鉢呂吉雄

はちろよしお

選挙区(北海道)選出
立憲民主・社民
当選回数1回

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開催日 会議名 発言
03月08日第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○鉢呂委員 民主党の鉢呂吉雄でございます。  まず、大豆関係の法案につきまして関連がございますので、一つはWTOの対応について質問をいたします。  大臣は、所信表明の中で、農業分野については、農業協定上、第二十条に基づいて本年から交渉が開始されることになっておりますと、極めて...全文を見る
○鉢呂委員 農業分野の交渉は先行的に行われる、その具体的な方向も大臣は言われたわけでありますけれども、日本のいわゆる包括交渉の戦略との関係が見えない。アメリカあるいはケアンズ・グループの小さなところでの交渉妥結という形の戦略の方に色濃く移行していくのではないか、私はその懸念がある...全文を見る
○鉢呂委員 大臣、皆さんの書いたものを読まなくてもよろしいわけですけれども、もう一つ日本の包括交渉についての戦略というのが見えずに、農業分野の交渉がどんどん先行する嫌いがある。そこのところについて、大臣として十分注意をしてやっていただきたい、このように思います。御答弁は要りません...全文を見る
○鉢呂委員 大臣、概念規定の問題じゃなくて、概念規定に伴う具体的な政策の介入、日本政府も言っておるんですけれども、その具体的なものというのが見えてこない。ですから、日本政府も抽象的に言っておりますけれども、国内の生産を増大させる場合は、国内の支持政策と切り離すことができないという...全文を見る
○鉢呂委員 国内の生産の増大のためには、国内の支持政策というものは、自由貿易を歪曲しない形で強化することがあり得るんだ、この点についてはどうですか。
○鉢呂委員 それは緑の政策ではなくて、国内の生産を増大させるという観点で、国内の助成、支持政策を強化する、ふやすということも、今はAMSで削減の方向でありますけれども、そういった考えをとるのですかと。長々と前提はいいですから、時間がありませんので、端的に答えていただきたい。委員長...全文を見る
○鉢呂委員 先ほど言った穀物セクターの大くくりで、米も主食ですけれども、小麦も五百万トン以上も輸入しているわけですから、一つの穀物という中で、そのセクターの中で、アクセス水準というものを考える、この考えを大臣はきちんと、世界に対してもあるいは国内に対しても表明する、そういう考えに...全文を見る
○鉢呂委員 今回の大豆交付金制度あるいは経営安定対策というのは、削減対象の、現状のWTOでは黄色の政策になることは大臣も御承知のとおりでございます。今ほどお話があったように、削減対象の黄色の政策を今後とも日本政府としては実行していくということでとらえてよろしいかと思いますけれども...全文を見る
○鉢呂委員 世界的に見ますと、輸出国を中心にAMSの約束水準というのは、日本も三〇%程度クリアしておりますけれども、もっとそれ以上の、アメリカ等はもう七〇%削減ということで、むしろ削減の度合いは、今二〇%以上は日本自体もクリアしておりますけれども、しかし、実際問題、現実の問題とし...全文を見る
○鉢呂委員 委員長、交代しないで。ちょっとそのまま、委員長にも質問がございますので、五分だけでよろしいです。  大臣、私は、最高責任者が、日本の立場を考えて強気の世界交渉をやっていただきたい。そういう意味では、玉沢大臣に、言葉もそうですし、内実も強気の、日本の農業をしっかり考え...全文を見る
○鉢呂委員 理事会なんという、そういうことでなくて、そういう方向にある、私はそういうふうにしますというぐらいの決意があってもいいんじゃないですか。
○鉢呂委員 そこで、大臣にお聞きいたしますけれども、今、自給率を設定する段階で、事務当局も大変な御労苦をされておると思います。新聞等では、つい先ごろは、四三、四%という形で自給率の目標を設定するというような報道が二、三されておるわけでありまして、大臣としてどのように考えるのか。 ...全文を見る
