宮地正介

みやちしょうすけ



当選回数回

宮地正介の1979年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月02日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○宮地委員 大蔵大臣には、昼間の予算委員会、続いて大蔵委員会と、夜遅くまでの御奮闘に対しまして御苦労さまと申し上げたいと思います。時間も限られておりますので、端的にお答えをお願いしたいと思うわけでございます。  大臣が当委員会におきまして所信表明演説をされまして、私も内容につい...全文を見る
○宮地委員 ただいまの大臣のお話を伺っていますと、まず第一点は、いわゆる大蔵省が財政収支試算を作成するねらい、これは、深刻な国債依存に落ち込んでいる財政の窮状、これを何とか国民に訴えたいということ、どうも六十年との対比で、中身は余り考えていない、しかしながら政府の出しておる新経済...全文を見る
○宮地委員 それでは現実的ではない。この財政収支試算なるものは、年度別にいろいろ数値を当てはめて機械的にやっておるけれども、これは余り国民の目から見たらいわゆる指標ではない、こうなるわけですね。  たとえば実際に皆さんが所信表明の中で、特に財政再建ということで先ほど来お話があり...全文を見る
○宮地委員 次に、いわゆる不公平税制の是正という問題がやはり財政再建と関係のある最も重要な問題であろう、こう思うわけです。この不公平税制の是正について、五十四年度予算案の税制改正案も私たちはいろいろ皆さんから御説明を伺っておるわけでございますが、この問題に新大臣として、五十四年度...全文を見る
○宮地委員 今回の大臣の所信表明の中に明確に一般消費税の問題をうたったわけでございます。そうなりますと、新税導入という問題が考えられるそういう新しい一つの環境下にあって、例年のいわゆる税制改正とは違った意味において思い切った税制改正というものが要請される時期にあるのではないか、こ...全文を見る
○宮地委員 その辺が非常に甘いのではないか、こういうふうに私は感じるわけでございます。そういうような甘い、あるいは余地を残した段階では、不公平税制の是正という、そういう点の是正の甘さということからしても、一般消費税の導入については、時期的にはまだまだ考えるべきではない。また、現在...全文を見る
○宮地委員 われわれもこの六%台の実質経済成長率の維持、これはやはり日本経済の現在の置かれた立場、また雇用不安の解消などからどうしてもこれはやらなければならない、またやるべき数値であろう。ただ、昨年は七%ということで大分その公約論がいろいろ問題になったわけですけれども、これが努力...全文を見る
○宮地委員 もう一点、今度は消費者物価の問題ですね。これが四・九%ということですけれども、どうも昨年は円高ということで、むしろ政府の努力よりも円高、ドル安というそういう国際的な経済環境にたまたま助けられて、原材料が下がり、非常にデフレ的に働き、たまたまこの物価の問題については落ち...全文を見る
○宮地委員 最後に、予算委員会で問題になっておりますE2Cの予算削除の問題です。予算委員会では総理と防衛庁長官がいろいろ答弁をしておるようでございますが、この予算については、大臣の復活折衝の段階で大蔵大臣がお認めになったわけです。この点についてわれわれは財政当局は冷静に、もっと勇...全文を見る
○宮地委員 時間が参りましたので、終わります。
02月13日第87回国会 衆議院 本会議 第7号
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○宮地正介君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案について、総理並びに大蔵大臣に対し、若干の質問を行うものであります。  まず、私は、五十四年度における政府の税制改正に対する取り組みの姿勢の甘さを強く指摘するものでありま...全文を見る
02月27日第87回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第3号
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○宮地委員 昨日は物価担当官会議で政府の物価対策の総合的な推進ということで八項目にわたる対応策が発表になったわけでございますが、特に五十四年度の経済運営の中において物価というものが非常に重要なかぎといいますか、国民生活におきましても最重要課題として、経済運営のかなめとして考えてい...全文を見る
○宮地委員 当初五十四年度予算の中におきましても、政府は、消費者物価については四・九%、卸売物価については一・六%、こういう目標を掲げたわけでございますけれども、この目標というものが、当初政府はどちらかというと、物価に対しては甘く見ていたのではないか。景気、雇用ということで、重点...全文を見る
○宮地委員 私は、認識はまだそこまでいっていないと思いますけれども、最近の物価の騰勢を見ておりますと、オイルショック時のあの狂乱物価に類似している点は相当ある。ただ、そこまでいくかどうかは非常に問題があるにいたしましても、たとえば最近のM2と言われるマネーサプライ、通貨の供給が一...全文を見る
○宮地委員 昨日の物価担当官会議、恐らく本日の閣議で決定したと思うのですが、この総合的な推進の発表というものは、先ほど来申し上げましたように、ある意味では政府が物価に対して非常に神経をとがらしてきた、こういう感じを私は受けるわけでございますが、この四・九%というものがこの総合的推...全文を見る
○宮地委員 さらに追加的な措置がないようにこれは最大の努力をしていただきたいし、今回のこの八項目の施策を見ましても、経企庁みずからが実行するものは大変少いわけでございまして、通産省初め関係省庁が積極的に取り組まなければできない問題が多々あるわけでございます。  そこで、この八項...全文を見る
○宮地委員 そうしますと、独禁法のこの不況カルテル六品目のうちの外装用ライナーと、中しんの原紙ですか、これについては一応あすで切れるわけですね。これはもう申請は来てない。そうしますと、三月のものが合成繊維とアルミの地金と合成繊維用の染料、この三つあるわけでございますが、これらのも...全文を見る
○宮地委員 そこで、最近産業界においても非常に値上げのムードが強いわけでございまして、先ほど私は少し触れましたけれども、量産体制に入るよりも価格に転嫁をする、そういう形のいわゆる方向にいま減量経営の次に進もう、またそういう形で進んでいる、こういった業界が最近非常に多いわけでござい...全文を見る
○宮地委員 認識は結構でございますけれども、そういう方向に行政指導をして誘導していく、そういう御決意があるかどうか、伺いたいと思います。
○宮地委員 経企庁長官、どうも歯切れが余りよくないので大変心配するわけですけれども、その点ぜひ強い姿勢で、やはり国務大臣という重要なポストにいらっしゃるわけでございますから、産業界に対する健全なリード、これも私はお願いをしておきたい、こういうふうに思うわけでございます。  さら...全文を見る
○宮地委員 これは本来通産省に伺いたいのですけれども、きょう当局が政府委員として来ておりませんので、ちょっと物価局長の方で結構でございますが、通産省として、通産省の所管の物資二十四品目の需給、価格動向、これを洗い直しをし、あるいは便乗値上げするものについては厳しく行政指導をしてい...全文を見る
○宮地委員 この調査結果については具体的に報告を受けておりますか。
○宮地委員 公取の方には当然、これは先ほど申し上げました不況カルテルの継続している業種もあるわけでございますが、公取に対してはこういうデータというものの報告はとっておりますか。
○宮地委員 ぜひその辺の横の連携を、またデータを密にして対応してまいりませんと、縦割り行政で意外に穴を生じて国民生活に大きな影響を与える。たとえば価格動向にしてもあるいは便乗値上げ、こういう洗い直しをする、するとかけ声はありましても、あるいは不況カルテルの中止、解除、公取独自で調...全文を見る
○宮地委員 それから、ちょうど時期的にそろそろ来ておりますのでこれも物価局長に伺っておきたいのですが、これは本来農林省でございますけれども、きょうは物価局長さんに集中的で申しわけないと思うのですが、牛肉と豚肉の安定価格帯の問題について、最近据え置きかあるいは値下げになるのではない...全文を見る
○宮地委員 本日はこれから本会議もあるようでございますので、私もきょうは少し早目に終わって、ぜひ大臣、また同僚の委員にも食事などをしていただきたいということで終わりたいと思いますが、私、当初からお話ししましたように、五十四年度の経済運営の中における物価の対応策は非常に重要な課題、...全文を見る
02月27日第87回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○宮地分科員 私は、大平内閣のいわゆる目玉であります田園都市構想と大都市圏を中心とした人口急増地域における生活圏の問題について、何点か具体的にお尋ねをしてまいりたい、このように考えるわけでございます。  そこで、初めに建設大臣に伺いますが、いわゆる田園都市構想の中で、緑と自然に...全文を見る
