宮本岳志

みやもとたけし

比例代表(近畿)選出
日本共産党
当選回数5(参1)回

宮本岳志の2022年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月25日第208回国会 衆議院 議院運営委員会 第4号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  本会議でも総理の答弁がありましたけれども、政府も、無料で検査を受けられる体制を全国で確保する、こういう立場、これは確認できますね。
○宮本(岳)委員 ところが、地方ではなかなかそういう状況にないんですね。大阪府の吉村知事は、一月十九日の会見でもなお、全く症状がない方の検査を無差別にやるというのはどこまで感染対策になるのかと懐疑的な見方を示されました。  この背景には、検査費用に自治体負担があるということを聞...全文を見る
○宮本(岳)委員 行政検査の方は丸々なんですけれども、その他は、地方と国とが、国が八割、地方が二割というような分担になっているというふうに聞いております。しっかりここも、もうそういう区別をせずに、全て国が最初から持つというふうに進めていただきたい。  一部に、保健所や医療の逼迫...全文を見る
○宮本(岳)委員 五類になれば、高価な治療薬や治療機器の使用に患者負担が発生いたします。保健所の逼迫を解決するためというのであれば、地方財政措置にとどまらずに、保健所体制の抜本的強化に国が人的にも財政的にも乗り出すべきだ、こう申し上げておきたいと思います。  さて、前回、我が党...全文を見る
○宮本(岳)委員 時間が参りましたから終わりますけれども、ホームページ上にはまだ公表されていないんですね。それは恐らく、在日米軍の発表を聞かれたら答えるということになっていると思います。ましてや、一月二十四日の官房長官会見では、今後、新規感染者のみの報告にするということにしており...全文を見る
01月31日第208回国会 衆議院 予算委員会 第6号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  安倍政権以来、公文書や統計の改ざん、虚偽答弁が繰り返されてまいりました。その出発点であり、いまだに何も終わっていないのが森友問題、赤木さんの事件であります。  赤木雅子さんが起こした裁判で、昨年の六月の二十三日に、ついに赤木ファ...全文を見る
○宮本(岳)委員 この文書をよく見てくださいよ。最後のところに何と書いてありますか。「ことが終わったらおごりますとお伝えください」と。そんな、真面目に仕事をしている話じゃないんですよ。ふざけるにもほどがあるんです。こんなふざけた話から始まって、最後には真面目な国家公務員が命を奪わ...全文を見る
○宮本(岳)委員 先ほど申し上げたように、この文書には冨安課長了承済みと書かれていますよ。  冨安泰一郎国有財産企画課長、当時の、今は、デジタル庁に聞きますけれども、デジタル庁にこの人物、戦略・組織グループのグループ長としていらっしゃいませんか。
○宮本(岳)委員 この方は今、デジタル庁で更に栄転されているわけですね。  委員長、私は、真摯に今後も明らかにするとおっしゃるのであれば、元財務省理財局国有財産企画課長、現デジタル庁の冨安泰一郎氏の証人喚問を要求したいと思います。
○宮本(岳)委員 一杯おごりますという話をやっているわけですからね。これは答えてもらわなきゃなりません。  財務省が国会全体のために働く、国民全体の奉仕者でなく与党の下請に成り下がってきたということを示す証拠はほかにもあります。  資料二を見ていただきたい。  赤木ファイル...全文を見る
○宮本(岳)委員 この青はマスキングじゃないんですね。
○宮本(岳)委員 これは一体どういうものであるか、最初、全く分からなかったんです。  ところが、この「与党理事懇談会の資料」というところには、添付ファイル、資料・ZIPというものがついております。  私は、この度、財務省からこの資料を入手いたしました。つまり、赤木ファイルに添...全文を見る
○宮本(岳)委員 じゃ、財務大臣に聞きましょうか。  与党理事懇談会の中身を現場に送って確認することを日常的にやっているんですか。
○宮本(岳)委員 じゃ、はっきり調べてくださいよ。明らかにしなきゃなりません。  役所が国民全体の奉仕者じゃなくて与党理事懇談会の使い走りのようなことになっているとすれば重大ですから、きちっと調べていただかなくてはなりません。  資料四を見てください。  赤木ファイルの二百...全文を見る
○宮本(岳)委員 いやいや、何も外さなかったら分からないじゃないですか。本当に誠意を持って説明を尽くすというけれども、結局、再調査もしない、新たに開示した文書もマスキングを外さない、改ざんや隠蔽に関わり処分された職員でも政権を守った者はこれ見よがしに出世、栄転させる、だから、同じ...全文を見る
02月04日第208回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  今日は、四人の参考人の皆様方、大変貴重な御意見、ありがとうございました。  私の方から質問をさせていただきます。ずっと質問が続きますと、さきの質問者がたくさんのことをお聞きになりますから、私の方では、今までの質問とダブらないよう...全文を見る
○宮本(岳)委員 ともすれば女性議員だけが、また、ともすれば女性の参考人だけに聞くということが従来繰り返されてきましたけれども、やはり男性の方々がしっかり考えるということが大事だと自分自身も思いましたので、皆様に聞かせていただきました。  それで、宮本参考人のお話の中で一つ、先...全文を見る
○宮本(岳)委員 生活保護制度というのは憲法二十五条に根拠を持つ制度でありまして、健康で文化的な生活を営む権利を私たちは保障しているわけでありますから、今お話があったような問題、いかに乗り越えるかというのは、これは政治の課題でもあるというふうに思っております。  だんだん時間が...全文を見る
○宮本(岳)委員 四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございました。大変勉強になりました。  私たちも、皆さんの御意見をしっかり受け止めて、予算の審議、これからも、過ちなきを期して頑張っていきたいと思います。  本日は、誠にありがとうございました。
02月08日第208回国会 衆議院 総務委員会 第3号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  大臣は、所信の冒頭で、昨年十二月以来の統計に係る事案と予算資料の誤りについて反省の言葉を述べられました。ところが、残念ながら先日も、わざわざ吉開政策統括官に私の部屋までお越しいただいて、わびていただくことになりました。  大臣は...全文を見る
○宮本(岳)委員 私の名前の間違いぐらいは大したことないんですけれども、一国の統計、統計の中でも、総務大臣が指定する特に重要な統計である基幹統計に誤りや不正があれば、重大事態であります。  大臣に改めて聞きますけれども、統計法第一条は、この法律の目的をどのように定めておりますか...全文を見る
○宮本(岳)委員 今日は、この精査結果報告書をまとめた、統計委員会企画部会の対応精査タスクフォースに御答弁いただきたいと要請したわけでありますけれども、かないませんでした。代わりに総務省が答弁するとおっしゃいます。  しかし、このタスクフォース報告書は、副題にもあるように、統計...全文を見る
○宮本(岳)委員 成り代わって答弁するというのは限界があると思うんですね。  例えば、この報告書には、本文とともに、四十八ページ以下に十八件に及ぶ参考資料が添付されております。しかし、参考資料十四から十六まで九ページにわたって、実に奇異なマスキング処理が施されております。これは...全文を見る
○宮本(岳)委員 読める文字はない、ゼロですか。
○宮本(岳)委員 全く読めないと思うんですね。  それで、これは、統計委員会のタスクフォースが、参考資料はつけるんだけれども、別に中身は国民に理解していただかなくても結構だ、国会のチェックは受けない、こういうことでございますか、総務省。
○宮本(岳)委員 いやいや、資することにならないから言っているわけですよね。これを見て、一体何が分かるんですか、それは。  おっしゃるとおり、本文の中に出てくるものについて参考資料がついていることは、私が申し上げました。つけるならば、何ほどかの意味がある形でつけてもらわないと。...全文を見る
○宮本(岳)委員 このマスキングのかかっていないものを見ることができるのは、統計委員会そして総務省だけなんですね。国会も見れないわけです。国土交通省も見れないでしょう。  これが同じものであるかを確認できるのはあなた方だけですから、確認して報告していただけますか。
○宮本(岳)委員 先ほど示したように、こんな本当に意味のないようなマスキングを全てにかけると。これは、私は、はっきり言って、処理として非常識だと思うんですけれども、この全面マスキング処理は、統計委員会タスクフォースの委員が言い始めたことなのか、それとも、総務省の事務方が、こういう...全文を見る
○宮本(岳)委員 資料の選定をタスクフォースがやったと。それは分かっているんですよ。それにこのような処理をするということについては、タスクフォースの方から出たのか、それともあなた方の方から提案したのか、どちらですか。
○宮本(岳)委員 だから、事務局を担当した職員が提案したのか、委員会の方から言ったのか、どちらですか。
○宮本(岳)委員 そういうことがあるから、私は、統計委員会タスクフォースの方々に来ていただいて、説明していただく必要があると申し上げたんです。  委員長、改めまして、椿広計統計委員長、タスクフォース座長をお招きして、国交省統計不正問題での当委員会での集中審議を要求したいと思いま...全文を見る
○宮本(岳)委員 理事会、出ておりましたから、オブザーバーとして。その中身は分かった上で、改めて、今、要求させていただいたところでございます。  次に、国交省の検証委員会の調査報告書について、国土交通省に聞きたいと思います。  この報告書の十八ページでは、今回明らかになった合...全文を見る
○宮本(岳)委員 私は、この報告書の十八ページ、いいですか、国土交通省の方、持っていますね、十八ページを問題にしているわけです。  この十八ページでは、合算処理について、二〇一一年九月まで在籍した課長補佐や、その後任の課長補佐は、合算処理は意識になかった、こう供述しているが、逆...全文を見る
○宮本(岳)委員 御丁寧に、その先まで読んでいただいたんですが。なるほど、これは両方が対立して、どちらが真実か分からないんですね。  そうでありながら、少なくとも、次の点は確認できようとして、今読み上げられた、すなわち以下のことを書いていると。この六行は、これはいい、当然だと思...全文を見る
○宮本(岳)委員 いやいや、それが奇異なわけですよね。  作為や、政権の指示や介入などは、仮に確認できたら、その瞬間アウトなんですよ、こんなものは。そういうのが確認できてしまったら、その瞬間でこの結論はもうアウトという結果が出ると思うんですね。  確認できたことを書いているん...全文を見る
○宮本(岳)委員 こうなってくると、またこの第三者委員会の方に答弁に来てもらわなきゃならないことになりますけれども、そうなりますと話がどんどん広がっていってしまいます。  確認したいんですね。  今後、事実が、仮に、どちらかに確定して、係長の供述が事実だった場合、課長補佐は虚...全文を見る