○鉢呂委員 実例として、昨年も私、言っておるんですけれども、例えば昭和六十二年、ほぼ十年前に日本の自給率は五二%ありました。それから毎年一%ずつ下がって四一%、昨年もっと下がったようでありますけれども、この十年間で五〇%ラインを下がっておるのですね。農水省のお役人の皆さんは、農基...全文を見る
○鉢呂委員 例えば、平成六年と平成十年の日本の作付面積を言います。平成六年は六万一千ヘクタール、平成十年はその一・八倍の十万九千ヘクタール。このほとんどが転作田。面積五万ヘクタール、転作田がふえたことによって、このようにふえました。  しかし、残念ながら、平均の販売価格は、六十...全文を見る
○鉢呂委員 大臣、そういうことを聞いておるんじゃなくて、目的が大臣の言っている今後の価格政策とは乖離していることを言っているわけであります。私は何も重箱の隅をつつこうとは思いませんから、そういうことであればそういうことで認めていただいて、これからの法案の提出に当たっては、やはり新...全文を見る
○鉢呂委員 大臣も少し言葉がやわらかくなりましたから、私の言っていることもわかってくれているんだろうと思います。  まず出発させてくれということでありますけれども、往々にして、一つできたものは大臣なりの政治家の判断がなければ変わっていかないんですね。ですから、米でもう実証済みな...全文を見る
○鉢呂委員 ちょっと今大臣はそこをつかまえていない形だと思いますけれども、おととしの十二月に出されました農政改革大綱、この中でそのように明確に表現をしております。今、私もちょっと見つけられなかったのですけれども、「当面、輪作体系による大規模畑作経営を想定した検討」、全体の経営安定...全文を見る
○鉢呂委員 残り五分でありますけれども、私も余り質問したくない問題ですけれども、構造改善局の問題について大臣に確認だけしておきたい。  私は、先般、群馬県の新治村に行ってまいりました。村長等ともお話をしてきましたけれども、九六年の十月に、県営中山間地域総合整備事業、これは十一億...全文を見る
○鉢呂委員 村の村長、幹部は、この際、新幹線の費用や宿泊費を持った、負担をしたというふうに明確に言っております。この扱いはどうだったのか。それから同時に、この種の十一億円程度の事業費に、建設部長というのは最高幹部です、最高幹部が出席をする、出張命令を出すということが妥当なのかどう...全文を見る
○鉢呂委員 それともう一つ、この手の事業の落成式に建設部長が出張命令で行くのですか。
○鉢呂委員 私も十年国会議員をやっておりますからわかるのでありますけれども、この種の落成式は、私は、農水省の建設部長に求めがあったから命令を出すというようなものではないのではないか、この辺もきちっと姿勢を正すなり、行うべきではないかというふうに思います。  答弁は後で聞きますけ...全文を見る
○鉢呂委員 時間の終了通告が来ましたので、最後に一問だけ。  当時の森田建設部長が就任直後の一月以内の落成式でありました。村の元幹部職員から、当時業者を含めて昇進祝い金というものを集めて、森田次長に送ったというようなことが言われておりまして、村長はこれを否定しておりました。また...全文を見る
○鉢呂委員 終わります。
○鉢呂委員 私は、自由民主党、民主党、公明党・改革クラブ、自由党及び社会民主党・市民連合を代表して、大豆なたね交付金暫定措置法及び農産物価格安定法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。     大豆なたね交付金暫定...全文を見る
03月24日第147回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○鉢呂委員 民主党の鉢呂吉雄でございます。  ロシア関係について御質問をさせていただきたいと思います。  私自身も、大臣、超党派日ロ議連の事務局長、若輩者ですけれども、もう七年ほどさせていただいておりまして、北海道の選挙区ということもございますので、北方領土問題、大変大きな関...全文を見る
○鉢呂委員 今、大臣おっしゃいましたとおり、二月二十五日に選挙綱領という形で、また十二月三十一日には、プーチンの政策をロシア新聞に発表するという形でございまして、新聞報道は、情報機関出身とかいうことで、非常に秘密主義、あるいは国家の意思が非常に強く反映するのではないかというふうな...全文を見る