○宮地分科員 そこで私は、東京都のいわゆる田園都市、また関東周辺の人口急増というものは激しいわけでございますが、特に埼玉県におきましては、人口すでに五百万を突破いたしまして、まさにこの田園都市構想の現実的な具体化をぜひ推進をしていただきたい、こういうふうに思うわけでございますが、...全文を見る
○宮地分科員 ただいま五十六年度とおっしゃいましたけれども、当初は五十五年度末ではないのですか。誤りじゃないですか。
○宮地分科員 いまお話しの五十五年度末に一部下水処理を行うこの地域は、これは終末処理場から一番近い新座、志木、和光、朝霞、こういった地域であろうと思いますが、この点いまの計画実行については後でおくれるという心配はないか。  もう一つ、さらに五十六年度末、いわゆる五十七年度当初で...全文を見る
○宮地分科員 よく頭の中を整理してくださいよ。要するに柳瀬川から南の部分と北の部分と二通りあって、あなたがさっきおっしゃったのは、いわゆる最初の部分です。
○宮地分科員 大変恐縮でございますけれども、ちょっとニュアンスが違うので私は確認をしたい。当初の五十五年度末の計画はこれは当然五十六年の頭ですね、これについてはいまお話しのように和光と新座と志木と朝霞、この四市が操業として入ってくるわけですね。そしてその後の川越、上福岡、富士見、...全文を見る
○宮地分科員 そこで、地域住民からいたしますと、建設省の計画の進め方にどうしても大きな疑義を感ぜざるを得ない。ということは、いまお話ししましたように、日本住宅公団の宅地開発本部が川鶴団地という宅地を開発する、五十七年の四月にオープンをする。これにあわせて前倒しをして本線の促進が図...全文を見る
○宮地分科員 たまたまこのパイプにつきましては、国道二百五十四の下を通しますので、国道二百五十四の用地買収に伴って推進されますから、いま大臣のおっしゃったような心配はそんなにない、こういうふうにわれわれも理解しておりますので、ぜひ積極的に一年でも半年でも早く操業ができますように御...全文を見る
○宮地分科員 大変時間がたつのが早いので、残念でございますが、持ち時間もあと五分ということでございますので、何点かちょっとお伺いをして簡明に御答弁をお願いしたいと思います。  特にこの荒川右岸流域公共下水道とやはり表と裏の関係で重要な河川、これがいわゆる新河岸川という河川でござ...全文を見る
02月28日第87回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
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○宮地分科員 大平新政権になりましての若手の橋本新大臣でございますが、総理の所信表明演説の中におきましても「緑と自然に包まれ、安らぎに満ち、郷土愛とみずみずしい人間関係が脈打つ地域生活圏が全国的に展開され、大都市、地方都市、農山漁村のそれぞれの地域の自主性と個性を生かしつつ、均衡...全文を見る
○宮地分科員 私は大臣を若手として大変期待しているわけですが、どうも地方自治体に責任を転嫁するような御発言は、私は大変遺憾に思うわけであります。特に、私の地域の中におきましても、たとえば埼玉県西部地域というのは、最近は人口が百二十万人を超えておる。確かに国立の西埼玉中央病院という...全文を見る
○宮地分科員 私は、昨年この所沢市による救急体制というものがどういうふうになっているかということで、救急車にも乗せていただきました。現実に患者さんにも出会いました。しかし、どうしてもその実態としては他の市の方に行かざるを得ない。大変残念でございますけれども、地元に国立がありながら...全文を見る
○宮地分科員 私は、結論的に、まずここの所沢市にあります国立西埼玉中央病院の内容の拡充を積極的に対応していただきたい。たとえばもうすでに御存じと思いますが、高崎市の前医師会長であり、なお国立高崎病院に関係のあった村田先生という方が、朝日新聞の「論壇」で、国立病院をもっともっと充実...全文を見る
○宮地分科員 そこで、時間もあれなので、次に私は国立の秩父学園の問題について一言触れておきたいと思うわけでございます。  この国立秩父学園は、もうすでに御存じのように、国内でも初めて心身障害児の教育訓練、また研究、こういったものとしてつくられてまいりました。しかし、私は最近この...全文を見る
○宮地分科員 たまたまこの七月に、この国立秩父学園がございます同じ所沢市の基地の跡地に、御存じと思いますが、医療から職業復帰までというキャッチフレーズで国立の身体障害者のリハビリテーションセンターがオープンになる予定にもなっているわけでございます。さらには同じ敷地の中に国立の職業...全文を見る
○宮地分科員 さらに、このたび厚生省の大変な努力によりまして埼玉の西部地域に、川越市の伊佐沼というところに国民年金保養センターを五十四年度で一応検討されている、このように伺っているわけでございます。話によりますと、五十四年度から建物、備品などで四億五千万円、そして新たに土地につい...全文を見る
○宮地分科員 聞くところによりますと、その土地の手当てについては二千坪程度というふうに聞いていますが、もう少し具体的に、どういう手当てになるか、予算面とその敷地の大きさ。
○宮地分科員 実際にできる建物の中の問題などにつきましては、地元川越市、埼玉県とよく連携をとりながら、住民のニーズにこたえた形として、できた後、利用しやすくまた喜ばれるような施設にぜひよろしく要望をさしていただきたい、こう思うわけでございます。  さらに、今度越生町に厚生年金休...全文を見る
○宮地分科員 時間が参りましたので、最後に大臣に一言質問をして終わりにしたいと思います。  私は、結論的には、先ほど来申し上げておりますように、埼玉県というものが大変な医療過疎県であるという認識をまず大臣にお持ちいただきまして、もう一つは、東京都のベッドタウンとして大変爆発的な...全文を見る
02月28日第87回国会 衆議院 予算委員会第二分科会 第2号
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○宮地分科員 大平政権になりまして、総理も今国会の所信表明演説の中におきましていわゆる文化、教育というものの重視につきまして、特に「人間性の回復をあらゆる施策の基本に据え、家庭基盤の充実、田園都市構想の推進等を通じて、公正で品格のある日本型福祉社会の建設に力をいたす決意であります...全文を見る
○宮地分科員 また、最近、経済環境が非常に逼迫してまいりまして、特に物価高というものが五十四年度の経済運営の中でも警戒水域に入ったという状況にありますし、戦後の家計の中に占めますところの特に教育費の負担というものが年々増大をしてきていることは、文部大臣も御存じであろうと思います。...全文を見る
○宮地分科員 さらに私は、特に人口急増地域の中における小中学校あるいは高等学校の問題について、若干具体的にお伺いをしてみたいと思うわけでございます。  そういう中におきまして、まず、私が住んでいる埼玉県の例をとりましても、大変憂うべきことがあるわけでございます。これは人口急増と...全文を見る
○宮地分科員 私はいま富士見市の一例を挙げたわけですが、特に埼玉県西部地域は日本有数の人口増加地域でございます。川越、所沢など二十四市町村が存在しておりまして、その中でも大変に端的な一例として、私は富士見市を指摘をしたわけでございますが、ぜひ人口急増地域における小中学校のプレハブ...全文を見る
○宮地分科員 財政的な面から結果的に義務教育における教育の環境整備がおくれておる、まことに残念でございます。しかし、当初大臣が、先ほど御答弁いただきましたように、この重要性については十分認識をしているわけでございますから、大臣といたしましても積極的に対応していただきたいと思います...全文を見る
○宮地分科員 特に人口急増地域においての小中学校、高等学校、このいわゆる教育環境整備の問題が大変立ちおくれている。この問題について私はもっと積極的に——財政的な面あるいは教育内容の面あるいは教員の資質の面、人事交流の面など、いわゆる精神的また物質的な面、両面から大変な立ちおくれと...全文を見る
○宮地分科員 時間が参りましたので、最後に一間お伺いして終わりにしたいと思います。事務当局にはすでにお話をしておりますので、時間も迫っておりますので、簡単で結構でございますので御説明をいただきたい。  一点は、御存じのように埼玉県は大変医療過疎県でございまして、非常に医療がおく...全文を見る
○宮地分科員 先ほどの非行少年の問題につきまして、時間がありませんので警察庁には大変失礼いたしました。深くおわびをして、私の質問を終わります。
03月02日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○宮地委員 今回の租税特別措置法の改正に伴いまして、これが国民生活に与える影響につきまして、特に最近は、五十四年度の経済運営の最も重要なかぎといたしまして、物価という問題が非常に注目を浴びてまいりました。  御存じのように、過日は物価担当官会議によりまして、八項目による政府の物...全文を見る