○宮本(岳)委員 当委員会のように国土交通委員会でも、それならば、この報告書をまとめた方から、ここはどういう意図なのかということを聞こうじゃないかという話もあり得ると思うんですね。  なぜ、こういうふうに、ここで、確定、確認できていないことを書いているのかということがよく分かり...全文を見る
○宮本(岳)委員 ここにもう折衷案と書いてあるんですよね、一か月にするのを。  ここは総務委員会でありますし、統計の専門家たる総務省も来ておりますから、これは折衷案になるんですか、総務省。
○宮本(岳)委員 折衷になりませんね。統計の精度を下げることに変わりはありません。  そして、ついに、二〇二〇年一月からは、会計検査院の国交省統計室への調査も始まりました。慌てて国交省は、課長や政策立案統括審議官、政総審も交えて、会計検査院への対応を検討しております。私が見たと...全文を見る
○宮本(岳)委員 会計検査院は、二重計上を、私に対して、認識していなかった、会計検査報告を出す時点でも認識していなかった、こういう御回答でありました。今日来ていただいていますけれどもね。  それは、今るる述べたように、ごまかそうとした形跡があるということを今おっしゃったんだと思...全文を見る
○宮本(岳)委員 だんだん時間が迫ってきましたので、この辺りで切り上げざるを得ないんですけれども。  この二重計上、ダブルカウントというものがどこまで認識されていたかということは、争いがあるわけですよね。  例えば、このタスクフォースの報告書の、まさに先ほど申し上げた、マスキ...全文を見る
○宮本(岳)委員 大臣、かつて私は、国土交通委員会の理事会で、大臣や赤羽委員長と、森友案件についての資料開示を求めて様々な議論をしたのを思い出します。幾ら反省の言葉を口にしようが、緊張感を持ってと繰り返していただこうが、全て本当に洗いざらい明らかにすることなしに国民の信頼は取り戻...全文を見る
02月08日第208回国会 衆議院 本会議 第5号
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○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表し、地方財政計画外二法案について質問いたします。(拍手)  まず、岸田政権の政治姿勢についてであります。  私は、五年前、森友事件を国会で一番最初に取り上げました。  森友事件の公文書の改ざんをめぐっては、赤木俊夫さんの自死と、その真相解...全文を見る
02月16日第208回国会 衆議院 予算委員会第七分科会 第1号
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○宮本(岳)分科員 日本共産党の宮本岳志です。大臣、お久しぶりでございます。  今日は、この間、メディアを含めて大問題になっております一時支援金、月次支援金の申請に関わる、いわゆる不備ループについて質問したいと思います。  まず、大臣に確認をするんですけれども、萩生田大臣は、...全文を見る
○宮本(岳)分科員 とにかく、この間の対応に関しては、怒りの声が山のように寄せられております。この分科会でもそういう議論がこれまでも続けられてきたと思うんですけれども。  そもそも、不備メールを受け取っても、何が不備なのかも分からない。中身を聞こうと中小企業庁に電話をかけても、...全文を見る
○宮本(岳)分科員 一時支援金に関して言いますと、申請五十七万件に対して五十五万件ということですから、約二万件が支給されていないわけですね。その後の月次支援金は、申請件数二百四十九万件に対して二百三十四万件ということですので、約十五万件はいまだに給付に至っていない、こういう計算に...全文を見る
○宮本(岳)分科員 取下げが十一万、不支給が三万と。まだ依然として一万件が審査中ということになっております。この十一万件の取下げというのも、決して納得して取り下げたという方ばかりではないと言いたいところですが、ばかりではないどころか、ほとんど納得しないまま取り下げている人が多いで...全文を見る
○宮本(岳)分科員 不正受給対策だと言うんですけれどもね。  給付金詐欺でいえば、元経済産業省の若手キャリア官僚の二人の詐欺事件、これこそ世間をあきれさせた事件でありました。ペーパーカンパニー二社を使って、持続化給付金の虚偽申請で、一社当たり二百万円、計四百万円をだまし取り、家...全文を見る
○宮本(岳)分科員 当然そういう立場だと思います。  しかし、経産省の官僚が前代未聞の許し難い不正行為を働いたからといって、それは、コロナ禍の下で売上減少に苦しむ業者に必要な給付金が届くのが遅れたり、諦めさせたり、そういうことをしてよい理由にはならない、これも聞くまでもないこと...全文を見る
○宮本(岳)分科員 事業復活支援金については、また後で聞かせていただきます。  もちろん私も、不正受給があってよいということは断じて思いません。不正対策が必要だということは当然のことであります。  しかし、その不正対策といえば、そのために登録機関による事前確認を、制度を入れた...全文を見る
○宮本(岳)分科員 ところが、その事前確認が申請のハードルを上げているのではないかという御意見をいただくわけでございます。  大体、小規模な零細事業者は、登録確認機関となる税理士とか会計士さんとの契約もほとんどありません。日常的な関係が大体ないわけですね。それから、税理士さんや...全文を見る
○宮本(岳)分科員 不正防止のために事前確認が必要だというのであれば、小規模事業者が誰でも無料で事前確認を受けられる仕組みが必要だと思います。  それから、千円ということでありますが、今度は少し、事業復活支援金では引き上げられるということも聞いたんですけれども、是非そういう取組...全文を見る
○宮本(岳)分科員 それでは、登録機関に事前確認してもらえば不備ループと呼ばれる事態は避けられるのか。実態はそうでもないことが明らかになっております。  これは、私のところに寄せられた、登録確認機関となっている税理士さんからの相談事例であります。  申請者はスペイン出身の古物...全文を見る
○宮本(岳)分科員 いやいや、事前確認をやってもそれは審査にならないことは分かっているんですよ。審査は、それはそちらでおやりになるんでしょう。  ただ、不正防止のために事前確認をした、そして、そういう資格を持った方々、税理士さんに限りません、行政書士さんとか会計士さんとかが、一...全文を見る
○宮本(岳)分科員 しかし、実態は、それを切り分けるというのはほとんど不可能でありまして、これはちょうど、だから、そのお怒りの方が税理士さんですから、よく分かるんです。  今日は国税庁に来ていただいているんですけれども、月次支援金の審査では、現金取引で得た金銭を入金した通帳の写...全文を見る
○宮本(岳)分科員 さきの事例での登録確認機関となっている税理士さんが怒るのは当然なんですね。日頃は税務のプロとして、税の専門家であり、税務では、通帳の写しなどなくても、屋号や商号の入らない契約書でも認められているのに、なぜ、この月次支援金の実務では、税理士が確認したと申立て書を...全文を見る
○宮本(岳)分科員 私に相談したその税理士さんも申請者も非常に傷ついて、一度月次支援金で不支給となったら、もう事業復活支援金も、申請してもはねられるのではないかと心配し、新たな支援金の、今度の支援金の申請も、現時点でためらっておられます。  不備ループに陥って月次支援金の申請を...全文を見る
○宮本(岳)分科員 先ほどの事例は、一時支援金も月次支援金も、一部支給されているわけですね。最後のやつだけがトラブったわけですが、こういう場合でも、今度のファーストステップ手続、これは利用可能ですか。
○宮本(岳)分科員 随分突っ込んだやり取りもしてまいりました。  最後に、萩生田大臣にお伺いするんですけれども、大臣は、一月二十八日の会見で、この不備ループに関しても更なる改善を指示されたというふうにお伺いをしております。是非、大臣の改善への決意をお伺いして、私の質問を終わりま...全文を見る
○宮本(岳)分科員 以上で終わります。誠にありがとうございました。
02月17日第208回国会 衆議院 総務委員会 第6号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  地財計画ほか、二法案について質問いたします。  オミクロン株の全国的な感染爆発は、蔓延防止重点化措置が次々と延長されるなど、まだ先が見えない深刻な事態であります。二月十五日には、国内で報告された新型コロナウイルス感染の死者は、つ...全文を見る
○宮本(岳)委員 資料一を見ていただきたい。  二月の十五日、大阪府は、私のところに「大阪コロナ大規模医療・療養センター中等症患者用の運用開始等について」という文書を届けてまいりました。  二月十五日午前九時から、インテックス大阪に設置している大阪コロナ大規模医療・療養センタ...全文を見る
○宮本(岳)委員 資料二を見ていただきたいと思います。  鳴り物入りでインテックス大阪に千床を確保したと報じられてまいりました大規模医療・療養センターが、病床使用率〇・三%と。その前日までは〇%でありました。つまりゼロだったということですね。僅か〇・三%で、がらがらであるよりは...全文を見る
○宮本(岳)委員 いや、もちろん意義はあるんですよね。  ただ、まさにこれが、先ほどの中等症病床というのはこれのことですよね。国がやるということであって、そういう意味では本当に取組が遅れているということを言わなければなりません。  大阪は明らかに大混乱にあります。私の下には、...全文を見る
○宮本(岳)委員 結論部分だけでいいんですよ。  二月九日の厚生労働省の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの会合で、西浦博京都大学大学院教授は、感染者が相当増えたので、HER―SYSの入力に関して都道府県で相当に厳しいところが出始めた、特に大都市圏でHER―SYS...全文を見る
○宮本(岳)委員 一万二千七百枚ですね。  事態の解決には、保健所の機能を正常化させることが決定的だと思います。また、動き始めた大阪府の先ほどの転退院サポートセンターの職員も十一名というふうに聞きました。今大事なのは、緊急に行政職員を投入してもこの目詰まりを解消することでありま...全文を見る
○宮本(岳)委員 二月七日の予算委員会で、自治行政局新型コロナウイルス感染症対策等地方連携推進室の大村地方連携総括官は、金子総務大臣を本部長に、自治体が実施する様々な新型コロナウイルス感染症対策について、自治体との連絡体制を構築し、取組状況や課題を丁寧に聞き取り関係省庁にフィード...全文を見る
○宮本(岳)委員 事は命が懸かっておりますから、本当に、省庁の枠を乗り越えて、みんなが力を合わせてしっかり取組を進めていきたいというふうに思います。  厚生労働大臣は、先日の代表質問で、二〇二一年四月一日現在、感染症対応に従事する全国の保健師の数は、二〇一九年から約千二百名増加...全文を見る
○宮本(岳)委員 二〇二一年の財政措置で、保健所の他の職種の人員も増加をしております。  これまで、保健所の行政職員の削減が保健師の業務負担を増やしていることも指摘されてきました。二〇二二年度も保健所の行政職員を増やせる財政措置が行われているのかどうか、これは総務省からお答えい...全文を見る
○宮本(岳)委員 コロナパンデミックというべき事態を体験した今、保健所の在り方が改めて問われていると思います。  保健所法の九四年改定とその後の保健所の集約化が、結核に代表される感染症の脅威が減退したということを理由に、医療政策に占める公衆衛生のウェートを小さくした、感染症に対...全文を見る
