宮本岳志

みやもとたけし

比例代表(近畿)選出
日本共産党
当選回数5(参1)回

宮本岳志の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月22日第156回国会 参議院 本会議 第2号
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○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、財政演説について小泉総理大臣に質問いたします。  小泉総理、あなたが構造改革なくして景気回復なしと言い続けて二十か月が過ぎました。本補正予算案は小泉改革なるものの破綻を証明するものにほかなりません。あなたは本予算で公共事業を一〇%減らし...全文を見る
01月30日第156回国会 参議院 総務委員会 第2号
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○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、議題となっております地方交付税法等の一部を改正する法律案に対する反対の討論を行うものです。  本法案は、不況の深刻化による二・五兆円を超える国税の税収不足が出ることに伴い、地方交付税の財源にも欠損が生ずることに対処しようとするものであり...全文を見る
02月19日第156回国会 参議院 憲法調査会 第2号
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○宮本岳志君 両先生、ありがとうございます。  私、日本共産党の宮本です。  まず、平松参考人にお伺いしたいと思います。  先生は、資料の中で、特に規制緩和が商業道徳を一緒に洗い流そうとしている、こういうゆゆしき傾向についてもお触れになり、そして規制緩和が資本力による競争を...全文を見る
○宮本岳志君 同時に、少し今度は、平松先生のお書きになったことで、私、あれっと思ったところがあるんですね。いじめのことについて先生お書きになっておられます。  学校にいじめがあると、いじめる者が悪いという単純な発想になるけれども、いじめには原因があって、独善的な行動、わがままな...全文を見る
○宮本岳志君 それでは、申先生にお伺いいたします。  先生の論文の中で、とりわけ自由権と社会権について論じられている点がございます。憲法二十五条は、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」と、これは本当に大事な規定だと思うんですけれども、しかし現実にそ...全文を見る
○宮本岳志君 先生がその直後に引用されている、「これらの権利が」、つまり社会権が「実現困難と思えるのは、既存の財や資源の配分が何ら変更を受けないことを前提としているからにほかならない。」と、この指摘は非常に大事だと思っておりまして、これは正に憲法二十五条の運用上も大事な点だと受け...全文を見る
○宮本岳志君 改めて人権擁護法案についてお伺いするんですけれども、先ほど自民党の方からもお話がありました。  そこで、申先生のお立場を改めて確認させていただきたいんですが、私どもは、人権擁護法案はパリ原則に基づいて国際的に努力されているものに比べてもほど遠いものになっていると。...全文を見る
○宮本岳志君 ありがとうございました。
03月18日第156回国会 参議院 総務委員会 第4号
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○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。  今日は市町村合併についてお伺いをいたします。  我が党は、住民の意思に基づいて地方自治体を適切な規模にしていくことに決して一律に反対をするものではございません。大臣も先日の本会議で、あくまで自主的な合併だと答弁をされておりましたけれ...全文を見る
○宮本岳志君 それで、そこで、今やられている市町村合併の強力な推進というものが、大臣がおっしゃるようにあくまで自主的な形で進められているかを今日は議論したいと思うんです。  資料をお付けいたしました。今日の資料①に、地方交付税の将来動向図という、イメージというグラフをお付けして...全文を見る
○宮本岳志君 正に当然のことだと思います。  ところが、こういう間違った認識が市町村でいかに広がっているか、そして実際に地域住民にはどんなふうに説明されているかということを私は非常に問題意識を持って受け止めました。  資料の②を見てください。これは平成十三年、一昨年の八月一日...全文を見る
○宮本岳志君 改めて確認しますが、合併しなかったからといって基準財政需要額ですね、それと基準財政収入額との関係で導かれないような交付税算定に切り替えられるということはありますか。
○宮本岳志君 もうそれは当然のことなんですよ。だから、適切にそれぞれの自治体に即して計算されるというのは当たり前のことでありまして、合併した場合の特例措置というものも、合併したことによって不利にならないように、合併しなかった場合を想定した地方交付税を保障するという話でありますので...全文を見る
○宮本岳志君 九月三日。
○宮本岳志君 三日です。
○宮本岳志君 総務省がやったと。
○宮本岳志君 香山総務審議官に御答弁をとこちらからお願いしたんですが、前例がないということでありました。  九月の三日に総務省が合併協議会連絡会議という会議を行ったことは確認できますか。
○宮本岳志君 私の手元に、そのときの香山審議官の発言録がございます。香山氏は、交付税の算定、香山氏は、交付税について厳しい財政状況にあると、こう述べた後、こう言っているんですね。  合併された町村に対しましては、合併特例債でありますとか、あるいは交付税の算定におきます合併算定替...全文を見る
○宮本岳志君 じゃ、明確に合併しなければ将来の展望が描きにくくなりますよと、やっていけなくなりますよということを言っているわけですから、私はこれはやはり合併を上から強制していることにほかならないと言わざるを得ないと思うんですね。だから、私、香山さんに来ていただきたかったわけですよ...全文を見る
○宮本岳志君 なぜこの発言録が私の手元にあるかといいますと、先ほどの十月二十一日付けのイメージ図を飛騨地域振興局は撤回したんですけれども、これは十月二十一日に撤回した後、直後の二十九日付け事務連絡で「合併協議会連絡会議結果について」というものを各町村の合併担当課長と合併推進協議会...全文を見る
○宮本岳志君 総務省自治行政局に、これは一昨年の十一月三日ですけれども、自治行政局に高島さんという行政体制整備室長という肩書の方がいらっしゃいました。矢祭町の宣言が出た直後に山口県の下松市で行われたシンポジウムの記録があります。  これを見ると、この高島さんは、この宣言、申し上...全文を見る
○宮本岳志君 十三日、確かに高島室長は矢祭町を訪問しております。そのときのやり取りが「広報やまつり」というものに掲載されているのをいただいてまいりました。  どうも読んでいると、下松のシンポとはトーンが大分違うんです。町長さんへの礼儀を考えたということもあるんでしょうけれども、...全文を見る
○宮本岳志君 こんな背信的なやり方ないと思うんですよね。事前に行きもしないでこうだと言っておき、行ったら、そのことは言わずに引き下がって帰ってきて、そして納得したのかと思えば、わずかその後には、また同じ福島県で背信行為だとぶち上げる。そういう記事になっていますよ、これ、地元紙。ぶ...全文を見る
03月20日第156回国会 参議院 総務委員会 第5号
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○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、地方税法等の一部を改正する法律案に対して反対の討論を行います。  反対理由の第一は、改正案が個人住民税の配偶者特別控除上乗せ分を廃止するなど庶民増税であり、経済危機に一層の拍車を掛けるものとなっているからです。  配偶者特別控除の廃止...全文を見る
03月25日第156回国会 参議院 総務委員会 第6号
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○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。  私は先週、今後、交付税はどんどん減らされるから合併するしかないというような誤解が地方自治体に広くあって、それが市町村合併の無言の圧力になっているという問題を取り上げました。それが地方交付税の趣旨に照らして全くの誤解である、これは自治財...全文を見る
○宮本岳志君 本来、国が責任を持つものなんで、地方の赤字地方債に押し付けるということに、このスキームそのものに私たちは問題があるということを御指摘申し上げているわけですね。  それで、資料①を見ていただきたい。朝日の昨年十二月二十四日付け夕刊、地方交付税で十八兆六百九十三億円、...全文を見る
○宮本岳志君 何度も言うように、我が党は六条一項の税率を上げよと、こういう立場ですけれども、あなた方がこの臨時財政対策債を地方交付税の身代わりだというふうにまでおっしゃるのであれば、くれぐれもこれが合併推進の口実に使われるということのないように求めておきたいと思うんです。  も...全文を見る
○宮本岳志君 その内閣府の資料を④の1に付けております。  資料の④の2を見ていただきますと、確かに交付税のところには兵庫県で使われているのと同じ数字が並んでおります。そして、二〇〇六年度の地方交付税総額は十八・三兆円との見通しで、今年度よりも約二兆円も減ることになっております...全文を見る
○宮本岳志君 つまり、この内閣府の試算は、地方税が増えるだろうという前提で交付税の総額の減少を見込んでいるんです。交付税の額が基準財政需要額から基準財政収入額を引いて算出するものである以上、税収の見通しと交付税の見通しは一方が増えれば他方が減るという関係になるのは地方交付税法のイ...全文を見る
