宮本岳志
みやもとたけし
比例代表(近畿)選出
日本共産党
当選回数5(参1)回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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09月22日 | 第143回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第3号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 先ほど公明の森本委員の方からも、郵便事業の決算について、赤字になっているがどういう要因かという質問がございました。大体、御答弁で聞かしていただきますと、やはり景気の停滞が一番大きな背景にあると...全文を見る |
○宮本岳志君 私どもももちろん増収のための営業、販売活動というものを否定するものではございません、一概に否定するものではない。しかし、問題は、今郵便局の現場でやられていることは、今おっしゃったような適切な営業活動と言えるようなものではないと私は思います。 先日、我が党に、ある...全文を見る | ||
○宮本岳志君 自腹を切るというようなことはやらせていないという御答弁でしたが、実際にやられていることは、全国幾らでもそんな例はありますよ。私の地元の大阪でも、年間百万円も自腹を切ったという、購入している管理者の話も聞いております。また、営業成績を職場に張り出して圧力をかける、そう...全文を見る | ||
○宮本岳志君 現実に現場の人たちからそういう声も出されて、そしてその中身として、管理者の中で自腹を切るということもあるし、あるいは販売実績が上がらないということになればみずから買い取らざるを得ないということもあると。こういうことになっているわけであります。これはしかも郵政局を挙げ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 現場でこういう声が出ているわけですから、ひとつ調査をしていただいて、自腹で買わせるとかタコ足という事態がないのかどうか、あれば直ちにこれをやめさせるということでお願いをしておきたいと思うんです。 さて、次に私お伺いいたしますが、こういう営業活動が「かもめーる」な...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ところが、この北海道グルメ会というのは、なかなかマスコミなどでも取り上げられて、非常に奇妙な面を持っている任意団体であります。 北海道新聞社関連の月刊誌「道新TODAY」九月号によれば、北海道グルメ会は任意団体、職員は八名だと。連絡先は札幌白石郵便局の私書箱にな...全文を見る | ||
○宮本岳志君 同じくこの「道新丁ODAY」にはこういうことも書かれております。六月十九日付で内部文書が出され、その文書の表題には「第十一回「北海道グルメ会」会員募集について」、こういう文書が郵便局に配付をされていると。その文書の中身もこの記事は引用しておりますけれども、「郵政局施...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そんなことではないと思うんですね。では、今郵政省はゆうパックを使う企業であれば、どんな企業でも窓口に置いて十二万も職員を使って拡大、販売してくれるんですか。 なぜこの団体、この北海道グルメ会というのがそういう十二万もの販売を郵政局長のというか郵政局自身の活動とし...全文を見る | ||
○宮本岳志君 事実を調べて言っているんですよ。それは、もうそんな話はいっぱいありますよ。また、このグルメ会というものを名指しで進めているということも明らかです。 囲えば、郵産労の調査結果、別の、旭川でない場所のものをいただきましたけれども、「課長から「グルメ会をやめたら北海道...全文を見る | ||
○宮本岳志君 わかりました。では後ほどそれについては。 さて、私は、こういうやりとりの上に立って、ぜひ郵政大臣にお伺いしたいんです。 自主的なものだという言い方で言い、また決してゆうパックのあれであって商品の販売ではないと言うんだけれども、結局、九七年度から新昇格制度の導...全文を見る | ||
○宮本岳志君 自腹を切らない勇気ということをおっしゃいましたけれども、やはりそれは勇気がなければそうできないような状況があるとすれば重大ですから、そのことについてもぜひ御検討いただきたいと思うんです。 | ||
○宮本岳志君 次に、少しこの問題とはまた切り口を変えて、幾つか天下り、癒着と言われる問題についても大臣の御見解をただしておきたいと思うんです。 野田大臣は、ATM、郵便貯金の現金自動預け入れ払い出し機、この保守管理会社をめぐってのさまざまな疑惑や郵便番号読み取り機の保守会社に...全文を見る | ||
○宮本岳志君 はい、わかりました。 るる述べられましたけれども、幾つもの問題が今出ているわけですし、そして大臣自身がみずからそれを調査して公表すべきであるというふうにもおっしゃっているわけですから、ぜひそういう点についてきちっとやる必要があると思うんです。しかも、これはただ単...全文を見る | ||
○宮本岳志君 今防衛庁の汚職が大問題になっておりますけれども、つまり独占価格のもとで防衛庁とNECが癒着をして総利益率を〇・一%上げてやった、それで不当な利益を与えて天下り先をつくっていったというのが今防衛庁で問題になっていることですよ。しかも、この番号読み取り機の問題というのは...全文を見る | ||
○宮本岳志君 以上で終わります。 | ||
10月07日 | 第143回国会 参議院 本会議 第14号 議事録を見る | ○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律案を初めとする六法案について、総理並びに関係大臣に質問いたします。 消費税増税など九兆円の国民負担増は、国民の暮らしを直撃し、ますます深まる不況のもとで国民の間には、このままでは商売も生...全文を見る |
