宮地正介

みやちしょうすけ



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開催日 会議名 発言
02月26日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
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○宮地委員 きょうは二月二十六日で、二・二六事件の意義ある日で、また、うかがい知るところによりますと大蔵大臣のお誕生日であるようでございます。心からお祝いを申し上げたいと思います。  最初に、昨二十五日に四党共同の予算修正案を政府に提出をしたわけでございますが、これについては、...全文を見る
○宮地委員 今回の共同修正案につきまして、特に一つは所得税減税約五千五百億円。中身につきましても、これはいわゆる基礎控除、配偶者控除、扶養控除、これを現在の三十三万円から二万円を引き上げ三十五万円、また給与所得控除一律四万円の引き上げ、これによりまして夫婦の課税最低限を、標準世帯...全文を見る
○宮地委員 私は、最善の策というのはベストという意味だと思う。しかし、ベストということよりもベターの予算ではないか。それは精神的、また現在の大蔵大臣としてのお立場からはそう言わざるを得ない、それはおわかりでございますが、これだけの四党の修正案というものは、やはり我々としても慎重に...全文を見る
○宮地委員 そうしますと、特に具体的に少しお伺いしたいのですが、我が党の矢野書記長が、この大型間接税問題について、予算委員会で質問させていただきました。そしてその結果政府見解が出てきたわけでございますが、この政府見解の中で言う「包括的、網羅的」という意味は、「例外なく」というふう...全文を見る
○宮地委員 主税局長に伺いたいと思うのですが、ヨーロッパ諸国等の付加価値税の制度、これは態様がいろいろあることは存じ上げておりますが、この付加価値税制度、所得税あるいは消費税、私は今消費税の方なんですが、いろいろ態様があるにしても、その体系といいますか骨組みというのはやはり変わら...全文を見る
○宮地委員 各国のEC型付加価値税の内容は、項目別には若干異なりますけれども、私が言いたいのは、例えば免税点の水準、これはまず一つはっきりしているわけですね。これは例えばイギリスなんかの場合には、課税取引高が一万ポンド以下のものは免税、あるいは西ドイツの場合には課税取引高が一万二...全文を見る
○宮地委員 そして日本の場合はちょうど一般消費税(仮称)、あの試案ができたときには、日本の流通機構は非常に複雑である、ヨーロッパみたいに製造、ディーラー、小売とこういう三段階じゃありませんから、インボイス方式というのは非常に厳しいからというので、恐らくこれはカットしたんじゃないか...全文を見る
○宮地委員 大蔵省としては、特に一般消費税(仮称)がああいう形でだめになった。私は中身をいろいろ精査してみますと、各国のものとも比較対照して見てまいりまして、これからもし大蔵省がEC型付加価値税を研究あるいは検討するにしても、その一つの骨組み、体系というものは、この一般消費税(仮...全文を見る
○宮地委員 この政府見解の中で、最後にこういうことを言っているわけですね。EC型付加価値税といってもいろいろの態様は考えられるが、多段階、包括的、網羅的、普遍的で大規模の消費税を投網をかけるようなやり方はとらないという立場なので、これに該当すると考えられるようなものは、中曽根内閣...全文を見る
○宮地委員 大蔵大臣、しつこいようですけれども、多段階方式による課税方式によるものは、大型間接税と言われるものとしては取引高税とEC型付加価値税と、それの日本版の一般消費税(仮称)の三つのものしかないんですよ。そして、もうこの政府見解では「EC型付加価値税といっても」といっても、...全文を見る
○宮地委員 またナマズに逃げられたような感じがいたします。  じゃ、続いて事務当局に伺っていきたいと思うのですが、EC型付加価値税を各国が導入したとき、やはり経済にいろいろと変化、変動、こういうものが起きていることは、皆さん御承知のとおりですね。特に物価の問題としては、いろいろ...全文を見る
○宮地委員 特に物価についての影響は、私はやはりEC諸国の場合よりも日本の方がはね返りが非常に強いだろうと思うのです。特にオランダなんかの場合には、導入して三カ月ぐらいして物価凍結令を出す。当時のやはりインフレの過熱という条件があったにせよ、そういう例がある。他の国においては、大...全文を見る
○宮地委員 住友信託銀行調査部が、もし六十一年度に税率五%の付加価値税を導入した場合、税収規模約八兆三千億ぐらいになるだろう、そういう中で、特にVATのケースとしてGNPの減少がどうなるか。こういうデータによりますと、六十一年度が〇・一落ちる、六十二年度は一・三%落ち込む、六十三...全文を見る
○宮地委員 現にイギリスなんかも、今直間比率は大体六対四、直接税が大体五七・二%、間接税が四二・八。西ドイツは大体とんとん。フランスあたりは逆に四、六になっていますね。アメリカなんかの場合は逆に九対一ぐらい、八八対一二ぐらい。こういう状況ですから、直間比率の見直し見直しといって、...全文を見る
○宮地委員 主税局長は、税務行政当局の方からはそういう見方ですが、現場、例えば青色申告会とか法人会とか商工会あるいは税理士会とか、その現場に直接タッチしているのは国税庁ですね。国税庁は考え方として、そうしたところに今まで直接税に対しての指導というものはどういうふうにされてこられま...全文を見る
○宮地委員 その辺が主税当局と現場との違いだと私は思うのです。直接税というものに対する基本的な指導というもののまた現場の受けとめ方、これは主税当局とやはり違いがある。特に、今この段階で直間比率の見直しを、税調が云々というふうに言っておりますが、なぜそこで思い切って方向転換しなけれ...全文を見る
○宮地委員 時間が限られておりますので、次に所得税法の関係について二、三伺っていきたいと思います。  先ほども少し申し上げましたが、私は、現在の二百三十五万七千円の課税最低限、これは経済の実情に見合って、予算の修正の問題にかかわらず引き上げをやるべきである。特に昭和五十二年度二...全文を見る
○宮地委員 そこで、今後やはり課税最低限の問題について、例えばアメリカ合衆国の議会は、史上初めて所得税率、基礎控除額及び課税最低限、ゼロブラッケット類、これをインフレーション指数に基づいて調整することを新税法によって定めた。一九八五年から始まる予定のこの調整は、労働省の消費者物価...全文を見る
○宮地委員 それから、現在ちょうど確定申告の期間の最中でございますが、一つ医療費控除の中で予防医学の推進という立場が非常に配慮されてないのですね。最近非常に成人病もふえてきている昨今でございますので、人間ドックの健康診断、これを医療費控除の対象にすべきである。  確かに、病院に...全文を見る
○宮地委員 人間ドックについてはどうですか。現状のことはわかっているんだから、そちらは今後検討はどうですか。
○宮地委員 医療費控除にしても生命保険料控除、損害保険控除にしても、私が言いたいのは、やはり国民生活の実態に合う形で検討すべきは検討していく、そういう姿勢というものが大事ではないか、この点を私は強く要求しておきます。     〔熊谷委員長代理退席、委員長着席〕  そこで、時間...全文を見る
○宮地委員 特に税務職員の場合、調査と指導、これが税務行政を支える両輪ですね。ところが、最近は調査の方は一生懸命、どんどんいわゆる実調率を高めるということで頑張っていますけれども、どうも納税者の指導ということになると非常に手が回らない、こういうのが実態のようでして、調査優先の感が...全文を見る
○宮地委員 これも質のいい方を採用するにかかわる重要な問題であろうと私は思いますので、ぜひこの税務大学校の短大資格の問題についても、今後十分検討していただきたいと思います。  さらに、最近海外における進出日本企業の海外取引による海外所得の申告漏れといいますか脱税、こういう問題が...全文を見る
○宮地委員 大臣に、予算委員会の関係があるので、一問だけ伺っておきたいんですが、実は、そうした海外取引による海外における日本の進出企業のいろいろな脱税が非常に年々ふえているようですね。その一つの情報収集として、国税庁としては、今までシカゴだとか香港だとかニューヨークに、外務省に出...全文を見る