○宮本岳志君 こういう試算をやっているところを私調べたんですけれども、少なくないんですよ。一つや二つじゃないんです。ましてや、総務省から各自治体に本当に正確な説明がされているのか疑わざるを得ない状況もあると。前回指摘したような総務審議官の発言を、総務省が市町村にわざわざ配っている...全文を見る
○宮本岳志君 我が党は、臨時財政対策債というやり方そのものに反対であります。  それは、本来、地方交付税法が、第六条三の二項に基づいて交付税率の引上げによって国が責任持てとしているものを地方の借金に押し付けるという形式を持つからです。しかし、あなた方は、これは単なる赤字地方債で...全文を見る
03月27日第156回国会 参議院 総務委員会 第8号
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○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。  今日は、シベリア抑留者賃金未払問題について、大臣と政治家としての議論をしたいと思っております。  昨年末、近畿地区シベリア抑留者未払い賃金要求の会の代表がお亡くなりになりました。実は、亡くなる直前に私に連絡があり、私が病院に駆け付け...全文を見る
○宮本岳志君 政治家としてそういう話は多分御存じだと思うんですね。話は御存じだと思う。  抑留された人の総数は、旧ソ連の公式記録でも約六十六万人。死亡者は一割の六万人に上るといいますけれども、最近、北朝鮮に移動させられた人のうち一万二千人が亡くなったという報道もあって、死者は八...全文を見る
○宮本岳志君 各委員会でこの問題の議論をやる中で、一体この所管がどこの委員会、省庁であるかと。それで、とにかく幾つかの委員会、幾つかの省庁にかかわるわけですけれども、基本的に現内閣の中で総務省がこれを所管しているという、そういうお話も出ておると思うんですよね。  それで、取扱い...全文を見る
○宮本岳志君 このシベリア抑留の問題というのが当委員会でも衆議院でも議論されたことは大臣も御存じですよね。御存じですよね。そこで、大臣も、そのときは政府参考人もいらっしゃったと思いますけれども、その場で質疑に立ち会われたと思います。  これは、やっぱり出発点は、シベリア抑留者の...全文を見る
○宮本岳志君 まあ、擦れ違いということですけれども。  じゃ、私は、じゃ今日お伝えしていること、私が今日ここでお話ししていることというのは是非、大臣受け止めていただきたいと思うんですよ。片山さんとして受け止めていただきたいと。  そして、敗戦後、抑留者への賃金支払を不能にした...全文を見る
○宮本岳志君 責任持った判断を避けておいて最終的に決着したというのは私は到底認められないということを申し上げて、質問を終わります。
○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。  我が党は、本予算案に基本的には全体として賛成するつもりでおります。しかし、そのことと国会が放送法に基づいてこの予算案やその執行をしっかりチェックする、これは重要な別の問題であって、いささかも弱めていいものではないと考えております。 ...全文を見る
○宮本岳志君 内林氏は、一九九七年六月にNHKの大阪放送局の局長を退職され、その後、子会社の一つのNHKプロモーションという会社の専務から社長となられました。NHKプロモーション代表取締役社長を四年間務めて、二〇〇二年六月二十一日に退任したと。現在は、先ほどお話のあった顧問という...全文を見る
○宮本岳志君 事前にお伺いしたところ、常勤ということではないと、名誉職的なものだという話もお聞かせいただきました。  これは、報酬というものは出ないのでしょうか。
○宮本岳志君 NHKのそもそも大阪局を退職されるときに退職金が出ていると思うんですね。このNHKそのものを退職されたときの退職金、これは幾らになりますでしょうか。
○宮本岳志君 三千万円余りの退職金を受け取って、そしてNHKプロモーションの社長に就任をされたと、専務から社長に就任されたと。  昨年、社長、このプロモーションの社長を退任するときにも退職金が出ていると思いますが、それは幾らですか。
○宮本岳志君 NHK本体を退職した後、関連会社、子会社の役員や社長に天下って、そもそも本体退職のときに退職金を受け、関連会社で数年勤めた後また退職金を受け取り、今の話では三千万、そしてまた数百万の、三千万余りの退職金をNHK退職時に受け取り、それからプロモーション退職時に数百万と...全文を見る
○宮本岳志君 実はそれだけではないんですね。  内林氏がNHKプロモーションの社長を退任する直前に、昨年五月二十八日から六月五日にかけて、イスタンブール、パリ、プラハ、パリと訪問した。実はその前の社長も、これは招待であって会社の金ではないと聞いたんですが、退任前に業務でスイスに...全文を見る
○宮本岳志君 じゃ、何のためのヨーロッパ訪問だったんですか、内林氏は。
○宮本岳志君 いや、退任の決まった社長がヨーロッパに九泊十日で、私、聞いたらトルコ文明展のリサーチに行ったと。こんなばかな話は私は、納得、国民の納得、得れないと思うんですよ。帰国してわずか二週間後には社長を退任すること決まっている。トルコ文明展やるときにはもういないんですよ、社長...全文を見る
○宮本岳志君 何を言っているんですか。  我々はちゃんと調査したんですよ。先ほど、私は、パリから同一便で帰国したと認めているじゃないですか、あなた方だって、事前に。  しかも、私たちは、その便、JAL四〇六便の座席まで確認いたしました。この二人は隣同士の席に座って帰ってきた、...全文を見る
○宮本岳志君 八割を占めているんですね、常勤者の、退職者が。私はこういったことは本当に改められなければならないし、そしてやっぱりNHKが公共放送というのであれば、先ほどいろいろやり取りがありましたけれども、関連会社の打合せ料とか交際費とか、あらゆるやっぱり情報を開示していくと、自...全文を見る
04月01日第156回国会 参議院 総務委員会 第9号
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○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。  我が党は、これまでも大規模自然災害に対応するための消防防災体制の拡充強化を繰り返し要求してまいりました。このことの重要性を国民的な規模で切実に問題にしたのは、言うまでもなく、私の地元も被災地となった阪神・淡路大震災であります。  我...全文を見る
○宮本岳志君 そういうものではないというお答えだったと思います。  そもそも、中東情勢から波及する国民の安全へのリスクを食い止めるために真っ先に必要なことは何かと。それは、我が党が主張するように、アメリカの無法な戦争に反対することであり、イラク戦争への支持を撤回すること、そして...全文を見る
○宮本岳志君 大臣もそのとおりでよろしいでしょうか。
○宮本岳志君 この法案。
○宮本岳志君 この法案を審議しているんですから、この法案はそういうものでないということを御確認いただきたかったわけであります。  それで、この法案が大臣の発言によって有事対応に結び付けられて、むしろ担当部局を困らせることのないようにしていただきたいということを言いたかったわけで...全文を見る
○宮本岳志君 消防組織法第六条には、「市町村は、当該市町村の区域における消防を十分に果すべき責任を有する。」と、こう明記されているわけなんですね。県や国はあくまでも補完であって、消防の第一義的な責任は市町村にあると。それは消防というものの本来の在り方が、だれかどこかの人に守っても...全文を見る
○宮本岳志君 当然の答弁だと思います。都道府県を超えた広域的な相互援助というものも、あくまで個々の常備消防や消防団に基礎的な消防能力があった上でのことだと思うし、また、大規模災害等に対応する体制を整えたからといって、日々起こる小規模なあるいは中規模な火災に対応する日常業務の重要性...全文を見る
○宮本岳志君 阪神大震災は五千人以上の死者を出す大惨事でしたけれども、その後の火災による死者の数は既に大震災での死者数の三倍に達しているわけですね。大規模な公共施設等ではない住宅の火災だけでも毎年八百人から九百人の死者が出ている。こうした一般の火災による死者を何とか減らそうとして...全文を見る
○宮本岳志君 一〇〇%でないんですね、依然として。  例えば、消防車が出動中に救急車の要請が来ても運転する者がいないといった状況が依然として起こり得るということだと思います。大規模災害の対応ということを言うのであれば、そういうときこそ救急も消防も一度に必要になるわけですから、一...全文を見る
○宮本岳志君 市町村に責任をきちんと果たしていただくと、国はそのための条件を確保することに責任を持っていただきたいと思います。  法改正後は、すべての自治体が常備消防を持っているものとみなして基準財政需要額を算出すると聞いております。  これは自治財政局長にお伺いいたしますけ...全文を見る
○宮本岳志君 先週、先々週も議論しましたように、将来は交付税は減らされるというような話が広がっているわけでして、常備消防を維持できる交付税を確保することは正に政府の責任だと、くれぐれもその点で不足が起きることのないように求めておきたいと思います。  最後に、消防用設備等に係る技...全文を見る
○宮本岳志君 是非しっかりやっていただきたいと思います。  この件に関して、昨年十二月に、全国消防長会から消防庁長官に意見と要望が出されております。  これを見ると、性能基準の導入に当たっても、「申請者及び審査機関ともに適否の判断が比較的容易であることから、一般的な防火対象物...全文を見る
○宮本岳志君 理屈の上で防火性能が確保されると言っても、現場で検査に支障を来すようでは安全の確保はできないと思うんです。実際に検査に当たる立場からの意見を尊重していただいて、くれぐれも国民の安全確保に遺漏がないようにしていただきたいと思います。  そして、このような制度を導入す...全文を見る
○宮本岳志君 そうはいいましても、だれでも登録できる、できて、仮に建物を建てる会社が自分で性能評価するとか、その関連団体や子会社などにやらせるというようなことになれば客観性は担保できないということになります。登録検定機関の客観性、中立性をどう確保しようとしているのか、お答えいただ...全文を見る
