宮地正介

みやちしょうすけ



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開催日 会議名 発言
02月08日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第3号
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○宮地委員 ただいま議題になっております決算調整資金に関する法律案、これは大変にわが国にとりまして、財政の健全なる運営という立場、また日本経済の運営という、まことに表裏一体の重要な関係にあるとともに、今日の経済のいわゆる悪化、また将来への経済の展望、こういう面から考えまして、私は...全文を見る
○宮地委員 その辺の論議につきましては、予算委員会等で十分にされておりますので、特に焦点をしぼりまして簡単にお答えいただきたいのでございますが、そのような当初の経済見通しを下方修正しなくてはならない、この問題につきまして、一つはやはり経済運営の失政に対する責任、これをどの程度深刻...全文を見る
○宮地委員 あと後者、要するに租税収入のそういう財政的欠陥にまで影響を与えているその責任。いまの問題も責任について一言言ってください。
○宮地委員 残念に思ったとか、対外的な要因に押しつけるようで、謙虚な反省と責任がもっとあっていいのではないかと私は思うのです。どうもいまの答弁は、他に責任を転嫁するような逃げ腰な経済企画庁としての姿勢、態度で、そういう面に誠実さが余りないんじゃないか、私はこういう気がするわけであ...全文を見る
○宮地委員 どうも歯切れの悪い答弁であろうと私は思うのです。先ほどからお話ししていますように、これは財政運営の健全化という問題あるいは見方によっては御存じのように、財政法を本質から形骸化するかもしれないという懸念の非常にある法案であります。  御存じのように財政法というのは、昭...全文を見る
○宮地委員 財政法の諸原則をまげないでと言っておりますが、現実にいわゆる赤字決算というものを認めないという大原則で第四条が運営されてきた。今度はこの新規立法によってそれができるようにしよう。昨日の当委員会においてのお話によれば、むしろ六条段階によってその補完的な制度というものをつ...全文を見る
○宮地委員 こういう制度しか対応できないということに私はひっかかりがある。たとえば一つの議論として、逆にこういう新規立法をつくらないで、財政法の一部の改正をするという方法もないだろうかという論議もあるわけです。そういう点についてはどういうふうにお考えですか。
○宮地委員 それでは、主税局長さんにお伺いしますが、昭和四十九年、このときの財政見積もりに対して、決算の処理をどのように行ったのか、どうか具体的にわかりやすく、財政見積もり額、そして決算の当初はどうなっている、それを種々政令改正などしてどういうふうにした、わかりやすく具体的に御説...全文を見る
○宮地委員 もう少しわかりやすく国会答弁してもらいたいのですよ。  要するに、簡単に言いますと、当初の税収見積もりが十三兆七千六百二十億円、補正後の予算で十五兆三千七百四十億円になった。そして決算においては推測で七千七百十一億円の赤になった。この赤を処理するのに、一つはいわゆる...全文を見る
○宮地委員 そういうように初めから、過去にこういう大変な状況で赤字決算をするような事態になったのだ、日銀からも運用したり、いろいろ政令変更して努力したのだ、今回もうそういう手口がありません、だから何とかこういうことでいろいろ議論して、財政法の一部改正を検討したかどうかわかりません...全文を見る
○宮地委員 特則というまことに頭のいいというかずるいというか、大変巧妙な新語を出していただいたわけでございますが、要するに私が言いたいことは、財政運営の健全化ということで、財政法の一部改正をするという議論や、あるいは新規立法をつくるという議論や、あるいはこの国債整理基金特別会計法...全文を見る
○宮地委員 では、なぜこれは恒久法にしたのか、いわゆる時限立法だってある意味ではいいんではないか。この間の財政収支試算によって、たとえば五十七年に赤字公債をゼロにするというなら、せめてその程度の期限で切るとか、なぜ恒久法にしたのか。それ自体がいわゆる財政の、皆さんのよくやる手です...全文を見る
○宮地委員 大蔵大臣、いままでこういろいろ論議をしてまいりまして、やはりこれは大臣が財政の放漫化防止あるいは財政運営の健全化のために、この法案に対しても何らかの大臣としての歯どめ的見解を伺いたいと思うのです。それをやっておきませんと、これは将来に問題を残すと私は思うのです。そうい...全文を見る
○宮地委員 いわゆる元金を入れるところは国会なんですよ。入っちゃったら、後の管理から運営は今度は大蔵省が現実にやるわけです。結果に対する国会云々というのはありますけれども、その一番の大事な運営管理のそういう面においては、いうなら今度はチェックが遠くなるわけです。細部にわたる細則は...全文を見る
○宮地委員 そこで、時間もありませんので、主税局長にお伺いしたいのですが、当面する五十二年度の一−三月、この見積もりは、第二次補正後で約十七兆千三百四十億、こういうふうになっておるわけでございますが、今後その差が約五兆二千二十一億、こういう数字を私たちは資料でいただいておるわけで...全文を見る
○宮地委員 大倉主税局長は勘が鋭いから当たると思うのですが、問題は、五十三年度のいわゆる国税収納金、この改正によって二兆円というのを五十三年度に回してやるというのを見込んでおるわけですね。まずこの二兆円と積算した根拠、これを御説明いただきたい。  一年後の積算の根拠は一応明確に...全文を見る
○宮地委員 長嶋の動物勘じゃないですが、余り勘、勘と言いますと、勘がはやり出すと大変なことになりますので、余り軽率に私たちは勘というものは容認できないと思うのです。  そこで問題は、税収見積もりという問題のいわゆる責任の問題ですね。これは非常に予測しがたいいろいろと経済的な変動...全文を見る
○宮地委員 当然のことであるということでございますが、私は時間が参りましたので終わりますけれども、今日の経済の情勢を見てまいりましたときに、財政運営の健全化また財政民主主義というこの基本の考え方、こういうものはますます厳格にしていくことが、経済の運営に対する国民の負託にこたえる道...全文を見る
02月16日第84回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○宮地委員 初めに、本日正午、日中長期貿易取り決めが北京で正式調印されました。この問題につきまして、今後政府といたしましてどのように取り組んでいくか、通産大臣にお伺いしたいと思います。
○宮地委員 また昨日、福田総理は、日本記者クラブにおきまして五十四年度の経済見通し、これにつきまして、七%に近い六%台の成長と、大変に強気の発言をされております。五十三年度の七%成長につきましても、国民の間では大変に危惧をされているわけでございますが、この段階においてこの強気の発...全文を見る
○宮地委員 ただいまの問題につきまして、基本的にいわゆる七%に近い経済成長ということを総理が御発言になったということは、五十三、五十四年に当たりまして、やはり相当な強い景気刺激策といいますか、そういう路線の延長線上に立った経済運営が今後政府で行われる、このように解したいのでござい...全文を見る
○宮地委員 そこで私は、本日の本題に移りたいと思います。  最近、建設資材の値上がりが大変急速に高まってきているわけでございます。特にセメント、生コン、小形棒といった製品につきましては、通産省からいただいた価格動向のデータによりましても、セメントにおきましては、いわゆる標準でご...全文を見る
○宮地委員 さらに、建設大臣にお伺いしたいのですが、五十三年度におきましては住宅建設を四十五尺住宅、道路を中心にいたしまして、今後の公共事業が刺激をするように、その一番重要なかなめにあるわけでございますが、このような建設資材の高騰が、たとえば住宅建設を促進するといいましても、セメ...全文を見る
○宮地委員 ただいま経企庁長官も、便乗値上げにならないように注意をしたい、建設大臣も、監視をしていくために通産省と業界の行政などにつきましてできるだけ連携をとっていきたい、またお願いをしていきたい、こういう発言がありました。  そこで、公取委員長に伺いますが、たとえばこの建設資...全文を見る
○宮地委員 そこで、私は具体的にこの問題について、少し関係当局にお伺いをしてまいりたいと思います。  まず第一に、セメントの業界につきましては、いま大手業者が二十二社あると言われております。昨年通産省は不況カルテルを、六月から十二月まで延長を含めまして二回行いました。第一回は五...全文を見る
○宮地委員 十二月末の在庫見通しにつきましては、公取が二百万トンと踏んでいたわけじゃないですか。それが百六十二万トンにいわゆる実績が落ちたということは、これは完全に需給の見通しの誤りじゃないですか。あなたはその一番大事なことを隠していま言わなかったじゃないですか。私は、公取の認可...全文を見る
○宮地委員 通産省には若干反省の色がありますけれども、公取に再度お伺いします。  二百万トンの見通しに対して百六十二万トンに終わった、この需給見通しの誤りを認めますか。
○宮地委員 傾向としてといいますか、要するに第二回目の不況カルテルについては、今後不況カルテルを組んでいく場合にも大きな反省材料にしてもらいたいと私は思います。また現実に若干の当局の甘さがあったと私は思います。  そこで具体的に、現在生コンの工業組合というのが全国に三十九団体ご...全文を見る