○宮地委員 今回の揮発油税のリッター当たりにいたしまして九円十銭、地方道路税のリッター当たり一円六十銭、合わせましていわゆるガソリン税のリッター当たり十円七十銭の値上げが、今後国民生活にどういうふうに影響を与えるか、そういう点につきましてまず、これは蔵出し税的なものとして元売りの...全文を見る
○宮地委員 通産省は昨年の七月、五十二年度の給油所の経営実態報告を資源エネルギー庁から石油審議会に提出をしております。そのデータを見ましても、この給油所の経営実態調査の中で、約三五・二%が経営的に赤字をしておる。これは前回、五十一年十二月の調査のときには三二・六%であった。明らか...全文を見る
○宮地委員 最終的に消費者に転嫁されるべきであると、通産省あたりがそういう暴言を言ってもらっては困る。というのは御存じのように、揮発油販売業法という法律がございまして、この「目的」をちょっとじっくりと読んでもらいたい。各委員の先生方に聞こえるようにゆっくりと読んでもらいたい。
○宮地委員 その最後のところに「揮発油の安定的な供給の確保と消費者の利益の保護に資することを目的とする。」と消費者保護を明確にうたっているわけです。いきなり消費者が全部かぶるべきである、こう断言することを私は取り消してもらいたい。元売り段階から大蔵省は蔵出し税的なもので取る。元売...全文を見る
○宮地委員 公取が来ていると思いますので、伺いたいわけでございます。  いま公取は石油業界といわゆるカルテルの問題で裁判中である、こういうふうに聞いているわけでございますが、一つは今回のOPECの値上げ、これによりまして、そろそろ各元売りメーカーもこの三月の下旬にはリッター当た...全文を見る
○宮地委員 さらに、このガソリンがそれではわれわれ国民生活にどういうような影響を与え、負担になってくるか、こういうことにつきましては、すでに大蔵当局といたしましてもいろいろデータを調べてあると思いますが、たとえば家計消費支出の中に占める費目別の支出割合の中で、大蔵省はどの程度にガ...全文を見る
○宮地委員 これはいま千分の九というお話でございますけれども、実際に野村総合研究所の自動車用ガソリンの需要構造に関する調査、これによりますと、家計消費支出に占める費目別支出割合というのが、食料費がトップで三一・六%、住居費が続いて九・三%、その第三番目にガソリン代が入ってきて八・...全文を見る
○宮地委員 大変数字のトリックといいますか、そういうもので切り抜けようとしておりますが、わかりやすく数字を示せば、この野村総研の数字は間違いないのです。これはわれわれ国民の家計支出の中で一割程度、ここでは約八%ですが、これは所得別に全部また違うのです。たとえば二百五十万円から三百...全文を見る
○宮地委員 このガソリン税が六月一日から実施されますと、じゃ六月一日以降大体どのくらいになるとお思いになりますか。
○宮地委員 その辺がやはり国民の生活実感から離れておるわけです。先ほどから私がお話ししている間にも、この三月には元売りからスタンド売り関係に大体リッター当たりOPECの値上げ分として十円から十二円卸しの価格が上がる、そういう状況にあるのだ。いま言った数字にストレートに十円から十二...全文を見る
○宮地委員 さらに、国税収入に占める石油諸税の割合、これはどういうふうになっておりますか、御説明いただきたい。
○宮地委員 この九・八%は諸外国に比べてどうですか。
○宮地委員 一番高いということなんですね。ということは、国民の納税者がこの石油諸税に支払う税金も非常に大きい、そして受ける打撃というものも家計の支出の中についても大きい、こういうことがはっきりしたと思うのです。  今回のこの揮発油税あるいは地方道路税の引き上げに当たりまして大蔵...全文を見る
○宮地委員 そこで、今回の揮発油税、地方道路税の引き上げはいわゆる道路整備緊急措置法、これにひっかかってくるわけでございまして、今後五ヵ年間に道路の整備をやっていこう、こういうことで、五十七年度末までという期限が符合しているわけでございます。  そこで、それでは今回のこの揮発油...全文を見る
○宮地委員 今回の引き上げで五十七年度末まではない、こういうふうに理解をしたいと思います。  ただ、今回のガソリンのリットル当たり十円七十銭のストレートな消費者への価格転嫁というものが行われますと、さらに私たちがいま心配をしておりますのは、他の製品、あるいは当然ハイヤーとかタク...全文を見る
○宮地委員 ぜひその点、経済企画庁も物価の大目付でございますし、政府の四・九%の消費者物価というものは大変にこれは厳しい情勢下にあることはあなた方が一番よく知っているわけでございますので、どうかこのガソリン税の引き上げが物価高騰の引き金にならないように、大蔵省とも連携をとって十分...全文を見る
○宮地委員 年度で大体一兆五、六千億円の税収を見込んでおる、こう理解をしたいと思います。  そこで、この五ヵ年計画のいわゆる財源の、特財と一般財源あわせて結構でございますが、第八次に至るまでの総トータル、この道路に対する投資の総トータル、お幾らになるか。
○宮地委員 ですから、一次から八次までの総合計ですよ。
○宮地委員 じゃ私が教えてあげますよ。第一次から第八次まで、後で計算していただけばわかりますが、約四十六兆四千四十億になるようになっております。  そこでもう一つ伺いたいのですが、下水道整備五ヵ年計画というのがございますね。この下水道整備五ヵ年計画の第一次、第二次、第三次とこの...全文を見る
○宮地委員 それも記憶がちょっと違っておりますね。第一次五ヵ年計画で、あなたの方の建設省でいただいた資料ですと、達成の方でいくと四千二百四十億、第二次五ヵ年計画が六千百七十八億、第三次が二兆六千二百億、今回第四次の七兆五千億、この数字に間違いないかどうか。
○宮地委員 これをトータルいたしますと、十一兆一千六百十八億になるのです。  そこで、私はなぜこれを提起したかといいますと、道路の方につきましては四十六兆四千四十億、これをざっと単純計算いたしますと、約四・一六倍道路に投資が行っておる、こういうことなのです。下水の方が四分の一で...全文を見る
○宮地委員 私も道路につきましては、地方の県道だとか市町村道、こういう小さいところについては、これはまだ三〇%ぐらいの舗装率とかそういう点を考えますとまだまだおくれている点は多々あると思います。ただ国道などにつきましては十分、そういういまお話しのような考え方もそろそろ見直していく...全文を見る
○宮地委員 たとえばいまお話が出ましたが生活関連主導、こういう視点から、住宅あるいは上下水道、都市公園、こういったような整備に加えまして新たに、本来公共事業の範疇に入っておりませんけれども、学校の校舎とか体育館とかいう文教施設あるいは社会福祉施設などの整備、こういうものもやはり公...全文を見る
○宮地委員 今回のこの揮発油税が、五十四年度におきましても約一兆四千七百二十億円の税収を見込んでいるわけでございますが、やはりこの揮発油税が創設された昭和二十六年の当時よりいわゆる揮発油、ガソリンの消費量、これは大幅に増加をしているわけでございまして、税収面とかあるいは道路整備の...全文を見る
○宮地委員 次長も認めますということでございますので、今後の改善に十分期待をしておきたい、こういうふうに思います。  そこで、時間も刻々と来ておりますので、土地住宅税制の改正問題に絡みまして、少しお伺いをしておきたいと思います。  この土地住宅税制の改正が優良宅地の供給につな...全文を見る
○宮地委員 国土庁はこの点どのように理解をしておりますか。
○宮地委員 最近の地価高騰は大変に目に余るものがあるわけでございます。特に国土庁の土地鑑定委員会が本年の一月三十日に、五十三年の第四・四半期における地価動向調査の結果を発表したところによりますと、住宅地において昨年の地価のアップ率が、東京圏で八・七、大阪圏が六・四、名古屋圏八・二...全文を見る
○宮地委員 特に最近の市中銀行の預金のだぶつきに加えまして長期譲渡所得税の緩和、これがやはり土地の騰勢傾向にさらに拍車をかけているのではないか、こういう国民の心配もあるわけでございますが、この点についてはどのように理解をし、また調査をされておりますか。
○宮地委員 最近特に土地の高騰に対しまして金融機関が一役買っているのではないか、こういうようなことが言われておりまして、大蔵省といたしましても金融機関に対しまして、土地融資の自粛を要請した、このようにも伺っておるわけでございますが、この点の実態、また自粛を要請した後に、時期的にま...全文を見る
○宮地委員 その実態をつかめるのは大体いつごろですか、近い将来と言いましたが。余り悠長なことをしていますと、土地の方は先にどんどん上がっていってしまいます。
○宮地委員 私はやはり地価の抑制問題は、単に国土庁だけに任せておいてはなかなか解決しない。確かに調整的企画、その辺の立場は国土庁にあるわけでございますが、そういう意味合いで国土法が制定されたのもそこにあるわけでございますが、私はやはり建設省、大蔵省、国土庁、三位一体になって真剣に...全文を見る
○宮地委員 そこで少しマクロ的になりますが、今回の租税特別措置法の改正によりまして、何点かやはり国民の抱いている疑問といいますか心配な点について伺って、締めていきたいと思います。  一つは、先ほどもお話が出ておりましたが、財政の健全化という名のもとに、やはり基本的には大企業優遇...全文を見る
