宮地正介

みやちしょうすけ



当選回数回

宮地正介の1987年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月20日第108回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
議事録を見る
○宮地委員 公述人の皆さんには御多用の中、本予算委員会にお越しいただきまして、心から敬意を表する次第でございます。私に限られた時間は十五分でございますので、江見公述人を中心として何点かお伺いをしてまいりたいと思います。  私も実は芸術家の息子の一人でございまして、特に先ほど来江...全文を見る
○宮地委員 文化人である知性と感性豊かな江見さんが、これはやはりうそだ、刀のさやをかえただけだ、いわゆる大型間接税である二これは特に五兆八千億なのですね、平年度で。この五兆八千億の税収というものは、やはり一億総国民、こう見ますと赤ちゃんからお年寄りまで一人当たりざっと単純計算して...全文を見る
○宮地委員 私はまさにそのとおりであろうと思います。  もう一つ、売上税はエイズ菌だ、こういうちまたの声もあるのですね。すべての商品、サービスに五%の税金がかかることから物価が上がる、物価が上がると消費者は買い控えをする、消費が冷え込めば当然景気は悪くなる、景気が落ち込むと国の...全文を見る
○宮地委員 先ほど江見さんの方から、公的補助のされているところよりも、公的補助を受けていないそういうオーケストラの例が引かれまして、結局売上税が導入されますれば、実際厳しくなっている。今、海外の例を引かれてお話しになりました。私は、そういう面と、やはり芸術家の方というのは、ある意...全文を見る
○宮地委員 今後まずまずの御活躍をお祈り申し上げまして、終わります。  ありがとうございました。
05月14日第108回国会 衆議院 大蔵委員会 第6号
議事録を見る
○宮地委員 きょうは、IDA、MIGA、HSの三法案についての質疑でございますが、大蔵大臣が途中で商工委員会の方に採決で行かれるということで、最初に大臣にお話をしておきたいと思います。  このIDAへの加盟措置改正法及びMIGAの加盟措置法の問題については、日本が先進国としてい...全文を見る
○宮地委員 ただお金だけふやしていたのでは能がないと思いますね。実際にこれからは、物金だけではなくして中身を精査していかなければならない、私はやはりそういう一つの変革期に来ていると思うのですね。  そういう中で、今回アメリカが二〇%のシェアを切りまして、日本に約五%近いいわゆる...全文を見る
○宮地委員 私は、特にアフリカ会議に当委員会で一度派遣委員としてお邪魔をさせていただきました。そのときにアフリカ開銀の総裁はブラックの方でございましたが、こういう日本に対して非常に感謝の言葉があったのです。かんがい用水を実際に私たちは見させていただきました。本来アフリカの、要する...全文を見る
○宮地委員 これは、例えば最近で言えば、三井のイランのああいう戦争に巻き込まれて多大な被害が出ている。当事国がMIGAに加盟していないと保証もなかなか厳しいようでございますが、ああいう今回のイランの政変に伴う三井の問題等は、MIGAによって今後どういうふうに救済されていくのか、こ...全文を見る
○宮地委員 通産省としても、輸出保険の法律においていろいろ担保してきたわけで、今回戦争とか内乱とか、世銀がかんだということで民間の海外に対する投資が非常に促進されるのではないか。この点についてどういう見通しを持っておるか、お伺いしておきたい。
○宮地委員 次に、このHS法案について少しお伺いをしてまいりたいと思います。  このハーモナイズドシステムという新たなHS方式によりまして関税商品の分類を統一化する。ここで、このHS方式に今までのCCCN方式から変えることによりまして、分類が現行の三千税目から約一万二千税目に変...全文を見る
○宮地委員 局長さんのお話を聞いていて、要するに現行の税関職員で対応をする、HS法案が国会で成立した後、来年一月元旦からの施行については何ら増員計画はとってない。これはもっと積極的に、こうした法案を国会で審議をする以上その仕事の負担が職員の皆さんに行くようなことがないように、私は...全文を見る