○宮地委員 私は、なぜ愛知と大阪、当時は滋賀も出ていたようでございますが、そちらを留保して関東を認可したのか、これが一つです。大臣は早合点しましてその先をまた言ってくれました。二月二十八日付で関東については調整事業を打ち切る、これは重大な発言だと私は思います。それは結構でございま...全文を見る
○宮地委員 次に大きな重要な問題は、ここで大臣の御発言によりまして関東中央生コン工業組合におきましては二月末で一応打ち切る、中小企業団体法に基づく調整規程がここで取り除かれます。しかし、三月一日から依然として協同組合法は生きているわけでございます。いわゆる関東中央生コン工業組合の...全文を見る
○宮地委員 公正取引委員長はどういうお考えでしょうか。
○宮地委員 私は、いまの独禁法第二十四条のただし書きをどうか厳重に公取はチェックをして監視をしていただきたいし、またそのような不当な価格の値上げあるいは不公正な取引がないように、通産大臣もぜひ業界を行政指導していただきたいと思うのです。  そこで、なぜ私が、こんなに心配するかと...全文を見る
○宮地委員 いまの件について、私の言った数字を挙げたこの件、具体的な問題なんだ。そんな一般論を聞いているのじゃないですよ。
○宮地委員 この問題は実は非常に大事な問題。それはなぜかといいますと、一つは、将来の値上がりを見込んで、その値上がっていたところで利益が出たら、その段階で三年間でその分はお返ししなさいという意味が含まれているということが一つ。  もう一つは、いわゆる旧契約をしている業者とは一体...全文を見る
○宮地委員 私はもう一つの例を申し上げておきたいと思うのです。それは、いわゆる共販価格の設定に対しまして、昨年の夏から異常なといいますか、速いテンポで生コンが値上がりをしてまいりました。八千円台からいま一万円台に上がってきている。それに対しまして、中小の建設業者から見るとこれはた...全文を見る
○宮地委員 私は第二のテーマを抱えておりますので、この問題につきましては終わりにしたいと思いますが、ただいまの論議を通じまして、一つは大手メーカーに組んだあの不況カルテル、これは甘さがあったと私は思う。いまたがの締められている調整規程、特に関東中央生コン工業組合は二月末で打ち切る...全文を見る
○宮地委員 いま建設大臣からはからずも、適正価格を超えて行き過ぎになっているのではないかというお話がございました。  最後に、経企庁長官にお伺いします。  先ほども御答弁になりましたが、便乗値上げがないように注意したい。しかし、現実に引き金になって、このように二次製品に大きな...全文を見る
○宮地委員 大蔵大臣にお伺いします。  あなたは公共事業の推進本部長であります。公共事業推進本部長として、公共事業の推進の裏といいますか、その足を引っ張るようなこういう建築資材の高騰をどのようにお考えになるか、お伺いしたい。
○宮地委員 ただいま同僚の近江委員からも激励の言葉が飛んがおりますが、政府としてぜひこの問題について、先ほども申し上げましたように、十分な対応策をしていただきたい、このことを要望する次第でございます。  時間の関係上、第二の問題に移らせていただきたいと思います。  国民生活を...全文を見る
○宮地委員 言うならば、空港やあるいは港で、食品衛生監視員事務所というところでいわゆる抜き取りということでチェックしているようでございます。抜き取りで実際どの程度チェックができるのだろうか、これは大きな問題であろうと思います。検査を要するものとなれば、国立衛生試験所に持っていって...全文を見る
○宮地委員 簡単に言えば相手方次第ということでございます。食肉や生鮮魚介類については、どうも抜き取りチェックがポイントである、あとは相手方の衛生証明書、これに頼る以外にない、これがいわゆる厚生省のお話であります。これはまことに監視体制が甘いと私は思います。  それでは、時間があ...全文を見る
○宮地委員 特に抗生物質の検出についてはどのようになっておりますか。
○宮地委員 病畜にはしばしば含まれていることがありますと、つかんでおりますか。
○宮地委員 そこが問題なんです。都道府県にやらすだけやらせておいて、国はその報告もとっていない。これは行政の怠慢じゃないのですか。抗生物質が食品衛生法で第七条、何と書いてあるか、読んでくださいよ。何と書いてある。
○宮地委員 非常にこれは、厚生大臣として問題であろうと思う。すでに英国のいわゆるスワンレポートにおいてさえ、抗生物質が畜産物の中に残留物質として残った場合どういう影響が出るか、もしそういうような肉を国民が食したとしたらどうなるか、抗生物質の耐性といって、たとえばわれわれがかぜのと...全文を見る
○宮地委員 ここに一枚の写真があるのです。厚生大臣、こういう写真がある。この写真は、厚生省が各都道府県に検査の方法などを教えて、都道府県が検査をしたデータ、これは抗生物質残留の検査です。これは大臣わかりますか。時間がありませんから私がやりますけれども、これは五十三年一月二十四日、...全文を見る
○宮地委員 では、私が具体的にそういう問題を調べたが、あなた方は知っているかどうか、私は確認しますよ。  一つは、これは名古屋市です。名古屋市の食肉衛生検査所が四十九年十一月から五十二年の四月に牛と豚について検査をした。検査頭数が、牛は五十一頭、そのうち陽性が十三、陰性が三十八...全文を見る
○宮地委員 要するに把握をしてない。これがいまの実態なんですよ。  経企庁長官、消費者保護という立場から、この点についてどうお考えになりますか。
○宮地委員 そこで問題は、農林大臣に伺いたいと思う。では、こういうような残留が出てくるその原因はどこにあるか、ここが問題なんです。えさ法という飼料安全法あるいは獣医師法に基づいて、薬事法に基づいて、御存じのとおり要指示薬、この指示書が薬のメーカーやディーラーやあるいは農業団体など...全文を見る
○宮地委員 時間がありませんから、この問題について、国民の間に薬づけ畜産などという物騒な話が出ないように、その原因者であり、またその行政の立場にある農林大臣の誠意ある答弁を伺いたいと思います。
○宮地委員 厚生大臣、検査について大臣の見解を伺いたいと思います。
○宮地委員 この問題は大変重大な問題であろうと思います。どうか厚生省、農林省、また消費者保護の立場にある経企庁、密接な政府内の連携のもとに、国民の生命を守る立場からも、本当に健康にして安全に生活できるよう最大の配慮を要望いたしまして、本日の質問を終わります。
02月28日第84回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第3号
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○宮地委員 午前中にも若干論議を呼んでおりましたが、最近の建設資材の高騰につきまして、特に、さきの予算委員会におきまして、二月十六日に生コン、セメントなどの最近の異常な値上がりについて政府の対応策を伺ったわけでございますが、当日、特に建設大臣から、いわゆる最近の建設資材の高騰につ...全文を見る
○宮地委員 公取委員長としては当日は、特にセメント業界に対する不況カルテルの第二次認可については需給の見通しに若干の甘さがあった、また通産大臣といたしましても同様な感触の答弁があったわけでございます。  そこで、私は、当日建設大臣から、異常な建設資材の高値が今後も続き、適正価格...全文を見る
○宮地委員 公取委員長としては、現在の建設資材の、特に生コン、セメント、小形棒などの価格の動向について、繰り返してこの委員会においても御答弁いただきたいと思います。
○宮地委員 ただいまも公取委員長からお話がありましたように、関東中央生コン工業組合につきましては本日付で打ち切り、いよいよあすからは協同組合法にのっとって、生コン業界がいわゆる不況カルテルに近い数量制限などをやっていくわけでございますが、さきの委員会でも御答弁いただいたように、通...全文を見る
○宮地委員 ただいま長官もお話しございましたが、私は特に今回の価格動向調査を見さしていただきまして、いろいろ問題の提起があったと思います。  第一点として私が特に疑問に思いますことは、水産物につきまして、魚転がしで魚価をつり上げただけでなく、今度は円高差益もがっちりふところに入...全文を見る
○宮地委員 要するにマグロについての流通経路は、すでに御存じのとおりいわゆる輸入業者、そして卸売の荷受け会社、仲卸の仲買、小売、消費者、大ざっぱに言いましてこういう流通経路があるわけでございます。何かいま伺っていますと、水産庁にいたしましても経企庁にいたしましても、小売業者が高値...全文を見る
○宮地委員 いみじくもあなたがおっしゃったように、今回の経企庁のいわゆる輸入品の価格動向調査に限って、これがあなたの答弁のみそなんですよ。しかしマグロの小売価格の問題を云々するときには、あくまで動向調査というものはそれを一つのきっかけとして、実際の本体はどこにあるのかを調査し、メ...全文を見る
○宮地委員 経企庁としてその点についてどういうふうにお考えでしょう。
○宮地委員 いまのマグロは輸入が大体三割ぐらいと言われているわけですね。たとえばエビなどについては、国内の需要量の約七〇%以上が輸入なんです。ですから本来国内の価格の相場を動かす大きな要因になってしかるべきだ。しかし、そういうような状態でありながら、輸入価格、卸売価格が下がってい...全文を見る
○宮地委員 今回の調査を通じまして、もう一つの大きな疑問といいますか、国民の抱いている不安といいますか、そういう問題について私はお伺いしたいと思うのですが、流通マージンが考えられないぐらい異常な額になっている製品があるわけでございます。  たとえばイタリア製のハンドバッグなどに...全文を見る
○宮地委員 私は、今回の経済企画庁の発表しましたこの価格調査というものには大変な御努力もありましたし、またそれに対する成果について、私は一応の評価をしたいと思うのです。ただ、このデータをもとにして今後経企庁が、いわゆる主管官庁といたしまして、関係省庁に対して流通機構の改善の問題、...全文を見る