○宮本岳志君 是非、厳正にやっていただきたいと思います。  大臣、政府は有事対応では国民の安全ということを口にされます。しかし、肝心の消防防災体制については、先ほども充足率が一〇〇%というのはなくて七〇%台のものが二つほどありましたけれども、不十分だと思うんですね。その一方でイ...全文を見る
04月17日第156回国会 参議院 総務委員会 第11号
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○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。答弁は、時間がありませんので短く端的にお願いしたいと思います。  まず、総裁においでいただいておりますので総裁にお伺いしたい。  日本郵政公社の資本金ですけれども、これは幾らになっておりますか。
○宮本岳志君 今日はそれを少し議論してみたいと思うんですね。  配付資料の①―1は、昨年の十一月の十一日に行われた第二回日本郵政公社設立会議にドイツ証券の水野温氏氏が提出した試算です。この試算によると、昨年の三月三十一日時点で簡保の資本金額はマイナス一・六兆となっており、公社全...全文を見る
○宮本岳志君 国民から預かった郵貯、簡保の資金をリスクある指定単で運用して五・六兆の穴を空けて、だれも責任を取らないどころか反省の弁すら口にしないと。  そこで、あなた方は、この指定単運用の損失を何とか帳簿上解消して、債務超過ではないという状況を作る必要があったわけです。まずは...全文を見る
○宮本岳志君 しかし、満期保有がゼロというのはおかしいんですね。その証拠に、ちゃんと郵貯の方は三十一兆、国債、これを満期保有に仕分けておりますし、平成十四年度簡保の資金運用の購入実績というのをいただきましたが、三・五兆満期保有に入れているわけです。  なぜ平成十三年度末で国債全...全文を見る
○宮本岳志君 六千でしょう。
○宮本岳志君 それがいい加減だと言っているんですよ。  一・六兆の帳じりを合わすために価格変動準備金の全額一兆をつぎ込んでもまだ足りないと、だから危険準備金を六千億取り崩したと。大体、危険準備金というのは価格変動準備金とは別の目的があるから別の準備金になっているんでしょう、そん...全文を見る
○宮本岳志君 一・一兆かと聞いているんですから。一・一兆が残りですねと。
○宮本岳志君 資料の④に、昨年の年度末の取引となった三月二十九日と今年三月三十一日の日経平均株価、あとTOPIXを付けておきました。日経平均一万一千円だったものが、今年八千円です。TOPIXの方は一〇〇〇を超えていたものが八〇〇を切っているんです。つまり、更に昨年三月末から二割か...全文を見る
○宮本岳志君 新たに二兆円の含み損が出ていると。先ほど危険準備金の残りは一・一兆だと。これ一兆円足りなくなるんですが、この分は一体どうやって埋めるつもりですか。
○宮本岳志君 そういうことなんですよ。貯金で一兆円の収益があるから一兆円の資本金になると。つまり、貯金以外は全部この含み損でパアになると、そういうことでしょうが。  私は、本来国民に還元されるべきものが事業の収益として吸い上げられて、それがあなた方の無責任な資産運用のしりぬぐい...全文を見る
05月07日第156回国会 参議院 憲法調査会 第6号
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○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。  三人の参考人の先生方、大変御苦労さまでございます。  まず、上田先生、渡辺先生にお伺いをいたします。  上田参考人も、第一次世界大戦後の国際連盟規約、一九二八年の不戦条約、四五年の国連憲章等々を挙げられて戦争の違法化への努力が世界...全文を見る
○宮本岳志君 西先生、今日は憲法調査会として初めて平和主義と安全保障についての調査に入ったわけです。今日は是非重厚な憲法論をと思っておりましたけれども、先生の方から質問がございましたもので、この場は参考人が委員に対して質問する場ではないんですけれども、あえて言わせていただきたいと...全文を見る
○宮本岳志君 この本の中で……
○宮本岳志君 はい、そうです。  いや、先生も共著ですが、別の方のお書きになった部分かも分かりません。この中に。
○宮本岳志君 この考えに、じゃ先生はこの立場、違いますか。
○宮本岳志君 百三十六ページです。
○宮本岳志君 はい。
○宮本岳志君 時間が参りましたので、一言だけ付け加えますけれども、我が党が現憲法に反対したのは、憲法九条の下で日本に自衛権がないという吉田首相の立場、これに対して我が党は、九条によっても我が国の自衛権は放棄されないという立場からこれに反対をしたということですので、その点をはっきり...全文を見る
○宮本岳志君 先ほど参考人からも、我が党が憲法制定時に取った態度にも触れたお話がございました。この際、我が党の基本的立場を申し上げたいと思います。  まず、我が党の憲法草案については、先ほども述べましたように、戦争が終わった翌年、日本で新しい憲法を作ろうというときに、各党も憲法...全文を見る
05月13日第156回国会 参議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第3号
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○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。  従来より、我が党は、国民のプライバシー権を真に確立するための法整備、これは急務だという立場であります。私自身も、三年前、二〇〇〇年秋のIT基本法審議の際に、世界最高水準の高度情報化社会などという言葉だけではなくて、まず個人情報保護と消...全文を見る
○宮本岳志君 私は、やっぱり今利用者にとって一番不安に思っているのはこういった事例だと思うんですね。そこに対して本当に歯止めになるのかといえば、私はやっぱり非常に生ぬるいと、現状は。こういう問題は、だからこそ、一般法ではなくて正に電気通信分野での個別法の整備が急がれているというこ...全文を見る
○宮本岳志君 衆議院の附帯決議でも、医療、金融・信用、情報通信等、国民から高いレベルでの個人情報保護が求められている分野について、特に適正な取扱いの厳格な実施を確保する必要がある個人情報を保護するための個別法を早急に検討することということで、これは細田、片山両大臣ともその趣旨を十...全文を見る
○宮本岳志君 これはそれぞれの分野での検討ということもあるでしょうけれども、先ほども申し上げたように、内閣としてやっぱりどういう全体の法と個別法ということを考えるかということにかかわる議論になってまいりますので、その点でも、私、改めて総理に御出席をいただいて、その点も是非議論を深...全文を見る
○宮本岳志君 それでは、次の、もう一つの事例を引きたいと思っております。  もう一つは当時厚生省に答弁してもらっておりますので、もう一度かいつまんで説明していただけますか。もう一つの事例ですね。
○宮本岳志君 これは今、数をおっしゃらなかったんですが、調査票約二百二十一万枚のうち、これを委託、下請に出したと。この下請がまた二次下請に出したと。そうしたところが、この二次下請から先は、何と自宅作業のところまで行っておりまして、家庭ごみに出たということは、つまり自宅にこの調査票...全文を見る
○宮本岳志君 対象にならないというお答えなんですね。それは、名前が入っているかいないかというお話でしたけれども、私は、今度の法案で、やっぱり何といっても、行政機関の個人情報保護法に罰則を入れたとおっしゃるわけですけれども、先ほども議論になっていましたが、この罰則が正に、専ら職務以...全文を見る
○宮本岳志君 そういう話なんですよね。だから、結局、国民が一番これを心配をして、きちっと守ってほしい、私の個人情報を守ってほしいと言っているその願いに対してこたえるものになっているかどうかということを今一つ一つ見てきたわけですけれども、この点で私は到底その願いにこたえていないと言...全文を見る
○宮本岳志君 いや、防衛庁はこの行為を職務に関するものだからということで非常に甘い処分しかしていないんですよね。そうであれば、もうこの条文の適用というのは本当にそれぞれの、正に任命権者に任されているということに、これ総務大臣、そういうことになってしまうんですか、任命権者次第と。
○宮本岳志君 職務と何の関係もないような不正行為を一人でやったら罰せられると、当たり前のことなんです、そんなことは。そうでしょう。  問題は、組織ぐるみで職務の一部のようにして行われていることが国民の権利保護に反するような場合、こういう場合が出てきているわけですよね。そして、組...全文を見る
○宮本岳志君 つまり、公用文書遺棄というのは、要するに証拠隠しで公文書を廃棄するというようなことは認められない、罰せられると、あるいは職権濫用というのも、実際上は公務員法を持ち出すまでもなく、強要するという強要罪などに問われるような悪質なケースに限られるんですよね。  こういう...全文を見る
○宮本岳志君 そうなんですよね。だから、国家公務員の善管注意義務違反を規律するようなものじゃないんですよ。だから、私は改めてこの法案が、職務のためにやればこれは免れるということは、これは到底、懲戒処分だけで、ここに掛からない場合は懲戒処分でいくというだけではいかないと思うんですね...全文を見る
○宮本岳志君 少なくとも否定はされないわけですけれども。  日野議員は、先ほど読み上げた金重局長の答弁の後でこう言っているんですね。   私がやった事件で、宮城県のやぐら荘事件というのがありました。これは付審判事件です。そして、その付審判事件で検察官の役割をする弁護士が、ある...全文を見る
○宮本岳志君 つまり、暗にその存在をお認めになっているわけですよね。  それで、そういうことを少し調べておりましたら、五月二十七日付けの週刊プレイボーイという雑誌が警察にかかわる問題を書いておりました。これは通告しておりませんが、一点だけこの機会ですからお伺いをしたい。  実...全文を見る