○宮地委員 きょうは角谷主計局次長、担当かどうかわかりませんが、六十三年度予算のときには篤と今の御意見、国会審議の意見を尊重して考えていただきたい、こう思うのですが、この点について一言コメントをいただいておきたい。
○宮地委員 大蔵大臣、来るのを待っておりまして、このHS法案、これが今国会で成立しますと来年の一月一日から実際に活動するわけでございまして、現場の税関職員、これは今局長に伺いますと三千分類、CCCNの分類が今度HSになりますと七千になりますので、いろんな知識の教育とか手間、やはり...全文を見る
○宮地委員 途中の審議を聞いてなかったもので大臣も答弁しにくいでしょうが、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  もう一つ、このHS法案の第八条に売上税法の一部改正というのが入っているのですね。これは今国会で廃案になるわけですね。こうなったとき、これはどういう形で削除になるので...全文を見る
○宮地委員 そこのところで、売上税の関係の六法案はこの二十七日で廃案、こうなるわけですね。ところがこのHS法案が成立しても、第八条の中には売上税法一部改正として残るわけですね、法律は。これはやはりいずれかの機会に削除の手続を国会でやらなければいけないのでしょう、局長。それはいつや...全文を見る
○宮地委員 だけれども、それは主税局長おかしいじゃないですか。協議機関というのは、これは全く売上税と関係ない、これからの税制改革を協議する機関でしょう。この売上税法というのは、今国会に提出されている大関係売上税法案に伴って成立したと仮定して、このHS法案の中に盛り込まれているので...全文を見る
○宮地委員 ここまで言っておけば、頭のいい主税局長ですから理解できたものとして速やかに、お葬式を済ませた法案が現在の法律の中に条文として残っておるということは、これは大変不合理なことでございますから、やはりきちっと削除するように手続を、次の臨時国会ぐらいまでには何とか私は措置をし...全文を見る
○宮地委員 この日本製の半導体に対する制裁措置の撤回問題、聞くところによりますと、一つは一億三千五百万ドルぐらいのダンピング問題、もう一つが約一億六千五百万ドルの日本国内の市場開放問題、この二つが柱で約三億ドルの、今大体一〇〇%関税の状態にある。これが実際に日米突き合わせを、いろ...全文を見る
○宮地委員 大蔵大臣、私はこの問題は背景、バックグラウンドが非常にシビアではないか、こう思うのですね。一つは、アメリカがなぜここまで日本製半導体をターゲットにしてきたか。やはりこの日本製の半導体が、アメリカの安全保障にかかわるいろんな軍事的な面に相当入り込んできている。そういう点...全文を見る
○宮地委員 最後に、大蔵大臣もいよいよ六月にはベネチア・サミットで中曽根総理とイタリアに行かれると思いますが、今回のOECD閣僚会議等を見ておりましても相当日本に対してのプレッシャー、特に名指しで日本、西ドイツ、アメリカに対して、日本には内需拡大とか相当シビアな要請もあったようで...全文を見る
○宮地委員 終わります。
05月15日第108回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
議事録を見る
○宮地委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となっております昭和六十二年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案及び同修正案に対し、反対の立場から討論を行うものであります。  我が国経済は、一昨年九月のG5以降の急激な円高が進行し、一ドル百...全文を見る
○宮地委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     昭和六十二年度の財政運営に必要な財源の確保を図るための特別措置に関する法律案に対する附帯決議(案)  政府は、次の事項について十分配慮すべきであ...全文を見る