○宮地委員 さらに、所得税の減税の問題についても、党首会談でも大平総理もこの問題についてはなかなかかたい口を閉ざしたままであったようでありますが、国民はこの二カ年間、物価調整減税として戻し税が返ってきておりまして、五十四年度においては果たしてどうなのか。実際先ほど来申し上げており...全文を見る
○宮地委員 私は戻し税については大変に効果があった、こう理解している一人でございます。政務次官も政治家の一人でありますから、選挙区に帰ってその辺を確認されれば一番よくわかることでございまして、いま御答弁されているようなことを帰ってやりますと、これは大変厳しいおしかりを受けると思い...全文を見る
○宮地委員 ぜひもっと国民の税に対する率直な考えというものを生活実感的な立場からもとらえていただきまして、大蔵当局の良識ある対応を強く要望したいと思います。  時間も少し早いわけでございますが、昼食時間を超えての同僚委員、また政府委員の皆さんの御努力に敬意を表しまして、終わりに...全文を見る
03月14日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第12号
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○宮地委員 財政特例法案の審議に当たりまして私は初めに、財政収支試算の五十四年度ベースとの関係について少しお伺いしてまいりたいと思います。  先ほど来からもお話が出ておりましたが、この財政収支試算によりますと、昭和五十九年度に特例公債の依存度をゼロにするということになっておりま...全文を見る
○宮地委員 この特例公債四十五兆四千五百億円については起債によらないで現金償還、こうなるわけでございますが、これについてはどういう御計画をお持ちになっておりますか、伺いたいと思います。
○宮地委員 その償還につきまして、結局いま政府としては、六十一年度以降についてはいわゆる経済見通しが非常にわかりにくい、そういうことで、現時点においてはなかなかつかみにくい、こういう判断をしているようでございますが、この点についてはもう少し突っ込んで具体的に検討をする用意、これは...全文を見る
○宮地委員 結論的には、六十一年度以降は具体的計画はわからないということでございます。  そこで、今回の財政収支試算によりますと、この公債発行につきましては、国債費については現行の発行条件に基づいて試算されているわけでございまして、すでにこのたび発行条件が引き上げられたという条...全文を見る
○宮地委員 財政収支試算の前提条件が新経済社会七カ年計画の基本構想にあるわけでございまして、その中からGNPの伸びだとか、そのほかたとえば先ほども主税局長お話しになっておりますが、税収弾性値一・二というような見方をしております。基本ベースはそこにあって、当然国債費については発行条...全文を見る
○宮地委員 そういう大ざっぱなものというと、国民は余り期待しない方がいいし、逆に言えば、五十九年度に赤字公債を整理するものも余り当てにならないというような判断に立たざるを得なくなるので、その点は十分に謙虚に、条件が変更すれば変更に伴った基本が変わるわけですから、手直しはすべきであ...全文を見る
○宮地委員 この財政収支試算の策定をする時期においての主税局当局の認識は、一般消費税の導入を考えていたのかどうか、その点を伺いたいと思う。
○宮地委員 九兆一千百億全体というよりも、この策定の時期にその認識を主税局当局が持っていたかどうか、そこを結論だけ言ってください。
○宮地委員 すでにその認識をこの策定の中に持っていた、ただし五%以上についてはまだ定かでない。しかし、これは子供でもわかることでございまして、最後は九兆一千百億円という増税の大枠がわかっておって、導入は五十五年度で五%。それじゃ五%の場合には、試算によれば大体税収見積もりが二兆五...全文を見る
○宮地委員 まあこの点については、また別の機会に論議をさせていただきたい。  いずれにいたしましても、一般消費税の導入をすることに対しましては、やはり大きなデメリットというのがあるわけでございまして、私たちは特に物価の面あるいは国民生活に与える影響など考えましたときに、これはも...全文を見る
○宮地委員 特に応募利回りと流通利回りとのいわゆる乖離差ですね、この問題が、引き上げ前は〇・八から大体一・〇くらいの乖離があった。その後いまのお話によりますと、流通利回りが〇・ ○九くらい回復をした。この乖離差はその後どういうふうになってきたか、状況を説明いただきたいと思います...全文を見る
○宮地委員 六・一%国債でいまなお〇・四三一の乖離があるというところにやはりまだ問題が残っているのではないかという感じがするわけでございますが、先ほど来もお話がありましたが、もっとこの市場の実勢を尊重すべきではなかったか、こういう批判も現実にあるわけでございまして、この乖離差が現...全文を見る
○宮地委員 さらに、こういう金利の引き上げが金利自由化への一つの潮流に入ったのではないか、こういう見方をしている学者また専門家もおるわけでございますが、この点についてどういう理解をしておるのかが一点。  それから、五十四年度においても国債発行十五兆二千七百億の中におきまして、二...全文を見る
○宮地委員 長期の国債の消化をさらに努力するためには、公社債流通市場の整備、これを進めていかなくてはならないと思います。  そこで、証券業界あるいは銀行業界でいろいろ利害が対立しているようでありますけれども、新発の国債の銀行窓口の販売、また既発の国債の売買を銀行取り扱いにすると...全文を見る
○宮地委員 いずれにいたしましても、国民から見て魅力のある国債、また市中消化をできるだけ促進できる国債ということも、やはり配慮していかなくてはならない段階に来ているのではないか、かっこうのいいことだけを言っておいて、実際は売れないで、それが逆に買いオペをあおり、財政インフレになる...全文を見る
○宮地委員 それから、国債の円滑な消化を阻害している一つの要因として、高度成長期における金融制度のもとにおきまして、先ほどもお話しいたしましたが、長期債に偏った発行、これをやはり続けておりますと、引き上げ前にいろいろ問題になりました国債価格の下落、こういった問題が起きてくるわけで...全文を見る
○宮地委員 そういう意味で、特に国債残高の急増と国債管理政策、これは非常に重要な課題でございまして、先ほど理財局長は欧米各国の例を出して、最近は欧米各国でも短中期債の発行を重点的にやり、見直し論が出ておる、こういうお話がございましたが、私はこの国債残高の急増の実態から見たときに、...全文を見る
○宮地委員 中期債というものを前向きに検討すべきではないかという局長の答弁をいただいて、私もそのとおりだと思います。特にアメリカでは、市中に保有される国債の四六%が大体一年未満の短期債である。わが国はそれに比較いたしますと、わずか二%弱、こういう実態になっているわけでありまして、...全文を見る
04月11日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
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○宮地委員 最初に、大蔵大臣も大蔵委員会に久しぶりに出席をしましたので、当面する時局の重要な点を大臣に何点か伺いましてから、本題に入らせていただきたい、こう思います。  ただいま公定歩合の問題が出ておりまして、最後にまことに明快といいますか、ごりっぱな答弁があったわけですが、こ...全文を見る
○宮地委員 大臣もいま経済成長率との絡みで非常に心配をされるのは、十分理解はできるわけでございます。しかし、四月以降これからの卸売物価につきましても、たとえばまず第一番目に、電力、ガス料金の為替差益の還元がなくなって旧料金に戻ってくる、こういう情勢が一つと、さらに、ちょうど年度が...全文を見る
○宮地委員 ぜひ国民生活に大きな打撃のないように早目に手を打っていただきたいことを強く要望しておきたいと思います。  そこでもう一点非常に重要な問題は、いわゆる対米貿易の黒字の問題に絡みまして、園田外務大臣も米国に行きましていろいろ御苦労をされまして、心から敬意を表しておるわけ...全文を見る
○宮地委員 そういう中で、個別の問題がこのところ非常に続出しているようでございます。特に大蔵省の所管になっている個別の問題、たとえば四月から大蔵省が審査しているアメリカの生命保険会社のコンバイン社、この生保進出の認可の問題、これについてもアメリカあたりでは、審査が遅いとかあるいは...全文を見る
○宮地委員 いろいろ個別な問題などが非常に難問題も持ち込まれるようでございますが、この辺は国際的な経済環境の中におけるわが国の果たす役割り、責務、またいろいろ国内的な業界あるいは国民生活の絡みの中で、どうか調和のとれた、また納得のいく方向で十分前向きに検討いただきたい、こういうふ...全文を見る
○宮地委員 特に東京サミットの成功、それはすなわち、五月のマニラで行われるいわゆるUNCTADの成功がかぎを握っているのではないか、こう思うわけでございまして、このUNCTADの問題についても、先日大平総理も大阪において記者会見の中で、福田前総理のマニラドクトリン、これを尊重して...全文を見る
