村井宗明
むらいむねあき
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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03月25日 | 第169回国会 衆議院 環境委員会 第3号 議事録を見る | ○村井委員 民主党の村井宗明です。 きょうは、鴨下環境大臣にイタイイタイ病の政治的解決のお願いをしたいと思っています。 今、自民党の皆さん、与党の皆さんも含めて、水俣病、肝炎は政治的解決に導いてどんどん前へ進んでいますが、もう一つの大きな課題であるイタイイタイ病は、まだ政...全文を見る |
○村井委員 ということは、今の大臣の答弁は、「腸骨を基準として、」というふうにこの通達に書いてあるんですが、腸骨以外のところでも発見されれば当然骨軟化症と認定されることがあるという解釈でよろしいですね。 | ||
○村井委員 ありがとうございます。 こういうふうに環境庁の通達を解釈して大臣の文言をいただいたというのは、今後の認定審査に大きな影響を与えていただけるというふうに思っています。 そしてもう一つは、骨の中には皮質と髄質、海綿骨とも言うそうですが、こういう部分があるわけですが...全文を見る | ||
○村井委員 ありがとうございます。 さて、そうやってどんどん通達の文の解釈を明示していただくことによって、ますます認定審査会はやりやすくなるし通りやすくなるんですが、この認定審査会の具体的な人員についても私はちょっとお話ししたいと思うんです。具体的に、主治医の人たちは認定審査...全文を見る | ||
○村井委員 各分野の専門家はいいんですが、具体的に診た主治医も審査会の一人に入れていくべきだと思うんですが、その点についてはどうお考えでしょうか。 | ||
○村井委員 大臣にもぜひ聞いていただきたいんですが、なぜ、こうやって主治医の人たちが骨軟化症と認めて申請しても、認定審査会が却下していっているのか。ここの大きなずれについて、やはり人員の見直しなども一度考えていただければと思います。 次に、もう一つは、次から次へと却下されてい...全文を見る | ||
○村井委員 ありがとうございます。 そうやって環境省からも、議事の概要でも結構です、却下した場合でも、なぜ却下したのかをちゃんと言うことが患者や遺族に対しての説明責任として必要だと思うのです。今大臣がそう言っていただいたことをきちんと認定審査会の皆さんにも伝えさせていただきた...全文を見る | ||
○村井委員 公平な審査であるとしたならば、まず認定審査会で却下される、それから不服審査会へ行く、不服審査会でも却下される、そうしたら司法へ行ってしまう。本来は司法に行くことがないように不服審査会があるはずなのに、行政側を相手にしてやっている不服審査会の中身が、元行政マンが常勤者の...全文を見る | ||
○村井委員 先日、環境省からいただいた研究レポートというのがあります。これは徳島大学の先生が出されたものなんですが、環境カドミウム暴露による尿細管機能の低下は死亡率の上昇と関連しているという資料をいただきました。がんの罹患率の上昇は見られなかったというのとセットで書いてあるわけで...全文を見る | ||
○村井委員 八九年に出された環境省のレポートにおいても、カドミウム腎症は一定のレベルに達すると自分たちで治っていかず不可逆的であるということ、それから、腎障害というのはカドミウム暴露が終わった後でも進行するというレポートがありますが、それも認められますでしょうか、どうでしょうか。 | ||
○村井委員 もちろん、カドミウム以外のもので腎不全に陥るケースがあるというのは十分認めるんですが、この環境省がやられた八九年の「環境保健レポート」を見る限りでは、一万二千五百五十九人に受診してもらい、二百二人に腎障害が認められた、しかしカドミウム非汚染地域ではゼロ人だったというこ...全文を見る | ||
○村井委員 ぜひそういった意味で、イタイイタイ病、骨軟化症にまで発展しなくても、腎臓に尿細管障害が起これば死亡率が上がったり、さまざまなリスクがあるということを考えて、そこも大臣の政治的解決の決断があれば、大臣の評価がずっと上がるんじゃないかなと思って期待をしています。 その...全文を見る | ||
