宮本岳志
みやもとたけし
比例代表(近畿)選出
日本共産党
当選回数5(参1)回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月31日 | 第154回国会 参議院 予算委員会 第3号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 BSE、いわゆる狂牛病問題、これは昨年の九月以来、畜産農家に壊滅的な打撃を与えるだけでなく、流通業者にも食肉業者にも、お肉屋さんや焼肉店に至るまで莫大な損害を与えております。 私は、この問題で、地元大阪の鶴橋周辺の焼肉店も調査をし...全文を見る |
○宮本岳志君 額でお答えください。 | ||
○宮本岳志君 ざっと今お答えになっただけで二千億ですよ。それだけの被害をこの問題で政府が各層の皆さんに与えたと。その責任を本当に自覚した対策が求められているというふうに思っております。 大臣の答弁聞いていても、大臣の答弁は、昔の責任、これは今にして思えばあったと、あるいは事務...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この書簡はだれあてになっておりましたか。 | ||
○宮本岳志君 大臣あての書簡を十二月まで見せなかった、その責任を取ったんですか。 | ||
○宮本岳志君 だれですか。だれですか、名前は。 | ||
○宮本岳志君 重大な問題ですよ。このEUの書簡の中には、BSEが発生していない国であってもBSEの牛がいる可能性があると、そういうことが指摘されていたわけですね。ところが、それはその後も何ら全頭検査もされないまま見過ごされてきたと。これについての責任、どのようにお取りになるんです...全文を見る | ||
○宮本岳志君 大臣ね、五月の八日時点で日本はBSEが未発生であると、だからそのEUからの勧告を受け入れないという態度を取っているわけですよ。しかし、九月の十日に発見された牛が五月の八日にいなかったわけじゃないんですから、いたんですよ。この時点で調べれば、そのことははっきりしたはず...全文を見る | ||
○宮本岳志君 いや、過去の問題は過去の問題でもちろん大事ですよ。しかし、大臣の今の御答弁によりますと、五月の時点では、じゃ役人任せだったということですか。役人任せではいかぬと思ったのはいつの時点なんですか。 | ||
○宮本岳志君 つまり、BSEが発生するまでは役人任せにして、そしてそういう事態を招いた責任というのは、私は非常に大臣に問われているというふうに思うんですよ。 大体、小泉内閣は外務大臣を、依願免ですか、しましたけれども、正にあなた自身が真っ先に責任を取ってお辞めになるべきじゃな...全文を見る | ||
○宮本岳志君 何を言っているんですか。そんなのは私は、国民の間に不安が広がっている、そのことについて責任を果たしていないからこそいまだに不安が広がって、そしてこういう二千億にも上る被害が出ているわけですよ。これは専ら政府が与えた被害でしょう。国民の側に責任ないわけですから。それは...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そうしたら、先ほど私が指摘をした五月の時点が全くざるになっていたと。その後、六月にはあなた拒否までしたわけですよ、それを。そうでしょうが。 まだありますよ。八月にはあなた方は、第三者委員会で出された資料によると、八月二十一日には農業資材審議会の飼料分科会というの...全文を見る | ||
○宮本岳志君 昨年の八月二十一日ですよ、あなた方が第三者委員会に出している資料の中にちゃんとありますよ。八月の二十一日時点で既に役人の方は法的規制になっていないのがまずいんじゃないかとちゃんと自覚しているわけですよ。あなた、そのときも全く何の措置も、問題意識も持たなかった。農水省...全文を見る | ||
○宮本岳志君 就任以来と今おっしゃいましたけれども、あなた先ほどお認めになったように、九月の十日、これが分かるまでは役人任せになっていたと。就任以来危機意識を持っていたわけじゃないんですよ。 二千ページの資料だから読めないんだ、当たり前なんだと、そんな話がありますか。第三者委...全文を見る | ||
○宮本岳志君 大事な問題だから指摘しているんでしょう。 じゃ、大臣、組織のすべてに責任を持てないということですか、それは。先ほど、組織のすべてに責任を持っているわけじゃないというのは。 | ||
○宮本岳志君 いいですか、私が今日質問、指摘したのは、昨年五月、六月、八月という時点のことを指摘しているんですよ。昔の話じゃないんですよ。あなたが農水大臣のときの正に農水省の決定、判断について私はあなたに重い責任があるんじゃないですかと、その責任をなぜお取りにならないんですかとい...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私は、農水大臣がこの問題での責任を取るといった場合に、やはりきちっと出処進退のけじめを付けるということが必要だということを指摘しておきたいと思います。 それで、政府の責任だということははっきりしているんです、お認めになったように。それでは、その償いをどうするかと...全文を見る | ||
○宮本岳志君 しっかりお互いに話し合って、私はより良いものができたらそれでいいと思うんですよ。それはそういう立場で是非御検討いただきたい、御努力いただきたいというふうに申し上げておきたいと思います。 さて次に、口利き問題についてお伺いしたいと思うんですが、昨日、NGOの問題で...全文を見る | ||
○宮本岳志君 もうこれ以上借金で無駄な道路を増やすことをやめようと、今年度から、三千億円というのは総理が削るということをおっしゃったわけですよ。ところが、これが年明け、全部覆るという事態になりました。それで、この理由が一体何なのかということが大変議論になっております。この理由、何...全文を見る | ||
○宮本岳志君 六百五十億円というのは十三年度の財投機関債ですね。この十三件というのは決して今年限りの工事じゃないですから、十四年度も十五年度も続けられると思うんですが、六百五十億円の調達のめどが付くということと、例えば十四年度では四千億程度の資金調達が必要だと思うんですが、これは...全文を見る | ||
○宮本岳志君 島根というのは青木さんの地元ですから、それで青木さんが怒ったということなんですよ。青木氏を始め道路族の政治家の皆さんがこう言ったと、先送り路線を公団が決めるなんてあってはならない、国会議員の面目が丸つぶれだ、そして公団は首を洗っておけと、ここまで言ったと報道されてお...全文を見る | ||
○宮本岳志君 一月の十四日付け共同通信、この前後でもうあらゆる新聞書いていますよ。こう書いています。役人が小泉さんの口をまねて勝手にやるなと、どうしてこうなったのか、資料を持ってこいと青木氏は怒り心頭に発し、道路公団や国交省に直接電話したと、こう書いていますね。それから、他の議員...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そういう政治をやっているから駄目だということになっているんじゃないですか。地域の利益を代表してやっているんじゃないですよ。国会議員というのは、国全体のためにやっているわけでしょうが。そうでしょうが。そうして、結局高速道路は止まらずどんどんどんどん作られていくんですよ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 それは当然の立場だと思います。 扇大臣、ところで、この十三件というのは、今までやっている工事というのじゃなくて新規着工分ですね。新規着工分ですね。 | ||
○宮本岳志君 公告はしていても工事は始まっていませんね。 | ||
○宮本岳志君 石原大臣に聞きますけれども、未着工の路線については平成十四年度中に優先順位を付けて見直し、結論を出すと、これが整理合理化計画でしたね。確認してください。 | ||
○宮本岳志君 それではお伺いしますけれども、扇大臣、先ほどの新規着工分十三件のうち、青木さんの地元、島根のこれは仏経山トンネルというんですか、それから静岡県清水市の第二東名伊佐布インターチェンジ橋というんですか、それから名古屋の鳴海南工事、それぞれ、この三つ、工期についてお答えい...全文を見る | ||
○宮本岳志君 はい、清水市。 | ||
○宮本岳志君 名古屋です。 | ||
○宮本岳志君 これは全部三年あるいはそれ以上という工期の工事ですね。平成十四年度中に見直すというけれども、この工事が発注されてしまえば十六年度あるいは十七年度までも続けていくということになると思うんですよ。だから、圧力が掛かって、今のうちに駆け込みで着工してしまえということになっ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 第三者機関を立ち上げて、さあ見直そうというときには、これはもう着工区間になっているわけですよ。既に工事始まって、止めれないじゃないですか、そんなの、三年間、三年以上もやっているトンネル工事が。止めれますか。 | ||
○宮本岳志君 その二十三件のうちの十三件を先送りすると決めたんでしょう、年末に。そして、その十三件を先送りすると決めたのに、今度発注することにしたわけでしょう。二十三件が全体どうかという議論しているんじゃないですよ。 この十三件が、発注しないということから発注するというふうに...全文を見る | ||
○宮本岳志君 それは説明になっていないんです。 十三件をちょっと待ってくださいよと言ったのが待たなくなったわけでしょう。六百五十億売り切れたというけれども、それは十四年度の、別に四千億のめどが付いたことにならないじゃないですか。私は、これは明瞭にやっぱり様々な国会議員、政治家...全文を見る | ||
○宮本岳志君 道路公団が決めるものを、道路公団が決めるなんてけしからぬと言っているから問題だと言っているんですよ。そうでしょう。それは是非きちっと調査をしていただきたい。こんな問題がもしあるとすれば大問題ですからね。 それで、やっぱり政治家が口を利いて公共事業が動くということ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 どうぞ、じゃ。 | ||
○宮本岳志君 適正になっていないから問題が起こっているんですよ。 業際研という問題がこの間報道されていますけれども、この業際研などは実に奇怪ですよ、口利きをビジネスにしている会社なんですから。つまり、口利きというのがビジネスにできるほど日常的にあるからこそこんな会社が成り立つ...全文を見る | ||
02月20日 | 第154回国会 参議院 憲法調査会公聴会 第1号 議事録を見る | ○宮本岳志君 本日は、四人の公述人の皆さん、誠にありがとうございます。日本共産党の宮本岳志です。 まず、池上公述人にお伺いをいたします。 先ほどのお話の中で改正地方自治法の積極面について触れられた後、改正地方自治法における消極的側面ということもお書きになっておられましたけ...全文を見る |
○宮本岳志君 ありがとうございます。 もう一問、池上公述人にお伺いしたいんですが、先ほど来の議論で、政令指定都市の県からの独立というような議論もございました。都道府県の空洞化というようなことも議論の中に出されてきております。 我が国の地方自治制度は二層制という原則を持って...全文を見る | ||
○宮本岳志君 舩津参考人にお伺いいたします。 合併に異論ありという勇気ある発言をされておられますけれども、市町村の規模についてどういう規模が適正かは、それは住民自身が決めるものだというふうに私どもも考えております。先ほど池上参考人も別の方の質疑の中で述べられましたが、私どもは...全文を見る | ||
○宮本岳志君 今、実は当院に地方自治法の改正案というものが出されておりますけれども、住民投票については合併を促進する方向での住民投票だけを規定しておりまして、私どもは、いずれにせよ住民の投票を最終的にすべての場合において実施するという修正案を今準備をしているところでございます。 ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 山本公述人にお伺いいたします。 通達行政について批判をされたくだりの中で、公共事業の推進役になっている五か年や七か年の長期計画にお触れになっておられます。 我が党は、六百三十兆円の規模で行われようとしている公共事業基本計画、これに基づく長期計画が無駄な公共事...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ありがとうございました。 | ||
03月04日 | 第154回国会 参議院 予算委員会 第6号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。お二人の参考人には大変御苦労さまでございます。 今回の問題は、言った言わないという小さな問題ではないというふうに私たちは思います。大西さんもおっしゃっているように、鈴木宗男議員の圧力で外務省の外交がねじ曲げられたということですね。政治家...全文を見る |
○宮本岳志君 じゃ、十三日にお会いになったときというのは、ほとんど初対面というか、面識がないという状況でお会いになったわけですね。 それで、年内に三回、年明けに一回ということがございましたけれども、今回のアフガン復興支援会議にかかわって言えば、やはりこの一月の十九日の午後四時...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ところが、政府がこの間発表した政府見解によりますと、「アフガン支援国会議へのNGOの参加決定にあたり、特定の議員の主張に従ったことはない。」というふうに述べられているんですね。つまり、特定の議員の意見によってそこに参加させるかさせないかということを考えたことはないと...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この十九日午後四時の重家局長の電話というのは、辞退できないかという話はあったと思うんですよ。しかし、参加を拒否するという電話ではなかったと思うんですが、そうですね。 | ||
