宮地正介

みやちしょうすけ



当選回数回

宮地正介の1992年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月26日第123回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号
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○宮地委員 きょうは税制三法の法案の審議でございますが、非常に重要な問題でございますので、私は特にこれからの経済の景気の動向と、また今回の法人特別税あるいは自動車の消費税の四・五%の特例税率、こうした問題との関係について、きょうは大蔵大臣初め日銀の理事にもお越しいただいております...全文を見る
○宮地委員 今福井参考人から、景気は調整局面にある、まだ何か底がたいものがある、こういう認識のようですが、私は、もっと政府も日銀もこの景気を深刻に受けとめるべきではなかろうか。具体的に景気の一番の現状を示す一致指数、これも三カ月連続で五〇%を切っているわけですね。既に二七・七とか...全文を見る
○宮地委員 この問題は非常に重要な事項ですから、十分に日銀としても状況を把握しながら、タイミングを逸しないように、これはタイミングが大事ですから、今後慎重の中にも、また勇断を持つときはタイミングを見て、どうか国民生活の防衛のために汗をかいていただきたい。  大蔵大臣、大臣にも伺...全文を見る
○宮地委員 株式は。
○宮地委員 その辺については、いろいろ今後証取法の改正等がありますから、具体的にはまたその段階で詰めていきたいと思います。  そこで、今そうした景気が非常に後退な状態になってきている。果たして今回の法改正の中の、まず法人特別税あるいは自動車の消費税率六%が四・五、本来なら四年度...全文を見る
○宮地委員 だから、そこに基本的に私は、大蔵大臣はやはり政府の経済閣僚の中核ですから、消費税の導入のときに、平成四年度から自動車は三%にします、また、この間の補正のとき、湾岸のときにも、法人特別税については一年限りです。石油についてもそうです、石油がなくなったのはこれは当たり前な...全文を見る
○宮地委員 ぜひ今後検討してもらいたいと思うのですね。念のために、平成元年度においても、予算総額が約二兆三千七百七十二億、実際に使われたのが二千五百九十三億、残り不使用が二兆一千百七十九億。六十三年度においても、二兆一千六百七十億が予算総額であったが、実際は千六百九十三億しか使わ...全文を見る
○宮地委員 今後十二歳まで引き下げる考えは、検討の余地ありませんか。
○宮地委員 あと一点。マル優廃止のとき、御存じのように附則のところに五年後に総合課税に移行するということを明確にしましたね。ちょうどこの九月ごろに利子配当課税の総合課税化という方向の時期がやってくるわけですが、今後大蔵省としてこの問題についてどういうふうに取り組んでいくお考えか、...全文を見る
○宮地委員 私は、国民に対しての約束事、先ほどの二つの増税の問題もそう、地価税の問題もしかり、マル優廃止のときの附則の問題しかり、こういう問題をぜひきちっとけじめをつけて、そして国民の信頼の得られる、また国民の理解の得られる税制体系というものを今後きちっとやっていっていただきたい...全文を見る
○宮地委員 じゃ、終わります。
03月09日第123回国会 衆議院 予算委員会 第15号
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○宮地委員 私はきょう、農業問題、ウルグアイ・ラウンドの関係から最初に御質問をさせていただきたいと思います。  今回のこのウルグアイ・ラウンド交渉におきまして、EC諸国としては国内保護については今回触れておりません。また、アメリカにおきましても、ウエーバーの十四品目につきまして...全文を見る
○宮地委員 そこで具体的に、今回の農業に関する国別約束表が農林水産省から、特に米問題等につきまして三月四日提示をされておるわけでございます。この中でまず、米の市場アクセス、関税化のところにつきましては、関税相当量の数値を提示しない、引き下げ率等の欄は空欄とする。これは基本的に日本...全文を見る
○宮地委員 非常に大事な答弁だと思うのですね。修正を含めて空白にした。まさに今回のこの国別表の提示に当たりまして添付したカバーノート、総括文書には、追加提案の用意、これを示してあるわけですね。これは、今後の交渉において修正の用意があるということは、まさに例外なき関税化、この容認の...全文を見る
○宮地委員 そうすれば、米については、確認ですけれども、ガット十一条のいわゆる第二項にきちっと入れるように今後とも要求していく、こういうことですな。
○宮地委員 それは十分わかっているのです。米は十一条二項(c)の対象じゃない、ガット十一条の二項においていわゆる食糧の基礎ということで、食糧安保論で日本は今後とも強くいくんだ、こういう意思であろうかと思います。  そこで、問題は、穀物とか大豆とか砂糖とか生乳等については今後国内...全文を見る
○宮地委員 日本の今の農業は大変に経営的にも深刻な今危機に瀕しているわけです。そういう中で国内保護のカットという、二〇%、六年間でやる、これが補助金のカットなどにつながりますと、ますます日本の農政は大変な深刻な危機を増幅するわけでございますから、私はそういうことのないように十分な...全文を見る
○宮地委員 この一年限りという問題が非常に農家の経営を圧迫している。やはり、新たに水田を起こしてもとをとるためには五年ぐらいかかる。今具体的な積算を、根拠の一つの実例を挙げてお願いしているわけですから、ぜひ今後十分に、来年度以降は前向きに検討をして、本当に実態に合った減反緩和策に...全文を見る
○宮地委員 私の質問に、答弁になってないのですが、ぜひこの農地法の第三条第一項の運用についても、頭から二ヘクタールなきゃ、面積が少なきゃ、こういう論理だけの展開じゃ、やはり後継者問題というのは育たないわけです。都府県では五十アール、北海道では二ヘクタール。実態をもっと正確に調査し...全文を見る
○宮地委員 農林水産大臣、私、具体的な南羊蹄区の農用地開発公団の問題についてお話ししたわけです。すぐ答弁でどうしろとは言いませんが、これは既に六年前、中川農林大臣の時代に関係の町長さんが協議会をつくって、何とかこの利子の軽減措置はできないかと真剣な要請をしているわけです。北海道開...全文を見る