○鉢呂委員 事務的な作業あるいは理論的な作業を進めてきたということでございますけれども、その現在的な到達点はかなりプラスでない、必ずしもいい方向に行っておらないのではないかと推測せざるを得ません。  例えば、二月の二十一日に、丹波大使は読売新聞に対してこう発言しております。二つ...全文を見る
○鉢呂委員 エリツィンからプーチンにかわるだろうという中で、エリツィンはこの川奈提案についても、大変興味をそそる、真剣な検討に値するという言い方をして、むしろロシア側の政府関係者の先を行くというぐらいのものがあるわけでありますけれども、それから今回かわった段階で、首脳会談レベルで...全文を見る
○鉢呂委員 平和条約を締結するという意義についてもう一度再確認をしたい。  平和条約ということですから、戦争に近い状態あるいは戦争をした経過の中で、国家間のそういう戦争状態というものに終止符を打って、長期的に安定した関係をつくるという形だろうと思っております。  例えば、パノ...全文を見る
○鉢呂委員 先ほど言いましたように、ロシア側には平和条約がなくてもどんどん日本との経済的な関係も広くなっておるというようなたぐいが生まれても、日本としては大変大きな懸念を持つわけであります。先ほど言ったような、協力関係ありきだというようなこと、また同時に、大使の発言でありますけれ...全文を見る
○鉢呂委員 プーチンは、先ほど言った選挙綱領の中でも、対外政策として、先ほど大臣もおっしゃいました、自国の利益に基づいた外交政策、国益、これはどこの国でもそうだと思いますけれども、とりわけロシア外交のよって立つ基盤は自国経済の再建だ、この一点に集中するぐらいの形ですべての選挙綱領...全文を見る
○鉢呂委員 モスクワを訪問しましたら、ある大学の教授が、日本の世論はこの交渉にたえ得るのかという話をされました。要は、日本は四島一括即時返還ということでありますけれども、交渉事でありますから、どういった最終的な決着になるのか。そういう面では、この間の交渉、先ほど言いました川奈提案...全文を見る
○鉢呂委員 ロシアの下院には国境画定のための委員会というのがあるそうでありまして、その一行も日本に来たことがございます。そういう意味では、秘密会というのはなかなかできないんですけれども、我々も公式的には何もわからないということでは、その後が大変だなというふうに思うわけであります。...全文を見る
○鉢呂委員 水産庁の中須長官が来ていらっしゃると思います。  北方領土水域には旧漁業権がございました。この旧漁業権についても、GHQの指令で消滅をしたことになっておるわけでありますけれども、これが日本国領土でずっと継続をしておれば漁業権というものは当然あったわけでありまして、そ...全文を見る
○鉢呂委員 以上で終わります。ありがとうございました。
05月09日第147回国会 衆議院 農林水産委員会 第13号
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○鉢呂委員 民主党の鉢呂吉雄でございます。  大臣、大型連休、私どもも、選挙を控えているということもありまして地元を回らせていただきました。きょうは、農水委員会でありますから、多くの委員の皆さんは農業関係も回ったことだろうというふうに思っております。  新しい農業基本法ができ...全文を見る
○鉢呂委員 私は、今回の質問は、農家の現状での新しい基本法に対する受けとめ方、また、それに対する農家の意欲といいますか、そういうものをお聞きしたわけでありますけれども、大臣から直接のお言葉はなかったわけであります。私が回った感じでは、一つは、この基本法に対する、農家自体がそれに従...全文を見る
○鉢呂委員 WTOの次期交渉といいますか、まさに今農業交渉が行われておるわけでありますけれども、今回の加工原料乳暫定措置法との関係で、指定乳製品について個別に御質問をいたします。  まず、バター、脱粉の指定乳製品、カレントアクセスを認めたわけでありますけれども、これを今後どうい...全文を見る
○鉢呂委員 ハイファットチーズの取り扱いについてであります。  これは、この三月に、世界税関機構のうちの分類委員会で、日本の主張する、いわゆるハイファットチーズがバターとしての分類という形の採決があったというふうに農水省からもお聞きをいたしております。これに対する異議申し立てが...全文を見る