07月15日第109回国会 衆議院 予算委員会 第4号
議事録を見る
○宮地委員 最初に中曽根総理大臣に、総理として今国会が恐らく最後の予算委員会になるのではないか、こういう感じがするわけでございますので、中曽根内閣が誕生いたしましてからこの四年八カ月を振り返りまして、最初に「戦後政治の総決算」の問題についてお伺いをしてまいりたいと思います。  ...全文を見る
○宮地委員 私たちも、最近の歴代の総理大臣の一つの大きな成果として、佐藤元総理大臣といえば沖縄の返還、田中角榮総理大臣といえば日中国交回復、中曽根総理大臣といえば今お話しのように国鉄、専売、電電の民営化、この改革を断行した、こういう点は確かに評価ができるのではないか。また、一つの...全文を見る
○宮地委員 さらに、特に防衛問題、これにつきましても中曽根総理は、語録の中をたどってみましても、いろいろとやはり話題を投げかけた総理大臣ではないか。特に日本は盾で米国はやりである。シーレーン防衛は米国との国家分業だというのは努力目標で言ったことであり、当たらずといえども遠からずだ...全文を見る
○宮地委員 そういう点についてはまだ議論が違うところでございまして、私は総理のとられてきた防衛問題の底流に流れている思想というものは大変強烈なものであった、こんな感じがしているわけであります。  また、特に内政問題におきまして、経済財政問題については総理は「増税なき財政再建」、...全文を見る
○宮地委員 そうした四年八カ月の特に外交、防衛、財政経済運営の中で、今我が国は、先ほど申し上げましたようないわゆるジャパン・バッシングと言われるような現象にぶつかっております。言葉は適当かどうかわかりませんが、ともかく今貿易収支の中で我が国に一千億ドルという大変なお金が集まってき...全文を見る
○宮地委員 特にそうしたジャパン・バッシングというような言葉が出てくる中には、総理の言う国際国家論、こういうものをどういう形で具体化していくかということが大変大事だと思うのです。そういう中で、そうしたジャパン・バッシングの一環とは直接的にはとらえにくいにしても、例えばお米の自由化...全文を見る
○宮地委員 防衛庁に伺いますが、ソビエトの原子力潜水艦というのはどういう種類の潜水艦があるのか、御説明いただきたいと思います。
○宮地委員 今回の、この東芝機械が関与したと言われる潜水艦はマイク型、シエラ型と言われておりますが、間違いありませんか。
○宮地委員 外務大臣、この因果関係についてアメリカ政府から御説明を受けたと伺っておりますが、その内容の中にこうした議論は入っておりましたか。
○宮地委員 通産省に伺いますが、東芝機械の工作機械が実際にソビエトのレニングラードに送られたのは一九八二年、こう言われておりますが、通産省がこの機械を輸出するに当たりまして認可したのはいつですか。
○宮地委員 ソ連の原子力潜水艦の音が小さくなったと言われる時期は一九七九年以後、こう言われておりますが、この点について防衛庁長官は把握しておりますか。
○宮地委員 当然、防衛庁としては、原子力潜水艦の、いわゆる対ソ戦略等について研究はされておるわけですか。
○宮地委員 そうしますと、一九七九年ごろにそうしたソ連の原潜等に、いわゆる音紋と専門的には言うようですが、音の紋ですね、この変化というものは起きたのですか。
○宮地委員 いわゆる時系列的に、一九七九年以降ソ連の原潜の音が小さくなった。今お話を伺っておりますと、その後に通産省の一番早いあれでも八一年八月、東芝機械の工作機械がココム違反で輸出をされておる。時系列的に見ますとこの因果関係は成立してないような感じで我々素人は見るわけですが、こ...全文を見る
○宮地委員 外務大臣、昨日の夜、ウェッブ米海軍長官と都内でお会いをしたようですが、このときどういう内容の会談を行ったのか、特に今申し上げたような重要な問題については議論されたのか、その点についてお伺いしたいと思います。
○宮地委員 先月来日しましたワインバーガー国防長官が表明したような、日米両国で対潜探知能力を高めるための共同努力が大事だ、こういう議論はお話し合いにならなかったのですか。