○宮地委員 この点について、きょうは外務省来ておりますから、ちょっと外務省から所見を伺っておきたいと思います。
○宮地委員 外務省としても、現在の海外取引による脱税の実態が非常に巧妙になってきておりますので、そうした対策の一環としての国税庁の海外出張所設置などの問題に絡めまして、ぜひ御協力をしてあげていただきたい。外務省はどうしても一元化問題にとらわれる嫌いがなきにしもあらずでございますの...全文を見る
○宮地委員 来年はもう少し積極的に拡大する用意があるかどうか、その点についていかがでしょう。
○宮地委員 最後に、時間もありませんので、マル優制度の問題で少し伺っておきたいのですが、グリーンカード制が今回廃止になるわけでございます。限度管理の方式に、このグリーンカードにかわって、今度マル優カードというものを検討したらどうかな、こう思うのですが、この点については当局として検...全文を見る
○宮地委員 さらに、これから高齢化社会が非常に進展していくわけですね。そこで、シルバー預金という構想で、現行のマル優三百万を少し、五百万ぐらいに引き上げる、こういうことも検討してはどうか、こういう意見も青色申告会などから非常に強いのですが、この点についてはどういうふうに検討されて...全文を見る
○宮地委員 かなりと、余り強気にならないで、シルバー預金構想という、皆さんもいずれお年寄りの仲間に入ってくるわけですから、ぜひこの問題は温かい目で対応していただきたい。私は強く要望しておきます。  最後に、マル優の不正防止のために、磁気テープによって名寄せ管理、こういうものを機...全文を見る
○宮地委員 時間が参りましたので終わります。どうもありがとうございました。
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第2号
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○宮地分科員 私は、限られた時間でございますので、蚕糸の問題につきまして少し御質問をしたいと思っております。  特に、昭和五十九年一月から今日に至るまでの生糸の価格動向と需給状況、これについてまず御説明いただきたいと思います。
○宮地分科員 昨年の三月三十一日に農林大臣が基準糸価を一万四千円に告示をいたしました。それによりまして五十九年度、六月からことしの五月までの間が一万四千円。しかし今御説明のとおり、特に先物については八月は一万二千六百円台、九月、十月は一万一千円台、十一月十七日の二千円の引き下げ発...全文を見る
○宮地分科員 この十一月十七日の二千円引き下げ発表、これは私は農林水産省の行政が後手だと思っているのです。この辺の認識をまずはっきりしてもらいたいと思うのです。昨年の八月既に朝日新聞でも報道されて、あなたたちは、マスコミの報道によって以後いろいろ混乱したかのように言われております...全文を見る
○宮地分科員 特にこの八月、九月、十月、十一月のこうした実勢が基準糸価を下回る大変な市場の相場の混乱、それによりまして絹織物業界などは二〇%以上が実際に操業が低下されておる。あるいは、結局絹織物業界が織物がはけない、はくとなると、当時は一万四千円の基準糸価ですから、キロ当たり一千...全文を見る
○宮地分科員 農林水産大臣に、ぜひ今後については、このいわゆる基準糸価の告示に当たっては、もっと消費者あるいは絹織物業界などのそうした情報、意見、こういうものにスピーディーに対応して、やはり的確に、そして業界の、もちろん蚕糸業界、生産者から消費者までありますけれども、どちらかとい...全文を見る
○宮地分科員 特に、わずか四カ月間に、絹織物業界は大変な、これは皆さん中小零細企業です。私の埼玉県の飯能とか小川町にも地場がありますけれども、大変な苦しみをしているわけです。  それに対応して通産省に伺いたいのですが、このとき中小企業体質強化資金、これは四十億円通産省として用意...全文を見る
○宮地分科員 四十億円通産省で用意いたしましたけれども、救済対象は恐らく八十億から百億近いだろう、こう言われているのです。  問題は、せっかくこの四十億の資金を通産省が用意いたしましても、まだ三月までまとめなければならぬのが少し残っておる。各県の受け入れ態勢はできていたのですか...全文を見る
○宮地分科員 今お認めのように、せっかく四十億の金を用意した。ところが埼玉県のように、こういう体質強化資金の受け入れ制度が県にできていないのですよ。お金はできて上から流しても、流れる道がない、ルートがない。この場合、今度は業界はどうなりますか。五%の低金利でもってお金を用意いたし...全文を見る
○宮地分科員 私、具体的に申し上げますが、例えば埼玉県の飯能市中心に飯能の織物協同組合というのがあるのです。使いたくてもこの資金が使えない、そのためにどういう苦労をしたか。まず、市中の民間の金融機関に共同借り入れをしたり、自分たちの持っているものを担保をつけて、それで皆さん対応し...全文を見る
○宮地分科員 では具体的に、埼玉県の場合、この三月までにこの運用はできますか、その点について。
○宮地分科員 農林大臣、今お伺いして大体わかったと思いますが、せっかく四十億円国が用意した中小企業体質強化資金というものは、現実に使われているところと使われてないところがあるということです。制度的な問題によって下までお金が流れてない。こんな政府としてのずさんな行政はないと私は思う...全文を見る
○宮地分科員 農林大臣のその誠意ある御答弁に期待して、ぜひ通産大臣と御調整いただいて、せっかく五%の低金利でもって四十億用意したのですから、ましてや埼玉県の絹織物業界は、御存じのように大島つむぎの奄美と同じ絵物なんです。大変立派なものをつくっているのですから、ぜひ御努力をお願いし...全文を見る
○宮地分科員 本会議も来ておりますので最後に。この輸入の問題も、なかなか全面的に凍結というのは難しいと思いますが、いろいろ二国間協定などで御努力しているのは敬意を表します。しかし、実情をよく見て国内の業界への配慮というものもしていただきたい。  それから、先ほどちょっと最初にお...全文を見る
○宮地分科員 終わります。
03月08日第102回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
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○宮地分科員 きょうは、大変にお忙しい中を住宅・都市整備公団の総裁にも参考人として来ていただきましたので、最初に住宅・都市整備公団関係について御質問をしてまいりたいと思います。  既にNHKのテレビ、マスコミ等でも大変に大きく報道されております埼玉県の狭山台団地の外壁のひび割れ...全文を見る
○宮地分科員 公団としては、実態調査、これは昨年の十月二十九日から十一月二日まで行ったという報告を伺っております。また、コンクリートの品質調査については財団法人の日本建築センター沢田理事長のところへ委託をしておるということも伺っております。四月の中旬ごろにはその研究データが発表に...全文を見る
○宮地分科員 総裁に伺いたいのですが、この問題については倉茂理事等から御報告を受けていると思いますが、今回のこの研究データが四月中句に出る、その場合に、やはり建築資材に根本的原因がある、こういう報告が出た場合には、全国のこの当時に、石油ショック後につくられた公団の総点検をやる、そ...全文を見る
○宮地分科員 狭山台団地でなくても、私が今知るところでは、既に埼玉県下他の団地でも同じような爆裂現象など出ているところもあるやに私は伺っております。そういう点で、建築資材の材質に根本的な欠陥があった場合には、ぜひその当時につくった住宅公団のいわゆる全国的な総点検をやり、やはり入居...全文を見る
○宮地分科員 まず、あなた方公団とゼネコンのいわゆる十年契約は、今こうした大問題になっているのですから、ゼネコンに対して契約の変更をして、今の十年、三月三十一日に切れるけれども、当面例えば三年とか五年とかこの延長を当然やるべきだと思うのです。それをやらないで、あなた方、全部がぶる...全文を見る
○宮地分科員 もう三月三十一日、今月いっぱいでございますから、この問題については早急にゼネコンと詰めをしておいてもらいたいと思うのです。やはりそのはね返りがまた入居者にあるいは購入者にいわゆる逆のフィードバックされては困るわけですから、その点は早急に詰めておいて当然であろう。また...全文を見る