○宮本岳志君 私もこれ見たところですので、改めてこれは深くやらせていただきたいと思っております。  しかし、公安調査庁あるいは警察、こういったところが個人の思想、信条に係るデータを蓄積していること、そして、そういったものを様々な形で持っておられるということはもう公然の秘密である...全文を見る
○宮本岳志君 私たちは、こういった権力機関による思想調査は最悪のセンシティブ情報の違法収集であり、憲法違反だと考えております。  あなた方は適法なこと以外やっていないと、こう主張するでしょうけれども、仮にそうであっても、これらの機関に個人の情報に関するファイルがあるのかないのか...全文を見る
○宮本岳志君 例えば、自衛隊適齢者リストの問題でいえば、それは一部の自治体では健康状態というセンシティブ情報まで記載されたものが作られていたと。これはもう年齢と健康状態の情報を突き合わせれば正に適格者リストと呼ぶべきものなんですね。  ところが、衆議院の答弁を見ても、最初はこの...全文を見る
○宮本岳志君 データマッチングの場合でもですね。
○宮本岳志君 そうであれば、この新たに保有することになったファイルが、行政機関法案の第十条の二項の先ほどから議論になっている十一項目に当たらない限り、法案のスキームによって、マッチングを行っている事実が国民に明らかにされるということになるわけですね。  ところが、実際には、この...全文を見る
○宮本岳志君 いや、だから、一年以内に消去することとなる記録情報のみを記録する個人情報ファイルは除外されますねと言っているんです。
○宮本岳志君 だから、データマッチングをやっても、一年に一回ずつデータマッチングをすれば、それは新たなファイルとして通告もされなければ公表もされないということで、結局、データマッチングは新たなファイルの作成になるといってみても、それを頻繁に繰り返した場合には除外されちゃうというこ...全文を見る
○宮本岳志君 当然の答弁だと思います。  では、行政機関法第二条第二項の個人情報の定義、これについても聞いておきたいんですが、この行政機関法の個人情報の中に特定の車両登録ナンバーと結び付けられたデータの集合も含まれることになるか、片山大臣、お答えいただけますか。車両データ、登録...全文を見る
○宮本岳志君 特定の個人と結び付けられた情報かどうかが分からないから個人情報であるかどうかは分からないという御答弁でしたか、そうでしたか。それは、例えば車の場合は別の人間が乗っていることがあるかもしれないということをおっしゃっているんでしょうか。  先ほど細田大臣は、携帯電話に...全文を見る
○宮本岳志君 それはそうなんですよね。基本法の定義は「容易に照合することができ、」となっているんですね。さっきの携帯の方は基本法なんですよ、包括法なんですよ。だから、これは容易に照合できるという意味では狭い概念になっているんです。ところが、行政機関法は容易にという言葉が入っていな...全文を見る
○宮本岳志君 時間が参りましたので、次の機会に譲りたいと思います。  以上です。
05月15日第156回国会 参議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第5号
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○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。  一昨日の質問で時間切れになった問題を引き続きやりたいと思います。  議論の前提ということで、二つの法案の対象となる個人情報の範囲についてこの前聞いたところ、電話の通話記録は匿名化の処理がされていない限り基本法案の対象だと細田大臣はお...全文を見る
○宮本岳志君 そうであれば、電話の通話記録が個人情報に入るわけですから、行政機関が持っているデータである車両の登録ナンバーを含むものが対象にならないはずがないんですね。つまり、この前取り上げたNシステムというこのシステムの情報ファイルは行政機関法の対象に含まれるということは明らか...全文を見る
○宮本岳志君 衆議院の保坂議員がこれを取り上げて、車を運転している当事者が、あのときNシステムの監視のカメラの下を通ったと、それでそのことを証明したいといって開示してくれと言っても、これは警察庁は開示しないと。なぜならば、監視カメラの位置が明らかになることと犯罪捜査に支障があると...全文を見る
○宮本岳志君 つまり、第十条、つまり法ができれば第十条二項の二号のこの要件に合致するということですか。
○宮本岳志君 このデータというのは、私は極めて重大な、国民にとってはやっぱり重大な関心になるデータだと思うんですね。それは公道上のナンバープレートを記録し続けていると、今、御答弁にあったとおりですよ。それで、私は、このNシステムによるデータファイルが第十条二項の二号に当たるかと前...全文を見る
○宮本岳志君 じゃ、国のシステムでこういう、この法を、行政機関法を作ったとするでしょう、そしてこの行政機関法には十条二項二号というのが入っているわけですよ、これまでと同じように。その際、都道府県警だからといって、都道府県警が国の法律と違ったような運用をやるということはありますか、...全文を見る
○宮本岳志君 いや、大臣はよくお分かりになっておっしゃっているんだけれども、答弁はそうでしたよ、何もそうでないと言っていないけれども。それは、都道府県警察が勝手な判断でこれをやっているというのは、到底そんな話は国民だってだれも信じないと思うんですね。  それで、ほとんど大半が犯...全文を見る
○宮本岳志君 毎日提供しているとおっしゃいましたね。毎日ですね、間違いないですね。  そもそも車両の登録番号というのは、警察にとって正に簡単に個人に結び付くもの、だからこそNシステムというものが犯罪捜査に役立つんですね。このデータと結び付けたときに個人が特定されなければ、幾らそ...全文を見る
○宮本岳志君 実は、この規定は、今回の法案だけじゃなくて八八年法にもあるんですよね、大臣、総務大臣、あるんですよ。既にそれに従った通知が実施されているんです。それで、それを取り寄せてみたんです。ところが、この国土交通省から出していただいた個人情報ファイル簿の自動車登録ファイルとい...全文を見る
○宮本岳志君 つまり、財団法人自動車検査登録協力会というのを通じて、ここで加工して渡しているのでここに警察が出てこないと、こういうことになっているんですね。これで公表しているというのは全くでたらめだと言わざるを得ません。  これは一九七五年以来、ずっと日常的にデータを渡すことが...全文を見る
○宮本岳志君 これまで審議で片山大臣は、今審議している法案によって目的外利用は厳しく禁じられる、恒常的な提供先については公表されるんだ、だから透明性が確保された制度になるんだと、こう説明を繰り返してこられました。しかし、これでは警察に渡っていること自体が公表制度によっては出てこな...全文を見る
○宮本岳志君 国土交通省ね、これはせめて公表の項目に警察庁と、こう示すという改善ぐらいはやりますか。
○宮本岳志君 じゃ、何のためにこういうファイルを作っているんですか。じゃ、何でこういうものを作っているんですか。
○宮本岳志君 どういうところに提供しているかを分かるために出していると言うけれども、正に警察が入ってなかったら、この協力会を通じて行っていることが分からないんだから、そもそも答弁にも矛盾した話ですよ。だから、それが分かるように、公表しているというんだったら、当然、ここからその先に...全文を見る
○宮本岳志君 犯罪捜査というのは出てこないんですね。  もちろん、実際に犯罪が起きてしまえば捜査に使うことができる重要な手掛かりは何でも使うでしょうし、ナンバープレートが犯人の特定や追跡の有力な手掛かりになるということは私も否定しませんよ。しかし、そのことと事前にナンバープレー...全文を見る
○宮本岳志君 もう駄目ですな。そんな程度のことだと言っているようなものですよ、公表するとか公開するとかと言ったって。だって、何らこの中に出てこないようなところへ提出されて、こうやって一つ一つ順々に詰めて話していったって、実はそれは何人も取れるんだからいいんだと。そんな話になるんだ...全文を見る
○宮本岳志君 今日は、この中身に沿ってですけれども、まず、お配りした資料の一枚目には右翼標ぼう暴力団個人カードというものが、タイトルが付いておりまして、内部資料につき令状請求・送致資料等に添付しないことというスタンプが押してあります。つまり外部に出すなと。裁判官や検察にも知られて...全文を見る
○宮本岳志君 この二枚目の補充用紙というのを見ていただきたいんですね。犯歴用紙と書かれたものですけれども、これも消しております、お配りしたものは。これも同じように内部資料につきというスタンプがあるんです。これには、いつ、どこどこの署に逮捕されて、どこの裁判所でどういう判決を受けた...全文を見る
○宮本岳志君 いやいや、それをどういう資料であるかを公開せよと私言っているんじゃなくて、ここに情報流出の疑いが極めて濃い文書がある、しかしこれは情報流出、個人情報の流出、正にそういう事実であるかどうかというのを確かめないと話が進まないわけでしょう。だから、それをこの場で、今ここで...全文を見る
○宮本岳志君 待ってくださいよ。この資料がその金融会社から流出したと、そのことについて今捜査中だとおっしゃいましたよね。私はね、あれですよ、この資料を内部告発した方がどうかということを議論するつもりはないし、ただ、問題は、この資料がこうして出回っているという事態が今現にあるわけで...全文を見る
○宮本岳志君 納得できませんね。大体、この会社から持ち出されたものだというんだったら、こんなものがこの会社にあるのは大問題じゃないですか。何でこんな警察のデータファイルが金融会社にあるのかと。しかも、それは警察は自分で調査して自分でやるんだと言うけれども、私はそんなことでこの国会...全文を見る
○宮本岳志君 いや、これは、調査をするとも言わないというのはちょっと問題だと思いますよ。せめて調査をすると。それは、そうでなければ議論なんか進められません。調査、いかがですか。