○宮地委員 それはおかしいじゃないですか、外務大臣。今回の東芝機械の工作機の輸出問題について当然議題になったと思うのですが、その点についての今のお話について、あったのかないのか、その点についてどうしてコメントできないのでしょうか。
○宮地委員 防衛庁長官、十五日以降にまたこのウェッブ長官とお会いいたしますね。この会談の主たる内容、目的、これはどういうことなんでしょうか。
○宮地委員 防衛庁長官がはっきりしているのに、外務大臣、ちょっとおかしいですね。当然同じような内容の話があったと私は推察をいたしますが、外交上の問題もあろうかと思いまして、外務大臣のお立場も理解し、これ以上責めませんが、今防衛庁長官がお話しになりまして、合意をされた、これは非常に...全文を見る
○宮地委員 もう一点、非常に見落としてはならない大事な問題が一つ提起をされているわけでございますが、特にこの因果関係について疑問視する一つの問題として、いわゆるアメリカの議会筋という話で、ソ連の原潜の低騒音化というものは今回の東芝機械事件より以前に、六十年に発覚した元米海軍准士官...全文を見る
○宮地委員 こうした問題も大変私は重要であろうかと思います。  そこで、先ほど申し上げました再発防止の問題で、特に外為法の改正問題、この第二十五条の役務取引あるいは四十八条の輸出の承認、五十三条の制裁、こうした問題について、外務、大蔵、通産、この辺の連携が私は非常に大事だ、こう...全文を見る
○宮地委員 大蔵大臣この四十八条のところに二十五条の二項的なものを導入する問題について、大臣としてはどういう見解を持っていますか。
○宮地委員 総理、やはりこれは非常に大事な問題だと思うのです、再発防止の中の具体的な法改正問題。ぜひ総理、最後の仕事の中で、大事な問題ですから、リーダーシップをおとりいただいて、外務、大蔵、通産のしっかりとした調整をどうかお願いしたいし、また、これだけの重大事件ですから、政府が、...全文を見る
○宮地委員 時間もございませんので、ココム問題はこの程度にさせていただきたいと思います。  次に、次期支援戦闘機のFSX導入問題について、粟原発言というものがございまして、これは防衛庁長官、日米共同開発の線でいくという方向が大体固まりつつあるのですか。
○宮地委員 防衛庁長官は、今月十日の自民党の国防関係合同会議で、このFSX選定につきまして「日米の技術をどう調和させるかが大事」、こういう御発言をされたようですが、間違いありませんか。
○宮地委員 それでは、今回のこうした東芝ココム事件あるいは通商摩擦問題、こういうものは一切この選定には絡めない、こう理解してよろしいですね。
○宮地委員 この点については、我が国の専守防衛という大原則に立って適切な対応を自主的に判断していくべきであろう。しかし、現在の置かれた経済環境、日米のこうした大変な摩擦熱の強いときですから、我々専門家じゃございませんが、非常に危惧をするわけですね。特に長官が、いわゆる防衛産業の影...全文を見る
○宮地委員 例えばイ・イ戦争終結の後、復興的なものとして思い切った経済協力、こういうものは政府としては考えの中にありますか。
○宮地委員 総理は、この点については、いわゆるイ・イ戦争をやめさせることがまず先決である、日本はイラン、イラク両方にパイプがあるのでその努力をこれからもしてまいりたい、こういうような発言を当予算委員会でされております。具体的に我が国は、このイ・イ戦争の終結に向けて今後どういう積極...全文を見る
○宮地委員 こうしたペルシャ湾の異常事態、こういうものに関連して、再び第三次石油危機の到来があるのではないか、こういう心配が出てきているわけですが、通産省としては、この点の状況分析、こういう点はどういうふうにされておりますか。
○宮地委員 そういうような石油危機の到来を予測してかどうか、通産省がひそかに、ガソリン、灯油のいわゆる配給券ですか、これを二億枚印刷をしておった。これはどういう背景なのでしょう。
○宮地委員 昭和五十四年から五十五年にかけて、七億円の予算を使って民間の印刷会社を利用して印刷をされた。首都圏の民間倉庫の空調設備つきの部屋に保管をされた。保管料八千万円だ。  総務庁長官、これについては、あなたはむだというような御見解を持っているようですが、そのとおりですか。