○宮本岳志君 実は、この四時の時点ではまだ決定はされていなかったというふうに思うんですね。実はこの日、鈴木氏はロシアにいたわけです、この前日まで。十九日の午前十一時過ぎにロシアから日本に帰国をした。そして、慌てて重家局長があなたに電話を入れた。そして、最終的に確認、この参加拒否と...全文を見る | ||
○宮本岳志君 重家局長は国会答弁で、参加拒否の理由については、外務省自身の判断であると、それはつまり「ひと」欄で信頼関係が傷付いたからだというふうに述べられているわけですよ。 この十九日の外務省とのやり取り、重家さんとのやり取りでそういう理由だというふうにお感じになりましたか...全文を見る | ||
○宮本岳志君 鈴木氏は、実はこの間、北方四島の人道援助をめぐっても様々な圧力を外務省に働き掛けてきたということが明らかになりました。いわゆるムネオハウスと言われる国後の友好の家を作らせるその事業を自分の選挙区の建設業者にやらせるように働き掛けたということも、我が党の追及で明らかに...全文を見る | ||
○宮本岳志君 先ほど、鈴木氏のところに十二月の十三日呼び出されたときに外務省と一緒に行ったことについて、先ほどの質問に対して、外務省の決定についてその過程がいびつであるということはつぶさに見てきたというふうにもお答えになったように私お聞きしたんですが、少しその中身をお話しいただけ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 先ほど、これも答弁の中で、田中外務大臣には情報が上がっていないという印象を持ったというふうにお答えになりましたね。これは具体的にどういう場面でそういう印象をお持ちになられたんでしょうか。 | ||
○宮本岳志君 田中眞紀子前外務大臣は、二月の二十日に衆議院の予算委員会で参考人として御答弁されておられます。大西さんは、このときの田中眞紀子さんがお述べになったことに対して、どのように御感想をお持ちになっているかということはお伺いできるでしょうか。 | ||
○宮本岳志君 我が党の調査によりまして、二〇〇〇年三月、アフリカのモザンビークの洪水災害に国際緊急援助隊医療チームを派遣しようとしたとき、出発直前に外務省が鈴木議員にお伺い立てたと。そうしたら、鈴木議員が慎重にと、こう述べた一言で、成田空港にまで集まっていた隊員がいたにもかかわら...全文を見る | ||
○宮本岳志君 少し、この参加拒否、国際会議参加拒否以前の四回のやり取りについてもお伺いをしたいと思うんですけれども、政府報告書とそして大西さんが発表されたこのメモとを見比べて、一番大きく食い違っているのは一月の八日の訪問のときのやり取り、一番最後の四回目のやり取りだと思います。 ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そういたしますと、一月の八日、これは政府報告書ですけれども、無償課長ほかと大西代表が鈴木委員長を往訪と。ピースウィンズ・ジャパンの活動の状況を報告し、鈴木委員長はこれに耳を傾けたと、こうなっているんですけれども、こういうものではなかったということでしょうか。 | ||
○宮本岳志君 大西さんは大阪の方だということで、私も大阪の人間なんですけれども、「お上の言うことはあまり信用しない」という表現は、私は、なるほど大阪ではごく普通に語られる言葉だというふうに受け止めております。これを理由として参加を拒否をするというのは私はちょっと考えられないという...全文を見る | ||
○宮本岳志君 今日は船戸参考人もお見えですので、併せてお伺いしたいと思うんです。 そもそもNGOの活動というのは、私も国際協力NGO活動推進議員連盟に加えていただいておりますので、批判的精神を持って、そして政府とは異なる立場や視点から政府に対して率直な意見を述べていくというこ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 今日、世界ではきめ細かな援助ということを考えたときにNGOの役割というのは本当に決定的になっていると思うんです。そういう点で、アフガンの復興支援国際会議にNGOを排除したというのは、本当に世界に対して恥ずかしい重大な汚点だったというふうに私は思います。 それで、...全文を見る | ||
○宮本岳志君 どうもお二人の方、ありがとうございました。(拍手) | ||
03月14日 | 第154回国会 参議院 総務委員会 第2号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 これまでも取り上げてきましたNTTのリストラ問題がいよいよ大詰めを迎えております。そこでまず、大前提からお伺いします。 小泉総理は、昨年十一月十六日、衆議院本会議で、この件について、転籍に関する最高裁の判例を踏まえて適切な対処がな...全文を見る |
○宮本岳志君 是非その点しっかりと踏まえていただきたいと思うんですが、既に春名議員が明らかにいたしましたが、この一月に雇用形態選択通知書なるものの提出がNTT東西会社の労働者に強要をされました。議場に配付いたしました資料の①にそれが付けてございます。 これを見ると、繰延型、一...全文を見る | ||
○宮本岳志君 選択の自由はきちっと守られるべきだとお考えですか。 | ||
○宮本岳志君 選択の自由は守られるべきだとお考えですか。 | ||
○宮本岳志君 この選択。 | ||
○宮本岳志君 これが本当に選択の自由、保障された形での真の意味での選択なのかということを私は問題にしたいと思うんです。 私は、この間、八田議員と一緒に各地、現場を調査してまいりました。私は、地元大阪で生々しい実態をこの耳で聞いてまいりました。例えば、西日本会社の大阪支社、パー...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そういう逃げは許されないと思うんですよ。 NTTという会社は、NTT等法によって法律できちっと規制が掛かっている会社なんです。NTT等法の十六条には、総務大臣、あなたがこの法律の定めるところにより監督するとなっておりますし、十六条の二では命令まで出せる、十七条で...全文を見る | ||
○宮本岳志君 労使が合意しても、法令を踏みにじるような労使合意は許されないんですよ。ましてや、今話に出ているのは、それは特別の労働組合との関係はどうか知らないけれども、別の労働組合のことについてはこういう言明がなされているということを今紹介したわけですからね。 それで、同じ大...全文を見る | ||
○宮本岳志君 十一万人という労働者の正に身分にかかわる、これアウトソーシングなんですよ、私たちはリストラだと思いますけれども。 その中で、本当に今労働者の間で不安が広がっている。その中身をつかんでいないというのは、私は実に問題だと思うんですけれども、総務省にお尋ねしたら、二月...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この数というのは、いいですか、今までNTTの職員だった方が退職して、そしてこの別会社に、二割、三割給料下がって働くという、こういうことが今やられているわけですよ。そしてその選択がずっとやられてきたわけです、選択通知書を書かせてきたわけですよ。これ、一体どういうふうに...全文を見る | ||
○宮本岳志君 驚きですね。 こういうことがやられていて、しかもNTTという、あなた方が所管する職場で何がやられようが知ったこっちゃないと、そんな態度はないでしょう、それは。 大体、NTTというのは元々電電公社で、逓信省じゃないですか。民営化されたJRだってもう少し国土交通...全文を見る | ||
○宮本岳志君 生き残りのためにいろんなことを考えることは別に勝手ですけれども、だからといって詐欺のような、だまし討ちのようなことを考えることは許されないんですよ。 それなら初めから、こういう仕事になりますよ、くじの販売、骨とう品の販売などなどやってもらいますよ、いいですかとい...全文を見る | ||
○宮本岳志君 こういう転籍という問題についての合意というのは労働組合だけで取り結んでも、最終的には個々人の意思が大事なんですよ。そして、その個々人の意思を選択するときのその説明にうそがあれば、これは事態は変わってくるわけです。 それで、転籍に関する判例を踏まえてと、総理もおっ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この判決をよく読んでみると、この日立製作所の事例というのは、いったんは本人が転籍を承諾していたという事例なんですよ。転属の承諾の有効性について、このケースで最高裁はどのような判断を示したか、簡潔に御説明いただけますか。 | ||
○宮本岳志君 つまり、一度そういう条件で承諾をしたとしても、その後、その前提となっていた会社の説明が事実と違っておれば、社員はやはり事実と違う、さっきの承諾は撤回するという権利を持っているということがこの最高裁の判例でも示されているんです。 その点をわきまえて、この説明に無理...全文を見る | ||
○宮本岳志君 最初の質問のところで、特定の労働組合に対する報復が職場で公言されたと私先ほど言いました。 資料の①をもう一度見てください。繰延型、一時金型、六十歳満了型の三つから選ぶんですが、今の会社に残れるのは六十歳満了型だけなんですね。しかも、繰延型及び一時金型を選択する方...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これは現場で特別な管理者が口にしたという問題ではありません。 先ほど紹介したNTTのプロジェクトチームが作った内部文書、資料③の4というのを開けていただきたい。会社自体がそのような方針を持っていることをうかがわせる記述があります。 資料③の4のこの「具体的課...全文を見る | ||
○宮本岳志君 事実の認定は確かに労働委員会でしょうよ。しかし、私が述べたようなことの事実があったとすれば、明確な法令違反であることは論をまたないと思います。 資料⑦、最後にこれをお付けしましたけれども、これは千代田化工建設事件に関する横浜地裁、昭和六十三年(ヨ)四六五号判決の...全文を見る | ||
○宮本岳志君 別の会社に移れと言われて、大臣、移るか、受けるか受けないかは自由なんです、それは。しかし、しかも受けなかったからといって会社は不利益な扱いをしてはならない。たとえ労組が同意していようが関係ないんだということも、この判決は示しているというふうに思うんですね。 今、...全文を見る | ||
03月15日 | 第154回国会 参議院 総務委員会 第3号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。四名の参考人の皆様、大変御苦労さまでございます。 我が党は、今回の代位訴訟、四号訴訟の問題について、住民と自治体を原告と被告という敵対関係に位置付けるなど住民訴訟にブレーキを掛ける改正内容であって、住民が自治体の行財政運営の違法をただす...全文を見る |
○宮本岳志君 なるほど、よく分かりました。 六十一ページには問題点の第二として、なれ合い訴訟の危険についての指摘もございます。少しこのことについて御説明いただけますか。 | ||
○宮本岳志君 昨年の九月十三日ですね、私の手元に司法改革フォーラムの第八次提言というものが届きました。これは、会長は旭リサーチセンターの鈴木さん、副会長は森ビル社長の森さん、それからオリックス会長の宮内さんや経団連の方も加わっておられます。 この住民訴訟の見直し案を廃案にとす...全文を見る | ||
○宮本岳志君 はい。 | ||
○宮本岳志君 ありがとうございます。 続きまして、田中参考人にお伺いをいたします。 政府は、自主的な合併と言いながら強力に推進すると、大変矛盾した言い方をするわけですけれども、今日御紹介いただいた市町村合併に関するアンケートを見ても、町長さん、村長さん等の苦悩がにじみ出て...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ありがとうございます。 私どもも、先ほど田中参考人が述べられたように、この合併協議会の設置という初期の段階で住民投票を導入する、しかも一方的な設置のみの導入ということじゃなくて、合併そのものの可否を問うその住民投票を行うべきであると、そういう修正案も準備をさせて...全文を見る | ||
○宮本岳志君 我が党は、修正案の中で、代位訴訟の廃止に関する改正についてもこれを削除する修正案を準備をしております。 仕組みは、現状を維持したまま、職員は、その上司から違法な行為をすることの要求を受けたときは、その理由を明らかにし、当該上司に該当行為をすることができない旨の意...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ありがとうございました。 | ||
03月19日 | 第154回国会 参議院 総務委員会 第4号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 本題に入る前に一問だけ、今国会に提出される予定の郵政公社法に関してお伺いしたいと思うんです。 というのは、先週末にこれに関係する四法案の提出の遅延理由なるものが配付されました。これには、内容について精緻かつ幅広い検討とか、多数省庁...全文を見る |
○宮本岳志君 私は、公社自身が三種、四種のサービス水準を維持できるように制度設計するのが筋だと考えておりますけれども、少なくとも全体として国民のサービス水準の切下げにならないように、この点、切れ目がないように是非きちっと進めていただきたいというふうに思っております。 さて、本...全文を見る | ||
○宮本岳志君 その地方制度調査会の答申を見ますと、ただ市町村合併については、一、正に地方公共団体の存立そのものにかかわる重要な問題であること、二、地域に限定された課題であることから、その地域に住む住民の意思を問う住民投票制度の導入を図ることが適当であると書かれてあります。この一と...全文を見る | ||
○宮本岳志君 それなら、なぜ答申どおりに合併の是非についての住民の意思を問う制度を導入しないんですか、大臣。 | ||