○村井委員 今海外でも、ほかの国ではカドミウム汚染、カドミウム鉱山などの問題が出ています。そういった人たちが日本の行政に来るか。実は、行政ではそういう公開をやっていません、過去の賠償金で民間の人たちがつくったところを見に来るという状態になっています。ちょっとやはりそこは私は違和感...全文を見る | ||
○村井委員 最後に大臣の決意を聞きたいと思うんです。 ごらんのとおり、水俣病などは政治決着を目指してどんどん前向きに進めたこと、多くの国民から賛同の声、もちろんそうじゃない声も一部ありましたが、いろいろな注目が集まっています。そして、肝炎についても、昨年あったとおり、政治解決...全文を見る | ||
○村井委員 水俣病などが終わっていないのと同じように、イタイイタイ病も決して終わっていません。次から次へと認定が却下されるという今の現状に対して、今後しっかりと大臣が取り組んでいただき、注目していただければと思います。 ありがとうございました。 | ||
04月15日 | 第169回国会 衆議院 環境委員会 第5号 議事録を見る | ○村井委員 民主党の村井宗明です。 きょうは、二酸化炭素の見える化についてお話を、そして質問をしたいと思うんです。 ほかの環境問題とこの地球温暖化の問題、二酸化炭素排出の問題の一番大きい違いは何かと考えてみるんです。例えばかつての重油流出事故とか砂漠化というのは、目に見て...全文を見る |
○村井委員 〇・五%しか実は把握できていなくて、では、この環境省の国民運動が成功していると言えるかどうか、私はちょっと疑問だと思うんです。 例えば、大臣、鴨下家の先月のCO2排出量は幾らで、その前の月は幾らで、一キログラム削減しているかどうか。当然、わからないと減ったかどうか...全文を見る | ||
○村井委員 ありがとうございます。 さすがに大臣、段取りよくこういう質問になるかなというのを判断していただいて、ありがとうございます。 そうなんです。実際にここにおられる議員の皆さんも、私も含めて、実はそんなに自分の家庭のCO2排出量を把握していなくて、それでも一キロ削減...全文を見る | ||
○村井委員 ありがとうございます。 具体的に何をしたらどのぐらい減るかというのをこうやってやっていただいている、これももちろんすばらしいことだと思うんですね。後でまたこれはお返ししますけれども。 何が言いたいかというと、取り組んだらどうなるというのはもちろんあってもいいん...全文を見る | ||
○村井委員 そこで、この一枚目のポンチ絵にも出しているんですが、今、みんなでやってもらっている、やってもらっていると言うけれども、実際は〇・五%の家庭でしか把握できていない中で、さっとわかりやすいようにするにはどうしたらいいか。 今ここに、私の地元の北陸電力からの電気の検針票...全文を見る | ||
○村井委員 大臣からもそんなふうに言っていただいて、本当にありがたいと思います。 そうなんです。今、結局、一人一日一キログラムCO2削減というのが、実際に自分がどれだけなのかがわからない中、どれだけできたのかも全くわからない中で、今回の地球温暖化対策法の改正案、一歩だけ前進し...全文を見る | ||
○村井委員 ありがとうございます。ぜひ与党の皆さんにも、このCO2の見える化についての協議を進めさせていただければと思うんです。 例えば、排出権取引でいきなりお金を取るとかという話だと、もちろん賛否両論いろいろ分かれると思うんですが、CO2の排出量を見えるようにするということ...全文を見る | ||
○村井委員 ありがとうございます。 環境と金融をしっかりつなげていく、この方針というのは、これも与党も野党もなくて、本当に、今の経済はこのままじゃもたなくて、新しいルールを組み込まなければならないというのはみんな一致していることだと思うんです。この新しいルールというのは何かと...全文を見る | ||