○宮地委員 言葉じりをとらえるようで申しわけないのですけれども、余り後進国という言葉はよくないと思いますね。これはやはりそういう言葉が発展途上国、開発途上国、そういう国々に非常に刺激的言葉になると思うので、これは大蔵大臣、慎んでいただいた方がいいと思います。  そこで、経済協力...全文を見る
○宮地委員 その内容を簡単に御説明いただいて、いわゆる社会還元という問題について今後どのように取り組んでいかれるのか、あるいは取り組んでおるのか、ちょっと伺っておきたいと思います。
○宮地委員 これは大臣にちょっと認識を持っていただいて、また、お持ちと思いますけれども、さらに政府としてやはりもっと力を入れていくべきじゃないかと私は思うのですが、社会還元という問題は非常に大事なのですね。これは御存じと思いますけれども、企業が得た利益を現地社会に何らかの形で還元...全文を見る
○宮地委員 それから最近、ラテンアメリカといいますか、中南米諸国というのは政情が非常に不安な国が多いようでございまして、先日もエルサルバドルでゲリラ組織の誘拐事件、こういうような大変な問題が起きているわけでございます。特に中南米に進出している日系企業につきましても、二十五カ国、総...全文を見る
○宮地委員 私の質問にちょっとずれているのですけれどもね。こういうような非常に政情不安な国なので、こういう基金融資のこういう機会をとらえて、先ほど来申し上げたようなことについてアプローチをしていく意思がございますかという質問なんです。
○宮地委員 いまのIDBの問題でそれでは少し伺っておきたいのですけれども、いわゆるIDBの政策、業務、資金調達の方法あるいは組織などについての洗い直しの必要、この問題がさきの総会で決議されて承認されたということで大変注目をされておりますが、この洗い直しの問題についてはわが国として...全文を見る
○宮地委員 それから、一九七七年の五月、コスタリカのココアの豆の加工会社に対してIDBが初めての出資業務を行った、そしてこのIDBが今後その経営に参加することになりますけれども、これは将来会社が十分な収益を上げ、IDBの支援を必要としない段階に至ればその持ち分を売却することになっ...全文を見る
○宮地委員 最後に外務省に伺っておきたいと思います。  一つは、対ベトナム援助の問題については、現段階ではどのように検討をされているのか、再開されるとすればいつごろになるか、その点を聞いておきたいと思います。  もう一点は、いわゆるインドシナ難民センターの建設に対する資金援助...全文を見る
○宮地委員 このベトナム援助につきましては当然、インドシナ半島における政変がらみになってくると思います。そこで五十四年度については、予算的には国内で認められておるわけでございまして、このいわゆる執行ということになりますと、いま申し上げましたようないわゆる政変との絡みで一部には、場...全文を見る
○宮地委員 さらに、中近東地域の安定のために、経済状態の悪化の目立つトルコですね、このトルコに対するところの新たな経済援助、こういう意向が政府にある、また今回の園田外相の訪米に当たりましてもこの問題について討議をされた。さらに、いわゆる経済援助の予算枠についても、米、英、仏、西ド...全文を見る
○宮地委員 最後に、大蔵大臣に伺って終わりにしたいと思います。  今回のアフリカ開発基金への参加に伴う措置に関する法律及び米州開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案は、非常に大事な法案でありますし、わが党としても賛成法案としているわけでございますけれども、...全文を見る
04月27日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
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○宮地委員 初めに大臣のいらっしゃる時間にお伺いをしたいと思いますのは、日米経済摩擦と米国たばこの価格是正の問題についていま大臣としてどのように考えていられるか、まず伺っておきたいと思います。
○宮地委員 関税率については、本法案の後での改定はする考えはない、こういうふうに理解しておきたいと思います。  実務的に広告、小売手数料の問題について、専売公社としてどのように詰めておるか、説明いただきたいと思います。
○宮地委員 先ほど大臣もお話がありましたが、特にいわゆる宣伝広告の規制の緩和の問題について、WHOの勧告をどういうふうに受けとめてこの調整に当たられようとしておるか、伺っておきたいと思います。
○宮地委員 警察庁の佐野保安課長は時間の関係がぶつかっているということで、先に伺っておきたいと思います。  円高ドル安ということで、そういう影響の一つで最近、軍用たばこの密売が行われているということで一つの大きな社会的問題になっておりますが、この点について、警察庁、どのように取...全文を見る
○宮地委員 いま米軍基地の問題が出ましたけれども、これについては、日本専売公社関東支社監視部が米軍の横田基地のOSI、米空軍特別調査局とともに捜査に乗り出しておる。横田基地のいわゆる軍用たばこの密売問題については、専売公社としてどういうように調査をしておるか報告していただきたいと...全文を見る
○宮地委員 私の方は、これはことしの三月二十五日の読売新聞で報道されておりますけれども、その中の事件の問題について監視部の永井監視課長が、これは読売新聞の記者のインタビューに答えたのではないかと思うのですが、「外国製たばこの密売は戦後混乱期の遺物。それがドル安で米兵らの生活が苦し...全文を見る
○宮地委員 警察庁はこの事件については承知していないかどうか、伺っておきたいと思います。
○宮地委員 専売公社の総裁に伺っておきたいのですが、現実にこういうようないわゆるたばこの横流しといいますか、こういうものが外国たばこにおいて行われている。これについて、警察庁としても相当詳しく捜査をし、詰めて情報を持っているわけでございますので、そういう点、今後やはりこういう問題...全文を見る
○宮地委員 保安課長は次があるから退席して結構でございます。  そこで、このたばこの値上げの今回の一つの経緯の中で、どうも私たち国民の立場から見まして、大蔵省と専売公社の間に相当基本的なギャップがあるのではないかという感じをしております。というのは、まず伺っておきたいのですけれ...全文を見る
○宮地委員 大蔵省のいわゆる財政危機の中から言うなら税収を上げる、こういう一つのねらいの中で、本当は値上げをすれば消費が低下することは目に見えてわかっているわけですから、したくはない、そういう中の副産物として出てきた問題がどうも専売納付金制度であり、あるいは定価法定制の緩和である...全文を見る
○宮地委員 大臣が十二時二十分ごろ退席ということですので、大臣に先に伺っておきませんと困りますので……。  一つはたばこの地方への配分の率、これは今回都道府県が一〇%で市町村が大体一八%消費税を持ちますけれども、国の方の財政危機もさることながら地方も大変なんでございまして、もう...全文を見る
○宮地委員 さらに、やはり大蔵大臣は日本の経済のかじ取りの一番の中心的立場にいるわけでございますので、物価との問題についても当然この問題は考えておられると思いますけれども、特に五十四年度の経済運営の中で、物価が非常に警戒水域に入った、こういう中で、たばこが消費者物価に与える影響が...全文を見る
○宮地委員 要するに、今回のこの法案がもしも可決されるということになりますと、いわゆる大蔵大臣の許認可事項が法定制緩和ということで非常にふえるわけですね。ですから大蔵大臣の責務が非常に重要な立場になるわけでございまして、たばこの法定制緩和と大蔵大臣の責務、この問題は切っても切れな...全文を見る
○宮地委員 きょうは大変かけ持ちの方が多いので質問する方も非常にむずかしい、あっち行ったりこっち行ったりで困るわけでございますけれども、そこでまず、専売公社総裁に伺っておきたいのですが、法定制緩和のいわゆる財政法第三条との絡みで、あなた方は国民に納得させるどういう法的裏づけを持っ...全文を見る
○宮地委員 そうすると、日本専売公社法の四十三条の二十三「公社における専売品の価格の決定及び変更については、財政法第三条の規定を準用する。」これは結局、今回形骸化するのですか。
○宮地委員 そうすると、あなたの言っている変わらないということは、今回の三〇%という基準はどういうふうに解釈すればいいのですか。
○宮地委員 国民からしますと、非常に疑義に感じざるを得ないわけですね。財政法の第三条には御存じのように、「国の独占に属する事業における専売価格若しくは事業料金については、すべて法律又は国会の議決に基いて定めなければならない。」一・三という暫定価格の大蔵大臣の許容範囲内においては何...全文を見る
○宮地委員 品質管理を厳格にやるのはあたりまえなんですよ。問題は、銀紙のわからないところに製造年月日を書いておくのがベターなのか、表に出した方がベターなのか。あなた方は銀紙に書いておいた方が売りやすい、わかりにくいからちょうど便利だ、こう見ているのでしょう。国民からすると逆なんで...全文を見る
○宮地委員 安心というのは意味のとらえ方が非常に違うのですが、そういう傲慢な態度でなくて、アンケートなりあるいは国民の生活実感をもう少しとらえる何かの調査をされて、もしも製造年月日を表に出す方がベターである、こういうようなアンケートが国民の一つのニーズとして出た場合には、謙虚にそ...全文を見る
