宮本岳志
みやもとたけし
比例代表(近畿)選出
日本共産党
当選回数5(参1)回
開催日 | 会議名 | 発言 |
---|---|---|
03月13日 | 第147回国会 参議院 予算委員会 第10号 議事録を見る | ○宮本岳志君 まず、新潟県警の不祥事について国家公安委員長にお伺いします。 あなたは、国家公安委員五名の合意が完全に形成されていたので持ち回り決議を命じた、だから問題はないと答弁されておりますけれども、国家公安委員全員の合意ができたと確信するに足るだけの報告を受けたんですね。 |
○宮本岳志君 説明に行った田中長官が説明した相手はだれで場所はどこか、一堂に会してやったのか。いかがですか。 | ||
○宮本岳志君 現地で一堂に会して説明して議論したのかどうか。 | ||
○宮本岳志君 ちょっと待ってください。 そんなこともわからないで合意ができたという判断ができたんですか。一人一人どういうふうなお話しになったのか、答えてください。 | ||
○宮本岳志君 一人一人どういうふうにおっしゃったかという報告は受けなかったんですか。いかがですか。 | ||
○宮本岳志君 話し合いは一堂に会してやったのか、ばらばらだったのか、具体的な中身をお話しください。 | ||
○宮本岳志君 具体的な名前を一人一人お話しください。そして、話し合いはやったんですか。 | ||
○宮本岳志君 話し合いはしたんですか。 | ||
○宮本岳志君 公安委員長、そういう中身を本当に一つ一つ確かめたんですか。御答弁ください。 | ||
○宮本岳志君 結局、警察庁の報告をうのみにしたということでしょう。何一つ御自分で確認していない。お一人お一人どういう意見だったかということを確認せずに、なぜ完全に合意ができたと言えるんですか。 | ||
○宮本岳志君 では、一つ聞きましょう。 四名についてはグランドアーク半蔵門で意見表明を受けたんですね。あと一人は電話で確認したと。間違いないですか。 | ||
○宮本岳志君 報道によりますと、那須氏は、帰りがけに幹部職員から立ち話で処分を知らされ、説明を受けたのは夕方だと述べております。欠席した磯邊氏は、電話でなく、事務所に訪ねてきた職員から説明を受けたと言っております。既にここで食い違っているじゃないですか。 お一人お一人のそのと...全文を見る | ||
○宮本岳志君 事故というものはどこかにミスがあったから起こったということは間違いないと思うんです。地震や天変地異があったというわけじゃないんですから、間違いなくどこかにミスがあったと。 きょうは時間もないので、二つだけお伺いしたい。 一つは車両の検査の問題であります。 ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 例えば、今お答えの重要部検査ですが、一九八七年以前からで見て、今日まで周期はどう変更されてまいりましたか。 | ||
○宮本岳志君 次々と延ばしてきたわけです。これは運輸省令の鉄道運転規則で定められておりますので、事業者が勝手に延ばしたというものではありません。 昨年も延伸しましたが、省令変更の理由は何ですか。 | ||
○宮本岳志君 安全性が確保されるということになっていないから事故も起こっているわけでしょう。 運輸大臣にお伺いいたします。 今回の事故の重大性に照らして、こういった規制の緩和が安全の軽視に絶対結びついてはならない、この点はっきりさせていただきたい。 | ||
○宮本岳志君 規制緩和は絶対安全軽視につながってはならないという点、どうですか。 | ||
○宮本岳志君 ぜひ頑張っていただきたいと思います。 次に、脱線防止ガードレールについてお伺いしたい。 事故箇所のカーブは半径百六十メーター、営団の設置基準は半径百四十メーターと聞いておりますが、一九五一年の営団の内規では半径何メートルでしたか。 | ||
○宮本岳志君 これが年々緩められてきて百六十メーターから百五十メーターに緩められたのは何年ですか。 | ||
○宮本岳志君 事故現場の恵比寿―中目黒間の開通は何年ですか。 | ||
○宮本岳志君 わずか三年前まではつけるという基準になっていたものを規制を弱めてつけていなかった、そしてその後も結局百四十メーターにまで引き下げられたと。この緩和の理由は何でしょうか。 | ||
○宮本岳志君 私が問いたいのは、そもそも運輸省はこの基準に責任を持ってきたのかと。運輸省の規則では明確に何メートル以下はつけるようにとなっておりますか。 | ||
○宮本岳志君 きょうは資料もおつくりして配ってありますけれども、具体的な数字はない、そしてばらつきがこれほどあるというのが今の実情なんですね。そこなんですね。つまり事業者任せにしていると。ここを運輸省がきっちりと何メートル以内は必ずガードレールをつけなければならないと責任を持つべ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 時間がなくなりました。この問題はまた交通・情報通信委員会でも徹底審議をしたいと思っております。 運輸大臣も所信表明で安全の確保は最優先だと述べておられます。我が党は、あなた方が進める規制緩和は交通機関の安全に大きな不安を持つものだと指摘してまいりました。今回の事...全文を見る | ||
03月14日 | 第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第2号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本です。 昨年十一月十六日の本委員会で、公務中の災害によって障害者となられた郵政の現業職員の職場復帰の問題を取り上げさせていただきました。その際、八代郵政大臣に職場復帰への「道をつけてあげるのも上司の役目」との大変力強い御答弁をいただきました。質問...全文を見る |
○宮本岳志君 大変ありがとうございます。 この方だけでなく、ほかにもやはり内勤や外勤の区分が職場復帰の壁になっているという例もあるかと思いますので、ぜひこれを例外的なものとすることなく、同様の事例にはやはり職場復帰への道が開かれるよう今後ともぜひ御努力をいただきたいというふう...全文を見る | ||
○宮本岳志君 まさにそのとおりなんですね。これは、日露戦争のときに皇国の興廃この一戦にありと、こういう形で掲げられた旗であります。 それで、こういう旗を掲げて、そしてどんなことをやっているかといいますと、これは実はこの場所だけに、一カ所だけに掲げられているわけではございません...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ちょっとその答弁では困るんですね。これ以上のものでもこれ以下のものでもないと、そういう御答弁ですけれども、このZ旗というのは、まさに軍国主義日本のもとで、日本海海戦で掲げられた皇国の一戦とうたった旗なんですよ。それを使うということが適切だとお考えですか、本当に。表現...全文を見る | ||
○宮本岳志君 その旗なんですよ、これは。 | ||
○宮本岳志君 じゃ、そこまでおっしゃるのなら聞かせていただきましょう。 今民間でこういう旗を掲げて営業活動をやっているところを御存じですか、一つでも。ありますか、こんな旗を使っているところが。そこまでおっしゃるんだったら答えてくださいよ。ありますか、こんなの使っているところ。 | ||
○宮本岳志君 この写真を見ていただいてもわかるように、これ職場に公然と張っているわけです。別に管理者の机の中に入れているわけじゃないんですよ。みんなに見えるように掲げているということは事実であります。裏側に「Z旗を掲げる」と説明までついている。これは私がここに入れていますけれども...全文を見る | ||
○宮本岳志君 職場に公然と掲げられている旗の裏に書かれている内容について告発をしたと。別に何も不正に入手したわけでも何でもないわけでしょう。第一、大臣は所信表明でこのように述べておられます。「相互信頼に基づく安定した労使関係の維持に引き続き努力してまいります。」、これは、ついこの...全文を見る | ||
○宮本岳志君 いや、これの裏ですよ。 | ||
○宮本岳志君 はっきりさせておきますけれども、この旗の裏にこのように、これ、このそのものがあるんですよ、こちら側が旗で。それが職場にかかっているんですよ。裏返せばこれがあるんですよ。何ら秘密の文書でも特別に管理者に向かって出した特別な文書というわけでもない。そうだと言うんだったら...全文を見る | ||
○宮本岳志君 一言だけ。じゃ、相当この裏というのはとってほしくなかった、見せたくなかった中身だったということなんですね。そう理解いたします。 今の危機という問題です。そうしたら、営業を強化する、赤字なので危機だというふうに理解をいたしました。 ここに「平成十二年度郵便営業...全文を見る | ||
○宮本岳志君 採算。それぞれ。 | ||
○宮本岳志君 今の額が何なんですか。売り上げですか。 | ||
○宮本岳志君 収入がプラスですか。これは黒字なんですか。 | ||
○宮本岳志君 そういう御答弁なんですよね。一つ一つについてはわからないんですよ、どのあたりが採算点かということ、どれだけこれをやれば黒字になるかということは一向に出ていないんです。 なるほどおっしゃるとおり、この「日本の郵便一九九九/二〇〇〇」というディスクロージャー誌には、...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これは速達のルートを使っているからという今御説明です。それはもちろん局長、御説明あったとおりですけれども、これの経費というものは、追加的経費だけで損益を出すというのは確かにおかしいわけです。 それで、この中身をいろいろ聞いてみました。モーニング10の場合は、それ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私は、やはり営業というものを進めていくに当たって、国民の理解、職員の自覚、ここを本当に大切にすることが必要だと、これは大臣も異論のない、押しつけの目標ではなくて、一人一人の職員が誇りを持って進められるように、そこを大切にするということが一番重要なことだと思うんです。...全文を見る | ||
○宮本岳志君 例年に比べてこれほどたくさんのはがきが売れるとはちょっと考えにくいと、こう書かれているわけですが、例年はどのようになっておりますか。 | ||
○宮本岳志君 ちなみに弱視者用の特殊なはがきについても教えていただけますか。 | ||
○宮本岳志君 今やっと出てきたわけですけれども、私はこの資料を何度も郵政省に要求をいたしました。その都度郵政省から返ってきたのは、この数についてはディスクローズできない、お知らせするわけにいかないという返事が郵務局営業課から返ってきたんですけれども、これはなぜそのような対応になっ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 大臣、郵便事業というのは本当に国民にとっても頼りにされている事業だというふうに思います。それは大臣もそのようにお考えだと思うんです。 それで私は、今郵政三事業を民営化せよというそういう御意見もあるわけですけれども、この間委員会で繰り返し大臣にも御質問申し上げてき...全文を見る | ||
03月15日 | 第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第3号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本です。 きょうは、NTTの接続料の問題についてお伺いをしたいと思うんです。 国民共通の財産である電気通信網を国民全体のためにどう生かしていくのか、これが何よりも問われていると思っております。ですから、アメリカの言いなりになって国民の利益が犠牲...全文を見る |
○宮本岳志君 この方式によって接続料を決定する制度が導入されれば、いわゆるユニバーサルサービスの提供にはどのような影響があるかという点と、それからその場合、NTT等法で定めている国民生活に不可欠な電話の役務のあまねく日本全国における適切、公平かつ安定的な提供の確保に寄与するという...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ユニバーサルサービスの確保についてはどのようになりますでしょうか。 | ||
○宮本岳志君 とにかくNTT等法で定められているこのユニバーサルサービスの規定、この規定はあくまでユニバーサルサービスを守るという趣旨だと思いますし、その保障は政府としてはきちっと行っていくということでよろしいですね。 | ||
○宮本岳志君 この問題、なぜこだわってお伺いするかといいますと、長期増分費用方式の議論というのは、この原理というのは、原理的にユニバーサルサービスのための費用の出どころを奪うといいますか、そういう原理になっていると私たちが考えるからであります。これは時間が限られておりますので、き...全文を見る | ||
○宮本岳志君 両方あるけれども、どちらに重きがあるかといえば、やはり効率化の努力によるものだという御答弁があったと思います。 そこで、郵政省が募集したパブリックコメント、特に接続料算定のあり方についての意見、これを見てみますと、TTネットは、接続料は高どまり、利用者料金は大幅...全文を見る | ||
○宮本岳志君 市外通話についてはかなり下がっておりますけれども、基本料や公衆電話、番号案内は逆に値上げとなっているわけです。 それで、最近タイムプラスの全国展開あるいはインターネット向けの定額料金の値下げということも新聞各紙で報道されておりますし、大臣もそのことに触れておられ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 いろいろこれからの努力ということもお述べになりましたけれども、とにかく最初に紹介したタイムプラスあるいは定額制、これは三・三%とか七・八%という状況であります。ほんの一握りの人々だけがこういう新しいサービスの恩恵を受ける形にまだ現状はなっているわけです。これでは新し...全文を見る | ||
○宮本岳志君 接続料の問題が議論になっておりますけれども、国民は接続料が下がれば電話料金は下がると、つまりそれは直結しているという理解の方が多いと思うんです。ただ、もちろん競争的な分野のところはおっしゃるように競争で下がるということはあるにしても、例えば基本料とかあるいは市内通話...全文を見る | ||
03月16日 | 第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第4号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本です。 去る三月八日の営団日比谷線の脱線事故については、さきの参議院予算委員会で運輸大臣に質問をさせていただきました。本日は、営団の寺嶋総裁もおられるので、さらに突っ込んでお伺いをしたいと思っております。 冒頭、総裁は、重大事故を発生させたこ...全文を見る |
○宮本岳志君 理由がわからない難しい事故だからこそ、こういう予断を持ったような発言というものは大変問題だというふうに私は思うんです。こういうコメントが流れると、国民の間に、営団は本当に反省しているのかと、そういう疑念の声が上がるのは当然だと思います。今営団に求められることは、猛省...全文を見る | ||
○宮本岳志君 義務がなかったから報告しなかったと。 ではお伺いしますけれども、三月八日に事故が起こった。この平成四年の事故というのは、ある意味では、私どもその中身を調査してみて、今回の事故にさまざまな通ずる問題があると思うんですが、三月八日の後も、今日我が党が指摘するまで自分...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そうなってまいりますと、規則上の義務がないからといってほかにもこの種の事故が報告されずに残っているということがあり得るということになってまいります。今条件が違うということもおっしゃいましたけれども、脱線というのは、もちろん車庫とそして通常の線と場所は別でありますけれ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 鷺沼の事故というのは九キロでも脱線しているわけですから、当然営業運転というのはもっと速い速度でやっているわけですから、その点では、それでも脱線したという事態は極めて重大だというふうに思うんです。 先日、運輸省との議論の中で、我が党の筆坂議員がこの報告義務、鉄道事...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私は冒頭、マスコミに不測の事態という言葉が流れたことを問題にいたしました。しかし、これはまさに不測の事態などと言えない。つまり、七年前に起こったこの事故というのが、今お述べになったように空気ばねの内圧の調節やポイント部の曲線の軌道状態の検査、補修を強化することが求め...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ボルスタレス台車というのがこのような問題点を指摘されているわけです。そして現にその台車方式を採用した車両が事故を起こしている。ですから、一層これはやっぱり、点検の周期の問題で見ても、あるいはこの車両検査体制の強化という点でも対策が求められていたわけであります。 ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまり、検査の延伸をやると。 あなた方から私のところへあらかじめいただいたこの中身を見ましても、この検査の延伸、三日から六日に倍に延ばす、それは四十八名の要員を削減するためだとはっきり述べられております。最大の問題は、この要員の削減とコストの削減ということで結局...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この一月号は、「特集 鉄道車両・機械のコストダウン」となっているんです。そして、この論文をお書きになった是澤さんという方は、こういうふうにずばり述べておられます。「鉄道事業者にとって車輪の延命には大きなメリットがある。近年、車両性能が向上し、同時に機器の経年による故...全文を見る | ||