○村井委員 ありがとうございます。 そこで、そういった同じような方向の流れの中で、具体的にどうしていくかという議論もしたいんです。 世界全体が今そういう方向に動いているという話で、私が配ったペーパーの次のページなんですが、そこに日本公認会計士協会の経営研究調査会の資料を加...全文を見る | ||
○村井委員 ありがとうございます。 さてそこで、なぜ私がこの環境と金融の部分、そして経済投資の部分にこだわっているか。私はここが一番大きな大局的なポイントだと思っています。 なぜかというと、社会を一番動かすエネルギーは何なのか。もちろん、一人一人の個人の取り組みもあるんで...全文を見る | ||
○村井委員 ありがとうございます。 御支援をと言っていただいた中で、民主党としては、去年発表した脱地球温暖化戦略、そしてマニフェストでも、こういったカーボンディスクロージャー制度を導入していくというのをしっかり打ち出させていただきました。政府がそういう方向へどんどんと進むので...全文を見る | ||
○村井委員 その上で、環境報告書というのは、そもそも出しても出さなくてもいい自主的な制度です。 私たち民主党がそのうちの要点を有価証券報告書にちゃんと書くべきだというふうに言っているのは、有価証券報告書は、出しても出さなくてもいいものではなくて、義務的なもの、しかも間違えたこ...全文を見る | ||
○村井委員 そうなんです。環境報告書というのは、そもそも出すこと自体自主的なものですから、自主的なやり方で書いてあっても、ほかの基準と違うやり方であっても、当然、罰せられることなんてあるはずがないんです。 では、自主的にそれぞれの基準で書いてあるものに対して、投資家、そして世...全文を見る | ||
○村井委員 金曜日に通告したものですから、多分、火曜日の今の時点までで四千社全部調べることはできなかった、もちろんそうだと思うんですが、削減目標ですら一社にすぎなくて、また、CO2排出量に至っては確認できない。つまり、今までずっと私の質問の間言い続けてきた、環境という視点を経済ル...全文を見る | ||
○村井委員 大臣からも、こうやって公表を進めていくように配慮したいというふうにおっしゃっていただきました。 その上で、それを実際に進めるための法改正をいろいろ検討してみたんです。そこで、ちょっと金融庁の参考人の方に確認するんですが、私らがいろいろ調べた結果、実は、この有価証券...全文を見る | ||
○村井委員 先ほど大臣の方から公表について積極的な話をいただいたんですが、金融庁としては、投資判断に必要かどうかと過剰な負担にならないかどうかの二点で総合的に判断すると言うんですが、では、今の話をちょっと因数分解したいと思うんです。 投資判断に必要かどうか、つまり投資家のニー...全文を見る | ||
○村井委員 投資判断としてのニーズがあるという一点目はそれで認めていただいたとして、では、過剰かどうかということなんですが、実際に今ここにCSR報告書、それ以外にもいろいろな環境報告書があるんですが、CO2排出量を公開しようというのは実際の動きとしてあっちこっちであるわけです。当...全文を見る | ||
○村井委員 もう一つ、過剰な報告になるかならないか、手間がかかるかかからないかというところで考えなければならないのは、今ちょうど話している今回の地球温暖化対策法の中でも、企業が国に報告するという制度の範囲がさらに広がったわけです。どっちにしても国に報告しているわけですから、それを...全文を見る | ||
○村井委員 そこで、大臣にお聞きしたいと思うんです。 今、環境と金融が結びついていくことの必要性というのを大臣もおっしゃっていただいたし、実際この日本を動かしているお金というルール、このパワー、この中に環境という視点が少しでも盛り込んでいかれなければ、日本の環境全体、イノベー...全文を見る | ||
○村井委員 そうやって大臣から努力をしたいとおっしゃっていただいたこと、本当によかったと思います。 きょうの質問はこれで終わるんですが、この話とまた全く別に、この間の本会議質問のときに公明党の方が言われたことで、すごくよかったなと思って印象に残った部分があるんですね。何かとい...全文を見る | ||
