宮地正介

みやちしょうすけ



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開催日 会議名 発言
02月16日第112回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
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○宮地委員 公明党の宮地正介でごぜいます。公述人の皆さんには大変に御苦労さまでございます。限られた十五分という時間でございますので、よろしくお願いをしたいと思います。  二年前にいわゆる売上税の問題が政府から出されまして、今回、大型、新型の間接税、こうした問題が出てきているわけ...全文を見る
○宮地委員 和田公述人は土地のそうした法人の再評価税というものは前向きに検討すべきではないか。大体この簿価と時価の差というのは大変に急激でありまして、固定資産税なんかの場合は大体六割、六掛けぐらい、それにまた調整率を掛ける。ただ、今やはり野方図にされているということは、国民にとっ...全文を見る
○宮地委員 当然企業の活動の活性化とか国際的な競争力、そういう面を考えたときに、やはり法人税の引き下げとかそういうものと並行してやっていかなくてはならないのかな。企業活動を低迷化あるいは停滞化させてはならない。ただ、余りにも不公平感というものが、この異常な高値の中で、さらに含み資...全文を見る
○宮地委員 やはり所得、資産、消費、この三つのところしか税を取る方法としてはないわけですね。やはり国民は今不公平感、不公平税制の是正、これを現行税制の中で最優先すべきである。その中で今後の対応というものを検討していく。私はそういう中でやはり所得、資産、特に先生もさっきお話しのよう...全文を見る
○宮地委員 終わります。
02月23日第112回国会 衆議院 予算委員会 第11号
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○宮地委員 きょうは多岐にわたって問題がございますが、最初にエイズ対策の問題から質問をさせていただきたいと思います。     〔委員長退席、宮下委員長代理着席〕  特に、ただいま国内におきましては血友病患者のいわゆるエイズのウイルス感染の問題が大変に大きな問題でございますが、...全文を見る
○宮地委員 この五十八年の六月に厚生省がエイズ研究班というものを設置いたしました。そのときの班長は安部英現帝京大学の副学長でございますか、また、この時期に、今申し上げましたエイズウイルス感染のおそれがある、こういう認識を厚生省は持ったのかどうか、この二点についてお伺いしたいと思い...全文を見る
○宮地委員 五十八年の七月に、ハイ・リスク・グループ、いわゆるホモとか同性愛患者、こういう者の血液を用いた製剤ではないという輸入証明書を添付させて輸入させることを厚生省は血液製剤協会に指示した、こういうふうに伺っておりますが、どういう方法で指示したのか、御説明いただきたい。
○宮地委員 厚生大臣に伺いますが、こうした車要な、いわゆるアメリカなどのハイ・リスク・グループ、いわゆるホモとか同性愛の患者さんのそうした血液を用いた製剤、そうしたものが日本に製品輸入として入ってくるときには、そういう者の血液を使ったのではないという輸入証明書を添付して輸入させる...全文を見る
○宮地委員 まず、私はこの点について、厚生省の行政のあり方、これは篤とやはり反省をしてもらいたいと思うのです。血友病患者にとってはこれはエイズのウイルス感染になるのかどうかという重大な問題であります。それを口頭で指示をした、これはまことに許されない行為ではないか、行政上まことに許...全文を見る
○宮地委員 そうしますと、あなた方の報告したこのデータによりますと、凝固因子製剤でエイズウイルス感染あるいはエイズ患者になっているということは、これはまさに薬害ではないのか、厚生大臣の見解を伺いたいと思います。
○宮地委員 薬害かどうかと聞いているのですよ。ましてこれは、例えば第VIII因子のへモフィルHにしたって、これは日本トラベノールの血友病用剤として薬価基準の表に載っているじゃないですか。また、コンコエイト、ミドリ十字の血友病用剤、これも薬価表に載っているじゃないですか。これは薬じ...全文を見る
○宮地委員 厚生大臣、これはおかしいじゃないですか。患者が飲んだこの薬によってエイズウイルスが感染した、これが薬害でなくて何なんですか、厚生大臣。厚生大臣、答弁してください。
○宮地委員 総理、これはやはり不可抗力とかそういう問題ではないと私は思うのです。きちっと薬価基準表に載っている薬を血友病患者の皆さんが投与された、それによってエイズのウイルス感染になった。これは最大の副作用じゃないですか。これがどうして薬害じゃないのですか。総理大臣、第三者的に、...全文を見る
○宮地委員 私は、そのためにどれだけ血友病患者並びに御家族の皆さんが悲惨な生活に追い込まれているか、こういうことを考えたら、これは率直に薬害と認めて、それに対する救済対策というものも政府が率直に積極的にやっていくのが当然じゃないですか。厚生大臣、もう一度伺いたい。
○宮地委員 大変私は不満でございますが、ぜひこの薬害問題については、政府としても真剣に血友病患者の立場というものをよく考え、今後対応してもらいたい、このことを強く要請をしておきたいと思います。  次に移りますが、いわゆる汚染消毒の加熱処理を施した加熱血液製剤の開発の問題について...全文を見る
○宮地委員 じゃ次に、この第VIII因子と第IX因子について、おのおの治験を行いましたときの代表世話人の、権威ある血友病問題の医学博士を言っていただきたい。
○宮地委員 そこでお伺いいたしますが、まず治験の始まりました時期が、ミドリ十字の場合は五十九年六月、トラベノールの場合は五十九年二月、四カ月の時差があって臨床試験を始められた。そして、実際に厚生省に受け付けられたのが、トラベノールは六十年の四月、ミドリ十字は六十年の五月。ですから...全文を見る
○宮地委員 これは非常に大事な問題なんですね。血友病患者的とっては、いわゆる加熱製剤というものを早く欲しがっていた。非加熱製剤を打ったのじゃエイズウイルスの感染のおそれが,ある、だから一日も早く加熱製剤を投与したい。アメリカでは、もう既にトラベノールというところは五十八年三月に承...全文を見る
○宮地委員 厚生省は先ほど、五十八年六月、研究班を設置した、そのときにもう既に、非加熱製剤を投与すれば血友病患者はエイズウイルスの感染のおそれがある、そういうことはもう認識としてわかっていた。そして、五十九年二月にトラベノールが治験を開始した。ミドリは四カ月おくれで治験を開始した...全文を見る
○宮地委員 このわずか一年半の期間の間に非加熱製剤を投与せざるを得ないで、その間に血友病患者の中にはエイズウイルス感染になっている被害が拡大しているのですよ。それに対して厚生省はどういう責任を感じますか。大臣、政治家としてあなたどう感じますか、その点について。
○宮地委員 それじゃ、六十年の七月に承認をしました。それから八月から加熱製剤が販売をされました。それまで使っていた非加熱製剤というものの製造あるいは輸入、この禁止、廃棄の措置を厚生省はとりましたか。
○宮地委員 本来ならこの時期に、非加熱製剤の投与を放置しておくのではなくて、もう専門だからあなた方わかるけれども、非濃縮製剤のクリオ製剤に切りかえることだってできたじゃないですか。あるいは日赤の、日本の国内の安全な、きれいな血液を凝固剤として暫定的に対応することだってできたじゃな...全文を見る
○宮地委員 さらにその後六十一年の秋ごろまで、承認後一年以上もこの非加熱製剤が地方の病院で使われていた、こういうような状況もある。これについては事実確認しておりますか。
○宮地委員 要するに、今申し上げた地方の病院で六十一年の秋ごろまで非加熱製剤が使用されていたという事実は知らないということですか。
○宮地委員 あなたの方は、この問題について九州の小学生の問題について調査中じゃないのですか。
○宮地委員 調査をしているということは、実際に出回っていたということなんでしょう。その疑いがあるから調査しているんでしょう。
○宮地委員 私の質問に答えてください。委員長。
○宮地委員 だから、それは出回っていたということの疑いがあるから調査しているのでしょう。
○宮地委員 おかしいじゃないですか。実際出回っている疑いがあるから調査しているんじゃないですか。局長、ここまで言わせなきゃ、あなた、そんないいかげんな答弁で、ここは国権の最高機関の六十三年度の最大の予算を総理のもとに審議しているところですよ、いいかげんな答弁やめてください。そんな...全文を見る
○宮地委員 因果関係がある、非加熱製剤を投与して、その結果エイズウイルス感染した因果関係がある、認めたのなら薬害じゃないですか、大臣。大臣、政治判断しなさい。局長はいいよ。
○宮地委員 今局長は、いわゆる因果関係を認めたのです。日本でイタイイタイ病が公害病の第一号で認定されたとき、当時の園田厚生大臣は、あの重金属カドミウムとイタイイタイ病との因果関係が九〇%を超えたときには、これは公害病として認定しますと言って、あの公害病第一号に認定した。イタイイタ...全文を見る
○宮地委員 大臣。
○宮地委員 じゃ、私が質問したこの医原性の疾患発生であるということは認めますか。
○宮地委員 私の質問に答弁してくださいよ、私の質問に。
○宮地委員 最後に、総理にこの件について伺います。  総理は何か人ごとのようにやっておりますけれども、これは大変重要な——今、血友病患者が我が国には五千人程度いる、こう言われているのです。その中の三千五百人が第VIII因子による血友病患者で、その方々は、今申し上げたような非加熱...全文を見る