○宮地委員 ぜひ経企庁はこのデータを生かして、今後の物価対策の貴重な資料としていただきたいことを要望したいと思います。  次に私は、特に私たちの身近な牛乳の問題について、この三月中旬ごろから二百cc入りが四円ぐらい値上がりをするのではないか、こういうことがマスコミで報道されてい...全文を見る
○宮地委員 ただいま立法措置についても十分いろいろ検討しているということでございますが、加工原料乳については、御承知のように原料乳不足払い暫定措置法というのが適用されて、いわゆる不足払いが国の保証でなされているわけでございます。そういう点についても、いわゆる飲用向け原料乳、これは...全文を見る
○宮地委員 最後に、どうか乳価交渉については何らかの改善策を早急に検討していただきたいと思います。出荷ストなどといったようなことで消費者に大変な御迷惑にならないように特にお願いをしたい、この問題を要望いたします。  時間が参りましたので終わりますが、地価対策あるいは食品衛生問題...全文を見る
03月02日第84回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第4号
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○宮地分科員 私は、本日は埼玉県の所沢米軍基地並びに入間航空基地を中心といたしまして、防衛庁並びに関係省庁に質問をしてまいりたいと思います。限られた時間でございますので、どうか簡単にして明瞭な、国民にわかりやすい御答弁を最初にお願いをしたいと思います。  まず私は、いわゆる所沢...全文を見る
○宮地分科員 そこで、いま私は確認したいのですが、いわゆる維持管理イーズメントについては、本年度中に建設されますいわゆる百十五メーターの高さのマイクロウエーブの鉄塔が完成すれば間もなく返還はされる、しかし高度規制のイーズメントエリアについては、規制緩和ということで交渉する、この可...全文を見る
○宮地分科員 そこで、OTHレーダーが撤去された後、現在木柱六本一組のディスコンアンテナ並びに四本のビームアンテナ、これが存在をしております。まずこの機能と役割りを簡明に説明していただきたい。並びに、現在入間の航空基地内に残存しております米軍の通信基地を、この所沢米軍基地にいわゆ...全文を見る
○宮地分科員 そこで、いわゆるジョンソン基地内に残存している未返還となっております米一九五六群通信施設の集約がこの所沢のマイクロウエーブ鉄塔になるならば、その返還はいつごろになるのですか。
○宮地分科員 そこで、現在のこの三種類のアンテナは全くOTHレーダーの機能はとまっておる、単なるいわゆる米軍機の誘導のための送信の通信施設並びに横田の通信連絡の施設である、このように断定してよろしいでしょうか。
○宮地分科員 そういう意味におきまして、特に地元市民の皆さんは、ただいまの御答弁で、いわゆるOTH機能は完全に停止をしておる、作動されてない、こういうことでひとまず安心をされると思います。しかし、ここで一つの大きな問題があります。それは、所沢の基地にOTHレーダーが設置をされる場...全文を見る
○宮地分科員 私はこれが問題であろうと思います。OTHレーダーが日本の国の所沢、そして沖繩の泡瀬、北海道千歳に設置されるときもその電波の周波数も出力も明らかにされないで、日米合同委員会にもかけられない。私はこの日米合同委員会というのは、少なくとも日米安保条約第六条の精神にのっとっ...全文を見る
○宮地分科員 防衛庁長官、政府閣僚の一人として、このOTHレーダーというのは最初に申し上げたとおり、米本土のいわゆる核戦略の防衛のためにつくられた監視装置であります。その重大な任務を負った監視装置が日本の国に設置されるに当たって、その監視装置が使う周波数なり出力について当然郵政省...全文を見る
○宮地分科員 外務大臣がいませんからこれ以上追及ができませんが、事は防衛庁には全く関係ない問題ではないわけです。どうか長官、本日の議論をぜひ政府部内において十分検討されるように要望したいと思いますが、検討する用意があるか、それを伺いたいと思います。
○宮地分科員 次に、防衛医大の問題についてお伺いいたします。  現在、防衛医大の建物によるいわゆる電波障害が大変大きな問題として、また大変な公害問題として所沢市民に不安を与えておりますが、これに対して防衛庁は現在どのように検討されて対策を打っておるか。
○宮地分科員 特に反射障害につきまして、大体いつごろをめどに対策を講じられるのか。  また、最近、所沢の基地内におきましては、高層ビルによりまして、いわゆる建物による電波障害ですが、これについては防衛庁の対応策が政府関係の建物の中でも非常におくれておる、こういう厳しい批判も住民...全文を見る
○宮地分科員 次に、ジョンソン基地問題につきまして若干お伺いしたいと思います。  まず、ジョンソン基地の騒音コンターにつきまして、現在の騒音コンターはC1ジェットが六機のときの基準で作成されたと言われております。しかし、現在は二十二機にC1ジェットがふえておりまして、人口急増の...全文を見る
○宮地分科員 騒音コンターは、飛行機がふえているわけでございますから、拡大の方向で見直しをするのが当然と思いますが、いかがでしょう。
○宮地分科員 そういういいかげんな答弁は私は困ります。C1ジェットが六機で、それがいま二十二機だ。今後、いわゆる防衛二法の通過によりまして配備転換で、それでも最低十機になる。当然騒音の範囲というものはふえているわけでありますから、拡大の方向になるのがあたりまえであります。そういう...全文を見る
○宮地分科員 さらにこのジョンソン基地の問題につきまして、最近入間市並びに狭山市におきまして市議会においても決議がなされまして、南北縦貫道路のいわゆる暫定使用ができないか、こういうことで大蔵省、防衛庁に要請をしているわけでございます。また、ジョンソン家族住宅地区の返還跡地の暫定管...全文を見る
○宮地分科員 この南北縦貫道路について防衛庁の考えをまず伺い、最後に防衛庁長官に伺います。いわゆるこの入間航空基地は都心四十キロ圏のところにございます。最近は東京都のベッドタウンといたしまして大変人口の急増の激しいところでございます。こういうようないわゆる市街化の地域の中に航空基...全文を見る
03月08日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号
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○宮地委員 参考人の方々におかれましては、大変に御多忙の中お越しをいただきまして、貴重な陳述をいただきまして、初めに厚く感謝を申し上げたいと思います。  私に与えられた時間も限られておりますので、税制調査会会長並びに井手参考人を中心といたしまして、若干の質問をさしていただきたい...全文を見る
○宮地委員 小倉参考人にお伺いをしたいと思います。     〔委員長退席、綿貫委員長代理着席〕  最初に、今回いわゆる所得税減税を見送った、これについては先ほどの陳述の中で、財政事情ということをおっしゃっておりましたが、現実に五十三年度で所得税減税を見送るということは、国民の...全文を見る
○宮地委員 時間が参りましたので、私は最後に一問だけお伺いしたいのですが、要するに、ただいまのお話を伺っていましても、国民にいわゆるがまんを強いる、さらに今後については増税キャンペーンのどうも柱に一般消費税を考えているような発言に私はとれたわけでございますが、いま大方の国民の皆様...全文を見る
03月17日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
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○宮地委員 最近の円の急騰に関しまして、先ほど来から総理は、本質的にはドル安であるということでございますが、昨日大蔵省が発表いたしました二月の国際収支、これは経常収支で十九億一千五百万ドルの黒字となっております。史上最高となっております。この結果、昨年四月からことし二月までの経常...全文を見る
○宮地委員 基本的にドル安で、ドルの問題である、アメリカに責任があると言うだけでは済まされないと私は思うのであります。  特に五月三日には日米首脳会談が予定されているようでございますが、この日米首脳会談において、福田・カーター会談において、総理としてどの程度このドル安問題につい...全文を見る
○宮地委員 内容については明らかにすることはできないでありましょうが、しかし、相当な決意を持ってこのドル安に対する問題についてカーター大統領に臨む、そういう決意を持っておられるのかどうか、その点について伺いたいと思います。
○宮地委員 さらに先日、いわゆる経済閣僚会議でドル減らし対策として、特にエアバスの導入問題が検討されて、大枠で推進をされるようになっておるわけでございますが、この問題について最近、リース会社構想というものが浮かび上がってきているわけでございますが、総理としてこの問題をどのようにお...全文を見る
○宮地委員 それは総理、ちょっとおかしいと思うのです。三月十一日の国際収支対策に関する関係閣僚会議の第二項目で明確に、「航空機の輸入について、緊急外貨貸し制度の活用を含め、リース方式による発展途上国等への航空機を貸与する事業の具体化を検討する。このため、関係各省間で速やかに検討体...全文を見る
○宮地委員 この問題については政府部内におきましても、いろいろ関係省庁間においてまだ異論があるようでございます。特に外務省、通産省あたりは積極的にこの問題の推進にあるようでございますが、これは今後に大変大きな問題を残しております。そういう点から運輸省などにおいても、この問題につい...全文を見る