○宮本(岳)委員 こういう状況の下で、保育園の休園、高齢者施設のクラスターの発生など、特にエッセンシャルワーカーと言われる方々の負担が大きくなっている。我々もこれまで、エッセンシャルワーカーの処遇改善を度々問題にしてまいりました。  政府は昨年、コロナ克服・新時代開拓のための経...全文を見る
○宮本(岳)委員 ちょっと時間がないのではしょります。  地方公務員は、給料表や手当の仕組みが自治体によって違います。総務省が通知で提示しているわけですが、一般行政職と同じ給料表を用いている場合の想定として、初任給調整手当や給料の調整額を示しております。こうした仕組みは、ある自...全文を見る
○宮本(岳)委員 しっかり周知していただきたいんですけれども、自治体にしてみたら、その翌年も、その翌々年もという心配がやはりあるんですね。なかなか、単年度主義というか、予算は単年度でありますから、その先のことまで言いにくいんでしょうけれども、しかし、やはり、下げていくということは...全文を見る
○宮本(岳)委員 資料四を見ていただきたい。  文科省が、今年一月十三日、市町村に対し本年度予算を説明する際に使用した資料であります。  個別施設計画の策定状況は九二%とあり、交付金事業は個別施設計画の策定状況を踏まえて採択とした上で、計画の内容に課題ありと書いてあります。そ...全文を見る
○宮本(岳)委員 設置者が決めるのは当たり前のことなんですよ。それはもう地方教育行政の原理原則でありますけれども。  しかし、その先につけております資料五を見ていただきたい。  今月三日に文部科学省がオンラインで開催した、第九回新しい時代の学校施設検討部会配付資料の中にある、...全文を見る
○宮本(岳)委員 では、資料六を見ていただきたい。  二〇二二年度予算案資料であります。下線部、学校施設以外との複合化を伴う改築の補助率は三分の一から二分の一にかさ上げすると。  これは、文科省としては複合化についてはこういう補助率を上げて推進したい、こういうことでよろしいで...全文を見る
○宮本(岳)委員 いやいや、それは、各設置者が自分の判断でやるのは当たり前だと言っているんですよ。それをあなた方が政策誘導しているんじゃないのかということを私は言っているわけですね。  もう一度先ほどの資料四に戻ってもらうと、今お話にあった複合化と統廃合の円グラフは並んでおりま...全文を見る
○宮本(岳)委員 では、統合せず単に別々に建て替える場合の国庫補助率は幾らですか。
○宮本(岳)委員 それぞれをばらばらに建て替える場合もそういうことになりますか。建て替えや補修をする場合ですね。
○宮本(岳)委員 同じ建て替えあるいは改修でも、統合する場合は二分の一で、そうじゃない場合は三分の一、こういう差がつくわけですね。  それだけではないんです。総務省に確認しますが、複合化、学校統合を含む集約化をする際の二分の一の、あと残る二分の一は、先ほどから話の出ている公共施...全文を見る
○宮本(岳)委員 優遇される充当率で起債、償還についても交付税措置がされるわけですよね。文科省が補助率の引上げをやり、総務省もこの公共施設等適正管理推進事業債の発行や償還金への交付税措置で誘導する。  資料七を見てください。最後の部分です。  これは埼玉県川口市の事例が紹介さ...全文を見る
○宮本(岳)委員 本当に情けないですよ。これまで文科省はそういうことを余りやりたがっていなかったのを、財務省や総務省に言われて嫌々やらされているかのような話を聞いたことがありますけれども、今や文科省は先頭に立ってこういうことを進めるようになったんだなと、本当に情けない限りでありま...全文を見る
○宮本(岳)委員 時間が参りましたので終わります。次は文部科学委員会でやらせていただきたいと思います。  ありがとうございました。
02月21日第208回国会 衆議院 総務委員会 第7号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  法案審議の締めくくりに当たって、地方交付税制度と地方財源論について、大臣と大きな議論をしたいと思います。  最初に大臣に確認するんですけれども、地方交付税は地方の固有財源であり、そこには財政調整機能と財政保障機能という二つの役割...全文を見る
○宮本(岳)委員 自民党政権は、一九九〇年代以来、総額六百三十兆円にも及ぶ公共投資基本計画を策定し、この国策に地方を巻き込んでまいりました。この公共投資基本計画は、日米構造協議に端を発したものであり、国民の必要からでなく、総額先にありきというべき、無駄と浪費の典型的な計画でありま...全文を見る
○宮本(岳)委員 もちろん、臨時財政対策債の削減を私が反対するわけはないんです。導入のときにあれだけ反対を叫んで当時の片山大臣と論戦したんですから、当然のことであります。しかし、それは、国が地方財政に対する財政保障の責任を果たすことによってであり、必要なサービスを切り捨てたのでは...全文を見る
○宮本(岳)委員 同一水準ルールというのは、下回らないとおっしゃる限りにおいては、それは当然ですよね。しかし、同一水準というものですから、上回らないキャップとしては今働いているということを私は指摘せざるを得ないわけであります。  本来国が責任を持つべきものを地方の赤字地方債に押...全文を見る
○宮本(岳)委員 導入するときには、総務大臣が、形を変えた交付税だと私に言ったわけですから。  臨時財政対策債の累積残高が五十三兆円に膨れ上がったのも、年々の元利償還額が四兆円を超えたのも、決して地方の責任ではありません。冒頭に確認した財政調整機能と財政保障機能という二つの役割...全文を見る
○宮本(岳)委員 私は、日本共産党を代表して、地方税法、地方交付税法等の改正案に反対する討論を行います。  まず、交付税法についてです。  コロナ禍で、地方行財政の在り方、十年以上続く地方財政の抑制政策を抜本的に見直すことが必要です。  しかし、自公政権は、地方の歳出を前年...全文を見る
02月22日第208回国会 衆議院 本会議 第6号
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○宮本岳志君 私は、日本共産党を代表して、地方税法、地方交付税法等改正案への反対討論を行います。(拍手)  新型コロナウイルスの感染爆発で、療養者数も重症者数も増加し、命を落とす方も増え続けています。  保健所機能が逼迫し、新規感染者の把握が遅れ、発熱しても受診できない方、入...全文を見る
03月02日第208回国会 衆議院 文部科学委員会 第2号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  今日は、コロナの下で経済的に困窮し、学業が続けられない学生が増えている現状を踏まえて、学費軽減と奨学金問題について大臣と議論したいと思います。  まず、昨年四月から十二月で、コロナ禍による影響で全国の大学や短大、専門学校などで中...全文を見る
○宮本(岳)委員 資料一を見ていただきたい。  学生に何の責任もないコロナ感染の拡大によって、学業を断念、中断せざるを得ない学生が九か月間で七千八百人ですから、昨年の五千八百人に比べても二千人も増えております。  文部科学大臣に聞きますけれども、大臣は、先日の所信で、幼児期か...全文を見る
○宮本(岳)委員 そういうことをこれから議論をしたいと思っております。  国民の学習権の保障と教育の機会均等は、日本国憲法二十六条に定められた大原則であります。  同時に、資料二を見ていただきたい。  二〇一二年九月十一日、日本政府は、一九七九年に国際人権A規約を批准しなが...全文を見る
○宮本(岳)委員 漸進的な導入ですね。  今年は、留保撤回からちょうど十年目の節目の年であります。高等教育への無償教育の漸進的導入、つまり学費の無償化は、憲法など変えなくても、日本政府は既に十年前から国際条約上の責任を負っているわけであります。  ところが、学費は下がっており...全文を見る
○宮本(岳)委員 真に支援というのはちょっとひっかかるんですね。全ての学生を支援するというのが国際条約の趣旨ですから、何か、学生の中には支援が必要ない人がいるかのように聞こえてしまいます。  我が党は、これまで、日本の大学、短大、専門学校の学費は世界の中でも非常識に高過ぎると指...全文を見る
○宮本(岳)委員 学生数三百六十八万人に対して、合計で百七十八万四千人。今日の経済困難を反映して、約半数が何らかの奨学金を受けなければ学費が払えないという状況です。そして、漸進的無償化というけれども、給付型奨学金の恩恵を受けることができるのは、大学院生を除く三百三十万人のうち僅か...全文を見る
○宮本(岳)委員 これも資料三につけておきました。中間層の三割もの学生が、返済に不安があるため奨学金の申請ができていない。これでは、中間層への無償化がむしろ後退しかねないと言わざるを得ません。  私は、かねてから、有利子奨学金、金を貸して、元金だけでなく利子まで取るというような...全文を見る
○宮本(岳)委員 金利が上がったらまた考えましょう。二百六十七億あればできるんでしょう。給付型奨学金に使う予算は五千二百億ですから、それぐらいのことはやるべきですよね。  そして、貸与型奨学金の方は、依然として、三か月滞納すれば、個人信用情報機関、ブラックリストに登録し、九か月...全文を見る
○宮本(岳)委員 返済できるかどうか不安だから借り控えるということがある中で、所得連動返済型、つまり、所得に応じて無理なく返済できるというのはよいことだと思いますけれども。  ここでちょっとこの制度について聞くんですけれども、所得に連動して返済額も下がるというんですから、当然、...全文を見る
○宮本(岳)委員 大臣、既に、給付型奨学金を五十万とか五十九万のレベルでやっているわけですね。一方では、給付されて返す必要のないという人が五十万人の規模で存在するときに、所得連動だといったって、収入ゼロでも二千円払え、定年になっても年金から払えと。これは私、制度の欠陥じゃないかと...全文を見る
○宮本(岳)委員 いや、今検討する必要が私はあると思うんですね。  返済のための、返還に関する意識づけとおっしゃるんですけれども、借りたものは返せとか、返したお金で次の貸し付ける原資になるんだとか、もうずっと聞かされてきたんですよ。  ただ、さっき申し上げたように、五十万人規...全文を見る
○宮本(岳)委員 施行令五条五項ですね。「支払能力があるにもかかわらず」、これが一つです。二つ目、「割賦金の返還を著しく怠ったと認められるときは、」、この二つの条件となっているわけです。  ところが、卒業が近づくにつれて、返還が始まる直前に返還者に配られるこの「返還のてびき」、...全文を見る
○宮本(岳)委員 これが、その「貸与奨学生のしおり」というものでございます。  七十九ページを見ますと、これは資料五ですね、下線部、法的手続では、長期にわたって滞納が解消しない場合には触れていますけれども、やはり、「支払能力があるにもかかわらず」という文言は七十九ページにはあり...全文を見る
○宮本(岳)委員 いやいや、貸金業法という、普通の貸金業者でさえ、これだけ厳しく規制されているわけですよ。日本学生支援機構たるものが、奨学金の返還でこんな乱暴なやり方はありません。  日本学生支援機構は、延滞が続いた奨学金貸与者に対し、民事訴訟法に基づく法的措置を行っております...全文を見る