○宮地委員 総理の御決意を伺いましたので、今後の政府の対応を期待し、またその状況においては次の機会に御質問もさせていただきたい、こう思っております。  それでは次に、悪徳商法の対策問題につきまして少しお伺いしてみたいと思います。  最近、国債を利用いたしまして、国のためである...全文を見る
○宮地委員 今大阪府というふうにおっしゃいましたが、これは国利民福の会でよろしいんでしょうか。
○宮地委員 この国利民福の会というものは現在一万人を超える会員を集めている。この会の会長は元天下一家の会の理事であった、こう言われておりますが、間違いありませんか。
○宮地委員 この国利民福の会というものは当時ネズミ講防止法、正式には無限連鎖講防止法でございますが、これを本院の、衆議院の物価対策特別委員会におきまして私もその立法の当事者として参画した一人として、システム的にも、また、今回のこの会が五段階方式の、いわゆる先ほど申し上げた三十万円...全文を見る
○宮地委員 大蔵大臣、国債とか商品券というのは金銭でないんでしょうか、金銭でしょうか。
○宮地委員 これはやはりここのところが非常に大事なまたポイントであります。金銭とはキャッシュであり小切手に限る、こうなりますと、この第二条の法をくぐって彼らはさらに繁殖をさせるわけであります。  私たちが議員立法をつくるとき、当時いろいろな角度から、特に当時は警察庁の出身の片岡...全文を見る
○宮地委員 当時はやはり経済企画庁がこの一つの中心的役割を担って、関係省庁の取りまとめをしたわけであります。中尾長官、これについての御決意と対策、対応についてお伺いをしたいと思います。
○宮地委員 長官、私はやはりこのネズミ講まがいあるいはネズミ講、こういってもいいと思いますが、この国利民福の会の現在の増殖の仕方というものは、率直に言って、このネズミ講防止法の立法化したときの精神、これに私は抵触していると思います、システム的にも、基本精神からしても。そういうこと...全文を見る
○宮地委員 大臣の御決意を受け、警察庁としては大変に難しい対応になろうかと思いますが、この点について再度今後の対策についての対応をお伺いしたいと思います。
○宮地委員 では、ここで少しさわやかな話を、時間がございませんので総理とお話をしてみたいと思います。  総理、ユーモアという言葉がございますが、これはどういう理解をされていますでしょうか。
○宮地委員 ユーモアというのは、岩波のこの辞典を引きましても、「人間生活ににじみ出る、上品なしゃれ。」いわゆるこれはヒューマニズムから来ていますから、やはり基本的には人間主義といいますか、人間性というものが上品な形でしゃれとして出てくる。  このユーモアというものは、私は最高の...全文を見る
○宮地委員 文部大臣、どうでしょうか。
○宮地委員 今中島文部大臣は非常に私は理解がある御発言だなと。まさに今日、我々政治家もこうした心の豊かさといいますか、こういうものを知る意味で、憲政記念館とかあるいは国立国会図書館あたりでこのユーモア美術の展示会などをやっていただいて、少しごらんになって、やはり論より証拠で、目で...全文を見る
○宮地委員 今不規則発言のあった方などはまさによくこの展覧会を見させていただいた方がいいんじゃないかなと。  やはり総理も「ふるさと創生論」、これからは物の豊かさから心の豊かさの時代である、こういうことも強調されておりますから、私は、やはりユーモアのそうした美術というもの、また...全文を見る
○宮地委員 じゃ、ぜひ今後このユーモア美術展またそうした一つの箱づくり、こうした問題も、皆さんにいろいろまた資料等提供しながらさらに理解を深めていただき、今後推進方をぜひよろしくお願いしたい。まあ文部大臣、なかなか見識がございまして、御理解がありましたので、今後またいろいろと御要...全文を見る
○宮地委員 そうすると、いわゆる「一般消費税(仮称)によらず」云々の、ここのいわゆる解釈ですね。総理は、この財政再建の解釈については、何か今後新型間接税導入が開けているようなそういう発言をされておるのですね。この「一般消費税(仮称)によらず」というのは、やはり当時の国会決議の背景...全文を見る
○宮地委員 そうしますと、竹下総理のこのいわゆる国会決議に対する大阪の記者会見あるいは昨日の我の党の池田理事の質問、この解釈は撤回されますか。
○宮地委員 やはり「一般消費税(仮称)によらず」という、ここのところですね。総理は、どうもあのときの大平内閣が提案した一般消費税(仮称)、日本型EC型付加価値税とでもいうのでしょうか、これをそのままそのものであるという解釈なんですか。やはり私どもは、このEC型付加価値税、多段階、...全文を見る
○宮地委員 いわゆる新型間接税というものは、消費税に新たな新税をつくる。その基本は広く、広くというのはあまねく薄くこれは税率を低率にしよう、簡素に、簡素にということは恐らく売上税の教訓からすれば非課税品目をできるだけ少なくしよう、あるいは単段階のものであったら製造者売上税か、ある...全文を見る
○宮地委員 いずれはいたしましても、この行政改革の推進と「増税なき財政再建」の堅持、これは総理、継続して竹下内閣もやるんですね。
○宮地委員 このいわゆる臨調答申の掲げた行政の目指す二大目標というのは、まさに今総理が目指すものと同じなんですね。「活力ある福祉社会の建設」これは高齢化社会に対応する、「国際社会に対する積極的貢献」まさに国際性に対する問題、この達成は長期にわたる着実な努力を必要とするものである、...全文を見る
○宮地委員 今、理屈の上という、私はまさに理屈の上だと思うのです。所得税の中堅層を減税する、法人税も減税する、相続税も減税をする、新たな消費税を導入して租税負担率が二五、六%で変わらなければこれは抵触しない、こういう判断ですね。私は、この土光臨調の、本当に土光さんがおっしゃりたか...全文を見る
○宮地委員 今の、私が総理と大蔵大臣に渡したこの議事録、この六十年二月六日のいわゆる多段階、包括的、網羅的、普遍的云々の、このタホモフ大消投と言われる見解は、中曽根総理のあの六日の発言は政府の統一見解であると中曽根総理みずからがこの予算委員会、六十二年三月十三日に明快にしているの...全文を見る
○宮地委員 これは理事会協議ももちろん尊重しますが、既にこうした文証がきちっとされているのだから、客観的にこれを見て、総理としてはこれは政府統一見解として認めるという、当然じゃないですか。当然、総理、これは六十年二月六日のこの多段階、網羅的云々というのは、私は、中曽根総理のこの発...全文を見る
○宮地委員 これはやはり委員長も見ておいてください。ごらんになってください。
○宮地委員 これは新たな資料が出てきたわけですから、ましてこの資料はもう国会の議事録ですからね。
○宮地委員 総理、私はこれはもう、明らかにこれは政府統一見解の中曽根総理の明快なる議事録であり、文証であります。であるならば、竹下内閣においても、この政府見解が当然に拘束される、こう思います。  総理、この点についてお伺いしたいと思います。
○宮地委員 この予算委員会におきましても、再再安全保障問題などについての論議もされております。外務省の一局長の答弁あるいは防衛庁の一局長の答弁でも歴代の内閣を束縛してきているではありませんか。ましてや中曽根総理の、一国の総理が政府統一見解として発言してきたことでございます。当然こ...全文を見る
○宮地委員 最後に、選挙公約と大型間接税導入の問題でございますが、これは六十一年の七月の衆参ダブル選挙におきまして、中曽根総理が当時の自民党総裁として、また総理大臣として、国民の大多数が反対し党員の大多数の反対する大型間接税はやらない、この中曽根の顔がうそをつく顔に見えますかと大...全文を見る
○宮地委員 時間が参りましたので、この点についてはなお別の機会に議論をしてまいりたいと思います。  なお、関係省庁の皆さん、時間の都合で他の案件について御質問できませんでしたことは深くおわびを申し上げたいと思います。  これにて終わります。
03月10日第112回国会 衆議院 予算委員会 第23号
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○宮地委員 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となっております昭和六十三年度政府予算三案について、反対の討論を行うものであります。  昭和六十三年度予算は、持続的な内需拡大と貿易に偏った経済構造、産業構造の転換を同時に進めるために、山積するさまざまな課題を解決し、我...全文を見る
03月18日第112回国会 衆議院 大蔵委員会 第7号
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○宮地委員 きょうは、租税特別措置法の一部改正案の最後のバッターとして、質問をさせていただきます。  まず、大蔵大臣にお伺いを申し上げたいと思いますが、土光臨調の生命線であります「増税なき財政再建」、これについては大蔵大臣としてどのように考えておられるか、堅持をしていく決意を持...全文を見る
○宮地委員 この「増税なき財政再建」のいわゆる土光臨調の中身、「増税なき財政再建」というのはもう御存じのように、「当面の財政再建に当たっては、何よりもまず歳出の徹底的削減によってこれを行うべきであり、全体としての租税負担率の上昇をもたらすような税制上の新たな措置を基本的にはとらな...全文を見る
○宮地委員 主税局長、租税負担率は現在どのくらいですか。
