鉢呂吉雄

はちろよしお

選挙区(北海道)選出
立憲民主・社民
当選回数1回

鉢呂吉雄の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月17日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○鉢呂委員 きょうは中川農水大臣の所信表明に対する質問ということで、まず、私も同じ北海道として、中川農林水産大臣、私よりお若い青年大臣としてこの今の農政の大転換の時期に中川大臣の指導力を発揮して、将来にわたって日本の農業がきちんと永続できる、その視点で頑張っていただきたい、そのよ...全文を見る
○鉢呂委員 私は、食品としての安全基準ではなくて、いわゆる作物出荷段階の基準というものがなければ、農家みずからが出荷していいのかどうかわからない。そこをきちんとしなければ、今大臣は毎日食べていますというふうに言われました。この要請に対して自衛隊に食べていただくとかいう話も聞きます...全文を見る
○鉢呂委員 いや、事務当局はよろしいです。  いずれにしてもこの種の問題は、基準がきちんとしておらなければ混乱に拍車をかける懸念もあるわけです。これはもう大臣もおわかりだと思います。  基準を設定することについて、これまでのダイオキシン類総合対策、厚生省でも環境庁でもあります...全文を見る
○鉢呂委員 続きまして、北海道の国有林野の森林盗伐の問題について御質問いたします。  二月の十三日、北海道の阿寒町の国有林野を盗伐したということで、帯広市の製材会社やまりんという会社の職員二人が、森林法違反、森林を窃盗したという容疑で起訴をされております。既に警察の調べが終わっ...全文を見る
○鉢呂委員 さらに、一昨日、この事件と関連して林野庁の営林署の職員が公記号不正使用の疑い、これは販売をした木を一つ一つ極印するための作業があるんですけれども、この器具をこの業者に自由に使わせるような形にしたということで逮捕されておるわけでありますけれども、このような事実があるのか...全文を見る
○鉢呂委員 大臣のお考えは後で聞きますけれども、それと関連して、このやまりんという製材会社、新聞報道によると毎回の国有林野の販売に関してこのような盗伐を繰り返しておったのではないかというふうな報道もあるわけでありまして、極めて貴重な国の財産であります森林、立木を盗伐されるというこ...全文を見る
○鉢呂委員 中川大臣の政治資金管理団体、昭友会というのはありますか。
○鉢呂委員 私どもの調べでは、昭友会について、平成七年度から平成九年度まで三カ年間、この事件を起こしたやまりんから毎年四十八万の政治献金がある。このことについては掌握をしていらっしゃいますか。
○鉢呂委員 私どもは、こういう国の財産を不当に盗伐するというような企業の献金を受けるということはあってはならない行為だというふうに思いますけれども、大臣としてこの点についてどのようなお考えをし、また対応をしたのかどうか、お考えをお聞きいたしたいと思います。
○鉢呂委員 もちろん、その当時はこういう形で明らかになっておらなかったわけであります。しかし、今起訴された段階でありますから、やはり過去のものにもさかのぼって、大臣としてきちんとした対応をすることが必要だというふうに私は思いますけれども、いかがでしょうか。
○鉢呂委員 国有林野については、昨年、国有林野改革二法ということで、大変な人員、組織を簡素化しながら、長期累積債務をいかに返済しながら対応していくかということで、特別委員会でも、この国有林野を、きちっと資産を守りながら、しかし同時に、売るべきものは売りながら公益的な機能というもの...全文を見る
○鉢呂委員 国有林野を守る最前線の組織については、営林署から森林管理署に移行するということで、これについても相当の組織の簡素化をするという形でございました。  とりわけ、国民と一体となる国有林野ということで、地元の御意見も聞き、また説明もしてという形で、一月一日発足が三月一日発...全文を見る
○鉢呂委員 昨年の法案の審議でも、一兆円を特別会計に残して、これを五十年で返していくという林野庁の計画案に対して、私どもとして、その実現性に危惧があるのではないかということを強く申し上げた経過がございます。  平成十年度国有林野の収支、私の聞いておるところでは、歳入といいますか...全文を見る
○鉢呂委員 今大臣は、若干の落ち込みというような言い方、表現だったと思います。私は二〇%ぐらい落ち込むというふうに聞いていますけれども、林野庁長官どうですか。
○鉢呂委員 長官は質問に答えてないんですけれども、もっと経営感覚と言ったらおかしいですけれども、もう二月のこの時点ですから。そういった途中経過だということで全く中身を言わない。そういうふうに長官が言えば、本当に経営感覚があるのかねと。二〇%も落ち込む状況について、本当にどういう対...全文を見る
○鉢呂委員 これは大臣、現基本法の国境措置の条文は、新しい法の中でも生かされるというふうに理解をしていいんですか。
○鉢呂委員 私はそのことを高く評価をいたしたいと思っています。これまでその論議が一切なかっただけに、私は常々農水省の皆さんにはそのことを言ってきたわけでありますけれども、きょう示された農水省の骨子の中にも、農産物の輸入によってこれと競争関係にある農産物の生産に重大な支障を与えるお...全文を見る
○鉢呂委員 今回、政府は米の関税化に踏み切るということで、その関係法案を提出することになっております。当面は、他の農産物と同じように、二次税率というものが国境措置的な役割を果たすということは事実だというふうに思っています。  ただ問題は、中長期的に見て、この関税を定率化するとい...全文を見る
○鉢呂委員 次に移ります。  食糧自給率の目標設定の問題でありますけれども、農政改革大綱でも、関係者の努力喚起と政策推進の指針として食糧自給率の目標を策定するという形になっておるわけであります。自給率の具体的な内容等については基本計画に明記をして、計画の見直しをおおむね五年ごと...全文を見る
○鉢呂委員 目標率の明示についてはいろいろ議論があると思いますから、そこは、我が方はそれを法律に明示をしろという考え方をとっておりますけれども、問題は、その目標に到達する政策なり予算を本当に集中するということについて条文化しておくことは私は必要でないかなというふうに思いますから、...全文を見る
○鉢呂委員 これから、麦については若干の施策が具体化しつつありますけれども、畑作全体あるいは酪農、畜産についても価格支持政策の見直しを行っていくという方向だろうと思っております。  問題は各個別の作物の需給動向だけではなくて、全般に土地利用型の作物については今の価格支持政策から...全文を見る
03月03日第145回国会 衆議院 建設委員会 第4号
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○鉢呂委員 ただいま議題となりました奄美群島振興開発特別措置法及び小笠原諸島振興開発特別措置法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につきまして、自由民主党、民主党、公明党・改革クラブ、自由党、日本共産党及び社会民主党・市民連合を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  案...全文を見る
03月10日第145回国会 衆議院 建設委員会 第6号
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○鉢呂委員 大臣、大変御苦労さまでございます。きょうは長時間の審議でお疲れのことと思いますけれども、私からも、四十分間でありますけれども、民主党の最後のバッターとして質問させていただきたいと思います。  きょうは都市の再開発ということで、政府が開発資金を創設するというようなこと...全文を見る
○鉢呂委員 先週の本会議でも大臣の御答弁で、我が国の市街地は多くの面でまだ良好な都市環境を備えるに至っておらないという御認識を示されました。  私もちょうど戦後の団塊の世代ですから、友人が北海道から東京に来ている方が多いのでありまして、故郷に戻らないかと言ったら、いやいや、あん...全文を見る
○鉢呂委員 先週の金曜日の五日の本会議で、我が党の山本氏の質問に対して、小渕総理は次のように述べております。今回の法律改正による支援措置の拡充等に加え、今後さらに、町づくりに係る、統合的なという表現をしていますけれども、統合的な補助金の導入の検討を図ってまいりたいという総理の御答...全文を見る
○鉢呂委員 小渕総理がせっかくそういう形で言っておりますので、その具体化をまず早急に行ってほしい。  そういう中で、やはり問題あるのは、総理も言っておりますけれども、そういうものを検討して地方公共団体がより主体的に取り組めるように努めてまいりたい、こういうふうに言っております。...全文を見る
○鉢呂委員 我々も勉強する中で、先ほど山本議員からも話がありましたけれども、高層建築にするとどうしても建設コストあるいはその後の管理コストが莫大にかかる。むしろ、つくってしまってからそこに入って商売をやろうと思っても、とてもじゃないけれども営業コストが高くなって成立しない。あるい...全文を見る
○鉢呂委員 ぜひ関谷大臣の御在任中にもう一度抜本的な都市開発法、資金の貸し付けということでなくて、大胆に出していただきたいものだなというふうに考えるところでございます。  そこで、時間がなくなりますので、住都公団の島崎理事さんが来ていると思いますので、二、三御質問いたします。 ...全文を見る
○鉢呂委員 三〇%ほどが未着工というような言い方で、非常に、いわゆる処分がスムーズにいっているかのような御答弁でありますけれども、そのうち、二百二十地区があるのでありますけれども、当然公団は、簿価の建設仮勘定、一兆八千六百六十億というふうに言いましたけれども、それに対して推定時価...全文を見る
○鉢呂委員 そのうち、今推定評価額は簿価よりも若干、一千億程度プラスするという御答弁でしたけれども、二百二十地区のうち、簿価よりも推定評価額が下回るもの、これは何地区で総額どのぐらいになりますか。その差損額といいますか、差額であります。
○鉢呂委員 今ちょっとわからなかったんですが、時間がなくなりますからあれですけれども、今簿価が推定評価額よりも上回っている、推定評価額が簿価より下回っているということからいけば、その差額は幾らになるんですか。それが五十七地区で幾らになるんですか。
○鉢呂委員 今、機械的に推定時価評価額を試算しておるということでありまして、中身は、内容は必ずしもきちんとしたものでないと。私は、建設省として、これは膨大な、一兆九千億でありますから、これはもちろんまだ市場売り渡しをしていない建物関係も入っています。いろいろ公団が売り損ねて、なか...全文を見る
○鉢呂委員 民都機構の方が三カ年の延長でありまして、大臣、そこはあれです。  そこで、民都機構の方に最後に、もう二、三分でありますけれども移らせていただきます。  民都機構は、今言いましたように三カ年の延長をして取得の業務を行うということで、九四年から五カ年を過ぎようとしてい...全文を見る
03月16日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
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○鉢呂委員 きょうは、米の特例措置の関税化への切りかえ措置についてということで、法案の審議でありますから、民主党の最後のバッターとして、締めくくり的な質問をいたしたいと思っています。  まず、大臣に対してでありますけれども、手続上の問題であります。農水省が十二月に出した、今回も...全文を見る
○鉢呂委員 私は、農水省が必ずしもこの交渉の全体像を国民に開示をしておらないのではないかというふうに思うわけであります。農水大臣も常々、この間の十二月、一月、二月、いわゆる調整がない限りは関係国が異議申し立てをすることはないかのような発言を記者会見等でもやってきております。国会答...全文を見る
○鉢呂委員 国民に示しておらないのではないですか。
○鉢呂委員 それは農水省の勉強不足だったかもわかりませんけれども、国民の受け取り方として、いわゆるWTOの農業協定の附則書五に基づいて、先ほど言いましたように、調整という形をとらない限りはそういう協議というのはなさないんだ、調整を行わない限りは関係国との協議の必要はありません、こ...全文を見る