○宮地分科員 建設大臣に伺っておきたいと思います。  公団のことについては、ぜひ公団の責任の中で自分たちのつくられたそうしたものは点検をされ、その研究発表いかんによっては重大な決意で対応していただきたい。しかし、こうしたコンクリート住宅の老化による、公団の今の爆裂現象を初めとす...全文を見る
○宮地分科員 大変に前向きの御答弁をいただきましてありがとうございました。大変お忙しい中をきょうは大塩総裁に来ていただきましてありがとうございました。次のテーマに移りますので、席を外されて結構でございます。  次に、既に建設省がこれからの二十一世紀の新しい道路の構想ということで...全文を見る
○宮地分科員 そうしたすばらしい構想であるだけに、我々もできるだけの協力をして、早期の実現に地元としても努力をしてまいりたい。ただ、そうした総論と、今度はいざ各論という現場に移りますと、関係住民、地域住民とのいろいろな調整工作というものが必要であります。そこで、既に皆さんの方にも...全文を見る
○宮地分科員 時間が参りましたので、御要望して終わりにしたいと思いますが、この構想は私は、今まさに大臣のおっしゃいました国家的な見地から見ても大変有効な建設道路であろう、このように理解をしております。今回、鶴ケ島町-八王子間、関越高速道路にジャンクション、そして中央自動車道にジャ...全文を見る
03月27日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○宮地委員 このたびの補助金削減一括法案、これは国民が大変に注目をし関心を持っている、今国会における重要法案の一つであります。それだけに、当大蔵委員会に付託されたその責任とまた国民に対する義務、使命というものは大きいと思います。  しかし、きょうの午前中の審議、また当委員会の対...全文を見る
○宮地委員 特に、先ほど来もお話が出ておりましたが、今回のこの補助金削減一括法案、約五千八百億円のカットの問題は、不交付団体の六百億円は切り捨て、その他については建設地方債あるいは特例加算などによって財政的には確かに手当てをしている。その努力についてはある程度我々も理解できるわけ...全文を見る
○宮地委員 この法案が先行して、そしてそこに覚書をつくって、これから一年以内、この暫定期間の間に機能分担の問題については検討機関を設けて検討する、こういうふうになっておりますけれども、基本的には逆じゃないか。ましてや、高率補助金一〇%一括して切っていく。費用負担の方ばかりが先行し...全文を見る
○宮地委員 大蔵大臣の時間は三十五分まででございますので、大臣に直でお願いしたいと思います。  そういう点で今回の機能分担の問題は、今主計局次長がおっしゃっておりますが、確かに微々たる、また段階的に努力はしているにしても、今回は機能分担と費用負担という問題については両輪の同時進...全文を見る
○宮地委員 逆の立場で伺いますが、その議論の中で例えば暫定措置が取っ払われるという議論が出た場合に、半永久的に恒久化する考えも大蔵省は持っている、こういうふうに理解してよろしいのですか。
○宮地委員 特に、第二項の「昭和六十一年度以降の補助率のあり方については、国と地方の間の役割分担・費用負担の見直し等とともに、政府部内において検討を進め、今後一年以内に結論を得るものとする。」こうなっておるのですが、この具体的な今後のスケジュールといいますか、そういう点について、...全文を見る
○宮地委員 今回のこの法案の内容を見てみますと、一つは建設地方債の増発によって財政的に手当てをしておる。この手法は、一方でカットして、それで地方債の増発でこの穴埋めをした。財政当局はそれについて、何とか対応したということで言っておりますが、建設地方債の増発という問題は、ちょうど今...全文を見る
○宮地委員 それから、今回のこの一括補助金を削減する中で、特に五千八百億円のこの補助金のカット、そういう中で特に非公共部門、経常経費系統の二千六百億円、これは厚生省の中でも大変苦労したと思うのですが、率直に言って大蔵大臣、いろいろ理由があろうにしても、我々一市民、一国民から見ます...全文を見る
○宮地委員 時間が来ていますが、最後に一問だけ大蔵大臣に伺っておきたいと思います。  先日来、私も大型間接税の問題を税制論議のときにやったのですが、最近この大型間接税導入問題にひっかけて、一つは所得税減税の問題あるいは法人税減税、これが大型間接税導入の増税とのワンパッケージ、こ...全文を見る
○宮地委員 今集中的に大蔵大臣といろいろ論議をしてきたわけでございますが、本当は厚生大臣、自治大臣と並行論議をしたかったわけでございます。話がまた戻ったり行ったりで、当委員会、なかなかこの法案はやりにくいのですが、自治大臣、先ほど来、私、大蔵大臣といろいろ論議をしてまいりましたが...全文を見る
○宮地委員 三千三百に近い地方公共団体の大半が反対をしている。その頂に立っている自治大臣が余り甘い顔をしますと、大蔵大臣が先ほど答弁していたように、今後半恒久化されるおそれもありますよ。ましてや、先ほど申し上げた地方財政審議会、あなたの諮問機関です。あなたの諮問機関が明確に、補助...全文を見る
○宮地委員 後藤田総務長官に伺いたいと思います。  総務長官、「行政改革に関する第一次答申」、昭和五十六年七月十日、臨時行政調査会、これにおきまして、特に補助金の中の生活保護費の問題ですね。これについては御存じのとおり、「補助金等で、本答申においてその具体的な整理合理化方策を個...全文を見る
○宮地委員 そうなりますと、総務長官、この「生活保護費等を除きこという部分については、大蔵大臣あるいは厚生大臣、この辺と具体的にどういう調整をされたのか。いわゆる一律一〇%削減の大蔵省のシーリング枠の中でセットされてきたから、やむを得ずそれに乗ってしまったのか、その点についてはど...全文を見る
○宮地委員 総務庁長官に伺っておりますので、あわせて総務庁から、簡単で結構でございますが、漁業補助金のむだ三億円ということで、これはことしの一月、総務庁行政監察局が「周辺水域の漁業振興に関する行政監察」ということで発表しているわけでございます。竹下大蔵大臣がいなくて残念なんですが...全文を見る
○宮地委員 総務庁長官、先ほどの「生活保護費等を除きこの問題もそうですが、総務庁としては、この補助金のむだ遣い、こういう実態も、皆さんの監察の中で漁業補助金が一つの例として出てきたわけですね。私は、やはり心ある国民の皆さんの中には、この補助金というものが、ある意味では政治家のひも...全文を見る
○宮地委員 こうした補助金の見直し、洗い直しの過程の中においても、補助金のこれからの整理合理化を進めていく中においても、ぜひ国民の納得のいくような、国民の信頼を得るような対応を、特に総務庁長官には、力ある長官でございますので、強く要望をしておきたい、このように思うわけでございます...全文を見る
○宮地委員 厚生大臣がまたどこかにお消えになったようで大変残念なんですが、事務当局の責任者の方でも結構でございます。やむを得ません。(発言する者あり)同僚の諸君から厳しいおしかりもきているのですが、私は優しいですから、その辺ちょっと対応は今後にお貸ししておきたいと思います。  ...全文を見る
○宮地委員 私が厚生省に言いたいのは、やはり基本的な憲法第二十五条、国民の生存権、国の社会保障的義務、こういうものの精神が、今回の補助金の削減一括法によりまして形骸化されてきている。これはもう否めない。ただ給付水準が維持された、あるいは建設地方債で財政的には手当てされた、これだけ...全文を見る
○宮地委員 あなたは給付水準ということを言っておりますが、先ほどから言っておりますのは、給付水準もちろん大事です。しかし、この地方財政審議会の精神というのは、国と地方との負担割合は堅持されなければならない、負担割合を変更しちゃいかぬ。あなたの論理だと、給付水準さえ維持されれば、国...全文を見る
○宮地委員 例えば具体的に私、埼玉県の場合をちょっとあなたに教えてあげたいと思うのです。  埼玉県の場合は、社会保障関係の補助の削減が、ざっと見ますと、今回は約二十億なんです。公共部門が約四十億、合わせて削減が約六十億です。その中で特に生活保護補助費、これが大体二十億の中、四分...全文を見る
○宮地委員 ぜひ厚生省も、きょうは大臣がいなくてちょっと残念なんですが、その辺の精神を酌んで、断じて暫定一年覚書が大蔵省に押し切られないようにしっかり頑張っていただきたい。特に。私は要望しておきたい、こう思っております。  そこで、建設省から見えていると思いますが、公共部門につ...全文を見る