○鉢呂委員 今回の法改正に伴う加工原料乳の生産者補給金、これはWTOの農業協定上、黄色の政策、いわゆる削減対象の黄色の政策ということについて、農水省側から確認をいたしたいと思います。
○鉢呂委員 今大臣、ちょっとあれだったのですけれども、今回の補給金は黄色政策確定的、こういうふうに受けとめていいですね。あるいは、経営安定対策については、現状では黄色であるけれども、やりようによっては緑になっていく、そういうふうに理解をしていいのではないですか。最初も緑にできます...全文を見る
○鉢呂委員 大臣が、個別品目でありますから、前半の補給金、交付金は黄色政策そのものであります、そして、経営安定対策は生産者も拠出をしながらのいわゆる価格安定対策でありますから、これは品目個別でなくて全体経営の中で考えた場合には緑にもなり得る、このように私は理解をしておりますから、...全文を見る
○鉢呂委員 現状は否定されておりません。二〇%、八六、八八年に比較をして削減、これはクリアをしている。三〇%内外に行っていることは皆さんの資料でわかるとおりであります。  問題は、各国は、もっと各国のポジションを強化するためにこの削減を大幅にやっておるという世界の流れに対して、...全文を見る
○鉢呂委員 今委員長をやっています、自民党の農業基本政策委員会の委員長松岡さんは、昨年の三月ぐらいに発行した基本法の課題という農林統計協会の書物で、今回の新基本法の最大の柱は所得政策にある、所得がなければ人は仕事につかない、条件整備がいろいろ言われるけれども、結局は所得があれば解...全文を見る
○鉢呂委員 いろいろな施策について言いますとぼやけますから、私の質問の意味をきちっととらえていただきたい。  私が言っていますのは、今回の補給金、あるいは個別の経営安定対策におけるいわゆる市場価格と連動した補てん金については、いろいろな国際交渉があろうとも、価格政策であると。こ...全文を見る
○鉢呂委員 経営安定対策を講ずることで農家経営の安定を図れるというのが、今の大臣の御答弁だったと思いますけれども、現状の経営安定対策は、先ほども言いました三年なりの、移動三カ年という表現をしておりますけれども、その市場での取引の変化率でいくということでありますから、稲作の場合をご...全文を見る
○鉢呂委員 それでは、指定乳製品の市場の特性というものを若干述べさせていただきます。バター、脱粉のことであります。  一つは、農水省もお話をしておりますけれども、バター、脱粉についての製品としての品質格差というのは国内にはないということでございます。ですから、北海道でとれたバタ...全文を見る
○鉢呂委員 それでは、個別の条文に即して若干質問いたします。  法案の第十一条二項、補給金の単価の算出の方法についてであります。この補給金の単価は「生産される生乳の相当部分が加工原料乳であると認められる地域」、その「地域における生乳の再生産を確保する」ということで条文化されてお...全文を見る
○鉢呂委員 法案の第十一条の再生産の確保ということは、従来どおりといいますか、表現でございます。  先ほどからお話ししましたように、現行と改正法案ではその再生産確保の観点が著しく異なってくるわけであります。  現行法は、保証価格という形で農家手取り価格というものを生産費を勘案...全文を見る
○鉢呂委員 今、一番最後に経営安定対策のことを言っているのですけれども、これは基本的な法律の条文化をされておりません。そういう契約のあるところについてのみ対象ということだけ言っております。私は、生乳の再生産を確保するということをこの法律に明記をしている観点では、今、政務次官が言わ...全文を見る
○鉢呂委員 今の政務次官の言葉では、考慮をするというのがどこにも入ってこれない。これは自民党さんの議員からも大変な指摘を受けると思います。  例えば、女性の労働評価の問題、現状もいろいろ問題になっています。酪農労働の周年拘束性の問題、さまざまな大きな課題をどういうふうに来年度の...全文を見る
○鉢呂委員 時間がなくなりましたので、次に進みます。  最近、畜産審議会で個別酪農畜産の優良農家の生乳の補給金については除外をすべきでないかという意見が出ておるという声を聞くのですけれども、これは法律上、私はこのようなことはできないと思うわけでありますけれども、御答弁願いたいと...全文を見る