○宮地委員 大蔵大臣、租税負担率二五・五%は、これは上昇をもたらすような税制上の新たな措置を基本的にはとらない、こういうことですね。
○宮地委員 租税負担率が高まることは、これはあり得るというふうに今おっしゃいましたが、そうすると、それは土光臨調の基本的精神に反するんじゃないですか。
○宮地委員 私は土光臨調の、やはり大先輩の土光会長がこの「増税なき財政再建」というもの、この一つは、租税負担率を現在よりも引き上げることは特にこれは気をつけなさいよ、また新税を導入して大きな政府をつくって、そして水膨れ的なような政府をつくっては将来大変ですよ、活力ある福祉国家はで...全文を見る
○宮地委員 ここの問題については、予算委員会総括で竹下総理にも私はお伺いしました。竹下総理は、いわゆる所得と資産と消費、この三つの税の均衡的なバランスの中で、例えば所得が所得税のところで減税になる、資産が減税になる、結果として租税負担率が変わらなければ、この土光臨調の精神には反し...全文を見る
○宮地委員 宮澤大蔵大臣の宏池会の大先輩であり、またお師匠さんに匹敵すべき大平総理が、あの五十四年の十月に総選挙をされました。あの総選挙のとき、大平総理は一般消費税(仮称)を掲げて、財政再建の目玉として選挙されました。中曽根さんと違って大平総理は、今後の財政再建をやるために一般消...全文を見る
○宮地委員 ですからこれは、財政再建ということになっておりますけれども、今回の竹下内閣が目指す税制抜本改革は、やはり活力ある福祉社会をつくる、国際社会に貢献できる日本をつくる、現在の不公平な税制、不公平感のある税制はこれを変える、この基本的思想はまさに土光臨調の思想じゃないですか...全文を見る
○宮地委員 私は、今回の税制改革問題で、予算委員会で竹下総理と各党の委員がいろいろ議論をしているのを現場で見させていただきました。今回の財政再建決議の問題、あるいは私どもの矢野委員長、当時書記長が御質問したあの六十年の二月の政府統一見解、これだって会議録にきちっと中曽根総理が政府...全文を見る
○宮地委員 証券取引法違反について新たに問題が出てきたわけでございますが、大蔵省にお伺いしておきますが、証券取引法の二十八条一項、これはどういうような内容でございましょうか。
○宮地委員 今回のこの山形県における「告訴告発状」の内容を見てまいりますと、特に「証券取引法違反」のところで、   被告発人鈴木龍一及び同山口新弥は、共謀の上、大蔵大臣の免許を受けないで、昭和六二年一一月頃から現在に至るまで、山形県天童市大字山元中一七番地の五所在の被告発人山口...全文を見る
○宮地委員 さらに国税庁に伺います。  確定申告が終わったばかりですから、これから事務的にお調べになるには時間がかかると思いますが、この国債ネズミ講の幹部、いわゆる国利民福の会の幹部は、大変な不労所得といいますか、そういうものを得ているようでございます。会長などがテレビでいろい...全文を見る
○宮地委員 文部省にお伺いしておきたいと思います。  今回のこうした国利民福の会のいろいろな会員の状況を見ておりますと、大変に若い方々が会員になられております。くしくも、ちょうど昭和五十三年に、当時私も物特の委員として、この無限連鎖講防止法、いわゆるネズミ講防止法の議員立法をつ...全文を見る
○宮地委員 経済企画庁にお伺いします。  このネズミ講防止法の第四条ですね、この第四条には「国及び地方公共団体は、無限連鎖講の防止に関する調査及び啓もう活動を行うように努めなければならない。」こういうふうになっておるわけですが、今回この国利民福の会がこうして昨年の一月つくられて...全文を見る
○宮地委員 最後に、大蔵大臣に締めくくりとしてお伺いしておきたいと思います。  これは、先日も予算委員会で御質問しまして、大蔵大臣にもお伺いしたので御理解していると思いますが、まず、国のためだ、そして国債を買うことは国家財政のためだ、こういうことのふれ込みです。国債三十万円を買...全文を見る
○宮地委員 ぜひ政府一体となって、この問題については竹下総理もこの議員立法の改正になじむものである、また、当該大臣である中尾経済企画庁長官も、関係省庁と連携をとってこの問題について厳重に対処する、また、ただいま大蔵大臣も前向きの御答弁があったわけでございますので、ぜひ、政府として...全文を見る
○宮地委員 公団の家賃及び敷金の変更等につきましては、住宅・都市整備公団法施行規則の第五条「公団は、次の各号の一に該当するときは、前条の規定にかかわらず、建設大臣の承認を得て、家賃(敷金を含む。以下この条において同じ。)を変更し、又は家賃を別に定めることができる。」こうなっており...全文を見る
○宮地委員 この中の第一号は、「物価その他経済事情の変動に伴い必要があると認めるとき。」物価は今超安定ですね。これは理由になりませんね。  それからもう一つは、あなた方がきのうマスコミの方にレクした内容等を見ておりましても、五年に一回家賃の値上げをする、どうも今回はそれを固定資...全文を見る
○宮地委員 五十三年には平均三七%、五十八年には二六%、今回は一八%。私は、住宅・都市整備公団は何か五年の周期あるいは三年の周期で、いろいろ理由をつけて家賃の値上げをおやりになるような感じがするわけです。その前にやはり住宅・都市整備公団として、もっときちっと経営的な面といいますか...全文を見る
○宮地委員 公団にはいろいろ自治会の組織もありますね。入居者の代表のそうした組織の方々の意見などは反映しておるのですか。
○宮地委員 建設省、これは最終的には建設省が認可するわけですが、私は、こうした家賃の値上げなどについては慎重に対処していくべきである、こう思います。建設省としての意見を伺っておきたいと思います。
○宮地委員 では、建設大臣の認可に当たりましては入居者の立場というものもよくお考えの上、この問題に対応していただきたいと強く要請をしておきます。  次に、週休二日制の問題でちょっとお伺いをしておきたいと思います。  全国銀行協会連合会の神谷会長、三井銀行の社長でございますが、...全文を見る
○宮地委員 やはり日本人が働きバチということで、こうした方向というものは大変結構だと思います。ただ、中小企業の皆さんなどは、事務的に厳しいとかいろいろな御意見もあろうかと思いますが、やはり世界の流れとして私は、こうした週休二日制という問題、土曜の一斉休みという問題、こういうものは...全文を見る
○宮地委員 ぜひ、そうした国民のニーズに適宜対応して、検討を進めていっていただきたい。まだたって一年ですから、すぐとはなかなか難しい状況を私は理解をしております。ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。  最後に、主税局長にお伺いしておきたいと思いますが、居住用財産の買いかえの問...全文を見る
○宮地委員 きょうは金曜日でございますし、地元にお帰りになる先生方も多いわけでございますし、大蔵委員会は夜なべ夜なべで、本当に皆さん頑張ってまいりました。先輩の武藤先生も一時間短縮をされました。これで終わりまして、本日の質問といたしたいと思います。
○宮地委員 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、租税特別措置法の一部を改正する法律案に対して、反対の討論を行うものであります。  反対の第一の理由は、六十三年度税制改正案は、懸案の相続税減税、酒税改正は見送られ、酒税については改正の基本方針を示すという程度でお茶を濁し、租...全文を見る
03月22日第112回国会 衆議院 大蔵委員会 第8号
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○宮地委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     関税定率法及び関税暫定措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、左記事項について配慮すべきである。  一 世界経済にお...全文を見る
04月13日第112回国会 衆議院 大蔵委員会 第10号
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○宮地委員 参考人の皆さんには、御多忙の中大蔵委員会にお越しいただきまして、感謝を申し上げる次第でございます。限られた時間でございますので、何点かお三人の方に順次質問をさせていただきたいと思っております。  最初に、先ほど来御陳述いただいた中におきましても出てまいりましたが、大...全文を見る
○宮地委員 和田先生と宇田川先生は、まず減税を優先させるべきではないか、その次がどうも赤字国債の減額措置。今、国会で六十三年度の税制問題として最大の課題は、新税を導入しないで六十三年度でいわゆる減税をやる。こうなりますと、六十三年度減税の財源として、非常に大きなファクターとして自...全文を見る
○宮地委員 どうもありがとうございました。  次に、財確関係につきまして、特に六十三年度予算につきまして、大蔵省として中期展望を一月二十九日に国会に出されたわけでございます。この中期展望を見る限りにおきましては、六十五年度の赤字公債の依存体質の脱却が非常に可能になってきた。先ほ...全文を見る
○宮地委員 どうもありがとうございました。  先ほどから特例公債についてのお話も出ておりまして、特に償還ルールの問題ですね。現在では、建設国債、いわゆる四条国債と同じように、六十年償還ルール、これがやはり情換債になり特例債においても適用される。これから六十五年度の赤字公債依存体...全文を見る
○宮地委員 では、終わります。
04月22日第112回国会 衆議院 大蔵委員会 第13号