○宮本岳志君 そんな捜査の一環としてやるというんじゃ駄目なんですよ。  この資料を見てくださいよ、この資料。付け届けを届ける理由として書かれているものをしっかり見てくださいよ。  例えば、この中身を見てもらえば、「真正館巡回警備」というのがありますけれども、この真正館というの...全文を見る
○宮本岳志君 これだけ言っても調査しない、調査すると言わないというのは、私は国会に対して本当にひどい態度だとはっきり指摘をしておきます。引き続きこれ追及をさせていただきたい。  この後は片山大臣にお伺いしますので、警察はもうお引き取りいただいて結構です。  警察は捜査情報とい...全文を見る
○宮本岳志君 それこそ、大臣、先ほどから総務大臣の権限あるんですよとおっしゃいましたし、それこそこの法律にも、総務大臣として数々の報告の徴収であるとか意見を述べるとかという条項もあるわけですよね。正に今聞いていただいて、こういうやり取りですよ。ここまで事実も示して、調べろと言って...全文を見る
○宮本岳志君 一昨日の質問で、私、やぐら荘事件というものを取り上げました。これは、調べてみると、こういう事件なんですね。警察が日本共産党の支持者と思われる人物に思想調査を試みてトラブルになって、で、暴行を加えたという事件なんです。その件を警察自身が立件しないので、付審判の請求が行...全文を見る
○宮本岳志君 先ほど指摘したNシステムのデータなどというのは、さっき繰り返し言うように、その写っている九九・九九%までは犯罪とは何の関係もない、本当に一般市民のデータが蓄積されているわけですから、大臣おっしゃるように、犯罪目的のものはやむを得ないというような仕切りだけでいかないも...全文を見る
○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。  今日は小泉総理が出席されておりますので、この法案について総理の基本的なお考えをただしたいというふうに思っております。  この個人情報保護法案は、旧法案、これは一昨年の通常国会に上程されて以来二年にわたって審議をされておりましたけれど...全文を見る
○宮本岳志君 旧法案も決して問題があったわけではないという、つまり欠点や問題点を真摯に認めて修正したということではなくて、実は前のも問題なかったんだと、しかし不安と懸念が、誤解があったのでというふうにおっしゃる。これは繰り返されてきた答弁なんですね、ほかの閣僚の方々も。私は、そこ...全文を見る
○宮本岳志君 私がかつての大戦の例を引いたのに対して、イラクの例を。  私は、総理は誤解とおっしゃったけれども、正に国民の不安と懸念というのは、正に我が国の痛切な歴史の教訓に立った不安だし、そしてまた懸念だということもしっかり見る必要があると思うんですね。それで、半世紀余り前と...全文を見る
○宮本岳志君 今日は総理と中心に議論をさせていただきたいと思いますので。  私は、やっぱり客観的事実というのは、これはなかなか争いのある問題だと思いますね。何が客観的事実であるのかと。ある意味では報道というのは客観的事実を争うものなわけですから。  そういうものを書き込まれる...全文を見る
○宮本岳志君 いや、私は表現の自由と個人情報保護の話をしているんじゃないですよ。主務大臣と第三者機関の話をしているんですね。  それで、両立させたいと、両立すると総理がおっしゃるのは、つまり競合するものを両立させようという話なわけであって、正にこの二つのものが競合する、開発と環...全文を見る
○宮本岳志君 総理、先ほど総理がお見えになる前に、私、実は今週号の週刊誌が報じた問題について、警察に事実も示して、こういうことが事実あるのではないかというやり取りしたんですよ。しかし、なかなか、警察の場合は捜査機関だということでそういう中身をなかなか明かせないと。それは明かせる場...全文を見る
○宮本岳志君 時間が参りましたので終わりますけれども、やはり私どもは、第三者機関でなければこの法が報道の自由を保障するというか、侵さないという保証はないという立場を申し上げて、私の質問を終わります。
05月19日第156回国会 参議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第7号
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○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。  先週に引き続いて、民間金融事業者からの警察情報流出問題を議論したいと思っております。  先週の金曜日、私は、前回の委員会で配付をさせていただいたあの資料の黒塗りをしていないもの、生のものを全部警察庁にお渡しをし、これについて聞くので...全文を見る
○宮本岳志君 私は、この中身について、生のものを渡すから正確なものかどうか調べよと要求いたしましたが、お調べになりましたか。
○宮本岳志君 捜査に差し支えると言えばすべて良しというわけじゃないんですよね。  それで、前回私がお示しをした資料というのは、そんなややこしい説明をするまでもなく、はっきりしているじゃないですか。この金融会社から、大手金融会社からどこどこのだれだれという警察官、十人余りの警察官...全文を見る
○宮本岳志君 この資料ですね、これ。この資料ですね。これ、全部名前が出ていて、どこの警察署かまで出ているじゃないですか。これを調査して、これが事実であるかどうかということを調査もできないと。駄目です、そんなの。話、進みませんよ、そんなのじゃ。
○宮本岳志君 駄目ですよ、そんなの。駄目です。
○宮本岳志君 恐喝事件は恐喝事件でしょう。しかし、ここに書いていることは恐喝事件じゃないんですよ。皆さん方のところへビール券が配られたということでしょう。これを事実を調査していただいて出してもらわないとこんな法案の審議は続けられないと言っているんです。約束してください。
○宮本岳志君 事実なのかどうかを調べて出せと言ってるんじゃないですか。事実なのかどうか確かめて出せばいいじゃないですか。話にならぬじゃないですか。事実なのかどうかと、あなたが言ったんじゃないか。
○宮本岳志君 駄目ですよ、そんな答弁。言ってくださいよ。駄目です、今のは。駄目です。
○宮本岳志君 おかしいじゃないですか。私が──駄目ですよ。駄目ですよ、そんなの。
○宮本岳志君 調査して報告できますね。
○宮本岳志君 これがどういう事件かということを本当に深刻に受け止めなきゃ駄目ですよ、あなた。こんなことが報道もされ、私は事実まで突き付けて、事実文書までその一つ、その調査もできない、国会に報告できないと先に進められないじゃないですか。そうでしょう。  それなら、私、じゃ、もう一...全文を見る
○宮本岳志君 調査をして報告をするという約束をしていただきたい。いかがですか。
○宮本岳志君 調査をして、報告を国会に対してしていただけますね。
○宮本岳志君 この事件は、この事件は重大な問題なんですよね。いいですか、いいですか。細田大臣、これは金融信用情報なんですよ。御存じのように、貸金業の規制等に関する法律、このJDB、ジャパン・データ・バンクのデータバンクというものは、この法律に、三十条二項で、この信用情報機関の情報...全文を見る
○宮本岳志君 この資料をざっと見ますと、警察官の情報ばかりを集めている。アクセス時間がありますから、どの時間にどういうアクセスの仕方をしたか全部分かるわけですよ。警察官ばかりです。しかも、これと、こうやって依頼して、警察官の名前、ここにこのN氏の部下の名前全部ある。これ全部、警察...全文を見る
05月21日第156回国会 参議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第9号
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○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。  今日は警察問題の集中的質疑ということで、国家公安委員長にお越しをいただいております。  この間、私が取り上げ、一部マスコミにも報じられた警察と大手金融会社武富士との癒着問題についてお伺いをしたいと思うんです。  この問題は、まず第...全文を見る
○宮本岳志君 このカードが警察ではなく武富士にあったと、ここまではお認めになるわけです。それで、しかし警察にこれと同じカードがあるのかどうかと、これは答えられないということでありました。今回のカードは週刊誌の報道で氏名が出てしまっております。だから、それを答えると、警察がその人物...全文を見る
○宮本岳志君 なかなかよく分からない話なんですが、ただ、だれのカードを作っているのか、あるいはだれそれのカードはあるのかどうかと、こう聞くと答えることはできないということはよく分かるんですね。しかし、どのようなカードを作っているか、どういうことを、どういう内容を情報として集めてい...全文を見る
○宮本岳志君 いやいや、それは先ほど聞かせていただいたんです。  暴力団に対する対応については内容も何も明かせないという御答弁なので、では聞くけれども、そういう内容も何も明かせないような情報収集をやっているのは右翼標ぼう暴力団や暴力団だけに限られるんですかと聞いたんです。いかが...全文を見る
○宮本岳志君 暴力団対策以外のところでもやっているのかやっていないのかと聞いたんです。
○宮本岳志君 捜査に一定の進展がこの問題であったようなんですね。これ以上押し問答していても仕方がないんですけれども。  今日の新聞によりますと、新たに逮捕というニュースが流れております。その中に、「資料の中には十年以上前の警察の内部資料とみられるものも含まれており、」となってい...全文を見る
○宮本岳志君 公安委員長、こうして国会でも問題になってきて、そして事実、その中身も私どもからもお示しをした。そして、いよいよ一般紙も今日、内部文書と思われるものもこの中に含まれていると。そして、それが武富士にあったということは今お認めにもなったわけですね。  これは、疑いとして...全文を見る
○宮本岳志君 いや、捜査が続けられていることはもう前回から聞いているんですね。  それで、私どもは、この事件そのもの、恐喝云々ということについては何ら捜査に影響を及ぼすつもりはないし、それは避けなきゃならないと思うんですけれども、ただ、例えば今日の報道を見ましても、その警察資料...全文を見る