○宮本岳志君 総裁、現実に五名の人が死んでいるんですよ。人を減らしても安全を軽視するつもりはなかったと。当たり前じゃないですか。安全を軽視するつもりでやられてたまりますか。しかし、現にこの事故が起こった時点に立って、やはりこのことに問題はなかったのかということを真摯に検討するのは...全文を見る | ||
○宮本岳志君 営団に一層の要員の合理化を迫るという勧告を行ったわけです。 それで、運輸大臣、私はさきの予算委員会でも、規制緩和が絶対に安全の軽視につながってはならないということを求めました。大臣も、時流に流されて安全面についておろそかになってはならないと答弁されました。そこは...全文を見る | ||
03月17日 | 第147回国会 参議院 予算委員会 第13号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 小渕首相の古川秘書官をめぐるドコモ株問題について、古川氏が所有しているNTTドコモ株が今日三十億円と言われる資産になった経緯について質問いたします。 まず郵政省、一九九〇年三月二日に出された電気通信審議会の答申で、「講ずるべき措置...全文を見る |
○宮本岳志君 ただいま読み上げていただいた第一のNTTの分離・分割はそのとき答申どおり行われましたか。 | ||
○宮本岳志君 どういう理由で行われなかったんですか。 | ||
○宮本岳志君 三月三十日の政府決定で電通審の答申が覆されたと。分割問題は五年間の先送りとなりました。これは自民党の意見を取り入れたものではありませんか。総理、いかがですか。自民党の意見を取り入れたものじゃないですか。 | ||
○宮本岳志君 総理にお伺いをいたします。この政府決定に先立ち自民党決定はございましたね、いかがですか。 | ||
○宮本岳志君 つまり、自民党の意見も受けて政府決定を行ったということです。 この決定を行った九〇年三月の時点で、そのとき小渕総理は自由民主党の電気通信問題調査会の会長だったことは間違いないですね、総理。 | ||
○宮本岳志君 九〇年三月の時点。 | ||
○宮本岳志君 これが実は重要な問題であります。この流れの中から、NTTから移動通信部門を切り離して完全民営化した上、全国九つに分割をして地域の受託会社と一体化させるということが出てまいりました。この経緯についてあなたが関与していたかどうか、これは重大な問題であります。これは秘書官...全文を見る | ||
○宮本岳志君 顔写真まで載っているわけですからね。 ここに、一九九〇年四月九日付の業界紙、通信文化新報がございます。ここには、「自民党電気通信問題調査会政策小委員会などが中心になって大蔵、郵政両省と協議、分割五年間凍結などを軸とする自民党の対応措置を固め、これをベースに政府措...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この問題にかかわって、この当時、調査会長であったということはお認めになったわけでしょう。 そして、その調査会がこういう決定に先立ってその方針を固めた、こう報道されているわけであります。問題は、このとき総理がどういう役割、どういう関与をしたかということだと思います...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまり、先ほどの政府決定に基づいて、この二月二十日の基本的枠組みが決められたものであります。 では、郵政省、続いてこの文書の別紙二と五を読んでください。 | ||
○宮本岳志君 ここで今日のドコモ株になる決定的な決定がされているわけであります。 あなたは、九〇年三月はもちろん、この決定がなされた九一年二月の時点でも調査会の会長職にございました。以上のとおり、古川株がドコモ株三十億になった経緯の中で、あなたが関与していた事実は明らかだと思...全文を見る | ||
03月21日 | 第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第5号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本です。 きょうは、法案そのものの内容について条文などに即した質問を準備しております。それに先立って、新しい動きが出ておりますので、一問だけ郵政大臣にお伺いをしたい。 私は、昨年の三月十二日、当委員会で区分機の調達をめぐる談合問題を取り上げまし...全文を見る |
○宮本岳志君 なかなかお認めにならないんですけれども、引き続きこの問題は厳しく私どもは追及したいと考えております。 法案の内容に入ります。 特定通信・放送開発事業実施円滑化法の改正案は、ベンチャー事業の立ち上げを支援するために新たにTAOから認定会社に助成金を出せるように...全文を見る | ||
○宮本岳志君 法律や省令を通して大企業の資本によって行う事業を排除するという項目はないわけですけれども、ですから、現状がどうかということを見てみますと、なるほど、今既に円滑化法に基づく通信・放送新規事業の認定会社となっているものを見ますと、大企業の子会社や合弁会社の名前も出てまい...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この助成金は事業費の二分の一以内、限度額が五百万円ということですけれども、これは一度きりの助成でございますか。 | ||
○宮本岳志君 ぜひ、くれぐれも答弁の趣旨に沿った運用をお願いしたいというふうに思います。 国から資金の交付を受けて行われる事業が反社会的なものであってはならないのも当然のことだと思います。情報通信だから何でもいいということにはならないと思うんですね。例えば、ダイヤルQ2という...全文を見る | ||
○宮本岳志君 万々が一審査を行った書類に虚偽があったり、あるいは問題があると後々わかった場合に、不適切だと判明した場合に助成金を取り返すということはできるんでしょうか。 | ||
○宮本岳志君 次に、システム法についてお伺いをいたします。 TAOの行っている研究開発事業には、機構自体の施設で行う直轄研究と、それから外部の研究機関などへの委託研究がございます。我が党は、このうち後者、委託研究の研究費が近年急増していることについて、研究成果が事実上企業自身...全文を見る | ||
○宮本岳志君 研究開発の行われている三カ所の研究拠点、麻布台と岡崎と、そして中央、三鷹だと思うんですけれども、それぞれ研究体制がどのようになっているか。参加している人員の数や、どこから研究員が来ておられるのかについて簡単に説明いただけませんか。 | ||
○宮本岳志君 参加している企業はいずれも技術力を持った超有名企業なんですね。NTT、今お話がございました。ほかには松下もありますし、日本IBM、三菱、沖電気、KDDも入っておられます。 それで、これらの研究結果がやがて実用に供される段階になったときに、開発に参加した企業が独占...全文を見る | ||
○宮本岳志君 完成した段階で、実用に供される段階で、当然そのメーカーのものが使われていくというようなことになるということはないんでしょうかね。 | ||
○宮本岳志君 その意味でも、ぜひ、NECと東芝の談合というような、そういうやっぱり疑念を持たれるようなことのないようにしていただきたいと思うんです。 あわせて、メンテナンスなども、そういう例えば研究に参加した企業でなければノウハウがない、だから随意契約だというようなことになら...全文を見る | ||
○宮本岳志君 汎用的な技術だということであれば、企業にとってはほかの事業にも応用することができると思うんです。それで、国費で研究して、それがまた別の事業に使えれば、企業にとってこれほどいい話はないということになるわけですが、企業から参加している研究スタッフは研究の過程でデータを出...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ぜひそういう点しっかり踏まえて、この法の目的、運用をしっかりと国民の立場に立って進めていただきたいと思うんです。 我が党は、今回の二法について、確かに運用上誤れば、我が党がこの間指摘してきたように大企業や大企業子会社への利益供与に利用されるおそれなしとはしないと...全文を見る | ||
○宮本岳志君 終わります。 | ||
03月28日 | 第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第7号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本です。 NHKは去る二十二日に放送開始七十五周年を迎えられました。創立以来公共放送の使命を担って努力された多くの皆さんに心からの敬意を表したいと思います。 さて、我が党はこの間、基本的人権としての情報バリアフリーを目指して字幕放送や解説放送の...全文を見る |
○宮本岳志君 ところで、生のニュース番組がこの字幕付与の対象になるかどうかというのが数年来の懸案となってきた問題だったと思います。 九七年十一月に郵政省が策定した指針では、字幕付与可能番組には二〇〇七年までに一〇〇%字幕をつける、そして、技術的に字幕を付することができない放送...全文を見る | ||
○宮本岳志君 一言だけ、端的に。 つまり、現在のところ、可能、不可能というこの分け方というのは、当然動き得るというふうに理解してよろしいですね。 | ||
○宮本岳志君 次に、昨年春にも衆参で議論されたテーマですが、地上放送のデジタル化の問題を取り上げたいと思うんです。 衛星放送のデジタル化も大きなテーマであることは間違いないんですが、地上放送デジタル化の国民への影響というのはそれよりはるかに大きなものになってまいります。日本で...全文を見る | ||
○宮本岳志君 NHKでは地上波のテレビ電波を発信している施設は幾つ持っておられますか。 | ||
○宮本岳志君 NHKで七千弱、民放で八千、合計で一万五千局というのが郵政省からいただいた資料であります。 NHKも難視聴解消のために大変努力をされておられます。民放もそれぞれのエリアをカバーするための中継施設の建設に努めてまいりました。それは郵政省の方針でもあったと思うんです...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この放送法と放送行政のもとで地上波はユニバーサルサービスとなっているわけです。だから障害者への対策が国会の場での議論の大きなテーマになってまいりました。そういう地上放送にかかわることだからこそ国民合意が大切だと思うんです。それで、郵政省もデジタル化を国民に押しつける...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまりデジタル化のメリットということを話されたのだと思うんですね。答弁はそういう意味で修正されたと受けとめております。 地上デジタル放送懇談会の中間報告を見ますと、高品位とか多チャンネルとか、メリットがしつこいほど書いてございます。それから、私は実は先週の土曜日...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この四十三年の決定当時、それまでなじんだチャンネルがやがて全部変わると、国民はそう聞かされて随分アダプターなどを買ったというふうに聞いております。いつの間にかそれがV局、U局の並立ということになりまして、今となってはそれがポケベルや携帯とどんな関係があるかを知ってい...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ぜひ努力をお願いしたいと思います。 NHKの受信料は、サービスや商品の対価としての料金ではなく、NHKの放送を受信することのできる受信設備を設置した者がひとしく負担すべき受信料という名の特殊な負担金だと。 我が党は、この受信料制度はすぐれたものだと考えており...全文を見る | ||
03月30日 | 第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第8号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本です。 まず運輸大臣にお伺いいたします。 大臣は、法案の提案理由説明で、港湾運送事業はその特性から過去に混乱の歴史を経験したと述べられました。その特性とは具体的にどんな特性で、どのような過去の混乱の歴史があったのか、簡潔に御答弁願います。 |
○宮本岳志君 波動性ということが述べられました。波動性とはどういうことかと。 私はここに昭和二十六年三月三十日の参議院運輸委員会の会議録を持ってまいりました。港湾運送事業法を制定したときの提案理由説明でこうはっきり述べております。 一度荷動きが減小すればただちに激甚なる不当...全文を見る | ||
○宮本岳志君 登録制だったんですね。 登録制ではまだこの事業の安定を図ることはできなかったと。私はきょう、天田乙丙氏の「港運がわかる本」という本をお持ちいたしましたけれども、この中では、事業登録制では「需給を調節する規制措置がないため、最小限の登録基準を充足しさえすれば、簡単...全文を見る | ||
○宮本岳志君 時代は変わっても波動性、労働集約性というその特性は変わっていないわけであります。 そこで、現在の問題です。現在はもう過度のダンピングや不適格業者などというものは一切なくなった、もう緩めても大丈夫だと言える状態にあるのかという問題であります。 海上交通局長にお...全文を見る | ||
○宮本岳志君 五年間で約五百事業者を監査して三百社が文書警告処分を受けた、処分率は六割、そのほとんどがダンピングということであります。認可制である今でさえ、こんなにダンピングが横行しているのではないでしょうか。 運輸大臣、こんな状態のもとで認可制から届け出制へと規制を緩和すれ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 では、それが歯どめになるかどうかを検討したい。 暴力団対策法違反者等を欠格事由に加える、これは当然のことですけれども、今お話しになった運賃料金変更命令制度であります。過度のダンピングを防止するため、運輸大臣が不当な競争を引き起こすおそれがある運賃料金について変更...全文を見る | ||
○宮本岳志君 下請たたきの料金に歯どめがないと。実際私、港湾運送事業者の方々や労働者の方々からお伺いしても、まさに下請たたきのダンピングというものが極めて重大な状況になっております。ここに何の歯どめもなければ、実態は絶対に救われないと言わざるを得ないと思います。 では、その運...全文を見る | ||
○宮本岳志君 十年間にゼロという御答弁ですね。だから、実際仕組みはあっても、この貨物自動車運送事業法でも出されたことがない。つまり、絵にかいたもちに終わっていると言わざるを得ないと思います。 次に、割り戻しについて聞きたいと思うんです。 あなた方は、免許制のもとにおける運...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまり、今までも十条に基づく摘発の例はないということですね。今までも摘発された例がないんですから、許可制のもとでも適用するといってもこれは意味がないと私は思います。これでは歯どめなどとは到底言えないと私は思います。 次に、これは運輸大臣にお伺いしたいと思います。...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この最終意見にはこうあります。「中小企業が多い港湾運送事業者と大企業の」「船社、荷主との力関係の差を背景とした過度のダンピングは、労働環境の悪化等につながることから、料金変更命令、船社、荷主への勧告制度等その防止方策について検討すべきである。」と。ところが、運政審答...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ヒアリングをして協力要請というスキームが出されていると思うんです。しかし、そのヒアリングや協力要請というのは、同一の船社、荷主の要請により過度のダンピングが繰り返し行われていることが明白になってやっと公表というような話なんですよ。これでは強制力は担保されないのじゃな...全文を見る | ||
○宮本岳志君 もう一つ、同趣旨の法律についてお伺いしたい。 貨物自動車運送事業法第六十四条には、「当該一般貨物自動車運送事業者等に対する命令又は処分のみによっては当該違反行為の再発を防止することが困難であると認められるときは、当該荷主に対しても、」「勧告することができる。」と...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私は、今二つの答弁をお伺いして本当にひどいと思います。 つまり、一般人に被害が及ぶからトラックの場合は荷主に至るまで勧告をするんだと。あるいは、建設業法についても、一般人に被害が及ぶからそれはいいんだと。しかし、港湾運送事業法の場合は、ダンピングが起こって、労働...全文を見る | ||