○宮地委員 きょうは大変限られた時間で申しわけございません。  それでは次に若干景気問題について、これは日銀の、きょうは副総裁見えておりますので、ちょっと日銀の方からお伺いをしておきたいと思います。  過日、日銀から短観の調査のデータが発表になりまして、大変景気が今後退してお...全文を見る
○宮地委員 通産大臣、やはり今一番景気後退の中で企業マインドですね、これが非常に意外にやはり深刻になってきている。この企業マインドが、どうこれを今後高揚していくか。それからもう一つは、現実にやはり相当ハイテク産業を初め在庫が非常に今たまりつつある。その在庫をはくのに当初より相当お...全文を見る
○宮地委員 きょうは関連質問でこの後ありますので、本来ソ連情勢について外務大臣等にいろいろお伺いしたかったのでございますが、時間が参りましたので、また別の機会に御質問させていただきたいと思います。大変その点をお許しいただきたいと思います。  それでは、次の遠藤君に譲りたいと思い...全文を見る
03月11日第123回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○宮地分科員 それでは最初に、今少しお話が出た問題ですから、JRの八高南線の問題を中心にお話を進めてまいりたいと思います。  私は昨年の分科会で、村岡運輸大臣の当時でございましたが、JR八高南線については早期に電化をすべきである、こういうことで強く要請をいたしました。JR東日本...全文を見る
○宮地分科員 私は昨日、JR東日本から、今後の事業計画の概要について既に御報告をいただきました。その工事の今後の概要につきましては、一つは八王子から高麗川の三十一・一キロ、これをまず電化する場合には直流の一千五百ボルトによる電化を行う、そして電車線の新設とか変電所の増強とか、ある...全文を見る
○宮地分科員 大臣、この問題は非常に大事な問題なんです。背景、これを少し申し上げてみたいと思うのです。  実は、東北新幹線が上野に乗り入れするとき、非常に大きな課題として埼京線という問題が浮上いたしてまいりました。言うなれば上野乗り入れの代償として埼京線の敷設が実は決定した。そ...全文を見る
○宮地分科員 これは今申し上げたような中長期的な構想の中で現実と、調整しながら行う重要な鉄道路線である、この認識をまず大臣、ぜひきょうはお持ちいただいて、また今後とも私は一つ一つ御相談に伺いたいと思います。  事務方の皆さんも、正式な申請書が来ていないからとか正式な公式の事業計...全文を見る
○宮地分科員 大臣が知っていて局長がわからないということはないと思うので、この辺はぜひよろしくお願いしたいと思います。この問題については、今後毎年分科会でまた私は確認をしながら促進をしていきたい、こう思いますので、運輸大臣も歴代の運輸大臣にぜひ継承されて、この重要性を認識してよろ...全文を見る
○宮地分科員 この問題も首都圏における通勤ラッシュ解消に伴う非常に重要な案件でございますし、私も昭和五十一年以来毎年のようにこの問題を継続してお願いをしてきているわけですから、どうか今後とも特段の御努力をお願い申し上げたいと思います。  最後に、時間も参りますので、地下鉄の十二...全文を見る
○宮地分科員 終わります。
03月11日第123回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
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○宮地分科員 三十分間という限られた時間でございますので、端的にお伺いしてまいりますので、答弁の方も簡潔に要領よくよろしくお願いしたいと思います。  また、山崎建設大臣におかれましては、過日、埼玉県に来県をいただき、建設行政の視察をいただきまして、この席をおかりし、心から感謝を...全文を見る
○宮地分科員 きょうは公団の総裁も見えておりますので、隣接しているということで大臣も検討したい、こういう前向きのお話でございますが、建設省のそうした基本的な方針に基づいて、総裁として、まずこの具体的な問題についてどうお取り組みになるか、この辺について見解を伺っておきたいと思います...全文を見る
○宮地分科員 私らの調査によりますと、この地域は県営住宅が一番ベターであろうということで、埼玉県にもこれから強く要請もしてまいりたい。また、そうした今後の意向も十分お持ちのようでございますから、どうか大臣も総裁も、隣接団地については具体的問題としてできるだけの配慮をいただける、こ...全文を見る
○宮地分科員 それじゃ、公団の関係者はこれで結構でございます。  次に、関越高速道路の防音対策について、これも少し具体的問題をあわせてお伺いしたいと思います。  大臣御存じのように、関越高速道路は今東京から新潟まで開通になりました。当初の練馬-川越間開通が昭和四十六年でござい...全文を見る
○宮地分科員 道路公団総裁、せっかくでございますから、総裁からも、そうした今後の新たな時代の流れに沿った、また新たなそうした状況変化に対する防音対策、また具体的にこのすずかけ団地の問題についても既に御調査されておると思うのですが、この問題に対する対応、この辺の二点について簡明にお...全文を見る
○宮地分科員 きょうは理事さんも見えているようですから、このすずかけ団地の対応について御調査されてまいりましたでしょうか。
○宮地分科員 六車線の拡幅問題を含めてということですが、当面、非常に深刻な生活状況です。私も実際に調査してまいりましたが、不眠症を訴えている住民も相当おります。そうした緊急的問題も抱えておりますので、どうか早急に調査をしていただいて、そしてそうした調査の中で深刻な生活状況、劣悪な...全文を見る
○宮地分科員 では公団関係の方、ありがとうございました。  それから大臣、これは非常に心豊かな情緒の話なんですが、大臣も伺っているかと思いますが、埼玉県というところは海のない県なんです。川はたくさんあります。そういう中で、今荒川を使いまして水上交通、こういうことで、当初はテスト...全文を見る