○宮本(岳)委員 法的措置は毎年七、八千件に上っております。  資料八は、日本学生支援機構が、ある奨学金貸与者を延滞を理由に裁判所に訴えた際の訴状でありますけれども、最高裁判所から提出を受けたものであります。独立行政法人日本学生支援機構法施行令第五条第五項により、割賦金の返還を...全文を見る
○宮本(岳)委員 支払い能力があるかどうかは極めて重大な条件なんですね。  資料九を見ていただきたい。これも、教育未来創造会議の第一回目に配付された資料です。  奨学金返還者の年収分布は、四三%が三百万円以下ですよ。世帯年収三百万円以下といえば、今日では給付型奨学金の支給対象...全文を見る
○宮本(岳)委員 貸金業ではないんですから、丁寧な対応を是非しっかり検討して、改善していただきたい、このことをお願いして、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
03月23日第208回国会 衆議院 文部科学委員会 第4号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  博物館法は一九五一年に制定され、今回の改定は、法制定以来七十年ぶりの制度見直しであります。  博物館法は、第一条に社会教育法の精神を掲げておりますけれども、その社会教育法は、第一条の目的に、「教育基本法の精神に則り、」とございま...全文を見る
○宮本(岳)委員 社会教育法は、国や自治体に、全ての国民があらゆる機会、あらゆる場所を利用して、自ら実際生活に即する文化的教養を高め得るような環境をつくる努力義務を負わせております。  ここに新たに文化芸術基本法の精神をつけ加えるということでありますけれども、確認をいたしますが...全文を見る
○宮本(岳)委員 国民が、その年齢、障害の有無、経済的な状況、また居住する地域にかかわらずひとしくその権利が保障される、非常に大事な点なんですね。  同時に、文化芸術をめぐっては、二〇一九年にあいちトリエンナーレでの「表現の不自由展・その後」が脅迫を受けて中止になり、大きな社会...全文を見る
○宮本(岳)委員 つまり、文化芸術を行う者の自主性の尊重と創造性の尊重を定めております。  また、前文では、我が国の文化芸術の振興を図るためには、文化芸術の礎たる表現の自由の重要性を深く認識し、文化芸術活動を行う者の自主性を尊重することを旨とすると定めております。  税金を出...全文を見る
○宮本(岳)委員 二〇〇八年、社会教育法が改定された際の衆議院附帯決議では、「自発的意思で行われる学習に対して行政の介入とならないよう留意すること。」としております。  また、九条俳句不掲載損害賠償等請求事件をめぐっては、二〇一八年十二月二十日、最高裁の上告が棄却され、東京高裁...全文を見る
○宮本(岳)委員 第四条三項で、「博物館に、専門的職員として学芸員を置く。」と担保されているという答弁でありました。  文化庁の資料でも、登録博物館九百十四館のうち、二〇一八年十月一日現在で、学芸員の配置数がゼロとなっている博物館が二百五十六館となっております。約二八%、三割が...全文を見る
○宮本(岳)委員 しっかり財政的な支援をしていただかなければ、なかなか、定めるだけではいかないと思いますので、これはまさに今後の課題だと思います。  同時に、今回の法改正で、これまでの三条二項に定められておりました、博物館は、その事業を行うに当たっては、土地の事情を考慮し、国民...全文を見る
○宮本(岳)委員 そもそも、登録制度が導入された法制定当時、約五百館ほどしかなかった博物館を増やそうとする中で、単なる営利を目的とした遊園地的、見せ物的に運営されているものを排除するために公益性、公共性ということが掲げられた、これは極めて大事なことだと思います。  全ての国民が...全文を見る
○宮本(岳)委員 二十三条を確認をされました。  当時の財政事情をこれは考慮したただし書、先ほど後段述べられたただし書も、当時の財政事情を考慮したものだと思います。  十分な補助がないために料金の徴収をしなければならないということはもちろんあり得るわけですけれども、二〇一八年...全文を見る
○宮本(岳)委員 是非、社会教育施設としての原点をお守りいただきますようにお願いして、質問を終わります。  ありがとうございました。
03月24日第208回国会 衆議院 総務委員会 第8号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  NHK予算の承認案件ですけれども、我が党は、従来、受信料負担増など国民負担増や経理などの不祥事があった場合、政治家の圧力に屈した場合や会長が不偏不党を脅かす発言を行った場合などを除き、基本的には賛成をしてきております。  しかし...全文を見る
○宮本(岳)委員 資料一の経緯を見れば明らかですけれども、四月二十四日に番組が放送され、七月七日と十日には、番組第二弾制作のために、情報提供を呼びかけるネット動画がホームページ上に掲載されました。  すると、その翌日、二〇一八年七月十一日には、日本郵政、日本郵便、かんぽ生命の三...全文を見る
○宮本(岳)委員 公表されていないんですね。  その後は、NHK大型企画開発センターチーフプロデューサーが、番組制作と経営は分離し、会長は関与しない旨を伝え、八月二日には、再びNHK会長宛てに、取材対応を控えさせていただくとの書面が届いております。会長、この書面は公開されており...全文を見る
○宮本(岳)委員 これも開示されていないわけですね。  そして、日本郵政の鈴木上級副社長が、九月二十五日、当時の森下俊三NHK経営委員会委員長代行と面談をいたしました。森下代行は今の経営委員長でありますけれども、二〇二〇年三月二十四日付の「郵政三社からの申し入れに関する経営委員...全文を見る
○宮本(岳)委員 事実ですけれどもね。  二〇〇〇年に森下さんはNTT東日本代表取締役常務執行役、二〇〇二年にはNTT東日本代表取締役副社長、二〇〇四年にはNTT西日本代表取締役社長、こういう形ですから、形としてはですよ、総務省の総合通信基盤局電気通信事業部長という電気通信事業...全文を見る
○宮本(岳)委員 個人では対応できないので、それは経営委員会に書状で出してくれ、こうおっしゃったわけですね。
○宮本(岳)委員 この二〇二〇年三月五日の質疑、吉川先生の質疑ですが、このときには、新聞報道があるだけで、非公表と決めているので出せないと、議事録の公開すら拒んでおりました。  しかし、その後、NHK情報公開・個人情報保護審議委員会が、二〇二〇年五月二十二日と二〇二一年二月四日...全文を見る
○宮本(岳)委員 資料二を見ていただきたい。公表された二〇一八年十月二十三日の議事起こしであります。上田前会長に厳重注意を行った日のものです。ページは少し飛んでいます、抜粋してあります。  二〇一八年十月二十三日の経営委員会では、まず冒頭、監査委員でもある高橋委員が、NHKのガ...全文を見る
○宮本(岳)委員 資料二の右側を見ていただきたい。  当時の石原経営委員長が、当時の上田会長に文書を読み上げる形で厳重注意を行ったところの議事起こしであります。  今回のことについていまだ郵政三社側に御理解いただける対応ができていないことについて誠に遺憾と言いつつ、ガバナンス...全文を見る
○宮本(岳)委員 いや、その郵政から届いた会長宛ての手紙も、書面も公開されていない、二つが二つとも出ていないですね。この議事起こしだって、去年の七月になって出てきたわけですよ。  資料三は、二〇一八年十一月十三日の経営委員会の議事起こしであります。  経営委員会として、当時の...全文を見る
○宮本(岳)委員 資料三の議事起こしでは、石原経営委員長が、番組を作るときに、もうほとんどでき上がった段階で上のところに持ってきて、これでいいじゃないかということではまずいなどと述べて、それぞれのところで、つかさつかさで、きちっとやっぱり管理をしていかないとまずいんじゃないかとい...全文を見る
○宮本(岳)委員 開示するんですね。一言。開示するんですね。答えてください、だらだらと言わずに。
○宮本(岳)委員 いや、請求者には開示しているんです、既に。請求者に開示したものは国民に開示しなさいと言っているんですよ。  それから、七月の十一日のNHK会長宛ての文書は、公表していないと会長が答えたとおりじゃないですか。  NHKはやはり全く反省していないと言わざるを得ま...全文を見る
○宮本(岳)委員 字幕をめぐっては、私は参議院議員時代に随分苦労した経緯があります。  我が党は一貫して、NHKに聴覚障害者の方々のための字幕放送の拡充を求めてまいりました。私は、特に、生放送であるニュースに字幕をつけることを繰り返し求め、ついに二〇〇〇年三月二十七日、生放送で...全文を見る
○宮本(岳)委員 ところが、今年二月十五日、前田会長は、当委員会でBS1スペシャル報道問題を問われ、意図的ではなかったと強調しつつ、「意図的にやるのであれば、もうちょっとちゃんと意図的にやるんだと思いますが、こんなずさんなことで何かをやり遂げようという、とても私には理解できません...全文を見る
○宮本(岳)委員 もう時間が来ましたので、どこまでできるか分かりませんが。  そういうことの中で、かんぽ不正報道でもBS1の字幕問題でも、やはりNHKの信頼を揺るがす事態になっているという認識を持つべきです。  資料の四につけました。NHK受信料制度検討委員会の次世代NHKに...全文を見る
○宮本(岳)委員 時間が来ましたので終わりますけれども、信頼を取り戻すために頑張ると言っていただきたかった。やはり人間がしっかりと説明することが基本だということを申し上げて、質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。
○宮本(岳)委員 私は、日本共産党を代表し、放送法第七十条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件、いわゆるNHK二〇二二年度予算の承認に対して、反対の討論を行います。  放送の自主自律の遵守が求められるNHKの対応に、国民の信頼は揺らいだままです。  NHKのかんぽ生命不正販...全文を見る
03月30日第208回国会 衆議院 文部科学委員会 第5号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  日本共産党は、昨年四月、梅村さえこ元衆議院議員を責任者とする校則問題プロジェクトを発足させ、全国的に校則アンケートに取り組んでまいりました。中高生、保護者、教職員、市民、約三千人から寄せられたアンケート結果は、ホームページに掲載す...全文を見る
○宮本(岳)委員 一枚めくって資料二を見ていただきたい。八五・九%の生徒は校則を変えられたらいいのにと思っているが、変える手続が不明、変えようとしても変わらないことが多い。中には、校則を変えたいと言ったら先生にどなられたとか、はぐらかされて答えてくれなかったというのもございました...全文を見る
○宮本(岳)委員 これは、今検討が進められている生徒指導提要の改訂に関する協力者会議の方々にも、もちろん参考資料としてですよ、参考としてお届けをしたということも重ねて申し上げておきたいと思います。  既に、今申し上げた生徒指導に関する学校教職員向けの基本書でありますけれども、生...全文を見る
○宮本(岳)委員 今年の夏頃には決定され、ホームページで公開されるということであります。  約十年ぶりの抜本的な改訂とのことで、先ほどの我が党のアンケートにも示されたような、校則をめぐる理不尽と言われる現状がどのように正されるのかに注目が集まっております。  資料三を御覧いた...全文を見る