○村井委員 きょうは、そういった形で、CO2の見える化、そして経済のルールの中に環境という視点を少し盛り込んでいただくというお願いをさせていただきました。ぜひこれからもよろしくお願いします。 ありがとうございました。 | ||
04月22日 | 第169回国会 衆議院 環境委員会 第7号 議事録を見る | ○村井委員 民主党の村井宗明です。 私の方は、参考人の皆さんに、今回の温対法の争点になっている部分についてお聞きしたいと思います。 それは、原案については与野党そんなに意見の相違はないんですが、修正案の協議を理事会などでも今随分やっているんですが、その争点になっているのが...全文を見る |
○村井委員 今、私たちの方は、そうやって家庭でのCO2の排出量を把握できるような情報提供制度をつくるべきではないかという修正案を提案しています。 そこで、残りのお二人にお聞きしたいんです。 今、政府の方は、一人一日一キログラムCO2削減運動が家庭でできているなどという意見...全文を見る | ||
○村井委員 今のは、一点目のCO2の各家庭での排出量を把握できるようにするという修正案ですが、もう一つの論点があります。それは、各企業のCO2の排出量の公表の問題についてです。 今、環境報告書などできちんと開示できているという意見があるんですが、まず飯田参考人に聞いて残りのお...全文を見る | ||
○村井委員 残りのお二人にも同じように聞きたいんですが、今、環境報告書などでは、自主的な公表、そもそも出すか出さないかも自主的であるし、どこまで出すかというのも自主的な内容の中で、きちんとした統一的な基準で公表できていないのではないかと考えるんですが、残りのお二人はどう考えられま...全文を見る | ||
○村井委員 そこで、民主党の提案している修正案に入るんですが、今の排出量の公表制度においては、事実上二つの問題がある。一つは、国の方で取りまとめて公表するという制度だけでは取りまとめてから約一年おくれでの開示になってしまったという点、そして環境報告書での開示という点においては、基...全文を見る | ||
○村井委員 ちょっと時間が余ったので、今回の民主党の修正案と違う点を一つだけお聞きしたいと思います。 日本の予算の特徴です。世界は、環境税などを取った場合、大体環境予算に使うんですが、日本のガソリン税は、これまで環境には使わずに道路建設などに使ってきました。日本の予算の特徴は...全文を見る | ||
○村井委員 どうもありがとうございました。 | ||
04月25日 | 第169回国会 衆議院 環境委員会 第8号 議事録を見る | ○村井委員 ただいま議題となりました修正案につきまして、自由民主党、民主党・無所属クラブ及び公明党を代表いたしまして、その提出の趣旨及び内容を御説明申し上げます。 本修正案は、委員会における質疑等を踏まえ、自由民主党、民主党・無所属クラブ及び公明党の協議の結果、合意が得られた...全文を見る |
05月27日 | 第169回国会 参議院 環境委員会 第8号 議事録を見る | ○衆議院議員(村井宗明君) 今御質問がありましたカーボンディスクロージャー制度についてお答えします。 元々は確かに民主党の公約ではありましたが、このカーボンディスクロージャー制度については、与党、野党、そして大臣の前向きな答弁も含めて、お互いに真摯な議論の下、議員立法にて修正...全文を見る |
○衆議院議員(村井宗明君) 今おっしゃられた質問なんですが、国への報告義務の部分、そしてもう一つは環境報告書という二つの報告制度が企業部門では今まではありました。しかし、衆議院の環境委員会の中の参考人質疑の中で御発言をいただいた部分がありました。それは、国への報告義務で出した数字...全文を見る | ||
○衆議院議員(村井宗明君) それぞれの家庭のCO2排出量の課題ですが、例えばここにおられる環境委員会の皆さんでも、御自分の家のCO2排出量は分かるでしょうか。今、政府としては、それぞれの家庭でのチーム・マイナス六%であったり、一人一日一キログラムのCO2削減を一生懸命呼びかけてい...全文を見る | ||