○宮地分科員 今、大臣から大変にありがたい、前向きに対処するという御答弁をいただきまして、運輸省もぜひそれを受けて今後の安全航行の問題、またこの営業の今後の許可の方向についても、ぜひ前向きに取り組んでいただきたい、こう思いますが、運輸省の見解を伺っておきたいと思います。
○宮地分科員 時間が参りましたので、最後に大臣に、ぜひ今後御努力をお願いして、一言だけ簡単に御答弁をいただいて終わりたいと思うのですが、もう一つは、やはり埼玉県の特徴は、非常に河川に弱いという特徴があるのです。ですから、台風が参りますと全県的に治水問題というのは大変に大きな問題な...全文を見る
○宮地分科員 終わります。
03月25日第123回国会 衆議院 決算委員会 第2号
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○宮地委員 きょうは平成元年度の決算についての審査で、北海道開発庁、沖縄開発庁所管でございますが、まず、当面する課題について最初にお伺いをしてまいりたいと思います。  昨日韓国で総選挙が行われまして、昨夜来からの報道によりますと、韓国の政界においても大きな変革といいますか、変化...全文を見る
○宮地委員 先ほど、ちょっと急遽でしたが、よく外務省としての分析を報告するように申し上げておきましたが、外務省としては今どういうように受けとめておるか、御報告いただきたいと思います。
○宮地委員 先ほど宮澤総理も記者団の質問に対して、これからの日韓関係については影響がない、こういうようなコメントを出されたようであります。今外務省が非常に厳しい状況になったというニュアンスのお話が報告されましたが、まさに私もそういう感じがしてなりません。今後の推移を見守りながら、...全文を見る
○宮地委員 また総理あるいは外務大臣の御出席の場で、今後の推移を見守りながら当決算委員会でも政府の対応について御指摘をしながら進めてまいりたい、きょうはこの程度にとどめておきたいと思います。  そこでまず、この二十日、二十一日の連休に当たりまして、ロシアのコスイレフ外相が日本に...全文を見る
○宮地委員 今回のこの二国間外相会談というのは非常に重要な、今後の領土問題解決のための一つの大事な意義があった、こういうふうに私は理解をしております。それはまさに今外務省からお話がありましたように、エリツィン政権になりまして、これからの北方領土返還交渉については法と正義に基づく領...全文を見る
○宮地委員 まさにその後段の御発言がまた非常に重要なポイントであろう。エリツィン政権の中には、北方四島返還について快しと思っていないそういう勢力もある。あるいは、サハリン州知事のように、強硬に四島返還に反対をしている知事もおる。そういうような中で、特に今回のロシア外相の訪日に当た...全文を見る
○宮地委員 私は、ここのところも、これからの外交交渉の中で非常に大事な位置づけだと思うのですね。拡大均衡論、これでいくんだ、しかし根っこは、やはり日本の国民の悲願は北方四島返還という、これがあるわけですから、これをしっかり押さえた上で、この政経不可分の見直し、拡大均衡論についても...全文を見る
○宮地委員 確かに、現段階ではコメントはこれは慎重にした方が私もいいと思います。非常にまだロシア国内においてもいろいろと意見が分かれ、揺れ動いている、そういう状況であろうかと我々も見ております。  ただ、ここで非常に大事なことは、この北方四島返還に今後我々国民を含めて政府が外交...全文を見る
○宮地委員 そういうような新たな時代の新たな変化にやはりどうかスピーディーに対応しながら、日本国民の悲願である北方四島返還にさらなる努力をしていただきたいと思います。  北海道開発庁長官、今外務省の審議官と何点がやりとりいたしまして、大臣も聞いていただいたと思いますが、やはり北...全文を見る
○宮地委員 特に長官は昭和四十七年の沖縄返還の県民の当時の喜びを恐らく知っている体験者として、ぜひ大臣就任中においては特段の御努力によって北方四島返還に汗をかいていただきたい。このことを強く要請をしておきたいと思います。  そういうような新しい変化と新しい流れの中で、私どもとし...全文を見る
○宮地委員 この問題について、特にロシアとの問題で、二国間外相会談において渡辺外務大臣はコ外相に対してどのような厳重抗議をされたのか。それに対して、聞くところによりますと、ロシア側はあくまでも経済問題としての対応である、北方四島返還など政治的な問題ではない、こういう言い方をしてい...全文を見る
○宮地委員 時間もないので端的にお伺いしておきたいのですが、一つは、ロシアが政治問題化したくない、あくまでこれは経済問題である、であるとするならば、そのねらいはやはり外貨の獲得にあるのか、こういう感じもするわけですね。この地域においての九一年度の操業実績、我が国は消化率が大体二割...全文を見る
○宮地委員 そうした大変難しい案件が並行して領土問題に絡んで出てきておりますので、政府としても外務省初め関係当局が連携をとって、どうか国民の期待に沿って大いに汗をかいていただきたい、このことを強く要求をしておきたいと思います。  時間がもうありませんが、北海道問題について何点か...全文を見る
○宮地委員 終わります。
04月14日第123回国会 衆議院 決算委員会 第3号
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○宮地委員 最初に、科学技術庁長官の方にお伺いしておきたいと思います。  去る三月二十四日に、ロシアの旧レニングラード近郊のレニングラード原子力発電所の三号炉が事故を起こしました。その事故に対しまして、日本政府としてレニングラード原発事故調査団を派遣したわけでございますが、去る...全文を見る
○宮地委員 この原子炉はRBMKという原子炉で、今お話しのように黒鉛の減速軽水冷却炉、チュルノブイルの原子炉と同様の原子炉である、こういうふうに伺っておるわけでございます。今、谷次長は、環境には影響を与えていない、バルブのいわゆる事故であるという説明を受けた、こういうふうにおっし...全文を見る
○宮地委員 科学技術庁として私の質問に正確に――要するに今後こうした原子炉の、ロシアがいろいろ改良したりしておるようですが、やはりチュルノブイルの事故あるいは今回のこうしたレニングラードの事故、調査団として現場に行って調査をされて、本当に大丈夫なのかどうか。  要するに地球環境...全文を見る