○宮本岳志君 確かにこの答申の中に、制度化に当たっては関係団体の意見を十分聴取の上とありますよ。しかし、その関係団体の意見を聞くというのは、この合併の可否についての住民の意思を問う制度を仕組む上で意見を聞けと、そういうことだと思うんですね、この趣旨は、この趣旨は。そんな協議会の設...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この答申には、住民が投票によりその意思を直接表明するという住民投票の制度化は、地方自治の充実を図るという観点からは重要な課題であると書かれてあるんです。 つまり、住民投票を制度化する意義は、それによって直接に住民の意思が地方行政に反映されて生きることにあるとはっ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 先週の我が党の八田議員の質問でも、また翌日行った参考人の陳述の中でも、合併の可否の検討は協議会でやるんだと、そういう宣伝を信じて賛成の投票をしたら、さっきキャンペーンという言葉も政務官から出ましたけれども、賛成の投票をしたら、設置の賛成の投票をしたら、その結果で住民...全文を見る | ||
○宮本岳志君 地方自治というのは、憲法にわざわざ第八章と章を上げて、そして地方自治の本旨に基づいて進めると書いてあるんですよ。地方自治法の中に明瞭に第七条として廃置分合という規定があって、市町村の規模をどうするかは地方自治体の固有の正に自治の内容なんですよ。それを、国の勝手な目標...全文を見る | ||
○宮本岳志君 法として、私は正に憲法が示している地方自治の本旨に反するようなことは国会といえども決めるべきでないと、これは明瞭に指摘しておきたいと思うんです。 それで、調査会の答申に私は明瞭に反しているということも指摘をいたしました。また、参考人質疑の中でも、自治体の境界は住...全文を見る | ||
○宮本岳志君 三号訴訟というものがなぜそのように活用できるのか、今の事例に即して簡単に説明していただけますか。 | ||
○宮本岳志君 大臣、聞いていただけましたか。この石津参考人の指摘というのは実に重要なものだったと私は思います。住民訴訟制度というのは非常に柔軟な枠組みを住民の総意でうまく使いながら発展してきたものであります。それがこういう形で使われるというばかりでなく、実際にも行われていることが...全文を見る | ||
○宮本岳志君 大臣、よろしいですね、事実の確認。 | ||
○宮本岳志君 大臣が、今度の法改正はやらないと機関の責任問えないんですよと、もう何度も何度も言ったじゃないですか。そうじゃないと。既に三号訴訟でやる、あるいは三号訴訟と四号訴訟を併用してやるということができると、これは与党がお招きした石津参考人が述べたことと今お認めになったわけで...全文を見る | ||
○宮本岳志君 違法が確認されたら、あなた方は性善説に立っているわけでしょう。情報公開でも、いやいやそんなの出しますよと言っているじゃないですか。違法が確認されたら、当然そんなもの、その損害を求めるに決まっているじゃないですか。出しているところが違うなんて言ったって、説明になってい...全文を見る | ||
○宮本岳志君 余りよくすっきりとは分かりませんが、説明責任が果たされるということも皆さん方から繰り返し言われていますから、では、この法改正で本当に行政の説明責任が果たされるかどうかを議論したいと思うんです。 衆議院の審議では、昨年の十一月の二十九日、芳山自治行政局長はこう答弁...全文を見る | ||
○宮本岳志君 それは、原告の主張を、もちろんその裁判に負けまいとする自治体は、自分たちに誤りがなかったという証拠は、資料はなるほど従来よりも積極的に出すでしょうよ。しかし、その裁判で被告になることによって、原告の主張を裏付ける内容の資料が果たしておっしゃるように出るかと。それは、...全文を見る | ||
○宮本岳志君 それは三号は四号と違いますよ。しかし、三号は機関相手にやる裁判でしょうということを言っているんですよ。それはそうでしょうと、機関相手に訴えられないとあなたがおっしゃるから、三号で訴えることができるんじゃないですかということを私は言っているんであって、それは違うから三...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまり、あのときもそういう指摘をされても、結局その後、そういうふうにあなたは公私混同はなかったという報告を受けていると言ったけれども、その直後にこの東北郵政局で渡し切り費から裏金作っていたことも明らかになったわけですよ。 そういう一つ一つのことが決して自主的にあ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 郵政のときもそういう内部文書の事実かどうかを確認していないというふうに言い続けたわけですよ。これもいずれ私は明らかになるときが来るだろうということを申し上げておきたいと思います。 大臣、行政訴訟制度というのは住民が自治体の機関の行動を直接監視すると、そのことで住...全文を見る | ||
○宮本岳志君 資料が出るかどうかというのは先ほどずっと議論をしましたけれども、自治体にとって不利な資料が出やすくなるというのは到底理解できない話なんですよ、それは。しかも、存在するかどうかはあらかじめみんなに分かっているわけじゃないんですから、それは。そのことは一向に説得力を私は...全文を見る | ||
○宮本岳志君 だから、自分の立場を主張するというのは、その長なり個人に責任はないんですよという主張をするから自治体が負担するということになるんですよね。つまり、それが敗訴した場合でも、結局その裁判、それは事実、結局は判決が出た場合は、敗訴した場合は、そうじゃなかったと、その個人が...全文を見る | ||
○宮本岳志君 その可能性はあるということですよね。だから、三段階の訴訟になって引き延ばされる可能性もこの中にはやっぱり法的には残されていると。 さらに、この提言はこういうことを言っております。訴訟の当事者となっている首長が裁判の途中で落選する場合もある。そうなると、一気に天国...全文を見る | ||
○宮本岳志君 絶対政権交代はあり得ないと確信できる首長以外は、これは訴訟告知があった場合には訴訟参加せざるを得ないと。そういうときのためにということになってきて、実はこの提言は、個人が被告とされることの苦痛の軽減という問題についても結局根本的な解決になっていないと、こういう指摘も...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この法案が成立すれば、県議や市議の公費での海外旅行も大いに結構というようなことになるんですか。 | ||
○宮本岳志君 我が党は、海外視察の名目で実際に物見遊山に近いことに公費が使われているということを厳しく批判をしてまいりました。私の地元、大阪の河内長野で八八年から昨年まで毎年、百数十万円の費用を使って議員の海外視察を実施しております。十四年間で二千万円です。もちろん、我が党の市会...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、政府提出の地方自治法等の一部を改正する法律案に対する修正の動議を提出し、その提案理由及び概要を御説明いたします。 修正案の内容は、お手元に配付されております案文のとおりでございます。 本修正案を提出する理由は、去る十五日の本委員会...全文を見る | ||
03月20日 | 第154回国会 参議院 総務委員会 第5号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 先日、自民党の下村衆議院議員や野田聖子議員も含む全政党から国会議員が参加をして、選挙権年齢の引下げを考える国会集会が開催されました。その後、超党派で第一回の国会議員懇談会も開催されております。 選挙部長にお伺いしますが、日本国憲法...全文を見る |
○宮本岳志君 民法上の成人年齢満二十歳、これと連動させて論じる議論がずっと続けられてきたんですね。ところが、先ほど言われましたように、戦前は選挙年齢は満二十五歳だったわけです。しかし、民法は一八九六年の制定ですから、選挙年齢が二十五歳のときも民法上の成人年齢は二十歳だったわけで、...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この国会図書館が作った表で数えたら百六十八か国中、百四十五か国、八六・三%が十八歳あるいはそれ以下と。我が国が世界の趨勢に大きく後れているということは一目瞭然だと思うんです。 そこで、大臣にお伺いしたいんですが、これはやっぱり先進国並みに引下げを検討すべきではな...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そういう答弁が繰り返されてきたわけですよ。 それで、現状も決して整合性があるとは言えないのです。労働基準法上の保護規定は十八歳未満となっておりますので、十八歳になればこういった保護からは外されます。また、十八歳でも、働けば当然所得税納税の義務を負います。このよう...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そのとおりなんです。文面には出ておりませんが、十八歳なんです。これは自民党本部に私も直接問い合わせて確認しましたので、間違いございません。 自民党、民主党、公明党、共産党、自由党、社民党とすべての党が十八歳から入党を認めております。政党の党員になるということは、...全文を見る | ||
○宮本岳志君 今、私の意見じゃございませんがとおっしゃいましたが、片山大臣は昨年の六月六日、「やはり政治に参加をするには、思慮分別があり、それだけの社会的責任を果たす人でなければいかぬと思います。」と、自分の意見として述べているんですよ。 私、これは先ほど確認していただいた自...全文を見る | ||
03月25日 | 第154回国会 参議院 予算委員会 第16号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 我が党は、郵政事業の民営化にはきっぱり反対という立場でありますけれども、今準備されている公社への移行も、民営化の準備であったり公共性の縮小ということであれば容認はできないと思うんです。 そこで今日は、第三種、第四種郵便という問題に...全文を見る |
○宮本岳志君 官房長官、官房長官も、この制度の意義、果たしてきた役割というのはお認めになっていただけますね。 | ||
○宮本岳志君 総務省、サミット参加諸国のうち、定期刊行物などへの政策的な割引料金制度を設けている国はどことどこか、お答えいただけますか。 | ||
○宮本岳志君 しかし、少なくとも大半の国々ではこういった低額の料金が存在すると。 ところが、この制度の廃止ということが我が国で一部で報道されて、関係する各方面で不安が広がっております。それは、新たな公社法の制定に伴って今の郵便法の第三種及び第四種の料金を規定した条文が廃止をさ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 公社の経営という言葉が出ましたので、この問題を少し考えたいと思うんです。 二〇〇〇年度の郵便事業の損益、そして第一種、第二種を合わせた黒字の総額、及び第三種、第四種を合わせた赤字の総額、それ以外の小包や速達などの赤字の総額、それぞれお答えいただけますか。 | ||
○宮本岳志君 前回の郵便料金の値上げ以降、最近まで郵便料金、郵便は黒字が続いてきたと思うんですが、その黒字のときは三、四種は黒字でしたか。 | ||
○宮本岳志君 そうなんです。だから、三、四種の赤字分を、そしてまたその他の赤字をはがきや封書の黒字で埋めてきたと。元々、三種、四種郵便というのは赤字を覚悟しなければできない水準の料金でサービスをしているところに意味があって、営利の目的の制度でない以上、それは当然のことなんです。 ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そうなれば、参入してくる民間事業者はもうかる一種、二種だけをやることになるんです。三種、四種の方はどこもやらない。これが公社の業績悪化の要因となることは明白だと思います。 研究会の中間報告には、役員の解任についても触れております。どのような場合に解任できると書い...全文を見る | ||
○宮本岳志君 実績が悪化した場合だけは、実は役員が途中で解任されることになり得るんですよ。こうなりますと、第三種、第四種の料金を値上げしたい、あるいはなるべくならやめてしまいたいという気持ちが公社の経営当局に働くようになる。私はこれは制度的に自明の理だと思いますが、総務大臣、そう...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私どもは、だからこそやはり公社がユニバーサルサービスをしっかりと守れるように制度設計すべきであるということを申し上げているわけです。 郵便事業への民間参入というのは、つまり公社に一層の経営努力を強いるものになります。そのとき、できれば政策料金を圧縮したいという、...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ろくに検討していないということですか。私は、これほど重要な問題についてその検討すらまともにやっていないというのは問題だと思います。 去る二十日、この問題で我が党は懇談会を企画いたしました。各方面の四十八団体からの参加者で会場があふれるような状況になりました。そし...全文を見る | ||
○宮本岳志君 責任を持ってやっていただきたいと思います。 我が党は、各方面の方々と手を取り合って、政策料金制度の存続、拡充と国民本位の公社制度を求めていくことを申し上げて、質問を終わりたいと思います。 | ||
03月26日 | 第154回国会 参議院 総務委員会 第6号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 今日、地方財政の危機的な状況が各地で深刻になっております。今日は私の地元、泉佐野市の財政問題について質問したいと思います。 まず、基本的なことについて。関西空港の開港以降、泉佐野市は最近まで地方交付税の不交付団体だったと思います。...全文を見る |