○衆議院議員(村井宗明君) 皆さんも、お聞きしたいことがあります。それはこの国を動かす最大のパワーは何かということです。この資本主義の国においては、やはり資本やお金が国を動かす最大の力となっています。今や国際金融は国境の壁を飛び越えてあちこちに何百兆円というお金が行ったり来たりし...全文を見る | ||
06月10日 | 第169回国会 衆議院 環境委員会 第12号 議事録を見る | ○村井委員 民主党の村井宗明です。 まずもって、ことしの環境委員会は、本当に有意義なものが多かったと思っています。特に、与党の皆さんの紳士的な対応と、協調路線になりながら大きな修正を、そして成果をかち取ることができました。私たち民主党がずっと主張してきたCO2見える化について...全文を見る |
○村井委員 今、この法の趣旨にあるように、電気使用量ごとのCO2排出量を各家庭にお伝えできるよう促すということを言っていただきました。 しっかりと促す、その促す手段というのがいろいろあると思うんです、通達でやる場合、それから指導でやる場合。具体的にはどのような方法を考えておら...全文を見る | ||
○村井委員 修正案の二点目は、皆さんも御存じのとおり、例えば有価証券報告書などを念頭に置いて、各企業のCO2排出量が、国への報告ではなく、ちゃんと開示されるようにするべきだという内容でした。 今までの環境報告書というのは、どうしても、書きたいことだけ書けばいい、三つ工場があっ...全文を見る | ||
○村井委員 ありがとうございました。大臣の方からそういう前向きな答弁をいただいたこと、本当にすばらしいと思います。 その上で、ここにおられる委員会の皆さんも御存じのとおり、この社会を動かしている一番大きなエネルギーは何か。日本を動かす一番大きなエネルギーは、資本主義の国である...全文を見る | ||
○村井委員 もちろん環境省としては一つの例を言ったというふうに感じているかもしれませんが、ニュースなどで、国民に対しては九〇年比四%削減を発表したような報道になっているし、事実上世界はそういうふうに受けとめているんじゃないかと思うんです。 大臣の率直な感想でいいです。九〇年比...全文を見る | ||
○村井委員 では、こういう数字じゃなくて、やはりもっと大胆に踏み込むように大臣にお願いしたいと思います。 あともう一つは、これも通告のない質問なので、きょうの朝の新聞で見たので、通告がないので省庁の方に答えていただければいいと思うんですが、二〇年までには自然エネルギーを現状の...全文を見る | ||
○村井委員 その上で、この出ていた数字に対してはどう思うのか。二〇年までに現状の十倍という数字を福田ビジョンで掲げたのは、環境省としての目標として認識してそこへ向かって取り組むのかどうか。どうでしょうか。 | ||
○村井委員 同時に経産省の方も、では、二〇年までに現状の十倍再生可能エネルギーをふやすという福田首相の方針は、賛同できて取り組む方針なのかどうか、お答えいただいていいですか。 | ||
○村井委員 その具体的な数字を達成するまでには当然物すごいコストがかかるわけです。具体的に、それを導入するためにはやはりドイツでやるような固定価格買い取り制度などが必要なんですが、現実問題として、それを全部電力会社に負担を負わせるというわけにはいかないと私は思っています。日本国民...全文を見る | ||
○村井委員 その五十二兆円を具体的にどうやってやっていくか。もちろんいろいろな手法があると思うんですが、私がふと思ったのが、燃料費調整制度という制度があって、今、燃料が上がっているから自動的に電気代が高くなっていくような仕組みになっています。 同じように、再生可能エネルギーを...全文を見る | ||
○村井委員 私が思ったのは、全体の自由競争で値下げをしていこうという圧力と、それと別に、自由化の中で再生可能エネルギーを入れれば入れるほど電気代が上がって損をするというルール、ここを切り分けていかないと本当に再生可能エネルギーが大量に投入されないんじゃないかというふうに思っていま...全文を見る | ||