○宮本岳志君 港湾利用者の圧倒的多数は大企業でございます。我が国輸出の五〇%を上位三十社が占めて、この三十社を合わせれば内部留保は二十五兆円と言われるほど有力企業がそろっております。一方で、港湾運送事業者は、運輸省からいただいた資料によっても一千三十五社中九百十二社、実にその八八...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、港湾運送事業法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 港湾運送事業は、政府自身も認めるように、波動性、労働集約性などの特性を持ち、供給過剰による事業秩序の混乱と悪質事業者や劣悪な労働条件の横行などの歴史の中で、港湾運送事業の安...全文を見る | ||
04月04日 | 第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第9号 議事録を見る | ○宮本岳志君 総理が大変なときですからしっかり行政をチェックしてまいりたいというふうに思っております。 今回の法改正で有害液体物質の流出に備えた緊急のマニュアルを船に常備させると、これはむしろ当然のことだと思います。問題は、万が一の事態において適切な対応をするための平常からの...全文を見る |
○宮本岳志君 それらの化学物質の性質に応じた事故処理体制はどのようになっているか、端的にお答えください、海上保安庁。 | ||
○宮本岳志君 ケミカルタンカーの積み荷の大半というのは、運輸省のおっしゃる白物、つまり揮発性の高い石油類だと思っておりました。ところが、よく調べてみますと、先ほどお話がありましたように輸送実績の七位、八位のあたりから少し様子の違う物質が出てまいります。 第九位の1・2ジクロロ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 環境庁にお伺いをいたします。 大気中及び海水中の1・2ジクロロエタンの環境基準について、どういう取り扱いになっておりますか。 | ||
○宮本岳志君 まだ基準はできておらないということだと思うんですが、少なくとも健康へのリスクが高いという認識は持っておられるわけであります。 何か参考になるものはないかと探してみましたら、地下水の環境基準、この中に1・2ジクロロエタンというものがございます。この基準を見ますと一...全文を見る | ||
○宮本岳志君 専門的に立ち入った話になるんですけれども、私どもが少し調べてみましたら、この1・2ジクロロエタンというものの物理化学的特性は水に難溶である、溶けにくいというふうに、これは化学的な本でも書いてあるというふうに思うので、ぜひこれの検討も改めてしていただいて、対処法に万全...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これも有機有毒物質ということですけれども、年間五十一万九千トン船舶輸送されております。 そこでお伺いしたいんですが、このマニュアルで作業する現場の職員にはアクリロニトリルの有害性や危険性についての認識が徹底されているかどうか、また、これを積む船にはその旨が目立つ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 極めて有害で危険な物質だと思うんですね。発がん性についても、例えば日本産業衛生学会の発がん性評価では人に対して発がん性があると考えられる物質、こうなっております。まとまった量が流出した場合に、大気中にまき散らすわけにいかないと思うんです。油ゲル化剤で処理をするという...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これをやはり常備するということが大切だと思うんですけれども、海上保安庁が備えつけている、現状での油処理剤というのを持っておられると思うんですが、これと同じ量の油ゲル化剤を備えつけるとした場合、その金額はいかほどになるかお答えください。 | ||
○宮本岳志君 そもそもこういう危険な物質を船に積んでいいのかという問題もあるんでしょうけれども、行政としてそれを容認するというのであれば、万一のときの防災の体制は万全でなければならない、これはもう当然のことだと思います。油ゲル化剤を常備する経費等、最大限見積もっても三億三千万とい...全文を見る | ||
○宮本岳志君 十分な額と言えるかどうかというのはあれでしょうけれども、ふえたことは大変評価をしたいと思っております。 十六管区ごとの排出油防除計画に基づく原油防除能力の資料というのをいただきました。この間の国会での議論を踏まえて目標の水準をクリアするところがふえてきております...全文を見る | ||
○宮本岳志君 その清掃兼油回収船七隻のうち、既に耐用年数を経過しているのは何隻ありますか。 | ||
○宮本岳志君 今お答えにあったように、七隻中五隻が耐用年数を超えていると。防除能力が向上しているといっても実態はこういうことなんですね。本当に真剣に流出に対処しようとしているのかということが本当に問われる、姿勢が疑われかねない事態だと思います。 清掃が本務だといっても、現に一...全文を見る | ||
04月18日 | 第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第11号 議事録を見る | ○宮本岳志君 我が党は、衆議院の議論でも同僚議員が述べましたように、テクノスーパーライナーなどの新しい技術開発については決して否定をするものではございません。しかし、その事業化を国民の大切な税金を使って国が支援するというのは重大な問題だ、見過ごすわけにはいかないというふうに思って...全文を見る |
○宮本岳志君 直ちに実用化しようとならないものを国の支援で直ちに実用化しようとする、私はそこに無理があると思うんです。 大臣はエジソンや松下幸之助と先ほど来言いますけれども、エジソンも松下幸之助も別に国の支援を受けて実用化したんじゃないんです。技術というものは、やはりそれが実...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私は、それを国のリスクにかぶせるということに重大な問題があると思うんです。 二階運輸大臣は衆議院で、今回の債務保証について、政府として十億円、日本政策投資銀行十億円、その他民間からの拠出金でつくる信用基金を財務基盤として、その範囲内で行うものだから国の負担が大き...全文を見る | ||
○宮本岳志君 通信・放送機構、今は通信・放送機構です。 なるほど六倍程度、すべて基金の六倍の債務保証をやっているんですね。 今回、あなた方は基金六十億とおっしゃっております、大体。六倍で三百六十億、五倍で三百億、四倍で二百四十億。三隻程度で軌道に乗せたいなどという話も出て...全文を見る | ||
○宮本岳志君 いや、可能なわけでしょう。いかがですか。可能なんでしょう、債務保証は。 | ||
○宮本岳志君 できないですよ。 | ||
○宮本岳志君 よくわからない。基金の枠は超え得るということですね。だから、基金の枠を超えて債務保証し、それが破綻をするということが、私は可能性は否定できないと思うんです。 これは大げさな話じゃない。つまり、今回のスキームは、民間ベースではリスクが大きいから事業化されないような...全文を見る | ||
○宮本岳志君 十億円の出資金ということを繰り返し御答弁されるんですけれども、この債務保証は基金が行うのではなくて事業団が法的当事者として行うわけですから、先ほど申し上げたように当然その基金の枠を超えた債務保証が破綻した場合に事業団にそれだけの責任がかかってくるということは明らかだ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 それは門戸は開いているというお話ですね。ただ、実際上はそういう技術を持ったところということになってくるだろうと思います。 それから、海運業の方はどうか、これも少し検討してみたい。 大臣はこれについても、運航する地域が極めて重要な、あるいはまた需要の大きい航路...全文を見る | ||
○宮本岳志君 端的に。 | ||
○宮本岳志君 今の航路を見ますと、関西汽船、資本金六十九億、これをトップに、資本金で見ますと、ダイヤモンドフェリーが九億、名門大洋フェリー八億八千万、四国開発フェリーが四億六千七百万、阪九フェリーが十二億。つまり、大手フェリー会社がやはりそういう運航実績を持っているわけです。だか...全文を見る | ||
○宮本岳志君 メガフロートというのは、我々も見てきましたけれども、まさに大企業が中心になって進めている事業じゃないですか。もちろん、中小企業が子会社という形で加わったり、あるいは大企業と一緒になってやったりというものも中にはあるのかもしれません。しかし、これは大半大企業が進めてき...全文を見る | ||
○宮本岳志君 一言だけ。当時何の関係もないということこそ言い過ぎじゃないですか、これは運輸省として国会でやった答弁なんですから。そのことは指摘したい。 | ||
○宮本岳志君 終わります。 | ||
○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、運輸施設整備事業団法の一部を改正する法律案について反対の討論を行います。 本法案は、造船業基盤整備事業協会の解散に当たって、運輸施設整備事業団に協会の業務を引き継ぐだけでなく、民間が設立するテクノスーパーライナー保有管理会社に事業団が...全文を見る | ||
04月19日 | 第147回国会 参議院 本会議 第18号 議事録を見る | ○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました高齢者、障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律案について質問いたします。 障害者や社会的弱者の権利の保障一般という意味でも、障害者を初めとする移動制約者の移動手段の保障という意味でも、我...全文を見る |
04月25日 | 第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第13号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志でございます。 本日は御出席をいただきましてまことにありがとうございます。 早速質問をさせていただきます。 我が党は、既に一九九三年の十月二十六日に参議院の運輸委員会において、当時の高崎裕子議員がこういう交通施設バリアフリー化のための...全文を見る |
○宮本岳志君 もちろん検討の必要なものというのはたくさんあると思うんですね。しかし、今日のおくれということを考えたときに、私たちは高らかに宣言をするといいますか、そういうことも含めて、やっぱり基本的にはすべて権利として保障していくという考えが非常に大事ではなかろうかと考えるわけで...全文を見る | ||
○宮本岳志君 次に、我が党は、個々の障害者にとって移動ができるかできないかというのは時には命にかかわる重大問題であり、新設や既設の区別や乗降客数の多少にかかわらず、すべての施設を対象にすべきではないかと考えています。だからといって、もちろん全部を一度にやれないわけで、優先順序をつ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 白石参考人も、先ほどの意見陳述の中で、一度には無理でも事業者の計画をぜひ自主的に持って進めてほしいというふうにお触れになりましたけれども、御意見はいかがでしょうか。 | ||
○宮本岳志君 整備を進めていく上で、当事者の参加と意見の反映というのはかぎを握る問題だと思います。 白石参考人は、「すべての人にやさしい交通をめざして」と題する対談で阪急伊丹駅を取り上げておられますし、さまざまなユーザー側の視点について触れておられます。また、本日の御意見でも...全文を見る | ||
○宮本岳志君 済みません、じゃ野村参考人もあわせて、恐れ入ります。 | ||
○宮本岳志君 次に、スペシャル・トランスポート・サービスについてお伺いします。 交通機関や施設のバリアフリー化が進んでも、そこまでどのようにして行くのかということが問題だと思います。我が党はこのSTSについても早急な法制化を行うべきだと提案をさせていただいておるわけですけれど...全文を見る | ||
○宮本岳志君 野村参考人にも御意見を。 | ||
○宮本岳志君 もう時間がないんですが、先ほど秋山参考人の御指摘で、都市はいいが、今回の法のスキームで地方については無力であるという御指摘もございました、私、非常に考えさせられたんですけれども。ですから、私どもはぜひこの法律をつくっていく上で地方の御意見をお伺いすべきではないかとい...全文を見る | ||
○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志でございます。 本日は、お忙しい中、大変ありがとうございます。 まず一つお伺いしたいんですけれども、先ほどお三方からお話をお伺いいたしまして、口々に公共交通事業者としての責務ということのお話がございました。 清水参考人は、バリアフリー...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ぜひそういう立場で頑張っていっていただきたいと思うんです。 今回、新設の駅については義務化をされる、しかし既存施設については努力義務ということに法はなっているわけですね。こういうことでいいますと、既設の、つまり既存の施設についてはやはり鉄道事業者の皆さんの取り組...全文を見る | ||
○宮本岳志君 次に、三人の方にそれぞれお伺いをしたいと思うんです。 当事者参加の問題なんです。御承知のように肢体、視力、聴力、精神、知的など、さまざまな障害の種類によって対応や整備の仕方が異なると思うんです。それから、高齢者なども含めて、当事者でないと気づかない点も出てくるか...全文を見る | ||
○宮本岳志君 やっぱり御意見を申し上げる段階では、既にもう設計も大枠全部決まっていてというようなことで、なかなか意を尽くさなかったというような声もきょう出されておりましたので、ぜひ早くそういうことが関係団体にも情報が行き渡るように御努力をいただきたいというふうに思います。 バ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 葛西参考人と清水参考人にお伺いいたします。 障害者の命に直接かかわる問題で、先ほど別の委員もお話ありましたが、視覚障害者のホームからの転落事故というのが本当に重大な問題になっております。それで、毎日のように転落をしているということも言われておりますし、幸いにして...全文を見る | ||
○宮本岳志君 何年度からですか。 | ||
○宮本岳志君 同時に、やはりそれがすぐは難しいという現状も全体としてはあると、ホームドアとかホームさくというわけにいかないという。その際に、やっぱり駅員の配置を充実してほしいと、これは高齢者団体から非常に強い御要望が先ほど出されておりました。やっぱり人のいらっしゃる窓口で切符を買...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ありがとうございました。──まだですか。 | ||
05月09日 | 第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第15号 議事録を見る | ○宮本岳志君 私は、高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律案に対して、日本共産党を代表しまして、修正の動議を提出いたします。その内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。 これより、その趣旨について御説明いたします。 ...全文を見る |
05月09日 | 第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第15号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 今回の法案が無保険車両の根絶に役立つということであれば大変よいことだと考えております。 まず、運輸省にお伺いいたしますけれども、そもそも郵便局の窓口で自賠責保険を取り扱うということについては、運輸省から郵政省へ働きかけがあってのこ...全文を見る |
○宮本岳志君 郵政省は原付の無保険車両を減らすためだということをおっしゃっておりますけれども、この問題の一番責任を持つべき運輸省から言い出したものではないという答弁でございました。 そうなりますと、本当の目的はどうなんだろうか、ほかにあるのではないかという議論が出てまいります...全文を見る | ||
○宮本岳志君 昨日、運輸省に同じことをお伺いしましたら、代理店数がふえることになるので減る条件は広がるであろう、減ることを期待したいとのことでございました。つまり、直ちに減るという保証はないわけではないというか、これからの頑張り、内容いかんにかかるわけであります。 それで、ま...全文を見る | ||