○宮地委員 研修生の受け入れとかIAEAに対する拠出金の問題等積極的に対応しているようでありますが、基本的な問題で私はちょっと確認しておきたいのです。  旧ソ連との日ソ原子力協定、これが締結されているわけですね。しかし、原子力発電所というのは現在のロシア共和国内のみならずウクラ...全文を見る
○宮地委員 非常に長官のお話は私もごもっともであろうと思います。特に、地球環境を保全する、特にことしは地球の環境保全の重要な年ですね。そういう意味で、特にIAEAに対する拠出についても政府としても平成四年度で約一億五千万ぐらいを考えているようでございますが、これはぜひアメリカ、E...全文を見る
○宮地委員 このビザなし渡航について、実際、総務庁として国費をどのくらい助成されているのか、今回の計画についてで結構ですが、実態について報告していただきたい。
○宮地委員 今総務庁長官も今後拡大をしていくと非常に積極的な御発言はされたわけですが、実態は今お話しのように三百万なんですね。これはいささかいかがなものかなと。  今回の日本側から四十人行かれる方、五月十一日から十七日、約一週間ですが、元島民の方とか復帰の団体とか報道陣とか――...全文を見る
○宮地委員 新しい時代の、新しいそうした北方四島返還の機運が今高まってきているときでございますから、今回のこのビザなし渡航の問題を契機に、ロシア国民の理解もまた深まる一つの大変貴重なチャンスですから、ぜひ御努力いただいて、両国が本当に平和裏に円満に四島返還が早期実現できるよう、特...全文を見る
○宮地委員 きょうは防衛庁も来ていると思いますが、この総務庁の行政監察の勧告を受けでどのように改善をされているのか、この点について報告をしていただきたい。
○宮地委員 特に国民の目から見て大変懸念をするのは、先ほど申し上げた海自のC1の補給所の適用機器を搭載する艦船が既に除籍されている、そうしたもめの部品までがいまだに在庫管理されている。全く未使用、将来的にもないわけですね。これは管理すればそれだけ人手も人件費もかかるし、そうしたも...全文を見る
○宮地委員 次に若干行政監察について、関係当局にいろいろとお調べいただいて、ちょっと時間の関係ですべて網羅できませんので、また次回にお願いすることとして、当面総務庁長官の方に、一つは行政相談委員の増員の問題、それからもう一つは国税職員の増員の問題、もう一つは税関職員の増員の問題、...全文を見る
○宮地委員 総務庁長官、行政相談委員の制度の問題については大変前向きの御答弁、大変多としております。ぜひこの国税職員の税関職員の問題についても、今局長がお話しありましたように、非常にこれは重要な問題であります。  特に国税職員などは、昭和五十四年の時点でも五万二千七百九十八人、...全文を見る
○宮地委員 終わります。
05月14日第123回国会 衆議院 本会議 第23号
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○宮地正介君 私は、公明党・国民会議を代表し、ただい省議題となりました証券取引等の公正を確保するための証券取引法等の一部を改正する法律案並びに金融制度及び証券取引制度の改革のための関係法律の整備等に関する法律案について、総理並びに関係大臣に質問をいたします。  金融・証券制度に...全文を見る
05月19日第123回国会 衆議院 大蔵委員会 第14号
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○宮地委員 私は、先日の本会議でも総理初め大蔵大臣に、今回の証券取引法の改正並びに金融制度改革について質問をさせていただきました。  きょうは証券取引法の改正を中心とした議論でございますが、まず、現在の株価が非常に低迷をしております。景気も非常に今鈍化をしているわけでございます...全文を見る
○宮地委員 大蔵大臣はある意味では非常に楽観的に見ているのではないか。既に御存じのとおり、四月の貿易黒字も十六カ月連続で大変に増加をしてきております。対外的にも、日本の内需拡大というのが今回のOECDの閣僚の理事会でも出されているわけであります。しかし一方では、特に中小企業を中心...全文を見る
○宮地委員 所得税減税についての大蔵大臣の見解は非常に消極的なんですが、やはり経済の基本的な原則、ルールからいけば、消費性向を高めるということは景気対策の非常に重要な柱なんですね。消費を喚起させていく手段としては、所得税減税が今までの経済原則から見てもやはり一番有効的である。これ...全文を見る
○宮地委員 この議論は、もう少し時間がたって、また秋の臨時国会ぐらいのときにゆっくりと、結果が出ますから、これはしっかりやって、大臣の見解が正しかったかどうか、この結果はいずれ時間がきちっと解決すると思いますので、どうか後手に回らないように、大蔵当局としてもきょうの議論をしっかり...全文を見る
○宮地委員 この八十四名の事務局の中で、いわゆる証券Gメンと言われる、国税庁でいうならマル査的な陣容は何名になりますか。
○宮地委員 二十三名の証券Gメンといいますか、陣容ということですが、果たしてこれだけの陣容で今後、今回のような証券不祥事の事件あるいは金融不祥事の事件に対する再発防止、これが事実上機能するのかどうか、国民の期待に沿ってこの委員会が動くのかどうか、これは私は非常に危惧するところであ...全文を見る
○宮地委員 今審議官お話しのように、いざ立入強制調査というときには一般の事務局も合わせてと。大体直接脱税等の国税の査察とは性格なり性質が異なるにせよ、大体この強制調査の場合には普通四十名程度ですね、一班編成というのは。この二十三名のGメンのメンバーですと、恐らくこれ、一回出動して...全文を見る
○宮地委員 あと一点、大臣、この委員長と委員の二名、今回の不祥事件の一つの大きな問題になったのは、余りにも証券会社に大蔵省のOBが天下りをしている、こういう誤解を非常に国民から受けているわけです。まさか、この委員長や委員二名、ここに大蔵省のOBを配置するような考えはないでしょうね...全文を見る
○宮地委員 大変意味深な答弁で、当面はということで、では将来は入ってくるのかなという感じがするのですが、少なくとも監視委員会という中立公正な委員会でありますから、国民から誤解を招くような人事はやるべきでない、私はこう思いますので、その点については十二分に配慮をして今後の人選に当た...全文を見る