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○宮地委員 きょうは財確法の最後の総理質問ということでございますので、最初に六十三年度の減税問題につきましてお伺いをしてまいりたいと思います。  竹下総理は去る十八日に首相官邸におきまして内閣記者会と懇談を行いまして、六十三年度の減税問題につきまして、いわゆる戻し税方式はよくな...全文を見る
○宮地委員 そうしますと、このお話の延長線上にいわゆる新型間接税の導入を柱としたこれから予想される税制の抜本改革、この一環としての関係において、総理は、六十三年度減税というものはそうした抜本改革と一体の中で検討すべきと考えておられるのか、あるいは切り離してお考えになっておられるの...全文を見る
○宮地委員 三月三十日の与野党国対委員長会談の合意は、これは尊重していくということですね。
○宮地委員 そうしますと、この合意内容は、御存じのように、六十三年度減税、このための法律案というものは今国会会期中に処理をするように最大限努力する、こうなっていますね。政府の、行政府の長として現段階でどの程度御努力されておるのでしょうか。
○宮地委員 特に六十二年度の自然増収の問題については、総理はいつも、この六月にならないとその見通しがはっきりしないという御発言がちょいちょいお伺いをされております。しかし、まあ竹下総理も大蔵大臣を長くおやりになり、財政についてはベテランの経験ある総理大臣である。言うなればプロであ...全文を見る
○宮地委員 今の答弁は大蔵大臣の答弁ですね。昔の大蔵大臣の竹下大蔵大臣であれば私も結構だ。やはり国の最高責任者、総理大臣になったわけですから、その辺は財政のことは十分わかっておりますけれども、国民が今那辺に大きな期待をしているかという、減税という問題にも勇断すべきではないか。これ...全文を見る
○宮地委員 ぜひもう少し国民がわかりやすく信頼のできる税収見積もりというものを十二分に精査して今後対応していただきたい。これは強く要請しておきたいと思います。  総理、税制の抜本改革の法案、これはいつごろ提出するお考えなんでしょう。
○宮地委員 山中党税調の会長さんは、来月二十日ごろまでに取りまとめも可能なような御発言。総理も、先ほどの内閣記者会の懇談会でも、やる気になれば今国会中でも提案できないこともない。あとは総理の決断の問題だ。次の臨時国会をにらんでの問題もあろうかと思いますし、あるいは今政府税調が全国...全文を見る
○宮地委員 総理の特徴、まことに意味不明でございます。  端的に伺いますが、朝日新聞や日経の世論調査でも、大型間接税六〇%反対、こういうことで大型間接税についてはいまだ国民の大多数の方の反対の立場が世論調査でも出ているわけですが、過去二回政府は一般消費税、売上税で失敗し、三度目...全文を見る
○宮地委員 いろいろと竹下流のやり方で根回しが始まっているようでございますが、やはり国民の声というものを無視して強引に突っ走ることはできないと思います。やはり民主主義のルールからしても、主権在民主義であるという今日の憲法からしても、ぜひこの大型間接税導入問題については国民の声を率...全文を見る
○宮地委員 きょうは、総理が久方ぶりに大蔵委員会へ参りましたので、当面する重要課題何点かについてちょっと御質問させていただきたいと思います。  御存じのように、けさ六時過ぎ、アメリカにおきましていわゆる包括貿易法案が下院で可決をされました。賛成三百十二、反対百七、いわゆる三分の...全文を見る
○宮地委員 特に大統領の拒否権の発動あるいは可決された後の法案の修正あるいは運用、こういうものに日本政府としてレーガン政権に対して何らかの根回しといいますか要請といいますか、そういう働きかけをするお考えはお持ちですか。
○宮地委員 保護主義のアメリカのこうしたものが台頭してきますと、当然貿易摩擦という問題で、そのあおりを今度はEC諸国とかあるいはアジアの諸国が対日本との貿易問題で大変警戒をしてくる。そういう意味では、EC諸国やアジアの諸国と連携をとりながらレーガン政権に対してこうした大統領拒否権...全文を見る
○宮地委員 ぜひ、場合によってはレーガン大統領とホットラインで電話でも、このタイミングを逸することなく、保護主義の台頭に対してやはり何らかの歯どめとして、具体的には大統領拒否権の発動あるいはその後の法案の運用等について、そうした積極的な総理としての外交を展開すべきではないか、国益...全文を見る
○宮地委員 政府あるいは自民党内におきましても、この価格調整金が存続できるのであればあえて輸入課徴金の制度にこだわらなくてもいいのかな、こういうような御発言もやはり出てきているようです。そうすれば、またアメリカの方でこの価格調整金存続を認める理解があるなら、自由化問題の決着も、こ...全文を見る
○宮地委員 農水省から塩飽経済局長が見えております。この辺の、ちょっときのうきょうの状況を説明してください。
○宮地委員 この点について、先日、我が公明党におきまして、矢野団長を中心に訪米をいたしまして、ヤイター代表ともお会いする機会がございました。政府に対しての大変厳しい御意見もあったようでございます。昨日委員長から総理にその点お話しされたかどうか私確認しておりませんが、四年前にやはり...全文を見る
○宮地委員 総理は特にこの四月の二十九日からはヨーロッパ四カ国訪問にお出かけになるわけでございます。その後、先ほど申し上げましたように、国連の軍縮、そして、トロント・サミットと非常に重要な外交日程がこれからあるわけでございまして、そういう中でやはり世界に貢献する日本を一つの大きな...全文を見る
○宮地委員 時間も参りましたので、最後に、その際、特に英国のサッチャー首相との会談で、いわゆるウイスキーなどの酒税法改正問題が当然議題となると思うのです。今六十三年度税制改革改正案の方針の中にも出ておりますが、この点についてはある程度数字を検討して準備されてサッチャーさんにお会い...全文を見る
○宮地委員 時間が参りましたので、終わります。     〔委員長退席、中川(昭)委員長代理着席〕
05月13日第112回国会 衆議院 大蔵委員会 第17号
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○宮地委員 今回の証取法の一部改正案並びに金融先物取引法案の問題につきまして、まず大蔵省にお伺いしたいのですが、この法案が分離されて今回提案をされた、むしろ考え方によっては一本化して提案することはできなかったのか、この点についてはどのような検討がなされたのか、お伺いをしたいと思い...全文を見る
○宮地委員 国際的な一つの流れとして、既にアメリカなどにおいては一本化されて行われておる。日本においては、二年後に見直しをするという前提の中で二本立てで出発をする。このことが、これからの国際化の金融市場の流れの中で、また日本が大きくニューヨーク、ロンドン、東京という、国際金融市場...全文を見る
○宮地委員 金融先物取引法案につきましては、これは金融の自由化とか国際化の進展を背景として、金融取引にかかわる各種のリスクが増大し、こうしたリスクを回避したいとする要請が高まっております云々と、非常に国際化という問題を重視されて法案をつくられております。ところが、証券取引法の一部...全文を見る
○宮地委員 そうであったら、たとえ簡単としてもそこはポイントの一つなんだから、大臣の提案理由説明の中に国際化という三文字が入ってないということは、やはり口ではそう言っても軽率であったと思うのですね。私が先ほど申し上げましたような欧米の各国におけるインサイダー規制の取り締まり強化と...全文を見る
○宮地委員 証券界の自主規制というのは、インサイダーの取引の中においても非常に大事な問題である。特に顧客の注文の拒否、こうした問題についても今お話ございましたようにチャイニーズ・ウオール、こうした問題からして、多分に今までは顧客に対しての拒否というものが非常に甘かったのではないか...全文を見る
○宮地委員 この委員会でも同僚委員から再三いろいろ出ておりましたが、特に証取法五十八条、これについては「証券取引においては重要な事実を開示すべき義務を定めているのである。なお、インサイダーは絶対に取引をしてはならないというのではない。取引をするのであれば事前に情報を公表すべきであ...全文を見る
○宮地委員 大蔵省は、そうは言ってもやはりSECと違って、手足を持っていないという弱さがあるわけですね。そうなればおのずから、東京証券取引所の竹内理事長みずからおっしゃっているように、会員組織の取引所がやれる限界はある、取引所はやはり限界がある、結局証券会社の内部チェックに頼らざ...全文を見る
○宮地委員 証取法の一部改正ですが、日本の企業の内部情報についてはむしろ、資本の状態からしますと、非常に自己資本率の少ない企業であり、銀行、証券というものが大株主の企業がやはり大変に多いわけですから、おのずから銀行、証券、そこにはそれなりのホットな内部情報が集まる、そうした仕組み...全文を見る
○宮地委員 これについては、特に竹下総理がサッチャー首相とお会いしたときに個人的に関心を持って対処する、このようにお答えになった。これは大蔵大臣としてもこの問題、日英金融摩擦の問題でございますが、このまま放置しておくわけにいかぬと思うし、恐らくトロントでまたサッチャーさんと総理が...全文を見る
○宮地委員 わかりました。この点はトップ会談の話題になっているぐらいですから、イギリスとしても非常に重要視しているのではないか。国際的に非常に大事な時期だけに、大蔵省としてもぜひ正確な情報をキャッチいたしまして、的確な対処をお願いしたいと思います。  次に、最近、外国の証券会社...全文を見る