○宮本岳志君 確かに二二%というのは小さくない数だと思うんです。しかし、逆に言えば、原付に対策をとったとしても、残る七八%は原付以外の無保険車両が事故を起こしているということであります。つまり、車検切れの危険な車がそれだけ道を走っているということでありまして、ここへの対策が不可欠...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ぜひ厳正に、一層お取り組みを強めていただきたいと思います。 ここで私は一つ提案をしたいと思うんです。 今回、郵便局で扱うことになる原付などの無保険車を本当に減らそうと思えば、ただ郵便局など取扱窓口をふやすだけでは不十分だと私は思います。そもそも自賠責保険は任...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ぜひそういう仕組みも活用していただいて、その中でも一層注意を喚起していただきたいというふうに思っております。 郵便局の窓口で扱う問題については後でもう一度触れたいと思うんですけれども、この際ですから自動車損害賠償責任保険という制度について幾つかお伺いをいたします...全文を見る | ||
○宮本岳志君 その後の議論というものがあるんでしょうけれども、もともとこの再保険の廃止については意見がばらけたわけで、私どもなどが聞くところによりますと、大手は大変熱心だということでありますが、中小損保業者の中からは、再保険廃止から完全民営化などということになったら、大手に客を奪...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまり、被害者の保護、救済ということがこの目的に強く打ち出されているわけであります。 自動車というのは社会の利益になる、これはもちろんですけれども、同時に事故によって被害を及ぼす可能性を常に背負っております。だからこそ自動車の運行によって利益を得ている者には他者...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまり、泣き寝入りする被害者を生まないために無保険の車両をつくらないということを至上命題として制度がつくられているわけであります。 ところが、衆議院の運輸委員会で我が党の同僚議員が指摘したように、死亡事故であるにもかかわらず全く保険金がおりないというケースが少な...全文を見る | ||
○宮本岳志君 我が党は、今回提出されている法案をめぐって寄せられている交通事故被害者の方々からの声を真摯に受けとめてその対策が一歩でも前進することを願う立場から、衆議院でも本法案に賛成の態度をとってまいりました。しかし、これのみで無保険車両が解消できるわけではなく、今後も自賠責保...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この特定局長の話では、営業成績を確保したい一心でやったと、こう各紙で報道されております。 ノルマといいますか、営業目標の押しつけが不祥事を招いたともとれるわけですけれども、毎日では近畿郵政局の話として、営業目標の達成は人事考課の対象にしているがノルマではない、指...全文を見る | ||
○宮本岳志君 与えられた目標を達成できなければ人事考課の対象になる、これをノルマと言わないで何と言うのかと私は思うんですけれども。 ここに東京都内の郵便局に関東郵政局から出された保険部長名の通達文書がございます。表題は「販売実績の集計等に係る申込撤回等の処理について」となって...全文を見る | ||
○宮本岳志君 表題は「販売実績の集計等に係る」となっておりますので、これはまさに実績の集計のための文書なんですね。 それで、ペナルティーはないという御答弁が先ほどございました。 私はきょうもう一つ都内の郵便局でつくられた販売促進のための文書を持ってまいりました。これは「一...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私が事実を示して指摘してもなかなかお認めにならないわけですけれども、こういうことが仮にやられるならば、お認めにならないだろうけれどもやられたとするならば、結局これは公務としての郵政への信頼といいますか、国民の信頼を掘り崩すことにならざるを得ない。 今度の自賠責は...全文を見る | ||
05月11日 | 第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第16号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本でございます。 本日は御多忙中の出席に感謝をいたします。 時間がございませんので端的に答えていただきたいと思うんですけれども、まず、宮津社長にお伺いをいたしますけれども、NTTは連結納税制度の早期導入を求める立場でございますか。 |
○宮本岳志君 連結納税制度というのは、御承知のように子会社を含む企業グループ全体を一つの経営体とみなして決算を行い納税するというものですから、いわば納税に関しては黒字を赤字で相殺して納税額が低く抑えられる。これはNTTにとってメリットがあることは疑いないと思うんですね。同時に、こ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 きょうは委員部の方からも少し資料を配っていただいて、私も見せていただきましたけれども、きょう御出席の三つの会社、東、西の会社の株式というのは、つまり持ち株会社が一〇〇%お持ちになっている、そして宮津社長のところの株の五九%は政府が保有しているというふうに資料に出てお...全文を見る | ||
○宮本岳志君 はい、わかりました。 やはりそういう立場で、本当に公共的な性格というものも私どもはぜひ大事にしていただきたいという思いも持っておるわけでございます。 先ほど宮津社長は完全民営化ということに触れられて、NTTの社長としては当然だろうと、さまざまな規制はもう取っ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そこで、次に経営への配慮という問題であります。 先ほど来、地域会社の赤字ということが盛んに言われております。私の地元は大阪ですから、特に西日本の赤字ということがよく口に上ってまいります。 そこで私は少し疑問に思うことがあるんです。西日本会社は一九九九年度の中...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ですから、西日本以外の今言った三つの会社、東日本が二百九十億、コミュニケーションズ、持ち株会社、三社合わせますと二千六百八十億円の黒字が見込まれるということになると思います。西の赤字が大体七百億と見積もられているわけですから、いわばこの四社で考えれば、それだけでも二...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私がこういう問題を取り上げるのは、ではもう一方でもうかっている方の会社、例えばNTTコミュニケーションズ、NTTドコモなどは何をやっているかということがあるわけです。 日経八日付では、NTTコムがアメリカのデータ通信大手のベリオ社を約六千億円で買収すると報じられ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 先ほどの、知っていますよね、この二つの件は。また抜けましたか。端的に。 | ||
○宮本岳志君 新聞報道ではそうなっていたということを紹介したわけです。 それで、今話の中で中期事業計画というものも出ました。また、三カ年の経営計画ということにも触れられました。それはもちろん中期事業計画で言えば、東日本、西日本の会社が二万一千人の人員削減を行う。これは二つの会...全文を見る | ||
○宮本岳志君 結局、私は今議論になった分割の目的というのは、NTT自身が自分で自分のクリームスキミングをすることにあったのではないかと考えております。つまり、もうかる分野をしっかりと切り離して確保する、そしてそのしわ寄せを地域会社に押しつけて、しかも東西二分割の仕方にアンバランス...全文を見る | ||
○宮本岳志君 一〇〇%持ち株会社の子会社だということだと思うんですね。 ここに、実は私はとあるところから入手した資料のコピーを持ってまいりました。これは一ページごとに「NTTビジネスアソシエ」という文字が入っておりまして、御丁寧にコンフィデンシャル、秘密という押印まで入ってお...全文を見る | ||
○宮本岳志君 会社としては、この会社がですか、勝手にという意味ですか。 | ||
○宮本岳志君 いや、頼まれて勝手にやったという感じじゃなくて、具体的にNTTグループでどのように人員削減していくか、配置していくかということが相当詳細に書かれたものなんですね。これが、全く持ち株会社も関係ない、あなた方の知らぬところで勝手にこの会社がやったんだともしおっしゃるなら...全文を見る | ||
○宮本岳志君 こういう資料を別に捏造して持ってきているというわけじゃないんです。こんなものを捏造することはできるわけないんですから。 結局、私はこういう検討がやられているというふうに見ざるを得ないと思うんです。この中には、スカンジナビア航空事件東京地裁判決というものまで紹介を...全文を見る | ||
○宮本岳志君 本法案によって導入されようとしている長期増分費用方式、これはこれまでも衆参で論議をされてまいりました。私も質問で取り上げさせていただいたこともございます。まず競争の促進等と、いろんなことが言われておりますけれども、常にこの方式を議論する際には接続料を引き下げることに...全文を見る | ||
○宮本岳志君 一部には接続料の引き下げを求めて署名運動をされている向きもあると聞いております。日本共産党は、これまで生活にかかわる公共料金についてはできるだけ低く抑えるよう主張し、その立場での住民運動に参加をしてまいりました。しかし、今度のこの業者間の接続料についてはそういう問題...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまり、いわゆる消費者の物価にかかわる公共料金という意味では違うということだろうと思います。 先ほどから何度も議論をされておりますように、つまり今後も引き下げのメリットが消費者に還元される保証があるのかどうか。つまり、事業者間の接続料が下がれば、それが直ちに消費...全文を見る | ||
○宮本岳志君 仮に接続料が急に三分の一に下がると、これはもう地域会社の経営は破滅的なことになるということ、今はとてもそんな状況にないと思うんですが、それをやったとして引き下げが三・三%ということなんですね、実際の料金の引き下げが。そうなりますと、直ちに大幅な値下げが実現するかのよ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 実際に接続料を算定する際には計算に必要なパラメーターによって額が変わってくるわけで、あるとき計算したケースAとまた別の場合のケースBではどちらが安くなるかはそれはわかりませんけれども、しかし、き線点RTという装置がただでない以上、同じ条件のもとで計算すれば必ずケース...全文を見る | ||
○宮本岳志君 いや、もちろん私どももこのケースBを採用せよと主張するつもりはないんです。 き線点RTは電話機の電気信号を光情報に変えるための装置でございまして、いわば事業者の都合で設置されているものです。これを加入者の基本料金に含めるというようなことは不当だと我が党も考えてお...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そうなんですね。法律に加えられる条文では、高度で新しい技術で構成した仮想のシステムで当該指定電気通信設備によって提供される電気通信役務に係る通信量または回線数の増加に応じて増加することになる費用だけから接続料を算定しなさいよと、こうですよね。 そうなりますと、き...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そういう答弁が出ましたか。 私は、このき線点RTというものがトラフィックセンシティブな費用であるのかノントラフィックセンシティブな費用であるのかと。つまり、回線数の増加に応じて、回線数や先ほど申し上げた通信量に応じて変化するコストであるのかと。 その基準だけ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 例えばNCCから、仮にこの法律を根拠にケースBを採用しろという裁判を起こされた場合、あるいは米国がこの計算方式を導入しているんだからノントラフィックセンシティブな費用は含めるべきでないと、こういう主張をする場合、これに反撃できますか。 | ||
○宮本岳志君 私が指摘したかったのは、この方式を受け入れながら対米交渉では国益を守るというようなことが私はやっぱり合理性に欠けるのではないかと。やはり今回のこの長期増分費用方式の導入というものは、結局は米国の主張するような、あるいはNCCが主張するようなケースBという結論に行き着...全文を見る | ||
○宮本岳志君 とどまるものではないと。であれば、具体的に何かが問題になってくるわけです。 きょうはその一つ、一端として、非常時の通信手段の確保という面から若干質問したいと思います。 電気通信事業法の第八条第一項には非常時の通信業務についてどのように規定しているか、電気通信...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この条文の精神に立って、いざというときに公共の通信網が人命救助や救援活動に生かされるべきことは、まさにユニバーサルサービスの重要な柱だと思っております。したがって、都市部か郊外か、あるいは山村であるか僻地であるか離島であるか等々によって、この今言った緊急時の公共の通...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ところが、例えば午前中、実はNTTの方々からいろいろ状況をお聞きしました。 NTTの参考人はこの参考人質疑の中でこの間の合理化努力ということに触れられて、例えば交換機の保守拠点はかつて千三百カ所から平成十年末でわずか十カ所にしたと、こう述べておられました。つまり...全文を見る | ||
○宮本岳志君 今そういうお言葉ですけれども、私地元は大阪ですから、かつての阪神・淡路大震災というものを経験いたしました。関係者の方に話を聞いても、やっぱり最終的、いざというときの対応能力のかぎとなるのはマンパワーだということであります。 阪神・淡路大震災のときにも広範な電話回...全文を見る | ||
○宮本岳志君 大臣から郵便局の話も出ましたので、私はまさに郵便局、郵政事業とのかかわりでもこの問題少し大臣と議論してみたいんです。 衆議院で我が党の議員が指摘をしましたように、郵政省は九七年に発表した郵便局ビジョン二〇一〇というのがあります。これはつまり郵政省が民営化攻撃にさ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私どもは、この中期事業計画と言われるものによって結局人減らしが進められ、あるいは国民サービスが低下するということがあるのではないかと、そのこと自身が郵政省がかつて民営化した場合にはと主張していたことにも反するではないかということを本当に指摘をしたいわけであります。 ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そういうふうに言うだろうと思っていたんですよ。 情報通信産業全体ではどうかと。それもこの通信白書に載っているじゃないですか。平成二年三百九十二・四万人、これをピークに平成七年、平成九年と下がって、九年では三百八十七・一万人と、これ自身もやっぱり下がっているわけな...全文を見る | ||
○宮本岳志君 きょうは、実は午前中にNTTの社長さんに私の方から文書を示しました。NTTビジネスアソシエという会社がつくった人事、雇用に関する、これからNTTグループとしてどう進めるかという文書が私どもの手元にあります。これはグループ内の企業によって作成されたことは認められました...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまり、一千億差し引きすればグループとしては一千億に満たない減収を二千億近いものとして地域会社のリストラを進めていくと。さらには、他のグループ企業の労働者にもこういった計画をつくって一層の合理化を迫っていくと。NTTが先月発表した三カ年計画では、二〇〇二年度には連結...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、提案されている電気通信事業法の一部を改正する法律案に反対の立場で討論を行います。 本法案は、現実の通信ネットワーク構築の経緯やこれまでの費用と無関係に、机上のモデルによって算出される事業者間接続料金の水準を、地域の電気通信網を持つ東西...全文を見る | ||
05月16日 | 第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第17号 議事録を見る | ○宮本岳志君 まず私は、小渕前首相の御逝去の報に接し、心からお悔やみを申し上げたいと思います。 さて、本法案は、タクシーあるいは路線バスという国民の足にかかわる公共交通についての規制緩和であり、国民生活に極めて重大な影響を与えるものでございます。にもかかわらず、わずか二日、七...全文を見る |