○宮本岳志君 ちょっと前回の答弁からも後退するような答弁をされると困るんですけれども。まず、確認したい、調査と報告はおやりになるんですね、国会に対して。
○宮本岳志君 それで、私ども前回の委員会でも申し上げたし、また国家公安委員長にも是非考えていただきたいんですけれども、今正に、個人情報保護法という法案、そして行政機関の個人情報保護法案が議論されている。そのさなかに、正に確かに恐喝容疑の事件にかかわるものであるとはいえ、現に大手金...全文を見る
○宮本岳志君 全容解明にどれだけの時間が掛かるかというのは、それは捜査上の問題があるでしょう。だから、私はそのことは皆さん方を大いに督励してやっていただければいいと思うんです。  ただ、国会としては、この問題がこういう形で提起されて、そしてその恐喝事件ということではなくて、現に...全文を見る
○宮本岳志君 私が示した資料ですね、委員長、ごらんになりましたか。あの中には、例えばもう警察官の実名が挙がって、ビール券がどういう枚数、何月、毎夏冬夏冬とこう配られたという資料もあります。で、それは毎夏冬、何年かにわたるものですから、枚数繰れば多いですけれども、顔を出す人はお決ま...全文を見る
○宮本岳志君 委員長、少なくとも国会でこういう形で議論になり、そして国会がこの法案とのかかわりでも明らかにする必要があるというふうに議論したということの重み、それは受け止めていただいていると思いますし、そういう当委員会のやっぱり意を体してこの国会中に、我々はこの国会中に出していた...全文を見る
○宮本岳志君 今国会中の報告を強く求めて、私の質問を終わります。
○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。  まず冒頭に、審議を通じて数々の法案の問題点が明らかになる下で、しかも衆議院、参議院通じて公聴会も行わないまま本日採決というのは我が党は反対だということを申し上げておきたいと思います。  私は、この間、本委員会で警察幹部と大手サラ金業...全文を見る
○宮本岳志君 三つ目の事実なんですけれども、このパネル、もう一度見ていただきたいんですが、実は、サラ金業者から警察に渡されていたのはビール券だけではなかったんですね。実は、信用業界からは決して出してはならない個人信用情報、これが提供されたと。警察の部下の借金情報が提供された、その...全文を見る
○宮本岳志君 正に先ほど取り上げたこの問題、今、国民のプライバシーを本当に守るんだという政府の姿勢が問われていると思っています。同時に、公務員による個人情報の不正な収集や不正な使用を本当に根絶できなければ、個人情報保護法の名に値しないと言われると思うんですね。  それで、例えば...全文を見る
○宮本岳志君 厳正にやる努力をするのは当然のことだと思うんですね。  ただ、私が総理にお伺いしたいのは、つまりその役所が主務大臣制で自分でやるんだというんだけれども、本当に自分で自分を律するということが総理はできるとお考えになるかということを聞いているんです。いかがですか。
○宮本岳志君 私は、それは甘いと言わざるを得ないですね。  一部にというふうにおっしゃいましたけれども、私は、総理が総理大臣になられてこの三年間、振り返ってもらっただけでも、そういうふうになっていない事実が一杯出てきた。  例えば、外務省の不祥事というのがありましたが、これは...全文を見る
○宮本岳志君 私は、システムをきちっとする必要があるということを申し上げたいんです。  先ほど挙げた役所ですね、外務省は外交機密にかかわる、防衛庁は防衛秘密にかかわる、警察は捜査に支障がある、そう言えばだれも外から触れない、そういうところで不祥事が次々噴き出してきているわけです...全文を見る
○宮本岳志君 警察のことはすべて警察が決める、役所のことはすべて役所が決めると、こういう仕組みでは駄目だと思います。野党四党が示した修正案を受け入れるということを強く求めて、私の質問を終わります。
05月22日第156回国会 参議院 総務委員会 第13号
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○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。  まず最初にお伺いをいたします。この接続料算定の長期増分費用方式についてなんですが、私は三年前の五月の十一日、電気通信事業法改正案の質疑で長期増分費用方式の導入について、当時の天野電気通信局長に、この方式の導入は接続料を下げるために導入...全文を見る
○宮本岳志君 この算定方式が接続料を引き下げるために導入されたと、これはもう常識です。  ところが、情報通信審議会の答申に基づく二〇〇三年の接続料は、ZC接続で五・三六円と大幅な引上げ、GC接続では四・三七円と小幅な引下げとなりました。接続料を下げるために導入された長期増分費用...全文を見る
○宮本岳志君 長期増分費用方式を導入すれば、接続料が下がり事業者間の競争が活発になって家庭の通信料金も下がってみんなが幸せになるんだと、そういう説明から始まったんです。しかし、実際に導入してわずか四年目で最初の説明とは逆の事態が起こっております。  そもそも、この方式を導入する...全文を見る
○宮本岳志君 交換機で前回より三割増し。光ファイバーでは架空で八割増、埋設されているものは二・三倍も長い耐用年数に変わりました。なぜ二〇〇二年答申でこんなに耐用年数が延びたんですか。
○宮本岳志君 正に語るに落ちるとはこのことだと言わざるを得ないですね。  この減価償却費問題というのは以前から我が党度々取り上げてまいりました。  三年前の電気通信事業法改正案の参考人質疑で、我が党の矢島議員が、NTT東日本の当時の井上社長に、メタルケーブルの耐用年数は法定で...全文を見る
○宮本岳志君 地下では二十五年、正に井上社長の発言の二倍だということになっております。  それで総務省、これまでは、これはつまりこれまでの法定耐用年数というふうなものは文字どおり話半分だったということではないのかと私は指摘せざるを得ないんですが、いかがですか。
○宮本岳志君 いや、なかなか御理解できない話なんですが。つまりは話半分だったということだと思うんです。  この経済的耐用年数というものは減価償却費を大きく左右します。同じ設備を用いていても耐用年数が長ければ計算上に出てくる一年当たりの費用は圧縮される、その分の接続料金が低く抑え...全文を見る
○宮本岳志君 つまり原価計算の三割から四割は耐用年数の見積りによって大きく左右されると。この耐用年数が話半分であれば、結局全部が話半分になると断ぜざるを得ないんです。  我々は反対いたしましたが、あなた方は外圧に屈して長期増分費用方式を無理やり導入をいたしました。これによって接...全文を見る
○宮本岳志君 これも全く理解できない答弁でしたね。つまり、NTTは減価償却費が過大計上されたモデルで長期増分費用方式による接続料金の収入減収を緩和して、緩和してもらう一方で、大変だ大変だといってリストラを行いました。我々が主張したように適正な耐用年数に基づく正確なコスト計算を行え...全文を見る
○宮本岳志君 東西で経営基盤に差があるということは最初から私も指摘していたことですよ。それをあなた方は三年間で解決するからといって三年だけの制度を作ったわけです。この補てん制度を作ったわけです。実際に三年が過ぎてみればやっぱり西会社の方がコストが高くなるから何かしら補てんの必要が...全文を見る
○宮本岳志君 どんなふうに考えても、これはしかしそういうものであるとしか私は思えないですけれどもね。  それで、わざわざ西会社と東会社を作るということをしていなければ、こんな不自然な操作をしなくとも料金は東西同一なのはもう言うまでもないことです。それをわざわざ経営基盤に差がある...全文を見る
○宮本岳志君 電気通信事業法第三十三条第二項に規定する接続料のうち電話の役務に係るものであって、総務省令で定めるものと、こうなりますね。結局、総務省が決めるんですよ、これは。  この制度はいつまで続くんですか。
○宮本岳志君 これはあくまで臨時的なものだというけれども、いつまでなのかは分からないと。これは附則に、結局、「総務省令で定める期間」と附則十六条ではなっておりますね。これは正に私は場当たり的だと思うんです。  また、先ほどの説明にあった長期増分費用方式を東西均一料金と東西別々の...全文を見る
○宮本岳志君 ちゃんとこの法案について分かって答弁してくださいよ。  条文では、特定接続料が同等の水準となることを確保するために、西会社に対し、西会社の接続の業務に要する費用の一部に充てるものとして総務省令で定める方法により算定した金銭を交付すると。これも総務省が決めるとなって...全文を見る
○宮本岳志君 この三年間やってきた交付金というのは、三年と決めてあったんですね。今度は何年と決まっていないんですよ。私はそのことも指摘をしたつもりです。だから、それは何でもかんでも総務省だけで決めれるとは言いませんよ。しかし、実際ここに附則で書かれていることには、総務省令で後から...全文を見る
05月27日第156回国会 参議院 総務委員会 第14号
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○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、国家公務員退職手当法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  反対理由の第一は、高級官僚の天下り、高額退職金に対する措置が極めて不十分だという点であります。  本改正案は、早期退職特例措置を見直して、事務次官などについては割...全文を見る
05月29日第156回国会 参議院 総務委員会 第15号
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○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。  電波利用料は、有限で限りある周波数という国民の共有財産を特定の免許人が排他的、独占的に利用する際に徴収するものです。そのことは、この制度の創設当時の渡辺秀央郵政大臣もはっきりと認めておられます。だから、我が党は国民共有の財産である電波...全文を見る