○宮本(岳)委員 この資料を見ていただいたら、「児童の権利の理解」ということで、児童の権利に関する条約を引いた後、四つの原則ということで原則を四つ挙げております。  順々に見ていただいたら分かるとおりですけれども、一つは、差別の禁止、条約第二条、二つは、児童の最善の利益、第三条...全文を見る
○宮本(岳)委員 この公開の議論については、実は参議院で、私じゃないですけれども、萩生田大臣と我が党の吉良よし子がやった校則問題の質問というのがありまして、要するに、校則があらかじめ公表されていないと、入ってみて初めて分かって、それで子供たちがそういう校則があることが分からなかっ...全文を見る
○宮本(岳)委員 そのときも不断に見直すという議論をやっていますし、私も今日、不断に見直していただきたいということを申し上げたいわけでありますし、今度の指導提要も、できるだけ時代だとか、子供の声や保護者の声や先生方の声も集めて、よりよいものに見直していこうということをこれからやろ...全文を見る
○宮本(岳)委員 まさに、子どもの権利条約の四つの原則に立ち、子供の意見表明権を保障するということだと思います。  ところが、もう一度、先ほどの資料の三の左側、二十七ページのちょっと下に赤と青で書いている、この部分に戻っていただきたいんですけれども、赤い字で注釈がありまして、「...全文を見る
○宮本(岳)委員 決して、平成六年の、一九九四年の通知を撤回するというようなことではないですけれども、やはり、新たにこういう提要が定められた場合には、そういう運用にしていただきたいと思うんですね。  次に、改訂試案の七十七ページなんですけれども、「児童生徒の関与」として、校則を...全文を見る
○宮本(岳)委員 時間が来ましたけれども、これは、今ちょっとメディアの報道を見ても、非常に高く提要について評価する声も出ている一方で、現場でどう浸透させるかが大きな課題だという御指摘もございます。  その点では、先ほど申し上げたように、子どもの権利条約というものもまだまだ知られ...全文を見る
○宮本(岳)委員 ありがとうございました。  以上で終わります。      ――――◇―――――
04月01日第208回国会 衆議院 文部科学委員会 第6号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  三名の参考人の先生方、ありがとうございます。  私の方からも質問させていただきたいと思います。  我が党は、そもそも教員免許更新制を導入した二〇〇七年の教育職員免許法及び教育公務員特例法の一部を改正する法律案に対しまして、一つ...全文を見る
○宮本(岳)委員 やはり私たちは、この制度自身が、もうとても続けられない形で今回やめざるを得なくなったというのは、そもそものこの制度に問題があったというふうに考えます。  そこで、私、加治佐参考人にお伺いしたいんですけれども、大学で免許更新の研修をやってこられて、大学ではうまく...全文を見る
○宮本(岳)委員 ありがとうございます。  私たちも、教特法第二十一条第一項では、「教育公務員は、その職責を遂行するために、絶えず研究と修養に努めなければならない。」、こういう定めにあるように、子供の教育に責任を有する教員が研修を行うことは当然のことだとは考えております。その際...全文を見る
○宮本(岳)委員 実は、審議まとめを見ますと、必ずしも主体性を有しない教員に対する対応として、職務命令に基づく研修の受講、場合によっては懲戒処分を講じることも出てくるわけです。  大臣は、会見で問われて、そんな何でもかんでも懲戒というのは、そんなことは考えていない、こういうふう...全文を見る
○宮本(岳)委員 若干時間が残りますので、是非、瀧本参考人から同じ点についての御意見をお聞かせいただきたいと思います。
○宮本(岳)委員 三人の参考人の先生方、ありがとうございました。  私も、佐久間参考人がおっしゃるとおり、すっきり、教員免許更新制の廃止のみをすべきだと思っております。今、野党内でもそういう議論を是非進めたい、このことを申し上げて、今日の参考人質問を終わらせていただきます。 ...全文を見る
04月05日第208回国会 衆議院 総務委員会 第9号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  私は、二月八日の当委員会で、統計委員会タスクフォースが一月十四日に発表した、国土交通省の建設工事受注動態統計調査をめぐる事案についての精査結果報告書を取り上げて質問いたしました。  その日は残念ながら統計委員会の出席がかなわなか...全文を見る
○宮本(岳)委員 ところが、残念なことに、先日また、着工統計で調査票の配付遅れまで明らかになりました。委員長の、正直信じられない、統計自体が期日に公表できなくなるという一番大変なリスクが生じている、新聞上での報道ですが、こういう発言が報じられております。  繰り返される国交省の...全文を見る
○宮本(岳)委員 国交省の建設工事受注動態統計調査の不適切処理に係る検証委員会報告書では、合算処理について、開始時期は明らかではないものの、合算は、少なくとも建設受注統計調査が開始されたときには、本件統計室が都道府県に対して指示をしていたことが認められるとしております。  また...全文を見る
○宮本(岳)委員 今、椿委員長が触れられたように、国交省の報告書では、本件統計室は通常業務をこなすだけで手いっぱいとなっており、人的、物的余裕がなかったため、これを見直す機会もないまま続けられたなどとしております。  調べてみると、確かに、国交省全体の統計職員は、二〇〇一年度と...全文を見る
○宮本(岳)委員 それで、ついに二〇一九年十一月には、国交省の不適切な合算処理が会計検査院の知れるところとなりました。  国交省報告書の二十四ページ以下に、その後の統計室での議論が記載されております。  二十五ページには、合算処理をしない数値を公表すべきという意見と、合算処理...全文を見る
○宮本(岳)委員 到底折衷案と呼べるものではなかったと思います。  この問題に対しては、統計委員会や総務省の対応も問題だと言わなければなりません。  統計委員会はタスクフォースを設置して、既にこの精査結果報告書をまとめておられます。  この三十二ページから三十三ページにかけ...全文を見る
○宮本(岳)委員 提案が事務局からされたということが確認されました。  配付資料を見ていただきたい。  資料一は、二月八日にも配付したタスクフォース報告書の八十九ページ、九十ページに掲載された、画像処理された国交省のポンチ絵であります。  マスキングを外してみたら、このとお...全文を見る
○宮本(岳)委員 特定されていないんですね。
○宮本(岳)委員 統計委員長、タスクフォースがおつけになった資料を確認すら、特定すらできていないという答弁ですけれども、いいんですか。
○宮本(岳)委員 時点が違っていても、事実お持ちで、それに基づいて精査されたわけですね。それが、今頃、国土交通省は特定できません、探していますという答弁ですから、話にならないんですよ。提出できないというのと特定できないというのでは、天と地ほどの違いがあります。  配付資料二を見...全文を見る
○宮本(岳)委員 時間が来ましたけれども、配付資料の二の左側は、タスクフォース報告書九十二ページに参考資料として添付されている会計検査院特別検査対応の想定問答と思われるもので、同じく一言一句読めない処理が施されております。  想定問答というものもこういう形で開示をされているわけ...全文を見る
04月06日第208回国会 衆議院 文部科学委員会 第7号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  教特法及び教員免許法の一部改正案について質問をいたします。  四月一日の参考人質疑で、免許更新制の廃止について、佐久間亜紀参考人は、多くの教え子たちから、もう待ちに待っていました、やっとですかという声が聞かれましたと発言されまし...全文を見る
○宮本(岳)委員 配付資料一を見ていただきたい。文部科学省がみずほリサーチ&テクノロジーズに委託して行った、この調査研究事業の事業報告書五十六ページであります。  制度自体を廃止すべき、免許更新制に意義を感じないが半数。そのコメントも、研修がたくさんあるので必要ないと思う、経済...全文を見る
○宮本(岳)委員 最近の報道で、本法案が施行される二〇二二年、今年七月以前の四月から六月に免許更新期限を迎える教員が必要な講習を受けられない可能性があるとして、文部科学省が期限の大幅緩和を容認した、こういう記事がありました。  お尋ねしたところ、二月二十五日付の通知が届きました...全文を見る
○宮本(岳)委員 様々なところで制度の綻びが出ているわけですね。こういうこと自体が、制度が破綻している証左だと私は考えます。制度の破綻は明白であり、教員免許更新制は直ちに廃止するべきであります。それを発展的解消などと強弁し、更新制と引換えに、研修の在り方を見直す教特法の改正を行お...全文を見る
○宮本(岳)委員 配付資料三、四は、先日の参考人質疑で日本教職員組合の瀧本司参考人が紹介した、文科省の勤務実態調査の二〇一六年の結果であります。教員の長時間労働は深刻であること、そして、研修の時間すらないことがここには示されております。  文科省に聞くんですけれども、二〇一六年...全文を見る
○宮本(岳)委員 そういう状況なんですね。  それで、どんなに研修研修というふうにおっしゃっても、この実態のままでは、新たな教師の学びの姿などは望むべくもないと言わなければなりません。  そもそも、文科省は、教職員定数の積算に際して、授業一こまにつき同程度の準備時間は必要であ...全文を見る
○宮本(岳)委員 冒頭述べたように、我が党は、二〇〇七年の教員免許更新制導入に際して、教員の力量を向上させるというのなら、教員を増やし、教員に自主研修時間を保障することこそ求められている、それをせずに官製研修を上から押しつければ、教員の資質の向上につながらないばかりか、ますます自...全文を見る
○宮本(岳)委員 給特法の見直しも必要だと、もちろん思います。ただ、やはり先生の数を、教職員定数を改善するということが何よりも大事だと私は思うんですよね。  それで、私は、はっきり申し上げて、ボタンのかけ違えがあるんじゃないかと。  教員免許更新制は、当初、不適格教員の排除を...全文を見る
○宮本(岳)委員 まさに地方公務員法にも研修というのはあるんですけれども、とりわけ教育職員にとっての研修の重みというのは、まさにこの人格的な触れ合いという教育の条理にその本質を持っている、こういうことだと思います。  それは決して、正規の、常勤の先生方だけではありません。非常勤...全文を見る
○宮本(岳)委員 非常勤講師の方々も、児童生徒の発達を保障する専門職としての教員であります。しかし、職場によっては、非常勤講師が校内研修などを受ける機会が保障されていない実態も聞きます。教職員に必要な研修は、常勤講師、非常勤講師を含め、研修のための給与も含め、全ての教職員に研修権...全文を見る
○宮本(岳)委員 当然のことだと思います。  研修は、教員が自主的、自律的、そして主体的に行うものとされる。その一方で、指導助言者が研修受講履歴を活用し、対話と奨励を行うとされております。  お伺いするのですけれども、この対話と奨励というのは、どういう場で行うことを想定してお...全文を見る
○宮本(岳)委員 期首面談、期末面談を想定していると。まさに人事評価の面談と一体に行うことになります。  二〇一六年の教特法改正時の附帯決議によりますと、「教育委員会等が策定する指標については、画一的な教員像を求めるものではなく、全教員に求められる基礎的、基本的な資質能力を確保...全文を見る