○鉢呂委員 今局長、後のことは説明がなかったんですけれども、その確認書がWTO事務局から日本政府に発出されたときに、日本政府はどのようなことが必要になりますか。確認書の締結について国会の承認が要るのではありませんか。
○鉢呂委員 これは国会の問題でもありますけれども、その確認書というものが国会に出て、国会の、これは条約の締結事項になるわけでありますけれども、そういうものがなければ効力を発しない。まさにそういうものを一括して、もちろん、年度初めということがWTOで決まっていますから四月以降であり...全文を見る
○鉢呂委員 これは、三カ月という期限、三月二十一日というものを待たなければ、最終的な結論は国会として示し得ないのではないでしょうか。
○鉢呂委員 これは、その後もあなたは答弁しませんから言いますけれども、日本が条約的なものとして国会で承認をして、国会で承認したということで譲許表の修正及び訂正の効力発生についてWTO事務局に通告をして、そこで初めて効力が発生するということになるわけであります。ですから、この一連の...全文を見る
○鉢呂委員 あなたは今、その一九八〇年の一般的なガットの手続、これは全然関係ない、こういうふうに言われるんですね。そうしたら、三カ月というのはどこから出ているんですか、あなた方が言う三カ月。一九八〇年のこの三月二十六日の譲許表の修正及び訂正に関する手続、これはもう効力を失っている...全文を見る
○鉢呂委員 一九八〇年の譲許表の修正手続というものが最終的には必要であるということを局長は述べたと思いますから、これは農水大臣、今のこの関係法だけではこれは当然この国会の論議にはなじまない、三月二十一日以降でなければ。  このことについては、農水省は一切この話をしてきませんでし...全文を見る
○鉢呂委員 これは、先ほど申し上げましたけれども、異議申し立てが出たときには、この確認書における国会承認を伴うわけであります。これらについては、一切今まで明らかにしてこなかったのは事実であります、委員長。私は、この点についてこれ以上質問することはできません。  こういう重大なこ...全文を見る
○鉢呂委員 委員長、いわゆる国会承認の手続が必要だということについて明確な御答弁がございません。また、我々、この間皆さんから見せられている資料なり問題は大変大きい問題があるというふうに思いますから……。
○鉢呂委員 これは私は法案にも関係するから言っておるんであります。仮にと言いましたけれども、関係国からガット一九八〇年手続に基づきまして異議申し立てがあったときには、そのことを含み入れてこの法案はできておらないのであります。含み入れておるんであれば、必ず発効期日等にそのことを記載...全文を見る
○鉢呂委員 私は、私の残余の質問をおいてこの委員会がそのまま続行するということにならぬ性格のものではないかと。この法案自体について疑義を提出したわけでありますから、このガット一九八〇年条項に基づくこともこの法案は想定しておらないのではないかということでありますから、そこについてき...全文を見る
○鉢呂委員 それでは、午前中、審議がとまったわけでありますけれども、政府としての見解というものがございましたら、改めて求めたいと思います。
○鉢呂委員 最初の文は、そこは可能であるというふうに書いてあったわけでありますけれども、できるという形に変えたわけであります。そういう意味では、譲許表の修正手続を終了しなければならない規定はないとか、非常にあいまいな点があるわけであります。  したがって、例えば今回の法律の施行...全文を見る
○鉢呂委員 少し答弁になっておらないと思うんですけれども。具体的に異議申し立てがあり得るわけでありますから、異議申し立てがあった際に、確認書はWTOから発出されません。したがって国会承認も生じてこないわけでありますけれども、仮に譲許表の修正というものの合意が成り立って、それが現在...全文を見る
○鉢呂委員 修正をした場合に、譲許表の修正の申し出があり、修正の合意が成ったときに、法律としてはどういう形になるわけですか。
○鉢呂委員 質問の趣旨が通じていないのかもわかりませんけれども、その修正があった場合にどういう手続で行うのですかというふうに言っておるわけであります。
○鉢呂委員 時間がなくて申しわけないのですけれども、要するに、今の〇・四が〇・六増になった、こういうことはあり得ない、そんなことを日本が認めるということではありませんけれども、仮になった場合に、そのことは、この今の法律が、もう一度修正の、改定の法案を出すということになるわけですね...全文を見る
○鉢呂委員 要するに、いわゆる関税率を、今の例えば四百七十一円でしたか、関税額を修正協議によって変えたという形になったときに、どのような法律手続がそこに生じてくるのでありましょうか。
○鉢呂委員 ちょっと時間がなくなるわけですけれども、いわゆる異議申し立てにより協議をしなければならない、その際に、もちろんこちらは譲る気は全くありませんけれども、仮に違った形の修正が加えられたといった場合の法手続を聞いておるのです。日本政府の姿勢とかいうことではありません。
○鉢呂委員 現状の日本政府の関税化への切りかえを、そのまま四月以降も踏襲していけるということを聞いておるのではなくて、相手国の異議申し立てによって譲許表の修正議論がされて、仮に何らかの修正が加えられたときの法手続は、一つは、この確認書を国会で承認して、WTOに承認した旨を通告する...全文を見る
○鉢呂委員 この問題だけで終始してしまったわけでありますけれども、私どもは、先ほど堀込委員の方からもお話があったとおり、今回の法改正につながる一連の国民的な合意をとる作業は極めて不十分であったというふうに考えておりますし、同時に、次期WTO交渉に臨む基本的な方針につきましても、政...全文を見る
○鉢呂委員 終わります。
03月18日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○鉢呂委員 民主党を代表して、畜産、酪農関係の質疑をさせていただきたいと思います。  私自身、民主党の酪農畜産小委員長をさせていただいておりますし、また、この農水委員会は三年連続質問もさせていただいております。そのことも踏まえて質問させていただきますし、また、今園田先生からお話...全文を見る
○鉢呂委員 いずれにしても、国会の審議というものをきちっと踏まえてやっていただかなければ困るわけでありまして、政務次官、もう少し私は、去年岸本政務次官はそういう御答弁をされておるわけでありますから、やはりそういうことを踏まえてやってもらわなければ困りますし、資料についても、私は隣...全文を見る
○鉢呂委員 酪近計画なり肉用牛の近代化計画はこれまでもつくられてきていました。しかし、皆さんも御案内のとおり、この酪農、畜産関係、例えば生乳についても、自給率は、昭和四十年と比較しても、平成九年は八六%から七一%、この自給率自体が絶対値で一五%減っておるのであります、これは重量ベ...全文を見る
○鉢呂委員 国内対策は、今政務次官言われたように大変大切だと思います。  また一方、私は、それ以上に大事なのは、この時点で、いわゆる国際化、農産物の貿易自由化という方向に対してどういう対応をするかということだろうと思います。この点でも、皆さんの、例えば今回の局長の畜産報告なり大...全文を見る
○鉢呂委員 まず、その三者会議はこの前も私は指摘したので、審議官、余り言わない方がいいと思います。  そこで、現在のカレントアクセス量十三万七千トンという、生乳換算ですね。それから、これは乳製品について言っているわけですけれども、同時に、関税相当量というのを高いところで張ってお...全文を見る
○鉢呂委員 私は君づけでしか呼ばれない身ですけれども、これは大臣として、きちっとした決意、もう少し具体的にあなたの言葉で言ってもらわなかったら、私の言葉を敷衍して、そういう形でやっていきますというような表現でなくて、このカレントアクセス量と関税相当量については現行をきちんと守りま...全文を見る
○鉢呂委員 交渉事でありますから、全力を尽くすというのが後に入るのかもわかりませんけれども、それぐらい、これがさらに下がるようなことがあれば大変な事態が起きるということでありまして、もう一つの牛肉、あるいは豚肉もそうでありますけれども、牛肉はもう、関税の引き下げはどんどん今回のウ...全文を見る
○鉢呂委員 同時に、乳製品の関係でいきますと、これはちょっと専門的なあれでありますから審議官に答えていただいてもいいのですけれども、擬装乳製品が、擬装乳製品というのは言葉は悪いのですけれども、バターですとか脱粉、特に脱粉なんかはそういうことが、塩とか砂糖を混合して、いわゆる貿易品...全文を見る
○鉢呂委員 乳価にかかわる価格支持政策の考え方に移らせていただきます。  まず、この大綱では、取引については市場実勢を反映する形をとりたい。同時に、酪農経営の安定対策として、この市場実勢を反映させた加工原料乳価格では生産者の再生産を確保し得る水準は困難であるという農水省の認識に...全文を見る
○鉢呂委員 実勢の取引が変わるということに基づく制度だということだと思いますけれども、同時に、この大綱では、一定期間における生産者の経営判断等の目安となる手法を、いわゆる先ほど言った再生産を確保するための所要の措置というものをとりたいという言葉で言っておるわけでありますけれども、...全文を見る
○鉢呂委員 そういう検討の場をつくって行うということを書いていますから、ぜひ、関係者というのは余り偏らないで、幅広く、三者会議なんということを言わないで、きちっとしていただければというふうに思いますし、このこと自体は、加工原料乳暫定措置法の法改正なり新しい法律を必要とするというふ...全文を見る
○鉢呂委員 その後に、あわせて、加工原料乳の価格の過度の変動の影響を緩和するための生産者の自主的な取り組みを前提とした措置について、その必要性も含めて検討をしたいというふうに述べておりまして、いわゆる先ほど言った一連の再生産保障のための直接支払いとは別に、過剰な価格変動に対応した...全文を見る
○鉢呂委員 市場実勢の方に移りますけれども、今審議官が言われましたように、乱高下はないというような見通しを言ったわけでありますけれども、私は必ずしもそうは言えない要素も出てくるのではないかと。もう皆さん御案内のとおり、飲用乳と加工原料乳との関係が必ずつきまといます。飲用乳が季節的...全文を見る
○鉢呂委員 市場にも介入する、調整保管のような形もとるということでありますけれども、もちろん、それはある面では一定の効果をあらわすと思います。同時に、私はこれは提案なんですけれども、乳業メーカーといわゆる指定団体との基準取引価格についても、今度は基準取引価格とは言わないで、全く市...全文を見る
○鉢呂委員 それと同時に、大綱でも述べておりますけれども、次期WTO交渉では、AMSの削減、いわゆる国内助成策の削減というものが一層求められる方向だ、私は、これはそうなる可能性が強いというふうに思います。アメリカ等はもうそういうものを廃止して国際交渉に臨んでくるというのが目に見え...全文を見る
○鉢呂委員 その決意はよくわかりました。  同時に、今の緑の政策への転換について、それでは城審議官の方から。
○鉢呂委員 今の大綱に基づく具体的なことについて、ちょっとあいまいな審議官の御答弁でしたけれども、今考えていらっしゃる再生産を保障する価格支持あるいはこの極端な価格の下げにおける経営安定対策というのはいわゆる黄色の政策になるのではないですか。
○鉢呂委員 それは、現行では削減をクリアするとかということはよくわかりますけれども、いつまでも、先ほど言いましたように、世界の大勢が黄色というものを許さないということになってから慌てふためいても、私は、いろいろ国内の納得し得る環境をつくるということも大変な問題でありますから、そう...全文を見る
○鉢呂委員 いずれにしても、世界の流れと日本の国内政策というものが乖離しないように十分見きわめて国内政策もとっていただきたいというふうに思います。  そこで、これは大臣にお聞きをしたいんですけれども、新しい基本法は食料・農業・農村という形をとりました。食料という概念を大きく取り...全文を見る
○鉢呂委員 日本型の健全な食生活というものについて、もっと政府としてメッセージを国民に出すということも必要だろう。また、日本の伝統的な食生活、そういうものについてもっと積極的に、その中で畜産というものについてどういう位置づけにしていくのか。あるいは、今でも相当の輸入量ですから、畜...全文を見る