○宮地委員 そうしますと、アメリカを中心にした諸外国、特に私はアメリカだと思いますが、この不満という背景はどういうふうに分析されているのでしょう。
○宮地委員 そうしたアメリカの証券会社や銀行に対する努力というものの啓蒙ももちろん大事ですが、国内のシンジケート団とシェア拡大のこうしたアメリカの不満、こういうものについて何らかの措置の交渉をする考えはあるかどうか、この点について確認しておきたいと思います。
○宮地委員 この十年物国債の固定シェア約二・五、このシ団方式に対しての不満だと私も思います。しかし、この不満をそのまま放置しておきますと、その火がまたあちこちに飛び火するわけでございますので、この点についても十二分に慎重な上に、また国際的な動向というものを大局的に見て、大蔵省とし...全文を見る
○宮地委員 ずばりお伺いしますが、大蔵大臣は新型間接税の導入については、法案の処理は秋、実施は二、三年先、それでよろしいのですか。
○宮地委員 竹下総理も、徐々にでございますがその辺の本音を言い始めておるわけですから、ぜひ大蔵大臣も意思の疎通を図って、その点の本音の部分は確認をし合っておいた方がいいのではないか、こんな感じがいたします。  もう一つお伺いしておきますが、六十二年度の赤字国債、この四—六月の出...全文を見る
○宮地委員 この減額措置は間違いなく実行されるであろう、私はこう思います。しかし、その減額に自然増収を回しましても、さらに決算剰余金というものが六十三年度に回せる可能性が出てきております。この辺について、若干その金額にも差があると思いますが、仮に第二次補正後にかたく見て二兆円の自...全文を見る
○宮地委員 そこで私は、野党からの要求もしてまいりました内職の課税最低限、これはやはり現在のパートの皆さんと同じように九十万円までアップすべきではないか。当然ことしの分から実施できるわけでございますし、減税規模としては二百億円あればできるわけでございまして、財源的にも今申し上げた...全文を見る
○宮地委員 今検討されているということでございますが、これがもしゴーというふうになった場合、主税局長、所得税法の改正でいくのか、あるいは国税庁の実務レベルで経費率を見直していくのか、いろいろやり方あると思うのですが、ゴーされた場合、その辺具体的にどういうことが検討されるか、その辺...全文を見る
○宮地委員 大体、今私が申したような方法が常識的には考えられますので、あとは引き上げが九十万円までになるのかどうかによって具体的に検討されると思いますが、この分あたりは大蔵大臣、与野党合意の問題等云々もありますが、財源もあるわけですし、また諸般の現在の経済状況を見たときに、内職者...全文を見る
○宮地委員 それでは時間も参りましたので、最後に一問だけお伺いをしておきたいと思います。  特に最近、アジアNICSの通貨調整の問題が非常に大きな政治課題としてクローズアップされてきているわけです。韓国とかシンガポール、台湾、香港のアジアNICS対米貿易黒字、これもアメリカの商...全文を見る
○宮地委員 大臣最後に、IMF暫定委員会にテーマとして出たようですが、この点についてはどういうように認識されておるか、お伺いしておきたいと思います。
○宮地委員 終わります。
08月09日第113回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○宮地委員 最初に、けさから大変に世界的に大きな問題となっておりますところのイラン・イラク戦争の停戦問題につきましてお伺いをしたいと思っております。  世界の民々がこのイラン・イラク戦争の停戦、終結を大変望んでおりまして、デクエヤル国連事務総長の大変な御努力によりまして、本日、...全文を見る
○宮地委員 このイラン、イラク両国に対しまして、宇野外務大臣を政府として派遣を検討しているようでございますが、いつごろどのような目的で両国を訪問されようと考えておられるのか、この点についてお伺いしたいと思います。
○宮地委員 外務大臣が両国を訪問となれば、当然日本として最大の貢献といいますか、やることとなればやはり戦後の復興問題について協力をする、こういうことになろうかと思いますが、その点についてもある程度現段階から政府としてその内容を詰めておく必要があるのではないか、こう思いますが、総理...全文を見る
○宮地委員 通産省は中東協力センターを派遣いたしまして、民間レベルにおいても調査団を検討している、このように伺っておりますが、この点についてはいかがでございましょう。
○宮地委員 特に戦後復旧の需要というものが一九八〇年価格でも千五百億ドルぐらい、こう言われております。既に英国など各国もこうした問題について大変関心が強いようでございまして、やはり日本の貢献が行き過ぎて、何かエコノミックアニマルのようなことにもなってはならない、この辺も十分注意し...全文を見る
○宮地委員 もう一つ、これは外務大臣にお伺いしておきたいと思いますが、アメリカもこの停戦は和平への第一歩である、こういうレーガン大統領のコメントが発表されたようでありますが、いわゆるペルシャ湾のタンカーの護衛については当面米国は続けていく考えのようであります。  我が国におきま...全文を見る
○宮地委員 きょうはくしくも長崎の原爆の慰霊の意義ある日でございまして、この日にこうしたイ・イ戦争の停戦ということが発表されまして大変に喜ばしいことでございます。今回の広島、長崎というこの原爆の慰霊祭に対しまして、総理は国会の都合で行けないと大変国会を優先され、尊重されまして、残...全文を見る
○宮地委員 次に、明電工事件の問題について若干お伺いをしてまいりたいと思います。  まず、法務省にお伺いを申し上げますが、捜査の状況でございますが、明電工の元相談役で実質的オーナーでございました中瀬古功氏の所得税法の違反につきましては、いわゆる追起訴ということで、昨日、東京地検...全文を見る
○宮地委員 この中瀬古功氏は、いわゆる国会議員を初め政官界に幅広く献金をしておったわけでございますが、東京地検特捜部は、現段階では贈収賄罪に該当する事実は見当たらない、こういうことを明らかにしたと言われておりますが、事実なのか、この事件の捜査はこのまま終結となるのか、この点につい...全文を見る
○宮地委員 そうなりますと、いわゆる中瀬古功氏は、これはまあ所得税法違反で起訴されて断罪される。そうした中瀬古功氏が脱税で捻出した裏金を受け取った政治家や官僚らには捜査のメスが及ばない、そのまま幕が閉じられてしまう、こういうことになりますと、実際国民の政治不信というのは募るのでは...全文を見る
○宮地委員 大蔵大臣、この問題の再発防止、これも非常に大事な問題でございまして、特に今回の明電工事件の中で、この再発防止の問題の中で、いわゆる証券売買の仮名口座ですね、これが非常にあった。この問題の今後の規制ですね。やはりこの仮名口座というものをなくしていかなければいけない。その...全文を見る
○宮地委員 そうすると、大蔵大臣、やはり仮名口座規制、これは何らかの形できちっと法律的に整備をする、こういう決意を持って臨んでいる、こう理解してよろしいですか。
○宮地委員 次に、リクルート疑惑の問題について、時間の関係もございますので、お伺いをしでまいりたいと思います。  この予算委員会におきましてもこのリクルート疑惑問題についてはあらゆる角度から議論をされました。私もこの委員会でいろいろ拝聴させていただきました。時間も限られておりま...全文を見る
○宮地委員 特に、都市計画法の第八条によりまして、いわゆる「地域地区」、この第八条の四で「特定街区」、さらに第九条の第十二項によりまして、「特定街区は、市街地の整備改善を図るため街区の整備又は造成が行なわれる地区について、その街区内における建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合並...全文を見る
○宮地委員 そうなりますと、今お話しのように、当初商業地域として容積率が五〇〇%であった。特定街区になりまして、全体としては六四〇%の容積率の特定街区、プラス一四〇%アップをした。しかし実際には、リクルートは二〇〇%アップの七〇〇%、さらに東芝が六〇〇%、興和が七〇〇%、また住宅...全文を見る
○宮地委員 そうしますと、具体的に、川崎市の小松秀煕助役が都市再開発の問題を担当する企画調整局長に就任されたのが五十八年八月、以来、この再開発問題の事実上の事務を担当された、このように伺っているわけですが、これは間違いございませんか。
○宮地委員 問題は、この小松助役が、リクルートの進出の決まった五十九年十二月、この時期にリクルートコスモスの株を一株千二百円で三千株譲渡を受けている、まずこういう時系列的に一致をしている事実でございます。  この点については、いわゆる株の譲渡とそれから小松助役の職務権限との関係...全文を見る
○宮地委員 私は具体的内容まで伺っているんじゃないのです。要するに捜査の事実はございますかと聞いているのです。これもだめですか。
○宮地委員 法務省、この問題についてはどういう対応をされましたか。
○宮地委員 その辺が、捜査当局の守秘義務といいますか、対応についてやはり国民の非常に不満もあることも事実でございます。  そこで、話を一歩進めまして、住宅・都市整備公団は、このリクルートビルの用地について売却をしているわけですね。この売却の経過、どのくらいの広さについてどのよう...全文を見る
○宮地委員 そのときの価格は、いわゆる不動産鑑定士の鑑定価格を基準にして売却したと伺っておりますが、常識的に言ってその辺はいわゆる高かったのか、安かったのか、その辺はどうなんですか。