○宮地委員 では、その点について調査をされるということですから、国民の生活実感から見る一つの表示の中で、製造年月日を表に出した方がいいかどうか、早急にアンケートなり何らかの調査をぜひしていただきたいと思うのです。  それから、現在の表示あるいは広告の問題についても、あなたからい...全文を見る
○宮地委員 あなたは横文字でデンジャラスなんて言ってぱっと逃げましたけれども、やはりアメリカの連邦のたばこ表示及び広告法、一九六九年の改正によりますと、第四条には、アメリカの場合には公衆衛生総監は紙巻たばこの喫煙は健康に危険があると決めていますということを包装表示するということで...全文を見る
○宮地委員 きょうは関係の省庁の何人の方も来ておりますので、最後に一問ずつ聞いておきたいと思います。  経済企画庁の消費者行政第一課長見えておりますので——坂井審議官はちょっと物価との関係、大臣に先ほど伺いましたので、大変失礼ですが結構だと思います。  消費者行政第一課長に伺...全文を見る
○宮地委員 終わります。
05月25日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第23号
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○宮地委員 初めに、最近大蔵省当局が五十五年度の予算編成につきまして、来年度については異例の五月着手、こういうことで準備に入ったようでございますが、この点についての真意のほどからまず御説明いただきたいと思います。
○宮地委員 その基本は、いわゆる歳入歳出の洗い直しをできるだけゼロベース的な考えに立ってやっていきたい、こういう方針のようでございますが、具体的にまず歳入面においては、基本的にその辺の方針というものをどういうふうにお持ちなのか、現段階で答えられる範囲でお答えいただければと思います...全文を見る
○宮地委員 昨日、大平総理がヒルトンホテルで開かれた全国中小企業団体中央会の総会に出席いたしまして、一般消費税の導入について、この問題については、一つはサマーレビュー、歳出の洗い直し作業の結果を見て国民の判断を求める、こういうふうに述べまして、この団体から、一般消費税が政府の予定...全文を見る
○宮地委員 いま大蔵大臣のお話を伺っておりますと、頭から財政が大変なので一般消費税の導入はどうしてもやりたいという発言にとられてならないのですが、そうなりますと、逆に言えば、五月の五十五年度予算着手というものは、一般消費税導入のための国民の合意を取りつけるためのいわゆる事務的手順...全文を見る
○宮地委員 特に三K赤字の問題についてはどういう積極的な洗い直しをされようとしているのか、その点の考えを伺っておきたいと思います。
○宮地委員 そこで、主税局長に伺っておきたいのですが、午前中も少し発言が出ましたけれども、五十三年度の自然増収の見通しについて、どのくらいの額になるのか伺っておきたいと思います。
○宮地委員 四十八年度のちょうど狂乱物価のときには大変大幅な自然増収があった、こう言われているわけですが、このころは大体どの程度の自然増収がございましたでしょうか。
○宮地委員 四十八年度で約七千八百億の自然増収、これは一番大きい自然増収。その次が四十七年度、前年の約六千三百九十六億増。五十三年度の自然増収の額はいま主税局長から、恐らく五、六千億、ともするとそれを上回るのではないかということですが、こうなりますと、非常に大型の自然増収でござい...全文を見る
○宮地委員 そうなりますと、先ほどもお話がございましたが、約六千億円の公債発行見送りということに連動していくのではないか、こう思うわけでございます。  そこで大臣からも、最近大変な国債の大量発行または国債の暴落でなかなか市中消化ができにくい、こういうことで、午前中も少し論議があ...全文を見る
○宮地委員 国債整理基金のいわゆる国債の償還財源になっておりますこの基金の分については、どの程度の額になっておりますか。
○宮地委員 そうしますと、大蔵省が年内にこの資金運用部資金の剰余金あるいは国債整理基金の中から約一兆円の買い支えを検討されておる。またけさほどのお話ですと、日銀が買いオペを一兆二千億から一兆五千億ぐらい。そうなりますと、六・一%国債につきまして二兆二千億から二兆五千億ぐらいの吸い...全文を見る
○宮地委員 手形オペなどで過剰流動性をできるだけ防いでいきたいということにつきましてはわかったわけでございますが、いわゆる長期国債の六・一%国債、大変八十七円台という暴落をしているわけでございますが、これに対するいわゆる市況のてこ入れ、こういった面もあるのではないか、そういう点に...全文を見る
○宮地委員 いずれにいたしましても、非常な国債の暴落問題あるいは国債の市中消化のむずかしさ、そういうことで、私たちはいま経済運営の最大の問題でありますインフレあるいは物価高騰といったところの火つけ役にしてはならない、こういう気持ちもあるわけでございます。  そこで、これからの五...全文を見る
○宮地委員 経済企画庁が来ていますからちょっと伺っておきたいのですが、最近の卸売物価の高騰に伴いまして、いわゆる四十八年の狂乱物価の再来に似た兆しがあるのではないか、こういった心配が国民の間でもあるわけでございます。すでに景気回復という名のもとに減量経営が行われ、それが結果的にい...全文を見る
○宮地委員 その辺はもう少し追求調査をぜひお願いしたいと思うのですが、またある二面、最近の市況商品が非常に急騰しておる。特に昨年の九月以降、急激に市況商品が高騰をしておりまして、卸売物価の急騰の大きな要因になっておる。特に非鉄関係が三八・八%、木材二九・〇、化学一三・六と、これは...全文を見る
○宮地委員 いま日経商品指数の四十二種についてお話がありました。ただ、私ここでちょっと注目しておきたいのは、四十八年の狂乱物価のときはこの日経商品指数が非常に急激に上がった。そこで四十八年十二月二十二日に公定歩合の引き上げをやりました。そして公定歩合の引き上げをやって九%という非...全文を見る
○宮地委員 いま経企庁の審議官は、非常にミクロ的に、市況備品は直接金融操作には影響ないような発言をしておりましたが、私はインフレという立場からとらえていまお話ししたわけでございまして、これは大蔵大臣にちょっと伺っておきたいのですが、最近のインフレの勢い、これは非常にばかにできない...全文を見る
○宮地委員 そこで、日本列島改造論の問題が出ましたけれども、最近地価も非常に高騰しているわけですね。これについて、前にも私ちょっと伺ったかと思いますけれども、銀行融資がこの地価高騰にあおりをかけているのではないかということも大変考えられるわけで、銀行局としてもいろいろ通達など出し...全文を見る
○宮地委員 最後に一、二点、金融機関の問題で伺っておきたいと思います。  昨日の全国信用金庫大会で、大田の代理で中村政務次官が代読したようでございますが、最近の金融機関の効率化問題に触れ、合併問題、これの必要性を強調したようですが、大臣から直接、この銀行合併の問題についてどうい...全文を見る
○宮地委員 特に今回の大光相互銀行のような問題などがございまして、当然、銀行の債務保証の洗い直し、あるいは相互銀行、中小銀行含めまして今後の銀行に対する税務調査並みの検査、こういった問題についても積極的にやっていかなくてはならないし、何といっても国民の貴重な財産である預金を守ると...全文を見る
○宮地委員 最後に大臣に総括して質問して終わりにしたいと思います。  本日は限られた時間でございますので、来年度の予算編成にまつわる問題あるいは経済運営の非常に重要なインフレ問題を中心にお伺いしたわけでございますが、ともあれ、五十四年度予算の通過後、予算の執行、そういう中で五十...全文を見る
06月05日第87回国会 衆議院 大蔵委員会 第26号
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○宮地委員 税理士法の一部を改正する法律案につきまして、若干の質疑を進めてまいりたいと思います。  今回の法改正につきましては、趣旨説明の中にもございますように、大きく六項目にわたっての改正が行われているわけでございますが、その中で順次、私は重要な問題について政府の見解を伺って...全文を見る
○宮地委員 私はそういう点につきまして確認の意味で、ただいま審議官の方から、ドイツにおいては独立不偏ということで、いわゆるウンアプヘンギッヒということの表現を用いているようでありますが、簡単に言うならこの「独立した公正な立場」の独立性ということは、一つは、行政権力などからのいわゆ...全文を見る
○宮地委員 そこで、この独立性の規定の問題について伺っておきたいのですが、アメリカなどにおいては、一九三三年に証券取引法が制定になりまして、アメリカ史上初めて独立性のある会計人との用語が法文に採用されて以来、一貫してこの独立性の用語というのが用いられてきた、そういうことで、特にた...全文を見る
○宮地委員 時間も限られておりますから、どうか質問に対して結論を先に出していただいて、御説明の方は簡明にしていただきたい。  要するに、独立性というものが非常に今回のこの使命の中で重要である、公正な立場以上に重要な立場。この独立ということについて、やはりその内容的な面をまず明確...全文を見る