○宮本岳志君 ところが、この制度ができてから電波の利用が大きく進展をした、利用料収入が予想を上回ることになりました。そのために、特定財源である電波利用料の使途を次々と増やしてきたわけです。  当初は、電波監視の費用はすべての免許人に均等割、データベース化の費用はデータ量に比例し...全文を見る
○宮本岳志君 正に一年から二年とあなた方自身がお認めになったわけですよ。  大臣、大臣はこのときの、一昨年の私とのやり取りで、この一年から二年ということを私が指摘をしたら、「余り重箱の隅をこうこうやらないで、重箱の大きな中をよく御理解賜りますように」と、こう答弁したんですよ。し...全文を見る
○宮本岳志君 そんな無責任な答弁はないと思うんですね。  それで、私は、あなた方の地上波テレビのデジタル化計画は既に完全に破綻していると。二〇一一年という期限を切って、国民に無理やりテレビを買わせようという動機がそもそも不純だからこういうものは進まないんだと。  我が党は地上...全文を見る
○宮本岳志君 地方の小規模局ではデジタル放送が始まってから一年か二年で買い換えさせられるということになるじゃありませんか。既に破綻は明瞭です。どんなに破綻が明瞭になっても破綻を認めない。訳の分からぬ取り繕いばかりに終始する。被害者は押し付けられる国民だと。あなた方の電波行政にも未...全文を見る
○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、電波法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  一九九二年に電波利用料制度が導入されて以来、政府は、これを受益者負担の制度だと繰り返し、一貫して使い道を電波行政の狭い枠の中に限定してきました。また、電波利用共益費と位置付け、東京...全文を見る
06月04日第156回国会 参議院 憲法調査会公聴会 第1号
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○宮本岳志君 今日は四人の公述人の皆さん、本当にありがとうございます。日本共産党の宮本岳志です。  まず、北川公述人にお伺いしたいと思うんです。  北川公述人は大きな歴史の流れについて公述をされて、そして、世界の大きな流れがやっぱり戦争の禁止といいますか、戦争の不法化という方...全文を見る
○宮本岳志君 ありがとうございます。  大井公述人にお伺いしたいんです。  大井公述人は、レジュメの最後に、「今、政治家の人たちに言いたいこと」というふうに書いてくださっております。若い学生、有能な学生である大井さんのような方々の御意見を率直に我々政治家が聞かせていただくとい...全文を見る
○宮本岳志君 次に、藤井公述人にお伺いします。  私も大阪の出身ですので、大変関西弁に、聞かせていただいて自分の感覚に合うわけですけれども、先ほど日米関係が釣り合っているかどうかという議論が交わされました。一方で米軍が日本を守る、もう一方で基地を提供する、あるいは経済的に日本が...全文を見る
○宮本岳志君 もう時間がなくなって恐縮なんですが、林公述人に最後一問だけお伺いしたい。  国民の基本的人権をたとえ一時期にしろ制約せざるを得ない国家の緊急時についての有事立法を、国会であろうと憲法の規定なしに行うことは不適であると考えると。これは、憲法に対する評価は恐らく林さん...全文を見る
○宮本岳志君 ありがとうございました。
06月05日第156回国会 参議院 総務委員会 第17号
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○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、地方自治法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  本法案によって新たに民間への管理委託の対象となる施設は、そもそも現行地方自治法第二百四十四条の規定に基づいて「住民の福祉を増進する目的」をもって設置されているものであります。そ...全文を見る
07月01日第156回国会 参議院 総務委員会 第19号
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○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。  まず、第二条、法案の「定義」についてお伺いいたします。  私は、そもそもこの定義からして訳が分からないと言わざるを得ない。地方自治体が行う事業のうち、公共上の見地からその地域において確実に実施されることが必要だと言いながら、自治体が...全文を見る
○宮本岳志君 つまり、自治体が直接実施すれば一番すっきりしているような仕事をわざわざ地方独立行政法人というものを作るというのは、正におっしゃったように、効率的かつ効果的に行わせると、これが目的だと、法案にもそう書いてありますよ、目的ね。  私は、そこで、大臣、認識聞きたいんです...全文を見る
○宮本岳志君 正に大臣は、私、この地方独立行政法人というものの本質を今お話しになったと思うんですね。  大臣ね、地方自治法の第一条には、地方自治体の目的というのが書いてあるんです、大臣に別に言うのも釈迦に説法ですけれども。そこには、「地方公共団体における民主的にして能率的な行政...全文を見る
○宮本岳志君 いや、地方自治法には民主的は一定の限度でいいとは書いていないんですよ。地方自治法は明瞭に民主的にして能率的に行わなければならないと、こう書いているわけですから。そして、その民主的ということを一定の限度にして効率適用を図るんだというところに今度の法案のこの目的があるん...全文を見る
○宮本岳志君 国民は福祉や医療や保育や市民のサービスのために税金を払っているんですよ。国民は別に保育をあんまりやってくれるなとか、あるいはそういうことに税金使ってくれるななんて言っていないわけですよ。無駄な公共事業をやめてくれと言っているんですから。私は、保育や福祉や医療にしっか...全文を見る
○宮本岳志君 いやいや、答弁になっていないじゃないですか。じゃ、この骨太方針でそういうことを決めていないとおっしゃるんですか。
○宮本岳志君 でたらめな答弁をするんじゃないですよ。二十ページに書いてあるじゃないですか。二十ページにちゃんと私が今言ったとおりのこと、書いてあるから言っているんですよ。
○宮本岳志君 事が分かっていないって、そう書いてあるじゃないですか。いいですよ、そんな、窮地に陥ったらそういうことを言ってごまかす。
○宮本岳志君 そうじゃないですか。ここにそう書いてあるでしょう、じゃ書いていないですか。事務方でもいい。
○宮本岳志君 書いていないんですか。否定できるんですか。
○宮本岳志君 そのとおり言っているじゃないですか。書いていることを指摘して、そんなばかな話はないんですよ。もう時間ないですから、時間ないですからいいです。こんなことをやっていたらこれで終わりますからね。  それで、私は、改めてこの地方独立行政法人というものは、正に塩川大臣が言う...全文を見る
○宮本岳志君 ちゃんと答えてくださいよ。
○宮本岳志君 国の大半の独立行政法人は、既に施行されております独立行政法人通則法に基づいて独立行政法人化が進められております。総務省の所管でいえば、TAO、通総研がそうですね。  しかし、今、文教科学委員会に提出されている国立大学法人化法案、これらは効率化のための独立行政法人化...全文を見る
○宮本岳志君 四月の十六日、衆議院文部科学委員会で遠山文部科学大臣は次のように答弁をしております。今回は独立行政法人とは思っておりません、大きな傘からいえば独立行政法人の枠の中であるかもしれませんが、独立行政法人の先行するような組織とは違うという角度から、国立大学法人という新たな...全文を見る
○宮本岳志君 独立行政法人化ではないんだと、それは大きな傘だけの話であって、理念も目的も違うんだと。それでも、その傘が問題だといって文教科学委員会では大議論になって、もちろん我が党もその委員会では反対の立場で野党の皆さんと御一緒に頑張っております。  ともかく、文部科学省は、行...全文を見る
○宮本岳志君 総務大臣、ところが総務省は、公立大学を国の独立行政法人通則法と同じ、いわゆる行革の枠組みに入れてしまっているんですよ。先ほどあなたも、国公私立問わずひとしく教育研究の特性を尊重しなければならないと答弁しましたけれども、これでは教育研究の特性を守れないのではありません...全文を見る
○宮本岳志君 その程度では駄目だから国立大学は別法案としているんですよ。  それなら聞きますが、先ほど私は、遠山大臣の答弁も紹介して、国立大学法人はより効率的な運営が強いられるような法人とはまた違うということも確認をいたしました。この地方独立行政法人法案第二条は、効率的かつ効果...全文を見る
○宮本岳志君 全く矛盾しているんじゃないですか。
○宮本岳志君 第二条には「効率的かつ効果的に行わせることを目的として、」とあるだけで、サービス云々という言葉はないですが、それならば公立大学に関しては効率的かつ効果的に行わせることを目的として行わないと言明できますか。
○宮本岳志君 訳の分からぬ答弁ですね。  大体、こういう枠の中にそもそも押し込んだというところに最大の問題があるんですよ。先ほど来、他党の議員も同じ指摘をやっております。私は、教育研究の特性を守ると幾らあなた方が繰り返したって、効率的かつ効果的に行わせることを目的として公立大学...全文を見る
○宮本岳志君 文部科学省に置くんですね。  では、総務省に聞きますけれども、この地方独立行政法人法案でも評価委員会を置くことになっておりますけれども、この評価委員会はどこに置くのか。そして、公立大学の評価委員会は必ず公立大学のみの評価委員会を別に作るということになっているか。い...全文を見る
○宮本岳志君 国立大学の場合は、一応、政府の中では教育研究を担当する文部科学大臣が行うと、評価委員会、文部科学省に置くということになっているわけですね。それでさえ、外部からの介入だという大議論が今正にこの瞬間も文教科学委員会では続けられているわけですよ。  ところが、この地方独...全文を見る