○宮本岳志君 それでは、その供給過剰の基準なんですけれども、運輸省は毎年需給動向の判断結果を公表、公示しておられます。それによりますと、まず一定の計算式に基づいて基準車両数、つまり適正と考えられる車両数を出し、その基準車両数を一・二倍したものを適用車両数とし、これと現状の台数であ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 基準車両数に一・二を掛けて、それを目安にそれを超えるような増車はしないということをしてこられた、これが需給調整になっていたわけですね。 さて、そこで現在の各地のタクシーの状況を見てみたいんです。各地の運輸局のタクシーの地域需給動向というものが公表されておりますけ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 大阪市では基準車両数が八千三十台に対して現状は一万三千百四十台、五千百十台も多いわけです。二〇%増しどころか六六%、三倍も多い。あなた方の言う適用車両数、つまり基準の二割増しと比べてさえ三千五百四台も現状で既に多いわけですね。大臣の地元紀南ではもっとひどいです。基準...全文を見る | ||
○宮本岳志君 大体、基準車両数というものをあなた方が定めてきて、その二〇%増のところで需給の調整をこれまでやってきた、それを超えたら過剰だという判断でやってきた。それがそもそも一六〇%も一九〇%もなっていて、それを過剰だと判断しない、事業者に任せると。そんなことではそれこそ運輸行...全文を見る | ||
○宮本岳志君 多いという認識はお持ちだという御答弁だと思うんですけれども、現状ですらこういう状況なのに、今回の規制緩和を行えば供給過剰の状態に一層拍車がかかることは明らかだと私は思います。 ところが、運輸大臣は衆議院で、今後、規制緩和によって、経営者みずからの責任において、お...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまり、運転手の賃金も下がって、食えなくなったら運転手が減って、車も自然と減るだろうと、そんな話じゃないですか。 私は、実はあるタクシー労働者から手紙をいただきました。きょうはひとつ紹介をしたいと思って持ってまいりました。 私は四十八歳のタクシー乗務員です...全文を見る | ||
○宮本岳志君 大臣、いかがですか。 | ||
○宮本岳志君 果たしてそういうことなのかということを、ではこれから議論したいと思うんです。 それでまず、これは運輸省に数だけ示していただきたいんですが、交通事故件数、タクシーが第一当事者となった分で結構ですので、九一年と九八年の件数、それから同じく九一年と九八年の実車走行キロ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 事故数は約五千件の増ですね、率で三〇%です。これは第一当事者分だけですから、実際に関係する事故はもっとある。さらに、九九年の事故件数は、午前中にも議論に出ました、二万三千、さらに二千件ふえております。一方で、実車走行距離は三十億キロ下がっているわけですから、これは大...全文を見る | ||
○宮本岳志君 走行キロが下がって車両台数は変わっていないんです。これは統計を見たらわかります。車は変わっていないです。余り走っていないのに事故がふえているということは、当然一台当たりの事故はふえているということですよ。また、走っていても事故が起こりやすくなっているということですよ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この発動基準について二つお伺いしたいというふうに思います。 一つは、同じような法律で、貨物自動車運送事業法、ここでも緊急調整措置というのがございますけれども、これは事業者の経営状況の判断というのがその発動要件に加えられております。今回の場合にはこれが入るのかどう...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これは本当にひどいと思うんですね。貨物自動車運送事業法、これには事業者の困難ということについて規定をしております。それで、おおむね三分の一ないし二分の一の事業者が事業困難になったとき緊急調整措置を発動するとされているんですよ。 それでも、実は私、議事録勉強してみ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 非常にこれ高いハードルだと思うんですね。つまり、発動されないんじゃないかと。 では、百歩譲って、供給過剰が本当に著しくなったと、そしてとうとうあなた方も安全の確保や利用者利便に問題があると判断した、ついにこれを発動するということになったら減車するんですか。 | ||
○宮本岳志君 おかしいんじゃないですか。 では、あなた方は、今まで減車通達というものを何度も出してきたけれども、それは財産権を侵害するような通達、憲法上疑義のある通達を出してこられたということですか。 | ||
○宮本岳志君 結局、今回の法改正でそういうこともできなくするということでしょう。だから、私たちは、こういうふうな規制緩和というものはやるべきでないということを言っているわけですよ。 私は、あなた方の言う緊急調整措置というようなものは、火事が燃え広がるまで出動しない消防車だと思...全文を見る | ||
○宮本岳志君 終わります。 | ||
05月18日 | 第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第18号 議事録を見る | ○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、道路運送法及びタクシー業務適正化臨時措置法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。 タクシーと乗り合いバスは、生活に欠かすことのできない住民の足であり、極めて公共性の高い公共交通機関であります。規制緩和の名のもとにそのすべてを市...全文を見る |
05月18日 | 第147回国会 参議院 財政・金融委員会 第18号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本です。 今回の改正案は、財政投融資の中の中枢を占める資金運用部資金について、その中心的な財源である郵貯資金、年金積立金を預託義務から外し、自主運用を認めることによってこれらの資金を切り離そうというものであります。したがって、郵貯、年金などの資金は...全文を見る |
○宮本岳志君 今御紹介があったように、学校で貯金係の子が子供たちのお小遣いなどを集めてまとめて郵便貯金に入れる、こういうものですね。このこども郵便局は総務庁のまとめには毎年出てまいります。そもそもいつから始まったものか、そして現在何校でやられているか、お答えください。 | ||
○宮本岳志君 郵便貯金は「国民の経済生活の安定を図り、その福祉を増進することを目的とする」と。これは郵便貯金法第一条に明確に定められております。高度の公共性を持っております。だからこそ、国の行う事業であって、郵政大臣がこれを管理しているわけであります。 したがって、この郵便貯...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この運用に当たっての研究会の中間報告、そこでは、やはり配意という言葉に今回、私は後退だと思うんですけれども、それにふさわしく、公共の利益という口実で、つまり有利に運用ということができなくなることがあってはならないということも述べられているわけですから、私は大臣が今お...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ぜひ端的にお願いしたいんですが。 予想を超えて郵貯にやはり頼っておられるということだと思うんですね。 それで、貯蓄広報中央委員会の行っている貯蓄と消費に関する世論調査をきょうは持ってまいりましたけれども、金融商品を選択する際に重視することという問いがこの調査...全文を見る | ||
○宮本岳志君 利用者にとって金融商品の利回りは高い方がよい、それは当たり前の話だと思うんですけれども、しかしこういう調査結果を見る限り、将来の安心のために安全確実な貯蓄を必要としている。日産生命の破綻で加入者が大変な目に遭ったというのも記憶に新しいところです。そして、それは、これ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 その後、成績が若干改善したという資料もありますけれども、三千億程度は累積欠損だということですね。これは埋めが終わるまであと何年かかるかという状況だと思うんですけれども、こういう危険が既に生じているわけなんですね。 こういうリスク、つまりこういう欠損が生まれる可能...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ポートフォリオという言葉が出ましたが、実際にこの間、こういう運用の失敗で損失が出ているという議論はいろんな場面で繰り返されてきたわけですよ。例えば今国会でも、年金の運用をめぐって国民福祉委員会での議論もございました。しかし、ポートフォリオ、あなた方がおっしゃるような...全文を見る | ||
○宮本岳志君 今、私は年金と違うのかと聞いたらそういうふうにお答えなので、適切な運用、あるいはリスクも小さいと。そうしたら、年金の方はリスクの大きいことをやった、あるいは適切でないことをやったということなのかと思いますが、では厚生省の方はどう言っているかと。 これは、ことしの...全文を見る | ||
○宮本岳志君 では、少しディスクロージャーについて聞きたいんですけれども、簡易保険福祉事業団からここ五年間に指定単運用を委託した金融機関名、九九年度末における金融機関ごとの運用残高及び損益はどうなっているか。これは郵貯資金と簡保資金のそれぞれについてお答えください。 | ||
○宮本岳志君 事実だけちょっとお答えいただきたいんですね、年金局長がお見えですので。 金融機関ごとの運用残高を厚生省は公表しておられますね。事実だけ。 | ||
○宮本岳志君 そうしたら、郵政省の言い分によると、厚生省というのは金融不安をあおったり市場中立じゃなかったりということになりますね。 私は、厚生省でもそうしてやっていることを当然ディスクロージャーすべきだ、そういうこともやらないようでは到底国民は安心して資産を任せられないとい...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そういたしますと、少し理解に苦しむような答弁があなた方にございます。 と申しますのは、一昨年三月の衆議院逓信委員会で当時の金澤簡易保険局長が「平成四年、平成五年に総合経済対策、それから新総合経済対策の一環として簡保事業団を通じた指定単の増額を行ったことがございま...全文を見る | ||
○宮本岳志君 結果としてそのような役割を果たしたと。私はどうも理解できないんですね。 では、なぜそれを経済対策と呼べるのか。つまり、政府の経済対策というのは、何か別の目的を持ってやったことがたまたまそういう結果になったものを寄せ集めて経済対策と呼ぶようなことがあるのか。もうそ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 株に資金をつぎ込んで損をしていた、まさにそのときに経済対策だといって株の運用、積み増しをする、これがPKOでなくて何をやったらPKOになるのかと言わざるを得ないと私は思いますよ。明確にそういうことをあなた方はやってきたんだと言わざるを得ません。 それで、簡保資金...全文を見る | ||
○宮本岳志君 いや、後の二問でいいですから。 | ||
○宮本岳志君 まずは郵政省の運営している資金が不動産に投資をされていた、そして取得されたビルに郵政省の関連団体が入居をし、郵政省関係の財団の資金の入った会社が管理をしていたということ、これは事実としてお認めになったわけですね。 こういう実態を大臣は是認するんですか。 | ||
○宮本岳志君 では、もう少しお伺いしましょう。 先ほど読んでいただいたビルの管理会社というのは、この九月六日付の朝日で報道されているケイアイエステートのことですね。事実関係をイエスかノーで。 | ||
○宮本岳志君 このことが報道されたその日の事務次官の記者会見ですから、間違いないと思うんです。 我が党の矢島恒夫議員への郵政省からの回答がここにございます。これによると、財団法人簡保資金振興センターから五百五十万円、施設建設総合情報センターから二百万円がこの会社に出資をされて...全文を見る | ||
○宮本岳志君 財産運用の一環としてやっておられたと、こういう答弁ですね。 出資が行われた期間はいずれも昭和六十三年度から平成十年度と。ですから、もう今はやっていないと言うけれども、十年度まで出資は続いていたわけであります、ごく最近まで。 ここにケイアイエステート社の閉鎖事...全文を見る | ||
○宮本岳志君 郵政省は不動産運用も具体的なことは全部信託銀行の裁量に任せていると、先ほどもそういう答弁でしたよ、信託銀行の要請だと。しかし、郵政省OBが歴代社長を務めているような会社にビルを管理させていて、そういう説明はやっぱり国民は納得しないと思うんです。しかも、濱田氏などは信...全文を見る | ||
○宮本岳志君 いや、私が天下り先をつくるためとしか考えられないと、そう言うのは、あなた方が言うような利用者の利益のためになっていない、この仕事は。 新聞報道にはこうございます。例えばこの二件のビルの一つ、四谷ビルの場合、八八年当時の周辺地価は三・三平米当たり約七千万だった。そ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 承知していないと、そういう回答、事前にもそうでしたよ。 ことし三月十五日の朝日には、「郵政省の金融界への天下りは数十人にのぼるが、信託銀行業界でその多くを引き受けている。仕事がほとんどない非常勤顧問などの形が多い。「多額の手数料をもらう見返りという面はある」と信...全文を見る | ||
○宮本岳志君 どんどんふえてきているんですね。これは金融自由化特別勘定もふやしていっていますから、当然、指定単運用の額もふえているということだろうと思うんですが、二百億から三百億、平成十年度では合計すれば三百六十三億ということになろうかと思います。 既に今運用している分でこれ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そういうものはつかめている分しかわからないというお答えだと思うんですね。二年以内のものは報告はあるんだが、そうでないものはわからないと。 ところが、厚生省は国会の答弁で、厚生省から年金資金の受託金融機関への再就職の実態というものを明らかにされました。昨年十二月一...全文を見る | ||
○宮本岳志君 厚生省はこうして国会の場で明らかにされました。 先ほど、退職後二年以上たてば報告義務はないんだという答弁です。それは聞いております。では、二年以内であればことごとく報告される形になっているか。 これはひとつ人事院の職員局に聞きたいんですが、郵貯や簡保の資金運...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これ、皆さん本当にお聞きになって驚くと思うんですね。つまり、簡保事業団と取引している信託銀行であればそれは別にできるというんですよね。今の御答弁はそうですよ。 この人事院の運用というのもいかがなものかと思いますけれども、実際、退職して二年間という冷却期間を置けば...全文を見る | ||
○宮本岳志君 新聞が言っているんですよ。 | ||
○宮本岳志君 一言だけ。 全く不自然だと、国民は不自然としか見ようがないということを申し上げて、私の質問を終わります。 | ||
05月23日 | 第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第19号 議事録を見る | ○宮本岳志君 本日は大変ありがとうございます。日本共産党の宮本岳志です。 まず、鳴戸参考人、参考人は電子商取引に係る国際的な活動に取り組んでおられるというふうにお伺いしております。 そこで、少しお伺いしたいんですが、イギリスのブー・ドット・コムという会社がわずか六カ月で破...全文を見る |
○宮本岳志君 私も本当にそうだと思うんです。それは英国だけの問題じゃなくて、日本でも御承知のように光通信株の暴騰と暴落ということを経験いたしました。 そこで、辻井参考人にお伺いしたいんですが、辻井参考人は郵政省の電波監理審議会委員として政府の意思決定にも関与する立場だというふ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私どももこの電子認証の法律には賛成をいたしますので、そこは御安心をいただきたいと思います。 それで、光と影ということですけれども、暗号技術、電子署名についてお伺いしたいと思うんです。 これは辻井参考人、川島参考人、お二人にお伺いしたいんですが、辻井参考人は暗...全文を見る | ||
○宮本岳志君 なかなかそういうことが国民の間に定着していくためには、本当に努力がといいますか取り組みが求められると思うんです。それで、なかなかそういうことを知らなくていろんな問題が起こるということもあろうかと思うんです。 そこで、毎日新聞のホームページから出した資料を読ませて...全文を見る | ||