○鉢呂委員 法律上できるかできないのか、そこだけお答え願いたいと思います。
○鉢呂委員 これは指定生産者団体とやるわけでありますから、法律上はできない、農水省当局からもそのように伺っているわけですから、きちんと答えていただきたい。検討すべき問題ではありません。
○鉢呂委員 それでは、個別農家に補給金を減額できる、その法的な根拠を示してください。
○鉢呂委員 経営安定対策を講ずるということになっていますけれども、この補てんの割合、取引実勢価格と補てん基準価格との間の何割を補てんするのか、それから、資金造成のための生産者拠出と国の助成割合、このことについての検討の結果をお知らせ願いたいと思います。
○鉢呂委員 暫定措置法の十六条関係で、指定乳製品の売り渡しに関しまして、乳製品の価格が著しく騰貴し、またはそのおそれがあると認められる場合は、農水大臣の承認を受けてこれを発動することになっております。  しかし、これは、従来は安定基準帯があったわけでありまして、一〇%、四%、そ...全文を見る
○鉢呂委員 最後の質問ですけれども、建設省にお伺いいたします。  昨年、家畜排せつ物の法案が出たときに、私の質問に対して、堆肥舎の建築基準法上の緩和措置について、人の出入り、あるいは構造上、気象上の問題等で、この適用の適用外ないしは適用緩和について、建設省の住宅局長から御答弁を...全文を見る
○鉢呂委員 終わります。
○鉢呂委員 午前中に引き続きまして質問をさせていただきます。  まず、午前中にもお話しをさせていただきましたけれども、昨年、法制化をいたしました新しい基本法の国会審議過程におきまして、三つの修正が超党派で成立をいたしました。  国内の食料の安定供給のために、国内の農業生産の増...全文を見る
○鉢呂委員 大臣も御案内のとおり、当初は国内の農業生産を基本とし、いってみれば非常に抽象的でした。中川前農水大臣も、現実的なものとして自給率を大きく向上させることはなかなか難しいというような御答弁、あるいは、農業生産を基本とするという中に、当然、増大をさせるという意味合いが入って...全文を見る
○鉢呂委員 今大臣は、農業の生産をするための基盤として、農地の確保、担い手、技術、多面的な機能を含む農村全体の基盤というものに言及されました。今回、甘味資源作物、いわゆる砂糖の原料となる作物についてであります。私は北海道でありますから、てん菜に絞ってお話をさせていただきます。てん...全文を見る
○鉢呂委員 大臣が思われますではちょっと困るんですけれども、砂糖の消費の減少を言われました。全体としても砂糖の消費はなかなか問題があるというのは、この基本計画の「望ましい食料消費の姿」というところにも出ております。例えば、現状、平成九年度二百六十六万トンを、平成二十二年は二百五十...全文を見る
○鉢呂委員 私は、面積とか糖分とかということでなくて、基本的な問題として、現状は自給率は、三四%は十分クリアしています。平成九年ですから三二%の砂糖の自給率になっていますけれども、将来も、ですから三四%、十年後ですね。この自給率というものが七割、八割行っているのであれば、それはも...全文を見る
○鉢呂委員 大臣、むきにならなくてもよろしいのです。大臣、問題は、内外価格差をもって、これがなかなか国内産を使えないということを前提とするならば、去年の基本計画の、国内生産の増大をして国内の食料の安定供給を図る、この大前提が崩れるわけであります。もちろん、大変な努力が必要だという...全文を見る
○鉢呂委員 今大臣は、相対価格で生乳等は決めると言いましたけれども、生乳等は市場価格に移行するということですね。(玉沢国務大臣「市場です」と呼ぶ)今そういうふうに答弁されましたから、そうではなくて市場でやるのですね。(玉沢国務大臣「そうです」と呼ぶ)  今回、この甘味資源作物に...全文を見る
○鉢呂委員 生産者においては、何も限定されておるということではなくて、むしろ、輸入調整金との関係で、それとリンクした形で生産者にその調整金がいわゆる奨励金として支給される、その問題が極めて大きいという形で市場に移行できない。大臣がうなずいてもらったら困るのですけれども、私はそうい...全文を見る