○鉢呂委員 もう時間がありませんので、本年度の乳価関係でありますけれども、この問題は私も三年越しで、家族労賃の男女格差の是正の問題について指摘をさせていただきました。  前の岸本農水政務次官が大変な御英断をしていただいて、また、今自民党の畜産、酪農の委員長をされておるという形で...全文を見る
○鉢呂委員 今日、酪農経営で求められておるのはゆとりある経営ということで、どこに行きましてもまず時間的なゆとり、二千六百時間を超える長時間、もっと私は多いと思います。分娩等には拘束されますから、夜中も、待ち時間等もありますから、そういうものの時間的なゆとりを、ぜひヘルパー制度をき...全文を見る
04月15日第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第8号
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○鉢呂委員 民主党の鉢呂吉雄でございます。  きょうは、意見陳述者の皆さん、本当にありがとうございます。二十世紀の戦争の世紀から、次の世紀は平和の世紀ということで、皆さんの平和に対する大変強い思いが意見陳述という形であったと思っております。  まず最初に、太田さんにお聞きをい...全文を見る
○鉢呂委員 それでは続きまして、この函館市は、先ほどからもお話があったとおり、入港する外国艦船に対して非核証明書の提出を求める議員提案をされたということです。残念ながら審議未了、廃案という形でございますけれども、これに対して、政府は要約すれば三つの見解を述べております。  一つ...全文を見る
○鉢呂委員 同時に、寄港の同意、港に入港することの同意は外交関係を処理する国の事務だというふうに外務省は言っておるわけでありますけれども、この関係は、外交関係としては、いわゆる内閣は外交関係を処理するということでは政府に帰属いたします。ただし、国と自治体との関係ではまた別の権限配...全文を見る
○鉢呂委員 これとは少し違いますけれども、今回の周辺事態法の第九条、先ほど大野委員の方からもお話がありましたとおり、第一項では、地方公共団体の長に協力を求めることができるということで、これはあくまでも協力を求めることができるという条項です。したがいまして、政府はその後の国会答弁で...全文を見る
○鉢呂委員 今回、通常国会で地方分権の一括法案がこれから出てまいります。いわゆる国の機関委任事務、これも廃止の方向で、国と地方というのは対等、平等だと。何か問題があれば、地方から、第三者機関といいますか、この関係の紛争処理委員会のような形で、そこで行政的な中で、第三者的なところで...全文を見る
○鉢呂委員 終わります。ありがとうございました。
04月16日第145回国会 衆議院 建設委員会 第8号
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○鉢呂委員 午前中の同僚議員に引き続きまして、民主党として総括的な質疑をさせていただきたいと思います。  午前中、大臣は、海岸環境につきまして、自然と共生できる方式ということを強調されました。私は、この法案の中身にそのことの何を重点化するのか、そういうことが全く入っておらない、...全文を見る
○鉢呂委員 まさにそういうことであろうと思っています。また、もちろん防護という形で、自然災害を受けてさまざまな人工的な手を加えるということもこの間やってまいりました。これを全く無視するわけにはいかないわけでありますけれども、また、先ほど同僚議員からもお話がありましたけれども、その...全文を見る
○鉢呂委員 先ほど河川局長は、環境の問題について、地域による環境の違いがあるという形で少し逃げ、質問に対してのそのとおりの御答弁でなかったと思います。  地域の違いはもちろんあるでしょう。東京と北海道のような地域のことを先ほど話されましたけれども、その地域の差異は別として、環境...全文を見る
○鉢呂委員 これは、大臣の先ほど午前中の御答弁と若干違うわけでありまして、大臣は、やはり環境と共生できる、再生できる循環型の整備という中で環境を重点に、利用という、防護までは入っていませんでしたけれども、利用は第二義的な、二次的なものだと。このところは、やはり局長の言うように、あ...全文を見る
○鉢呂委員 もっと積極的に、大臣のもとに働いているからというようなことでなくて、もっと積極的な意味合いであなた言ってもらわなかったら困りますよ。もっとそのことを詰めていきますけれども、今回、いわゆる海岸保全区域以外のところを一般公共海岸の区域として創設をされました。  そこで、...全文を見る
○鉢呂委員 もう一つ、逆に、現在海岸保全区域に指定をされております、整備率四八%ということで、なかなかうまくいかない。  私は、これからの整備手法なり、あるいは後でお話ししますけれども、先ほども話しましたが、全体的に土砂の管理体系を変えるというようなことで、むしろ保全区域を一般...全文を見る
○鉢呂委員 続きまして、海岸管理のための基本方針、これを国が定めることになっております。従来は国が定める方針というものはなかったわけでございますけれども、今回、新たにこれを主務大臣が定めるように変更したのはどういう意味合いなのか、ここをお答え願いたいと思います。
○鉢呂委員 方針を定めることは我々も反対でございません。  そこで、何をこの基本方針に定めていくのか、今、抽象的に理念とかという話をされました。私は、先ほど環境との関係でもお話をしたのですけれども、もっとそこのところを、ある面では具体的に、項目なりあるいはその項目の中で、どうい...全文を見る
○鉢呂委員 私は、先ほど言いましたように、保全の施設の関係でも随分変わってきていますし、また、いわゆる自然基盤のあり方全体として、単に海岸だけで考えるのではなくて、先ほどいろいろな検討を加えるべきだという意見もありましたけれども、そういうことからいっても、この基本方針というのは適...全文を見る
○鉢呂委員 環境庁がいらっしゃっておると思いますけれども、この海岸保全基本方針の策定に当たって、環境庁長官としてどのようなお考えでこれに臨まれるのか、基本的な考え方をお聞かせ願いたいと思います。
○鉢呂委員 この法案の目的は、海岸の防護あるいは環境の整備、保全、そして利用、これはまさに並列的に並べられておるにすぎないような条文であります。  この点について、環境庁としてどのように考えておられますか。建設大臣の御答弁も踏まえて、答弁していただきたいと思います。
○鉢呂委員 環境庁から、環境を重視してあるいは重点、あるいは防護、利用は二次的なものだという御発言はなかったわけであります。  大臣、私も一回講師を呼んだ勉強ですから、必ずしも完全でありませんけれども、こういう考えもある。東大の磯部教授という方がおりまして、私ども一日勉強させて...全文を見る
○鉢呂委員 いや、その程度は私でも答弁できるので、そういうための具体的な研究、検討をして、そういう方向に持っていくかどうか、局長、そこまで答弁していただきたいと思います。
○鉢呂委員 それは私でも言えるのです、そういうことは。  問題は、あなたは十年もそこで局長でいるわけではないのですから、そういうものも含めてまだ未解明な問題もいろいろあると思いますから、そういう総合的な土砂対策を流系ごとにやっていくとか、イギリスであれば、一定の閉じられた砂の流...全文を見る
○鉢呂委員 ですから、海岸事業として、公共事業として、いわゆるハードの事業だけでなくて、そういうものの全体を考えた予算の使い方にシフトしていくということをきちんと答弁してもらわなければ、私は納得できませんけれども。  同時に、今後の海岸保全施設の整備方針、皆さんから事前に図式に...全文を見る
○鉢呂委員 大臣、今月の十四日に、私どもの地元の新聞ですけれども、ほとんどの北海道の方が読んでいるものに、「明日を拓く海岸法改正法」、一面で、これは何百万かかるのか何千万かかるのかわかりませんけれども、国の広告でなくて民間、どこかのあれなんですけれども、こういうものが出ました。こ...全文を見る
○鉢呂委員 きょうは道路局長においでいただいておりますので、道路における、いわゆる海岸と直接接しておる、そこの防護対策。これは、今も話がありましたように、消波ブロックですとか消波工を積み上げるというのは完全でないということで、また景観上も問題があるということで、だんだん離岸堤ある...全文を見る
○鉢呂委員 それから、先般十三日に、道央自動車道という高速道路ですけれども、ここののり面が崩壊して大規模な土砂崩れを起こした。私も毎回通っているところなんですけれども、六十メートルにわたって崩壊したということで、午前九時過ぎのことだったんですけれども、幸い車は入っていなかった、百...全文を見る
○鉢呂委員 以上で終わります。
04月27日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
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○鉢呂委員 きょうは、行革関連法案ということで、森林開発公団法の一部改正案、あるいは農災法の一部改正案、農林漁業金融公庫法の改正案と、大変重要な法案が短い審議の中で行われるわけでありまして、端的に質問をさせていただきたいと思います。  まず、森林開発公団法の一部改正案について、...全文を見る
○鉢呂委員 農用地総合整備事業を廃止する理由ですね。当座は、今実施中あるいは調査中の地区については残事業という形で緑資源公団がやるのですけれども、この事業を廃止する理由を明確に大臣からお答え願いたいと思います。
○鉢呂委員 今調査中というのは十地区か十一地区あるというふうに思っていますけれども、こういう形で公団事業としてやるという構想中のものが全国各地であったのかなかったのか、その辺をお答え願いたいと思います。
○鉢呂委員 私はしつこく聞くわけでありますけれども、農用地整備公団を廃止するということでありますから、その事業、ほかの濃密生産事業とかそういうものはもう初めから廃止するということをこれまで決めておりますから、それはいいのですけれども、この事業を廃止する理由というのをもう少し明確に...全文を見る
○鉢呂委員 今実施中のものについては、残事業という形で新たな公団で引き継いで事業を終了させていくということでございます。  また一方、大臣もお話しされましたけれども、この事業、公団事業というのは集中的に短期間で行っていくという性格の事業で、それが特徴なんだという御発言がございま...全文を見る
○鉢呂委員 大事なことでありますから、少し詳細にわたりますけれども、例えば、今年度着工する京都府の南丹地区というのですか、これはまさに計画では十九年、ことしから始めて十年間かかることで計画を立てております。そのほかに、例えば青森県の下北中央、これは平成八年に着工して、計画では十三...全文を見る
○鉢呂委員 少し私の数字と、皆さんからいただいた数字でありますけれども、進捗率、これは何年の進捗率を言っていますか。それと、九年で終わるというのは、すべてに関してですか、それとも今の三地区について言っておるんでありますか。
○鉢呂委員 いずれにしても、ここに述べておる計画の平成十三年ぐらいでは到底終わらないというふうに言わざるを得ませんけれども、どうですか。
○鉢呂委員 中身を見ますと、やはり受益者の、いろいろな社会経済の変化、農業のこういう情勢に基づいて、皆さんが集中的とはいいながらなかなか完了できない事情がこの間あるようであります。計画を遂行できないという形で今日まで来ておる事業も大変多くあるというふうに聞いております。  そう...全文を見る
○鉢呂委員 今調査中のものを、引き継いだ公団でこれから行うんだと。これは今十地区ぐらいあるんですけれども、この引き継ぐ理由について明確にお答え願いたいと思います。
○鉢呂委員 前回の委員会で、継承する、承継する理由として、今もお話しされました広域、大規模な事業を集中的に行えるということでありますけれども、この事業の中身を詳細に見せていただきますと、農道、農業用道路、この比重が極めて高いわけであります。いわゆる面工事と言われましたかん排、かん...全文を見る
○鉢呂委員 私が言っているのは、大規模性という言い方をしておりますけれども、道路は二十キロ内外ですから極めて長い距離でありますけれども、面工事については、今全部言ってもいいんですけれども、ほとんどが二百ヘクタール以下。例えば、大臣の地元の北海道の幕別町、幕別地区というところでも、...全文を見る
○鉢呂委員 私の北海道にも調査中のものが一カ所あるわけであります。また、最近、今言いました幕別あるいは根室東部、平成七年、平成十年と事業を着手した新しいものがございます。こういったものが、今言われたように、都道府県でその新たな人員を確保しなければならない。あるいはその技術力がない...全文を見る