○宮本岳志君 もう一分ぐらいしかないんですけれども、EUなどではそういう取り組みも消費者保護という点も随分取り組まれているというふうにも勉強させていただいたんです。 EU指令で、電子署名についての共同体の枠組みという指令が昨年に出されているというふうに聞いておりますけれども、...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ありがとうございました。 | ||
○宮本岳志君 まず、本法案の内容と運用について幾つか郵政省に確認をしておきたいと思います。 本法案が取り扱う電子認証制度は、郵政省の説明資料でもそうなっておりますけれども、しばしば印鑑登録制度と対比して論じられております。そういたしますと、従来の印鑑登録証明書に当たるものが電...全文を見る | ||
○宮本岳志君 提出されている法案の第二十三条には、指定調査機関の職員等について守秘義務及び刑法上のみなし公務員とする規定が置かれております。 一方、海外の承認調査機関については、これは外国の職員を日本の法令で縛るというわけにはいきませんので、このような規定の適用がないと思うん...全文を見る | ||
○宮本岳志君 くれぐれも厳正な運用を求めておきたいと思います。 それで、今見ましたように、この法案は外国で認証業務を行っている機関も対象にしている。また、海外と相互性のある制度をつくろうとしているものである以上、当然、諸外国の制度も十分研究をされたものだと思っております。 ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そこで、EUの指令に関してお伺いをしたいと思います。 昨年の年末に、EUで電子署名についての共同体の枠組みに関する指令というものが出されております。この第六条、責任の内容について簡潔に説明をしていただきたいと思います。 | ||
○宮本岳志君 つまり、二つ目の制限を設けた場合はともかくとして、基本的には信頼を寄せたすべての者に対してその内容が不適切であれば当然損害の責任を負わなければならない。損害賠償させられますよということだと思うんですね。 そこでお伺いしますが、本法案にこの内容に相当する条文が見当...全文を見る | ||
○宮本岳志君 昨年、日弁連が出した「電子商取引における消費者保護に関する提言」、少しこれを勉強させていただいたんですけれども、ここでは、従来の電子商取引をめぐる議論は、「ビジネス上のメリットを最大限引き出すことに問題関心の中心があり、」「消費者の視点が十分に考慮されていなかった」...全文を見る | ||
○宮本岳志君 じゃ、今どのような取り組みの状況ですか。 | ||
○宮本岳志君 インターネットの世界では従来考えられなかったようなことも起きるということの一つのあらわれだと思うんです。そのうち国会議員バッジも売られるかもしれないと私は思うんですけれども。いわば影の部分をきちんと見きわめて対処しなければ、情報化といってバラ色に描くだけでは重大な禍...全文を見る | ||
○宮本岳志君 随分苦情がふえていっているわけですね。 もう一つお伺いいたします。 通産省が昨年五月に実施したインターネットサーフデーで、点検対象とされたのは何社で、そのうち一部表示が欠けていたのは何社だったか、お答えください。 | ||
○宮本岳志君 実は、一昨年の第一回が、欠けていたのが四割なんですね。四割が七割に伸びて、非常にひどい状況だったのが三割に戻ったということだと思うんですけれども、そもそもこの表示が欠けていたというのは現行の法令に反している事例ですから、依然として三割残っているということが極めて重大...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私は、だから通産省はビジネスばかりで消費者保護の観点が弱いと指摘をされているんだと思うんですよ。 それで、日弁連の提言でも、商品の残余個数を画面上でカウントダウンして見せて申し込みをあおるというような例についても報告をされておりますし、午前中の参考人質問でGBD...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これは本人に断りなく録音されているわけであります。 それで、一一六番の通話内容も録音していると、大阪のある局でそういう事実も私のところへ届けられておりますけれども、単なる電話の申し込みだけでなく、さまざまな相談事、例えば離婚したが電話をどうしたらよいのかといった...全文を見る | ||
○宮本岳志君 慎重な対応を求めて、終わります。 | ||
05月29日 | 第147回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第21号 議事録を見る | ○宮本岳志君 我が党は、無線局免許の競願処理手続を今整備するということに反対ではございません。しかし、法案の内容を一つ一つ検討してみますと、事業譲渡に伴う免許人の地位の継承については、事業の公共性の確保、あるいはそこで働く労働者の生活と権利の保障という点で重大な問題を持つのではな...全文を見る |
○宮本岳志君 くれぐれも厳正な運用をお願いしたいと思います。 ところで、この電波塔をめぐるトラブルの背景として、先ほども議論がありました電波の健康リスクへの懸念ということがございます。 郵政省は、電波の人体に与える影響について、ICNIRP、先ほどお話がありました国際非電...全文を見る | ||
○宮本岳志君 郵政省からそういう趣旨のパンフレットをいただきました、シロクマの写真のついた。この中に今お話しのようなことが書かれてございます。しかし、今お話しのICNIRPはこう述べているんですね、「健康に悪影響が発生するとの証拠はない」と。こうこの文章を引かれていますよ、「証拠...全文を見る | ||
○宮本岳志君 完全に一致していないと。しかも、安全にかかわることをこういうふうに言うということ自身が今本当に問題になっている安全神話そのものではなかろうかと、私、読んで思ったんです。 私は、昨年、本委員会で非熱作用による人体への影響ということを指摘いたしました。さらには、スウ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 いや、あなた方が安全だという根拠にしているICNIRPの声明ですよ、まさに先ほど繰り返された、がんを含め悪影響が発生する証拠はないと、そう述べた声明に、携帯電話機の利用に伴う頭部の局所SARは使用する周波数及び形態ごとに評価する必要があると、それも同時に書かれている...全文を見る | ||
○宮本岳志君 企業の再編成を円滑に実施するということが企業経営の側からの強い要望として出されていることは最近の傾向であります。しかし、そこで働く労働者の側から見れば、これは手放しで喜べるものでもないというのが私は事実だと思うんです。 それで、ことし二月十日付の「企業組織変更に...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この労働省の研究会報告というのは、先ごろ成立した商法の改正をにらんで、労働者を会社の組織変更の手法が多様化することで予想される不利益から守るためにどのような立法措置が必要かということを検討されたものだと思います。 では、お伺いいたしますけれども、これも労働省です...全文を見る | ||
○宮本岳志君 何も立法措置を講じなかったということなんですね。 それで、事業譲渡に伴って労働者に深刻な不利益がもたらされること、これは今お話があったように労働関係の承継の問題点ということで議論をしながら、結局これについての手当てがされなかったというのが事実だと思います。にもか...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ラジオ番組の制作と営業部門のごく一部を分社化したと、それはもう知っているんです。それはわかっているんです。最初からそれだけの話なのか、それとも免許制度の制約があったからそれにとどまったのであり、できることなら分社化に、免許譲渡も含めて、免許の承継も含めて完全な分社化...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これはTBS社長が副会長を務める民放連の機関紙に、はっきり今読み上げたように、「TBSラジオ&コミュニケーションズに免許を移行させる方針だ。」と、今後制度の変更で分社が放送免許を承継できるようになればやるんだと、こう言っているわけですね。 私のもとに民放労連、労...全文を見る | ||
○宮本岳志君 分社化について大臣は、放送の健全な発展に必要な措置と答弁をされました。しかし、昨年のラジオの広告収入が五%余りも落ち込んでいるようなときに、そこだけ本体から切り離すような組織再編がやられたら、まさにラジオ放送というものがいよいよ切り捨てられていくということもあり得る...全文を見る | ||
○宮本岳志君 一言だけ。 これに倣ったと言いますけれども、商法改正とこの法案とはどちらが先に通るかもわからないような形で進んでいるわけですから、私はやはり譲渡による免許承継ということが独立して出されてきているということだと思うんです。 それで、放送局の分社化は一般論ではな...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、提案されている電波法の一部を改正する法律案に反対の立場で討論を行います。 本法案は、無線局免許の競願手続の整備、特定基地局の開設計画の認定制度の創設、周波数割り当て計画の策定、無線従事者免許に関する規定の合理化などの内容を持つものであ...全文を見る | ||
08月09日 | 第149回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第2号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 大臣も昨日の所信表明で言及されましたけれども、九州・沖縄サミットでは世界に向けてIT憲章が採択されました。IT憲章の第三パラグラフでは、IT革命の推進に当たり「我々は、すべての人がいかなるところにおいてもグローバルな情報社会の利益に参...全文を見る |
○宮本岳志君 そこで、この第三項を我が国で実現するために何が必要かということを考えてみたいと思うんです。 IT革命とはつまりインターネット革命のことだと言う人もいるぐらい、IT革命にとってインターネットの普及というものが決定的な問題になってくることは異論がないと思うんですね。...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ぜひ積極的に検討していただきたいと思うんです。 ユニバーサルサービス懇談会では、普及の状況なども踏まえて、まだ時期尚早とかつて言われたこともありましたけれども、そのとき同じように時期尚早と言われた携帯電話は既に加入電話を上回ったということですので、まさに秒進分歩...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ITといえば何でももてはやされる風潮に乗せられて、株を買ったらたちまち四十分の一以下ということになってしまったということなんですね。 光通信だけではありません。ソフトバンクを初めこれまでIT関連ともてはやされてきた銘柄が軒並み暴落をしております。もちろん投機はい...全文を見る | ||
○宮本岳志君 総理の所信表明演説でも、いわゆるIT革命を新生経済の起爆剤と位置づけて、その中身というのはもちろんいろいろあるんでしょうけれども、しかし、やはりIT革命ということでひっくるめて論じられているというのは非常に不安を感じるわけであります。 そこで、実際にそのIT革命...全文を見る | ||
○宮本岳志君 インターネットの接続というのは市内のアクセスポイントで行うんです、大体。ですから、国際通話や長距離通話料金が下がってもだめなんですよ。この市内通話料金が下がらないとだめだと思うんですね。 それで、この間、先ほど議論もありましたが、接続料の引き下げにもかかわって市...全文を見る | ||
○宮本岳志君 一言だけいいですか。 ネットワークを事業に使ってそこから利益を得ている事業者というのは、当然それに見合った応分の負担をすべきだと私たちは思うんです。だから、できるだけ事業者からの収益を一般のユーザーの電話料金引き下げに使う、ネットワークを広げる、そういう料金体系...全文を見る | ||
○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 まず、大臣の政治資金についてお伺いをいたします。 昨日の新聞で大臣は、党支部経由で東洋建設から三年間で一千六百万円の献金を受け取ってきたということが報道されました。新聞へのコメントでは、秘書に任せているので全くわからない、また昨日...全文を見る | ||
○宮本岳志君 全く知らなかったということでは通らないと思うんです。 だって、この東洋建設からのお金が現に資金管理団体に入って、それを使ってこられたわけでしょう。昨日の答弁では大平時代から続いてきたということもおっしゃっていました。だから、毎年ずっともらっているわけです。 ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 事実だということは確認できるわけですね、五百万振り込まれてきたということは。 | ||
○宮本岳志君 そうですね。 では、そのことが実際にこういうトンネル、支部を通じて受けとってきたということですから、それはみずからの政治的、道義的な責任をぜひ述べてください。ないんですか。 | ||
○宮本岳志君 これからどうするんですか。 | ||
○宮本岳志君 これからももらい続けるんですか。 | ||
○宮本岳志君 運輸大臣の在任中に受け取るべきでないお金はそれ以前でも受け取るべきではないんですよ。そうでしょう。 私は、この問題は運輸大臣の資質にかかわる問題だと思います。委員長、ぜひこの問題で当委員会での集中審議をお願いしたいと思うんですが。 | ||
○宮本岳志君 ぜひ徹底的に調査をしていきたいというふうに思います。 中尾前建設大臣が若築建設からの受託収賄罪の容疑で逮捕されました。若築建設といえば運輸省も直轄工事で平成十一年度百九十四億円、十年度百九十五億円など毎年二百億円程度の発注を行っている建設会社であります。運輸大臣...全文を見る | ||
○宮本岳志君 調査しましたか。 | ||
○宮本岳志君 先日の衆議院の議論で我が党の大幡議員が関西空港の予想を上回る沈下問題を取り上げました。二期工事の中止、調査結果の公表、沈下に対する抜本対策の必要性を明らかにいたしました。それでも、あなた方は二期工事の中止はおろか再検討すらしようといたしませんでした。一度始めたらまさ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 運輸省の職員だということは確認をされました。 この天下りは実は人事院の承認を得ておりません。なぜかといいますと、昭和六十年に沖縄開発庁に出向いたしまして、六十一年五月から平成三年まで五年間、本四連絡橋公団の調達補償部長などを務めた後、平成三年四月に若築建設に入社...全文を見る | ||
○宮本岳志君 では、どのような適材適所かということをひとつ議論したいと思うんです。 同じ有価証券報告書の経歴書を見ますと、この運輸省出身の阪本氏は、入社したわずか二カ月後、平成三年六月には取締役に就任しています。平成十年六月には第一営業本部営業担当兼第二期関西空港対策室副室長...全文を見る | ||
○宮本岳志君 国民はこういうことを納得いかないと思うんですよ。 先ほどの東洋建設の例も紹介しましょう。東洋建設の副社長も運輸官僚ですよ。これも有価証券報告書で明らかになっております。しかもこの副社長は営業部門管掌となっているんです。つまり仕事とりの責任者なんですね。そして、そ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 官僚は二年の冷却期間を置けば法的には問題ないといってマリコンに天下る、政治家は政党の支部を通せば献金を受け取って問題はないんだと、こういう政官財の癒着が、結局、公共事業がどんなにむだだと指摘されても、どんなに安全性が指摘されてもやめようとしない根底にあると思います。...全文を見る | ||
11月07日 | 第150回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第2号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本です。 大臣は、先日の大臣発言で、郵便局が国民利用者のニーズに迅速かつ的確にこたえられるようにとおっしゃいました。郵政の民営化という動きもございますけれども、国民は、日常生活に不可欠な存在として国が責任を持って郵便局を経営せよという選択をいたしま...全文を見る |
○宮本岳志君 勉強したいということですけれども、その勉強の中には、しかしそのようなサービスの勉強も含まれるのか、それともそういうことは全く考えていないと言い切れるのか、いかがですか。 | ||
○宮本岳志君 否定されないので、ひとつ、じゃ、そういう専用線のような割引というのがどのようなものであるのか、議論してみたいと思うんです。 電話での専用線割引というのは、特定のユーザーが決まった相手と通信をするということを前提とした割引サービスですね。これを郵便に当てはめるとど...全文を見る | ||