○宮地委員 じゃ官房長、埼玉県やこうした人口急増の大変なところについては、特段のお手当てをいただけるんですな。
○宮地委員 官房長、先ほどから私が取り出しております地方財政審議会の最後に、「基幹的な社会資本の整備は、長期的計画に基づき国と地方が責任を分担して進めているものであり、国の財政負担を地方に転嫁する形で変更することは、基本的に問題がある。」社会資本整備には国がきちっとやりなさい、こ...全文を見る
○宮地委員 ぜひ御期待をしたい、こう思います。決して私は無理を言っているわけではないと思いますので、対応していただきたい。     〔熊谷委員長代理退席、中川(秀)委員長     代理着席〕  文部省もきょうは見えておりますから、文部省に伺っておきたいと思います。  特に...全文を見る
○宮地委員 確かに教材費の百二十三億円の国から地方への負担、これと先ほど申し上げました教科書無償化とは性質が異なります。しかし、やはりなかなか財政当局というのは巧妙でございますから、油断をしてはならない。特に憲法二十六条で保障されている義務教育の無償化、この問題については今後とも...全文を見る
○宮地委員 政務次官、出番がないので、ちょっと退屈でしょうから。  この義務教育の教科書の無償化の問題は、憲法第二十六条の精神にのっとって、今後とも存続をしていく非常に大事な問題であろうと私は考えております。主計局次長は非常に微妙な発言をされましたが、政務次官、この問題について...全文を見る
○宮地委員 政務次官、やはり副大臣の立場なんですから、もっと自信を持って頑張っていただきたい。これ以上は申しません。ぜひ私が注意を喚起しておきたいのは、こうした教材費の削減というものを導入にして教科書無償化の方向の問題を形骸化し、なし崩ししないように、私は特段の要求、要望または注...全文を見る
○宮地委員 総務庁長官、せっかくの機会でございますので……。  先ほど来お話がございました費用負担の問題が、今回の行政改革の中でも、特に補助金の削減問題については先行した、こういうふうに私は率直に言って理解しておりますし、恐らく国民の皆さんも常識的にはそう思っていると思うのです...全文を見る
○宮地委員 終わります。
04月10日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○宮地委員 意見陳述者の皆さんにおかれましては、大変に御多忙の中を、本日の衆議院大蔵委員会公聴会に御出席を賜りまして、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。また、先ほど来の陳述に対しまして、貴重な御意見に心から敬意を表する次第でございます。公明党を代表いたしまして、限られた...全文を見る
○宮地委員 先ほど来、各陳述者の皆さんからも、いわゆる大蔵大臣、自治大臣、厚生大臣の覚書によりますところの、今回の一年限りの暫定措置の問題に対して、大変に危惧をされておるわけでございます。私も過日、竹下大蔵大臣また古屋自治大臣、増岡厚生大臣にも確認をしたわけでございますが、今後一...全文を見る
○宮地委員 河越先生にお伺いしたいと思います。  先生は、岩手大学で社会保障の専門家という立場から大変に御研究を熱心にされておる、このように伺っております。特に今回の補助金の削減一括法案、こうした高率補助金の一律削減という方式、いわゆる財政当局のシーリング枠の押し込みの中から、...全文を見る
○宮地委員 最後に副知事に伺いたいと思います。  岩手県の第三セクターとして事業を行っております三陸縦貫鉄道、五十九年の四月開業ということで事業を起こされまして、国鉄から引き受けまして、この五十九年度の決算が、聞くところによりますと二千五百万円の黒字が出た。率直に、我々国民の一...全文を見る
05月24日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第25号
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○宮地委員 大変に食事の時間も短時間という人間性喪失のような厳しい中に、大蔵委員会、審議しているわけでございますが、これも国民のための大事な審議でございますので、お互いに理解をしてやっていきたいと思っております。  私は、今回の法案の財確法外二法の三法につきましての、まず財確法...全文を見る
○宮地委員 そこで、そうした変遷と過程の中で、大蔵省当局もいろいろ御苦労をされてそうした政策転換をしてきたと思います。しかし私はその中で、今大臣からもお話ございましたが、昭和五十九年度赤字公債依存脱却、こういうことで鈴木政権も頑張りましたが、そうした経済状況などから全くこれは実現...全文を見る
○宮地委員 指摘がそのとおりということよりも、その辺の本質に、一つの政策転換によって大変大きな違いが出てきた、やはりこれに対しての新たなる歯どめというものも私は考えていかなくてはならないのではないか。  大臣としては、新規の特例公債の発行は確かに六年延びた、しかし残高の方は確か...全文を見る
○宮地委員 大臣、しつこいようで申しわけないのですが、この努力規定、確かに第二条第四項、これは承知しています。私は、この努力規定は努力規定としてこれは必要であろうと思いますが、決してすぐとは言いませんが、その時期を見て現在の六十年償還ルールそのものを、でき上がったルールそのものの...全文を見る
○宮地委員 ぜひその点は、努力規定、さらにそれを踏み込んで速やかな減債ができるような財政事情もまたつくっていかなければいかぬと思いますが、強く要望をしておきたい、こう思います。  さらに、財政、特に公債管理をしていく場合のもう一つの大事なポイントは、定率繰り入れの問題であろうと...全文を見る
○宮地委員 では、今お話出ましたから、具体的に。  現実問題として、基本的には財政審などにおいても定率繰り入れの復活、維持、これはやっていく、これは原則論として私もまた承知しておりますが、今いみじくも大臣からお話ありましたように、これから六十一年度の予算編成をするに当たりまして...全文を見る
○宮地委員 そうすると、六十一年度も売却益は予算計上ゼロ、こういうふうに考えてよろしいのですか。
○宮地委員 現段階で慎重な御発言は私は理解できますが、既にこの問題についてはいろいろマスコミなどでも報道されて、非常に動きつつあるわけですね。NTTのいわゆる資本金というのは七千八百億、一株五万円の株のようでございますから約一千五百六十万株、このうち五年以内に五〇%売却可能、こう...全文を見る
○宮地委員 勉強といいましても、もう少し具体的に。六十一年度予算編成に売却益を計上するための勉強なのか、どういう勉強なんですか。
○宮地委員 大臣、その辺はまだ現段階では恐らく答弁できないのはこちらも理解できます。非常に慎重な発言ですから私もそれなりに受けとめますが、ただ、電電株の売却については、いろいろちまたでは利権が絡んできな臭い話も現実に出ているわけですね。そういう点で、私はそういう面の予算計上の問題...全文を見る
○宮地委員 ぜひそのように、国民にガラス張りの対応になるようにどうか最大の御努力を要望しておきたい、こう思います。  さらに、今回のいわゆる財確法あるいは国債整理基金特会の審議に当たりまして、もう一つ重要な国債管理政策の一つの歯どめとして議論されてまいりました日銀の引き受け禁止...全文を見る
○宮地委員 私、このただし書きがやはり今後の歯どめを打ち破る一つの口実になりはしないかという、大変心配をしている一人であります。専門の学者の方の解説も、私いろいろ見させていただきました。例えば「財政会計辞典」、これは学陽書房で、吉国一郎さんがこの問題については、「「特別の事情」に...全文を見る
○宮地委員 大蔵大臣、この問題は非常に難しい問題なんですけれども、大臣はいろいろ財政審の基本答申、そうしたものの精神、原則から、またはこの第五条の本文の方から御答弁されておりますが、ただし書きについても私は、これは慎重な上にも慎重に、最後の歯どめ中の歯どめでございますので、やはり...全文を見る
○宮地委員 このただし書きについては、今大臣も拡大解釈はしない、本文の原則でやると次長もおっしゃっておりますので、この面の軽率な大蔵省当局の、言い方を悪くして申しわけありませんが、勝手な解釈でこのただし書きを打破して日銀引き受けをするようなことは断じてやらないように強く要求をして...全文を見る