○鉢呂委員 その技術力からいきますと、確かにそのものを見れば必要だという形も見えます。しかしながら、都道府県の土地改良事業の方がこの公団単独の事業量よりも数段多いわけであります。全くしてない、全然土地改良事業をやっておらない都道府県にこの事業をおろすのであれば局長の言われたことも...全文を見る
○鉢呂委員 公団営でやってほしいという理由は、有利な条件があるということであります、大臣。それは何か。都道府県の負担の方法が違うのであります。  大臣も御案内のとおり、公団営は事業を完了してから財投資金の支払いが始まります、都道府県のですよ。多分、農業用道路はほとんどが都道府県...全文を見る
○鉢呂委員 今スピードが、事業進捗動向が二倍以上速い、その理由は何ですか。
○鉢呂委員 財投資金は、ほかの土地改良事業も農林漁業公庫資金を借りられるのであります。なぜこちらが速いのですか。
○鉢呂委員 局長は、財投資金がスピーディーに適用できるというお話をされましたけれども、私はそれは理由にならない。また、そうであれば、調査中のものを都道府県に引き継いだ場合に、そのことをさせることができるというふうに思わざるを得ません。  同時に、大臣、この調査中の十地区、ことし...全文を見る
○鉢呂委員 そのぐらいで終わればいいのですけれども、必ずしもそういう状態になっておりません。  したがって、大臣、資金投入はスピーディーにいくのかもわかりませんけれども、先ほど、例えば茨城県の奥久慈地区ですとか、極めて長い期間を要しておるということで、皆さんでつくっている再評価...全文を見る
○鉢呂委員 大臣、これは政治的な判断をしなければならない問題ですけれども、今大臣が述べられたことは、それはもちろん部下の方はそういう具申をしているかと思いますけれども、果たしてそのスピードアップなりあるいは公団がやらなければならない理由としてのその有利性、いわゆる財投資金を直接大...全文を見る
○鉢呂委員 いろいろな理由づけはできますけれども、いわゆる国も財政が非常に厳しい、これは大臣御案内のとおりです。あるいは、今の特殊法人がそういう形で、それはもちろんいろいろな障害、痛みの伴う問題も多々あります。しかし、やはりこの事業の中身、工事の中身等を勘案し、また受け皿たる都道...全文を見る
○鉢呂委員 全体計画を設定して事業費がついているのは三地区だけであります。残りはまだ農水省の手の中にあるわけでありまして、まさに基本調査計画を樹立したり、地区の調査計画等々をやっておるわけでありまして、そこはまだ公団がやるというところまで、もちろんそれは前提としているかもわかりま...全文を見る
○鉢呂委員 事務局が答えればそういう答えにならざるを得ません。  大臣、私は、そういう前提としてやっておることは認めておるわけでありますけれども、やはりきちんとした誤りのない判断をしなければ、ずるずるべったりどこまでも行きます。ですから、調査中のものは今立ち返ることは可能なわけ...全文を見る
○鉢呂委員 最初に私は、大臣に、公団が行っておる事業を廃止する理由についてお聞きをしたわけであります。何か事業に、国民の要望がさらに強いというような御答弁でありますけれども、やはり本当に必要であれば、これを存続させる政治的な判断があってしかるべきだし、本当に必要であれば。そこのと...全文を見る
○鉢呂委員 ちょっと御答弁を簡単にしてほしいんですけれども。全部言われても困りますから。  一体でやらなければならない理由。今聞きますと、河川の上流地が水源地帯ということで、水源林の造成をする、そことの関連で一千ヘクタールの農用地の関連事業をやらなければならないという理由が全く...全文を見る
○鉢呂委員 農水省の事業で既存の事業として、農林地一体開発整備パイロット事業、これは農林地の開発、整備を効率的に実施するために、一体の農林道、あわせて農地造成を行う事業という形で既にあります。これは全国七地区ぐらいでやっておるわけでありまして、もちろん大臣が今言われましたように、...全文を見る
○鉢呂委員 あくまでも地元の要望ということを強調されるわけでありますけれども、事業は一度創設をされると逆の形になりやすい。今どういう計画を持っていますか。この二地区だけで、あとは全然ありませんか。
○鉢呂委員 それでは、組織・要員のあり方について御質問しますけれども、まず役員体制です。  農用地整備公団は廃止です。二つを合わせて役員数が十二あるからこれを九にしたんだ、あるいは八にするんだというふうに言われておりますけれども、大臣、私は、廃止をするものを勘案するということで...全文を見る
○鉢呂委員 大臣に基本的なお考えを聞いておるのでありまして、役員の体制は、廃止をされる公団の役員数を勘案しながらという形ではないのではないですか。名前は変わりますけれども、森林開発公団の五名というものを基本として役員体制を存続させるのが筋ではないですか。
○鉢呂委員 私は、この中身を見せていただきました。  まず、農林地一体事業を担当する理事を一名置く。私は、今は必要ないと思います。  先ほど、あれば行うと。今現在、二地区で、希望があればやるというぐらいの事業に対して専門の理事を一人置く。これについて、大臣、まずどういう理由で...全文を見る
○鉢呂委員 今、長官はおかしいですよ、あなた。当初の理事に、農林一体と残事業をやると言ったのに、暫定に既存の残事業をやる理事を置くのに、勉強不足ですか、あなたは。きちっと答えてもらわなかったら困ります。  そして大臣、やはりきちんとした、血のにじむような努力が見えなかったら、だ...全文を見る
○鉢呂委員 答弁がいろいろ不徹底で、長官と局長が言っているのが違うというのは、私は、公式の場でそういうお答えを聞くのは甚だ遺憾であります。  大臣が先ほど、そういう形で希望があればやるにすぎない事業であるという言い方をされましたけれども、やはりきちんとした答弁をしていただきたい...全文を見る
○鉢呂委員 いずれにしても、この役員数、役員体制についても非常に甘さがあると私は思う。  九人以内というふうに幸いに書いてあるわけでありますから、その辺の精査をきちんとしますか、大臣。
○鉢呂委員 役員体制については、生首というようなことではなくて、もちろんその期間はあると思いますけれども、そういうものについての考えはまた別途あると思いますけれども、基本的に、緑公団という新しい公団になるわけです。この九名、今法律上九名以内というふうになっていますけれども、その法...全文を見る
○鉢呂委員 いずれにしても、二カ所しかやらない農林地一体の事業に当初から一人置くとか、そのほかに残事業を行う担当の理事を置くとか、やはりそこは十分検討する余地はあると私は思いますから、そこだけでもきちんとした対応をしていただきたいというふうに思います。  時間がなくなりましたけ...全文を見る
○鉢呂委員 大臣、今の御答弁は、必要な職員について毎年検討していく、必要な最小限のものにしていく、これではやはり職員の皆さんは非常な不安感に駆られるのではないですか。御答弁願います。
○鉢呂委員 おくれて始まりましたので、まだ時間は二分ぐらいあるんで、済みません。  そういうことで、体制についても、現行をそのまま引き継ぐという形で発足をするようであります。私も聞かせていただきましたけれども、同じ札幌に二つの公団がそのままの形で発足をするというふうに聞きました...全文を見る
○鉢呂委員 終わります。
○鉢呂委員 私は、民主党を代表して、森林開発公団法の一部を改正する法律案に対する修正案の提案理由を説明いたします。  今回の政府改正案は、特殊法人の整理合理化という政府方針に基づき提案されておりますが、事業が廃止されるのは新規地区の農用地整備事業程度で、残事業は、事前調査中の地...全文を見る
04月27日第145回国会 衆議院 本会議 第26号
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○鉢呂吉雄君 松崎議員にお答えを申し上げます。  現在、住都公団の借入金残高は十四兆五千億を超え、この利子負担あるいは元本返済金は年間の事業収益金額をはるかに超える、極めて異常な状態にあります。したがって、分譲住宅、都市再開発など、賃貸住宅以外の採算の合わない分野から撤退し、な...全文を見る
05月18日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○鉢呂委員 おはようございます。  きょうは、私、二時間の少し長い時間をとりましたので、大臣を初め皆さんに御質問をいたしたいと思っております。  まず、五月七日にこの関係の本会議の質疑がございまして、我が党の堀込議員から、戦後農政、とりわけ現行の基本法農政の総括について、これ...全文を見る
○鉢呂委員 七日の総理の御答弁も、社会経済の変更に伴って、その事態に対応して新たな基本法をつくるんだという、ニュートラルなといいますか、現行の基本法農政に対して我が国の政策上どういう視点で行うかということが不明瞭であったというふうに私は思っております。今も大臣は、現状、これまでに...全文を見る
○鉢呂委員 農水大臣が農政改革大綱のその反省というものを認めた中で、私は何も言葉じりをとらえるということでなくて、そういう姿勢が極めて大切であるという点で私は高く評価をしていきたい。  堀込委員の五月七日の質疑、先ほど言いましたけれども、そういう視点については、これは総理大臣で...全文を見る
○鉢呂委員 それとの関係で、もっとやはり早くなければならなかったというふうに思います。  今回の基本法はあくまでも理念宣言法だというふうに言われています。基本計画は五年ごとに見直しをしていくという形でありますけれども、やはり最近の世界各国の農業法も、ある面では、我が国よりも非常...全文を見る
○鉢呂委員 そういう考えは、今から改定するということを提出者から述べるということがあるのかもわかりませんけれども、今日このように、前回の基本法が三十数年間もほとんど基本的な部分で改定がなかった、これが実態に合わないまま今日まで来たのは否めない事実ではないか。これからも時代の変転は...全文を見る
○鉢呂委員 今、私どももいろいろ関係者からお話を聞いております。この論議も、本会議も含めて始まったわけでありますけれども、国民的な合意を求めていくんだという割には、国民の関心はいま一つではないかなというふうに思うわけであります。  マスコミの皆さんも、これをつくる過程において、...全文を見る
○鉢呂委員 いわゆる国民的な関心が起こってこないということについて大臣の直接の言及はなかったわけでありますけれども、あるいは農業者が一番関心を持たなければならないわけであります。  最近、私どものところに来るのは、早く農業基本法を上げろというだけの要請が多いんです。しかし、私ど...全文を見る
○鉢呂委員 もう一つ。この基本法が農業者に特に訴えない理由は、先ほども言いました新政策以来、もちろんWTOの貿易体制もありました。新政策の基本は、価格については市場原理を導入していく、あるいは大規模な経営体というものを育成していく、あるいは農業所得については他産業並みの労働時間と...全文を見る
○鉢呂委員 市場原理のデメリット並びにメリットもある、品質に基づいた価格の設定等で、よいものをつくれば高く売れる、もちろんそれはあるのかもわかりませんけれども、大きな流れとして、価格政策等の一連の流れと、それからいわゆる農業の多面的な機能といいますか価値に基づいた農業の非経済的な...全文を見る
○鉢呂委員 私は、国内農業生産を基本とするといった場合には、おおむねこういう形であれば国内生産を基本とした状態にあるということを、この法案を提出した農水大臣としてきちっと言うことがやはり必要ではないかなと。これは数字で言うのか。例えば、国内の農業の供給というものが過半を占めるとか...全文を見る
○鉢呂委員 代表質問でも、与党以外の各党から、そういう経過もわかっていたせいもあるかもわかりませんけれども、国内生産を基本としではなくて、維持増大を図るということの修正をすべきであるという質疑があったというふうに思います。皆さんは、維持増大だけでは非常に、大臣もお述べになっており...全文を見る
○鉢呂委員 私も、維持という文言を入れることにはいささか疑問があります。したがって、国内生産において、その拡大、増大を図ることを基本としという表現がやはり一番わかりやすいのではないか。国内生産を基本としという、その基本のとらえ方によっては、大臣の言われるような考えということもよく...全文を見る