○宮本岳志君 専用線割引というような議論は私は成り立ち得ないと思うんですよ。 例えば、たくさんの部数をまとめて出して手間を省くというようなことも今おっしゃいましたけれども、同一のあて先にこの二十通、三十通送ってくれという話があるかといいますと、そんなことをするぐらいだったら、...全文を見る | ||
○宮本岳志君 本当に国民の役に立つサービスを安く提供するということに心がけていただきたいと思うんです。 それで、そのためにもやはり経営のむだや非効率は改善していく、これは当然のことでございます。総務庁の行政監察局長にお伺いをしたいんですけれども、昨年八月に出された郵政事業に関...全文を見る | ||
○宮本岳志君 要するに、これからは簡易郵便局の制度を積極的に活用して特定郵便局は、簡易郵便局でできるものは簡易郵便局にしていけ、計画的に見直せと、こう言っているわけですね。簡易局をふやすことがいいのかどうかということは議論はまた別にあるんですけれども、とにかくこういう監察結果が出...全文を見る | ||
○宮本岳志君 今の数、特定局は三百三ふえている、それから簡易局は四十減っていると。これは勧告の趣旨とは全く逆になっていると思うんですが、ことしの九月の数字というのも見せていただきましたけれども、この傾向は続いております。これはなぜこういう状況になっているのですか。 | ||
○宮本岳志君 行政監察報告の結果も見せていただきましたけれども、この中に紹介されている北陸郵政局管内のある無特局の例で言うと、平成六年から八年度の間、簡易局で取り扱えない業務というのは全くなかった、こういう事例も紹介されております。 今、簡易局というのはあくまで補完だというお...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この任用基準、法的根拠というものを文書でいただきたいということで随分お願いしたんですけれども、なかなか納得のいく説明がなかったわけなんですね。少なくとも、今御答弁あったように、一般の試験ではないということになっているわけですよ。もちろん、御承知のように、この特定郵便...全文を見る | ||
○宮本岳志君 学識才幹ある者と、何のことか一見しただけではわからないと思うんですね。 そこで、郵政大臣に、やっぱりこれは他の一般職の公務員と同じ採用試験を実施すべきではないか、また転勤なども含めて一般職同様の任用を行うべきではないのか、こう思うんですが、いかがですか。 | ||
○宮本岳志君 長い歴史というのは決して知らないわけじゃないんですよ。ただ、あなた方は今日、今、設置、つまりふえていっている特定郵便局の局長の任用もこの仕組み、学識才幹ある者でやっているわけですから、それは長い歴史の中でどうつくられてきたかということと今日どう運用するかというのは別...全文を見る | ||
○宮本岳志君 煩雑というふうに今おっしゃいましたね。つまり、私が最初指摘したように、会計処理がずさんなのではないか、きちっとすべきではないかと指摘したわけです。少人数の郵便官署で煩雑になるからこういう渡切費というやり方をとっている。つまり、きちっとした、普通局で厳正にやっているよ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そういう非常に国民の目から見えにくい任用規程とかあるいは渡切費ということを指摘するわけですけれども、改善という点ではなかなか前向きの答弁いただけないわけです。 なぜ特定郵便局というものをそういうふうに優遇しているのか。これは、事業上の必要ということではなくて、特...全文を見る | ||
○宮本岳志君 多少事情に通じた者であれば、私の指摘が決してゆえなきものでないことはおわかりだと思います。 大臣の前任者の八代大臣などは、ある自民党議員の資金集めパーティーで全国二万四千七百の郵便局ネットワークそのものを自民党のかけがえのない後援団体と述べて、当委員会でも私質問...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ここに東北のある県の特定局長会で配られている後援会の入会申込書を持ってまいりました。顔写真の入ったこういうものであります。 これは、高祖憲治さんという先ほど申し上げた方の顔写真が入っているわけですが、この会議で、つまり特定局長会議で、特定局長一人一人が十人の自民...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そういうやり方は禁止されていると。 ところが、私の手元に兵庫県の局長会で配られた資料というものも来ております。これは、委員会で全員にお配りしようと思ったんですが、自民党が拒否をされました。 ことし六月二十七日付の兵庫県大樹支部による地区会長あての連絡文書です...全文を見る | ||
○宮本岳志君 お認めにならないわけですが、私の手元には、近畿地方特定局長会の「取扱注意」という文書、これもお配りしようと思いましたが、これも自民党に拒否をされました。来ております。 そういうごちゃごちゃしたところをどう扱っているか、この文書を見れば歴然であります。例えば、「参...全文を見る | ||
○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 まず、私は冒頭に、シンガポール航空機事故で亡くなられた飯室浩泰さんの御冥福を心からお祈りするとともに、御家族の皆様に謹んでお悔やみを申し上げます。 運輸省といたしましても、事故原因の徹底究明を求めるとともに、教訓にすべき点があれば...全文を見る | ||
○宮本岳志君 いや、私はこういう政党の支部を通じた献金というのが大問題だと思っているんです。それで、あなた方が政治家個人への献金を禁止するという言い分でことし導入した政治資金規正法の改正ですね、これを受けて、こういう行為が大々的に行われているという報道がございました。 東京都...全文を見る | ||
○宮本岳志君 先ほど紹介したのは、あなたの岳父、大平正芳元首相の言葉であります。昭和五十四年五月三十一日、航空機疑惑問題等防止対策に関する協議会での総理発言、この本に載っております。 また、大平元首相は、第九十一回国会の施政方針演説で、「政治の基本は、あらゆる政策の決定と運営...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ここに自民党がつくったパンフレットがございます。「みんなでつくる、四国の夢。 21世紀四国ビジョン 四国はひとつ!」と、こういうものでございます。自民党の四国ブロックの議員の名前がずらりと並んでおります。「四国比例区 森田一」と、大臣の名前もきちっと出てまいります。...全文を見る | ||
○宮本岳志君 問題は、この最後のページなんです。いいですか。この最後のページに、「以下の皆様のご協力を頂きました。」として官公庁の官僚の名前がずらっと並んでおります。運輸省航空局石田計画課長、港湾局前田計画課長、鉄道局野竹施設課長、自動車交通局岩崎総務課長、同じく技術安全部久米審...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これも知らなかったでは私は済まないと思うんだけれども、官房長に改めて確認したい。これは問題ないんですか。 | ||
○宮本岳志君 これは明白に選挙に向けたものなんですよ。議員についても名簿の下に「平成十二年四月現在」とはっきり書いていますから、選挙の直前につくったものだというのは明らかなんです。それぞれの議員も比例区とか香川県第一選挙区と、そういう形できちっと選挙区で紹介されているわけなんです...全文を見る | ||
○宮本岳志君 大臣は先日のあいさつで、交通運輸の分野においては安全の確保を図ることが第一の課題だと述べられました。先ほどの議論でも、安全が第一だと述べられました。もちろん私もそう思います。 ところが、その交通運輸の安全をないがしろにするような問題が次々と起こっております。三菱...全文を見る | ||
○宮本岳志君 大体、クレーム隠しの発覚というのは今回の三菱が初めてではないんです。九〇年のマツダ、九七年の富士重工、九九年のダイハツと繰り返されてまいりました。その都度運輸省は警告書を発してきたけれども、結局リコール隠しというのが後を絶たないことになっております。 なぜこのよ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまり、一々全部クレームを運輸省がきちっと受け取るということにはなっていないわけですよ。つまり、メーカーが全国のユーザーから寄せられるクレーム、こういうふぐあいがあるというクレームを、そのうち、このクレームについてはリコールの必要がある、あるいはこれはリコールの必要...全文を見る | ||
○宮本岳志君 繰り返し立入検査の際にチェックをするというふうに御答弁ですけれども、私はその話を聞いてどうも合点がいかないんです。つまり、立入検査というのは一体どれぐらいの期間、どれぐらいの日数でやるかといえば、大体二日か三日と御答弁をいただいております。二日、三日の立入検査で例え...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そこなんですね。見せなさいと言って、そしてメーカーがまとめたものを見せる、こうなっているわけですよ。 大臣、私は、この問題に対する運輸省の認識の誤りをまず指摘したいと思うんです。運輸省はつまり、自動車メーカーはほっておいても普通クレームやリコールを隠したりしない...全文を見る | ||
○宮本岳志君 それだと現状と変わらないわけですよね。つまり、隠そうとしても隠せない担保をどのようなシステムでつくるのかということがこれは大事だと。つまり、メーカーが隠そうとしたということがまず三菱の問題では事実として明らかになったわけですし、もちろん日産はそういう問題かどうかわか...全文を見る | ||
○宮本岳志君 本当かどうかというところがやっぱり紙一重に最後になると思うんですよね。ユーザー、訴えを寄せた人は本当だと言い、それがメーカーは本当かどうかとこうおっしゃるわけで、ここでどっちにより分けるかでクレーム隠し、リコール隠しということにもなるわけですから、私はやはり国民を信...全文を見る | ||
○宮本岳志君 次に、三菱ということではなくて全体としてのリコールの問題であります。 ことし六月に自動車交通局が発表した届け出内容の分析結果という文書を読ませていただきました。この五年間のリコール件数は一貫してこれはふえ続けているんですね。九五年に四十五件だったものが昨年は百三...全文を見る | ||
○宮本岳志君 開発期間について、私も現場の実態もいろいろ調べてみました。かつては試作車の試験走行を含めて四十カ月程度はかけていたものが、最近では一年程度に短縮されてきているというのが現場の実態です。その上、試作レスといいまして、試作車をつくらずにコンピューターシミュレーションで済...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ぜひ見直しをしっかりやっていただきたいと思うんですが、その見直しをする上で一つ私が気づいた点を御指摘申し上げたいと思うんです。 このいただいた試験成績書等提出書面一覧によりますと、長距離走行試験というのがございます。これは、あらかじめメーカーがやるわけです。実際...全文を見る | ||
○宮本岳志君 もう一つ聞きますけれども、メーカーのデータを頼りにチェックしていると思うんですが、この試験をメーカーはどういう温度設定でやっておりますか。 | ||
○宮本岳志君 これは明確に事前の説明で常温二十五度と聞いております。日本には四季があるんですね。だから、日本で売られる車は、北は北海道から南は九州、沖縄まで、雪の中を走ることもあれば炎天下を走ることもあるわけです。しかし、やっている試験は常温、八万キロ、運輸省は改めて再試験をやっ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 信頼関係と言うけれども、それがまさに裏切られているわけですし、国民はそのことに危惧を抱いているわけです。私はやっぱりメーカーに対しては甘いと思いますよ。 それで、私きょうは、実は最後に、きょうもう一枚資料をおつけいたしました。実は、自民党は、自民党の資金団体であ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 終わります。 | ||
11月16日 | 第150回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第4号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本です。 我が党は、衆議院で本法案に反対をいたしましたけれども、IT基本法をつくること自体に反対をしているわけではございません。ましてや、IT化への対応に基本戦略がなくてよいと考えているわけではございません。IT技術の発展を民主主義の発展の中に位置...全文を見る |
○宮本岳志君 そのとおりだと思うんですね。 そもそも情報技術の進歩と民主主義の発展は密接なかかわりを持ってまいりました。ルネサンスでの印刷技術の発展がフランス革命に代表されるその後の民主主義の形成に大きな力となった、こういう歴史もございます。新聞や放送などの情報技術の開発と普...全文を見る | ||
○宮本岳志君 冒頭、長官は、IT革命は経済産業政策にとどまらないというふうに述べられました。衆議院の議論でも、三条があります、五条があります、あるいは八条がありますと、こういう議論でやってきたわけですよ。ところが、IT基本戦略草案を見ると、私は全然違う方向を向いているのではないか...全文を見る | ||
○宮本岳志君 なかなか苦しい御答弁だと思うんです。 これは、はっきり申し上げて、衆議院の答弁で堺屋大臣が戦略会議の出井議長の危機感について、出井さんがこのままでは日本の情報通信が外国に大幅におくれるという危機感を持たれたのは不思議ではない、私も同じような危機感を持っておりまし...全文を見る | ||
○宮本岳志君 しかし、経済的な競争力の確保ということに続けて、この戦略会議のつくった「基本戦略(草案)」が述べていることというのは恐るべきことだと私は受けとめました。こう言っているんですよ。二ページです。「しかしながら、革命の常として、工業社会から知識創発社会への変化は不連続であ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 最後にはセーフティーネットとおっしゃるんですけれども、この草案は一見して、そんなところに目的意識はないんですよ。「目標」と書いて、確かに目標の中には社会参加等々出てまいります。 しかし、四ページ、「四つの重点政策分野」というのが掲げられているんですよ。いろいろ掲...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ではお伺いしますけれども、デジタルディバイドの解消とか格差の解消は国家的な戦略じゃないんですか。おかしいじゃないですか。 | ||
○宮本岳志君 いや、そこなんですよ。法案だってそうじゃないですか。理念の真っ先に、第三条、すべての国民があまねく享受でしょう。なるほど順位は高いんですよ、法案も。この目標も、おっしゃるとおり一番に掲げているんですよ。 ところが、法案も、迅速かつ重点的に取り組む、つまり推進戦略...全文を見る | ||
○宮本岳志君 やっぱりこの精神というものは戦略にもあるいは具体的な重点計画にも反映するんですね。 それで、例えばこの戦略草案あるでしょう、人材育成と出てくるんですよ。なるほど、人材育成の中で私もここだけは目についたんですが、十ページ、「学生、一般市民、障害者のすべてについて、...全文を見る | ||
○宮本岳志君 それじゃ、改めてそういった問題にも踏み込んで議論したいと思うんです。 この草案はこう述べております。「産業革命に対する各国の対応が、その後の国家経済の繁栄を左右したが、同様のことがIT革命においてもいえる。即ち、知識創発のための環境整備をいかに行うかが、二十一世...全文を見る | ||
○宮本岳志君 せっかく郵政省に来ていただいていますので、二〇〇〇年の通信白書の十三ページ、「世界のインターネット利用人口」が掲載されております。図表二に掲げてある「地域別割合」をパーセントで報告してください。 | ||
○宮本岳志君 圧倒的にアメリカが多いわけですね。それから、ヨーロッパ、東アジアと。逆に言うと、それ以外の地域でははるかに低い普及率。アフリカ、中東というのはもうほぼゼロなんですよ。 日本の十三位というのが世界第二位の経済大国と言われることに照らして低いかどうかという議論はある...全文を見る | ||
○宮本岳志君 だから、私は何も日本がITがおくれた方がいいという議論をするつもりはないんです。だから、比較優位とか普及のパーセンテージを競うということではなくて、やっぱりすべての国民があまねくアクセスできるようにその人権を保障する、こういうやっぱり我が国としての、我が国自身の足元...全文を見る | ||