○宮本(岳)委員 いや、だから、同じ場でやるわけですよね。研修の多寡が評価に直接結びつかないと言うんですけれども、実態として行われることは、人事評価を行う場、すなわち期首面談や期末面談の場で指導助言を行う。これはもう事実上同じ場所でやるわけですから、研修履歴を見ながら、先生、ここ...全文を見る
○宮本(岳)委員 切り離すといっても、切り離し得ないと思います。人事評価の面談の場での対話と奨励も、また、懲戒処分を背景とした職務命令に基づく研修、こういうものは自主的、自律的とは真逆のものだと言わなければなりません。  二〇二一年十一月十五日に開催された中教審「令和の日本型学...全文を見る
○宮本(岳)委員 時間ですので、今日はこれで終わります。
04月07日第208回国会 衆議院 総務委員会 第10号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  本法案は、地方公務員の育児休業を取得しやすくするものであり、賛成でございます。  今日は、男性職員の育休取得のために必要な対策について議論をしたいと思います。  総務省は、昨年十二月二十四日、男性職員の育児休業等の取得促進に向...全文を見る
○宮本(岳)委員 一般職の五〇%を答えられましたね。全体では、先ほどから出ている二九%だというふうに思います。  第五次男女共同参画基本計画で、二〇二五年までに地方公務員の男性の育児休業取得率を三〇%にするという目標を掲げております。それに比べて、男性地方公務員の育児休業取得率...全文を見る
○宮本(岳)委員 なるほど、国家公務員の方も三割にほぼ達しておりますし、先ほど一般職が五割という話もございました。意識改革の旗を振り続けたら三割ぐらいは達成できるのではないかという話も聞きました。  そこで、この中身を見たいと思うんですね。  資料一を見てください。  育児...全文を見る
○宮本(岳)委員 三割はおろか、五割を一般職では超えている、国はよくやっていると思ってしまいましたけれども。  人事院にも同じように聞こうと思います。  資料二を見ていただきたい。  育児休業期間の状況を示す円グラフ、男性と女性で、一か月以下、つまり五日未満三・五%と、五日...全文を見る
○宮本(岳)委員 育児休業五日未満というのが、男性では国家公務員でも地方公務員でも一定数出てまいります。五日未満ということは最大四日でありますから、土日を加えても丸々一週間も休んでいないということを意味するわけですね。  現場から聞いた話では、男性地方公務員の中には、育児休業一...全文を見る
○宮本(岳)委員 本当に子供を育てようと思えば、女性職員の結果に出ているように、九か月以上、九割というのが普通、当たり前なんですね。一か月以下などというのは、私はないと思います。  男性職員の育児休業というのは、実は、育児のためというのはあるんでしょうけれども、それよりも、男性...全文を見る
○宮本(岳)委員 上司の意識改革ということもあるんですけれども、やはり代替職員の確保、ゆとりある人員体制が大事だと思います。  資料の四、五を見ていただきたいんです。  これは「コロナ対応最前線 仕方ないからあきらめないへ」と題した大阪府の職員団体が出版された本の中の、大阪の...全文を見る
○宮本(岳)委員 要するに、育児休業を取得するように何度口を酸っぱくして触れ回っても、駄目なんです。  五日未満どころか、中には一日育休というような、アリバイ工作みたいな育休取得ではなくて、安心して育休を取るためには、代替要員がいて、安心して任せられるようにすることが決定的であ...全文を見る
○宮本(岳)委員 しっかり頑張ってください。  以上で終わります。ありがとうございました。
04月08日第208回国会 衆議院 文部科学委員会 第8号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  教育公務員特例法及び教職員免許法の一部を改正する法律案について質問いたします。  冒頭に一問、午前中の吉川委員の質疑を聞いていて、私も一問、問いたいと思います。  現行免許更新制に基づいて既に免許が失効していて、今回の法改正を...全文を見る
○宮本(岳)委員 文部科学省に引き継いでいると。ですから、文部科学省に相談していただけば大丈夫だということだと思います。  ただ、そのためにも、先ほど吉川さんがおっしゃいましたけれども、一々、元々免許を持っておられたことはもう分かっているわけですから、教育委員会で、失効した先生...全文を見る
○宮本(岳)委員 いや、もちろん、高めたいという、自主的で一人一人が自発的な研修、私たち、大事だと思っています。  でも、それならまた逆に聞くことになるんですが、今回の法案、施行期日を見ますと、教員免許の更新制の廃止は今年の七月一日ですよ。その他の研修制度など、教特法については...全文を見る
○宮本(岳)委員 いや、答えになっていないんですよ。  混乱は生じるんですか。局長。
○宮本(岳)委員 答弁になっていないですよ。  混乱するわけないじゃないですか。七月一日に更新制がなくなったって、九か月間、別に事が起こるわけではないんです。ならば、教特法の改正など全く必要ない。  我が党は、後ほど、法案第一条を削除する修正案の提案を予定しております。  ...全文を見る
○宮本(岳)委員 質問を聞いているんですか、本当に。パワハラにならないようにするというのは当然のことですけれども、対話だからパワハラがないという答弁はおかしいでしょうということを申し上げたんです。  時間がありませんから、確認しておかなければならないことがたくさんあります。 ...全文を見る
○宮本(岳)委員 いやいや、第一や第二は、それはあなた方の言い分でいえば、それはそういうものでしょう。でも、三つ目は違うんじゃないですか。  大臣は、審議まとめが発表された昨年十一月十六日の会見で、期待される水準の研修を受けているとは到底認められない場合ですね、認められない場合...全文を見る
○宮本(岳)委員 いや、性善的に過ぎると、性善的だとおっしゃるのであれば、大臣のおっしゃることがですね、強制しない、やはり対話と奨励でやるというのであれば、最後の最後まで対話を行い、納得してもらうのが筋だと私は思うんですよ。大臣も、多く存在するとは考えないというのであれば、先ほど...全文を見る
○宮本(岳)委員 対話と奨励とおっしゃるけれども、結局、最後は職務命令、懲戒処分で強制するということになるんです。これでは、教職員の主体性など全く守られる保証はありません。これら全ての矛盾の原因はあなた方に反省がないことに尽きると言わなければなりません。  そのような法案には到...全文を見る
○宮本(岳)委員 ただいま議題となりました教育公務員特例法及び教育職員免許法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、その趣旨及び内容を御説明申し上げます。  教員免許更新制は、二〇〇七年に導入したものでありますが、我が党は、当時から一貫して、免許更新制に反対してきまし...全文を見る
○宮本(岳)委員 私は、日本共産党を代表して、我が党提出の修正案に賛成、内閣提出の教育公務員特例法等改正案に反対の討論を行います。  本法案は、新たな教師の学びの姿を実現するため、教員の研修履歴の記録管理と履歴を活用した指導助言を行うこととし、教員免許更新制を廃止するものです。...全文を見る
04月12日第208回国会 衆議院 総務委員会 第11号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  初めに、コロナ禍の障害者事業所支援について聞きます。  コロナ感染の第六波では、障害者事業所にもクラスターが多発いたしました。私も先週、大阪の事業所に足を運び、お話を伺いました。事業所を閉所し、職員が命懸けでコロナ感染した障害者...全文を見る
○宮本(岳)委員 昨日、私はある自治体の担当部局と話をしたんですが、地方の障害保健福祉部局は、この三分の一も国において措置されることを御存じなかったので、改めて確認をさせていただきました。  同時に、自治体からは、今年度のサービス継続支援事業の予算枠を早く示してほしいとの要望を...全文を見る
○宮本(岳)委員 自治体はもちろん、障害者事業所に手続が周知されて、必要な額が行き渡るよう、しっかり取り組んでいただきたいと思います。  参議院の倉林質問でも、障害者事業所で陽性者が出た場合の困難を極める状態が紹介されましたけれども、私も現場で生々しい実態を聞いてまいりました。...全文を見る
○宮本(岳)委員 構築されているのであれば、クラスターが発生した大阪の障害者施設の職員が、第六波と言われる一月から三月にかけて、当施設から七件の救急搬送を要請したけれども、救急搬送で受け入れていただいた医療機関は一ケースもございませんでしたと私に語ったような状況がなぜ生まれること...全文を見る
○宮本(岳)委員 適切に対応していたらいいんですけれどもね。適切でないから聞いているんですが、幾ら通知を出しても、中身が分からなければ話になりません。  しかし一方で、大阪には大阪コロナ大規模医療・療養センターが設置されました。軽症者、無症状者を対象に、インテックス大阪に一千床...全文を見る
○宮本(岳)委員 三月三日、九名となっております。  二月十七日の質疑でも、厚労省は、二月十五日にまず三十床から稼働を始めたと言いつつ、私に、今回増設する二百床、現在の局面で、今後の対応として果たす役割というのは意義あるものだというふうに考えているところでございますと答弁をされ...全文を見る
○宮本(岳)委員 端的に答弁してくださいよ。  やはり住民の身近にある病院のベッドを抜本的に増やさなければ、幾らインテックス大阪のような、人里離れたところに一千床もの臨時の医療施設を開設してもうまくいかないということだと思うんですね。  ところが、政府は、少子高齢化による人口...全文を見る
○宮本(岳)委員 栃木、埼玉、神奈川、富山、滋賀、鳥取、香川、宮崎、沖縄の九県は、コロナ禍の下で、二年連続して病床削減に伴う補助金の申請をしておりません。  昨日も厚労省とやり取りをしたんですが、地域医療構想に基づき病床削減を迫るやり方をやめるおつもりはないようでありますけれど...全文を見る
○宮本(岳)委員 いや、将来的なことは将来的に考えたらいいんですよ。目の前でコロナがこれだけの深刻な状況ですからね。  ここでも、大阪は二年連続、ベッド数削減の補助金や基金を申請しております。二〇二〇年度が二億二千九百万、二〇二一年度が一億円の、総額三億円以上、こうなります。 ...全文を見る
○宮本(岳)委員 いや、だから、それは書いていないんですよ。ここでは、外部委託が可能な業務として、発生届の入力、電話相談、健康観察から各種証明書の交付まで、膨大な個人情報を含み、公権力に関わる業務もこれは含まれております。  なぜこれらの業務を外部委託することが許されるんですか...全文を見る
○宮本(岳)委員 だらだらと答弁しないでくださいよ。大臣に聞く時間がなくなってしまいそうですけれどもね。  これは職員の下でやってもらう、守秘義務のことや様々な専門性を持つものも含まれるので、こうおっしゃいましたよ。  そうなりますと、これは偽装請負になりませんか、指示したら...全文を見る