○宮地委員 それから第二のいわゆる国際会計基準の統一化作業、これとの絡み合いにおいて、いわゆるこの独立性というものの行動基準なり施行規則というもの、こういうものにわが国においてスピーディーに対応することがこれからの国際的共同認識、こういう流れにやはり適応していくことになるのではな...全文を見る
○宮地委員 税理士法についてはまだ考える必要はない、そういうことでございますが、これについても今回の改正において、税理士のいわゆる会計業務というものの枠が非常に拡大をされているわけでございますから、よく慎重にどうか研究、検討をしていただきたい、このことを要望しておきたいと思います...全文を見る
○宮地委員 弁護士とのバランスについては、その点はどういうお考えをとられたのか、伺っておきたいと思います。
○宮地委員 先ほど少しお話しありましたが、一局複数会制についても、やはり志を同じくする者が自由に選択して会に加入できる、いわゆる自由加入制によるこの複数会というものの検討というものについてはどういう配慮をされたのか。
○宮地委員 地域別にしたこの強制加入制というものは、法的に無理は生じないのか、この点についてはどうですか。
○宮地委員 それから、今回のこの法律の附則の三十七にありますところの公認会計士の問題につきまして「当分の間、」これについては具体的にはどのような程度を指しておられるのか。また、その後公認会計士は、「当分の間、第五十二条の規定にかかわらず、国税局長の許可を受けて、その行おうとする税...全文を見る
○宮地委員 非常にばかげたそういう答弁をすると、これは大蔵委員会をなめたことになるので、審議官、少し図に乗るのもいいかげんにしていただきたいのですね。そういう言い方でなくて、もっと誠意のある答弁をしていただきたいと思います。
○宮地委員 初めからそういうふうにお話を伺えば、私もそうかつかしなくて済んだわけですから、お互いゼントルマンでございますので、そういう審議をさしていただきたいと思います。  次に、助言義務について少し伺っておきたいのですが、この助言義務について、一つは、やはり時効制度の問題の解...全文を見る
○宮地委員 いわゆるこの助言義務について、たとえばこれは委嘱者が不正に税を免れあるいは免れようとしている等のこういった問題がなぜ起きるか、こういった根本の解決、そこに触れなくては、単に助言義務の新設ということだけでは、国民の合意というのは非常にむずかしいのではないか、そういう点で...全文を見る
○宮地委員 次に、税理士審査会の問題について少し伺っておきたいのですが、「委員三人をもつて組織する。」この税理士審査会は三名で実際に能力を発揮できるのかどうか。それからこの三名の委員については、「租税に関する学識経験のある者のうちから、大蔵大臣が任命する。」こうなっているわけです...全文を見る
○宮地委員 私もいまお話しの試験委員だとか、あるいは懲戒審査委員が六人なり置かれるということは存じ上げているわけです。  問題は、ヘッドになる税理士、審査会の会長さんですね。以下二人、三人ですね。三人というのは頭だけですか。その下に当然手足は、いま言ったような懲戒審査委員は六名...全文を見る
○宮地委員 税理士審査会は、この税理士法が改正されてまいりますと、今後非常に重要な審査会であろう。それだけにメンバーの人選は慎重にしなくてはならない。また組織も、単なる名誉職ではなくして、これは機動的に機能化させなければいけないわけですね。そういう点で私はちょっと内容的に伺ってい...全文を見る
○宮地委員 時間も刻々迫っておりますが、懲戒処分の効力発生の時期、この問題について……。  今回、この改正によりまして、懲戒処分確定のときを今度は懲戒処分を受けたときと、こういうふうに改正になるようでありますが、この辺はどういう理由を最大限に採用の根拠とされたのか、伺っておきた...全文を見る
○宮地委員 他の法令のいわゆる類例だけですか。事務的に何らかの処理をスピーディーにやろうという配慮はなかったのですか。
○宮地委員 今回のこの税理士法の改正につきましては、大変に与野党議論、検討の中で大蔵委員会に政府提出されたわけでございますが、関係団体の利害が非常に絡んでいるだけに、公正あるいは調和あるいは国民のニーズにこたえた税理士法の改正、こういう方向に持っていくことが一番望ましいわけでござ...全文を見る
○宮地委員 たとえば、これは法律案の言葉じりをとらえて言うわけじゃないのですが、第三条の税理士の資格の中の順番が逆転しているわけですね、今度の改正案。公認会計士は第四番目にきているわけですね。現在の法律は弁護士が一番、二番目は公認会計士、三番目に税理士試験に合格した者、四番目云々...全文を見る
○宮地委員 時間が参りましたので終わりますが、この税理士法の改正に当たりまして、関係団体のいろいろな利害が非常に絡んでいるだけに、国民のだれもが公正な運営、また政府としての対応においても、できるだけ適応のある国民の二ーズにこたえた形でこの法律案の運用に当たっても十分配慮していただ...全文を見る
12月05日第90回国会 衆議院 大蔵委員会 第1号
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○宮地委員 私は初めに、この法案の問題について少しお伺いをしてまいりたいと思います。  この外国為替及び外国貿易管理法の改正については、さきの国会でも当大蔵委員会で議論をしたわけでございますが、新大臣にもなりましたので、若干の重複はあろうかと思いますが、改めて質問をさせていただ...全文を見る
○宮地委員 国際的な公約という問題ではない、開放経済体制に向かってのものである、こういうような言い回しで大臣はいま答弁されましたけれども、これはとりようによっては私は非常に重要な御発言ではないかと思うわけであります。  わが国の今後の国際社会の中に占める責任と役割り、そういう中...全文を見る
○宮地委員 そこで、そうした一つの流れの中において今回の改正が再びこの臨時国会に提出をされたわけでございます。客観的な経済情勢の変化については後ほどまた触れるといたしまして、言うなれば今回のこの法律というものが原則自由、有事の規制という基本的な考え方に立っての改正であり、いままで...全文を見る
○宮地委員 たとえば為替管理の全面自由化という問題を一つの目途としてのこの法案が出発であるというとらえ方に立つのか、いわゆる完成に近いものである、こうとらえるかによっていろいろ判断、客観情勢は異なると思いますが、たとえば貿易決済の自由化に関するものにいたしましても、具体的に交互計...全文を見る
○宮地委員 たとえば、いま申し上げた交互計算方式の自由化をめぐって、具体的にその取引の利害関係の一番絡み合うのが、外為銀行と商社の取引との関連であろうと思います。この点については、ただいま通産省の局長さんは、完全な一致を見た、こうおっしゃいましたけれども、本当にそのような見解をお...全文を見る
○宮地委員 皆さんのこの法案によりますと、いま申し上げました交互計算の、輸出入取引については具体的に一番大事な、現在の一取引百万円以下のものに限り認められているものについては、今後貸借記が認められる範囲を拡大する方向で検討する、こういうふうに非常にぼかしてあるわけですね。ここのと...全文を見る
○宮地委員 その広げるのをどの程度まで広げようと検討されているのか。全然まだ漠然と、字のとおりただ広げる、煮詰まってないのかどうか、その点お伺いいたします。
○宮地委員 その点が非常にあいまいもこであるわけです。ということは、逆に言えば、自由経済の開放体制という方向に向かっての改正でありながら、国内的には銀行対商社の関係で、それはある程度同じ民族の国民としての経済的な立場というものの理解はできると思いますが、たとえば外国の企業などの場...全文を見る
○宮地委員 基本的にはわかるのです。たとえば、いま具体的にこの私が申し上げております交互計算方式の自由化という問題をとらえたとき、たとえば具体的に、商社の方は通産省がいろいろと行政指導しておる。為銀については大蔵省がしておる。たとえば外国の企業については、やはり商社と同じような、...全文を見る
○宮地委員 また、有事規制について皆さんの方の概要の御説明をいろいろいただいて私も少し研究さしていただいたわけでございますが、たとえば、資本取引の原則自由という三項目があるわけですね。この有事規制というものが万事運用という形になっているわけですね。これはある意味では行政指導側に対...全文を見る
○宮地委員 逆の見方をすれば、有事規制の乱用の可能性が残されるということなんです。  また、この外国為替等審議会の問題にいたしましても、等ということで改組するわけでございますけれども、これは結果の報告ということが中心で、あなたがおっしゃるようにタイミングよくスピーディーにこの問...全文を見る
○宮地委員 そこで、たとえば資本取引の原則自由において、昭和五十二年の秋あるいは昨年の急激な円高、こういうような問題で外為市場が混乱するような場合には有事規制にする——最近の円安の動き、こういう問題については、この範疇として考えておられるのか、円安問題についてはどのように見ておら...全文を見る