○宮地委員 行政処分の方が厳しいという言い方でございますが、やはりこれは罰則の対象にして、少なくとも刑事事件に持っていくような、やはり告発をしていく方が社会的制裁は厳しいわけですから、その辺の認識を持って、今後しっかりと対応、対処していただきたい。これも強く要請しておきたいと思い...全文を見る
○宮地委員 そういう、今までいろいろ御覧。関してきた中で、八条機関の限界といいますか、やはり三条機関との違いというものが各所に出ているのは事実であります。  今回の証券不祥事件において国民が最も期待したことは、やはり大蔵省から独立した、そうした再発防止、できれば三条機関的なもの...全文を見る
○宮地委員 終わります。
05月20日第123回国会 衆議院 決算委員会 第5号
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○宮地委員 私は、最初に大学における研究費並びに研究科目の問題について少しお伺いをしてまいりたいと思います。  けさほども大臣は、これからの基礎研究部門、これについてはしっかりとした対応をしてまいりたい、こういうお話がございました。  そこで、まず大臣、いわゆる放射線生物学と...全文を見る
○宮地委員 大臣、我が国は世界唯一の被爆国であります。そういう意味合いから、この放射線の生物学というのは世界の中でもその研究が非常に進んでいる国なのです。今局長からお話しありましたが、これは人間生命に与える非常に重要な研究課題でありまして、この問題について、さらに今後二十一世紀に...全文を見る
○宮地委員 先ほど来申し上げているように、放射線の生物学というのは、本質的には基礎生命科学なんですね。ですから、いわゆる被害的な、そうした立場からの研究ではなくて、もっと人間生命というものが今後維持活動していくためにどのような研究をしていくか、必要かつ、これはもう大変に必然性の基...全文を見る
○宮地委員 局長、あなたは非常にもっともらしい答弁をしていますけれども、学者さんとか研究者というのは、やはり具体的に現在放射線生物学という戸籍がきちっと残っているわけですな。これが、あなたは統合して環境科学の中に含まれるんだ、こういう安易な発言していますけれども、そんな意識じゃな...全文を見る
○宮地委員 じゃ、確認しておきますが、放射線生物学というこの分科はいわゆる環境科学の分科に統合されるけれども、放射線生物学そのものの戸籍はなくならない、また、今後とも今まで以上の補助金というものも、助成措置というものも予算措置はするんだ、こう理解していいんですな。
○宮地委員 先ほどあなたがスクラップ・アンド・ビルドという言葉を使われました。これが余りまかり通りますと非常に懸念が増大をするわけです。そのスクラップ・アンド・ビルドの中に放射線生物学は含まれていないんだ、こういう理解でよろしいんですな。
○宮地委員 具体的に、この十三分科の十七細目から十六分科の三十三細目への、いわゆる複合領域分科細目の新旧対照表の中で、この放射線生物学は今までどおりきちっと予算的にも科目的にも、統合はされても残り、生き続ける、こういうことでいいんですな。
○宮地委員 ぜひ私は、国会の中で局長はそこまでおっしゃったので、今後ともこの放射線生物学の我が国における基礎研究の重要性にかんがみ、ぜひとも積極的なフォローをしていただきたい、このように強く要請をしておきたいと思います。  特に、御存じのとおり、今まで学術審議会のメンバーであっ...全文を見る
○宮地委員 ぜひよろしくお願いを申し上げたいと思います。  続きまして、先ほども少し問題になっておりましたが、やはり政治家として、最近の現場の教育における実態というもの、またその内容あるいは教育費の問題、こうしたものについて相当国民の皆さんから厳しい御指摘をいただいております。...全文を見る
○宮地委員 根本的には学校歴とかあるいは学歴偏重社会、そうした大きな環境の改善というものが非常に根っこにあろうかと思います。ただ、やはり文部省は義務教育の小中学校の教育指導の立場にあるわけですから、やはり余りにも私立と公立学校、ここに乖離があり過ぎる。教員の資質の問題あるいはカリ...全文を見る
○宮地委員 きょうは時間がありませんから、私が地元埼玉県で調べた実態の中から紹介しますと、そんなものじゃないのですよ。  例えば中学生が私立の有名高等学校を受ける場合、今大体三教科勉強しています。英・数・国あるいは英・社・国とか——大体英・数・国です。公立の有名校を受けるために...全文を見る
○宮地委員 やはりぜひ実態を正確につかんでいただいて、何らかの父母負担の軽減のために政府一体として、特に文部省がしっかりとした意見を持って、今後、今税制上の措置について提案をさせていただきましたが、まだまだ方法はあろうかと思いますので、ぜひ積極的に取り組んでいただきたい、このこと...全文を見る
○宮地委員 じゃ、終わります。
05月20日第123回国会 衆議院 大蔵委員会 第15号
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○宮地委員 きょうは、私に与えられた時間は二十五分間でございますので、総理に、当面する重要な政治課題を中心に、何点かお伺いをしてまいりたいと思います。  先ほども少しお話が出ましたが、昨日のOECDの閣僚理事会におきまして、名指しこそはされませんでしたが、我が国に当てはまるよう...全文を見る
○宮地委員 そこで具体的に、政府としては、平成四年度の予算が成立をした、そして公共事業の前倒しもした、公定歩合の再引き下げも行った等々、いろいろ景気対策についても打ち出しております。しかし、そうした景気対策についての効果はこれからでおりますけれども、決して、今後平成四年度最後まで...全文を見る
○宮地委員 今回の証取法のこうした改正の中においても、やはり経済環境というものを全く考えないで対応するということも大変これは危惧されるわけです。やはり総理御存じのように、株価の市況も非常にまだまだ低迷をしているわけです。日経平均でも一時は一万七千円台、これを切ったこともあります。...全文を見る
○宮地委員 総理のそうした決意を大蔵省もぜひ反映をしていただいて、今後の運用に当たっては厳正に行っていただきたい、このことを強く要求をしておきたいと思います。  少し法案からはそれますが、どうしても総理の重要案件でございますので、この際御質問をさせていただいておきます。政治改革...全文を見る