○宮本岳志君 空港関連税収が一九九五年で六十三億円、以降毎年七十億円台で推移しております。関空開港以前の泉佐野市の歳入規模というのは大体年間三百五十億ですから、ここに七十億もの空港関連税収がプラスされたと、地方交付税の不交付団体になるのもうなずけるんです。ところが、今正にこの泉佐...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この理由なんですけれども、私は理由ははっきりしていると。関西空港のインパクトを生かした町づくり、これを最大のスローガンにして、身の丈に合わない巨大な公共事業にのめり込んできたことが最大の要因だと思います。 その一つが、今日資料②に付けた総合文化センターというもの...全文を見る | ||
○宮本岳志君 我が党は、もちろん市民ホールや市民病院を不必要だと言っているんじゃないんです。全く身の丈に合っていないということを特に強調したい、指摘したいと思います。 もう一つ例を挙げさせていただきます。異常な市街地再開発計画なんです。 泉佐野の再開発計画は、一九八二年に...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これは、実はその後も膨れ上がって、関空開港の時点の構想では、構想という段階ですけれども、一番下に付けた、二十四階建て五つなど計九本のビルで四十四万四千平米というとてつもない計画にまで膨れ上がるんです。こんな計画は成り立つわけはないんです。 大阪府下で過去一つの駅...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私は、これ、国がこのことにやっぱり責任の一端を持っているということはもう明瞭だと思うんです。この泉佐野の事業だって、国や府があおってきたという事実は動かし難いんですよ。 もちろん、泉佐野市の責任はありますよ。市議会では、我が党はこういうやり方に一貫して反対してき...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ここにちゃんと泉佐野の駅上地区の市街地開発を進めると定めて進めてきているわけですよ。昭和六十年というのは、つまり八五年、私の配付した資料の③の年表を見てもらえば、八五年に駅上東地区の準備組合が結成されて具体的に動き出していると。ちゃんと国で決めて進めてきた事業なんで...全文を見る | ||
○宮本岳志君 たったそれだけですか。 | ||
○宮本岳志君 しかし、その責任の一端はあるということはお認めになりますか。 | ||
○宮本岳志君 それは、実際に泉佐野の今現状というのは冒頭述べたような深刻な事態なんですから、それに対してやはりその責任が問われるということを私は指摘しているわけですよ。 ちょっと議論の切り口変えますが、国との太いパイプ論というのがございます。 与党議員の皆さんは、地方選挙...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ちょっと念のために、この問題にかかわって総務省に聞いておきたいことがあるんです。国との太いパイプなどが語られるときに、あたかも首長の政治的立場によって地方自治体に国からもたらされる交付税や補助金などに差があるかのような説明を耳にすることがございます。本当にそのような...全文を見る | ||
○宮本岳志君 それは当然のことだというふうに思います。 では次に、それでは不幸にしてそういう破綻状況になったと。それでは少しは反省してかじを切り直しているかということをお伺いしたい。 関西空港二期事業は依然として続けられております。財政破綻寸前の泉佐野市も大阪府も不思議な...全文を見る | ||
○宮本岳志君 では、今進められようとしている財政再建策というのはどういうものか御存じですか。私、それも調べてきましたよ。学校給食の民間委託、保育所の民営化など、福祉、医療、教育の徹底した切捨て、そして幼稚園の保育料の値上げ、駐輪場の値上げ、手当たり次第の公共料金の値上げなんですよ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 実は、先日、ある会合でこの泉佐野市の市長とお会いをいたしました。我が党はこの市長の与党ではございません。しかし、実は市長は私の高校の先輩でございまして、面識はございます。市長は私に、国も府ももっと地方財政の窮状を理解してほしいと率直に語っておられました。 もちろ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ここの案は市議会でも否決をされたということを申し上げて、質問を終わります。 | ||
03月27日 | 第154回国会 参議院 本会議 第12号 議事録を見る | ○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、来年度予算三案に反対の討論を行います。 討論に先立って、まず、野党が求めている鈴木宗男衆議院議員、加藤紘一自民党元幹事長らの証人喚問が実現に至らないまま予算案が採決されようとしていることに、私は強く抗議するものであります。 いわゆ...全文を見る |
03月27日 | 第154回国会 参議院 予算委員会 第18号 議事録を見る | ○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、政府予算三案に反対の討論を行います。 まず初めに、鈴木宗男議員と外務省の一連の疑惑及び加藤紘一自民党元幹事長の政治資金集めに関する疑惑を究明するため野党が要求している証人喚問すら行わず、予算案が採決されようとしていることに強く抗議する...全文を見る |
03月28日 | 第154回国会 参議院 総務委員会 第7号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 BSデジタル放送が始まって一年半が過ぎました。これから予定されている地上波のデジタルの見通しにも重要な意味を持つものだと思っております。 まず確認したいんですが、今年度末のBS受信契約件数は一年前と比べてどれだけ増えましたでしょう...全文を見る |
○宮本岳志君 BSデジタルの普及は放送開始から一千日で一千万件、これが目標です。しかし、BS契約の数は三百六十五日で六十五万世帯の増ですから、これを一千日に置き換えれば百八十万弱にしかならないと。ケーブルテレビを通じた加入があることを含んでも、なおかなり目標と差があると思います。...全文を見る | ||
○宮本岳志君 デジタル受信機を持たずにBSアンテナだけで受信できるのは、間違いなくアナログBS放送なんですよ。だから、六十五万件というのは、決してこれはデジタル放送、デジタルBS放送の伸びを示しているものではないんですね。 これはなかなか考えさせられるデータでございまして、我...全文を見る | ||
○宮本岳志君 確かに、デジタルチューナーが高過ぎるということがあると思うんですね。大臣も、先ほどデジタルテレビがまだ高いというお話もございました。 同じ「放送研究と調査」の昨年九月号の二十二ページに載っているグラフがあります。これは博報堂が行ったBSデジタル放送を見るために幾...全文を見る | ||
○宮本岳志君 欧米のデジタル化は、標準画質、多チャンネルで進んでいるんですね。だから、日本でしか売れないハイビジョン用の部品というのはなかなか値段が下がらないんだという、これは業界関係の文献などで指摘をされております。やっぱり私は、この点でもしっかり今このデジタル化の日程や進め方...全文を見る | ||
○宮本岳志君 七十八万台から八十一万台ですから三万台と。率にすればそれほど増えてはいないわけですよ。 それで、私、これ大臣にちょっとお伺いしたいんです。 そもそも、今売っている、店で売っているテレビは二〇一一年には映らなくなると法律で決まっているんですよ。それで、それを納...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この問題は、また議論をする機会があると思うんですけれども、私は、役所のメンツにこだわってその場限りの言い逃れを重ねていけば、迷惑をするのは国民だと。今の状況を国民の前にすべて明らかにして、現状の冷静な把握と分析に立って、どうしたら地上波テレビのデジタル化がうまくいく...全文を見る | ||
04月10日 | 第154回国会 参議院 憲法調査会 第4号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。私は、地方自治と地方分権に絞って意見を申し上げます。 御承知のとおり、日本国憲法は章を起こして地方自治を規定しており、この憲法における地方自治規定の先駆性ということは、去る二月二十日の公聴会でも指摘をされました。また、池上公述人も紹介さ...全文を見る |
04月18日 | 第154回国会 参議院 総務委員会 第12号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 四十四人もの犠牲者を出した昨年の新宿歌舞伎町の雑居ビル火災は、改めて小規模雑居ビルでの火災の恐ろしさを示しました。私の地元大阪にも、キタとミナミの繁華街がございまして、多数の小規模雑居ビルがございます。早速、大阪市消防局が行った緊急立...全文を見る |
○宮本岳志君 告示で必要とされた数を五千人下回っているわけです。今回どれだけ増員するのか、人数と、その増員に必要な予算額をお答えいただけますか。 | ||
○宮本岳志君 これは千人増やしても、まだ五分の一だと思うんですね、基準までは。四千人足りないと。なぜ基準どおり五千人配置するというふうにしないんですか。 | ||
○宮本岳志君 これは人の命にかかわることでして、私は、少しはましになったということではやっぱりだめだと思うんですね。 三月九日付けの読売は、「日本の防火対策は、大惨事がなければ進まない。」と、こう書きました。三十年前の、私の地元、大阪市の千日デパートビル火災ですね、死者百十八...全文を見る | ||
○宮本岳志君 望ましい基準なんですから、望ましい状況にしていただきたいと思うんですね。 現場の消防職員の方はそれこそ命を掛けて頑張ってくださっております。私も大阪市の消防職員委員会での職員の方々の声というのも読ませていただきました。平野消防署からは、近年、火災件数が増加してお...全文を見る | ||
○宮本岳志君 四月十六日の毎日によりますと、政府は、建築基準法の施行令と消防法の施行令を改正してマッサージ店など飲食を伴わない風俗店の防火に関する規制を強化する方針を固めたと、そういう報道もございます。今回の歌舞伎町の火災ではこの風俗店が抜け穴になっていたということが指摘されてい...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私も現場を、大阪を少し見てきたんですけれども、なかなか二方向の階段というのは少ないんですね。今後、やっぱりそういうことも予想されるわけですし、消防設備についても、まあ建物の改造に比べたら比較的負担は軽いとお伺いしているんですが、それでも数十万円というようなものも中に...全文を見る | ||
○宮本岳志君 このパネルを皆さん見ていただきたいと思います。(パネルを示す)これは大阪市内の繁華街の写真なんですね。二十四時間の保育園、いわゆるベビーホテルのこれは写真であります。見てもらえれば分かるように、バーやスナックなどが入った雑居ビルの何と六階にこのベビーホテルはあるんで...全文を見る | ||
○宮本岳志君 もう時間がなくなってきましたので私の方で言いますけれども、このベビーホテルの基準でいいますと、乳児は三人につき保育に従事する者が一人、それから一、二歳児は六人に一人、三歳は二十人に一人というのが多分厚生省の基準になっていると思います。 仮に万全な体制が取れていた...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ありがとうございました。終わります。 ───────────── | ||
04月25日 | 第154回国会 参議院 総務委員会 第14号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 本法案は、地方議員の共済年金制度の破綻を回避するために手当てするものでありまして、その限りにおいて我が党も反対はいたしません。しかし、今後この制度がどうあるべきかということは、そもそも地方議員というものの在り方にかかわる問題ですから、...全文を見る |
○宮本岳志君 公的年金と違って所得保障ではないと言うんですけれども、この年金も原資の四割は公費で賄われているわけですね。制度発足後に公費負担の比率が拡大してきたのは、地方議員の職務を担っていたがゆえに十分な年金給付を受けられないようなことがあってはならないと、そういう精神からだと...全文を見る | ||
○宮本岳志君 全国で四十八件ですから、ほとんどないということなんですね。そして、上限を下げたといっても、これは支給額の切下げに連動しているというだけであって、一部支給停止の対象を拡大するというわけではないわけです。これでは本当に真剣に検討をしたのかという声が出されるのも私はうなず...全文を見る | ||
○宮本岳志君 先ほど来質問があるわけですけれども、今、市町村合併ということを政府が進めておられます。三分の一以下の一千自治体という数も出ているわけですね。もし自治体数が千になれば、これはもう地方議員数の減少はこのような数にとどまらないというのは、もう先ほど来答弁もあった、議論のあ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 大臣、地方自治法の議論の中でも大臣は、市町村を一千自治体に整理したら次は都道府県の再編だというようなことも繰り返し答弁されているわけですよ。だから、それは与党で決定したことだと言うけれども、この間、委員会での答弁でもこの一千という数は口にもされているわけですから。 ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そこなんですよ。それは、市町村合併だけを理由に引き下げるということは理解得られないでしょうけれども、その結果として議員数が減ればそういう検討をせざるを得なくなると。 今日午前中、衆議院では電波法の審議でアナログテレビの問題がまた議論されていましたけれども、私、去...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これまでも地方議員数そのものの減少がこの地方議員年金の財政状況の悪化の大きな要因になってきたということだと思うんです。それは、もちろん市町村の合併だけでなく、減数条例による議員定数の削減も次々と進められてまいりました。地方分権の看板の下、鳴り物入りで行われた九九年の...全文を見る | ||