○村井委員 次に、グリーン電力証書の話をしたいと思うんですが、今言ったような再生可能エネルギーをどんどん日本に投入するには当然コストがかかります。コストに対応していくための一つの方法として、やはりこれは、再生可能エネルギーに対してのインセンティブ、それから付加価値をちゃんとつけて...全文を見る | ||
○村井委員 そのまま環境省にお尋ねしたいんですが、調整後の数字というのは、私はそのままでいいと思うんです。調整後の数字と別に、グリーン電力証書を買い取った分の数字をもう一個別に、つまり三つ目の数字として出すようにすれば、別にダブルカウントにならないし、すぐにでもいけると思うんです...全文を見る | ||
○村井委員 経産省の方にお聞きしたいんですが、私がすごく感じているのは、京都メカニズムのクレジットでどんどん海外にお金を流すよりも、せっかくであれば、やはり国内の自然エネルギー、再生可能エネルギーに投資をしていく方がはるかに国内の排出量削減に効果が高いんじゃないかと思うんです。も...全文を見る | ||
○村井委員 京都メカニズムのクレジットを使って海外にお金を流すよりも先に、やはりその財源を使ってちゃんと国内のCO2削減をやるべきだと思っています。 最後に、環境大臣の方に、今の流れと全く違うお話を聞きたいと思っています。 それは、種の保存法についての質問です。 最新...全文を見る | ||
○村井委員 そういった形で、せっかく与野党がまとまって生物多様性の問題に一丸となって取り組むことになった。そして、環境大臣もそう言っておられます。種の保存法での指定をふやしていって、ぜひ実効性のあるような生物多様性の保全をやっていきましょう。 きょうはどうもありがとうございま...全文を見る | ||
11月27日 | 第170回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号 議事録を見る | ○村井委員 衆議院議員の村井宗明です。 さて、平成十二年、痛ましい災害が起こりました。文部科学省の登山研修所主催、つまり国が主催した大日岳での冬山の登山研修会、ここで二人の大学生が亡くなりました。内藤三恭司さん、溝上国秀さん、お二人の御冥福をお祈り申し上げます。 それと同...全文を見る |
○村井委員 文科省の答弁があやふやでわからぬものですから、大臣にお聞きします。 大臣、裁判で負けて、敗訴したわけです。過失があったという第一審の判決で敗訴した現在、それでも今役所は、過失があったのかどうかわからないようなあやふやなことを言いましたが、大臣は、裁判で負けた現在、...全文を見る | ||
○村井委員 ちょっと待ってください。事前に通告してある質問で答えられないという、こんなおかしいことはないと思うんですが、どうでしょうか。既にもう賠償金も支払いしていて、いまだに過失があったのかわからないというんだったら、何で賠償金を払って、何で和解したんですか。 大臣、どうで...全文を見る | ||
○村井委員 いや、実はきょう、この遺族の方も傍聴席におられるんですけれども、実は先週、遺族の方とずっと御自宅にお伺いして打ち合わせしましたが、遺族側は、一審で国の過失が認められて、それに基づいて国が控訴したけれども認められなくて、結局和解で賠償金を払ったという認識です。 だっ...全文を見る | ||
○村井委員 そうしたら、第一審の判決で負けた分は否定されますか。イエスかノーか、どっちでしょうか。 | ||
○村井委員 今おっしゃられた第一審の裁判の事実関係というのは、二十五メートル程度の規模の雪庇が形成されていることは予見できたものであるから、登高ルート、休憩場所の選定に過失があるというのが第一審の判決で、それに基づいて賠償金を払っておいて、今になって、いや、過失があったかないかわ...全文を見る | ||
○村井委員 そうしたら、まず確認させてください。 国が負けた判決であった、二十五メートル規模の雪庇が形成されていることは予見できたものであるというのをまず認めていますか、認めていませんか。どうでしょうか。 | ||