○宮地委員 どういう内容の勧告ですか。
○宮地委員 総理、これは大変大事な問題だと私は思うのですね。九〇年代に第三次石油危機が到来するのではないかと、通産省としては非常に危惧をされておる。それに伴って早目早目にこういう御準備をされる。この点についての政府部内における情報分析というか、やはり本当に第三次石油危機がやってく...全文を見る
○宮地委員 私は、今、こうしたココムの問題、あるいはFSX、ペルシャ湾安全航行問題等、当面する我が国が置かれた重要課題について政府の見解を伺ってきたのですが、そうした背景にやはり経済的な、総理の言う摩擦熱、こういうものが相当シビアに働いているのではないか。直接的な関係についてはい...全文を見る
○宮地委員 次に、税制改革問題等について若干お伺いをしてまいりたいと思います。  大蔵大臣は、この問題に触れますと、いわゆる税制改革協議会の協議を待ってということで、どうもそこに答弁を持っていってしまうわけで、この議論が当委員会でもなかなかかみ合わない。私も聞いておりましていら...全文を見る
○宮地委員 大蔵大臣、税制改革協議会でもしまとまらなかったらこれはだめですね、新マル優は。
○宮地委員 本来的には、五月十二日の与野党国対委員長の合意メモ、これは素直に見れば、臨時国会でマル優の廃止、あるいは新マル優と言われるマル優の前国会のを見直されたもの、改正されたものをこの臨時国会に提案するというのはいかがなものかな、私はやはりこれはやるべきではないのではないのか...全文を見る
○宮地委員 そこで、六十二年度のいわゆる当面の税制改革と六十三年度以降のいわゆる税制改革、特に六十二年度の減税財源としては、大蔵省の議論をいろいろ聞いていますと、六十一年度の決算剰余金の一兆三千五百億、ずっと引いてきまして、ここのところで所得税減税の先行をやる以外ないのかな、こん...全文を見る
○宮地委員 これは、大蔵大臣としてはそういう答弁はやむを得ないと思うのですね。ただ、これからの日本の二十一世紀に向けての本格的な税制改革をやる、そのためにはやはり二年なり三年は時間をかけてやろう、そこは皆さん御理解しているわけです。ただ、当面の財源がない、じゃそれについて緊急避難...全文を見る
○宮地委員 為政者の良心というとらえ方もありますけれども、なぜこの臨時国会のこの短い期間に、前国会で廃案になったものを少し手直しをして、マル優を廃止あるいはマル優の手直しをしてこだわらなければならないのか。これも財源的には、来年度大した財源じゃない。いわゆる総理の幕引きに筋道を立...全文を見る
○宮地委員 確かに、ロンドン、ニューヨーク、東京、国際金融市場、国際的な都市、八時間の時差、こういうことで金融を回せば、国債先物取引もロンドンで始まったようですが、これは、オフィスビルが山手線の中に五、六百本できるようなそういう感じが国民の中に広がっていったのはやはり事実なんです...全文を見る
○宮地委員 建設大臣に伺っておきたいと思います。  実は、東京の地価の狂乱的な暴騰、こうした影響が今都心の三十キロ圏、四十キロ圏、私どもの埼玉県などにも非常にひしひしとこの地価の高騰が押し寄せてきておりまして、それとともにビジネスホテルと称したラブホテルがまたがんがんでき始めて...全文を見る
○宮地委員 終わります。
08月18日第109回国会 衆議院 本会議 第9号
議事録を見る
○宮地正介君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま趣旨説明のありました所得税法等の一部を改正する法律案など四法律案につきまして、総理並びに関係大臣に質問を行うものであります。  初めに、税制改革問題についてお伺いします。  さきの通常国会におきまして、マル優廃止を含む売...全文を見る
08月19日第109回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号
議事録を見る
○宮地委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となりましたNTT株売払収入の活用による社会資本の整備の促進に関する二法案につきまして、反対の討論を行うものであります。  反対の第一の理由は、現在、国民が期待している六十二年度所得税減税二兆円規模について、財源対策の道...全文を見る