○宮本岳志君 約三分の二なんですね。ただ、更にここから二名今年に入って減らされました。先日、選挙がありましたけれども、今、議員は二十二名です。 地方自治法九十一条の二項には、確かに減数条例によって法定定数から減らすこともできるという規定がございます。これを利用する形で定数の削...全文を見る | ||
○宮本岳志君 我が党は、地方議員というものは地方自治の拡充にとって重要な役割を担うものだと考えておりまして、条例によってむやみに議員定数を減らすべきではないと考えてきました。ところが、一部に、地方自治法上の法定定数を指摘した我が党の主張に対して、とんでもない暴論であるというような...全文を見る | ||
○宮本岳志君 当然のことだと思うんですね。 そもそも、市町村の合併についても、それで市長や助役の数が減るとか、地方議員の数も少なくて済むということが行政の効率化であるかのように言う向きもあるわけです。私は、地方議員というものは、一人一人が住民と行政を結ぶパイプとして大切な役割...全文を見る | ||
○宮本岳志君 その他の議会経費、議会費というのも含めても〇・六%なんですね、歳出に占める割合は。 だから、これはそれ以外に行政の無駄といえば、我が党がかねてから指摘するような無駄な公共事業など、削るべきところは他に幾らでもあります。そこにメスを入れるためにきちんとチェックする...全文を見る | ||
○宮本岳志君 多ければ多いほどいいという主張をするつもりもないです、もちろん。しかし、法定定数というのはそういう大切なものだということも御答弁いただいたわけですから、地方分権というスローガンはあるんですけれども、実際にはそのことをどんどんどんどんやせ細らせると言わざるを得ないよう...全文を見る | ||
05月08日 | 第154回国会 参議院 憲法調査会 第6号 議事録を見る | ○宮本岳志君 先生、今日はありがとうございます。日本共産党の宮本岳志です。 ゴールデンウイークがありましたので、先生のこの御本もざっと読ませていただきました。大変勉強になったんですが、先生は、この本の三十一ページで「明治憲法の権利章典の特色」について触れておられます。明治憲法...全文を見る |
○宮本岳志君 昨日から国会ではいわゆる有事関連三法案が審議が始まったわけです。そういう点では、改めて憲法の人権条項が一つの議論の的になっていると私は思います。 先ほどの明治憲法との対比の問題にもつながるわけですけれども、明治憲法が個別法で国民の権利と自由を制限することを許して...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そこで、日本国憲法の自由や人権を仮に制限したとしても、それは憲法十三条の、「公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」との憲法十三条等の趣旨に沿って認められるのだという意見がございます。 これで、三点、これについて聞きたいんです...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ということになりますと、例えば、個別の法律にどのような権利をどのように制限するかは委任といいますか譲ったまま、一般的に憲法上の基本的人権を公共の福祉の名目で制限するというのは問題がありだということになるでしょうか。 | ||
○宮本岳志君 個々の法律にどのような権利をどのように制限するかということはすべて後で決めるというふうにしたまま、一般的に憲法上の自由や人権を公共の福祉ということで制限する法律を作るということは問題ありということになるでしょうか。 | ||
○宮本岳志君 なるほど、よく分かりました。 次の質問ですが、先生は、この「憲法2」の百九十五ページなんですけれども、沈黙の自由ということについて述べておられます。憲法「第二十一条一項の表現の自由についても、内心における精神作用の結果を公表したくないときには、これを公表させられ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 まだ一分ありますので、最後に一言だけお伺いしたいと思います。 先生はこの本の九十八ページで八幡製鉄政治献金事件判決に触れて、「自然人の権利と大企業の権利とを、同一の平面において論じている点については疑問がある。」とおっしゃっておられますね。今、企業も社会的存在な...全文を見る | ||
○宮本岳志君 同列視できないということです。 | ||
○宮本岳志君 ありがとうございました。 | ||
05月21日 | 第154回国会 参議院 総務委員会 第15号 議事録を見る | ○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、地方公共団体の一般職の任期付職員の採用に関する法律案に対する反対の討論を行います。 本法案は、地方自治体の研究職員に続いて一般職職員にも任期付雇用の制度を広げるものです。 この法案による採用の対象となるのは高度の専門的知識又は優れ...全文を見る |
05月29日 | 第154回国会 参議院 憲法調査会 第7号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 お二人の先生方には大変今日はありがとうございます。 公共の福祉による基本的人権の制約ということが今日の議論のテーマになってきているわけですけれども、中島先生も、そして百地先生も、公共の福祉というにしきの御旗でもうすべて人権が好き勝...全文を見る |
○宮本岳志君 私どもも、やはりこれは憲法に重大に触れることですから、先生正におっしゃったように、これは憲法論抜きに進められるものでないという趣旨で少しお伺いしたわけであります。 それで、中島先生にお伺いいたします。 改めて公共の福祉の中身ということが問題になってこようかと...全文を見る | ||
○宮本岳志君 中島先生です。 | ||
○宮本岳志君 百地参考人に最後に一問お伺いいたします。 先生は、事前の資料で、政教分離の原則についても触れておられます。国家がどこまで宗教とかかわることができるかということとは別に、宗教団体がどこまで政治とかかわることができるかということについて述べておられまして、この問題に...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ありがとうございました。 | ||
07月10日 | 第154回国会 参議院 本会議 第38号 議事録を見る | ○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました郵政関連四法案に関し、総理並びに総務大臣に質問いたします。 総理は、衆議院本会議の答弁で、提出されている四法案は民営化への一里塚であると発言されました。全国銀行協会は、昨年来、小泉総理と方向を一にする、公社化は...全文を見る |
07月16日 | 第154回国会 参議院 総務委員会 第20号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 先週の本会議で小泉首相と大臣に質問して、驚いたことがあります。私の最初の質問は、例の一里塚発言について、総理はこの四法案で郵貯、簡保まで含めた民営化へ一歩近づくという認識なのかどうかと、こう聞いたわけですね。これに対して総理は、今回の...全文を見る |
○宮本岳志君 だからこそ、私は引き続き本委員会にも総理に出席を求めて、この総理のお考えについてもお伺いしたいと考えているわけでありますけれども。 大体総理は、六月の十一日には、その後のことは実際公社ができた後にいろいろ議論をしていただきたいと答弁しておったんです。ところが、こ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そういう話は、私、通らないと思うんですよ。 私、ここに第一回から第七回までの懇談会の議事要旨全部持っていますよ。そもそも第二回懇談会でこういうことを田中座長は確認しているんです。総理も大臣も大変お忙しいので、委員だけで少し勉強会を積み重ねた方がいいのではないかと...全文を見る | ||
○宮本岳志君 じゃ、長官にお伺いいたしますけれども、この報道にあったとおりの議論がこの勉強会でやられたという事実はありますか。 | ||
○宮本岳志君 ちょっと内閣官房に確認しておきたいんですが、この会合、大臣などが参加して議事録が明らかになっている会合は、今年の二月の二十五日を最後に開かれていないんです。その後ずっと勉強会と称して続けられてきたと。 この勉強会の議事録というものは公表されておりますか。 | ||
○宮本岳志君 つまり、これは、国会に公社法を提案をして、そして公社法の議論をしてくれと言っておきながら、結局その一方で、もうたちまちこの公社法が成立した直後から民営化も含めた検討をするというその中身を国民に隠れて勉強会なるもので作っていると。そして、我々はこれをここで議論していて...全文を見る | ||
○宮本岳志君 それなら、第七回会合の議事録を紹介しましょう。あなたも参加していたでしょう。第七回会合の最後に総理大臣はこう発言しているんです。「いよいよ本質論に入ってきて、着々と議論が進展している御努力に感謝している。単なる郵便局のサービスの問題ではなく、財政、行政、全般に関する...全文を見る | ||
○宮本岳志君 インフォーマルなものではないと言っているじゃないですか。現に松井長官が出席しているという御答弁されているじゃないですか。それも第二回会合で確認していますよ、そういうことを。ちゃんと確認に基づいて開かれているんです。 | ||
○宮本岳志君 じゃ、内閣官房に改めて聞きますけれども、これは全くインフォーマルなもので、じゃ内閣官房はこの懇談会は二月二十五日を最後に何の仕事もしていないということですか。官房。 | ||
○宮本岳志君 だから、二月二十五日以降は何もやっていないんですか。はっきり答えてください。 | ||
○宮本岳志君 総理が少なくとも指示を出されて、そして、二月の二十五日に指示を出されて、それに基づいて研究会が開かれているということだし、そして、国会、本会議の場では間もなく取りまとめて国民的議論に付したいと総理が答弁をされているわけですから、これはもう総理をお招きして是非ともこの...全文を見る | ||
○宮本岳志君 やむを得ないので、質問の角度を変えたいと思います。 團局長は、先月六日の衆議院の審議で矢島議員に、公社化される郵政事業について、将来のこともありますので、やはり収支相償に加えまして、徐々に債務超過を解消していくと答弁しております。ここで言われている将来のこととい...全文を見る | ||
○宮本岳志君 はぐらかさずに答えてほしいんですけれども、矢島議員は退職給付引当金を積む必要が本当にあるのかどうかという問題提起をしたんです。それに局長は、「直ちに問題は生じないことは事実でございますけれども、」と認めた上で、それでもなおあえて引当金を積んで生ずる見掛けの債務を徐々...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そんな訳の分からない説明では納得いかないですけれども、この文脈で将来のことといえば、これは民営化もあり得るという事情以外考えられないと私は思うんですね。 もう一つ、じゃ聞きましょう。 今月の四日、民主党の松沢議員が、前払式証票法という民間のプリペイドカードな...全文を見る | ||
○宮本岳志君 何かよく分からない答弁なんですが、大臣、私が言いたいのは、民営化は総理の持論だ、我々は民営化ではなくて公社化だと繰り返しそうおっしゃる。それは、総理の持論について議論しようと思えば総理に出てきてもらわなきゃならないということになるでしょう。しかし、あなた方が今提案し...全文を見る | ||
○宮本岳志君 内閣官房、ありがとうございました。結構でございます。 金融庁、お呼びしていると思うんですが、四%と今お話がございました。これは金融庁が所管しておられるBIS基準というものだと、の話だというふうに私は理解するわけですけれども、このBIS基準というのは、元々、預金者...全文を見る | ||
○宮本岳志君 こういう基準を守らなければならないということでいいますと、私、今不思議に思うのは、今度の公社化で、郵便貯金法第三条、国の保証というのは、これは何か変更あるんですか。お答えいただけますか。 | ||
○宮本岳志君 もし公社のままで未来永劫いくというのであれば全く必要ないことをやろうということになっているんですね、今。自己資本比率四%以上というBIS基準をクリアすること、つまりこれは、いつでも民間銀行に衣替えできる状態になるということではないかと思うんですよ、私。これは正に一里...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この問題で、私自身、野田前郵政大臣からも重ねて確認を取ってまいりました。野田大臣は、この民営化の検討自体が将来にわたって行われないと明言をいたしましたけれども、ところが片山大臣は、この野田大臣の答弁について、政治家としてそういう見通しをお述べになったと、こう答弁を説...全文を見る | ||
○宮本岳志君 全く無責任な答弁ですよ。これでは大臣、ユニバーサルサービスは守りますと、あるいは先ほど来、盲人用の無料郵便物の無料の制度は法律には抜けているけれども大臣としてはっきり答弁で守りますとおっしゃるけれども、これは政治家としての見通しを述べているだけということにならないん...全文を見る | ||