○宮地委員 まだ接触をしておらない、こういうことでいま答弁がありましたけれども、私たちが調べたところによりますと、現実的にはすでに某商社なり某銀行が発展途上国などにおいてリサーチをしておる、これが実態でありますし、通産省としてもこの問題については大方の構想をどうするかということも...全文を見る
○宮地委員 きょうは時間がありませんから、こちらから少しお話をしたいと思いますが、最近のマスコミあるいはいろいろお話の伝わるところによりますと、すでにEC諸国のエアラインの方々が、特にECのエアバスと言われるA300につきまして、すでにわが国の航空会社に売り込みに来ておる。すでに...全文を見る
○宮地委員 私は、いわゆるドル減らしということが、それが結果的にそういうような大変国益に反すること、あるいは国民に疑惑を与えるような方向には絶対に持っていってはならない、そのための歯どめとして私は、十分政府は研究もし、またそれだけの強い決意でこの問題には臨んでいただきたい、こうい...全文を見る
○宮地委員 終わります。
03月31日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
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○宮地委員 このたびの酒税法及び清酒製造業の安定に関する特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、私はまず前段の酒税法についてお尋ねいたします。  財政運営上の立場から、この酒税の収入というものの位置づけについても、いままでも種々論議を呼んでおりますけれども、新たな低経済成...全文を見る
○宮地委員 大蔵大臣は、酒税は財政物資であると言われるのでございますが、国税収入に対する割合から見ましても、そのウエートは四十五年当時の七・九から五十二年においては六・一と、年々比率が下がってきているわけでございます。また、対間接税等の収入の比率を見ましても、四十五年の二三・二%...全文を見る
○宮地委員 むしろ酒というのは、大蔵省の財源の一つの柱というか、そういう基本的考え方の中に財政物資というものにいつまでもこだわっているよりも、もっと平たく、国民生活の中に溶け込んでいるこの酒という問題について、大蔵省も頭の切りかえをして、もっともっと生活の必需物資なんだという考え...全文を見る
○宮地委員 その辺のいわゆる感覚のずれが、やはり庶民大衆と大蔵当局との間に非常に大きなギャップがあるのではないか、私はこういう感じがするわけであります。特にこの酒税の引き上げということになりますと、結果的に庶民に対する国民生活への影響、これは無視できない重大な問題であろうと私は考...全文を見る
○宮地委員 この点についても、〇・一の消費者物価の引き上げなんだから、いわゆる国民への影響は少ないのじゃないか、あるいはいまお話しのように、百三十円ということで非常に微少ではないか、こういう感じを受けますけれども、実際に生活実感からとらえるこの問題は、私は影響は非常に大きいと思う...全文を見る
○宮地委員 そこのところが非常に盲点になっているわけです。じゃたとえば料飲食店のそういう価格についての影響の実態調査、五十一年の一月に値上げをしたときにどういうふうに影響したか、経済企画庁でも厚生省でも結構です。把握されておりますか。
○宮地委員 要するに私の言いたいことは、大蔵省の酒税に対する引き上げの感覚と、庶民大衆が受ける実際の生活実感との間に大変なずれがある。そのずれというものが、庶民大衆の行くいわゆる憩いといいますか、ストレス解消といいますか、中小的な酒場において、現実問題として一本のビールの値段、一...全文を見る
○宮地委員 いわゆる財政物資という考え方の中で、生活必需物資ということを十分踏まえてこの問題について取り組んでいる、こういうふうに理解してよろしいでしょうか。
○宮地委員 時間がありませんから、その問題は後ほどまた進めたいと思います。  最近、特に円高の急騰によりまして、いわゆる輸入の洋酒などこういう酒類の為替差益をもっと消費者に還元すべきである、こういう声も大変に大きいわけでございます。過日経企庁といたしましては、輸入製品の第二次追...全文を見る
○宮地委員 この円高の急騰による為替差益の消費者還元に伴い、一つは、ウイスキーの製品などそのものずばりの還元の問題、もう一つは、原料輸入による為替差益でビール業界などは決算も非常に好決算ということも聞いております。こういうことになりますと、やはり国民の目から見ますと、製品あるいは...全文を見る
○宮地委員 国税庁の答弁がちょっとすれ違いになっていますが、私の言ったことは、いわゆる円高というこの新しい経済情勢の中において、製品の輸入あるいは原料の輸入というものが業界に対して価格の面あるいは経営の面で相当な一つの安定と言いますか、抑制する、そういう働きの条件ができておるけれ...全文を見る
○宮地委員 もっとシビアにこの問題についても、円高というこういう経済環境をよく見ながら、国民生活によい影響といいますか、安い酒が少しでも親しまれるようにできるそういう条件があれば、そういう条件に対しては積極的に業界に対しては働きかけをするべきであると私は思います。  また、今回...全文を見る
○宮地委員 特に清酒の製造業の業界においても、ある意味では自由競争という原理の中において、弱肉強食の経済論理というものが働いているのではないか。特に中小零細の清酒製造業においては、いま大変な経営的なピンチに立っているということも訴えられておりますし、特に清酒というものは日本古来の...全文を見る
○宮地委員 特にいわゆるおけ売りと言われるやり方ですね、これについては結果的には両面あると思います。一面は、やはり大手の清酒製造業者に吸収されるという面、もう一面は、これがなければやっていけないというようなそういう話も聞いているわけでございますが、国民、消費者という立場から考えま...全文を見る
○宮地委員 どうかそういう両面があるわけでございますが、やはり正しく消費者行政、また国民が飲めるように、その配慮は関係省庁でもしていただきたいと思います。  特に中小の清酒業界に対して、たとえば政府が政府買い入れ米のいわゆる放出につきまして、五十一年の一月の値上げ、ちょうどその...全文を見る
○宮地委員 そういう面で食糧庁は、自主流通米との絡み合いの中で非常に苦しいながらも、政府買い入れ米というものを何とか供給して、業界の、特に中小零細のクラスに対して配慮をしていただきたい、その点についてもきめ細かい行政指導をやはりしていただきたい、このことを要望したいと思います。 ...全文を見る
○宮地委員 本来、消費税というのは中立、公正に課せられるべきである。ところが、伸長度の高いものに重課することは、逆に差別的な消費の抑制であり、あるいは産業政策的課税ないし企業課税的色彩がきわめて強いものではないか、こういうような考え方もあるわけであります。逆にそれは消費者の自由選...全文を見る
○宮地委員 企業の生命を抹殺する、そこまでは大げさなあれでありますけれども、少なくとも自由経済の社会において、企業意欲を損ねるようなそういう点については、やはり十分配慮はしなくてはならない、こういうふうに思うわけでございます。  次に私は、関税の問題について少しお伺いしたいと思...全文を見る
○宮地委員 個々については要旨をお話ししておきませんでしたから資料がないのかもしれませんで、漠然とした話でございますが、いずれにしても、こういうドル減らしという大きな課題に取り組んだ関税の問題でありますので、また、今回のこういう業界に対する一つの影響が国民生活への影響に連動するよ...全文を見る
○宮地委員 最後に大蔵大臣に伺いたいわけでございますが、約一時間にわたっていろいろ議論してきたわけでございます。やはり酒税の引き上げという問題については、先ほどから主税局長とすれ違いでありますけれども、財政、財政ということで突っぱねておりますが、私は率直に言って酒というものは、飲...全文を見る
○宮地委員 それでは終わります。
04月04日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第20号
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○宮地委員 参考人の方々には、お忙しい中、昼食時からがんばっていただきまして、大変御苦労さまでございます。  私は初めに、最近の株の過熱問題につきまして、少しお伺いをしたいと思います。  特に最近の株高現象は、過剰流動性相場と言われておりますが、この実態についてまずどのように...全文を見る
○宮地委員 今回のこの株高現象につきまして、特に昨年の十月ごろから日銀が外為市場に介入をいたしまして、すでに百億ドル前後のドルを買った、こう言われておるわけです。このドル買い、円売りによりまして、民間に流れた資金が約二兆円といま言われております。そういうようなことから、特に短資流...全文を見る
○宮地委員 そうした中で、特に大蔵省あるいは東証理事長のお話の中にもございましたが、この過熱化の中に少し不健全な行為があった、こういうことで昨日も続いて警告をした、こういうふうに言われておるわけでございますが、実際問題、この警告につきましても、余り市場に対する影響がないのではない...全文を見る
○宮地委員 その点については、どうか今後に十分に効果のある警告をしていただきたい、このように要望したいと思います。  問題は、これだけの株価の高騰によりまして、後に来る反動の問題であります。これについて特に大蔵省といたしまして、この株高の反動の準備体制を固める必要性についてどう...全文を見る