○鉢呂委員 算定方式は私の方から言います。  国産糖価格の変動率を五〇%、そして、生産コストについて五割見るということになっておるのですけれども、この政策大綱にも述べられておりますが、生産者の所得確保に十分留意することというのは、この算定方式の中で、どこで見ることになるのですか...全文を見る
○鉢呂委員 申しわけないのですけれども、それは私も掌握している、皆さんの、農水省から出ている具体化の中で書いてあるところであります。  問題は、生産者の所得確保を十分行う、これはどの部分で入ることができるのか、そう聞いているのです。例えば、数字的な算定の後に、さまざまな要因によ...全文を見る
○鉢呂委員 そうではなくて、これは初年度目のことを言っているのでしょうけれども、発射台を高くしたところで、次年度以降いろいろな要素が加わると思います。一番懸念されるのは国内糖価の変動であります。国内糖価が急激に下がった、それがきちっと算式になれば生産者最低価格というのは五%も下が...全文を見る
○鉢呂委員 その激変緩和措置についてであります。  大綱の具体化の中でさらに、新制度への円滑な移行、生産者の所得と再生産を確保するため、算定の状況で激変緩和措置を講ずることができると。これはほかの作物も同じように、このように言っておるのですけれども、なぜかこの甘味資源作物だけは...全文を見る
○鉢呂委員 そうしますと、この大綱の具体化で述べておるいわゆる激変緩和措置というのは最低生産者価格での措置ということで理解をしていいのかどうか。
○鉢呂委員 国際糖価の平準化、円滑な価格形成の状況に配慮する、こうも述べておるのですけれども、これはどの部分で価格に反映をするのか、これを御答弁願いたいと思います。
○鉢呂委員 新たな政策大綱では、生産者の所得確保の(2)として、価格算定について、生産者の生産性向上、品質向上の努力を促進し、かつ努力が報われる仕組みをつくる、こう述べておりますけれども、これはてん菜の糖度別価格体系の改善を図る、そのように理解をしていいのか、また、その中身につい...全文を見る
○鉢呂委員 大臣にちょっとこの価格政策の関係で、先ほどの件ですけれども、てん菜、サトウキビも同じですけれども、別体系をとりました。これは従来の、要するに、不足払い的な制度といいますか調整金に基づいて行うのですけれども、農家の手取りの最低生産者価格を決めるという形であります。ほかの...全文を見る
○鉢呂委員 先ほどの繰り返しになりますけれども、農政改革大綱で、経営全体をとらえて畑作経営の経営安定対策というものを、個別作物ごとでなくて経営全体をとらえた経営安定対策を検討していく、先行的に畑作で検討していく、こう農水省は一昨年の十二月に書類にして我々にも提示をしたわけでありま...全文を見る
○鉢呂委員 私の質問に的確に答えていただきたいのですけれども、経営安定対策というのは、今どういう検討の状態にあるのでしょうか。早急に実施をすべきである、こう思いますけれども、お答え願いたいと思います。
○鉢呂委員 今回こういう法案を提出しておりますけれども、今、大臣から少しお話がありましたように、農災制度もこれと非常に関係してくる。これまでは一定の価格保証でした。これからは市場連動ですから、災害を受けて収量は下がったけれども、結果として単位当たりの収入はふえたという例も出てこな...全文を見る
○鉢呂委員 糖価安定資金の関係に移ります。  糖価安定資金は、現在、一千七百七十億円、この資金の積み立て基礎は、いわゆる製糖企業が消費砂糖の価格乱高下に対処して積み立てをしておる、基本的には消費者が積み立てをしておる、このように理解をしてもよろしいかどうか、お聞きをいたしたいと...全文を見る
○鉢呂委員 そこで、今回、法改正では、この糖価安定資金を廃止して砂糖生産振興基金を設置しました。この基金の財源を活用して、国内糖価の引き下げ及び原料作物生産の振興に関する業務に出資をするという形になっております。  農水省からは、輸入糖の調整金を三カ年程度充てる、あるいは精製糖...全文を見る
○鉢呂委員 今の企業等の再編合理化等に対して五百億ということでありますけれども、この内訳、精製糖企業、国産糖企業、また国内の作物の生産対策、それぞれお答え願いたいと思います。
○鉢呂委員 国産糖企業、精製糖企業の再編合理化の支援として具体的にどのようなことを考えておるのか、お答え願いたいと思います。