○宮地委員 そうしますと一自民党の党内の取りまとめの中で、総裁として総理が一つの見解を述べる、その時期は大体どのくらいを目途に考えておられますか。
○宮地委員 その時期についても、来週あたりには宮澤総裁の見解が発表されるのではないか。それを受けて自民党案の取りまとめをして、与野党の政治改革協議会のテーブルにのせていく、そういうスケジュールになっていこうかと思います。総理として、総裁として、今国会で成案を得る、また成立させると...全文を見る
○宮地委員 最後にもう一点、重要案件はいわゆるタイ情勢に対する日本政府としての対応だと思うのです。総理は、今回のタイにおけるこうした問題についてどういうふうな認識を持たれておるのか、また政府として経済制裁等が検討されているようなこともいろいろ言われておるのですが、こうした点につい...全文を見る
○宮地委員 時間が参りましたから終わります。ありがとうございました。
05月26日第123回国会 衆議院 決算委員会 第6号
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○宮地委員 きょうは、農水省と環境庁所管の決算委員会の平成元年度の審査でございます。最初に、農林省所管の関係から少し御質問をさせていただきたいと思います。  最初に農林水産大臣に、先日の予算委員会でも伺いましたが、ウルグアイ・ラウンドの問題についてお伺いをしてまいりたいと思いま...全文を見る
○宮地委員 ECが合意したということで、大臣は予断を許さない、こういう御答弁でございますが、特に米の問題については今も大臣お話しになりましたように包括的関税化には日本政府としては反対である。具体的に、三月四日のドンケル事務局長に対する回答提示では、日本政府は数字を空白状態にして提...全文を見る
○宮地委員 修正点を提示しながら空欄にしたということは、今後ともこの数字は穴埋めしない、こういう決意で修正要求を出しておる、こう理解していいのですね。
○宮地委員 私の言葉どおりということは、今後埋める考えはない、数字を入れる考えはない、こういうふうに私は理解します。  そこで、ECが今回合意したということで、政府としても今後慎重に監視をしながら対応しなければならぬ、こういうことですが、例えばECのバナナの問題ですね。今まで植...全文を見る
○宮地委員 そうしますと、依然としてEC諸国のバナナ問題というのはウルグアイ・ラウンド交渉の中の例外的措置としてまだ現存しておる、これは日本政府としても、今後米の包括的関税化反対を貫く立場からも非常に有利な条件というか指摘しやすい条件である、こういうふうに私は見たいわけですが、今...全文を見る
○宮地委員 もう一つ重要なのは、アメリカのウエーバー品目の対応ですね。これについては、一応関税化に相当する数字を入れてドンケル事務局長あてに提示した。アメリカは、本当にウエーバー品目についてはいわゆる関税化に置きかえた形で今まで以上に輸入枠を拡大できるのかどうか。非常に政治的な意...全文を見る
○宮地委員 農林水産大臣、恐らくこの七月のミュンヘン・サミットでも、このウルグアイ・ラウンド交渉の問題は一つの大きなテーマになってくる可能性があると思うのですね。宮澤総理が出席することになると思いますが、そのときの日本政府の対応は、今日的な対応と全く変わらないのか、また、新たな考...全文を見る
○宮地委員 ウルグアイ・ラウンド交渉については、また今後推移を見守りながら逐次御質問をさしていただきたい、こう思っております。  次に、生産者米価と麦価の問題について少しお伺いしておきたいと思います。  まず、平成四年産の生産者米価また麦価について、今農林水産省としてはどうい...全文を見る
○宮地委員 米については現段階では何も検討してない、これは余りにもずさんではないのか。全く検討してないのですか。
○宮地委員 生産者米価を算定するために平成三年産米で算定した地域方式による米価算定、これは平成四年産米では変える状況にない。この地域方式による米価算定については改革すべきであるという声も国民の間には非常に多いわけですね。どうも物理的にこの算定方式はことしは間に合わないというような...全文を見る
○宮地委員 実際にはもうこの地域方式で平成四年産米あるいは平成五年産米というのは算定していかざるを得ない、物理的に追い込まれているのじゃないですか、ですから今回は、いろいろ意見があるけれども、昨年同様の算定方式でいくんだ、こういうふうにもう既に農林水産省内は固まっているんじゃない...全文を見る
○宮地委員 平成三年度の生産費は大体六月の末ごろには提示をせざるを得ない。そうなってきますと、私は、確かにこの地域方式にはいろいろ問題がある、ですから、見直しをすべきだという声は重要視し尊重して、今後積極的に農林水産省としてはこの米価の算定については検討すべきである、こう思ってお...全文を見る
○宮地委員 私は今長官の言っていることはわかるのですよ。長官の言っているのは、いわゆる米価算定の対象農家の平成元年度、二年度、そして今回の三年度の平均、これがまずベースである、これはそのとおりです。これで出すから、平成三年度の生産費というのはこれは六月末ごろの間は提示できない、そ...全文を見る
○宮地委員 ぜひその辺は今後適正に精査をしながら農業生産者にわかりやすくしっかりと公表をしていただきたいと思います。  そこで、平成四年産米については、いわゆる米について七百二十八万トン、そのうち政府米の買い入れが二百七十二万トンが目標であります。平成三年は非常に不況で減反緩和...全文を見る
○宮地委員 やはり今回の十三万ヘクタールの減反緩和が平成五年にはどういうふうになるのかというのは、大変農業生産者にとって大きな課題であるわけであります。大臣、この減反緩和で一年限りという問題は、非常に農業生産者にとっては今深刻になっております。今後、この減反緩和をされた農家が復田...全文を見る
○宮地委員 この一年限りについては、全国的に米農家の皆さんにとっては、政府のとった対応について非常に厳しい御指摘があります。これはもう大臣は予算委員会等を通じて国会の場でも相当厳しい御指摘を受けているわけですから、この問題については、どうか農業生産者が今後米を生産していく上におい...全文を見る