○宮地委員 次に、円建て外債の問題について少し触れてみたいと思います。  政府は、国際収支の黒字減らし策を一段と強化せざるを得ない状態になっていることは、周知のとおりでございます。特に大蔵省は、黒字減らしに効果のある円建て外債の発行を促進するため、発行条件の弾力化を引受証券会社...全文を見る
○宮地委員 特に円建て外債の価格表示制度の問題については、いまどういうふうに検討されておりますか。
○宮地委員 特にこの円建て外債の発行について、先ほども少しお話が出ましたが、ディスクロージャーの問題、企業内容の開示の制度、これが諸外国に比べて厳し過ぎるということ、この問題について、制度改善をどのようにいま大蔵省として検討されているか。また、実際業界としてはこの問題について、先...全文を見る
○宮地委員 証券局長からは、具体的に今後どのように進めていくかという話がまだないわけでございますが、あなたがいまおっしゃったたとえば事業年度終了後三カ月以内に有価証券報告書を提出する、こういう問題については、たとえば六カ月ぐらいにする、こういう方向で検討しているのかどうか。あるい...全文を見る
○宮地委員 要するに、ドル減らしという日本の国家的な大きな問題をも抱えておるだけに、この点については慎重にしてまた勇気ある御検討をぜひ御要望したい、こういうふうに思うわけでございます。  時間も来ておりますので、次に新中期国債の問題などに触れてまいりたいと思います。  大量の...全文を見る
○宮地委員 そうしますと、マスコミなどが報道している、たとえば新中期国債の問題などについて五十四年度あたりからという話は、全く省内では検討していない、こういうふうに考えてよろしいのですか。
○宮地委員 ぜひこの問題についても、慎重に御検討いただくと同時に、一つの時代の要請というものを考えて前向きに検討していただきたいと要望する次第でございます。  最後に、先ほどの陳述の中で特に谷村参考人から、上場会社の廃止などについて陳述があったわけでございますが、残念なことに上...全文を見る
○宮地委員 終わります。
04月05日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第21号
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○宮地委員 私は公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました酒税法及び清酒製造業の安定に関する特別措置法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。  反対する理由の第一は、酒税の引き上げが当面する最大の政治課題である景気浮揚策に逆行することであります...全文を見る
04月11日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第23号
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○宮地委員 今回の各種手数料等の改定に関する問題につきまして、初めに、各種手数料の引き上げに対するところの基本的な考え方につきまして、費用負担の適正化あるいは財源措置、こういうふうに言われているわけでございますが、それでは、この費用負担の適正化と申しますと、具体的にどの程度の額あ...全文を見る
○宮地委員 特にいわゆる行政コストと政策コスト、この問題については、具体的に国民生活への影響などを勘案いたしましてどのように配慮されてきたのか、伺いたいと思います。
○宮地委員 逆に行政コスト以上のものが特許法、実用新案、意匠、商標などがあるようでございますが、これについてはどうしてこういうふうに考えたのですか。
○宮地委員 具体的に、たとえば麻薬取扱者の免許手数料、これの現行単価と、いわゆる今回の改正された単価の積算の根拠、これを少し御説明いただきたいと思います。
○宮地委員 特に人件費の算出の基礎のやり方が、現行単価と今回の改定単価の間に非常に方程式が違っておるわけですが、なぜこういうふうに変えたのですか。
○宮地委員 非常に説明が不誠実といいますか、当委員会の委員からもいま、わからぬという声が出ておりますけれども、本当にわからぬと思います。  具体的に現行単価の人件費の算出について、まず、三十八年度の五等級の平均給与五十九万七千四百七十円を適用して、一年間の実働日数二百八十八日で...全文を見る
○宮地委員 今回の改正単価のやり方を、いま私が申し上げたようなやり方ではじいて計算をなぜやらなかったのか。今回は逆に、先ほどお話があったように、最終的には一件当たりの時間数などをはじいてやっておる。なぜこの算出の根拠の方程式を変えたのか、ここを聞いておるのです。  まず人件費に...全文を見る
○宮地委員 現員現給で今回はやった、前回は違っていた、この点についてもう少し国民にわかりやすく、なぜそういうふうに変えてきたのか伺いたいと思います。
○宮地委員 そこが私は非常に言いたいところなんです。言うなれば、前回の単価の人件費の算出の仕方というのは非常にラフであった、前回と同じようなやり方をすれば、今回の改定単価は実際にもっと高くなる、そういう面で今回きめ細かくやった、これについては私も非常に賛意は表するわけでございます...全文を見る
○宮地委員 少なくとも国民の皆さんにいわゆる費用弁償ということで、また、今回の皆さんの提案理由の中にも費用負担の適正化、こういうことで言っておるわけでございますから、国の財政のあるいは歳入の責任を持つ大蔵省が、やはりこの基本の積算の算出のやり方、また手数料の引き上げを行う前提条件...全文を見る
○宮地委員 特に細かいことでございますが、今回、郵政省の所管でいわゆる放送事業者が、辺地の難視聴解消に現在積極的に取り組んでいるわけでございますが、実態は特に山谷の間に入ったそういう難視聴に対する解消として、ミニサテというのを設置して谷間の民家に電波を送る、こういうものでございま...全文を見る
○宮地委員 政令段階で検討するということは、いま私が申し上げましたような公共性の政策コストを十分配慮する、こういうことでございましょうか。
○宮地委員 ぜひそのようによろしくお願いしたいと思います。  さらに、今回の各種手数料のいわゆる歳入見積もり、この問題について少しお話を進めていきたい、こう思うのですが、今回政省令の委任関係で約三百五十項目、今回の五十三年度見積もりで三百二十億円、増収三十五億、法律関係では二百...全文を見る
○宮地委員 国が根っこで約一千億、地方自治体の段階で約一千四百億、このほかに、今度は地方自治体で、いわゆる条例改正などによってやはり手数料のたぐいなどが引き上げられる分があるのではないかと思うのですが、この点、掌握されておりますか。
○宮地委員 いま自治省がお話しになったように、国の改正に伴って地方自治体の段階においても手数料の改定が行われるようである、しかし、それについては現在のところ掌握をしていない、こういうことでございます。  現在明らかになっているだけでも、国段階で約一千億、地方自治体の段階で約一千...全文を見る
○宮地委員 山口次長に私はちょっとお伺いしたいのですが、大蔵省としては、所管が自治省だから何らお話はしてない、こういう御答弁をいただいたのですが、これは日本の言うなら官僚機構の一番悪い点だと思うのですよ、縦割りの。国民生活というのは縦割りだけじゃ本当に守ることはできない。それはい...全文を見る
○宮地委員 たとえば今回の自治省、これは地行で当然審議をされると思いますが、自治体の許認可の手数料の限度額の引き上げの問題につきましても、特に地方団体は相当国民のいわゆる底辺に影響する問題が多いわけです。たとえば家を建てるとなりますと、当然建築確認申請、こういうものを県の土木事務...全文を見る
○宮地委員 今回の各種手数料の引き上げにつきましては、国の大蔵省所管あるいは自治省所管、各省庁たくさんあるわけでございますが、いわゆる行政コストに見合った適正化という問題については、私たちは十分理解できるわけでございます。しかし現在、景気が停滞して不況という経済環境、また、国民生...全文を見る
○宮地委員 この委員会をかりまして、直接にはちょっと関係がないと思いますが、電波法の改正などというところにひっかけさしていただきまして、最近国会でもいろいろ論議を呼んできたわけでございますけれども、いまだに大変悪らつな行為が目立っておる問題がありますので、残り時間で少し質問をさし...全文を見る
○宮地委員 そういう悪らつな有線音楽放送業界で特に悪らつなのは、いま申し上げたような地域においての団体というのはどういうところがあるのですか。
○宮地委員 最近の特に悪らつな会社が二、三あるでしょう。
○宮地委員 特に去る二月の二十一日に熊本県においては、無断の添架作業中に高圧線にショートさせて十一時間に及ぶ停電事件を起こした、こういうことで現在、損害賠償問題まで起きている事件がございます。この点についての概要を押さえておられるか、警察庁の方は後でまとめて聞きますから、まず郵政...全文を見る
○宮地委員 時間がありませんので、特に先ほどお話がございました警視庁所管の問題、千葉県警の所管の問題、ただいまの熊本県警の所管の問題などにつきまして、警察庁はどのように現在捜査を進めておられるか。それからもう一点、警察庁はこの問題については、特に郵政省あるいは建設省から告発もされ...全文を見る
○宮地委員 時間が参りましたので、最後に要望して終わりにしたいと思いますが、今回のこの有線音楽放送業界の正常化の問題は、ただいま警察庁から御報告がありましたように、昨年いわゆる郵政省、建設省が告発をしておる。告発をしておりながら、いまだにその後においても不法占用、法秩序を侵すとい...全文を見る
04月18日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第25号