09月02日第109回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号
議事録を見る
○宮地委員 ただいま自民党から、所得税法等の一部改正案の修正案が出されましたので、最初に提案者に、御確認を含め御質問さしていただきたいと思います。  これは与野党幹事長・書記長会談の、自民党竹下幹事長から提案をされました四項目につきまして、具体的に法律の修正という形で出てきたわ...全文を見る
○宮地委員 関連して大蔵大臣にお伺いしますが、今提案者から誠実に履行する、しかし五年後には現政権の大蔵大臣が、果たして宮澤大蔵大臣になっているか、恐らく総理になっているかわかりませんが、政権が変わってもこれは不変である、その精神は生き続けていかなくてはならない、こう思っております...全文を見る
○宮地委員 主税局長にお伺いします。  総合課税への見直しをするということは、具体的には現在の法律では利子課税につきましては、租税特別措置法の中で分離課税ということが明記をされているわけであります。これが総合課税ということで見直しをされるということは、具体的に租税特別措置法の中...全文を見る
○宮地委員 大蔵大臣に申し上げますが、具体的には租税特別措置法の第三条の改正につながっていくわけでございまして、そうした見直しにおいて、日本のこれからの税制改革のまず利子課税のところが根本的に改革をされるという、一つの大きな突破口がここで切り開かれたと私は理解をしているわけでござ...全文を見る
○宮地委員 その点について確認をさしていただきました。政府並びに提案者も、この附則の五十一条については誠実に対応していく、こういうことが議事録にも残されたわけでございますので、ぜひ五年後の総合課税への移行、見直しを、私どもは期待とまたその決意を持って対応してまいりたい、このように...全文を見る
○宮地委員 そうした基本的な理念、公平、公正あるいは今大臣からお話のあったような理念、私は非常に大事なことであると思います。  もう一つ、こうした税制改革を進めていく場合には、何といっても国民の合意というものをとりながら誠実にこの改革案の手続を踏んでいかなくてはならない、国民の...全文を見る
○宮地委員 そういう点で、今回のこの法案が政府から提案をされましたが、本年五月十二日における与野党の国会対策委員長会談において、特に売上税関連六法案につきましてはこの臨時国会に提案をしない、こういう約束がありまして、当然この売上税関連六法案の中にはマル優の廃止の問題が含まれていた...全文を見る
○宮地委員 主税局長にお伺いしますが、あなたは事務方の棟梁ですから、ましてや今回のこの所得税法等一部改正案、「等」ということでこの大きな八つの法律をワンパッケージにして提案をされた。これはどういう考え方で提案をされたのか、お伺いしておきたいと思います。
○宮地委員 今まで大蔵委員会では、所得税法の改正とか租税特別措置法の改正とかあるいは法人税の改正とか、通常国会のときは、大体私の過去の経験では、各一本ずつ別にしてきちっと法案を提出をされてきた。大蔵省としては、大変常識のある提案の仕方をされてきた。しかし、今回「等」ということでワ...全文を見る
○宮地委員 私は、こうして包括的に法案をくくって提案をしていくというやり方、これは例えば沖縄の返還のときのような、ああいう整備のための法律案がたくさんあるときとか万やむを得ないときは、これはやはり検討に値すると思いますが、今回の臨時国会に提案されているこの法案というものは、明らか...全文を見る
○宮地委員 国税庁に伺っておきたいと思いますが、このマル優の限度額の名寄せを検討している、朝霞の電算機の施設を活用して、こういうようなお話が聞こえてきておりますが、この点については既に検討されているのですか。
○宮地委員 それでは次に、所得税減税の財源問題あるいはこれからの税制改革の進め方などについて、若干お伺いをしておきたいと思います。  一兆五千四百億円の所得税減税の財源について、六十二年度としては、これは決算剰余金の六十一年度の一兆三千五百億円プラスアルファ分についてはどういう...全文を見る