○宮本岳志君 拾ってきて修理するという話ですが、私、ここに読売新聞取材班が出した「覇権大国アメリカ」という本を持ってまいりました。この本の中のワシントン支局からのレポート、「サイバービジネス」というのを読んで非常に驚いたんです。 これは、ロサンゼルスの公共図書館には千台のパソ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 だから、講習という策も持っておられるわけですけれども、先ほどもきっかけさえあればだれでも使えるようにどんどん改良もされてきていると、むしろそれはやっぱりパソコンに触れられないという現状があるわけですから、こういう貧しい方々にとって、大いにこういうことを進めることが大...全文を見る | ||
○宮本岳志君 それは違うんです。もともと別に一般的にある音声変換のソフトになっていなかったという、いまだに大蔵省などはそれが不可能な、音声化できない方法でホームページがつくられていると、これは障害者団体の方から随分辛らつな御意見が出ております。そもそも役所がホームページをつくると...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この人選も国会承認じゃないわけですね。 つまり、私が言いたいのは、いろいろもちろんこの法律には基本理念その他書いてあります。しかし、具体的に何が出てきているかというと、重点計画のもとになる国家戦略は四つの重点政策分野という形で出てきているわけですよ。あるいは人選...全文を見る | ||
11月21日 | 第150回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第5号 議事録を見る | ○宮本岳志君 本日はありがとうございます。 まず、清原参考人にお伺いしたいと思います。 先ほどお話の中で、情報保障はIT時代の基本的人権としての共通認識を持つべきだとお述べになりました。我が党は、インターネットへのアクセスをユニバーサルサービスとして、また権利として保障す...全文を見る |
○宮本岳志君 次に、電子商取引について岡村参考人にお伺いしたいと思うんです。 電子商取引への参加が、先ほどお話にあったように、詐欺に出会うリスクをも覚悟しなければならないものとなっておれば、これはやはりEコマースは広がらないと思うんです。そういう点では、消費者の利益を断固守り...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そこで、この政策をどのように進めるかということが問われてくると思うんですね。 それで、先ほど清原参考人は、国民主導と国民参加による高度情報通信ネットワーク社会形成を推進する、あるいは経済政策の側面のみでなく社会政策としての取り組みを明確に示すことが大切だとお述べ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 清原参考人から情報機器のユニバーサルデザイン化というものをメーカーに求めたいというお話がございました。きょうはメーカーの参考人もお見えですのでひとつお伺いしたいんですが、まず、清原参考人はどのようなことをメーカーに求めたいと、具体的にぜひ例示していただきたい。 ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 アメリカなどではそういう開発義務ということも法定されていると聞いております。私もNECのパソコンを使っている一人ですから、どうぞ頑張っていただきたいと思っております。 梶原参考人にお伺いをいたします。 参考人は、「国土情報学」という著書の中で、公的セクターの...全文を見る | ||
○宮本岳志君 あとわずか、時間がございません、最後に御質問を申し上げます。 清原参考人は、国際的なデジタルディバイドについてもお触れになりました。先日、APECの会議で森総理が、電力がなくとも携帯電話は使えるという発言をされたということがニュースに流れておりました。 そこ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ありがとうございました。 | ||
11月28日 | 第150回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第7号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 森総理は所信表明でIPバージョン6ということにお触れになりました。これからのインターネットがやがてその方向へ進んでいくであろうということは私も決して否定をいたしません。 しかし、さきに本委員会で自民党の委員がおっしゃったように、総...全文を見る |
○宮本岳志君 それに備えてということであるにしても、情報家電ということが念頭におありになってIPバージョン6という議論が出てきているというのはもう本委員会での議論でも明らかなことだと思うんです。 情報家電というものが仮に今安く普及すれば、それは確かに便利になるでしょうし、それ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 なるほど、そういうことが大事だと思うんです。この情報家電という発想の大もとにあるものというのを私はやっぱりしっかり見る必要があると思うんです。 かつての高度成長時代には、国民の利便性の向上と経済の発展というのは一体に進んできたわけであります。そのことを象徴する言...全文を見る | ||
○宮本岳志君 五年間で千億近い低利融資を注いで整備をさせてきたわけです。その結果、饋線点までの光ファイバーの整備水準は都市部のビジネスエリアで既に九三%、それから都市部全体では五六%、全国でも三六%というところまで来ております。この資料にもそう出ております。 そこで、この光フ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまり、光ファイバーを熱心に引いてきたわけですけれども、実際には、現時点では、これからはどうするかという皆さんの御決意はともかく、〇・三%なんですね。なぜかと、その理由はもうはっきりしております。べらぼうに高い料金にあります。 これも郵政省に聞きますけれども、一...全文を見る | ||
○宮本岳志君 やっとこれから一万三千円という議論なんですけれども、とりあえず三万一千円、あるいは専用線で引いたらもうべらぼうな額がかかるわけですね。もう六年間整備してきたわけですよ。一方で、ファイバーを引いてもなかなか国民の中に使われていかないということの一つの原因がやっぱり料金...全文を見る | ||
○宮本岳志君 堺屋長官もそのとおりとおっしゃいました。 そこで、郵政省に、私、聞きたいんです。我が党はこれまで、光ファイバーの敷設について一辺倒の姿勢はやはり改めるべきだと、こういう主張をしてまいりました。NTTの高収益をもっぱら光ファイバー網の整備にのみ注ぐのではなくて通信...全文を見る | ||
○宮本岳志君 おっしゃるとおり、企業ということがやはりまず先に来たと思うんですよね。家庭というところが視野に入れば、とてもじゃないがこの料金ではということになるんだろうと思います。 それで、平成八年のマルチメディア時代のユニバーサルサービス・料金に関する研究会報告、この報告書...全文を見る | ||
○宮本岳志君 個人情報が漏えいするのは、電気通信事業者そのものから直接漏えいするだけにとどまらないんですね。例えば下請に出す、外注に出したものがその先から漏えいするということがございます。KDDからの情報流出がこの間報道されました。旧KDDですね。KDDの代理店だった中文産業とい...全文を見る | ||
○宮本岳志君 やっぱり個々に対する対策をきちっととることが大事だと思います。個人情報保護基本法というのをおつくりになるのであれば、そういう点もしっかりと書き込んで対策をとる必要があろうかと思っております。 次に、きょうは厚生省に来ていただいておりますのでお伺いをいたします。 ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 患者情報というのは最もデリケートな情報の一つで、おかしなところに渡れば本当に深刻な人権侵害が引き起こされるわけであります。そういう極めて重要な個人情報が三次下請に出され、さらに最後はそこにインターネットで仕事を申し込んだ男性の自宅に持ち込まれていた。家庭ごみに出され...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまり、私がこういうことを指摘するのは、この問題が安心して国民がネットワークに参加する上での決定的な問題になっているということなんですね。横並びになっているという指摘もしますけれども、それはただ単に難癖をつけているのではなくて、本当にこの問題の重要性を認識して具体的...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これは、私、条文を読ませていただいて、情報技術を活用することができるための教育及び学習と、こうなっているわけですね。私は、この情報リテラシーという言葉の持つ中身というのをもっと深くつかんでいただく必要があると思っているんですよ。 情報には玉石混交のものが入りまじ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 終わります。 | ||
○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 まず、総理の基本的認識をお伺いしたいと思います。 我が党は、IT基本法案をつくるからには、新しい技術を社会全体が有効に活用できるようにするための本格的な方策が必要だ、民主主義の発展にこれを役立てるという観点が何よりも必要だという立...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ところが、現実には年齢や所得、教育レベル、地理的要因、身体的制約要因などによって生ずる情報格差、いわゆるデジタルディバイド、これが重大な問題になっております。これは決して国内だけの問題ではありません。国際的にも大問題になってまいりました。それで、総理が議長を務めた九...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この発言は首脳会議での発言ですから、ざわざわした中や歩きながらの発言ではないと思うんですけれども、各紙がそのことを報じております。 私は、この問題で総理に申し上げたいのは、別に携帯電話が電気がなくて使えるかどうかという問題じゃなくて、まさにこの首脳たちが訴えてい...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ぜひそういう点をしっかり考えていただかないと、例えばその朝日の記事でいいますと、そういう流れの中で、五年間で百五十億ドルという支援についても、やっぱり途上国の中には、百五十億ドルは多過ぎる、問題は金額ではないと語る首脳もいたと。そういう途上国のIT化に必要なのはまず...全文を見る | ||
○宮本岳志君 御説明は、IT戦略会議なり戦略本部というところにかかわってこられたということもあるんでしょう。そういう形で、しかし主管の大臣がかわられたことは事実なんですね。 では、この法律が成立をして、施行されて、実施していくと。これは一月六日を予定していると思いますけれども...全文を見る | ||
○宮本岳志君 では、推進戦略本部長たる総理大臣はどうかということであります。 私はあなたにこれを言うのは本当に残念ですけれども、先日の衆議院での不信任案の採決ですね、確かに否決をされました。しかし、反対票を投じた議員は議員総数の半分に届かなかったわけであります。 国民の支...全文を見る | ||
○宮本岳志君 終わります。 | ||
○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表し、ただいま議題となっております高度情報通信ネットワーク社会形成基本法案に対し、修正の動議を提出し、提案理由と概要を申し上げます。 今日、情報通信技術の急速な発展が、人類の文化、技術の発展の中でも画期的な一段階を開きつつあります。特にインタ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、高度情報ネットワーク社会形成基本法案に対して反対、日本共産党提出の修正案に賛成の立場で討論を行います。 そもそも情報技術は民主主義と密接なかかわりを持っているものであります。ルネッサンスでの印刷技術の発展が、フランス革命に代表されるそ...全文を見る | ||
11月30日 | 第150回国会 参議院 交通・情報通信委員会 第8号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本です。 海老沢会長初め参考人の皆様、御苦労さまでございます。 まず郵政大臣にお伺いいたしますけれども、本委員会でのIT基本法の審議で清原参考人が、情報保障はIT時代の基本的人権だと、こうおっしゃった。それを取り上げて私お伺いして、一昨日、森総...全文を見る |
○宮本岳志君 今日、テレビは国民の日常的な情報源としてまさに基幹的な役割を果たしていると思います。大臣も今そういう同じ思いだということをおっしゃいました。当然、それにテレビも含まれるというふうに思うんです。NHKの海老沢会長も、IT戦略会議の方に御参加ですので、まさに同じ思いで取...全文を見る | ||
○宮本岳志君 三・二%ということなんですね、ハイビジョンの方は。これは今の総合で見ましてもこの六倍はついていると思うんですね。だから、非常にこれはやっぱり少ないというように私思うんですね。 NHKが九八年一月に発行した「デジタル時代へのNHKビジョン」、きょうお持ちいたしまし...全文を見る | ||
○宮本岳志君 データ放送をいつでも呼び出せるといっても、とにかく字幕がついていなければ呼び出せないわけですよ、やっぱり。だから、字幕付与番組をきちっとふやさないと、三・何%では全然国民の期待と反してしまうと。 そこで、郵政省にお伺いしたいんです。 これまでこの委員会でも、...全文を見る | ||
○宮本岳志君 三・二%以外が生なわけないんですからね。皆さん方がおっしゃってきたこととの関係でも、これは進むものだともうみんなが期待していたはずなんですよね。それが総合テレビの六分の一というのでは余りにもひどいと。 これは、先ほどの御答弁では一〇〇%いつまでにやるかというお話...全文を見る | ||
○宮本岳志君 次に、郵政省にお伺いをいたします。 IT基本法の審議ではIT分野での日本の立ちおくれということが盛んに議論をされました。特に欧米に対しての立ちおくれと。しかし、日本が欧米に対して立ちおくれているのは決してインターネットの普及だけではないんですね。IT分野の中には...全文を見る | ||
○宮本岳志君 二〇〇六年一〇〇%と、目標、期日とも明確であります。 では、イギリスの字幕放送付与の目標と期日は現在どうなっているか。そして、現在の付与状況はどうか。これもあわせて御答弁願います。 | ||
○宮本岳志君 それぞれ放送局ごとに目標と期日を明確に持たせているわけですね。今議論になっているような五〇%、六〇%というのはこれは日本とは違いまして、全放送時間中の付与状況ということになっていると思うんですね。 それで、日本では、NHKはともかく、民放は目標も期日も一向に明確...全文を見る | ||
○宮本岳志君 総放送時間からいうと二・九%というのが出されました。字幕付与可能に照らしても一割に満たないんですね、九%ですから。しかも、これは一週間の五局の合計ですから、一局平均一日四十一分ということになろうかと思います。情報を得たり楽しんだりできる番組が一日一局わずか四十一分と...全文を見る | ||
○宮本岳志君 いや、お金がかかるというふうになっていること自身にやっぱり一つ放送局の姿勢が示されていると思うんです。 それで、補助金についても、この間私どもも指摘してきましたけれども、ふやしてもそれに伴って放送時間がふえない、こういうことも言われております。それで、この問題の...全文を見る | ||
○宮本岳志君 強制という言葉をお使いになったので、強制というと非常にきつく感じるんですけれども、義務化というのは決してほかの分野でもないわけじゃないんです。 大臣おっしゃるとおり、交通のバリアフリーは私たちこの委員会で法律をつくりましたけれども、新設のものについては義務という...全文を見る | ||
○宮本岳志君 進んでいるとおっしゃいましたけれども、なかなか進まないので問題提起しているわけです。 字幕制作技術という機械の話がすぐ出るんですけれども、今私が議論しているのは字幕付与可能な四〇%についての話ですから、何も自動で変換してもらわなくて結構で、きちっと時間もとって字...全文を見る | ||
○宮本岳志君 先ほど、予算がという話も出されましたよね、大臣から。事業者はお金がないのでというお話があったと思うんですね。二〇〇六年までに字幕放送の完全実施を義務づけているアメリカでは最大で総予算の二%までは放送事業者の担うべき責務としております。 日本ではどうかといいますと...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そのとおりでして、一歩一歩現実のこの字幕放送付与率を引き上げていくためにも、やっぱり一つ一つの放送事業者に対して計画も持ってもらうし、到達点も事業者ごとに出すと、こういうふうに進める必要があると思うんです。 そもそも、この問題は本委員会で採択した請願からできた制...全文を見る |