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○宮地委員 参考人の方々には、大変御多忙のところ当大蔵委員会にお越しいただきまして、心から敬意を表する次第でございます。  先ほど来るる公社債市場の問題などにつきましてお話もございましたので、私も少し角度を変えまして、初めに日銀副総裁並びに公社債引受協会の会長さんから御説明を伺...全文を見る
○宮地委員 ただいまもお話がございましたけれども、全世界に貢献が通じる、私も大変そういう意味で国際市場への発展というものに期待をしている一人なんでございます。  特に日本経済がGNPでは世界の一〇%を超える規模であるのに対しまして、現在五十三年度で円建て外債も一兆円ということで...全文を見る
○宮地委員 この問題につきましては、はからずも日銀の森永総裁がこういうことを提言していますね。国際的な資本市場機構の創設の必要ということをある対談の中でお話しになっております。この問題について、私も非常に感銘といいますか、なかなか一つの案だなということで読ましてもいただいたわけで...全文を見る
○宮地委員 限られた時間でございますので、次に移りたいと思います。  先ほど来から、短期、中期の国債の問題についてるるお話がありましたが、特に新国債の発行に当たりまして、従来の固定金利、国債引受シンジケート団に加入する主要金融機関あるいは証券会社に限定したいわゆる割当発行方式に...全文を見る
○宮地委員 さらに、最近国債投資信託の新設問題、この問題についても、やはり大蔵省で検討をしている報道もされているわけです。この問題、特に証券業界としては大きな問題であろうかと思いますが、この問題が新設されるに当たって、具体的に大蔵省の見解が出ない段階でお話を伺うのは大変恐縮でござ...全文を見る
○宮地委員 理財局は来ておりますか。——では、いまお話ししました国債投資信託の問題などにつきましては、また大蔵委員会におきまして、大臣あるいは当該局から詰めてお伺いすることといたします。  さらにもう一つ、これは馬瀬参考人に当たると思いますが、この国債の大量発行で、債券の流通価...全文を見る
○宮地委員 時間が参りましたので、最後に一言御要望して終わりたいと思います。  いずれにいたしましても、大量国債発行の時代で、一つはやはり市場の国際化の問題、あるいは市場がいかに機能するかという公社債市場の拡充整備の問題、また、国民の底辺にもっと消化をして、国民ともっと密接した...全文を見る
04月19日第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第26号
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○宮地委員 私は、公明党・国民会議を代表して、昭和五十三年度における財政処理のための公債の発行及び専売納付金の納付の特例に関する法律案並びに同法案の修正案に対し、反対の討論を行うものであります。  その第一の理由は、政府の経済、財政運営の失政であります。  現在、わが国の経済...全文を見る
04月20日第84回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第7号
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○宮地委員 参考人の皆さんには、大変お忙しい中、当物価対策特別委員会にお越しいただきまして、敬意を表する次第でございます。  現在、特に石油、ガス、電力といった、いわゆる円高に伴います為替差益の国民、消費者還元の問題は大きな政治的課題であり、また国民の大変期待をする、いわば社会...全文を見る
○宮地委員 概略の見当が現在胸中にある、そしていままでの考えは内部留保となりますと、ここで国民として謙虚にいまの大臣のお話を伺えば、やはり明日の閣僚会議において国民の期待する一歩前進的な消費者還元対策についてのいわゆる新たな政府指針が出される、こういうふうに解してよろしいでしょう...全文を見る
○宮地委員 そこで初めに電力とガスの公共料金という問題について、現在、業界としてはこの一、二年据え置きという方向で将来の需給ということを中心にしてお考えのようでございます。私は一歩角度を変えまして、皆さんのおっしゃることも私は決して理解できないわけではございません。しかし、昨日の...全文を見る
○宮地委員 確かにいまお二人がおっしゃったようにお金の問題じゃないという論もあると思います。しかし、先ほど来論議されておりますように、電力業界においては五十二年度平均で九百二十五億円の為替差益が出ている。恐らく五十三年度一ドル二百二十円で推移したとすれば一千四百億円程度の為替差益...全文を見る
○宮地委員 先ほどから論議がありましたが、もう一面、やはり少なくとも現在特に構造不況業種に対する影響というものを見逃せないと私は思います。通産省の試算によりますれば、電気料金をいわゆる円高、為替差益の分だけ改定してまいりますと、その波及は、家庭用については、先ほど金額では三十円と...全文を見る
○宮地委員 時間が限られておりますので、次に、石油業界の代表の方に少しお伺いをしていきたいと思います。  特にいま国民が石油業界の皆さんに対して為替差益の消費者還元——私も通産省に、どのくらいの為替差益が出ているのか通産省のわかる段階で資料を要求いたしましたところ、いわゆる円高...全文を見る
○宮地委員 時間も限られてまいりましたので大変申しわけございませんが、どうか簡単明瞭に御答弁をお願いしたいと思います。  最後に、私はガソリンの問題をちょっと聞いておきたいと思うのですが、特にガソリンの問題につきまして、一つは最近いわゆる元売りから系列の特約店に正規に流れないで...全文を見る
○宮地委員 いま満足のいく答弁がいただけないで残念でございますが、私の限られた時間が来ましたので、これで終わりますが、いずれにいたしましても、いまわが国の国民は、この円高という状態の中で、片方では、中小企業を中心とした輸出産業などはいま大変な不況、倒産に追い込まれておる。片方では...全文を見る
08月29日第84回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第14号
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○宮地委員 このたびの電力並びにガスの為替差益をいかに消費者に還元するか、この問題につきましては、当委員会におきましても今年四月二十日に再三にわたって質疑をしたわけでございます。私も本日お見えの参考人の方々に対しましても質疑をさせていただきまして、当初は据え置きということで、でき...全文を見る
○宮地委員 長官は、本日私に通産省から資料としていただいておる資料、大変失礼ですけれども目を通されておりますか。
○宮地委員 ではもう一度言い直してください。数字の額が全然違う。
○宮地委員 同じように為替差益を五十三年度、五十四年度、特に五十三年度は、四-六月を二百二十二円のドルレート、七月以降二百円、五十四年度は年間二百円とした場合、OPECの値上げ差し引き前の額とOPECの値上げ差し引き後の額を御報告いただきたい。
○宮地委員 そこで、五十四年度末までのもしも電力料金を据え置きにした場合に必要な金額、それを言ってください。
○宮地委員 そうなりますと、先ほど午前中から論議を呼んでおりましたいわゆる為替差益のOPECの値上げ差し引き後の額が、五十三年度で約二千六百五十億円、そして五十四年度が三千億円、これにはいわゆる重油の値下がり分が入っていないわけですね。先ほどの午前中の御答弁ですと、大体一千億円ず...全文を見る
○宮地委員 そこで、きょうは石油業界の石田さんも見えておりますから、この電力業界に対する重油の値下げに対しては、石油業界としてはいわゆる円相場にスライドして重油を値下げしている、こういうふうな見解と承っておりますが、この点についてはどういう御見解を持っていらっしゃいますか。
○宮地委員 いま石油業界の代表の方は、為替差益として還元しておるという大体の御答弁です。これは常識であろうと思うのです。  そこで、同じようにガスについてエネルギー庁長官にお伺いしたい。為替差益がない場合の収支見通し、先ほどと同じように五十三年度、五十四年度について御報告いただ...全文を見る
○宮地委員 同じように為替差益五十三年度、五十四年度、レートは先ほどと同じレートで御説明いただきたいと思います。
○宮地委員 そうしますと、五十四年度末までの据え置きに必要な金額は、先ほどの百五十億円、四百六十億円を合わして六百十億円、間違いありませんか。
○宮地委員 そうなりますと、いわゆるガスの関係について申しますと、五十四年度末まで据え置いてなお八百六十億円に、現在積立金が八十六億円あります。でありますから、差し引きいたしましても三百三十六億円、こういうふうに為替差益が出る、こういうふうになりますが、間違いございませんか、長官...全文を見る
○宮地委員 凍結しようがしまいが関係ない。要するに、為替差益としての理論値は三百三十六億でいいんでしょう。
○宮地委員 そうしますと、先ほども石油業界からの御発言もあり、いま通産省が試算しました純然たる為替差益の額というものが、去る四月二十日に論議のときには二年間、五十四年度まで据え置きをする。その据え置きをしても、ガスについても電気についても据え置きをしても、なお電力においては、先ほ...全文を見る
○宮地委員 ぜひこの点については、一括方式あるいは分割方式、いろいろあるようでございますが、やはり国民に最も喜ばれ、なお公平になるように十分論議を尽くしてお願いをしたい、こういうふうに思うわけでございます。  そこで私は、次に石油業界、この問題について、石油業界というのは一体全...全文を見る