○宮本岳志君 続いて総務省に聞きますけれども、本法案では公立大学法人も中期目標を定めるということになっております。これはだれが定めることになっておりますか。
○宮本岳志君 配慮するといっても、中期目標を知事が議会の議決を経て決めるというスキーム自身が私は問題だと思うんですね。あなた方は、衆議院で我が党の春名議員が指摘した、正に地方自治の原則に立って、本来議会がチェックすべき事業については今回の法案でチェック機能を大幅に緩めようとしてい...全文を見る
○宮本岳志君 研究教育の、教育研究の特性に配慮してそういうことにしていると。  では、聞きますけれども、都留市立の都留文科大学、下関市立大学、これらの大学を公立大学法人にする場合、その定款は文部科学大臣が認可することになりますか。
○宮本岳志君 下関市立大学。
○宮本岳志君 じゃ、都留文だとか下関市立大学など一般市の公立大学については文部科学大臣はかかわらない。これは、これらの大学は大学における教育研究の特性に配慮する仕組みが備わっているか確認する必要がないと、こう答弁されるんですね。  答弁になっていないじゃないか。答弁できないじゃ...全文を見る
○宮本岳志君 答弁になっていないですよ。  私は文書でもいただいているんです。なぜ文部科学大臣の認可を加えたかといえば、大学における教育研究の特性に配慮する仕組みが備わっているか確認する必要があるとあなた方ははっきり答えているじゃないですか。にもかかわらず、下関市立大学、都留文...全文を見る
○宮本岳志君 もうまともに答弁できないという状況じゃないですか。  私は、この法案、欠陥だと言うのはそこにあるんですよ。いいですか。これは、つまり教育研究の特性に配慮するためだといって、公立大学の定款は総務大臣とともに文部科学大臣も認可するという仕組みを作ったんです、あなた方は...全文を見る
○宮本岳志君 確認しておきますけれども、文部科学省、文部科学省は、この下関市立大学等々、一般市の公立大学について教育研究の特性を図る上で定款に文部科学省がかかわるということが必要だと考えませんか、定款の認可に。
○宮本岳志君 大学についてはこういった重大なやっぱり問題が横たわっておりますので、現に文教科学委員会でも国立大学法人は二十一時間四十分に及ぶ質疑を尽くしているわけであります。お聞きしますと、なお本日、議了ということにはなっていないとお伺いをいたしました。  私は、この問題を本当...全文を見る
○宮本岳志君 この労安法の適用問題が国立大学法案でも大問題になっております。  国立では、来年四月一日をもって国立大学法人に移行ということで、この時点で労安法に基づく施設整備における教職員の健康、風紀、生命の安全保持などの改善措置ができるのかと、こういうことが議論されて、できな...全文を見る
○宮本岳志君 選択であるということはだれも争いはないんですよ。しかし、そういう選択肢を作ることの是非をめぐって議論をしているんじゃないですか。しかも、地方財政をこれから絞り込んでいくという骨太方針が出ているじゃないですかと私は繰り返し指摘をさせていただいているわけであります。 ...全文を見る
○宮本岳志君 もう終わりますが、本法案は、効率化だけを目的に、本来自治体自身がやるべき仕事を自治体から切り出そうというものにほかならないと思います。選択肢の一つなどというのも、三位一体といって、結局地方財政を削り込もうという意図が既に明瞭になっている現在、全くのまやかしだと言わざ...全文を見る
○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となりました市町村の合併の特例に関する法律の一部を改正する法律案に反対の立場から討論を行います。  この法案は、合併後の人口が三万人以上であれば市となれるという期限措置の期限を、一年間延長して来年度末までとするものです。そも...全文を見る
07月09日第156回国会 参議院 憲法調査会 第8号
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○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。  まず、三人の参考人の皆さんに私からもお礼を申し上げます。  まず、植村参考人にお伺いをしたいと思います。  先ほども、イラクへのアメリカの戦争等々の話、それからイラク支援の立法の議論が交わされました。それで、アメリカの軍事行動を日...全文を見る
○宮本岳志君 やはりこういったアメリカの行動の背後にいわゆる一国主義、ユニラテラリズムというものがあるということが議論されてまいりました。それで、こういったアメリカの行動様式についてどう見るかということがあると思うんですね。  先ほど、これは渡辺参考人もアルカイダのような集団は...全文を見る
○宮本岳志君 志方参考人、なかなか志方参考人と私と意見が一致するということはなかろうと思いながら質問するわけですけれども、九条二項が先ほど国語的に分からないとおっしゃいました。九条二項はお読みいただければ極めて明瞭でありまして、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦...全文を見る
○宮本岳志君 終わります。
○宮本岳志君 今、世界のルールという話が出されましたので、それにかみ合うかと心掛けながらお話をいたします。  歴史上初めて戦争を制限、禁止した法規というのは、フランスの一七九一年憲法までさかのぼることができます。この憲法は一七八九年に始まるフランス革命を背景に作られたわけであり...全文を見る
07月26日第156回国会 参議院 本会議 第45号
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○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、ただいま提案のあった外交防衛委員長松村龍二君の解任決議案に対する賛成の討論を行います。  解任決議案に賛成する最大の理由は、イラク特措法の重大な問題が一層明らかになり、国民の反対の声が日増しに高まる中、野党各党が徹底審議を要求してきたに...全文を見る
07月28日第156回国会 参議院 個人情報の保護に関する特別委員会 第10号
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○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。委員長のお許しをいただいて、ただいまの委員長の御発言にありました警察庁の報告書について、一言意見を述べさせていただきます。  この問題は、本委員会の審議の過程で、警察と大手金融業者武富士をめぐる重大な疑惑が明らかになり、谷垣国家公安委員長...全文を見る
10月07日第157回国会 参議院 総務委員会 第1号
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○宮本岳志君 日本共産党の宮本岳志です。  かつて、人事院の勧告については、閉会中であってもその質疑を所管の委員会で行ってまいりました。また、国会冒頭の委員会では、大臣から所信を聴取して、それに対する質疑を行うことが慣例となってまいりました。ましてや、今回は内閣改造で大臣が交代...全文を見る
○宮本岳志君 私申し上げたとおり、一里塚そのものだったと、今、正にそういう流れの議論が始まっているわけですからね。  それで、ではその一里塚の先にある民営化というのはどういうものかと。私どもは民営化というのはユニバーサルサービスを突き崩し、郵便貯金や簡易保険を銀行業界、保険業界...全文を見る
○宮本岳志君 私、その郵政民営化五原則というものはこの田中座長案の第三類型というのを決して排除していないと思うんですよ。  竹中経済財政大臣は、この一つ目の原則、実物経済と資金循環の両面で民間市場システムに吸収、統合するというのは官が取り組んできた部門の民間開放だと、こう説明を...全文を見る
○宮本岳志君 郵政民営化の担当大臣はどなたですか。
○宮本岳志君 経済財政諮問会議の担当大臣である竹中さんがこれを担当されるという報道がされていますよね。  それで、私は、大体この第三類型でない、大臣がおっしゃるような第二類型、三事業を維持する完全民営化という方向なら、まあ第二類型のバリエーションということであれば、なぜ民営化す...全文を見る
○宮本岳志君 財投は既に改革を終えていると思うんですよ。ちょっとその今おっしゃったことの趣旨がよく分からないですけれどもね。  つまり、既に、効率化するんだ、あるいは一層の利用者サービスの充実だと去年ここで片山大臣は公社化の意義を百回ぐらいそう言いましたよ。そして、三事業一体で...全文を見る
○宮本岳志君 そもそも昨年の議論で、片山大臣は、公社は民間と堂々と争う公社だ、経営の効率化を念頭に置き、このことによって国民にいいサービスを提供する、これが公社化の目的だと私にも繰り返し言ったんですよ。だから、それでなお不十分だ、そして民営化なんだという議論のその本心は、正に郵貯...全文を見る
○宮本岳志君 八月の二十九日に、大臣は首相に経済政策について持論を進言したと報じられております。その後、記者に聞かれて、首相は分かっている分かっていると言うんだが、どういう意味で分かっているのかとぼやいたと報じられているんですが、今の御答弁をお伺いする限りでは、麻生大臣もどういう...全文を見る
○宮本岳志君 そこそこのものは幸い維持できたと今おっしゃったけれども、働く者の家計、賃金は維持できていないんですよ。そのことを私は問題にしているわけですね。  それで、もう時間がありませんので、今日は人事院総裁にもお伺いをするつもりでありましたので聞いておきたいと思います。 ...全文を見る
○宮本岳志君 私どもは、内閣が責任を持って一括管理ということでも駄目だと思います。少なくとも、現行のように公益法人への再就職が野放しで、これを天下りのトンネルにしているという実情にしっかりメスを入れる。しかも、それはきちっと厳正中立な新たな専門機関を設けてその抜け穴を防ぐことが必...全文を見る