10月12日 | 第143回国会 参議院 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 長期債務問題について質問いたします。 分割・民営化から十一年になりますけれども、旧国鉄長期債務は何ら解決されないまま今こういう大問題になっております。もう一つの問題として放置されてきたのが一千四十七名の解雇問題であります。当事者で...全文を見る |
○宮本岳志君 そういたしますと、仮に政府のスキームどおりに事が進んだといたしましても、二十八兆円の債務のほかに既に支払った十四兆四千億、これから毎年四千百億円の利払いを六十年に及んで払い続ける。これは減るというふうに私は思いませんけれども、仮に二分の一にだんだん減っていくと仮定し...全文を見る | ||
○宮本岳志君 国民に何も明確な説明ができないというふうに思うんです。国民は納得しないというふうに思います。 大蔵大臣は、元本償還についての本会議での私の質問に対して、「基本的にはお説のとおり」、「今根雪の部分の処理をするだけの財源調達ができないというのが現状でございます。」と...全文を見る | ||
○宮本岳志君 結局、歳出歳入の努力以外何もない、抜本的処理というけれども実際は何の見通しもないということだと思います。 結局、この歳出の見直し、歳出の努力というものは社会保障費を初めとする国民生活関連予算を切り詰めていくということにならざるを得ないし、また歳入の努力ということ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 今、国会で大激論になっている例えば金融の問題を見ましても、銀行救済に六十兆とか七十兆という議論になっています。私、先ほど計算しましたが、この旧国鉄債務も、いろいろ債務以外の利払いだとかつけ足せば七十兆というような額になってくる。まさにこういう負担を国民に押しつけると...全文を見る | ||
○宮本岳志君 午前中、私は七十兆円を超える大問題だということも指摘をしたわけですけれども、七十兆円といえば年間の国家予算に匹敵する額ですので、やはりこの問題は、私たちは国民負担を新たに押しつけることなくきちっと解決をしていく、このことが大切だというふうに思うんです。 次に、J...全文を見る | ||
○宮本岳志君 では、例えばJR東日本と東海について、一九八七年度の実際の営業収入と経常利益をそれぞれお答えください。 | ||
○宮本岳志君 そうしますと、六十二年の閣議決定のルール、つまり一%の経常利益ということから見て、JR東日本で見ればまさに営業収入が一兆五千六百五十七億円、その一%なら保証すべき経常利益というのは百五十七億円という計算になると思いますが、今お話にあったように五倍ですよ、.四・八%。...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この時期にJR各社が頑張った、特別の努力をしたというお話もありましたが、私はJRの職員の皆さんが頑張ったことを決して否定いたしません。 しかし、この時期は、運輸大臣の御答弁にもありましたように、国内運輸はあらゆる業界であらゆる分野で伸びているわけです。例えばJR...全文を見る | ||
○宮本岳志君 閣議決定に照らして、一%というこのルールに照らして少ないという私の指摘、これについては否定はできませんでした。 同時に、じゃなぜこれを見直さなかったのかということを私は質問したわけであります。結果論だ、後になってみたらそうなっていたと言うかもしれませんけれども、...全文を見る | ||
○宮本岳志君 予測はあくまで予測なわけですから、当然予測に照らして現実がどう進んでいるかということを見きわめて、それに対してきちっと見直しをするというのは当然の政治責任であると私は思います。 JRの経常利益が予測から大きく離れていることは既に八七年、八八年当時からわかっていた...全文を見る | ||
○宮本岳志君 全然私の聞いた趣旨と違うんですよ。この当初の予測から大きく離れている、そしてそれを見直してもこなかったということについていかがですかと。責任は感じないのかということを。 | ||
○宮本岳志君 まさに順調でないから、今こうして国民の負担の方は七十兆円になろうとしているわけです。 JRはそういう形で、過少な債務で結局見直しもされずにやってきた。そして、今ここに残った二十八兆円と、そして利子も加えれば七十兆というのがまさに国民負担にかけられようとしているわ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私ども日本共産党は、JRが今もうかっているからとれ、こういうことを言っているわけじゃないんです。政府が閣議で決めた当初のルールに照らしても債務は過少だったのではないか、そのことを本当にお認めになるならば、国民にすべて押しつけるというんじゃなくて、きちっとこの長期債務...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ところが、JRはその土地を売却しているんです。本会議でも質問いたしましたように、面積で東京ドームの一千三百倍、六千百万平方メートル、金額で一千七百億近い売却を行っています。 JR西日本について、幾つか事実を運輸大臣に確認しておきたいと思うんです。 第一に、平...全文を見る | ||
○宮本岳志君 まさに今確認させていただいたように、尼崎や明石駅では簿価の二千倍という値段で売却をしております。また、鷹取工場も五十六億円という差額がJRにもたらされているわけであります。 本会議で私がこれを質問いたしましたら、先ほども御答弁になったように、土地収用法ということ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 それは確かに自治体の方から要請があったかもしれません。しかし、要請があって決して嫌々無理やりということではなくて、みずから積極的に加わって、本来売るべきものでなかった、売却するべき目的で受け継いだものではないJRみずからの用地をこうして簿価の二千倍あるいは何百億とい...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私は、六十二年改革当時の原則に立っても、やはりJRの承継債務は少な過ぎた、そしてその後も土地売却その他で大もうけをしてきた。そういうことをしっかりと見るならば、六十二年改革当時の原則を守るからこそJRに長期債務の応分の追加負担を求めるべきである、このことを強く主張し...全文を見る | ||