○宮地委員 通産省の方で昭和五十二年度の石油企業の円高メリットの試算をこの八月にしておりますが、長官、概況プラス、マイナスを報告していただきたいと思います。
○宮地委員 いま業界から出た数字と比較しましても、通産省、ちょっと控え目じゃないか、こういう感じがするのですが、その点、甘さがないですか。
○宮地委員 先ほどの電力、ガス、また今回の石油の通産省の試算値、大変国民から見まして、どうも業界よりも低い、あるいは業界寄りではないか、甘さがあるのではないか、こういう疑問があるわけでございます。そこで、この際、こういう円高という中の消費者還元、こういう問題を一つの契機にいたしま...全文を見る
○宮地委員 大臣も、公開の程度の検討、要するにこの際検討をしていく、またエネルギー庁といたしましても、電気事業審議会などに図って十分検討したい、こういうことでございますが、電気事業審議会の料金制度部会などにおいて、来春ごろには何とかこの結論を出そう、こういう動きもあるようでござい...全文を見る
○宮地委員 大臣にお伺いしたいのですが、いろいろと方法はあると思いますが、こういう円高という問題を契機にいたしまして、最近、為替差益の消費者還元、まあ、特に物価を預かる大臣でございますから、各党、われわれもいろいろ有価証券報告書を見たり、調べたり、なかなかむずかしい資料の中から手...全文を見る
○宮地委員 そこで、私はガス関係で少しお伺いしたいのです。  先ほど来、大都市ガスについては三社で大体一千万世帯ぐらい対象、中小の都市ガスはいま約五百万世帯ぐらい供給しているようでありますが、特に中小関係の都市ガスはまだまだ原価コストに円高の影響が少ないのではないか。私の住んで...全文を見る
○宮地委員 要するにいまの安西会長の話は、円高のメリットを受けていない、大変である。こうなりますと、消費者から見ますと、円高のメリットどころではなくて値上げがいつやられるかわからない、こういうことでむしろ逆の現象がローカルのガス会社の地域では起きているわけですね。  ところが最...全文を見る
○宮地委員 石油業界の代表で石田さん見えていますから、先ほども円高のメリットが余りローカルには出てないということで、私もあるローカル会社のナフサの価格をいろいろ聞いてみました。やはり先ほどお話ししましたように、一度二千円がダウンして後は大体こう横ばいなんですね。どうしてもローカル...全文を見る
○宮地委員 もう一つ、ガスで大きいやはり世帯、約一千八百万世帯ですか、供給されているLPG、いわゆるプロパンガス、これが全国的に非常に多いわけですね。このプロパンガスの、これがやはりなかなか値段が、価格が、安定しておいて下がらない、これも余りどうも為替差益が還元されない、むしろ盲...全文を見る
○宮地委員 では、これは資源エネルギー庁長官に聞くわけでございますが、この辺の実態の把握ですね、実際元売から安く行っているのか、言われるように逆に小売段階でどうも値が動かないのか。聞くところによると、通産省は、小売になるとやる気十分で、何か国民生活安定措置法を発動するかどうかなん...全文を見る
○宮地委員 どうかガス事業については、大手の都市ガス、中小都市ガス、LPG、大体どれかを日本国民は使っているわけですから、この辺の消費者保護という立場から立って、やはりセクション、セクションの担当あるいは業界の方々が、国民から見て本当に円高の為替差益が何らかの形で還元され、政府も...全文を見る
○宮地委員 では以上で終わります。どうもありがとうございました。
09月22日第85回国会 衆議院 大蔵委員会 第1号
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○宮地委員 九月十二日に税調の特別部会から、一般消費税に対するたたき台ともいうべき報告が出されたわけでありますが、今日私たち日本経済を運営する上で、また国民の最大の課題は、いかに景気を浮揚させるか、不況をいかに克服するか、これが最大の課題であり、今臨時国会も開会になったわけであり...全文を見る
○宮地委員 それでは、この報告に基づいて大蔵省として今後どういうスケジュールでこの問題に取り組んでいく考えなのか、その辺を伺いたいと思います。
○宮地委員 いわゆる財政危機、こういうことで新税の導入ということで増税を図ろう、こういう魂胆でありますが、国民はまず、財政の破綻をもたらした最大の理由というものは政府の経済運営の失政にあるのだ。ましてやその経済運営の失政の中で、石油ショックの折、二けた成長のとき、あるいは総需要抑...全文を見る
○宮地委員 そんなのは答弁になってないですよ。  それでは、実際にあなた方は、不公平税制についてはその年度年度の税制調査会で検討し、答申を受けて別途検討すればいい、こういう逃げ方をしている。私はこれは大蔵官僚独特の非常に巧妙なやり方だと思う。これはまずい。なぜなら、たとえば租税...全文を見る
○宮地委員 提出したいじゃなくて提出すべきなのですよ。ましてやこういうきちっとしたのを二年前に出しているのだ。いわゆる一般消費税というものにねらい撃ちして、主税当局は完全にもうそのペースで突っ走ろう、その意図が明らかじゃありませんか。ましてやきょうの論議を聞いていますと、先ほどの...全文を見る
○宮地委員 いわゆる不公平税制に取り組む姿勢がなまぬるいということを、一つの租税特別措置法という減収額の問題をとらえて私はお話ししたのです。そこのところをぜひくんでいただきたい。いま国民は、一般消費税の導入よりも景気を浮揚していかに内需喚起を、政府がどこに手を打ってくれるか、どれ...全文を見る
○宮地委員 この個人消費の支出を支えているのは、特に中低所得者層なんです。それは御存じのとおりなんです。しかもその内訳というものは、もちろん食料費は大きな部分でありますが、住居費だとかあるいは衣服費とか雑費、こういう伸びが大きいのです。ところが、こういうところは今回はやはり——今...全文を見る
○宮地委員 いずれにしましても、国民生活に重大な影響があるわけです。特に低所得者層に対しては大きな逆進性また税の圧迫になるわけでありますから、今後の検討の中においてぜひ十分に配慮していただきたい、また検討をしていただきたい。いまもうすでに狭めていくなんという発言がありましたけれど...全文を見る
○宮地委員 じゃ最後に、いつの日かということについてはどの辺を目途にしておるのか。まさか来年とか再来年ということじゃないでしょうね。その点お伺いします。
○宮地委員 準備、体制を整えておきたい、こういうふうに私は結論として伺ったわけでありますが、いずれにいたしましても国民経済への影響、また現在の置かれた日本経済の環境、こういうものを十分に——単に財政エゴが突っ走っているというような感じを与えないように、また国民に誤解を与えないよう...全文を見る
○宮地委員 今回のこの一般消費税特別部会の報告について、初めに会長に、この特別部会の委員、また特別委員の指名、これは政令で会長が指名するというふうになっているわけですが、その選択の基本的考え方、基準、この辺はどこに置かれてこの方々を選ばれたのか、お伺いしたいと思います。
○宮地委員 一般消費税というのは、この問題で直接にパンチを受けるといいますか、一番国民生活に影響のあるのは、何といってもやはり低所得者層あるいは中小零細企業、消費者、こういう方々であろうと思うのです。そういうことを考えたときに、税制調査会の委員の中には労働界の代表が入っているわけ...全文を見る
○宮地委員 この議論は、続けておりますとすぐ三十分たちますから深追いしませんが、やはり民主主義の国家でございますから、当然特別部会においても大いに、むしろそういういろいろな反対の立場にある方であっても十分に意見を聞いていくという姿勢は必要であろうし、そういう方々がどういうような考...全文を見る
○宮地委員 その意味は要するに、この一般消費税の導入が無理なら福祉を切り捨てていかなければならないぞと、こういう逆の論理の展開の中の議論があった。ですから、ひっくり返せばいま会長がおっしゃったようになるわけです。導入をして、その財源で福祉をできるだけ充実したい、こういう目的税的な...全文を見る
○宮地委員 そこで、先ほどもちょっと触れておりましたが、いわゆるデフレ効果のことについて、これは非常に大事な問題であるので、どういう議論があったかを私お伺いしたいのですが、日本経済が非常に低経済成長の段階にいま入ってきておる。七%経済成長も、政府の見通し、目標に対しても現実はいま...全文を見る
○宮地委員 要するに、今回のこの報告書をつくる、たたき台をつくるということは、少なくともその中には、将来一般消費税を導入するという意思が働いていることは事実だと思うのです。ただ、たまたま仕組みをつくるだけだから、仕組み一本に焦点をしぼったから、経済環境だとか他の要素については余り...全文を見る
○宮地委員 私は答申をする前に、詰めるべきを徹底して詰めていくことが、やはり本来の税制調査会の公平を保つ、中立を保つ立場ではないか。何か大蔵省の出先みたいな形になって引きずり回されて、そのペースに乗って税調が動いたとしたら、これは大変な問題であろうと私たちは危惧しているわけです。...全文を見る
10月11日第85回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会連鎖販売・ネズミ講等調査小委員会 第1号
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○宮地小委員 本日、この無限連鎖講の防止に関する法律案が小委員長提案で出されたわけでございますが、基本的な問題から伺っていきたいと思います。  まず、この法律の第一条の「目的」の基本的概念が、いわゆる行政犯であり、賭博類似犯としてその発想の基本にある、こういうふうに言われている...全文を見る