○宮地委員 ここで一つの問題は、先ほど申し上げましたように容積率がリクルートの場合七〇〇%、五〇〇%から七〇〇%に二〇〇%の容積率のアップがなされた。そのいわゆる容積率のアップの裁量権は川崎市にある。しかし事実上それを取り仕切っていたのは小松助役であった。ここには明らかに私は職務...全文を見る
○宮地委員 いわゆる刑事訴訟法によりますところの時効の問題について少しお伺いしておきたいと思いますが、これは、贈賄の場合はいわゆる三年、収賄の場合は五年、これでよろしいのでしょうか。
○宮地委員 そうしますと、刑法百九十七条、今お話がありましたように、単純収賄罪あるいは受託収賄罪、事前収賄罪等、この場合は、収賄の場合は五年、こうなりますと、この川崎市の小松助役が収賄ということにもしなりますると、時効五年ということですかち捜査には問題ないですね。
○宮地委員 そうしますと、贈賄側は、これはやはり刑法の百九十八条によりまして三年、こういうことになりますと、こちらの方は五十九年の十二月の譲渡の時期となりますと、これは時効が成立する、こういうふうになるのですか。
○宮地委員 私は、いわゆるこのリクルート疑惑の原点は、やはり川崎市のこの問題が原点にあろうかと思います。この原点のいわゆる贈賄側と収賄側が、贈賄側の場合にはこれは時効が成立しておる、しかし収賄側についてはこれは五年ということでまだ時効は成立していない。しかし、この原点の問題で両者...全文を見る
○宮地委員 警察庁並びに法務省当局にも、今申し上げた趣旨を十二分に酌んで、国民のこの真相解明に対する期待を裏切ってはならない、私はやはりこう思うわけでございますが、両者について、その点についての対応の決意といいますか、その点について御確認をしておきたいと思います。
○宮地委員 今回のリクルート疑惑の中でいろいろと議論をされました。しかし、この一つの川崎市の問題というものがいいかげんにされたら、国民のひんしゅくを買うのではないか。むしろここが原点でございますので、原点においてしっかり確認をし、真相解明をされ、そこからおのずとまた一つの道が切り...全文を見る
○宮地委員 恐らくこれは、金融機関、二十六社ではないか。
○宮地委員 ここで問題は、この五十九年の十二月の七十六の会社、個人、ここから、このメンバーの譲渡を受けた者が、六十一年十月に一株五千二百七十円で売却をして相当な売却益を得た。六十年の四月の三十七会社、一個人、ここで、これはいわゆる関連企業とか、リクルートの投資会社あるいはリクルー...全文を見る
○宮地委員 ルートとしては、最初の五十九年十二月に譲渡された七十六のリストの中から、政界関係者を含めて、その中に政界関係者がいる。今、六十年四月の三十七会社、一個人の方から、いわゆる総理の秘書官のような形で政界に流れたルート。二つのルート。今、六十年二月の金融機関二十六社、八百四...全文を見る
○宮地委員 リクルートグループの債務が現在約一兆七千億、こう言われておるわけです。やはりこの土地の急騰の時期あるいは株のこうしたいわゆる財テクの時期、こうしたときに一兆七千億円のいわゆる融資が、いろんなところからリクルートグループに債務として、銀行あるいはいろいろ金融界から金を引...全文を見る
○宮地委員 私は、時間が参りまして大変残念でございますが、最後に総理に、このリクルート疑惑のけじめ、責任問題についてお伺いをして終わりにさしていただきたいと思います。  今回のリクルート疑惑の問題が出まして、もう既に御存じのように、当事者の江副さんは会長を六十三年七月六日に辞任...全文を見る
○宮地委員 時間が参りましたので、これで終わりたいと思います。
10月06日第113回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会 第5号
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○宮地委員 私は、今回の税制改革の特別委員会におきまして本日は不公平税制を中心とした集中審議、このように伺っております。そこで、まず政府の税制改革に臨む基本的な政治姿勢、この辺の問題からお伺いをしてまいりたいと思うわけであります。  今、国民の皆さんが大変注目しているこの税制改...全文を見る
○宮地委員 特にこうしたぬれ手にアワのいわゆる株の売却益を関係者が得ておる。また、今不公平の是正の最たるものとしてキャピタルゲイン課税というものが大変に国民の注目を浴びておる。それが、政治家がいとも簡単に得ておる、なおその上にそれが税金がかからない、非課税措置である。こういうこと...全文を見る
○宮地委員 大変に残念なことでありますけれども、竹下総理がこの七月二十九日の所信表明演説の中において、なぜリクルートのリの字も出てこないようなそうした所信表明演説をされたのか。今総理がお答えしたような深刻な受けとめ方をしておったとするならば、当然リクルートの疑惑に対して猛反省の所...全文を見る
○宮地委員 特に、第百二国会の六十年六月十四日の衆議院本会議におきまして、国会法の一部改正が行われました。百二十四条の二に「議員は、各議院の議決により定める政治倫理綱領及びこれにのっとり各議院の議決により定める行為規範を遵守しなければならない。」こうあります。その政治倫理綱領には...全文を見る
○宮地委員 ぜひ今後の竹下内閣の対応を私どもも見守らしていただきたいと思っております。  そういう中で、昨日、野村証券の元課長が逮捕されるという事件が報道されました。私は、この事件をテレビや新聞で見さしていただきまして、大変に驚きとまた慨嘆をいたしました。その元課長なる者が、野...全文を見る
○宮地委員 そういう点で、特に証券会社のこれからのモラルといいますか、企業でありながらやはり証券会社の場合は社会的に非常に重要な責任と立場のある、そうしたいわゆる公器ではないかと私は思います。ことしになってもそうした点で、銀行初め証券会社、信託銀行など、お金を取り扱っている金融、...全文を見る
○宮地委員 そこで、リクルートの疑惑問題についても若干お伺いをしておきたいと思います。  昨日、楢崎代議士のいわゆる告発問題に伴いまして、リクルートコスモスの秘書室長らを参考人で東京地検が初めて事情聴取をされたと伺っております。また、この委員会におきましても、私も具体的に川崎市...全文を見る
○宮地委員 特に川崎市の小松助役の問題につきまして、川崎市においては既に百条委員会が設置をされ、この小松助役のいわゆる証人としての喚問をしよう、こういう動きがあるようでございますが、今この小松助役が一体全体どこにいるのか皆目わからない、こういうようなことも言われているわけでござい...全文を見る
○宮地委員 今、百条委員会が川崎市につくられて、この小松助役を証人喚問をしようとしていろいろ捜しているんだが、見当たらないというのですね。どこにいるかわからない。私もこの問題を中心として、職務権限と株譲渡の問題でこの委員会で質問して、もう一カ月が過ぎているわけです。捜査状況が進捗...全文を見る
○宮地委員 その辺は、捜査当局の真摯な解明についての努力をされている、こういう認識で前向きに信頼をしたいと思います。ただ、今申し上げたように川崎市においてそうした百条委員会が設置され、一番の当事者である証人喚問をしようということで、連絡をするにしてもどこにいるかわからない、全く見...全文を見る
○宮地委員 委員長のお人柄と長い政治家としてのそのキャリアの上から、世のため国のために御奉公しようという、そういう政治家としての御決意があることを私は信じ、ぜひこの問題に決着をつけていただきたい、強く御要望しておきたいと思います。  そこで、このリクルート疑惑の問題から、少し具...全文を見る
○宮地委員 再改正までに、やはり年内ということでございますが、これは実際に法律として改正案の中に出てくると来年の通常国会になるのではないか。そういうことを考えますと、時間もかかりますので、当面証券界の自主ルールとして、店頭登録前の株主異動の公表など、こうした規制を早急にやらせてい...全文を見る
○宮地委員 もう一つ大事なことは、親引けの禁止についてでございますけれども、上場予定会社が証券会社を介して関係会社に株式を割り当てするいわゆる親引けを禁止する、このルールにつきましては、四十八年七月の東証理事会で「株式公開制度の運用方針について」ということで決定をされているわけで...全文を見る
○宮地委員 時間がありませんので、詳しいことはまた大蔵委員会等で質問させていただきたいと思いますが、先ほどから証取審の不公正取引部会の対応についてお話も出ておりますが、この不公正取引部会のテーマとしては、株価の形成あるいは買い占め問題あるいは株価操作、こうした三つのテーマがやはり...全文を見る
○宮地委員 株価形成の問題につきましても、リクルート問題の新規公開株の株価形成につきましては、株式公開前の譲渡制限期間の延長、特に現行では株式公開直前決算期から一年前、こういう点などにつきましても例えば二年程度に延長をするとか、こうした具体的な改善策ですね、あるいは公開前の株式の...全文を見る
○宮地委員 三つ目の仕手集団による買い占め問題、これはうちの委員長がSECの規制にある五%ルール導入の検討、こういうことで提案もされているわけでございますが、この五%ルールにいたしましても、投資家に対して果たして強制力があるのか、実効が上がるのか、いろいろやはり検討課題があること...全文を見る
○宮地委員 それでは次に、いわゆる税制改革の手順の問題、不公平税制の是正の問題などにつきましてお伺いをしてまいりたいと思っております。  まず総理にお伺いをしておきたいと思いますが、やはり税制改革の今後の一つの手順として、まず私は、先ほど来から申し上げているように、今国民の最も...全文を見る