○鉢呂委員 これは後で変更したせいで、文章的には矛盾をしておる文章になっておるのではないかと思わざるを得ません。  それは、第二条の二項は「国民に対する食料の安定的な供給」ということですが、原文は「安定」は入っておりませんでした、「国民に対する食料の供給」ということでした。なぜ...全文を見る
○鉢呂委員 私は、基本法が極めて大事だから条文にこだわって言うわけでありますけれども、そうであれば安定的な供給についても、国内の凶作、そういうものにかんがみという文言が入らなければこの文章はおかしいということになりますよ。わかりますね。安定的な供給については、世界の食料が不安定要...全文を見る
○鉢呂委員 いずれにしても、この文章は直しただけに、もう少しきちっとした文章にしてほしかったというふうに思わざるを得ません。  同時にこれと関係して、第十五条の食料自給率の目標の設定の条項であります。  総理は本会議の御答弁で、国内生産を基本とするという中に自給率の向上も含ん...全文を見る
○鉢呂委員 条文上のことではなくて、大臣も御答弁されましたように、これは後でまたお話ししますけれども、そう簡単に上がるものでない、非常な困難さを伴うものである。  この間、ずっと着実に、着実にという表現はおかしいのですけれども、下がってきておるのであります。日本の経済のように下...全文を見る
○鉢呂委員 大臣の決意はわかりますけれども、今法案の論議をしておるわけでありますけれども、その法案上にこのように抽象的な、国内生産を基本とするとか、単に、「基本計画は、次に掲げる事項について定めるものとする。」という中で食料自給率の目標というものを条文化しておるだけでは、やはり大...全文を見る
○鉢呂委員 個々の作目ごとのということではなくて、質問の方がちょっとまずかったのですけれども、どういう手法で自給率の達成をしていくのか。私どもは、第十五条だけではやはり欠けておるのではないかと。  今日まで長期見通しということを現基本法に基づいて打ち出してきました。これは見通し...全文を見る
○鉢呂委員 計画を定めるということはうたっておりますけれども、その計画を達成するということについては述べておりません。  官房長が立とうと思ったのは、第七条で政府の役割ということが国の責務という形で出ていますから、それで読み込めるというふうに答弁したいんだろうというふうに思って...全文を見る
○鉢呂委員 いずれにしても、この基本計画の、しかもすべての施策を講じて、結果として自給率が上がると。もちろん各作物ごとに、どのくらいの自給率になっていくのか、生産供給力になっていくのかということを積み上げてはじき出すということを大臣もおっしゃいましたけれども、同時に、やはり積み上...全文を見る
○鉢呂委員 次に、自給率の低下の原因、これをどのようにお考えになっておるのか、御答弁願いたいと思います。
○鉢呂委員 私は、農水省の皆さんとよく論議をするんですけれども、それは、昭和三十六年の七三%でしたか、それに比べると食生活の変更というのは当たっていると思います。しかし大臣、大臣も御案内のとおり、例えば昭和六十年、大臣はもう代議士になっていたと思いますけれども、その当時は五二%、...全文を見る
○鉢呂委員 もう少し詳しくお話ししますと、先ほど言った、五十年代が変わらなかったという中身ですけれども、例えば砂糖は、大臣もビートを作付している地帯の議員でありますけれども、自給率はむしろ一五%から三三%に拡大をしています。牛乳、乳製品についても八一%から八五%に拡大しています。...全文を見る
○鉢呂委員 個々の品目の違いはあろうと思いますけれども、全体的にそういう形で結果として競争力を失って、日本の国内の生産力が減少したというのはもう否めない事実であります。全体ですよ。今、自給率の問題を考えておるわけでありますけれども、そこのところを十分見ながら政策をどのようにしてい...全文を見る
○鉢呂委員 若干、農地の減少の傾向をまた言いたいのでありますけれども、昭和三十六年、基本法の当時は六百九万ヘクタールありました。現在は、平成十年で四百九十一万ヘクタール、約二〇%の減少です。延べ作付面積というのが出ていまして、これは二毛作等で農地を高度利用するということであります...全文を見る
○鉢呂委員 そのとおりでありまして、やはり皆さんの姿勢をきちっと基本法にあらわすには、農地の総面積について、これを例えば維持するとか、あるいは我が党では、先ほど言った、食料自給率の目標と同時に農地面積の目標についても基本計画に、もちろん皆さんは基本計画に入れるというふうに言ってお...全文を見る
○鉢呂委員 基本問題調査会の中間取りまとめが平成九年十二月になされておりますけれども、大臣、その中では、農地は最も基礎的な農業生産の資源であって、かつ、一たん毀損された場合、その回復は非常に困難を伴うという形で、必要な農地総量を明確化すべきである、こういうふうに中間答申では言って...全文を見る
○鉢呂委員 次に、価格政策についてお伺いいたします。  第三十条は、農産物の価格について、需給動向と品質評価で価格をつくっていくんだというふうに述べております。また、基本的なところで、ちょっときょうは時間がなくなってきたのですけれども、第二条で、食料というものは、将来にわたって...全文を見る
○鉢呂委員 一方では、国民が納得し得る価格というのは、どこかにそういう表現もあったと思いますけれども、大臣、この二つの要因で価格形成を図るのか。  この間の、農業の本来持っておるところからいって豊凶に左右される。後でまたしようと思ったのですが、きょうは時間がなくなったのですけれ...全文を見る
○鉢呂委員 時間が来ましたけれども、今の消費者が求めるとかということではなくて、基本的に制度として価格というものを市場にゆだねるというのは、理論的に言っても極めてやはり無理がある。また、経営対策というものを後で講ずるということはまた別の形でありまして、その価格を市場にゆだねるだけ...全文を見る
05月20日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第15号
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○鉢呂委員 一昨日に引き続きまして、午前午後で三十分ずつという細切れでありますけれども、質問をさせていただきたい。  連日、大臣も大変強行日程でお疲れのことと思いますけれども、まさに二十一世紀の日本の食料や農業、農村を規定づける大切な審議でありますので、ぜひ本質にわたった御答弁...全文を見る
○鉢呂委員 いや、私はその女性委員の抗議の内容をお聞きしたかったのですけれども、時間がありませんから私の方からお話をさせていただきます。  私の聞いておるこの抗議文の内容とは、調査会の議論というのは、全体的に見れば、従来の農業基本法の枠組みから抜け切れておらない、依然として目先...全文を見る
○鉢呂委員 非常に抽象語でありまして、例えば、答えはなかったのですけれども、その七人の女性委員と大臣が直接、七人の方は消費の立場の方も多くいらっしゃいますから、木村会長と一緒に、どういう立場で今後の消費行政といいますか食料政策をやっていくのかについて懇談をするという考え方はありま...全文を見る
○鉢呂委員 大臣、もう少し本質にわたった、七人の委員とやるとかやらないとかということでなくて、これからの消費とのかかわりをどうやっていくかという、例えば今、ある面では、消費者というのはいろいろな面で、安全性の問題とか、新聞等でもいろいろな御発言もありますし、大臣も見ていらっしゃる...全文を見る
○鉢呂委員 私は、ここに、食を考える国民会議を組織化するという言葉は言わないで質問したのですけれども、とうとう大臣からそういう言葉が出ませんでしたから大変残念なんですけれども、食に関しては、唯一書いてあることはこれだけです。ですから、そういうものをむしろ本当に大臣が念頭に置いてこ...全文を見る
○鉢呂委員 前段の方はよくわかったのですけれども、一番最後の結論のところが、私が求めておる価格政策になるのかならぬかというところの結論は、本田局長は避けたような形があります。  食糧庁長官も、一線を画するとかという、わかったようなわからないような……。  要するに、大臣、純粋...全文を見る
○鉢呂委員 時間がありませんので、一つの例を挙げさせていただきます。  稲作の安定化対策、平成十年から行っておる対策であります。この前も少しお話ししたのですけれども、きょうはもう少し中身をお話ししたいと思います。  新しい食糧法が平成七年に施行されました。順次その中身を改正し...全文を見る
○鉢呂委員 大臣、問題点があることは長官もおっしゃいました。私は、この実績に基づいてこれからいつか検討するのだということではなくて、今すべてのことを農水省内で検討を始めておると思いますから、価格政策と経営安定対策、この問題は極めて大きい問題であります。麦がその後に続いておりますけ...全文を見る
○鉢呂委員 午後の質疑に移りますけれども、これは緊急対策でなくて、大きな対策の柱として経営対策を、法にも基づいてやるわけですから、ぜひそういう点で万全の恒久対策をつくっていただきたいと思います。  以上です。
○鉢呂委員 大臣、三十分ですけれども、お願いいたします。  私、おととい質問をいたしまして、反響の大きさにびっくりしたのですけれども、自給率の向上のところで、基本計画のところに、私が、自給率を向上させることはなかなか困難性が大きいということで、施策を集中して予算を重点的に配分し...全文を見る
○鉢呂委員 国内生産を基本とするという中には、もっと明快に、増大、拡大よりも強い文言が含まれている、あるいは大臣がおっしゃいました自給率の目標という言葉で自給率の向上というものが入っておるというには、やはりメッセージとしては、普通の人が大臣の言葉を抜きで見たときに、そういうメッセ...全文を見る
○鉢呂委員 先ほど稲作安定化対策、私は後で聞きますけれども、WTOでいけば黄色の政策にしかならないだろうと。いわゆる自主流通米の価格補てんの基礎としてやるわけでありますから、まさに価格政策の変形といいますか、そういう形で財政支出がされるわけであります。収入保険的な制度の、生産者の...全文を見る
○鉢呂委員 農政改革大綱によれば、その経営政策の体系的整備というところで、今官房長が言われましたようなさまざまな施策を体系的に講じていく、資本装備ですとか雇用確保、技術向上等の経営全般にわたる支援策として体系的に整備をするというふうに書いています。  しかし、そこがやはり一番問...全文を見る
○鉢呂委員 一点だけ、官房長の方がよろしいのでしょうけれども、先ほど言いましたWTOにおいて、先ほどの稲作経営安定対策というのは黄色の政策にしかならないのではないかというふうに思いますけれども、それをどのようにしていくのか、お答え願いたいと思います。
○鉢呂委員 収入保険的なものであれば無制限にいいということではなくて、要するに、三割減収した場合の七割補てん以下でなければならないという条項もあるというふうに私なりに把握していますけれども。  いずれにしても、そういう問題もありますから、そういう黄色の政策にならぬようなきちんと...全文を見る
○鉢呂委員 法律に努力義務を、努力規定を記載するということの重要性が私はあると思います。同時に、きょうはちょっと時間がなくなりましたから、例えば、先ほどの、さまざまな施策が黄色になるのか緑にしていけるのか、あるいはWTO協定の二十条そのものを、あるいは次の交渉においても、政府の助...全文を見る
○鉢呂委員 官房長たる者が、中央省庁等改革基本法について私がしゃべっておるのに、これは昨年の、平成十年の六月十二日、施行は同じですね。これとの関係で言っているんですよ、あなた。この中央省庁等改革基本法、まさにそれに基づいて今各法をやっておるわけでありますけれども、その二十三条に農...全文を見る
○鉢呂委員 議論の過程でこの中央省庁のことが言われているわけじゃないのです。議論の過程ではないのです、大臣。これはまさに法律として設定されて、その中に農水省の編成ということで書かれているのですから、相協力とかそういう形ではないのです。地方自治体の拡大なり地方分権をきちっと明記され...全文を見る
05月27日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第17号
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○鉢呂委員 おはようございます。  中川農水大臣におかれましては、連日の集中的な御審議に御答弁をいただきまして感謝申し上げます。  きょうは、今週月曜日ときのうの地方、中央公聴会の御意見を踏まえて、一つは価格政策と経営安定、所得補償の問題、それからWTOに対する対応、あるいは...全文を見る