○宮本岳志君 じゃ、盲人用無料郵便物を守るという御答弁については法律的な効力の及ぶ答弁なんですね。 | ||
○宮本岳志君 いやいや、法律には書いていないんですから、答弁にいろいろあると。今お守りになると、その無料郵便物を守るというのについては、政治的な見通しではなくって、政治家としての見通しじゃなくって、法律的にこれには効力があるということなんですねと聞いているんです。 | ||
○宮本岳志君 この問題は引き続き議論していきたいというふうに思っております。 民営化の主張の論拠としてよく言われることなんですが、特に郵貯の問題で言いますと、ノンリスクのマネーが市場をゆがめているという理屈がよく言われますね。しかし、これは裏を返せば、失敗も覚悟の上での企業活...全文を見る | ||
○宮本岳志君 やっぱりハイリスク・ハイリターンの投資というものがどういう結果を生むかということを如実に示しているのが、私は既に生じている指定単の含み損の問題だと思うんです。 じゃ、経営の健全性という問題について、残された時間、議論してみたいと思います。 まず確認ですが、團...全文を見る | ||
○宮本岳志君 入っていない。 | ||
○宮本岳志君 現在、指定単運用されている資産は簡保事業団の廃止に伴って郵政公社の本体に吸収されることになっております。これについて團局長は六月の六日にこう答えております。「郵貯の指定単運用で約一・六兆円、簡保の指定単運用で約四・七兆円の評価損が生じております。」。そして、これが公...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ちょっと待ってほしいんですよ。その一兆八千八百億、およそ一・九兆というのが過少資本かどうかという議論が、盛んに過少資本でどうこれ増やすかという議論を盛んにやってきたわけですよ。そうでしょう、そういう議論ね。修正案提案者の八代さんもそうだと思うんだけれども。 とこ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 昨日レクを聞いたら、五兆七千億の評価損が出ても、これは簡保事業団から受け継ぐ部分などがありますから、損の方はこれは時価評価しなきゃならないんですね、会計原則で。出ても、一つ内部留保があると、三・三兆という内部留保があるという説明だったんですよ。 なるほど、三・三...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この一兆円の中身を見ますと、実は、昨年よりも約五千億円、この価格変動準備金は十二年度末と十三年度末と比べて増えているんですね、五千億円。それで、これは国内債券などの含み益を現実化したものだと、こういう説明を受けましたけれども、つまりは、これは今の簡保の資産構成で五千...全文を見る | ||
○宮本岳志君 驚きましたね。 私どもは、この資金の運用について、保有する国債はバイ・アンド・ホールドの精神で保有しているんだと繰り返し聞かされてきた覚えがあるんです。それが、昨年度の決算で市場に放出していたというのは驚くべきことだと言わなければなりません。しかも、これが今だけ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ちょっと分かりません。もう既に売却したんですか。 | ||
○宮本岳志君 それは売っていないと思うんです。それ全部現実化していたら大変な、大変な量の国債を市場に放出したということになって、市場は大混乱しますよ。 バイ・アンド・ホールドの原則というのはもうやめるんですか。 | ||
○宮本岳志君 もう一遍、原則を確認しておきますよ。今度、簡保事業団などから新しい公社が資産を受け継ぐときには、含み損の方は時価会計で引き継がなきゃならないんです。それはそうなんです。これは、企業会計原則というのはそうなっているんですね。 ところが、正に先ほど局長がおっしゃった...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これまた驚くべき答弁ですよ。 つまり、今、事業庁が保有する、簡保で保有する国債は、公社の決算処理では、一部だけが簿価、残りの一部は時価で評価をすると。それでつじつまを合わすという、そういう話でしょう。つまり、六兆三千億のうち、どれだけを時価換算してプラスにするか...全文を見る | ||
○宮本岳志君 裁量では変えられないものだということですね、その割合は。そうとすれば、私、お伺いしたいんです。 今、簡保の四兆二千億円の評価損というふうにおっしゃいましたね。これ、ほんの先月の局長答弁では四・七兆評価損だったんです。これ、五千億円実は評価損が減ったんです、この期...全文を見る | ||
○宮本岳志君 何が悪いデータですか。じゃ、もう一遍確認しましょう。 あなたが話した郵貯の指定単運用で約一・六兆円、簡保の指定単運用で約四・七兆円の評価損が生じております。これは事実ですか、間違いなんですか、どっちですか。 | ||
○宮本岳志君 今、確定している数字はこの五兆余りの数字しかない、その後は別に確定した数字がないんだという答弁でしょう。つまり、五・七兆という評価損が出ているという事実から出発しているんですよ、私は。評価益の方は六・三兆。じゃ、六・三兆今すぐ実現できるんですか。できますか、六・三兆...全文を見る | ||
○宮本岳志君 六・三兆全部を評価益として時価換算することはできないんです。もしするとしたら、バイ・アンド・ホールドなんという原則はもうなくなっちゃうんですよ。つまり、公社の保有する国債というのは、バイ・アンド・ホールドで持っているんじゃなくて、投機というか投資のために持っていると...全文を見る | ||
○宮本岳志君 じゃ、株価次第で資本金が出るか債務超過になるか、そういうことですか。 | ||
○宮本岳志君 とにかく、この議論は郵政公社発足時の正に資本にかかわる問題でしょう。延々とやっている一兆八千八百億が過少かどうかという議論なんて全部吹き飛ぶ話なんですよ、こんなものは。これがもしこれからまだどうにでもなる、どうなるか分からない、検討中だという議論になればですよ。 ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これは、少なくともこういう試算で債務超過になることはありませんということを示していただきたいと思うんですね。 念のために聞いておきますけれども、債務超過で郵政公社は発足できますか。 | ||
○宮本岳志君 発足できるはずないと思うんですよ、私。 郵政公社法施行法案の第七条、承継される資産の価額の合計額から承継される負債の価額及び引当金の額に相当する金額の合計額を控除した額に相当する金額は政府から公社に出資されたものとすると。これを出資金とするんですから、これを引い...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この公社法を作って、これから発足する公社の幹部には経営責任問うんだと、そうあなた方はおっしゃる。ところが、既に指定単の運用で五・七兆の穴を空けたと、この責任は一体だれが取るのかと。一体これだれがどういうふうにこの責任取るんですか。 | ||
○宮本岳志君 実に無責任な答弁ですよ。この指定単というのは適当でないということで切り離してやったと。適当でないということを簡保事業団に委託してやらせたということを、さっきそう言ったじゃないですか。国がやるにはでしょう。そういうことをやらせたわけですから、どこかの特殊法人をかわいそ...全文を見る | ||
07月23日 | 第154回国会 参議院 総務委員会 第23号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 先々週の本会議で、与党修正に加えられた出資条項について私が大臣に、もうけを目指す組織ではないからとの理由で公益法人に原則として禁止された子会社への出資がなぜ公社に許されるのかと、こう質問をいたしましたら、大臣は、公益法人は非営利性の法...全文を見る |
○宮本岳志君 つまり、郵政公社も営利法人じゃないんですね、非営利法人なんですね。 こういう点で考えれば、じゃ、あと大臣の答弁で残るのは、民間と堂々と争うからという意味付けが残ると思うんですが、つまり競争があるからと。しかし、そうしますと、むしろ郵便貯金は既に民間銀行と競争する...全文を見る | ||
○宮本岳志君 じゃ、効率的経営という、そういうことに結び付くかどうかを議論したいと思うんですね。 この出資条項が、従来から郵政ファミリーと言われる企業を新たに広げ、総務省や公社からの天下りの温床になるのではないかとの指摘が繰り返しされてまいりました。先ほども大臣は民主党の委員...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そう言うと思っていたんですよ。 我々が事実を示してどんなに追及しても、あなた方はこれまでも天下りはなかったと答弁しているんです。つまり、国家公務員法に基づいて適切にと、適材適所とか民間からの要請とか、そう言ってきたわけですよ。 つまり、大臣、じゃ、あなたの言...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これからだって国家公務員法に基づき人事院の承認を得てやるというだけの話であって、これまでと何ら変わらない、私はそう思いますね。 先日、当委員会で自民党の理事がこうおっしゃいました。これは悪うするといわゆる天下り先になるんですよ、第二、第三の天下り先になると思うん...全文を見る | ||
○宮本岳志君 いやいや、そのときにこの出資条項を作るというのがどのような結果をもたらすかということを私は議論したいんです。 今日は、過去に、じゃ、この総務省、郵政省の関連の公益法人が出資していた企業、これはどういうものであったかということを、これを私調べてみたんですよ。資料を...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これがファミリー企業への天下りでなくて何なのかと言いたいですね。 次に、資料②を見てください、新興機材、資料③には互興建設というのをお付けいたしました。 新興機材は従業員三十三人で、年間の売上高が三十一億円、互興建設は三十三名で、売上げが四十五億円。これも従...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これ、すべて調べたんですよ。この方々は郵政省のOBです。 もう五年も前の九七年の九月に、我が党の緒方議員がこの新興機材という企業について、役員七名のうち四名が郵政省の天下りだという指摘をいたしました。そのときに、この新興機材という会社の異常な受注システム、つまり...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これは何もしてこなかったということですか、長官。 | ||
○宮本岳志君 ほとんど手が打たれてきていないと私は思うんですよ。現にこういう形でOBの就職ということが続けられてきていると。全くやっぱり無反省に終わっているんですよ。これからやらないなんという話、これから天下りなど一切やらないと言うけれども、大体これから、これまでもやってきていな...全文を見る | ||
○宮本岳志君 では、新たな出資先、あなた方が言っている新たな出資先について見てみたいと思うんです。 出資先について、総務大臣は答弁で、ダイレクトメール等に関する発送準備や発送業務を行う発送代行業と、こういう答弁をされておられます。現在、この発送代行の業務を行っているのは、これ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 高橋伸哉氏、九三年、新宿局長。山田欽次氏、二〇〇〇年、渋谷局長。齋藤一郎氏、二〇〇〇年、武蔵野局長。松田惠一郎氏、八七年、東海電気通信監理局長。これもすべて私どもで調べました。役員六人中四人までが天下りです。 この会社のホームページには、北迫という社長の写真入り...全文を見る | ||
○宮本岳志君 幾ら利用が増加したって、それが原価割れだったら減収要因にしかならないと。 それで、平等だ、平等な、決して特別なサービスじゃないと言うけれども、これは三十万通とか百万通という利用者、こんなものは一般利用者にそんな百万通も郵便物出す人はいないわけですから、大口優遇の...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまり、業者が東京でかき集めた郵便物がトラックで大阪だとか京都、兵庫、滋賀など五十を超える郵便局へと不当に安い料金で運び込まれた、それが郵便事業の配達ルートで逆に東京までもう一遍送られて、そして郵便局によって一件一件配達されると。その通数をごまかすことによって、この...全文を見る | ||
○宮本岳志君 郵政監察が乗り出して一部は検挙までしておりながら、結局は警察が動くまで不正の全容を明らかにすることはできなかったと、この責任は重大だと思うんですけれども。 実は、今お認めになったように、これは事件の発覚以前から本省にこの不正については伝わっていたわけです。 ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 いや、そんな話ではないと私は思うんですね。 私の手元に、株式会社アビアに係る公文書偽造同行使及び郵便料金減脱容疑事件についての、本省に対し局付監察官、兵庫監察室の捜査状況を説明し、今後の捜査等打合せ結果という九八年九月十八日付けの近畿郵政監察局の内部文書がありま...全文を見る | ||
○宮本岳志君 効率的経営と言うけれども、事業対象業務に挙げている発送代行業を見てもこういった事件もこれまで起こってきているわけですし、正に子会社を一杯作って天下り、子会社は黒字で本体は赤字と、先ほど来いろんな方から指摘されている道路公団とうり二つの構図になるのではないかという疑念...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私は繰り返し特定局長のぐるみ選挙の問題を取り上げてまいりましたが、特定局長個人が自民党を支持してはならないなどとただの一度も申し上げたことはないんです。特定局長の一人一人が自民党を支持しようが民主党を支持しようが、それは自由なんです。むしろ、その自由を自民党と郵政官...全文を見る | ||