○宮地委員 わかりました。大臣から答弁がありましたから、当局の方は、時間の関係がありますので割愛させていただきたいと思います。  それでは次に、歳入問題として、税制改革の問題をちょっと話を進めていきたいと思います。  政府の税制改革について、特にこれから税調答申等いろいろ税調...全文を見る
○宮地委員 白紙ということは何もやらないということですが、それじゃ話にならないので、やはり国会の場でございますので、もう少し責任ある答弁をしてもらいたいと思います。  言うなれば、内需拡大の税制改革の一つの大きな問題として、自民党内でも大きくクローズアップし、また途中で鎮静化、...全文を見る
○宮地委員 主税局に確認しておきたいのですが、昭和五十八年度の税収見積もりと実績、五十九年度の税収見積もりに対する実績の見通し、ちょっと数字を挙げてください。
○宮地委員 経済企画庁、来ていると思うのですが、五十八年度の実質成長率、GNPの伸びは当初計画三・四%、これが三・九の実績、五十九年度は四・一%、これは五・三%の実績、これは間違いないですか。
○宮地委員 大臣、昭和五十八年度は経済成長率が三・四%から三・九%、約〇・五プラスになりましたね。景気が非常に上向いた。また、そういう関係がありまして、決算しまして約四千五百億の余剰金が出てきますね。五十九年度は、今お話しのように、当初四・一%で見積もったものが五・三%でプラス一...全文を見る
○宮地委員 ちょっとこの資料を大臣に見ていただきたいので、よろしいですか、委員長。  今大臣にお見せしたのは「給与所得者の税負担比較」、夫婦子供二人の四人標準家族の可処分所得の比較の表なんで中が、昭和五十二年に課税最低限が引き上げられて所得税の一部改正がされ、五十九年度に抜本的...全文を見る
○宮地委員 大臣、私が言いたいのは、そうした国民の生活実態、また生活実感、こういうものをやはり十二分に配慮して所得税減税の問題にも取り組んでいただきたい、こう思っておるわけですが、この点についてはいかがでしょう。
○宮地委員 特に、御存じのようにサラリーマン税制の最高裁の判決における所得捕捉格差の問題、この是正要求という問題も出てきているわけですね。そういう点からも、やはり私はこの所得税減税という問題は非常に重要な問題であろう。この問題についての受けとめ方もいろいろあろうかと思いますが、と...全文を見る
○宮地委員 その資料でいいです。それを説明してください。
○宮地委員 大臣、今次長から国税庁が国会に提出した税務調査の状況の説明があったのですが、私簡単にお話ししますと、申告所得税の実調率は今回%ということで非常に低いのですね。五十八年度の調査件数十五万五千件やりまして、申告漏れのあった件数が十四万六千件ということで、申告漏れ件数割合九...全文を見る
○宮地委員 それから国税職員の採用の問題をちょっと伺っておきたいと思うのですが、昨年とことしの国税職員の採用状況を簡単に御説明いただけますか。
○宮地委員 国税専門官の採用は五十九年採用者五百六十二人、六十年採用者五百十三人、いわゆる高卒の方の税務大学校の普通科採用は五十九年採用者九百八十八人、六十年採用者千六百三十四人、これは間違いございませんか。
○宮地委員 そこで、私が非常に心配しておりますのは、国税専門官の採用の場合、時間がありませんから私からお話ししますが、非常に歩どまりが落ちてきたということですね。五十九年の採用が五百六十二人、六十年が五百十三人、採用は大体六百人程度していると思いますが、歩どまりが落ちているという...全文を見る
○宮地委員 特に昨年に比べて税務大学校の普通科採用が一挙に六百四十六人ぐらいふえているわけですね。そういう中でまた新たに、前回の大蔵委員会で質問申し上げましたが、これから六十五年にかけてベテランの職員の方が相当数退職をする時期で、今度はベテランの方がやめていったその穴埋めをしてい...全文を見る
○宮地委員 特に私は、採用する、入職のときの魅力というのがやはり一番大事だと思うのです。資質のいい方を入れてから教育をしてやっていく方法も考えられますけれども、まずセレクトする段階で資質条件にかなった職員を採用する、これも重要なポイントだと私は思うのです。     〔中川(秀)...全文を見る
○宮地委員 大臣、今の次長の発言、私は大変に誠実な答弁だと思うのです。ぜひバックアップしていただきたいと思いますが、大臣の所見を伺いたいと思います。
○宮地委員 特に国税職員の方々は、いろいろ伺ってみますと、残業というよりは自分の家に持ち帰って仕事をされる方が非常に多いのです。五十九年度の状況を見ますと約四二・四%、五十六年度でも四四・八%。そういう点で仕事の質、仕事の量が非常にふえていくのに伴い、定員の方がなかなか思うように...全文を見る
○宮地委員 最後に大蔵大臣に、けさのマスコミでちょっと報道されておりましたが、金融制度調査会が本日答申を決定される、特に金融の自由化に伴って、銀行倒産を防ぎ、預金者を保護するため、今までの合併による救済ばかりでなくて、資本獲得による買収や系列化を認める、こういうような新たな手法に...全文を見る
○宮地委員 じゃ、終わります。
06月04日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第29号
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○宮地委員 きょうは財確法を中心とした審議でございますが、中曽根総理大臣もお見えでございますので、当面する第百二国会の重要な案件につきまして、初めに何点か質問をしたいと思います。  最初に、先週末に大変問題になっておりました定数是正の六・六増減案につきまして、議員立法として国会...全文を見る
○宮地委員 そうしますと、当然この国会において与党自民党としては、また政府としては、ぜひ成立の意思を持って議員立法として提出をした、このように理解してよろしいでしょうか。
○宮地委員 特に六・六増減案の中におきまして問題なのは、二人区の四選挙区でございまして、これは我々野党といたしましては、将来的に小選挙区制につながる、こういう大変危険なところがある、こういうことで、本日も野党書記長会談等で、野党統一案の方向で検討の会議が開かれたところでございます...全文を見る
○宮地委員 もう一点。現在通常国会が開会中でございますので、先のことについてお伺いするのは若干早い感じもいたしますが、特に秋の臨時国会召集、開会問題につきまして、総理はこの点についてどのように考えておられるか伺いたいと思います。  というのは、今開会中で、通常国会の終盤に入って...全文を見る
○宮地委員 それは承知の上で、今御質問をさせていただいたわけでございますが、それは時期の問題もあろうかと思いますから、不見識と言う総理のそうした見識あるお立場であれば、我々も常識的に判断をしていきたい、このように考えるわけでございます。  さて総理は、五月の連休を通じましてボン...全文を見る
○宮地委員 特に政府・与党対外経済対策推進本部、本部長は総理でございますが、この幹事会におきまして、藤森官房副長官も、三原則というものをひとつつくって計画の策定に当たりたい。三原則については、もう既に御承知のとおり原則自由、例外制限、こういうような問題を含めた問題でございますが、...全文を見る
○宮地委員 特に総理が外国製品を一人当たり百ドルぐらい買おうじゃないか、こういうことで大変にテレビでお訴えになりまして、私も拝見させていただきました。また、黒板等を使いまして非常に熱心に国民にPRをされ、訴えられている真摯な姿には、私も敬意を表するわけでございます。しかし、この百...全文を見る
○宮地委員 特に、内需喚起に対するところの経済的な規制の緩和ということが中曽根内閣としては非常に重視をされておる。しかし、これは果たして即効性についてはどうだろうかと、私も非常に疑問を抱いている一人でございます。  御承知のとおり、アメリカにおきましては特に、十年以上も前から、...全文を見る
○宮地委員 私の質問から若干それている感じがするのですが、私は、言わんとすることは理解ししております。しかし、総理の何でも自分のやっているのはベターでありベストなんだという一つの信念は結構でございますけれども、やはり現実というもの、またアメリカのレーガンさんの打たれた手の背景とい...全文を見る
○宮地委員 次に、いわゆるタックスミックス論について少し総理の所見を伺っておきたいと思います。  増減税抱き合わせ論というものが最近大変急浮上してきているわけでございますが、まずこのタックスミックス論についてどういうふうに総理はお考えになっているか。