○宮地委員 差し控えるということで、具体論に入るとぼかされるわけでございます。  ちょっと一点だけ、角度が違うのですが、最近信用金庫の間でも外為業務の取り扱いを非常に強く要望しておる。相互銀行まで外為業務をやらしておるけれども、おれたちにもどうか。恐らく最近の信用金庫の仕事の大...全文を見る
○宮地委員 これはぜひ前向きに取り組んでいただきたい。また、次の通常国会にはいろいろと法案の提出もあるように聞いておりますので、その中で検討をさせていただきたい。  話を戻しまして、先ほどの円安問題に少し入ってまいりたい。  大蔵大臣に私率直に承りたいので、どうか事務当局の皆...全文を見る
○宮地委員 大蔵省はこの二十七日に、円安阻止といいますか、対策として緊急五項目を発表になったわけでございますけれども、これは結果的には投機的な動きに対する監視強化をしたものではないか、このように思うのですが、この点についてはどうなんですか。
○宮地委員 これは非常にむずかしい問題ですけれども、緩やかな為替管理というような感じの見出しで報道している新聞社もあったわけでございます。私はこの問題については深く触れませんが、ただ開放経済体制に向かっての一つの法案が出され、片一方でこうした円安対策の中でやむを得ず為替管理、何か...全文を見る
○宮地委員 非常にいまの問題大事なんで、大蔵大臣、これからの物価動向に対してどういうふうに取り組んでいくか、また大臣としての考え、所見を伺っておきたいと思います。
○宮地委員 時間も限られておるのですが、一点だけ、ちょっと大事なことを大臣に伺っておきたいのです。  特に、円安傾向から来る国民生活への、物価、インフレへの影響、これにどう対峙するかということに大蔵大臣として、また日銀総裁としてのこれからの重要な指導性が求められる、私はこう思う...全文を見る
○宮地委員 最後に来年度予算編成の問題に若干触れましたので、恐らく予算委員会等で十分に審議されたと思いますが、これは特に国民の願いでありますいわゆる福祉切り捨てとか教育切り捨てという問題。そのいま一番大きな国民の問題であります義務教育教科書の無償化の問題に対する取り扱い、あるいは...全文を見る
○宮地委員 時間が来ましたので、終わります。
12月20日第90回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第4号
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○宮地委員 私は、きょうは、当面する国民生活に直接影響のある石油問題を初めとして質問を進めてまいりたいと思います。  まず最初に大臣に伺いたいと思います。  ことしは石油の値上げに始まり石油の値上げに終わるというような年になりそうでございますが、いま日本の国民の皆さんはこの一...全文を見る
○宮地委員 いま大臣は、需要に見合った供給の確保、そして価格をできるだけ安くしていきたい、円安という一つの新たな条件が付加されてきた、こういうことで国民生活に非常に大きな影響を与えている。そこで私は、円安というものは、石油に弱い日本ということが大きな要因の一つであろう、そういう端...全文を見る
○宮地委員 価格の面についてはどういう判断をされておるのですか。
○宮地委員 国民はまさに本年当初は一バレル二十ドル原油の時代が来たということで驚嘆をしたわけです。しかし、この暮れを迎えようとして、いまや三十ドル原油の時代が来るのではないか。われわれ国民の消費生活は今後どうなっていくのだろうか。特に、石油依存の高いわが国の消費生活構造の中におい...全文を見る
○宮地委員 うまくやったなどといううぬぼれは余り持たない方がいいのではないか。謙虚な姿勢で対応していくところに私は国民の理解も得られると思います。  そこで、私は少しずつ中身の問題に触れてまいりたいのですが、石油部長に私は最初に伺っておきたいことは、わが国の石油の元売りメーカー...全文を見る
○宮地委員 そこで私は、きょうは灯油と軽油に少ししぼりまして具体的にお伺いをさしていただきたい。  まず灯油について、現在の私たち国民がこのシーズンを迎えて必要な需要と供給の数量、これをお示しいただき、先ほど来から確保されているという判断をされておりますが、その点についての見解...全文を見る
○宮地委員 供給の方は賄えるというお話でございます。価格傾向についてはどういう判断をされておりますか。
○宮地委員 結論的には原油のコストアップと円安のこの二つの要因のみを一応値上げの場合には考えておる、端的に言ってこれでよろしいですか。
○宮地委員 原則的には、私がいまお話しした、やむを得ないものについてはその都度ということで、そこで伺いたいのですが、五十年の十二月に通産省が灯油の元売り価格のコストの試算を出しておりますね。この数値を少し、内容的、項目別に説明をしていただきたいと思います。
○宮地委員 それはちょっと、もう少し部下の方に調べさせてください。間違いないか。灯油でやっていないのか、やっているのか。
○宮地委員 そのときの元売り仕切り価格はキロリットル幾らになっていますか。
○宮地委員 一々時間がありませんから言っておきますけれども、そのときの対円ドルレート、それから原油のCIF価格のバレル当たりのドル価格、それから原油CIF価格のキロリットル当たりの円価格、そこまでまず説明、報告をしてください。
○宮地委員 私の方で調べてありますから少しお話をしておきたいと思いますが、五十年十二月の通産省が決めたときの為替レートは円ドル三百二円ですね。バレル当たりの原油CIF価格が十二・五八ドル、約十三ドル、そしてキロリットルに直すと約二万三千八百九十七円、さらに原油の払い出し原価、これ...全文を見る
○宮地委員 ちょうどそのころコスト上昇分についてキロリットル約千六百円くらいであろうということで、灯油の元売りの仕切り価格がキロリットル約三万二千六百円という設定がされたことには間違いないですか。
○宮地委員 すなわち、昭和五十年の十二月における灯油のいわゆる元売り仕切り価格はキロリットルにして三万二千六百円、これをいわゆる庶民の生活に当てはめますと、十八リットルのかんにして五百八十七円ということになるわけですね。よろしいですか。
○宮地委員 最後のところがちょっとあやふやで、実際の仕切り価格はそれより少なかったと言うのですが、その理由はどういうことですか。
○宮地委員 その辺が後であいまいになってくるので再び指摘をしておきたいと思います。  五十年の十二月に、エネルギー庁の方でいま私が申し上げたような基本的な要素に基づいてはじいた積算の一つの根拠というものを、私たちも皆さんのおやりになったようなやり方に基づいて、さらにその後、最初...全文を見る
○宮地委員 そういう答弁はまことに国民の反感を買う答弁であろう。自分たちがつくったコストの試算を覆して私たちはそういうやり方をしてませんと言いましても、あなた方が灯油の元売り仕切り価格をつくるときの要素をもとにして、私たちがそのままその同じ要素を使って現在はじくことに、どこに問題...全文を見る
○宮地委員 大体為替レートの変化においてもきちっきちっとできていますよ。原油のCIF価格のバレル当たりのドルとキロリットルの円も、原油の払い出し原価とか関税、石油税、自家燃費のロス、精製費販売管理費、金利、利潤、元売り仕切り価格、ここまで要素を全部細かくわれわれが積算していて、ど...全文を見る
○宮地委員 大まかで間違いはなかろう、こういうふうに結論をいただいておりますから、時間の関係もありますからそれ以上は突っ込みませんが、ただ、結論として言えますことは、先ほど私が述べましたようないわゆる要素別の積算をいたしまして、さらにそれを元売りの仕切り価格として、十八リットル当...全文を見る
○宮地委員 いま、私はいろいろと具体的に数字を挙げて通産省の考え方をただしてきたわけでございます。この点について大臣の所見を伺っておきたいと思います。
○宮地委員 大臣からそういうお話をいただきましたので、私はこれ以上は詰めませんが、国民の多くの方々は、最初にお話ししましたように、原油を中心としたこの新たな高騰によりまして、いま、消費生活に大きな苦しみといいますか、家計のやりくりに大変苦労をしているわけです。ともかく国民の側に立...全文を見る
○宮地委員 時間も限られまして、大変に残すところ少ないので残念なんですが、軽油について何点かちょっと聞いておきたいと思うのです。  先ほどの灯油については、千円灯油の時代ということでもうすでに千円をクリアして大変な時代に入ったわけですが、軽油の価格についても最近大変な値上がり状...全文を見る
○宮地委員 軽油については、本年の初めは、スタンド買いがリッター当たり約五十一円程度、ローリー買いが約四十六円。しかし、三回にわたるOPECの値上げなど、また今回の十二月からの六次の元売りの値上がりなどによりましてスタンド買いが百円、ローリー買いが九十円近いものになってきている傾...全文を見る
○宮地委員 大臣に先ほどの対応についての御見解を伺っておきたいと思います。
○宮地委員 時間が参りましたので、最後に大臣にもう一度伺って、終わりにしたいと思います。  その前に、きょうは農水省、水産庁、食糧庁、大蔵省など生鮮食料品、年末年始の正月食品などの問題について、あるいは米麦価の問題などについてお伺いをする予定でございましたが、時間が参りましたの...全文を見る
○宮地委員 終わります。