○宮地委員 六十三年度はどうなるのですか。
○宮地委員 今、年末までの税制改革とおっしゃいましたが、それはどういう意味ですか。
○宮地委員 六十三年度の税制改革で一兆五千四百億円の恒久財源が入るような税制改革というのは何ですか。
○宮地委員 財政運営の中でということは、必ずしも税制改革による恒久財源で対応するという意味ではないのですね。
○宮地委員 現実問題としては、これだけの大きな恒久財源に対しての税制改革は、来年度の税制改革の中で対応は無理だと私は思うのですね。そうなってくると、今予想されるのは六十二年度の決算剰余金、この自然増収がどうなるか、この辺についての含みは全く考えていないのかどうか、ちょっとお伺いし...全文を見る
○宮地委員 現在の税の弾性値は大体二・一くらい、ということは大変な高いペースで進んでいると思うのですね。来年の税収の伸びも相当な伸びになるのではないか、六十一年度の決算剰余金を上回る相当な伸びになるのではないかという見通しを専門の経済機関でも最近はじいてきていますね。大蔵省として...全文を見る
○宮地委員 特に私は、この点は非常に大事な問題であろうと思いますので、また今後行われる大蔵委員会等でいろいろ詰めをやっていきたい。  時間の関係がございますので、次に進めさせていただきます。  国税通則法の改正の中で、今回納税環境の整備の観点から加算税、重加算税の引き上げを行...全文を見る
○宮地委員 国税庁の現場の立場からこの加算税、重加算税の五%アップ、これはどういうふうに見ておりますか。
○宮地委員 これはペナルティー、罰則が強化されることになるんですが、特に重加算税の過少申告の場合三〇%、無申告の場合三五%、現行でですね。これが結局三五と四〇になるわけですね。相当これは厳しいペナルティーになるんじゃないかな。これは強めれば強めるほどそうした適正申告が進む、こうい...全文を見る
○宮地委員 これは非常に調査とか査察とか、査察なんかの場合は明らかにこれは相当厳しいペナルティー、これは当然だと思うのですが、調査なんかの場合でここまでしなければいわゆる適正な申告が進捗しないのかどうか、これは非常に問題だと思うのですね。まず基本的なそこのところの考え方、理念、こ...全文を見る
○宮地委員 私は、やはりこの調査のときの内容あるいは実際にこれを適用するに当たっては国税庁の現場としては、その調査した内容によって本当に悪質なやっと、あるいは中小企業のもう五人、十人のところはある意味ではどんぶり勘定的で、初めは本当に税理士や計理士の皆さんがいなくて、社長みずから...全文を見る
○宮地委員 最後に国税庁に。  最近、納税人口の増加に伴いまして、海外に進出していく企業の数も非常に多くなってまいりましたね。そういう点で国税職員の皆さんも、相当やはりそうした対処には御苦労が多いようです。まず員数が少ない、また予算もなかなか厳しい。そういう点について、今後やは...全文を見る
○宮地委員 時間が参りましたので終わります。どうもありがとうございました。
○宮地委員 最初に、中曽根総理に当面する重要課題について、せっかくの機会でございますので、お伺いしたいと思います。  昨日、総理は、松永駐米大使にお会いいたしまして、九月二十一日にはニューヨークで行われます国連総会で基調演説をされ、その後レーガン大統領との日米首脳会談に臨む、こ...全文を見る
○宮地委員 特に最近は日米間で重要な課題が山積してきておるのは事実であろうと思うのです。例えばベネチア・サミットで総理が国際的にお約束して帰ってきた二百億ドルの還流問題、あるいは最近の東芝ココム問題、あるいはFSXの選定問題、これについてもどうも防衛庁長官は日米共同開発の方向で検...全文を見る
○宮地委員 次に、総理は、先日の衆議院内閣委員会におきまして、最近のペルシャ湾の航行問題について、海上自衛隊が舞鶴沖の公海で機雷を除去するが、それをペルシャ湾の公海で行っても法的に違いがあるとは思わない、日本の船舶を守るためであり、武力行使、海外派兵に当たらない、こう答弁されたと...全文を見る