○宮本岳志君 正にこういうことをやっておれば総理の反論に言い返せないという現状もあるでしょうが、私ども日本共産党、私にそのような中傷をしてくるというのは断じて許されないと言わざるを得ません。 我が党は一貫して労働組合が特定政党の支持を機関決定することに反対をしてまいりました。...全文を見る | ||
10月31日 | 第155回国会 参議院 総務委員会 第3号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 今日は住基ネットについて質問いたします。 まず、総務大臣に端的にお聞きしたいんですが、住基ネットワークシステムを導入した目的ですけれども、この目的は、住民の利便のために導入したと。これでよろしいですね、大臣。 |
○宮本岳志君 本当にそうなのかということを、私、まずお伺いしたいんですよ。 それで、地方自治体の現場でも、住民にとってはそれほどの利便にならないのではないか、何のためにこれほどの手間と金を掛けるのかという疑問さえ私は聞いております。住民票の異動は年に何回も必要になるわけでは普...全文を見る | ||
○宮本岳志君 どんどん広げるというのが、私、少し引っ掛かるんですよ。つまり、住基台帳、この法律の審議の過程では九十三事務限定だということで、そう無制限に広げないという話から始まったわけですけれども、今はとにかく、答弁などを聞いておりますと、電子納税から電子投票に至るまで大臣の口か...全文を見る | ||
○宮本岳志君 いや、国のネットワークじゃなくて地方のものだと、そういうふうに言いながらそういう論が出てくるから私は違和感を感じるんですね。 つまり、住民サービスのためだと言うけれども、その八十四万人の横浜市の人たちは、私たちにとっての最大のサービスはそんな不気味なネットワーク...全文を見る | ||
○宮本岳志君 いや、後半の話は付け加えただけであって、つまり少なくとも住民票を動かす、あるいは遠隔地で住民票の写しを取るという場合には、その地方自治情報センター、指定情報処理機関に四情報を送らなくても市町村同士の接続でできると、これはもう明瞭ですね。 | ||
○宮本岳志君 住民サービスが便利になるという点では、別に中央に対して四情報を全部全国から集めるという必要はないというのは原理的に明瞭だというふうに思うんですね。 それで、なぜこれに対してそれほど不安が出るのかと、私、そのことに次に入りたいと思うんです。これは本当に安全なのかと...全文を見る | ||
○宮本岳志君 大臣ね、五万枚、五万人、これだけの方々が一人の間違いもなくデータを適正に取り扱えると、これ大臣、保証できますか。 | ||
○宮本岳志君 いや、そう言うと思っていたんですよ。そう言うと思っていたんです。 それで、じゃそれほどきちっとしているのかと、私、事実指摘しましょうよ。例えば、八月の五日にシステムが本稼働したその直後に、私の地元、守口市で住民票コードが誤って他人に郵送されるというミスがありまし...全文を見る | ||
○宮本岳志君 だから、閉じた体系だとあなた方はおっしゃるけれども、現にインターネットに接続されていたということが出発当初あったわけですよ。また、末端の五万人の操作のところで誤ってインターネットとつながっちゃえば、閉じたものでもなくなるじゃないですか。ウイルスの侵入の可能性だって出...全文を見る | ||
○宮本岳志君 いや、満たすかどうかは聞いてないんです、使っているかどうかを聞いたんですから。使っているんですよね。 それで、満たすかどうかという議論はともかくとして、今日はこれを、これも地方自治情報センターからいただいた資料を付けました。資料の②を見ていただきたいと思うんです...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまり、この装置は多重化装置と言われる装置がかぎなんですよ。この多重化装置の管理は電気通信事業者がやっているんです。電気通信事業者のところで信頼がもし裏切られれば、この中身は説明どおりにいかないということになるんですよ。 今日はもう時間がありませんが、警察庁に来...全文を見る | ||
○宮本岳志君 これは、NTTドコモの職員がこの個人情報を持ち出したという事件が現に起こっているわけですね。 それで、先ほども私、安田教授の文書も紹介しましたけれども、セキュリティー問題のかぎは人の問題と言っても過言でないわけです。少なくともこういう問題一つ一つ、つまりそれぞれ...全文を見る | ||
11月14日 | 第155回国会 参議院 総務委員会 第5号 議事録を見る | ○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております一般職給与法等の改正案に反対、特別職給与法等の改正案には賛成の討論を行うものです。 一般職給与法改正案に反対する理由の第一は、これが小泉内閣のゼネコン奉仕の無駄な公共事業など財政赤字の根源には一切手を付けな...全文を見る |
11月19日 | 第155回国会 参議院 総務委員会 第6号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 まず最初に断っておきたいんですが、我が党は、ITを国民の利益のために普及すること、行政事務がIT技術によって便利になることにはもちろん賛成です。私自身、この間、不正アクセス禁止法やプロバイダー法、電子署名法などには賛成をしてまいりまし...全文を見る |
○宮本岳志君 今、大臣から三年前の住基法案の審議という話がございました。実は、三年前の住基台帳法の議論でも、一番の大議論になったのがこのプライバシーの保護とその法整備ということです。今、大臣は、一般論ではあるけれども、自己情報をコントロールする概念ということも含めてお認めになりま...全文を見る | ||
○宮本岳志君 今日は傍聴されている方もいらっしゃるんですね。 三年前の議論というのは、私はどう読んでもそのような議論を御党がされたというふうには読めません。貴党の富田議員は、包括的な個人情報保護法、これをまず作って、それからネットワークシステムの運用に入ると明確に述べているわ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私、ビデオで確認しましたので、何の関係もないと言っておりますので、そこは訂正をしていただきたいというふうに思います。 あのときの議論に立ち返ってみれば、今のこの現時点での議論というのが大きくずれていると。これは何も公明党さんだけの問題ではないということも私は指摘...全文を見る | ||
○宮本岳志君 住民の居住関係の公証と答えられましたが、住民の居住関係の公証はだれが行うということに法ではなっておりますか。 | ||
○宮本岳志君 市町村が行う固有の自治事務なんですよ。 ところが、大臣、大臣は三十一日に、私が横浜市のことを質問したのに対して、「参加しない人がおるとか、それを認めるなんということは一切考えておりません。」と、こう言い切り、その理由について、住民基本台帳というのは、国としての、...全文を見る | ||
○宮本岳志君 横浜のことに、お尋ねしたときに大臣はおっしゃったんです。実は、この国の制度だと強弁する直前には、私の質問に対して、住基というのは地方の制度なんですよと、こう答えているんですよ。私、大臣の答弁、いや、今日はだから議事録も付けたんです。見ていただけるように資料で配付して...全文を見る | ||
○宮本岳志君 それは国の法律で定めているんですから、そんなことは別に議論の余地ないんですよ。しかし、住基ネット、住民基本台帳制度というものが正に地方の制度であるというのは、これはもう住民基本台帳法の、いや地方自治体が、市町村が公証する制度であるというのは、これは大原則なんですよ、...全文を見る | ||
○宮本岳志君 公証はどうなんですか。 | ||
○宮本岳志君 公証は地方がするんでしょう。国じゃないでしょう。国が公証すると答えているから訂正してくださいと言っているんじゃないですか。いいですよ、そんなことも認めないんだったらもういいですよ、時間がないですから。 私は、前回の質問で、前回時間切れで残した分を改めてやりたいん...全文を見る | ||
○宮本岳志君 大臣はお答えにならないんですけれども、最終的にその専門家委員会で安全だと言われているからということを繰り返されるだけなんですよ。確かに、それは専門家の意見を聞くということを否定しませんよ。それはそれで大事なことでしょう。ただ、このシステムにあなた方がどう責任を持つの...全文を見る | ||
○宮本岳志君 IP—VPNが専用線とみなし得ると、その信頼性は専ら多重化装置に掛かっていると言っても過言ではありません。 それで、こういう、今二千、これは全体で二千と。ただ、そのうちどれだけが住基にかかわっているかというのはあれなんです。 | ||
○宮本岳志君 住基で二千ですか。ということですけれども、二千というのが今出された数ですけれども、それがその他の情報とどのように論理的に隔離されていくのかと。 先ほどのこの広告を見ますと「IPという通信ルールを使って、仮想の企業専用ネットワークを構築する」と説明されております。...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまりは、第一種通信事業者NTTと技術評価委員会、専門家の意見のみによっているということでしょう。そうとしか私は聞こえなかった、今の答弁を聞いても。まあいいでしょう、それは。そういうやり方というのはどうなのかというのは、それはそれで考え方としてあるでしょう。 で...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまり、このルート証明書とサーバー証明書というのは、万が一偽の総務省の窓口を作って人をだまそうという者が現われたら大変だと、そこで、確実に本物の窓口にアクセスするために使うものでありまして、それをインターネットで配る際にダウンロードした証明書が本物かどうかを利用者が...全文を見る | ||
○宮本岳志君 なかなか不思議な論ですね。 今、政府のセキュリティーを民間の信頼に置くのはいかがなものかというふうにおっしゃいましたね。先ほどIP—VPNの議論をやったときには、第一種通信事業者、NTTをあれほど信用しておられたあなた方が今度は民間には信が置けないんだという議論...全文を見る | ||
○宮本岳志君 いや、IP—VPNにとっても多重化装置というのは正に信用のかなめを成すものだということを指摘したわけですからね。 それで、こういうやっぱり様々な指摘をされているけれども、あなた方が真剣にそれに対してやっぱり信頼を、払拭する態度を取っていないということが極めて重要...全文を見る | ||
○宮本岳志君 この十一月七日の毎日新聞夕刊には、「住基ネット自治体側のOS 安全上の欠陥を放置」という記事が載りました。地方自治体にあるセンターサーバーのOSにはウィンドウズ二〇〇〇が利用されているが、地方自治センター側から八月に一度改善プログラムが配付されただけ。八月以降、OS...全文を見る | ||
○宮本岳志君 当たり前なんですね。この二つが漏れていいんだったら、守口市で何で管理職の皆さんが寝る時間も削って回収に当たったのかと。地方自治体が必死になっていることを、まあ何というか、あざ笑うような、そういう答弁をやるというのは、本当に私、ひどいと言わざるを得ません。 公開四...全文を見る | ||
○宮本岳志君 変えられるというけれども、漏れたときに、その情報を入手した不正使用する者が、あなたの情報漏れていますよ、ここに持っていますよと伝えることはないんですから、本人には伝わらないんですよ、不正に使われたって。 そういう答弁が出るからこそ住基ネットワークについての不安が...全文を見る | ||
11月21日 | 第155回国会 参議院 総務委員会 第7号 議事録を見る | ○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております三法案に、いずれも反対の立場から討論を行います。 この三法案は、すべて住基ネットの運用に土台を置いている点で九九年の改正住基法と一体のものであると同時に、審議の中でも政府が明言している住基ネットの利用の際限...全文を見る |
11月26日 | 第155回国会 参議院 総務委員会 第8号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 本法案は、この九月の十一日に出された最高裁判決の趣旨を受けて郵便法を改正するものであって、当然我が党も賛成でございます。 しかし同時に、この改正案に示された総務省の姿勢には不満を若干感じざるを得ません。この法案には判決によって違憲...全文を見る |
○宮本岳志君 実は、この件は長野郵便局の幹部が自腹で被害者に三十万円を弁償して収めようとしたんです。それを、個人の金で弁償されても解決にならないと拒否をして裁判になったという事例なんですね。 当局としては、事業の特殊性を理由に賠償を拒否する、その下で職員個人は責任を感じて自腹...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そして、最高裁違憲判決と同じ九月の十一日ですね、東京高裁でも別の裁判の判決がございました。 顧客との関係では、膨大に取り扱うからといって、最高裁で違憲判決が出るまで故意や重過失さえ責任を認めてこなかったあなた方が、今度は職員との関係では、膨大な現金の取扱いをさせ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私も別に何でもかんでも全部ということを言っているわけじゃないですが。私は、やっぱりお客様というのが一番大事だと、これはもう皆さん方も異論のないところだと思うんですね。 それで、実は不足金の裁判ということも私取り上げるわけですけれども、実はこの判決を受けた九月の十...全文を見る | ||