○宮地委員 これは、総理が経済的に少し御勉強なさればこの問題は常識的な用語として、もう最近は国民の間でもわかっているわけでございまして、後ほど大臣秘書官から篤と勉強していただきたい。  いわゆるタックスミックスの問題につきましては、具体的にいろいろ方法はあるわけなんですね。一つ...全文を見る
○宮地委員 私は今回のレーガン大統領の税制改革も、考えてみればタックスミックスの処方せんの一つであろうと思うのです。  そこで、与野党幹事長・書記長会談で、具体的に政策減税三つと所得税減税については来年の三月まで、今年度じゅうに結論を出す、こういうふうになっているわけです。この...全文を見る
○宮地委員 結果が出るのを待っておる、こういう待ちの政治でなくて、これこそやはり国民は非常に期待されているわけですから、総理のリーダーシップを私は強く要望しておきたい。  先ほどちょっと寝たきり老人減税の問題に触れたのですが、この点について事務当局、既に何らかの検討に入っておる...全文を見る
○宮地委員 そうすると、今いろいろマスコミ等で伝えられている十万円というこの控除額は全く白紙、こう見てよろしいのですか。
○宮地委員 国会の審議を皆さんの方から税調に諾問されまして、速やかにこうした問題の解決のために事務的にもスピードアップをしていただきたいと強く要求をしておきたいと思います。  先ほども、今回のレーガン大統領の発表したアメリカの税制改革案につきまして、総理は、これについて簡素だ、...全文を見る
○宮地委員 特に所得税減税についてやりたい、この程度の発言にとまっているわけですね。やはり所得税減税をやりたいと言うからには、それの一つのやるべきバックグラウンドといいますか、考え方、こういうものが必要であろうと私は思う。  一つは、内需を喚起させるためにどうしても所得税の減税...全文を見る
○宮地委員 そうしますと、七月に税調がこれから開かれていくわけでございますが、今いみじくもおっしゃいました大幅な税制改革の意思というものも、税調にお伝えをする考えですね。
○宮地委員 特にタイムスケジュールの上から見まして、恐らく六十一年度予算編成の中の税制改正というものはそんなに大幅なものではないのじゃないか、こういう意見もあるのですね。今総理のおっしゃったようないわゆる法人税減税、所得税減税あるいはマル優の問題等の大幅な増税減税を抱き合わせたよ...全文を見る
○宮地委員 その辺はぜひ総理も、国会が終わりましたら、この第百二国会における税制論議の重要性については十分に御理解いただいていると思いますので、そうした総理の意思というものはやはり率直にお伝えいただき、また大蔵大臣も受けとめて対応していただきたい、私はこのように思うわけでございま...全文を見る
○宮地委員 いみじくも今総理から、六十五年度の赤字国債依存体質脱却を目指して六十一年度の予算編成は取り組んでいきたい、こういうお話でございます。そこで私は、若干残された時間につきまして、本日の三法の要点について何点がお話を伺っていきたい、こう思うわけでございます。  先ほども実...全文を見る
○宮地委員 では総理にお伺いしますが、鈴木政権のときは昭和五十九年度赤字国債依存体質脱却、中曽根総理になりましてから今度は六年後の昭和六十五年赤字国債依存体質脱却、これは本質的に違いがあるということをこの間大蔵大臣はおっしゃったのですが、その認識を総理大臣はどのようにお持ちになっ...全文を見る
○宮地委員 総理、その辺の認識をもっと明確にしていただかないと国民に大変な問題になると私は思うのです。鈴木政権が昭和五十九年の赤字国債の依存体質脱却が実際無理だ、政権を悪い言葉で言えばほうり出したというか、責任をとられた。それは別にしまして、いわゆる五十九年の赤字国債の依存体質脱...全文を見る
○宮地委員 どうか中曽根内閣の時代において、具体的には六十一年度、これが勝負の正念場だと私は思うのです。この特例公債においての六十年償還ルール、この変更についても——大著も非常にしんどいと思います。しかし、あなたが赤字国債依存体質を脱却するため六十五年を設定したのですから、そのあ...全文を見る
○宮地委員 それじゃ答弁にならないですよ。償還ルールについて全然答弁されないのです。その点について言ってください。
○宮地委員 そのために今回の財確法の中でも、やはり借換債についての努力規定というのが第二条にあるのですよ。総理、その点についてもう少し認識を深くお持ちいただきたいのです。  もちろん大蔵大臣もおっしゃっています。総理のおっしゃるように、六十五年の赤字国債依存体質脱却、これをまず...全文を見る
○宮地委員 では、時間が参りましたから終わります。
06月12日第102回国会 衆議院 大蔵委員会 第30号
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○宮地委員 きょうは、証券取引法の一部を改正する法律案並びに国際金融公社への加盟に伴う措置に関する法律の一部改正案、この二法案につきまして質問をさせていただきますが、最初に証取法の一部改正案の問題等から若干質問をしていきたいと思います。  今回の改正案の主な理由は、三点に絞られ...全文を見る
○宮地委員 特に今回のこの法律改正の中で私が大変注目している問題の一つは、みなし会員の規定であります。これは法律によりまして第百七条の二に明確になっているわけでございますが、特に債券先物市場への金融機関の参加の問題につきましては、今までも金融機関側と証券業界側におきまして御承知の...全文を見る
○宮地委員 大臣、この問題は先ほど少しお話ししましたように、法律改正をしないでも、今後大蔵大臣のいわゆる権限の範囲で金融機関に対するブローキングができるようになるわけでございます。一面これは、考え方の角度を変えてみますと、銀行業界としては大蔵省に一つの大きな脅威を感じる、また大蔵...全文を見る
○宮地委員 次に、いわゆる標準物方式の採用の問題について少し伺っておきたいと思います。  特にアメリカなどにおきましては、長期国債の先物取引の場合、標準物については残存期間が二十年、利率年八%、こういうものを設定をしているようであります。日本の場合、果たして今後どのようになって...全文を見る
○宮地委員 今、大体常識的なものとおっしゃいましたから、日本の場合は恐らく十年物、七%の設定の方向に行くのではないかな、今の段階では証券局長お話しできないと思いますが、私はそんな感じがしております。  先ほどの金融機関のブローキング問題について、もう一点だけ御確認しておきたいと...全文を見る
○宮地委員 今私がお話ししたのは、公共債のディーリングの認可をされていないような銀行に対してやることはまずないと思うのです。そういう意味で、現在は八十七行が公共債のディーリング認可を受けておりますから、将来的には恐らく百くらいになるかもしれませんし、あるいはもっとふえるかもしれま...全文を見る
○宮地委員 今後の推移を見守って当面は非課税措置でいく。  もう一点、現在の商品取引あるいは証券取引、こういうものとの税制の比較をすると、現物との間にやはり先物取引は一面優遇されているのじゃないか、ちょっと不公平じゃないか、こういう声も国民の間にはあるわけですね。この問題につい...全文を見る
○宮地委員 ぜひその点は、やはり国民の目から余り不公平だというような声が沸き上がらない、また、だれが見ても常識だな、こういう的確な判断を、私は将来的には検討していただきたい。当面は、債券先物市場、これをやはり一つの軌道に乗せていくという意味で暫定的に非課税措置にしておるというよう...全文を見る
○宮地委員 さらに、証拠金の最低限度額ですね、特に「売買証拠金及び委託証拠金に関する規定を設ける」、こういうことになっておるわけでございますが、やはりこの証拠金の料率の問題ですね。これは今後どういうふうに決めていかれるのか。いろいろマスコミ等の報道を聞いておりますと、大蔵省は少し...全文を見る
○宮地委員 そうしますと、今いろいろ言われている委託証拠金は三%とか売買証拠金は二%とか、こういう具体的な数字も既に出ているのですが、これについてはどうお考えでございましょうか。
○宮地委員 証券取引法一部改正案については、この程度で一応終わりにしたいと思います。  次に、きょうは少し大蔵委員会で法案と関係ない問題で失礼でございますが、国際金融公社の問題は後ほどまた終わりの方でやることにして、大蔵省は財政のいわゆる助成措置も国としてやっておりますので、ち...全文を見る