○宮地委員 今図らずも総理からお話がありましたように、憲法で海外派兵というのは禁じられているわけでございまして、特に総理は、先日の軽井沢セミナーにおきましても、この点について、「経済と安保の調和」こういうことで、「ペルシャ湾問題では日本は最大の受益国だ。自衛隊の掃海は武力行為では...全文を見る
○宮地委員 しかるべき財政措置は、私は、やはり具体的には経済協力のような平和的な手段といいますか、そういう面で特に南北問題、あるいは特にまだ中近東の諸国におきましてはいろいろ日本の技術協力とかそういうものを望んでいる国も多いわけでございまして、そういう点を指しておっしゃっているの...全文を見る
○宮地委員 次に、税制改革問題を含め中曽根内閣が戦後総決算、こういうことで最後の総理の仕事としてこの税制改革問題に今取り組んでおられるわけでございますが、私は最初に、特にその中で、マル優の廃止問題に総理が取り組んできた一つの経過というものを振り返りながら少し議論をしたい、こう思っ...全文を見る
○宮地委員 確かにことしのベネチア・サミットで総理はそうした発言をされた。また、昨年のホワイトハウスでレーガン大統領にこの前川レポートの提言を示しながら具体化の第一歩のお話し合いをされた。総理がこういう一連の国際的なところでマル優の廃止問題についてお話をされた。欧米各国の皆さんは...全文を見る
○宮地委員 主体的念願としても、やはり一国の総理が御発言をすれば、そこに出席した各国の首脳は、日本は努力をし、いずれはこのマル優の廃止をするんだな、こういう理解をとるのは必然だと私は思うのですね。そういうような一つの国際的な首脳会談等の流れの中で、我が国の国会においても、このマル...全文を見る
○宮地委員 今総理は、総理の予算委員会で言われた言葉をおかりすれば、いわゆる新型マル優である、もう一つは恒久財源であるからこの国会にマル優廃止の法案を提出したのだ。これは国民は納得しないと私は思うのですね。新型マル優とかあるいは手直しをしたマル優だから通常国会のマル優とは違うのだ...全文を見る
○宮地委員 これは、明らかに総理が常々自民党の最高幹部等にお話しになっておる、税制改革で道筋を立ててくれ、こういう場でお話しするのは余りあれですが、どうも生臭い、総理の次のことをお考えになった道筋論にむしろ重点が置かれているのじゃないかな、こういう感じがするわけでございますが、総...全文を見る
○宮地委員 これ以上余り追及しますと総理のお立場もあるでしょうからこの辺にしておきますが、国民の声はやはり今私が申し上げたような声が大多数ではないか、こう思っておりますので、この点だけは強く主張をしておきたいと思うのであります。  もう一つ大事な問題は、所得税の先行に対するとこ...全文を見る
○宮地委員 総理も何かおやめになる時期が近づくにつれて神がかり的になってきたような感じを受けますが、やはり現場の大蔵省はそんなところじゃないのですね。そういう神がかり的なことで財政運営していたらたまったものじゃない。大蔵大臣、今の総理の発言、どうですか。
○宮地委員 総理は神がかり的な、第二の神風が吹けば大変にいいような感じ、また大蔵大臣は現場の方々の意識を大変認識をしながらかたい御答弁をされたわけでございます。やはりこれからの、六十三年度以降の減税財源、総理の減税先行というその旗のもとに実施した減税財源問題は、非常に今後大事な問...全文を見る
○宮地委員 大蔵省の国債整理基金の資金繰り状況等についての仮定計算、ケースAで、いわゆるNTTの株式の売却収入、これは六十二年度から六十五年度までは毎年一兆八千三百億、これをまず国債整理基金特別会計に繰り入れる。最後の六十六年度は六千百億。今総理が図らずもおっしゃいましたように、...全文を見る
○宮地委員 総理との国会における質疑は恐らくこれが最後になるのではないか。総理も「暮れてなお命の限り蝉しぐれ」と名文句をお吐きになり、私も歴代の総理大臣をいろいろ承知しておりますが、この四年九カ月、総理ほど中曽根語録をたくさんお残しになった総理もなかったと思います。大変に御苦労さ...全文を見る
○宮地委員 では、時間が参りましたので終わります。