○宮地委員 厚生省に伺っておきますが、今残留農薬について、アメリカなどにおいては農薬の基準については既に設定されているのが四百品目ぐらいあると伺っております。日本でも実際に農薬取締法で登録されている品目は三百程度ある。しかし我が国はこの残留農薬の基準が明確になっているのは二十六品...全文を見る
○宮地委員 確かに今御説明のとおり、平成三年十二月には三十四品目、その中で七品目が審議をされて、平成四年三月に一品目が基準づくりにということで、残りは六品目。新たに平成四年一月に二十品目が諮問されまして、現在十八品目が審議中である、こういうことで両方合わせましてもまだ六十四品目で...全文を見る
○宮地委員 それでは、今できている日本の二十六残留農薬基準の一覧表を私いただいておりますが、日本のこの基準は、例えばアメリカの四百品目の中にある基準と比較して一体全体日本は厳しいのだろうか、あるいは同じような基準なのか、あるいは甘いのか、これもまた一つの国民の大きな関心事でござい...全文を見る
○宮地委員 八割が日本が非常に厳しい。しかし甘いものも結構あるわけですね。きょうは時間がありませんから具体的に名前を挙げませんが、どうして日本の場合の方が基準が甘いのか、この辺は私が名前を挙げて言わなくてもあなた方の方でわかっていると思いますが、どういう経緯でそうした基準の甘いも...全文を見る
○宮地委員 例えば残留農薬の中のフェニトロチオン、これは相当日本の方が甘い。キュウリ、ナスあるいは大豆、ミカン、日常の農産物といいますか食料品、これがバッテンである。この辺はいろいろ食生活の違いがあるとはいえもう少し精査していただけないかな、私はこう思います。  もう一つは、こ...全文を見る
○宮地委員 農林水産大臣、このハーベスト問題、プレハーベスト、ポストハーベスト、収穫前、収穫後、これは生産者にとって非常に重要な関心事なんです。消費者の立場から見ても非常に重要な問題です。農林水産大臣としては、このハーベスト問題については今後どのように考えておられるか、締めくくり...全文を見る
○宮地委員 このポストハーベスト問題については、国民の健康と生命を守るという立場からも非常に重要な問題でございますので、農水省におかれてもあるいは厚生省におかれても、どうか真剣に精査をして取り組んでいただきたい、このことを強く要求をしておきたいと思います。  そこで、農水省関係...全文を見る
○宮地委員 きょうは環境庁長官もお見えでございますので、大変お待たせをして恐縮でございます。  長官、新大臣になりましていろいろ御苦労が多いと思いますが、まず、六月三日から十四日までブラジルのリオデジャネイロで行われるいわゆるUNCED、地球サミット、これには国会の状況でいろい...全文を見る
○宮地委員 特にこのサミットの中で、持続可能な開発社会、こういうものをつくろうということで、いかに我々の住んでおる地球を守っていくか、これは今後の経済社会の一つの路線の改革の問題を含めて非常に重要な課題ではなかううか。まずこの持続可能な開発社会づくりについて、日本政府として今後ど...全文を見る
○宮地委員 終わります。
06月01日第123回国会 衆議院 大蔵委員会 第19号
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○宮地委員 公明党の宮地正介でございます。  きょうは、大変御多忙の中、参考人の皆さんには大蔵委員会にお越しいただきまして、まず心から感謝を申し上げる次第でございます。  きょうは、二十五分間という限られた時間でございますので、端的にお伺いをしてまいりたいと思いますので、よろ...全文を見る
○宮地委員 どうぞお座りください。  さきの証券不祥事の事件が起きまして、一番国民が不信を持ったのは、大蔵省というその指導監督に当たる当局と実際にそれを運営する業界、この関係の中に、野球でいいますと、アンパイアである審判と実際に出ているコーチ、このコーチと審判が一体になっている...全文を見る
○宮地委員 ぜひ渡辺会長には、今回のこうした再発防止に対する改革、また、制度の改革、機構改革、こういうものを生かして国民の信頼にどうかこたえ得るこれからの御努力をぜひ私は御期待と、また要請したい、こう思うのです。  もう一点。私どもが今非常に懸念しておりますことは、先ほど渡辺会...全文を見る
○宮地委員 先ほどからもいろいろ御議論がありましたが、いわゆるファィアウォールについて、アメリカでは銀行と証券の間には二十八項目にわたる防火壁がある。今回、答申では十一項目が答申されておった。しかし、その中の一部が法案として国会に提案をされている。率直に言って、渡辺会長は御不満の...全文を見る
○宮地委員 時間が参りましたので終わりますが、早崎参考人並びに角道参考人には御質問できませんでしたが、御了承いただきたいと思います。  参考人の皆さん、ありがとうございました。
06月02日第123回国会 衆議院 大蔵委員会 第20号
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○宮地委員 最初に大蔵大臣に少し基本的な問題から伺ってまいりたいと思います。  今回の金融制度改革また証券制度の改革につきまして、まずその基本となる答申と今回の制度改革の法案、この関係について、大蔵大臣、金融制度調査会あるいは証券取引審議会、この答申を尊重するに当たって、答申そ...全文を見る
○宮地委員 両局長とも、基本的に沿ったものとなっておるというのが結論であろうかと思います。その基本的に沿ったものであるというのが、国民から見ますと非常にこの答申に比べて後退した法律になっているのではないか、このように目に映っている嫌いが随所にあるわけでございます。  そこで、私...全文を見る
○宮地委員 今いろいろお話がありましたが、法令化するもの、通達としてそのまま残すもの、あるいは廃止するもの、このいわゆるセレクトしていく基準というのはどういうふうに考えてつくられたのか、どういう基準に基づいてそうしたセレクトをされたのか、その点について伺いたいと思います。
○宮地委員 行政の透明性ということですから、国民が見える形ではやはり法律にできるだけ明記をされるということが、国民から見た場合には非常に透明性としてわかりやすいわけですね。そういう意味で、通達は全体で何本ぐらいあったのか。そのうち、国民の一番わかりやすい法律として今回法案に明記さ...全文を見る