○鉢呂委員 精製糖、国産糖企業の再編合理化はさまざまな例が出てきております。工場の統廃合あるいは工場の共同化という形で、地域経済問題あるいは雇用問題が出てきておるわけであります。今年、例えば、大日本明治製糖傘下の西日本製糖と日本甜菜製糖下関工場、あるいはまた大日本明治製糖傘下の東...全文を見る
○鉢呂委員 私が質問する前に御答弁をいただいたわけでありますけれども、今既に、サトウキビあたりは、沖縄本島の翔南製糖が一昨年、サトウキビの減少から操業度悪化を招いて、二工場を一工場にするという会社側の提案でございました。従業員の雇用の確保を前提とするといいながらも、全従業員百三十...全文を見る
○鉢呂委員 こういう地域でありますから、なかなか解雇後の新たな雇用というのは難しい状況です。何よりも労使で十分協議をして労使における合意というものを図るように、政府としても万全の指導をしていただきたい。もう一度、総括政務次官に、その配慮といいますか、その辺の御答弁をお願いいたした...全文を見る
○鉢呂委員 先ほども言いましたけれども、退職金資金の借り入れの利子助成もこの基金制度で国が考えておるという状況でありますから、政府としても雇用問題について傍観をするという態度ではならない。もちろん、企業内の労使の問題でありますから一定の限界はありますけれども、そこは非常に協議を尽...全文を見る
○鉢呂委員 きょうの新聞にも出ていましたけれども、労働省の緊急雇用対策、地方自治体の施策はほぼ順調といいますか、計画どおり予算措置を使っていくという方向にあるようでありますけれども、企業の方はどんどん再編整備をしていく状況にあります。しかし、逆に、雇用と地域経済というものに必ずし...全文を見る
○鉢呂委員 大臣、ありがとうございました。大変よい答弁で、ありがとうございました。  そこで、別の方に移りますけれども、砂糖の調整金の関係でございます。先ほどもお話ししましたけれども、年間七百億円程度、これが輸入粗糖に対して調整金がかけられ、これを国内の甘味資源作物の振興のため...全文を見る
○鉢呂委員 大臣、消費者負担型から財政負担型という大きな流れで日本の農政も動いておる、このことは間違いのない流れであります。  大臣、言葉の内容として、農産物の価格に関する従前の、いわゆる消費者に高いところの恣意的に張った価格で物を売る、買うという姿でなくて、そこは市場に任せる...全文を見る
○鉢呂委員 ソルビトール調製品の問題に移ります。  砂糖の大綱の中でも、加糖調製品問題で、関税の問題を含めて関係機関において検討するということが明記をされております。関係機関においてどのような検討をなされたのか。関税率の引き上げというものが可能であるのか。  私の聞いている範...全文を見る
○鉢呂委員 時間が来ました。終わります。
11月08日第150回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○鉢呂委員 私は、自由民主党、民主党・無所属クラブ、公明党、自由党及び21世紀クラブを代表して、農地法の一部を改正する法律案に対する修正案の趣旨を御説明申し上げます。  修正案はお手元に配付をしておりますので、ごらんをいただきたいと思います。  修正の内容は、法律案の附則に、...全文を見る
11月09日第150回国会 衆議院 農林水産委員会 第5号
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○鉢呂委員 民主党の鉢呂吉雄でございます。  きょうは、谷洋一農水大臣に、日本の畜産も含めて農業関係について御意見を賜りたい、このように考えておるところでございます。  ゆうべは、アメリカ大統領選挙、決着がつくかとずっと見ておったのですけれども、最終的に、フロリダ州の投票を再...全文を見る
○鉢呂委員 ブッシュ大統領が誕生すれば、政治的には、日本を重視する、いわゆる同盟関係を重視した政治、民主党よりはそういう関係になるだろう。また一方、貿易関係で見れば、ゴア大統領は労働組合にも支えられておるということで、ゴアさんが誕生した場合、環境だとか労働の問題が今WTOで大きな...全文を見る
○鉢呂委員 森内閣、二十一世紀のかけ橋になるんだ、二十世紀最後の臨時国会として、こう冒頭切り出して、日本の二十一世紀への新生、新しく生まれる、その政策はいわゆるIT戦略である、こう述べたわけであります。教育改革、さまざまなこともおっしゃいました。しかし、二十一世紀、本当に何が問題...全文を見る