○鉢呂委員 大臣は今、著しい価格の低下に対して経営安定ということで総合的に対策を講ずる、意欲ある、あるいは一定の規模の者にということでありますけれども、問題は、言葉として直接支払いということではなくて、価格政策については市場に連動させる、需給の動向あるいは需給事情、あるいは品質評...全文を見る
○鉢呂委員 例えば、今審議されておりますもとになる昨年の中央省庁等の改革基本法、農水省所管の二十三条でも、この前もお話ししましたけれども、生産者の所得を補償する政策への転換を、この場合は検討することというふうに書いてあるのです。要するに、生産者の所得を補償する政策へ、価格政策をそ...全文を見る
○鉢呂委員 そこで、法律の条文に戻るのですけれども、大臣が言われるように、前回も、価格の著しい低落に対して大きな意味で総合的にという形で、三十条に経営の安定という表題をつけて、そういう文言にもなっておるわけであります。  調査会の答申あるいは改革大綱、改革大綱は実は十二月につく...全文を見る
○鉢呂委員 もちろん農作物ですから上がるときもありますけれども、平成四年の新政策でも、価格を市場に連動させた場合に、これは構造的と言ってもいいぐらい、いわゆる専業的な経営に大きな影響を与えるということで、そのタイムラグが生ずるということで、それをいかにしていくかということがあのと...全文を見る
○鉢呂委員 需給のミスマッチはわかります。そういう形で市場価格というものを制度として導入するということはわかります。品質評価もそうです。しかし、官房長が最後に言った、そのことが結果として生産の増大につながるということにはならないわけでありまして、そんなに簡単になるのであれば、そん...全文を見る
○鉢呂委員 今、青の政策という表現をされましたけれども、生産制限、生産調整のようなものはやるのですけれども、生産要素、例えば面積や収量、収穫量に基づいて所得補償をする場合、面積に基づいて支払ってもこれは青の政策。先ほどの、緑の政策の第一番目は、明確に断ち切って、生産と直接関連しな...全文を見る
○鉢呂委員 ちょっとよくわからなかったのですけれども。  そこで、法の三十条、経営安定対策、その中には、大臣もおっしゃられました所得確保的なものを講じていくということはやっていくわけでありますけれども、それは前回も聞きました。例えば稲作経営安定対策、これは今のところまだWTOに...全文を見る
○鉢呂委員 それでは、WTOの日本の対応ということに移らせていただきます。  きのうの日経新聞に、アメリカのグリックマン農務長官が、世界農業会議、これは世界とは名がついていますけれども、どうもそれほど大がかりな会合でありませんようですが、セントルイスで演説をやっております。 ...全文を見る
○鉢呂委員 少し離れますけれども、大臣と同じ思いをしておるんです。どうもこの十年間というのはアメリカの経済的な世界戦略というのが世界を席巻しておるというか、あらゆる経済のルールというものをアメリカは覇権をもってとる。これは大臣言われたように、食料なんかも国益に沿って非常に強引なや...全文を見る
○鉢呂委員 国民的な合意、支援、そして日本に共鳴する各国との連帯ということでありますけれども、一番大事なのは、やはり大臣のリーダーシップ、引っ張っていく。何か日本人はわからないということでなくて、大臣をあれしておるわけじゃないですよ、そういうふうに頑張ってほしいと激励をしておるの...全文を見る
○鉢呂委員 それでは、市場アクセスについても適切な国境措置をとっていく、これはどういうことですか。適切な国境措置というのは。
○鉢呂委員 今の経済局長の答弁は、私が質問していることに対して答弁になっていないんですよね。それは、その前にそう書いていますよ。私もそれは読まなかったけれども。ウルグアイ・ラウンド合意の実施の経験や輸入国の需給事情等を十分踏まえた適切なものというのは、適切なものというのは何ですか...全文を見る
○鉢呂委員 いいえ、わからないです。  大臣、今聞いたのは、市場アクセスというものについて、我が国としてはこれまでの経緯を踏まえて適切な国境措置をとっていくんだと。適切というのはどういうことなんだと言ったら、いやいや、適切なものであるというふうに最初御答弁されたから、アクセスを...全文を見る
○鉢呂委員 私は、次期交渉に臨む、まさにこの表示のことを問題にしているのですよ。  例えば、関税水準については、「多面的機能への配慮を十分踏まえて検討を行うことが必要である。」ただ、いろいろなことを踏まえて検討を行うことが必要である、こんな表示の仕方がありますか。これは何ですか...全文を見る
○鉢呂委員 細かいことはいいのですよ。だけれども、適切にやるとか配慮を十分踏まえて検討を行うとか、この程度のメッセージでは全然話にならないというふうに思いますから、ぜひ大臣の指導性を発揮していただいて、大きな点で、例えば関税率については現行の関税率を守っていくんだ、その程度のこと...全文を見る
○鉢呂委員 その場合も、そのことは強力なものとして、具体的に交渉に臨んでいただきたいと思いますし、「これと適切な国境措置を組み合わせていく」、この表現はどういうことを意味しているわけですか。また「適切な国境措置」ということなんですけれども。
○鉢呂委員 そこで、国内法との関係に行きますけれども、当初は、国内法においては、輸入制限ですとか一定のものをとるという条文はなかったわけでありますけれども、協議の最終場面で、現基本法にあるものをそっくりそのまま入れ込んだわけであります。輸入制限をできるというようなことを、現状では...全文を見る
○鉢呂委員 次期農業交渉ばかりでなくて、いわゆる農産物の国境措置を含む貿易ルールについて、これは義務規定というよりも努力規定をぜひ入れることがいいのではないか。次期交渉ということでなくて、いわゆる自給率の設定なり基本計画でも、国境措置等の国際的な貿易ルールというものは極めて大きな...全文を見る
○鉢呂委員 今後の向かうべき方向ということでは、私はよろしいと思います。しかし、農業にはそういうもの、環境に与えるマイナスの影響が内在しておるということを十分踏まえてこれからの政策をつくっていただきたい。  そこで、三十二条には、自然循環機能の維持増進を図るため、農薬及び肥料の...全文を見る
○鉢呂委員 ちょっと答弁になっていないと思いますけれども、いわゆる環境保全的な農業について積極的な基本法上の条文がないというふうに思いますし、同時に、農政改革大綱を見ましても、このように書いておるのであります。そういった環境機能面に関連した政策のあり方の検討をこれからしていく、そ...全文を見る
○鉢呂委員 今局長からお話があったとおり、日本の生物というのは、植物においてはほぼ一七%、淡水魚類については二一%、鳥類についても二〇%、最近のトキのようにもう絶滅してしまったものもありますけれども、今言ったパーセントは、絶滅の危機に瀕しているものを含めて環境庁はこのようなデータ...全文を見る
○鉢呂委員 この国家戦略で打ち出されているのは、農水省は、一九九八年からこのような取り組みを一般化、定着をさせる段階だという期日を切って、九三年までは準備期間だ、九八年までは第二段階として各地でこういう取り組みをふやしていくんだ、それで第三段階、もう既に去年から、全体的に、一般的...全文を見る
○鉢呂委員 これは大変大きな問題でして、大臣、調査会の答申は、環境保全の土地改良。皆さんのつくった大臣署名入りのあのきらびやかな本も、きちっと環境保全の土地改良整備、その工種、手法ですね。ところが、法律になったら、環境との調和。それは違うんだと明瞭に構造改善局長は言いました。そう...全文を見る
06月02日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第18号
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○鉢呂委員 民主党の鉢呂吉雄でございます。  新しい食料・農業・農村基本法ということで、この農水委員会で三十時間を超える審議を経まして、きょうは締めくくり総括的な質疑ということで小渕総理の御出席をいただいたところでございます。  私も六時間余り、ここで中川農水大臣に御質問をさ...全文を見る
○鉢呂委員 総理の方から、現状、これまでの日本経済が全体としては非常に大きく発展をした、その中で相対的に農業という産業の見劣り、あるいはまた国際化が予想以上に進んだとか、また食生活の変化というようなことに言及をされました。  端的にあらわれております食料の自給率は、当時、昭和四...全文を見る
○鉢呂委員 危機的状況と反省を踏まえてと、大変率直な御答弁をありがとうございます。  そこで、自給率の低下ということが言われておるわけでありまして、総理、資料を若干私の方で言いますけれども、十年単位で見ますと、昭和四十年代は先ほど言いました七三%の自給率が、急速に約二〇%下がっ...全文を見る
○鉢呂委員 そういう意味では、農産物における国際貿易、これは極めて重要な課題でありますし、これからのこの新しい基本法に基づく農政も、農産物貿易ルールをどのようなものにしていくかということは極めて重要な課題であると思います。  自給率の向上あるいは国内農業生産の増大という、今、各...全文を見る
○鉢呂委員 総理、今の御答弁は、農業者が明るい展望の持てる、そういう交渉結果を生み出したいという趣旨の御答弁だったと思います。それは、いろいろなところで決めて今読んだ形になっておりますけれども、もっと、日本政府としてのきちんとしたメッセージというものを、国内にはもちろんであります...全文を見る
○鉢呂委員 地方、中央公聴会、三カ所で行ったわけでありますけれども、いずれも、農業者もあるいは消費者団体の皆さんも、現行のこの食料、農業、農村というものを危機的な状況で見ております。  特に、専業的な農業経営者からは、価格政策というものを市場連動型のものに移行するということで、...全文を見る
○鉢呂委員 時間が来ましたので終わりますけれども、いずれにしても、大きな、新しい食料・農業・農村基本法に踏み出すわけでありますから、政府が一体となってこの日本の危機的な状況に対応していくように、また、内閣総理大臣として、WTOのこの農業交渉に指導的な役割を果たしていただくように心...全文を見る
06月04日第145回国会 衆議院 建設委員会 第13号
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○鉢呂委員 おはようございます。  今、小杉先生の方から、提出者としてのその趣旨の説明がございました。民間資金等、いわゆる民間資金あるいはまた民間のノウハウを活用して公共施設等の整備を促進する法律案ということで御提案があったところでございます。  今、最後のところで御紹介あっ...全文を見る
○鉢呂委員 同時に、私ども、今回の最大の懸念は、このPFIの特定事業者、いわゆる第三セクター、地方公共団体が一定の出資等をしております第三セクターが受注者になることによって、ある面では発注者と受注者が兼ねるというようなことで、第三セクターが、これまで往々にして見られておる経営の不...全文を見る
○鉢呂委員 また同時に、この事業について、政府あるいは地方公共団体がさまざまな支援を行うということでございます。私どもとしては、政府出資あるいは政府による債務保証、また地方公共団体による債務保証ということについては、やはり過剰な支援ということにもなりかねないということも指摘をさせ...全文を見る
○鉢呂委員 次に、不良債権を抱えた企業が、先ほども言いましたように、その救済措置になるということであってはならない。現在、バブル経済崩壊後のさまざまな問題もあるわけでありますけれども、そういうことがないように、また実際どのような歯どめ措置が予定をされておるのか、御答弁をお願いいた...全文を見る
○鉢呂委員 次に、PFIに関する情報公開、このことは、過般の情報公開法が制定をされたということで、それにのっとるということが言われております。  しかしながら、発注者が選定事業者と締結する契約、あるいは協定または事業計画等も情報公開法の対象となると理解をしておるわけでありますけ...全文を見る
○鉢呂委員 今回は、第三セクターの場合は別として、純粋の民間事業者が特定事業者ということで受注をする場合、この場合も、やはり発注たるものは公共施設、公共事業ということでありますから、特に国民に対するサービスということを最大の、念頭に置いた建設あるいは事業管理、運営ということがなさ...全文を見る