○宮地委員 竹下内閣の時代を過ぎるかもしれませんので、総理としては少し長く感じるかもしれませんが、やはり手順は手順として、しっかりと国民の合意を得るためには粘り強くやらなくてはならないのではないか。そういう中で私どもは、特にこの不公平税制の是正について、これはやはり税構造のひずみ...全文を見る
○宮地委員 内容的にはほぼ満足するけれども時間が足りない、どうもこんな結論のようでございますけれども、むしろ我々から見ると、竹下内閣は少し拙速過ぎるのではないか、こういうふうに思うわけでございます。  時間がございませんから、次の大きな問題としては、やはり総合課税の再構築の問題...全文を見る
○宮地委員 今も大蔵大臣申されましたように、やはりシャウプ勧告の理念、また本来の税原理から見れば、累進総合課税の再構築、これを目指すのは当然であろうと思います。  もう一つ重要な問題は、資産に対する課税の適正化、特に社会的公正の確保という面から、最近の地価の高騰、こういうものが...全文を見る
○宮地委員 これについて、やはり未実現だからということで避けているだけでは能がないのではないか。これだけの莫大な資産が非常にふえておる。六十一年だけでも土地だけで一年間で二百四十六兆円、こういう莫大な資産が増加しておる。未実現だからといってそこに全く踏み込まない、これはもう理由に...全文を見る
○宮地委員 これはまたいろいろじっくり詰めていきたいと思います。  もう一つ大事な問題は高齢化社会への対応でございまして、このためにはまずビジョンの策定、長期税制のあり方、こういうものをやはり検討していかなければならない。  厚生大臣にお越しいただいておりますが、まず、この高...全文を見る
○宮地委員 できるだけ早くということでございますが、やはり税制改革の問題とは切っても切れない関係にあるわけでございます。特に財政需要の増大が避けられないこの高齢化社会におきましては、安易にこの財政規模が拡大しないように不断の行政改革を進めるとともに、やはり納税者がそれを監視するこ...全文を見る
○宮地委員 大蔵大臣、私どもは今申し上げたような直接税を重視した税制改革でこの高齢化社会への対応、こういうものを検討しているわけですが、この点についてはどういうお考えをお持ちですか、御見解を伺っておきたいと思います。
○宮地委員 具体的に、私ども今申し上げたような一つの基本的な考え方、手順、また一つの柱を中心にして税制改革というものは行っていくべきではないか、我々の提案を含め政府の見解をお伺いしたわけでございます。ぜひ今後とも、議論をしながらこうした問題について誠実に詰めていきたいな、こんな感...全文を見る
○宮地委員 非常にそうした大きな問題点もあるという認識をやはり大蔵省もしっかり踏まえて、税制改革の問題というものに取り組んでいただきたい。  特に、キャピタルゲイン課税の中の創業者利得ですね。この問題も午前中少し出ておりましたが、この問題については小倉政府税調会長も、今回のリク...全文を見る
○宮地委員 これは大変重要な問題ですから、総理からも御意見、御決意を伺っておきたいと思います。
○宮地委員 もう一つ大事なのは、いわゆる大口短期のキャピタルゲイン課税についてのいわゆる重課の方式を考えていく、そうした考えはお持ちではないか。イギリスとか西ドイツとかフランスなどでは、長期と短期のキャピタルゲイン課税の方式が異なっておりまして、性格が若干違うにいたしましても、土...全文を見る
○宮地委員 いずれにいたしましても、先ほども申し上げましたように何らかの形で、納税者番号制度の導入が現段階で厳しいというのであれば証券取引カード制度などを導入して、このキャピタルゲイン課税の適正化について政府は本気になって取り組んでいかなくてはならないのではないか、私どもはそうい...全文を見る
○宮地委員 次に、タックスヘーブン税制についてお伺いをしておきたいと思います。  いわゆる租税避難地といいますか、タックスヘーブンの税制の強化、この問題について現在の指定は国・地域三十三、こういうふうになっておるわけでございますが、これをやはり十ぐらいふやすということがいろいろ...全文を見る
○宮地委員 そうしますと、これはどういう形になりますか。先ほどの創業者利得にあわせ新規立法、こういう形でやるお考えですか、作業の手続としては。
○宮地委員 そうしますと、その見直しの時期はどの辺を目標にしておられますか。
○宮地委員 次に、今やはり非常に国民が大きな関心を持っている問題が政治家のパーティー課税の問題であります。これにつきましては、いろいろ我が党においても党内で議論があるわけでございますが、政府としてはこの問題についてはどう取り組むお考えなのか、これについて大蔵大臣の御見解を伺ってお...全文を見る
○宮地委員 静かに見守っているというよりも、政府としてはどうこの問題について御意見なりお考えを持っているのか、大蔵大臣どうですか。
○宮地委員 この問題はまた非常に難しい問題であろうかと思います。しかし、国民は非常にこの政治家のパーティーに対する課税について大きな関心を持っていることも事実であります。印紙税方式の問題だとかあるいは収益に対する課税の問題だとかいろいろな方法、あるいは政治資金そのものに課税すると...全文を見る
○宮地委員 次に、いわゆるみなし法人課税、この問題については大蔵省としてはどの程度これを検討されようとしておるのか、特に個人企業、中小法人に共通した小規模企業税制、この創設を二、三年かけて行う、こういうようなお考えもちらちら出ておるわけでございますが、このみなし法人課税に対する問...全文を見る
○宮地委員 もう一つ、医師の税制問題ですね。これについては特にいわゆる事業税の非課税の問題、こうした特例問題についての廃止の問題等含め、医師税制についての改革という問題も不公平税制の是正の一つの大きなポイントと言われております。この点については政府としてはどういうようなお考えを持...全文を見る
○宮地委員 企業税制についてのいわゆる貸倒引当金の段階的引き下げの問題とかあるいは賞与引当金の問題など、まだまだ税率の引き下げとそれからいわゆる租税特別措置法によるところの引当金の改廃等、これももっと積極的にスリムな形にして、それで法人の税率をぐっと下げてくる、こういう関係を求め...全文を見る
○宮地委員 特に、これは主税局長の方でいいと思いますが、政策減税の中で現在、特別障害者控除、これがございますが、これを割り増しをして、寝たきり老人介護控除、この創設を考えていく、そうした一つの時代の流れといいますか要請があるのではないか。  もう一つは、いわゆる学校入学金の重複...全文を見る
○宮地委員 事務当局としてはそれより踏み込んだ答弁は難しいと思います。  総理、最近寝たきり老人の介護、これは非常に深刻な問題でございますし、高齢化社会の中で非常に寝たきり老人もふえ続けてきておるわけでございます。総理は常々、恵まれない、また低所得者の方々などには福祉の歳出面で...全文を見る
○宮地委員 時間が参りましたので、この程度でおさめたいと思いますが、経済企画庁長官には、今後の経済動向と自然増収の関係でお伺いをしたかったわけでございますが、また後の機会とさせていただきたいと思います。  時間が参りましたので、これで終わります。大変ありがとうございました。
11月08日第113回国会 衆議院 税制問題等に関する調査特別委員会公聴会 第1号
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○宮地委員 公述人の皆さんには大変御多忙の中当委員会に御出席いただきまして、大変にありがとうございました。きょうは限られた時間が十分以内ということでございますので、基本的な問題について何点かお伺いをしたいと思います。  まず最初に、山田公述人に。リクルート疑惑の問題についても触...全文を見る
○宮地委員 特に今回のこのリクルート問題の中で、キャピタルゲインの問題、いわゆる株の売却益に対する課税問題、これが大変にやはり不公平である。例えば創業者利得の江副さんが百四十六億円のいわゆる利得を得ながら、これが非課税である。国民の汗水垂らしている方々が勤労所得においては大変な所...全文を見る
○宮地委員 今先生からも総合課税の構築の問題をお話しになりました。我々公明党も、これからの税制改革の一つの手順、方途ということで、まずやはり現在不公平と言われている不公平な税制を是正すべきである、また基本的にはシャウプ勧告以来の税の根本は総合課税に移行していくべきである、こういう...全文を見る
○宮地委員 終わります。
11月16日第113回国会 衆議院 本会議 第16号
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○宮地正介君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま議題となっております消費税法案を初めとした税制改革六法案並びに同修正案について、総理並びに関係大臣に質問を行うものであります。  総理は、今回の税制改革の目的について、均衡のとれた税体系を二十一世紀に向かって構築することに...全文を見る
12月16日第113回国会 衆議院 リクルート問題に関する調査特別委員会 第3号
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○宮地委員 最初に法務大臣の方にお伺いしておきたいと思います。  松原弘被告が贈賄工作を認める戦術、いわゆる単独犯行、こういう方向にどうも考えを変えた、こういうことが昨日来のマスコミで報道されているわけでございます。これは非常にこれからのリクルートの解明の一つの道筋として重要な...全文を見る