○宮本(岳)委員 時間ですから終わりますけれども、大臣、だから、ちゃんと職員で確保してくれということを再三にわたって申し上げてきたんです。  申合せの時間が来ておりますから終わりますけれども、どうぞしっかり取り組んでいただくことをお願いして、私の質問を終わります。      ...全文を見る
04月15日第208回国会 衆議院 文部科学委員会 第9号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  私は、かつて、九年前、二〇一三年十一月二十七日の衆議院文部科学委員会で、夜間中学の問題を取り上げ、この場にもおられる下村博文当時の文部科学大臣と議論をいたしました。  実は、このときの質問に先立って、当時の小渕優子文部科学委員長...全文を見る
○宮本(岳)委員 政府として、全ての都道府県や指定都市に少なくとも一つは夜間中学が設置されるよう促進する、こうされております。  現時点での夜間中学の設置、検討状況はどうなっているか、初等中等教育局長、お答えください。
○宮本(岳)委員 増えてきていることはよいことだと思います。しかし、全ての都道府県、指定都市に少なくとも一つという状況にはまだ距離があると言わなければなりません。  文科省としてどのような支援を行っておりますか。
○宮本(岳)委員 夜間中学の設置が進まない要因として、夜間中学を必要とする人がいることが見えにくく、行政がニーズを把握できていないとか、設置のために何をしたらいいのか自治体が分かっておられないという指摘があります。  そこで、ニーズ調査の支援などを予算で行っているというわけであ...全文を見る
○宮本(岳)委員 二〇二〇年十月に実施された国勢調査において、学歴に関して、小中学校を分離して回答することといたしましたが、その結果が今年五月には公表されると聞きました。こうした実態が明らかになれば、夜間中学の必要性は増すことになると思います。  全ての都道府県、指定都市に少な...全文を見る
○宮本(岳)委員 かつては、大阪市内の三つの夜間中学を始め、私が最初に夜間中学をお訪ねした岸和田市立岸城中学校など、ほとんどで補食給食がございました。今ではそれは廃止をされてしまっております。しかし、手厚い自校調理の完全給食を実施している夜間中学もあるんです。  資料一を見てい...全文を見る
○宮本(岳)委員 私は、先ほどの足立区の四中及び大田区の糀谷中学校の給食費を、我が党区議会議員団を通じて問い合わせました。答えは、足立四中三百四十八円、糀谷中学三百四十円でございました。  一方で、二〇〇八年度をもって補食給食をやめてしまった大阪市についても問い合わせましたが、...全文を見る
○宮本(岳)委員 まあ、教育の原点だとおっしゃるのであれば、それぐらいはやっていただきたいと思います。  次に、本年四月より成年年齢が引き下げられることとなりました。これに伴う対応について、いわゆるアダルトビデオ出演強要問題についても対応を求める声が数多く寄せられております。 ...全文を見る
○宮本(岳)委員 今、高校生世代をAV搾取から守ろうと、超党派で新たな立法化を検討する動きも始まっております。私たちもしっかりと必要な法整備に取り組んでいきたいと思っております。  同じく、成人年齢が引き下げられるのを受けて、大手銀行の三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、...全文を見る
○宮本(岳)委員 あの質問後にも、月々三万二千円の支払いをしてきたにもかかわらず、支払い能力があるにもかかわらずという説明なく、いきなり五十八万円の一括請求をされた、こういう相談なども寄せられております。早急な対応が求められると思うんです。  丁寧で分かりやすい説明となるよう改...全文を見る
○宮本(岳)委員 先ほど、成人年齢の十八歳への引下げに関して、金融庁と日本貸金業協会が、業者に対して、二十歳未満に貸付けを行う場合には、金額にかかわらず、収入の状況を示す書類を確認するよう求めているという報道を紹介いたしました。  聞きますけれども、日本学生支援機構は、学生への...全文を見る
○宮本(岳)委員 それは、本人は、大半は無収入の学生ですから、本人の収入の確認などしようがないんですね。担保も取っていないんです。将来の収入の保証もなく、担保も取らずに数百万円の貸付けを行うのは、この事業が貸金業ではなく奨学のための制度、奨学金だからこそなんです。しかし、そうであ...全文を見る
○宮本(岳)委員 返還金を原資にして貸すから借りたものは返してもらわないかぬという話は、もう前々から何百回と聞いてきたんです。ただ、それは給付型奨学金がなかったですから、なるほど、世の中の奨学金はみんな返さないかぬかった時代の話でありまして、今は給付型の奨学金をやっているわけです...全文を見る
○宮本(岳)委員 逆進性だなんという話、どこにあるんですか。  先ほどの少人数学級と同じで、大学の学費が高過ぎて、経済的困難で学べないという学生が出ることは大変問題だと、党派を超えてそんな議論をやってきましたよ。そんな、不公平だとか逆進性だと、少なくとも、この文部科学委員会の議...全文を見る
○宮本(岳)委員 今は給付型奨学金が始まっていますからね。全員が返さねばならぬということではなくなってきていますので、しっかりと、みんなが安心して学業を続けられるようにお願いをいたします。  以上で終わります。ありがとうございました。      ――――◇―――――
04月19日第208回国会 衆議院 総務委員会 第13号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  まず冒頭、どうしても大臣に確認をしたいと思います。  昨年、総務省職員が、国家公務員倫理法に違反する利害関係者である通信事業者及び衛星基幹放送事業者との会食を行っていたことが明らかになりました。さらに、放送事業者が過去に外資規制...全文を見る
○宮本(岳)委員 今大臣が真摯に受け止めるとおっしゃった報告書では、会食等は正当化される余地はないが、会食等によって行政がゆがめられたと認めるに足りる事情は確認できなかったと述べられております。なるほど、会食によって行政がゆがめられたとは認められないわけですけれども、会食等は正当...全文を見る
○宮本(岳)委員 武田大臣は冒頭、「私、価値観が合わない部分があるんですけれども、」と、そこまでおっしゃっていますから、私はこのときの武田大臣の答弁は撤回されるべきものだと思っております。  さて、この法案では、NHKの受信料値下げのための還元目的積立金制度をつくります。  ...全文を見る
○宮本(岳)委員 やっていないんですね。  二〇二〇年九月十六日の菅政権発足直後のことでありますけれども、これは当時の菅首相の意向を酌んでの発言だったのではありませんか、前田会長。
○宮本(岳)委員 長々と述べられましたけれども、二〇二一年一月十三日、NHKが受信料を値下げする中期経営計画を発表したら、その直後の十八日には、菅義偉首相が施政方針演説で、月額で一割を超える思い切った受信料の引下げにつなげると宣言をいたしました。  NHKは、二〇二〇年八月の会...全文を見る
○宮本(岳)委員 いやいや、そんなことは分かっているんですね。  これはつまり、先ほど言われたところでありますが、収支差金がゼロを上回るときは、当該上回る額のうち総務省令で定めるところにより計算した額をと。もちろん、それとは別建ての様々な措置が取れることは分かっているんですよ。...全文を見る
○宮本(岳)委員 いやいや、一定の裁量の余地があるというけれども、これまでは、総務大臣は、意見を付しても、個別の予算の内容に口出しできない仕組みだったわけですよ。しかし、今回は明瞭に、総務省令で定めるところにより計算すると法に書くわけですから、これは、国が初めてNHKの経営計画や...全文を見る
○宮本(岳)委員 そのとおりなんですね。  先ほど、受益者負担の原則と異なる特殊な負担金、私も申し上げました。つまり、見ていないから払わないという論は誤解でありまして、御覧になっていなくても、国民がみんなで支えようという、本来、制度なんですね。でも、それはまだまだ知られていない...全文を見る
○宮本(岳)委員 いや、不公平感ということをおっしゃるんですけれども、要するに、受益者負担じゃないんだ、見なくてもみんなで公平に負担するんだ、この精神は、逆に言えば、見ていないのに不公平だというのは通りませんよという話なんですよ。  だから、元々受信料というのは非常にきれいな話...全文を見る
○宮本(岳)委員 総務省なんですね。  第百三条二項の三では「その他総務省令で定める事項」となっておりまして、やはりここでも総務省のさじ加減が出てまいります。  大体、放送事業者の株の売買情報を総務省が余さずつかむことはできません。ですから、放送事業者から聞き取るしかないんで...全文を見る
○宮本(岳)委員 でも、それを判断するのも総務省なんですね。  放送の政府からの独立というのは放送行政の大原則、これはもうお分かりのとおりでありますけれども、先ほど答弁にありましたけれども、議院内閣制とは関係ありません。どういう政府の制度であろうが、その政府と放送事業との間に独...全文を見る
○宮本(岳)委員 ビヨンド5G技術開発については、国立研究開発法人情報通信研究機構、既に出ておりますNICTが行っているビヨンド5G研究開発促進事業の基金事業というものがありますけれども、なぜ新たに補助金の事業を追加するのか、また、追加してよい根拠はどこにあるのか、お答えいただけ...全文を見る
○宮本(岳)委員 この事業で研究開発の支援を受ける対象者は誰になるのか。携帯電話事業者など、ビヨンド5Gを活用して事業を行う者ももちろん対象になると思いますが、いかがですか。
○宮本(岳)委員 先ほどもそういう話題が出ていましたけれども、KDDI、これは五兆三千百二十六億円ですよね、売上げ。ソフトバンク五兆二千五十五億円、NTTドコモ四兆七千二百五十二億円、楽天グループ一兆四千五百五十五億円、二〇二〇年度の売上高です。この四社で総額十六兆七千億円という...全文を見る
○宮本(岳)委員 そう言うんですけれども、昨年八月にまとめられたデジタル変革時代の電波政策懇談会の報告書では、ビヨンド5Gの要素技術をいち早く確立することが重要だ、そうした研究開発の成果をビジネス展開につなげるためのツールとして、知的財産の取得あるいは国際標準化を戦略的に推進する...全文を見る
○宮本(岳)委員 できるんですよ、やろうと思えば。  これは、まさに電波利用料の累積の繰越金をこういうところに使っていこう、たまっている金をいかに使うかというのが目的なんです。使途が限られた電波利用料の在り方を見直す議論をしないまま、こうやって別財布のような新たな支出の仕組みを...全文を見る
○宮本(岳)委員 以上で終わります。
○宮本(岳)委員 私は、日本共産党を代表し、電波法及び放送法の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  まず、放送法についてです。  第一に、還元目的積立金制度を創設する問題です。これは、経営の効率化によって生じた繰越金のうち、総務省令に基づき計算した金額を除いて、受信...全文を見る
04月26日第208回国会 衆議院 総務委員会 第14号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  今日は、あさってに認定申請の期限が迫るIR、カジノについて質問をいたします。  IR、カジノをめぐっては、私の地元大阪府、和歌山県、そして長崎県が認定申請を目指してきましたけれども、御承知のとおり、和歌山県議会は四月二十日の本会...全文を見る