○鉢呂委員 このPFI事業というのは、まさに日本にとっては未知の領域といいますか、もちろん第三セクターという形で、私どももこの建設委員会で調査をさせていただきましたあのアクアラインの事業とか、過去にも数件ありますけれども、まさに日本にとって法律をつくって進めるという点では新しい分...全文を見る
○鉢呂委員 最後になりましたけれども、民間の資金やあるいはノウハウを活用して公共事業を効率的に運営していく、建設をしていくということは、私ども民主党にとっても、その趣旨なり基本理念は大変積極的なものがあるというふうに考えております。  しかし、先ほど来お話ししましたように、第三...全文を見る
06月11日第145回国会 衆議院 建設委員会 第15号
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○鉢呂委員 ただいま議題となりました住宅の品質確保の促進等に関する法律案に対する附帯決議案につきまして、自由民主党、民主党、公明党・改革クラブ、自由党、日本共産党及び社会民主党・市民連合を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  案文はお手元に配付してありますが、その内容につ...全文を見る
06月24日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第20号
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○鉢呂委員 おはようございます。  きょうは特定農産加工法の審議でありますけれども、この法案は、輸入農産物あるいは輸入食料加工品の急増に伴う国内的な対応をする法案でありますから、きょうは、前段、先般政府が決定したと言われております次期WTOの農業交渉の日本政府の提案ということに...全文を見る
○鉢呂委員 農水大臣が言われたとおり、国民的な合意を持って、交渉の前段階でそういうものをつくり上げて、あるいは国会の論議もしながらという御発言もございました。  大臣も御案内のとおり、昨年末の米の関税化への移行については、必ずしも広く国民の論議を徴したということにならなかったの...全文を見る
○鉢呂委員 大臣もお認めのように、省庁の協議、そして政府の正式の提案ということではいいのですけれども、この提案をつくり上げる過程について、大臣、外務省、通産省、厚生省も関係あるでしょう、とりわけ小渕総理を含めたこの日本政府としてきちんとしたものに仕上げていく過程をやはり見せていた...全文を見る
○鉢呂委員 それでは、今大臣もおっしゃいました協定の二十条、これは改革過程の継続ということでありますけれども、根本的改革をもたらすように助成、保護を実質的かつ漸進的に削減するという長期目標の中で二〇〇〇年から交渉を再開するという条文であります。  これについて、大臣は、大枠では...全文を見る
○鉢呂委員 私は、この二十条は実質的に削減をしていくという大枠、これが大前提でありますから、その中で一つの考慮という形で今大臣が言われたようなことはあるというふうに受けとめております。  そこで、中身に入りますけれども、例えば日本の提案の本文の中で、農業の多面的機能というものに...全文を見る
○鉢呂委員 いや、関税についての交渉に臨むということはこれはだれでもわかるんですけれども、どう臨むかということについては大臣はどのように考えるんですか。きちっと日本の提案として、そんな何%に下げるとかということは交渉の中身ですからいいんですけれども、食料安全保障についてもそれから...全文を見る
○鉢呂委員 例えば市場アクセスについても、関税が、各国の自然的、経済的な条件の差異を調整する唯一正当な手法だというふうにこの提案は断定しておるんでありますけれども、果たしてそうかどうか。輸出制限というものを日本はここで厳しく批判をしております。同時に、日本の新しい基本法でも輸入制...全文を見る
○鉢呂委員 大臣は、十七日、三者会議で、小渕総理を先頭に政府一丸で頑張る、こう表明されたというふうに報道されておりますけれども、今回のケルン・サミットにおいて、総理がこの日本の立場というものをどのようにG8で表明されたのか。G8のコミュニケを見ますと、WTOに対するG8の強力な支...全文を見る
○鉢呂委員 農業に関する言及はなかったというふうに考えるわけであります。  農水大臣は、七月の十八日ですか、五カ国農相会議等、もっと国際的に大臣の強気な発言をぜひしていただきたいし、強力な交渉関係で、きょうも私ども民主党の部会でも、農水省なり外務省も含めてでありますけれども、W...全文を見る
○鉢呂委員 いずれにしても、半分以下の比率であります。これは委員長も御案内のとおり、ほかの特定農産加工業に指定されておるものについても国産品一〇〇%でないという実態です。  この法案の趣旨は、今回の趣旨説明は巧妙に避けておりますけれども、目的の第一条に、国内の農業の健全な発展に...全文を見る
○鉢呂委員 それは数字からいけばそうでしょうけれども、もっとこの観点をきちんと生かした、この法律の趣旨にのっとった運用をしてもらわなければ困るわけでありまして、そうでなければ、この法律自体を改正するということを伴わなければならないと私は思うんですね。  大臣、今私が話しておりま...全文を見る
○鉢呂委員 それで、先ほど言いましたように、大臣にもかかわりがある、製品輸入というものが、ほとんど低関税率でどんどん入ってきますね。もう大臣御案内のとおりです。これについてもWTOで、いわゆる今の関税番号といいますか、それを変えて農産物並みの輸入、国境措置というものをとる考えがあ...全文を見る
○鉢呂委員 食糧庁長官は随分余裕ある顔をしておりますけれども、食糧庁長官、この前も、私どもこの委員会で調査をした段階で、輸入米、SBS米はどこに行っているのというふうにお聞きしたら、十二万トンも入ってきているのですけれども、ほとんどが業務用ですね。どこに行っているのですかと聞いた...全文を見る
○鉢呂委員 時間がございませんから、最後に緊急雇用、産業競争力強化対策、これについて大臣にお伺いいたしたいと思います。  今まさに新しい基本法をつくって、食料、農業、農村という視点で新たな発足をするという形になっております。まさに二十一世紀はいろいろなもう斜陽産業だと言われてお...全文を見る
○鉢呂委員 以上で終わります。
07月13日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第23号
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○鉢呂委員 おはようございます。  昨日は、大臣におかれましては、新しい食料・農業・農村基本法が参議院で可決され成立をしたということで、この間の御労苦に敬意を表したいと思っております。また、まさに基本法が成立をして、その具体化に取り組むという政府の責務は大変大きいものがあると思...全文を見る
○鉢呂委員 そこで、この基本法の精神を生かすためにも、いわゆる農産物の国際貿易交渉、これは極めて重要なかなめになるというふうに思っておりまして、きょうの農水省からの説明によりますと、五カ国農相会議も、カナダ政府の都合といいますか、その日程を延期する旨の案内があったということでござ...全文を見る
○鉢呂委員 大臣も連日の質疑でお疲れと思いますから、法案について今個別の質疑をさせていただきますので、担当局長、長官等で御答弁をいただく分についてはそのようにお願いいたしたいと思っております。  そこでまず最初に、遺伝子組み換え農産物というか食品の問題についてお伺いをいたします...全文を見る
○鉢呂委員 アメリカでの遺伝子組み換えの作付割合、今平成十年の数値を言われたんでありますけれども、平成九年に比べますと倍増の勢いでふえておることも事実であります。同時にまた、今お話はありませんでしたけれども、日本がアメリカから輸入しておる大豆の割合が七九%、トウモロコシが八五%、...全文を見る
○鉢呂委員 ちょっと私、質問通告したつもりでありますけれども、承知をしておらないようでありますから。  食品としては二十二品種ですね、日本が認めておるもの。それから、今局長が言われました、種子として、栽培として四十一品種というふうに私はデータから把握をしておりまして、例えばアメ...全文を見る
○鉢呂委員 私も遺伝子組み換え品種というものの中身をきちんと、最近、文献等で掌握しているだけなんでありますけれども、要するに、遺伝子の一部を組み換えて、微生物をそこに組み入れて、例えばトウモロコシであれば、ある種の害虫を殺す遺伝子を組み込む、したがって、ある種の害虫は、トウモロコ...全文を見る
○鉢呂委員 農水省のこの関係の対応についても今後段お話があったのですけれども、それに関してお聞きいたします。  一つは、今のBtコーンの品種にかかわって、新たないわゆる種子としての品種についての承認、認可というものをしないということなのか。あるいは、EUの場合は食品に供する品種...全文を見る
○鉢呂委員 もう一度お聞きしますけれども、今回のBtコーンの、いわゆる種子としての使用について新たな認可をしないという意味なのか、ほかのいわゆる遺伝子組み換え作物の環境に与える影響を勘案して、すべて種子としての新たな認可を凍結するのか、その辺もう一度お答え願いたいと思います。
○鉢呂委員 そこで大臣、お聞きを願いたいのですけれども、六月二十四日の欧州の環境大臣理事会においては、現行の遺伝子組み換え作物に対する法規制下では、EUは新たな認可をしないという決定をしたわけであります。  その理由として、今後新たな法規制を確立していきたいということで、例えば...全文を見る
○鉢呂委員 農水省で出されております「組換え農作物早わかりQ&A」農林水産技術会議事務局、これも、「遺伝子組換え技術を使うと安全上予想もしないような事態が発生しませんか。」という問いに対して、「予想もしないような特性を持った個体が出現する可能性はほとんどありません。」と。「ほとん...全文を見る
○鉢呂委員 今現在、遺伝子組み換え作物の輸入の確認はきちんとできておるのかどうか、それをまずお聞かせ願いたいと思います。  日本が認めておる組み換え食品をきちっと確認されておるのか、あるいはアメリカ以外の国もあるでしょうし、アメリカで認められて日本では認めておらない品種について...全文を見る
○鉢呂委員 それは輸入業者の申請書をうのみにしているということでいいんですか。そういうのを確認とは言わないんですけれども。
○鉢呂委員 そのGM食品そのもの、現物を厚生省としては検査しておるんですか。
○鉢呂委員 いずれにしても、現物の検査をしておらないということで、GM食品というふうに表示をしておらない大豆が実際はGM食品であったりということがまさに全く確認をされておらないということを局長は言われたと思います。  輸入検査について、これではどうにもならない、表示をしようとし...全文を見る
○鉢呂委員 大臣にもう一言お伺いしたいのでありますけれども、先般のNHKの「クローズアップ現代」でも、農水省の幹部の皆さん、これは一部が取り上げられたということでありますけれども、この遺伝子組み換え食品というものが貿易障壁といいますか、農産物貿易における貿易障壁となってはならない...全文を見る
○鉢呂委員 表示については八月にきちんと行えるように結論を出していただきたいと要望をさせていただきます。  そこで、次に有機農産物の関係について移らせていただきます。  まさに今の消費者の不安とは全く反対の、安全な食品をつくっていこうという形の有機農産物でございます。先般の七...全文を見る
○鉢呂委員 非常に抽象的でありますけれども、毎日の新聞を見ていますと、例えばキリンビールが有機の農産物を原料として使うとか、さまざまな大型チェーン的なレストラン等でも有機の農産物を原料として使うとか、あるいはレストランに行っても有機というものを標榜してメニューがなされておるという...全文を見る
○鉢呂委員 まだ審議はしておりませんけれども、持続性の高い農業振興法というものが新法として提出をされておりますけれども、この中身は、有機農業に至る本当に初歩的な段階にすぎない法案ではないか。海外の有機農産物の輸入というものを考えたときに、こういった一般的な農法に着目をした法律では...全文を見る
○鉢呂委員 大臣の前向きな御答弁、ありがとうございます。  ぜひ、有機農業を本当に発展させるにはさまざまな問題が、こういう高温多湿の日本の気候あるいは土地条件、さまざまに入り組んだ作物が入っておるという条件で極めて厳しいものがあると思います。ですから、例えば、従来の農法から転換...全文を見る