○宮地委員 もしそれが意図的にそういうようないわゆる戦術転換、こういうことになりますと、これはこれからのこうしたリクルートの解明にとっても非常に、さらに疑惑を上塗りするのではないか、そういう点、刑事局長、やはり厳正な立場で、検察当局としてもその辺の意図を見抜いた上でこの問題に対処...全文を見る
○宮地委員 きょうはNTTの参考人の方が、社長、副社長お見えになっておりますので、この点について少しお伺いをしてまいりたいと思います。  山口社長にお伺いしますが、現在のNTTのいわゆる交際費、こうしたものの取り扱いの処理というものは会社としてどういうふうにされておるのか。特に...全文を見る
○宮地委員 その団体というのは具体的にはどういうことでございますか。
○宮地委員 特に真藤さんが総裁になられてから、今まで政界からのパーティー券の処理などは、電電公社時代だと思いますが、いわゆる下請業者といいますか傘下のそういう別の業者、そこに請け負ってもらってそして処理をされておった。しかし、真藤さんが総裁になり、また会長になってそれをおやめにな...全文を見る
○宮地委員 ということは、社長も副社長も、何らかそうした政界対策といいますか、そういう面の資金として、役員の一人として今までに提供した事実、それはありませんか。
○宮地委員 政治工作という意味でなくて、私が今言うのは、先ほど申し上げたような交際費的なもの、会社の正式な会計制度の中からきちっと処理するのでなくして、役員が少しお金を出し合って、いわゆるプライベート口座というものをつくって、そこから政界のパーティー券の購入とか出版記念パーティー...全文を見る
○宮地委員 その辺が今回の問題の中で、特にNTTとリクルートの関係を含め、過去にさかのぼった場合に、一つは電電の民営化、中曽根内閣の電電、専売、国鉄という民営化、この電電の民営化の中で、土光さんの行政改革、中曽根総理から土光さん、土光さんの秘蔵っ子と言われた真藤さんが民営化の先兵...全文を見る
○宮地委員 私は、問題のその底の深さといいますか、その根っこの部分からの解明の必要性というものを今大臣にお話をしたわけでございまして、やはりよほどの政府としての決意がなければこの根っこの部分からの解明は非常に厳しいのではないか、そんな感じをしているわけでございます。  そこで、...全文を見る
○宮地委員 もう一つの、やはり大事な山口社長がやらなくてはならないポイントの一つは、果たしてもうリクルートコスモスの株あるいはリクルート本社の株を譲渡された、そうした役員が本当にいないのかどうかという問題ではないかと思います。  先ほど来、現段階の調査では見当たらない、こういう...全文を見る
○宮地委員 もし新たなる新事実が出た場合は、社長は責任をとる御決意ですか。
○宮地委員 私の質問に率直に答えてもらいたい。責任をとるお考えはあるかどうかということを伺っているのです。国民の前ですから、はっきり言ってください。
○宮地委員 郵政大臣、今の質問を聞いていて、やはり大臣も先ほどから、国家的に重要な会社である、その認識を再三お述べになっております。新たなこうした事実が出たら、これはただごとでは済まない。ましてや、国会でのこうした場での発言であります。大臣としてしっかりとした指導をされることを望...全文を見る
○宮地委員 次に、少し具体的問題について、時間がありませんが、お伺いをしておきたいと思います。  NTTの資材調達部あるいは国際部、オペレーションシステム開発センターが昨年の六月に千代田区の六番町六番地二十八に所在する丸金番町ビルに入居されておりますが、この契約はどのようになっ...全文を見る
○宮地委員 この契約者は、当事者はどうなっておりますか。
○宮地委員 この丸金商事株式会社、また、この代表の渡辺金男さんについては、NTTとしてはどういう認識をお持ちですか。またどの程度の知識をお調べになっておりますか。
○宮地委員 私の質問によく適切にお答えいただきたいのですね。会社はどういう会社であるか、代表者はどういう方であるか、そういう知識をきちっとどういうふうにお調べになって契約を結ばれたのですか、こう聞いているのです。渡辺代表はどういう方なんですか。
○宮地委員 まあ大変に、これだけのNTT、この大変な、日本でもトップレベルの企業が、その重要な資材調達部あるいは国際部、こういう各部が入居されるそのビル、そのビルの持ち主がどういう方でどういう会社であるか、こういうことが副社長さん自身が何もわからない。一般の中小企業の会社でさえや...全文を見る
○宮地委員 時間がありませんから、私の方から少しお話をしますが、もうあなたの方は十分にわかっておられてそういう答弁をしていると思います。  この丸金商事という、いわゆるあなたが先ほど言いました不動産関係の会社、これはリクルートコスモスのいわゆる不動産関係の地上げの業者と大変密接...全文を見る
○宮地委員 社長はどうですか。全然御存じでなかったですか。
○宮地委員 天下のNTTの社長、副社長御両者がその程度で、少し余りにものんびりし過ぎているのではないかな。私はこれだけ謄本を持ってまいりました。これは大宮市の桜木町一丁目といいまして、大宮駅の西口の一等地です。これは現在埼玉県がソニックシティーをつくりまして、将来もしあの大宮のJ...全文を見る
○宮地委員 ましてや、この渡辺金男さんという方は山梨の元県会議員です。言われるところによれば、山梨の大御所である金丸信副総理の後援会の役員であるとも言われている。金丸副総理については、先ほど来申し上げているように、真藤さんと北原さんの葛藤の中で非常にいろんな役割を果たしたというこ...全文を見る
○宮地委員 時間が参りましたので、この程度で本日はとめておきますが、非常にこれは私は大事な、また新たな問題の一つではないかと思います。  きょう御質問させていただきまして、社長、副社長が国会に参考人としてお越しいただきまして、あなたのいわゆる答弁を聞いておりますと、本気になって...全文を見る
○宮地委員 きょうは大蔵大臣ということで質疑をする、こういうことでございますが、最初に大蔵大臣という立場を中心に何点かお伺いをし、若干、総理としてのやはりお立場もあるわけでございますから、その点についても御質問させていただきたいと思うわけでございます。  まず、ファーストファイ...全文を見る
○宮地委員 これがもし計画どおり六十四年春にいわゆる店頭登録を実行に移す、こういうような状況が釀し出された場合、大蔵省当局としてはこれは却下するかあるいはペンディングにするか、その計画どおりのむか、この点についてはどう検討されておりますか。
○宮地委員 そこがあなた仕せということになるとまた問題があろうかと思うのですね。やはりリクルート問題でこれだけの問題を起こし、その融資のファーストファイナンスに大きな問題点がありながら、これは証券業協会のいわゆる決裁権であるからということで大蔵省が傍観視するということは大変に国民...全文を見る
○宮地委員 次に、いわゆる伏流ルートの問題について少しお伺いしておきたいと思います。  リクルートコスモス社役員に再譲渡された還流株がリクルート役員をトンネルにした政官界へのいわゆる伏流ルートの問題であります。リクルート社が国会に提出した譲渡リストではこうした伏流ルートは記載を...全文を見る
○宮地委員 日本証券業協会の内規においては、店頭登録申請日の直前決算期の一年前以降、コスモス社の場合は六十年四月三十日以降、この役員らに対しましては特別利害関係人による株集め禁止、違反すれぼ登録申請を受理しない、こうなっているわけですね。松原元社長室長や高島コスモス社の常務らへの...全文を見る
○宮地委員 特に、加藤紘一代議士の実兄に名義を借りて松原弘氏が伏流したコスモス株一万株につきましては、違法譲渡発覚をおそれた偽装工作ではないか、やはりこういうふうな考え方もあるわけですね。ですから、大蔵省としてももっと厳正にこの問題一つ一つについても取り組んでいくべきではないか、...全文を見る
○宮地委員 そこで、本日、いわゆる綱紀粛正の問題で総理から官房長官に指示をされた。私もこの内容を見させていただいて、少し緩いといいますか弱い、甘いのではないか。これだけの国民のひんしゅくと信頼を失ったリクルート疑惑のこの事件というものを考えたとき、問題は確かに法整備の問題等もある...全文を見る
○宮地委員 ぜひ単なる通達だけでなくして具体的に効果のある、やはりこれだけの未公開株の事件で国民の疑惑を醸し出した問題ですから、検討されて、法整備でもっていくべきであるということであれば検討していただきたいと思うのですね。  もう一つ大事なポイントは、これから竹下第二次内閣、組...全文を見る
○宮地委員 今総理が一般論と言いましたから、一般論として次の内閣改造のときにはそういう姿勢で取り組むお考えありますか。
○宮地委員 それで、大体次の改造のときにはまさかリクルートに関係した議員が大臣に出てくるとは考えられない、厳正に取り組む、こういう答弁であると私は理解をさせていただきます。  時間も参りましたので、最後に、このリクルートの問題と離れまして、私の埼玉県の西部地域、入間川沿いで今大...全文を見る
○宮地委員 終わります。
12月23日第113回国会 衆議院 本会議 第23号
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○宮地正介君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま提案のありました竹下内閣不信任決議案に対し、賛成の討論を行うものであります。(拍手)  不信任決議案に賛成する理由の第一は、大型間接税を導入しないとした国会決議並びに政府統一見解、さらには総選挙での公約に反して、消...全文を見る