○宮地委員 実際に今回高麗川まで電化をされました。日進までは複線化されまして、日進−高麗川間はまだ単線である。通勤別線は高麗川まで行くのですか、それとも川越で折り返しなんですか、それとも日進で折り返しなんですか。どういう方針で今取り組んでおられるのですか。
○宮地委員 岡田常務理事、東北新幹線が上野まで開通をした。通勤別線がそれに伴って十月から運行する。最大の国鉄のネックは何であったかというと、車両基地の問題なんですね。その車両基地を川越線の南古谷というところに設定する、その代償と言うと失礼ですが、そのかわりに、現在の人口急増の中に...全文を見る
○宮地委員 川越から高麗川の間の乗降客が赤羽線と比較対照して云々ということであなたはおっしゃっておりましたが、高麗川というところは入間郡日高町で、ここはもう人口五万になんなんとして、近い将来市になるのです。そして川越から高麗川の間には最近県立高等学校も新設校が二校、私立の学園もで...全文を見る
○宮地委員 当面の措置ということで私も理解したいと思います。  そこで、将来的には高麗川まで持っていくということですね、確認しておきたいと思います。
○宮地委員 その辺がはっきりしませんと地元は納得しませんからね。その辺をしっかりとしておきたいと思います。  そこで、当面高麗川−川越間はラッシュ時には折り返し運転の編成をやるわけですね。現在ラッシュ時は、高麗川から大宮は四両編成か五両編成なんですね。例えば三両とか、これより減...全文を見る
○宮地委員 それでぜひお願いしたいと思います。  もう一つお願いは、現在でも四両編成、五両編成でやっておりますと、先ほど申し上げたように人口がふえておりますし学校もふえておりますので、特に通学の子供たちがこの川越から高麗川間のわずか四つか五つの駅で積み残しされているのです。通勤...全文を見る
○宮地委員 確かに、三両のことを含んでおりましたから、あなた四両と言ったから私はしめたなと思っていたのですが、あなたは間違いということだからあれですが、輸送力を低下させないようにレベルアップということですから、そして今本数をふやして対応するようにおっしゃいましたから、ぜひそれを守...全文を見る
○宮地委員 理解のできるところでございますので、その後の言葉が大事なんで、前向きに対応しますとか、その辺、大臣もう少しお話しいただかないと、ちょっとおさまりがつかないのですが。
○宮地委員 岡田常務理事、ありがとうございました。決算委員会で呼ばれているようですから、行ってください。合わずかな時間でございましたが、地域住民のそうした声また過去の一つのそうした流れ、こういうものをよく実態を見まして、どうか適切な対応をよろしくお願いしたいと思います。ありがとう...全文を見る
○宮地委員 ことしの一月、安倍外務大臣とシュルツ国務長官の会談が行われまして、そのときシュルツ国務長官は、日本のODAが量の増加ばかりでなく援助対象国という面で世界の平和と安定に重要な地域への援助を考えて実施していることを歓迎する、こういうお話があったわけですね。これは、とりよう...全文を見る
○宮地委員 特にODAの予算といわゆるDACからの国際目標、この関連についてちょっと伺ってみたいと思うのですが、DACの方では、ODAのGNP比〇・七%、これが当面の国際的な目標である。日本の場合は現在、一九八三年のデータによりますと〇・三三、OECDの諸国の中では十二位。国民一...全文を見る
○宮地委員 大蔵大臣、これは非常に大事な問題なんです。国内的には財政事情が大変に厳しい状況下にあるわけです。その中で六十年度予算は前年度に比べて一〇%増、大蔵省としては大変努力されたと思うのです。いよいよ今度は六十一年度以降、今申し上げましたように第三次ODAの中期目標の時代、来...全文を見る
○宮地委員 私も質的な面で、今大臣おっしゃいましたようにこの円借款の貸し付け条件を緩和していく、これも非常に大事なポイントじゃないかと思うのです。特に無償資金協力あるいは技術協力、この組み合わせによる贈与と円借款問題、今大臣おっしゃいましたように、日本は援助国平均七九・七%に比べ...全文を見る
○宮地委員 特に中小企業相手の問題でございますから、日本の企業がそうして協力していく。昔はエコノミックアニマルとか企業の無謀とか、日本企業のそういう一つの体質といったものを東南アジア諸国か至言われたことがよくあります。ぜひそういうようなことのないように、先進国としてのプライドと、...全文を見る
○宮地委員 では終わります。ありがとうございました。
11月08日第103回国会 衆議院 大蔵委員会 第1号
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○宮地委員 私は、最近の悪徳商法の再発防止の問題等につきまして、少し総括的にお話を進めてまいりたいと思っております。  この臨時国会におきましても、まず中曽根総理大臣は所信表明演説の中におきまして、特に「豊かな国民生活の実現」こういう項目の中におきまして、「最近大きな社会問題と...全文を見る
○宮地委員 きょうは、経済企画庁国民生活局長見えておりますが、まず具体的に豊田商事の事件につきましては、実は私、昭和五十九年四月に物価対策特別委員会におきまして、当時の河本経済企画庁長官に、今から約一年半前でございますが、この豊田商事問題というものは大変ゆゆしき問題である、早急に...全文を見る
○宮地委員 国民生活局長、やはりもう少し責任を感じ、解決のために遂行をいかにすべきかということを私はもっと真剣に考えて対応してもらいたいと思うのです。決して私は経済企画庁だけじゃないと思うのです。通産省におきましても、これはもう既に、あなた方がつくったこの「かしこい消費生活へのし...全文を見る
○宮地委員 今あなたが言ったように、「法制度の整備も含め関係省庁連携の下に検討を進める。」これがことし入った。いみじくもここがポイントなんですよ。あなたときょうお話ししてたって時間がないのであれですが、私は、経済企画庁は、いろいろ手足がない省庁として大変なところは承知しております...全文を見る
○宮地委員 次の第百四回通常国会に間に合うように努力をする御決意はありますか。
○宮地委員 次に、やはり豊田商事問題ですね。いわゆる現物まがいあるいはベルギーダイヤモンドみたいなこういう悪を、ワルを退治あるいは取り締まるためには、やはり現物まがい商法規制法的なものの新規立法というものが当然必要ではないか。恐らく現行の法律では、これから具体的に伺っていきますが...全文を見る
○宮地委員 今回のこの事件にっきましては、警察庁あるいは法務省、関係当局もいろいろな法律に基づいて努力をしてきましたが、結果的にやはりデッドロックに乗っておる、現行の法制ではなかなか縛りにくい、これはやはり私は現在の率直な置かれた立場ではないか、環境ではないか。  そういう意味...全文を見る
○宮地委員 そこで、最近の円高の大変な傾向、また十月の十九日からの債券先物取引市場の開設、こういうタイミングをとらえてまたワルが動き出しているんですね。本当にワルというのは悪知恵が働くんですね。こういう円高に急激になって、今二百四円ぐらい、二百円前後になってきた。九月の初めごろ二...全文を見る
○宮地委員 私は今非常に重要なことをお伺いしたのですが、当然海外での金融先物取引は外為法の十七条、二十一条で許可が必要であります。ところが、こうしたドルだとかマルクだとか外貨預金を一つのネタにいたしまして、特に最近は円高を利用しての悪質な商法がふえてきておる。  具体的に既に政...全文を見る
○宮地委員 そうしますと、外為法違反の可能性がありますけれども、例えば実際に取引をしていないという状況であれば今度はこれは完全に詐欺になるわけですね。この点、警察庁としてはどういうふうにごらんになりますか。
○宮地委員 後ほど委員会が終わったら資料をコピーして差し上げますから、お調べいただけますでしょうか。
○宮地委員 こうしたワルというのは社会的タイミングというのに大変巧妙に対応するのですね。そして対象としてはお年寄りとか御婦人とか知識のない人にやっていくわけです。そういう点で、海外金融先物問題についても私はぜひ関係当局で目を光らせていただきたいし、海外商品先物取引の適正化について...全文を見る
○宮地委員 それからもう一つ、大変悪質な取引の問題の一つとして、第十八回消費者保護会議の中でも述べておりますが、宅地建物取引の問題における悪質な商法がまた最近非常に出回っておるのです、昔からもいろいろあったようでございますが。まずこの点について、建設省きょうは来ていると思いますが...全文を見る