○鉢呂委員 参議院の附帯決議にもそのような要請がございましたので、ぜひその辺の柔軟な対応をお願いいたしたいと思います。  さらに、JAS法の改正案は、成立後一年以内に施行するということになっておりまして、基準の設定と認証活動というものが同時に行われることになっております。  ...全文を見る
○鉢呂委員 時間がなくなりますので、次の方に移りたいと思います。  米の不正表示問題についてであります。  これは、事件の概要等については、時間がありませんから私の方で概略説明いたしますけれども、石川県立の中央病院が、入院患者給食用米として、金沢市の中堅小売に、九八年産、去年...全文を見る
○鉢呂委員 大臣、平成九年から十三件の不正の表示等における改善命令というものがなされておるわけでありまして、大臣も御案内のとおり、新潟の魚沼産コシヒカリが実際の生産量の数十倍、三十倍とかいろいろ言われておるわけでありまして、こういう形では、いろいろ表示の問題を中心に私はきょう論議...全文を見る
○鉢呂委員 次に、ベルギー産の鶏卵等のダイオキシン問題について御質問いたします。  この経過あるいは対応についても、もう時間がございませんから、周知のとおりだというふうに思っております。  いずれにいたしましても、一つは、ベルギー産の食品が国内流通分、例えば乳製品で二千三百三...全文を見る
○鉢呂委員 最後に、加工食品の原料の原産地あるいは原産国の表示の義務づけであります。  この問題は、六月二十四日の農水委員会で福島局長から、少なくとも梅干し、ラッキョウ漬け等について年内を目途に結論を出すという御答弁をいただきました。したがって、少なくともある種の食品についての...全文を見る
○鉢呂委員 以上です。終わります。ありがとうございました。
07月21日第145回国会 衆議院 農林水産委員会 第24号
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○鉢呂委員 民主党の鉢呂吉雄でございます。  きょうは、環境三法ということで、環境や食品に重大な影響のあります遺伝子組み換え食品についてまずお伺いをいたしたいと思います。  まず、大臣、私も先週十三日に農水委員会で遺伝子組み換え食品について質問いたしました。同じ日に食品表示問...全文を見る
○鉢呂委員 一時間という短い時間でございますので、端的に答えていただきたいと思います。  今大臣は、新聞の報道によれば、原則として表示は義務化すべきであるというふうにおっしゃったわけであります。どうも、まだ、表示をどうするかというのは、今度は農水省が原案を提示して八月中に結論を...全文を見る
○鉢呂委員 ちょっと質問に答えていないのでありますけれども、それでは、まず、そのように組み換えDNAとかたんぱく質が分解された食品について、その検査ができないものは、原材料の農産物についてそれが遺伝子組み換え作物なのかどうか、それを検査すれば、今のJAS法と同じ形でありますけれど...全文を見る
○鉢呂委員 今のお答えは、一般的に流通が、GMOの流通を、非GMOですとかあるいはその不分別だとかいうことの流通の実態で、例えば表示を不分別とする、あるいは表示を非GMO原材料だという形にするというような御答弁に聞こえるわけでありますけれども、私が質問しているのは、まず第一に、そ...全文を見る
○鉢呂委員 大臣、もう一度お答え願いたいのですけれども、原則として表示の義務化ということを御答弁されました。今の実態は、そういう検査あるいは表示ということになるとコストがかかるということで、一般的に、例えば豆腐は約六六%がGMO食品、それでないものもあるかもわからぬけれども、要す...全文を見る
○鉢呂委員 アメリカとこの問題についての交渉もされておるというふうに聞いておりますけれども、アメリカ側は、GMO関係について、これが表示とかそういう形になると貿易障壁になるというような極めて強い立場でこの交渉に臨んでおるというような話も聞きますけれども、農務長官の話によれば、相当...全文を見る
○鉢呂委員 農務長官の記者会見を見ますと、安全基準の見直しについても言及していまして、米国の農務省やあるいはこの食品医薬局、FDAやあるいは環境保護庁、EPAのその機関について、バイテクの承認プロセスを科学的に見直すよう要請をしたいというような話をされまして、私たちの規制能力とい...全文を見る
○鉢呂委員 いずれにしても、極めて専門性もあります。あるいは行政としての規制の専門家、あるいはそれ以外のバイテク関係の学者もいらっしゃると思います。ですから、アメリカもこの関係の農務長官の諮問委員会をつくるということで、つくることは決定をしておるようでありますけれども、それをこと...全文を見る
○鉢呂委員 いずれにしても、余り国民の皆さんが、そういう機関があって、今アメリカが、農務長官が言うような開かれた形で論議をしているというふうには到底思えません。  ですから、そういう点で、これは私が承知していない点もあるかもわかりませんけれども、先ほど言いましたように、不分別と...全文を見る
○鉢呂委員 私もそういう趣旨については大賛成でありまして、まさに畜産経営上、この家畜排せつ物というのは有機的な循環機能的には利用される大変貴重なものでありますけれども、施設投資の過大さという点からいきますと、できるだけ安価に施設投資をすべきである。これは今補助金つきのリース事業で...全文を見る
○鉢呂委員 大変どうもありがとうございます。  本田局長は参議院の御答弁で、標準的な堆肥舎の整備費ということで、酪農でありますと五十頭規模で七百五十万、肉用牛で二十頭規模で二百万、養豚で八百頭規模で七百万、しかし実際は、私も北海道でいろいろ聞いていますけれども、その倍以上かかっ...全文を見る
○鉢呂委員 この堆肥舎整備の支援策でありますけれども、これも参議院側で質疑をされておりますけれども、全国で、小規模畜産農家を除くと、全体で四万戸程度が整備必要件数である、酪農家は二万五千戸程度が整備必要だということであります。  実は、北海道庁も昨年七月と本年六月に調査をしてお...全文を見る
○鉢呂委員 第十四条には経過措置が設けられまして、これは、参議院側でも五年程度の経過期間というような御答弁があったというふうに聞いておりますし、きょうの新聞もそのような報道をしておるわけでありますけれども、予算との関係でどうしても投資が完了しないというときには、その延長もあるのか...全文を見る
○鉢呂委員 環境庁の方が見えておられると思いますけれども、水質汚濁防止法に基づく排出規制という形で、畜産農家も対象になるのでありますけれども、排出水が基準を超えた場合には、排水基準違反ということで罰則が即刻かかるという法体系であります。  今回の本法案につきましては、先ほど来お...全文を見る
○鉢呂委員 大臣が五十五分に退席をされるということでありますので、大変申しわけないのですけれども、持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法案について二つだけ大臣に御答弁を願いたいと思います。  一つは、今回の法案、名称は非常に格調高いんですけれども、極めてその内容は貧弱と...全文を見る
○鉢呂委員 スタートラインというお話でありますけれども、しかし、全体像というのがさっぱり見えない。  私もちょっと勉強させていただきまして、きょうは環境庁の所管の局長が来ていますけれども、環境白書を見せていただきました。環境白書の方がずっと農水省よりも勉強しておるような形であり...全文を見る
○鉢呂委員 局長、何か違いを言いましたけれども、私先ほど言いませんでしたけれども、先ほどのグリーン化の取り組みについては、むしろ、農水省の環境保全型農業推進本部の、平成六年四月につくった「環境保全型農業推進の基本的考え方」に基づいてつくったというふうに言われておるわけでありますか...全文を見る
07月28日第145回国会 衆議院 建設委員会 第16号
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○鉢呂委員 民主党の鉢呂吉雄でございます。午前中に引き続きまして、一般質疑という形で質問をさせていただきます。  まず最初に、先ほど大臣から御報告ありました本年の六月以降の大雨による災害について質問をいたしたいと思います。  昨年も大変な被害が出て、八月末の東北・福島等の災害...全文を見る
○鉢呂委員 私も函館市なんかを見てみますと、新興住宅造成、無指定地域のようなところ、いろいろありますけれども、やはりこれから団地造成をするというようなところは、先ほど言いました五万カ所については、急傾斜地の危険指定地域に指定はされておらないんですけれども危険だということは、集計し...全文を見る
○鉢呂委員 続きまして、災害弱者関連施設の問題でありますけれども、この問題は、昨年も大きな問題、西郷村のああいう大変な悲惨な事故につながったわけでありますし、今回も広島で障害児通園施設が被害を受けたというようなこともございます。  全国の調査でも、十三万九千施設、こういう弱者の...全文を見る
○鉢呂委員 まさにそのとおりでありまして、後でまた時間があれば質問いたします。  トンネルの崩落危険箇所の工事も五カ年計画でやってはおりますけれども、豊浜、第二白糸、両トンネルに続いて、また北海道でトンネルの事故があれば、これはもう大変な事態になりますので、そういう意味では緊急...全文を見る
○鉢呂委員 今お話あったとおり、全長六百八十一キロのうち約五割の三百十九キロの完成、供用開始ということになっておりまして、甚だおくれていると言わざるを得ません。  もう今から四年ほど前ですか、野坂建設大臣の当時ですけれども、道路公団が、鹿児島付近の高速道路が完成をして、これで長...全文を見る
○鉢呂委員 今、新しい道路事業計画の中で平成十四年までということでありますけれども、まだ用地買収は全部終わっていないということも今御説明がありました。用地買収が終わっていない段階で四年後に供用開始ができるのかどうか、私は甚だ疑問だと思うのですけれども、本当に供用開始する決意で臨ん...全文を見る
○鉢呂委員 ぜひそのように十四年に供用開始できるように、もう待ったなしでありますから、この委員会でお話をしたわけでありますから、完全にこれをやっていただきたいと思います。  それから、その次の、南の大沼―八雲間四十五キロ、これについても、今の事業の現状、それから来年度以降の計画...全文を見る
○鉢呂委員 その南の部分、七飯―大沼間十一キロの部分ですけれども、この十一キロは、そのうち六・七キロの長大トンネルを建設するという計画で、平成八年の五月の末に地元に事業説明をして、その後、そのトンネルの地質調査等の実施をしておるというふうに聞いております。  現在のその調査の状...全文を見る
○鉢呂委員 大変地質が軟弱とか、あるいは残土にいろいろな重金属等が入っておるとか、その周辺の国道のトンネルも計画よりも大変長くかかったという国定公園大沼の水脈の問題もあるということで、大変、六・七キロという長いトンネルにあってさらに難しい工事だというふうに予測をされておるわけであ...全文を見る
○鉢呂委員 今、地元の御協力ということを盛んに言いましたけれども、地元は協力体制は一〇〇%以上でありまして、皆さんの方の工事のかかりが遅いということが大きな原因でありますから、逆転しないでほしいというふうに思います。  そこで、もう一つ、それに連なる地域高規格道路、先ほど佐田先...全文を見る
○鉢呂委員 そこで、先ほども言いましたように、昨年の十二月に、この十五キロ全体の十キロ部分が調査区間になったわけでありますけれども、所要の手続、整備区間等を経て工事にかからなければならないわけでありますけれども、現在のこの道路の課題について、環境アセスメントやあるいはまた都市計画...全文を見る
○鉢呂委員 いずれにしても、課題はありますけれども、次の整備区間の指定、これは全国的に一定の期間、一定のときに全国的な規模で指定をするわけでありますけれども、この函館新外環状道路の緊急性、必要性ということからかんがみて、次の区間指定のときにこの路線について指定をできるように、道路...全文を見る
○鉢呂委員 時間がなくなりましたけれども、最後に大臣にお伺いいたします。  過疎地域の活性化ということで、大臣の愛媛県もそうでありますけれども、北海道も過疎地域指定町村は極めて多いところでございます。  こういう時代ですから、人口が少ないというだけで財政状況を勘案すれば、いろ...全文を見る
○鉢呂委員 終わります。ありがとうございました。