階ではない、これは十分理解できます。しかし、現在の不況、また円高によるデフレ効果の浸透、こういう問題を考えてまいりましたときに、どうしても来年の予算は景気刺激型にしていかなくてはならないのではないか、こういうのが...全文を見る
○宮地委員 そこで、この年末を控えてもう一つの大きな問題は、私は中小企業の年末倒産の問題ではないかと思います。すでに本年に入りまして中小企業の倒産は、十月までに一万五千二百六件、昨年の一年間分ぐらいの倒産が続いておりますし、予想によりますと一万八千五百件ぐらいになるのではないか、...全文を見る
○宮地委員 最近の倒産の疾風といいますか倒産旋風といいますか、やはり一段と強まってきております。特に負債額が大型化してきている。これも大きな特徴であろうと私は思います。五十二年の大型倒産でも、帝国興信所の調べによりましても、一月から十月まで負債八十億円以上というのが約三十社ござい...全文を見る
○宮地委員 「一ドル二四〇円レートならカラーTV除き全滅」というようなショッキングなデータが、実は本日の日経新聞の緊急調査で発表になっているわけでございます。これによりますと、六十品目の調査の中で、「すでに大半の商品が出血輸出を強いられ、その赤字幅は急速に拡大している。当面値上げ...全文を見る
○宮地委員 最後に、本来これは逓信委員会で郵政大臣のいるときにお伺いしたいのでございますが、最近、国民生活の中でいわゆる違法行為がまかり通っている、法の秩序がどうも守られていない、こういう声が非常にございますし、コーヒーを飲んだり、また、サラリーマンの皆さんがお疲れで帰りに飲食を...全文を見る
○宮地委員 要するに、この問題については非常に郵政省が弱腰である、こういう国民の批判が非常に強いわけであります。ただいまの御答弁をいただきましても、建設省は告発をすると断言をしております。あなたはやはりあいまいな答弁に終わっております。時間もありませんから結論だけで結構でございま...全文を見る
○宮地委員 同じような方向ということは、告発を郵政省もする、このように私は理解をし、この問題は国会におきましても衆参両院で再三取り上げられた問題であり、遅々としてこの解決を見ないというのが国民の大方の批判でございます。国民の声の中には、このいわゆる音楽放送事業を行っている連盟と協...全文を見る