○宮地小委員 そこで第四条の「国及び地方公共団体の任務」、この中に「無限連鎖講の防止に関する調査及び啓もう活動を行うように努めなければならない。」とありますが、啓蒙活動については各省庁、特に経済企画庁の範疇が大体多いと思いますが、この調査、これも大体各省庁の現在の調査をそのまま継...全文を見る
○宮地小委員 そこで、先ほど武部委員からもお話がありましたけれども、このネズミの中でも、最近サラ金と学生ネズミとの連携、いわゆるサラリーマン金融のお金をネズミ講の出資金にして、実際に悪質な学生ネズミが関西を中心に最近は関東にまで及んできておる。先ほど文部省からも今後の調査、PRを...全文を見る
○宮地小委員 その辺をぜひとも今回の新規立法との絡みの中から、特にここでこのネズミのやはり禁止立法ができるわけでございますから、私は、連係を密にして、この学生ネズミというものの排除に、直接的にはサラ金ということで大蔵省としても一歩立場を異にするような考えを持っておるようでございま...全文を見る
○宮地小委員 じゃ、法務省の方でその点ちょっと伺いたいと思います。
○宮地小委員 先ほども通産省の矢橋商政課長からマルチの関係については十分御説明あったわけですけれども、やはり国民がこのマルチの訪問販売法、そして今回できるネズミのいわゆる防止法、ここの隘路にこのネズミが逃げ込まない、これは非常に重要なこれからの考えられるところでございますが、マル...全文を見る
○宮地小委員 国税庁に伺いますけれども、いままでもこのネズミのいわゆる脱税行為ということで、いろいろ週刊誌などにも、現金を相当の額持ち込んで、何か国民に挑戦するがごときのようなことも行われて、税金が支払われてきた、こういうことも言われているわけでございますが、この新規立法を契機に...全文を見る
○宮地小委員 公取委にちょっと伺いたいのですが、この新規立法ができましても、いろいろと抜け道をやはり巧妙に考えてくると思うのですが、やはりその最たるものはネズミ講のいわゆるPRの仕方、巧妙な、国民から見るとなかなかわかりにくいような表現でいろいろとPRの質をまた変えてくるのではな...全文を見る
○宮地小委員 さて、自治省に伺いたいのですが、この四条にございます「地方公共団体の任務」、こうなりますと、いわゆる県、市町村が実際の現場の窓口として、いろいろと相談あるいは啓蒙、そういうものをやはり積極的にやっていくことが、国民の底辺に対して一番末端の窓口になるわけでございます。...全文を見る
○宮地小委員 この法案ができまして私たちが一番心配する一点は、いまこれだけの各省庁がたくさんお見えになっているわけですが、果たしてどこの省庁が中心になっていわゆる所管事務をしていくのだろうか、こういう心配が大変あるわけでございます。全部と言えば当然全部でございます。そういう点で、...全文を見る
○宮地小委員 いまの点について、きょうは内閣官房も来ているようでございますが、官房としてはいかなる考えをお持ちでしょうか。
○宮地小委員 何かいまお話を聞いていると、せっかくこれだけの新規立法を苦労して成立をさせよう、こういうふうに努力をしているのに水をぶっかけるような弱い答弁で大変残念でございますが、きょうは時間も限られておりますので、この新規立法が成立と同時に各省庁の機能が具体的に働いていってこそ...全文を見る
11月09日第85回国会 衆議院 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号
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○宮地小委員 谷村参考人には、大変に御多忙のところ、また昼食の時間を過ぎまして御奮闘いただきまして、大変ありがとうございました。  私は大蔵委員会に、株の買い占め問題、また肩がわり事件といいますかあるいは売り込み事件といいますか、この問題について正式に理事長が来られてお話しにな...全文を見る
○宮地小委員 肝心なことはいま答弁されてないわけですが、こういういわゆる買い占め売り込み事件というものがいきなり起きてきたわけじゃないわけですね。この背景、なぜこの時期にこういう問題が続発してきたか、この問題について明快にお答えいただきたいことと、きょうは理事長こちらに来た以上は...全文を見る
○宮地小委員 じゃなぜ先ほどあなたは、ヂーゼル機器と岡理と王子製紙の名前を挙げましたか。そういう名前が挙がってくれば、当然これは、先ほども佐藤委員がお話しになっていましたように、ヂーゼル機器においては笹川陽平氏との問題とか、あるいは岡理も同じように笹川氏の問題とか、あるいは王子製...全文を見る
○宮地小委員 先ほど余剰資金の問題がその背景に非常に強いんではないか、こういう話がありましたけれども、これは新しい円の急騰という問題とこのような異常株値、この連動性は私も十分理解できるところですね。ただここで、いわゆる個人投資家、この育成保護という一つの大きな目的に向かって東証理...全文を見る
○宮地小委員 具体的にいま取り組んでいるものもあるのですか。
○宮地小委員 証券局長にお伺いしたいのですが、先ほど理事長にちょっと伺ったのですけれども、余り歯切れがよくないので……。  今回の買い占め売り込み事件の問題は、先ほど申し上げたように、一つは買い占めるグループの姿勢の問題、またそれに加担する証券会社の体質の問題、これがあると思う...全文を見る
○宮地小委員 私の地元にはヂーゼル機器という会社があるわけなんですが、従業員の方々から非常に心配のいろいろな相談、電話が来るわけです。  こういうような一連の株の買い占め売り込み事件というものが連続的に非常に国民の間に問題化されてまいりますと、そこに働く従業員もやはり非常に大き...全文を見る
○宮地小委員 どうもありがとうございました。
○宮地小委員 最初に、先ほども質疑で出ておりましたが、サラ金問題について御質問をしてまいりたいと思います。  このサラ金問題というのは、現在国民の間で大きな社会問題となってきているわけでございまして、基本的には、一つは利息が非常に高いという金利の問題、そしてさらには、その金利が...全文を見る
○宮地小委員 警察庁のこの報告によりましても、特に深刻なのは自殺の状況ですね、月平均約十六・二五人が自殺しておるということで、これは大変深刻な問題であろう、こう思うわけです。その中でも、警察庁の報告によりますと、年齢的に見ましても、男女とも三十歳から四十歳代、社会的には一番の働き...全文を見る
○宮地小委員 そこで、姿勢というのはもちろん基本的に重要な問題でございますが、やはり行政機関でございますから、いま申し上げましたようなこれだけのひどいデータが掌握できたので、機構的にも機能的にもやはり警察庁としてサラ金問題に対する対応を具体化する段階に来ているのではないか、こう私...全文を見る
○宮地小委員 いまは警察のいわゆる摘発など、最近の事件事故の実態調査に基づいてのお話、警察の考えを伺ったわけでございますが、もう一つ、われわれ国民から見て解せないのは、こういう悪質な貸金業をやっておる業者が今度はいわゆる脱税行為をさらにやっておる。私も資料をいただきましたが、国税...全文を見る
○宮地小委員 この脱税の一番の根っこは資金源だと思うのですね、この根っこの資金源について国税庁長官も、先ほどの告発件数五件の中においても、貸付賞金というものを借入金で賄っている純粋なものは一件だ、ところが、この資金源が信用金庫とか農協だとか銀行だとかやはりそういうところからお金が...全文を見る
○宮地小委員 はからずも銀行局長から、この十月に発表されました「貸金業の実態調査」についていま概要お話があったわけでございますが、この実態調査に基づいて、また予算委員会などにおける村山大蔵大臣のいろいろな発言などから、今回出資法の改正などといった問題も大きくクローズアップされてき...全文を見る
○宮地小委員 そこで、いわゆる実態調査をされて、率直に言って局長は、この実態調査から何を学び、今後対策を講じていく場合にどこに重点を置いてスピーディーに処理されようという決意に立たれたか、その辺を伺いたいと思います。
○宮地小委員 そこで、法務省に伺いたいわけでございますが、いま警察あるいは国税庁、そして大蔵省銀行局の考え方なり対策をいろいろ聞いてきたわけでございます。各省庁における具体的な実態調査、事故、事件の発生状況、また大蔵省などの基本的な考え方、こういうものがいろいろ具体化していま詰ま...全文を見る
○宮地小委員 そうなりますと、いま最大の金利問題の隘路というのは御存じのとおり、出資法と利息制限法との関係の問題であろう。こういう問題をもっと具体的に詰めていきませんと、その辺にいろいろ各省庁の立場の違いで、なかなか遅々として進まないという意見もあるわけでございますが、大蔵省とし...全文を見る
○宮地小委員 その二つの総合的な施策が必要であることはわれわれも十分に理解をし、むしろわれわれはそれを事務的にスピーディーに処理することを皆さんに要請をしているわけでございまして、具体的に事務的に取り扱っていく場合、その中身の問題ですね。たとえば現在、出資法においては罰則規定があ...全文を見る
○宮地小委員 ということは、現行の法改正でいくのがベターなのか、あるいはネズミ講の禁止立法をつくったように議員立法でいくのがベターなのか、その点ですね。法務省として、ここで結論めいたことはこれは言えないと思いますが、この辺についても十分検討を、そしてわれわれとしても具体化する段階...全文を見る
○宮地小委員 内容的なことにちょっと触れて恐縮ですけれども、いま私がお話ししたような内容は含まれているかどうか、伺いたいと思います。
○宮地小委員 最近このサラ金の問題につきまして、国としてもいま関係省庁はいろいろ御努力されているのを理解できるわけですが、余りにもスピードの速い事故の続出ということで、各都道府県が非常に熱心にサラ金対策として、たとえば埼玉県などは商工部が実態調査をする、あるいは東京都においても厳...全文を見る