○鉢呂委員 先般といいますか、七月四日の第二次森内閣で御就任されました谷洋一大臣の就任あいさつ、私、お聞きをいたしました。原稿を見ないで、非常に迫力のある演説であったというふうに高く評価をさせていただくところであります。  議事録から見させていただきまして、今日の日本の農業、水...全文を見る
○鉢呂委員 もちろん、国民の意識の涵養といいますか、大事だと思います。この大臣の発言は、そのように受けとめておりました。しかし、それだけではなかなかうまくいかない。私は、三つぐらいあるのではないかと。  一つは、新しい基本法ができる前後にしても、いわゆるウルグアイ・ラウンド合意...全文を見る
○鉢呂委員 いわゆる国民の意識、よくわかります。  私が申し上げたいのは、政府の政策対応として、財政も非常に困難な中で、財政の硬直化、分野ごとの硬直化も言われています、なかなかこれは一大臣だけでもできかねることかもわかりませんけれども、例えば我が民主党も、建設中のダムを含めても...全文を見る
○鉢呂委員 あと三分ぐらいしかありませんので、最後に畜産関係を一つだけと思っております。  ハイファットチーズの輸入問題については、先ほど公明党さんから御質問がありましたけれども、世界税関機構に三月、日本の立場が認められて、ハイファットチーズは指定乳製品のいわゆるバターに相当す...全文を見る
○鉢呂委員 時間が来ましたので、終わります。ありがとうございました。
11月15日第150回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○鉢呂委員 おはようございます。民主党の鉢呂吉雄でございます。  きょうは、参考人のお三人の方、大変御多用のところ、当委員会に意見陳述ということでお越しをいただきまして、心から深く感謝を申し上げる次第でございます。  まず、北方領土の返還問題。きょうも森総理がAPECの首脳会...全文を見る
○鉢呂委員 藤原参考人も冒頭の陳述で、九月の日ロ首脳会談の結果について、元島民、市民の失望感は大きいものがある、このように陳述をされたところでございます。  私も北海道の出身でありますし、また日本とロシアの国会議員の議員連盟をつくっておりまして、その事務局長を七年ほどさせていた...全文を見る
○鉢呂委員 次に、藤原参考人にお伺いいたしたいと思います。  先ほどの参考人の陳述でも、総理大臣及び外務大臣の北方領土視察について、昭和五十六年以降総理大臣は、あるいはまた外務大臣は昭和六十三年以降行われておらない、いわゆる現地の隣接地域に。このことは、やはり行政を担う者として...全文を見る
○鉢呂委員 プーチンさんも、九月に来たときは、その前段でサハリン州を訪れて、知事さんですとか、各界の方にお会いをしております。残念ながら外交的な手法も違うかもわかりませんけれども、我が日本では、今お話があったとおり八月三十、三十一日の当委員会の調査を踏まえて、委員長以下、総理、外...全文を見る
○鉢呂委員 鈴木参考人にお伺いいたします。  先ほどの御意見で、ロシア語のできる専門職員の配置支援ということのお話がございました。私も三年前、ハバロフスク、ウラジオストクを訪問して、むしろロシア人の若い方が極めて積極的に日本語を、その熱心さは、大変な倍率で日本センターで日本語研...全文を見る
○鉢呂委員 最後の質問です。藤原参考人にお伺いいたしたいと思います。  五十七年に、北方領土問題等の解決の促進のための特別措置法がつくられました。しかし、今の運用益の目減り等、あるいはまた金融上、技術上、財政上の配慮がされておらないというようなこともございました。同時に、根室市...全文を見る
○鉢呂委員 時間が来ました。ありがとうございました。
11月17日第150回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○衆議院議員(鉢呂吉雄君) 衆議院議員の鉢呂吉雄でございます。  お手元に文書を配付させていただいておりますけれども、農地法の一部を改正する法律案に対する衆議院の修正について、その趣旨を御説明申し上げます。  修正の内容は、法律案の附則に、「政府は、この法律の施行後五年を目途...全文を見る