10月13日 | 第143回国会 参議院 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志でございます。須藤委員の質問時間をいただきまして関連質問を行いたいと思います。 御承知のように、本日付の朝日新聞でも国鉄清算事業団が用地の入札に当たって情報漏えいしていたということが大きく取り上げられて、先ほども本委員会で議論になりました。本...全文を見る |
○宮本岳志君 大林組への転職、天下りのリストについて、私の手元に入手をいたしました。 今、理事長がおっしゃったように三名の方々、山口良雄さんという方はRC東開発社長を経て、今、大林組の常務をやっておられます。金澤健蔵さんという方は株式会社汐留開発の社長を経て営業本部参与、野神...全文を見る | ||
○宮本岳志君 時間がありませんので終わりますが、これは構造的な問題だというふうに思うんです。決して個々の問題ということではなくて、やはり清算事業団の職員がそういう不動産、ゼネコン業界に行くということは、売る側の職員が買う側に行くわけですから、そういうことを許せば当然こういうことは...全文を見る | ||
10月14日 | 第143回国会 参議院 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志でございます。 まず、総理にお伺いをいたします。 国鉄分割・民営化から十一年になりますけれども、大きな問題として、旧国鉄長期債務をどう解決するのか、これは今後六十年間にわたる重要な課題であります。また、未解決の問題として、一千四十七名のJ...全文を見る |
○宮本岳志君 多分お間違えになったと思うんですが、これは橋本内閣時代じゃなくて、中曽根内閣時代の改革時の問題でございます。 | ||
○宮本岳志君 それで、この問題は、やはり十一年経過して国民の働く権利、生存権にかかわる重大問題だと私は思っております。 一千四十七名の労働者とその家族の皆さんはJRに採用されなかったためにアルバイトでの収入しかないというような状態、給食費すら払えなくつらい思いをしたという小学...全文を見る | ||
○宮本岳志君 総理は本会議での御答弁でも、今後の関係者の対応を見守りつつ引き続き努力をしてまいる所存でございますと、こういうふうにも御答弁されておりますので、ぜひ今お話のあったような方向も含めてしっかりと対応、努力をしていただきたい、このことをお願いしておきたいと思います。 ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 できるだけ手短にお願いをいたします。 先ほど本委員会でも、今回の繰り上げ償還に関して、なぜ林野の債務についてはそうしないのかと。例えば、清算事業団がなくなるからというのであれば、これは林野庁はなくなりませんし、林野特会は残るではないかという議論がございました。こ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 なかなか理解しかねる御答弁だと思うんですけれども、先ほどの御答弁、最初の御答弁を聞きましても、同じ旧国鉄の債務であります、それは。今回の処理にかかわるものであるとかないとかという議論はありましたけれども、同じ旧国鉄の債務でありますし、また同じように一般会計に承継しな...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまり、私が本会議で繰り返し指摘してきたように、この国鉄債務の処理という問題は、二十八兆円ということが額で出ていますけれども、実際はさまざまなその他の国民負担の中身がある。七十兆ということも言いましたけれども、まさに今銀行の早期健全化という議論もやられて、ここでも六...全文を見る | ||
○宮本岳志君 大蔵大臣は私よりもずっと御年配ですので長い歴史も御存じなのかと思いますが、しかしこういうことについてさまざまな指摘がされております。 一橋大学の石弘光教授は、昨年五月五日付の日経新聞で、「ガソリンは酒、たばこと同じように担税物資である。過去の経緯に問題が残るかも...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ぜひ調査をして、このことについてもきっちりと調べていただきたいと思うんですね。 それで、私は、こうして学者の間からも非常識だという指摘をされているわけですから、この道路財源の活用に対してまさに踏み出すということが大事だと思うんですよ。これまでのしがらみというよう...全文を見る | ||
○宮本岳志君 最後に、自動車重量税についてお伺いをいたします。 自動車重量税創設の理由について、当時の福田国務大臣は、四十六年度予算では自動車重量税を一般財源として受け入れることにしたのです、したがって道路財源として発足しました自動車重量税はひもつきであるとかあるいは特定財源...全文を見る | ||
○宮本岳志君 世界広しといえどもそういうことをやっている国はないというわけですから、本当にこの点についても真剣に御検討いただきたい。 これまで議論してまいりましたように、政府は六十二年改革当時のルールというものを幾つも踏み破ってきた。JRの債務承継額を不当に過小なものにし、そ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私は、日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律案に対し、日本共産党を代表いたしまして、修正の動議を提出いたします。 その内容はお手元に配付されております案文のとおりでございます。 これよりその趣旨について御説明いたします。 旧国鉄長期債務約二十八...全文を見る |