○宮本岳志君 先ほど、大臣が尊重するというふうに御答弁いただいたこの判決ですけれども、この中ではこう言っているんです。一定の機関及び一定の職員を母体として監察すれば、いわゆる過不足事故が発生するのは当然であり、やむを得ないというふうにも述べております。そして、郵便局員が給与面で特...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ここに裁判に提出された横浜銀行青葉支店の副業務役の陳述書というのを私、持ってきたんです。民間銀行では、明治以来の長い歴史の中で、現金過不足事故を減らし、その原因を特定するための様々な工夫がされてきたと。その中で、私が以前から指摘している金種別の取引の記録などが基本的...全文を見る | ||
11月27日 | 第155回国会 参議院 憲法調査会 第4号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 本日は濱田先生、田島先生、誠にありがとうございます。 まず、濱田先生にお伺いをしたいと思います。 表現の自由と規律ということが論点になっているわけですけれども、憲法二十一条は、これは「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の...全文を見る |
○宮本岳志君 ありがとうございます。 もう一問、濱田先生にお伺いするんですが、情報に対する権利ということをお述べになりました。例えば今IT化ということも議論になるわけですけれども、本来、情報技術というものは、私どもは民主主義と密接なかかわりを持っているというふうに考えておりま...全文を見る | ||
○宮本岳志君 次に、田島先生にお伺いをいたします。 今、国会で議論になっている人権擁護法案についても先生の方からお話がございました。人権委員会の独立性の問題あるいはメディア規制、雇用差別の救済を厚生労働省などに丸投げしているという点、さらに国民の自由な言論、表現活動を制限しか...全文を見る | ||
○宮本岳志君 ありがとうございます。 もう一問、この問題にかかわってお聞きするんですが、報道被害についてのメディアの自主的取組というのは緒に就いたばかりであります。犯罪被害者の皆さんからはまだまだ不十分という声ももちろん寄せられております。 一方、田島参考人は記事の中で、...全文を見る | ||
○宮本岳志君 警察や自治体が取材現場を仕切る場面への懸念という辺りはいかがでしょうか。 | ||
○宮本岳志君 もう最後の質問になるかと思うんですが、お二人の先生にお伺いしたいと思うんです。 私は、実は国会では総務委員会というのに属しておりまして、住民基本台帳ネットワークというものをこの間随分国会で議論をしてまいりました。参考人のお二人ともが自己情報コントロール権というこ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 お二方、大変ありがとうございました。大変参考になりました。先生方の意見を参考にして、私も全力で頑張りたいと思います。 ありがとうございました。 | ||
11月28日 | 第155回国会 参議院 総務委員会 第9号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 まず初めに、通信総合研究所について二問ほど確認をしておきたいと思います。 通信総合研究所が現在特定独立行政法人になっているのはなぜなのか、御説明いただけますか。 |
○宮本岳志君 つまり、国民生活や社会経済に極めて重要な業務を行っているという説明でありました。 今回、TAOとの統合後も特定独立行政法人のままでいくということは、この重要な業務を引き続き続けるということでよろしいですね。 | ||
○宮本岳志君 独立行政法人の通則法三十五条では、「中期目標の期間の終了時において、当該独立行政法人の業務を継続させる必要性、組織の在り方その他その組織及び業務の全般にわたる検討を行い、その結果に基づき、所要の措置を講ずる」と、こうして改めて検討するということにしております。くれぐ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 消防士に限らず地方公務員は、地方公務員法の定めによりまして、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、日々全力を挙げて職務の遂行に当たっておられます。これら地方公務員が公務により死亡、負傷あるいは病気にかかった場合に、地方公務員法第四十五条の規定に基づきその災害を...全文を見る | ||
○宮本岳志君 第五十五国会参議院地方行政委員会で行った提案理由説明、当時の藤枝自治大臣は、「これまで災害補償の道が開かれていなかった地方公務員につきましても、その道を開く必要があることは申すまでもありません。」と述べております。 しかし、残念ながら、救うべき者を救っていないと...全文を見る | ||
○宮本岳志君 つまり、重要な判断は本部が仕切っているという説明だと思うんですけれども、これについて資料の1の④に所属部局の長の意見、助役さんでありますが、付けてあります。そして、1の⑤には市長の意見も付けておきました。どちらも、これは公務上の災害だ、過労で自殺に追い込まれたんだと...全文を見る | ||
○宮本岳志君 「所属部局の長の証明」、この資料に添付したものはもう明瞭に、「本人の妻が述べているように、精神的負担感が増幅し、自らの命を絶ったものと推察される。」と、こうはっきり述べているわけですね。それに対して基金は公務外という認定をしたわけですよ。 それから、医学的知見と...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私、実際に添付資料というものも数々見せていただきましたよ。膨大なものですよ。これだけのものをそろえて申請するとどう考えても三けたというページ数にならざるを得ない資料をそろえて提出させるというのは、私は本当に、ある意味では公務災害申請しようという者のその気をなえさせる...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そこで自治行政局に聞くんですが、今回の法改正で、本部協議制とかあるいは文書審査主義を変更するというような条文がどこかに含まれておりますか。 | ||
○宮本岳志君 基金として、せめて労災並みに現場に人が行って調査するとか、せめて添付すべき書類の作成ぐらい基金支部でお手伝いしてできるような抜本的な人員の増員計画というのを総務省は持っているんですか。 | ||
○宮本岳志君 要するに、認定を申請する側にとっては、今回の法改正というのは別に中身として何の変わりも改善もない、今までと同じということなんですね。私ども、やっぱり改革というならばここにメスを入れる必要があるというふうに思っております。 そこで基金の理事長にお伺いしますが、昨年...全文を見る | ||
○宮本岳志君 民間では、この日に厚生労働省が示した新基準によって係争中の案件でも訴訟を取り下げるという事例が出ているんですね。また労災の認定に踏み切るという事例も生まれております。しかし、基金の方は、実際の認定はさっぱり改善されていないと。 そこで、具体的な事例を一つ挙げたい...全文を見る | ||
○宮本岳志君 厚生労働省、来ていただいていますか。 昨年十二月十二日、労働基準局の通達、「脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準の運用上の留意点等について」には、「リスクファクター及び基礎疾患の状態、程度を十分検討する必要があるが、認定基準の要件に該当する事案については、明ら...全文を見る | ||
○宮本岳志君 正に一か月に百時間を超える残業を行っているというような場合には、明らかに業務の要因がないと認められる場合を除いて、これはもう業務上のものだというふうに認めるべきであるという基準で運用が始まっていると思うんですね。 ところが、基金は反論書を出して、甲状腺機能亢進症...全文を見る | ||
○宮本岳志君 厚労省との連携でやったということであれば、これは九九年十一月に厚労省の専門検討会が出した報告書が基礎になっているということだと思います。 ここに、これも資料に付けておきました。「遺書等の取扱い」というものがございます。「遺書の存在そのもののみで正常な認識、行為選...全文を見る | ||
○宮本岳志君 何もだから見直してないということだと思うんですよ。 私は、この事件、勉強させていただいて、本当にひどいなと。和歌山の辻田さんの件、この鈴木先生の件、あなた方の書類を読んでいると、よくもこんなに冷酷なことを言えるものだと、本当にそういうふうに感じます。 次に、...全文を見る | ||
○宮本岳志君 聞いたことだけに答えてくださいよ。 この鈴木事件で、基金は正にあなた方が九年四月一日理事長通知で示した基準について争ったんですよ。あなた方の言い分は、保母の業務は長時間にわたり同一の動作や同一の作業を反復するものではないから上肢に負担の掛かる作業を主とする業務と...全文を見る | ||
○宮本岳志君 そんなこと言っているから時代後れになるんですよ。 大体、ここに私、持ってきたのは、平成九年二月三日、労働省労働基準局補償課長名の都道府県労働基準局労災主務課長あて事務連絡、持ってきました。「上肢作業に基づく疾病の業務上外の認定基準の運用上の留意点について」という...全文を見る | ||
○宮本岳志君 やっぱり改革という点で、私は本当に、例えば市長が意見を付けても、あるいは教員の例で学校長が意見を付けても、公務外といって返ってきたという事例、聞きましたけれども、本当に地方分権の精神で改革するというのだったら、やっぱり基金の本部が全部、全部というか重要案件は審査で決...全文を見る | ||
○宮本岳志君 職員をお願いします。 | ||
○宮本岳志君 もうとにかく総務省と人事院で占められているわけですね。 今回、出されている法案の中にはこの中央省庁出身者の新しい法人への再就職を規律するような何か条項というのはあるんですか。 | ||
○宮本岳志君 総務大臣は不適切に任命してきたわけじゃないでしょうから、そこで適切にやったって、今までどおりやるというだけのことでしょうが。何らその再就職、天下りをどうこうするという規定はないんですよ。現に、山崎理事長だって人事院事務総長御出身というふうにお伺いをいたしました。 ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、ただいま提案されました緊急決議案に対する意見の表明を行うものです。 電話サービスは、言うまでもなく国民生活に不可欠な基礎的通信手段であり、その料金に地域格差があってはならないものです。政府の電気通信政策の基礎となるべきこの認識が、本日...全文を見る | ||
12月10日 | 第155回国会 参議院 総務委員会 第11号 議事録を見る | ○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。 まず、字幕放送について質問いたします。 私は、字幕放送の拡充のためには一つ一つの放送事業者に対して計画も持ってもらい、到達点も事業者ごとに出してもらう必要があると、こういう提案をしてまいりました。今年の七月に発表された実績調査の公...全文を見る |
○宮本岳志君 総務省もこの春以来、進行管理をするとおっしゃっているわけですし、四月二十四日に発表された次世代字幕研究会の報告書でも、「毎年字幕拡充計画の進捗状況を把握し公表するとともに、進捗状況が悪く合理的な理由がない場合には、拡充のための要請を行うことが求められる。」と、こう述...全文を見る | ||
○宮本岳志君 同一画面上で一致させるというのはそれほど難しいことでないと思います。実際、我が党の持込みビデオ、政見放送の持込み分のビデオはそういう手法で行っているわけですね。 それで今回改めて、それで改めて確認をしたいんですが、一九八七年二月二十八日に当時自治大臣が告示した政...全文を見る | ||
○宮本岳志君 候補者自身の責任で用意した要約原稿で字幕を流すことを私、提案したわけですけれども、これが公選法の趣旨に反するというんでしたら、今のやつも候補者自身のものにこれはそれを付けるということですから、同じことになると思うんですね。 それで、この問題は大変その当時大きく取...全文を見る | ||
○宮本岳志君 残された時間で、テレビ放送のデジタル化問題について質問をいたします。 まず、BS放送ですけれども、NHKが、デジタル移行が進んでも七年時点ではなお五百万のアナログ受信世帯が残ると、こう主張して、従来からのBSアナログ放送も二〇一一年までは続けるというふうにされま...全文を見る | ||
○宮本岳志君 二〇〇七年以降もBSアナログ放送が続けられるということになりました。なぜ一一年なのかというと、これは地上波のデジタルがこの打切り期日を迎えるからであります。 それで、しかし、今この地上波のデジタル化完了期日自体が本当にできるのかと、これが大問題になっております。...全文を見る | ||
○宮本岳志君 法改正のときに、総務大臣は二〇〇一年度を初年度として五年計画、二〇〇五年度には終わると答弁されておりました。ところが、アナ・アナ変換の工事は、先ほどの答弁でも、早いところで来年二月と。そして、来年からの三大都市圏のデジタル放送開始には間に合わないということで、最初は...全文を見る | ||
○宮本岳志君 昨年の電波法のときには三大都市圏のアナ・アナ変換は当然二〇〇三年の放送開始までに終わっているということを前提とした議論でした。 先日も総務省に聞いたんですが、最低二十三区内はカバーできますかと、あるいは山手線の内側はどうかと聞いても、なかなか明瞭なお答えをいただ...全文を見る | ||
○宮本岳志君 このパネルを見ていただきたい。(図表掲示)皆さんのお手元にも資料にほぼ同じものを付けてありますけれども、二〇〇〇年のデジタル試験放送はやられておりません。それから、二〇〇三年から始める予定の本放送は、本来の出力による送信は一体いつになるか分からないという状況でありま...全文を見る | ||
○宮本岳志君 自分たちの計画に固執して全く現実を見ようとしない、そういう態度は本当にひどいと思いますよ。私は、こんなむちゃな計画は必ず見直さざるを得なくなるということをはっきり指摘して、私の質問を終わります。 |