○宮地委員 実は皆さん御存じのように、テレビでも大変有名な磯村建設、こういうのをよく聞いたことがあると思うのです。この磯村建設の破産事件に関しまして若干対応をお伺いしたいのです。  磯村建設というのは本社が東京にあるわけですが、一回目の不渡りが昭和六十年七月二十三日、二回目の不...全文を見る
○宮地委員 これは氷山の一角ではないかと私は思うのです。まだまだこうした事件で、実際に消費者が家を購入して金を払い終わっても抵当権が解除されない、大変ゆゆしき事態だと思うのですね。私もこういう話を実際に伺いましてびっくりしたわけですが、まずこうした問題に対しても経済企画庁、消費者...全文を見る
○宮地委員 法務省になりますか、これも後ほど資料を差し上げますが、この中で東京地検の方に一件告訴が出ております。告訴状として、告訴人は被害者の武田喜三郎さん、東京都世田谷区瀬田一丁目三番十七号武本方、そして被告訴人は株式会社磯村建設、東京都練馬区北町二丁目三十五番二号、代表取締役...全文を見る
○宮地委員 多くの方々の間で今大変な問題となっておりますので、法務省としてもぜひ積極的に取り組んでいただきたい。御要望しておきます。  そこで、時間もあと五分でございますので、関係省庁の方々の中で特に私お伺いをしておきたいのは、まず大蔵省。豊田商事の事件が出資法に触れるか触れな...全文を見る
○宮地委員 豊田商事の源泉所得に対する差し押さえの問題については、国税庁、現段階ではどういうふうに対応しておりますか。
○宮地委員 あと、問題はこうした悪質商法が詐欺罪になるのかならないのか、これも非常に大きなポイントなのですが、この点については法務省、警察庁、どういう見解を持っておりますか。
○宮地委員 最後に大蔵大臣に締めくくっていただいて終わりにしたいと思うのですが、こうした悪質な商法、悪徳商法、豊田商事事件あるいは投資ジャーナル、あるいは先ほど何点か指摘いたしました海外商品取引問題、宅地取引。ワルは時代を非常によく知っておりまして、そしてなお弱いところがどこにあ...全文を見る
○宮地委員 終わります。
11月20日第103回国会 衆議院 大蔵委員会地方行政委員会文教委員会農林水産委員会社会労働委員会運輸委員会連合審査会 第2号
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○宮地委員 初めに、私は、今回の共済年金の改革の問題といわゆる定年制の問題について御質問をさせていただきたいと思います。  労働大臣の時間の都合もあるようでございますのでまず労働大臣に。いわゆる共済年金の改革、この法案が通りますと、来年の四月一日から公的年金が、基礎年金導入とい...全文を見る
○宮地委員 大臣も御存じのとおり、労働省の政策調査部の産業労働調査課が雇用管理調査というものをことしの六月二十九日にやっておるんですね。この調査の結果を拝見いたしますと、やはり一つの時代の流れとして定年制はもう六十歳から六十五歳に各企業とも非常に移行してきているんですね。例えば規...全文を見る
○宮地委員 大臣、くどいようですけれども、公的年金の一元化のスタートが来年の四月から始まる。そしていろいろ検討され、改正して、十年後の昭和七十年には今度は集結してスタートをさせて、本格的な高齢化社会への対応をやるわけですね。そのときは、いただく方は受給年齢がほとんど六十五歳なんで...全文を見る
○宮地委員 特に、公的年金の一元化については、既に自民党の中でも一つのスケジュールができているのですね。今申し上げましたように、現在の共済年金の改革四つが来年の四月一日からスタートする。一応公的年金の厚生年金、国民年金、船員保険などの一つのスタート台の基礎ができるわけですね。これ...全文を見る
○宮地委員 では労働大臣、お忙しいようですから、どうぞお引き取りいただいて結構でございます。  次に、国鉄の救済対策の問題について、官房長官にきょうは再びお越しいただいたわけでございますが、昨日の当委員会におきまして官房長官は、国鉄の救済策につきましては、国家公務員共済など四つ...全文を見る
○宮地委員 財源対策として考えられる道というのはそうたくさんの例はないと思うのです。今、官房長官おっしゃいましたように、一つは国庫補助、国が負担をするかどうか、あるいは現在の電電やたばこや国家公務員共済のみならずもっと関係の年金制度に広げてそれでお願いするのか、あるいはその両方の...全文を見る
○宮地委員 官房長官、そんなことを言っていたらこの法案通らなくなっちゃいますよ。国庫負担の水準の問題あるいは標準方式の問題、職域年金の問題、個々に詰めてまいりますと具体的にはやはり修正をしなければならない問題が多々あるわけなんです。これはまた大蔵委員会で二時間ぐらい議論があります...全文を見る
○宮地委員 大蔵大臣、きょうは時間が限られていますのでたくさん質問できないのですが、例えば基礎年金の部分、ここは政府案によりますと国庫負担が三分の一ですよね。基礎年金の導入という一つの概念、理念といいますか、ここについては、大変厳しい財政事情でありますけれども、国庫負担を私どもは...全文を見る
○宮地委員 大変に財政の事情が厳しいということで国民年金に並列化していく、これはある程度わかるわけでございますが、基礎年金の導入の一つの理念というか概念、ここはある程度国が応分の負担をしていっても当然ではないか。その上の報酬比例部分あるいは既得権の部分については、これはある程度年...全文を見る
○宮地委員 先ほどからいろいろ出ておりましたが、もう一つは各共済の中においての積立金の自主運用、この問題については非常に大蔵省はかたくなにガードを固めているんですね。各年金の歴史あるいは今回のこうした公的年金の一元化の方向という一つの時代の流れというものを考えてきたとき、いつまで...全文を見る
○宮地委員 きょうは農林水産大臣も来ていただいておりますので伺いますが、農業共済ですね、これも決して油断ができない状態に今あるのではないか、こう思うのです。だんだん会員が減ってきている、こういうような状況で、このままほっておきますと第二の国鉄になるかもしれない、こういう心配が十分...全文を見る
○宮地委員 最後に厚生大臣に伺っておきたいと思います。  今回の共済四法案の改革というものは、将来の高齢化社会に対応するための公的年金一元化の一つのスタート台に乗る、こういうふうに私は理解しておるのです。公的一元化あるいは基礎年金導入、二階建て年金制度、こういった問題については...全文を見る
○宮地委員 どうも歯に何か物が挟まったような答弁で、負担については中くらい、福祉については最低限度守る、こんな中途半端な姿勢、対応でこれからの日本の高齢化社会は迎えられないと思うのです。やはりそういう点は本当に日本のこれから二十一世紀を迎える、そうした高齢化社会に対応するきちっと...全文を見る
11月26日第103回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
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○宮地委員 参考人の皆さんには大変に御多忙の中、当大蔵委員会に意見陳述のため御出席いただきまして、心から敬意を表する次第でございます。  今回の共済改革四法案につきまして、既に皆様方も御存じのとおり、国会におきまして、国鉄共済をいかに救済するか、こういうことが大変に大きな問題に...全文を見る
○宮地委員 大変にありがとうございました。  きょうは限られた時間でございますが、次の問題といたしまして、企業年金課税の問題についてちょっと村上参考人と徳田参考人にお伺いしておきたいと思います。特に今特別法人税が問題になってまいりまして、これからこの共済の法案が通過いたしますと...全文を見る
○宮地委員 村上参考人は撤廃すべきである、徳田参考人は財政再建の問題もあるのでもう少し総合的に検討すべきである、大体皆さんの前身、御出身の肌ざわりがちょっと出ているな、こんな感じがしているわけでございます。この問題については今回の国家公務員共済年金の改正に伴って単なる財源措置とい...全文を見る
○宮地委員 次に、いわゆる厚生基金連合会を財投の機関にしようという動きが最近大分出てきているわけでございますが、特に積立金の高利運用での新しい構想、こういうことで御存じのように、住宅金融公庫などと同じように厚生基金連合会というものを財投機関にすべきではないか、もっと厚生年金の基金...全文を見る
○宮地委員 時間が参りましたので、どうもありがとうございました。