○宮本(岳)委員 政令では、四月の二十八日までに認定申請を、こうなっております。これが過ぎれば、新たな政令で定めない限り、二次募集などあり得ないと思います。  我が党は、そもそも民間賭博であるIR、カジノは一か所もつくるべきではないと考えてまいりました。しかし、今回の和歌山の頓...全文を見る
○宮本(岳)委員 つまらぬ答弁なんですね。  超えないこととされているんですから、三つまで別に決めなくてもいいわけです。二つでもいいし、一つでも、さらにはゼロでもいいという法律になっております。  そこで、大阪府の計画であります。  資料一を見ていただきたい。昨日の大阪日日...全文を見る
○宮本(岳)委員 資料一の記事の二段目では、大阪市は約四百十億円を負担して液状化対策工事をし、事業者側に土地を引き渡す予定となっております。  資料二を見ていただきたい。  情報公開請求に対して大阪市が公開した「土地課題(汚染残土・汚泥処理、液状化対策、地中埋設物撤去)につい...全文を見る
○宮本(岳)委員 最後だけでいいんですよ。当然そのことも確認することになる、こう答弁していただきたかったんですけれどもね。  さて、それで、この七百九十億円を誰がどのように負担するかが大問題になったわけです。港営事業会計で、この七百九十億円、これで処理をすることになりました。 ...全文を見る
○宮本(岳)委員 資産規模は二千二百八十億円とはいうものの、流動資産は百七十三億円、現金に至っては僅か二億円であります。これでどうやって七百九十億円も払うのか、非常に不思議に思うんですけれども。  そこで、資料三。  これも情報公開請求に基づいて大阪市が開示した、昨年六月二十...全文を見る
○宮本(岳)委員 つまり、大阪市の借金であり、一般会計で支えることに違いはありません。  しかも、これだけではないんですね。この夢洲の土地は、現在も地盤沈下が続いております。  大阪市議会の都市経済委員会は、今年三月十六日、議決の前提として、IR事業者を参考人招致して質疑を行...全文を見る
○宮本(岳)委員 一期島で十三メートル以上、二期島では十六メートル以上もの沈下が確認されております。  夢洲も、バウワーズ社長がおっしゃるように、沈下予測は非常に複雑で、慎重な検証、検討、対応が必要となります。この先一体幾らかかるか分からないというのが実態であります。  そこ...全文を見る
○宮本(岳)委員 相当突っ込んで慎重な審査をされるという御答弁でありました。  資料四を見ていただきたい。  これも大阪市の公開文書です。一昨年の十二月十七日の日付がございます。この文書によると、大阪市はもう一年半近く前から、今年十月には区域認定、十一月からは設計・建設等とま...全文を見る
○宮本(岳)委員 行政手続法等々で手続の期間を定めたものがありますけれども、こういうものは、この認定にはそれはかかっているんですか。
○宮本(岳)委員 期間の定めがないわけですから、是非とも慎重かつ十分に審査をしていただきたいというふうに思います。  最後に、今日の質疑全体を聞いていただいて、私は、このIR、カジノというものが地方財政の健全性を損なうことがあってはならない、こう考えますけれども、最後に総務大臣...全文を見る
○宮本(岳)委員 以上で終わります。ありがとうございました。      ――――◇―――――
04月27日第208回国会 衆議院 文部科学委員会 第11号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  冒頭、一点確認をいたします。  十五日の本委員会で、増子宏高等教育局長が、フランスの無償制度については、収入が高い人も低い人も同じように無償ということで、逆進性だという批判があるというふうな話も実は出ているなどという驚くべき答弁...全文を見る
○宮本(岳)委員 それは当然のことだと思います。  改めて、大臣にも確認したい。  我が国は国際人権A規約の十三条二項(c)の留保の撤回を行っており、高等教育無償化の漸進的な導入に向けて取り組む考えに変わりはありませんね。
○宮本(岳)委員 では、法案の審議に入ります。  日本の研究論文数が低迷していることについて、文部科学省の科学技術・学術政策研究所は、日本と論文数が同程度のイギリス、ドイツと比較して日本の大学の特徴を明らかにし、現状分析をしております。配付資料一はその報告書でありますけれども、...全文を見る
○宮本(岳)委員 科学技術・学術政策研究所の報告書は、今お話があったとおり、上位層の大学の研究力を活性しながらも、上位に続く層の大学の研究力の厚みを形成する政策が必要だと指摘しております。  では、聞きますけれども、本法案において、助成される国際卓越研究大学の数はどの程度を想定...全文を見る
○宮本(岳)委員 どの程度の大学数を想定しておりますか。
○宮本(岳)委員 文部省自身の研究所の結論とは真逆だと言わなければなりません。  対象を数校に限定することの問題点について指摘する声は大変多いです。若手研究者らによって今年発足した日本版AAAS設立準備委員会、日本科学振興協会の研究環境改善ワーキンググループは、大学ファンドにつ...全文を見る
○宮本(岳)委員 私は昨夜もそのメンバーと意見交換をいたしましたが、大学ファンドの支援対象が数校程度に限定されていることについて、選ばれた大学と漏れた大学の格差を拡大させ、地方国立大、公立大、私立大の所属の教員のみならず、そこで教育を受ける学生の研究に対する意欲、活力を一層低下さ...全文を見る
○宮本(岳)委員 だらだらと答弁しなければならないほど、格差と集中、これを進めるということですよね。  地域中核、特色ある研究大学のパッケージ、今おっしゃいましたけれども、今年度予算でたった四百六十二億円ですよ。  そもそも国は、大学の経営基盤を削ってまいりました。国立大学の...全文を見る
○宮本(岳)委員 一方、今回の国際卓越研究大学の助成すべき大学の選択の審査は、法案ではどのように進めることになっておりますか。
○宮本(岳)委員 科学技術・学術審議会は、文部科学大臣の諮問機関であり、文科大臣が任命する三十名の委員で構成されており、ピアレビューを尊重し、科学者コミュニティーの自律性を確保するような審査体制ではありません。  内閣総理大臣を議長とするCSTIの議員十四名、こちらはCSTIの...全文を見る
○宮本(岳)委員 閣僚が六名、それ以外に内閣総理大臣もおりますけれども。その他の有識者議員も首相が指名するんです。  CSTIも、到底、同業者による審査や、政治介入を排するという意味で、ピアレビューを行う組織とは言えません。  法案第三条一項では、文部科学大臣が国際卓越研究大...全文を見る
○宮本(岳)委員 そこなんですね。つまり、国際卓越研究大学は、ピアレビューや科学者コミュニティーの自律性ではなく、科学技術・イノベーション基本計画に沿った基本方針に基づいて、つまり政府方針に基づいて研究と研究成果を活用するために、日本学術振興会の審査を外したとしか考えられないんで...全文を見る
○宮本(岳)委員 当たり前でありまして、防衛省の研究費をもらわない大学の研究者には科研費を与えるなと政治的な圧力をかけるなど、許されるわけがありません。大臣まで務めた者が、放言するにもほどがあると言わなければなりません。  配付した資料四を見ていただきたい。  これは、文部科...全文を見る
○宮本(岳)委員 確認されました。  まさにCSTIの常任議員であり、そして、五神さんもこの間そういう役職にあったと。  もう一問、つけ加えて聞きたいと思います。  資料四で、五神さんや上山さんを連れてきたという、当時CSTIにおられた橋本和仁氏は、現在、JST、科学技術振...全文を見る
○宮本(岳)委員 では、十兆円ファンドというのは一体どこに設置され、今回の法案で、国際卓越研究大学への助成を行うのは一体どこですか。
○宮本(岳)委員 助成を行うのはどこですか。
○宮本(岳)委員 この橋本さんが理事長を務めるJSTが、大学ファンドを設置し、そして、その運用益を助成すると。助成する際のまさに審査、それは、従来のピアレビューという手続ではなくて、CSTI等々が関わってやるんだと。CSTIの常任議員には上山さんなどが関わっておって、自分たちで決...全文を見る
○宮本(岳)委員 私、ここに、これは国立国会図書館から取り寄せたものですから、国会図書館にはございます、間違いなく。それは、文部科学教育通信というものでありまして、ナンバー四百七十一、二〇一九年十一月十一日ということで、自民党、当時税調会長の甘利明氏が、国立大学は知識産業体の自覚...全文を見る
○宮本(岳)委員 いや、大臣が御存じかどうかということを聞いているんじゃないですよ。だから、調べてくれと言っているんですよ。  しかし、大臣は純真な思いでこの法案をとおっしゃるのは分かるけれども、甘利さんはそうじゃないことを述べているから言っているんじゃないですか。もしも、こん...全文を見る
○宮本(岳)委員 駄目ですよ。ちゃんと調査すると、そして、これが事実かどうか明らかにするとおっしゃっていただかなければ、到底、このまま審議を続けるわけにいきません。
○宮本(岳)委員 是非理事会できちっと、どういうふうにするかは協議の上、進めていただきたいというふうに思います。これは、大臣にとっては、もちろん今初めて聞いたということでありましょうけれども。  最後の資料五を見ていただきたい。  去る四月二十日に出版されたばかりのこの岩波新...全文を見る
○宮本(岳)委員 冒頭、先ほどのチーム甘利をめぐる疑惑は、徹底解明を求めるものです。  私は、日本共産党を代表して、国際卓越研究大学法案に反対の討論を行います。  本法案は、世界と伍する大学づくりとして、国際卓越研究大学の制度を設け、国による認定の要件、事業計画の認可について...全文を見る
04月28日第208回国会 衆議院 総務委員会 第15号
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○宮本(岳)委員 日本共産党の宮本岳志です。  三人の参考人の先生方、本当に今日はありがとうございます。  私の方からも御質問申し上げたいと思うんですけれども、順々に各会派がこうして質問してまいりますと、いよいよ、全て、大概のことは聞かれてしまいまして、質問が残っていないとい...全文を見る
○宮本(岳)委員 ありがとうございます。  先生のそのじくじたる思いも受け止めて、国会としての役割を果たさなきゃならぬと思うんですね。  今、基本理念というお言葉がございましたので、実は、私は長く国会議員をやっておりまして、参議院議員をかつてやっておりましたとき、二〇〇〇年の...全文を見る
○宮本(岳)委員 ありがとうございます。  さあ、そこで、そのような安心、安全で国民に寄与できるネットワーク、IT環境というものをつくっていく上で、一つは、やはりユニバーサルサービスという、今回も出てきている。先ほど申し上げたのがもう二十二年前でありますから。そして、その頃には...全文を見る
○宮本(岳)委員 維持費ということも、今、コストの問題ですね、大橋先生からもございました。  元々のユニバーサルサービスという場合は、例えば郵便などもユニバーサルサービスでありますけれども、山のてっぺんに送る場合でも、切手を貼れば同一料金でと。コストから考えれば到底考えられない...全文を見る
○宮本(岳)委員 この法案をめぐっては、経済団体等の反対もあったというふうに聞いております、もちろん。経済にとってどうかということが検討されたんだろうと思いますけれどもね。  私たち、実は今、優しくて強い経済ということを申し上げるんです。これはなかなか、ぽかんとされることが多い...全文を見る