○宮地委員 いずれにいたしましても、やはり行政の透明性の向上というこの答申の基本精神に立って、今後とも大蔵省としても国民からわかりやすい法令化あるいは法律化、できるだけそうした面について明快に対応していただきたいと思うのですね。通達行政というのはなかなかこれは国民から見てわかりに...全文を見る
○宮地委員 次に、今度は証券取引審議会の答申の中の、有価証券の定義の仕方の問題ですね。包括条項について今回なぜ政令にゆだねたのか、この点について説明いただきたいと思います。
○宮地委員 証券局長のおっしゃるように政令にゆだねたのであれば、証取法の二条一項九号、これも政令ですね、これで対応できたのじゃないですか。政令というのは閣議決定で決めるわけです。要するに、農林水産省とか通産省とか建設省とか各省の利害がいろいろ絡んで、包括条項は難しかったというのは...全文を見る
○宮地委員 確かに流通性の高いものは政令にゆだねる、こういうのが入りましたから、今局長のおっしゃるように、より具体的に一歩前進はしたと思うのですね。しかし、「包括条項を設けることが必要である。」答申は非常に厳しい答申だったわけですね、「必要である」と。これはやはり答申の精神から見...全文を見る
○宮地委員 今回は一歩前進の形で証取法の第二条一項に入れましたけれども、今後、法運用の中で、この答申の精神に沿って近い将来包括的条項を設置していく努力をされる御決意があるのかどうか、この点は確認しておきたいと思います。
○宮地委員 確かに、構成要件という立場から見れば証券局長のおっしゃるとおりだと思います。しかし、答申の精神というものもやはり重要な、基本的な姿勢でございますから、構成要件をっぺるのが難しいから包括条項はなかなかできないのだと、今から余り否定的な見解を述べておりますと、この精神に反...全文を見る
○宮地委員 すべて何らかの形で弊害防止措置を法令化あるいは法律化してまいりたい、これは非常に大事な答弁であろうと思っております。  そこで少し確認しておきたいと思うのですが、今局長がおっしゃいました最初の「新規参入に伴う問題への対応」の弊害防止措置、これは二十三ページから二十五...全文を見る
○宮地委員 そうすると、今私が申し上げた「親会社のリスクが証券子会社に及ぶこと」、これは省令で今後行っていく。  (b)の「証券子会社の経営が特定の者との取引に過度に依存すること」、これも省令でやる考えでしょうか。
○宮地委員 では次に、「(ロ)主として利益相反を防止する観点からこここの「(a)経営不振に陥った企業への親会社の債権の回収に充てるために当該企業が発行する証券を、証券子会社が引受け、販売すること」、これは省令でしょうか。  さらに(b)の「親会社が発行する証券を証券子会社が引き...全文を見る
○宮地委員 次に、「(ハ)主として市場仲介者間の公正な競争を確保するという観点から、(a) 証券子会社の業務を支援するため親会社が証券子会社の取引の相手方に特に有利な条件で取引すること等、親会社が発行会社、投資者に直接の影響力を行使すること」、これは省令でいくというふうに理解して...全文を見る
○宮地委員 次に、(ニ)の「その他の措置としてこれは先ほど局長から(a)の「証券子会社と親会社との間で、証券子会社に有利な条件で取引を行うこと」、これは証取法五十条の二の一号、こういう確認ですから、これで間違いないと思っております。  (b)の「証券子会社が引き受けた証券を、引...全文を見る
○宮地委員 最後に十一項目目ですね。局長が先ほど読まれた「親銀行がその影響力を及ぼすことができるような企業が発行する証券を、証券子会社が引き受けることを規制する必要がある。」、これはどういう取り扱いになるのでしょうか。
○宮地委員 これはやはりメーンバンクの定義づけで苦労されている、こう理解してよろしいのでしょうか。
○宮地委員 昨日も参考人の質疑の中で、日本証券業協会の渡辺会長は、特に今回の都市銀行などの証券子会社の参入問題等で、ファイアウォールの中で、特にクロスマーケティングの禁止の問題とか人事ノーリターンルールの問題、それから今のメーンバンク規制、この実効性の上がる措置を何とかしてくれな...全文を見る
○宮地委員 確かに今の人事ノーリターンルール、これはやはり組合との話し合いといいますか、労使の協定との問題もあろうかと思いますし、非常に難しい問題だと思うのですね。そう簡単に、犬や猫を移動するようにいくわけじゃないのですから、それなりに苦労もあろうかと思いますが、ただ、厳正な公正...全文を見る
○宮地委員 弊害防止措置については、十一項目すべてが何らかの形で法律あるいは省令にゆだねるということで、それなりに大蔵省が御苦労されていることは私は多としたいと思います。しかし、アメリカはファイアウォールについては二十八項目にわたる措置があるわけですね。今回、日本が初めてこうした...全文を見る
○宮地委員 ぜひ、今後の運用、また時代の推移を見ながら、適宜、あくまでも利用者の便、預金者の便、そうした国民的な立場で対応をお願いしたいと思います。  もう一点、この答申、証取審の中で、銀行による株式のブローカー業務への参入について、「当分の間は認めないこととする措置を講ずるこ...全文を見る
○宮地委員 これが今後、余り言葉はよくないのですが、利用されるというか悪用される、こういうおそれも十分にあると思うのです。今回のこうした金融制度改革、証券制度改革によって、中小の証券会社はある意味では大変に恐々としていると思うのです、最終的には銀行にやられてしまうのではないかと。...全文を見る
○宮地委員 この十九条一項においては、今お話しのように、新規参入についてのいわゆる株式ブローカー業務は禁止されるわけでございますが、CBとかワラント債などのいわゆるエクイティー商品等についてもぜひ同じ取り扱いをしてもらいたいというのが昨日の渡辺会長の陳述でございました。この点につ...全文を見る
○宮地委員 大蔵大臣、時間が参りましたので最後に大臣に伺いたいのですが、今回の金融制度改革、証券制度改革については、我が党は一歩前進という立場からこの法律には賛成をしようと今考えております。しかし、これが結果として弱肉強食になってはならない。競争の原理が働いて公正なルールまた利用...全文を見る
○宮地委員 どうもありがとうございました。