○村井委員 では、その事実関係というのは、まさに、二十五メートル以上の雪庇があったことを予見できたという事実関係を認めてこの報告書がつくられているわけであれば、当然、過失を認めているはずなんです。 ところが、まずこの報告書の中に、私が何でこれを問題視しているかというと、再来年...全文を見る | ||
○村井委員 大臣にお聞きします。 国がやった登山研修で二人も死んでいて、この原因究明をする場所がどこにもなかった。こんなことで本当にもう一回再開していいんですか。二人も亡くなっていて、過失があったかなかったかもいまだにあやふやだという国の見解のもと、まあ、賠償金は払ったとはい...全文を見る | ||
○村井委員 災害の防止についてですよ。今回、冬山で災害が起こった場合、しかも、起こった原因がほぼ明確になって、賠償金まで払っておいて、だって、遺族の方も、私は先週話を聞きましたけれども、決して国が過失を認めていないなんて初耳ですよ。今になってそういうことを言って、本当にそれで再開...全文を見る | ||
○村井委員 事故の教訓を踏まえて雪庇について盛り込みたいと言っているのであれば、やはり、雪庇をちゃんと認識できるはずだったのに認識しなかったから事故が起こったというのを認めておられますよね。それでも、いまだに予見できなかったというふうに考えますか。どうですか。 | ||
○村井委員 では、争わないのはわかったので、争わないという前に、そもそも、裁判では争わないのはわかったんですが、今現在において、過失があった、つまり、第一審の判決であった過失があったというのは認めるんですか、認めないんですか。過失があったと思っていますか、思っていないですか。主張...全文を見る | ||
○村井委員 結局、事故のことは何にも生かされずに、この安全検討会の報告書を見て、私も、おかしいなと思いました。よく見たら、後ろに第一審の判決文がついているから、事故原因をこれで認めたのかなと思っていたけれども、文科省の言葉では、何で事故が起こったかも一言も書いていないし、雪庇を予...全文を見る | ||
○村井委員 結局そうやって、文科省側も防災担当大臣も両方逃げの答弁で、この質問の答えが何も出てこないなんて、こんなおかしい話があっていいのか。 では、具体的に一つだけ聞きます。雪庇に対して、今後、どうやって予見して、どうやって対応していこうと考えているのかについて、少なくとも...全文を見る | ||
○村井委員 もう少し具体的な話があってもいいと思うんですが。 次に、謝罪のことについてお聞かせ願いたいと思います。 一審で負けて、二審で謝罪をして、私は、一審の分を認めて、過失があったから謝罪をしたんだと思っていました。ところが、今聞いてみると、謝罪はしたけれども、うちは...全文を見る | ||
○村井委員 今の主張だと、自分たちは悪くないけれどもおわびを申し上げたというさっきの話の流れになるんですが、そういう認識でよろしいんですか、どうですか。文科省側にお聞きします。 | ||
○村井委員 今の、今までの対応についておわびを申し上げたという、今までの対応とは何を指しますか。 | ||
○村井委員 もう少し、その一連のについて。つまり、裁判の中身を認めずして謝罪だけした、一審の判決を認めずして謝罪したということにとらえられてしまうんですが、これ以上やっても、多分、上からとめられて押し問答になるだけなので、次の争点に行くんですが、私は本当に憤りを感じました。本当に...全文を見る | ||
○村井委員 冬山で亡くなられた場合の補償金額というのがいかに大きいかは皆さん方も御存じのとおり、国は今回、二億円以上払っているわけです。ちょっとした掛金の保険では賄えないことをわかっておられると思うので、しっかりとした補償ができるような制度で登山研修会を再開してもらえればいいと思...全文を見る | ||
○村井委員 最後に、大臣にお聞きします。 きょうの総括でお聞きするんですが、大臣としては、今後、冬山登山研修を再開するに当たっては、当然、二度と災害が起こらないように防止していかなければならないという強い意欲をお聞かせください。そしてその上で、今回文科省は、謝罪には行く、そし...全文を見る | ||
○村井委員 以上で終わります。 |